JP2018136902A - 幾何学的構造上の一様独立乱数並列生成機構 - Google Patents
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Abstract
Description
3)松本と西村(1998)/M.Matsumoto and T.Nishimura:Mersenne twister:a 623−dimensionally equidistributed uniform pseudo−random number generator,in ACM Transactions on Modeling and Computer Simulation 4(1998),pp.3−30.
4)FishmanとMoore(1986)/G.S.Fishman and L.R.Moore:An exhaustive analysis of multiplicative congruential random number generators with modulus 231−1,in SIAM Journal on Scientific and Statistical Computing 7(1986),pp.24−45.
5)中澤と中澤(2014A)/N.and H.Nakazawa:Constructive design of uniform and independent random number generators,uploaded on April 29−August 5,2014 in the URL http://nakazawa−patents.jp/index2015.html with the filename inventionla.pdf.
6)中澤と中澤(2014B)/N.and H.Nakazawa:Methods of spectral tests of multiplicative congruential random number generators,uploaded in the URL http;//nakazawa−patents.jp/index2015html on June 5−July 30,2014 with the filename invention2k.pdf.
7)Wang et al.(2011)/M.Wang et al.:Combined random number generators:a review,in IEEE 3rd International Conference on Communication Software and Networks(ICCSN),2011,pp.443−447.
8)中澤と中澤(2014C)/H.and N.Nakazawa:The prospectus of Nakazawa Patents,uploaded on July 12−October 26,2014 in the URL http://nakazawa−patents.jp/index2015.html with the filename eprospectus−141026.pdf.
r0:≡s(mod d)、 0<r0<d、
rj:≡zrj−1≡szj−1(mod d)、0<r0<d、 j≧1、
で生成し、一様独立乱数列として
{vj:=rj/d、 j=0、1、2、…}
を出力する。整数出力の相続くL連(rj、rj+1、…、rj+L−1)、L=2、3、…をL次元空間ELの点Pjの位置ベクトルと考えると、j=0,1,2、…に対する点がELの中でdとzで定まるある格子の上にある事は良く知られ、FishmanとMoore(1986)以来(d、z)生成機構の性能評価に用いられた。ここでは中澤と中澤(2014A)が与える一般化2次検定の合格条件
1<μd (2)(zk)<1.25、 k=1、2、…、6、
但し(d、zk)MC生成機構が与える2連の作る2次元格子の隣接格子線の最大間隔をλd (2)(zk)と記してμd (2)(zk)は次の定義を持つ:
μd (2)(zk);
=λd (2)(zk)/{(d/2)^(1/2)3^(1/4)}、
そして中澤と中澤(2014B)に基づく正L単体基準に基づくL次スペクトル検定に基づく合格基準
1<μd (L)(z)<1.25、 3≦L≦6
但し(d、z)MC生成機構からのL連の作るL次元格子の隣接(L−1)次元超格子面の最大間隔をλd (L)(z)と記してμd (L)(z)は次の定義を持つ:
μd (L)(z);
=λd (L)(z)/{L^(−1/2)×
×(L+1)^[(L−1)/(2L)]×
×d^[(L−1)/L]}。
この報告の前提はこれら2つの評価を満たす優れた(d、z、s)MC機構からの乱数列Sの存在である;これは中澤と中澤(2016A)にSNPが発見した9個のMC生成機構では満たされている。目的はこのような優れた乱数列Sを幾何学構造上の並列生成可能なMC生成機構の一般的な構成に用いる技術の開発である。
LN:={(x1、x2、…、xN)| xkは整数、
0≦xk≦Mk−1、k=1、2、…、N}
を取り、その各格子点にこれらのthreadsを第0軸であるt軸に平行に並べる問題を考える。ここでtは(離散的)時間を表すと考えると、シミュレーションのイメージは空間格子LNの各点に粒子或いは自由度があって、乱数の影響を受けながら時間発展をしている、乱数は近傍の粒子に働くものとは相関を持たない場合、という物理イメージになる。物理イメージにこだわらなければ、発明の表題通りの、LNの各点に一様独立乱数系列のthreadsを置いて、できるだけ第0及び第1から第N軸方向への近傍に相関の少ない乱数を配置する問題、コンピュータ上でN+1次元空間での離散的ホワイトノイズとでも言うべきものを、技術的に完全な一様独立とは言えないMC生成機構からの乱数系列Sの使用に工夫を凝らして、構成する技術問題、である。この様なイメージは各種シミュレーションから求められるものであるので、ここでは特化しない方が応用の可能性を広げるだろう。もし我々が完全に一様独立な乱数を持つなら、どんなやり方でも理想の結果は得られる事に注意する。しかしそれは実際技術的には得る事が可能ではない。ここでの目標は、我々の持つコンピュータ技術の限界の中で、最善の結果を得る技術的工夫である。
{θk:≡sζk(1、z、z2、…、zM−1)(mod d)|
k=0、1、…、Ω−1}、
ζ:≡zM(mod d)。
任意の糸(thread)θkはこの様に、MC機構(d、z、sζk)で生成される長さMの乱数有限乱数列であり、(mod d)を略記するとseeds{sζk(mod d)| k=0、1、…、Ω−1}で完全に指定される。問題はこれらseedsを空間ENの整数格子LNにどのように配置するか、である。
M1:=M1、M2:=M2、…、MN:=MN
で記す。格子LNの各点は変数
I1:=I1、I2:=I2、…、IN:=IN、
0≦Ik≦MK−1、K=1,2、…、N
を導入せざるを得ない;特にIN−1は表記ができないので使用を避ける事を納得して頂きたい。これでLN上に配布される(Dで割る前の整数で考えた)乱数の配列はARRAY(I1,I2、…、IN)と記す事ができる。ARRAYの算出は、次のFORTRAN副プログラムで行うとよい:
SUBROUTINE SETTER(D,Z,S,&
& M,M1,M2,M3,…MN)
INTEGER*8 A−Z
COMMON ARRAY(0:M1−1,0:M2−1,&
& 0:M3−1,…,0:MN−1)
ZETA=MOD(Z**M,D)
SEED=S
COUNT=0
DO 10 IN=0,MN−1
…………………………
DO 10 I3=0,M3−1
DO 10 I2=0,M2−1
DO 10 I1=0,M1−1
ARRAY(I1,I2,I3,…,IN)=SEED
SEED=MOD(SEED*ZETA,D)
COUNT=COUNT+1
10 CONTINUE
WRITE(6,’I20’)COUNT
RETURN
END
整数のflag旗COUNTは計算回数がΩN:=M1*M2*…*MNと合致する事を確認するためのものである。この計算は一般の次元NでLN上に分配されるSEEDSであるARRAY(I1,I2,…,IN)について、次の近傍関係を明らかにする。:
(1)I1のI1→I1+1の変化による隣接近傍の乱数への移行はSEEDの法dでのζ倍、ζ:≡z^M(mod d)で与えられる;
(2)I2のI2→I2+1の変化による隣接近傍の乱数への移行はSEEDの法dでのζ1倍、ζ1:≡ζ^(M1)≡z^(MM1)(mod d)で与えられる;
(3)I3のI3→I3+1の変化による隣接近傍の乱数への移行はSEEDの法dでのζ2倍、ζ2:≡(ζ1)^(M2)≡z^(MM1M2)(modd)で与えられる;
………………………………………………………
(N)INのIN→IN+1の変化による隣接近傍の乱数への移行はSEEDの法dでのζN−1倍、
ζN−1:≡(ζN−2)^(MN−1)
≡z^(MM1M2…MN−1)(mod d)、
で与えられる。
θk:≡sζk(1、z、z2、…、zM−1)(mod d)
の形である。LN上にseedsを既述のプログラムの様に配列するとき、それらseedsの近傍関係は、従って、LN上に置かれたthreads全体の作るMC乱数のN+1次元配列、それをVN+1と記す、の任意の要素がその隣接近傍へ次の乗算で移る事を示す:
(t軸方向)zをmod dで掛ける、
(x1軸方向)ζ:≡z^Mをmod dで掛ける、
(x2軸方向)ζ1≡ζ^(M1)≡z^(MM1)をmod dで掛ける、
(x3軸方向)ζ2:≡(ζ1)^(M2)≡z^(MM1M2)をmod d
で掛ける、
………………………………
(xN軸方向)ζN−1:≡(ζN−2)^(MN−1)≡z^(MM1M2…MN− 1)をmod dで掛ける。
上の様に組み上げられた幾何学構造LN上の糸seedsの全体としての乱数をVN+1で、各乱数がその全ての軸方向の近傍乱数と小さい相関しか持たない様に組み上げる技術は、従って、次の(スペクトル検定0)から(スペクトル検定N)の組で得られる。ただし我々は(スペクトル検定0)が行われていると前提された優れた乱数列Sから出発した。従って必要なのは以下の(検定1)から(検定N)である。
(検定0)threadsは(d、z)MC乱数列Sの相続くM連である。Sは(d、zk)の1≦k≦6での整数冪の(一般化)2次スペクトル検定を合格基準1<μd (2)(zk)<1.25で満たし、(d、z)のL=3からL=6次までのスペクトル検定を正L単体基準スペクトル検定合格基準1<μd (L)(z)<1.25で満たすように選ぶと前提する。これによりt軸方向の6連までの近傍の優れた一様独立性は保障される。
(検定1)x1軸方向の近傍には乱数は(d、ζ)MC機構、但し法dでζ:≡z^M、で生成される。故にthreadsの長さMを1ずつM’に増大させながら(d、ζk)の1≦k≦6での整数冪の(一般化)2次スペクトル検定を合格基準1<μd (2)(ζk)<1.25で満たし、(d、ζ)のL=3からL=4、或いは5、6次までのスペクトル検定を正L単体基準スペクトル検定合格基準1<μd (L)(ζ)<1.25で満たすように選ぶ。乗数zは(検定0)のスペクトル検定を法dの下で全て合格するように選ばれた極めて希少なものだから、同じ法dでのζが3次から6次の検定をすべて満たす可能性は殆どあり得ない、あり得るとしてもMを増大させながらのスペクトル検定計算時間は大きいので殆ど不可能に近い。一般化2次検定の6次近傍までの対相関の少なさと3次と4次、高々5次までのスペクトル検定の保証とで満足すべきである。勿論6次検定評価が1.25を越えても、1.30程度まで等と基準を緩めてもよい。
(検定2)x2軸方向の近傍の乱数は(d、ζ1)MC機構、但し今や法dでζ1:≡z^(M’M1)、で生成される。故にx1軸方向のLNの幅M1を1ずつ増大させながら(d、(ζ1)k)の1≦k≦6での整数冪の(一般化)2次スペクトル検定を合格基準1<μd (2)((ζ1)k)<1.25で満たし、(d、ζ1)のL=3からL=4、或いは5、6次までのスペクトル検定を正L単体基準スペクトル検定合格基準1<μd (L)(ζ1)<1.25で満たすようにM1’≧M1を選ぶ。以下M1’もtuningによって一般には始めに設定した値よりは増大した値であると前提する。
(検定3)x3軸方向の近傍には乱数は(d、ζ2)MC機構、但し法dでζ2:≡z^(M’M1’M2)、で生成される。故にx2軸方向のLNの幅M2を1ずつ増大させながら(d、(ζ2)k)の1≦k≦6での整数冪の(一般化)2次スペクトル検定を合格基準1<μd (2)((ζ2)k)<1.25で満たし、(d、ζ2)のL=3からL=4、或いは5、6次までのスペクトル検定を正L単体基準スペクトル検定合格基準1<μd (L)(ζ2)<1.25で満たすように選ぶ。以下M2もtuningによって一般には始めに設定した値よりは増大した値M2’≧M2であると前提する。
(検定N)以下同様に進む。最後のxN軸方向には乱数は(d、ζN−1)MC機構、但し法dでζN−1:≡z^(M’M1’M2’…MN−2’MN−1)、で生成される。故にxN−1軸方向のLNの幅MN−1を1ずつ増大させながら(d、(ζN−1)k)の1≦k≦6での整数冪の(一般化)2次スペクトル検定を合格基準1<μd (2)((ζN−1)k)<1.25で満たし、(d、ζN−1)のL=3からL=4、或いは5、6次までのスペクトル検定を正L単体基準スペクトル検定合格基準1<μd (L)(ζN−1)<1.25で満たすようにMN−1’≧MN−1に選ぶ。以下MN−1’もtuningによって一般には始めに設定した値よりは増大した値であると注意し、直方体M’×M1’×…×MN−1’×MNの中へ膨張した格子をLN’と記す。得られたARRAYはLN’上に配列され、各長さがM’に伸びたthreadsのseedsである。
t軸方向:(d、z)(mod d)、
x1軸方向:(d、ζ)、ζ;≡z^M (mod d)、
x2軸方向:(d、ζ1)、ζ1;≡z^(MM1)≡ζ^(M1)
(mod d)、
x3軸方向:(d、ζ2)、ζ2;≡z^(MM1M2)
≡(ζ1)^(M1)(mod d)、
…………………………………………………
xN軸方向:(d、ζN−1)、ζN−1:≡z^(MM1M2…MN−1)
≡(ζN−2)^(MN−1)(mod d),
で実現される事を見た。この配置でx1軸からxN軸方向の近傍にある乱数への優れた統計性は保証するためには、これらのN個のMC機構の一般化2次スペクトル検定と3次以上のスペクトル検定をtuningとして、得られる性能の可能な上限の理解予測と共に行えばよい。それらはM、M1、M2、…、MN−1を一般により大きい格子LN’の上のものに増大させる。実際のシミュレーションには「このtuningされたLN’内のLN」を取ってもよいが、その結果がLN上の糸が長さM’の糸の長さMの部分である事、またある方向の各軸の最後から次の軸への移行には糸の順番は保たれるが不連続な糸の採用が起きる事には注意しなければならない。この微妙煩雑な注意を不要にするには、拡大された格子LN’上の長さM’のthreads、総数はΩN’:=M1’M2’…MN−1’MN、の全体、乱数としては総数M’ΩN’、を取ると決めて進む方が簡明であろう。請求項はこれを実現する形で再構成される。
r0:≡s(mod d)、 0<r0<d、
rj:≡zrj−1≡sz j (mod d)、 0<r0<d、 j≧1、
で生成し、一様独立乱数列として
{vj:=rj/d、 j=0、1、2、…}
を出力する。整数出力の相続くL連(rj、rj+1、…、rj+L−1)、L=2、3、…をL次元空間ELの点Pjの位置ベクトルと考えると、j=0,1,2、…に対する点がELの中でdとzで定まるある格子の上にある事は良く知られ、FishmanとMoore(1986)以来(d、z)生成機構の性能評価に用いられた。ここでは中澤と中澤(2014A)が与える一般化2次検定の合格条件
1<μd (2)(zk)<1.25、 k=1、2、…、6、
但し(d、zk)MC生成機構が与える2連の作る2次元格子の隣接格子線の最大間隔をλd (2)(zk)と記してμd (2)(zk)は次の定義を持つ:
μd (2)(zk);
=λd (2)(zk)/{(d/2)^(1/2)3^(1/4)}、
そして中澤と中澤(2014B)に基づく正L単体基準に基づくL次スペクトル検定に基づく合格基準
1<μd (L)(z)<1.25、 3≦L≦6
但し(d、z)MC生成機構からのL連の作るL次元格子の隣接(L−1)次元超格子面の最大間隔をλd (L)(z)と記してμd (L)(z)は次の定義を持つ:
μd (L)(z);
=λd (L)(z)/{L^(−1/2)×
×(L+1)^[(L−1)/(2L)]×
×d^[(L−1)/L]}。
この報告の前提はこれら2つの評価を満たす優れた(d、z、s)MC機構からの乱数列Sの存在である;これは中澤と中澤(2016A)にSNPが発見した9個のMC生成機構では満たされている。目的はこのような優れた乱数列Sを幾何学構造上の並列生成可能なMC生成機構の一般的な構成に用いる技術の開発である。
Claims (1)
- コンピュータ上で乱数を幾何学的な格子構造上に配置し、座標近傍に位置する乱数間で相関の優れて少ない保障を持つ所の生成機構の構成を実現する一様独立乱数並列生成装置、即ちN=1以上のN次元空間の直方体M1×M2×…×MN、但しM1、M2、…、MNは整数とする、の中の格子LN、
LN={(x1、x2、…、xN)|
xkは整数、0≦xk≦Mk−1、 k=1、2、…、N}
の格子点の上に、整数の法dと、dとは素な整数の乗数zと、そしてdとは素な整数の初期値(或いはseed或いは種)sと、の組で構成される乗算合同法(d、z、s)が与える周期Tの乗算合同法乱数列Sで優れたもの、即ち(d、zk)のk=1から6までのものの一般化2次スペクトル検定評価値が1<μd (2)(zk)<1.25を満たしかつL≧3の次数の正L単体基準でのスペクトル検定評価値が1<μd (L)(z)<1.25をL=3から6まで全てで満たす(d、z)から生成される乗算合同法数列S、を均一な長さMの相続く部分列(threads、或いは糸)に切り分けたものを第N+1次元軸であるt軸方向に平行に順次に系統立って並べ、t軸方向の近傍にある乱数の間ではもとの乱数列Sの優れた統計性がそのまま保持され、
(スペクトル検定第1段)糸の長さMをM’=M+1、M+2、…と順次増大させつつ
ζ’:≡z^(M’)(mod d)
の(d、(ζ’)k)の一般化2次スペクトル検定がk=1、2、…、6に亙って1<μd (2)((ζ’)k)<1.25を満たし、かつL次スペクトル検定を1<μd (L)(ζ’)<1.25の成績でL=3次から少なくともL=4或いは5次まで満たす様なM’≧Mを(即ちζ’を)発見してM’を始めに設定したMと置き換え、
(スペクトル検定第2段)幾何学形状の第x1軸方向の幅M1を、順に1ずつM1’に増大させつつ
ζ1’:≡z^(M’M1’)(mod d)
の(d、(ζ1’)k)の一般化2次スペクトル検定がk=1、2、…、6に亙って1<μd (2)((ζ1’)k)<1.25を満たし、かつL次スペクトル検定を1<μd (L)(ζ1’)<1.25の成績でL=3次から少なくともL=4或いは5次まで満たすM1’(即ちζ1’)を発見してM1’≧M1を始めに設定したM1と置き換え、
(スペクトル検定第3段)幾何学形状の第x2軸方向の幅M2を、順に1ずつM2’に増大させつつ
ζ2’:≡z^(M’M1’M2’)(mod d)
の(d、(ζ2’)k)の一般化2次スペクトル検定がk=1、2、…、6に亙って1<μd (2)((ζ2’)k)<1.25を満たし、かつL次スペクトル検定を1<μd (L)(ζ2’)<1.25の成績でL=3次から少なくともL=4或いは5次まで満たすM2’(即ちζ2’)を発見して、M2’を始めに設定したM2と置き換え、
以下同様に進んで
(スペクトル検定第N段)幾何学形状の第xN−1軸方向の幅MN−1を、順に1ずつMN−1’に増大させつつ
ζN−1’:≡z^(M’M1’M2’…MN−1’)(mod d)
の(d、(ζN−1’)k)の一般化2次スペクトル検定がk=1、2、…、6に亙って1<μd (2)((ζN−1’)k)<1.25を満たしかつL次スペクトル検定を1<μd (L)(ζN−1’)<1.25の成績でL=3次から少なくともL=4或いは5次まで満たすMN−1’(即ちζN−1’)を発見してMN−1’を始めに設定したMN−1と置き換える、
これらN個の手続を実現して、T≧M’M1’M2’…MN−1’MNである場合にN次元直方体M1’×M2’×…×MN−1’×MNの中にある整数格子LN’、
LN’:={(I1、I2、…、IN)| 0≦Ik≦Mk’−1、
k=1、2、…、N−1、 0≦IN≦MN−1}
の各点(I1、I2、…、IN)に乱数の各糸の種seedsの配列
ARRAY(I1、I2、…、IN)
を配布し用いる方法、但し配布は幾何学構造上の一様独立乱数が求められた各座標近傍へ相関の少なさを実現するものであって、tuningの結果であるM’、M1’、M2’、…、MN−1’を用いる事に注意すると、コンピュータ上で配布する方法は簡明であって:諸量をプログラムではd=:D、z=:Z、s=:Sなどと大文字で表し、印刷の都合上プライムのついた諸量は
M’=:MP、 M2’=:MP2、…、
但しtuningされないMNだけはMN=:MN、と記し、配布される乱数の配列ARRAY(I1、I2、…、IN)は
ARRAY(I1、I2、…、IN)
と記す事にすれば、次のFORTRAN副プログラム;
SUBROUTINE SEEDER(D、Z、S、M、&
& MP1、MP2、MP3、…、MN)
INTEGER*8 A−Z
COMMON ARRAY(0:MP1−1、0:MP2−1、&
& 0:MP3−1、…、0:MN−1)
COUNT=0
SEED=1
CALL POWER(ZETA、D、Z、MP)
! POWERは高次冪ZETA=MOD(Z**MP、D)、
! 1≦ZETA<D、を計算するのための副プログラム
DO 10 IN=0、MN−1
…………………………
DO 10 I3=0、MP3−1
DO 10 I2=0、MP2−1
DO 10 I1=0、MP1−1
ARRAY(I1、I2,I3、…、IN)=SEED
SEED=MOD(SEED*ZETA、D)
! このSEEDは法D=D1*D2と互いに素な因数の積の場合は
! 孫氏の定理によってINTEGER*8内で計算可能
COUNT=COUNT+1
10 CONTINUE
WRITE(6、’ I20’)COUNT
RETURN
により実現される;COUNTはすべてのSEEDSが配置された事を確かめるためのFLAG:これで作られたARRAYをMAIN PROGRAMで種として用いて、前記整数格子LN’或いはその部分格子LNの格子点への種seeds分配を完成し、実際シミュレーションにはLN’の各点(I1、I2、…、IN)での生成機構
(d、z、ARRAY(I1、I2、…、IN))
が並列発生する乱数を用いる、幾何学構造LN’上の長さM’の一様独立乱数並列生成機構の構成方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013041340A (ja) * | 2011-08-11 | 2013-02-28 | Osaka Prefecture Univ | 演算装置、演算方法及び演算プログラム |
JP2014139762A (ja) * | 2013-01-21 | 2014-07-31 | Hiroshi Nakazawa | 一様独立乱数生成方法iii |
JP3205276U (ja) * | 2016-02-15 | 2016-07-21 | 宏 中澤 | 一様独立乱数の乗算合同法高精度生成方法 |
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