JP2017139758A - 符号化装置、復号装置及びプログラム - Google Patents
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Landscapes
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
Abstract
Description
に代表される動画像(映像)符号化方式では、フレーム間の時間的相関を利用したインタ
ー予測及びフレーム内の空間的相関を利用したイントラ予測の2種類の予測を切り替えな
がら予測を行って残差信号を生成した後、直交変換処理やループフィルタ処理やエントロ
ピー符号化処理を行い得られたストリームを出力するように構成されている。
種類のモードが用意されており、エンコーダで決定されたモードに従って、隣接する復号
済み参照画素を用いてイントラ予測を行うように構成されている。
12では、左下から右上に向かう方向(図12における破線矢印が示す方向の逆方向)に
おいて方向予測を行うように構成されており、左下の参照画素を用いて、破線矢印上の画
素を予測する。なお、本明細書の図において、イントラ予測モードの方向(予測方向)を
示す矢印は、HEVC規格書における記載と同様に、イントラ予測の対象の画素から参照
画素に向かうものとする(以下同様)。
nit」と呼ぶ)を複数の変換ブロック(以下、「TU:Transform Unit
」と呼ぶ)に分割し、TUのそれぞれに対して予測や直交変換処理や量子化処理を行うと
いうTU分割を行うモードが用意されている。
に符号化処理を行うTUで用いられる復号済み参照画素として、かかるTUの左側や上側
に隣接するTUの局部復号画像を再利用することができる。
参照画素(フィルタリング等の処理の後の画素)を、図12における破線矢印の始点が示
す位置に外挿することにより予測画像を生成するように構成されている。図12の例では
、CU#Aの上側及び左側に隣接する参照画素は、全て復号済みであるものとする。
み参照画素が存在しないCUでは、規定した値(10ビットの動画像であれば「512」
)を埋める処理により、予測画像を生成する際に用いる参照画素を作り出すように構成さ
れている。
めに、参照画素が復号済みでない場合がある。このような場合には、最も近い復号済み参
照画素を0次外挿した値を用いて予測画像を生成するように構成されている。
理により、TUの分割形状によりフレームの端以外でも、CUの左下や右上に位置する参
照画素が復号済みでない場合が多く、このような場合に、復号済みでない参照画素が存在
する方向からの方向予測を行うと予測精度が低下し、符号化効率が低減してしまうという
問題点があった。
EVCにおいてTU分割が行われる場合のイントラ予測の一例について示す。
CU#A内の左上のTU)の参照画素については、全てが復号済みである。同様に、図1
3(c)に示すように、TU#A3(CU#A内の左下のTU)のイントラ予測を行う際
には、既にTU#A1が復号済みであるため、全ての参照画素が復号済みである。
、図13(b)における白丸)は復号済みであるが、TU#A3(CU#A内の左下のT
U)内に位置する参照画素(例えば、図13(b)における黒丸)は復号されていないの
で、そのままTU#A2(CU#A内の右上のTU)の予測画像を生成する際の参照画素
とすることはできない。
位置する参照画素(例えば、図13(b)における「X」)の値を、TU#A3(CU#
A内の左下のTU)内の同じ列に位置する未復号参照画素(例えば、図13(b)におけ
る黒丸)にコピーするように規定されている。
生成された予測画像の多くはコピーで埋められた未復号参照画素により構成されているた
め、予測精度が低下し、符号化効率が低減してしまうという問題点があった。
存在する複数のTUに対する符号化処理順として、ラスタースキャン順(例えば、Z型)
の他、U型やX型等の符号化順に自由度を持たせることによって予測精度の向上を図る技
術が知られている(非特許文献1参照)。
符号化処理順を用いるのかについてのフラグを伝送する必要があるため、伝送する情報量
が増大してしまう他、全ての符号化処理順の中からどの符号化処理順が良いかを選択する
ために、符号化装置側では全ての組み合わせを試す必要があり、符号化装置側の計算時間
が増大してしまうという問題点があった。
よって伝送する情報量を増大させることなく、また、符号化装置側の計算時間を増大させ
ることなく、予測精度や符号化効率を向上させることができる符号化装置、復号装置及び
プログラムを提供することを目的とする。
に分割して符号化するように構成されている符号化装置であって、イントラ予測モードに
基づいて前記符号化対象ブロック内の変換ブロックの符号化順を決定するように構成され
ている符号化順制御部と、前記符号化順及び前記符号化対象ブロックの前記変換ブロック
への分割方法に基づいて復号画像を生成するように構成されている復号画像生成部を具備
することを要旨とする。
に分割して復号するように構成されている復号装置であって、イントラ予測モードに基づ
いて前記符号化対象ブロック内の変換ブロックの復号順を決定するように構成されている
復号順制御部と、前記復号順及び前記符号化対象ブロックの前記変換ブロックへの分割方
法に基づいて復号画像を生成するように構成されている復号画像生成部を具備することを
要旨とする。
能させるためのプログラムであることを要旨とする。
させるためのプログラムであることを要旨とする。
号化装置側の計算時間を増大させることなく、予測精度や符号化効率を向上させることが
できる符号化装置、復号装置及びプログラムを提供することができる。
以下、図1〜図5を参照して、本発明の第1の実施形態に係る符号化装置1及び復号装
置3について説明する。ここで、本実施形態に係る符号化装置1及び復号装置3は、HE
VC等の動画像符号化方式におけるイントラ予測に対応するように構成されている。なお
、本実施形態に係る符号化装置1及び復号装置3は、イントラ予測を行う動画像符号化方
式であれば、任意の動画像符号化方式に対応することができるように構成されている。
割して符号化するように構成されている。また、本実施形態に係る符号化装置1は、CU
を複数のTUに分割することができるように構成されている。
照画素が存在しない符号化対象のCUでは、規定した値(10ビットの動画像であれば「
512」)を埋める処理により、予測画像を生成する際に用いる参照画素を作り出すよう
に構成されているため、符号化対象のCUの左側に隣接する画素について全て参照画素と
することができるものとする。
と、TU分割決定部12と、符号化順制御部13と、逐次局部復号画像生成部14と、メ
モリ15と、エントロピー符号化部16とを具備している。
るように構成されている。
成されている。なお、本実施形態では、CUを複数のTUに分割する方法として、4分割
のケースを例に挙げて説明しているが、CUを複数のTUに分割する際の分割数や分割形
状については、かかるケースに制限されるものではない。
基づいてCU内のTUの符号化順を決定するように構成されている。
分割することが決定された場合に、図2(a)及び図2(b)に示すように、イントラ予
測モード決定部11によって決定されたイントラ予測モードの方向が左下から右上に向か
う方向である場合(すなわち、左下から右上に向かって方向予測が行われる場合)に、C
U内のTUの符号化順として、従来のラスタースキャン順(図13に示すようなZ型)で
なく、予め規定したTU#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A3(CU#A内の
左下のTU)→TU#A2(CU#A内の右上のTU)→TU#A4(CU#A内の右下
のTU)という符号化順を採用するように構成されていてもよい。
ることが決定された場合で、かつ、イントラ予測モード決定部11によって決定されたイ
ントラ予測モードの方向が左下から右上に向かう方向でない場合(すなわち、右上から左
下に向かって方向予測が行われる場合やPlanerが行われる場合やDC予測が行われ
る場合等)には、CU内のTUの符号化順として、従来のラスタースキャン順(図13に
示すようなZ型)を採用するように構成されていてもよい。
ラ予測モードの方向により一意に決定できるため、符号化装置1によって新たに符号化順
を示すフラグを伝送する必要がない。
CUのTUへの分割方法に基づいて局部復号画像(TUごとの復号画像)を生成するよう
に構成されている。
のTUに分割することが決定された場合に、符号化順制御部13により決定された符号化
順に従って、逐次、局部復号画像を生成するように構成されている。
号生成部14bと、直交変換・量子化部14cと、逆量子化部・逆直交変換部14dと、
局部復号画像生成部14eとを具備している。
測モードを用いて予測画像を生成するように構成されている。
予測が行われる際、TU#A2(CU#A内の右上のTU)内に位置する参照画素は復号
されていない。しかしながら、イントラ予測モードの方向(予測方向)が左下から右上に
向かう方向であるため、予測画像を生成する際にTU#A2(CU#A内の右上のTU)
内に位置する参照画素を用いなくてよい。よって、イントラ予測部14aは、TU#A1
(CU#A内の左上のTU)→TU#A3(CU#A内の左下のTU)→TU#A2(C
U#A内の右上のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)という符号化順を採用
しても、TU#A3における予測精度の低下は見られない。
予測が行われる際には、TU#A3(CU#A内の左下のTU)内に位置する参照画素に
ついて復号済みであるため、イントラ予測部14aは、予測画像を生成する際にTU#A
3(CU#A内の左下のTU)内に位置する参照画素を用いることができ、TU#A2に
おける予測精度が向上する。
図2(a)における黒丸)に最も近くに位置する復号済み参照画素(例えば、図2(a)
における「Y」)の値を、TU#A2(CU#A内の右上のTU)内の同じ列に位置する
未復号参照画素にコピーするように規定されている。
することが決定された場合で、かつ、イントラ予測モードの方向が左下から右上に向かう
方向である場合、イントラ予測部14aは、図2(b)に示すように、TU#A4(CU
#A内の右下のTU)の予測画像を生成する際に、図2(a)における黒丸に該当するコ
ピーで埋められた未復号参照画素を使用しないため、予測精度の低下及び符号化効率の低
減を回避することができる。
で、かつ、イントラ予測モード決定部11によって決定されたイントラ予測モードの方向
が右上から左下に向かう方向である場合(すなわち、右上から左下に向かって方向予測が
行われる場合)には、イントラ予測部14aは、従来のラスタースキャン順(図13に示
すようなZ型)によって予測画像を生成する。
との差分により残差信号を生成するように構成されている。
して直交変換処理及び量子化処理を施し、量子化された変換係数を生成するように構成さ
れている。
子化された変換係数に対して、再び逆量子化処理及び逆直交変換処理を施し、量子化され
た残差信号を生成するように構成されている。
子化された残差信号に対してイントラ予測部14aによって生成された予測画像を加える
ことで局部復号画像を生成するように構成されている。
像として利用可能に保持するように構成されている。
トラ予測モード等を含むフラグ情報や量子化された変換係数に対してエントロピー符号化
処理を施してストリーム出力するように構成されている。
例について説明するためのフローチャートについて示す。
なイントラ予測モードを決定する。
いて決定する。ステップS102において、CUを複数のTUに分割すると決定された場
合には、本動作は、ステップS103に進む。一方、ステップS102において、CUを
複数のTUに分割しないと決定された場合には、本動作は、終了する。
あると決定された場合(例えば、HEVCにおいては、イントラ予測モードが「2」〜「
9」であると決定された場合)には、本動作は、ステップS105に進む。一方、ステッ
プS103において、イントラ予測モードの方向が左下から右上に向かう方向ではないと
決定された場合には、本動作は、ステップS104に進む。
ースキャン順(図13に示すようなZ型)で、符号化処理を行う。
→TU#A3(CU#A内の左下のTU)→TU#A2(CU#A内の右上のTU)→T
U#A4(CU#A内の右下のTU)という符号化順で、符号化処理を行う。
に分割して復号するように構成されている。また、本実施形態に係る復号装置3は、本実
施形態に係る符号化装置1と同様に、CUを複数のTUに分割することができるように構
成されている。
順制御部32と、逐次局部復号画像生成部33と、メモリ34とを具備している。
フラグ情報等を復号するように構成されている。ここで、変換係数は、符号化装置1によ
って、フレーム単位の原画像をCUに分割して符号化された信号として得られた量子化さ
れた変換係数である。また、フラグ情報は、予測モード等の付随する情報を含む。
ように構成されている。
割が行われた否か(CUが複数のTUに分割されているか否か)について示すフラグ及び
イントラ予測モードの方向に応じて、CU内のTUの復号順を決定するように構成されて
いる。
Uに分割されている場合に、図2(a)及び図2(b)に示すように、エントロピー復号
部31によって出力されたイントラ予測モードの方向が左下から右上に向かう方向である
場合(すなわち、左下から右上に向かって方向予測が行われる場合)に、CU内のTUの
復号順として、従来のラスタースキャン順(図13に示すようなZ型)でなく、予め規定
したTU#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A3(CU#A内の左下のTU)→
TU#A2(CU#A内の右上のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)という
符号化順を採用するように構成されていてもよい。
ロピー復号部31によって出力されたイントラ予測モードの方向が左下から右上に向かう
方向でない場合(すなわち、右上から左下に向かって方向予測が行われる場合やPlan
erが行われる場合やDC予測が行われる場合等)には、CU内のTUの復号順として、
従来のラスタースキャン順(図13に示すようなZ型)を採用するように構成されていて
もよい。
測モードの方向により一意に決定できるため、復号装置3において新たに復号順を示すフ
ラグを受信する必要がない。
のTUへの分割方法に基づいて局部復号画像(TUごとの復号画像)を生成するように構
成されている。
に、復号順制御部32によって決定された復号順に従って、エントロピー復号部31によ
って出力された量子化された変換係数に対して、逐次、イントラ予測や逆量子化処理や逆
直交変換処理を行うことによって、局部復号画像を生成するように構成されている。
化・逆変換部33bと、復号画像生成部33cとを具備している。
ロピー復号部31によって出力されたイントラ予測モードを用いて、予測画像を生成する
ように構成されていてもよい。
TUに分割されている場合に、図2(a)及び図2(b)に示すように、イントラ予測モ
ードの方向(予測方向)が左下から右上に向かう方向である場合、TU#A1(CU#A
内の左上のTU)→TU#A3(CU#A内の左下のTU)→TU#A2(CU#A内の
右上のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)という復号順を採用するように構
成されている。
分割されている場合で、かつ、イントラ予測モード決定部11によって決定されたイント
ラ予測モードの方向が左下から右上に向かう方向でない場合(すなわち、右上から左下に
向かって方向予測が行われる場合やPlanerが行われる場合やDC予測が行われる場
合等)には、従来のラスタースキャン順(図13に示すようなZ型)によって予測画像を
生成するように構成されていてもよい。
た変換係数に対して逆量子化処理及び逆変換処理(例えば、逆直交変換処理)を施すこと
によって、残差信号を生成するように構成されている。
化・逆変換部33bによって生成された残差信号とを加えることで局部復号画像を生成す
るように構成されている。
トラ予測及びインター予測のための参照画像として利用可能に保持するように構成されて
いる。
ついて説明するためのフローチャートについて示す。
されたストリームから、イントラ予測モードを取得する。
含まれているフラグ情報に基づいて、CUが複数のTUに分割されているか否かについて
判定する。ステップS202において、CUが複数のTUに分割されていると判定された
場合には、本動作は、ステップS203に進む。一方、ステップS202において、CU
が複数のTUに分割されていないと判定された場合には、本動作は、終了する。
に向かう方向であるか否か(例えば、HEVCにおいては、イントラ予測モードが「2」
〜「9」であるか否か)について判定する。ステップS203において、イントラ予測モ
ードの方向が左下から右上に向かう方向でないと判定された場合には、本動作は、ステッ
プS205に進む。一方、ステップS203において、イントラ予測モードの方向が左下
から右上に向かう方向であると判定された場合には、本動作は、ステップS204に進む
。
TU#A3(CU#A内の左下のTU)→TU#A2(CU#A内の右上のTU)→TU
#A4(CU#A内の右下のTU)という復号順で、復号処理を行う。
スキャン順(図13に示すようなZ型)で、復号処理を行う。
る場合に、イントラ予測モードの方向(予測方向)に応じて一意にTUの符号化順及び復
号順を決定することができるので、未復号参照画素に基づく予測による予測精度低下を低
減することができる。
るイントラ予測の処理手順そのものについて変更しないため、既存のHEVCとの間でイ
ントラ予測の処理手順を共通化することができる。
以下、図6〜図8を参照して、本発明の第2の実施形態に係る符号化装置1及び復号装
置3について、上述の第1の実施形態に係る符号化装置1及び復号装置3との相違点に着
目して説明する。
ってCUを複数のTUに分割することが決定された場合に、図6(a)〜図6(d)に示
すように、イントラ予測モード決定部11によって決定されたイントラ予測モードの方向
が左下から右上に向かう方向である場合(すなわち、左下から右上に向かって方向予測が
行われる場合)に、CU内のTUの符号化順として、従来のラスタースキャン順(図13
に示すようなZ型)でなく、TU#A3(CU#A内の左下のTU)→TU#A4(CU
#A内の右下のTU)→TU#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A2(CU#A
内の右上のTU)という符号化順、或いは、TU#A3(CU#A内の左下のTU)→T
U#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)→TU#
A2(CU#A内の右上のTU)という符号化順のうち、予め規定した符号化順を採用す
るように構成されていてもよい。
2によってCUを複数のTUに分割することが決定された場合で、かつ、イントラ予測モ
ード決定部11によって決定されたイントラ予測モードの方向が右上から左下に向かう方
向である場合(すなわち、右上から左下に向かって方向予測が行われる場合)に、従来の
ラスタースキャン順(図13に示すようなZ型)でなく、TU#A2(CU#A内の右上
のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)→TU#A1(CU#A内の左上のT
U)→TU#A3(CU#A内の左下のTU)という符号化順、或いは、TU#A2(C
U#A内の右上のTU)→TU#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A4(CU#
A内の右下のTU)→TU#A3(CU#A内の左下のTU)という符号化順のうち、予
め規定した符号化順を採用するように構成されていてもよい。
12によってCUを複数のTUに分割することが決定された場合で、図6(a)〜図6(
d)に示すように、イントラ予測モードの方向(予測方向)が左下から右上に向かう方向
である場合、TU#A3(CU#A内の左下のTU)→TU#A4(CU#A内の右下の
TU)→TU#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A2(CU#A内の右上のTU
)という符号化順、或いは、TU#A3(CU#A内の左下のTU)→TU#A1(CU
#A内の左上のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)→TU#A2(CU#A
内の右上のTU)という符号化順のうち、予め規定した符号化順で、予測画像を生成する
ように構成されていてもよい。
TU内に位置する参照画素)は、全て復号されているため、TU#A3(CU#A内の左
下のTU)の予測画像は、TU#A1(CU#A内の左上のTU)内に位置する画素の復
号結果に依存しない。
のTU)の復号画像が生成されるため、TU#A1(CU#A内の左上のTU)の予測画
像を生成する際に、従来のラスタースキャン順の符号化処理が行われる場合と比べて、よ
り近い位置の復号済み参照画素を用いることができ、より予測精度が向上する。
下のTU)の復号画像が生成されるため、従来のラスタースキャン順の符号化処理が行わ
れる場合と比べて、より近い位置の復号済み参照画素を用いることができ、より予測精度
が向上する。
下側の参照画素が復号されているTU#A1(CU#A内の左上のTU)及びTU#A2
(CU#A内の右上のTU)に対して、予測画像を生成する際に用いる参照画素として、
左側及び下側に隣接する復号済み参照画素とするように構成されていてもよい。
12によってCUを複数のTUに分割することが決定された場合で、かつ、イントラ予測
モードの方向(予測方向)が右上から左下に向かう方向である場合、TU#A2(CU#
A内の右上のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)→TU#A1(CU#A内
の左上のTU)→TU#A3(CU#A内の左下のTU)という符号化順、或いは、TU
#A2(CU#A内の右上のTU)→TU#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A
4(CU#A内の右下のTU)→TU#A3(CU#A内の左下のTU)という符号化順
のうち、予め規定した符号化順で、予測画像を生成するように構成されていてもよい。
TU内に位置する参照画素)は、全て復号されているため、TU#A3(CU#A内の左
下のTU)の予測画像は、TU#A1(CU#A内の左上のTU)内に位置する画素の復
号結果に依存しない。
1(CU#A内の左上のTU)及びTU#A3(CU#A内の左下のTU)に対して、予
測画像を生成する際に用いる参照画素として、上側及び右側に隣接する復号済み参照画素
とするように構成されていてもよい。
例について説明するためのフローチャートについて示す。
なイントラ予測モードを決定する。
いて決定する。ステップS102において、CUを複数のTUに分割すると決定された場
合には、本動作は、ステップS303に進む。一方、ステップS302において、CUを
複数のTUに分割しないと決定された場合には、本動作は、終了する。
いは右上から左下に向かう方向であると決定された場合には、本動作は、ステップS30
5に進む。一方、ステップS303において、イントラ予測モードの方向が左下から右上
に向かう方向及び右上から左下に向かう方向以外であると決定された場合には、本動作は
、ステップS304に進む。
ースキャン順(図13に示すようなZ型)で、符号化処理を行う。
ップS305)には、ステップS306において、符号化装置1は、TU#A3(CU#
A内の左下のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)→TU#A1(CU#A内
の左上のTU)→TU#A2(CU#A内の右上のTU)という符号化順、或いは、TU
#A3(CU#A内の左下のTU)→TU#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A
4(CU#A内の右下のTU)→TU#A2(CU#A内の右上のTU)という符号化順
のうち、予め規定した符号化順で、符号化処理を行う。
(ステップS305)には、ステップS307において、符号化装置1は、TU#A2(
CU#A内の右上のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)→TU#A1(CU
#A内の左上のTU)→TU#A3(CU#A内の左下のTU)という符号化順、或いは
、TU#A2(CU#A内の右上のTU)→TU#A1(CU#A内の左上のTU)→T
U#A4(CU#A内の右下のTU)→TU#A3(CU#A内の左下のTU)という符
号化順のうち、予め規定した符号化順で、符号化処理を行う。
同様に、CUが複数のTUに分割されている場合で、かつ、イントラ予測モードの方向が
左下から右上に向かう方向である場合、TU#A3(CU#A内の左下のTU)→TU#
A4(CU#A内の右下のTU)→TU#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A2
(CU#A内の右上のTU)という復号順、或いは、TU#A3(CU#A内の左下のT
U)→TU#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)
→TU#A2(CU#A内の右上のTU)という復号順のうち、予め規定した復号順で、
復号処理を行うように構成されていてもよい。
同様に、CUが複数のTUに分割されている場合で、かつ、イントラ予測モードの方向が
右上から左下に向かう方向である場合、TU#A2(CU#A内の右上のTU)→TU#
A4(CU#A内の右下のTU)→TU#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A3
(CU#A内の左下のTU)という復号順、或いは、TU#A2(CU#A内の右上のT
U)→TU#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)
→TU#A3(CU#A内の左下のTU)というという復号順のうち、予め規定した復号
順で、復号処理を行うように構成されていてもよい。
に分割されている場合で、かつ、イントラ予測モードの方向が左下から右上に向かう方向
である場合、TU#A3(CU#A内の左下のTU)→TU#A4(CU#A内の右下の
TU)→TU#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A2(CU#A内の右上のTU
)という復号順、或いは、TU#A3(CU#A内の左下のTU)→TU#A1(CU#
A内の左上のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)→TU#A2(CU#A内
の右上のTU)という復号順のうち、予め規定した復号順で、予測画像を生成するように
構成されていてもよい。
下側の参照画素が復号されているTU#A1(CU#A内の左上のTU)及びTU#A2
(CU#A内の右上のTU)に対して、予測画像を生成する際に用いる参照画素として、
左側及び下側に隣接する復号済み参照画素とするように構成されていてもよい。
に分割されている場合で、かつ、イントラ予測モードの方向(予測方向)が右上から左下
に向かう方向である場合、TU#A2(CU#A内の右上のTU)→TU#A4(CU#
A内の右下のTU)→TU#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A3(CU#A内
の左下のTU)という復号順、或いは、TU#A2(CU#A内の右上のTU)→TU#
A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)→TU#A3
(CU#A内の左下のTU)という復号順のうち、予め規定した復号順で、予測画像を生
成するように構成されていてもよい。
1(CU#A内の左上のTU)及びTU#A3(CU#A内の左下のTU)に対して、予
測画像を生成する際に用いる参照画素として、上側及び右側に隣接する復号済み参照画素
とするように構成されていてもよい。
ついて説明するためのフローチャートについて示す。
されたストリームから、イントラ予測モードを取得する。
含まれているフラグ情報に基づいて、CUが複数のTUに分割されているか否かについて
判定する。ステップS402において、CUが複数のTUに分割されていると判定された
場合には、本動作は、ステップS403に進む。一方、ステップS402において、CU
が複数のTUに分割されていないと判定された場合には、本動作は、終了する。
に向かう方向或いは右上から左下に向かう方向であるか否かについて判定する。ステップ
S403において、イントラ予測モードの方向が左下から右上に向かう方向或いは右上か
ら左下に向かう方向であると判定された場合には、本動作は、ステップS405に進む。
一方、ステップS403において、イントラ予測モードの方向が左下から右上に向かう方
向及び右上から左下に向かう方向以外であると判定された場合には、本動作は、ステップ
S404に進む。
スキャン順(図13に示すようなZ型)で、復号処理を行う。
ップS405)には、ステップS406において、復号装置3は、TU#A3(CU#A
内の左下のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)→TU#A1(CU#A内の
左上のTU)→TU#A2(CU#A内の右上のTU)という復号順、或いは、TU#A
3(CU#A内の左下のTU)→TU#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A4(
CU#A内の右下のTU)→TU#A2(CU#A内の右上のTU)という復号順のうち
、予め規定した復号順で、復号処理を行う。
(ステップS405)には、ステップS407において、復号装置3は、TU#A2(C
U#A内の右上のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)→TU#A1(CU#
A内の左上のTU)→TU#A3(CU#A内の左下のTU)という復号順、或いは、T
U#A2(CU#A内の右上のTU)→TU#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#
A4(CU#A内の右下のTU)→TU#A3(CU#A内の左下のTU)という復号順
のうち、予め規定した復号順で、復号処理を行う。
る場合に、イントラ予測モードの方向(予測方向)に応じて、より精度の高いイントラ予
測を行うことができる。
以下、図9〜図10を参照して、本発明の第3の実施形態に係る符号化装置1及び復号
装置3について、上述の第2の実施形態に係る符号化装置1及び復号装置3の相違点に着
目して説明する。
ースキャン順とは異なる予め規定した符号化順が用いられる場合で、かつ、符号化対象の
TUの左側や上側や右側に隣接する全ての参照画素或いは符号化対象のTUの左側や上側
や下側に隣接する全ての参照画素が復号済みである場合、イントラ予測部14aは、利用
可能な全ての参照画素を用いた線形内挿等の予め規定した別の予測に変更してイントラ予
測を行うように構成されていてもよい。
ため、イントラ予測部14aは、TU#A3(CU#A内の左下のTU)→TU#A4(
CU#A内の右下のTU)→TU#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A2(CU
#A内の右上のTU)という符号化順で、符号化処理を行うように構成されているが、イ
ントラ予測モードの方向については、分割されたTUの位置に依らず共通のものを利用し
ている。
上のTU)及びTU#A2(CU#A内の右上のTU)に隣接する参照画素は、TU#A
1(CU#A内の左上のTU)及びTU#A2(CU#A内の右上のTU)の右側に隣接
する参照画素を除いて復号済みである。
U)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)→TU#A1(CU#A内の左上のTU)
→TU#A2(CU#A内の右上のTU)という符号化順、或いは、TU#A3(CU#
A内の左下のTU)→TU#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A4(CU#A内
の右下のTU)→TU#A2(CU#A内の右上のTU)という符号化順が用いられる場
合には、イントラ予測部14aは、上側に隣接する参照画素が復号済みであるTU(分割
されたTU群のうち最上段に位置するTU、図6の例では、TU#A1及びTU#A2)
については、CU#A内で共通のイントラ予測方向でなく、かかるTUの左側や上側や下
側に隣接する復号済み参照画素を用いた線形補間等の予め規定した予測を行うように構成
されていてもよい。
例について説明するためのフローチャートについて示す。
なイントラ予測モードを決定する。
いて決定する。ステップS502において、CUを複数のTUに分割すると決定された場
合には、本動作は、ステップS503に進む。一方、ステップS502において、CUを
複数のTUに分割しないと決定された場合には、本動作は、ステップS508に進む。
いは右上から左下に向かう方向であると決定された場合には、本動作は、ステップS50
5に進む。一方、ステップS503において、イントラ予測モードの方向が左下から右上
に向かう方向及び右上から左下に向かう方向以外であると決定された場合には、本動作は
、ステップS504に進む。
で用いられているラスタースキャン順(図13に示すようなZ型)を採用する。
の左側及び上側に隣接する復号済み参照画素を用いて、予め規定した予測を行う。
ップS505)には、ステップS506において、符号化装置1は、上述の符号化順とし
て、TU#A3(CU#A内の左下のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)→
TU#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A2(CU#A内の右上のTU)という
符号化順、或いは、TU#A3(CU#A内の左下のTU)→TU#A1(CU#A内の
左上のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)→TU#A2(CU#A内の右上
のTU)という符号化順のうち、予め規定した符号化順を採用する。
(ステップS505)には、ステップS510において、符号化装置1は、上述の符号化
順として、TU#A2(CU#A内の右上のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のT
U)→TU#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A3(CU#A内の左下のTU)
という符号化順、或いは、TU#A2(CU#A内の右上のTU)→TU#A1(CU#
A内の左上のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)→TU#A3(CU#A内
の左下のTU)という符号化順のうち、予め規定した符号化順を採用する。
画素が復号済みであるか否かについて判定する。ステップS507において、復号済みで
ある場合、本動作は、ステップS509に進み、復号済みでない場合、本動作は、ステッ
プS514に進む。
の左側及び上側及び下側に隣接する復号済み参照画素を用いて、予め規定した予測を行う
。
の左側及び下側に隣接する復号済み参照画素を用いて、予め規定した予測を行う。
画素が復号済みであるか否かについて判定する。ステップS511において、復号済みで
ある場合、本動作は、ステップS512に進み、復号済みでない場合、本動作は、ステッ
プS513に進む。
の左側及び上側及び右側に隣接する復号済み参照画素を用いて、予め規定した予測を行う
。
の右側及び上側に隣接する復号済み参照画素を用いて、予め規定した予測を行う。
スキャン順とは異なる予め規定した復号順が用いられる場合で、かつ、復号対象のTUの
左側や上側や右側に隣接する全ての参照画素或いは符号化対象のTUの左側や上側や下側
に隣接する全ての参照画素が復号済みである場合、イントラ予測部33aは、利用可能な
全ての参照画素を用いた線形内挿等の予め規定した別の予測に変更してイントラ予測を行
うように構成されていてもよい。
について説明するためのフローチャートについて示す。
力されたストリームから、イントラ予測モードを取得する。
含まれているフラグ情報に基づいて、CUが複数のTUに分割されているか否かについて
判定する。ステップS602において、CUが複数のTUに分割されていると判定された
場合には、本動作は、ステップS603に進む。一方、ステップS602において、CU
が複数のTUに分割されていないと判定された場合には、本動作は、ステップS608に
進む。
側及び上側に隣接する復号済み参照画素を用いて、予め規定した予測を行う。
に向かう方向或いは右上から左下に向かう方向であるか否かについて判定する。ステップ
S603において、イントラ予測モードの方向が左下から右上に向かう方向或いは右上か
ら左下に向かう方向であると判定された場合には、本動作は、ステップS605に進む。
一方、ステップS603において、イントラ予測モードの方向が左下から右上に向かう方
向及び右上から左下に向かう方向以外であると判定された場合には、本動作は、ステップ
S604に進む。
ている従来のラスタースキャン順(図13に示すようなZ型)を採用する。
ップS605)には、ステップS606において、復号装置3は、上述の復号順として、
TU#A3(CU#A内の左下のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)→TU
#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A2(CU#A内の右上のTU)という復号
順、或いは、TU#A3(CU#A内の左下のTU)→TU#A1(CU#A内の左上の
TU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)→TU#A2(CU#A内の右上のTU
)という復号順のうち、予め規定した復号順を採用する。
(ステップS605)には、ステップS610において、復号装置3は、上述の復号順と
して、TU#A2(CU#A内の右上のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)
→TU#A1(CU#A内の左上のTU)→TU#A3(CU#A内の左下のTU)とい
う復号順、或いは、TU#A2(CU#A内の右上のTU)→TU#A1(CU#A内の
左上のTU)→TU#A4(CU#A内の右下のTU)→TU#A3(CU#A内の左下
のTU)という復号順のうち、予め規定した復号順を採用する。
が復号済みであるか否かについて判定する。ステップS607において、復号済みである
場合、本動作は、ステップS609に進み、復号済みでない場合、本動作は、ステップS
614に進む。
側及び上側及び下側に隣接する復号済み参照画素を用いて、予め規定した予測を行う。
側及び下側に隣接する復号済み参照画素を用いて、予め規定した予測を行う。
が復号済みであるか否かについて判定する。ステップS611において、復号済みである
場合、本動作は、ステップS612に進み、復号済みでない場合、本動作は、ステップS
613に進む。
側及び上側及び右側に隣接する復号済み参照画素を用いて、予め規定した予測を行う。
側及び上側に隣接する復号済み参照画素を用いて、予め規定した予測を行う。
び符号化対象(或いは、復号対象)のTUの位置に応じて、すなわち、利用できる参照画
素の位置や方向に応じて、符号化対象(或いは、復号対象)のTUに適用する予測モード
自体を切り替えることができるため、より予測精度を向上させることができる。
上述の第1〜第3の実施形態に係る符号化装置1において、符号化順制御部13は、予
測画像を生成する際に最も多くの復号済み参照画素を用いるように符号化順を決定するよ
うに構成されている。
る符号化順制御部13とは別の方法にて、予測画像を生成する際に最も多くの復号済み参
照画素を用いるように符号化順を決定するように構成されていてもよい。
、予測画像を生成する際に最も多くの復号済み参照画素を用いるように復号順を決定する
ように構成されている。
号順制御部32とは別の方法にて、予測画像を生成する際に最も多くの復号済み参照画素
を用いるように復号順を決定するように構成されていてもよい。
4は、TUの画素と復号済み画素との距離を考慮して予測画像を生成するように構成され
ていてもよい。
14内のイントラ予測部14aは、TUの画素と復号済み画素との距離を考慮して、隣接
する下側の参照画素が復号されているTU#A1(CU#A内の左上のTU)及びTU#
A2(CU#A内の右上のTU)に対して、予測画像を生成する際に用いる参照画素とし
て、左側及び下側に隣接する復号済み参照画素とするように構成されていてもよい(図6
(c)及び図6(d)参照)。
14内のイントラ予測部14aは、TUの画素と復号済み画素との距離を考慮して、利用
可能な全ての参照画素を用いた線形内挿等の予め規定した別の予測に変更してイントラ予
測を行うように構成されていてもよい。
との距離を考慮して予測画像を生成するように構成されていてもよい。
成部33は、TUの画素と復号済み画素との距離を考慮して予測画像を生成するように構
成されていてもよい。
3内のイントラ予測部33aは、TUの画素と復号済み画素との距離を考慮して、隣接す
る下側の参照画素が復号されているTU#A1(CU#A内の左上のTU)及びTU#A
2(CU#A内の右上のTU)に対して、予測画像を生成する際に用いる参照画素として
、左側及び下側に隣接する復号済み参照画素とするように構成されていてもよい(図6(
c)及び図6(d)参照)。
3内のイントラ予測部33aは、TUの画素と復号済み画素との距離を考慮して、利用可
能な全ての参照画素を用いた線形内挿等の予め規定した別の予測に変更してイントラ予測
を行うように構成されていてもよい。
との距離を考慮して予測画像を生成するように構成されていてもよい。
実施形態と異なる場合において、符号化順制御部13及び復号順制御部32は、例えば、
各TUに対して処理順インデックスを付与しておき、かかる処理順インデックスに基づい
て、上述の符号化順、復号順及び予測処理方法を決定するように構成されていてもよい。
てもよい。例えば、左下から右上に向かって方向予測が行われる場合には、符号化順制御
部13及び復号順制御部32は、図11に示すような処理順インデックスを用いて符号化
順及び復号順を決定するように構成されていてもよい。
復号順を予め規定することによりを生成されてもよい。かかる処理順インデックスを用い
ることで、対象のCUがHEVCで規定されているような正方な形状でない分割形状であ
った場合にも、一意に処理順を決定することが可能である。
処理順インデックス内の左下に位置するインデックス値(例えば、図11における「0」
や「32」や「48」や「56」や「64」や「80」や「128」や「192」や「2
08」や「224」や「232」)が小さい順に符号化を行ってもよい。
判定する際には、対象となるTU内の左下に位置するインデックス値が周辺のTU内の左
下に位置するインデックス値よりも大きいか小さいかにより容易に判定を行うことが可能
である。例えば、対象となるTU内の左下に位置するインデックス値が、周辺のTU内の
左下に位置するインデックス値よりも大きければ、周辺のTU内の画素は復号済みである
と容易に判定することができる。
いて示したが、右上から左下に向かって方向予測を行う場合の処理順インデックスについ
てもCUを最小のTUまで細かく分割した際の符号化順及び復号順を予め規定することに
より同様に生成可能である。
上述のように、本発明について、上述した実施形態によって説明したが、かかる実施形
態における開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべき
ではない。かかる開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らか
となろう。
よって行われる各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。また
、かかるプログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュ
ータ読取り可能媒体を用いれば、かかるプログラムをコンピュータにインストールするこ
とが可能である。ここで、かかるプログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は
、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものでは
ないが、例えば、CD-ROMやDVD-ROM等の記録媒体であってもよい。
のプログラムを記憶するメモリ及びメモリに記憶されたプログラムを実行するプロセッサ
によって構成されるチップが提供されてもよい。
11…イントラ予測モード決定部
12…TU分割決定部
13…符号化順制御部
14…逐次局部復号画像生成部
14a…イントラ予測部
14b…残差信号生成部
14c…直交変換・量子化部
14d…逆量子化部・逆直交変換部
14e…局部復号画像生成部
15…メモリ
16…エントロピー符号化部
3…復号装置
31…エントロピー復号部
32…復号順制御部
33…逐次局部復号画像生成部
33a…イントラ予測部
33b…逆量子化・逆変換部
33c…復号画像生成部
34…メモリ
Claims (8)
- 動画像を構成するフレーム単位の原画像を符号化対象ブロックに分割して符号化するよ
うに構成されている符号化装置であって、
イントラ予測モードに基づいて前記符号化対象ブロック内の変換ブロックの符号化順を
決定するように構成されている符号化順制御部と、
前記符号化順及び前記符号化対象ブロックの前記変換ブロックへの分割方法に基づいて
復号画像を生成するように構成されている復号画像生成部を具備することを特徴とする符
号化装置。 - 前記符号化順制御部は、予測画像を生成する際に最も多くの復号済み参照画素を用いる
ように前記符号化順を決定するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の
符号化装置。 - 前記復号画像生成部は、前記変換ブロックの画素と復号済み参照画素との距離を考慮し
て予測画像を生成するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の符
号化装置。 - 動画像を構成するフレーム単位の原画像を符号化対象ブロックに分割して復号するよう
に構成されている復号装置であって、
イントラ予測モードに基づいて前記符号化対象ブロック内の変換ブロックの復号順を決
定するように構成されている復号順制御部と、
前記復号順及び前記符号化対象ブロックの前記変換ブロックへの分割方法に基づいて復
号画像を生成するように構成されている復号画像生成部を具備することを特徴とする復号
装置。 - 前記復号順制御部は、予測画像を生成する際に最も多くの復号済み参照画素を用いるよ
うに前記復号順を決定するように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の復号
装置。 - 前記復号画像生成部は、前記変換ブロックの画素と復号済み参照画素との距離を考慮し
て予測画像を生成するように構成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の復
号装置。 - コンピュータを、請求項1〜3のいずれか一項に記載の符号化装置として機能させるた
めのプログラム。 - コンピュータを、請求項4〜6のいずれか一項に記載の復号装置として機能させるため
のプログラム。
Applications Claiming Priority (2)
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---|---|---|---|
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