JP2018117782A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
また、近年では、より遊技者の興趣を高めるべく、上述の擬似連演出やリーチ発展演出の実行を示唆する予告演出や、当該予告演出とは別個に実行され上述の擬似連演出やリーチ発展演出の実行を示唆する演出であって、所定の開始時点から上述の擬似連演出やリーチ発展演出の実行時点まで、タイマ画像によるカウントダウンの表示を行う等、時間の経過に応じて表示内容が変化するように設定された特定演出(タイマ演出)を実行可能な遊技機も考案されている(特許文献1〜2参照)。このような遊技機によれば、特定演出は大当たりに当選した場合に実行されやすいように設定されているとともに、特定演出によるカウントダウンの表示が終了すると大当たりの当選の期待度が高い擬似連演出やリーチ発展演出が実行されるようになっているため、特定演出が実行されるだけで、擬似連演出やリーチ発展演出に対する遊技者の期待感、さらには大当たりの当選に対する遊技者の期待感を高めることができ、遊技者の興趣を向上させることができる。
また、上述のような遊技機では、所定の演出を示唆の対象として特定演出のみが実行される場合、並びに、所定の演出を示唆の対象として予告演出及び特定演出の両方が実行される場合が生じ得る。ここで、上述の如く、所定の演出を示唆の対象とした特定演出は同じタイミングから開始されるのに対して、予告演出が実行されるタイミングは示唆の対象となる演出及び予告演出の種類に応じて決定されることが一般的である。そのため、所定の演出を示唆の対象として予告演出及び特定演出の両方が実行される場合には、予告演出の種類によっては、特定演出の実行が開始されるタイミングよりも前に予告演出が実行されるような事態が発生し得る。このような事態が発生した場合には、特定演出の実行開始前に予告演出によって所定の演出の実行が示唆されるため、特定演出の実行が無意味なものとなり、上述と同様に、特定演出に対する遊技者の興趣を低下させてしまうおそれが生じていた。
以下、本発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて説明する。なお、下記の符号及び記載は、本発明の構成に相当する発明の実施の形態における構成の符号及び名称を示したものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
これにより、特定演出に対する遊技者の興趣が低下してしまうのを防止しつつ、特定演出の演出効果を向上させることができるのである。
(3)また、本発明に係る遊技機は、遊技の進行を制御する遊技制御手段(メインCPU101)と、前記遊技の進行に伴って前記遊技に関する示唆や報知を行う遊技中演出(擬似連演出、画像リーチ演出、チャンスアップ演出等の変動演出中演出)を実行する遊技中演出実行手段(サブCPU301)と、前記遊技中演出が実行される場合に、当該遊技中演出の実行を示唆する予告演出の実行の可否を決定するとともに、当該予告演出の実行が決定された場合には複数種類の実行態様(カットイン予告演出、動画予告演出)の中からいずれかの実行態様を決定する予告演出実行決定手段(サブCPU301)と、前記予告演出の実行が決定された場合に、前記予告演出実行決定手段により決定された前記実行態様に基づいて当該予告演出を実行する予告演出実行手段(サブCPU301)と、前記遊技中演出が実行される場合に、前記予告演出とは別個に実行される演出であって実行開始後に当該遊技中演出の実行を示唆する特定演出の実行の可否を決定する特定演出実行決定手段(サブCPU301)と、前記特定演出実行決定手段により前記特定演出の実行が決定された場合に、当該特定演出を実行する特定演出実行手段(サブCPU301)と、前記特定演出実行決定手段により所定の遊技中演出を示唆の対象とした前記特定演出の実行が決定され、かつ前記予告演出実行決定手段により当該遊技中演出と同一の遊技中演出を示唆の対象とした前記予告演出の実行が決定された場合には、前記予告演出実行決定手段による決定の内容に応じて、当該予告演出を実行するタイミングを決定するタイミング決定手段(サブCPU301)と、を備えるようにしてもよい。
(パチンコ機Pの外部構成)
本形態に係る遊技機は、遊技媒体として遊技球を使用するパチンコ機Pである。特に図示していないが、パチンコ機Pが設置される遊技場においては、島と呼ばれる遊技機の設置領域に、複数台のパチンコ機Pが並べて配設されるとともに、遊技球を貸し出すための遊技球貸出装置が各パチンコ機Pに隣接して設置される。また、各パチンコ機Pは対応する遊技球貸出装置Rに接続されている。
遊技球貸出装置Rは、紙幣の投入や遊技球の貸し出しに必要な価値情報が記憶される記憶媒体(カード)の挿入が可能となっている。そして、遊技球貸出装置Rに紙幣を投入(又は、カードを挿入)した上で、パチンコ機Pに対して所定の操作を行うことにより、遊技球貸出装置Rから遊技球の貸し出しを受けることができるようになっている。
この遊技領域12は、図3に示すように、パチンコ機Pに対向する遊技者から見て左側の領域である第1遊技領域12aと、パチンコ機Pに対向する遊技者から見て右側の領域である第2遊技領域12bとから構成されている。これら2つの遊技領域12は、発射装置の発射強度により、遊技球の進入可能性が異なるようになっている。具体的には、発射装置の発射強度が所定の強度未満(発射装置により発射される遊技球が遊技領域12の最高地点に到達しない程度の強度)の場合には、遊技球は第1遊技領域12aに進入する。これに対して、発射装置の発射強度が所定の強度以上(発射装置により発射される遊技球が遊技領域12の最高地点に到達可能な強度)の場合には、遊技球は第2遊技領域12bに進入する。
なお、一般入賞口14の設置個数や設置位置は特に限定されるものではない。
また、この可動片16bの構成は特に限定されるものではなく、たとえば、遊技盤11に直交する軸を中心に左右方向に回動して第2始動入賞口16を開閉する一対の羽根部材や、水平な軸を中心に前後方向に回動して第2始動入賞口16を開閉する蓋部材により構成してもよいし、また、上下方向にスライドして第2始動入賞口16を開閉するシャッター部材により構成してもよい。
なお、第1始動入賞口15や第2始動入賞口16の設置位置は特に限定されるものではなく、たとえば、第1始動入賞口15や第2始動入賞口16は、いずれの遊技領域12(第1遊技領域12a、第2遊技領域12b)を流下する遊技球も入球しやすいような位置に配置してもよい。
なお、第1始動入賞口15又は第2始動入賞口16への遊技球の入球に基づいて払い出される賞球は、1個以上であれば特に限定されるものではなく、いかなる個数にしてもよい。また、可動片16bが設けられている始動入賞口(第2始動入賞口16)と可動片16bが設けられていない始動入賞口(第1始動入賞口15)とでは、賞球の数を同一にしてもよいし、異ならせてもよい。
そして、大入賞口18へ遊技球が入球すると、所定個数の賞球が払い出される。
また、図3に示すように、この大入賞口18へは、第2遊技領域12bを流下する遊技球が入球可能となっており、第1遊技領域12aを流下する遊技球はほぼ入球できないようになっている。
このように、第1遊技領域12aを流下する遊技球は第1始動入賞口15への入球が可能となっており、第2遊技領域12bを流下する遊技球はゲート20の通過、第2始動入賞口16への入球、大入賞口18への入球が可能となっている。
なお、演出表示装置21は、液晶表示装置に限定されるものではなく、たとえば、外周に図柄が付された複数のドラムを用いて各種表示を行うドラム式の表示装置等を用いてもよい。
なお、演出装置としては、これらに限定されるものではなく、たとえば、種々のタイミングや態様で可動する演出役物装置等を備えてもよい。
また、上皿6の前方位置には、遊技者が操作することにより遊技中や待機中等に実行される演出の進行や切り替えが可能な演出操作装置9が設けられている。本形態における演出操作装置9は、円形リング状の枠体であって回転操作が可能な操作ダイヤル9aと、操作ダイヤル9aに嵌め込まれており押下操作が可能な操作ボタン9bとから構成されている。そして、演出表示装置21において所定の演出が実行されているときに、操作ダイヤル9aの回転操作や操作ボタン9bの押下操作を行うと、上述の所定の演出が進行したり、異なる演出に切り替わったりするようになっている。
なお、演出操作装置9としては、操作ダイヤル9aや操作ボタン9b等に限定されるものではなく、上下左右方向の入力が可能な十字キー等を設けてもよい。また、操作ダイヤル9aや操作ボタン9b等の演出操作装置9を設けるとともに、上述の十字キーを別途設けてもよい。
次に、パチンコ機Pの遊技や演出を制御する制御手段について説明する。
上述の制御手段は各種制御基板により構成されており、具体的には、図4に示すように、パチンコ機Pの遊技の基本動作を制御する主制御基板100、遊技球の発射及び賞球の払い出しを制御する発射払出制御基板200、各種演出を制御する副制御基板300、及び、遊技球貸出装置Rへの操作を中継する遊技球貸出制御基板400を備えている。
さらに、主制御基板100及び発射払出制御基板200には、遊技進行上の種々の情報をパチンコ機Pの外部(たとえば、遊技場のホールコンピュータ等)に出力するための外部情報端子基板500が接続されている。
なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、上述の如く、発射払出制御基板200が遊技球の発射及び賞球の払い出しの双方を制御しているが、遊技球の発射を制御する基板(発射制御基板)と、賞球の払い出しを制御する基板(払出制御基板)とを別個に設けてもよい。
また、特に図示していないが、本形態に係るパチンコ機Pが備える各基板には電源基板が接続されている。この電源基板にはバックアップ電源が設けられており、パチンコ機Pに供給される電源の電圧値が所定値以下になった場合に電断と判断し、主制御基板100に電断信号を出力する。
この主制御基板100は、図4に示すように、各種演算処理を行うメインCPU101と、遊技を進行するための制御プログラム、遊技に必要なデータやテーブル等を格納するメインROM102と、演算処理時の一時記憶領域等として用いられるメインRAM103と、を備えている。
そして、メインCPU101は、後述する各検出センサやタイマからの信号に基づき、メインROM102に格納されている制御プログラムを読み出して演算処理を行うとともに、メインCPU101に接続されている各種装置の制御や、演算処理の結果に基づく他の基板へのコマンド送信等を行う。
そして、主制御基板100によって、各ソレノイドが駆動されることで第2始動入賞口16や大入賞口18の開閉制御がなされ、また、各表示装置の表示制御がなされるようになっている。
なお、遊技球を発射する装置としては、発射モータ61ではなく、ロータリーソレノイドを用いてもよい。
すなわち、本形態に係るパチンコ機Pでは、受皿7が満タン状態となることで受皿満タンエラーが発生し、受皿7の満タン状態が解除されることで受皿満タンエラーが解除されるようになっている。
また、図4に示すように、発射払出制御基板200には、遊技球貸出制御基板400を介して、価値情報表示装置35と、球貸ボタン36の押下操作を検出する球貸スイッチ36aと、カード返却ボタン37の押下操作を検出するカード返却スイッチ37aと、が接続されている。
また、カード返却ボタン37が押下操作されると、カード返却スイッチ37aから出力される検出信号が発射払出制御基板200に入力され、当該発射払出制御基板200は、遊技球貸出装置Rに対して、カードの返却を要求する返却要求信号を送信する。そして、遊技球貸出装置Rが返却要求信号を受信すると、当該遊技球貸出装置Rによりカードを排出する制御がなされる。
この副制御基板300は、図4に示すように、各種演算処理を行うサブCPU301と、演出を実行するための制御プログラム、演出の実行に必要なデータやテーブル等を格納するサブROM302と、を備えており、主制御基板100から副制御基板300への一方向に通信可能となるように接続されている。
なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、上述の如く、音声制御基板と電飾制御基板とを別個に設けているが、これらの基板の機能を集約した1枚の基板(音声電飾制御基板)を設け、当該基板により、音声出力及び照明の点灯のいずれをも制御するようにしてもよい。
次に、本形態のパチンコ機Pにおける遊技について、メインROM102に格納されている各種テーブルに基づいて説明する。
上述の如く、本形態のパチンコ機Pにおいては、特図遊技と普図遊技の遊技が並行して進行する。また、これら両遊技を進行する際の遊技状態としては、低確率遊技状態(いわゆる非確変状態)又は高確率遊技状態(いわゆる確変状態)のいずれかの遊技状態と、非時短遊技状態又は時短遊技状態のいずれかの遊技状態と、が組み合わされたいずれかの遊技状態が設定されるようになっている。
本形態に係るパチンコ機Pでは、低確率遊技状態及び非時短遊技状態を組み合わせた遊技状態(以下、通常遊技状態という)、又は、高確率遊技状態及び時短遊技状態を組み合わせた遊技状態(以下、高確時短遊技状態という)のいずれかの遊技状態が設定される。
また、非時短遊技状態は、可動片16bが開きにくく(すなわち、第2始動入賞口16が開状態となりにくく)、第2始動入賞口16へ遊技球が入球しにくい遊技状態である。また、時短遊技状態は、非時短遊技状態よりも可動片16bが開きやすく(すなわち、第2始動入賞口16が開状態となりやすく)、第2始動入賞口16へ遊技球が入球しやすい遊技状態である。
なお、工場出荷直後やリセット後の初期状態においては、通常遊技状態が設定されるようになっている。
ここで、本形態に係るパチンコ機Pにおいては、第1遊技領域12aを流下する遊技球は、第1始動入賞口15への入球が可能となっている。また、第2遊技領域12bを流下する遊技球は、大入賞口18への入球、ゲート20の通過、第2始動入賞口16への入球が可能となっている。そして、通常遊技状態中は、遊技球が第1始動入賞口15へ入球するように、遊技者に第1遊技領域12aへ向けての遊技球の打ち出し(いわゆる左打ち)を行わせ、高確率時短遊技状態中及び特別遊技中は、大入賞口18へ遊技球が入球し、或いは遊技球がゲート20を通過及び第2始動入賞口16へ入球するように、遊技者に第2遊技領域12bへ向けての遊技球の打ち出し(いわゆる右打ち)を行わせる。
具体的には、高確率時短遊技状態中及び特別遊技中は、演出表示装置21において第2遊技領域12bへ向けて遊技球を打ち出す旨を指示する表示が行われ、通常遊技状態が設定されると、演出表示装置21において第1遊技領域12aへ向けて遊技球を打ち出す旨を指示する表示が行われる。
ここで、本形態に係るパチンコ機Pは、大当たりの抽選に用いられる乱数として、大当たりの判定に用いられる大当たり決定乱数、特別図柄の種別の決定に用いられる当たり図柄乱数、並びに、上述の変動演出のパターン(以下、変動演出パターンという)を決定するための変動モード番号、変動パターン番号の決定に用いられるリーチグループ決定乱数、リーチモード決定乱数及び変動パターン乱数を有している。
なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、上述の大当たり決定乱数は、主制御基板100に内蔵されたハードウェア乱数を用いている。この大当たり決定乱数は、一定の規則に従って更新され、乱数列が一巡するごとに自動的に乱数列が変更されるとともに、システムリセット毎にスタート値が変更されるようになっている。
また、変動演出パターンの決定に用いられる乱数は上述の3種類に限定されるものではなく、たとえば、これらの乱数に加えて他の乱数を用いてもよいし、これらの乱数のうちいずれか1又は複数の乱数を用いてもよい。
この保留記憶領域は、第1始動入賞口15への遊技球の入球により取得される各乱数値(以下、第1特図乱数という)を記憶するための第1保留記憶領域、及び、第2始動入賞口16への遊技球の入球により取得される各乱数値(以下、第2特図乱数という)を記憶するための第2保留記憶領域から構成されている。そして、これらの保留記憶領域は、それぞれ第1記憶部から第4記憶部までの計4つの記憶部から構成されており、第1特図乱数を計4組、第2特図乱数を計4組記憶可能となっている。
また、本形態に係るパチンコ機Pでは、第1保留記憶領域に記憶されている第1特図乱数の組数(以下、第1特図保留数という)は、第1特図保留数カウンタ(特に図示しておらず)に記憶され、第2保留記憶領域に記憶されている第2特図乱数の組数(以下、第2特図保留数という)は、第2特図保留数カウンタ(特に図示しておらず)に記憶されるようになっている。
なお、本明細書においては、上述のように、第1特図乱数や第2特図乱数が保留記憶領域に記憶されることを「保留」や「保留記憶」ともいい、また、第1特図保留数や第2特図保留数を単に「保留数」ともいう。
なお、大当たりの抽選に係るテーブルはこれらに限定されるものではなく、他に、乱数に基づく判定や決定を行う必要がある場合には、適宜、テーブルを設けてもよい。
本形態に係るパチンコ機Pでは、第1始動入賞口15又は第2始動入賞口16へ遊技球が入球すると、0〜65535の数値範囲内で1個の大当たり決定乱数が取得される。そして、大当たりの抽選を行う時点の遊技状態に応じて、低確率判定テーブル110a又は高確率判定テーブル110bのいずれかの大当たり決定乱数判定テーブル110が選択され、取得された大当たり決定乱数と選択された大当たり決定乱数判定テーブル110とに基づいて大当たりの抽選が行われる。
すなわち、高確率判定テーブル110bは、低確率判定テーブル110aに比べて、大当たりの当選確率がおよそ5倍となるように設定されている。
本形態に係るパチンコ機Pでは、第1始動入賞口15又は第2始動入賞口16へ遊技球が入球すると、0〜199の数値範囲内で1個の当たり図柄乱数が取得される。そして、上述の大当たりの抽選によって大当たりに当選した場合に、遊技球が入球した始動入賞口に応じて、第1始動入賞口判定テーブル111a又は第2始動入賞口判定テーブル111bのいずれかの当たり図柄乱数判定テーブル111が選択され、取得された当たり図柄乱数と選択された当たり図柄乱数判定テーブル111とに基づいて、特別図柄の種別が決定される。
なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、いずれの当たり図柄乱数判定テーブル111であっても、同一の大当たり図柄が決定されるようになっているが、これに限定されるものではなく、各テーブルにおいて異なる大当たり図柄が決定されるようにしてもよい。
すなわち、当たり図柄乱数判定テーブル111は、大当たりに当選した場合にのみ参照され、ハズレの場合には参照されないようになっている。
本形態に係るパチンコ機Pでは、上述のように大当たりの抽選によって特別図柄が決定されると、当該決定の結果に基づいて変動演出パターンを決定するための変動モード番号及び変動パターン番号が決定されるとともに、決定された変動モード番号に対応する変動モードコマンド、及び、決定された変動パターン番号に対応する変動パターンコマンドが生成される。そして、生成された変動モードコマンド及び変動パターンコマンドは、主制御基板100から副制御基板300に送信され、副制御基板300は、受信した変動モードコマンド及び変動パターンコマンドに基づいて、大当たりの抽選の結果を報知する変動演出の具体的な態様(たとえば、演出表示装置21の表示部21aに表示する画像等)を決定する。変動モードコマンド及び変動パターンコマンドは、変動演出の変動時間及び態様の決定に用いられるコマンドである。
このリーチグループ決定乱数判定テーブル112は、遊技状態、始動入賞口の種別、及び、保留数(第1特図保留数、第2特図保留数)ごとに複数設けられている。ここでは、図7(a)〜(c)に示すように、遊技状態が非時短遊技状態であってかつ第1始動入賞口15への遊技球の入球に基づく大当たりの抽選の結果がハズレであった場合に選択されるリーチグループ決定乱数判定テーブル112、及び、遊技状態が時短遊技状態であってかつ第2始動入賞口16への遊技球の入球に基づく大当たりの抽選の結果がハズレであった場合に選択されるリーチグループ決定乱数判定テーブル112について説明し、他のリーチグループ決定乱数判定テーブル112については説明を省略する。
また、遊技状態が時短遊技状態でありかつ第2始動入賞口16への遊技球の入球により取得された第2特図乱数に基づく大当たりの抽選の結果がハズレとなったときは、当該抽選時の第2特図保留数が0〜3であった場合に(すなわち、第2特図保留数がいかなる個数であっても)、第3判定テーブル112cが選択される(図7(c)参照)。
また、図7(b)に示すように、第2判定テーブル112bによれば、リーチグループ決定乱数が0〜8999であった場合に「第2グループ」が決定され、リーチグループ決定乱数が9000〜9899であった場合に「第4グループ」が決定され、リーチグループ決定乱数が9900〜10006であった場合に「第5グループ」が決定される。
さらに、図7(c)に示すように、第3判定テーブル112cによれば、リーチグループ決定乱数が0〜7999であった場合に「第1グループ」が決定され、リーチグループ決定乱数が8000〜8999であった場合に「第3グループ」が決定され、リーチグループ決定乱数が9000〜10006であった場合に「第5グループ」が決定される。
このリーチモード決定乱数判定テーブル113は、大別して、大当たりの抽選の結果がハズレであった場合に参照されるハズレ用判定テーブルと、大当たりの抽選の結果が大当たりであった場合に参照される大当たり用判定テーブルと、を備えている。
また、図8(b)に示すように、第2グループ用判定テーブル113bによれば、リーチモード決定乱数が0〜2038であった場合に、「00H」の変動モード番号が決定されるとともに、第2変動テーブル114bが選択される。
また、図8(c)に示すように、第3グループ用判定テーブル113cによれば、リーチモード決定乱数が0〜2038であった場合に、「00H」という変動モード番号が決定されるとともに、第3変動テーブル114cが選択される。
また、図8(d)に示すように、第4グループ用判定テーブル113dによれば、リーチモード決定乱数が0〜2038であった場合に、「01H」という変動モード番号が決定されるとともに、第4変動テーブル114dが選択される。
また、図8(e)に示すように、第5グループ用判定テーブル113eによれば、リーチモード決定乱数が0〜1799であった場合に、「02H」という変動モード番号が決定されるとともに、第5変動テーブル114eが選択される。また、リーチモード決定乱数が1800〜2038であった場合に、「03H」という変動モード番号が決定されるとともに、第5変動テーブル114eが選択される。
本形態に係るパチンコ機Pでは、図9(a)及び(b)に示すように、大当たり用判定テーブルとして、非時短遊技状態において特別図柄X1又はX2が決定された場合に参照される第1大当たり用判定テーブル113f、及び、時短遊技状態において特別図柄X1又はX2が決定された場合に参照される第2大当たり用判定テーブル113gが設けられている。
また、図9(b)に示すように、第2大当たり用判定テーブル113gによれば、リーチモード決定乱数が0〜699であった場合に、「02H」の変動モード番号が決定されるとともに第31変動テーブル114gが選択され、リーチモード決定乱数が700〜1399であった場合に、「03H」の変動モード番号が決定されるとともに第32変動テーブル114hが選択され、リーチモード決定乱数が1400〜2038であった場合に、「04H」の変動モード番号が決定されるとともに第33変動テーブル114iが選択される。
ここでは、図10(a)〜(i)に示すように、大当たりの抽選の結果がハズレであった場合に決定される第1変動テーブル114a、第2変動テーブル114b、第3変動テーブル114c、第4変動テーブル114d及び第5変動テーブル114e、並びに、大当たりの抽選の結果が大当たりであった場合に決定される第30変動テーブル114f、第31変動テーブル114g、第32変動テーブル114h及び第33変動テーブル114iについて説明する。
たとえば、図10(a)に示すように、第1変動テーブル114aによれば、変動パターン乱数が0〜249であった場合に(すなわち、変動パターン乱数がいかなる値であっても)「00H」という変動パターン番号が決定される。また、図10(d)に示すように、第4変動テーブル114dによれば、変動パターン乱数が0〜249であった場合に「05H」という変動パターン番号が決定される。
なお、同様に、他の変動パターンテーブル114によっても、変動パターン乱数に対応して、所定の変動パターン番号が決定されるようになっている(図10参照)。
本形態に係るパチンコ機Pは、上述の各種処理や特別遊技の制御を行うためのテーブルとして、変動時間決定テーブル115、特別電動役物作動テーブル116、及び、遊技状態設定テーブル117等を備えている。
本形態に係るパチンコ機Pは、この変動時間決定テーブル115として、各変動モード番号に対応する変動演出の前半部分の変動時間(以下、前半変動時間という)が定められた第1変動時間決定テーブル115a、及び、各変動パターン番号に対応する変動演出の後半部分の変動時間(以下、後半変動時間という)が定められた第2変動時間決定テーブル115bを備えている(図11(a)及び(b)参照)。
また、決定された変動時間に基づいて、演出表示装置21では変動演出が行われるとともに、特別図柄表示装置(第1特別図柄表示装置30又は第2特別図柄表示装置31)では特別図柄の変動表示が行われる。具体的には、遊技球が入球した始動入賞口が第1始動入賞口15の場合には、決定された変動時間の間、第1特別図柄表示装置30が点滅表示され、遊技球が入球した始動入賞口が第2始動入賞口16の場合には、決定された変動時間の間、第2特別図柄表示装置31が点滅表示される。そして、変動時間の経過後、決定された特別図柄が停止表示される。
また、決定された変動モード番号が「03H」及び変動パターン番号が「A7H」であった場合には、変動モード番号「03H」に対応して「30秒」の前半変動時間が決定され、変動パターン番号「A7H」に対応して「80秒」の後半変動時間が決定される。そして、これらの合計値「110秒(=30秒+80秒)」が、変動演出の全体の変動時間、すなわち特別図柄の変動表示の時間となる。
なお、変動演出の態様については、変動モードコマンドに基づいて変動演出の前半部分の態様を決定し、変動パターンコマンドに基づいて変動演出の後半部分の態様を決定するのではなく、変動パターンコマンドに基づいて変動演出の前半部分の態様を決定し、変動モードコマンドに基づいて変動演出の後半部分の態様を決定するようにしてもよい。
また、変動演出は、前半部分と後半部分とに分けるのではなく、より多くの部分に分けて、変動モードコマンドや変動パターンコマンドに基づいて、それぞれの部分の態様を決定するようにしてもよい。
また、変動演出の態様は、変動モードコマンド及び変動パターンコマンドのみならず、他のコマンドに基づいて決定してもよい。また、変動モードコマンド又は変動パターンコマンドのいずれかのみに基づいて決定してもよい。
なお、特別遊技中に獲得可能な賞球の期待値は、特別図柄X2が決定された場合よりも、特別図柄X1が決定された場合の方が多い。
本形態に係るパチンコ機Pでは、図13に示すように、特別図柄X1及び特別図柄X2のいずれが決定された場合であっても、特別遊技の終了後の遊技状態が高確率時短遊技状態に設定される。また、高確率遊技状態の継続回数(以下、高確回数という)及び時短遊技状態の継続回数(以下、時短回数という)はいずれも、100回に設定される。すなわち、特別遊技の終了後、大当たりの抽選の結果が100回導出されるまで、高確率時短遊技状態が継続する。また、この遊技状態の継続中に大当たりに当選した場合には、再度、高確回数及び時短回数が設定されるようになっている。したがって、特別遊技の終了後に高確率時短遊技状態が設定され、この遊技状態の継続中に大当たりに当選することなく、100回の抽選の結果がすべてハズレとなると、遊技状態が通常遊技状態に変更されることとなる。
なお、特別遊技の終了後の遊技状態としては、いずれの特別図柄が決定された場合にも同一の遊技状態を設定するのではなく、大当たりの抽選によって決定された特別図柄の種別に基づいて異なる遊技状態(たとえば、低確率遊技状態と時短遊技状態とを組み合わせた遊技状態、高確率遊技状態と非時短遊技状態とを組み合わせた遊技状態等)を設定するようにしてもよい。
本形態に係るパチンコ機Pでは、発射装置(図示しておらず)により発射され遊技領域12を流下する遊技球がゲート20を通過すると、第2始動入賞口16の可動片16bを作動させて当該可動片16bを開くか否かを決定する普通図柄の抽選が行われる。そして、この普通図柄の抽選によって当たりとなると、可動片16bが開き、第2始動入賞口16が開状態となるため、第2始動入賞口16への遊技球の入球が容易となる。
この普通図柄の抽選は、遊技球がゲート20を通過することを契機に取得される当たり決定乱数、及び、メインROM102に格納されており当該乱数を判定するための当たり決定乱数判定テーブル118に基づいて、行われる。
なお、本形態に係るパチンコ機Pにおいて、当たり決定乱数には、主制御基板100に内蔵されたハードウェア乱数を用いている。この当たり決定乱数は、一定の規則に従って更新され、乱数列が一巡するごとに自動的に乱数列が変更されるとともに、システムリセット毎にスタート値が変更されるようになっている。
また、本形態に係るパチンコ機Pでは、普図保留記憶領域に記憶されている当たり決定乱数の数(以下、普図保留数という)は、普図保留数カウンタ(特に図示しておらず)に記憶されるようになっている。
なお、本明細書においては、上述のように、当たり決定乱数が普図保留記憶領域に記憶されることを「普図保留」ともいう。
本形態に係るパチンコ機Pでは、遊技球がゲート20を通過すると、0〜65535の数値範囲内で1個の当たり決定乱数が取得される。そして、普通図柄の抽選を行う時点の遊技状態が非時短遊技状態であれば、非時短判定テーブル118aが選択され、取得された当たり決定乱数と選択された非時短判定テーブル118aとに基づいて普通図柄の抽選が行われる。また、普通図柄の抽選を行う時点の遊技状態が時短遊技状態であれば、時短判定テーブル118bが選択され、取得された当たり決定乱数と選択された時短判定テーブル118bとに基づいて普通図柄の抽選が行われる。
また、時短判定テーブル118bによれば、当たり決定乱数が1〜65000であった場合に当たりと判定され、これ以外の当たり決定乱数(0、65001〜65535)であった場合にハズレと判定される。したがって、この時短判定テーブル118bにおいて当たりとなる確率は65000/65536、すなわち、およそ99/100となる。
なお、普通図柄の抽選によって当たりとなった場合には当たり図柄が決定され、ハズレとなった場合にはハズレ図柄が決定される。
本形態に係るパチンコ機Pでは、図15に示すように、遊技状態が非時短遊技状態の場合には普通図柄の変動時間が3秒に決定され、遊技状態が時短遊技状態の場合には普通図柄の変動時間が0.6秒に決定される。そして、普通図柄の変動時間が決定されると、この決定された普通図柄の変動時間の間、普通図柄表示装置32(図3参照)が点滅表示される。そして、普通図柄の抽選により当たりとなって当たり図柄が決定された場合には、普通図柄表示装置32が点灯し、ハズレとなってハズレ図柄が決定された場合には、普通図柄表示装置32が消灯する。
本形態に係るパチンコ機Pでは、普通図柄表示装置32が点灯すると、第2始動入賞口16の可動片16bが、第2始動入賞口開放制御テーブル120に定められた態様で開閉するようになっている。具体的には、遊技状態が非時短遊技状態の場合には、図16に示すように、始動入賞口ソレノイド16cが0.2秒(=0.2秒×1回)通電されるため、第2始動入賞口16の可動片16bが0.2秒開放される。また、遊技状態が時短遊技状態の場合には、図16に示すように、始動入賞口ソレノイド16cが2.4秒(=1.2秒×2回)通電されるため、第2始動入賞口16の可動片16bが合計2.4秒開放される。
次に、上述の特図遊技、普図遊技及び特別遊技の進行に伴って主制御基板100で実行される処理の概要について、フローチャートを用いて説明する。
まず、主制御基板100のメイン処理を説明する。
電源基板により電源が供給されると、メインCPU101にシステムリセットが発生し、メインCPU101は、図17のフローチャートに示すメイン処理を実行する。
ステップ101において、メインCPU101は、当たり図柄乱数を更新する際に参照される当たり図柄乱数用初期値更新乱数の更新を行う。この当たり図柄乱数用初期値更新乱数は、当たり図柄乱数の初期値を決定するためのものである。すなわち、当たり図柄乱数は、更新を開始する時点の当たり図柄乱数用初期値更新乱数を初期値として更新が行われる。そして、この乱数範囲を1周すると、その時点における当たり図柄乱数用初期値更新乱数を初期値として、当たり図柄乱数の更新が継続されるようになっている。そして、次のステップ102に進む。
主制御基板100に設けられたリセット用クロックパルス発生回路により、所定の周期(本形態に係るパチンコ機Pでは、4ミリ秒)毎にクロックパルスが発生されることで、図18のフローチャートに示すタイマ割込処理が実行される。
なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、減算タイマを採用しており、主制御基板100のタイマ割込処理が実行されるたびにタイマカウンタが1ずつ減算され、0になると減算を停止するようになっている。
ステップ201において、メインCPU101は、当たり図柄乱数の更新を行う。具体的には、乱数カウンタを「1」加算して更新し、加算した結果が乱数範囲の最大値を超えた場合には、乱数カウンタを「0」に戻し、乱数カウンタが1周した場合には、その時点の当たり図柄乱数用初期値更新乱数の値から乱数を更新する。そして、次のステップ202に進む。
ステップ203において、メインCPU101は、特図遊技及び特別遊技に関する制御を行うための特図関連制御処理を実行する。そして、次のステップ204に進む。
ステップ205において、メインCPU101は、各種エラーの発生や解除に関する制御を行うためのエラー関連処理を実行する。たとえば、前扉3の開放に基づく扉開放コマンドを主制御基板100が受信した場合に、メインCPU101は、扉開放エラーコマンドを生成して演出用伝送データ格納領域に記憶(セット)する。また、受皿7の満タン状態に基づく受皿満タンコマンドを主制御基板100が受信した場合(すなわち、受皿満タンエラーが発生した場合)に、メインCPU101は、受皿満タンエラーコマンドを生成して演出用伝送データ格納領域に記憶する。これに対して、扉開放コマンドを主制御基板100が受信しなくなった場合に、メインCPU101は、扉開放エラー解除コマンドを生成して演出用伝送データ格納領域に記憶する。また、受皿満タンコマンドを主制御基板100が受信しなくなった場合(すなわち、受皿満タンエラーが解除された場合)に、メインCPU101は、受皿満タンエラー解除コマンドを生成して演出用伝送データ格納領域に記憶する。そして、次のステップ206に進む。
ステップ207において、メインCPU101は、パチンコ機Pの遊技状態を当該パチンコ機Pの外部に出力するための外部情報データ、第2始動入賞口16の可動片16bを開閉するための始動入賞口ソレノイドデータ、大入賞口18の開閉を制御するための大入賞口ソレノイドデータ、各種表示装置(第1特別図柄表示装置30、第2特別図柄表示装置31、普通図柄表示装置32、第1特図保留表示装置38、第2特図保留表示装置39及び普通図柄保留表示装置33)の表示データ等の作成を実行する。そして、次のステップ208に進む。
ステップ300において、メインCPU101は、遊技球がゲート20を通過したことに基づいて、普通図柄の抽選を行うためのゲート検出時処理を実行する。そして、次のステップ301に進む。
ステップ301において、メインCPU101は、遊技球が第1始動入賞口15に入球したことに基づいて、大当たりの抽選を行うための第1始動入賞口検出時処理を実行する。そして、次のステップ302に進む。
ステップ302において、メインCPU101は、遊技球が第2始動入賞口16に入球したことに基づいて、大当たりの抽選を行うための第2始動入賞口検出時処理を実行する。そして、センサ検出時処理を終了する。
ステップ400において、メインCPU101は、ゲート検出センサ20aからの検出信号が入力されたか否かを判定する。そして、ゲート検出センサ20aからの検出信号が入力されていないと判定した場合、ゲート検出時処理を終了する。一方、ゲート検出センサ20aからの検出信号が入力されたと判定した場合、次のステップ401に進む。
ステップ401において、メインCPU101は、普図保留数カウンタの値(すなわち、現時点における普図保留数)が「4」未満であるか否かを判定する。そして、当該値が「4」未満でない(すなわち、「4」)と判定した場合、ゲート検出時処理を終了する。一方、当該値が4未満であると判定した場合、次のステップ402に進む。
ステップ403において、メインCPU101は、当たり決定乱数を取得して普図保留記憶領域に記憶し、ゲート検出時処理を終了する。
ステップ500において、メインCPU101は、第1始動入賞口検出センサ15aからの検出信号が入力されたか否かを判定する。そして、第1始動入賞口検出センサ15aからの検出信号が入力されていないと判定した場合、第1始動入賞口検出時処理を終了する。一方、第1始動入賞口検出センサ15aからの検出信号が入力されたと判定した場合、次のステップ501に進む。
ステップ501において、メインCPU101は、第1特図保留数カウンタの値(すなわち、現時点における第1特図保留数)が「4」未満であるか否かを判定する。そして、当該値が「4」未満でない(すなわち、「4」)と判定した場合、第1始動入賞口検出時処理を終了する。一方、当該値が「4」未満であると判定した場合、次のステップ502に進む。
ステップ503において、メインCPU101は、大当たり決定乱数を取得して第1保留記憶領域の記憶部に記憶する。そして、次のステップ504に進む。
ステップ505において、メインCPU101は、上述のステップ102で更新されたリーチグループ決定乱数を取得して、上述のステップ503で大当たり決定乱数を記憶した第1保留記憶領域の記憶部に記憶する。そして、次のステップ506に進む。
ステップ507において、メインCPU101は、上述のステップ102で更新された変動パターン乱数を取得して、上述のステップ503で大当たり決定乱数を記憶した第1保留記憶領域の記憶部に記憶する。以上より、取得された大当たり決定乱数、当たり図柄乱数、リーチグループ決定乱数、リーチモード決定乱数及び変動パターン乱数はすべて同じ第1保留記憶領域の記憶部に記憶されることとなる。そして、次のステップ508に進む。
ステップ600において、メインCPU101は、第2始動入賞口検出センサ16aからの検出信号が入力されたか否かを判定する。そして、第2始動入賞口検出センサ16aからの検出信号が入力されていないと判定した場合、第2始動入賞口検出時処理を終了する。一方、第2始動入賞口検出センサ16aからの検出信号が入力されたと判定した場合、次のステップ601に進む。
ステップ601において、メインCPU101は、第2特図保留数カウンタの値(すなわち、現時点における第2特図保留数)が「4」未満であるか否かを判定する。そして、当該値が「4」未満でない(すなわち、「4」)と判定した場合、第2始動入賞口検出時処理を終了する。一方、当該値が「4」未満であると判定した場合、次のステップ602に進む。
ステップ603において、メインCPU101は、大当たり決定乱数を取得して第2保留記憶領域の記憶部に記憶する。そして、次のステップ604に進む。
ステップ605において、メインCPU101は、上述のステップ102で更新されたリーチグループ決定乱数を取得して、上述のステップ603で大当たり決定乱数を記憶した第2保留記憶領域の記憶部に記憶する。そして、次のステップ606に進む。
ステップ607において、メインCPU101は、上述のステップ102で更新された変動パターン乱数を取得して、上述のステップ603で大当たり決定乱数を記憶した第2保留記憶領域の記憶部に記憶する。以上より、取得された大当たり決定乱数、当たり図柄乱数、リーチグループ決定乱数、リーチモード決定乱数及び変動パターン乱数はすべて同じ第2保留記憶領域の記憶部に記憶されることとなる。そして、次のステップ608に進む。
ステップ700において、メインCPU101は、実行フェーズデータの値をロードする。この実行フェーズデータは、当該特図関連制御処理を構成する複数の機能モジュール(サブルーチン)のうちいずれを実行するかを示すものである。具体的には、この実行フェーズデータは、後述する特別図柄変動開始処理の実行を示すデータ「00」と、後述する特別図柄変動停止処理の実行を示すデータ「01」と、後述する停止後処理の実行を示すデータ「02」と、後述する特別遊技制御処理の実行を示すデータ「03」と、後述する特別遊技終了処理の実行を示すデータ「04」と、を有している。
そして、メインCPU101は、上述のステップ700でロードした実行フェーズデータの値に基づき、特別図柄変動開始処理(ステップ701)、特別図柄変動停止処理(ステップ702)、停止後処理(ステップ703)、特別遊技制御処理(ステップ704)又は特別遊技終了処理(ステップ705)のいずれかを実行する。そして、特図関連制御処理を終了する。
ステップ800において、メインCPU101は、実行フェーズデータが特別図柄変動開始処理の実行を示すデータ「00」であるか否かを判定する。そして、実行フェーズデータが「00」でないと判定した場合、特別図柄変動開始処理を終了する。一方、実行フェーズデータが「00」であると判定した場合、次のステップ801に進む。
ステップ801において、メインCPU101は、第2保留記憶領域の記憶部に第2特図乱数が記憶されているか否か、すなわち、第2特図保留数カウンタが「1」以上であるか否かを判定する。そして、第2特図乱数が記憶されていると判定した場合、ステップ804に進む。一方、第2特図乱数が記憶されていないと判定した場合、次のステップ802に進む。
ステップ803において、メインCPU101は、第1特図保留数カウンタの値を「1」デクリメントするとともに、第1保留記憶領域のシフト処理を実行する。具体的には、第1保留記憶領域の第1記憶部に記憶されている各乱数を、メインRAM103に設けられている所定の処理領域に記憶するとともに、第1保留記憶領域の第2記憶部〜第4記憶部に記憶されている各乱数を、1つ番号の小さい記憶部にシフトさせる。これにより、第1保留記憶領域に記憶された各乱数は、いわゆる先入れ先出し(FIFO)で、後述の大当たり判定処理に用いられるようになっている。そして、ステップ805に進む。
ステップ805において、メインCPU101は、大当たり決定乱数判定テーブル110のうち、現時点の遊技状態に対応するいずれかを選択し、選択したテーブルと上述のステップ803又はステップ804で所定の処理領域に記憶された大当たり決定乱数とに基づいて、大当たりの抽選の結果を導出する大当たり判定処理を実行する。そして、次のステップ806に進む。
なお、本形態に係るパチンコ機Pの特別図柄変動開始処理では、第1特図乱数及び第2特図乱数の両方が記憶されている場合には、第1特図乱数に優先して第2特図乱数が処理されるようになっているが、これに限定されるものではなく、保留記憶領域に記憶された順に処理してもよい。
ステップ808において、メインCPU101は、上述のステップ803又はステップ804で所定の処理領域に記憶されたリーチグループ決定乱数、リーチモード決定乱数及び変動パターン乱数に基づいて、変動演出パターンの決定に係る変動演出パターン決定処理を実行する。そして、次のステップ809に進む。
また、本形態に係るパチンコ機Pでは、第1特図乱数が第1保留記憶領域に記憶されている場合には、第1特図保留数を認識できる態様で第1特図保留表示装置38が表示され、第2特図乱数が第2保留記憶領域に記憶されている場合には、第2特図保留数を認識できる態様で第2特図保留表示装置39が表示されるようになっている。そして、第1特図乱数に基づいて上述の特別図柄の変動表示が行われる場合には、変動表示の開始と同時に、第1特図保留数が1つ減ることを示すように、第1特図保留表示装置38が表示制御され、第2特図乱数に基づいて上述の特別図柄の変動表示が行われる場合には、変動表示の開始と同時に、第2特図保留数が1つ減ることを示すように、第2特図保留表示装置39が表示制御される。
そして、次のステップ810に進む。
また、上述のステップ802で第1保留記憶領域に第1特図乱数が記憶されていないと判定した場合に進むステップ811において、メインCPU101は、変動表示が行われていないことに基づき、演出表示装置21においてデモ表示を行うためのデモ判定処理を実行する。具体的には、メインCPU101は特別図柄の変動表示が行われていない時間を計時するとともに、特別図柄の変動表示が行われることなく所定のデモ開始時間(たとえば、30秒)が経過した場合に、演出表示装置21にデモ画面を表示するためのデモコマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶する。そして、特別変動開始処理を終了する。
ステップ900において、メインCPU101は、上述のステップ806で決定された特別図柄が大当たり図柄であるか否かを判定する。そして、大当たり図柄でない(すなわち、ハズレ図柄である)と判定した場合、ステップ903に進む。一方、大当たり図柄であると判定した場合、次のステップ901に進む。
ステップ901において、メインCPU101は、上述のステップ806で決定された大当たり図柄、及び、現時点の遊技状態を確認する。そして、次のステップ902に進む。
また、上述のステップ900で大当たり図柄でないと判定した場合に進むステップ903において、メインCPU101は、当該抽選の判定に係る始動入賞口の種別(すなわち、当該抽選の判定に用いられた大当たり決定乱数がいずれの始動入賞口への入球により取得されたものであるか)を確認するとともに、現時点の遊技状態、及び、現時点の保留数(第1特図保留数、第2特図保留数)を確認する。そして、次のステップ904に進む。
ステップ905において、メインCPU101は、上述のステップ803又はステップ804で所定の処理領域に記憶されたリーチグループ決定乱数と上述のステップ904で選択されたリーチグループ決定乱数判定テーブル112とに基づいて、グループの種別を決定し、当該グループの種別を所定の処理領域に記憶する。そして、次のステップ906に進む。
ステップ907において、メインCPU101は、上述のステップ902で選択されたリーチモード決定乱数判定テーブル113(大当たり用判定テーブル)、又は、上述のステップ906で選択されたリーチモード決定乱数判定テーブル113(ハズレ用判定テーブル)と、上述のステップ803又はステップ804で所定の処理領域に記憶されたリーチモード決定乱数とに基づいて、変動モード番号及び変動パターン抽選テーブル114を決定し、この決定された変動モード番号を所定の一時記憶領域に記憶する。そして、次のステップ908に進む。
ステップ909において、メインCPU101は、上述のステップ908で選択された変動パターン抽選テーブル114と、上述のステップ803又はステップ804で所定の処理領域に記憶された変動パターン乱数とに基づいて、変動パターン番号を決定し、この決定された変動パターン番号を所定の一時記憶領域に記憶する。そして、次のステップ910に進む。
ステップ911において、メインCPU101は、所定の一時記憶領域に記憶された変動モード番号に基づいて変動モードコマンドを生成し、所定の一時記憶領域に記憶された変動パターン番号に基づいて変動パターンコマンドを生成する。さらに、メインCPU101は、生成された変動モードコマンド及び変動パターンコマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶する。そして、変動演出パターン決定処理を終了する。
ステップ1000において、メインCPU101は、実行フェーズデータが特別図柄変動停止処理の実行を示すデータ「01」であるか否かを判定する。そして、実行フェーズデータが「01」でないと判定した場合、特別図柄変動停止処理を終了する。一方、実行フェーズデータが「01」であると判定した場合、次のステップ1001に進む。
ステップ1002において、メインCPU101は、上述のステップ806で決定された特別図柄を、第1特別図柄表示装置30又は第2特別図柄表示装置31に停止表示するための停止表示データをセットし、特別図柄の停止表示を実行する。そして、次のステップ1003に進む。
ステップ1004において、メインCPU101は、特別図柄を停止表示する停止表示時間を停止表示時間タイマカウンタにセットする。そして、次のステップ1005に進む。
ステップ1100において、メインCPU101は、実行フェーズデータが停止後処理の実行を示すデータ「02」であるか否かを判定する。そして、実行フェーズデータが「02」でないと判定した場合、停止後処理を終了する。一方、実行フェーズデータが「02」であると判定した場合、次のステップ1101に進む。
ステップ1101において、メインCPU101は、上述のステップ1004で停止表示時間タイマカウンタにセットされた停止表示時間が経過したか否かを判定する。そして、停止表示時間が経過していないと判定した場合、停止後処理を終了する。一方、停止表示時間が経過したと判定した場合、次のステップ1102に進む。
ステップ1103において、メインCPU101は、時短回数更新処理を実行する。具体的には、メインCPU101は、現時点の遊技状態が時短遊技状態であることを示す時短遊技フラグがオンとなっているか否かを判定する。そして、時短遊技フラグがオンとなっていると判定した場合、メインRAM103に設けられた時短回数記憶領域を更新する。この時短回数記憶領域には、時短遊技状態が終了するまでの残りの変動回数が記憶されている。そして、この記憶されている残りの変動回数を「1」デクリメントする。また、残りの変動回数の更新により当該残りの変動回数が「0」となった場合には、時短遊技フラグをオフにする処理も実行する。また、時短遊技フラグがオンとなっていないと判定した場合、メインCPU101は何も処理を行わない。そして、次のステップ1104に進む。
ステップ1105において、メインCPU101は、停止表示されている特別図柄が大当たり図柄であるか否かを判定する。そして、停止表示されている特別図柄が大当たり図柄でない(すなわち、ハズレ図柄である)と判定した場合、ステップ1111に進む。一方、停止表示されている特別図柄が大当たり図柄であると判定した場合、次のステップ1106に進む。
ステップ1107において、メインCPU101は、現時点の遊技状態をリセットする。そして、次のステップ1108に進む。
ステップ1109において、メインCPU101は、停止表示されている大当たり図柄の種別に基づいて、メインRAM103にラウンド数をセットする。具体的には、メインCPU101は、停止表示されている大当たり図柄が特別図柄X1であれば、ラウンド数として「16」をセットし、停止表示されている大当たり図柄が特別図柄X2であれば、ラウンド数として「4」をセットする。そして、次のステップ1110に進む。
また、上述のステップ1105で停止表示されている特別図柄が大当たり図柄でないと判定した場合に進むステップ1111において、メインCPU101は、現時点の遊技状態を確認し、当該遊技状態を示す遊技状態コマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶する。そして、次のステップ1112に進む。
ステップ1200において、メインCPU101は、実行フェーズデータが特別遊技制御処理の実行を示すデータ「03」であるか否かを判定する。そして、実行フェーズデータが「03」でないと判定した場合、特別遊技制御処理を終了する。一方、実行フェーズデータが「03」であると判定した場合、次のステップ1201に進む。
ステップ1201において、メインCPU101は、上述のステップ1108でオープニング時間タイマカウンタにセットされたオープニング時間が経過しているか否かを判定する。そして、オープニング時間が経過していないと判定した場合、特別遊技制御処理を終了する。一方、オープニング時間が経過していると判定した場合、次のステップ1202に進む。
ステップ1203において、メインCPU101は、停止表示された大当たり図柄の種別に応じた特別電動役物作動テーブル116に基づいて、大入賞口18の開閉を行う大入賞口開閉制御処理を実行する。そして、次のステップ1204に進む。
ステップ1205において、メインCPU101は、ラウンド遊技の開始を示すラウンド遊技開始コマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶する。そして、次のステップ1206に進む。
なお、ラウンド遊技開始コマンドは、ラウンド遊技の回数ごとに設けられており、これにより、何回目のラウンド遊技が開始されたかを副制御基板300に伝達できるようになっている。
ステップ1207において、メインCPU101は、メインRAM103に記憶されているラウンド数を「1」デクリメントする。そして、次のステップ1208に進む。
ステップ1209において、メインCPU101は、特別遊技の終了時に設定される待機時間であるエンディング時間をエンディング時間タイマカウンタにセットし、エンディング処理が開始されることを示すエンディングコマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶する。そして、特別遊技制御処理を終了する。
ステップ1211において、メインCPU101は、特別遊技が終了したことを示す特別遊技終了コマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶する。そして、次のステップ1212に進む。
ステップ1300において、メインCPU101は、実行フェーズデータが特別遊技終了処理の実行を示すデータ「04」であるか否かを判定する。そして、実行フェーズデータが「04」でないと判定した場合、特別遊技終了処理を終了する。一方、実行フェーズデータが「04」であると判定した場合、次のステップ1301に進む。
ステップ1301において、メインCPU101は、終了した特別遊技の実行契機となった大当たり図柄(メインRAM103の記憶領域に記憶)を確認するとともに、上述の大当たり図柄に応じた遊技状態設定テーブル117に基づいて、特別遊技の終了後の遊技状態を設定する。具体的には、メインCPU101は、高確遊技フラグ、時短遊技フラグ、高確回数、時短回数を設定する。本形態に係るパチンコ機Pでは、上述の大当たり図柄が特別図柄X1及びX2のいずれの場合であっても、高確遊技フラグ及び時短遊技フラグをいずれもオンとするとともに、高確回数及び時短回数のいずれにも「100」をセットする。そして、次のステップ1302に進む。
ステップ1303において、メインCPU101は、特図関連制御処理において特別図柄変動開始処理が実行されるように、実行フェーズデータに「00」をセットする。そして、特別遊技終了処理を終了する。
ステップ1400において、メインCPU101は、普図実行フェーズデータの値をロードする。この普図実行フェーズデータは、当該普図関連制御処理を構成する複数の機能モジュール(サブルーチン)のうちいずれを実行するかを示すものである。具体的には、この普図実行フェーズデータは、後述する普通図柄変動開始処理の実行を示すデータ「10」と、後述する普通図柄変動停止処理の実行を示すデータ「11」と、後述する普通図柄停止後処理の実行を示すデータ「12」と、後述する可動片制御処理の実行を示すデータ「13」と、を有している。
そして、メインCPU101は、上述のステップ1400でロードした普図実行フェーズデータの値に基づき、普通図柄変動開始処理(ステップ1401)、普通図柄変動停止処理(ステップ1402)、普通図柄停止後処理(ステップ1403)又は可動片制御処理(ステップ1404)のいずれかを実行する。そして、普図関連制御処理を終了する。
ステップ1500において、メインCPU101は、普図実行フェーズデータが普通図柄変動開始処理の実行を示す「10」であるか否かを判定する。そして、普図実行フェーズデータが「10」でないと判定した場合、普通図柄変動開始処理を終了する。一方、普図実行フェーズデータが「10」と判定した場合、次のステップ1501に進む。
ステップ1501において、メインCPU101は、普図保留記憶領域に当たり決定乱数が記憶されているか否か、すなわち、普図保留数カウンタが「1」以上であるか否かを判定する。そして、普図保留数カウンタが「1」以上でない(すなわち、「0」)と判定した場合、普通図柄変動開始処理を終了する。一方、普図保留数カウンタが「1」以上であると判定した場合、次のステップ1502に進む。
ステップ1503において、メインCPU101は、普図保留記憶領域のシフト処理を実行する。具体的には、第1記憶部に記憶されている当たり決定乱数を、メインRAM103に設けられている所定の処理領域に記憶するとともに、第2記憶部〜第4記憶部に記憶されている当たり決定乱数を、1つ番号の小さい記憶部にシフトさせる。これにより、普図保留記憶領域に記憶された当たり決定乱数は、いわゆる先入れ先出し(FIFO)で、後述の当選判定処理に用いられるようになっている。そして、次のステップ1504に進む。
ステップ1505において、メインCPU101は、上述のステップ1504における当選判定処理の結果が当たりであるか否かを判定する。そして、当たりでない(すなわち、ハズレ)と判定した場合、ステップ1507に進む。一方、当たりであると判定した場合、次のステップ1506に進む。
また、上述のステップ1505で当選判定処理の結果が当たりでないと判定した場合に進むステップ1507において、メインCPU101は、ハズレ図柄データをメインRAM103の所定の普図記憶領域に記憶する。そして、次のステップ1508に進む。
ステップ1509において、メインCPU101は、普通図柄の変動表示を開始するための変動表示データをセットする。これにより、普通図柄表示装置32が点滅表示を開始する。また、本形態に係るパチンコ機Pでは、当たり決定乱数が普図保留記憶領域に記憶されている場合には、普図保留数を認識できる態様で普通図柄保留表示装置33が表示されるようになっている。そして、普通図柄の変動表示が行われる場合には、当該変動表示の開始と同時に、普図保留数が1つ減ることを示すように、普通図柄保留表示装置33が表示制御される。そして、次のステップ1510に進む。
ステップ1511において、メインCPU101は、普図関連制御処理において普通図柄変動停止処理が実行されるように、普図実行フェーズデータに「11」をセットする。そして、普通図柄変動開始処理を終了する。
ステップ1600において、メインCPU101は、普図実行フェーズデータが普通図柄変動停止処理の実行を示すデータ「11」であるか否かを判定する。そして、普図実行フェーズデータが「11」でないと判定した場合、普通図柄変動停止処理を終了する。一方、普図実行フェーズデータが「11」であると判定した場合、次のステップ1601に進む。
ステップ1601において、メインCPU101は、上述のステップ1508で普図変動時間タイマカウンタにセットされた普通図柄の変動時間が経過したか否かを判定する。そして、当該変動時間が経過していないと判定した場合、普通図柄変動停止処理を終了する。一方、当該変動時間が経過したと判定した場合、次のステップ1602に進む。
ステップ1603において、メインCPU101は、普通図柄を停止表示する普図停止表示時間を普図停止表示時間タイマカウンタにセットする。そして、次のステップ1604に進む。
ステップ1700において、メインCPU101は、普図実行フェーズデータが普通図柄停止後処理の実行を示すデータ「12」であるか否かを判定する。そして、普図実行フェーズデータが「12」でないと判定した場合、普通図柄停止後処理を終了する。一方、普図実行フェーズデータが「12」であると判定した場合、次のステップ1701に進む。
ステップ1701において、メインCPU101は、上述のステップ1603で普図停止表示時間タイマカウンタにセットされた普図停止表示時間が経過したか否かを判定する。そして、当該普図停止表示時間が経過していないと判定した場合、普通図柄停止後処理を終了する。一方、当該普図停止表示時間が経過したと判定した場合、次のステップ1702に進む。
ステップ1703において、メインCPU101は、普図関連制御処理において可動片制御処理が実行されるように、普図実行フェーズデータに「13」をセットする。そして、普通図柄停止後処理を終了する。
ステップ1800において、メインCPU101は、普図実行フェーズデータが可動片制御処理の実行を示すデータ「13」であるか否かを判定する。そして、普図実行フェーズデータが「13」でないと判定した場合、可動片制御処理を終了する。一方、普図実行フェーズデータが「13」であると判定した場合、次のステップ1801に進む。
ステップ1801において、メインCPU101は、可動片16bが作動制御中であるか否か、すなわち、始動入賞口ソレノイド16cが通電されているか否かを判定する。そして、可動片16bが作動制御中であると判定した場合、ステップ1804に進む。一方、可動片16bが作動制御中でないと判定した場合、次のステップ1802に進む。
ステップ1803において、メインCPU101は、第2始動入賞口開放制御テーブル120を参照し、上述のステップ1802で確認した遊技状態に応じて、始動入賞口ソレノイド16cの通電制御データ(開放データ)として、通電回数(開放回数)及び通電時間(開放時間)をセットする。そして、可動片制御処理を終了する。
ステップ1805において、メインCPU101は、可動片16bの作動の停止、すなわち、始動入賞口ソレノイド16cの通電の停止を実行する。そして、次のステップ1806に進む。
上述の如く、主制御基板100において各種処理が実行されることにより、特図遊技及び普図遊技、並びに、特別遊技が進行することとなる。そして、これら遊技の進行中には、主制御基板100から種々のコマンドを副制御基板300に送信し、このコマンドを副制御基板300が受信することにより、当該副制御基板300において、遊技の進行に伴う演出の制御が行われる。
以下では、特別図柄の変動表示中に実行され大当たりの抽選の結果を報知する変動演出、変動演出とは別個に実行される演出であって、変動演出において所定の演出が実行される旨を示唆する予告演出、並びに、変動演出及び予告演出とは別個に実行される演出であって、所定の開始時点から変動演出において所定の演出が実行される時点まで継続して行われ、当該所定の演出が実行される旨を示唆する特定演出について説明する。
本形態に係るパチンコ機Pでは、上述の如く、特別図柄の変動表示中に、演出図柄50の表示態様により大当たりの抽選の結果を報知する変動演出が実行される。この変動演出では、演出表示装置21の表示部21aに表示される背景画像に重ねて、演出図柄50(ダミー図柄)の変動表示が行われる。そして、変動表示した後に停止表示された演出図柄50の組み合わせ(停止表示態様)により、大当たりの抽選の結果が遊技者に報知されるようになっている。
その後、左側に位置する演出図柄50(以下、第1停止図柄という)、右側に位置する演出図柄50(以下、第2停止図柄という)、中央に位置する演出図柄50(以下、第3停止図柄)という順番で停止表示される(図35(c)〜(e)、図36(c)〜(e)参照)。
そして、大当たりの抽選の結果が大当たりであった場合には、すべての演出図柄50が同一の図柄で停止表示される(図36(e)参照)。すなわち、すべての演出図柄50が同一の図柄で停止表示されることにより、大当たりの抽選の結果が大当たりであることが報知される。
リーチ変動パターンとしては、変動モード番号が「01H」であった場合に実行可能な態様であるノーマルリーチパターン、並びに、変動モード番号が「02H」又は「03H」であった場合に実行可能な態様である特殊リーチパターンA及び特殊リーチパターンBが設けられている。
ノーマルリーチパターンは、変動の仕方や演出図柄50の表示内容に特段の変化が生じることなく単に第1停止図柄と第2停止図柄とが同一の図柄で停止表示されるものである(図36参照)。
特殊リーチパターンAは、すべての演出図柄50が所定の停止表示態様で仮停止した後に変動表示を再開するという態様の表示が所定回数行われる擬似連演出が実行され、その後に、リーチ表示がなされるものである(図37参照)。本形態に係るパチンコ機Pでは、変動演出が開始されてから6秒後に擬似連演出が開始される(すなわち、1回目の仮停止が行われる)ようになっている。
特殊リーチパターンBは、特に図示していないが、第1停止図柄と第2停止図柄とが同一の図柄で停止表示されるリーチ表示を行わず、当該リーチ表示を行う代わりにリーチが発生した旨を所定のリーチ画像を表示することにより報知する画像リーチ演出が実行されるものである。本形態に係るパチンコ機Pでは、変動演出が開始されて8秒後から画像リーチ演出(リーチ画像の表示)が開始されるようになっている。
また、擬似連演出や画像リーチ演出等を行うタイミングは、上述の内容に限定されるものではなく、種々の時点を設定することができる。
また、変動演出の前半部分の態様がリーチなし変動パターンであった場合における変動演出の後半部分の態様としては、後半変動時間の経過後に大当たりの抽選の結果がハズレであることが報知されるハズレ変動パターン(図35参照)が設けられている。
発展ありパターンとしては、変動パターン番号が「06H」、「07H」、「A6H」又は「A7H」であった場合に実行可能な態様である発展ありパターンA及び発展ありパターンBが設けられている。
発展ありパターンAは、リーチ表示後に表示された発展演出画像によって、そのまま大当たりの抽選の結果が報知されるものである(図38参照)。
発展ありパターンBは、リーチ表示後に発展演出画像の表示が開始されてから(すなわち、リーチ発展演出が開始されてから)所定時間が経過した後、当該発展演出画像よりも大当たりの当選の期待度が高い旨を示唆する高期待度発展演出画像の表示に切り替わるチャンスアップ演出が行われ、その後、大当たりの抽選の結果が報知されるものである(図39参照)。本形態に係るパチンコ機Pでは、リーチ発展演出が開始されてから30秒後にチャンスアップ演出が行われる(高期待度発展演出画像の表示に切り替わる)ようになっている。
また、チャンスアップ演出等を行うタイミングは、上述の内容に限定されるものではなく、種々の時点を設定することができる。
また、上述の演出においては、画像の表示のみならず、画像の表示に併せて、音声出力装置10(スピーカ)から所定のBGMや音声等を出力してもよい。
本形態に係るパチンコ機Pでは、図40に示すように、副制御基板300のサブROM302に、変動演出の態様を決定するための変動演出決定テーブル121が記憶されている。この変動演出決定テーブル121は、変動演出の前半部分の態様を決定するための前半態様決定テーブル121a(図40(a)参照)と、変動演出の後半部分の態様を決定するための後半態様決定テーブル121b(図40(b)参照)と、を備えている。
そして、本形態に係るパチンコ機Pでは、変動モード番号が「00H」であった場合には必ず、リーチなし変動パターンが決定され、変動パターン番号が「01H」、「02H」又は「03H」であった場合には必ず、リーチ変動パターンが決定される。
また、変動パターン番号が「00H」、「01H」又は「02H」であった場合には必ず、ハズレ変動パターンが決定され、変動パターン番号が「05H」であった場合には必ず、発展なしパターンが決定される。
また、変動パターン番号が「A6H」又は「A7H」であった場合(すなわち、大当たりの抽選の結果が大当たりの場合)は、変動パターン番号が「06H」又は「07H」であった場合(すなわち、大当たりの抽選の結果がハズレの場合)と比較して、発展ありパターンAよりも発展ありパターンBが選択されやすいように設定されている。したがって、発展ありパターンBにより変動演出の後半部分が実行された場合には、発展ありパターンAにより変動演出の後半部分が実行された場合よりも、大当たりの当選に対する期待度が高いこととなる。
予告演出は、上述の如く、変動演出とは別個に実行される演出であって、変動演出において所定の演出(変動演出中演出)が実行される旨を示唆するものである。
本形態に係るパチンコ機Pでは、予告演出として、所定のカットイン画像を表示することにより、変動演出中演出が実行される旨を示唆するカットイン予告演出(図41参照)、及び、所定の特殊動画を表示することにより、変動演出中演出が実行される旨を示唆する動画予告演出(図42参照)が設けられている。そして、特殊リーチパターンAにより変動演出の前半部分が実行される場合(すなわち、擬似連演出が実行される場合)、特殊リーチパターンBにより変動演出の前半部分が実行される場合(すなわち、画像リーチ演出が実行される場合)、発展ありパターンBにより変動演出の後半部分が実行される場合(すなわち、チャンスアップ演出が実行される場合)において、カットイン予告演出又は動画予告演出のいずれか一方を実行可能となっている。
なお、上述の場合には、擬似連演出又は画像リーチ演出が実行される旨を示唆する予告演出、及び、チャンスアップ演出が実行される旨を示唆する予告演出の両方を実行できるように設定してもよい。このように設定することで、予告演出の実行機会が増加することとなり、予告演出の演出効果を向上させることができる。
本形態に係るパチンコ機Pでは、予告演出の実行の可否、実行する予告演出の種類(カットイン予告演出、動画予告演出)及び予告演出による示唆の対象となる変動演出中演出(擬似連演出、画像リーチ演出、チャンスアップ演出)は、変動演出の開始時に決定された当該変動演出の態様に基づいて決定されるようになっている。
具体的には、副制御基板300のサブROM302には、図43に示すように、予告演出について各種決定を行うための予告演出決定テーブル122が記憶されている。
予告演出決定テーブル122には、変動演出の開始時に決定された当該変動演出の態様、及び、所定の数値範囲(本形態では0〜249)内で取得される予告演出決定乱数ごとに対応付けられて、予告演出の実行の可否、実行する予告演出の種類及び予告演出による示唆の対象となる変動演出中演出が定められている(図43参照)。そして、変動演出の態様が決定されると、副制御基板300のサブCPU301が、所定の数値範囲(0〜249)から1の予告演出決定乱数を取得するとともに、決定された変動演出の態様、取得した予告演出決定乱数及び予告演出決定テーブル122に基づいて、予告演出の実行の可否、実行する予告演出の種類及び予告演出による示唆の対象となる変動演出中演出が決定される。
また、変動演出の前半部分の態様として特殊リーチパターンBが決定され、変動演出の後半部分の態様として発展ありパターンB以外が決定された場合には、予告演出の非実行、画像リーチ演出を示唆の対象とするカットイン予告演出の実行、又は、画像リーチ演出を示唆の対象とする動画予告演出の実行のいずれかが決定される。
また、変動演出の前半部分の態様として特殊リーチパターンA及びB以外が決定され、変動演出の後半部分の態様として発展ありパターンBが決定された場合には、予告演出の非実行、チャンスアップ演出を示唆の対象とするカットイン予告演出の実行、又は、チャンスアップ演出を示唆の対象とする動画予告演出の実行のいずれかが決定される。
また、変動演出の前半部分の態様として特殊リーチパターンAが決定され、変動演出の後半部分の態様として発展ありパターンBが決定された場合には、予告演出の非実行、擬似連演出を示唆の対象とするカットイン予告演出の実行、チャンスアップ演出を示唆の対象とするカットイン予告演出の実行、擬似連演出を示唆の対象とする動画予告演出の実行、又は、チャンスアップ演出を示唆の対象とする動画予告演出の実行のいずれかが決定される。
また、変動演出の前半部分の態様として特殊リーチパターンBが決定され、変動演出の後半部分の態様として発展ありパターンBが決定された場合には、予告演出の非実行、画像リーチ演出を示唆の対象とするカットイン予告演出の実行、チャンスアップ演出を示唆の対象とするカットイン予告演出の実行、画像リーチ演出を示唆の対象とする動画予告演出の実行、又は、チャンスアップ演出を示唆の対象とする動画予告演出の実行のいずれかが決定される。
特定演出は、上述の如く、変動演出及び予告演出とは別個に実行される演出であって、所定の開始時点から変動演出において所定の演出(変動演出中演出)が実行される時点まで継続して行われ、当該所定の演出が実行される旨を示唆するものである。
本形態に係るパチンコ機Pでは、変動演出において、擬似連演出(変動演出の前半部分の態様が特殊リーチパターンA)、画像リーチ演出(変動演出の前半部分の態様が特殊リーチパターンB)又はチャンスアップ演出(変動演出の後半部分の態様が発展ありパターンB)のいずれかが実行される場合に特定演出の実行を決定可能となっている。すなわち、本形態に係るパチンコ機Pでは、変動演出において擬似連演出が実行される旨を示唆する特定演出、変動演出において画像リーチ演出が実行される旨を示唆する特定演出、又は、変動演出においてチャンスアップ演出が実行される旨を示唆する特定演出を実行可能となっている。
この特定演出では、上述の特定演出開始タイミングから特定演出による示唆の対象の変動演出中演出(擬似連演出、画像リーチ演出、チャンスアップ演出)の実行タイミングに至るまで、特定演出の実行を示す特定演出実行画像が表示される。そして、上述の実行タイミングに至ると、特定演出実行画像が特定演出の終了を示す態様に切り替わり、対象の変動演出中演出を示唆するアイコン画像が表示された後(図44(c)〜(d)参照)、変動演出において上述の示唆対象の変動演出中演出が実行されるようになっている(図44(e)参照)。
また、たとえば、変動演出においてチャンスアップ演出が実行されるときに、特定演出の実行が決定された場合には、上述の特定演出開始タイミングからチャンスアップ演出の実行タイミング(本形態では、リーチ発展演出が開始されてから30秒後)まで、上述と同様の特定演出実行画像が表示される。そして、チャンスアップ演出の実行タイミングに至ると、特定演出実行画像が上述と同様の特定演出の終了を示す態様に切り替わり、チャンスアップ演出の実行を示唆するアイコン(たとえば、「チャンスアップ!」という文字が付されたアイコン)が箱の中から飛び出す画像が表示された後、変動演出においてチャンスアップ演出が実行される。
本形態に係るパチンコ機Pでは、上述の如く、変動演出中演出(擬似連演出、画像リーチ演出又はチャンスアップ演出)が実行される場合には、カットイン予告演出又は動画予告演出のいずれか一方の予告演出を実行可能となっている。そのため、変動演出中演出が実行されるときに、同一の変動演出中演出を対象として、特定演出のみが実行される場合と、特定演出及びカットイン予告演出の両方が実行される場合と、特定演出及び動画予告演出の両方が実行される場合とがある。
ここで、特定演出のみが実行される場合には、特定演出開始タイミングにおいて特定演出実行画像が表示された後、変動演出中演出が実行される旨を示唆するアイコンの表示のみを経て、変動演出中演出が実行される。すなわち、この場合には、特定演出実行画像が表示された時点では変動演出においていずれの変動演出中演出が実行されるかを把握することができず、上述のアイコンが表示されることにより初めて、実行される変動演出中演出を把握することができるため、特定演出開始タイミングから上述の演出の実行タイミングに至るまで特定演出に対する遊技者の興趣を維持することができる。
これに対して、擬似連演出を対象として特定演出及びカットイン予告演出の両方の実行が決定された場合には、特定演出開始タイミングとして、擬似連演出が実行される3秒前の時点(変動演出が開始されてから3秒後の時点、カットイン予告演出の実行タイミング(変動演出が開始されてから5秒後)よりも早い時点)が決定される。すなわち、この場合には、変動演出が開始されてから3秒後に特定演出が開始され、変動演出が開始されてから5秒後に(すなわち、特定演出の実行中に)カットイン予告演出が実行される。そして、変動演出が開始されてから6秒後に特定演出が終了して擬似連演出の実行を示唆するアイコン画像が表示された後、変動演出において擬似連演出が実行される(図45参照)。
また、擬似連演出を対象として特定演出及び動画予告演出の両方の実行が決定された場合には、特定演出開始タイミングとして、擬似連演出が実行される5秒前の時点(変動演出が開始されてから1秒後の時点、動画予告演出の実行タイミング(変動演出が開始されてから3秒後)よりも早い時点)が決定される。すなわち、この場合には、変動演出が開始されてから1秒後に特定演出が開始され、変動演出が開始されてから3秒後に(すなわち、特定演出の実行中に)動画予告演出が実行される。そして、変動演出が開始されてから6秒後に特定演出が終了して擬似連演出の実行を示唆するアイコン画像が表示された後、変動演出において擬似連演出が実行される。
これに対して、画像リーチ演出を対象として特定演出及びカットイン予告演出の両方の実行が決定された場合には、特定演出開始タイミングとして、画像リーチ演出が実行される5秒前の時点(変動演出が開始されてから3秒後の時点、カットイン予告演出の実行タイミング(変動演出が開始されてから7秒後)よりも早い時点)が決定される。すなわち、この場合には、変動演出が開始されてから3秒後に特定演出が開始され、変動演出が開始されてから7秒後に(すなわち、特定演出の実行中に)カットイン予告演出が実行される。そして、変動演出が開始されてから8秒後に特定演出が終了して画像リーチ演出の実行を示唆するアイコン画像が表示された後、変動演出において画像リーチ演出が実行される。
また、画像リーチ演出を対象として特定演出及び動画予告演出の両方の実行が決定された場合には、特定演出開始タイミングとして、画像リーチ演出が実行される6秒前の時点(変動演出が開始されてから2秒後の時点、動画予告演出の実行タイミング(変動演出が開始されてから5秒後)よりも早い時点)が決定される。すなわち、この場合には、変動演出が開始されてから2秒後に特定演出が開始され、変動演出が開始されてから5秒後に(すなわち、特定演出の実行中に)動画予告演出が実行される。そして、変動演出が開始されてから8秒後に特定演出が終了して画像リーチ演出の実行を示唆するアイコン画像が表示された後、変動演出において画像リーチ演出が実行される。
これに対して、チャンスアップ演出を対象として特定演出及びカットイン予告演出の両方の実行が決定された場合には、特定演出開始タイミングとして、チャンスアップ演出が実行される10秒前の時点(リーチ発展演出が開始されてから20秒後の時点、カットイン予告演出の実行タイミング(リーチ発展演出が開始されてから29秒後)よりも早い時点)すなわち、この場合には、変動演出の開始後、リーチ発展演出が開始されてから20秒後に特定演出が開始され、リーチ発展演出が開始されてから29秒後に(すなわち、特定演出の実行中に)カットイン予告演出が実行される。そして、リーチ発展演出が開始されてから30秒後に特定演出が終了してチャンスアップ演出の実行を示唆するアイコン画像が表示された後、変動演出においてチャンスアップ演出が実行される。
また、チャンスアップ演出を対象として特定演出及び動画予告演出の両方の実行が決定された場合には、特定演出開始タイミングとして、チャンスアップ演出が実行される8秒前の時点(リーチ発展演出が開始されてから22秒後の時点、動画予告演出の実行タイミング(リーチ発展演出が開始されてから26秒後)よりも早い時点)が決定される。すなわち、この場合には、変動演出の開始後、リーチ発展演出が開始されてから22秒後に特定演出が開始され、リーチ発展演出が開始されてから26秒後に(すなわち、特定演出の実行中に)動画予告演出が実行される。そして、リーチ発展演出が開始されてから30秒後に特定演出が終了してチャンスアップ演出の実行を示唆するアイコン画像が表示された後、変動演出においてチャンスアップ演出が実行される。
この場合には、特定演出及び予告演出の両方の実行が決定されているものの、それぞれの演出において示唆される内容が異なるため、特定演出のみの実行が決定された場合と同様の特定演出開始タイミングが決定されるようになっている。
これに対して、変動演出中演出を対象として特定演出及び予告演出の両方の実行が決定された場合には、特定演出開始タイミングとして、予告演出の実行タイミングよりも早い時点であって、かつ、変動演出中演出の実行タイミングよりも所定時間前の時点が決定される。この場合には、まず特定演出が開始され、この特定演出の実行中に予告演出が実行されることにより変動演出中演出の実行が示唆される。その後、変動演出中演出の実行タイミングに至ると特定演出が終了することにより、再度、上述の変動演出中演出の実行が示唆された後、変動演出中演出が実行される。すなわち、この場合には、特定演出が開始された時点では、実行される変動演出中演出を把握することができず、特定演出中に実行される予告演出及び特定演出の終了時に表示されるアイコン画像により、実行される変動演出中演出を把握できることとなる。
また、特定演出開始タイミングが予告演出の実行時点よりも早い時点となるように決定されることにより、特定演出の開始時点では、実行される変動演出中演出を把握することができないこととなり、特定演出に対する遊技者の興趣を維持することが可能となるのである。
本形態における副制御基板300のサブROM302には、図46〜図47に示すように、特定演出の実行に関するテーブルとして、特定演出決定テーブル123及び特定演出開始タイミング決定テーブル124が記憶されている。
この特定演出決定テーブル123には、変動演出の開始時に決定された当該変動演出の態様、及び、所定の数値範囲(本形態では0〜249)内で取得される特定演出決定乱数ごとに対応付けられて、特定演出の実行の可否及び特定演出による示唆の対象となる変動演出中演出が定められている(図46参照)。そして、変動演出の態様が決定されると、副制御基板300のサブCPU301が、所定の数値範囲(0〜249)から1の特定演出決定乱数を取得するとともに、決定された変動演出の態様、取得した特定演出決定乱数及び特定演出決定テーブル123に基づいて、特定演出の実行の可否及び特定演出による示唆の対象となる変動演出中演出が決定される。
また、変動演出の前半部分の態様として特殊リーチパターンBが決定され、変動演出の後半部分の態様として発展ありパターンB以外が決定された場合には、特定演出の非実行、又は、画像リーチ演出を示唆の対象とする特定演出の実行のいずれかが決定される。
また、変動演出の前半部分の態様として特殊リーチパターンA及びB以外が決定され、変動演出の後半部分の態様として発展ありパターンBが決定された場合には、特定演出の非実行、又は、チャンスアップ演出を示唆の対象とする特定演出の実行のいずれかが決定される。
また、変動演出の前半部分の態様として特殊リーチパターンAが決定され、変動演出の後半部分の態様として発展ありパターンBが決定された場合には、特定演出の非実行、擬似連演出を示唆の対象とする特定演出の実行、又は、チャンスアップ演出を示唆の対象とする特定演出の実行のいずれかが決定される。
また、変動演出の前半部分の態様として特殊リーチパターンBが決定され、変動演出の後半部分の態様として発展ありパターンBが決定された場合には、特定演出の非実行、画像リーチ演出を示唆の対象とする特定演出の実行、又は、チャンスアップ演出を示唆の対象とする特定演出の実行のいずれかが決定される。
この特定演出開始タイミング決定テーブル124には、特定演出の示唆の対象となる変動演出中演出の種類(擬似連演出、画像リーチ演出、チャンスアップ演出)、及び、予告演出に関する決定内容(予告演出の非実行、カットイン予告演出の実行、動画予告演出の実行)ごとに対応付けられて、特定演出開始タイミングが定められている。そして、特定演出の実行が決定されると、サブCPU301は、特定演出の示唆の対象となる変動演出中演出の種類、予告演出に関する決定内容及び特定演出開始タイミング決定テーブル124に基づいて、特定演出開始タイミングが決定される。
また、特定演出の示唆の対象が画像リーチ演出の場合において、予告演出の非実行が決定されていたときには変動演出の開始から5秒後の時点、カットイン予告演出の実行が決定されていたときには変動演出の開始から3秒後の時点、動画予告演出の実行が決定されていたときには変動演出の開始から2秒後の時点が、特定演出開始タイミングとして決定される。
また、特定演出の示唆の対象がチャンスアップ演出の場合において、予告演出の非実行が決定されていたときにはリーチ発展演出の開始から25秒後の時点、カットイン予告演出の実行が決定されていたときにはリーチ発展演出の開始から20秒後の時点、動画予告演出の実行が決定されていたときにはリーチ発展演出の開始から22秒後の時点が、特定演出開始タイミングとして決定される。
まず、副制御基板300のメイン処理について、図48に示すフローチャートを参照して説明する。
ステップ2000において、電源投入に応じて、サブROM302からメイン処理プログラムを読み込むとともに、サブRAM303に記憶されるフラグなどの初期化、設定処理を実行する。そして、次のステップ2001に進む。
ステップ2001において、サブCPU301は、各演出乱数(前半変動演出乱数、後半変動演出乱数、予告演出決定乱数、特定演出決定乱数)を更新する処理を行うとともに、以後は、割込処理が行われるまでステップ2001の処理を繰り返し実行する。ここでは、それぞれの演出乱数が非同期的に更新されている。
副制御基板300には、所定の周期(4ミリ秒)でクロックパルスを発生するリセット用クロックパルス発生回路(特に図示しておらず)が設けられている。そして、このリセット用クロックパルス発生回路によるクロックパルスの発生により、サブCPU301はタイマ割込処理プログラムを読み込んで、図49に示すタイマ割込処理を開始する。
なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、減算タイマを採用しており、副制御基板300のタイマ割込処理が実行されるたびにタイマカウンタが1ずつ減算され、0になると減算を停止するようになっている。
ステップ2101において、サブCPU301は、サブRAM303の受信バッファに格納されているコマンドを解析するとともに、受信したコマンドに応じた種々の処理を実行する。具体的には、副制御基板300においては、主制御基板100からコマンドが送信されると、コマンド受信割込処理が行われ、主制御基板100から送信されたコマンドが受信バッファに格納される。そして、サブCPU301は、コマンド受信割込処理によって受信バッファに格納されたコマンドを解析する。そして、次のステップ2102に進む。
ステップ2103において、サブCPU301は、特定演出の実行を制御する特定演出制御処理を実行する。そして、次のステップ2104に進む。
ステップ2105において、サブCPU301は、サブRAM303の送信バッファにセットされているコマンドを、画像制御基板、音声制御基板、電飾制御基板等の各種制御基板へ送信する。そして、副制御基板300のタイマ割込処理を終了する。
ステップ2200において、サブCPU301は、上述のステップ2001で更新された前半変動演出乱数を取得する。そして、次のステップ2201に進む。
ステップ2201において、サブCPU301は、上述のステップ2200で取得した前半変動演出乱数、前半態様決定テーブル121a及び受信した変動モードコマンドに対応する変動モード番号に基づいて、変動演出の前半部分の態様を決定する。そして、次のステップ2202に進む。
ステップ2301において、サブCPU301は、上述のステップ2300で取得した後半変動演出乱数、後半態様決定テーブル121b及び受信した変動パターンコマンドに対応する変動パターン番号に基づいて、変動演出の後半部分の態様を決定する。そして、次のステップ2302に進む。
ステップ2303において、サブCPU301は、予告演出の実行に関する各種設定を行う予告演出設定処理を実行する。そして、次のステップ2304に進む。
ステップ2304において、サブCPU301は、特定演出の実行に関する各種設定を行う特定演出設定処理を実行する。そして、変動パターンコマンド受信処理を終了する。
ステップ2400において、サブCPU301は、上述のステップ2201及びステップ2301で決定された変動演出の態様(前半部分、後半部分)を確認する。そして、次のステップ2401に進む。
ステップ2401において、サブCPU301は、決定された変動演出において予告演出の示唆対象となる変動演出中演出(擬似連演出、画像リーチ演出、チャンスアップ演出)が実行されるか否か、すなわち、変動演出の態様として特殊リーチパターンA、特殊パターンB、発展ありパターンBが決定されたか否かを判定する。そして、予告演出の示唆対象となる変動演出中演出が実行されないと判定した場合、予告演出設定処理を終了する。これに対して、予告演出の示唆対象となる変動演出中演出が実行されると判定した場合、次のステップ2402に進む。
ステップ2403において、サブCPU301は、上述のステップ2400で確認した変動演出の態様(特殊リーチパターンA、特殊パターンB、発展ありパターンB)、上述のステップ2402で取得した予告演出決定乱数、及び、予告演出決定テーブル122に基づいて、予告演出の実行の可否、予告演出の実行が決定された場合における当該予告演出の種類(カットイン予告演出、動画予告演出)及び当該予告演出の示唆対象となる変動演出中演出(擬似連演出、画像リーチ演出、チャンスアップ演出)を決定する。そして、次のステップ2404に進む。
ステップ2405において、サブCPU301は、決定された予告演出の実行タイミングまでの時間である予告開始時間を、予告開始時間タイマカウンタにセットする。これにより、当該予告開始時間の計時が開始される。なお、特に図示していないが、本形態に係るパチンコ機PのサブROM302には、各予告演出の実行タイミングが記憶されたテーブルが設けられており、当該テーブルに記憶された予告演出の実行タイミングに基づいて予告開始時間を取得できるようになっている。そして、次のステップ2406に進む。
ステップ2500において、サブCPU301は、上述のステップ2201及びステップ2301で決定された変動演出の態様(前半部分、後半部分)を確認する。そして、次のステップ2501に進む。
ステップ2501において、サブCPU301は、決定された変動演出において特定演出の示唆対象となる変動演出中演出(擬似連演出、画像リーチ演出、チャンスアップ演出)が実行されるか否か、すなわち、変動演出の態様として特殊リーチパターンA、特殊パターンB、発展ありパターンBが決定されたか否かを判定する。そして、特定演出の示唆対象となる変動演出中演出が実行されないと判定した場合、特定演出設定処理を終了する。これに対して、特定演出の示唆対象となる変動演出中演出が実行されると判定した場合、次のステップ2502に進む。
ステップ2503において、サブCPU301は、上述のステップ2500で確認した変動演出の態様(特殊リーチパターンA、特殊パターンB、発展ありパターンB)、上述のステップ2502で取得した特定演出決定乱数、及び、特定演出決定テーブル123に基づいて、特定演出の実行の可否、特定演出の実行が決定された場合における当該特定演出の示唆対象となる変動演出中演出(擬似連演出、画像リーチ演出、チャンスアップ演出)を決定する。そして、次のステップ2504に進む。
ステップ2505において、サブCPU301は、上述のステップ2503で決定された特定演出の示唆対象の変動演出中演出を確認する。そして、次のステップ2506に進む。
ステップ2507において、サブCPU301は、上述のステップ2505及びステップ2506で確認した内容に基づいて、予告演出の示唆対象の変動演出中演出と特定演出の示唆対象の変動演出中演出とが異なるか否かを判定する。なお、予告演出の非実行が決定されていた場合には、サブCPU301は、予告演出の示唆対象の変動演出中演出と特定演出の示唆対象の変動演出中演出とが異なると判定する。そして、異なると判定した場合、ステップ2509に進む。一方、異ならない(すなわち、一致する)と判定した場合、次のステップ2508に進む。
具体的には、特定演出の示唆対象として擬似連演出が決定された場合において、当該擬似連演出を示唆対象とする予告演出が決定されていなかったとき(予告演出の非実行が決定されていたとき)には、特定演出開始タイミングとして変動演出が開始されてから4秒後が決定され、当該擬似連演出を示唆対象とするカットイン予告演出が決定されていたときには、特定演出開始タイミングとして変動演出が開始されてから3秒後が決定され、当該擬似連演出を示唆対象とする動画予告演出が決定されていたときには、特定演出開始タイミングとして変動演出が開始されてから1秒後が決定される。
また、特定演出の示唆対象として画像リーチ演出が決定された場合において、当該画像リーチ演出を示唆対象とする予告演出が決定されていなかったときには、特定演出開始タイミングとして変動演出が開始されてから5秒後が決定され、当該画像リーチ演出を示唆対象とするカットイン予告演出が決定されていたときには、特定演出開始タイミングとして変動演出が開始されてから3秒後が決定され、当該画像リーチ演出を示唆対象とする動画予告演出が決定されていたときには、特定演出開始タイミングとして変動演出が開始されてから2秒後が決定される。
また、特定演出の示唆対象としてチャンスアップ演出が決定された場合において、当該チャンスアップ演出を示唆対象とする予告演出が決定されていなかったときには、特定演出開始タイミングとしてリーチ発展演出が開始されてから25秒後が決定され、当該チャンスアップ演出を示唆対象とするカットイン予告演出が決定されていたときには、特定演出開始タイミングとしてリーチ発展演出が開始されてから20秒後が決定され、当該チャンスアップ演出を示唆対象とする動画予告演出が決定されていたときには、特定演出開始タイミングとして変動演出が開始されてから22秒後が決定される。
そして、ステップ2510に進む。
具体的には、特定演出の示唆対象として擬似連演出が決定された場合には、特定演出開始タイミングとして変動演出が開始されてから4秒後が決定される。また、特定演出の示唆対象として画像リーチ演出が決定された場合には、特定演出開始タイミングとして変動演出が開始されてから5秒後が決定される。また、特定演出の示唆対象としてチャンスアップ演出が決定された場合には、特定演出開始タイミングとしてリーチ発展演出が開始されてから25秒後が決定される。
そして、ステップ2510に進む。
ステップ2511において、サブCPU301は、特定演出の開始前である旨を示す特定演出開始前フラグをオンにする。そして、特定演出設定処理を終了する。
ステップ2600において、サブCPU301は、予告演出開始前フラグがオンであるか否かを判定する。そして、予告演出開始前フラグがオンでない(すなわち、オフである)と判定した場合、予告演出制御処理を終了する。一方、予告演出開始前フラグがオンであると判定した場合、次のステップ2601に進む。
ステップ2601において、サブCPU301は、上述のステップ2405で予告開始時間タイマカウンタにセットされた予告開始時間が経過したか否かを判定する。そして、予告開始時間が経過していないと判定した場合、予告演出制御処理を終了する。一方、予告開始時間が経過したと判定した場合、次のステップ2602に進む。
ステップ2603において、サブCPU301は、予告演出開始前フラグをオフにする。そして、予告演出制御処理を終了する。
ステップ2700において、サブCPU301は、特定演出開始前フラグがオンであるか否かを判定する。そして、特定演出開始前フラグがオンでない(すなわち、オフである)と判定した場合、特定演出制御処理を終了する。一方、特定演出開始前フラグがオンであると判定した場合、次のステップ2701に進む。
ステップ2701において、サブCPU301は、上述のステップ2510で特定開始時間タイマカウンタにセットされた特定開始時間が経過したか否かを判定する。そして、特定開始時間が経過していないと判定した場合、特定演出制御処理を終了する。一方、特定開始時間が経過したと判定した場合、次のステップ2702に進む。
ステップ2703において、サブCPU301は、特定演出開始前フラグをオフにする。そして、特定演出制御処理を終了する。
上述の実施の形態では、変動演出中演出について特定演出の実行が決定された場合には、予告演出の実行の可否及び実行される予告演出の種類に応じて特定演出開始タイミングを決定するようになっていたが、特定演出開始タイミングを決定するのではなく、予告演出の実行タイミングを決定するようにしてもよい。
具体的には、たとえば、いずれかの変動演出中演出について特定演出の実行が決定され、かつ、当該変動演出中演出についていずれかの予告演出の実行が決定された場合には、サブCPU301は、予告演出の実行タイミングを、予め定められた特定演出開始タイミングよりも遅い時点に決定するようにしてもよい。
このように設定することで、予告演出の実行タイミングのバリエーションを増加させることができるとともに、予告演出の実行時点よりも早くに特定演出が開始されるため、特定演出の開始時点では、実行される変動演出中演出を把握することができないこととなり、特定演出に対する遊技者の興趣を維持することが可能となるのである。
このように設定することで、変動演出中演出の実行タイミングをより明確に示唆することができるため、特定演出に対する遊技者の興趣を向上させることが可能となるのである。
具体的には、大当たりの当選時に決定された特別図柄の種別を当該大当たりの当選に基づいて実行される特別遊技中に示唆する大当たり種別示唆演出や、特別遊技中において獲得可能な出球数を特別遊技中に報知する獲得出球数報知演出等を対象とした特定演出や予告演出を実行できるようにしてもよい。
このように設定することで、特定演出や予告演出の実行機会や実行態様が増加することとなるため、遊技者の興趣を高めることができるのである。
また、同時に複数種類の特定演出や予告演出を実行できるようにしてもよい。
このように設定することで、特定演出の実行態様のバリエーションが増えることとなるため、特定演出に対する遊技者の興趣を高めることができるのである。
なお、上述の変形例は、可能な範囲で互いに組み合わせて構成することもできる。
21 演出表示装置
100 主制御基板
101 メインCPU
102 メインROM
103 メインRAM
300 副制御基板
301 サブCPU
302 サブROM
303 サブRAM
Claims (3)
- 遊技の進行を制御する遊技制御手段と、
前記遊技の進行に伴って前記遊技に関する示唆や報知を行う遊技中演出を実行する遊技中演出実行手段と、
前記遊技中演出が実行される場合に、当該遊技中演出の実行を示唆する予告演出の実行の可否を決定するとともに、当該予告演出の実行が決定された場合には複数種類の実行態様の中からいずれかの実行態様を決定する予告演出実行決定手段と、
前記予告演出の実行が決定された場合に、前記予告演出実行決定手段により決定された前記実行態様に基づいて当該予告演出を実行する予告演出実行手段と、
前記遊技中演出が実行される場合に、前記予告演出とは別個に実行される演出であって実行開始後に当該遊技中演出の実行を示唆する特定演出の実行の可否を決定する特定演出実行決定手段と、
前記特定演出実行決定手段により前記特定演出の実行が決定された場合に、当該特定演出を実行する特定演出実行手段と、
前記特定演出実行決定手段により所定の遊技中演出を示唆の対象とした前記特定演出の実行が決定された場合に、前記予告演出実行決定手段による当該遊技中演出と同一の遊技中演出を示唆の対象とした前記予告演出の実行に係る決定の内容に応じて、当該特定演出の実行を開始するタイミングを決定するタイミング決定手段と、を備えていることを特徴とする遊技機。 - 前記タイミング決定手段は、
前記特定演出実行決定手段により所定の遊技中演出を示唆の対象とした前記特定演出の実行が決定され、かつ前記予告演出実行決定手段により当該遊技中演出と同一の遊技中演出を対象とした前記予告演出の実行が決定された場合には、当該特定演出の実行を開始するタイミングとして、当該予告演出の実行時点よりも前の時点を決定することを特徴とする請求項1記載の遊技機。 - 遊技の進行を制御する遊技制御手段と、
前記遊技の進行に伴って前記遊技に関する示唆や報知を行う遊技中演出を実行する遊技中演出実行手段と、
前記遊技中演出が実行される場合に、当該遊技中演出の実行を示唆する予告演出の実行の可否を決定するとともに、当該予告演出の実行が決定された場合には複数種類の実行態様の中からいずれかの実行態様を決定する予告演出実行決定手段と、
前記予告演出の実行が決定された場合に、前記予告演出実行決定手段により決定された前記実行態様に基づいて当該予告演出を実行する予告演出実行手段と、
前記遊技中演出が実行される場合に、前記予告演出とは別個に実行される演出であって実行開始後に当該遊技中演出の実行を示唆する特定演出の実行の可否を決定する特定演出実行決定手段と、
前記特定演出実行決定手段により前記特定演出の実行が決定された場合に、当該特定演出を実行する特定演出実行手段と、
前記特定演出実行決定手段により所定の遊技中演出を示唆の対象とした前記特定演出の実行が決定され、かつ前記予告演出実行決定手段により当該遊技中演出と同一の遊技中演出を示唆の対象とした前記予告演出の実行が決定された場合には、前記予告演出実行決定手段による決定の内容に応じて、当該予告演出を実行するタイミングを決定するタイミング決定手段と、を備えていることを特徴とする遊技機。
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