JP2018113778A - 非接触給電システム及び非接触給電方法 - Google Patents

非接触給電システム及び非接触給電方法 Download PDF

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Abstract

【課題】整流器の入力インピーダンスを調整して適正に非接触給電を行うことができる非接触給電システム及び非接触給電方法を提供する。【解決手段】非接触給電システム1は、電圧検出部14aにより検出された電圧と電流検出部14bにより検出された電流との位相差に基づいて交流電源11を制御し当該交流電力を調整する電力送電装置10と、検出部27により検出された電圧及び電流に基づいてインピーダンス調整部25を制御する電力受電装置20とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、非接触給電システム及び非接触給電方法に関する。
従来、非接触給電システムは、例えば、磁界共鳴、電磁誘導等により非接触で交流電力を送電する送電装置と、当該送電装置から送電された交流電力を受電し当該交流電力を直流電力に整流器により整流し当該直流電力をバッテリ等の負荷に供給する受電装置とを備えている。非接触給電システムは、例えば、非接触給電の効率を向上させるために、整流器の入力インピーダンス(受電回路のインピーダンス)が一定になるように、送電回路からの送電電力を受電回路からの通信を用いて制御するものがある(例えば、特許文献1)。
特開2015−23651号公報
ところで、従来の非接触給電システムは、整流器の入力インピーダンスを調整して非接触給電を行う場合に更なる改善の余地がある。
そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、整流器の入力インピーダンスを調整して適正に非接触給電を行うことができる非接触給電システム及び非接触給電方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る非接触給電システムは、交流電力を供給する交流電源、前記交流電源から供給された前記交流電力を非接触で送電する送電コイル、前記交流電源により前記送電コイルに印加する電圧を検出する電圧検出部、前記交流電源から前記送電コイルに流れる電流を検出する電流検出部、及び、前記電圧検出部により検出された前記電圧と前記電流検出部により検出された前記電流との位相差に基づいて前記交流電源を制御し前記交流電力を調整する送電側制御部、を有する電力送電装置と、前記送電コイルから非接触で送電される前記交流電力を受電する受電コイル、前記受電コイルにより受電した前記交流電力を直流電力に整流し当該直流電力を負荷に供給するブリッジ整流回路、前記負荷に供給される前記直流電力の電圧及び電流を検出する検出部、前記ブリッジ整流回路と前記負荷との間に設けられ、前記ブリッジ整流回路の入力インピーダンスを調整するインピーダンス調整部、及び、前記検出部により検出された前記電圧及び前記電流に基づいて前記インピーダンス調整部を制御する受電側制御部、を有する電力受電装置と、を備えることを特徴とする。
また、上記非接触給電システムにおいて、前記ブリッジ整流回路は、第1ダイオードと、第2ダイオードと、第3ダイオードと、第4ダイオードとを有し、前記インピーダンス調整部は、第1静電容量可変部と、第2静電容量可変部とを有し、前記ブリッジ整流回路及び前記インピーダンス調整部は、前記第1及び前記第2ダイオードが順方向に直列に接続され、前記第3及び前記第4ダイオードが順方向に直列に接続され、前記第1及び前記第2静電容量可変部が直列に接続され、順方向の前記第1及び第2ダイオードと順方向の前記第3及び第4ダイオードとが並列に接続され、さらに、前記第1静電容量可変部が前記第3ダイオードに並列に接続され、前記第2静電容量可変部が前記第4ダイオードに並列に接続され、前記受電コイルの一端が前記第1ダイオードと前記第2ダイオードとの間に接続され、かつ、前記受電コイルの他端が前記第3ダイオードと前記第4ダイオードとの間に接続され、前記受電側制御部は、前記検出部により検出された前記電圧及び前記電流に基づいて、前記第1静電容量可変部及び前記第2静電容量可変部の可変容量を制御することが好ましい。
また、上記非接触給電システムにおいて、前記交流電源は、直流電力を生成する直流電源生成部と、前記直流電源生成部により生成された前記直流電力を交流電力に変換する交流電源生成部と、を備え、前記送電側制御部は、前記位相差に基づいて前記直流電源生成部を制御し前記直流電力を調整するか、又は、前記位相差に基づいて前記交流電源生成部を制御し前記交流電力を調整することが好ましい。
また、本発明に係る非接触給電方法は、交流電源から供給される交流電力を非接触で送電コイルから受電コイルに送電する送電工程と、前記交流電源により前記送電コイルに印加する電圧を検出する電圧検出工程と、前記交流電源から前記送電コイルに流れる電流を検出する電流検出工程と、前記電圧検出工程で検出された前記電圧と前記電流検出工程で検出された前記電流との位相差に基づいて前記交流電源を制御し前記交流電力を調整する交流電力調整工程と、前記送電コイルから送電された前記交流電力を前記受電コイルにより受電する受電工程と、前記受電工程で受電した前記交流電力をブリッジ整流回路により直流電力に整流し当該直流電力を負荷に供給する整流工程と、前記負荷に供給される前記直流電力の電圧及び電流を検出する検出工程と、前記ブリッジ整流回路と前記負荷との間に設けられ前記ブリッジ整流回路の入力インピーダンスを調整するインピーダンス調整部を、前記検出工程で検出された前記電圧及び前記電流に基づいて制御するインピーダンス調整工程と、を有することを特徴とする。
本発明に係る非接触給電システム及び非接触給電方法によれば、ブリッジ整流回路の入力インピーダンスを調整するインピーダンス調整部と、検出電圧及び検出電流に基づいてインピーダンス調整部を制御する受電側制御部とを備えることにより、負荷へ供給される電力を調整することができるので適正に非接触給電を行うことができる。
図1は、実施形態1に係る非接触給電システムの構成例を示すブロック図である。 図2は、実施形態1に係る可変容量と負荷受電電力との関係を示す図である。 図3は、実施形態1に係る非接触給電システムの制御例を示すフローチャートである。 図4は、実施形態1に係る電力送電装置の制御例を示すフローチャートである。 図5は、実施形態1に係る電力受電装置の制御例を示すフローチャートである。 図6は、実施形態2に係る非接触給電システムの構成例を示すブロック図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態1〕
実施形態1に係る非接触給電システム1及び非接触給電方法について説明する。非接触給電システム1は、送電コイル13aを有する電力送電装置10と、受電コイル21aを有する電力受電装置20とを備え、電力送電装置10の送電コイル13aと電力受電装置20の受電コイル21aとを介して磁界共鳴、電磁誘導等により非接触で電力を伝送するものである。非接触給電システム1は、例えば、電力送電装置10の送電コイル13aと電力受電装置20の受電コイル21aとが対向した状態で、送電コイル13aに流れる交流電流による磁界の振動が、同じ周波数で共振する受電コイル21aの共振回路に伝わる磁界共鳴により電力を伝送する。非接触給電システム1は、例えば、電力受電装置20が車両に設けられ、電力送電装置10が車両外部の充電ステーション等に設けられる。
本実施形態1では、非接触給電システム1は、電力受電装置20においてダイオードブリッジ整流回路24の入力インピーダンス、つまり、後述する受電回路20aのインピーダンスを調整することで負荷22に供給される電力を調整し、電力送電装置10において当該インピーダンス調整により変化する送電側の電圧と電流との位相差が減少する方向へ交流電力を調整することで力率を向上させる。以下、電力送電装置10による交流電力調整と電力受電装置20によるインピーダンス調整とについて詳細に説明する。電力送電装置10は、送電回路10aと、検出部14と、送電側制御部15とを備える。送電回路10aは、電力を送電する回路であり、交流電源11と、フィルタ12と、送電部13とを備える。
交流電源11は、交流電力(単に電力ともいう。)を供給するものである。交流電源11は、直流電源生成部11aと、交流電源生成部11bとを備える。直流電源生成部11aは、直流電力(単に電力ともいう。)を生成するものであり、例えば、蓄電池を電源とするDC/DCコンバータである。直流電源生成部11aは、交流電源生成部11bに接続され、電源電圧を所定電圧に変換した直流電力を交流電源生成部11bに供給する。交流電源生成部11bは、交流電力を生成するものである。交流電源生成部11bは、直流電源生成部11aから供給された直流電力を交流電力に変換し、フィルタ12を介して交流電力を送電部13に供給する。なお、上述の直流電源生成部11aにより電源電圧を変換する他に、交流電源生成部11bによりデューティ比を変化させて交流電力の電圧を変更してもよい。
フィルタ12は、交流電力に含まれる所定の周波数成分を除去する回路である。フィルタ12は、交流電源生成部11b及び送電部13に接続され、交流電源生成部11bから供給された交流電力に含まれる所定の周波数成分を除去する。そして、フィルタ12は、所定の周波数成分を除去した交流電力を送電部13に出力する。
送電部13は、交流電力を送電する回路である。送電部13は、フィルタ12を介して交流電源11に接続される。送電部13は、送電コイル13aと、コンデンサ13bとを備える。送電コイル13aとコンデンサ13bとは、直列に接続され、直列共振回路を構成する。送電部13は、交流電源11から供給された交流電力を非接触で磁界共鳴等により電力受電装置20に送電する。
検出部14は、電圧及び電流を検出する回路である。検出部14は、電圧検出部14aと、電流検出部14bとを備える。電圧検出部14aは、電圧を検出する回路である。電圧検出部14aは、送電部13の直列共振回路の両端に接続され、交流電源11により直列共振回路に印加する電圧を検出する。電圧検出部14aは、さらに送電側制御部15に接続され、検出した電圧を送電側制御部15に出力する。電流検出部14bは、電流を検出する回路である。電流検出部14bは、交流電源11と送電コイル13aとの間に接続され、交流電源11から送電コイル13aに流れる電流を検出する。電流検出部14bは、さらに送電側制御部15に接続され、検出した電流を送電側制御部15に出力する。
送電側制御部15は、交流電源11を制御する回路である。送電側制御部15は、CPU、記憶部を構成するROM、RAM及びインターフェースを含む周知のマイクロコンピュータを主体とする電子回路を含んで構成される。送電側制御部15は、位相差検出部15aと、位相差記憶部15bと、位相差変化量検出部15cと、電圧振幅算出部15dとを備える。
位相差検出部15aは、位相差を検出する回路である。位相差検出部15aは、電圧検出部14a及び電流検出部14bに接続され、電圧検出部14aにより検出された電圧と電流検出部14bにより検出された電流との位相差を検出する。位相差検出部15aは、さらに位相差記憶部15b及び位相差変化量検出部15cに接続され、検出した位相差を位相差記憶部15b及び位相差変化量検出部15cに出力する。
位相差記憶部15bは、前回の位相差|θ−1|を記憶するものである。位相差記憶部15bは、位相差検出部15aに接続され、位相差検出部15aにより検出された前回の位相差|θ−1|を記憶する。
位相差変化量検出部15cは、位相差の変化量を検出する回路である。位相差変化量検出部15cは、位相差検出部15a及び位相差記憶部15bに接続され、位相差記憶部15bに記憶された前回の位相差|θ−1|と位相差検出部15aから出力された現在の位相差|θ|とを比較する。そして、位相差変化量検出部15cは、前回の位相差|θ−1|に対する現在の位相差|θ|の変化量Δθを検出する。位相差変化量検出部15cは、さらに電圧振幅算出部15dに接続され、検出した位相差の変化量Δθを電圧振幅算出部15dに出力する。
電圧振幅算出部15dは、電圧の振幅を算出する回路である。電圧振幅算出部15dは、位相差変化量検出部15cに接続され、当該位相差変化量検出部15cから出力された位相差の変化量Δθに基づいて電圧の振幅を算出する。電圧振幅算出部15dは、さらに直流電源生成部11a及び交流電源生成部11bに接続され、算出した電圧の振幅に基づいて直流電源生成部11a及び交流電源生成部11bの電圧を位相差の変化量Δθが減少するように調整する。
次に、電力受電装置20について説明する。電力受電装置20は、受電回路20aと、検出部27と、目標値設定部28と、受電側制御部29とを備える。受電回路20aは、電力を受電する回路であり、受電部21と、負荷22と、フィルタ23と、ブリッジ整流回路としてのダイオードブリッジ整流回路24と、インピーダンス調整部25と、平滑用コンデンサ26とを備える。
受電部21は、交流電力を受電する回路である。受電部21は、受電コイル21aと、コンデンサ21bとを備える。受電コイル21aとコンデンサ21bとは、直列に接続され、直列共振回路を構成する。受電部21は、送電コイル13aから非接触で送電される交流電力を磁界共鳴等により受電する。受電部21は、受電した交流電力をフィルタ23、ダイオードブリッジ整流回路24、インピーダンス調整部25等を介して負荷22に供給する。
負荷22は、例えばバッテリ等であり、直流電力を充電するものである。負荷22は、例えば、電気自動車の走行用のモータや車両のライトなどの電装品などに電力を供給する。負荷22は、充電量に応じて当該負荷22のインピーダンスが変化する。
フィルタ23は、交流電力に含まれる所定の周波数成分を除去する回路である。フィルタ23は、受電部21及びダイオードブリッジ整流回路24に接続され、受電部21から供給された交流電力に含まれる所定の周波数成分を除去する。そして、フィルタ23は、所定の周波数成分を除去した交流電力をダイオードブリッジ整流回路24に出力する。
ダイオードブリッジ整流回路24は、交流電力を直流電力に全波整流する回路である。ダイオードブリッジ整流回路24は、交流電力を整流した直流電力をインピーダンス調整部25等を介して負荷22に供給する。ダイオードブリッジ整流回路24は、第1ダイオードD1と、第2ダイオードD2と、第3ダイオードD3と、第4ダイオードD4とを備える。
インピーダンス調整部25は、インピーダンスを調整する回路である。インピーダンス調整部25は、ダイオードブリッジ整流回路24と負荷22との間に設けられ、負荷22のインピーダンスを調整する。インピーダンス調整部25は、第1静電容量可変部C1と、第2静電容量可変部C2とを備える。第1及び第2静電容量可変部C1、C2は、例えば、同じ特性で同一静電容量の可変容量コンデンサが用いられる。
ここで、ダイオードブリッジ整流回路24は、第1及び第2ダイオードD1、D2が順方向に直列に接続され、第3及び第4ダイオードD3、D4が順方向に直列に接続され、順方向の第1及び第2ダイオードD1、D2と順方向の第3及び第4ダイオードD3、D4とが並列に接続される。インピーダンス調整部25は、第1及び第2静電容量可変部C1、C2が直列に接続され、第1静電容量可変部C1が第3ダイオードD3に並列に接続され、第2静電容量可変部C2が第4ダイオードD4に並列に接続される。受電コイル21aは、当該受電コイル21aの一端21cが第1ダイオードD1と第2ダイオードD2との間に接続され、かつ、受電コイル21aの他端21dが第3ダイオードD3と第4ダイオードD4との間に接続される。
ダイオードブリッジ整流回路24は、第1ダイオードD1〜第4ダイオードD4により全波整流した直流電力をインピーダンス調整部25を介して負荷22に供給する。ダイオードブリッジ整流回路24は、例えば、受電コイル21aの一端21cが正極の場合には第1ダイオードD1及び第4ダイオードD4により交流電力を整流し、受電コイル21aの他端21dが正極の場合には第3ダイオードD3及び第2ダイオードD2により交流電力を整流する。インピーダンス調整部25は、ダイオードブリッジ整流回路24により整流された直流電力を第1及び第2静電容量可変部C1、C2に充放電し、受電回路20aのインピーダンスを調整する。インピーダンス調整部25は、例えば、受電コイル21aの一端21cが正極の場合、第1静電容量可変部C1に直流電力を充電し、かつ、第2静電容量可変部C2から直流電力を受電コイル21へ放電し、負荷22に供給される直流電力を減少させる。また、インピーダンス調整部25は、受電コイル21aの他端21dが正極の場合、第2静電容量可変部C2に直流電力を充電し、かつ、第1静電容量可変部C1から直流電力を受電コイル21へ放電し、負荷22に供給される直流電力を減少させる。
平滑用コンデンサ26は、インピーダンス調整部25に並列に接続され、負荷22に供給される直流電流(脈流)を平滑化する。
検出部27は、電圧及び電流、又は、電力を検出する回路である。検出部27は、電圧検出部27aと、電流検出部27bと、電力検出部27cとを備える。電圧検出部27aは、負荷22の両極に接続され、負荷22に供給される直流電力の電圧を検出するものである。電圧検出部27aは、スイッチ30を介して受電側制御部29に接続され、当該スイッチ30が切り替えられて受電側制御部29に接続されることにより、検出した電圧を受電側制御部29に出力する。電流検出部27bは、平滑用コンデンサ26と負荷22との間に接続され、負荷22に供給される直流電流を検出するものである。電流検出部27bは、スイッチ30を介して受電側制御部29に接続され、当該スイッチ30が切り替えられて受電側制御部29に接続されることにより、検出した電流を受電側制御部29に出力する。電力検出部27cは、電圧検出部27aと電流検出部27bとに接続され、電圧検出部27aにより検出された電圧と電流検出部27bにより検出された電流とに基づいて電力を検出するものである。電力検出部27cは、スイッチ30を介して受電側制御部29に接続され、当該スイッチ30が切り替えられて受電側制御部29に接続されることにより、検出した電力を受電側制御部29に出力する。
目標値設定部28は、目標値を設定する回路である。目標値設定部28は、目標電圧設定部28aと、目標電流設定部28bと、目標電力設定部28cとを備える。目標電圧設定部28aは、負荷22に供給される目標電圧を設定するものである。目標電圧設定部28aは、スイッチ31を介して受電側制御部29に接続され、当該スイッチ31が切り替えられて受電側制御部29に接続されることにより、予め定められた目標電圧を受電側制御部29に設定する。目標電流設定部28bは、負荷22に供給される目標電流を設定するものである。目標電流設定部28bは、スイッチ31を介して受電側制御部29に接続され、当該スイッチ31が切り替えられて受電側制御部29に接続されることにより、予め定められた目標電流を受電側制御部29に設定する。目標電力設定部28cは、負荷22に供給される目標電力を設定するものである。目標電力設定部28cは、スイッチ31を介して受電側制御部29に接続され、当該スイッチ31が切り替えられて受電側制御部29に接続されることにより、予め定められた目標電力を受電側制御部29に設定する。
受電側制御部29は、負荷22に供給される電力を制御する回路である。受電側制御部29は、CPU、記憶部を構成するROM、RAM及びインターフェースを含む周知のマイクロコンピュータを主体とする電子回路を含んで構成される。受電側制御部29は、検出部27により検出された検出結果と目標値設定部28により設定された目標値とに基づいてインピーダンス調整部25を制御し、負荷22に供給される電力を調整する。例えば、受電側制御部29は、電力検出部27cにより検出された電力と目標電力設定部28cにより設定された目標電力とに基づいて、インピーダンス調整部25の第1及び第2静電容量可変部C1、C2の可変容量を制御し、負荷22に供給される電力を調整する。例えば、受電側制御部29は、図2に示す負荷抵抗rにおいて、電力検出部27cにより検出された電力が目標電力Q以下の場合、第1及び第2静電容量可変部C1、C2の可変容量を減少させる。これにより、受電側制御部29は、負荷22に供給する電力が増加する。また、受電側制御部29は、図2に示す負荷抵抗rにおいて、電力検出部27cにより検出された電力が目標電力Qを超過する場合、第1及び第2静電容量可変部C1、C2の可変容量を増加させる。これにより、受電側制御部29は、負荷22に供給する電力が減少する。このような調整が繰り返された結果、第1及び第2静電容量可変部C1、C2が最適値(図2では負荷抵抗rにおいて可変容量40μF)に達した時、当該電力が目標電力Qに調整される。なお、図2は、交流電力の電圧が所定値の場合における可変容量と負荷受電電力との関係を示す図である。
次に、非接触給電システム1の制御例について説明する。非接触給電システム1は、図3に示すように、電力送電装置10が交流電力の調整を行う(ステップS1)。例えば、電力送電装置10は、後述する図4のフローチャートに従って電圧を調整する。次に、非接触給電システム1は、電力受電装置20が受電回路20aのインピーダンスを調整する(ステップS2)。例えば、電力受電装置20は、後述する図5のフローチャートに従って受電回路20aのインピーダンスの調整を行う。次に、非接触給電システム1は、処理が終了したか否かを判定する(ステップS3)。非接触給電システム1は、処理が終了した場合(ステップS3;Yes)、交流電力調整処理及びインピーダンス調整処理を終了する。非接触給電システム1は、処理が終了していない場合(ステップS3;No)、上述のステップS1に戻って交流電力の調整を行う。
次に、図3の交流電力の調整について、図4のフローチャートを参照して詳細に説明する。送電側制御部15は、前回の位相差|θ−1|を初期化する(ステップS11)。例えば、位相差検出部15aは、位相差記憶部15bの前回の位相差|θ−1|にゼロを設定する。次に、送電側制御部15は、交流電源11の電圧を上昇させる(ステップS12)。次に、位相差変化量検出部15cは、前回の位相差|θ−1|に対する現在の位相差|θ|の変化量Δθ(Δθ=|θ−1|−|現在の位相差θ|)を検出する(ステップS13)。ここで、現在の位相差|θ|は、電圧検出部14aにより検出された電圧と電流検出部14bにより検出された電流との位相差である。位相差検出部15aは、位相差が等しい又は減少している場合(ステップS13;Δθ≦0)、前回の位相差|θ−1|に現在の位相差|θ|を設定する(ステップS14)。そして、電圧振幅算出部15dは、上述のステップS12に戻り電圧を上昇させる。また、位相差検出部15aは、位相差が増加している場合(ステップS13;Δθ>0)、前回の位相差|θ−1|に現在の位相差|θ|を設定する(ステップS15)。そして、電圧振幅算出部15dは、電圧を減少させる(ステップS16)。
次に、位相差変化量検出部15cは、前回の位相差|θ−1|に対する現在の位相差|θ|の変化量Δθ(Δθ=|θ−1|−|現在の位相差θ|)を検出する(ステップS17)。位相差検出部15aは、位相差が等しい又は減少している場合(ステップS17;Δθ≦0)、前回の位相差|θ−1|に現在の位相差|θ|を設定する(ステップS18)。そして、電圧振幅算出部15dは、上述のステップS16に戻り電圧を減少させる。また、位相差検出部15aは、位相差が増加している場合(ステップS17;Δθ>0)、前回の位相差|θ−1|に現在の位相差|θ|を設定する(ステップS19)。そして、電圧振幅算出部15dは、位相差調整処理が終了であるか否かを判定する(ステップS20)。電圧振幅算出部15dは、位相差調整処理が終了である場合(ステップS20;Yes)、位相差調整処理を終了させる。電圧振幅算出部15dは、位相差調整処理が終了でない場合(ステップS20;No)、上述のステップS12に戻って電圧を上昇させる。このように、送電側制御部15は、検出された電圧と電流との位相差を抑制するように、前回の位相差|θ−1|に対して現在の位相差|θ|が増加に転じた場合、交流電源11の電圧の増減方向を変更することにより、受電回路20aへ送電する電力を調整する。
次に、図3の負荷22のインピーダンスを調整する処理について、図5のフローチャートを参照して詳細に説明する。受電側制御部29は、高インピーダンスで待機する(ステップS31)。例えば、受電側制御部29は、第1及び第2静電容量可変部C1、C2を最小容量(例えば、可変容量をゼロ)に設定し、高インピーダンスで待機する。次に、受電部21は、送電部13から電力が供給され電圧が上昇する(ステップS32)。次に、受電側制御部29は、負荷22に供給される負荷電力Pと目標電力Qとを比較する(ステップS33)。ここで、負荷電力Pは、電力検出部27cにより検出された電力であり、目標電力Qは、目標電力設定部28cにより設定された電力である。受電側制御部29は、負荷電力Pと目標電力Qとが同じ場合(P=Q)、第1及び第2静電容量可変部C1、C2の可変容量(インピーダンス)を維持する(ステップS34)。また、受電側制御部29は、負荷電力Pが目標電力Qを超過する場合(P>Q)、第1及び第2静電容量可変部C1、C2の可変容量を増加させインピーダンスを減少させる(ステップS35)。これにより、受電側制御部29は、負荷22に供給される負荷電力Pを減少させることができる。また、受電側制御部29は、負荷電力Pが目標電力Q未満である場合(P<Q)、第1及び第2静電容量可変部C1、C2の可変容量を減少させインピーダンスを増加させる(ステップS36)。これにより、受電側制御部29は、負荷22に供給される負荷電力Pを増加させることができる。次に、受電側制御部29は、インピーダンスの調整処理が終了したか否かを判定する(ステップS37)。受電側制御部29は、インピーダンスの調整処理が終了した場合(ステップS37;Yes)、終了する。受電側制御部29は、インピーダンスの調整処理が終了していない場合(ステップS37;No)、上述のステップS33に戻り、負荷電力Pと目標電力Qとを比較する。
以上のように、実施形態1に係る非接触給電システム1は、電圧検出部14aにより検出された電圧と電流検出部14bにより検出された電流との位相差|θ|に基づいて交流電源11を制御し交流電力を調整する電力送電装置10と、検出部27により検出された電圧及び電流に基づいてインピーダンス調整部25を制御する電力受電装置20とを備える。これにより、非接触給電システム1は、負荷22へ供給する電力が変化しても、インピーダンス調整部25により負荷22へ供給する電力を調整することができる。また、非接触給電システム1は、インピーダンス調整の結果生じた位相差|θ|に基づき、この位相差|θ|が小さくなるように送電電力を制御することで、通信を用いることなく最適な送電電力を設定することができるので、電力送電装置10において皮相電力に対する有効電力の割合である力率を向上させることができる。この結果、非接触給電システム1は、力率を高くすることができるので、適正に非接触給電を行うことができる。また、非接触給電システム1は、送電コイル13aと受電コイル21aとの位置関係等による結合係数の変動によって負荷22へ供給する電力が変化してもその変化を解消することができる。また、非接触給電システム1は、従来のように、電力伝送制御用の通信手段を別途設けることなく、電力送電装置10の位相調整、電力受電装置20のインピーダンス調整を行うので、通信エラーによる障害が発生しない。また、非接触給電システム1は、通信手段を別途設けないので、小型化することができると共にコストアップを抑制できる。また、非接触給電システム1は、従来のように、電力伝送路に通信信号を重畳させないので、通信回路を電力伝送路に別途接続することを回避でき、電力伝送路のノイズによる通信エラーに起因する障害が発生しない。
また、非接触給電システム1において、受電側制御部29は、検出部27により検出された電圧及び電流に基づいて、第1静電容量可変部C1及び第2静電容量可変部C2の可変容量を制御する。これにより、受電側制御部29は、第1及び第2静電容量可変部C1、C2の可変容量を制御することにより、受電回路20aのインピーダンスを調整することができるので、負荷22に供給される電力を調整することができる。また、受電側制御部29は、第1及び第2静電容量可変部C1、C2のダブルキャパシタを調整するため、従来のように2次側コイルのL値との関係で共振キャパシタの調整範囲に制約を受けないので、より広範囲の調整が可能である。
また、非接触給電システム1において、送電側制御部15は、位相差に基づいて直流電源生成部11aを制御し直流電力を調整するか、又は、当該位相差に基づいて交流電源生成部11bを制御し交流電力を調整する。これにより、非接触給電システム1は、交流電力を適切に調整することができる。
また、実施形態1に係る非接触給電方法は、交流電源11から供給される交流電力を非接触で送電コイル13aから受電コイル21aに送電する送電工程と、交流電源11により送電コイル13aに印加する電圧を検出する電圧検出工程と、交流電源11から送電コイル13aに流れる電流を検出する電流検出工程と、電圧検出工程で検出された電圧と電流検出工程で検出された電流との位相差に基づいて交流電源11を制御し交流電力を調整する交流電力調整工程と、送電コイル13aから送電された交流電力を受電コイル21aにより受電する受電工程と、受電工程で受電した交流電力をダイオードブリッジ整流回路24により直流電力に整流し当該直流電力を負荷22に供給する整流工程と、負荷22に供給される直流電流の電圧及び電流を検出する検出工程と、ダイオードブリッジ整流回路24と負荷22との間に設けられ受電回路20aのインピーダンスを調整するインピーダンス調整部25を、検出工程で検出された電圧及び電流に基づいて制御するインピーダンス調整工程とを有する。これにより、非接触給電方法は、実施形態1に係る非接触給電システム1と同等の効果を有する。
〔実施形態2〕
次に、実施形態2に係る非接触給電システム1Aについて説明する。なお、実施形態2は、実施形態1と同一の構成要素には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。実施形態2に係る非接触給電システム1Aは、図6に示すように、電力送電装置10Aと、電力受電装置20とを備える。電力送電装置10Aは、送電回路10aを備える。なお、電力送電装置10Aは、上述した実施形態1の検出部14、送電側制御部15を備えていない。送電回路10aは、交流電源11と、フィルタ12と、送電部13とを備える。電力送電装置10Aは、交流電源11により交流電力を供給し、供給された交流電力に含まれる所定の周波数成分をフィルタ12により除去し、所定の周波数成分が除去された交流電力を送電部13により電力受電装置20へ送電する。
電力受電装置20は、受電回路20aと、検出部27と、目標値設定部28と、受電側制御部29とを備える。受電回路20aは、受電部21と、負荷22と、フィルタ23と、ダイオードブリッジ整流回路24と、インピーダンス調整部25と、平滑用コンデンサ26とを備える。電力受電装置20は、電力送電装置10Aにより送電された交流電力を受電部21により受電し、受電した交流電力に含まれる所定の周波数成分をフィルタ23により除去し、所定の周波数成分が除去された交流電流をダイオードブリッジ整流回路24により整流し、整流された直流電力を平滑用コンデンサ26により平滑し、平滑された直流電力を負荷22に供給する。さらに、電力受電装置20は、検出部27により負荷22に供給される電力を検出し、検出された検出結果と目標値設定部28により設定された目標値とに基づいてインピーダンス調整部25を受電側制御部29により制御し、負荷22に供給される電力を調整する。
以上のように、実施形態2に係る非接触給電システム1Aは、交流電力を供給する交流電源11、及び、交流電源11から供給された交流電力を非接触で送電する送電コイル13a、を有する電力送電装置10Aと、送電コイル13aから非接触で送電される交流電力を受電する受電コイル21a、受電コイル21aにより受電した交流電力を直流電力に整流し当該直流電力を負荷に供給するダイオードブリッジ整流回路24、負荷22に供給される直流電力の電圧及び電流を検出する検出部27、ダイオードブリッジ整流回路24と負荷22との間に設けられ、ダイオードブリッジ整流回路24の入力インピーダンスを調整するインピーダンス調整部25、及び、検出部27により検出された電圧及び電流に基づいてインピーダンス調整部25を制御する受電側制御部29、を有する電力受電装置20とを備える。これにより、非接触給電システム1Aは、負荷22へ供給する電力が変化しても、インピーダンス調整部25により負荷22へ供給する電力を調整することができる。また、非接触給電システム1Aは、送電コイル13aと受電コイル21aとの位置関係等による結合係数の変動によって負荷22へ供給する電力が変化してもその変化を解消することができる。また、非接触給電システム1Aは、インピーダンス調整部25において第1及び第2静電容量可変部C1、C2のダブルキャパシタを調整する場合、従来のように2次側コイルのL値との関係で共振キャパシタの調整範囲に制約を受けないので、より広範囲の調整が可能である。また、非接触給電システム1Aは、従来のように、電力伝送制御用の通信手段を別途設けることなく、電力受電装置20のインピーダンス調整を行うので、通信エラーによる障害が発生しない。また、非接触給電システム1Aは、通信手段を別途設けないので、小型化することができと共にコストアップを抑制できる。また、非接触給電システム1Aは、従来のように、電力伝送路に通信信号を重畳させないので、通信回路を電力伝送路に別途接続することを回避でき、電力伝送路のノイズによる通信エラーに起因する障害が発生しない。
〔変形例〕
次に、実施形態の変形例について説明する。ブリッジ整流回路は、第1ダイオードD1〜第4ダイオードD4を有するダイオードブリッジ整流回路24である例について説明したが、これに限定されない。ブリッジ整流回路は、第1ダイオードD1〜第4ダイオードD4の代わりにFET等の半導体スイッチを有してもよい。
また、受電側制御部29は、電圧検出部27aにより検出された電圧、及び、目標電圧設定部28aにより設定された目標電圧、並びに、電流検出部27bにより検出された電流、及び、目標電流設定部28bにより設定された目標電流に基づいて、インピーダンス調整部25の第1及び第2静電容量可変部C1、C2の可変容量を制御し、負荷22に供給される電力を調整してもよい。
また、インピーダンス調整部25は、第1及び第2静電容量可変部C1、C2に限定されず、抵抗を用いることにより負荷22のインピーダンスを調整してもよい。
1、1A 非接触給電システム
10、10A 電力送電装置
11 交流電源
13 送電部
13a 送電コイル
14 検出部
14a 電圧検出部
14b 電流検出部
15 送電側制御部
20 電力受電装置
21 受電部
21a 受電コイル
22 負荷
24 ダイオードブリッジ整流回路
25 インピーダンス調整部
27 検出部
29 受電側制御部
D1 第1ダイオード
D2 第2ダイオード
D3 第3ダイオード
D4 第4ダイオード
C1 第1静電容量可変部
C2 第2静電容量可変部
θ−1 前回の位相差
θ 現在の位相差

Claims (5)

  1. 交流電力を供給する交流電源、前記交流電源から供給された前記交流電力を非接触で送電する送電コイル、前記交流電源により前記送電コイルに印加する電圧を検出する電圧検出部、前記交流電源から前記送電コイルに流れる電流を検出する電流検出部、及び、前記電圧検出部により検出された前記電圧と前記電流検出部により検出された前記電流との位相差に基づいて前記交流電源を制御し前記交流電力を調整する送電側制御部、を有する電力送電装置と、
    前記送電コイルから非接触で送電される前記交流電力を受電する受電コイル、前記受電コイルにより受電した前記交流電力を直流電力に整流し当該直流電力を負荷に供給するブリッジ整流回路、前記負荷に供給される前記直流電力の電圧及び電流を検出する検出部、前記ブリッジ整流回路と前記負荷との間に設けられ、前記ブリッジ整流回路の入力インピーダンスを調整するインピーダンス調整部、及び、前記検出部により検出された前記電圧及び前記電流に基づいて前記インピーダンス調整部を制御する受電側制御部、を有する電力受電装置と、
    を備えることを特徴とする非接触給電システム。
  2. 前記ブリッジ整流回路は、
    第1ダイオードと、第2ダイオードと、第3ダイオードと、第4ダイオードとを有し、
    前記インピーダンス調整部は、
    第1静電容量可変部と、第2静電容量可変部とを有し、
    前記ブリッジ整流回路及び前記インピーダンス調整部は、
    前記第1及び前記第2ダイオードが順方向に直列に接続され、前記第3及び前記第4ダイオードが順方向に直列に接続され、前記第1及び前記第2静電容量可変部が直列に接続され、順方向の前記第1及び第2ダイオードと順方向の前記第3及び第4ダイオードとが並列に接続され、さらに、前記第1静電容量可変部が前記第3ダイオードに並列に接続され、前記第2静電容量可変部が前記第4ダイオードに並列に接続され、前記受電コイルの一端が前記第1ダイオードと前記第2ダイオードとの間に接続され、かつ、前記受電コイルの他端が前記第3ダイオードと前記第4ダイオードとの間に接続され、
    前記受電側制御部は、
    前記検出部により検出された前記電圧及び前記電流に基づいて、前記第1静電容量可変部及び前記第2静電容量可変部の可変容量を制御する請求項1に記載の非接触給電システム。
  3. 前記交流電源は、
    直流電力を生成する直流電源生成部と、
    前記直流電源生成部により生成された前記直流電力を交流電力に変換する交流電源生成部と、を備え、
    前記送電側制御部は、
    前記位相差に基づいて前記直流電源生成部を制御し前記直流電力を調整するか、又は、
    前記位相差に基づいて前記交流電源生成部を制御し前記交流電力を調整する請求項1又は2に記載の非接触給電システム。
  4. 交流電源から供給される交流電力を非接触で送電コイルから受電コイルに送電する送電工程と、
    前記交流電源により前記送電コイルに印加する電圧を検出する電圧検出工程と、
    前記交流電源から前記送電コイルに流れる電流を検出する電流検出工程と、
    前記電圧検出工程で検出された前記電圧と前記電流検出工程で検出された前記電流との位相差に基づいて前記交流電源を制御し前記交流電力を調整する交流電力調整工程と、
    前記送電コイルから送電された前記交流電力を前記受電コイルにより受電する受電工程と、
    前記受電工程で受電した前記交流電力をブリッジ整流回路により直流電力に整流し当該直流電力を負荷に供給する整流工程と、
    前記負荷に供給される前記直流電力の電圧及び電流を検出する検出工程と、
    前記ブリッジ整流回路と前記負荷との間に設けられ前記ブリッジ整流回路の入力インピーダンスを調整するインピーダンス調整部を、前記検出工程で検出された前記電圧及び前記電流に基づいて制御するインピーダンス調整工程と、を有することを特徴とする非接触給電方法。
  5. 交流電力を供給する交流電源、及び、前記交流電源から供給された前記交流電力を非接触で送電する送電コイル、を有する電力送電装置と、
    前記送電コイルから非接触で送電される前記交流電力を受電する受電コイル、前記受電コイルにより受電した前記交流電力を直流電力に整流し当該直流電力を負荷に供給するブリッジ整流回路、前記負荷に供給される前記直流電力の電圧及び電流を検出する検出部、前記ブリッジ整流回路と前記負荷との間に設けられ、前記ブリッジ整流回路の入力インピーダンスを調整するインピーダンス調整部、及び、前記検出部により検出された前記電圧及び前記電流に基づいて前記インピーダンス調整部を制御する受電側制御部、を有する電力受電装置と、
    を備えることを特徴とする非接触給電システム。
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