JP2018102638A - パルスオキシメーター - Google Patents

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Abstract

【課題】パルスメーターにおいて、被検者の状態をすばやく把握できるような態様で測定結果を表示する。【解決手段】本発明に係るパルスオキシメーター1Aの制御部11によれば、測定部14により測定された血中酸素飽和度を予め定められた段階数及び刻みのレベルに変換し、変換されたレベルを表示部15に表示させる。【選択図】図3

Description

本発明は、パルスオキシメーターに関する。
パルスオキシメーターは、プローブを指先等に付けて血中酸素飽和度(SpO値)や脈拍数等を測定する装置である。SpO値は、動脈の中を流れる血液中における酸素に結びついたヘモグロビンの割合であり、0〜100%の数値で表される。
例えば、特許文献1には、携帯用電源を備えたパルスオキシメーターが記載されている。また、特許文献2には、血中酸素飽和度及び血中酸素飽和度の安定度を表示するパルスオキシメーターが記載されている。
特開昭62−8738号公報 特開2009−261463号公報
従来のパルスオキシメーターにおいては、特許文献1及び特許文献2に記載のように、測定により得られたSpO値は、1%の表示分解能で0〜100%の絶対的な数値で表示されている。しかし、実際の被検者の状態変化及びその後の対応に対して1%刻みの変化は症状を示す表示分解能として細かすぎ、被検者の状態の把握としてはわかりにくいという問題がある。
また、SpO値による症状の評価は各種ガイドラインに記載があるが、実際には個人差が大きい。例えば、SpO値の絶対値として92%で苦しくなる人もいれば、それが90%の人、88%の人もいる。また、例えば、平常時から5%低下で苦しくなる人もいれば、7%低下で苦しくなる人もいる。それぞれ苦しくなる前に身体にかかる付加を軽減する必要がある。例えば休息をとる、呼吸体操を行う、ひどい時には息苦しさ(呼吸困難)を和らげるための気道確保や酸素吸入の処置等を行う必要がある。そのため、現実的な運用として、各個人は過去の状態等とSpO値との関係に基づいて自分の現状を把握する必要があり、また、医師も診断時に各個人別のデータ記録を別途照らし合わせながら現状を把握する必要があり、効率が悪い。
本発明の課題は、パルスメーターにおいて、被検者の状態をすばやく把握できるような態様で測定結果を表示することである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明のパルスオキシメーターは、
生体の血中酸素飽和度を測定する測定手段と、
前記測定手段により測定された血中酸素飽和度を予め定められた段階数及び刻みのレベルに変換する変換手段と、
前記変換手段により変換されたレベルを表示する表示手段と、
を備える。
請求項2に記載の発明のパルスオキシメーターは、
生体の血中酸素飽和度を測定する測定手段と、
前記測定手段により測定された血中酸素飽和度の、予め定められた基準値からの相対値を算出する相対値算出手段と、
前記相対値算出手段により算出された相対値を予め定められた段階数及び刻みのレベルに変換する変換手段と、
前記レベルを表示する表示手段と、
を備える。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、
前記測定手段による測定結果に基づいて前記基準値を取得する基準値取得手段を備える。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の発明において、
前記測定手段により測定された血中酸素飽和度を予め定められた段階数及び刻みのレベルに変換する第2の変換手段と、
前記表示手段に表示するレベルを、前記相対値を変換したレベルと前記血中酸素飽和度を変換したレベルとの間で切り替える切替手段と、
を備える。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、
前記表示手段は、表示しているレベルが前記相対値を変換したレベルであるか前記血中酸素飽和度を変換したレベルであるかを示す情報を併せて表示する。
請求項6に記載の発明のパルスオキシメーターは、
生体の血中酸素飽和度及び脈拍数を測定する測定手段と、
前記測定手段により測定された血中酸素飽和度及び脈拍数のそれぞれの、予め定められた基準値からの相対値を算出する相対値算出手段と、
前記相対値算出手段により算出された前記血中酸素飽和度の相対値と前記脈拍数の相対値のそれぞれを予め定められた段階数及び刻みのレベルに変換する変換手段と、
前記変換手段により変換された前記血中酸素飽和度の相対値のレベルと前記脈拍数の相対値のレベルに基づいてリスクレベルを算出するリスクレベル算出手段と、
前記リスクレベル算出手段により算出されたリスクレベルを表示する表示手段と、
を備える。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、
前記リスクレベル算出手段は、前記血中酸素飽和度の相対値のレベルと前記脈拍数の相対値のレベルを掛け合わせることにより前記リスクレベルを算出する。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、
前記リスクレベル算出手段は、前記血中酸素飽和度の相対値のレベルと前記脈拍数の相対値のレベルのそれぞれに重み係数を掛けてから両者を掛け合わせる。
請求項9に記載の発明は、請求項6〜8のいずれか一項に記載の発明において、
前記表示手段は、前記リスクレベルを当該リスクレベルに応じたボルグスケールの指標レベルで表示する。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9のいずれか一項に記載の発明において、
被検者及び/又は測定時の状況に応じて前記段階数及び前記刻みを変更する制御手段を備える。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の発明において、
患者情報及び/又は状況情報に対応付けて前記段階数及び前記刻みを記憶する記憶手段を備え、
前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている前記段階数及び前記刻みの中から前記被検者の患者情報及び/又は測定時の状況情報に対応する前記段階数及び前記刻みを前記変換手段が使用する設定値として設定する。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の発明において、
前記記憶手段には、予め前記段階数及び前記刻みのデフォルト値が記憶されている。
請求項13に記載の発明は、請求項11に記載の発明において、
前記段階数及び前記刻みを入力する入力手段を備え、
前記記憶手段は、前記入力手段により入力された前記段階数及び前記刻みを記憶する。
請求項14に記載の発明は、請求項11〜13のいずれか一項に記載の発明において、
前記制御手段により前記変換手段が使用するものとして設定された設定値は、電源がOFFされてもリセットされることなく、次回の電源投入時にはその設定で起動される。
請求項15に記載の発明は、請求項11〜13のいずれか一項に記載の発明において、
前記制御手段は、前記被検者の個人情報、測定開始時の時間情報及び測定開始時の初期の血中酸素飽和度のひとつ又は複数の情報を取得し、取得した情報に基づいて、前記記憶手段に記憶されている前記段階数及び前記刻みの中から前記被検者の患者情報及び/又は測定時の状況情報に対応する前記段階数及び前記刻みを前記変換手段が使用する設定値として設定する。
請求項16に記載の発明は、請求項11〜15のいずれか一項に記載の発明において、
同一の患者情報に対応する複数の前記段階数及び前記刻みのデータが前記記憶手段に記憶されている場合に、記憶されている複数の前記データを自動又は手動で統合する統合手段を備える。
本発明によれば、パルスメーターにおいて、被検者の状態をすばやく把握できるような態様で測定結果を表示することが可能となる。
第1の実施形態におけるパルスオキシメーターの機能的構成を示すブロック図である。 図1の記憶部に記憶されるデフォルト値の一例を示す図である。 図1の制御部により実行される測定処理Aを示すフローチャートである。 図3のステップS2において表示される設定処理Aを示すフローチャートである。 図1の記憶部のメモリー領域に記憶されるメモリー値の一例を示す図である。 レベル表示の例を示す図である。 レベル表示と脈波レベルの表示を兼用した表示例を示す図である。 SpO値とそのレベルを併記した表示例を示す図である。 第2の実施形態におけるパルスオキシメーターの機能的構成を示すブロック図である。 第2の実施形態において記憶部のメモリー領域に記憶されるメモリー値の例を示す図である。 図9の制御部により実行される測定処理Bを示すフローチャートである。 図1の制御部により実行される測定処理Cを示すフローチャートである。 図12のステップS32により実行される設定処理Bを示すフローチャートである。 図12のステップS36におけるレベル表示の一例を示す図である。 図12のステップS36におけるレベル表示の他の例を示す図である。 図1の制御部により実行される測定処理Dを示すフローチャートである。 図16のステップS50におけるリスクレベルの表示例を示す図である。 リスクレベルの各レベルとボルグスケールの各指標との対応表の一例を示す図である。 図1の制御部により実行される測定処理Eを示すフローチャートである。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態について説明する。第1の実施形態では、パルスオキシメーターにより測定されたSpO値を予め設定された段階数及び刻みのレベルに変換して表示する場合について説明する。
(パルスオキシメーター1の構成)
まず、本発明の第1の実施形態の構成を説明する。
図1に、本実施形態におけるパルスオキシメーター1の機能構成例を示す。図1に示すように、パルスオキシメーター1は、制御部11、操作部12、記憶部13、測定部14、表示部15、時計16等を備えて構成されている。
制御部11は、CPU、RAM等により構成される。制御部11のCPUは、記憶部13に記憶されているシステムプログラムや処理プログラム等の各種プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って各種処理を実行する。例えば、制御部11は、後述する測定処理A(図3参照)を実行することにより、変換手段、制御手段として機能する。
操作部12は、各種スイッチ、機能ボタン、矢印ボタン等を備えており、これらの操作信号を制御部11に出力する。操作部12は、制御部11との協働により、入力手段として機能する。
記憶部13は、半導体の不揮発性メモリー等で構成されている。記憶部13には、前述のようにシステムプログラムや各種プログラムが記憶されている。
また、記憶部13には、SpO値(0%〜100%)をレベル分けする際の段階数及び刻みのデフォルト値が記憶されている。
ここで、刻みは、何%刻みでレベルを分けるかを示す値である。刻みは一律でもよいし、段階ごとに異なる値としてもよい。なお、100>段階数であり、刻み>1である。本実施形態では、100%から0%に向けて刻みごとにレベルの段階が変わる。100%を含むレベルが最も高いレベルである。段階数との調整をとるため、刻みは最低レベル(レベル0)では適用されない。例えば、段階数が4、刻みが一律5%である場合、SpO値が95〜100%がレベル3、90〜94%がレベル2、85%〜89%がレベル1、84%以下がレベル0となる。また、例えば、段階数が4、刻みが5%、4%、3%である場合、95〜100%がレベル3、91%〜94%がレベル2、88〜90%がレベル1、87%以下がレベル0となる。なお、例えば高齢呼吸不全の患者等、SpO値が90%以上上がらない場合には、最高レベル側のほうも刻みを適用しないようにしてもよい。
記憶部13に記憶されるデフォルト値は一つであっても複数であってもよい。また、デフォルト値として、段階数及び刻みの値を直接記憶しておいてもよいが、図2に示すように、その段階数及び刻みに基づいてSpO値の0%〜100%をレベル0〜n(nは段階数−1)に割り当てたものを記憶しておくこととしてもよい。
また、記憶部13には、操作部12により入力された段階数及び刻みの値(メモリー値と呼ぶ)を記憶するためのメモリー領域が設けられている。メモリー領域には、複数のメモリー値を記憶しておくことができる。
さらに、記憶部13には、段階数及び刻みの設定値を記憶するための設定領域が設けられている。設定値は、実際にSpO値をレベルに変換する際に使用される段階数及び刻みである。なお、設定領域には、工場出荷時にはデフォルト値が設定されている。
記憶部13は、記憶手段として機能する。
測定部14は、赤色光と赤外光を指先等に向けて発光し、その透過光(反射光)に基づいて、SpO値及び脈拍を測定する。測定部14は、測定手段として機能する。
表示部15は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等のモニターを備えて構成されており、制御部11から入力される表示信号の指示に従って各種画面を表示する。表示部15は、表示手段として機能する。
時計16は、時刻情報を取得して制御部11に出力する。
(パルスオキシメーター1の動作)
次に、パルスオキシメーター1の動作について説明する。
図3に、パルスオキシメーター1において電源がONとなった際に実行される測定処理Aのフローチャートを示す。測定処理Aは、制御部11と記憶部13に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
まず、制御部11は、操作部12により設定モードへの移行指示が入力されたか否かを判断する(ステップS1)。
操作部12により設定モードへの移行指示が入力されていないと判断した場合(ステップS1;NO)、制御部11は、ステップS3に移行する。
操作部12により設定モードへの移行指示が入力されたと判断した場合(ステップS1;YES)、制御部11は、設定処理Aを実行する(ステップS2)。
図4に、ステップS2において実行される設定処理Aのフローチャートを示す。設定処理Aは、制御部11と記憶部13に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
まず、制御部11は、表示部15にメニュー画面を表示する(ステップS101)。メニュー画面には、「デフォルト値を選択」、「メモリー値を選択」、「新規入力」のメニューが表示されており、操作部12によりいずれかを選択することができる。
操作部12により「デフォルト値を選択」が選択された場合(ステップS102;YES)、制御部11は、デフォルト値に対応付ける患者情報や状況(例えば、時間帯、動作状況、疾患等)の情報を入力するか否かを問い合わせるメッセージを表示部15に表示して、操作部12により患者情報や状況を入力することが選択されたか否かを判断する(ステップS103)。
操作部12により患者情報や状況を入力することが選択されていないと判断した場合(ステップS103;NO)、制御部11は、記憶部13に記憶されているデフォルト値を記憶部13の設定領域に記憶させ(ステップS106)、図3のステップS3に移行する。
なお、デフォルト値が記憶部13に複数記憶されている場合、制御部11は、表示部15にデフォルト値一覧を表示させ、操作部12により選択されたデフォルト値を記憶部13の設定領域に記憶させる。
操作部12により患者情報や状況を入力することが選択されたと判断した場合(ステップS103;YES)、制御部11は、デフォルト値に対応付ける患者情報や状況を入力するための入力画面を表示部15に表示させ、操作部12による患者情報や状況の入力を受け付ける(ステップS104)。ここで、入力する患者情報は、測定対象の被検者を特定する情報であり、被検者の患者IDや氏名に限らず、「在宅酸素療法患者」等の患者の種別や年齢、性別等であってもよい。また、状況としては、例えば、上述のように、測定時の時間帯、動作状況(例えば、安静時、歩行中、運動中、入浴中、排便中等)、疾患(例えば、心不全、呼吸不全、COPD等)等が挙げられる。患者情報と状況はいずれか一方を入力してもよいし、両方を入力してもよい。
次いで、制御部11は、段階数及び刻みのデフォルト値を入力された患者情報や状況の情報に対応付けてメモリー値として記憶部13のメモリー領域に記憶させる(ステップS105)。そして、制御部11は、選択されたデフォルト値を記憶部13の設定領域に記憶させ(ステップS106)、図3のステップS3に移行する。
ここで、デフォルト値が適している患者が被検者である場合、デフォルト値に患者情報を対応付けてメモリー領域に記憶しておくことで、デフォルト値が適していることを覚えておかなくても、その患者についての測定を行う際に、患者情報に基づいてメモリー領域から段階数及び刻みを容易に呼び出すことができる。
また、一般的に、測定時の状況、例えば、測定時の時間帯、被検者の動作状況、疾患等によって被検者が苦しく感じたり処置が必要となったりするSpO値は異なる。そこで、デフォルト値が適している状況がある場合には、デフォルト値にそのデフォルト値を使用する状況の情報を対応付けてメモリー領域に記憶しておくことで、状況に応じた段階数及び刻みを容易に呼び出すことができる。
なお、デフォルト値が記憶部13に複数記憶されている場合、制御部11は、表示部15にデフォルト値一覧を表示させ、操作部12により選択されたデフォルト値を入力された患者情報や状況に対応付けてメモリー領域に記憶させる。また、選択されたデフォルト値を記憶部13の設定領域に記憶させる。
一方、メニュー画面において、操作部12により「メモリー値を選択」が選択された場合(ステップS102;NO、ステップS107;YES)、制御部11は、記憶部13のメモリー領域に記憶されているメモリー値の一覧を表示部15に表示させる(ステップS108)。操作部12によりメモリー値の一覧の中からメモリー値が選択されると(ステップS109)、制御部11は、選択されたメモリー値を記憶部13の設定領域に記憶させ(ステップS110)、図3のステップS3に移行する。
なお、簡易的な設定方法として、例えば、操作部12に予め患者が割り当てられた患者ボタン1〜患者ボタンN(Nは正の整数)を備える構成とし、制御部11は、押下された患者ボタンに応じた患者の患者情報に対応するメモリー値をメモリー領域から読み出して記憶部13の設定領域に記憶させることとしてもよい。一人の患者の患者情報に対応する複数のメモリー値が記憶されている場合は、その患者に対応するメモリー値を表示部15に一覧表示し、選択されたメモリー値を記憶部13の設定領域に記憶させる。同様に、操作部12に予め状況(症状等)が割り当てられた症状ボタン1〜症状ボタンN(Nは正の整数)を備える構成とし、制御部11は、操作部12の押下された症状ボタンに応じた症状に対応するメモリー値を記憶部13の設定領域に記憶させることとしてもよい。
一方、メニュー画面において、操作部12により「新規入力」が選択された場合(ステップS102;NO、ステップS107;NO、ステップS111;YES)、制御部11は、SpO値をレベルに変換する際の段階数及び刻みを入力するための入力画面を表示部15に表示させ、操作部12による段階数及び刻みの入力を受け付ける(ステップS112)。
次いで、制御部11は、入力された段階数及び刻みを登録するか否かを問い合わせるメッセージを表示部15に表示して、操作部12により登録することが指示されたか否かを判断する(ステップS113)。
操作部12により登録しないことが指示されたと判断した場合(ステップS113;NO)、制御部11は、入力された段階数及び刻みの値を記憶部13の設定領域に記憶させ(ステップS118)、図3のステップS3に移行する。
操作部12により登録することが指示されたと判断した場合(ステップS113;YES)、制御部11は、入力された段階数及び刻みに対応付ける患者情報や状況を入力するか否かを問い合わせるメッセージを表示部15に表示して、操作部12により患者情報や状況を入力することが指示されたか否かを判断する(ステップS114)。
操作部12により患者情報や状況を入力することが指示されていないと判断した場合(ステップS114;NO)、制御部11は、入力された段階数及び刻みをメモリー値として記憶部13のメモリー領域に記憶させる(ステップ115)。そして、制御部11は、入力された段階数及び刻みの値を記憶部13の設定領域に記憶させ(ステップS118)、図3のステップS3に移行する。
操作部12により患者情報や状況を入力することが指示されたと判断した場合(ステップS114;YES)、制御部11は、入力された段階数及び刻みの値に対応付ける患者情報や状況を入力するための入力画面を表示部15に表示させ、操作部12による患者情報や状況の入力を受け付ける(ステップS116)。次いで、制御部11は、段階数及び刻みの値を入力された患者情報や状況の情報に対応付けてメモリー値として記憶部13のメモリー領域に記憶させる(ステップS117)。入力する患者情報としては、患者IDや氏名に限らず、「在宅酸素療法患者」等の患者の種別や年齢、性別等であってもよい。また、状況としては、例えば、上述のように、時間帯、動作状況(例えば、安静時、歩行中、運動中、入浴中、排便中等)、疾患(例えば、心不全、呼吸不全、COPD等)等が挙げられる。患者情報と状況はいずれか一方を入力してもよいし、両方を入力してもよい。
そして、制御部11は、入力された段階数及び刻みを記憶部13の設定領域に記憶させ(ステップS118)、図3のステップS3に移行する。
図5に、記憶部13のメモリー領域に記憶されるメモリー値の一例を示す。メモリー値としては、入力された患者情報及び/又は状況の情報に対応付けて、段階数及び刻みの値を直接記憶してもよいが、図5に示すように、入力された段階数及び刻みに基づいてSpO値の0%〜100%をレベル0〜n(nは段階数−1)に割り当てたものを記憶してもよい。また、各レベルにおいて実施すべき対応等の入力を段階数及び刻みの入力とともに受け付けて併せて記憶しておくこととしてもよい。
このように、患者情報や状況情報に対応付けて段階数及び刻みをメモリー領域に記憶しておくことで、被検者の個人差や状況に応じて段階数及び刻みを変更してSpO値をレベルに変換することが可能となる。
図3のステップS3において、制御部11は、測定部14によりSpO値を測定し(ステップS3)、測定により得られたSpO値を記憶部13の設定領域に記憶されている設定値に基づいてレベルに変換する(ステップS4)。そして、制御部11は、変換されたレベルを表示部15に表示する(ステップS5)。
制御部11は、電源がOFFされるまでステップS3〜S5の処理を繰り返し実行する。
図6〜図8に、図3のステップS3におけるSpO値に対応するレベルの表示例を示す。図6〜図8においては、レベル4段階、一律5%刻みでSpO値(測定値)が98%の場合のレベル表示例を示す。
図6(a)に示すように、例えば、左からレベル0、レベル1、レベル2、レベル3の各レベルに対応する表示欄が設けられ、レベル0からSpO値に対応するレベルまでの表示欄が点灯(または色で表示)される。または、図6(b)に示すように、SpO値に対応するレベルの表示欄のみが点灯(または色で表示)されることとしてもよい。また、レベルに応じた音声を併せて出力することとしてもよい。
また、図7に示すように、SpO値のレベル表示が脈波レベルメーターの表示を兼ねることとしてもよい。例えば、図7(a)に示すように、脈波信号が立ち上がったときにレベル0からSpO値に対応するレベルまでの表示欄が一斉に点灯される(色が表示される)こととしてもよいし、図7(b)に示すように、脈波信号の大きさに応じて点灯する(色が表示される)表示欄の数が変化するようにしてもよい。例えば、脈波信号が最大のとき、SpO値に対応するレベルまでの表示欄が点灯(または色で表示)され、脈波信号が小さくなるにつれて表示範囲が狭くなる。このように、SpO値のレベル表示が脈波レベルメーターの表示を兼ねるようにすることで、狭い画面であっても、SpO値のレベル表示及び脈波レベルを見やすく表示することができる。
また、図8(a)、(b)に示すように、SpO値の数値とレベル表示を並べて表示してもよい。その際、図8(a)に示すように、各レベルに対応する表示欄を設けてSpO値の数値とともに表示してもよいし、図8(b)に示すように、レベルについても数値で表示することとしてもよい。
このように、第1の実施形態では、測定部14の測定結果であるSpO値をそのまま表示するのではなく、被検者の状態を把握しやすいレベルに変換して表示するので、被検者の状態をすばやく把握することが可能となり、その後の迅速な対応が可能となる。また、測定対象の被検者や測定時の状況によってレベルの段階数及び刻みを変更することができるので、個人差や状況に応じたレベル分けで表示を行うことが可能となる。
<第2の実施形態>
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。
上記第1の実施形態においては、SpO値をレベル表示する際の段階数及び刻みを手動により設定する場合について説明したが、第2の実施形態では、自動設定する場合について説明する。
(パルスオキシメーター1Bの構成)
図9に、第2の実施形態におけるパルスオキシメーター1Bの機能構成例を示す。図9に示すように、パルスオキシメーター1Bは、図1に示すパルスオキシメーター1Aに個人認識センサー17を備えた構成である。
個人認識センサー17は、例えば、指紋センサー等により構成され、被検者の指紋を読み取って被検者の個人を特定する。なお、個人認識センサー17の代わりに、バーコードリーダー等を設け、被検者の患者IDを示すバーコードを読み取ることにより被検者の個人を特定することとしてもよい。
また、第2の実施形態において、記憶部13のメモリー領域には、患者情報及び状況情報(ここでは、時間帯及び初期SpO値)に対応付けて、SpO値(0%〜100%)をレベル分けする際の段階数及び刻みがメモリー値として記憶されている。個人ごとに、また、同じ個人でもそのときの状況(時間帯やそのときの状態)によって、測定開始直後の初期SpO値及び苦しいと感じるSpO値も異なるためである。
なお、患者情報、時間帯及び初期SpO値に対応付けて、段階数及び刻みの値を直接記憶しておいてもよいが、図10に示すように、その段階数及び刻みに基づいてSpO値の0%〜100%をそれぞれレベル0〜n(nは段階数−1)に割り当てたものを記憶しておくこととしてもよい。また、各レベルにおいて実施すべき対応(例えば、医師に連絡、家族に連絡、座る、立ち止まる・深呼吸、異常なし等)の入力を段階数及び刻みの入力とともに受け付けて併せて記憶しておくこととしてもよい。
その他のパルスオキシメーター1Bの各部の構成は、第1の実施形態で説明したものと同様であるので説明を援用する。
(パルスオキシメーター1Bの動作)
次に、パルスオキシメーター1Bの動作について説明する。
図11に、パルスオキシメーター1Bにおいて電源がONとなった際に実行される測定処理Bのフローチャートを示す。測定処理Bは、制御部11と記憶部13に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
まず、制御部11は、個人認識センサー17により被検者の指紋を読み取って被検者の個人を特定する(ステップS11)。
次いで、制御部11は、時計16により現在時刻を取得する(ステップS12)。
次いで、制御部11は、測定部14により初期SpO値を取得する(ステップS13)。
次いで、制御部11は、特定した被検者の患者情報、現在時刻、初期SpO値に応じたメモリー値を記憶部13のメモリー領域から読み出して設定領域に設定する(ステップS14)。
次いで、制御部11は、測定部14によりSpO値を測定し(ステップS15)、測定により得られたSpO値を記憶部13の設定領域に記憶されている設定値に基づいてレベルに変換する(ステップS16)。そして、変換されたレベルを表示部15に表示させる(ステップS17)。
なお、ステップS17におけるレベルの表示例は図6〜図8に示したものと同様であるので説明を援用する。
制御部11は、電源がOFFされるまでステップS15〜S17の処理を繰り返し実行する。
このように、第2の実施形態においては、被検者に応じた段階数及び刻みを自動的に設定してレベル表示を行うので、被検者に応じた設定を手動で行う手間を省くことができる。
なお、上記実施形態においては、患者情報、時間帯及び初期SpO値に対応付けて、SpO値をレベル分けする際の最適な段階数及び刻みをメモリー領域に予め記憶しておき、測定開始時に取得した被検者の患者情報、現在時刻及び初期SpO値に基づいてSpO値をレベル分けする際の段階数及び刻みを自動設定することとしたが、自動設定の手法としてはこれに限定されない。例えば、患者情報、時間帯、初期SpO値の少なくとも一つに対応付けて、SpO値をレベル分けする際の段階数及び刻みをメモリー領域に予め記憶しておき、測定開始時に被検者の患者情報、現在時刻、初期SpO値のうちひとつ又は複数を取得して、取得した情報に基づいて、SpO値をレベル分けする際の段階数及び刻みを自動設定することとしてもよい。
また、上記実施形態においては、使用する段階数及び刻みを自動設定する場合について説明したが、自動設定と手動設定をユーザーが切替可能な構成としてもよい。例えば、操作部12に切替ボタンを設け、図11の測定処理Bの実行中に切替ボタンが押下された場合、制御部11は、図3のステップS2以降の処理を実行することとしてもよい。
<第3の実施形態>
以下、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態においては、パルスオキシメーターにより測定されたSpO値と予め設定された基準値との相対値を算出し、算出した相対値を予め設定された段階数及び刻みのレベルに変換して表示する場合について説明する。
第3の実施形態におけるパルスオキシメーターの構成は、第1の実施形態で説明したパルスオキシメーター1A(図1参照)と略同様であるので異なる点について説明する。
第3の実施形態において、記憶部13には、SpO値の基準値、SpO値の相対値(基準値との差)をレベル分けする際の段階数及び刻みのデフォルト値が記憶されている。
記憶部13に記憶されるデフォルト値は一つであっても複数であってもよい。また、デフォルト値として、基準値、段階数及び刻みの値を直接記憶しておいてもよいが、基準値、段階数及び刻みに基づいてSpO値の相対値をレベル0〜n(nは段階数−1)に割り当てたものを記憶しておくこととしてもよい。
また、記憶部13には、操作部12により入力された基準値、段階数及び刻みの値(メモリー値と呼ぶ)を記憶するためのメモリー領域が設けられている。メモリー領域には、複数のメモリー値を記憶しておくことができる。
さらに、記憶部13には、基準値、段階数及び刻みの設定値を記憶するための設定領域が設けられている。設定値は、実際にSpO値の相対値をレベルに変換する際に使用される基準値、段階数及び刻みである。なお、設定領域には、工場出荷時にはデフォルト値が設定されている。
その他の第3の実施形態の構成は、第1の実施形態で説明したものと同様であるので説明を援用し、第3の実施形態の動作について説明する。
図12に、パルスオキシメーター1Aにおいて電源がONとなった際に実行される測定処理Cのフローチャートを示す。測定処理Cは、制御部11と記憶部13に記憶されているプログラムとの協働により実行される。測定処理Cを実行することにより、制御部11は、算出手段、変換手段、第2の変換手段、制御手段として機能する。
まず、制御部11は、操作部12により設定モードへの移行指示が入力されたか否かを判断する(ステップS31)。
操作部12により設定モードへの移行指示が入力されていないと判断した場合(ステップS31;NO)、制御部11は、ステップS33に移行する。
操作部12により設定モードへの移行指示が入力されたと判断した場合(ステップS31;YES)、制御部11は、設定処理Bを実行する(ステップS32)。
図13に、ステップS32において実行される設定処理Bのフローチャートを示す。設定処理Bは、制御部11と記憶部13に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
まず、制御部11は、SpO値の相対値を算出する際の基準値を自動取得するか否かを問い合わせるメッセージを表示部15に表示して、操作部12により基準値を自動取得する指示が入力されたか否かを判断する(ステップS301)。
基準値を自動取得する指示が入力されていないと判断した場合(ステップS301;NO)、制御部11は、ステップS303に移行する。
基準値を自動取得する指示が入力されたと判断した場合(ステップS301;YES)、制御部11は、測定部14にSpO値の測定を行わせ、測定結果に基づいて基準値を取得する(ステップS302)。例えば、測定部14にSpO値の測定を行わせ、SpO値が安定したところでそのSpO値を基準値として取得する。基準値の取得後、制御部11は、ステップS303に移行する。
ステップS303において、制御部11は、表示部15にメニュー画面を表示する(ステップS303)。メニュー画面には、「デフォルト値を選択」、「メモリー値を選択」、「新規入力」のメニューが表示されており、操作部12によりいずれかを選択することができる。
操作部12により「デフォルト値を選択」が選択された場合(ステップS304;YES)、制御部11は、デフォルト値に対応付ける患者情報や状況(例えば、時間帯、動作状況、疾患等)を入力するか否かを問い合わせるメッセージを表示部15に表示して、操作部12により患者情報や状況を入力することが選択されたか否かを判断する(ステップS305)。
操作部12により患者情報や状況を入力することが選択されていないと判断した場合(ステップS305;NO)、制御部11は、基準値、段階数及び刻みのデフォルト値を記憶部13の設定領域に記憶させ(ステップS308)、図12のステップS33に移行する。
なお、デフォルト値が記憶部13に複数記憶されている場合、制御部11は、表示部15にデフォルト値一覧を表示させ、操作部12により選択されたデフォルト値を記憶部13の設定領域に記憶させる。また、ステップS302で基準値を自動取得した場合、制御部11は、基準値として自動取得したものを設定する。
操作部12により患者情報や状況を入力することが選択されたと判断した場合(ステップS305;YES)、制御部11は、デフォルト値に対応付ける患者情報や状況を入力するための入力画面を表示部15に表示させ、操作部12による患者情報や状況の入力を受け付ける(ステップS306)。ここで、入力する患者情報としては、患者IDや氏名に限らず、「在宅酸素療法患者」等の患者の種別や年齢、性別等であってもよい。また、状況としては、例えば、上述のように、時間帯、動作状況(例えば、安静時、歩行中、運動中、入浴中、排便中等)、疾患(例えば、心不全、呼吸不全、COPD等)等が挙げられる。患者情報と状況はいずれか一方を入力してもよいし、両方を入力してもよい。
次いで、制御部11は、基準値、段階数及び刻みのデフォルト値を入力された患者情報や状況に対応付けてメモリー値として記憶部13のメモリー領域に記憶させる(ステップS307)。ステップS302で基準値を自動取得した場合、制御部11は、基準値として自動取得したものを記憶させる。そして、制御部11は、選択されたデフォルト値を記憶部13の設定領域に記憶させ(ステップS308)、図12のステップS33に移行する。
なお、デフォルト値が記憶部13に複数記憶されている場合、制御部11は、表示部15にデフォルト値一覧を表示させ、操作部12により選択されたデフォルト値を入力された患者情報や状況に対応付けてメモリー領域に記憶させる。また、選択されたデフォルト値を記憶部13の設定領域に記憶させる。
一方、メニュー画面において、操作部12により「メモリー値を選択」が選択された場合(ステップS304;NO、ステップS309;YES)、制御部11は、記憶部13のメモリー領域に記憶されているメモリー値の一覧を表示部15に表示させる(ステップS310)。操作部12によりメモリー値の一覧の中からメモリー値が選択されると(ステップS311)、制御部11は、選択されたメモリー値を記憶部13の設定領域に記憶させ(ステップS312)、図12のステップS33に移行する。
一方、メニュー画面において、操作部12により「新規入力」が選択された場合(ステップS304;NO、ステップS309;NO、ステップS313;YES)、制御部11は、SpO値の相対値をレベルに変換する際の基準値、段階数及び刻みを入力するための入力画面を表示部15に表示させ、操作部12による基準値、段階数及び刻みの入力を受け付ける(ステップS314)。なお、ステップS302で基準値を自動取得した場合には、入力画面の基準値の入力欄には、自動取得した基準値が予め入力されている。
次いで、制御部11は、入力された基準値、段階数及び刻みを登録するか否かを問い合わせるメッセージを表示部15に表示して、操作部12により登録することが指示されたか否かを判断する(ステップS315)。
操作部12により登録しないことが指示されたと判断した場合(ステップS315;NO)、制御部11は、入力された基準値、段階数及び刻みの値を記憶部13の設定領域に記憶させ(ステップS320)、図12のステップS33に移行する。
操作部12により登録することが指示されたと判断した場合(ステップS315;YES)、制御部11は、入力された基準値、段階数及び刻みに対応付ける患者情報や状況(例えば、時間帯、動作状況、疾患等)を入力するか否かを問い合わせるメッセージを表示部15に表示して、操作部12により患者情報や状況を入力することが指示されたか否かを判断する(ステップS316)。
操作部12により患者情報や状況を入力することが指示されていないと判断した場合(ステップS316;NO)、制御部11は、入力された基準値、段階数及び刻みをメモリー値として記憶部13のメモリー領域に記憶させる(ステップ317)。そして、制御部11は、入力された基準値、段階数及び刻みの値を記憶部13の設定領域に記憶させ(ステップS320)、図12のステップS33に移行する。
操作部12により患者情報や状況を入力することが指示されたと判断した場合(ステップS316;YES)、制御部11は、入力された基準値、段階数及び刻みの値に対応付ける患者情報や状況を入力するための入力画面を表示部15に表示させ、操作部12による患者情報や状況の入力を受け付ける(ステップS318)。次いで、制御部11は、基準値、段階数及び刻みの値を入力された患者情報や状況に対応付けてメモリー値として記憶部13のメモリー領域に記憶させる(ステップS319)。入力する患者情報としては、患者のIDや氏名に限らず、「在宅酸素療法患者」等の患者の種別や年齢、性別等であってもよい。また、状況としては、例えば、上述のように、時間帯、動作状況(例えば、安静時、歩行中、運動中、入浴中、排便中等)、疾患(例えば、心不全、呼吸不全、COPD等)等が挙げられる。患者情報と状況はいずれか一方を入力してもよいし、両方を入力してもよい。
そして、制御部11は、入力された基準値、段階数及び刻みを記憶部13の設定領域に記憶させ(ステップS320)、図12のステップS33に移行する。
このように、患者情報や状況情報に対応付けて段階数及び刻みをメモリー領域に記憶しておくことで、被検者の個人差や状況に応じて段階数及び刻みを変更してSpO値の相対値をレベルに変換することが可能となる。
図12のステップS33において、制御部11は、測定部14によりSpO値を測定し(ステップS33)、記憶部13の設定領域に記憶されている基準値と測定により得られたSpO値との差分値(測定値−基準値)をSpO値の相対値として算出する(ステップS34)。
そして、制御部11は、算出したSpO値の相対値を記憶部13の設定領域に記憶されている設定値に基づいてレベルに変換し(ステップS35)、変換されたレベルを表示部15に表示させる(ステップS36)。
制御部11は、電源がOFFされるまでステップS33〜ステップS36の処理を繰り返し実行する。
図14に、ステップS36におけるレベルの表示例を示す。図14においては、基準値が95%、SpO値(測定値)が91%、SpO値の相対値が−4%、レベル4段階、一律5%刻みの場合のレベル表示例を示す。
ここで、最高レベル(ここでは、レベル3)は、相対値の符号が+である場合に割り当てられ、その次のレベルから、設定された刻みで符号が−の相対値が割り当てられる。刻みは、段階数との調整をとるため最低レベル(レベル0)では適用されない。
図13に示すように、表示部15には、例えば、左からレベル0、レベル1、レベル2、レベル3の各レベルに対応する表示欄が設けられ、レベル0からSpO値の相対値に対応するレベルまでの表示欄が点灯(または色で表示)される。上記の場合、相対値が−4%であるからレベルは2であり、レベル2までの表示欄が点灯(または色で表示)される。
このように、測定部14の測定結果であるSpO値の基準値からの相対値を被検者の状態を把握しやすいレベルに変換して表示するので、例えば、平常時(安定した状態)からSpO値が何%か低下すると苦しくなる被検者の場合、この相対値のレベル表示によって被検者の状態をすばやく把握することが可能となり、その後の迅速な対応が可能となる。
なお、図15に示すように、SpO値の測定値(絶対値という)のレベル表示と相対値のレベル表示を切り替えるための切替手段としての切替ボタンB1をレベル表示と併せて表示し、操作部12による操作に応じて絶対値のレベル表示と相対値のレベル表示を切り替えることとしてもよい。例えば、相対値のレベル表示が表示部15に表示されているときに切替ボタンB1が押下された場合、制御部11は、SpO値の測定値(絶対値)を設定された段階数及び刻みに基づいてレベルに変換し、変換したレベルに基づいてレベル表示を行う。また、絶対値のレベル表示なのか相対値のレベル表示なのかをユーザーが識別するための表示151をレベル表示に併せて表示することが好ましい。
第3の実施形態においては、手動で設定を行う場合を例にとり説明したが、第2の実施形態で説明したパルスオキシメーター1Bのように、パルスオキシメーター1Aの構成に加えて個人認識センサー17を有する構成とし、自動で設定を行うこととしてもよい。すなわち、制御部11は、図11のステップS11〜ステップS14と同様の処理により被検者の個人を特定し、時刻情報を取得し、初期SpO値を取得して、特定した個人の患者情報及び取得した情報に対応する基準値、段階数及び刻みをメモリー領域から読み出して設定領域に設定してもよい。そして、図12のステップS33以降の処理を実行することで、SpO値の相対値のレベル表示を行うこととしてもよい。レベル表示時には、図15に示すように切替ボタンB1を併せて表示し、制御部11は、操作部12による操作に応じて絶対値表示と相対値表示を切り替えることが好ましい。また、レベル表示と併せて絶対値のレベル表示なのか相対値のレベル表示なのかをユーザーが識別するための表示151をレベル表示に併せて表示することが好ましい。
<第4の実施形態>
以下、本発明の第4の実施形態について説明する。
パルスオキシメーターでは、SpO値及び脈拍を測定可能であるが、SpO値、脈拍とも、個人の基準値から離れるほどリスクが高くなる。そこで、第4の実施形態においては、パルスオキシメーターにより測定されたSpO値と脈拍のそれぞれについて、予め設定された基準値との相対値を算出し、算出した相対値を予め設定された段階数及び刻みのレベルに変換し、SpO値のレベルと脈拍のレベルを掛け合わせてリスクレベルとして表示する場合について説明する。
第4の実施形態におけるパルスオキシメーターの構成は、第3の実施形態で説明したパルスオキシメーター1Aと同様であるので説明を援用する。ただし、記憶部13において記憶されているデフォルト値、メモリー領域に記憶されているメモリー値、設定領域に記憶されている設定値には、SpO値の基準値、段階数及び刻みの他、脈拍数の基準値、段階数及び刻みが記憶されている。
その他の第4の実施形態の構成は、第3の実施形態で説明したものと同様であるので説明を援用し、以下、第4の実施形態の動作について説明する。
図16に、パルスオキシメーター1Aにおいて電源がONとなった際に実行される測定処理Dのフローチャートを示す。測定処理Dは、制御部11と記憶部13に記憶されているプログラムとの協働により実行される。測定処理Dを実行することにより、制御部11は、相対値算出手段、変換手段、リスクレベル算出手段、制御手段として機能する。
まず、制御部11は、操作部12により設定モードへの移行指示が入力されたか否かを判断する(ステップS41)。
操作部12により設定モードへの移行指示が入力されていないと判断した場合(ステップS41;NO)、制御部11は、ステップS43に移行する。
操作部12により設定モードへの移行指示が入力されたと判断した場合(ステップS41;YES)、制御部11は、設定処理Bを実行し(ステップS42)、ステップS43に移行する。
設定処理Bは、第3の実施形態で図13に示したものと同様である。ただし、ステップS302において基準値を自動取得する場合には、SpO値及び脈拍数の双方の基準値を取得する。また、ステップS314においては、SpO値及び脈拍のそれぞれの基準値、段階数及び刻みの入力を受け付け、ステップS317及びステップS319においては、SpO値及び脈拍のそれぞれの基準値、段階数及び刻みをメモリー領域に記憶させる。さらに、ステップS308、ステップS312、ステップS320においては、SpO値及び脈拍のそれぞれの基準値、段階数及び刻みを設定値として設定領域に記憶させる。
次いで、制御部11は、測定部14によりSpO値を測定し(ステップS43)、記憶部13の設定領域に記憶されているSpO値の基準値と測定により得られたSpO値との差分値(測定値−基準値)をSpO値の相対値として算出する(ステップS44)。
次いで、制御部11は、算出したSpO値の相対値を記憶部13の設定領域に記憶されている段階数及び刻みに基づいてレベルに変換する(ステップS45)。ここで、本実施形態では、レベルが低いほどリスクが低く、レベルが高いほどリスクが高いことを表す。
SpO値は、体の状態が悪くなる(リスクが高くなる)と測定値が基準値より低くなるため、相対値が+の場合は最も低いレベルとし、相対値が−である場合に、段階数及び刻みに応じたレベルが設定される。基準値に近いほどレベルは低くなる。
例えば、基準値が95%、段階数3、刻み一律5%、測定値88%の場合、SpO値の相対レベルは2となる(相対レベル1が最も低いレベルとした場合)。
次いで、制御部11は、測定部14により脈拍を測定し(ステップS46)、記憶部13の設定領域に記憶されている脈拍数の基準値と測定により得られた脈拍数との差分値(測定値−基準値)を脈拍数の相対値として算出する(ステップS47)。
次いで、制御部11は、算出した脈拍数の相対値を記憶部13の設定領域に記憶されている段階数及び刻みに基づいてレベルに変換する(ステップS48)。
脈拍数は、体の状態が悪くなる(リスクが高くなる)と測定値が基準値より増加又は減少するので、基準値の+側と−側の両側において、段階数及び刻みに応じたレベルが設定される。基準値に近いほどレベルは低くなる。
例えば、基準値が60bpm、段階数3、刻み一律20bpm、測定値90bpmの場合、SpO値の相対レベルは2となる(相対レベル1が最も低いとした場合)。
次いで、制御部11は、算出したSpO値のレベルと脈拍数のレベルを乗算してリスクレベルを算出する(ステップS49)。
例えば、SpO値のレベルが2、脈拍数のレベルが2であった場合、2×2=4となり、リスクレベルは4となる。
なお、SpO値のレベルと脈拍数のレベルのそれぞれに重み係数を掛けてから、結果を乗算してリスクレベルを算出することとしてもよい。例えば、SpO値の重み係数を2、脈拍数の重み係数を1とすると、リスクレベルは、(2×2)+(2×1)=6となる。
そして、制御部11は、算出されたリスクレベルを表示部15に表示させる(ステップS50)。
制御部11は、電源がOFFされるまでステップS43〜ステップS50の処理を繰り返し実行する。
図17に、ステップS50におけるリスクレベルの表示例を示す。図17においては、全体が10段階、リスクレベルが6の表示例を示している。図17(a)においては、表示部15には、例えば、左からレベル1、レベル2、・・レベル10の各リスクレベルに対応する表示欄が設けられ、レベル1から算出されたリスクレベルまでの表示欄が点灯(または色で表示)されている。図17(b)に示すように、リスクレベルの段階数分の表示欄を消灯させることとしてもよい。また、図17(c)に示すように、SpO値のレベル、脈拍数のレベル及びリスクレベルを全て表示することとしてもよい。
測定部14により測定されるSpO値及び脈拍数は、絶対値的には個々に独立した数値である。しかし、SpO値、脈拍とも、個人の基準値から離れるほどリスクが高くなる。そこで、SpO値の相対レベルと脈拍数の相対レベルを掛け合わせた値をリスクレベルとして表示することで、被検者や医師等が被検者の状態の変化をすばやく把握することが可能となり、その後の迅速な対応が可能となる。
第4の実施形態においては、手動で設定を行う場合を例にとり説明したが、第2の実施形態で説明したパルスオキシメーター1Bのように、個人認識センサー17を有する構成とし、自動で設定を行うこととしてもよい。すなわち、制御部11は、図11のステップS11〜ステップS14の処理により被検者の個人を特定し、時刻情報を取得し、初期SpO値を取得して、特定した個人の患者情報及び取得した情報に対応する基準値、段階数及び刻みをメモリー領域から読み出して設定領域に設定してもよい。そして、図16のステップS43以降の処理を実行することで、リスクレベルの算出及び表示を行うこととしてもよい。
<第5の実施形態>
以下、本発明の第5の実施形態について説明する。
第5の実施形態では、第4の実施形態で算出されたリスクレベルを対応するボルグスケールの指標レベルで表示する場合について説明する。
第5の実施形態におけるパルスオキシメーターの構成は、第4の実施形態で説明したパルスオキシメーター1Aと同様であるので説明を援用する。ただし、記憶部13には、さらに、患者情報に対応付けて、第4の実施形態で説明したリスクレベルの各レベルとボルグスケールの各指標レベルとの対応表であるテーブル131が記憶されている。図18に、テーブル131の一例を示す。テーブル131は、患者ごとに予め負荷試験等を行って、各リスクレベルの状態のときの患者の主観的運動強度(息苦しさ)を求めて作成したものである。
その他の第5の実施形態の構成は、第4の実施形態で説明したものと同様であるので説明を援用し、以下、第5の実施形態の動作について説明する。
図19に、パルスオキシメーター1Aにおいて電源がONとなった際に実行される測定処理Eのフローチャートを示す。測定処理Eは、制御部11と記憶部13に記憶されているプログラムとの協働により実行される。測定処理Eを実行することにより、制御部11は、相対値算出手段、変換手段、リスクレベル算出手段、制御手段として機能する。
まず、制御部11は、ステップS51〜ステップS59の処理を実行する。ステップS51〜S59の処理は、図16のステップS41〜S49の処理と同様であるので説明を援用する。
次いで、制御部11は、記憶部13に記憶されているテーブル131を参照し、算出したリスクレベルを対応するボルグスケールの指標レベルに変換する(ステップS60)。そして、制御部11は、リスクレベルに応じたボルグスケールの指標レベルを表示部15に表示させる(ステップS61)。
制御部11は、電源がOFFされるまでステップS53〜ステップS61の処理を繰り返し実行する。
このように、第5の実施形態では、測定部14により測定されたSpO値及び脈拍数に基づいてリスクレベルを算出し、算出したリスクレベルをボルグスケールの指標レベルで表示部15に表示する。従って、被検者が息苦しいと感じる危険な状態であるか否かをすばやく把握することが可能となり、その後の迅速な対応が可能となる。
以上、本発明の第1〜第5の実施形態について説明したが、上記実施形態における記述内容は、本発明の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、制御部11は、被検者の患者情報が入力(特定)された際又は新規に患者情報に対応付けてメモリー値を登録する際に、記憶部13のメモリー領域に同一の患者情報に対応付けられた複数のメモリー値が記憶されているか否かを判断し、記憶されていると判断した場合、その患者情報に対応する複数のメモリー値のデータを統合するか否かをユーザーに問い合わせる画面を表示し、操作部12により統合する指示が入力された場合に、データを統合する(一つの患者情報に、複数の状況毎の複数の段階数及び刻みを対応付けて記憶部13のメモリー領域に記憶する)こととしてもよい。また、新規にメモリー値を登録する際に、記憶部13のメモリー領域に同一の患者情報に対応付けられたメモリー値がすでに記憶されている場合、制御部11は、その被検者の患者情報についてのデータを統合するか否かをユーザーに問い合わせる画面を表示し、操作部12により統合する指示が入力された場合に、新規のメモリー値と既存のメモリー値のデータを統合する(一つの患者情報に、複数の状況毎の複数の段階数及び刻みを対応付けて記憶部13のメモリー領域に記憶する)こととしてもよい。統合は、自動的に同じ患者情報に対応付けられているメモリー値の全てを自動的に統合してもよいし、同じ患者情報に対応付けられているメモリー値の一覧を表示部15に表示し、操作部12の操作に応じて手動で統合することとしてもよい。
また、パルスオキシメーターの細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
1A パルスオキシメーター
1B パルスオキシメーター
11 制御部
12 操作部
13 記憶部
14 測定部
15 表示部
16 時計
17 個人認識センサー

Claims (16)

  1. 生体の血中酸素飽和度を測定する測定手段と、
    前記測定手段により測定された血中酸素飽和度を予め定められた段階数及び刻みのレベルに変換する変換手段と、
    前記変換手段により変換されたレベルを表示する表示手段と、
    を備えるパルスオキシメーター。
  2. 生体の血中酸素飽和度を測定する測定手段と、
    前記測定手段により測定された血中酸素飽和度の、予め定められた基準値からの相対値を算出する相対値算出手段と、
    前記相対値算出手段により算出された相対値を予め定められた段階数及び刻みのレベルに変換する変換手段と、
    前記レベルを表示する表示手段と、
    を備えるパルスオキシメーター。
  3. 前記測定手段による測定結果に基づいて前記基準値を取得する基準値取得手段を備える請求項2に記載のパルスオキシメーター。
  4. 前記測定手段により測定された血中酸素飽和度を予め定められた段階数及び刻みのレベルに変換する第2の変換手段と、
    前記表示手段に表示するレベルを、前記相対値を変換したレベルと前記血中酸素飽和度を変換したレベルとの間で切り替える切替手段と、
    を備える請求項2又は3に記載のパルスオキシメーター。
  5. 前記表示手段は、表示しているレベルが前記相対値を変換したレベルであるか前記血中酸素飽和度を変換したレベルであるかを示す情報を併せて表示する請求項4に記載のパルスオキシメーター。
  6. 生体の血中酸素飽和度及び脈拍数を測定する測定手段と、
    前記測定手段により測定された血中酸素飽和度及び脈拍数のそれぞれの、予め定められた基準値からの相対値を算出する相対値算出手段と、
    前記相対値算出手段により算出された前記血中酸素飽和度の相対値と前記脈拍数の相対値のそれぞれを予め定められた段階数及び刻みのレベルに変換する変換手段と、
    前記変換手段により変換された前記血中酸素飽和度の相対値のレベルと前記脈拍数の相対値のレベルに基づいてリスクレベルを算出するリスクレベル算出手段と、
    前記リスクレベル算出手段により算出されたリスクレベルを表示する表示手段と、
    を備えるパルスオキシメーター。
  7. 前記リスクレベル算出手段は、前記血中酸素飽和度の相対値のレベルと前記脈拍数の相対値のレベルを掛け合わせることにより前記リスクレベルを算出する請求項6に記載のパルスオキシメーター。
  8. 前記リスクレベル算出手段は、前記血中酸素飽和度の相対値のレベルと前記脈拍数の相対値のレベルのそれぞれに重み係数を掛けてから両者を掛け合わせる請求項7に記載のパルスオキシメーター。
  9. 前記表示手段は、前記リスクレベルを当該リスクレベルに応じたボルグスケールの指標レベルで表示する請求項6〜8のいずれか一項に記載のパルスオキシメーター。
  10. 被検者及び/又は測定時の状況に応じて前記段階数及び前記刻みを変更する制御手段を備える請求項1〜9のいずれか一項に記載のパルスオキシメーター。
  11. 患者情報及び/又は状況情報に対応付けて前記段階数及び前記刻みを記憶する記憶手段を備え、
    前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている前記段階数及び前記刻みの中から前記被検者の患者情報及び/又は測定時の状況情報に対応する前記段階数及び前記刻みを前記変換手段が使用する設定値として設定する請求項10に記載のパルスオキシメーター。
  12. 前記記憶手段には、予め前記段階数及び前記刻みのデフォルト値が記憶されている請求項11に記載のパルスオキシメーター。
  13. 前記段階数及び前記刻みを入力する入力手段を備え、
    前記記憶手段は、前記入力手段により入力された前記段階数及び前記刻みを記憶する請求項11に記載のパルスオキシメーター。
  14. 前記制御手段により前記変換手段が使用するものとして設定された設定値は、電源がOFFされてもリセットされることなく、次回の電源投入時にはその設定で起動される請求項11〜13のいずれか一項に記載のパルスオキシメーター。
  15. 前記制御手段は、前記被検者の個人情報、測定開始時の時間情報及び測定開始時の初期の血中酸素飽和度のひとつ又は複数の情報を取得し、取得した情報に基づいて、前記記憶手段に記憶されている前記段階数及び前記刻みの中から前記被検者の患者情報及び/又は測定時の状況情報に対応する前記段階数及び前記刻みを前記変換手段が使用する設定値として設定する請求項11〜13のいずれか一項に記載のパルスオキシメーター。
  16. 同一の患者情報に対応する複数の前記段階数及び前記刻みのデータが前記記憶手段に記憶されている場合に、記憶されている複数の前記データを自動又は手動で統合する統合手段を備える請求項11〜15のいずれか一項に記載のパルスオキシメーター。
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