JP2018148523A - 導波管の接続装置 - Google Patents

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正治 杉山
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Abstract

【課題】導波管同士の接続及び分離作業を容易にしつつ、接続する際の導波路同士の位置精度を高める。【解決手段】第1の導波管3は第1の接続具7の貫通孔7aに挿入固定される。第2の接続具9は、固定部13と固定部13に対して回転自在かつ軸方向移動自在な可動部15とを有し、固定部13の貫通孔13aに第2の導波管5が挿入固定される。固定部13に設けたガイドピン19を第1の接続具7に設けたガイド孔7fに嵌合し、第1の接続具7の第1の端面7bと固定部13の第2の端面13bとを密接させる。可動部15を第1の接続具7に対して回転させることで、ねじ孔15a1と雄ねじ7d1とが螺合し、第1の接続具7と第2の接続具9とが締結固定される。【選択図】図1

Description

本発明は、一対の導波管同士を接続する導波管の接続装置に関する。
特許文献1には、互いに対向する導波管を接続する導波管の接続機構が開示されている。特許文献1の導波管の接続機構は、一方の導波管の端部外形を円形として外周に雄ねじを形成し、他方の導波管の端部に、円筒部の内周面に雌ねじを備えた接続体を回転自在に取り付けている。一方の導波管には凹部を備える接栓座が設けられ、他方の導波管の円筒部内には、導波管の端部を構成する方形の接栓が設けられている。接栓座の凹部は方形の接栓と同形状であり、接栓を接栓座の凹部に嵌合させた状態で接続体を回転させてねじ部を締結することで、互いに対向する導波管が接続される
国際公開第2011/033639号
特許文献1の技術は、ねじ部の締結及び解除によって導波管同士の接続及び分離作業については容易であるが、導波管内に形成される導波路同士の位置精度を高めることが課題となっている。
そこで、本発明は、導波管同士の接続及び分離作業を容易にしつつ接続する際の導波路同士の位置精度を高めることを目的としている。
本発明は、互いに接続される第1の導波管及び第2の導波管と、前記第1の導波管及び第2の導波管の各端部に設けられる第1の接続具及び第2の接続具と、前記第1の接続具と前記第2の接続具との間に設けられ、これら各接続具相互を締結によって接続固定する締結部と、前記第1の接続具と前記第2の接続具とが互いに対向する部分の一方に設けられ、他方に向けて突出するピン状部材と、前記第1の接続具と前記第2の接続具とが互いに対向する部分の他方に設けられ、前記ピン状部材が嵌合する嵌合孔と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、第1、第2の接続具相互間に設けてある締結部によって導波管同士の接続及び分離作業が容易であり、ピン状部材と嵌合孔とが嵌合することによって導波管同士が位置決めされ、導波路同士の位置精度を高めることができる。
本発明の第1の実施形態に係わる導波管の接続装置を示す断面図である。 図1の導波管の接続装置の接続状態を解除した分離状態を示す断面図である。 図2の第1の導波管側の接続端面側から見た正面図である。 図2の第2の導波管側の接続端面側から見た正面図である。 図2の第1の導波管側の第1の接続具を含む斜視図である。 図2の第2の導波管側の第2の接続具を含む斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係わる導波管の接続装置を示す断面図である。 図1の導波管と接続具とを一つの部材で構成した例を示す断面図である。 図8の例の図5に対応する斜視図である。 図8の例の図6に対応する斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1、図2に示すように、本発明の第1の実施形態に係わる導波管の接続装置1は、第1の導波管3及び第2の導波管5を備え、これら一対の導波管3,5を第1の接続具7及び第2の接続具9を用いて接続する。第1、第2の導波管3,5は、いずれも銅合金製パイプを引き抜き加工によって図3、図4に示すように方形に加工してあり、基本的には互いに同一の形状である。第1の導波管3及び第2の導波管5内に、第1の導波路3a及び第2の導波路5aがそれぞれ形成され、各導波路3a,5aも互い同形状である。
第1の接続具7は、図3、図5に示すように外形が円形であり、第1の導波管3の外周側に、例えば銀ろうによるろう付けによって固定する。第1の接続具7は、第1の導波管3の外形と略同等な方形の貫通孔7aを中心部に備え、貫通孔7aに第1の導波管3を挿入した状態でろう付けを行う。貫通孔7aは例えばワイヤカット放電加工で形成できる。その際、図1、図2に示すように、第1の接続具7の第2の接続具9に対向する側の第1の面部としての第1の端面7bと、第1の導波管3の端面3bとが略同一面となる状態でろう付けする。ろう付け後は、第1の端面7b及び端面3bが平滑な平面となるように仕上げ加工を実施する。
ろう付けの際には、第1の接続具7の第1の端面7bと反対側の後端面7cの貫通孔7a周縁が、環状のろう付け部11となる。ろう付け部11を形成する際には、第1の導波管3と貫通孔7aとの僅かな隙間にろう材が入り込み、第1の導波管3と第1の接続具7とが強固に固定される。
第1の接続具7は、第1の端面7b側の小径部7dと、後端面7c側の大径部7eとを備える。小径部7dは、大径部7eよりも軸方向長さが短く、外周面に雄ねじ7d1を形成している。大径部7eの外周面には、図5に示すように、円周方向に沿って凹凸を形成している。
小径部7dには、第1の端面7bに開口する円形の嵌合孔としてのガイド孔7fを2個形成している。2個のガイド孔7fは、図1に示すように軸方向に沿って延在し、図5に示すように貫通孔7aの中心軸線Pを中心として点対称位置に、換言すれば貫通孔7aの中心軸線Pを中心として180度互いに隔てた位置に設けてある。図3に示すように、2個のガイド孔7fは、矩形の第1の導波管3の互いに対向する2辺に対して直交する方向に位置しており、第1の導波路3aの中心軸線Pを基準として、貫通孔7aに対し小径部7dの直径方向外側に加工する。
第2の接続具9は、図4に示すように全体として外形が円形であり、第2の導波管5の外周側に固定される固定部13と、固定部13の外周側に回転自在かつ軸方向に移動自在に取り付けられる可動部15とを備えている。可動部15の外周面は、大径部7eの外周面と同様に、図6に示すように円周方向に沿って凹凸を形成している。
固定部13は、図4に示すように外形が円形であり、第2の導波管5の外周側に、例えば銀ろうによるろう付けによって固定する。固定部13は、第2の導波管5の外形と略同等な貫通孔13aを中心部に備え、貫通孔13aに第2の導波管5を挿入した状態でろう付けを行う。貫通孔13aは例えばワイヤカット放電加工で形成できる。その際、図1、図2に示すように、固定部13の第1の接続具7に対向する側の第2の面部としての第2の端面13bと、第2の導波管5の端面5bとが略同一面となる状態でろう付けする。ろう付け後は、第2の端面13b及び端面5bが平滑な平面となるように仕上げ加工を実施する。
ろう付けの際には、固定部13の第2の端面13bと反対側の後端面13cの貫通孔13a周縁が、環状のろう付け部17となる。ろう付け部17を形成する際には、第2の導波管5と貫通孔13aとの僅かな隙間にろう材が入り込み、第2の導波管5と固定部13とが強固に固定される。固定部13の第2の端面13bと、前述した第1の接続具7の第1の端面7bとは、図1のように軸方向に互いに対向した状態で密接する。このとき、固定部13の外径は、第1の接続具7の雄ねじ7d1の外径より小さい。
固定部13の第2の端面13bには、第1の接続具7の2個のガイド孔7fに対応して2本のピン状部材としてのガイドピン19を取り付けてある。ガイドピン19は、第2の端面13bに開口するようにして形成してある取付孔13dに、圧入によって取り付けている。ガイドピン19は、取付孔13dに取り付けた状態で、第2の端面13bから第1の接続具7側に向けて突出しており、当該突出した部分がガイド孔7fに嵌合する。
2個の取付孔13dは、矩形の第2の導波管5の互いに対向する2辺に対して直交する方向に位置しており、固定部13に取り付けた状態の第2の導波管5内の第2の導波路5aの中心軸線Qを基準として、貫通孔13aに対し固定部13の直径方向外側に加工する。前述したように、2個のガイド孔7fも第1の導波路3aの中心軸線Pを基準として加工するため、各導波路3a,5aが互い同形状であることを考慮すると、ガイドピン19をガイド孔7fに嵌合した状態で導波路3a,5a同士が、中心軸線P,Qが同一直線上に位置するように整合した状態となる。
第2の接続具9の可動部15は、大略円筒形状であり、第2の導波管5を固定してある固定部13に対し、回転自在かつ軸方向に移動自在である。可動部15は、外形が円形の固定部13を挿入する全体として円形の固定部挿入孔15aを、軸方向に沿って貫通した状態で設けてある。固定部挿入孔15aは、第1の接続具7側から順に、ねじ孔15a1、ねじ孔15a1より小径の小径孔15a2、ねじ孔15a1より大径の大径孔15a3を形成している。
ねじ孔15a1には、第1の接続具7の雄ねじ7d1が螺合して締結される。すなわち、ねじ孔15a1と雄ねじ7d1とで、第1の接続具7と第2の接続具9との間に設けられ、これら各接続具7,9相互を締結によって接続固定する締結部を構成している。小径孔15a2は、固定部13の外周面に対し略接触した状態で回転及び軸方向移動する。すなわち、小径孔15a2の内径は、固定部13の外径よりも僅かに大きい。
大径孔15a3は、軸方向長さを、ねじ孔15a1と小径孔15a2とを合わせた軸方向長さよりも長く形成してあり、固定部13の外周面との間に軸受21を設けている。軸受21は、内輪を固定部13の外周面の軸方向略中央に、例えば圧入により固定している。軸受21の内輪に対し、第1の接続具7側に隣接する位置の固定部13の外周面に、環状の凹部13eを形成し、凹部13eにスナップリング等で構成される軸用の止め輪23を嵌め込んである。止め輪23は、外周面が軸受21の内輪の外周面と外輪の内周面との間に位置し、側面が内輪の側面に略接触する。
軸受21を間に挟んで止め輪23と反対側には、環状のスペーサ25を配置している。スペーサ25は、内周面が軸受21の内輪の外周面と外輪の内周面との間に位置し、外周面が大径孔15a3に対して略接触している。スペーサ25の側面は外輪の側面に略接触している。軸受21の外輪は、外周面が大径孔15a3に対して略接触しており、スペーサ25とともに、可動部15に対して軸方向に相対移動自在である。可動部15が固定部13に対して回転する際には、軸受21の外輪と大径孔15a3との間の回転方向の摩擦力がボールを介しての外輪と内輪との間の摩擦力より大きいため、外輪が可動部15と一体となってスペーサ25とともに回転する。
大径孔15a3の小径孔15a2と反対側の端部付近には、環状の凹部15bを形成してあり、凹部15bにスナップリング等で構成される孔用の止め輪27を嵌め込んである。止め輪27は、内径がスペーサ25の内径に対し同等か小さく、図1のように、第1の接続具7と第2の接続具9とを接続した状態で、側面がスペーサ25の側面に略接触する。
次に、第1の導波管3と第2の導波管5とを、図2の分離した状態から図1の接続した状態とする作業について説明する。
図2で示す分離時での第2の接続具9の可動部15は、第1の接続具7と反対側の端面15cが、固定部13の後端面13cと略同一面となっていて、図1の接続時での可動部15の固定部13に対する軸方向位置が異なっている。このとき、可動部15の第1の接続具7側の端面15dは、固定部13の第2の端面13bよりも後端面13c側に位置している。換言すれば、固定部13の第2の端面13bは端面15dよりも第1の接続具7側に位置し、固定部13の一部が可動部15から第1の接続具7側に突出している。すなわち、固定部13は可動部15よりも軸方向の長さが長い。
図2の状態から、第1の接続具7と第2の接続具9とを互いに接近させ、2本のガイドピン19を対応する2個のガイド孔7fに挿入する。当該挿入過程で、ねじ孔15a1と雌ねじ7d1とが当接した状態で、可動部15を第1の接続具7に対して回転させることで、ねじ孔15a1と雌ねじ7d1とが螺合する。
ガイドピン19のガイド孔7fへの挿入と可動部15の回転を行うことによって、可動部15が固定部13に対して軸方向に移動しながら、第1の接続具7と第2の接続具9とが徐々に接近し、最終的に第1の接続具7の第1の端面7bと固定部13の第2の端面13bとが互いに対向した状態で面接触して密接する。このとき、第1、第2の導波管3,5のそれぞれの端面3b,5bも互いに対向した状態で面接触して密接する。第1、第2の導波路3a,5aは、中心軸線P,Qが同一直線上に位置するように互いに整合し連通した状態となる。これにより、第1、第2の導波路3a,5aは一つの連続した導波路となる。
図1のように、ガイドピン19がガイド孔7fに完全に嵌合し、かつ可動部15のねじ孔15a1が第1の接続具7の雄ねじ7d1に締結固定した状態では、可動部15と第1の接続具7の大径部7eとの間に隙間29が形成される。このとき、孔用の止め輪27はスペーサ25に接触した状態となり、これにより隙間29が確保される。隙間29を有することで、可動部15のねじ孔15a1を雄ねじ7d1に締結固定したときに、第1の端面7bと第2の端面13bとが互いに押し付けられてより確実に密接する。
図1のように第1の接続具7と第2の接続具9とが接続されて第1の導波管3と第2の導波管5とが接続された状態から、図2の分離した状態とする作業は、第2の接続具9の可動部15を第1の接続具7に対し、接続作業時と反対方向に回転させればよい。すなわち、可動部15の回転によって、可動部15のねじ孔15a1と第1の接続具7の雄ねじ7d1との螺合締結を解除し、第1の接続具7と第2の接続具9とを互いに軸方向に離反させる。これにより、2本のガイドピン19がガイド孔7fから引き抜かれ、図2の分離状態となる。
次に、第1の実施形態の作用効果について説明する。
第1の実施形態は、互いに接続される第1の導波管3及び第2の導波管5と、第1の導波管3及び第2の導波管5の各端部に設けられる第1の接続具7及び第2の接続具9とを有する。第1の接続具7と第2の接続具9との間には、各接続具7,9相互を締結によって接続固定する雄ねじ7d1及びねじ孔15a1からなる締結部を備える。第2の接続具9の第1の接続具7に対向する第2の端面13bには、第1の接続具7に向けて突出するガイドピン19が設けられ、第1の接続具7の第2の接続具9に対向する第1の端面7bには、ガイドピン19が嵌合するガイド孔7fが設けられている。
このような構造の導波管の接続装置1は、ガイドピン19をガイド孔7fに嵌合させつつ、雄ねじ7d1及びねじ孔15a1からなる締結部を締結することで、第1の導波管3と第2の導波管5との接続を極めて容易に短時間で行うことができる。第1の導波管3と第2の導波管5との接続を解除する作業は、雄ねじ7d1及びねじ孔15a1からなる締結部の締結を解除して、第1の接続具7と第2の接続具9とを互いに離反させることで、極めて容易に短時間で行うことができる。
第1の導波管3と第2の導波管5とを接続する際には、固定部13に設けてある2本のガイドピン19を、第2の接続具9に設けてあるガイド孔7fに嵌合させる。これにより、第1の導波管3と第2の導波管5とが、これらの中心軸線P,Q方向に対して直交する方向に関し、位置ずれが抑制されて中心軸線P,Qが同一直線上となるよう位置決めされる。これにより、第1、第2の導波路3a,5aは、通路長方向に沿って通路断面形状が一定の互いに連通する一つの導波路となり、当該導波路を通して伝送される信号波の損失をより小さく抑えることができる。
ところで、第1、第2の各導波管3,5は、前述したように銅合金製パイプを引き抜き加工によって方形に製造することから、方形の各辺の肉厚が設計値に対して僅かにずれ、不均一になることがある。このような場合でも、本実施形態は、ガイド孔7f及びガイドピン19が、それぞれ第1、第2の導波路3a,5aの中心軸線P,Qを基準とした位置にあるので、多少の肉厚の変化があっても、第1、第2の導波路3a,5aの互いの位置ずれを抑制できる。
以上から、第1の実施形態による導波管の接続装置1は、第1、第2の導波管3,5同士の接続及び分離作業を容易にしつつ、接続する際の第1、第2の導波路3a,5a同士の位置精度を高めることができる。
第1の実施形態は、ガイドピン19が複数(ここでは2本)設けられ、ガイド孔7fがガイドピン19に合わせて複数設けられている。この場合、第1の接続具7と第2の接続具9の固定部13との位置合わせがより確実となり、第1、第2の導波路3a,5a同士の位置精度をより一層高めることができる。
第1の実施形態は、第1の接続具7及び第2の接続具9が、互いに対向した状態で密接する第1の端面7b及び第2の端面13bをそれぞれ備え、第1の端面7bにガイド孔7fが、第2の端面13bにガイドピン19がそれぞれ設けられている。この場合、図2に示すように、第1の接続具7及び第2の接続具9は、互いに対向する部分、すなわち第1の端面7b及び第2の端面13bが、平面となっている。このため、図2のように分離した状態で塵埃などの異物が第1の端面7bや第2の端面13bに付着しても、容易に取り除くことができる。
第1の実施形態は、第1の接続具7が第1の導波管3に固定され、第2の接続具9の可動部15が、第2の導波管5に対し回転自在に取り付けられている。この場合、可動部15の回転によって、可動部15のねじ孔15a1と第1の接続具7の雄ねじ7d1とが螺合して締結されるねじ構造となっている。このため、可動部15の第1の接続具7に対する回転によるねじ部の締結及び解除によって、第1の導波管3と第2の導波管5との接続及び分離作業を極めて容易に短時間に行うことができ、作業性が向上する。
第1の実施形態は、可動部15が回転自在に取り付けられる第2の導波管5は、外周部に固定部13が固定され、当該固定部13に可動部15が回転自在に取り付けられ、固定部13にガイドピン19が設けられている。この場合、固定部13のガイドピン19を第1の接続具7のガイド孔7fに対し嵌合あるいは嵌合を解除させながら、可動部15を固定部13に対して回転させることで、第1の導波管3と第2の導波管5とを容易かつ短時間に接続あるいは分離することができる。このとき、可動部15は、固定部13に対し軸受21を介して回転するので、回転時の摩擦が低減され、締結解除作業がより円滑となる。
図7は、本発明の第2の実施形態に係わる導波管の接続装置1Aを示す。図1〜図6で説明した第1の実施形態による導波管の接続装置1は、第1の導波管3及び第2の導波管5を、第1の接続具7の貫通孔7a及び第2の接続具9における固定部13の貫通孔13aにそれぞれ挿入している。これに対して第2の実施形態は、第1の接続具7A及び第2の接続具9Aの固定部13Aに、第1接続具内導波路7Aa及び固定部内導波路13Aaをそれぞれ直接形成している。
第1の導波管3Aは、端部3Aaを第1の接続具7Aの後端面7Acにろう付けなどによって接合する。このとき、第1の導波管3A内の第1管内導波路3Abと、第1の接続具7A内の第1接続具内導波路7Aaとは、通路断面形状が同等であり、互いに中心軸線が一致して整合した状態である。第1接続具内導波路7Aaの形成は、例えばワイヤカット放電加工で行うことができる。ガイドピン19が嵌合するガイド孔7Afの加工は、第1の実施形態と同様に、第1接続具内導波路7Aaの中心軸線Pを基準として行う。
同様にして、第2の導波管5Aは、端部5Aaを第2の接続具9Aの固定部13Aの後端面13Acにろう付けなどによって接合する。このとき、第2の導波管5A内の第2管内導波路5Abと固定部13A内の固定部内導波路13Aaとは、通路断面形状が同等であり、互いに中心軸線が一致して整合した状態である。固定部内導波路13Aaの形成は、例えばワイヤカット放電加工で行うことができる。ガイドピン19を取り付ける取付孔13Adは、第1の実施形態と同様に、固定部内導波路13Aaの中心軸線Qを基準として行う。
第1の接続具7Aは第1の実施形態の第1の接続具7と同様に、第1の端面7Ab側の小径部7Adと、後端面7Ac側の大径部7Aeとを備え、小径部A7dの外周面に雄ねじ7Ad1を形成している。雄ねじ7Ad1には、第2の接続具9Aの可動部15のねじ孔15a1が締結される。なお、可動部15は第1の実施形態の可動部15と同様のものを使用しており、第1の実施形態と同一符号を付してある。
第2の実施形態に係わる導波管の接続装置1Aにおいても、第1、第2の導波管3A,5A同士の接続及び分離作業は、第2の接続具9Aの可動部15と第1の接続具7Aとの相対回転によるねじ部の締結解除によって極めて容易に短時間に行える。接続する際には、ガイドピン19とガイド孔7Afとを互いに嵌合した状態で、第1接続具内導波路7Aaと固定部内導波路13Aaとが、各中心軸線P,Qが同一直線上となるよう互いに整合した状態となる。このため、接続作業時の第1接続具内導波路7Aaと固定部内導波路13Aaとの間の位置精度を高めることができる。
接続時は、第1実施形態と同様に、固定部13Aの第2の端面13Abと、第1の接続具7Aの第1の端面7Abとが、図7のように軸方向に互いに対向した状態で密接する。したがって、第2の実施形態の導波管の接続装置1Aにおいても、第1、第2の導波管3A,5A同士の接続及び分離作業を容易にしつつ、接続する際の導波路7Aa,13Aa同士の位置精度を高めることができるなど、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、第2の実施形態は、ガイド孔7Afを形成している第1の接続具7に、第1接続具内導波路7Aaを直接形成しているので、第1接続具内導波路7Aaの中心軸線Pを基準としたガイド孔7Afの形成がより精度よく行える。同様にして、取付孔13Adを形成している第2の接続具9Aの固定部13Aに、固定部内導波路13Aaを直接形成しているので、固定部内導波路13Aaの中心軸線Qを基準とした取付孔13Adの形成がより精度よく行える。
これにより、ガイド孔7Af及び、取付孔13Adに取り付けられるガイドピン19の位置精度がより向上し、ガイドピン19をガイド孔7Afに嵌合したときの第1接続具内導波路7Aaと固定部内導波路13Aaとの位置合わせがより一層精度よく行える。
以上、本発明の実施形態について説明したが、これらの実施形態は本発明の理解を容易にするために記載された単なる例示に過ぎず、本発明は当該実施形態に限定されるものではない。本発明の技術的範囲は、上記実施形態で開示した具体的な技術事項に限らず、そこから容易に導きうる様々な変形、変更、代替技術なども含む。
例えば、上記した各実施形態では、ガイドピン19を2本、ガイド孔7f,7Afを2個として、ガイドピンとガイド孔との組み合わせを2組としているが、1組あるいは3組以上の複数組にしてもよい。実施形態のように2組とすることによって、1組だけの場合に比較して導波路同士の位置決めが容易となり、3組以上の場合に比較してガイドピン及びガイド孔の数が少ないので製造が容易となる。
また、各実施形態は導波路が方形であるため、ガイドピンとガイド孔との組み合わせが例えば3組のような奇数の場合には、ガイドピンとガイド孔とを嵌合可能な状態から、180度回転させて導波路同士を整合させた状態では、ガイドピンとガイド孔とが嵌合できないことになる。これに対してガイドピンとガイド孔との組み合わせが2組等の偶数であれば、180度回転させて導波路同士を整合させた状態でガイドピンとガイド孔とを嵌合できる。
上記した各実施形態は、第1の導波管3,3A及び第2の導波管5,5Aを方形として、第1の導波路3a及び第2の導波路5a、第1管内導波路3Ab及び第2管内導波路5Ab、第1接続具内導波路7Aa及び固定部内導波路13Aaもすべて方形としているが、これらの導波管及び導波路をすべて円形あるいは楕円形としてもよい。
上記した各実施形態は、ガイドピン19を第2の接続具9,9Aの固定部13,13Aに、ガイド孔7f,7Afを第1の接続具7にそれぞれ設けているが、ガイドピン19を第1の接続具7に、ガイド孔7f,7Afを第2の接続具9,9Aの固定部13,13Aにそれぞれ設けてもよい。また、2本のガイドピン19のちの一方を第2の接続具9,9Aの固定部13,13Aに、2本のガイドピン19のちの他方を第1の接続具7に設けるようにしてもよい。
上記した各実施形態は、固定部13,13Aと可動部15の大径孔15a3との間に、軸受21としてボールベアリングを設けているが、ブッシュによる滑り軸受けを設けてもよく、軸受21に代わる摩擦係数の小さい部材を設けてもよい。また、軸受21や摩擦係数の小さい部材を設けなくてもよい。軸受21や摩擦係数の小さい部材を設けない場合には、可動部15の大径孔15a3はなくてもよく、可動部15の軸方向長さを短くできるので、固定部13,13Aの軸方向長さも短くて済み、第1の接続具7,7Aをより小型化して軽量化でき、取扱いが容易となる。
上記した実施形態は、第1の導波管3と第1の接続具7とをろう付けによって固定し、第2の導波管5と第2の接続具9の固定部13とをろう付けによって固定しているが、図8〜図10に示すように、第1の導波管3と第1の接続具7とを一つの部材100で構成し、第2の導波管5と固定部13とを一つの部材200で構成してもよい。一つの部材100,200で構成する場合には、銅合金を切削加工によって製造するが、接続具を含めた導波管(導波路)の全長L,Mが概ね50mm以下であることが好ましい。また、この場合、接続部を除く導波管の外形は、接続部と同様に円形となる。内部の導波路は、例えばワイヤカット放電加工によって、切削加工の前あるいは後に形成する。このように、導波管と接続具とを切削によって一つの部材100,200で構成することで、ろう付けによる熱処理工程が不要になるため、強度と寸法精度が向上する。
なお、上記した各実施形態による導波管の接続装置1,1Aは、接続及び分離作業が容易であることから、接続及び分離作業を繰り返して行う場合に特に有効である。接続及び分離作業を繰り返して行う一例として、導波路を通して伝送される信号波の損失を測定する装置がある。この場合、一方の導波管の接続装置1,1Aと反対側の端部を測定装置に接続して、他方の導波管について信号波の損失を測定する。測定装置との接続部にも上記した各実施形態の接続装置を使用できる。
1,1A 導波管の接続装置
3,3A 第1の導波管
5,5A 第2の導波管
7,7A 第1の接続具
7b,7Ab 第1の端面(第1の面部)
7d1,7Ad1 第1の接続具の雄ねじ(締結部)
7f,7Af 第1の接続具のガイド孔(嵌合孔)
9,9A 第2の接続具
13,13A 第2の接続具の固定部
13b,13Ab 第2の端面(第2の面部)
15 第2の接続具の可動部
15a1 可動部のねじ孔(締結部)
19 ガイドピン(ピン状部材)

Claims (5)

  1. 互いに接続される第1の導波管及び第2の導波管と、
    前記第1の導波管及び第2の導波管の各端部に設けられる第1の接続具及び第2の接続具と、
    前記第1の接続具と前記第2の接続具との間に設けられ、これら各接続具相互を締結によって接続固定する締結部と、
    前記第1の接続具と前記第2の接続具とが互いに対向する部分の一方に設けられ、他方に向けて突出するピン状部材と、
    前記第1の接続具と前記第2の接続具とが互いに対向する部分の他方に設けられ、前記ピン状部材が嵌合する嵌合孔と、を有することを特徴とする導波管の接続装置。
  2. 前記ピン状部材は複数設けられ、前記嵌合孔は前記ピン状部材に合わせて複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載の導波管の接続装置。
  3. 前記第1の接続具及び前記第2の接続具は、互いに対向した状態で密接する第1の面部及び第2の面部をそれぞれ備え、前記第1の面部と前記第2の面部とのいずれか一方に前記ピン状部材が設けられ、前記第1の面部と前記第2の面部とのいずれか他方に前記嵌合孔が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の導波管の接続装置。
  4. 前記第1の接続具と前記第2の接続具とのいずれか一方は、対応する一方の導波管に固定され、前記第1の接続具と前記第2の接続具とのいずれか他方は、対応する他方の導波管に対して回転自在に取り付けられる可動部を備え、前記締結部は、前記いずれか一方の接続具と前記いずれか他方の接続具の前記可動部との相対回転によって締結されるねじ構造であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の導波管の接続装置。
  5. 前記可動部が回転自在に取り付けられる導波管は、外周部に固定部が固定され、当該固定部に前記可動部が回転自在に取り付けられ、前記固定部に前記ピン状部材と前記嵌合孔とのいずれか一方が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の導波管の接続装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5588502U (ja) * 1978-12-13 1980-06-18
WO2011033639A1 (ja) * 2009-09-17 2011-03-24 独立行政法人電子航法研究所 導波管の接続機構

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