JP2018142075A - 作業管理支援方法、作業管理支援装置、および作業管理支援プログラム - Google Patents

作業管理支援方法、作業管理支援装置、および作業管理支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】作業に含まれる複数の動作の各動作の作業しやすい順序を決定すること。【解決手段】作業管理支援装置101は、図1の(1)で示すように、動作記録情報110に基づいて、複数回の各回に対応して、各回で行われた所定の作業の複数の動作の各動作の順序を示す作業手順グラフwpgを生成する。次に、作業管理支援装置101は、図1の(2)で示すように、作業手順グラフwpgを参照して、所定の作業の複数の作業の各動作と各動作の次の動作との動作組み合わせに、各動作と次の動作との関係に基づく評価値を設定する。そして、作業管理支援装置101は、図1の(3)で示すように、動作組み合わせに設定した評価値に基づいて、所定の作業の標準作業手順を決定する。【選択図】図1

Description

本発明は、作業管理支援方法、作業管理支援装置、および作業管理支援プログラムに関する。
従来、複数の動作を含む作業について、作業者が前述の作業を行った際の各動作を記録することがある。関連する先行技術として、例えば、樹脂液の種類を変更する際の洗浄作業を作業量の多寡に応じて点数化し、複数の樹脂液の製造順序の順列ごとに、順列に従い樹脂液を製造する場合に混入許容性により洗浄作業を省略し得る工程に応じた点数を加算するものがある。
特開2003−216211号公報
しかしながら、従来技術によれば、複数の動作を含む作業を行う作業者が作業しやすい各動作の順序を提供することが難しい。例えば、該当の作業を繰り返し行ったことのあるベテラン作業者の各動作の順序を提供しようとしても、ベテラン作業者でも各動作の順序にぶれがあったり迷いがあったりする。従って、ベテラン作業者の各動作の順序が、動きにくい、間違いをしやすい、といった作業しにくい順序となる場合がある。
1つの側面では、本発明は、作業に含まれる複数の動作の各動作の作業しやすい順序を決定することができる作業管理支援方法、作業管理支援装置、および作業管理支援プログラムを提供することを目的とする。
1つの実施態様では、作業管理支援方法、作業管理支援装置、および作業管理支援プログラムは、複数の動作を含む所定の作業が複数回行われた際の動作の記録を示す動作記録情報に基づいて、複数回の各回に対応して、各回で行われた動作の順序を示す動作順序情報を生成し、各回に対応して生成した動作順序情報を参照して、各回で行われた複数の動作の各動作と各動作の次の動作との組み合わせに、各動作と次の動作との関係に基づく評価値を設定し、組み合わせに設定した評価値に基づいて、所定の作業に含まれる複数の動作の各動作の順序を決定する。
一つの側面では、本発明は、作業に含まれる複数の動作の各動作の作業しやすい順序を決定することが可能となる。
図1は、本実施の形態にかかる作業管理支援装置101の動作例を示す説明図である。 図2は、作業管理支援システム200の構成例を示す説明図である。 図3は、作業管理支援装置101のハードウェア構成例を示す説明図である。 図4は、作業管理支援システム200の機能構成例を示す説明図である。 図5は、標準作業手順決定の第1の例を示す説明図である。 図6は、標準作業手順決定の第2の例を示す説明図である。 図7は、標準作業手順決定の第3の例を示す説明図である。 図8は、共通部分を含む標準作業手順決定の一例を示す説明図(その1)である。 図9は、共通部分を含む標準作業手順決定の一例を示す説明図(その2)である。 図10は、実施例1における作業管理支援システム200の機能構成例を示す説明図である。 図11は、実施例1における作業遷移表wptの記憶内容の一例を示す説明図である。 図12は、実施例1における標準作業手順決定処理の一例を示すフローチャートである。 図13は、実施例2における作業管理支援システム200の機能構成例を示す説明図である。 図14は、実施例2における無駄動作発生割合に応じた点数調整係数を示す説明図である。 図15は、実施例2における無駄動作評価による評価点数調整例を示す説明図である。 図16は、実施例2における無駄動作評価による標準作業手順の変更例を示す説明図である。 図17は、実施例2における無駄動作評価処理の一例を示すフローチャートである。 図18は、実施例3における作業管理支援システム200の機能構成例を示す説明図である。 図19は、実施例3における道具持ち替え評価による評価点数調整例を示す説明図である。 図20は、実施例3における道具持ち替え評価による標準作業手順の変更例を示す説明図である。 図21は、実施例4における作業管理支援システム200の機能構成例を示す説明図である。 図22は、実施例4における作業位置移動評価による評価点数調整例を示す説明図である。 図23は、実施例4における作業位置移動評価による標準作業手順の変更例を示す説明図である。 図24は、実施例5における作業管理支援システム200の機能構成例を示す説明図である。 図25は、実施例5における標準作業手順決定処理の一例を示すフローチャートである。 図26は、実施例6における作業管理支援システム200の機能構成例を示す説明図である。 図27は、実施例6における評価点数調整例を示す説明図である。
以下に図面を参照して、開示の作業管理支援方法、作業管理支援装置、および作業管理支援プログラムの実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態にかかる作業管理支援装置101の動作例を示す説明図である。作業管理支援装置101は、作業者による作業の管理を支援するコンピュータである。作業管理支援装置101は、例えば、サーバである。
ここで、作業には、複数の動作が含まれる。作業は、例えば、工場内で行われる、物の生産作業である。複数の動作の各動作は、例えば、生産対象となる物の部品が入った段ボールを自席に持ってくる動作や、段ボールを開ける動作や、物を組み立てる動作である。そして、作業管理支援装置101は、作業者が物を効率的に作成するために、所定の作業の各動作で最も作業しやすい順序を決定する。最も作業しやすい順序とは、動きやすかったり、間違えにくかったりして、一番効率的に良品を生産することができる順序のことである。以下の記載では、作業の各動作の順序を、「作業手順」と呼称し、作業の各動作で最も作業しやすいとした各動作の順序を、「標準作業手順」と呼称する。標準作業手順に従って各作業者が作業することにより、作業のばらつきをなくし、工数、品質のばらつきをなくすことができ、作業の効率化を図ることもでき、ミスの低減にもつなげることができる。
標準作業手順の決定例としては、管理者が、撮影した映像をPC(Personal Computer)のディスプレイ上で確認しながら動作要素単位に区切り、区切った映像から動作・無駄な時間等を集計し、動作の取り換え、最適化を人手で行って、シミュレーションするものがある。
(参考文献1:“OTRS−作業分析・業務最適化のソフトウェア公式サイト | ブロードリーフ”、[平成29年1月4日検索]、https://www.otrs.jp/)
また、標準作業手順の他の決定例として、ベテラン作業者の作業手順の記録に基づいて標準作業手順を決定することが考えられる。ここで、ベテラン作業者とは、所定の作業の経験量が多い作業者である。また、所定の作業の経験量の多い順に、ベテラン作業者、中堅作業者、初心者作業者と呼称する。そして、以下、ベテラン作業者を「ベテラン」と呼称し、中堅作業者を「中堅」と呼称し、初心者作業者を「初心者」と呼称する。
しかしながら、ベテランが全ての作業手順において最適であるとは限らない。例えば、ベテランでも作業手順が常に同一であるとは限らず、悩みながら作業を行った結果、作業手順がぶれることがある。また、ベテランが行う作業手順も、思い込みにより最適でない可能性がある。また、ベテランが有する経験があってこそ効率的にできる作業手順であって、中堅や初心者では、時間が多くかかったり、ミスが発生したり、無駄な作業が発生しやすい可能性がある。例えば、ベテランであれば、複数の段ボールを連続で自席に持ってきて、狭い作業スペースでも、経験により特に混乱もなく物を組み立てることができるとする。この場合、複数の段ボールを連続で自席に持ってきた後に自席に着席するため、自席に着席する回数を1回に留めることができる。一方で、このベテランが行った作業手順を、中堅や初心者が行った場合、狭い作業スペースでは物を組み立てるのが難しくなり、組み立てに時間がかかったり、ミスが発生したり、物の配置換えを何度もするという無駄な作業が発生したりする可能性がある。
従って、標準作業手順の精度を向上させるには、複数回の作業を比較することが好ましい。しかしながら、上述した方法では、作業しやすさ、具体的には動きやすさや間違えにくさを定量的に反映させることが難しい。また、よりよい標準作業手順を決定するために、動作記録をより多く収集すると、標準作業手順を決定するための作業量が極端に増えることになる。
そこで、本実施の形態では、複数の動作の各動作と前記各動作の次の動作との組み合わせに、各動作と前記次の動作との関係に基づく評価値を設定し、評価値から標準作業手順を決定することについて説明する。
図1を用いて、作業管理支援装置101の動作例について説明する。作業管理支援装置101は、動作記録情報110にアクセス可能である。動作記録情報110は、複数の動作を含む所定の作業が複数回行われた際の動作の記録を示す。ここで、所定の作業を行った作業者は、複数人であるが、1人が複数回所定の作業を行ってもよい。動作記録情報110は、例えば、作業者の体の動きや、作業者の手の動きを画像処理で追跡する方法により生成された情報である。より具体的には、動作記録情報110には、ある作業者が、動作Aを行い、次に動作Bを行ったことを示す情報が含まれる。
作業管理支援装置101は、図1の(1)で示すように、動作記録情報110に基づいて、複数回の各回に対応して、各回で行われた所定の作業の複数の動作の各動作の順序を示す動作順序情報を生成する。図1では、所定の作業が、ベテラン、中堅、初心者1、初心者2という4人によって各1回行われた例を示す。また、図1の例では、動作順序情報を、有向グラフを用いて各動作の順序を示す。以下、各動作の順序を示す有向グラフを「作業手順グラフwpg」と称する。図1では、ベテランの作業手順グラフwpg−expと、中堅の作業手順グラフwpg−intと、初心者1の作業手順グラフwpg−beg1と、初心者2の作業手順グラフwpg−beg2とを示す。また、作業手順グラフwpgが具体的にどのようなデータであるかについては、図11で示す。
以下の説明では、同種の要素を区別する場合には、「作業手順グラフwpg−exp」、「作業手順グラフwpg−int」のように参照符号を使用することがある。一方、同種の要素を区別しない場合には、「作業手順グラフwpg」のように参照符号のうちの共通番号だけを使用することがある。
次に、作業管理支援装置101は、図1の(2)で示すように、作業手順グラフwpgを参照して、所定の作業の複数の作業の各動作と各動作の次の動作との組み合わせに、各動作と次の動作との関係に基づく評価値を設定する。以下、各動作と次の動作との組み合わせを、「動作組み合わせ」と呼称する。また、各動作と次の動作との関係は、例えば、各動作から次の動作への動きやすさや間違えやすさである。例えば、各動作から次の動作への回数が多いほど、各動作から次の動作へ動きやすく、作業しやすいことを示す。従って、作業管理支援装置101は、各動作から次の動作への回数を、各動作と次の動作との関係に基づく評価値としてもよい。また、動作組み合わせは、各動作と各動作の前の動作との組み合わせと定義してもよい。
さらに、作業管理支援装置101は、所定の作業を行った作業者に対する重み付け点数を有する重み付け情報にアクセス可能でもよい。そして、作業管理支援装置101は、動作組み合わせに、各動作と次の動作との関係と、各回における作業者に対する重み付け点数とに基づく評価値を設定してもよい。図1の例では、ベテランの重み付け点数として7点が設定されており、中堅の重み付け点数として5点が設定されており、初心者1、2の重み付け点数として2点が設定されている。そして、作業管理支援装置101は、各作業者の各動作から次の動作への回数に、各作業者に対する重み付け点数を乗じた値の合計を、評価値としてもよい。
図1の例では、作業手順グラフwpg−exp、wpg−int、wpg−beg1、wpg−beg2を、重み付け点数を考慮して重ね合わせた作業手順wpg−sppを示す。例えば、動作Aから動作Bへの動作組み合わせの評価値は、ベテランの重み付け点数の7点と、初心者1の重み付け点数の2点との合計9点となる。また、動作Bから動作Aへの動作組み合わせの評価値は、初心者2の重み付け点数の2点となる。
そして、作業管理支援装置101は、図1の(3)で示すように、動作組み合わせに設定した評価値に基づいて、所定の作業の標準作業手順を決定する。具体的には、複数の作業手順グラフwpgが、最大パスの探索問題、いわゆる、巡回セールスマン問題となるため、作業管理支援装置101は、グラフの最適化問題を解き、最大の経路を、標準作業手順として得る。より具体的には、作業管理支援装置101は、2−opt法や3−opt法等の近似解法を用いて所定の作業の標準作業手順を決定する。図1では、作業手順wpg−spp内の太字の矢印が、所定の作業の標準作業手順を示す。ここで、標準作業手順の具体的な示し方は、作業手順wpg−sppの太字の矢印と、各動作の名称といった識別情報とを示してもよいし、1番目の動作が動作A、2番目の動作が動作B、…というように、各動作の識別情報と各動作の順番とを示してもよい。
このように、作業管理支援装置101は、各動作と次の動作との組み合わせが複数の作業者によって行われた回数に基づいて、標準作業手順を決定するため、各動作間の作業者の作業しやすさが反映できて、作業者が迷いを生じないような標準作業手順を提供できる。そして、作業者が、提示された標準作業手順によって所定の作業を行うことにより、作業効率の向上を見込むことができる。また、作業管理支援装置101は、人手による組み合わせ検討を不要にすることができる。また、作業管理支援装置101は、多数のデータを含む動作記録情報110を用いた最適化が可能になる。
また、図1の説明では、複数の作業者が所定の作業を行っていたが、上述したように、1人の作業者が所定の作業を複数回行ってもよい。そして、同一の作業者が所定の作業を複数回行った場合、作業管理支援装置101は、各回の重み付け点数を全て同一としてもよいし、異なる値としてもよい。異なる値とする場合、所定の作業を行えば行うほど作業者の経験量が増加することから、各回の重み付け点数を、各回に応じた値にしてもよい。例えば、作業管理支援装置101は、1回目の重み付け点数を1とし、2回目の重み付け点数を1.1とするというように、回数を重ねる程重み付け点数を大きくするように設定してもよい。次に、作業管理支援装置101を含むシステムの構成例について、図2を用いて説明する。
図2は、作業管理支援システム200の構成例を示す説明図である。作業管理支援システム200は、作業管理支援装置101と、カメラ201と、管理者端末202とを含む。作業管理支援装置101、カメラ201、管理者端末202は、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等のネットワーク210で接続される。
カメラ201は、作業者Woを撮影する装置である。図2に示す作業者Woは、所定の動作として、段ボールを自席に持ってくる動作を行った後、物を組み立てる動作を行っている。管理者端末202は、作業管理を行う管理者Adによって操作されるコンピュータである。
また、図2では、作業者の動作を得るために、作業管理支援システム200にカメラ201が含まれるが、これに限らない。例えば、作業者Woに3次元センサを取り付けて、作業者Woの動作を得てもよい。また、作業管理支援装置101と、管理者端末202とが同一のコンピュータであってもよい。次に、作業管理支援装置101のハードウェア構成例について、図3で説明する。
(作業管理支援装置101のハードウェア構成例)
図3は、作業管理支援装置101のハードウェア構成例を示す説明図である。図3において、作業管理支援装置101は、CPU(Central Processing Unit)301と、ROM(Read−Only Memory)302と、RAM(Random Access Memory)303と、を含む。また、作業管理支援装置101は、ディスクドライブ304およびディスク305と、通信インターフェース306と、を含む。また、CPU301〜ディスクドライブ304、通信インターフェース306はバス307によってそれぞれ接続される。
CPU301は、作業管理支援装置101の全体の制御を司る演算処理装置である。また、CPU301は、複数のプロセッサコアを有してもよい。ROM302は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶する不揮発性メモリである。RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用される揮発性メモリである。
ディスクドライブ304は、CPU301の制御に従ってディスク305に対するデータのリードおよびライトを制御する制御装置である。ディスクドライブ304には、例えば、磁気ディスクドライブ、光ディスクドライブ、ソリッドステートドライブなどを採用することができる。ディスク305は、ディスクドライブ304の制御で書き込まれたデータを記憶する不揮発性メモリである。例えばディスクドライブ304が磁気ディスクドライブである場合、ディスク305には、磁気ディスクを採用することができる。また、ディスクドライブ304が光ディスクドライブである場合、ディスク305には、光ディスクを採用することができる。また、ディスクドライブ304がソリッドステートドライブである場合、ディスク305には、半導体素子によって形成された半導体メモリ、いわゆる半導体ディスクを採用することができる。
通信インターフェース306は、ネットワークと内部のインターフェースを司り、他の装置からのデータの入出力を制御する制御装置である。具体的に、通信インターフェース306は、通信回線を通じてネットワークを介して他の装置に接続される。通信インターフェース306には、例えば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。
また、作業管理支援装置101の管理者Adが、作業管理支援装置101を直接操作する場合、作業管理支援装置101は、ディスプレイ、キーボード、マウスといったハードウェアを有してもよい。
(作業管理支援システム200の機能構成例)
図4は、作業管理支援システム200の機能構成例を示す説明図である。作業管理支援装置101は、制御部400を有する。制御部400は、グラフ生成部401と、標準作業手順決定部402とを含む。制御部400は、記憶装置に記憶されたプログラムをCPU301が実行することにより、各部の機能を実現する。記憶装置とは、具体的には、例えば、図3に示したROM302、RAM303、ディスク305などである。また、各部の処理結果は、RAM303や、CPU301のレジスタ、CPU301のキャッシュメモリ等に格納される。
また、作業管理支援装置101は、記憶部411にアクセス可能である。記憶部411は、RAM303、ディスク305といった記憶装置である。そして、記憶部411には、動作記録情報110と、動作重みパラメータデータ412とが含まれる。動作重みパラメータデータ412は、図1で説明した重み付け情報に相当する。
また、管理者端末202は、重み付け設定部403を有する。重み付け設定部403は、記憶装置に記憶されたプログラムを管理者端末202のCPUが実行することにより、各部の機能を実現する。記憶装置とは、具体的には、例えば、管理者端末202のROM、RAM、ディスクなどである。また、各部の処理結果は、管理者端末202のRAMや、CPUのレジスタ、CPUのキャッシュメモリ等に格納される。重み付け設定部403の具体的な機能内容については、図10で説明する。
グラフ生成部401は、作業手順グラフwpgを生成する。具体的には、グラフ生成部401は、動作記録情報110に基づいて、複数回の各回に対応して、各回の作業手順グラフwpgを生成する。そして、グラフ生成部401は、各回の作業手順グラフwpgを参照して、各動作と次の動作との動作組み合わせに、各動作と次の動作との関係に基づく評価値を設定する。以下、動作組み合わせに設定した評価値を、「評価点」と記載することがある。
標準作業手順決定部402は、動作組み合わせに設定した評価点に基づいて、所定の作業の標準作業手順を決定する。
また、動作記録情報110には、動作組み合わせに対応して、各動作から次の動作を行う際に発生した無駄な動きの回数を含んでもよい。そして、グラフ生成部401は、作業手順グラフwpgと動作記録情報とを参照して、動作組み合わせに対応して、各動作から次の動作が行われた回数と、各動作から次の動作を行う際に発生した無駄な動きの回数とに基づいて、評価点を算出する。例えば、グラフ生成部401は、各動作から次の動作が行われた回数に対する各動作から次の動作を行う際に発生した無駄な動きの回数の割合を、評価点として算出してもよい。そして、グラフ生成部401は、各回に対応して生成した作業手順グラフwpgを参照して、各動作と次の動作との動作組み合わせに、算出した評価点を設定する。無駄な動きに関するより詳細な説明については、図14〜図17で説明する。
また、動作記録情報110には、動作組み合わせに対応して、各動作と次の動作とで同一の道具を使用するか否かを示す道具使用情報を含んでもよい。そして、グラフ生成部401は、動作記録情報110を参照して、動作組み合わせに対応して、各動作から次の動作が行われた回数と、道具使用情報とに基づいて、評価点を算出する。例えば、グラフ生成部401は、道具使用情報が、同一の道具を使用する場合には、各動作から次の動作が行われた回数を所定値増加させたり、前述の回数に1以上の所定の係数を乗じたりする。そして、グラフ生成部401は、各回に対応して生成した作業手順グラフwpgを参照して、動作組み合わせに、算出した評価点を設定する。道具の評価については、図18〜図20で説明する。
また、動作記録情報110には、動作組み合わせに対応して、各動作を行う位置と次の動作を行う位置との差に応じた位置情報を含んでもよい。そして、グラフ生成部401は、動作記録情報110を参照して、動作組み合わせに対応して、各動作から次の動作が行われた回数と、位置情報とに基づいて、評価点を算出する。例えば、位置情報が、各動作と次の動作とが同一の位置であれば、グラフ生成部401は、各動作から次の動作が行われた回数を所定値増加させたり、前述の回数に1以上の所定の係数を乗じたりする。または、位置情報が、各動作と次の動作とが異なる位置であれば、グラフ生成部401は、各動作から次の動作が行われた回数を所定値減少させたり、前述の回数に1未満の所定の係数を乗じたりしてもよい。また、位置情報は、3次元空間における横方向、縦方向、高さ方向の少なくともいずれか1つの方向における位置が含まれていればよい。そして、グラフ生成部401は、各回に対応して生成した作業手順グラフwpgを参照して、動作組み合わせに、算出した評価点を設定する。
また、作業管理支援装置101は、所定の作業とは異なる他の作業に含まれる複数の動作の各動作の順序を示す作業順序情報にアクセス可能でもよい。作業順序情報には、他の作業の標準作業手順が含まれることになる。そして、標準作業手順決定部402は、作業順序情報を参照して、所定の作業に含まれる複数の動作から、他の作業に含まれる複数の動作に含まれない差異動作を抽出する。差異動作とならない動作は、所定の作業と他の作業とで共通する部分となる。次に、標準作業手順決定部402は、作業手順グラフwpgと作業順序情報とを参照して、作業手順グラフwpgにおける差異動作の前の動作と、作業手順グラフwpgにおける差異動作の次の動作とのうち、第1の動作と第2の動作とを特定する。ここで、第1の動作は、他の作業の標準作業手順において最初に行われる動作である。また、第2の動作は、他の作業の標準作業手順において最後に行われる動作である。
そして、標準作業手順決定部402は、動作組み合わせに設定した評価点に基づいて、所定の作業の標準作業手順のうちの第1の動作から第2の動作までの順序を決定する。次に、標準作業手順決定部402は、作業順序情報を参照して、他の作業の標準作業手順と、決定した第1の動作から第2の動作までの順序とに基づいて、所定の作業の標準作業手順を決定する。共通部分を含む標準作業手順決定の例については、図8、図9、図24、図25で説明する。
(標準作業手順決定例)
図4で示したグラフ生成部401と標準作業手順決定部402とによる標準作業手順の決定例のより詳細な例について、図5〜図7で説明する。
図5は、標準作業手順決定の第1の例を示す説明図である。図5に示す作業手順グラフwpg−exp、wpg−int、wpg−beg1、wpg−beg2は、それぞれ、ベテラン、中堅、初心者1、初心者2が、所定の作業を行った際の作業手順を示す作業記録である。例えば、作業手順グラフwpg−expは、ベテランが、動作A、動作B、動作C、動作D、動作E、動作F、動作Gの順で所定の作業を行ったことを示す。また、図5では、動作重み付け点数について、ベテランの各動作に対する動作重み付け点数が3点であり、中堅の各動作に対する動作重み付け点数が2点であり、初心者1、2の各動作に対する動作重み付け点数が1点であるとする。
作業管理支援装置101は、作業手順グラフwpg−exp、wpg−int、wpg−beg1、wpg−beg2を重ね合わせて、作業手順グラフwpg−sppを得る。そして、作業管理支援装置101は、作業手順グラフwpg−sppから、グラフの最適化問題を解き、標準作業手順を得る。図5に示す作業手順グラフwpg−spp内の太線の矢印で示される作業手順が、標準作業手順となる。
具体的には、図5で示す標準作業手順は、動作A、動作B、動作C、動作D、動作F、動作E、動作Gの順序となる。また、図5で示す表501が示すように、標準作業手順の評価点が、22点となる。ここで、作業手順の評価点は、該当の作業手順の各手順間の点数の合計である。例えば、図5に示す標準作業手順の評価点は、4+3+4+3+4+4=22点となる。
また、表501が示すように、標準作業手順以外の他の作業手順の評価点として、ベテランの作業手順の評価点は20点となり、中堅の作業手順の評価点は19点となり、初心者1の作業手順の評価点は17点となり、初心者2の作業手順の評価点は19点となる。
図6は、標準作業手順決定の第2の例を示す説明図である。図6に示す作業手順グラフwpgは、図5で示した作業手順グラフと同一である。ただし、図6では、動作重み付け点数が図5の動作重み付け点数と変化している。具体的には、ベテランの各動作に対する動作重み付け点数が7点であり、中堅の各動作に対する動作重み付け点数が5点であり、初心者1、2の各動作に対する動作重み付け点数が2点であるとする。
作業管理支援装置101は、作業手順グラフwpg−exp、wpg−int、wpg−beg1、wpg−beg2を重ね合わせて、作業手順グラフwpg−sppを得る。そして、作業管理支援装置101は、作業手順グラフwpg−sppから、グラフの最適化問題を解き、標準作業手順を得る。図6に示す作業手順グラフwpg−spp内の太線の矢印で示される作業手順が、標準作業手順となる。
図6に示す標準作業手順で示される各動作の順序は、図5に示す標準作業手順で示される各動作の順序と同一である。ただし、図6で示す表601が示すように、図6に示す標準作業手順の評価点は、図5で示した点数から変化し、50点となる。また、表601が示すように、標準作業手順以外の他の作業手順の評価点として、ベテランの作業手順の評価点は46点となり、中堅の作業手順の評価点は44点となり、初心者1の作業手順の評価点は38点となり、初心者2の作業手順の評価点は43点となる。
図7は、標準作業手順決定の第3の例を示す説明図である。図7に示す作業手順グラフwpgは、図5で示したベテランの作業手順グラフと中堅の作業手順グラフとが入れ替わった状態を示す。動作重み付け点数については、図5と同一である。
作業管理支援装置101は、作業手順グラフwpg−exp、wpg−int、wpg−beg1、wpg−beg2を重ね合わせて、作業手順グラフwpg−sppを得る。そして、作業管理支援装置101は、作業手順グラフwpg−sppから、グラフの最適化問題を解き、標準作業手順を得る。図7に示す作業手順グラフwpg−spp内の太線の矢印で示される作業が、標準作業手順となる。
具体的には、図7で示す標準作業手順は、動作A、動作C、動作B、動作D、動作F、動作E、動作Gの順序となる。また、図7で示す表701が示すように、標準作業手順の評価点が、25点となる。また、表701が示すように、標準作業手順以外の他の作業手順の評価点として、ベテランの作業手順の評価点は25点となり、中堅の作業手順の評価点は14点となり、初心者1の作業手順の評価点は19点となり、初心者2の作業手順の評価点は22点となる。
(動作重み付け点数について)
次に、動作重み付け点数について説明する。作業管理支援装置101は、最高の動作重み付け点数となる人の動作重み付け点数より、他の人の点数の合計が高くなるように、各人の動作重み付け点数を設定する。例えば、ベテラン、中堅が1人ずつ存在し、初心者が3人存在する場合、作業管理支援装置101は、動作重み付け点数として、ベテランに5点を設定し、中堅に3点を設定し、初心者に1点を設定する。これにより、ベテランの5点より、中堅と初心者3人の合計6点の方が高くなる。また、他の例として、ベテラン、中堅が1人ずつ存在し、初心者が2人存在する場合、作業管理支援装置101は、動作重み付け点数として、ベテランに3点を設定し、中堅に2点を設定し、初心者に1点を設定する。
また、データの採取回数が作業者によって異なる場合、作業管理支援装置101は、最高の動作重み付け点数となる人の動作重み付け点数の合計より、他の人の動作重み付け点数の合計が高くなるように、各人の動作重み付け点数を設定する。ただし、所定の作業の経験の多い人の動作重み付け点数の合計が、所定の作業の経験の少ない人の動作重み付け点数の合計より大きくなるようにする。例えば、作業管理支援装置101は、ベテランの各作業者の合計点を、中堅の各作業者の合計点より高くなるように設定し、中堅の各作業者の合計点を、初心者の各作業者の合計点より高くなるように設定する。
例えば、ベテランが1人おり、それぞれが3回所定の作業を行っており、中堅が3人おり、それぞれが2回所定の作業を行っており、初心者が2人おり、それぞれが2回所定の作業を行っているとする。この場合、作業管理支援装置101は、動作重み付け点数として、ベテランに5点を設定し、中堅に2点を設定し、初心者に1点を設定する。これにより、ベテランの各作業者の合計点が15点となり、中堅の各作業者の合計点が12点となり、初心者の各作業者の合計点が4点となる。従って、所定の作業の経験の多い人の動作重み付け点数の合計が、所定の作業の経験の少ない人の動作重み付け点数の合計より大きくなる。
また、ベテラン以外の作業手順を幅広く反映したい場合には、他の人の動作重み付け点数の合計がより高くなるように設定すればよい。例えば、ベテランが1人おり、それぞれが3回所定の作業を行っており、中堅が3人おり、それぞれが2回所定の作業を行っており、初心者が2人おり、それぞれが2回所定の作業を行っているとする。この場合、作業管理支援装置101は、動作重み付け点数として、ベテランに5点を設定し、中堅に3点を設定し、初心者に2点を設定する。
また、動作重み付け点数の妥当性について説明する。例えば、ベテランの作業手順の信頼度を90[%]とし、中堅の信頼度を80[%]とし、初心者の信頼度を50[%]とする。ここで、信頼度とは、該当の作業の中で、最適な動作の順序が含まれる割合である。そして、ベテランの動作重み付け点数を3点とした場合、中堅の妥当な動作重み付け点数は、3点を、(1−0.2)x=(1−0.9)を満たすxで除した値となる。ここで、上述した式は、中堅が同一の動作の順序を何度行えば、ベテランと同一の信頼度となるかを考慮した結果生じた式である。そして、xは、約1.45となり、中堅の妥当な動作重み付け点数は、3÷1.45≒2点となる。同様に、ベテランの動作重み付け点数を3点とした場合、初心者の妥当な動作重み付け点数は、3点を、(1−0.5)x=(1−0.9)を満たすxで除した値となる。そして、xは、約3.35となり、初心者の妥当な動作重み付け点数は、3÷3.35≒1点となる。
(動作連結評価について)
次に、動作連結評価について説明する。動作連結評価には、無駄動作評価と、道具持ち替え評価と、作業位置移動評価とを含む。
無駄動作評価は、動作遷移時の無駄な動きや、迷いやすい動きを評価したものである。具体的には、作業管理支援装置101は、動作手順に含まれる各動作組み合わせの総数に対する無駄な動作の回数の割合に基づき、各動作組み合わせに掛け合わせる係数を決定する。無駄な動作とは、所定の作業に対して意味のない動作や、動作の順序や動作の位置が異なれば不要な動作である。作業管理支援装置101は、無駄な動作として、所定の作業としての意味付けができない動作を抽出する。また、迷いやすい動きとは、動きを途中でやめた、物の位置を何度も修正した動きである。
道具持ち替え評価は、所定の作業中に、道具の持ち替えを評価したものである。道具持ち替え評価を行う理由は、道具の持ち替えが少ない作業手順で所定の作業を行えた方がよいからである。道具持ち替えによる効率評価の反映方法は、例えば、以下の2つの方法がある。1つ目の方法は、道具を複数の動作で連続して使った場合に加点する方法である。2つ目の方法は、道具を持った、または道具を置いた回数に応じて減点する方法である。ここで、道具を持ったまま、別の作業をすることがある場合には、上述した1つ目の方法では、3つ以上の動作の評価を行うことになるため、上述した2つ目の方法が好ましい。
作業位置移動評価は、所定の作業中の位置移動を評価したものである。作業位置移動評価を行う理由は、所定の作業中の移動量が少ない方がよいからである。
(共通部分を含む標準作業について)
次に、共通部分を含む標準作業について図8、図9を用いて説明する。図8、図9では、3つの所定の作業として、所定の作業1〜3があるとする。所定の作業1は、動作A、動作B、動作C、動作D、動作E、動作F、動作Gで形成される。所定の作業2は、動作A〜動作G、動作Hを含む。所定の作業3は、動作A〜動作G、動作I、動作Jで形成される。このように、所定の作業1〜3は、動作A〜動作Gが共通部分となる。従って、所定の作業1は、共通部分だけで形成される。
図8は、共通部分を含む標準作業手順決定の一例を示す説明図(その1)である。図8に示す作業手順グラフwpg1−exp、wpg1−int、wpg1−beg1、wpg1−beg2は、それぞれ、ベテラン、中堅、初心者1、初心者2が、所定の作業1を行った際の作業手順を示す作業記録である。同様に、作業手順グラフwpg2−exp、wpg2−int、wpg2−beg1、wpg2−beg2は、それぞれ、ベテラン、中堅、初心者1、初心者2が、所定の作業2を行った際の作業手順を示す作業記録である。同様に、作業手順グラフwpg3−exp、wpg3−int、wpg3−beg1、wpg3−beg2は、それぞれ、ベテラン、中堅、初心者1、初心者2が、所定の作業3を行った際の作業手順を示す作業記録である。図8に示す作業手順グラフwpg内の網掛けを付与した動作が、共通部分ではない動作である。
作業管理支援装置101は、所定の作業1〜3の動作から、共通部分の動作A〜Gを抽出する。そして、次に、作業管理支援装置101は、抽出した動作に対して作業者による重み付けを行い、重ね合わせる。そして、作業管理支援装置101は、重ね合わせた各動作から、最適なパスを探索して共通部分の標準作業手順を決定する。図8に示す作業手順グラフwpg−cmmは、決定した共通部分の標準作業手順を示す。
図9は、共通部分を含む標準作業手順決定の一例を示す説明図(その2)である。図9では、共通部分の標準作業手順を決定した状態である。作業管理支援装置101は、続けて、所定の作業2、3の標準作業を決定する。図9では、所定の作業2の作業手順を決定する例を示す。従って、所定の作業2が、図4で示した所定の作業となり、所定の作業1が、図4で示した他の作業に相当する。
作業管理支援装置101は、作業手順グラフwpg2−exp、wpg2−int、wpg2−beg1、wpg2−beg2を重ね合わせて、点数付けを行い、作業手順グラフwpg2−sppを得る。そして、共通部分でない差異となる動作である動作Hと関連する動作を抽出する。図9の例では、動作Hと関連する動作は、破線901で示した範囲に含まれる動作D、E、F、Hとなる。
そして、作業管理支援装置101は、動作Hと関連する各動作の始点と終点を特定する。具体的には、作業管理支援装置101は、動作Hと関連する各動作のうち、共通部分の標準作業手順で最初に行う動作を、動作Hと関連する各動作の始点として特定する。同様に、作業管理支援装置101は、動作Hと関連する各動作のうち、共通部分の標準作業手順で最後に行う動作を、動作Hと関連する各動作の終点として特定する。図9の例では、動作Hと関連する動作D、E、F、Hのうち、作業手順グラフwpg−cmmが示す作業手順で最初に行う動作が動作Dであり、最後に行う動作が動作Eである。従って、作業管理支援装置101は、動作Hと関連する各動作の始点を動作D、終点を動作Eと特定する。
次に、作業管理支援装置101は、関連する各動作について、特定した始点から終点までの最適手順を探索する具体的には、作業管理支援装置101は、グラフの最適化問題を解き、特定した始点から終点までの最適手順を得る。図9の例では、作業管理支援装置101は、動作D、動作F、動作H、動作Eという最適手順を得る。
そして、作業管理支援装置101は、共通部分の標準作業手順に、共通部分でない動作に関連する各動作の最適手順を合成することにより、共通部分を含む標準作業を決定する。具体的には、作業管理支援装置101は、共通部分の標準作業手順のうちの共通部分でない動作に関連する各動作の始点から終点までの手順を、共通部分でない動作に関連する各動作の最適手順に置き換えることにより、共通部分を含む標準作業手順を決定する。図9の例では、所定の動作2の標準作業手順は、動作A、動作B、動作C、動作D、動作F、動作H、動作E、動作Gの順序となる。また、図9で示す表902が示すように、所定の作業2の標準作業手順の評価点が、27点となる。また、表902が示すように、標準作業以外の他の作業手順の評価点として、ベテランの作業手順の評価点は27点となり、中堅の作業手順の評価点は24点となり、初心者1の作業手順の評価点は23点となり、初心者2の作業手順の評価点は26点となる。
(特別減点について)
次に、特別減点について説明する。作業管理支援装置101は、管理者Adによる操作により、絶対に避けるべき動作組み合わせの指示を受け付けた場合には、標準作業手順において、該当の動作組み合わせが含まれないようにする。また、作業管理支援装置101は、管理者Adによる指示により、単に避けたい動作組み合わせの指示を受け付けた場合には、該当の動作組み合わせの点数を減じてもよい。また、作業管理支援装置101は、管理者Adによる操作によって、絶対に行うべき動作組み合わせの指示を受け付けた場合には、該当の動作組み合わせを、1つの動作とし、分割できないようにする。
(特殊な状況における標準作業手順の決定方法について)
次に、特殊な状況における標準作業手順の決定方法について説明する。例えば、特殊な状況として、参考となる作業手順がなく、初期の標準作業手順を決定する場合には、作業管理支援装置101は、各作業者の重み付け点数を同一として、大量データを重ね合わせることがよい。また、所定の作業を短期間行った際に標準作業手順を決定する場合には、作業管理支援装置101は、ベテランの重み付け点数を高くすることがよい。
(実施例1)
次に、図10〜図12を用いて、実施例1の説明を行う。
図10は、実施例1における作業管理支援システム200の機能構成例を示す説明図である。実施例1におけるグラフ生成部401は、個別グラフ作成部1001と、グラフ合成部1002とを含む。個別グラフ作成部1001は、動作記録情報110から各作業者の作業手順グラフwpgを作成する。グラフ合成部1002は、各作業者の作業手順グラフwpgを合成する。
また、重み付け設定部403による処理手順について説明する。管理者端末202は、動作記録情報110を取得して、作業内容を表示する(ステップS1501)。管理者Adは、表示された作業内容を閲覧して、作業内容を確認する。また、管理者端末202は、動作記録情報110を参照して、作業者を表示する(ステップS1502)。管理者Adは、表示された作業者を閲覧して、作業内容を行った作業者を確認する。次に、管理者端末202は、管理者Adの操作によって、動作記録情報110の中から、作業手順グラフwpg作成対象とするデータの管理者Adからの指定を受け付ける(ステップS1503)。そして、管理者端末202は、管理者Adの操作によって、作業者に対する評価点の重み付け点数の指定を受け付ける(ステップS1504)。ステップS1504の処理終了後、管理者端末202は、重み付け設定部403による処理を終了する。作業者に対する評価点の重み付け点数は、動作重みパラメータデータ412に格納する。
図11は、実施例1における作業遷移表wptの記憶内容の一例を示す説明図である。作業遷移表wptは、作業手順グラフwpgを示す具体的なデータ内容となる。図11で示す作業遷移表wpt−exp、wpt−int、wpt−beg1、wpt−beg2は、それぞれ、ベテラン、中堅、初心者1、初心者2の作業遷移表wptである。また、図11で示す作業遷移表wptは、図5で示した作業手順グラフwpgに対応しており、各作業者の動作重み付け点数が、図11と図5とで一致する。
作業遷移表wptの各列が、前の動作を示し、作業遷移表wptの各行が、次の動作を示す。そして、作業遷移表wptの各列と各行との組み合わせで特定されるフィールドは、各列で示す動作の次に、各行で示す動作が行われた回数を示す。例えば、図11で示す作業遷移表wpt−expでは、ベテランが、動作Aの後に動作Bを1回行ったことを示す。
そして、作業管理支援装置101は、作業遷移表wpt−exp、wpt−int、wpt−beg1、wpt−beg2を重ね合わせて、作業遷移合計点数表wpt−sppを得る。具体的には、作業管理支援装置101は、作業遷移表wpt−expの各数値×3+作業遷移表wpt−intの各数値×2+作業遷移表wpt−beg1の各数値×1+作業遷移表wpt−beg2の各数値×1を行い、作業遷移合計点数表wpt−sppを得る。例えば、動作Aの次に動作Bを行う動作組み合わせについて、ベテランと初心者1とが1回ずつ行っており、ベテランと初心者1との動作重み付け点数が、それぞれ、3点、1点である。従って、作業管理支援装置101は、動作Aの次に動作Bを行う動作組み合わせの点数を、1×3+1=4と算出する。また、図11の作業遷移表wpt−exp、wpt−int、wpt−beg1、wpt−beg2を囲む枠は、重ね合わせの対象が、該当の枠内の作業遷移表wptであることを示す。
図11に示す作業遷移合計点数表wpt−spp内の網掛けを付与した動作組み合わせが、グラフの最適化問題を解くことによって得られる標準作業手順を示す。具体的には、図11において網掛けを付与した動作組み合わせは6つあり、該当の6つの組み合わせのうち、次の動作とならない動作Aが、標準作業手順の先頭の動作であることがわかる。従って、図11に示す作業遷移合計点数表wpt−sppは、動作A、動作B、動作C、動作D、動作F、動作E、動作Gという作業手順を示す。
図12は、実施例1における標準作業手順決定処理の一例を示すフローチャートである。作業管理支援装置101は、動作記録情報110を読み込む(ステップS1201)。次に、作業管理支援装置101は、動作重みパラメータデータ412を読み込む(ステップS1202)。そして、作業管理支援装置101は、読み込んだ動作記録情報110と動作重みパラメータデータ412とを参照して、各作業者に対応する作業遷移表wptを生成する(ステップS1203)。
次に、作業管理支援装置101は、生成した各作業者に対応する作業遷移表を重ね合わせる(ステップS1204)。そして、作業管理支援装置101は、重ね合わせた作業遷移表から、標準作業手順を決定する(ステップS1205)。ステップS1205の処理終了後、作業管理支援装置101は、標準作業手順決定処理を終了する。
(実施例2)
次に、図13〜図17を用いて実施例2の説明を行う。実施例2は、グラフ生成部401のバリエーションの1つとして、動作連結評価として無駄動作を評価する例である。なお、実施例1において説明した箇所と同様の箇所については、同一符号を付して図示および説明を省略する。
図13は、実施例2における作業管理支援システム200の機能構成例を示す説明図である。実施例2におけるグラフ生成部401は、個別グラフ作成部1001と、グラフ合成部1002と、動作連結評価部1301とを含む。動作連結評価部1301は、無駄動作発生割合算出部1311と、無駄動作点数調整部1312とを含む。無駄動作発生割合算出部1311は、無駄な動作発生割合を算出する。無駄動作点数調整部1312は、無駄動作発生割合に応じて動作組み合わせの点数調整を行う。無駄動作発生割合算出部1311と具体的な処理例について、図14、図15を用いて説明する。
図14は、実施例2における無駄動作発生割合に応じた点数調整係数を示す説明図である。図14で示す作業遷移表wpt−exp、wpt−int、wpt−beg1、wpt−beg2は、それぞれ、ベテラン、中堅、初心者1、初心者2が所定の作業を5回行った際の作業遷移表wptである。図14では、無駄動作発生割合を算出する例を説明する。
作業管理支援装置101は、作業遷移表wpt−exp、wpt−int、wpt−beg1、wpt−beg2の各動作組み合わせを合計し、作業遷移回数表wpt−cntを得る。例えば、動作Aの次に動作Bを行う動作組み合わせは、ベテランと初心者1とがともに4回行っており、中堅が1回行っており、初心者2が3回行っている。従って、動作Aの次に動作Bを行う動作組み合わせの合計は、4+1+4+3=12となる。
次に、作業管理支援装置101は、作業遷移回数表wpt−cntの各動作組み合わせに対する、無駄動作発生回数表wpt−wstの各動作組み合わせの割合を算出することにより、無駄動作発生割合を得る。図14の例では、作業管理支援装置101は、各動作組み合わせの割合を表にした無駄動作発生割合表wpt−wstpを得る。無駄動作発生回数表wpt−wstは、図4で説明した、動作組み合わせに対応して、各動作から次の動作を行う際に発生した無駄な動きの回数に相当する。そして、無駄動作発生回数表wpt−wstは、動作記録情報110から生成することができる表である。例えば、無駄動作発生回数表wpt−wstは、動作Aの次に動作Bを行う動作組み合わせで、3回の無駄動作が発生したことを示す。
無駄動作発生割合の具体的な算出例について、動作Aの次に動作Bを行う動作組み合わせを用いて説明する。該当の動作組み合わせの行われた回数の合計が12回であり、無駄動作が3回であるから、該当の動作組み合わせの無駄動作発生割合は、3÷12=0.25となる。
そして、作業管理支援装置101は、無駄動作発生割合が高いほど、評価点が低くなるように、無駄動作発生割合の調整を行う調整係数を算出する。図14の例では、作業管理支援装置101は、表1401に応じて無駄動作発生割合を変換することにより、無駄動作発生割合の調整係数を算出する。図14に示す表1401は、レコード1411−1〜3を有する。レコード1411−1は、無駄動作発生割合xが0から0.1までの間であれば、xを1−xに変換することを示す。また、レコード1411−2は、無駄動作発生割合xが0.1から0.3までの間であれば、xを1−(x−0.1)*4.5に変換することを示す。また、レコード1411−3は、無駄動作発生割合xが0.3以上であれば、xを0.1に変換することを示す。無駄動作発生回数表wpt−wstの各動作組み合わせにおける無駄動作発生割合を変換した無駄動作発生割合点数調整係数については、図15で示す。
図15は、実施例2における無駄動作評価による評価点数調整例を示す説明図である。図15に示す無駄動作発生割合点数調整係数表wpt−wstadjは、無駄動作発生回数表wpt−wstの各動作組み合わせにおける無駄動作発生割合を変換した調整係数の表である。作業管理支援装置101は、作業遷移表wpt−exp、wpt−int、wpt−beg1、wpt−beg2を重ね合わせて、作業遷移合計点数表wpt−sppを得る。ここで、図15の作業遷移表wpt−exp、wpt−int、wpt−beg1、wpt−beg2を囲む枠は、重ね合わせの対象が、該当の枠内の作業遷移表wptであることを示す。また、図15に示す作業遷移合計点数表wpt−spp内の網掛けを付与した動作組み合わせが、グラフの最適化問題を解くことによって得られる標準作業手順を示す。
次に、作業管理支援装置101は、作業遷移合計点数表wpt−sppの各動作組み合わせの点数を、無駄動作発生割合点数調整係数表wpt−wstadjの各動作組み合わせの調整係数に乗じることにより、点数調整を行う。図15の例では、作業管理支援装置101は、点数調整を行った結果、無駄動作評価調整済み点数表wpt−spp−wstadjを得る。そして、作業管理支援装置101は、無駄動作評価調整済み点数表wpt−spp−wstadjから、グラフの最適化問題を解き、標準作業手順を得る。ここで、図15に示す無駄動作評価調整済み点数表wpt−spp−wstadj内の網掛けを付与した動作組み合わせが、グラフの最適化問題を解くことによって得られる、無駄動作を考慮した標準作業手順を示す。
図16は、実施例2における無駄動作評価による標準作業手順の変更例を示す説明図である。図16に示す作業手順グラフwpg−spp、wpg−spp−wstadjは、それぞれ、図15に示す作業遷移合計点数表wpt−spp、無駄動作評価調整済み点数表wpt−spp−wstadjを模式化した有向グラフである。さらに、作業手順グラフwpg−spp、wpg−spp−wstadj内の太字の矢印が、それぞれにおける標準作業手順を示す。
図16で示すように、無駄動作を評価した標準作業手順では、無駄が多く発生した動作Aから動作Bへの遷移がなくなり、無駄動作が発生しにくい作業手順となる。
図17は、実施例2における無駄動作評価処理の一例を示すフローチャートである。作業管理支援装置101は、動作記録情報110を参照して、作業遷移合計回数を算出する(ステップS1701)。また、作業管理支援装置101は、動作記録情報110を参照して、無駄動作発生回数を集計する(ステップS1702)。次に、作業管理支援装置101は、無駄動作発生回数÷作業遷移合計回数により、無駄動作発生割合を算出する(ステップS1703)。そして、作業管理支援装置101は、算出した無駄動作発生割合を、点数調整係数に変換する(ステップS1704)。次に、作業管理支援装置101は、変換した点数調整係数を、重ね合わせた作業遷移表の各値に乗算する(ステップS1705)。ステップS1705の処理終了後、作業管理支援装置101は、無駄動作評価処理を終了する。
(実施例3)
次に、図18〜図20を用いて実施例3の説明を行う。実施例3は、グラフ生成部401のバリエーションの1つとして、動作連結評価として道具の持ち替えを評価する例である。なお、実施例1、2において説明した箇所と同様の箇所については、同一符号を付して図示および説明を省略する。
図18は、実施例3における作業管理支援システム200の機能構成例を示す説明図である。実施例3における動作連結評価部1301は、道具持ち替え回数集計部1801と、道具持ち替え動作点数調整部1802とを含む。道具持ち替え回数集計部1801は、道具の持ち替え回数を集計する。道具持ち替え動作点数調整部1802は、道具の持ち替え回数に応じて動作組み合わせの点数調整を行う。道具持ち替え回数集計部1801と道具持ち替え動作点数調整部1802との具体的な処理例について、図19、図20を用いて説明する。
図19は、実施例3における道具持ち替え評価による評価点数調整例を示す説明図である。作業管理支援装置101は、作業遷移表wpt−exp、wpt−int、wpt−beg1、wpt−beg2を重ね合わせて、作業遷移合計点数表wpt−sppを得る。ここで、図19の作業遷移表wpt−exp、wpt−int、wpt−beg1、wpt−beg2を囲む枠は、重ね合わせの対象が、該当の枠内の作業遷移表wptであることを示す。また、図19に示す作業遷移合計点数表wpt−spp内の網掛けを付与した動作組み合わせが、グラフの最適化問題を解くことによって得られる標準作業手順を示す。
また、図19に示す道具連続使用フラグ表wpt−toolは、動作記録情報110から生成することができる表である。道具連続使用フラグ表wpt−toolは、図4で説明した道具使用情報に相当する。図19に示す道具連続使用フラグ表wpt−toolは、1が設定された動作組み合わせにおいて、同一の道具を連続して使用することを示す。例えば、図19を示す道具連続使用フラグ表wpt−toolは、動作Dの次に動作Eを行う動作組み合わせで、同一の道具を連続して使用することを示す。
次に、作業管理支援装置101は、作業遷移合計点数表wpt−sppの各動作組み合わせの点数を、道具連続使用フラグ表wpt−toolの各動作組み合わせのフラグに応じて調整する。具体的には、図19では、作業管理支援装置101は、道具連続使用フラグ表wpt−toolの1が設定された動作組み合わせについて、作業遷移合計点数表wpt−sppの各動作組み合わせの点数を、1.5倍する。図19の例では、作業管理支援装置101は、点数を1.5倍した結果、道具持ち替え評価調整済み点数表wpt−spp−tooladjを得る。そして、作業管理支援装置101は、道具持ち替え評価調整済み点数表wpt−spp−tooladjから、グラフの最適化問題を解き、標準作業手順を得る。ここで、図19に示す道具持ち替え評価調整済み点数表wpt−spp−tooladj内の網掛けを付与した動作組み合わせが、グラフの最適化問題を解くことによって得られる、道具持ち替えを考慮した標準作業手順を示す。
図20は、実施例3における道具持ち替え評価による標準作業手順の変更例を示す説明図である。図20に示す作業手順グラフwpg−spp、wpg−spp−tooladjは、それぞれ、図19に示す作業遷移合計点数表wpt−spp、道具持ち替え評価調整済み点数表wpt−spp−tooladjを模式化した有向グラフである。さらに、作業手順グラフwpg−spp、wpg−spp−tooladj内の太字の矢印が、それぞれにおける標準作業手順を示す。
図20で示すように、道具持ち替えを評価した標準作業手順では、同一の道具を連続して使用する動作Dから動作Eへの遷移が発生し、効率的な作業手順となる。
(実施例4)
次に、図21〜図23を用いて実施例4の説明を行う。実施例4は、グラフ生成部401のバリエーションの1つとして、動作連結評価として作業位置を評価する例である。なお、実施例1〜3において説明した箇所と同様の箇所については、同一符号を付して図示および説明を省略する。
図21は、実施例4における作業管理支援システム200の機能構成例を示す説明図である。実施例4における動作連結評価部1301は、作業位置点数調整部2101を含む。作業位置点数調整部2101は、作業位置に応じて動作組み合わせの点数調整を行う。作業位置点数調整部2101の具体的な処理例について、図22、図23を用いて説明する。
図22は、実施例4における作業位置移動評価による評価点数調整例を示す説明図である。作業管理支援装置101は、作業遷移表wpt−exp、wpt−int、wpt−beg1、wpt−beg2を重ね合わせて、作業遷移合計点数表wpt−sppを得る。ここで、図22の作業遷移表wpt−exp、wpt−int、wpt−beg1、wpt−beg2を囲む枠は、重ね合わせの対象が、該当の枠内の作業遷移表wptであることを示す。また、図22に示す作業遷移合計点数表wpt−spp内の網掛けを付与した動作組み合わせが、グラフの最適化問題を解くことによって得られる標準作業手順を示す。
また、表2201は、動作組み合わせにおいて、前の動作から次の動作に遷移する際の位置の高さに応じた点数調整係数を示す。また、表2202は、各動作の作業位置の関係を示す。図22に示す表2202は、動作A、B、Cが、机高さで行われる動作であり、動作Dが、机高さより1段階高い位置で行われる動作であることを示す。さらに、図22に示す表2202は、動作Eが、机高さより2段階高い位置で行われる動作であり、動作Fが、机高さより3段階高い位置で行われる動作であり、動作Gが、机高さより4段階高い位置で行われる動作であることを示す。
作業管理支援装置101は、表2201と表2202とから、作業位置上昇表wpt−posを生成する。作業位置上昇表wpt−posは、各動作組み合わせに含まれる前の動作から次の動作に遷移する際の位置上昇に応じた点数調整係数を示す。また、図4で説明した位置情報に相当する。
次に、作業管理支援装置101は、作業遷移合計点数表wpt−sppの各動作組み合わせの点数を、作業位置上昇表wpt−posの各動作組み合わせの点数調整係数で乗じることにより、点数調整を行う。図22の例では、作業管理支援装置101は、点数調整した結果、作業位置移動評価調整済み点数表wpt−spp−posadjを得る。ここで、図22の作業遷移合計点数表wpt−spp、作業位置上昇表wpt−posを囲む枠は、作業位置移動評価調整済み点数表wpt−spp−posadjを生成する際に用いられるデータが、該当の枠内の表であることを示す。
そして、作業管理支援装置101は、作業位置移動評価調整済み点数表wpt−spp−posadjから、グラフの最適化問題を解き、標準作業手順を得る。ここで、図22に示す作業位置移動評価調整済み点数表wpt−spp−posadj内の網掛けを付与した動作組み合わせが、グラフの最適化問題を解くことによって得られる、作業位置移動を考慮した標準作業手順を示す。
図23は、実施例4における作業位置移動評価による標準作業手順の変更例を示す説明図である。図23に示す作業手順グラフwpg−spp、wpg−spp−posadjは、それぞれ、図22に示す作業遷移合計点数表wpt−spp、作業位置移動評価調整済み点数表wpt−spp−posadjを模式化した有向グラフである。さらに、作業手順グラフwpg−spp、wpg−spp−posadj内の太字の矢印が、それぞれにおける標準作業手順を示す。
図23で示すように、作業位置移動を評価した標準作業手順では、移動が多く発生した動作Dから動作Fへの遷移がなくなり、位置の移動が発生しにくい作業手順となる。
(実施例5)
次に、図24、図25を用いて実施例5の説明を行う。実施例5では、標準作業手順決定部402のバリエーションの1つとして、所定の作業の標準作業手順を決定する際に、所定の作業と他の作業との間に共通部分がある場合の例である。なお、実施例1〜4において説明した箇所と同様の箇所については、同一符号を付して図示および説明を省略する。
図24は、実施例5における作業管理支援システム200の機能構成例を示す説明図である。実施例5における標準作業手順決定部402は、類似作業標準作業手順読み込み部2401と、動作差異抽出部2402と、追加最適手順算出部2403と、作業合成部2404とを含む。
類似作業標準作業手順読み込み部2401は、標準作業データ2411から、所定の作業と類似する作業の標準作業手順を読み込む。標準作業データ2411は、図4で示した作業順序情報に相当する。標準作業データ2411には、標準作業手順が記憶される。所定の作業と類似する作業は、例えば、所定の作業に含まれる各動作の種類が所定の割合以上で一致する動作を含む作業である。
動作差異抽出部2402は、所定の作業と類似する作業と、所定の作業との差異となる各動作を抽出する。追加最適手順算出部2403は、差異となる各動作の最適手順を算出する。作業合成部2404は、所定の作業と類似する作業において、差異がない部分の標準作業手順と、差異となる各動作の最適手順とを合成する。
図25は、実施例5における標準作業手順決定処理の一例を示すフローチャートである。作業管理支援装置101は、所定の作業と類似する作業の標準作業手順を読み込む(ステップS2501)。次に、作業管理支援装置101は、所定の作業と類似する作業と、所定の作業との差異となる各動作を抽出する(ステップS2502)。そして、作業管理支援装置101は、差異となる各動作に関連する動作との始点と終点を特定する(ステップS2503)。次に、作業管理支援装置101は、特定した始点から終点までの最適手順を探索する(ステップS2504)。そして、作業管理支援装置101は、類似する作業の標準作業手順のうちの差異となる動作に関連する各動作の始点から終点までの手順を、探索した最適手順に置き換える(ステップS2505)。ステップS2505の処理終了後、作業管理支援装置101は、標準作業手順決定処理を終了する。
(実施例6)
次に、図26、図27を用いて実施例6の説明を行う。実施例6は、管理者Adによって、作業手順を調整する例である。なお、実施例1〜5において説明した箇所と同様の箇所については、同一符号を付して図示および説明を省略する。
図26は、実施例6における作業管理支援システム200の機能構成例を示す説明図である。図26に示す作業管理支援装置101は、グラフ生成部401と、手動グラフ調整受け付け部2601と、標準作業手順決定部402とを含む。手動グラフ調整受け付け部2601は、動作組み合わせのカットや、加点減点を行う。
図27は、実施例6における評価点数調整例を示す説明図である。図27では、作業管理支援装置101が、図9で示した作業手順グラフwpg2−sppを管理者端末202のディスプレイ等に表示した状態である。そして、管理者端末202が、管理者Adによって動作Hから動作Eへのカットの指示を受け付けたとする。
この場合、作業管理支援装置101は、標準作業手順として、動作Hから動作Eへの遷移を行わない、標準作業手順wpg2−cmm−cutを得る。具体的には、作業管理支援装置101は、作業遷移表wptにおいて、カットの指示を受けた動作組み合わせの点数を0に設定する。そして、作業管理支援装置101は、カットの指示を受けた動作組み合わせの点数を0に設定した後の作業遷移表wptから、グラフの最適化問題を解くことによって、管理者Adのカットの指示を考慮した標準作業手順を決定する。
以上説明したように、作業管理支援装置101は、各動作と次の動作との組み合わせが複数の作業者によって行われた回数に基づいて、標準作業手順を決定する。これにより、作業管理支援装置101は、各動作間の作業者の作業しやすさが反映できて効率的な作業手順を提供できる。
また、作業管理支援装置101は、実施例2で示したように、動作組み合わせに対応して、各動作から次の動作が行われた回数と、各動作から次の動作を行う際に発生した無駄な動きの回数とに基づいて、評価点を算出してもよい。これにより、作業管理支援装置101は、無駄動作が発生しにくい作業手順を、標準作業手順として提供することができる。
また、作業管理支援装置101は、実施例3で示したように、動作組み合わせに対応して、各動作から次の動作が行われた回数と、道具使用情報とに基づいて、評価点を算出してもよい。これにより、作業管理支援装置101は、同一の道具を連続して使用する効率的な作業手順を、標準作業手順として提供することができる。
また、作業管理支援装置101は、実施例4で示したように、動作組み合わせに対応して、各動作から次の動作が行われた回数と、位置情報とに基づいて、評価点を算出してもよい。これにより、作業管理支援装置101は、位置の移動が発生しにくい効率的な作業手順を、標準作業手順として提供することができる。
また、作業管理支援装置101は、実施例5で示したように、所定の作業と類似する、他の作業との差異動作の最適手順を決定し、決定した最適手順と他の作業の標準作業手順とを合成することにより、所定の作業の標準作業手順を決定してもよい。これにより、所定の作業と他の作業の共通部分の動作については、同一の順序となるため、作業者の混乱を低減することができる。
また、作業管理支援装置101は、実施例6で示したように、動作組み合わせのカットや、加点減点を受け付けてもよい。これにより、作業者は、作業管理支援装置101が決定した標準作業手順を実際に行ったところ、作業しにくかった動作組み合わせがある場合に、該当の動作組み合わせのカットを管理者端末202に指示すればよい。そして、作業管理支援装置101が、該当の動作組み合わせのカットを行って、再度、標準作業手順を決定すればよいため、作業管理支援装置101は、標準作業手順の組直しを容易に行うことができる。
なお、本実施の形態で説明した作業管理支援方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本作業管理支援プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また本作業管理支援プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)コンピュータが、
複数の動作を含む所定の作業が複数回行われた際の動作の記録を示す動作記録情報に基づいて、前記複数回の各回に対応して、前記各回で行われた動作の順序を示す動作順序情報を生成し、
前記各回に対応して生成した前記動作順序情報を参照して、前記各回で行われた前記複数の動作の各動作と前記各動作の次の動作との組み合わせに、前記各動作と前記次の動作との関係に基づく評価値を設定し、
前記組み合わせに設定した前記評価値に基づいて、前記所定の作業に含まれる複数の動作の各動作の順序を決定する、
処理を実行することを特徴とする作業管理支援方法。
(付記2)前記動作記録情報には、前記組み合わせに対応して、前記各動作から前記次の動作を行う際に発生した無駄な動きの回数を含み、
前記コンピュータが、
前記動作順序情報と前記動作記録情報とを参照して、前記組み合わせに対応して、前記各動作から前記次の動作が行われた回数と、前記各動作から前記次の動作を行う際に発生した無駄な動きの回数とに基づいて、前記評価値を算出する、処理を実行し、
前記設定する処理は、
前記各回に対応して生成した前記動作順序情報を参照して、前記各動作と前記次の動作との組み合わせに、算出した前記評価値を設定する、
ことを特徴とする付記1に記載の作業管理支援方法。
(付記3)前記動作記録情報には、前記組み合わせに対応して、前記各動作と前記次の動作とで同一の道具を使用するか否かを示す道具使用情報を含み、
前記コンピュータが、
前記動作記録情報を参照して、前記組み合わせに対応して、前記各動作から前記次の動作が行われた回数と、前記道具使用情報とに基づいて、前記評価値を算出する、処理を実行し、
前記設定する処理は、
前記各回に対応して生成した前記動作順序情報を参照して、前記組み合わせに、算出した前記評価値を設定する、
ことを特徴とする付記1または2に記載の作業管理支援方法。
(付記4)前記動作記録情報には、前記組み合わせに対応して、前記各動作を行う位置と前記次の動作を行う位置との差に応じた位置情報を含み、
前記コンピュータが、
前記動作記録情報を参照して、前記組み合わせに対応して、前記各動作から前記次の動作が行われた回数と、前記位置情報とに基づいて、前記評価値を算出する、処理を実行し、
前記設定する処理は、
前記各回に対応して生成した前記動作順序情報を参照して、前記組み合わせに、算出した前記評価値を設定する、
ことを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の作業管理支援方法。
(付記5)前記コンピュータは、前記所定の作業とは異なる他の作業に含まれる複数の動作の各動作の順序を示す作業順序情報にアクセス可能であり、
前記コンピュータが、
前記作業順序情報を参照して、前記所定の作業に含まれる複数の動作から、前記他の作業に含まれる複数の動作に含まれない差異動作を抽出し、
前記各回に対応して生成した前記動作順序情報と前記作業順序情報とを参照して、前記各回に対応して生成した前記動作順序情報における前記差異動作の前の動作と、前記各回に対応して生成した前記動作順序情報における前記差異動作の次の動作とのうち、前記他の作業に含まれる複数の動作の各動作の順序において最初に行われる第1の動作と最後に行われる第2の動作とを特定し、
前記組み合わせに設定した前記評価値に基づいて、前記所定の作業に含まれる複数の動作の各動作の順序のうちの前記第1の動作から前記第2の動作までの順序を決定する、処理を実行し、
前記所定の作業に含まれる複数の動作の各動作の順序を決定する処理は、
前記作業順序情報を参照して、前記他の作業に含まれる複数の動作の各動作の順序と、決定した前記第1の動作から前記第2の動作までの順序とに基づいて、前記所定の作業に含まれる複数の動作の各動作の順序を決定する、
ことを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の作業管理支援方法。
(付記6)前記コンピュータは、前記所定の作業を行った作業者に対する重み付け点数を有する重み付け情報にアクセス可能であり、
前記設定する処理は、
前記各回に対応して生成した前記動作順序情報と前記重み付け情報とを参照して、前記各動作と前記次の動作との組み合わせに、前記各動作と前記次の動作との関係と、前記各回における作業者に対する重み付け点数とに基づく評価値を設定する、
ことを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の作業管理支援方法。
(付記7)複数の動作を含む所定の作業が複数回行われた際の動作の記録を示す動作記録情報に基づいて、前記複数回の各回に対応して、前記各回で行われた動作の順序を示す動作順序情報を生成し、
前記各回に対応して生成した前記動作順序情報を参照して、前記各回で行われた前記複数の動作の各動作と前記各動作の次の動作との組み合わせに、前記各動作と前記次の動作との関係に基づく評価値を設定し、
前記組み合わせに設定した前記評価値に基づいて、前記所定の作業に含まれる複数の動作の各動作の順序を決定する、
制御部を有することを特徴とする作業管理支援装置。
(付記8)コンピュータに、
複数の動作を含む所定の作業が複数回行われた際の動作の記録を示す動作記録情報に基づいて、前記複数回の各回に対応して、前記各回で行われた動作の順序を示す動作順序情報を生成し、
前記各回に対応して生成した前記動作順序情報を参照して、前記各回で行われた前記複数の動作の各動作と前記各動作の次の動作との組み合わせに、前記各動作と前記次の動作との関係に基づく評価値を設定し、
前記組み合わせに設定した前記評価値に基づいて、前記所定の作業に含まれる複数の動作の各動作の順序を決定する、
処理を実行させることを特徴とする作業管理支援プログラム。
101 作業管理支援装置
110 動作記録情報
400 制御部
401 グラフ生成部
402 標準作業手順決定部
403 重み付け設定部
411 記憶部
412 動作重みパラメータデータ

Claims (7)

  1. コンピュータが、
    複数の動作を含む所定の作業が複数回行われた際の動作の記録を示す動作記録情報に基づいて、前記複数回の各回に対応して、前記各回で行われた動作の順序を示す動作順序情報を生成し、
    前記各回に対応して生成した前記動作順序情報を参照して、前記各回で行われた前記複数の動作の各動作と前記各動作の次の動作との組み合わせに、前記各動作と前記次の動作との関係に基づく評価値を設定し、
    前記組み合わせに設定した前記評価値に基づいて、前記所定の作業に含まれる複数の動作の各動作の順序を決定する、
    処理を実行することを特徴とする作業管理支援方法。
  2. 前記動作記録情報には、前記組み合わせに対応して、前記各動作から前記次の動作を行う際に発生した無駄な動きの回数を含み、
    前記コンピュータが、
    前記動作順序情報と前記動作記録情報とを参照して、前記組み合わせに対応して、前記各動作から前記次の動作が行われた回数と、前記各動作から前記次の動作を行う際に発生した無駄な動きの回数とに基づいて、前記評価値を算出する、処理を実行し、
    前記設定する処理は、
    前記各回に対応して生成した前記動作順序情報を参照して、前記各動作と前記次の動作との組み合わせに、算出した前記評価値を設定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の作業管理支援方法。
  3. 前記動作記録情報には、前記組み合わせに対応して、前記各動作と前記次の動作とで同一の道具を使用するか否かを示す道具使用情報を含み、
    前記コンピュータが、
    前記動作記録情報を参照して、前記組み合わせに対応して、前記各動作から前記次の動作が行われた回数と、前記道具使用情報とに基づいて、前記評価値を算出する、処理を実行し、
    前記設定する処理は、
    前記各回に対応して生成した前記動作順序情報を参照して、前記組み合わせに、算出した前記評価値を設定する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の作業管理支援方法。
  4. 前記動作記録情報には、前記組み合わせに対応して、前記各動作を行う位置と前記次の動作を行う位置との差に応じた位置情報を含み、
    前記コンピュータが、
    前記動作記録情報を参照して、前記組み合わせに対応して、前記各動作から前記次の動作が行われた回数と、前記位置情報とに基づいて、前記評価値を算出する、処理を実行し、
    前記設定する処理は、
    前記各回に対応して生成した前記動作順序情報を参照して、前記組み合わせに、算出した前記評価値を設定する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の作業管理支援方法。
  5. 前記コンピュータは、前記所定の作業とは異なる他の作業に含まれる複数の動作の各動作の順序を示す作業順序情報にアクセス可能であり、
    前記コンピュータが、
    前記作業順序情報を参照して、前記所定の作業に含まれる複数の動作から、前記他の作業に含まれる複数の動作に含まれない差異動作を抽出し、
    前記各回に対応して生成した前記動作順序情報と前記作業順序情報とを参照して、前記各回に対応して生成した前記動作順序情報における前記差異動作の前の動作と、前記各回に対応して生成した前記動作順序情報における前記差異動作の次の動作とのうち、前記他の作業に含まれる複数の動作の各動作の順序において最初に行われる第1の動作と最後に行われる第2の動作とを特定し、
    前記組み合わせに設定した前記評価値に基づいて、前記所定の作業に含まれる複数の動作の各動作の順序のうちの前記第1の動作から前記第2の動作までの順序を決定する、処理を実行し、
    前記所定の作業に含まれる複数の動作の各動作の順序を決定する処理は、
    前記作業順序情報を参照して、前記他の作業に含まれる複数の動作の各動作の順序と、決定した前記第1の動作から前記第2の動作までの順序とに基づいて、前記所定の作業に含まれる複数の動作の各動作の順序を決定する、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の作業管理支援方法。
  6. 複数の動作を含む所定の作業が複数回行われた際の動作の記録を示す動作記録情報に基づいて、前記複数回の各回に対応して、前記各回で行われた動作の順序を示す動作順序情報を生成し、
    前記各回に対応して生成した前記動作順序情報を参照して、前記各回で行われた前記複数の動作の各動作と前記各動作の次の動作との組み合わせに、前記各動作と前記次の動作との関係に基づく評価値を設定し、
    前記組み合わせに設定した前記評価値に基づいて、前記所定の作業に含まれる複数の動作の各動作の順序を決定する、
    制御部を有することを特徴とする作業管理支援装置。
  7. コンピュータに、
    複数の動作を含む所定の作業が複数回行われた際の動作の記録を示す動作記録情報に基づいて、前記複数回の各回に対応して、前記各回で行われた動作の順序を示す動作順序情報を生成し、
    前記各回に対応して生成した前記動作順序情報を参照して、前記各回で行われた前記複数の動作の各動作と前記各動作の次の動作との組み合わせに、前記各動作と前記次の動作との関係に基づく評価値を設定し、
    前記組み合わせに設定した前記評価値に基づいて、前記所定の作業に含まれる複数の動作の各動作の順序を決定する、
    処理を実行させることを特徴とする作業管理支援プログラム。
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