JP2018106908A

JP2018106908A - バッテリーパック

Info

Publication number: JP2018106908A
Application number: JP2016251889A
Authority: JP
Inventors: 靖巳藤原; Yasumi Fujiwara
Original assignee: Kikuei Shoji Kk
Current assignee: Kikuei Shoji Kk
Priority date: 2016-12-26
Filing date: 2016-12-26
Publication date: 2018-07-05

Abstract

【課題】携帯に便利でデザイン性に優れたバッテリーパックを提供する。【解決手段】バッテリーパック１０のハウジング１２に一端を固定した電気ケーブル４０の先端近傍に給電端子３０および閉止部材１３を設ける。ハウジング１２に給電端子３０を挿通固定する開口部１３を設け、この開口部１３に給電端子３０を挿通保持したとき、電気ケーブルの全長がハウジングの表面上に沿って位置するとともに、閉止部材１３が充電ポート２０を閉止可能な位置に来るよう、電気ケーブルの長さと、電気ケーブル上での給電端子および閉止部材の配置とを設定する。電気ケーブルをバッテリーパックの表面に沿ってフィットさせた状態に固定でき、コンパクトに纏めて持ち運ぶことができるとともに、その状態で、電気ケーブルに設けた閉止部材をもって充電ポートを塞ぐことができるので、ハウジング上に充電ポートの開閉蓋を設ける必要がなくデザイン性に優れる。【選択図】図１

Description

本発明は、スマートホン、携帯電話、その他のモバイル機器に充電を行うためのバッテリーパックに関する。

外出先でのモバイル機器の電池切れに備えて、バッテリーパックを持ち歩くことは、一般的に行われている。例えば、特許文献１、２にバッテリーパックの発明が開示されている。

特開２００６−１７２９４２号公報特開２０１３−０１７３５４号公報

本発明は、外出時に持ち運ぶというバッテリーパックの使用状況を考慮して創案されたものであり、その目的は、携帯に便利であって、かつデザイン性に優れたバッテリーパックを提供することである。

課題を解決するための手段および発明の効果

本発明のバッテリーパックは、「充電池を保持するハウジング」と「ハウジングの壁面に設けた充電ポート」と「一端がハウジングに連結されていて給電端子を有する電気ケーブル」とを備える。
ハウジングには、給電端子を挿通保持する開口部が形成されていて、電気ケーブルには、充電ポートを閉止する閉止部材が設けられている。
開口部に給電端子を挿通保持したとき、電気ケーブルの全長がハウジングの表面上に沿って位置するとともに、閉止部材が充電ポートを閉止可能な位置に来るよう、電気ケーブルの長さと、電気ケーブル上での給電端子および閉止部材の配置とが設定されている。

上記構成を備えた本発明のバッテリーパックによれば、電気ケーブルに設けた給電端子を開口部に挿通保持することで、電気ケーブルをバッテリーパックの表面に沿ってフィットさせた状態に固定でき、したがって、コンパクトに纏めて持ち運ぶことができる。しかも、その状態において、電気ケーブルに設けた閉止部材をもって充電ポートを塞ぐことができるので、ハウジング上に充電ポートの開閉蓋を設ける必要がなく、バッテリーパックの外観をシンプルでデザイン性に優れた（スマートな）ものとできる。

本発明においては、バッテリーパックのハウジングの形状を財布のクレジットカード収納部に入るように構成することが好ましい。具体的には、８３×５６．５×５．７ｍｍの空間に収まるように、ハウジングの外形最大寸法を設定する。
このような構成を採用すれば、財布にバッテリーパックを収容することが可能となり、カード感覚で携帯することができるので、持ち運びに極めて便利である。

さらに本発明においては、ハウジングを板状に構成し、その表面および裏面の少なくとも一方に、クレジットカード、プリペイドカード、ポイントカード、社員証、学生証、会員証、その他のカードとしての機能を持たせることが好ましい。
このような構成を採用すれば、当該カードを持ち運ぶことが、そのままバッテリーパックを持ち運ぶこととなるので、利便性をさらに高めることができる。

本発明の一実施形態に係るバッテリーパックの斜視図。バッテリーパックをクレジットカードのように財布に収容可能とする実施形態を示す斜視図。バッテリーパックにカード機能を兼用させる実施形態を説明する図。

本発明の実施形態を、添付の図面を参照して以下に説明する。図１は、本発明の一実施形態に係るバッテリーパック１０を示す斜視図であって、図１（ａ）は、電気ケーブル４０をハウジング外周に沿って固定した状態を、図１（ｂ）は、電気ケーブル４０の先端をハウジングから離した状態を、それぞれ示している。

＜バッテリーパック１０の概要＞
バッテリーパック１０は、繰り返し充電可能な充電池１１を内部に保持しており、後述するように、財布に入れて持ち運べるように、クレジットカード程度のサイズにされている。
バッテリーパック１０のハウジング１２の壁面（外周壁面）には、充電ポート２０が設けられていて、当該ポートを介して、外部から充電池１１に対する充電を行う。一方、バッテリーパック１０（充電池１１）からスマートホンその他のモバイル機器に対して充電を行うには、図１（ｂ）に示したように電気ケーブル４０の先端をハウジングから離し、電気ケーブル４０の先端付近に配置した給電端子３０をモバイル機器に接続する。これにより、バッテリーパック１０からモバイル機器への給電が行われる。

＜内蔵電気ケーブル４０＞
バッテリーパック１０は、一体的な、いわば内蔵タイプの電気ケーブル４０を備えている。すなわち、電気ケーブルの一端４０ａは、着脱不可（着脱可能にしてもよい）にハウジング１２に接続されていて、他端に給電端子３０を備える。給電端子３０を外部のモバイル機器に接続して、充電池１１からの電力を供給する。

ハウジング１２には、電気ケーブル４０の先端に設けられた給電端子３０を挿通保持する開口部１３が形成されていて（図１ｂ参照）、この開口部１３に給電端子３０を差し込むと、電気ケーブル４０の先端がハウジング１２に保持されるとともに、電気ケーブル４０は、その全長がハウジング１２の表面（板状ハウジングの外周面）上に沿って位置することとなる。さらに、その時に、電気ケーブル４０に設けられた閉止部材４２が、ハウジング１２上の充電ポート２０を閉止可能な位置に来る。
その結果、図１（ａ）に示したように、開口部１３に給電端子３０を挿通保持したときには、同時に、閉止部材４２をもって充電ポート２０を閉止することができ、しかもその状態において、電気ケーブル４０の全長がハウジング１２の表面上に沿ってピタリと収まっている。逆に言うと、そうなるように、電気ケーブル４０の長さと、電気ケーブル４０上での給電端子３０および閉止部材４２の配置とを設定している。

なお、ハウジング１２の外周壁面には、電気ケーブル４０が入り込む溝１５（図１ｂ参照）を設けておくことが好ましい。また、電気ケーブル４０の先端には突出部５０が設けられており、図１（ａ）に示したようにハウジング１２の外周面に電気ケーブル４０をフィットさせた状態において、突出部５０がハウジング１２に外方に突出する。ユーザは、突出部５０を指で摘まんで、あるいは突出部５０に設けた凹部に爪を引っ掛ける等して、簡単に、給電端子３０を開口部１３から外して、図１（ｂ）の使用状態にすることができる。

＜ハウジング１２の形状＞
本発明のバッテリーパックにおいて、そのハウジングの具体的形状およびサイズは、特定のものに限定されない。しかし、好ましい例として、クレジットカードのように財布に収容可能な板状に構成することが好ましい。
図２は、そのような使用例を示す斜視図である。財布内のクレジットカード収容部に入るよう、ハウジング１２の寸法を設定する。具体的な形状は任意であるが、例えば、ハウジング１２の外形最大寸法をほぼ８３×５６．５×５．７ｍｍとし、この空間内に収まる形状とする。
この実施形態によれば、カード感覚で、収納場所を気にすることなく、財布に入れたまま気軽に（スマートに）バッテリーパックに持ち運ぶことが可能となる。

＜カード機能を兼用させる実施形態＞
さらに、財布内に収容可能な板状のバッテリーパックの場合、その表面および裏面の少なくとも一方にカード機能を持たせると便利である。図３は、そのようなバッテリーパックを例示している。
図３の例では、バッテリーパックの裏面１２ｂを社員証で構成している。また、図示はしないが、バッテリーパックの表面１２ａを社員証としてもよい。あるいは、両面を利用して、一方を社員証で、他方を他のカード（会員証等）で構成してもよい。

具体的なカードの種類は特に限定されるものではなく、上記の社員証、会員証の他にも例えば、クレジットカード、プリペイドカード、ポイントカード、その他のカードであってもよい。このように、バッテリーパックにカード機能を兼用させることによって、カードを持ち運ぶことが、同時にバッテリーパックを持ち運ぶととなり、利便性がさらに高くなる。

１０バッテリーパック
１１充電池
１２ハウジング
１３開口部
１５溝
２０充電ポート
３０給電端子
４０電気ケーブル
４２閉止部材
５０突出部

さらに本発明においては、ハウジングを板状に構成し、その表面および裏面の少なくとも一方に、クレジットカード、プリペイドカード、ポイントカード、社員証、学生証、会員証、その他のカード（入館証、セキュリティカード等）としての機能を持たせることが好ましい。
このような構成を採用すれば、当該カードを持ち運ぶことが、そのままバッテリーパックを持ち運ぶこととなるので、利便性をさらに高めることができる。

具体的なカードの種類は特に限定されるものではなく、上記の社員証、会員証の他にも例えば、クレジットカード、プリペイドカード、ポイントカード、その他のカード（入館証、セキュリティカード等）であってもよい。このように、バッテリーパックにカード機能を兼用させることによって、カードを持ち運ぶことが、同時にバッテリーパックを持ち運ぶととなり、利便性がさらに高くなる。

Claims

充電池（１１）を保持するハウジング（１２）と、ハウジングの壁面に設けた充電ポート（２０）と、一端（４０ａ）がハウジングに連結されていて給電端子（３０）を有する電気ケーブル（４０）と、を備えたバッテリーパック（１０）であって、
ハウジング（１２）には、給電端子（３０）を挿通保持する開口部（１３）が形成されていて、
電気ケーブル（４０）には、充電ポート（２０）を閉止する閉止部材（４２）が設けられていて、
開口部（１３）に給電端子（３０）を挿通保持したとき、電気ケーブル（４０）の全長がハウジング（１２）の表面上に沿って位置するとともに、閉止部材（４２）が充電ポート（２０）を閉止可能な位置に来るよう、電気ケーブル（４０）の長さと、電気ケーブル（４０）上での給電端子（３０）および閉止部材（４２）の配置とが設定されている、バッテリーパック。
上記ハウジング（１２）が板状に構成されている、請求項１記載のバッテリーパックであって、
開口部（１３）に給電端子（３０）を挿通保持したとき、電気ケーブル（４０）の全長がハウジング（１２）の外周表面上に沿って位置する、バッテリーパック。
上記ハウジング（１２）が板状に構成されていて、その表面（１２ａ）および裏面（１２ｂ）の少なくとも一方は、クレジットカード、プリペイドカード、ポイントカード、社員証、学生証、会員証、その他のカードとしての機能を有している、請求項１または２記載のバッテリーパック。
クレジットカードを収容可能な財布の収納部に入るよう、上記ハウジング（１２）の外形最大寸法をほぼ８３×５６．５×５．７ｍｍの板状に構成した、請求項１〜３のいずれか１つに記載のバッテリーパック。