JP2018156345A - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】容易にかつ正確に運転者の状態を判定することが可能な情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記録媒体を提供する。【解決手段】車両における情報処理装置は、運転者が運転する移動体の移動状態を示す情報でありかつ少なくとも移動体の速度及び加速度を含む移動状態情報を取得する情報取得部と、情報取得部が取得した移動状態情報を過去の移動状態情報として記憶する記憶部と、情報取得部が取得した現在の移動状態情報と記憶部が記憶する過去の移動状態情報とに基づいて、運転者の状態を判定する状態判定部と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記録媒体に関する。
近年、例えば自動車などの車両の運転支援装置として、運転者の居眠り運転、すなわち運転者の運転時の眠気を検出する装置が知られている。例えば、特許文献1には、先行車との車間距離の変動に基づいて居眠り運転を検出する装置が開示されている。また、特許文献2には、運転者の眼球運動に基づいて居眠り運転を検出する装置が開示されている。
特開1993-162562号公報 特開2011-015913号公報
上記したように、車両の走行状態や運転者の状態の変化などを分析することで、運転時の眠気の発生など、運転者の生理的又は精神的な状態を推定することができる。しかし、運転者の状態を推定するためには、複雑かつ高性能なシステムを用い、多数のデータを参照することが必要となる場合があることが一例として挙げられる。また、運転者を常に撮像し続けるなど、運転者に圧迫感を与える場合があることが一例として挙げられる。
本発明は上記した点に鑑みてなされたものであり、容易にかつ正確に運転者の状態を判定することが可能な情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記録媒体を提供することを課題の1つとしている。
請求項1に記載の発明は、運転者が運転する移動体の移動状態を示す情報でありかつ少なくとも移動体の速度及び加速度を含む移動状態情報を取得する情報取得部と、情報取得部が取得した移動状態情報を過去の移動状態情報として記憶する記憶部と、情報取得部が取得した現在の移動状態情報と記憶部が記憶する過去の移動状態情報とに基づいて、運転者の状態を判定する状態判定部と、を有することを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、運転者が運転する移動体の移動状態を示す情報でありかつ少なくとも移動体の速度及び加速度を含む移動状態情報を取得する取得ステップと、取得ステップにおいて取得した移動状態情報を過去の移動状態情報として記憶する記憶ステップと、取得ステップにおいて取得した現在の移動状態情報と記憶ステップにおいて記憶した過去の移動状態情報とに基づいて、運転者の状態を判定する判定ステップ部と、を有することを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、コンピュータを、運転者が運転する移動体の移動状態を示す情報でありかつ少なくとも移動体の速度及び加速度を含む移動状態情報を取得する情報取得部と、情報取得部が取得した移動状態情報を過去の移動状態情報として記憶する記憶部と、情報取得部が取得した現在の移動状態情報と記憶部が記憶する過去の移動状態情報とに基づいて、運転者の状態を判定する状態判定部と、として動作させることを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、コンピュータを、運転者が運転する移動体の移動状態を示す情報でありかつ少なくとも移動体の速度及び加速度を含む移動状態情報を取得する情報取得部と、情報取得部が取得した移動状態情報を過去の移動状態情報として記憶する記憶部と、情報取得部が取得した現在の移動状態情報と記憶部が記憶する過去の移動状態情報とに基づいて、運転者の状態を判定する状態判定部と、として動作させるプログラムが記録されていることを特徴としている。
実施例1に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 実施例1に係る情報処理装置による情報処理動作のフローを示す図である。 (a)及び(b)は、実施例1に係る情報処理装置による判定内容を示す図である。 (a)は実施例2に係るプログラムがインストールされたコンピュータのブロック図であり、(b)は実施例3に係る記録媒体を示す図である。
以下に本発明の実施例について詳細に説明する。
図1は、実施例1に係る情報処理装置10の構成を示すブロック図である。図1には、情報処理装置10及びその周辺装置が搭載された移動体V1の構成を模式的に示している。図1を用いて、移動体V1及び情報処理装置10について説明する。
移動体V1は、例えば、自動車、オートバイ、自転車、電車及び船舶などである。なお、移動体V1は、歩行者が携帯するスマートフォンであってもよく、この場合、情報処理装置10は当該スマートフォンに搭載される。以下においては、移動体V1は、自動車などの車両である場合について説明する。
本実施例においては、車両V1には、情報処理装置10、車両V1の移動状態(走行状態)を検出する検出装置20、車両V1の測位を行う測位装置30、及び車両V1の運転者を特定する運転者特定装置40が搭載されている。
本実施例においては、情報処理装置10は、検出装置20から、車両V1(すなわち運転者が運転する移動体)の移動状態を示す移動状態情報D1を取得する情報取得部11を有する。本実施例においては、情報取得部11は、測位装置30から、車両V1の位置を示す位置情報D2を取得する。また、情報取得部11は、運転者特定装置40から、車両V1の運転者を示す運転者情報D3を取得する。
ここで、検出装置20、測位装置30及び運転者特定装置40について説明する。まず、検出装置20は、例えば、車両V1の速度を検出する速度センサ、車両V1の加速度を検出する加速度センサを含む。なお、例えば、検出装置20は、GPS(Global Positioning System)速度計及びジャイロセンサなどを有し、これらからの検出結果に基づいて加速度を算出してもよい。
また、本実施例においては、検出装置20が検出する加速度には、車両V1の進行方向(前後方向)の加速度である進行方向加速度と、当該進行方向に対して横方向(左右方向)の加速度である横方向加速度と、が含まれる。
また、検出装置20は、車両V1の前方に他の車両が存在している場合に当該他の車両との車間距離を検出する距離センサを含む。例えば、検出装置20は、当該距離センサとして、撮像装置及びミリ波レーダなどを有する。
検出装置20は、これらの検出機器又は計測機器からの検出データを含み、車両V1の移動状態を示す情報として移動状態情報D1を生成する。
測位装置30は、車両V1の位置検出(測位)を行い、車両V1の現在位置を特定する。例えば、測位装置30は、GPS受信機を有し、車両V1の位置を示す緯度及び経度を算出する。測位装置30は、車両V1の位置を示す位置情報D2を生成する。
運転者特定装置40は、車両V1を運転している運転者を特定する。例えば、運転者特定装置40は、運転者の候補となる人物が複数存在する場合、当該複数人の運転者候補から現在の車両V1の運転者を識別する。運転者特定装置40は、例えば、画像認識(顔認識)を行って直接的に運転者を特定してもよいし、車両V1のキーに記録された運転者情報に基づいて間接的に運転者を特定してもよい。運転者特定装置40は、特定(識別)した運転者を示す運転者情報D3を生成する。
本実施例においては、情報処理装置10の情報取得部11は、検出装置20からは移動状態情報D1を、測位装置30からは位置情報D2を、運転者特定装置40からは運転者情報D3を、それぞれ取得する。なお、情報取得部11は、少なくとも移動状態情報D1を取得すればよい。
情報処理装置10は、情報取得部11が取得した移動状態情報D1、位置情報D2及び運転者情報D3を記憶する記憶部12を有する。本実施例においては、記憶部12は、情報取得部11が取得した移動状態情報D1及び位置情報D2の経時的な変化を、運転者情報D3に関連付けて記憶する。また、本実施例においては、記憶部12は、情報取得部11が取得した移動状態情報D1を過去の移動状態情報D1pとして記憶している。
情報処理装置10は、情報取得部11が取得した現在の移動状態情報D1と記憶部12が記憶する過去の移動状態情報D1pとに基づいて運転者の状態を判定する状態判定部13を有する。具体的には、状態判定部13は、情報取得部11が取得している現在の車両V1の移動状態の変化と、記憶部12が記憶する過去の車両V1の移動状態の変化とを比較し、当該比較結果に基づいて運転者の現在の状態を判定する。
本実施例においては、状態判定部13は、車両V1の移動状態情報D1に加えて位置情報D2及び運転者情報D3を取得し、現在の車両V1の運転者及び位置に対応する過去の移動状態情報D1pを記憶部12から取得する。そして、状態判定部13は、現在及び過去の移動状態情報D1及びD1pを比較し、運転者が現在どのような状態(生理的又は精神的な状態)にあるかを判定する。
情報処理装置10は、状態判定部13が判定した運転者の状態を報知する報知部14を有する。例えば、報知部14は、ディスプレイ、スピーカ及びバイブレータなどからなる。また、例えば、報知部14は、表示、音声及び振動などによって、運転者、同乗者及び車両V1の外部などに対し、運転者の状態を報知(出力)する。
情報処理装置10は、情報取得部11、記憶部12、状態判定部13及び報知部14の各種の処理動作を制御する処理制御部15を有する。例えば、情報処理装置10は、状態判定部13の判定動作のタイミング制御や報知部14への報知動作の制御を行う。
図2は、情報処理装置10による運転者の状態判定フローを示す図である。図2を用いて、情報処理装置10による動作フローについて説明する。まず、情報処理装置10は、情報取得部11が車両V1の移動状態情報D1を取得する(ステップS11)。本実施例においては、情報取得部11は、移動状態情報D1、位置情報D2及び運転者情報D3を取得する。また、情報取得部11が取得する移動状態情報D1は、車両V1の速度、加速度及び車間距離の所定時間に亘る変化を示す情報を含む。
次に、状態判定部13は、情報取得部11が取得した現在の移動状態情報D1と記憶部12に記憶されている過去の移動状態情報D1pとを比較する(ステップS12)。本実施例においては、状態判定部13は、情報取得部11が取得した位置情報D2及び運転者情報D3を取得し、車両V1を運転している運転者と車両V1の位置及び進行方向を判定する。そして、状態判定部13は、現在と同一の運転者が現在と同一の位置周辺で車両V1を運転していた時の過去の移動状態情報D1pを読み出し、両者を比較する。
例えば、状態判定部13は、現在の位置情報D2としての現在の車両V1の位置の変化に基づいて、車両V1の位置及び進行方向を判定する。また、本実施例においては、状態判定部13は、現在の移動状態情報D1としての現在の車両V1の速度及び加速度並びにその変化を考慮して、車両V1が移動している道路属性(例えば、一般道路であるか高速道路であるか、直線路かカーブか、上りか下りかなど)を判定する。そして、状態判定部13は、現在の運転者情報D3に基づいて、現在の運転者が記憶部12に記憶されている過去の運転者のいずれに対応するかを判定する。
続いて、状態判定部13は、現在の移動状態情報D1の比較対象となる過去の移動状態情報D1pを記憶部12から読み出し、現在及び過去の移動状態情報D1及びD1pの比較を行う。例えば、状態判定部13は、現在及び過去の移動状態情報D1及びD1pの比較として、両者の速度、加速度、車間距離及びこれらの推移を比較する。
なお、記憶部12には、比較対象となる過去の移動状態情報D1pが異なる日付で複数個記憶されていてもよい。この場合、状態判定部13は、全ての過去の移動状態情報D1pを読み出してその各々と比較を行ってもよいし、特定の(例えば最新の)移動状態情報D1pのみとの比較を行ってもよい。また、記憶部12には、道路毎及び運転者毎に平均化された過去の移動状態情報D1pが記憶されていてもよい。この場合、状態判定部13は、この平均化された過去の移動体情報D1pとの比較を行ってもよい。
次に、状態判定部13は、現在の移動状態情報D1及び過去の移動状態情報D1pの比較、すなわち現在及び過去における車両V1の移動状態の変化に基づいて、現在の運転者の状態を判定する処理を行う。本実施例においては、まず、状態判定部13は、運転者の状態の大分類G1を判定し(ステップS13)、次いで、その詳細な分類である小分類G2を判定する(ステップS14)。
続いて、報知部14は、状態判定部13による判定内容を外部に報知する(ステップS15)。具体的には、報知部14は、状態判定部13の判定結果を取得し、当該判定結果に基づいて運転者の状態を報知する報知情報を生成する。例えば、報知部14は、車両V1の運転者及びその同乗者に対し、運転者の状態を表示する。
なお、情報処理装置10は、情報取得部11が移動状態情報D1を取得し、また状態判定部13が運転者の状態判定を行う度に、報知部14によって報知動作を行う。情報処理装置10は、このようにして、運転者の状態判定及び外部への判定内容の報知を行う。
図3(a)は、状態判定部13が運転者の状態の大分類G1を判定する際(ステップS13)の判定内容及びその基準の例を示す図である。本実施例においては、状態判定部13は、大分類G1として、運転手の運転への集中度(運転者の覚醒度)の高さを判定し、当該判定結果を示す運転者の状態を状態C1、C2及びC3の3つに分類する。また、状態判定部13は、大分類G1については、参照する車両V1の移動状態情報D1及びD1pとして、車両V1の速度及び加速度に基づいて判定を行う。
具体的には、図3(a)に示すように、例えば、状態判定部13は、過去の移動状態情報D1pを基準とし、加速が大きい(速度の変化が大きい)こと、加速時間が長いこと、巡航速度が高いこと、及び加減速のタイミングが短い(加減速に係る時間が短い)ことなどのうち、少なくとも1つを示す移動状態情報D1を取得した場合、運転者は集中度が高い状態C1であると判定する。
また、状態判定部13は、過去の移動状態情報D1pを基準とし、巡航速度にムラがある(速度の変化が一定以上ある)こと、右左折時の典型的な準備動作(例えば加速の停止や段階的な減速など)が無いこと、及び急減速がある一方で加速が小さいことなどのうち、少なくとも1つを示す移動状態情報D1を取得した場合、運転者は集中度が低い状態C2であると判定する。
また、状態判定部13は、上記した状態C1及びC2の判定基準となる移動状態情報D1を取得していない場合、運転者は集中度が通常の状態C3であると判定する。また、状態判定部13は、例えば、状態C1及びC2の両方に対応する移動状態情報D1が所定期間内に取得された場合、当該情報を無効として読み捨てて、運転者は集中度が通常の状態C3であると判定してもよい。
このように、状態判定部13は、現在及び過去の車両V1の移動状態情報D1及びD1pに基づいて、運転者の運転への集中度の大きさ(高さ)を推定し、その状態を大分類G1として分類する判定を行う。
図3(b)は、状態判定部13が運転者の状態の小分類G2を判定する際(ステップS14)の判定内容及びその基準の例を示す図である。本実施例においては、状態判定部13は、大分類G1として運転者の状態が状態C1又はC2であると判定した場合、さらに詳細な状態の分類である小分類G2を判定する。
また、状態判定部13は、小分類G2については、参照する車両V1の移動状態情報D1及びD1pとして、車両V1の進行方向の加速度である進行方向加速度、当該車両V1の進行方向に対して角度を持った横方向の加速度である横方向加速度、及び前方の移動体との間の移動体間距離(本実施例では前走車との間の車間距離)に基づいて判定を行う。
まず、図3(b)に示すように、状態判定部13は、集中度が高い状態C1をさらに3つの状態C1a、C1b及びC1cに分類する判定を行う。
例えば、本実施例においては、状態判定部13は、過去の移動状態情報D1pを基準とし、車間距離が短いこと、巡航速度が低いこと、横方向加速度の変化が不必要に大きくかつその変化時間が短い(例えば、直進走行にも関わらず横方向加速度の大きな変化がある)ことなどのうち、少なくとも1つを示す移動状態情報D1を取得した場合、運転者はイライラしている状態C1aであると判定する。
また、状態判定部13は、過去の移動状態情報D1pを基準とし、車間距離が短い又はムラがあること、巡航速度にムラがあること、及び横方向加速度の変化が小さい(横方向加速度に過度な変化が見られない)ことなどのうち、少なくとも1つを示す移動状態情報D1を取得した場合、運転者は焦っている状態C1bであると判定する。
また、状態判定部13は、過去の移動状態情報D1pを基準とし、車間距離が長い又は前走車が存在しないこと、進行方向加速度が大きいこと、加速時間が長いこと、及び横方向加速度の変化が大きくかつその変化時間が長いことなどのうち、少なくとも1つを示す移動状態情報D1を取得した場合、運転者はスポーツ走行を行っている状態C1cであると判定する。
また、図3(b)に示すように、状態判定部13は、集中度が低い状態C2をさらに2つの状態C2a及びC2bに分類する判定を行う。
例えば、本実施例においては、状態判定部13は、車両V1の移動状態の変化に周期性がありかつその周期が比較的短いこと、並びに、過去の移動状態情報D1pを基準として、速度にムラがあること及び横方向加速度の変化が大きい(例えば、横方向加速度が突発的に大きく変化する)ことなどのうち、少なくとも1つを示す移動状態情報D1を取得した場合、運転者は居眠り運転を行っている状態C2aであると判定する。
また、状態判定部13は、車両V1の移動状態の変化に周期性がありかつその周期が比較的長いこと、及び、過去を基準として横方向加速度の変化が小さいことなどのうち、少なくとも1つを示す移動状態情報D1を取得した場合、運転者は漫然運転を行っている状態C2bであると判定する。
本実施例においては、状態判定部13は、小分類G2の判定内容を最終的な判定結果として出力する。報知部14は、小分類G2の判定内容に基づいた報知動作を行う。
なお、状態判定部13は、小分類G2の判定に際し、上記した各状態の判定基準となる移動状態情報D1を取得していない場合、小分類G2の判定を行わず、大分類G1の判定内容を最終的な判定内容としてもよい。また、状態判定部13は、例えば、複数の状態の両方に対応する移動状態情報D1が所定期間内に取得された場合、当該情報を無効として読み捨てて、小分類G2の判定を行わず、大分類G1の判定内容を最終的な判定内容としてもよい。
また、状態判定部14は、運転者の判定時には、車両V1の前方の映像を考慮してもよい。この場合、例えば、検出装置20が撮像装置を有し、情報取得部11が検出装置20から移動状態情報D1として車両V1の前方画像を取得すればよい。また、状態判定部14が撮像装置を有していてもよい。そして、状態判定部14は、例えば小分類G2の判定を行う際に車両V1の前方の映像(画像の変化)を考慮し、これに基づいて最終的な判定を行ってもよい。
このように、状態判定部13は、大分類G1として運転者の運転への集中度の高さを推定した後、さらに詳細な分類である小分類G2として運転者の詳細な状態を推定する。具体的には、状態判定部13は、運転者の状態の変化(特定の状態の発生)と車両V1の移動状態の変化との関係を特徴付け、これによって当該運転者の状態を判定する。
なお、状態判定部13は、小分類G2の判定時においては、大分類G1の判定よりも長い時間をかけて比較を行う。換言すれば、状態判定部13は、比較的短時間で移動状態情報D1を比較して大分類G1を判定した後、これよりも長い時間に亘って小分類G2の判定を行う。
なお、本実施例においては、情報取得部11が移動状態情報D1、位置情報D2及び運転者情報D3を取得する場合について説明したが、情報取得部11が取得する情報はこれに限定されない。情報取得部11は、少なくとも移動状態情報D1、特に、少なくとも車両V1の速度及び加速度を取得すればよい。状態判定部13は、少なくとも車両V1の速度及び加速度の変化を過去と比較することで、運転者の状態を判定することができる。
また、状態判定部14は、例えば撮像装置を有し、運転者の状態を判定する際において記憶部13に車両V1の前方の映像を記憶してもよい。すなわち、記憶部13内には、状態判定部14が状態判定を行った際の車両V1の前方の映像が記録されていてもよい。当該映像は、運転者の状態、例えば運転者がイライラしていると判定された際に対応する車両V1の動きを振り返る材料となる。これによって、運転者の状態に対応する車両V1の実際の走行状態の把握、さらには好ましい運転支援を行うことができる。
上記したように、本実施例においては、情報処理装置10は、運転者が運転する移動体(車両)V1の移動状態を示す情報でありかつ少なくとも移動体V1の速度及び加速度を含む移動状態情報D1を取得する情報取得部11と、情報取得部11が取得した過去の移動体V1の移動状態情報D1pを記憶する記憶部12と、情報取得部11が取得した現在の移動状態情報D1及び記憶部12が記憶する過去の移動状態情報D1pに基づいて、運転者の状態を判定する状態判定部13とを有する。従って、容易にかつ正確に運転者の状態を判定することが可能な情報処理装置10を提供することができる。
また、状態判定部13は、移動体V1の速度及び加速度の変化に基づいて、運転者が、運転への集中度が高い状態である第1の状態C1であるか、運転への集中度が低い状態である第2の状態C2であるか、又は第1及び第2の状態C1及びC2以外の状態である第3の状態C3であることを判定する。状態判定部13は、大分類G1の判定において現在及び過去の速度及び加速度の変化を取得して解析する。従って、例えば複雑な装置を必要とすることなく運転者の状態を判定することができる。
また、情報取得部11は、移動状態情報D1として、移動体V1の進行方向の加速度である進行方向加速度と、進行方向に対して角度を持った方向の加速度である横方向加速度と、移動体V1の前方の移動体との間の移動体間距離とを取得する。また、状態判定部13は、集中度が高い状態C1であると判定した場合において、移動体V1の進行方向加速度及び横方向加速度の変化並びに移動体間距離の変化に基づいて、運転者がイライラしている状態C1a、運転者が焦っている状態C1b、及び運転者がスポーツ走行を行っている状態C1cのいずれの状態であるかを判定する。
また、状態判定部13は、集中度が低い状態C2であると判定した場合において、移動体V1の進行方向加速度及び横方向加速度の変化並びに移動体間距離の変化に基づいて、運転者が居眠り運転を行っている状態C2a、及び運転者が漫然運転を行っている状態C2bのいずれの状態であるかを判定する。
このように、状態判定部13は、進行方向加速度及び横方向加速度の変化並びに車間距離の変化を過去と比較することで、運転者の状態を集中度の高さに加えてさらに詳細に判定する。従って、運転者の状態をより詳細に判定することができる。
なお、本実施例においては、状態判定部13が運転者の判定を行う際の判定パラメータの1つである車間距離は、精度が低い情報であればよい。すなわち、情報取得部11が取得する車間距離の情報としては、例えば3段階(例えば長い、中間及び短いなど)で区別できる程度のものでよい。これによって、例えば、状態判定部13は、車間距離が長いこと、短いこと、又は車間距離にムラがあることを認識することができる。このように、状態判定部13は、車間距離の概略的な変化が取得できれば、運転者の判定(小分類G2)を行うことができる。
また、情報処理装置10は、状態判定部13によって判定された運転者の状態に基づいて外部に報知を行う報知部14を有する。状態判定部13の判定結果に基づく報知を行うことで、同乗者などへの注意喚起などを行うことなど、適切な運転支援を行うことができる。
また、情報取得部11は、移動体V1の位置を示す位置情報D2及び運転者に関する運転者情報D3を取得する。状態判定部13は、現在と同一の運転者が現在と同一の道路を運転していた時に情報取得部11によって取得されて記憶部12に記憶された過去の移動状態情報D1pに基づいて、運転者の状態を判定する。従って、より正確に運転者の状態を判定することができる。
なお、上記した情報処理装置10の構成及び動作は一例に過ぎない。例えば、本実施例においては、状態判定部13が大分類G1及び小分類G2の判定を2段階に分けて行う(図2のステップS13及びS14を行う)場合について説明した。しかし、状態判定部13は、現在及び過去の移動状態情報D1及びD1pに基づいて運転者の状態を判定すればよく、例えば小分類G2の判定を行わなくてもよい。また、状態判定部13による判定内容は一例に過ぎない。
また、本発明は、例えば図2に示すステップを経ることで、情報処理方法としても実施することができる。例えば、本発明に係る情報処理方法は、運転者が運転する移動体V1の移動状態を示す情報でありかつ少なくとも移動体V1の速度及び加速度を含む移動状態情報D1を取得する取得ステップと、取得ステップにおいて取得した過去の移動体V1の移動状態情報D1pを記憶する記憶ステップと、取得ステップにおいて取得した現在の移動状態情報D1及び記憶ステップにおいて記憶した過去の移動状態情報D1pに基づいて、運転者の状態を判定する判定ステップとを含む。従って、容易にかつ正確に運転者の状態を判定することが可能な情報処理方法を提供することができる。
図4(a)は、実施例2に係るプログラム50及びプログラム50がインストールされたコンピュータ50Aの構成を模式的に示す図である。プログラム50は、コンピュータ50Aにインストールされることで、コンピュータ50Aを実施例1に係る情報処理装置10として機能させる。コンピュータ50Aの一例としては、車両V1に搭載された電子機器、例えばナビゲーション装置が挙げられる。
プログラム50は、コンピュータ50Aを、情報処理装置10の情報取得部11、記憶部12、状態判定部13、報知部14及び処理制御部15として機能させる。従って、例えば、従来のナビゲーション装置にプログラム50をインストールすることで、従来のナビゲーション装置を用いて運転者の状態判定を行うことができる。従って、容易にかつ正確に運転者の状態を判定することが可能なプログラム50を提供することができる。
図4(b)は、実施例3に係る記録媒体60の構成を模式的に示す図である。本実施例のように、本発明は、実施例2に係るプログラム50が記録された記録媒体(コンピュータ可読媒体)60としても実施することができる。すなわち、記録媒体60を読込ませることで、例えばコンピュータ50Aにプログラム50をインストールし、これによってコンピュータ50Aを情報処理装置10として機能させることができる。従って、容易にかつ正確に運転者の状態を判定することが可能な記録媒体60を提供することができる。
10 情報処理装置
11 情報取得部
12 記憶部
13 状態判定部

Claims (8)

  1. 運転者が運転する移動体の移動状態を示す情報でありかつ少なくとも前記移動体の速度及び加速度を含む移動状態情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部が取得した前記移動状態情報を過去の移動状態情報として記憶する記憶部と、
    前記情報取得部が取得した現在の前記移動状態情報と前記記憶部が記憶する前記過去の移動状態情報とに基づいて、前記運転者の状態を判定する状態判定部と、を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記状態判定部は、前記移動体の速度及び加速度の変化に基づいて、前記運転者が、前記移動体の運転への集中度が高い状態である第1の状態、前記移動体の運転への集中度が低い状態である第2の状態、及び前記第1及び第2の状態以外の状態である第3の状態のいずれの状態であるかを判定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記情報取得部は、前記移動状態情報として、前記移動体の進行方向の加速度である進行方向加速度と、前記進行方向に対して角度を持った方向の加速度である横方向加速度と、前記移動体の前方の移動体との間の移動体間距離とを取得し、
    前記状態判定部は、前記第1の状態であると判定した場合において、前記移動体の前記進行方向加速度及び横方向加速度の変化並びに前記移動体間距離の変化に基づいて、前記運転者がイライラしている状態、前記運転者が焦っている状態、及び前記運転者がスポーツ走行を行っている状態のいずれの状態であるかを判定することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記情報取得部は、前記移動状態情報として、前記移動体の進行方向の加速度である進行方向加速度と、前記進行方向に対して角度を持った方向の加速度である横方向加速度と、前記移動体の前方の移動体との間の移動体間距離とを取得し、
    前記状態判定部は、前記第2の状態であると判定した場合において、前記移動体の前記進行方向加速度及び横方向加速度の変化並びに前記移動体間距離の変化に基づいて、前記運転者が居眠り運転を行っている状態、及び前記運転者が漫然運転を行っている状態のいずれの状態であるかを判定することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記情報取得部は、前記移動体の位置を示す位置情報及び前記運転者に関する運転者情報を取得し、
    前記状態判定部は、前記運転者が現在と同一の道路を運転していた時に前記情報取得部によって取得されて前記記憶部に記憶された過去の移動状態情報に基づいて、前記運転者の状態を判定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  6. 運転者が運転する移動体の移動状態を示す情報でありかつ少なくとも前記移動体の速度及び加速度を含む移動状態情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにおいて取得した前記移動状態情報を過去の移動状態情報として記憶する記憶ステップと、
    前記取得ステップにおいて取得した現在の前記移動状態情報と前記記憶ステップにおいて記憶した前記過去の移動状態情報とに基づいて、前記運転者の状態を判定する判定ステップ部と、を有することを特徴とする情報処理方法。
  7. コンピュータを、
    運転者が運転する移動体の移動状態を示す情報でありかつ少なくとも前記移動体の速度及び加速度を含む移動状態情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部が取得した前記移動状態情報を過去の移動状態情報として記憶する記憶部と、
    前記情報取得部が取得した現在の前記移動状態情報と前記記憶部が記憶する前記過去の移動状態情報とに基づいて、前記運転者の状態を判定する状態判定部と、として動作させることを特徴とするプログラム。
  8. コンピュータを、
    運転者が運転する移動体の移動状態を示す情報でありかつ少なくとも前記移動体の速度及び加速度を含む移動状態情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部が取得した前記移動状態情報を過去の移動状態情報として記憶する記憶部と、
    前記情報取得部が取得した現在の前記移動状態情報と前記記憶部が記憶する前記過去の移動状態情報とに基づいて、前記運転者の状態を判定する状態判定部と、として動作させるプログラムが記録されていることを特徴とする記録媒体。
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