JP2018137776A - 基地局及び無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動通信システムにおいて用いられる基地局及び無線通信方法を提供する。
【解決手段】基地局は、SPS(Semi−Persistent Scheduling)により無線端末に上りリンク無線リソースを割り当て、SPS周期に応じた送信機会において自基地局に送信する上りリンクデータが存在しない場合に当該送信機会における上りリンク送信をスキップすることを設定する設定情報を無線端末に送信し、設定情報を送信した後、無線端末において基地局に送信するデータが存在する場合に、SPS周期に応じた送信機会において無線端末から送信された上りリンクデータを受信する。
【選択図】図14

Description

本発明は、移動通信システムにおいて用いられる基地局及び無線通信方法に関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(Third Generation Partnership Project)において、無線通信におけるレイテンシを低減するレイテンシ低減機能の導入が検討されている。このようなレイテンシ低減機能を実現するための技術として、高速上りリンクアクセス技術及びTTI(Transmission Time Interval)短縮技術等が挙げられる。
一つの実施形態に係る無線端末は、SPS(Semi−Persistent Scheduling)により基地局から無線リソースが割り当てられる。前記無線端末は、前記SPSにより割り当てられた前記無線リソースを解放するための明示的なSPS解放通知を前記基地局に送信する処理を行う制御部を備える。
一つの実施形態に係る無線端末は、SPSにより基地局から割り当てられた上りリンク無線リソースを用いて、上りリンクデータを第1の周期で前記基地局に送信する。前記無線端末は、前記基地局に送信する前記上りリンクデータが存在しない場合に、前記第1の周期に応じた送信機会の一部において前記上りリンクデータを送信せずに、前記第1の周期よりも長い第2の周期でパディングデータを前記基地局に送信する処理を行う制御部を備える。
一つの実施形態に係る無線端末は、SPSにより基地局から上りリンク無線リソースが割り当てられる。前記無線端末は、前記上りリンク無線リソースの解放を暗示的に示すために空データを連続的に前記基地局に送信する送信部と、前記空データを連続的に送信した回数を計数するカウンタを管理し、前記カウンタの値が閾値に達すると前記上りリンク無線リソースを解放する制御部と、を備える。前記制御部は、前記基地局から特殊な下りリンク制御情報を受信した場合に、前記カウンタの値をリセットする。
一つの実施形態に係る無線端末は、SPSにより基地局から無線リソースが割り当てられる。前記無線端末は、動的スケジューリングにより前記基地局から初送用の無線リソースが割り当てられた場合、前記SPSにより割り当てられた無線リソースを解放する制御部を備える。
一つの実施形態に係る無線端末は、SPSにより基地局から上りリンク無線リソースが割り当てられる。前記無線端末は、SPS周期に応じた送信機会において上りリンク送信を行わないことが許容される特別なSPSが前記基地局により設定され、且つ、前記送信機会において上りリンク送信を行わない場合、該上りリンク送信に対応するHARQ ACK/NACKの監視を省略する制御部を備える。
実施形態に係るLTEシステム(移動通信システム)を示す図である。 実施形態に係るUE(無線端末)のブロック図である。 実施形態に係るeNB(基地局)のブロック図である。 LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。 LTEシステムにおいて用いられる無線フレームの構成図である。 TCPの概要を説明するための図である。 上りリンクの送信手順を説明するための図である。 上りリンクにおけるSPSのシーケンス例を示す図である。 「SPS Config」を説明するための図である。 第1実施形態に係るシーケンス例を示す図である。 第2実施形態に係るシーケンス例を示す図である。 第3実施形態に係るシーケンス例を示す図である。 第4実施形態に係るシーケンス例を示す図である。 第5実施形態に係るシーケンス例を示す図である。 実施形態の付記に係る図である。 実施形態の付記に係る図である。 実施形態の付記に係る図である。
[実施形態の概要]
一般的な上りリンクの送信手順は、以下の第1のステップ乃至第3のステップを含む。
第1のステップにおいて、無線端末は、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)リソースを要求するためのスケジューリング要求(SR)を、PUCCH(Physical Uplink Control Channel)リソースを用いて基地局に送信する。基地局は、SRの受信に応じて、無線端末にPUSCHリソースを割り当てる。
第2のステップにおいて、無線端末は、基地局から割り当てられたPUSCHリソースを用いて、無線端末の送信バッファ内の上りリンクデータの量を示すバッファ情報を含むバッファステータス報告(BSR)を基地局に送信する。基地局は、BSRの受信に応じて、適切な量のPUSCHリソースを無線端末に割り当てる。
第3のステップにおいて、無線端末は、基地局から割り当てられたPUSCHリソースを用いて、無線端末の送信バッファ内の上りリンクデータを基地局に送信する。
このような上りリンクの送信手順は、無線端末が上りリンクデータを生成してから当該上りリンクデータの送信が完了するまでの時間(すなわち、上りリンクのレイテンシ)が長いという問題がある。
上りリンクのレイテンシを削減する高速上りリンクアクセスの方法として、SPS(Semi−Persistent Scheduling)を用いた方法が挙げられる。SPSによれば、基地局が予め無線端末に周期的な無線リソース(例えば、PUSCHリソース)を割り当てることができるため、上りリンクのレイテンシを削減することができる。
しかしながら、SPSを用いた高速上りリンクアクセスの方法には、SPSにより割り当てられた無線リソースの解放又は維持を円滑化する点において、改善の余地がある。
以下の実施形態において、SPSにより割り当てられた無線リソースの解放又は維持を円滑化可能とする方法が開示される。
第1実施形態に係る無線端末は、SPS(Semi−Persistent Scheduling)により基地局から無線リソースが割り当てられる。前記無線端末は、前記SPSにより割り当てられた前記無線リソースを解放するための明示的なSPS解放通知を前記基地局に送信する処理を行う制御部を備える。
第2実施形態に係る無線端末は、SPSにより基地局から割り当てられた上りリンク無線リソースを用いて、上りリンクデータを第1の周期で前記基地局に送信する。前記無線端末は、前記基地局に送信する前記上りリンクデータが存在しない場合に、前記第1の周期に応じた送信機会の一部において前記上りリンクデータを送信せずに、前記第1の周期よりも長い第2の周期でパディングデータを前記基地局に送信する処理を行う制御部を備える。
第3実施形態に係る無線端末は、SPSにより基地局から上りリンク無線リソースが割り当てられる。前記無線端末は、前記上りリンク無線リソースの解放を暗示的に示すために空データを連続的に前記基地局に送信する送信部と、前記空データを連続的に送信した回数を計数するカウンタを管理し、前記カウンタの値が閾値に達すると前記上りリンク無線リソースを解放する制御部と、を備える。前記制御部は、前記基地局から特殊な下りリンク制御情報を受信した場合に、前記カウンタの値をリセットする。
第4実施形態に係る無線端末は、SPSにより基地局から無線リソースが割り当てられる。前記無線端末は、動的スケジューリングにより前記基地局から初送用の無線リソースが割り当てられた場合、前記SPSにより割り当てられた無線リソースを解放する制御部を備える。
第5実施形態に係る無線端末は、SPSにより基地局から上りリンク無線リソースが割り当てられる。前記無線端末は、SPS周期に応じた送信機会において上りリンク送信を行わないことが許容される特別なSPSが前記基地局により設定され、且つ、前記送信機会において上りリンク送信を行わない場合、該上りリンク送信に対応するHARQ ACK/NACKの監視を省略する制御部を備える。
[移動通信システム]
以下において、実施形態に係る移動通信システムであるLTE(Long Term Evolution)システムの概要について説明する。
(移動通信システムの構成)
図1は、LTEシステムの構成を示す図である。図1に示すように、LTEシステムは、UE(User Equipment)100、E−UTRAN(Evolved−UMTS Terrestrial Radio Access Network)10、及びEPC(Evolved Packet Core)20を備える。
UE100は、無線端末に相当する。UE100は、移動型の通信装置であり、セル(サービングセル)との無線通信を行う。
E−UTRAN10は、無線アクセスネットワークに相当する。E−UTRAN10は、eNB200(evolved Node−B)を含む。eNB200は、基地局に相当する。eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。
eNB200は、1又は複数のセルを管理しており、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。eNB200は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータ(以下、単に「データ」という)のルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための測定制御機能等を有する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として用いられる他に、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても用いられる。
EPC20は、コアネットワークに相当する。EPC20は、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)300を含む。MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御等を行う。S−GWは、データの転送制御を行う。MME/S−GW300は、S1インターフェイスを介してeNB200と接続される。E−UTRAN10及びEPC20は、ネットワークを構成する。
(無線端末の構成)
図2は、UE100(無線端末)のブロック図である。図2に示すように、UE100は、受信部110、送信部120、及び制御部130を備える。
受信部110は、制御部130の制御下で各種の受信を行う。受信部110は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部130に出力する。
送信部120は、制御部130の制御下で各種の送信を行う。送信部120は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部130が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
制御部130は、UE100における各種の制御を行う。制御部130は、プロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行うベースバンドプロセッサと、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサは、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサは、上述した処理及び後述する処理を実行する。
(基地局の構成)
図3は、eNB200(基地局)のブロック図である。図3に示すように、eNB200は、送信部210、受信部220、制御部230、及びバックホール通信部240を備える。
送信部210は、制御部230の制御下で各種の送信を行う。送信部210は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部230が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
受信部220は、制御部230の制御下で各種の受信を行う。受信部220は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部230に出力する。
制御部230は、eNB200における各種の制御を行う。制御部230は、プロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行うベースバンドプロセッサと、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサは、上述した処理及び後述する処理を実行する。
バックホール通信部240は、X2インターフェイスを介して隣接eNB200と接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。バックホール通信部240は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信等に用いられる。
(無線インターフェイスの構成)
図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。図4に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルの第1層乃至第3層に区分されており、第1層は物理(PHY)層である。第2層は、MAC(Medium Access Control)層、RLC(Radio Link Control)層、及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層を含む。第3層は、RRC(Radio Resource Control)層を含む。
物理層は、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100の物理層とeNB200の物理層との間では、物理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
MAC層は、データの優先制御、ハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理、及びランダムアクセス手順等を行う。UE100のMAC層とeNB200のMAC層との間では、トランスポートチャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。eNB200のMAC層は、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式(MCS))及びUE100への割当リソースブロックを決定するスケジューラを含む。
RLC層は、MAC層及び物理層の機能を利用してデータを受信側のRLC層に伝送する。UE100のRLC層とeNB200のRLC層との間では、論理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
PDCP層は、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRC層は、制御情報を取り扱う制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRC層とeNB200のRRC層との間では、各種設定のためのメッセージ(RRCメッセージ)が伝送される。RRC層は、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100はRRCコネクティッドモードであり、そうでない場合、UE100はRRCアイドルモードである。
RRC層の上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)層は、セッション管理及びモビリティ管理等を行う。
UE100は、無線インターフェイスプロトコルの上位のプロトコルとしてOSI参照モデルの第4層乃至第7層を有する。第4層であるトランスポート層は、TCP(Transmission Control Protocol)を含む。TCPについては後述する。
(LTE下位層の概要)
図5は、LTEシステムにおいて用いられる無線フレームの構成図である。LTEシステムは、下りリンクにはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)、上りリンクにはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)がそれぞれ適用される。
図5に示すように、無線フレームは、時間方向に並ぶ10個のサブフレームで構成される。各サブフレームは、時間方向に並ぶ2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msであり、各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数方向に複数個のリソースブロック(RB)を含み、時間方向に複数個のシンボルを含む。各リソースブロックは、周波数方向に複数個のサブキャリアを含む。1つのシンボル及び1つのサブキャリアにより1つのリソースエレメント(RE)が構成される。また、UE100に割り当てられる無線リソース(時間・周波数リソース)のうち、周波数リソースはリソースブロックにより特定でき、時間リソースはサブフレーム(又はスロット)により特定できる。
下りリンクにおいて、各サブフレームの先頭数シンボルの区間は、主に下りリンク制御情報を伝送するための物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)、及び、HARQ ACK/NACKを伝送するための物理HARQインジケータチャネル(PHICH)として用いられる領域である。また、各サブフレームの残りの部分は、主に下りリンクデータを伝送するための物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)として用いることができる領域である。
eNB200は、基本的には、PDCCHを用いて下りリンク制御情報(DCI)をUE100に送信し、PDSCHを用いて下りリンクデータをUE100に送信する。PDCCHが搬送する下りリンク制御情報は、上りリンクスケジューリング情報、下りリンクスケジューリング情報、TPCコマンドを含む。上りリンクスケジューリング情報は上りリンク無線リソースの割当てに関するスケジューリング情報(UL grant)であり、下りリンクスケジューリング情報は、下りリンク無線リソースの割当てに関するスケジューリング情報である。TPCコマンドは、上りリンクの送信電力の増減を指示する情報である。eNB200は、下りリンク制御情報の送信先のUE100を識別するために、送信先のUE100の識別子(RNTI:Radio Network Temporary ID)でスクランブリングしたCRCビットを下りリンク制御情報に含める。各UE100は、自UE宛ての可能性がある下りリンク制御情報について、自UEのRNTIでCRCビットをデスクランブリングすることにより、PDCCHをブラインド復号(Blind decoding)し、自UE宛の下りリンク制御情報を検出する。PDSCHは、下りリンクスケジューリング情報が示す下りリンク無線リソース(リソースブロック)により下りリンクデータを搬送する。
上りリンクにおいて、各サブフレームにおける周波数方向の両端部は、主に上りリンク制御情報を伝送するための物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)として用いられる領域である。各サブフレームにおける残りの部分は、主に上りリンクデータを伝送するための物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)として用いることができる領域である。
UE100は、基本的には、PUCCHを用いて上りリンク制御情報(UCI)をeNB200に送信し、PUSCHを用いて上りリンクデータをeNB200に送信する。PUCCHが運搬する上りリンク制御情報は、CQI(Channel Quality Indicator)、PMI(Precoding Matrix Indicator)、RI(Rank Indicator)、スケジューリング要求(SR)、HARQ ACK/NACKを含む。CQIは、下りリンクのチャネル品質を示すインデックスであり、下りリンク伝送に用いるべきMCSの決定等に用いられる。PMIは、下りリンクの伝送のために用いることが望ましいプレコーダマトリックスを示すインデックスである。RIは、下りリンクの伝送に用いることが可能なレイヤ数(ストリーム数)を示すインデックスである。SRは、PUSCHリソースの割り当てを要求する情報である。HARQ ACK/NACKは、下りリンクデータを正しく受信したか否かを示す送達確認情報である。
(TCPの概要)
図6は、TCPの概要を説明するための図である。実施形態において、UE100は、LTEシステムのネットワークを介して、インターネット上のサーバとのTCP通信を行う。
図6に示すように、サーバは、UE100からの「TCP ACK」に基づいてネットワークの混雑状況を判断する。サーバは、「TCP ACK」の受信に応じて、ウィンドウサイズを徐々に増加させる。ウィンドウサイズとは、「TCP ACK」を待たずに連続的に送信する「TCP Segment」の量である。一方、サーバは、「TCP ACK」の受信に失敗(タイムアウト)した場合、ウィンドウサイズを半減させる。このような制御は「スロースタート」と称される。
よって、LTEシステムの下りリンクが混雑していない場合でも、UE100が上りリンクにおいて「TCP ACK」を速やかに送信しなければ、下りリンクのTCPスループットを高めることができない。すなわち、UE100において「TCP ACK」を生成してから「TCP ACK」をeNB200に送信完了するまでの遅延時間(上りリンクのレイテンシ)を短縮できれば、下りリンクのTCPスループットを高めることができる。
(上りリンクの送信手順)
図7は、上りリンクの送信手順を説明するための図である。図7において、UE100は、eNB200とのRRC接続を確立した状態(すなわち、RRCコネクテッドモード)にある。
図7に示すように、ステップS1において、eNB200は、EPC20からTCPパケット(TCPセグメント)を受信する。
ステップS2において、eNB200は、PDCCHリソースを用いて、PDSCHリソースをUE100に割り当てる。また、eNB200は、PDSCHリソースを用いて、EPC20から受信したTCPパケットに対応する下りリンクデータをUE100に送信する。具体的には、eNB200は、下りリンクスケジューリング情報を含むDCIをPDCCH上でUE100に送信し、当該DCIが示すPDSCHリソースを用いてUE100に下りリンクデータを送信する。
この段階で、eNB200は、SPSにより、周期的なPUSCHリソースを予めUE100に割り当ててもよい(ステップS2A)。このような手法は、「Pre−grant」と称されることがある。SPSについては後述する。なお、以下のステップS3乃至S6は、「Pre−grant」を行わない場合の動作である。
UE100は下りリンクデータを受信し、下りリンクデータをUE100の上位層に移動する。UE100の上位層は、TCP ACKを生成してUE100の下位層に通知する。UE100は、送信バッファ(UE100の下位層)に上りリンクデータ(TCP ACKパケット)が存在することに応じて、eNB200に対するPUSCHリソースの割り当ての要求を決定する。
ステップS3において、UE100は、PUSCHリソースの割り当てを要求するためのSRを、PUCCHリソースを用いてeNB200に送信する。
ステップS4において、eNB200は、SRの受信に応じて、UE100にPUSCHリソースを割り当てる。
ステップS5において、UE100は、eNB200から割り当てられたPUSCHリソースを用いて、UE100の送信バッファ内の上りリンクデータの量を示すバッファ情報を含むBSRをeNB200に送信する。
ステップS6において、eNB200は、BSRの受信に応じて、適切な量のPUSCHリソースをUE100に割り当てる。UE100は、eNB200から割り当てられたPUSCHリソースを用いて、UE100の送信バッファ内の上りリンクデータ(TCP ACKパケット)をeNB200に送信する。
(SPSの概要)
上述したように、SPSによれば、eNB200が予めUE100に周期的な無線リソース(PUSCHリソース)を割り当てることができるため、上りリンクのレイテンシを削減することができる。
また、SPSにおいて、1つのスケジューリング情報は、1サブフレームだけでなく、以後の多数のサブフレームにも適用される。すなわち、当該スケジューリング情報により示される無線リソース等を周期的に適用することで、スケジューリング情報の伝送に伴うオーバーヘッドが削減される。
以下において、上りリンクにおけるSPSの概要について説明する。図8は、上りリンクにおけるSPSのシーケンス例を示す図である。図9は、「SPS Config」を説明するための図である。
図8に示すように、ステップS11において、eNB200は、SPSの設定情報(SPS Config)を個別RRCシグナリングによりUE100に送信する。「SPS Config」は、SPSに関する各種のパラメータを含む。UE100は、「SPS Config」を受信して記憶する。
図9(A)に示すように、「SPS Config」は、semiPersistSchedC−RNTI(SPS C−RNTI)、sps−ConfigDL、sps−ConfigULを含む。「SPS C−RNTI」は、SPSのためのUE100の一時的な識別子である。sps−ConfigDLは、下りリンクにおけるSPSパラメータを含み、sps−ConfigULは、上りリンクにおけるSPSパラメータを含む。
図9(B)に示すように、sps−ConfigULは、上りリンクにおけるSPSパラメータを解放する「release」、又は上りリンクにおけるSPSパラメータを設定する「setup」を含む。「setup」の場合、sps−ConfigULは、主要なパラメータとして、上りリンクにおけるSPS周期(semiPersistSchedIntervalUL)を含む。semiPersistSchedIntervalULは、例えば10サブフレーム周期(sf10)又は20サブフレーム周期(sf20)というようにサブフレーム単位で指定される。sps−ConfigULは、SPSにより割り当てられた無線リソース(SPS割当リソース)を暗示的に解放するためのパラメータ(implicitReleaseAfter)を含み得る。implicitReleaseAfterは、SPSリソースを解放するまでに要する空データ送信(empty transmissions)の回数を示す。空データとは、例えば「MAC SDU」を含まない「MAC PDU」である。すなわち、UE100は、implicitReleaseAfterが設定されている場合、implicitReleaseAfterが示す回数だけSPS割当リソースにより空データを送信することにより、SPS割当リソースを解放する。implicitReleaseAfterは、2回(e2)、3回(e3)、4回(e4)、8回(e8)の何れかが設定される。
図8に戻り、ステップS12において、eNB200は、SPSをアクティブ化するためのDCI(SPSアクティブ化指示)をPDCCHによりUE100に送信する。SPSアクティブ化指示は、「SPS C−RNTI」を用いてマスキングされている。また、SPSアクティブ化指示は、UE100に割り当てるリソースブロック(PUSCHリソース)及びMCS等のスケジューリング情報(UL grant)を含む。
UE100は、SPSアクティブ化指示をブラインド復号により復号すると、SPSアクティブ化指示に含まれるスケジューリング情報を記憶する。
ステップS13において、UE100は、SPSによる最初の送信を行う。具体的には、UE100は、SPSアクティブ化指示に含まれていたスケジューリング情報に従って、上りリンクデータをPUSCHによりeNB200に送信する。その後、UE100は、semiPersistSchedIntervalULにより示されるSPS周期ごとに、当該スケジューリング情報に従って、上りリンクデータをPUSCHによりeNB200に送信する(ステップS14)。
ここで、UE100において、eNB200に送信する上りリンクデータが存在しなくなった(すなわち、上りリンク送信バッファ内にデータが存在しなくなった)と仮定する。
ステップS15乃至S16において、UE100は、semiPersistSchedIntervalULにより定まる送信機会において、空データ送信(empty transmission)をimplicitReleaseAfter回行う。
ステップS17において、UE100は、SPS割当リソースを解放する。
このように、SPSで割り当てられた送信機会は常にUE100が送信し続けなければならないため、UE100の電力消費の観点から問題がある。また、eNB200に送信する上りリンクデータが存在しない場合には、UE100側が暗示的にSPSを解放してしまうため、eNBがSPSアクティブ化をUE100に指示しなければならないという問題がある。よって、上りリンクのレイテンシ低減のためにSPSを使用する場合、UE100の電力消費を抑えながらSPSを維持する仕組みが望まれる。
[第1実施形態]
以下において、第1実施形態について説明する。
第1実施形態に係るUE100は、SPSによりeNB200から無線リソースが割り当てられる。UE100は、SPSにより割り当てられた無線リソースを解放するための明示的なSPS解放通知をeNB200に送信する処理を行う制御部130を備える。制御部130は、明示的なSPS解放通知の送信設定をUE100が受信している場合にのみ、明示的なSPS解放通知をeNB200に送信する処理を行う。制御部130は、当該送信設定をUE100が受信している場合、SPS割当リソースを暗示的に解放する機能(すなわち、implicitReleaseAfter)を無効化する。明示的なSPS解放通知に対してeNB200が許可を示した場合、制御部130は、SPSにより割り当てられた無線リソースを解放する。これに対し、明示的なSPS解放通知に対してeNB200が拒否を示した場合、制御部130は、SPSにより割り当てられた前記無線リソースを維持する。これにより、eNB200は、UE100がSPSを解放しないように制御することができる。
第1実施形態に係るeNB200は、SPSによりUE100に無線リソースを割り当てる。eNB200は、SPSにより割り当てた無線リソースを解放するための明示的なSPS解放通知をUE100から受信する処理を行う制御部230を備える。制御部230は、明示的なSPS解放通知の送信設定をUE100に送信している場合にのみ、明示的なSPS解放通知をUE100から受信する処理を行う。制御部230は、当該送信設定をUE100に送信している場合、SPS割当リソースを暗示的に解放する機能(すなわち、implicitReleaseAfter)を無効化する。制御部230は、明示的なSPS解放通知を許可するか否かを判断し、明示的なSPS解放通知に対する拒否又は拒否をUE100に通知する。
次に、第1実施形態に係る上りリンクにおけるSPSのシーケンスについて説明する。図10は、第1実施形態に係るシーケンス例を示す図である。但し、図8と重複する動作については、重複する説明を省略する。
図10に示すように、ステップS101において、eNB200は、SPSの設定情報(SPS Config)を個別RRCシグナリングによりUE100に送信する。「SPS Config」は、図9に示した各種のパラメータを含む。UE100は、「SPS Config」を受信して記憶する。eNB200は、明示的なSPS解放(explicit release)通知の設定情報を「SPS Config」に含めてもよい。当該設定情報は、例えば、図9(B)の「setup」の中に追加される「explicitRelease ENNUMERATED (true)」である。当該設定情報により、「explicitrelease」がtrue(つまりON)の場合、implicitReleaseAfterの設定は適用しなくてもよい。或いは、eNB200は、「explicit release」通知の設定情報をSPSアクティブ化指示(ステップS102)に含めてもよい。
ステップS102において、eNB200は、SPSをアクティブ化するためのDCI(SPSアクティブ化指示)をPDCCHによりUE100に送信する。SPSアクティブ化指示は、UE100に割り当てるリソースブロック(PUSCHリソース)及びMCS等のスケジューリング情報(UL grant)を含む。UE100は、SPSアクティブ化指示に含まれるスケジューリング情報を記憶する。
ステップS103乃至S104において、UE100は、SPSによる送信を行う。上述したように、UE100は、semiPersistSchedIntervalULにより示されるSPS周期ごとに、スケジューリング情報に従って上りリンクデータをPUSCHによりeNB200に送信する。但し、ステップS103乃至S104は必須ではなく、省略してもよい。
ここで、UE100において、eNB200に送信する上りリンクデータが存在しない場合を想定する。
ステップS105において、UE100は、SPS割当リソースが不要であると判断し、SPS割当リソースを解放するための「explicit release」通知をeNB200に送信する。「explicit release」通知は、例えばMACシグナリング(MAC制御要素)によりUE100からeNB200に送信される。
ステップS106において、eNB200は、「explicit release」通知を許可するか否かを判断する。ここでは、eNB200が、上りリンクのレイテンシ低減(すなわち、高速上りリンクアクセス)用のSPSを維持するために、「explicit release」通知を拒否すると判断したと仮定して説明を進める。
ステップS106において、eNB200は、「explicit release」通知を拒否することを示す拒否通知をUE100に送信する。拒否通知は、例えばMACシグナリング(MAC制御要素)によりeNB200からUE100に送信される。
ステップS107において、UE100は、拒否通知の受信に応じて、SPSを維持する必要があると判断し、記憶しているスケジューリング情報を維持し、SPS割当リソースを維持する。
このように、第1実施形態によれば、SPS割当リソースを解放するための「explicit release」通知を導入し、それに対してeNB200が許可又は拒否を示すことにより、UE100がSPSを解放しないようにeNB200が制御することができる。これより、SPSを用いた高速上りリンクアクセスの実現を円滑化することができる。
[第2実施形態]
以下において、第2実施形態について、第1実施形態との相違点を主として説明する。
第2実施形態に係るUE100は、SPSによりeNB200から割り当てられた上りリンク無線リソースを用いて、RRCシグナリングにより設定された第1の周期(semiPersistSchedIntervalUL)で上りリンクデータをeNB200に送信する。UE100は、eNB200に送信する上りリンクデータが存在しない場合に、第1の周期に応じた送信機会の一部において上りリンクデータを送信せずに、第1の周期よりも長い第2の周期でパディングデータをeNB200に送信する処理を行う制御部130を備える。第2の周期は、MACシグナリング又はPDCCHにより設定されてもよい。
第2実施形態に係るeNB200は、SPSによりUE100に割り当てた上りリンク無線リソースを用いて、RRCシグナリングにより設定した第1の周期(semiPersistSchedIntervalUL)で上りリンクデータをUE100から受信する。eNB200は、第2の周期でUE100からパディングデータを受信している場合、第1の周期に応じた送信機会の一部においてUE100から上りリンクデータを受信しなくても、UE100に対する再送要求を行わない。eNB200は、例えばPUSCH中のDMRSの電力検出によってUE100がPUSCHを送信しなかったことを検出する。つまり、PUSCHが送信されなかったとeNB200側で認識する。
図11は、第2実施形態に係るシーケンス例を示す図である。但し、図8と重複する動作については、重複する説明を省略する。
図11に示すように、ステップS201において、eNB200は、SPSの設定情報(SPS Config)を個別RRCシグナリングによりUE100に送信する。「SPS Config」は、第1の周期(semiPersistSchedIntervalUL)を含む。UE100は、「SPS Config」を受信して記憶する。
ステップS202において、eNB200は、SPSをアクティブ化するためのDCI(SPSアクティブ化指示)をPDCCHによりUE100に送信する。SPSアクティブ化指示は、スケジューリング情報(UL grant)を含む。UE100は、SPSアクティブ化指示に含まれるスケジューリング情報を記憶する。
また、eNB200は、MACシグナリング又はPDCCHによりUE100に第2の周期を設定する。eNB200は、第2の周期をSPSアクティブ化指示に含めてもよい。また、UE100は、第2の周期が設定された場合、記憶している第1の周期(semiPersistSchedIntervalUL)を第2の周期で上書きしてもよい。
ステップS203乃至S204において、UE100は、SPSによる送信を行う。上述したように、UE100は、SPS周期(第1の周期又は第2の周期)ごとに、スケジューリング情報に従って上りリンクデータをPUSCHによりeNB200に送信する。但し、ステップS203乃至S204は必須ではなく、省略してもよい。
ここで、UE100において、eNB200に送信する上りリンクデータが存在しない場合を想定する。
ステップS205乃至S206において、UE100は、パディングデータを第2の周期でeNB200に送信する。ここで、eNB200は、PUSCH中のDMRSの電力検出によってUE100がPUSCHを送信しなかったことを検出した場合、UE100に再送要求(HARQ NACK)を送信しない。なお、一般的なSPSにおいては、SPS周期(semiPersistSchedIntervalUL)に応じた送信機会においてeNB200がUE100から上りリンクデータを受信しない場合には、eNB200がUE100に再送要求を行うことに留意すべきである。
このように、第2実施形態によれば、SPS周期(semiPersistSchedIntervalUL)に応じた全ての送信機会においてUE100が上りリンクデータを送信しなくても済むため、SPSを維持しながら、UE100の消費電力を削減することができる。
[第3実施形態]
以下において、第3実施形態について、第1実施形態及び第2実施形態との相違点を主として説明する。
第3実施形態に係るUE100は、SPSによりeNB200から上りリンク無線リソースが割り当てられる。UE100は、上りリンク無線リソースの解放を暗示的に示すために空データを連続的にeNB200に送信する送信部120と、空データを連続的に送信した回数を計数するカウンタを管理する制御部130と、を備える。カウンタの値が閾値(implicitReleaseAfter)に達した場合、上りリンク無線リソースが解放される。制御部130は、eNB200から特殊な下りリンク制御情報を受信した場合に、カウンタの値をリセットする。特殊な下りリンク制御情報は、スケジューリング情報を含まない下りリンク制御情報(すなわち、空のDCI)である。
第3実施形態に係るeNB200は、SPSによりUE100に上りリンク無線リソースを割り当てる。eNB200は、上りリンク無線リソースの解放を暗示的に示すための空データを連続的にUE100から受信する受信部220と、空データを連続的に送信した回数を計数するカウンタの値をリセットするための特殊な下りリンク制御情報をUE100に送信する処理を行う制御部230と、を備える。
図12は、第3実施形態に係るシーケンス例を示す図である。但し、図8と重複する動作については、重複する説明を省略する。
図12に示すように、ステップS301において、eNB200は、SPSの設定情報(SPS Config)を個別RRCシグナリングによりUE100に送信する。「SPS Config」は、implicitReleaseAfterを含む。UE100は、「SPS Config」を受信して記憶する。
ステップS302において、eNB200は、SPSをアクティブ化するためのDCI(SPSアクティブ化指示)をPDCCHによりUE100に送信する。SPSアクティブ化指示は、スケジューリング情報(UL grant)を含む。UE100は、SPSアクティブ化指示に含まれるスケジューリング情報を記憶する。
ステップS303乃至S304において、UE100は、SPSによる送信を行う。上述したように、UE100は、SPS周期(semiPersistSchedIntervalUL)ごとに、スケジューリング情報に従って上りリンクデータをPUSCHによりeNB200に送信する。但し、ステップS303乃至S304は必須ではなく、省略してもよい。
ここで、UE100において、eNB200に送信する上りリンクデータが存在しない場合を想定する。
ステップS305において、UE100は、SPS割当リソースが不要であると判断し、上りリンク無線リソースの解放を暗示的に示すために空データを連続的にeNB200に送信する。一方、eNB200は、SPS割当リソースが必要であると判断する。
ステップS307において、eNB200は、UE100による空データの送信回数(カウント値)がimplicitReleaseAfterに達する前に、UE100におけるカウント値をリセットするための空のDCI(カウンタリセット指示)をPDCCHによりUE100に送信する。UE100は、カウンタリセット指示の受信に応じて、空データの送信回数(カウント値)をゼロにリセットする。これにより、UE100によるSPS割当リソースの解放を回避することができる。
このように、第3実施形態によれば、SPS割当リソースを解放するか否かをeNB200が制御することができる。
[第4実施形態]
以下において、第4実施形態について、第1実施形態乃至第3実施形態との相違点を主として説明する。
第4実施形態に係るUE100は、SPSによりeNB200から無線リソースが割り当てられる。UE100は、動的スケジューリングによりeNB200から初送用の無線リソースが割り当てられた場合、SPSにより割り当てられた無線リソース(SPS割当リソース)を解放する制御部130を備える。
第4実施形態に係るeNB200は、SPSによりUE100に無線リソースを割り当てる。eNB200は、動的スケジューリングによりUE100に初送用の無線リソースを割り当てた場合、UE100においてSPS割当リソースが解放されたと判断する制御部230を備える。
なお、通常、SPSで割り当てられたサブフレームにおいて動的割り当てが発生した場合(以下、「第1のケース」という)には、動的割り当てが優先される。すなわち、UE100は、当該サブフレームにおいて動的割り当てに従う。但し、SPSのRRC設定もスケジューリング情報(RB/MCS)も解放されない。また、SPSで割り当てられたサブフレーム以外のサブフレームにおいて、SPSで用いられているHARQプロセスを用いた動的割り当てが発生した場合(以下、「第2のケース」という)にも、初送も再送も通常通りの動的割り当ての動作が行われる。第2のケースについては、初送割り当てによってSPSの無線リソース(SPS割当リソース)を解放するという動作を追加しても問題がない。一方、第1のケースについては、eNB200都合で割当を一時的に変更するという意味がある(他UEのリソース割り当ての都合等)ため、SPS割当リソースを解放しないとしてもよい。
図13は、第4実施形態に係るシーケンス例を示す図である。但し、図8と重複する動作については、重複する説明を省略する。
図13に示すように、ステップS401において、eNB200は、SPSの設定情報(SPS Config)を個別RRCシグナリングによりUE100に送信する。UE100は、「SPS Config」を受信して記憶する。
ステップS402において、eNB200は、SPSをアクティブ化するためのDCI(SPSアクティブ化指示)をPDCCHによりUE100に送信する。SPSアクティブ化指示は、スケジューリング情報(UL grant)を含む。UE100は、SPSアクティブ化指示に含まれるスケジューリング情報を記憶する。
ステップS403乃至S404において、UE100は、SPSによる送信を行う。上述したように、UE100は、SPS周期(semiPersistSchedIntervalUL)ごとに、スケジューリング情報に従って上りリンクデータをPUSCHによりeNB200に送信する。但し、ステップS403乃至S404は必須ではなく、省略してもよい。
ステップS405において、eNB200は、動的スケジューリングのためのDCI(通常のDCI)をPDCCHによりUE100に送信する。当該DCIは、通常のC−RNTIを用いてマスキングされている。当該DCIは、スケジューリング情報(UL grant)を含む。
ステップS406において、UE100は、動的スケジューリングのためのDCIの受信に応じて、SPSに関するスケジューリング情報を消去し、SPS割当リソースを解放する。
ステップS407において、UE100は、動的スケジューリングのためのDCIに含まれるスケジューリング情報に従って、上りリンクデータをPUSCHによりeNB200に送信する。
このように、第4実施形態によれば、SPS割当リソースを解放するためのシグナリングを不要とすることができる。
[第5実施形態]
以下において、第5実施形態について、第1実施形態乃至第4実施形態との相違点を主として説明する。
第5実施形態に係るUE100は、SPSによりeNB200から上りリンク無線リソースが割り当てられる。UE100は、SPS周期に応じた送信機会(SPS送信機会)において上りリンク送信を行わないことが許容される特別なSPSがeNB200により設定される。「上りリンク送信」とは、上りリンクデータの送信だけではなく、パディングデータの送信も含むPUSCH送信である。通常のSPSにおいて、UE100は、SPS送信機会において常に上りリンク送信を行わなければならない。これに対し、特別なSPSにおいては、SPS送信機会において上りリンク送信を行わないことが許容される。
以下において、このような特別なSPSを「Enhanced SPS」と称する。「Enhanced SPS」を導入することにより、UE100の電力消費を抑えながらSPSを維持することができるため、上りリンクのレイテンシ低減のためにSPSを効率的に利用可能となる。
UE100は、「Enhanced SPS」が設定され、且つ、SPS送信機会において上りリンク送信を行わない場合、当該上りリンク送信に対応する「HARQ ACK/NACK」の監視(すなわち、PHICHの監視)を省略する。換言すると、「Enhanced SPS」が設定されている場合には、SPS送信機会に対応するPHICHを監視しないことが許容される。これにより、UE100の電力消費をより一層抑えることができる。
第5実施形態に係るeNB200は、SPSによりUE100に上りリンク無線リソースを割り当てる。eNB200は、UE100に「Enhanced SPS」を設定した場合、SPS送信機会においてUE100が上りリンク送信を行わなくても、UE100に対する再送要求を行わない(すなわち、UE100にHARQ NACKを送信しない)。
但し、eNB200は、SPS送信機会においてUE100の上りリンク送信を検出しない場合、eNB200における受信エラーであるか又はUE100が実際に上りリンク送信を行わなかったのかを区別することが難しい。よって、「Enhanced SPS」が設定されたUE100は、SPS送信機会において上りリンク送信を開始する場合、上りリンク送信開始を示す情報をeNB200に送信する。例えば、UE100は、上りリンク送信開始を示す情報を含むMAC制御要素(MAC CE)を上りリンクデータと共に送信する。これにより、eNB200は、SPS送信機会において上りリンク送信を検出しなかった後、当該「MAC CE」を含む上りリンクデータを検出した場合には、受信エラーが生じなかったと判断する。一方、eNB200は、SPS送信機会において上りリンク送信を検出しなかった後、当該「MAC CE」を含まない上りリンクデータを検出した場合には、受信エラーが生じたと判断する。
また、UE100は、当該「MAC CE」(上りリンク送信開始を示す情報)を含めた送信を行った後、対応する「HARQ Ack/NACK」を受信しなかった場合(つまり、PHICHがeNB200から送信されなかった場合)は、当該送信が受信エラーであったと判断し、当該「MAC CE」を含むデータを再び送信してもよい。
図14は、第5実施形態に係るシーケンス例を示す図である。但し、図8と重複する動作については、重複する説明を省略する。
図14に示すように、ステップS501において、eNB200は、「SPS Config」を個別RRCシグナリングによりUE100に送信する。第5実施形態において、「SPS Config」は、図9に示したような各種の設定情報に加えて、「Enhanced SPS」の設定情報を含む。「Enhanced SPS」の設定情報は、「Enhanced SPS」を設定することを示す情報を含んでもよい。「Enhanced SPS」の設定情報は、上りリンク送信終了後に「Enhanced SPS」を継続すべきか否かを示す情報(AfterFinalData)を含んでもよい。UE100は、「SPS Config」を受信して記憶する。
ステップS502において、eNB200は、SPS(Enhanced SPS)をアクティブ化するためのDCI(SPSアクティブ化指示)をPDCCHによりUE100に送信する。SPSアクティブ化指示は、スケジューリング情報(UL grant)を含む。UE100は、受信したSPSアクティブ化指示に含まれるスケジューリング情報を記憶する。
ここで、UE100において、eNB200に送信する上りリンクデータが存在しない場合を想定する。ステップS503において、UE100は、SPS送信機会を認識するものの、「Enhanced SPS」が設定されていることから、当該SPS送信機会において上りリンク送信を行わない。
ステップS504において、eNB200は、SPS送信機会において、UE100の上りリンク送信を検出しない。ここで、eNB200は、例えばPUSCH中のDMRSの電力検出により、UE100がPUSCHを送信しなかったことを検出してもよい。
ステップS505において、eNB200は、UE100に「Enhanced SPS」を設定していることから、UE100に対する再送要求を省略する(すなわち、UE100にHARQ NACKを送信しない)。
ステップS506において、UE100は、「Enhanced SPS」が設定されていることから、「HARQ ACK/NACK」の監視(すなわち、PHICHの監視)を省略する。
ステップS503乃至S506の手順は、UE100において上りリンクデータが発生するまで継続する。
ここで、UE100において、eNB200に送信する上りリンクデータが発生した場合を想定する。ステップS507において、UE100は、SPS送信機会において、上りリンク送信開始を示す情報を含む「MAC CE」と共に上りリンクデータをeNB200に送信する。eNB200は、当該「MAC CE」の受信に応じて、UE100が上りリンクデータの送信を開始したことを検出し、PHICH送信を有効化する。UE100は、上りリンク送信開始をeNB200に通知した後は、PHICH監視を有効化する。
ステップS508において、eNB200は、UE100から受信した上りリンクデータに対応する「HARQ ACK/NACK」をUE100に送信する。UE100は、「HARQ ACK/NACK」を受信する。
UE100は、自身のバッファ内に上りリンクデータが存在しなくなるまで、SPS送信機会において上りリンクデータをeNB200に送信する。また、eNB200は、UE100から受信した上りリンクデータに対応する「HARQ ACK/NACK」をUE100に送信する。
ここで、UE100において、eNB200に最後の上りリンクデータを送信し、バッファ内に上りリンクデータが存在しなくなる場合を想定する。ステップS509において、UE100は、上りリンク送信終了を示す情報を含む「MAC CE」と共に上りリンクデータをeNB200に送信する。UE100は、上述したAfterFinalDataに基づいて、「Enhanced SPS」を継続すべきか否かを判断してもよい。例えば、「Enhanced SPS」が「release」に設定されている場合、UE100は、上りリンク送信終了に応じて「Enhanced SPS」の設定を解放してもよい。これに対し、「Enhanced SPS」が「continue」に設定されている場合、UE100は、上りリンク送信が終了しても「Enhanced SPS」の設定を維持してもよい。
なお、本シーケンスにおいて、UE100は、上りリンク送信開始をeNB200に通知(ステップS507)した後も「Enhanced SPS」を維持していた。しかしながら、UE100は、上りリンク送信開始をeNB200に通知(ステップS507)した後は、「Enhanced SPS」から通常のSPSに移行してもよい。通常のSPSに移行する場合、暗示的なSPS割当リソースの解放(implicitReleaseAfter)が有効化される。
[第5実施形態の変更例]
図14のシーケンスは、次のように変更してもよい。具体的には、ステップS501において通常のSPSが設定され、ステップS502において「Enhanced SPS」をアクティブ化する。具体的には、ステップS501において通常のSPSが設定された場合でも、ステップS502において「Enhanced SPS」のアクティブ化指示がなされた場合、UE100は、「Enhanced SPS」の動作を開始する。「Enhanced SPS」のアクティブ化指示は、例えば新たなDCIフォーマットが適用されたDCIである。
[その他の実施形態]
第2実施形態の変更例として、UE100は、上りリンクデータが存在しない場合、上りリンクデータをeNB200に送信せず、eNB200からNACKを受信してもよい。すなわち、eNB200は、受信エラーと判断して、UE100に再送要求を行う。そして、UE100は、implicitReleaseAfter回数分NACKを受信した場合に、SPSリソースを解放する。
上述した第1実施形態乃至第5実施形態は、別個独立して実施する場合に限定されない。第1実施形態乃至第5実施形態のうち2以上の実施形態を適宜組み合わせて実施可能である。
上述した実施形態において、上りリンクにおけるSPSについて主として説明した。しかしながら、上述した実施形態に係る方法を下りリンクにおけるSPSに適用してもよい。
上述した実施形態において、移動通信システムとしてLTEシステムを例示した。しかしながら、本発明はLTEシステムに限定されない。LTEシステム以外のシステムに本発明を適用してもよい。
[付記]
(1.はじめに)
LTEのためのレイテンシ低減技術に関する新たな研究項目が承認された。この研究の目的は、以下のように、パケットデータレイテンシを低減するために2つの技術分野を識別する。
・高速アップリンクアクセス解決策[RAN2]:
・TTIショートニングおよび低減された処理時間[RAN1]:
高速上りリンクアクセス解決策は、現在のTTI長さおよび処理時間、すなわちTTIショートニングを維持することを備えたいくつかの実施技術、および、備えていないいくつかの実施技術と比較して、リソース効率を改善することが期待されている。
本付記では、高速上りリンクアクセス解決策に関する研究に対する初期検討が提供される。
(2.議論)
(2.1.作業仮説)
本研究のモチベーション文書は、上りリンクリソース割当のための現在の標準化されたメカニズムが、TCPスループットの観点から、LTEの潜在的なスループットパフォーマンスを圧迫することを示している。TCPスループットの低下は、往復時間レイテンシ、すなわちULにおけるTCP−ACK送信によるTCPスロースタートアルゴリズムによって引き起こされる。したがって、高速上りリンクアクセス解決策は、TCPレイヤにおいて構築された上部レイヤによって提供されるユーザ体験を改善することが期待されている。作業仮説のために、SIDは、高速上りリンクアクセス解決策に言及する。
研究分野は、エアインターフェース容量、バッテリ寿命、制御チャネルリソース、仕様インパクト、および技術的可能性を含むリソース効率を含んでいる。FDDデュプレクスモードとTDDデュプレクスモードとの両方が考慮される。
第1の態様として、典型的なアプリケーションおよび使用の場合に関するレイテンシ改善による、低減された応答時間、および、改善されたTCPスループットのような潜在的な利得が識別され、文書化される。この評価では、RAN2は、短縮化されたTTIと同様に、プロトコル強化によるレイテンシ低減を仮定し得る。結論として、この研究の本態様は、どのレイテンシ低減が、望ましいであるのかを示すことになっている[RAN2]。
その解決策は、ネットワーク容量、UE電力消費、制御チャネルリソースを改善することが期待されている。特に、改善されたTCPスループットは、主要なパフォーマンスインジケータとして考慮され得る。
観察1:DL TCPスループットが、ULレイテンシ低減解決策によって改善されることが期待される。
高速上りリンクアクセス解決策特有の態様の場合;
アクティブなUEと、長期間、非アクティブであったが、RRC接続コネクティッドに維持されているUEとのために、スケジュールされたUL送信のためのユーザプレーンレイテンシを低減することと、現在のTTI長さおよび処理時間を維持する維持しない両方について今日の規格によって許容されている事前スケジューリング解決策と比較して、プロトコル強化およびシグナリング強化によって、より高いリソース効率の解決策を得ることと、に注目されるべきである。
アクティブなUEは、データを連続的に送信/受信していると仮定される。したがって、UEは、アクティブ時間にあると考えられる。すなわち、非アクティビティタイマが動作していることにより、DRXは適用されない。
観察2:アクティブ時間にあるUEが考慮される。
長い時間、非アクティブであるが、RRCコネクティッドに維持されているUEは、UEが長いDRXサイクルを適用し、上りリンク送信を実行するために少なくともSRとBSRとを送信する必要があると解釈され得る。さらに、タイムアライメントタイマTATが終了した場合、UEは、SR送信前に、ランダムアクセスプロシージャを開始する。これは、ユーザ経験、すなわち、実際の応答時間を低下させる。
観察3:長いDRXサイクルの適用を備え、UL許可のないUEが考慮される。
観察4:UEが長い間非アクティブであれば、時間アライメントタイマが終了し得る。
事前スケジューリング解決策と比較して、高速上りリンクアクセス解決策は、たとえ現在のTTI長さおよび処理長さが仮定されていても、より高いリソース効率であるべきである。TTIショートニングは、より一般的な解決策であり、増加されたHARQインタラクションのおかげで、下りリンク配信のみならず、上りリンクアクセスレイテンシのレイテンシも低減することが期待されている。
観察5:高速上りリンク解決策は、TTIショートニングアプローチと独立した利得を有する。
モチベーション文書では、高速上りリンクアクセスのための可能なアプローチが、実施技術である事前スケジューリングに基づいており、事前スケジューリングによって、eNBが、SR受信前に上りリンクリソースを割り当てることが述べられている。しかしながら、UEが送るべき上りリンクデータを有していなくても、事前スケジューリング技術は、上りリンク制御チャネル(すなわち、PUSCH)および下りリンク制御チャネル(すなわち、PDCCH)において無線リソースを消費する。既存のSPSが事前スケジューリングのために使用されている場合において、UEは、設定されたSPSリソースの暗黙的な解放を回避するために、パディングデータを送信する必要があることも議論されている。したがって、モチベーション文書は、標準化されたアプローチが事前スケジューリング技術を強化することを期待されることを提案した。これは、事前許可、SPS同様のメカニズム、データが利用可能ではない場合における無パディング、および/または、動的なスケジューリングへの円滑な移行を含み得る。
観察6:標準化されたアプローチは、実施技術と比較して、リソース効率を強化することが期待されている。
(2.2.典型的な使用の場合)
今日のモバイルトラフィックの増加は、モバイルビデオトラフィックの成長によって引き起こされ、この傾向は、パブリックレポートによれば、将来のトラフィックを支配することが予想されている。ビデオストリーミングは、(UDPによる)ライブストリーミング向けでなければ、典型的にTCP(TCPによるHTTP)を用いることが良く知られている。したがって、ビデオストリーミングの使用の場合は、この研究の範囲に沿っている。
レポートはまた、ソーシャルネットワーキングおよびウェブブラウジングは、モバイルトラフィックの、2番目に支配的なアプリケーションであるとしており、これによって、これらアプリケーションは、典型的にHTTPに構築され、したがって、TCPを使用することを指摘している。多くの3GPP代表者は既に通じているように、3GPP FTPサービスは、TCPも用いるTdocsをダウンロードするために、各代表者によって連続的にアクセスされ得る。したがって、HTTPまたはFTPに構築されたアプリケーションにおける振る舞いは、典型的な使用の場合であると考えられるべきである。
提案1:HTTPおよびFTPに構築されたアプリケーションにおけるユーザ振る舞いは、この研究における典型的な使用の場合であると考えられるべきである。
図15は、モバイルトラフィックボリュームによる上位5つのアプリケーション及びモバイルアプリケーション分析を示す図である。
そのようなアプリケーションにおける最も典型的な振る舞いは、要求/応答ダイアログとしてモデル化され得る。たとえば、ユーザがFTPでファイルをダウンロードしたい場合、クライアントは、RETRコマンド(別名、GET)をサーバに先ず送り、その後、ファイルダウンロードが開始する。同じ振る舞いは、HTTPに対しても適用可能である。これによって、図16に例示されるように、ウェブブラウザは、先ずGETを送り、その後、ユーザがウェブページを開いた時にウェブページがダウンロードされる。典型的な振る舞いを考慮すると、RAN2は、対応するDL TCPパケット(たとえば、GETのような要求)に先行する最初の上りリンクデータ送信が、単に仮定されるだけか、または、高速上りリンクアクセス解決策においても強化されるべきであるかを議論すべきである。
提案2:RAN2は、対応するDL TCPパケットに先行する最初の上りリンクデータ送信が、単に仮定されるだけか、または、高速上りリンクアクセス解決策においても強化されるべきであるかを議論すべきである。
図16は、HTTP/FTPを用いた典型的な使用の場合のモデル化を示す図である。
(2.3.本質的な問題)
2.1で言及したように、上りリンクアクセスレイテンシに至る重大な問題は、事前スケジューリング技術、または、強化されたSPSを用いた事前許可技術の何れによっても解決されることはできない。図17は、(図17を参照する)高速上りリンクアクセス解決策によって対処されるべき3つの重大な問題を例示する。
重大な問題1:DL伝送遅れ
DL伝送遅れは、長いDRXサイクルによって引き起こされる。最悪の場合では、サービス提供セルは、DL TCPパケット受信後、10〜2560サブフレームの間、送信機会を待つ必要がある。
重大な問題2:早過ぎる/遅過ぎる割当
早過ぎる割当は、事前スケジューリング技術、または、SR受信前の事前許可アプローチによって引き起こされ得る。一方、遅過ぎる割当は、SR周期、すなわち、SR周期*sr−ProhibitTimerによって、または、単純過ぎるスケジューラ実施、すなわち、対応するBSR受信に基づいて、TCP ACKパケットのための上りリンクリソース(したがって、UEのSR送信後の7サブフレーム)を割り当てるものによって可能となる。
(重大な問題3:多過ぎる/少な過ぎる割当)
多過ぎる/少な過ぎる割当は、事前スケジューリング技術、または、BSR前の事前許可アプローチによって引き起こされ得る。UEのバッファステータスを知ることなく、スケジューラは、上りリンクリソースを盲目的に割り当てる必要がある。
重大な問題4:初期上りリンク遅れ
観察4で述べられたように、TATが終了した場合、UEは、あらゆる上りリンク送信の前に、ランダムアクセスプロシージャを開始すべきである。
もちろん、賢い実装技術が、3つの重大な問題によるネガティブなインパクト、たとえば、DL IPパケットの内部を理解すること、および、以前の上りリンク許可の使用に基づいて上りリンクリソースを割り当てること、のうちのいくつかを低減し得る。しかしながら、標準化されたアプローチは、上記リストされたすべての問題ではないが、ほとんどを解決することが期待されるであろう。
提案3:DL伝送遅れ、早過ぎる/遅過ぎる割当、多過ぎる/少な過ぎる割当、TAT終了は、高速上りリンクアクセス解決策によって最適化されるべきである。
(2.4.潜在的な解決策アプローチ)
2.3で議論されたように、DRX、SR、BSR、および/または、プロシージャが再考されなければ、重大な問題は解決されないであろう。これらの問題は、たとえ強化されたSPSを用いた事前許可アプローチが適用されても、対処されることはないであろう。なぜなら、実際の許可と理想的な割当との間のミスマッチ(図17)が、エアインターフェース容量、バッテリ寿命、制御チャネルリソースを含むリソース効率の低下を引き起こすからである。
観察7:事前許可アプローチは、既存の実施技術と比べて良好なパフォーマンスを有し得るが、これら重大な問題を未だに解決することはないであろう。
これら重大な問題を解決するために、以下の解決策アプローチが考慮され得る。
たとえば、最初のUL送信(すなわち、GET)によってトリガされた、高速なDL割当のための、DRXにおける拡張されたOnDurationハンドリング。
たとえば、SRとBSRとの統合による、最初のULパケット送信のためのシグナリング往復の低減。
スペクトル効率へのインパクトの少ない、より短いSR周期[RAN1]。
たとえば、ULデータ許可のための追加の機能を用いた、RACHプロシージャ強化。
したがって、RAN2は、UL許可メカニズム自体だけでなく、UL許可に関連するプロシージャも研究すべきである。
提案4:RAN2はまた、DRX、SR、BSR、およびRACHの強化を研究すべきである。
(3.結論)
この付記では、承認された作業項目説明に基づいて作業仮説が議論された。典型的な使用の場合およびそのモデリングが提供される。4つの重大な問題および潜在的な解決策アプローチが、この研究のために特定される。
[相互参照]
米国仮出願第62/162166号(2015年5月15日出願)及び米国仮出願第62/165315号(2015年5月22日出願)の全内容が参照により本願明細書に組み込まれている。
本発明は、通信分野において有用である。

Claims (2)

  1. SPS(Semi−Persistent Scheduling)により無線端末に上りリンク無線リソースを割り当てる制御部と、
    SPS周期に応じた送信機会において自基地局に送信する上りリンクデータが存在しない場合に当該送信機会における上りリンク送信をスキップすることを設定する設定情報を前記無線端末に送信する送信部と、
    前記設定情報を送信した後、前記無線端末において前記基地局に送信するデータが存在する場合に、前記SPS周期に応じた送信機会において前記無線端末から送信された上りリンクデータを受信する受信部と、
    を備える
    基地局。
  2. SPS(Semi−Persistent Scheduling)により無線端末に上りリンク無線リソースを割り当てるステップと、
    SPS周期に応じた送信機会において自基地局に送信する上りリンクデータが存在しない場合に当該送信機会における上りリンク送信をスキップすることを設定する設定情報を前記無線端末に送信するステップと、
    前記設定情報を送信した後、前記無線端末において前記基地局に送信するデータが存在する場合に、前記SPS周期に応じた送信機会において前記無線端末から送信された上りリンクデータを受信するステップと、
    を備える
    無線通信方法。
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