JP2018121416A - ブラシレス励磁装置及びこれを用いた発電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】励磁機の巻線の形状、巻線方式、回路方式などの構成の自由度が高く、発電機の界磁巻線に対して界磁電圧を印加する際に送電効率を向上できるブラシレス励磁装置及びこれを用いた発電システムを提供する。
【解決手段】本発明に係るブラシレス励磁装置100は、直流励磁される固定子巻線である励磁機固定子巻線32と、発電機回転子巻線11と共に回転する回転子巻線である励磁機回転子巻線31と、磁機回転子巻線31からの電力を直流電力に整流して発電機回転子巻線11に供給する回転整流器4と、送電コイルを少なくとも1つ有する送電装置5と、送電コイルに供給される交流電力が非接触給電により受電され、受電コイルを少なくとも1つ有する受電装置6とを備え、受電装置6が受電した交流電力は整流され、発電機回転子巻線11に供給される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ガスタービン発電などに用いられるブラシレス励磁装置及びこれを用いた発電システムに関する。
電力需要の増加や地球環境に対する負荷低減などの社会的ニーズにより、熱効率が高く、二酸化炭素などの排出量が少ないガスタービンを使用した発電が増加している。
ガスタービン発電機は、ガスタービン及び発電機などから構成され、ガスタービンの着火まではガスタービンが単独で回転及び加速できないため、起動装置が必要になる。ここで、発電機とSFC(Static Frequency Converter:静止形周波数変換器)とを組合せ、発電機を同期モータとしてガスタービン軸を回転及び加速させるSFC起動方式がガスタービン発電機の起動装置として増加している。
発電機の励磁方式として、サイリスタ励磁方式とブラシレス励磁方式とが挙げられる。ブラシレス励磁方式は、発電機との共通回転軸に取付けられた回転電機子形の交流励磁機と回転整流器からなり、スリップリング及びカーボンブラシなどを利用しない。このため、カーボンブラシ、コレクタリングなどの摺動接触部が必要なサイリスタ励磁方式と比べると、カーボンブラシ交換、カーボンブラシのダスト清掃などの定期的な保守が不要であり、保守性に優れている。
この保守性に優れたブラシレス励磁方式を、SFC起動装置に適用したSFC起動対応のブラシレス励磁装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。詳細には、このブラシレス励磁装置は、SFC起動期間には交流励磁機において商用交流電源による励磁を行うとともに、ガスタービンが定格回転速度で回転している状態である定常運転期間には交流励磁機において直流励磁を行うことで、発電機の界磁巻線に対して界磁電圧を印加していた。
特開2003−143899号公報
特許文献1のブラシレス励磁装置にあっては、交流励磁機をSFC起動期間の交流励磁及び定常運転期間の直流励磁の両方に対応させる必要があり、交流励磁機の巻線の構造や形状、巻線方式、回路方式などの構成が限定され、発電機の界磁巻線に対して界磁電圧を印加する際の送電効率の観点からすると十分ではなかった。
本発明は、上述のような事情を鑑みてなされたもので、交流励磁機の巻線の形状、巻線方式、回路方式などの構成の自由度が高く、発電機の界磁巻線に対して界磁電圧を印加する際に送電効率を向上できるブラシレス励磁装置及びこれを用いた発電システムを提供することを目的としている。
本発明に係るブラシレス励磁装置は、発電機の回転子巻線である発電機回転子巻線に電力を供給するブラシレス励磁装置であって、直流励磁される固定子巻線である励磁機固定子巻線と、励磁機固定子巻線に対して設けられ、発電機回転子巻線と共に回転する回転子巻線である励磁機回転子巻線と、励磁機回転子巻線で発電される交流電力を直流電力に整流して発電機回転子巻線に供給する回転整流器と、励磁機固定子巻線とは別に設けられ、交流電力が供給される固定されたコイルである送電体を少なくとも1つ有する送電装置と、励磁機回転子巻線とは別に設けられ、送電体に供給される交流電力が非接触給電により受電され、発電機回転子巻線と共に回転するコイルである受電体を少なくとも1つ有する受電装置とを備え、受電装置が受電した交流電力は整流され、発電機回転子巻線に供給される。
本発明に係るブラシレス励磁装置にあっては、SFC起動期間に、交流励磁機とは別に設けた送電装置及び受電装置により、発電機の界磁巻線に電力を伝送する構成であるので、交流励磁機を直流励磁に適した構成とすることができ、発電機の界磁巻線に対して界磁電圧を印加する際に送電効率が向上できる。
本発明の実施の形態1に係るブラシレス励磁装置を備えた発電システムを説明するための概略構成図である。 本発明の実施の形態1に係るブラシレス励磁装置と発電機との関係を示すための概略構成図である。 本発明の実施の形態1に係るブラシレス励磁装置の送電装置及び受電装置の概略構成図である。 非接触給電における高周波磁束の状態を示した原理図である。 本発明の実施の形態1に係るブラシレス励磁装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る発電システムが動作した場合における、回転子速度、発電機界磁電圧、及び発電機端子電圧の時系列変化の一例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係るブラシレス励磁装置における送電装置及び受電装置を説明するための図である。 本発明の実施の形態3に係るブラシレス励磁装置における送電装置及び受電装置を説明するための図である。 本発明の実施の形態4に係るブラシレス励磁装置における送電装置及び受電装置を説明するための図である。 本発明の実施の形態5に係る送電装置の制御を説明するための図である。 本発明の実施の形態6に係る送電装置の制御を説明するための図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るブラシレス励磁装置100を備えた発電システム200を説明するための概略構成図である。図中、発電システム200及びブラシレス励磁装置100は、それぞれ破線及び一点鎖線にて囲まれた領域の構成である。また、図1に示す発電システム200において円柱内部にて記載した構成は、後述する共通回転軸30Bと共に回転する回転部分である。一方、この円柱外部にて記載した構成は、共通回転軸30Bと共に回転せず静止している固定部分である。図2は、本発明の実施の形態1に係るブラシレス励磁装置100と発電機1との関係を示すための概略構成図である。なお、図の簡易化のため、図1では後述するPMG71の図示を省略し、図2ではGT20(Gas Turbine:ガスタービン)と送電装置5と受電装置6との図示を省略している。
発電システム200は、回転軸30Aを介してGT20に接続されたブラシレス励磁装置100、発電機1、及び発電機1を同期モータとして動作させるSFC2を備える。発電機1及びブラシレス励磁装置100は図2に示す共通回転軸30Bを介して接続される。
SFC2は、断路器8を介して発電機1の発電機固定子巻線12に接続され、入力された電源の周波数を可変速に出力するインバータである。
以下では、SFC起動期間は、SFC2が起動している期間を言う。また、定常運転期間は、GT20単独で動作している期間を言う。
発電機1は、発電機1の回転子側(図1における回転部分に対応する)である発電機回転子巻線11と、発電機1の固定子側(図1における固定部分に対応する)である発電機固定子巻線12とを有する。なお図中P及びNは、発電機回転子巻線11の正側端子及び発電機回転子巻線11の負側端子を示す。以下「界磁電圧Vf」は、発電機回転子巻線11の正側端子P及び負側端子N間の電圧であるとする。
ブラシレス励磁装置100は、交流励磁機3、回転整流器4、送電装置5、受電装置6、受電用整流器7及び励磁制御部10を有する。交流励磁機3の回転部分である励磁機回転子巻線31、回転整流器4、発電機1の回転部分である発電機回転子巻線11、受電装置6、及び受電用整流器7は、図2に示すように一体化されている。これら一体化した構成は図1に示す回転軸30AによりGT20に連結される。
ブラシレス励磁装置100は、励磁用整流器70及び図2に示すPMG71(Permanent Magnet Generator:永久磁石発電機)をさらに備える。図1では図示を省略したが図2に示す通りPMG71の回転子(永久磁石)は、共通回転軸30Bを介して交流励磁機3の励磁機回転子巻線31に固定され、この共通回転軸30Bと共に回転する。PMG71の回転子の回転によりPMG71の固定子に生じる交流は、励磁用整流器70により交流から直流に変換され、この直流が励磁機固定子巻線32に入力される。本実施の形態のようにPMG71の回転子の回転により励磁用整流器70に電力を供給する代わりに、他の交流電源を励磁用整流器70に接続して電力を供給する構成であってもよい。
図1及び図2に示す交流励磁機3は、励磁機回転子巻線31及び励磁機固定子巻線32を有し、GT20の定常運転期間に励磁機固定子巻線32にて直流励磁を行い、これにより励磁機回転子巻線31及び回転整流器4を介して、発電機回転子巻線11に電力を供給する。
励磁機回転子巻線31は交流励磁機3の回転子側(図1における回転部分)の巻線であり、回転整流器4を介し発電機回転子巻線11に接続されている。一方、励磁機固定子巻線32は交流励磁機3の固定子側(図1における固定部分)の巻線であり、励磁用整流器70に接続される。また、PMG71の構成にて説明したように、励磁機固定子巻線32にはPMG71及び励磁用整流器70を介して直流電力が供給される。この直流電力により励磁機固定子巻線32が直流励磁されることで、共通回転軸30Bと共に回転する励磁機回転子巻線31に交流が誘起される。
回転整流器4は、交流励磁機3の励磁機回転子巻線31に接続され、複数のダイオード41から構成された交流を直流に変換する電力変換回路である。回転整流器4は交流励磁機3の三相交流出力を整流し、発電機1の発電機回転子巻線11に界磁電圧を印加する。図中、回転整流器4は3相全波整流器として記載されている。
ここで、図3及び図4を用いて、送電装置5及び受電装置6の内部構成を説明する。図3は送電装置5及び受電装置6の概略構成図である。図4は非接触給電における高周波磁束の状態を示した原理図である。
図3に示す通り、送電装置5は、交流を受電して直流を出力する電源51、直流を入力として送電のための単相高周波電流を流すインバータ52、及び受電装置6に電力を送る送電体としての送電コイル53を有する。換言すると、送電装置5は、交流励磁機3の固定部分に配置された送電コイル53を有し、送電コイル53により電力を送電する。また、受電装置6は、受電コイル61(受電体に対応する)及び受電モジュール62を有し、受電用整流器7に接続される。受電装置6は、送電コイル53により送電される電力を受電する受電コイル61を有し、交流励磁機3の回転部分に配置され、受電用整流器7を介して、発電機回転子巻線11に受電した電力を出力する。
なお、受電装置6及び受電用整流器7を別の構成としているが、受電装置6が受電用整流器7を含む構成であってもよい。また、回転整流器4及び受電用整流器7は別の構成であるとしているが、回転整流器4が受電用整流器7の機能を兼ねるようにしてもよい。この場合、回転整流器4は受電用整流器7の代わりに、受電装置6の交流電力を整流して、発電機回転子巻線11に直流電力を供給する。
ここで、送電装置5及び受電装置6による電力伝送(非接触給電)の原理を簡単に説明する。近年、十数kHz〜150kHz程度の高周波などを使用した非接触電力送電技術が進歩しており、携帯電話用非接触充電器、電気自動車用屋外非接触充電設備などに応用されている。図4に示す通り、まず、電源51で直流を出力し、その直流をインバータ52でスイッチングして単相の高周波を作り、送電コイル53に電流を流す。送電コイル53に電流を流すことで磁束が発生し、この磁束により送電コイル53に対向する受電コイル61に交流が発生する。この発生した交流は、受電モジュール62により電圧とされた後、受電用整流器7により直流に変換される。受電用整流器7は直流電力を発電機回転子巻線11に出力し、正側端子P及び負側端子N間に界磁電圧Vfを印加する。
図4に示す通り、送電コイル53の送電面及び受電コイル61の受電面は、回転軸30A又は共通回転軸30Bの回転軸方向と交差するよう配置される。なお、以下では「回転軸方向」及び「径方向」は、それぞれ回転軸30A(又は共通回転軸30B)の回転軸方向及び径方向であるとする。送電コイル53及び受電コイル61は、送電面及び受電面が対向するように配置される。送電コイル53により発生する磁束は、受電コイル61の受電面に直交する向きで通過する。
ここで、GT20のSFC起動方式について簡単に説明する。ブラシレス励磁装置100は、先述した送電装置5、受電装置6、及び受電用整流器7を用いて、発電機回転子巻線11に電力を供給して界磁電圧Vfを印加する。界磁電圧Vfが印加された後、SFC2は、GT20のSFC起動期間に断路器8を介して発電機1に接続される。次に、SFC2が発電機固定子巻線12に対して交流電流を供給することで、発電機1の回転子がSFC2の出力に同期して回転する。その後、SFC2は発電機1を同期モータとして加速させることでGT20を加速させ、GT20の起動を行う。詳細には、SFC2の出力する交流電力の周波数を徐々に増加させることで、発電機1の回転子は回転子速度Wrを増加しながら回転する。なお、回転子速度Wrは回転軸30A及び共通回転軸30Bの回転速度に対応する。続いて、GT20は、回転子速度Wrが後述する着火判断値N1以上にSFC2により加速された後に着火される。GT20は着火後に、ガバナー制御で回転子速度Wrを増加させる。その後、系統に同期運転後、発電機1の発電機固定子巻線12から遮断器9(図1)を経由して系統に電力が供給される。なおガバナー制御はGT20の回転数制御のことである。
次に、本実施の形態に係るブラシレス励磁装置100の動作を簡単に説明する。ブラシレス励磁装置100は、SFC起動期間は送電コイル53により送電される電力を用いて、発電機回転子巻線11を励磁する。定常運転期間は励磁機固定子巻線32による直流励磁によって励磁機回転子巻線31に生じた電力を用いて、発電機回転子巻線11を励磁する。従来のブラシレス励磁装置では交流励磁及び直流励磁に対応させる必要があったが、本実施の形態に係る交流励磁機3では直流励磁を行うことができればよいため、直流励磁に対応させて交流励磁機3を自由に構成できる。
さらに、図5及び図6を用いて、本実施の形態に係るブラシレス励磁装置100を備えた発電システム200の動作をより詳細に説明する。図5は、本発明の実施の形態1に係るブラシレス励磁装置100の動作を説明するためのフローチャートの一例である。図6は、本発明の実施の形態1に係る発電システム200が動作した場合における、発電機1の回転子速度Wr、発電機1の界磁電圧Vf、及び発電機1の端子電圧Vgenの時系列変化の一例を示す図である。なお、図6(a)、(b)及び(c)は、横軸が時間(分)を示し、縦軸がそれぞれ、発電機1(GT20)の回転子速度Wr、発電機回転子巻線11の界磁電圧Vf、及び発電機1の端子電圧Vgenを示す。なお、図6(a)、(b)及び(c)の縦軸では、発電機1の、定格回転子速度、定格界磁電圧、及び定格端子電圧を、それぞれ1.0としている。
初期状態(時間t1より前の時間)では断路器8と遮断器9とが、図1に示す通り開状態であり、各装置が停止状態である。
まず、時間t1にて、断路器8が投入される(ステップS01)。これによりSFC2は発電機固定子巻線12に電気的に接続される。
次に、励磁制御部10は、送電装置5を制御して送電を開始させる(ステップS02)。これにより、図6(b)に示す通り、発電機回転子巻線11に界磁電圧Vfが印加される。なお、送電装置5が電力伝送している間には、励磁用整流器70は励磁制御部10により制御され停止している。また、交流励磁機3の励磁機回転子巻線31にも、電圧が印加されておらず、回転整流器4のダイオード41が出力する電力は0である。
次に、SFC2は出力電力の周波数を増加させて発電機1の回転子を加速する(ステップS03)。ここで、時間t1から後述する時間t2までの期間Tb(図6(b)に図示)では、発電機1の発電機回転子巻線11の界磁電圧Vfが一定に制御(以下、「界磁電圧一定制御」という。)されており、SFC2は徐々に出力電力の周波数を増加させて発電機回転子巻線11を加速することにより、回転軸30Aを介して発電機1と接続されたGT20を加速する。なお、時間t1の前に予め発電機回転子巻線11には界磁電圧Vfが印加されているものとする。
ここで、期間Tbで行われる界磁電圧一定制御をより詳細に説明する。まず、励磁制御部10は、期間Tbで(時間t1から時間t2まで)、界磁電圧一定制御を行う。ここで、時間t2は回転子速度Wrが制御切替設定値N0(例えばWr=0.2)以上となるときである。詳細には、励磁制御部10はインバータ52の動作情報(電圧、電流、又は電力)及び後述するデータベースに基づいて界磁電圧Vfを推定し、推定した界磁電圧Vfに応じて送電装置5のインバータ52の出力を制御する。なお、界磁電圧Vfを推定する方法として、例えば、まず、事前に、インバータ52の動作情報と界磁電圧Vfとの関係を測定し、その測定データを記録してデータベースを作成する。次にこのデータベースとインバータ52の動作情報から発電機回転子巻線11の両端子(正側端子P及び負側端子N)間の界磁電圧Vfを推定する。なお、インバータ52の動作情報を利用して界磁電圧Vfを推定する代わりに、スリップリング及びカーボンブラシを介して両端子に接続し、励磁制御部10が界磁電圧Vfを取得する構成としてもよい。
続いて、SFC2は、発電機1の回転子速度Wrと制御切替設定値N0(図6では0.2)とを比較する(ステップS04)。ステップS04にて、回転子速度Wrが制御切替設定値N0以上であれば(YES)、SFC2は励磁制御部10に切替信号を入力し、ステップS05に進む。ステップS04にて、制御切替設定値N0以上でなければ(NO)、ステップS03に戻る。
励磁制御部10にSFC2からの切替信号が入力されると、励磁制御部10は制御方式を切替える(ステップS05)。すなわち、界磁電圧一定制御から、発電機1の固定子側(発電機固定子巻線12)の端子電圧を一定とする制御(以下、「端子電圧一定制御」という。)への制御方式切替が行われる。励磁制御部10は、端子電圧一定制御として、送電装置5のインバータ52及びSFC2を制御して発電機1の端子電圧Vgenを一定に維持させる。なお、発電機端子電圧一定制御が継続される期間は期間Tc(図6(c)に図示)であり、時間t2から時間t5までの期間である。
なお、上述の例では、界磁電圧一定制御から端子電圧一定制御に制御方法を切替えるために、SFC2が励磁制御部10に切替信号を出力する構成であるが、SFC2が励磁制御部10に周波数を出力する構成でもよい。この場合、励磁制御部10はSFC2より送られた周波数に基づき制御方法を切替える。
GTコントローラの制御は、励磁制御部10による制御方式切替が完了したことを検知した後、GT20にパージを実行させる(ステップS06)。例えば図6に示す時間t3にて、GT20はパージを開始して、GT20内の余分なガスを取り除く。パージ開始から予め決定された期間が経過した後にパージが完了する。なお、予め決定された期間は、この期間はGT20の内部をパージするために十分な時間に調整されている。
次に、パージが完了した後、励磁制御部10はSFC2により発電機1の回転子の回転速度を再度加速させる(ステップS07)。なお、本実施の形態では、SFC2により再度加速させているが、パージが完了した後にステップS08に進んでもよいことは言うまでもない。
次に、SFC2は、発電機1の回転子速度Wrと着火判断値N1とを比較する(ステップS08)。ステップS08にて、回転子速度Wrが着火判断値N1以上であれば(YES)、ステップS09に進む。ステップS08にて、着火判断値N1以上でなければ(NO)、ステップS07に戻る。
次に、GT20及び発電システム200を制御するGTコントローラ(図示省略)に制御され、GT20が着火されることで(ステップ09)、GT20は自律的に加速を開始する(ステップS10)。例えば、図6中では着火のタイミングは時間t4である。
次に、GTコントローラは、速度検出器(図示省略)から回転子速度Wrを取得し、回転子速度Wrと励磁切替値N2(図6にて0.7)とを比較する(ステップS11)。ステップS11にて、回転子速度Wrが励磁切替値N2以上であれば(YES)、ステップS12に進み、回転子の回転子速度Wrが励磁切替値N2より低い場合は(NO)、ステップS10に戻る。なお、図6(a)に示す時間t5は、回転子速度Wrが励磁切替値N2以上となる時間である。
次に、GTコントローラは励磁制御部10を介してSFC2の出力を停止させる(ステップ12)。図6は、時間t5から時間t6の部分で、SFC2の停止方法の一例を示している。時間t5にてSFC2の出力を下げ始め、その後さら発電機1の回転速度が励磁切替値N2から上昇してSFC停止値N3以上になると、出力を停止する。この場合、上述したSFC起動期間は、期間Ta(時間t1から時間t6まで)に対応する。なお、上述の例ではSFC停止値N3が励磁切替値N2と異なる値の例を示しているが、SFC停止値N3が励磁切替値N2と同じであってもよいことは言うまでもない。
続いて、GTコントローラは、励磁制御部10を介して停止指示信号を送信することで送電装置5に送電を停止させる(ステップS13)。
次に、GTコントローラにより断路器8が開放される(ステップS14)。なお、断路器8を開放することで、SFC2が発電機1から切り離される。
続いて、GTコントローラから停止指示信号が入力されると、励磁制御部10は、PMG71及び励磁用整流器70を制御して、交流励磁機3の励磁機固定子巻線32に直流励磁を開始させる(ステップS15)。これにより、交流励磁機3の励磁機回転子巻線31は励磁機固定子巻線32から発生した固定磁界と鎖交し、励磁機回転子巻線31に交流が誘起される。励磁機回転子巻線31に接続された回転整流器4により整流された電流が、発電機1の発電機回転子巻線11に供給される。
なお、上述のフローチャートでは、ステップS14の後に直流励磁を開始するステップS15を実行している。しかし、ステップS15をステップS12と直前又は同時に行ってもよく、ステップS12からステップS14のいずれか1つのステップに関し、そのステップの直前のタイミング又は同じタイミングで実行してもよい。また、励磁制御部10及びGTコントローラにより、制御を行っているが、励磁制御部10がGTコントローラの機能を有するよう構成してもよい。
ここで、本発明の実施の形態に係る効果について説明する。従来のブラシレス励磁装置では、上述した通り、交流励磁及び直流励磁に対応させる必要があったが、本実施の形態に係る交流励磁機3では直流励磁を行うことができればよいため、直流励磁に対応させて交流励磁機3を自由に構成できる。例えば、従来のブラシレス励磁装置では交流励磁及び直流励磁に対応させるため励磁機固定子巻線は分布巻で構成する必要があったが、本実施の形態では励磁機固定子巻線32を分布巻の代わりに集中巻で構成することができる。これにより、励磁機固定子巻線32の小型化を図ることができると共に、鉄損などの損失が低減でき励磁機回転子巻線31への送電効率を向上することができる。
さらに、従来のブラシレス励磁装置では、交流励磁を行う構成の出力電力が20kVAであり、直流励磁を行う構成の出力電力が6kVAである。従来のブラシレス励磁装置と同様の出力を得ようとすると、送電コイル53での出力電力は6kVAであり、一方で励磁機固定子巻線32での出力電力は20kVAである。本実施の形態では、必要出力電力が大きい励磁機固定子巻線32を集中巻きで構成でき、小型化が可能である。従って、必要出力電力が小さい送電コイル53及び受電コイル61を新たに追加したとしても、従来のブラシレス励磁装置のように交流及び直流励磁を切替える場合に比べて、ブラシレス励磁装置の全体構成を小型化することも可能である。さらに、送電装置5及び受電装置6で用いる電力の周波数を大きくすれば送電コイル及び受電コイルを一層小型化することも可能である。
また、従来のブラシレス励磁装置においては、SFC起動期間の三相交流による交流励磁とガスタービン着火後の回転数での直流励磁を断路器で切替する必要があった。従って、励磁機固定子巻線による交流励磁と直流励磁を行うために用いられる配線切替が複雑になるという問題点があった。一方で、本実施の形態に係るブラシレス励磁装置にあっては、SFC起動期間における界磁電圧の印加を目的として送電装置5及び受電装置6を設けたため、電源51及び励磁用整流器70を制御するだけでよく、複雑な配線切替が不要となる。
なお、本実施の形態に係る送電装置5及び受電装置6は、高周波による電力伝送を非接触で行うものであればよく、例えば数MHz〜十数MHzなどの別の周波数帯域を用いて送電してもよい。
以上の構成より、SFC起動期間に、交流励磁機とは別に設けた送電装置及び受電装置により、発電機の界磁巻線に電力を伝送する構成であるので、交流励磁機を直流励磁に適した構成とすることができ、発電機の界磁巻線に対して界磁電圧を印加する際に送電効率が向上できる。
実施の形態2.
図7は、本発明の実施の形態2に係るブラシレス励磁装置における送電装置及び受電装置を説明するための図である。図7(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、送電コイル53aの正面図、受電コイル61aの正面図、及び受電コイル61が取付けられた共通回転軸30Bの断面図を示す。図中、送電コイル53a及び受電コイル61aにおいて斜線が引かれた領域は、それぞれ送電面及び受電面を示す。また、送電面及び受電面の中心をそれぞれ、O(a)及びO(b)にて示す。
実施の形態1では、送電コイル53と受電コイル61を共通回転軸30Bの回転軸方向にて対向する構成を説明した。本実施の形態では、実施の形態1の送電コイル53と受電コイル61の配置に加えてさらに以下のように配置される。すなわち、図7に示すように、送電コイル53aの送電面及び受電コイル61aの受電面を同半径の円として構成し、さらに送電面の中心O(a)及び受電面の中心O(b)を共通回転軸30Bの軸心に合わせて配置する構成である。換言すると、送電コイル53aのコイルの巻回の半径と受電コイル61aのコイルの巻回の半径が同じ大きさであり、送電体51aのコイルの巻回の中心軸と、受電コイル61aのコイルの巻回の中心軸と、発電機1の回転軸とが一致する。なお、送電面及び受電面は同半径であると記載したが、両者の半径は同半径でなくともよく、設計上の誤差及び製造上の誤差を許容するものとする。また、本実施の形態では、実施の形態1とは異なる構成のみについて説明を行うこととし、図中、同じまたは対応する構成については同一符号を付し、それらの構成の説明は繰り返さない。
実施の形態1の構成にて上述した共通回転軸30Bが回転中であっても、送電コイル53a及び受電コイル61aがそれぞれ送電及び受電を行う範囲が同一となる。これにより、送電装置と受電装置との間での電力損失が低減できる。
本実施の形態に係るブラシレス励磁装置にあっては、送電コイルの送電面及び受電コイルの受電面について、配置位置及び形状を調整した。これにより、受電コイルが共通回転軸の周りを回転していても、送電コイルの送電面及び受電コイルの受電面の位置ずれを抑制でき、電力損失を抑制することができる。
実施の形態3.
図8は、本発明の実施の形態3に係るブラシレス励磁装置における送電装置及び受電装置を説明するための図である。図8(a)及び(b)はそれぞれ、送電コイル53bの正面図及び受電コイル61bの正面図である。上述の実施の形態1及び2では送電コイル及び受電コイルはそれぞれ一体部品で構成されている。一方で、本実施の形態では図8に示すように、送電コイル53bと受電コイル61bとが、それぞれ複数のコイルモジュール530を組合せて円形になるように配置することにより構成される。図中、各コイルモジュール530の形状が長方形の場合を例に挙げて説明を行っているが、各コイルモジュール530が円形であってもよく、任意の形状をしていてもよい。なお、本実施の形態では、実施の形態1とは異なる構成のみについて説明を行うこととし、図中、同じまたは対応する構成については同一符号を付し、それらの構成の説明は繰り返さない。
以上の構成により、既製のコイルモジュールを活用することができるため、本実施の形態1の効果に加えて、送電コイル53b及び受電コイル61bの入手性が向上するという効果が得られる。また、必要な送電効率に応じてコイルモジュール530の大きさ及び形状を調整すれば、実施の形態1又は2のような一体部品で構成された送電コイル53及び受電コイル61に近い送電効率を得ることができる。
実施の形態4.
図9は、本発明の実施の形態4に係るブラシレス励磁装置における送電装置及び受電装置を説明するための図である。上述の実施の形態1では送電コイル53と受電コイル61とを、共通回転軸30Bの回転軸方向に対向させた構成である。一方で、本実施の形態では送電コイル53c及び受電コイル61cを径方向で互いに対向する構成である点が異なる。なお、本実施の形態では、実施の形態1とは異なる構成のみについて説明を行うこととし、図中、同じまたは対応する構成については同一符号を付し、それらの構成の説明は繰り返さない。
図9に示す通り、本実施の形態では、受電コイル61cを共通回転軸30Bの周方向かつ外周に複数配置して、複数の受電コイル61cのそれぞれに対し径方向にて対向する送電コイル53cを配置する構成である。換言すると、本実施の形態に係るブラシレス励磁装置における受電コイル61c及び送電コイル53cは、それぞれ複数個設けられ、複数個の受電コイル61cは、共通回転軸30Bの周方向に沿って配置され、複数個の送電コイル53cは、複数個の受電コイル61cのそれぞれに対向して設けられる。
上述の構成により、送電コイル及び受電コイルを回転軸方向に対向させる場合に比べて、径方向に対向させる場合の方が、合計の受電面積及び送電面積を広くすることができるので、本実施の形態1の効果に加えて、高い送電効率を確保することができる。
実施の形態5.
図10は、本発明の実施の形態5に係る送電装置の制御を説明するための図である。本実施の形態では、発電機1の回転子側である発電機回転子巻線11の正側端子Pと負側端子N間に、電圧検知送信部(検知送信部)13が設けられる。この電圧検知送信部13はDCVT(Direct−Current Voltage Transfomer:直流変圧器)及び無線電波通信機能を有する送信機(図示省略)を備える。電圧検知送信部13は、自身の送信機を用いて、DCVTにより出力される電圧を、発電機回転子巻線11の電圧信号Vfdとして、送電装置の送電制御部54Aに送信する。なお、本実施の形態では、実施の形態1とは異なる構成のみについて説明を行うこととし、図中、同じまたは対応する構成については同一符号を付し、それらの構成の説明は繰り返さない。
送電制御部54Aは、発電機回転子巻線11の電圧を検知する電圧検知送信部13から送信された電圧信号Vfdに基づき、送電装置の出力を制御する。詳細には電圧信号Vfdは、送電装置に設けられた受信部(図示省略)を介して送電装置に設けられた送電制御部54Aに入力される。送電制御部54Aは、界磁電圧の基準Vfd*と電圧信号Vfdとの間の偏差を生成する偏差生成部540と、偏差生成部540により出力された偏差に比例した比例積分を行うことで送電制御指令値を出力する制御アンプ541Aとを有する。送電制御指令値をインバータ52に入力することにより、送電装置5の送電コイル53による出力が制御される。なお、制御アンプ541Aは比例積分の代わりにその他の制御方式を用いてもよい。なお、界磁電圧を得るためにブラシ、スリップリングなどの接触摺動部を設けることも考えられるが、接触摺動部を設けた場合に比べて、本実施の形態では接触摺動部なしに発電機1の界磁電圧を検出できるため、巻線温度の変化による巻線抵抗の影響を抑制でき、精度よく界磁電圧の制御を行うことができる。また、摺動接触部が必要ないため、構成を簡便化することができる。
本実施の形態に係るブラシレス励磁装置にあっては、実際に測定した界磁電圧値を用いて制御を行っているため、実施の形態1の効果に加え、精度よく界磁電圧の制御が行える。
実施の形態6.
図11は、本発明の実施の形態6に係る送電装置の制御を説明するための図である。実施の形態5では、電圧検知送信部13が電圧信号Vfdを送信する構成であった。一方で、本実施の形態では、発電機1に電流検知送信部(検知送信部)14を設ける構成である。電流検知送信部14は、発電機1の回転子に設けられた発電機回転子巻線11の正側端子P又は負側端子Nに流れる直流電流を計測するDCCT(Direct−Current Current Transformer:直流変流器)及び無線電波通信機能を有する送信機を備える。また、電流検知送信部14は、DCCTにより出力される電流を、送信機を用いて発電機回転子巻線11の電流信号Ifdとして、送電装置に送信する。なお、本実施の形態では、実施の形態1とは異なる構成のみについて説明を行うこととし、図中、同じまたは対応する構成については同一符号を付し、それらの構成の説明は繰り返さない。
送電制御部54Bは、発電機回転子巻線11の電流を検知する電流検知送信部14から送信された電流信号Ifdに基づき、送電装置の出力を制御する。詳細には、電流信号Ifdは、送電装置に設けられた受信部(図示省略)を介して送電装置に設けられた送電制御部54Bに入力される。この送電制御部54Bは、界磁電流の基準Ifd*と電流信号Ifdとの間の偏差を生成する偏差生成部540と、偏差生成部540により出力された偏差に比例した比例積分を行うことで送電制御指令値を出力する制御アンプ541Bと、を有する。送電制御指令値が入力されることにより、送電装置のインバータ52の出力が制御される。なお、制御アンプ541Bは比例積分の代わりにその他の制御方式を用いてもよい。実施の形態5と同様に、本実施の形態では接触摺動部なしに発電機1の界磁電流を検出できるため、巻線温度の変化による巻線抵抗の影響を抑制でき、精度よく界磁電流の制御を行うことができる。また、摺動接触部が必要ないため、構成を簡便化することができる。
上述の構成により、本実施の形態のブラシレス励磁装置にあっては、実際に測定した界磁電流値を用いて制御を行っているため、本実施の形態1の効果に加えて、精度よく界磁電圧の制御を行うことができる。
1 発電機
2 SFC(Static Frequency Converter:静止形周波数変換器)
3 交流励磁機
4 回転整流器
5 送電装置
6 受電装置
7 受電用整流器
8 断路器
9 遮断器
10 励磁制御部
11 発電機回転子巻線
12 発電機固定子巻線
13 電圧検知送信部(検知送信部)
14 電流検知送信部(検知送信部)
20 ガスタービン
30A 回転軸
30B 共通回転軸
31 励磁機回転子巻線
32 励磁機固定子巻線
41 ダイオード
51 電源
52 インバータ
53,53a,53b,53c 送電コイル(送電体)
54A 送電制御部
54B 送電制御部
61,61a,61b,61c 受電コイル(受電体)
62 受電モジュール
70 励磁用整流器
100 ブラシレス励磁装置
200 発電システム
530 コイルモジュール(モジュール体)
540 偏差生成部
541A,541B 制御アンプ

Claims (12)

  1. 発電機の回転子巻線である発電機回転子巻線に電力を供給するブラシレス励磁装置であって、
    直流励磁される固定子巻線である励磁機固定子巻線と、
    前記励磁機固定子巻線に対して設けられ、前記発電機回転子巻線と共に回転する回転子巻線である励磁機回転子巻線と、
    前記励磁機回転子巻線で発電される交流電力を直流電力に整流して前記発電機回転子巻線に供給する回転整流器と、
    前記励磁機固定子巻線とは別に設けられ、交流電力が供給される固定されたコイルである送電体を少なくとも1つ有する送電装置と、
    前記励磁機回転子巻線とは別に設けられ、前記送電体に供給される交流電力が非接触給電により受電され、前記発電機回転子巻線と共に回転するコイルである受電体を少なくとも1つ有する受電装置と
    を備え、
    前記受電装置が受電した交流電力は直流電力に整流され、前記発電機回転子巻線に供給される
    ブラシレス励磁装置。
  2. 前記送電体と前記受電体は、前記発電機の回転軸方向において互いに対向する
    請求項1に記載のブラシレス励磁装置。
  3. 前記送電体と前記受電体は、前記発電機の回転軸の径方向において互いに対向する
    請求項1に記載のブラシレス励磁装置。
  4. 前記送電体の前記コイルの巻回の中心軸と、前記受電体の前記コイルの巻回の中心軸と、前記発電機の回転軸とが一致する
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のブラシレス励磁装置。
  5. 前記送電体の前記コイルの巻回の半径と前記受電体の前記コイルの巻回の半径が同じ大きさである
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のブラシレス励磁装置。
  6. 前記送電装置は複数の前記送電体を有し、前記受電装置は複数の前記受電体を有する
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のブラシレス励磁装置。
  7. 前記複数の受電体のそれぞれは、前記複数の送電体のそれぞれに対向して設けられる
    請求項6に記載のブラシレス励磁装置。
  8. 前記受電装置に接続された受電用整流器を備え、
    前記受電装置が受電した交流電力は前記受電用整流器により直流電力に整流され、前記発電機回転子巻線に供給される
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のブラシレス励磁装置。
  9. 前記受電装置が受電した交流電力は前記回転整流器により直流電力に整流され、前記発電機回転子巻線に供給される
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のブラシレス励磁装置。
  10. 前記発電機の回転軸の回転速度が予め設定された励磁切替値より小さい場合には、前記受電装置により供給された電力を用いて、前記発電機回転子巻線を励磁し、
    前記回転速度が前記励磁切替値以上となる場合には、前記励磁機回転子巻線において発電された電力を用いて、前記発電機回転子巻線を励磁する
    請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のブラシレス励磁装置。
  11. 前記送電装置は、送電制御部をさらに備え、
    前記送電制御部は、前記発電機回転子巻線の電圧又は電流を検知する検知送信部から送信された電圧信号又は電流信号に基づき、前記送電体に供給する交流電力の大きさを制御する請求項1から請求項10のいずれか一項に記載のブラシレス励磁装置。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか一項に記載のブラシレス励磁装置と、
    前記ブラシレス励磁装置に接続された前記発電機と
    を備えた発電システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110266235A (zh) * 2019-06-13 2019-09-20 中国海洋石油集团有限公司 一种燃气发电机组调速调压模型
WO2023205515A1 (en) * 2022-04-22 2023-10-26 Borgwarner Inc. Rotary transformer with integrated power electronics
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WO2024039837A1 (en) * 2022-08-19 2024-02-22 Tula eTechnology, Inc. Rotor flux time delay reduction through permanent magnets for electrically excited synchronous machines

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