JP2018121317A - 符号化装置、復号装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
に代表される動画像(映像)符号化方式では、フレーム間の時間的相関を利用したインタ
ー予測及びフレーム内の空間的相関を利用したイントラ予測の2種類の予測を切り替えな
がら予測を行って残差信号を生成した後、直交変換処理やループフィルタ処理やエントロ
ピー符号化処理を行い得られたストリームを出力するように構成されている。
種類のモードが用意されており、エンコーダで決定されたモードに従って、隣接する復号
済み参照画素を用いてイントラ予測を行うように構成されている。
下、「CU:Coding Unit」と呼ぶ)等、隣接する復号済み参照画素が存在し
ないCUでは、規定した値(10ビットの動画像であれば「512」)を埋める処理によ
り、予測画像を生成する際に用いる参照画素を作り出すように構成されている。
めに、参照画素が復号済みでない場合がある。このような場合には、最も近い復号済み参
照画素を0次外挿した値を用いて予測画像を生成するように構成されている。
ャン順による符号化処理により、TUの分割形状によりフレームの端以外でも、CUの左
下や右上に位置する参照画素が復号済みでない場合が多く(図6(b)参照)、このよう
な場合に、復号済みでない参照画素が存在する方向からの方向予測を行うと予測精度が低
下し、符号化効率が低減してしまうという問題点があった。
ブロック(以下、「TU:Transform Unit」と呼ぶ)に対する符号化処理
順として、ラスタースキャン順(例えば、Z型)の他、U型やX型等の符号化順に自由度
を持たせることによって予測精度の向上を図る技術が知られている(非特許文献1参照)
。
び図6(b)における破線矢印が示す方向の逆方向)において方向予測を行うように構成
されており、左下の参照画素を用いて、破線矢印上の画素を予測する。本明細書の図にお
いて、イントラ予測モードの方向(予測方向)を示す矢印は、HEVC規格書における記
載と同様に、イントラ予測の対象の画素から参照画素に向かうものとする(以下同様)。
ローバルモーションの中で小さい物体が別の方向に移動する場合等の絵柄では、イントラ
予測やインター予測により生成された予測画像の多くの領域において予測精度が高く、残
差信号のエネルギーは予測が当らなかった一部の領域に集中する。
している場合、直交変換処理を適用することで、エントロピーが増大してしまう可能性が
ある。
sformSkipモード」が用意されている。
側の復号済み参照画素を利用した予測であり、復号済み参照画素に近い位置の予測画像の
精度が高く、復号済み参照画素から遠い位置の予測画像の精度が低くなる傾向にある。
置のエネルギーは低く、復号済み参照画素から遠い位置のエネルギーは高くなる傾向にあ
る。
係数は、低周波成分に対応する左上の領域のエネルギーが大きくなる傾向にある。
mSkipモードでは、復号済み参照画素から遠い位置ほど残差信号のエネルギーが大き
くなるため、左側や上側の参照画素を利用したイントラ予測の場合には、残差信号の右下
の領域ほどエネルギーが大きくなる傾向にある。
処理が適用される場合と同様のエントロピー符号化処理を適用すると符号化効率が低下し
てしまうという問題点があった。
ードを適用する際には、残差信号を垂直方向及び水平方向に反転することで、残差信号の
エネルギー分布を、直交変換処理が適用される場合に生成される変換係数のエネルギー分
布に近づけ、その後のエントロピー符号化処理での効率を高めている。
又は右側の参照画素を用いるケースがある。かかるケースでは、残差信号において、参照
画素の位置に近い下側や右側の信号強度が小さくなり、参照画素の位置から遠い上側や左
側の信号強度が高くなる傾向にある。
画素の位置に関わらず残差信号が垂直方向及び水平方向に反転してしまうため、右側や下
側の復号済み参照画素を利用したイントラ予測を行った場合、残差信号のエネルギーは、
左上の領域に集中せず、符号化効率が低下するという問題点があった。
において下側及び右側の少なくとも一方の参照画素を用いる場合で且つ残差信号に対して
直交変換処理(或いは、逆直交変換処理)が適用されない場合であっても符号化効率の低
下を抑制することができる符号化装置、復号装置及びプログラムを提供することを目的と
する。
に分割して符号化するように構成されている符号化装置であって、イントラ予測モードを
用いて予測画像を生成するように構成されているイントラ予測部と、前記予測画像と原画
像との差分により残差信号を生成するように構成されている残差信号生成部とを具備して
おり、直交変換処理が適用されない場合に、前記残差信号生成部は、前記イントラ予測部
が予測画像を生成する際に用いる参照画素の位置に基づいて、前記残差信号を水平方向及
び垂直方向の少なくとも一方に反転するように構成されていることを要旨とする。
に分割して復号するように構成されている復号装置であって、イントラ予測モードを用い
て予測画像を生成するように構成されているイントラ予測部と、逆直交変換処理が適用さ
れない場合に、前記イントラ予測部が予測画像を生成する際に用いる参照画素の位置に基
づいて、エントロピー復号処理及び逆量子化処理によって得られる信号を水平方向及び垂
直方向の少なくとも一方に反転することによって残差信号を生成するように構成されてい
る逆変換部とを具備することを要旨とする。
機能させるためのプログラムであることを要旨とする。
能させるためのプログラムであることを要旨とする。
いる場合で且つ残差信号に対して直交変換処理が適用されない場合であっても符号化効率
の低下を抑制することができる符号化装置、復号装置及びプログラムを提供することがで
きる。
以下、図1〜図5を参照して、本発明の第1の実施形態に係る符号化装置1及び復号装
置3について説明する。ここで、本実施形態に係る符号化装置1及び復号装置3は、HE
VC等の動画像符号化方式におけるイントラ予測に対応するように構成されている。なお
、本実施形態に係る符号化装置1及び復号装置3は、イントラ予測を行う動画像符号化方
式であれば、任意の動画像符号化方式に対応することができるように構成されている。
割して符号化するように構成されている。また、本実施形態に係る符号化装置1は、CU
を複数のTUに分割することができるように構成されていてもよい。以下、本実施形態で
は、CUを複数のTUに分割するケースを例に挙げて説明するが、本発明は、CUを複数
のTUに分割しないケースにも適用可能である。
照画素が存在しない符号化対象のCUでは、規定した値(10ビットの動画像であれば「
512」)を埋める処理により、予測画像を生成する際に用いる参照画素を作り出すよう
に構成されているため、符号化対象のCUの左側に隣接する画素について全て参照画素と
することができるものとする。
と、TU分割決定部12と、符号化順制御部13と、逐次局部復号画像生成部14と、メ
モリ15と、エントロピー符号化部16とを具備している。
るように構成されている。
成されている。なお、本実施形態では、CUを複数のTUに分割する方法として、4分割
のケースを例に挙げて説明しているが、CUを複数のTUに分割する際の分割数や分割形
状については、かかるケースに制限されるものではない。
基づいてCU内のTUの符号化順を決定するように構成されている。
分割することが決定された場合に、図2(a)〜図2(d)に示すように、イントラ予測
モード決定部11によって決定されたイントラ予測モードの方向が左下から右上に向かう
方向である場合(すなわち、左下から右上に向かって方向予測が行われる場合)に、CU
内のTUの符号化順として、従来のラスタースキャン順(図6(a)に示すようなZ型)
でなく、TU#A3(CU#A内の左下のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU
)→TU#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A2(CU#A内の右上のTU)と
いう符号化順、或いは、TU#A3(CU#A内の左下のTU)→TU#A1(CU#A
内の左上のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)→TU#A2(CU#A内の
右上のTU)という符号化順のうち、予め規定した符号化順を採用するように構成されて
いてもよい。
ることが決定された場合で、且つ、イントラ予測モード決定部11によって決定されたイ
ントラ予測モードの方向が右上から左下に向かう方向である場合(すなわち、右上から左
下に向かって方向予測が行われる場合)に、従来のラスタースキャン順(図6(a)に示
すようなZ型)でなく、TU#A2(CU#A内の右上のTU)→TU#A4(CU#A
内の右下のTU)→TU#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A3(CU#A内の
左下のTU)という符号化順、或いは、TU#A2(CU#A内の右上のTU)→TU#
A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)→TU#A3
(CU#A内の左下のTU)という符号化順のうち、予め規定した符号化順を採用するよ
うに構成されていてもよい。
CUのTUへの分割方法に基づいて局部復号画像(TUごとの復号画像)を生成するよう
に構成されている。
のTUに分割することが決定された場合に、符号化順制御部13により決定された符号化
順に従って、逐次、局部復号画像を生成するように構成されている。
号生成部14bと、直交変換・量子化部14cと、逆量子化部・逆直交変換部14dと、
局部復号画像生成部14eとを具備している。
測モードを用いて予測画像を生成するように構成されている。すなわち、イントラ予測部
14dは、予測画像を生成する際に用いる参照画素の位置を決定するように構成されてい
る。
に分割することが決定された場合で、図2(a)〜図2(d)に示すように、イントラ予
測モードの方向(予測方向)が左下から右上に向かう方向である場合、TU#A3(CU
#A内の左下のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)→TU#A1(CU#A
内の左上のTU)→TU#A2(CU#A内の右上のTU)という符号化順、或いは、T
U#A3(CU#A内の左下のTU)→TU#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#
A4(CU#A内の右下のTU)→TU#A2(CU#A内の右上のTU)という符号化
順のうち、予め規定した符号化順で、予測画像を生成するように構成されていてもよい。
下側の参照画素が復号されているTU#A1(CU#A内の左上のTU)及びTU#A2
(CU#A内の右上のTU)については、左側及び下側に隣接する復号済み参照画素を用
いて予測画像を生成するように構成されていてもよい。
12によってCUを複数のTUに分割することが決定された場合で、且つ、イントラ予測
モードの方向(予測方向)が右上から左下に向かう方向である場合、TU#A2(CU#
A内の右上のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)→TU#A1(CU#A内
の左上のTU)→TU#A3(CU#A内の左下のTU)という符号化順、或いは、TU
#A2(CU#A内の右上のTU)→TU#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A
4(CU#A内の右下のTU)→TU#A3(CU#A内の左下のTU)という符号化順
のうち、予め規定した符号化順で、予測画像を生成するように構成されていてもよい。
1(CU#A内の左上のTU)及びTU#A3(CU#A内の左下のTU)については、
上側及び右側に隣接する復号済み参照画素を用いて、予測画像を生成するように構成され
ていてもよい。
4(CU#A内の右下のTU)→TU#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A2(
CU#A内の右上のTU)という符号化順、或いは、TU#A3(CU#A内の左下のT
U)→TU#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)
→TU#A2(CU#A内の右上のTU)という符号化順が用いられる場合には、上側に
隣接する参照画素が復号済みであるTU(分割されたTU群のうち最上段に位置するTU
、図2の例では、TU#A1及びTU#A2)については、CU#A内で共通のイントラ
予測方向でなく、かかるTUの左側や上側や下側に隣接する復号済み参照画素を用いた線
形補間等の予め規定した予測を行うように構成されていてもよい。
との差分により残差信号を生成するように構成されている。
ている場合(直交変換が適用されない場合)には、イントラ予測部14aによって決定さ
れた予測画像を生成する際に用いる参照画素の位置に基づいて、生成した残差信号を水平
方向及び垂直方向の少なくとも一方に反転するように構成されていてもよい。
トラ予測部14aが左側及び下側に位置する参照画素を用いて予測画像を生成した場合に
、残差信号生成部14bは、生成した残差信号を水平方向に反転し、残差信号のエネルギ
ーを左上の領域に集中するように構成されていてもよい。
ラ予測部14aが右側及び上側に位置する参照画素を用いて予測画像を生成した場合に、
残差信号生成部14bは、生成した残差信号を垂直方向に反転し、残差信号のエネルギー
を左上の領域に集中するように構成されていてもよい。
ラ予測部14aが左側及び上側に位置する参照画素を用いて予測画像を生成した場合に、
従来のHEVCで「TransformSkipモード」を適用する場合と同様に、残差
信号生成部14bは、生成した残差信号を垂直方向及び水平方向に反転し、残差信号のエ
ネルギーを左上の領域に集中するように構成されていてもよい。
ラ予測部14aが左側及び上側及び下側に位置する参照画素を用いて予測画像を生成した
場合に、残差信号生成部14bは、生成した残差信号を水平方向に反転し、残差信号のエ
ネルギーを左の領域に集中するように構成されていてもよい。
トラ予測部14aが左側及び上側及び右側に位置する参照画素を用いて予測画像を生成し
た場合に、残差信号生成部14bは、生成した残差信号を垂直方向に反転し、残差信号の
エネルギーを上の領域に集中するように構成されていてもよい。
・量子化部14cやエントロピー符号化部16等の別の機能によって実現されてもよい。
例えば、残差信号の反転を行うのではなく、エントロピー符号化部16において係数のス
キャン順を変更することによって、残差信号の反転を行うのと同様の効果を得る構成とし
てもよい。
トラ予測部14aが左側及び上側のいずれに位置する参照画素を用いても予測画像を生成
していない場合には、生成した残差信号を反転させないように構成されていてもよい。
して直交変換処理及び量子化処理を施し、量子化された変換係数を生成するように構成さ
れている。
されている場合には、残差信号生成部14bによって生成された残差信号に対して直交変
換処理を行わずに量子化処理のみを施すように構成されている。
処理及び量子化処理の双方が行われず、残差信号生成部14bによって生成された残差信
号がそのまま出力されるように構成されてもよい。
子化された変換係数に対して、再び逆量子化処理及び逆直交変換処理を施して残差信号を
生成するように構成されている。
が適用されている場合には、直交変換・量子化部14cによって生成された量子化された
残差信号に対して、逆直交変換処理を行わずに逆量子化処理のみを施して残差信号を生成
するように構成されている。
処理及び量子化処理の双方が行われず、直交変換・量子化部14cによって生成された残
差信号がそのまま出力されるように構成されてもよい。
差信号に対してイントラ予測部14aによって生成された予測画像を加えることで局部復
号画像を生成するように構成されている。
像として利用可能に保持するように構成されている。
トラ予測モード等を含むフラグ情報や量子化された変換係数に対してエントロピー符号化
処理を施してストリーム出力するように構成されている。
係る符号化装置1の動作の一例について説明するためのフローチャートについて示す。
なイントラ予測モードを決定する。
いて決定する。ステップS102において、CUを複数のTUに分割すると決定された場
合には、本動作は、ステップS103に進む。一方、ステップS102において、CUを
複数のTUに分割しないと決定された場合には、本動作は、ステップS108に進む。
いは右上から左下に向かう方向であると決定された場合には、本動作は、ステップS10
5に進む。一方、ステップS103において、イントラ予測モードの方向が左下から右上
に向かう方向及び右上から左下に向かう方向以外であると決定された場合には、本動作は
、ステップS104に進む。
で用いられているラスタースキャン順(図8(a)に示すようなZ型)を採用する。
の左側及び上側に隣接する復号済み参照画素を用いて、予め規定した予測を行う。
ップS105)には、ステップS106において、符号化装置1は、上述の符号化順とし
て、TU#A3(CU#A内の左下のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)→
TU#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A2(CU#A内の右上のTU)という
符号化順、或いは、TU#A3(CU#A内の左下のTU)→TU#A1(CU#A内の
左上のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)→TU#A2(CU#A内の右上
のTU)という符号化順のうち、予め規定した符号化順を採用する。
(ステップS105)には、ステップS111において、符号化装置1は、上述の符号化
順として、TU#A2(CU#A内の右上のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のT
U)→TU#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A3(CU#A内の左下のTU)
という符号化順、或いは、TU#A2(CU#A内の右上のTU)→TU#A1(CU#
A内の左上のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)→TU#A3(CU#A内
の左下のTU)という符号化順のうち、予め規定した符号化順を採用する。
画素が復号済みであるか否かについて判定する。ステップS107において、復号済みで
ある場合、本動作は、ステップS109に進み、復号済みでない場合、本動作は、ステッ
プS110に進む。
の左側及び上側及び下側に隣接する復号済み参照画素を用いて、予め規定した予測を行う
。
の左側及び下側に隣接する復号済み参照画素を用いて、予め規定した予測を行う。
画素が復号済みであるか否かについて判定する。ステップS112において、復号済みで
ある場合、本動作は、ステップS113に進み、復号済みでない場合、本動作は、ステッ
プS114に進む。
の左側及び上側及び右側に隣接する復号済み参照画素を用いて、予め規定した予測を行う
。
の右側及び上側に隣接する復号済み参照画素を用いて、予め規定した予測を行う。
差信号を垂直方向に反転させた上で、その後の処理を行う。
差信号を水平方向に反転させた上で、その後の処理を行う。
差信号を垂直方向及び水平方向に反転させた上で、その後の処理を行う。
とも一方の参照画素を用いる場合で且つTransformSkipモードが適用されて
いる場合(残差信号に対して直交変換処理が適用されない場合)であっても符号化効率の
低下を抑制することができる。
に分割して復号するように構成されている。また、本実施形態に係る復号装置3は、本実
施形態に係る符号化装置1と同様に、CUを複数のTUに分割することができるように構
成されている。
順制御部32と、逐次局部復号画像生成部33と、メモリ34とを具備している。
ピー復号処理を施すことによって、符号化装置1から出力されたストリームから、変換係
数やフラグ情報等を復号するように構成されている。ここで、変換係数は、符号化装置1
によって、フレーム単位の原画像をCUに分割して符号化された信号として得られた量子
化された変換係数である。
ているか否かについて示す情報等の付随する情報を含む。
ように構成されている。
割が行われた否か(CUが複数のTUに分割されているか否か)について示すフラグ及び
イントラ予測モードの方向に応じて、CU内のTUの復号順を決定するように構成されて
いる。
されている場合で、且つ、イントラ予測モードの方向が左下から右上に向かう方向である
場合、TU#A3(CU#A内の左下のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)
→TU#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A2(CU#A内の右上のTU)とい
う復号順、或いは、TU#A3(CU#A内の左下のTU)→TU#A1(CU#A内の
左上のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)→TU#A2(CU#A内の右上
のTU)という復号順のうち、予め規定した復号順で、復号処理を行うように構成されて
いてもよい。
れている場合で、且つ、イントラ予測モードの方向が右上から左下に向かう方向である場
合、TU#A2(CU#A内の右上のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)→
TU#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A3(CU#A内の左下のTU)という
復号順、或いは、TU#A2(CU#A内の右上のTU)→TU#A1(CU#A内の左
上のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)→TU#A3(CU#A内の左下の
TU)というという復号順のうち、予め規定した復号順で、復号処理を行うように構成さ
れていてもよい。
のTUへの分割方法に基づいて局部復号画像(TUごとの復号画像)を生成するように構
成されている。
に、復号順制御部32によって決定された復号順に従って、エントロピー復号部31によ
って出力された量子化された変換係数に対して、逐次、イントラ予測や逆量子化処理や逆
直交変換処理を行うことによって、局部復号画像を生成するように構成されている。
化・逆変換部33bと、復号画像生成部33cとを具備している。
ロピー復号部31によって出力されたイントラ予測モードを用いて、予測画像を生成する
ように構成されていてもよい。
つ、イントラ予測モードの方向が左下から右上に向かう方向である場合、TU#A3(C
U#A内の左下のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)→TU#A1(CU#
A内の左上のTU)→TU#A2(CU#A内の右上のTU)という復号順、或いは、T
U#A3(CU#A内の左下のTU)→TU#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#
A4(CU#A内の右下のTU)→TU#A2(CU#A内の右上のTU)という復号順
のうち、予め規定した復号順で、予測画像を生成するように構成されていてもよい。
下側の参照画素が復号されているTU#A1(CU#A内の左上のTU)及びTU#A2
(CU#A内の右上のTU)については、左側及び下側に隣接する復号済み参照画素を用
いて予測画像を生成するように構成されていてもよい。
に分割されている場合で、且つ、イントラ予測モードの方向(予測方向)が右上から左下
に向かう方向である場合、TU#A2(CU#A内の右上のTU)→TU#A4(CU#
A内の右下のTU)→TU#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A3(CU#A内
の左下のTU)という復号順、或いは、TU#A2(CU#A内の右上のTU)→TU#
A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)→TU#A3
(CU#A内の左下のTU)という復号順のうち、予め規定した復号順で、予測画像を生
成するように構成されていてもよい。
1(CU#A内の左上のTU)及びTU#A3(CU#A内の左下のTU)については、
上側及び右側に隣接する復号済み参照画素を用いて予測画像を生成するように構成されて
いてもよい。
4(CU#A内の右下のTU)→TU#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A2(
CU#A内の右上のTU)という復号順、或いは、TU#A3(CU#A内の左下のTU
)→TU#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)→
TU#A2(CU#A内の右上のTU)という復号順が用いられる場合には、上側に隣接
する参照画素が復号済みであるTU(分割されたTU群のうち最上段に位置するTU、図
2の例では、TU#A1及びTU#A2)については、CU#A内で共通のイントラ予測
方向でなく、かかるTUの左側や上側や下側に隣接する復号済み参照画素を用いた線形補
間等の予め規定した予測を行うように構成されていてもよい。
た変換係数に対して逆量子化処理及び逆変換処理(例えば、逆直交変換処理)を施すこと
によって、残差信号を生成するように構成されている。
されている場合(逆直交変換処理が適用されない場合)には、エントロピー復号処理によ
って得られた信号に対して逆変換処理を行わずに逆量子化処理のみを施すように構成され
ている。
理及び逆量子化処理の双方が行われず、エントロピー復号処理によって得られた信号がそ
のまま出力されるように構成されてもよい。
変換部33bは、イントラ予測部33aが予測画像を生成する際に用いる参照画素の位置
に基づいて、エントロピー復号処理及び逆量子化処理によって得られた信号を水平方向及
び垂直方向の少なくとも一方に反転することによって残差信号を生成するように構成され
ていてもよい。
トラ予測部33aが左側及び下側に位置する参照画素を用いて予測画像を生成した場合に
、逆量子化・逆変換部33bは、エントロピー復号処理及び逆量子化処理によって得られ
た信号を水平方向に反転することによって残差信号を生成するように構成されていてもよ
い。
ラ予測部33aが右側及び上側に位置する参照画素を用いて予測画像を生成した場合に、
逆量子化・逆変換部33bは、エントロピー復号処理及び逆量子化処理によって得られた
信号を垂直方向に反転することによって残差信号を生成するように構成されていてもよい
。
ラ予測部33aが左側及び上側に位置する参照画素を用いて予測画像を生成した場合に、
従来のHEVCで「TransformSkipモード」を適用する場合と同様に、逆量
子化・逆変換部33bは、エントロピー復号処理及び逆量子化処理によって得られた信号
を垂直方向及び水平方向に反転することによって残差信号を生成するように構成されてい
てもよい。
ラ予測部33aが左側及び上側及び下側に位置する参照画素を用いて予測画像を生成した
場合に、逆量子化・逆変換部33bは、エントロピー復号処理及び逆量子化処理によって
得られた信号を水平方向に反転することによって残差信号を生成するように構成されてい
てもよい。
ラ予測部33aが左側及び上側及び右側に位置する参照画素を用いて予測画像を生成した
場合に、逆量子化・逆変換部33bは、エントロピー復号処理及び逆量子化処理によって
得られた信号を垂直方向に反転することによって残差信号を生成するように構成されてい
てもよい。
予測部33aが左側及び上側のいずれに位置する参照画素を用いても予測画像を生成して
いない場合には、逆量子化・逆変換部33bは、エントロピー復号処理及び逆量子化処理
によって得られた信号を反転させないように構成されていてもよい。
化・逆変換部33bによって生成された残差信号とを加えることで局部復号画像を生成す
るように構成されている。
トラ予測及びインター予測のための参照画像として利用可能に保持するように構成されて
いる。
係る復号装置3によって、上述の復号順を決定する動作の一例について説明するためのフ
ローチャートについて示す。
されたストリームから、イントラ予測モードを取得する。
含まれているフラグ情報に基づいて、CUが複数のTUに分割されているか否かについて
判定する。ステップS202において、CUが複数のTUに分割されていると判定された
場合には、本動作は、ステップS203に進む。一方、ステップS202において、CU
が複数のTUに分割されていないと判定された場合には、本動作は、ステップS205に
進む。
側及び上側に隣接する復号済み参照画素を用いて、予め規定した予測を行う。
に向かう方向或いは右上から左下に向かう方向であるか否かについて判定する。ステップ
S203において、イントラ予測モードの方向が左下から右上に向かう方向或いは右上か
ら左下に向かう方向であると判定された場合には、本動作は、ステップS206に進む。
向及び右上から左下に向かう方向以外であると判定された場合には、本動作は、ステップ
S204に進む。
ている従来のラスタースキャン順(図8(a)に示すようなZ型)を採用する。
ップS206)には、ステップS207において、復号装置3は、上述の復号順として、
TU#A3(CU#A内の左下のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)→TU
#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A2(CU#A内の右上のTU)という復号
順、或いは、TU#A3(CU#A内の左下のTU)→TU#A1(CU#A内の左上の
TU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)→TU#A2(CU#A内の右上のTU
)という復号順のうち、予め規定した復号順を採用する。
(ステップS206)には、ステップS211において、復号装置3は、上述の復号順と
して、TU#A2(CU#A内の右上のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)
→TU#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A3(CU#A内の左下のTU)とい
う復号順、或いは、TU#A2(CU#A内の右上のTU)→TU#A1(CU#A内の
左上のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)→TU#A3(CU#A内の左下
のTU)という復号順のうち、予め規定した復号順を採用する。
が復号済みであるか否かについて判定する。ステップS208において、復号済みである
場合、本動作は、ステップS209に進み、復号済みでない場合、本動作は、ステップS
210に進む。
側及び上側及び下側に隣接する復号済み参照画素を用いて、予め規定した予測を行う。
側及び下側に隣接する復号済み参照画素を用いて、予め規定した予測を行う。
が復号済みであるか否かについて判定する。ステップS212において、復号済みである
場合、本動作は、ステップS213に進み、復号済みでない場合、本動作は、ステップS
214に進む。
側及び上側及び右側に隣接する復号済み参照画素を用いて、予め規定した予測を行う。
側及び上側に隣接する復号済み参照画素を用いて、予め規定した予測を行う。
よって得られた信号を垂直方向に反転させ、その後の処理を行う。
よって得られた信号を水平方向に反転させ、その後の処理を行う。
よって得られた信号を垂直方向及び水平方向に反転させた上で、その後の処理を行う。
も一方の参照画素を用いる場合で且つTransformSkipモードが適用されてい
る場合(エントロピー復号処理及び逆量子化処理によって得られた信号に対して逆直交変
換処理が適用されない場合)であっても符号化効率の低下を抑制することができる。
上述のように、本発明について、上述した実施形態によって説明したが、かかる実施形
態における開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべき
ではない。かかる開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らか
となろう。
よって行われる各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。また
、かかるプログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュ
ータ読取り可能媒体を用いれば、かかるプログラムをコンピュータにインストールするこ
とが可能である。ここで、かかるプログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は
、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものでは
ないが、例えば、CD-ROMやDVD-ROM等の記録媒体であってもよい。
のプログラムを記憶するメモリ及びメモリに記憶されたプログラムを実行するプロセッサ
によって構成されるチップが提供されてもよい。
11…イントラ予測モード決定部
12…TU分割決定部
13…符号化順制御部
14…逐次局部復号画像生成部
14a…イントラ予測部
14b…残差信号生成部
14c…直交変換・量子化部
14d…逆量子化部・逆直交変換部
14e…局部復号画像生成部
15…メモリ
16…エントロピー符号化部
3…復号装置
31…エントロピー復号部
32…復号順制御部
33…逐次局部復号画像生成部
33a…イントラ予測部
33b…逆量子化・逆変換部
33c…復号画像生成部
34…メモリ
Claims (4)
- 動画像を構成するフレーム単位の原画像を符号化対象ブロックに分割して符号化するよ
うに構成されている符号化装置であって、
イントラ予測モードを用いて予測画像を生成するように構成されているイントラ予測部
と、
前記予測画像と原画像との差分により残差信号を生成するように構成されている残差信
号生成部とを具備しており、
直交変換処理が適用されない場合に、前記残差信号生成部は、前記イントラ予測部が予
測画像を生成する際に用いる参照画素の位置に基づいて、前記残差信号を水平方向及び垂
直方向の少なくとも一方に反転するように構成されていることを特徴とする符号化装置。 - 動画像を構成するフレーム単位の原画像を符号化対象ブロックに分割して復号するよう
に構成されている復号装置であって、
イントラ予測モードを用いて予測画像を生成するように構成されているイントラ予測部
と、
逆直交変換処理が適用されない場合に、前記イントラ予測部が予測画像を生成する際に
用いる参照画素の位置に基づいて、エントロピー復号処理及び逆量子化処理によって得ら
れる信号を水平方向及び垂直方向の少なくとも一方に反転することによって残差信号を生
成するように構成されている逆変換部とを具備することを特徴とする復号装置。 - コンピュータを、請求項1に記載の符号化装置として機能させるためのプログラム。
- コンピュータを、請求項2に記載の復号装置として機能させるためのプログラム。
Applications Claiming Priority (4)
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JP2016028437 | 2016-02-17 | ||
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JP2017012147 | 2017-01-26 |
Publications (2)
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JP2018121317A true JP2018121317A (ja) | 2018-08-02 |
JP7166743B2 JP7166743B2 (ja) | 2022-11-08 |
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007096679A (ja) * | 2005-09-28 | 2007-04-12 | Kddi R & D Laboratories Inc | 動画像の符号化および復号化方法 |
WO2014176362A1 (en) * | 2013-04-23 | 2014-10-30 | Qualcomm Incorporated | Repositioning of prediction residual blocks in video coding |
-
2017
- 2017-02-16 JP JP2017026528A patent/JP7166743B2/ja active Active
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