JP2018110278A - 端末装置、基地局装置および通信方法 - Google Patents

端末装置、基地局装置および通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】低遅延な通信を可能とすること。【解決手段】基地局装置から下りリンク制御情報を受信する受信部と、前記下りリンク制御情報にスロット割当て情報が含まれる場合、スロットに割当てられた下りリンク共有チャネルを復調し、前記下りリンク制御情報にスロット割当て情報が含まれない場合、サブフレームに割当てられた下りリンク共有チャネルを復調する信号検出部と、を備える。【選択図】図13

Description

本発明は、端末装置、基地局装置および通信方法に関する。
3GPP(Third Generation Partnership Project)によるLTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)のような通信システムでは、基地局装置(基地局、送信局、送信点、下りリンク送信装置、上りリンク受信装置、送信アンテナ群、送信アンテナポート群、コンポーネントキャリア、eNodeB)或いは基地局装置に準じる送信局がカバーするエリアをセル(Cell)状に複数配置するセルラ構成とすることにより、通信エリアを拡大することができる。このセルラ構成において、隣接するセルまたはセクタ間で同一周波数を利用することで、周波数利用効率を向上させることができる。
近年では、MIMO(Multiple Input Multiple Output)や多値変調などの技術により、大幅にスループットが向上することが可能となっている。また、次世代移動通信システムでも、一層のスループット向上が求められている。一方で、トータルの通信速度を考えた場合、ビットレートの向上に加えて、通信アクセス時間や通信装置間の手続き等による遅延を減少させることによる通信の低遅延化も重要な技術である。MTC(Machine Type Communication)など、ビットレートの要求は高くないが瞬時の通信が必要な場合などは、遅延による影響は大きく、通信の低遅延化が求められている。非特許文献1には通信の低遅延化について記載されている。
"Study on Latency reduction for LTE"、3GPP TSG RAN Meeting #67、2015年 3月。
通信の低遅延化のためには、通信の高信頼性も重要な要素となる。しかしながら、非特許文献1には、通信の低遅延化を実現するための具体的な手段は記載されていない。本発明はこのような事情を鑑みてなされてものであり、その目的は、通信の低遅延化が可能な端末装置、基地局装置及び通信方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために本発明に係る端末装置、基地局装置および通信方法の構成は、次の通りである。
本発明に係る端末装置は、基地局装置と通信する端末装置であって、前記基地局装置から下りリンク制御情報を受信する受信部と、前記下りリンク制御情報にスロット割当て情報が含まれる場合、スロットに割当てられた下りリンク共有チャネルを復調し、前記下りリンク制御情報にスロット割当て情報が含まれない場合、サブフレームに割当てられた下りリンク共有チャネルを復調する信号検出部と、を備える。
また本発明の端末装置において、前記スロット割当て情報が2スロットに割当てられていることを示している場合、前記下りリンク制御情報に含まれるトランスポートブロック1及びトランスポートブロック2に対する制御情報を前記2スロットの各々の制御情報と解釈する。
また本発明の端末装置において、前記トランスポートブロック1及びトランスポートブロック2に対する制御情報は、変調符号化方式、新データ指標、リダンダンシーバージョンである。
また本発明の端末装置において、前記下りリンク制御情報にスロット割当て情報が含まれる場合、前記スロット内の端末固有参照信号を用いて復調し、前記下りリンク制御情報にスロット割当て情報が含まれない場合、前記サブフレーム内の端末固有参照信号を用いて復調する。
また本発明に係る基地局装置は、端末装置と通信する基地局装置であって、前記端末装置に下りリンク制御情報を送信する送信部を備え、前記下りリンク制御情報にスロット割当て情報を含める場合、スロット毎に下りリンク共有チャネルを割当て、前記下りリンク制御情報にスロット割当て情報を含めない場合、サブフレーム毎に下りリンク共有チャネルを割り当てる。
また本発明の基地局装置において、前記スロット割当て情報が2スロットに割当てられていることを示している場合、前記下りリンク制御情報に含まれるトランスポートブロック1及びトランスポートブロック2に対する制御情報を前記2スロットの各々の制御情報として送信する。
また本発明の基地局装置において、前記トランスポートブロック1及びトランスポートブロック2に対する制御情報は、変調符号化方式、新データ指標、リダンダンシーバージョンである。
また本発明の基地局装置において、前記下りリンク制御情報にスロット割当て情報を含む場合、前記スロット毎に異なる端末固有参照信号を配置して送信し、前記下りリンク制御情報にスロット割当て情報が含まれない場合、前記サブフレーム毎に異なる端末固有参照信号を配置して送信する。
また本発明に係る通信方法は、基地局装置と通信する端末装置における通信方法であって、
前記基地局装置から下りリンク制御情報を受信する受信ステップと、前記下りリンク制御情報にスロット割当て情報が含まれない場合、スロット毎に下りリンク共有チャネルを復調し、前記下りリンク制御情報にスロット割当て情報が含まれない場合、サブフレーム毎に下りリンク共有チャネルを復調する信号検出ステップと、を有する。
また本発明に係る通信方法は、端末装置と通信する基地局装置における通信方法であって、前記端末装置に下りリンク制御情報を送信する送信ステップを有し、前記下りリンク制御情報にスロット割当て情報を含める場合、スロット毎に下りリンク共有チャネルを割当て、前記下りリンク制御情報にスロット割当て情報を含めない場合、サブフレーム毎に下りリンク共有チャネルを割り当てる。
本発明によれば、無線通信に係る時間を低減させることができるため、低遅延な通信が可能となる。
本実施形態に係る通信システムの例を示す図である 本実施形態に係る上りリンクリソース割り当ての一例を示す図である 本実施形態に係る上りリンクリソース割り当ての一例を示す図である 本実施形態に係る上りリンクリソース割り当ての一例を示す図である 本実施形態に係る上りリンクリソース割り当ての一例を示す図である 本実施形態に係る下りリンクリソース割り当ての一例を示す図である 本実施形態に係る下りリンクリソース割り当ての一例を示す図である 本実施形態に係る端末固有参照信号の配置の一例を示す図である 本実施形態に係る端末固有参照信号の配置の一例を示す図である 本実施形態に係る送信プロトコルの概略シーケンス図である 本実施形態に係る簡略化送信プロトコルの概略シーケンス図である 本実施形態に係る基地局装置の構成例を示すブロック図である 本実施形態に係る端末装置の構成例を示すブロック図である
本実施形態における通信システムは、基地局装置(送信装置、セル、送信点、送信アンテナ群、送信アンテナポート群、コンポーネントキャリア、eNodeB)および端末装置(端末、移動端末、受信点、受信端末、受信装置、受信アンテナ群、受信アンテナポート群、UE)を備える。
本実施形態において、“X/Y”は、“XまたはY”の意味を含む。本実施形態において、“X/Y”は、“XおよびY”の意味を含む。本実施形態において、“X/Y”は、“Xおよび/またはY”の意味を含む。
図1は、本実施形態に係る通信システムの例を示す図である。図1に示すように、本実施形態における通信システムは、基地局装置1、端末装置2を備える。また、カバレッジ1−1は、基地局装置1が端末装置と接続可能な範囲(通信エリア)である。
図1において、端末装置2から基地局装置1への上りリンクの無線通信では、以下の上りリンク物理チャネルが用いられる。上りリンク物理チャネルは、上位層から出力された情報を送信するために使用される。
・PUCCH(Physical Uplink Control Channel)
・PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)
・PRACH(Physical Random Access Channel)
PUCCHは、上りリンク制御情報(Uplink Control Information: UCI)を送信するために用いられる。ここで、上りリンク制御情報は、下りリンクデータ(下りリンクトランスポートブロック、Downlink-Shared Channel: DL-SCH)に対するACK(a positive acknowledgement)またはNACK(a negative acknowledgement)(ACK/NACK)を含む。下りリンクデータに対するACK/NACKを、HARQ−ACK、HARQフィードバックとも称する。
また、上りリンク制御情報は、下りリンクに対するチャネル状態情報(Channel State Information: CSI)を含む。また、上りリンク制御情報は、上りリンク共用チャネル(Uplink-Shared Channel: UL-SCH)のリソースを要求するために用いられるスケジューリング要求(Scheduling Request: SR)を含む。前記チャネル状態情報は、好適な空間多重数を指定するランク指標RI(Rank Indicator)、好適なプレコーダを指定するプレコーディング行列指標PMI(Precoding Matrix Indicator)、好適な伝送レートを指定するチャネル品質指標CQI(Channel Quality Indicator)などが該当する。
前記チャネル品質指標CQIは(以下、CQI値)、所定の帯域(詳細は後述)における好適な変調方式(例えば、QPSK、16QAM、64QAM、256QAMなど)、符号化率(coding rate)とすることができる。CQI値は、前記変更方式や符号化率により定められたインデックス(CQI Index)とすることができる。前記CQI値は、予め当該システムで定めたものをすることができる。
なお、前記ランク指標、前記プレコーディング品質指標は、予めシステムで定めたものとすることができる。前記ランク指標や前記プレコーディング行列指標は、空間多重数やプレコーディング行列情報により定められたインデックスとすることができる。なお、前記ランク指標、前記プレコーディング行列指標、前記チャネル品質指標CQIの値をCSI値と総称する。
PUSCHは、上りリンクデータ(上りリンクトランスポートブロック、UL-SCH)を送信するために用いられる。また、PUSCHは、上りリンクデータと共に、ACK/NACKおよび/またはチャネル状態情報を送信するために用いられても良い。また、PUSCHは、上りリンク制御情報のみを送信するために用いられても良い。
また、PUSCHは、RRCメッセージを送信するために用いられる。RRCメッセージは、無線リソース制御(Radio Resource Control: RRC)層において処理される情報/信号である。また、PUSCHは、MAC CE(Control Element)を送信するために用いられる。ここで、MAC CEは、媒体アクセス制御(MAC: Medium Access Control)層において処理(送信)される情報/信号である。
例えば、パワーヘッドルームは、MAC CEに含まれ、PUSCHを経由して報告されても良い。すなわち、MAC CEのフィールドが、パワーヘッドルームのレベルを示すために用いられても良い。
PRACHは、ランダムアクセスプリアンブルを送信するために用いられる。
また、上りリンクの無線通信では、上りリンク物理信号として上りリンク参照信号(Uplink Reference Signal: UL RS)が用いられる。上りリンク物理信号は、上位層から出力された情報を送信するためには使用されないが、物理層によって使用される。ここで、上りリンク参照信号には、DMRS(Demodulation Reference Signal)、SRS(Sounding Reference Signal)が含まれる。
DMRSは、PUSCHまたはPUCCHの送信に関連する。例えば、基地局装置1は、PUSCHまたはPUCCHの伝搬路補正を行なうためにDMRSを使用する。SRSは、PUSCHまたはPUCCHの送信に関連しない。例えば、基地局装置1は、上りリンクのチャネル状態を測定するためにSRSを使用する。
図1において、基地局装置1から端末装置2への下りリンクの無線通信では、以下の下りリンク物理チャネルが用いられる。下りリンク物理チャネルは、上位層から出力された情報を送信するために使用される。
・PBCH(Physical Broadcast Channel;報知チャネル)
・PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel;制御フォーマット指示チャネル)
・PHICH(Physical Hybrid automatic repeat request Indicator Channel;HARQ指示チャネル)
・PDCCH(Physical Downlink Control Channel;下りリンク制御チャネル)
・EPDCCH(Enhanced Physical Downlink Control Channel;拡張下りリンク制御チャネル)
・PDSCH(Physical Downlink Shared Channel;下りリンク共有チャネル)
PBCHは、端末装置で共通に用いられるマスターインフォメーションブロック(Master Information Block: MIB, Broadcast Channel: BCH)を報知するために用いられる。PCFICHは、PDCCHの送信に用いられる領域(例えば、OFDMシンボルの数)を指示する情報を送信するために用いられる。
PHICHは、基地局装置1が受信した上りリンクデータ(トランスポートブロック、コードワード)に対するACK/NACKを送信するために用いられる。すなわち、PHICHは、上りリンクデータに対するACK/NACKを示すHARQインディケータ(HARQフィードバック)を送信するために用いられる。また、ACK/NACKは、HARQ−ACKとも呼称する。端末装置2は、受信したACK/NACKを上位レイヤに通知する。ACK/NACKは、正しく受信されたことを示すACK、正しく受信しなかったことを示すNACK、対応するデータがなかったことを示すDTXである。また、上りリンクデータに対するPHICHが存在しない場合、端末装置2はACKを上位レイヤに通知する。
PDCCHおよびEPDCCHは、下りリンク制御情報(Downlink Control Information: DCI)を送信するために用いられる。ここで、下りリンク制御情報の送信に対して、複数のDCIフォーマットが定義される。すなわち、下りリンク制御情報に対するフィールドがDCIフォーマットに定義され、情報ビットへマップされる。
例えば、下りリンクに対するDCIフォーマットとして、1つのセルにおける1つのPDSCH(1つの下りリンクトランスポートブロックの送信)のスケジューリングに使用されるDCIフォーマット1Aが定義される。
例えば、下りリンクに対するDCIフォーマットには、PDSCHのリソース割り当てに関する情報、PDSCHに対するMCS(Modulation and Coding Scheme)に関する情報、PUCCHに対するTPCコマンドなどの下りリンク制御情報が含まれる。ここで、下りリンクに対するDCIフォーマットを、下りリンクグラント(または、下りリンクアサインメント)とも称する。
また、例えば、上りリンクに対するDCIフォーマットとして、1つのセルにおける1つのPUSCH(1つの上りリンクトランスポートブロックの送信)のスケジューリングに使用されるDCIフォーマット0が定義される。
例えば、上りリンクに対するDCIフォーマットには、PUSCHのリソース割り当てに関する情報、PUSCHに対するMCSに関する情報、PUSCHに対するTPCコマンドなど上りリンク制御情報が含まれる。上りリンクに対するDCIフォーマットを、上りリンクグラント(または、上りリンクアサインメント)とも称する。
また、上りリンクに対するDCIフォーマットは、下りリンクのチャネル状態情報(CSI;Channel State Information。受信品質情報とも称する。)を要求(CSI request)するために用いることができる。チャネル状態情報は、好適な空間多重数を指定するランク指標RI(Rank Indicator)、好適なプリコーダを指定するプリコーディング行列指標PMI(Precoding Matrix Indicator)、好適な伝送レートを指定するチャネル品質指標CQI(Channel Quality Indicator)、プリコーディングタイプ指標PTI(Precoding type Indicator)などが該当する。
また、上りリンクに対するDCIフォーマットは、端末装置が基地局装置にフィードバックするチャネル状態情報報告(CSI feedback report)をマップする上りリンクリソースを示す設定のために用いることができる。例えば、チャネル状態情報報告は、定期的にチャネル状態情報(Periodic CSI)を報告する上りリンクリソースを示す設定のために用いることができる。チャネル状態情報報告は、定期的にチャネル状態情報を報告するモード設定(CSI report mode)のために用いることができる。
例えば、チャネル状態情報報告は、不定期なチャネル状態情報(Aperiodic CSI)を報告する上りリンクリソースを示す設定のために用いることができる。チャネル状態情報報告は、不定期的にチャネル状態情報を報告するモード設定(CSI report mode)のために用いることができる。基地局装置は、前記定期的なチャネル状態情報報告又は前記不定期的なチャネル状態情報報告のいずれかを設定することができる。また、基地局装置は、前記定期的なチャネル状態情報報告及び前記不定期的なチャネル状態情報報告の両方を設定することもできる。
また、上りリンクに対するDCIフォーマットは、端末装置が基地局装置にフィードバックするチャネル状態情報報告の種類を示す設定のために用いることができる。チャネル状態情報報告の種類は、広帯域CSI(例えばWideband CQI)と狭帯域CSI(例えば、Subband CQI)などがある。
端末装置は、下りリンクアサインメントを用いてPDSCHのリソースがスケジュールされた場合、スケジュールされたPDSCHで下りリンクデータを受信する。また、端末装置は、上りリンクグラントを用いてPUSCHのリソースがスケジュールされた場合、スケジュールされたPUSCHで上りリンクデータおよび/または上りリンク制御情報を送信する。
PDSCHは、下りリンクデータ(下りリンクトランスポートブロック、DL-SCH)を送信するために用いられる。また、PDSCHは、システムインフォメーションブロックタイプ1メッセージを送信するために用いられる。システムインフォメーションブロックタイプ1メッセージは、セルスペシフィック(セル固有)な情報である。
また、PDSCHは、システムインフォメーションメッセージを送信するために用いられる。システムインフォメーションメッセージは、システムインフォメーションブロックタイプ1以外のシステムインフォメーションブロックXを含む。システムインフォメーションメッセージは、セルスペシフィック(セル固有)な情報である。
また、PDSCHは、RRCメッセージを送信するために用いられる。ここで、基地局装置から送信されるRRCメッセージは、セル内における複数の端末装置に対して共通であっても良い。また、基地局装置1から送信されるRRCメッセージは、ある端末装置2に対して専用のメッセージ(dedicated signalingとも称する)であっても良い。すなわち、ユーザ装置スペシフィック(ユーザ装置固有)な情報は、ある端末装置に対して専用のメッセージを使用して送信される。また、PDSCHは、MAC CEを送信するために用いられる。
ここで、RRCメッセージおよび/またはMAC CEを、上位層の信号(higher layer signaling)とも称する。
また、PDSCHは、下りリンクのチャネル状態情報を要求するために用いることができる。また、PDSCHは、端末装置が基地局装置にフィードバックするチャネル状態情報報告(CSI feedback report)をマップする上りリンクリソースを送信するために用いることができる。例えば、チャネル状態情報報告は、定期的にチャネル状態情報(Periodic CSI)を報告する上りリンクリソースを示す設定のために用いることができる。チャネル状態情報報告は、定期的にチャネル状態情報を報告するモード設定(CSI report mode)のために用いることができる。
下りリンクのチャネル状態情報報告の種類は広帯域CSI(例えばWideband CSI)と狭帯域CSI(例えば、Subband CSI)がある。広帯域CSIは、セルのシステム帯域に対して1つのチャネル状態情報を算出する。狭帯域CSIは、システム帯域を所定の単位に区分し、その区分に対して1つのチャネル状態情報を算出する。
また、下りリンクの無線通信では、下りリンク物理信号として同期信号(Synchronization signal: SS)、下りリンク参照信号(Downlink Reference Signal: DL RS)が用いられる。下りリンク物理信号は、上位層から出力された情報を送信するためには使用されないが、物理層によって使用される。
同期信号は、端末装置が、下りリンクの周波数領域および時間領域の同期を取るために用いられる。また、下りリンク参照信号は、端末装置が、下りリンク物理チャネルの伝搬路補正を行なうために用いられる。例えば、下りリンク参照信号は、端末装置が、下りリンクのチャネル状態情報を算出するために用いられる。
ここで、下りリンク参照信号には、CRS(Cell-specific Reference Signal;
セル固有参照信号)、PDSCHに関連するURS(UE-specific Reference Signal;端末固有参照信号)、EPDCCHに関連するDMRS(Demodulation Reference Signal)、NZP CSI−RS(Non-Zero Power Chanel State Information - Reference Signal)、ZP CSI−RS(Zero Power Chanel State Information - Reference Signal)が含まれる。
CRSは、サブフレームの全帯域で送信され、PBCH/PDCCH/PHICH/PCFICH/PDSCHの復調を行なうために用いられる。PDSCHに関連するURSは、URSが関連するPDSCHの送信に用いられるサブフレームおよび帯域で送信され、URSが関連するPDSCHの復調を行なうために用いられる。
EPDCCHに関連するDMRSは、DMRSが関連するEPDCCHの送信に用いられるサブフレームおよび帯域で送信される。DMRSは、DMRSが関連するEPDCCHの復調を行なうために用いられる。
NZP CSI−RSのリソースは、基地局装置1によって設定される。例えば、端末装置2は、NZP CSI−RSを用いて信号の測定(チャネルの測定)を行なう。ZP CSI−RSのリソースは、基地局装置1によって設定される。基地局装置1は、ZP CSI−RSをゼロ出力で送信する。例えば、端末装置2は、NZP CSI−RSが対応するリソースにおいて干渉の測定を行なう。
MBSFN(Multimedia Broadcast multicast service Single Frequency Network) RSは、PMCHの送信に用いられるサブフレームの全帯域で送信される。MBSFN RSは、PMCHの復調を行なうために用いられる。PMCHは、MBSFN RSの送信に用いられるアンテナポートで送信される。
ここで、下りリンク物理チャネルおよび下りリンク物理信号を総称して、下りリンク信号とも称する。また、上りリンク物理チャネルおよび上りリンク物理信号を総称して、上りリンク信号とも称する。また、下りリンク物理チャネルおよび上りリンク物理チャネルを総称して、物理チャネルとも称する。また、下りリンク物理信号および上りリンク物理信号を総称して、物理信号とも称する。
また、BCH、UL−SCHおよびDL−SCHは、トランスポートチャネルである。MAC層で用いられるチャネルを、トランスポートチャネルと称する。また、MAC層で用いられるトランスポートチャネルの単位を、トランスポートブロック(Transport Block: TB)、または、MAC PDU(Protocol Data Unit)とも称する。トランスポートブロックは、MAC層が物理層に渡す(deliverする)データの単位である。物理層において、トランスポートブロックはコードワードにマップされ、コードワード毎に符号化処理などが行なわれる。
基地局装置及び/又は端末装置は、無線フレームを送信する。各無線フレームは20スロットで構成される。サブフレームは2つの連続するスロットで定義される。
基地局装置は、TTI(送信時間間隔;Transmission Time Interval)毎に端末装置を割り当てることができる。TTIは、スケジューリングの最小時間単位、1トランスポートブロックの送信期間を示す場合もある。基地局装置は、少なくとも2種類のTTI毎に端末装置を割り当てることができる。ここでは、2種類のTTIを第1のTTI、第2のTTIとも呼ぶ。また、以降では、第1のTTIは第2のTTIよりも長いとする。つまり、第2のTTIで端末装置を割り当てると、第1のTTIと比較して低遅延の通信が可能となる。例えば、第1のTTIは1 ms、第2のTTIは0.5 msとすることができる。つまり、基地局装置は、サブフレーム単位でのスケジューリング及び/又はスロット単位でのスケジューリングをすることができる。なお、第2のTTIで送信又はスケジューリングすることを低遅延伝送とも呼称する。
基地局装置は、第2のTTIで端末装置を割り当てる場合、サブフレーム内の第1スロット、もしくは、第2スロット、もしくは、第1スロット及び第2スロットに割り当てることができる。
図2〜図5は、上りリンクのリソース割当て例である。図2は、第1のTTIの場合のリソース割当て例である。図3〜図5は、第2のTTIの場合のリソース割当て例である。図3は、サブフレーム内の第1スロット及び第2スロットに端末装置が割当てられた例である。この場合、端末装置は、第1スロットと第2スロットでは異なるコードワードを送信することができる。つまり、基地局装置は、第1スロットと第2スロットで、各々受信処理を行う。図4は、第1スロットに端末装置が割当てられた例である。図5は、第2スロットに端末装置が割当てられた例である。
図6は、下りリンクのリソース割当て例である。図6の右上線でハッチングされた領域は、第1のTTIでの割当てを示す。右下線でハッチングされた領域は、第2のTTIの場合において、第1スロット及び第2スロットに端末装置が割当てられた例である。この場合、基地局装置は第1スロット及び第2スロットに対して異なるデータを送信することができる。つまり、端末装置は第1スロット及び第2スロットの各々について受信処理を行う。図6の縦線でハッチングされた領域は、第1スロットに端末装置が割当てられた例である。また横線でハッチングされた領域は、第2スロットに端末装置が割当てられた例である。
基地局装置は、第2のTTIで端末装置を割当てる場合、対応する送信モードやDCIフォーマット、もしくは、低遅延伝送であることを示す情報を端末装置に送信する。端末装置は、送信モード、DCIフォーマット、低遅延伝送であることを示す情報などから、低遅延伝送である(つまり第2のTTIでスケジューリングされている)ことを判断することができる。
また、基地局装置は、第2のTTIで端末装置を割り当てる場合、上位層の信号で設定又は指示することができる。つまり、端末装置は、上位層の信号から低遅延伝送であることを判断することができる。
基地局装置は、第2のTTIで端末装置を上りリンクのリソースに割当てる場合、上位層の信号又は上りリンクグラントにスロットに関する割当て情報を含めて送信することができる。スロットに関する割当て情報は、例えば、サブフレーム内の第1スロット及び/又は第2スロットに割当てられたか、を示す情報である。また、スロットに関する割当て情報は、奇数スロット及び/又は偶数スロットに割当てられたか、を示す情報とすることもできる。つまり、端末装置は、受信した上位層の信号又は上りリンクグラントにスロットに関する割当て情報が含まれている場合、サブフレーム内の第1スロット及び/又は第2スロットに割当てられたかを知ることができる。
また、基地局装置は、第2のTTIで端末装置を割り当てる場合、制御情報に含まれる周波数ホッピングフラグをスロットに関する割当て情報とすることができる。このとき、端末装置は、第2のTTIで割り当てられた場合、制御情報に含まれる周波数ホッピングフラグをスロットに関する割当て情報と解釈することができる。例えば、スロットに関する割当て情報は、周波数ホッピングフラグの値が0のときは偶数スロットに割当てられていることを示し、値が1のときは奇数スロットに割当てられていることを示すことができる。
また、基地局装置は、第2のTTIで端末装置を割り当てる場合、制御情報に含まれるリソースブロック割当て及びホッピングリソース割当てにスロットに関する割当て情報を含めることができる。例えば、基地局装置は、上りリンクグラントに含まれるリソースブロック割当て及びホッピングリソース割当ての一部のビットがスロットに関する割当て情報とすることができる。周波数ホッピングする場合、リソースブロック割当て及びホッピングリソース割当ては、第2スロットリソース割当てのためのホッピングビットが含まれる。第2スロットリソース割当てのためのホッピングビットは、割当てられたリソースブロック数によってビット数が異なり、最大2ビットとなる。基地局装置は、第2のTTIで端末装置を割り当てる場合、制御情報に含まれる第2スロットリソース割当てのためのホッピングビットを用いて、スロットに関する割当て情報として第1スロット(偶数スロット)か第2スロット(奇数スロット)か両方のスロットかの情報を送信することができる。つまり、端末装置は、基地局装置が第2のTTIでスケジューリングして送信した場合、上りリンクグラントに含まれるリソースブロック割当て及びホッピングリソース割当ての一部のビットをスロットに関する割当て情報と判断することができる。なお、基地局装置は、周波数ホッピングフラグと合わせて、スロットに関する割当て情報とすることもできる。この場合、端末装置は、制御情報に含まれる周波数ホッピングフラグ及びリソースブロック割当て及びホッピングリソース割当てからスロットに関する割当て情報を知ることができる。
なお、基地局装置は、端末装置にスロット割当ての情報を送信する場合であっても、第1のTTIでスケジューリングすることは可能である。例えば、スロットに関する割当て情報の1つの状態が第1のTTIでの送信を示すことができる。例えば、スロットに関する割当て情報が2ビットの場合、10、01、11がそれぞれ第1スロット、第スロット、第1及び第2スロットへの割当てを示し、00が第1のTTIでの割当てを示すことができる。つまり、端末装置は、スロットに関する割当て情報で第1のTTIで割当てられたか、第2のTTIで割当てられたかを判断することができる。また、端末装置は、スロットに関する割当て情報で第1のTTIで割当てられていると判断した場合、第1のTTIで割当てられていることを想定し、制御情報を用いて復調することができる。
また、基地局装置は、第2のTTIで端末装置を割り当てる場合、制御情報に含まれるSRS要求をスロットに関する割当て情報とすることができる。このとき、端末装置は、制御情報に含まれるSRS要求をスロットに関する割当て情報と解釈することができる。例えば、スロットに関する割当て情報は、SRS要求の値が0のときは偶数スロットに割当てられていることを示し、値が1のときは奇数スロットに割当てられていることを示すことができる。
また、基地局装置は、サブフレーム内の2つのスロットに第2のTTIで同じ端末装置を割り当てる場合、その2つのスロット間のリソースブロック割り当て(周波数割当て)及び/又はMCSは共通とすることができる。つまり、端末装置は、サブフレーム内の2つのスロットに第2のTTIで割当てられた場合、その2つのスロット間のリソースブロック割当て及び/又はMCSは共通と想定して送信信号を生成することができる。
また、基地局装置は、サブフレーム内の2つのスロットに第2のTTIで同じ端末装置を割り当てる場合、各々のスロットに対するMCS、新データ指標(New Data Indicator;NDI)、リダンダンシーバージョン(Redundancy Version;RV)の一部又は全部を送信することができる。新データ指標及びRVはHARQに関する情報である。新データ指標は、送信(又は受信)したトランスポートブロックが新しい送信か再送かを示す情報である。リダンダンシーバージョンは、誤り訂正符号化によって得られるシステマチックビットとパリティビットの中で送信されたビットを示す情報である。端末装置は、各々のスロットに対するMCS、NDI、RVの一部又は全部を考慮して、送信信号を生成することができる。
また、端末装置がSRSを送信する場合、第1のTTIで割当てられた場合と第2のTTIで割当てられた場合とでは異なる配置で送信することができる。例えば、第1のTTIの場合、端末装置はサブフレームの最後のシンボルでSRSを送信し、第2のTTIの場合、スロット単位での割当てとなるため、端末装置はスロットの最後のシンボルでSRSを送信する。もしくは、第2のTTIの場合、奇数スロットでのみSRSを送信することができる。
また、端末装置は、第2のTTIで割当てられた場合、SRSの送信タイミングとデータ伝送が同一スロットとなった場合、SRSを送信しない又はSRSの送信をドロップすることが可能である。
また、基地局装置は、サブフレーム間のスロット割当ても可能である。図7は、サブフレーム間のスロット割当ての一例である。図7の例では、基地局装置は、第nサブフレームの第2スロットと第n+1サブフレームの第1スロットに端末装置を割り当てることができる。基地局装置は、第n+1サブフレームの下りリンク制御情報でスロット割当情報を送信することができる。つまり、端末装置は、第n+1サブフレームで受信した下りリンク制御情報を用いて、スロット割当てを判断し、第nサブフレームの第2スロットで受信した信号及び/又は第n+1サブフレームの第1スロットで受信した信号を復調することができる。このようにすれば、基地局装置は、送信したいタイミングで、スロット単位の送信ができ、低遅延伝送が可能となる。
また、基地局装置は、スロット単位でスケジューリングする場合、EPDCCHをスロット単位で割り当てることができる。このとき端末装置は、スロット単位でEPDCCHをブラインドデコーディングし、割当てられたスロットを復調するための下りリンク制御情報を得ることができる。
基地局装置は、第2のTTIで下りリンクのリソースに端末装置を割り当てる場合、上位層の信号及び/又は物理層の信号で、スロットに関する割当て情報を含めて送信することができる。基地局装置は、リソースブロック割当てとスロット割当てをジョイントコーディングして、下りリンク制御情報に含めて送信することができる。端末装置は、第2のTTIで下りリンクのリソースに割当てられた場合、上位層の信号及び/又は下りリンク制御情報で、スロットに関する割当て情報を知ることができる。
基地局装置は、第2のTTIで下りリンクのリソースに端末装置を割り当てる場合、下りリンク制御情報にスロット割当てを示すビットを付加して送信することができる。端末装置は、第2のTTIで下りリンクのリソースに割り当てられた場合、下りリンク制御情報に付加されたビットからスロット割当てを判断することができる。
基地局装置は、サブフレーム内の2つのスロットに第2のTTIで同じ端末装置を割り当てる場合、その2つのスロット間のリソースブロック割り当て(周波数割当て)及び/又はMCSは共通とすることができる。つまり、端末装置は、サブフレーム内の2つのスロットに第2のTTIで割当てられた場合、その2つのスロット間のリソースブロック割当て及び/又はMCSは共通と想定して復調することができる。
また、基地局装置は、サブフレーム内の2つのスロットに第2のTTIで同じ端末装置を割り当てる場合、各々のスロットに対するMCS、新データ指標(New Data Indicator;NDI)、リダンダンシーバージョン(Redundancy Version;RV)の一部又は全部を送信することができる。端末装置は、各々のスロットに対するMCS、NDI、RVの一部又は全部を考慮して復調することができる。
また、基地局装置は、サブフレーム内の2つのスロットに第2のTTIで同じ端末装置を割り当てる場合、複数のトランスポートブロックに対応するDCIフォーマットを用いて制御情報を送信することができる。このとき、トランスポートブロック1のための情報が第1スロット(偶数スロット)の制御情報、トランスポートブロック2のための情報が第2スロット(奇数スロット)の制御情報とすることができる。つまり、端末装置は、第2のTTIで割当てられている場合、下りリンク制御情報に含まれるトランスポートブロック1のための情報を第1スロット(偶数スロット)の情報と解釈し、トランスポートブロック2のための情報を第2スロット(奇数スロット)の情報を解釈して復調することができる。
また、基地局装置は、低遅延伝送の場合、下りリンク制御情報に含まれるMCSの一部のビットを用いて、スロットに関する割当て情報を送信することができる。このとき、端末装置は、低遅延伝送の場合、下りリンク制御情報に含まれるMCSの一部のビットからスロットに関する割当て情報を判断することができる。
また、基地局装置は、低遅延伝送の場合、下りリンク制御情報に含まれるリダンダンシーバージョンの1ビットを用いて、スロットに関する割当て情報を送信することができる。このとき、端末装置は、低遅延伝送の場合、下りリンク制御情報に含まれるリダンダンシーバージョンの1ビットからスロットに関する割当て情報を判断することができる。
基地局装置は、第1のTTIと第2のTTIの場合で、異なる端末固有参照信号の配置とすることができる。つまり、端末装置は第1のTTIの場合と第2のTTIの場合で、端末固有参照信号の配置が異なることを想定して復調することができる。図8は、第1のTTIの場合の端末固有参照信号の配置例である。図8の1つの白抜きの四角はリソースエレメントを示す。第1のTTIの場合、端末固有参照信号は、2スロットにまたがって時間方向に4倍拡散され、コード多重される。図8の右上線でハッチングされたリソースエレメントは、アンテナポート7、8、11、13の端末固有参照信号が配置される。右下線でハッチングされたリソースエレメントは、アンテナポート9、10、12、14の端末固有参照信号が配置される。第2のTTIの場合は、スロット毎の割当てとなるため、図8のような2スロットを用いる配置は望ましくなく、各スロットで端末固有参照信号を配置することが望ましい。図9は、第2のTTIの場合の、端末固有参照信号の配置例である。右上線及び横線でハッチングされたリソースエレメントは第1スロットにおける端末固有参照信号の配置例を示し、右下線及び縦線でハッチングされたリソースエレメントは第2スロットにおける端末固有参照信号の配置例を示す。また、右上線及び右下線でハッチングされたリソースエレメントはアンテナポート7、8の端末固有参照信号が配置される。また横線及び縦線でハッチングされたリソースエレメントは、アンテナポート9、10の端末固有参照信号が配置される。なお、図9の例では、第2のTTIの場合では、4レイヤまでのサポートとなるが、端末固有参照信号を配置するリソースエレメント数を増やせば、8レイヤをサポートすることも可能である。
また、基地局装置は、第1のTTIの場合と、第2のTTIの場合とで、端末固有参照信号系列を生成する初期値を変えることができる。第1のTTIの場合は、サブフレーム番号によって初期値が変わり、第2のTTIの場合は、スロット番号(もしくは偶数スロット、奇数スロット)によって初期値が変わるようにすることができる。
なお、上記の第1のTTI、第2のTTIは上りリンク、下りリンクに依らず適用することができる。例えば、基地局装置及び端末装置は、上りリンクでは第1のTTIで通信し、下りリンクでは第2のTTIで通信することができる。また、基地局装置及び端末装置は、上りリンクでは第2のTTIで通信し、下りリンクでは第1のTTIで通信することができる。基地局装置及び端末装置は、上りリンクでは第2のTTIで通信し、下りリンクでは第2のTTIで通信することができる。
TTIを短縮することに加え、送信プロトコルを簡略化することによっても通信を低遅延にすることができる。従来の送信プロトコルを第1の送信プロトコル、簡略化したプロトコルを第2の送信プロトコルとも呼称する。図10は第1の送信プロトコルの簡略シーケンス図である。第1の送信プロトコルでは、端末装置はデータを送信する場合、まず基地局装置に対し、スケジューリング要求を送信する。基地局装置は、端末装置の上りリンクのリソース割当てを決定し、上りリンクグラントで端末装置に指示する。端末装置は、受信した上りリンクグラントで指示されたリソースで、データ信号を送信する。図11は、第2の送信プロトコルの概略シーケンス図である。基地局装置は、予め上りリンクのリソースを端末装置に割当てておく(プレスケジューリング)。プレスケジューリングは、上位層の信号及び/又は物理層の信号で指示される。なお、このとき変調方式、MCSも指示されてもよい。また、送信可能なトランスポートブロックのサイズが指示又は既定されてもよい。端末装置は、上りリンクの送信が必要な場合に、受信した上位層の信号及び/又は物理層の信号に従って、予め割当てられたリソースでデータ信号を送信する。このように第2の送信プロトコルでは、端末装置が送信したいタイミングで送信できるため、低遅延な通信が可能となる。なお、第1の送信プロトコルで第2のTTIとすることも可能であるし、第2の送信プロトコルで第2のTTIとすることも可能である。
また、基地局装置は、サブフレーム内の第1スロットと第2スロットで、第1の送信プロトコルと第2の送信プロトコルを切り替えることが可能である。例えば、基地局装置は、第1の送信プロトコルでは端末装置を第2スロットに割当て、第2の送信プロトコルでは端末装置を第1スロットに割当てることが可能である。つまり端末装置は、第1の送信プロトコルの場合は、基地局装置から指示されたタイミングで、第2スロットでデータ信号を送信することができる。また、第2の送信プロトコルの場合は、端末装置は自身のタイミングで、第1のスロットでデータ信号を送信することができる。また、基地局装置は、第1の送信プロトコルで送信するスロット及び/又は第2の送信プロトコルで送信するスロットを上位層の信号で送信することができる。端末装置は、基地局装置から受信した制御情報で、各々のスロットにおいて第1のプロトコルで通信するか第2のプロトコルで通信するかを判断することができる。
また、基地局装置は、複数のコンポーネントキャリア(Component Carrier;CC)を用いて広帯域伝送を行うキャリアアグリゲーションが可能である。
図12は、本実施形態における基地局装置1の構成を示す概略ブロック図である。図12に示すように、基地局装置1は、上位層処理部(上位層処理ステップ)101、制御部(制御ステップ)102、送信部(送信ステップ)103、受信部(受信ステップ)104と送受信アンテナ105を含んで構成される。また、上位層処理部101は、無線リソース制御部(無線リソース制御ステップ)1011、スケジューリング部(スケジューリングステップ)1012を含んで構成される。また、送信部103は、符号化部(符号化ステップ)1031、変調部(変調ステップ)1032、下りリンク参照信号生成部(下りリンク参照信号生成ステップ)1033、多重部(多重ステップ)1034、無線送信部(無線送信ステップ)1035を含んで構成される。また、受信部104は、無線受信部(無線受信ステップ)1041、多重分離部(多重分離ステップ)1042、復調部(復調ステップ)1043、復号部(復号ステップ)1044を含んで構成される。
上位層処理部101は、媒体アクセス制御(Medium Access Control: MAC)層、パケットデータ統合プロトコル(Packet Data Convergence Protocol: PDCP)層、無線リンク制御(Radio Link Control: RLC)層、無線リソース制御(Radio Resource Control: RRC)層の処理を行なう。また、上位層処理部101は、送信部103および受信部104の制御を行なうために必要な情報を生成し、制御部102に出力する。
上位層処理部101は、端末装置の機能(UE capability)等、端末装置に関する情報を端末装置から受信する。言い換えると、端末装置は、自身の機能を基地局装置に上位層の信号で送信する。
なお、以下の説明において、端末装置に関する情報は、その端末装置が所定の機能をサポートするかどうかを示す情報、または、その端末装置が所定の機能に対する導入およびテストの完了を示す情報を含む。なお、以下の説明において、所定の機能をサポートするかどうかは、所定の機能に対する導入およびテストを完了しているかどうかを含む。
例えば、端末装置が所定の機能をサポートする場合、その端末装置はその所定の機能をサポートするかどうかを示す情報(パラメータ)を送信する。端末装置が所定の機能をサポートしない場合、その端末装置はその所定の機能をサポートするかどうかを示す情報(パラメータ)を送信しない。すなわち、その所定の機能をサポートするかどうかは、その所定の機能をサポートするかどうかを示す情報(パラメータ)を送信するかどうかによって通知される。なお、所定の機能をサポートするかどうかを示す情報(パラメータ)は、1または0の1ビットを用いて通知してもよい。
無線リソース制御部1011は、下りリンクのPDSCHに配置される下りリンクデータ(トランスポートブロック)、システムインフォメーション、RRCメッセージ、MAC CEなどを生成、又は上位ノードから取得する。無線リソース制御部1011は、下りリンクデータを送信部103に出力し、他の情報を制御部102に出力する。また、無線リソース制御部1011は、端末装置の各種設定情報の管理をする。
スケジューリング部1012は、物理チャネル(PDSCHおよびPUSCH)を割り当てる周波数およびサブフレーム及び/又はスロット、物理チャネル(PDSCHおよびPUSCH)の符号化率および変調方式(あるいはMCS)および送信電力などを決定する。スケジューリング部1012は、決定した情報を制御部102に出力する。
スケジューリング部1012は、スケジューリング結果に基づき、物理チャネル(PDSCHおよびPUSCH)のスケジューリングに用いられる情報を生成する。スケジューリング部1012は、生成した情報を制御部102に出力する。
制御部102は、上位層処理部101から入力された情報に基づいて、送信部103および受信部104の制御を行なう制御信号を生成する。制御部102は、上位層処理部101から入力された情報に基づいて、下りリンク制御情報を生成し、送信部103に出力する。
送信部103は、制御部102から入力された制御信号に従って、下りリンク参照信号を生成し、上位層処理部101から入力されたHARQインディケータ、下りリンク制御情報、および、下りリンクデータを、符号化および変調し、PHICH、PDCCH、EPDCCH、PDSCH、および下りリンク参照信号を多重して、送受信アンテナ105を介して端末装置2に信号を送信する。
符号化部1031は、上位層処理部101から入力されたHARQインディケータ、下りリンク制御情報、および下りリンクデータを、ブロック符号化、畳み込み符号化、ターボ符号化等の予め定められた符号化方式を用いて符号化を行なう、または無線リソース制御部1011が決定した符号化方式を用いて符号化を行なう。変調部1032は、符号化部1031から入力された符号化ビットをBPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK(quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(quadrature amplitude modulation)、64QAM、256QAM等の予め定められた、または無線リソース制御部1011が決定した変調方式で変調する。
下りリンク参照信号生成部1033は、基地局装置1を識別するための物理セル識別子(PCI、セルID)などを基に予め定められた規則で求まる、端末装置2が既知の系列を下りリンク参照信号として生成する。
多重部1034は、変調された各チャネルの変調シンボルと生成された下りリンク参照信号と下りリンク制御情報とを多重する。つまり、多重部1034は、変調された各チャネルの変調シンボルと生成された下りリンク参照信号と下りリンク制御情報とをリソースエレメントに配置する。
無線送信部1035は、多重された変調シンボルなどを逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform: IFFT)してOFDMシンボルを生成し、OFDMシンボルにサイクリックプレフィックス(cyclic prefix: CP)を付加してベースバンドのディジタル信号を生成し、ベースバンドのディジタル信号をアナログ信号に変換し、フィルタリングにより余分な周波数成分を除去し、搬送周波数にアップコンバートし、電力増幅し、送受信アンテナ105に出力して送信する。
受信部104は、制御部102から入力された制御信号に従って、送受信アンテナ105を介して端末装置2から受信した受信信号を分離、復調、復号し、復号した情報を上位層処理部101に出力する。
無線受信部1041は、送受信アンテナ105を介して受信された上りリンクの信号を、ダウンコンバートによりベースバンド信号に変換し、不要な周波数成分を除去し、信号レベルが適切に維持されるように増幅レベルを制御し、受信された信号の同相成分および直交成分に基づいて、直交復調し、直交復調されたアナログ信号をディジタル信号に変換する。
無線受信部1041は、変換したディジタル信号からCPに相当する部分を除去する。無線受信部1041は、CPを除去した信号に対して高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform: FFT)を行い、周波数領域の信号を抽出し多重分離部1042に出力する。
多重分離部1042は、無線受信部1041から入力された信号をPUCCH、PUSCH、上りリンク参照信号などの信号に分離する。なお、この分離は、予め基地局装置1が無線リソース制御部1011で決定し、各端末装置2に通知した上りリンクグラントに含まれる無線リソースの割り当て情報に基づいて行なわれる。
また、多重分離部1042は、PUCCHとPUSCHの伝搬路の補償を行なう。また、多重分離部1042は、上りリンク参照信号を分離する。
復調部1043は、PUSCHを逆離散フーリエ変換(Inverse Discrete Fourier Transform: IDFT)し、変調シンボルを取得し、PUCCHとPUSCHの変調シンボルそれぞれに対して、BPSK、QPSK、16QAM、64QAM、256QAM等の予め定められた、または自装置が端末装置2各々に上りリンクグラントで予め通知した変調方式を用いて受信信号の復調を行なう。
復号部1044は、復調されたPUCCHとPUSCHの符号化ビットを、予め定められた符号化方式の、予め定められた、又は自装置が端末装置2に上りリンクグラントで予め通知した符号化率で復号を行ない、復号した上りリンクデータと、上りリンク制御情報を上位層処理部101へ出力する。PUSCHが再送信の場合は、復号部1044は、上位層処理部101から入力されるHARQバッファに保持している符号化ビットと、復調された符号化ビットを用いて復号を行なう。
図13は、本実施形態における端末装置2の構成を示す概略ブロック図である。図13に示すように、端末装置2は、上位層処理部(上位層処理ステップ)201、制御部(制御ステップ)202、送信部(送信ステップ)203、受信部(受信ステップ)204、チャネル状態情報生成部(チャネル状態情報生成ステップ)205と送受信アンテナ206を含んで構成される。また、上位層処理部201は、無線リソース制御部(無線リソース制御ステップ)2011、スケジューリング情報解釈部(スケジューリング情報解釈ステップ)2012を含んで構成される。また、送信部203は、符号化部(符号化ステップ)2031、変調部(変調ステップ)2032、上りリンク参照信号生成部(上りリンク参照信号生成ステップ)2033、多重部(多重ステップ)2034、無線送信部(無線送信ステップ)2035を含んで構成される。また、受信部204は、無線受信部(無線受信ステップ)2041、多重分離部(多重分離ステップ)2042、信号検出部(信号検出ステップ)2043を含んで構成される。
上位層処理部201は、ユーザの操作等によって生成された上りリンクデータ(トランスポートブロック)を、送信部203に出力する。また、上位層処理部201は、媒体アクセス制御(Medium Access Control: MAC)層、パケットデータ統合プロトコル(Packet Data Convergence Protocol: PDCP)層、無線リンク制御(Radio Link Control: RLC)層、無線リソース制御(Radio Resource Control: RRC)層の処理を行なう。
上位層処理部201は、自端末装置がサポートしている端末装置の機能を示す情報を、送信部203に出力する。
無線リソース制御部2011は、自端末装置の各種設定情報の管理をする。また、無線リソース制御部2011は、上りリンクの各チャネルに配置される情報を生成し、送信部203に出力する。
無線リソース制御部2011は、基地局装置から送信されたCSIフィードバックに関する設定情報を取得し、制御部202に出力する。
スケジューリング情報解釈部2012は、受信部204を介して受信した下りリンク制御情報を解釈し、スケジューリング情報を判定する。また、スケジューリング情報解釈部2012は、スケジューリング情報に基づき、受信部204、および送信部203の制御を行なうために制御情報を生成し、制御部202に出力する。
制御部202は、上位層処理部201から入力された情報に基づいて、受信部204、チャネル状態情報生成部205および送信部203の制御を行なう制御信号を生成する。制御部202は、生成した制御信号を受信部204、チャネル状態情報生成部205および送信部203に出力して受信部204、および送信部203の制御を行なう。
制御部202は、チャネル状態情報生成部205が生成したCSIを基地局装置に送信するように送信部203を制御する。
受信部204は、制御部202から入力された制御信号に従って、送受信アンテナ206を介して基地局装置1から受信した受信信号を、分離、復調、復号し、復号した情報を上位層処理部201に出力する。
無線受信部2041は、送受信アンテナ206を介して受信した下りリンクの信号を、ダウンコンバートによりベースバンド信号に変換し、不要な周波数成分を除去し、信号レベルが適切に維持されるように増幅レベルを制御し、受信した信号の同相成分および直交成分に基づいて、直交復調し、直交復調されたアナログ信号をディジタル信号に変換する。
また、無線受信部2041は、変換したディジタル信号からCPに相当する部分を除去し、CPを除去した信号に対して高速フーリエ変換を行い、周波数領域の信号を抽出する。
多重分離部2042は、抽出した信号をPHICH、PDCCH、EPDCCH、PDSCH、および下りリンク参照信号に、それぞれ分離する。また、多重分離部2042は、チャネル測定から得られた所望信号のチャネルの推定値に基づいて、PHICH、PDCCH、およびEPDCCHのチャネルの補償を行ない、下りリンク制御情報を検出し、制御部202に出力する。また、制御部202は、PDSCHおよび所望信号のチャネル推定値を信号検出部2043に出力する。
信号検出部2043は、PDSCH、チャネル推定値を用いて、信号検出し、上位層処理部201に出力する。
送信部203は、制御部202から入力された制御信号に従って、上りリンク参照信号を生成し、上位層処理部201から入力された上りリンクデータ(トランスポートブロック)を符号化および変調し、PUCCH、PUSCH、および生成した上りリンク参照信号を多重し、送受信アンテナ206を介して基地局装置1に送信する。
符号化部2031は、上位層処理部201から入力された上りリンク制御情報を畳み込み符号化、ブロック符号化等の符号化を行う。また、符号化部2031は、PUSCHのスケジューリングに用いられる情報に基づきターボ符号化を行なう。
変調部2032は、符号化部2031から入力された符号化ビットをBPSK、QPSK、16QAM、64QAM等の下りリンク制御情報で通知された変調方式または、チャネル毎に予め定められた変調方式で変調する。
上りリンク参照信号生成部2033は、基地局装置1を識別するための物理セル識別子(physical cell identity: PCI、Cell IDなどと称される)、上りリンク参照信号を配置する帯域幅、上りリンクグラントで通知されたサイクリックシフト、DMRSシーケンスの生成に対するパラメータの値などを基に、予め定められた規則(式)で求まる系列を生成する。
多重部2034は、制御部202から入力された制御信号に従って、PUSCHの変調シンボルを並列に並び替えてから離散フーリエ変換(Discrete Fourier Transform: DFT)する。また、多重部2034は、PUCCHとPUSCHの信号と生成した上りリンク参照信号を送信アンテナポート毎に多重する。つまり、多重部2034は、PUCCHとPUSCHの信号と生成した上りリンク参照信号を送信アンテナポート毎にリソースエレメントに配置する。
無線送信部2035は、多重された信号を逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform: IFFT)して、SC−FDMA方式の変調を行い、SC−FDMAシンボルを生成し、生成されたSC−FDMAシンボルにCPを付加し、ベースバンドのディジタル信号を生成し、ベースバンドのディジタル信号をアナログ信号に変換し、余分な周波数成分を除去し、アップコンバートにより搬送周波数に変換し、電力増幅し、送受信アンテナ206に出力して送信する。
なお、本発明に係る基地局装置及び端末装置で動作するプログラムは、本発明に関わる上記実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的にRAMに蓄積され、その後、各種ROMやHDDに格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。プログラムを格納する記録媒体としては、半導体媒体(例えば、ROM、不揮発性メモリカード等)、光記録媒体(例えば、DVD、MO、MD、CD、BD等)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等のいずれであってもよい。また、ロードしたプログラムを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することにより、本発明の機能が実現される場合もある。
また市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明に含まれる。また、上述した実施形態における端末装置および基地局装置の一部、または全部を典型的には集積回路であるLSIとして実現してもよい。受信装置の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、または全部を集積してチップ化してもよい。各機能ブロックを集積回路化した場合に、それらを制御する集積回路制御部が付加される。
また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
なお、本願発明は上述の実施形態に限定されるものではない。本願発明の端末装置は、移動局装置への適用に限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器などに適用出来ることは言うまでもない。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
本発明は、端末装置、基地局装置および通信方法に用いて好適である。
1 基地局装置
2 端末装置
101 上位層処理部
102 制御部
103 送信部
104 受信部
105 送受信アンテナ
1011 無線リソース制御部
1012 スケジューリング部
1031 符号化部
1032 変調部
1033 下りリンク参照信号生成部
1034 多重部
1035 無線送信部
1041 無線受信部
1042 多重分離部
1043 復調部
1044 復号部
201 上位層処理部
202 制御部
203 送信部
204 受信部
205 チャネル状態情報生成部
206 送受信アンテナ
2011 無線リソース制御部
2012 スケジューリング情報解釈部
2031 符号化部
2032 変調部
2033 上りリンク参照信号生成部
2034 多重部
2035 無線送信部
2041 無線受信部
2042 多重分離部
2043 信号検出部

Claims (10)

  1. 基地局装置と通信する端末装置であって、
    前記基地局装置から下りリンク制御情報を受信する受信部と、
    前記下りリンク制御情報にスロット割当て情報が含まれる場合、スロットに割当てられた下りリンク共有チャネルを復調し、
    前記下りリンク制御情報にスロット割当て情報が含まれない場合、サブフレームに割当てられた下りリンク共有チャネルを復調する信号検出部と、を備える端末装置。
  2. 前記スロット割当て情報が2スロットに割当てられていることを示している場合、
    前記下りリンク制御情報に含まれるトランスポートブロック1及びトランスポートブロック2に対する制御情報を前記2スロットの各々の制御情報と解釈する請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記トランスポートブロック1及びトランスポートブロック2に対する制御情報は、変調符号化方式、新データ指標、リダンダンシーバージョンである請求項2に記載の端末装置。
  4. 前記下りリンク制御情報にスロット割当て情報が含まれる場合、前記スロット内の端末固有参照信号を用いて復調し、
    前記下りリンク制御情報にスロット割当て情報が含まれない場合、前記サブフレーム内の端末固有参照信号を用いて復調する請求項1に記載の端末装置。
  5. 端末装置と通信する基地局装置であって、
    前記端末装置に下りリンク制御情報を送信する送信部を備え、
    前記下りリンク制御情報にスロット割当て情報を含める場合、スロット毎に下りリンク共有チャネルを割当て、
    前記下りリンク制御情報にスロット割当て情報を含めない場合、サブフレーム毎に下りリンク共有チャネルを割り当てる基地局装置。
  6. 前記スロット割当て情報が2スロットに割当てられていることを示している場合、
    前記下りリンク制御情報に含まれるトランスポートブロック1及びトランスポートブロック2に対する制御情報を前記2スロットの各々の制御情報として送信する請求項5に記載の基地局装置。
  7. 前記トランスポートブロック1及びトランスポートブロック2に対する制御情報は、変調符号化方式、新データ指標、リダンダンシーバージョンである請求項6に記載の基地局装置。
  8. 前記下りリンク制御情報にスロット割当て情報を含む場合、前記スロット毎に異なる端末固有参照信号を配置して送信し、
    前記下りリンク制御情報にスロット割当て情報が含まれない場合、前記サブフレーム毎に異なる端末固有参照信号を配置して送信する請求項5に記載の基地局装置。
  9. 基地局装置と通信する端末装置における通信方法であって、
    前記基地局装置から下りリンク制御情報を受信する受信ステップと、
    前記下りリンク制御情報にスロット割当て情報が含まれない場合、スロット毎に下りリンク共有チャネルを復調し、
    前記下りリンク制御情報にスロット割当て情報が含まれない場合、サブフレーム毎に下りリンク共有チャネルを復調する信号検出ステップと、を有する通信方法。
  10. 端末装置と通信する基地局装置における通信方法であって、
    前記端末装置に下りリンク制御情報を送信する送信ステップを有し、
    前記下りリンク制御情報にスロット割当て情報を含める場合、スロット毎に下りリンク共有チャネルを割当て、前記下りリンク制御情報にスロット割当て情報を含めない場合、サブフレーム毎に下りリンク共有チャネルを割り当てる通信方法。

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