JP2018153153A - Combine-harvester - Google Patents
Combine-harvester Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018153153A JP2018153153A JP2017054199A JP2017054199A JP2018153153A JP 2018153153 A JP2018153153 A JP 2018153153A JP 2017054199 A JP2017054199 A JP 2017054199A JP 2017054199 A JP2017054199 A JP 2017054199A JP 2018153153 A JP2018153153 A JP 2018153153A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chain
- transport
- conveyance
- drive shaft
- transport chain
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
Description
この発明は、コンバインに関する。 The present invention relates to a combine.
コンバインの刈取搬送装置には、脱穀装置に適正な扱深さで供給するため、扱深さ調節装置が設けられている。この扱深さ調節装置の扱深さ調節チェンは、株元搬送チェンの終端部から受け継いだ穀稈を制御作動によって穀稈の稈身方向に移動調節しながら扱深さを適正位置にして脱穀装置に供給するもので、機体側支持部に調節自在に軸受けした駆動スプロケットと終端側の遊動ローラとに巻き掛ける構成である(特許文献1)。 The harvesting and conveying device for the combine is provided with a handling depth adjusting device in order to supply the threshing device with an appropriate handling depth. The handling depth adjustment chain of this handling depth adjusting device is a thresher with the handling depth adjusted to an appropriate position while adjusting the movement of the cereal cake inherited from the end of the stock transport chain in the slimming direction of the cereal. The device is supplied to the apparatus, and is configured to be wound around a drive sprocket that is adjustably supported on the airframe side support portion and an idler roller on the terminal side (Patent Document 1).
ところで、特許文献1の構成では、穀稈搬送上手側の駆動スプロケット側を回動支点として遊動ローラ側を作動して穀稈の稈身方向に制御する構成であるから、チェンは穀稈の非搬送側が緊張されるが、穀稈の挟持搬送側においてはチェン緩み側となって、しかもチェンと挟持杆による把持は長い稈身方向でありながら一箇所のみであるから、確実な穀稈搬送が損なわれ、穀稈の株元不揃いや所謂稈こぼれを生じる虞れがある。
By the way, in the structure of
この発明は、上記課題を解決するために、次の技術的手段を講じた。 In order to solve the above problems, the present invention has taken the following technical means.
即ち、請求項1記載の発明は、株元搬送チェン10,23,24で搬送された刈取穀稈を受け継いで機体後方に挟持搬送すると共に脱穀装置3における扱深さを調節可能な扱深さ搬送チェン機構11に、上部搬送チェン29uと下部搬送チェン29dとからなる搬送チェン29を備えたことを特徴とするコンバインとする。
That is, the invention described in
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記上部搬送チェン29u又は下部搬送チェン29dは駆動スプロケット38aを穀稈搬送終端側に従動スプロケット38bを穀稈搬送始端側に配設し、緊張側のチェンによって穀稈を搬送する構成とし、この緊張側のチェンに挟持杆44を対向して設ける。
According to the second aspect of the present invention, in the first aspect, the
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、第1駆動軸30uを穀稈搬送終端側に、第2駆動軸30dを穀稈搬送始端側に夫々配置し、第1駆動軸30uに上部搬送チェン29uの駆動スプロケット38aを設け、第2駆動軸30dに下部搬送チェン29dの駆動スプロケット37aを設ける。
According to a third aspect of the present invention, in the second aspect of the invention, the
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記上部搬送チェン29uを支持する上部支持アーム40と下部搬送チェン29uを支持する下部支持アーム37cとの間に、両支持アーム40,37cを締結して一体化する締結手段46を設け、締結解除状態において前記上部搬送チェン29uを前記下部搬送チェン29dに対して第1駆動軸30u回りに回動自在に構成する。
The invention according to
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記上部搬送チェン29uを支持する上部支持アーム40を、第1駆動軸30uを支持する支持筒39に回動自在に設ける。
According to a fifth aspect of the present invention, in the fourth aspect of the present invention, the upper support arm 40 that supports the
請求項1記載の発明によると、扱深さ調節チェン29を上・下部搬送チェン29u,29dの2段の構成としたものであるから、株元搬送チェン10からの引継ぎ時に上下2段の搬送チェン29u,29dで引き継ぐこととなり、所謂稈こぼれが防止でき、搬送姿勢が安定し搬送が確実である。
According to the first aspect of the present invention, since the handling
請求項2又は3に記載の発明によると、請求項1記載の発明の効果に加え、チェンの往復行程のうち穀稈を挟持搬送する側が緊張側となって、挟持杆44と上部搬送チェン29uによる挟持力が強まり、搬送される穀稈の稈こぼれ、株揃いが安定する。
According to the invention described in
請求項4又は請求項5に記載の発明によると、請求項1に記載の発明の効果に加え、支持アーム40を締結解除の状態、つまり回動可能な状態で上部搬送チェン29uを回動でき、上部搬送チェン29u部及び下部搬送チェン29d部及びその周辺の点検整備が容易となる。
According to the invention described in
以下、この発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。 Embodiments of the present invention will be specifically described below with reference to the drawings.
まず、コンバインは、図1,2に示すように、クローラ1,1を装備した車体2上に脱穀装置3が搭載され、その前側に刈取搬送装置4を設けて、前進に伴い刈取脱穀作業ができる構成としている。
First, as shown in FIGS. 1 and 2, the combine is equipped with a
そして、刈取搬送装置4は、前部から分草杆5、穀稈引起し装置6、刈取装置7、掻込みスターホイル8、右株元搬送チェン10、中株元搬送チェン23、左株元搬送チェン24、扱深さ調節チェン機構11、穂先搬送装置12等を一体的に枠組みして構成している。そして、脱穀装置3は、穀稈供給口を前側にして、前記刈取搬送装置4から受け継いだ穀稈をフィードチェン13で搬送しながら脱穀して、一番粒を隣接したグレンタンク14まで揚穀搬送して貯留できる構成としている。そして、グレンタンク14は、排出オーガー15を接続して設け、作業が進んでグレンタンク14の穀粒が満杯に達すると、機外に排出できる構成としている。
Then, the cutting and conveying
つぎに、刈取搬送装置4、特に、本件出願の主要部となる多条の穀稈条列を掻込み、刈取り、搬送する刈取搬送装置4の構成について説明する。
Next, a description will be given of the configuration of the cutting and conveying
刈刃装置7は、図4に示すように、後部に位置する伝動兼支持フレーム16の前側に設けて、低位置に配置されており、刈幅を広くして6条の穀稈条列が刈取りできる構成としている。そして、掻込みスターホイル8,8は、前記刈刃装置7の上方において、左右一対を一組として2条の穀稈条列を掻込む通路を形成し、その位置から斜め前方に向けた前開きの平面視ハ字状に配置した掻込みラグベルト17,17を設けた構成としている。
As shown in FIG. 4, the
このように、刈取搬送装置4は、2条の穀稈条列を掻込む通路を横並びに3つ配置し、同時に6条の穀稈条列が刈取りできる構成としている。
Thus, the cutting and conveying
前記右株元搬送チェン10は、前記横並びの3つの穀稈条列のうち右側の穀稈条列を描込む通路の穀稈の株元を挟持搬送できる構成とし、中間部分と終端部分との2箇所に、前側の掻込み通路から搬送されてくる穀稈を合流する中株元搬送チェン23,左株元搬送チェン24の終端部分を臨ませて設けた構成としている。そして、右株元搬送チェン10は、穀稈搬送側に対応させて挟持案内杆10aを設け、前部で受継いだ搬送穀稈を挟持して搬送する構成としている。なお、右株元搬送チェン10の中間部分と終端部分とに臨ませている前述の両搬送チェン23,24も、搬送側に挟持案内杆23a,24aを設けて穀稈を挟持して搬送する構成としている。
The right stock
そして、前述の各一対で一組とした掻込みスターホイル8,8は、中株元搬送チェン23,左株元搬送チェン24を巻き掛けた側のスターホイルを駆動して、他方のスターホイルを係合状態で伝動しながら、両方の内側に穀稈の掻込みができる構成としている。
Then, the above-mentioned pair of stir-up
前記穂先搬送装置12は、ラグ付きチェンにて構成し穀稈上部を係合状態に係止して搬送するが、前記右株元搬送チェン10、中株元搬送チェン23及び左株元搬送チェン24の上方に沿わせてそれぞれ配置し、それら右株元搬送チェン10、中株元搬送チェン23及び左株元搬送チェン24と共同して穀稈を搬送できる構成としている。なお、この穂先搬送装置12のうち右株元搬送チェン10の上方の穂先搬送ラグ付きチェンは、詳細後述の扱深さ調節チェン機構11の上方に対応すべく延長させて設けている。
Although the said tip conveying apparatus 12 is comprised with a chain with a lug and latches the upper part of a grain straw in an engagement state, it conveys, The said right stock
前記扱深さ調節チェン機構11は、搬送チェン29,駆動軸30,挟持杆44等を備え、前記右株元搬送チェン10の搬送終端部分に位置させており、受継いだ穀稈を挟持して稈身方向に調節しながら穂部が、脱穀装置12の扱胴に対して適する部位に供給できるように、図示しない扱深さ自動制御装置で自動的に調節操作される構成となっている。
The handling depth adjustment chain mechanism 11 includes a
前記扱深さ調節チェン機構11を構成する搬送チェン29は、上下2段の上部搬送チェン29u、下部搬送チェン29d、これら上下部の各搬送チェン29u,29dを駆動する第1、第2駆動軸30u,30d等を備える。
The
前記伝動兼支持フレーム16内の図外刈取部伝動軸に連動するベベルギヤ16aを伝動軸31で支持し、該伝動軸31を起点として、該伝動軸31にベベルキヤ機構32を介して中継軸33を伝動可能に構成し、該中継軸33にベベルギヤ機構34を介して第2駆動軸30dを連動連結している。
A
また前記伝動軸31の上端と第2中継軸35の下端にそれぞれ配設する平ギヤ31a,35aを噛み合わせ、互いに平行するが所定距離ε変位させている。この第2中継軸35に右株元搬送チェン10の後端上部側スプロケット10bを固定し、該右株元搬送チェン10を駆動するよう構成している。前記伝動軸31、中継軸33,35等を収容する伝動ケース36は前記伝動兼支持フレーム16等刈取搬送装置4のフレームに適宜に連結固定されるものである。
Further, the
前記第2駆動軸30dの下端に駆動スプロケット37aを配置し、下部搬送チェン29dを駆動する構成としている。また、前記第1駆動軸30uの下端に被動スプロケット37bを配置して該下部搬送チェン29dを巻回支持する構成であるが、両スプロケット37a,37bを支持すべく下部支持アーム37cを前記伝動ケース36の下端部と前記第1駆動軸30uを覆う後述支持筒下端との間に設けている。
A
前記第1駆動軸30uの上端には上部搬送チェン29uの駆動スプロケット38aを設けている。該第1駆動軸30uを支持する支持筒39を設け、該支持筒39に一端を回動自在に連結した支持アーム40の他端に調節アーム41を連設し、この調節アーム41の先端部側に上部搬送チェン29uの被動スプロケット38bを設けている。なお、穀稈を挟持する搬送側を車体外側方とし、車体内側方の非搬送側には上下部搬送チェン29u,29dともに緊張用ローラ42u,42dを備えている。上記支持筒39に対する支持アーム40の回動構成について、詳細には、支持アーム40に連設せるブラケット部材40aのボス部40bを前記支持筒39に遊転自在に嵌合するもので、支持アーム40は、支持筒39の軸心回りに回動自由に構成されている。
A
前記第1駆動軸30uを支持する前記支持筒39に、U字杆43一端を連設し、このU字杆43他端側には、前記上・下部搬送チェン29のうち、上部搬送チェン29uに対向する挟持杆44の取付部材45を支持する構成である。
One end of a U-shaped
上記の構成であるから、扱深さ調節チェン機構11の株元側搬送チェン29は、上部搬送チェン29uと下部搬送チェン29dとが平行に配設され、その姿勢は株元搬送チェン10からの受け取り箇所である始端側が低く、脱穀装置12のフィードチェン13に引き継ぐ終端側が高いように設定されていて、上・下部搬送チェン29u,29dは一体的に前記第2駆動軸30dの軸心回りに回動調節自在に構成される。この軸心回りの回動によって搬送穀稈の稈身方向に移動調節しながら扱深さを適正位置に調節して脱穀装置3に供給することができる。
Because of the above configuration, the stocker
なお、前記のように、右株元搬送チェン10の上方に配置する穂先搬送装置12は、前記扱深さ調節チェン機構11の上方まで延長されるものであるから、扱深さ調節機構11の上・下部搬送チェン29u,29dの株元側の挟持乃至係止搬送と相俟って、穀稈を徐々に水平姿勢に変更しつつ脱穀装置3に向けて搬送するものである。
Note that, as described above, the tip transfer device 12 disposed above the right stock
また、前記図外の扱深さ調節制御装置は、脱穀装置3入り口の穀稈穂先導入状況を監視するセンサの検出によって、制御モータを正逆転しながら、扱深さ調節機構11全体を軸心P回りに正逆転させながら、前記穀稈を稈身方向に移動調節し、扱深さを適正位置に調節して脱穀装置12に供給できる構成である。
Further, the handling depth adjustment control device outside the figure is centered on the entire handling depth adjustment mechanism 11 while rotating the control motor forward and backward by detection of a sensor that monitors the introduction status of the grain tip at the entrance of the threshing
前記のように、扱深さ調節チェン29を上・下部搬送チェン29u,29dの2段の構成としたものであるから、株元搬送チェン10に搬送される穀稈を引継ぐ時に上下2段の搬送チェン29u,29dで引き継ぐこととなり、所謂稈こぼれが防止でき、搬送姿勢が安定し搬送が確実である。
As described above, the handling
前記構成においては、上部搬送チェン29uは第1駆動軸30uの伝動によるから、チェンの往復行程のうち刈取搬送装置4の左外方が穀稈挟持搬送側となり、当該穀稈挟持搬送の側が緊張側となって、挟持杆44と上部搬送チェン29uによる挟持力が強まり、搬送される穀稈の稈こぼれ、株揃いが安定する。特に、丈の短い穀稈であっても、上位に配置された上部搬送チェン29uで確実に穀稈を挟持して搬送することができる。
In the above configuration, since the
なお、本実施例では、上部搬送チェン29u側が緊張側のチェンで穀稈を挟持搬送する形態としているが、下部搬送チェン29d側あるいは上下部両方の緊張側のチェンで穀稈を搬送し、あるいは挟持搬送する形態としてもよい。
In this embodiment, the upper conveying
次いで、前記扱深さ調節チェン29の上部搬送チェン29uを支持する前記支持アーム40又は前記調節アーム41の回動規制と解除について、前記のように、前記支持アーム40及び前記調節アーム41は一体化されていて、支持筒39に支持されるものであるから支持筒39回りの回動規制が必要である。そこで、支持アーム40と前記下部搬送チェン29dの下部支持アーム37cとを着脱自在な締結具、例えばボルト46によって両者を締結している。支持アーム40側にはボルト嵌合用上パイプ46a、下部支持アーム37c側にはボルト嵌合用下パイプ46bを固定し、両者が同軸心の状態でボルト46嵌合可能に構成している。このボルト46によって締結固定することで締結一体化の状態となり、ボルト46を抜くと支持アーム40は回動可能な状態、即ち締結解除状態となる。この締結解除の状態、つまり回動可能な状態で支持アーム40、調節アーム41及び上部搬送チェン29uを一体的に回動でき、これら各部及び下部搬送チェン29d部及びその周辺の点検整備が容易となる。
Next, as described above, regarding the rotation restriction and release of the support arm 40 or the
ところで、上記締結解除状態において、挟持杆44とU字杆43とはその位置に残る構成、即ちU字杆43の支持筒39への連結部を遊動構成としておくことで、挟持杆44の取り外し作業を行う必要がなく、残稈を除去するなど清掃作業やメンテナンス作業を容易化できる。また、図外扱深さ制御装置の制御モータと連繋する箇所を下部支持アーム37c側とすると、挟持杆44や下部支持アーム37cにかかわりなく、上部搬送チェン29u及びその周辺を前記規制解除状態となし得る。
By the way, in the above-mentioned fastening release state, the holding
前記上部搬送チェン29uを支持する前記支持アーム40と前記調節アーム41との関係について、支持アーム40に縦方向にボルト40aを固定して設け、一方調節アーム41側には長手方向に長孔41aを形成する。長孔41aとボルト40aを貫通状態としてナット締め付けで固定する。このように構成し、固定側支持アーム40に対して縦軸心回りに所定角度回動して調節アーム41を取り付けることができるので、根元搬送チェン10と扱深さ調節機構11との引継ぎ合流部は部品公差の集積のため隙間がばらつくことがあるが、上記の構成とすることによって、該引継ぎ合流部の隙間調整を容易に行うことができる。併せて長孔41aに形成するため、上部搬送チェン29uの緊張調節作業も容易である。
Regarding the relationship between the support arm 40 and the
前記扱深さ調節チェン29の前記伝動ケース36内において、前記第2中継軸35と前記伝動軸31とは、互いに平行するが所定距離ε変位している。このため、該伝動ケース36の外形形状に段差部32aを生じる。前記上部搬送チェン29u等の規制解放状態において、支持筒39軸心(即ち、第1駆動軸30u軸心)を中心に上部搬送チェン29u等を回動させる際に上記段差部32aを上部搬送チェン29uの先端側の通過域に設定することができ、伝動ケース36に干渉することがない。即ち第1駆動軸30uの配置、ひいては下部搬送チェン29dの始端点の設計自由度を向上する。
In the
前記上・下部搬送チェン29u,29dの搬送作用部は刈取搬送装置4のフレーム外側に形成するが、下部搬送チェン29dの搬送作用部が上部搬送チェン29uの搬送作用部よりも外側となるよう構成している。これによって、倒伏姿勢で搬送される穀稈をその倒伏姿勢に沿わせて搬送作用部が機能するため、安定良く穀稈搬送を行うことができる。
The upper and
また、前記上・下部搬送チェン29u,29dの搬送始端部配置関係は、下部搬送チェン29dの搬送始端部が上部搬送チェン29uの搬送始端部よりも前方に突出するよう構成する。これによって、まず下部搬送チェン29dが合流搬送部に進入でき、根元搬送チェン10からの引継ぎを先に行うことができ、その後上部搬送チェン29uも受け入れることとなる。一度に受け入れると穀稈の揃い難く穀稈こぼれを生じる恐れがあるが、本実施例のように構成すると穀稈引継ぎが良好となる。
Further, the arrangement of the transfer start end portions of the upper and
さらに、前記下部搬送チェン29dは、前方の株元搬送チェン10下方に位置するよう配設すると、前記上部搬送チェン29uに関係なく前方へ突出できる。
Further, when the
前記挟持杆44において、上部搬送チェン29uには挟持杆44を対向させて設けるが、下部搬送チェン29dには挟持杆を対向させない構成としている。これによって所謂短稈作業時は下部搬送チェン29dで挟持できないので、上部搬送チェン29uにて搬送穀稈を挟持し、構成を簡略化できる。また、搬送穀稈詰まり現象が生じてこれの排除作業を行う際には、挟持杆を備えないので除去が容易である。
In the holding
前記扱深さ調節チェン機構11の搬送チェン29による搬送の後、穀稈は脱穀装置3のフィードチェン13に引き継がれるものとなるが、図4に示すように、フィードチェン13の前側に引継移送チェン47を配設することによって搬送を確実円滑に実施できる。
After transporting by the
図8〜図10について、扱深さ調節チェン機構11の株元側搬送チェン機構50の変更例を説明する。この変更例においては、単一の搬送チェン51としている。そして伝動構成のうち、前記実施例の第2中継軸35、伝動ケース36、第2中継軸35、ベベルギヤ機構32、第2中継軸35、ベベルギヤ機構36については共通の構成を備え、それぞれ同一符号で表記する。前記実施例の第2駆動軸30dに代替して第3中継軸52とし、ベベルギヤ機構53を介して長尺の伝動軸54を伝動し、ベベルギヤ機構55を介して駆動軸56に伝動する構成としている。この駆動軸56の上端には搬送チェン51の駆動スプロケット51aを設けている。該駆動軸56を支持する支持筒57を設け、該支持筒57に一端を回動自在に連結した支持アーム58の他端に調節アーム59を連設し、この調節アーム59の先端部側に搬送チェン51の被動スプロケット51bを設けている。なお、穀稈を挟持する搬送側を車体外側方とし、車体内側方の非搬送側には搬送チェン51の緊張用ローラ60を備えている。また前記駆動軸56を支持する前記支持筒57に、U字杆61一端を連設し、このU字杆61他端側には、前記搬送チェン51に対向する挟持杆62の取付部材63を弾発支持する構成である。
8-10, the example of a change of the stock-source side
前記搬送チェン51の姿勢は株元搬送チェン10からの受け取り箇所である始端側が低く、脱穀装置12のフィードチェン13に引き継ぐ終端側が高いように設定されていて、搬送チェン29u,29dは前記第3中継軸52の軸心Q回りに回動調節自在に構成される。該軸心Q回りの回動によって搬送穀稈の稈身方向に移動調節しながら扱深さを適正位置に調節して脱穀装置3に供給することができる。
The posture of the
前記構成においては、搬送チェン51は後方側に配置の駆動軸56の伝動によるから、チェンの往復行程のうち刈取搬送装置4の左外方が穀稈挟持搬送側となり、当該穀稈挟持搬送の側が緊張側となって、挟持杆62と搬送チェン51による挟持力が強まり、搬送される穀稈の稈こぼれ、株揃いが安定する。
In the above-described configuration, since the conveying
また前記支持アーム58と前記長尺伝動軸54を覆う軸ケース64とを着脱自在な連結具、例えばボルト65によって両者を締結している。支持アーム58側にはボルト嵌合用上パイプ65a、下部側の軸ケース64側にはボルト嵌合用下パイプ65bを固定し、両者が同軸心の状態でボルト65による嵌合が可能に構成している。このボルト65嵌合固定することで回動規制状態となり、ボルト65を抜くと支持アーム58は回動可能な状態(規制解除状態)となる。
Further, the
さらに、前記搬送チェン51を支持する前記支持アーム58と前記調節アーム59との関係について、支持アーム58に縦方向にボルト58aを固定して設け、一方調節アーム59側には長手方向に長孔59aを形成する。長孔59aとボルト58aを貫通状態としてナット締め付けで固定する。このように構成し、固定側支持アーム58に対して縦軸心回りに所定角度回動して調節アーム59を取り付けることができる。
Further, regarding the relationship between the
上記変更例では、第1の実施例における、下部搬送チェン29dに代えて長尺の伝動軸54を配置し、搬送チェン51を第1の実施例における上部搬送チェン29uと同様に穀稈搬送側となる外側方を緊張することとなる。また支持アーム58は支持筒57回りに回動可能に構成され、調節アーム59の構成も備えているので、前記第1の実施例の上部搬送チェン29uと同様の効果を奏することができる。
In the above modified example, a
さらに、平面視において前記長尺の伝動軸54は、搬送チェン51及び支持アーム58等に重合するよう構成している。したがって穀稈搬送時の邪魔にならず便利である。
Further, the
次いで、図11に基づき、扱深さ調節チェン機構11の搬送チェン51の駆動構成に付加した安全クラッチについて説明する。前記長尺の伝動軸54と駆動軸56との間のベベルギヤ機構55の部分に安全クラッチ70を組み込む。詳細には、ベベルギヤ機構55のうち、伝動軸54に支持された駆動側ベベルギヤ55aに駆動軸56に支持された被動側ベベルギヤ55bを噛み合わせる。そしてこの被動ベベルギヤ55b側とスプライン嵌合して一体の駆動側プレート71,71を設け、一方駆動軸56下端に異形嵌合72させてハウジング73を固定しこのハウジング73にスプライン嵌合して一体的に回転する被動側プレート74,74を設け、上記駆動側プレート71,71と被動側プレート74,74を交互に組合せ、上記ハウジング73に駆動軸56の軸心と平行する方向に挿抜調整自在の調整ボルト75,75,75を螺合してなる。なお、上記スプライン嵌合部は軸方向に若干の量は移動自在に摺動代を設けている。
Next, a safety clutch added to the drive configuration of the
このように構成された安全クラッチ70において、最初に調整ボルト75,75,75を回して初期圧を加えておくと、伝動軸54の回転トルクは安全クラッチ70を経由して駆動軸56に伝達される。よって、搬送チェン51を駆動することができる。穀稈搬送の負荷が大きくなると、駆動軸56の回転は落ちて、伝動軸54との回転差を生じその差は安全クラッチ70の滑りによって吸収される構成となっている。前記初期圧は作業時期や作業者の熟練度などの作業状況や穀稈の状況に鑑みて任意に設定することができる。なお、本実施例では、駆動軸54を支持する支持筒57の下端側を解放して外部調整を容易としている。安全クラッチ70部は、支持筒57の下部と前記ハウジング73の円盤部73aとによって囲われて藁屑の溜りもなくトルク調整、即ちクラッチ初期圧調整が容易である。
In the
10 右株元搬送チェン(株元搬送チェン)
23 中株元搬送チェン(株元搬送チェン)
24 左株元搬送チェン(株元搬送チェン)
29u 上部搬送チェン
29d 下部搬送チェン
30u 第1駆動軸
30d 第2駆動軸
37a 駆動スプロケット
37c 下部支持アーム
38a 駆動スプロケット
38b 従動スプロケット
39 支持筒
40 上部支持アーム
44 挟持杆
46 ボルト(締結手段)
10 Right stock transport chain (stock transport chain)
23 Medium share transfer chain (stock transfer chain)
24 Left stock transport chain (stock transport chain)
29u
Claims (5)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017054199A JP2018153153A (en) | 2017-03-21 | 2017-03-21 | Combine-harvester |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017054199A JP2018153153A (en) | 2017-03-21 | 2017-03-21 | Combine-harvester |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018153153A true JP2018153153A (en) | 2018-10-04 |
Family
ID=63717001
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017054199A Pending JP2018153153A (en) | 2017-03-21 | 2017-03-21 | Combine-harvester |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018153153A (en) |
-
2017
- 2017-03-21 JP JP2017054199A patent/JP2018153153A/en active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4863360B2 (en) | Combine | |
JP2009240211A (en) | Power transmission apparatus to pre-treating part of combine harvester | |
JP2008035738A (en) | Combine harvester | |
JP6348385B2 (en) | Combine | |
JP2011188812A (en) | Reaping unit for combine harvester | |
JP2018153153A (en) | Combine-harvester | |
JP5764009B2 (en) | Combine | |
JP2010172282A (en) | Pretreatment section of combine harvester | |
JPH10295149A (en) | Combine | |
JP2016067263A (en) | Combine-harvester | |
JP2010051219A (en) | Combined harvester | |
JP2016049090A (en) | Harvester | |
WO2016035545A1 (en) | Harvester | |
JP2005040144A (en) | Combine harvester | |
JP2009201427A (en) | Reaping part of combine harvester | |
JP2007075010A (en) | Combine harvester | |
JP4805902B2 (en) | Combine | |
JP2011200179A (en) | Reaping system for eight-row reaping combine | |
JP3980961B2 (en) | Combine | |
JP2010252722A (en) | Combine harvester | |
JP5626626B2 (en) | Combine | |
JP5463047B2 (en) | Normal combine | |
JP2011041505A (en) | Combine harvester | |
JP2008278802A (en) | Combine harvester | |
JP2004337070A (en) | Combine harvester |