JP2018136640A - 検出方法、検出装置および検出プログラム - Google Patents

検出方法、検出装置および検出プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数のデータセットに共通する主語、述語及び目的語を含むトリプルを、記憶領域の使用量を抑えつつ高速で検出する。
【解決手段】本検出方法は、トリプルを含む第1のデータセット及び第2のデータセットの何れにも含まれる複数の共通主語及び複数の共通述語を抽出し、複数の共通主語の何れかを含み且つ複数の共通述語の何れかを含むトリプルを、第1のデータセット及び第2のデータセットの各々から抽出し、複数の共通主語の各々に対して複数の共通述語の各々が対応付けられ且つ当該複数の共通述語の各々に対して目的語の集合が対応付けられたデータを、第1のデータセットから抽出したトリプルについて生成し且つ第2のデータセットから抽出したトリプルについて生成し、第1のデータセットについて生成したデータ及び第2のデータセットについて生成したデータのそれぞれについて、目的語の集合の各々から符号を生成する処理を実行する処理を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、データセット間で共通する値の検出技術に関する。
LOD(Linked Open Data)とは、コンピュータの処理に適したデータをウェブ上で公開および共有することであり、LODを実現するための技術としてRDF(Resource Description Framework)が知られている。RDFのデータモデルにおいては、主語、述語及び目的語を含むトリプルの形でウェブ上の資源(resource)に関する情報が記述される。
ウェブ上に公開されたRDFのデータセットは更新されることがあり、更新前のデータセットと更新後のデータセットとの間で共通するトリプル(或いは差分のトリプル)を検出する作業が発生することがある。
2つのデータセット間で共通するトリプルの検出には、RDB(Relational DataBase)のハッシュ結合(hash join)等において結合キーを見つける技術を使用することができる。但し、ハッシュ結合においてはメモリ使用量が膨大になるので、ハッシュ結合を使用することが適切ではない場合がある。
特開2016−184400号公報 国際公開第2013/111287号 特開2013−246828号公報
本発明の目的は、1つの側面では、複数のデータセットに共通するトリプルを、記憶領域の使用量を抑えつつ高速で検出するための技術を提供することである。
一態様に係る検出方法は、主語、述語および目的語を含むトリプルを複数含む第1のデータセットおよび第2のデータセットから、第1のデータセットおよび第2のデータセットのいずれにも含まれる複数の共通主語および複数の共通述語を抽出し、複数の共通主語のいずれかを含み且つ複数の共通述語のいずれかを含むトリプルを、第1のデータセット及び第2のデータセットのそれぞれから抽出し、複数の共通主語の各々に対して複数の共通述語の各々が対応付けられ且つ当該複数の共通述語の各々に対して目的語の集合が対応付けられた第1のデータを、第1のデータセットから抽出したトリプルから生成し、複数の共通主語の各々に対して複数の共通述語の各々が対応付けられ且つ当該複数の共通述語の各々に対して目的語の集合が対応付けられた第2のデータを、第2のデータセットから抽出したトリプルから生成し、第1のデータおよび第2のデータのそれぞれについて、目的語の集合の各々から符号を生成する処理を実行する処理を含む。
1つの側面では、複数のデータセットに共通するトリプルを、記憶領域の使用量を抑えつつ高速で検出できるようになる。
図1は、検出装置の機能ブロック図である。 図2は、データセットDAの一例を示す図である。 図3は、データセットDBの一例を示す図である。 図4は、メインの処理フローを示す図である。 図5は、第1抽出処理の処理フローを示す図である。 図6は、ハッシュテーブルh1に登録される述語の一例を示す図である。 図7は、ハッシュテーブルh2に登録される述語の一例を示す図である。 図8は、第2抽出処理の処理フローを示す図である。 図9は、ハッシュテーブルh3に登録される主語の一例を示す図である。 図10は、ハッシュテーブルh4に登録される主語の一例を示す図である。 図11は、生成処理の処理フローを示す図である。 図12は、テーブルtの一例を示す図である。 図13は、ハッシュテーブルhpの一例を示す図である。 図14は、処理対象のトリプルを示す図である。 図15は、生成処理の処理フローを示す図である。 図16は、テーブルtの一例を示す図である。 図17は、テーブルtaの一例を示す図である。 図18は、テーブルtbの一例を示す図である。 図19は、比較処理の処理フローを示す図である。 図20は、共通するトリプルの一例を示す図である。 図21は、共通するトリプルの一例を示す図である。 図22は、共通するトリプルの一例を示す図である。 図23は、ハッシュ結合について説明するための図である。 図24は、ソートマージ結合について説明するための図である。 図25は、ネステッドループ結合について説明するための図である。 図26は、コンピュータの機能ブロック図である。
図1に、本実施の形態の検出装置1の機能ブロック図を示す。例えばパーソナルコンピュータ或いはサーバ等である検出装置1は、第1抽出部101と、第2抽出部103と、生成部105と、比較部107と、データセット格納部111と、共通述語格納部113と、共通主語格納部115と、テーブル格納部117と、共通トリプル格納部119とを含む。
第1抽出部101、第2抽出部103、生成部105および比較部107は、図26におけるメモリ2501にロードされたプログラムが図26におけるCPU(Central Processing Unit)により実行されることで実現される。データセット格納部111、共通述語格納部113、共通主語格納部115、テーブル格納部117および共通トリプル格納部119は、メモリ2501又は図26におけるHDD(Hard Disk Drive)2505に設けられる。
第1抽出部101は、データセット格納部111に格納されているデータセットに基づき処理を実行し、処理結果を共通述語格納部113に格納する。第2抽出部103は、データセット格納部111に格納されているデータセット及び共通述語格納部113に格納されているデータに基づき処理を実行し、処理結果を共通主語格納部115に格納する。生成部105は、データセット格納部111に格納されているデータセット、共通述語格納部113に格納されているデータ及び共通主語格納部115に格納されているデータに基づき処理を実行し、処理結果をテーブル格納部117に格納する。比較部107は、テーブル格納部117に格納されているデータに基づき処理を実行し、処理結果を共通トリプル格納部119に格納する。
以下で説明する本実施の形態によれば、複数のデータセット(例えば、バージョンが異なる複数のデータセット)について、より少ない時間計算量で共通トリプルを見つけることができる。ここでは、データセットが以下のような特徴を有することが仮定される。
(1)トリプルの種類数が非常に多い(例えば数十億)
(2)述語の種類数が少ない(多くても100)
(3)主語の種類数および目的語の種類数の桁数は、トリプルの種類数の桁数と比較して数桁少ない
以上の(1)乃至(3)の特徴は、一般的なRDFのデータが有する特徴であり、特に特徴的なデータセットであることが仮定されているわけではない。
また、データセットのバージョン変更においては、以下のような変更を行うことが仮定される。
(4)いくつかの主語が追加または削除される(主語の数が2倍程度以上に増えることはない)
(5)いくつかの述語が追加または削除されることがある(述語の数が2倍程度以上に増えることはない)
(6)いくつかの目的語が追加または削除される(バージョン間の相違であるため、全体の一部の目的語が変更される)
以上の(4)乃至(6)の特徴は、RDFのデータのバージョン変更の特徴として一般的であり、特に特徴的な変更を行うことが仮定されているわけではない。
説明を簡単にするため、以下では、図2に示したデータセット(データセットDAと呼ぶ)と図3に示したデータセット(データセットDBと呼ぶ)とを例として説明を行う。データセットDAとデータセットDBとを比較すると、5つのトリプル((s1,p1,o1)、(s1,p2,o2)、(s1,p2,o3)、(s2,p1,o4)、(s2,p2,o5))が共通している。
図4乃至図21を用いて、検出装置1が実行する処理について説明する。
まず、第1抽出部101は、第1抽出処理を実行する(図4:ステップS1)。第1抽出処理については、図5乃至図7を用いて説明する。
まず、第1抽出部101は、メモリ2501におけるハッシュテーブルh1及びh2を初期化(例えば、値が登録されている場合にはクリア)する(図5:ステップS21)。
第1抽出部101は、データセット格納部111に格納されているデータセットDAから未処理のトリプルを1つ特定する(ステップS23)。
第1抽出部101は、ステップS23において特定したトリプルに含まれる述語と同じ述語がハッシュテーブルh1に登録されていない場合、ステップS23において特定したトリプルに含まれる述語をハッシュテーブルh1に登録する(ステップS25)。ステップS25の処理により、ハッシュテーブルh1に登録される述語のそれぞれがハッシュテーブルh1においてユニークになる。つまり、同じ種類の複数の述語がハッシュテーブルh1に登録されることはない。ハッシュテーブルh1には、図6に示すように述語が登録される。
第1抽出部101は、データセットDAに未処理のトリプルが有るか判定する(ステップS27)。未処理のトリプルが有る場合(ステップS27:Yesルート)、処理はステップS23に戻る。
一方、未処理のトリプルが無い場合(ステップS27:Noルート)、第1抽出部101は、データセット格納部111に格納されているデータセットDBから未処理のトリプルを1つ特定する(ステップS29)。
第1抽出部101は、ステップS29において特定したトリプルに含まれる述語と同じ述語がハッシュテーブルh1に登録されており且つハッシュテーブルh2に登録されていない場合、ステップS29において特定したトリプルに含まれる述語をハッシュテーブルh2に登録する(ステップS31)。ステップS31の処理により、ハッシュテーブルh2に登録される述語のそれぞれがハッシュテーブルh2においてユニークになる。ハッシュテーブルh2には、図7に示すように述語が登録される。
第1抽出部101は、データセットDBに未処理のトリプルが有るか判定する(ステップS33)。未処理のトリプルが有る場合(ステップS33:Yesルート)、処理はステップS29に戻る。一方、未処理のトリプルが無い場合(ステップS33:Noルート)、第1抽出部101は、ハッシュテーブルh2をハッシュテーブルhpとして共通述語格納部113に格納する。そして処理は呼び出し元に戻る。
以上のような処理を実行すれば、データセットDAとデータセットDBに共通する述語(以下、共通述語と呼ぶ)を抽出することができるようになる。
図4の説明に戻り、第2抽出部103は、第2抽出処理を実行する(ステップS3)。第2抽出処理については、図8乃至図10を用いて説明する。
まず、第2抽出部103は、メモリ2501におけるハッシュテーブルh3及びh4を初期化する(図8:ステップS41)。
第2抽出部103は、データセットDAから未処理のトリプルを1つ特定する(ステップS43)。
第2抽出部103は、ステップS43において特定したトリプルに含まれる述語と同じ述語がハッシュテーブルhpに登録されており且つステップS43において特定したトリプルに含まれる主語と同じ主語がハッシュテーブルh3に登録されていない場合、ステップS43において特定したトリプルに含まれる主語をハッシュテーブルh3に登録する(ステップS45)。ステップS45の処理により、ハッシュテーブルh3に登録される主語のそれぞれがハッシュテーブルh3においてユニークになる。ハッシュテーブルh3には、図9に示すように主語が登録される。
第2抽出部103は、データセットDAに未処理のトリプルが有るか判定する(ステップS47)。未処理のトリプルが有る場合(ステップS47:Yesルート)、処理はステップS43に戻る。
一方、未処理のトリプルが無い場合(ステップS47:Noルート)、第2抽出部103は、データセットDBから未処理のトリプルを1つ特定する(ステップS49)。
第2抽出部103は、ステップS49において特定したトリプルに含まれる述語と同じ述語がハッシュテーブルhpに登録されており、ステップS49において特定したトリプルに含まれる主語と同じ主語がハッシュテーブルh3に登録されており且つステップS49において特定したトリプルに含まれる主語と同じ主語がハッシュテーブルh4に登録されていない場合、ステップS49において特定したトリプルに含まれる主語をハッシュテーブルh4に登録する(ステップS51)。ステップS51の処理により、ハッシュテーブルh4に登録される主語のそれぞれがハッシュテーブルh4においてユニークになる。ハッシュテーブルh4には、図10に示すように主語が登録される。
第2抽出部103は、データセットDBに未処理のトリプルが有るか判定する(ステップS53)。未処理のトリプルが有る場合(ステップS53:Yesルート)、処理はステップS49に戻る。一方、未処理のトリプルが無い場合(ステップS53:Noルート)、第2抽出部103は、ハッシュテーブルh4をハッシュテーブルhsとして共通主語格納部115に格納する。そして処理は呼び出し元に戻る。
以上のような処理を実行すれば、データセットDAとデータセットDBに共通する主語であって且つ共通述語を含むトリプルに含まれる主語(以下、共通主語と呼ぶ)を抽出することができるようになる。
図4の説明に戻り、生成部105は、データセットDAとデータセットDBとのうち未処理のデータセットを1つ特定する(ステップS5)。そして、生成部105は、ステップS5において特定したデータセットについて生成処理を実行する(ステップS7)。生成処理については、図11乃至図18を用いて説明する。
まず、生成部105は、共通主語格納部115に格納されたハッシュテーブルhsの要素数(すなわち、共通主語の数)を行数とし且つ共通述語格納部113に格納されたハッシュテーブルhpの要素数(すなわち、共通述語の数)の2倍に1を加えた数を列数とするテーブルtをメモリ2501において初期化する(図11:ステップS61)。
生成部105は、ハッシュテーブルhsに登録された各共通主語を、テーブルtの1列目に設定する(ステップS63)。ここまでの処理によって、テーブルtには、例えば図12に示すようにデータが格納される。
生成部105は、0を開始とする連番nをハッシュテーブルhpの要素に対応付けて共通述語格納部113に格納する(ステップS65)。ステップS65の処理により、ハッシュテーブルhpの形式は、例えば図13に示すようになる。
生成部105は、テーブルtの1列目(すなわち共通主語)についてインデックス(例えばB−tree)を生成する(ステップS67)。生成されたインデックスは、例えばステップS89において使用される。
生成部105は、ステップS5において特定したデータセットから未処理のトリプルを1つ特定する(ステップS69)。
生成部105は、ステップS69において特定したトリプルに含まれる主語がハッシュテーブルhsに登録され且つステップS69において特定したトリプルに含まれる述語がハッシュテーブルhpに登録されているか判定する(ステップS71)。
ステップS69において特定したトリプルに含まれる主語がハッシュテーブルhsに登録されていないか又はステップS69において特定したトリプルに含まれる述語がハッシュテーブルhpに登録されていない場合(ステップS71:Noルート)、処理はステップS77に移行する。
共通主語および共通述語の両方を含むトリプル以外のトリプルは、ステップS71の処理により、ステップS73及びS75の処理の対象から外される。例えばデータセットDAの場合、図14に示すように、4行目のトリプルと8行目のトリプルとがステップS73及びS75の処理の対象から外される。
一方、ステップS69において特定したトリプルに含まれる主語がハッシュテーブルhsに登録され且つステップS69において特定したトリプルに含まれる述語がハッシュテーブルhpに登録されている場合(ステップS71:Yesルート)、生成部105は、以下の処理を実行する。具体的には、生成部105は、ステップS69において特定したトリプルに含まれる述語に対応するnを、ハッシュテーブルhpから取得する(ステップS73)。
生成部105は、ステップS69において特定したトリプルに含まれる主語が1列目に含まれる行の(n*2+3)列目に、ステップS69において特定したトリプルに含まれる目的語を登録する(ステップS75)。
生成部105は、ステップS5において特定したデータセットに未処理のトリプルが有るか判定する(ステップS77)。未処理のトリプルが有る場合(ステップS77:Yesルート)、処理はステップS69に戻る。一方、未処理のトリプルが無い場合(ステップS77:Noルート)、処理は端子Aを介して図15のステップS79に移行する。
図15の説明に移行し、生成部105は、テーブルtから未処理の行を1つ特定する(図15:ステップS79)。
生成部105は、mの各値(m=0,1,2,...,M)について、ステップS79において特定した行における(m*2+3)列目に登録された目的語の種類の集合を特定する(ステップS81)。Mは共通述語の数から1を引いた数に相当する。ステップS77までの処理によると重複する目的語が登録される可能性があるので、目的語の種類の集合(すなわち、ユニークな目的語の集合)が特定される。
生成部105は、mの各値について、特定した集合内の目的語をソートしてチェックサムを生成する(ステップS83)。なお、ステップS83においてはチェックサム以外の符号を生成してもよい。
生成部105は、mの各値について、チェックサムを(m*2+2)列目に登録する(ステップS85)。ステップS85までの処理によって、例えば図16に示すようなテーブルtが生成される。
生成部105は、テーブルtに未処理の行が有るか判定する(ステップS87)。テーブルtに未処理の行が有る場合(ステップS87:Yesルート)、処理はステップS79に戻る。
一方、テーブルtに未処理の行が無い場合(ステップS87:Noルート)、生成部105は、テーブルtの1列目の値に基づき、テーブルtの行をソートする(ステップS89)。ステップS89においては、例えば、1列目の共通主語が辞書順になるようにソートが行われる。そして処理は終了する。
なお、ステップS89の処理が実行されると、図16に示したテーブルtは、図17に示すテーブルtに更新される。また、データセットDBについて生成処理を実行すると、例えば図18に示すテーブルtが生成される。以下では、データセットDAについて生成したテーブルtをテーブルtaとし、データセットDBについて生成したテーブルtをテーブルtbとする。生成部105は、テーブルta及びテーブルtbをテーブル格納部117に格納する。
なお、以下で説明する比較処理をソートマージ結合ではなくネステッドループ結合と同様の方法で実行する場合には、ステップS89の処理を省略してもよい。
以上のように、共通主語および共通述語の両方を含むトリプルの集合を、共通主語ごとのデータに変換することで、後で実行する比較処理を高速に実行することができるようになる。
図4の説明に戻り、生成部105は、データセットDAとデータセットDBとのうち未処理のデータセットが有るか判定する(ステップS9)。データセットDAとデータセットDBとのうち未処理のデータセットが有る場合(ステップS9:Yesルート)、処理はステップS5に戻る。
一方、データセットDAとデータセットDBとのうち未処理のデータセットが無い場合(ステップS9:Noルート)、比較部107は、比較処理を実行する(ステップS11)。比較処理については、図19乃至図22を用いて説明する。
まず、比較部107は、テーブルtaの行番号を表す変数αを0に設定し且つテーブルtbの行番号を表す変数βを0に設定する(図19:ステップS91)。
比較部107は、テーブルtaをテーブル格納部117から読み出す。そして、比較部107は、αがテーブルtaの行数より大きいか判定する(ステップS93)。αがテーブルtaの行数より大きい場合(ステップS93:Yesルート)、処理は呼び出し元に戻り終了する。
αがテーブルtaの行数より大きくない場合(ステップS93:Noルート)、比較部107は、テーブルtbをテーブル格納部117から読み出す。そして、比較部107は、βがテーブルtbの行数より大きいか判定する(ステップS95)。βがテーブルtbの行数より大きい場合(ステップS95:Yesルート)、処理は呼び出し元に戻り終了する。
βがテーブルtbの行数より大きくない場合(ステップS95:Noルート)、比較部107は、テーブルtaのα行目の1列目とテーブルtbのβ行目の1列目とが同じであるか判定する(ステップS97)。
テーブルtaのα行目の1列目とテーブルtbのβ行目の1列目とが同じではない場合(ステップS97:Noルート)、比較部107は、以下の処理を実行する。具体的には、比較部107は、テーブルtaのα行目がテーブルtbのβ行目より辞書順で後である場合にはβを1インクリメントし、テーブルtbのβ行目がテーブルtaのα行目より辞書順で後である場合にはαを1インクリメントする(ステップS99)。そして処理はステップS93に戻る。なお、ステップS91乃至ステップS99の処理は、ソートマージ結合に基づく。
一方、テーブルtaのα行目の1列目とテーブルtbのβ行目の1列目とが同じである場合(ステップS97:Yesルート)、比較部107は、以下の処理を実行する。具体的には、比較部107は、mの各値(m=0,1,2,...,M)について、テーブルtaのα行目の(m*2+2)列目のチェックサムと、テーブルtbのβ行目の(m*2+2)列目のチェックサムとを比較する(ステップS101)。
テーブルtaのα行目の(m*2+2)列目のチェックサムと、テーブルtbのβ行目の(m*2+2)列目のチェックサムとが同じである場合(ステップS103:Yesルート)、比較部107は、以下の処理を実行する。具体的には、比較部107は、テーブルtaのα行目(またはテーブルtbのβ行目の)の(m*2+3)列目における目的語の各々と、(m*2+2)列目のチェックサムに対応する共通述語と、1列目における共通主語とを含むトリプルを、共通トリプル格納部119に格納する(ステップS105)。そして処理はステップS93に戻る。
一方、テーブルtaのα行目の(m*2+2)列目のチェックサムと、テーブルtbのβ行目の(m*2+2)列目のチェックサムとが同じではない場合(ステップS103:Noルート)、比較部107は、以下の処理を実行する。具体的には、比較部107は、テーブルtaのα行目の(m*2+3)列目における目的語の各々と、テーブルtbのβ行目の(m*2+3)列目における目的語の各々とを比較する。そして、比較部107は、目的語が一致する場合には、一致した目的語と、(m*2+2)列目のチェックサムに対応する共通述語と、1列目における共通主語とを含むトリプルを、共通トリプル格納部119に格納する(ステップS107)。そして処理はステップS93に戻る。
例えば図17に示したテーブルtaと図18に示したテーブルtbとを対象とする場合、ステップS103においては、主語がs1であり且つ述語がp1である場合と、主語がs1であり且つ述語がp2である場合と、主語がs2であり且つ述語がp1である場合とについて、チェックサムが一致すると判定される。従って、ステップS105においては、図20に示すように、主語がs1であり、述語がp1であり且つ目的語がo1であるトリプルと、主語がs1であり、述語がp2であり且つ目的語がo2であるトリプルと、主語がs1であり、述語がp2であり且つ目的語がo3であるトリプルと、主語がs2であり、述語がp1であり且つ目的語がo4であるトリプルとが共通トリプル格納部119に格納される。また、ステップS103においては、主語がs2であり且つ述語がp2である場合についてはチェックサムが一致しないと判定されるが、ステップS107において目的語o5が一致すると判定される。従って、図21に示すように、主語がs2であり、述語がp2であり且つ目的語がo5であるトリプルが共通トリプル格納部119に格納される。よって、最終的には、図22に示す5つのトリプルが共通トリプル格納部119に格納される。
共通トリプル格納部119に格納されたトリプルは、例えば、検出装置1の表示装置に表示され、ユーザにより確認される。
以上のように、本実施の形態においては、共通主語でデータセットをまとめあげ、さらにチェックサムの比較をすることで目的語同士の比較を行うことを可能な限り回避しているので、共通するトリプルを高速で検出することができる。また、テーブルtの形式で中間データを保持することで、ハッシュ結合等を実行した場合と比較して記憶領域の使用量を少なくすることができるようになる。
なお、データセットのバージョン変更が(4)乃至(6)の特徴を有することは、データセット間の相違が軽微であることを意味しており、このような場合、変更前後のチェックサムは多くの場合同じである。従って、目的語同士の比較を回避できる可能性が高くなる。
ここで、本実施の形態の処理を実行した場合の処理時間と通常のソートマージ結合を実行した場合の処理時間との比較結果を示す。
前提として、対象のデータセットに含まれるトリプルの種類数が1,159,975,820であり、主語の種類数が58,841,774であり、述語の種類数が68,894であり、目的語の種類数が232,911,608であるとする。また、時間計算量が線形オーダーである処理および入力データ量が多い処理は実行時間に与える影響が大きいため、これらの処理のみを時間計測の対象とする。具体的には、本実施の形態の場合はデータセットの主語をソートする処理を対象とし、通常のソートマージ結合の場合はデータセットのトリプルをソートする処理を対象とする。
そして、トリプルの種類数と同数の行を有するデータセットおよび主語の種類数と同数の行を有するデータセットをそれぞれ作成し、作成したデータセットに対して利用可能なメモリ量を1ギガバイトとしてGNUソートを実行した場合の処理時間が計測されるものとする。
このケースの場合、トリプルの種類数と同数の行を有するデータセットのソートに要する時間は26分57秒であるのに対して、主語の種類数と同数の行を有するデータセットのソートに要する時間は49秒であった。従って、本実施の形態の処理を実行することで、ソートに要する時間を大幅に短縮可能であることが確認された。
以上本発明の一実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上で説明した検出装置1の機能ブロック構成は実際のプログラムモジュール構成に一致しない場合もある。
また、上で説明した各テーブルの構成は一例であって、上記のような構成でなければならないわけではない。さらに、処理フローにおいても、処理結果が変わらなければ処理の順番を入れ替えることも可能である。さらに、並列に実行させるようにしても良い。
また、比較処理を、ソートマージ結合ではなくネステッドループ結合と同様の方法で実行してもよい。
[付録]
本付録においては、ハッシュ結合、ソートマージ結合およびネステッドループ結合のそれぞれを用いて共通するレコードを特定する処理について説明する。
1.ハッシュ結合
図23は、ハッシュ結合について説明するための図である。図23に示した例においては、データセットT1とデータセットT2との間で共通するトリプルが抽出される。ハッシュテーブルには、データセットT1の比較対象列(この例では、列1、列2及び列3)の値からハッシュ関数により算出されたハッシュ値と、比較対象列の値とが登録される。そして、ハッシュテーブルを参照しながら、データセットT2の各レコードの比較対象列がデータセットT1のレコードと一致するか確認される。
2.ソートマージ結合
図24は、ソートマージ結合について説明するための図である。ソートマージ結合においては、まず各データセットのレコードがソートされる。図24に示した例においては、比較対象列は列1、列2及び列3であり、まずデータセットT1の最初のレコードの値とデータセットT2の最初のレコード値とが比較される。両者が等しければ、共通するレコードであるとして抽出される。データセットT1の最初のレコードの値がデータセットT2の最初のレコードの値より大きい場合(或いは、辞書順で後である場合)、データセットT2の次のレコードの値とデータセットT1の最初のレコードの値とが比較される。逆に、データセットT1の最初のレコードの値がデータセットT2の最初のレコードの値より小さい場合(或いは、辞書順で前である場合)、データセットT1の次のレコードの値とデータセットT2の最初のレコードの値とが比較される。以上のような処理が繰り返される。
3.ネステッドループ結合
図25は、ネステッドループ結合について説明するための図である。図25に示した例においては、データセットT1における最初のレコードの比較対象列(ここでは、列1、列2及び列3)の値と、データセットT2における各レコードの比較対象列の値とが比較される。この処理が、データセットT1における2番目のレコードから最後のレコードまで実行されることで、共通するレコードが抽出される。
以上で付録を終了する。
なお、上で述べた検出装置1は、コンピュータ装置であって、図26に示すように、メモリ2501とCPU2503とHDD2505と表示装置2509に接続される表示制御部2507とリムーバブル・ディスク2511用のドライブ装置2513と入力装置2515とネットワークに接続するための通信制御部2517とがバス2519で接続されている。オペレーティング・システム(OS:Operating System)及び本実施例における処理を実施するためのアプリケーション・プログラムは、HDD2505に格納されており、CPU2503により実行される際にはHDD2505からメモリ2501に読み出される。CPU2503は、アプリケーション・プログラムの処理内容に応じて表示制御部2507、通信制御部2517、ドライブ装置2513を制御して、所定の動作を行わせる。また、処理途中のデータについては、主としてメモリ2501に格納されるが、HDD2505に格納されるようにしてもよい。本発明の実施例では、上で述べた処理を実施するためのアプリケーション・プログラムはコンピュータ読み取り可能なリムーバブル・ディスク2511に格納されて頒布され、ドライブ装置2513からHDD2505にインストールされる。インターネットなどのネットワーク及び通信制御部2517を経由して、HDD2505にインストールされる場合もある。このようなコンピュータ装置は、上で述べたCPU2503、メモリ2501などのハードウエアとOS及びアプリケーション・プログラムなどのプログラムとが有機的に協働することにより、上で述べたような各種機能を実現する。
以上述べた本発明の実施の形態をまとめると、以下のようになる。
本実施の形態の第1の態様に係る検出方法は、(A)主語、述語および目的語を含むトリプルを複数含む第1のデータセットおよび第2のデータセットから、第1のデータセットおよび第2のデータセットのいずれにも含まれる複数の共通主語および複数の共通述語を抽出し、(B)複数の共通主語のいずれかを含み且つ複数の共通述語のいずれかを含むトリプルを、第1のデータセット及び第2のデータセットのそれぞれから抽出し、(C)複数の共通主語の各々に対して複数の共通述語の各々が対応付けられ且つ当該複数の共通述語の各々に対して目的語の集合が対応付けられた第1のデータを、第1のデータセットから抽出したトリプルから生成し、(D)複数の共通主語の各々に対して複数の共通述語の各々が対応付けられ且つ当該複数の共通述語の各々に対して目的語の集合が対応付けられた第2のデータを、第2のデータセットから抽出したトリプルから生成し、(E)第1のデータおよび第2のデータのそれぞれについて、目的語の集合の各々から符号を生成する処理を実行する処理を含む。
複数のデータセットに共通するトリプルを、記憶領域の使用量を抑えつつ高速で検出することができるようになる。
また、本検出方法は、(F)第1のデータに含まれる目的語の集合の各々から生成した符号と、第2のデータに含まれる目的語の集合の各々から生成した符号との比較に基づき、第1のデータセットと第2のデータセットとのいずれにも含まれるトリプルを抽出する処理をさらに含んでもよい。
目的語同士の比較をしなくてもよいので、たとえ目的語の数が多い場合であっても検出にかかる時間が長くならないようにすることができる。
また、第1のデータセットと第2のデータセットとのいずれにも含まれるトリプルを抽出する処理において、(f1)第1のデータに含まれる目的語の第1の集合から生成した符号と、第2のデータに含まれる目的語の第2の集合から生成した符号とが同一である場合、第1の集合又は第2の集合に含まれる各目的語と、当該目的語に対応する共通主語および共通述語とを含むトリプルを抽出し、(f2)第1のデータに含まれる目的語の第3の集合から生成した符号と、第2のデータに含まれる目的語の第4の集合から生成した符号とが同一ではない場合、第3の集合に含まれる各目的語と、第4の集合に含まれる各目的語との比較に基づき、第1のデータセットと第2のデータセットとのいずれにも含まれるトリプルを抽出してもよい。
目的語同士の比較が行われるのは符号が同一ではない場合に限られるので、検出にかかる時間が長くなることを抑制できるようになる。
また、複数の共通主語および複数の共通述語を抽出する処理において、(a1)第1のデータセットに含まれる複数の述語のうち第2のデータセットに含まれる述語である複数の共通述語を抽出し、(a2)第2のデータセットに含まれるトリプルのうち、抽出された複数の共通述語のいずれかと同じ述語を含み且つ第1のデータセットに含まれる主語と同じ主語を含むトリプルを特定し、特定した当該トリプルに含まれる主語である複数の共通主語を抽出してもよい。
また、目的語の集合から生成される符号はチェックサムであってもよい。
本実施の形態の第2の態様に係る検出装置は、(G)述語および目的語を含むトリプルを複数含む第1のデータセットおよび第2のデータセットから、第1のデータセットおよび第2のデータセットのいずれにも含まれる複数の共通主語および複数の共通述語を抽出する抽出部(例えば、第1抽出部101及び第2抽出部103)と、(H)複数の共通主語のいずれかを含み且つ複数の共通述語のいずれかを含むトリプルを、第1のデータセット及び第2のデータセットのそれぞれから抽出し、複数の共通主語の各々に対して複数の共通述語の各々が対応付けられ且つ当該複数の共通述語の各々に対して目的語の集合が対応付けられた第1のデータを、第1のデータセットから抽出したトリプルから生成し、複数の共通主語の各々に対して複数の共通述語の各々が対応付けられ且つ当該複数の共通述語の各々に対して目的語の集合が対応付けられた第2のデータを、第2のデータセットから抽出したトリプルから生成し、第1のデータおよび第2のデータのそれぞれについて、目的語の集合の各々から符号を生成する処理を実行する生成部(例えば生成部105)とを有する。
なお、上記方法による処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを作成することができ、当該プログラムは、例えばフレキシブルディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体又は記憶装置に格納される。尚、中間的な処理結果はメインメモリ等の記憶装置に一時保管される。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
コンピュータに、
主語、述語および目的語を含むトリプルを複数含む第1のデータセットおよび第2のデータセットから、前記第1のデータセットおよび前記第2のデータセットのいずれにも含まれる複数の共通主語および複数の共通述語を抽出し、
前記複数の共通主語のいずれかを含み且つ前記複数の共通述語のいずれかを含むトリプルを、前記第1のデータセット及び前記第2のデータセットのそれぞれから抽出し、
前記複数の共通主語の各々に対して前記複数の共通述語の各々が対応付けられ且つ当該複数の共通述語の各々に対して目的語の集合が対応付けられた第1のデータを、前記第1のデータセットから抽出したトリプルから生成し、
前記複数の共通主語の各々に対して前記複数の共通述語の各々が対応付けられ且つ当該複数の共通述語の各々に対して目的語の集合が対応付けられた第2のデータを、前記第2のデータセットから抽出したトリプルから生成し、
前記第1のデータおよび前記第2のデータのそれぞれについて、目的語の集合の各々から符号を生成する処理を実行する、
処理を実行させる検出プログラム。
(付記2)
前記コンピュータに、
前記第1のデータに含まれる目的語の集合の各々から生成した符号と、前記第2のデータに含まれる目的語の集合の各々から生成した符号との比較に基づき、前記第1のデータセットと前記第2のデータセットとのいずれにも含まれるトリプルを抽出する、
処理をさらに実行させる付記1記載の検出プログラム。
(付記3)
前記第1のデータセットと前記第2のデータセットとのいずれにも含まれるトリプルを抽出する処理において、
第1のデータに含まれる目的語の第1の集合から生成した符号と、前記第2のデータに含まれる目的語の第2の集合から生成した符号とが同一である場合、前記第1の集合又は前記第2の集合に含まれる各目的語と、当該目的語に対応する共通主語および共通述語とを含むトリプルを抽出し、
前記第1のデータに含まれる目的語の第3の集合から生成した符号と、前記第2のデータに含まれる目的語の第4の集合から生成した符号とが同一ではない場合、前記第3の集合に含まれる各目的語と、前記第4の集合に含まれる各目的語との比較に基づき、前記第1のデータセットと前記第2のデータセットとのいずれにも含まれるトリプルを抽出する、
付記2記載の検出プログラム。
(付記4)
前記複数の共通主語および前記複数の共通述語を抽出する処理において、
前記第1のデータセットに含まれる複数の述語のうち前記第2のデータセットに含まれる述語である前記複数の共通述語を抽出し、
前記第2のデータセットに含まれるトリプルのうち、抽出された前記複数の共通述語のいずれかと同じ述語を含み且つ前記第1のデータセットに含まれる主語と同じ主語を含むトリプルを特定し、特定した当該トリプルに含まれる主語である前記複数の共通主語を抽出する、
付記1乃至3のいずれか1つ記載の検出プログラム。
(付記5)
目的語の集合から生成される符号はチェックサムである、
付記1乃至4のいずれか1つ記載の検出プログラム。
(付記6)
コンピュータが、
主語、述語および目的語を含むトリプルを複数含む第1のデータセットおよび第2のデータセットから、前記第1のデータセットおよび前記第2のデータセットのいずれにも含まれる複数の共通主語および複数の共通述語を抽出し、
前記複数の共通主語のいずれかを含み且つ前記複数の共通述語のいずれかを含むトリプルを、前記第1のデータセット及び前記第2のデータセットのそれぞれから抽出し、
前記複数の共通主語の各々に対して前記複数の共通述語の各々が対応付けられ且つ当該複数の共通述語の各々に対して目的語の集合が対応付けられた第1のデータを、前記第1のデータセットから抽出したトリプルから生成し、
前記複数の共通主語の各々に対して前記複数の共通述語の各々が対応付けられ且つ当該複数の共通述語の各々に対して目的語の集合が対応付けられた第2のデータを、前記第2のデータセットから抽出したトリプルから生成し、
前記第1のデータおよび前記第2のデータのそれぞれについて、目的語の集合の各々から符号を生成する処理を実行する、
処理を実行する検出方法。
(付記7)
主語、述語および目的語を含むトリプルを複数含む第1のデータセットおよび第2のデータセットから、前記第1のデータセットおよび前記第2のデータセットのいずれにも含まれる複数の共通主語および複数の共通述語を抽出する抽出部と、
前記複数の共通主語のいずれかを含み且つ前記複数の共通述語のいずれかを含むトリプルを、前記第1のデータセット及び前記第2のデータセットのそれぞれから抽出し、前記複数の共通主語の各々に対して前記複数の共通述語の各々が対応付けられ且つ当該複数の共通述語の各々に対して目的語の集合が対応付けられた第1のデータを、前記第1のデータセットから抽出したトリプルから生成し、前記複数の共通主語の各々に対して前記複数の共通述語の各々が対応付けられ且つ当該複数の共通述語の各々に対して目的語の集合が対応付けられた第2のデータを、前記第2のデータセットから抽出したトリプルから生成し、前記第1のデータおよび前記第2のデータのそれぞれについて、目的語の集合の各々から符号を生成する処理を実行する生成部と、
を有する検出装置。
1 検出装置 101 第1抽出部
103 第2抽出部 105 生成部
107 比較部 111 データセット格納部
113 共通述語格納部 115 共通主語格納部
117 テーブル格納部 119 共通トリプル格納部

Claims (6)

  1. コンピュータに、
    主語、述語および目的語を含むトリプルを複数含む第1のデータセットおよび第2のデータセットから、前記第1のデータセットおよび前記第2のデータセットのいずれにも含まれる複数の共通主語および複数の共通述語を抽出し、
    前記複数の共通主語のいずれかを含み且つ前記複数の共通述語のいずれかを含むトリプルを、前記第1のデータセット及び前記第2のデータセットのそれぞれから抽出し、
    前記複数の共通主語の各々に対して前記複数の共通述語の各々が対応付けられ且つ当該複数の共通述語の各々に対して目的語の集合が対応付けられた第1のデータを、前記第1のデータセットから抽出したトリプルから生成し、
    前記複数の共通主語の各々に対して前記複数の共通述語の各々が対応付けられ且つ当該複数の共通述語の各々に対して目的語の集合が対応付けられた第2のデータを、前記第2のデータセットから抽出したトリプルから生成し、
    前記第1のデータおよび前記第2のデータのそれぞれについて、目的語の集合の各々から符号を生成する処理を実行する、
    処理を実行させる検出プログラム。
  2. 前記コンピュータに、
    前記第1のデータに含まれる目的語の集合の各々から生成した符号と、前記第2のデータに含まれる目的語の集合の各々から生成した符号との比較に基づき、前記第1のデータセットと前記第2のデータセットとのいずれにも含まれるトリプルを抽出する、
    処理をさらに実行させる請求項1記載の検出プログラム。
  3. 前記第1のデータセットと前記第2のデータセットとのいずれにも含まれるトリプルを抽出する処理において、
    第1のデータに含まれる目的語の第1の集合から生成した符号と、前記第2のデータに含まれる目的語の第2の集合から生成した符号とが同一である場合、前記第1の集合又は前記第2の集合に含まれる各目的語と、当該目的語に対応する共通主語および共通述語とを含むトリプルを抽出し、
    前記第1のデータに含まれる目的語の第3の集合から生成した符号と、前記第2のデータに含まれる目的語の第4の集合から生成した符号とが同一ではない場合、前記第3の集合に含まれる各目的語と、前記第4の集合に含まれる各目的語との比較に基づき、前記第1のデータセットと前記第2のデータセットとのいずれにも含まれるトリプルを抽出する、
    請求項2記載の検出プログラム。
  4. 前記複数の共通主語および前記複数の共通述語を抽出する処理において、
    前記第1のデータセットに含まれる複数の述語のうち前記第2のデータセットに含まれる述語である前記複数の共通述語を抽出し、
    前記第2のデータセットに含まれるトリプルのうち、抽出された前記複数の共通述語のいずれかと同じ述語を含み且つ前記第1のデータセットに含まれる主語と同じ主語を含むトリプルを特定し、特定した当該トリプルに含まれる主語である前記複数の共通主語を抽出する、
    請求項1乃至3のいずれか1つ記載の検出プログラム。
  5. コンピュータが、
    主語、述語および目的語を含むトリプルを複数含む第1のデータセットおよび第2のデータセットから、前記第1のデータセットおよび前記第2のデータセットのいずれにも含まれる複数の共通主語および複数の共通述語を抽出し、
    前記複数の共通主語のいずれかを含み且つ前記複数の共通述語のいずれかを含むトリプルを、前記第1のデータセット及び前記第2のデータセットのそれぞれから抽出し、
    前記複数の共通主語の各々に対して前記複数の共通述語の各々が対応付けられ且つ当該複数の共通述語の各々に対して目的語の集合が対応付けられた第1のデータを、前記第1のデータセットから抽出したトリプルから生成し、
    前記複数の共通主語の各々に対して前記複数の共通述語の各々が対応付けられ且つ当該複数の共通述語の各々に対して目的語の集合が対応付けられた第2のデータを、前記第2のデータセットから抽出したトリプルから生成し、
    前記第1のデータおよび前記第2のデータのそれぞれについて、目的語の集合の各々から符号を生成する処理を実行する、
    処理を実行する検出方法。
  6. 主語、述語および目的語を含むトリプルを複数含む第1のデータセットおよび第2のデータセットから、前記第1のデータセットおよび前記第2のデータセットのいずれにも含まれる複数の共通主語および複数の共通述語を抽出する抽出部と、
    前記複数の共通主語のいずれかを含み且つ前記複数の共通述語のいずれかを含むトリプルを、前記第1のデータセット及び前記第2のデータセットのそれぞれから抽出し、前記複数の共通主語の各々に対して前記複数の共通述語の各々が対応付けられ且つ当該複数の共通述語の各々に対して目的語の集合が対応付けられた第1のデータを、前記第1のデータセットから抽出したトリプルから生成し、前記複数の共通主語の各々に対して前記複数の共通述語の各々が対応付けられ且つ当該複数の共通述語の各々に対して目的語の集合が対応付けられた第2のデータを、前記第2のデータセットから抽出したトリプルから生成し、前記第1のデータおよび前記第2のデータのそれぞれについて、目的語の集合の各々から符号を生成する処理を実行する生成部と、
    を有する検出装置。
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