JP2018120335A - ストロークセンサ - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本発明の実施の形態に係るストロークセンサを有する車両のブレーキシステムを示す構成概略図である。本発明の実施の形態に係るストロークセンサ1は、車両のブレーキ操作に伴う操作量を検出し、ブレーキランプの点灯制御等を行なうことができる。また、例えば、バイワイヤ方式のブレーキシステムでは、ストロークセンサで検出したブレーキ操作に伴う操作量に対応してブレーキ動作を制御することができる。また、例えば、ハイブリッド車両、EV(Electric Vehicle)車両等、回生ブレーキシステムを備えたものに適用できる。本発明の実施の形態に係るストロークセンサ1は、図1に示すような回生ブレーキシステムにおいて、ブレーキ機構60の動きを検出して回生ブレーキシステムへフィードバック信号を出力するために使用されるものとして、以下に説明する。
マグネット10は、図2に示すように、円板状の永久磁石であり、中心に回転軸12が設けられている。マグネット10は、この回転軸12を中心として回転可能とされている。
図3は、本発明の実施の形態に係るストロークセンサの磁気センサ50、51の回路構成例を示す回路図である。なお、本発明の実施の形態では、同一構成の磁気センサ50と磁気センサ51を使用する。
出力演算部30は、マグネット10の磁界の変化(磁束の方向変化)として、45°の位相差を有した検出信号S1、S2が入力される。出力演算部30は、線形化処理を行なう信号処理の一例として、この2つの検出信号S1、S2を割算してアークタンジェントをとるArctan処理を行なう。これにより、例えば、記憶部にテーブルとして記憶されたArctan表を参照して、磁界の変化(磁束の方向変化)に基づいた出力値Vを演算して算出することができる。ここで、図4(b)は、回転角θと出力値Vとの関係を示す図であり、この算出された出力値Vは、ブレーキペダル62の回転操作角に対応した線形化(リニア)出力である。
図1で示したように、ブレーキ機構60は、車両5に装備されるブレーキペダル装置であって、運転者がブレーキ操作するために踏み込むブレーキペダル62を有する。このブレーキペダル62は、車両5側に設けられた回転中心64に回転可能に支持され、所定位置から踏み込んで回転中心64に回転させることにより車両5のブレーキ操作を行なう。
制御部70は、ストロークセンサ1からの出力V1、V2に基づいて、回生ブレーキシステムのモータジェネレータ100を制御する回生ブレーキ制御信号Sbや、車両のストップランプを点灯制御するためのストップランプ信号等を生成し、所定のタイミングで出力するものである。回生ブレーキ制御信号Sbは、ストロークセンサ1からの出力V1、V2に基づいて、生成されるものである。
図5は、本発明の実施の形態に係るストロークセンサの制御部における磁気センサ出力値、和信号、差信号とブレーキペダルの踏み込み操作量(回転角θ)との関係を示す出力図である。制御部70は、ストロークセンサ1からの線形化された出力V1、V2に基づいて、和信号(V1+V2)、及び、差信号(V1−V2)を内部演算により生成する。
本発明の実施の形態に係るストロークセンサ1は、上記した和信号(V1+V2)がブレーキペダルの踏み込み操作量(回転角θ)に対して約2倍の応答速度を有するので、例えば、回生ブレーキシステムに効果的に適用できる。
本実施の形態に係るストロークセンサ1によれば、次のような効果を有する。
(1)本発明の実施の形態に係るストロークセンサ1は、操作機構の一例として、車両のブレーキ機構に備えられ、ブレーキ機構の操作量を第1出力値V1として出力する第1検出部である磁気センサ50と、車両のブレーキ機構に備えられ、ブレーキ機構の操作量を第2出力値V2として出力する第2検出部である磁気センサ51と、第1出力値V1及び第2出力値V2に基づいて和信号(V1+V2)を出力する制御部70と、を有して構成されている。この和信号(V1+V2)は、単独の磁気センサ出力に対して約2倍の応答速度を有する。したがって、特殊な機能を搭載したセンサICを使用する必要がなく、安価なセンサICで高い応答性を有するストロークセンサが実現できる。
(2)制御部70から出力される和信号(V1+V2)に基づいて、回生ブレーキシステムを制御することにより、回生ブレーキシステムの効率が向上し、車両の燃費や電費が向上する。
(3)制御部70から出力される差信号(V1−V2)は、ダイアグ信号とすることにより、磁気センサ50、51の故障検知に利用することができる。
100…モータジェネレータ、110…出力軸、120…動力分割機構、130…車軸、140…駆動輪
210…第1MRブリッジ、211、212,213,214…MR素子、215a、215b、215c、215d…ノード、220…第2MRブリッジ、221、222、223、224…MR素子、225a、225b、225c、225d…ノード
S1、S2…検出信号
V1、V2…磁気センサ出力値
Sb…回生ブレーキ制御信号
θ…回転角
Claims (4)
- 操作機構に備えられ、前記操作機構の操作量を第1出力値として出力する第1検出部と、
前記操作機構に備えられ、前記第1検出部とほぼ同じ出力特性を有し、前記操作機構の操作量を第2出力値として出力する第2検出部と、
前記第1出力値及び前記第2出力値に基づいて和信号を出力する制御部と、
を有することを特徴とするストロークセンサ。 - 前記制御部は、線形化された第1出力値及び第2出力値により演算処理した前記和信号を出力することを特徴とする請求項1に記載のストロークセンサ。
- 前記操作機構は、車両のブレーキ機構であり、前記制御部は、前記和信号を前記車両の回生ブレーキ装置に出力することを特徴とする請求項1又は2に記載のストロークセンサ。
- 前記制御部は、前記第1出力値と前記第2出力値の差信号に基づいて、故障検知信号を出力することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のストロークセンサ。
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JP2018120335A true JP2018120335A (ja) | 2018-08-02 |
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Family Applications (1)
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JP2011169696A (ja) * | 2010-02-17 | 2011-09-01 | Asahi Kasei Electronics Co Ltd | 磁気センサユニット |
JP2012073062A (ja) * | 2010-09-28 | 2012-04-12 | Tokai Rika Co Ltd | 磁気センサデバイス |
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- 2017-01-24 JP JP2017010247A patent/JP6757266B2/ja active Active
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JP2012073062A (ja) * | 2010-09-28 | 2012-04-12 | Tokai Rika Co Ltd | 磁気センサデバイス |
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