JP2018132792A - 精算機接続端末、精算機管理サーバおよびコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
本願発明に関わる電子マネーは、ICカード型である。このICカード型電子マネーにおける「ICカード」とは、電子データを記憶したり、データを書き換えたりできるICチップを埋め込んだプラスチックカードであり、紙幣やコインを入れる財布に相当する。以下、このICカードを「電子マネーカード」と記載する。
電子マネーカードには、この通信のためのアンテナ(木の葉形状)が内蔵されている。
一方、導入時点ですべての種類の電子マネーカードに対応可能であるように設定されている精算機が提供されるわけではなく、データ通信の設定が必要である(図2を用いて後述)。
電子マネーカードαに対応可能な精算機は、精算に使われた電子マネーカードの電子マネーデータαを、カードα精算用サーバへ送信する。そして、そのカードα精算用サーバが、商品またはサービスを提供した組織に係る商品/サービス提供者サーバへ精算データを送信するのである(図1参照)。 → この理解は間違っていないでしょうか?
[精算/AC]*[電子マネー/AC+ICカード/AC]*[対応/AC]*[更新/AC+追加/AC]
この中から、特許文献1および特許文献2を抽出した。
特許文献2には、電子マネーカードを活用することによって、予め登録をした会員ではない顧客に対しても、売り上げデータを収集して分析をすることを可能とした技術が開示されている。
そこで、その精算機が電子マネーカードβを認識し、カードβ精算用サーバとの通信も可能となるように、その精算機における設定変更をメンテナンス担当者が、その精算機の現場で実行する必要がある(図2参照)。
すなわち、電子マネーカードが精算可能な種類についての表示は、消費者への視認性などを考慮して、物理的なステッカー貼付が一般的である。すなわち、精算機ごとにその精算機が精算可能な電子マネーカードを示すステッカーの新たな貼付を、その精算機の設置場所で実行しなければならない。
商品またはサービス提供者の都合などで、ある精算機においては、所定の電子マネーカードの対応を取りやめるという場合には、前述したのと逆の作業が必要となる。すなわち、その精算機における設定変更とステッカーの剥離を実行しなければならない。
本願における第一の発明は、 精算機に接続してその精算機における設定を変更するとともに、精算機管理サーバに対する遠隔確認を実行する精算機接続端末に係る。
この端末は、 設定を変更すべき精算機を特定するための端末IDを予め記録しているデータ記録手段と、
その端末IDを前記の精算機管理サーバへ送信する端末ID送信手段と、
前記の精算機管理サーバから前記の精算機における設定変更データを受信する変更データ受信手段と、
その変更データ受信手段が受信した設定変更データを前記の精算機へ入力するデータ入力手段と、
そのデータ入力手段にて入力された設定変更データが正常に書き換えられたか否かを確認するための確認データを前記の精算機管理サーバへ送信する確認データ送信手段と、
を備える。
「精算機」とは、商品やサービスの代金を支払うための装置である。たとえば、駐車場を借りた代金を支払うための駐車料金の精算機、交通サービスの利用料金を支払うための交通系の精算機などである。料金の授受に際して人間が介在することなく、無人で支払いが完了する。
精算機が屋外に設置されている場合、本発明に係る精算機接続端末は、防水性、防塵性などの耐候性を備えている必要がある。
「設定変更データ」とは、未対応であった電子マネーを使えるようにしたり、対応していた電子マネーを非対応として使えなくしたりするためのデータである。
「確認データ」とは、たとえば、設定変更データが未対応であった電子マネーZを使えるデータである場合に、その設定変更データを受信した後の精算機において電子マネーZを選択して所定金額の支払いが可能であるかどうかを確認するためのデータである。
データ記録手段は、設定を変更すべき精算機を特定するための端末IDを予め記録している。 その端末IDを端末ID送信手段が精算機管理サーバへ送信する。
精算機管理サーバから前記の精算機における設定変更データを変更データ受信手段が受信する。 その変更データ受信手段が受信した設定変更データをデータ入力手段が前記の精算機へ入力する。
そのデータ入力手段にて入力された設定変更データが正常に書き換えられたか否かを確認するための確認データを、確認データ送信手段が前記の精算機管理サーバへ送信する。
精算機接続端末が接続された精算機に対しては、新たな電子マネーを使えるようにするために、その精算機へ設定担当者が向かわなくても、精算機管理サーバにおいて遠隔にて実行できる。
第一の発明は、以下のようなバリエーションを提供することもできる。
すなわち、 前記の端末ID送信手段は、前記の精算機に備えられた通信機能を介して端末IDを送信することとし、
前記の確認データ送信手段は、精算機接続端末に接続された精算機に備えられた通信機能を介して確認データを送信することとしてもよい。
精算機が精算機管理サーバとの通信機能を備えている場合、精算機接続端末は、その通信機能における送信機能を使うことができる。
そのため、精算機接続端末が単独で通信機能を備える必要がないので、装置として簡素化でき、コストダウンにも寄与する。
精算機接続端末に通信機能を持たせなければならない場合には、その通信機能は無線通信となる。一方、精算機と精算機管理サーバとの通信機能が有線の場合、無線よりも安定した通信環境となる可能性が高い。
第一の発明は、以下のようなバリエーションを提供することもできる。
すなわち、前記の変更データ受信手段は、前記の精算機に備えられた通信機能を介して設定変更データを受信することとしてもよい。精算機と精算機管理サーバとの通信機能が有線の場合、無線よりも安定した通信環境となる可能性が高い。
精算機が精算機管理サーバとの通信機能を備えている場合、精算機接続端末は、その受信機能を使うことができる。
第二の発明は、遠隔にある精算機へ精算機接続端末を接続することによってその精算機における設定変更を管理する精算機管理サーバに係る。
すなわち、変更する設定内容に係る精算機に関する管理データおよび前記の精算機を特定するための端末IDを蓄積している精算機管理データベースと、
前記の精算機へ接続した精算機接続端末の端末IDを受信する端末ID受信手段と、
その端末ID受信手段が受信した端末IDを前記の精算機管理データベースに蓄積された端末IDと照合する精算機ID照合手段と、
その精算機ID照合手段が照合を確認した場合に設定または設定内容を変更するための変更データを前記の精算機接続端末へ送信する変更データ送信手段と、
その変更データ送信手段が送信した変更データをインストールした精算機から設定または変更がされたかどうかを確認するための確認データを受信する確認データ受信手段と、
その確認データ受信手段が受信した確認データが正しいか否かを前記の精算機管理データベースと照合して確認するデータ確認手段と、
を備えた精算機管理サーバである。
精算機管理データベースには、変更する設定内容に係る精算機に関する管理データおよび精算機を特定するための端末IDを蓄積している。
精算機へ接続した精算機接続端末の端末IDを端末ID受信手段が受信する。
その端末ID受信手段が受信した端末IDを、精算機ID照合手段が前記の精算機管理データベースに蓄積された端末IDと照合する。
その精算機ID照合手段が照合を確認した場合に設定または設定内容を変更するための変更データを、変更データ送信手段が前記の精算機接続端末へ送信する。
その変更データ送信手段が送信した変更データを、インストールした精算機から設定または変更がされたかどうかを確認するための確認データを確認データ受信手段が受信する。
その確認データ受信手段が受信した確認データが正しいか否かを、データ確認手段が前記の精算機管理データベースと照合して確認する。
第三の発明は、精算機に接続して精算機における設定を変更するとともに、精算機管理サーバに対する遠隔確認を実行する精算機接続端末を制御するコンピュータプログラムに係る。
すなわち、設定を変更すべき精算機を特定するための端末IDを予め記録しているデータ記録手順と、
そのデータ記録手順にて記録した端末IDを前記の精算機管理サーバへ送信する端末ID送信手順と、
前記の精算機管理サーバから前記の精算機における設定変更データを受信する変更データ受信手順と、
その変更データ受信手順にて受信した設定変更データを前記の精算機へ入力するデータ入力手順と、
そのデータ入力手順にて入力された設定変更データが正常に書き換えられたか否かを確認するための確認データを前記の精算機管理サーバへ送信する確認データ送信手順と、
を精算機接続端末に実行させることとしたコンピュータプログラムである。
第四の発明は、遠隔にある精算機へ精算機接続端末を接続することによってその精算機における設定を管理する精算機管理サーバを制御するコンピュータプログラムに係る。
すなわち、 変更する設定内容に係る精算機に関する管理データおよび前記の精算機を特定するための端末IDを精算機管理データベースへ蓄積する端末ID記憶手順と、
前記の精算機へ接続した精算機接続端末の端末IDを受信する端末ID受信手順と、
その端末ID受信手順にて受信した端末IDを前記の精算機管理データベースに蓄積された端末IDと照合する精算機ID照合手順と、
その精算機ID照合手順にて照合を確認した場合に設定または設定内容を変更するための変更データを前記の精算機接続端末へ送信する変更データ送信手順と、
その変更データ送信手順にて送信した変更データをインストールした精算機から設定または変更がされたかどうかを確認するための確認データを受信する確認データ受信手順と、
その確認データ受信手順にて受信した確認データが正しいか否かを前記の精算機管理データベースと照合して確認するデータ確認手順と、
を精算機管理サーバに実行させることとしたコンピュータプログラムである。
また、第三および第四の発明に係るコンピュータプログラムを、通信回線を介して精算機接続端末や精算機管理サーバへ提供することもできる。
第二の発明によれば、精算機における電子マネーに対応させるための設定変更を遠隔操作可能な端末を管理できる精算機管理サーバを提供することができた。
第三の発明によれば、精算機における電子マネーに対応させるための設定変更を遠隔操作可能な端末に係るコンピュータプログラムを提供することができた。
第四の発明によれば、精算機における電子マネーに対応させるための設定変更を遠隔操作可能な端末を管理できる精算機管理サーバに係るコンピュータプログラムを提供することができた。
本実施形態は、設置済みの精算機と、その精算機に後付けする精算機接続端末と、その精算機接続端末および前記の精算機を管理する精算機管理サーバと、から構成されるシステムである。
精算機管理サーバには、各精算機接続端末に固有の識別番号である端末IDと、各精算機において使うことができる電子マネーの種類(電子マネー種)と、精算機の設置場所を特定するための設置場所の識別番号などが、データベース上で管理されている。
接続が完了したら、精算機接続端末の電源を入れる。すると、精算機接続端末に内蔵された通信回線を介して、精算機管理サーバへ端末IDが送信される。
受信した電子マネー種およびその設置コードを用いて、精算機接続端末は精算機において使うことができる電子マネーを設定する(現地設置)。設定ができているか否かは、精算機の液晶画面において、設定すべき電子マネー種が選択できる電子マネーに含まれているか否かで確認できる。
精算機管理サーバは、電子マネー種C,Dおよびその設置コードを送信する。
受信した電子マネー種およびその設置コードを用いて、精算機接続端末は精算機において使うことができる電子マネーを設定する(マネー追加)。
図2は、図1の「現地設置」の状態(図2(a))から、「追加マネー」の状態(図2(b))へと変化する精算機の液晶画面を示している。
図2(a)は、ユーザが支払うべき料金として「1円」と精算機の液晶画面へ表示され、「電子マネーをお選び下さい」との説明の下には、2種類の電子マネー種A,Bが表示されている。
図3に示すのは、精算機接続端末には独立した通信機能を備えておらず、精算機の通信機能を用いて、精算機管理サーバとの通信を実行する場合の実施形態を示している。(図1で説明した精算機接続端末には、通信機能を内蔵しているとして説明したので、図1に対応する精算機接続端末は、図4に示したものとなる。)
図中の斜字体およびカッコ書きの数字は、データの種類およびその順序を示している。以下の説明において図中の順序の数字と対応させ、カッコ書きで数字を入れて説明する。
精算機管理サーバには、精算機管理データベースが備えられており、図1中に表で示したようなデータが蓄積されている。その中の端末IDが、精算機接続端末のデータ記録手段に記録されている(0)。
精算機管理サーバにおいては、受信した端末IDは、精算機管理データベースを用いて精算機ID照合手段が照合する(3)。そして、その照合確認がとれた場合(4)、追加マネー種別データの送信準備にかかる(5)。準備ができたら、データ送信手段が、追加マネー種別データを精算機へ送信する(6)。
書き換えが終わったら、確認データを精算機接続端末の確認データ入力手段へ送り(9)、その確認データ入力手段は精算機のデータ送信手段へ確認データを送る(10)。精算機のデータ送信手段は、精算機管理サーバへ確認データを送信する(11)。
確認が済めば、追加マネー種別データに係る新たな電子マネーが、精算機において精算手段の選択肢として加わることとなる。
図4に示す実施形態は、精算機接続端末に、精算機管理サーバとの通信が可能な通信機能(データ送信手段、データ受信手段)を備えている場合である。
それ以外の構成は、図3に示した実施形態と同様であるので、詳細な説明を省略する。
Claims (6)
- 精算機に接続してその精算機における設定を変更するとともに、精算機管理サーバに対する遠隔確認を実行する精算機接続端末であって、
設定を変更すべき精算機を特定するための端末IDを予め記録しているデータ記録手段と、
その端末IDを前記の精算機管理サーバへ送信する端末ID送信手段と、
前記の精算機管理サーバから前記の精算機における設定変更データを受信する変更データ受信手段と、
その変更データ受信手段が受信した設定変更データを前記の精算機へ入力するデータ入力手段と、
そのデータ入力手段にて入力された設定変更データが正常に書き換えられたか否かを確認するための確認データを前記の精算機管理サーバへ送信する確認データ送信手段と、
を備えた精算機接続端末。 - 前記の端末ID送信手段は、前記の精算機に備えられた通信機能を介して端末IDを送信することとし、
前記の確認データ送信手段は、精算機接続端末に接続された精算機に備えられた通信機能を介して確認データを送信することとした
請求項1に記載の精算機接続端末。 - 前記の変更データ受信手段は、前記の精算機に備えられた通信機能を介して設定変更データを受信することとした
請求項1または請求項2のいずれかに記載の精算機接続端末。 - 遠隔にある精算機へ精算機接続端末を接続することによってその精算機における設定変更を管理する精算機管理サーバであって、
変更する設定内容に係る精算機に関する管理データおよび前記の精算機を特定するための端末IDを蓄積している精算機管理データベースと、
前記の精算機へ接続した精算機接続端末の端末IDを受信する端末ID受信手段と、
その端末ID受信手段が受信した端末IDを前記の精算機管理データベースに蓄積された端末IDと照合する精算機ID照合手段と、
その精算機ID照合手段が照合を確認した場合に設定または設定内容を変更するための変更データを前記の精算機接続端末へ送信する変更データ送信手段と、
その変更データ送信手段が送信した変更データをインストールした精算機から設定または変更がされたかどうかを確認するための確認データを受信する確認データ受信手段と、
その確認データ受信手段が受信した確認データが正しいか否かを前記の精算機管理データベースと照合して確認するデータ確認手段と、
を備えた精算機管理サーバ。 - 精算機に接続して精算機における設定を変更するとともに、精算機管理サーバに対する遠隔確認を実行する精算機接続端末を制御するコンピュータプログラムであって、
設定を変更すべき精算機を特定するための端末IDを予め記録しているデータ記録手順と、
そのデータ記録手順にて記録した端末IDを前記の精算機管理サーバへ送信する端末ID送信手順と、
前記の精算機管理サーバから前記の精算機における設定変更データを受信する変更データ受信手順と、
その変更データ受信手順にて受信した設定変更データを前記の精算機へ入力するデータ入力手順と、
そのデータ入力手順にて入力された設定変更データが正常に書き換えられたか否かを確認するための確認データを前記の精算機管理サーバへ送信する確認データ送信手順と、
を精算機接続端末に実行させることとしたコンピュータプログラム。 - 遠隔にある精算機へ精算機接続端末を接続することによってその精算機における設定を管理する精算機管理サーバを制御するコンピュータプログラムであって、
変更する設定内容に係る精算機に関する管理データおよび前記の精算機を特定するための端末IDを精算機管理データベースへ蓄積する端末ID記憶手順と、
前記の精算機へ接続した精算機接続端末の端末IDを受信する端末ID受信手順と、
その端末ID受信手順にて受信した端末IDを前記の精算機管理データベースに蓄積された端末IDと照合する精算機ID照合手順と、
その精算機ID照合手順にて照合を確認した場合に設定または設定内容を変更するための変更データを前記の精算機接続端末へ送信する変更データ送信手順と、
その変更データ送信手順にて送信した変更データをインストールした精算機から設定または変更がされたかどうかを確認するための確認データを受信する確認データ受信手順と、
その確認データ受信手順にて受信した確認データが正しいか否かを前記の精算機管理データベースと照合して確認するデータ確認手順と、
を精算機管理サーバに実行させることとしたコンピュータプログラム。
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