JP2018146063A - Pin and chain - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ピン及びピンを備えたチェーンに関する。 The present invention relates to a pin and a chain including the pin.
従来、円筒状のブシュの両端部を一対の内プレートのブシュ圧入穴に圧入して構成される内リンクと、ブシュに挿通された円柱形ピンの両端部を一対の外プレートのピン圧入穴に圧入して構成される外リンクとを備えたチェーンが知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなチェーンでは、円柱形ピンにおける一対の外プレートの外側に突出した部分をプレス機によりかしめ治具を介してかしめている。こうすることで、円柱形ピンが一対の外プレートのピン圧入穴から抜けたり当該ピン圧入穴に対して回転したりしないようにしている。 Conventionally, both ends of cylindrical bushes are press-fitted into bushing press-fit holes of a pair of inner plates, and both ends of cylindrical pins inserted into the bushings are pin-fit holes of a pair of outer plates. A chain including an outer link configured to be press-fitted is known (see, for example, Patent Document 1). In such a chain, the portion of the cylindrical pin that protrudes outside the pair of outer plates is caulked by a press machine via a caulking jig. By doing so, the cylindrical pins are prevented from coming out of the pin press-fitting holes of the pair of outer plates or rotating with respect to the pin press-fitting holes.
また、上述のようなチェーンの中には、ピンの基端部が外プレートにかしめられ、ピンの先端部にねじ部が形成されたものがある(例えば、特許文献2参照)。このようなチェーンでは、ピンの基端部を外プレートにかしめた後、ピンの先端部をフライト(部品)の孔に通し、その状態でねじ部にナット(部品)を締め込むことにより、ピンの先端部にフライトが取り付けられる。 In addition, in some chains as described above, the base end portion of the pin is caulked to the outer plate, and a screw portion is formed at the tip end portion of the pin (see, for example, Patent Document 2). In such a chain, after pinning the base end of the pin to the outer plate, pass the tip of the pin through the flight (part) hole and tighten the nut (part) to the threaded part in that state. A flight is attached to the tip of the.
ところで、特許文献2に記載されたようなチェーンでは、通常、ピンにおける基端側を外プレートにかしめる際にピンにおける基端側に軸方向の力が付与されるため、この力を受けることができるようにピンにおける先端側が治具などで支えられる。このため、ピンに対して軸方向の圧縮力が作用するので、この圧縮力によってねじ部(ナットの取付部)やフライトの取付部が変形するおそれがあった。 By the way, in a chain as described in Patent Document 2, normally, when the base end side of the pin is caulked to the outer plate, an axial force is applied to the base end side of the pin. The tip end side of the pin is supported by a jig or the like. For this reason, since the axial compressive force acts on the pin, there is a possibility that the screw portion (nut attaching portion) and the flight attaching portion are deformed by the compressive force.
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、ピンに軸方向の圧縮力が作用した場合に取付部が変形することを抑制できるピン及びチェーンを提供することにある。 The present invention has been made paying attention to such problems existing in the prior art. An object of the present invention is to provide a pin and a chain that can suppress deformation of the mounting portion when an axial compressive force acts on the pin.
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するピンは、チェーンのリンクに形成された貫通孔に挿入された状態で軸方向の圧縮力が付与されることによってかしめられる第1端部と、部品が取り付けられる取付部が形成された第2端部と、を備え、前記第2端部の先端部には、前記圧縮力を吸収可能な吸収部が設けられている。
Hereinafter, means for solving the above-described problems and the effects thereof will be described.
The pin that solves the above problem is formed with a first end portion that is crimped by being applied with an axial compressive force while being inserted into a through hole formed in a link of the chain, and an attachment portion to which a component is attached. A second end portion, and an absorption portion capable of absorbing the compressive force is provided at a distal end portion of the second end portion.
この構成によれば、第1端部がかしめられる際にピンに付与される軸方向の圧縮力を吸収部によって吸収することができるので、取付部に作用する圧縮力を低減できる。したがって、ピンに軸方向の圧縮力が作用した場合に取付部が変形することを抑制できる。 According to this configuration, the compressive force acting on the mounting portion can be reduced because the compressive force in the axial direction applied to the pin when the first end is caulked can be absorbed by the absorbent portion. Therefore, it is possible to suppress the attachment portion from being deformed when an axial compressive force acts on the pin.
上記ピンにおいて、前記吸収部における前記軸方向と直交する断面積は、前記取付部における前記軸方向と直交する断面積よりも小さいことが好ましい。
この構成によれば、吸収部の剛性が取付部の剛性よりも低くなるので、ピンに軸方向の圧縮力が作用した場合に取付部よりも先に吸収部を変形させることができる。
In the pin, it is preferable that a cross-sectional area perpendicular to the axial direction in the absorbing portion is smaller than a cross-sectional area perpendicular to the axial direction in the mounting portion.
According to this configuration, since the rigidity of the absorbing portion is lower than the rigidity of the mounting portion, the absorbing portion can be deformed before the mounting portion when an axial compressive force acts on the pin.
上記ピンにおいて、前記吸収部は、前記圧縮力を受けて塑性変形することによって前記圧縮力を吸収し、塑性変形後の前記軸方向と直交する断面積が前記取付部の前記軸方向と直交する断面積よりも小さいことが好ましい。 In the pin, the absorbing portion absorbs the compressive force by receiving the compressive force and plastically deforms, and a cross-sectional area perpendicular to the axial direction after the plastic deformation is orthogonal to the axial direction of the mounting portion. It is preferably smaller than the cross-sectional area.
この構成によれば、部品を取付部に取り付ける際に、塑性変形後の吸収部が障害になることを抑制できる。
上記ピンにおいて、前記第1端部の先端面には、圧縮力付与部材を介して前記圧縮力が付与される際に、前記圧縮力付与部材の一部が挿入される凹部が形成されていることが好ましい。
According to this structure, when attaching components to an attachment part, it can suppress that the absorption part after plastic deformation becomes an obstruction.
The said pin WHEREIN: The recessed part into which a part of said compression force provision member is inserted is formed in the front end surface of the said 1st end part when the said compression force is provided via a compression force provision member. It is preferable.
この構成によれば、凹部によって圧縮力付与部材を位置決めすることができる。
上記ピンにおいて、前記凹部の周壁には、複数の切欠溝が周方向に等間隔となるように形成されていることが好ましい。
According to this configuration, the compressive force applying member can be positioned by the recess.
In the pin, it is preferable that a plurality of cutout grooves are formed at equal intervals in the circumferential direction on the peripheral wall of the recess.
この構成によれば、圧縮力付与部材から凹部に軸方向の圧縮力が作用した際に、凹部の周壁が径方向の外側に均等に倒れるように変形するため、第1端部をリンクに形成された貫通孔に好適にかしめることができる。 According to this configuration, when an axial compressive force acts on the recess from the compressive force applying member, the peripheral wall of the recess is deformed so as to fall evenly outward in the radial direction, so the first end is formed in the link. It can caulk suitably to the made through-hole.
上記課題を解決するチェーンは、上記構成のピンを備えた。
この構成によれば、上記構成のピンと同様の作用効果を得ることができる。
The chain that solves the above problems includes the pin having the above-described configuration.
According to this structure, the same effect as the pin of the said structure can be acquired.
本発明によれば、ピンに軸方向の圧縮力が作用した場合に取付部が変形することを抑制できる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, when an axial compressive force acts on a pin, it can suppress that an attaching part deform | transforms.
以下、チェーンの実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、チェーン11は、鋼材によって構成され、互いに幅方向Yで対向して離れて配置される一対の内リンクプレート12を各々有した複数の内リンク13と、一対の内リンクプレート12を幅方向Yの外側から挟むように配置される一対の外リンクプレート14を各々有した複数の外リンク15とを備えている。
Hereinafter, embodiments of the chain will be described with reference to the drawings.
As shown in FIG. 1, the
図1及び図3に示すように、内リンク13の内リンクプレート12及び外リンク15の外リンクプレート14は、チェーン11が幅方向Yと直交する長手方向Xに沿って延びる略矩形板状をなしており、長手方向Xの両端部が丸みを帯びている。幅方向Yで対向する内リンクプレート12及び外リンクプレート14は、互いに平行となるように配置されている。
As shown in FIGS. 1 and 3, the
図2に示すように、内リンクプレート12の長手方向Xにおける両端部には、それぞれ円形のブシュ挿入孔16が内リンクプレート12の厚さ方向ともなる幅方向Yに貫通するように形成されている。内リンク13において対向する一対の内リンクプレート12間には、これら一対の内リンクプレート12間の距離を保つように円筒状のブシュ17が2つ組み付けられる。
As shown in FIG. 2, circular
ブシュ17は、その両端部が一対の内リンクプレート12のブシュ挿入孔16に対してそれぞれ回転不能に嵌合されている。ブシュ17は、円筒状のローラ18に挿入されることでローラ18を回転可能に支持している。すなわち、ブシュ17は、ローラ18に遊嵌されている。
Both ends of the
外リンクプレート14の長手方向Xにおける両端部には、それぞれブシュ17に挿入可能な略円柱状のピンの一例としての連結ピン20が挿入される貫通孔の一例としての円形のピン挿入孔21が外リンクプレート14の厚さ方向ともなる幅方向Yに貫通するように形成されている。幅方向Yで対向する一対の外リンクプレート14のうち、一方は第1外リンクプレート14aとされ、他方は第2外リンクプレート14bとされている。第1外リンクプレート14aのピン挿入孔21は第1ピン挿入孔21aとされ、第2外リンクプレート14bのピン挿入孔21は第2ピン挿入孔21bとされている。
At both ends in the longitudinal direction X of the
図2及び図3に示すように、連結ピン20は、その軸方向の両端部がそれぞれ第1端部22及び第2端部23とされている。第1外リンクプレート14aの第1ピン挿入孔21aにおける幅方向Yの外側の端部には、C面取りを施すことによって円環状の斜面24が形成されている。連結ピン20の第1端部22は、第1外リンクプレート14aの第1ピン挿入孔21aに挿入された状態で連結ピン20に軸方向の圧縮力を付与することによってかしめられている。
As shown in FIGS. 2 and 3, the connecting
連結ピン20の第1端部22の先端面22aは、第1外リンクプレート14aの幅方向Yの外側面とほぼ面一になっている。連結ピン20の第1端部22の先端面22aにおける中央部には、円形の凹部25が形成されている。凹部25の周壁26には、複数(本実施形態では4つ)の切欠溝27が周方向に等間隔となるように形成されている。凹部25の周壁26は、連結ピン20の第1端部22が第1外リンクプレート14aにかしめられる際に付与される軸方向の圧縮力を受けて径方向の外側に均等に倒れるように変形して第1ピン挿入孔21aの斜面24に接触している。
The
図2に示すように、連結ピン20の第2端部23には、部品の一例としての第2外リンクプレート14bが取り付けられる取付部の一例としてのプレート取付部28が形成されている。連結ピン20の第2端部23におけるプレート取付部28と先端側で隣り合う位置には、プレート取付部28に取り付けられた第2外リンクプレート14bを幅方向Yの外側から固定するための部品の一例としてのナット29が螺合することによって取り付けられる取付部の一例としての雄ねじ部30が形成されている。
As shown in FIG. 2, a
連結ピン20の第2端部23の先端面23aには、連結ピン20に軸方向の圧縮力が付与された場合にこの圧縮力を吸収可能な円柱状の吸収部31が突出するように設けられている。吸収部31は、連結ピン20の第1端部22が第1外リンクプレート14aの第1ピン挿入孔21aに挿入された状態で連結ピン20に軸方向の圧縮力が付与されることによってかしめられる際に、この圧縮力を受けて先端部分31aが平たく潰れるように塑性変形することによってこの圧縮力を吸収する。
Provided on the distal end surface 23a of the
吸収部31における塑性変形していない部分の軸方向と直交する断面積は、雄ねじ部30における軸方向と直交する断面積よりも小さくなっている。すなわち、吸収部31における塑性変形していない部分の外径は、雄ねじ部30の谷径よりも小さくなっている。吸収部31における塑性変形後の軸方向と直交する断面積は、雄ねじ部30における軸方向と直交する断面積よりも小さくなっている。すなわち、吸収部31における塑性変形した先端部分31aの軸方向と直交する最大幅は、雄ねじ部30の谷径よりも小さくなっている。
The cross-sectional area perpendicular to the axial direction of the portion of the absorbing
連結ピン20の第2端部23のプレート取付部28は、第2外リンクプレート14bの第2ピン挿入孔21bに挿入されている。連結ピン20の第2端部23の雄ねじ部30には、ナット29が螺合されている。このナット29を締めることにより、第2外リンクプレート14bが第2ピン挿入孔21bにおいてプレート取付部28に固定される。
The
一対の外リンクプレート14は、一対の内リンクプレート12を幅方向Yの外側から挟むように配置された状態で、連結ピン20及びブシュ17を介して一対の内リンクプレート12に対して回動自在に連結される。この場合、連結ピン20は、両端部(第1端部22及び第2端部23)以外の中間部32が内リンク13の一対の内リンクプレート12間に組み付けられたブシュ17に回転可能に挿入された状態で、両端部が外リンク15の一対の外リンクプレート14のピン挿入孔21に対して回転不能に接合されている。
The pair of
したがって、チェーン11は、長手方向Xで隣り合う内リンク13の内リンクプレート12と外リンク15の外リンクプレート14とが長手方向Xの端部同士で連結ピン20及びブシュ17を介して回動自在に連結されている。
Therefore, in the
次に、チェーン11を組み立てる際の作用について説明する。
図4及び図5に示すように、チェーン11に組み込まれる前の未使用の連結ピン20は、第1端部22における凹部25の周壁26及び第2端部23における吸収部31が全く変形していない。未使用の連結ピン20は、第1端部22の外径及び第2端部23の外径がブシュ17に挿入される中間部32の外径よりも若干小さくなっている。連結ピン20の中間部32の外径は、外リンクプレート14のピン挿入孔21の径よりも若干大きくなっている。
Next, the operation when assembling the
As shown in FIGS. 4 and 5, the unused connecting
図6に示すように、チェーン11を組み立てる場合には、まず、未使用の連結ピン20の第1端部22を第1外リンクプレート14aの第1ピン挿入孔21aに挿入した状態にする。この状態で、図7に示すように、連結ピン20の第2端部23を有底円筒状の治具33に挿入し、吸収部31の先端面を治具33の内底面に接触させる。続いて、治具33を固定した状態で、円錐台状に形成された先端部を有する圧縮力付与部材34の先端部の一部を第1端部22の凹部25内に挿入する。これにより、圧縮力付与部材34が位置決めされる。
As shown in FIG. 6, when the
続いて、圧縮力付与部材34をプレス機(図示略)により連結ピン20に向けて徐々に押すと、連結ピン20全体に対して軸方向の圧縮力が付与される。この圧縮力により、凹部25の周壁26が図8に示す変形前の状態から径方向の外側に均等に倒れて広がるように変形した図9に示す状態に変化する。このとき、連結ピン20の第1端部22の先端面22aは、第1外リンクプレート14aの幅方向Yの外側面と面一になることが好ましいが、第1ピン挿入孔21a内に完全に収容されていてもよい。
Subsequently, when the compression
連結ピン20に付与される軸方向の圧縮力は、第2端部23のプレート取付部28、雄ねじ部30、吸収部31にも作用する。しかし、プレート取付部28及び雄ねじ部30に付与される圧縮力の大半は、吸収部31の先端部分31aが図7の破線で示す変形前の状態から図7の実線で示す平たく潰れるように塑性変形した状態に変化することによって吸収される。このため、連結ピン20に付与される軸方向の圧縮力によるプレート取付部28及び雄ねじ部30の変形が効果的に抑制される。
The axial compressive force applied to the connecting
続いて、図2に示すように、第1端部22が第1外リンクプレート14aにかしめられた状態の連結ピン20を、ローラ18に挿通された状態で一対の内リンクプレート12に組み付けられたブシュ17に挿通する。続いて、連結ピン20の第2端部23のプレート取付部28を第2外リンクプレート14bの第2ピン挿入孔21bに挿入する。このとき、プレート取付部28は、上述した連結ピン20に付与される軸方向の圧縮力によってほとんど変形していないので、第2ピン挿入孔21bに円滑に挿入される。
Subsequently, as shown in FIG. 2, the connecting
続いて、連結ピン20の第2端部23の雄ねじ部30にナット29を螺合した状態でナット29を締めると、第2外リンクプレート14bが第2ピン挿入孔21bにおいてプレート取付部28に固定される。このとき、雄ねじ部30は、上述した連結ピン20に付与される軸方向の圧縮力によってほとんど変形していないので、ナット29と円滑に螺合する。さらにこのとき、吸収部31における塑性変形した先端部分31aの軸方向と直交する最大幅は、雄ねじ部30の谷径よりも小さくなっている。このため、吸収部31における塑性変形した先端部分31aは、ナット29と雄ねじ部30との螺合を妨げない。
Subsequently, when the
上述のようにして、内リンク13と外リンク15とを順次交互に直列に連結することによりチェーン11が組み立てられる。
以上詳述した実施形態によれば、次のような効果が発揮される。
As described above, the
According to the embodiment detailed above, the following effects are exhibited.
(1)連結ピン20において、第2端部23の先端面23aには、連結ピン20に作用する軸方向の圧縮力を吸収可能な吸収部31が設けられている。このため、第1端部22が第1外リンクプレート14aにかしめられる際に連結ピン20に付与される軸方向の圧縮力を吸収部31によって吸収することができるので、プレート取付部28及び雄ねじ部30に作用する圧縮力を低減できる。したがって、連結ピン20に軸方向の圧縮力が作用した場合にプレート取付部28及び雄ねじ部30が変形することを抑制できる。よって、連結ピン20に作用する軸方向の圧縮力によってプレート取付部28及び雄ねじ部30のそれぞれの寸法精度が低下することを抑制できる。
(1) In the connecting
(2)連結ピン20において、吸収部31における軸方向と直交する断面積は、プレート取付部28及び雄ねじ部30における軸方向と直交するそれぞれの断面積よりも小さい。このため、吸収部31の剛性がプレート取付部28及び雄ねじ部30のそれぞれの剛性よりも低くなる。したがって、連結ピン20に軸方向の圧縮力が作用した場合にプレート取付部28及び雄ねじ部30よりも先に吸収部31を変形させることができる。よって、吸収部31によりプレート取付部28及び雄ねじ部30に作用する圧縮力を効果的に低減できる。
(2) In the connecting
(3)連結ピン20において、吸収部31は、圧縮力を受けて塑性変形することによって圧縮力を吸収し、塑性変形後の軸方向と直交する断面積がプレート取付部28及び雄ねじ部30の軸方向と直交するそれぞれの断面積よりも小さい。このため、プレート取付部28及び雄ねじ部30に第2外リンクプレート14b及びナット29をそれぞれ取り付ける際に、塑性変形後の吸収部31の先端部分31aが障害になることを抑制できる。
(3) In the connecting
(4)連結ピン20において、第1端部22の先端面22aには、圧縮力付与部材34を介して圧縮力が付与される際に、圧縮力付与部材34の先端部の一部が挿入される凹部25が形成されている。このため、凹部25によって圧縮力付与部材34を位置決めすることができる。
(4) In the connecting
(5)連結ピン20において、凹部25の周壁26には、複数の切欠溝27が周方向に等間隔となるように形成されている。このため、圧縮力付与部材34から凹部25に軸方向の圧縮力が作用した際に、凹部25の周壁26が径方向の外側に均等に倒れるように変形する。したがって、第1端部22を第1外リンクプレート14aの第1ピン挿入孔21aに好適にかしめることができる。
(5) In the connecting
(変更例)
なお、上記実施形態は次のように変更してもよい。
・図10に示すように、連結ピン20における第1端部22の凹部25を省略し、第1端部22の先端面22aをハンマーなどによる打撃によって変形させることで第1端部22を第1外リンクプレート14aにかしめるようにしてもよい。この場合、連結ピン20における第2端部23には、プレート取付部28及び雄ねじ部30の代わりに、第2外リンクプレート14b及びナット29以外の部品を取り付けることが可能な部品取付部40を取付部として形成してもよい。
(Example of change)
In addition, you may change the said embodiment as follows.
As shown in FIG. 10, the
・図11に示すように、チェーン41における幅方向Yで対向する一対の外リンクプレート42における長手方向Xに並ぶ2つの連結ピン43同士の間に形成した貫通孔の一例としての孔44に、取付ピン46をピンとしてかしめるようにしてもよい。取付ピン46は、部品を取り付けることが可能な部品取付部45を有している。部品取付部45の外径は、取付ピン46における部品取付部45以外の部位の外径よりも大きくしてもよい。なお、チェーン41では、取付ピン46及び連結ピン43は、いずれも端面をハンマーなどによる打撃によって変形させることで外リンクプレート42にかしめられている。
As shown in FIG. 11, in a
・連結ピン20において、凹部25の周壁26には、必ずしも切欠溝27を形成する必要はない。
・連結ピン20において、凹部25の形状は、円形に限らず、四角形や六角形などの多角形であってもよいし、楕円形であってもよい。
In the connecting
In the connecting
・連結ピン20において、凹部25の周壁26に形成する切欠溝27の数は任意に変更してもよい。
・連結ピン20において、凹部25の周壁26に形成する複数の切欠溝27は、必ずしも周方向に等間隔となるように形成する必要はない。
-In the
In the connecting
・連結ピン20において、凹部25は省略してもよい。
・連結ピン20において、吸収部31は、塑性変形後の軸方向と直交する断面積が必ずしもプレート取付部28及び雄ねじ部30の軸方向と直交するそれぞれの断面積よりも小さい必要はない。吸収部31は、塑性変形後の軸方向と直交する断面積がプレート取付部28及び雄ねじ部30の軸方向と直交するそれぞれの断面積と同じ以上である場合、プレート取付部28及び雄ねじ部30に第2外リンクプレート14b及びナット29をそれぞれ取り付ける前に、塑性変形した先端部分31aが切除される。
-In the
In the connecting
・連結ピン20において、吸収部31における塑性変形前の軸方向と直交する断面積は、必ずしもプレート取付部28及び雄ねじ部30における軸方向と直交するそれぞれの断面積よりも小さい必要はない。この場合、吸収部31は、塑性変形後に切除される。
In the connecting
・連結ピン20において、吸収部31は、先端に向かうほど外径が小さくなる円錐台状に形成してもよい。このようにすれば、連結ピン20に軸方向の圧縮力が作用した際に吸収部31が座屈することを抑制できる。
-In the
11,41…チェーン、14b…部品の一例としての第2外リンクプレート、20…ピンの一例としての連結ピン、21…貫通孔の一例としてのピン挿入孔、22…第1端部、23…第2端部、25…凹部、26…周壁、27…切欠溝、28…取付部の一例としてのプレート取付部、29…部品の一例としてのナット、30…取付部の一例としての雄ねじ部、31…吸収部、34…圧縮力付与部材、40,45…取付部の一例としての部品取付部、44…貫通孔の一例としての孔、46…ピンの一例としての取付ピン。
DESCRIPTION OF
Claims (6)
部品が取り付けられる取付部が形成された第2端部と、
を備え、
前記第2端部の先端部には、前記圧縮力を吸収可能な吸収部が設けられていることを特徴とするピン。 A first end that is crimped by being applied with an axial compressive force in a state of being inserted into a through-hole formed in a link of the chain;
A second end formed with a mounting portion to which a component is mounted;
With
An absorption part capable of absorbing the compressive force is provided at a tip part of the second end part.
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