JP2018137055A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着装置の小型化を妨げることなく、温度検知手段の異常を精度よく判断すること。【解決手段】発熱部材211に電力の供給を開始する前に、サーミスタ214により検知した温度と環境温度センサにより検知した温度との差分値に基づいて、サーミスタ214が第1の異常であるか否かを判断するCPUを備え、CPUは、差分値が第1の閾値Ta以上である場合に(S102 NO)、サーミスタ214が第1の異常であると判断し、発熱部材211への電力の供給を禁止する(S104)。【選択図】図3

Description

本発明は、温度検知手段の故障検知に係る定着装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、複写機やプリンタ等の画像形成装置、すなわち電子写真等の画像プロセス手段により加熱軟化性の樹脂等を成分とするトナーを用いて記録材に形成されたトナー像を加熱処理によって固着画像として形成する装置がある。このような画像形成装置では、加熱処理を行う定着装置を使用している。定着装置は温度検知手段を備えており、温度検知手段の検知結果に基づいて加熱体に供給される電力を制御手段によって制御し、加熱体の発熱量を制御している。また、定着装置における過昇温(異常加熱)に対し、加熱体の温度に感応する過昇温保護素子を用いて、機械的に加熱体への電力供給を遮断する構成を有している(例えば、特許文献1参照)。
温度検知手段としては、負の抵抗温度係数(NTC特性という)を有するサーミスタが用いられる。図8(a)は、サーミスタ701の温度Tの情報を、サーミスタ電圧Vthとして出力する回路の一例を示す。また、図8(b)は、サーミスタ701のサーミスタ温度Tとサーミスタ電圧Vthとの関係を示すグラフである。サーミスタ温度Tが高くなるほどサーミスタ電圧Vthは低くなる。
一方、定着装置に組み込まれた状態で発生するサーミスタの故障として、静電気等がサーミスタに印加されたことにより、規定温度Tにおけるゼロ負荷抵抗値Rがn倍に変化してしまうものがある。正常品に対し、ゼロ負荷抵抗値Rが1.5倍、2.0倍、2.5倍となった場合のサーミスタ電圧Vthとサーミスタ温度Tの関係を図9に示す。あるサーミスタ電圧Vth0に対し、正常品のサーミスタのゼロ負荷抵抗値Rと比較して、ゼロ負荷抵抗値Rが大きくなる程実際のサーミスタ温度は高く、また、同一の温度領域における温度変化に対して検知電圧Vthの変化は小さくなる。ゼロ負荷抵抗値Rに異常をきたしたサーミスタを用いて制御部が加熱体の電力供給を制御した場合、制御部は実際の温度よりもサーミスタによって低い温度として検知するため、加熱体は過昇温状態となるおそれがある。過昇温状態が所定温度以上となった際に過昇温保護素子が作動することで周辺部品の過剰な熱的損傷を抑制し、電力供給を遮断することで安全な状態を担保している。
また、近年画像形成装置の高速化に伴い、定着装置においても温度が高速で立ち上がることが要求されている。サーミスタ異常に伴う加熱体の制御不能時の過昇温状態において、過昇温保護素子として例えば温度ヒューズが用いられる。温度ヒューズが用いられる場合、温度ヒューズが作動するまでにペレットの溶融時間を必要とする。その結果、記録材を加熱体とともに挟持する加圧体に対しても熱的ストレスが過剰に加わり、破損に至りうる。サーミスタの異常に伴う加熱体の過昇温を防止する方法として、加熱体に対して複数の温度検知手段を設ける方法がある。複数の温度検知手段を設けることにより、互いの検知結果が所定の変化をしていない場合に複数の温度検知手段の故障と判断し、加熱体への電力供給を停止する手段がある(例えば、特許文献2参照)。この構成では、互いの検知結果の関係に基づいて故障を判断するため、加熱体が過昇温状態となる前に温度検知手段の異常を検出できる。
特開平06−314040号公報 特開2001−305904号公報
しかしながら、商用の交流電源から加熱体へ電力が供給され、交流電源に対して絶縁された電位に制御部が構成されている場合、温度検知手段は加熱体に対して電気的に絶縁する必要がある。交流電圧によって決定される絶縁距離を確保する必要があるため、温度検知手段の小型化が制限される。このことから、複数の温度検知手段を用いる方法では、定着装置の小型化を制限してしまう。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、定着装置の小型化を妨げることなく、温度検知手段の異常を精度よく判断することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
(1)記録材上のトナーを加熱することで固着させる画像形成装置であって、定着フィルムと、前記定着フィルムの内面に配置され、前記定着フィルムを加熱する発熱体と、前記定着フィルムとニップ部を形成する加圧ローラと、前記発熱体の温度を検知する第1の検知手段と、前記第1の検知手段により検知した温度と前記発熱体の目標温度とに基づいて前記発熱体に供給する電力を制御する制御手段と、環境温度を検知する第2の検知手段と、前記発熱体に電力の供給を開始する前に、前記第1の検知手段により検知した温度と前記第2の検知手段により検知した温度との差分値に基づいて、前記第1の検知手段が第1の異常であるか否かを判断する判断手段と、を備え、前記判断手段は、前記差分値が第1の閾値以上である場合に、前記第1の検知手段が前記第1の異常であると判断し、前記発熱体への電力の供給を禁止することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、定着装置の小型化を妨げることなく、温度検知手段の異常を精度よく判断することができる。
実施例1、2の画像形成装置の概略図 実施例1の電力供給時間とサーミスタ換算温度の関係を示すグラフ 実施例1のサーミスタの故障判断処理を示すフローチャート 実施例1の検知温度とサーミスタ電圧の関係を示すグラフ 実施例1の検知温度とサーミスタ電圧の関係を示すグラフ 実施例2のサーミスタの故障判断処理を示すフローチャート 実施例2のサーミスタの結線状態の故障判断処理を示すフローチャート 従来例のサーミスタ温度Tをサーミスタ電圧Vthに変換する回路図、サーミスタ温度Tとサーミスタ電圧Vthの関係を示すグラフ 従来例のサーミスタ温度Tとサーミスタ電圧Vthの関係を示すグラフ
[サーミスタの異常]
図8、図9について詳しく説明する。定着装置は、電力が供給されることにより発熱する発熱体と、発熱体の温度を検知する温度検知手段と、発熱体の温度の検知結果に基づき電力供給を制御する制御手段と、を備えている。温度検知手段として、例えば温度に対して抵抗値が変化するサーミスタを用いることがある。例えば負の抵抗温度係数(以降、NTC特性という)を有するサーミスタの場合、サーミスタの抵抗値と温度との関係は、以下の式(1)により表される。
Figure 2018137055
ここで、Rは温度Tにおけるサーミスタの抵抗値、Rは規定温度Tにおけるサーミスタのゼロ負荷抵抗値、Bはサーミスタの温度Tに対する感度を表すB定数を示す。規定温度T時のゼロ負荷抵抗値Rに対し、温度Tが規定温度Tよりも高い状態になると、サーミスタ抵抗値Rは小さくなる。
図8(a)は、サーミスタの温度Tの情報を電圧信号(以下、サーミスタ電圧Vthとする)に変換する一般的な回路図を示す。サーミスタ701は一端が基準抵抗702に接続され、他端が接地されている。基準抵抗702は一端がサーミスタ701に接続され、他端に電圧Vccが印加されている。サーミスタ電圧Vthは、電圧Vccをサーミスタ701と基準抵抗702との分圧値となるため、次の式(2)で表される。
Figure 2018137055
ここで、Rrefは、基準抵抗702の抵抗値である。規定温度Tと、規定温度Tにおけるサーミスタ701のゼロ負荷抵抗値Rと、基準抵抗702の抵抗値Rrefと、B定数と、電圧Vccは定数であるため、サーミスタ電圧Vthは温度Tによって一義的に決定できる。
例えば規定温度Tを25℃、規定温度Tにおけるサーミスタ701のゼロ負荷抵抗値Rを300kΩ、基準抵抗702の抵抗値Rrefを33kΩ、B定数を4000K、電圧Vccを3.3Vとする。この場合、サーミスタ電圧Vthとサーミスタ701の温度Tは図8(b)に示す関係を示す。図8(b)は、横軸にサーミスタ701の温度(サーミスタ温度)T[℃]、縦軸にサーミスタ電圧Vth[V]を示す。サーミスタ温度Tとサーミスタ電圧Vthとは単調減少の関係にあり、温度領域によって温度変化に対するサーミスタ電圧Vthの変化が異なることがわかる。
一方、定着装置に組み込まれた状態で発生するサーミスタの故障として、静電気等がサーミスタに印加されたことにより、サーミスタの規定温度Tにおけるゼロ負荷抵抗値Rがn倍に変化してしまうものがある。ここで、nは整数に限定されない。正常品のサーミスタに対し、静電気等が印加されて、ゼロ負荷抵抗値Rが1.5倍(n=1.5)、2.0倍(n=2)、2.5倍(n=2.5)となった場合のサーミスタ温度Tとサーミスタ電圧Vthの関係を図9に示す。図9の横軸、縦軸は図8(b)と同様である。図9で、実線は正常品であるサーミスタを示し、点線はゼロ負荷抵抗値Rが1.5倍となったものを示し、破線はゼロ負荷抵抗値Rが2.0倍となったものを示し、一点鎖線はゼロ負荷抵抗値Rが2.5倍となったものを示す。
あるサーミスタ電圧Vth0に対するサーミスタ温度Tを、それぞれ次のようにする。正常品のサーミスタのサーミスタ温度をTn0、ゼロ負荷抵抗値Rが1.5倍となったサーミスタのサーミスタ温度をTe1とする。また、ゼロ負荷抵抗値Rが2.0倍となったサーミスタのサーミスタ温度をTe2、ゼロ負荷抵抗値Rが2.5倍となったサーミスタのサーミスタ温度をTe3とする。あるサーミスタ電圧Vth0に対し、サーミスタの正常品と比較して、ゼロ負荷抵抗値Rの異常値が大きい程、実際のサーミスタ温度Tは高くなる。また、ゼロ負荷抵抗値Rの異常値が大きい程、同一の温度領域における温度変化に対するサーミスタ電圧Vthの変化が小さくなる。ゼロ負荷抵抗値Rに異常があるサーミスタを用いて制御部が加熱体への電力供給を制御した場合、制御部は実際の温度よりも低い温度で検知してしまう。このため、加熱体は過昇温状態となる。加熱体の過昇温状態が所定温度以上となった際に過昇温保護素子が作動することで周辺部品の過剰な熱的損傷を抑制し、電力供給を遮断することで安全な状態を担保している。
また、近年画像形成装置の高速化に伴い、定着装置も高速に温度が立ち上がることを要求されている。上述したようなサーミスタ異常に伴う加熱体の制御不能状態が発生したときの過昇温状態に対応するために、過昇温保護素子として例えば温度ヒューズを用いる場合がある。温度ヒューズが作動するまでには、ペレットが溶融するまでに時間を必要とする。その結果、加熱体とともに記録材を挟持して搬送する加圧体に対しても熱的ストレスが過剰に加わり、破損に至りうる。サーミスタの異常に伴う加熱体の過昇温を防止する方法として、加熱体に対して複数の温度検知手段を設け、互いの検知結果が所定の変化をしていない場合に複数の温度検知手段の故障と判断し、加熱体への電力供給を停止する手段がある。この構成では、互いの検知結果の関係に基づいて故障を判断するため、加熱体が過昇温状態となる前に温度検知手段の異常を検出できる。しかし、商用の交流電源から加熱体へ電力が供給され、交流電源に対して絶縁された電位に制御部が構成されている場合、温度検知手段は加熱体に対して電気的に絶縁する必要がある。交流電圧によって決定される絶縁距離を確保する必要があるため、温度検知手段の小型化が制限される。このことから、複数の温度検知手段を用いる方法では、定着装置の小型化を制限してしまう。
[画像形成装置]
図1は、実施例1の画像形成装置を説明する断面図である。表面に感光層が形成された像担持体である感光ドラム201は、帯電ローラ202によって表層が帯電された後、レーザスキャナ203から照射されたレーザ光によって潜像が形成される。感光ドラム201に形成された潜像は現像ローラ204によってトナー205を付与され、トナー像として感光ドラム201上に形成される。転写ローラ206は、記録材207に電荷を供給する。感光ドラム201と転写ローラ206とにより形成された転写ニップ部において、未定着のトナー像を記録材207上(記録材上)へ転写しつつ、記録材207は定着装置300へ搬送される。
定着フィルム209は、図1の奥行き方向を長手方向とした際に、例えば直径18mm程度のフィルムである。加圧ローラ210は、定着フィルム209に対して加圧することで定着ニップ部を形成する。発熱体である発熱部材211は、定着フィルムの内面に配置され、例えばセラミック製の基材と発熱層と保護層とからなる。ステイ212は、発熱部材211を保持する。部材213は、補強用の部材である。第1の検知手段であるサーミスタ214は、発熱部材211の温度を検知する温度検知素子であり、例えばNTC特性のサーミスタである。サーミスタ214は、例えば規定温度Tを25℃としたとき、ゼロ負荷抵抗値Rが300kΩ、基準抵抗を33kΩ、B定数を4000K、電圧Vccを3.3Vとしたものである。制御手段であるCPU215は、サーミスタ214の検知結果に基づいて発熱部材211に対する電力供給量を、例えばデューティ(以下、電力投入デューティ)によって制御する。発熱部材211は、過昇温保護素子である温度ヒューズ(不図示)と電力供給駆動部とに直列に接続されている。発熱部材211の加熱により、未定着のトナー像が記録材207に固着される。
定着処理が施された記録材207は、定着ニップ部から排出口を介して画像形成装置の排出部216に排出される。第2の検知手段である環境温度センサ217は、画像形成装置が設置されている場所の環境温度を検知する環境温度検知素子である。例えば、環境温度センサ217は、規定温度Tが25℃でのゼロ負荷抵抗値Rを100kΩ、基準抵抗Rref(不図示)を10kΩ、B定数を10000K、電圧Vccを3.3Vとするサーミスタ素子である。CPU215は、環境温度センサ217の検知結果に基づいて、帯電ローラ202の帯電量や、転写ローラ206へ供給する転写電荷量等の画像形成条件を調整する。なお、給紙ローラ218は、記録材207を給紙するためのローラであり、搬送ローラ219、220は記録材207を搬送するためのローラである。記憶部230は、ROMやRAM等で構成され、CPU215が実行するプログラムや種々の定数を記憶している。また、記憶部230は、CPU215が処理を実行する際のワークスペースとしても用いられる。画像形成装置の構成は、図1で説明した構成に限定されない。
[サーミスタ214の検知温度と電力供給時間]
図2に、サーミスタ214の正常品において、CPU215が発熱部材211への電力供給制御を行った際のサーミスタ214の検知温度を示す。図2は、横軸に電力供給時間[秒]、縦軸にサーミスタ電圧Vthから換算されたサーミスタ214の検知温度(サーミスタ換算温度)[℃]を示す。図2のグラフから、発熱部材211への電力供給に伴い、サーミスタ214の検知温度が上昇することがわかる。
しかし、図9で説明したように、サーミスタ214のゼロ負荷抵抗値Rに異常が発生している異常品の場合、CPU215は、異常品のサーミスタ214の検知結果に基づき、発熱部材211の実際の温度よりも低い温度を検知する。そのため、CPU215は、検知した温度(誤った温度)に基づいて、定着処理の目標温度となるように発熱部材211への単位時間あたりの電力供給量を増やす制御を行う。実施例1では、例えばゼロ負荷抵抗値Rが正常品の2倍程度以上となった状態で温度制御を実施すると、温度ヒューズが溶断する。
ゼロ負荷抵抗値Rが正常品の抵抗値のn倍となっているサーミスタ214の異常を検出する手段として、実施例1では、発熱部材211への電力供給を開始する前の時点で、図3に示す制御が行われる。CPU215は図3に示す、サーミスタ214のゼロ負荷抵抗値Rが正常品の抵抗値のn倍になっている異常(第1の異常)を判断する制御を行う。画像形成装置に対し、ユーザにより例えばパーソナルコンピュータを介して印刷の指示がなされた場合、画像形成が開始される。画像形成に伴い、定着装置300の加熱準備がなされる。判断手段であるCPU215は、印刷の指示がなされると、ステップ(以下、Sとする)101以下の処理を実施する。S101でCPU215は、発熱部材211への加熱要求を受信する。
S102でCPU215は、発熱部材211の加熱を開始する前に、サーミスタ214の検知結果と環境温度センサ217の検知結果との比較を行う。CPU215は、環境温度センサ217の検知結果とサーミスタ214の検知結果との差分値が第1の閾値Taよりも低いか否かを判断する。発熱部材211への電力供給を開始する前の段階であるため、サーミスタ214が正常品である場合、サーミスタ214の検知結果は、環境温度センサ217と同程度の検知結果となるはずである。
(環境温度センサと正常品・異常品のサーミスタ)
図4には、実施例1のサーミスタ214が正常品である場合のサーミスタ電圧Vth true、及びゼロ負荷抵抗値Rが正常品の抵抗値の2倍となる異常品の場合のサーミスタ電圧Vth falseと、温度との関係を示す。更に、図4には、環境温度センサ217のサーミスタ電圧Vth envと温度との関係を示す。図4は、横軸に、サーミスタ214により検知された温度[℃]、又は環境温度センサ217により検知された温度[℃]を示す。縦軸には、サーミスタ214のサーミスタ電圧Vth[V]と、環境温度センサ217のサーミスタ電圧Vth env[V]を示す。黒丸付きの実線は環境温度センサ217のグラフを示し、実線はサーミスタ214が正常品である場合のグラフを示し、破線はサーミスタ214が異常品(ゼロ負荷抵抗値Rが正常品の抵抗値の2倍)である場合のグラフを示す。
環境温度センサ217によって例えば10℃と検知される状態において、サーミスタ214の正常品は、検知結果が約10℃に相当するサーミスタ電圧Vth true=3.1Vを示す。一方、ゼロ負荷抵抗値Rが正常品の2倍となる異常品のサーミスタ214の場合、検知結果が約0℃に相当するサーミスタ電圧Vth false=3.2Vを示し、正常品のサーミスタ214のサーミスタ電圧Vth true=3.1Vとは異なる値を示す。このように、ゼロ負荷抵抗値Rが正常品の抵抗値の2倍のサーミスタ214を用いると、10℃と検知すべきところを0℃と検知してしまう。
図3のフローチャートの説明に戻る。S102の判断に用いられる第1の閾値Taは、正常品のサーミスタ214による検知結果と、ゼロ負荷抵抗値Rが正常品の2倍となる異常品による検知結果との差分値よりも小さい値、例えば5℃とする。環境温度センサ217が10℃と検知する状態において、環境温度センサ217の検知結果(10℃)とゼロ負荷抵抗値Rが正常品の抵抗値の2倍となる異常品のサーミスタ214の検知結果(0℃)との差分は、10℃となる。このため、ゼロ負荷抵抗値Rが正常品の抵抗値の2倍となる異常品を第1の閾値Taによって正常品のサーミスタ214と区別することができる。
S102でCPU215は、環境温度センサ217の検知結果とサーミスタ214の検知結果との差分値が第1の閾値Ta以上(第1の閾値以上)であると判断した場合、処理をS104に進める。S102でCPU215は、環境温度センサ217の検知結果とサーミスタ214の検知結果との差分値が第1の閾値Taよりも小さいと判断した場合、処理をS103に進める。
環境温度センサ217の検知結果とサーミスタ214の検知結果との差分値が第1の閾値Ta以上となる程度までゼロ負荷抵抗値Rが大きくないが正常品に比較してゼロ負荷抵抗値Rが大きい場合にも、S103の処理を実行することとなる。しかし、このようなサーミスタ214については、加圧ローラ210に対して過剰な熱的ストレスとならないため、S103の処理を実行してもよい。S103でCPU215は、発熱部材211への電力供給と加圧ローラ210の回転とを開始し、定着装置300の定着制御を行い、サーミスタの214の故障判断処理を終了する。
また、S102でCPU215が環境温度センサ217の検知結果とサーミスタ214の検知結果との差分値が第1の閾値Ta以上となる要因として、環境温度センサ217又はサーミスタ214の異常が想定される。しかし、ゼロ負荷抵抗値Rが正常品よりも大きくなっているサーミスタ214を温度検知に用いて発熱部材211に電力供給を行った場合、加圧ローラ210へ過剰な熱的ストレスを加える可能性がある。このため、S104でCPU215は、サーミスタ214のゼロ負荷抵抗値Rが大きく、サーミスタ214が故障していると判断し、発熱部材211への電力供給及び加圧ローラ210の回転を禁止し、サーミスタ214の故障判断処理を終了する。
以上の制御により、加圧ローラ210への過剰な熱的ストレスを抑制できる。そして、サーミスタ214のゼロ負荷抵抗値Rが正常品に比べて大きくなっていると判断した際に、ユーザへの報知を行うことで画像形成装置の修理を促しサーミスタ214の交換のみで修復が可能となる。
なお、実施例1では第1の閾値Taを固定値としているが、環境温度センサ217の検知結果に応じて第1の閾値Taを変更してもよい。また、実施例1においては余剰な熱的損傷を受ける対象として加圧ローラ210を挙げているが、定着フィルム209や、ステイ212等に対する余剰な熱的損傷も抑制される。以上、実施例1によれば、定着装置の小型化を妨げることなく、温度検知手段の異常を精度よく判断することができる。
実施例1では、環境温度センサ217の検知結果とサーミスタ214の検知結果との差分値が第1の閾値Ta以上の場合に、サーミスタ214のゼロ負荷抵抗値Rの異常と判断している。実施例2では、使用環境や使用する部品の性能も考慮して、更に精度よくサーミスタ214の異常を検知し、サーミスタ214以外の部品への熱的損傷を抑制する構成を説明する。
[環境温度センサ217とサーミスタ214の電圧値]
図5に環境温度センサ217とサーミスタ214の正常品とゼロ負荷抵抗値Rが正常品の抵抗値の2倍になる異常品とにおける温度に対する電圧値のグラフを示す。図5は、図4のグラフにおける温度領域が低い領域の拡大図であり、横軸、縦軸の説明を省略する。サーミスタ214の温度が低い程サーミスタ電圧Vthは電圧Vccに近づき、正常品、ゼロ負荷抵抗値Rが正常品の抵抗値に比べて大きい異常品、ともに温度変化に対するサーミスタ電圧Vthの変化が小さくなる。例えば、正常品のサーミスタにおける0℃と5℃に相当するサーミスタ電圧Vthは、それぞれ約3.2Vと3.17Vを示し、5℃の温度差に対して30mV程度の小さい電位差となる。その結果、低い温度領域におけるサーミスタによる正確な温度検知が難しくなる。
[サーミスタの故障判断処理]
図6は実施例2のサーミスタ214の故障判断処理を示すフローチャートである。CPU215は図6に示す、サーミスタ214のゼロ負荷抵抗値Rが正常品の抵抗値のn倍になっている異常(第1の異常)を判断する制御を行う。実施例2では、図5で説明したようなサーミスタ214の正常品と異常品とでサーミスタ電圧Vthの差が小さくなるような温度領域においてもサーミスタ214の故障判断を精度よく行う。
図6のS601〜S604の処理は、実施例1で説明した図3のS101〜S104の処理と同様であり、説明を省略する。なお、CPU215はタイマ(不図示)を有しており、S603で発熱部材211への電力供給及び加圧ローラ210の回転を開始したタイミングで、時間を計測するためにタイマをリセットしてスタートさせておく。タイマにより計測される時間を、電力供給時間theatという。S605でCPU215は、タイマを参照することにより、発熱部材211への電力供給の開始及び加圧ローラ210の回転開始から第1の時間tが経過したか、すなわち、電力供給時間theatが第1の時間t以上であるか否かを判断する。
S605でCPU215は、第1の時間tが経過していないと判断した場合、処理をS605に戻し、第1の時間tが経過したと判断した場合、処理をS606に進める。S606でCPU215は、サーミスタ214の検知結果を第2の閾値Tbと比較する。CPU215は、サーミスタ214により検知した温度が第2の閾値Tbよりも大きいか否かを判断する。第1の時間tとしては、加圧ローラ210の周方向に対して発熱部材211によって加熱された範囲が定着ニップ部に到達する時間、例えば400ミリ秒を設定する。これにより、第1の時間tが経過したタイミングでサーミスタ214の温度は上昇した状態となる。図2を参照すると、電力供給時間が400ミリ秒経過したタイミングで、サーミスタ214(正常品の場合)の検知温度(図2のサーミスタ換算温度)は、第1の時間t時点で約10℃程度上昇していることが確認できる。
(温度変化に対する電圧変化)
例えば、図5に示すように、画像形成装置の設置環境における環境温度が0℃である場合、サーミスタ214の温度変化とサーミスタ電圧Vthの変化は次のようになる。すなわち、サーミスタ214の温度が10℃上昇した場合、正常品のサーミスタ電圧Vthは、0℃に相当する約3.2Vから10℃に相当する約3.12Vへと約80mV変化する。一方、ゼロ負荷抵抗値Rが正常品の抵抗値の2倍となる異常品のサーミスタ214の場合、0℃に相当する約3.24Vから10℃に相当する約3.21Vまでの約30mVの変化となる。サーミスタ電圧3.21Vは、正常品のサーミスタ214における約1.5℃を示すことになる。S606で用いられる第2の閾値Tbは、正常品のサーミスタ214で、発熱部材211の電力供給開始及び加圧ローラ210の回転開始から第1の時間tが経過した際に検知される温度よりも低い値を閾値Tbとする。
S606でCPU215は、サーミスタ214の検知温度が第2の閾値Tbよりも大きいと判断した場合、処理をS607に進める。サーミスタ214の検知温度が第2の閾値Tb以下(第2の閾値以下)となるほどではないが、ゼロ負荷抵抗値Rが正常品の抵抗値よりも大きくなっているようなサーミスタ214であっても、加圧ローラ210に対して過剰な熱的ストレスとならない。このため、このようなサーミスタ214も含めてS607の処理に進む。S607でCPU215は、発熱部材211への電力供給制御を継続し定着制御を行う。また、S606でCPU215は、サーミスタ214の検知温度が第2の閾値Tb以下であると判断した場合は、ゼロ負荷抵抗値Rが正常品の抵抗値の2倍以上となったサーミスタ214と判断できる。CPU215は処理をS608に進め、S608で発熱部材211への電力供給を停止し、加圧ローラ210の回転を停止して、サーミスタ214の故障判断処理を終了する。
以上の制御により、加圧ローラ210への過剰な熱的ストレスを抑制できる。その結果、サーミスタ214にゼロ負荷抵抗値Rが発生していると判断した際に、ユーザへの報知を行うことで画像形成装置の修理を促しサーミスタ214の交換のみで修復が可能となる。
[サーミスタの結線部における異物検知処理]
また、図6のS607で発熱部材211への電力供給制御を継続した後に、図7に示すような電力供給時間theatに対するサーミスタ214の検知結果の変化に基づく制御を行ってもよい。なお、図7の処理は、図3のS103で電力供給制御を開始した後に実行してもよい。図7の処理は、サーミスタ214の結線部において固定抵抗値を付加させる要因となる異物等がないことを検出する処理である。CPU215は図7に示す、サーミスタ214に直列に固定抵抗値Rが付加された異常(第2の異常)を判断する制御を行う。S701でCPU215は、S607の処理に続いて発熱部材211への電力供給を継続する。
S702でCPU215は、タイマを参照することにより、電力供給時間theatが第2の時間t以上であるか否かを判断する。ここで、第2の時間tは第1の時間tよりも長い時間に設定されている(t>t)。S702でCPU215は、第2の時間tが経過していないと判断した場合、処理をS702に戻す。S702でCPU215は、第2の時間tが経過したと判断した場合、処理をS703に進める。
S703でCPU215は、サーミスタ214の検知結果と、第3の閾値Tcとを比較する。S703でCPU215は、サーミスタ214の検知結果が第3の閾値Tc以上であると判断した場合、処理をS704に進める。S704でCPU215は、発熱部材211への電力供給を継続し、処理を終了する。S703でCPU215は、サーミスタ214の検知結果が第3の閾値Tcを下回ると判断した場合、処理をS705に進める。
S705でCPU215は、タイマを参照することにより、第2の時間tよりも長い第3の時間t(t>t)が経過したか否か、すなわち、電力供給時間theatが第3の時間t以上であるか否かを判断する。S705でCPU215は、第3の時間tが経過していないと判断した場合、処理をS705に戻し、発熱部材211への電力供給を継続する。S705でCPU215は、第3の時間tが経過したと判断した場合、処理をS706に進める。S706でCPU215は、第3の時間tが経過したタイミングにおけるサーミスタ214の第1の温度である検知結果Tt2を記憶部230に記憶する。
S707でCPU215は、タイマを参照することにより、第3の時間tよりも長い第4の時間t(t>t)が経過したか否か、すなわち、電力供給時間theatが第4の時間t以上であるか否かを判断する。S707でCPU215は、第4の時間tが経過していないと判断した場合、処理をS708に進める。S708でCPU215は、発熱部材211への電力投入デューティが最大値未満であるか否かを判断する。S708でCPU215は、電力投入デューティが最大値未満であると判断した場合、処理をS709に進める。S709でCPU215は、発熱部材211への電力供給を継続し、サーミスタの故障判断処理を終了する。S708でCPU215は、電力投入デューティが最大値以上であると判断した場合、処理をS707に戻す。
S707でCPU215は、第4の時間tが経過したと判断した場合、処理をS710に進める。S710でCPU215は、第4の時間tが経過したタイミングにおけるサーミスタ214の第2の温度である検知結果Tt3を記憶部230に記憶する。S711でCPU215は、記憶部230からサーミスタ214の検知結果Tt3と検知結果Tt2とを読み出し、検知結果Tt3と検知結果Tt2との差分値(Tt3−Tt2)と第4の閾値Tdとを比較する。CPU215は、差分値が第4の閾値Td以上であるか否かを判断する。
S711でCPU215は、差分値(Tt3−Tt2)が第4の閾値Td以上であると判断した場合、処理をS712に進める。S712でCPU215は、発熱部材211への電力供給を継続し、サーミスタの故障判断処理を終了する。S711でCPU215は、差分値(Tt3−Tt2)が第4の閾値Tdを下回ると判断した場合、処理をS713に進める。S713でCPU215は、サーミスタ214の結線部において固定抵抗値を発生させる要因となる異物等があると判断し、発熱部材211への電力供給と加圧ローラ210の回転を停止し、サーミスタ214の故障判断処理を終了する。
以上の制御を図6の処理に続けて実行することにより、サーミスタ214のゼロ負荷抵抗値Rによる故障判断に併せ、固定抵抗値を発生させる要因となる結線状態の故障判断も行うことができる。これにより、加圧ローラ210への過剰な熱的ストレスを加える要因を抑制できる。なお、実施例2においても、第1の閾値Ta又は第2の閾値Tbを固定値としているが、環境温度センサ217の検知結果に応じて変更してもよい。また、実施例2においても余剰な熱的損傷を受ける対象として加圧ローラ210を挙げているが、定着フィルム209や、ステイ212等に対する余剰な熱的損傷も抑制される。以上、実施例2によれば、定着装置の小型化を妨げることなく、温度検知手段の異常を精度よく判断することができる。
209 定着フィルム
210 加圧ローラ
211 発熱部材
214 サーミスタ
215 CPU
217 環境温度センサ

Claims (9)

  1. 記録材上のトナーを加熱することで固着させる画像形成装置であって、
    定着フィルムと、
    前記定着フィルムの内面に配置され、前記定着フィルムを加熱する発熱体と、
    前記定着フィルムとニップ部を形成する加圧ローラと、
    前記発熱体の温度を検知する第1の検知手段と、
    前記第1の検知手段により検知した温度と前記発熱体の目標温度とに基づいて前記発熱体に供給する電力を制御する制御手段と、
    環境温度を検知する第2の検知手段と、
    前記発熱体に電力の供給を開始する前に、前記第1の検知手段により検知した温度と前記第2の検知手段により検知した温度との差分値に基づいて、前記第1の検知手段が第1の異常であるか否かを判断する判断手段と、
    を備え、
    前記判断手段は、前記差分値が第1の閾値以上である場合に、前記第1の検知手段が前記第1の異常であると判断し、前記発熱体への電力の供給を禁止することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記判断手段は、前記差分値が前記第1の閾値より小さい場合には、前記第1の検知手段は前記第1の異常ではないと判断し、前記発熱体への電力の供給と前記加圧ローラの回転とを開始することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記判断手段は、前記発熱体への電力の供給を開始してから第1の時間が経過したときに前記第1の検知手段により検知した温度が第2の閾値以下である場合に、前記第1の検知手段が前記第1の異常であると判断し、前記発熱体への電力の供給と前記加圧ローラの回転を停止させることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記判断手段は、前記発熱体への電力の供給を開始してから前記第1の時間が経過したときに前記第1の検知手段により検知した温度が前記第2の閾値より大きい場合に、前記第1の検知手段は前記第1の異常ではないと判断し、前記発熱体への電力の供給と前記加圧ローラの回転を継続させることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記判断手段は、前記発熱体に電力の供給を開始してから前記第1の時間よりも長い第2の時間が経過したときに前記第1の検知手段によって検知された温度が第3の閾値よりも小さい場合、前記第2の時間よりも長い第3の時間が経過したときに前記第1の検知手段によって検知された第1の温度と前記第3の時間よりも長い第4の時間が経過したときに前記第1の検知手段によって検知された第2の温度との差分値と、前記発熱体に供給される電力と、に基づいて、前記第1の検知手段が第2の異常であるか否かを判断することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記判断手段は、前記発熱体に供給される電力の中で最大の電力が供給された状態で、前記差分値が第4の閾値よりも小さい場合には、前記第1の検知手段が前記第2の異常であると判断し、前記発熱体への電力の供給を停止することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記判断手段は、前記第3の時間が経過してから前記第4の時間が経過する前に、前記発熱体に供給される電力が前記最大の電力よりも下がっている場合には、前記第1の検知手段は前記第2の異常ではないと判断し、前記発熱体への電力の供給を継続することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記第1の検知手段は、サーミスタであり、
    前記第1の異常は、規定温度における前記サーミスタのゼロ負荷抵抗値の異常であることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記第1の検知手段は、サーミスタであり、
    前記第2の異常は、前記サーミスタに直列に固定抵抗値が付加された異常であることを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114184973A (zh) * 2021-11-18 2022-03-15 安徽锐能科技有限公司 锂电池包充电过程中潜在不良的诊断方法及系统

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