JP2018132050A - Internal combustion engine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、排気ガス再循環機構を備える内燃機関に関する。 The present invention relates to an internal combustion engine having an exhaust gas recirculation mechanism.
近年、NOx生成量を低減する技術として、排気ガス再循環機構(Exhaust Gas Recirculation:EGR)が注目されている。排気ガス再循環機構は、燃焼室から排出された排気ガスの一部をEGRガスとして吸気系に戻すEGR通路を備える。燃焼室にEGRガスを導入することで、燃焼室の酸素量が減り、燃焼温度が低下するので、NOxの生成量が低減される。 In recent years, an exhaust gas recirculation mechanism (EGR) has attracted attention as a technique for reducing the amount of NOx produced. The exhaust gas recirculation mechanism includes an EGR passage that returns a part of the exhaust gas discharged from the combustion chamber to the intake system as EGR gas. By introducing EGR gas into the combustion chamber, the amount of oxygen in the combustion chamber is reduced and the combustion temperature is lowered, so that the amount of NOx produced is reduced.
しかし、EGRガスには殆ど酸素が含まれていないため、点火プラグの近傍にEGRガスが多く分布すると、失火する恐れがある。このような問題点に鑑み、例えば特許文献1では、二つの吸気ポートのうち、一方の吸気ポートにのみEGR通路を繋げ、EGRガスが点火プラグから離れた位置に導入されるようにし、燃焼室内における点火プラグから離隔した領域にEGRガス層を形成している。EGRガス層が点火プラグから離隔しているため、失火が抑制される。
However, since the EGR gas contains almost no oxygen, if a large amount of EGR gas is distributed in the vicinity of the spark plug, there is a risk of misfire. In view of such a problem, for example, in
しかし、特許文献1の構成は、吸気ポートの構造によってEGRガス層を形成しており、内燃機関の設計の自由度が低くなる欠点がある。そのため、車両の構造によっては、特許文献1の構成を採用できない場合がある。
However, the configuration of
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、内燃機関の構造要件を変更することなく燃焼室にEGRガス層を形成できる内燃機関を提供することにある。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and one of its purposes is to provide an internal combustion engine capable of forming an EGR gas layer in a combustion chamber without changing the structural requirements of the internal combustion engine.
本発明の一形態に係る内燃機関は、
燃焼室と、前記燃焼室に露出する点火プラグと、前記燃焼室から排出された排気ガスの一部をEGRガスとして吸気系に戻すEGR通路を有する排気ガス再循環機構と、を備える内燃機関であって、
前記EGR通路に設けられ、前記EGRガスを帯電させる帯電機構と、
前記点火プラグを前記EGRガスと同じ極性に帯電させてから点火を行う点火制御機構と、を備える。
An internal combustion engine according to one aspect of the present invention is
An internal combustion engine comprising: a combustion chamber; an ignition plug exposed to the combustion chamber; and an exhaust gas recirculation mechanism having an EGR passage for returning a part of the exhaust gas discharged from the combustion chamber to the intake system as EGR gas There,
A charging mechanism provided in the EGR passage for charging the EGR gas;
An ignition control mechanism that performs ignition after charging the spark plug to the same polarity as the EGR gas.
上記構成によれば、EGRガスを帯電させ、点火プラグをEGRガスと同じ極性に帯電させることで、点火プラグからEGRガスを離隔させることができる。そのため、点火プラグから離隔した位置にEGRガス層を形成することができるので、失火を抑制できる。 According to the above configuration, the EGR gas can be separated from the spark plug by charging the EGR gas and charging the spark plug with the same polarity as the EGR gas. Therefore, since the EGR gas layer can be formed at a position separated from the spark plug, misfire can be suppressed.
上記構成では、吸気ポートなどの構造要件を変更することなく、既存の内燃機関に帯電機構と点火制御機構を追加するだけで構成することができる。 The above configuration can be configured only by adding a charging mechanism and an ignition control mechanism to an existing internal combustion engine without changing structural requirements such as an intake port.
以下、本発明の内燃機関の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明は、これらの例示に限定されず、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。 Hereinafter, an embodiment of an internal combustion engine of the present invention will be described based on the drawings. In addition, this invention is not limited to these illustrations, is shown by the claim, and it is intended that all the changes within the meaning and range equivalent to a claim are included.
<実施形態1>
図1の概略構成図に示すように、内燃機関1は、燃焼室10で混合気を燃焼させることで、シリンダブロック9内でピストン90を往復させ、そのピストン90の往復運動を図示しないクランクシャフトで回転運動に変換する。この内燃機関1は、燃焼室10の内部に混合気を導入する吸気ポート3と、混合気に点火する点火プラグ2と、燃焼室10から排気ガスを排出する排気ポート4と、を備える。吸気ポート3と排気ポート4にはそれぞれ、吸気バルブ30と排気バルブ40が設けられている。吸気ポート3には、燃料を噴射するインジェクタ31が設けられている。インジェクタ31は、燃焼室10に設けられていても良い。本例の内燃機関1はさらに、排気ガスの一部を吸気系に戻す排気ガス再循環機構(EGR)5を備える。
<
As shown in the schematic configuration diagram of FIG. 1, the
排気ガス再循環機構5は、EGR通路50とEGRバルブ51とを備える。EGR通路50は、排気ポート4と吸気ポート3とに連通され、燃焼室10から排出された排気ガスの一部をEGRガス5gとして吸気系に戻す。EGRバルブ51は、吸気系に導入するEGRガス5gの量を調整する。ここで、EGRガス5gには酸素が殆ど含まれていないため、燃焼室10内の点火プラグ2近傍におけるEGRガス5gの濃度が高いと失火の恐れがある。本例の内燃機関1は、そのような問題を解決するために、点火プラグ2近傍からEGRガス5gを遠ざけ、点火プラグ2から離隔した位置にEGRガス5gの層(以下、EGRガス層)を形成する構成を備える。以下、EGRガス層を形成するための構成を中心に説明を行なう。
The exhaust
≪帯電機構≫
EGRガス層を形成する一つ目の構成として、本例の内燃機関1は帯電機構6を備える。帯電機構6は、EGR通路50に設けられ、EGRガス5gを正または負に帯電させる。帯電機構6は、図2に示すように、電極60と絶縁体61と外筒62とを備える。電極60は、その一端がEGR通路50内に露出し、他端が後述する印加機構8(図1)に繋がっている。外筒62は、帯電機構6をEGR通路50に固定する支持体であり、絶縁体61は、電極60とEGR通路50とを絶縁する。
≪Charging mechanism≫
As a first configuration for forming the EGR gas layer, the
図1に示すように、帯電機構6には印加機構8が繋がっている。印加機構8は、電源80と、DC−DCコンバータ81と、Hブリッジ82と、昇圧トランス83とを備える。本例の電源80は、車両に搭載されるバッテリである。DC−DCコンバータ81は、電源80が提供する直流電圧を昇圧し、Hブリッジ82は、DC−DCコンバータ81が出力する直流を交流に変換する。昇圧トランス83は、Hブリッジ82が出力する交流を昇圧する。
As shown in FIG. 1, an
昇圧トランス83から延びる配線の一つは、上述した帯電機構6に繋がっている。当該配線にはダイオード84が設けられており、図2に示すように、帯電機構6によってEGR通路50を通過するEGRガス5gに正または負の電荷を帯電させることができる。本例では、EGRガス5gに負の電荷を帯電させている。
One of the wires extending from the step-up
昇圧トランス83から延びるもう一つの配線は、スイッチ85とダイオード86を介して、点火プラグ2の電極に繋がっている。ダイオード86の向きは、帯電機構6に繋がるダイオード84の向きと同じである。そのため、EGRガス5gと同じ極性に点火プラグ2を帯電させることができる。
Another wiring extending from the step-
≪点火制御機構≫
EGRガス層を形成する二つ目の構成として、本例の内燃機関1は点火制御機構7を備える。点火制御機構7は、従来同様、点火プラグ2に電圧を印加し、燃焼室10内に放電火花を発生させる構成である。本例における点火制御機構7はさらに、従来とは異なり、上述したスイッチ85のON/OFFを制御するように構成されている。そのため、点火制御機構7からの指令によってスイッチ85をONにすることで、点火プラグ2の電極をEGRガス5gと同じ極性に帯電させることができる。
≪Ignition control mechanism≫
As a second configuration for forming the EGR gas layer, the
≪動作手順≫
以上説明した構成を備える内燃機関1を用いて燃焼室10にEGRガス5gを導入する場合、図1のEGRバルブ51を空けると共に、図2に示すように帯電機構6によってEGRガス5gに負の電荷を帯電させる。図1の吸気バルブ30が開き、混合気と共にEGRガス5gが燃焼室10に導入されるタイミングで、点火制御機構7がスイッチ85をONにして、点火プラグ2を負に帯電させる。スイッチ85をONにするタイミングは、吸気バルブ30が開く少し前でも良いし、開くと同時でも良いし、開いてから少し後でも良い。スイッチ85をONにするタイミングは、図示しないクランクシャフトの回転角度などを参照して制御すると良い。
≪Operation procedure≫
When the
点火プラグ2が負に帯電すると、図3に示すように、負に帯電したEGRガス5gが斥力によって点火プラグ2から離隔した位置に移動する。ここで、EGRガス5gと共に燃焼室10に導入された混合気は帯電していないため、混合気には斥力が作用しない。そのため、燃焼室10において、点火プラグ2を中心に、点火プラグ2から近い位置には混合気が、遠い位置にはEGRガス5gの層が形成される。この状態で点火プラグ2を点火すれば、酸素を殆ど含まないEGRガス5gによって生じる失火を抑制することができる。なお、印加機構8による点火プラグ2への電圧の印加は、点火の直前まで行なうことが好ましい。
When the
以上説明したように、実施形態1の内燃機関1によれば、吸気ポート3の向きなどの構造要件を変更することなく、EGRガス層を形成することができる。そのため、既存の内燃機関に本例の構成を適用することもできる。
As described above, according to the
<実施形態2>
点火プラグ2は、その先端に中心電極(図3のL字型の部分に囲まれる部分)と接地電極(図3のL字型の部分)とが設けられている。中心電極と接地電極との間は離隔しており、両電極間の電位差が大きくなり、当該電位差が放電電圧に達した時点で放電火花が生じる。この点火プラグにおける電位差が増大する過程を利用して、EGRガス層を形成する内燃機関1を図4に基づいて説明する。なお、実施形態2における実施形態1と同様の構成には図1と同一の符号を付して、その説明を省略する。
<
The
図4に示すように、実施形態2の内燃機関1では、昇圧トランス83から延びる配線の内、一方がEGR通路50に設けられる帯電機構6に繋がり、他方が接地されている。本例の構成でも、実施形態1と同様に、EGRガス5gは負に帯電される。
As shown in FIG. 4, in the
この構成では、点火プラグ2を負電圧で放電するように構成する。そうすることで、燃焼室10に流入した負電荷のEGRガス5gが、点火プラグ2の電位差が増大する過程で、図3と同様に点火プラグ2から離隔した位置に移動される。その結果、点火プラグ2が放電電圧に達したときに、点火プラグ2から離隔した位置にEGRガス層が形成され、EGRガス5gによる失火を抑制することができる。
In this configuration, the
1 内燃機関 10 燃焼室
2 点火プラグ
3 吸気ポート 30 吸気バルブ 31 インジェクタ
4 排気ポート 40 排気バルブ
5 排気ガス再循環機構 50 EGR通路 51 EGRバルブ 5g EGRガス
6 帯電機構 60 電極 61 絶縁体 62 外筒
7 点火制御機構
8 印加機構
80 電源 81 DC−DCコンバータ 82 Hブリッジ 83 昇圧トランス
84,86 ダイオード 85 スイッチ
9 シリンダブロック 90 ピストン
DESCRIPTION OF
Claims (1)
前記EGR通路に設けられ、前記EGRガスを帯電させる帯電機構と、
前記点火プラグを前記EGRガスと同じ極性に帯電させてから点火を行う点火制御機構と、を備える内燃機関。 An internal combustion engine comprising: a combustion chamber; an ignition plug exposed to the combustion chamber; and an exhaust gas recirculation mechanism having an EGR passage for returning a part of the exhaust gas discharged from the combustion chamber to the intake system as EGR gas There,
A charging mechanism provided in the EGR passage for charging the EGR gas;
An internal combustion engine comprising: an ignition control mechanism that performs ignition after charging the spark plug to the same polarity as the EGR gas.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017028389A JP2018132050A (en) | 2017-02-17 | 2017-02-17 | Internal combustion engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017028389A JP2018132050A (en) | 2017-02-17 | 2017-02-17 | Internal combustion engine |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018132050A true JP2018132050A (en) | 2018-08-23 |
Family
ID=63249489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017028389A Pending JP2018132050A (en) | 2017-02-17 | 2017-02-17 | Internal combustion engine |
Country Status (1)
Country | Link |
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-
2017
- 2017-02-17 JP JP2017028389A patent/JP2018132050A/en active Pending
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