JP2018132903A - 診療情報共有システム - Google Patents
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Abstract
Description
しかしながら、特許文献1の発明は、診療データを共有する病院毎に閲覧及び入力範囲の権限の設定は出来ず、そのような技術的思想は開示されていない。
要するに、特許文献1の発明は、例えば、系列病院と系列外病院間等、患者の専門治療に対して立場の異なる病院間であっても、入力されたすべての診療情報が共有されるため、専門治療に関連の無い情報も共有されてしまい、専門治療に必要な情報にアクセスするのに時間を要するという問題がある。
複数の系列病院と複数の系列外病院とで診療情報を共有できるサーバと、
前記系列病院から前記サーバに接続するための専用VPN回線と、
前記系列外病院からネットワークを介して前記サーバに接続するためのソフトウェアVPN回線と
を備える診療情報共有システムであって、
前記サーバは、
前記系列病院及び前記系列外病院が入力並びに閲覧できる総合カルテと、
診療情報を共有する患者に、共通患者IDを付与するための共通患者ID付与手段と、
前記患者の、複数の系列病院の患者ID及び複数の系列外病院の患者IDを前記共通患者IDに紐付けするための患者ID紐付け手段と、
前記サーバに接続するためのVPN回線の種類又はログインIDの種類によって、系列病院あるいは系列外病院であるかを識別する系列病院識別手段と、
前記系列病院識別手段によって識別された系列病院及び系列外病院に対して、夫々予め定められた前記総合カルテへの閲覧及び入力権限を付与する権限付与手段と
を備え、
前記共通患者ID付与手段は、患者に共通患者IDを付与し、
前記患者ID紐付け手段は、前記患者の、複数の系列病院の患者ID及び複数の系列外病院の患者IDを前記共通患者IDに紐付けし、
前記系列病院及び前記系列外病院は、前記共通患者IDが付与された患者の診療情報のみを共有でき、
前記系列病院は、前記総合カルテに入力された全ての診療情報を閲覧できる権限を付与され、
一の系列外病院は、一の患者について、前記系列病院が前記総合カルテに入力した診療情報と、当該一の系列外病院が前記総合カルテにテキスト入力した前記一の患者の診療情報とを閲覧できる権限を付与される一方で、他の系列外病院で前記総合カルテにテキスト入力された前記一の患者の診療情報は、前記一の系列外病院で閲覧できないことを特徴とする、診療情報共有システムに関する。
前記サーバは、患者の特定の治療のための専門カルテをさらに備え、
前記総合カルテと前記専門カルテは、前記患者ID紐付け手段によって前記共通患者IDで紐付けられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の診療情報共有システムに関する。
加えて、前記サーバは、前記系列病院及び前記系列外病院が入力並びに閲覧できる総合カルテと、診療情報を共有する患者に、共通患者IDを付与するための共通患者ID付与手段と、前記患者の、複数の系列病院の患者ID及び複数の系列外病院の患者IDを前記共通患者IDに紐付けするための患者ID紐付け手段と、前記サーバに接続するためのVPN回線の種類又はログインIDの種類によって、系列病院あるいは系列外病院であるかを識別する系列病院識別手段と、前記系列病院識別手段によって識別された系列病院及び系列外病院に対して、夫々予め定められた前記総合カルテへの閲覧及び入力権限を付与する権限付与手段を備えているため、系列外病院においても、同一の患者について系列病院と診療情報を共有することができ、系列病院と系列外病院との間で容易に連携が取れる。
系列病院と系列外病院との間で予約情報を含む診療情報を共有できるため、前もって治療に必要となるものを準備することができ、系列及び系列外病院問わずに、受診の際の患者及び医師の待ち時間を少なくすることができる。
患者の全ての診療情報から、系列病院と系列外病院間で共有する診療情報と共有しない診療情報とを識別し分けることができるため、系列病院と系列外病院間の連携診療において、より効率的により早く必要な診療情報にたどり着くことができる。
図1は本発明に係る診療情報共有システムの構成図、図2は本発明に係る診療情報共有システムのサーバの構成図、図3は総合カルテの業務メニューの一例を示す図であって、(a)は系列病院でアクセスした際の業務メニュー画面、(b)は系列外病院でアクセスした際の業務メニュー画面を示す図、図4は患者IDの連携を示す説明図、図5は処置予約画面の一例を示す図であって、(a)は系列病院でアクセスした際の処置予約画面、(b)は系列外病院でアクセスした際の処置予約画面を示す図、図6は患者情報の登録画面の一例を示す図である。
しかし、系列及び系列外の区別はこれに限定されず、例えば医療法人が異なる病院同士であっても、システム上は系列病院(1)としてもよく、所望のグループに各病院を分けてもよい。
サーバ(3)は、さらに専門カルテ(11)を備えていることが望ましい。専門カルテ(11)を備えていることにより、系列病院で実施する専門治療のための診療情報を専門カルテ(11)に集約することができ、より容易に専門治療に必要な情報を取得することができる。
専門治療とは、例えば、ART(生殖補助医療)治療や抗癌剤治療等、特定の目的や疾患に特化した治療のことを指すが、特に限定されず、連携診療にて実施する治療であれば、いかなるものであってもよい。
各系列病院(1)及び各系列外病院(2)は、各々に付与されたログインIDを用いてサーバ(3)にアクセスする。
記憶部は、例えば、ROM(Read Only Memory)やフラッシュROM、ハードディスクやメモリーカード等のプログラムやデータを記憶する記録媒体や、RAM(Random Access Memory)等により構成される。また、記憶部は、USBやマイクロSDなどのSDカード等の外部メモリに記憶するものであってもよい。
総合カルテ(6)は、系列病院(1)の有するサーバ(3)内に設けられており、系列病院(1)内で通常用いられているカルテのことを指す。しかしながら、これに限定されず、通常用いられているカルテとは別に総合カルテを設けてもよい。
総合カルテ(6)は、電子カルテであってもよく、紙カルテをスキャンしたものであってもよい。
系列病院(1)は、専用VPN回線(4)を介して総合カルテ(6)にアクセスすることができ、総合カルテ(6)が備える全ての機能を使用・閲覧することができる(図3の(a)参照)。
一方、系列外病院(2)は、ソフトウェアVPN回線(5)を介して総合カルテ(6)にアクセスすることができ、総合カルテ(6)が備える一部の機能を使用・閲覧することができる(図3の(b)参照)。
このように、系列病院(1)と系列外病院(2)間で使用・閲覧できる機能の範囲が異なることで、一の患者を系列病院(1)と系列外病院(2)とが連携して診療する場合に、専門治療を実施する系列病院(1)から必要以上の情報が系列外病院(2)に漏れることがなく、且つ専門治療に関連のない系列外病院(2)の診療情報を共有せずに済む。
共通患者ID付与手段(7)は、診療情報を共有する患者に、共通患者IDを付与する。
共通患者IDは、系列病院(1)の患者IDや系列外病院(2)の患者IDとは別に設定されるIDである。
共通患者IDが一の患者に付与されることにより、一の患者について共通患者IDのみで診療情報を入力・閲覧できる。これにより、一の患者の診療情報の入力及び取得が迅速且つ容易にできる。
患者ID紐付け手段(8)は、共通患者ID付与手段(7)によって共通患者IDが付与された患者の、系列病院(1)の患者ID及び系列外病院(2)の患者IDを共通患者IDに紐付ける。
系列病院(1)と系列外病院(2)とが共同で治療する患者に対して共通患者IDを付与することで、総合カルテ(6)上において、複数の患者IDを有する一の患者を同一患者と認識でき、同一患者のデータとして取り扱うことができる。これにより、一の患者の診療情報の入力及び取得が迅速且つ容易にできる。
系列病院(1)の患者ID及び系列外病院(2)の患者IDを共通患者IDに紐付けることにより、患者を検索する際、系列病院(1)の患者IDや系列外病院(2)の患者IDで検索した場合でも、同一の患者として検索することができ、より容易且つ迅速に所望の患者の診療情報に到達できる。
図4に示す如く、系列病院と系列外病院において夫々IDを有する一の患者は、系列病院の患者IDと系列外病院の患者IDと共通患者IDを有していることがわかる。
図4において、1行目は系列病院で登録された情報、2行目は系列外病院で登録された情報を示す。
1行目は系列病院で登録された患者情報であるため、系列病院の患者IDと共通患者IDが表示されている。
2行目は系列外病院で登録された患者情報であるため、系列外病院の患者IDと共通患者IDが表示されている。加えて、この例の場合、系列病院のIDも表示されている。これは、この系列外病院の患者で系列病院と診療情報の共有を行った患者に対して順番に付与される系列病院のIDである。この系列病院のIDの付与は任意であり、必要に応じて付与される。
系列病院識別手段(9)は、サーバ(3)に接続するためのVPN回線の種類によって、系列病院(1)あるいは系列外病院(2)であるかを識別する。
例えば、ソフトウェアVPN回線(5)から接続された場合は系列外病院(2)と識別し、専用VPN回線(4)から接続された場合は系列病院(1)と識別する。
また、系列病院識別手段(9)は、サーバ(3)へのアクセスに用いたログインIDの種類によって、系列病院(1)あるいは系列外病院(2)であるかを識別してもよい。
接続元が系列病院(1)あるいは系列外病院(2)であるか否かを識別することによって、総合カルテ(6)の入力・閲覧の権限を、後述する権限付与手段(10)によって、医療機関毎に適切に付与することができる。
尚、系列病院であるか否かを識別する手段としてVPN回線の種類やログインIDの種類を用いることを示したが、これに限定されず、例えば、予め系列外病院の名称を系列外病院としてサーバ(3)に登録しておく等、サーバ(3)へのアクセスが系列病院であるか否かを識別できる識別方法であればいかなるものであってもよい。
権限付与手段(10)は、系列病院識別手段(9)によって識別された系列病院(1)及び系列外病院(2)に対して、夫々予め定められた総合カルテ(6)の閲覧及び入力権限を付与する。
系列病院(1)及び系列外病院(2)に対して、夫々予め定められた総合カルテ(6)の閲覧及び入力権限を付与することで、一の患者の全ての診療情報から、系列病院と系列外病院間で共有する診療情報と共有しない診療情報とを識別し分けることができるため、系列病院と系列外病院間の連携診療において、より効率的により早く必要な診療情報にたどり着くことができる。
図3の(a)は、系列病院から総合カルテにアクセスした際の業務メニュー画面の一例を示す図であり、図3の(b)は、系列外病院から総合カルテにアクセスした際の業務メニュー画面の一例を示す図である。
図3に示す総合カルテの業務メニュー画面は、婦人科の総合カルテの一例を示しており、特にART(生殖補助医療)治療における例である。尚、本発明に係る総合カルテは図3に示す婦人科のカルテに限定されず、例えば、内科、外科、小児科、耳鼻咽喉科、歯科等、いかなる診療科にも用いることができる。
図3の(a)に示すように、系列病院(1)では、カナ氏名、生年月日、共通患者ID、系列病院患者ID、系列外病院患者IDのいずれかを用いて患者を検索することができる。
一方、図3の(b)に示すように、系列外病院(2)では、共通患者ID、あるいは系列外病院患者IDのいずれかを用いてのみ患者を検索することができる。
一方、図3の(b)に示すように、系列外病院(2)では、総合カルテ、専門カルテ、基本情報、紹介状、処置予約、患者管理を閲覧することができる。この内、総合カルテ及び専門カルテには診療情報を入力することもできる。但し、総合カルテについては、テキスト入力の権限のみ付与されており、画像の入力等はできない。
この閲覧の制限は、例えば、サーバ(3)へのアクセスに用いたログインIDの種類を用いることにより達成される。つまり、一の系列外病院は、系列病院(1)が総合カルテ(6)に入力した診療情報と、一の系列外病院のログインIDでサーバ(3)にログインした際に総合カルテ(6)にテキスト入力した診療情報のみを閲覧できる。
このように、複数の系列外病院が夫々総合カルテ(6)にテキスト入力した一の患者の診療情報は、当該診療情報を入力した系列外病院以外の系列外病院では閲覧することができない。これにより、系列病院(1)と系列外病院(2)間の連携診療において、複数の系列外病院間で共有する必要のない情報の共有を回避することができ、より容易且つ迅速に所望の診療情報に到達することができる。加えて、連携診療に不要な情報の共有を回避できるため、必要以上の患者情報の公開を防ぐことができる。
図5の(a)に示すように、系列病院(1)では、図右上に示す予約ボタンにより、系列病院(1)における患者の処置を予約することができる。また、各処置予約において、どの患者がいかなる処置を受けるかについてすべて表示される。
一方、図5の(b)に示すように、系列外病院(2)では、処置予約画面から系列病院(1)での処置を予約することは出来ず、予約の空き状況を閲覧できるのみである。実際に処置を予約したい場合は、処置予約画面で空いている時間を確認し、系列病院(1)に訪問、電話、メールする等して予約する。また、系列外病院(2)では、予約の処置内容のみ表示され、患者情報は表示されない。一の系列外病院の患者の処置予約の場合のみ、患者情報が表示される。
叙上の通り、系列外病院(2)では、処置予約画面から系列病院(1)での処置を予約することは出来ず、予約の空き状況を閲覧できるのみであるが、これに限定されず、必要に応じて、ある処置内容についてのみ処置予約画面から予約できるようにする等、系列外病院(2)の権限は適宜変更してもよい。
専門カルテ(11)を備えていることにより、患者の専門治療に関する情報を専門カルテ(11)上に集約することができ、連携診療をより効率的に実施することができる。
専門カルテ(11)は、例えば、ART治療や抗癌剤治療等に特化した内容のカルテを指すが、これに限定されず、連携診療にて実施する治療のための内容を備えたカルテであれば、いかなるものであってもよい。
しかしながら、これに限定されず、必要に応じて、総合カルテ(6)と同様に、系列外病院(2)の専門カルテ(11)に対する入力・閲覧を制限してもよい。
系列外病院(2)では、ネットワークを介してサーバ(3)に接続するためにソフトウェアVPN回線(5)を利用する。ソフトウェアVPN回線(5)は仮想的なVPN回線(インターネット)である。ソフトウェアVPN回線(5)としてPacketiX VPN4.0等が挙げられるがこれに限定されず、通信量、費用、安全性等を考慮して適宜選択され得る。
ソフトウェアVPN回線(5)を利用することにより、系列病院(1)と同様の環境を構築できない系列外病院(2)に対して、インターネットに接続できる環境であれば、系列病院のサーバ(3)に接続できるようにすることができる。
また、この異なるVPN回線によるアクセスを、前述の系列病院識別手段(9)において系列病院か否かの識別方法として用いることができる。
(系列外病院の患者の登録)
系列外病院(2)で診療中の患者について系列病院(1)で実施する専門治療(例えば、ART治療や抗癌剤治療)のプランニングを行う。この時、患者は系列外病院の患者IDを有している。
系列外病院(2)にて、連携診療を実施する患者を総合カルテ(6)に追加する。患者を追加する際は、系列外病院(2)の患者ID、氏名のカナ、郵便番号、電話番号、生年月日等の情報を入力する(図6参照)。
系列病院(1)でしか実施できない専門治療を行うために、系列病院(1)に来院し、系列病院(1)の患者IDが発行される。同時に共通患者ID付与手段(7)により、共通患者IDが付与され、患者ID紐付け手段(8)により、患者の、系列病院(1)の患者ID及び系列外病院(2)の患者IDを共通患者IDに紐付ける。
また、同一患者が上記系列外病院とは異なる他の系列外病院に来院し、当該他の系列外病院と系列病院(1)間でも診療情報の共有を実施する場合においては、当該他の系列外病院において、患者の登録を実施し、当該他の系列病院の患者IDを共通患者IDに紐付ける。
系列病院(1)において実施された専門治療は総合カルテ(6)と専門カルテ(11)に入力される。系列外病院(2)は、系列病院(1)が入力した上記専門治療の診療情報を閲覧して治療状況を確認することができる。
専門治療の実施中に系列外病院(2)に来院した際に得られた診療情報の内、専門治療に関連する情報は、テキスト入力によって総合カルテに入力され、専門カルテにも入力される。これにより、系列外病院(2)の有する診療情報の内、系列病院(1)での専門治療に必要な診療情報のみを入力し共有することができる。
このように、本発明に係る診療情報共有システムは、共通患者IDによって紐付けられた患者の診療情報を複数の系列病院(1)と複数の系列外病院(2)とで共有することができる。加えて、系列病院(1)で実施する専門治療と関連のない系列外病院(2)の診療情報は共有せずに済むため、系列病院(1)と系列外病院(2)間の連携診療において、より効率的により早く必要な診療情報に到達することができ、より容易且つ密接に連携診療を実施することができる。
2 系列外病院
3 サーバ
4 専用VPN回線
5 ソフトウェアVPN回線
6 総合カルテ
7 共通患者ID付与手段
8 患者ID紐付け手段
9 系列病院識別手段
10 権限付与手段
11 専門カルテ
複数の系列病院と複数の系列外病院とで診療情報を共有できるサーバと、
前記系列病院から前記サーバに接続するための専用VPN回線と、
前記系列外病院からネットワークを介して前記サーバに接続するためのソフトウェアVPN回線と
を備える診療情報共有システムであって、
前記サーバは、
前記系列病院及び前記系列外病院が入力並びに閲覧できる総合カルテと、
診療情報を共有する患者に、共通患者IDを付与するための共通患者ID付与手段と、
前記患者の、複数の系列病院の患者ID及び複数の系列外病院の患者IDを前記共通患者IDに紐付けするための患者ID紐付け手段と、
前記サーバに接続するためのVPN回線の種類によって、系列病院あるいは系列外病院であるかを識別する系列病院識別手段と、
前記系列病院識別手段によって識別された系列病院及び系列外病院に対して、夫々予め定められた前記総合カルテへの閲覧及び入力権限を付与する権限付与手段と
を備え、
前記共通患者ID付与手段は、患者に共通患者IDを付与し、
前記患者ID紐付け手段は、前記患者の、複数の系列病院の患者ID及び複数の系列外病院の患者IDを前記共通患者IDに紐付けし、
前記系列病院及び前記系列外病院は、前記共通患者IDが付与された患者の診療情報のみを共有でき、
前記系列病院は、前記総合カルテに入力された全ての診療情報を閲覧できる権限を付与され、
一の系列外病院は、一の患者について、前記系列病院が前記総合カルテに入力した診療情報と、当該一の系列外病院が前記総合カルテにテキスト入力した前記一の患者の診療情報とを閲覧できる権限を付与される一方で、他の系列外病院で前記総合カルテにテキスト入力された前記一の患者の診療情報は、前記一の系列外病院で閲覧できないことを特徴とする、診療情報共有システムに関する。
加えて、前記サーバは、前記系列病院及び前記系列外病院が入力並びに閲覧できる総合カルテと、診療情報を共有する患者に、共通患者IDを付与するための共通患者ID付与手段と、前記患者の、複数の系列病院の患者ID及び複数の系列外病院の患者IDを前記共通患者IDに紐付けするための患者ID紐付け手段と、前記サーバに接続するためのVPN回線の種類によって、系列病院あるいは系列外病院であるかを識別する系列病院識別手段と、前記系列病院識別手段によって識別された系列病院及び系列外病院に対して、夫々予め定められた前記総合カルテへの閲覧及び入力権限を付与する権限付与手段を備えているため、系列外病院においても、同一の患者について系列病院と診療情報を共有することができ、系列病院と系列外病院との間で容易に連携が取れる。
Claims (4)
- 複数の系列病院と複数の系列外病院とで診療情報を共有できるサーバと、
前記系列病院から前記サーバに接続するための専用VPN回線と、
前記系列外病院からネットワークを介して前記サーバに接続するためのソフトウェアVPN回線と
を備える診療情報共有システムであって、
前記サーバは、
前記系列病院及び前記系列外病院が入力並びに閲覧できる総合カルテと、
診療情報を共有する患者に、共通患者IDを付与するための共通患者ID付与手段と、
前記患者の、複数の系列病院の患者ID及び複数の系列外病院の患者IDを前記共通患者IDに紐付けするための患者ID紐付け手段と、
前記サーバに接続するためのVPN回線の種類又はログインIDの種類によって、系列病院あるいは系列外病院であるかを識別する系列病院識別手段と、
前記系列病院識別手段によって識別された系列病院及び系列外病院に対して、夫々予め定められた前記総合カルテへの閲覧及び入力権限を付与する権限付与手段と
を備え、
前記共通患者ID付与手段は、患者に共通患者IDを付与し、
前記患者ID紐付け手段は、前記患者の、複数の系列病院の患者ID及び複数の系列外病院の患者IDを前記共通患者IDに紐付けし、
前記系列病院及び前記系列外病院は、前記共通患者IDが付与された患者の診療情報のみを共有でき、
前記系列病院は、前記総合カルテに入力された全ての診療情報を閲覧できる権限を付与され、
一の系列外病院は、一の患者について、前記系列病院が前記総合カルテに入力した診療情報と、当該一の系列外病院が前記総合カルテにテキスト入力した前記一の患者の診療情報とを閲覧できる権限を付与される一方で、他の系列外病院で前記総合カルテにテキスト入力された前記一の患者の診療情報は、前記一の系列外病院で閲覧できないことを特徴とする、診療情報共有システム。 - 前記系列外病院は、テキスト入力でのみ前記総合カルテに情報を入力することができることを特徴とする、請求項1に記載の診療情報共有システム。
- 前記サーバは、患者の特定の治療のための専門カルテをさらに備え、
前記総合カルテと前記専門カルテは、前記患者ID紐付け手段によって前記共通患者IDで紐付けられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の診療情報共有システム。 - 前記系列病院と前記系列外病院は、前記専門カルテに対して同等の閲覧及び入力権限が付与されていることを特徴とする、請求項3に記載の診療情報共有システム。
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