JP2018131217A - Storage device for vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両用収納装置に関する。 The present invention relates to a vehicular storage device.
従来から、車両の車室内に配置されるグローブボックス、コンソールボックスやカップホルダ等の車両用収納装置が公知である(例えば、特許文献1)。 Conventionally, vehicle storage devices such as a glove box, a console box, and a cup holder that are arranged in a vehicle cabin are known (for example, Patent Document 1).
この車両用収納装置は、例えば、収納容器と、収納容器に回動可能に配設される蓋体と、蓋体の回動を制動するダンパ装置と、を備える。このダンパ装置は、蓋体が勢いよく開かないようにするために、蓋体の回動速度を減衰(減速)するダンパ(ギヤダンパ)を有して構成される。 This vehicle storage device includes, for example, a storage container, a lid that is rotatably disposed in the storage container, and a damper device that brakes the rotation of the lid. This damper device is configured to include a damper (gear damper) that attenuates (decelerates) the rotation speed of the lid so that the lid does not open vigorously.
蓋体の開き始めと最大開き時とで開閉抵抗が同じであるため、蓋体の開き始めをゆっくり開かせようとする場合には、比較的強いトルクのダンパが必要となる。比較的強いトルクのダンパを用いると、蓋体の開閉抵抗が過大となり、蓋体の開きが全開する前で止まってしまうことが懸念される。 Since the opening / closing resistance is the same between the opening of the lid and the maximum opening, a damper having a relatively strong torque is required when the opening of the lid is to be opened slowly. When a damper having a relatively strong torque is used, there is a concern that the opening / closing resistance of the lid body becomes excessive, and that the lid body is stopped before it is fully opened.
その一方で、蓋体が全開する前にゆっくり開かせようとする場合には、比較的弱いトルクのダンパが必要となる。比較的弱いトルクのダンパを用いると、蓋体の開閉抵抗が過小となり、蓋体の開き始めの速度が速くなってしまうことが懸念される。 On the other hand, if the lid is to be opened slowly before it is fully opened, a damper with a relatively weak torque is required. If a damper having a relatively weak torque is used, there is a concern that the opening / closing resistance of the lid body becomes excessively low and the opening speed of the lid body is increased.
前述の懸念を解消するために、蓋体を開方向へ付勢する付勢部材の付勢力とダンパ抵抗(ダンパのトルク)との両方を強くすると、組付性の悪化に繋がり得る。 In order to eliminate the above-mentioned concerns, if both the urging force of the urging member that urges the lid body in the opening direction and the damper resistance (damper torque) are strengthened, the assembling property may be deteriorated.
そこで、本発明は、比較的簡単な構成で蓋体開閉時の操作感を向上することができる車両用収納装置を提供することを目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide a vehicular storage device that can improve the operational feeling when the lid is opened and closed with a relatively simple configuration.
本発明に係る車両用収納装置は、収納容器と、収納容器に回動可能に配設される蓋体と、蓋体の回動を制動するダンパ装置と、を備える。ダンパ装置は、収納容器及び蓋体の内の一方に配設される制動部と、収納容器及び蓋体の内の他方に配設され、制動部によって制動される被制動部と、を有する。被制動部が、制動部との間に生じる変位を蓋体の回動角度に応じて変化させるように構成される。 A storage device for a vehicle according to the present invention includes a storage container, a lid body rotatably disposed on the storage container, and a damper device that brakes the rotation of the lid body. The damper device includes a braking portion disposed on one of the storage container and the lid, and a braked portion disposed on the other of the storage container and the lid and braked by the braking portion. The braked part is configured to change the displacement generated between the braked part and the brake part according to the rotation angle of the lid.
本発明に係る車両用収納装置によれば、比較的簡単な構成で蓋体開閉時の操作感を向上することができる車両用収納装置を提供することが可能になる。 According to the vehicle storage device of the present invention, it is possible to provide a vehicle storage device that can improve the operational feeling when the lid is opened and closed with a relatively simple configuration.
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
本発明の実施形態に係る車両用収納装置は、車両の車室内に配置されるグローブボックス、コンソールボックスやカップホルダ等に適用することが可能である。 The vehicle storage device according to the embodiment of the present invention can be applied to a glove box, a console box, a cup holder, and the like that are arranged in a vehicle interior of the vehicle.
[第一実施形態]
本発明の第一実施形態に係る車両用収納装置10Aを図1から図3に基づいて説明する。
[First embodiment]
A
図1から図3に示すように、車両用収納装置10Aは、開口部11(図3参照)を有する収納容器12と、収納容器12に開口部11を開閉可能に配設される蓋体13と、蓋体13を開方向へ付勢する付勢部材14(図2及び図3参照)と、蓋体13が収納容器12の開口部11を閉塞した状態に保持するプッシュロックオープン装置15と、を備える。
As shown in FIGS. 1 to 3, the vehicle storage device 10 </ b> A includes a
収納容器(収納容器本体部)12は、例えば合成樹脂材料により箱状に形成されている。この収納容器12は、平面視で四角形状に形成された底部16と、底部16の前端部から上方に延在する前側側部17と、底部16の後端部から上方に延在する後側側部18と、底部16の右側端部から上方に延在する右側側部19と、底部16の左側端部から上方に延在する左側側部20と、を有している。そして、収納容器12の上部(上面)に、開口部11が開口させて形成されている。
The storage container (storage container main body) 12 is formed in a box shape from, for example, a synthetic resin material. The
蓋体(蓋体本体部)13は、例えば合成樹脂材料により平面視で四角形状に形成されている。この蓋体13は、蓋体13の基端部から延在するアーム部21と、アーム部21の先端部に形成され、アーム部21(蓋体13)の回動中心となる回転軸部22と、を有している。さらに、蓋体13は、蓋体13の先端部に形成され、プッシュロックオープン装置15の係止部に係止される被係止部23を有している(図2及び図3参照)。
The lid body (lid body portion) 13 is formed in a square shape in a plan view, for example, with a synthetic resin material. The
付勢部材14及びプッシュロックオープン装置15はいずれも、公知の構成をそのまま用いることができるので、具体的な説明は省略する。
Since the
車両用収納装置10Aは、蓋体13の回動を制動するダンパ装置24Aをさらに備えている。このダンパ装置24Aは、収納容器12の一方の側部(右側側部19)に配設されている。ダンパ装置24Aは、収納容器12に配設される制動部26Aと、蓋体13に配設され、制動部26Aによって制動される被制動部25Aと、を有している。そして、被制動部25Aが、制動部26Aとの間に生じる変位(抵抗)を蓋体13の回動角度に応じて変化させるように構成されている。なお、本実施形態とは逆に、被制動部25Aが収納容器12に配設され、被制動部25Aを制動する制動部26Aが蓋体13に配設されていてもよい。
The vehicle storage device 10 </ b> A further includes a damper device 24 </ b> A that brakes the rotation of the
制動部26Aは、制動ギヤ27であり、いわゆるピニオンギヤとも称されるものである。その一方で、被制動部25Aは、制動ギヤ27と噛合する被制動ギヤ28であり、いわゆるラックとも称されるものである。
The
被制動ギヤ28は、蓋体13のアーム部21の先端部に形成されており、アーム部21(蓋体13)の回動中心に曲率半径の中心を持つ円弧形状とされている。そして、蓋体13の回動中心から被制動ギヤ28の歯部分までの距離Dが、蓋体13の回動角度に応じて異なっている(図2及び図3参照)。その一方で、制動ギヤ27の回転中心から歯部分までの距離は、回転角度に関わらず一定となっている。
The braked
本実施形態では、蓋体13の開き始め角度における蓋体13の回動中心から被制動ギヤ28の歯部分までの距離Dが、蓋体13の最大開き角度における蓋体13の回動中心から被制動ギヤ28の歯部分までの距離Dよりも小さい。すなわち、蓋体13の回動中心から被制動ギヤ28の歯部分までの距離Dが、蓋体13の回動角度が閉側から開側に行くに従い徐々に大きくなるように設定されている。
In the present embodiment, the distance D from the rotation center of the
ダンパ装置24Aは、収納容器12の右側側部19に回動可能に配設され、制動ギヤ27を支持するカム部29と、制動ギヤ27が被制動ギヤ28と噛合した状態を保持するために、カム部29を被制動ギヤ28側へ付勢する付勢部30と、をさらに有する。カム部29は、基端部が収納容器12の右側側部19に回動可能に支持され、先端部に制動ギヤ27及びダンパ31が配設されている。付勢部30は、例えば捻りばねを用いることができる。さらに、ダンパ31は、公知の構成をそのまま用いることができる。
The damper device 24 </ b> A is rotatably disposed on the
以下に、本実施形態による作用効果を説明する。 Below, the effect by this embodiment is demonstrated.
(1)本実施形態に係る車両用収納装置10Aは、収納容器12と、収納容器12に回動可能に配設される蓋体13と、蓋体13の回動を制動するダンパ装置24Aと、を備える。ダンパ装置24Aは、収納容器12に配設される制動部26Aと、蓋体13に配設され、制動部26Aによって制動される被制動部25Aと、を有している。被制動部25Aが、制動部26Aとの間に生じる変位を蓋体13の回動角度に応じて変化させるように構成されている。
(1) A
本実施形態に係る車両用収納装置10Aによれば、ダンパ装置24Aが前述の如き被制動部25Aを有することにより、蓋体13の開閉抵抗を蓋体13の回動角度に応じて可変となるようにすることが可能になる。
According to the vehicle storage device 10 </ b> A according to the present embodiment, the damper device 24 </ b> A includes the braked portion 25 </ b> A as described above, whereby the opening / closing resistance of the
(2)制動部26Aは、制動ギヤ27であり、被制動部25Aは、制動ギヤ27と噛合する被制動ギヤ28である。蓋体13の回動中心から被制動ギヤ28の歯部分までの距離Dが、蓋体13の回動角度に応じて異なっている。
(2) The braking portion 26 </ b> A is the
蓋体13の回動中心から被制動ギヤ28の歯部分までの距離Dが蓋体13の回動角度に応じて異なっていることにより、蓋体13の開閉抵抗を蓋体13の回動角度に応じて可変となるようにすることが可能になる。このため、組付性の悪化、車両用収納装置10Aの構造の複雑化を招くことなく、蓋体13の開閉抵抗を適切に設定することができる。
Since the distance D from the rotation center of the
(3)本実施形態では、蓋体13の開き始め角度における蓋体13の回動中心から被制動ギヤ28の歯部分までの距離Dが、蓋体13の最大開き角度における蓋体13の回動中心から被制動ギヤ28の歯部分までの距離Dよりも小さい。
(3) In this embodiment, the distance D from the rotation center of the
このようにすることにより、蓋体13の開き始め角度付近における開閉抵抗を上げ、蓋体13の最大開き角度付近における開閉抵抗は下げることができる。このため、蓋体13の開き始め角度付近においては、蓋体13の開き始めの速度が比較的遅くて高級感及び高品質感を車両用収納装置10Aに付与することができ、さらに、蓋体13を閉じる際の収納容器12との打音も抑制し、蓋体13の最大開き角度付近においては、全開する直前で蓋体13が止まることを防止することができる。
By doing so, the opening / closing resistance near the opening start angle of the
なお、図4及び図5に示す変形例のように、蓋体13の開き始め角度における蓋体13の回動中心から被制動ギヤ28の歯部分までの距離Dが、蓋体13の中間開き角度における蓋体13の回動中心から被制動ギヤ28の歯部分までの距離Dよりも小さく、且つ、蓋体13の最大開き角度における蓋体13の回動中心から被制動ギヤ28の歯部分までの距離Dが、蓋体13の中間開き角度における蓋体13の回動中心から被制動ギヤ28の歯部分までの距離Dよりも小さくなるようにしてもよい。
4 and 5, the distance D from the rotation center of the
蓋体13の開き始め角度付近における開閉抵抗、及び蓋体13の最大開き角度付近における開閉抵抗を上げることができる。このため、蓋体13の開き始め角度付近においては、蓋体13の開き始め速度が比較的遅く高級感及び高品質感を車両用収納装置10Aに付与することができる。蓋体13の開き始め角度付近を過ぎて最大開き角度付近に到達するまでの間は、開閉抵抗を下げているので蓋体13を滑らかに開くことができる。蓋体13の最大開き角度付近においては、蓋体13の速度が比較的遅く高級感及び高品質感を車両用収納装置10Aに付与することができ、さらに最大開き時における蓋体13のバウンドを抑制することができる。また、蓋体13を閉じる際の収納容器12との打音も抑制することができる。
The opening / closing resistance near the opening start angle of the
また、図示はしないが、蓋体13の開き始め角度における蓋体13の回動中心から被制動ギヤ28の歯部分までの距離Dが、蓋体13の最大開き角度における蓋体13の回動中心から被制動ギヤ28の歯部分までの距離Dよりも大きくなるようにしてもよい。
Although not shown, the distance D from the rotation center of the
このようにすることにより、蓋体13の開き始め角度付近における開閉抵抗を下げ、蓋体13の最大開き角度付近における開閉抵抗は上げることができる。このため、蓋体13の開き始め角度付近においては、蓋体13の開き始め速度を比較的速くして円滑に開き始めさせ、蓋体13の最大開き角度付近においては、蓋体13の開き速度を比較的遅くして高級感及び高品質感を車両用収納装置10Aに付与することができる。
By doing so, the opening / closing resistance near the opening start angle of the
[第二実施形態]
本発明の第二実施形態に係る車両用収納装置10Bを図6から図8に基づいて説明する。なお、第一実施形態と実質的に同一の構成要素には、同一の符号を付すものとする。
[Second Embodiment]
A
図6から図8に示すように、車両用収納装置10Bは、開口部11(図8参照)を有する収納容器12と、収納容器12に開口部11を開閉可能に配設される蓋体13と、蓋体13を開方向へ付勢する付勢部材14(図7及び図8参照)と、蓋体13が収納容器12の開口部11を閉塞した状態に保持するプッシュロックオープン装置15と、を備える。
As shown in FIGS. 6 to 8, the vehicle storage device 10 </ b> B includes a
収納容器(収納容器本体部)12は、例えば合成樹脂材料により箱状に形成されている。この収納容器12は、平面視で四角形状に形成された底部16と、底部16の前端部から上方に延在する前側側部17と、底部16の後端部から上方に延在する後側側部18と、底部16の右側端部から上方に延在する右側側部19と、底部16の左側端部から上方に延在する左側側部20と、を有している。そして、収納容器12の上部(上面)に、開口部11が開口させて形成されている。
The storage container (storage container main body) 12 is formed in a box shape from, for example, a synthetic resin material. The
蓋体(蓋体本体部)13は、例えば合成樹脂材料により平面視で四角形状に形成されている。この蓋体13は、蓋体13の基端部から延在するアーム部21と、アーム部21の先端部に形成され、アーム部21(蓋体13)の回動中心となる回転軸部22と、を有している。さらに、蓋体13は、蓋体13の先端部に形成され、プッシュロックオープン装置15の係止部に係止される被係止部23を有している(図7及び図8参照)。
The lid body (lid body portion) 13 is formed in a square shape in a plan view, for example, with a synthetic resin material. The
付勢部材14及びプッシュロックオープン装置15はいずれも、公知の構成をそのまま用いることができるので、具体的な説明は省略する。
Since the urging
車両用収納装置10Bは、蓋体13の回動を制動するダンパ装置24Bをさらに備えている。このダンパ装置24Bは、収納容器12の一方の側部(右側側部19)に配設されている。ダンパ装置24Bは、収納容器12に配設される制動部26Bと、蓋体13に配設され、制動部26Bによって制動される被制動部25Bと、を有している。そして、被制動部25Bが、制動部26Bとの間に生じる変位(抵抗)を蓋体13の回動角度に応じて変化させるように構成されている。なお、本実施形態とは逆に、被制動部25Bが収納容器12に配設され、被制動部25Bを制動する制動部26Bが蓋体13に配設されていてもよい。
The vehicle storage device 10 </ b> B further includes a damper device 24 </ b> B that brakes the rotation of the
制動部26Bは、制動ローラ32であり、いわゆるフリクションローラとも称されるものである。その一方で、被制動部25Bは、制動ローラ32と摺接する被制動ローラ33であり、いわゆるガイドローラとも称されるものである。
The
被制動ローラ33は、蓋体13のアーム部21の先端部に形成されており、アーム部21(蓋体13)の回動中心に曲率半径の中心を持つ円弧形状とされている。そして、蓋体13の回動中心から被制動ローラ33の摺接面までの距離Dは、蓋体13の回動角度に関わらず一定となっている。また、被制動ローラ33の摺接面の摩擦抵抗が、蓋体13の回動角度に応じて異なっている。例えば、被制動ローラ33の摺接面における面粗さや材質等を、蓋体13の回動角度に応じて変えることにより、被制動ローラ33の摺接面の摩擦抵抗が蓋体13の回動角度に応じて異なるようにすることが可能である。その一方で、制動ローラ32の摺動面の摩擦抵抗は、制動ローラ32の回転角度に関わらず一定となっている。すなわち、制動ローラ32の摺接面における面粗さや材質等は、制動ローラ32の回転角度に関わらず一定となっている。
The
本実施形態では、蓋体13の開き始め角度における被制動ローラ33の摺接面の摩擦抵抗が、蓋体13の最大開き角度における被制動ローラ33の摺接面の摩擦抵抗よりも大きい。すなわち、被制動ローラ33の摺接面の摩擦抵抗が、蓋体13の回動角度が閉側から開側に行くに従い徐々に小さくなるように設定されている。
In this embodiment, the frictional resistance of the sliding contact surface of the braked
ダンパ装置24Bは、収納容器12の右側側部19に回動可能に配設され、制動ローラ32を支持するカム部29と、制動ローラ32が被制動ローラ33と摺接した状態を保持するために、カム部29を被制動ローラ33側へ付勢する付勢部30と、をさらに有する。カム部29は、基端部が収納容器12の右側側部19に回動可能に支持され、先端部に制動ローラ32が配設されている。付勢部30は、例えば捻りばねを用いることができる。さらに、カム部29の先端部と制動ローラ32との間に、ダンパ(図1から図5の符号31参照)を介在させて配設するようにしてもよい。
The damper device 24 </ b> B is rotatably disposed on the
以下に、この実施形態による作用効果を説明する。 Below, the effect by this embodiment is demonstrated.
(1)この実施形態に係る車両用収納装置10Bは、収納容器12と、収納容器12に回動可能に配設される蓋体13と、蓋体13の回動を制動するダンパ装置24Bと、を備える。ダンパ装置24Bは、収納容器12に配設される制動部26Bと、蓋体13に配設され、制動部26Bによって制動される被制動部25Bと、を有している。被制動部25Bが、制動部26Bとの間に生じる変位を蓋体13の回動角度に応じて変化させるように構成されている。
(1) A storage device for a
この実施形態に係る車両用収納装置10Bによれば、ダンパ装置24Bが前述の如き被制動部25Bを有することにより、蓋体13の開閉抵抗を蓋体13の回動角度に応じて可変となるようにすることが可能になる。
According to the vehicle storage device 10 </ b> B according to this embodiment, the damper device 24 </ b> B includes the braked portion 25 </ b> B as described above, so that the opening / closing resistance of the
(2)制動部26Bは、制動ローラ32であり、被制動部25Bは、制動ローラ32と摺接する被制動ローラ33である。被制動ローラ33の摺接面の摩擦抵抗が、蓋体13の回動角度に応じて異なっている。
(2) The
被制動ローラ33の摺接面の摩擦抵抗が蓋体13の回動角度に応じて異なっていることにより、蓋体13の開閉抵抗を蓋体13の回動角度に応じて可変となるようにすることが可能になる。このため、組付性の悪化、車両用収納装置10Bの構造の複雑化を招くことなく、蓋体13の開閉抵抗を適切に設定することができる。
Since the frictional resistance of the sliding contact surface of the braked
(3)この実施形態では、例えば、被制動ローラ33の摺接面の摩擦抵抗を、蓋体13の回動角度が閉側から開側に行くに従い徐々に小さくなるように設定する。
(3) In this embodiment, for example, the frictional resistance of the sliding contact surface of the braked
このようにすることにより、蓋体13の開き始め角度付近における開閉抵抗を上げ、蓋体13の最大開き角度付近における開閉抵抗は下げることができる。このため、蓋体13の開き始め角度付近においては、蓋体13の開き始めの速度が比較的遅くて高級感及び高品質感を車両用収納装置10Bに付与することができ、さらに、蓋体13を閉じる際の収納容器12との打音も抑制し、蓋体13の最大開き角度付近においては、全開する直前で蓋体13が止まることを防止することができる。
By doing so, the opening / closing resistance near the opening start angle of the
なお、被制動ローラ33の摺接面の摩擦抵抗を、蓋体13の回動角度が閉側から開側に行くに従い徐々に大きくなるように設定してもよい。
Note that the frictional resistance of the sliding contact surface of the braked
このようにすることにより、蓋体13の開き始め角度付近における開閉抵抗を下げ、蓋体13の最大開き角度付近における開閉抵抗は上げることができる。このため、蓋体13の開き始め角度付近においては、蓋体13の開き始め速度を比較的速くして円滑に開き始めさせ、蓋体13の最大開き角度付近においては、蓋体13の開き速度を比較的遅くして高級感及び高品質感を車両用収納装置10Bに付与することができる。
By doing so, the opening / closing resistance near the opening start angle of the
ところで、本発明の車両用収納装置は前述の実施形態に例をとって説明したが、この実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。 By the way, although the vehicle storage device of the present invention has been described by taking the above-described embodiment as an example, the present invention is not limited to this embodiment, and various other embodiments can be adopted without departing from the gist of the present invention. .
10 車両用収納装置
12 収納容器
13 蓋体
24 ダンパ装置
25 被制動部
26 制動部
27 制動ギヤ
28 被制動ギヤ
32 制動ローラ
33 被制動ローラ
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10
Claims (3)
前記収納容器に回動可能に配設される蓋体と、
前記蓋体の回動を制動するダンパ装置と、を備え、
前記ダンパ装置は、
前記収納容器及び前記蓋体の内の一方に配設される制動部と、
前記収納容器及び前記蓋体の内の他方に配設され、前記制動部によって制動される被制動部と、を有しており、
前記被制動部が、前記制動部との間に生じる変位を前記蓋体の回動角度に応じて変化させるように構成されている
ことを特徴とする車両用収納装置。 A storage container;
A lid disposed rotatably on the storage container;
A damper device for braking rotation of the lid,
The damper device is
A braking portion disposed on one of the storage container and the lid;
A braked portion disposed on the other of the storage container and the lid body and braked by the braking portion;
The vehicular storage device, wherein the braked portion is configured to change a displacement generated between the braked portion and the brake portion according to a rotation angle of the lid.
前記被制動部は、前記制動ギヤと噛合する被制動ギヤであり、
前記蓋体の回動中心から前記被制動ギヤの歯部分までの距離が、前記蓋体の回動角度に応じて異なっている
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用収納装置。 The braking unit is a braking gear,
The braked portion is a braked gear that meshes with the braking gear;
The vehicle storage device according to claim 1, wherein a distance from a rotation center of the lid body to a tooth portion of the braked gear differs according to a rotation angle of the lid body.
前記被制動部は、前記制動ローラと摺接する被制動ローラであり、
前記被制動ローラの摺接面の摩擦抵抗が、前記蓋体の回動角度に応じて異なっている
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用収納装置。 The braking unit is a braking roller,
The braked portion is a braked roller that is in sliding contact with the braking roller,
The vehicle storage device according to claim 1, wherein a frictional resistance of a sliding contact surface of the braked roller is different depending on a rotation angle of the lid.
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