JP2018137830A - 電力伝送システム - Google Patents

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健一 原川
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Abstract

【課題】電界結合電力伝送技術を適用した電力伝送システムとして、長期間の使用においても信頼性を維持するシステムを具現化すること。【解決手段】電力伝送システム1は、電界結合電力伝送技術における接合容量3a,3bを形成すると共に相対移動する送電電極6a,6b及び受電電極8a,8bと、送電電極6a,6b及び受電電極8a,8bの間に配置される絶縁層13と、受電電極8a,8bと絶縁層13との間に配置される起毛構造11とを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、各種の負荷に対して電力伝送を行うための電力伝送システムに関する。
本発明者は、電力伝送の新たな方式として「電界結合方式」を既に発明し、さらに、当該新たな方式を実現可能な回路の技術(以下、「電界結合電力伝送技術」と呼ぶ)について既に発明している(特許文献1乃至3参照)。
電界結合電力伝送技術は、2枚の金属板(導電性の板)を対向させて、これら2枚の金属板を電極対としてコンデンサ(このようなコンデンサを以下「接合容量」と呼ぶ)を形成した状態で、高周波電流を流すことで非接触の電力伝送を実現する技術である。
電界結合電力伝送技術を適用した電力伝送システムは、電源からの電力を送電する送電部と、送電部から電力を受電して負荷に供給する受電部とを備えている。この場合、送電部の末端に設けた金属板(電極)と、受電部の先端に設けた金属板(電極)とを対向させることで、接合容量が形成される。
この接合容量の送電電極と受電電極は相互に相対的に動かすことができるため、電界結合電力伝送技術を適用した電力伝送システムを、回転系やスライド系として、電力伝送軸受や電力伝送スライド線路により具現化することができる。
また、接合容量を形成するための送電電極と受電電極として、電界結合用の大容量電極を得る方法として、荷重を掛けずにわずかな力で接触させる方法がある。本方法は、接触面の相対速度が遅い場合には、低コストで製作できる等、多くの利点がある。
特開2009−38329号公報 特開2009−89520号公報 特開2010−193692号公報
しかしながら、電界結合用の大容量電極を得る方法として、荷重を掛けずにわずかな力で接触させる方法を採用して、かつ、電界結合電力伝送技術を適用した電力伝送システムを、高速回転する回転系や高速に移動するリニア系に適用した場合、電極の摩耗現象が必ず生ずるため、送電電極と受電電極との交換が必要になる。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、電界結合電力伝送技術を適用した電力伝送システムとして、長期間の使用においても信頼性を維持するシステムを具現化することを目的とする。
本発明の一実施形態の電力伝送システムは、
電界結合電力伝送技術における接合容量を形成すると共に相対移動する電極対と、
前記電極対の間に配置される絶縁体と、
前記電極対の少なくとも一方と前記絶縁体との間に配置される起毛構造とを備える
電力伝送システムである。
前記電極対として、固定の第1電極と、移動する第2電極とを備え、
前記絶縁体は、前記第1電極上に配置され、
前記起毛構造は、前記第2電極に植設された導電性ブラシである
ようにすることができる。
前記電極対の間に流体圧力を与える与圧手段をさらに備える
ようにすることができる。
前記与圧手段は、ポンプである
ようにすることができる。
前記与圧手段は、前記第2電極に設けられ、前記第2電極に対して相対移動する周囲の空気を前記第1電極と前記第2電極の間に送り込む与圧室である
ようにすることができる。
本発明によれば、電界結合電力伝送技術を適用した電力伝送システムとして、長期間の使用においても信頼性を維持するシステムを具現化することが可能になる。
本発明の電力伝送システムにおける電界結合の基本回路の回路図である。 単純構造の電極とその問題点を示す断面図である。 起毛構造の特性を示す断面図である。 起毛構造の特性を示す断面図である。 薄膜金属箔を用いた起毛構造を示す断面図であり、図5(a)及び図5(b)はポンプで空気を流す方式、図5(c)は移動に伴って空気を取り込んでメッシュから薄膜金属箔間に空気を流す方式を示す。 磁力等を用いた浮上力を示す断面図である。 流体圧力による電極の浮上を示す断面図である。 アクチュエータによる位置制御を示す概略図である。 挟み込み構造の電極を示す断面図である。 電極面積50×250mm2、ギャップ間隔1mmの時の変位距離と容量の関係を示す図であり、横軸は変位距離、縦軸は容量を示す。 挟み込み構造の電極に対応した並列共振回路を示す回路図である。 挟み込み構造の電極の制御を示す回路図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
電界結合電力伝送技術を実用化するためには、[背景技術]の欄で上述したように、接合容量を形成する必要がある。従って、接合容量を形成するための、送電電極(後述する図1の送電電極6a,6b)と受電電極(後述する図1の受電電極8a,8b)とは接触しない構造が必要である。なお、送電電極と受電電極とが接触しない構造を実現するための方式は、特に限定されず、静止時には接触していても、移動時には非接触となる方式も含まれる。
図1は、本発明の一実施形態の電力伝送システム1における電界結合の基本回路2の回路図である。
図1に示す電界結合の基本回路2は、接合容量3a,3bを介して送電部4の側から受電部5の側に電力を伝送する、電界結合電力伝送技術を採用する。送電部4は、送電電極6a,6bと交流電源7とを備えている。各送電電極6a,6bは、交流電源7の両端に夫々接続されている。受電部5は、送電電極6aと対向することで接合容量3aを形成する受電電極8aと、送電電極6bと対向することで接合容量3bを形成する受電電極8bとを備えており、送電部4から送電された電力を受電して負荷9に供給する。
なお、以下、符号の交尾のa同士が対応し、符号の交尾のb同士が対応するものとする。例えば、「送電電極6a,6bと受電電極8a,8bとの間の距離」と記載した場合には、「送電電極6aと受電電極8aとの間の距離」と、「送電電極6bと受電電極8bとの間の距離」という意味であるものとする。
接合容量3a,3bを形成すべく、送電電極6a,6bと受電電極8a,8bは、空間を挟んで配置されている。この空間は、絶縁層であり直流は通さないが、変位電流を介して交流を流すことが出来る。変位電流の周波数を高くし、接合容量3a,3bの値[F]を大きくするにつれて接合容量3a,3bのインピーダンスは小さくなり、伝送効率は高くなる。
この接合容量3a,3bを形成する送電電極6a,6bと受電電極8a,8bは相互に相対的に動かすことができるため、電力伝送システム1を、回転系やスライド系により、電力伝送軸受や電力伝送スライド線路として具現化することができる。
しかしながら、電界結合電力伝送技術を小型の機器に適用する場合、電極(送電電極6a,6b及び受電電極8a,8b)の面積が十分に取れないものの、接合容量3a,3bの値[F]を確保したいという要望に応えるためには、送電電極6a,6bと受電電極8a,8bとの間隔を近接させる必要がある。
この様な電極間距離を極短にするための従来の方法として、電極(送電電極6a,6b又は受電電極8a,8b)の表面に絶縁層をコーティングして接触させる方法がある。この方法を採用した場合、絶縁層として、耐圧、摺動性、強度を兼ね備えたDLC(ダイヤモンドライクカーボン)膜を使用することが考えられる。この従来の方法は、送電電極6a,6bと受電電極8a,8bの相対速度がそれほど速くなく、擦れる回数も多くない場合には、有効な方法である。
しかしながら、例えば長距離移動を伴うスライド系に電界結合電力伝送技術を適用する場合、この従来の方法では、絶縁層の剥離の問題に直面する。
そこで、送電電極6a,6bと受電電極8a,8bとの間に微小空間を保って、送電電極6a,6bと受電電極8a,8bとの非接触性を維持する方法が求められる。ただし、ここでいう非接触性とは、送電電極6a,6b又は受電電極8a,8bを有する移動体が移動するときに求められるものである。従って、移動体が停止時(静止時)には接触していても、当該移動体が移動時に非接触となる方法でもよい。
電界結合電力伝送技術を適用した電力伝送回路に並列共振回路を用いる場合には、接合容量3a,3bを形成する送電電極6a,6bと受電電極8a,8bとが接触しても問題ない。ただし、安定的に接触させることも難しいため、不安定な伝送特性になってしまう。
このため、送電電極6a,6b及び受電電極8a,8bの一方又は両方に絶縁性の膜をコーティングすることが好ましい。
ただし、安定して非接触性が保てる場合には、絶縁性の膜をコーティングせずに、送電電極6a,6b及び受電電極8a,8bの金属面が露出していても構わない。
さらに、導電性の膜がコーディングされていても良い。
以下の説明では、送電電極6a,6bの側のみに絶縁性の膜をコーティングしている場合を挙げているが、受電電極8a,8bの側のみに絶縁性の膜をコーティングしたり、送電電極6a,6b及び受電電極8a,8bの両方に絶縁性の膜をコーティングしたりしても良く、あるいは、送電電極6a,6b及び受電電極8a,8bの両方に絶縁性の膜をコーティングしなくても良い。さらには、絶縁性の膜がコーティングされていない電極(送電電極6a,6b、受電電極8a,8b)に導電性の膜がコーティングされていても良い。
接合容量3a,3bを発生させる電極構造としては、表1の1に示すように、送電電極6a,6bと受電電極8a,8bを対向させた単純構造(図2参照)が考えられる。しかし、この方法は送電電極6a,6bと受電電極8a,8bの間にゴミ10(図2(b)及び図2(c)参照)が入った場合及び機械的精度が望めない場合(経年劣化により機械的精度が落ちた場合も含む)(図2(d)参照)には実施が困難になる。
この問題を解決する方法として、表1の2に示す起毛構造11(図3参照)を提案する。起毛構造11は、電極(送電電極6a,6b及び受電電極8a,8b)の表面の機械的位置を曖昧にできるものであり、大きな接合容量3a,3bの値が確保できる。さらに、表1の3に示すように、外側に配置する二枚の電極(送電電極6a,6b)に対向して、内側に二枚の電極(受電電極8a,8b)を対向させる特殊条件下では、受電電極8a,8bの位置ずれに対して接合容量3a,3bの値が安定化できる(図9参照)。
Figure 2018137830
次に、電極(送電電極6a,6b及び受電電極8a,8b)の間隔を微小に保つ方法を表2に示す。
Figure 2018137830
表2の1に示すように、流体を送電電極6a,6b及び受電電極8a,8bに封入することにより、圧力によって送電電極6a,6b及び受電電極8a,8bの間の接触を妨げる方法がある(図5参照)。静止時には、ポンプ19(図5(a)及び図5(b)参照)によって加圧し、流体中での移動時には電極(受電電極8a,8b)に流体を積極的に流入させることにより、離隔圧を得ることになる(図5(c)参照)。ポンプ19による方法と、流体の流入方法を組み合わせても良い。
そして、表2の2に示すように、磁気的反発力を用いる方法がある(図6参照)。磁気的反発力を用いる方法とは逆に、懸垂式の場合には磁気的引力を用いる方法もある。
また、表2の3に示すように、静電的引力を用いる方法がある。この方法は、懸垂式の場合に有効である。
さらに、表2の4に示すように、超音波圧力を用いて浮上する方法がある。この方法によれば、通常は、20μm程度の間隔に保つことが出来るため、電界結合方式に有効である。特に、精密環境下での利用に適している。
そして、表2の5に示すように、超電導現象を活用する方法がある。この方法では、マイスナー効果による反発力又は、ピンニングによる引力を用いることが出来る。
また、表2の6に示すように、アクチュエータ28(図8参照)によって受電電極8a,8bの送電電極6a,6bに対する最適位置を決める方法がある。
次に、電極(送電電極6a,6b及び受電電極8a,8b)の間の誘電率を高める方法を表3に示す。
Figure 2018137830
表3の1に示すように、簡単な方法として、送電電極6a,6b及び受電電極8a,8bの接合部に水等の誘電率の高い物質を入れる方法がある。この方法において、多くの場合、誘電損失が大きく熱に変わるため、低電力用途での使用に限られる。大電力用途で使用する場合には、水等の誘電率の高い物質が逐次交換できるか、水等の誘電率の高い物質の放熱性を高める必要がある。この方法は、プール等の水中での使用に適する。
表3の2に示すように、送電電極6a,6b及び受電電極8a,8bの間に常圧プラズマを挿入する方法があり、この方法は、ドライな環境で使用したい場合に適する。
なお、非接触に接合容量3a,3bを形成する方法として、表1及び表2に示した方法を組み合わせて用いることが出来る。さらに、表3に示した方法も組み合わせることが出来る。以上が総括論であり、以下に個別的な論を進める。
図2は、表1の1に示す単純構造の電極(送電電極6a,6b及び受電電極8a,8b)とその問題点を示す断面図である。
図2(a)に示すように、二枚の並行金属平板である送電電極6a,6b及び受電電極8a,8bが距離d離れて対向している。狭い方である受電電極8a,8bの面積がSで、送電電極6a,6b及び受電電極8a,8bの間が空気であれば、静電容量(接合容量3a,3b)の間は、式(1)の通りになる。
Figure 2018137830
電界結合では、接合容量3a,3bの各値として、数MHzの周波数であれば、200pF以上が求められる。式(1)から判るように、接合容量3a,3bの容量Cの値を大きくするためには、送電電極6a,6bと受電電極8a,8bとの間の距離dを小さくすることが求められる。
このため、電界結合電力伝送技術をポータブル機器に適用する場合、電極(送電電極6a,6b及び受電電極8a,8bの狭い方)のサイズ(面積S)を大きくできないことも影響して、数十μm〜数百μmの間隔(距離d)が求められる。
このため、図2(b)に示すように、受電電極8a又は8bを送電電極6a又は6bに対して相対的に移動させようとする場合、送電電極6a又は6bと受電電極8a又は8bとの間にゴミ10が混入すると、混入したゴミ10が電極(送電電極6a又は6bと受電電極8a又は8b)の間で暴れ、当該電極を傷付ける。当該電極に耐腐食性の膜がコーティングされている場合には、膜が傷つけられることによって耐腐食性が失われる。
図2(c)に示すように、さらに大きなゴミ(砂等)10が送電電極6a又は6bと受電電極8a又は8bとの間に混入する場合には、電極(移動させる受電電極8a又は8b)が持ち上げられてしまい、送電電極6a又は6bと受電電極8a又は8bの間隔(距離d)を維持することができなくなる。即ち接合容量3a,3bの各値を維持できなくなる。
図2(d)に示すように、送電電極6a,6bの機械的精度(平滑度合の精度)が十分に得られない場合には、受電電極8a又は8bを移動させる際に送電電極6a又は6bに接触してしまう問題が発生する。
とにかく電極(送電電極6a又は6b及び受電電極8a又は8b)の間の距離dが狭いのであるから、この様なことは当然のこととして起きる。なお、符号vは、受電電極8a又は8bの移動速度を示している。
この様な問題に対して次の解決策がある。即ち、図3に示すように、電極(受電電極8a,8b)に導電性ブラシ12等の起毛構造11を設けることが解決策となる。
図3は、起毛構造11の特性を示す断面図である。
図3に示すように、受電体である受電電極8a,8bには、送電電極6a,6bに対面する側に、起毛構造11として導電性ブラシ12が密集して付けられている。
図3(a)に示すように、送電電極6a,6bと受電電極8a,8bとの間の距離がdである。一方、導電性ブラシ12の先端部は、送電電極6a,6bの上に配置された絶縁層13の表面に沿って存在している。この場合において、導電性ブラシ12が受電電極8a,8bの一部として機能するので、接合容量3a,3bを発生させるギャップは、絶縁層13の厚さと同じgである。
図3(b)に示すように、図3(a)に示す状態から、送電電極6a,6bと受電電極8a,8bの間隔をわずかに離す。導電性ブラシ12の先端部のみが送電電極6a,6b上の絶縁層13に接するだけであるが、導電性ブラシ12の密度が高いため、導電性ブラシ12の先端部が受電電極8a,8bの一部として機能する。このため、接合容量3a,3bを発生させるギャップは、絶縁層13の厚さと同じgである。
このように、受電電極8a,8bと送電電極6a,6bの距離が変動しても、接合容量3a,3bは、絶縁層13の厚さがあることで実現できるため、大きな値が維持できる。
図3(c)に示すように、図3(b)に示す状態からさらに、受電電極8a,8bを送電電極6a,6bから離して、導電性ブラシ12の先端部と送電電極6a,6b上の絶縁層13との間にエアギャップ14を作る。この場合でも、ギャップはg’であり、送電電極6a,6bと受電電極8a,8bの間の距離d’’ではない。このように、電極(送電電極6a,6b及び受電電極8a,8b)の間の距離dを変えても、ギャップが絶縁層13の厚さg程度に保たれるので、大きな接合容量3a,3bの各値が維持できる。
図4は、起毛構造11の特性を示す断面図である。
図4(a)及び図4(b)は、導電性ブラシ12の付いた受電電極8a,8bが送電電極6a,6bの上を移動し、その速度が変化する様子を示している。
受電電極8a,8bの移動に伴って、導電性ブラシ12の下に空気15が入り込み、空気15が横に漏れないのであれば、導電性ブラシ12と絶縁層13の間に空気の層(符号省略)が出来やすく、導電性ブラシ12と絶縁層13は非接触状態になる。さらに、受電電極8a,8bが移動する速度が速くなると、導電性ブラシ12の下に流入する空気15の量が増大して非接触状態になる傾向が強くなる。この時には、導電性ブラシ12の先端部と送電電極6a,6b上の絶縁層13の距離が離れてくるため、接合容量3a,3bを発生させるギャップをgに維持するには、受電電極8a,8bと送電電極6a,6bの間の距離をd1からd2に縮める必要がある。ただし、導電性ブラシ12の弾性係数が高く、導電性ブラシ12を構成する毛の隙間が大きければ、空気は毛の間を通り抜け、導電性ブラシ12の先端部と送電電極6a,6b上の絶縁層13との接触状態が維持される。
また、図4(c)に示すように、起毛構造11を設けた場合、図2(b)及び図2(c)に示す場合と異なり、送電電極6a,6bと受電電極8a,8bとの間に砂等のゴミ10が混入しても、導電性ブラシ12の間に挟まり、導電性ブラシ12の先端部と送電電極6a,6b上の絶縁層13との接触面積の低減を最小限に止めることが出来る。
さらに、図4(d)に示すように、起毛構造11を設けた場合、図2(d)に示す場合と異なり、送電電極6a,6bの機械的精度が不十分で、アンデュレーションがあっても、導電性ブラシ12付の受電電極8a,8bはそれに馴染むため、接合容量3a,3bの値が維持される。さらに、受電電極8a,8bが送電電極6a,6b(上の絶縁層13)にぶつかる可能性は低くなる。
ただし、導電性ブラシ12の場合には、毛が切れてゴミになる可能性がある。これを防止する方法として、導電性ブラシ12の毛にCNT(カーボンナノチューブ)を用いる方法がある。現在、スーパーグロス法によって、長さが2mm程度のCNTを大量生産することが可能になってきたため、これを利用できる可能性が出てきた。ただし、CNTを金属板(受電電極8a,8bを構成する金属板)に強固に固定する方法等が本願の出願時には確立されていないため、今後の技術発展を待たなければならない。
図5は、極薄金属箔16を用いた起毛構造11を示す断面図である。図5(a)及び図5(b)は、ポンプ19で空気を流す方式を示す。なお、図5(b)は、図5(a)におけるa−a’断面を示す断面図である。図5(c)は、移動に伴って空気を取り込んでメッシュ18から極薄金属箔16間に空気を流す方式を示す。
起毛構造11の他の方法として、図5に示す様な極薄金属箔16を用いる方法がある。この場合には、導電性ブラシ12ではなく、極薄金属箔16を、隙間を空けて積層する。受電電極8a,8bを構成する与圧室17から、メッシュ18を介して、極薄金属箔16同士の隙間に空気を流入させている。さらに、極薄金属箔16に切れ目(スリット)20を入れている。
これにより、極薄金属箔16は、導電性ブラシ12のように動くが、面であるため空気膜が形成されやすく、極薄金属箔16の先端部と送電電極6a,6b上の絶縁層13との非接触性を追求できる。
さらに、極薄金属箔16の場合、導電性ブラシ12とは異なり、スリット20の間隔が広いため、切れてゴミになる確率は極めて低い。
図5(a)及び図5(b)は、ポンプ19で空気15を流す方法を示しており、この方法は受電電極8a,8bが静止しても使用できる。
これに対して、図5(c)は、受電電極8a,8bの移動に伴って与圧室17に空気15を取り込んで、メッシュ18から極薄金属箔16同士の間に空気を流す方法を示す。なお、符号21は、対の空気漏れガードを示す。空気漏れガード21は、極薄金属箔16同士の間に流された空気が外に漏れることを防止する。
これら図5に示した方法を組み合わせて使用しても良い。
例えば、受電電極8a,8bの静止時には、ポンプ19を使用するが、受電電極8a,8bの移動時にはポンプ19を止めて与圧室17の進行方向の面を開け、空気15を流入させる等である。
受電電極8a,8bの移動速度が遅くて十分な空気15の流入を得ることが出来ない場合には、ポンプ19のみを用いることもできる。
図には記していないが、極薄金属箔16の表面に、DLC膜等をコーティングして、送電電極6a,6b(上の絶縁層13)との間の摩擦を低減することもできる。これは、受電電極8a,8bの停止時又は低速移動時のことであり、受電電極8a,8bの移動速度が増すと、極薄金属箔16の先端部と送電電極6a,6b上の絶縁層13との間に空気の膜が作られて、極薄金属箔16の先端部と送電電極6a,6b上の絶縁層13とは非接触になる。受電電極8a,8bの移動速度が遅いときには、極薄金属箔16の先端部と送電電極6a,6b上の絶縁層13とが接触していても、摩擦による摩耗は少ない。
図6は、磁力(反発力)22等を用いた浮上力を示す断面図である。図6には、電極(送電電極6a,6bと受電電極8a,8b)の間隔を保つ力を発生させる方法として、表2の2に示す方法、即ち、磁力22を用いて浮上力を得て、送電電極6a,6bと受電電極8a,8bの間を非接触にする方法を示す。
図6(a)に示すように、永久磁石23を、隣接する永久磁石23の極性を逆にして、非磁性体からなる受電電極8a,8b上に並べ、永久磁石23における受電電極8a,8bの反対側に、強磁性体からなるサポート24を配して磁路を作ることで、受電体25を構成する。送電電極6a,6bは、非磁性体で構成する。この様な受電体25を送電電極6a,6b上を高速に移動させると、渦電流による反磁力22が発生して受電体25は浮上し、送電電極6a,6bと受電電極8a,8bが非接触の状態で送受電できる。
図6(b)は、受電体25を高速移動させることなく、モーター26で永久磁石23を高速回転させることにより、浮力22を得る物を示す。
図6(c)は、機械的な方法によらず、コイル27から高周波磁界を出して送電電極6a,6bとの間で磁気的浮力22を得る物を示す。
図6(d)は、単純な永久磁石23による反発力22で浮上する物を示す。この場合には、受電電極8a,8bを移動させると受電電極8a,8bが送電電極6a,6bにくっ付いてしまうため、用途が限定される。
図7は、流体圧力による電極(受電電極8a,8b)の浮上を示す断面図である。図7には、流体圧力を用いて単純構造の平板電極(受電電極8a,8b)を浮かせる方法を記している。図7(a)は、ポンプ19による方法、図7(b)は、受電電極8a,8bの移動に伴う空気15の流入による浮力を示している。図5でも、同等なものを示したが、図7は、単純化したものを示している。
図8は、アクチュエータ28による位置制御を示す概略図である。図8には、アクチュエータ28を用いて受電電極8a,8bの位置を制御する方法を示す。図8(a)、図8(b)及び図8(c)に示すいずれも、走行輪29aを有する受電体台車(移動体台車)29の基準面29bに、ピエゾ素子等のアクチュエータ28を置いて、受電電極8a,8bを制御して送電電極6a,6bとの位置関係を決める方法である。
図8(a)は、受電電極8a,8bに取り付けた渦電流距離計等の距離センサ30によって受電電極8a,8bと送電電極6a,6bの位置を測り、受電電極8a,8bが最適な位置になるように、アクチュエータ駆動装置31によってアクチュエータ28を駆動させる方法を示している。距離センサ30としては、音響的方法、渦電流距離計、光の反射角度から求める方法等が利用できる。
図8(b)は、電力伝送回路(基本回路2(図1参照))に流れる電流を、送電電流モニタ回路32でモニタして制御する方法を示している。電極(送電電極6a,6b及び受電電極8a,8b)の間隔が広すぎれば電力は小さくなり、その間隔が狭すぎると電力は大きくなるが電極(送電電極6a,6b及び受電電極8a,8b)が接触してしまう可能性が高まる。送電電流モニタ回路32は、受電電極8a,8bと所定の負荷9との間に直列で接続されたピックアップコイル33を介して、電力伝送回路に流れる電流をモニタする。送電電流モニタ回路32が電流量をモニタして、アクチュエータ駆動装置31がアクチュエータ28を駆動させて、受電電極8a,8bを送電電極6a,6bに対して最適な位置に持ってくる。
図8(c)は、アクチュエータ28を伸ばして受電電極8a,8bを送電電極6a,6bにぶつける方法を示している。この方法では、受電電極8a,8bが送電電極6a,6bにぶつかったことを感圧センサ34の検出結果に基づいて、圧力検知・制御装置34aによって認識する。ぶつかった位置からアクチュエータ28を短くして受電電極8a,8bを最適な位置に持ってくる。この方法は、定期的に受電電極8a,8bを送電電極6a,6bにぶつけることを実施して、受電電極8a,8bの位置を最適に保つ方法である。
図9は、挟み込み構造35の電極(送電電極6a,6b及び受電電極8a,8b)を示す断面図である。
挟み込み構造35においては、互いに電気的に繋がれた二枚の送電電極6a,6bの間に、互いに電気的に繋がれた二枚の受電電極8a,8bを配置している。二枚の受電電極8a,8bは、サポート材36によって互いの間隔が一定に維持されている。送電電極6a,6bの間の内法Uに対して受電電極8a,8bの間の外法Vを小さくしておく。この様な挟み込み構造35を採用すると、電極(受電電極8a,8b)の位置が中心から多少変位しても、接合容量3a,3bの値は極めて安定する。なぜならば、一方の側で送電電極6a,6bと受電電極8a,8bが離れると、他方の側で送電電極6a,6bと受電電極8a,8bが近接するからである。なお、受電電極8a,8bの中心位置からの変位をsとし、中心位置に位置する受電電極8a,8bと送電電極6a,6bとのギャップの間隔をgとすると、送電電極6a,6bと受電電極8a,8bの間隔は、g+s及びg−sになる。
図10は、電極面積50×250mm2、ギャップの間隔1mmの時の変位距離と容量の関係を示す図であり、横軸は変位距離、縦軸は容量を示す。
図10から判るように、変位sの量が0のときに約200pFである容量は、受電電極8a,8bが中心位置から変位するにしたがってやや大きくなる。ただし、変位sの量がギャップgの40%(s=0.4mm)のときでも、270pF程度にしか変化しない。
図11は、挟み込み構造35の電極(送電電極6a,6b及び受電電極8a,8b)に対応した並列共振回路37,38を示す回路図である。
図11に示すように、送電部4は、交流電源7と、交流電源7と共に閉回路を構成する第1コイル39と、第1コイル39と共に変圧器(トランス)50を構成する第2コイル40と、第2コイル40と共に並列共振回路37を構成する第1コンデンサ41と、並列共振回路37と直列に接続され、挟み込み構造35を構成するサンドウィッチ電極の送電電極6a,6bと、並列共振回路37と直列に接続されるフラット電極の送電電極6a,6bとを備える。
受電部5は、挟み込み構造35を構成するサイドウィッチ電極の受電電極8a,8bと、サンドウィッチ電極の受電電極8a,8bに直列に接続される第3コイル42及び第4コイル43と、第3コイル42と共に計器用変圧器を構成する第5コイル44と、第4コイル43と共に計器用変圧器を構成する第6コイル45と、フラット電極の受電電極8a,8bと、並列共振回路38を構成する第2コンデンサ46及び第7コイル47と、第7コイル47と共に変圧器(トランス)51を構成する第8コイル48と、第8コイル48と共に閉回路を構成する所定の負荷9とを備える。
図面左側に示すサンドウィッチ電極による接合容量3a,3bが二つに分かれていて、電流量は、第5コイル44及び第6コイル45により得られたピックアップ電圧から判るようになっている。
図12は、挟み込み構造35の電極(送電電極6a,6b及び受電電極8a,8b)の制御を示す回路図(ブロック図)である。図12は、第5コイル44及び第6コイル45により得られたピックアップ電圧に基づいて、制御回路49によってアクチュエータ28を制御して受電電極8a,8bを最適位置に制御するブロック図を示している。
以上本発明の各種実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
換言すると、本発明が適用される電力伝送システムは、次のような構成であれば足り、上述した実施形態を含め各種各様な実施形態を取ることができる。
即ち、本発明が適用される電力伝送システムは、
電界結合電力伝送技術における接合容量を形成すると共に相対移動する電極対と、
前記電極対の間に配置される絶縁体と、
前記電極対の少なくとも一方と前記絶縁体との間に配置される起毛構造とを備える
電力伝送システムである。
このようにして、送電電極と受電電極を接触させないことで、長期間の使用においても信頼性の有るシステムを構築することが可能な電力伝送システムが実現可能になる。
ここで、前記電極対として、固定の第1電極と、移動する第2電極とを備え、
前記絶縁体は、前記第1電極上に配置され、
前記起毛構造は、前記第2電極に植設された導電性ブラシである
ようにすることができる。
そして、前記電極対の間に流体圧力を与える与圧手段をさらに備える
ようにすることができる。
また、前記与圧手段は、ポンプである
ようにすることができる。
さらに、前記与圧手段は、前記第2電極に設けられ、前記第2電極に対して相対移動する周囲の空気を前記第1電極と前記第2電極の間に送り込む与圧室である
ようにすることができる。
1 電力伝送システム
2 基本回路
3a,3b 接合容量
4 送電部
5 受電部
6a,6b 送電電極
7 交流電源
8a,8b 受電電極
9 負荷
10 ゴミ
11 起毛構造
12 導電性ブラシ
13 絶縁層(絶縁体)
14 エアギャップ
15 空気
16 極薄金属箔
17 与圧室
18 メッシュ
19 ポンプ
20 スリット(切れ目)
21 空気漏れガード
22 磁力(反発力)
23 永久磁石
24 サポート
25 受電体
26 モーター
27 コイル
28 アクチュエータ
29 受電体台車(移動体台車)
29a 走行輪
29b 基準面
30 距離センサ
31 アクチュエータ駆動装置
32 送電電流モニタ回路
33 ピックアップコイル
34 感圧センサ
34a 圧力検知・制御装置
35 挟み込み構造
36 サポート材
37,38 並列共振回路
39 第1コイル
40 第2コイル
41 第1コンデンサ
42 第3コイル
43 第4コイル
44 第5コイル
45 第6コイル
46 第2コンデンサ
47 第7コイル
48 第8コイル
49 制御回路
50 トランス
51 トランス
v 移動速度
d 距離
g ギャップ
U 内法
V 外法
s 変位

Claims (5)

  1. 電界結合電力伝送技術における接合容量を形成すると共に相対移動する電極対と、
    前記電極対の間に配置される絶縁体と、
    前記電極対の少なくとも一方と前記絶縁体との間に配置される起毛構造と、
    を備える電力伝送システム。
  2. 前記電極対として、固定の第1電極と、移動する第2電極とを備え、
    前記絶縁体は、前記第1電極上に配置され、
    前記起毛構造は、前記第2電極に植設された導電性ブラシである
    請求項1に記載の電力伝送システム。
  3. 前記電極対の間に流体圧力を与える与圧手段
    をさらに備える請求項2に記載の電力伝送システム。
  4. 前記与圧手段は、ポンプである
    請求項3に記載の電力伝送システム。
  5. 前記与圧手段は、前記第2電極に設けられ、前記第2電極に対して相対移動する周囲の空気を前記第1電極と前記第2電極の間に送り込む与圧室である
    請求項3に記載の電力伝送システム。
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