JP2018156831A - イオン生成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の放電電極の放電状態を個別に検知して、投入電力に対するイオン生成効率が向上されるイオン生成装置を提供すること。
【解決手段】イオン生成装置1は、放電電極2、電源3、放電判定部4、出力制御部5を有する。放電電極2は複数備えられ、電圧の印加により放電してイオンを生成させる。電源3は、複数の放電電極2に印加される電圧を出力する。放電判定部4は、複数の放電電極2のそれぞれが放電しているか否かを判定する。出力制御部5は、放電判定部4の判定結果に基づいて、複数の放電電極2のうちの所定割合以上の放電電極2が放電するように、電源3の出力電圧をフィードバック制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、イオン生成装置に関する。
従来、放電電極を有する装置において、放電不良や異常放電が発生していることを検知することが行われている。特許文献1には、放電電極とアース電極とを保持した電気絶縁性の電極ホルダに発光表示素子を取り付け、この発光表示素子を電流制御用抵抗を介してアース電極に接続し、この抵抗により発光表示素子を保護しながら、アース電極に流れる放電電流を使用して発光表示素子を点灯させる。特許文献1の構成では発光表示素子が発光することにより、放電不良や異常放電が報知される。
特許第2816667号公報
しかしながら、特許文献1に開示の構成では、放電電極に正常に放電が生じていることや、放電電極が開放状態となっていることは直接検知できない。また、複数の放電電極を有する構成では放電開始電圧は放電電極ごとに異なるため、一つの放電電極が放電していても他の放電電極が放電しているとは限らない。そのため、複数の放電電極を有するイオン生成装置に特許文献1に開示の構成を適用すると、すべての放電電極に放電が生じている全層放電状態であるか否かを判定ができない。その結果、全層放電状態ではない場合には、所望のイオン量を得るために多くの電力が必要となり、投入電力に対するイオン生成効率が低下する。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、複数の放電電極の放電状態を個別に検知して、投入電力に対するイオン生成効率が向上されるイオン生成装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、電圧の印加により放電してイオンを生成させる複数の放電電極(2)と、
該複数の放電電極に印加される電圧を出力する電源(3)と、
上記複数の放電電極のそれぞれが放電しているか否かを判定する放電判定部(4)と、
該放電判定部の判定結果に基づいて、上記複数の放電電極のうちの所定割合以上の上記放電電極が放電するように上記電源の出力電圧をフィードバック制御する出力制御部(5)と、
を備えるイオン生成装置(1)にある。
上記イオン生成装置においては、放電判定部が複数の放電電極が放電しているか否かを個別に判定し、出力制御部が複数の放電電極のうちの所定割合以上の放電電極が放電するように電源の出力電圧を制御する。これにより、所定割合以上の放電電極を放電させてイオンを発生させることができるため、投入電力に対するイオン生成効率を向上することができる。
以上のごとく、本発明によれば、複数の放電電極の放電状態を個別に検知して、投入電力に対するイオン生成効率が向上されるイオン生成装置を提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1における、イオン生成装置の構成を示すブロック図。 実施形態1における、電流値の変化と放電フラグを示す概念図。 実施形態1における、イオン生成装置の制御態様を示すフロー図。 実施形態2における、イオン生成装置の構成を示すブロック図。 実施形態2における、イオン生成装置の制御態様を示すフロー図。 変形形態1における、イオン生成装置の制御態様を示す他のフロー図。 実施形態3における、イオン生成装置の構成を示すブロック図。 実施形態3における、イオン生成装置の制御態様を示すフロー図。 変形形態2における、電流値の変化、放電フラグ及び短絡フラグを示す概念図。
(実施形態1)
上述のイオン生成装置の実施形態について、図1〜図3を用いて説明する。
図1に示すように、本実施形態のイオン生成装置1は、放電電極2、電源3、放電判定部4、出力制御部5を有する。
放電電極2は複数備えられ、電圧の印加により放電してイオンを生成させる。
電源3は、複数の放電電極2に印加される電圧を出力する。
放電判定部4は、複数の放電電極2のそれぞれが放電しているか否かを判定する。
出力制御部5は、放電判定部4の判定結果に基づいて、複数の放電電極2のうちの所定割合以上の放電電極2が放電するように、電源3の出力電圧をフィードバック制御する。
以下、本実施形態のイオン生成装置1について、詳述する。
本実施形態のイオン生成装置1は、内燃機関を有する自動車に備えられる排ガス清浄機に搭載される。そして、イオン生成装置1により生成されたイオンを利用して排ガスが清浄化される。図1に示すように、本実施形態におけるイオン生成装置1には、電源3が備えられている。電源3は放電電極2に高電圧を印加することができる高電圧電源である。イオン生成装置1では、一つの電源3から後述の複数の放電電極2に電圧が印加されるように構成されている。
図1に示すように、本実施形態では複数の放電電極2として、第1放電電極21、第2放電電極22、第3放電電極23及び第4放電電極24からなる。そして、第1〜第4放電電極21〜24は互いに並列に接続されている。各放電電極2は電極対を備え、放電電極2に電源3の出力電圧が印加されることにより当該電極対の間に放電を発生するように構成されている。
図1に示すように、放電電極2には放電電極2に流れる電流の電流値を取得する電流値取得部7が接続されている。本実施形態では、電流値取得部7は電流センサからなる。電流値取得部7が電流値を取得するタイミングは特に限定されないが、本実施形態では常時取得している。なお、本実施形態では、電流値取得部7は当該取得した放電電極2の電流値に応じた電圧値を有する電気信号を出力するように構成されている。電流値取得部7としては例えば、放電電極2に流れる電流値を電圧値に変換するために、抵抗器やコンデンサを用いることができる。
図1に示すように、イオン生成装置1は、電流値取得部7の出力値が格納される電流値格納部71を備えている。電流値格納部71は書き換え可能な揮発性メモリからなる。電流値格納部71には、放電電極2ごとに電流値取得部7の出力値が格納される。
図1に示すように、イオン生成装置1は閾値記憶部51を備える。閾値記憶部51は、書き換え不能な不揮発性メモリからなり、放電電極2における放電開始時に生じる電流値に相当する値である第1閾値が予め記憶されている。
図1に示す放電判定部4は、電流値格納部71に格納された電流値取得部7の出力値を抽出するとともに、閾値記憶部51に格納された第1閾値を抽出し、両者を比較して各放電電極21〜24が放電しているか否かを判定する。放電電極2ごとに格納された電流値取得部7の出力値が第1閾値よりも大きい場合は、放電判定部4は、当該放電電極2は放電していると判定し、そうでない場合は当該放電電極2は放電していないと判定する。例えば、図2に示すように、放電判定部4は、電流値取得部7の出力値が第1閾値より大きくなったときに放電フラグをオンにして当該放電電極2が放電していると判定する。そして、かかる判定を放電電極2ごとに行う。
図1に示すように、出力制御部5は、放電判定部4の判定結果が入力される。さらに、放電判定部4において複数の放電電極2のうちの所定割合以上の放電電極2が放電していると判定されるように、電源3の出力電圧をフィードバック制御する。上記所定割合は、放電判定部4が放電していると判定する放電電極2の数が、全放電電極2の数の少なくとも70%、好ましくは75%以上、より好ましくは80%以上、更に好ましくは90%以上とすることができる。本実施形態では、上記所定割合を75%以上としており、4個の放電電極2のうち3個以上が放電していると判定されるように、出力制御部5は電源3の出力電圧をフィードバック制御する。
次に、イオン生成装置1における制御態様について図3に示すフロー図に従って説明する。図3に示すように、まず、ステップS1において、電源3から4個の放電電極2への電圧の印加を開始する。印加開始時の印加電圧は0である。そして、ステップS2において、出力制御部4により印加電圧を0から上昇させる。これとともに、ステップS3において、電流値取得部7により、各放電電極2における電流値を取得する。電流値取得部7は取得した電流値に基づく出力値を出力値格納部71に格納する。
その後、ステップS4において、放電判定部4により、各放電電極2が放電しているか否かを判定する。放電判定部4は、出力値格納部71から電流値取得部7の出力値を抽出し、閾値記憶部51から第1閾値を抽出し、両者を比較する。そして、電流値取得部7の出力値が第1閾値よりも大きい場合は、放電電極2が放電していると判定し、そうでない場合は放電電極2が放電していないと判定する。
そして、ステップS5において、出力制御部5に放電判定部4の判定結果が入力され、出力制御部5により、複数の放電電極2のうちの所定割合以上の放電電極2が放電しているか否かを判定する。所定割合以上が放電していないと判定された場合は、ステップS5のNoに進み、再度ステップS2に戻る。
一方、ステップS5において、出力制御部5により、所定割合以上の放電電極2が放電していると判定された場合は、ステップS5のYesに進み、ステップS6において、出力制御部5により、電源3の出力電圧の周波数、デューティー及びバーストの少なくともいずれかを調整して、放電を維持しつつ電源3の出力電圧が過剰とならないように制御する。これにより、出力制御部5により、複数の放電電極2のうちの所定割合以上の放電電極2が放電するように制御されて、全層放電若しくはこれに近い状態が維持される。
次に、本実施形態のイオン生成装置1における作用効果について、詳述する。
本実施形態のイオン生成装置1によれば、放電判定部4が複数の放電電極2が放電しているか否かを個別に判定し、出力制御部5が複数の放電電極2のうちの所定割合以上の放電電極2が放電するように電源の出力電圧を制御する。これにより、所定割合以上の放電電極2を放電させてイオンを発生させることができるため、投入電力に対するイオン生成効率を向上することができる。
また、本実施形態では、複数の放電電極2に流れる電流値をそれぞれ取得する電流値取得部7と、放電電極2における放電開始時に生じる電流値の極大値に相当する値である第1閾値が予め記憶された閾値記憶部51と、を備え、放電判定部4は、電流値取得部7が取得した電流値が第1閾値よりも大きいときに放電電極2が放電していると判定するように構成されている。これにより、放電判定部4は高い精度で放電電極2の放電を判定することができる。
また、本実施形態では、出力制御部5は、電流値取得部7が取得した電流値が第1閾値以上の範囲内で第1閾値に近づくようにフィードバック制御するように構成されている。これにより、イオン生成装置1における投入電力に対するイオン生成効率を一層向上させることができる。
以上のごとく、本発明によれば、複数の放電電極2の放電状態を個別に検知して、投入電力に対するイオン生成効率が向上されるイオン生成装置1を提供することができる。
(実施形態2)
本実施形態のイオン生成装置1では、実施形態1の場合と同様の構成を有するとともに、図4に示すように、電源出力値取得部72、電源出力値格納部73、電源出力値判定部41、異常判定部8を有する。
電源出力値取得部72は電源3の出力電圧値を取得する。
電源出力値格納部73は、電源出力値取得部72が取得した電源3の出力電圧値を格納する。
電源出力値判定部41は、電源出力格納部73に格納された電源3の出力電圧値と、予め記憶された出力基準値とを比較し、電源3の出力電圧値が当該電源出力基準値よりも大きいか否かを判定する。
異常判定部8は、放電電極2に異常が発生したか否かを判定する。
そして、出力制御部5は、異常判定部8の判定結果に基づいて、電源3の出力電圧を制御する。本実施形態では、出力基準値は基準値記憶部52に予め記憶されており、イオン生成装置1の駆動許容範囲における電源3の最大出力電圧値に相当する値となっている。その他の構成要素は実施形態1の場合と同様であり、本実施形態においても実施形態1の場合と同一の符号を用いてその説明を省略する。
次に、本実施形態2におけるイオン生成装置1の制御態様について、図5に示すフロー図を用いて説明する。まず、図3に示す実施形態1の場合と同様に、図5に示すように、ステップS1〜S5を実施する。そして、ステップS5において、放電判定部4が所定割合以上の放電電極2が放電していないと判定した場合は、ステップS5のNoに進み、ステップS7において、電源出力値取得部72により、電源3の出力電圧値を取得して電源出力値格納部73に格納する。
そして、ステップS8において、電源出力値判定部41により、電源出力値格納部73から電源3の出力電圧値を抽出し、基準値記憶部52に記憶された出力基準値を抽出して両者を比較し、電源3の出力電圧値が出力基準値としての最大出力電圧値に達しているか否かを判定する。
ステップS8において、電源3の出力電圧値が最大出力電圧値に達していると判定された場合、すなわち、電源3の出力電圧値が最大出力電圧値に達していると判定され、且つ、放電判定部4が所定割合以上の放電電極2が放電していないと判定した場合、ステップS9において、異常判定部8により、放電電極2の少なくとも一つに異常が発生していると判定する。
その後、ステップS10において、異常判定部8の判定結果に基づいて、出力制御部5により、電源3の出力を停止する。この場合は、異常判定部8により、電源3の出力電圧値が最大出力電圧値に達しているが放電電極2に放電が発生していないことから、放電電極2に溶接部や接合部に欠落や破損等が生じて当該放電電極2が開放状態になったと判定して、電源3の出力を停止することとなる。一方、ステップS8において、電源3の出力電圧値が最大出力電圧値に達していないと判定された場合は、ステップS8のNoに進み、再度ステップS2において電源3の出力電圧を上昇させて、以降のステップを実施する。
本実施形態2におけるイオン生成装置1によれば、電源3の出力電圧値が予め記憶された出力基準値に達したか否かを判定する電源出力値判定部41を備え、異常判定部8が異常の発生の有無を判定する。そして、出力制御部5は、異常判定部8の判定結果に基づいて、電源3の出力電圧を制御するように構成されている。これにより、放電電極2に異常が生じたときに電源3の出力電圧値が過度に大きくなることを抑制でき、イオン生成効率の向上に寄与する。
また、本実施形態では、出力基準値は電源3の最大出力電圧値に相当する値である。これにより、放電電極2が開放状態となったことを検出できるようになるため、無駄な電力投入を回避してイオン生成効率の向上を図ることができる。なお、本実施形態のイオン生成装置1においても、上述の実施形態1と同等の作用効果を奏する。
上述の実施形態2では、図5に示すように、ステップS1において、印加開始時の印加電圧を0Vとしたが、これに替えて、図6に示す変形形態1では、まず、ステップS30において、初期印加電圧を0ではない所定の値Pとして電源3から放電電極2への電圧の印加を開始する。その後、実施形態1、2と同様にステップS3〜S5を実施する。ステップS5において、放電判定部4が、所定割合以上の放電電極2が放電していると判定した場合は、ステップS5のYesに進み、ステップS36において、出力制御部5により、電源3の出力電圧値である印加電圧を低下させる。そして、ステップS3に戻る。
一方、ステップS5において、放電判定部4が、所定割合以上の放電電極2が放電していないと判定した場合は、ステップS5のNoに進み、ステップS37に進み、出力制御部5により、電源3の出力電圧を上げて印加電圧を上昇させる。そして、ステップS38〜S40において、ステップS3〜S5と同様に、放電電極2における放電の判定を行う。そして、ステップS40において、所定割合以上の放電電極2が放電していると判定された場合は、ステップS40のYesに進み、ステップS41において、図3に示す実施形態1におけるステップS6と同様に、電源3の出力電圧を制御し、終了する。
一方、ステップS40において、所定割合以上の放電電極2が放電していないと判定された場合は、ステップS40のNoに進み、ステップS42〜S45において、実施形態2におけるステップS7〜S10と同様に、電源3の出力電圧値を取得し、取得した出力電圧値が出力基準値となる電源3の最大出力電圧値であるか否かを判定する。ステップS43において、取得した出力値が最大出力電圧値であると判定された場合には、放電電極2に異常が発生していると判定し、電源3の出力を停止して終了する。一方、ステップS43において、取得した出力電圧値が最大出力電圧値でないと判定された場合には、ステップS37に戻り、電源3の出力電圧値である印加電圧を上昇させ、以降のステップを実施する。
図6に示すように、かかる変形形態1のように、放電電極2への初期印加電圧を所定の値とした場合であっても、実施形態1、2と同等の作用効果を奏する。
(実施形態3)
本実施形態のイオン生成装置1では、実施形態1の場合と同様の構成を有するとともに、図7に示すように、異常判定部8を備える。また、閾値記憶部51には、上記第1閾値とともに、第2閾値が予め記憶されている。
異常判定部8は、放電電極2に異常が発生したか否かを判定する。
出力制御部5は、異常判定部8の判定結果に基づいて電源3の出力電圧を制御する。
本実施形態では、第2閾値は、放電電極3が短絡したときに放電電極2に流れる電流値に相当する値である。その他の構成要素は実施形態1の場合と同様であり、本実施形態においても実施形態1の場合と同一の符号を用いてその説明を省略する。
本実施形態では、異常判定部8は、電流値取得部7が取得した電流値が第2閾値に達したと判定されたときに放電電極2に異常が発生していると判定する。そして、出力制御部5は、異常判定部8が放電電極2に異常が発生していると判定したときに、電源3の出力を停止するように構成されている。
次に、実施形態3におけるイオン生成装置1の使用態様について、図8に示すフロー図を用いて説明する。まず、図3に示す実施形態1の場合と同様に、図8に示すように、ステップS1〜S6を実施する。そして、ステップS6の後、ステップS11において、異常判定部8により、電流値取得部7が取得した電流値が第2閾値以上であるか否かを判定する。当該電流値が第2閾値以上である場合は、ステップS11のYesに進み、ステップS12において、異常判定部8が放電電極に異常が発生していると判定する。その後、ステップS13において、出力制御部5により電源3の出力を停止して、この制御を終了する。一方、ステップS11において、電流値取得部7が取得した電流値が第2閾値以上でない場合は、ステップS11のNoに進み、この制御を終了する。
本実施形態のイオン生成装置1によれば、放電電極2が短絡したときに放電電極2に流れる電流値に相当する第2閾値に基づいて、放電電極2の異常を判定している。これにより、放電電極2の少なくとも一つに短絡が生じているときには、出力制御部5がこれに応じて電源3の出力電圧を制御することができる。その結果、複数の放電電極2を有するイオン生成装置1において投入電力に対するイオン生成効率を向上させつつ、放電電極2の異常が発生した場合でも適切な対応を行うことを可能にしている。
また、本実施形態では、出力制御部5は、異常判定部8が複数の放電電極2の少なくとも一つに異常が発生していると判定したときに、電源3の出力を停止するように構成されている。これにより、放電電極2に異常が発生した場合に電源3の出力を停止することにより、イオン生成効率の低い状態での動作を停止させて、投入電力に対するイオン生成効率を一層向上させることができる。なお、本実施形態においても実施形態1と同等の作用効果を奏する。
なお、上述の実施形態1〜3において、放電電極2における電流値が脈動しており、図2に示すように、電流値取得部7の出力値が脈動する場合、本実施形態では、放電判定部4は、電流値取得部7の出力値が最初に第1閾値以上となるタイミングT1において放電電極2が放電していると判定することとなる。これに替えて、電流値取得部7の出力値が第1閾値を予め設定した回数超えたときに放電電極2が放電していると判定してもよい。例えば、図9に示す変形形態2のように、電流値取得部7の出力値が第1閾値を3回超えたときに放電電極2が放電していると判定してもよい。また、同様に、上述の実施形態3では異常判定部8は、電流値取得部7の出力値が最初に第2閾値以上となるタイミングT4において放電電極2に異常が発生していると判定することとなるが、これに替えて、電流値取得部7の出力値が第2閾値を予め設定した回数超えたときに放電電極2に異常が発生していると判定してもよい。例えば、図9に示す変形形態2のように、第2閾値以上となるタイミングT5において放電電極2に異常が発生していると判定してもよい。
また、電流値取得部7の出力値が第1閾値及び第2閾値を超えたか否かの検出方法は限定されないが、ピークディテクタを用いて検出することができる。ピークディテクタを使用する場合は、検出したピーク値が第1閾値を超えて、予め設定した時間を経過したときに放電がしていると判定するようにしてもよい。この場合には、検出精度が安定するとともに、検出タイミングの自由度が高くなる。なお、ピークディテクタを構成する整流回路として、理想ダイオード回路を使用することが好ましい。この場合は、ピーク値の検出精度が一層高まる。
本発明は上記各実施形態及び変形例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能であり、実施形態1〜3及び変形形態の構成のいずれかを任意に組み合わせた構成とすることもできる。
1 イオン生成装置
2 放電電極
3 電源
4 放電判定部
5 出力制御部
51 閾値記憶部
7 電流取得部
72 電源出力値判定部
8 異常判定部

Claims (8)

  1. 電圧の印加により放電してイオンを生成させる複数の放電電極(2)と、
    該複数の放電電極に印加される電圧を出力する電源(3)と、
    上記複数の放電電極のそれぞれが放電しているか否かを判定する放電判定部(4)と、
    該放電判定部の判定結果に基づいて、上記複数の放電電極のうちの所定割合以上の上記放電電極が放電するように上記電源の出力電圧をフィードバック制御する出力制御部(5)と、
    を備えるイオン生成装置(1)。
  2. 上記複数の放電電極に流れる電流値をそれぞれ取得する電流値取得部(7)と、
    上記放電電極における放電開始時に生じる電流値に相当する第1閾値が予め記憶された閾値記憶部(51)と、を備え、
    上記放電判定部は、上記電流値取得部が取得した上記電流値が、上記第1閾値よりも大きいときに上記放電電極が放電していると判定する、
    請求項1に記載のイオン生成装置。
  3. 上記出力制御部は、上記電流値取得部が取得した上記電流値が上記第1閾値以上の範囲内で上記第1閾値に近づくように上記フィードバック制御する、請求項2に記載のイオン生成装置。
  4. 上記放電電極に異常が発生しているか否かを判定する異常判定部(8)を備え、
    上記出力制御部は、上記異常判定部の判定結果に基づいて、上記電源の出力電圧を制御する請求項1〜3のいずれか一項に記載のイオン生成装置。
  5. 上記電源の出力電圧値が予め記憶された出力基準値に達したか否かを判定する電源出力値判定部(72)を備え、
    上記異常判定部は、上記電源出力値判定部において上記電源の出力電圧値が上記出力基準値に達したと判定され、かつ、上記放電判定部において上記複数の放電電極のうち所定割合以上の放電電極が放電していないと判定されたときに、上記放電電極に異常が発生していると判定する、請求項4に記載のイオン生成装置。
  6. 上記出力基準値は上記電源の最大出力電圧値に相当する値である、請求項5に記載のイオン生成装置。
  7. 上記閾値記憶部には、上記放電電極が短絡したときに上記放電電極に流れる電流値に相当する第2閾値が予め記憶されており、
    上記異常判定部は、上記電流値取得部が取得した上記電流値が上記第2閾値よりも大きいときに上記放電電極に異常が発生していると判定する、請求項4〜6のいずれか一項に記載のイオン生成装置。
  8. 上記出力制御部は、上記異常判定部が上記複数の放電電極の少なくとも一つに異常が発生していると判定したときに、上記電源の出力を停止する、請求項4〜7のいずれか一項に記載のイオン生成装置。
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