JP2018117199A - 通信装置および通信方法 - Google Patents

通信装置および通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018117199A
JP2018117199A JP2017005523A JP2017005523A JP2018117199A JP 2018117199 A JP2018117199 A JP 2018117199A JP 2017005523 A JP2017005523 A JP 2017005523A JP 2017005523 A JP2017005523 A JP 2017005523A JP 2018117199 A JP2018117199 A JP 2018117199A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
node
cscf
address
routing
control signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017005523A
Other languages
English (en)
Inventor
一雄 大島
Kazuo Oshima
一雄 大島
裕司 田嶋
Yuji Tajima
裕司 田嶋
智也 小川
Tomoya Ogawa
智也 小川
田中 貴志
Takashi Tanaka
貴志 田中
信久 寺内
Nobuhisa Terauchi
信久 寺内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2017005523A priority Critical patent/JP2018117199A/ja
Publication of JP2018117199A publication Critical patent/JP2018117199A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

【課題】局データの設定にかかる時間を短縮すること。【解決手段】通信装置110は、第1ノード111のアドレスと第1ノード111の種別とを示す第1制御信号をブロードキャストにより送信する。また、通信装置110は、送信した第1制御信号に応じて第2ノード121から送信された、第2ノード121のアドレスを示す第2制御信号を受信する。また、通信装置110は、受信した第2制御信号が示すアドレスに基づいて第1ノード111の局データを設定する。また、通信装置110は、設定した局データに基づく第1ノード111のルーチングを制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、通信装置および通信方法に関する。
従来、固定電話網や移動体通信網など、これまで回路スイッチやパケットスイッチが異なっていた公衆通信サービスを、IP技術やインターネット電話で使われるプロトコルであるSIPで統合し、マルチメディアサービスを実現させるIMSが知られている。IPはInternet Protocolの略である。SIPはSession Initiation Protocolの略である。IMSはIP Multimedia Subsystemの略である。
また、IP電話機が、ブロードキャストでネットワークへ通信アドレス要求通知を送信する技術が知られている(たとえば、下記特許文献1参照。)。また、ネットワークに対しノードが新たに加入した場合に、自動的にこのノードのルーチングテーブルを生成する技術が知られている(たとえば、下記特許文献2参照。)。
また、ECUが新たに追加された場合や交換された場合に通信を行う技術が知られている(たとえば、下記特許文献3参照。)。また、ノードが、通信経路がなかった場合等にルート要求パケットをブロードキャストし、センタノードがルート要求パケットを送信したノードにルート回答パケットを送信する(たとえば、下記特許文献4参照。)。
特開2006−304263号公報 特開平10−70552号公報 特開2014−154920号公報 国際公開第2013/008890号
しかしながら、上述した従来技術では、たとえば、IMS等においてルーチングを行うノードの増設や減設を行った場合に、ルーチングテーブル等の局データの設定は保守者の作業によって行われるため、局データの設定に時間がかかるという問題がある。
1つの発明では、本発明は、局データの設定にかかる時間を短縮することができる通信装置および通信方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、1つの実施態様では、第1ノードのアドレスと第1ノードの種別とを示す第1制御信号をブロードキャストにより送信し、送信した前記第1制御信号に応じて前記第1ノードと異なる第2ノードから送信された、前記第2ノードのアドレスを示す第2制御信号を受信し、受信した前記第2制御信号が示す前記アドレスに基づいて、前記第1ノードがルーチングに用いる局データを設定する通信装置および通信方法が提案される。
また、別の1つの実施態様では、第1ノードによって送信された、前記第1ノードのアドレスと前記第1ノードの種別とを示す第1制御信号を受信し、受信した前記第1制御信号が示す前記種別が特定の種別である場合に、前記第1ノードと異なる第2ノードのアドレスを示す第2制御信号を前記第1ノードへ送信し、前記第1制御信号が示す前記アドレスに基づいて、前記第2ノードがルーチングに用いる局データを設定する通信装置および通信方法が提案される。
本発明の一側面によれば、局データの設定にかかる時間を短縮することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる通信システムの一例を示す図である。 図2は、実施の形態にかかる移動体通信ネットワークの一例を示す図である。 図3は、実施の形態にかかる移動体通信ネットワークにおけるブロードキャストによるIPアドレス問い合わせの一例を示す図である。 図4は、実施の形態にかかるスケールアウト時のルーチング先解決処理の一例を示すシーケンス図である。 図5は、実施の形態にかかるスケールアウト前の各ルーチングテーブルの一例を示す図である。 図6は、実施の形態にかかるスケールアウト後の各ルーチングテーブルの一例を示す図である。 図7は、実施の形態にかかる移動体通信ネットワークにおける照合時のルーチング先解決処理の一例を示すシーケンス図である。 図8は、実施の形態にかかる移動体通信ネットワークにおける照合時のルーチング先解決処理の他の一例を示すシーケンス図である。 図9は、実施の形態にかかる移動体通信ネットワークにおけるスケールイン時のルーチング先解決処理の一例を示すシーケンス図である。 図10は、実施の形態にかかる移動体通信ネットワークにおけるスケールイン後の各ルーチングテーブルの一例を示す図である。 図11は、実施の形態にかかる移動体通信ネットワークにおける再開時のルーチング先解決処理の一例を示すシーケンス図である。 図12は、実施の形態にかかるIPアドレスの問い合わせのパケットの一例を示す図である。 図13は、実施の形態にかかるIPアドレスの問い合わせ応答のパケットの一例を示す図である。 図14は、実施の形態にかかる照合要求のパケットの一例を示す図である。 図15は、実施の形態にかかる照合応答のパケットの一例を示す図である。 図16は、実施の形態にかかるIPアドレスの削除要求のパケットの一例を示す図である。 図17は、実施の形態にかかるノードによる受信処理の一例を示すフローチャートである。 図18は、実施の形態にかかるノードによる送信処理の一例を示すフローチャートである。 図19は、実施の形態にかかるノードの構成およびルーチング先解決処理の一例を示す図である。 図20は、実施の形態にかかるノードの構成および呼処理の一例を示す図である。 図21は、実施の形態にかかるノードのハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に図面を参照して、本発明にかかる通信装置および通信方法の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
(実施の形態にかかる通信システム)
図1は、実施の形態にかかる通信システムの一例を示す図である。図1に示すように、実施の形態にかかる通信システム100は、たとえば、通信装置110と、通信装置120と、を含む。
通信装置110においては、第1ノード111が実現される。第1ノード111は、通信装置110に備えられた物理的な通信装置であってもよいし、通信装置110において生成された仮想的なマシン(仮想マシン)であってもよいし、これらの組み合わせであってもよい。第1ノード111は、送信部112と、受信部113と、設定部114と、を備える。また、第1ノード111は、さらに制御部115を備えてもよい。
送信部112は、第1ノード111のアドレスと、第1ノード111の種別と、を示す第1制御信号を、後述の第2ノード121を含む各他ノードへブロードキャストにより送信する。この第1ノード111のアドレスは、第1ノード111が行うルーチングにおいて使用されるアドレス(たとえばIPアドレス)である。
受信部113は、送信部112によって送信された第1制御信号に応じて第2ノード121から送信された第2制御信号を受信する。この第2制御信号は、第2ノード121のアドレスを示す制御信号である。この第2ノード121のアドレスは、第1ノード111が行うルーチングにおいて使用されるアドレス(たとえばIPアドレス)である。受信部113は、受信した第2制御信号を設定部114へ出力する。
設定部114は、受信部113から出力された第2制御信号が示す第2ノード121のアドレスに基づいて、第1ノード111の局データを設定(更新)する。局データは、たとえば、宛先のアドレスと、ルーチングにおいてそのアドレスの信号を送出すべき自ノードのポートと、を対応付けるルーチングテーブルである。ポートは、物理的なポートであってもよいし、論理的なポートであってもよい。
制御部115は、設定部114によって設定された第1ノード111の局データに基づく第1ノード111によるルーチングを制御する。たとえば、制御部115は、第1ノード111が受信したルーチング対象の信号について、第1ノード111の局データを参照し、その信号の宛先のアドレスに対応するポートを特定する。そして、制御部115は、特定したポートからその信号を送出するように第1ノード111を制御する。
通信装置120においては、第2ノード121が実現される。第2ノード121は、通信装置120に備えられた物理的な通信装置であってもよいし、通信装置120において生成された仮想的なマシンであってもよいし、これらの組み合わせであってもよい。第2ノード121は、受信部122と、送信部123と、設定部124と、を備える。また、第2ノード121は、さらに制御部125を備えてもよい。
受信部122は、第1ノード111によって送信された第1制御信号を受信する。そして、受信部122は、受信した第1制御信号を送信部123および設定部124へ出力する。送信部123は、受信部122から出力された第1制御信号が示す第1ノード111の種別が特定の種別である場合に、第2ノード121のアドレスを示す第2制御信号を第1ノード111へ送信する。
種別は、ノードの機能に応じた種別(たとえば後述のサーバ種別)である。特定の種別は、たとえば、ルーチングにおいて第2ノード121と互いに信号を送受信すべきノードの種別である。また、送信部123は、第1制御信号が示す第1ノード111の種別が特定の種別でない場合は、第2制御信号を第1ノード111へ送信しない。
設定部124は、受信部122から出力された第1制御信号が示す第1ノード111の種別が特定の種別である場合に、第1制御信号が示す第1ノード111のアドレスに基づいて、第2ノード121の局データを設定する。また、設定部124は、第1制御信号が示す第1ノード111の種別が特定の種別でない場合は、第1制御信号が示す第1ノード111のアドレスに基づいて局データを設定しない。
制御部125は、設定部124によって設定された第2ノード121の局データに基づく第2ノード121によるルーチングを制御する。たとえば、制御部125は、第2ノード121が受信したルーチング対象の信号について、第2ノード121の局データを参照し、その信号の宛先のアドレスに対応するポートを特定する。そして、制御部125は、特定したポートからその信号を送出するように第2ノード121を制御する。
このように、図1に示す構成によれば、第1ノード111は、第1ノード111のアドレスと第1ノード111の種別とを示す第1制御信号をブロードキャストにより送信することができる。また、第1ノード111は、第1制御信号に応じて第2ノード121から送信された第2制御信号が示す第2ノード121のアドレスに基づいて第1ノード111の局データを設定することができる。これにより、ノードの種別に応じた第1ノード111の局データの設定を自動化し、局データの設定にかかる時間を短縮することができる。
また、第2ノード121は、第1ノード111によって送信された、第1ノード111のアドレスと第1ノード111の種別とを示す第1制御信号を受信することができる。そして、第2ノード121は、受信した第1制御信号が示す第1ノード111の種別が特定の種別である場合に、第1制御信号が示す第1ノード111のアドレスに基づいて第2ノード121の局データを設定することができる。これにより、ノードの種別に応じた第2ノード121の局データの設定を自動化し、局データの設定にかかる時間を短縮することができる。
また、第2ノード121は、受信した第1制御信号が示す第1ノード111の種別が特定の種別である場合に、第2ノード121のアドレスを示す第2制御信号を第1ノード111へ送信することができる。これにより、ルーチングにおいて第2ノード121と互いに信号を送受信すべき第1ノード111に対して、第2ノード121のアドレスを第1ノード111の局データに設定させることができる。
たとえば、第1ノード111は、第1ノード111の起動時に、第1ノード111の局データへの追加を指示する第1制御信号を送信する。第1ノード111の起動時は、たとえば物理的に増設された第1ノード111のルーチング処理の起動時や、スケールアウト等により仮想的に増設された第1ノード111のルーチング処理の起動時などである。
または、第1ノード111は、第1ノード111の停止時に、第1ノード111のアドレスの局データからの削除を指示する第1制御信号を送信してもよい。第1ノード111の停止時とは、たとえば物理的に減設される第1ノード111のルーチング処理の停止時や、スケールイン等により仮想的に減設される第1ノード111のルーチング処理の停止時などである。
また、第2ノード121の送信部123は、第1制御信号が示す第1ノード111の種別が特定の種別でない場合は、第1ノード111のアドレスを第2ノード121の局データに反映させず、第2制御信号を第1ノード111へ送信しない。これにより、第1ノード111は、アドレスを局データに反映させるべきノードから第2制御信号を受信し、反映させるべきアドレスを第1ノード111の局データに反映させることができる。
これにより、たとえば第1ノード111の種別と第2ノード121の種別とが特定の関係でない場合にNG応答を示す第2制御信号を送信部123から第1ノード111へ送信する構成と比べて、送信される第2制御信号の数を減らすことができる。このため、トラヒック量の低減を図ることができる。
ただし、第1ノード111の種別と第2ノード121の種別とが特定の関係でない場合にNG応答を示す第2制御信号を送信部123から第1ノード111へ送信する構成としてもよい。この場合は、第1ノード111の設定部114は、受信部113により受信された第2制御信号のうち、NG応答を示す第2制御信号を除く第2制御信号に基づいて第1ノード111の局データを設定する。
また、第1ノード111の送信部112は、第1制御信号の送信元を示す第1ノード111のアドレスと、第1ノード111および第2ノード121がルーチングに用いる第1ノード111のアドレスと、を示す第1制御信号を送信してもよい。これにより、第1制御信号を送受信するためのアドレスと、ルーチングに用いる第1ノード111のアドレスと、が異なっていても、ルーチングに用いる第1ノード111のアドレスを第2ノード121の局データに反映させることができる。
また、第2ノード121の送信部123は、第2制御信号の送信元を示す第2ノード121のアドレスと、第1ノード111および第2ノード121がルーチングに用いる第2ノード121のアドレスと、を示す第2制御信号を送信してもよい。これにより、第2制御信号を送受信するためのアドレスと、ルーチングに用いる第2ノード121のアドレスと、が異なっていても、ルーチングに用いる第2ノード121のアドレスを第1ノード111の局データに反映させることができる。
図1においては、第1ノード111および第2ノード121がそれぞれ通信装置110および通信装置120において実現される構成について説明したが、このような構成に限らない。たとえば、第1ノード111および第2ノード121は、1個の通信装置110によって生成された各仮想マシンであってもよい。
この場合に、たとえば、上述した送信部112から受信部122への第1制御信号の送信について、通信装置110は、生成した第1ノード111の送信部112から、生成した第2ノード121の受信部122へ、第1制御信号を仮想的に送信する処理を行う。また、上述した送信部123から受信部113への第2制御信号の送信について、通信装置110は、生成した第2ノード121の送信部123から、生成した第1ノード111の受信部113へ、第2制御信号を仮想的に送信する処理を行う。
(実施の形態にかかる移動体通信ネットワーク)
図2は、実施の形態にかかる移動体通信ネットワークの一例を示す図である。図2に示す移動体通信ネットワーク200は、IMSによる移動体通信ネットワークである。移動体通信ネットワーク200は、IMS210と、ユーザ端末201と、RNC202と、パケット・スイッチ・ドメイン203と、インターネット204と、を含む。RNCはRadio Network Controllerの略である。また、移動体通信ネットワーク200は、IMS205と、アプリケーション/サービス206と、電話網207と、回線交換ドメイン208と、を含む。
IMS210は、通信ネットワークのオールIPベースのパケット交換システムである。IMS210を用いた移動体通信ネットワーク200では、たとえば、通話の接続や切断等のセッション制御にSIPプロトコルが用いられる。IMS210は、役割ごとに定義された機能エンティティで構成される。たとえば、IMS210は、P−CSCF211と、S−CSCF212と、I−CSCF213と、HSS214と、AS215と、MRF216と、MGCF217と、MGW218と、T−SGW219と、を含む。
P−CSCFは、Proxy−CSCFの略である。CSCFは、Call Session Control Functionの略である。S−CSCFは、Serving−CSCFの略である。I−CSCFは、Interrogating−CSCFの略である。HSSはHome Subscriber Server(ホーム加入者サーバ)の略である。ASはApplication Serverの略である。MRFは、Media Resource Functionの略である。MGCFは、Media Gateway Controller Functionの略である。MGWはMedia GateWayの略である。T−SGWは、Transport Signalling GateWayの略である。
HSS214、AS215およびMRF216は、IMS210のサービス制御層の構成ノードである。P−CSCF211、S−CSCF212、I−CSCF213およびMGCF217は、IMS210の呼制御層の構成ノードである。MGW218およびT−SGW219は、移動体通信ネットワーク200のトランスポート層の構成ノードである。このように、IMS210は、サービス制御層、呼制御層およびトランスポート層に階層化されたノードにより構成される。
また、P−CSCF211は在圏網に含まれるノードである。また、AS215およびMRF216はサービス制御に関するノードである。また、S−CSCF212およびHSS214は、ホーム網に含まれるノードである。また、I−CSCF213は、IMS210と他のIP網との間のGWである。また、MGCF217、MGW218およびT−SGW219は、IMS210と回線交換網との間のGWである。
また、P−CSCF211、S−CSCF212、I−CSCF213、MGCF217などのCSCFエンティティは、IMS210の各ノードの中で、エンドエンドの通話やSMSを接続させるために中核を担うセッション管理機能である。SMSはShort Message Serviceの略である。たとえば、ユーザ端末201から発信されたSIPメッセージの呼処理制御は、これらのCSCFエンティティが連携することにより実現される。
P−CSCF211は、ユーザ端末201と相互接続するSIP−プロキシサーバであり、たとえば、SIP信号圧縮やアクセス網とのインタフェースを有し、QoS(Quality of Service)などを行う。たとえば、P−CSCF211は、RNC202およびパケット・スイッチ・ドメイン203を介してユーザ端末201と接続する。
S−CSCF212は、HSS214から取得した加入者情報により呼制御を行う。また、S−CSCF212は、着信ユーザへのルーチングやAS215へのSIP信号転送を行う。
I−CSCF213は、ホーム網のS−CSCF212の情報を取得する機能である。また、I−CSCF213は、他網(たとえばインターネット204や他のIMS205)への接続時にはネットワーク・トポロジーを隠蔽する。
HSS214は、加入者情報のデータベースである。また、HSS214は、CSCF(たとえばS−CSCF212)やAS215と連携し、認証、ローミング、サービス制御などを行う。たとえば、HSS214は、ユーザプロファイルやサービスプロファイルを管理する。
AS215は、各種サービス(アプリケーション/サービス206)を提供するアプリケーションサーバである。たとえば、AS215は、プッシュ・ツー・トークなどのSIPアプリケーションサーバである。
MRF216は、メディアを制御する機能である。たとえば、MRF216は、留守番電話や電話会議などのメディアの蓄積、合成、再生などを行う。
MGCF217は、MGW218を制御し、既存の電話網207との相互接続を実現する。たとえば、MGCF217は、既存網とのインターワークである。
MGW218およびT−SGW219のそれぞれは、電話網207および回線交換ドメイン208に接続している。MGW218は、電話網207に対するメディア変換機能であり、既存網のメディア・ストリームをIP化する。T−SGW219は、電話網207に対する信号デートウェイ機能である。たとえば、T−SGW219は、電話網207の呼制御方式である共通線信号方式とIPネットワークとの間の信号変換を行う。
(実施の形態にかかる移動体通信ネットワークにおけるブロードキャストによるIPアドレス問い合わせ)
図3は、実施の形態にかかる移動体通信ネットワークにおけるブロードキャストによるIPアドレス問い合わせの一例を示す図である。図3に示すP−CSCF311、S−CSCF312,320およびMGCF313は、たとえば図2に示したIMS210に含まれる各ノード(機能エンティティ)である。
たとえば、P−CSCF311は、たとえば図2に示したP−CSCF211に対応する。S−CSCF312,320のそれぞれは、たとえば図2に示したS−CSCF212に対応する。MGCF313は、たとえば図2に示したMGCF217に対応する。ユーザ端末371は、たとえば図2に示したユーザ端末201に対応する。アクセスネットワーク372は、たとえば図2に示したRNC202およびパケット・スイッチ・ドメイン203を含む。パケット・スイッチ・ドメイン203は、たとえばSGSNやGGSNを含む。SGSNはServing GPRS Support Nodeの略である。GGSNはGateway GPRS Support Nodeの略である。GPRSはGeneral Packet Radio Serviceの略である。
P−CSCF311、S−CSCF312およびMGCF313は、たとえば仮想マシンとして実現される各ノードである。この場合に、P−CSCF311、S−CSCF312およびMGCF313は、1個の物理的な通信装置により実現されてもよいし、複数の物理的な通信装置に分散して実現されてもよい。
局データ331〜333は、それぞれP−CSCF311、S−CSCF312およびMGCF313が記憶する局データである。局データ331〜333はそれぞれルーチングテーブルを含む。局データ参照点351〜353は、SIPメッセージ等のルーチングにおいて局データが参照される位置を示す。
図3に示す例では、P−CSCF311、S−CSCF312およびMGCF313が既存のノードである場合について説明する。この場合に、たとえばユーザ端末371からアクセスネットワーク372を介して送信されたSIPメッセージは、P−CSCF311、S−CSCF312およびMGCF313の順に経由して転送される。このとき、P−CSCF311、S−CSCF312およびMGCF313は、それぞれ局データ331、局データ332および局データ333を参照してSIPメッセージの転送を行う。
このような場合において、新規のS−CSCFとしてS−CSCF320を増設する場合について説明する。この場合は、たとえば図1に示した第1ノード111は、たとえばS−CSCF320により実現することができる。また、たとえば図1に示した第2ノード121は、たとえばP−CSCF311、S−CSCF312およびMGCF313のそれぞれにより実現することができる。
たとえば、S−CSCF320は、自ノードのアドレスと、自ノードのサーバ種別(S−CSCF)と、を含む第1制御信号を、P−CSCF311、S−CSCF312およびMGCF313を含む各ノードへブロードキャスト通信360により送信する。これに対して、P−CSCF311、S−CSCF312およびMGCF313は、S−CSCF320から受信した第1制御信号が示すサーバ種別(S−CSCF)が、自ノードの種別との関係に基づく特定のサーバ種別であるか否かを判断する。
たとえば、図2に示した例において、ルーチングにおいてS−CSCFとの間で信号を送受信すべきノードの種別は、P−CSCF、I−CSCF、HSS、AS、MRFおよびMGCFである。このため、P−CSCF311およびMGCF313は、第1制御信号が示すサーバ種別が特定のサーバ種別であると判断し、第1制御信号が示すS−CSCF320のアドレスをそれぞれ局データ331,333のルーチングテーブルに取り込む。そして、P−CSCF311およびMGCF313は、自ノードのアドレスを示す第2制御信号をS−CSCF320へ送信する。
一方、S−CSCF312は、第1制御信号が示すサーバ種別が特定のサーバ種別でないと判断し、第1制御信号が示すS−CSCF320のアドレスをそれぞれ局データ332のルーチングテーブルに取り込まない。また、S−CSCF312は、自ノードのアドレスを示す第2制御信号をS−CSCF320へ送信しない。
これに対して、S−CSCF320は、P−CSCF311およびMGCF313から送信された第2制御信号に基づいて、P−CSCF311およびMGCF313の各アドレスを自ノードのルーチングテーブルに取り込む。一方、S−CSCF320は、S−CSCF312からの第2制御信号は受信しないため、S−CSCF312のアドレスは自ノードのルーチングテーブルに取り込まない。
これにより、たとえば、ユーザ端末371からのSIPメッセージは、S−CSCF312を経由する経路に限らず、S−CSCF320を経由する経路によっても転送可能になる。
(実施の形態にかかるスケールアウト時のルーチング先解決処理)
図4は、実施の形態にかかるスケールアウト時のルーチング先解決処理の一例を示すシーケンス図である。図4においては、図3に示した例と同様に、既存のノードとしてP−CSCF311、S−CSCF312およびMGCF313があり、さらにスケールアウトによりS−CSCF320(#2)が増設される場合について説明する。この場合に、移動体通信ネットワーク200においては、ルーチング先解決処理として、たとえば図4に示す各ステップが実行される。
まず、P−CSCF311およびMGCF313のそれぞれが、既存のノードであるS−CSCF312(#1)に関するルーチング情報を含むルーチングテーブルを保持している(ステップS401)。なお、S−CSCF312のルーチングテーブルには、たとえば、P−CSCF311およびMGCF313に関する各ルーチング情報が含まれている。
つぎに、S−CSCF320が、トラヒック変動などに基づくオートスケールアウトにより増設されたとする(ステップS402)。たとえば、S−CSCF312のトラヒックの量が増加し、S−CSCF312のトラヒックが輻輳すると、S−CSCF312のトラヒックを分担するためにS−CSCF320が増設される。
つぎに、S−CSCF320が、P−CSCF311、S−CSCF312およびMGCF313に対して、IPアドレスの問い合わせと、自ノードのIPアドレス(自IPアドレス)および自ノードのサーバ種別の通知と、を行う(ステップS403)。サーバ種別は、たとえば図2に示したIMS210に含まれるノードの種別である。図4に示す例では、S−CSCF320のサーバ種別はS−CSCFである。ステップS403は、たとえばステップS402によるS−CSCF320の増設を契機として実行される。
ステップS403において、たとえば、S−CSCF320は、IPアドレスのクエリのパケットであって、自ノードのIPアドレスおよびサーバ種別を示す情報を含むパケットを、自ノードが属するセグメントに対するブロードキャストにより送信する。セグメントは、たとえば地域ごとのグループであるが、各ノードは仮想化されているため、セグメントは地域に関わらず論理的に分けられたグループでもよい。図4に示す例では、P−CSCF311、S−CSCF312,320およびMGCF313が同一のセグメントに属している。
つぎに、MGCF313が、ステップS403によってS−CSCF320から通知されたS−CSCF320のアドレスの自ノードのルーチングテーブルへの取り込みの要否を判断する(ステップS404)。図4に示す例では、MGCF313は、取り込みを要すると判断する。自ノードのルーチングテーブルへのアドレスの取り込みの要否の判断については後述する。
つぎに、MGCF313が、ステップS403によってS−CSCF320から通知されたS−CSCF320のアドレスに基づいて、自ノードのルーチングテーブルを更新する(ステップS405)。たとえば、MGCF313は、ステップS403においてパケットを受信した自ノードのポートと、ステップS403において受信したパケットに含まれるS−CSCF320のアドレスと、を対応付けるルーチング情報を自ノードのルーチングテーブルに追加する。これにより、MGCF313のルーチングテーブルには、S−CSCF312(#1)に関するルーチング情報と、S−CSCF320(#2)に関するルーチング情報と、が含まれる。
つぎに、MGCF313が、S−CSCF320に対して自ノードのIPアドレスの通知を行う(ステップS406)。ステップS406において、たとえば、MGCF313は、自ノードのIPアドレスを示すクエリ応答のパケットを、ステップS403において受信したパケットの送信元ノードであるS−CSCF320へユニキャストにより送信する。なお、ステップS405およびステップS406は、逆の順序で実行されてもよいし、並行して実行されてもよい。
また、S−CSCF312が、ステップS403によってS−CSCF320から通知されたS−CSCF320のアドレスの自ノードのルーチングテーブルへの取り込みの要否を判断する(ステップS407)。図4に示す例では、S−CSCF312は、取り込みを要しないと判断する。この場合は、S−CSCF312は、自ノードのルーチングテーブルの更新およびS−CSCF320へのIPアドレスの通知を行わない。
また、P−CSCF311が、ステップS403によってS−CSCF320から通知されたS−CSCF320のアドレスの自ノードのルーチングテーブルへの取り込みの要否を判断する(ステップS408)。図4に示す例では、P−CSCF311は、取り込みを要すると判断する。
つぎに、P−CSCF311が、ステップS403によってS−CSCF320から通知されたS−CSCF320のアドレスに基づいて、自ノードのルーチングテーブルを更新する(ステップS409)。たとえば、P−CSCF311は、ステップS403においてパケットを受信した自ノードのポートと、ステップS403において受信したパケットに含まれるS−CSCF320のアドレスと、を対応付けるルーチング情報をルーチングテーブルに追加する。これにより、MGCF313のルーチングテーブルには、S−CSCF312(#1)に関するルーチング情報と、S−CSCF320(#2)に関するルーチング情報と、が含まれる。
つぎに、P−CSCF311が、S−CSCF320に対して自ノードのIPアドレスの通知を行う(ステップS410)。ステップS410において、たとえば、P−CSCF311は、自ノードのIPアドレスを示すクエリ応答のパケットを、ステップS403において受信したパケットの送信元ノードであるS−CSCF320へユニキャストにより送信する。なお、ステップS409およびステップS410は、逆の順序で実行されてもよいし、並行して実行されてもよい。
つぎに、S−CSCF320が、ステップS406,S410により通知されたMGCF313およびP−CSCF311の各IPアドレスに基づいて、自ノードのルーチングテーブルを作成する(ステップS411)。たとえば、S−CSCF320は、ステップS406においてパケットを受信した自ノードのポートと、ステップS406において受信したパケットが示すMGCF313のアドレスと、を対応付けるルーチング情報を自ノードのルーチングテーブルに追加する。
また、S−CSCF320は、ステップS410においてパケットを受信した自ノードのポートと、ステップS410において受信したパケットが示すP−CSCF311のアドレスと、を対応付けるルーチング情報を自ノードのルーチングテーブルに追加する。これにより、S−CSCF320のルーチングテーブルには、P−CSCF311に関するルーチング情報と、MGCF313に関するルーチング情報と、が含まれる。
図4に示した各ステップにより、増設されたS−CSCF320のIPアドレスを既存のP−CSCF311およびMGCF313の各ルーチングテーブルに取り込むことができる。また、既存のP−CSCF311およびMGCF313の各IPアドレスを、増設されたS−CSCF320のルーチングテーブルに取り込むことができる。
図4に示した例では、ステップS402においてS−CSCF320がオートスケールアウトにより増設される場合について説明したが、ステップS402においてS−CSCF320がマニュアルで増設されてもよい。
また、ステップS404〜S406と、ステップS407と、ステップS408〜S410と、はそれぞれステップS403を契機として実行される。したがって、ステップS404〜S406と、ステップS407と、ステップS408〜S410と、は並行して実行されてもよい。
図4において、S−CSCF320が増設される場合の処理について説明したが、P−CSCF311、S−CSCF312またはMGCF313が増設される場合の処理も同様である。
(ルーチングテーブルへのアドレスの取り込みの要否の判断)
つぎに、たとえば図4に示したステップS404,S407,S408における、自ノードのルーチングテーブルへのアドレスの取り込みの要否の判断について説明する。
たとえば、MGCF313は、自ノードのサーバ種別によって決まる、自ノードが接続すべきノードのサーバ種別を記憶している。そして、MGCF313は、S−CSCF320から通知されたS−CSCF320のサーバ種別が、自ノードが接続すべきノードのサーバ種別に含まれる場合は取り込みを要すると判断する。また、MGCF313は、S−CSCF320のサーバ種別が、自ノードが接続すべきノードのサーバ種別に含まれない場合は取り込みを要しないと判断する。
たとえば、MGCF313のサーバ種別はMGCFであり、図2に示した例では、MGCFと接続すべきノードのサーバ種別には、S−CSCF、MGWおよびT−SGW(図2においてMGCF217と直接接続されている各ノードのサーバ種別)が含まれる。そして、S−CSCF320のサーバ種別は、S−CSCFであり、MGCFと接続すべきノードのサーバ種別に含まれる。このため、たとえば図4に示したステップS404において、MGCF313は、自ノードのルーチングテーブルへのアドレスの取り込みを要すると判断する。
S−CSCF312およびP−CSCF311による自ノードのルーチングテーブルへのアドレスの取り込みの要否の判断についても、MGCF313による自ノードのルーチングテーブルへのアドレスの取り込みの要否の判断と同様である。たとえば、S−CSCF312のサーバ種別はS−CSCFであり、図2に示した例では、S−CSCFと接続すべきノードのサーバ種別には、P−CSCF、I−CSCF、HSS、AS、MRFおよびMGCFが含まれる。そして、S−CSCF320のサーバ種別は、S−CSCFであり、S−CSCFと接続すべきノードのサーバ種別に含まれない。このため、たとえば図4に示したステップS407において、S−CSCF312は、自ノードのルーチングテーブルへのアドレスの取り込みを要しないと判断する。
また、P−CSCF311のサーバ種別はP−CSCFであり、図2に示した例では、P−CSCFと接続すべきノードのサーバ種別にはS−CSCFが含まれる。そして、S−CSCF320のサーバ種別は、S−CSCFであり、P−CSCFと接続すべきノードのサーバ種別に含まれる。このため、たとえば図4に示したステップS408において、P−CSCF311は、自ノードのルーチングテーブルへのアドレスの取り込みを要すると判断する。
(実施の形態にかかるスケールアウト前の各ルーチングテーブル)
図5は、実施の形態にかかるスケールアウト前の各ルーチングテーブルの一例を示す図である。たとえば図4に示したステップS402によるS−CSCF320のスケールアウト前において、P−CSCF311、S−CSCF312およびMGCF313の各ルーチングテーブルは、たとえば図5に示す状態になる。
P−CSCF311の局データ331のルーチングテーブルには、S−CSCF312(#1)に関するルーチング情報が含まれている。S−CSCF312の局データ332のルーチングテーブルには、P−CSCF311およびMGCF313に関する各ルーチング情報が含まれている。MGCF313の局データ333のルーチングテーブルには、S−CSCF312(#1)に関するルーチング情報が含まれている。
(実施の形態にかかるスケールアウト後の各ルーチングテーブル)
図6は、実施の形態にかかるスケールアウト後の各ルーチングテーブルの一例を示す図である。たとえば図4に示した各ステップの後(S−CSCF320のスケールアウト後)において、P−CSCF311、S−CSCF312、MGCF313およびS−CSCF320の各ルーチングテーブルは、たとえば図6に示す状態になる。図6に示す局データ601は、増設されたS−CSCF320が記憶する局データである。
P−CSCF311の局データ331のルーチングテーブルには、S−CSCF312(#1)およびS−CSCF320(#2)に関する各ルーチング情報が含まれている。S−CSCF312の局データ332のルーチングテーブルには、P−CSCF311およびMGCF313に関する各ルーチング情報が含まれている。
MGCF313の局データ333のルーチングテーブルには、S−CSCF312(#1)およびS−CSCF320(#2)に関する各ルーチング情報が含まれている。S−CSCF320の局データ601のルーチングテーブルには、P−CSCF311およびMGCF313に関する各ルーチング情報が含まれている。
(実施の形態にかかる移動体通信ネットワークにおける照合時のルーチング先解決処理)
図7は、実施の形態にかかる移動体通信ネットワークにおける照合時のルーチング先解決処理の一例を示すシーケンス図である。図7においては、たとえば図4に示した各ステップの後(S−CSCF320のスケールアウト後)に、S−CSCF320が定時の照合を行う場合について説明する。照合は、各ノードが一定周期でルーチングテーブルを照らし合わせることにより、各ノードのルーチングテーブルを更新する処理である。この場合に、移動体通信ネットワーク200においては、ルーチング先解決処理として、たとえば図7に示す各ステップが実行される。
まず、P−CSCF311、S−CSCF312,320およびMGCF313が、図6に示した状態のルーチングテーブルを保持している(ステップS701)。そして、現在時刻が、S−CSCF320が照合を行うべき定時になったとする(ステップS702)。S−CSCF320が照合を行うべき定時は、たとえば一定周期の時刻であり、一例としては午前4:00とすることができる。
つぎに、S−CSCF320が、P−CSCF311、S−CSCF312およびMGCF313に対して、照合と、自ノードのIPアドレス(自IPアドレス)および自ノードのサーバ種別の通知と、を行う(ステップS703)。ステップS703は、たとえばステップS702において現在時刻が定時になったことを契機として実行される。
ステップS703において、たとえば、S−CSCF320は、照合要求のパケットであって、自ノードのIPアドレスおよびサーバ種別を示す情報を含むパケットを、自ノードが属するセグメントに対するブロードキャストにより送信する。図7に示すステップS704〜S711は、図4に示したステップS404〜S411と同様である。
ただし、ステップS703においてMGCF313が受信したパケットに含まれるS−CSCF320のアドレスのルーチング情報は、すでにMGCF313のルーチングテーブルに含まれている。このため、ステップS705において、MGCF313は、S−CSCF320に関する新たなルーチング情報を、自ノードのルーチングテーブルに含まれるS−CSCF320に関するルーチング情報に上書きする。S−CSCF320に関する新たなルーチング情報は、ステップS703においてパケットが受信されたMGCF313のポートと、ステップS703において受信されたパケットに含まれるS−CSCF320のアドレスと、を対応付ける情報である。
また、ステップS706において、MGCF313は、自ノードのIPアドレスを示す照合応答のパケットをS−CSCF320へユニキャストにより送信する。
また、ステップS703においてP−CSCF311が受信したパケットに含まれるS−CSCF320のアドレスのルーチング情報は、すでにMGCF313のルーチングテーブルに含まれている。このため、ステップS709において、P−CSCF311は、S−CSCF320に関する新たなルーチング情報を、自ノードのルーチングテーブルに含まれるS−CSCF320に関するルーチング情報に上書きする。S−CSCF320に関する新たなルーチング情報は、ステップS703においてパケットが受信されたP−CSCF311のポートと、ステップS703において受信されたパケットに含まれるS−CSCF320のアドレスと、を対応付ける情報である。
また、ステップS710において、P−CSCF311は、自ノードのIPアドレスを示す照合応答のパケットをS−CSCF320へユニキャストにより送信する。
また、ステップS706においてS−CSCF320が受信したパケットに含まれるMGCF313のアドレスのルーチング情報は、すでにS−CSCF320のルーチングテーブルに含まれている。このため、ステップS711において、S−CSCF320は、MGCF313に関する新たなルーチング情報を、自ノードのルーチングテーブルに含まれるMGCF313に関するルーチング情報に上書きする。MGCF313に関する新たなルーチング情報は、ステップS706においてパケットが受信されたS−CSCF320のポートと、ステップS706において受信されたパケットに含まれるMGCF313のアドレスと、を対応付ける情報である。
また、ステップS710においてS−CSCF320が受信したパケットに含まれるP−CSCF311のアドレスのルーチング情報は、すでにS−CSCF320のルーチングテーブルに含まれている。このため、ステップS711において、S−CSCF320は、P−CSCF311に関する新たなルーチング情報を、自ノードのルーチングテーブルに含まれるP−CSCF311に関するルーチング情報に上書きする。P−CSCF311に関する新たなルーチング情報は、ステップS710においてパケットが受信されたS−CSCF320のポートと、ステップS710において受信されたパケットに含まれるP−CSCF311のアドレスと、を対応付ける情報である。
図7に示した各ステップにより、照合を行ったS−CSCF320に関するルーチング情報により、P−CSCF311およびMGCF313の各ルーチングテーブルを更新することができる。また、P−CSCF311およびMGCF313に関する各ルーチング情報により、照合を行ったS−CSCF320のルーチングテーブルを更新することができる。
(実施の形態にかかる移動体通信ネットワークにおける照合時のルーチング先解決処理の他)
図8は、実施の形態にかかる移動体通信ネットワークにおける照合時のルーチング先解決処理の他の一例を示すシーケンス図である。図8においては、たとえば図4に示した各ステップの後(S−CSCF320のスケールアウト後)に、MGCF313が定時の照合を行う場合について説明する。この場合に、移動体通信ネットワーク200においては、ルーチング先解決処理として、たとえば図8に示す各ステップが実行される。
まず、P−CSCF311、S−CSCF312,320およびMGCF313が、図6に示した状態のルーチングテーブルを保持している(ステップS801)。そして、現在時刻が、MGCF313が照合を行うべき定時になったとする(ステップS802)。MGCF313が照合を行うべき定時は、たとえば一定周期の時刻であり、一例としては午前4:00とすることができる。また、MGCF313が照合を行うべき定時は、上述のS−CSCF320が照合を行うべき定時と同じでよいし異なってもよい。
つぎに、MGCF313が、P−CSCF311、S−CSCF312,320に対して、照合と、自ノードのIPアドレス(自IPアドレス)および自ノードのサーバ種別の通知と、を行う(ステップS803)。ステップS803は、たとえばステップS802において現在時刻が定時になったことを契機として実行される。
ステップS803において、たとえば、MGCF313は、照合要求のパケットであって、自ノードのIPアドレスおよびサーバ種別を示す情報を含むパケットを、自ノードが属するセグメントに対するブロードキャストにより送信する。
つぎに、S−CSCF320が、ステップS803によってMGCF313から通知されたMGCF313のアドレスの自ノードのルーチングテーブルへの取り込みの要否を判断する(ステップS804)。図8に示す例では、S−CSCF320は、取り込みを要すると判断する。
つぎに、S−CSCF320が、ステップS803によってMGCF313から通知されたMGCF313のアドレスに基づいて、自ノードのルーチングテーブルを更新する(ステップS805)。たとえば、ステップS803においてS−CSCF320が受信したパケットに含まれるMGCF313のアドレスのルーチング情報は、すでにS−CSCF320のルーチングテーブルに含まれている。
このため、ステップS805において、S−CSCF320は、MGCF313に関する新たなルーチング情報を、自ノードのルーチングテーブルに含まれるMGCF313に関するルーチング情報に上書きする。MGCF313に関する新たなルーチング情報は、ステップS803においてパケットが受信されたS−CSCF320のポートと、ステップS803において受信されたパケットに含まれるMGCF313のアドレスと、を対応付ける情報である。
つぎに、S−CSCF320が、MGCF313に対して自ノードのIPアドレスの通知を行う(ステップS806)。ステップS806において、たとえば、S−CSCF320は、自ノードのIPアドレスを示すクエリ応答のパケットを、ステップS803において受信したパケットの送信元ノードであるMGCF313へユニキャストにより送信する。なお、ステップS805およびステップS806は、逆の順序で実行されてもよいし、並行して実行されてもよい。
また、S−CSCF312が、ステップS803によってMGCF313から通知されたMGCF313のアドレスの自ノードのルーチングテーブルへの取り込みの要否を判断する(ステップS807)。図8に示す例では、S−CSCF312は、取り込みを要すると判断する。
つぎに、S−CSCF312が、ステップS803によってMGCF313から通知されたMGCF313のアドレスに基づいて、自ノードのルーチングテーブルを更新する(ステップS808)。たとえば、ステップS803においてS−CSCF312が受信したパケットに含まれるMGCF313のアドレスのルーチング情報は、すでにS−CSCF312のルーチングテーブルに含まれている。
このため、ステップS808において、S−CSCF312は、MGCF313に関する新たなルーチング情報を、自ノードのルーチングテーブルに含まれるMGCF313に関するルーチング情報に上書きする。MGCF313に関する新たなルーチング情報は、ステップS803においてパケットが受信されたS−CSCF312のポートと、ステップS803において受信されたパケットに含まれるMGCF313のアドレスと、を対応付ける情報である。
つぎに、S−CSCF312が、MGCF313に対して自ノードのIPアドレスの通知を行う(ステップS809)。ステップS809において、たとえば、S−CSCF312は、自ノードのIPアドレスを示すクエリ応答のパケットを、ステップS803において受信したパケットの送信元ノードであるMGCF313へユニキャストにより送信する。なお、ステップS808およびステップS809は、逆の順序で実行されてもよいし、並行して実行されてもよい。
また、P−CSCF311が、ステップS803によってMGCF313から通知されたMGCF313のアドレスの自ノードのルーチングテーブルへの取り込みの要否を判断する(ステップS810)。図8に示す例では、P−CSCF311は、取り込みを要しないと判断する。この場合は、S−CSCF312は、自ノードのルーチングテーブルの更新およびMGCF313へのIPアドレスの通知を行わない。
つぎに、MGCF313が、ステップS806,S809により通知されたS−CSCF320およびS−CSCF312の各IPアドレスに基づいて、自ノードのルーチングテーブルを更新する(ステップS811)。たとえば、ステップS806においてMGCF313が受信したパケットに含まれるS−CSCF320のアドレスのルーチング情報は、すでにMGCF313のルーチングテーブルに含まれている。
このため、ステップS811において、MGCF313は、S−CSCF320に関する新たなルーチング情報を、自ノードのルーチングテーブルに含まれるS−CSCF320に関するルーチング情報に上書きする。S−CSCF320に関する新たなルーチング情報は、ステップS806においてパケットが受信されたMGCF313のポートと、ステップS806において受信されたパケットに含まれるS−CSCF320のアドレスと、を対応付ける情報である。
また、ステップS809においてMGCF313が受信したパケットに含まれるS−CSCF312のアドレスのルーチング情報は、すでにMGCF313のルーチングテーブルに含まれている。このため、ステップS811において、MGCF313は、S−CSCF312に関する新たなルーチング情報を、自ノードのルーチングテーブルに含まれるS−CSCF312に関するルーチング情報に上書きする。S−CSCF312に関する新たなルーチング情報は、ステップS809においてパケットが受信されたMGCF313のポートと、ステップS809において受信されたパケットに含まれるS−CSCF312のアドレスと、を対応付ける情報である。
図8に示した各ステップにより、照合を行ったMGCF313に関するルーチング情報により、S−CSCF312,320の各ルーチングテーブルを更新することができる。また、S−CSCF312,320に関する各ルーチング情報により、照合を行ったMGCF313のルーチングテーブルを更新することができる。
また、ステップS804〜S806と、ステップS807〜S809と、ステップS810と、はそれぞれステップS803を契機として実行される。したがって、ステップS804〜S806と、ステップS807〜S809と、ステップS810と、は並行して実行されてもよい。
図7,図8において、それぞれS−CSCF320およびMGCF313が照合を行う場合の処理について説明したが、P−CSCF311またはS−CSCF312が照合を行う場合の処理も同様である。
(実施の形態にかかる移動体通信ネットワークにおけるスケールイン時のルーチング先解決処理)
図9は、実施の形態にかかる移動体通信ネットワークにおけるスケールイン時のルーチング先解決処理の一例を示すシーケンス図である。図9においては、たとえば図4に示した各ステップの後(S−CSCF320のスケールアウト後)に、スケールインによりS−CSCF320(#2)が減設(削除)される場合について説明する。この場合に、移動体通信ネットワーク200においては、ルーチング先解決処理として、たとえば図9に示す各ステップが実行される。
まず、P−CSCF311、S−CSCF312,320およびMGCF313が、図6に示した状態のルーチングテーブルを保持している(ステップS901)。つぎに、S−CSCF320が、トラヒック変動などに基づくオートスケールインによる減設の指示を受け付けたとする(ステップS902)。たとえば、S−CSCF312,320のトラヒックの量が減少し、S−CSCF312,320のトラヒックの輻輳が解消すると、他のノードに使用可能な空きリソースを増やすためにS−CSCF320が減設される。
つぎに、S−CSCF320が、P−CSCF311、S−CSCF312およびMGCF313に対して、IPアドレスの削除要求と、自ノードのIPアドレス(自IPアドレス)および自ノードのサーバ種別の通知と、を行う(ステップS903)。ステップS903は、たとえばステップS902によるS−CSCF320の減設の指示の受け付けを契機として、実行される。
ステップS903において、たとえば、S−CSCF320は、IPアドレスの削除要求のパケットであって、自ノードのIPアドレスおよびサーバ種別を示す情報を含むパケットを、自ノードが属するセグメントに対するブロードキャストにより送信する。ステップS903の後に、スケールインによるS−CSCF320の減設が完了する。
つぎに、MGCF313が、ステップS903によってS−CSCF320から通知されたS−CSCF320のアドレスの自ノードのルーチングテーブルからの削除の要否を判断する(ステップS904)。図9に示す例では、MGCF313は、削除を要すると判断する。自ノードのルーチングテーブルからのアドレスの削除の要否の判断については後述する。
つぎに、MGCF313が、ステップS903によってS−CSCF320から通知されたS−CSCF320のアドレスに基づいて、自ノードのルーチングテーブルを更新する(ステップS905)。たとえば、MGCF313は、ステップS903において受信したパケットに含まれるS−CSCF320のアドレスのルーチング情報を自ノードのルーチングテーブルから削除する。これにより、MGCF313のルーチングテーブルには、S−CSCF312(#1)に関するルーチング情報が含まれる。
また、S−CSCF312が、ステップS903によってS−CSCF320から通知されたS−CSCF320のアドレスの自ノードのルーチングテーブルからの削除の要否を判断する(ステップS906)。図9に示す例では、S−CSCF312は、削除を要しないと判断する。
また、P−CSCF311が、ステップS903によってS−CSCF320から通知されたS−CSCF320のアドレスの自ノードのルーチングテーブルからの削除の要否を判断する(ステップS907)。図9に示す例では、P−CSCF311は、削除を要すると判断する。
つぎに、P−CSCF311が、ステップS903によってS−CSCF320から通知されたS−CSCF320のアドレスに基づいて、自ノードのルーチングテーブルを更新する(ステップS908)。たとえば、P−CSCF311は、ステップS903において受信したパケットに含まれるS−CSCF320のアドレスを自ノードのルーチングテーブルから削除する。これにより、MGCF313のルーチングテーブルには、S−CSCF312(#1)に関するルーチング情報が含まれる。
図9に示した各ステップにより、減設されるS−CSCF320のIPアドレスをP−CSCF311およびMGCF313の各ルーチングテーブルから削除することができる。図9に示した例では、ステップS902においてS−CSCF320がオートスケールインにより減設される場合について説明したが、ステップS902においてS−CSCF320がマニュアルで減設されてもよい。
また、ステップS904,S905と、ステップS906と、ステップS907,S908と、はそれぞれステップS903を契機として実行される。したがって、ステップS904,S905と、ステップS906と、ステップS907,S908と、は並行して実行されてもよい。
図9において、S−CSCF320が減設される場合の処理について説明したが、P−CSCF311、S−CSCF312またはMGCF313が減設される場合の処理も同様である。
(ルーチングテーブルからのアドレスの削除の要否の判断)
つぎに、たとえば図9に示したステップS904,S906,S907における、自ノードのルーチングテーブルからのアドレスの削除の要否の判断について説明する。
たとえば、MGCF313は、S−CSCF320から受信したパケットが示すS−CSCF320のアドレスのルーチング情報が自ノードのルーチングテーブルにある場合はアドレスの削除を要すると判断する。また、MGCF313は、S−CSCF320のアドレスのルーチング情報が自ノードのルーチングテーブルにない場合はアドレスの削除を要しないと判断する。
または、MGCF313は、上述したルーチングテーブルへのアドレスの取り込みの要否の判断と同様に、自ノードのサーバ種別とS−CSCF320のサーバ種別との関係に基づいてルーチングテーブルからのアドレスの削除の要否を判断してもよい。
S−CSCF312およびP−CSCF311による自ノードのルーチングテーブルからのアドレスの削除の要否の判断についても、MGCF313による自ノードのルーチングテーブルからのアドレスの削除の要否の判断と同様である。
(実施の形態にかかる移動体通信ネットワークにおけるスケールイン後の各ルーチングテーブル)
図10は、実施の形態にかかる移動体通信ネットワークにおけるスケールイン後の各ルーチングテーブルの一例を示す図である。たとえば図9に示した各ステップの後(S−CSCF320のスケールイン後)において、P−CSCF311、S−CSCF312およびMGCF313の各ルーチングテーブルは、たとえば図10に示す状態になる。
P−CSCF311の局データ331のルーチングテーブルには、S−CSCF312(#1)に関するルーチング情報が含まれている。S−CSCF312の局データ332のルーチングテーブルには、P−CSCF311およびMGCF313に関する各ルーチング情報が含まれている。MGCF313の局データ333のルーチングテーブルには、S−CSCF312(#1)に関するルーチング情報が含まれている。
すなわち、図10に示す状態においては、たとえば図6に示した状態と比べると、S−CSCF320に関するルーチング情報がP−CSCF311およびMGCF313の各ルーチングテーブルから削除されている。
(実施の形態にかかる移動体通信ネットワークにおける再開時のルーチング先解決処理)
図11は、実施の形態にかかる移動体通信ネットワークにおける再開時のルーチング先解決処理の一例を示すシーケンス図である。図11においては、たとえば図4に示した各ステップの後(S−CSCF320のスケールアウト後)に、MGCF313において再開(ノード再開)が発生する場合について説明する。再開は、たとえば一時的に停止していた処理を再開する処理である。この場合に、移動体通信ネットワーク200においては、ルーチング先解決処理として、たとえば図11に示す各ステップが実行される。
まず、P−CSCF311、S−CSCF312,320およびMGCF313が、図6に示した状態のルーチングテーブルを保持している(ステップS1101)。そして、S−CSCF320において再開が発生したとする(ステップS1102)。
図11に示すステップS1103〜S1111は、図7に示したステップS703〜S711と同様である。
図11に示した各ステップにより、再開が発生したS−CSCF320に関するルーチング情報により、P−CSCF311およびMGCF313の各ルーチングテーブルを更新することができる。また、P−CSCF311およびMGCF313に関する各ルーチング情報により、再開が発生したS−CSCF320のルーチングテーブルを更新することができる。
図11において、S−CSCF320において再開が発生した場合の処理について説明したが、P−CSCF311、S−CSCF312またはMGCF313において再開が発生した場合の処理も同様である。
(実施の形態にかかるIPアドレスの問い合わせのパケット)
図12は、実施の形態にかかるIPアドレスの問い合わせのパケットの一例を示す図である。たとえば図4に示したステップS403においては、IPアドレスの問い合わせのパケットとして、たとえば図12に示すパケット1200がブロードキャストにより送信される。
パケット1200は、宛先アドレス1201(DstAddr)と、送信元アドレス1202(SrcAddr)と、宛先ポート1203(DstPort)と、送信元ポート1204(SrcPort)と、を含む。また、パケット1200は、信号種別1205と、自IPアドレス1206と、サーバ種別1207と、を含む。
宛先アドレス1201は、パケット1200の送信先のセグメントを示すブロードキャストの宛先アドレス(たとえばIPアドレス)である。送信元アドレス1202は、パケット1200の送信元のアドレス(たとえばIPアドレス)である。宛先アドレス1201および送信元アドレス1202は、ルーチング先解決処理のためのノード間の通信に使用されるアドレスである。
宛先ポート1203は、ルーチング先解決処理を行うアプリケーションの宛先ポートである。送信元ポート1204は、ルーチング先解決処理を行うアプリケーションの送信元ポートである。
信号種別1205は、パケット1200の種別、すなわちパケット1200がIPアドレスの問い合わせのパケットであることを示す。自IPアドレス1206は、パケット1200の送信元のIPアドレスであって、ルーチングテーブルに基づくノード間のルーチングに使用されるアドレスである。
ルーチング先解決処理のためのノード間の通信に使用されるアドレスと、ルーチングテーブルに基づくノード間のルーチングに使用されるアドレスと、が同じ場合は、自IPアドレス1206は、送信元アドレス1202と同じアドレスである。この場合は、パケット1200から自IPアドレス1206を省いてもよい。
ルーチング先解決処理のためのノード間の通信に使用されるアドレスと、ルーチングテーブルに基づくノード間のルーチングに使用されるアドレスと、が異なる場合は、自IPアドレス1206は、送信元アドレス1202と異なるアドレスである。たとえば、ルーチングテーブルに基づくノード間のルーチングに使用されるアドレスは、ルーチング先解決処理のためのノード間の通信に使用されるアドレス(たとえばIPルーチング)より上位のレイヤのルーチングに使用されるアドレスである場合がある。
サーバ種別1207は、パケット1200の送信元のノードの種別である。たとえば、ステップS403においてS−CSCF320がパケット1200を送信する場合に、そのパケット1200のサーバ種別1207はS−CSCFを示す。
(実施の形態にかかるIPアドレスの問い合わせ応答のパケット)
図13は、実施の形態にかかるIPアドレスの問い合わせ応答のパケットの一例を示す図である。たとえば図4に示したステップS406,S410においては、IPアドレスの問い合わせ応答のパケットとして、たとえば図13に示すパケット1300がユニキャストにより送信される。
パケット1300は、宛先アドレス1301(DstAddr)と、送信元アドレス1302(SrcAddr)と、宛先ポート1303(DstPort)と、送信元ポート1304(SrcAddr)と、を含む。また、パケット1300は、信号種別1305と、自IPアドレス1306と、を含む。
宛先アドレス1301は、パケット1300の送信先のアドレス(たとえばIPアドレス)である。送信元アドレス1302は、パケット1300の送信元のアドレス(たとえばIPアドレス)である。宛先アドレス1301および送信元アドレス1302は、ルーチング先解決処理のためのノード間の通信に使用されるアドレスである。
宛先ポート1303は、ルーチング先解決処理を行うアプリケーションの宛先ポートである。送信元ポート1304は、ルーチング先解決処理を行うアプリケーションの送信元ポートである。
信号種別1305は、パケット1300の種別、すなわちパケット1300がIPアドレスの問い合わせに対する応答のパケットであることを示す。自IPアドレス1306は、パケット1300の送信元のIPアドレスであって、ルーチングテーブルに基づくノード間のルーチングに使用されるアドレスである。
ルーチング先解決処理のためのノード間の通信に使用されるアドレスと、ルーチングテーブルに基づくノード間のルーチングに使用されるアドレスと、が同じ場合は、自IPアドレス1306は、送信元アドレス1302と同じアドレスである。この場合は、パケット1300から自IPアドレス1306を省いてもよい。
ルーチング先解決処理のためのノード間の通信に使用されるアドレスと、ルーチングテーブルに基づくノード間のルーチングに使用されるアドレスと、が異なる場合は、自IPアドレス1306は、送信元アドレス1302と異なるアドレスである。
(実施の形態にかかる照合要求のパケット)
図14は、実施の形態にかかる照合要求のパケットの一例を示す図である。図14において、図12に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。たとえば図7に示したステップS703および図8に示したステップS803においては、照合要求のパケットとして、たとえば図14に示すパケット1400がブロードキャストにより送信される。
パケット1400は、パケット1200と同様に、宛先アドレス1201と、送信元アドレス1202と、宛先ポート1203と、送信元ポート1204と、信号種別1205と、自IPアドレス1206と、サーバ種別1207と、を含む。ただし、パケット1400の信号種別1205は、パケット1400が照合要求のパケットであることを示す。
(実施の形態にかかる照合応答のパケット)
図15は、実施の形態にかかる照合応答のパケットの一例を示す図である。図15において、図13に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。たとえば図7に示したステップS706,S710および図8に示したステップS806,S809においては、照合応答のパケットとして、たとえば図15に示すパケット1500がユニキャストにより送信される。
パケット1500は、パケット1300と同様に、宛先アドレス1301と、送信元アドレス1302と、宛先ポート1303と、送信元ポート1304と、信号種別1305と、自IPアドレス1306と、を含む。ただし、パケット1500の信号種別1305は、パケット1400が照合応答のパケットであることを示す。
(実施の形態にかかるIPアドレスの削除要求のパケット)
図16は、実施の形態にかかるIPアドレスの削除要求のパケットの一例を示す図である。図16において、図12に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。たとえば図9に示したステップS903においては、IPアドレスの削除要求のパケットとして、たとえば図16に示すパケット1600がブロードキャストにより送信される。
パケット1600は、パケット1200と同様に、宛先アドレス1201と、送信元アドレス1202と、宛先ポート1203と、送信元ポート1204と、信号種別1205と、自IPアドレス1206と、サーバ種別1207と、を含む。ただし、パケット1600の信号種別1205は、パケット1600がIPアドレスの削除要求のパケットであることを示す。
(実施の形態にかかるノードによる受信処理)
図17は、実施の形態にかかるノードによる受信処理の一例を示すフローチャートである。IMS210の各ノードは、受信処理として、たとえば図17に示す各ステップを実行する。一例としてP−CSCF311による受信処理について説明するが、他のノードによる受信処理についても同様である。
まず、P−CSCF311は、自ノードのアプリケーションポートからパケットを受信したか否かを判断し(ステップS1701)、パケットを受信するまで待つ(ステップS1701:Noのループ)。アプリケーションポートは、ルーチング先解決処理を行うアプリケーションのポートである。アプリケーションポートによって受信されるパケットは、たとえば図12〜図16に示したパケット1200,1300,1400,1500,1600のいずれかである。
ステップS1701において、パケットを受信すると(ステップS1701:Yes)、P−CSCF311は、受信したパケットの信号種別がIPアドレスの問い合わせまたは照合要求であるか否かを判断する(ステップS1702)。ステップS1702の判断は、たとえば図12〜図16に示した信号種別1205,1305に基づいて行うことができる。
ステップS1702において、IPアドレスの問い合わせまたは照合要求である場合(ステップS1702:Yes)は、P−CSCF311は、受信したパケットに含まれるIPアドレスの取り込みを要するか否かを判断する(ステップS1703)。このIPアドレスは、たとえば図12,図14に示したパケット1200,1400の自IPアドレス1206のいずれかである。また、ステップS1703の判断は、P−CSCF311のサーバ種別と、図12,図14に示したパケット1200,1400のサーバ種別1207のいずれかと、の関係に基づいて行うことができる。
ステップS1703において、取り込みを要しないと判断した場合(ステップS1703:No)は、P−CSCF311は、ステップS1701へ戻る。取り込みを要すると判断した場合(ステップS1703:Yes)は、P−CSCF311は、ステップS1704へ移行する。すなわち、P−CSCF311は、受信したパケットが示すIPアドレス(たとえば図12または図14に示した自IPアドレス1206)に基づいて自ノードのルーチングテーブルに対する追加または更新を行う(ステップS1704)。
たとえば、P−CSCF311は、受信したパケットが示すIPアドレスのルーチング情報が自ノードのルーチングテーブルに含まれていない場合は、受信したパケットが示すIPアドレスのルーチング情報を自ノードのルーチングテーブルに追加する。または、P−CSCF311は、受信したパケットが示すIPアドレスのルーチング情報が自ノードのルーチングテーブルに含まれている場合は、受信したパケットが示すIPアドレスのルーチング情報による上書きにより自ノードのルーチングテーブルを更新する。
つぎに、P−CSCF311は、IPアドレスの問い合わせ応答または照合応答のパケットを、受信したパケットの送信元のノードへユニキャストにより送信し(ステップS1705)、ステップS1701へ戻る。たとえば、P−CSCF311が受信したパケットがIPアドレスの問い合わせのパケットである場合は、ステップS1705において、たとえば図13に示したパケット1300が送信される。また、P−CSCF311が受信したパケットが照合要求のパケットである場合は、ステップS1705において、たとえば図15に示したパケット1500が送信される。
ステップS1702において、IPアドレスの問い合わせまたは照合要求でない場合(ステップS1702:No)は、P−CSCF311は、ステップS1706へ移行する。すなわち、P−CSCF311は、受信したパケットの信号種別がIPアドレスの問い合わせ応答または照合応答であるか否かを判断する(ステップS1706)。ステップS1706の判断は、たとえば図12〜図16に示した信号種別1205,1305に基づいて行うことができる。
ステップS1706において、IPアドレスの問い合わせ応答または照合応答である場合(ステップS1706:Yes)は、P−CSCF311は、ステップS1707へ移行する。すなわち、P−CSCF311は、受信したパケットが示すIPアドレス(たとえば図13または図15に示した自IPアドレス1306)に基づいて自ノードのルーチングテーブルに対する追加または更新を行う(ステップS1707)。ステップS1707におけるルーチングテーブルに対する追加または更新は、ステップS1704におけるルーチングテーブルに対する追加または更新と同様である。
ステップS1706において、受信したパケットの信号種別がIPアドレスの問い合わせ応答または照合応答でない場合(ステップS1706:No)は、たとえば、受信したパケットの信号種別がIPアドレスの削除要求であると判断することができる。この場合に、P−CSCF311は、受信したパケットが示すIPアドレス(たとえば図16に示したパケット1600の自IPアドレス1206)のルーチング情報を自ノードのルーチングテーブルから削除し(ステップS1708)、ステップS1701へ戻る。
(実施の形態にかかるノードによる送信処理)
図18は、実施の形態にかかるノードによる送信処理の一例を示すフローチャートである。IMS210の各ノードは、送信処理として、たとえば図18に示す各ステップを実行する。一例としてP−CSCF311による送信処理について説明するが、他のノードによる送信処理についても同様である。
たとえば、P−CSCF311は、スケールアウト等により起動すると、図18に示す各ステップを開始する。また、P−CSCF311は、図17に示した各ステップによる受信処理と並行して、図18に示す各ステップを実行する。
まず、P−CSCF311は、IPアドレスの問い合わせ(クエリ)のパケットを、自ノードが属するセグメントに対するブロードキャストにより送信する(ステップS1801)。ステップS1801により送信されるパケットは、IPアドレスの問い合わせとともに、自ノードのIPアドレス(自IPアドレス)および自ノードのサーバ種別の通知を行うパケットである。
つぎに、P−CSCF311は、ステップS1801によりパケットを送信してから所定時間が経過したか否かを判断し(ステップS1802)、所定時間が経過するまで待つ(ステップS1802:Noのループ)。これにより、他のノードが、P−CSCF311からのパケットを受信し、図17に示したステップS1701〜S1705の処理によりアドレスを取り込み、IPアドレスの問い合わせ応答のパケットをP−CSCF311へ送信する。これに対して、P−CSCF311が、図17に示したステップS1701,S1702,S1706,S1707により他のノードのアドレスを取り込む。
ステップS1802において、所定時間が経過すると(ステップS1802:Yes)、P−CSCF311は、現在時刻が所定の照合時刻になったか否かを判断する(ステップS1803)。照合時刻になった場合(ステップS1803:Yes)は、P−CSCF311は、照合要求のパケットを、自ノードが属するセグメントに対するブロードキャストにより送信する(ステップS1804)。ステップS1804により送信されるパケットは、照合の要求とともに、自ノードのIPアドレス(自IPアドレス)および自ノードのサーバ種別の通知を行うパケットである。
つぎに、P−CSCF311が、ステップS1804によりパケットを送信してから所定時間が経過したか否かを判断し(ステップS1805)、所定時間が経過するまで待つ(ステップS1805:Noのループ)。これにより、他のノードが、P−CSCF311からのパケットを受信し、図17に示したステップS1701〜S1705の処理によりアドレスを取り込み、照合応答のパケットをP−CSCF311へ送信する。これに対して、P−CSCF311が、図17に示したステップS1701,S1702,S1706,S1707により他のノードのアドレスを取り込む。
ステップS1805において、所定時間が経過すると(ステップS1805:Yes)、P−CSCF311は、ステップS1807へ移行する。
ステップS1803において、照合時刻になっていない場合(ステップS1803:No)は、P−CSCF311は、自ノードにおいて再開が発生したか否かを判断する(ステップS1806)。
ステップS1806において、再開が発生した場合(ステップS1806:Yes)は、P−CSCF311は、ステップS1804へ移行し、照合時刻になった場合と同様の処理を行う。再開が発生していない場合(ステップS1806:No)は、P−CSCF311は、自ノードのスケールインが指示されたか否かを判断する(ステップS1807)。スケールインが指示されていない場合(ステップS1807:No)は、P−CSCF311は、ステップS1803へ戻る。
ステップS1807において、スケールインが指示された場合(ステップS1807:Yes)は、P−CSCF311は、IPアドレスの削除要求のパケットを、自ノードが属するセグメントに対するブロードキャストにより送信する(ステップS1808)。そして、P−CSCF311は、スケールインにより減設されることにより一連の処理を終了する。ステップS1808により送信されるパケットは、IPアドレスの削除の要求とともに、自ノードのIPアドレス(自IPアドレス)および自ノードのサーバ種別の通知を行うパケットである。
(実施の形態にかかるノードの構成およびルーチング先解決処理)
図19は、実施の形態にかかるノードの構成およびルーチング先解決処理の一例を示す図である。IMS210の各ノードの構成について説明する。図19においてはS−CSCF320およびP−CSCF311の構成について説明するが、他のノード(たとえばS−CSCF312やMGCF313)の構成についても同様である。また、図19においては、一例として、S−CSCF320において照合または再開のイベントが発生し、S−CSCF320からのパケットにP−CSCF311が応答する場合のルーチング先解決処理について説明する。
S−CSCF320は、ルーチング制御部1911と、信号送信部1912と、信号受信部1913と、局データ記憶部1914と、呼処理制御部1915と、を備える。ルーチング制御部1911は、信号送信部1912および信号受信部1913を用いた他のノードとの間の信号の送受信により、自ノード(S−CSCF320)におけるルーチングの制御を行う。また、ルーチング制御部1911は、局データ記憶部1914に記憶されたルーチングテーブルに基づいてルーチングの制御を行う。
信号送信部1912は、ルーチング制御部1911または呼処理制御部1915からの制御により、自ノードからの信号を送信する。信号受信部1913は、他のノードからの信号を受信し、受信した信号をルーチング制御部1911または呼処理制御部1915へ出力する。
局データ記憶部1914は、ルーチングテーブルを含む局データを記憶している。ルーチングテーブルは、パケットの宛先のアドレスと、そのアドレスを宛先とするパケットを送出すべき自ノードのポートと、を対応付けるルーチング情報が格納されたテーブルである。呼処理制御部1915は、自ノードにおけるルーチング(呼処理)を制御する。
P−CSCF311は、ルーチング制御部1921と、信号送信部1922と、信号受信部1923と、局データ記憶部1924と、呼処理制御部1925と、を備える。P−CSCF311のルーチング制御部1921、信号送信部1922および信号受信部1923は、それぞれS−CSCF320のルーチング制御部1911、信号送信部1912および信号受信部1913と同様である。P−CSCF311の局データ記憶部1924および呼処理制御部1925は、それぞれS−CSCF320の局データ記憶部1914および呼処理制御部1915と同様である。
図1に示した第1ノード111は、たとえば図19に示すS−CSCF320により実現することができる。この場合に、図1に示した送信部112は、たとえばルーチング制御部1911および信号送信部1912により実現することができる。また、図1に示した受信部113は、たとえば信号受信部1913により実現することができる。また、図1に示した設定部114は、たとえばルーチング制御部1911により実現することができる。また、図1に示した制御部115は、たとえば呼処理制御部1915により実現することができる。
また図1に示した第2ノード121は、たとえば図19に示すP−CSCF311により実現することができる。この場合に、図1に示した受信部122は、たとえば信号送信部1922により実現することができる。また、図1に示した送信部123は、たとえばルーチング制御部1921および信号送信部1922により実現することができる。また、図1に示した設定部124は、たとえばルーチング制御部1921により実現することができる。また、図1に示した制御部125は、たとえば呼処理制御部1925により実現することができる。
たとえば、S−CSCF320において再開または照合のイベントが発生すると、S−CSCF320のルーチング制御部1911が、信号送信部1912を制御して上述の照合要求のパケットをブロードキャストにより送信する。P−CSCF311の信号受信部1923は、S−CSCF320がブロードキャストにより送信した照合要求のパケットを受信し、受信した照合要求のパケットをルーチング制御部1921へ出力する。
ルーチング制御部1921は、信号受信部1923から出力された照合要求のパケットに基づいて、局データ記憶部1924のルーチングテーブルにS−CSCF320のIPアドレスを取り込む。そして、ルーチング制御部1921は、信号送信部1922を制御して、自ノードのIPアドレスを含む照合応答のパケットをS−CSCF320へユニキャストにより送信する。
S−CSCF320の信号受信部1913は、P−CSCF311がユニキャストにより送信した照合応答のパケットを受信し、受信した照合応答のパケットをルーチング制御部1911へ出力する。ルーチング制御部1911は、信号受信部1913から出力された照合応答のパケットに基づいて、局データ記憶部1914のルーチングテーブルにP−CSCF311のIPアドレスを取り込む。
(実施の形態にかかるノードの構成および呼処理)
図20は、実施の形態にかかるノードの構成および呼処理の一例を示す図である。図20において、図19に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図20においては、ルーチング先解決処理により更新されたルーチングテーブルに基づく呼処理について説明する。また、図20においては、一例として、P−CSCF311が受信したパケットをS−CSCF320へ転送する呼処理について説明する。
まず、P−CSCF311の信号受信部1923が、他のノードからSIP信号を受信したとする。他のノードは、一例としては図2に示したパケット・スイッチ・ドメイン203のノードである。信号受信部1923は、受信したSIP信号を呼処理制御部1925へ出力する。呼処理制御部1925は、信号受信部1923から出力されたSIP信号の送信先(ルーチング先)を決定するためにルーチング制御部1921を起動し、SIP信号の宛先アドレスをルーチング制御部1921へ通知する。
ルーチング制御部1921は、局データ記憶部1924のルーチングテーブルを参照し、呼処理制御部1925から通知された宛先アドレスに対応するポートを特定する。そして、ルーチング制御部1921は、特定したポートを呼処理制御部1925へ通知する。呼処理制御部1925は、ルーチング制御部1921から通知されたポートからSIP情報を送信するように制御する。
信号送信部1922は、呼処理制御部1925からの制御に従って、SIP信号をS−CSCF320へ送信する。S−CSCF320の信号受信部1913は、P−CSCF311から受信したSIP信号を呼処理制御部1915へ出力する。呼処理制御部1915は、P−CSCF311の呼処理制御部1925と同様に、SIP信号をさらに他のノード(一例としてはMGCF217)へ転送するための呼処理を行う。
(実施の形態にかかるノードのハードウェア構成)
図21は、実施の形態にかかるノードのハードウェア構成の一例を示す図である。図19,図20に示したS−CSCF320およびP−CSCF311は、たとえば図21に示す通信装置2100によって実現することができる。通信装置2100は、プロセッサ2101と、メモリ2102と、通信インタフェース2103と、を備える。プロセッサ2101、メモリ2102および通信インタフェース2103は、たとえばバス2109によって接続される。
プロセッサ2101は、信号処理を行う回路であり、たとえば通信装置2100の全体の制御を司るCPU(Central Processing Unit)である。メモリ2102には、たとえばメインメモリおよび補助メモリが含まれる。メインメモリは、たとえばRAM(Random Access Memory)である。メインメモリは、プロセッサ2101のワークエリアとして使用される。補助メモリは、たとえば磁気ディスク、光ディスク、フラッシュメモリなどの不揮発メモリである。補助メモリには、通信装置2100を動作させる各種のプログラムが記憶されている。補助メモリに記憶されたプログラムは、メインメモリにロードされてプロセッサ2101によって実行される。
通信インタフェース2103は、他の通信装置(ノード)との間で通信を行う通信インタフェースである。通信インタフェース2103は、プロセッサ2101によって制御される。
図19,図20に示した信号送信部1912,1922および信号受信部1913,1923は、たとえば通信インタフェース2103により実現することができる。また、図19,図20に示したルーチング制御部1911,1921および呼処理制御部1915,1925は、たとえばプロセッサ2101により実現することができる。また、図19,図20に示した局データ記憶部1914,1924は、たとえばメモリ2102により実現することができる。
また、S−CSCF320およびP−CSCF311のそれぞれは、通信装置2100のハードウェア資源を用いた仮想マシンとして実現されてもよい。この場合に、S−CSCF320およびP−CSCF311は、それぞれ別の通信装置2100のハードウェア資源を用いた仮想マシンであってもよいし、1個の通信装置2100のハードウェア資源を用いた仮想マシンであってもよい。S−CSCF320およびP−CSCF311のハードウェア構成について説明したが、他のノード(たとえばS−CSCF312やMGCF313)のハードウェア構成についても同様である。
このように、実施の形態によれば、第1ノード111(一例としてはS−CSCF320)は、第1ノード111のアドレスと第1ノード111の種別とを示す第1制御信号をブロードキャストにより送信することができる。そして、第1ノード111は、第1制御信号に応じて第2ノード121から送信された第2制御信号が示す第2ノード121のアドレスに基づいて第1ノード111の局データ(たとえばルーチングテーブル)を更新することができる。第2ノード121は、一例としては、P−CSCF311、S−CSCF312およびMGCF313である。これにより、第1ノード111と接続すべき種別のノードのアドレスを第1ノード111の局データに反映させる局データの更新を自動化し、局データの設定にかかる時間を短縮することができる。
また、第2ノード121は、第1ノード111によって送信された、第1ノード111のアドレスと第1ノード111の種別を示す第1制御信号を受信することができる。そして、第2ノード121は、受信した第1制御信号が示す第1ノード111の種別が特定の種別である場合に、第1制御信号が示す第1ノード111のアドレスに基づいて第2ノード121の局データを更新することができる。また、第2ノード121は、受信した第1制御信号が示す第1ノード111の種別が特定の種別である場合に、第2ノード121のアドレスを示す第2制御信号を第1ノード111へ送信することができる。これにより、第2ノード121と接続すべき種別のノードのアドレスを第2ノード121の局データに反映させる局データの更新を自動化し、局データの設定にかかる時間を短縮することができる。
たとえば、ノードが追加された場合でも、保守者の介在なくそのノードの運用を開始することができることにより、サービス開始までの時間が短縮される。これにより、たとえば、スケールアウトにより輻輳の低減を図る場合に、輻輳の低減にかかる時間の短縮を図ることができる。また、たとえばトラヒック増加に対するノードの追加の不完了率の低減を図ることができる。また、ノードの追加や削除が行われても、保守者の介在なく局データの反映が可能であり、保守稼動の削減を図ることができる。
以上説明したように、通信装置および通信方法によれば、局データの設定にかかる時間を短縮することができる。
たとえば、従来、安価かつ柔軟に新しいサービスへ対応するために、電話網としてIMSが用いられている。このIMSにおけるSIPメッセージのエンティティ間ルーチング技術は、隣接サーバの接続のための情報を、電話番号や発信した対地に近端接続するという、従来の交換機技術を踏襲して実現されている。これら情報を、CSCFエンティティの機能分担に基づき、各エンティティに局データとして保持することを要する。また、このデータ投入は、保守者がどのようにルーチングさせるのかを意識したうえで、手動投入することで実現されている。
また、短期間でのサービス提供要件やサービスの多様化に対応するために、回線事業者は機能エンティティへの仮想化の適用を行っている。仮想化において、運用状況に応じて機能エンティティのノード追加(スケールアウト)およびノード削除(スケールイン)を行うことが可能である。しかし、従来の交換機技術を踏襲したルーチングを実現するために、追加されたノードのルーチングを有効化するための局データを保守者が手動で投入している。
すなわち、既存のIMSにおいて、機能エンティティ内のノード追加(仮想化環境ではスケールアウト)を実現した場合に、ルーチング先の解決のため、それぞれのノードが保持している局データを書き換えることを要する。また、IMSではそれぞれが役割分担をもった機能エンティティを複数経由(複数階層で実現)して端末間の通話を実現しており、どの経路を通るのかを保守者が局データを設定することでルーチングを実現している。
このような階層を意識した領域で複数ノードに対して局データの設定(たとえばルーチングテーブルの設定)を行う場合は、たとえ仮想化によってスケールアウト等を自動化できても、局データの設定を手動で実現することになる。このため、局データの設定に時間がかかる。
たとえば、スケールアウト等の保守作業を1回実施するたびに稼動(手作業での局データの設定)が発生するため、保守作業を頻繁に実施する場合はそのたびに稼動が発生する。また、スケールアウト等を実施すると、スケールアウト等の対象のノードと接続する他の複数のノードに局データの設定を行うことになるため、局データの設定を反映するまでに時間がかかる。また、たとえば、スケールアウトによる輻輳の低下や、スケールインによるリソースの解放に時間がかかる。
このように、機能エンティティ(ノード)を仮想化する場合は、柔軟なスケールアウト(増設)やスケールイン(減設)などが可能なことが仮想化のメリットであるにも関わらず、この局データの設定に時間がかかり、仮想化のメリットが活かせない。
これに対して、上述した実施の形態によれば、たとえば増設された新規ノードが、自ノードのアドレスと自ノードの種別とを示す第1制御信号をブロードキャストすることができる。また、その種別に対応する既存のノードが、そのアドレスを自ノードの局データに取り込み、自身のアドレスを通知する第2制御信号を新規ノードに送信することができる。これにより、ノード増設時の局データの更新を自動化し、局データの設定にかかる時間を短縮することができる。
また、たとえばノード減設時にも同様に、減設されるノードが、自ノードのアドレスと自ノードの種別とを示す第1制御信号をブロードキャストすることができる。また、その種別に対応するノードが、そのアドレスを自ノードの局データから削除することができる。これにより、ノード減設時の局データの更新を自動化し、局データの設定にかかる時間を短縮することができる。
このため、たとえば機能エンティティ(ノード)を仮想化する場合に、スケールアウトやスケールインなどによるノードの増設や減設の自動化だけでなく、ノードの増設や減設に伴う局データの設定も自動化することができる。これにより、ノードの増設や減設を柔軟に行うことができるという仮想化のメリットを活かすことができる。
ただし、上述した実施の形態は、たとえば機能エンティティ(ノード)を仮想化する構成に限らない。機能エンティティ(ノード)を仮想化しない構成においても、ノードの増設や減設を行った場合の局データの設定にかかる時間を短縮することができる。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)第1ノードのアドレスと第1ノードの種別とを示す第1制御信号をブロードキャストにより送信する送信部と、
前記送信部によって送信された前記第1制御信号に応じて前記第1ノードと異なる第2ノードから送信された、前記第2ノードのアドレスを示す第2制御信号を受信する受信部と、
前記受信部によって受信された前記第2制御信号が示す前記アドレスに基づいて、前記第1ノードがルーチングに用いる局データを設定する設定部と、
を備えることを特徴とする通信装置。
(付記2)前記送信部は、前記第1制御信号の送信元を示す前記第1ノードのアドレスと、前記ルーチングに用いる前記第1ノードのアドレスと、を示す前記第1制御信号を送信することを特徴とする付記1に記載の通信装置。
(付記3)前記受信部は、前記第2制御信号の送信元を示す前記第2ノードのアドレスと、前記ルーチングに用いる前記第2ノードのアドレスと、を示す前記第2制御信号を受信し、
前記設定部は、前記第2制御信号が示す、前記ルーチングに用いる前記第2ノードのアドレスに基づいて前記局データを設定する、
ことを特徴とする付記1または2に記載の通信装置。
(付記4)前記送信部は、前記第1制御信号を送信することにより、前記第1制御信号を受信したノードのうち特定の種別のノードに対して、前記第1制御信号が示す前記アドレスに基づいて前記特定の種別のノードの局データを設定させ、前記第2制御信号を前記第1ノードへ送信させることを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の通信装置。
(付記5)前記送信部は、前記第1ノードの起動時に、前記第1ノードのアドレスの局データへの追加を指示する前記第1制御信号を送信することを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の通信装置。
(付記6)前記送信部は、前記第1ノードの停止時に、前記第1ノードのアドレスの局データからの削除を指示する前記第1制御信号を送信することを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の通信装置。
(付記7)前記第2ノードは、前記第1制御信号が示す前記種別に対応する特定の種別のノードであることを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の通信装置。
(付記8)前記第1ノードおよび前記第2ノードの少なくともいずれかは仮想的なノードであることを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載の通信装置。
(付記9)前記設定部によって設定された前記局データに基づく前記第1ノードによるルーチングを制御する制御部を備えることを特徴とする付記1〜8のいずれか一つに記載の通信装置。
(付記10)第1ノードによって送信された、前記第1ノードのアドレスと前記第1ノードの種別とを示す第1制御信号を受信する受信部と、
前記受信部によって受信された前記第1制御信号が示す前記種別が特定の種別である場合に、前記第1ノードと異なる第2ノードのアドレスを示す第2制御信号を前記第1ノードへ送信する送信部と、
前記第1制御信号が示す前記種別が特定の種別である場合に、前記第1制御信号が示す前記アドレスに基づいて、前記第2ノードがルーチングに用いる局データを設定する設定部と、
を備えることを特徴とする通信装置。
(付記11)前記送信部は、前記第1制御信号が示す前記種別が前記特定の種別でない場合は、前記第2制御信号を前記第1ノードへ送信せず、
前記設定部は、前記第1制御信号が示す前記種別が前記特定の種別でない場合は、前記第1制御信号が示す前記アドレスに基づいて前記第2ノードの局データを設定しない、
ことを特徴とする付記10に記載の通信装置。
(付記12)前記送信部は、前記第2制御信号の送信元を示す前記第2ノードのアドレスと、前記ルーチングに用いる前記第2ノードのアドレスと、を示す前記第2制御信号を送信することを特徴とする付記10または11に記載の通信装置。
(付記13)前記受信部は、前記第1制御信号の送信元を示す前記第1ノードのアドレスと、前記ルーチングに用いる前記第1ノードのアドレスと、を示す前記第1制御信号を受信し、
前記設定部は、前記第1制御信号が示す、前記ルーチングに用いる前記第1ノードのアドレスに基づいて前記局データを設定する、
ことを特徴とする付記10〜12のいずれか一つに記載の通信装置。
(付記14)第1ノードのアドレスと第1ノードの種別とを示す第1制御信号をブロードキャストにより送信し、
送信した前記第1制御信号に応じて前記第1ノードと異なる第2ノードから送信された、前記第2ノードのアドレスを示す第2制御信号を受信し、
受信した前記第2制御信号が示す前記アドレスに基づいて前記第1ノードの局データを設定する、
ことを特徴とする通信方法。
(付記15)第1ノードによって送信された、前記第1ノードのアドレスと前記第1ノードの種別とを示す第1制御信号を受信し、
受信した前記第1制御信号が示す前記種別が特定の種別である場合に、前記第1ノードと異なる第2ノードのアドレスを示す第2制御信号を前記第1ノードへ送信し、前記第1制御信号が示す前記アドレスに基づいて前記第2ノードの局データを設定する、
ことを特徴とする通信方法。
100 通信システム
110,120,2100 通信装置
111 第1ノード
112,123 送信部
113,122 受信部
114,124 設定部
115,125 制御部
121 第2ノード
200 移動体通信ネットワーク
201,371 ユーザ端末
202 RNC
203 パケット・スイッチ・ドメイン
204 インターネット
205,210 IMS
206 アプリケーション/サービス
207 電話網
208 回線交換ドメイン
211,311 P−CSCF
212,312,320 S−CSCF
213 I−CSCF
214 HSS
215 AS
216 MRF
217,313 MGCF
218 MGW
219 T−SGW
331〜333,601 局データ
351〜353 局データ参照点
360 ブロードキャスト通信
372 アクセスネットワーク
1200,1300,1400,1500,1600 パケット
1201,1301 宛先アドレス
1202,1302 送信元アドレス
1203,1303 宛先ポート
1204,1304 送信元ポート
1205,1305 信号種別
1206,1306 自IPアドレス
1207 サーバ種別
1911,1921 ルーチング制御部
1912,1922 信号送信部
1913,1923 信号受信部
1914,1924 局データ記憶部
1915,1925 呼処理制御部
2101 プロセッサ
2102 メモリ
2103 通信インタフェース
2109 バス

Claims (6)

  1. 第1ノードのアドレスと第1ノードの種別とを示す第1制御信号をブロードキャストにより送信する送信部と、
    前記送信部によって送信された前記第1制御信号に応じて前記第1ノードと異なる第2ノードから送信された、前記第2ノードのアドレスを示す第2制御信号を受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された前記第2制御信号が示す前記アドレスに基づいて、前記第1ノードがルーチングに用いる局データを設定する設定部と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 前記送信部は、前記第1制御信号の送信元を示す前記第1ノードのアドレスと、前記ルーチングに用いる前記第1ノードのアドレスと、を示す前記第1制御信号を送信することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 第1ノードによって送信された、前記第1ノードのアドレスと前記第1ノードの種別とを示す第1制御信号を受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された前記第1制御信号が示す前記種別が特定の種別である場合に、前記第1ノードと異なる第2ノードのアドレスを示す第2制御信号を前記第1ノードへ送信する送信部と、
    前記第1制御信号が示す前記種別が特定の種別である場合に、前記第1制御信号が示す前記アドレスに基づいて、前記第2ノードがルーチングに用いる局データを設定する設定部と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  4. 前記送信部は、前記第1制御信号が示す前記種別が前記特定の種別でない場合は、前記第2制御信号を前記第1ノードへ送信せず、
    前記設定部は、前記第1制御信号が示す前記種別が前記特定の種別でない場合は、前記第1制御信号が示す前記アドレスに基づいて前記第2ノードの局データを設定しない、
    ことを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 第1ノードのアドレスと第1ノードの種別とを示す第1制御信号をブロードキャストにより送信し、
    送信した前記第1制御信号に応じて前記第1ノードと異なる第2ノードから送信された、前記第2ノードのアドレスを示す第2制御信号を受信し、
    受信した前記第2制御信号が示す前記アドレスに基づいて前記第1ノードの局データを設定する、
    ことを特徴とする通信方法。
  6. 第1ノードによって送信された、前記第1ノードのアドレスと前記第1ノードの種別とを示す第1制御信号を受信し、
    受信した前記第1制御信号が示す前記種別が特定の種別である場合に、前記第1ノードと異なる第2ノードのアドレスを示す第2制御信号を前記第1ノードへ送信し、前記第1制御信号が示す前記アドレスに基づいて前記第2ノードの局データを設定する、
    ことを特徴とする通信方法。
JP2017005523A 2017-01-17 2017-01-17 通信装置および通信方法 Pending JP2018117199A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017005523A JP2018117199A (ja) 2017-01-17 2017-01-17 通信装置および通信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017005523A JP2018117199A (ja) 2017-01-17 2017-01-17 通信装置および通信方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018117199A true JP2018117199A (ja) 2018-07-26

Family

ID=62984169

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017005523A Pending JP2018117199A (ja) 2017-01-17 2017-01-17 通信装置および通信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018117199A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102138312B (zh) Ip多媒体子系统网络中的故障恢复
JP7082212B2 (ja) 通信方法、通信装置、および通信システム
KR102392120B1 (ko) Nf 구성요소의 예외를 처리하기 위한 방법 및 시스템, 그리고 기기
JP2008527907A (ja) エマージェンシーコールを処理するための方法及び装置
CN101690099A (zh) 用于在多个通信网络上向用户设备提供ims会话连续性的方法和系统
JP2013528993A (ja) 端末、hss、及びコア・ネットワークエレメントによる端末能力の取得方法とシステム
CN101772155A (zh) Ip多媒体子系统集中业务的注销方法
CN101299697B (zh) 注销无线ip接入网联系地址的方法和设备
US10932171B2 (en) Access point switching method and apparatus
CN101433050A (zh) 注册多联系装置的方法
CN112866435B (zh) Mac地址老化处理方法及设备
US20120290871A1 (en) Method of changing over from a primary hss to a backup hss in an ip network
CN103138984A (zh) 容灾倒回服务呼叫会话控制功能实体的方法及系统
US11706093B2 (en) Auto switching for enterprise federated network slice
CN101558624A (zh) 将呼叫从电路交换域路由到统一服务域的方法、设备和计算机程序产品
WO2019144786A1 (zh) 无线信息订阅方法、相关装置及系统
EP3554099B1 (en) Method for resource creation and registration of application entity, and communication node device and terminal device
CN107567027B (zh) Rcs终端网络切换的处理方法、装置、设备及移动终端
WO2012159312A1 (zh) 一种多模单待终端在网络注册的方法和装置
CN102457835B (zh) 一种网络切换的方法、系统及设备
JP2018117199A (ja) 通信装置および通信方法
CN106302077B (zh) 一种容灾倒回方法及设备
JP5957249B2 (ja) 通話録音システム
CN105791456B (zh) 实现电路域和分组域之间移动终端寻址的装置、系统和方法
CN112887496B (zh) 一种呼叫处理系统、呼叫处理方法以及通信装置