JP2018112919A - テスト入力情報検索装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】データベースと画面を有する計算機システムのテストシナリオの作成において、テスト入力値の作成の効率化を支援し、テスト入力の候補となるデータベースレコードと整合する要素を検索する装置を提供する。
【解決手段】テスト入力情報検索装置16において、記憶装置15は、第1の構造で構成された複数の要素が含まれるデータベースの情報101と、第2の構造で構成されて表示される複数の要素を含む画面情報102を記憶する。計算機12において、画面グラフ情報生成処理部171は、第2の構造から画面情報に含まれる複数の要素の中の要素間の関係を特定し、画面グラフ情報152を出力する。グラフ伝搬処理部172は、要素間の関係に情報を追加し検索グラフ情報153を出力する。候補レコード群検索処理部173は、特定された要素間の関係に基づいて、データベースの情報から複数の要素を、テスト入力のための候補として検索する。
【選択図】図1

Description

本発明は、テスト入力情報検索装置及び方法に関する。
画面とデータベースを有する大規模な計算機システムのプログラム開発においては、開発者が画面を操作することにより、計算機システムを利用する人の要求を計算機システムが満たしていることを確認するテストが必要である。テストを実行する際には、テストを実行する開発者は画面上の入力欄に文字列や数値などの値を入力し、画面上のボタンやリンクなどをクリックして計算機システムを操作する。
文字列や数値を入力する際には、テストの目的に沿った入力をし、期待どおりに計算機システムが動いているかを確認する。例えば、文字列を入力し、その文字列を含む住所の一覧を表示するような計算機システムにおいて、画面上に一定件数を超える住所を表示できるかをテストしたい場合には、開発者は一定件数の住所に含まれる文字列を入力しなければならない。あるいは、対応する住所がない場合にエラーメッセージが表示されるかを確認したい場合は、開発者はどの住所にも含まれない文字列を入力しなければならない。
テスト時の情報を管理し再現可能にしたい場合に、開発者は、テストに利用する入力値をテストの流れを表すドキュメントであるテストシナリオに明確に記さなければならない。更に、開発者は、テスト時に利用するデータベースにも、確認したい目的に応じた情報を格納しなければならない。前述の例では、同じ文字列を有する住所が一定件数はデータベースに存在し、また別の特定の文字列の住所だけがデータベースに存在してはならない。すなわち、開発者は画面入力値とデータベースを整合させなければならない。
一方で、テストに利用するデータベースレコードを、テストのために開発者が一から作ると工数がかかる。このため、開発者が実運用の計算機システムで利用するデータベースレコードを取得し、顧客情報をマスキングして利用したり、昔から利用しているテスト用のデータベースレコードを繰返し改変しながら利用し続けたりする。
他方で、画面を操作するテストのシナリオを作る開発者は、画面の仕様や、画面が満たすべき業務の要件に詳しくても、データベースにまで詳しいとは限らない。データベースレコードを一から作っているのではない場合、既存のデータベースの設計とそのレコードについて調査、理解しなければならず、時間がかかる。このため、データベースに詳しくない開発者でもデータベースの値と整合するテスト入力を作成可能とするための仕掛けが必要となる。
このようなテストに関連して特許文献1には、ソースコードのロジックをあらわす設計情報からテストケースを生成し、テストケースから生成した制約式をもとにデータベースレコードを作成する技術が開示されている。具体的には、コードのロジックを表す設計情報からテストケースを生成し、テストケースから生成した制約式をもとにデータベースレコードを生成する技術が開示されている。
特許第5523526号
特許文献1に開示された技術では、データベースレコードを作成するために設計情報を必要とする。しかしながら、開発者がプログラムの構造に詳しくない場合、ソースコードがない場合、複数のプログラミング言語からソースコードが構成される場合、あるいはソースコードの規模が大きく複雑である場合には設計情報を作成するのに工数がかかるため、設計情報を作成することは困難である。
これに対しては、設計情報や新たなデータベースレコードを作成することなく、既に存在するデータベースレコードと、そのデータベースに関する画面の情報とを利用し、データベースと整合する入力値としての要素をデータベースから見つけ出すことも考えられる。
本発明の目的は、データベースと画面を有する計算機システムのテストシナリオの作成において、テスト入力値の作成の効率化を支援するため、テスト入力の候補となるデータベースレコードと整合する要素を検索することにある。
本発明に係る代表的なテスト入力情報検索装置は、データベースのテスト入力のための候補を検索するテスト入力情報検索装置であって、第1の構造で構成された複数の要素が含まれる前記データベースの情報を記憶し、第2の構造で構成されて表示される前記複数の要素を含む画面情報を記憶し、前記画面情報に含まれる前記複数の要素の中の要素間の関係を、前記第2の構造から特定し、特定された要素間の関係に基づいて、前記データベースの情報から前記複数の要素を、テスト入力のための候補として検索することを特徴とする。
本発明によれば、データベースと画面を有する計算機システムのテストシナリオの作成において、テスト入力値の作成の効率化を支援するため、テスト入力の候補となるデータベースレコードと整合する要素を検索することが可能になる。
テスト入力情報検索装置の例を示す図である。 「BUY」のテーブルの例を示す図である。 「ITEM」のテーブルの例を示す図である。 「PRD」のテーブルの例を示す図である。 「ACC」のテーブルの例を示す図である。 「PAY」のテーブルの例を示す図である。 画面情報の例を示す図である。 テーブル種類情報の例を示す図である。 画面グラフ情報の例を示す図である。 検索グラフ情報の例を示す図である。 候補レコード群情報の例を示す図である。 テストシナリオ条件情報の例を示す図である。 条件対応候補レコード群情報の例を示す図である。 出力装置の第1の画面の例を示す図である。 出力装置の第2の画面の例を示す図である。 画面グラフ情報生成処理部の処理の例を示すフローチャートである。 グラフ伝搬処理部の処理の例を示すフローチャートである。 候補レコード群検索処理部の処理の例を示すフローチャートである。 結果出力処理部の処理の例を示すフローチャートである。
以下、図1〜15を用いて、本発明を実施するための形態を説明する。この形態は、例えば、データベースと画面を有する情報システムのテストシナリオを作成する際に、データベースレコードと整合する画面入力値の作成の効率化を支援する、テスト入力情報検索装置あるいは計算機で実行されるテスト入力情報検索方法である。
図1は、テスト入力情報検索装置の例を示す図である。図1に示す計算機1は、データベースと画面を有する情報システムであって図示を省略した情報システムのテストシナリオを作成する際に、データベースレコードと整合する画面入力値の作成の効率化を支援するためのテスト入力情報検索装置16を構成するものである。
以下、計算機1の構成の例を説明する。計算機1は、CPU11とメモリ12を有する。CPU11とメモリ12は、入力装置13と出力装置14に接続する。また、CPU11とメモリ12は、記憶装置15に接続する。
記憶装置15は、テスト対象の情報システムが利用するデータベース情報101と、テスト対象の情報システムの画面情報102を保持する。なお、図1の例で、記憶装置15は計算機1の内部に存在するが、計算機1の外部に存在してもよいし、テスト入力情報検索装置16の内部に記憶装置15は存在せず、テスト対象の情報システムに接続してデータベース情報101と画面情報102を直接に取得する構成であってもよい。
更に、メモリ12は、テーブル種類情報151と、画面グラフ情報152と、検索グラフ情報153と、候補レコード群情報154と、テストシナリオ条件情報155と、条件対応候補レコード群情報156と、画面グラフ情報生成処理部171と、グラフ伝搬処理部172と、候補レコード群検索処理部173と、結果出力処理部174と、を保持する。ここで、メモリ12に保持される各部はプログラムであってもよく、各部に対応するプログラムをCPU11が実行することにより、ハードウェアとしての各部となってもよい。
記憶装置15に保持されるデータベース情報101は、テストシナリオを作る対象となる情報システムで用いられるレコードを示す情報である。画面情報102は、テストシナリオを作る対象となる情報システムで用いられる画面を示す情報である。これらについては、図2〜3を用いて後で更に説明する。
メモリ12に保持されるテーブル種類情報151は、データベース情報101に含まれるテーブルの種類を示す情報である。画面グラフ情報152は、画面情報102に含まれる要素とその関連情報を示す情報である。検索グラフ情報153は、データベース情報101より画面に対応する候補レコード群を検索するための情報である。
候補レコード群情報154は、画面に対応する候補レコード群を保持する情報である。
テストシナリオ条件情報155は、候補レコード群情報154を用い特定のテスト条件に合ったレコード群を示すための条件を保持する情報である。条件対応候補レコード群情報156は、画面と条件に対応する候補レコード群を保持する情報である。
画面グラフ情報生成処理部171は、画面情報102を読み込み、画面情報102の要素に要素間の関係(エッジ)を追加し、画面グラフ情報152を出力するためのものである。グラフ伝搬処理部172は、画面グラフ情報152を読み込み、画面グラフ情報152の要素間の関係に情報を追加し検索グラフ情報153を出力する。
候補レコード群検索処理部173は、本実施の形態の特徴の一つである。候補レコード群検索処理部173は、データベース情報101と、テーブル種類情報151と、検索グラフ情報153とを読み込み、優先順位をつけて検索し、候補レコード群情報154と条件対応候補レコード群情報156を出力する。
以上により、画面上に表示される要素の値と、要素の種類と、要素間の関係を基に、検索に用いるグラフ情報を作成し、画面上に表示される要素の値の元となっているデータベースレコードの候補を検索し、出力装置に表示することができる。更に、作成したいテストシナリオの条件を受け付け、その条件に合うデータベースレコードを画面に表示することができる。従って、テスト対象の情報システムが利用するデータベースの設計、データベースレコード及びプログラムに詳しくない開発者によるテストシナリオ作成作業を容易化できる。
結果出力処理部174は、候補レコード群情報154と、条件対応候補レコード群情報156とを読み込み、出力装置14に表示する。
図2A〜2Eは、データベース情報101の例を示す図である。図2A〜2Eに示したテーブル1010〜1014は、テストシナリオを作る対象となる情報システムで用いられるレコードを保持する。以下、図2Aに示したテーブル1010は、テーブル名「BUY」とし、「発注情報」という名称で特定される情報を表すレコードを保持するテーブルとする。また、図2Bに示したテーブル1011は、テーブル名「ITEM」とし、「発注細目情報」という名称で特定される情報を表すレコードを保持するテーブルとする。
また、図2Cに示したテーブル1012は、テーブル名「PRD」とし、「商品情報」という名称で特定される情報を表すレコードを保持するテーブルとする。また、図2Dに示したテーブル1013は、テーブル名「ACC」とし、「担当者情報」という名称で特定される情報を表すレコードを保持するテーブルとする。また、図2Eに示したテーブル1014は、テーブル名「PAY」とし、「支払情報」という名称で特定される情報を表すレコードを保持するテーブルとする。
以下、それぞれのテーブルのカラムとレコードを説明する。図2Aに示したテーブル1010はカラムとして、BUY_ID101001と、PAYM101002と、ACC101003と、LIMIT101004と、CHARGE101005と、SUMMARY101006と、NOTE101007とを有する。
これらのカラムの中で、BUY_ID101001は主キーであり、PAYM101002はテーブル1014のPAY_ID101401を参照する外部キーであり、ACC101003はテーブル1013のAC_ID101301を参照する外部キーである。図2A〜2Eに示したテーブルのカラム名において、「*」は主キーであることを表し、「#」は外部キーであることを表す。以下、主キーについて、ある値を有するレコードの、主キーとなるカラムの値を「主キー値」と呼ぶ。例えば、カラム101007の値「前回の発注と個数が異なるため注意してください。」の主キー値はカラム101001の値「BUY0001」となる。
テーブル1010はレコード101051とレコード101052とを有する。レコード101051は、BUY_ID101001の値が「BUY0001」であるレコードにおいて、PAYM101002の値は「1」であり、ACC101003の値は「A101」であり、LIMIT101004の値は「2016/6/1」であり、CHARGE101005の値は「500」であり、SUMMARY101006の値は「12500」であり、NOTE101007の値は「前回の発注と個数が異なるため注意してください。」であることを示す。
レコード101052もそれぞれのカラムに対して図2Aに示した値を有する。テーブル1010のレコードは、レコード101051とレコード101052に限定されるものではなく、更にレコードを含んでもよい。これを図2Aでは波線で表現し、以下の図2B〜2Dにおいても波線で表現する。
図2Bに示したテーブル1011はカラムとして、ITEM_ID101101と、BUY_ID101102と、PRD_ID101103と、PRICE101104と、NUM101105とを有する。これらのカラムの中で、ITEM_ID101101は主キーであり、BUY_ID101102はテーブル1010のBUY_ID101001を参照する外部キーであり、PRD_ID101103はテーブル1012のPRD_ID101201を参照する外部キーである。また、テーブル1011はレコード101151〜101154を有する。
図2Cに示したテーブル1012はカラムとして、PRD_ID101201と、PRD_NAME101202とを有する。これらのカラムの中で、PRD_ID101201は主キーである。また、テーブル1012はレコード101251〜101254を有する。
図2Dに示したテーブル1013はカラムとして、AC_ID101301と、AC_NAME101302とを有する。これらのカラムの中で、AC_ID101301は主キーである。また、テーブル1013はレコード101351〜101354を有する。
図2Eに示したテーブル1014はカラムとして、PAY_ID101401と、PAY_NAME101402とを有する。これらのカラムの中で、PAY_ID101401は主キーである。また、テーブル1014はレコード101451〜101453を有する。
図3は、画面情報102の例を示す図である。図3に示した画面情報102の情報1020に対応した出力装置14の表示の例を、後ほど図10を用いて説明する。図3の例で画面情報102は、画面への要素(画面要素)の表示に関する指示であるタグと、タグの属性(class)と、文字列から成るHTML(Hyper Text Markup Language)形式を用いている。HTML形式の情報は各要素の表示位置の情報も含む。文字列102000は、「田中太郎」という文字列である。このように画面に表示される文字列や値が画面要素である。
タグ102001は、出力装置14の画面にリストの項目として「2016/06/01」を表示させるための指示である。タグ102022は「扇風機A」をテーブルのセルとするための指示であり、属性102021すなわち「product」という属性を有する。タグ102024、102026、102032、102034、102036も同じくそれぞれをテーブルのセルとするための指示であり、属性102023、102025、102031、102033、102035も同じくそれぞれの属性を有する。
タグ102042は、出力装置14の画面に文字列「配送費: 500円」を表示させるための指示であり、属性102041すなわち「charge」という属性を有する。タグ102044も表示させるための指示であり、属性102043の属性を有する。タグ102051は文字列「支払方法: 銀行振込」を出力装置14の画面にリストの項目として出力させるための指示であり、タグ102061も出力させるための指示である。なお、図3において画面情報102の情報1020をHTML形式で表したが、情報1020は要素と要素間の関係(画面要素間の表示位置関係等)を情報として持つ他の形式であってもよい。
図4は、テーブル種類情報151の例を示す図である。テーブル種類情報151のテーブル1510はカラムとして、テーブル名151001とテーブル種類151002とを有する。テーブル名151001は、データベース情報101のテーブル1010〜1014のテーブル名を含むカラムである。
テーブル種類151002は、テーブル名151001に示されるテーブルが、情報システムが実現する業務のための処理において読み込み専用の台帳として利用され通常変更されることのないマスタであることを示す「マスタ」であるか、または、情報システムが実現する業務のための処理において取引等の業務により作成され、また蓄積されていくトランザクション情報を保存する「トラン」であるか、いずれかの種類を有する。
図4の例では、テーブル1510はレコード151051〜151054を有する。そして、レコード151051は、テーブル名151001が「BUY」であるレコードにおいて、テーブル種類151002が「トラン」であることを示す。すなわち、テーブル名が「BUY」であるテーブル1010が保持する「発注情報」のレコードは、トランザクション情報であることを示している。
レコード151052〜151054のそれぞれもテーブル名「PRD」と「ACC」と「PAY」とが「マスタ」であることを示す。なお、テーブル1510は、更に他にもレコードを有してもよく、図4では他のレコードの省略を波線で表現する。
図5は、画面グラフ情報152の例を示す図である。画面グラフ情報152は、ノード152001〜152003、ノード152011〜152013、ノード152021〜152023、ノード152031〜152034と、エッジ152101〜152103と、エッジ152111〜152113と、エッジ152121〜152123と、エッジ152131〜152133と、グループ152201とから成る。
図5の例において、グループ152201は、エッジ152103がノード152003から、グループ152201内の各ノードに関係付いていることを示す表現である。具体的には、エッジ152103が、ノード152011〜152013と、ノード152021〜152023と、ノード152031〜152034とに関係付いている。
ノード152001は、図3に示した文字列102000すなわち「田中太郎」の種類が「一般文字列」と「無」であらわされることを示す。また、エッジ152101の「階層」は、ノード152001とノード152002との間に、ノード152001を親とする関係があることを示す。エッジが表すノード(画面要素)の関係(「階層」、「同行」、「同列」)は、図3に示したHTML形式の情報に含まれる表示位置の関係すなわち図10に示す表示位置の関係である。
なお、図5の例では「田中太郎」等の文字列をノードの識別子としているが、図3に示した画面情報102の情報1020の各要素にID(画面要素ID)を割り振り、その画面要素IDをノードの識別子として用いてもよい。特に、複数の要素に同じ文字列がある場合、それらに対しても異なる画面要素IDを割り振ることは、ノードの識別に有効である。
図6は、検索グラフ情報153の例を示す図である。検索グラフ情報153のテーブル1530において、列153001〜153013と行153051〜153063のそれぞれは、図5に示した画面グラフ情報152におけるノードの値(文字列)を示し、枠153070内のセルのそれぞれは、ノード間の関係を示す。
以下、図6に示す検索グラフ情報153のテーブル1530に含まれる情報は、列153001〜153013と、行152051〜153063の文字列により、図5に示したノードを表し、枠153070のセルが、図5に示したエッジを表すグラフ情報であるとして説明する。また、列153001〜153013と、行152051〜153063のノードは、図6に図示した文字列に加えて図5に示した種類の情報も持つものとして説明する。
なお、図6に示す行153052と列153002の「2016〜」は、図5に示したノード152002の「2016/6/1」を表し、図6に示す行153063と列153013の「前回の〜」は、図5に示したノード152034の「前回の発注と個数が異なるため注意してください。」を表す。
枠153070の各セルにおいて、「レ」は列の値(文字列)または列の値の主キー値と、行の値(文字列)または行の値の主キー値とが、同じレコードにありうることを示し、「カ」は列の値と行の値とが、同じカラムにありうることを示す。例えば、セル153071は値が「レ」のため、ノード152001の「田中太郎、一般文字列、無」の「田中太郎」という文字列に対応する列153001と、ノード152033の「銀行振込、一般文字列、無」の「銀行振込」という文字列との間に、同じレコードにありうるという関係があることを示す。なお、図2Aのテーブル1010上では、図2Dのテーブル1013のレコード101351カラム101302の値「田中太郎」の主キー値「A101」と、図2Eのテーブル1014のレコード101451カラム101402の値「銀行振込」の主キー値「1」とが、同じレコード101051にある。したがって、「レ」の示す関係が成り立っている。
セル153072は値が「カ」のため、ノード152011の「1、短数値、num」の「1」という文字列(値)と、ノード152021の「2、短数値、num」の「2」という文字列(値)との間に、同じカラムにありうるという関係があることを示す。なお、図6の例にはないが、関係がない場合、枠153070のセルにおいて、値は「×」となる。
図7は、候補レコード群情報154の例を示す図である。候補レコード群情報154のテーブル1540はカラムとして、候補番号154001と、画面要素154002と、対応レコード154003と、対応カラム154004とを有する。またテーブル1540は、レコード154051〜154057、レコード154071〜154074、レコード154091〜154094を有する。なお、テーブル1540は、更に他にもレコードを有してもよく、例えば候補番号154001が「2」のレコードを有してもよく、図7では他のレコードの省略を波線で表現する。
レコード154051は、候補番号154001が「1」かつ画面要素154002が「前回の発注と個数が異なるため注意してください。」のレコードであり、そのレコード154051の対応レコード154003は「BUY.BUY_ID=”BUY0001”」であり、対応カラム154004は「BUY.NOTE」であることを示している。
これにより、対応レコード154003の「BUY.BUY_ID=”BUY0001”」は、テーブル名が「BUY」のテーブル1010の、「BUY_ID」のカラムが「BUY0001」であるレコード、すなわち、図2に示したレコード101051を示す。そして、対応カラム154004の「BUY.NOTE」は、テーブル名が「BUY」のテーブル1010の「NOTE」のカラム、すなわち、図2のテーブル1010のNOTE101007を示す。
纏めると、レコード154051は、候補番号154001が「1」の候補において、画面要素145002の「前回の発注と個数が異なるため注意してください。」は、図2のテーブル1010のレコード101051のNOTE101007の「前回の発注と個数が異なるため注意してください。」を元情報としていることを示す。そして、後で図10に示す文字列141041は、図7に示した画面要素154002の「前回の発注と個数が異なるため注意してください。」を元情報としている。
図8は、テストシナリオ条件情報155の例を示す図である。テストシナリオ条件情報155のテーブル1550はカラムとして、条件情報155001と、画面要素155002とを有する。またテーブル1550はレコード155051を有する。レコード155051は、条件情報155001の値が「最大文字長」であり、画面要素155002が「田中太郎」であることを示す。
すなわち、レコード155051は、後で図10に示す表示1410に表示される可変の文字列141001の「田中太郎」について、「田中太郎」という文字列に対応するデータベース上のカラム内にて最長の文字列を探すというテストシナリオの条件を示す。
図9は、条件対応候補レコード群情報156の例を示す図である。条件対応候補レコード群情報156のテーブル1560はカラムとして、候補番号156001と、画面要素156002と、条件情報156003と、対応レコード156004と、対応カラム156005と、対応値156006とを有する。またテーブル1560はレコード156051を有する。各情報については、図14を用いて後で説明する。
図10は、出力装置14の表示1410の例を示す図である。図10に示す例は発注履歴であり、表示される情報は、図3に示した画面情報102の各要素に対応する。文字列141001は文字列102000に対応し、文字列141002〜141041のそれぞれは、タグ102001〜102061それぞれの文字列に対応する。また、文字列141010〜141012と文字列141020〜141022は、テーブルを形成する。
このテーブルは、図3に示したタグ102022、102024、102026により文字列141010〜141012の1つの行を形成し、タグ102032、102034、102036により文字列141020〜141022の1つの行を形成する。そして、例えば文字列141010と文字列141020とは1つの列を形成する。なお、図10に示す表示は「トラン」の例である。
図11は、出力装置14の表示1420の例を示す図である。図11に示す例は、候補の一覧と条件に合う値である。テーブル14200は、図7に示した候補レコード群情報154のテーブル1540の情報の表示である。テーブル14200の列142001〜142003は、図7に示したテーブル1540の画面要素154002と対応レコード154003と対応カラム154004の情報の表示であり、テーブル14200の行142051〜142065は、図7に示したテーブル1540のレコード154051〜154094の情報の表示である。
また、図11に示した「条件に合う値」の値142081と値142082と値142083のそれぞれは、図9に示した条件対応候補レコード群情報156のテーブル1560の画面要素156002の値と条件情報156003の値と対応値156006の値である。
以下に、各部の処理の流れについて説明する。まず、画面グラフ情報生成処理部171処理の流れを、図12のフローチャートと、図3の画面情報102と、図5の画面グラフ情報152とを参照しながら詳細に説明する。画面グラフ情報生成処理部171は処理を開始すると、入力装置13から画面が「マスタ」か「トラン」かが指定される画面種類情報を読み込む(ステップ17100)。なお、画面種類情報については図示を省略した。
画面グラフ情報生成処理部171は、画面情報102を読み込み(ステップ17101)、読み込んだ画面情報102に含まれる要素から1つの要素を取り出し(ステップ17110)、要素の種類を示す情報を追加して画面グラフ情報152におけるノードとする(ステップ17111)。
追加される要素の種類を示す情報は、例えば、アルファベットと数値のみからなるN文字以上(Nは予め設定される正の整数)の文字列の場合は、種類を「ID型」とする。種類が「ID型」とはならないL文字以上(Lは予め設定される正の整数)の文字列の場合は種類を「長文字列」とし、M文字以下(MはL未満の予め設定される正の整数)の文字列の場合は種類を「短文字列」と、種類が「長文字列」か「短文字列」のいずれにもならない文字列の場合は種類を「一般文字列」とする。
また、日付及び時間の場合は種類を「日時」とし、J桁数以上(Jは予め設定される正の整数)の数値の場合は種類を「長数値」とし、K桁数以下(KはJ未満の予め設定される正の整数)の数値の場合は種類を「短数値」とし、種類が「短数値」か「長数値」のいずれにもならない数値の場合は種類を「数値」とする。
追加される要素の種類を示す情報は、1つに限定される必要はなく、図5の例では、画面情報102の情報1020の要素における属性(class)を追加している。例えば、図3に示したタグ102032に対応するノード152022は、「望遠鏡A、一般文字列、product」となる。
画面グラフ情報生成処理部171は、画面情報102に未処理の要素があるかを判定し(ステップ17112)、未処理の要素がある場合はステップ17110に戻り、未処理の要素がない場合はステップ17120に進む。そして、ステップ17101で読み込んだ画面情報102の2つの要素の組合せを取得し(ステップ17120)、取得した要素間の関係を分類して画面グラフ情報152のエッジとする(ステップ17121)。
図5の例では、タグが入れ子になっている場合は「階層」とし、タグの指示によるテーブルにおいて同じ行に要素がある場合は「同行」とし、タグの指示によるテーブルにおいて同じ列に要素がある場合は「同列」としている。このテーブルは、図10の例では、文字列141010〜141012と文字列141020〜141022である。
また、図5の例では、タグ102022とタグ102024は表の同じ行にあるため、ノード152012の「扇風機A、一般文字列、product」と、ノード152013の「10000、数値、price」との間を、「同行」の関係のエッジ152113としている。関係はこれらに限定される必要はなく、画面上の座標に基づく関係、画面遷移に基づく関係、画面要素の出現順番であってもよい。
画面グラフ情報生成処理部171は、画面情報102に未処理の要素があるかを判定し(ステップ17122)、未処理の要素がある場合はステップ17120に戻り、未処理の要素がない場合はステップ17130に進む。すなわち、グラフ伝搬処理部172を呼び出す(ステップ17130)。
グラフ伝搬処理部172の処理の流れを、図13のフローチャートと、図5の画面グラフ情報152と、図6の検索グラフ情報153とを参照しながら詳細に説明する。グラフ伝搬処理部172は、処理を開始すると、画面グラフ情報152を読み込み(ステップ17200)、画面グラフ情報152に含まれるノードの値(文字列)を検索グラフ情報153の行153051〜153063及び列153001〜153013とする(ステップ17201)。
グラフ伝搬処理部172は、画面グラフ情報152に含まれるエッジから1つのエッジを取り出し(ステップ17210)、その種類に応じて、枠153070内のセルに値を入力する(ステップ17211)。例えば、取り出したエッジの種類が「階層」である場合は、「階層」となる2つのノードの値(文字列)が、同じレコードにありうることを示す「レ」をセルの値とする。
また、取り出したエッジの種類が「同行」か「同列」の場合、エッジの種類を参照して判断する。すなわち、classが異なるかclassが指定されておらずノードの種類(要素の種類)が異なる場合は、ノードの値(文字列)が、同じレコードにありうることを示す「レ」をセルの値とする。逆に、classが同じであるか、classが無くノードの種類(要素の種類)が一定割合以上同じである場合は、テーブルの同じカラムに値があることを示す「カ」をセルの値とする。
グラフ伝搬処理部172は、画面グラフ情報152に未処理のエッジがあるかを判定し(ステップ17212)、未処理のエッジがある場合はステップ17210に戻り、未処理のエッジがない場合はステップ17220に進む。ここで、ステップ17220へ進む場合は未処理のエッジが無いのであるから、ステップ17220へ進む時点で値の入力されていない枠153070内のセルは、対応するエッジが存在しない。
このため、グラフ伝搬処理部172は、枠153070内のセルであって、画面グラフ情報152において対応するエッジがないセルを1つ選択し(ステップ17220)、他のエッジ(対応しないエッジ)の情報を元に、選択したセルの値を求める(ステップ17221)。例えば、2つのノード(要素)が、同じ(1つの)ノード(要素)に対して「階層」の関係を有し、かつclassが同じである場合は、セルの値を「カ」とする。
また、2つのノードが、同じノードに対して「階層」の関係を有し、かつclassが異なる場合は、セルの値を「レ」とする。例えば、図5に示したグループ152201内の各ノードは、同じ1つのノード152003と「階層」の関係を有するため、2つのノードであるノード152031の「500、数値、charge」とノード152033の「銀行振込、一般文字列、無」は、ノード152003の「BUY0001、ID型、無」に対してエッジ152103の「階層」の関係を有するが、classは異なる。従って、図6に示したセル153074のように値を「レ」とする。
「カ」と「レ」のどちらにも値を特定できない場合は、一度おいて他のセルを処理する。このため、ステップ17221にて、「カ」か「レ」の値が特定された場合は特定された値をセルに入力し、特定されない場合はセルを未処理として(ステップ17222)以後の処理の繰り返しで特定を試みる。
グラフ伝搬処理部172は、検索グラフ情報153の枠153070内のセルの状態が一定となっているかを判定する(ステップ17223)。具体的には、枠153070内のセルが「カ」か「レ」の値で埋まれば、セルの値は変化しないため、セルの状態が一定になっていると判定する。また、枠153070内に未処理のセルが存在しても、ステップ17220〜17223の処理の繰り返しでは、その未処理のセルに値を入力できない場合もあり、このような場合は処理の繰り返しで未処理が変化しないため、セルの状態が一定になっていると判定する。
グラフ伝搬処理部172は、セルの状態が一定となっていないと判定した場合はステップ17220に戻り、セルの状態が一定となっていると判定した場合はステップ17224に進む。ここで、未処理のセルが残っている場合は、未処理のセルに無関係を示す値として「×」を入力し(ステップ17224)、候補レコード群検索処理部173を呼び出す(ステップ17230)。
候補レコード群検索処理部173の処理の流れを、図14のフローチャートと、図2に示したデータベース情報101と、図4に示したテーブル種類情報151と、図6に示した検索グラフ情報153(図5に示した画面グラフ情報152)と、図8に示したテストシナリオ条件情報155と、図9に示した条件対応候補レコード群情報156を参照しながら詳細に説明する。
候補レコード群検索処理部173は、データベース情報101と、テーブル種類情報151と、検索グラフ情報153を読み込み(ステップ17300)、図6の検索グラフ情報153のノードを優先順位に基づき1つ選択し(ステップ17310)、図6の検索グラフ情報153のノードとエッジ(セル)と、テーブル種類情報151を基にした優先順位により文字列を検索する(ステップ17311)。
例えば、次に説明する優先順位に従いノードを選択し、階層の深さ優先で検索を実行する。最初のノード選択については、まず、ノードの種類を参照し、長文字列/長数値を日付及びID型に、日付及びID型をその他の種類に優先する。次に、日付及びID型が複数ある場合は、キー、ユニークな文字列を有するノードを優先する。最後に、ステップ17100で入力された画面種類情報と、テーブル種類情報151に示されるテーブルの種類が同じであるノードを優先する。
2回目以降のノード選択では、検索可能なエッジの種類が複数ある場合、エッジの「カ」を「レ」に優先する。次に、同じ種類のエッジが複数ある場合、エッジの先のノードの種類を参照し、長文字列/長数値を日付及びID型に、日付及びID型をその他の種類に優先する。次に、日付及びID型が複数ある場合は、キー、ユニークな文字列を有するノードを優先する。最後に、同じ文字列が2つ以上見つかる場合、エッジを辿って見つかる文字数の多い文字列を優先する。なお、エッジが「カ」の場合は同じカラムを、エッジが「レ」の場合は同じレコードを探す。
候補レコード群検索処理部173は、例えば図6に示した対象となる文字列が見つかるか、検索できるエッジがなくなるか、予め設定された一定時間以上経過した場合に、検索を終了する(ステップ17312)。
ステップ17310〜17312を更に具体的に説明すると、候補レコード群検索処理部173は、まず画面グラフ情報152に含まれるノードの中で、長文字列であるノード152034の「前回の発注と個数が異なるため注意してください。」に対応する文字列をデータベース情報101から検索し、テーブル1010(BUY)のレコード101051のNOTE101007を見つける。
次に、エッジの「レ」を基にレコード101051に含まれる値が「1」(PAYM101002)、値が「A101」(ACC101003)、値が「2016/6/1」(LIMIT101004、値が「500」(CHARGE101005)、値が「12500」(SUMMARY101006)を発見する。
次に、BUY_ID101001は主キーであるため、外部キーとしてBUY_ID101001を参照する他のテーブルを検索し、テーブル1011(ITEM)のレコード101151の値が「10000」(PRICE101104)と、値が「1」(NUM101105)を見つけ、レコード101153の値が「2000」(PRICE101104)と、値が「2」(NUM101105)を見つける。
次に、テーブル1010(BUY)のレコード101051の外部キーであるPAYM101002を辿り、テーブル1014(PAY)のレコード101451の値が「銀行振込」(PAY_NAME101402)を見つける。また、レコード101051の外部キーであるACC101002を辿り、テーブル1013(ACC)のレコード101351の値が「田中太郎」(AC_NAME101302)を見つける。
更に、テーブル1011(ITEM)のレコード101151の外部キーであるPRD_ID101103を辿り、テーブル1012(PRD)のレコード101251の値が「扇風機A」(PRD_NAME101202)を見つける。また、レコード101153の外部キーであるPRD_ID101103を辿り、テーブル1012(PRD)のレコード101252の値が「望遠鏡A」(PRD_NAME101202)を見つける。
これにより、図6に示した文字列が見つけることができる。ここで、見つかった値(文字列)は、候補レコード群情報154の画面要素154002とされてもよい。また、見つける際に用いられたレコードとカラムのそれぞれは、対応レコード154003と対応カラム154004とされてもよい。
候補レコード群検索処理部173は、テストシナリオ条件情報155の条件情報155001と画面要素155002を読み取り(ステップ17320)、読み取った条件情報155001の値と画面要素155002の値のそれぞれを条件対応候補レコード群情報156の条件情報156003と画面要素156002に書き込む(ステップ17321)。
候補レコード群検索処理部173は、候補レコード群情報154の画面要素154002の値が、画面要素156002の値と同じである候補レコード群情報154のレコード154092に含まれる対応レコード154003の値と対応カラム154004の値を読み取り、読み取った値それぞれを条件対応候補レコード群情報156の対応レコード156004と対応カラム156005に書き込む。
また、条件情報156003に従う値をデータベース情報101から読み込み、読み込んだ値を対応値156006に書き込む(ステップ17322)。図9の例では、対応カラム156005が「ACC.AC_NAME」であるから、テーブル1013(ACC)のAC_NAME101302の中で、条件情報156003の「最大文字長」に対応する「John A.B.Smith」をデータベース情報から読み込み、対応値156006に書き込む。そして、結果出力処理部174を呼び出す(ステップ17323)。
最後に、結果出力処理部174の処理の流れを、図15のフローチャートと、図7の候補レコード群情報154と、図9の条件対応候補レコード群情報156と、図11の表示1420とを参照しながら詳細に説明する。
結果出力処理部174は、まず、表示1420にテーブル14200として候補レコード群情報154を表示する(ステップ17401)。次に、表示1420に値142081〜142083として条件対応候補レコード群情報156の画面要素156002と条件情報156003と対応値156006のそれぞれの値を表示する(ステップ17402)。図11では図示を省略した候補レコード群情報154の一部を更に表示してもよい。
以上で説明したように、画面上に表示される要素の値と、要素の種類と、要素間の関係を基に検索に用いるグラフ情報を作成し、画面上に表示される要素の値の元となっているデータベースレコードの候補を検索し、出力装置に候補を表示することができる。更に、作成したいテストシナリオの条件を受け付け、その条件に合うデータベースレコードを画面に表示することができる。
以上の説明では、図12〜15のそれぞれを画面グラフ情報生成処理部171とグラフ伝搬処理部172と候補レコード群検索処理部173と候補レコード群検索処理部173と結果出力処理部174のフローチャートとして説明したが、それぞれはCPU11のプログラムのフローチャートであってもよい。また、計算機1を1台の計算機として説明したが、2台以上の計算機によりプログラムを実行してもよい。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアを用いて実現してもよい。記憶装置15は、HDD(Hard Disk Drive)かSSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、磁気テープかフラッシュメモリかDVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体であってもよい。
また、メモリ12と記憶装置15のそれぞれに記憶される情報は、図1に示した配置に限定されるものではなく、メモリ12と記憶装置15との間で転送されてもよい。そして、図1では図示を省略したプログラムとデータが、メモリ12と記憶装置15に格納されてもよい。
また、各構成要素の接続(情報のやり取り)は説明上必要と考えられるものを示しており、必ずしも全ての接続を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
最後に、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、上記した処理に必要な情報を得るために、テスト入力情報検索装置16の計算機環境等に応じて別の構成を備えてもよい。
1 計算機
11 CPU
12 メモリ
15 記憶装置
16 テスト入力情報検索装置
101 データベース情報
102 画面情報
151 テーブル種類情報
152 画面グラフ情報
153 検索グラフ情報
154 候補レコード群情報
155 テストシナリオ条件情報
156 条件対応候補レコード群情報
171 画面グラフ情報生成処理部
172 グラフ伝搬処理部
173 候補レコード群検索処理部
174 結果出力処理部

Claims (15)

  1. データベースのテスト入力のための候補を検索するテスト入力情報検索装置であって、
    第1の構造で構成された複数の要素が含まれる前記データベースの情報を記憶し、
    第2の構造で構成されて表示される前記複数の要素を含む画面情報を記憶し、
    前記画面情報に含まれる前記複数の要素の中の要素間の関係を、前記第2の構造から特定し、
    特定された要素間の関係に基づいて、前記データベースの情報から前記複数の要素を、テスト入力のための候補として検索すること
    を特徴とするテスト入力情報検索装置。
  2. 請求項1に記載のテスト入力情報検索装置であって、
    前記第2の構造は、表示のための構造であり、前記画面情報に含まれる前記複数の要素の中の要素間の表示位置の関係と要素の属性とを含み、
    特定された要素間の関係に加えて、更に要素の属性に基づいて、前記データベースの情報から前記複数の要素を、テスト入力のための候補として検索すること
    を特徴とするテスト入力情報検索装置。
  3. 請求項2に記載のテスト入力情報検索装置であって、
    前記画面情報に含まれる前記複数の要素の中の各要素の種類を特定し、要素と要素の属性と要素の種類とを組み合せたノードを複数生成し、
    要素間の関係として、生成された複数のノード間のエッジの種類を前記第2の構造から特定すること
    を特徴とするテスト入力情報検索装置。
  4. 請求項3に記載のテスト入力情報検索装置であって、
    特定されたエッジの種類と、エッジの両端の2つのノードを構成する2つの要素の属性の関係と2つの要素の種類の関係とに基づいて、2つのノード間の関係をセルとして特定すること
    を特徴とするテスト入力情報検索装置。
  5. 請求項4に記載のテスト入力情報検索装置であって、
    生成された複数のノードの中の第1のノードと第2のノードとの間のエッジの種類が、前記第2の構造から特定されない場合、生成された複数のノードの中の第3のノードと前記第1のノードとの間のエッジの種類と、前記第3のノードと前記第2のノードとの間のエッジの種類とに基づいて、前記第1のノードと前記第2のノードとの関係をセルとして特定すること
    を特徴とするテスト入力情報検索装置。
  6. 請求項5に記載のテスト入力情報検索装置であって、
    特定された要素の種類に基づく優先順位に従って前記データベースの情報から前記複数の要素の一部を検索し、セルとして特定された関係に基づく優先順位に従って前記データベースの情報から前記複数の要素の一部を検索すること
    を特徴とするテスト入力情報検索装置。
  7. 請求項6に記載のテスト入力情報検索装置であって、
    前記第1の構造は、それぞれが複数のカラムを有する複数のテーブルであり、
    要素の情報と条件の情報が指定され、
    前記データベースの情報から検索された前記複数の要素の中で、指定された要素の情報を含むカラムの、指定された条件の情報を満たす値を検索すること
    を特徴とするテスト入力情報検索装置。
  8. 請求項7に記載のテスト入力情報検索装置であって、
    前記データベースはリレーショナルデータベースであること
    を特徴とするテスト入力情報検索装置。
  9. 計算機がデータベースのテスト入力のための候補を検索するテスト入力情報検索方法であって、
    前記計算機は、
    CPUと、
    第1の構造で構成された複数の要素が含まれる前記データベースの情報を記憶し、第2の構造で構成されて表示される前記複数の要素を含む画面情報を記憶した記憶装置と
    を備え、
    前記CPUは、
    前記記憶装置から前記画面情報を読み込み、読み込んだ前記画面情報に含まれる前記複数の要素の中の要素間の関係を、前記第2の構造から特定し、
    前記記憶装置から前記データベースの情報を読み込み、特定された要素間の関係に基づいて、読み込んだ前記データベースの情報から前記複数の要素を、テスト入力のための候補として検索すること
    を特徴とするテスト入力情報検索方法。
  10. 請求項9に記載のテスト入力情報検索方法であって、
    前記第2の構造は、表示のための構造であり、前記画面情報に含まれる前記複数の要素の中の要素間の表示位置の関係と要素の属性とを含み、
    前記CPUは、
    特定された要素間の関係に加えて、更に要素の属性に基づいて、読み込んだ前記データベースの情報から前記複数の要素を、テスト入力のための候補として検索すること
    を特徴とするテスト入力情報検索方法。
  11. 請求項10に記載のテスト入力情報検索方法であって、
    前記CPUは、
    読み込んだ前記画面情報に含まれる前記複数の要素の中の各要素の種類を特定し、要素と要素の属性と要素の種類とを組み合せたノードを複数生成し、
    要素間の関係として、生成された複数のノード間のエッジの種類を前記第2の構造から特定すること
    を特徴とするテスト入力情報検索方法。
  12. 請求項11に記載のテスト入力情報検索方法であって、
    前記CPUは、
    特定されたエッジの種類と、エッジの両端の2つのノードを構成する2つの要素の属性の関係と2つの要素の種類の関係とに基づいて、2つのノード間の関係をセルとして特定すること
    を特徴とするテスト入力情報検索方法。
  13. 請求項12に記載のテスト入力情報検索方法であって、
    前記CPUは、
    生成された複数のノードの中の第1のノードと第2のノードとの間のエッジの種類が、前記第2の構造から特定されない場合、生成された複数のノードの中の第3のノードと前記第1のノードとの間のエッジの種類と、前記第3のノードと前記第2のノードとの間のエッジの種類とに基づいて、前記第1のノードと前記第2のノードとの関係をセルとして特定すること
    を特徴とするテスト入力情報検索方法。
  14. 請求項13に記載のテスト入力情報検索方法であって、
    前記CPUは、
    特定された要素の種類に基づく優先順位に従って、読み込んだ前記データベースの情報から前記複数の要素の一部を検索し、セルとして特定された関係に基づく優先順位に従って、読み込んだ前記データベースの情報から前記複数の要素の一部を検索すること
    を特徴とするテスト入力情報検索方法。
  15. 請求項14に記載のテスト入力情報検索方法であって、
    前記第1の構造は、それぞれが複数のカラムを有する複数のテーブルであり、
    前記CPUは、
    要素の情報と条件の情報が指定され、
    読み込んだ前記データベースの情報から検索された前記複数の要素の中で、指定された要素の情報を含むテーブルのカラムから、指定された条件の情報を満たす値を検索すること
    を特徴とするテスト入力情報検索方法。
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