JP2018112448A - 液体検出器 - Google Patents

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Hisahiro Yoshida
尚弘 吉田
大木 紀知
Noritomo Oki
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Abstract

【課題】液体検出器の検出感度を向上させる。
【解決手段】液体検出器100、200は、基板10と、基板10の表面に所定の間隔を空けて配置される第1電極22及び第2電極24と、を備え、第1電極22と第2電極24との間には、基板10の一部を切り欠いて形成される切欠部12,14が設けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、液体の性状等を検出する液体検出器に関するものである。
特許文献1には、基板と、基板の表面に所定の間隔を空けて配置される一対の電極と、を備えた液体検出器が開示されている。この液体検出器では、一対の電極に接する液体の性状に応じて一対の電極間の静電容量が変化する。このため、静電容量の変化に基づいて液体の性状の変化を判定することができる。
特開2005−257616号公報
しかしながら、上記構成の液体検出器において検知される一対の電極間の静電容量は、電極が配置される基板の誘電率の影響を大きく受ける。例えば、基板の誘電率が液体の誘電率と比較して高いほど液体検出器の感度が低下するため、液体の性状変化に伴い液体の誘電率が変化したとしても一対の電極間の静電容量はほとんど変化しない。このように、液体検出器の感度が低いと、静電容量の変化に基づいて液体の性状の変化を正確に判定することが困難になる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、液体検出器の検出感度を向上させることを目的とする。
第1の発明は、基板と、基板の表面に所定の間隔を空けて配置される第1及び第2電極と、を備え、第1電極と第2電極との間に、基板の一部を切り欠いて形成される切欠部が設けられることを特徴とする。
第1の発明では、第1電極と第2電極との間に設けられた切欠部に液体が入り込むことにより、この部分における誘電率は、液体の誘電率となる。つまり、第1電極と第2電極との間の全体的な誘電率に対して液体の誘電率が占める割合が大きくなる。このため、第1電極と第2電極との間の静電容量は、液体の誘電率の変化に応じて変化しやすくなる。
第2の発明は、切欠部が、第1及び第2電極に沿って形成される溝であることを特徴とする。
第3の発明は、切欠部が、基板を貫通して形成される貫通孔であることを特徴とする。
第2及び第3の発明では、切欠部は、溝や貫通孔といった簡素な形状で構成されている。このように切欠部は容易に加工ができる形状であるため、切欠部が設けられる液体検出器の製造コストの上昇を抑制することができる。
第4の発明は、第1電極が、第1櫛歯部を有する櫛歯状に形成され、第2電極が、所定の間隔を空けて第1櫛歯部に隣接して配置される第2櫛歯部を有する櫛歯状に形成され、切欠部が、第1櫛歯部と第2櫛歯部との間に設けられることを特徴とする。
第4の発明では、第1電極と第2電極とに、それぞれ第1櫛歯部と第2櫛歯部とが設けられる。このため、第1電極と第2電極とが近接する面積が増大し、第1電極と第2電極との間の静電容量が大きくなる。このように静電容量を大きくすることで、液体の誘電率の変化に伴う静電容量の変化も大きくなり、液体検出器の検出感度を向上させることができる。
本発明によれば、液体検出器の検出感度を向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係る液体検出器の構成を示す概略図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 本発明の第2実施形態に係る液体検出器の構成を示す概略図である。 図3のIV−IV線に沿う断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1及び図2を参照して、本発明の第1実施形態に係る液体検出器100について説明する。
液体検出器100は、配管を流れる液体やタンクに貯留される液体の性状や性状の経時変化を検出するものである。液体検出器100の検出対象は、作動流体や潤滑油、切削油、燃料、溶媒、化学薬品といった種々の液体である。以下では、液体検出器100が作動流体としてのオイルの劣化を検出するオイルセンサ100として用いられる場合について説明する。
図1に示すように、オイルセンサ100は、セラミック等により形成される基板10と、基板10の表面に所定の間隔を空けて配置される金属製の一対の電極22,24と、を備える。一対の電極22,24は、それぞれ櫛歯状に形成された第1電極22と第2電極24とを有する。なお、基板10の材質としては、セラミックに限定されず、表面に電極22,24が配置可能な材料であればどのようなものであってもよい。また、電極22,24の材料としては、金属に限定されず、導電性を有する材料であればどのようなものであってもよい。
第1電極22と第2電極24とは、互いに平行に延びる第1共通部22aと第2共通部24aとをそれぞれ有する。また、第1電極22は、一端が第1共通部22aに接続され第1共通部22aから第2共通部24aに向かって延びる複数の第1櫛歯部22bをさらに有し、第2電極24は、一端が第2共通部24aに接続され第2共通部24aから第1共通部22aに向かって延びる複数の第2櫛歯部24bをさらに有する。第1櫛歯部22bと第2櫛歯部24bとは、第1共通部22a及び第2共通部24aが延びる方向に沿って交互に配置される。つまり、第1櫛歯部22bと第2櫛歯部24bとは、所定の間隔を空けて噛み合うように配置されている。
上記形状の第1電極22及び第2電極24は、スクリーン印刷やフォトエッチング等によって基板10の表面上に形成される。第1電極22と第2電極24との間隔、特に第1櫛歯部22bと第2櫛歯部24bとの間隔は、全域において予め設定された一定の間隔とされる。
第1共通部22aと第2共通部24aの一端には、それぞれ、第1接続部22cと第2接続部24cとが設けられる。第1電極22と第2電極24とは、第1接続部22c及び第2接続部24cを介して検出部50に接続される。
検出部50は、第1電極22及び第2電極24に所定の周波数の交流電圧を印加することによって第1電極22と第2電極24との間の静電容量を検出可能な回路を有し、検出部50で検出された静電容量の値は演算部60に入力される。
演算部60では、検出部50で検出された静電容量の値と、過去に検出された静電容量の値、または、予め記憶された静電容量の値と、を比較し、オイルの性状の変化度合が演算される。演算部60における演算結果は、オイルを利用する図示しない油圧装置等のコントローラに入力され、油圧装置の制御やメンテナンスに反映される。なお、静電容量は誘電率と相関性があることから、演算部60にオイルの性状に応じた誘電率を記憶させておくことにより、検出部50で検出された静電容量から算出される誘電率と予め記憶された誘電率とを比較することでオイルの種類を判別することも可能である。
次に、図2を参照し、オイルセンサ100の断面形状について説明する。図2は、図1のII−II線に沿った断面を拡大して示した図である。
図2に示すように、第1電極22の第1櫛歯部22bと第2電極24の第2櫛歯部24bとの間には、基板10の一部が切り欠かれて形成された切欠部としての断面U字状の溝12が設けられる。溝12は、第1櫛歯部22b及び第2櫛歯部24bに沿って形成されるとともに、第1櫛歯部22bと第2共通部24aとの間及び第2櫛歯部24bと第1共通部22aとの間にも形成される。基板10がオイルに浸漬されると溝12内にはオイルが入り込む。
基板10への溝12の加工は、基板10に第1電極22及び第2電極24がスクリーン印刷される前に行われる。なお、溝12の断面形状は、U字状に限定されず、V字状や矩形状であってもよい。また、基板10への溝12の加工は、基板10に第1電極22及び第2電極24が形成された後であってもよく、例えば、基板10の表面を電極22,24となる金属材で覆い、溝12を加工することによって、第1櫛歯部22bと第2櫛歯部24bとを形成してもよい。
また、第1電極22及び第2電極24と、第1電極22及び第2電極24が配置される基板10の表面と、を覆うようにして絶縁層30が設けられる。絶縁層30は、オイル中の電導性の不純物等によって特に第1櫛歯部22bと第2櫛歯部24bとが短絡することを防止するために設けられる。絶縁層30は、絶縁性を有する樹脂やセラミックなどによって形成される。なお、被検出液体が化学薬品等である場合は、液体によって第1電極22及び第2電極24が腐食されることを防止するために、絶縁層30は液体に対する耐性を有する材料によって形成される。
また、絶縁層30を設けておくことによって、第1電極22及び第2電極24が溝12に隣接して配置される場合であっても、第1電極22及び第2電極24が基板10から剥がれてしまう、いわゆるパターン剥離を抑制することができる。
続いて、上記構成のオイルセンサ100によるオイルの性状の経時変化の検出について説明する。
一般的にオイルの誘電率は、オイルが劣化するにつれて上昇する。このため、オイルセンサ100がオイルに浸漬された状態で検出される第1電極22と第2電極24との間の静電容量もオイルの劣化とともに上昇する。したがって、定期的に第1電極22と第2電極24との間の静電容量を検出し、検出された静電容量を過去に検出された静電容量と比較することでオイルの劣化度合を演算することが可能となる。
具体的には、油圧装置が駆動される度に、検出部50により第1電極22と第2電極24との間の静電容量を検出し、検出された静電容量を演算部60に記憶させる。演算部60では、今回検出された静電容量と過去に検出された静電容量とを比較し、その増減割合等に基づいてオイルの劣化度合を演算する。
ここで、検出部50で検出される第1電極22と第2電極24との間の静電容量は、第1電極22及び第2電極24と、これらの間に介在するオイル及び基板10により構成されるコンデンサの静電容量といえる。そして、基板10の誘電率はオイルの誘電率よりも高いため、検出部50で検出される静電容量は、基板10の誘電率の影響を大きく受けることになる。つまり、オイルの劣化によってオイルの誘電率が変化したとしても、検出部50で検出される静電容量はあまり変化することはない。このようにオイルの誘電率の変化を検出する感度が低いとオイルの劣化を正確に検出することが困難となってしまう。
オイルの誘電率の変化を検出する感度を向上させるには、第1櫛歯部22b及び第2櫛歯部24bの数を増やし隣接する第1電極22と第2電極24との面積を増大させて、第1電極22と第2電極24との間の静電容量を大きくすることが考えられる。静電容量を大きくすることで、オイルの誘電率の変化に伴う静電容量の変化も大きくなるため、オイルの劣化の検出が容易となる。しかしながら、第1櫛歯部22b及び第2櫛歯部24bの数を増やすとオイルセンサ100が大型化し、配管やタンク内にオイルセンサ100を設置することが困難になるおそれがある。
そこで本実施形態では、オイルセンサ100を大型化させることなく、オイルの誘電率の変化を検出する感度を向上させるために、第1櫛歯部22bと第2櫛歯部24bとの間に基板10を切り欠いて形成された溝12が設けられる。
以下に、溝12が設けられることによりオイルの誘電率の検出感度が向上する理由について説明する。
図2において破線矢印で示される基板10側の第1電極22と第2電極24との間の静電容量に影響を及ぼす領域において、第1電極22と第2電極24との間にはオイルが入り込む溝12が存在する。つまり、この領域における誘電率は、基板10に溝12が形成されていない場合と比較し、基板10に形成される溝12の大きさ、すなわち、溝12に入り込むオイルの量に応じて低下することになる。換言すると、第1電極22と第2電極24との間に存在するオイルの量が増えることで、第1電極22と第2電極24との間の全体的な誘電率に対するオイルの影響が大きくなる。この結果、検出部50で検出される静電容量は、オイルの誘電率の変化、すなわちオイルの劣化に応じて変化しやすくなる。
このように、第1電極22と第2電極24との間に溝12を設けることで、誘電率が比較的高い基板10が静電容量に及ぼす影響をできるだけ小さくし、オイルセンサ100がオイルの誘電率の変化を検出する感度を向上させることが可能となる。また、検出感度が向上したことで第1櫛歯部22b及び第2櫛歯部24bの数を減らし、隣接する第1電極22と第2電極24との面積を減少させることも可能となり、結果として、オイルセンサ100を小型化することもできる。
以上の第1実施形態によれば、以下に示す効果を奏する。
上記構成のオイルセンサ100では、第1電極22と第2電極24との間に設けられた溝12にオイルが入り込むことにより、この部分の誘電率は、基板10ではなくオイルの誘電率となる。つまり、基板10に溝12が設けられることによって、第1電極22と第2電極24との間の全体的な誘電率に対してオイルの誘電率が占める割合が大きくなる。このため、第1電極22と第2電極24との間の静電容量は、オイルの誘電率の変化に応じて変化しやすくなる。このように、基板10に溝12を設けることでオイルセンサ100の検出感度を向上させることができる。
<第2実施形態>
次に、図3及び図4を参照して、本発明の第2実施形態に係る液体検出器としてのオイルセンサ200について説明する。以下では、第1実施形態と異なる点を中心に説明し、第1実施形態と同様の構成には、同一の符号を付し説明を省略する。
オイルセンサ200の基本的な構成は、第1実施形態に係るオイルセンサ100と同様である。オイルセンサ200は、基板10形成される切欠部が溝ではなく貫通孔である点でオイルセンサ100と相違する。
オイルセンサ200は、第1実施形態に係るオイルセンサ100と同様に、セラミック等により形成される基板10と、基板10の表面に所定の間隔を空けて配置される一対の電極22,24と、を備える。一対の電極22,24の形状は、第1実施形態に係るオイルセンサ100のものと同じであるため、その説明を省略する。
図3及び図4に示すように、第1電極22と第2電極24との間、特に第1櫛歯部22bと第2櫛歯部24bとの間には、基板10の一部が切り欠かれて形成された切欠部としての貫通孔14が設けられる。貫通孔14は、基板10を貫通するように形成されているため、基板10がオイルに浸漬されると貫通孔14内にはオイルが入り込む。
このように、図4において破線矢印で示される基板10側の第1電極22と第2電極24との間の静電容量に影響を及ぼす領域において、第1電極22と第2電極24との間にはオイルが入り込む貫通孔14が存在する。つまり、この領域における誘電率は、基板10に貫通孔14が形成されていない場合と比較し、オイルが入り込む貫通孔14の大きさ、すなわち、貫通孔14に入り込むオイルの量に応じて低下することになる。換言すると、第1電極22と第2電極24との間に存在するオイルの量が増えることで、第1電極22と第2電極24との間の全体的な誘電率に対するオイルの影響が大きくなる。この結果、検出部50で検出される静電容量は、オイルの誘電率の変化、すなわちオイルの劣化に応じて変化しやすくなる。
貫通孔14の断面形状は、円形に限定されず、正方形や、各櫛歯部22b,24bが延びる方向に沿って形成される長方形や長円形であってもよい。貫通孔14の断面形状を長方形や長円形とすることで、貫通孔14に入り込むオイルの量を増やすことができる。また、各櫛歯部22b,24b間にオイルが浸入可能なスリットを形成し、これを貫通孔14としてもよい。
このように、第1電極22と第2電極24との間に貫通孔14を設けることで、誘電率が比較的高い基板10が静電容量に及ぼす影響をできるだけ小さくし、オイルセンサ100がオイルの誘電率の変化を検出する感度を向上させることが可能となる。また、上記第1実施形態と同様に、検出感度が向上したことで第1櫛歯部22b及び第2櫛歯部24bの数を減らすことも可能となり、結果として、オイルセンサ200を小型化することもできる。
以上の第2実施形態によれば、以下に示す効果を奏する。
上記構成のオイルセンサ200では、第1電極22と第2電極24との間に設けられた貫通孔14にオイルが入り込むことにより、この部分の誘電率は、基板10ではなくオイルの誘電率となる。つまり、基板10に貫通孔14が設けられることによって、第1電極22と第2電極24との間の全体的な誘電率に対してオイルの誘電率が占める割合が大きくなる。このため、第1電極22と第2電極24との間の静電容量は、オイルの誘電率の変化に応じて変化しやすくなる。このように、基板10に貫通孔14を設けることでオイルセンサ200の検出感度を向上させることができる。
なお、上記各実施形態に係るオイルセンサ100,200では、第1櫛歯部22bと第2櫛歯部24bとは、互いに直線状に形成され互いに噛み合うように配置されている。これに代えて、第1櫛歯部22bと第2櫛歯部24bとは所定の間隔を空けて配置されていれば、曲線状、例えば、扇状や円弧状に形成されていてもよい。
また、上記各実施形態に係るオイルセンサ100,200における切欠部は、それぞれ溝12、貫通孔14である。切欠部の形状はこれらに限定されず、オイルセンサ100,200がオイル中に浸漬されたときにオイルが入り込めればどのような形状であってもよい。
また、上記各実施形態に係るオイルセンサ100,200では、第1電極22及び第2電極24を覆う絶縁層30が設けられているが、絶縁層30の誘電率も第1電極22と第2電極24との間の静電容量に影響を及ぼすため、絶縁層30は不要であれば設けなくともよい。
また、上記各実施形態に係るオイルセンサ100,200では、第1電極22と第2電極24とは、それぞれ櫛歯状に形成されている。これに代えて、第1電極22と第2電極24とは、それぞれ単一の帯状に形成され、所定の間隔を空けて配置されるものであってもよい。この場合、溝12や貫通孔14は、帯状に延びる第1電極22と第2電極24との間に設けられる。
また、上記各実施形態に係るオイルセンサ100,200における基板10は平板である。基板10の形状は平板に限定されず、第1電極22及び第2電極24が所定の間隔を空けて配置可能な形状であればどのような形状であってもよく、例えば、配管の曲率に合せて曲げられた円弧状板であってもよい。
以上のように構成された本発明の実施形態の構成、作用、及び効果をまとめて説明する。
オイルセンサ100、200は、基板10と、基板10の表面に所定の間隔を空けて配置される第1電極22及び第2電極24と、を備え、第1電極22と第2電極24との間には、基板10の一部を切り欠いて形成される切欠部12,14が設けられる。
この構成では、第1電極22と第2電極24との間に設けられた切欠部12,14にオイルが入り込むことにより、この部分の誘電率は、基板10ではなくオイルの誘電率となる。つまり、基板10に切欠部12,14が設けられることによって、第1電極22と第2電極24との間の全体的な誘電率に対してオイルの誘電率が占める割合が大きくなる。このため、第1電極22と第2電極24との間の静電容量は、オイルの誘電率の変化に応じて変化しやすくなる。このように、基板10に切欠部12,14を設けることにより、オイルセンサ100,200の検出感度を向上させることができる。また、検出感度が向上したことで第1電極22及び第2電極24の面積を減らすことも可能となり、結果として、オイルセンサ100,200を小型化することができる。
また、切欠部は、第1電極22及び第2電極24に沿って形成される溝12である。
また、切欠部は、基板10を貫通して形成される貫通孔14である。
これらの構成では、切欠部は、溝12や貫通孔14といった簡素な形状で構成されている。このように切欠部は容易に加工ができる形状であるため、切欠部が設けられるオイルセンサ100,200の製造コストの上昇を抑制することができる。
また、第1電極22は、第1櫛歯部22bを有する櫛歯状に形成され、第2電極24は、所定の間隔を空けて第1櫛歯部22bに隣接して配置される第2櫛歯部24bを有する櫛歯状に形成され、切欠部12,14は、第1櫛歯部22bと第2櫛歯部24bとの間に設けられる。
この構成では、第1電極22と第2電極24とに、それぞれ第1櫛歯部22bと第2櫛歯部24bとが設けられることで、第1電極22と第2電極24とが近接する面積が増大し、第1電極22と第2電極24との間の静電容量が大きくなる。このように静電容量を大きくすることで、オイルの誘電率の変化に伴う静電容量の変化も大きくなり、オイルセンサ100,200の検出感度を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば、液体検出器100,200により検出された第1電極22と第2電極24との間の静電容量に基づいて、液体の種類を判別することが可能であるとともに、タンク等に貯留された液体の液位を検知することも可能である。
100,200・・・オイルセンサ(液体検出器)、10・・・基板、12・・・溝(切欠部)、14・・・貫通孔(切欠部)、22・・・第1電極、22b・・・第1櫛歯部、24・・・第2電極、24b・・・第2櫛歯部

Claims (4)

  1. 基板と、
    前記基板の表面に所定の間隔を空けて配置される第1及び第2電極と、を備え、
    前記第1電極と前記第2電極との間には、前記基板の一部を切り欠いて形成される切欠部が設けられることを特徴とする液体検出器。
  2. 前記切欠部は、前記第1及び第2電極に沿って形成される溝であることを特徴とする請求項1に記載の液体検出器。
  3. 前記切欠部は、前記基板を貫通して形成される貫通孔であることを特徴とする請求項1に記載の液体検出器。
  4. 前記第1電極は、第1櫛歯部を有する櫛歯状に形成され、
    前記第2電極は、前記所定の間隔を空けて前記第1櫛歯部に隣接して配置される第2櫛歯部を有する櫛歯状に形成され、
    前記切欠部は、前記第1櫛歯部と前記第2櫛歯部との間に設けられることを特徴とする請求項1から3の何れか1つに記載の液体検出器。
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