JP2018155389A - 密封装置 - Google Patents
密封装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018155389A JP2018155389A JP2017054866A JP2017054866A JP2018155389A JP 2018155389 A JP2018155389 A JP 2018155389A JP 2017054866 A JP2017054866 A JP 2017054866A JP 2017054866 A JP2017054866 A JP 2017054866A JP 2018155389 A JP2018155389 A JP 2018155389A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal lip
- sealing device
- conductive member
- seal
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
Abstract
【解決手段】密封装置10は、シールリップ24の周方向に沿って当該シールリップ24に一体化され、電圧が印加される導電部材31を含む。導電部材と軸との間隔の変化に伴う導電部材のインダクタンスの変化を検知ユニット50によって検知することにより、シールリップの変形度合いを検査する。
【選択図】図1
Description
この構造の密封装置によれば、シール面の摩耗に伴ってシールリップが変形すると、導電部材と軸との間隔が変化する。また、導電部材に電圧が印加されることで導電部材は磁気センサとして機能する。このため、導電部材とセンシング対象とする軸との間隔の変化が、導電部材のインダクタンスの変化として検知される。これにより、容易な構成でシールリップの変形度合いを検査できる。また、当該密封装置が取り付けられた回転部材の回転中であっても、シールリップの変形度合いを検査できる。このため、稼動効率を低下させることなくシールリップの変形度合いを検査できる。
これにより、シールリップの変形が全周にわたってセンシングされることになる。その結果、シールリップの変形度合いの検査精度を向上させることができる。
導電部材が太い金属線である場合、その剛性によってシールリップの変形が妨げられる。その結果、シールリップの変形度合いが精度よく検査できない。これに対して、導電部材として環状の金属細線を用いると、その剛性が弱いので、シール面の摩耗に伴ってシールリップが変形するのを妨げるおそれがない。そのため、精度よく変形度合いを検査できる。
このように、検知ユニットが密封装置内のスペースを有効に利用して設けられることによって、密封装置の大型化を抑えることができる。
これにより、検査結果を容易に知ることができる。
この場合、前記閾値を、密封装置のシール性能が損なわれる付近まで低下するときのインダクタンスの変化値に設定しておくことにより、密封装置の使用限界が近いことを容易に知ることができる。
本実施の形態にかかる密封装置10は、一例として、オイルシールである。図1は、密封装置10の断面図である。密封装置10は、軸(回転軸)5をハウジング(外側部材)6に対して支持する転がり軸受(図示せず)と共に設けられる。ハウジング6は円筒内周面6aを有する。円筒内周面6aの径方向内側であってハウジング6と軸5との間に、環状空間4が形成される。環状空間4の所定位置に転がり軸受が設けられ、転がり軸受の軸方向両側に密封装置10が設けられる。
密封装置10が環状空間4に取り付けられると、リップ先部23のシール面23aは軸5に接触する。密封装置10が環状空間4に取り付けられた状態で軸5が回転することによって、シール面23aは軸5と摺動する。これによりシール面23aに摺動摩擦が生じる。
図4は、シールリップ24の変形を検知する原理を説明するための図である。図4では、シールリップ24が実線と二点鎖線との両方で示されている。実線のシールリップ24は、シール面23aが摩耗する前の状態を示している。二点鎖線のシールリップ24は、シール面23aの摩耗が進行した状態を示している。
図5は、シールリップ24の変形度合いを検査するための密封装置10の動作の流れを表したフローチャートである。図5のフローチャートは、密封装置10におけるシールリップ24の変形度合いの検査方法を表している。
以上のように、密封装置10は、シールリップ24に設けられた導電部材31を磁気センサとして用いて、シールリップ24の変形度合いを軸5との間隔の変化として、インダクタンスの変化に基づいて検査する。このため、簡単な構成で高精度でシールリップ24の変形度合いを検査することができる。また、転がり軸受が回転中であってもシールリップ24の変形度合いを検査することができる。これにより、当該転がり軸受の稼動効率を低下させることなく、シールリップ24の変形度合いを検査することができる。
本実施の形態においては、導電部材31は環状部材であるが、導電部材31は、複数の円弧状部材を円周に沿って所定間隔ごとに配列したものであってもよい。
Claims (6)
- 円筒内周面を有する外側部材と当該円筒内周面の径方向内側の軸との間の環状空間に設けられる密封装置であって、
前記外側部材に取り付けられる環状の取付部と、
前記取付部に固定され、内周に前記軸に接触させるシール面を有する、環状のシールリップと、
前記シールリップの周方向に沿って当該シールリップに一体化され、電圧が印加される導電部材と、
前記導電部材と前記軸との間隔の変化に伴う前記導電部材のインダクタンスの変化を検知する検知ユニットと、を備える、密封装置。 - 前記導電部材は、前記シールリップの周方向に沿って当該シールリップと同芯にて環状に設けられている、請求項1に記載の密封装置。
- 前記導電部材は、前記シールリップに配置された環状の金属細線である、請求項1または2に記載の密封装置。
- 前記取付部には、一辺が前記シールリップに対向するL字形断面の芯金が設けられ、
前記検知ユニットは、前記芯金の内面に配置される、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の密封装置。 - 前記検知ユニットは、検知結果を出力する制御を行うための出力制御機能をさらに有する、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の密封装置。
- 前記検知ユニットは、前記導電部材のインダクタンスの変化が閾値より大きい場合に、当該検知結果を出力する、請求項5に記載の密封装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017054866A JP2018155389A (ja) | 2017-03-21 | 2017-03-21 | 密封装置 |
US15/919,802 US20180274682A1 (en) | 2017-03-21 | 2018-03-13 | Sealing device |
CN201810223755.6A CN108626401A (zh) | 2017-03-21 | 2018-03-19 | 密封装置 |
DE102018106337.7A DE102018106337A1 (de) | 2017-03-21 | 2018-03-19 | Dichtungseinrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017054866A JP2018155389A (ja) | 2017-03-21 | 2017-03-21 | 密封装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018155389A true JP2018155389A (ja) | 2018-10-04 |
Family
ID=63716504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017054866A Withdrawn JP2018155389A (ja) | 2017-03-21 | 2017-03-21 | 密封装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018155389A (ja) |
-
2017
- 2017-03-21 JP JP2017054866A patent/JP2018155389A/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20180274682A1 (en) | Sealing device | |
US9541128B2 (en) | Acoustic emission measurements of a bearing assembly | |
US20140049008A1 (en) | Sensorized Sealing System | |
US10648568B2 (en) | Sealing arrangement and sealing ring | |
JP2007271625A (ja) | 複数先端クリアランス測定システムおよび操作方法 | |
US20160146254A1 (en) | Seal and bearing assembly including the seal | |
KR20170113181A (ko) | 베어링 장치 | |
US20120068575A1 (en) | Rotatable antifriction bearing | |
JP2009210022A (ja) | 密封装置および転がり軸受装置 | |
JP2009210022A5 (ja) | ||
EP2131182A1 (en) | Lubricant degradation detector and bearing with the detector | |
JP2008064640A (ja) | 軸受機能評価方法 | |
WO2009157436A1 (ja) | ピストンリング摺動状態モニタリング装置及び方法 | |
JP2009063397A (ja) | 軸受状態検査装置および軸受状態検査方法 | |
JPWO2016133100A1 (ja) | 異常診断システム | |
JP2018155383A (ja) | 密封装置 | |
JP2018155389A (ja) | 密封装置 | |
CN100560999C (zh) | 轴承组件 | |
JP2018159623A (ja) | 状態監視装置 | |
WO2019159838A1 (ja) | 軸受装置およびスピンドル装置 | |
JP5895799B2 (ja) | オイルシール検査装置 | |
JP2008281388A (ja) | 軸受荷重測定装置付き軸受及びその軸受の荷重測定方法 | |
JP7351142B2 (ja) | 転がり軸受の状態監視方法及び状態監視装置 | |
JP2021032797A (ja) | 転がり軸受の状態監視方法及び転がり軸受の状態監視システム | |
JP2007192241A (ja) | 潤滑剤劣化検出機能付き軸受 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200218 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20201127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201208 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210203 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20210415 |