JP2018120435A - 帳票及び電子マニフェスト情報登録システム - Google Patents

帳票及び電子マニフェスト情報登録システム Download PDF

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Abstract

【課題】電子マニフェストに関するノウハウがない排出事業者であっても、電子マニフェストによる廃棄物の管理システムを容易に利用することができる帳票及び電子マニフェスト情報登録システムを提供する。【解決手段】電子マニフェスト情報登録システムに用いられる帳票は、産業廃棄物の排出事業者に記入させる帳票であって、少なくとも当該排出事業者を特定する情報の記入欄と産業廃棄物の回収日時の記入欄と産業廃棄物の回収量の記入欄とが設けられている。電子マニフェスト情報登録システムは、このような帳票と、産業廃棄物を排出事業者から収集して運搬する収集運搬業者において使用される端末装置であって、帳票に記入された情報が入力された場合に、該入力された情報を表計算機能によってまとめた廃棄物回収データを作成する端末装置と、通信ネットワークを介して端末装置と接続された情報管理サーバであって、端末装置から廃棄物回収データを受信し、CSV形式に変換して事業者側EDIサーバに送信する情報管理サーバとを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、産業廃棄物の排出、運搬、及び処分を電子的に管理する電子マニフェストの利用技術に関する。
廃棄物処理法は、産業廃棄物(以下、単に廃棄物ともいう)の排出事業者、収集運搬業者、及び処分業者に対し、それぞれがなすべき作業を、産業廃棄物管理票を用いて管理することを義務付けている。産業廃棄物管理票はマニフェストとも呼ばれており、各業者は、伝票の綴りからなる紙のマニフェストと、電子的に情報を管理する電子マニフェストとのいずれかを選択して用いることができる。
紙のマニフェストはA票、B1票、B2票、C1票、C2票、D票、E票などと名付けられた複写式の伝票によって構成されている。紙のマニフェストを用いる場合、概略的には、以下のようにして廃棄物の管理が行われる。排出事業者は、廃棄物を収集運搬業者に引き渡す際、マニフェストに必要事項を記入した上で収集運搬業者の署名又は押印を得て、A票(排出事業者控)を手元に残し、残りの綴りを収集運搬業者に交付する。収集運搬業者は、収集した廃棄物を処分業者に引き渡す際、排出事業者から受け取ったマニフェストに必要事項を記入した上で処分業者の署名又は押印を得て、B1票及びB2票を手元に残し、残りの綴りを処分業者に交付する。収集運搬業者は、このうちのB1票(収集運搬業者控)を自身で保管すると共に、廃棄物の運搬終了日から10日間以内にB2票を排出事業者に送付する。処分業者は、廃棄物の処分終了後、マニフェストに必要事項を記入した上で署名又は押印し、C1票(処分業者控)を手元に残し、廃棄物の処分終了日から10日間以内にC2票を収集運搬業者に送付すると共に、D票を排出事業者に送付する。なお、このとき処分業者が最終処分を行った場合には、併せてE票も排出事業者に送付する。排出事業者は、手元に残したA票と、収集運搬業者及び処分業者から送付されたB2票、D票、E票とを照合し、所定期間内に適正に処分されたことを確認した上で、これらの伝票を5年間保管する。
このような紙のマニフェストによる管理業務は、伝票の記入や受け渡し、複数の伝票を照合する手間、伝票を保管するためのスペース、伝票紛失のおそれといった観点から、非常に煩わしいという問題がある。特に、排出事業者にとっては、マニフェストの交付後、所定期間内にB2票、D票、E票が返送されない場合には、廃棄物の処分状況を把握して適切な措置を講じた上で都道府県知事に報告しなくてはならないなど、長期間に渡って管理し続けなければならないため、負担が大きい。
他方、電子マニフェストは、公益財団法人日本産業廃棄物処理振興センター・情報処理センターが運営するシステムであり、JWNETとも呼ばれている(参考:http://www.jwnet.or.jp/jwnet/)。電子マニフェストを利用する場合、排出事業者、収集運搬業者、及び処分業者の各々は、予め、パーソナルコンピュータ等の端末装置や通信ネットワークへの接続環境を整えた上で、JWNETに加入申し込みをしておく。排出事業者は、廃棄物を排出すると、廃棄物を収集運搬業者に引き渡した日から3日以内にJWNETにアクセスし、廃棄物の種類、量、引渡し先、引渡し日等の情報(マニフェスト情報)を登録する。収集運搬業者は、廃棄物の運搬終了日から3日以内にJWNETにアクセスして必要事項を入力することにより運搬終了の報告を行う。処分業者も同様に、廃棄物の処分終了日から3日以内にJWNETにアクセスして必要事項を入力することにより処分終了の報告を行う。
このように収集運搬業者や処分業者が情報を入力すると、JWNETから排出事業者に、運搬終了報告や処分終了報告が通知される。反対に、収集運搬業者や処分業者が所定期間内に必要な情報を入力しないと、JWNETから排出事業者に、報告期限切れが通知される。そのため、排出事業者は、電子マニフェストのシステムを利用することにより、自身が排出した廃棄物が適正に処分されたか否かをシステム上で管理することができる。また、JWNETに登録された情報は所定期間当該システムに保存されるので、排出事業者は伝票を手元で保管する必要もない。さらに、電子マニフェストを利用することにより、排出事業者から行政機関への定期的な報告が不要になるといったメリットもある。
このようなマニフェスト情報を効率良くシステムに登録するため、JWNETの加入者に対し、EDI(Electronic Data Interchange)方式でサーバにデータを送信することが認められている(例えば特許文献1参照)。また、EDI方式によるデータ送信の代行サービスを排出事業者等に提供するASP(Application Service Provider)事業者も存在する。
特開2004−277060号公報
しかしながら、排出事業者が小規模事業者である場合、端末装置や通信環境を自身で整えたり、業務の合間にJWNETにアクセスしてマニフェスト情報を登録したりすることは非常に負荷が大きい。また、廃棄物の排出頻度がそれほど高くない場合には、電子マニフェストの導入コストが相対的に高くなると共に、マニフェスト情報を登録する際のノウハウがなかなか蓄積されないため、非効率である。
他方、日本産業廃棄物処理振興センターは、電子マニフェストの導入事業者を増やすべく様々な方策を検討している。一例として、コンビニエンスストアなどのフランチャイズチェーンやグループ企業向けに、30以上の排出事業者が集まり、利用代表者を定めて加入する場合には、割安な団体加入料金を適用することとしている。しかし、この場合においても、フランチャイジーのオーナーに電子マニフェストに関するノウハウがない場合には、電子マニフェストの導入は難しく、結果として、フランチャイズチェーンとして電子マニフェストに団体加入することも困難になっている。
本発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、電子マニフェストによる廃棄物の管理システムを容易に利用することができる帳票及び電子マニフェスト情報登録システムを提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様である帳票は、産業廃棄物の回収の際に用いられる2枚綴りの帳票であって、少なくとも、産業廃棄物の排出事業者を特定する情報の第1記入欄と、産業廃棄物の回収日時の第2記入欄と、産業廃棄物の回収量の第3記入欄と、回収確認のためのスタンプの押印欄が設けられている。この帳票は、第1記入欄、第2記入欄及び第3記入欄に必要事項が記入され、押印欄にスタンプの押印がなされた後、2枚綴りの一方が排出事業者の保管の用に供され、2枚綴りの他方が産業廃棄物を排出事業者から収集して運搬する収集運搬業者により回収される。
本発明の一態様である電子マニフェスト情報登録システムは、産業廃棄物の処理に関する電子的な情報である電子マニフェスト情報を管理する電子マニフェストデータベースに対し、該電子マニフェストデータベースに前記電子マニフェスト情報を登録する第1のサーバと、該第1のサーバにEDI方式によって前記電子マニフェスト情報を送信する第2のサーバと、を介して、前記電子マニフェスト情報を登録する電子マニフェスト情報登録システムにおいて、産業廃棄物の排出事業者に記入させる帳票であって、少なくとも、当該排出事業者を特定する情報の記入欄と、産業廃棄物の回収日時の記入欄と、産業廃棄物の回収量の記入欄とが設けられた帳票と、産業廃棄物を前記排出事業者から収集して運搬する収集運搬業者において使用される端末装置であって、前記帳票に記入された情報が入力された場合に、該入力された情報を表計算機能によってまとめた廃棄物回収データを作成する端末装置と、通信ネットワークを介して前記端末装置と接続された情報管理サーバであって、前記端末装置から前記廃棄物回収データを受信し、CSV形式に変換して前記第2のサーバに送信する情報管理サーバと、を備えるものである。
上記電子マニフェスト情報登録システムにおいて、前記情報管理サーバは、前記排出事業者に関する第1の項目の情報と、前記排出事業者に関する前記第1の項目と異なる第2の項目の情報とを関連付けてマスタ情報として記憶する記憶部と、前記端末装置から受信した前記廃棄物回収データに対し、前記マスタ情報に基づき、該廃棄物回収データに含まれる前記第1の項目の情報と関連付けられた前記第2の項目の情報を入力するデータ置換入力部と、前記第2の項目の情報が入力された前記廃棄物回収データをCSV形式に変換するフォーマット変換部と、を有してもよい。
上記電子マニフェスト情報登録システムにおいて、前記第1の項目の情報は、前記排出事業者の名称と識別情報とのうちの一方であり、前記第2の項目の情報は、前記名称と前記識別情報とのうちの他方であってもよい。
上記電子マニフェスト情報登録システムにおいて、前記情報管理サーバは、前記廃棄物回収データにおいて入力が必須の項目に情報が入力されているか否かを判定するエラーチェック部をさらに有してもよい。
上記電子マニフェスト情報登録システムにおいて、前記エラーチェック部は、前記廃棄物回収データの各項目に入力された情報が所定のフォーマットに従っているか否かをさらに判定してもよい。また、エラーチェック部は、前記廃棄物回収データの所定の項目に入力された情報が前記マスタ情報に照らして正しいか否かをさらに判定してもよい。
上記電子マニフェスト情報登録システムにおいて、前記情報管理サーバは、前記廃棄物回収データが複数のファイルに分かれた状態、又は、前記表計算機能における複数のシートに分かれた状態である場合に、該廃棄物回収データを1つのファイルにおける1つのシートに統合するデータ統合部をさらに有してもよい。
本発明によれば、排出事業者が帳票に記入した情報をもとに、端末装置において廃棄物回収データが作成され、この廃棄物回収データを情報管理サーバに送信することにより、廃棄物回収データが情報管理サーバから第2のサーバを介してEDI方式で第1のサーバに送信され、廃棄物回収データに基づく電子マニフェスト情報が電子マニフェストデータベースに登録される。つまり、排出事業者には所定事項を帳票に記入させるだけで、当該排出事業者から排出された廃棄物に関する電子マニフェスト情報を登録することができる。従って、電子マニフェストに関するノウハウがない排出事業者であっても、電子マニフェストによる廃棄物の管理システムを容易に利用することが可能になる。
本発明の実施形態に係る電子マニフェスト情報登録システムの概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る連絡票の構成例を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る連絡票の別の構成例を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る情報管理サーバの主要構成を示すブロック図である。 図4に示すマスタ情報記憶部に記憶されるマスタ情報(排出事業者マスタ)の例を示す図である。 図4に示すマスタ情報記憶部に記憶されるマスタ情報(収集運搬業者マスタ)の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る電子マニフェスト情報登録システムにおいて実行される電子マニフェスト情報の登録方法を示すフローチャートである。 図1に示す業者端末に表示される廃棄物回収データの作成画面を例示する模式図である。 図1に示す情報管理サーバにおいてフォーマット変換がなされた廃棄物回収データの表示画面を例示する模式図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
実施の形態
本実施形態では、コンビニエンスストアなどの小規模店舗を排出事業者の例として説明するが、これに限る趣旨ではない。本発明に係る電子マニフェスト情報登録システムは、小規模店舗以外にも、電子マニフェストの利用環境を個別に整えることが困難な排出事業者や、電子マニフェスト情報を自ら登録することが困難な排出事業者に対し、電子マニフェストによる廃棄物の管理システムを利用させる場合に適用することが可能である。
(1)実施形態の構成
図1は、本実施形態に係る電子マニフェスト情報登録システム1の概略構成を示す図である。電子マニフェスト情報登録システム1は、廃棄物の排出事業者2である店舗A、店舗B、…の各々が排出し、収集運搬業者3が収集して運搬する廃棄物に関する情報を、電子マニフェスト情報として、公益財団法人日本産業廃棄物処理振興センター・情報処理センター(以下、単に情報処理センター4という)が運営・管理する電子マニフェストデータベース(DB)60にEDI(Electronic Data Interchange)方式で登録するためのシステムである。
図1に示すように、電子マニフェスト情報登録システム1は、各排出事業者2から提出される廃棄物回収連絡票(以下、単に連絡票ともいう)10と、連絡票10に記入された情報を集計して廃棄物回収データを作成する業者端末20と、業者端末20と通信ネットワークNを介して接続され、業者端末20において作成された廃棄物回収データを所定のフォーマットに変換する情報管理サーバ30とを備える。
通信ネットワークNは、例えば、インターネット、LAN、専用線、電話回線、企業内ネットワーク、移動体通信網、ブルートゥース(登録商標)、WiFi(Wireless Fidelity)、その他の通信回線、それらの組み合わせ等のいずれであってもよく、有線であるか無線であるかを問わない。
また、電子マニフェスト情報登録システム1は、上記通信ネットワークNに接続されたEDIサーバ40と、情報処理センター4に設けられたEDIサーバ50及び電子マニフェストデータベース(DB)60とをさらに備えてもよい。
図2は、本実施形態に係る連絡票の構成例を示す模式図である。図2に示す連絡票10は、例えばA6サイズの複写式の2枚綴りからなる帳票である。本実施形態においては、タイトル欄11に記載されているように、廃油を回収するための連絡票10を例示しているが、回収対象の廃棄物は廃油に限定されない。連絡票10には、少なくとも、排出事業者2を特定するための情報として排出事業者2の名称(店舗名)又は識別情報(例えば店舗番号等のID)が記入される排出事業者情報記入欄12と、廃棄物の回収日時記入欄13と、廃棄物の回収量記入欄14とが設けられている。この他、連絡票10に、回収確認のためのスタンプ押印欄15、収集運搬業者3の名称及び連絡先等の収集運搬業者情報表示欄16、次回の回収予定日記入欄17、通信欄18等を設けてもよい。
このような連絡票10は、廃棄物が排出事業者2から排出される際に記入され、2枚綴りの一方が排出事業者2のもとで所定期間(例えば2か月間)保管され、他方が収集運搬業者3に回収される。なお、図2は、排出事業者2の保管用(店舗控)の伝票を示している。店舗控の保管期間は、排出事業者2と収集運搬業者3との間で適宜設定すればよい。なお、連絡票10は、排出事業者2の店舗に常備しておいてもよいし、収集運搬業者3が携帯していてもよい。
図3は、本実施形態に係る連絡票の別の構成例を示す模式図である。図3に示すように、連絡票10’には、連絡票10と同様に、少なくとも排出事業者情報記入欄12と、回収日時記入欄13と、回収量記入欄14とが設けられていればよく、その他の項目や、各欄のレイアウトや、連絡票10’全体のサイズ等は特に限定されない。
再び図1を参照すると、業者端末20は収集運搬業者3が使用する端末装置であり、例えば汎用のパーソナルコンピュータ(PC)、ノートPC、タブレット端末のように、通信ネットワークNを介して外部機器とデータの送受信が可能な機器によって構成される。業者端末20には、例えばEXCEL(登録商標)に代表される表計算アプリケーションソフトウェアがインストールされている。業者端末20は、連絡票10に記入された情報が入力された場合に、上記表計算アプリケーションソフトウェアを実行することにより、入力された情報を表計算機能によってまとめた廃棄物回収データを作成する。
情報管理サーバ30は、例えば、演算処理能力の高いコンピュータによって構成され、所定のプログラムを実行することにより、業者端末20において作成された廃棄物回収データをCSV形式に変換してEDIサーバ40に送信する。ここで、情報管理サーバ30を管理する主体は特に限定されず、収集運搬業者3が管理してもよいし、EDIサーバ40を運用するASP事業者が管理してもよいし、排出事業者2又は収集運搬業者3から廃棄物回収データの処理を請け負った別の業者が管理してもよい。
図4は、本実施形態に係る情報管理サーバ30の主要構成を示すブロック図である。図4に示すように、情報管理サーバ30は、通信インタフェース31と、記憶部32と、プロセッサ33とを備える。
通信インタフェース31は、当該情報管理サーバ30を通信ネットワークNに接続し、通信ネットワークN上の他の端末と通信をするためのハードウェアモジュールである。通信インタフェース31は、例えば、ISDNモデム、ADSLモデム、ケーブルモデム、光モデム、ソフトモデム等の変調復調装置である。
記憶部32は、例えば、ディスクドライブ又は半導体メモリ(ROM、RAMなど)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からなる物理デバイスの記憶領域が提供する論理デバイスである。記憶部32は、複数の物理デバイスを1つの論理デバイスにマッピングして構築してもよいし、1つの物理デバイスを複数の論理デバイスにマッピングして構築してもよい。記憶部32は、オペレーティングシステムプログラムやドライバプログラムを含む各種プログラム及びこれらのプログラムの実行中に使用される各種データを格納する。具体的には、記憶部32は、プロセッサ33に実行させるプログラム(例えば、電子マニフェスト情報登録プログラム)を記憶するプログラム記憶部321と、業者端末20から受信した廃棄物回収データを記憶する廃棄物回収データ記憶部322と、上記プログラムの実行中に使用されるマスタ情報記憶部323とを含む。
図5及び図6は、マスタ情報記憶部323に記憶されるマスタ情報の例を示す模式図である。マスタ情報は、当該情報管理サーバ30において管理対象とする排出事業者2や収集運搬業者3に関する基本情報であり、業者端末20から受信した廃棄物回収データに含まれる所定の項目の情報を別の項目の情報と関連付けたものである。
図5に示すように、排出事業者マスタM1は、排出事業者2の名称(店舗名)、識別情報(店舗番号)、住所、電話番号、FAX番号、担当者名、廃棄物の搬入先(即ち、収集運搬業者)の名称(搬入先業者)及び識別情報(搬入先番号)、当該排出事業者2から排出される廃棄物の品目(回収品目)、荷姿等の情報を格納している。
また、図6に示すように、収集運搬業者マスタM2は、収集運搬業者3の名称(収集運搬業者名)、識別情報(業者番号)、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス、担当者名、当該収集運搬業者3において回収可能な廃棄物の品目(回収品目)等の情報を格納している。
再び図4を参照すると、プロセッサ33は、算術演算、論理演算、ビット演算等を処理する算術論理演算ユニット(CPUなど)及び各種レジスタから構成され、プログラム記憶部321に格納されている各種プログラムを実行することで情報管理サーバ30の各部を中枢的に制御する。各種レジスタは、例えば、プログラムカウンタ、データレジスタ、命令レジスタ、汎用レジスタ等である。また、プロセッサ33は、電子マニフェスト情報登録プログラムを実行することにより、業者端末20及びEDIサーバ40と連携し、連絡票10に記入されて業者端末20に入力された情報を電子マニフェスト情報として電子マニフェストデータベース60に登録するための情報管理機能を実現する。
詳細には、プロセッサ33は、フォーマット変換部331と、データ置換入力部332と、エラーチェック部333と、データ統合部334とを有する。
フォーマット変換部331は、業者端末20から受信した表計算形式の廃棄物回収デーをCSV形式の廃棄物回収データに変換する。
データ置換入力部332は、業者端末20から受信した廃棄物回収データに入力済みの所定の項目の情報に対し、この情報と関連付けられた別の項目の情報をマスタ情報から抽出し、抽出した情報を当該廃棄物回収データに入力する。例えば、データ置換入力部332は、廃棄物回収データに排出事業者2の店舗番号が入力されている場合に、図5に示す排出事業者マスタM1を参照して、店舗番号に対応する店舗名を廃棄物回収データに入力する。
エラーチェック部333は、業者端末20から受信した廃棄物回収データに対し、入力が必須の項目に情報が入力されているか否か、入力されている情報のフォーマット(全角、半角、英字、数字、文字数等)が正しいか否か、入力されている情報がマスタ情報に照らして正しいか否か、といったエラーチェックを行う。
データ統合部334は、業者端末20から廃棄物回収データを複数のファイルに分かれた状態で受信した場合に、これらのファイルを1つのファイルに統合する。また、データ統合部334は、廃棄物回収データが表計算機能における複数のシートに分かれている場合に、これらのシートを統合し、1つのシートにまとめられた廃棄物回収データを作成する。
再び図1を参照すると、EDIサーバ40は、例えばASP(Application Service Provider)事業者等に設けられるサーバであり、情報管理サーバ30から受信したCSV形式の廃棄物回収データを、情報処理センター4に設けられたEDIサーバ50にEDI方式で送信する。以下、EDIサーバ40のことを事業者側EDIサーバともいう。
EDIサーバ50は、事業者側EDIサーバ40から受信した廃棄物回収データに基づいて、電子マニフェスト情報を電子マニフェストデータベース60に登録する。以下、EDIサーバ50のことを、センター側EDIサーバともいう。なお、事業者側EDIサーバ40と、センター側EDIサーバ50との接続方式については、公益財団法人日本産業廃棄物処理振興センター・情報処理センターのホームページ(URL:http://jwnet.or.jp/jwnet/members/edi/index.html)を参照されたい。
(2)実施形態の動作
次に、電子マニフェスト情報の登録方法について説明する。図7は、電子マニフェスト情報登録システム1において実行される電子マニフェスト情報の登録方法を示すフローチャートである。
まず、ステップS10において、排出事業者2は、図2に例示する連絡票10に必要事項(店舗名又は店舗番号、回収日時、回収量)を記入した上で、店舗の確認印をスタンプ押印欄15に押印し、廃棄物と共に連絡票10を収集運搬業者3の回収担当者に引き渡す。このとき、回収担当者は、回収量記入欄14に記入された量(例えば、缶の数)と実際に受け取った廃棄物の回収量とが一致しているか否かを確認し、連絡票10のうち店舗控のみを排出事業者2に戻す。
続くステップS11において、収集運搬業者3は、連絡票10をもとに、業者端末20において廃棄物回収データを作成する。詳細には、収集運搬業者3のデータ入力担当者が、業者端末20において表計算機能を立ち上げ、回収した連絡票10に記入された情報を入力する。
図8は、業者端末20に表示される廃棄物回収データの作成画面を例示する模式図である。図8に示すように、作成画面D1においては、排出事業者2の店舗番号入力欄d11と店舗名入力欄d12とのいずれか一方が入力されていればよい。また、搬入先番号入力欄d13は、当該廃棄物回収データを作成している収集運搬業者3の識別情報(例えば、「株式会社○×油脂」の搬入先番号「323」)が自動入力されることとしてもよい。
続くステップS12において、業者端末20は通信ネットワークNを介して、作成した廃棄物回収データを情報管理サーバ30に送信する。
続くステップS13において、情報管理サーバ30は、業者端末20から受信した廃棄物回収データに対し、マスタ情報を参照したデータ入力、エラーチェック、データ統合等を行った上で、該廃棄物回収データのフォーマットをCSV形式に変換する。
図9は、情報管理サーバ30においてフォーマット変換がなされた廃棄物回収データの表示画面を例示する模式図である。図9に示す表示画面D2においては、店舗番号表示欄d21及び店舗名表示欄d22に示すように、図8に示す作成画面D1では入力されなかった情報が、排出事業者マスタM1(図5参照)を参照することにより補充されている。また、件数欄d23には、当該廃棄物回収データに入力された廃棄物件数のうち、全ての項目に情報が正常に入力された件数と、入力された項目のいずれかにエラーがあった件数とが表示される。なお、廃棄物回収データにおいてエラーが発見された場合には、表示画面D2において、エラーがあった行又はセルを反転表示したり、蛍光マーカーを付して表示したりするなどして、オペレータに通知することとしてもよいし、エラーがあった項目を自動修正することとしてもよい。
図9に示す表示画面D2のうち、第2区間運搬情報表示欄d24及び第3区間運搬情報表示欄d25は、排出事業者2から収集運搬業者3に廃棄物が引き渡された後、収集運搬業者3からさらに別の業者が廃棄物を引き継いで運搬した場合の運搬情報が表示される欄である。また、処分情報表示欄d26は、廃棄物の処分に関する情報が表示される欄である。これらの欄は、廃棄物を引き継いで運搬した業者や、廃棄物を処分した業者において作成された廃棄物処分データを統合することにより補充される。
続くステップS14において、情報管理サーバ30は、CSV形式に変換された廃棄物回収データを事業者側EDIサーバ40に送信する。
続くステップS15において、事業者側EDIサーバ40は、情報管理サーバ30から受信した廃棄物回収データを、EDI方式でセンター側EDIサーバ50に送信する。
続くステップS16において、センター側EDIサーバ50は、事業者側EDIサーバ40から受信した廃棄物回収データに基づき、電子マニフェスト情報を電子マニフェストデータベース60に登録する。
以上説明したように、本実施形態によれば、排出事業者2が廃棄物を廃棄する際に廃棄物と共に連絡票10を収集運搬業者3に引き渡すことにより、収集運搬業者3において連絡票10に基づいて廃棄物回収データが作成される。そして、この廃棄物回収データが情報管理サーバ30及び事業者側EDIサーバ40を介してセンター側EDIサーバ50に送信されることにより、電子マニフェスト情報が電子マニフェストデータベース60に登録される。つまり、排出事業者2は、電子マニフェストの利用環境を自身で準備したり、自身で端末装置を操作したりすることなく、電子マニフェストによる廃棄物の管理システムを利用することができる。従って、電子マニフェストに関するノウハウがない排出事業者や、人的・経済的・スペース的観点から電子マニフェストの利用が困難であった排出事業者も、容易に電子マニフェストによる廃棄物の管理を行い、そのメリットを享受することができる。
また、本実施形態によれば、廃棄物回収連絡票10、10’(図2、図3参照)は従来の紙のマニフェストと比較して極めて簡素な構成となっているので、排出事業者2にとって、本実施形態に係る電子マニフェスト情報登録システム1を導入するインセンティブは大きい。
このような本実施形態によれば、コンビニエンスストア等のフランチャイズチェーンにおけるフランチャイジーなどの小規模事業者も、電子マニフェストを容易に利用することができるので、電子マニフェストをより一層普及させることも可能となる。
1…電子マニフェスト情報登録システム
2…排出事業者
3…収集運搬業者
4…情報処理センター
10、10’…廃棄物回収連絡票(連絡票)
11…タイトル欄
12…排出事業者情報記入欄
13…回収日時記入欄
14…回収量記入欄
15…スタンプ押印欄
16…収集運搬業者情報表示欄
17…回収予定日記入欄
18…通信欄
20…業者端末
30…情報管理サーバ
31…通信インタフェース
32…記憶部
33…プロセッサ
40…EDIサーバ(事業者側EDIサーバ)
50…EDIサーバ(センター側EDIサーバ)
60…電子マニフェストデータベース(DB)
321…プログラム記憶部
322…廃棄物回収データ記憶部
323…マスタ情報記憶部
331…フォーマット変換部
332…データ置換入力部
333…エラーチェック部
334…データ統合部

Claims (8)

  1. 産業廃棄物の回収の際に用いられる2枚綴りの帳票であって、
    少なくとも、産業廃棄物の排出事業者を特定する情報の第1記入欄と、産業廃棄物の回収日時の第2記入欄と、産業廃棄物の回収量の第3記入欄と、回収確認のためのスタンプの押印欄が設けられ、
    前記第1記入欄、前記第2記入欄及び前記第3記入欄に必要事項が記入され、前記押印欄にスタンプの押印がなされた後、前記2枚綴りの一方が前記排出事業者の保管の用に供され、前記2枚綴りの他方が産業廃棄物を前記排出事業者から収集して運搬する収集運搬業者により回収される、
    帳票。
  2. 産業廃棄物の処理に関する電子的な情報である電子マニフェスト情報を管理する電子マニフェストデータベースに対し、該電子マニフェストデータベースに前記電子マニフェスト情報を登録する第1のサーバと、該第1のサーバにEDI方式によって前記電子マニフェスト情報を送信する第2のサーバと、を介して、前記電子マニフェスト情報を登録する電子マニフェスト情報登録システムにおいて、
    請求項1に記載の帳票と、
    前記収集運搬業者において使用される端末装置であって、前記収集運搬業者によって回収された2枚綴りの帳票の前記他方に記入された情報が入力された場合に、該入力された情報を表計算機能によってまとめた廃棄物回収データを作成する端末装置と、
    通信ネットワークを介して前記端末装置と接続された情報管理サーバであって、前記端末装置から前記廃棄物回収データを受信し、CSV形式に変換して前記第2のサーバに送信する情報管理サーバと、
    を備える電子マニフェスト情報登録システム。
  3. 前記情報管理サーバは、
    前記排出事業者に関する第1の項目の情報と、前記排出事業者に関する前記第1の項目と異なる第2の項目の情報とを関連付けてマスタ情報として記憶する記憶部と、
    前記端末装置から受信した前記廃棄物回収データに対し、前記マスタ情報に基づき、該廃棄物回収データに含まれる前記第1の項目の情報と関連付けられた前記第2の項目の情報を入力するデータ置換入力部と、
    前記第2の項目の情報が入力された前記廃棄物回収データをCSV形式に変換するフォーマット変換部と、
    を有する、請求項2に記載の電子マニフェスト情報登録システム。
  4. 前記第1の項目の情報は、前記排出事業者の名称と識別情報とのうちの一方であり、
    前記第2の項目の情報は、前記名称と前記識別情報とのうちの他方である、
    請求項3に記載の電子マニフェスト情報登録システム。
  5. 前記情報管理サーバは、前記廃棄物回収データにおいて入力が必須の項目に情報が入力されているか否かを判定するエラーチェック部をさらに有する、請求項3又は4に記載の電子マニフェスト情報登録システム。
  6. 前記エラーチェック部は、前記廃棄物回収データの各項目に入力された情報が所定のフォーマットに従っているか否かをさらに判定する、請求項5に記載の電子マニフェスト情報登録システム。
  7. 前記エラーチェック部は、前記廃棄物回収データの所定の項目に入力された情報が前記マスタ情報に照らして正しいか否かをさらに判定する、請求項5又は6に記載の電子マニフェスト情報登録システム。
  8. 前記情報管理サーバは、前記廃棄物回収データが複数のファイルに分かれた状態、又は、前記表計算機能における複数のシートに分かれた状態である場合に、該廃棄物回収データを1つのファイルにおける1つのシートに統合するデータ統合部をさらに有する、請求項3〜7のいずれか1項に記載の電子マニフェスト情報登録システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021182238A (ja) * 2020-05-19 2021-11-25 ウエスト・クラウド・ジャパン株式会社 廃棄物管理システム及びそのプログラム

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