JP2018136602A - 分散アプリケーションのベンチマークテストシステムおよびその方法 - Google Patents

分散アプリケーションのベンチマークテストシステムおよびその方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018136602A
JP2018136602A JP2017028819A JP2017028819A JP2018136602A JP 2018136602 A JP2018136602 A JP 2018136602A JP 2017028819 A JP2017028819 A JP 2017028819A JP 2017028819 A JP2017028819 A JP 2017028819A JP 2018136602 A JP2018136602 A JP 2018136602A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test
server
logic
application
servers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017028819A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6684732B2 (ja
Inventor
雅裕 吉田
Masahiro Yoshida
雅裕 吉田
リドウィナ アンダリニ
Lidwina Andarini
リドウィナ アンダリニ
純 塩田
Jun Shiota
純 塩田
亮太 中田
Ryota Nakada
亮太 中田
航哉 森
Kouya Mori
航哉 森
高橋 紀之
Noriyuki Takahashi
紀之 高橋
田中 裕之
Hiroyuki Tanaka
裕之 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2017028819A priority Critical patent/JP6684732B2/ja
Publication of JP2018136602A publication Critical patent/JP2018136602A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6684732B2 publication Critical patent/JP6684732B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Debugging And Monitoring (AREA)

Abstract

【課題】複数のアプリケーションロジックを複数のサーバに分散配置してベンチマークテストを行なう際に、試験時間の大幅な短縮が可能になる分散アプリケーションのベンチマークテストシステムを提供する。【解決手段】あらかじめ全てのアプリケーションロジックA,Bを全てのサーバ<#1>20A,<#2>20B,<#3>20Cに対して、ロジック[A−1][B−1]、ロジック[A−2][B−2]、ロジック[A−3][B−3]として配置することで、テストパターンを変更してもロジックの配置と削除は不要となるため、短時間でテストパターンを変更できる。また、ベンチマークテストのテストパターンを変更する際の通信経路の設定を、メッセージ仲介装置10の処理により自動化したので、ベンチマークテストに要する時間を大幅に短縮できる。【選択図】 図1A

Description

本発明は、複数のアプリケーションロジック(アプリケーション機能群)を複数の分散されたサーバに配置して構成される分散アプリケーションに対してベンチマークテスト(性能試験)を行なう分散アプリケーションのベンチマークテストシステムおよびその方法に関する。
インターネットのWebアプリケーションは、複数のアプリケーションロジック(以降、ロジックと称する)の組み合わせにより実現され、大きく二つの実現方法がある。一つ目は、モノリシック(一枚岩)と呼ばれ、単一の実行プロセス(実行ファイル)内に全てのロジックを実装することで実現される。二つ目は、マイクロサービスと呼ばれ、複数のロジックを複数の実行プロセスに分割し、それらを組み合わせることで実現される(例えば、非特許文献1参照。)。
このうち、二つ目のマイクロサービスは、分散アプリケーションとして実現できるため、ロジックを地理的に分散した複数のサーバに配置することで性能をさらに向上できる可能性が有る。この場合、ロジックを配置できるサーバの候補を複数選択できる状況下では、ロジックをどのように配置するかによって性能が大きく異なる。
例えば、アプリケーションの利用者に(地理的に)近い場所のサーバにロジックを配置することで、通信速度が向上しアプリケーションの応答時間を高速化できる。また、ロジックの種類ごとに動作時のハードウェア要件が異なるため、ロジックの動作に最適なハードウェア要件を満たすサーバに配置することで、ロジックの性能を最大化することもできる。
このように「各ロジックを地理的に分散されたサーバのどこに配置すると、アプリケーションの性能を最大化できるか」というロジック配置の最適化問題を解くには、厳密には複数のロジックを複数のサーバに配置するすべての組み合わせについて性能試験(ベンチマークテスト)を行うことで可能となるが、性能試験の組み合わせの数は、サーバやロジックの数に応じて指数的に増加し、また、ロジックを配置するサーバを変更するたびにロジックの配置および削除やサーバ及びネットワーク装置の通信設定を変更する必要があるため、膨大な時間を要するという問題がある(例えば、10個のロジックを10台のサーバのどこでも配置できるような状況において、ベンチマークテストの組み合わせ総数は1010 = 10,000,000,000パターンとなる。ベンチマークテスト1回が1秒で終わるとして、全てのパターン実行に約317年必要)。
本発明は、このような課題に鑑みなされたもので、複数のアプリケーションロジックを複数のサーバに分散配置するテストパターンを変更する際に、ロジックの配置・削除やネットワーク装置の設定の変更を手動操作で行なう必要なく、試験時間の大幅な短縮が可能になる分散アプリケーションのベンチマークテストシステムおよびその方法を提供することを目的とする。
本発明に係る分散アプリケーションのベンチマークテストシステムは、試験対象とするアプリケーションロジックを予め配置した複数のサーバとそれぞれ個別にネットワーク装置を介して通信接続する通信接続手段と、前記複数のサーバと当該サーバに配置されているアプリケーションロジックとの組み合わせからなる試験条件を決定する試験条件決定手段と、予め測定された前記複数のサーバ間の通信時間を保存するサーバ間通信時間保存手段と、前記試験条件決定手段により決定された試験条件に従い、試験対象とするサーバと前記通信接続手段により通信接続し、当該サーバに試験対象のアプリケーションロジックを通知し、当該サーバでの当該試験対象のアプリケーションロジックによるロジック処理時間を測定するサーバ内ロジック処理時間測定手段と、前記サーバ内ロジック処理時間測定手段により測定された試験対象とするサーバでの試験対象のアプリケーションロジックによるロジック処理時間と、前記サーバ間通信時間保存手段により保存されている試験対象とした各サーバ間の通信時間とを加算して、分散アプリケーションの合計遅延時間を求める遅延時間算出手段と、を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、複数のアプリケーションロジックを複数のサーバに分散配置するテストパターンを変更する際に、ロジックの配置・削除やネットワーク装置の設定の変更を手動操作で行なう必要なく、試験時間の大幅な短縮が可能になる。
本発明の第1実施形態に係る分散アプリケーションのベンチマークテストシステムでありテストパターン1の動きに対応した構成を示す機能ブロック図。 本発明の第1実施形態に係る分散アプリケーションのベンチマークテストシステムでありテストパターン2の動きに対応した構成を示す機能ブロック図。 前記分散アプリケーションのベンチマークテストシステムを実施する上で前提となるテストパターン1に対応した考え方を説明する図。 前記分散アプリケーションのベンチマークテストシステムを実施する上で前提となるテストパターン2に対応した考え方を説明する図。 本発明の第2実施形態の分散アプリケーションのベンチマークテストシステムによるテストパターンを示す図。 前記第2実施形態の分散アプリケーションのベンチマークテストシステムを実施する上で前提となるテストパターンの考え方を説明する図。 本発明の第3実施形態の分散アプリケーションのベンチマークテストシステムによる複数の分散アプリケーションでのテストパターンの一例を示す図。 前記第3実施形態の分散アプリケーションのベンチマークテストシステムを実施する上で前提となる複数の分散アプリケーションでのテストパターンの考え方を説明する図。
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
(第1実施形態)
図1A、図1Bは、本発明の第1実施形態に係る分散アプリケーションのベンチマークテストシステムの構成を示す機能ブロック図であり、図1Aは、テストパターン1の動きに対応した構成を示す機能ブロック図、図1Bは、テストパターン2の動きに対応した構成を示す機能ブロック図である。
分散アプリケーションのベンチマークテストを自動化するためには、複数のロジックを複数のサーバに配置し、ロジック間の通信設定や通信経路上のネットワーク装置の設定について変更する処理を自動化する必要がある。
図2A、図2Bは、前記分散アプリケーションのベンチマークテストシステムを実施する上で前提となる考え方を説明する図であり、図2Aは、テストパターン1に対応した考え方を説明する図、図2Bは、テストパターン2に対応した考え方を説明する図である。
先ず、図2A、図2Bを参照して、前記分散アプリケーションのベンチマークテストシステムを実施する上で前提となる考え方について説明する。
この分散アプリケーションは、2種類のロジックで構成され、ロジックAからロジックBに向けて通信が行われる。なお、図2A、図2Bで示す分散アプリケーションの構成は一例に過ぎず、本実施形態の適用対象はこれに限定されるわけではない。
図2Aで示すテストパターン1でベンチマークテストを実施するためには、以下(1)〜(5)の処理を自動化する必要がある。
(1)サーバ<#1>20AにロジックAを配置する。
(2)サーバ<#2>20BにロジックBを配置する。
(3)ロジックAがロジックBと通信を行えるように、ロジックAの通信設定を行う。例えば、ロジックAからのインタフェース23Aを介した宛先IPアドレスをサーバ<#2>20Bにおけるインタフェース23BのIPアドレスβに変更する。
(4)ロジックAとロジックBの通信経路上のネットワーク装置<X>30A、ネットワーク装置<Y>30Bの通信設定を行う。例えば、ネットワーク装置<X>30A,<Y>30Bがルータの場合は、サーバ<#1>20Aからサーバ<#2>20Bへの通信経路設定を行う。また、ネットワーク装置<Y>30Bがファイアウォールの場合は、サーバ<#1>20AのIPアドレスαからサーバ<#2>20BのIPアドレスβへの通信を許可する設定を行う。
(5)前記(1)から(4)の設定が完了した後に、分散アプリケーション(テストパターン1)のベンチマークテストを開始する。各ロジックA,Bのサーバ<#1>20A,<#2>20B内での処理遅延時間TA<#1>,TB<#2>と、ロジックA,B間の通信遅延時間tA<#1>-B<#2>を足していくことで、分散アプリケーション(テストパターン1)の合計遅延時間T1(=TA<#1>+TB<#2>+tA<#1>-B<#2>)を算出し、ベンチマークテスト(テストパターン1)の結果として記録する。
続いて、前記図2Aで示したテストパターン1のベンチマークテストを実施した後、図2Bのテストパターン2に変更してベンチマークテストを実施するためには、以下(1)〜(5)の処理を自動化する必要がある。
(1)サーバ<#1>20AのロジックAを削除し、サーバ<#2>20BにロジックAを配置する。
(2)サーバ<#2>20BのロジックBを削除し、サーバ<#3>20CにロジックBを配置する。
(3)ロジックAがロジックBと通信を行えるように、ロジックAの通信設定を行う。例えば、ロジックAからインタフェース23Bを介した宛先IPアドレスをサーバ<#3>のインタフェース23CにおけるIPアドレスγに変更する。
(4)ロジックAとロジックBの通信経路上のネットワーク装置<Y>30B、ネットワーク装置<Z>30Cの通信設定を行う。例えば、ネットワーク装置<Y>30B,<Z>30Cがルータの場合は、サーバ<#2>20Bからサーバ<#3>20Cへの通信経路設定を行う。また、ネットワーク装置<Y>30B,<Z>30Cがファイアウォールの場合は、サーバ<#2>20BのIPアドレスβからサーバ<#3>20CのIPアドレスγへの通信を許可する設定を行う。
(5)前記(1)から(4)の設定が完了した後に、分散アプリケーション(テストパターン2)のベンチマークテストを開始する。各ロジックA,Bのサーバ<#2>20B,<#3>20C内での処理遅延時間TA<#2>,TB<#3>と、ロジックA,B間の通信遅延時間tA<#2>-B<#3>を足していくことで、分散アプリケーション(テストパターン2)の合計遅延時間T2(=TA<#2>+TB<#3>+tA<#2>-B<#3>)を算出し、ベンチマークテスト(テストパターン2)の結果として記録する。
このように、前記図2A,図2Bを参照して説明した分散アプリケーションのベンチマークテスト(テストパターン1,2)を連続して行なうための考え方を前提とし、前記図1A,図1Bを参照し、本第1実施形態に係る分散アプリケーションのベンチマークテストシステムの構成及び動作について説明する。
本第1実施形態のベンチマークテストシステムは、メッセージ仲介装置10を備える。
このメッセージ仲介装置10は、例えばコンピュータである制御装置(CPU)と記憶装置と通信装置と入出力装置を含むハードウェアから構成され、制御装置(CPU)が、記憶装置に記憶されたプログラム(ソフトウェア)に従い各装置を制御し、分散アプリケーションの複数のテストパターン1,2,…,nに対応するベンチマークテストを実行するように機能させる。
前記メッセージ仲介装置10は、ベンチマークテストの対象とする複数のサーバ<#1>20A,<#2>20B,<#3>20Cとの間で、各対応するネットワーク装置<X>30A,<Y>30B,<Z>30Cと広域通信網(Internet)Nを介して個別にメッセージのデータを送受信可能な通信機能を有し、制御部11、メッセージ仲介部12、出力部13の各機能を含む。
前記制御部11は、データ格納部14、遅延時間算出部17、試験結果格納部18、試験条件設定部19の各機能を含み、前記データ格納部14は、サーバ間通信時間格納部15、サーバ内ロジック処理時間格納部16の各機能を含む。
前記データ格納部14のサーバ間通信時間格納部15には、予め測定しておいたすべてのサーバ<#1>20A,<#2>20B,<#3>20C間の通信時間が保存されている。
前記サーバ内ロジック処理時間格納部16には、メッセージ仲介部12を介して得られた、各サーバ<#1>20A,<#2>20B,<#3>20Cからのロジックの種類、処理開始時間、処理終了時間のデータに基づき求められ測定された、当該各サーバ<#1>20A,<#2>20B,<#3>20CでのロジックA,Bごとの処理時間が、その測定の都度、保存される。
前記遅延時間算出部17は、データ格納部14のサーバ内ロジック処理時間格納部16に保存された前記各サーバ<#1>20A,<#2>20B,<#3>20CでのロジックA,Bごとの処理時間と、サーバ間通信時間格納部15に保存された前記各サーバ<#1>20A,<#2>20B,<#3>20C間の通信時間を用いて、各テストパターン(測定環境(試験条件))1,2,…,nにおける遅延時間を算出し、その結果を試験結果格納部18に保存する。
前記試験条件設定部19は、サーバ内ロジック処理時間格納部16と試験結果格納部18に保存された情報に基づいて、次のテストパターン(測定環境(試験条件))を決定し、メッセージ仲介部12を介してサーバ<#1>20A,<#2>20B,<#3>20Cに試験条件を送信する。
前記試験結果格納部18に保存された各テストパターン(測定環境(試験条件))1,2,…,n毎の試験結果は、出力部13を介して表示、確認できる。
前記各サーバ<#1>20A,<#2>20B,<#3>20Cは、ロジック管理部<#1>21A,<#2>21B,<#3>21C、メッセージ送受信部<#1>22A,<#2>22B,<#3>22C、インタフェース23A,23B,23Cを有する。
前記ロジック管理部<#1>21A,<#2>21B,<#3>21Cには、ベンチマークテストの対象になる全てのロジックA,Bが格納されており、当該ロジック管理部<#1>21A,<#2>21B,<#3>21Cが、メッセージ送受信部<#1>22A,<#2>22B,<#3>22Cを介して前記メッセージ仲介装置10からの指令を受け、ベンチマークテストの対象となるロジックの処理を実行する。
すなわち、このように構成されたベンチマークテストシステムは、複数のアプリケーションロジックA,B,…を複数のサーバ<#1>20A,<#2>20B,<#3>20C,…に分散配置することにより実現されるマイクロサービスにおいて、ロジックA,B,…の性能を最大化するサーバ<#1>20A,<#2>20B,<#3>20C,…への配置を試験するシステムであり、複数のサーバ<#1>20A,<#2>20B,<#3>20C,…がそれぞれネットワーク装置<#1>30A,<#2>30B,<#3>30C,…を介してメッセージ仲介装置10と接続されており、各サーバ<#1>20A,<#2>20B,<#3>20C,…はメッセージ送受信部<#1>22A,<#2>22B,<#3>22C,…とロジック管理部<#1>21A,<#2>21B,<#3>21C,…を有し、メッセージ仲介装置10は、制御部11とメッセージ仲介部12を有し、メッセージ仲介装置10は制御部11で決定された試験条件(テストパターン)に従い、対象サーバ(<#1>22A,<#2>22B,<#3>22C,…)に配置するロジック(A,B,…)を通知して各サーバでのロジック処理時間を測定し、予め測定しておいた対象サーバ間の通信時間をこれに加えることで分散アプリケーションの合計遅延時間を求めることを特徴とする。
次に、前記構成の第1実施形態の分散アプリケーションのベンチマークテストシステムによる具体的な動作について説明する。
ここでの分散アプリケーションは、2種類のロジックA,Bで構成され、ロジックAからロジックBに向けて通信が行われる。なお、図1Aと図1Bの分散アプリケーションの構成は一例に過ぎず、本実施形態の適用対象はこれに限定されない。
本第1実施形態では、ベンチマークテストを開始する前に、前記図1A,図1Bで示したベンチマークテストシステムの構成にて説明したように、下記の5つの前提条件(A)〜(D)を設定する。
(A)事前に全てのサーバ<#1>20A,<#2>20B,<#3>20Cに全てのロジックA,Bを配置しておく。図1A,図1Bにおいて、ロジックA−1、ロジックA−2、ロジックA−3は同じ機能を持つ。同様に、ロジックB−1、ロジックB−2、ロジックB−3は同じ機能を持つ。
(B)各サーバ<#1>20A,<#2>20B,<#3>20Cにメッセージ送受信部<#1>22A,<#2>22B,<#3>22Cを配置する。メッセージ送受信部<#1>22A,<#2>22B,<#3>22Cは、メッセージ仲介装置10のメッセージ仲介部12とのみメッセージ送受信を行い、他のメッセージ送受信部(<#1>22A,<#2>22B,<#3>22C)と直接のメッセージ送受信は行わない。
(C)全てのサーバ<#1>20A,<#2>20B,<#3>20Cと通信可能な場所にメッセージ仲介装置10を配置する。メッセージ仲介装置10は、メッセージ送受信部(<#1>22A,<#2>22B,<#3>22C)から受信したメッセージを、他のメッセージ送受信部(<#1>22A,<#2>22B,<#3>22C)へ転送する機能を持つ。
(D)メッセージ送受信部<#1>22A,<#2>22B,<#3>22Cとメッセージ仲介装置10がお互いに通信できるように、通信経路上のネットワーク装置<X>30A,<Y>30B,<Z>30Cの通信設定を行う。例えば、ネットワーク装置<X>30A,<Y>30B,<Z>30Cがルータの場合は、サーバ<#1>20A,<#2>20B,<#3>20Cからメッセージ仲介装置10への通信経路、及び、メッセージ仲介装置10からサーバ<#1>20A,<#2>20B,<#3>20Cへの通信経路設定を行う。ネットワーク装置<X>30A,<Y>30B,<Z>30Cがファイアウォールの場合は、サーバ<#1>20AのIPアドレスα、サーバ<#2>20BのIPアドレスβ、サーバ<#3>20CのIPアドレスγからメッセージ仲介装置10のIPアドレスへの通信、及び、メッセージ仲介装置10のIPアドレスからサーバ<#1>20AのIPアドレスα、サーバ<#2>20BのIPアドレスβ、サーバ<#3>20CのIPアドレスγへの通信を許可する設定を行う。
(E)サーバ<#1>20A,<#2>20B,<#3>20C間の通信遅延を測定し、メッセージ仲介装置10のサーバ間通信時間格納部15に保存する。
そして、図1Aに示すように、テストパターン(試験条件)1でのベンチマークテストの処理を実行する。
(処理1)メッセージ仲介装置10では、メッセージ仲介部12に対して、サーバ<#1>20Aのメッセージ送受信部<#1>22Aからメッセージ仲介部12へメッセージが転送された際に、メッセージ仲介部12からサーバ<#2>20Bのメッセージ送受信部<#2>22Bへメッセージを再度転送するように設定する。
(処理2)この後、分散アプリケーションのベンチマークテスト(テストパターン1)を開始し、データ格納部14のサーバ内ロジック処理時間格納部16に保存した各ロジックA−1,B−2の各サーバ<#1>20A,<#2>20B内での処理遅延時間TA1<#1>,TB2<#2>と、事前に測定してサーバ間通信時間格納部15に保存したサーバ<#1>20A,<#2>20B間の通信遅延時間tA1<#1>-B2<#2>(前提条件(E))とを、遅延時間算出部17により加算することで、分散アプリケーション(テストパターン1)の合計遅延時間T1(=TA1<#1>+TB2<#2>+tA1<#1>-B2<#2>)を算出し、ベンチマークテスト(テストパターン1)の結果として試験結果格納部18に保存して記録する。
そして、前記テストパターン(試験条件)1でのベンチマークテストの実施が終了すると、メッセージ仲介装置10の試験条件設定部19により次のテストパターン(試験条件)2が設定され、図1Bに示すように、テストパターン(試験条件)2でのベンチマークテストの処理を実行する。
(処理1)メッセージ仲介装置10では、メッセージ仲介部12に対して、サーバ<#2>20Bのメッセージ送受信部<#2>22Aからメッセージ仲介部12へメッセージが転送された際に、メッセージ仲介部12からサーバ<#3>20Cのメッセージ送受信部<#3>22Cへメッセージを再度転送するように設定する。
(処理2)この後、分散アプリケーションのベンチマークテスト(テストパターン2)を開始し、データ格納部14のサーバ内ロジック処理時間格納部16に保存した各ロジックA−2,B−3の各サーバ<#2>20B,<#3>20C内での処理遅延時間TA2<#2>,TB3<#3>と、事前に測定してサーバ間通信時間格納部15に保存したサーバ<#2>20B,<#3>20C間の通信遅延時間tA2<#2>-B3<#3>(前提条件(E))とを、遅延時間算出部17により加算することで、分散アプリケーション(テストパターン2)の合計遅延時間T2(=TA2<#2>+TB3<#3>+tA2<#2>-B3<#3>)を算出し、ベンチマークテスト(テストパターン2)の結果として試験結果格納部18に保存して記録する。
この後さらに、前記テストパターン(試験条件)1,2での各ベンチマークテストの処理と同様に、前記各サーバ<#1>20A,<#2>20B,<#3>20C間での各ロジックA−B間通信の組み合わせにおける全てのテストパターン(試験条件)3,4,…について、それぞれその合計遅延時間T3,T4,…を算出し、前記試験結果格納部18に保存して記録することで、本第1実施形態での分散アプリケーションのベンチマークテストを終了する。
したがって、前記構成の第1実施形態の分散アプリケーションのベンチマークテストシステムによれば、従来と比較して以下の効果を生じる。
従来は、ベンチマークテストのテストパターンを変更する度にロジックの配置と削除を繰り返すため、テストパターンの変更に長時間を要した。これに対し、本第1実施形態のベンチマークテストシステムでは、あらかじめ全てのロジックを全てのサーバに配置することで、テストパターンを変更してもロジックの配置と削除は不要となるため、短時間でテストパターンを変更できる。
また従来は、ベンチマークテストのテストパターンを変更する度に、手動操作により、ロジックの設定を変更したり、通信経路上にあるネットワーク装置の設定を変更したりする必要がある。ロジックの設定を変更する方法は、ロジックの開発ベンダや種類ごとに異なる。また、ネットワーク装置の設定についても同様で、ネットワーク装置の開発ベンダや種類ごとに異なる。このためベンチマークテストのテストパターンを変更するためには、複数のロジックやネットワーク装置の設定変更方法を組み合わさなければならなくなり、設定変更方法が複雑化し、ベンチマークテストのコストが増加していた。これに対し、本第1実施形態のベンチマークテストシステムでは、ベンチマークテストのテストパターンを変更する設定を、メッセージ仲介装置10の処理により自動化したので、ベンチマークテストに要する時間を削減できる。
なお、前記第1実施形態のベンチマークテストシステムでは、ロジック間の通信を行なうのに、通信元サーバのメッセージ送受信部からメッセージ仲介装置10を介して通信先サーバのメッセージ送受信部へ転送するオーバヘッド遅延が存在するが、各ロジックのサーバ内での処理遅延時間と、事前に測定したサーバ間の通信遅延時間を足すことで、前記メッセージ仲介装置10によるオーバヘッド遅延を取り除くことができ、分散アプリケーションの合計遅延時間を正確に算出できる。
(第2実施形態)
前記第1実施形態のベンチマークテストシステムでは、ベンチマークテストの全てのテストパターン(試験条件)を総当りで実行する構成としたが、本第2実施形態では、重要度の低いテストパターン(試験条件)のベンチマークテストを省略することで、ベンチマークテストが完了するまでの実行時間をさらに短縮する。
図3は、本発明の第2実施形態の分散アプリケーションのベンチマークテストシステムによるテストパターンを示す図である。
図4は、前記第2実施形態の分散アプリケーションのベンチマークテストシステムを実施する上で前提となるテストパターンの考え方を説明する図である。
先ず、図4を参照して、前記ベンチマークテストシステムを実施する上で前提となるテストパターンの考え方について説明する。
ロジックAとロジックBの2種類で構成される分散アプリケーションのベンチマークシステムにおいて、地理的に分散するサーバがn台ある場合、厳密には、ロジックAとロジックBのサーバへの配置場所を変更しながら、n×nの全てのテストパターンのベンチマークテストを総当りで実行する必要がある。サーバがn台でロジック数が3つになると、n^3のテストパターンの組み合わせが必要となる。ロジック数やサーバの台数が増えてくると、組み合わせ数が指数的に増加する。
分散アプリケーションの性能指標(遅延、スループット、分散配置コストなど)は複数存在し、それらの性能指標の間にはトレードオフが存在することが一般的である。例えば、分散アプリケーションの遅延を最も少なくするようにロジックをサーバに配置すると、分散配置コストが増加したりする。各性能指標を最も良くするためのロジックの配置場所は、全テストパターンの中に最低1つ存在する。
例えば、図4で示すX、Y、Zは、各性能指標(遅延、スループット、分散配置コスト)をそれぞれ最も良くできるテストパターンを示している。テストパターンXは遅延を最小化できるロジック配置、テストパターンYはスループットを最大化できるロジック配置、テストパターンZは分散配置コストを最小化できるロジック配置を示す。
前記第1実施形態のベンチマークテストシステムでは、全てのテストパターンについてのベンチマークテストを順番に実施していくことで、各性能指標を最も良くできるテストパターンX、Y、Zを厳密に全て発見することができる。
このように、前記図4を参照して説明した分散アプリケーションのベンチマークテストシステムを実施する上で前提となるテストパターンの考え方を前提とし、前記図3を参照し、本第2実施形態に係るベンチマークテストシステムでのテストパターンについて説明する。
図3に示すX、Y、Zは、前記同様に、各性能指標(遅延、スループット、分散配置コスト)をそれぞれ最も良くできるテストパターンを示している。テストパターンXは遅延を最小化できるロジック配置、テストパターンYはスループットを最大化できるロジック配置、テストパターンZは分散配置コストを最小化できるロジック配置を示す。
本第2実施形態のベンチマークテストシステムでは、全てのテストパターンについてのベンチマークテストを順番に実施するのではなく、最初は広範囲に荒い粒度で間引いて決定したテストパターンを設定してベンチマークテストを実施する。
例えば、前記メッセージ仲介装置10における制御部11の試験条件設定部19により決定するテストパターン(試験条件)の順番を、3個飛ばし、5個飛ばし等の荒い粒度で間引いて決定し順番にベンチマークテストを実施する。そして、間引いて実施した各テストパターンそれぞれのベンチマークテストの結果から、分散アプリケーションの各性能指標(遅延、スループット、分散配置コストなど)を最も良くできるテストパターンを選択する。ここで、テストパターンX´は遅延を最小化できるロジック配置、テストパターンY´はスループットを最大化できるロジック配置、テストパターンZ´は分散配置コストを最小化できるロジック配置を示す。このテストパターンX´、Y´、Z´は、荒い粒度で間引いたテストパターンでベンチマークテストを実施した結果となるため、前記第1実施形態のベンチマークテストシステムにより発見できる厳密な最適解を得られるテストパターンX、Y、Zよりも性能指標の値が悪くなる。しかし、テストパターンX´、Y´、Z´の周辺には、前記厳密な最適解が得られるテストパターンX、Y、Zが存在するため、重点的に前記テストパターンX´、Y´、Z´の周辺の予め設定された範囲の各テストパターンについてベンチマークテストを実施していくことで、全てのテストパターンについて総当りでベンチマークテストを実施しなくても、前記厳密な最適解が得られるテストパターンX、Y、Zに短時間で到達することができる。
したがって、前記構成の第2実施形態の分散アプリケーションのベンチマークテストシステムによれば、分散アプリケーションのベンチマークテストを、全てのテストパターンに対して総当りで実施するのではなく、全テストパターンのうち最初に荒い粒度で間引いて決定したテストパターンの組み合わせでベンチマークテストを実施し、その後、各性能指標の値が高いテストパターンの周辺の予め設定された範囲の各テストパターンに対するベンチマークテストを重点的に実施することで、前記第2実施形態のベンチマークテストシステムよりも更に短時間にベンチマークテストを完了できるようになる。
なお、前記第2実施形態の分散アプリケーションのベンチマークテストシステムでは、全てのテストパターンのうち、荒い粒度で間引いたテストパターンの組み合わせに対するベンチマークテストを行ない、そのテスト結果を用いてさらに細かい粒度で間引いたテストパターンに対するベンチマークテストを行うという2段階のベンチマークテストにより、ベンチマークテストの実施完了時間の更なる短縮を可能としたが、全てのテストパターンに対するベンチマークテストを実施しないため、完全に抜けのない厳密なベンチマークテスト結果を得られるという点は保証されない。しかしながら、分散アプリケーションのベンチマークテストでは、分散アプリケーションの開発コストの削減や開発期間の短縮のために、全てのテストパターンの組み合わせを実施し厳密なベンチマークテスト結果を得ることよりも、限られた予算、時間の中で可能な限り最良なベンチマークテスト結果を得ることが重要である。したがって、前記第1実施形態と第2実施形態の分散アプリケーションのベンチマークテストシステムの組み合わせは、合理的な組み合わせであると評価できる。
(第3実施形態)
複数の分散アプリケーションのベンチマークテストをその各テストパターンに対して実施する場合、当該テストパターンに冗長性が現れることがある。この第3実施形態のベンチマークテストシステムでは、冗長なベンチマークテストのテストパターンについては、複数の分散アプリケーションの間でベンチマークテストの結果を共用することで、不要なベンチマークテストのテストパターンを省略し、更に短時間で効率的にベンチマークテストを実施する。
図5は、本発明の第3実施形態の分散アプリケーションのベンチマークテストシステムによる複数の分散アプリケーションでのテストパターンの一例を示す図である。
図6は、前記第3実施形態の分散アプリケーションのベンチマークテストシステムを実施する上で前提となる複数の分散アプリケーションでのテストパターンの考え方を説明する図である。
先ず、図6を参照して、前記第3実施形態のベンチマークテストシステムを実施する上で前提となる複数の分散アプリケーションでのテストパターンの考え方について説明する。
分散アプリケーションは複数のロジックで構成されていることが一般的であり、分散アプリケーションの種類が異なっても、複数の分散アプリケーション間で同じロジックを使っていることが多い。
図6(A)(B)(C)に示すように、ロジックAは3種類の分散アプリケーション<#1><#2><#3>に全て含まれている。ロジックBは分散アプリケーション<#1>と分散アプリケーション<#3>に含まれている。ロジックEは分散アプリケーション<#2>と分散アプリケーション<#3>に含まれている。
3種類の分散アプリケーション<#1><#2><#3>それぞれのベンチマークテストを実施する際には、前述したように複数のロジックのサーバへの配置場所を変更した各テストパターンに対してベンチマークテストを実施する。このベンチマークテストを複数のテストパターンで実施する際に、テストパターンに冗長性が現れることがある。例えば、3種類の分散アプリケーション<#1><#2><#3>それぞれのテストパターンにおいて、「サーバ<#1>20AにロジックAを配置する」という点は同一であり、冗長性がある。このような場合でも、全ての種類の分散アプリケーション<#1><#2><#3>で、「サーバ<#1>20AにロジックAを配置する」場合のベンチマークテストを実施する。
これに対し、図5(A)(B)(C)に示すように、第3実施形態の分散アプリケーションのベンチマークテストシステムでは、3種類の分散アプリケーション<#1><#2><#3>のベンチマークテストを実施する際に、そのテストパターンに冗長性が現れる場合は、既に実施したベンチマークテストの結果を、複数の分散アプリケーションの間で共用する。
具体的には、例えば、3種類の分散アプリケーション<#1><#2><#3>のテストパターンにおいて、「サーバ<#1>20AにロジックAを配置する」という点は同一であり、冗長性がある。分散アプリケーション<#1>のベンチマークテストを実施する際に、「サーバ<#1>20AにロジックAを配置する」場合のベンチマークテスト結果を保存しておく。そして、分散アプリケーション<#2>と分散アプリケーション<#3>のベンチマークテストにおいて「サーバ<#1>20AにロジックAを配置する」というテストパターンが出現した場合に、前記分散アプリケーション<#1>のベンチマークテスト時に保存しておいたベンチマークテスト結果を再利用する。これにより、分散アプリケーション<#2>と分散アプリケーション<#3>のベンチマークテストでは、全てのロジックのベンチマークテストを行なう必要はなく、他の分散アプリケーションのベンチマークテストで未だ実施したことがないテストパターンのみのベンチマークテストを実施する。
したがって、前記構成の第3実施形態の分散アプリケーションのベンチマークテストシステムによれば、分散アプリケーションの各テストパターンでのベンチマークテストの実行時において、各ロジックの配置先サーバとの組み合わせに対応する動作条件とそのテスト結果である性能指標の値とを保存(例えば、サーバ内ロジック処理時間格納部16に保存)しておき、他の分散アプリケーションの各テストパターンでのベンチマークテストの実行時に再利用する。これにより、複数種類の分散アプリケーションの中で、良く利用されるロジックや、良く利用される動作条件について、繰り返し何度も同じベンチマークテストを実施する必要がなくなり、短時間で効率的に多様な分散アプリケーションのベンチマークテストを実施できるようになる。
なお、分散アプリケーションの性能は、ロジックの動作条件(ロジックをどのサーバ上に配置して動作させるか等)に強く依存し、ロジック間の接続関係にはほとんど影響を受けない。例えば、図5においてロジックAに注目すると、3種類の分散アプリケーション<#1><#2><#3>において、ロジックAとつながっているロジックは異なっている(ロジック間の接続関係が異なる)。しかしながら、3種類の分散アプリケーション<#1><#2><#3>において「サーバ<#1>20AにロジックAを配置する」という点は等しい。ロジックAの動作条件は3種類の分散アプリケーション<#1><#2><#3>で等しいため、ロジックAの性能指標の値(処理遅延等)は当該3種類の分散アプリケーション<#1><#2><#3>でほぼ等しくなる。
したがって、このような分散アプリケーションの性質を利用し、複数の分散アプリケーション間でベンチマークテストの結果を再利用することで、不要なベンチマークテストのテストパターンを削除し、ベンチマークテストに要する時間を更に短縮できる。
なお、前記各実施形態において記載した分散アプリケーションのベンチマークテストシステムによる各処理の手法、すなわち、図1A,図1Bの構成に示す第1実施形態のベンチマークテストシステムによるメッセージ仲介装置10を中心とする複数のテストパターンでのベンチマークテストの自動化処理、図3に示す第2実施形態のベンチマークテストシステムによるテストパターンの間引きによる所要時間短縮処理、図5に示す第3実施形態のベンチマークテストシステムによる複数の分散アプリケーション間でのテスト結果の再利用による所要時間短縮処理等の各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピ(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記録装置の媒体に格納して配布することができる。そして、電子機器(メッセージ仲介装置10)のコンピュータ(制御装置:CPU)は、この外部記録装置の媒体に記録されたプログラムを記憶装置に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記各実施形態において説明した分散アプリケーションのベンチマークテスト機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態としてネットワークN上を伝送させることができ、このネットワークNに接続されたコンピュータ装置から前記プログラムのデータを電子機器に取り込んで記憶装置に記憶させ、前述した分散アプリケーションのベンチマークテスト機能を実現することもできる。
本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が異なる形態にして組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
10…メッセージ仲介装置、 11…制御部、 12…メッセージ仲介部、
13…出力部、 14…データ格納部、 15…サーバ間通信時間格納部、
16…サーバ内ロジック処理時間格納部、 17…遅延時間算出部、
18…試験結果格納部、 19…試験条件設定部、
20A〜20C…サーバ<#1>〜<#3>、 21A〜21C…ロジック管理部<#1>〜<#3>、
22A〜22C…メッセージ送受信部<#1>〜<#3>、
23A〜23C…インタフェース、 30A〜30C…ネットワーク装置<X><Y><Z>、
N…広域網(Internet)。

Claims (8)

  1. 試験対象とするアプリケーションロジックを予め配置した複数のサーバとそれぞれ個別にネットワーク装置を介して通信接続する通信接続手段と、
    前記複数のサーバと当該サーバに配置されているアプリケーションロジックとの組み合わせからなる試験条件を決定する試験条件決定手段と、
    予め測定された前記複数のサーバ間の通信時間を保存するサーバ間通信時間保存手段と、
    前記試験条件決定手段により決定された試験条件に従い、試験対象とするサーバと前記通信接続手段により通信接続し、当該サーバに試験対象のアプリケーションロジックを通知し、当該サーバでの当該試験対象のアプリケーションロジックによるロジック処理時間を測定するサーバ内ロジック処理時間測定手段と、
    前記サーバ内ロジック処理時間測定手段により測定された試験対象とするサーバでの試験対象のアプリケーションロジックによるロジック処理時間と、前記サーバ間通信時間保存手段により保存されている試験対象とした各サーバ間の通信時間とを加算して、分散アプリケーションの合計遅延時間を求める遅延時間算出手段と、
    を備えたことを特徴とする分散アプリケーションのベンチマークテストシステム。
  2. 前記試験条件決定手段は、前記複数のサーバと当該サーバに配置されているアプリケーションロジックとを選択的に組み合わせた全ての組み合わせのそれぞれを順番に試験条件として決定する全試験条件決定手段を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の分散アプリケーションのベンチマークテストシステム。
  3. 前記試験条件決定手段は、
    前記複数のサーバと当該サーバに配置されているアプリケーションロジックとを選択的に組み合わせた全ての組み合わせのうち予め設定された数毎に間引いた組み合わせを順番に試験条件として決定する第1の試験条件決定手段と、
    前記第1の試験条件決定手段により決定された各試験条件に従って、前記遅延時間算出手段により求められた当該各試験条件それぞれに対応する合計遅延時間に基づき、当該合計遅延時間が最小の試験条件に対応する前記サーバとアプリケーションロジックとの組み合わせの周辺の予め設定された範囲の組み合わせについて順番に試験条件として決定する第2の試験条件決定手段とを有する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の分散アプリケーションのベンチマークテストシステム。
  4. 前記サーバ内ロジック処理時間測定手段により測定された試験対象とするサーバでの試験対象のアプリケーションロジックによるロジック処理時間を当該サーバとアプリケーションロジックとの組み合わせに対応付けて保存するサーバ内ロジック処理時間保存手段を備え、
    異なる種類の分散アプリケーションの試験を行なう際に、前記遅延時間算出手段は、前記試験条件決定手段により決定された試験条件としてのサーバとアプリケーションロジックとの組み合わせに対応付けられて前記サーバ内ロジック処理時間保存手段によりロジック処理時間が保存されている場合は、当該保存されているロジック処理時間を再利用して分散アプリケーションの合計遅延時間を求める試験結果再利用手段を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の分散アプリケーションのベンチマークテストシステム。
  5. 前記試験条件決定手段により決定された試験条件毎に、前記遅延時間算出手段により求められた分散アプリケーションの合計遅延時間を保存する試験結果保存手段と、
    前記試験結果保存手段により試験条件毎に保存された分散アプリケーションの合計遅延時間を出力する試験結果出力手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の分散アプリケーションのベンチマークテストシステム。
  6. 試験対象とするアプリケーションロジックを予め配置した複数のサーバとそれぞれ個別にネットワーク装置を介して通信接続し、
    前記複数のサーバと当該サーバに配置されているアプリケーションロジックとの組み合わせからなる試験条件を決定し、
    予め測定された前記複数のサーバ間の通信時間を保存し、
    前記決定された試験条件に従い、試験対象とするサーバと通信接続し、当該サーバに試験対象のアプリケーションロジックを通知し、当該サーバでの当該試験対象のアプリケーションロジックによるロジック処理時間を測定し、
    前記測定された試験対象とするサーバでの試験対象のアプリケーションロジックによるロジック処理時間と、前記保存されている試験対象とした各サーバ間の通信時間とを加算して、分散アプリケーションの合計遅延時間を求める、
    ことからなる分散アプリケーションのベンチマークテスト方法。
  7. 前記試験条件の決定は、前記複数のサーバと当該サーバに配置されているアプリケーションロジックとを選択的に組み合わせた全ての組み合わせのそれぞれを順番に試験条件として決定する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の分散アプリケーションのベンチマークテスト方法。
  8. 前記試験条件の決定は、
    前記複数のサーバと当該サーバに配置されているアプリケーションロジックとを選択的に組み合わせた全ての組み合わせのうち予め設定された数毎に間引いた組み合わせを順番に試験条件として決定する第1の試験条件の決定と、
    前記第1の試験条件の決定により決定された各試験条件に従って、前記求められた当該各試験条件それぞれに対応する合計遅延時間に基づき、当該合計遅延時間が最小の試験条件に対応する前記サーバとアプリケーションロジックとの組み合わせの周辺の予め設定された範囲の組み合わせについて順番に試験条件として決定する第2の試験条件の決定とを有する、
    ことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の分散アプリケーションのベンチマークテスト方法。
JP2017028819A 2017-02-20 2017-02-20 分散アプリケーションのベンチマークテストシステムおよびその方法 Active JP6684732B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017028819A JP6684732B2 (ja) 2017-02-20 2017-02-20 分散アプリケーションのベンチマークテストシステムおよびその方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017028819A JP6684732B2 (ja) 2017-02-20 2017-02-20 分散アプリケーションのベンチマークテストシステムおよびその方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018136602A true JP2018136602A (ja) 2018-08-30
JP6684732B2 JP6684732B2 (ja) 2020-04-22

Family

ID=63366895

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017028819A Active JP6684732B2 (ja) 2017-02-20 2017-02-20 分散アプリケーションのベンチマークテストシステムおよびその方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6684732B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021171431A1 (ja) * 2020-02-26 2021-09-02 日本電信電話株式会社 仮想マシンの接続制御装置、仮想マシンの接続制御システム、仮想マシンの接続制御方法およびプログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000315198A (ja) * 1999-05-06 2000-11-14 Hitachi Ltd 分散処理システム及びその性能モニタリング方法
JP2008146313A (ja) * 2006-12-08 2008-06-26 Chugoku Electric Power Co Inc:The コンピュータの性能評価支援システム及び性能評価支援方法
JP2015076780A (ja) * 2013-10-10 2015-04-20 株式会社野村総合研究所 遅延監視システムおよび遅延監視方法
JP2016119661A (ja) * 2014-12-22 2016-06-30 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation 非同種ネットワーク内でリンク性能をテストするための方法、コンピュータ・プログラム、およびコンピュータ・システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000315198A (ja) * 1999-05-06 2000-11-14 Hitachi Ltd 分散処理システム及びその性能モニタリング方法
JP2008146313A (ja) * 2006-12-08 2008-06-26 Chugoku Electric Power Co Inc:The コンピュータの性能評価支援システム及び性能評価支援方法
JP2015076780A (ja) * 2013-10-10 2015-04-20 株式会社野村総合研究所 遅延監視システムおよび遅延監視方法
JP2016119661A (ja) * 2014-12-22 2016-06-30 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation 非同種ネットワーク内でリンク性能をテストするための方法、コンピュータ・プログラム、およびコンピュータ・システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021171431A1 (ja) * 2020-02-26 2021-09-02 日本電信電話株式会社 仮想マシンの接続制御装置、仮想マシンの接続制御システム、仮想マシンの接続制御方法およびプログラム
JPWO2021171431A1 (ja) * 2020-02-26 2021-09-02
JP7327635B2 (ja) 2020-02-26 2023-08-16 日本電信電話株式会社 仮想マシンの接続制御装置、仮想マシンの接続制御システム、仮想マシンの接続制御方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6684732B2 (ja) 2020-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6411698B2 (ja) アプリケーションの展開のためのカスタム通信チャネル
US10229039B2 (en) Testing a virtual network function by a virtual network tester
US10977167B2 (en) Application monitoring with a decoupled monitoring tool
WO2019037203A1 (zh) 应用程序的性能测试方法、装置、计算机设备和存储介质
EP3602306B1 (en) Automated device test triaging system and techniques
CN114327861B (zh) 执行eda任务的方法、装置、系统和存储介质
JPH0962716A (ja) 回路設計方法及び回路設計装置
CN107181636B (zh) 一种负载均衡系统中的健康检查方法及装置
WO2020164289A1 (zh) 应用测试方法、系统、装置和存储介质
WO2020137566A1 (ja) テスト環境決定装置及びテスト環境決定方法
JPWO2007043144A1 (ja) 負荷試験装置およびその方法
JP2018136602A (ja) 分散アプリケーションのベンチマークテストシステムおよびその方法
WO2019222941A1 (zh) 用于评估应用部署的方法、设备、计算机程序产品和可读介质
US10162754B2 (en) Lateral cast out of cache memory
US9582388B2 (en) Dynamic multi-purpose external access points connected to core interfaces within a system on chip (SOC)
CN114268535B (zh) 一种5g切片产品开通方法及装置
CN113626295B (zh) 压测数据的处理方法、系统及计算机可读存储介质
US11501047B2 (en) Error injection for timing margin protection and frequency closure
JP6309432B2 (ja) 秘密計算システム及び方法並びに管理サーバ及びプログラム
CN114064505A (zh) 用于译码单元的测试方法、系统、设备以及存储介质
US10901878B2 (en) Reduction of pseudo-random test case generation overhead
CN114915571A (zh) 自动测试k8s集群网络质量的方法、设备及存储介质
CN113783806B (zh) 分流器路由跳转方法、装置、介质、设备及其应用的多核系统
CN107851165B (zh) 一种密钥系统,密钥客户端,以及密钥管理方法
TWI809956B (zh) 具灰度發佈的業務流程控制系統及其方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190305

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191211

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200305

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200324

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200330

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6684732

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150