JP2018113568A - 送信装置、送信方法、およびプログラム - Google Patents

送信装置、送信方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 受信装置からの要求に応じて、低遅延のコンテンツデータを早いタイミングで送信する。【解決手段】 送信装置100は、セグメントの取得要求を受信した時刻T1にセグメント602を生成中である場合、時刻T1から、生成中のセグメント602に格納予定の残りの符号化データの生成が完了するまでの時間Tmを導出する。送信装置100は、この時間Tmに応じた時間Tn分だけ、生成済みの最新のセグメント602に格納されている符号化データを新しいものから順に抽出し、セグメント604を生成し、セグメント604から送信を開始する。【選択図】 図6

Description

本発明は、送信装置、送信方法、およびプログラムに関し、特に、コンテンツデータを送信するために用いて好適なものである。
近年、音声データや映像データ等のコンテンツデータにより構成されるストリーミング形式のコンテンツをユーザにリアルタイムに配信する配信システムが提供されている。このような配信システムにより、ユーザは、自身の端末装置を介して、ライブ映像等の所望のコンテンツをリアルタイムで楽しむことができる。
インターネット等のネットワークを介してストリーミング配信を可能とする技術として例えば、HTTP(HyperText Transfer Protocol)を用いたストリーミング技術(例えばMPEG-DASH)がある。HTTPストリーミング技術では、送信装置側でコンテンツデータを数秒毎のセグメントと呼ばれる単位に区切る。そして、それぞれのセグメントに対するアクセス情報であるURL(Uniform Resource Locator)をプレイリストと呼ばれるファイルに記述する。このプレイリストには、各セグメントに対応する各URLを記述することができる。受信装置は、プレイリストを受信し、当該プレイリストに記述されているURLを用いて所望のセグメントを取得する(特許文献1を参照)。
特表2012−9925号公報
ところで、コンテンツの提供にリアルタイム性が重視される場合、コンテンツデータを可及的に早くストリーミング配信することが求められる。しかしながら、セグメントの生成方法が固定であると、例えば、コンテンツデータの取得要求があったタイミングによっては、その要求に合うセグメントを適切に送信することができない場合がある。
より具体的な例として、10秒分のコンテンツが1つのセグメントとして生成される場合の例を説明する。この例において、新たなセグメントの生成を開始したばかりのタイミングでコンテンツデータの取得要求を受信した場合、当該新たなセグメントの生成完了まで、最大10秒間の待ち時間が発生する。これにより、当該新たなセグメントの送信に係る待ち時間が増大する恐れがある。一方、例えば、コンテンツデータの取得要求の受信に応じて、すでに生成完了している古いセグメントを送信すると、遅延時間(現実の時刻と再生コンテンツの時刻との差)が大きくなる恐れが生じる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、受信装置からの要求に応じて、低遅延のコンテンツデータを早いタイミングで送信することができるようにすることを目的とする。
本発明の送信装置は、コンテンツデータを取得する取得手段と、前記取得手段により取得されたコンテンツデータのうち所定の時間分のコンテンツデータが格納されたファイルを生成する第1の生成手段と、前記第1の生成手段により生成済みのファイルに含まれるコンテンツデータの一部が格納されたファイルを生成する第2の生成手段と、前記ファイルを受信装置に送信する送信手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、受信装置からの要求に応じて、低遅延のコンテンツデータを早いタイミングで送信することができる。
ネットワークシステムの構成を示す図である。 送信装置のハードウェアの構成を示す図である。 送信装置の機能的な構成を示す図である。 セグメントの生成方法の第1の対比例を説明する図である。 セグメントの生成方法の第2の対比例を説明する図である。 セグメントの生成方法を説明する図である。 セグメントの生成方法を詳細に説明する図である。 送信装置の処理の第1の例を説明するフローチャートである。 送信装置の処理の第2の例を説明するフローチャートである。
以下、添付の図面を参照して、実施形態を詳細に説明する。
<第1の実施形態>
まず、第1の実施形態について説明する。本実施形態では、MPEG-DASH(Dynamic Adaptive Streaming over Http)を用いてストリーミング配信を行う場合を例に挙げて説明する。そこで、まず、MPEG-DASHを用いる場合のストリーミング配信の概要について説明する。
MPEG-DASHでは、受信装置の能力や受信装置が置かれる通信状況に応じて、受信装置が取得するストリームを動的に変更することができる。MPEG-DASHでは、コンテンツデータ(例えば、映像データ、音声データ、テキストデータ等)を所定の時間長のセグメントに分割し、セグメントを取得するためのURLをプレイリストに記述する。受信装置は、初めにプレイリストを取得し、プレイリストに記述されているURLを用いて所望のコンテンツデータを送信装置に要求し、セグメントを取得する。更に、複数のバージョンのコンテンツデータセグメントに対するURLをプレイリストに記述することで、受信装置は、自身の能力や通信環境に応じて、最適なバージョンのコンテンツデータセグメントを取得することができる。
セグメントのファイル形式にはISO Base Media File Format(以降、ISOBMFFと称する)が利用される。ISOBMFFを用いる場合、セグメントは、大きく分けて、ヘッダ情報を格納する部分と符号化データを格納する部分とに分けられる。ヘッダ情報には、当該セグメントに格納する符号化データのサイズやタイムスタンプを示す情報等が含まれる。従って、1つのセグメントを完成させるには、当該セグメントに格納される符号化データの生成が全て完了していなければならない。尚、符号化データとは、符号化されたコンテンツデータのことである。
次に、本実施形態のネットワークシステムの一例を説明する。図1は、ネットワークシステムの全体構成の一例を示す図である。送信装置100は、ネットワーク300を介して、受信装置200と相互に接続される。尚、送信装置100および受信装置200はそれぞれ複数存在しても良い。
送信装置100は、符号化データの取得、プレイリスト・セグメントの生成、プレイリスト・コンテンツデータの取得要求の受信、およびプレイリスト・セグメントの送信等の機能を有する。送信装置100の具体例としては、カメラ装置、ビデオカメラ装置、スマートフォン装置、PC装置、携帯電話等が挙げられるが、後述の機能を有するものであれば、送信装置100は、前述の例に限定されない。
図2は、送信装置100のハードウェアの構成の一例を示す図である。
送信装置100は、バス111、CPU(Central Processing Unit)112、ROM(Read Only Memory)113、RAM(Random Access Memory)114を備える。また、送信装置100は、撮影部115、記憶部116、および通信部117を備える。ただし、撮影部115や記憶部116が送信装置100とは別の装置として存在し、送信装置100が撮影部115や記憶部116に接続される構成であってもよい。
CPU112は、ROM113、RAM114、および記憶部116内に記憶されたコンピュータプログラムや処理用データに従って各種処理を実行することにより、送信装置100の各種機能を実現する。また、RAM114は、半導体メモリ等の揮発性の記録媒体により構成され、CPU112が実行するコンピュータプログラムや処理用データを一時的に格納する。
ROM113および記憶部116は、磁気的、光学的記録媒体、半導体メモリ等のCPU112が読み取り可能な不揮発性の記録媒体により構成される。ROM113および記憶部116は、送信装置100の起動プログラム等の基本プログラムを記憶する。また、ROM113および記憶部116は、後述する送信装置100の動作を実現する配信プログラム等のアプリケーションプログラム、およびこれらプログラムの実行に必要な処理用データも記憶する。
ここで、ROM113および記憶部116内に記憶される情報の一部若しくは全部は、ネットワーク300を介してインストールする構成にしてもよい。また、前述したアプリケーションプログラムは、後述する処理を実行する際に、CPU112が記録媒体から読み出すようにしてもよい。この場合、CPU112は、処理を実行する際に、記録媒体から読み出したアプリケーションプログラムをRAM114内に記録した後に、アプリケーションプログラムを実行する。尚、記録媒体には、例えば、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ等のCPU112が読み取り可能な全ての記録媒体が含まれる。
撮影部115は、CPU112の指示のもと、撮影を実行してコンテンツデータを生成する。コンテンツデータは、符号化されて記憶部116もしくはRAM114に保存される。このように本実施形態では、撮影部115により撮影された映像データがコンテンツデータである場合を例に挙げて説明する。また、通信部117は、受信装置200との間で、有線通信または無線通信を行う。前述したように本実施形態では、MPEG-DASHを用いてコンテンツデータの配信に係る通信を行う。
受信装置200は、コンテンツデータの再生・表示、プレイリスト・セグメントの取得要求の送信、プレイリスト・セグメントの取得、およびユーザからの入力の受け付け等の機能を有する。受信装置200の具体例は、スマートフォン装置、PC装置、テレビ、携帯電話等が挙げられるが、前述の機能を備えるものであればこれに限定されない。尚、受信装置200のハードウェアは、例えば、図2の構成に対し、コンピュータディスプレイとのI/F(インターフェース)を付加したもので実現することができるので、ここでは、その詳細な説明を省略する。
ネットワーク300としては、例えば有線LAN(Local Area Network)や無線LAN(Wireless LAN)が挙げられる。ただし、ネットワーク300は、これらに限定されない。ネットワーク300は、例えば、インターネット、3G/4G/LTE等のWAN(Wide Area Network)、アドホックネットワーク、Bluetooth(登録商標)等を用いたものでもよい。
図3は、送信装置100の機能的な構成の一例を示す図である。
図3において、送信装置100は、取得部101、セグメント生成部102、プレイリスト生成部103、通信部104、要求処理部105、および予測部106を有する。
取得部101は、符号化データを取得する。セグメント生成部102は、取得部101で取得された符号化データを所定の時間毎に纏めて所定の時間分のコンテンツデータとすることを含む処理を行い、セグメントを生成する。プレイリスト生成部103は、セグメント生成部102からの通知を基に、セグメントの取得を可能とするURLを記述したプレイリストを生成する。通信部104は、ネットワーク300を介して、プレイリストの取得要求およびセグメントの取得要求を受信したり、プレイリストおよびセグメントの送信を行ったりする。
要求処理部105は、受信装置200からの取得要求を、通信部104を介して取得する。要求処理部105は、取得要求がプレイリストの取得要求である場合、プレイリスト生成部103に対してプレイリストの生成を指示する。要求処理部105は、この指示に応じてプレイリスト生成部103で生成されたプレイリストを、通信部104を介して受信装置200に送信する。
要求処理部105は、取得要求がセグメントの取得要求である場合、予測部106に対して、セグメント生成部102で生成中のセグメントの生成が完了するまでの時間の導出を指示する。取得要求の時点で、セグメント生成部102でセグメントが生成中でない場合、要求処理部105は、予測部106に対して、時間Tm、Tnの導出を指示する。予測部106は、時間Tm、Tnを導出し、時間Tnをセグメント生成部102に出力する。セグメント生成部102は、時間Tnに対応するセグメントを、既に生成済みのセグメントのうち最新のセグメントから生成する。時間Tm、Tnの詳細については後述する。
本実施形態では、例えば、取得部101を用いることにより取得手段の一例が実現される。また、例えば、セグメント生成部102を用いることにより、第1の生成手段および第2の生成手段の一例が実現される。また、例えば、通信部104を用いることにより、送信手段の一例が実現される。また、例えば、時間Tmを用いることにより第1の時間の一例が実現され、時間Tnを用いることにより第2の時間の一例が実現される。また、例えば、予測部106を用いることにより第1の導出手段および第2の導出手段の一例が実現される。また、例えば、セグメントを用いることによりファイルの一例が実現される。
ここで、本実施形態の内容を明確にするため、本実施形態と対比される2つの形態について説明する(以下、これらを対比形態と称する)。
図4は、第1の対比形態におけるセグメントの生成方法を説明する図である。図4は、送信装置側の処理を説明する図である。
図4において時間軸上の時刻T1は、受信装置によりコンテンツデータの取得が要求された時刻である。状態1は、時刻T1におけるセグメントの生成状態を示す。時刻T1の時点では、セグメント401は既に生成済みのセグメントであり、セグメント402は生成中のセグメントである。
第1の対比形態では、時刻T1において生成済みのセグメントの内、最新のセグメントから送信を開始する。つまり、図4においては、セグメント401から送信が開始される。
尚、詳細には、MPEG-DASHで使用するISOBMFFでは、最初に初期化セグメント403と呼ばれるセグメントが送信される。初期化セグメント403は、一般に、コンテンツデータの配信の決定時(符号化データを含む最初のセグメント401よりも前)に生成される。初期化セグメント403にはmoovと呼ばれるヘッダが存在する。moovには、以降に続くセグメントに格納される符号化データを復号する為の情報等、受信装置でのコンテンツデータの再生処理に必要な情報が含まれる。そして、セグメント1には、moofと呼ばれるヘッダを付与し、初期化セグメント403に続いて送信される。Moof(n)には、セグメントnに含まれる1つ以上の符号化データの各々の位置を特定する為のオフセット情報や、符号化形式に依存した情報等が含まれる。尚、nは、セグメントを識別する情報であり、ここでは、1を初期値とし1ずつ増加する値が生成順にセグメントに付与されるものとする。各セグメントにおいてMoof(n)の後に続いて格納される符号化データにはmdat(n)と呼ばれるヘッダが付与される。
この様に、第1の対比形態では、送信装置は、コンテンツデータの取得要求を受信した時刻T1において既に生成済みのセグメント401から受信装置に送信する。このため、図4の状態1に示すセグメント402に格納されている符号化データの時間分、既に時間が経過している事から、遅延が増す事になる。即ち、セグメント402の生成が完了しても、セグメント401が送信中であるため、生成済みの最新のセグメント402の送信の開始が、図4に示す遅延時間に応じて遅れることになる。
図5は、第2の対比形態におけるセグメントの生成方法を説明する図である。図5は、送信装置側の処理を説明する図である。第2の対比形態は、図4に示す第1の対比形態で発生する遅延を少なくするため、送信装置は、セグメントの生成が完了した時点で、当該セグメントを受信装置に送信する(即ち、プッシュ配信する)形態である。
図5において、時刻T1は、受信装置によりコンテンツデータの取得が要求された時刻である。状態1は、時刻T1におけるセグメントの生成状態を示し、状態2は、時刻T2におけるセグメントの生成状態を示す。
セグメントをプッシュ配信する場合、例えばライブ映像の配信を行うケースでは、できるだけ遅延を小さくする為、セグメントの生成が完了次第、速やかに受信装置に送信する事が望ましい。従って、第2の対比形態では、送信装置は、セグメント501からではなく、セグメント502の生成が完了するまで待機して、初期化セグメント503を配信した後、セグメント502から配信を開始する。
つまり、図5における時刻T2から符号化データを含むセグメント502の配信が行われる為、時刻T1から時刻T2までの時間が待ち時間となる。即ち、受信装置は、時刻T1から時刻T2までの時間、コンテンツデータを受信しないことになる。
そこで、本実施形態では、第1の対比形態および第2の対比形態で生じる前述した遅延や待ち時間を削減する。図6は、本実施形態におけるセグメントの生成方法の概要の一例を説明する図である。
図6において、時刻T1は、受信装置によりコンテンツデータの取得が要求された時刻である。状態1は、時刻T1におけるセグメントの生成状態を示す。また、時間Tmは、時刻T1から、セグメント602に格納予定の残りの符号化データの取得(生成)が完了するまでの時間の予測値である。本実施形態では、送信装置100は、セグメント601に格納された符号化データの内、最新のものから順に、時間Tmに応じた時間Tn分の符号化データを抽出して初期化セグメント603の次に送信するセグメント604を生成する。
これにより、受信装置200はセグメント604を直ぐに取得する事が可能となる。また、送信装置100が最初に取得した符号化データを含むセグメント604は、その次に受信装置200に送信されるセグメント602の取得が可能となる時間Tmに応じた分のデータであることから、再生処理の遅延も増える事がなくなる。
次に、図7を参照しながら、受信装置200に最初に配信する符号化データを含むセグメント604を生成する方法の一例を詳しく説明する。図7は、本実施形態におけるセグメントの生成方法の一例を詳細に説明する図である。
図7において、セグメント601はフレーム間予測符号化を用いて圧縮された符号化データを格納したものであり、5個のGOP(Group Of Pictures)で構成される。各々のGOPは、例えば、IBBPBBPBBP(I:イントラ圧縮、P:前方予測圧縮、B:双方向予測圧縮)の様なフレーム構成となっている。図7の時間Tnは、図6で説明した時間Tmを基に送信装置100が算出する時間である。図7においては、時間Tnは、GOP3個分の時間となっている。本実施形態では、時間Tnに相当するGOP3個分の符号かデータを、新しいものから順にセグメント601から抽出したものがGOP3からGOP5である。送信装置100は、この様にして抽出して作成した符号化データを格納したセグメント604を、初期化セグメント603に続いて送信する。
尚、時間Tnと時間Tmは、ほぼ同じ値である事が望ましいが、送信装置100は、セグメントを生成するための処理時間や処理内容等を考慮して時間Tnを算出しても良い。例えば、送信装置100は、セグメントを生成するのに要する時間を時間Tmから差し引いて時間Tnを算出することができる。また、図7に示す様に、複数のGOPから成るセグメントを生成する場合、格納する符号化データは、GOP単位で抽出する方が処理負荷的に望ましい。従って、このような場合、送信装置100は、時間Tmに収まる時間分のGOPを抽出してセグメントに格納する様に時間Tnを算出しても良い。また、時間Tnを用いるのが好ましいが、送信装置100は、セグメント601に格納された符号化データの内、最新のものから順に、時間Tm分の符号化データを抽出してセグメント604を生成してもよい。
次に、図8のフローチャートを参照しながら、本実施形態の送信装置100の処理の一例を説明する。図8では、送信装置100が行う処理の内、セグメントの取得要求からセグメントの送信を開始するまでの一連の処理の流れを示す。MPEG-DASHを用いる場合、ステップS801に至るまでに、送信装置100は、受信装置200とプレイリストのやり取り等を行う。また、ステップS806の処理の後(符号化データを含む最初のセグメントの送信を開始した後)は、順次セグメントの送信を行う。ステップS701の前(セグメントの取得要求を受信する前)の処理およびステップS806の後(セグメントデータの送信を開始した後)の処理は、公知の技術で実現することができるので、その詳細な説明を省略する。
まず、ステップS801において、通信部104は、セグメントの取得要求を受信する。
次に、ステップS802において、要求処理部105は、セグメント生成部102でセグメントを生成中であるか否かを判定する。この判定の結果、セグメントを生成中でない場合、処理は、後述するステップS807に進む。一方、セグメントを生成中である場合、処理は、ステップS803に進む。
ステップS803において、予測部106は、セグメントの取得要求を受信した時刻T1から、生成中のセグメント602に格納予定の残りの符号化データの生成が完了するまでの時間Tmを導出する。例えば、予測部106は、予め定められている単位データ当たりの処理時間と、生成中のセグメント602に格納予定の残りの符号化データのデータ量とに基づいて、時間Tmを導出する。尚、処理時間には、例えば、符号化に要する時間が含まれる。そして、予測部106は、時間Tmに基づいて、最新の生成済みのセグメント601から抽出する符号化データに対応する時間Tnを導出する。時間Tnの導出方法の一例は前述した通りである。
ステップS804において、セグメント生成部102は、生成済みの最新のセグメント601から、ステップS803で導出された時間Tn分の符号化データを取得順で新しいデータの方から順に抽出し、セグメント604を生成する。
次に、ステップS805において、通信部104は、初期化セグメント603を受信装置200に送信する。
次に、ステップS806において、通信部104は、ステップS704で抽出された符号化データを格納したセグメント604から送信を開始する。その後、通信部104は、セグメント生成部102で生成されたセグメントを順次受信装置200に送信する事で、前述した遅延や待ち時間が少ないストリーミング配信が可能となる。
ステップS802でセグメントを生成中でないと判定された場合、ステップS807において、通信部104は、初期化セグメント603を受信装置200に送信する。次に、ステップS808において、通信部104は、生成済みの最新のセグメントから送信を開始する。
以上のように本実施形態では、送信装置100は、セグメントの取得要求を受信した時刻T1にセグメント602を生成中である場合、時刻T1から、生成中のセグメント602に格納予定の残りの符号化データの生成が完了するまでの時間Tmを導出する。送信装置100は、この時間Tmに応じた時間Tn分だけ、生成済みの最新のセグメント602に格納されている符号化データを新しいものから順に抽出してセグメント604を生成し、セグメント604から送信を開始する。従って、例えば、MPEG-DASHでライブ映像配信を行う場合でも、セグメント602の送信の開始の遅延を減少させることができると共に、セグメント602の生成が完了するまでの待ち時間を減少させることができる。よって、送信装置100は、セグメントの取得要求に応じて、送信するセグメントを調整できるようになり、遅延や待ち時間が少ないストリーミング配信が可能となる。これにより、送信装置100は、受信装置200からの要求に応じて、低遅延のコンテンツデータを早いタイミングで送信することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態を説明する。第1の実施形態では、時間Tmに関わらず、時間Tmに応じた時間Tn分の符号化データを含むセグメント604から送信を開始する場合を例に挙げて説明した。これに対し、本実施形態では、セグメントの生成周期とセグメントの取得が要求されるタイミングとに応じて、初期化セグメント603の次に送信するセグメントの生成方法を選択する場合を例に挙げて説明する。このように本実施形態と第1の実施形態とでは、時間Tmを導出した後の送信装置100の処理が主として異なる。従って、本実施形態の説明において、第1の実施形態と同一の部分については、図1〜図8に付した符号と同一の符号を付す等して詳細な説明を省略する。
図9は、本実施形態の送信装置の処理の一例を説明するフローチャートである。図9では、送信装置が行う処理の内、セグメントの取得要求からセグメントの送信を開始するまでの一連の処理の流れを示す。
ステップS901〜S903の処理は、図8におけるステップS801〜803の処理と同じである。即ち、まず、ステップS901において、通信部104は、セグメントの取得要求を受信する。
次に、ステップS902において、要求処理部105は、セグメント生成部102においてセグメントを生成中であるか否かを判定する。この判定の結果、セグメントを生成中でない場合、処理は、後述するステップS911に進む。一方、セグメントを生成中である場合、処理は、ステップS903に進む。
ステップS903において、予測部106は、時間Tm、Tnを導出する。
次に、ステップS904において、予測部106は、ステップS903で導出した時間Tmが、所定の時間Th1以下であるか否かを判定する。この判定の結果、ステップS903で導出した時間Tmが、所定の時間Th1以下である場合、処理は、ステップS909に進む。ステップS909において、通信部104は、初期化セグメント603を受信装置200に送信する。
次に、ステップS910において、通信部104は、セグメント生成部102で生成中のセグメントが完成次第、当該セグメントの送信を開始する。即ち、時間Tmが待ち時間として許容可能な範囲である場合、送信装置100は、生成済みの最新のセグメント601から符号化データを抽出する処理を行わずに、生成中のセグメント602の生成が完了するまで待機する。そして、送信装置100は、生成完了後にセグメント602の送信を開始する。
一方、ステップS903で導出した時間Tmが、所定の時間Th1以下でない場合、ステップS905において、予測部106は、ステップS903で導出した時間Tmが、所定の時間Th2(>Th1)を上回るか否かを判定する。この判定の結果、ステップS903で導出した時間Tmが、所定の時間Th2を上回る場合、処理は、ステップS911に進む。ステップS911において、通信部104は、初期化セグメント603を受信装置200に送信する。そして、ステップS912において、通信部104は、生成済みの最新のセグメント601から送信を開始する。即ち、時間Tmが十分に長い時間であれば、生成済みの最新のセグメント601の生成が完了から短い時間しか経過していない。そこで、送信装置100は、生成済みの最新のセグメント601から符号化データを抽出する処理を行わずに、当該セグメント601から送信を開始する。
一方、ステップS903で導出した時間Tmが、所定の時間Th2を上回らない場合、処理は、ステップS906に進む。ステップS906〜S908の処理は、図8におけるステップS804〜806の処理と同じである。即ち、セグメント生成部102は、セグメント604を生成する。次に、ステップS907において、通信部104は、初期化セグメント603を受信装置200に送信する。次に、ステップS908において、通信部104は、セグメント604から送信を開始する。
以上のように本実施形態では、時間Tmに応じて、セグメント601、602、604の何れから送信を開始するかを切り替える。従って、第1の実施形態で説明したのと同様に、セグメント602の送信の開始の遅延を減少させることができると共に、セグメント602の生成が完了するまでの待ち時間を減少させることができる。また、データ量が少ないセグメント604を生成することを抑制することができるので、前述した遅延や待ち時間の減少を実現しつつ、処理の負担を軽減することができる。
尚、前述した実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
(その他の実施例)
本発明は、前述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100:送信装置、200:受信装置、300:ネットワーク

Claims (18)

  1. コンテンツデータを取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得されたコンテンツデータのうち所定の時間分のコンテンツデータが格納されたファイルを生成する第1の生成手段と、
    前記第1の生成手段により生成済みのファイルに含まれるコンテンツデータの一部が格納されたファイルを生成する第2の生成手段と、
    前記ファイルを受信装置に送信する送信手段と、を有することを特徴とする送信装置。
  2. 前記第2の生成手段は、第1の時間に応じた時間分の前記コンテンツデータを、前記第1の生成手段により生成済みの前記ファイルから抽出し、当該抽出したコンテンツデータが格納されたファイルを生成し、
    前記第1の時間は、前記コンテンツデータの取得要求を受けとったタイミングから、前記第1の生成手段により生成中のファイルに格納する残りのコンテンツデータの取得を前記取得手段が完了するまでの時間であることを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記第1の時間を導出する第1の導出手段を更に有することを特徴とする請求項2に記載の送信装置。
  4. 前記第2の生成手段は、前記取得手段により新しく取得された前記コンテンツデータから順に、前記第1の生成手段により生成済みのファイルから、前記第1の時間に応じた時間分の前記コンテンツデータを抽出することを特徴とする請求項2または3に記載の送信装置。
  5. 前記第1の時間に基づいて、前記第1の生成手段により生成済みのファイルから抽出するコンテンツデータに対応する時間である第2の時間を、前記第1の時間に応じた時間として導出する第2の導出手段、をさらに有し、
    前記第2の生成手段は、前記第2の導出手段により導出された第2の時間分の前記コンテンツデータを、前記第1の生成手段により生成済みのファイルから抽出し、当該抽出したコンテンツデータが格納されたファイルを生成することを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載の送信装置。
  6. 前記送信手段は、前記第2の生成手段によりファイルが生成されると、当該ファイルを受信装置に送信することを特徴とする請求項2〜5の何れか1項に記載の送信装置。
  7. 前記送信手段は、前記第1の時間に基づいて、送信する前記ファイルを選択することを特徴とする請求項2〜6の何れか1項に記載の送信装置。
  8. 前記送信手段は、前記第1の時間が、第1の所定の時間よりも短い場合には、前記第1の生成手段により生成中のファイルの生成が完了するまで待機し、当該ファイルが生成されると、当該ファイルを受信装置に送信することを特徴とする請求項7に記載の送信装置。
  9. 前記第2の生成手段は、前記第1の時間が、第1の所定の時間よりも短い場合には、前記第1の生成手段により生成済みのファイルに含まれるコンテンツデータの一部が格納されたファイルを生成しないことを特徴とする請求項8に記載の送信装置。
  10. 前記送信手段は、前記第1の時間が、第2の所定の時間よりも長い場合には、前記第1の生成手段により生成済みのファイルのうち、最新のファイルを受信装置に送信することを特徴とする請求項7に記載の送信装置。
  11. 前記第2の生成手段は、前記第1の時間が、第2の所定の時間よりも長い場合には、前記第1の生成手段により生成済みのファイルに含まれるコンテンツデータの一部が格納されたファイルを生成しないことを特徴とする請求項10に記載の送信装置。
  12. 前記送信手段は、前記第1の時間が、前記第1の所定の時間よりも長い所定の時間である第2の所定の時間よりも長い場合には、前記第1の生成手段により生成済みのファイルのうち、最新のファイルを受信装置に送信することを特徴とする請求項8または9に記載の送信装置。
  13. 前記第2の生成手段は、前記第1の時間が、前記第2の所定の時間よりも長い場合には、前記第1の生成手段により生成済みのファイルに含まれるコンテンツデータの一部が格納されたファイルを生成しないことを特徴とする請求項12に記載の送信装置。
  14. 前記送信手段は、前記第1の時間が、前記第1の所定の時間よりも長く、前記第2の所定の時間よりも短い場合には、前記第2の生成手段により前記ファイルが生成されると、当該ファイルを受信装置に送信することを特徴とする請求項12または13に記載の送信装置。
  15. 前記第2の生成手段は、前記コンテンツデータの取得要求を受けとったタイミングで前記第1の生成手段により生成中のファイルがある場合に、前記第1の生成手段により生成済みのファイルに含まれる前記コンテンツデータの一部が格納されたファイルを生成することを特徴とする請求項1〜14の何れか1項に記載の送信装置。
  16. 前記取得手段は、符号化された前記コンテンツデータを取得し、
    前記ファイルは、前記符号化されたコンテンツデータと、当該コンテンツデータに係る情報を含むヘッダとを含むことを特徴とする請求項1〜15の何れか1項に記載の送信装置。
  17. コンテンツデータを取得する取得工程と、
    前記取得工程により取得されたコンテンツデータのうち所定の時間分のコンテンツデータが格納されたファイルを生成する第1の生成工程と、
    前記第1の生成工程により生成済みのファイルに含まれるコンテンツデータの一部が格納されたファイルを生成する第2の生成工程と、
    前記ファイルを受信装置に送信する送信工程と、を有することを特徴とする送信方法。
  18. 請求項1〜16の何れか1項に記載の送信装置の各手段としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
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