JP2018143903A - メタン発酵バイオリアクタ及びその洗浄方法 - Google Patents

メタン発酵バイオリアクタ及びその洗浄方法 Download PDF

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Abstract

【課題】メタン発酵処理を継続しながら溢流ラインを洗浄できるメタン発酵バイオリアクタ及びその洗浄方法を提供する。
【解決手段】メタン発酵微生物群の固定床14と,内部の発酵液Sを固定床14の下方から槽外へ引き抜き固定床14の上方に戻して循環させるポンプ21付き循環ライン20と,下部から消化液Dを槽外へ溢流させ発酵液面に相当する槽外高さHまで上昇させて放流する開閉弁V1付き溢流ライン30とを有する嫌気性発酵槽10において,溢流ライン30上に開閉弁V2,V3,V4付きの高圧洗浄水噴き入れ口41,42,43を設け,循環ライン20による発酵液Sの循環を継続しながら噴き入れ口41,42,43から高圧洗浄水Cを噴き入れて溢流ライン30を洗浄する。好ましは,溢流ライン30の曲がり部分に高圧洗浄水噴き入れ口41を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明はメタン発酵バイオリアクタ及びその洗浄方法に関し,とくに有機物含有液をメタン発酵処理によりバイオガスにまで分解して消化液を放流するメタン発酵バイオリアクタ及びその洗浄方法に関する。
生ごみ,食品製造残さ,動植物性残さ等の有機性廃棄物をメタン発酵処理により減容化し,更に有用物を回収して再資源化する技術が実用化されている(非特許文献1,特許文献1,2を参照)。例えば特許文献1は,図5に示すように,スラリー状に破砕した有機性廃棄物Eをメタン発酵微生物群の固定床14が設けられた嫌気性発酵槽10に投入してバイオガスG(メタン,二酸化炭素,硫化水素等を含む)と残留有機物(消化液)Dとに変換し,バイオガスGから燃料電池により電力エネルギーを回収し,残留有機物Dから二次処理装置17によりコンポスト材料(肥料・飼料)を回収する湿式のメタン発酵システムを開示している。
図5のメタン発酵システムにおいて,嫌気性発酵槽10に投入された有機性廃棄物Eは徐々に分解されて発酵液Sとなり,更に発酵槽10内に所要時間滞留しながらバイオガスGと消化液Dとにまで分解される。バイオガスGからメタン精製装置51により硫化水素を脱硫し,得られたメタンガスを燃料電池の材料として用いる。このような再資源化技術は,有機性廃棄物の破砕スラリーだけでなく,下水処理場やし尿処理場等において有機性廃水等からメタン発酵を利用して電力エネルギーやコンポスト材料等の有用物を回収する場合にも適用できる。
一般に湿式のメタン発酵システムは,有機性廃棄物や有機性廃水(以下,これらを纏めて有機物含有液Eという)を効率的・安定的にメタン発酵するため,嫌気性発酵槽10内の発酵液Sをメタン発酵に適する温度(発酵温度)に保温すると共に,発酵液Sを攪拌しながら微生物群と均一に接触させる。例えば図5のメタン発酵システムは,発酵槽10の固定床14の上部から発酵液Sを槽外へ抜き出し,外付けのポンプ21付き循環ライン20を介して発酵槽10の固定床14の下部へ戻し,発酵槽10内に上向き流を形成することにより発酵液Sを撹拌している(上向流循環法)。また循環ライン20上に保温装置25を設け,発酵液Sを保温装置25で加熱しながら循環させることにより,発酵槽10内の発酵液Sを発酵温度に保温している。循環しながら分解された消化液Dは,後続の有機物含有液Eの投入によって発酵槽10の上部(液面)から溢流ライン(オーバーフローライン)30に送り出され,二次処理装置17を経由して放流される。
これに対し,図6に示すように,固定床14の下部から発酵液Sを槽外へ抜き出し,外付けのポンプ21付き循環ライン20を介して発酵槽10の固定床14の上部へ戻し,発酵槽10に下向き流を形成することにより発酵液Sを均一に撹拌することもできる(下向流循環法)。図6においても,循環ライン20上に保温装置25を設けることにより,発酵槽10内の発酵液Sを撹拌しながら発酵温度に保温することができる。
図6の下向流循環法において循環しながら分解された消化液Dは,発酵槽10の下部に接続された溢流ライン(オーバーフローライン)30に送り出されるが,サイフォン現象によって発酵槽10内の発酵液Sが抜け出ないように,更に硫化水素を含むバイオガスGの大気への放出を防ぐために,溢流ライン30の中間部分を発酵槽10の気相部15と均圧となる槽外高さ(均圧部)まで上昇させている。すなわち,図6において発酵槽10の下部から送り出された消化液Dは,均圧部まで上昇したのち(必要に応じて二次処理装置17を経由して)放流され,消化液D中に含まれるバイオガスGは均圧部からガスライン50に送られる。
図6の下向流循環法は,図5の上向流循環法と同様に嫌気性発酵槽10内の発酵液Sを発酵温度に保温しながら攪拌することができる。更に,抜き出した発酵液Sを上部から比較的均一に発酵槽1内へ戻すことができ,発酵液Sの表面にできるスカム層を破壊することができ,発酵槽1内に発生したバイオガスの上昇流と発酵液Sの下向流との交差により効果的な攪拌が期待できる点で,図5の上向流循環法よりも優れている。このため,実際の湿式のメタン発酵システムでは図6の下向流循環法を採用することが多い。
財団法人新エネルギー財団編「バイオマス技術ハンドブック〜導入と事業化のためのノウハウ〜 第3章メタン発酵」株式会社オーム社,平成20年10月25日,pp.206〜447
特開2000−167523号公報 特開2000−023656号公報
しかし,図6の下向流循環法のメタン発酵システムにおいて,有機物含有液Eのメタン発酵処理を長期間継続した場合に,有機物含有液E中に含まれる無機物が徐々に結晶として溢流ライン30の内壁に析出する問題点が経験された。すなわち,例えば有機物含有液E中にリン酸イオン(PO 3−),アンモニウムイオン(NH ),マグネシウムイオン(Mg2+)等の無機質イオンが高濃度で含まれており,且つ,以下に述べる複数の条件が重なると,溢流ライン30において(1)式の反応が右側に進行して無機物イオンがリン酸マグネシウムアンモニウム(MgNHPO;以下,MAPという)の結晶として析出して成長することがある。また他の条件が重なると,炭酸カルシウムの結晶が溢流ライン30の配管内壁に析出する場合もある。
PO 3−+Mg2++NH =MgNHPO ……………………(1)
有機物含有液E中に無機質イオンが高濃度で含まれていても,酸性では(1)式の反応は右側に進行することはなく,無機物イオンは発酵液S中に溶解している。通常のスラリー状に破砕した有機性廃棄物Eは乳酸発酵等によりpH4〜5程度の酸性である。発酵液SはバイオオガスGにまで分解されるとpH7.5程度の消化液Dとなり,その後に溢流ライン30を介して放流される過程(二次処理装置17へと送られる過程)で溶存していた炭酸(HCO)が二酸化炭素(CO)として気相部に放出されることによってpHが更に上昇し,溢流ライン30中ではpH8以上となりうる。また溢流ライン30では,循環圧力が加わらないので消化液Dはゆっくりと上昇しながら滞留しており,圧力は低下し,温度も低下する。
溢流ライン30の配管内壁において,上述したようなpH8程度までの水素イオン濃度の減少,圧力の低下,温度の低下,流速の低下,更には配管粗面での無機物の凝集等といった幾つもの条件が重なると,(1)式の反応が右側に進行してMAPの無機物結晶が析出して成長が始まる。なお,実際の発酵液Sは多くの緩衝剤が含まれる複雑な緩衝溶液となっており,(1)は定性的な結晶析出反応を示すものであって,実際の結晶析出反応は非常に複雑なものである。
溢流ライン30に析出した無機物結晶は配管内壁に付着して成長していくので,放置すると配管を閉塞させるおそれがあり,適宜洗浄して除去する必要がある。ただし,無機物結晶は配管内壁に強固に付着(固着)しているので,配管内に水を流す程度の簡単な洗浄操作で除去することは難しい。メタン発酵処理を中断して溢流ライン30の内部をブラシ等で擦ることは可能であるが,処理を中断すると洗浄後の嫌気発酵槽10のメタン発酵処理の再開に非常に手間がかかるので,有機物含有液Eを連続的に処理している現場において溢流ライン30の洗浄のためにメタン発酵処理を中断することは実際上困難である。有機物含有液Eを効率的に且つ長期間安定的にメタン発酵処理するため,嫌気性発酵槽10におけるメタン発酵処理を継続しながら溢流ライン30を適宜洗浄できる技術の開発が求められている。
そこで本発明の目的は,メタン発酵処理を継続しながら溢流ラインを洗浄できるメタン発酵バイオリアクタ及びその洗浄方法を提供することにある。
図1の実施例を参照するに,本発明によるメタン発酵バイオリアクタは,メタン発酵微生物群の固定床14を有する嫌気性発酵槽10,発酵槽10内部の発酵液Sを固定床14の下方から槽外へ引き抜き固定床14の上方に戻して循環させるポンプ21付き循環ライン20,発酵槽10の下部から消化液Dを槽外へ溢流させ発酵液面に相当する槽外高さHまで上昇させて放流する開閉弁V1付き溢流ライン30,及び溢流ライン30上に設けた開閉弁V2,V3,V4付きの高圧洗浄水噴き入れ口41,42,43を備えてなるものである。
また図1の実施例を参照するに,本発明によるメタン発酵バイオリアクタの洗浄方法は,メタン発酵微生物群の固定床14と,内部の発酵液Sを固定床14の下方から槽外へ引き抜き固定床14の上方に戻して循環させるポンプ21付き循環ライン20と,下部から消化液Dを槽外へ溢流させ発酵液面に相当する槽外高さHまで上昇させて放流する開閉弁V1付き溢流ライン30とを有する嫌気性発酵槽10において,溢流ライン30上に開閉弁V2,V3,V4付きの高圧洗浄水噴き入れ口41,42,43を設け,循環ライン20による発酵液Sの循環を継続しながら噴き入れ口41,42,43から高圧洗浄水Cを噴き入れて溢流ライン30を洗浄してなるものである。
好ましい実施例では,図示例のように,溢流ライン30の曲がり部分に高圧洗浄水噴き入れ口41を設け,溢流ライン30の開閉弁V1を開放したまま噴き入れ口41から溢流ライン30に水を充填したうえで噴き入れ口41から高圧洗浄水Cを噴き入れて溢流ライン30を洗浄する。更に好ましい実施例では,図示例のように,溢流ライン30上の槽外高さHの部位に発酵槽10の気相部15と連通する流出管35を設け,高圧洗浄水噴き入れ口42,43を流出管35に設け,溢流ライン30の開閉弁V1を閉鎖したうえで流出管35の噴き入れ口42,43から高圧洗浄水Cを噴き入れて溢流ライン30を洗浄する。図1(B)に示すように,各噴き入れ口41,42,43から溢流ライン30内に挿入する高圧水洗浄機60を設け,高圧水洗浄機60により高圧洗浄水Cを噴き入れることができる。
本発明によるメタン発酵バイオリアクタ及びその洗浄方法は,メタン発酵微生物群の固定床14と,発酵槽10内部の発酵液Sを固定床14の下方から槽外へ引き抜き固定床14の上方に戻して循環させるポンプ21付き循環ライン20と,発酵槽10の下部から消化液Dを槽外へ溢流させ発酵液面に相当する槽外高さHまで上昇させて放流する開閉弁V1付き溢流ライン30とを有する嫌気性発酵槽10において,溢流ライン30上に開閉弁V2,V3,V4付きの高圧洗浄水噴き入れ口41,42,43を設け,循環ライン20による発酵液Sの循環を継続しながら噴き入れ口41,42,43から高圧洗浄水Cを噴き入れて溢流ライン30を洗浄するので,次の有利な効果を奏する。
(イ)循環ライン20による発酵液Sの循環を継続しながら溢流ライン30に高圧洗浄水Cを噴き入れることにより,メタン発酵処理を継続しながら溢流ライン30の配管内壁に析出したMAP等の無機物結晶を洗浄することができる。
(ロ)また,高圧洗浄水の吐出圧力を十分大きくすることにより,MAP等の無機物結晶が配管内壁に非常に強固に固着している場合でも洗い落とすことができる。
(ハ)溢流ライン30上の高圧洗浄水噴き入れ口を設ける部位にとくに制限はないが,溢流ライン30の槽外高さHの部位に流出管35を設け,その流出管35に噴き入れ口42,43を設けることにより,溢流ライン30の開閉弁V1を閉鎖したうえで流出管30から高圧洗浄水Cを噴き入れて溢流ライン30を効率的に洗浄することができる。
(ニ)また,溢流ライン30が曲がっていて流出管35からの高圧洗浄水Cの噴き入れが難しい場合は,溢流ライン30の曲がり部分に高圧洗浄水噴き入れ口41を設けることにより,曲がっている溢流ライン30も高圧洗浄水Cで洗浄することができる。
(ホ)溢流ライン30の開閉弁V1よりも発酵槽10側の部分についても,開閉弁V1を開放したまま噴き入れ口から高圧洗浄水Cを噴き入れることにより,メタン発酵処理中の発酵槽10の嫌気状態を破壊することなく洗浄することができる。
以下,添付図面を参照して本発明を実施するための形態及び実施例を説明する。
本発明によるメタン発酵バイオリアクタの一実施例の説明図である。 図1のメタン発酵バイオリアクタにおける通常運転時の消化液Dの流れを示す説明図である。 図1のメタン発酵バイオリアクタにおける溢流ライン30の洗浄状態を示す一実施例の説明図である。 図1のメタン発酵バイオリアクタにおける溢流ライン30の洗浄状態を示す他の実施例の説明図である。 嫌気性発酵槽内に上向き流を形成して発酵液Sを撹拌する従来のメタン発酵いバイオリアクタの説明図である。 嫌気性発酵槽内に下向き流を形成して発酵液Sを撹拌する従来のメタン発酵いバイオリアクタの説明図である。
図1(A)は,有機性廃棄物の粉砕スラリーである有機物含有液Eをメタン発酵微生物群との接触により分解する本発明のメタン発酵バイオリアクタ1の一実施例を示す。図示例のバイオリアクタ1は,メタン発酵微生物群の固定床14を有する嫌気性発酵槽10と,発酵槽10内部に有機物含有液Eを取り入れる取入れライン18と,発酵槽10内部の発酵液Sを循環させるポンプ21付き循環ライン20と,余剰の消化液を槽外へ溢流させる開閉弁V1付き溢流ライン30と,発酵槽10の気相部15からバイオガスGを取り出すガスライン50とを有する。
図示例の嫌気性発酵槽10は,図6に示した従来の発酵槽と同様の気密槽であり,内部に微生物固定床14を有し,固定床14に加水分解菌,酸発酵菌,メタン生成菌が含まれるメタン発酵微生物群を保持させる。固定床14は分解微生物群が高濃度に付着可能な適当な担体,例えば耐酸性樹脂製,炭素繊維製,又はガラス繊維製の中空筒状担体を規則的に並べたものである。好ましくは,ポリエステル繊維,ポリプロピレン繊維,又はポリエチレン繊維を主原料とする耐酸性樹脂製の織布又は不織布を中空筒状枠体の周壁に支持した中空筒状の微生物担体を用いる。耐酸性樹脂製の織布又は不織布は,酸性化しうる発酵槽10に長期間浸漬させても強度が劣化(脆弱化)しにくい利点を有している。中空筒状の微生物担体を発酵槽10の内部に搬入し,発酵槽10内の発酵液Sの循環方向と中空筒状担体の中心軸方向とが揃うように規則的に装填して固定床14とする。
図示例の循環ライン20は,循環ポンプ21と,ポンプ21を発酵槽10の固定床14の下部に設けた抜出口に接続するポンプ上流路22と,ポンプ21を発酵槽10の固定床14の上部(図示例では気相部15)に接続するポンプ下流路23とを有する。発酵槽10内の発酵液Sを循環ポンプ21により抜出口からポンプ上流路22を介して槽外へ抜き出し,ポンプ下流路23経由で発酵槽1の気相部15へ戻して循環させることにより,図6の場合と同様に,発酵槽10内に下向き流を形成しながら発酵液Sを循環させる。
また,図示例の循環ライン20には有機物含有液Eの取入れライン18が接続されており,新たに取入れた有機物含有液Eを,発酵槽10の下部から抜き出した発酵液Sと混合して発酵槽1の気相部15へ投入している。必要に応じて,ポンプ下流路23の発酵槽端部(気相部15)に複数の吐出口8を有する分散吐出器を取り付け,発酵槽10から抜き出した発酵液Sを(取入れライン18からの有機物含有液Eと共に)発酵槽10の液面に均等に分散させながら投入することができる。循環する発酵液10を(新たな有機物含有液Eと共に)発酵槽1内へ均一に戻すことにより,発酵液Sの表面にできるスカム層を破壊することができる。
循環ライン20には,発酵槽10内の発酵液Sをメタン発酵微生物群の活性温度に保温する保温装置25を設けることができる。図示例では,保温装置25を循環ライン20(ポンプ下流路23)上に設けた熱交換器とし,熱交換器25に例えば蒸気その他の高温流体Wを送り,その高温流体Wとの熱交換により発酵槽10内の発酵液Sを循環しながらメタン発酵に最適な発酵温度に保温している。発酵温度に保温された発酵液Sは,発酵槽10の液面から下向き流によって固定床14に送られ,固定床14上のメタン発酵微生物群との接触によりバイオガスGと消化液Dとに分解される。
図示例の溢流ライン30は,発酵槽10の発酵液面に相当する槽外高さHに設けた流出管35と,発酵槽10の固定床14の下部と流出管35とを接続する溢流路31と,流出管35の下流側に接続された放流路32とを有する。発酵槽10内で分解された消化液Dは,発酵槽10の下部から溢流路31へ流れ出し,溢流路31をゆっくりと流出管35まで上昇したのち,放流路32を経由して放流される。必要に応じて放流路32に二次処理装置17(図6参照)を設けることができる。溢流ライン30(溢流路31)の発酵槽側端には開閉弁V1が設けられており,消化液Dの放流時には開閉弁V1を開放するが(図2参照),後述するように溢流ライン30の洗浄時には,必要に応じて開閉弁V1を短時間閉鎖して消化液Dの放流を一時中断する(図3参照)。開閉弁V1の閉鎖時にも,洗浄に要する程度の短時間であれば,発酵槽10のメタン発酵は継続することができる。
図示例の溢流ライン30上の流出管35は,均圧管38により発酵槽10の気相部15と連通している。発酵槽10の気相部15と均圧の流出管35を介して発酵槽10内の消化液Dを放流することにより,サイフォン現象によって発酵槽10内の発酵液Sが放流路32へ抜け出すことを防止できる。発酵槽10の気相部15に代えて,図6のように流出管35をガスライン50に接続して均圧化することもできるが,その場合は,開閉弁V1を閉鎖して溢流ライン30を洗浄したのち,開閉弁V1を開放した際にU字管での水の自由振動現象により発酵槽10内部の発酵液Sがガスライン50に漏れ出すおそれがある。流出管35を発酵槽10の気相部15と連通して均圧化することにより,発酵液Sがガスライン50に漏れ出ることを防止することができる。
また溢流ライン30は,高圧洗浄水Cの開閉弁V2,V3,V4付き噴き入れ口41,42,43を有する。上述したように発酵液S中に無機質イオンが高濃度で含まれている場合に,溢流ライン30の配管内にMAP等の無機物結晶が析出し,簡単には除去できない程度に強固に付着することがある。本発明者らは,無機物結晶が配管内壁に強固に付着している場合でも,溢流ライン30の配管内に所要吐出圧力の高圧洗浄水Cを噴き入れることにより付着した無機物結晶を除去できることを見出した。高圧洗浄水Cの吐出圧力は適宜調整できるが,例えば吐出圧力を15MPa以上とし,望ましくは20Mpa以上とし,更に望ましくは22MPaとする。
好ましい実施例では,図1(B)に示すような高圧水洗浄機60を用いて,噴き入れ口41,42,43から溢流ライン30の配管内に高圧洗浄水Cを噴き入れる。例えば高さ10m程度の大型の嫌気性発酵槽10を用いる場合は,発酵槽10の下部から発酵液面に相当する槽外高さHまで延びる溢流ライン30も10m程度の長さとなりうる。図示例の高圧水洗浄機60は,自走式ノズル63を先端に取り付けた所要長さの注水管(ホース)62とその注水管を巻き取るリール(ホースリール)とを有し,所要吐出圧力の高圧水を配管内面に噴き付けるノズル63を,その噴き付けの反力により配管内壁に沿って(配管長さ方向に沿って)自走させることができるものである。図1(B)のような高圧水洗浄機60のノズル63を溢流ライン30に沿って自走させながら高圧洗浄水Cを噴き付けることにより,長い溢流ライン30を洗浄する場合も,限られた数の噴き入れ口から溢流ライン30の全体に高圧洗浄水Cを噴き入れることができる。ただし,自走式ノズル63の原理は図示例に限定されるものではない。
高圧洗浄水Cの噴き入れ口42,43は,例えば溢流ライン30上の流出管35に設けることができる。流出管35の噴き入れ口42の開閉弁V3を開放して高圧水洗浄機60のノズル63付き注水管62を溢流ライン30の溢流路31に挿入し,溢流路31の配管内壁に沿って所要吐出圧力の高圧水を噴き付けながら発酵槽10の下部まで自走させることにより,溢流路31の内壁に固着した無機物結晶を除去することができる。また同様に,流出管35の噴き入れ口43の開閉弁V4を開放して高圧水洗浄機60のノズル63付き注水管62を放流ライン30の放流路32に挿入し,放流路32の配管内壁に沿って所要吐出圧力の高圧水を噴き付けながら自走させることにより,放流路32の内壁に固着した無機物結晶を除去することができる。
ただし,溢流ライン30に曲がり部分R1,R2が存在する場合は,高圧水洗浄機60のノズル63の溢流ライン30に沿った自走が曲がり部分R1,R2によって阻止されることがある。図1(B)において,高圧洗浄水Cを所要吐出圧力で噴き付けるノズル63は,吐出圧力に応じた長さLが必要であるが,剛性であって曲らない。このため,図1(A)において流出管35の噴き入れ口42から挿入した高圧水洗浄機60のノズル63が,曲率半径の比較的大きな曲がり部R2を通過することはできるが,曲率半径の比較的小さい曲がり部R1を通過できないことがある。
図1(A)は,溢流ライン30上の流出管35に高圧洗浄水Cの噴き入れ口42,43を設けるだけでなく,溢流ライン30の曲がり部分R1にも高圧洗浄水Cの開閉弁V2付き噴き入れ口41を設けている。すなわち,噴き入れ口41の開閉弁V2を開放して高圧水洗浄機60のノズル63付き注水管62を溢流ライン30(溢流路31)に挿入し,溢流路31の配管内壁に沿って所要吐出圧力の高圧水を噴き付けながら発酵槽10の下部まで自走させることにより,溢流ライン30の曲がり部分R1と発酵槽10との間の溢流路31の内壁に固着した無機物結晶も除去することができる。必要に応じて,図1に点線で示すように,溢流ライン30の曲がり部分R2に高圧洗浄水Cの開閉弁V4付き噴き入れ口44を設けることも可能である。
なお,図1(A)では,溢流ライン30の曲がり部分R1の噴き入れ口41の周辺に高圧洗浄機60を設置するスペースが確保できないことから,噴き入れ口41に仮設管路46(例えばゴムホース,フレキシブルホース等)を接続して高圧洗浄機60の設置位置まで延ばし,仮設管路46を介して高圧水洗浄機60のノズル63付き注水管62を噴き入れ口41に挿入している。
図2は,図1(A)のメタン発酵バイオリアクタ1において,溢流ライン30の開閉弁V1を開放し,高圧洗浄水Cの噴き入れ口41,42,43の開閉弁V2,V3,V4を閉鎖した通常運転の状態を示している。上述したように,取入れライン18を介して嫌気性発酵槽10に投入された有機物含有液Eは徐々に分解されて発酵液Sとなり,更にポンプ21付き循環ライン20を介して循環しながら発酵槽10内に所要時間滞留し,固定床14のメタン発酵微生物群との接触によりバイオガスGと消化液Dとにまで分解される。分解された消化液Dは,図2に太線で示すように,発酵槽10の下部から溢流ライン30の溢流路31に流れ出し,流出管35までゆっくりと上昇したのち,放流路32を経由して放流される。
図3は,図1(A)のメタン発酵バイオリアクタ1において,溢流ライン30の開閉弁V1を閉鎖して,溢流ライン30の流出管35の噴き入れ口42,43から高圧洗浄水Cを噴き入れて溢流ライン30の配管内を洗浄する手順を示す。先ず,噴き入れ口42の開閉弁V3を開放して溢流路31の内側に高圧水洗浄機60のノズル63付き注水管62を挿入する。噴き入れ口42の開閉弁V3の開放時には,他の噴き入れ口41,43の開放弁V2,V4は閉鎖しておく。次いで,ノズル63により所要吐出圧力の高圧水Cを噴き付けながら溢流路31の配管内壁に沿ってノズル63を曲がり部R1まで自走させることにより,溢流路31の内壁に固着した無機物結晶を除去する。除去された無機物結晶は,開閉弁V1を開放して発酵槽10の底部に送り出す。発酵槽10に送り出されて底部に溜まった無機物結晶は,発酵槽10の底部に設けた開閉弁V5を開放して槽外へ放流することができる。
また図3において,噴き入れ口43の開閉弁V4を開放して流出管35及び放流路32の内側に高圧水洗浄機60のノズル63付き注水管62を挿入する。噴き入れ口43の開閉弁V4の開放時には,他の噴き入れ口41,42の開放弁V2,V3は閉鎖しておく。その後,ノズル63により所要吐出圧力の高圧水Cを噴き付けながら放流路32の配管内壁に沿ってノズル63を自走させることにより,放流路32の内壁に固着した無機物結晶を除去する。除去された無機物結晶は,放流路32の下流側に送られて放流される。
更に図4は,上述した流出管35からの溢流ライン30の洗浄(図3)に続いて,流出管35から高圧洗浄水Cを噴き入れることができない部分(例えば曲がり部分R1と発酵槽10との間の溢流路31,溢流路31の開閉弁V1よりも発酵槽10側の部分等)について,曲がり部分R1に設けた噴き入れ口41から高圧洗浄水Cを噴き入れて溢流ライン30の配管内を洗浄する手順を示す。この場合は,先ず開閉弁V2を閉じたまま仮設管路46の一端を開閉弁V2に取り付け,溢流ライン30の開閉弁V1を開放したまま,続いて噴き入れ口41の開閉弁V2を開放する。仮設管路46には発酵槽10の発酵液が流れ込み発酵液面に相当する高さHまで上昇するので,仮設管路46の他端は発酵液面高さHよりも上方まで延ばす。
次いで,仮設管路46の他端から噴き入れ口41の内側に高圧水洗浄機60のノズル63付き注水管62を挿入する。噴き入れ口41の開閉弁V1の開放時には,他の噴き入れ口42,43の開放弁V3,V4は閉鎖しておく。ノズル63により所要吐出圧力の高圧水Cを噴き付けながら溢流路31の配管内壁に沿ってノズル63を曲がり部R1から発酵槽10まで自走させることにより,溢流路31の内壁に固着した無機物結晶を除去する。溢流ライン30の開閉弁V1が開放されているので,溢流路31の開閉弁V1よりも発酵槽10側の部分にもノズル63を挿入して洗浄することができる。高圧水Cの噴き付けにより除去された溢流路31の無機物結晶は,発酵槽10の底部に送り出され,発酵槽10の底部から開閉弁V5を開放して槽外へ放流することができる。
図3及び図4において,溢流ライン30の配管内を洗浄する期間中も,嫌気性発酵槽10の発酵液Sはポンプ21付き循環ライン20を介して循環させ続けることができ,発酵液Sを固定床14のメタン発酵微生物群と接触させ続けることができる。すなわち,循環ライン20による発酵液Sの循環を継続しながら溢流ライン30に高圧洗浄水Cを噴き入れることにより,発酵槽10におけるメタン発酵処理を継続しながら溢流ライン30の配管内壁に析出したMAP等の無機物結晶を洗浄することができる。また,高圧洗浄水Cの吐出圧力を十分大きくすることにより,無機物結晶が配管内壁に非常に強固に固着している場合でも洗い落とすことができる。
こうして本発明の目的である「メタン発酵処理を継続しながら溢流ラインを洗浄できるメタン発酵バイオリアクタ及びその洗浄方法」の提供を達成することができる。
1…バイオリアクタ
10…嫌気性発酵槽
14…固定床 15…気相部
16…沈殿物排出口 17…二次処理装置
18…取入れライン
20…循環ライン 21…循環ポンプ
22…ポンプ上流路 23…ポンプ下流路
25…保温装置(熱交換器)
30…溢流ライン 31…溢流路
32…放流路 35…流出管
38…均圧管
41,42,43,44…高圧洗浄水噴き入れ口
46…仮設管路
50…ガスライン 51…メタン精製設備
60…高圧水洗浄機 60a…ホースリール
62…注水管 63…噴き付けノズル
D…消化液(余剰の発酵液)
E…有機物含有液
G…バイオガス
H…発酵液面高さ(溢流ライン高さ)
W…高温流体
L…(ノズル)長さ
R1,R2…曲がり部分
S…発酵液

Claims (8)

  1. メタン発酵微生物群の固定床を有する嫌気性発酵槽,前記発酵槽内部の発酵液を固定床下方から槽外へ引き抜き固定床上方に戻して循環させるポンプ付き循環ライン,前記発酵槽の下部から消化液を槽外へ溢流させ発酵液面に相当する槽外高さまで上昇させて放流する開閉弁付き溢流ライン,及び前記溢流ライン上に設けた開閉弁付きの高圧洗浄水噴き入れ口を備えてなるメタン発酵バイオリアクタ。
  2. 請求項1の装置において,前記溢流ラインの曲がり部分に前記高圧洗浄水噴き入れ口を設けてなるメタン発酵バイオリアクタ。
  3. 請求項1又は2の装置において,前記溢流ラインの槽外高さ部位に前記発酵槽の気相部と連通する流出管を設け,前記高圧洗浄水噴き入れ口を流出管に設けてなるメタン発酵バイオリアクタ。
  4. 請求項1から4の何れかの装置において,前記噴き入れ口から溢流ライン内に挿入する高圧水洗浄機を設けてなるメタン発酵バイオリアクタ。
  5. メタン発酵微生物群の固定床と,内部の発酵液を固定床下方から槽外へ引き抜き固定床上方に戻して循環させるポンプ付き循環ラインと,下部から消化液を槽外へ溢流させ発酵液面に相当する槽外高さまで上昇させて放流する開閉弁付き溢流ラインとを有する嫌気性発酵槽において,前記溢流ライン上に開閉弁付きの高圧洗浄水噴き入れ口を設け,前記循環ラインによる発酵液の循環を継続しながら前記噴き入れ口から高圧洗浄水を噴き入れて溢流ラインを洗浄してなるメタン発酵バイオリアクタの洗浄方法。
  6. 請求項5の方法において,前記溢流ラインの曲がり部分に高圧洗浄水噴き入れ口を設け,前記溢流ラインの開閉弁を開放したまま前記噴き入れ口から溢流ラインに水を充填したうえで当該噴き入れ口から高圧洗浄水を噴き入れて溢流ラインを洗浄してなるメタン発酵バイオリアクタの洗浄方法。
  7. 請求項5又は6の方法において,前記溢流ライン上の槽外高さ部位に前記発酵槽の気相部と連通する流出管を設け,前記高圧洗浄水噴き入れ口を流出管に設け,前記溢流ラインの開閉弁を閉鎖したうえで前記流出管の噴き入れ口から高圧洗浄水を噴き入れて溢流ラインを洗浄してなるメタン発酵バイオリアクタの洗浄方法。
  8. 請求項5から7の何れかの方法において,前記噴き入れ口から溢流ライン内に高圧水洗浄機を挿入してなるメタン発酵バイオリアクタの洗浄方法。
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