JP2018115782A - 空気調和装置の室内ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】冷媒漏洩時に、室内ファンの回転による騒音を低減する。
【解決手段】室内ユニット20は、冷媒を循環する冷媒回路80を形成するように構成された空気調和装置90のためのものである。室内ユニット20は、室内熱交換器22と、ファン23と、冷媒回路80からの冷媒漏洩量を検知する冷媒漏洩検知部26と、ファン23の回転速度を制御する制御部25と、を備える。制御部25は、冷媒漏洩量が所定の閾値より多いときは、冷媒漏洩量が閾値より少ないときよりも、回転速度を大きくする。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和装置の室内ユニットに関する。
空気調和装置を構成する冷媒回路には、冷媒が循環する。冷媒として用いられる多岐にわたる物質の中には、毒性や、人間の窒息を引き起こす性質を有するものがある。このため、室内ユニットから冷媒が漏洩した場合に、ファンを高速で回転する制御が行われる場合がある。この制御の目的は、漏洩した冷媒を室内に拡散させ、冷媒の濃度を低下させ、それによってユーザの健康に与える悪影響を最低限に抑えることである。この制御は、例えば特許文献1(特開2016−070594号公報)に開示されている床置き型の空気調和装置でも行われる。
この特許文献1の空気調和装置では、冷媒漏洩量がさらに多くなると、ファンを停止させる制御もまた行われる。その理由は、床面付近に設けられた吹出口から空気より重い冷媒が漏洩するので、冷媒の拡散によって可燃濃度領域を広げるよりも、床面付近に冷媒を集中させておいた方が安全であるという認識のためである。これに対し、壁掛け型や天井埋め込み型など、床面から離間した高さに吹出口のある空気調和装置では、冷媒が吹出口から床面までの距離を移動することは避けられない。この場合には、ファンの高速回転による冷媒の拡散は、冷媒漏洩量の大小に関わらず、ユーザの安全確保に有効であると考えられる。
しかしながら、ファンの高速回転は騒音の原因になる。室内ユニットから急に大きな騒音が発されると、ユーザは不快感を抱く。したがって、冷媒の漏洩時であっても、可能な限り、ファンを過剰な速度で回転させる制御は行わないほうがよい。
本発明の課題は、空気調和装置の冷媒漏洩時に、ファンの回転による騒音を低減することである。
本発明の第1観点に係る室内ユニットは、冷媒を循環する冷媒回路を形成するように構成された空気調和装置のためのものである。室内ユニットは、熱交換器と、ファンと、冷媒回路からの冷媒漏洩量を検知する冷媒漏洩検知部と、ファンの回転速度を制御する制御部と、を備える。制御部は、冷媒漏洩量が所定の閾値より多いときは、冷媒漏洩量が閾値より少ないときよりも、回転速度を大きくする。
この構成によれば、冷媒漏洩量が多いときにはファンの回転速度が大きくなり、冷媒漏洩量が少ないときにはファンの回転速度が小さくなる。したがって、冷媒漏洩に緊急に対処する必要がある場合には漏洩した冷媒が迅速に室内に拡散されることによって冷媒の濃度が低下し、冷媒漏洩に緊急に対処する必要がない場合には騒音が抑制される。
本発明の第2観点に係る室内ユニットは、第1観点に係る室内ユニットにおいて、制御部は、冷媒漏洩量の増大に伴い回転速度を大きくする。
この構成によれば、冷媒漏洩量が増加するにつれてファンの回転速度が大きくなる。したがって、冷媒の濃度低下と騒音の抑制の緊急度を考慮した適切な回転速度が決定される。
本発明の第3観点に係る室内ユニットは、第1観点または第2観点に係る室内ユニットにおいて、冷媒漏洩検知部は、冷媒濃度センサを有する。冷媒漏洩量は、冷媒濃度センサから出力される濃度信号に基づいて判定される。
この構成によれば、冷媒濃度センサが出力する濃度信号によりファンの回転速度が決定される。したがって、漏洩した冷媒の濃度に基づいて必要な風量が判定され、その風量を生じさせるのに十分なファンの回転速度が得られるので、不必要な大きさの騒音によってユーザに不快感を与えることを抑制できる。
本発明の第4観点に係る室内ユニットは、第1観点から第3観点のいずれか1つに係る室内ユニットにおいて、冷媒漏洩検知部は、冷媒漏洩量を多段階で検知する。
この構成によれば、冷媒漏洩量は多段階の値として検知される。したがって、多段階の検知レベルに応じて回転速度を多段階に決定することにより、冷媒漏洩量に適した回転速度を実現できる。
本発明の第5観点に係る室内ユニットは、第1観点から第4観点のいずれか1つに係る室内ユニットにおいて、天井設置型または壁設置型である。
この構成によれば、室内ユニットは、例えば天井埋込型、天井吊型、壁掛型、または壁埋込型などである。したがって、冷媒漏洩時に天井または壁から降りてくる冷媒を室内に拡散して、濃度を低下させることができる。
本発明の第6観点に係る室内ユニットは、第1観点から第4観点のいずれか1つに係る室内ユニットにおいて、床面に設置される床設置型である。室内ユニットは、ケーシング、をさらに備える。ケーシングは、床面から離間した高さに設けられた吹出口を有する。
この構成によれば、室内ユニットは床設置型であり、かつ床面から離間した吹出口を有する。したがって、吹出口から降りてくる冷媒を室内に拡散して、濃度を低下させることができる。
本発明の第1観点から第4観点に係る室内ユニットによれば、冷媒の濃度低下と騒音の抑制が緊急度に応じて実行される。
本発明の第5観点に係る室内ユニットによれば、天井または壁から降りてくる冷媒の濃度を低下できる。
本発明の第6観点に係る室内ユニットによれば、床面から離間した吹出口から降りてくる冷媒の濃度を低下できる。
本発明の一実施形態に係る室内ユニット20を含む空気調和装置90の模式図である。 室内ユニット20の設置状態を示す模式図である。 冷媒漏洩検知部26の構成を示すブロック図である。 冷媒漏洩検知部26の処理特性を示すグラフである。 冷媒漏洩検知部26の処理特性を示すグラフである。 冷媒漏洩検知部26の処理特性を示すグラフである。 冷媒漏洩検知部26の処理特性を示すグラフである。 本発明の変形例Aに係る室内ユニット20A、および本発明の変形例Bに係る室内ユニット20Bの設置状態を示す模式図である。 本発明の変形例Cに係る室内ユニット20の冷媒漏洩検知部26の構成を示すブロック図である。
(1)全体構成
図1は本発明の一実施形態に係る室内ユニット20を用いた空気調和装置90を示す。空気調和装置90は、冷媒を循環させて冷凍サイクルを行う冷媒回路80を有している。冷媒回路80は、室外ユニット10、室内ユニット20、連絡配管30を有している。
(2)詳細構成
(2−1)室外ユニット10
室外ユニット10は、冷熱源または温熱源として機能するものであり、室外に設置される。室外ユニット10は、ケーシング11、圧縮機12、四路切換弁13、室外熱交換器14、ファン15、膨張弁16、液側閉鎖弁17、ガス側閉鎖弁18、制御部19、および部品間を接続する配管を有している。
(2−1−1)ケーシング11
ケーシング11は、室外ユニット10の構成部品を収容する。
(2−1−2)圧縮機12
圧縮機12は、低圧ガス冷媒を圧縮して高圧ガス冷媒を吐出する。圧縮機12は、吸入口12aと吐出口12bを有する。低圧ガス冷媒は、吸入口12aから吸入される。高圧ガス冷媒は、吐出口12bから矢印Dの方向に吐出される。
(2−1−3)四路切換弁13
四路切換弁13は、冷房運転と暖房運転を切り替える。冷房運転を行うときは、四路切換弁13は図1の実線で示される接続を行い、それによって冷媒は矢印Cの方向に循環する。一方、暖房運転を行うときは、四路切換弁13は図1の破線で示される接続を行い、それによって冷媒は矢印Hの方向に循環する。
(2−1−4)室外熱交換器14
室外熱交換器14は、冷媒と外気との熱交換を行う。室外熱交換器14は、冷房運転のときは放熱器として機能し、暖房運転のときは吸熱器として機能する。室外熱交換器14は、冷媒分流器14aを有していてもよい。冷媒分流器14aは、例えば暖房運転において、低圧の気液二相冷媒を室外熱交換器14の各部へ均等に送るのに役立つ。
(2−1−5)ファン15
ファン15は、室外熱交換器14による冷媒と外気の熱交換を促進する。
(2−1−6)膨張弁16
膨張弁16は、開度が調整可能な弁によって構成されている。開度は例えば電気的に調節される。膨張弁16は、必要に応じて冷媒を減圧し、または通過する冷媒の量を制限する。
(2−1−7)液側閉鎖弁17、ガス側閉鎖弁18
液側閉鎖弁17およびガス側閉鎖弁18は、冷媒の経路を開放または閉鎖するためのものである。開放と閉鎖は例えば手動により行われる。液側閉鎖弁17およびガス側閉鎖弁18は、例えば空気調和装置90の設置時において、室外ユニット10に封入された冷媒が外部に漏洩しないようにするために閉鎖される。一方、液側閉鎖弁17およびガス側閉鎖弁18は、空気調和装置90の使用時においては開放される。
(2−1−8)制御部19
制御部19は、室外ユニット10に設けられた各種センサの出力信号を受信する。この各種センサには、図示しない温度センサまたは圧力センサなどが含まれていてもよい。制御部19はさらに、圧縮機12、四路切換弁13、ファン15、膨張弁16、その他の図示しないアクチュエータを駆動する。
(2−2)連絡配管30
連絡配管30は、室外ユニット10と室内ユニット20の間で冷媒を案内する。連絡配管30は、液連絡配管31とガス連絡配管32を有する。液連絡配管31は液側閉鎖弁17に接続されている。ガス連絡配管32はガス側閉鎖弁18に接続されている。液連絡配管31は、おもに液冷媒または気液二相冷媒を案内する。ガス連絡配管32は、おもにガス冷媒を案内する。
(2−3)室内ユニット20
室内ユニット20は、利用者の室内に設けられ、冷風または温風を発生させて、室内の温度を快適にするためのものである。室内ユニット20は、ケーシング21、室内熱交換器22、ファン23、および配管29a、29bを有している。室内ユニット20は、さらに制御部25、冷媒漏洩検知部26を有している。
(2−3−1)ケーシング21
ケーシング21は、室内ユニット20の構成部品を収容する。図2に示すように、室内ユニット20は天井設置型であり、調和された空気を室内50の上方から利用者に供給する。ケーシング21には、室内空気を吸い込むための吸込口21aと、室内へ空気を吹き出すための吹出口21bが形成されている。ケーシング21は、天井に埋め込まれるように構成されている。これに代えて、ケーシング21は、天井から吊り下げられるように構成されていてもよい。
(2−3−2)室内熱交換器22
図1に戻り、室内熱交換器22は、冷媒と室内空気との熱交換を行う。室内熱交換器22は、冷房運転のときは吸熱器として機能し、暖房運転のときは放熱器として機能する。室内熱交換器22は、冷媒分流器22aを有していてもよい。冷媒分流器22aは、例えば冷房運転において、低圧の気液二相冷媒を室内熱交換器22の各部へ均等に送るのに役立つ。
(2−3−3)ファン23
ファン23は、室内熱交換器22による冷媒と室内空気の熱交換を促進する。加えて、ファン23は熱交換を終えた空気をケーシング21から吹き出して、室内空間へ送る。
(2−3−4)配管29a、29b
配管29aは、液連絡配管31と室内熱交換器22とを接続する。配管29aは液連絡配管31と別体であり、かつ液連絡配管31に接続されていてもよいし、液連絡配管31と一体であってもよい。
配管29bは、ガス連絡配管32と室内熱交換器22とを接続する。配管29bはガス連絡配管32と別体であり、かつガス連絡配管32に接続されていてもよいし、ガス連絡配管32と一体であってもよい。
(2−3−5)冷媒漏洩検知部26
冷媒漏洩検知部26は、冷媒回路80からの冷媒の漏洩を検知する。冷媒漏洩検知部26の構成については後述する。
(2−3−6)制御部25
制御部25は、室内ユニット20に設けられた各種センサの出力信号を受信する。この各種センサには、冷媒漏洩検知部26のほか、図示しない温度センサまたは圧力センサなどが含まれていてもよい。制御部25はさらに、ファン23、その他の図示しないアクチュエータを駆動する。制御部25はさらに、図示しない通信線を介して、室外ユニット10の制御部19と通信を行う。
(3)冷凍サイクルの基本動作
以下では、空気調和装置90の冷凍サイクルの基本動作について、簡便化のため、冷媒が凝縮および蒸発などの相変化を伴う反応を起こすものとして説明する。しかし、当該反応が放熱および吸熱を起こす限り、必ずしも相変化を伴う必要はない。
(3−1)冷房運転
図1において、室外ユニット10の四路切換弁13は実線で示される接続を行う。圧縮機12は高圧ガス冷媒を矢印Dの方向に吐出する。その後、高圧ガス冷媒は四路切換弁13を経て室外熱交換器14へ到達し、そこで凝縮して高圧液冷媒になる。高圧液冷媒は、膨張弁16へ到達し、そこで減圧されて低圧気液二相冷媒になる。低圧気液二相冷媒は、開放された液側閉鎖弁17、および液連絡配管31を順に経て、室内ユニット20に入る。低圧気液二相冷媒は、室内熱交換器22に到達し、そこで蒸発して低圧ガス冷媒になる過程で吸熱し、利用者に冷熱を提供する。低圧ガス冷媒は、ガス連絡配管32、および開放されたガス側閉鎖弁18を順に通過して、室外ユニット10へ入る。低圧ガス冷媒は四路切換弁13を通過した後、圧縮機12に吸入される。
(3−2)暖房運転
図1において、室外ユニット10の四路切換弁13は破線で示される接続を行う。圧縮機12は高圧ガス冷媒を矢印Dの方向に吐出する。その後、高圧ガス冷媒は四路切換弁13を通過した後、開放されたガス側閉鎖弁18、およびガス連絡配管32を順に通過して、室内ユニット20に入る。高圧ガス冷媒は、室内熱交換器22に到達し、そこで凝縮して高圧液冷媒になる過程で利用者に温熱を提供する。高圧液冷媒は、液連絡配管31、および開放された液側閉鎖弁17を順に経て、室外ユニット10へ入る。高圧液冷媒は、膨張弁16へ到達し、そこで減圧されて低圧気液二相冷媒になる。低圧気液二相冷媒は、室外熱交換器14へ到達し、そこで吸熱し、蒸発して低圧ガス冷媒になる。低圧ガス冷媒は、四路切換弁13を経て圧縮機12に吸入される。
(4)冷媒漏洩時の動作
(4−1)冷媒漏洩検知部26の構成
図3は、冷媒漏洩検知部26のブロック構成の一例である。この例では、冷媒漏洩検知部26は、冷媒濃度センサ26a、増幅部26b、AD変換部26c、処理部26dを有する。冷媒濃度センサ26aは検出した冷媒の濃度を表す濃度信号CSを出力する。増幅部26bは濃度信号CSをAD変換に適したレベルに増幅する。AD変換部26cは、増幅されたアナログ信号をAD変換して、デジタル信号として出力する。このデジタル信号は、濃度信号CSに基づいて判定された冷媒漏洩量を表す。処理部26dは、冷媒漏洩量を表す入力信号Iを所定の閾値と比較して所定の処理を行うことによって出力信号Oを出力し、制御部25へ送る。
(4−2)冷媒漏洩検知部26の処理特性
図4A〜図4Dは、処理部26dにおける処理の例を示す。
図4Aに示す例では、処理部26dは、冷媒漏洩量を表す入力信号Iを単一の閾値THと比較して、二値の出力信号Oを出力する。
図4Bに示す例では、処理部26dは、入力信号Iを複数の閾値TH1〜TH3と比較して、多段階の信号として出力信号Oを出力する。閾値TH1〜TH3によって分割された各ステップの出力レベルは、線形に並んでいてもよいし、図4Bに示すように非線形に並んでいてもよい。
図4Cに示す例では、さらに多数の閾値を採用することによって滑らかな特性曲線が作られている。この特性曲線は、入力レンジの両端の領域では傾きが小さく、中央の領域では傾きが大きくなっているので非線形である。また、この特性曲線は、冷媒漏洩量を表す入力信号Iの増大に伴い、出力信号Oも大きくなるという、いわゆる狭義の単調増加の関係である。当然ながら、特性曲線は図示の曲線に代えて線形であってもよく、この場合も狭義の単調増加の関係に該当する。
図4Dに示す例でも、多数の閾値を採用することによって滑らかな特性曲線が作られている。この特性曲線も全体として非線形である。具体的には、特性曲線は、入力レンジの両端の領域では傾きがゼロであり、中央の領域では傾きをもつ線形であり、これらの接合部は曲線である。また、特性曲線は、冷媒漏洩量を表す入力信号Iの増大に伴い、出力信号Oはレベルを維持するか、またはより大きくなるという、いわゆる広義の単調増加の関係である。
(4−3)出力信号Oに基づくファン23の制御
出力信号Oは冷媒漏洩検知部26から制御部25へ送られる。制御部25は、出力信号Oに基づいてファン23の回転速度を決定する。具体的には、制御部25は、出力信号Oが大きいほどファン23の回転速度を大きくする。例えば、制御部25は、出力信号Oに比例するようにファン23の回転速度を決定する。あるいは、制御部25は、出力信号Oが大きいほどファン23用のモータの電流値を大きくしてもよい。例えば、制御部25は、出力信号Oに比例するようにファン23用のモータの電流値を決定してもよい。
(5)特徴
(5−1)
冷媒漏洩量が多いときにはファン23の回転速度が大きくなり、冷媒漏洩量が少ないときにはファン23の回転速度が小さくなる。したがって、冷媒漏洩に緊急に対処する必要がある場合には漏洩した冷媒が迅速に室内に拡散されて濃度が低下し、冷媒漏洩に緊急に対処する必要がない場合には騒音が抑制される。
(5−2)
冷媒漏洩量が増加するにつれてファンの回転速度が大きくなるような制御を行うことができる。したがって、冷媒の濃度低下と騒音の抑制の緊急度を考慮した適切な回転速度が決定される。
(5−3)
冷媒濃度センサ26aが出力する濃度信号CSによりファン23の回転速度が決定される。したがって、漏洩した冷媒の濃度に基づいて必要な風量が判定され、その風量を生じさせるのに十分なファン23の回転速度が得られるので、不必要な大きさの騒音によってユーザに不快感を与えることを抑制できる。
(5−4)
冷媒漏洩量が多段階の値として検知されるような制御を行うことができる。したがって、多段階の検知レベルに応じて回転速度を多段階に決定することにより、冷媒漏洩量に適した回転速度を実現できる。
(5−5)
室内ユニット20は、天井設置型であり、例えば天井埋込型、または天井吊型である。したがって、冷媒漏洩時に天井から降りてくる冷媒を室内に拡散して、濃度を低下させることができる。
(6)変形例
以下に本実施形態の変形例を示す。なお、複数の変形例を適宜組み合わせてもよい。
(6−1)変形例A:壁設置型
上述の実施形態では、室内ユニット20は天井設置型である。これに代えて、室内ユニットは壁設置型でもよい。図5には壁設置型の室内ユニット20Aが示されている。ケーシング21には、室内空気を吸い込むための吸込口21aと、室内へ空気を吹き出すための吹出口21bが形成されている。ケーシング21は、壁に掛けられるように構成されている。これに代えて、ケーシング21は、壁に埋め込まれるように構成されていてもよい。
この構成によれば、室内ユニット20Aは壁設置型であり、例えば壁掛型、または壁埋込型である。したがって、冷媒漏洩時に壁から降りてくる冷媒を室内に拡散して、濃度を低下させることができる。
(6−2)変形例B:床設置型
上述の実施形態では、室内ユニット20は天井設置型である。これに代えて、室内ユニットは床設置型でもよい。図5には床設置型の室内ユニット20Bが示されている。ケーシング21には、室内空気を吸い込むための吸込口21aと、室内へ空気を吹き出すための吹出口21bが形成されている。吹出口21bは床面から離間した箇所に設けられている。ケーシング21は、床に置かれるように構成されている。これに代えて、ケーシング21は、床に固定されるように構成されていてもよい。
この構成によれば、室内ユニット20Bは床設置型であり、かつ床面から離間した吹出口21bを有する。したがって、吹出口21bから降りてくる冷媒を室内に拡散して、濃度を低下させることができる。
(6−3)変形例C:冷媒漏洩検知部26の構成
上述の実施形態では、冷媒漏洩検知部26の構成は図3に示すものであり、単一の冷媒濃度センサ27aが用いられている。これに代えて、冷媒漏洩検知部26の構成を図6に示すものとしてもよい。冷媒漏洩検知部26は複数の冷媒濃度センサ26aおよび複数のAD変換部26cを有している。複数のAD変換部26cのデジタル信号はすべて処理部26dへ入力される。処理部26dは、それぞれの冷媒濃度センサ26aに由来する入力信号Iを、それぞれ異なる閾値TH1〜TH3と比較し、その結果を総合考慮することによって、図4A〜図4Dに例示した処理特性に応じた出力信号Oを出力する。
この構成によれば、いずれか1つの冷媒濃度センサ26aが故障しても、処理特性が崩壊する度合いが減る。したがって、安定的にファン23の制御を継続しやすい。
20 室内ユニット
21 ケーシング
21a 吸込口
21b 吹出口
22 室内熱交換器
23 ファン
25 制御部
26 冷媒漏洩検知部
特開2016−070594号公報

Claims (6)

  1. 冷媒を循環する冷媒回路(80)を形成するように構成された空気調和装置(90)の室内ユニット(20)であって、
    熱交換器(22)と、
    ファン(23)と、
    前記冷媒回路からの冷媒漏洩量を検知する冷媒漏洩検知部(26)と、
    前記ファンの回転速度を制御する制御部(25)と、
    を備え、
    前記制御部は、前記冷媒漏洩量が所定の閾値より多いときは、前記冷媒漏洩量が前記閾値より少ないときよりも、前記回転速度を大きくする、
    室内ユニット(20)。
  2. 前記制御部は、前記冷媒漏洩量の増大に伴い前記回転速度を大きくする、
    請求項1に記載の室内ユニット。
  3. 前記冷媒漏洩検知部は、冷媒濃度センサ(26a)を有し、
    前記冷媒漏洩量は、前記冷媒濃度センサから出力される濃度信号(CS)に基づいて判定される、
    請求項1または請求項2に記載の室内ユニット。
  4. 前記冷媒漏洩検知部は、前記冷媒漏洩量を多段階で検知する、
    請求項1から3のいずれか1つに記載の室内ユニット。
  5. 天井設置型または壁設置型である、
    請求項1から4のいずれか1つに記載の室内ユニット。
  6. 床面に設置される床設置型であり、前記床面から離間した高さに設けられた吹出口(21b)を有するケーシング(21)、
    をさらに備える、
    請求項1から4のいずれか1つに記載の室内ユニット。
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