JP2018132014A - Automatic operation controller - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、自動運転制御装置に関する。 The present disclosure relates to an automatic operation control apparatus.
従来、特許文献1に記載の車両の制御装置がある。この制御装置は、アイドルストップ状態のエンジンを再始動させる際にオルタネータに異常が生じている場合には、スタータモータによりエンジンを再始動させる。また、この制御装置は、アイドルストップ状態のエンジンを再始動させる際にスタータモータに異常が生じている場合には、オルタネータによりエンジンを再始動させる。さらに、この制御装置は、アイドルストップ状態のエンジンを再始動させる際にオルタネータ及びスタータモータの両者が正常である場合には、オルタネータ及びスタータモータのいずれか一方によりエンジンを再始動させる。
Conventionally, there is a vehicle control device described in
ところで、特許文献1に記載の車両の制御装置では、スタータモータ又はオルタネータによりエンジンを再始動させる際に、車両のバッテリからスタータモータ又はオルタネータに大電力を供給する必要がある。バッテリからスタータモータ又はオルタネータに大電力が供給される際には、車両のバッテリ電圧が一時的に低下する現象が発生する。自動運転機能を有する車両では、このようなバッテリ電圧の一時的な低下が自動運転の実行中に発生すると、自動運転機能を実現するための自動運転機器への供給電力が低下するおそれがある。これに起因して自動運転機器の動作に支障をきたすと、適切な自動運転機能を維持できない可能性がある。
By the way, in the vehicle control apparatus described in
本開示は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、より的確に自動運転機能を維持することの可能な自動運転制御装置を提供することにある。 The present disclosure has been made in view of such circumstances, and an object thereof is to provide an automatic driving control device capable of maintaining an automatic driving function more accurately.
上記課題を解決する自動運転制御装置(46)は、消費電力演算部(461)と、自動運転制御部(460)と、を備える。消費電力演算部は、車両のエンジンを始動させる始動機を除く複数の電気負荷の消費電力の加算値である総消費電力を演算する。自動運転制御部は、車両を自動運転させる自動運転制御を実行する。自動運転制御部は、自動運転制御においてエンジンを始動させる際に、総消費電力が所定値を超えているか否かを判定し、総消費電力が所定値を超えていると判定することに基づいて、エンジンの始動を禁止する。 The automatic operation control device (46) that solves the above problem includes a power consumption calculation unit (461) and an automatic operation control unit (460). The power consumption calculation unit calculates a total power consumption that is an added value of the power consumptions of a plurality of electric loads excluding a starter that starts the engine of the vehicle. The automatic driving control unit executes automatic driving control for automatically driving the vehicle. The automatic operation control unit determines whether or not the total power consumption exceeds a predetermined value when starting the engine in the automatic operation control, and based on determining that the total power consumption exceeds the predetermined value Prohibit engine start.
この構成によれば、電気負荷の総消費電力が所定値を超えている場合、すなわち始動機の駆動に伴うバッテリ電圧の一時的な低下により自動運転機器の動作に支障をきたす可能性が高い場合には、エンジンの始動が禁止されるため、始動機の駆動に伴い自動運転機器の動作に支障をきたす状況を未然に回避することができる。これにより、自動運転機器の動作を確保し易くなるため、より的確に自動運転機能を維持することが可能となる。 According to this configuration, when the total power consumption of the electric load exceeds a predetermined value, that is, when there is a high possibility that the operation of the automatic driving device is hindered due to a temporary decrease in the battery voltage accompanying the driving of the starter Since the start of the engine is prohibited, it is possible to avoid a situation that hinders the operation of the automatic operation device due to the driving of the starter. Thereby, since it becomes easy to ensure operation | movement of an automatic driving | operation apparatus, it becomes possible to maintain an automatic driving function more correctly.
なお、上記手段、及び特許請求の範囲に記載の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。 In addition, the code | symbol in the bracket | parenthesis as described in the said means and a claim is an example which shows a corresponding relationship with the specific means as described in embodiment mentioned later.
本開示によれば、より的確に自動運転機能を維持することの可能な自動運転制御装置を提供できる。 According to the present disclosure, it is possible to provide an automatic driving control device capable of maintaining the automatic driving function more accurately.
以下、自動運転制御装置の実施形態について図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
<第1実施形態>
はじめに、自動運転制御装置の第1実施形態について説明する。まず、第1実施形態の自動運転制御装置が搭載される車両の概略構成について説明する。
Hereinafter, an embodiment of an automatic operation control device will be described with reference to the drawings. In order to facilitate the understanding of the description, the same constituent elements in the drawings will be denoted by the same reference numerals as much as possible, and redundant description will be omitted.
<First Embodiment>
First, a first embodiment of the automatic operation control device will be described. First, a schematic configuration of a vehicle on which the automatic driving control device of the first embodiment is mounted will be described.
図1に示されるように、車両10には、動力システム20と、電源システム30と、自動運転システム40とが搭載されている。
動力システム20は、車両10の動力を統括的に管理する部分である。動力システム20は、エンジン21と、スタータモータ22と、オルタネータ23と、車速センサ24と、エンジンECU(Electronic Control Unit)25とを備えている。
As shown in FIG. 1, the
The
エンジン21は、車両10が走行するための動力を生成する内燃機関である。
スタータモータ22は、電源システム30のバッテリ31からの電力の供給に基づいてエンジン21をクランキング動作させることにより、エンジン21を始動させる。本実施形態では、スタータモータ22が始動機に相当する。
The
The
オルタネータ23は、エンジン21から伝達される動力に基づいて発電する。オルタネータ23で発電された電力はバッテリ31に充電される。オルタネータ23は、エンジン21の回転速度を減少させるとともに、その減速時のエネルギを利用して発電する減速回生機能を有するものであってもよい。本実施形態では、オルタネータ23が発電部に相当する。
The
車速センサ24は、車両の走行速度Vを検出するとともに、検出された車速Vに応じた信号を出力する。車速センサ24の出力信号は、エンジンECU25に取り込まれている。
エンジンECU25は、エンジン21を統括的に制御するエンジン制御を実行する部分である。エンジンECU25は、CPUやROM、RAM等を有するマイクロコンピュータを中心に構成されている。CPUは、エンジン制御に関する演算処理を実行する。ROMには、エンジン制御に関する各種プログラムやデータ等が記憶されている。RAMには、CPUの演算結果が一時的に記憶される。
The
The engine ECU 25 is a part that executes engine control for overall control of the
具体的には、エンジンECU25は、運転者によるエンジン始動操作を検出した際にエンジン21を始動させる、いわゆるエンジン始動制御を実行する。また、エンジンECU25は、車速センサ24の出力信号に基づいて車速Vの情報を取得する。エンジンECU25は、車速Vの他、エンジン冷却水の温度やアクセルペダルの踏み込み量、吸入空気量等に基づいてエンジン21の駆動を制御する。
Specifically, the engine ECU 25 performs so-called engine start control that starts the
さらに、エンジンECU25は、アイドリングストップ制御やコースティング走行制御等も実行する。アイドリングストップ制御は、車両10の一時停止時にエンジン21を自動的に停止させる制御である。コースティング走行制御は、車両走行中にアクセルペダルの踏み込み量が零となった際に、エンジン21を自動的に停止させる制御である。また、車両10がエンジン21とは別に走行用のモータを備える、いわゆるハイブリッド車両である場合、エンジンECU25は、走行用モータの動作時にエンジン21を自動的に停止させる制御も実行する。
Furthermore, the engine ECU 25 also performs idling stop control, coasting travel control, and the like. The idling stop control is a control for automatically stopping the
電源システム30は、車両に搭載されるバッテリ31の充放電電力や各種車載器32の電力供給等を統括的に管理する部分である。
バッテリ31は、充電及び放電の可能なリチウムイオン電池等の二次電池からなる。具体的には、バッテリ31は、オルタネータ23で発電された電力により充電される。また、バッテリ31は、スタータモータ22の他、車両10に搭載される各種車載器32に電力を供給する。
The
The
車載器32には、エアコン装置320やファン装置321、デフォッガ322、触媒用ヒータ323、センサ用ヒータ324等が含まれている。エアコン装置320は、車両の空調装置において、車室内を空調するための空気を冷却する装置である。ファン装置321は、車両のラジエータに車室外の空気を送風する。デフォッガ322は、車両の窓ガラスに配置されており、電力の供給に基づき熱を発することにより窓ガラスの曇りを除去する。触媒用ヒータ323は、車両の排気浄化触媒を加熱することにより、排気浄化触媒の温度を活性化温度まで上昇させる。センサ用ヒータ324は、空燃比センサや酸素センサ等を加熱することにより、センサの温度を適温まで上昇させる。
The vehicle-mounted device 32 includes an
電源システム30は、電流センサ33と、電圧センサ34と、電源ECU(Electronic Control Unit)35とを備えている。
電流センサ33は、バッテリ31の出力電流Ibを検出するとともに、検出されたバッテリ31の出力電流Ibに応じた信号を出力する。電圧センサ34は、バッテリ31の出力電圧Vbを検出するとともに、検出されたバッテリ31の出力電圧Vbに応じた信号を出力する。
The
The
電源ECU35は、バッテリ31の充放電や車載器32の電力供給を統括的に制御する電力制御を実行する部分である。電源ECU35は、CPUやROM、RAM等を有するマイクロコンピュータを中心に構成されている。CPUは、電力制御に関する演算処理を実行する。ROMには、電力制御に関する各種プログラムやデータ等が記憶されている。RAMには、CPUの演算結果が一時的に記憶される。
The
具体的には、電源ECU35は、各センサ33,34の出力信号に基づいて、バッテリ31の出力電流Ib及び出力電圧Vbの情報を取得する。電源ECU35は、これらの情報に基づいてバッテリ31のSOC(state of charge:充電状態)値を演算する。SOC値は、バッテリ31の完全放電状態を「0[%]」と定義し、バッテリ31の満充電状態を「100[%]」と定義した上で、バッテリ31の充電状態を「0[%]〜100[%]」の範囲で表す値である。電源ECU35は、バッテリ31のSOC値に基づいてバッテリ31の充放電を制御する。また、電源ECU35は、各種車載器32の電力供給を制御している。
Specifically, the
自動運転システム40は、車両10の自動運転制御を統括的に実行する部分である。自動運転システム40は、カメラ41と、レーザ装置42と、レーダ装置43と、操作装置44と、自動運転機器45と、自動運転ECU(Electronic Control Unit)46とを備えている。
The
カメラ41は、車両10の前方の所定範囲や車両の後方の所定範囲等、車両10の周辺に設定された所定範囲を撮像するとともに、撮像された画像データを出力する。レーザ装置42は、例えばレーザレーダ装置である。レーダ装置43は、例えばミリ波レーダ装置である。レーザ装置42及びレーダ装置43は、車両の周辺に設定された探査範囲に存在する物体を検知するとともに、検知された物体の位置に応じた信号を出力する。操作装置44は、車両10の運転者により操作される部分である。操作装置44は、自動運転を開始又は停止する際に操作される操作スイッチ等を備えている。
The
自動運転機器45は、自動運転機能を実現するために車両に搭載されている各種機器である。自動運転機器45には、動力系の機器、制動系の機器、及び操舵系の機器が含まれる。動力系の機器は、例えばエンジン21やトランスミッションである。制動系の機器は、例えば電子制御ブレーキシステム451やブレーキ装置である。操舵系の機器は、例えば電動パワーステアリング装置450である。
The
電動パワーステアリング装置450は、車両10のステアリングホイールに付与される操舵トルクに応じたアシストトルクをステアリングホイールに付与することにより運転者の操舵を補助するアシスト制御を実行する。また、電動パワーステアリング装置450は、自動運転ECU46からの要求に応じて自動操舵制御を実行する。自動操舵制御は、ステアリングホイールにトルクを付与することにより、運転者のステアリングホイールの操舵によらずに車両10の操舵角を自動的に変化させる制御である。
The electric
電子制御ブレーキシステム451は、運転者がブレーキペダルを踏み込んだ際に車両10の前輪及び後輪のそれぞれの回転速度や旋回状態に応じて各車輪に加わる制動力を最適に分配する、いわゆるアンチロックブレーキ制御等を実行する。また、電子制御ブレーキシステム451は、自動運転ECU46からの要求に応じて自動ブレーキ制御を実行する。自動ブレーキ制御は、運転者のブレーキペダルの踏み込み操作によらず、車両の各車輪に制動力を自動的に付与する制御である。
The electronically controlled
自動運転ECU46は、車両10の自動運転を統括的に制御する自動運転制御を実行する部分である。本実施形態では、自動運転ECU46が自動運転制御装置に相当する。自動運転ECU46は、CPUやROM、RAM等を有するマイクロコンピュータを中心に構成されている。CPUは、自動運転制御に関する演算処理を実行する。ROMには、自動運転制御に関する各種プログラムやデータ等が記憶されている。RAMには、CPUの演算結果が一時的に記憶される。
The
エンジンECU25、電源ECU35、及び自動運転ECU46は、車載ネットワーク50を介して通信可能に接続されている。したがって、エンジンECU25、電源ECU35、及び自動運転ECU46は、相互に情報を授受することや、動作を指示することが可能である。
The engine ECU 25, the
例えば、自動運転ECU46は、エンジンECU25及び電源ECU35と通信を行うことにより、エンジン21の各種状態量及びバッテリ31の各種状態量を検出することができる。また、自動運転ECU46は、自動運転制御において、エンジンECU25に対してエンジン21の動作を指示することにより、エンジン21の回転速度等を自動的に制御することができる。
For example, the
自動運転ECU46は、自動運転制御部460と、消費電力演算部461とを有している。
自動運転制御部460は、自動運転制御を実行する部分である。具体的には、自動運転制御部460は、操作装置44の出力信号に基づいて、運転者により自動運転の開始操作が行われたことを検出すると、自動運転制御を開始する。本実施形態の自動運転制御部460は、自動運転制御として、エンジン21やトランスミッション等を含む車両10の動力系、電子制御ブレーキシステム451やブレーキ装置等を含む車両10の制動系、及び電動パワーステアリング装置450等を含む車両の操舵系を自動的に制御する。
The
The automatic
例えば、自動運転制御部460は、カメラ41の画像データに基づいて車両前方の車線境界線や前方車両、車両10の走行にとって障害となる障害物等を検出する。また、自動運転制御部460は、レーザ装置42及びレーダ装置43のそれぞれの出力信号に基づいて、前方車両や障害物等を検出する。自動運転制御部460は、検出された車両前方の車線境界線や前方車両、障害物等の情報に基づいて、車両10の目標走行ラインを設定するとともに、この目標走行ラインに応じた目標操舵角を演算する。自動運転制御部460は、演算された目標操舵角を電動パワーステアリング装置450に出力することにより、目標操舵角に基づいた自動操舵制御を電動パワーステアリング装置450に実行させる。これにより、車両10の操舵角が目標動作角に応じて変化するため、車両10が目標走行ラインに沿って自動的に走行する。
For example, the automatic
また、自動運転制御部460は、前方車両や障害物の位置に基づいて、車両10が前方車両や障害物に接触する可能性があるか否かを判定し、接触する可能性がある場合には、電子制御ブレーキシステム451に自動ブレーキ制御を実行させる。これにより、自動運転制御中において車両10の接触を未然に回避することが可能となっている。
Further, the automatic
消費電力演算部461は、スタータモータ22を除く車両10の複数の電気負荷の消費電力の加算値である総消費電力PCsを演算する。電気負荷は、車両に搭載されて、バッテリ31からの電力の供給に基づいて駆動する各種機器である。したがって、電気負荷には、車載器32や自動運転機器45等が含まれる。消費電力演算部461は、例えばバッテリ31の出力電流Ib及び出力電圧Vbの情報を、車載ネットワーク50を介して電源ECU35から取得するとともに、バッテリ31の出力電流Ibと出力電圧Vbとの乗算値により総消費電力PCsを演算する。
The power
ところで、エンジンECU25がアイドルストップ制御やコースティング制御等によりエンジン21を一時的に停止させた場合、その後にエンジン21を再始動させる際には、バッテリ31からスタータモータ22に大電流を供給する必要があるため、バッテリ31の電圧が一時的に低下する現象が生じる可能性がある。このようなバッテリ31の電圧の一時的な低下が自動運転の実行中に発生すると、自動運転機器45に供給される電力が低下するおそれがある。これに起因して自動運転機器45の動作に支障をきたすと、適切な自動運転機能を維持できない可能性がある。
By the way, when the engine ECU 25 temporarily stops the
そこで、本実施形態の自動運転ECU46は、自動運転の実行中にエンジン21を始動させる際に、スタータモータ22を除く複数の電気負荷の消費電力の加算値である総消費電力PCsが所定値PCthを超えている場合には、エンジン21の始動を禁止する。所定値PCthは、スタータモータ22を駆動させた場合でも自動運転機器45の動作に支障をきたす可能性の低い程度まで総消費電力PCsが低下しているか否かを判定できるように予めの実験等により設定されており、自動運転ECU46のROMに記憶されている。
Therefore, when the
具体的には、自動運転ECU46は、図2に示される処理を所定の演算周期で繰り返し実行する。
図2に示されるように、自動運転制御部460は、まず、ステップS10の処理として、自動運転制御を実行しているか否かを判断する。自動運転制御部460は、ステップS10の処理で否定判断した場合には、すなわち自動運転制御を実行していない場合には、一連の処理を一旦終了する。
Specifically, the
As shown in FIG. 2, the automatic
自動運転制御部460は、ステップS10の処理で肯定判断した場合には、すなわち自動運転制御を実行している場合には、ステップS11の処理として、エンジン21の始動要求があるか否かを判断する。エンジン21の始動要求は、例えばエンジンECU25により行われる。エンジンECU25は、アイドルストップ制御やコースティング制御等においてエンジン21を一時的に停止させた後に再始動させる際に、エンジン21の始動要求を自動運転ECU46に対して行う。エンジン21の始動要求が自動運転ECU46に対して行われた場合、自動運転ECU46がエンジンECU25に対してエンジン21の始動を許可することにより、エンジンECU25によるエンジン21の始動が可能となる。これに対し、自動運転ECU46がエンジン21の始動を禁止すれば、エンジン21が停止状態に維持される。
If the affirmative determination is made in step S10, that is, if automatic operation control is being executed, the automatic
自動運転制御部460は、ステップS11で否定判断した場合、すなわちエンジン21の始動要求がない場合には、一連の処理を一旦終了する。
自動運転制御部460がステップS11で肯定判断した場合、すなわちエンジン21の始動要求がある場合には、消費電力演算部461が、ステップS12の処理として、スタータモータ22を除く複数の電気負荷の現在の消費電力の加算値である総消費電力PCsを演算する。続いて、自動運転制御部460は、ステップS13の処理として、総消費電力PCsが所定値PCthを超えているか否かを判定する。なお、自動運転制御部460は、オルタネータ23の減速回生時、あるいは減速回生の見込み時には、減速回生によりオルタネータ23により生じる発電電力に基づいて所定値PCth又は総消費電力PCsを補正してもよい。具体的には、自動運転制御部460は、減速回生によりオルタネータ23により生じる発電電力の分だけ所定値PCthを大きくしてもよい。あるいは、自動運転制御部460は、減速回生によりオルタネータ23により生じる発電電力の分だけ総消費電力PCsを小さくしてもよい。
If the automatic
When the automatic
また、総消費電力PCsに代わる指標として、電圧値を用いても良い。すなわち、総消費電力が大きくなると、バッテリ31の内部抵抗分だけ、バッテリ端子電圧が低下する。バッテリ端子電圧が所定値より小さくなったとき、総消費電力が大きく、再始動させる際に自動運転機器の動作に支障をきたす可能性がある、と判断する。
Further, a voltage value may be used as an index instead of the total power consumption PCs. That is, when the total power consumption increases, the battery terminal voltage decreases by the internal resistance of the
あるいは、各電気負荷の作動状態から総消費電力PCsを推定してもよい。例えば、各電気負荷の作動状態と消費電力の関係を予め記憶しておき、各電気負荷の制御指令値あるいは実際の制御状態を検出または推定することで、現在の総消費電力PCsを推定することができる。この場合、全ての電気負荷の消費電力を推定しても良いし、消費電力が比較的大きな電気負荷に限定しても良い。消費電力が比較的大きな電気負荷の例として、エアコン装置320や電動パワーステアリング装置450が挙げられる。
Alternatively, the total power consumption PCs may be estimated from the operating state of each electric load. For example, the current total power consumption PCs is estimated by storing in advance the relationship between the operating state of each electric load and the power consumption, and detecting or estimating the control command value or the actual control state of each electric load. Can do. In this case, the power consumption of all the electric loads may be estimated, or may be limited to an electric load with a relatively large power consumption. Examples of electric loads that consume relatively large amounts of power include the
自動運転制御部460は、ステップS13の処理で否定判定した場合には、すなわち総消費電力PCsが所定値PCth以下である場合には、ステップS16の処理として、エンジン21の始動を許可する。換言すれば、自動運転制御部460は、スタータモータ22の駆動に伴うバッテリ電圧の一時的な低下により自動運転機器45の動作に支障をきたす可能性が低い場合には、エンジン21の始動を許可する。
If the negative determination is made in the process of step S13, that is, if the total power consumption PCs is equal to or less than the predetermined value PCth, the automatic
自動運転制御部460は、ステップS13の処理で肯定判定した場合には、すなわち総消費電力PCsが所定値PCthを超えている場合には、ステップS14及びS15の処理を実行する。換言すれば、自動運転制御部460は、スタータモータ22の駆動に伴うバッテリ電圧の一時的な低下により自動運転機器45の動作に支障をきたす可能性が高い状況では、ステップS14及びS15の処理を実行する。このような状況は、例えば車両10がワインディング路を走行中であり、電動パワーステアリング装置450の負担が大きく、その消費電力が大きくなっている状況である。
If the affirmative determination is made in step S13, that is, if the total power consumption PCs exceeds the predetermined value PCth, automatic
具体的には、自動運転制御部460は、ステップS14の処理として、電子制御ブレーキシステム451により車両10に制動力を付与することで車速Vを減少させるとともに、ステップS15の処理として、車速Vが所定速度Vthを超えているか否かを判定する。自動運転制御部460は、車速Vが所定速度Vthを超えている場合には、一連の処理を一旦終了する。この場合、自動運転ECU46が図2に示される処理を周期的に実行することにより、ステップS14の処理が繰り返し実行され、車速Vが徐々に減少する。これにより、車速Vが所定速度Vth以下になると、自動運転制御部460が、ステップS15の処理で否定判定し、ステップS16の処理として、エンジン21の始動を許可する。すなわち、車速Vが所定速度Vth以下になった時点でエンジン21が始動する。
Specifically, the automatic
以上説明した本実施形態の自動運転ECU46によれば、以下の(1)〜(3)に示される作用及び効果を得ることができる。
(1)電気負荷の総消費電力PCsが所定値PCthを超えている場合には、すなわちスタータモータ22の駆動に伴うバッテリ電圧の一時的な低下により自動運転機器45の動作に支障をきたす可能性が高い場合には、エンジン21の始動が禁止される。これにより、スタータモータ22の駆動に伴い自動運転機器45の動作に支障をきたす状況を未然に回避することができるため、自動運転機器45の動作を確保し易くなる。したがって、より的確に自動運転機能を維持することが可能となる。
According to the
(1) When the total power consumption PCs of the electric load exceeds the predetermined value PCth, that is, there is a possibility that the operation of the
(2)自動運転制御部460は、総消費電力PCsが所定値PCthを超えている場合には、車速Vを減少させた上でエンジン21の始動を許可する。これにより、仮にスタータモータ22の駆動により自動運転機器45の動作に支障が生じた場合でも、それが車両の走行に相対的に表れ難くなるため、運転者に不安感を与え難くなる。
(2) When the total power consumption PCs exceeds the predetermined value PCth, the automatic
(3)自動運転制御部460は、オルタネータ23の発電電力に基づいて総消費電力PCs又は所定値PCthを補正する。これにより、バッテリ31の充電電力をも更に考慮して、スタータモータ22の駆動に伴うバッテリ電圧の一時的な低下により自動運転機器45の動作に支障をきたす可能性があるか否かを判定することができる。よって、スタータモータ22の駆動に伴い自動運転機器45の動作に支障をきたす状況を、より的確に回避することができる。
(3) The automatic
<第2実施形態>
次に、自動運転ECU46の第2実施形態について説明する。以下、第1実施形態の自動運転ECU46との相違点を中心に説明する。
図1に破線で示されるように、本実施形態の自動運転ECU46は、日射センサ47、外気温センサ48、及びレインセンサ49を更に備えている。日射センサ47は、車両10における日射量を検出するとともに、検出された日射量に応じた信号を出力する。外気温センサ48は、車室内の空気の温度である外気温を検出するとともに、検出された外気温に応じた信号を出力する。レインセンサ49は、車両10に付着する雨滴量を検出するとともに、検出された雨滴量に応じた信号を出力する。
Second Embodiment
Next, a second embodiment of the
As indicated by a broken line in FIG. 1, the
また、自動運転ECU46は、車載ネットワーク50を介してカーナビゲーション装置60と通信可能に接続されている。自動運転ECU46は、車両10が将来走行する道路の勾配や曲率等の情報をカーナビゲーション装置60から取得するとともに、取得した走行路に関する情報を用いて自動運転制御を実行する。走行路に関する情報は、例えば車両10の目標走行ラインの設定に利用される。
The
本実施形態の自動運転ECU46は、図2に示される処理に代えて、図3に示される処理を実行する。図3に示されるように、自動運転制御部460がステップS13の処理で肯定判定した場合には、すなわち総消費電力PCsが所定値PCthを超えている場合には、消費電力演算部461は、ステップS20の処理として、電気負荷の総消費電力の将来の予測値PCsfを演算する。
The
例えば、消費電力演算部461は、電気負荷の消費電力を個別に予測し、予測される電気負荷の個別の消費電力の総和に基づいて総消費電力の予測値PCsfを演算する。具体的には、消費電力演算部461は、カーナビゲーション装置60から取得する車両10の将来の走行路の曲率や勾配の情報に基づいて、電動パワーステアリング装置450の消費電力を予測することができる。また、消費電力演算部461は、日射センサ47により検出される日射量、及び外気温センサ48により検出される外気温に基づいて、エアコン装置320の消費電力を予測することができる。さらに、消費電力演算部461は、レインセンサ49により検出される雨滴量に基づいて、車両10のワイパの消費電力を予測することができる。これらの電気負荷の個別の消費電力の演算は、予め実験等で求められた演算マップや演算式等を用いて行われる。消費電力演算部461は、このようにして電気負荷の個別の消費電力の予測値を演算した後、それらの総和を総消費電力の予測値PCsfとして求める。これにより、消費電力演算部461は、図4(B)に一点鎖線で示されるように、現在の時刻t10以降の総消費電力の予測値PCsfを求めることができる。
For example, the power
なお、消費電力演算部461は、減速回生によりオルタネータ23により生じる発電電力の分だけ総消費電力の予測値PCsfを小さくしてもよい。
図3に示されるように、自動運転制御部460は、ステップS20の処理に続いて、ステップS21の処理として、消費電力低下時期が現在以降に存在するか否かを判定する。消費電力低下時期は、総消費電力の予測値PCsfが所定値PCth以下となる時期である。具体的には、自動運転制御部460は、現在から所定時間Taが経過するまでの期間に消費電力低下時期が存在するか否かを判定する。
Note that the power
As illustrated in FIG. 3, the automatic
なお、所定時間Taとしては、例えば運転者がエンジン21を始動させずに待つことの可能な時間を感応評価により実験的に得た上で、その得られた時間が用いられる。また、所定時間Taとしては、バッテリ31のSOC値がエンジン21の始動に必要な電気エネルギを維持できる等の要件から実験的に求められた時間が用いられる。
As the predetermined time Ta, for example, a time that can be waited by the driver without starting the
あるいは、図4(A)に一点鎖線で示されるように、自動運転制御部460は、現在から所定時間前までのバッテリ31の推移に基づいてバッテリ31のSOC値の予測値を演算し、その演算値に基づいて所定時間Taを設定してもよい。具体的には、自動運転制御部460は、まずは、現在の時刻t10から所定時間前までのバッテリ31の推移に基づいて単位時間当たりのバッテリ31のSOC値の変化量を演算する。そして、自動運転制御部460は、演算された単位時間当たりのバッテリ31のSOC値の変化量を用いて、バッテリ31の現在値からの推移を一点鎖線で示されるように外挿し、現在の時刻t10から時刻t11までの経過時間を所定時間Taとして演算する。未来の総消費電力の予測値を積算することにより、SOC値の予測値を演算してもよい。時刻t11は、バッテリ31のSOC値の予測値が所定値Sthに達する時刻である。所定値Sthは、エンジン21の始動に必要なバッテリ31のSOC値の下限値、あるいはその下限値よりも大きい値に設定されている。
Alternatively, as indicated by the alternate long and short dash line in FIG. 4A, the automatic
なお、自動運転制御部460は、ステップS21の処理として、車両10が現在地から所定距離だけ走行するまでの区間に消費電力低下時期が存在するか否かを判定してもよい。すなわち、自動運転制御部460は、ステップS21の処理において、時間を判定基準に用いる方法に代えて、車両10の走行距離を判定基準に用いる方法を採用することもできる。
In addition, the automatic driving |
図3に示されるように、自動運転制御部460は、ステップS21の処理で否定判定した場合、すなわち消費電力低下時期が現在以降に存在しない場合には、ステップS14〜S16の処理を実行する。すなわち、自動運転制御部460は、車速Vを減少させた上でエンジン21の始動を許可する。
As illustrated in FIG. 3, the automatic
自動運転制御部460は、ステップS21の処理で肯定判定した場合、すなわち消費電力低下時期が現在以降に存在する場合には、一連の処理を一旦終了する。この場合、その後に消費電力低下時期が到来すると、総消費電力PCsが所定値PCth以下になる。この場合、その後に自動運転ECU46が図3に示される処理を実行すると、自動運転ECU46は、ステップS13の処理で肯定判定するとともに、ステップS16の処理として、エンジン21の始動を許可する。
If the affirmative determination is made in the process of step S21, that is, if there is a power consumption reduction time after the present time, the automatic
次に、本実施形態の自動運転ECU46の動作例について説明する。
図4(A)に示されるように、自動運転ECU46は、例えば現在の時刻t10の時点でバッテリ31のSOC値の予測値を一点鎖線で示されるように予測した場合、バッテリ31のSOC値の予測値が所定値Sthに達するまでの時間を所定時間Taとして演算する。この場合、自動運転ECU46は、図4(B)に示されるように、現在の時刻t10から、所定時間Taが経過する時刻t11までの期間に消費電力低下時期が存在するか否かを判定する。
Next, an operation example of the
As shown in FIG. 4A, when the
自動運転ECU46は、図4(B)に示されるように、現在の時刻t10から時刻t11までの期間に消費電力低下時期taが存在する場合には、現在の時刻t10ではエンジン21の始動を禁止する。その後、自動運転ECU46は、消費電力低下時期taが到来して総消費電力PCsが所定値PCth以下になると、エンジン21の始動を許可する。これにより、スタータモータ22の駆動に伴うバッテリ電圧の一時的な低下により自動運転機器45の動作に支障をきたす可能性が低い状況となったときに、エンジン21を始動させることができる。
As shown in FIG. 4B, the
なお、図4(B)に示されるように現在の時刻t10から時刻t11までの期間に消費電力低下時期taが存在する場合には、図4(C)に示されるように、自動運転の車速Vを減少させる制御は行われない。よって、自動運転の利便性を維持することができる。
一方、自動運転ECU46が図5(A)に示されるようにバッテリ31のSOC値の予測値を演算した際に、図5(B)に示されるように、現在の時刻t10から時刻t11までの期間に総消費電力の予測値PCsfが所定値PCth以下になる時期が存在しなかったとする。すなわち、消費電力低下時期taが現在以降に存在しなかったとする。この場合、自動運転ECU46は、図5(C)に示されるように、現在の時刻t10から車速Vを減少させる。その後、時刻tbの時点で車速Vが所定速度Vthまで低下すると、自動運転ECU46は、エンジン21を始動させる。これにより、仮にスタータモータ22の駆動により自動運転機器45の動作に支障が生じた場合でも、それが車両の走行に相対的に表れ難くなるため、運転者に不安感を与え難くなる。
Note that, as shown in FIG. 4B, when the power consumption reduction timing ta exists in the period from the current time t10 to time t11, as shown in FIG. No control for decreasing V is performed. Therefore, the convenience of automatic driving can be maintained.
On the other hand, when the
以上説明した本実施形態の自動運転ECU46によれば、以下の(4)及び(5)に示される作用及び効果を更に得ることができる。
(4)自動運転ECU46は、スタータモータ22を駆動させても自動運転機器45の動作に支障をきたす可能性の低い消費電力低下時期taが現在以降に存在する場合には、現在時点でのエンジン21の始動を禁止する。これにより、その後に消費電力低下時期taが到来した時点で総消費電力の予測値PCsfが所定値PCth以下になると、エンジン21の始動が許可されて、スタータモータ22が駆動する。これにより、自動運転機器の動作に支障を来す可能性が低い状況でスタータモータ22を駆動させることができるため、自動運転機器45の動作を確保し易くなる。したがって、より的確に自動運転機能を維持することが可能となる。
According to the
(4) When the
(5)自動運転ECU46は、スタータモータ22を駆動させても自動運転機器45の動作に支障をきたす可能性の低い消費電力低下時期taが現在以降に存在しない場合には、車速を下げた上で、エンジン21の始動を許可する。これにより、より早期にエンジン21を始動させることができるため、車両10の走行性を確保することができる。
(5) When the
(変形例)
次に、第2実施形態の自動運転ECU46の変形例について説明する。
電動パワーステアリング装置450は、消費電力の大きい電気負荷の代表例である。この電動パワーステアリング装置450の消費電力は、車両の走行する道路の曲率と相関関係がある。具体的には、車両の走行する道路の曲率が大きくなるほど、電動パワーステアリング装置450の消費電力が大きくなる。これを利用し、本変形例では、総消費電力の将来の予測値PCsfに代えて、車両が将来走行する道路の曲率を用いる。
(Modification)
Next, a modified example of the
The electric
具体的には、図6に示されるように、自動運転制御部460がステップS13の処理で肯定判定した場合には、消費電力演算部461は、ステップS22の処理として、車両が将来走行する道路の曲率Rの情報をカーナビゲーション装置60から取得する。
Specifically, as shown in FIG. 6, when the automatic
自動運転制御部460は、ステップS22の処理に続いて、ステップS23の処理として、曲率減少地点が現在から所定時間Taが経過するまでの期間に存在するか否かを判定する。曲率減少地点は、車両が将来走行する道路の曲率Rが所定値Rth以下となる地点である。すなわち、自動運転制御部460は、現在から所定時間Taが経過するまでの期間に曲率減少地点が存在するか否かに基づいて、消費電力低下時期が現在以降に存在するか否かを判定する。
Following the process of step S22, the automatic
自動運転制御部460は、ステップS23の処理で肯定判定した場合には、すなわち所定時間Taが経過するまでの期間に曲率減少地点が存在する場合には、一連の処理を一旦終了する。一方、自動運転制御部460は、ステップS23の処理で否定判定した場合には、すなわち所定時間Taが経過するまでの期間に曲率減少地点が存在しない場合には、ステップS14〜S16の処理を実行する。
If the automatic
このような構成であっても、第2実施形態の作用及び効果に類似の作用及び効果を得ることができる。
<第3実施形態>
次に、自動運転ECU46の第3実施形態について説明する。以下、第1実施形態の自動運転ECU46との相違点を中心に説明する。
Even with such a configuration, operations and effects similar to those of the second embodiment can be obtained.
<Third Embodiment>
Next, a third embodiment of the
本実施形態の自動運転ECU46は、図2に示される処理に代えて、図7に示される処理を実行する。図7に示されるように、自動運転制御部460は、ステップS13の処理で肯定判定した場合には、すなわち総消費電力PCsが所定値PCthを超えている場合には、ステップS30の処理として、電力供給制限処理を実行する。電力供給制限処理は、一乃至複数の電気負荷への電力供給を制限する処理である。
The
具体的には、図8に示されるように、自動運転制御部460は、ステップS300の処理として、予め選択された一乃至複数の電気負荷の全ての電力供給を制限するように電源ECU35に対して指令を行う。電力供給を制限することの可能な電気負荷としては、例えばエンジン21の始動期間に電力供給を一時的に制限しても自動運転制御に支障のない電気負荷が選択される。このような電気負荷には、エアコン装置320やファン装置321、デフォッガ322、触媒用ヒータ323、及びセンサ用ヒータ324等が含まれる。なお、「電力供給の制限」には、電力供給量を通常よりも小さくすること、及び電力供給を遮断することが含まれる。
Specifically, as shown in FIG. 8, the automatic
図7に示されるように、自動運転制御部460は、ステップS30の処理に続いて、ステップS31の処理として、総消費電力PCsが所定値PCthを超えているか否かを判定する。自動運転制御部460は、ステップS31の処理で否定判定した場合、すなわち一乃至複数の電気負荷への電力供給を停止することにより総消費電力PCsが所定値PCth以下になった場合には、ステップS32の処理としてエンジン21の始動を許可した後、ステップS33の処理として電気負荷への電力供給の制限を解除する。
As illustrated in FIG. 7, the automatic
一方、自動運転制御部460は、ステップS31の処理で肯定判定した場合、すなわち一乃至複数の電気負荷への電力供給を停止しても未だに総消費電力PCsが所定値PCthを超えている場合には、ステップS14の処理として、車速Vを減少させる。その後に車速Vが所定速度Vth以下になると、自動運転制御部460は、ステップS15の処理で否定判定し、ステップS32の処理としてエンジン21の始動を許可するとともに、ステップS33の処理として電気負荷への電力供給の制限を解除する。
On the other hand, when the automatic
次に、本実施形態の自動運転ECU46の動作例について説明する。
図9(A)に示されるように、自動運転ECU46は、現在の時刻t20で総消費電力PCsが所定値PCthを超えている場合には、一乃至複数の電気負荷への電力供給を停止する。これにより、総消費電力PCsが時刻t20以降に減少する。その後、時刻t21で総消費電力PCsが所定値PCth以下となった場合、自動運転ECU46は、時刻t21の時点でエンジン21の始動を許可する。よって、スタータモータ22の駆動に伴うバッテリ電圧の一時的な低下により自動運転機器45の動作に支障をきたす可能性が低い状況になったときに、エンジン21を始動させることができる。
Next, an operation example of the
As shown in FIG. 9A, when the total power consumption PCs exceeds a predetermined value PCth at the current time t20, the
なお、この場合には、図9(B)に示されるように、自動運転ECU46は、車両10の車速Vを減少させる制御を行わない。よって、自動運転の利便性を維持することができる。
一方、図10(A)に示されるように、時刻t20で一乃至複数の電気負荷への電力供給を制限した後、電気負荷への電力供給の制限が時刻t22で完了した際に、総消費電力PCsが所定値PCth以下にならない状況もある。このような状況では、自動運転ECU46は、電気負荷への電力供給の制限が完了する時刻t22以降、車速Vを減少させる。その後、時刻t23の時点で車速Vが所定速度Vthまで低下すると、自動運転ECU46は、エンジン21を始動させる。これにより、仮にスタータモータ22の駆動により自動運転機器45の動作に支障が生じた場合でも、それが車両の走行に相対的に表れ難くなるため、運転者に不安感を与え難くなる。
In this case, as shown in FIG. 9B, the
On the other hand, as shown in FIG. 10A, after restricting power supply to one or more electric loads at time t20, when the restriction of power supply to the electric load is completed at time t22, the total consumption There are situations where the power PCs does not fall below the predetermined value PCth. In such a situation, the
以上説明した本実施形態の自動運転ECU46によれば、以下の(6)〜(8)に示される作用及び効果を更に得ることができる。
(6)自動運転制御部460は、総消費電力PCsが所定値PCthを超えている場合には、一乃至複数の電気負荷への電力供給を制限した上でエンジン21の始動を許可する。これにより、スタータモータ22を始動させた際に自動運転機器45の動作に支障をきたす可能性の低い状況を意図的に作り出すことができるため、より的確に自動運転機器45の動作を確保することができる。
According to the
(6) When the total power consumption PCs exceeds the predetermined value PCth, the automatic
(7)自動運転制御部460は、電力供給の制限される電気負荷として、エンジン21の始動期間に電力供給を一時的に制限しても自動運転制御に支障のない電気負荷を選択する。この電気負荷には、エアコン装置320やファン装置321、デフォッガ322、触媒用ヒータ323、及びセンサ用ヒータ324等が含まれる。これにより、自動運転への影響が少ない状態でエンジン21を始動させることができる。
(7) The automatic
(8)自動運転制御部460は、エンジン21の始動を許可した後に電気負荷への電力供給の制限を解除する。これにより、エンジン21の始動後に電気負荷の動作を復帰させることができるため、ユーザの違和感を払拭することができる。
(第1変形例)
次に、第3実施形態の第1変形例の自動運転ECU46について説明する。
(8) The automatic
(First modification)
Next, an
本実施形態の自動運転制御部460は、図7に示されるステップS30の電力供給制限処理として、図11に示される処理を実行する。図11に示されるように、自動運転制御部460は、まず、ステップS301の処理として、電力供給を制限することの可能な複数の電気負荷のうち、優先順位の高い電気負荷への電力供給を制限する。具体的には、図12に示されるように、電力供給を制限することの可能な複数の電気負荷EL(1),EL(2),EL(3),・・・,EL(m)には予め優先順位が設けられている。図12では、優先順位の値が小さいものほど、優先順位が高いことを示す。なお、図12に示される「m」は、1以上の整数である。自動運転制御部460は、ステップS301の処理を実行する際には、まずは、優先順位の最も高い電気負荷EL(1)への電力供給を停止する。
The automatic
図11に示されるように、自動運転制御部460は、ステップS301の処理に続いて、ステップS302の処理として、総消費電力PCsが所定値PCthを超えているか否かを判定する。自動運転制御部460は、ステップS302の処理で肯定判定した場合には、すなわち総消費電力PCsが所定値PCthを超えている場合には、ステップS303の処理として、全ての電気負荷EL(1)〜EL(m)への電力供給が制限されているか否かを判定する。
As illustrated in FIG. 11, the automatic
自動運転制御部460は、ステップS303の処理で否定判定した場合には、すなわち電力供給が制限されていない電気負荷が存在する場合には、ステップS301の処理に戻る。この場合、自動運転制御部460は、優先順位の高い電気負荷への電力供給を更に制限する。例えば、自動運転制御部460は、電気負荷EL(1)の電力供給が既に制限されており、且つ電気負荷EL(2)の電力供給が未だに制限されていない場合には、電気負荷EL(2)の電力供給を制限する。このようにして、自動運転制御部460は、電気負荷EL(1)〜EL(m)への電力供給を順次制限する。
If the automatic
電気負荷EL(1)〜EL(m)への電力供給が順次制限されることにより総消費電力PCsが所定値PCth以下になると、自動運転制御部460は、ステップS302の処理で否定判定し、図7に示される処理に戻る。
一方、全ての電気負荷EL(1)〜EL(m)の電力供給を停止しても総消費電力PCsが所定値PCthを超えている場合には、自動運転制御部460は、ステップS303の処理で肯定判定し、図7に示される処理に戻る。
When the total power consumption PCs becomes equal to or less than the predetermined value PCth by sequentially limiting the power supply to the electric loads EL (1) to EL (m), the automatic
On the other hand, if the total power consumption PCs exceeds the predetermined value PCth even if the power supply of all the electric loads EL (1) to EL (m) is stopped, the automatic
このような構成であれば、複数の電気負荷のうち、優先順位の高いものの電力供給だけを制限することができるため、一部の電気負荷の動作を維持することができる。よって、より的確に車両10の走行性を確保することができる。
(第2変形例)
次に、第3実施形態の第2変形例の自動運転ECU46について説明する。
With such a configuration, it is possible to limit only the power supply of a plurality of electric loads having a high priority, and therefore it is possible to maintain the operation of some electric loads. Therefore, the traveling performance of the
(Second modification)
Next, an
本実施形態の自動運転制御部460は、図7に示されるステップS30の電力供給制限処理として、図13に示される処理を実行する。図13に示されるように、自動運転制御部460は、まず、ステップS304の処理として、総消費電力PCsと所定値PCthとの差分値ΔPC(=PCs−PCth)を演算する。
The automatic
続いて、自動運転制御部460は、ステップS305の処理として、差分値ΔPCに基づいて、複数の電気負荷のうち、電力の供給を制限する対象を決定する。具体的には、自動運転制御部460は、図14に示されるように、電力供給を制限することの可能な複数の電気負荷EL(1)〜EL(m)の情報と、それらに対して予め設定された優先順位の情報と、それらの消費電力PC(1)〜PC(m)の情報とを有している。消費電力PC(1)〜PC(m)としては、予め実験等により得られている値を用いてもよいし、センサ等を通じて逐次得られる値を用いてもよい。自動運転制御部460は、優先順位の高い電気負荷の消費電力を順に加算し、その加算値が差分値ΔPCを超える電気負荷を電力供給の制限対象として特定する。例えば、自動運転制御部460は、電気負荷EL(1),EL(2)のそれぞれの消費電力PC(1),PC(2)の加算値「PC(1)+PC(2)」が差分値ΔPCを超える場合には、電気負荷EL(1),EL(2)を電力供給の制限対象として特定する。
Subsequently, as a process of step S305, the automatic
図13に示されるように、自動運転制御部460は、ステップS305の処理に続いて、ステップS306の処理として、電力供給の制限対象に特定された一乃至複数の電気負荷の電力供給を制限した後、図7に示される処理に戻る。
このような構成であれば、複数の電気負荷のうち、優先順位の高いものの電力供給だけを制限することができるため、一部の電気負荷の動作を維持することができる。また、総消費電力PCsを所定値PCth以下に即座に変化させることができるため、スタータモータ22を始動させた際に自動運転機器45の動作に支障をきたす可能性の低い状況を即座に作ることができる。よって、より的確に車両10の走行性を確保しつつ、エンジン21を始動させることができる。
As illustrated in FIG. 13, the automatic
With such a configuration, it is possible to limit only the power supply of a plurality of electric loads having a high priority, and therefore it is possible to maintain the operation of some electric loads. Further, since the total power consumption PCs can be immediately changed to the predetermined value PCth or less, it is possible to immediately create a situation that is unlikely to hinder the operation of the
<第4実施形態>
次に、自動運転ECU46の第4実施形態について説明する。以下、第2実施形態の自動運転ECU46との相違点を中心に説明する。
本実施形態の自動運転ECU46は、図3に示される処理に代えて、図15に示される処理を実行する。図15に示されるように、自動運転制御部460は、ステップS21の処理で否定判定した場合には、すなわち消費電力低下時期が現在以降に存在しない場合には、ステップS40の処理として、自動運転機器45の少なくとも一部の機能を制限する。
<Fourth embodiment>
Next, a fourth embodiment of the
The
具体的には、自動運転制御部460は、自動運転機器45における動力機能、制動機能、及び操舵機能の少なくとも一つの機能を制限する。動力機能は、エンジン21やトランスミッション等の車両10の動力系に関連する機能を示す。制動機能は、ブレーキ装置や電子制御ブレーキシステム451等の車両10の制動系に関連する機能を示す。操舵機能は、電動パワーステアリング装置450等の車両10の操舵系に関連する機能を示す。
Specifically, the automatic
より詳細には、自動運転制御部460は、図16に示されるパターンP1〜P7のいずれかを実行する。図16に示される「制限なし」とは、該当する機能に対応する自動運転機器45に制限を設けずに実行することを意味する。図16に示される「制限あり」とは、該当する機能に対応する自動運転機器45の一部に制限を設けること、あるいは該当する機能に対応する自動運転機器45を停止させることを意味する。例えばパターンP5では動力機能に関して「制限あり」となっているが、その一例としては車両10の走行速度に上限速度を設けた上でのエンジン21及びトランスミッションの自動制御が可能な状態である。あるいは、エンジン21及びトランスミッションの自動制御を禁止する、すなわち運転者の手動操作に切り替えることも可能な状態である。
More specifically, the automatic
なお、図16に示されるパターンP7では、動力機能、制動機能、及び操舵機能の全てが「制限あり」となっている。このパターンP7では、自動運転機器45における動力機能、制動機能、及び操舵機能の全てを制限することにより、自動運転機器45の全ての機能を制限してもよい。また、パターンP7では、例えば自動運転機器45における制動機能及び操舵機能を禁止しつつ、動力機能に制限を設けてもよい。一例としては、制動機能及び操舵機能に関しては運転者の手動操作に切り替え、且つ車両10の走行速度に上限速度を設けた上でエンジン21及びトランスミッションを自動制御する。
In the pattern P7 shown in FIG. 16, the power function, the braking function, and the steering function are all “restricted”. In this pattern P7, all functions of the
図15に示されるように、自動運転制御部460は、ステップS40の処理に続いて、ステップS41の処理として、エンジン21の始動を許可した後、ステップS42の処理として、ステップS40で制限された自動運転機器45の機能の制限を解除する。
以上説明した本実施形態の自動運転ECU46によれば、第1実施形態の(2)に示される作用及び効果に代わり、以下の(9)に示される作用及び効果を得ることができるとともに、さらに以下の(10)に示される作用及び効果を得ることができる。
As shown in FIG. 15, the automatic
According to the
(9)自動運転制御部460は、総消費電力PCsが所定値PCthを超えている場合には、自動運転機器45の少なくとも一部の機能を制限した上でエンジン21の始動を許可する。これにより、仮にスタータモータ22の駆動により自動運転機器45の動作に支障が生じた場合でも、自動運転機器45の少なくとも一部を運転者が操作することができるため、車両の走行状態を維持することができる。
(9) If the total power consumption PCs exceeds the predetermined value PCth, the automatic
(10)自動運転制御部460は、エンジン21の始動を許可した後、自動運転機器45の制限を解除する。これにより、エンジン21の始動後に自動運転機器45の動作を復帰させることができるため、より的確に自動運転を維持することが可能となる。
(変形例)
次に、第4実施形態の自動運転ECU46の変形例について説明する。
(10) The automatic
(Modification)
Next, a modified example of the
本変形例の自動運転ECU46は、図7に示される処理に代えて、図17に示される処理を実行する。図17に示されるように、自動運転制御部460は、ステップS31の処理で肯定判定した場合、すなわち一乃至複数の電気負荷への電力供給を停止しても未だに総消費電力PCsが所定値PCthを超えている場合には、ステップS43〜S46の処理を実行する。ステップS43〜S45の処理は、図15に示されるステップS40〜S42の処理と同一である。自動運転制御部460は、ステップS45の処理に続いて、ステップS46の処理として電気負荷への電力供給の制限を解除する。ステップS46の処理は、図7に示されるステップS33の処理と同一である。
The
このような構成によれば、第3実施形態の自動運転ECU46において、上記の(9)及び(10)に示される作用及び効果を得ることが可能となる。
<他の実施形態>
なお、各実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
According to such a configuration, the
<Other embodiments>
In addition, each embodiment can also be implemented with the following forms.
・オルタネータ23は、エンジン21をクランキング動作させることによりエンジン21を始動させることの可能な機能を有するものであってもよい。このようなエンジン始動機能をオルタネータ23が有している場合には、オルタネータ23も始動機に相当する。したがって、各実施形態の実施にあたって、オルタネータ23の駆動に伴うバッテリ31の電圧降下を考慮する必要があることは言うまでもない。
The
・図1に破線で示されるように、車両には、バッテリ31の他、サブバッテリ36が搭載されていてもよい。サブバッテリ36は、バッテリ31の充電量が減少した際に、車両10に搭載される各種電子機器に補助的に電力を供給する。
・自動運転ECU46が提供する手段及び/又は機能は、実体的な記憶装置に記憶されたソフトウェア及びそれを実行するコンピュータ、ソフトウェアのみ、ハードウェアのみ、あるいはそれらの組み合わせにより提供することができる。例えば自動運転ECU46がハードウェアである電子回路により提供される場合、それは多数の論理回路を含むデジタル回路、又はアナログ回路により提供することができる。
As shown by a broken line in FIG. 1, the
The means and / or function provided by the
・本開示は上記の具体例に限定されるものではない。上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素、及びその配置、条件、形状等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。 -This indication is not limited to said specific example. Any of the above specific examples that are appropriately modified by those skilled in the art are also included in the scope of the present disclosure as long as they have the features of the present disclosure. Each element included in each of the specific examples described above, and the arrangement, conditions, shape, and the like thereof are not limited to those illustrated, and can be appropriately changed. Each element included in each of the specific examples described above can be appropriately combined as long as no technical contradiction occurs.
46:自動運転ECU(自動運転制御装置)
320:エアコン装置
321:ファン装置
322:デフォッガ
323:触媒用ヒータ
324:センサ用ヒータ
460:消費電力演算部
461:自動運転制御部
46: Automatic operation ECU (automatic operation control device)
320: air conditioner 321: fan device 322: defogger 323: heater for catalyst 324: heater for sensor 460: power consumption calculation unit 461: automatic operation control unit
Claims (11)
車両を自動運転させる自動運転制御を実行する自動運転制御部(460)と、を備え、
前記自動運転制御部は、
前記自動運転制御において前記エンジンを始動させる際に、前記総消費電力が所定値を超えているか否かを判定し、
前記総消費電力が前記所定値を超えていると判定することに基づいて、前記エンジンの始動を禁止する
自動運転制御装置。 A power consumption calculation unit (461) that calculates a total power consumption that is an added value of the power consumption of a plurality of electric loads excluding a starter that starts a vehicle engine;
An automatic driving control unit (460) for executing automatic driving control for automatically driving the vehicle,
The automatic operation control unit is
When starting the engine in the automatic operation control, determine whether the total power consumption exceeds a predetermined value,
An automatic operation control device that prohibits starting of the engine based on determining that the total power consumption exceeds the predetermined value.
前記総消費電力が前記所定値を超えている場合には、前記総消費電力の将来の予測値が前記所定値以下となる消費電力低下時期が現在以降に存在するか否かを判定し、
前記消費電力低下時期が現在以降に存在すると判定した場合には、前記エンジンの始動を禁止し、
前記消費電力低下時期が現在以降に存在しないと判定した場合には、前記エンジンの始動を許可する
請求項1に記載の自動運転制御装置。 The automatic operation control unit is
When the total power consumption exceeds the predetermined value, it is determined whether or not there is a power consumption lowering time after which the future predicted value of the total power consumption is equal to or less than the predetermined value.
If it is determined that the power consumption reduction period exists after the present time, prohibiting the engine from starting,
The automatic operation control device according to claim 1, wherein when it is determined that the power consumption reduction period does not exist after the present time, the engine is allowed to start.
前記車両が将来走行する道路の曲率が所定値以下となる曲率減少地点が現在以降に存在するか否かに基づいて、前記消費電力低下時期が現在以降に存在するか否かを判定する
請求項2に記載の自動運転制御装置。 The automatic operation control unit is
A determination is made as to whether or not the power consumption reduction period exists after the present based on whether or not there is a curvature decreasing point at which the curvature of the road on which the vehicle will travel in the future becomes equal to or less than a predetermined value. 2. The automatic operation control device according to 2.
前記総消費電力が前記所定値を超えている場合には、一乃至複数の前記電気負荷への電力供給を制限した上で前記エンジンの始動を許可する
請求項1に記載の自動運転制御装置。 The automatic operation control unit is
2. The automatic operation control device according to claim 1, wherein when the total power consumption exceeds the predetermined value, start of the engine is permitted after limiting power supply to one or a plurality of the electric loads.
請求項4に記載の自動運転制御装置。 The automatic operation control device according to claim 4, wherein the electric load subject to electric power supply restriction is an electric load that does not interfere with the automatic operation control even when electric power supply is temporarily restricted during a start period of the engine. .
請求項5に記載の自動運転制御装置。 For an electric load that does not interfere with the automatic driving of the vehicle, an air conditioner (320) of the vehicle, a fan device (321) that blows air to the radiator of the vehicle, and a defogger (322) arranged on the window glass of the vehicle ), A heater (323) for heating the exhaust purification catalyst of the vehicle, a heater (324) for heating the air-fuel ratio sensor of the vehicle, and a heater (324) for heating the oxygen sensor of the vehicle. The automatic operation control device according to claim 5 included.
前記エンジンの始動を許可した後に前記電気負荷への電力供給の制限を解除する
請求項4〜6のいずれか一項に記載の自動運転制御装置。 The automatic operation control unit is
The automatic operation control device according to any one of claims 4 to 6, wherein a restriction on power supply to the electric load is released after allowing the engine to start.
前記総消費電力が前記所定値を超えている場合には、前記車両の走行速度を減少させた上で前記エンジンの始動を許可する
請求項1に記載の自動運転制御装置。 The automatic operation control unit is
The automatic operation control device according to claim 1, wherein when the total power consumption exceeds the predetermined value, the engine is allowed to start after the traveling speed of the vehicle is reduced.
前記総消費電力が前記所定値を超えている場合、前記自動運転制御により制御される自動運転機器の少なくとも一部の機能を制限した上で前記エンジンの始動を許可する
請求項1に記載の自動運転制御装置。 The automatic operation control unit is
2. The automatic operation according to claim 1, wherein when the total power consumption exceeds the predetermined value, the start of the engine is permitted after limiting at least a part of functions of the automatic operation device controlled by the automatic operation control. Operation control device.
前記エンジンの始動を許可した後に前記自動運転機器の機能の制限を解除する
請求項9に記載の自動運転制御装置。 The automatic operation control unit is
The automatic driving control device according to claim 9, wherein the restriction on the function of the automatic driving device is released after allowing the engine to start.
前記車両の発電部の発電電力に基づいて前記総消費電力又は前記所定値を補正する
請求項1に記載の自動運転制御装置。 The automatic operation control unit is
The automatic operation control device according to claim 1, wherein the total power consumption or the predetermined value is corrected based on power generated by a power generation unit of the vehicle.
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