JP2018147279A - 協調学習におけるユーザの思考過程を計測するプログラム、装置及び方法 - Google Patents
協調学習におけるユーザの思考過程を計測するプログラム、装置及び方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018147279A JP2018147279A JP2017042446A JP2017042446A JP2018147279A JP 2018147279 A JP2018147279 A JP 2018147279A JP 2017042446 A JP2017042446 A JP 2017042446A JP 2017042446 A JP2017042446 A JP 2017042446A JP 2018147279 A JP2018147279 A JP 2018147279A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- user
- flag
- question
- thinking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 77
- 230000008569 process Effects 0.000 title claims abstract description 67
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 claims description 39
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 claims description 33
- 230000022676 rumination Effects 0.000 claims description 32
- 208000015212 rumination disease Diseases 0.000 claims description 32
- 230000006870 function Effects 0.000 claims description 22
- 238000000605 extraction Methods 0.000 claims description 7
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 29
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 11
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000008859 change Effects 0.000 description 4
- 230000008094 contradictory effect Effects 0.000 description 3
- 230000000877 morphologic effect Effects 0.000 description 3
- PEDCQBHIVMGVHV-UHFFFAOYSA-N Glycerine Chemical compound OCC(O)CO PEDCQBHIVMGVHV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N gold Chemical compound [Au] PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000010931 gold Substances 0.000 description 2
- 229910052737 gold Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 2
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 2
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 2
- 230000001149 cognitive effect Effects 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 1
- 238000000691 measurement method Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000008520 organization Effects 0.000 description 1
- 230000008447 perception Effects 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
- 210000001260 vocal cord Anatomy 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
Description
教育現場では、21世紀型教育スキル(問題解決力、コミュニケーション力、思考力)として、批評的思考力や課題解決力を養成することが1つの重要目標となっている。この目標達成のために、学習科学を利用しようと考えられている。
学習科学によれば、知識を一方的に提供する従来の講義形式ではなく、数人でグループを構成した「協調学習」が有効であると期待されている。「協調学習」とは、複数のユーザ同士が議論することによって、ユーザ自ら及びグループ全体としての理解を深めることができる(例えば非特許文献1参照)。近年、小学校から大学のような様々な授業の中でも、この協調学習を取り入れるケースが増えてきている。
しかしながら、複数のグループに対して、1人の教官が直接的に、その議論の進捗過程を観察することまではできない。結果的に、教官は、各グループからの最終的なアウトプットのみで、議論の進捗過程を判断するしかない。
「確信」と思考した際に発話されるであろう第1のキーワードの群と、「疑問」と思考した際に発話されるであろう第2のキーワードの群とを登録したキーワード登録手段と、
発話文テキスト毎に、第1のキーワードを含む場合に確信フラグを付与し、第2のキーワードを含む場合に疑問フラグを付与して分類する発話分類手段と、
ユーザ毎に、時系列に並ぶ確信フラグと疑問フラグとの繰り返しに基づく思考過程を計測する思考過程計測手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
グループ内の発話を録音した音声データから、ユーザ毎に発話文単位の発話データを抽出する発話抽出手段と、
発話データ毎に、発話文テキストに変換する音声認識手段と
して更にコンピュータを機能させることも好ましい。
思考過程計測手段は、ユーザ毎に、時系列に並ぶ確信フラグと疑問フラグとが繰り返された回数を、「思考反すう度」として計数する
ようにコンピュータを機能させることも好ましい。
思考過程計測手段は、
第1のユーザについて思考反すう度が計数された、確信フラグと疑問フラグとが繰り返された時間内に、又は、疑問フラグが付与される以前の所定時間内に、第2のユーザの確信フラグ(又は疑問フラグ)の発話文がある場合、当該ユーザの「他律型思考反すう度」として更に計数する
ように更にコンピュータを機能させることも好ましい。
思考過程計測手段は、
各ユーザにおける無発話時間を計測しており、
第1のユーザにおける他律型思考反すう度の計数に影響した第2のユーザが、所定無発話時間以上も発話していなかった場合、当該第2のユーザにおける「思考反すう度」を更に増分する
ようにコンピュータを機能させることも好ましい。
キーワード登録手段は、
確信フラグとして、「同定」「提案」「確認」それぞれの第1のキーワードの群を登録し、
疑問フラグとして、「探索」「批判」「質問」それぞれの第2のキーワードの群を登録する
ように更にコンピュータを機能させることも好ましい。
グループ内の全てのユーザの発話文を時系列に並べ、所定経過時間毎にスライドさせるタイムウィンドウを充てて、当該タイムウィンドウ毎に、グループ内の所定数以上のユーザに付与されたフラグ(確信フラグ又は疑問フラグ)が一致した回数を、「グループ評価度」として計数するグル−プ評価度計測手段と
して更にコンピュータを機能させることも好ましい。
グループ評価度計測手段は、
各ユーザにおける無発話時間を計測しており、
所定無発話時間以上も発話していないユーザからの発話によって、当該タイムウィンドウ内で、グループ内の全てのユーザに付与されたフラグが一致した場合、グループ評価度を更に増分する
ようにコンピュータを機能させることも好ましい。
グループ評価度計測手段は、タイムウィンドウ内で、グループ内の所定数以上のユーザが共起的に発話した同一の語彙の数を計数し、当該語彙の数が所定数以上である場合、グループ評価度を更に増分する
ようにコンピュータを機能させることも好ましい。
語彙は、予め設定された1つ以上の単語である
ようにコンピュータを機能させることも好ましい。
グループ評価度計測手段は、グループ毎に、時系列に並ぶ確信フラグと疑問フラグとが繰り返された回数を、「グループ思考反すう度」として計数する
ようにコンピュータを機能させることも好ましい。
「確信」と思考した際に発話されるであろう第1のキーワードの群と、「疑問」と思考した際に発話されるであろう第2のキーワードの群とを登録したキーワード登録手段と、
発話文テキスト毎に、第1のキーワードを含む場合に確信フラグを付与し、第2のキーワードを含む場合に疑問フラグを付与して分類する発話分類手段と、
ユーザ毎に、時系列に並ぶ確信フラグと疑問フラグとの繰り返しに基づく思考過程を計測する思考過程計測手段と
を有することを特徴とする。
装置は、「確信」と思考した際に発話されるであろう第1のキーワードの群と、「疑問」と思考した際に発話されるであろう第2のキーワードの群とを登録したキーワード登録部を有し、
装置は、
発話文テキスト毎に、第1のキーワードを含む場合に確信フラグを付与し、第2のキーワードを含む場合に疑問フラグを付与して分類する第1のステップと、
ユーザ毎に、時系列に並ぶ確信フラグと疑問フラグとの繰り返しに基づく思考過程を計測する第2のステップと
を実行することを特徴とする。
特に、テレビ会議システムの場合、ユーザ毎に発話された音声データは、音声データベースによって収集しやすい。
発話抽出部101は、グループ内の発話を録音した音声データから、ユーザ毎に発話文単位の発話データを抽出する。ここで、「発話文単位」とは、話者が一息でしゃべったところまでの音声データを意味する。但し、所定時間(例えば2秒以上)の沈黙があった場合にも、音声データを区切る。即ち、発話文としての音声データは、せいぜい単文となる。
音声認識部102は、発話データ毎に、発話文テキストに変換する。音声認識処理は、既存の技術によって実現され、例えばオープンソースの高性能な汎用大語彙連続音声認識エンジンとしてJulius(登録商標)がある。具体的には、推定対象のグループ内で用いられる話し言葉に適した言語モデルと、当該グループの音響環境に応じた音響モデルとを設定し、音声に最も近似した語彙を推定してテキストに変換する。
これによって、発話データ毎に、グループID及びユーザIDを付与することができる。
音声認識部102は、グループID及びユーザIDが付与された発話文テキストを、形態素に区分し、それらを時系列に発話記憶部103へ出力する。
発話記憶部103は、発話文テキストから検出された形態素を、発話分類部11によって分類するために、一時的に記憶したものである。
(ユーザID)(時刻)(発話文テキスト)
001 0:03 水滴/は/見え/る
001 0:10 湯気/も/見える/よね
001 0:15 湯気/の/粒/の/集まり/が/水滴/と思う
002 0:30 水蒸気/は/見えない/と/かいてある
001 0:55 そう/よね
002 1:03 水蒸気/が/集まった/ら/湯気/ってこと
001 1:10 水蒸気/は/湯気/の/1個/1個/だから/見えない/ってこと
002 1:15 わからない
003 1:30 湯気/は/水蒸気/が/冷や/された/水滴/なんよ
002 2:01 湯気/は/水滴/だから/見え/る
001 2:09 水蒸気/は/水滴/でない/から/見え/ない
キーワード登録部10は、以下のように、第1のキーワードの群と、第2のキーワードの群とを登録する。
第1のキーワードの群:「確信」と思考した際に発話されるであろうキーワード
第2のキーワードの群:「疑問」と思考した際に発話されるであろうキーワード
「確信」(分かる)に対して、「同定」「提案」「確認」それぞれの第1のキーワードの群が登録されている。
「疑問」(分からない)に対して、「探索」「批判」「質問」それぞれの第2のキーワードの群が登録されている。
「同定」:自ら推論しなくても自明である事実を述べる表現
例示「いる」「る」「ない」
「提案」:課題に対する自分の考えを述べる表現
例示「と思う」「なんよ」「かいてある」
「確認」:他者の発話に同意を示したり、繰り返したりして受容する表現
例示「よね」「いいね」「そうだね」
<疑問(分からない)>
「探索」:分からないけど不理解を示す表現、自問する表現
例示「わからない」「かんがえる」「むり」
「批判」:〜がおかしい、違うなど、特定の問題点を指摘する表現
例示「ちがう」「おかしい」「あってない」
「質問」:他者に対して説明を求める表現、他者の発話に対して疑問を示す表現
例示「ってこと」「おしえて」「どうして」
このように、キーワードとしては、文末の述語が登録される場合が多い。
発話分類部11は、発話文テキスト毎に、
第1のキーワードを含む場合に「確信フラグ」を付与し、
第2のキーワードを含む場合に「疑問フラグ」を付与し
て分類する。
水滴/は/見え「る」 ->[確信(同定)]
湯気/も/見える「よね」 ->[確信(確認)]
湯気/の/粒/の/集まり/が/水滴「と思う」 ->[確信(提案)]
水蒸気/は/見えない/と「かいてある」 ->[確信(提案)]
そう「よね」 ->[確信(確認)]
水蒸気/が/集まった/ら/湯気「ってこと」 ->[疑問(質問)]
水蒸気/は/湯気/の/1個/1個/だから/見えない「ってこと」->[疑問(質問)]
「わからない」 ->[疑問(探索)]
湯気/は/水蒸気/が/冷や/された/水滴「なんよ」 ->[確信(提案)]
湯気/は/水滴/だから/見え「る」 ->[確信(同定)]
水蒸気/は/水滴/でない/から/見え「ない」 ->[確信(同定)]
このように、「確信フラグ」「疑問フラグ」のフラグは、文末の述語によって判定される場合が多い。
思考過程計測部12は、ユーザ毎に、時系列に並ぶ確信フラグと疑問フラグとの繰り返しに基づく思考過程を計測する。
ここで、思考過程計測部12は、思考過程を定量化するために、ユーザ毎に、時系列に並ぶ確信フラグと疑問フラグとが繰り返された回数を、「思考反すう度」として計数する。
(発話文テキスト)
水滴/は/見え「る」 ->[確信(同定)]
湯気/も/見える「よね」 ->[確信(確認)]
湯気/の/粒/の/集まり/が/水滴「と思う」 ->[確信(提案)]
そう「よね」 ->[確信(確認)]
水蒸気/は/湯気/の/1個/1個/だから/見えない「ってこと」->[疑問(質問)]
水蒸気/は/水滴/でない/から/見え「ない」 ->[確信(同定)]
図7(b)によれば、グループID7におけるユーザID002は、思考反すう度=10回、繰り返したことがわかる。
このように、ユーザ毎に、思考反すう度を計数することによって、自問自答を繰り返しながら理解しようとする思考過程を計測することができる。
思考過程計測部12は、ユーザの「他律型思考反すう度」を更に計数するものであってもよい。
「他律型思考反すう度」とは、第1のユーザについて思考反すう度が計数された際に、第2のユーザの確信フラグ(又は疑問フラグ)の発話文がある場合に、1回として計数する。そのために、以下のような関係となる。
他律型思考反すう度 ≦ 思考反すう度
例えば、他者となる第2のユーザからの発話によって、第1のユーザについて思考反すう度が1回計数された場合、「他律型思考反すう度」としても1回計数する。協調学習の中では、他人の発話によって自らの思考が変化することこそ、最も学習効果が得られるものだからである。
(実施形態1)「確信フラグと疑問フラグとが繰り返された時間内」
第1のユーザについて「確信フラグと疑問フラグとが繰り返された時間内」に、第2のユーザの確信フラグ(又は疑問フラグ)の発話文がある場合に、他律型思考反すう度1回と判断する。
002 水蒸気/は/見えない/と「かいてある」 ->[確信(提案)]
002 水蒸気/が/集まった/ら/湯気「ってこと」 ->[疑問(質問)]
002 「わからない」 ->[疑問(探索)]
(003 湯気/は/水蒸気/が/冷や/された/水滴「なんよ」 ->[確信(提案)])
002 湯気/は/水滴/だから/見え「る」 ->[確信(同定)]
ここで、ユーザID002は、1回の思考反すうの間で、疑問フラグ->確信フラグへ変移する際に、ユーザID003の発話によって変移している。例えばユーザID003が、ユーザID002の疑問に対して、その理解に影響を与える発話をしたと推定できる。この場合、ユーザID002について、「他律型思考反すう度」としても1回計数する。
第1のユーザが疑問フラグへ変移した時、その所定時間前に、第2のユーザの確信フラグ(又は疑問フラグ)の発話文がある場合に、他律型思考反すう度1回と判断する。即ち、第2のユーザの発話によって、第1のユーザが「疑問」となる発話をする場合も想定されるためである。
思考過程計測部12は、各ユーザにおける無発話時間を計測している。
ここで、第1のユーザにおける他律型思考反すう度の計数に影響した第2のユーザが、所定無発話時間(例えば2分)以上も発話していなかった場合、当該第2のユーザにおける「思考反すう度」を更に増分する。
図8によれば、例えば、普段は沈黙しているユーザID003が、急に鋭い指摘となる発話をすることによって、他者となるユーザID002について思考反すう度が1回計数された場合、「思考反すう度」を更に1回増分する。ユーザID002は、ユーザID003の発話の影響を大きく受けた可能性が高い。協調学習の中では、他人の発話によって自らの思考が変化することこそ、最も学習効果が得られるものだからである。
グループ評価度計測部13は、「グループ評価度」を更に計数する。
グループ評価度とは、グループ内の全てのユーザの発話文を時系列に並べ、所定経過時間毎にスライドさせるタイムウィンドウを充てて、当該タイムウィンドウ毎に、グループ内の所定数以上のユーザに付与されたフラグ(確信フラグ又は疑問フラグ)が一致した回数を意味する。所定数とは、グループ内の全ユーザ数であってもよいし、それよりも少ないユーザ数であってもよい。
グループ全員の思考が一致したということは、協調学習における最も重要な学習効果でもある。
001 水滴/は/見え「る」 ->[確信(同定)]
001 湯気/も/見える「よね」 ->[確信(確認)]
001 湯気/の/粒/の/集まり/が/水滴「と思う」 ->[確信(提案)]
※ユーザ001しか発話していないために、グループ評価度=0である。
<タイムウィンドウ2>
001 湯気/の/粒/の/集まり/が/水滴「と思う」 ->[確信(提案)]
002 水蒸気/は/見えない/と「かいてある」 ->[確信(提案)]
※ユーザ003が発話していないために、グループ評価度=0である。
<タイムウィンドウ3>
001 そう「よね」 ->[確信(確認)]
002 水蒸気/が/集まった/ら/湯気「ってこと」 ->[疑問(質問)]
※ユーザ003が発話していないために、グループ評価度=0である。
<タイムウィンドウ4>
001 水蒸気/は/湯気/の/1個/1個/だから/見えない「ってこと」
->[疑問(質問)]
※ユーザ001しか発話していないために、グループ評価度=0である。
<タイムウィンドウ5>
002 「わからない」 ->[疑問(探索)]
003 湯気/は/水蒸気/が/冷や/された/水滴「なんよ」 ->[確信(提案)]
※ユーザ001が発話していないために、グループ評価度=0である。
<タイムウィンドウ6>
001 湯気/は/水蒸気/が/冷や/された/水滴「なんよ」 ->[確信(提案)]
002 湯気/は/水滴/だから/見え「る」 ->[確信(同定)]
003 水蒸気/は/水滴/でない/から/見え「ない」 ->[確信(同定)]
※ユーザ001、002、003全員が発話しており、「確信フラグ」で同一であるために、グループ評価度=+1となる。
グループ評価度計測部13は、タイムウィンドウ内で、グループ内の所定数以上のユーザが共起的に発話した同一の語彙の数を計数し、当該語彙の数が所定数以上である場合、グループ評価度を更に増分する。
グループ内の所定数以上のユーザが同じ語彙を発話したということは、思考が一致へ向かう可能性があり、協調学習における重要な学習効果でもある。
グループ評価度計測部13は、グループ毎に、時系列に並ぶ確信フラグと疑問フラグとが繰り返された回数を、「グループ思考反すう度」として計数する。
「グループ思考反すう度」とは、タイムウィンドウ毎に、グループ内で一致した思考について、確信フラグ->疑問フラグ->確信フラグと変移した回数である。グループとして、思考反すうしていることは、協調学習における重要な学習過程でもある。
10 キーワード登録部
101 発話抽出部
102 音声認識部
103 発話記憶部
11 発話分類部
12 思考過程計測部
13 グループ評価度計測部
Claims (13)
- グループ内における各ユーザの時系列の発話文から、各ユーザの思考過程を推定する装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムであって、
「確信」と思考した際に発話されるであろう第1のキーワードの群と、「疑問」と思考した際に発話されるであろう第2のキーワードの群とを登録したキーワード登録手段と、
発話文テキスト毎に、第1のキーワードを含む場合に確信フラグを付与し、第2のキーワードを含む場合に疑問フラグを付与して分類する発話分類手段と、
ユーザ毎に、時系列に並ぶ確信フラグと疑問フラグとの繰り返しに基づく思考過程を計測する思考過程計測手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。 - グループ内の発話を録音した音声データから、ユーザ毎に発話文単位の発話データを抽出する発話抽出手段と、
前記発話データ毎に、発話文テキストに変換する音声認識手段と
して更にコンピュータを機能させることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。 - 前記思考過程計測手段は、ユーザ毎に、時系列に並ぶ確信フラグと疑問フラグとが繰り返された回数を、「思考反すう度」として計数する
ようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項1又は2に記載のプログラム。 - 前記思考過程計測手段は、
第1のユーザについて前記思考反すう度が計数された、確信フラグと疑問フラグとが繰り返された時間内に、又は、疑問フラグが付与される以前の所定時間内に、第2のユーザの確信フラグ(又は疑問フラグ)の発話文がある場合、当該ユーザの「他律型思考反すう度」として更に計数する
ように更にコンピュータを機能させることを特徴とする請求項3に記載のプログラム。 - 前記思考過程計測手段は、
各ユーザにおける無発話時間を計測しており、
第1のユーザにおける他律型思考反すう度の計数に影響した第2のユーザが、所定無発話時間以上も発話していなかった場合、当該第2のユーザにおける「思考反すう度」を更に増分する
ようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項4に記載のプログラム。 - 前記キーワード登録手段は、
前記確信フラグとして、「同定」「提案」「確認」それぞれの第1のキーワードの群を登録し、
前記疑問フラグとして、「探索」「批判」「質問」それぞれの第2のキーワードの群を登録する
ように更にコンピュータを機能させることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のプログラム。 - グループ内の全てのユーザの発話文を時系列に並べ、所定経過時間毎にスライドさせるタイムウィンドウを充てて、当該タイムウィンドウ毎に、グループ内の所定数以上のユーザに付与されたフラグ(確信フラグ又は疑問フラグ)が一致した回数を、「グループ評価度」として計数するグル−プ評価度計測手段と
して更にコンピュータを機能させることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のプログラム。 - 前記グループ評価度計測手段は、
各ユーザにおける無発話時間を計測しており、
所定無発話時間以上も発話していないユーザからの発話によって、当該タイムウィンドウ内で、グループ内の全てのユーザに付与されたフラグが一致した場合、前記グループ評価度を更に増分する
ようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項7に記載のプログラム。 - 前記グループ評価度計測手段は、前記タイムウィンドウ内で、グループ内の所定数以上のユーザが共起的に発話した同一の語彙の数を計数し、当該語彙の数が所定数以上である場合、前記グループ評価度を更に増分する
ようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項7又は8に記載のプログラム。 - 前記語彙は、予め設定された1つ以上の単語である
ようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項9に記載のプログラム。 - 前記グループ評価度計測手段は、グループ毎に、時系列に並ぶ確信フラグと疑問フラグとが繰り返された回数を、「グループ思考反すう度」として計数する
ようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項7から10のいずれか1項に記載のプログラム。 - グループ内における各ユーザの時系列の発話文から、各ユーザの思考過程を推定する思考過程計測装置であって、
「確信」と思考した際に発話されるであろう第1のキーワードの群と、「疑問」と思考した際に発話されるであろう第2のキーワードの群とを登録したキーワード登録手段と、
発話文テキスト毎に、第1のキーワードを含む場合に確信フラグを付与し、第2のキーワードを含む場合に疑問フラグを付与して分類する発話分類手段と、
ユーザ毎に、時系列に並ぶ確信フラグと疑問フラグとの繰り返しに基づく思考過程を計測する思考過程計測手段と
を有することを特徴とする思考過程計測装置。 - グループ内における各ユーザの時系列の発話文から、各ユーザの思考過程を推定する装置の思考過程計測方法であって、
前記装置は、「確信」と思考した際に発話されるであろう第1のキーワードの群と、「疑問」と思考した際に発話されるであろう第2のキーワードの群とを登録したキーワード登録部を有し、
前記装置は、
発話文テキスト毎に、第1のキーワードを含む場合に確信フラグを付与し、第2のキーワードを含む場合に疑問フラグを付与して分類する第1のステップと、
ユーザ毎に、時系列に並ぶ確信フラグと疑問フラグとの繰り返しに基づく思考過程を計測する第2のステップと
を実行することを特徴とする装置の思考過程計測方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017042446A JP6635601B2 (ja) | 2017-03-07 | 2017-03-07 | 協調学習におけるユーザの思考過程を計測するプログラム、装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017042446A JP6635601B2 (ja) | 2017-03-07 | 2017-03-07 | 協調学習におけるユーザの思考過程を計測するプログラム、装置及び方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018147279A true JP2018147279A (ja) | 2018-09-20 |
JP6635601B2 JP6635601B2 (ja) | 2020-01-29 |
Family
ID=63592011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017042446A Active JP6635601B2 (ja) | 2017-03-07 | 2017-03-07 | 協調学習におけるユーザの思考過程を計測するプログラム、装置及び方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6635601B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US12080288B2 (en) | 2018-12-04 | 2024-09-03 | Nec Corporation | Learning support device, learning support method, and recording medium |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006209332A (ja) * | 2005-01-26 | 2006-08-10 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 価値観推定方法および装置並びにそのプログラム |
-
2017
- 2017-03-07 JP JP2017042446A patent/JP6635601B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006209332A (ja) * | 2005-01-26 | 2006-08-10 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 価値観推定方法および装置並びにそのプログラム |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US12080288B2 (en) | 2018-12-04 | 2024-09-03 | Nec Corporation | Learning support device, learning support method, and recording medium |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6635601B2 (ja) | 2020-01-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN105845134B (zh) | 自由朗读题型的口语评测方法及系统 | |
McKechnie et al. | Automated speech analysis tools for children’s speech production: A systematic literature review | |
JP6440967B2 (ja) | 文末記号推定装置、この方法及びプログラム | |
Yousaf et al. | A Novel Technique for Speech Recognition and Visualization Based Mobile Application to Support Two‐Way Communication between Deaf‐Mute and Normal Peoples | |
Jamaliah Ibrahim et al. | Automated tajweed checking rules engine for Quranic learning | |
Ahsiah et al. | Tajweed checking system to support recitation | |
Pakhomov et al. | Using automatic speech recognition to assess spoken responses to cognitive tests of semantic verbal fluency | |
Kourkounakis et al. | FluentNet: end-to-end detection of speech disfluency with deep learning | |
CN110675292A (zh) | 一种基于人工智能的儿童语言能力评测方法 | |
JP6425493B2 (ja) | 人の発言に基づいて学習項目に対する評価レベルを推定するプログラム、装置及び方法 | |
Chakraborty et al. | Identification of dementia using audio biomarkers | |
Shahriar et al. | A communication platform between bangla and sign language | |
Chou et al. | Automatic deception detection using multiple speech and language communicative descriptors in dialogs | |
JP6570465B2 (ja) | 重要語によって参加者の貢献度を推定可能なプログラム、装置及び方法 | |
Larabi-Marie-Sainte et al. | A new framework for Arabic recitation using speech recognition and the Jaro Winkler algorithm | |
Johar | Paralinguistic profiling using speech recognition | |
CN110099332B (zh) | 一种音频环境展示方法及装置 | |
JP6635601B2 (ja) | 協調学習におけるユーザの思考過程を計測するプログラム、装置及び方法 | |
Zechner et al. | Automatic scoring of children’s read-aloud text passages and word lists | |
Jacob et al. | Prosodic feature based speech emotion recognition at segmental and supra segmental levels | |
KR20110092622A (ko) | 음성인식 기술을 이용한 외국어 말하기 평가 방법 및 시스템 | |
Baquirin et al. | Artificial neural network (ANN) in a small dataset to determine neutrality in the pronunciation of english as a foreign language in filipino call center agents: Neutrality classification of Filipino call center agent's pronunciation | |
JP6367773B2 (ja) | 音声強調装置、音声強調方法及び音声強調プログラム | |
CN114241835A (zh) | 一种学生口语质量评测方法和设备 | |
Marie-Sainte et al. | A new system for Arabic recitation using speech recognition and Jaro Winkler algorithm |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190201 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20191216 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20191218 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20191216 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6635601 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |