JP2018123968A - 畜舎用換気送風システム - Google Patents

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Makoto Sugiyama
誠 杉山
稲垣 純
Jun Inagaki
純 稲垣
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Abstract

【課題】本発明は、家畜の種類に対応でき、夏季の暑さ対策に有効な畜舎用換気送風システムを提供することを目的とするものである。
【解決手段】畜舎1の一方の壁面に設けられた複数の換気扇3を有する畜舎1において、前記一方の壁面以外と前記一方の壁面に対向する壁面以外の側壁面4に開閉機構10を備えた複数の送風開口7を設け、送風開口7は、家畜の頭の高さ近傍に配置した畜舎用換気送風システム。
【選択図】図1

Description

本発明は、畜舎用換気送風システムに関するものである。
従来、この種の畜舎用換気送風システムは、例えば特許文献1のような換気装置や、特許文献2のような畜舎換気方法が考えられている。一般に、換気送風システムを設置する畜舎は、長方形の床面上に建てられている。
特許文献1の換気装置においては、図8に示すように、畜舎101は、床面の短辺側の壁面に、畜舎101内の空気を外部に排気する排気ファン102が複数台設置されている。排気ファン102が設置されている壁面とは反対側壁面には、畜舎101内に外気を給気するための外気吸込口103が設けられている。畜舎101内には、温度センサー104が複数個、温度センサー104a〜cとして備えられており、この温度センサー104で検知された温度が高い場合には、排気ファン102の回転数を上げ、検知された温度が低い場合には、換気扇102の回転数を下げるものが開示されている。
また、引用文献2には、図9に示すように、畜舎201では、床面の長辺側の壁面(いわゆる側壁面)に、複数の排気ファン202を設置し、排気ファン202を設けた側壁面と対向する側壁面に外気を畜舎201内に取り入れる給気口203を設け、畜舎201内を短辺方向に横断した換気をするものが開示されている。
特開2006−174791号公報 特開昭54−119751号公報
上記従来例では、家畜の飼育に適正な畜舎内風速を得るために、非常に多くの排気ファンを設置する必要があり、設備が大掛かりになるという問題点を有していた。
例えば、家畜が鶏(ブイロラー)である場合、飼育管理として、鶏の体感温度は、生後0〜14日齢では、26〜32℃で鶏近傍の気流は無し、15〜35日齢では、19〜26℃で気流の風速は1m/s以上、36日齢以上では、18〜19℃で気流は風速1m/s以上で飼育する必要があることが一般的に知られている。
特に、成長した鶏である36日齢〜出荷まで(約50日齢)は暑さに弱いため、畜舎内温度が高い場合は、鶏の体感温度を下げるために風速3m/sの気流を発生させなければならない。一般的な鶏用の畜舎(10m×45mの約150坪の建築面積で、天井高さの平均値が3m)で計算すると、畜舎内で気流の3m/sを得るためには、特許文献1に記載のように長辺方向に気流を発生させた場合は、5400m3/minの風量が必要であり、この風量を一般的な300m3/minの排気ファンで実現した場合を想定すると18台必要になる。
また、特許文献2に記載のように短辺方向に気流を発生させた場合は、24300m3/minの風量が必要であり、この風量を一般的な300m3/minの排気ファンで実現した場合を想定すると81台必要になる。
一方、成長した鶏に対しては、畜舎内温度の調整とは別に、酸素、二酸化炭素、アンモニアなどの臭気を含め、最適な空気環境を得るために、換気回数30回/hで換気を行う必要がある。上記のような一般的な鶏用の畜舎では、最低必要な換気量は、675m3/minである。すなわち、特許文献1の構成において、上述のように風速3m/sを得るための排気ファンの台数は18台であるが、最低必要な換気量を満たすだけの場合でも、その1/8の台数(2台程度)は必要になる。
また、特許文献2に記載の方式において、給気口を下部に設けた場合においても、排気ファンは給気口から外気を取り入れて畜舎の換気をしているため、排気ファンの直下に位置する鶏にまでは気流を到達させることはできず、鶏に最適な気流を与えることができないという課題があった。
そこで本発明では、畜舎内での最低換気量を維持し、かつ、畜舎内で広範囲の家畜に最適な気流を与えることができる畜舎用換気送風システムを提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明は、畜舎の一方の壁面に複数の換気扇を有する畜舎において、前記一方の壁面および前記一方の壁面に対向する壁面以外の側壁面に開閉機構を備えた複数の送風開口を設け、前記送風開口は家畜の頭の高さ近傍に配置することにより所期の目的を達成するものである。
以上のように本発明は、家畜の頭の高さ近傍に配置された送風開口から畜舎内に流入した気流は、家畜の近傍を流れた上で畜舎の一方の壁面に設けられた換気扇に流れるため、
畜舎内において、家畜近傍の風速が早くなり、畜舎内の最低換気量を維持しつつ、家畜近傍の温度もしくは家畜の体温を下げることが可能であり、家畜にとって有効な風速を得ることができ、急速に家畜の体温を下げることができる畜舎用換気送風システムを提供することができるものである。
すなわち、家畜の頭の高さ近傍に配置された送風開口により、酷暑において風冷を必要とする成長した鶏近傍に、畜舎内の平均風速よりも大きい風速の気流を供給することができ、鶏の体温を効果的に下げることができ、飼育管理を向上させることができる。
このように、夏季の酷暑であっても、鶏のストレス度合いが少なく、鶏の体温を効果的に下げることができ畜舎用換気送風システムを提供することができる。
本発明の実施の形態1の畜舎用換気送風システムを示す概略側面断面図 本発明の実施の形態1の送風開口の開状態の概略断面図 本発明の実施の形態1の送風開口の閉状態の概略断面図 本発明の実施の形態1のブロイラーの最適飼育温度を示す図 本発明の実施の形態1のブロイラーの風速による体感温度の低下温度を示す図 本発明の実施の形態1の畜舎内温度に対する畜舎内の対応風速を示す図 本発明の実施の形態1の1週間毎に測定した20羽の平均体重を示す図 特許文献1の畜舎用換気送風システムを示す概略図 特許文献2の畜舎用換気送風システムを示す概略図
本発明の請求項1に係る畜舎用換気送風システムは、畜舎の一方の壁面に設けられた複数の換気扇を有する畜舎において、前記一方の壁面と前記一方の壁面に対向する壁面以外の側壁面に開閉機構を備えた複数の送風開口を設け、前記送風開口は、家畜の頭の高さ近傍に配置したことを特徴とする特徴とするものである。
これにより、家畜の頭高さ近傍に配置した送風開口により、鶏近傍に畜舎内の平均風速よりも大きい風速にて所定の風速の気流を供給することができる畜舎用換気送風システムを提供することができる。
また、請求項2に係る畜舎用換気送風システムは、畜舎内側において、前記送風開口は、前記送風開口の上部に上部風向内ガイドを備える構成としてもよい。
これにより、家畜の頭高さ近傍に配置した送風開口から鶏舎内部に流入した気流が、送風開口の鶏舎内側に設けた上部風向内ガイドにより、鶏舎内上方に拡散することを抑制することができるとともに、鶏舎に流入した気流の直進性を増すことができ、送風開口から遠くに位置する鶏舎中央部付近の家畜の頭高さにおいても、所定の風速の気流を供給することができ、畜舎内で広範囲において家畜の体温を効果的に下げることができる畜舎用換気送風システムを提供することができる。
また、請求項3に係る畜舎用換気送風システムは、前記上部風向内ガイドは、壁面から略垂直方向に延伸した構成としてもよい。
これにより家畜の頭高さ近傍に配置した送風開口から鶏舎内部に流入した気流が、送風開口の鶏舎内側に設けた上部風向内ガイドにより、鶏舎内上方に拡散することを抑制することができるとともに、上部風向内ガイドが壁面から略垂直方向に延伸しているため、鶏舎に流入した気流の直進性を増すことができ、送風開口から遠くに位置する鶏舎中央部付近の家畜の頭高さにおいても、所定の風速の気流を供給することができ、畜舎内で広範囲において家畜の体温を効果的に下げることができる畜舎用換気送風システムを提供することができる。
また、請求項4に係る畜舎用換気送風システムは、前記送風開口は、畜舎内部に前記送風開口の側部に側部風向内ガイドを備えた構成にしてもよい。
これにより、家畜の頭高さ近傍に配置した送風開口から鶏舎内部に流入した気流が、送風開口の鶏舎内側に設けた側部風向内ガイドにより、送風開口近傍において横方向に拡散することを抑制することができるとともに、鶏舎に流入した気流の直進性を増すことができ、送風開口から遠くに位置する鶏舎中央部付近の家畜の頭高さにおいても、所定の風速の気流を供給することができ、畜舎内で広範囲において家畜の体温を効果的に下げることができる畜舎用換気送風システムを提供することができる。
また、請求項5に係る畜舎用換気送風システムは、前記側部風向内ガイドは、壁面から略垂直方向に延伸した構成としてもよい。
これにより、家畜の頭高さ近傍に配置した送風開口から鶏舎内部に流入した気流が、送風開口の鶏舎内側に設けた側部風向内ガイドにより、送風開口近傍において横方向に拡散することを抑制することができるとともに、側部風向内ガイドが壁面から略垂直方向に延伸しているため、鶏舎に流入した気流の直進性を増すことができ、送風開口から遠くに位置する鶏舎中央部付近の家畜の頭高さにおいても、所定の風速の気流を供給することができ、畜舎内で広範囲において家畜の体温を効果的に下げることができる畜舎用換気送風システムを提供することができる。
また、請求項6に係る畜舎用換気送風システムは、畜舎内側において前記送風開口は前記送風開口の上部に上部風向内ガイドを備え、前記開閉機構は、畜舎内側に開閉軸と扉を備え、前記開閉軸が前記送風開口の上部に位置し、前記開閉軸を中心に前記扉が上方向に開くものであって、前記扉の開状態時に前記上部風向内ガイドとなる構成としてもよい。
これにより、扉が開状態、すなわち送風開口から鶏舎内部に気流が流入する場合、扉が上部風向内ガイドとなり、家畜の頭高さ近傍に配置した送風開口から鶏舎内部に流入した気流が、送風開口の鶏舎内側に設けた上部風向内ガイドにより、鶏舎内上方に拡散することを抑制することができるとともに、鶏舎に流入した気流の直進性を増すことができ、送風開口から遠くに位置する鶏舎中央部付近の家畜の頭高さにおいても、所定の風速の気流を供給することができ、畜舎内で広範囲において家畜の体温を効果的に下げることができる畜舎用換気送風システムを提供することができる。また、扉が閉状態には、送風開口からの鶏舎内部に気流が流入しないため上部風向内ガイドは不要であり、また、その場合に、他の開口から鶏舎内部に気流が流入している場合には、風の抵抗にならず、飼育管理を向上させることができる。
また、請求項7に係る畜舎用換気送風システムは、畜舎内側において前記送風開口は前記送風開口の側部に側部ガイドを備え、前記開閉機構の扉は、前記扉の側面に接続された板体を備えたものであって、前記扉の開状態時に、前記板体が側部風向内ガイドとなる構成としてもよい。
これにより、扉が開状態、すなわち送風開口から鶏舎内部に気流が流入する場合、扉の側面に接続された板体が側部風向内ガイドとなり、家畜の頭高さ近傍に配置した送風開口から鶏舎内部に流入した気流が、送風開口の鶏舎内側に設けた側部風向内ガイドにより、送風開口近傍において横方向に拡散することを抑制することができるとともに、鶏舎に流入した気流の直進性を増すことができ、送風開口から遠くに位置する鶏舎中央部付近の家畜の頭高さにおいても、所定の風速の気流を供給することができ、畜舎内で広範囲において家畜の体温を効果的に下げることができる畜舎用換気送風システムを提供することができる。また、扉が閉状態には、送風開口からの鶏舎内部に気流が流入しないため側部風向内ガイドは不要であり、また、その場合に、他の開口から鶏舎内部に気流が流入している場合には、風の抵抗にならず、飼育管理を向上させることができる。
また、請求項8に係る畜舎用換気送風システムは、畜舎外側において、前記送風開口は、前記送風開口の上部に上部風向外ガイドを備えた構成としてもよい。
これにより、畜舎外側に設けた上部風向外ガイドにより、整流された気流が送風開口から鶏舎内部に気流が流入し、鶏舎に流入した気流の直進性を増すことができ、送風開口から遠くに位置する鶏舎中央部付近の家畜の頭高さにおいても、所定の風速の気流を供給することができ、畜舎内で広範囲において家畜の体温を効果的に下げることができる畜舎用換気送風システムを提供することができる。
また、請求項9に係る畜舎用換気送風システムは、前記上部風向外ガイドは、壁面から略垂直方向に延伸した構成としてもよい。
これにより、畜舎外側に設けた上部風向外ガイドが壁面から略垂直方向に延伸しているため、鶏舎に流入した気流の直進性を増すことができ、送風開口から遠くに位置する鶏舎中央部付近の家畜の頭高さにおいても、所定の風速の気流を供給することができ、畜舎内で広範囲において家畜の体温を効果的に下げることができる畜舎用換気送風システムを提供することができる。
また、請求項10に係る畜舎用換気送風システムは、前記開閉機構は、前記送風開口内に複数の可動式板体を備えたものであって、前記可動式板体が開状態時に前記側面と略垂直とした構成としてもよい。
これにより、可動式板体が開状態時に送風開口を備えた壁面と略垂直となることで、可動式板体が整流板となり、鶏舎に流入する気流を整流し、直進性を増すことができ、送風開口から遠くに位置する鶏舎中央部付近の家畜の頭高さにおいても、所定の風速の気流を供給することができ、畜舎内で広範囲において家畜の体温を効果的に下げることができる畜舎用換気送風システムを提供することができる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る鶏用の畜舎用換気送風システムの構成を示す屋外から見た畜舎の概略側面断面図、図2は、送風開口の開閉機構開状態の概略断面図、図3は、送風開口の開閉機構閉状態の概略断面図である。
図1に示すように、畜舎用換気送風システムは、換気扇3と流吸込口5と上部吸込口6と畜舎1内へ気流を流入する送風開口7とを備えている。
換気扇3は、家畜(鶏(ブロイラー))2が飼育されている畜舎(鶏舎)1の一方の壁面に、畜舎内の床面から0.5〜2.5m程度の高さに複数台配設されている。
上流吸込口5は、換気扇3が配設されている壁面と対向する反対側壁面(他方の壁面)近傍の側壁面4に配置されている。
上流吸込口5は、床面から0.5〜2m程度の高さに配設されている。
上部吸込口6は、側壁面4の上部の床面から2m以上の高さに配設されている。
上流吸込口5と上部吸込口6とは、それぞれ自動または手動で開閉できる吸込口カバー(図示せず)を設けて、家畜の種類、成長度合いによって、必要に応じて開閉することができるようにしてもよい。
送風開口7は、畜舎1の両側の側壁面4に、家畜2としての鶏の頭の高さ近傍である床面から10〜90cm程度の高さに備えられている。送風開口7は、横長の開口部が好ましく、例えば、鶏舎の柱の間に高さ0.3m、長さ1.7mからなる約0.5mの開口を複数備えても良い。
送風開口7の開口状態調整することで送風開口7から畜舎1内への外気の流入を制御することができる。そこで、送風開口7には、側壁面4の畜舎1内側に開閉機構10を備えている。開閉機構10は、気流の流入を制御する扉8と扉8を回動させる開閉軸9を有する。
開閉軸9は、送風開口7の上部に位置し、側壁面4に対して扉8を回動自在に軸支し、扉8の開閉を可能とする。
扉8は、扉8が開状態時に上部風向内ガイド11となり、送風開口7から畜舎1内に流入する気流が畜舎1内上方に拡散することを抑制し、気流の直進性を向上させるように、側壁面4から略垂直となる。
また、扉8は、扉8の側面には板体12を接続して備えている。板体12は、扉8の開状態時に側部風向内ガイド13となり、送風開口7から畜舎1内に流入する気流が畜舎1の側壁面4に沿った方向に拡散することを抑制するものである。気流の直進性を向上させるために側壁面4から略垂直に立設することが望ましい。
扉8を開閉するために、扉8にワイヤーをつなぎ、モータを使ってワイヤーを上下に巻き取ることで開閉制御が可能である。なお、開閉軸9にギアとモータを接続し、モータの回転方向を制御することで開閉制御をしてもよい。
また、側壁面4の畜舎1外側には、側壁面4から略垂直に延設した上部風向外ガイド14を備えても良い。送風開口7から畜舎1内に流入する気流の直進性をさらに向上させることができる。
また、送風開口7は、送風開口7内に複数の可動式板体15を備えても良い。扉8の回動に連動させて、扉8が開状態時に可動式板体15も開状態とするものである。可動式板体15が開状態時は、可動式板体15が側壁面4と略垂直となり、整流板の役割を果たし、送風開口7から畜舎1内に流入する気流の直進性を向上させることができる。
上記構成において、畜舎用換気送風システムの動作について説明する。
換気扇3を運転することで、上流吸込口5、上部吸込口6、または送風開口7のいずれかから外気が流入し、換気扇3から畜舎1内の空気が排出され、換気される。基本的な換気量としては、飼育されている家畜の種類、成長度合いによって、最低必要な酸素濃度、もしくは二酸化炭素濃度の上限値が決まっており、その濃度を確保するための換気量から、必要な換気扇の種類と台数を選定し設置される。また、このような畜舎用換気送風システムは、換気扇3、上流吸込口5と上部吸込口6の吸込口カバー、送風開口7の開閉機構10を集中管理する制御システムにて畜舎1内の換気量および気流を制御することができる。
例えば、家畜2が鶏(ブイロラー)である場合、生後0〜14日齢では、鶏の体感温度が26〜32℃で気流が無い状態が最適であり、外気の吸込口として、上部吸込口6のみを開け、上流吸込口5と送風開口7とを閉じた状態で、複数の換気扇3のうち一部の換気扇3を稼働させることにより、畜舎1内の温度を鶏の日齢にあわせた26〜32℃に維持管理する。なお、稼働させる換気扇3は、主として畜舎1壁面の上段に設置した換気扇3であり、上部吸込口6から換気扇3に向かって気流が発生し、畜舎1の天井近傍に気流が流れ、床面近傍、すなわち家畜近傍はほとんど風が流れないようにする。
また、15〜35日齢では、鶏の体感温度が19〜26℃で、鶏の成長度合い、ならびに畜舎1内温度と外気温度の条件を加味し、酷暑においては気流の風速は1m/s以上の状態が最適である。15〜35日齢の期間中、15〜21日齢では、外気の吸込口として、上部吸込口6のみを開け、上流吸込口5と送風開口7とを閉じた状態で、複数の換気扇3のうち一部の換気扇3を稼働させることにより、畜舎1内の温度を鶏の日齢にあわせた25〜26℃に維持管理し、夏季の外気温度が鶏の日齢の適温よりも高く、畜舎1内の温度が鶏の適温に維持管理できない場合は、換気扇3の稼働台数を増やし、鶏近傍に気流を発生させ、鶏の体感温度が25〜26℃になるように維持管理する。
また、15〜35日齢の期間中、22〜35日齢では、鶏の体感温度が19〜24℃となり、外気温度が高い夏季の特に日中においては、上部吸込口6と上流吸込口5、ならびに送風開口7を適宜開けて、複数の換気扇3のうち一部の換気扇を稼働させることにより、畜舎1内の温度を鶏の日齢にあわせた19〜24℃に維持管理する。ただし、夏季の外気温度が鶏の日齢の適温よりも高く、畜舎1内の温度が鶏の適温に維持できない場合で、鶏の体感温度が19〜24℃になるような風速を提供するにあたり、上流吸込口5を開けると、畜舎1内の酸素濃度、二酸化炭素濃度、アンモニア濃度などの臭気を含め、最適な空気環境を得るための最低換気量よりも十分大きな換気量となる場合は、上流吸込口5を閉めるもしくは、開口度合いを調節し、送風開口7を開くことにより、換気扇3の稼働台数を増加させずに鶏近傍の風速を上げることができ、省エネとなる上に、鶏の体感温度が19〜24℃になるような風速を供給することができる。
ここで、気流について詳しく説明すると、送風開口7を開けた場合、送風開口7から吸込まれた外気は、鶏の頭の高さ近傍を高速で移動しながら、風の主流は、一方の壁面方向にある換気扇3に向かって床面に対して水平に流れる。また、上部風向内ガイド11と側部風向内ガイド13と上部風向外ガイド14と複数の可動式板体15との作用により、畜舎1内に流入する外気が整流されることで、直進性が向上しており、畜舎1中央付近の鶏の頭の高さ近傍にまで、高速の気流を提供することができ、鶏の体温を効果的に下げることができるとともに、鶏近傍の酸素濃度、二酸化炭素濃度、アンモニア濃度などの臭気を含め、最適な空気環境を提供することができる。
また、成長した鶏である36日齢〜出荷まで(約50日齢)では、鶏の体感温度が17〜18℃で気流は風速1m/s以上の状態が最適であり、外気温度が高い夏季の特に日中においては、畜舎1内は、鶏の最適体感温度まで下がらず、積極的に家畜2すなわち鶏に風を当てる必要がある。よって、畜舎1内の上部に気流を発生させ、家畜2付近に気流があまり発生しない上部吸込口6は閉め、畜舎1全体に気流を発生させる上流吸込口5を開ける。鶏の体感温度を下げるための風速として風速3m/s以下にて十分な環境条件下では、上流吸込口5と送風開口7を開ける。この状態で、鶏近傍の風速が所定の風速となるように換気扇3の一部を稼働させる。送風開口7は、家畜2の頭近傍に設けられた開口であり、上部風向内ガイド11と側部風向内ガイド13と上部風向外ガイド14と複数の可動式板体15との作用により、畜舎1内に流入する外気が整流されることで、直進性が向上しており、畜舎1中央付近の鶏の頭の高さ近傍にまで高速の気流を提供することができ、鶏の体温を効果的に下げることができ、飼育管理を向上させることができる。また、この動作条件においては、畜舎1内の平均風速よりも、鶏近傍の風速が早くなり、必要最低換気量は満足しつつ、畜舎1の換気量を低減することができ、省エネ効果も得ることができる。
次に、鶏の体感温度を下げるための風速として風速3m/s以下では不十分な環境条件下では、上流吸込口5を開けた状態で、風速3m/sとなるように換気扇3を稼働させ、その状態で、送風開口7を短時間に開閉を繰り返すように制御する。これにより、開口された送風開口7の周囲の風速が一時的に風速3m/sよりも速い風速、本実施の形態では風速4m/s程度で動作させることができ、鶏近傍には、風速3m/sと風速4m/sの気流が短時間に繰り返し発生することができ、鶏のストレス度合いが少なく、鶏の体温を効果的に下げることができる。なお、風速3m/sを超える気流を成長した鶏に与えると、成長した鶏にストレスが発生することが一般的に知られているため、風速4m/s程度の風を常時発生させるのではなく、所定時間間隔で風速を変動させることで、鶏のストレス度合いが少なくなる。この間欠の送風制御は、風速4m/sと送風停止とを繰り返す制御や、風速4m/sと風速3m/sとを繰り返す制御でもよい。
ここで、22日齢時の鶏について、具体的な畜舎用換気送風システムの動作について説明する。
図4は、鶏(ブロイラー)を飼育するために、22日齢以降の日齢毎の最適飼育温度を示している。図5は、風速による体感温度の低下温度の一例を示している。図6は、鶏が22日齢時の畜舎内温度に対する畜舎内の対応風速の関係の一例を示している。
図4に示す通り、鶏は成長するに従い、最適温度が低くなっているが、夏季の暑い日は、最適飼育温度よりも外気温度が高くなり、その場合、送風によって、鶏の体感温度を下げる必要がある。
図5に、風速による体感温度の低下温度の一例を示している。体感温度は、湿度と風速の組み合わせによって異なる。図5では、湿度50%且つ風速0m/s時の畜舎内温度を体感温度の基準とした場合、湿度80%時に風速に対する畜舎内温度の体感として感じる温度を示している。例えば、湿度80%且つ風速0m/s時は、前述の基準である湿度50%且つ風速0m/s時と比較すると体感温度は3.9℃高く、湿度80%且つ風速3m/s時は、前述の基準より6.9℃低い温度と感じることを示している。
鶏が22日齢時の畜舎用換気送風システムの動作一例を図6に基づいて説明すると、湿度80%で、畜舎1内温度が、29.9℃時には、上部吸込口6を閉め、上流吸込口5と送風開口7を開け、家畜2近傍の風速を2.5m/sにするように換気扇3の一部を稼働させる。これにより、図5に示す家畜2(鶏)の体感温度の低下温度の一例に基づくと、風速2.5m/sにすることにより、鶏の体感温度が畜舎1内温度に対し−5.9℃となり、実質24℃となる。即ち、図4の最適飼育温度に示す通り、22日齢の鶏に対して24℃で飼育できることになる。
その後、畜舎1内温度が、30.8℃まで上昇すると、図6の畜舎1内温度に対する畜舎1内の対応風速の関係に基づき、風速を3.0m/sにするように換気扇3の稼働台数を増加させるまたは、稼働周波数を上げることにより、換気扇3の1台あたりの風量を増加させる。つまり、図5に示す体感温度の低下温度の一例に基づくと、風速3.0m/sにすることにより、鶏の体感温度が−6.9℃となり、実質23.9℃となる。即ち、図4の最適飼育温度に示す通り、22日齢の鶏に対して、ほぼ24℃で飼育できることになる。
さらにその後、畜舎1内温度が、29.8℃まで低下すると、畜舎1内の対応風速の関係に基づき、風速を2.5m/sにするように換気扇3の稼働台数を減少させるまたは、稼働周波数を下げることにより換気扇3の1台あたいの風量を低下させる。つまり、図5に示す体感温度の低下温度の一例に基づくと、風速2.5m/sにすることにより、鶏の体感温度が−5.9℃となり、実質24℃となる。即ち、図4の最適飼育温度に示す通り、22日齢の鶏に対して、24℃で飼育できることになり、常にブロイラーの体感温度を図4に示す最適飼育温度で飼育できるように管理する。
また、畜舎内温度が32.0℃以上となった場合、通常の畜舎においては、常時風速3m/sを超える風速を与えると、前述した通り鶏がストレスを感じると言われており、畜舎1内温度が32.0℃以上に上昇した場合、すなわち鶏の体感温度が空冷にて冷やしきれなくなった場合は、常時風速3m/sで維持管理する他に、畜舎内にスプレーノズル等を用いた噴霧システムを用いて、畜舎内に水を噴霧し、水の蒸発潜熱により畜舎内の温度を低下させる場合もある。しかしながら、噴霧システムを用いた方法では、畜舎内の温度は低下しても、湿度が高くなり、空冷効果は小さくなり、鶏の体感温度を下げることが困難である。また、畜舎内の湿度が高くなり、畜舎に床に敷かれている敷料(おが屑等)の保有水分量が増加し、病気の発生を助長させ、飼育管理レベルを低下させる。詳しく述べると、畜舎内の温度が30℃以上ある状態で敷料の水分量が増加すると、鶏の糞尿に含まれる尿酸の分解が促進され畜舎内のアンモニア濃度が増加し、鶏に寄生する原虫や細菌が敷料中で繁殖し、様々な病気を引き起こすため、鶏の成長を阻害し、場合によっては鶏のへい死につながる。
それに対し、本実施の形態で示す畜舎用換気送風システムでは、畜舎1内温度が32.0℃以上となると、上部吸込口6を閉め、上流吸込口5を開けた状態で、風速3m/sとなるように換気扇3を稼働させ、その状態で、送風開口7を短時間に開閉を繰り返すように制御する。これにより、開口された送風開口7の周囲の風速が一時的に風速3m/sよりも速い風速、本実施の形態では風速4m/s程度で動作させることができ、鶏近傍には、風速3m/sと風速4m/sの気流が短時間に繰り返し発生することができ、32.0℃以上の畜舎1内環境においても鶏のストレス度合いが少なく、鶏の体温を効果的に下げることができる。
具体的な間欠送風制御としては、畜舎内温度が32.0℃以上のときは、風速3.0m/sを3分間送風したのち、風速4.0m/sを3分間送風し、また風速3.0m/sを3分間送風することを繰り返し行い、畜舎内温度が30.8℃に下がったときに、通常の3.0m/sの風速を連続に送風するといった制御を行なう。
この間欠送風制御が鶏にストレスを与えないことについて、実証実験を行なった。畜舎(4.6m×3.7m×高さ2.4m)を2つ用意し、その畜舎内に、それぞれ飼育エリア(2.6m×2.6m)を設け、それぞれ鶏を100羽飼育した。なお、鶏は21日齢までは、別の畜舎で雛から飼育されていたもので、22日齢に、それぞれの畜舎の平均体重同じ(約750g)になるように100羽ずつ振り分けし、それぞれの畜舎の鶏から、750gに近い鶏を各20羽抽出し、20羽の平均の体重を測定した。
前述の一方の畜舎では、壁面に設置した換気扇3のみを用い、一般的な風速の与え方である3m/sまでの通常の風速制御で飼育した。
また、他方の畜舎は、壁面に設置した換気扇3と、床面から30〜70cm程度、つまり鶏の頭の高さ近傍に送風可能な装置を設け、畜舎内温度が32.0℃以上になったときに、鶏の頭の高さ近傍の風速が、風速3.0m/sと風速4.0m/sを交互に発生させるような仕組みとした畜舎で飼育した。
それぞれの環境で飼育した鶏を1週間毎に20羽の平均体重を測定した結果を図7に示す。その結果、畜舎内温度が32.0℃以上になったときに、風速3.0m/sと風速4.0m/sを交互に発生させる制御を行なった他方の畜舎の方が、49日齢時点で体重の増加が大きかった。つまり、風速3.0m/sと風速4.0m/sを交互に間欠送風制御を行なった鶏は大きなストレスを受けていなかったと判断できる。
以上のように、扉8と可動式板体15とが開状態時に、換気扇3を動作させると送風開口7から畜舎1内に外気が入流する。
本実施の形態の構成では、送風開口7には、上部風向内ガイド11と側部風向内ガイド13と上部風向外ガイド14と可動式板体15とが備えられており、それぞれ側壁面4に対し略垂直になるように配設されている。これにより、送風開口7から畜舎1内に流入する外気は、側壁面4に対し略垂直方向の直進性が高くなっており、送風開口7から流入した気流の主流は、畜舎1内の略中央まで鶏の頭の高さ近傍を床に略水平に流れ、最終的に一方の壁面に設けられた換気扇3に吸い込まれ、畜舎1外に排気される。この気流は、畜舎1内の平均風速に対し、鶏近傍の風速を高める効果を持っており、上流吸込口5と上部吸込口6からのみ畜舎1内に外気が流入した場合に対して、畜舎1内の換気量を少なくしても、畜舎1内の広範囲に気流を到達させることができ、鶏を風冷することができ、家畜2の体温を効率的に下げることができる。
本実施の形態では家畜を鶏として説明したが、家畜の種類としては複数あり、鶏以外の豚や牛もそれぞれの頭上の高さに送風機を設置することで同様の効果を奏することができる。
以上のように本発明にかかる畜舎用換気送風システムは、送風開口に備えた開閉機構の動作によって間欠送風することにより、酷暑であっても、鶏のストレス度合いが少なく、鶏の体温を効果的に下げることができ、飼育管理を向上させることができるので、畜舎用換気送風システムとして有用である。
1 畜舎
2 家畜
3 換気扇
4 側壁面
5 上流吸込口
6 上部吸込口
7 送風開口
8 扉
9 開閉軸
10 開閉機構
11 上部風向内ガイド
12 板体
13 側部風向内ガイド
14 上部風向外ガイド
15 可動式板体

Claims (11)

  1. 畜舎の一方の壁面に設けられた複数の換気扇を有する畜舎において、前記一方の壁面と前記一方の壁面に対向する壁面以外の側壁面に開閉機構を備えた複数の送風開口を設け、
    前記送風開口は、家畜の頭の高さ近傍に配置したことを特徴とする畜舎用換気送風システム。
  2. 畜舎内側において、前記送風開口は、前記送風開口の上部に上部風向内ガイドを備えたことを特徴とする請求項1に記載の畜舎用換気送風システム。
  3. 前記上部風向内ガイドは、壁面から略垂直方向に延伸したものであることを特徴とする請求項2に記載の畜舎用換気送風システム。
  4. 前記送風開口は、畜舎内部に前記送風開口の側部に側部風向内ガイドを備えたことを特徴とする請求項2または3に記載の畜舎用換気送風システム。
  5. 前記側部風向内ガイドは、壁面から略垂直方向に延伸したものであることを特徴とする請求項4に記載の畜舎用換気送風システム。
  6. 畜舎内側において前記送風開口は前記送風開口の上部に上部風向内ガイドを備え、前記開閉機構は、畜舎内側に開閉軸と扉を備え、前記開閉軸が前記送風開口の上部に位置し、前記開閉軸を中心に前記扉が上方向に開くものであって、前記扉の開状態時に前記上部風向内ガイドとなることを特徴とする請求項1に記載の畜舎用換気送風システム。
  7. 畜舎内側において前記送風開口は前記送風開口の側部に側部ガイドを備え、前記開閉機構の扉は、前記扉の側面に接続された板体を備えたものであって、前記扉の開状態時に、前記板体が側部風向内ガイドとなることを特徴とする請求項6に記載の畜舎用換気送風システム。
  8. 畜舎外側において、前記送風開口は、前記送風開口の上部に上部風向外ガイドを備えたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の畜舎用換気送風システム。
  9. 前記上部風向外ガイドは、壁面から略垂直方向に延伸したものであることを特徴とする請求項8に記載の畜舎用換気送風システム。
  10. 前記開閉機構は、前記送風開口内に複数の可動式板体を備えたものであって、前記可動式板体が開状態時に前記側面と略垂直となることを特徴とする請求項1に記載の畜舎用換気送風システム。
  11. 請求項1〜10のいずれか一つに記載の畜舎用換気送風システムを備えたことを特徴とする畜舎。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109247264A (zh) * 2018-11-25 2019-01-22 广西农贝贝农牧科技有限公司福绵分公司 一种自动调节室温的鸡舍结构

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