JP2018151906A - 商品販売機 - Google Patents

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Ikuro Nishikawa
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Abstract

【課題】収容される複数の商品を1つずつ確実に排出可能な商品販売機を提供する。【解決手段】外周面に螺旋溝33を有する2本の送り出し棒16,17を並べて水平に配置する。各送り出し棒16,17は、一端が自由端として他端が片持ちで保持される。送り出し棒16,17は、螺旋溝33の1ピッチ分の溝に対し商品35が1つずつ掛けられる。商品排出レバー24は、コイン投入口21からの料金投入により商品の1回の排出操作が可能である。連動機構15は、商品排出レバー24による排出操作によって送り出し棒16,17を180°回転させる。180°回転により、螺旋溝33に掛けられている複数の商品35を交互に1つずつ送り出す。商品受け部材14は、自由端から送り出されて落下する商品35を受ける。商品排出レバー24の1回の操作で商品を1つ確実に排出することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、商品排出操作部材の操作に連動して商品の排出を行う商品販売機に関するものである。
無人で商品を販売可能な商品販売機が広く普及している。商品販売機には、電力を利用する電気式のものと、電力を利用しない機械式(手動式)のものがある。機械式の商品販売機は、屋外などの電源が取れない場所に設置できるため、設置場所や停電などによる制約を受けることなく、商品を安定して販売することができる。機械式の商品販売機で販売される商品は、例えば、玩具、カード、ティッシュペーパー、マスク、ストッキング、紙おむつなどであり、商品は、内容物が折り畳まれて包装されたり、ケースに収容されたりして販売される。
機械式の商品販売機は、例えば、特許文献1に記載されているように、商品収容部と、商品排出操作部材としての操作レバーと、回転板と、押し出し部材とを備えている。商品収容部は、垂直方向に積み重ねられた複数の商品を収容し、底部に底部開口を有する筒状体で構成されている。筒状体の側面の下端には、前記底部開口と連通し、最下段の商品を商品取り出し口に向けて水平方向に排出する排出口が形成されている。
商品排出レバーは、商品を排出するために操作される操作部材であり、例えば、商品1つ分の価格に応じたコインが投入された場合に操作可能となる。回転板は、商品排出レバーの1回の操作に連動して規定量回転する。回転板は、放射状に延びる複数本の押し出し部材を周方向に等間隔に有している。
商品排出レバーの1回の操作が行われる直前において、1本の押し出し部材は、最下段の商品の後方に待機している。待機位置にある押し出し部材は、回転板が規定量回転すると、底部開口から商品収容部内に進入して、最下段の商品と当接して、排出口から商品取り出し口に向けて商品を押し出す。
商品収容部内においては、最下段の商品が排出口から押し出されると、押し出された商品の直上に積み重ねられた次の商品が最下段に落下する。また、回転板の規定量の回転により、次の押し出し部材が待機位置に移動する。こうした動作が繰り返されて、商品排出レバーの1回の操作に応じて、商品が1つずつ排出される。
特開2016−143243号公報
商品販売機は、商品1つ分の対価の支払いに応じて商品を排出するものであるから、当然ながら、商品排出レバーの1回の操作に応じて、商品は1つずつ排出することが求められる。しかしながら、特許文献1に記載の商品販売機の構成では、商品排出レバーの1回の操作によって、複数の商品が排出(共排出)されてしまう懸念があった。
具体的には、カード、ティッシュペーパー、マスク、ストッキング、紙おむつなどの商品は、商品収容部内において、厚みが薄い薄型の形態で収容される場合が多い。このように商品が薄型の場合には、薄いがために直上の商品も一緒に押し出されてしまうことがあり、共排出を無くすための改善策が要望されていた。
また、商品を鉛直方向に積層して下側の商品から順次に排出する従来のものでは、1つずつ排出するため、商品収納部は1つのみ配される。このため、商品の収納数が限られてしまうという問題がある。しかも、縦に積層して商品が収納されるため、商品収納数を増やそうとすると、縦長になる。このため、商品の排出時に、収納した全商品の重みが最下層の商品に掛かってしまい、共排出の懸念が増すという問題がある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、収容される複数の商品を1つずつ、しかも確実に排出可能な商品販売機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の商品販売機は、送り出し棒と、操作部材と、連動機構と、受け部材と、ケースと、商品取り出し口とを備える。送り出し棒は、外周面に螺旋溝を有し、且つ一端を自由端として片持ちで水平に保持される。送り出し棒には、螺旋溝の1ピッチ分の溝に対し商品が1つずつ掛けられる。操作部材は、料金投入口からの料金投入により商品の1回の排出操作が可能である。連動機構は、操作部材による排出操作によって送り出し棒を規定回転させ、螺旋溝に掛けられている複数の商品の内の1つを自由端から送り出す。受け部材は、自由端から送り出されて落下する商品を受ける。ケースは、送り出し棒、操作部材、連動機構、及び受け部材を収納する。商品取り出し口は、ケースに配されて、受け部材に落下した商品を外から取り出し可能にする。
送り出し棒は2本であって、送り出し棒は離して並列に配され、2本の送り出し棒の螺旋溝は送り出し棒の中心軸に対し互いに周方向に180°ずれて配されることが好ましい。連動機構は、操作部材による1回の商品排出操作によって各送り出し棒を180°回転させる。また、連動機構は、操作部材による1回の商品排出操作により90°回転する第1回転部材と、第1回転部材の90°回転により2つの送り出し棒を180°回転させる第2回転部材と、第1回転部材と第2回転部材とを連動する連動部材とを有することが好ましい。
更に、シャッタと売り切れ検出部とシャッタ駆動部とを備えることが好ましい。シャッタは、料金投入口を開放した開位置と料金投入口を塞ぐ閉位置とにセットされる。売り切れ検出部は、送り出し棒に掛けられた商品の売り切れを検出する。シャッタ駆動部は、シャッタを開位置に保持しており、売り切れ検出部による商品の売り切れを検出した場合に、シャッタを閉じ位置にする。
売り切れ検出部は、重りと重り受け部材とを有し、シャッタ駆動部は、重り受け部材の変位によりシャッタを開位置から閉位置にすることが好ましい。重りは、最後の商品と同一の1ピッチ分の螺旋溝に掛けられる。重り受け部材は、最後の商品と共に落下する重りを受けて変位する。また、売り切れ検出部は、送り出し棒が最後の商品を排出する規定回転量に達した状態で、シャッタを開位置から閉位置にする歯車列を有することが好ましい。
本発明によれば、商品を確実に1つずつ排出可能で、且つ商品収納数を増やすことができる商品販売機を提供することができる。
商品販売機のケースの一部を切り欠いて内部を示す斜視図である。 商品送り出し機構を示す斜視図である。 商品送り出し機構を示す平面図である。 第1の送り出し棒から商品が送り出される状態を示す平面図である。 第2の送り出し棒から商品が送り出される状態を示す平面図である。 商品送り出し機構の側面図である。 最後の商品が送り出される状態を示す側面図である。 蓋を省略した状態の販売停止機構を示す正面図である。 開位置のシャッタとスライダロッドとシャッタ係止レバーとを蓋を省略した状態で示す正面図である。 最後の商品が送り出されてシャッタが閉じられる状態を示す蓋を省略した正面図である。 送り出し棒が1つの第2実施形態の商品販売機を示す平面図である。 歯車列を用いた第3実施形態の販売停止機構を示す蓋を省略した状態の正面図である。 最後の商品が送り出された状態の販売停止機構を示す正面図である。 最後の商品が送り出される状態の第4実施形態の販売停止機構を送り出し棒の基端側から見た正面図である。 最後の商品が送り出される状態の販売停止機構を示す図14におけるXV−XV線の断面図である。 重りの落下によりシャッタが閉じられた状態の販売停止機構を送り出し棒の基端側から見た正面図である。 重りの落下によりシャッタが閉じられた状態を示す図16におけるXVII−XVII線の断面図である。
[第1実施形態]
図1に示すように、本発明の商品販売機10は矩形箱型のケース11を有する。ケース11は、1つの面が開放されたケース本体11aと蓋11bとを有する。蓋11bは、ケース本体11aの開放面に開閉自在に取り付けられている。ケース11内には、コイン選別器12、商品排出操作部材としての商品排出レバー24を有する前金制御機構13、商品受け部材14、連動機構15、及び1対の送り出し棒16,17が配されている。また、蓋11bには、料金投入口としてのコイン投入口21と、コイン返却ボタン22と、コイン返却口23と、商品排出レバー24を露出させるための溝25と、商品取り出し口26とが設けられている。
コイン投入口21は、コインを投入するためのスリット状の孔であり、蓋11bとコイン選別器12の両方に形成されている。コイン投入口21から投入されたコインは、ケース11の内部に設けられたコイン選別器12によって、正規のコインであるか否かの判別が行われる。そして、投入されたコインは、正規のコインでないと判別された場合にはコイン返却口23へ返却され、正規のコインであると判別された場合には周知の前金制御機構13へ送られる。前金制御機構13は商品排出レバー24を備えており、規定数のコイン(例えば、商品1つ分の価格に応じたコイン)が投入された場合に、商品排出レバー24のロックを解除する。また、前金制御機構13は、投入された規定数のコインを図示しないコイン受けボックス内に収納する。
コイン返却ボタン22は、商品35の購入を途中で止めるために設けられており、コインの投入後に操作されると、投入されたコインと同じ数のコインをコイン返却口23に返却させる。コイン返却口23は、コイン返却ボタン22の操作に伴うコインの返却の他、コイン選別器12により正規でないと判別されたコインや、規定数を超えて投入されたコインなどを返却するための開口である。
商品排出レバー24は、ロックされた状態では、操作が不可能とされ、ロックが解除された状態では、ケース11の前面に形成された溝25に沿って押し下げ操作が可能とされる。商品排出レバー24は、1回の操作が行われると、1つの商品35を商品取り出し口26へ向けて排出させる。また、商品排出レバー24の操作によって、投入された規定数のコインはコイン受けボックス内に収納される。
商品取り出し口26の奥には商品受け部材14が設けられている。商品受け部材14は、斜面14aを有している。斜面14aは、排出された商品35を上端側から商品取り出し口26のある下端側へ案内するものである。これにより、商品排出レバー24を操作した際に、斜面14aを滑り落ちた商品35が商品取り出し口26から取り出し可能となる。
ケース11の内部には、コイン選別器12、前金制御機構13、商品受け部材14の外に、連動機構15と、1対の送り出し棒16,17とが設けられている。商品受け部材14、連動機構15、及び送り出し棒16,17により、商品送り出し機構が構成される。2本の送り出し棒16は、一端が自由端である。他端を含む基端部は保持ブラケット28により、水平に保持されて片持ち状態になっている。
図2及び図3に示すように、送り出し棒16は、丸棒30と、コイル31と、コイル固定フランジ32とを有する。丸棒30の外周面にはコイル31が配されている。コイル固定フランジ32は丸棒30の基端部に固定されており、丸棒30とコイル31とを一体化する。これにより丸棒30とコイル31とが一体に回転する。コイル31と丸棒30の外周面とによって螺旋溝33が形成されている。螺旋溝33の1ピッチ分の溝部が商品係止部33aとなっている。他方の送り出し棒17も一方の送り出し棒16と同様に構成されており、同一構成部材には同一符号を用いている。
1対の送り出し棒16,17は保持ブラケット28により水平面内で、並列に配されている。1対の送り出し棒16,17は、各送り出し棒16,17に吊り下げた商品35が相互に接触することがないように離されている。保持ブラケット28はステー29に取り付けられており、送り出し棒16、17の基端部を水平に保持する。ステー29は、ケース11内に水平に固定されている。保持ブラケット28は、3つの支持片28a,28b,28cを有する。支持片28a〜28cには回動孔が形成されている。支持片28a,28cには軸受28dが取り付けられている。支持片28a,28b及び軸受28dによって、送り出し棒16,17の基端部が回転自在に水平に保持される。また、基端部と反対側は自由端になっている。
図3に示すように、1対の送り出し棒16,17は、各螺旋溝33が互いに送り出し棒16,17の中心軸に対して周方向に180°ずれた状態で配されている。これにより、一方の送り出し棒16の自由端におけるコイル端の位置が丸棒30の上に位置した状態では、他方の送り出し棒16の自由端におけるコイル端の位置は丸棒30の下に位置する。これにより、後述するように各送り出し棒16,17が回転すると、交互に商品35を自由端から送り出すことができる。
各商品係止部33aには商品35がフック35aにより吊り下げられて、商品収納部となっている。商品35は、例えば、玩具、カード、ティッシュペーパー、マスク、ストッキング、紙おむつなどである。商品係止部33aには、これらのうちの1種類の商品35が1つずつ収容される。商品35は、内容物が折り畳まれて包装されたり、ケースに収容されたりしており、同一の商品35は同一形状及び同一サイズになっている。形状としては、例えば、平面形状が四角形で比較的厚みが薄い扁平になっている。商品35は吊り下げ方式で収容され、縦型積載方式と異なり、商品保持枠が不要になる。このため、構成が簡単になる外に、商品の形状は四角形に限らず、種々の形状の商品を販売することができる。なお、フック35aに代えて、図示は省略したが、商品の包装袋やケースに形成した貫通孔からなる係止孔を用いて、商品35を送り出し棒16,17に吊り下げてもよい。
連動機構15は、商品排出レバー24の1回の操作で1対の送り出し棒16,17を規定回転量、例えば180°回転(半回転)させるものである。このため、連動機構15は、連動部材としてのチェーン40と、第1回転部材41と、第2回転部材42と、傘歯車54,55とを有する。チェーン40は、第1回転部材41の第1スプロケット45と、第2回転部材42の第2スプロケット52とに掛け巡らされている。
第1回転部材41は、レバー受け円盤43と第1回転軸44と第1スプロケット45とを有し、保持ブラケット36及び図示省略のステーによりケース11に取り付けられている。第1回転軸44の一端にはレバー受け円盤43が固定され、第1回転軸44の中央には第1スプロケット45が固定されている。
レバー受け円盤43には、第1回転軸44と同心円上で円周方向に90°ピッチで4個のピン47が突出して取り付けられている。これらのピン47には、商品排出レバー24に連係して上下動する駆動レバー48が係合する。従って、商品排出レバー24の操作によって駆動レバー48が上下動すると、駆動レバー48が4個のピン47の1つに係合し、レバー受け円盤43が90°回転する。この回転により第1回転軸44及び第1スプロケット45も90°回転する。
第2回転部材42は、第2スプロケット52、第2回転軸53、2個の傘歯車54を有する。第2回転軸53は、送り出し棒16,17の基端に近接して送り出し棒16,17に対し直角に、保持ブラケット28に取り付けられている。保持ブラケット28は支持片28cを備えており、第2回転軸53を回転自在に保持する。
第2回転軸53には、一端に第2スプロケット52が、1対の送り出し棒16,17に対応する位置に傘歯車54が固定されている。また、傘歯車54に対応する位置で1対の送り出し棒16,17には、傘歯車55が取り付けられている。傘歯車54,55は互いに噛み合って第2回転軸53の回転を送り出し棒16,17に伝達する。傘歯車54,55の直径及び端数は同じであり、第2回転軸53と送り出し棒16,17は同じ回転量になる。
第2スプロケット52は第1スプロケット45の半分の直径で形成され、その歯数は第1スプロケット45の端数の半分になっている。従って、第1回転軸44が90°回転すると、チェーン40を介して第2回転軸53は180°回転する。
第2回転軸53の180°の回転によって、図4に示すように、傘歯車54,55を介して1対の送り出し棒16,17が180°回転する。送り出し棒16,17の回転によって、螺旋溝33の商品係止部33aの商品35が螺旋溝33の半ピッチ分だけ送られて、例えば一方の送り出し棒16の自由端から二点鎖線で表示するように商品35が1つ送り出されて落下する。
同様にして第2回転軸53が180°回転すると、図5に示すように、他方の送り出し棒17の自由端から商品35(二点鎖線表示)が1つ送り出されて落下する。以下、1対の送り出し棒16,17が同期して180°回転する毎に、各送り出し棒16,17から交互に商品35が1つずつ落下する。
図6に示すように、落下した商品35は商品受け部材14の斜面14aで受け止められる。斜面14aに対面してケース11には商品取り出し口26が形成されている。この商品取り出し口26から、排出された1つの商品35を取り出すことができる。
図7に示すように、商品係止部33aに係止している最後の商品35が排出されると、図8に示す販売停止機構60が作動する。販売停止機構60は、シャッタ61と売り切れ検出部62とシャッタ駆動部63とを備えている。
図8に示すように、シャッタ61はコイン投入口21の周囲で、蓋11bの内側に配されている。シャッタ61は蓋11bに昇降自在に取り付けられており、図8及び図9に示す開位置と、図10に示す閉位置との間で変位する。開位置では、シャッタ61がコイン投入口21の上方に位置して、コイン投入口21を開放する。閉位置では、シャッタ61がコイン投入口21を塞ぎ、コイン投入口21へのコインの投入を阻止する。
売り切れ検出部62は重り65と重り受け部材66とを備え、商品35の売り切れを検出する。重り65は、最後に排出される商品35が掛けられている商品係止部33aに商品35と一緒にフック65aを介して吊り下げられている。商品35を受け止める商品受け部材14には貫通孔68が形成されている。貫通孔68は、商品受け部材14の斜面14aで、重り65が落下する部位に形成されており、落下する重り65を斜面14aに係止させることなく斜面14aの下方に落下させる。
重り受け部材66は貫通孔68の下方に配されており、落下する重り65を受け止める。重り受け部材66はレバー70と重り受け71とを備える。レバー70の一端には重り受け71が固定されている。レバー70は取付軸72により揺動自在にケース11に取り付けられている。レバー70は重り受け71が上方に変位した待機位置と、重り65を受けて下方に変位した受け位置(2点鎖線表示)との間で変位する。通常はバネ等の付勢により待機位置になっており、重り65を受けた時に重り65の重さで受け位置に変位する。
シャッタ駆動部63は、レバー70に連係するスライダロッド75と、シャッタ係止レバー76とを有する。スライダロッド75は鉛直方向に長い長孔75aを有する。また、蓋11bの内側に、取付ピン77が突出して形成されている。取付ピン77が長孔75aに嵌合することにより、スライダロッド75は、昇降自在に保持される。スライダロッド75の下端部にはレバー70の係合端が取付ピン78を介して取り付けられる。これにより、レバー70が時計方向に回転すると、スライダロッド75は上方に持ち上げられる。
スライダロッド75の上端にはシャッタ係止レバー76の係合部76aが当接している。シャッタ係止レバー76は、取付ピン79を介して蓋11bに揺動自在に取り付けられている。シャッタ係止レバー76は一端に係合部76aを他端に係止部76bを有する。係止部76bは、シャッタ61の一部に係止している。
スライダロッド75が持ち上げられると、シャッタ係止レバー76が揺動して、図9に示すシャッタ61の係止位置から、図10に示す係止解除位置になる。係止位置ではシャッタ61は開位置で保持され、コイン投入口21をシャッタ61が塞ぐことはない。係止解除位置ではシャッタ61の係止が解除され、シャッタ61は自重でコイン投入口21を塞ぐ閉位置となる。なお、シャッタ61を確実に閉位置にするために、閉位置に向けて付勢するコイルバネ64を設けることが好ましい。
使用に際しては、ケース11の蓋11bをあけて、図2に示すように、各送り出し棒16,17の螺旋溝33による全ての商品係止部33aに対し1つずつ、商品35を吊り下げる。また、最後に排出される商品35が係止されている商品係止部33a(例えば送り出し棒16の基端に一番近い部位の商品係止部)には、商品35と一緒に重り65を吊り下げる。
商品35の購入では、コイン投入口21から所定数のコインが投入される。所定数のコインが投入されると、商品排出レバー24の1回の操作が可能になる。商品排出レバー24を押し下げると、これに連動して、駆動レバー48が下方に変位する。この変位によって駆動レバー48に係合するピン47が押し下げられて、レバー受け円盤43が90°回転する。レバー受け円盤43の回転によって第1スプロケット45も90°回転する。
第1スプロケット45の90°回転は、チェーン40によって第2スプロケット52に伝達される。第2スプロケット52の直径は第1スプロケット45の半分であり、これによって第2スプロケット52は第1スプロケット45の回転量の2倍回転して、180°回転する。第2スプロケット52が固定されている第2回転軸53の回転は、傘歯車54,55によって各送り出し棒16,17に伝達される。傘歯車54,55は同じ直径且つ同じ歯数であり、送り出し棒16,17と第2回転軸53とは同じ回転量となる。従って、商品排出レバー24の1回の操作によって、各送り出し棒16,17は同期して180°回転する。この回転により、螺旋溝33の1/2ピッチの移動によって、各送り出し棒16,17の自由端から交互に商品35が送り出される。
即ち、一方の送り出し棒16の商品35は180°の回転によって、図4に示すように、コイル31の自由端が下を向いた状態になり、コイル31の自由端から商品35のフック35aが滑り落ち、商品35は下方に落下する。他方の送り出し棒17の商品35は180°の回転ではコイル31の自由端が下を向くことはないので、商品係止部33aに係止した状態が維持され、送り出し棒17から商品35が落下することはない。
次の商品購入操作によって商品排出レバー24が下方に押し下げられると、前回同様にして1対の送り出し棒16,17が同期して180°回転する。この180°回転では、図5に示すように、前回、商品35を排出させた送り出し棒16とは反対側の送り出し棒17のコイル31の自由端が下を向き、商品35は下方に落下する。また、他方の送り出し棒16では180°の回転では送り出し棒16のコイル31の自由端が下を向くことがなく、商品35は下方に落下することがない。このようにして、商品排出レバー24の押し下げ操作毎に交互に各送り出し棒16,17から商品35が1つずつ送り出される。
図7に示すように、最後の商品35が送り出し棒16から排出されると、重り65も一緒に送り出されて落下する。重り65は商品受け部材14の貫通孔68から下方に落下して、重り受け部材66で受け止められる。重り65の落下により、販売停止機構60が作動して、コイン投入口21がシャッタ61で閉じられる。
これにより、商品購入のためにコインが投入されることが阻止される。また、シャッタ61にはコイン投入口21に対応する位置に、売り切れの文字が記入されている。このため、シャッタ61が閉じられると、コイン投入口21には売り切れの文字が表示される。従って、購入者は商品35が売り切れであることを確実に知ることができる。また、売り切れ状態でのコイン投入が阻止されるため、誤ってコインを投入することも無くなる。
本実施形態によれば、送り出し棒16,17を2個並列して設置して、商品排出レバー24の1回の排出操作で各送り出し棒16,17から交互に1つずつ商品35を排出することができる。従って、商品を鉛直方向で積層した1つの商品収納部を有する従来タイプに比べて、商品35の収容数を増加させることができる。また、商品35が薄い形態の場合には、従来の最下層からの商品送り出し排出方法では、その薄さゆえに誤って次の商品も一緒に排出する懸念があった。これに対して、本実施形態では、商品35の薄さに関わりなく、螺旋溝33の1ピッチ送りによって確実に商品35を1つずつ排出することができる。これにより、誤って次の商品35も一緒に排出してしまう共排出を確実に防止することができる。
[第2実施形態]
上記第1実施形態では、2つの送り出し棒16,17を用いて、商品35の収納数を増加しているが、図11に示す第2実施形態のように、送り出し棒16は1つであってもよい。なお、第1実施形態と同一構成部材には同一符号が付してある。この場合には、連動機構80の第1スプロケット81と第2スプロケット82の直径比を4:1にして、第1スプロケット81の90°回転により送り出し棒16を360°回転させる。これにより、1つの送り出し棒16から商品35を1つずつ確実に排出することができる。
商品35の収納数を上げ、且つ1つの商品35の送り出しに要する送り出し棒16,17の回転量を減らすために、第1実施形態のような1条の螺旋溝33によるものに変えて、図示は省略したが2条等の複数の螺旋溝を持つ送り出し棒を用いてもよい。この場合には、各送り出し棒から確実に商品35を1つずつ落下させるように螺旋溝による商品送り出しピッチに合わせて、各送り出し棒の回転量を調節する。
[第3実施形態]
上記実施形態では重り65を用いて販売停止機構60を構成したが、これに代えて、図12及び図13に示す第3実施形態の販売停止機構89では、第1回転軸44や第2回転軸53の回転量に基づき販売停止操作を行う。この場合には、例えば第2回転軸53とシャッタ61との間に例えば歯車列83を設ける。この歯車列83により、全商品数の排出回転量に第2回転軸53の回転量が達した時にシャッタ61の係止を解除する。これにより、シャッタ61を開位置から閉位置にして、コインの投入を不可能にし、販売の停止が行われる。
より具体的には、最終段の歯車としてピニオン83a及びラック83bを用い、最終商品の排出回転時にラック83bに設けた係止爪83cを係止位置から退避位置にセットする。これにより、第1実施形態と同様に、最終の商品35の排出後は、シャッタ61によりコイン投入口21を閉じて、新たなコインの投入を阻止することができる。また、シャッタ61に印刷された売り切れの文字がコイン投入口21を現れるため、売り切れであることを簡単に知らせることができる。
[第4実施形態]
第1実施形態では、最後に送り出す商品35が掛けられている商品係止部33a内であって、商品35に対して商品35の送り出し方向とは反対側に重り65を商品35と一緒に掛けている。これに対して、図14〜図17に示す第4実施形態の販売停止機構84では、重り85を商品35に対し送り出し側に配置している。この第1実施形態とは逆の重り85の配置とすることにより、蓋11bに近い位置で重り85を受けることができ、第1実施形態のような重り65の落下時の通過孔である貫通孔68を商品受け部材14から無くすことができる。
重りガイド87は蓋11bに取り付けられており、重り85の落下時の案内部材であり、受け板90に重り85を案内する。また、商品35のフック35aが重りガイド87に誤って係止することがないように、重りガイド87には商品通過溝87aが形成してある。この商品通過溝87aを通って商品35のフック35aは落下するため、重りガイド87に商品35が係止することがない。
受け板90は取付軸91に水平に固定されている。取付軸91はブラケット92により蓋11bの裏面に水平に取り付けられている。取付軸91には、受け板90から離れた位置で、押し下げ棒93が取り付けられている。従って、重り85が落下すると、受け板90が下方に押されて、取付軸91が回転する。この回転により押し下げ棒93も回転する。
シャッタ94は、保持長孔94c及び取付ピン96により蓋11bに昇降自在に取り付けられており、バネ95により上方に向けて付勢されている。シャッタ94には、係合部94aがクランク状に折り曲げて形成されている。係合部94aは縦に長い長孔状の係合孔94bを有する。係合孔94bには押し下げ棒93が入れられて、両者が係合する。また、保持長孔94cには取付ピン96が挿入される。取付ピン96は、シャッタ94を昇降自在に保持する。
図14及び図15に示すように、最後の商品35及び重り85が送り出し棒16から排出されると、図16及び図17に示すように、重り85は重りガイド87を介して受け板90上に落下する。この重り85の落下により、バネ95の付勢に抗して押し下げ棒93が回転して、係合孔94bを押し下げる。この押し下げによってシャッタ94が図14及び図15に示す開位置から、図16及び図17に示す閉位置になりコイン投入口21が塞がれる。
第4実施形態の販売停止機構89によれば、重り85の落下により受け板90、取付軸91及び押し下げ棒93によって、シャッタ94を直接に駆動することができ、構成が簡単になる。
なお、上記各実施形態では、送り出し棒16を、丸棒30と、コイル31と、コイル固定フランジ32とから構成しているが、螺旋溝33を商品35の収納部として構成できるものであればよい。例えば丸棒の外周面に切削によって螺旋溝を形成したものや、軽量の商品35を送り出す場合には、丸棒30は省略してコイル31のみによって螺旋溝を形成したものを送り出し棒として用いることができる。
10 商品販売機
11 ケース
11a ケース本体
11b 蓋
12 コイン選別器
13 前金制御機構
14 商品受け部材
14a 斜面
15 連動機構
16,17 送り出し棒
21 コイン投入口
22 コイン返却ボタン
23 コイン返却口
24 商品排出レバー
25 溝
26 商品取り出し口
28 保持ブラケット
28a,28b,28c 支持片
28d 軸受
29 ステー
30 丸棒
31 コイル
32 コイル固定フランジ
33 螺旋溝
33a 商品係止部
35 商品
35a フック
36 保持ブラケット
40 チェーン
41 第1回転部材
42 第2回転部材
43 レバー受け円盤
44 第1回転軸
45 第1スプロケット
47 ピン
48 駆動レバー
52 第2スプロケット
53 第2回転軸
54,55 傘歯車
60 販売停止機構
61 シャッタ
62 売り切れ検出部
63 シャッタ駆動部
64 コイルバネ
65 重り
65a フック
66 重り受け部材
68 貫通孔
70 レバー
71 重り受け
72 取付軸
75 スライダロッド
75a 長孔
76 シャッタ係止レバー
76a 係合部
76b 係止部
77,78,79 取付ピン
80 連動機構
81 第1スプロケット
82 第2スプロケット
83 歯車列
83a ピニオン
83b ラック
83c 係止爪
84 販売停止機構
85 重り
87 重りガイド
87a 商品通過溝
89 販売停止機構
90 受け板
91 取付軸
92 ブラケット
93 押し下げ棒
94 シャッタ
94a 係合部
94b 係合孔
94c 保持長孔
95 バネ
96 取付ピン

Claims (6)

  1. 外周面に螺旋溝を有し、且つ一端を自由端として片持ちで水平に保持される送り出し棒であって、前記螺旋溝の1ピッチ分の溝に対し商品が1つずつ掛けられる前記送り出し棒と、
    料金投入口からの料金投入により商品の1回の排出操作が可能な操作部材と、
    前記操作部材による排出操作によって前記送り出し棒を規定回転させ、前記螺旋溝に掛けられている複数の商品の内の1つを前記自由端から送り出す連動機構と、
    前記自由端から送り出されて落下する商品を受ける受け部材と、
    前記送り出し棒、前記操作部材、前記連動機構、及び前記受け部材を収納し、前記料金投入口を有するケースと、
    前記受け部材に落下した商品を外から取り出すために前記ケースに配される商品取り出し口と
    を備える商品販売機。
  2. 前記送り出し棒は2本であって、2本の前記送り出し棒は離して並列に配され、
    2本の前記送り出し棒の前記螺旋溝は前記送り出し棒の中心軸に対し互いに周方向に180°ずれて配され、
    前記連動機構は、前記操作部材による1回の商品排出操作によって各前記送り出し棒を180°回転させる請求項1に記載の商品販売機。
  3. 前記連動機構は、前記操作部材による1回の商品排出操作により90°回転する第1回転部材と、前記第1回転部材の90°回転により複数の前記送り出し棒を180°回転させる第2回転部材と、前記第1回転部材と前記第2回転部材とを連動する連動部材とを有する請求項2に記載の商品販売機。
  4. 前記料金投入口を開放した開位置と前記料金投入口を塞ぐ閉位置とにセットされるシャッタと、
    前記送り出し棒に掛けられた商品の売り切れを検出する売り切れ検出部と、
    前記シャッタを開位置に保持しており、前記売り切れ検出部による商品の売り切れを検出した場合に、前記シャッタを閉じ位置にするシャッタ駆動部と
    を備える請求項1から3いずれか1項に記載の商品販売機。
  5. 前記売り切れ検出部は、最後の商品と同一の1ピッチ分の前記螺旋溝に掛けられる重りと、
    前記最後の商品と共に落下する前記重りを受けて変位する重り受け部材とを有し、
    前記シャッタ駆動部は、前記重り受け部材の変位により前記シャッタを前記開位置から前記閉位置にする請求項4に記載の商品販売機。
  6. 前記売り切れ検出部は、前記送り出し棒が最後の商品を排出する規定回転量に達した状態で、前記シャッタを開位置から閉位置にする歯車列を有する請求項4に記載の商品販売機。
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