JP2018110667A - Vortex ring generating device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、渦輪発生装置及びその渦輪発生装置によって渦輪を生成する渦輪生成方法に関する。 The present invention relates to a vortex ring generating apparatus and a vortex ring generating method for generating a vortex ring by the vortex ring generating apparatus.
空気を圧縮し、圧縮された空気を渦輪状に成形して外部に放出する渦輪発生装置が実用化されている。このような装置には、放出される空気に香料を混入し、観測者に匂いを提供するものがある。渦輪発生装置の公知例としては、例えば、特許文献1が挙げられる。特許文献1には、車両の室内において顔認識により運転者の居眠りを検出し、居眠り状態の運転者に向かって覚醒を促す香料を含んだ空気を放出する居眠り防止装置が記載されている。また、特許文献1には、同乗者に向かって空気が放出されることを防ぐため、空気の放出孔が運転者に向くようにモータ等によって放出孔を左右に回転または回動可能に構成することが記載されている。
2. Description of the Related Art A vortex ring generator that compresses air, shapes the compressed air into a vortex ring shape, and discharges it outside has been put into practical use. Some of these devices mix fragrance into the released air and provide the scent to the observer. As a known example of the vortex ring generator, for example,
しかしながら、空気を放出するハウジングを被提供者の位置に合わせて左右に回転可能にする構成は、ハウジングそのものを回転させる装置が必要になって、装置の小型化、低コスト化に不利である。 However, the configuration in which the housing that releases air can be rotated to the left and right in accordance with the position of the recipient requires a device that rotates the housing itself, which is disadvantageous in reducing the size and cost of the device.
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、放出される渦輪空気の方向を設定でき、しかも装置の簡易化及び低コスト化に有利な渦輪発生装置及び渦輪生成方法に関する。 The present invention has been made in view of the above points, and relates to a vortex ring generating apparatus and a vortex ring generating method that can set the direction of the vortex ring air that is released and that is advantageous for simplification and cost reduction of the apparatus.
本発明の一態様の渦輪発生装置は、空気を収容する所定の空間を有する空気室を備え、当該空気室に設けられた開口部から前記空気室内の空気を渦輪状にして放出する渦輪発生装置であって、前記開口部の外周縁の一部に沿って設けられ、前記開口部の前方に延出する渦輪ガイド部を有することを特徴とする。
また、本発明の渦輪生成方法は、上記態様の渦輪発生装置によって渦輪を生成することを特徴とする。
A vortex ring generator according to one aspect of the present invention includes an air chamber having a predetermined space for storing air, and vortex ring generator that discharges air in the air chamber in a vortex shape from an opening provided in the air chamber. And it is provided along the part of the outer periphery of the said opening part, and has the vortex ring guide part extended ahead of the said opening part, It is characterized by the above-mentioned.
Moreover, the vortex ring generating method of the present invention is characterized in that the vortex ring is generated by the vortex ring generator of the above aspect.
本発明によれば、放出される渦輪空気の方向を設定でき、しかも装置の簡易化及び低コスト化に有利な渦輪発生装置及び渦輪生成方法を提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the direction of the vortex ring air to discharge | release can be set, and also the vortex ring generator and vortex ring production | generation method which are advantageous to the simplification and cost reduction of an apparatus can be provided.
以下、本発明の好ましい一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同様の符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
図1は、本実施形態の渦輪発生装置1の全体構成を説明するための斜視図である。図2は、渦輪発生装置1を図1の矢線Aで示す方向から見た正面図である。図3は、渦輪発生装置1を図1に矢線Bで示す方向から見た側面図である。図3の側面図は、保持部5及び渦輪ガイド部15の一部を切り欠いて示している。図4は、渦輪発生装置1を図1の矢線Cで示す方向から見た上面図である。
本実施形態では、渦輪発生装置1を催し物やパフォーマンスに渦輪発生装置1を用い、渦輪をなす空気に所望の香料を含ませて匂いを対象物(以下、被提供者とも記す)に提供する例を挙げて説明する。
Hereinafter, a preferred embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. In all the drawings, the same constituent elements are denoted by the same reference numerals, and redundant description is omitted as appropriate.
FIG. 1 is a perspective view for explaining the overall configuration of the
In the present embodiment, the
本実施形態では、図1から図4に示すように、渦輪発生装置1が鉛直方向に起立するように設置される態様を例示して説明する。しかし、渦輪発生装置1の配置の向きはこれに限られるものではない。以下、本実施形態では渦輪発生装置1のベース3が配置される側を下方と呼称し、渦輪発生装置1の立設方向を上方と呼称する場合があるが、これは重力方向の上下を必ずしも意味しない。渦輪発生装置1は本実施形態のように鉛直上方に立設してもよく、鉛直方向に対して斜めに立設してもよい。また、ベース3は本実施形態のように水平な設置面上に設置してもよく、または水平面に対して傾斜する設置面、または鉛直に起立する設置面にベース3を設置してもよい。
In the present embodiment, as illustrated in FIGS. 1 to 4, a mode in which the
本実施形態の渦輪発生装置1は、図1から図4に示すように、空気を収容する所定の空間を有する空気室Sを備えている。渦輪発生装置1は、この空気室Sに設けられた開口部14から空気室S内の空気を渦輪状にして放出する渦輪発生装置である。渦輪発生装置1は、開口部14の外周縁14aの一部に沿って設けられ、開口部14の前方に延出する渦輪ガイド部15を有している。本実施形態では、以下、渦輪状の空気を「渦輪空気」とも記す。
ここで、「開口部の前方」とは、渦輪空気が放出される側である。また、このような渦輪ガイド部15は、渦輪空気の放出方向を設定するものであり、渦輪ガイド部15によって渦輪空気の放出方向が定まる。本実施形態では、渦輪空気の放出方向が、渦輪ガイド部15が開口部14に設けられている位置に対応している。本実施形態の渦輪ガイド部15は、渦輪空気が、渦輪ガイド部15が設けられている側に向かって飛んでいくように渦輪空気の放出方向を設定している。
空気室Sは、空気が保持される一定の空間であればどのようなものであってもよく、常に一定量の空気を収容するもの(例えば筐体等)、保持される空気の量が変化するもの(例えば板部材に弾性膜を重ねておき、弾性膜を板部材と反対側に牽引する構成等)のいずれであってもよい。このような場合、空気室Sは、渦輪空気の放出時に空気を収容するものであればよい。開口部14は、渦輪空気が最終的に外部に放出される開口孔であればよく、その外周縁14aの形状は限定されない。渦輪ガイド部15は、外周縁14aの全周に形成されるものでなく、その一部に沿って形成されるものであればよい。
As shown in FIGS. 1 to 4, the
Here, “in front of the opening” is the side from which the vortex ring air is discharged. Further, such a vortex
The air chamber S may be any space as long as air is held therein, and always holds a certain amount of air (for example, a housing), and the amount of air held changes. It may be any of those (for example, a structure in which an elastic film is stacked on a plate member and the elastic film is pulled to the opposite side of the plate member). In such a case, the air chamber S should just accommodate air at the time of discharge | release of vortex ring air. The opening 14 may be an opening hole through which vortex ring air is finally discharged to the outside, and the shape of the outer
さらに、渦輪発生装置1は、空気室Sに気体状またはミスト状の香料を供給する香料供給部を備えている。渦輪発生装置1における香料供給部は、タンク71、挿入口72及びホース77によって構成される。
このような構成により、渦輪発生装置1は、香料を含んだ渦輪空気を生成し、人等の対象物に向けて放出することができる。このため、渦輪発生装置1は、匂いを効率的に送るべき被対象者に向けて送り出すことが可能になる。
Furthermore, the
With such a configuration, the vortex
ここで、渦輪ガイド部15と渦輪空気Rとの関係を説明する。
図6(a)及び図6(b)は、渦輪ガイド部15と渦輪空気Rとの関係を簡単にまとめて説明するための模式図である。図6(a)に示したように、渦輪ガイド部15がない場合、開口部14から送出された空気は、渦輪空気Rとなりながらも開口部14の略中心軸方向に進む。一方、本実施形態では、図6(b)に示すように、開口部14の外周縁に渦輪ガイド部15を設けることにより、渦輪ガイド部15が設けられた側に渦輪空気Rが進む。
Here, the relationship between the vortex
FIGS. 6A and 6B are schematic diagrams for simply and collectively explaining the relationship between the vortex
以下、上記した構成の各々を詳細に説明する。
本実施形態では、図1に示すように、空気室Sが壁面である板状部材53乃至板状部材56を有している。そして、このうちの板状部材53に孔部11が形成されている。図2、図3に示すように、渦輪発生装置1は、孔部11を介して空気室Sと連通する筒状の空気通路部12を有している。空気通路部12は一方の端部(基端)が孔部11と重なって他方の端部(先端)が開口部14となっている。このように、本実施形態では、空気通路部12を介して、空気室Sに開口部14が設けられている。本実施形態の開口部14は、空気通路部12の先端の開口(先端開口)に相当する。
なお、本実施形態では、このような孔部11、空気通路部12、開口部14及び渦輪ガイド部15の構成を渦輪放出部10と記す(図2、図3)。
Hereinafter, each of the above-described configurations will be described in detail.
In the present embodiment, as shown in FIG. 1, the air chamber S includes a plate-
In the present embodiment, the configuration of the
(空気室)
空気室Sは、弾性膜7と、弾性膜7を保持する保持部5とによって形成されている。保持部5は、弾性膜7の被保持部711を保持する構成であり、平板状の枠体であってもよいし、中空状のものであってもよい。本実施形態では、保持部5を中空状の筐体とした。
すなわち、保持部5は、図1に示すように、ベース3上に重ねられる板状部材56、板状部材56に沿って立設される板状部材53、54、55、板状部材53、54、55上に板状部材56と平行に設けられる板状部材57によって構成される。このような保持部5は、板状部材56が底面、板状部材53が正面、板状部材54及び板状部材55が側面、板状部材57が上面となり、一方の側が開放された筐体となる。本実施形態では、筐体の開放された側の仮想的な面を、以降「開放面」52と記す。
(Air chamber)
The air chamber S is formed by the
That is, as shown in FIG. 1, the holding
弾性膜7のうち、板状部材54乃至板状部材57に固定される被保持部711を図1中に網掛けして示す。また、保持部5のうち、被保持部711と接して弾性膜7が取り付けられる部分を取り付け部511として図中に示す。取り付け部511は、開放面52の面上に位置している。
なお、弾性膜7の被保持部711を取り付け部511に固定する方法としては、接着剤、接着テープ、保持部5のいずれかの箇所への挟み込み等が考えられる。また、取り付け部511は、図1に示したように板状部材の厚み方向の開放面52に固定されることに限定されず、板状部材の他の側面や底面及び天面に固定してもよい。
Of the
In addition, as a method for fixing the held
弾性膜7は、弾性及び伸縮性を有する薄膜であって、本実施形態ではシリコーンゴム等のエラストマー材料や天然ゴムで作成された薄膜である。弾性膜7は、保持部5の開放面52に向かう側面(板状部材の厚み方向の面)に貼り付けられて保持され、開放面52は弾性膜7によって閉じられる。ただし、弾性膜7は、牽引によって十分な復元力が得られ、かつ、後述する牽引に耐える強度を有する材料や厚さを持つものであれば材料が限定されるものではない。
The
さらに、保持部5は、板状部材を組み合わせて構成されるものに限定されるものでなく、一体的に成型されたものであってもよい。板状部材の材料も限定されるものでなく、弾性膜7を安定に保持できるものであれば、樹脂、金属及び木材等であってもよい。さらに、保持部5は、一方向が開放された筐体でなくてもよく、枠体等の他の構成であってもよい。
さらに、本実施形態の保持部は、弾性膜の牽引前には弾性膜と重なっていて、弾性膜が牽引されて初めて弾性膜との間に空気室が形成されるものであってもよい。このような構成において空気室Sに対して香料等を供給するには、保持部材の前面に供給部を形成するようにしてもよい。
Furthermore, the holding |
Furthermore, the holding part of this embodiment may overlap with the elastic film before the elastic film is pulled, and an air chamber may be formed between the elastic film and the elastic film only after the elastic film is pulled. In order to supply fragrance | flavor etc. with respect to the air chamber S in such a structure, you may make it form a supply part in the front surface of a holding member.
弾性膜7の中央には第1磁石61としてネオジム磁石が設けられている。第1磁石61は、弾性膜7に接着剤によって固定されてもよい。また、弾性膜7の略中央部分に例えばナイロン製のシート状部材を貼り付けて、このシート状部材と弾性膜7との間に挟持されてもよい。
空気室Sは、第1磁石61に吸着した第2磁石63が後方に移動することによって体積が増大し、第2磁石63が第1磁石61と離れることによって増大した体積が増大前の体積に戻る。
すなわち、本実施形態では、第1磁石61に吸着した第2磁石63が後方に移動することによって弾性膜7が後方に引っ張られて弾性膜7よりも前方の、弾性膜7と孔部11との間の空間の体積が増大する。続いて、弾性膜の復元力が第1磁石61と第2磁石63との吸着力を上回り、弾性膜7の復元力により第1磁石61と第2磁石63とが瞬間的に離れると、弾性膜7の復元力により弾性膜7が牽引前の位置に戻って増大した空気室Sの体積が元に戻ることになる。弾性膜7の牽引は、牽引装置9によって行われる。
A neodymium magnet is provided as the
The volume of the air chamber S increases when the
That is, in the present embodiment, the
ただし、本実施形態は、第1磁性体及び第2磁性体が磁石には限定されず、一方を磁石、他方を磁石との間に磁力が生じる材質で形成されているものとしてもよい。また、第1磁石61及び第2磁石63は、ネオジム磁石に限定されるものでなく、他の永久磁石であってもよいし、電磁石であってもよい。第1磁石61と第2磁石63に要求される条件には、第1磁石61と第2磁石63との間に吸着力が働くようにN極とS極とが対向して配置されることと、第1磁石61と第2磁石63とが吸着する際に互いに接する接触面があることが挙げられる。
また、本実施形態は、第1磁石61、第2磁石63の一方を磁石、他方を磁石との間に磁力が生じる金属としてもよい。
本実施形態は、上記したように、弾性膜7の復元力と第1磁石61、第2磁石63間の吸着力によって第1磁石61と第2磁石63とを接離している。このため、第2磁石63を常に励磁されて磁力を有する電磁石としても、本実施形態は、弾性膜7の復元力と第1磁石61、第2磁石63間の吸着力とのバランスとによって第1磁石61と第2磁石63との接離を制御する限り、第1磁石61と第2磁石63とを瞬時に切り離すことができる。
以上説明した本実施形態は、弾性膜7の前方に空気室Sを備え、弾性膜7を使ってこの空気室Sの体積をさらに広げることができるので、圧縮される空気の体積を大きくすることができる。また、本実施形態は、弾性膜7の牽引及び弾性膜7の初期状態への戻しに第1磁石61と第2磁石63との吸着力を用いているので、装置構成を簡易化することができる。
さらに、第1磁石61、第2磁石63を瞬時に離間させ、弾性膜7の復元力を阻害せず、高速で弾性膜の復元を開始して空気室内の空気を高速に圧縮することが可能になるので、弾性膜の復元力を十分に渦輪形成に用いることができる。
However, in the present embodiment, the first magnetic body and the second magnetic body are not limited to magnets, and may be formed of a material that generates magnetic force between one magnet and the other magnet. The
In the present embodiment, one of the
In the present embodiment, as described above, the
In the present embodiment described above, the air chamber S is provided in front of the
In addition, the
(牽引装置)
牽引装置9は、ベース3において弾性膜7よりも第2磁石63側である後方に設けられている。本実施形態では、以降、板状部材53から弾性膜7までを渦輪発生装置1の「前部」とも記し、弾性膜7よりも後方にある部分を渦輪発生装置1の「後部」とも記す。
牽引装置9は、牽引用サーボモータ92と、牽引用サーボモータ92と接続して直接回転する回転体であるアーム部93と、アーム部93に接続して先端に第2磁石63が取り付けられたクランク部95と、クランク部95が延伸する方向と直交する横方向にぶれることを抑えるガイド97及び以上の構成を支持する架台91を有している。なお、本実施形態では、第2磁石63もネオジム磁石とした。
(Traction device)
The
The
また、本実施形態は、上記したクランク機構による牽引用サーボモータ92を有する牽引装置9を用いる構成に限定されるものではない。本実施形態は、例えば、アーム部93を往復運動させるリニアモータ、エアシリンダ及び電動シリンダ等を使った牽引装置を用いて構成することも可能である。
Further, the present embodiment is not limited to the configuration using the
架台91は、牽引装置9による第2磁石63の移動方向(軌跡)を可変に設定することができる。すなわち、第1磁石61に対するアーム部93及びクランク部95の角度は架台91の高さによって決定する。架台91の高さが高くなると、牽引の開始時のアーム部93及びクランク部95は第2磁石63に対してより上方から近づくことになる。このため、本実施形態では、第2磁石63の移動方向をより上方に設定したい場合には架台91の高さを上げる。また、第2磁石63の移動方向をより水平に近い角度に設定したい場合には、アーム部93の高さが第2磁石63の高さに近づくように架台91の高さを調整すればよい。
本実施形態は、第1磁石61と第2磁石63との吸着が解除されるタイミングを早めたい場合には牽引力の水平成分が小さくなるように第2磁石63の移動方向を設定すればよい。反対に、第1磁石61と第2磁石63との吸着が解除されるタイミングを遅らせたい場合には、牽引力の水平成分が大きくなるように第2磁石63の移動方向を設定すればよい。
The
In the present embodiment, when it is desired to advance the timing at which the
以上説明した本実施形態は、弾性膜7を牽引装置9によって引っ張る構成に限定されるものではなく、空気室S内の空気に振動を与えるものであれば、どのようなものであってもよい。空気室S内に振動を与える構成であれば、どのようなものであってもよい。このような構成は、例えば、空気ポンプであってもよいし、空気の圧縮方向に鋼板等を撓ませるものであってもよい。さらに、操作者が渦輪発生装置1の空気室Sの外壁を叩くことによって空気を圧縮するものであってもよい。
The embodiment described above is not limited to the configuration in which the
(開口部及び渦輪放出部)
前記したように、本実施形態の渦輪発生装置1は、渦輪放出部10を具備している。図5は、図3に示した渦輪放出部10を説明するための斜視図である。渦輪放出部10は、空気室Sと連通し、空気室Sにおいて圧縮された空気を外部に放出する構成を有している。図5に示すように、渦輪放出部10は、孔部11、空気通路部12、開口部14及び渦輪ガイド部15から構成されている。前記したように、筒状の空気通路部12は一方の端部の開口が孔部11(図1等)と重なっていて、他方の端部の開口が開口部14に相当する。空気通路部12がない構成の渦輪発生装置1の例では、開口部14は板状部材53に形成される孔部11と同一の開口となる。
孔部11は、正面視において円形形状を有している。図1に示したように、筐体をなす保持部5の内面には、孔部11を開閉自在な円盤状の開閉蓋811を備えている。開閉蓋811は、シャッタ用サーボモータ83によって開閉蓋外にある一点を中心に回転され、回転の角度によって孔部11を開閉するシャッタとして機能する。
開閉蓋811は、保持部5の内面に設けられるものに限定されるものでなく、外面に設けてもよい。また、孔部11は、正面視が円形のものに限定されるものではなく、正面視において四角形、三角形等のどのような形状であってもよい。ただし、孔部11の正面視の形状は、外乱の影響を受け難いという観点からは、円形であることが好ましい。
さらに、本実施形態は、開閉蓋811が開閉蓋811外にある一点を中心にして回転して孔部11を開閉するようにシャッタを構成するものに限定されない。例えば、孔部11を上下あるいは左右から開閉するもの、複数のシャッタ羽を円形に組み合わせて孔部11を周囲から中心に向けて閉塞し、中心から周囲に向けて開放するものであってもよい。
(Opening and vortex ring discharge part)
As described above, the
The
The opening /
Further, the present embodiment is not limited to the configuration in which the shutter is configured such that the opening /
<空気通路部>
空気通路部12は、図5に示すように、一方の端部が孔部11と重なり、他方の端部が開口部14となる筒状の部材として構成される。また、本実施形態では、空気通路部12の先端側の開口部14が、開口部14と反対側の孔部11と重なる開口よりも開口面積が小さくなっている。つまり、外周縁14a内の面積は、孔部11の面積よりも小さく、このために、本実施形態は、孔部11から放出された空気が空気通路部12から出るときにさらに圧縮されて開口部14から放出されることになる。より詳細には、本実施形態の空気通路部12は、孔部11の中心と開口部14の中心とを結ぶ中心軸aに垂直な面の面積が孔部11よりも開口部14において小さくなっている。
つまり、渦輪放出部10は、孔部11及び開口部14がいずれも円形に形成されている。孔部11の中心O1と開口部14の中心O2とを結ぶ中心軸aに垂直な面の面積は、孔部11においてよりも開口部14において小さくなっている。
孔部11と開口部14との間の空気通路部12は、径が一定の円筒部12a、円筒部12aから開口部14の側に向かって一定の傾きで径が小さくなる第1ノズル部12b及び第1ノズル部12bの傾きよりも急峻な傾きで開口部14に向かって径が小さくなる第2ノズル部12cを含んでいる。
<Air passage part>
As shown in FIG. 5, the
That is, as for the vortex ring discharge | release
The
このような形状により、本実施形態では、空気通路部12において、孔部11から導入された空気が円筒部12aを通過し、第1ノズル部12b、第2ノズル部12cを介して開口部14から放出される。空気は、開口部14から放出される際に渦輪空気となる。本実施形態では、進行方向に沿って徐々に径が小さくなる空気通路部12を通ることにより、空気通路部12により圧力が加えられて、密度が高く壊れにくい、また放出速度が増加された渦輪空気を形成することができる。
With this shape, in the present embodiment, in the
<渦輪ガイド部>
渦輪ガイド部15は、開口部14の外周縁の一部に沿って設けられ、開口部14の前方に延出する部材である。本実施形態の渦輪ガイド部15は、板状の形状を有し、その長手方向の辺の一方が外周縁14aの一部に沿って設けられている。なお、本実施形態の渦輪ガイド部15は、厚さが一定の板状の部材に限定されるものでなく、その厚さが変化する形状のものであってもよい。
本実施形態の渦輪ガイド部15の開口部14から前方に延出する高さTは、3mm以上20mm以下が好ましく、5mm以上15mm以下が更に好ましい。
上記した渦輪ガイド部15の開口部14から前方に延出する高さTは、傾いた渦輪ガイド部15の先端から渦輪発生装置1の板状部材53に下ろした垂線の長さをいう(図11(b)参照)。
<Vortex ring guide part>
The vortex
The height T extending forward from the opening
The height T extending forward from the
また、本実施形態では、図2、図3に示すように、渦輪ガイド部15の開口部14の側の面(以下、「内面」とも記す)は、外周縁14aから開口部14の外側に向かう傾きを有している。つまり、本実施形態の渦輪ガイド部15は、開口部14の外周縁14aの下半分の孤に沿って湾曲し、かつ内面が外側に傾くように立設されている。ここで、「開口部の14の外側」とは、開口部14が形成された平面と同一平面上であって開口部14が占める領域を除いた領域をいう。「渦輪ガイド部15の内面が開口部の14の外側に傾く」とは、渦輪ガイド部15の内面が渦輪ガイド部15の先端に向かうにしたがい、開口部14の中心軸aから離れていくことを指す。
渦輪ガイド部15の内面が傾きを有していることにより、渦輪空気は、曲り角度を大きく形成することができる。
In the present embodiment, as shown in FIGS. 2 and 3, the surface on the
Since the inner surface of the vortex
渦輪空気の曲がり易さの観点から、渦輪ガイド部15の傾斜角度(開口部14の中心軸aに平行な直線と渦輪ガイド部15の内面とがなす角度)は、0度以上60度以下が好ましく、10度以上50度以下が一層好ましい。
From the viewpoint of easy bending of the vortex ring air, the inclination angle of the vortex ring guide portion 15 (the angle formed by the straight line parallel to the central axis a of the
本実施形態では、開口部14が円形状を有し、渦輪ガイド部15は、中心角が45度以上、180度以下となる範囲の開口部14の外周縁14aの孤に沿って設けられている。
図7(a)、図7(b)は、このような開口部14の外周縁14aの一部に沿って立設される渦輪ガイド部15の範囲を説明するための図である。本実施形態では、渦輪ガイド部15の範囲を、渦輪ガイド部15と接する外周縁14aの一方の端部E1と、開口部14の中心点O2と、渦輪ガイド部15と接する外周縁14aの他方の端部E2とがなす角度で示した。なお、図7(a)、(b)では、端部E1、端部E2間の外周縁14aを円弧L1で示し、端部E1と中心点O2とを結ぶ直線をL2、端部E2と中心点O2とを結ぶ直線をL3で示している。図7(a)は、渦輪ガイド部15の範囲θsが90度の例を示し、図7(b)は、渦輪ガイド部15の範囲θsが180度の例を示している。
渦輪ガイド部15が開口部14の外周縁14aに沿って設けられる範囲は、放出される空気に抵抗力が良好に作用し、渦輪空気の軌跡が放出方向に対して曲がって進む観点から、45度以上が好ましく、90度以上が更に好ましく、また180度以下が好ましい。また同観点から、45度以上180度以下が好ましく、90度以上180度以下がさらに好ましい。
In the present embodiment, the opening
FIGS. 7A and 7B are views for explaining the range of the vortex
The range in which the vortex
次に、開口部14から放出された渦輪空気が曲がる程度の指標について説明する。図8は、本発明の一実施形態の渦輪ガイド部と渦輪空気との関係を簡単にまとめて説明するための模式図である。図8に示した例では、渦輪空気Rが曲がる度合いを、曲がらずに直進したと仮定した渦輪空気R1の中心O3を通り、開口部14が形成されている平面の垂線方向に延びている直線L4と、実際の渦輪空気Rの放出方向を示す直線L5とがなす角度を曲がり角度θcとして示している。また、中心O3と中心O4との距離をずれ量dとし、渦輪空気Rが曲がる度合いの指標とする。なお、直線L4は、空気通路部12の中心軸と一致しているとは限らないが、本実施形態においては直線L4が図5に示した中心軸aと一致しているものとする。このことから、図8においては、直線L4に(a)を付して示す。
曲がり角度θcは一定であるのに対し、ずれ量dは渦輪空気Rが開口部14から離れるにしたがって大きくなる。本発明者の実験によれば、曲がり角度θcが4.25度の場合、開口部14から1m離れた位置における渦輪空気Rのずれ量は75mmであった。また、曲がり角度θcが15.5度の場合、開口部14から1m離れた位置における渦輪空気Rのずれ量は250mmであった。ただし、このような数値は、渦輪発生装置1を例えば側面から見た場合に得られるものであり、実際の渦輪空気Rは、渦輪ガイド部15の周面に沿ってさらに上下、左右の方向にずれを生じるものと考えられる。
Next, an index to the extent that the vortex ring air discharged from the
While the bending angle θc is constant, the deviation d increases as the vortex ring air R moves away from the
(香料供給部、水供給部、煙供給部)
本実施形態の渦輪発生装置1は、空気室Sに気体状またはミスト状の香料を供給する香料供給部を備えている。また、空気室Sに気体状またはミスト状の水を供給する水供給部を備えている。さらに、空気室Sにミストまたはスモークを供給するミスト・スモーク供給部を備えている。このため、空気室Sには操作者の任意の選択によって気体状の香料、ミスト状の香料、水蒸気(気体状の水)、ミスト状の水、ミスト及びスモークの少なくとも1つが導入可能である。
このような香料は、渦輪に匂いを付与するための部材であり、渦輪と共に観客等に匂いを提供する。水は、香料の匂いを調整するために混合される部材であって、香料と混合することによって匂いに「さわやかさ」や「瑞々しさ」を付与し、匂いの質感を向上させることが知られている。ミストまたはスモークは、渦輪を視認可能にするために導入されるものである。板状部材54には、気体状またはミスト状の香料、気体状またはミスト状の水、ミストまたはスモークの各々を導入するホース77、78、79の挿入口72、74、76が設けられている。
なお、本実施形態において、ミスト(フォグ:霧)とは液体のエアロゾルを指すものとする。エアロゾルとは、分散層としての液体の香料や水と、連続層としての気体(空気)との混合物を指すものとする。
スモークとは、燃焼及び加熱に際して生じるいわゆる「けむり」であり、一般に有機物の不完全燃焼物、灰分、水分などを含む有色性の粒子をいうものとする。ミストの導入は、空気室Sの外部から行うものであってもよいし、ドライアイス等を空気室Sの内部に導入し、空気室S内の空気をドライアイスで冷却して空気室S内でミストを発生させるものであってもよい。
(Fragrance supply unit, water supply unit, smoke supply unit)
The
Such a fragrance is a member for imparting an odor to the vortex ring, and provides an odor to the audience together with the vortex ring. Water is a component that is mixed to adjust the scent of fragrance, and it is known to add `` freshness '' and `` freshness '' to the odor by mixing with the fragrance and improve the texture of the odor. ing. Mist or smoke is introduced to make the vortex ring visible. The plate-
In the present embodiment, mist (fog) means a liquid aerosol. The aerosol refers to a mixture of a liquid fragrance or water as a dispersion layer and a gas (air) as a continuous layer.
Smoke is a so-called “peeling” that occurs during combustion and heating, and generally refers to colored particles containing incompletely combusted organic matter, ash, moisture, and the like. The mist may be introduced from the outside of the air chamber S, or dry ice or the like is introduced into the air chamber S, and the air in the air chamber S is cooled with dry ice so that the air chamber S has an inside. It may be one that generates mist.
すなわち、渦輪発生装置1は、後部に、空気室Sにおいて気体状またはミスト状になる香料が貯蔵されるタンク71と、空気室Sにおいて気体状またはミスト状になる水が貯蔵されるタンク73及びミストまたはスモークを提供する部材が貯蔵されたタンク75が置かれている。タンク71、73、75は、液体を超音波加振してミスト化し、噴霧する超音波噴霧の機構を有するものであってもよい。タンク75には、ドライアイスやプロピレングリコールが貯蔵されるものであってもよい。渦輪発生装置1において気体状の香料や水を使用する場合、気体状の香料、水蒸気等をヒーターやファン等によって空気室S内に送り込むものであってもよい。
気体状またはミスト状の香料、気体状またはミスト状の水及びミストまたはスモークは、各々ホース77、78、79によって引き回された後に空気室Sに導入される。タンク71、ホース77及び挿入口72は香料供給部を構成し、タンク73、ホース78及び挿入口74は水供給部を構成する。また、タンク75、ホース79及び挿入口76は、ミスト・スモーク供給部を構成する。
That is, the vortex
Gaseous or mist-like fragrance, gaseous or mist-like water and mist or smoke are introduced into the air chamber S after being drawn around by the
ただし、本実施形態は、香料等を1種類のみ使用するものに限定されるものではない。本実施形態の渦輪発生装置は、複数種類の香料をそれぞれ供給するタンク及びホースを有し、それを切り替えて使用するものであってもよい。また、香料供給部、水供給部、及びミスト・スモ−ク供給部は、空気室S内に配置され、気体状またはミスト状の香料、気体状またはミスト状の水及びミストまたはスモークを、空気室S内で発生させることで供給してもよい。 However, this embodiment is not limited to what uses only 1 type of fragrance | flavor. The vortex ring generating apparatus of the present embodiment may have a tank and a hose for supplying a plurality of types of fragrances, and may be used by switching them. In addition, the fragrance supply unit, the water supply unit, and the mist / smoke supply unit are disposed in the air chamber S, and the gaseous or mist-shaped fragrance, the gaseous or mist-shaped water and the mist or smoke are air It may be supplied by generating in the chamber S.
また、本実施形態では、渦輪ガイド部15が、開口部14の外周縁14aの周方向に沿って回転可能に構成されている。渦輪空気は、渦輪ガイド部15によって放出方向が規定されるから、本実施形態の渦輪発生装置1は、渦輪空気の放出方向を変更することが可能になる。本実施形態では、図2または図3に示すように、渦輪ガイド部15を空気通路部12ごと孔部11(板状部材53)に対して回転する構成とすることにより、渦輪ガイド部15が、開口部14の外周縁14aの周方向に沿って回転可能になっている。これに制限されず、本実施形態では、渦輪ガイド部15が外周縁14aに対して回転するものであっても良いし、渦輪ガイド部15が第1ノズル部12bに対して第2ノズル部12cごと回転するものであってもよい。また、本実施形態は、渦輪ガイド部15が第2ノズル部12c及び第1ノズル部12bと一体的に円筒部12aに対して回転するものであってもよい。
また、本実施形態は、空気通路部12を設けずに渦輪ガイド部15を直接孔部11と接するように設けても良い。このような場合、孔部11が開口部となり、渦輪ガイド部15は孔部11の周方向に沿って回転する。なお、外周縁14aの周方向とは、外周縁14aが円形状である場合には円の円周に沿う方向を指す。
Moreover, in this embodiment, the vortex
Further, in the present embodiment, the
さらに、本実施形態は、図2に示すように、渦輪空気の提供を受ける対象物を検出する第1センサ25及び第2センサ27を有している。本実施形態の渦輪発生装置1は、前記した渦輪ガイド部15の外周縁14aに沿う移動を第1センサ25及び第2センサ27が検出した対象物の位置に対応して自動的に行う渦輪ガイド移動部である制御部100を備えている。
本実施形態では、第1センサ25及び第2センサ27が対をなしている。第1センサ25と第2センサ27は、重力方向と直交する幅方向に、開口部を挟んで設けられている。第1センサ25及び第2センサ27は人感センサであり、制御部100は、人感センサである第1センサ25及び第2センサ27が人を検出した側に渦輪ガイド部15を移動させるように制御する。第1センサ25、第2センサ27は、いずれも人物の存在を検出することが可能なセンサであればどのようなものであってもよく、例えば、焦電型の赤外線センサ、顔認識機能を備えたカメラ及び反射型センサ等が使用される。
Furthermore, this embodiment has the
In the present embodiment, the
ただし、本実施形態は、上記したように、渦輪放出部10の左右に設けられる第1センサ25、第2センサ27を人感センサとする構成に限定されるものではなく、人間以外を検出するものであってもよい。また、センサの取り付け位置は開口部の左右に限定されず、渦輪空気を提供する対象に応じて、どのような位置に設けてもよい。さらに、センサの数は一対以上であってもよいし、本実施形態のように、一対のセンサの他に対をなさないセンサを備えるものであってもよい。
なお、渦輪ガイド移動部は、渦輪ガイド部15を自動的に移動させるものに限定されず、渦輪発生装置1の操作者が手動で渦輪ガイド部15を移動させるものであってもよい。このとき、渦輪ガイド部15の移動は、渦輪ガイド部15を外周縁14aに沿わせてスライド(回転)させるものであってもよいし、空気通路部12を空気室Sに対して回転させるものであってもよいし、また、渦輪ガイド部15または空気通路部12をいったん取り外して付け替えるものであってもよい。
さらに、手動で渦輪ガイド部15を移動させる場合、第1センサ25及び第2センサ27の検出結果に基づいて渦輪ガイド部15を移動させる構成に限定されるものでなく、例えば、操作者が目視にて渦輪発生装置1周囲を確認し、渦輪ガイド部15を移動するようにしてもよい。
However, as described above, the present embodiment is not limited to the configuration in which the
The vortex ring guide moving unit is not limited to the one that automatically moves the vortex
Furthermore, when the vortex
(制御部)
図9は、制御部100を説明するための機能ブロック図である。制御部100は、操作パネル101、第1センサ25及び第2センサ27から入力された情報にしたがって牽引用サーボモータ92、シャッタ用サーボモータ83、開口部用サーボモータ17及び電磁弁群70を制御する。このような制御部100は、操作パネル101、第1センサ25及び第2センサ27との間の入力インターフェースと、入力された情報を認識し、認識された情報にしたがって牽引用サーボモータ92等への指示を決定するCPU(Central Processing Unit)と、指示の決定に使用されるプログラム及びデータが保存されているメモリと、プログラムを実行するためのワーキングメモリと、決定した指示を各構成に出力するための出力インターフェース等によって構成されている。このような制御部100は、例えば、組み込み式のマイクロプロセッサ等によって実現できる。
(Control part)
FIG. 9 is a functional block diagram for explaining the
操作パネル101は、スタートスイッチ111、香料導入スイッチ112、ミスト水導入スイッチ113、煙導入スイッチ114及び牽引用サーボモータスイッチ115を有している。
スタートスイッチ111は、制御部100に渦輪発生の動作開始を指示するスイッチである。香料導入スイッチ112は、香料導入の有無や導入する香料の種別、さらには量等を選択するスイッチである。操作者が香料導入スイッチ112をオンすると、制御部100は、オンされたスイッチに対応する香料用弁47を開放してタンク71から香料が空気室S内に導入される。
The
The
ミスト水導入スイッチ113は、ミスト水導入の有無や量等を選択するスイッチである。
このとき、香料と共にミスト水を導入すると、香料の匂いが、匂いを「さわやか」と評価する観察者が増える方向に変化する。また、ミスト水の導入は、香料が洗浄等に水と共に使用される部材に付加される場合には、薬剤を実際に使用する場面により近い匂いを再現することができる。
The mist
At this time, when mist water is introduced together with the fragrance, the odor of the fragrance changes in a direction in which more observers evaluate the odor as “fresh”. In addition, the introduction of mist water can reproduce an odor closer to the scene where the drug is actually used when the fragrance is added to a member used together with water for cleaning or the like.
煙導入スイッチ114は、ミストまたはスモークの導入の有無や導入の量を選択するスイッチである。ミストまたはスモークの導入は、渦輪放出部10から放出される気体に含まれる香料の演出や、気体を可視化する効果を奏する。
牽引用サーボモータスイッチ115は、牽引用サーボモータ92の回転角を制御するスイッチである。牽引用サーボモータスイッチ115の切り替えにより、制御部100は牽引用サーボモータ92の回転速度や回転角度を変更する。回転角制御スイッチ116は、シャッタ用サーボモータ83の回転角を制御するスイッチである。シャッタ用サーボモータ83の回転角は、開口部14を開状態にする角度と、閉状態にする角度のいずれかである。制御部100は、選択された角度にしたがってシャッタ用サーボモータ83を回転させ、空気室Sと開口部14との間を開閉する。
The smoke introduction switch 114 is a switch for selecting whether or not mist or smoke is introduced and the amount of introduction. The introduction of mist or smoke produces the effect of perfume contained in the gas discharged from the vortex
The
第1センサ25及び第2センサ27は、例えば赤外線センサ等の人感センサである。第1センサ25は、渦輪発生装置1の立設方向に沿う中心線を基準にして主に左側から放射される赤外線を検出する。第2センサ27は、渦輪発生装置1の立設方向に沿う中心線を基準にして主に右側から放射される赤外線を検出する。ただし、第1センサ25及び第2センサ27の赤外線の検出範囲は一部重なっていてもよい。このように構成することにより、本実施形態では、制御部100が渦輪空気に含まれる匂いの被提供者の凡その位置を検出することができる。
The
電磁弁群70は、香料用弁47、ミスト水用弁48及び煙等用弁49を含んでいる。香料用弁47は、タンク71の出口から空気室Sの直前に至る経路のいずれかに設けられる電磁弁である。ミスト水用弁48は、タンク73の出口から空気室Sの直前に至る間のいずれかに設けられる電磁弁である。煙等用弁49は、タンク75の出口から空気室Sの直前に至る間のいずれかに設けられる電磁弁である。
牽引用サーボモータ92は、前記した牽引装置9のアーム部93を駆動するモータである。シャッタ用サーボモータ83は、開閉蓋811を開閉するモータである。開口部用サーボモータ17は、渦輪ガイド部15の位置を変更する(移動させる)モータである。
開口部用サーボモータ17は、ギアを回転させるモータである。空気通路部12の空気室Sに向かう側の端部には凹凸が設けられていて、この凹凸にギアが噛合して空気通路部12を回転させるようにしてもよい。
The
The
The
ここで、制御部100によって行われる一連の処理を例示する。本実施形態の渦輪発生装置1においては、動作の開始前、開閉蓋81が孔部11を開けた状態になっている。操作者は、操作パネル101の回転角制御スイッチ116を操作してシャッタ用サーボモータ83を駆動し、開閉蓋81で孔部11を閉じる。続いて操作者は、香料、ミスト水、またはスモーク及び牽引の条件を設定し、スタートスイッチ111をオンする。スタートスイッチ111がオンされると、上記した各スイッチによって選択された条件にしたがって香料用弁47、ミスト水用弁48及び煙等用弁49が制御部100によって制御される。香料用弁47、ミスト水用弁48及び煙等用弁49の制御により、香料、ミスト水及び煙等が対応する各タンクから空気室S内に導入される。
香料等の導入後、制御部100は、第1センサ25及び第2センサ27から検出信号を入力する。そして、検出信号から渦輪空気の被提供者のいる凡その方向を検出する。制御部100は、検出された方向に向かって渦輪ガイド部15が移動するように開口部用サーボモータ17を駆動させる。さらに、シャッタ用サーボモータ83を駆動して開閉蓋811を開け、牽引用サーボモータ92が指定された回転角で牽引を開始し、渦輪空気を開口部14から放出させる。
Here, a series of processes performed by the
After introducing the fragrance or the like, the
上記動作において、第1センサ25及び第2センサ27のいずれか一方が人の存在を検出し、他方が人の存在を検出しなかった場合、制御部100は、渦輪ガイド部15を図5に示した中心軸aを中心に回転させることによって人の存在が検出された側に移動させる。このとき、本実施形態では、第1センサ25及び第2センサ27を左右に離間して設けていて、渦輪ガイド部15を開口部14の左右のいずれか一方に移動させている。開口部14の左に移動させるとき、開口部14の開口面を時計の盤面に見立て、渦輪ガイド部15の中心が開口面の9時の位置に来るようにする。なお、開口部の左右、また9時の位置は、渦輪空気の被提供者から見て決定される。
また、開口部14の右に渦輪ガイド部15を移動させるとき、開口部14の開口面を時計の盤面に見立て、渦輪ガイド部15の中心が開口面の3時の位置に来るようにする。ただし、本実施形態は渦輪ガイド部15を3時の位置または9時の位置に移動することに限定されるものでなく、他の位置に移動するものであってもよい。
また、本実施形態では、開口部用サーボモータ17を制御して図5に示した渦輪ガイド部15が固定された状態の第2ノズル部12cを、中心軸aを中心に回転させて渦輪ガイド部15を移動させてもよい。また、本実施形態は、第2ノズル部12cと共に第1ノズル部12b、さらには円筒部12aを、中心軸aを中心に回転させるようにしてもよい。
渦輪ガイド部15をどのように回転させるかは、開口部用サーボモータ17と渦輪放出部10との接続の機構や機械的構造等によって適宜決定することができる。
In the above operation, when one of the
Further, when the vortex
Further, in the present embodiment, the
How the vortex
また、本実施形態では、開口部14の両側に渦輪空気の被提供者がいる場合(第1センサ25、第2センサ27の両方が人を検知した場合)、制御部100は、渦輪ガイド部15を開口部14の上方に移動させて渦輪空気を放出させるようにしてもよい。このようにすれば、真っ直ぐ放出するよりも渦輪空気が高く上がり、香料等を含んだ渦輪空気を比較的広範囲に拡散させて左右にいる被提供者全体に香料の匂い等を提供することができる。なお、当然のことながら、本実施形態は、このような場合、渦輪ガイド部15の位置を切り替えて左右の両方に連続して渦輪空気を放出するようにしてもよい。また、本実施形態は、第1センサ25及び第2センサ27の両方が人の存在を検出した場合、より強い赤外線を検知した側に渦輪空気を放出するようにしてもよい。
上記渦輪ガイド部15の移動によれば、渦輪発生装置1の渦輪放出部10を基準にして左右のいずれか一方にのみ人がいる場合、人のいる側に向けて渦輪空気を放出することができる。このため、香料の匂い等を被提供者に向けて効率的に提供することができる。
Further, in the present embodiment, when there are vortex ring air recipients on both sides of the opening 14 (when both the
According to the movement of the vortex
[渦輪空気の放出方向制御方法]
次に、以上説明した渦輪発生装置によって行われる渦輪生成方法のうち、渦輪空気の放出方向の制御方法を説明する。本実施形態では、例えば、イベント等において香料の匂いを観客に提供するサービスに渦輪生成方法を適用することを想定して説明する。
図10に示したフローチャートは、制御部100において行われる、渦輪空気の放出方向を制御する処理を示している。なお、図10に示したフローチャートに示す動作に先立って、操作者は図9に示したスタートスイッチ111を操作し、空気室Sに必要に応じて香料や水等を導入する。空気室S内に必要な香料や水が導入されたか否かは、香料や水等の導入開始から経過した時間によって判定される。図10のフローチャートの処理は、この後に実行される。そして、処理の終了後、開閉蓋81が開放されると共に弾性膜7が牽引されて渦輪空気が開口部14から放出される。
[Vortex ring air discharge direction control method]
Next, among the vortex ring generation methods performed by the vortex ring generator described above, a control method for the direction of vortex ring air discharge will be described. In the present embodiment, for example, it is assumed that the vortex ring generation method is applied to a service that provides a scent of a fragrance to an audience at an event or the like.
The flowchart shown in FIG. 10 shows processing for controlling the discharge direction of the vortex ring air performed in the
制御部100は、ステップS41において、操作パネル101のスタートスイッチ111がONされたか否か判断する(ステップS41)。スタートスイッチ111がONされていない場合(ステップS41:No)、スタートスイッチ111がONされるまで待機する。また、スタートスイッチ111がONされた場合(ステップS41:Yes)、制御部100は、次に、第1センサ25及び第2センサ27の入力信号が安定したか否か判断する(ステップS42)。このような動作は、焦電型赤外線センサ等において、通電してから電荷が安定して赤外線を正常に検知できるようなるまでに数秒程度の時間がかかることによる。第1センサ25及び第2センサ27が安定していない場合(ステップS42:No)、第1センサ25及び第2センサ27が安定するまで待機する。
In step S41, the
ステップS42において、制御部100が第1センサ25及び第2センサ27の入力が安定したと判断した場合(ステップS42:Yes)、制御部100は、第1センサ25及び第2センサ27の入力信号を解析する。そして、第1センサ25が人の存在を検知したか否かを判断する(ステップS43)。ステップS43において、第1センサ25が人を検知したと判断された場合(ステップS43:Yes)、制御部100は、さらに第2センサ27が人の存在を検知したか否かを判断する(ステップS44)。ステップS44において、第2センサ27も人を検知したと判断した場合(ステップS44:Yes)制御部100は、開口部用サーボモータ17を制御し、例えば、渦輪空気が左側及び右側のどちらにも偏って放出されないよう、渦輪ガイド部15を開口部14の上側に移動する(ステップS45)。
In step S42, when the
ステップS43において、第1センサ25が人の存在を検知していない場合(ステップS43:No)、制御部100は、第2センサ27が人の存在を検知したか否かを判断する(ステップS46)。ステップS46において、第2センサ27が人を検知したと判断した場合(ステップS46:Yes)、制御部100は、開口部用サーボモータ17を制御し、渦輪ガイド部15を第2センサ27側となる開口部14の右側に移動する(ステップS48)。また、ステップS46において第2センサ27が人を検知していないと判断した場合(ステップS46:No)、制御部100は、渦輪ガイド部15の移動の処理を終了する。この際、渦輪ガイド部15は移動せず、その場で待機状態となり、また渦輪空気は放出されない。
また、ステップS44において、第2センサ27が人の存在を検知していない場合(ステップS44:No)、制御部100は、開口部用サーボモータ17を制御し、渦輪ガイド部15を第1センサ25側となる開口部14の左側に移動する(ステップS47)。
In step S43, when the
In step S44, when the
以上の処理により、渦輪ガイド部15の移動が終了すると、続いて、制御部100は、牽引用サーボモータ92を制御して予め香料等が導入されている空気室S内の空気を圧縮し、渦輪放出部10から放出する。このような動作の結果、渦輪放出部10からは渦輪空気の放出方向を制御された渦輪空気が放出される。渦輪空気の放出方向を制御する処理は、スタートを開始したら手動等でエンド信号を発生させるまで、第1センサ25または第2センサ27が検知するたびに、渦輪ガイド部の位置の移動及び渦輪の放出を行う。
When the movement of the vortex
また、上記した本実施形態は、匂いの被提供者がいない場合(第1センサ25、第2センサ27の両方が人を検知してない場合(ステップS46:No))、渦輪ガイド部15の移動の処理を終了している。このとき、渦輪ガイド部15は移動することなく、第1センサ25、第2センサ27の検知開始前と同じ位置にある。しかし、本実施形態は、このような構成に限定されるものでなく、制御部100が渦輪ガイド部15を開口部14の下方に移動させて渦輪空気を放出するようにしてもよい。被提供者がいないにも関わらず渦輪空気を放出させる場面としては、渦輪空気放出の実験や試し射ち等が考えられる
また、渦輪発生装置1を販売促進等のデモンストレーションで使用する場合、渦輪ガイド部15を自動的に移動させながら渦輪空気を様々な方向に放出することも考えられる。このような渦輪発生装置1の使用は、デモンストレーションの場で観衆の耳目を集めることに有効である。
Further, in the present embodiment described above, when there is no odor recipient (when both the
以上説明した本実施形態は、渦輪ガイド部15を設けることによって渦輪発生装置1では、その用途や目的、使用状況に応じて好適に空気の放出方向を選択することができる。また、渦輪ガイド部15を移動させることによって渦輪空気の放出方向を任意に変更することができる。また、このとき、本実施形態は、渦輪放出部10の少なくとも一部だけを回転させることによって渦輪ガイド部15の位置を変更することができる。このため、例えば特許文献1に記載の渦輪空気を放出するハウジング全体を旋回させる装置よりも渦輪発生装置の構成の小型化、低コスト化に有利である。また、本実施形態は、ハウジング全体の角度を変更して渦輪空気の放出方向を変更するのではなく、放出される渦輪空気を渦輪ガイド部15に触れさせて渦輪空気の軌跡を変更している点で特許文献1に記載の発明とその技術的思想を異にしている。
さらに、本実施形態の渦輪ガイド部15は、開口部14に対する角度や板状部材の幅、カバーの範囲等によって渦輪空気に与える抵抗力を調整することができる。このため、渦輪空気装置の用途に応じて渦輪空気の曲がり量や速度を任意に設定することが可能になる。
In the present embodiment described above, by providing the vortex
Further, the vortex
また、本実施形態は、このような構成に限定されるものではない。例えば、空気通路部12は具備せず、孔部11に渦輪ガイド部15形成してもよい。この場合孔部11が開口部14となる。
また、本実施形態は、センサの検知状態に対応して渦輪ガイド部の位置を決定するばかりでなく、渦輪ガイド部15の高さ、範囲、有無及び開口部14に対する角度の少なくともいずれか1つを変更できるように渦輪放出部10を変形可能な構成としてもよい。
また、本実施形態は、催し物やパフォーマンスに用いられるものに限定されるものではない。渦輪空気の対象物は人間以外であってもよく、犬や猫等のペット、鳥、家畜、猿や鹿等の野性の動物、昆虫等が挙げられる。人感センサは、対象物が動物である場合には人間と同じように体温を感知して動物の存在を検知することができる。また、対象物を人間以外の動物とする場合、例えば、渦輪発生装置1が動物の嫌う香料や薬効成分を含んだ渦輪空気を動物の検知方向に放出し、動物の侵入を防ぐこと等が考えられる。
Further, the present embodiment is not limited to such a configuration. For example, the
Further, in the present embodiment, not only the position of the vortex ring guide portion is determined in accordance with the detection state of the sensor, but also at least one of the height, range, presence / absence of the vortex
Moreover, this embodiment is not limited to what is used for an event or a performance. The object of vortex ring air may be other than humans, and examples include pets such as dogs and cats, birds, livestock, wild animals such as monkeys and deers, and insects. When the object is an animal, the human sensor can detect the presence of the animal by sensing the body temperature in the same manner as a human being. Further, when the object is an animal other than a human, for example, the
また、渦輪空気の発生に関する制御部の構成及びその制御は、本実施形態に制限されず、例えばセンサの検知で、香料の導入、渦輪ガイド部の方向制御、渦輪空気の発射の一連の動作を実行するようにしてもよい。 In addition, the configuration of the control unit related to the generation of the vortex ring air and the control thereof are not limited to the present embodiment. You may make it perform.
次に、本発明の実施例について説明する。なお、各実施例において、渦輪ガイド部は回転させていない。
(第1実施例)
第1実施例では、図3に示す渦輪発生装置を、以下の条件で作成した。
全体構成:正面が縦300mm、横300mmの正方形であり、側面が縦300mm、横方向の最大長さが313mmである。孔部11の大きさ直径90mmであり、空気室の大きさ280mm×280mm×120mm(板厚を引いた内側の大きさ)である。空気通路部12は、孔部11に隣接する基端側の内径が90mmであり、基端から先端に向かう長さが50mmである。また、空気通路部12は、基端から先端方向へ20mmの位置までは同じ内径を有し、そこから先端に向かって開口部が直径50mmとなるように先すぼまりの傾斜を有している。
渦輪ガイド部:傾斜角度θB30度、高さT10mm、範囲θs180度(各符号の内容は図11参照)
弾性膜:縦300mm、横300mm(被保持部711を除いた大きさは280mm×280mm)の正方形形状、厚さ0.1mmのシリコーンゴム。
第1磁石、第2磁石:ネオジム磁石、磁力400mT、直径4mm、厚み5mm。
以上の構成により、第1実施例の牽引用サーボモータは、牽引距離50mm、回転動作速度0.2s/60度、トルク0.83N・cmで弾性膜を牽引することができた。また、このような牽引の結果、約800cm3の体積の空気を渦輪として開口部51から約7m離れた距離にまで届くように放出することができた。この装置による渦輪空気は、渦輪ガイド部が形成された側に曲がり角度は33度、速度は4.2m/sで放出された。
Next, examples of the present invention will be described. In each embodiment, the vortex ring guide portion is not rotated.
(First embodiment)
In the first example, the vortex ring generator shown in FIG. 3 was created under the following conditions.
Overall configuration: The front is a square with a length of 300 mm and a width of 300 mm, the side is 300 mm in length, and the maximum length in the horizontal direction is 313 mm. The diameter of the
Vortex ring guide part: inclination angle θB 30 degrees, height T10 mm, range θs 180 degrees (see FIG. 11 for the contents of each symbol)
Elastic film: Silicone rubber having a square shape of 300 mm length and 300 mm width (280 mm × 280 mm excluding the held portion 711) and a thickness of 0.1 mm.
First magnet, second magnet: neodymium magnet, magnetic force 400 mT, diameter 4 mm,
With the above configuration, the traction servomotor of the first embodiment was able to pull the elastic film at a traction distance of 50 mm, a rotational operation speed of 0.2 s / 60 degrees, and a torque of 0.83 N · cm. As a result of such traction, air having a volume of about 800
(第2実施例)
図11は、第2実施例で形成した空気通路部及び渦輪ガイド部を示した図である。表1は、図11に示す空気通路部及び渦輪ガイド部の作成条件を示した表である。表1において、口径φ及び範囲の角度θsは図6及び図11(a)において定義した箇所の数値である。傾斜角度θB及び高さTは図11(b)中で示した箇所の数値である。曲がり角度θcは、図7において定義した図であり、速度Vは渦輪空気の放出速度である。
FIG. 11 is a view showing the air passage portion and the vortex ring guide portion formed in the second embodiment. Table 1 is a table showing conditions for creating the air passage portion and the vortex ring guide portion shown in FIG. In Table 1, the aperture diameter φ and the range angle θs are the numerical values at the locations defined in FIGS. 6 and 11A. The inclination angle θB and the height T are numerical values at the locations shown in FIG. The bending angle θc is a diagram defined in FIG. 7, and the velocity V is the vortex ring air discharge velocity.
また、他の条件の主なものは、以下の通りである。
孔部:直径36mm(又は25mm)
空気室の大きさ:90mm×90mm×50mm(板厚を引いた内側の大きさ)。
空気通路部:孔部11と接する基端側と開口部14の内径が同じ36mm(又は25mm)、基端側から開口部14に向かう長さが13mm。
弾性膜:縦90mm、横90mm(保持部を除いた大きさは88mm×88mm)の正方形形状、厚さ0.1mmのシリコーンゴム。
第1磁石、第2磁石:ネオジム磁石、磁力400mT、直径4mm、厚み5mm。
以上の構成により、第2実施例の牽引用サーボモータは、牽引距離30mm、回転動作速度0.2s/60度、トルク0.83N・cmで弾性膜を牽引することができた。また、このような牽引の結果、約140cm3の体積の空気を渦輪として開口部51から約4m離れた距離にまで届くように放出することができた。サンプル11をのぞき、放出された渦輪空気は、渦輪ガイド部が形成された方向に曲がって進行した。
なお、サンプル11は、渦輪ガイド部を設けていない比較例を示している。
The main other conditions are as follows.
Hole: 36mm (or 25mm) in diameter
Air chamber size: 90 mm × 90 mm × 50 mm (inside size minus plate thickness).
Air passage part: The base end side in contact with the
Elastic film: Silicone rubber having a square shape of 90 mm length and 90 mm width (the size excluding the holding portion is 88 mm × 88 mm) and a thickness of 0.1 mm.
First magnet, second magnet: neodymium magnet, magnetic force 400 mT, diameter 4 mm,
With the above configuration, the traction servomotor of the second embodiment was able to pull the elastic film at a traction distance of 30 mm, a rotational operation speed of 0.2 s / 60 degrees, and a torque of 0.83 N · cm. As a result of such traction, air having a volume of about 140 cm 3 could be discharged as a vortex ring so as to reach a distance of about 4 m from the opening 51. Except for the
In addition, the
表1より、渦輪ガイド部がないサンプル11において渦輪が曲がらず直進するのに比較して、渦輪ガイド部を設けたサンプル1からサンプル10は、渦輪が図5に示した中心軸aに対して曲がって放出されることを確認できた。また、サンプル1からサンプル4とサンプル5からサンプル8を比較して、渦輪ガイド部の内面が開口部の外側に向かって傾斜している方が、渦輪の放出方向の曲がり角度が大きいことが確認できた。
As shown in Table 1, the
上記実施形態及び実施例は以下の技術思想を包含するものである。
<1>
空気を収容する所定の空間を有する空気室を備え、当該空気室に設けられた開口部から前記空気室内の空気を渦輪状にして放出する渦輪発生装置であって、
前記開口部の外周縁の一部に沿って設けられ、前記開口部の前方に延出する渦輪ガイド部を有することを特徴とする、渦輪発生装置。
<2>
前記渦輪ガイド部の前記開口部の側の面は、前記外周縁から前記開口部の外側に向かう傾きを有する、<1>の渦輪発生装置。
<3>
前記渦輪ガイド部は、前記外周縁の周方向に回転可能である、<1>または<2>の渦輪発生装置。
<4>
前記空気室の内部と連通する筒状の空気通路部をさらに備え、前記開口部は前記空気通路部の先端側の開口である、<1>から<3>のいずれか1つの渦輪発生装置。
<5>
前記開口部は、前記空気通路部の前記開口部と反対側の開口よりも開口面積が小さい、<4>の渦輪発生装置。
<6>
前記開口部が円形状を有し、前記渦輪ガイド部は、中心角が45度以上、180度以下となる範囲で前記開口部の孤に沿って設けられている、<4>または<5>の渦輪発生装置。
<7>
渦輪状の前記空気の提供を受ける対象物を検出するセンサと、当該センサが検出した前記対象物の位置に対応して前記渦輪ガイド部を移動させる渦輪ガイド移動部と、を備える、<1>から<6>のいずれか1つに記載の渦輪発生装置。
<8>
前記センサが対をなし、前記渦輪ガイド移動部は、前記センサのいずれかが前記対象物を検出した場合、前記センサの対のうち、前記対象物を検出したセンサの側に前記渦輪ガイド部を移動させる、<7>の渦輪発生装置。
<9>
前記空気室に気体状またはミスト状の香料を供給する香料供給部をさらに備える、<1>から<8>のいずれか1つの渦輪発生装置。
<10>
請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の渦輪発生装置によって渦輪状の空気を発生させることを特徴とする、渦輪発生方法。
The above embodiments and examples include the following technical ideas.
<1>
A vortex ring generator that includes an air chamber having a predetermined space for storing air, and discharges the air in the air chamber in a vortex shape from an opening provided in the air chamber,
A vortex ring generator having a vortex ring guide provided along a part of the outer peripheral edge of the opening and extending forward of the opening.
<2>
<1> The vortex ring generating device according to <1>, wherein a surface of the vortex ring guide portion on the opening portion side has an inclination from the outer peripheral edge toward the outside of the opening portion.
<3>
The vortex ring guide device according to <1> or <2>, wherein the vortex ring guide portion is rotatable in a circumferential direction of the outer peripheral edge.
<4>
The vortex ring generating device according to any one of <1> to <3>, further including a cylindrical air passage portion communicating with the inside of the air chamber, wherein the opening portion is an opening on a distal end side of the air passage portion.
<5>
<4> The vortex ring generating device according to <4>, wherein the opening has an opening area smaller than an opening of the air passage portion opposite to the opening.
<6>
<4> or <5>, wherein the opening has a circular shape, and the vortex ring guide portion is provided along the arc of the opening in a range where a central angle is not less than 45 degrees and not more than 180 degrees. Vortex ring generator.
<7>
<1> a sensor that detects an object that is provided with the vortex ring-shaped air, and a vortex ring guide moving unit that moves the vortex ring guide part corresponding to the position of the object detected by the sensor. To <6>. The vortex ring generator according to any one of the above.
<8>
When the sensors form a pair, and the vortex ring guide moving unit detects any of the objects, the vortex ring guide moving unit moves the vortex ring guide unit on the sensor side of the sensor pair that detected the object. The <7> vortex ring generator to be moved.
<9>
The vortex ring generator according to any one of <1> to <8>, further comprising a fragrance supply unit that supplies a gaseous or mist-like fragrance to the air chamber.
<10>
A vortex ring generating method, wherein the vortex ring-shaped air is generated by the vortex ring generating device according to any one of
1・・・渦輪発生装置
3・・・ベース
5・・・保持部
7・・・弾性膜
9・・・牽引装置
11・・・孔部
10・・・渦輪放出部
12・・・空気通路部
12a・・・円筒部
12b・・・第1ノズル部
12c・・・第2ノズル部
14・・・開口部
14a・・・外周縁
15・・・渦輪ガイド部
17・・・開口部用サーボモータ
25・・・第1センサ
27・・・第2センサ
70・・・電磁弁群
47・・・香料用弁
48・・・ミスト水用弁
49・・・煙用弁
51・・・開口部
52・・・開放面
53、54、55、56、57・・・板状部材
61・・・第1磁石
63・・・第2磁石
71、73、75・・・タンク
72、74、76・・・挿入口
77、78、79・・・ホース
83・・・シャッタ用サーボモータ
91・・・架台
92・・・牽引用サーボモータ
93・・・アーム部
95・・・クランク部
97・・・ガイド
100・・・制御部
101・・・操作パネル
111・・・スタートスイッチ
112・・・香料導入スイッチ
113・・・ミスト水導入スイッチ
114・・・煙導入スイッチ
115・・・牽引用サーボモータスイッチ
116・・・回転角制御スイッチ
511・・・取り付け部
711・・・被保持部
811・・・開閉蓋
DESCRIPTION OF
Claims (10)
前記開口部の外周縁の一部に沿って設けられ、前記開口部の前方に延出する渦輪ガイド部を有することを特徴とする、渦輪発生装置。 A vortex ring generator that includes an air chamber having a predetermined space for storing air, and discharges the air in the air chamber in a vortex shape from an opening provided in the air chamber,
A vortex ring generator having a vortex ring guide provided along a part of the outer peripheral edge of the opening and extending forward of the opening.
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