JP2018106679A - 仮想空間を提供するための方法、当該方法をコンピュータに実現させるためのプログラム、および、コンピュータ装置 - Google Patents

仮想空間を提供するための方法、当該方法をコンピュータに実現させるためのプログラム、および、コンピュータ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】仮想空間を提供することによって、ユーザ同士を適切にマッチングすること。
【解決手段】マッチングシステムは、各ユーザが使用するコンピュータのそれぞれに仮想空間画像が展開される仮想空間を提供することにより、各ユーザに仮想空間を提供する。コンピュータ200A〜200Fのそれぞれは、仮想空間2A〜2Fのそれぞれを提供する。サーバ150は、ネットワーク190を介して取得した、コンピュータ200A〜200Fのそれぞれからの入力に基づいて、マッチングシステム内の複数のユーザのうち2以上のユーザをマッチングする。
【選択図】図1

Description

本開示は、仮想現実を提供するための技術に関し、より特定的には、仮想現実において多数の対象のうち複数の対象をマッチングさせるための技術に関する。
従来、ネットワーク上でユーザ同士をマッチングするためのシステムが種々提案されている。このようなシステムは、たとえば、非特許文献1に記載されている「Coffee meets Bagel」、および、非特許文献2に記載されている「Happn」を含む。
著者:Jordan Crook,表題:Dating App Coffee Meets Bagel Lands $7.8 Million In Series A,[online],掲載日:2015年2月18日,情報源:https://techcrunch.com/2015/02/18/dating-app-coffee-meets-bagel-lands-7-8-million-in-series-a/,表題の日本名:良質なデートアプリとして好評のCoffee Meets BagelがついにシリーズA($7.8M)に到達(原文:英語) 著者:Romain Dillet,表題:Happn Attracts $14 Million For Its Dating App Powered By Real Life Interactions,[online],掲載日:2015年9月30日,情報源:https://techcrunch.com/2015/09/30/happn-attracts-14-million-for-its-dating-app-powered-by-real-life-interactions/,表題の日本名:位置情報出会いアプリのHappnが1400万ドルを調達(原語:英語)
従来のマッチングシステムは、第1のユーザが、第2のユーザに興味を示す些細な動作をしただけでも、そのことを第2のユーザに通知するものがある。このことから、第1のユーザは、第2のユーザに興味を持った程度が低くても、第2のユーザからコンタクトを受ける場合があった。第1のユーザが、コンタクトを受ける程度まで第2のユーザに興味を持っていない場合には、第2のユーザからのコンタクトを不快に思う事態が想定される。したがって、仮想空間を用いてユーザ同士をより適切にマッチングするための技術が必要とされている 。
本開示は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、ある局面における目的は、仮想空間を提供することによって、ユーザ同士をより適切にマッチングできる技術を提供することである。
ある実施の形態に従うと、コンピュータがヘッドマウントデバイスに仮想空間を提供するための方法が提供される。方法は、ヘッドマウントデバイスを使用する複数のユーザのそれぞれの動きに基づいて、各ユーザからの入力を検出するステップと、複数のユーザの中から、各ユーザについてのマッチング候補のユーザを取得するステップと、複数のユーザのそれぞれが使用するヘッドマウントデバイスのディスプレイに、各ユーザについてのマッチング候補のユーザを表現する情報を含む仮想空間を表示させるステップと、検出された入力に基づいて、複数のユーザのうちの第1のユーザが複数のユーザのうちの第2のユーザを指定している期間と、第2のユーザが第1のユーザを指定している期間とが予め定められた関係を満たすか否かを判断し、当該関係が満たされる場合に、第1のユーザと第2のユーザとのマッチングを成立させることをさらに備える。
本開示によれば、第1のユーザと第2のユーザの双方が予め定められた関係を満たす期間ずつ相手のユーザを指定したことを条件として、当該第1のユーザと第2のユーザとのマッチングが成立する。これにより、あるユーザと当該ユーザが単に興味を示す些細な動作をした相手との間でマッチングが成立する事態が回避され得る。
本開示に係るマッチングシステムの概要を説明するための図である。 仮想空間画像の一例を模式的に示す図である。 仮想空間画像の他の例を模式的に示す図である。 開設されたチャットルームを表現する仮想空間画像の一例を示す図である。 ある実施の形態に従うHMD(ヘッドマウントデバイス)システムの構成の概略を表す図である。 一局面に従うコンピュータのハードウェア構成の一例を表すブロック図である。 ある実施の形態に従うHMDに設定されるuvw視野座標系を概念的に表す図である。 ある実施の形態に従う仮想空間を表現する一態様を概念的に表す図である。 ある実施の形態に従うHMDを装着するユーザの頭部を上から表した図である。 仮想空間において視界領域をX方向から見たYZ断面を表す図である。 仮想空間において視界領域をY方向から見たXZ断面を表す図である。 ある実施の形態に従うコントローラの概略構成を表す図である。 ある実施の形態に従うコンピュータをモジュール構成として表わすブロック図である。 一局面に従うサーバのハードウェア構成の一例を表すブロック図である。 ある実施の形態に従うHMDシステムにおいて実行される処理の一部を表わすシーケンスチャートである。 サーバのユーザ情報格納部に格納される情報の内容の一例を模式的に示す図である。 図16の「ユーザ情報」の内容の一例を模式的に示す図である。 図16の「閲覧設定情報」の内容の一例を模式的に示す図である。 図16の「被閲覧設定情報」の内容の一例を模式的に示す図である。 図16の「被閲覧履歴」の内容の一例を模式的に示す図である。 図16の「個人設定情報」の内容の一例を模式的に示す図である。 サーバが各ユーザにマッチング候補を提供するための処理のフローチャートである。 マッチングシステムにおいてユーザをマッチングさせるための処理のフローチャートである。 マッチングの成否の判断のサブルーチンの一例のフローチャートである。 マッチングの成否の判断のサブルーチンの他の例のフローチャートである。 通知の態様の一例を説明するための図である。 図23の処理の変形例のフローチャートである。 提供されるチャットルームを表現する仮想空間画像の他の例を示す図である。 提供されるチャットルームを表現する仮想空間画像のさらに他の例を示す図である。 仮想空間画像の他の例を示す図である。 仮想空間画像のさらに他の例を示す図である。
以下に、図面を参照しつつ、マッチングシステムの実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらの説明は繰り返さない。
[開示の概要]
図1は、本開示に係るマッチングシステムの概要を説明するための図である。マッチングシステムにおいて、サーバ150は、複数のユーザのそれぞれに仮想空間を提供し、複数のユーザのうち2以上のユーザをマッチングさせる。
より具体的には、マッチングシステムは、各ユーザが使用するコンピュータのそれぞれに仮想空間画像が展開される仮想空間を提供することにより、各ユーザに仮想空間を提供する。図1において、各ユーザが使用するコンピュータは、コンピュータ200A〜200Fとして示されている。コンピュータ200A〜200Fのそれぞれが展開する仮想空間、および、各仮想空間において展開される仮想空間画像が、仮想空間2A〜2Fおよび仮想空間画像22A〜22Fで示されている。
サーバ150は、ネットワーク19を介して、コンピュータ200A〜200Fと通信可能である。コンピュータ200A〜200Fのそれぞれは、各ユーザによって装着されるヘッドマウントデバイス(以下、「HMD」と称する)110A〜110Fのそれぞれに接続されている。コンピュータ200A〜200Fのそれぞれは、HMD110A〜110Fのそれぞれによって検出された入力をサーバ150へ送信する。サーバ150は、当該入力に基づいて、マッチングシステム内の複数のユーザのうち2以上のユーザをマッチングする。
図2は、仮想空間画像の一例を模式的に示す図である。図2の仮想空間画像22Aは、9つの画像2201〜2209を含む。画像2201〜2209のそれぞれは、マッチングシステムに参加する複数のユーザから仮想空間2Aを提供されるユーザ(以下、「ユーザA」)に対するマッチング候補として選択された、9人のユーザのそれぞれを表現する。
図3は、仮想空間画像の他の例を模式的に示す図である。図3の仮想空間画像22Bは、9つの画像2211〜2219を含む。画像2211〜2219のそれぞれは、マッチングシステムに参加する複数のユーザから仮想空間2Bを提供されるユーザ(以下、「ユーザB」)に対してマッチング候補として選択された、9人のユーザのそれぞれを表現する。
図2の画像2201〜2209のうち画像2204がユーザBを表現し、図3の画像2211〜2219のうち画像2215がユーザAを表現する、と仮定する。サーバ150(図1)は、ユーザAが画像2204を一定期間以上選択することを示す入力を受け、かつ、ユーザBが画像2205を一定期間以上選択することを示す入力を受けたことを条件として、ユーザAとユーザBとのマッチングを成立させる。
一例では、サーバ150は、ユーザAとユーザBとのマッチングを成立させた後、ユーザAとユーザBに1つのチャットルームを割り当てる。ユーザAとユーザBに1つのチャットルームが割り当てることは、ユーザAとユーザBのためのチャットルームを開設することに相当する。図4は、開設されたチャットルームを表現する仮想空間画像の一例を示す図である。
図4では、ユーザAに提供される仮想空間内の仮想空間画像22Aと、ユーザBに提供される仮想空間内の仮想空間画像22Bとが示されている。仮想空間画像22A内の領域2231は、ユーザBを表現するアバター2230を含むチャットルームを表示する。仮想空間画像22B内の領域2241は、ユーザAを表現するアバター2240を含むチャットルームを表示する。アバターは、ユーザを表現するオブジェクトの一例である。仮想空間画面には、各アバターとともに、各アバターに対応するユーザに関連付けられた情報(たとえば、後述する図17のユーザ情報内の情報)が表示されてもよい。
領域2231はある会場をユーザAの視点から見た画像を表わし、領域2241はある会場をユーザBの視点から見た画像を表わす。サーバ150は、ユーザAの動きに従って領域2241内のアバター2240の動作を制御し、ユーザBの動きに従って領域2231内のアバター2230の動作を制御する。これにより、ユーザAおよびユーザBのそれぞれに、チャットルームを表わす仮想空間が提供される。
[HMDシステムの構成]
本開示のマッチングシステムでは、各ユーザは、ヘッドマウントデバイスを使用することにより、仮想空間を提供される。図5を参照して、HMD(Head Mount Display)システム100の構成について説明する。図5は、ある実施の形態に従うHMDシステム100の構成の概略を表す図である。ある局面において、HMDシステム100は、家庭用のシステムとしてあるいは業務用のシステムとして提供される。本実施の形態において、HMDとは、モニタを備える所謂ヘッドマウントディスプレイと、スマートフォンその他のモニタを有する端末を装着可能なヘッドマウント機器のいずれをも含み得る。
図5に示されるように、ある実施の形態に従うHMDシステム100は、HMD110と、HMDセンサ120と、コンピュータ200とを備える。HMD110は、モニタ112と、注視センサ140とを含む。ある局面において、コンピュータ200は、ネットワーク19に接続可能であり、ネットワーク19に接続されているサーバ150と通信可能である。別の局面において、HMD110は、HMDセンサ120の代わりに、センサ114を含み得る。
ある実施の形態に従うHMD110は、ユーザの頭部に装着され、動作中に仮想空間をユーザに提供し得る。より具体的には、HMD110は、右目用の画像および左目用の画像をモニタ112にそれぞれ表示する。ユーザの各目がそれぞれの画像を視認すると、ユーザは、両目の視差に基づき当該画像を3次元の画像として認識し得る。
モニタ112は、例えば、非透過型の表示装置として実現される。ある局面において、モニタ112は、ユーザの両目の前方に位置するようにHMD110の本体に配置されている。したがって、ユーザは、モニタ112に表示される3次元画像を視認すると、仮想空間に没入することができる。ある実施の形態において、仮想空間は、例えば、背景、ユーザが操作可能なオブジェクト、ユーザが選択可能なメニューの画像を含む。ある実施の形態において、モニタ112は、所謂スマートフォンその他の情報表示端末が備える液晶モニタまたは有機EL(Electro Luminescence)モニタとして実現され得る。
ある局面において、モニタ112は、右目用の画像を表示するためのサブモニタと、左目用の画像を表示するためのサブモニタとを含み得る。別の局面において、モニタ112は、右目用の画像と左目用の画像とを一体として表示する構成であってもよい。この場合、モニタ112は、高速シャッタを含む。高速シャッタは、画像がいずれか一方の目にのみ認識されるように、右目用の画像と左目用の画像とを交互に表示可能に作動する。
HMDセンサ120は、複数の光源(図示しない)を含む。各光源は例えば、赤外線を発するLED(Light Emitting Diode)により実現される。HMDセンサ120は、HMD110の動きを検出するためのポジショントラッキング機能を有する。HMDセンサ120は、この機能を用いて、現実空間内におけるHMD110の位置および傾きを検出する。
別の局面において、HMDセンサ120は、カメラにより実現されてもよい。この場合、HMDセンサ120は、カメラから出力されるHMD110の画像情報を用いて、画像解析処理を実行することにより、HMD110の位置および傾きを検出することができる。
別の局面において、HMD110は、位置検出器として、HMDセンサ120の代わりに、センサ114を備えてもよい。HMD110は、センサ114を用いて、HMD110自身の位置および傾きを検出し得る。例えば、センサ114が角速度センサ、地磁気センサ、加速度センサ、あるいはジャイロセンサ等である場合、HMD110は、HMDセンサ120の代わりに、これらの各センサのいずれかを用いて、自身の位置および傾きを検出し得る。一例として、センサ114が角速度センサである場合、角速度センサは、現実空間におけるHMD110の3軸周りの角速度を経時的に検出する。HMD110は、各角速度に基づいて、HMD110の3軸周りの角度の時間的変化を算出し、さらに、角度の時間的変化に基づいて、HMD110の傾きを算出する。
注視センサ140は、ユーザ190の右目および左目の視線が向けられる方向(視線方向)を検出する。当該方向の検出は、例えば、公知のアイトラッキング機能によって実現される。注視センサ140は、当該アイトラッキング機能を有するセンサにより実現される。ある局面において、注視センサ140は、右目用のセンサおよび左目用のセンサを含むことが好ましい。注視センサ140は、例えば、ユーザ190の右目および左目に赤外光を照射するとともに、照射光に対する角膜および虹彩からの反射光を受けることにより各眼球の回転角を検出するセンサであってもよい。注視センサ140は、検出した各回転角に基づいて、ユーザ190の視線方向を検知することができる。
サーバ150は、コンピュータ200にプログラムを送信し得る。別の局面において、サーバ150は、他のユーザによって使用されるHMDに仮想現実を提供するための他のコンピュータ200と通信し得る。例えば、アミューズメント施設において、複数のユーザが参加型のゲームを行なう場合、各コンピュータ200は、各ユーザの動作に基づく信号を他のコンピュータ200と通信して、同じ仮想空間において複数のユーザが共通のゲームを楽しむことを可能にする。
ある実施の形態に従うと、HMDシステム100は、コントローラ160をさらに備えてもよい。コントローラ160はモーションセンサ130を含み得る。
コントローラ160は、ユーザ190からコンピュータ200への命令の入力を受け付ける。ある局面において、コントローラ160は、ユーザ190によって把持可能に構成される。別の局面において、コントローラ160は、ユーザ190の身体あるいは衣類の一部に装着可能に構成される。別の局面において、コントローラ160は、コンピュータ200から送られる信号に基づいて、振動、音、光のうちの少なくともいずれかを出力するように構成されてもよい。
モーションセンサ130は、ある局面において、ユーザの手に取り付けられて、ユーザの手の動きを検出する。例えば、モーションセンサ130は、手の回転速度、回転数等を検出する。検出された信号は、コンピュータ200に送られる。モーションセンサ130は、例えば、手袋型のコントローラ160に設けられている。ある実施の形態において、現実空間における安全のため、コントローラ160は、手袋型のようにユーザ190の手に装着されることにより容易に飛んで行かないものに装着されるのが望ましい。別の局面において、ユーザ190に装着されないセンサがユーザ190の手の動きを検出してもよい。例えば、ユーザ190を撮影するカメラの信号が、ユーザ190の動作を表わす信号として、コンピュータ200に入力されてもよい。モーションセンサ130とコンピュータ200とは、有線により、または無線により互いに接続される。無線の場合、通信形態は特に限られず、例えば、Bluetooth(登録商標)その他の公知の通信手法が用いられる。
[コンピュータのハードウェア構成]
図6を参照して、本実施の形態に係るコンピュータ200について説明する。図6は、一局面に従うコンピュータ200のハードウェア構成の一例を表すブロック図である。コンピュータ200は、主たる構成要素として、プロセッサ10と、メモリ11と、ストレージ12と、入出力インターフェイス13と、通信インターフェイス14とを備える。各構成要素は、それぞれ、バス15に接続されている。
プロセッサ10は、コンピュータ200に与えられる信号に基づいて、あるいは、予め定められた条件が成立したことに基づいて、メモリ11またはストレージ12に格納されているプログラムに含まれる一連の命令を実行する。ある局面において、プロセッサ10は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processor Unit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)その他のデバイスとして実現される。
メモリ11は、プログラムおよびデータを一時的に保存する。プログラムは、例えば、ストレージ12からロードされる。データは、コンピュータ200に入力されたデータと、プロセッサ10によって生成されたデータとを含む。ある局面において、メモリ11は、RAM(Random Access Memory)その他の揮発メモリとして実現される。
ストレージ12は、プログラムおよびデータを永続的に保持する。ストレージ12は、例えば、ROM(Read-Only Memory)、ハードディスク装置、フラッシュメモリ、その他の不揮発記憶装置として実現される。ストレージ12に格納されるプログラムは、HMDシステム100において仮想空間を提供するためのプログラム、シミュレーションプログラム、ゲームプログラム、ユーザ認証プログラム、他のコンピュータ200との通信を実現するためのプログラムを含む。ストレージ12に格納されるデータは、仮想空間を規定するためのデータおよびオブジェクト等を含む。
別の局面において、ストレージ12は、メモリカードのように着脱可能な記憶装置として実現されてもよい。さらに別の局面において、コンピュータ200に内蔵されたストレージ12の代わりに、外部の記憶装置に保存されているプログラムおよびデータを使用する構成が使用されてもよい。このような構成によれば、例えば、アミューズメント施設のように複数のHMDシステム100が使用される場面において、プログラムやデータの更新を一括して行なうことが可能になる。
ある実施の形態において、入出力インターフェイス13は、HMD110、HMDセンサ120、モーションセンサ130、およびコントローラ160との間で信号を通信する。ある局面において、入出力インターフェイス13は、USB(Universal Serial Bus)インターフェイス、DVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)その他の端子を用いて実現される。なお、入出力インターフェイス13は上述のものに限られない。
ある実施の形態において、入出力インターフェイス13は、さらに、コントローラ160と通信し得る。例えば、入出力インターフェイス13は、モーションセンサ130から出力された信号の入力を受ける。別の局面において、入出力インターフェイス13は、プロセッサ10から出力された命令を、コントローラ160に送る。当該命令は、振動、音声出力、発光等をコントローラ160に指示する。コントローラ160は、当該命令を受信すると、その命令に応じて、振動、音声出力または発光のいずれかを実行する。
通信インターフェイス14は、ネットワーク19に接続されて、ネットワーク19に接続されている他のコンピュータ(例えば、サーバ150)と通信する。ある局面において、通信インターフェイス14は、例えば、LAN(Local Area Network)その他の有線通信インターフェイス、あるいは、WiFi(Wireless Fidelity)(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、NFC(Near Field Communication)その他の無線通信インターフェイスとして実現される。なお、通信インターフェイス14は上述のものに限られない。
ある局面において、プロセッサ10は、ストレージ12に格納されている1つ以上のプログラムをメモリ11にロードし、当該プログラムに含まれる一連の命令を実行する。当該1つ以上のプログラムは、コンピュータ200のオペレーティングシステム、仮想空間を提供するためのアプリケーションプログラム、コントローラ160を用いて仮想空間で実行可能なゲームソフトウェア等を含み得る。プロセッサ10は、入出力インターフェイス13を介して、仮想空間を提供するための信号をHMD110に送る。HMD110は、その信号に基づいてモニタ112に映像を表示する。
図6に示される例では、コンピュータ200は、HMD110の外部に設けられる構成が示されているが、別の局面において、コンピュータ200は、HMD110に内蔵されてもよい。一例として、モニタ112を含む携帯型の情報通信端末(例えば、スマートフォン)がコンピュータ200として機能してもよい。
また、コンピュータ200は、複数のHMD110に共通して用いられる構成であってもよい。このような構成によれば、例えば、複数のユーザに同一の仮想空間を提供することもできるので、各ユーザは同一の仮想空間で他のユーザと同一のアプリケーションを楽しむことができる。
ある実施の形態において、HMDシステム100では、グローバル座標系が予め設定されている。グローバル座標系は、現実空間における鉛直方向、鉛直方向に直交する水平方向、ならびに、鉛直方向および水平方向の双方に直交する前後方向にそれぞれ平行な、3つの基準方向(軸)を有する。本実施の形態では、グローバル座標系は視点座標系の一つである。そこで、グローバル座標系における水平方向、鉛直方向(上下方向)、および前後方向は、それぞれ、x軸、y軸、z軸と規定される。より具体的には、グローバル座標系において、x軸は現実空間の水平方向に平行である。y軸は、現実空間の鉛直方向に平行である。z軸は現実空間の前後方向に平行である。
ある局面において、HMDセンサ120は、赤外線センサを含む。赤外線センサが、HMD110の各光源から発せられた赤外線をそれぞれ検出すると、HMD110の存在を検出する。HMDセンサ120は、さらに、各点の値(グローバル座標系における各座標値)に基づいて、HMD110を装着したユーザ190の動きに応じた、現実空間内におけるHMD110の位置および傾きを検出する。より詳しくは、HMDセンサ120は、経時的に検出された各値を用いて、HMD110の位置および傾きの時間的変化を検出できる。
グローバル座標系は現実空間の座標系と平行である。したがって、HMDセンサ120によって検出されたHMD110の各傾きは、グローバル座標系におけるHMD110の3軸周りの各傾きに相当する。HMDセンサ120は、グローバル座標系におけるHMD110の傾きに基づき、uvw視野座標系をHMD110に設定する。HMD110に設定されるuvw視野座標系は、HMD110を装着したユーザ190が仮想空間において物体を見る際の視点座標系に対応する。
[uvw視野座標系]
図7を参照して、uvw視野座標系について説明する。図7は、ある実施の形態に従うHMD110に設定されるuvw視野座標系を概念的に表す図である。HMDセンサ120は、HMD110の起動時に、グローバル座標系におけるHMD110の位置および傾きを検出する。プロセッサ10は、検出された値に基づいて、uvw視野座標系をHMD110に設定する。
図7に示されるように、HMD110は、HMD110を装着したユーザの頭部を中心(原点)とした3次元のuvw視野座標系を設定する。より具体的には、HMD110は、グローバル座標系を規定する水平方向、鉛直方向、および前後方向(x軸、y軸、z軸)を、グローバル座標系内においてHMD110の各軸周りの傾きだけ各軸周りにそれぞれ傾けることによって新たに得られる3つの方向を、HMD110におけるuvw視野座標系のピッチ方向(u軸)、ヨー方向(v軸)、およびロール方向(w軸)として設定する。
ある局面において、HMD110を装着したユーザ190が直立し、かつ、正面を視認している場合、プロセッサ10は、グローバル座標系に平行なuvw視野座標系をHMD110に設定する。この場合、グローバル座標系における水平方向(x軸)、鉛直方向(y軸)、および前後方向(z軸)は、HMD110におけるuvw視野座標系のピッチ方向(u軸)、ヨー方向(v軸)、およびロール方向(w軸)に一致する。
uvw視野座標系がHMD110に設定された後、HMDセンサ120は、HMD110の動きに基づいて、設定されたuvw視野座標系におけるHMD110の傾き(傾きの変化量)を検出できる。この場合、HMDセンサ120は、HMD110の傾きとして、uvw視野座標系におけるHMD110のピッチ角(θu)、ヨー角(θv)、およびロール角(θw)をそれぞれ検出する。ピッチ角(θu)は、uvw視野座標系におけるピッチ方向周りのHMD110の傾き角度を表す。ヨー角(θv)は、uvw視野座標系におけるヨー方向周りのHMD110の傾き角度を表す。ロール角(θw)は、uvw視野座標系におけるロール方向周りのHMD110の傾き角度を表す。
HMDセンサ120は、検出されたHMD110の傾き角度に基づいて、HMD110が動いた後のHMD110におけるuvw視野座標系を、HMD110に設定する。HMD110と、HMD110のuvw視野座標系との関係は、HMD110の位置および傾きに関わらず、常に一定である。HMD110の位置および傾きが変わると、当該位置および傾きの変化に連動して、グローバル座標系におけるHMD110のuvw視野座標系の位置および傾きが変化する。
ある局面において、HMDセンサ120は、赤外線センサからの出力に基づいて取得される赤外線の光強度および複数の点間の相対的な位置関係(例えば、各点間の距離など)に基づいて、HMD110の現実空間内における位置を、HMDセンサ120に対する相対位置として特定してもよい。また、プロセッサ10は、特定された相対位置に基づいて、現実空間内(グローバル座標系)におけるHMD110のuvw視野座標系の原点を決定してもよい。
[仮想空間]
図8を参照して、仮想空間についてさらに説明する。図8は、ある実施の形態に従う仮想空間2を表現する一態様を概念的に表す図である。仮想空間2は、中心21の360度方向の全体を覆う全天球状の構造を有する。図8では、説明を複雑にしないために、仮想空間2のうちの上半分の天球が例示されている。仮想空間2では各メッシュが規定される。各メッシュの位置は、仮想空間2に規定されるXYZ座標系における座標値として予め規定されている。コンピュータ200は、仮想空間2に展開可能なコンテンツ(静止画、動画等)を構成する各部分画像を、仮想空間2において対応する各メッシュにそれぞれ対応付けて、ユーザによって視認可能な仮想空間画像22が展開される仮想空間2をユーザに提供する。
ある局面において、仮想空間2では、中心21を原点とするXYZ座標系が規定される。XYZ座標系は、例えば、グローバル座標系に平行である。XYZ座標系は視点座標系の一種であるため、XYZ座標系における水平方向、鉛直方向(上下方向)、および前後方向は、それぞれX軸、Y軸、Z軸として規定される。したがって、XYZ座標系のX軸(水平方向)がグローバル座標系のx軸と平行であり、XYZ座標系のY軸(鉛直方向)がグローバル座標系のy軸と平行であり、XYZ座標系のZ軸(前後方向)がグローバル座標系のz軸と平行である。
HMD110の起動時、すなわちHMD110の初期状態において、仮想カメラ1が、仮想空間2の中心21に配置される。仮想カメラ1は、現実空間におけるHMD110の動きに連動して、仮想空間2を同様に移動する。これにより、現実空間におけるHMD110の位置および向きの変化が、仮想空間2において同様に再現される。
仮想カメラ1には、HMD110の場合と同様に、uvw視野座標系が規定される。仮想空間2における仮想カメラのuvw視野座標系は、現実空間(グローバル座標系)におけるHMD110のuvw視野座標系に連動するように規定されている。したがって、HMD110の傾きが変化すると、それに応じて、仮想カメラ1の傾きも変化する。また、仮想カメラ1は、HMD110を装着したユーザの現実空間における移動に連動して、仮想空間2において移動することもできる。
仮想カメラ1の向きは、仮想カメラ1の位置および傾きに応じて決まるので、ユーザが仮想空間画像22を視認する際に基準となる視線(基準視線5)は、仮想カメラ1の向きに応じて決まる。コンピュータ200のプロセッサ10は、基準視線5に基づいて、仮想空間2における視界領域23を規定する。視界領域23は、仮想空間2のうち、HMD110を装着したユーザの視界に対応する。
注視センサ140によって検出されるユーザ190の視線方向は、ユーザ190が物体を視認する際の視点座標系における方向である。HMD110のuvw視野座標系は、ユーザ190がモニタ112を視認する際の視点座標系に等しい。また、仮想カメラ1のuvw視野座標系は、HMD110のuvw視野座標系に連動している。したがって、ある局面に従うHMDシステム100は、注視センサ140によって検出されたユーザ190の視線方向を、仮想カメラ1のuvw視野座標系におけるユーザの視線方向とみなすことができる。
[ユーザの視線]
図9を参照して、ユーザの視線方向の決定について説明する。図9は、ある実施の形態に従うHMD110を装着するユーザ190の頭部を上から表した図である。
ある局面において、注視センサ140は、ユーザ190の右目および左目の各視線を検出する。ある局面において、ユーザ190が近くを見ている場合、注視センサ140は、視線R1およびL1を検出する。別の局面において、ユーザ190が遠くを見ている場合、注視センサ140は、視線R2およびL2を検出する。この場合、ロール方向wに対して視線R2およびL2がなす角度は、ロール方向wに対して視線R1およびL1がなす角度よりも小さい。注視センサ140は、検出結果をコンピュータ200に送信する。
コンピュータ200が、視線の検出結果として、視線R1およびL1の検出値を注視センサ140から受信した場合には、その検出値に基づいて、視線R1およびL1の交点である注視点N1を特定する。一方、コンピュータ200は、視線R2およびL2の検出値を注視センサ140から受信した場合には、視線R2およびL2の交点を注視点として特定する。コンピュータ200は、特定した注視点N1の位置に基づき、ユーザ190の視線方向N0を特定する。コンピュータ200は、例えば、ユーザ190の右目Rと左目Lとを結ぶ直線の中点と、注視点N1とを通る直線の延びる方向を、視線方向N0として検出する。視線方向N0は、ユーザ190が両目により実際に視線を向けている方向である。また、視線方向N0は、視界領域23に対してユーザ190が実際に視線を向けている方向に相当する。
別の局面において、HMDシステム100は、HMDシステム100を構成するいずれかのパーツに、マイクおよびスピーカを備えてもよい。ユーザは、マイクに発話することにより、仮想空間2に対して、音声による指示を与えることができる。
また、別の局面において、HMDシステム100は、テレビジョン放送受信チューナを備えてもよい。このような構成によれば、HMDシステム100は、仮想空間2においてテレビ番組を表示することができる。
さらに別の局面において、HMDシステム100は、インターネットに接続するための通信回路、あるいは、電話回線に接続するための通話機能を備えていてもよい。
[視界領域]
図10および図11を参照して、視界領域23について説明する。図10は、仮想空間2において視界領域23をX方向から見たYZ断面を表す図である。図11は、仮想空間2において視界領域23をY方向から見たXZ断面を表す図である。
図10に示されるように、YZ断面における視界領域23は、領域24を含む。領域24は、仮想カメラ1の基準視線5と仮想空間2のYZ断面とによって定義される。プロセッサ10は、仮想空間における基準視線5を中心として極角αを含む範囲を、領域24として規定する。
図11に示されるように、XZ断面における視界領域23は、領域25を含む。領域25は、基準視線5と仮想空間2のXZ断面とによって定義される。プロセッサ10は、仮想空間2における基準視線5を中心とした方位角βを含む範囲を、領域25として規定する。
ある局面において、HMDシステム100は、コンピュータ200からの信号に基づいて、視界画像26をモニタ112に表示させることにより、ユーザ190に仮想空間を提供する。視界画像26は、仮想空間画像22のうち視界領域23に重畳する部分に相当する。ユーザ190が、頭に装着したHMD110を動かすと、その動きに連動して仮想カメラ1も動く。その結果、仮想空間2における視界領域23の位置が変化する。これにより、モニタ112に表示される視界画像26は、仮想空間画像22のうち、仮想空間2においてユーザが向いた方向の視界領域23に重畳する画像に更新される。ユーザは、仮想空間2における所望の方向を視認することができる。
ユーザ190は、HMD110を装着している間、現実世界を視認することなく、仮想空間2に展開される仮想空間画像22のみを視認できる。そのため、HMDシステム100は、仮想空間2への高い没入感覚をユーザに与えることができる。
ある局面において、プロセッサ10は、HMD110を装着したユーザ190の現実空間における移動に連動して、仮想空間2において仮想カメラ1を移動し得る。この場合、プロセッサ10は、仮想空間2における仮想カメラ1の位置および向きに基づいて、HMD110のモニタ112に投影される画像領域(すなわち、仮想空間2における視界領域23)を特定する。
ある実施の形態に従うと、仮想カメラ1は、二つの仮想カメラ、すなわち、右目用の画像を提供するための仮想カメラと、左目用の画像を提供するための仮想カメラとを含むことが望ましい。また、ユーザ190が3次元の仮想空間2を認識できるように、適切な視差が、二つの仮想カメラに設定されていることが好ましい。本実施の形態においては、仮想カメラ1が二つの仮想カメラを含み、二つの仮想カメラのロール方向が合成されることによって生成されるロール方向(w)がHMD110のロール方向(w)に適合されるように構成されているものとして、本開示に係る技術思想を例示する。
[コントローラ]
図12を参照して、コントローラ160の一例について説明する。図12は、ある実施の形態に従うコントローラ160の概略構成を表す図である。
図12の分図(A)に示されるように、ある局面において、コントローラ160は、右コントローラ800と左コントローラとを含み得る。右コントローラ800は、ユーザ190の右手で操作される。左コントローラは、ユーザ190の左手で操作される。ある局面において、右コントローラ800と左コントローラとは、別個の装置として対称に構成される。したがって、ユーザ190は、右コントローラ800を把持した右手と、左コントローラを把持した左手とをそれぞれ自由に動かすことができる。別の局面において、コントローラ160は両手の操作を受け付ける一体型のコントローラであってもよい。以下、右コントローラ800について説明する。
右コントローラ800は、グリップ30と、フレーム31と、天面32とを備える。グリップ30は、ユーザ190の右手によって把持されるように構成されている。例えば、グリップ30は、ユーザ190の右手の掌と3本の指(中指、薬指、小指)とによって保持され得る。
グリップ30は、ボタン33,34と、モーションセンサ130とを含む。ボタン33は、グリップ30の側面に配置され、右手の中指による操作を受け付ける。ボタン34は、グリップ30の前面に配置され、右手の人差し指による操作を受け付ける。ある局面において、ボタン33,34は、トリガー式のボタンとして構成される。モーションセンサ130は、グリップ30の筐体に内蔵されている。なお、ユーザ190の動作がカメラその他の装置によってユーザ190の周りから検出可能である場合には、グリップ30は、モーションセンサ130を備えなくてもよい。
フレーム31は、その円周方向に沿って配置された複数の赤外線LED35を含む。赤外線LED35は、コントローラ160を使用するプログラムの実行中に、当該プログラムの進行に合わせて赤外線を発光する。赤外線LED35から発せられた赤外線は、右コントローラ800と左コントローラ(図示しない)との各位置や姿勢(傾き、向き)を検出するために使用され得る。図12に示される例では、二列に配置された赤外線LED35が示されているが、配列の数は図12に示されるものに限られない。一列あるいは3列以上の配列が使用されてもよい。
天面32は、ボタン36,37と、アナログスティック38とを備える。ボタン36,37は、プッシュ式ボタンとして構成される。ボタン36,37は、ユーザ190の右手の親指による操作を受け付ける。アナログスティック38は、ある局面において、初期位置(ニュートラルの位置)から360度任意の方向への操作を受け付ける。当該操作は、例えば、仮想空間2に配置されるオブジェクトを移動するための操作を含む。
ある局面において、右コントローラ800および左コントローラは、赤外線LED35その他の部材を駆動するための電池を含む。電池は、充電式、ボタン型、乾電池型等を含むが、これらに限定されない。別の局面において、右コントローラ800と左コントローラは、例えば、コンピュータ200のUSBインターフェイスに接続され得る。この場合、右コントローラ800および左コントローラは、電池を必要としない。
図12の分図(B)は、右コントローラ800を把持するユーザ190の右手に対応して仮想空間に配置されるハンドオブジェクト810の一例を示す。例えば、ユーザ190の右手に対応するハンドオブジェクト810に対して、ヨー、ロール、ピッチの各方向が規定される。例えば、入力操作が、右コントローラ800のボタン34に対して行なわれると、ハンドオブジェクト810の人差し指を握りこんだ状態とし、入力操作がボタン34に対して行なわれていない場合には、分図(B)に示すように、ハンドオブジェクト810の人差し指を伸ばした状態とすることもできる。例えば、ハンドオブジェクト810において親指と人差し指とが伸びている場合に、親指の伸びる方向がヨー方向、人差し指の伸びる方向がロール方向、ヨー方向の軸およびロール方向の軸によって規定される平面に垂直な方向がピッチ方向としてハンドオブジェクト810に規定される。
[HMDの制御装置]
図13を参照して、HMD110の制御装置について説明する。ある実施の形態において、制御装置は周知の構成を有するコンピュータ200によって実現される。図13は、ある実施の形態に従うコンピュータ200をモジュール構成として表わすブロック図である。
図13に示されるように、コンピュータ200は、表示制御モジュール220と、仮想空間制御モジュール230と、メモリモジュール240と、通信制御モジュール250とを備える。表示制御モジュール220は、サブモジュールとして、仮想カメラ制御モジュール221と、視界領域決定モジュール222と、視界画像生成モジュール223と、基準視線特定モジュール224とを含む。仮想空間制御モジュール230は、サブモジュールとして、仮想空間定義モジュール231と、仮想オブジェクト生成モジュール232と、手オブジェクト管理モジュール233とを含む。
ある実施の形態において、表示制御モジュール220と仮想空間制御モジュール230とは、プロセッサ10によって実現される。別の実施の形態において、複数のプロセッサ10が表示制御モジュール220と仮想空間制御モジュール230として作動してもよい。メモリモジュール240は、メモリ11またはストレージ12によって実現される。通信制御モジュール250は、通信インターフェイス14によって実現される。
ある局面において、表示制御モジュール220は、HMD110のモニタ112における画像表示を制御する。仮想カメラ制御モジュール221は、仮想空間2に仮想カメラ1を配置し、仮想カメラ1の挙動、向き等を制御する。視界領域決定モジュール222は、視界領域23を規定する。視界画像生成モジュール223は、決定された視界領域23に基づいて、モニタ112に表示される視界画像26を生成する。
基準視線特定モジュール224は、注視センサ140からの信号に基づいて、ユーザ190の視線を特定する。
仮想空間制御モジュール230は、ユーザ190に提供される仮想空間2を制御する。
仮想空間定義モジュール231は、仮想空間2を表わす仮想空間データを生成することにより、HMDシステム100における仮想空間2を規定する。
仮想オブジェクト生成モジュール232は、仮想空間2に表示される対象物を生成する。対象物は、一例では、ネットワーク19(図1等)上の他のHMDシステム100のユーザのアバター、チャットルームの内装、および/または、当該チャットルームに配置される装飾物を含む。対象物は、他の例では、ゲームのストーリーの進行に従って表示される森、山その他を含む風景、動物等を含む。
手オブジェクト管理モジュール233は、手オブジェクトを仮想空間2に配置する。以下の説明において、仮想空間2に配置された手オブジェクトは、「仮想手」とも称する。
手オブジェクトは、例えば、コントローラ160を保持したユーザ190の右手あるいは左手に対応する。ある局面において、手オブジェクト管理モジュール233は、左手オブジェクト910または右手オブジェクト920を仮想空間2に配置するためのデータを生成する。別の局面において、手オブジェクト管理モジュール233は、ユーザ190によるコントローラ160の操作に応じて、左手オブジェクト910または右手オブジェクト920が他のオブジェクト(例えば、オブジェクト900またはオブジェクト1000)を回転させる動作を示すためのデータを生成する。当該動作は、例えば、オブジェクト900として示されるハンドルを握る手が、当該ハンドルを回転させることを含む。
メモリモジュール240は、コンピュータ200が仮想空間2をユーザ190に提供するために使用されるデータを保持している。ある局面において、メモリモジュール240は、空間情報241と、オブジェクト情報242と、ユーザ情報243とを保持している。
空間情報241は、仮想空間2を提供するために規定された1つ以上のテンプレートを保持している。
オブジェクト情報242は、仮想空間2において再生されるコンテンツ、当該コンテンツで使用されるオブジェクトを表示するための情報を保持している。当該コンテンツは、例えば、ゲーム、現実社会と同様の風景を表したコンテンツ等を含み得る。
ユーザ情報243は、HMDシステム100の制御装置としてコンピュータ200を機能させるためのプログラム、オブジェクト情報242に保持される各コンテンツを使用するアプリケーションプログラム等を保持している。メモリモジュール240に格納されているデータおよびプログラムは、HMD110のユーザによって入力される。あるいは、プロセッサ10が、当該コンテンツを提供する事業者が運営するコンピュータ(例えば、サーバ150)からプログラムあるいはデータをダウンロードして、ダウンロードされたプログラムあるいはデータをメモリモジュール240に格納する。
通信制御モジュール250は、ネットワーク19を介して、サーバ150その他の情報通信装置と通信し得る。
ある局面において、表示制御モジュール220および仮想空間制御モジュール230は、ユニティテクノロジーズ社によって提供されるUnity(登録商標)を用いて実現され得る。
[サーバのハードウェア構成]
図14を参照して、本実施の形態に係るサーバ150について説明する。図14は、一局面に従うサーバ150のハードウェア構成の一例を表すブロック図である。サーバ150は、主たる構成要素として、プロセッサ510と、メモリ511と、ストレージ512と、通信インターフェース514とを備える。各構成要素は、それぞれ、バス515に接続されている。
プロセッサ510は、サーバ150に与えられる信号に基づいて、あるいは、予め定められた条件が成立したことに基づいて、メモリ511またはストレージ512に格納されているプログラムに含まれる一連の命令を実行する。ある局面において、プロセッサ510は、CPU、MPU、FPGA、その他のデバイスとして実現される。
メモリ511は、プログラムおよびデータを格納する。プログラムは、例えば、ストレージ512からロードされる。データは、サーバ150に入力されたデータと、プロセッサ510によって生成されたデータとを含む。メモリ511は、RAMその他の揮発メモリとしても実現される。
ストレージ512は、プログラムおよびデータを永続的に保持する。ストレージ512は、例えば、ROM、ハードディスク装置、フラッシュメモリ、その他の不揮発記憶装置として実現される。ストレージ512に格納されるプログラムは、マッチングシステムの各HMDシステム100において提供される仮想空間を、他のHMDシステム100における入力に従って調整するためのプログラムを含む。ストレージ512は、マッチングシステムの各ユーザの情報を格納するためのユーザ情報格納部512Aを含む。
通信インターフェース514は、ネットワーク19を介して他のコンピュータ(例えば、コンピュータ200)と通信する。ある局面において、通信インターフェース514は、例えば、LANその他の有線通信インターフェイス、あるいは、WiFi、Bluetooth(登録商標)、NFC、その他の無線通信インターフェイスとして実現される。
ただし、通信インターフェース514は上述のものに限られない。
[制御構造]
図15を参照して、HMDシステム100の制御構造について説明する。図15は、ある実施の形態に従うHMDシステム100において実行される処理の一部を表わすシーケンスチャートである。
ステップS1510にて、コンピュータ200のプロセッサ10は、仮想空間定義モジュール231として、仮想空間画像データを特定する。
ステップS1520にて、プロセッサ10は、仮想カメラ1を初期化する。例えば、プロセッサ10は、仮想カメラ1を仮想空間2において予め規定された中心点に配置し、仮想カメラ1の視線をユーザ190が向いている方向に向ける。
ステップS1530にて、プロセッサ10は、視界画像生成モジュール223として、初期の視界画像を表示するための視界画像データを生成する。生成された視界画像データは、視界画像生成モジュール223を介して通信制御モジュール250によってHMD110に送られる。
ステップS1532にて、HMD110のモニタ112は、コンピュータ200から受信した信号に基づいて、視界画像を表示する。HMD110を装着したユーザ190は、視界画像を視認すると仮想空間2を認識し得る。
ステップS1534にて、HMDセンサ120は、HMD110から発信される複数の赤外線光に基づいて、HMD110の位置と傾きを検知する。検知結果は、動き検知データとして、コンピュータ200に送られる。
ステップS1540にて、プロセッサ10は、HMD110の位置と傾きとに基づいて、HMD110を装着したユーザ190の視界方向を特定する。プロセッサ10は、アプリケーションプログラムを実行し、アプリケーションプログラムに含まれる命令に基づいて、仮想空間2においてオブジェクトを表示させる。ユーザ190は、そのアプリケーションプログラムの実行により仮想空間2において視認可能なコンテンツを楽しむ。ある局面において、当該コンテンツは、お見合いアプリケーションを含む。お見合いアプリケーションは、2つ以上のアバターを表示させ、当該2つ以上のアバターから1つ以上のアバターを指定する入力を受付ける。お見合いアプリケーションは、指定された入力をサーバ150に送る。サーバ150は、複数のユーザのそれぞれによって実行されるお見合いアプリケーションからの入力に基づいて、複数のユーザのうち2以上のユーザ同士をマッチングさせる。
ステップS1542にて、プロセッサ10は、決定された仮想ユーザの状態に基づいて、視界画像を更新する。そして、プロセッサ10は、更新された視界画像を表示させるためのデータ(視界画像データ)をHMD110に出力する。
ステップS1544にて、HMD110のモニタ112は、受信した視界画像データに基づいて視界画像を更新し、更新後の視界画像を表示する。
ステップS1550にて、コントローラ160は、ユーザ190の操作を検出する。検出された操作を示す信号は、コンピュータ200に送られる。当該信号は、表示された2つ以上のアバターのうち1つ以上のアバターを指定する操作を含む。より具体的には、当該信号は、仮想手を表示させ、当該仮想手で、表示された2つ以上のアバターのうち1つ以上のアバターに触れる動作を示す操作を含む。
ステップS1552にて、注視センサ140は、ユーザ190の視線を検出する。検出された視線についての検出値を示す信号は、コンピュータ200に送られる。本明細書では、アバターの上に注視点が置かれることも、「アバターを指定する」こととして取り扱う。
すなわち、本実施の形態では、コンピュータ200は、ユーザ190がコントローラ160を操作することにより仮想手でアバターに触れたこと、および/または、ユーザ190の注視点がアバター上に置かれたことが、仮想ユーザがアバターを指定したと扱われる。
ステップS1554にて、プロセッサ10は、仮想ユーザがアバターを指定したことを示す入力をサーバ150へ送信する。
サーバ150は、各コンピュータ200のプロセッサ10から、各仮想ユーザが仮想空間上のどのユーザを指定したかについての入力を受け付ける。当該入力が所定の条件を満たしたことに基づいて、サーバ150は、マッチングシステムに参加する複数のユーザのうち2以上のユーザをマッチングする。サーバ150は、マッチングされたユーザが使用するコンピュータ200のプロセッサ10に対して、所定の指示を送信する。
ステップS1560にて、プロセッサ10は、サーバ150から所定の指示を受信する。
ステップS1570にて、プロセッサ10は、サーバ150からの指示に応じて視界画面を更新し、更新後の視界画像を表示させるためのデータ(視界画像データ)をHMD110に出力する。
ステップS1572にて、HMD110のモニタ112は、受信した視界画像データに基づいて視界画像を更新し、更新後の視界画像を表示する。
[データ構造]
図16を参照して、サーバ150のデータ構造について説明する。図16は、サーバ150のユーザ情報格納部512Aに格納される情報の内容の一例を模式的に示す図である。本開示に係るマッチングシステムでは、サーバ150は、マッチングシステムに参加する複数のユーザのそれぞれに関する情報を用いて、各HMDシステム100のコンピュータ200にアプリケーションに関する指示を生成する。
図16を参照して、ユーザ情報格納部512Aは、各ユーザに固有の情報(ユーザID)を格納する。ユーザ情報格納部512Aには、各ユーザIDに関連付けられて、5種類の情報(ユーザ情報、閲覧設定情報、被閲覧設定情報、被閲覧履歴、および、個人設定情報)が格納されている。
図17は、図16の「ユーザ情報」の内容の一例を模式的に示す図である。図17を参照して、ユーザ情報は、表示名、性別、年齢、紹介を希望する性別、紹介を希望する年齢、および、IP(Internet Protocol)アドレスを含む。表示名は、各ユーザについて、マッチングアプリケーションにおいてマッチング候補として表示されるときの名称である。性別は、各ユーザの性別である。年齢は、各ユーザの性別である。紹介を希望する性別は、各ユーザがマッチング候補として希望するユーザの性別を特定する情報である。紹介を希望する年齢は、各ユーザがマッチング候補として希望するユーザの年齢(年齢層)を特定する情報である。IPアドレスは、各ユーザによって使用されるHMDシステム100のコンピュータ200がネットワーク19に接続した最新のIPアドレスである。
図17のユーザ情報に含まれるすべての情報のうち、IPアドレス以外は、たとえば各ユーザによって登録される。より具体的には、各ユーザは、コンピュータ200等を介して、サーバ150に各情報を登録する。IPアドレスは、たとえば、サーバ150のプロセッサ510によって特定され、格納される。
図18は、図16の「閲覧設定情報」の内容の一例を模式的に示す図である。図18を参照して、閲覧設定情報は、各日の閲覧数設定と被閲覧通知設定とを含む。
各日の閲覧数設定は、各日に、各ユーザが閲覧することが許可されるマッチング候補の数を規定する情報である。各日の閲覧数設定の値は、たとえば予め定められている。プロセッサ510は、コンピュータ200からの入力に応じて、ユーザごとに、各日の閲覧数設定の値を変更し得る。マッチングシステムは、たとえばユーザがコンピュータ200に所定の情報を入力したことに応じて、各日の閲覧数設定の値を変更し得る。この入力は、マッチングシステムの運営者に対する料金の支払いのための入力を含む。すなわち、マッチングシステムは、ユーザに課金することにより、各日の閲覧数設定の値を変更してもよい。
被閲覧通知設定は、ユーザごとに、当該ユーザに提供される仮想空間において特別な報知の有無を表わす情報である。特別な報知の一例は、マッチングシステムにおいて、当該ユーザに対応するアバターを他のユーザが一定時間以上連続して指定している事態の発生の報知である。被閲覧通知設定の値は、「ON」または「OFF」である。当該値が「ON」であれば当該報知が行なわれ、当該値が「OFF」であれば当該報知は行なわれない。
より具体的には、サーバ150は、ユーザAおよびユーザBのそれぞれに仮想空間が提供されている場合に、ユーザBがユーザAに対応するアバターを一定時間以上連続して指定している事態が発生したとき、当該事態の発生をユーザAに通知する。サーバ150は、ユーザA,Bのそれぞれが使用するHMDシステム100のコンピュータ200のそれぞれから、ユーザA,Bのそれぞれがどのアバターを指定しているかを示す情報を取得する。ユーザAの被閲覧通知設定の値が「ON」である場合であって、ユーザBがユーザAを一定時間以上連続して指定されている事態が発生したときには、サーバ150は、当該事態の発生を、ユーザAが使用するHMDシステム100のコンピュータ200へ送信する。これにより、コンピュータ200は、当該事態の発生を報知する。報知態様は、図30を参照して後述する。
被閲覧通知設定の値として、たとえばデフォルトで値「OFF」が設定されている。プロセッサ510は、コンピュータ200からの入力に応じて、ユーザごとに、被閲覧通知設定の値を変更し得る。マッチングシステムは、たとえばユーザがコンピュータ200に所定の情報を入力したことに応じて、被閲覧通知設定の値を「OFF」から「ON」へ変更してもよい。この入力は、マッチングシステムの運営者に対する料金の支払いのための入力を含む。すなわち、マッチングシステムは、課金に応じてユーザから支払われる料金に応じて、被閲覧通知設定の値を「OFF」から「ON」へ変更してもよい。
図19は、図16の「被閲覧設定情報」の内容の一例を模式的に示す図である。被閲覧設定情報は、優先配置設定と優先紹介設定とを含む。
優先配置設定は、仮想空間において、当該ユーザに対応するアバターの配置が優先される度合いを規定する。優先配置設定の値は、たとえば、ランク1〜ランク5であり、ランク1は最も優先度合いが高く、ランク5は最も優先度合いが低い。サーバ150は、コンピュータ200のそれぞれに対して、マッチング候補のユーザのそれぞれに対応するアバターの表示において、優先度合いが高いユーザのアバターを低いユーザのアバターよりも、仮想空間のより見やすい位置に配置することを指示する。
プロセッサ510は、コンピュータ200からの入力に応じて、ユーザごとに、優先配置設定の値を変更し得る。すなわち、マッチングシステムは、ユーザに課金することにより、優先配置設定の値を変更してもよい。
優先紹介設定は、ユーザに対するマッチング候補の選択の範囲を規定する。優先紹介設定の値は、たとえば、ランク1〜ランク5であり、ランク1は最も優先度合いが高く、ランク5は最も優先度合いが低い。サーバ150は、ユーザのマッチング候補として、当該ユーザの「紹介を希望する性別」および「紹介を希望する年齢」(図17)に該当するユーザを選択する。当該選択の際に、サーバ150は、優先紹介設定によって規定される優先度が高いほどより広い範囲からユーザを選択する。たとえば、サーバ150は、ユーザAの優先紹介設定によって規定される優先度が一定以上高い(たとえば、ランク3、ランク2、または、ランク1)ことを条件として、芸能人等の一般的にセレブとされるユーザを、ユーザAに対するマッチング候補のユーザに含める。
図20は、図16の「被閲覧履歴」の内容の一例を模式的に示す図である。被閲覧履歴では、閲覧者IDが閲覧時刻に関連付けられている。図20の例では、閲覧時刻「2016.9.1 22:02」と閲覧者ID「000046」とが関連つけられている。このことは、2016年9月1日の22時02分に、ユーザID000046のユーザが、図20の被閲覧履歴に対応するユーザを指定したことを示す。
被閲覧履歴における情報の登録の一例を説明する。各HMDシステム100のコンピュータ200は、当該HMDシステム100を使用するユーザが仮想空間に表示されるアバターを指定すると、指定されたアバターをサーバ150に通知する。サーバ150は、当該通知に応じて、指定されたアバターに対応するユーザの「被閲覧履歴」において、通知元のHMDシステム100を使用するユーザのユーザIDを閲覧者IDとして、通知の時刻(閲覧時刻)とともに登録する。より具体的には、ユーザBがユーザAを指定した場合、ユーザAの「被閲覧履歴」において、ユーザBのユーザIDを「閲覧者ID」として通知の時刻とともに登録する。HMDシステム100のコンピュータ200は、所定時間継続してアバターが指定されたことを条件としてサーバ150へ上記通知を行なってもよい。
図21は、図16の「個人設定情報」の内容の一例を模式的に示す図である。個人設定情報は、アバター設定と空間設定とを含む。
アバター設定は、当該ユーザのアバターを特定する。アバター設定の一例は、画像ファイル(図21中のファイル名「画像ファイル01」のファイル)である。各ユーザは、たとえば、コンピュータ200を介して、サーバ150に画像を登録する。登録される画像は、たとえば、当該ユーザの顔写真である。マッチングシステムの各HMDシステム100のコンピュータ200は、仮想空間において、当該ユーザに対応するアバターとして、当該ユーザによって登録された画像を提示する。サーバ150は、ユーザがコンピュータ200に所定の情報を入力したことに応じて、上記画像に特別な処理を施してもよい。この入力は、マッチングシステムの運営者に対する料金の支払いのための入力を含む。すなわち、マッチングシステムは、ユーザに課金することにより、ユーザから登録された画像に特別な処理を施すように構成されていてもよい。
空間設定は、当該ユーザに固有のチャットルームの内装および装飾品を特定する。図21の例において、空間設定は、「部屋02」および「テーブル01」を含む。「部屋02」は、チャットルームの内装の種類を特定する。「テーブル01」は、チャットルームに配置される装飾品の種類を特定する。サーバ150は、たとえばユーザがコンピュータ200に所定の情報を入力したことに応じて、空間設定に新たなアイテムを登録してもよい。さらに、サーバ150は、たとえばユーザがコンピュータ200に所定の情報を入力したことに応じて、空間設定に特別なアイテムを登録することを許可してもよい。すなわち、マッチングシステムは、ユーザに課金することにより、空間設定におけるアイテムの追加や特別のアイテムの登録を許可するように構成されていてもよい。
[処理の流れ]
マッチングシステムでは、複数のユーザのそれぞれが、HMDシステム100を使用して仮想空間を見る。ユーザが提供される仮想空間画像は、マッチング候補のユーザを閲覧するための仮想空間画像を含む。ユーザは、他のユーザとのマッチングが成立した後に、チャットルームを表わす仮想空間画像を提供されてもよい。
マッチングシステムにおいて、サーバ150は、各ユーザにマッチング候補を提供するための処理、および、ユーザ同士をマッチングするための処理を実行する。以下に、各処理の流れを説明する。
(1)マッチング候補の提供
図22は、サーバ150が各ユーザにマッチング候補を提供するための処理のフローチャートである。プロセッサ510は、たとえば、メモリ511に格納されたプログラムを実行することにより、当該処理を実現する。
図22を参照して、ステップS1で、プロセッサ510は、マッチングシステムの各HMDシステム100のコンピュータ200から、ユーザの入力を特定する情報を受信する。ステップS1で受信される入力は、たとえば、マッチング候補の提供の要求を表わす。
ステップS3で、プロセッサ510は、ステップS1で入力を受信したコンピュータ200を使用するユーザ(提供先のユーザ)に対するマッチング候補を選択する。
ステップS3におけるマッチング候補の選択は、たとえば以下のように実現される。すなわち、プロセッサ510は、マッチングシステムに登録する複数のユーザおよび提供先のユーザのユーザ情報(図17)を参照することにより、上記提供先のユーザのマッチング候補を、当該複数のユーザから選択する。プロセッサ510は、たとえば、提供先のユーザの「紹介を希望する性別」と「紹介を希望する年齢」とを参照する。そして、プロセッサ510は、上記複数のユーザから、性別が上記「紹介を希望する性別」と一致し、かつ、年齢が「紹介を希望する年齢」に含まれるユーザを、マッチング候補として選択する。
ステップS5で、プロセッサ510は、ステップS3で選択したマッチング候補を、ステップS1で入力を受付けたコンピュータ200に送信する。その後、プロセッサ510は、図22の処理を終了する。
なお、コンピュータ200は、ステップS5で送信されたマッチング候補を、ステップS1560(図15)で受信する。これに応じて、コンピュータ200は、ステップS1570で、受信したマッチング候補を表示するための視界画像データを生成し、HMD110へ送信する。これに応じて、ステップS1572で、HMD110のモニタ112は、図2等を参照して説明されたような、マッチング候補を提示するための画像を表示する。
(2)ユーザ同士のマッチング
図23は、マッチングシステムにおいてユーザをマッチングするための処理のフローチャートである。プロセッサ510は、たとえば、メモリ511に格納されたプログラムを実行することにより、当該処理を実現する。
図23を参照して、ステップS10で、プロセッサ510は、マッチングシステムの各HMDシステム100のコンピュータ200から、ユーザの入力を特定する情報を受信する。
ステップS20で、プロセッサ510は、マッチングシステムの複数のユーザにおけるマッチングの成否を判断する。図24は、ステップS20におけるマッチングの成否の判断のサブルーチンのフローチャートである。
図24を参照して、ステップS22で、プロセッサ510は、ステップS10(図23)で受信した情報に基づいて、互いに一定時間以上視線を交わし合ったカップル(ユーザの組)が存在するか否かを判断する。
たとえば、プロセッサ510は、ユーザAが一定時間以上のユーザBに対応するアバターの上に注視点を置き、かつ、ユーザBが一定時間以上のユーザAに対応するアバターの上に注視点を置いた場合、プロセッサ510は、ユーザAとユーザBを、互いに一定時間以上視線を交わし合ったカップルであると認定する。このようなカップルとして認定されるために、ユーザAがユーザBに対応するアバターの上に注視点を置いた期間とユーザBがユーザAに対応するアバターの上に注視点を置いた期間とが重なりを持つことを必要とされてもよいし、必要とされなくてもよい。
プロセッサ510は、上記のようなカップルが存在すると判断すると(ステップS22にてYES)、ステップS24へ制御を進め、上記のようなカップルが存在しないと判断すると(ステップS22にてNO)、ステップS26へ制御を進める。
ステップS24で、プロセッサ510は、マッチングが成立したと決定して、図23へ制御を戻す。ステップS24において、プロセッサ510は、2組以上のカップルのマッチングが成立したと判断してもよい。
ステップS26で、プロセッサ510は、マッチングが成立しなかったことを決定して、図23へ制御を戻す。
図23に戻って、プロセッサ510は、ステップS20でマッチングの成否を判断した後、ステップS30へ制御を進める。
ステップS30で、プロセッサ510は、ステップS20における判断の結果に基づき、マッチングが成立しているか否かを判断する。プロセッサ510は、成立していると判断すると(ステップS30にてYES)、ステップS40へ制御を進め、成立していないと判断すると(ステップS30にてNO)、ステップS10へ制御を戻す。
ステップS40で、プロセッサ510は、ステップS30でマッチングが成立したカップルごとに、チャットルームを割り当てる。一例では、プロセッサ510は、予め作成されているチャットルームを、マッチングが成立したユーザのカップルに割り当てる。ステップS40で、プロセッサ510は、マッチングが成立したと判断したユーザが使用するコンピュータ200に、当該ユーザに対して割り当てられたチャットルームにアクセスするための情報(たとえば、URL(Uniform Resource Locator))を送信してもよい。
ステップS50以降の制御で、サーバ150は、当該チャットルームに関する制御を実行するチャットサーバとしても機能し得る。
マッチングが成立したユーザは、コンピュータ200を使用して当該チャットルームにアクセスすることができる。これにより、マッチングしたユーザが使用するHMD110のモニタ112には、たとえば図4に示されたような仮想空間画像が表示される。当該仮想空間画像内には、当該ユーザに対してマッチングされたユーザに対応するアバターが表示される。
チャットルームにアクセスしたユーザは、コントローラ160を操作し、かつ/または、当該ユーザが装着しているHMD110の向きを調整して注視点を制御する。これに応じて、当該HMD110に接続されたコンピュータ200はサーバ150へ情報を入力する。
ステップS50で、プロセッサ510は、チャットルームにアクセスするユーザが操作するコンピュータ200から入力があったか否かを判断する。プロセッサ510は、入力があったと判断するまでステップS50で制御を留める。プロセッサ510は、入力があったと判断すると、ステップS60へ制御を進める。
ステップS60で、プロセッサ510は、ユーザからの入力がチャットを終了するものであるか否かを判断する。プロセッサ510は、当該入力がチャットを終了するものであると判断すると(ステップS60にてYES)、ステップS70へ制御を進め、当該入力がチャットを終了するものではないと判断すると(ステップS60にてNO)、ステップS80へ制御を進める。
ステップS70で、プロセッサ510は、終了することを入力されたチャットの対象のユーザの双方に、チャットを終了するメッセージを送信する。プロセッサ510は、これらのユーザへのチャットルームの割り当てを解除した後、図23の処理は終了する。
ステップS80で、プロセッサ510は、ユーザから入力された情報に従って、当該ユーザが参加するチャットの画面を更新する。
ステップS90で、プロセッサ510は、更新後のチャットの画面を構成する画像データを、当該チャットに参加する双方のユーザが使用するコンピュータ200のそれぞれへ送信する。これにより、それぞれのユーザのHMD110のモニタ112において表示される仮想空間画面が更新される。
以上説明された図23の処理によれば、マッチングシステムにおいて、二人のユーザが互いに一定時間以上互いに相手のアバターを見つめた場合、当該二人のユーザのマッチングが成立する。すなわち、本実施の形態では、ユーザAがユーザBとマッチングされるためには、ユーザAは、ユーザBに対応するアバターの上に一定時間以上注視点を置いている必要がある。したがって、ユーザAがユーザBに対応するアバターの上に注視点を置いていた期間が一定時間に満たないほんの短い時間のみであった場合には、ユーザAはユーザBとマッチングされることはない。例えば、ユーザが他のユーザに対応するアバターの上に一定時間以上注視点を置いているか否かは、注視センサ140の出力に基づいて検出されるユーザの視線が、他のユーザに対応するアバターに向けられているかによって判定することとしてもよい。また、HMDを装着するユーザの頭部の動きにより定まる基準視線5をユーザの視線とみなして、ユーザの視線が他のユーザに対応するアバターに向けられているかを判定してもよい。
マッチングが成立すると、当該二人のユーザは、当該二人のユーザに対して設定されたチャットルームに入室する。マッチングシステムは、チャットルームの画像を、仮想空間として提供する。これにより、マッチングされた二人は、仮想空間において、一対一の会話を享受することができる。
(マッチングの成否)
図25は、図23のステップS20のサブルーチンの他の例のフローチャートである。
マッチングの成立の条件は、図23に示されたように仮想空間で相手のアバターを一定時間以上見合ったことに限定されない。図25を参照して、図23のステップS20のサブルーチンの他の例を説明する。
図25を参照して、ステップSA22で、プロセッサ510は、ステップS10(図22)で受信した情報に基づいて、互いに一定時間以上仮想手で触れ合ったカップル(ユーザの組)が存在するか否かを判断する。
たとえば、プロセッサ510は、ユーザAが一定時間以上のユーザBに対応するアバターを仮想手で触れる操作を実行し、かつ、ユーザBが一定時間以上のユーザAに対応するアバターを仮想手で触れる操作を実行した場合、プロセッサ510は、ユーザAとユーザBを、互いに一定時間以上仮想手で触れ合ったカップルであると認定する。このようなカップルとして認定されるために、ユーザAがユーザBに対応するアバターを仮想手で触れた期間とユーザBがユーザAに対応するアバターを仮想手で触れた期間とが重なりを持つことを必要とされてもよいし、必要とされなくてもよい。
プロセッサ510は、上記のようなカップルが存在すると判断すると(ステップSA22でYES)、ステップSA24へ制御を進め、上記のようなカップルが存在しないと判断すると(ステップSA22でNO)、ステップSA26へ制御を進める。
ステップSA24で、プロセッサ510は、マッチングが成立したと決定して、図22へ制御を戻す。ステップSA24において、プロセッサ510は、2組以上のカップルのマッチングが成立したと判断してもよい。
ステップSA26で、プロセッサ510は、マッチングが成立しなかったことを決定して、図23へ制御を戻す。
図25の処理では、相手のアバターを仮想手で一定時間以上触れ合ったことを条件としてマッチングが成立する。
本開示のマッチングシステムでは、図24に示されたようにアバターを一定時間以上見続けたことと、図25に示されたように一定時間以上仮想手で触れあったことのいずれか一方が成立したことを条件としてマッチングが成立してもよい。
(チャットルームの終了前の通知)
図26は、チャットルームの終了前の通知について説明するための図である。プロセッサ510は、マッチングされたユーザのカップルについて開設されたチャットルームを、開設から所定時間が経過したことを条件として終了してもよい。プロセッサ510は、終了時間以前の予め定められたタイミングで、図26においてウィンドウ2231X,2241Xとして示されるように、チャットルームの表示について、終了時間が到来したこと(または、迫っていること)を報知する情報の表示を指示してもよい。
図27を参照して、他の局面に従う処理について説明する。図27は、図23の処理の変形例のフローチャートである。この場合、図23を参照して説明された処理は、図27に示されるように変形される。
図27の処理は、図23の処理と比較して、ステップS42,S44,S46の制御を含む。より具体的には、プロセッサ510は、ステップS40でチャットルームを開設した後、ステップS42へ制御を進める。
ステップS42で、プロセッサ510は、ステップS40でチャットが開設されてから所定時間が経過したか否かを判断する。プロセッサ510は、まだ所定時間が経過していないと判断すると(ステップS42でNO)、ステップS50へ制御を進め、所定時間が経過したと判断すると(ステップS42でYES)、ステップS44へ制御を進める。
ステップS44で、プロセッサ510は、チャットルームの対象のユーザに、チャットルームの終了が迫っていることを通知する。当該通知により、各ユーザのHMD装置110で表示される画像では、たとえば図25にウィンドウ2231X,2241Xとして示されるメッセージが表示される。
図26には、ユーザAに提供される仮想空間内の仮想空間画像22Aと、ユーザBに提供される仮想空間内の仮想空間画像22Bとが示されている。図26の仮想空間画像22Aは、領域2231内にウィンドウ2231Xを含む。ウィンドウ2231Xは、メッセージ「残り30秒でチャットが終了します。継続する場合には、延長用情報を入力してください。」を表示する。仮想空間画像22Bは、領域2241内にウィンドウ2231Yを含む。ウィンドウ2231Yは、ウィンドウ2231Xが表示しているのと同じメッセージを表示する。より具体的には、プロセッサ510は、該当するHMDシステム100に、当該メッセージの表示を指示する。指示を送信されたHMDシステム100のモニタ112は、当該メッセージを表示する。
この例において、「延長用情報」は、チャットの開設時間を延長するために必要とされる情報であり、たとえば、料金の支払いに応じて発行されるキーである。一例では、サーバ150は、事前に、または、ステップS44で通知を行なったタイミングで、ユーザからの料金の支払いに応じて上記キーを発行する。ユーザは、チャットルームの開設時間を延長するために、コンピュータ200に上記キーを入力する。コンピュータ200は、入力されたキーをサーバ150へ送信する。
図27に戻って、ステップS46で、プロセッサ510は、ユーザから延長用情報(キー)の入力があったか否かを判断する。プロセッサ510は、延長用情報の入力がなければ、ステップS70に制御を進める。延長用情報の入力があれば、プロセッサ510は、ステップS42へ制御を戻す。以降のステップS42の制御では、プロセッサ510は、ステップS40におけるチャットルームの開設から、所定時間が経過したか否かを判断する代わりに、上記延長用情報の入力に応じて延長された後の終了時間が到来したか否かを判断する。
ステップS70で、プロセッサ510は、チャットの対象のユーザの双方に終了のメッセージを送信し、これらのユーザに対するチャットルームの割り当てを解除した後、図27の処理を終了する。
(会話の内容に従ったメッセージの表示)
図26および図27を参照して説明されたようなチャット中のメッセージの表示は、チャットルームにおける会話の内容に従って制御されてもよい。一例では、プロセッサ510は、チャットルームの会話の内容を解析する。
プロセッサ510は、チャットルームにおける発言の頻度が高い(一定時間あたりの発言数多い)場合には、チャットルームが盛り上がっていると判断してもよい。プロセッサ510は、チャットルームにおける発言の頻度が低い場合には、チャットルームが盛り上がりに欠けると判断してもよい。
プロセッサ510は、チャットルームにおける発言が予め定められたポジティブなキーワード(たとえば、「楽しい」「嬉しい」「面白い」等)を含む場合には、チャットルームが良い雰囲気にあると判断してもよい。プロセッサ510は、チャットルームにおける発言が予め定められたポジティブなキーワードを含まない場合には、チャットルームが良くない雰囲気にあると判断してもよい。
プロセッサ510は、チャットルームが盛り上がっているか否か、および/または、チャットルームが良い雰囲気にあるか否かに従って、メッセージ2231X,2241X(図25)として表示されるメッセージの内容を変更してもよい。一例では、プロセッサ510は、チャットルームが盛り上がっている場合、および/または、チャットルームが良い雰囲気にある場合には、メッセージ2231X,2241Xに「継続する場合には、延長用情報を入力してください。」というメッセージを含め、プロセッサ510は、チャットルームが盛り上がりに欠ける場合、および/または、チャットルームが良くない雰囲気にある場合には、メッセージ2231X,2241Xに「継続する場合には、延長用情報を入力してください。」というメッセージを含めないように、構成されていてもよい。メッセージ「継続する場合には、延長用情報を入力してください。」は、チャットルームの開設時間の延長のための操作を促す情報の一例である。
プロセッサ510は、チャットルームの状況に応じて、チャットルームの終了時間とは無関係のタイミングで、メッセージを表示してもよい。一例では、プロセッサ510は、チャットルームが良くない雰囲気にあると判断した場合に、各ユーザの仮想空間画面に、「がんばれ!」等のユーザを励ますメッセージ、チャットの相手のユーザに関連付けられた登録情報(趣味、等)、および/または、当該登録情報に関連する最近のニュースなどの会話を誘発し得る情報、を表示してもよい。
(チャットルームの継続)
図26および図27を参照して説明された処理では、あるカップルにチャットルームが割り当てられた後、所定時間が経過したこと、または、そこから延長用情報の入力によって延長された期間が経過したことに応じて、チャットルームの割り当てが解消される。マッチングシステムは、マッチングされたカップルに対するチャットルームの割り当てを、別の条件で終了してもよいし、終了しなくてもよい。
(チャットルームとして提供される空間)
さらに、マッチングシステムは、マッチングされたユーザがチャットルームに入室する回数に応じて、提供するチャットルームの態様を変更してもよい。すなわち、プロセッサ510は、チャットルームの入室の際に、ユーザが使用するコンピュータ200にCookieを送信する等して、ユーザの入室回数を管理する。プロセッサ510は、マッチングされたカップルの双方のユーザ(もしくは、少なくとも一方のユーザ)の入室回数が予め定められた回数に到達したことに応じて、チャットルームとして提供する仮想空間を変更してもよい。一例では、入室回数が所定回数に到達すると、プロセッサ510は、マッチングされたカップルのユーザのうち少なくとも一方のユーザに関連付けられた情報に従ってカスタマイズされた仮想空間を、チャットルームとして提供する。
図28は、提供されるチャットルームを表現する仮想空間画像の他の例を示す図である。図28を参照して、マッチングが成立したユーザに対して、ユーザに関連付けられた情報に従ってカスタマイズされたチャットルームが提供される例について説明する。
図28には、図4と同様に、ユーザAに提供される仮想空間内の仮想空間画像22Aと、ユーザBに提供される仮想空間内の仮想空間画像22Bとが示されている。図4に示されたものと比較して、図28の仮想空間画像22Aと仮想空間画像22Bは、チャットルームを割り当てられたユーザの一方に関連付けられた情報に従ってカスタマイズされている。
すなわち、図28の例では、アバター2240で表される男性のユーザAとアバター2230で表される女性のユーザBとがマッチングされている。図28の仮想空間画像22Aと仮想空間画像22Bの双方は、ユーザAに関連付けられた情報(たとえば、図21の「空間設定」)に従ってカスタマイズされた部屋を表わしている。より具体的には、図28の仮想空間画像22Aと仮想空間画像22Bの双方によって表現された部屋の内装は、図28の「空間設定」に登録されている内装の種類(「部屋02」として示された種類の内装)に従っている。当該部屋は、図28の「空間設定」に登録されているアイテム(「テーブル01」として示された種類のテーブル)を含む。これにより、マッチングシステムは、ユーザAとユーザBの双方が、ユーザAのプライベートな空間でチャットしている感覚を提供できる。
図29は、提供されるチャットルームを表現する仮想空間画像のさらに他の例を示す図である。チャットルームでは、双方のユーザに同じ仮想空間が提供される必要はない。図29を参照して、マッチングが成立したユーザにおいて、一方のユーザに提供される仮想空間と他方のユーザに提供される仮想空間が異なる例について説明する。
図29には、図28と同様に、ユーザAに提供される仮想空間内の仮想空間画像22Aと、ユーザBに提供される仮想空間内の仮想空間画像22Bとが示されている。図29では、仮想空間画像22Aは、仮想空間画像22Bと異なる空間を表わしている。より具体的には、仮想空間画像22Aは、ユーザBの「空間設定」に従ってカスタマイズされた空間を表わす。仮想空間画像22Bは、ユーザAの「空間設定」に従ってカスタマイズされた空間を表わす。これにより、マッチングシステムは、ユーザAに、ユーザBのプライベートな空間でユーザBとチャットしている感覚を提供し、かつ、ユーザBに、ユーザAのプライベートな空間でユーザAとチャットしている感覚を提供できる。すなわち、双方のユーザに、相手の部屋でチャットしている感覚を提供できる。
ユーザに関連付けられる情報によって特定される空間は、ユーザのプライベートな空間に限定されない。すなわち、図21の「空間設定」には、公共の空間を特定する情報が登録されてもよい。公共の空間の一例は、有名な遊園地である。ユーザは、たとえばマッチングシステムの運営者に所定の料金を支払うことにより、当該有名な遊園地を「空間設定」内に登録する権利を購入する。これにより、当該ユーザは、マッチングされた相手とのチャットルームとして、当該有名な遊園地を指定することができる。プロセッサ510は、当該ユーザの「空間設定」に当該有名な遊園地が登録されていることを条件として、当該ユーザを含むカップルにマッチングが成立した場合、チャットルームとして提供する仮想空間として、当該有名な遊園地を表わす空間の画像を提供する。
(被閲覧履歴に関連したマッチング候補の表示)
図30は、仮想空間画像の他の例を示す図である。図30を参照して、図3を参照して説明されたマッチング候補のユーザの表示を被閲覧履歴(図20)を利用して変更する、マッチングシステムの例について説明する。
図30の仮想空間画像22Bは、9つの画像2210〜2219のうち、画像2212および画像2219を強調表示している。表示を協調されたアバターは、被閲覧履歴(図20)に閲覧者IDとして登録されたユーザに対応するアバターである。
すなわち、図30の例では、ユーザAに提供される仮想空間画面において、ユーザAのアバターを指定したことによってユーザAの被閲覧情報(図20)に登録されている2人のユーザ(ID「000046」および「002013」)について、それぞれのユーザを表わすアバター(画像2212,2219)が強調表示される。これにより、仮想空間画像を提供されたユーザは、当該ユーザに興味を持っている相手を認識することができる。
(被閲覧履歴に基づくマッチング候補の表示)
図31は、仮想空間画像のさらに他の例を示す図である。図31を参照して、図3を参照して説明されたマッチング候補のユーザの表示を被閲覧履歴(図20)を利用して逐次的に変更する、マッチングシステムの例について説明する。
図31の仮想空間画像22Bは、9つの画像2210〜2219のうち、画像2211が、他の8つの画像2210,2212〜2219とは異なる態様で表示されている。画像2211に対応するアバターは、被閲覧履歴(図20)においてまさに閲覧者IDとして登録されたユーザに対応するアバターである。
すなわち、図31の例では、ユーザBに提供される仮想空間画面において、他のユーザがユーザBのアバターを指定したタイミングで、当該他のユーザを表わすアバター(画像2211)を、他のアバターとは異なる態様で表示する。当該異なる態様は、上記他のユーザがユーザBを指定している期間中、もしくは、一定期間、継続される。これにより、仮想空間画像を提供されたユーザは、他のユーザが当該ユーザに興味を持っていることを逐次的に認識することができる。このように、他のユーザが当該ユーザに興味を持っているか否かをリアルタイムに反映させることができ、例えば他のユーザが当該ユーザのアバターに注視点を置いていること、すなわち、当該ユーザが他のユーザから見つめられていることを当該ユーザが認識することができる。
(被閲覧履歴を利用したマッチング候補の選択)
マッチングシステムは、被閲覧履歴(図20)をマッチング候補の決定に利用してもよい。すなわち、サーバ150は、あるユーザのマッチング候補の選択(図22のステップS3)において、当該ユーザの被閲覧履歴に登録されているユーザをマッチング候補に含めてもよい。これにより、あるユーザに対するマッチング候補の数に上限がある場合でも、当該ユーザの被閲覧履歴に登録されているユーザがマッチング候補に含まれる。
[本開示の内容]
開示された技術的特徴は、たとえば以下のような構成を含む。
(構成1) コンピュータ200がHMDシステム100に仮想空間を提供するための方法が提供される。当該方法では、HMDシステム100を使用するユーザの動きに基づいて、ユーザからの入力が検出される(図22のステップS1、図23のステップS10)。当該方法では、複数のユーザの中から、各ユーザについてのマッチング候補のユーザが選択される(図22のステップS3)。当該方法は、複数のユーザのそれぞれが使用するヘッドマウントデバイスのディスプレイに、各ユーザについてのマッチング候補のユーザを表現する情報を含む仮想空間を表示する(図22のステップS5、図2、図3)。当該方法では、検出された入力に基づいて、複数のユーザのうちの第1のユーザが複数のユーザのうちの第2のユーザを指定している期間と、第2のユーザが第1のユーザを指定している期間とが予め定められた関係を満たすか否かが判断され、当該関係が満たされる場合に、第1のユーザと第2のユーザとがマッチングされる(図24のステップS24、図25のステップSA24)。
(構成2) ユーザを表現する情報は、オブジェクト(アバター)を含んでもよく、検出される入力は、ユーザのオブジェクト上に視点を置くための入力を含んでもよい(図24)。
(構成3) ユーザを表現する情報は、オブジェクト(アバター)を含んでもよく、検出される入力は、仮想手でユーザのオブジェクトに触れるための入力を含んでもよい(図25)。
(構成4) 第1のユーザと第2のユーザがマッチングされたことに応じて、第1のユーザと第2のユーザのためのチャットルームが開設されてもよい(図23のステップS40)。
チャットルームに対して制限時間が設定されてもよく(図26のステップS42)、制限時間の到来以前の予め定められたタイミングにおいて第1のユーザおよび第2のユーザの少なくとも一方によって使用されるヘッドマウントデバイス(HMD110)に、当該チャットルームの開設時間の延長のための操作を促す情報の表示が指示されてもよい(図26のステップS70、図27)。
延長のための操作を促す情報の送信は、チャットルームにおける会話が予め定められた基準を満たすことを条件として実行されてもよい(チャットルームにおける会話の解析結果の利用)。
(構成5) チャットルームの開設の際には、チャットルームの対象のユーザに関連付けられた情報に従ったイメージデータを含む仮想空間が生成されてもよい(チャットルームの背景およびアイテムのユーザ情報に従ったカスタマイズ)。
(構成6) 第1のユーザに関連付けられた情報に従ったイメージデータを含む仮想空間が生成される際には、第1のユーザと第2のユーザとの間のチャットルームが予め定められた回数以上開設されたことが条件とされてもよい(チャットルームへのユーザの入室回数の管理に従った、プライベート空間でのチャット)。
ユーザからコンピュータ200への入力に従って、ヘッドマウントデバイスを使用するユーザに関連付けられた情報(図16〜図21)が変更されてもよい。
マッチング候補のユーザを表現する情報(たとえば、アバター)の表示は、各ユーザに関連付けられた情報(たとえば、図21の「アバター設定」)に従ってそれぞれのユーザを表現する情報が調整されてもよい。
(構成7) マッチング候補のユーザを表現する情報の表示に関し、情報を表示されるユーザの数が、予め定められた期間内に予め定められた数に制限されてもよい(図18の「各被の閲覧数設定」)。
コンピュータ200への入力であってサーバ150において検出された入力に基づいて、上記制限に関する予め定められた数が変更されてもよい。
情報を表示するヘッドマウントデバイスを使用するユーザに関連付けられた情報に従った範囲(図19の「優先紹介設定」)に属するユーザから、マッチング候補のユーザが選択されてもよい。
(構成8) マッチング候補のユーザが選択される場合、情報を表示するヘッドマウントデバイスを使用するユーザを指定する入力をしたことがあるユーザがマッチング候補に含められてもよい(被閲覧履歴を利用したマッチング候補の選択)。
(構成9) マッチング候補のユーザを表現する情報は、情報を表示するヘッドマウントデバイスを使用するユーザを指定したことがあるユーザを表現する情報を、他のユーザを表現する情報とは異なる態様で、表示されてもよい(図30)。
上記方法では、マッチング候補のユーザを表現する情報は、情報を表示するヘッドマウントデバイスを使用するユーザを指定しているユーザを表現する情報を、他のユーザを表現する情報とは異なる態様で、表示されてもよい(図31)。
(構成10) 上記方法では、マッチング候補のユーザを表現する情報の表示は、複数のユーザのそれぞれを表現する情報の表示態様を、各ユーザに関連付けられた情報(図19の「優先配置設定」)であってもよい。
本実施の形態において、マッチング候補の表示における各ユーザのアバターの表示態様は、図2等に示された仮想空間画像に示された態様に限定されない。アバターの配列や、各アバターの大きさおよび/または形状は、適宜変更され得る。当該変更は、各ユーザに関連付けられた情報に従ってもよい。
本実施の形態では、HMD110を装着するユーザと他のユーザとのマッチングについて説明された。なお、本開示のマッチングシステムでは、HMD110を装着する者は、マッチングされる対象の代理でHMD110を装着してもよい。すなわち、たとえば、ペットの飼い主が、ペットのマッチングのために、HMD110を装着してもよい。この場合、開設されたチャットルームでは、たとえば、マッチングされたペットの飼い主同士が会話してもよい。
今回開示された各実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。また、実施の形態および各変形例において説明された発明は、可能な限り、単独でも、組合わせても、実施されることが意図される。
10,510 プロセッサ、11,511 メモリ、12,512 ストレージ、13 入出力インターフェイス、14 通信インターフェイス、19 ネットワーク、22,22A,22B,22F 仮想空間画像、23 視界領域、24,25,2231,2241 領域、26 視界画像、30 グリップ、31 フレーム、32 天面、100 HDMシステム、110,110A,110F HMD、112 モニタ、114,120 センサ、130 モーションセンサ、140 注視センサ、150 サーバ、160 コントローラ、200,200A,200F コンピュータ、220 表示制御モジュール、221 仮想カメラ制御モジュール、222 視界領域決定モジュール、223 視界画像生成モジュール、224 基準視線特定モジュール、230 仮想空間制御モジュール、231 仮想空間定義モジュール、232 仮想オブジェクト生成モジュール、233 手オブジェクト管理モジュール、240 メモリモジュール、241 空間情報、242 オブジェクト情報、243 ユーザ情報、250 通信制御モジュール、512A ユーザ情報格納部、514 通信インターフェース。

Claims (14)

  1. 仮想空間においてマッチングを提供するためにコンピュータで実行される方法であって、
    仮想空間を定義するステップと、
    前記コンピュータに接続可能なヘッドマウントデバイスを使用するユーザの動きに基づいて、ユーザからの入力を検出するステップと、
    複数のユーザの中から、各ユーザについてのマッチング候補のユーザを選択するステップと、
    前記複数のユーザのそれぞれが使用する各ヘッドマウントデバイスのディスプレイに、前記仮想空間において各ユーザについてのマッチング候補のユーザを表現する情報を提示するステップと、
    前記検出された入力に基づいて、前記複数のユーザのうちの第1のユーザが前記複数のユーザのうちの第2のユーザを指定していることと、前記第2のユーザが前記第1のユーザを指定していることとを検出することにより、前記第1のユーザと前記第2のユーザとをマッチングするステップとを備える、マッチング方法。
  2. 仮想空間においてマッチングを提供するためにコンピュータで実行される方法であって、
    仮想空間を定義するステップと、
    前記コンピュータを使用するユーザの動きを検出するステップと、
    前記ユーザの動きの検出結果に基づいて、ユーザからの入力を検出するステップと、
    複数のユーザの中から、各ユーザについてのマッチング候補のユーザを選択するステップと、
    前記複数のユーザのそれぞれが使用する各コンピュータにおいて、各ユーザについてのマッチング候補のユーザを表現するオブジェクトを前記仮想空間に提示するステップと、
    前記検出された入力に基づいて、前記複数のユーザのうちの第1のユーザが前記複数のユーザのうちの第2のユーザを指定している期間と、前記第2のユーザが前記第1のユーザを指定している期間とが予め定められた関係を満たすか否かを判断し、当該関係が満たされる場合に、前記第1のユーザと前記第2のユーザとをマッチングするステップとを備える、マッチング方法。
  3. 検出される前記入力は、ユーザを表現するオブジェクト上に視点を置くための入力を含む、請求項2に記載のマッチング方法。
  4. 検出される前記入力は、ユーザを表現するオブジェクトを指定するための仮想手での入力を含む、請求項2または請求項3に記載のマッチング方法。
  5. 前記第1のユーザと前記第2のユーザをマッチングしたことに応じて、前記第1のユーザと前記第2のユーザのためのチャットルームを開設するステップをさらに備える、請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載のマッチング方法。
  6. 前記チャットルームを開設するステップは、前記第1のユーザに関連付けられた情報に従ったイメージデータを含む仮想空間を生成するステップを含む、請求項5に記載のマッチング方法。
  7. 前記第1のユーザに関連付けられた情報に従ったイメージデータを含む仮想空間を生成するステップは、前記第1のユーザと前記第2のユーザとの間のチャットルームが予め定められた回数以上開設されたことを条件として実行される、請求項6に記載のマッチング方法。
  8. オブジェクトとして表示されるユーザの数は、予め定められた期間内に予め定められた数に制限される、請求項2〜請求項7のいずれか1項に記載のマッチング方法。
  9. 前記オブジェクトを表示するヘッドマウントデバイスを使用するユーザを指定したことがあるユーザを前記マッチング候補に含めるステップをさらに備える、請求項2〜請求項8のいずれか1項に記載のマッチング方法。
  10. 前記マッチング候補のユーザを表現するオブジェクトを前記仮想空間に提示するステップは、前記オブジェクトを表示するヘッドマウントデバイスを使用するユーザを指定したことがあるユーザ、および、前記オブジェクトを表示するヘッドマウントデバイスを使用するユーザを指定しているユーザの、少なくとも一方を表現するオブジェクトを、他のユーザを表現するオブジェクトとは異なる態様で表示させることを含む、請求項2〜請求項9のいずれか1項に記載のマッチング方法。
  11. 前記マッチング候補のユーザを表現するオブジェクトを前記仮想空間に提示するステップは、複数のユーザのそれぞれを表現するオブジェクトの表示態様を、各ユーザに関連付けられた情報に従って相対的に調整することを含む、請求項2〜請求項10のいずれか1項に記載のマッチング方法。
  12. 請求項1〜請求項11のいずれか1項に記載のマッチング方法をコンピュータに実行させる、プログラム。
  13. ヘッドマウントデバイスを使用するユーザの動きに基づいて、ユーザからの入力を受け付けるように構成された入力インターフェイスと、
    複数の前記ユーザのそれぞれが使用するヘッドマウントデバイスに、各ユーザについて前記複数のユーザから選択されたマッチング候補のユーザを表現する情報を含む仮想空間を表示させる指示を送信するように構成された送信インターフェイスと、
    プロセッサとを備え、
    前記プロセッサは、
    前記入力に基づいて、前記複数のユーザのうちの第1のユーザが前記複数のユーザのうちの第2のユーザを指定していることと、前記第2のユーザが前記第1のユーザを指定していることとを検出することにより、前記第1のユーザと前記第2のユーザとをマッチングするように構成されている、コンピュータ装置。
  14. コンピュータを使用するユーザの動きの検出結果に基づいて、ユーザからの入力を受け付けるように構成された入力インターフェイスと、
    複数の前記ユーザのそれぞれが使用する各コンピュータのディスプレイに、各ユーザについて前記複数のユーザから選択されたマッチング候補のユーザを表現するオブジェクトを含む仮想空間を表示させる指示を送信するように構成された送信インターフェイスと、
    プロセッサとを備え、
    前記プロセッサは、
    前記入力に基づいて、前記複数のユーザのうちの第1のユーザが前記複数のユーザのうちの第2のユーザを指定している期間と、前記第2のユーザが前記第1のユーザを指定している期間とが予め定められた関係を満たすか否かを判断し、
    当該関係が満たされる場合に、前記第1のユーザと前記第2のユーザとをマッチングするように構成されている、コンピュータ装置。
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