JP2018102603A - 遊技台 - Google Patents

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Abstract

【課題】 演出手段に特徴を持った遊技台を提供する。
【解決手段】 遊技台は、演出手段と、可動手段と、を備え、前記可動手段は、演出動作を行う場合があり、第一のエラーの発生中に、前記可動手段が前記演出動作を行う場合があり、前記演出手段は、選択演出が行われる場合がある手段であり、前記選択演出の実行中において、選択操作が行われると演出が選択されるように構成されており、前記選択演出の実行中において前記第一のエラーが発生していても、前記選択操作が行われると演出が選択されるように構成されている。
【選択図】図261

Description

本発明は、弾球遊技機(ぱちんこ機)、回胴遊技機(スロットマシン)、封入式遊技機あるいはメダルレススロットマシンに代表される遊技台に関する。
従来の遊技台は、演出手段を備えている(例えば、特許文献1)。
特開2008−200302号公報
しかしながら、従来の遊技台は、演出手段について改良の余地がある。
本発明の目的は、演出手段に特徴を持った遊技台を提供することにある。
本発明に係る遊技台は、演出手段と、可動手段と、を備えた遊技台であって、前記可動手段は、第一の動作を行う場合がある手段であり、前記第一の動作とは、演出に関する動作(以下、「演出動作」という。)のことであり、第一のエラーの発生中に、前記可動手段が前記演出動作を行う場合があり、前記演出手段は、選択演出が行われる場合がある手段であり、前記選択演出の実行中において、選択操作が行われると演出が選択されるように構成されており、前記選択演出の実行中において前記第一のエラーが発生していても、前記選択操作が行われると演出が選択されるように構成されている、ことを特徴とする遊技台である。
本発明によれば、演出手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
本実施形態に係るパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。 パチンコ機100を背面側から見た外観図である。 パチンコ機100の遊技盤200を正面から見た略示正面図である。 パチンコ機100の制御部の回路ブロック図である。 パチンコ機100の表示図柄の一例であって、(a)は特図1の停止表示図柄の一例を示し、(b)は特図2の停止表示図柄の一例を示し、(c)は装飾図柄の一例を示し、(d)は普図の停止表示図柄の一例を示す図である。 主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。 主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。 特図先読み処理の流れを示すフローチャートである。 特図1用および特図2用先読み結果記憶部の一例を示す図である。 当否判定用テーブルの内容について説明する図である。 特図決定用テーブルの内容について説明する図である。 パチンコ機100の第1副制御部400での処理の流れを示すフローチャートであり、(a)は第1副制御部メイン処理のフローチャートであり、(b)は第1副制御部コマンド受信割込処理のフローチャートであり、(c)は第1副制御部タイマ割込処理のフローチャートである。 パチンコ機100の第2副制御部500での処理の流れを示すフローチャートであり、(a)は第2副制御部メイン処理のフローチャートであり、(b)は第2副制御部コマンド受信割込処理のフローチャートであり、(c)は第2副制御部タイマ割込処理のフローチャートであり、(d)は第2副制御部画像制御処理のフローチャートである。 (a)は、演出装置206の第1の構成例について説明する図であり、(b)は、演出装置206の第2の構成例について説明する図である。 本実施形態において適用可能な演出例について説明する図である。 本実施形態のパチンコ機の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。 図16に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。 図17に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。 図18に示す演出の別の例について段階的に示す図である。 タイマ予告演出の一例を段階的に示す図である。 タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。 タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。 タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。 タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。 タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。 タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。 タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。 タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。 チャンスアップメータを用いた演出の一例を段階的に示す図である。 チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。 チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。 チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。 チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。 チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。 チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。 チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。 チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。 ボタン演出における残時間表示メータの変化の態様について説明する図である。 ボタン演出の他の例を段階的に示す図である。 本実施形態のパチンコ機の装飾図柄表示装置を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。 タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。 タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。 タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。 タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。 タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。 タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。 タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。 タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。 (a)は主制御部電源投入時処理のフローチャートであり、(b)は復帰起動処理のフローチャートであり、(c)は初期起動処理のフローチャートである。 主制御部メインループ処理のフローチャートである。 主制御部タイマ割込み処理のフローチャートである。 特図状態更新処理のフローチャートである。 (a)は特図関連抽選処理のフローチャートであり、(b)は特図当り抽選処理のフローチャートである。 図柄変動中処理のフローチャートである。 特図表示確定ウエイト処理のフローチャートである。 (a)は当り開始ウエイト処理のフローチャートであり、(b)は特電役開放処理のフローチャートである。 特電役作動処理のフローチャートである。 特電役制御処理のフローチャートである。 (a)は特電役動作パターンデータテーブルの内容について説明する図であり、(b)は特電役作動データテーブルの内容について説明する図である。 特電役残存球検出処理のフローチャートである。 特電役作動終了処理のフローチャートである。 当り終了表示ウエイト処理のフローチャートである。 本実施形態のパチンコ機100で行うことができるカスタマイズの内容を示す図である。 会員サービスを利用していない状態におけるオプションメニュー画面の遷移図である。 デモ画面から、オプションメニュー画面、音量調整ウィンドウ、輝度調整ウィンドウを呼び出す一例を示す図である。 図65に示す例の続きを示す図である。 図66に示す例の続きを示す図である。 図67に示す例の続きを示す図である。 図66を用いて説明した例の変形例を示す図である。 その他の変形例を示す図である。 (1)はトップメニュー画面の遷移図であり、(2)は機種カスタマイズ画面の遷移図である。 ダイトモ画面の遷移図である。 トップメニュー画面およびダイトモ画面を示す図である。 機種カスタマイズ画面を示す図である。 変動アイコンを用いた演出の一例を示す図である。 図75に示す例の変形例を示す図である。 図75に示す例の他の変形例を示す図である。 ナビキャラクタYMによる保留アイコンの変化演出と変動アイコンの変化演出の組合せの例を示す図である。 図78に示す例の続きと変形例等を示す図である。 保留枠が一時的に視認不能になる演出例を示す図である。 演出アイコン表示領域DISに複数のナビキャラクタYMが出現する演出の一例を示す図である。 図81に示す変形例等を示す図である。 ナビキャラクタYMにボタン保留アイコンの演出を絡めた演出例を示す。 ナビキャラクタYMが表示されない期間がある例を示す図である。 ナビキャラクタYMが表示されない他の期間がある例を示す図である。 保留アイコンが最大8個表示される例を示すである。 ナビキャラクタYMに普図の装飾図柄を絡めた演出例を示す。 変化予告表示が待機表示される例を示す図である。 これまで説明した保留枠とは異なる保留枠を用いた演出例を示す図である。 これまで変化予告報知のアイコンとして使用されてきた宝箱のアイコンI1が、保留アイコンとして出現する例を示す図である。 ナビキャラクタYMにメータ演出を絡めた演出例を示す。 図91を用いて説明した例の変形例を示す図である。 図91を用いて説明した例のさらに別の変形例を示す図である。 ナビキャラクタYMにテロップ演出を絡めた演出例を示す。 図14(b)に示す演出装置206による、ナビキャラクタYMを絡めた演出の一例を示す図である。 図14(b)に示す演出装置206による、ナビキャラクタYMを絡めた他の演出の一例を示す図である。 図14(b)に示す演出装置206による、ナビキャラクタYMを絡めたさらに他の演出の一例を示す図である。 装飾図柄表示装置208(第1表示装置)の下方に第2表示装置が設けられた演出装置206による、ナビキャラクタYMを絡めた演出の一例を示す図である。 遊技者によって選択された演出の実行中に他の演出が実行された場合の一例を示す図である。 図99に示す例の変形例を示す図である。 スピーカ120から出力可能な楽曲についてまとめた表である。 図101を用いて説明した楽曲選択が行われる例を示す図である。 図102に示す例の続きを示す図である。 図14(b)に示す演出装置206による演出の一例を示す図である。 図104に示す例の続きを示す図である。 遊技者が選択した保留枠が変更される例を示す図である。 図106に示す例の変形例等を示す図である。 オートボタンモードに設定に設定されたパチンコ機における演出例を示す図である。 図108に示す例の続き等を示す図である。 図108に示す例の変形例を示す図である。 皿満タンエラーの発生によって報知される球抜き報知の表示と、輝度調整ウィンドウBWそれぞれの、他の表示とのオーバーラップ関係について説明する図である。 球抜き報知の表示例を示す図である。 複数種類のエラー表示が表示される例を示す図である。 パチンコ機100の主制御部300が検出可能なエラーの一例を示した図である。 パチンコ機100の払出制御部600が検出可能なエラーの一例を示した図である。 パチンコ機100によるエラー報知の報知態様の一例を示した図である。図である。 各種予告アイコンと各種予告表示を示す図である ミニゲーム用アイコンを示す図である。 保留アイコンと変動アイコンを示す図である。 ミニゲームBにおいて勝利することで予告アイコンがストックされ、ストックした予告アイコンが使用されることで予告表示が表示されて変動アイコンの表示態様が変化する例を段階的に示した図である。 図120に示す演出例の続きを段階的に示す図と、その演出例の変形例を示す図である。 図120(あ1)〜図121(あ40)の演出例の第3変形例〜第6変形例を示す図である。 図120(あ1)〜図121(あ40)の演出例の第7変形例〜第10変形例を示す図である。 図120(あ1)〜図121(あ40)の演出例のその他の変形例を示す図である。 ミニゲームBにおいて勝利することで予告アイコンが複数個ストックされ、ストックした複数個の予告アイコンが使用されることで予告表示が表示されて変動アイコンの表示態様が変化する例を段階的に示した図である。 図125に示す演出例の変形例と、吉宗お宝獲得予告のミニゲームAの演出例を示す図である。 吉宗お宝獲得予告のミニゲームAの演出例の続きを段階的に示す図である。 図126(う1)〜図127(う38)の演出例の第1変形例〜第3変形例の途中までを示す図である。 図126(う1)〜図127(う38)の演出例の第3変形例の続きと、第4変形例〜第5変形例の途中までを示す図である。 図126(う1)〜図127(う38)の演出例の第5変形例の続きと、ストックされた予告アイコンYIが昇格する演出例を段階的に示す図である。 ストックされた予告アイコンYIが昇格する演出例の続きと、その演出例の変形例を示す図である。 予告アイコンYIからボタンの予告表示YHが出現する演出例を段階的に示す図である。 ボタン演出の実行回数がストックされていく演出例を段階的に示す図である。 ボタン演出の実行回数がストックされていく演出例の続きと、その他の演出例を示す図である。 予告アイコンYIから放出される予告表示YHが、放出前から分かる演出例を示す図である。 ストックしている一の予告アイコンを複数回使用する演出例を段階的に示す図である。 ストックされている同一の予告アイコンYIから、同じ種類の予告表示YHが複数放出される例の続きと、その他の演出例を示す図である。 複数の予告アイコンYIがスットクされた例を段階的に示す図である。 予告アイコンYIから放出される予告表示YHが、放出前から分かる状態で、その予告アイコンYIが複数回使用される例を示す図である。 図139から続く演出例等を示す図である。 複数の予告アイコンYIがスットクされる例の続きを示す図である。 予告アイコンストック用のルーレット演出の例を段階的に示す図である。 予告アイコンストック用のルーレットRLTを用いた他の演出と、ボタン操作を伴う演出例を示す図である。 ボタン操作に応じて「ボタン」の予告アイコンYIの表示態様が変化する例と、その他の例を示す図である。 図144から続く演出例と、同じ予告アイコンを複数の態様で表示する例を示す図である。 第1装飾図柄表示装置208Lの下方に表示手段が配置された構成による演出例等を示す図である。 第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nを用いた演出例を示す図である。 図119(b)に示すアイコン変化予告の表示を用いた演出例を段階的に示す図である。 図148に示した演出例の変形例を示す図である。 図148に示した演出例等の変形例を示す図である。 図148に示した演出例等の変形例を示す図である。 保留アイコンのシルエット予告が実行されている例の続きと、その他の演出例を示す図である。 アイコン変化予告の表示自体が、複数変動にわたって、途中で昇格に失敗しながら昇格する例等を示す図である。 メータ演出を経由してアイコン変化予告の表示自体が昇格する例の続きと、その他の演出例を示す図である。 図119(b)に示されていないアイコン変化予告の表示を用いた例の続きと、その他の演出例を示す図である。 或る種類の保留アイコンとアイコン変化予告の表示を組み合わせた演出例を示す図である。 アイコン変化予告の表示として爆撃機系のアイコンを用いたその他の演出例を示す図である。 アイコン変化予告の表示に関する各種の予告の例等を示す図である。 第1装飾図柄表示装置208Lと、他の表示手段との組み合わせの例を示す図である。 第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nを用いた演出例を示す図である。 各種のアイコンや表示が使用される7つの演出例を大まかに示す図である。 チャンスアップメータを用いた演出の一例を段階的に示した図である。 チャンスアップメータを用いた演出の一例を段階的に示した図である。 チャンスアップメータ準備中表示MTYの表示開始態様の一例を段階的に示した図である。 チャンスアップメータ準備中表示MTYの表示開始態様の一例を段階的に示した図である。 チャンスアップメータ準備中表示MTYの表示態様の変形例を示す図である。 チャンスアップメータ準備中表示の表示態様の変形例を示す図である。 チャンスアップメータ準備中表示の表示態様の変形例を示す図である。 チャンスアップメータ準備中表示の表示態様の変形例を示す図である。 スーパーリーチ演出中にチャンスアップメータ演出が行われている様子を示す図である。 スーパーリーチ演出中に行われるチャンスアップメータ演出の別のパターンが行われている様子を示す図である。 チャンスアップメータ準備中表示の表示態様の変化演出の例について説明する図である。 チャンスアップメータ準備中表示の表示態様の変化演出の別のパターンについて説明する図である。 チャンスアップメータ準備中表示の表示態様の変化演出の別のパターンについて説明する図である。 チャンスアップメータによる演出中にチャンスアップメータがランクアップする様子を示す図である。 ランクアップしたチャンスアップメータの表示態様について説明する図である。 チャンスアップメータのランクアップの別のパターンについて説明する図である。 ランクアップしたチャンスアップメータ準備中表示MTYがチャンスアップメータCMTに切り替わっても引き続きランクアップされた表示態様で表示されている様子を示す図である。 チャンスアップメータ準備中表示が表示されることを予告する演出例を示す図である。 チャンスアップメータ準備中表示が表示されることを予告する他の演出例を示す図である。 チャンスアップメータにおいて示されていないチェックポイントにおいてチャンスアップ予告が行われる演出例を示す図である。 チャンスアップメータを用いた別の演出例について段階的に示した図である。 チャンスアップメータを用いた演出の別のパターンについて示す図である。 図183に示すチャンスアップメータを用いた演出の変形例について示す図である。 図183に示すチャンスアップメータを用いた演出の別の演出パターンについて示す図である。 チャンスアップメータ準備中表示を用いた先読み予告の一例を段階的に示した図である。 チャンスアップメータの別の表示パターンについて説明する図である。 別のスーパーリーチにおいて実行されるチャンスアップメータの演出例について説明する図である。 チャンスアップメータによる演出の変形例について説明する図である。 チャンスアップメータによる演出の別の演出パターンについて説明する図である。 確変状態において行われるチャンスアップメータによる演出の一例について説明する図である。 チャンスアップメータによる演出の予告を装飾図柄表示装置以外の表示装置にて行う例について説明する図である。 第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nを用いた演出例を示す図である。 遊技盤を正面から見た略示正面図である。 制御部の回路ブロック図を示したものである。 (a)特図1の停止図柄態様の一例を示したものである。(b)特図2の停止図柄態様の一例を示したものである。(c)装飾図柄の停止図柄態様の一例を示したものである。(d)普図の停止表示図柄の一例を示したものである。 一遊技中の装飾図柄表示装置における表示の一例を時系列に示した図である。 一遊技中の装飾図柄表示装置における表示の一例を時系列に示した図である。 一遊技中の装飾図柄表示装置における表示の一例を時系列に示した図である。 遊技盤を正面から見た略示正面図である。 (a)特図1の停止図柄態様の一例を示したものである。(b)特図2の停止図柄態様の一例を示したものである。(c)装飾図柄の停止図柄態様の一例を示したものである。(d)普図の停止表示図柄の一例を示したものである。(e)第4図柄の表示態様の一例を示したものである。 本実施形態のぱちんこ機における、演出表示の一例を時系列に示す図である。 主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。 サブコマンド送信処理の流れを示すフローチャートである。 (a)サブコマンド送信処理の流れを示すフローチャートである。(b)サブコマンド送信のタイミングチャートである。 主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態にかかるぱちんこ機の先読み結果記憶部に先読み結果が記憶された状態を例示する図である。(a)は、特図1用先読み結果記憶部に先読み結果が記憶されている状態を例示しており、(b)は、特図2用先読み結果記憶部に先読み結果が記憶されている状態を例示しており、(c)は、電サポ中の特図1用先読み結果記憶部の状態を例示している。 本発明の他の実施の形態にかかるぱちんこ機の先読み結果記憶部に先読み結果が記憶された状態を例示する図である。(a)は、特図1用先読み結果記憶部に先読み結果が記憶されている状態を例示しており、(b)は、特図2用先読み結果記憶部に先読み結果が記憶されている状態を例示しており、(c)は、電サポ中の特図1用先読み結果記憶部の状態を例示している。 確変領域関連設定処理の流れを示すフローチャートである。 確変領域関連設定処理の流れを示すフローチャートである。 特図状態更新処理の流れを示すフローチャートである。 確変領域制御処理の流れを示すフローチャートである。 特図関連抽選処理の流れを示すフローチャートである。 特図用の当否判定用テーブルの一例を示す図である。 特図の図柄決定用テーブルの一例を示す図である。(a)は、特図1図柄決定用テーブルを例示し、(b)は、特図2図柄決定用テーブルを例示している。 図柄変動中処理の流れを示すフローチャートである。 特図表示確定ウエイト処理の流れを示すフローチャートである。 当り開始表示ウエイト処理の流れを示すフローチャートである。 特電役開放処理の流れを示すフローチャートである。 特電役作動処理の流れを示すフローチャートである。 特電役制御処理の流れを示すフローチャートである。 (a−1)〜(a−3)特電役動作パターンデータの一例である。(b−1)〜(b−3)特電役作動データの一例である。 特電役残存球検出処理の流れを示すフローチャートである。 特電役作動終了処理の流れを示すフローチャートである。 当り終了処理の流れを示すフローチャートである。 デバイス監視処理の流れを示すフローチャートである。 外部出力信号管理処理の流れを示すフローチャートである。 外部端子板信号の信号番号、信号名、および出力条件を示した図である。 主制御部300等に関する第一のエラー(磁界(電波)検知エラー)に関連するタイミングチャートである。 装飾図柄表示装置208において磁界検知エラーを報知する演出表示の一例を時系列に示した図である。 (a)は送信周期Tの途中でエラー解除となる場合のタイミングチャートの一例であり、図231(b)は磁気検知エラーと、それ以外の主制御部300等に関するエラーとが重複して発生した場合のタイミングチャートの一例である。 磁気検知エラーと、それ以外の払出に関するエラーとが重複して発生した場合のタイミングチャートの一例である。 装飾図柄表示装置208において磁界検知エラー及び扉開放エラーを報知する演出表示の一例を時系列に示した図である。 (a)は、主制御部300等に関する第二のエラーに関連するタイミングチャートの一例であり、(b)は、同図(a)に対応した演出表示の一例を時系列に示す図である。 (a)は、主制御部300等に関する第一のエラーおよび第二のエラーに関連するタイミングチャートの一例であり、同図(b)は、同図(a)に対応した演出表示の一例を時系列に示す図である。 (a)は、主制御部300等に関する第一のエラーおよび第二のエラーに関連するタイミングチャートの一例であり、同図(b)は、同図(a)に対応した演出表示の一例を時系列に示す図である。 大当り遊技中に大入賞口入賞超過エラーが発生した場合のタイミングチャートの一例である。 装飾図柄表示装置208において大入賞口入賞超過エラーを報知する演出表示の一例を時系列に示した図である。 図238に示す演出表示の変形例を示す図である。 図238および図239に示す大入賞口入賞超過エラーの報知期間中の演出表示の変形例を示す図である。 図238(10)〜図238(14)に対応する大入賞口入賞超過エラーの報知間中の演出表示の変形例を示す図である。 大入賞口入賞超過エラーの報知期間中の他の演出例を示す図である。 大入賞口入賞超過エラーの報知期間中の他の演出例を示す図である。 大入賞口入賞超過エラーが発生した場合の、装飾図柄表示装置208における演出表示の一例を時系列に示す図である。 大入賞口入賞超過エラーが発生した場合の、装飾図柄表示装置208における演出表示の一例を時系列に示す図である。 大入賞口入賞超過エラーが発生した場合の、装飾図柄表示装置208における演出表示の一例を時系列に示す図である。 大入賞口入賞超過エラーが発生した場合の、タイミングチャートの一例である。 大入賞口入賞超過エラーが発生した場合の、タイミングチャートの一例である。 実施形態の演出表示に共通する表記の説明である。 演出装置206における演出表示の表示態様(色)と表記の対応関係を示す図である。 本実施形態において大入賞口入賞超過エラーが発生する場合のタイミングチャートの一例である。 本実施形態の特電役残存球検出処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態の演出装置206における演出の一例について時系列で示す図である。 本実施形態の演出装置206における演出の一例について時系列で示す図である。 本実施形態の演出装置206における演出の一例について時系列で示す図である。 本実施形態の演出装置206における演出の一例について時系列で示す図である。 本実施形態の演出装置206における演出の一例について時系列で示す図である。 本実施形態の演出装置206における演出の一例について時系列で示す図である。 本実施形態の演出装置206における演出の一例について時系列で示す図である。 本実施形態の演出装置206における演出の一例について時系列で示す図である。 本実施形態の演出装置206における演出の一例について時系列で示す図である。 本実施形態の演出装置206における演出の一例について時系列で示す図である。 本実施形態の演出装置206における演出の一例について時系列で示す図である。 本実施形態の演出装置206における演出の一例について時系列で示す図である。 本実施形態の演出装置206における演出の一例について時系列で示す図である。 本実施形態の演出装置206における演出の一例について時系列で示す図である。 本実施形態の演出装置206における演出の一例について時系列で示す図である。 本発明を適用可能な封入式のパチンコ機の正面図である。 本発明に適用可能なスロットマシンを正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。 本発明の変形例による遊技台を示す図であり、(a)は、加持のマシン2000を示し、(b)は、本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備える携帯電話機3000を示し、(c)は、本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えているポータブルゲーム機4000を示し、(d)は、本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えている家庭用テレビゲーム機5000を示し、(e)は、本発明を実現する電子データを記憶したデータサーバ6000を示している。
以下、図面を用いて、本発明に係る遊技台(例えば、パチンコ機100等の弾球遊技機やスロットマシン等の回胴遊技機)について詳細に説明する。
<全体構成>
まず、図1を用いて、パチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
パチンコ機100は、所定条件が成立すると遊技者が利益を獲得することができる遊技台であって、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200と、をその前面(遊技者側)に備える。
外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。この外枠102には、スピーカ120(低音が出力される低音スピーカ)が取り付けられており、本体104が外枠102に収納されると電気的に接続された状態となり(本体104と外枠102に一対のフローティングコネクタが設けられており、本体104が外枠102に収納されると、本体104のコネクタと外枠102のコネクタが接続状態となる)、スピーカ120から音が出力可能な状態となる。
本体104は、外枠102の内部に備えられ、施錠機能付きで且つ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる扉部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間部114を有している。このパチンコ機100を設置した店舗(遊技店)の店員は、この本体104を開閉操作することが可能であり、本体104が開いたことを検出する本体開放センサ(内枠開放センサ)が設けられている。
前面枠扉106は、施錠機能付きで且つ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部116とした扉部材である。遊技店の店員は、この前面枠扉106も開閉操作することが可能であり、前面枠扉106が開いたことを検出する前面枠扉センサ109も設けられている。なお、この前面枠扉106には、開口部116にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120(高音が出力される高音スピーカ)や枠ランプ122が取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124が設けられる空間を区画形成する。なお、本実施形態では、光源をLEDとするものもランプと称する他、蛍光灯、冷陰極管等、光を発するものであればランプと称する場合があり、光を発するものは発光手段の一例に相当する。
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、施錠機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。この球貯留皿付扉108は、前面枠扉106を開放した状態で操作可能となる不図示の開放レバーを押すことによって開く。なお、球貯留皿付扉108が開いたことを検出する球貯留皿付扉センサを設けてもよい。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる扉側球通路ユニットが設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(図3参照)の演出態様に変化を与える演出ボタン136(チャンスボタン136)と、演出ボタン136(チャンスボタン136)に内蔵され、その演出ボタン136(チャンスボタン136)を発光させるチャンスボタンランプ138と、遊技店に設置されたカードユニット(CRユニット)に対して球貸し指示を行う球貸操作ボタン140と、カードユニットに対して遊技者の残高の返却指示を行う返却操作ボタン142と、遊技者の残高やカードユニットの状態を表示する球貸表示部(不図示)と、を備える。また、図1に示すパチンコ機100には、下皿128が遊技球によって満タンになったことを検知する下皿満タン検知センサ(不図示)が設けられている。さらに、操作キーユニット137も備えている。この操作キーユニット137には、十字キーとして、上キーおよび下キーの上下キー、並びに左キーおよび右キーの左右キーが配置されているとともに、その十字キーの中心には決定キーが配置されている。また、十字キーから右側に離れた下方には、キャンセルキーも配置されている。なお、パチンコ機100は球貯留皿付扉108を備えず、前面枠扉106に上皿126、下皿128、球抜ボタン130、球排出レバー132、球発射ハンドル134、チャンスボタン136、チャンスボタンランプ138、球貸操作ボタン140、返却操作ボタン142、球貸表示部、下皿満タン検知センサおよび操作キーユニット137の全てまたは一部が設けられていてもよい。
なお、前面枠扉106と本体104は、不図示のハーネスによって接続されており、前面枠扉106(球貯留皿付扉108を含んでもよい)が本体104に対して開放状態となっている場合もハーネスによって前面枠扉106の各種制御回路と本体104の各種制御回路が接続状態となっていれば、前面枠扉106に設けられた演出手段(本例では、スピーカ120、枠ランプ122およびチャンスボタンランプ138。前面枠扉106に演出可動体が設けられている場合は演出可動体も含む)による演出、球貸表示部の表示、チャンスボタン136、球貸操作ボタン140、返却操作ボタン142および操作キーユニット137の操作、および下皿満タン検知センサの検知が行えるように構成されている。
また、本実施形態では、後述する電源制御部660を構成する電源基板182が収納された電源基板ケース184が本体104に取り付けられているため、外枠102、前面枠扉106(球貯留皿付扉108を含んでもよい)、および遊技盤200は、本体104から電源電圧が供給されるように構成されている。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する発射杆146と、遊技球を発射杆146の先端で打突する発射槌148と、を備える。この発射装置110は、遊技者に球発射ハンドル134が継続的に発射操作されている間は、所定の発射期間(例えば0.6秒)の経過ごとに遊技球を遊技盤の遊技領域124へ向けて発射し、発射手段の一例に相当する。なお、球発射ハンドル134が操作された状態で押下操作されることにより発射強度を最大にすることが可能な右打ちボタンを備えてもよい。球発射ハンドル134は、球発射ハンドル134の操作に伴う遊技球の発射(射出)を遊技者の操作によって無効化する不図示の発射停止スイッチと、遊技者が球発射ハンドル134に触れていることを検出可能なタッチセンサと、を備える。なお、球発射ハンドル134が操作された状態で押下操作されることにより発射強度を最大にすることが可能な右打ちボタンを備えてもよい。また、デモ画面の表示中に球発射ハンドル134が操作されていない状態から操作されている状態となったことをタッチセンサによって検出された場合に、専用の演出が行われる場合があってもよい。例えば、表示手段による演出表示、音出力手段による演出音、および各種装飾LEDや導光板による発光演出、演出可動体(遊技盤または枠に設けられた)が挙げられる。4種類の演出手段によって演出が行われてもよく、1種類以上の演出手段によって行われてもよい。また同じ種類の演出手段であっても、専用演出を行う演出手段と行わない演出手段があってもよい。(例えば、枠の演出可動体は専用演出を行うが、遊技盤の演出可動体は専用演出を行わないとか、遊技盤の演出可動体Aは専用演出を行うが、遊技盤の演出可動体Bは専用演出を行わない等が挙げられる。この例は、他の演出手段にも適用可能である。)
遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間部114に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部116から観察することができる。なお、図1では遊技領域124の具体的構成は図示省略してあり、その具体的構成は図3に示す。
図2は、図1のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。
パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、この球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面視右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。この払出装置152は、本体104に設けられており、本体104から着脱自在なものであり、所定位置に装着されると、タンクレール154の下流端に接続する。
スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流入した遊技球を一時的に滞留させると共に、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。すなわち、払出装置152は、遊技球に駆動力を与えてその遊技球を搬送する球送り装置の一種である。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローの何れか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローの何れか他方の信号を払出制御部600へ出力する。この払出センサを通過した遊技球は、不図示の球レールを通過してパチンコ機100の前面側に配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、所定の付与条件が成立したことに基づいて遊技者にその付与条件に応じた量の遊技価値(遊技球)をこの構成により付与する(払い出す)。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300(図4参照)を構成する主基板156を収納する主基板ケース158、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400(図4参照)を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500(図4参照)を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166、遊技球の払出に関する制御処理を行う払出制御部600(図4参照)を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630(図4参照)を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源制御部660(図4参照)を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRAMクリア信号を主制御部300に出力するRAMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、および払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインターフェース部186を配設している。なお、主基板156が収納された主基板ケース158、第1副基板160が収納された第1副基板ケース162および第2副基板164が収納された第2副基板ケース166は、遊技盤200の背面に設けられており、エラー解除スイッチ168を備える払出基板170が収納された払出基板ケース172、発射基板174が収納された発射基板ケース176、電源スイッチ178とRAMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、およびCRインターフェース部186は、本体104に設けられている。
図3は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。
遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。
遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208を配設し、その周囲に、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」と称する場合があり、特別図柄、第1特別図柄、第2特別図柄のうちの一つまたは複数を「特図」と称する場合がある。
演出装置206は、演出可動体224を動作して演出を行うものであり、詳細については後述する。
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、本実施形態では液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。この装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(Electro−Luminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、本実施形態では7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、本実施形態では7セグメントLEDによって構成する。これらの第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、所定の図柄表示手段である。なお、装飾図柄表示装置208に表示される装飾図柄は、第1特図表示装置212や第2特図表示装置214に表示される図柄を、演出を高めた形で表す図柄であり、装飾図柄表示装置208も、所定の図柄表示手段としてもよい。
普図保留ランプ216は、保留している所定の第1の変動遊技(詳細は後述する普図変動遊技)の数を示すためのランプであり、本実施形態では、普図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。
第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している所定の第2の変動遊技(詳細は後述する特図変動遊技)の数を示すためのランプであり、本実施形態では、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ、第1特図用と第2特図用を合わせると8つ)まで保留することを可能としている。ここにいう保留とは、後述する始動情報に基づく各種判定処理(抽選処理等)の開始を保留することを意味する。
高確中ランプ222は、現在の図柄制御状態を示す報知を行なうためのランプ(報知手段)である。この高確中ランプ222は、電源が投入されてから大当り遊技の開始まで、現在の図柄制御状態を示す報知を行ない、それ以降は、現在の図柄制御状態を示す報知をしないように構成している。また図柄制御状態では、電源が再投入された場合には、電源が遮断される直前の図柄制御状態に復帰する。この図柄制御状態については後述するが、ここでの図柄制御状態として、通常状態、時短状態(電サポ状態)、および確変状態のうちのいずれの状態としてもよいし、特図確変ありの状態および特図確変なしの状態のうちの一方の状態としてもよい。
なお、本明細書では制御状態という遊技台(パチンコ機100)の内部における状態をさす文言を用いて説明するが、この制御状態という文言にはいわゆる遊技状態の概念が含まれる。
また、この演出装置206の周囲には、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、可変入賞口234を配設している。
一般入賞口226は、本実施形態では遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、図2に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として図1に示す上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施形態では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施形態では遊技盤200の左側に1つ配設している。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、本実施形態では遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230は、遊技球が進入する入り口の大きさが変化しない第一の始動領域である。第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、図2に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。この第1特図始動口230は、始動領域の一つであり、自身の大きさが変化しない固定始動領域の一例に相当する。
第2特図始動口232は、本実施形態では第1特図始動口230の下側に1つだけ配設している。この第2特図始動口232の近傍には、ソレノイドによって左右に開閉自在な一対の羽根部材2321が設けられており、一対の羽根部材2321と第2特図始動口232を併せたものが、可変始動手段に相当し、一般には、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれる。一対の羽根部材2321は、第2特図始動口232への入賞の難易度を変更する部材である。すなわち、一対の羽根部材2321が閉じたままでは第2特図始動口232への入球は不可能であり、一対の羽根部材2321が閉じた態様は入賞困難な開閉態様である。一方、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当り図柄を停止表示した場合に一対の羽根部材2321が所定の時間間隔、所定の回数で開閉し、第2特図始動口232への球の入球が可能(入賞容易状態)になり、一対の羽根部材2321が開いた開状態は入賞容易な状態である。すなわち、第2特図始動口232は、入り口(遊技球の進入口)の大きさが小サイズ(第1の大きさに相当)と大サイズ(第2の大きさに相当)のうちのいずれか一方のサイズからいずれか他方のサイズに変化する、遊技球の進入のしやすさが可変の可変始動領域であって、第二の始動領域の一例に相当する。この大サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも大きい。一対の羽根部材2321が開いた状態では、遊技領域124に進入した遊技球のうち、固定始動領域である第1特図始動口230に進入する遊技球よりも、可変始動領域である第2特図始動口232に進入する遊技球の方が多い。一方、小サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも小さいか、あるいは第1特図始動口230の入り口の大きさ以下である。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。なお、本実施形態では、第1特図始動口230および第2特図始動口232の2つが設けられているが、始動口が3つ設けられていてもよい。ここで、始動口が3つある場合、第1特図始動口が2つ設けられ、第2特図始動口が1つ設けられていてもよく、逆に第1特図始動口が1つ設けられ、第2特図始動口が2つ設けられていてもよい。また、特図表示装置が1つのみ場合は、3つの始動口が同じ特図表示装置に対応するように構成されていてもよい。また、始動口は4つ以上設けられていてもよい。
可変入賞口234は、本実施形態では遊技盤200の中央部下方に1つだけ配設している。この可変入賞口234は、可変入賞開口と、ソレノイドによってその可変入賞開口を開閉自在な扉部材2341とを備えている。可変入賞開口は大入賞口と呼ばれることがあり、可変入賞口234はアタッカと呼ばれることがある。扉部材2341は、所定の閉状態およびその閉状態よりも遊技球の、可変入賞開口への進入が容易な開状態のうちのいずれか一方の状態からいずれか他方の状態に状態変更する。閉状態および開状態はともに静止状態であり、閉状態は所定の第1の静止状態であり、本実施形態の可変入賞口234における閉状態は、扉部材2341が遊技盤200の遊技者側の面と一致した静止状態である。一方、開状態は所定の第2の静止状態であり、本実施形態の可変入賞口234における開状態は、扉部材2341が遊技盤200に対して略垂直になるまで遊技者側に回動した静止状態である。可変入賞口234は、後述する大当り遊技が開始されるまでは閉状態を維持し、大当り遊技が開始されると、開状態と閉状態との間で状態変更を繰り返す。なお、閉状態には、完全に閉塞してしる状態の他、遊技球の進入が実質的に不可能な程度に少し開いている状態であってもよい。また、可変入賞口は、遊技球が通過したり入り込んだりすること等によって遊技球の入賞となるものであればよく、図3に示すものに限定されない。特図変動遊技に当選して第1特図表示装置212あるいは第2特図表示装置214が大当り図柄を停止表示した場合に扉部材2341が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。可変入賞口234への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、可変入賞口234に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。なお、本実施例では、可変入賞口が1つのみ設けられているが、可変入賞口が2つ設けられていてもよい。ここで、可変入賞口が2つ設けられている場合、第1可変入賞口および第2可変入賞口のうちの一方の可変入賞口の開放中は、他方の可変入賞口が必ず閉鎖されるように構成されているが、両方の可変入賞口が開放する場合があってもよい。また、可変入賞口が3以上設けられていてもよい。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
上皿126に収容されている球は発射レールの発射位置に供給される。このパチンコ機100では、遊技者の球発射ハンドル134の操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。なお、遊技盤にアウトセンサが設けられていてもよい。アウトセンサは、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)のセンサを通過した遊技球、始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)のセンサを通過した遊技球およびアウト口へ進入した遊技球を検知可能に構成されたセンサである。なお、入賞口、始動口およびアウト口のうちの一部のみを検知可能に構成されたセンサであってもよい。
<演出装置206>
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。
この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設し、遊技球の転動不可能な領域に演出可動体224を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246(以下、扉と称する場合がある)を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246は、ワープ装置242、ステージ244、および演出可動体224の後方に位置することとなる。
ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244にワープ出口242bから排出する。
ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技釘238などによって乗り上げた球などが転動可能であり、ステージ244の中央部には、通過した球が第1特図始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aを設けている。
演出可動体224は、本実施形態では人間の右腕の上腕と前腕を模した上腕部224aと前腕部224bとからなり、肩の位置に上腕部224aを回動させる不図示の上腕モータと肘の位置に前腕部224bを回動させる不図示の前腕モータを備える。演出可動体224は、上腕モータと前腕モータによって装飾図柄表示装置208の前方を移動する。
遮蔽装置246は、格子状の左扉246aおよび右扉246bからなり、装飾図柄表示装置208および前面ステージ244の間に配設する。左扉246aおよび右扉246bの上部には、不図示の2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左扉246aおよび右扉246bは、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。遮蔽装置246は、左扉246aおよび右扉246bを閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置208を視認し難いように遮蔽する。左扉246aおよび右扉246bを開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置208の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装飾図柄表示装置208の表示の全てを視認可能である。また、左扉246aおよび右扉246bは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。なお、左扉246aおよび右扉246bは、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置208の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明のレンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置208による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置208を全く視認不可にしてもよい。
図1に示すスピーカ120や枠ランプ122等の装飾ランプ、図3に示す装飾図柄表示装置208、演出可動体224、および遮蔽装置246は、演出手段に相当し、これらの中でも装飾図柄表示装置208は装飾図柄表示手段の一例に相当する。
さらに、遊技盤200には、この遊技台のスペックを表すスペックシール290が、遊技者から見える位置に貼り付けられている。
次に、図4を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」という)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源制御部660とを備えて構成されている。
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えている。基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314と、乱数値生成回路(カウンタ回路)318(この回路には2つのカウンタを内蔵しているものとする)とを搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400や第2副制御部500についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、乱数値生成回路318は、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用している。なお、乱数値生成回路318は、基本回路302に内蔵したものとしているが、基本回路302に対して接続されるものであってもよい。
また、基本回路302には、所定の球検出センサ、例えば各始動口、入賞口、可変入賞口を通過する遊技球を検出するセンサや下皿満タンセンサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果を基本回路302におけるCPU304や乱数値生成回路318等に出力するためのセンサ回路322と、所定の図柄表示装置、例えば第1特図表示装置212や第2特図表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、所定の図柄表示装置、例えば普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、所定の可動部材、例えば、普通電動役物としての第2特図始動口232のベロ部材2321を駆動する駆動手段や、特別電動役物としての可変入賞口234の扉部材2341を駆動する駆動手段等を含む各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334と、を接続している。本例では水晶発振器316aと乱数値生成回路318とが別に設けられているが、水晶発振器316aは乱数値生成回路318に含まれていてもよい。
なお、第1特図始動口230に球が入賞したことを球検出センサ320が検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号を基本回路302における乱数値生成回路318に出力する。この信号を受信した乱数値生成回路318は、第1特図始動口230に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、第1特図始動口230に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。また、乱数値生成回路318は、第2特図始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、第2特図始動口232に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、第2特図始動口232に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介し、図示しない外部端子板を経由して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(本例では9V)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インタフェースとをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300と払出制御部600との情報通信は双方向の通信である。主制御部300は第1副制御部400にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。ただし、主制御部300と第1副制御部400との情報通信が双方向通信により行われるように構成してもよい。また、払出制御部600は、主制御部300にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、払出制御部600から主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成してもよい。
次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えている。基本回路402には、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412と、シリアル通信制御回路424とを搭載している。この基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、基本回路402には、制御プログラムや各種演出データを記憶するためのROM406が接続されている。なお、ROM406は、制御プログラムと各種演出データとを別々のROMに記憶させてもよい。また、ROM406が基本回路402に備えらえた構成であってもよい。シリアル通信制御回路424は、遊技盤用ランプ442の制御を行うための遊技盤用ランプ駆動回路440と、遊技台枠用ランプ452の制御を行うための遊技台枠用ランプ駆動回路450とを接続し、遊技盤用ランプ駆動回路440及び遊技台枠用ランプ駆動回路450との間でシリアル通信による点灯制御を行う。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC(S−ROM)416と、演出可動体224及び遮蔽装置246等の駆動制御を行うための駆動回路422と、センサ回路428と、スピーカ120から出力される音量を調整する音量スイッチ163と、を接続している。センサ回路428は、遮蔽装置246や演出可動体224等の現在位置を検出する各種可動体センサ430や、演出ボタン136(チャンスボタン136)や操作キーユニット137を構成する各種ボタンの押下を検出するボタンセンサ426からの検出信号を基本回路402に出力する。
次に、パチンコ機100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えている。基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512と、CPU504からの信号に基づいてROM506に記憶された画像データ等を読み出してVRAM518のワークエリアを使用して表示画像を生成して装飾図柄表示装置208に画像を表示するVDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)516と、を搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、基本回路502には、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラムおよびデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506が接続されている。
次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源制御部660について説明する。払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御するとともに、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払出しが完了したか否かを検出する。また払出制御部600は、インタフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。また、払出制御部600は、所定個数(例えば、10個)の賞球の払出しが行われたことを示す賞球情報や、所定個数(例えば、25個)の貸球の払出しが行われたことを示す貸球情報等を、図示しない外部端子板を経由して、情報入力回路350に出力する。また、払出制御部600には、枠センサ605が接続されている。枠センサ605には、本体104が開いたことを検出する本体開放センサや、前面枠扉106が開いたことを検出する前面枠扉センサ等が含まれており、本体104や前面枠扉106が開放されている場合にはこれらのセンサが検知し、開放信号を出力する。払出制御部600は、枠センサ605からの開放信号を出力すると、主制御部300に扉開放情報を出力する。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射ソレノイド632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源制御部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源制御部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、本実施形態では、電源制御部660から払出制御部600と第2副制御部500に所定電圧の電源を供給し、払出制御部600から主制御部300と第2副制御部500と発射制御部630に所定電圧の電源を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧の電源を供給してもよい。
次に、図5(a)〜(d)を用いて、パチンコ機100の第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、装飾図柄表示装置208、普図表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。
特図1始動口230に球が入球したことを球検出センサである第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、特図2始動口232に球が入球したことを球検出センサである第2始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、第1特図表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」(特図変動遊技)を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、第2特図表示装置214は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」(特図変動遊技)を行う。そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第1特図表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第2特図表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。以下、この「特図1又は2の変動表示」を開始してから特図1又は2の停止図柄態様を停止表示するまでの変動表示を特図の変動表示と称することがある。この特図の変動表示は複数回、連続して行われることがある。
図5(a)は、特図1の停止図柄態様の一例を示したものである。この図5(a)には、「特図A」から「特図I」の9種類の特図が示されている。図5(a)においては、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
本実施形態では、特図の停止図柄態様として、7種類の大当り図柄(「特図A」から「特図G」)が用意されている。「特図A」は15ラウンド(R)大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R確変大当り図柄であり、「特図B」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの5つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質5R確変大当り図柄であり、「特図C」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R−ランクアップボーナス(RUB)図柄であり、「特図D」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの8つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質8R−RUBであり、「特図E」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの4つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質4R−RUBであり、「特図F」は5R通常大当り図柄であり、「特図G」は2R大当り図柄であって、いずれのラウンドにおいても出玉の獲得が期待できない潜伏確変あるいは隠れ確変と称される2R確変大当り図柄である。ここで、ランクアップボーナスとは、例えば、大当りの開始時には出玉の獲得が期待できるラウンドがいつまで続くのかが遊技者に特定困難な態様で演出する大当りであり、特定のラウンド(例えば、5ラウンド目や9ラウンド目)となったときに、出玉の獲得が期待できるラウンドが継続するか否かを遊技者に煽る態様で演出する大当りである。
本実施形態のパチンコ機100では、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、特別大当りか否かの決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。通常大当りと確変大当りの違いは、次回の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(確変大当り)か低い(通常大当り)かの違いである。以下、この大当りに当選する確率が高い状態のことを特図高確率状態(以下、「特図確変」または単に「確変」という場合がある)と称し、その確率が低い状態のことを特図低確率状態と称する。また、大当り遊技の終了後に時短状態(電サポ状態)に移行する場合がある。ここで、電サポ状態とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くする等して、遊技者の有利度が非電サポ状態より高い所定状態のことをいう。時短については詳しくは後述するが、時短状態のことを普図高確率状態(以下、「普図確変」という場合がある)と称し、時短状態でない状態のことを普図低確率状態と称する。このように、電サポ状態(時短状態)は、大当り遊技の終了を条件に開始される。なお、厳密にいえば、「電サポ状態」はあくまでも普図がらみの状態であり、「時短状態」は特図がらみの状態または普図および特図がらみの状態である。主制御部300のRAM308には時短フラグが用意されており、その時短フラグがオンに設定されていると、電サポ状態であり、普図高確率状態である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技に当選しやすくなる(普図確変)。例えば、普図変動遊技の当選確率が、普図低確率状態(非電サポ状態)では1/100であるのに対し、普図高確率状態(電サポ状態)では99/100に上昇する。また、電サポ状態の方が、非電サポ状態に比べて普図変動遊技の変動時間は短くなる(普図変短)。例えば、非電サポ状態では10秒の普図変動遊技の変動時間が電サポ状態では2秒に短縮される。また、電サポ状態では、非電サポ状態に比べて、特図2始動口232の羽根部材2321の1回の開放における開放時間が長くなりやすい(電チュー開放期間延長)。例えば、非電サポ状態では0.5秒の電チュー開放期間が電サポ状態では2秒に延長される。さらに、電サポ状態では非電サポ状態に比べて、羽根部材2321は多く開きやすい(電チュー開放回数増加)。例えば、普図始動口228への1回の入賞につき非電サポ状態では1回しか開かない羽根部材2321が、電サポ状態では2回開く(2秒開放して1秒閉鎖してまた2秒開放)。電チュー開放期間延長や電チュー開放回数増加により、特図2始動口232に入球する確率が高まる。なお、時短フラグは、大当り遊技中にはオフに設定される。したがって、大当り遊技中には、非電サポ状態が維持される。これは、特に大当り遊技において賞球数の少ない電チューに遊技球が拾われてしまい、可変入賞口(アタッカ)234への遊技球の入賞が減ってしまうと遊技者に不利益が生じる場合があるからである。なお、本実施形態では、電サポ状態(時短状態)では、普図確変、普図変短、電チュー開放期間延長、および電チュー開放回数増加の総てが行われるが、これらのうちの少なくともいずれか一つが行われれば、遊技者の有利度が高い状態になり、電サポ状態(時短状態)としてもよい。あるいは、特図2始動口232に入球する確率が高まる、電チュー開放期間延長または電チュー開放回数増加のうちのいずか一方が行われれば、電サポ状態(時短状態)としてもよい。非電サポ状態では、電サポ状態よりも遊技球が特図2始動口232に進入し難い。上述のごとく、特図2始動口232は、遊技球が進入し難い入賞困難状態と遊技球が進入しやすい入賞容易状態とに変化するものである。この特図2始動口232は、入り口が、電サポ状態では非電サポ状態よりも長期間にわたって入賞容易状態となる。本実施形態では、「特図A」〜「特図E」が停止表示されると、その後に行われる大当り遊技終了後、次に大当り遊技が開始されるまで電サポ状態(普図高確率状態)が維持され、「特図F」が停止表示されると、その後に行われる大当り遊技終了後、特図変動遊技が100回行われる間、電サポ状態が維持され、101回目には非電サポ状態(普図低確率状態)に移行する。一方、電サポ無しの大当り(「特図G」)に当選した場合には、大当り遊技終了後に電サポ状態に移行しない。
このように、本実施形態では、「特図A」〜「特図E」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図高確率普図高確率状態になる。また、「特図F」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図低確率普図高確率状態になる。また、「特図G」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図高確率普図低確率状態になる。
また、本実施形態では、大当り図柄の他に小当り図柄として1種類の停止図柄が用意されている。小当り遊技では、可変入賞口234の扉部材2341が所定回(例えば2回)作動し、その扉部材2341は、1回の作動につき開状態を最大で0.1秒間しか維持しない。なお、小当りにおける扉部材2341の開放では、例えば、1回目の開放で、遊技球が所定球数(例えば10球)進入してしまうと、あるいは所定量の遊技価値(所定球数)を獲得してしまうと、2回目以降の開放は行われない。小当り遊技中には、特図低確率普図低確率状態へ移行する。小当りは、小当り遊技前後で制御状態が変化しない当りであり、小当り遊技終了後には小当り遊技開始前の制御状態に復帰する。図5(a)に示す、「特図H」は小当り図柄である。本実施形態では、小当り遊技における可変入賞口234の開閉態様(開閉回数及び開放時間)と、「特図G」が停止表示されて移行される大当り遊技における可変入賞口234の開閉態様(開放回数及び開放時間)とを略同じにしたが、異ならせるようにしてもよく、例えば、開放回数及び開放時間の少なくともいずれか一方が異なっていてもよい。
さらに、本実施形態では、ハズレ図柄として1種類の停止図柄が用意されている。「特図I」はハズレ図柄である。
図5(b)は、特図2の停止図柄態様の一例を示したものである。この図5(b)には、「特図a」〜「特図f」の6種類の特図が示されており、そのうち5種類の特図が大当り図柄(「特図a」〜「特図e」)となっている。「特図a」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R確変大当り図柄であり、「特図b」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R−RUB図柄であり、「特図c」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの8つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質8R−RUBであり、「特図d」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの4つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質4R−RUBであり、「特図e」は2R通常大当り図柄である。
さらに、本実施形態では、ハズレ図柄として1種類の停止図柄が用意されている。「特図f」はハズレ図柄である。
図5(c)は装飾図柄の一例を示したものである。本実施形態の装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。特図1始動口230または特図2始動口232に球が入賞したこと、すなわち、特図1始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、あるいは特図2始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。すなわち、装飾図柄表示装置208は、第1特図表示装置212および第2特図表示装置214とは別に、装飾図柄を変動表示するものである。そして、装飾図柄の組合せである停止図柄態様を停止表示する。
実質5R確変大当り(「特図B」)、5R通常大当り(「特図F」)、2R通常大当り(「特図e」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾3−装飾3−装飾3」及び「装飾7−装飾7−装飾7」以外の同じ数字の装飾図柄が3つ並んだ装飾図柄の組み合わせ(例えば、「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾4−装飾4−装飾4」等)を停止表示する。また、15R確変大当り(「特図A」及び「特図a」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾3−装飾3−装飾3」又は「装飾7−装飾7−装飾7」を停止表示する。さらに、15R−RUB、実質8R−RUB及び実質4R−RUBを報知する場合には、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cに同じ数字の装飾図柄であり、中図柄表示領域208bが殿様の装飾図柄である装飾図柄の組み合わせ(例えば、「装飾1−殿様−装飾1」や「装飾4−殿様−装飾4」等)を停止表示する。また、2Rの大当りである隠れ確変(「特図G」)、あるいは小当り(「特図H」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾1−装飾2−装飾3」といった装飾図柄の組合せを停止表示する。「装飾1−装飾2−装飾3」といった装飾図柄の組合せは、チャンス目と称することがある。また、「特図I」や「特図f」のハズレ図柄を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、これまで説明した装飾図柄の組合せ以外の装飾図柄の組合せ(例えば、ばらけ目)を停止表示する。
以下、装飾図柄表示装置208において、この「装飾図柄の変動表示」を開始してから装飾図柄の停止図柄態様を停止表示するまでの表示を装飾図柄の変動表示と称することがある。装飾図柄の変動表示は、第1副制御部400が制御することによって行われる。
図5(d)は普図の停止図柄態様の一例を示したものである。本実施形態の普図の停止表示態様には、当り図柄である「普図A」と、はずれ図柄である「普図B」の2種類がある。普図始動口228を球が通過したことを球検出センサであるゲートセンサが検出したことに基づいて、普図表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」(普図変動遊技)を行う。そして、変動時間が経過した後に、当り図柄である「普図A」とはずれ図柄である「普図B」の内のいずれか一方の図柄を停止表示する。この図5(d)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
以下、この「普図の変動表示」を開始してから普図の停止図柄態様を停止表示するまでの表示を普図の変動表示と称することがある。
<主制御部メイン処理>
次に、図6を用いて、図4に示す主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。
図4に示す主制御部300のRAM308には、特図乱数値、特図ラウンド決定乱数値、特図電サポ決定乱数値、および特図図柄決定乱数が記憶される。また、このRAM308には、これら各種の乱数値を生成する乱数カウンタが設けられている。さらに、RAM308には、特図の保留数、特図当選乱数値、および各種の判定(抽選)結果等が記憶される。以下、RAM308における特図の保留数を記憶する領域を特図保留数記憶領域と称することがある。またさらに、RAM308には、当否判定(抽選)の開始を保留することができる最大数(この例では4つ)の領域に区分けされた特図用の始動情報記憶部が用意されているとともに、普図用の乱数値記憶領域も用意されている。特図用の始動情報記憶部には、後述するように、複数種類の始動情報を1セットにしてこれらの始動情報が入賞順(保留順)に1セットずつ1領域ごとに格納される。
上述したように、図4に示す主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図6に示す主制御部メイン処理を実行する。
ステップS101では、初期設定1を行う。この初期設定1では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)、割込マスクの設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT314への動作許可及び初期値の設定等を行う。なお、本実施形態では、WDT314に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。
ステップS103では、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動する。
ステップS105では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源制御部660が第2副制御部500を介して主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(本実施形態では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはステップS103に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)にはステップS107に進む。なお、電源が投入された直後で未だ上記所定の値(9V)に達しない場合にもステップS103に戻り、供給電圧がその所定の値以上になるまで、ステップS105は繰り返し実行される。
ステップS107では、初期設定2を行う。この初期設定2では、後述する主制御部タイマ割込処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をタイマ回路312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、第1副制御部400への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書き込みを許可する設定等を行う。
ステップS109では、電源の遮断前(電断前)の状態に復帰するか否かの判定を行い、電断前の状態に復帰しない場合(主制御部300の基本回路302を初期状態にする場合)には初期化処理(ステップS113)に進む。
具体的には、最初に、図2に示す電源基板182に設けたRAMクリアスイッチ180を遊技店の店員などが操作した場合に送信されるRAMクリア信号がオン(操作があったことを示す)であるか否か、すなわちRAMクリアが必要であるか否かを判定し、RAMクリア信号がオンの場合(RAMクリアが必要な場合)には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進む。一方、RAMクリア信号がオフの場合(RAMクリアが必要でない場合)には、RAM308に設けた電源ステータス記憶領域に記憶した電源ステータスの情報を読み出し、この電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報であるか否かを判定する。そして、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報でない場合には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進み、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報である場合には、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出し、算出したチェックサムの結果が特定の値(例えば0)であるか否か(チェックサムの結果が正常であるか否か)を判定する。そして、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)の場合(チェックサムの結果が正常である場合)には電断前の状態に復帰すべくステップS111に進み、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)以外である場合(チェックサムの結果が異常である場合)には、パチンコ機100を初期状態にすべくステップS113に進む。同様に電源ステータスの情報が「サスペンド」以外の情報を示している場合にもステップS113に進む。
ステップS111では、復電時処理を行う。この復電時処理では、電断時にRAM308に設けられたスタックポインタ退避領域に記憶しておいたスタックポインタの値を読み出し、スタックポインタに再設定(本設定)する。また、電断時にRAM308に設けられたレジスタ退避領域に記憶しておいた各レジスタの値を読み出し、各レジスタに再設定した後、割込許可の設定を行う。以降、CPU304が、再設定後のスタックポインタやレジスタに基づいて制御プログラムを実行する結果、パチンコ機100は電源断時の状態に復帰する。すなわち、電断直前にタイマ割込処理(後述)に分岐する直前に行った(ステップS115内の所定の)命令の次の命令から処理を再開する。また、図2に示す主制御部300における基本回路302に搭載されているRAM308には、送信情報記憶領域が設けられている。このステップS111では、その送信情報記憶領域に、復電コマンドをセットする。この復電コマンドは、電源断時の状態に復帰したことを表すコマンドであり、後述する、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS113では、初期化処理を行う。この初期化処理では、割込禁止の設定、スタックポインタへのスタック初期値の設定(本設定)、RAM308の全ての記憶領域の初期化などを行う。さらにここで、主制御部300のRAM308に設けられた送信情報記憶領域に正常復帰コマンドをセットする。この正常復帰コマンドは、主制御部300の初期化処理(ステップS113)が行われたことを表すコマンドであり、復電コマンドと同じく、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS115では、割込禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。この基本乱数初期値更新処理では、普図当選乱数カウンタ、および特図乱数値カウンタの初期値をそれぞれ生成するための2つの初期値生成用乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜20とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が21であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。他の初期値生成用乱数カウンタ、乱数カウンタもそれぞれ同様に更新する。主制御部300は、所定の周期ごとに開始するタイマ割込処理を行っている間を除いて、このステップS115の処理を繰り返し実行する。
<主制御部タイマ割込処理>
次に、図7を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。なお、同図は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。
図4に示す主制御部300は、所定の周期(本実施形態では約4msに1回)でタイマ割込信号を発生するタイマ回路312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。
ステップS201では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込開始処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理などを行う。
ステップS203では、WDT314のカウント値が初期設定値(本実施形態では32.8ms)を超えてWDT割込が発生しないように(処理の異常を検出しないように)、WDT314を定期的に(本実施形態では、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行う。
ステップS205では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、各種の球検出センサを含む図4に示す各種センサ320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ320ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。
また、ステップS205では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、上述のステップS205では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記憶領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。本実施形態では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定する。図4に示す主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。このステップS205では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、可変入賞口234、第1特図始動口230、および第2特図始動口232への入球、または普図始動口228の通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口234,226やこれらの始動口230,232,228への入賞があったと判定する。例えば、第1特図始動口230への入球を検出する第1始動口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、第1特図始動口230へ入賞があった、すなわち所定領域を通過する遊技媒体を検出したと判定し、以降の第1特図始動口230への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の第1特図始動口230への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。なお、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(本実施形態では、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。
ステップS207およびステップS209では、基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理を行う。これらの基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理では、上記ステップS115で行った初期値生成用乱数カウンタの値の更新を行い、次に主制御部300で使用する、普図当選乱数値および特図乱数値それぞれを生成するための乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。また、取得した値に1を加算した結果、乱数カウンタが一周していると判定した場合にはそれぞれの乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタの値を取得し、乱数カウンタの記憶領域にセットする。例えば、0〜100の数値範囲で変動する普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算した結果が、RAM308に設けた所定の初期値記憶領域に記憶している前回設定した初期値と等しい値(例えば7)である場合に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタから値を初期値として取得し、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタにセットすると共に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するために、今回設定した初期値を上述の初期値記憶領域に記憶しておく。また、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するための上述の初期値記憶領域とは別に、特図乱数生成用の乱数カウンタが1周したことを判定するための初期値記憶領域をRAM308に設けている。
ステップS211では、演出乱数更新処理を行う。この演出乱数更新処理では、主制御部300で使用する演出用乱数値を生成するための乱数カウンタを更新する。
ステップS213では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普通図柄表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
ステップS215では、入賞口カウンタ更新処理を行う。この入賞口カウンタ更新処理では、入賞口234,226や始動口230,232に入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
また、ステップS217では、入賞受付処理を行う。入賞受付処理では、所定の条件が満足されていれば、複数種類の始動情報を取得する。ここで取得された複数種類の始動情報は、RAM308に設けた始動情報記憶部の、入賞順(保留順)に応じた空いている領域に、1セットの始動情報として記憶される。
ステップS217に続いて実行されるステップS219では、払出要求数送信処理を行う。図4に示す払出制御部600に出力する出力予定情報および払出要求情報は1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4〜5に暗号化のための今回加工種別(0〜3)、およびビット0〜3に暗号化加工後の払出要求数を示すようにしている。
ステップS221では、普図状態更新処理を行う。この普図状態更新処理は、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における普図状態更新処理では、普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、当りフラグがオンの場合には、当り図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、当りフラグがオフの場合には、ハズレ図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。また、主制御部300のRAM308には、普図状態更新処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は、当り図柄(図5(c)に示す普図A)およびハズレ図柄(図5(c)に示す普図B)いずれか一方の図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された図柄が所定期間停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、普図変動遊技の結果が当りであれば、後述するように、普図当りフラグがオンされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、第2特図始動口232の羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材2321を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)、羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材2321を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果がハズレであれば、後述するように、普図ハズレフラグがオンされる。この普図ハズレフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。普図非作動中の場合における普図状態更新処理では、何もせずに次のステップS223に移行するようにしている。
ステップS223では、普図関連抽選処理を行う。この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および第2特図始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定をおこない、当選とする場合にはRAM308に設けた当りフラグにオンを設定する。不当選の場合には、当りフラグにオフを設定する。なお、当り判定の結果に関わらず、所定の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置210に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。
続いて、特図先読み処理(ステップS224)が実行される。特図先読み処理の詳細については後述する。次いで、特図1および特図2それぞれについての特図状態更新処理を行うが、最初に、特図2についての特図状態更新処理(特図2状態更新処理)を行う(ステップS225)。この特図2状態更新処理では、特図2の状態に応じて、次の複数の処理のうちの1つの処理を行う。
例えば、特図2変動表示の途中(上述の特図2表示図柄更新タイマの値が1以上)における特図2状態更新処理では、特図2表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、特図2表示装置214は特図2の変動表示(特図2変動遊技)を行う。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転開始設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶してから処理を終了する。
また、主制御部300のRAM308には、15R大当りフラグ、5R大当りフラグ、2R大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグ、および普図確率変動フラグ等のフラグが用意されている。これらのフラグは、後述する特図2関連抽選処理において、決定した停止図柄に基づいてオンまたはオフに設定される。特図2変動表示時間が経過したタイミング(特図2表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、例えば、15R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグもオンの場合には図5(a)に示す特図a、特図b、特図c、特図dのいずれか、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグはオンの場合には特図e、ハズレフラグがオンの場合には特図fそれぞれの態様となるように、特図2表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図2停止表示中であることを表す設定を行う。この制御を行うことで、特図2表示装置214は、15R特別大当り図柄(特図a,特図b,特図c,特図d)、2R通常大当り図柄(特図e)、ハズレ図柄(特図f)のいずれか一つの図柄の確定表示を行う。
さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500ms)その表示を維持するために、RAM308に設けた特図2停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された特図2が所定期間停止表示され、特図2変動遊技の結果が遊技者に報知される。また、RAM308に設けられた時短回数記憶部に記憶された時短回数が1以上であれば、その時短回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、特図確率変動中でなければ、時短フラグをオフにする。さらに、大当り遊技中(特別遊技状態中)にも、時短フラグをオフにする。
また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転停止設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図2であることを示す特図2識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。
また、特図2変動遊技の結果が大当りであれば、大当りフラグがオンにされる。大当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2作動中を設定するとともに、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを開始することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するために、RAM308に設けた特図2待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で入賞演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図2待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または可変入賞口234に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)可変入賞口234の扉部材の開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、扉部材を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口開放設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)可変入賞口234の扉部材の開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、扉部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(本例示形態では、15ラウンド、5ラウンド又は2ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図2状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを終了することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定するために、RAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。また、普図確率変動フラグがオンに設定されていれば、この大当り遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた時短回数記憶部に時短回数(例えば、100回)をセットするともに、RAM308に設けられた時短フラグをオンにする。なお、その普図確率変動フラグがオフに設定されていれば、時短回数記憶部に時短回数をセットすることもなく、また時短フラグをオンにすることもない。
ここにいう時短とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くするため、パチンコ機が遊技者にとって有利な状態になることをいう。時短フラグがオンに設定されていると、普図高確率状態(普図確変)である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技で当りになる確率が高い。また、普図高確率状態の方が、普図低確率状態に比べて普図変動遊技の変動時間は短くなる(普図変短)。さらに、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、特図2始動口232の一対の羽根部材2321の1回の開放における開放時間が長くなり易い(電チュー開延)。加えて、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、一対の羽根部材2321は多く開き易い。これらの普図確変、普図変短、電チュー開延のいずれかが設定される状態を電サポ(電動チューリップによる始動口入賞サポート)状態という。
また、上述のごとく、時短フラグは、大当り遊技中(特別遊技状態中)にはオフに設定される。したがって、大当り遊技中には、普図低確率状態が維持される。これは、大当り遊技中に普図高確率状態であると、大当り遊技中に可変入賞口234に所定の個数、遊技球が入球するまでの間に特図2始動口232に多くの遊技球が入球し、大当り中に獲得することができる遊技球の数が多くなってしまい射幸性が高まってしまうという問題があり、これを解決するためのものである。
さらに、コマンド設定送信処理(ステップS233)で終了演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。
さらに、特図2変動遊技の結果がはずれであれば、はずれフラグがオンにされる。このはずれフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理でも、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。特図2非作動中の場合における特図2状態更新処理では、何もせずに次のステップS227に移行するようにしている。
続いて、特図1についての特図状態更新処理(特図1状態更新処理)を行う(ステップS227)。この特図1状態更新処理では、特図1の状態に応じて、上述の特図2状態更新処理で説明した各処理を行う。この特図1状態更新処理で行う各処理は、上述の特図2状態更新処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。なお、特図2状態更新処理と特図1状態更新処理の順番は逆でもよい。
ステップS225およびステップS227における特図状態更新処理が終了すると、今度は、特図1および特図2それぞれについての特図関連抽選処理を行う。ここでも先に、特図2についての特図関連抽選処理(特図2関連抽選処理)を行い(ステップS229)、その後で、特図1についての特図関連抽選処理(特図1関連抽選処理)を行う(ステップS231)。特図2関連抽選処理は、特図1および特図2の変動遊技を行っておらず、特図1および特図2の状態がいずれも非作動中であり、かつ保留している特図2変動遊技の数が1以上であることを開始条件として、特図2乱数値記憶領域内の最先の特図2当選乱数値および特図2乱数値を用いて実行される。特図1関連抽選処理は、特図1および特図2の変動遊技を行っておらず、特図1および特図2の状態がいずれも非作動中であり、かつ保留している特図1変動遊技の数が1以上であることを開始条件として、特図1乱数値記憶領域内の最先の特図1当選乱数値および特図1乱数値を用いて実行される。
これらの特図関連抽選処理についても、主制御部300が特図2関連抽選処理を特図1関連抽選処理よりも先に行うことで、特図2変動遊技の開始条件と、特図1変動遊技の開始条件が同時に成立した場合でも、特図2変動遊技が先に変動中となるため、特図1変動遊技は変動を開始しない。また、特図2変動遊技の保留数が1以上の場合には、特図1変動遊技の保留に関する抽選処理や変動遊技は行われない。また、装飾図柄表示装置208による、特図変動遊技の当否判定の結果の報知は、第1副制御部400によって行われ、特図2始動口232への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知が、特図1始動口230への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知よりも優先して行われる。本例示形態では、有利度の高い特図変動遊技(本例では特図2変動遊技)が有利度の低い特図変動遊技(本例では特図1変動遊技)よりも優先して行われる。このため、遊技状態の有利度に差を持たせ易くなる場合がある。
ステップS229の特図2関連抽選処理の場合には、主制御部300は、特図2乱数値記憶領域内の最先の(最も過去に記憶された)保留位置から特図2始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を取得し、取得した特図2始動情報内の特図2当選乱数値およびRAM308内の特図確率変動フラグの値などに基づいて、ROM306に記憶された当否判定用テーブルを用いて大当りとするか、小当りとするか、あるいははずれとするかの決定(当否判定)を行う。次いで、主制御部300は、取得した特図2始動情報内の特図2乱数値および決定した当否判定結果などに基づいて、ROM306に記憶された特図決定用テーブルを用いて特図2の変動表示後に停止表示する図柄(停止図柄)の決定を行う。次いで、主制御部300は、例えば、決定した当否判定結果、停止図柄、当該当否判定時の特図2保留数、取得した特図変動時間決定用乱数値等に基づいて、ROM306に記憶された各種テーブルを用いて特図2の変動表示時間(タイマ番号)の決定を行う。
主制御部300は、特図2乱数値記憶領域から最先の特図2始動情報を取り出した後、当該最先の特図2始動情報を特図2乱数値記憶領域から消去するとともに、特図2保留数記憶領域の特図2保留数を1減算する。このとき、特図2乱数値記憶領域から取り出した特図2始動情報をRAM308に設けた一時領域に記憶し、この一時領域に記憶している特図2始動情報に基づいて上述の決定を行うようにしてもよい。
以上のような特図2関連抽選処理(ステップS229)の後に、特図1関連抽選処理(ステップS231)が同様にして行われる。なお、特図1関連抽選処理と特図2関連抽選処理の順番は逆でもよい。
以上の説明では、有利度の高い特図2変動遊技が有利度の低い特図1変動遊技よりも優先して開始され、特図2の保留が特図1の保留よりも優先して消化される特図2優先変動を例に挙げたが、有利度の低い特図1変動遊技が有利度の高い特図2変動遊技よりも優先して開始され、特図1の保留が特図2の保留よりも優先して消化される特図1優先変動であってもよい。また、有利度の高い特図2変動遊技および有利度の低い特図1変動遊技のいずれを優先することもなく、特図1および特図2それぞれの保留に係る特図変動遊技を始動口入賞順に開始する始動口入賞順変動であってもよい。始動口入賞順変動では、保留の上限数が特図1および特図2に関わらず8つになるため、特図1および特図2のそれぞれにおいて保留の上限数が4つとなる優先変動と比較して、保留数の上限を上げることができる場合がある。
また以上の説明では、一方の特図の状態に応じて他方の特図の保留に関する抽選処理や変動遊技を行わないものとしたが、これに限定されるものではなく、前述の特図状態更新処理および特図関連抽選処理を特図1および特図2でそれぞれ独立して行うことで、複数の特図を同時に変動させるように構成してもよい。また、このように複数の特図を同時に変動させる場合には、装飾図柄表示装置208にそれぞれの特図の抽選結果を表示する複数の領域を設けるか、またはそれぞれの特図の抽選結果を表示する複数の装飾図柄表示装置を設けて、それぞれの抽選結果を別箇に表示しても良いし、1の表示が複数の特図の抽選結果を表示するように構成していても良い。また、複数の特図に関する変動が同時に行われている場合に、先に変動を停止した特図の抽選結果が後に変動を停止する特図の抽選結果に影響を与えても良い。
ステップS231の次のステップS233では、コマンド設定送信処理を行う。このコマンド設定送信処理では、各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は例えば16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(本例示形態では、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、大当りラウンド数指定コマンド、復電コマンド、RAMクリアコマンド、先読み結果情報コマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオンまたはオフになるようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始(回転開始)コマンドの場合であればコマンドデータに、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値、特図関連抽選処理で選択したタイマ番号などを示す情報を含み、図柄変動停止(回転停止)コマンドの場合であれば、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値などを含み、入賞演出開始コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、特図確率変動フラグの値などを含み、大当りラウンド数指定コマンドの場合であれば特図確率変動フラグの値、大当りラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、特図1始動口230への入賞の有無、特図2始動口232への入賞の有無、可変入賞口234、235への入賞の有無などを含む。先読み結果情報コマンドの場合であれば、特図1および特図2の種別、後述する先読み数記憶領域に記憶された先読み数、先読み結果記憶部に記憶された停止図柄等の情報をコマンドデータに含む。
また、上述の回転開始設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値、特図1関連抽選処理および特図2関連抽選処理で選択したタイマ番号、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の回転停止設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値などを示す情報を設定する。
上述の入賞演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、入賞演出期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口開放設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口閉鎖設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。
また、このステップS233では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、コマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、予告情報(事前予告情報、偽事前予告情報、または事前予告無情報のいずれか)を設定する。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。
ステップS233の次のステップS235では、外部出力信号設定処理を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路336を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路350に出力する。
ステップS235の次のステップS237では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、ステップS205において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、所定のエラーの有無、例えば前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無などを監視する。前面枠扉開放エラーまたは下皿満タンエラーを検出した場合には、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。また、各種ソレノイド332を駆動して特図2始動口232や、可変入賞口234の開閉を制御したり、駆動回路324、326、330を介して普図表示装置210、特図1表示装置212、特図2表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。また、払出要求数送信処理(ステップS219)で設定した出力予定情報をI/O310の出力ポートを介して払出制御部600に出力する。
ステップS237の次のステップS239では、低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS243に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)にはステップS241に進む。ステップS241では、タイマ割込終了処理を行う。このタイマ割込終了処理では、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行い、その後、図6に示す主制御部メイン処理に復帰する。一方、ステップS243では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行い、その後、HALT状態となる。
図8は、主制御部タイマ割込処理の特図先読み処理(ステップS224)の流れの一例を示すフローチャートである。なお、後述する図51および図206で説明する主制御部タイマ割込処理では、入賞口入賞処理内で特図先読み処理が行われる。特図先読み処理では、主制御部300は、特図1および特図2のそれぞれにおいて増加した始動情報を先読みして、当否判定処理よりも前に停止図柄を事前判定し、事前判定結果(特図先読み結果)をRAM308内の先読み結果記憶部(図9(a)〜(c)、図207〜図208参照)に記憶する。
ここで、RAM308内には、特図1の先読み結果を記憶する特図1用先読み結果記憶部と、特図1用先読み結果記憶部に記憶されている特図1先読み結果の数を特図1先読み数として記憶する特図1先読み数記憶領域とが設けられている。特図1用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図1用先読み結果記憶部では、特図1先読み数が1つ減るごとに順位が最上位(最先)の特図1先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図1先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図1先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位(最後)の特図1先読み結果のデータの次の順位に新たな特図1先読み結果のデータが書き込まれる。
またRAM308内には、特図2の先読み結果を記憶する特図2用先読み結果記憶部と、特図2用先読み結果記憶部に記憶されている特図2先読み結果の数を特図2先読み数として記憶する特図2先読み数記憶領域とが設けられている。特図2用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図2用先読み結果記憶部では、特図2先読み数が1つ減るごとに順位が最上位の特図2先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図2先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図2先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位の特図2先読み結果のデータの次の順位に新たな特図2先読み結果のデータが書き込まれる。
特図先読み処理において、まず主制御部300は、特図2の始動情報が増加しているか否かを判定する(ステップS301)。特図2の始動情報が増加しているか否かの判定は、例えば、特図2保留数記憶領域に記憶されている特図2保留数と、特図2先読み数記憶領域に記憶されている特図2先読み数とを比較して行う。主制御部300は、特図2保留数が特図2先読み数よりも大きい場合には特図2の始動情報が増加していると判定し、特図2保留数が特図2先読み数と等しい場合には特図2の始動情報は増加していないと判定する。特図2の始動情報が増加していると判定した場合にはステップS303に進み、特図2の始動情報が増加していないと判定した場合にはステップS307に進む。
ステップS303では、増加した特図2始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を、特図2関連抽選処理(ステップS229)での当否判定処理よりも前に、特図2乱数値記憶領域から先読みする。また、ステップS303の処理は、後述する図53に示す特図関連抽選処理よりも前に行われる。そして、先読みした特図2始動情報と、図10に示す当否判定用テーブルおよび図11に示す特図図柄決定用テーブルを用いて、当該始動情報に係る特図2変動遊技の停止図柄を、特図2関連抽選処理(ステップS229)での当否判定処理よりも前に事前判定する。なお、後述する図53に示す特図関連抽選処理では、当該始動情報に係る特図2変動遊技の停止図柄の事前判定を表示図柄抽選処理S708よりも前に行う。また、この事前判定処理は、当否判定時に用いるテーブルではなく事前判定用の特別のテーブルを用いて行ってもよい。
ステップS303の次のステップS305では、事前判定で得られた特図2先読み結果としての停止図柄情報をRAM308内の特図2用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、ステップS307に移行する。
ステップS307では、主制御部300は、特図1の始動情報が増加しているか否かを判定する。特図1の始動情報が増加しているか否かの判定は、例えば特図2と同様に、特図1保留数記憶領域に記憶されている特図1保留数と、特図1先読み数記憶領域に記憶されている特図1先読み数とを比較して行う。特図1の始動情報が増加していると判定した場合にはステップS309に進み、特図1の始動情報が増加していないと判定した場合には特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
ステップS309では、RAM308内の各種フラグに基づいて、非電サポ中であるか否かを判定する。非電サポ中であると判定した場合にはステップS311に進み、非電サポ中でない(電サポ中(普図高確率状態)である)と判定した場合にはステップS315に進む。なお、本例では非電サポ中であるか否かを判定しているが、特図1先読み予告報知の実行条件を満たしているか否かを判定するようにしてもよい。例えば特図1先読み予告報知の実行条件としては、非電サポ中であること以外に、大当り遊技中でないこと等の条件が含まれる。
ステップS311では、増加した特図1始動情報(特図1当選乱数値および特図1乱数値の組)を、特図1関連抽選処理(ステップS231)での当否判定処理よりも前に、特図1乱数値記憶領域から先読みする。また、ステップS311の処理は、後述する図53に示す特図関連抽選処理よりも前に行われる。そして、先読みした特図1始動情報と、例えば当否判定時に用いる当否判定用テーブルおよび特図決定用テーブルを用いて、当該始動情報に係る特図1変動遊技の停止図柄を、特図1関連抽選処理(ステップS231)での当否判定処理よりも前に事前判定する。なお、後述する図53に示す特図関連抽選処理では、当該始動情報に係る特図1変動遊技の停止図柄の事前判定を表示図柄抽選処理S708よりも前に行う。また、この事前判定処理は、当否判定時に用いるテーブルではなく事前判定用の特別のテーブルを用いて行ってもよい。
ステップS311の次のステップS313では、事前判定で得られた特図1先読み結果としての停止図柄情報をRAM308内の特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
ステップS315では、増加した特図1始動情報を先読みせずに、始動情報を先読みしていないことを示す「未判定」情報を、停止図柄情報に代えてRAM308内の特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
本実施の形態では、増加した始動情報のみを先読みして事前判定しているが、全ての始動情報を先読みして事前判定するようにしてもよい。また、上述のコマンド設定送信処理(ステップS233)において、増加分の始動情報の先読み結果のみを第1副制御部400に送信してもよいし、特図1用および特図2用先読み結果記憶部内の全ての先読み結果を第1副制御部400に送信してもよい。
また、図8に示すフローチャートでは、増加した特図2の始動情報については必ず先読みを実行し、増加した特図1の始動情報については電サポ中を除き必ず先読みを実行するようになっているが、増加した特図1および特図2の始動情報を先読みするか否かを抽選で決定するようにしてもよい。あるいは、主制御部300から先読み結果を受信した第1副制御部400において、例えば保留毎に先読み報知を実行するか否かを抽選で決定するようにしてもよい。また、遊技状態(例えば、非電サポ中であるか否か)等に関わらず、始動情報が増加した場合には必ず先読みを実行して先読み結果を先読み結果記憶部に記憶するとともに、該先読み結果を第1副制御部400に送信するように構成し、該第1副制御部400が該先読み結果を用いた抽選および演出を実行するか否かを判断するように構成してもよい。
図9は、RAM308内の先読み結果記憶部に先読み結果情報等が記憶された状態を例示している。図9(a)は、特図1用先読み結果記憶部に特図1先読み結果情報が記憶された状態の一例を示している。図9(a)に示すように、特図1用先読み結果記憶部は、例えば特図1変動遊技の保留可能数と同数(本実施の形態では、4つ)の記憶領域を有している。各記憶領域は、特図1乱数値記憶領域の保留順序(保留1〜保留4)に対応付けられている。各記憶領域のそれぞれには、特図1の停止図柄情報が記憶されるようになっている。図9(a)に示す例において、記憶領域「保留1」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留2」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留3」には停止図柄情報として「特図A」(15R確変大当り)が記憶され、記憶領域「保留4」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶されている。
図9(b)は、特図2用先読み結果記憶部に特図2先読み結果情報が記憶された状態の一例を示している。図9(b)に示すように、特図2用先読み結果記憶部は、例えば特図2変動遊技の保留可能数と同数(本実施の形態では、4つ)の記憶領域を有している。各記憶領域は、特図2乱数値記憶領域の保留順序(保留1〜保留4)に対応付けられている。各記憶領域のそれぞれには、特図2の停止図柄情報が記憶されるようになっている。図9(b)に示す例において、記憶領域「保留1」には停止図柄情報として「特図f」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留2」〜「保留4」には、停止図柄情報が記憶されていない。なお、図9(b)において、停止図柄情報が記憶領域に記憶されていない状態を「なし」と表記している。
図9(c)は、電サポ中における特図1用先読み結果記憶部の例を示している。図9(c)に示すように、記憶領域「保留1」には、停止図柄情報に代えて「未判定」情報が記憶されている。記憶領域「保留2」〜「保留4」には、停止図柄情報も「未判定」情報も記憶されていない。
本実施形態では、上述した停止図柄情報の他、当否判定結果や特図変動時間を事前判定し、それらの情報を先読み結果記憶部に記憶するとともに、先読み結果情報として第1副制御部400に送信することができる。
次に、図7に示される主制御部タイマ割込処理における特図2関連抽選処理(ステップS229)及び特図1関連抽選処理(ステップS231)で用いられる当否判定用テーブルについて、図10を参照しながら説明する。ここで、図10(a)は、当否判定用高確率テーブルの一例を示した図であり、図10(b)は、当否判定用低確率テーブルの一例を示した図である。特図1の当否判定を行う場合には、特図高確率状態である場合には、図10(a)に示す当否判定用高確率テーブルを参照し、特図低確率状態である場合には、図10(b)に示す当否判定用低確率テーブルを参照する。そして、参照した当否判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図1変動遊技の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図1変動遊技の場合には、当否判定結果として大当り、小当り又ははずれが選択される。なお、後述する図53(b)のステップS801の特図当り抽選処理にて用いられる当否判定テーブルにも適用可能である。
また、特図2の当否判定を行う場合も同様に、特図高確率状態である場合には、図10(a)に示す当否判定用高確率テーブルを参照し、特図低確率状態である場合には、図10(b)に示す当否判定用低確率テーブルを参照する。そして、参照した当否判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図2変動遊技の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図2変動遊技の場合には、当否判定結果として大当り又ははずれが選択される。
図10(c)は、小当り判定用テーブルの一例を示した図である。大当りの当否判定結果がはずれとなった場合には、図10(c)に示す小当り判定用テーブルを参照し、参照した小当り判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図小当り抽選の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図当り抽選の当否判定結果(抽選結果)が特図1の場合には、当否判定結果として2000/65536の確率で小当りが選択され、63536/65536の確率でハズレが選択されるが、特図当り抽選の当否判定結果(抽選結果)が特図2の場合には、小当りが選択されることはない。なお、後述する図53(b)のステップS803の特図小当り抽選処理で用いられる小当り判定用テーブルにも適用可能である。
次に、図7に示される主制御部タイマ割込処理における特図2関連抽選処理(ステップS229)及び特図1関連抽選処理(ステップS231)において決定した当否判定結果などに基づいて行われる停止図柄の決定に用いられる特図決定用テーブルについて、図11を参照しながら説明する。ここで、図11(a)は特図1図柄決定用テーブルの一例を示した図であり、図11(b)は特図2図柄決定用テーブルの一例を示した図である。特図1の停止図柄を決定する場合には、図11(a)に示す特図1図柄決定用テーブルを参照し、特図1の当否結果と、乱数値の数値範囲に基づいて、特図1の停止図柄を選択する。本実施形態では、特図1の当否結果が大当りの場合には、特図A〜特図Gのうちからいずれか一つが選択され、特図1の当否判定結果が小当りの場合には、特図Hが選択され、特図1の当否結果がハズレの場合には、特図Iが選択される。
また、特図2の停止図柄を決定する場合には、図11(b)に示す特図2図柄決定用テーブルを参照し、特図2の当否結果と、乱数値の数値範囲に基づいて、特図2の停止図柄を抽選する。本実施形態では、特図2の当否結果が大当りの場合には、特図a〜特図eのうちからいずれか一つが選択され、特図2の当否結果がハズレの場合には、特図fが選択される。停止表示される図柄が決定された後、特図表示装置に停止表示される図柄データが設定される。
なお、図53(a)の特図状態更新処理における図柄の決定も、本例の特図決定用テーブルが用いられてもよく、ステップS708の表示図柄抽選処理において特図1の表示図柄データを決定する場合には、図11(a)に示す特図1図柄決定用テーブルを参照し、ステップS707の特図当り抽選処理による特図1の当否結果と、乱数値の数値範囲に基づいて、特図1の表示図柄データを選択する。
次に、第1副制御部400の処理について説明する。図12(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。まず、図12(a)のステップS401では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS401で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS401の次のステップS403では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS405の処理に移行する。ステップS405では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS405の次のステップS407では、コマンド処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS407の次のステップS409では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS407で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS409の次のステップS411では、チャンスボタン制御処理を行う。チャンスボタン制御処理では、演出ボタン136(チャンスボタン136)や操作キーユニット137の操作を検出し、その検出結果に応じて、ステップS409で更新した演出データを演出ボタン136(チャンスボタン136)や操作キーユニット137の操作に応じた演出データに変更する処理を行う。
ステップS411の次のステップS413では、音制御処理を行う。音制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合には、この命令を音源IC416に出力する。
ステップS413の次のステップS415では、ランプ制御処理を行う。ランプ制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に各種ランプ442,452への命令がある場合には、この命令を遊技盤用ランプ駆動回路440及び遊技台枠用ランプ駆動回路450に出力する。
ステップS415の次のステップS417では、可動体制御処理を行う。例えば、ステップS409で読みだした演出データの中に演出可動体224及び遮蔽装置246への命令がある場合には、この命令を駆動回路422に出力する。
ステップS417の次のステップS419では、情報送信処理を行う。情報送信処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンドがある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行う。その後、ステップS403に戻る。
図12(b)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部コマンド受信割込処理(ストローブ割込処理)のフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が主制御部300からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS431では、主制御部300から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
図12(c)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部タイマ割込処理のフローチャートである。第1副制御部400は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。第1副制御部タイマ割込処理のステップS441では、第1副制御部メイン処理のステップS403において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS403において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。
ステップS441の次のステップS443では、第1副制御部メイン処理の情報送信処理(ステップS419)で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、その他演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、第2副制御部500の処理について説明する。図13(a)は、第2副制御部500の図示しないCPUが実行するメイン処理のフローチャートである。まず、図13(a)のステップS501では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS501で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM(不図示)内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS501の次のステップS503では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS505の処理に移行する。ステップS505では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS505の次のステップS507では、コマンド処理を行う。第2副制御部500のCPUは、第1副制御部400からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS507の次のステップS509では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS507で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データ(装飾図柄表示装置208による演出データ)をROM(不図示)から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS509の次のステップS511では、画像制御処理を行う。画像制御処理では、ステップS509で読み出した演出データの中にVDP516への命令がある場合には、この命令をVDP516に出力する(詳細は後述)。その後、ステップS503に戻る。
図13(b)は、第2副制御部500のCPUが実行するコマンド受信割込処理のフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が第1副制御部400からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS531では、第1副制御部400から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAMに設けたコマンド記憶領域に記憶する。
図13(c)は、第2副制御部500のCPUが実行するタイマ割込処理のフローチャートである。第2副制御部500は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。タイマ割込処理のステップS541では、第2副制御部メイン処理のステップS503において説明したRAMのタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS503において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。ステップS541の次のステップS543では、その他演出用乱数値の更新処理等を行う。
図13(d)は、第2副制御部メイン処理のステップS511における画像制御処理のフローチャートである。ステップS551では、画像データ(後述するムービーデータやテクスチャデータ)の転送指示を行う。ここでは、CPU504は、まず、VRAM518のフレームバッファ1とフレームバッファ2の描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていないフレームバッファに記憶された1フレームの画像が装飾図柄表示装置208に表示される。次に、CPU504は、VDP516のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROM506の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM518の転送先アドレス)などを設定した後、ROM506からVRAM518への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP516は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROM506からVRAM518に転送する。その後、VDP516は、転送終了割込信号をCPU504に対して出力する。
ステップS551の次のステップS553では、VDP516からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合は(ステップS553:Yes)、ステップS555に進み、そうでない場合は(ステップS553:No)、転送終了割込信号が入力されるのを待つ。
ステップS555では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU504は、ステップS551でVRAM518に転送した画像データに基づいてVRAM518のフレームバッファ1または2に表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM518の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDP516に指示する。VDP516は、アトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS555の次のステップS557では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU504は、VDP516に画像の描画開始を指示する。VDP516は、CPU504の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップS557の次のステップS559では、画像の描画終了に基づくVDP516からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合は、(ステップS559:Yes)、ステップS561に進み、そうでない場合は(ステップS559:No)、生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。
ステップS561では、RAM508の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100に適用可能な演出装置206の構成の一例について、図14を参照しながら説明する。ここで、図14(a)は、演出装置206の第1の構成例について説明する図であり、同図(b)は、演出装置206の第2の構成例について説明する図である。
図14(a)に示す演出装置206では、装飾図柄表示装置208は、その外周部分の前面側が演出装置206を構成する装飾部材によって覆われており、一部が視認できないように構成されている。なお、装飾部材が透明によって構成され、装飾図柄表示装置208の外周部分も視認可能に構成されてもよい。また、装飾図柄表示装置208の外周部分が覆われていないようにしてもよい。また、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220及び普図保留ランプ216については、図示を省略している。
装飾図柄表示装置208では、表示画面の下部の右側に第1ユーザーインタフェイス(UI)部280が配置され、その左側に第2UI部281が配置されている。以下、第1UI部280と第2UI部281を合わせたものを保留枠と称する場合がある。この保留枠は、アイコン表示領域に表示された領域アイコンとも見ることができる。第1UI部280には、その左側に変動アイコン表示領域が設けられており、その変動アイコン表示領域には、台座h0sが配置されている。変動アイコンh0は、その台座h0sに載置された態様で表示可能とされており、変動アイコンh0が表示されている場合には図柄変動表示中であることを報知している。なお、図柄確定表示中(図柄停止中)の場合には、変動アイコンh0が表示されない。また、変動アイコンh0の右側には、殿様のキャラクタからなるナビキャラクタYMが表示されている。ナビキャラクタYMは、通常時には常時表示されているキャラクタであり、遊技の進行に応じて表示態様を変化させることにより、例えば、予告表示を行ったり、先読み予告表示を行ったりする。第2UI部281には、4つの保留アイコンが表示可能に4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)が配置された保留アイコン表示領域が形成されている。なお、ステージは、保留アイコンの台座のことを示していてもよい。また、保留アイコンのステージhs1〜hs4よりも、変動アイコンh0の台座hs0の方が高くなっている。また、ナビキャラクタYMは、常時表示されていなくてもよく、ナビキャラクタYMを用いた特定の予告や演出(例えば、先読み予告、当該図柄変動表示における予告、図柄変動表示の保留がN個貯まったときに表示される演出等)の際に表示したり、ユーザ設定によりナビキャラクタYMが表示されるように設定された際に表示されてもよい。図14(a)では、特図1の変動表示が4つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、4つの保留アイコンh11,h12,h13,h14が表示されている。なお、変動アイコンh0及び4つの保留アイコンh11〜h14は、いずれもデフォルトの表示態様(例えば、丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されているが、遊技の進行に応じて表示態様が変化する場合がある。これにより、予告表示や先読み予告表示を行うことができるようになっている。ここで、変動アイコンとは、当該図柄変動表示に対応するアイコンを示すものであってもよい。また、変動アイコンh0は、当該図柄変動表示に対応する保留(当該保留)を示していてもよい。なお、変動アイコンh0は、表示されなくてもよい。
変動アイコンは、保留が消化されて特図変動遊技が開始された後に表示される、当該特図変動遊技に対応するアイコン、言い換えれば、実行中の図柄変動表示に関するアイコンである。すなわち、保留アイコンが、その保留アイコンに対応した特図変動遊技の開始と同時に変動アイコンになる。より厳密には、始動入賞が最も古い第一の保留アイコンが保留アイコン表示領域から変動アイコン表示領域に移動する場合、移動中のアイコンを変動アイコンと称したり、変動アイコンが移動すると表現してもよい。あるいは、変動アイコン表示領域への移動が完了した後のアイコンを変動アイコンと称してもよい。この変動アイコンは、保留アイコンとは異なる表示サイズ(保留アイコンよりも大きい表示サイズあるいは小さい表示サイズ)で表示される。これにより、変動アイコンと保留アイコンとの識別が容易になる場合があるが、同じサイズであってもよい。また、変動アイコンは、保留アイコンの表示態様と関連した表示態様からなる場合がある。変動アイコンは、その表示態様によって当該変動の当否についての予告(当該変動予告)が可能であり、基本的には当該変動の当否結果が報知されるタイミングで消去される。したがって、変動アイコンは、保留に関するアイコンと見ることができ、特図変動遊技の当否結果の報知を保留しているという意味では保留アイコンの一種と考えることもできる。なお、消去タイミングは、当該変動の当否結果が報知されるタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、同じタイミングであってもよいし、後のタイミングであってもよい。なお、変動アイコンh0は、表示されなくてもよい。
また、装飾図柄表示装置208の表示領域の中央には、第1装飾図柄(第3図柄)が「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。そして、装飾図柄表示装置208の表示画面の左上隅部には、第1装飾図柄よりも小さい第2装飾図柄(第5図柄)が「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。なお、装飾図柄表示装置208に第2装飾図柄が表示されず、第1装飾図柄のみが表示されていてもよい。また、第2装飾図柄が装飾図柄表示装置208に表示されず、他の演出用表示装置(例えば、7セグやLEDやドットマトリクス表示装置等)によって表示されてもよい。なお、本実施形態では、第2装飾図柄における装飾図柄の組合せが、第1装飾図柄における装飾図柄の組合せと一致しているが、第1装飾図柄における装飾図柄の組合せと第2装飾図柄における装飾図柄の組合せの一部(1又は2の装飾図柄が一致)又は全てが不一致であってもよい。さらに、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には、特図1及び特図2の第2保留数表示(ここでは「4」と「0」)が表示されている。なお、特図1及び特図2の第2保留数表示が装飾図柄表示装置208に表示されなくてもよい。また、特図1及び特図2の第2保留数表示が装飾図柄表示装置208に表示されず、他の演出用表示装置(例えば、7セグやLEDやドットマトリクス表示装置等)によって表示されてもよい。なお、第2保留数表示は、特図1及び特図2のうちの一方の特図のみの保留数を表示してもよく、特図1及び特図2の両方の保留数を表示してもよい。
また、装飾図柄表示装置208の表示領域に背景表示が表示されており、演出や遊技状態(通常遊技状態、確変状態、隠れ確変状態、時短状態等)に対応した背景表示が表示される。なお、演出に対応する背景表示は、ユーザーによって設定可能なモードに対応する背景表示、当該図柄変動表示における予告又は先読み予告として行われる背景表示、当否判定結果に関わらない背景表示を示す。また、背景表示は、ある遊技状態(通常遊技状態、確変状態、隠れ確変状態、時短状態のうちのいずれか1つ又は2以上)において、複数種類表示される場合があってもよい。この場合において、法則性をもって変化してもよいし(例えば、背景表示A→背景表示B→背景表示C→背景表示A→・・・といったように順番に変化する等。ここで、法則性が崩れた場合は、大当り確定の予告(プレミア予告)となるようにしてもよい。)、順番は関係なくランダムに変化してもよい。
また、装飾図柄表示装置208の下方には、演出可動体の一つである家紋役物224Eが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動したり、回転することができるように構成されている。なお、図14(a)に示す例では、家紋役物224Eは、初期位置に位置している。家紋役物224Eの初期位置は、装飾図柄表示装置208よりも下方となっているが、適宜の位置に設定することができる。また、家紋役物224Eには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
また、装飾図柄表示装置208の左右両側には、演出可動体の一つである、「大」の文字が施された第1大盤振舞役物224Ga、「盤」の文字が施された第2大盤振舞役物224Gb、「振」の文字が施された第3大盤振舞役物224Gc及び「舞」の文字が施された第4大盤振舞役物224Gdが配置されている。これらの第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdは、それぞれ、中心を軸として回転することができるとともに、装飾図柄表示装置208の中央に向かって移動することができるようになっている。このとき、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdは、装飾図柄表示装置208の前面側に位置しており、装飾図柄表示装置208の前面側にオーバーラップ可能とされている。また、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
また、装飾図柄表示装置208の上方には、演出可動体の一つである千両箱役物224Hが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動することができるように構成されている。千両箱役物224Hは、装飾図柄表示装置208よりも前側に配置されており、装飾図柄表示装置208の前面側にオーバーラップ可能とされている。また、千両箱役物224Hには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
これら、装飾図柄表示装置208、家紋役物224E、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hの前面側には、透明の導光板ILが配置されており、遊技者は導光板を介して装飾図柄表示装置208の表示状態や各演出可動体の動作を視認可能とされている。導光板ILは、透過領域に所定のレンズカットが施されている。導光板ILの側端部近傍の適宜位置にはLED等の発光体が設けられ、発光体からの光がレンズカット部分で前方に向けて反射することにより、透過領域が所定の模様で発光しているように見せることができるように構成されている。図14(a)に示される実施形態では、導光板ILには所定のエフェクト画像を模した模様のレンズカットが施されている。なお、導光板ILは光を照射する分の厚みよりも光を遊技者側に向けて屈折させる領域の部分の厚みのほうが薄いように構成されている。そのため、装飾図柄表示装置208の表示状態が視認しやすくなる場合がある。また、導光板ILが可動するものであってもよい。
また、本実施形態では、装飾図柄表示装置208の右側下方に、第4図柄表示装置284が設けられている。第4図柄表示装置284は、例えば、LEDの発光態様により第4図柄の表示結果を表示することが可能となっている。なお、第4図柄表示装置284をLCDやEL等の画像表示装置によって構成されてもよい。第4図柄表示装置284は、第1副制御部400により駆動制御される。特図の図柄停止中には、LEDが点灯表示されるが、特図の図柄変動中には、点滅表示あるいは消灯される。なお、第4図柄の表示態様や点灯態様や点滅態様を変化させることで、先読み予告を行ってもよい。なお、第4図柄は、図柄変動中に点灯表示し、図柄停止中に消灯表示されるようにしてもよい。
図14(b)に示す演出装置206では、装飾図柄表示装置を3つ横列に並べて配置されている。すなわち、3つの装飾図柄表示装置のうちの中央に配置される第1装飾図柄表示装置208Lと、第1装飾図柄表示装置208Lの左側に配置される第2装飾図柄表示装置208Mと、第1装飾図柄表示装置208Lの右側に配置される第3装飾図柄表示装置208Nとにより表示が行われている。なお、第1装飾図柄表示装置208Lは、メイン表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、サブ表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、幅方向の長さが第1装飾図柄表示装置208Lの略半分の長さよりも短く、また、表示領域については、高さがわずかに短い。また、第2装飾図柄表示装置208Mは、その右端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Lの左端辺部分の前面側に重なっており、第3装飾図柄表示装置208Nは、その左端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Nの右端辺部分の前面側に重なっている。さらに、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って、互いに近接する方向にスライド移動可能に構成されている。さらに、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、互いに最も近接した状態となった場合に、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って一体的に回転することができるように構成されている。また、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って、上下方向にスライド移動することもできるように構成されている。なお、上述した第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの演出動作は、全て行うことができるように構成されていなくてもよく、いずれか1つ又は2以上の動作を行うことができるように構成されていてもよい。また、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのうちの一方又は両方は、演出動作を行わなくてもよい(すなわち、固定されていてもよい)。また、第2装飾図柄表示装置208Mが行うことができる演出動作と第3装飾図柄表示装置208Nが行うことができる演出動作が異なってもよく、例えば、行うことができる演出動作の数が異なっていたり、行うことができる演出動作自体が異なってもよい。具体的には、例えば、第2装飾図柄表示装置208Mは、右方向への移動及び回転が可能であり、第3装飾図柄表示装置208Nは、上下方向への移動が可能であるようにしてもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Lも演出動作が行うことができるように構成されてもよい。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lが演出動作するとともに、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのうちのいずれか一方又は両方が動作してもよいし、第1装飾図柄表示装置208Lのみが動作してもよい。また、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208Nの各名称は、各表示装置について装飾図柄が必ずしも変動表示するものではなく、便宜的に名称付けたものであり、表示装置の解釈を狭小するものではないことを念のためここに付言する。また、これらの装飾図柄表示装置(第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N)をまとめたものを演出表示手段とし、演出表示手段は、装飾図柄の変動表示を行ったり、複数種類の演出表示を行ったりするということもできる。第1装飾図柄表示装置208Lは、その外周部分の前面側が演出装置206を構成する装飾部材によって覆われており、一部が視認できないように構成されている。なお、装飾部材が透明によって構成され、第1装飾図柄表示装置208Lの外周部分も視認可能に構成されてもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Lの外周部分が覆われていないようにしてもよい。また、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220及び普図保留ランプ216については、図示を省略している。
第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部の右側に第1ユーザーインタフェイス(UI)部280が配置され、その左側に第2UI部281が配置されている。以下、第1UI部280と第2UI部281を合わせたものを保留枠と称する場合がある。この保留枠は、アイコン表示領域に表示された領域アイコンとも見ることができる。第1UI部280には、その左側に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、図柄変動表示中であることを報知している。また、変動アイコンh0の右側には、殿様のキャラクタからなるナビキャラクタYMが表示されている。第2UI部281には、4つの保留アイコンが表示可能に4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)が配置された保留アイコン表示領域が形成されている。なお、保留アイコンのステージhs1〜hs4よりも、変動アイコンh0の台座hs0の方が高くなっている。図14(b)では、特図1の変動表示が4つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、4つの保留アイコンh11,h12,h13,h14が表示されている。図14(b)では、、変動アイコンh0及び4つの保留アイコンh11〜h14は、いずれもデフォルトの表示態様(例えば、丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されているが、遊技の進行に応じて、表示態様が変化する場合がある。これにより、予告表示や先読み予告表示を行うことができるようになっている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の中央には、第1装飾図柄(第3図柄)が「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。そして、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左上隅部には、第1装飾図柄よりも小さい第2装飾図柄(第5図柄)が「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。なお、本実施形態では、第2装飾図柄が第1装飾図柄と同じ装飾図柄表示装置に表示されているが、異なる装飾図柄表示装置に表示されてもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Lに第2装飾図柄が表示されず、第1装飾図柄のみが表示されていてもよい。また、第2装飾図柄が第1装飾図柄表示装置208Lに表示されず、他の演出用表示装置(例えば、7セグやLEDやドットマトリクス表示装置等)によって表示されてもよい。なお、本実施形態では、第2装飾図柄における装飾図柄の組合せが、第1装飾図柄における装飾図柄の組合せと一致しているが、第1装飾図柄における装飾図柄の組合せと第2装飾図柄における装飾図柄の組合せの一部(1又は2の装飾図柄が一致)又は全てが不一致であってもよい。さらに、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の右上隅部には、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。なお、本実施形態では、第2保留数表示が保留アイコン表示領域と同じ装飾図柄表示装置に表示されているが、異なる装飾図柄表示装置に表示されてもよい。また、第2保留数表示を特図1と特図2とで異なる装飾図柄表示装置に分けて表示してもよい。また、特図1及び特図2の第2保留数表示が第1装飾図柄表示装置208Lに表示されなくてもよい。また、特図1及び特図2の第2保留数表示が第1装飾図柄表示装置208Lに表示されず、他の演出用表示装置(例えば、7セグやLEDやドットマトリクス表示装置等)によって表示されてもよい。なお、第2保留数表示は、特図1及び特図2のうちの一方の特図のみの保留数を表示してもよく、特図1及び特図2の両方の保留数を表示してもよい。
第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nでは、それぞれ背景表示が第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている背景表示につながるように表示されている。この背景表示は、例えば、演出や遊技状態(通常遊技状態、確変状態、隠れ確変状態、時短状態等)に対応した背景表示が表示される。なお、演出に対応する背景表示は、ユーザーによって設定可能なモードに対応する背景表示、当該図柄変動表示における予告又は先読み予告として行われる背景表示、当否判定結果に関わらない背景表示を示す。また、背景表示は、ある遊技状態(通常遊技状態、確変状態、隠れ確変状態、時短状態のうちのいずれか1つ又は2以上)において、複数種類表示される場合があってもよい。この場合において、法則性をもって変化してもよいし(例えば、背景表示A→背景表示B→背景表示C→背景表示A→・・・といったように順番に変化する等。ここで、法則性が崩れた場合は、大当り確定の予告(プレミア予告)となるようにしてもよい。)、順番は関係なくランダムに変化してもよい。なお、本実施形態では、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nには、それぞれ外周にフレーム(ベゼル)が設けられているが、フレームレスの形態であってもよい。また、フレームに装飾部材やLEDが設けられてもよい。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動したり、回転することができるように構成されている。なお、図14(b)に示す例では、家紋役物224Eは、初期位置に位置しているが、図14(b)に示される家紋役物224Eの初期位置は、家紋役物224Eの上端部分が第1装飾図柄表示装置208Lの下端部分にわずかにオーバーラップする位置となっているが、適宜の位置に設定することができる。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した千両箱役物224Hが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動することができるように構成されている。千両箱役物224Hは、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nよりも前側に配置されており、これらの装飾図柄表示装置の前面側にオーバーラップ可能とされている。
これら、装飾図柄表示装置、家紋役物224E及び千両箱役物224Hの前面側には、上述した導光板ILが配置されており、遊技者は導光板を介して各装飾図柄表示装置の表示状態や各演出可動体の動作を視認可能とされている。
また、図14(b)では、第3装飾図柄表示装置208Nの下方に、第4図柄表示装置284が設けられている。
次に、図14(a)あるいは同図(b)に示される演出装置206を用いた演出例について、図15を参照しながら説明する。ここで、図15は、本実施形態において適用可能な演出例について説明する図である。
図15(A1)〜同図(A2)では、図14(a)に示される演出装置206における演出可動体の動作態様が示されている。すなわち、図15(A1)に示される状態から、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hが動作すると、図15(A2)に示される態様となる。具体的には、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdは、最初に「大」、「盤」、「振」、「舞」の各文字が正面に向く位置となるまでそれぞれ回転し、その後、装飾図柄表示装置208の中央に向かって水平方向に移動する。また、千両箱役物224Hは、初期位置から装飾図柄表示装置208の略中央でオーバーラップする位置まで移動する。ここで、千両箱役物224Hは、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの前面側に配置され、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが千両箱役物224Hにオーバーラップされていない状態である場合に比べ、視認困難とされている。なお、千両箱役物224Hが第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの前面側にオーバーラップしないように構成されてもよい。また、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが千両箱役物224Hの前面側に配置され、千両箱役物224Hにオーバーラップするように構成されてもよい。
図15(B1)では、図14(a)に示される演出装置206において、導光板ILの発光が行われ、導光板IL上に所定のエフェクト画像を模した模様が視認容易な態様で現されている様子が示されている。ここで、導光板ILの発光中は、装飾図柄表示装置208のバックライトや各種ランプの輝度を低下させる等して、導光板IL上に現れた模様をより視認しやすくするようにしてもよい。
図15(C1)〜同図(C4)では、図14(a)に示される演出装置206における演出可動体の動作態様が示されている。ここで、図15(C1)〜同図(C4)に示される例では、家紋役物224Eに換えて、演出可動体としてのPOV(Persistence Of Vision)ディスプレイ224Iが設けられている。POVディスプレイ224Iは、バーサライタとも称され、上下方向に移動可能であって、装飾図柄表示装置208の前面側にオーバーラップ可能に構成されている。POVディスプレイ224Iの初期位置は、装飾図柄表示装置208の下方とされているが、任意の位置に設定することができる。POVディスプレイ280は、昇降アームと、その昇降アームの先端部に回転自在に取り付けられたLEDアレイとを有する。昇降アームは、例えば、ラック・アンド・ピニオン等の公知の機構によって、昇降動作を行うことができる。LEDアレイには、複数のLEDが一列に配置されており、水平方向に延在する姿勢がLEDアレイの初期姿勢となっている。なお、LEDアレイに設けられるLEDは、フルカラーLEDであってもよいし、単色のLEDであってもよい。昇降アームの先端部には、モータが内蔵されており、LEDアレイは、延在方向の中央部で、そのモータの回転軸に連結されている。第1副制御部400(あるいは、第2副制御部500)は、回転するLEDアレイに配置された複数のLEDにつき、1つ1つの点灯制御を、演出データの一種であるバーサデータに基づいて行う。このようにすることで、LEDアレイの回転中に複数のLEDの発光態様が変化し、遊技者に残像が視認される。すなわち、各LEDの回転軌跡に光の残像が生じ、絵柄が表される。また、POVディスプレイ224Iは、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hよりも前面側に配置されているが、これらの演出可動体の前後関係は、適宜に設定することができる。
図15(C1)では、POVディスプレイ224Iが初期位置でLEDアレイが初期姿勢とされている状態が示されている。
図15(C2)では、POVディスプレイ224Iが、昇降アームによりLEDアレイを上昇させ、装飾図柄表示装置208の略中央の前面側にLEDアレイがオーバーラップしている様子が示されている。そのため、装飾図柄表示装置208は、POVディスプレイ224Iがオーバーラップしていない状態である場合と比べて、表示画面が視認困難とされている。
図15(C3)では、POVディスプレイ224IのLEDアレイが回転を開始した様子が示されている。LEDアレイは、低速から高速へと回転を加速している。なお、LEDアレイに設けられた複数のLEDは、LEDアレイが回転を開始した時点で、点灯や点滅を開始してもよいし、一定の回転速度に到達した後に点灯や点滅を開始してもよい。また、LEDアレイの回転領域は、変動アイコンh0、保留アイコンh11〜h14、第1装飾図柄にオーバーラップしており、LEDアレイの回転中は、これらが視認困難とされている。
図15(C4)では、POVディスプレイ224IのLEDアレイが定速回転とされ、「熱」の文字が表示され、予告表示あるいは先読み予告表示が行われている様子が示されている。なお、POVディスプレイ224Iによって表示される画像は、上述したものに限らず、例えば、キャラクタ画像や、装飾図柄や、背景画像等であってもよい。また、POVディスプレイ224Iによって画像が表示されている間、装飾図柄表示装置208のバックライトや各種ランプの発光輝度を低下して、POVディスプレイ224Iによって表示された画像の視認性を向上させるようにしてもよい。また、POVディスプレイ224Iによって画像が表示されている間、装飾図柄表示装置208を暗転表示とするようにしてもよい。
図15(D1)では、図14(b)に示される演出装置206において、導光板ILの発光が行われ、導光板IL上に所定のエフェクト画像を模した模様が視認容易な態様で現されている様子が示されている。ここで、導光板ILの発光中は、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのバックライトや各種ランプの輝度を低下させる等して、導光板IL上に現れた模様をより視認しやすくするようにしてもよい。
図15(E1)〜同図(E2)では、図14(b)に示される演出装置206において、家紋役物224Eが動作している様子が示されている。具体的には、図15(E1)に示すように、家紋役物224Eが、初期位置から上昇した位置まで移動して、変動アイコンh0、保留アイコンh11〜h14及びナビキャラクタYMにオーバーラップし、変動アイコンh0、保留アイコンh11〜h14及びナビキャラクタYMの少なくとも一部がオーバーラップしていない場合よりも視認困難とされている。その後、図15(E2)に示すように、家紋役物224Eは、時計方向(CW方向)に回転している。なお、家紋役物224Eは、初期位置において回転してもよい。また、家紋役物224Eが、回転とともに、あるいは、回転に換えて、振動するようにしてもよい。また、上昇のみ行い、回転及び振動を行わないようにしてもよい。なお、図14(a)に示される演出装置206にも適用可能である。
図15(F1)では、図14(b)に示される演出装置206において、千両箱役物224Hが動作している様子が示されている。具体的には、千両箱役物224Hが初期位置から、第1装飾図柄表示装置208Lの略中央の前面側にオーバーラップする位置に移動している様子が示されている。図15(F1)に示すタイミングでは、第1装飾図柄が千両箱役物224Hがオーバーラップされていることにより、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。この演出例では、千両箱役物224Hが動作する場合には、千両箱役物224Hと家紋役物224Eとが干渉しないように、家紋役物224Eを動作しないようにしている。なお、千両箱役物224Hと家紋役物224Eの両方が動作している状態となる場合があってもよい。また、千両箱役物224Hが動作する場合には、家紋役物224Eをさらに下方に移動させる退避動作が行われるようにしてもよい。
図15(G1)では、図14(b)に示される演出装置206において、第2装飾図柄表示装置208Mが下方にスライド移動し、第3装飾図柄表示装置208Nが上方にスライド移動している様子が示されている。このとき、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nに表示されている背景画像は、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている背景画像に連続するように、スライド移動に合わせてスクロール表示がなされている。すなわち、背景画像について、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nがスライド移動する前に表示されていなかった領域が、スライド移動することにより視認され得るように構成されている。換言すれば、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが移動することにより見える画像があるということができる。これにより、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが移動しても、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが一体となった表示を行うことができる。なお、第2装飾図柄表示装置208Mが上方にスライド移動し、第3装飾図柄表示装置208Nが下方にスライド移動してもよいし、第2装飾図柄表示尾装置208Mが上方にスライド移動し、第3装飾図柄表示装置208Nが上方にスライド移動してもよいし、第2装飾図柄表示装置208Mが下方にスライド移動し、第3装飾図柄表示装置208Nが下方にスライド移動してもよい。
図15(H1)では、図14(b)に示される演出装置206において、第1装飾図柄が拡大して、第2装飾図柄表示装置208M、第1装飾図柄表示装置208L、第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示されている様子が示されている。すなわち、拡大した第1装飾図柄の左図柄が第2装飾図柄表示装置208Mと第1装飾図柄表示装置208Lに跨って表示され、拡大した第1装飾図柄の右図柄が第1装飾図柄表示装置208Lと第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示されている。このとき、第2装飾図柄は、第1装飾図柄表示装置208Lにのみ表示され、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示されていない。また、変動アイコンh0や保留アイコンh11〜h14も第1装飾図柄表示装置208Lにのみ表示され、第2装飾図柄表示装置208Mや第3装飾図柄表示装置208Nには跨っていない。なお、拡大した第1装飾図柄が2つの表示装置に跨って表示しなくてもよく、例えば、第2装飾図柄表示装置208Mにのみ拡大した左図柄が表示され、第1装飾図柄表示装置208Lにのみ拡大した中図柄が表示され、第3装飾図柄表示装置208Nにのみ拡大した右図柄が表示されてもよい。また、変動アイコンh0や保留アイコンh11〜h14、第2装飾図柄が複数の表示装置に跨って表示されてもよい。
図15(I1)〜同図(I2)では、図14(b)に示される演出装置206における演出可動体の動作態様が示されている。ここで、図15(I1)〜同図(I2)に示される例では、家紋役物224Eに換えて、上述したPOVディスプレイ224Iが設けられている。なお、図15(I1)に示されるタイミングでは、POVディスプレイ224Iが初期位置でLEDアレイが初期姿勢とされている状態が示されている。
図15(I2)では、POVディスプレイ224Iが、初期位置から第1装飾図柄表示装置208Lの略中央の前面側にLEDアレイがオーバーラップする位置まで移動した後、LEDアレイが回転し、一定の回転速度に到達して定速回転とされ、「熱」の文字が表示されている様子が示されている。
図15(J1)では、図14(b)に示される演出装置206において、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されていた背景表示を第1UI部280における表示に変更し、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されていた背景表示を第2UI部281における表示に変更されている様子が示されている。すなわち、第2装飾図柄表示装置208Mには、ナビキャラクタYM及び変動アイコンh0が表示されており、第3装飾図柄表示装置208Nには、保留アイコンh11〜h14が表示されている。つまり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが、第1装飾図柄表示装置208Lとは別の表示が行われている様子が示されている。
図15(K1)〜同図(K4)では、図14(b)に示される演出装置206における演出可動体の動作態様が示されている。なお、図15(K1)〜同図(K4)に示す例では、第1装飾図柄表示装置208Lの外周が装飾部材に重なっておらず、当該領域に表示される画像についても視認可能に構成されている。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lの左右両側が、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nによって一部がオーバーラップされている。
図15(K1)では、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが初期位置となっている様子が示されている。
図15(K2)では、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Mが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って互いに近接する位置までスライド移動している様子が示されている。このとき、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの表示は、スライド移動に沿って、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面に連続するように、スライド移動に合わせてスクロール表示がなされている。その結果、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていた第1装飾図柄が、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nに表示される。すなわち、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、第1装飾図柄表示装置208Lにおいて表示されている画像であって、オーバーラップしている部分の画像をスライド移動に合わせてスクロール表示することにより、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nで一体感のある表示を行うことができる。なお、図15(K2)に示すように、家紋役物224Eは、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nに干渉しないように、初期位置から下方に移動して退避位置となっている。ここで、図15(K2´)に示すように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nにおける表示をスクロールさせずスライド移動させるようにしてもよい。また、家紋役物224Eは、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの動作が行われているときに、初期位置で回転してもよいし、振動してもよいし、回転しながら振動してもよい。
図15(K3)〜同図(K4)では、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとが近接した状態で、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って反時計方向(CCW方向)に一体となって回転している様子が示されている。図15(K4)では、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが90度回転した様子が示されている。このとき、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nにそれぞれ表示されている画像が第1装飾図柄表示装置208Lに整合するように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの回転軸を中心として第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの回転方向とは反対方向に回転する表示が行われる。これにより、遊技者が、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは回転しているが、表示されている画像は回転していないように見える場合がある。
図15(L1)では、図14(a)に示される演出装置206の変形例を示している。すなわち、図15(L1)に示す例では、家紋役物224Eに換えて、サブ表示装置208Sが装飾図柄表示装置208の下方に配置され、サブ表示装置208Sの上端部分が装飾図柄表示装置208の下端部分の少なくとも一部にオーバーラップしている。サブ表示装置208Sでは、上述した第1UI部280及び第2UI部281におけるそれぞれの表示が表示されている。すなわち、サブ表示装置208Sでは、変動アイコンh0と保留アイコンh11〜h14が表示されるとともに、ナビキャラクタYMも表示されている。また、サブ表示装置208Sにおける表示は、装飾図柄表示装置208における表示とは別の表示が行われている。また、装飾図柄表示装置208の下方右側には、サボハニのキャラクタSBHが右側から左側に向かって歩いている様子が示されているが、一部がサブ表示装置208Sにオーバーラップされており、サブ表示装置208Sにオーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。なお、図15(L1´)に示すように、表示画像(背景画像やサボハニのキャラクタSBH等)を装飾図柄表示装置208とサブ表示装置208Sに跨って表示するようにしてもよい。
図15(M1)では、サブ表示装置208S及び第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作態様が示されている。すなわち、サブ表示装置208Sは、初期位置から装飾図柄表示装置208の略中央の前面側となる位置に移動して、装飾図柄表示装置208の表示画面の少なくとも一部をオーバーラップしており、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdは、「大」、「盤」、「振」、「舞」の各文字が正面となる位置までそれぞれ回転した後、装飾図柄表示装置208の略中央の前面側となる位置まで移動したサブ表示装置208Sの左右両端の近傍となる位置まで移動している。このとき、サブ表示装置208Sでは、カットイン表示が行われ、装飾図柄表示装置208では、所定のエフェクト画像が表示されており、所定の予告演出あるいは先読み予告演出が行われている様子が示されている。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の具体例について、図16〜図19を参照しながら説明する。ここで、図16は、本実施形態のパチンコ機の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であり、図17は、図16に示す演出の一例の続きを段階的に示す図であり、図18は、図17に示す演出の一例の続きを段階的に示す図であり、図19は、図18に示す演出の別の例について段階的に示す図である。
図16には、装飾図柄表示装置208、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普通図柄表示装置210、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284が示されている。なお、以下では、図14(a)に示される演出装置206を適用して説明するが、図14(b)に示される演出装置206を適用することも可能である。また、以下では、家紋役物224E、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd、千両箱役物224H及び導光板ILについては、図示を省略している。
図16(1)に示す装飾図柄表示装置208には、「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。なお、ここでの背景は非表示であるが、例えば、図14(a)に示すようなデフォルトの背景画像(海岸の背景画像)が表示されている。以下の説明においても、背景が非表示の場合には、特に断らない限り、デフォルトの背景画像が表示されている。なお、デフォルトの背景画像とは異なる様々な背景画像(例えば、モードに応じた背景画像等)を表示してもよい。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には第2保留数表示が表示され、左上隅部には第2装飾図柄が表示されている。第2装飾図柄も第1装飾図柄の停止表示に合わせて、「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。また、装飾図柄表示装置208の下方右側に形成された第1UI部280では、ナビキャラクタYMが表示されている。なお、図16(1)に示されるタイミングでは、図柄が停止表示されているため、変動アイコンh0は表示されていない。
さらに、図16に示す制御状態(遊技状態)は、特図低確率普図低確率状態である。この非電サポ状態における装飾図柄表示装置208では、第2UI部281に特図1の保留アイコンが表示される。なお、非電サポ状態における装飾図柄表示装置208の所定領域(例えば、表示画面の右端)に、特図2の保留アイコン表示領域が設けられてもよい。
第2UI部281には、特図1の保留を表す保留アイコンが表示される。特図1の保留数は、特図1保留ランプ218の点灯数の他、特図1の保留アイコンの数や第2保留数表示によっても表され、特図2の保留数は、特図2保留ランプ220の点灯数の他、特図2の保留アイコンの数や第2保留数表示によっても表されている。すなわち、保留アイコンは、主制御部300のRAM308に記憶されている始動情報に対応したものである。以下、最も古い始動情報(最も古い入賞)に対応した保留アイコンを第一の保留アイコン、2番目に古い始動情報に対応した保留アイコンを第二の保留アイコン・・・と称する場合がある。第2UI部281では、保留アイコンが横並びに表示され、右側の保留アイコンほど入賞が古い保留アイコンになる。
図16(1)には、第2UI部281に2つの特図1の保留アイコンh11,h12が表示されており、これら2つの特図1の保留アイコンh11,h12はいずれも、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。すなわち、特図1のデフォルトの保留アイコンは、丸形の保留アイコンである。なお、図16(1)では、第2UI部281に4つの保留アイコンが表示されることをわかりやすくするために、実際には表示されていない保留アイコンを破線で示してある。また、図16(1)では、説明を容易にするために、第1UI部280及び第2UI部281を破線で区画して表しているが、実際にはこの破線は表示されない。
一方、特図2の保留アイコンは一つも表示されていない。これは、上述のごとく、図16に示す制御状態(遊技状態)は、非電サポ状態(非時短状態)であるため、電チューが開きにくく特図2始動口232への入賞が困難な状態であるためである。
本実施形態のパチンコ機100では、制御状態(遊技状態)に応じて、特図1と特図2で入賞しやすい方の特図の保留アイコンが表示され、もう一方の特図の保留アイコンが表示されないようにしている。すなわち、制御状態が非電サポ状態である場合には、図16(1)に示すように、第2UI部281に特図1の保留アイコンが表示され、特図2の保留アイコンは表示されない。一方、制御状態が電サポ状態である場合には、反対に、特図2の保留アイコンが表示され、特図1の保留アイコンは表示されない。なお、非電サポ状態において、特図2の保留アイコンが表示されてもよいし、電サポ状態において、特図1の保留アイコンが表示されてもよい。
本実施形態では、特図の図柄変動表示の開始は、特図表示装置における変動開始→第4図柄の点滅開始又は消灯→第2装飾図柄の変動開始→保留アイコンの移動アニメーション開始又は消去→装飾図柄の変動開始の順で行われるが、この順番は前後してもよい。
図16(2)では、特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄の消灯までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。なお、第1特図表示装置212における図柄変動と第4図柄の変動表示とが同時に開始してもよいし、第1特図表示装置212における図柄変動が開始した後で第4図柄の変動表示が開始してもよいし、第4図柄の変動表示が開始した後で第1特図表示装置212における図柄変動が開始してもよい。
図16(3)では、第2保留数表示が2から1に更新され、第2装飾図柄の変動表示が開始している様子が示されている。なお、第2保留数表示の更新表示と第2装飾図柄の変動表示の開始とが同時に行われてもよいし、第2保留数表示の更新表示が行われた後で第2装飾図柄の変動表示が開始してもよいし、第2装飾図柄の変動表示が開始した後で第2保留数表示の更新表示が行われてもよい。
図16(4)では、特図1の保留アイコンh11,h12の移動アニメーションが開始している。ここでの移動(減少)アニメーションは、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象保留アイコン)が第1UI部280における変動アイコンの台座に向けて移動を開始するとともに、第二の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第一の保留アイコンh11の表示位置(図14に示す第1ステージhs1参照)に向けて移動を開始する。この段階では、装飾図柄の変動表示は開始されていない。
図16(5)では、移動アニメーションが続き、同図(6)では、変動開始前まで第一の保留アイコンh11であった保留アイコンが変動アイコンの台座hs0に到達し、変動アイコンh0として表示されるとともに、変動開始前まで第二の保留アイコンh12であった保留アイコンが第一の保留アイコンh11の表示位置に到達し、第一の保留アイコンh11として表示され、その後、第1装飾図柄の変動表示が開始される。なお、第1特図表示装置212における図柄変動が開始された時点で、それまで第一の保留アイコンh11であった保留アイコンを変動アイコンh0として見てもよいし、それまで第二の保留アイコンh12であった保留アイコンを第一の保留アイコンh11として見てもよい。なお、移動アニメーションの終了と第1装飾図柄の変動表示の開始とが同じタイミングであってもよいし、移動アニメーションが終了した後で第1装飾図柄の変動表示が開始されてもよいし、第1装飾図柄の変動表示が開始した後で移動アニメーションが終了してもよい。
図16(7)では、第1装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。
図16(8)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMによるナビキャラ予告が行われている様子が示されていれる。すなわち、装飾図柄表示装置208では、ナビキャラ予告が開始すると、ナビキャラクタYMの近傍に「好機」の文字が表示された吹き出しが表示され、大当りへの期待感が高いことを報知している。
その後、図16(9)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラ予告が行われている間に、会話予告が開始している様子が示されている。会話予告が開始されると、殿様のキャラクタとともに「チャンス」という文字表示が表示された殿様の会話画像CI1が表示される。この、殿様の会話画像CI1の表示は、会話予告の第1段階となっている。また、この殿様の会話画像CI1は、第1装飾図柄にオーバーラップしており、第1装飾図柄にオーバーラップしていない状態である場合よりも、第1装飾図柄が視認困難とされている。また、ナビキャラ予告では、吹き出しの表示が「好機」の文字表示から「否」の文字表示に変化し、大当りへの期待感がより高まっていることを報知している。なお、殿様の会話画像CI1が表示されるタイミングと、吹き出しにおける表示が「否」に更新されるタイミングとが同じであってもよいし、殿様の会話画像CI1が表示された後で吹き出しにおける表示が「否」に更新されてもよいし、吹き出しにおける表示が「否」に更新された後で殿様の会話画像CI1が表示されてもよい。なお、先に表示された予告(例えば、「好機」)から後に表示された予告(例えば、「激熱」)に昇格する演出(例えば、「否」)が行われない場合があってもよい。また、ナビキャラ予告は、当該図柄変動表示における予告だけではなく、先読み予告や、ある予告が行われることを予告する予告、説明表示(各種予告や遊技状態、パチンコ機100の演出で登場するキャラクタや演出の舞台等の説明、チュートリアル表示ともいう)等が行われてもよい。
その後、図16(10)に示す装飾図柄表示装置208では、会話予告が更新されるとともにナビキャラ予告も更新されている。会話予告では、殿様の会話画像CI1が縮小表示されて第2装飾図柄の表示位置の下方に表示され、爺のキャラクタとともに操作促進報知画像が表示された爺の会話画像CI2が表示される。操作促進報知画像は、演出ボタン136(チャンスボタン136)を操作有効期間内に押下することを促す画像であり、演出ボタン136(チャンスボタン136)を模したボタン画像136aと、上記操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータMTとによって構成されている。なお、図16(10)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されてもこれに応じた表示は行われない。第1装飾図柄は、爺の会話画像CI2によって隠されてしまっているが、遊技者は、第4図柄表示装置284や第2装飾図柄等によって特図が変動中であることを認識することができる場合がある。なお、装飾図柄が隠されないように、装飾図柄の表示位置を爺の会話画像CI2や殿様の会話画像CI1とは重ならない位置に移動させるようにしてもよい。また、図16(10)に示すように、殿様の会話画像CI1は、爺の会話画像CI2によって少なくとも一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも、殿様の会話画像CI1の表示態様が視認困難とされている。また、ナビキャラ予告では、吹き出しの表示が「否」の文字表示から「激熱」の文字表示に変化し、大当りへの期待感が相当程度高いことを報知している。また、この吹き出しの表示は、爺の会話画像CI2の一部にオーバーラップしている。なお、爺の会話画像CI2が表示されるタイミングと、吹き出しにおける表示が「激熱」に更新されるタイミングとが同じであってもよいし、爺の会話画像CI2が表示された後で吹き出しにおける表示が「激熱」に更新されてもよいし、吹き出しにおける表示が「激熱」に更新された後で爺の会話画像CI2が表示されてもよい。このように、この演出例では、会話予告が行われた場合の方が、会話予告が行われない場合よりも、大当りとなりやすくなっている。また、会話予告が更新される際に殿様の会話画像CI1が縮小表示されなくてもよく(例えば、図16(9)と同じ大きさの表示が表示されたまま)、殿様の会話画像CI1が消去されてもよい。また、後から表示された会話画像が先に表示された会話画像と異なる大きさ(大きい又は小さい)であってもよく、表示されると大当りへの期待度が高い会話予告Aが、この会話予告Aよりも大当りへの期待度が低い会話予告Bと異なる大きさ(大きい又は小さい)であってもよい。
その後、図16(11)に示すタイミングで操作有効期間が開始される。遊技者は、図16(11)に示すタイミング以降に演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作することにより、操作に応じた演出を見ることができる場合がある。
図16(12)に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始して所定時間が経過したときの表示態様で示されており、その後、図16(13)に示すタイミングで、遊技者が、演出ボタン136(チャンスボタン136)を押下している様子が示されている。なお、図16(12)に示されるタイミングでは、ナビキャラ予告は終了しており、吹き出しの表示が消去されている。演出ボタン136(チャンスボタン136)が上記操作有効期間内に押下されると、図16(14)に示すように、爺の会話画像CI2では、操作促進報知画像に換えて「激熱ですぞ」の文字が表示される場合がある。これにより、大当りの信頼度がかなり高いことが報知される。なお、「激熱ですぞ」といった予告の文字表示は、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されたことを条件に表示されるものであってもよいし、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも表示されるものであってもよい。
その後、図16(15)に示す装飾図柄表示装置208では、殿様の会話画像CI1及び爺の会話画像CI2が消去されて会話予告が終了し、第1装飾図柄が視認容易とされている様子が示されている。
その後、図16(16)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の左図柄に「装飾7」が停止表示された後、図16(17)に示すように、右図柄に「装飾7」が停止表示してリーチ状態が形成される。ここで、第1装飾図柄の各図柄が停止表示する際に、図柄停止表示アニメーションを行い、図柄が停止表示したことを演出するようにしてもよい。
そして、図16(17)〜同図(19)に示すように、リーチ状態が形成されると、装飾図柄表示装置208では、リーチ開始時アニメーションが行われる。この演出例におけるリーチ開始時アニメーションでは、リーチ状態が形成されたときに、左図柄と右図柄を拡大・縮小するアニメーション表示が行われる。なお、リーチ開始時アニメーションの表示態様としては適宜のものを採用することができる。遊技者は、このリーチ開始時アニメーションを見ることにより、リーチ演出が開始されることを認識することができる場合がある。
リーチ演出が開始されると、図16(20)〜同図(21)に示すように、第1装飾図柄の左図柄と右図柄がそれぞれ左右上方に移動表示され、第1UI部280では、変動アイコンh0を残して表示領域の下方にフレームアウトするとともに、第2UI部281に表示されている保留アイコンh11〜h14(図16(20)に示す演出例では、保留アイコンh11)もフレームアウトされる。なお、第1装飾図柄の左図柄と右図柄の移動表示の開始と、第1UI部280及び第2UI部281における各画像のフレームアウト表示の開始とが同じタイミングであってもよいし、第1装飾図柄の左図柄と右図柄の移動表示が開始した後で、第1UI部280及び第2UI部281における各画像のフレームアウト表示が開始してもよいし、第1UI部280及び第2UI部281における各画像のフレームアウト表示が開始した後で、第1装飾図柄の左図柄と右図柄の移動表示が開始してもよい。
その後、図16(22)に示すように、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ装飾図柄表示装置208の前面側でオーバーラップする。第1装飾図柄の左図柄と右図柄は、それぞれ第1大盤振舞役物224Gaと第2大盤振舞役物224Gbによってオーバーラップされ、視認困難とされている。また、第2装飾図柄と第2保留数表示も、それぞれ第1大盤振舞役物224Gaと第2大盤振舞役物224Gbによって少なくとも一部がオーバーラップされ、視認困難とされている。なお、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdのうちの一部のみが動作してもよいし、全部が動作してもよく、例えば、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作する数によって信頼度が異なるようにしてもよい。また、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作しない場合があってもよい。
続いて、図16(23)に示すように、導光板ILの発光が行われ、導光板IL上に所定のエフェクト画像を模した模様が視認容易な態様で現される。なお、導光板ILの発光が行われない場合があってもよい。例えば、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作と導光板ILの発光の両方が行われる場合があってもよいし、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作のみが行われ、導光板ILの発光が行われない場合があってもよいし、導光板ILの発光のみが行われ、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作が行われない場合があってもよいし、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作と導光板Ilの発光の両方が行われない場合があってもよい。
その後、図16(24)に示すように、導光板ILの発光が終了した後、図17(25)に示すように、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdがそれぞれ初期位置に戻る。なお、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdがそれぞれ初期位置に戻った後で導光板ILの発光が終了するようにしてもよいし、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの初期位置への移動開始と導光板ILの発光の終了とが同時に行われてもよい。ここで、図16(22)〜同図(24)において、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び導光板ILによって行われる一連の演出が行われた方が、一連の演出が行われない場合よりも大当りとなりやすいように構成されてもよい。
図17(26)では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展した様子が示されている。図17(26)に示す装飾図柄表示装置208では、敵役の剣豪の画像が大きく表示され、続く図17(27)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。
その後、図17(28)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aと残時間表示メータMTが表示され、ボタン演出が開始されている様子が示されている。その後、図17(29)に示すタイミングで、演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作有効期間が開始すると、遊技者による演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作を受付可能な状態となる。
図17(30)に示す残時間表示メータMTでは、上記操作有効期間が開始されてゲージが減っている様子が示されており、その後、図17(31)に示すタイミングで、遊技者が、演出ボタン136(チャンスボタン136)を押下している様子が示されている。演出ボタン136(チャンスボタン136)が上記操作有効期間内に押下されると、図17(32)に示すように、殿様のカットイン画像CI3が表示され、大当りの信頼度が高いことを報知する予告演出が行われる。殿様のカットイン画像CI3は、決闘シーンのアニメーション表示にオーバーラップしており、殿様のカットイン画像CI3が表示されていない場合と比べると視認困難とされている。なお、殿様のカットイン画像C13は、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されたことを条件に表示されるものであってもよいし、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも表示されるものであってもよい。
その後、図17(33)に示す装飾図柄表示装置208では、殿様のカットイン画像CI3が消去され、決闘シーンのアニメーション表示が継続している様子が示されている。
その後、図17(34)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aと残時間表示メータMTが表示され、スーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出が開始されている様子が示されている。その後、図17(35)に示すタイミングで、演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作有効期間が開始すると、遊技者による演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作を受付可能な状態となる。
図17(36)に示す残時間表示メータMTでは、上記操作有効期間が開始されてゲージが減っている様子が示されており、その後、図17(37)に示すタイミングで、遊技者が、演出ボタン136(チャンスボタン136)を押下している様子が示されている。なお、スーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出における操作有効期間がスーパーリーチに発展してから1回目のボタン演出における操作有効期間よりも短くてもよく、この場合、スーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出における残時間表示メータMTにおけるゲージの減る速度がスーパーリーチに発展してから1回目のボタン演出における残時間表示メータMTにおけるゲージの減る速度よりも速くてもよい。また、スーパーリーチに発展してから1回目のボタン演出における操作有効期間がスーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出における操作有効期間よりも短くてもよいし、スーパーリーチに発展してから1回目のボタン演出における操作有効期間とスーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出における操作有効期間とが同じ長さであってもよい。
演出ボタン136(チャンスボタン136)が上記操作有効期間内に押下されると、図17(38)に示すように、装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示からエフェクト画像の表示に切り換えられるとともに、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ装飾図柄表示装置208の前面側でオーバーラップする。エフェクト画像や第1装飾図柄の左図柄及び右図柄は、それぞれ第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdによってオーバーラップされ、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdによってオーバーラップされていない状態である場合に比べると視認困難とされている。また、第2装飾図柄と第2保留数表示も、それぞれ第1大盤振舞役物224Gaと第2大盤振舞役物224Gbによって少なくとも一部がオーバーラップされ、視認困難とされている。なお、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdのうちの一部のみが動作してもよいし、全部が動作してもよく、例えば、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作する数によって信頼度が異なるようにしてもよい。また、図17(38)に示される演出は、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されたことを条件に表示されるものであってもよいし、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも表示されるものであってもよい。また、エフェクト画像の表示と第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作のうちのいずれか一方のみが行われる場合があってもよい。また、エフェクト画像の表示と第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作の両方が行われる場合は、エフェクト画像が表示された後で第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作が開始されてもよいし、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作が開始された後でエフェクト画像が表示されてもよいし、エフェクト画像の表示と第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作が同時に開始されてもよい。また、操作有効期間内に演出ボタン136(チャンスボタン136)が押下された場合に、図17(38)に示される演出が行われずにハズレとなる演出表示が行われてもよく、さらに、ハズレとなる演出表示が行われた後で復活演出を表示して大当りとなる演出表示が行われるようにしてもよい。なお、図17(38)に示される演出が開始されると、表示されていた変動アイコンh0が非表示となるが、引き続き表示してもよい。
その後、図17(39)では、千両箱役物224Hが動作して下方に移動し、装飾図柄表示装置208及び第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの前面側にオーバーラップしている様子が示されている。さらに、その後、図17(40)では、導光板ILの発光が行われている様子が示されている。なお、エフェクト画像の表示、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作、千両箱役物224Hの動作、導光板ILの発光の開始する順序については、上述したものに限定されず、適宜に設定することができる。また、エフェクト画像の表示、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作、千両箱役物224Hの動作、導光板ILの発光のうちの全部が行われてもよいし、一部が行われない場合があってもよい。
図17(41)では、導光板ILの発光が終了した様子が示されている。その後、図17(42)に示すように、千両箱役物224Hが初期位置に向かって上昇を開始する。その後、図17(43)では、エフェクト画像がフェイドアウトし、その後、図17(44)に示すように、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdがそれぞれ初期位置に向かって移動を開始している。このとき、装飾図柄表示装置208では、表示が中断された決闘シーンのアニメーション表示がフェイドインしながら再開している様子が示されている。このとき、変動アイコンh0の表示も再開されている。
その後、決闘シーンのアニメーション表示は、図17(46)まで継続する。図17(46)では、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、図17(47)では、中図柄に「装飾7」が表示され、大当りとなることが報知される。その後、図17(48)に示す装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示がフェイドアウトし、図18(49)に示すように、第1装飾図柄が「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組合せで揺れ変動が開始される。なお、第2装飾図柄は左図柄、中図柄、右図柄のいずれも依然として変動表示が行われている。ここでの背景は、非表示であってもよいし、スーパーリーチが行われるまでとは異なる背景画像であってもよいし、スーパーリーチが行われる前と同じ背景画像であってもよい。。また、このとき、変動アイコンh0や特図1の保留アイコンは表示されていないが、変動アイコンh0や特図1の保留アイコンは表示されていてもよい。また、ナビキャラクタYMの表示も行われていないが、ナビキャラクタYMの表示が行われてもよい。
その後、図18(50)に示すタイミングで、第1特図表示装置212が特図Aの表示態様で表示される。なお、図18(50)に示すタイミングでは、第1特図表示装置212は停止表示されたが、第1副制御部400は、主制御部300からの図柄変動停止コマンドを受信していない状態であるので、図柄確定停止と判断していないため、第1装飾図柄では揺れ変動が継続しており、第2装飾図柄や第4図柄表示装置284では未だ変動表示中となっている。
その後、第1副制御部400が図柄変動停止コマンドを受信すると、図18(51)に示すように、第1装飾図柄及び第2装飾図柄がそれぞれ「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示するとともに、第4図柄表示装置284では、図柄が停止した旨の態様での表示が行われる。
その後、大当り遊技が開始して主制御部300から第1副制御部400に入賞演出開始コマンドが送信されると、図18(52)に示すように、装飾図柄表示装置208では、大当り開始演出表示が開始される。今回は、「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組合せで大当りとなって開始された大当り遊技であるので、装飾図柄表示装置208では、「スペシャルボーナス」の表示が行われ、遊技者に15R確変大当りであることが報知されている。また、図18(52)に示す装飾図柄表示装置208では、表示領域の左上隅部に、右打ちを指示するミニ右打ち表示が行われている。なお、ミニ右打ち表示が行われないようにしてもよい。
その後、図18(53)に示すように、遊技者に右打ちを指示する右打ち指示画面が表示された後、図18(54)に示すように、1ラウンド目が開始される。1ラウンド目が開始されると、装飾図柄表示装置208では、ラウンド演出表示が行われるとともに、表示画面の右下隅部に大当りとなったときの装飾図柄の組合せを示す「装飾7」の表示が行われている。また、表示画面の左上隅部には、ミニ右打ち表示が行われ、右上隅部には、現在のラウンドである「1R」の表示が行われている。なお、大当り遊技において獲得した賞球数や、連荘中に獲得した総賞球数を表示するようにしてもよい。
その後、大当り遊技が消化され、15ラウンド目が開始されると、図18(55)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ラウンド演出表示が行われるとともに、表示領域の右上隅部では、現在のラウンドである「15R」の表示が行われる。
図18(56)は、大当り遊技が終了し、装飾図柄表示装置208では、大当り終了演出表示が行われている様子が示されている。今回の大当り遊技は、15R確変大当りとなって開始された大当り遊技であるので、大当り遊技終了後は、遊技状態が特図高確率普図高確率状態(電サポ付き確変状態)となる。そのため、大当り終了演出表示では、その旨を示す「吉宗RUSH突入」の表示が行われ、電サポ付き確変状態に移行することが報知される。
その後、図18(57)に示す装飾図柄表示装置208では、カードユニット608(図4参照)に挿入されているプリペイドカードの取り忘れについて注意喚起する表示(注意喚起表示)が行われる。なお、この注意喚起表示は、電サポ中でない遊技状態において大当りとなった初回大当りでの大当り遊技が終了した場合にのみ表示するようにしてもよいし、大当りとなった状況に拘らず、大当り遊技が終了した場合に必ず表示するようにしてもよい。
図18(58)は、大当り遊技が終了して電サポ付き確変状態に移行し、1回目の図柄変動表示が開始される前の様子を示している。電サポ付き確変状態では、背景画像が電サポ付き確変状態用の背景画像となっており、装飾図柄も通常遊技状態(特図低確率普図低確率状態)とは異なる表示態様となっている。また、表示画面の中央下部には、特図2の保留アイコン表示領域282が形成されており、表示されるアイコンの数によって特図2の保留数を報知している。ここで、特図2の保留アイコンのデフォルトの表示態様は、四角形の無模様かつ白色の表示態様であり、特図1の保留アイコンとは表示態様(ここでは形状)が異なっており、遊技者が一目見ただけで判別がつくようになっている。なお、特図1の保留アイコンのデフォルトの表示態様と、特図2の保留アイコンのデフォルトの表示態様とが同じであってもよい。なお、図18(58)〜同図(63)では、特図2の保留アイコン表示領域282に4つの保留アイコンが表示されていることをわかりやすくするために、実際には表示されていない保留アイコンを破線で示してある。また、図18(58)〜同図(63)では、説明を容易にするために、特図2の保留アイコン表示領域282を破線で区画して表しているが、実際にはこの破線は表示されない。また、電サポ付き確変状態では、特図1の保留アイコンが表示されていないが、表示するようにしてもよい。また、図18(58)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の左上隅部にミニ右打ち表示が行われるとともに、その下方に連荘回数を示す「ボーナス×○」の文字が表示されている。なお、図18(58)に示すタイミングでは、初回の大当り遊技が終了したので、その旨を示す「ボーナス×1」の表示が行われている。
そして、図18(59)に示すタイミングで第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始された後、図18(60)に示す装飾図柄表示装置208では、遊技者に右打ちを指示する右打ち報知が表示される。この右打ち報知は、半透明の帯画像上に「右打ちしてください」の文字が表示された態様で表示されている。右打ち報知は、装飾図柄にオーバーラップしており、オーバーラップしていない状態である場合よりも装飾図柄が視認困難とされている。右打ち報知は、初回の大当り遊技が終了して移行した電サポ状態においてのみ表示するが、初回の大当り遊技以外の大当り遊技が終了して移行した電サポ状態においても表示するようにしてもよく、例えば、大当り遊技が終了して電サポ状態に移行する毎に表示するようにしてもよい。また、電サポ状態に移行した後、左打ちしていることを検知した場合にも右打ち報知を表示するようにしてもよく、例えば、第1特図始動口230に入賞したことを検知した場合に左打ちが行われたと判断して右打ち報知を表示するようにしてもよい。なお、図18(60)に示す装飾図柄表示装置208では、表示領域の右下隅部に第2保留数表示が表示されている。
その後、図18(61)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始している様子が示されている。その後、右打ち報知が表示されてから所定時間(例えば、3秒)が経過すると、図18(62)に示すように、右打ち報知が非表示となる。なお、ミニ右打ち表示は継続して行われている。
図18(63)では、特図2の図柄変動表示の保留が4つとなった様子が示されている。すなわち、特図2保留ランプ220では、特図2の保留が4つであることを示すために4つのランプの全てが点灯し、装飾図柄表示装置208では、特図2の保留アイコンh21〜h24が4つ表示されている。また、第2保留数表示でも、特図2の保留数が4つであることを示す「4」の表示が行われている。
図19(49a)は、図17(48)に続く別の演出例について示している。なお、図16〜図17では、「装飾7」でリーチ状態となって中図柄に「装飾7」が表示された場合について説明したが、ここでは、「装飾6」でリーチ状態となって中図柄に「装飾6」が表示された場合について説明する。図19(49a)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が「装飾6−装飾6−装飾6」の装飾図柄の組合せで揺れ変動が行われている様子が示されている。なお、第2装飾図柄は左図柄、中図柄、右図柄のいずれも依然として変動表示が行われている。ここでの背景は、非表示であってもよいし、スーパーリーチが行われるまでとは異なる背景画像であってもよいし、スーパーリーチが行われる前と同じ背景画像であってもよい。また、このとき、変動アイコンh0や特図1の保留アイコンは表示されていないが、変動アイコンh0や特図1の保留アイコンは表示されていてもよい。また、ナビキャラクタYMの表示も行われていないが、ナビキャラクタYMの表示が行われてもよい。
その後、図19(50a)に示すタイミングで、第1特図表示装置212が特図Bの表示態様で表示される。なお、図19(50a)に示すタイミングでは、第1副制御部400は、主制御部300からの図柄変動停止コマンドを受信していない状態であるので、図柄確定停止と判断していないため、第1装飾図柄は揺れ変動を継続しており、第2装飾図柄や第4図柄表示装置284では未だ変動表示中となっている。
その後、第1副制御部400が図柄変動停止コマンドを受信すると、図19(51a)に示すように、第1装飾図柄及び第2装飾図柄がそれぞれ「装飾6−装飾6−装飾6」の装飾図柄の組合せで停止表示するとともに、第4図柄表示装置284では、図柄が停止した旨の態様での表示が行われる。遊技者は、これを見ることにより、実質5R確変大当り、5R通常大当り、2R通常大当りのいずれかの大当りとなったことを認識することができる場合がある。
その後、大当り遊技が開始して主制御部300から第1副制御部400に入賞演出開始コマンドが送信されると、図19(52a)に示すように、装飾図柄表示装置208では、大当り開始演出表示が開始される。今回は、「装飾6−装飾6−装飾6」の装飾図柄の組合せで大当りとなって開始された大当り遊技であるので、装飾図柄表示装置208では、「ボーナス」の表示が行われ、遊技者に実質5R確変大当り、5R通常大当り、2R通常大当りのいずれかであることが報知されている。また、図19(52a)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の左上隅部にミニ右打ち表示が表示されている。
図19(38b)は、図17(37)に続く別の演出例について示している。図19(38b)では、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作有効期間内に押下されたがハズレの結果が表示されている様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、中図柄に「装飾6」が表示され、ハズレとなることが報知される。このとき、変動アイコンh0も表示が再開されている。その後、図19(39b)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄がフェイドアウトするとともに、決闘シーンのアニメーション表示が再開される。ここでは、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、その後、決闘シーンのアニメーション表示がフェイドアウトして、図18(40b)に示すように、変動アイコンh0、第2保留数表示及び第2装飾図柄を残し、非表示とされる。
その後、図19(41b)〜同図(42b)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第1UI部280及び第2UI部281(保留枠)が表示領域の下方からスクロールインし、保留アイコンとナビキャラクタYMが表示される。そして、図19(42b)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が「装飾7−装飾6−装飾7」の装飾図柄の組合せで揺れ変動が開始される。なお、第2装飾図柄は左図柄、中図柄、右図柄のいずれも依然として変動表示が行われている。
その後、図19(43b)に示すタイミングで、第1特図表示装置212が特図Iの表示態様で表示される。なお、図19(43b)に示すタイミングでは、第1副制御部400は、主制御部300からの図柄変動停止コマンドを受信していない状態であるので、図柄確定停止と判断していないため、第1装飾図柄は揺れ変動が継続して行われ、第2装飾図柄や第4図柄表示装置284では未だ変動表示中となっている。
その後、第1副制御部400が図柄変動停止コマンドを受信すると、図19(44b)に示すように、第1装飾図柄及び第2装飾図柄がそれぞれ「装飾7−装飾6−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示するとともに、第4図柄表示装置284では、図柄が停止した旨の態様での表示が行われる。
続いて、図19(45b)に示す装飾図柄表示装置208では、変動アイコン消去アニメーションの表示が行われる。変動アイコン消去アニメーション表示では、変動アイコンh0が徐々に小さくなり、最終的には、図19(46b)に示すように変動アイコンh0が消失するアニメーション表示が行われる。なお、変動アイコン消去アニメーションは、特図が停止する前に開始されてもよい。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の具体例について説明する。
図20は、タイマ予告演出の一例を段階的に示す図である。
図20では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図20(1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図20(1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。
図20(2)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。具体的には、表示画面の右側からタイマ予告表示TM1がフレームインすることにより、タイマ予告演出が開始される。タイマ予告表示TM1には、「10:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから10秒が経過するとある予告演出が開始されることを示唆している。この演出例では、タイマ予告表示TM1のフレームインが開始された時点でカウントダウンを開始しているが、タイマ予告表示TM1のフレームインが完了してから(すなわち、図20(3)に示す表示となってから)カウントダウンを開始するようにしてもよい。
その後、図20(3)〜同図(7)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンは、「00:00」となるまで継続して行われる。ここで、図20(5)に示すタイミングでは、左図柄に「装飾7」が停止表示し、図20(6)に示すタイミングでは、右図柄に「装飾7」が停止表示している。
タイマ予告表示TM1における表示が「00:00」となり、カウントダウンが完了すると、図20(8)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。
すると、図20(9)に示すように、装飾図柄表示装置208では、中図柄に殿様のキャラクタが表された疑似連図柄が上方から下方に向けて低速で移動する表示が開始される。その後、図20(10)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1が消去され、図20(11)に示すように、疑似連図柄が停止表示した後、図20(12)に示すように、殿様のキャラクタと「継続」の文字表示とからなるカットイン表示が行われる。本実施形態では、このようにして、疑似連図柄が停止表示されることにより、疑似連が実行されることを報知する。ここで、疑似連とは、装飾図柄の変動開始及び仮停止表示を1回の特図の変動表示において複数回実行する装飾図柄の変動表示態様である。本実施形態では、疑似連が実行される回数が多いほど大当りとなりやすいように構成されている。なお、疑似連図柄が停止表示することなく、下方にフレームアウトする場合があってもよく、疑似連図柄が下方にフレームアウトした場合には、疑似連が開始されず、そのままハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されてもよいし、リーチ状態となってリーチ演出が開始するようにしてもよい。このように、この演出例では、タイマ予告が行われることにより、カウントダウンが完了した後、疑似連が開始されることを予告している。
その後、図20(13)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が再度開始される。このとき、装飾図柄表示装置208では、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始されたことを示す「×2」が、第1装飾図柄にオーバーラップするようにして大きく表示される。
その後、図20(14)に示す装飾図柄表示装置208では、「×2」の表示が縮小されて第2装飾図柄の下方に移動している。
図20(3a)は、図20(2)に続く別の演出例を示している。なお、この演出例では、タイマ予告表示TM1には、「20:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから20秒が経過するとある予告演出が開始されることを示唆している。
その後、所定時間(例えば、8秒)が経過すると、図20(10a)〜同図(11a)に示すように、1回目の疑似連が上述した要領で行われる。その後、図12(14a)に示すように、2回目の第1装飾図柄の変動表示が行われる。なお、図20(10a)、同図(11a)及び同図(14a)は、それぞれ図20(10)、同図(11)及び同図(14)に対応した演出である。
そして、左図柄及び右図柄にそれぞれ「装飾7」、「装飾6」が停止表示した後、図20(15a)に示すように、タイマ予告演出が開始されてから20秒が経過して、タイマ予告表示TM1のタイマ表示が「00:00」となると、図20(16a)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。また、このとき、右図柄が「装飾6」から「装飾7」に変化している。なお、右図柄が「装飾6」のまま変化しないようにしてもよい。すると、図20(16a)〜同図(17a)に示すように、2回目の疑似連が1回目の疑似連と同様の要領で行われる。このように、図20(3a)〜同図(17a)に示されるタイマ予告演出は、2回目の疑似連が開始されることを予告している。また、2回目の疑似連が開始されることを予告しているということは、1回目の疑似連の開始も予告しているということができ、つまり、この演出例では、タイマ予告演出により、1回目と2回目の疑似連の開始を予告しているということができる。なお、この演出例におけるタイマ予告では、2回目の疑似連の開始を予告するものであるが、他の種類の予告や演出の発生を予告するものであってもよい。
図20(7b)は、図20(6)に続く別の演出例を示している。なお、図20(7b)〜同図(11b)は、それぞれ図20(7)〜同図(11)に対応している。図20(7b)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1における表示が「00:00」となり、カウントダウンが完了した様子が示されている。すると、図20(8b−1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1における「注目」の文字表示に換えて、「いくぜ」という吹き出しセリフが付記された殿様のキャラクタの顔画像YMFが表示されている。そして、その後、図20(8b−2)に示すように、タイマ予告表示TM1が消去される。このように、タイマ予告表示TM1以外の表示によって予告への注目を促すようにしてもよい。なお、タイマ予告演出におけるカウントダウンが完了し、予告への注目を促す手段としては、表示に限らず、音声やランプによって行ってもよいし、表示、音声、ランプのうちの2以上を組み合わせて行うようにしてもよい。
その後、図20(9b)に示すように、装飾図柄表示装置208では、中図柄に殿様のキャラクタが表された疑似連図柄が上方から下方に向けて低速で移動する表示が開始される。その後、図20(10b)に示す装飾図柄表示装置208では、疑似連図柄の移動表示が継続して行われるとともに、殿様のキャラクタの顔画像YMFが消去され、図20(11b)に示すように、疑似連図柄が停止表示した後、図20(12)に示すように、殿様のキャラクタと「継続」の文字表示とからなるカットイン表示が行われる。
なお、この演出例では、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」になると、これに対応する演出(疑似連)が開始するようにしたが、タイマ表示が「00:00」になっても、これに対応する演出が行われない場合があってもよい。
また、タイマ予告表示TM1においてタイマ表示のカウントダウンが行われている間に、他の予告が行われるようにしてもよい。この場合、この予告がタイマ予告演出に関連する予告であってもよいし、タイマ予告演出とは関係のない予告であってもよい。
図21は、タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。
図21(a1)は、図20(7)に続く別の演出例を示している。タイマ予告表示TM1における表示が「00:00」となり、カウントダウンが完了すると、図21(a1)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。
すると、図21(a2)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMが変動アイコンh0の方を向いて刀を向ける表示が行われる。その後、図21(a3)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1が消去される。すると、図21(a4)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMが構えている刀から変動アイコンh0に向けてビームが発射される様子が表示され、その後、図21(a5)に示すように、変動アイコンh0に「熱」の文字が付加された予告表示が行われる。なお、変動アイコンh0ではなく、保留アイコンの表示態様が変化して先読み予告表示が行われてもよい。その後、図21(a6)に示すように、ナビキャラクタYMがデフォルトの表示態様に戻った後、図21(a7)に示すように、「装飾7」によるリーチ状態が発生する。このように、この演出例におけるタイマ予告演出は、予告が行われることを予告する演出であるということができる。
図21(b1)は、タイマ予告演出が開始した後の様子が示されている。この演出例でのタイマ予告演出では、タイマ予告表示TM1に表示されるタイマ表示が「30:00」となって開始されており、すなわち、カウントダウンが開始されてから30秒が経過するとある予告演出が開始されることを示唆するものである。なお、図21(b1)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1における表示は「29:69」となっている。このように、タイマ予告演出で行うカウントダウンの時間が複数種類用意されていてもよく、例えば、カウントダウンの時間が長いほど、大当りの信頼度が高いように構成されてもよいし、カウントダウンの時間が短いほど、大当りの信頼度が高いように構成されてもよいし、カウントダウンの時間に拘らず、大当りの信頼度は変わらないように構成されてもよい。
その後、図21(b2)に示す装飾図柄表示装置208では、カウントダウンが開始してからおよそ8秒が経過しており、第1装飾図柄では「装飾7」によるリーチ演出が開始している様子が示されている。
リーチ演出が開始されると、図21(b3)に示すように、第1装飾図柄の左図柄と右図柄がそれぞれ左右上方に移動表示され、第1UI部280では、変動アイコンh0を残して表示画面の下方にフレームアウトするとともに、第2UI部281に表示されている保留アイコンもフレームアウトされる。
その後、図21(b4)では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展した様子が示されている。図21(b4)に示す装飾図柄表示装置208では、敵役の剣豪の画像が大きく表示され、続いて、図21(b5)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーション表示が開始される。この間も、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンは継続して行われている。そして、図21(b5)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となると、図21(b6)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。すると、図21(b7)に示すように、装飾図柄表示装置208では、変動アイコンh0に「熱」の文字が付加された予告表示が行われる。このように、この演出例では、装飾図柄の変動表示中においてタイマ予告演出が開始され、このタイマ予告演出がリーチ状態に移行した後も継続して行われている様子が示されている。
図21(b4´−2)は、図21(b4)に続く別の演出例を示している。図21(b4´−2)に示す装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示が開始された後、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「02:37」となっている様子が示されている。すなわち、タイマ予告演出によるカウントダウンが開始されてから、約27秒が経過したときの様子が示されている。また、図21(b4´−2)にしめす装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aと残時間表示メータMTが表示され、ボタン演出が開始されている様子が示されている。なお、このボタン演出は、タイマ予告演出によって予告された演出とは異なる演出である。その後、図21(b5´)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となると、図21(b6´)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。すると、図21(b7´)に示すように、装飾図柄表示装置208では、変動アイコンh0に「熱」の文字が付加された予告表示が行われる。このように、この演出例では、タイマ予告演出においてカウントダウンした結果行われた予告表示(あるいは、演出)がボタン演出の実行中に行われている様子が示されている。
上述の演出例では、タイマ予告演出においてカウントダウンした結果行われる演出として、変動アイコンh0の表示態様の変化表示が行われる例について説明したが、これに限らず、他の演出が行われてもよく、例えば、図21(b7´´)に示すように、残時間表示メータMTのゲージの色が変化して予告を行うようにしてもよい。
図21(b6´´´)は、図21(b5)に続く別の演出例を示している。タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となると、図21(b6´´´)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字表示が表示される。すると、図21(b6´´´−2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、変動アイコンh0の表示態様が変化して予告表示が行われるとともに、決闘シーンのアニメーション表示が大当りの信頼度がきわめて高いことを示すカットイン表示に切り換えられている様子が示されている。このカットイン表示では、姫のキャラクタが表示画面の右側に大きく表示されるとともに、大当りの信頼度がきわめて高いことを示唆する「突アツ」の文字が表示されている。なお、このカットイン表示が大当りが確定する予告表示であってもよい。このように、この演出例では、タイマ予告演出においてカウントダウンした結果、2以上の予告表示が行われている様子が示されている。なお、変動アイコンh0の表示態様は変化せず、カットイン表示のみ行われる場合があってもよい。
図21(c1)〜同図(c2)に示す演出例は、タイマ予告演出においてカウントダウンした結果、レバー演出が開始する様子を示している。図21(c1)に示す装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示の実行中にタイマ予告表示TM1のタイマ表示が「00:00」となり、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」文字が表示されている様子が示されている。なお、この演出例におけるパチンコ機100では、演出用の操作手段としての演出ボタン136(チャンスボタン136)の他に、演出レバー136Vが設けられている。
その後、図21(c2)に示すように、演出レバー136Vを模したレバー画像136Vaと残時間表示メータMTが表示され、レバー演出が開始されている様子が示されている。その後、図21(c3)に示すように、タイマ予告表示TM1が消去される。このように、この演出例では、タイマ予告演出においてカウントダウンした結果、レバー演出が開始する様子が示されているが、レバー演出に換えて、上述したボタン演出が行われてもよい。
なお、ボタン演出は、大当りへの期待度に応じて複数種類あってもよい(例えば、デフォルトの態様のボタン画像136a、デフォルトの態様とは色が異なる(例えば、赤色や金色等)ボタン画像136a、デフォルトの態様に文字表記(例えば、「激熱」や「期待大」等)やキャラクタを付加したボタン画像136a、デフォルトの態様とは大きさが異なるボタン画像136a(例えば、デカボタン演出やミニボタン演出)、デフォルトの態様よりも表示される数が多いボタン画像136a(例えば、ボタン画像136aが3つ表示されている場合、ボタン画像136aの数と同じ回数の操作(例えば、3回)をさせるようにしてもよく、ボタン画像136aの数と異なる回数の操作(例えば、1回又は2回、4回・・・)をさせるようにしてもよい。また、演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作に応じた応答表示は、ボタン画像136aの数に対応した数が表示されてもよく、ボタン画像136aの数と異なる数が表示されてもよい。)等)。
図21(d1)〜同図(d4)に示す演出例は、タイマ予告演出においてカウントダウンした結果、演出可動体が動作する様子が示されている。図21(d1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄において「装飾7」でリーチとなり、リーチ演出が行われている様子が示されている。なお、第1UI部280では、変動アイコンh0を残し、下方にフレームアウトしており、第2UI部281に表示された保留アイコンも下方にフレームアウトしている。また、タイマ予告演出も行われており、図21(d1)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となっている様子が示されている。その後、図21(d2)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。すると、図21(d3)に示すように、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ装飾図柄表示装置208の前面側でオーバーラップする。その後、図21(d4)に示すように、タイマ予告表示TM1が消去される。このように、この演出例では、タイマ予告演出においてカウントダウンした結果、演出可動体としての第1大盤振舞役物Ga〜第4大盤振舞役物Gdが動作する様子が示されているが、家紋役物224Eや千両箱役物224Hが動作してもよく、また、第1大盤振舞役物Ga〜第4大盤振舞役物Gd、家紋役物224E及び千両箱役物224Hのうちの2つ以上が動作してもよい。
図22は、タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。
図22(1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図22(1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図22(1)では、上述したタイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1が表示画面の中央右側に表示されている。図22(1)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は「09:69」となっている。
その後、図22(2)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMによるタイマ上乗せ演出が行われている様子が示されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、タイマ上乗せ演出が開始すると、ナビキャラクタYMの近傍に「上乗せ」の文字が表示された吹き出しが表示され、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示に時間の上乗せが行われることが報知される。すなわち、タイマ予告演出において行われるカウントダウンの時間が延長されることが報知される。なお、タイマ予告演出が開始されてからタイマ上乗せ演出が開始されるまでの間に、例えば、ボタン演出や、疑似連演出や、チャンスアップの予告や、先読み予告等の予告が行われてもよい。
続いて、図22(3)に示すように、ナビキャラクタYMの吹き出しでは、上乗せされる時間を示す「+10秒」の表示が行われ、上乗せされる時間が報知されている。
すると、図22(4)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が高速で変動表示するカウントアップアニメーションの表示によって時間が上乗せされる演出が行われる。なお、カウントアップアニメーション表示を行わなくてもよい。また、カウントアップアニメーションの表示に換えて、図22(4a)に示すように、タイマ予告表示TMにおけるタイマ表示の表示状態が視認困難な態様でエフェクト画像をオーバーラップさせるようにしてもよいし、図22(4a)に示すエフェクト画像を表示した後に、図22(4)に示すカウントアップアニメーションの表示が行われてもよい。
すると、図22(5)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「15:00」に更新され、タイマ表示における時間に10秒が上乗せされた様子が示されている。すなわち、タイマ予告表示TM1における表示態様がタイマを上乗せする演出により変化しているということができる。なお、タイマ上乗せ演出が行われている間、カウントダウンの表示が停止してもよいし、カウントダウンの表示が進んでいてもよい。
その後、図22(6)に示すように、ナビキャラクタYMの吹き出しが消去され、その後、所定時間(例えば、タイマ上乗せ演出が完了してから約3秒)が経過すると、1回目の疑似連演出が開始され、図22(7)に示すタイミングで疑似連図柄が停止表示し、疑似連が行われることが報知される。
この演出例では、タイマ上乗せ演出が行われてタイマ表示に時間の上乗せが行われた場合には、時間の上乗せが行われない場合よりも大当りとなりやすいようにしているが、大当りの信頼度に変化がなくてもよいし、大当りになりにくいようにしてもよい。
図22(1b)〜同図(6b)に示す演出例は、上述したナビキャラクタYMによるタイマ上乗せ演出に換えて、会話予告によるタイマ上乗せ演出が行われている様子を示している。図22(1b)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図22(1b)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図22(1b)では、上述したタイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1が表示画面の中央右側に表示されている。図22(1b)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は「09:69」となっている。また、図22(1b)では、会話予告が開始しており、殿様のキャラクタとともに「チャンス」という文字表示が表示された殿様の会話画像CI1が表示されている。なお、タイマ予告演出が開始されるタイミングと会話予告が開始されるタイミングとが同じであってもよいし、タイマ予告演出が開始された後で会話予告が開始されてもよいし、会話予告が開始された後でタイマ予告演出が開始されてもよい。また、殿様の会話画像CI1は、タイマ予告表示TM1に一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも殿様の会話画像CI1の表示が視認困難とされている。また、タイマ予告表示TM1が殿様の会話画像CI1にオーバーラップされてもよい。
その後、図22(2b)に示す装飾図柄表示装置208では、会話予告が更新されており、殿様の会話画像CI1が縮小表示されて第2装飾図柄の表示位置の下方に移動し、爺のキャラクタとともに、上乗せされる時間を示す「10秒上乗せですぞ」という文字表示が表示された爺の会話画像CI2が表示される。これにより、タイマ予告表示TMにおけるタイマ表示に10秒の時間が上乗せされることが報知される。なお、タイマ予告演出におけるタイマ表示のカウントダウンは継続して行われている。また、爺の会話画像CI2も、タイマ予告表示TM1に一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも爺の会話画像CI2の表示が視認困難とされている。また、タイマ予告表示TM1が爺の会話画像CI2にオーバーラップされてもよい。
すると、図22(4b)に示すように、上述したカウントアップアニメーションの表示によって時間が上乗せされる演出が行われる。
その後、殿様の会話画像CI1と爺の会話画像CI2が消去されて会話予告が終了した後、図22(6b)に示すように、カウントアップアニメーション表示が終了し、タイマ予告表示TMにおけるタイマ表示が「15:00」に更新され、タイマ表示における時間に10秒が上乗せされる。なお、この演出例では、会話予告が終了した後でカウントアップアニメーション表示が終了するようにしたが、例えば、図22(4b´−1)〜同図(4b´−2)に示すように、カウントアップアニメーション表示が終了するまで会話予告が継続して行われてもよい。また、会話予告が終了するタイミングとカウントアップアニメーション表示が終了するタイミングが同じであってもよい。
図22(1c)〜同図(6c)に示す演出例は、会話予告によるタイマ上乗せ演出の別の例を示している。図22(1c)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図22(1c)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図22(1c)では、上述したタイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1が表示画面の中央右側に表示されている。図22(1c)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は「09:69」となっている。また、図22(1c)では、会話予告が開始しており、殿様のキャラクタとともに「チャンス」という文字表示が表示された殿様の会話画像CI1が表示されている。なお、殿様の会話画像CI1は、タイマ予告表示TM1に一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも殿様の会話画像CI1の表示が視認困難とされている。また、タイマ予告表示TM1が殿様の会話画像CI1にオーバーラップされてもよい。
その後、図22(2c−1)に示す装飾図柄表示装置208では、会話予告が更新されており、殿様の会話画像CI1が縮小表示されて第2装飾図柄の表示位置の下方に移動し、爺のキャラクタとともに上述した操作促進報知画像が表示された爺の会話画像CI2が表示される。なお、図22(2c−1)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されてもこれに応じた表示は行われない。また、会話予告の実行中においてもタイマ予告演出によるカウントダウンは継続して行われている。
その後、図22(2c−2)に示すタイミングで操作有効期間が開始される。図22(2c−3)は、操作有効期間が開始されてから約1.5秒が経過した様子が示されており、残時間表示メータMTのゲージの長さが経過した時間に応じた長さまで減少している。その後、演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作が行われることなく操作有効期間が経過すると、図22(2c−4)に示すように、残時間表示メータMTのゲージが消失し、遊技者にその旨が報知される。すると、図22(3c)に示すように、爺の会話画像CI2の表示が操作促進報知画像から上乗せされる時間を示す「10秒上乗せですぞ」という文字表示に変更され、タイマ予告表示TMにおけるタイマ表示に10秒の時間が上乗せされることが報知される。なお、操作有効期間において演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されなかった場合には、タイマ表示における時間の上乗せが行われないようにしてもよい。また、操作有効期間において演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作された場合には、残時間表示メータMTにおけるゲージを一旦消失した後に、「10秒上乗せですぞ」の文字表示に変更するようにしてもよいし、残時間表示メータMTにおけるゲージが消失する表示を行うことなく、「10秒上乗せですぞ」の文字表示に変更するようにしてもよい。また、操作有効期間において演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されたことを条件に、操作有効期間が経過してから、「10秒上乗せですぞ」の文字表示が行われてもよい。また、操作有効期間において演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作された場合には、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されたタイミングにおいてタイマ表示が示す時間に対し10秒を上乗せするようにしてもよい。すなわち、演出ボタン136(チャンスボタン136)が押された時点の残り時間に対して10秒が上乗せされる表示が行われてもよい。
すると、図22(4c)に示すように、上述したカウントアップアニメーションの表示によって時間が上乗せされる演出が行われる。なお、この場合において、会話予告が終了した後でカウントアップアニメーション表示が終了するようにしてもよいし、カウントアップアニメーション表示が終了するまで会話予告が継続して行われてもよいし、会話予告が終了するタイミングとカウントアップアニメーション表示が終了するタイミングが同じであってもよい。
その後、殿様の会話画像CI1と爺の会話画像CI2が消去されて会話予告が終了した後、図22(6c)に示すように、カウントアップアニメーション表示が終了し、タイマ予告表示TMにおけるタイマ表示が更新され、タイマ表示における時間に10秒が上乗せされる。なお、図22(6c)に示すタイミングでは、タイマ表示における時間に10秒が上乗せされた後、タイマ表示が「09:85」までカウントダウンした様子が示されている。
なお、この演出例では、図22(2c−2)〜同図(2c−4)に示すように、操作有効期間においてもタイマ予告演出におけるカウントダウンの表示を継続して行うようにしたが、例えば、図22(2c−2)に示すタイミングで操作有効期間が開始した後は、図22(2c−3´)に示すように、操作有効期間においてはタイマ予告演出におけるカウントダウンの更新表示を行わないで(タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示を「06:00」のままにして)、内部において計時し、操作有効期間が経過したタイミングで、図22(2c−4´)に示すように、内部における計時結果(例えば、図22(2c−4´)に示すタイミングでは、残り2.00秒)をタイマ予告表示TM1のタイマ表示に反映させ、カウントダウンの更新表示を再開させるようにしてもよい。
また、例えば、図22(2c−2)に示すタイミングで操作有効期間が開始した後は、図22(2c−3´´)に示すように、操作有効期間においてはタイマ予告演出におけるカウントダウンの更新表示を行わないで(タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示を「06:00」のままにして)、内部において計時し、図22(2c−4´´)に示すように、操作有効期間が経過しても内部における計時結果を反映させず、図22(3c´´)に示すように、爺の会話画像CI2の表示が操作促進報知画像から上乗せされる時間を示す「10秒上乗せですぞ」という文字表示に変更されたタイミングで、内部における計時結果(例えば、図22(3c´´)に示すタイミングでは、残り1.23秒)をタイマ予告表示TM1のタイマ表示に反映させ、カウントダウンの更新表示を再開させるようにしてもよい。
図23は、タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。
図23(1d)〜同図(2d)は、図22(1b)〜同図(2b)の別の演出例を示している。図23(1d)では、殿様の会話画像CI1において表示されている文字表示が「タイマ予告に注目」となっている。これにより、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となった結果行われる演出(予告)に注目させることができる場合がある。すなわち、図23(1d)における殿様の会話画像CI1の表示により、予告の予告が行われているということができる。
その後、図23(2d)に示す装飾図柄表示装置208では、会話予告が更新されており、殿様の会話画像CI1が縮小表示されて第2装飾図柄の表示位置の下方に移動し、図22(2b)において上述した爺の会話画像CI2が表示されている。このように、タイマ予告演出に注目させた後に、タイマ表示が変化することを報知するようにしてもよい。
図23(1e)は、図23(1d)の別の演出例を示している。図23(1e)では、殿様の会話画像CI1に換えて、タイマ予告表示TM1の上方に装飾図柄表示装置208の表示画面の右端から左端にかけてスクロールするスクロール表示SC1を行うことでタイマ表示が「00:00」となった結果行われる演出に注目させるようにしてもよい。すなわち、図23(1e)に示されるスクロール表示SC1では、「タイマ予告に注目」という文字が表示画面の右端から左端に向かってループしてスクロールしている。
図23(1f)〜同図(6f)に示す演出例は、タイマ上乗せ演出の別の例であって、上乗せされた時間のカウントダウンが、タイマ予告表示TM1とは別の表示によって行われる様子を示している。図23(1f)は、図22(3)に続く演出例であり、ナビキャラクタYMの吹き出しによる上乗せ時間の報知が行われた後、上乗せタイマ表示TM2がタイマ予告表示TM1の下方において表示画面の右端からフレームインしている様子が示されている。この上乗せタイマ表示TM2では、上乗せされる時間を示す「10:00」が表示されている。ここで、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンは、上乗せタイマ表示TM2のフレームインのアニメーションが行われている間も行われているが、カウントダウンが中断してもよい。なお、上乗せタイマ表示TM2は、ナビキャラクタYMの吹き出しにオーバーラップしており、オーバーラップしていない状態である場合よりも視認困難とされている。また、上乗せタイマ表示TM2がナビキャラクタYMの吹き出しにオーバーラップされてもよい。
図23(2f)は、上乗せタイマ表示TM2のフレームインのアニメーションが完了した様子が示されている。このとき、ナビキャラクタYMの吹き出しが消去されている。ここで、上乗せタイマ表示TM2のフレームインのアニメーションが完了した後で、ナビキャラクタYMの吹き出しが消去されてもよいし、ナビキャラクタYMの吹き出しが消去された後で、上乗せタイマ表示TM2のフレームインのアニメーションが完了してもよいし、上乗せタイマ表示TM2のフレームインのアニメーションが完了するタイミングと、ナビキャラクタYMの吹き出しが消去されるタイミングとが同じであってもよい。なお、図23(2f)では、タイマ予告表示TM1の下方に上乗せタイマ表示TM2を配置するようにしたが、タイマ予告表示TM1と上乗せタイマ表示TM2とを重ねて配置するようにしてもよく、例えば、図23(2f´)に示すように、上乗せタイマ表示TM2がタイマ予告表示TM1にオーバーラップされるようにしてもよいし、図23(2f´´)に示すように、タイマ予告表示TM1が上乗せタイマ表示TM2にオーバーラップされるようにしてもよい。
その後は、図23(2f)〜同図(4f)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが「00:00」となるまで継続して行われる。その後、図23(5f)に示す装飾図柄表示装置208では、上乗せタイマ表示TM2におけるタイマ表示のカウントダウンが開始されるとともに、タイマ予告表示TM1が表示画面の右端へフレームアウトする様子が示されている。ここで、上乗せタイマ表示TM2におけるタイマ表示のカウントダウンが開始された後で、タイマ予告表示TM1のフレームアウトのアニメーションが開始してもよいし、上乗せタイマ表示TM2におけるタイマ表示のカウントダウンが開始するタイミングと、タイマ予告表示TM1のフレームアウトのアニメーションが開始するタイミングとが同じであってもよい。また、図23(5f)に示す演出例では、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが完了した場合にタイマ予告表示TM1をフレームアウトするようにしたが、タイマ予告表示TM1をフレームアウトしないようにしてもよく、その際に、例えば、図23(5f´)に示すように、タイマ予告表示TM1に、予告への注目を促す旨の「注目」の文字表示が行われてもよい。
図23(6f)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが完了したことに対応して、中図柄に疑似連図柄が出現し、疑似連が行われる場合があることを示唆しており、上乗せタイマ表示TM2は別の演出が行われるまでの時間をカウントダウンしている。なお、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンの完了では疑似連図柄が出現せず、上乗せタイマ表示TM2におけるタイマ表示のカウントダウンが完了した場合に疑似連図柄が出現するようにしてもよい。このように、この演出例では、上乗せされた時間がタイマ予告表示TM1におけるタイマ表示に上乗せされず、タイマ予告表示TM1とは別の上乗せタイマ表示TM2に表示してカウントダウンが行われる様子が示されている。なお、上乗せされる時間の報知は、複数のタイマ予告表示の合算値の報知であってもよく、例えば、タイマ予告表示TM1に3秒を上乗せした値を表示し、上乗せタイマ表示TM2に残りの7秒を上乗せした値を表示してもよい。ここでの上乗せタイマ表示TM2は、タイマの上乗せに伴い、新たに表示されるタイマ予告であってもよく、タイマの上乗せ前から元々表示されているタイマ予告であってもよい。
図23(3fa)〜同図(8fa)は、タイマ上乗せ演出のさらに別の例であって、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンと上乗せタイマ表示TM2におけるタイマ表示のカウントダウンが同時に行われている様子を示している。図23(3fa)は、図23(2f)に続く演出例であり、上乗せタイマ表示TM2のフレームインのアニメーションが完了した後、上乗せタイマ表示TM2におけるタイマ表示がタイマ予告表示TM1におけるタイマ表示とともにカウントダウンを開始している様子が示されている。すなわち、この演出例では、上乗せされる時間を10秒と報知するが、実質的には5秒の上乗せが行われている。なお、実質的に10秒の上乗せが行われるように、上乗せタイマ表示TM2におけるタイマ表示を、上乗せする時間である10秒にタイマ予告表示TM1のタイマ表示が示す時間を加えた時間としてもよく、例えば、図23(3fa)に示す場合であれば、上乗せタイマ表示TM2に「15:00」と表示するようにしてもよい。
その後、図23(3f)〜同図(6f)に示す要領でカウントダウンを続行し、図23(7fa)では、中図柄に疑似連図柄が停止表示し、疑似連が行われることを報知している。
図23(8fa)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が再度開始され、1回目の疑似連が行われている様子が示されている。このとき、装飾図柄表示装置208では、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始されたことを示す「×2」が、第2装飾図柄の下方に表示されている。また、図23(8fa)に示す装飾図柄表示装置208では、上乗せタイマ表示TM2におけるタイマ表示のカウントダウンが完了し、タイマ表示に換えて予告への注意を促す旨の「注目」の文字が表示されている。
すると、図23(9fa)に示すように、装飾図柄表示装置208では、中図柄に疑似連図柄としてのリプレイ図柄RPが停止表示し、2回目の疑似連が開始されることを報知している。あるいは、図23(9fa´)に示すように、中図柄にチャンス図柄としての松の図柄CCが停止表示し、予告が行われるようにしてもよい。また、松の図柄CCが停止表示した後に疑似連演出が行われるようにしてもよい。このように、タイマ予告演出によるカウントダウンの結果行われる演出として、疑似連の他にも予告演出や大当りとなることを示唆するようにしてもよい。ここで、リプレイ図柄RPや松の図柄CCは、上乗せタイマ表示TM2にオーバーラップされているが、上乗せタイマ表示TM2にオーバーラップするようにしてもよい。このように、この演出例では、タイマ表示の表示態様の変化の一態様として、タイマ表示の増加が行われることを示している。なお、タイマ表示が分裂するようにしてもよい。
図24は、タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。
図24(1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図24(1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が2となっており、第一の保留アイコンh11及び第二の保留アイコンh12が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が2であることを示す「2」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。
その後、図24(2)に示す装飾図柄表示装置208では、左図柄に「装飾4」が停止表示し、また、左図柄にオーバーラップして、時計の予告アイコンMI1が表示されている。この時計の予告アイコンMI1の表示は、先読み予告として機能する場合がある予告表示であり、タイマ予告演出において時間の上乗せが行われることを予告するものである。なお、タイマ予告演出が行われることを予告してもよい。ここで、左図柄が停止するタイミングと時計の予告アイコンMI1が表示されるタイミングとが同じであってもよいし、左図柄が停止した後で時計の予告アイコンMI1が表示されてもよいし、時計の予告アイコンMI1が表示された後で左図柄が停止してもよい。なお、ストックされる予告アイコンの表示タイミングは、装飾図柄に付随して時計の予告アイコンMI1が表示される場合に限らず、予告アイコン用図柄の仮停止や、ナビキャラ予告や会話予告等の各種演出による当該図柄変動表示における予告や保留等やナビキャラクタYM等の各種演出による先読み予告等あらゆるタイミングで行われる場合があってもよい。
その後、図24(3)に示す装飾図柄表示装置208では、第1UI部280において、ナビキャラクタYMが立っている台がせり上がり、予告アイコン表示領域285が形成される様子が示されている。この予告アイコン表示領域285は、例えば、5つの領域に区画されており、予告アイコンが表示される各領域が横列方向に並んで配置されている。なお、予告アイコン表示領域285において構成される領域の数は任意に設定することができる。
その後、図24(4)に示す装飾図柄表示装置208では、時計の予告アイコンMI1が予告アイコン表示領域285に移動し、ストックされる様子が示されている。なお、第1装飾図柄では、右図柄に「装飾7」が停止表示している様子が示されている。ここで、右図柄が停止するタイミングと時計の予告アイコンMI1が移動を開始するタイミングとが同じであってもよいし、右図柄が停止した後で予告アイコンMI1が移動を開始してもよいし、予告アイコンMI1が移動を開始した後で、右図柄が停止してもよい。
そして、図24(5)に示すように、時計の予告アイコンMI1が縮小表示され、予告アイコン表示領域285の一番左側の領域に格納され、時計の予告アイコンMI1がストックされた様子が示されている。なお、図24(5)に示す装飾図柄表示装置208では、中図柄が停止表示し、第1装飾図柄及び第2装飾図柄が「装飾4−装飾1−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示されている様子が示されている。なお、時計の予告アイコンMI1が予告アイコン表示領域285に格納されるタイミングと、装飾図柄が確定表示されるタイミングとが同じであってもよいし、時計の予告アイコンMI1が予告アイコン表示領域285に格納された後で、装飾図柄が確定表示されてもよいし、装飾図柄が確定表示された後で、時計の予告アイコンMI1が予告アイコン表示領域285に格納されてもよい。
図24(6)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留が1つ消化されて図柄変動表示が行われている様子が示されている。また、タイマ予告演出も開始しており、図24(6)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1に表示されたタイマ表示が「09:69」となっており、カウントダウンが行われている。なお、ある演出の実行中(例えば、予告アイコンのストック演出等)にのみ、タイマ予告表示にオーバーラップする演出表示(例えば、ナビキャラクタYM等)があってもよい。また、逆に、ある演出の実行中にのみタイマ予告をオーバーラップさせる演出表示があってもよい。
その後、図24(7)に示すように、予告アイコン表示領域285に格納されている時計の予告アイコンMI1の周囲にエフェクトが表示され、時計の予告アイコンMI1が使用されることを予告している。なお、タイマ予告表示TM1では「07:31」が表示されている。
すると、図24(8)に示すように、時計の予告アイコンMI1が予告アイコン表示領域285から飛び出し、表示画面の略中央で拡大表示される。なお、予告アイコン表示領域285では、エフェクトが表示されたままとなっているが、時計の予告アイコンMI1が予告アイコン表示領域285から飛び出すタイミングで消去されてもよい。
その後、図24(9)に示すように、時計の予告アイコンMI1が消去され、カウントアップアニメーションの表示が開始される。なお、時計の予告アイコンMI1が消去されるタイミングとカウントアップアニメーションの表示が開始されるタイミングとが同じであってもよいし、時計の予告アイコンMI1が消去された後でカウントアップアニメーションの表示が開始されてもよいし、カウントアップアニメーションの表示が開始された後で、時計の予告アイコンMI1が消去されてもよい。
その後、図24(10)に示すように、予告アイコン表示領域285が下方にフレームアウトする。
図25は、タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。
図25(A1)〜同図(A4)に示す演出例は、タイマ上乗せ演出の別の例について示している。図25(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図25(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図25(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1では「09:69」が表示され、カウントダウンが行われている。
図25(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、左図柄及び右図柄にそれぞれ「装飾7」が停止表示されている様子が示されている。また、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンが完了しており、タイマ表示は「00:00」となっている。
すると、図25(A3)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「上乗せ」の文字が表示された吹き出しが表示され、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示に時間の上乗せが行われることが報知される。なお、「上乗せ」の文字表示が行われても、タイマ表示の時間の上乗せが行われない場合があってもよいし、他の演出が行われてもよい。ここで、例えば、図25(A3a−1)に示すように、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字を表示した後、図25(A3a−2)に示すように、ナビキャラクタYMの吹き出しを表示し、その吹き出しに、上乗せされる時間を示す「+10秒」の表示を行って、上乗せされる時間を報知するようにしてもよい。この演出例では、「注目」の表示の対象となる演出が、予告表示ではなく、10秒の時間の上乗せとなっている。また、例えば、図25(A3b−1)に示すように、タイマ表示に換えて、タイマ予告演出が継続する旨の「まだまだ」の文字を表示した後、タイマ予告表示TM1の表示を、上乗せされる時間を示す「+10秒」の表示に切り替えて、上乗せされる時間を報知するようにしてもよい。あるいは、図25(A3b−1)に示すように、タイマ予告表示TM1に「まだまだ」の文字を表示した後、ナビキャラクタYMの吹き出しを表示し、その吹き出しに、上乗せされる時間を示す「+10秒」の表示を行うようにしてもよい。また、図25(A3)に示す表示を行った後に、図25(A3b−2)に示すような表示を行うようにしてもよい。
その後、図25(A4)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示に10秒の時間が加算され、タイマ表示が「10:00」に更新され、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンが再開される。一方、図25(A4)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンが行われて「00:00」となったことに応じて、中図柄に疑似連図柄が停止表示している様子が示されている。なお、タイマ表示が更新されるタイミングと、疑似連図柄が停止表示するタイミングとが同じであってもよいし、タイマ表示が更新された後で、疑似連図柄が停止表示してもよいし、疑似連図柄が停止表示した後でタイマ表示が更新されてもよい。
図25(B1)〜同図(B5)に示す演出例は、タイマ予告演出において、タイマが短縮される演出例について示している。図25(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図25(B1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図25(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1では「06:99」が表示され、カウントダウンが行われている。また、図25(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「減算」の文字が表示された吹き出しが表示され、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示に時間の減算が行われることが報知される。すなわち、タイマ予告演出が行われる時間が所定時間だけ短縮されることが報知される。
その後、図25(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンが継続しており、タイマ表示は「05:89」を示している。また、ナビキャラクタYMの吹き出しの表示が、「減算」の文字表示に換えて、短縮される時間を示す「−3秒」となっている。すなわち、タイマ予告演出が3秒短縮され、当初表示していた時間よりも、カウントダウンが完了するまでの期間が短くなることが認識される場合がある。
すると、図25(B3)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が高速で変動表示する短縮アニメーションの表示によって時間が短縮される演出(タイマ短縮演出)が行われる。なお、短縮アニメーション表示を行わなくてもよい。また、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示の表示状態が視認困難な態様でエフェクト画像をオーバーラップさせるようにしてもよい。
その後、図25(B4)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「02:00」に更新され、タイマ表示における時間が3秒短縮(減算)された様子が示されている。すなわち、タイマ予告表示TM1における表示態様がタイマを短縮する演出により変化しているということができる。なお、タイマ短縮演出が行われている間、カウントダウンの表示が停止してもよいし、カウントダウンの表示が進んでいてもよい。
その後、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが完了すると、図25(B5)に示すように、タイマ表示に換えて予告への注意を促す旨の「注目」の文字が表示され、その後、中図柄にチャンス図柄としての松の図柄CCが停止表示することにより予告表示が行われる。あるいは、図25(B5´)に示すように、中図柄に疑似連図柄としてのリプレイ図柄RPが停止表示し、疑似連が開始されることを報知してもよい。なお、タイマ予告表示TM1における「注目」の文字が表示開始されるタイミングと松の図柄CC(あるいは、リプレイ図柄RP)が停止表示するタイミングとが同じであってもよいし、「注目」の文字が表示開始した後で、松の図柄CC(あるいは、リプレイ図柄RP)が停止表示してもよいし、松の図柄CC(あるいは、リプレイ図柄RP)が停止表示した後で、「注目」の文字が表示開始してもよい。なお、タイマ予告演出においてタイマ表示が変化しない場合と変化した場合とで、カウントダウンが完了した際に行われる演出の内容の出現率が変化してもよく、例えば、タイマ予告演出の実行中にタイマ表示の変化がなかった場合には、疑似連図柄が停止して疑似連の報知が行われやすいが、タイマ予告演出の実行中にタイマ表示が変化した場合には、上述した松の図柄CC等の大当りの信頼度の高い予告が行われやすいようにしてもよい。また、タイマ短縮演出が行われた場合には、タイマ短縮演出が行われなかった場合よりも早く疑似連の報知を行うようにしてもよい。
図25(C1)〜同図(C2)に示す演出例は、タイマ予告演出において、タイマ予告表示TM1の表示態様が変化する別の演出例について示している。図25(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図25(C1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図25(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1では「06:99」が表示され、カウントダウンが行われている。また、図25(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「タイマ予告レベルUP」の文字が表示された吹き出しが表示され、タイマ予告表示TM1についての大当りの信頼度が向上する可能性があることが示唆される。
すると、図25(C2)に示すように、タイマ予告表示TM1の枠の色が、例えば、白色から赤色に変化し、タイマ予告表示TM1についての大当りの信頼度が向上していることが報知されている。すなわち、タイマ表示のカウントダウンが行われた結果、実行される予告として信頼度のきわめて高い予告が行われる場合があることが報知される。
図25(D1)〜同図(D5)に示す演出例は、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが中断及び再開する演出例について示している。図25(D1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図25(D1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図25(D1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1では「06:99」が表示されている。また、図25(D1)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「ストップ」の文字が表示された吹き出しが表示され、タイマ表示のカウントダウンが中断されることが報知される。なお、「ストップ」の文字が付記された吹き出しが表示開始するタイミングとタイマ表示のカウントダウンが中断するタイミングとが同じであってもよいし、「ストップ」の文字が付記された吹き出しが表示開始した後で、タイマ表示のカウントダウンが中断してもよいし、タイマ表示のカウントダウンが中断した後で「ストップ」の文字が付記された吹き出しが表示開始されてもよい。
その後、図25(D2)に示す装飾図柄表示装置208では、中図柄に疑似連図柄が停止表示し、疑似連が行われることが報知されている様子が示されている。なお、図25(D2)に示されるタイミングでは、タイマ表示のカウントダウンは中断されており、タイマ予告表示TM1のタイマ表示は、「06:99」のままとなっている。
その後、図25(D3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が再度開始され、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。なお、第2装飾図柄の下方には、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が行われていることを示す「×2」が表示されている。そして、図25(D3)に示すように、ナビキャラクタYMの近傍に「再開」の文字が表示された吹き出しが表示され、タイマ表示のカウントダウンが再開されることを報知している。
すると、図25(D4)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが再開され、その後、図25(D5)に示すように、ナビキャラクタYMの吹き出しが消去される。このように、この演出例では、疑似連等の所定の演出が行われている間、タイマ表示のカウントダウンが中断し、当該演出が終了した後でカウントダウンが再開することが可能であることが示されている。
なお、タイマ予告表示TM1の表示態様の変化の一例として、変化前よりもタイマ予告表示TM1の数が変化(増加、減少)してもよい。例えば、変化前にタイマ予告表示TM1が1つ表示されていた場合に、タイマ予告表示TM1が変化することが報知されると、タイマ予告表示TM1が2以上に増加してもよく、逆にタイマ予告表示TM1が3つ表示されていた場合に、タイマ予告表示TM1が変化することが報知されると、タイマ予告表示TM1が2以下に減少してもよい。ここで、タイマ予告表示TM1の数が増加すると、タイマ予告表示TM1で報知される時間を、もともと表示されていたタイマ予告表示TM1で報知していた時間を分けて表示してもよいし、もともと表示されていたタイマ予告表示TM1をそのまま増加させるようにしてもよい(例えば、10秒を報知しているタイマタイマ予告表示TM1が1つあったとして、2つのタイマ予告表示TM1を増加させると、10秒を報知するタイマ予告表示TM1が2つになる)。また、タイマ予告表示TM1の数を減少させると、もともと表示されていたタイマ予告表示TM1で報知されていた時間の合算値を表示するようにしてもよく、タイマ予告表示TM1をそのまま減少させるようにしてもよい(例えば、10秒を報知しているタイマ予告表示TM1が2つあったとして、1つに減少させると、10秒を報知するタイマ予告表示TM1が1つになる)。また、増加や減少等によって変化したタイマ予告表示TM1が複数ある場合、タイマ予告表示TM1のカウントダウンを同じタイミングで開始するようにしてもよいし、異なるタイミングで開始するようにしてもよい。
図26は、タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。なお、図26に示す演出例では、図14(a)に示される演出装置206において、家紋役物224Eに換えて、サブ表示装置208Sが装飾図柄表示装置208の下方に配置されている。なお、サブ表示装置208Sは、その上端部分が装飾図柄表示装置208の下端部分の少なくとも一部にオーバーラップしている。また、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd、千両箱役物224Hについては、説明を容易にするために、図示を省略している。
図26(A1)〜同図(A6)に示す演出例は、タイマ上乗せ演出の別の例について示している。図26(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、サブ表示装置208Sでは、ナビキャラクタYM、変動アイコンh0及び保留アイコンh11〜h14が表示されている。なお、図26(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されている。一方、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には、第2保留数表示が表示されており、この第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、図26(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1では「05:89」が表示され、カウントダウンが行われている。また、図26(A1)に示すように、サブ表示装置208Sに表示されているナビキャラクタYMの近傍に「+10秒」の文字が表示された吹き出しが表示され、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示に上乗せされる時間が報知されている。
すると、図26(A2)に示すように、サブ表示装置208Sが上方に移動し、その右上隅部が装飾図柄表示装置208に表示されたタイマ予告表示TM1にオーバーラップする。
すると、図26(A3)に示すように、タイマ予告表示TM1では、カウントアップアニメーション表示が行われて時間が上乗せされる演出が開始される。
その後、図26(A4)に示すように、サブ表示装置208Sが下降し、初期位置に戻る。
その後、図26(A5)に示すように、タイマ予告表示TM1では、カウントアップアニメーション表示が完了してタイマ表示が「15:00」に更新され、タイマ表示における時間に10秒が上乗せされた様子が示されている。なお、タイマ上乗せ演出が行われている間、カウントダウンの表示が停止してもよいし、カウントダウンの表示が進んでいてもよい。
その後、図26(A6)に示すように、サブ表示装置208Sでは、ナビキャラクタYMの吹き出しが消去される。なお、この演出例では、タイマ上乗せ演出が行われる場合には、サブ表示装置208Sを上昇させる動作を行ったが、サブ表示装置208Sを上昇させる動作が行われてなくてもよい。
図26(B1)〜同図(B7)に示す演出例は、サブ表示装置208Sを用いたタイマ上乗せ演出の別の例について示している。図26(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、サブ表示装置208Sでは、ナビキャラクタYM、変動アイコンh0及び保留アイコンh11〜h14が表示されている。なお、図26(B1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されている。一方、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には、第2保留数表示が表示されており、この第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、図26(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1では「06:54」が表示され、カウントダウンが行われている。
その後、図26(B2)に示すサブ表示装置208Sでは、ナビキャラクタYM、変動アイコンh0及び保留アイコンの表示が、「+10秒」の文字の表示に切り替わり、タイマよ予告表示TM1におけるタイマ表示に上乗せされる時間が報知されている。
その後、図26(B3)に示すように、サブ表示装置208Sが上方に移動し、装飾図柄表示装置208の略中央の前面側にオーバーラップすると、タイマ予告表示TM1においてカウントアップアニメーション表示が開始されて時間が上乗せされる演出が行われる。なお、タイマ予告表示TM1は、少なくとも一部がサブ表示装置208Sにオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。また、サブ表示装置208Sが装飾図柄表示装置208の略中央の前面側に位置するタイミングと、カウントアップアニメーション表示が開始するタイミングとが同じであってもよいし、サブ表示装置208Sが装飾図柄表示装置208の略中央の前面側に位置した後で、カウントアップアニメーション表示が開始してもよいし、サブ表示装置208Sが装飾図柄表示装置208の略中央の前面側に位置する前に、カウントアップアニメーション表示が開始してもよい。
その後、図26(B4)〜同図(B5)に示すように、サブ表示装置208Sでは、上乗せ時間のカウントダウン表示が行われる。より具体的には、サブ表示装置208Sにおいて表示されている上乗せ時間を1秒ずつ減少させ、その一方で、装飾図柄表示装置208に表示されたタイマ予告表示TM1におけるタイマ表示を1秒ずつ上乗せする。なお、この演出例では、上乗せ時間のカウントダウン表示が行われている間は、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンを中断したが、カウントダウンを中断せず、継続するようにしてもよい。
そして、図26(B5)に示すように、サブ表示装置208Sに表示されている上乗せ時間が「0秒」となると、装飾図柄表示装置208に表示されたタイマ予告表示TM1におけるタイマ表示の時間が更新して表示される。このとき、タイマ予告表示TM1の少なくとも一部がサブ表示装置208Sにオーバーラップされており、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示の時間が特定困難とされているが、特定可能に表示されるようにしてもよい。
その後、図26(B6)に示すように、サブ表示装置208Sでは、上乗せ時間の表示から、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが再開されることを示す「Restart」の表示に切り替わり、その後、サブ表示装置208Sは、初期位置に向かって下降を開始する。
図26(B7)では、サブ表示装置208Sが下降して初期位置に戻った状態を示している。また、装飾図柄表示装置208におけるタイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが再開されており、図26(B7)に示すタイミングでは、タイマ表示は、「14:23」となっている。その後、サブ表示装置208Sに表示されていた「Restart」の表示は、図26(B1)に示すような、元の表示(ナビキャラクタYM、変動アイコンh0及び予告アイコンの表示)に切り換えれられる。ここで、タイマ表示のカウントダウンが再開するタイミングとサブ表示装置208Sが下降を開始するタイミングが同じであってもよいし、タイマ表示のカウントダウンが再開した後で、サブ表示装置208Sが下降を開始してもよいし、サブ表示装置208Sが下降を開始した後で、タイマ表示のカウントダウンが再開してもよい。また、サブ表示装置208Sにおいて「Restart」が表示開始されたタイミングと、タイマ表示のカウントダウンが再開するタイミングとが同じであってもよいし、サブ表示装置208Sにおいて「Restart」が表示開始された後で、タイマ表示のカウントダウンが再開されてもよいし、タイマ表示のカウントダウンが再開された後で、サブ表示装置208Sにおいて「Restart」が表示開始されてもよい。また、サブ表示装置208Sが初期位置に戻るタイミングとタイマ表示のカウントダウンが再開するタイミングが同じであってもよいし、サブ表示装置208Sが初期位置に戻った後で、タイマ表示のカウントダウンが再開してもよいし、タイマ表示のカウントダウンが再開した後で、サブ表示装置208Sが初期位置に戻ってもよい。
図26(C1)〜同図(C6)に示す演出例は、サブ表示装置208Sを用いたタイマ上乗せ演出の別の例について示している。図26(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、サブ表示装置208Sでは、ナビキャラクタYM、変動アイコンh0及び保留アイコンh11〜h14が表示されている。なお、図26(C1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されている。一方、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には、第2保留数表示が表示されており、この第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、図26(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1では「05:89」が表示され、カウントダウンが行われている。また、図26(C1)に示すように、サブ表示装置208Sに表示されているナビキャラクタYMの近傍に「+10秒」の文字が表示された吹き出しが表示され、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示に上乗せされる時間が報知されている。さらに、図26(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1がサブ表示装置208Sに表示されている吹き出しを吸い取る吸取りアニメーションの表示が開始されており、タイマ予告表示TM1から吸い取りをしている様子を示すエフェクト画像が表示されている。
すると、図26(C2)に示すように、サブ表示装置208Sが上方に移動して、サブ表示装置208Sの表示領域の一部を装飾図柄表示装置208の表示領域の一部にオーバーラップさせるとともに、ナビキャラクタYMの吹き出しに表示されていた「+10秒」の文字の表示態様がタイマ予告表示TM1に向けて延伸し、サブ表示装置208Sと装飾図柄表示装置208に跨って表示される。ナビキャラクタYMは、その様子に驚いている表情となっている。
図26(C3)では、吸取りアニメーションの表示が引き続き行われている様子が示されている。具体的には、吸取りアニメーションによりタイマ予告表示TM1に吸い取られている「+10秒」の表示がタイマ予告表示TM1に向かってさらに移動し、この「+10秒」の表示は、引き続き、サブ表示装置208Sと装飾図柄表示装置208に跨って表示されている。また、タイマ予告表示TM1では、上述したカウントアップアニメーションの表示が開始している。
その後、図26(C4)に示すように、装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1に吸い取られている「+10秒」の表示がサブ表示装置208Sから装飾図柄表示装置208に完全に移動し、縮小しながらタイマ予告表示TM1に向かっている様子が示されている。なお、吸取りアニメーションの表示が行われている際に、ナビキャラクタYMは、吸取りアニメーションを見て驚くようなアニメーション(吸取りアニメーションに付随するアニメーション)を行っているが、特にアニメーションを行わなくてもよい。
その後、図26(C5)に示すように、「+10秒」の表示がタイマ予告表示TM1に完全に吸い取られると、吸取りアニメーション表示が完了し、その後、図26(C6)に示すように、タイマ予告表示TM1では、カウントアップアニメーション表示が完了してタイマ表示が「15:00」に更新され、タイマ表示における時間に10秒が上乗せされた様子が示されている。なお、タイマ上乗せ演出が行われている間、カウントダウンの表示が停止してもよいし、カウントダウンの表示が進んでいてもよい。なお、複数の装飾図柄表示装置が設けられている場合において、一の装飾図柄表示装置のみでタイマ予告演出が行われれるようにしてもよい。
図27は、タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。
図27(A1)〜同図(A4)に示す演出例は、タイマ上乗せ演出の別の例について示している。なお、図27(A1)〜同図(A4)に示す演出例では、図14(a)に示される演出装置206を用いて説明するが、説明を容易にするため、家紋役物224E、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hの一部について図示を省略して説明する。
図27(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図27(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図27(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1では「06:99」が表示され、カウントダウンが行われている。
その後、図27(A2)に示すように、第2大盤振舞役物224Gb及び第4大盤振舞役物224Gdが動作し、装飾図柄表示装置208の前面側にオーバーラップする。これにより、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示に時間の上乗せが行われることが報知される。
すると、図27(A3)に示すように、タイマ予告表示TM1では、カウントアップアニメーション表示が行われて時間が上乗せされる演出が開始される。
その後、カウントアップアニメーション表示が完了し、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「15:00」に更新され、タイマ表示における時間に10秒が上乗せされた様子が示されている。なお、この演出例では、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdのうちの第2大盤振舞役物224Gbと第4大盤振舞役物224Gdが動作することにより、タイマ表示に10秒の上乗せが行われることを報知しているが、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdのうち、作動する役物の数によって上乗せする時間が異なるようにしてもよく、例えば、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdのうちの全部が作動した場合には、タイマ表示に20秒の上乗せが行われるようにしてもよい。また、この演出例では、第2大盤振舞役物224Gbと第4大盤振舞役物224Gdが1度だけ動作することにより、タイマ表示に10秒の上乗せが行われることを報知しているが、動作回数によって上乗せする時間が異なるようにしてもよく、例えば、第2大盤振舞役物224Gbと第4大盤振舞役物224Gdが3回動作した場合は、タイマ表示に30秒の上乗せが行われるようにしてもよい。
図27(B1)〜同図(B4)に示す演出例は、家紋役物224Eを用いたタイマ上乗せ演出の例について示している。なお、図27(B1)〜同図(B4)に示す演出例では、図14(a)に示される演出装置206を用いて説明するが、説明を容易にするため、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hの図示を省略して説明する。
図27(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図27(B1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図27(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1では「06:99」が表示され、カウントダウンが行われている。
その後、図27(B2)に示すように、家紋役物224Eが動作し、装飾図柄表示装置208の中央やや下方の前面側まで上昇して装飾図柄表示装置208にオーバーラップし、その位置で上下方向に動作する。また、装飾図柄表示装置208では、オーバーラップした家紋役物224Eの周囲に、タイマ表示に上乗せする時間を複数個に分けて表示されている様子が示されている。具体的には、1つの「+5秒」の表示、2つの「+2秒」の表示及び1つの「+1秒」の表示が家紋役物224Eを囲むようにして表示され、これにより、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示に10秒の上乗せが行われることが報知される。
すると、図27(B3)に示すように、タイマ予告表示TM1では、カウントアップアニメーション表示が行われて時間が上乗せされる演出が開始される。
その後、カウントアップアニメーション表示が完了し、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「15:00」に更新され、タイマ表示における時間に10秒が上乗せされた様子が示されている。なお、この演出例では、家紋役物224Eが1度だけ動作することにより、タイマ表示に10秒の上乗せが行われることを報知しているが、動作回数によって上乗せする時間が異なるようにしてもよく、例えば、家紋役物224Eが3回動作した場合は、タイマ表示に30秒の上乗せが行われるようにしてもよい。
図27(C1)〜同図(C6)に示す演出例は、複数の装飾図柄表示装置を用いたタイマ上乗せ演出の別の例について示している。ここで、図27(C1)〜同図(C6)に示す演出例では、図14(b)に示す演出装置206を適用し、さらに、第1装飾図柄表示装置208Lの外周が装飾部材に重なっておらず、当該領域に表示される画像についても視認可能に構成されている。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lの左右両側が、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nによって一部がオーバーラップされている。なお、家紋役物224E及び千両箱役物224Hについては、説明を容易にするために、図示を省略している。
図27(C1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図27(C1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、表示領域の下方左側に形成されている第2UI部281における保留表示領域に第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、表示領域の右上隅部に配置されている第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の下方右側には、第1UI部280が形成されており、この第1UI部280には、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMが表示されている。
また、第3装飾図柄表示装置208Nでは、タイマ予告演出が行われており、タイマ表示のカウントダウンが行われている。図27(C1)に示すタイミングでは、タイマ表示として「05:00」が表示されており、この演出例では、タイマ表示が「05:00」となるとカウントダウンが中断され、「05:00」の表示が維持される。なお、カウントダウンを中断せず、継続してカウントダウンが行われていてもよい。
また、第2装飾図柄表示装置208Mでは、「上乗せ10秒」の文字が表示されており、第3装飾図柄表示装置208Nにおけるタイマ表示に上乗せされる時間が報知されている。
その後、図27(C2)に示すように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って互いに近接する方向に移動し、図27(C3)に示すように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが最も近接する位置で停止する。このとき、第3装飾図柄表示装置208Nは、ナビキャラクタYMの一部にオーバーラップし、ナビキャラクタYMは、第3装飾図柄表示装置208Nにオーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難となっている。
すると、図27(C4)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されていたタイマ表示が示す時間に10秒が上乗せされた時間を示す「15:00」の表示が、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとに跨って表示される。
その後、図27(C5)に示すように、「15:00」の表示が第3装飾図柄表示装置208Nに表示され、第2装飾図柄表示装置208Mにタイマ表示が表示されていない状態で、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って初期位置への移動を開始する。第3装飾図柄表示装置208Nにおける「15:00」の表示開始のタイミングと、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの移動開始のタイミングとが同じであってもよいし、第3装飾図柄表示装置208Nにおける「15:00」の表示が開始された後で、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが移動を開始してもよいし、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが移動を開始した後で、第3装飾図柄表示装置208Nにおける「15:00」の表示が開始されてもよい。
その後、図27(C6)に示すように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが初期位置まで戻った後、第3装飾図柄表示装置208Nにおけるタイマ表示のカウントダウンが再開される。なお、「15:00」の表示が第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとに跨って表示された状態(例えば、図27(C4)に示す状態)でタイマ表示のカウントダウンが再開されてもよい。複数の装飾図柄表示装置に跨ってタイマ表示が表示されている場合の方が、一の装飾図柄表示装置にタイマ表示が表示されている場合よりも大当りとなりやすいように構成されてもよいが、大当りのなりやすさは同じであってもよく、また、大当りとなりにくいように構成されてもよい。
図28は、タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。
図28(A1)〜同図(A4)に示す演出例は、複数の装飾図柄表示装置を用いたタイマ上乗せ演出の別の例について示している。ここで、図28(A1)〜同図(A4)に示す演出例では、図14(b)に示す演出装置206を適用し、さらに、第1装飾図柄表示装置208Lの外周が装飾部材に重なっておらず、当該領域に表示される画像についても視認可能に構成されている。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lの左右両側が、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nによって一部がオーバーラップされている。なお、家紋役物224E及び千両箱役物224Hについては、説明を容易にするために、図示を省略している。
図28(A1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図28(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。
また、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nでは、それぞれタイマ予告演出が開始されており、タイマ表示のカウントダウンが行われている。すなわち、この演出例では、2つのタイマ予告演出が行われている。この演出例において、第2装飾図柄表示装置208Mで行われているタイマ予告演出を第1タイマ予告演出とし、第3装飾図柄表示装置208Nで行われているタイマ予告演出を第2タイマ予告演出として説明する。図28(A1)に示すタイミングでは、第2装飾図柄表示装置208Mにおけるタイマ表示として「05:89」が表示されており、第3装飾図柄表示装置208Nにおけるタイマ表示として「15:89」が表示されている。
その後、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って互いに近接する方向に移動する。この演出例では、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが移動している場合もタイマ表示のカウントダウンは継続して行われるが、中断してもよい。そして、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが最も近接する位置で停止すると、図28(A2)に示すように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nにそれぞれ表示されていたタイマ表示が示す時間が合算され、その結果を示す「20:00」の表示が、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとに跨って表示される。このとき、タイマ表示のカウントダウンは中断されるが、中断されなくてもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Lにも第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nによって表示された「20:00」の表示に対応する位置に「20:00」のタイマ表示が行われるが、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとによってオーバーラップされており、視認困難とされている。その後、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って初期位置への移動を開始する。
図28(A3)は、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが初期位置に戻った様子が示されている。ここで、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとに跨って表示されていた「20:00」のタイマ表示は、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nの移動に応じて、表示されている座標を維持しながらそれぞれスクロール表示される。すなわち、第2装飾図柄表示装置208Mは、初期位置への移動に応じて「20:00」の表示を右方向にスクロールし、第3装飾図柄表示装置208Nは、初期位置への移動に応じて「20:00」の表示を左方向にスクロールする。この第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの移動の過程で「20:00」のタイマ表示は、第2装飾図柄表示装置208M、第1装飾図柄表示装置208L及び第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示され、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nにおいて表示されていた「20:00」が完全にスクロールアウトされると、図28(A3)に示すように、「20:00」の表示は、第1装飾図柄表示装置208Lにのみ表示されるようになる。
その後、図28(A4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていた「20:00」のタイマ表示は消去され、第3装飾図柄表示装置208Nに表示される。その後、第3装飾図柄表示装置208Nにおけるタイマ表示のカウントダウンが再開される。なお、「20:00」の表示が第1装飾図柄表示装置208Lにのみ表示された状態(例えば、図28(A3)に示す状態)のままカウントダウンが開始されるようにしてもよい。ここで、タイマ表示が表示される装飾図柄表示装置によって大当りのなりやすさが異なってもよい(この演出例では、第1装飾図柄表示装置208Lにタイマ表示が表示された場合の方が、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nに分けて表示されるよりも大当りとなりやすいが、大当りのなりやすさが同じであってもよいし、大当りとなりにくくてもよい)。
図28(B1)〜同図(B3)に示す演出例は、複数の表示装置を用いたタイマ上乗せ演出の一例について示している。ここで、図28(B1)〜同図(B3)に示す演出例では、図14(a)に示す演出装置206を適用するが、この演出例では、家紋役物224Eに換えて、図15を参照して上述したPOVディスプレイ224Iが設けられている。なお、図28(B1)〜同図(B3)に示す演出例では、説明を容易にするため、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hの一部について図示を省略して説明する。
図28(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図28(B1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図28(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1では「05:71」が表示され、カウントダウンが行われている。また、図28(B1)では、POVディスプレイ224Iが一定の回転速度に到達しており定速回転している。そして、LEDアレイに設けられた複数のLEDの点灯制御により、簡易表示による「+10」の文字が表示され、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示に上乗せされる時間が報知されている。なお、図28(B1)に示すように、POVディスプレイ224IのLEDアレイの回転により、第1装飾図柄及び変動アイコンh0の全部と、ナビキャラクタYM、保留アイコンh11及びタイマ予告表示TM1の一部が回転領域に重なっており、視認困難とされている。
その後、図28(B2)に示すように、POVディスプレイ224Iに表示されていた「+10」の文字が右下方向へ移動し、これまで、POVディスプレイ224Iだけに表示されていた「+10」の表示が装飾図柄表示装置208にも表示されるようになる。すなわち、「+10」の文字がPOVディスプレイ224Iと装飾図柄表示装置208とに跨って表示されるようになる。このとき、「+10」の文字は装飾された表示態様であってもよい。なお、装飾図柄表示装置208では、POVディスプレイ224Iにおける「+10」の文字の表示に整合させるように、「+10」の文字の表示が行われている。これにより、POVディスプレイ224Iにおける「+10」の表示と装飾図柄表示装置208に表示されている「+10」の文字の表示とで一体感を持たせた表示を行うことができる場合がある。なお、この演出例では、POVディスプレイ224Iに表示されている数字のフォントが、装飾図柄表示装置208に表示されている数字のフォントと異なっているが、同じであってもよい。
その後、POVディスプレイ224IのLEDアレイの回転速度が低下した後、図28(B3)に示すように、初期姿勢で停止する。このとき、第1装飾図柄表示装置208において表示されていた「+10」の文字の表示は、LEDアレイが回転している状態よりも視認容易となっている。この演出例では、その後、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示に10秒が上乗せされる。
図28(C1)〜同図(C5)に示す演出例は、複数の表示装置(装飾図柄表示装置208及びPOVディスプレイ224I)を用いたタイマ上乗せ演出の他の例について示している。ここで、図28(C1)〜同図(C5)に示す演出例における構成は、図28(B1)に示したのと同様である。
図28(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図28(C1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図28(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1では「06:87」が表示され、カウントダウンが行われている。また、図28(C1)では、POVディスプレイ224Iが初期姿勢の状態で初期位置から装飾図柄表示装置208の略中央の前面側となる位置まで上昇しており、回転はしていない。なお、変動アイコンh0の全部と第1装飾図柄及びタイマ予告表示TM1の一部がPOVディスプレイ224Iにオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。
その後、POVディスプレイ224IのLEDアレイが回転を開始し、一定の回転速度に到達して定速回転とされると、図28(C2)に示すように、装飾図柄表示装置208のタイマ予告表示TM1に表示されていたタイマ表示がPOVディスプレイ224Iに表示され、タイマ予告表示TM1は消去される。POVディスプレイ224Iに表示されているタイマ表示は「05:17」となっており、カウントダウンは継続している。また、このとき、LEDアレイの回転領域の周囲に、タイマ表示に上乗せする時間を複数個に分けて表示されている様子が示されている。具体的には、1つの「+5秒」の表示、2つの「+2秒」の表示及び1つの「+1秒」の表示が家紋役物224Eを囲むようにして表示され、これにより、タイマ表示に10秒の上乗せが行われることが報知される。
その後、図28(C3)に示すPOVディスプレイ224Iでは、タイマ表示が破裂するエフェクトが表示され、その後、図28(C4)に示すように、上乗せされた後のタイマ表示である「15:00」が表示される。なお、この演出例では、「15:00」が表示されると、カウントダウンを中断するが、継続して行うようにしてもよい。
その後、POVディスプレイ224IのLEDアレイの回転速度の低下を開始するとともに、装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1が再び表示される。そして、、図28(C5)に示すように、初期姿勢で停止する。このとき、表示されたタイマ予告表示TM1のタイマ表示は「15:00」となっており、その後、カウントダウンが再開される。なお、POVディスプレイ224Iでタイマ表示がそのまま表示された状態でカウントダウンが再開してもよい。ここで、POVディスプレイ224Iによってタイマ表示が表示されている場合の方が、装飾図柄表示装置208によってタイマ表示が表示されている場合よりも大当りとなりやすいようにしてもよいが、大当りのなりやすさが同じであってもよいし、大当りとなりにくくしてもよい。
なお、これまでに説明したタイマ予告演出において、タイマ表示におけるタイマの上乗せ、短縮、中断等が行われる場合に、内部的には最初から変化前のカウントダウン開始から変化後のカウントダウンが終了するまでの合計の時間がカウントダウンされるようにしてもよい。また、内部的にも変化前は変化するまでの時間が、変化後は変化の時間がそれぞれカウントダウンされるようにしてもよい(例えば、カウントダウンを開始してから10秒後に変化するのであれば、10秒分をカウントダウンして、変化してから5秒後に「注目」を表示する場合には、さらに5秒分をカウントダウンする等)。また、カウントダウンの表示と内部的にカウントダウンする時間とが一致していてもよい。
図29は、チャンスアップメータを用いた演出の一例を段階的に示す図である。
図29では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。また、この演出例では、上述した演出レバー136Vがさらに設けられている。
図29(1)は、図17(25)に続く別の演出例を示している。図29(1)では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展した様子が示されている。図29(1)に示す装飾図柄表示装置208では、敵役の剣豪が大きく表示され、続く図29(2)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。また、図29(2)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の左下隅部にチャンスアップメータCMTが表示されている。チャンスアップメータCMTは、例えば、リーチ演出の進行状況を示すメータであり、開始地点SPから最終地点GPまでの間をサボハニのキャラクタSBHが移動し、その位置によって現在のリーチ演出の進行状況を概略的に報知している。ここで、サボハニのキャラクタSBHの進行速度は、一定ではなく、演出の進行状況により可変する場合があるが、一定であってもよい。なお、図29(2)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2及び第3チェックポイントCP3が配置されている。これら第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3は、特定の予告が発生する場合があることを示すものであり、遊技者に期待感を持たせるようにしている。すなわち、サボハニのキャラクタSBHが移動する道中で第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3にそれぞれ到達すると、特定の予告が発生する場合がある。また、最終地点GPでは、プラカードが回転表示しており、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達することにより、大当り及びハズレのいずれかの結果が導出されることを示唆している。なお、この演出例では、決闘シーンのアニメーション表示が開始したときにチャンスアップメータCMTの表示を開始するようにしたが、図29(1)に示されるスーパーリーチに発展した様子の表示が開始されたタイミングで表示を開始してもよいし、リーチ状態となったときに表示を開始してもよいし、リーチ状態が発生するよりも前に表示を開始してもよいし、装飾図柄の変動表示が開始されたときに表示を開始してもよい。
図29(3)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが開始地点SPからの移動を開始している様子が示されている。
その後、図29(4)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが第1チェックポイントCP1に到達するタイミングで、ボゥイのキャラクタBOYが表示画面の左側から出現し、右側に向かって移動する様子が示されている。すなわち、ボゥイのキャラクタBOYの出現による予告が行われている様子が示されている。このボゥイのキャラクタBOYは、チャンスアップのキャラクタとして機能しているということができる。
すると、図29(5)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ BOY通過」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップのキャラクタ表示による予告が行われたことを報知している。なお、ボゥイのキャラクタBOYが表示開始するタイミングとサボハニのキャラクタSBHの吹き出しの表示開始のタイミングとが同じであってもよいし、ボゥイのキャラクタBOYが表示開始した後でサボハニのキャラクタSBHの吹き出しが表示されてもよいし、サボハニのキャラクタSBHの吹き出しの表示が開始された後でボゥイのキャラクタBOYが表示されてもよい。なお、サボハニのキャラクタSBHは、ボゥイのキャラクタBOYの表示による予告が行われている間は、第1チェックポイントCP1で停止するが、停止しないようにしてもよい。
その後、図29(6)に示すように、チャンスアップメータCMTにおける第1チェックポイントCP1が赤色でマーキングされるとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、予告が発生したことの履歴が示される。なお、「UP」の表示は、サボハニのキャラクタSBHによりオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。また、発生した予告の内容を表示するようにしてもよい。また、この演出例において、サボハニのキャラクタSBHがチェックポイントに近づいたときに、チャンスアップメータCMTを拡大表示するようにしてもよい。この場合、チャンスアップメータCMTの全体を拡大表示してもよいし、関連するチェックポイントの部分だけ拡大表示してもよい。このことは、以下の説明においても適用可能である。
図29(7)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始した様子が示されている。このとき、「UP」の表示の一部についてオーバーラップが解消されたので、一部が視認可能とされている。
その後、図29(8)に示すタイミングで、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に到達すると、図29(9)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aと残時間表示メーターMTが表示され、ボタン演出が開始される。その後、図29(10)に示すタイミングで、演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作有効期間が開始すると、遊技者による演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作を受付可能な状態となる。ここで、サボハニのキャラクタSBHは、遊技者によるボタン操作が行われるか、操作有効期間が経過するまで第2チェックポイントCP2で停止するが、停止しないようにしてもよい。
図29(11)に示す残時間表示メータMTでは、上記操作有効期間が開始されてゲージが減っている様子が示されており、その後、図29(12)に示すタイミングで、遊技者が、演出ボタン136(チャンスボタン136)を押下している様子が示されている。演出ボタン136(チャンスボタン136)が上記操作有効期間内に押下されると、図29(13)に示すように、殿様のカットイン画像CI3が表示され、大当りの信頼度が高いことを報知する予告演出が行われる。この演出例において、殿様のカットイン画像CI3は、金色の枠で囲まれるとともに、サングラスをかけ、葉巻を燻らせながら大型のバイクを乗り回す様子が示される特別の表示態様のカットイン画像とされており、大当りの信頼度が飛躍的に高いことを報知している。なお、図29(13)に示される殿様のカットイン画像CI3に換えて、当該殿様のカットイン画像CI3よりも信頼度の低い殿様のカットイン画像CI3(図17(32)参照)が表示されてもよい。図29(13)に示されるこの殿様のカットイン画像CI1は、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作有効期間内において操作されたことを条件に表示される場合があってもよいし、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作有効期間内において操作された場合に必ず表示されてもよい。また、図29(13)に示されるこの殿様のカットイン画像CI1は、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも表示される場合があってもよいし、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されることなく操作有効期間が経過した場合に必ず表示されてもよいし、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されることなく操作有効期間が経過した場合には表示しないようにしてもよい。
その後、図29(14)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ 金カットイン」の文字が付記された吹き出しが表示され、金色の枠で囲まれたカットイン画像の表示による予告が行われたことを報知している。なお、殿様のカットイン画像CI3が表示開始するタイミングとサボハニのキャラクタSBHの吹き出しの表示開始のタイミングとが同じであってもよいし、殿様のカットイン画像CI3が表示開始した後でサボハニのキャラクタSBHの吹き出しが表示されてもよいし、サボハニのキャラクタSBHの吹き出しの表示が開始された後で殿様のカットイン画像CI3が表示されてもよい。なお、サボハニのキャラクタSBHは、殿様のキャラクタ画像CI3が表示されている間も、第2チェックポイントCP2で停止するが、停止しないようにしてもよい。また、この演出例において、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に到達するタイミングとボタン演出が開始されるタイミングとが同じであってもよいし、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に到達した後でボタン演出が開始されてもよいし、ボタン演出が開始されてからサボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に到達してもよい。なお、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されることなく操作有効期間が経過した場合に殿様のカットイン画像CI3が表示されないように構成されている場合において、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されなかった場合も、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作された場合と同じようにチャンスアップの予告が発生したことを報知するようにしてもよいし、チャンスアップの予告が発生したことを報知しなくてもよいし、チャンスアップの予告が発生したことを一部だけ報知(例えば、吹き出しは表示しないで、「UP」の文字表示だけ行う等)してもよい。
その後、図29(15)に示すように、チャンスアップメータCMTにおける第2チェックポイントCP2が赤色でマーキングされるとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、予告が発生したことの履歴が示される。なお、「UP」の表示は、サボハニのキャラクタSBHによりオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。
図29(16)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始した様子が示されている。このとき、「UP」の表示の一部についてオーバーラップが解消されたので、一部が視認可能とされている。
その後、図29(17)に示すタイミングで、サボハニのキャラクタSBHが第3チェックポイントCP3に到達すると、図29(18)に示す装飾図柄表示装置208では、レバー画像136Vaが表示されるとともに、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ レバー」の文字が付記された吹き出しが表示され、レバー演出による予告が開始されたことを報知している。その後、図29(19)に示す装飾図柄表示装置208では、レバー画像136Vaに加えて残時間表示メーターMTが表示され、レバー演出が開始される。また、チャンスアップメータCMTにおける第3チェックポイントCP3が赤色でマーキングされるとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、予告が発生したことの履歴が示される。なお、「UP」の表示は、サボハニのキャラクタSBHによりオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。なお、「チャンスアップ レバー」の文字が付記された吹き出しの表示中に演出レバー136Vの操作有効期間が開始されてもよい。なお、残時間表示メーターMTがチャンスアップメータCMTの一部(プラカード)をオーバーラップする場合があるが、全部をオーバーラップしてもよく、残時間表示メーターMTの表示中はチャンスアップメータCMTの一部又は全部にオーバーラップするようしてもよく、残時間表示メーターMTの表示中はチャンスアップメータCMTの一部又は全部をオーバーラップしないように表示されていてもよく、逆に、チャンスアップメータCMTが残時間表示メーターMTの一部又は全m部をオーバーラップする場合があってもよく、チャンスアップメータCMTの表示中は残時間表示メーターMTの一部又は全部をオーバーラップしてもよい。
その後、図29(20)に示すタイミングで、演出レバー136Vの操作有効期間が開始すると、遊技者による演出レバー136Vの操作を受付可能な状態となる。また、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始した様子が示されている。なお、遊技者によるレバー操作が行われるか、操作有効期間が経過するまでサボハニのキャラクタSBHを第3チェックポイントCP3で停止させるようにしてもよい。
図29(21)に示す残時間表示メータMTでは、上記操作有効期間が開始されてゲージが減っている様子が示されている。一方、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GP手前に位置している。
その後、上記操作有効期間内において、図29(22)に示すタイミングで、遊技者が、演出レバー136Vを操作すると、図29(23)に示すように、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hが作動し、導光板ILの発光が行われ、装飾図柄表示装置208ではエフェクト画像が表示される。すなわち、大当りとなることが報知される。このとき、チャンスアップメータCMTは、非表示となるが、表示してもよい。なお、図29(23)に示す演出レバー126Vを操作した際に行われる演出(第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hが作動し、導光板ILの発光が行われ、装飾図柄表示装置208ではエフェクト画像が表示される演出)と、図17(40)に示す演出ボタン136(チャンスボタン136)を操作した際に行われる演出は同じであるが、異なっていてもよい。その後、図29(24)に示すように、導光板ILの発光が終了し、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hがそれぞれ初期位置に戻り、装飾図柄表示装置208ではエフェクト画像がフェイドアウトする。このとき、装飾図柄表示装置208では、表示が中断された決闘シーンのアニメーション表示がフェイドインしながら再開する。なお、決闘シーンのアニメーション表示のフェイドインに伴い、チャンスアップメータCMTもフェイドインするが、決闘シーンのアニメーション表示のフェイドインが完了してからチャンスアップメータCMTが再表示されるようにしてもよい。なお、図29(23)〜同図(24)の動作は、例えば、図17(38)〜同図(44)に示して上述した要領で行われる。
図29(25)に示す装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示のフェイドインが完了して再開された様子が示されている。具体的には、決闘シーンのアニメーション表示では、敵役の剣豪が悶絶する表情を見せ、今にも敗れるといった様相を呈している。また、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達し、プラカードは大当りとなることを示す「V」の文字を示している。
図29(26)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、中図柄に「装飾7」が表示され、大当りとなることが報知される。その後、図29(27)に示す装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示がフェイドアウトし、図28(28)に示すように、第1装飾図柄が「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組合せで揺れ変動が開始される。なお、チャンスアップメータCMTは非表示とされているが、リーチ演出が終了した後も表示するようにしてもよい。また、チャンスアップメータCMTの一部(例えば、サボハニのキャラクタSBH及びプラカード)のみを表示するようにしてもよい。
なお、上述したチャンスアップメータCMTを用いた演出において、チャンスアップメータCMTが表示された場合と表示されない場合とがあってもよい。この場合、チャンスアップメータCMTが表示された場合の方が、表示されない場合よりも大当りとなりやすくしてもよい。また、チャンスアップメータCMTが表示された場合と表示されない場合とで大当りの信頼度が異ならないものであってもよい。
また、チャンスアップメータCMTが表示された場合にのみ出現するチャンスアップの予告があってもよい。
また、チャンスアップメータCMTが表示されるか否かに拘らず出現するチャンスアップの予告があってもよい。
また、チャンスアップメータCMTにおける演出の実行中に、チェックポイントの位置が移動したり、チェックポイントが消去してもよい。
また、チャンスアップメータCMTにおける演出の実行中に、現在の位置を示すサボハニのキャラクタSBHが現在の位置よりも前の位置(過去を示す位置)に戻ったり、先の先の位置(未来を示す位置)に移動してもよい。
また、チャンスアップメータCMTにおける演出自体がミニゲームであってもよく、例えば、チェックポイントで示された位置で演出が行われると、チャンスアップするような演出が行われてもよい。また、例えば、チェックポイントに敵キャラクタが配置されており、味方キャラクタと戦って勝利するとチャンスアップするような演出が行われてもよい。
また、大当り遊技の実行中におけるチャンスアップ(例えば、ランクアップボーナス、確変昇格、より出玉の多い大当り遊技に昇格等)の演出として、チャンスアップメータCMTを用いた演出を行ってもよい。
また、電断復電で、チャンスアップメータCMT自体を非表示にしてもよい。また、チャンスアップメータCMT自体は表示を復帰してもよいが、チェックポイントのタイミングや電断前のチャンスアップの演出が発生したことの履歴が非表示になっていてもよい。
また、タイマ予告演出におけるカウント表示のカウントダウンが0になった後に表示される演出が、チャンスアップメータCMTにて報知されていなくてもよいし、されていてもよい。
図30は、チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。
図30(3a)は、図29(2)に続く別の演出例であり、図29(3)と同様の演出が行われている。
その後、図30(4a)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが第1チェックポイントCP1に到達するが、何らの予告も行われない。すなわち、第1チェックポイントCP1にサボハニのキャラクタSBHが到達してもチャンスアップの予告が行われない様子が示されている。そのため、図30(5a)に示すように、サボハニのキャラクタSBHの吹き出しは表示されず、また、図30(5a)〜同図(7a)に示すように、サボハニのキャラクタSBHは第1チェックポイントCP1をそのまま通過し、第1チェックポイントCP1におけるマーキングや「UP」の文字の表示も行われない。これにより、第1チェックポイントCP1では、予告の発生が不発に終わったことを認識することができる場合がある。なお、第1チェックポイントCP1においてチャンスアップの予告が行われなかった場合には、例えば、図30(7a´)に示すように、第1チェックポイントCP1の表示を消去するようにしてもよいし、また、図30(7a´´)に示すように、第1チェックポイントCP1において表示される「UP」の文字に換えて、チャンスアップの予告が行われなかったことを示す「×」の表示を行うようにしてもよい。また、実際にチャンスアップの予告が行われなかった場合であっても、サボハニのキャラクタSBHがチェックポイントを通過した後に、チャンスアップの予告が行われたものとして、チェックポイントにおけるマーキングや「UP」の文字を表示するようにしてもよく、例えば、一旦、チェックポイントにおけるマーキングや「UP」の文字の非表示を行った後、マーキングや「UP」の文字を表示するようにしてもよいし、サボハニのキャラクタSBHがチェックポイントに戻ってチャンスアップの予告を行い、マーキングや「UP」の文字を表示するようにしてもよい。また、例えば、リーチ演出を最初まであるいは途中まで巻き戻す演出が行われ、その後、チェックポイントをサボハニのキャラクタSBHが通過したときに、チャンスアップの演出が行われて、マーキングや「UP」の文字の表示を行うようにしてもよい。
図30(17b)は、図29(16)に続く別の演出例であり、図29(17)と同様の演出が行われている。なお、チャンスアップメータCMTにおける最終地点GPでは、プラカードの表示がクエスチョンマークの表示となっており、最終地点GPにサボハニのキャラクタSBHが到達した場合に、何らかのイベントが発生する可能性があることが示唆されている。
その後、図30(18b)に示す装飾図柄表示装置208では、レバー画像136Vaではなく、ボタン画像136aと残時間表示メータMTが表示され、チャンスアップの予告としてのレバー演出が開始されなかった様子が示されている。そのため、図30(19b)に示すように、サボハニのキャラクタSBHの吹き出しは表示されず、また、図30(17b)〜同図(20b)に示すように、サボハニのキャラクタSBHは第3チェックポイントCP3をそのまま通過し、第3チェックポイントCP3におけるマーキングや「UP」の文字の表示も行われない。なお、図30(19b)では、演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作有効期間が開始し、遊技者による演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作を受付可能な状態となった様子が示されている。
その後、図30(20b)に示す残時間表示メータMTでは、上記操作有効期間が減っている様子が示されている。一方、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GP手前に位置している。
その後、上記操作有効期間内において、図30(21b)に示すタイミングで、遊技者が演出ボタン136(チャンスボタン136)を操作すると、図30(22b)に示す装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタと敵役の剣豪が「外したか・・・」というセリフとともに、勝敗が決しない様子の表示が行われる。また、チャンスアップメータCMTでは、最終地点GPにおけるプラカードに「発展」という文字表示が行われ、リーチ演出が発展することが報知される。
その後、図30(23b)に示される殿様のキャラクタによるカットイン画像CI4の表示が行われた後、図30(24b)に示すように、剣豪リーチにおいてパンダのキャラクタが助っ人として登場する旨の演出が開始される。また、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが空飛ぶじゅうたんに乗って、開始地点SPに向かっていく様子が示されている。
その後、図30(25b)〜同図(29b)に示すように、サボハニのキャラクタSBHが開始地点SPに向かう途上で、サボハニのキャラクタSBHによりオーバーラップさせながら、チャンスアップメータCMTを変更する表示を行う。そのため、サボハニのキャラクタSBHの移動により、例えば、図30(26b)〜同図(27b)に示すように、変更後のチャンスアップメータCMTの一部が出現して第5チェックポイントCP5が出現し、図30(28b)〜同図(29b)に示すように、第4チェックポイントCP4が出現する。
図30(29b)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが再び開始地点SPに位置している様子が示されている。このとき、チャンスアップメータCMTでは、第4チェックポイントCP4及び第5チェックポイントCP5が変化前の表示状態(赤色のマーキングが付されておらず、「UP」の文字表示も行われていない状態)となっている。そして、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHの移動が開始される。
その後、図30(30b)に示す装飾図柄表示装置208では、SP剣豪リーチに発展した様子が示されている。SP剣豪リーチは、剣豪リーチが発展して移行するリーチであり、剣豪リーチからSP剣豪リーチに発展しない場合よりも大当りとなりやすいリーチ演出である。SP剣豪リーチでは、図30(30b)に示すように、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する点では、発展前の剣豪リーチと同じであるが、主人公の殿様の助っ人としてパンダを従えている点と、背景に満月が表れている点で異なっている。さらに、図30(30b)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが第4チェックポイントCP4に到達するタイミングで、3匹のコパンダのキャラクタによって構成されるコパンダ応援団KPDが応援している様子を示す予告表示が行われており、SP剣豪リーチの大当りに対する信頼度が飛躍的に高くなっていることを報知している。このコパンダ応援団KPDは、チャンスアップのキャラクタとして機能しているということができる。なお、コパンダ応援団KPDは、SP剣豪リーチにおいて必ず出現するようにしてもよいし、出現しない場合があってもよい。
すると、図30(31b)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ コパンダ応援団」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップのキャラクタ表示による予告が行われたことを報知している。なお、コパンダ応援団KPDが表示開始するタイミングとサボハニのキャラクタSBHの吹き出しの表示開始のタイミングとが同じであってもよいし、コパンダ応援団KPDが表示開始した後でサボハニのキャラクタSBHの吹き出しが表示されてもよいし、サボハニのキャラクタSBHの吹き出しの表示が開始された後でコパンダ応援団KPDが表示されてもよい。なお、サボハニのキャラクタSBHは、コパンダ応援団KPDの表示による予告が行われている間は、第1チェックポイントCP1で停止するが、停止しないようにしてもよい。
その後、図30(32b)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが第5チェックポイントCP5に到達した様子が示されている。すると、チャンスアップ演出が行われる旨の「コラボ必殺」の表示が行われ、その後、図30(33b)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「一撃」の表示とともにレバー画像136Vaが表示される。また、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ レバー」の文字が付記された吹き出しが表示され、レバー演出による予告が開始されたことが報知されている。ここで、チャンスアップ演出であるレバー演出が行われず、演出ボタン136(チャンスボタン136)を操作する演出であるボタン演出が行われる場合があってもよい。また、レバー演出が必ず行われるようにしてもよい。
その後、図30(34b)に示す装飾図柄表示装置208では、レバー画像136Vaに加えて残時間表示メーターMTが表示され、レバー演出が開始される。また、チャンスアップメータCMTにおける第5チェックポイントCP5が赤色でマーキングされるとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、予告が発生したことの履歴が示される。なお、「UP」の表示は、サボハニのキャラクタSBHによりオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。その後は、例えば、演出レバー136Vが操作されると、図29(24)〜同図(28)に示して上述した要領で演出が行われて、大当りとなることが報知される。
図30(23c)は、図29(22)に続く別の演出例であり、図29(18)〜同図(22)に示すレバー演出において、遊技者により演出レバー136Vが操作されたが、演出に失敗した様子が示されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、中図柄に「装飾6」が表示され、「装飾7−装飾6−装飾7」のハズレの組合せとなってハズレとなることが報知される。また、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達するが、プラカードはハズレとなることを示す「×」の文字が示され、サボハニのキャラクタSBHは、がっかりした表情となっている。
図30(5d)は、図29(5)に示す演出の変形例である。具体的には、図30(5d)に示す装飾図柄表示装置208では、多数のボゥイのキャラクタBOY(ボゥイ群)が表示画面の左側から出現し、右側に向かって移動する様子が示されている。すなわち、ボゥイ群の出現による予告が行われている様子が示されている。このボゥイのキャラクタが群で出現した場合は、ボゥイのキャラクタBOYが単体で出現する場合よりも大当りとなりやすい。また、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ BOY群」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップのキャラクタ表示による予告が行われたことを報知している。このように、同じチャンスアップポイントであっても、異なるチャンスアップ演出が行われてもよいし、同じチャンスアップポイントでは同じ演出が行われるようにしてもよい。
図31は、チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。
図31(7e)は、図29(6)に続く別の演出例であり、図29(7)と同様の演出が行われている。
その後、図31(8e)〜同図(9e)に示すように、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2を飛び越して第3チェックポイントCP3の手前まで到達し、第3チェックポイントCP3に対応するチャンスアップの予告が行われるまでその場所で待機する。なお、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2を飛び越して第3チェックポイントCP3に到達する演出が行われている間に、第2チェックポイントCP2に対応する演出(例えば、図29(9)〜同図(15)に示して上述したボタン演出等)が行われてもよいし、当該演出自体が行われなくてもよい。あるいは、当該演出は行われないが、行われたものとして、第2チェックポイントCP2が赤色でマーキングされるとともに「UP」の文字表示が行われてもよい。
図31(2f)は、図29(1)に続く別の演出例である。図31(2f)に示す演出例では、図29に示される演出例とはチャンスアップメータCMTの表示態様が異なっている。具体的には、チャンスアップメータCMTのゲージ部分が緑色の棒状に構成され、サボハニのキャラクタSBHに換えて、マーカーMRKの位置により現在のリーチ演出の進行状況を概略的に報知する。このとき、ゲージ部分におけるマーカーMRKの進行済み部分については、色が緑色から白色に変化する。また、マーカーMRKの進行速度は、一定ではなく、演出の進行状況により可変する場合があるが、一定であってもよい。また、第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3の表示態様がクエスチョンマークで表されており、チャンスアップの予告が行われることに対する期待感を持たせるようにしている。また、開始地点と最終地点は、チャンスアップメータCMTのゲージ部分の始端と終端とによって示されている。
図31(2f)に続く図31(3f)では、マーカーMRKが開始地点からの移動を開始している様子が示されている。
その後、図31(4f)に示す装飾図柄表示装置208では、マーカーMRKが第1チェックポイントCP1に到達するタイミングで、ボゥイのキャラクタBOYが表示画面の右側から出現し、左側に向かって移動する様子が示されている。
すると、図31(5f)に示す装飾図柄表示装置208では、マーカーMRKの近傍に「チャンスアップ BOY通過」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップのキャラクタ表示による予告が行われたことを報知している。なお、マーカーMRKは、図31(5f)〜同図(6f)に示すように、吹き出しが表示されている間は第1チェックポイントCP1で待機している。
その後、図31(7f−1)〜同図(7f−2)に示す装飾図柄表示装置208では、マーカーMRKが移動を開始した様子が示されている。このとき、第1チェックポイントCP1におけるクエスチョンマークの表示に換えて、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がゲージ部分に重ねて表示される。なお、ボゥイのキャラクタBOYは、図31(7f−2)に示すタイミングで表示画面の右側からフレームアウトしている。
図31(4g´)は、図31(3f)に示す演出が行われた後、マーカーMRKが第1チェックポイントCP1に到達してもボゥイのキャラクタBOYが出現しなかった場合の演出例について示されている。具体的には、図31(4f)に示すタイミングでボゥイのキャラクタBOYが出現しなかった場合には、図31(4g´)に示すように、チャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1におけるクエスチョンマークの表示に換えて、予告が出現しなかった旨の「×」の表示が行われる。あるいは、図31(4g´´)に示すように、第1チェックポイントCP1におけるクエスチョンマークの表示を消去し、何らの表示も行わないようにしてもよい。あるいは、図31(4g´´´)に示すように、第1チェックポイントCP1におけるクエスチョンマークの表示のまま表示態様を変化させないようにしてもよい。
図31(2h)は、図29(1)に続くさらに別の演出例である。図31(2h)に示す演出例では、図31(2f)に示されるチャンスアップメータCMTの表示態様と同様であるが、第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3が非表示とされている点で異なっている。そのため、チャンスアップの予告の開始タイミングが認識しにくくなっており、遊技者にいつチャンスアップの予告が開始されるのかについて期待感を持たせることができる場合がある。
図31(5h)に示すタイミングでは、マーカーMRKの近傍に「チャンスアップ BOY通過」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップのキャラクタ表示による予告が行われたことを報知している。このとき、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字の一部が出現している。
その後、図31(6h)〜同図(7h)に示すように、マーカーMRKが進行してチャンスアップメータCMTのゲージ部分における表示色が変更するにしたがい、隠されていた「UP」の文字が出現する。
図32は、チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。
図32(A1)〜同図(A11)に示す演出例は、疑似連演出の実行中においてチャンスアップメータCMTにより疑似連が発生するタイミングと疑似連の発生回数を報知する様子が示されている。
図32(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図32(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。
図32(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、「越後屋を確保しろ」という文字が表示されて、疑似連演出の一例としての追っかけ演出が開始される様子が示されている。
その後、図32(A3)では、追っかけ演出が開始された様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が悪徳商人を追いかける演出表示が開始される。また、第2装飾図柄の下方には、図31(2f)に示して上述した態様のチャンスアップメータCMTが表示されている。図32(A3)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2及び第3チェックポイントCP3が配置されている。これら第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3では、疑似連が発生する場合があることを示すものであり、遊技者に期待感を持たせるようにしている。すなわち、マーカーMRKが移動する道中で第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3にそれぞれ到達すると、疑似連が発生する場合がある。また、最終地点に到達することにより、悪徳商人が捕縛され、高信頼度のリーチ演出に移行しやすくなることが示唆されている。この演出例では、疑似連が発生するほど、大当りとなりやすいように構成されている。なお、疑似連が4回発生すると(すなわち、最終地点に到達したときに疑似連が発生すると)、大当りが確定する。なお、疑似連の回数が4回以外の回数で大当り確定となってもよく、例えば、疑似連の回数が1回と4回の場合には大当り確定となるようにしてもよい。大当り確定となる疑似連回数は他の疑似連回数よりも発生し難くなっている。
図32(A4)に示す装飾図柄表示装置208では、マーカーMRKが開始地点からの移動を開始している様子が示されている。
その後、図32(A5)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が「装飾7−装飾7−装飾6」の装飾図柄の組合せで揺れ変動している様子が示されている。また、チャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが第1チェックポイントCP1に到達している様子が示されている。
すると、図32(A6)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が悪徳商人を追い回す表示ともに「継続」の文字が表示され、1回目の疑似連が行われることが報知される様子が示されている。このとき、チャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1の表示がクエスチョンマークから「続」の文字の表示に切り替わる。また、このとき、第1装飾図柄は非表示とされるが、例えば、半透明の表示態様で変動表示が行われてもよい。なお、主人公の殿様が悪徳商人を追い回す表示ともに「継続」の文字が表示されるタイミングと第1チェックポイントCP1の表示がクエスチョンマークから「続」の文字の表示に切り替わるタイミングが同じであってもよいし、主人公の殿様が悪徳商人を追い回す表示ともに「継続」の文字が表示された後で、第1チェックポイントCP1の表示がクエスチョンマークから「続」の文字の表示に切り替わってもよいし、第1チェックポイントCP1の表示がクエスチョンマークから「続」の文字の表示に切り替わった後で、主人公の殿様が悪徳商人を追い回す表示ともに「継続」の文字が表示されてもよい。
図32(A7)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が「装飾7−装飾7−装飾6」の装飾図柄の組合せで揺れ変動している様子が示されている。また、チャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが第2チェックポイントCP2に到達している様子が示されている。なお、図32(A7)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と悪徳商人との距離が縮まっている様子が示されている。
その後、図32(A8)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が悪徳商人を追い回す表示ともに「継続」の文字が表示され、2回目の疑似連が行われることが報知される様子が示されている。このとき、チャンスアップメータCMTでは、第2チェックポイントCP2の表示がクエスチョンマークから「続」の文字の表示に切り替わる。また、このとき、第1装飾図柄は非表示とされるが、例えば、半透明の表示態様で変動表示が行われてもよい。
図32(A9)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が「装飾7−装飾7−装飾6」の装飾図柄の組合せで揺れ変動している様子が示されている。また、チャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが第3チェックポイントCP3に到達している様子が示されている。なお、主人公の殿様が悪徳商人を追い回している様子を示すアングルが変更されるとともに、今まで余裕であった悪徳商人の表情が焦った表情となっている。
その後、図32(A10)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が悪徳商人を追い回す表示ともに「継続」の文字が表示され、3回目の疑似連が行われることが報知される様子が示されている。このとき、チャンスアップメータCMTでは、第3チェックポイントCP3の表示がクエスチョンマークから「続」の文字の表示に切り替わる。また、このとき、第1装飾図柄は非表示とされるが、例えば、半透明の表示態様で変動表示が行われてもよい。
その後、図32(A11)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「確保」の文字の表示とともに、主人公の殿様が悪徳商人を捕縛した様子が表示されている。このとき、チャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが最終地点に到達したことで、今回の図柄変動表示において、合計で疑似連が3回行われたことが示されている。また、このとき、第1装飾図柄では、「装飾7」でリーチ状態となり、リーチ演出が開始されることとなる。
図32(B1)〜同図(B14)に示す演出例は、通常の装飾図柄の変動表示中にチャンスアップメータCMTが表示され、チャンスアップの予告が発生するタイミングを報知する様子が示されている。
図32(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図32(B1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。
その後、図32(B2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第2装飾図柄の下方に、図31(2f)に示して上述した態様のチャンスアップメータCMTが表示されている。図32(B2)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1及び第2チェックポイントCP2が配置されている。これら第1チェックポイントCP1及び第2チェックポイントCP2では、チャンスアップの予告が発生する場合があることを示すものであり、遊技者に期待感を持たせるようにしている。
図32(B3)に示す装飾図柄表示装置208では、マーカーMRKが開始地点からの移動を開始している様子が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「好機」の文字が表示された吹き出しが表示され、ナビキャラクタYMによるナビキャラ予告が行われている。なお、この演出例では、ナビキャラクタYMの「好機」の文字の吹き出しによる予告は、チャンスアップメータCMTには直接的には関連しない予告であるが、チャンスアップメータCMTに直接的に関係するチャンスアップの予告であってもよい。
その後、図32(B4)に示すように、チャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが第1チェックポイントCP1に到達している様子が示されている。すると、ナビキャラクタYMの吹き出しに表示されている文字が「好機」から「否」に変更される。これを受けて、マーカーMRKの近傍に「チャンスアップ 否」の文字が付記された吹き出しが表示され、ナビキャラクタYMによるチャンスアップの予告が行われたことを報知している。なお、マーカーMRKは、吹き出しが表示されている間は第1チェックポイントCP1で待機しているが、待機せずに進行するようにしてもよい。また、装飾図柄表示装置208では、会話予告も開始している様子が示されている。会話予告が開始されると、殿様のキャラクタとともに「チャンス」という文字表示が表示された殿様の会話画像CI1が表示される。この殿様の会話画像CI1は、会話予告の第1段階となっている。また、この殿様の会話画像CI1は、第1装飾図柄にオーバーラップしており、オーバーラップしていない状態である場合よりも、第1装飾図柄が視認困難とされている。また、殿様の会話画像CI1は、チャンスアップメータCMTにオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも、殿様の会話画像CI1が視認困難とされている。なお、この殿様の会話画像CI1は、チャンスアップメータCMTには直接的には関連しない予告であるが、チャンスアップメータCMTに直接的に関係するチャンスアップ予告であってもよい。
その後、図32(B5)に示すように、チャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが進行してチャンスアップメータCMTのゲージ部分における表示色が変更するにしたがい、隠されていた「UP」の文字が出現している様子が示されている。これにより、チャンスアップの予告が発生したことの履歴が示されている。また、ナビキャラクタYMの吹き出しに表示されている文字が「否」から「激熱」に変更されている。この演出例では、ナビキャラクタYMの「激熱」の文字の吹き出しによる予告は、チャンスアップメータCMTには直接的には関連しない予告であるが、チャンスアップメータCMTに直接的に関係するチャンスアップの予告であってもよい。また、殿様の会話画像CI1は、縮小表示されて第2装飾図柄の下方に表示される。なお、殿様の会話画像CI1は、ここでもチャンスアップメータCMTにオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。
その後、図32(B6)に示すように、チャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが第2チェックポイントCP2に到達している様子が示されている。すると、会話予告の続きとして、爺のキャラクタとともに、図16(10)に示して上述した操作促進報知画像が表示された爺の会話画像CI2が表示される。なお、この爺の会話画像CI2は、チャンスアップメータCMTには直接的には関係しない予告であるが、チャンスアップメータCMTに直接的に関係するチャンスアップ予告であってもよい。また、図32(B6)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されてもこれに応じた表示は行われてない。第1装飾図柄は、爺の会話画像CI2によってオーバーラップされている。また、図32(B6)に示すように、殿様の会話画像CI1は、爺の会話画像CI2によって少なくとも一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも、殿様の会話画像CI1の表示態様が視認困難とされている。また、爺の会話画像CI2は、ナビキャラクタYMの吹き出しとチャンスアップメータCMTによって一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。また、第2チェックポイントCP2に到達したマーカーMRKは、待機状態となっている。
その後、図32(B7)に示すタイミングで操作有効期間が開始される。遊技者は、図32(B7)に示すタイミング以降に演出ボタン136(チャンスボタン136)を操作することにより、操作に応じた演出を見ることができる場合がある。
図32(B8)に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始して所定時間が経過したときの表示態様で示されている。なお、図32(B8)に示すタイミングでは、ナビキャラ予告は終了しており、ナビキャラクタYMの吹き出しは消去されている。その後、図32(B9)に示すタイミングで、遊技者が、演出ボタン136(チャンスボタン136)を押下すると、図32(B10)に示すように、爺の会話画像CI2では、操作促進報知画像に換えて「激熱ですぞ」の文字が表示される場合がある。これにより、大当りの信頼度がかなり高いことが報知される。さらに、この演出例では、爺の会話画像CI2の外枠の表示態様が金色の太線で強調された表示態様となっており、通常の外枠の表示態様である場合よりもさらに大当りとなりやすいことを報知している。また、チャンスアップメータCMTでは、爺の会話画像CI2の外枠の表示態様が金色に変化したことを受けて、マーカーMRKの近傍に「チャンスアップ 金枠」の文字が付記された吹き出しが表示され、会話予告におけるチャンスアップの予告が行われたことを報知している。なお、マーカーMRKは、吹き出しが表示されている間は第1チェックポイントCP1で待機しているが、待機せずに進行するようにしてもよい。なお、操作有効期間内に演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作がなかった場合は、爺の会話画像CI2が表示されてもよいし、表示されなくてもよい。爺の会話画像CI2が表示されない場合に、チャンスアップメータCMTにおいてチャンスアップの予告が発生していたことを報知しなくてもよいし、報知してもよいし、一部のみ報知してもよい(例えば、「UP」の文字だけを表示する等)。
図32(B11)に示すチャンスアップメータCMTでは、吹き出しの位置が変化した様子が示されている。このとき、吹き出しが爺の会話画像CI2にオーバーラップしており、オーバーラップしていない状態である場合よりも、爺の会話画像CI2が視認困難とされている。なお、吹き出しの位置が図32(B10)に示す位置から変化しないようにしてもよいし、吹き出しの表示位置が最初から図32(B11)に示す位置であってもよい。
その後、図32(B12)に示すように、チャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが進行してチャンスアップメータCMTのゲージ部分における表示色が変更するにしたがい、隠されていた「UP」の文字が出現している様子が示されている。これにより、チャンスアップの予告が発生したことの履歴が示されている。また、装飾図柄表示装置208では、チャンスアップメータCMTにおいて表示されていた吹き出しの表示が消去され、会話予告も終了している。なお、吹き出しの表示は、会話予告が終了するタイミングで消去されてもよいし、会話予告が終了した後で消去されてもよい。また、吹き出しの表示が消去された後で会話予告が終了してもよい。
図32(B13)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が「装飾7」でリーチ状態となった様子が示されている。このとき、チャンスアップメータCMTのマーカーMRKは、最終地点に到達し、チャンスアップメータCMTによる演出が完了したことが示されている。その後、図32(B14)に示すように、装飾図柄表示装置208では、リーチ演出が開始され、チャンスアップメータCMTは消去される。なお、リーチ演出が開始されるタイミングとチャンスアップメータCMTが消去されるタイミングとが同じであってもよいし、リーチ演出が開始された後でチャンスアップメータCMTが消去されてもよいし、チャンスアップメータCMTが消去された後でリーチ演出が開始されてもよい。
なお、この演出例におけるチャンスアップメータCMTによる演出は、リーチ状態となると終了するようにしたが、リーチ状態となっても演出が継続してもよく、また、スーパーリーチに移行しても継続するようにしてもよい。また、チャンスアップメータCMTによる演出が開始されると、当該図柄変動表示が終了するまで継続して行われるようにしてもよい。このとき、例えば、スーパーリーチが開始すると、継続して実行中のチャンスアップメータCMTによる演出とは別のチャンスアップメータCMTによる演出が開始されてもよい。また、チャンスアップメータCMTによる演出は、通常の図柄変動表示中に必ず開始してもよいし、開始しない場合があってもよい。さらに、通常の図柄変動表示では、チャンスアップメータCMTによる演出が開始する場合と開始しない場合とがあるが、リーチ演出においては必ずチャンスアップメータCMTによる演出が開始するようにしてもよい。また、チャンスアップメータCMTによる演出が可能な状態となった場合に、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されるとチャンスアップメータCMTによる演出が開始するようにしてもよい。この場合、例えば、その旨の表示を行い、遊技者に認識させるようにしてもよい。
図33は、チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。
図33では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図33(A1)〜同図(A5)に示す演出例は、チャンスアップメータCMTによる演出が開始されたが、途中で消去される様子が示されている。
図33(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが行われている様子が示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の下方では、変動アイコンh0とチャンスアップメータCMTが左右に並んで表示されており、チャンスアップメータCMTによる演出が行われている様子が示されている。図33(A1)に示すチャンスアップメータCMTは、例えば、リーチ演出の進行状況を示すメータであり、開始地点SPから最終地点GMまでの間をサボハニのキャラクタSBHが移動し、その位置によって現在のリーチ演出の進行状況を概略的に報知している。なお、図33(A1)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2および第3チェックポイントCP3が配置され、サボハニのキャラクタSBHが開始地点SPから最終地点GPに向かう道中で第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3にそれぞれ到達すると、特定の予告が発生する場合があるようになっているが、図33(A1)に示すタイミングでは、サボハニのキャラクタSBHが第1チェックポイントCP1及び第2チェックポイントCP2にそれぞれ到達したが、これらに対応するチャンスアップの予告が発生しなかったので、第1チェックポイントCP1及び第2チェックポイントCP2の表示が消去されている。図33(A1)に示すチャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2から移動を開始している様子が示されている。
その後、図33(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、栄養ドリンクを持つ爺のキャラクタが「ファイト」と喋っている様子を示すカットインの表示が行われている。このカットインの表示は、例えば、実行中のスーパーリーチを昇格させる演出であり、このカットインが表示された場合には、表示されない場合よりも大当りとなりやすい。また、このカットインの表示がプレミア予告であってもよく、表示された場合には、大当りが確定するようにしてもよい。また、このカットインの表示が行われるとき、チャンスアップメータCMTは消去される。すなわち、この演出例では、チャンスアップメータCMTに関係するチャンスアップの予告が行われるよりも大当りとなりやすい予告が行われたことにより、チャンスアップメータCMTによる演出が終了している様子が示されている。なお、このカットインの表示は、チャンスアップメータCMTには直接的に関連しない予告であるが、チャンスアップメータCMTに直接的に関係するチャンスアップの予告であってもよい。このように、この演出例では、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達するよりも前にチャンスアップメータCMTによる演出が終了する様子が示されている。また、サボハニのキャラクタSBHがチェックポイントに到達する前にチャンスアップメータCMTによる演出が終了する様子も示されているということもできる。なお、この演出例において、チャンスアップメータCMTが途中で必ず終了するようにしてもよいし、チャンスアップメータCMTが途中で終了する場合と終了しない場合とがあってもよい。このとき、例えば、チャンスアップメータCMTが途中で終了する場合と終了しない場合とで、その後に行われる演出の内容が異なるようにしてもよいし、同じ内容の演出が行われるようにしてもよい。また、チャンスアップメータCMTが途中で終了した場合の方が、チャンスアップメータCMTが途中で終了しなかった場合よりも大当りとなりやすくてもよい。また、チャンスアップメータCMTが途中で終了した場合の大当りの信頼度は、各チェックポイントの全てでチャンスアップの予告が発生した場合であってチャンスアップメータCMTが途中で終了しなかった場合と同じであってもよい。あるいは、チャンスアップメータCMTが途中で終了しなかった場合の方が、チャンスアップメータCMTが途中で終了した場合よりも大当りとなりやすくてもよい。
図33(A3)に示す装飾図柄表示装置208では、「一撃」の文字表示とともに、ボタン画像136aと残時間表示メータMTが表示され、ボタン演出が開始されている様子が示されている。このボタン演出もチャンスアップメータCMTに関連しない予告であるが、チャンスアップメータCMTに関連するチャンスアップの予告であってもよい。
その後、操作有効期間が開始され、遊技者により演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されるか、操作有効期間が経過すると、図33(A4)に示すように、中図柄に「装飾7」が表示され、「装飾7−装飾7−装飾7」の大当りの組合せとなることが報知される。なお、ハズレとなる場合には、図33(A4´)に示すように、中図柄に「装飾6」が表示され、「装飾7−装飾6−装飾7」のハズレの組合せとなることが報知される。
その後、図33(A5)に示す装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示がフェイドインし、主人公の殿様が敵役の剣豪を討伐した様子が示され、大当りとなることが報知されている。
図33(A2a)は、図33(A1)に続く演出の別の例を示している。具体的には、図33(A2a)に示す装飾図柄表示装置208では、姫のキャラクタが「リーチを書き換えるよ」と喋っている様子を示すカットインの表示が行われている。このカットインの表示は、例えば、当該図柄変動表示において行われたリーチ演出について、他の内容の演出が行われたものとすることにより、大当りの信頼度を向上させる予告である。このカットインの表示が行われるとき、チャンスアップメータCMTは消去される。なお、このカットインの表示も、チャンスアップメータCMTには直接的に関連しない予告であるが、チャンスアップメータCMTに直接的に関係するチャンスアップの予告であってもよい。このように、この演出例でも、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達するよりも前にチャンスアップメータCMTが消去される様子が示されている。また、サボハニのキャラクタSBHがチェックポイントに到達する前にチャンスアップメータCMTが消去される様子も示されているということもできる。なお、図33(A2a)に示す装飾図柄表示装置208では、変動アイコンh0も消去されているが、消去されないようにしてもよい。
図33(A3a)に示す装飾図柄表示装置208では、リーチ演出が書き換えられた後の様子が示されている。具体的には、図33(A3a)では、消去されたチャンスアップメータCMTが再び表示されるが、このチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1及び第2チェックポイントCP2が出現し、それぞれ赤色でマーキングされるとともに、「UP」の文字が表示されている。すなわち、実際には、第1チェックポイントCP1に対応するチャンスアップの予告と第2チェックポイントCP2に対応するチャンスアップの予告は行われていなかったが、いずれも行われたものとして表され、大当りの信頼度が向上している様子が示されている。
図33(A3a´−1)は、図33(A2a)に続く別の演出例について示している。図33(A3a´−1)に示す装飾図柄表示装置208では、剣豪リーチではなく、図30(30b)を参照して上述したSP剣豪リーチに変更されている様子が示されている。SP剣豪リーチは、剣豪リーチよりも大当りとなりやすいリーチ演出である。さらに、図33(A3a´−1)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが第3チェックポイントCP3に到達するタイミングで子パンダ応援団KPDが応援している様子を示すチャンスアップの予告表示が行われており、SP剣豪リーチの大当りに対する信頼度が飛躍的に高くなっていることを報知している。なお、子パンダ応援団KPDは、必ず出現するようにしてもよいし、出現しない場合があってもよい。また、図33(A3a´−1)では、消去されたチャンスアップメータCMTが再び表示されるが、その表示態様は、チャンスアップメータCMTが消去される前の表示態様と同じとなっている。
図33(A3a´−2)は、図33(A2a)に続く演出例であって、図33(A3a´−1)とは別の演出例を示している。図33(A3a´−2)に示す演出例は、チャンスアップメータCMTの表示態様が図33(A3a´−1)とは異なっている。すなわち、図33(A3a´−2)に示すチャンスアップメータCMTは、姫のキャラクタのカットインが表示される前のチャンスアップメータCMTとは別のチャンスアップメータであり、具体的には、図30(30b)に示して上述したように、剣豪リーチからSP剣豪リーチに移行した際に表示されるチャンスアップメータCMTとなっている。すなわち、図33(A3a´−2)に示すチャンスアップメータCMTによれば、SP剣豪リーチに移行して通過した第4チェックポイントCP4において、コパンダ応援団KPDが出現したとが示されている。そのため、装飾図柄表示装置208では、コパンダ応援団KPDが表示され、チャンスアップの予告が行われていることが示されている。なお、チャンスアップメータCMTの表示が再開された場合に、サボハニのキャラクタSBHが開始地点SPに位置し、SP剣豪リーチが最初から開始するようにしてもよいし、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに位置し、SP剣豪リーチの終盤から開始するようにしてもよい。
図33(A3a´´)は、図33(A2a)に続く演出の別の例を示している。図33(A3a´´)に示す装飾図柄表示装置208では、全回転リーチが開始する様子が示されている。全回転リーチは、大当りが確定するリーチであり、遊技者にこれ以上の期待感を持たせる必要がないため、チャンスアップメータCMTの再度の表示は行われないが、図33(A3a´´´)に示すように、チャンスアップメータCMTが再度表示されてもよい。この場合、全回転リーチが開始した時点で大当りが確定することが報知されているということができるので、サボハニのキャラクタSBHを第5チェックポイントCP5を通過することなく最終地点GPに位置を変更し、プラカードには、大当りとなることを示す「V」の表示を行うようにしてもよい。なお、全回転リーチが開始するタイミングとサボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達させるタイミングとが同じであってもよいし、全回転リーチが開始した後でサボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達してもよいし、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達した後で全回転リーチが開始してもよい。また、全回転リーチが開始するタイミングとチャンスアップメータCMTが再度表示するタイミングとが同じであってもよいし、全回転リーチが開始した後でチャンスアップメータCMTが再度表示するようにしてもよいし、チャンスアップメータCMTが再度表示してから全回転リーチが開始してもよい。
図33(A2b)〜同図(A3b)は、図33(A1)に続く別の演出例について示している。
図33(A2b)に示す装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示からエフェクト画像の表示に切り換えられている様子が示されている。このとき、チャンスアップメータCMTも消去される。その後、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ装飾図柄表示装置208の前面側でオーバーラップする。なお、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ装飾図柄表示装置208の前面側でオーバーラップする演出が終了した後に再度チャンスアップメータCMTが表示されてもよいし、再度チャンスアップメータCMTが表示されないようにしてもよい。
図33(B1)〜同図(B4)に示す演出例は、チャンスアップメータCMTによる演出が開始されたが、途中でハズレの結果が表示されたためチャンスアップメータCMTによる演出が終了となる様子が示されている。
図33(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが行われている様子が示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の下方では、変動アイコンh0とチャンスアップメータCMTが左右に並んで表示されており、チャンスアップメータCMTによる演出が行われている様子が示されている。図33(B1)に示すチャンスアップメータCMTは、例えば、リーチ演出の進行状況を示すメータであり、開始地点SPから最終地点GMまでの間をサボハニのキャラクタSBHが移動し、その位置によって現在のリーチ演出の進行状況を概略的に報知している。なお、図33(B1)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2および第3チェックポイントCP3が配置され、サボハニのキャラクタSBHが開始地点SPから最終地点GPに向かう道中で第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3にそれぞれ到達すると、特定の予告が発生する場合があるようになっているが、図33(B1)に示すタイミングでは、サボハニのキャラクタSBHが第1チェックポイントCP1に到達したが、これに対応するチャンスアップの予告が発生しなかったので、第1チェックポイントCP1には赤色のマーキング及び「UP」の表示が行われていない。図33(B1)に示すチャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが第1チェックポイントCP1から移動を開始している様子が示されている。
図33(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、剣豪のカットイン画像CI5が表示され、ハズレとなる可能性が高いことを報知している様子が示されている。その後、図33(B3)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、中図柄に「装飾6」が表示され、ハズレとなることが報知される。また、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHがハズレとなって残念そうな表情を見せている表示がなされている。ここで、図33(B3´)に示すように、中図柄に「装飾6」が表示され、ハズレとなることが報知されたにもかかわらず、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに向かってそのまま進んでいく様子が表示されてもよい。その後、図33(B4)に示すように、第1装飾図柄が「装飾7−装飾6−装飾7」の装飾図柄の組合せで揺れ変動が行われた後、停止表示される。
図34は、チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。
図34では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図34(A1)〜同図(A5)に示す演出例は、チャンスアップメータCMTによる演出の途中で一旦チャンスアップメータCMTが消去され、その後、再び表示される様子が示されている。
図34(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。また、図34(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の左下隅部にチャンスアップメータCMTが表示されている。図34(A1)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2及び第3チェックポイントCP3が配置されている。これら第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3は、特定の予告が発生する場合があることを示すものであり、遊技者に期待感を持たせるようにしている。また、最終地点GPでは、プラカードが回転表示しており、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達することにより、大当り及びハズレのいずれかの結果が導出されることを示唆している。サボハニのキャラクタSBHは、開始地点SPからの移動を開始している様子が示されている。
その後、図34(A2)では、導光板ILの発光が行われ、導光板IL上に所定のエフェクト画像を模した模様が視認容易な態様で現されている様子が示されている。この導光板ILの発光は、第1チェックポイントCP1に対応するチャンスアップの予告となっている。このとき、装飾図柄表示装置208では、表示を暗転させ、導光板IL上の模様をより見やすくしている。このとき、チャンスアップメータCMTも消去される。
その後、図34(A3)に示す装飾図柄表示装置208では、暗転表示により表示が中断された決闘シーンのアニメーション表示がフェイドインしながら再開している様子が示されている。このとき、チャンスアップメータCMTの表示も再開される。また、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ イルミ発光」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップの予告が行われたことを報知している。なお、導光板ILの発光は引き続き行われている。
図34(A4)では、導光板ILの発光が終了し、決闘シーンのアニメーション表示のフェイドインが継続している様子が示されている。また、チャンスアップメータCMTにおける第1チェックポイントCP1が赤色でマーキングされるとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、予告が発生したことの履歴が示される。
図34(A5)では、決闘シーンのアニメーション表示のフェイドインが完了した様子が示されている。また、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始した様子が示されている。
なお、この演出例では、リーチ演出におけるチャンスアップの予告として導光板ILの発光による演出を行ったが、上述したものに限らず、例えば、チャンスアップメータCMTにおける最終地点GPにサボハニのキャラクタSBHが到達し、大当りかハズレのいずれであるかを煽る演出において適用してもよい。また、大当りかハズレのいずれであるかを煽る演出の他、大当りとなるか、それ以外の何か(例えば、演出が発展したり、ハズレが表示される等)が起きるかについて煽る演出において適用してもよい。このような場合も、導光板ILの発光による演出中では、チャンスアップメータCMTが一時消去されるようにしてもよい。
図34(B1)〜同図(B6)に示す演出例は、チャンスアップメータCMTを遊技者の操作により表示あるいは消去する様子が示されている。
図34(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。また、図34(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の左下隅部にチャンスアップメータCMTが表示されている。図34(B1)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2及び第3チェックポイントCP3が配置されている。これら第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3は、特定の予告が発生する場合があることを示すものであり、遊技者に期待感を持たせるようにしている。また、最終地点GPでは、プラカードが回転表示しており、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達することにより、大当り及びハズレのいずれかの結果が導出されることを示唆している。また、図34(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが第1チェックポイントCP1に到達し、ボゥイのキャラクタBOYが表示画面の左側から出現し、右側に向かって移動する様子が示され、チャンスアップの予告が行われている様子が示されている。さらに、この演出例では、表示画面の右下隅部に案内表示が行われている。具体的には、この案内表示では、操作キーユニット137の上キーと下キーを示すアイコンと、「矢印キー操作でメータ非表示」という文字が表示されており、遊技者が操作キーユニット137の上キー又は下キーを操作することにより、チャンスアップメータCMTを非表示にすることができることが表示されている。なお、この演出例では、剣豪リーチが開始するとチャンスアップメータCMTが表示されるが、剣豪リーチが開始された後、遊技者による表示操作により表示されるようにしてもよい。
図34(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ BOY通過」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップのキャラクタ表示による予告が行われたことを報知している。
そして、図34(B3)に示すタイミングで、操作キーユニット137の下キーが操作されると、図34(B4)に示すように、装飾図柄表示装置208では、チャンスアップメータCMTが消去される。その後、図34(B5)に示すタイミングで、操作キーユニット137の下キーが再度操作されると、図34(B6)に示すように、チャンスアップメータCMTが再び表示される。このとき、サボハニのキャラクタSBHは、チャンスアップメータCMTの表示が再開した時点で位置しているべき位置となっている。この場合、例えば、図34(B2)に示される吹き出しは表示されないなど、チャンスアップメータCMTにおける演出についてはキリがよいところから再開されるようにしてもよい。また、図34(B6´)に示すように、第1チェックポイントCP1から第2チェックポイントCP2までの間における演出を省略し、チャンスアップメータCMTの表示が再開した際には、サボハニのキャラクタSBHを第2チェックポイントCP2の手前に位置し、第2チェックポイントCP2に対応する予告が行われるタイミングとなるまでその位置で待機するようにしてもよい。なお、図34(B6)及び同図(B6´)に示されるチャンスアップメータCMTでは、ボゥイのキャラクタBOYが出現したことにより、第1チェックポイントCP1が赤色でマーキングされるとともに、「UP」の文字がその上方に表示されている。図34(B6)に示すタイミングでは、「UP」の文字は、サボハニのキャラクタSBHによりオーバーラップしており、視認困難とされている。
図34(B1)〜同図(B6)に示される演出例では、遊技者の操作に応じて、チャンスアップメータCMTの表示/非表示を何度でも切り換えることができるが、チャンスアップメータCMTが表示された後、遊技者の操作により非表示とされた後は、次回のチャンスアップメータCMTによる演出が行われるまでチャンスアップメータCMTを表示することができないようにしてもよい。
また、この演出例では、最初にチャンスアップメータCMTが表示された状態となるように構成されているが、例えば、図34(B4)に示すように、最初にチャンスアップメータCMTが非表示とされた状態となるように構成されてもよい。
図35は、チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。図35では、複数のチャンスアップメータが表示される演出例が示されている。
図35では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図35(A1)〜同図(A2)に示す演出例は、2つのチャンスアップメータCMTa,CMTbがそれぞれ同じ内容を表示する様子を示している。
図35(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。また、図35(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の下部に2つのチャンスアップメータCMTa,CMTbが変動アイコンh0を挟んで左右に並べて表示されている。この演出例では、左側に配置されるチャンスアップメータを第1チャンスアップメータCMTaと称し、右側に配置されるチャンスアップメータを第2チャンスアップメータCMTbと称する。なお、これらのチャンスアップメータCMTa,CMTbは、図31(2f)に示して上述したものと同様の表示態様とされている。図35(A1)に示す2つのチャンスアップメータCMTa,CMTbでは、それぞれ第1チェックポイントCP1a,CP1b、第2チェックポイントCP2a,CP2b及び第3チェックポイントCP3a,CP3bが配置されている。これら第1チェックポイントCP1a(CP1b)〜第3チェックポイントCP3a(CP3b)は、クエスチョンマークで表されており、チャンスアップの予告が行われることに対する期待感を持たせるようにしている。ここで、第1チャンスアップメータCMTaで示されているチェックポイントと第2チャンスアップメータCMTbで示されているチェックポイントは、それぞれ同じチャンスアップの予告を対象としている。なお、この演出例では、チャンスアップメータを2つ表示しているが、1つだけ表示される場合があってもよく、例えば、チャンスアップメータが1つだけ表示される場合よりも、2つ表示された場合の方が大当りとなりやすいようにしてもよいし、大当りのなりやすさ(信頼度)が同じであってもよい。また、チャンスアップメータによる演出が行われる場合には、チャンスアップメータが必ず2つ表示されるようにしてもよい。また、チャンスアップメータが3つ以上表示されてもよい。また、この演出例では、第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbの進行速度を同じにしているが、異ならせてもよく、例えば、第2のチャンスアップメータCMTbの進行速度の方が、第1チャンスアップメータCMTaの進行速度よりも速くしてもよい。
図35(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、マーカーMRKa,MRKbが第1チェックポイントCP1a,CP1bに到達してボゥイのキャラクタBOYが出現したことを受けて、マーカーMRKa,MRKbの近傍に「チャンスアップ BOY通過」の文字が付記された吹き出しが第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbのそれぞれに表示され、キャラクタ表示によるチャンスアップの予告が行われたことが報知されている。
ここで、例えば、図35(A2´)に示すように、第1チャンスアップメータCMTaでは、吹き出しに「チャンスアップ BOY通過」の文字の表示を行い、第2チャンスアップメータCMTbの吹き出しに信頼度を示す表示を行い、ボゥイのキャラクタBOYの出現による大当りの信頼度を報知するようにしてもよい。
また、例えば、図35(A2´´)に示すように、ボゥイのキャラクタBOYの出現とともに、レア予告としてボゥイのキャラクタBOYが鼻歌を歌っている様子の表示が行われた場合に、第1チャンスアップメータCMTaの吹き出しに「チャンスアップ BOY通過」の文字の表示を行い、第2チャンスアップメータCMTbの吹き出しに、レア予告が発生した旨の「チャンスアップ 鼻歌」の文字の表示を行うようにしてもよい。
なお、この演出例では、第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbとでマーカーMRKa,MRKbの進行速度が同じとなっているが、異なる速度で進行するようにしてもよい。また、この演出例では、第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbの両方で吹き出しの表示を行っているが、いずれか一方でのみ表示してもよい。
図35(A2a−1)〜同図(A2a−2)は、図35(A1)に続く別の演出例について示している。図35(A1)に続く図35(A2a−1)に示す装飾図柄表示装置208では、マーカーMRKa,MRKbが第1チャンスアップメータCMTa,CMTbに到達してボゥイのキャラクタBOYが出現したことを受けて、マーカーMRKa,MRKbの近傍に「チャンスアップ BOY通過」の文字が付記された吹き出しが第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbのそれぞれに表示され、キャラクタ表示によるチャンスアップの予告が行われたことが報知されている。
すると、図35(A2a−2)に示す装飾図柄表示装置208では、第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbのうちから第1チャンスアップメータCMTaのみが消去され、第2チャンスアップメータCMTbのみが表示されている。このように、2つのチャンスアップメータを表示した後、いずれか一方を消去するようにしてもよく、例えば、2つのチャンスアップメータのうちのいずれか一方が消去された場合には、消去されない場合よりも大当りとなりやすくしてもよいし、消去されない場合の方が大当りとなりやすくしてもよい。また、消去されたチャンスアップメータによって信頼度が異なってもよい。また、2つのチャンスアップメータの両方が消去される場合があってもよい。
図35(A2b−1)〜同図(A2b−2)は、図35(A1)に続くさらに別の演出例について示している。図35(A1)に続く図35(A2b−1)に示す装飾図柄表示装置208では、マーカーMRKa,MRKbが第1チャンスアップメータCMTa,CMTbに到達してボゥイのキャラクタBOYが出現したことを受けて、マーカーMRKa,MRKbの近傍に「チャンスアップ BOY通過」の文字が付記された吹き出しが第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbのそれぞれに表示され、キャラクタ表示によるチャンスアップの予告が行われたことが報知されている。このとき、第2チャンスアップメータCMTbの吹き出しの表示態様が赤色の太線に変化しており、大当りの信頼度がさらに向上していることが報知されている。すなわち、第1チャンスアップメータCMTaの吹き出しの表示態様と第2チャンスアップメータCMTbの吹き出しの表示態様では、第2チャンスアップメータCMTbの吹き出しの表示態様の方が大当りの信頼度の高い予告の表示態様ということができる。なお、吹き出しの表示態様の変化は、2つのチャンスアップメータのいずれか一方のみ行うようにしてもよいし、両方行う場合があってもよい。
すると、図35(A2b−2)に示す装飾図柄表示装置208では、第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbのうちから信頼度の低い吹き出しが表示されている第1チャンスアップメータCMTaのみが消去され、信頼度の高い吹き出しが表示されている第2チャンスアップメータCMTbのみが表示されている。このように、2つのチャンスアップメータを表示した後、信頼度の高い吹き出しが表示されているチャンスアップメータの表示を継続し、他方のチャンスアップメータの表示を消去するようにしてもよい。また、2つのチャンスアップメータを表示した後、信頼度の低い吹き出しが表示されているチャンスアップメータの表示を継続し、他方のチャンスアップメータの表示を消去するようにしてもよい。あるいは、2つのチャンスアップメータの両方を消去するようにしてもよい。
図35(B1)〜同図(B2)に示す演出例は、2つのチャンスアップメータCMTa,CMTbがそれぞれ異なるチャンスアップの予告を表示する様子を示している。
図35(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。また、図35(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の下部に第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbとが変動アイコンh0を挟んで左右に並べて表示されている。図35(B1)に示す2つのチャンスアップメータCMTa,CMTbのうち、第1チャンスアップメータCMTaでは、3つのチェックポイント(第1チェックポイントCP1a、第2チェックポイントCP2a、第3チェックポイントCP3a)が配置されている。一方、第2チャンスアップメータCMTbでは、2つのチェックポイント(第4チェックポイントCP4b、第5チェックポイントCP5b)が配置されており、第4チェックポイントCP4bと第5チェックポイントCP5bは、第1チェックポイントCP1a〜第3チェックポイントCP3aのいずれとも対応するチャンスアップの予告及び開始のタイミングが異なっている。この演出例では、第1チェックポイントCP1a、第2チェックポイントCP2a、第3チェックポイントCP3a、第4チェックポイントCP4b、第5チェックポイントCP5bのマーカーMRKa,MRKbの到達するタイミングを時系列的に並べると、第1チェックポイントCP1a、第4チェックポイントCP4b、第2チェックポイントCP2a、第5チェックポイントCP5b、第3チェックポイントCP3aの順序となっている。
図35(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、第1チャンスアップメータCMTaのマーカーMRKaが第1チェックポイントCP1aに到達してボゥイのキャラクタBOYが出現した後、第2チャンスアップメータCMTbのマーカーMRKbが第4チェックポイントCP4bに到達し、ボゥイのキャラクタBOYが鼻歌を開始している様子が示されている。これを受けて、第2チャンスアップメータCMTbでは、マーカーMRKbの近傍に「チャンスアップ 鼻歌」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップの予告が行われたことが報知されている。
なお、この演出例では、第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbの両方を表示したが、いずれか一方のみ表示する場合があってもよい。この場合、例えば、第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbのうちいずれか一方のチャンスアップメータが表示されない場合には、表示されないチャンスアップメータにおけるチェックポイントに対応するチャンスアップの予告が行われないようにしてもよいし、表示されないチャンスアップメータにおけるチェックポイントに対応するチャンスアップの予告が行われてもよい。また、第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbのうちいずれか一方のチャンスアップメータが表示されない場合に報知しないチェックポイントがあってもよいし、報知しているチェックポイントであってもよい。
図35(C1)〜同図(C4)に示す演出例は、2つのチャンスアップメータCMTa,CMTbがそれぞれ異なるチャンスアップの予告を表示する様子を示している。
図35(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。また、図35(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の下部に第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbとが変動アイコンh0を挟んで左右に並べて表示されている。図35(C1)に示す2つのチャンスアップメータCMTa,CMTbのうち、第2チャンスアップメータCMTaは、リーチ演出全体の進行状況を示すメータであって、1つのチェックポイント(発展ポイントCPA)が配置されている。この発展ポイントCPAは、リーチ演出が発展する可能性があるポイントを示している。一方、第1チャンスアップメータCMTaでは、第2チャンスアップメータCMTbにおける開始地点からチェックポイントまでの期間、チェックポイントからチェックポイントまでの期間、あるいは、チェックポイントから最終地点までの期間を示しており、第2チャンスアップメータCMTbにおける期間が変更されると第1チャンスアップメータCMTaも変更後の期間に対応する表示態様に変更する。この演出例では、第2チャンスアップメータCMTbにおける開始地点SPから発展ポイントCPAまでの期間を第1期間と称し、発展ポイントCPAから最終地点GPまでの期間を第2期間と称する。また、この演出例では、第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbの表示態様は異なっており、第1チャンスアップメータCMTaは、図31(2f)に示して上述したものと同様の表示態様とされ、第2チャンスアップメータCMTbは、図29(2)に示して上述したものと同様の表示態様とされている。また、図35(C1)に示すタイミングでは、第1チャンスアップメータCMTaは、第1期間に対応する表示態様とされており、3つのチェックポイント(第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2、第3チェックポイントCP3)が配置されており、各チェックポイントにマーカーMRKが到達したときにチャンスアップの予告が発生する可能性があることが示されている。また、第1チャンスアップメータCMTaにおけるマーカーMRKも第2チャンスアップメータCMTbにおけるサボハニのキャラクタSBHも開始地点となっている。
図35(C2)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン演出が行われている様子が示されている。図35(C2)に示すタイミングでは、残時間表示メータMTのゲージが減っており、操作有効期間が開始してから所定時間が経過している様子が示されている。また、第1チャンスアップメータCMTaでは、第1チェックポイントCP1においてチャンスアップの予告が発生したことを示す「UP」の文字が表示され、また、マーカーMRKが第2チェックポイントCP2に到達した様子が示されている。第2チェックポイントCP2は、例えば、ボタン演出の結果出現するあるチャンスアップの予告に対応している。また、第2チャンスアップメータCMTbでは、サボハニのキャラクタSBHが発展ポイントCPAに向かって進行している様子が示されている。
図35(C3)に示す装飾図柄表示装置208では、第1チェックポイントCP1においてマーカーMRKが最終地点に到達するとともに、第2チャンスアップメータCMTbにおいてサボハニのキャラクタSBHが発展ポイントCPAに到達したことにより、姫のキャラクタが「リーチを書き換えるよ」と喋っている様子を示すカットインの表示が行われている様子が示されている。このとき、第1チャンスアップメータCMTaは消去されている。なお、第1チャンスアップメータCMTaにおけるマーカーMRKが最終地点に到達したときに、第1チャンスアップメータCMTaは消去されず、第2チャンスアップメータCMTbのみが消去されてもよいし、第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbの両方が消去されてもよい。
図35(C4)に示す装飾図柄表示装置208では、パンダのカットイン画像が表示されてSP剣豪リーチに移行する様子が示されている。このとき、第1チャンスアップメータCMTaは、第2期間に対応する表示態様で表示されており、2つのチェックポイント(第4チェックポイントCP4、第5チェックポイントCP5)が配置されており、各チェックポイントにマーカーMRKが到達したときにチャンスアップの予告が発生する可能性があることが示されている。また、第2チャンスアップメータCMTbでは、サボハニのキャラクタSBHが発展ポイントCPAから最終地点GPに向かって進んでいる様子が示されている。
図36は、チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。
図36(A1)〜同図(A7)に示す演出例は、疑似連演出の実行中においてチャンスアップメータCMTにより疑似連が発生するタイミングと疑似連の発生回数を報知する様子が示されている。
図36(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図32(A1)で示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図36(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、「越後屋を確保しろ」という文字が表示されて、疑似連演出の一例としての追っかけ演出が開始される様子が示されている。
図36(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が「装飾7−装飾7−装飾6」の装飾図柄の組合せで揺れ変動している様子が示されている。また、第2装飾図柄の下方には、チャンスアップメータCMTが表示されており、このチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2及び第3チェックポイントCP3が配置されており、各チェックポイントで疑似連が発生する可能性があることが報知されている。そして、このチャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが第1チェックポイントCP1に到達している様子が示されている。
すると、図36(A3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が悪徳商人を追い回す表示ともに「継続」の文字が表示され、1回目の疑似連が行われることが報知される様子が示されている。このとき、チャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1の表示がクエスチョンマークから「続」の文字の表示に切り替わる。また、このとき、第1装飾図柄は非表示とされるが、例えば、半透明の表示態様で変動表示が行われてもよい。
図36(A4)に示す装飾図柄表示装置208では、1回目の疑似連による第1装飾図柄の変動表示(すなわち、2回目の装飾図柄の変動表示)が行われている様子が示されている。
図36(A5)に示す装飾図柄表示装置208では、悪徳商人は取り逃がしたが、千両箱を取り返したことにより、リーチに発展する様子が示されている。また、チャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが第2チェックポイントCP2に到達しており、また、第2チェックポイントCP2の表示がクエスチョンマークから、リーチ状態に移行したことを示す「R」の文字の表示に切り替わっている。これにより、疑似連演出は途中で終了とされ、図36(A6)に示すように、疑似連演出の表示がチャンスアップメータCMTとともにフェイドアウトする。
その後、図36(A7)に示すように、リーチ演出が開始されると、第1装飾図柄の左図柄と右図柄がそれぞれ左右上方に移動表示され、第1UI部280では、変動アイコンh0を残して表示領域の下方にフレームアウトするとともに、第2UI部281に表示されている保留アイコンh11もフレームアウトされる。このとき、チャンスアップメータCMTは疑似連演出の表示のフェイドアウトの完了とともに消去されている。このように、チャンスアップメータCMTが最後まで到達できた方が途中のチェックポイントで終了した場合よりも大当りとなりやすいように構成されていてもよい。また、到達したチェックポイントによって大当りのなりやすさを異ならせるようにしてもよい。
また、チャンスアップメータCMTを非表示とする演出例として、図36(A6a−1)〜同図(A6a−2)に示す要領で行われてもよい。具体的には、図36(A5)において、疑似連演出が途中で終了された場合には、図36(A6a−1)〜同図(A6a−2)に示すように、チャンスアップメータCMTの表示画面外へのフレームアウトによりチャンスアップメータCMTを非表示にするようにしてもよい。
図36(B1)〜同図(B7)に示す演出例は、リーチ演出が開始してからスーパーリーチに発展するまでの間にチャンスアップメータCMTによる演出が行われている様子が示されている。
図36(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾7」でリーチとなって移行したリーチ演出が行われている様子が示されている。また、図36(B1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。そして、この演出例では、リーチ演出が開始すると、第2装飾図柄の下方にチャンスアップメータCMTが表示されて、チャンスアップメータCMTを用いた演出が行われる。このチャンスアップメータCMTを用いた演出は、スーパーリーチに移行するか、スーパーリーチに移行することなくハズレが表示されるまで行われる。また、この演出例では、図36(B1)に示すように、リーチ演出において、マーカーMRKが第1チェックポイントCP1及び第2チェックポイントCP2に到達したときに各チェックポイントに対応するチャンスアップの予告が行われており、その旨の「UP」の文字が表示されている。また、チャンスアップメータCMTは、第1装飾図柄の一部にオーバーラップしている。
図36(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の左図柄と右図柄がそれぞれ左右上方に移動表示され、第1UI部280では、変動アイコンh0を残して表示領域の下方にフレームアウトするとともに、第2UI部281に表示されている保留アイコンh11もフレームアウトされている様子が示されている。また、チャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが第3チェックポイントCP3に到達している様子が示されている。なお、チャンスアップメータCMTは、移動後の第1装飾図柄の左図柄にオーバーラップしており、オーバーラップしていない状態である場合よりも左図柄が視認困難とされている。
すると、図36(B3)に示すように、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ装飾図柄表示装置208の前面側でオーバーラップする。第1装飾図柄の左図柄と右図柄は、それぞれ第1大盤振舞役物224Gaと第2大盤振舞役物224Gbによってオーバーラップされ、視認困難とされている。また、第2装飾図柄と第2保留数表示も、それぞれ第1大盤振舞役物224Gaと第2大盤振舞役物224Gbによって少なくとも一部がオーバーラップされ、視認困難とされている。さらに、この演出例では、チャンスアップメータCMTも第1大盤振舞役物224Gaによって少なくとも一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりもチャンスアップメータCMTが視認困難とされている。なお、この演出例では、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作している間もマーカーMRKは進行を続けているが、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作している間はマーカーMRKの進行が停止してもよい。また、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作している間は、チャンスアップメータCMTを非表示にするようにしてもよい。また、図36(B3)に示すチャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKの近傍に「チャンスアップ 大盤振舞」の文字が付記された吹き出しが表示され、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdによるチャンスアップの予告が行われたことを報知している。
その後、図36(B4)に示すように、導光板ILの発光が行われ、導光板IL上に所定のエフェクト画像を模した模様が視認容易な態様で現される。このとき、チャンスアップメータCMTが導光板ILの発光部分にオーバーラップされている。
その後、図36(B5)に示すように、導光板ILの発光が終了した後、図36(B6)に示すように、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdがそれぞれ初期位置に戻る。なお、導光板ILの発光が終了したタイミングで、チャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが最終地点に到達しているが、マーカーMRKが最終地点に到達した後で導光板ILの発光が終了してもよいし、導光板ILの発光が終了した後でマーカーMRKが最終地点に到達してもよい。また、この演出例では、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作した後で、第1装飾図柄がチャンスアップメータCMTの前面側に配置され、第1装飾図柄の左図柄がチャンスアップメータCMTにオーバーラップするが、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作する前では、第1装飾図柄がチャンスアップメータCMTの前面側に配置され、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作した後では、第1装飾図柄がチャンスアップメータCMTの背面側に配置されて、第1装飾図柄がチャンスアップメータCMTにオーバーラップされるようにしてもよい。また、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作前後で第1装飾図柄とチャンスアップメータCMTの前後関係が変更されなくてもよい。チャンスアップメータCMTは、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが初期位置に戻った後で消去される。その後、図36(B7)に示すように、スーパーリーチに発展する。
図37は、チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。
図37(A1)〜同図(A5)に示す演出例は、チャンスアップメータCMTを用いた演出の実行中にチャンスアップメータCMTとは関係のない他の演出がチャンスアップメータCMTにオーバーラップして行われる様子が示されている。ここで、他の演出がチャンスアップメータCMTの一部のみをオーバーラップしてもよいし、他の演出がチャンスアップメータCMTの全部をオーバーラップしてもよい。
図37(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが行われている様子が示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の下方では、変動アイコンh0とチャンスアップメータCMTが左右に並んで表示されており、チャンスアップメータCMTによる演出が行われている様子が示されている。図37(A1)に示すチャンスアップメータCMTは、例えば、リーチ演出の進行状況を示すメータであり、開始地点から最終地点までの間をマーカーMRKが移動し、その位置によって現在のリーチ演出の進行状況を概略的に報知している。なお、図37(A1)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2および第3チェックポイントCP3が配置され、マーカーMRKが開始地点SPから最終地点GPに向かう道中で第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3にそれぞれ到達すると、特定の予告が発生する場合があるようになっており、図37(A1)に示すタイミングでは、マーカーMRKが第1チェックポイントCP1に到達したときに、対応するチャンスアップの予告が発生し、第1チェックポイントCP1ではその旨を報知する「UP」の文字の表示が行われている。図37(A1)に示すチャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが第1チェックポイントCP1から第2チェックポイントCP2に向かって進行している様子が示されている。
その後、図37(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、宝箱BXがチャンスアップメータCMTの少なくとも一部にオーバーラップするように表示されている。そのため、宝箱BXがチャンスアップメータCMTにオーバーラップしていない状態である場合よりもチャンスアップメータCMTが視認困難とされている。なお、宝箱BXは、チャンスアップメータCMTにおけるチェックポイントに対応するチャンスアップの予告とは関係のない予告演出である。また、宝箱BXの表示中もマーカーMRKは停止せず、継続して進行している。
図37(A3)に示すチャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが第2チェックポイントCP2に到達したときに、対応するチャンスアップの予告が発生し、第2チェックポイントCP2ではその旨を報知する「UP」の文字の表示が行われている。なお、宝箱BXは、依然としてチャンスアップメータCMTにオーバーラップしている。
その後、図37(A4)に示す装飾図柄表示装置208では、宝箱BXが開放し、中から「激熱」の文字が出現する様子が示されている。この「激熱」の文字表示も、チャンスアップメータCMTにおけるチェックポイントに対応するチャンスアップの予告とは関係のない予告演出である。なお、チャンスアップメータCMTにおけるチェックポイントに対応するチャンスアップの予告であってもよい。
その後、図37(A5)に示すように、チャンスアップメータCMTにオーバーラップして表示されていた宝箱BXは消去され、チャンスアップメータCMTが視認容易な状態となる。
図37(B1)は、チャンスアップメータCMTを用いた演出の実行中にチャンスアップメータCMTとは関係のない他の演出がチャンスアップメータCMTにオーバーラップして行われる様子が示されている。具体的には、図37(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、チャンスアップメータCMTを用いたチャンスアップメータ演出の実行中において、チャンスアップメータCMTの少なくとも一部にオーバーラップするようにワイプ画面WPが配置され、このワイプ画面WPにおいて一斉演出が行われている様子が示されている。ここで、一斉演出とは、例えば、計時手段としてのRTC(Real Time Clock)や内蔵タイマを用いて、同一の遊技島に取り付けられた同一機種のパチンコ機100で、同一の演出内容を同一のタイミングで行う演出のことである。ワイプ画面WPは、例えば、一斉演出が開始するときに表示され、終了するときに消去される。また、ワイプ画面WPは、一斉演出以外の演出が行われる場合にも表示されるようにしてもよい。
図37(C1)〜同図(C2)は、チャンスアップメータCMTを用いた演出の実行中にエラー表示が表示される様子が示されている。
図37(C1)に示す装飾図柄表示装置では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが行われている様子が示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の下方では、変動アイコンh0とチャンスアップメータCMTが左右に並んで表示されており、チャンスアップメータCMTによる演出が行われている様子が示されている。図37(C1)に示すチャンスアップメータCMTは、例えば、リーチ演出の進行状況を示すメータであり、開始地点から最終地点までの間をマーカーMRKが移動し、その位置によって現在のリーチ演出の進行状況を概略的に報知している。なお、図37(C1)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2および第3チェックポイントCP3が配置され、マーカーMRKが開始地点SPから最終地点GPに向かう道中で第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3にそれぞれ到達すると、特定の予告が発生する場合があるようになっており、図37(C1)に示すタイミングでは、マーカーMRKが第1チェックポイントCP1に到達したときに、対応するチャンスアップの予告が発生し、第1チェックポイントCP1ではその旨を報知する「UP」の文字の表示が行われている。図37(C1)に示すチャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが第1チェックポイントCP1から第2チェックポイントCP2に向かって進行している様子が示されている。
その後、例えば、トランシーバ等の無線機によって、パチンコ機100の信号電圧に変動をきたすような強力な電波が出力されていることを、例えば、パチンコ機100の主制御部300に設けられた電波検知手段によって検知した場合には、図37(C2)に示すように、その旨を示す「電波を検出しました」の文字表示によるエラー表示が行われる。図37(C2)に示す演出例では、このエラー表示はチャンスアップメータCMTにオーバーラップされておらず、チャンスアップメータCMTの視認性に影響を与えていない。このエラー表示は、他のエラーについて適用してもよく、例えば、下皿128(図1参照)が満タンとなったことが検出されると発生する玉抜きエラーや、前面枠扉106(図1参照)等の扉部材が開放されたことが検出されると発生する扉開放エラー等にも適用可能である。また、エラーの種類によってはエラー表示を行わないようにしてもよく、音声やランプでエラー報知を行うようにしてもよい。
図37(C2a)、同図(C2b)及び同図(C2c)は、エラー表示の他の表示例について示しており、例えば、図37(C2a)に示すように、エラー表示がチャンスアップメータCMTの少なくとも一部にオーバーラップするように表示するようにしてもよい。また、図37(C2b)に示す例では、複数のエラー表示を同時に行うことができるように構成されており、エラーが発生すると、表示画面の左側上方から縦方向に並べて表示するものを示している。この場合、例えば、4つ目のエラー(エラーD)が発生した場合に、4つ目のエラー表示によってチャンスアップメータCMTにオーバーラップするように表示される。また、図37(C2c)に示す例では、表示画面全体でエラー表示が行われている様子が示されている。具体的には、パチンコ機100の遊技盤200(図1参照)に対して強い磁気が発せられていることを、例えば、パチンコ機100の主制御部300に設けられた磁力検知手段によって検知した場合には、図37(C2c)に示すように、その旨を示す「磁気を検出しました」の文字表示によるエラー表示が表示画面全体に亘って行われる。これにより、チャンスアップメータCMTは非表示とされ、他の演出も非表示とされる。このようなエラーを検知した場合には、例えば、大当り判定を行わないなど、電源が遮断されるまで主制御部300における処理の一部を行わないようにして遊技を進行させないようにしてもよい。なお、エラー表示が行われている状態で電源が遮断し、その後電源の供給が復旧した場合には、電源遮断時に実行中であった図柄変動表示の変動時間が経過して図柄変動停止コマンドが第1副制御部400に出力されるまで、例えば、「準備中」の表示を表示画面全体に亘って行うようにしてもよい。
図37(D1)〜同図(D2)は、チャンスアップメータCMTが他の表示装置にオーバーラップされる様子が示されている。なお、図37(D1)〜同図(D2)に示す演出例では、図14(a)に示される演出装置206において、家紋役物224Eに換えて、サブ表示装置208Sが装飾図柄表示装置208の下方に配置されている。なお、サブ表示装置208Sは、その上端部分が装飾図柄表示装置208の下端部分の少なくとも一部にオーバーラップしている。
図37(D1)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが行われている様子が示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の下方左側にはチャンスアップメータCMTが表示されており、チャンスアップメータCMTによる演出が行われている様子が示されている。図37(D1)に示すチャンスアップメータCMTは、例えば、リーチ演出の進行状況を示すメータであり、開始地点から最終地点までの間をマーカーMRKが移動し、その位置によって現在のリーチ演出の進行状況を概略的に報知している。なお、図37(D1)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2および第3チェックポイントCP3が配置され、マーカーMRKが開始地点SPから最終地点GPに向かう道中で第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3にそれぞれ到達すると、特定の予告が発生する場合があるようになっており、図37(D1)に示すタイミングでは、マーカーMRKが第1チェックポイントCP1に到達したときに、対応するチャンスアップの予告が発生し、第1チェックポイントCP1ではその旨を報知する「UP」の文字の表示が行われている。図37(D1)に示すチャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが第1チェックポイントCP1から第2チェックポイントCP2に向かって進行している様子が示されている。また、サブ表示装置208Sでは、剣豪リーチに発展したことを示す「vs剣豪」の文字が表示されるとともに、表示画面の右下隅部に変動アイコンh0が表示されている。
図37(D2)では、サブ表示装置208Sが装飾図柄表示装置208の表示画面に沿って上方に移動し、装飾図柄表示装置208の前面側にサブ表示装置208Sがオーバーラップしている様子が示されている。このとき、チャンスアップメータCMTの少なくとも一部がサブ表示装置208Sにオーバーラップされ、オーバーラップされていない状態である場合よりもチャンスアップメータCMTが視認困難とされている。また、サブ表示装置208Sでは、「勝負じゃ」の文字が表示された吹き出しが付記された主人公の殿様のカットイン画像が表示されている。
なお、この演出例では、表示手段の一例としてのサブ表示装置208SによりチャンスアップメータCMTがオーバーラップされるようにしたが、他の表示手段によりチャンスアップメータCMTにオーバーラップするようにしてもよく、例えば、導光板IL、POVディスプレイ224I、7セグ、ドットマトリクス、ランプ等により構成された表示手段が適用可能である。
また、この演出例では、装飾図柄表示装置208にチャンスアップメータCMTを表示するようにしたが、例えば、図37(E1)に示すように、サブ表示装置208SにチャンスアップメータCMTを表示するようにしてもよい。また、装飾図柄表示装置208とサブ表示装置208Sに跨ってチャンスアップメータCMTを表示するようにしてもよい。
なお、この演出例では、チャンスアップメータCMTが他の表示にオーバーラップされる例について説明したが、チャンスアップメータCMTに換えてタイマ予告表示TM1が他の表示にオーバーラップされる場合についても適用することができる。
図38は、ボタン演出における残時間表示メータの変化の態様について説明する図である。
図38では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図38(A1)〜同図(A9)に示す演出例は、ナビキャラクタYMによって行われるボタン演出における残時間表示メータの変化速度と、会話予告において行われるボタン演出における残時間表示メータの変化速度が異なる様子が示されている。
図38(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図38(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図38(A1)に示すタイミングでは、ナビキャラクタYMによるボタン演出が開始されており、ナビキャラクタYMの近傍に、ボタン画像136a1と残時間表示メータMT1とを含む吹き出しが表示されている。その後、図38(A2)に示すタイミングで、演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作有効期間が開始すると、遊技者による演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作を受付可能な状態となる。なお、このナビキャラクタYMによるボタン演出における操作有効期間は、例えば、10秒とされている。
その後、図38(A3)に示す残時間表示メータMT1では、上記操作有効期間が開始されてゲージが減っている様子が示されている。また、図38(A3)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMによるボタン演出が行われている間に、会話予告が開始されている様子が示されている。会話予告が開始されると、殿様のキャラクタとともに「チャンス」という文字表示が表示された殿様の会話画像CI1が表示される。この殿様の会話画像CI1の表示は、会話予告の第1段階となっている。また、この殿様の会話画像CI1は、第1装飾図柄にオーバーラップしており、第1装飾図柄にオーバーラップしていない状態である場合よりも、第1装飾図柄が視認困難とされている。
その後、図38(A4)に示す装飾図柄表示装置208では、会話予告が更新されている。会話予告では、殿様の会話画像CI1が縮小表示されて第2装飾図柄の表示位置の下方に表示され、爺のキャラクタとともに操作促進報知画像が表示された爺の会話画像CI2が表示される。操作促進報知画像では、演出ボタン136(チャンスボタン136)aを模したボタン画像136a2と、上記操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータMT2とによって構成されている。なお、図38(A4)に示すタイミングでは、会話予告における操作有効期間は開始されておらず、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されてもこれに応じた表示は行われない。一方、ナビキャラクタYMによるボタン演出では、操作有効期間が開始されているので、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されると、これに対応した演出が行われる場合がある。第1装飾図柄は、爺の会話画像CI2によって隠されてしまっているが、遊技者は、第4図柄表示装置284や第2装飾図柄等によって特図が変動中であることを認識することができる場合がある。なお、装飾図柄が隠されないように、装飾図柄の表示位置を爺の会話画像CI2や殿様の会話画像CI1とは重ならない位置に移動させるようにしてもよい。また、図38(A4)に示すように、殿様の会話画像CI1は、爺の会話画像CI2によって少なくとも一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも、殿様の会話画像CI1の表示態様が視認困難とされている。また、爺の会話画像CI2は、ナビキャラクタYMの吹き出しの表示に一部がオーバーラップされている。
その後、図38(A5)に示すタイミングで会話予告における操作有効期間が開始される。遊技者は、図38(A5)に示すタイミング以降に演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作することにより、操作に応じた演出を見ることができる場合がある。なお、この会話予告によるボタン演出の操作有効期間は、例えば、5秒とされており、ナビキャラクタYMによるボタン演出における操作有効期間よりも短い。そのため、図38(A5)〜同図(A7)に示すように、ナビキャラクタYMによるボタン演出における残時間表示メータMT1のゲージの減る速度よりも、会話予告によるボタン演出における残時間表示メータMT2のゲージの減る速度の方が大きい。換言すれば、ナビキャラクタYMによるボタン演出における残時間表示メータMT1のゲージよりも、会話予告によるボタン演出における残時間表示メータMT2のゲージの方が早く減っている。
その後、図38(A8)に示すタイミングで、遊技者が演出ボタン136(チャンスボタン136)を操作すると、図38(A9)に示すように、爺の会話画像CI2では、操作促進報知画像に換えて「激熱ですぞ」の文字が表示される場合がある。これにより、大当りの信頼度がかなり高いことが報知される。また、一方で、ボタン画像136a1と残時間表示メータMT1が表示されていたナビキャラクタYMの吹き出しの表示が「激熱」の文字表示に変化し、大当りの信頼度が相当程度高いことを報知している。すなわち、この演出例では、1回の演出ボタンの操作で、会話予告におけるボタン演出とナビキャラクタYMによるボタン演出の両方に対してボタンの操作結果に応じた演出が行われている様子が示されている。なお、爺の会話画像CI2に表示される「激熱ですぞ」の文字表示もナビキャラクタYMの吹き出しに表示される「激熱」の文字表示も、それぞれ操作有効期間が経過した場合にも表示されるが、表示されなくてもよい。
なお、図38(A8)に示すタイミングで、遊技者が演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作された場合に、例えば、図38(A9a−1)に示すように、先に開始されたボタン演出に対応する操作結果に応じた演出が行われるようにしてもよい。すなわち、この演出例では、会話予告におけるボタン演出よりも先にナビキャラクタYMによるボタン演出が開始されたので、図38(A9a−1)に示すように、ナビキャラクタYMによるボタン演出における演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作に応じた演出(ナビキャラクタYMの吹き出しにおける「激熱」の文字表示)のみが行われ、会話予告によるボタン演出における演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作に応じた演出(爺の会話画像CI2に表示される「激熱ですぞ」の文字表示)は行われない。
その後、図38(A9a−2)に示すように、遊技者により2回目の演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作が行われると、図28(A9a−3)に示すように、後に開始されたボタン演出に対応する操作結果に応じた演出が行われる。すなわち、会話予告によるボタン演出における演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作に応じた演出(爺の会話画像CI2おける「激熱ですぞ」の文字表示)が行われる。
なお、この演出例において、2つのボタン演出においてそれぞれ操作有効期間が開始されている場合に演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されたときには、残時間表示メータにおけるゲージの減る速度の大きいボタン演出を優先して演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作に応じた演出が行われるようにしてもよいし、残時間表示メータにおけるゲージの減る速度の小さいボタン演出を優先して演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作に応じた演出が行われるようにしてもよい。
また、この演出例では、2つの残時間表示メータMT1,MT2の表示態様の変化速度が異なっているが、例えば、ある時間まで、爺の予告画像CI2における残時間表示メータMT2の表示態様の変化速度がナビキャラクタYMの吹き出しにおける残時間表示メータMT1の表示態様の変化速度と同じであり、ある時間となった場合に残時間表示メータMT2の表示態様の変化速度が変化するようにしてもよい。
また、この演出例では、爺の予告画像CI2に係る操作有効期間を5秒としたが、例えば、5秒の場合と10秒の場合とで用意し、それぞれに対応する速度で残時間表示メータMT2の表示態様を変化させるようにしてもよい。すなわち、操作有効期間が10秒である場合には、ナビキャラクタYMの吹き出しにおける残時間表示メータMT1の表示態様の変化速度を同じとなる。この場合、爺の予告画像CI2に係る操作有効期間が5秒に選択された場合の方が、10秒に選択される場合よりも大当りとなりやすいようにしてもよい。
また、この演出例において、先に演出が表示されたナビキャラクタYMの吹き出しにおいて「激熱」が表示された場合よりも、後に延出が開始された爺の会話画像CI2において「激熱ですぞ」が表示された場合の方が、大当りの信頼度が高いようにしており、これにより、後に表示された予告表示の方が大当りのときに表示されやすく、遅く表示された予告表示の方の注目度を相対的に下げている間に表示させることによって、遊技者を驚かせることができる場合がある。また、先に演出が表示されたナビキャラクタYMの吹き出しにおいて「激熱」が表示された場合よりも、後に延出が開始された爺の会話画像CI2において「激熱ですぞ」が表示された場合の方が、大当りの信頼度が低くてもよいし、大当りの信頼度が同じであってもよい。
図38(B1)〜同図(B11)に示す演出例は、タイマ予告演出とチャンスアップメータを用いた演出の両方が同時期に行われている様子を示している。
図38(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが行われている様子が示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の下方では、変動アイコンh0とチャンスアップメータCMTが左右に並んで表示されており、チャンスアップメータCMTによる演出が行われている様子が示されている。図38(B1)に示すチャンスアップメータCMTは、例えば、リーチ演出の進行状況を示すメータであり、開始地点SPから最終地点GPまでの間をサボハニのキャラクタSBHが移動し、その位置によって現在のリーチ演出の進行状況を概略的に報知している。なお、図38(B1)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2および第3チェックポイントCP3が配置され、サボハニのキャラクタSBHが開始地点SPから最終地点GPに向かう道中で第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3にそれぞれ到達すると、特定の予告が発生する場合があることが示されており、遊技者に期待感を持たせるようにしている。また、最終地点GPでは、プラカードが回転表示しており、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達することにより、大当り及びハズレのいずれかの結果が導出されることを示唆している。
図38(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが開始地点SPからの移動を開始している様子が示されている。
その後、図38(B3)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが第1チェックポイントCP1に到達するタイミングで、タイマ予告表示TM1が表示され、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。すなわち、この演出例では、タイマ予告演出の開始がチャンスアップの予告として機能しているということができる。また、タイマ予告表示TM1には、「10:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから10秒が経過するとある予告演出が開始されることを示唆している。
すると、図38(B4)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ タイマ予告」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップの予告が行われたことを報知している。一方、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが行われており、図38(B4)に示すタイミングでは、「09:17」が示されている。
その後、図38(B5)に示すように、チャンスアップメータCMTにおける第1チェックポイントCP1が赤色でマーキングされるとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、予告が発生したことの履歴が示される。なお、「UP」の表示は、サボハニのキャラクタSBHによりオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。一方、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図38(B5)に示すタイミングでは、「08:81」が示されている。
図38(B6)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始した様子が示されている。このとき、「UP」の表示の一部についてオーバーラップが解消されたので、一部が視認可能とされている。一方、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図38(B6)に示すタイミングでは、「08:31」が示されている。
図38(B7)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2から移動を開始した様子が示されている。なお、この演出例では、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に到達することによりチャンスアップの予告(例えば、カットインの発生)が行われており、第2チェックポイントCP2が赤色でマーキングされているとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、予告が発生したことの履歴が示されている。一方、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図38(B7)に示すタイミングでは、「04:14」が示されている。
図38(B8)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが第3チェックポイントCP3に到達した様子が示されている。一方、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は「00:00」となり、カウントダウンが完了した様子が示されている。すると、図38(B9)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。この演出例によれば、先に開始されたチャンスアップメータCMTによる表示態様の全体に対する変化の割合(速度)よりも、後で開始されたタイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンの速度の方が早いということができる。すなわち、先に開始されたチャンスアップメータCMTによるサボハニのキャラクタSBHの開始地点SPから最終地点GPまでにかかる時間よりも、後で開始されたタイマ予告表示TM1におけるカウントダウンの開始から終了までにかかる時間の方が早いということができる。
続いて、図38(B10)に示す装飾図柄表示装置208では、レバー画像136Vaが表示されるとともに、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ レバー」の文字が付記された吹き出しが表示され、レバー演出による予告が開始されたことを報知している。このレバー演出におけるレバー画像136Vaの表示は、第3チェックポイントCP3に到達したことに対応して表示されるチャンスアップの予告であると同時に、タイマ予告演出のカウントダウンが完了した結果行われる予告でもある。すなわち、チャンスアップメータCMTによる演出において示されているチャンスアップの予告の対象とタイマ予告演出の結果行われる予告の対象が同じであるということができる。あるいは、サボハニのキャラクタSBHが第3チェックポイントCP3に到達して行われるチャンスアップの予告と、タイマ予告表示TM1に示される「注目」の文字によって示される予告が同じであるということもできる。なお、チャンスアップメータCMTによる演出において示されているチャンスアップの予告の対象とタイマ予告演出の結果行われる予告の対象が異なっていてもよく、例えば、チャンスアップメータCMTによる演出において、第3チェックポイントCP3にサボハニのキャラクタSBHが到達して行われるチャンスアップの予告がレバー画像136Vaであり、タイマ予告演出の結果行われる予告が、出現したレバー画像136Vaの表示態様を信頼度のより高い表示態様に変化する(例えば、赤色から金色に変化する等)ものであってもよい。
その後、図38(B11)に示す装飾図柄表示装置208では、レバー画像136Vaに加えて残時間表示メーターMTが表示され、レバー演出が開始される。また、チャンスアップメータCMTにおける第3チェックポイントCP3が赤色でマーキングされるとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、予告が発生したことの履歴が示される。なお、「UP」の表示は、サボハニのキャラクタSBHによりオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。
図39は、ボタン演出の他の例を段階的に示す図である。
図39では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図39(1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図39(1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。
その後、図39(2)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン演出が開始している様子が示されている。この演出例では、ボタン画像と残時間表示メータの組合せからなる操作促進報知画像が6セット表示されている。具体的には、第1のボタン画像136a1と第1の残時間表示メータMT1からなる第1の操作促進報知画像が表示画面の左上に配置され、第2のボタン画像136a2と第2の残時間表示メータMT2からなる第2の操作促進報知画像が表示画面の上部中央に配置され、第3のボタン画像136a3と第3の残時間表示メータMT3からなる第3の操作促進報知画像が表示画面の右上に配置され、第4のボタン画像136a4と第4の残時間表示メータMT4からなる第4の操作促進報知画像が表示画面の右下に配置され、第5のボタン画像136a5と第5の残時間表示メータMT5からなる第5の操作促進報知画像が表示画面の中央下部に配置され、第6のボタン画像136a6と第6の残時間表示メータMT6からなる第6の操作促進報知画像が表示画面の右下に配されている。その後、図39(3)に示すタイミングで、第1の操作促進報知画像〜第6の操作促進報知画像のいずれについても演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作有効期間が開始する。
図39(4)に示す装飾図柄表示装置208では、第1の残時間表示メータMT1〜第6の残時間表示メータMT6のいずれも、操作有効期間が開始されてゲージが減っている様子が示されている。この演出例では、第1の操作促進報知画像〜第6の操作促進報知画像のうち、第1の操作促進報知画像についての操作有効期間の方が、他の操作促進報知画像についての操作有効期間よりも短く、早く操作有効期間が経過するようになっている。なお、この演出例では、第2の操作促進報知画像〜第6お操作促進報知画像はいずれも操作有効期間の長さが同じとなっている。そのため、第1の残時間表示メータMT1のゲージが、他の残時間表示メータMT2〜MT6のゲージよりも減りが速くなっている。
その後、図39(5)に示すタイミングで演出ボタン136(チャンスボタン136)が1回操作されると、図39(6)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第1の操作促進報知画像がコパンダのキャラクタKPに変化し、予告が行われている様子が示されている。なお、第2の操作促進報知画像〜第6の操作促進報知画像は変化していない。すなわち、この演出例では、演出ボタン136(チャンスボタン136)の1回の操作で、複数の操作促進報知画像のうちの1つの操作促進報知画像のみを変化させている。また、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作された場合には、第1の操作促進報知画像、第2の操作促進報知画像、第3の操作促進報知画像、第4の操作促進報知画像、第5の操作促進報知画像、第6の操作促進報知画像の順で優先して1つずつ表示態様を変化させるようにしている。なお、表示態様を変化させる操作促進報知画像の順序は上述したものに限定されず、適宜に設定することができる。また、1回の演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作で2以上の操作促進報知画像の表示態様を変化させるようにしてもよい。
なお、この演出例では、第1の残時間表示メータMT1(演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作された際に最も優先して表示態様が変化する第1の操作促進報知画像に対応する残時間表示メータ)のゲージの減りが他の残時間表示メータMT2〜MT6よりも速いものとしたが、例えば、図39(4a)に示すように、第3の残時間表示メータMT3(演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作された際に3番目に優先して表示態様が変化する第3の操作促進報知画像に対応する残時間表示メータ)のゲージの減りが第1の残時間表示メータMT1を含めた他の残時間表示メータMT1,MT2,MT4,MT5,MT6よりも速いものとしてもよいし、遅いものとしてもよい。また、例えば、図39(4b)に示すように、第6の残時間表示メータMT6(演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作された際に表示態様を変化させる優先順位が最下位である第6の操作促進報知画像に対応する残時間表示メータ)のゲージの減りが他の残時間表示メータMT1〜MT5よりも速いものとしてもよいし、遅いものとしてもよい。また、ゲージの減りを早くする残時間表示メータとしては、上述したものに限定されず、適宜のものに設定することができる。
また、この演出例では、第1の操作促進報知画像〜第6の操作促進報知画像のうちのいずれもボタン画像136a1〜136a6をその構成としたが、第1の操作促進報知画像〜第6の操作促進報知画像のうちのいずれか1つ又は2以上について、ボタン画像に換えて他の画像を表示するようにしてもよい。具体的には、例えば、図39(4c)に示すように、第6の操作促進報知画像を構成する画像として、第6のボタン画像136a6に換えて、演出レバー136Vの操作を促進する第6のレバー画像136Va6を表示するようにしてもよい。この場合、第1の操作促進報知画像〜第6の操作促進報知画像のいずれの残時間表示メータもゲージの減る速度を同じにしてもよいし、図39(4c)に示すように、第6のレバー画像136Va6を構成する第6の操作促進報知画像に対応する残時間表示メータMT6のゲージの減る速度を、他の操作促進報知画像に対応する残時間表示メータMT1〜MT5よりも速くするようにしてもよいし、遅くするようにしてもよい。このように構成して、例えば、ボタン演出が開始されて図39(4c)に示すような表示が行うことにより、演出ボタン136(チャンスボタン136)を5回操作した後に演出レバー136Vを1回操作することを促進することができる場合がある。
また、この演出例では、第1の操作促進報知画像〜第6の操作促進報知画像のうちのいずれか1つにおける残時間表示メータのゲージの減る速度を他の操作促進報知画像における残時間表示メータと異ならせるようにしたが、例えば、図39(4d)に示すように、残時間表示メータのゲージの減る速度が異なるものが2以上あってもよい。具体的には、図39(4d)に示すように、第3の操作促進報知画像と第5の操作促進報知画像の残時間表示メータMT3,MT5のゲージの減る速度が、その他の操作促進報知画像の残時間メータMT1,MT2,MT4,MT6とは異なっており、第3の操作促進報知画像に対応する第3の残時間表示メータMT3よりも第5の操作促進報知画像に対応する第5の残時間表示メータMT5の方がゲージの減る速度が大きくしてもよい。
図40は、本実施形態のパチンコ機の装飾図柄表示装置を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。
図40では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図40(A1)〜同図(A6)に示す演出例は、複数のタイマ予告演出が同時期に行われている様子を示している。
図40(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図40(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図40(A1)では、2つのタイマ予告演出が同時に開始している様子が示されている。具体的には、表示領域の右側からタイマ予告表示TM1,TM2がフレームインすることにより、タイマ予告演出がそれぞれ開始される。いずれのタイマ予告表示TM1,TM2も、「10:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから10秒が経過するとある予告演出が開始されることを示唆している。なお、この演出例では、後述するように、一方のタイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンの速度が他方のタイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンの速度よりも速いため、カウントダウンが完了するまでの時間が異なっている。この演出例において、2つのタイマ予告表示TM1,TM2のうち、上方に表示されるものを第1のタイマ予告表示TM1といい、下方に表示されるものを第2のタイマ予告表示TM2という場合がある。
図40(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、2つのタイマ予告表示TM1,TM2のフレームインが完了した様子が示されている。各タイマ予告表示TM1,TM2は、その後、それぞれタイマ表示のカウントダウンを開始する。
図40(A3)に示す装飾図柄表示装置208では、2つのタイマ予告表示TM1,TM2のそれぞれにおいてタイマ表示のカウントダウンが行われている様子が示されている。この演出例では、第1のタイマ予告表示TM1よりも第2のタイマ予告表示TM2の方が、カウントダウンの速度が速くなっている。なお、第1のタイマ予告表示TM1は、実際の時間の経過に合わせてカウントダウンをしているが、第2のタイマ予告表示TM2は、それよりも速くなっている。図40(A3)に示すタイミングでは、第1のタイマ予告表示TM1のタイマ表示は、「09:73」となっており、第2のタイマ予告表示TM2のタイマ表示は、「06:73」となっている。なお、カウントダウンの速度については、上述したものに限定されず、適宜に設定することができ、例えば、第2のタイマ予告表示TM2のカウントダウンの速度を実際の時間の経過に合わせた速度とし、第1のタイマ予告表示TM2のカウントダウンの速度を第2のタイマ予告表示TM2のカウントダウンの速度よりも遅くしてもよい。
その後、図40(A4)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、第2のタイマ予告表示TM2のタイマ表示が「00:00」となってカウントダウンが完了する様子が示されている。一方、第1のタイマ予告表示TM1のタイマ表示は「06:00」となっている、すなわち、タイマ予告表示のカウントダウンが開始してから4秒が経過したときの様子が示されているということができる。
すると、図40(A5)に示すように、第2のタイマ予告表示TM2では、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。一方、第1のタイマ予告表示TM1はカウントダウンが継続しており、図40(A5)に示すタイミングでは、タイマ表示が「05:87」となっている。その後は、第2のタイマ予告表示TM2のタイマ表示のカウントダウンが完了したことに対応する予告が行われる場合がある。なお、第2タイマ予告表示TM2は、カウントダウンが完了した後は、例えば、フレームアウトする等により消去される。
図40(A6)に示す装飾図柄表示装置208では、第1のタイマ予告表示TM1のタイマ表示が「00:00」となってカウントダウンが完了する様子が示されている。その後は、第1のタイマ予告表示TM1のタイマ表示のカウントダウンが完了したことに対応する予告が行われる場合がある。その後、第1のタイマ予告表示TM1は、カウントダウンが完了した後は、例えば、フレームアウトする等により消去される。
この演出例では、2つのタイマ予告演出が同時に開始された場合について説明したが、2つのタイマ予告演出が異なるタイミングで開始されてもよく、この場合、例えば、先に開始されたタイマ予告演出に係るタイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンの速度が、後に開始されたタイマ予告演出に係るタイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンの速度よりも速いようにしてもよいし、遅いようにしてもよい。
図40(B1)〜同図(B4)に示す演出例は、複数のタイマ予告演出が同時期に行われ、いずれか一方のタイマ予告演出についてカウントダウンが完了するまでの時間が加算される様子を示している。
図40(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図40(B1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図40(B1)では、2つのタイマ予告演出が同時に開始している様子が示されている。具体的には、表示領域の右側からタイマ予告表示(第1のタイマ予告表示TM1、第2のタイマ予告表示TM2)がフレームインすることにより、タイマ予告演出がそれぞれ開始される。いずれのタイマ予告表示TM1,TM2も、「10:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから10秒が経過するとある予告演出が開始されることを示唆している。なお、この演出例では、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンの速度はいずれも同じである。
図40(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、2つのタイマ予告表示TM1,TM2のフレームインが完了した様子が示されている。各タイマ予告表示TM1,TM2は、その後、それぞれタイマ表示のカウントダウンを開始する。
図40(B3)に示す装飾図柄表示装置208では、2つのタイマ予告表示TM1,TM2のそれぞれにおいてタイマ表示のカウントダウンが行われている様子が示されている。なお、第1のタイマ予告表示TM1も第2のタイマ予告表示TM2も、実際の時間の経過に合わせてカウントダウンをしている。図40(B3)に示すタイミングでは、第1のタイマ予告表示TM1のタイマ表示も第2のタイマ予告表示TM2も、「09:73」となっている。なお、カウントダウンの速度については、上述したものに限定されず、適宜に設定することができ、例えば、実際の時間の経過よりも遅くてもよいし、速くてもよい。また、図40(B3)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMによるタイマ上乗せ演出が行われている様子が示されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に、上乗せされる時間を示す「+10秒」の表示が行われ、上乗せされる時間が報知されている。
すると、図40(B4)に示すように、第1のタイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「19:00」に更新され、第1のタイマ予告表示TM1のタイマ表示における時間に10秒が上乗せされた様子が示されている。このとき、第2のタイマ予告表示TM2のタイマ表示には上乗せが行われていないため、第1のタイマ予告表示TM1のタイマ表示と第2のタイマ予告表示TM2のタイマ表示とで10秒の差が生じている。そのため、2つのタイマ予告演出が開始されたが、途中で一方のタイマ表示に対して時間が上乗せされたため、カウントダウンが終了するタイミングが異なることとなる。
なお、この演出例では、2つのタイマ予告表示のうちのいずれか一方のタイマ表示に時間の上乗せを行ったが、時間の短縮(減算)を行ってもよいし、タイマ予告演出の実行中にいずれか一方のタイマ表示のカウントダウンを一時停止してカウントダウンが完了するまでの時間を異ならせるようにしてもよい。
また、この演出例では、2つのタイマ予告演出を同時に開始された場合について説明したが、2つのタイマ予告演出が異なるタイミングで開始されてもよく、この場合、例えば、先に開始されたタイマ予告演出に係るタイマ予告表示におけるタイマ表示に対して時間の上乗せを行い、後に開始されたタイマ予告演出に係るタイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが完了した後で、先に開始されたタイマ予告演出に係るタイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが完了するようにしてもよい。また、後に開始されたタイマ予告演出に係るタイマ予告表示におけるタイマ表示に対して時間の短縮を行い、先に開始されたタイマ予告演出に係るタイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが完了するよりも前に、後に開始されたタイマ予告演出に係るタイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが完了するようにしてもよい。
また、この演出例では、2つのタイマ予告演出が行われているときに、タイマ上乗せ演出が行われた場合、いずれか一方のタイマ予告演出に係るタイマ予告表示におけるタイマ表示に対して時間の上乗せを行ったが、いずれのタイマ予告演出に係るタイマ予告表示におけるタイマ表示に対しても時間の上乗せ(あるいは、時間の短縮やカウントダウンの一時停止等)を行っていずれのタイマ予告表示の表示態様も変化させるようにしてもよい。
また、2つのタイマ予告演出が開始された後、それぞれのタイマ予告演出に対応する2つのタイマ上乗せ演出等(タイマ短縮、カウントダウン一時停止等)が行われ、これにより、タイマ予告演出に係るタイマ予告表示におけるタイマ表示に対する時間の上乗せ等がそれぞれについて行われるようにしてもよい。
また、2つのタイマ予告演出が開始された後、3つのタイマ上乗せ演出等(タイマ短縮、カウントダウン一時停止等)が行われ、例えば、2つのタイマ予告演出のうちの一方のタイマ予告演出に対して2つのタイマ上乗せ演出等によるタイマ表示の変化が行われ、他方のタイマ予告演出に対して残りの1つのタイマ上乗せ演出等によるタイマ表示の変化が行われるようにしてもよい。また、3つのタイマ上乗せ演出等が行われ、例えば、3つのうちの2つのタイマ上乗せ演出等のみによるタイマ表示の変化が行われてもよいし、3つのうちの1つのタイマ上乗せ演出等のみによるタイマ表示の変化が行われてもよいし、3つのいずれのタイマ上乗せ演出等によってもタイマ表示の変化が行われなくてもよい。
図40(C1)〜同図(C4)に示す演出例は、複数の操作手段のいずれかを操作することを促す演出において、複数の操作手段のそれぞれについて操作有効期間を示す残時間表示タイマーが表示されている様子が示されている。
図40(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図40(C1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図40(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン演出が開始されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、左扉画像DRLと右扉画像DRRとが左右に並んで表示されている。左扉画像DRLに対応して、操作キーユニット137を構成する左キーを模した左キー画像137aLが左扉画像DRLにオーバーラップして表示されており、また、左キー画像137aLの下方には、残時間表示メータMT1が表示されている。また、右扉画像DRRに対応して、操作キーユニット137を構成する右キーを模した右キー画像137aRが右扉画像DRRにオーバーラップして表示されており、また、右キー画像137aRの下方には、残時間表示メータMT2が表示されている。その後、操作キーユニット137の操作有効期間が開始され、遊技者による操作キーユニット137の操作を受付可能な状態となる。
図40(C2)に示す装飾図柄表示装置208では、左扉画像DRLと右扉画像DRRにそれぞれ対応する残時間表示メータMT1,MT2のいずれも、操作有効期間が開始されてゲージが減っている様子が示されている。この演出例では、右扉画像DRRに対応する右キーの操作有効期間の方が、左扉画像DRLに対応する左キーの操作有効期間の方よりも短く、早く操作有効期間が経過するようになっている。そのため、右扉画像DRRに対応する残時間表示メータMT2のゲージが、左扉画像DRLに対応する残時間表示メータMT1のゲージよりも減りが速くなっている。
図40(C3)は、遊技者によって左キーが操作されて左扉画像DRLが選択された様子が示されている。具体的には、左扉画像DRLが表示画面の中央に移動して拡大表示されるとともに、左キー画像137aLと残時間表示メータMT1が消去される。また、右扉画像DRRは、右キー画像137aR及び残時間表示メータMT2とともに消去されている。これにより、左扉画像DRLが選択されたことが報知されている。
その後、図40(C4)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左扉画像DRLの扉が開く様子が示されており、リプレイ図柄RPが出現する様子が示されている。これにより、例えば、疑似連が行われることを予告している。
一方、図40(C2)に示す場合において、右キーが操作されて右扉画像DRRが選択された場合には、図40(C4a)に示すように、装飾図柄表示装置208では、右扉画像DRRの扉が開き、松の図柄CCが出現する場合がある。この松の図柄CCには、「げきあつ」の文字が付加されており、大当りの信頼度が飛躍的に高くなっていることを示唆している。
このように、この演出例では、2つの残時間表示メータのうち、ゲージの減りが速い方が選択された場合には、信頼度のより高い予告表示が行われるようにされているが、いずれを選択しても、同じ表示が表示されるようにしてもよい。また、2つの残時間表示メータのうち、ゲージの減りが遅い方が選択された場合に、信頼度のより高い予告表示が行われるようにしてもよい。
また、この演出例では、右扉画像DRRの操作有効期間よりも左扉画像DRLの操作有効期間の方が短いようにしているが、操作有効期間の長さがいずれも同じであってもよく、例えば、右扉画像DRRの残時間表示メータMT2のゲージが0となった場合でも、左扉画像DRLの残時間表示メータMT1のゲージが0となるまで、待機するとともに、右キーの操作を有効としてもよいし、待機中は、右キーの操作を無効としてもよい。
図41は、タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。
図41では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図41(A1)〜同図(A12)に示す演出例は、タイマ予告演出において、タイマ予告表示が拡大して表示される様子が示されている。図41(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図41(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1では「09:69」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。なお、この演出例では、タイマ予告表示TM1は、小サイズ(デフォルトの表示サイズ)で表示されており、タイマ予告演出が開始されてタイマ予告表示TM1が表示されるときは小サイズで表示される。ここで、タイマ予告表示TM1のタイマ表示におけるカウントダウンの表示が開始された際に、少なくとも小サイズであってもよく、この場合、カウントダウンの表示が開始されるよりも前にタイマ予告表示TM1が大サイズで表示されてもよいし、その他のサイズで表示されてもよいし、表示態様自体が異なっていてもよい。
図41(A2)に示すタイマ予告表示TM1ではタイマ表示のカウントダウンが継続しており、図41(A2)に示すタイミングでは、「03:01」が表示されている。
そして、図41(A3)に示すように、タイマ表示が残り3秒であることを示す「03:00」となった場合には、タイマ予告表示TM1が拡大して表示され、表示位置も装飾図柄表示装置208の略中央に変更される。このとき、第1装飾図柄は、拡大表示されたタイマ予告表示TM1にオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも第1装飾図柄が視認困難とされている。なお、第1装飾図柄が拡大表示されたタイマ予告表示TM1にオーバーラップするようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1が拡大して表示される際に、アニメーションによる拡大表示を行うようにしてもよい。この場合、拡大表示のアニメーションが行われている間もカウントダウンが継続して行われるが、拡大表示のアニメーションが行われている間はカウントダウンを中断してもよい。また、タイマ予告表示TM1を拡大して表示する際に、タイマ表示部分の大きさは変化しないで、タイマ予告表示TM1の枠部分だけ拡大するようにしてもよい。また、この演出例では、タイマ表示が「03:00」となった場合に必ずタイマ予告表示TM1が拡大して表示されるようにしたが、拡大しない場合があってもよく、例えば、タイマ予告表示TM1が拡大して表示された場合には、拡大しない場合よりも大当りとなりやすいようにしてもよい。また、この演出例では、タイマ予告表示TM1が拡大して表示される際に表示位置を変更したが、表示位置が変更しない場合があってもよい。
その後は、図41(A4)〜同図(A7)に示すように、拡大表示されたタイマ予告表示TM1におけるカウントダウンは、タイマ表示が「00:00」となるまで継続して行われる。ここで、図41(A5)に示すタイミングでは、左図柄に「装飾7」が停止表示し、図41(A6)に示すタイミングでは、右図柄に「装飾7」が停止表示するが、その態様は、拡大表示されたタイマ予告表示TM1によって視認困難とされている。なお、装飾図柄の停止表示が行われる場合に、停止図柄がタイマ予告表示TM1の前面側に配置されるようにしてもよい。
タイマ予告表示TM1における表示が「00:00」となり、カウントダウンが完了すると、図41(A8)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。この「注目」の文字は、拡大表示されたタイマ予告表示TM1に合わせて拡大して表示されている。なお、タイマ表示が「00:00」となった後、「注目」の文字表示が行われなくてもよいし、何らの演出も行われなくてもよい。
その後、図41(A9)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1が縮小して元のサイズで表示され、表示位置も元の位置(表示画面の略右側中央)に変更される。なお、タイマ予告表示TM1を縮小して表示することなくそのまま消去するようにしてもよい。
すると、図41(A10)に示すように、装飾図柄表示装置208では、中図柄に殿様のキャラクタが表された疑似連図柄が上方から下方に向けて低速で移動する表示が開始される。その後、図41(A11)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1が消去され、図41(A12)に示すように、疑似連図柄が停止表示する。これにより、疑似連が実行されることが報知されている。
なお、この演出例では、タイマ予告演出において、タイマ表示が残り3秒を示す「03:00」となった場合に、タイマ予告表示TM1を拡大表示するようにしたが、タイマ予告表示TM1を縮小表示してもよいし、枠の色を変更してもよいし、タイマ表示(数字部分)の色を変更してもよいし、タイマ予告表示TM1の形状を変化させてもよいし、タイマ予告表示TM1の向きが変更(例えば、横向きから縦向きに変更)されてもよいし、タイマ予告表示TM1が回転してもよいし、タイマ予告表示TM1の表示位置が変更されてもよいし、タイマ予告表示TM1にキャラクタや記号等の他の要素が付加されてもよいし、タイマ表示に対する時間の上乗せが行われてもよいし、タイマ表示に対する時間の短縮が行われてもよいし、タイマ表示のカウントダウンが停止するようにしてもよいし、タイマ表示のカウントダウンの速度が速くなってもよいし、タイマ表示がカウントアップ(巻き戻し)してもよいし、タイマ予告表示TM1が分裂して新たなタイマ予告表示が表示されてもよいし、複数のタイマ予告表示が表示されていた場合には、これらのタイマ予告表示が統合されて1つのタイマ予告表示に変更してもよい。
また、この演出例では、タイマ予告表示TM1のサイズを小サイズと大サイズの2つのサイズに変化するようにしたが、3つ以上のサイズに変化するようにしてもよく、例えば、タイマ表示や「注目」の文字表示を赤色で表示する場合には、タイマ予告表示TM1を中サイズで表示し、タイマ表示や「注目」の文字表示を金色で表示する場合には、タイマ予告表示TM1を大サイズで表示するようにしてもよい。これによって、例えば、大当りの信頼度に応じて表示態様を変化させることができる場合がある。
また、この演出例では、タイマ予告表示TM1のサイズを小サイズから大サイズに変化するようにしたが、例えば、小サイズから中サイズを経て大サイズに変化するようにしてもよい。例えば、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「05:00」となったときにタイマ予告表示TM1のサイズを小サイズから中サイズに変化し、「03:00」となったときに中サイズから大サイズに変化するようにしてもよい。また、小サイズから中サイズに変化するが、大サイズに変化しない場合があってもよい。
また、この演出例では、タイマ予告表示TM1のタイマ表示における残り時間が所定時間(例えば、3秒)となった場合にタイマ予告表示TM1のサイズを大サイズに変化するようにしたが、例えば、タイマ表示における残り時間が「00:00」となった場合にタイマ予告表示TM1のサイズを大サイズに変化するようにしてもよいし、「注目」の文字表示を行う場合にタイマ予告表示TM1のサイズを大サイズに変化するようにしてもよい。
また、この演出例において、タイマ予告表示TM1の枠や背景の色によって大当りの信頼度が異なるようにしてもよい(例えば、金>赤>緑>青の順で信頼度が高い等)。また、タイマ予告表示TM1の大きさによって大当りの信頼度が異なるようにしてもよい(例えば、大サイズ>中サイズ>小サイズの順で信頼度が高い等)。また、タイマ予告表示TM1の形状によって大当りの信頼度が異なるようにしてもよい。
また、例えば、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示や「注目」の文字表示の色によって大当りの信頼度が異なるようにしてもよい(例えば、金>赤>緑>青の順で信頼度が高い等)。また、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示や「注目」の文字表示の大きさによって大当りの信頼度が異なるようにしてもよい(例えば、大サイズ>中サイズ>小サイズの順で信頼度が高い等)。また、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示や「注目」の文字表示の形状によって大当りの信頼度が異なるようにしてもよい。
また、タイマ予告表示TM1の表示態様が変化した場合に或る演出が出現しやすいようにしてもよく、例えば、タイマ予告表示TM1が大サイズに変化した場合には、疑似連図柄が停止しやすいようにしてもよい。
また、この演出例において、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが完了すると、ある特定の演出が行われるようにしたが、カウントダウンが完了しても何らの演出も行われない場合があるようにしてもよい。ここで、タイマ予告表示TM1の表示態様が変化した場合には、カウントダウンが完了した場合に或る演出が行われやすく、大当りとなりやすくなるようにしてもよい。
また、この演出例では、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが開始した時点では、タイマ予告表示TM1を小サイズの表示態様としているが、カウントダウンの開始時点あるいはタイマ予告表示TM1の表示開始時点で大サイズの表示態様としてもよい。
また、この演出例では、タイマ予告表示TM1が大サイズに変化した場合には、タイマ表示も大サイズに変化するようにしたが、タイマ予告表示TM1の枠部分のみ大サイズに変化し、タイマ表示のサイズは変更しないようにしてもよい。また、タイマ表示のサイズを変更せず、タイマ予告表示TM1の枠部分のみ小サイズに変化するようにしてもよい。また、タイマ表示のサイズを大サイズに変化するが、タイマ予告表示TM1の枠部分のサイズは変更しないようにしてもよい。また、タイマ表示のサイズを小サイズに変化するが、タイマ予告表示TM1の枠部分のサイズは変更しないようにしてもよい。
また、タイマ予告表示TM1の枠部分や背景の色を変化させることによって表示態様を変化させるようにしてもよい。この場合、例えば、タイマ予告表示TM1の枠部分(及び/又は背景部分)の色が変化した場合には、タイマ表示の色も変化するようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1の枠部分(及び/又は背景部分)の色は変化するが、タイマ表示の色は変化しないようにしてもよい。また、タイマ表示の色は変化するが、タイマ予告表示TM1の枠部分(及び/又は背景部分)の色は変化しないようにしてもよい。
また、タイマ予告表示TM1の枠部分の形状を変化させることによって表示態様を変化させるようにしてもよい。この場合、例えば、タイマ予告表示TM1の枠部分の形状が変化した場合には、タイマ表示の形状(フォント)も変化するようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1の枠部分の形状は変化するが、タイマ表示の形状(フォント)は変化しないようにしてもよい。また、タイマ表示の形状(フォント)は変化するが、タイマ予告表示TM1の枠部分の形状は変化しないようにしてもよい。
また、タイマ予告表示TM1の枠部分がアニメーションにより形態が変化するようにしてもよい。この場合、例えば、タイマ予告表示TM1の枠部分がアニメーションにより形態が変化した場合には、タイマ表示もアニメーションにより形態が変化するようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1の枠部分がアニメーションにより形態が変化するが、タイマ表示は変化しないようにしてもよい。また、タイマ表示はアニメーションにより形態が変化するが、タイマ予告表示TM1の枠部分は変化しないようにしてもよい。
図41(B1)〜同図(B4)に示す演出例は、タイマ予告演出において、タイマ予告表示が拡大して表示される別の例が示されている。図41(B1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図41(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1では「00:31」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。また、第1装飾図柄では、左図柄に「装飾7」が停止表示されており、中図柄と右図柄は変動表示中である。
その後は、図41(B2)〜同図(B3)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンは、タイマ表示が「00:00」となるまで継続して行われる。ここで、図41(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、右図柄に「装飾7」が停止表示するが、タイマ予告表示TM1によってオーバーラップされている。
タイマ予告表示TM1における表示が「00:00」となり、カウントダウンが完了すると、図41(B4)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。このとき、タイマ予告表示TM1が拡大して表示され、表示位置も装飾図柄表示装置208の略中央に変更される。
この「注目」の文字は、拡大表示されたタイマ予告表示TM1に合わせて拡大して表示されている。なお、タイマ表示が「00:00」となった後、「注目」の文字表示が行われなくてもよいし、何らの演出も行われなくてもよい。このとき、第1装飾図柄は、拡大表示されたタイマ予告表示TM1にオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも第1装飾図柄が視認困難とされている。このように、タイマ表示のカウントダウン中に限らず、「注目」の文字表示が行われたときにタイマ予告表示TM1が拡大表示してもよい。また、タイマ表示が「00:00」となったときにタイマ予告表示TM1が拡大表示してもよい。
図42は、タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。
図42(A1)〜同図(A3)に示す演出例は、タイマ予告表示TM1の表示態様が変化するときに、表示態様の変化後のタイマ予告表示TM1を別の表示手段に表示する例について示している。なお、図42(A1)〜同図(A3)に示す演出例では、図14(a)に示される演出装置206において、家紋役物224Eに換えて、サブ表示装置208Sが装飾図柄表示装置208の下方に配置されている。なお、サブ表示装置208Sは、その上端部分が装飾図柄表示装置208の下端部分の少なくとも一部にオーバーラップしている。
図42(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、サブ表示装置208Sでは、ナビキャラクタYM、変動アイコンh0及び保留アイコンh11〜h14が表示可能とされている。なお、図42(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されている。一方、装飾図柄表示装置208の表示領域の右上隅部には、第2保留数表示が表示されており、この第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、図42(A1)に示すサブ表示装置208Sでは、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1がサブ表示装置208の中央上部に配置されている。タイマ予告表示TM1ではタイマ表示として「09:69」が表示され、カウントダウンが行われている。すなわち、この演出例では、タイマ予告表示TM1によるカウントダウンの演出が開始された際は、タイマ予告表示TM1が小サイズでサブ表示装置208Sに表示されている。なお、タイマ予告表示TM1によるカウントダウンの演出が開始された際、タイマ予告表示TM1が小サイズで装飾図柄表示装置208に表示されてもよい。
図42(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、依然として装飾図柄の変動表示が行われている。また、サブ表示装置208Sでは、タイマ予告表示TM1においてタイマ表示のカウントダウンが継続しており、図42(A2)に示すタイミングでは、「03:01」が表示されている。
そして、図42(A3)に示すように、タイマ表示が残り3秒となった場合には、サブ表示装置208Sに表示されていたタイマ予告表示TM1が装飾図柄表示装置208に移動し、さらに、タイマ予告表示TM1が拡大して表示される。このとき、第1装飾図柄は、拡大表示されたタイマ予告表示TM1にオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも第1装飾図柄が視認困難とされている。なお、タイマ予告表示TM1が拡大して表示される際に、アニメーションによる移動及び拡大表示を行うようにしてもよい。この場合、サブ表示装置208Sと装飾図柄表示装置208とに跨ってタイマ予告表示TM1が表示されるようにしてもよい。ここで、タイマ予告表示TM1がサブ表示装置208Sから装飾図柄表示装置208に完全に移動してからタイマ予告表示TM1を拡大表示してもよいし、タイマ予告表示TM1がサブ表示装置208Sから装飾図柄表示装置208に跨いで移動している間に拡大表示してもよいし、タイマ予告表示TM1がサブ表示装置208Sと装飾図柄表示装置208とに跨る前に拡大表示してもよい。なお、拡大表示のアニメーションが行われている間もカウントダウンが継続して行われるが、移動及び拡大表示のアニメーションが行われている間はカウントダウンを中断してもよい。
図42(B1)〜同図(B3)に示す演出例は、タイマ予告表示TM1の表示態様が変化するときに、表示態様の変化後のタイマ予告表示TM1を別の表示手段に表示する別の例について示している。
図42(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、サブ表示装置208Sでは、ナビキャラクタYM、変動アイコンh0及び保留アイコンh11〜h14が表示可能とされている。なお、図42(B1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されている。一方、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には、第2保留数表示が表示されており、この第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、図42(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1ではタイマ表示として「09:69」が表示され、カウントダウンが行われている。
図42(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、依然として装飾図柄の変動表示が行われている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図42(B2)に示すタイミングでは、「03:01」が表示されている。また、このとき、サブ表示装置208Sが動作しており、装飾図柄表示装置208の表示画面に沿って上昇し、装飾図柄表示装置208の略中央の前面側に位置し、装飾図柄表示装置208に表示されている装飾図柄及びタイマ予告表示TM1にオーバーラップしており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。また、サブ表示装置208Sが上昇している間に、サブ表示装置208Sに表示されていた変動アイコンh0、保留アイコンh11及びナビキャラクタYMは消去されている。なお、サブ表示装置208Sに表示されていた変動アイコンh0、保留アイコンh11及びナビキャラクタYMは、サブ表示装置208Sが移動を開始する前に消去されてもよいし、サブ表示装置208Sが移動を完了した後で消去されてもよいし、サブ表示装置208Sが移動を開始するタイミングで消去されてもよいし、サブ表示装置208Sが移動を完了するタイミングで消去されてもよい。また、変動アイコンh0と保留アイコンh11のいずれか一方だけ消去されてもよい。また、サブ表示装置208Sに表示されていた変動アイコンh0、保留アイコンh11及びナビキャラクタYMを装飾図柄表示装置208に表示位置を変更するようにしてもよい。
そして、図42(B3)に示すように、タイマ表示が残り3秒となった場合には、装飾図柄表示装置208に表示されていたタイマ予告表示TM1がサブ表示装置208Sに移動し、さらに、タイマ予告表示TM1が拡大して表示される。なお、タイマ予告表示TM1が拡大して表示される際に、アニメーションによる移動及び拡大表示を行うようにしてもよい。この場合、装飾図柄表示装置208とサブ表示装置208Sととに跨ってタイマ予告表示TM1が表示されるようにしてもよい。ここで、タイマ予告表示TM1が装飾図柄表示装置208からサブ表示装置208Sに完全に移動してからタイマ予告表示TM1を拡大表示してもよいし、タイマ予告表示TM1が装飾図柄表示装置208からサブ表示装置208Sに跨いで移動している間に拡大表示してもよいし、タイマ予告表示TM1が装飾図柄表示装置208とサブ表示装置208Sとに跨る前に拡大表示してもよい。なお、拡大表示のアニメーションが行われている間もカウントダウンが継続して行われるが、移動及び拡大表示のアニメーションが行われている間はカウントダウンを中断してもよい。なお、この演出例では、タイマ予告表示TM1を拡大表示する場合に、タイマ予告表示TM1を装飾図柄表示装置208から消去してサブ表示装置208Sに表示させるようにしたが、装飾図柄表示装置208にも引き続きタイマ予告表示TM1を表示するようにしてもよい。この場合、例えば、タイマ予告表示TM1のサイズを小さくして表示するようにしてもよい。さらに、装飾図柄表示装置208とサブ表示装置208Sの両方にタイマ予告表示TM1を表示する場合、これらのタイマ予告表示TM1におけるタイマ表示を同期するようにしてもよいし、同期しないようにしてもよい。
図42(C1)〜同図(C9)に示す演出例は、タイマ予告表示TM1の変化後の表示態様の別の例について示している。図42(C1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図41(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1では「09:69」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。
図42(C2)に示すタイマ予告表示TM1ではタイマ表示のカウントダウンが継続しており、図42(C2)に示すタイミングでは、「03:01」が表示されている。
そして、図42(C3)に示すように、タイマ表示が残り3秒であることを示す「03:00」となった場合には、タイマ予告表示TM1の表示態様が変化する。変化後のタイマ予告表示TM1aは、円形のメータの内部にタイマ表示が配置された態様となっている。この円形のメータ部は、図42(C3)〜同図(C6)に示すように、時間の経過に応じて12時の位置から時計方向にゲージが減っていく態様で表示状態が変化する。なお、表示態様の変化後のタイマ予告表示TM1aは、変動アイコンh0に一部がオーバーラップされているが、変動アイコンh0がタイマ予告表示TM1aにオーバーラップされるようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1aは、カウントダウンが完了するまで、同じ大きさとなっているが、例えば、残り時間によって大きさを変更してもよく、例えば、残り1秒になったら円形のメータ部を拡大表示するようにしてもよい。また、表示態様の変更後のタイマ予告表示TM1aを、円形のメータ部のみから構成され、タイマ表示を行わないようにしてもよい。また、第1装飾図柄は、表示態様の変化後のタイマ予告表示TM1aにオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも第1装飾図柄が視認困難とされている。なお、第1装飾図柄が表示態様が変化したタイマ予告表示TM1aにオーバーラップするようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1の表示態様が変化する際に、アニメーションによる変化表示を行うようにしてもよい。この場合、変化表示のアニメーションが行われている間もカウントダウンが継続して行われるが、変化表示のアニメーションが行われている間はカウントダウンを中断してもよい。また、タイマ予告表示TM1の表示態様を変化して表示する際に、タイマ表示部分は変化しないで、タイマ予告表示TM1の枠部分だけ変化するようにしてもよい。
その後は、図42(C4)〜同図(C6)に示すように、タイマ予告表示TM1aおけるカウントダウン及びゲージの減少表示は、タイマ表示が「00:00」となるまで継続して行われる。この演出例では、タイマ表示によるカウントダウンと円形のメータ部のゲージの減少表示との両方によってカウントダウンの演出が行われるようになっている。ここで、図42(C5)に示すタイミングでは、左図柄に「装飾7」が停止表示し、図42(C6)に示すタイミングでは、右図柄に「装飾7」が停止表示するが、その態様は、タイマ予告表示TM1aによって視認困難とされている。なお、装飾図柄の停止表示が行われる場合に、停止図柄がタイマ予告表示TM1aの前面側に配置されるようにしてもよい。
タイマ予告表示TM1aにおける表示が「00:00」となり、カウントダウンが完了すると、図42(C7)に示すように、タイマ予告表示TM1aでは、タイマ表示に換えて疑似連演出が行われる旨の「継続」の文字が表示される。これにより、疑似連演出が行われることが報知される。なお、「継続」以外の文字表示が行われてもよく、例えば、タイマ表示のカウントダウンが完了した結果、SPリーチに移行するような場合には、「SPリーチ」等と表示してSPリーチに移行することを報知してもよい。また、上述した実施形態のように、予告の発生に注目させるために「注目」と表示するようにしてもよい。
その後、図42(C8)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1a消去され、その後、図42(A9)に示すように、装飾図柄表示装置208では、中図柄に殿様のキャラクタが表された疑似連図柄が上方から下方に向けて低速で移動する表示が開始される。その後、疑似連図柄が停止表示して疑似連が実行される。
この演出例では、タイマ予告表示TM1aにおいて「継続」の文字を表示して疑似連演出が行われることを報知したが、例えば、「継続」の文字にクエスチョンマークを付与するなどして、疑似連演出が行われない場合があるような表示を行ってもよい。また、このような場合に、例えば、疑似連演出が行われた場合には、大当りが確定するようにしてもよい。
また、この演出例において、複数のタイマ予告表示で同じ演出を対象としたタイマ表示をそれぞれ表示している場合において、一方のタイマ予告表示を大サイズで表示するようにしてもよいし、両方のタイマ予告表示を大サイズで表示するようにしてもよい。また、一方のタイマ予告表示には、「03:00」のタイマ表示を行い、他方のタイマ予告表示には、例えば、「あと3秒」といったように大まかに表示するというように異なる表示態様でカウントダウンの表示が行われてもよい。
図43は、タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。
図43では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図43(A1)〜同図(A8)に示す演出例は、タイマ予告演出において、タイマ予告表示が拡大して表示される様子が示されている。図43(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図43(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1では「09:69」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。
その後、図43(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMによるタイマ上乗せ演出が行われている様子が示されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、タイマ上乗せ演出が開始されると、ナビキャラクタYMの近傍に「上乗せ」の文字が表示された吹き出しが表示され、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示に時間の上乗せが行われることが報知される。すなわち、タイマ予告演出において行われるカウントダウンの時間が延長されることが報知される。
続いて、図43(A3)に示すように、ナビキャラクタYMの吹き出しでは、上乗せされる時間を示す「+10秒」の表示が行われ、上乗せされる時間が報知されている。
その後、図43(A4)に示すように、タイマ表示が残り5秒であることを示す「05:00」になるタイミングで、タイマ予告表示TM1が拡大して表示され、表示位置も装飾図柄表示装置208の略中央に変更される。なお、この演出例では、「05:00」になると、一旦、カウントダウンが中断されるが、カウントダウンが継続して行われていてもよい。ここで、この演出例では、タイマ表示の残り時間が所定時間であることによりタイマ予告表示TM1が拡大して表示されるのではなく、タイマ表示に時間の上乗せが行われることによりタイマ予告表示TM1が拡大表示されるものである。なお、図43(A4)に示す装飾図柄表示装置208では、拡大表示されたタイマ予告表示TM1がナビキャラクタYMの吹き出しにオーバーラップされているが、ナビキャラクタYMの吹き出しが拡大されたタイマ予告表示TM1にオーバーラップされるようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1が拡大表示される条件が、タイマ表示における時間の上乗せに限定されず、例えば、タイマ表示における時間の短縮や、カウントダウンの停止等の際など、タイマ表示が変化する際にタイマ予告表示TM1が拡大表示するようにしてもよい。
図43(A5)に示すように、拡大表示されたタイマ予告表示TM1では、カウントアップアニメーションの表示が行われ、タイマ表示における時間が上乗せされる演出が行われている。
すると、図43(A6)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「15:00」に更新され、タイマ表示における時間に10秒が上乗せされた様子が示されている。なお、タイマ上乗せ演出が行われている間、カウントダウンの表示が停止してもよいし、カウントダウンの表示が進んでいてもよい。
その後、図43(A7)に示すように、ナビキャラクタYMの吹き出しが消去され、その後、図43(A8)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1が縮小して元のサイズで表示され、表示位置も元の位置に変更される。その後、タイマ表示のカウントダウンが再開される。
図43(B1)〜同図(B7)に示す演出例は、タイマ予告演出において、タイマ表示の時間が上乗せされる際にタイマ予告表示が拡大して表示される様子が示されている。図43(B1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、第1装飾図柄では、左図柄に「装飾7」が停止しており、右図柄に「装飾7」が停止している様子が示されている。また、図43(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1ではタイマ表示のカウントダウン表示が完了しており、「00:00」が表示されている。
すると、図43(B2)に示すように、タイマ予告表示TM1が、装飾図柄表示装置208の表示画面の略中央に移動するとともに、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。なお、表示位置を変更する場合に、タイマ予告表示TM1が移動するアニメーションの表示を行ってもよいし、表示位置を切り換えて表示するようにしてもよい。
その後、図43(B3)に示すように、タイマ予告表示TM1が拡大表示されるととにタイマ表示が再び行われ、タイマ表示として「00:00」が表示される。一方、装飾図柄表示装置208では、中図柄に殿様のキャラクタ表された疑似連図柄が上方から下方に向けて低速で移動する表示が行われている。この疑似連図柄による疑似連演出は、図43(B3)〜同図(B7)まで継続して行われる。
その後、図43(B4)に示すように、拡大表示されたタイマ予告表示TM1では、カウントアップアニメーションの表示が行われ、タイマ表示における時間が上乗せされる演出が行われている。
すると、図43(B5)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「15:00」に更新され、タイマ表示における時間に15秒が上乗せされた様子が示されている。
その後、図43(B6)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1が縮小して元のサイズで表示され、表示位置も元の位置(表示画面の略右側中央)に変更される。タイマ予告表示TM1では、その後、タイマ表示のカウントダウンが再開される。なお、タイマ予告表示TM1を縮小せず、そのままのサイズで表示するようにしてもよい。一方、第1装飾図柄では、中図柄に疑似連図柄が停止され、疑似連が行われることが報知される。
すると、図43(B7)に示すように、殿様のキャラクタと「継続」の文字表示とからなるカットイン表示が行われ、その後、2回目の装飾図柄の変動表示が開始される。なお、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが行われており、図43(B7)に示すタイミングでは、タイマ表示は「14:92」となっている。
図44は、タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。
図44では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図44(A1)〜同図(A8)に示す演出例は、タイマ予告表示の表示態様が変化して予告のランクがアップされる際にタイマ予告表示が拡大して表示される様子が示されている。図44(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、敵役の剣豪が大きく表示され、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展した様子が示されている。また、図44(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留数が1となっており、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0も表示されている。なお、保留アイコンh11やナビキャラクタYMは、フレームアウトしており非表示とされている。また、図44(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1では「20:35」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。
続く図44(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様の敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションの表示が開始されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図44(A2)に示すタイミングでは「18:19」が表示されている。
図44(A3)は、決闘シーンのアニメーション表示が継続している様子が示されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図44(A3)に示すタイミングでは「15:47」が表示されている。
その後、図44(A4)に示すように、タイマ表示が残り15秒であることを示す「15:00」になるタイミングで、タイマ予告表示TM1が拡大して表示されるとともに、タイマ予告表示TM1の枠の色が白色から赤色に変更され、さらに大当りの信頼度が高くなったことを示す「LvUP」が付記される。そして、タイマ予告表示TM1の表示位置も装飾図柄表示装置208の略中央に変更される。すなわち、タイマ予告表示TM1がランクアップしたことが示されている。なお、タイマ表示のカウントダウンは継続して行われるが、拡大表示がされている間はカウントダウンが一時中断されてもよい。ここで、この演出例では、タイマ表示の残り時間が所定時間であることによりタイマ予告表示TM1が拡大して表示されるのではなく、タイマ予告表示TM1の表示態様が大当りの信頼度の高い表示態様に変更されることによりタイマ予告表示TM1が拡大表示されるものである。
その後、図44(A5)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1が縮小して元のサイズで表示され、表示位置も元の位置(表示画面の略右側中央)に変更される。このとき、タイマ予告表示TM1の枠の色は赤色のままであるが、「LvUP」の表示は消去されている。なお、タイマ予告表示TM1を縮小せず、そのままのサイズで表示するようにしてもよい。
図44(A6)に示すように、タイマ予告表示TM1における表示が「00:00」となり、カウントダウンが完了すると、図44(A7)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。
すると、図44(A7)に示すように、装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示が大当りの信頼度が高いことを示すカットイン表示に切り換えられている様子が示されている。このカットイン表示では、姫のキャラクタとともに、大当りの信頼度が高いことを示唆する「突アツ」の文字が表示されている。さらに、図44(A7)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1がランクアップしたことを受けて、「期待大」の文字表示が付記されている。これにより、「期待大」の文字表示が付記されていないカットイン表示が表示された場合よりも大当りとなりやすくなっている。なお、「期待大」の文字表示は、タイマ予告表示TM1がランクアップした場合に必ず表示されてもよいし、表示されない場合があってもよい。また「期待大」の文字表示は、タイマ予告表示TM1がランプアップしたことを条件として表示されるものであってもよいし、タイマ予告表示TM1がランクアップしなくても表示される場合があってもよい。この演出例では、「期待大」の文字表示は、タイマ予告表示TM1がランクアップした場合の方が、ランクアップしない場合よりも表示されやすくなっている。また、図44(A7)に示される装飾図柄表示装置208では、変動アイコンh0の表示も変化して予告表示が行われている。この変動アイコンh0の表示の変化は、タイマ予告演出でカウントダウンが完了した結果行われるものであってもよいし、タイマ予告演出とは関係なく行われるものであってもよい。すなわち、タイマ予告表示TM1がランクアップした場合には、タイマ予告演出によって行われる予告とは別の予告が行われるようにしてもよい。
このように、この演出例では、タイマ予告表示TM1のランクアップが、タイマ予告演出でカウントダウンが完了した結果行われる予告が昇格していることを示すための報知であってもよいし、タイマ予告表示TM1のランクアップ自体がチャンスアップの予告として機能するようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1がランクアップすることで、事前に大当りの信頼度の高い予告が表示される期待度が高くなったことを報知するものであってもよい。
また、この演出例において、タイマ予告表示TM1のランクアップが、タイマ予告演出でカウントダウンが完了した結果行われる予告が昇格する可能性があることを示唆するものであるが、例えば、第1装飾図柄におけるリーチの図柄が昇格する可能性があることを示唆するものであってもよい。具体的には、例えば、確変大当りが確定しない「装飾2」でリーチとなってリーチ演出が行われている際に、タイマ予告表示TM1がランクアップすることで、大当りとなった場合は確変大当りが確定し、しかも大当りとなりやすい「装飾7」のリーチに変化する場合があるようにしてもよい。
図44(B1)〜同図(B7)に示す演出例は、タイマ予告演出が行われているときにチャンスアップメータを用いた演出が開始される様子を示している。図44(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、敵役の剣豪が大きく表示され、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展した様子が示されている。また、図44(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留数が1となっており、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0も表示されている。なお、保留アイコンh11やナビキャラクタYMは、フレームアウトしており非表示とされている。また、図44(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1では「20:35」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。
続く図44(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションの表示が開始している。また、図44(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の左下隅部にチャンスアップメータCMTが表示されている。図44(B2)に示すチャンスアップメータCMTでは、開始地点SPと最終地点GPの他、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2及び第3チェックポイントCP3が配置されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図44(B2)に示すタイミングでは「18:19」が表示されている。
図44(B3)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが開始地点SPからの移動を開始している様子が示されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図44(B3)に示すタイミングでは「15:47」が表示されている。
その後、図44(B4)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが第1チェックポイントCP1に到達するタイミングで、ボゥイのキャラクタBOYが表示画面の右側から出現し、左側に向かって移動する様子が示されている。すなわち、ボゥイのキャラクタBOYの出現によるチャンスアップの予告が行われている様子が示されている。一方、図44(B4)に示すように、ボゥイのキャラクタBOYが登場するときに、タイマ予告表示TM1が縮小表示され、ボゥイのキャラクタBOYを目立たせるようにしている。すなわち、タイマ予告表示TM1を縮小表示することで、ボゥイのキャラクタBOYの表示を邪魔しないようにすることができる場合があり、また、ボゥイのキャラクタBOYによるチャンスアップの予告が行われていることを容易に認識することができる場合がある。なお、タイマ予告表示TM1は、縮小表示されてもタイマ表示のカウントダウンは継続しており、図44(B4)に示すタイミングでは「15:35」が表示されている。なお、縮小表示されている間、タイマ表示のカウントダウンを中断するようにしてもよい。その後、図44(B4)〜同図(B6)に示すように、ボゥイのキャラクタBOYによるチャンスアップの予告が終了するまで、タイマ予告表示TM1の縮小表示が維持される。
そして、図44(B7)に示すように、ボゥイのキャラクタBOYによるチャンスアップの予告が終了すると、タイマ予告表示TM1が拡大して元のサイズで表示される。
この演出例では、チャンスアップの予告が行われている間、タイマ予告表示TM1を縮小表示することで、チャンスアップの予告が行われていることを報知するようにしたが、タイマ予告表示TM1の表示態様を変化させることにより、その目的を達成することができる場合がある。例えば、タイマ予告表示TM1の縮小表示の他、タイマ予告表示TM1の拡大表示や、タイマ予告表示TM1の枠あるいはタイマ表示自体の色の変化や、タイマ予告表示TM1の表示位置の変化や、タイマ予告表示TM1の形状の変化等によってタイマ予告表示TM1の表示態様の変化を行うようにしてもよい。
図45は、タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。
図45では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図45(A1)〜同図(A3)に示す演出例は、スーパーリーチに移行する際に表示されていたタイマ予告表示の表示位置を変更する様子が示されている。図45(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0も表示されている。なお、保留アイコンh11やナビキャラクタYMは、フレームアウトしており非表示とされている。また、図45(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチに移行している様子が示されている。具体的には、左図柄と右図柄がそれぞれ左上隅部と右上隅部に移動し、これからスーパーリーチに移行することが示唆されている。また、図45(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1では「21:37」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。
図45(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、敵役の剣豪が大きく表示されたスーパーリーチのタイトルが表示され、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展した様子が示されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図45(A2)に示すタイミングでは「20:35」が表示されている。
続く図45(A3)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。タイマ予告表示TM1は、決闘シーンのアニメーション表示が開始されると、その表示位置を変更する。具体的には、表示画面の右端中央部分に表示されていたタイマ予告表示TM1を、表示画面の右下隅部に変更する。なお、表示位置を変更する場合に、タイマ予告表示TM1が移動するアニメーションの表示を行ってもよいし、表示位置を切り換えて表示するようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1の表示位置を変更した際に、例えば、図45(A3´)に示すように、タイマ予告表示TM1を縮小表示し、スーパーリーチの演出を目立たせるようにしてもよい。
なお、この演出例では、決闘シーンのアニメーション表示が開始するタイミングでタイマ予告表示TM1の表示位置を移動させるようにしたが、図45(A1)に示されるスーパーリーチに移行する演出が行われるときにタイマ予告表示TM1の表示位置を変更するようにしてもよいし、図45(A2)に示されるスーパーリーチのタイトルの表示が行われるときにタイマ予告表示TM1の表示位置を変更するようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1は、特定のタイミング(例えば、3秒前や0になるタイミング、タイマ予告表示TM1のチャンスアップ等)で元の位置に再度移動するように構成されていてもよいし、そのままの位置で表示されてもよい。また、タイマ予告表示TM1を縮小表示している場合も、特定のタイミング(例えば、3秒前や0になったタイミング、タイマ予告表示TM1のチャンスアップ等)で拡大表示(例えば、最初に表示された大きさの表示や、最初に表示された大きさよりも大きい表示)されるようにしてもよい。
図45(B1)〜同図(B7)に示す演出例は、演出可動体が動作する際に表示されていたタイマ予告表示の表示位置を変更する様子が示されている。図45(B1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0も表示されている。なお、保留アイコンh11やナビキャラクタYMは、フレームアウトしており非表示とされている。また、図45(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチに移行している様子が示されている。具体的には、左図柄と右図柄がそれぞれ左上隅部と右上隅部に移動し、これからスーパーリーチに移行することが示唆されている。また、図45(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1では「27:37」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。
図45(B2)では、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ装飾図柄表示装置208の前面側でオーバーラップしている様子が示されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図45(B2)に示すタイミングでは「25:34」が表示されている。ここで、タイマ予告表示TM1は、第2大盤振舞役物224Gbと第4大盤振舞役物224Gdとによって少なくとも一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりもタイマ予告表示TM1が視認困難とされている。
すると、図45(B3)に示すように、タイマ予告表示TM1は、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdにオーバーラップされない位置に表示位置を変更する。具体的には、表示画面の右端中央部分に表示されていたタイマ予告表示TM1を、表示画面の中央上端部に変更する。なお、表示位置を変更する場合に、タイマ予告表示TM1が移動するアニメーションの表示を行ってもよいし、表示位置を切り換えて表示するようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1の表示位置を変更した際に、タイマ予告表示TM1を縮小表示してもよい。なお、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作しない場合は、表示位置を変更しなくてもよいが、表示位置を変更してもよい。
その後、図45(B4)に示すように、導光板ILの発光が行われ、導光板IL上に所定のエフェクト画像を模した模様が視認に容易な態様で現される。このとき、導光板ILが発光されることにより現れるエフェクト画像がタイマ予告表示TM1にオーバーラップされるが、これによるタイマ予告表示TM1の表示位置の変更は行わない。なお、導光板ILの発光の際に、タイマ予告表示TM1の表示位置の変更を行うようにしてもよい。
その後、図45(B5)に示すように、導光板ILの発光が終了した後、図45(B6)に示すように、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdがそれぞれ初期位置に戻る。
すると、図45(B7)に示すように、タイマ予告表示TM1の表示位置が元の位置(表示画面の右端中央部分)に変更される。タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図45(B7)に示すタイミングでは「21:37」が表示されている。なお、タイマ予告表示TM1が元の位置に移動するタイミングと、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが初期位置に戻る動作を開始するタイミングとが同じであってもよいし、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが初期位置に戻る動作を開始した後で、タイマ予告表示TM1が元の位置に移動するようにしてもよいし、タイマ予告表示TM1が元の位置に移動を開始した後で、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが初期位置に戻る動作を開始してもよい。
図45(C1)〜同図(C5)に示す演出例は、タイマ予告表示と装飾図柄の位置関係が変更する様子が示されている。図45(C1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図45(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1では「29:69」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。また、このタイマ予告表示TM1は、第1装飾図柄にオーバーラップしており、オーバーラップしていない状態である場合よりも、第1装飾図柄が視認困難とされている。
図45(C2)に示す装飾図柄表示装置208では、左図柄と右図柄にそれぞれ「装飾7」が停止し、リーチ状態となった様子が示されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図45(C2)に示すタイミングでは「22:04」が表示されている。このときも、タイマ予告表示TM1は、第1装飾図柄にオーバーラップしている。
図45(C3)に示す装飾図柄表示装置208では、リーチ演出が開始され、第1装飾図柄の左図柄と右図柄がそれぞれ左右上方に移動表示され、また、変動アイコンh0は表示されているが、ナビキャラクタYM及び保留アイコンh11がフレームアウトして非表示とされている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図45(C3)に示すタイミングでは「21:37」が表示されている。なお、このとき、タイマ予告表示TM1は、第1装飾図柄の背面側に配置され、タイマ予告表示TM1は、第1装飾図柄の右図柄にオーバーラップされている。なお、タイマ予告表示TM1が第1装飾図柄にオーバーラップするようにしてもよい。
図45(C4)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展した様子が示されている。図45(C4)に示す装飾図柄表示装置208では、敵役の剣豪の画像が大きく表示されたスーパーリーチのタイトルが表示されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図45(C4)に示すタイミングでは「20:35」が表示されている。このときも、タイマ予告表示TM1は、第1装飾図柄にオーバーラップされている。
続く図45(C5)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションの表示が行われている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図45(C5)に示すタイミングでは「18:19」が表示されている。このときも、タイマ予告表示TM1は、第1装飾図柄にオーバーラップされている。また、表示画面の左下隅部では、上述したチャンスアップメータCMTが表示されており、チャンスアップメータを用いた演出が行われている。
図46は、タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。
図46では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図46(A1)〜同図(A10)に示す演出例は、遊技者の操作によりタイマ予告表示の表示位置を変更する様子が示されている。図46(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0も表示されている。なお、保留アイコンh11やナビキャラクタYMは、フレームアウトしており非表示とされている。また、図46(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチに移行している様子が示されている。具体的には、左図柄と右図柄がそれぞれ左上隅部と右上隅部に移動し、これからスーパーリーチに移行することが示唆されている。また、図46(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1では「21:37」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。
図46(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、敵役の剣豪が大きく表示されたスーパーリーチのタイトルが表示され、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展した様子が示されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図46(A2)に示すタイミングでは「20:35」が表示されている。
続く図46(A3)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様の敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションの表示が開始されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図46(A3)に示すタイミングでは「18:19」が表示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の右下隅部には、操作キーユニット137の下キーのアイコンとともに「タイマを縮小」の文字が表示されたガイド表示が行われており、遊技者が下キーを操作することでタイマ予告表示TM1を縮小表示することができる旨が報知されている。なお、この演出例では、決闘シーンのアニメーション表示が開始されるとガイド表示が表示されるようにしたが、タイマ予告演出が開始されたときから表示されてもよいし、リーチ状態となったときに表示されてもよい。
その後、図46(A4)に示すタイミングで操作キーユニット137の下キーが操作されると、図46(A5)に示すように、タイマ予告表示TM1は、縮小表示されるとともに、その表示位置を変更する。具体的には、表示画面の右端中央部分に表示されていたタイマ予告表示TM1を、ガイド表示の上方に変更する。このとき、タイマ予告表示TM1は縮小表示される。なお、表示位置を変更する場合に、タイマ予告表示TM1が縮小しながら移動するアニメーションの表示を行ってもよいし、表示位置を切り換えて表示するようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1の表示位置が変更されてから縮小表示してもよいし、縮小表示してから表示位置が変更されてもよい。また、操作キーユニット137の下キーが操作されると、タイマ予告表示TM1が非表示とされるようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図46(A5)に示すタイミングでは「18:00」が表示されている。また、図46(A5)に示すガイド表示では、操作キーユニット137の上キーのアイコンとともに「タイマを拡大」の文字が表示され、遊技者が上キーを操作することでタイマ予告表示TM1を拡大して元のサイズで表示され、また、表示位置も元の位置に戻る旨が報知されている。
その後、図46(A6)に示すタイミングで操作キーユニット137の上キーが操作されると、図46(A7)に示すように、タイマ予告表示TM1は、拡大表示されて元のサイズに戻るとともに、その表示位置も元の位置に戻る。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図46(A7)に示すタイミングでは「17:81」が表示されている。また、図46(A7)に示すガイド表示では、操作キーユニット137の下キーのアイコンとともに「タイマを縮小」の文字が表示されたガイド表示が行われており、遊技者が下キーを操作することでタイマ予告表示TM1を縮小表示することができる旨が報知されている。なお、この演出例において、図46(A3)に示されるように、タイマ予告表示TM1がデフォルトの表示サイズでデフォルトの表示位置であるときに、操作キーユニット137の上キーが操作されると、タイマ予告表示TM1がさらに拡大して表示されるようにしてもよい。
図46(A8)に示す装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示が継続している様子が示されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図46(A8)に示すタイミングでは「03:01」が表示されている。
そして、図46(A9)に示すように、タイマ表示が残り3秒であることを示す「03:00」となった場合には、表示画面の右下に表示されていたガイド表示が消去され、タイマ予告表示TM1の表示位置(表示サイズ)の変更ができなくなったことが示されている。なお、タイマ予告表示TM1の表示位置及び表示サイズの変更を引き続き可能としてもよい。また、タイマ表示が「03:00」となったときにタイマ予告表示TM1の表示位置が変更され、縮小表示されている場合には、このタイミングで、デフォルトの表示サイズでデフォルトの表示位置に戻るようにしてもよいし、変更された表示位置で縮小表示されたままであってもよい。
図46(A10)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となり、カウントダウンが完了する様子が示されている。
図46(B1)〜同図(B9)に示す演出例は、タイマ予告演出の実行中にタイマ予告表示が分割して表示される様子が示されている。図46(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、敵役の剣豪が大きく表示されたスーパーリーチのタイトルが表示され、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展した様子が示されている。また、図46(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留数が1となっており、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0も表示されている。なお、保留アイコンh11やナビキャラクタYMは、フレームアウトしており非表示とされている。また、図46(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1では「20:35」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。
続く図46(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様の敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションの表示が開始されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図46(B2)に示すタイミングでは「18:19」が表示されている。
図46(B3)は、決闘シーンのアニメーション表示が継続している様子が示されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図46(B3)に示すタイミングでは「15:47」が表示されている。
その後、図46(B4)に示すように、タイマ表示が残り15秒であることを示す「15:00」になるタイミングで、タイマ予告表示TM1の周囲にエフェクト画像が表示され、その後、図46(B5)に示すように、タイマ予告表示が2つに分割する。ここで、2つのタイマ予告表示のうちの左側に表示されたタイマ予告表示を左側タイマ予告表示TM1Lといい、右側に表示されたタイマ予告表示を右側タイマ予告表示TM2Rという場合がある。これらのタイマ予告表示TM1L,TM1Rにおけるタイマ表示はそれぞれ同じ時間を示しており、図46(B5)に示すタイミングでは、それぞれ「13:56」を示している。この演出例では、タイマ予告表示が2つに分割することにより、大当りの信頼度が高くなったことを示唆している。なお、タイマ予告表示が分割する数は、2つに限らず3つ以上であってもよく、分割する数が多いほど、大当りの信頼度が高くなるようにしてもよい。また、これらのタイマ予告表示TM1L,TM1Rは、枠の色が赤色に変化しているが、枠の色が変化しなくてもよく、枠の色が赤色に変化した場合の方が、枠の色が変化しない場合よりも大当りとなりやすいようにしてもよい。また、これらのタイマ予告表示TM1L,TM1Rのうちのいずれか一方の枠の色だけ赤色に変化してもよい。
その後、図46(B6)に示すように、タイマ予告表示TM1L,TM1Rにおけるタイマ表示が「00:00」となると、図46(B7)に示すように、タイマ予告表示TM1L,TM1Rでは、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。すると、図46(B8)に示すように、装飾図柄表示装置208では、姫のキャラクタが「リーチを書き換えるよ」と喋っている様子を示すカットインの表示が行われている様子が示されている。このカットインの表示は、2つのタイマ予告表示TM1L,TM1Rのうちの一方のタイマ予告表示(例えば、左側タイマ予告表示TM1L)におけるタイマ表示のカウントダウンが完了したことにより行われる演出で、大当りの信頼性のより高いリーチ演出に昇格するすることを報知するものである。なお、2つのタイマ予告表示TM1L,TM1Rのうちの両方のタイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが完了したことにより行われる演出であってもよい。
その後、図46(B9)に示す装飾図柄表示装置208では、SP剣豪リーチに発展した様子が示されている。SP剣豪リーチは、剣豪リーチが発展して移行するリーチであり、剣豪リーチからSP剣豪リーチに発展しない場合よりも大当りとなりやすいリーチ演出である。SP剣豪リーチでは、図46(B9)に示すように、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する点では、発展前の剣豪リーチと同じであるが、主人公の殿様の助っ人としてパンダを従えている点と、背景に満月が表れている点で異なっている。さらに、図46(B9)に示す装飾図柄表示装置208では、3匹のコパンダのキャラクタによって構成されるコパンダ応援団KPDが応援している様子を示す予告表示が行われており、SP剣豪リーチの大当りに対する信頼度が飛躍的に高くなっていることを報知している。このコパンダ応援団KPDは、2つのタイマ予告表示TM1L,TM1Rのうちの他方のタイマ予告表示(例えば、右側タイマ予告表示TM1R)におけるタイマ表示のカウントダウンが完了したことにより表示される予告キャラクタである。
この演出例では、2つのタイマ予告表示のそれぞれに対応してチャンスアップの予告やリーチ演出の発展を行っているが、2つのタイマ予告表示に対応して1つの演出(リーチ演出の発展)を行い、その発展したリーチ演出の中でもチャンスアップの演出が行われているということもできる。
図47は、タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。
図47では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図47(A1)〜同図(A5)に示す演出例は、複数の装飾図柄表示装置を用いたタイマ予告演出について示している。ここで、図47(A1)〜同図(A5)に示す演出例では、図14(b)に示す演出装置206を適用し、さらに、第1装飾図柄表示装置208Lの外周が装飾部材に重なっておらず、当該領域に表示される画像についても視認可能に構成されている。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lの左右両側が、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nによって一部がオーバーラップされている。なお、家紋役物224E及び千両箱役物224Hについては、説明を容易にするために図示を省略している。
図47(A1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが行われている様子が示されている。また、図47(A1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、特図1の保留数が1となっており、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0も表示されている。なお、保留アイコンh11やナビキャラクタYMは、フレームアウトしており非表示とされている。また、第3装飾図柄表示装置208Nでは、タイマ予告演出が行われており、タイマ表示として「15:47」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。
図47(A2)に示す第1装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーションが継続して行われている。また、第3装飾図柄表示装置208Nでは、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図47(A2)に示すタイミングでは「15:00」が表示されている。
その後、図47(A3)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lにおける第2装飾図柄表示装置208Mの近傍の表示領域と、第3装飾図柄表示装置208Nの近傍の表示領域に所定のエフェクト画像が表示され、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが動作することを示唆している。また、第3装飾図柄表示装置208Nでは、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図47(A3)に示すタイミングでは「14:50」が表示されている。
すると、図47(A4)に示すように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面に沿って左右に往復動する様子が示されている。このとき、第3装飾図柄表示装置208Nにおいて表示されていたタイマ表示が第2装飾図柄表示装置208Mにも表示される。すなわち、タイマ予告表示が2つに分割する様子が示されている。なお、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの動作が完了した後で、第2装飾図柄表示装置208Mにタイマ表示が表示されるようにしてもよい。第2装飾図柄表示装置208Mに表示されたタイマ表示と第3装飾図柄表示装置208Nに表示されたタイマ表示はそれぞれ同じ時間を示しており、図47(A4)に示すタイミングでは、それぞれ「13:56」を示している。なお、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの動作中もタイマ表示のカウントダウンは継続しているが、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの動作中は、タイマ表示のカウントダウンが中断するようにしてもよい。この演出例では、タイマ予告表示が2つに分割することにより、大当りの信頼度が高くなったことを示唆している。なお、タイマ予告表示が分割する数は、2つに限らず3つ以上であってもよく、分割する数が多いほど、大当りの信頼度が高くなるようにしてもよい。例えば、第2装飾図柄表示装置208Mの他、第1装飾図柄表示装置208Lでもタイマ表示が行われるようにしてもよい。
その後、図47(A5)に示すように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ初期位置に戻る。また、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nでは、それぞれタイマ表示のカウントダウンが継続しており、図47(A5)に示すタイミングでは「12:19」が表示されている。
図47(B1)〜同図(B5)に示す演出例は、複数の装飾図柄表示装置を用いたタイマ予告演出について示している。ここで、図47(B1)〜同図(B5)に示す演出例では、装飾図柄表示装置208の他に、ミニ表示装置208Pが設けられている。ミニ表示装置208Pは、例えば、遊技盤200や前面枠扉106(図1参照)等の適宜の位置に設けられている。この演出例では、例えば、フルカラーLEDがマトリクス状に配置されたドットマトリクス型の表示装置を採用したが、LCDやELや7セグやランプやドラム等他の表示装置であってもよい。ミニ表示装置208Pは、シャッタ部材が設けられており、シャッタ部材を駆動することによりミニ表示装置208Pを視認容易状態と視認困難状態とに変更することができる。
図47(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが行われている様子が示されている。また、図47(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留数が1となっており、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0も表示されている。なお、保留アイコンh11やナビキャラクタYMは、フレームアウトしており非表示とされている。また、図47(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1では「18:19」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。また、ミニ表示装置208Pでもタイマ予告演出が行われており、タイマ表示として「6:19」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。すなわち、この演出例では、2つのタイマ予告演出が並行して行われている様子が示されており、装飾図柄表示装置208におけるタイマ予告表示TM1によるタイマ予告演出においてタイマ表示が「0」となった場合にチャンスアップの予告等の演出が行われる場合があり、また、ミニ表示装置208Pにおけるタイマ予告演出においてタイマ表示が「0」となった場合にもチャンスアップの予告等の演出が行われる場合がある。
その後、図47(B2)に示すように、装飾図柄表示装置208に表示されたタイマ予告表示TM1のタイマ表示が残り15秒であることを示す「15:00」になるタイミングで、タイマ予告表示TM1の周囲にエフェクト画像が表示され、カウントダウンが中断される。一方、ミニ表示装置208Pでもタイマ表示が残り3秒であることを示す「3:00」になるタイミングでカウントダウンが中断される。
すると、図47(B3)に示すように、ミニ表示装置208Pでは、タイマ表示に換えて、ミニ表示装置208Pにおいて示されたタイマ表示の時間が、装飾図柄表示装置208に表示されたタイマ予告表示TM1のタイマ表示に上乗せされることを示す「UP」の文字が表示される。
すると、図47(B4)に示すように、装飾図柄表示装置208に表示されたタイマ予告表示TM1のタイマ表示に3秒の時間が上乗せされて「18:00」に更新される。
その後、図47(B5)に示すように、装飾図柄表示装置208におけるタイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが再開される。なお、図47(B5)に示すタイミングでは、タイマ表示は「17:99」となっている。一方、ミニ表示装置208Pでは、シャッタ部材により表示画面が視認困難とされる。なお、この演出例では、装飾図柄表示装置208におけるタイマ予告表示TMのタイマ表示に時間の上乗せが行われた場合には、ミニ表示装置208Pにおけるタイマ演出は終了するようにしたが、装飾図柄表示装置208におけるタイマ予告表示TMのタイマ表示に時間の上乗せが行われた場合でも、ミニ表示装置208Pにおけるタイマ演出が終了しないで、その後、タイマ表示のカウントダウンが行われるようにしてもよい。
図48は、タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。
図48では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図48(A1)〜同図(A10)に示す演出例は、タイマ予告演出が開始する前に、タイマ予告演出が開始されることを準備中である旨の表示を行うことで報知する様子について示している。図48(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図48(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が3となっており、第一の保留アイコンh11〜第三の保留アイコンh13が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が3であることを示す「3」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。
図48(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告準備演出が開始している様子が示されている。具体的には、表示画面の右側からタイマ予告表示TM1がフレームインすることにより、タイマ予告準備演出が開始される。タイマ予告準備演出は、タイマ予告演出が開始するまでの間、準備中である旨の表示を行い、遊技者に期待感を持たせるようにしたものである。図48(A2)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1には、何も表示されていない。なお、例えば、後述する「STANDBY」の表示が行われていてもよい。
その後、図48(A3)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1のフレームインが完了した様子が示されている。タイマ予告表示TM1のフレームインが完了すると、タイマ予告表示TM1には、タイマ予告演出の準備中である旨を示す「STANDBY」が表示され、その旨を報知している。すなわち、この演出例では、保留内でタイマ予告演出が行われることを予告する先読み予告の一態様として行われる演出である。なお、変動中の図柄表示においてタイマ予告演出が行われることを予告する当該変動予告であってもよい。
すると、図48(A4)に示すように、「STANDBY」の文字が表示されたタイマ予告表示TM1は、その表示位置を第2保留表示部の下方の位置に変更する。このとき、タイマ予告表示TM1は、縮小表示され、ミニサイズの表示サイズとなる。なお、表示位置を変更する場合に、タイマ予告表示TM1が縮小しながら移動するアニメーションの表示を行ってもよいし、表示位置を切り換えて表示するようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1の表示位置が変更されてから縮小表示してもよいし、縮小表示してから表示位置が変更されてもよい。また、タイマ予告表示TM1を縮小表示しなくてもよいし、表示位置を変更しなくてもよい。
その後、図48(A5)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾3−装飾9−装飾1」のハズレの装飾図柄の組合せで停止表示されている様子が示されている。なお、このとき、「STANDBY」の文字が表示されたタイマ予告表示TM1は継続して表示されている。
続いて、図48(A6)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の最先の保留に基づいて装飾図柄の変動表示が開始している。タイマ予告表示TM1は、依然として第2保留表示部の下方での表示が維持されている。このように、タイマ予告準備演出は、複数の図柄変動表示に跨って行う場合がある演出であるということができる。
その後、図48(A7)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾4−装飾1−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで停止表示されている様子が示されている。なお、このときも、「STANDBY」の文字が表示されたタイマ予告表示TM1が継続して表示されている。
続いて、図48(A8)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の最先の保留に基づいて装飾図柄の変動表示が開始している。タイマ予告表示TM1は、依然として第2保留表示部の下方での表示が維持されている。なお、今回の図柄変動表示は、先読みの対象となっていた保留に対応するものとなっている。
その後、図48(A9)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1が拡大表示されて元のサイズに戻るとともに、その表示位置も元の位置に戻り、「STANDBY」の表示からタイマ表示として「10:00」の表示に切り替わる様子が示されている。これにより、タイマ予告演出が開始されたことが報知される。なお、タイマ予告表示TM1の表示位置を変更する場合に、タイマ予告表示TM1が拡大しながら移動するアニメーションの表示を行ってもよいし、表示位置を切り換えて表示するようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1の表示位置が変更されてから拡大表示してもよいし、拡大表示してから表示位置が変更されてもよい。また、タイマ予告表示TM1の表示がタイマ表示に切り替わった後で、タイマ予告表示TM1の表示位置が変更されてもよいし、タイマ予告表示TM1の表示位置が変更された後で、タイマ予告表示TM1の表示がタイマ表示に切り替わるようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1の表示がタイマ表示に切り替わるタイミングと、タイマ予告表示TM1の表示位置の変更のタイミングとが同じであってもよい。
その後、図48(A10)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが開始している様子が示されている。
なお、その後、例えば、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が特定の時間の表示(例えば、「03:00」)となった場合や、表示態様が変化する場合に、タイマ予告表示TM1の表示サイズを小サイズから大サイズに変更するようにしてもよい。
図48(B1)〜同図(B8)に示す演出例は、先読み予告として機能する時計の予告アイコンMI1を複数ストックし、ストックされた時計の予告アイコンMI1の数だけタイマ予告演出が行われる様子について示している。図48(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図48(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が3となっており、第一の保留アイコンh11〜第三の保留アイコンh13が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が3であることを示す「3」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。
図48(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、左図柄に「装飾3」が停止表示する様子が示されている。この「装飾3」には、時計の予告アイコンMI1が付加されており、1つの時計の予告アイコンMI1がストックされることを示している。なお、2以上の時計の予告アイコンMI1が一度にストックされることがあってもよい。
図48(B3)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾3−装飾9−装飾1」のハズレの装飾図柄の組合せで停止表示している様子が示されている。また、第2装飾図柄の下方には、時計の予告アイコンMI1のストックされている数を示す、タイマ予告ストック表示領域TMstが表示されている。タイマ予告ストック表示領域TMstでは、1つの時計の予告アイコンMI1がストックされていることを示す「タイマ予告ストック×1」の表示が行われている。これにより、保留内にタイマ予告演出が少なくとも1回行われることが報知されている。なお、時計の予告アイコンMI1のストック数だけタイマ予告演出におけるタイマ表示に対する時間の上乗せが行われるようにしてもよい。また、時計の予告アイコンMI1のストック数に応じて、タイマ予告演出が開始されたときにおけるタイマ表示に表示する残り時間が決定されるようにしてもよい。タイマ予告ストック表示領域TMstでは、時計の予告アイコンMI1が出現する毎にストック数が加算されるようになっている。
図48(B4)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、ナビキャラクタYMによるナビキャラ予告も行われている様子が示されている。このナビキャラ予告では、ナビキャラクタYMの近傍に時計のアイコンとともに「get」の文字が表示された吹き出しが表示されることにより行われる。この演出例におけるナビキャラ予告は、保留内でタイマ予告演出が行われることの先読み予告として機能している。このように、1回の図柄変動表示でストックされる時計の予告アイコンMI1は、1つに限らず、2以上であってもよい。また、時計の予告アイコンMI1がストックされるときに行われる演出の態様も複数種類あってもよい。また、時計の予告アイコンMI1がストックされるときに行われる演出において、ストックされる時計の予告アイコンMI1の数は1つに限らず、2以上である場合があってもよい。
図48(B5)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾4−装飾1−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで停止表示している様子が示されている。また、タイマ予告ストック表示領域TMstでは、3つの時計の予告アイコンMI1がストックされていることを示す「タイマ予告ストック×3」の表示が行われている。これにより、保留内にタイマ予告演出が少なくとも3回行われることが報知されている。
図48(B6)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。その後、図48(B7)に示す装飾図柄表示装置208では、3つストックされている時計の予告アイコンMI1のうちの1つが消化され、タイマ予告演出が開始された様子が示されている。このとき、タイマ予告表示TM1が装飾図柄表示装置208の表示画面の略中央で表示される。なお、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示として「10:00」が表示されており、カウントダウンが開始してから10秒後にチャンスアップの予告が行われる場合があることが示唆されている。また、この演出例では、時計の予告アイコンMI1を1つ消化して1つのタイマ予告演出を開始するようにしたが、2つの時計の予告アイコンMI1を消化して2つのタイマ予告演出を並行して行うようにしてもよい。また、この演出例では、時計の予告アイコンMI1を1つ消化して1つのタイマ予告演出を開始するようにしたが、例えば、図48(B7´)に示すように、時計の予告アイコンMI1を消化することなくタイマ予告演出が開始される場合があってもよい。
その後、図48(B8)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1が表示画面の略右端中央に表示位置を変更し、タイマ表示のカウントダウンが開始される。このとき、タイマ予告表示TM1を移動アニメーションにより表示位置を変更するようにしてもよい。なお、時計の予告アイコンMI1が消化されてタイマ予告表示TM1を表示する際に、装飾図柄表示装置208の略中央に表示せず、最初から表示画面の略右端中央に表示するようにしてもよい。
以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、サブ表示装置208S、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N、ミニ表示装置208P、POVディスプレイ224I等]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の表示[例えば、図22(1)に示すタイマ予告表示TM1におけるタイマ予告演出等]であり、
前記第一の表示は、或る演出[例えば、図20(11)〜同図(12)に示す疑似連演出や、図21(a5)に示す変動アイコンh0の表示態様の変化による予告表示、図21(c2)に示すレバー演出、図23(9fa´)に示すチャンス図柄としての松の図柄CCの停止表示による予告等、装飾図柄表示装置208、サブ表示装置208S、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N、ミニ表示装置208Pを用いた演出表示]が行われるタイミングを報知する表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第二の表示[例えば、図22(2)〜同図(5)に示すタイマ上乗せ演出等]であり、
前記第二の表示とは、前記或る演出が開始されるタイミングが変化することを予告する表示であり[例えば、図22(2)〜同図(5)に示す、タイマ上乗せ演出における、ナビキャラクタYMの吹き出しに表示される「上乗せ」や「+10秒」の表示等]、
前記第一の表示の表示中に前記第二の表示が表示される場合がある[例えば、図22(2)〜同図(5)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるタイマ予告演出が行われているときに、タイマ上乗せ演出が行われている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、第一の表示によって、或る演出が開始されるまでの時間が報知されていたとしても、第二の表示によって報知されている時間が変化することを予告される場合があるので、或る演出が開始されるまでの時間が経過するのをただ待つだけでなく、時間が変化する可能性があるかもしれないという期待を持たせ、第一の表示も楽しむことができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、第一の表示と第二の表示のみを表示可能なものであってもよいし、第一の表示と第二の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第一の表示と第二の表示を必ず表示するものであってもよいし、第一の表示と第二の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示は、或る演出が行われるタイミングのみを報知するものであってもよいし、或る演出が行われるタイミング以外のことも報知するものであってもよい。また、第一の表示は、或る演出が行われるタイミングを必ず報知するものであってもよいし、或る演出が行われるタイミングを報知しない場合があるものであってもよい。
また、第二の表示は、或る演出が開始されるタイミングが変化することのみを予告するものであってもよいし、或る演出が開始されるタイミングが変化すること以外のことも予告するものであってもよい。また、第二の表示は、或る演出が開始されるタイミングが変化することを必ず予告するものであってもよいし、或る演出が開始されるタイミングが変化することを予告しない場合があるものであってもよい。
また、第一の表示の表示中に第二の表示がのみが表示される場合があってもよいし、第一の表示中に第二の表示以外の表示も表示される場合があってもよい。また、第一の表示の表示中に第二の表示が必ず表示されてもよいし、第一の表示の表示中に第二の表示が表示されない場合があってもよい。
なお、タイマ予告表示の開始とは、第一の表示の表示が開始されたことであってもよいし、カウントダウン表示の表示が開始されたことであってもよい(例えば、数字が表示されたら開始等)し、カウントダウン表示のカウントダウンが開始されたことであってもよい。また、タイマ予告表示の終了とは、第一の表示が非表示となったことであってもよいし、カウントダウン表示が非表示となったこと(例えば、数字が消去されて、「注目」が表示された状態も含まれる)であってもよく、カウントダウン表示によるカウントダウンが終了したことであってもよく(例えば、0が表示)、カウントダウンが終了した後で第一の表示に表示される表示(例えば、「注目」の文字表示)が非表示になったことであってもよい。
また、『 前記第二の表示が表示された後で前記第一の表示の表示態様が変化するように構成されている[例えば、図22(2)〜同図(5)に示すように、タイマ上乗せ演出が行われた後で、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が更新され、タイマ表示における時間の上乗せが行われる等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の表示の表示態様の変化に注目させることができる場合がある。
ここで、第二の表示が表示された後で第一の表示の表示態様のみが変化するように構成されてもよいし、第二の表示が表示された後で第一の表示の表示態様以外の表示の表示態様も変化するように構成されてもよい。また、第二の表示が表示された後で第一の表示の表示態様が必ず変化するように構成されてもよいし、第二の表示が表示された後で第一の表示の表示態様が変化しない場合があるように構成されてもよい。
なお、第二の表示が表示されなくても、第一の表示の表示態様が変化する場合があってもよいし、第二の表示が表示された場合にのみ第一の表示の表示態様が変化してもよい。 また、『 前記表示手段は、複数の表示手段から構成された手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第一の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第二の表示手段[例えば、サブ表示装置208S等]であり、
前記第一の表示は、前記第一の表示手段に表示される表示であり、
前記第二の表示は、前記第二の表示手段に表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の表示が終了するまで第一の表示手段に遊技者の視線が集中してしまうおそれがあるが、第二の表示手段でも第二の表示を表示することにより、第一の表示手段だけに視線を集中させずに、2つの表示手段の両方に注目させることができる場合がある。
ここで、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段のみから構成されてもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段以外の表示手段も含んで構成されてもよい。また、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段を必ず含んで構成されてもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段を含まない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の表示は、第一の表示手段にのみ表示されるものであってもよいし、第一の表示手段以外にも表示される場合があるものであってもよい。また、第一の表示は、第一の表示手段に必ず表示されるものであってもよいし、第一の表示手段に表示されない場合があってもよい。
また、第二の表示は、第二の表示手段にのみ表示されるものであってもよいし、第二の表示手段以外にも表示される場合があるものであってもよい。また、第二の表示は、第二の表示手段に必ず表示されるものであってもよいし、第二の表示手段に表示されない場合があってもよい。
また、『 前記第二の表示手段が、前記第一の表示手段よりも手前側に配置され[例えば、図26(A1)に示すように、サブ表示装置208Sは装飾図柄表示装置208よりも手前側に配置されている等]、
前記第二の表示が表示されている前記第二の表示手段によって、前記第一の表示手段がオーバーラップされる場合がある[例えば、図26(A2)〜同図(A3)に示すように、装飾図柄表示装置208がタイマ上乗せ演出が行われているサブ表示装置208Sにオーバーラップされている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の表示手段が第二の表示を表示中に第一の表示手段にオーバーラップする場合があることで、第二の表示を注目させ、或る演出が開始されるまでの時間が変化する可能性があることを認識させやすくすることができる場合がある。
ここで、第二の表示が表示されている第二の表示手段によって、第一の表示手段のみがオーバーラップされる場合があってもよいし、第二の表示が表示されている第二の表示手段によって、第一の表示手段以外の表示手段もオーバーラップされる場合があってもよい。また、第二の表示が表示されている第二の表示手段によって、第一の表示手段が必ずオーバーラップされてもよいし、第二の表示が表示されている第二の表示手段によって、第一の表示手段がオーバーラップされない場合があってもよい。
また、第二の表示が表示されている第二の表示手段のみによって、第一の表示手段がオーバーラップされる場合があってもよいし、第二の表示が表示されている第二の表示手段以外の表示手段によっても、第一の表示手段がオーバーラップされる場合があってもよい。
また、『 第一の位置[例えば、図26(B1)に示すサブ表示装置208Sの初期位置等]と第二の位置[例えば、図26(B3)に示すサブ表示装置208Sが装飾図柄表示装置208の略中央の前面側にオーバーラップする位置等]の間で前記第二の表示手段が移動可能に構成されており、
前記第二の表示手段は、前記第二の位置で前記第一の表示手段にオーバーラップする表示手段である[例えば、図26(B3)に示すように、サブ表示装置208Sが装飾図柄表示装置208の略中央の前面側にオーバーラップする位置では、サブ表示装置208Sが装飾図柄表示装置208にオーバーラップしている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の位置と第二の位置の間で第二の表示手段のみが移動可能に構成されてもよいし、第一の位置と第二の位置の間で第二の表示手段以外の表示手段も移動可能に構成されてもよい。また、第一の位置と第二の位置の間で第二の表示手段が必ず移動するように構成されてもよいし、第一の位置と第二の位置の間で第二の表示手段が移動しない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の位置と第二の位置の間でのみ第二の表示手段が移動可能に構成されてもよいし、第一の位置と第二の位置の間以外にも第二の表示手段が移動可能に構成されてもよい。
また、第二の表示手段は、第二の位置でのみ第一の表示手段にオーバーラップ可能なものであってもよいし、第二の位置以外に位置でも第一の表示手段にオーバーラップ可能なものであってもよい。また、第二の表示手段は、第二の位置で必ず第一の表示手段にオーバーラップするものであってもよいし、第二の位置で第一の表示手段にオーバーラップしない場合があってもよい。
また、『 前記第一の表示は、カウントダウン表示[例えば、図20(2)〜同図(7)に示すタイマ予告表示TM1のタイマ表示におけるカウントダウンの表示等]を含む表示であり、
前記カウントダウン表示とは、前記或る演出が行われるまでのタイミングをカウントダウンにより行う表示のことである[例えば、図20(2)〜同図(7)に示すように、タイマ予告表示TM1のタイマ表示におけるカウントダウンにより、疑似連が行われるタイミングを報知している等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の表示は、カウントダウン表示のみを含むものであってもよいし、カウントダウン表示以外の表示も含むものであってもよい。また、第一の表示は、カウントダウン表示を必ず含むものであってもよいし、カウントダウン表示を含まない場合があってもよい。
また、カウントダウン表示は、或る演出が行われるまでのタイミングのみをカウントダウンにより行うものであってもよいし、或る演出が行われるまでのタイミング以外のタイミングもカウントダウンにより行うものであってもよい。また、カウントダウン表示は、或る演出が行われるまでのタイミングを必ずカウントダウンにより行うものであってもよいし、或る演出が行われるまでのタイミングをカウントダウンにより行わない場合があるものであってもよい。
また、『 前記第二の表示が表示されている状態でも、前記カウントダウン表示によるカウントダウンが継続される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の表示が表示されている状態でも、カウントダウン表示によるカウントダウンのみが継続されてもよいし、第二の表示が表示されている状態でも、カウントダウン表示によるカウントダウン以外にも継続されるものがあってもよい。また、第二の表示が表示されている状態でも、カウントダウン表示によるカウントダウンが必ず継続されてもよいし、第二の表示が表示されている状態でも、カウントダウン表示によるカウントダウンが継続しない場合があってもよい。
また、第二の表示が表示されている状態のみでも、カウントダウン表示によるカウントダウンが継続されてもよいし、第二の表示が表示されている状態以外の状態でも、カウントダウン表示によるカウントダウンが継続されてもよい。
また、『 前記第二の表示の表示中において、前記カウントダウン表示によるカウントダウンが中断される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の表示の表示中において、カウントダウン表示によるカウントダウンのみが中断されてもよいし、第二の表示の表示中において、カウントダウン表示によるカウントダウン以外のものも中断されてもよい。また、第二の表示の表示中において、カウントダウン表示によるカウントダウンが必ず中断されてもよいし、第二の表示の表示中において、カウントダウン表示によるカウントダウンが中断されない場合があってもよい。
また、第二の表示の表示中においてのみ、カウントダウン表示によるカウントダウンが中断されてもよいし、第二の表示の表示中以外においても、カウントダウン表示によるカウントダウンが中断されてもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、第三の表示[例えば、図20(8)に示すタイマ予告表示TM1における「注目」の文字の表示等]であり、
前記第三の表示は、前記第一の表示とは異なる表示であり、
前記第三の表示は、前記第二の表示とは異なる表示であり、
前記第三の表示は、前記或る演出には含まれない表示であり、
前記第一の表示が0を示す表示となった場合に、前記第三の表示が表示される[例えば、図20(7)〜同図(8)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が0になると、タイマ予告表示TM1に「注目」の文字が表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の表示によるカウントダウンにより第三の表示に対する期待感をより一層引き立てることができる場合がある。
ここで、第一の表示が0を示す表示となった場合に、第三の表示のみが表示されてもよいし、第一の表示が0を示す表示となった場合に、第三の表示以外の表示も表示されてもよい。また、第一の表示が0を示す表示となった場合に、第三の表示が必ず表示されてもよいし、第一の表示が0を示す表示となった場合に、第三の表示が表示されない場合があってもよい。
また、第一の表示が0を示す表示となった場合にのみ、第三の表示が表示されてもよいし、第一の表示が0を示す表示となった場合以外の場合にも、第三の表示が表示されてもよい。
また、『 前記第二の表示が表示された場合の方が、該第二の表示が表示されない場合よりも、最終的に大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の表示が表示されることによる期待感を持たせることができる場合がある。
なお、第二の表示が表示された場合は、必ず最終的に大当り図柄が確定表示されてもよいし、第二の表示が表示された場合は、最終的に大当り図柄が確定表示されない場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、第四の表示[例えば、図20(9)〜同図(12)に示す疑似連演出等]であり、
前記或る演出とは、前記第四の表示を含む演出のことであり、
前記第四の表示は、演出表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、或る演出は、第四の表示のみを含むものであってもよいし、第四の表示以外の表示も含むものであってもよい。また、或る演出は、第四の表示を必ず含むものであってもよいし、第四の表示を含まない場合があるものであってもよい。
また、『 複数種類の動作を実行可能な演出可動手段[例えば、家紋役物224E、千両箱役物224H、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N、サブ表示装置208S、POVディスプレイ224I等]を備え、
前記複数種類の動作のうちの一つは、第一の動作[例えば、図21(d3)に示す、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作等]であり、
前記或る演出とは、前記第一の動作を含む演出のことであり、
前記第一の動作は、演出動作である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、演出可動手段を用いたダイナミックな演出が可能となり、演出効果をさらに向上させることができる場合がある。
ここで、演出可動手段は、複数種類の動作のみを実行可能なものであってもよいし、複数種類の動作以外にも実行可能なものであってもよい。また、演出可能手段は、複数種類の動作を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の動作を実行しない場合があってもよい。
また、演出可動手段は、第一の動作のみを実行可能なものであってもよいし、第一の動作以外の動作も実行可能なものであってもよい。また、演出可動手段は、第一の動作を必ず実行するものであってもよいし、第一の動作を実行しない場合があるものであってもよい。
また、或る演出は、第一の動作のみを含むものであってもよいし、第一の動作以外の動作も含むものであってもよい。また、或る演出は、第一の動作を必ず含むものであってもよいし、第一の動作を含まない場合があってもよい。
また、『 前記或る演出が行われた場合の方が、該或る演出が行われない場合よりも、最終的に大当り図柄が確定表示されやすい[例えば、図20(11)〜同図(12)に示される疑似連が開始された場合の方が、疑似連が開始されない場合よりも大当りとなりやすい等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、或る演出が行われることに期待感を持たせることができる場合がある。
なお、或る演出が行われた場合は、最終的に必ず大当り図柄が確定表示されてもよいし、或る演出が行われた場合でも、最終的に大当り図柄が確定表示されない場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、第五の表示[例えば、図16(9)〜同図(14)に示す会話予告や、図20(9)〜同図(12)に示す疑似連演出や、図29(4)や同図(13)に示すチャンスアップの予告表示等]であり、
前記第一の表示が表示開始されてから前記第二の表示が表示開始されるまでの期間において、前記第五の表示が表示開始される場合があり、
前記第五の表示は、予告表示であり、
前記第五の表示が表示された場合の方が、該第五の表示が表示されない場合よりも、最終的に大当り図柄が確定表示されやすい[例えば、図16(9)〜同図(14)に示す会話予告が行われた場合の方が、会話予告が行われない場合よりも大当りとなりやすい等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の表示が表示開始されてから第二の表示が表示開始されるまでの期間において第五の表示が表示されることに対する期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、第一の表示が表示開始されてから第二の表示が表示開始されるまでの期間において、第五の表示のみが表示開始される場合があってもよいし、第一の表示が表示開始されてから第二の表示が表示開始されるまでの期間において、第五の表示以外の表示も表示開始される場合があってもよい。また、第一の表示が表示開始されてから第二の表示が表示開始されるまでの期間において、第五の表示が必ず表示開始されてもよいし、第一の表示が表示開始されてから第二の表示が表示開始されるまでの期間において、第五の表示が表示開始されない場合があってもよい。
また、第一の表示が表示開始されてから第二の表示が表示開始されるまでの期間のみにおいて、第五の表示が表示開始される場合があってもよいし、第一の表示が表示開始されてから第二の表示が表示開始されるまでの期間以外の期間においても、第五の表示が表示開始される場合があってもよい。
なお、第五の表示が表示された場合には、最終的に必ず大当り図柄が確定表示されてもよいし、第五の表示が表示された場合でも、最終的に大当り図柄が確定表示されない場合があってもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機である[例えば、パチンコ機100等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、スロットマシン[例えば、スロットマシン1000等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、サブ表示装置208S、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N、ミニ表示装置208P、POVディスプレイ224I等]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、期間表示[例えば、図33(A1)に示すチャンスアップメータCMTの表示等]であり、
前記期間表示は、リーチ演出表示が行われている期間のうちの或る期間において表示される場合がある表示であり[例えば、図29に示すように、チャンスアップメータCMTは、剣豪リーチが行われている期間において表示される場合がある等]、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の演出表示[例えば、図29(18)に示す、レバー演出による予告等]であり、
前記期間表示は、第一のタイミング[例えば、図29(18)に示す、レバー演出による予告が開始されるチェックポイントCP3で示されるタイミング等]を報知する表示であり、
前記第一のタイミングとは、前記第一の演出表示の表示が開始される可能性があるタイミングのことであり、
前記期間表示の表示が開始されてから前記第一のタイミングとなる前に、該期間表示が消去される場合がある[例えば、図33(A1)〜同図(A2)に示すように、チェックポイントCP3で示すタイミングとなる前に、図33(A2)に示すカットインの表示が行われると、チャンスアップメータCMTが消去される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、期間表示の表示中は、期間表示の第一のタイミングがわかってしまうので、第一のタイミングが近くなるまで表示手段を見なくなってしまう可能性がある。ここで、第一のタイミングとなる前に期間表示が非表示となる場合がある第一のタイミングが来る前のタイミングであっても期間表示を見るために表示手段に視線を向けさせることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、期間表示が表示されてから第一のタイミングとなるまでの間も遊技に引き込ませることができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、期間表示と第一の演出表示のみを表示可能なものであってもよいし、期間表示と第一の演出表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、期間表示と第一の演出表示を必ず表示するものであってもよいし、期間表示と第一の表示を表示しない場合があるものであってもよい。
また、期間表示は、リーチ演出表示が行われている期間のうちの或る期間においてのみ表示される場合があるものであってもよいし、リーチ演出表示が行われている期間のうちの或る期間以外の期間においても表示される場合があるものであってもよい。また、期間表示は、リーチ演出表示が行われている期間のうちの或る期間において必ず表示されるものであってもよいし、リーチ演出表示が行われている期間のうちの或る期間において表示されない場合があるものであってもよい。
また、期間表示は、第一のタイミングのみを報知するものであってもよいし、第一のタイミング以外のものも報知するものであってもよい。また、期間表示は、第一のタイミングを必ず報知するものであってもよいし、第一のタイミングを報知しない場合があってもよい。
また、期間表示の表示が開始されてから第一のタイミングとなる前に、期間表示のみが消去される場合があってもよいし、期間表示の表示が開始されてから第一のタイミングとなる前に、期間表示以外の表示も消去される場合があってもよい。また、期間表示の表示が開始されてから第一のタイミングとなる前に、期間表示が必ず消去されてもよいし、期間表示の表示が開始されてから第一のタイミングとなる前に、期間表示が消去されない場合があってもよい。
また、期間表示の表示が開始されてから第一のタイミングとなる前にのみ、期間表示が消去される場合があってもよいし、期間表示の表示が開始されてから第一のタイミングとなる前以外にも、期間表示が消去される場合があってもよい。
なお、期間表示の表示される期間は、リーチ中によらず、図柄変動表示中、大当り遊技中、デモ表示中、図柄停止表示中等であってもよい。
また、期間表示は、全てのリーチの実行中において表示されるものであってもよいし、特定のリーチの実行中にのみ表示され、他のリーチ演出の実行中では表示されないものであってもよい。例えば、期間表示は、ロングリーチのときは表示されず、SPリーチのときは表示されるものであってもよい。また、SPリーチの前半では表示されず、SPリーチの後半で表示されるものであってもよい。また、SPリーチの前半で表示され、SPリーチの後半では表示されないものであってもよい。
また、期間表示の開始とは、例えば、チャンスアップメータが表示開始されるタイミングであり、また、期間表示の終了とは、例えば、チャンスアップメータの表示が終了されるタイミングのことであってもよい。また、期間表示の開始とは、例えば、期間表示がおこなわれるリーチ演出等の演出が開始したタイミングのことであり、また、期間表示の終了とは、当該演出が終了されるタイミングのことであってもよく、チャンスアップメータが実際に表示されているか否かは問わない。また、期間表示の開始とは、チャンスアップメータにおけるキャラクタやマーカーによる進行を開始した時点のことであり、期間表示の終了とは、チャンスアップメータにおけるキャラクタやマーカーによる進行が終了した時点のことであってもよい。また、操作手段によりチャンスアップメータの表示/非表示が可能に構成されている場合において、期間表示の開始とは、操作手段によりチャンスアップメータが表示開始されたタイミングのことであり、期間表示の終了とは、操作手段によりチャンスアップメータの表示が終了されるタイミングであってもよい。
また、期間表示の開始とは、期間表示演出の開始(例えば、チャンスアップメータが表示可能であることを示唆する表示が表示)されてから、期間表示演出が終了するまで(例えば、チャンスアップメータが表示可能であることを示唆する表示が非表示となるまで、又は、チャンスアップメータが非表示となるまで)であってもよい。
また、期間表示とは、第一のタイミングに到達するまで表示されるものの他、第一のタイミングに到達する前に消去されるものも含まれる。
また、或る期間は、リーチ演出表示が行われている期間において、2以上あってもよい。このとき、期間表示は、或る期間ごとにそれぞれ開始し、終了してもよいし、2つの或る期間に跨って継続して期間表示が表示されていてもよい。この場合、第一の或る期間において、第一の期間表示が開始し、終了した後、期間表示自体は継続して表示しつつ、第二の或る期間が開始されると、新たな期間表示としての第二の期間表示が開始し、終了してもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、第二の演出表示[例えば、図33(A2)に示す爺のカットインの表示や図33(A2b)に示すエフェクト画像の表示等]であり、
前記第二の演出表示は、前記第一の演出表示とは異なる表示であり、
前記第一のタイミングとなる前に前記第二の演出表示が表示される場合があり[例えば、図33(A1)〜同図(A2)及び図33(A2b)に示すように、チャンスアップメータCMTによる演出において、サボハニのキャラクタSBHが第3チェックポイントCP3に到達する前に図33(A2)に示す爺のカットインの表示や図33(A2b)に示すエフェクト画像の表示が行われる場合がある等]、
前記期間表示は、前記第二の演出表示の表示が開始されるタイミングを報知しない表示であり[例えば、図33(A1)〜同図(A2)及び同図(A2b)に示すように、チャンスアップメータCMTによる演出では、図33(A2)に示す爺のカットインの表示タイミングや図33(A2b)に示すエフェクト画像の表示を報知していない等]、
前記第二の演出表示の表示中において、前記期間表示が消去される[例えば、図33(A1)〜同図(A2)及び同図(A2b)に示すように、図33(A2)に示す爺のカットインの表示や図33(A2b)に示すエフェクト画像の表示が行われるとチャンスアップメータCMTが消去される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、期間表示によって報知されない表示が表示されることで、第一のタイミングとなる前も第二の演出表示が表示される可能性があるので、第一のタイミングが来る前も期待を持たせることができる場合がある。
ここで、第一のタイミングとなる前に第二の演出表示のみが表示される場合があってもよいし、第一のタイミングとなる前に第二の演出表示以外の演出表示も表示される場合があってもよい。また、第一のタイミングとなる前に第二の演出表示が必ず表示されてもよいし、第一のタイミングとなる前に第二の演出表示が表示されない場合があってもよい。
また、第一のタイミングとなる前にのみ、第二の演出表示が表示される場合があってもよいし、第一のタイミングとなる前以外にも、第二の演出表示が表示される場合があってもよい。
また、期間表示は、第二の演出表示の表示が開始されるタイミングのみを報知しないものであってもよいし、第二の演出表示の表示が開始されるタイミング以外にも報知しないものがあってもよい。また、期間表示は、第二の演出表示の表示が開始されるタイミングを必ず報知しないものであってもよいし、第二の演出表示の表示が開始されるタイミングを報知する場合があってもよい。
また、第二の演出表示の表示中において、期間表示のみが消去されてもよいし、第二の演出表示の表示中において、期間表示以外の表示も消去されてもよい。また、第二の演出表示の表示中において、期間表示が必ず消去されてもよいし、第二の演出表示中において、期間表示が消去されない場合があってもよい。
また、第二の演出表示の表示中においてのみ、期間表示が消去されてもよいし、第二の演出表示の表示中以外にも、期間表示が消去されてもよい。
なお、演出表示に換えて、玉抜きエラー等のエラー報知や、発射位置を指示する報知や、プリペイドカードの抜き忘れを防止するための報知等のエラー以外の報知としてもよい。また、演出表示の態様として、LEDによる発光や演出可動手段による動作や導光板による発光により現れる表示であってもよい。
また、第二の演出表示が表示されるタイミングを期間表示によって報知してもよい。また、第二の演出表示が表示されるタイミングは、期間表示によって報知されないものであってもよい。
また、『 前記第二の演出表示は、第二の予告表示[例えば、図33(A2)に示す爺のカットインの表示や図33(A2b)に示すエフェクト画像の表示による予告表示等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一のタイミングとなる前に第二の演出表示が表示が表示されることで、第一のタイミングを待たずとも大当りとなる可能性があることを示唆できるので、第一のタイミングが来るまでの期間も遊技者に期待を持たせることができる場合がある。
また、『 前記第二の演出表示が表示された場合の方が、該第二の演出表示が表示されない場合よりも最終的に大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、第二の演出表示が表示された場合には、最終的に必ず大当り図柄が確定表示されてもよいし、第二の演出表示が表示された場合でも、最終的に大当り図柄が確定表示されない場合があってもよい。
また、『 複数種類の動作を実行可能な演出可動手段[例えば、家紋役物224E、千両箱役物224H、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N、サブ表示装置208S、POVディスプレイ224I等]を備え、
前記複数種類の動作のうちの一つは、第二の動作[例えば、図33(A3b)に示す、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作等]であり、
前記第二の動作は、演出動作であり、
前記第二の演出表示[例えば、図33(A2b)に示すエフェクト画像の表示等]の表示中に、前記第二の動作が行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、演出可動手段を用いたダイナミックな演出が可能となり、演出効果をさらに向上させることができる場合がある。
ここで、演出可動手段は、複数種類の動作のみを実行可能なものであってもよいし、複数種類の動作以外にも実行可能なものがあってもよい。また、演出可動手段は、複数種類の動作を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の動作を実行しない場合があってもよい。
また、第二の演出表示の表示中に、第二の動作のみが行われる場合があってもよいし、第二の演出表示の表示中に第二の動作以外の動作も行われる場合があってもよい。また、第二の演出表示の表示中に、第二の動作が必ず行われてもよいし、第二の演出表示の表示中に、第二の動作が行われない場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の動作のうちの一つは、第一の動作[例えば、図15(E1)〜同図(E2)に示す家紋役物224Eの動作や、図15(F1)に示す千両箱役物224Hの動作等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記期間表示が消去された後で、該期間表示が再度表示されるように構成されている[例えば、図33(A2a)〜同図(A3a)に示すように、姫のキャラクタのカットインの表示によってチャンスアップメータCMTが消去された後、決闘シーンのアニメーション表示が表示されたときにチャンスアップメータCMTが再度表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、期間表示の再表示について期待を持たせることができる場合がある。
ここで、期間表示が消去された後で、期間表示のみが再度表示されるように構成されてもよいし、期間表示が消去された後で、期間表示以外の表示も再度表示されるように構成されてもよい。また、期間表示が消去された後で、期間表示が必ず再度表示されるように構成されてもよいし、期間表示が消去された後で、期間表示が再度表示されない場合があるように構成されてもよい。
また、期間表示が消去された後でのみ、期間表示が再度表示されるように構成されてもよいし、期間表示が消去された後以外でも、期間表示が再度表示されるように構成されてもよい。
また、『 前記期間表示が消去された後、前記或る期間が経過するまでは該期間表示は表示されないように構成されている[例えば、図33(A2)〜同図(A5)に示すように、爺のキャラクタのカットインの表示によってチャンスアップメータCMTが消去された後は、当該図柄変動表示ではチャンスアップメータCMTは表示されない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、期間表示が消去された後、或る期間が経過するまでは期間表示のみが表示されないように構成されてもよいし、期間表示が消去された後、或る期間が経過するまでは期間表示以外の表示も表示されないように構成されてもよい。また、期間表示が消去された後、或る期間が経過するまでは期間表示は必ず表示されないように構成されてもよいし、期間表示が消去された後、或る期間が経過するまでは期間表示が表示される場合があるように構成されてもよい。
また、期間表示が消去された後でのみ、或る期間が経過するまでは期間表示は表示されないように構成されてもよいし、期間表示が消去された後以外でも、或る期間が経過するまでは期間表示は表示されないように構成されてもよい。
なお、リーチ演出表示が行われている期間において或る期間が複数ある場合には、第一の或る期間において期間表示が消去された後は、当該第一の或る期間においては期間表示は表示されないが、第一の或る期間の後の第二の或る期間が開始されると、期間表示が表示可能であってもよい。また、第一の或る期間において期間表示が消去された後は、当該第一の或る期間の後の第二の或る期間においても期間表示が表示されないようにしてもよいし、当該図柄変動表示が終了するまで期間表示が表示されないようにしてもよい。
また、『 前記或る期間とは、スーパーリーチの実行中の期間のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、第三の演出表示[例えば、図29(4)に示すボゥイのキャラクタBOYの表示によるチャンプアップの予告、図29(13)に示す殿様のカットイン画像CI3の表示によるチャンスアップの予告等]であり、
前記第三の演出表示は、前記第一の演出表示とは異なる表示であり、
前記期間表示は、第二のタイミング[例えば、図29(4)に示すボゥイのキャラクタBOYの表示によるチャンプアップの予告が開始されるチェックポイントCP1で示されるタイミング、図29(13)に示す殿様のカットイン画像CI3の表示によるチャンスアップの予告が開始されるチェックポイントCP2で示されるタイミング等]も報知する場合がある表示であり、
前記第二のタイミングとは、前記第三の演出表示の表示が開始される可能性があるタイミングのことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、期間表示は、第二のタイミングのみを報知する場合があるものであってもよいし、第二のタイミング以外のタイミングも報知する場合があるものであってもよい。また、期間表示は、第二のタイミングを必ず報知するものであってもよいし、第二のタイミングを報知しない場合があるものであってもよい。
また、第二のタイミングは、第三の演出表示の表示のみが開始される可能性があるものであってもよいし、第三の演出表示の表示以外のものも開始される可能性があるものであってもよい。また、第二のタイミングは、第三の演出表示の表示が必ず開始されるものであってもよいし、第三の演出表示の表示が開始されない場合があるものであってもよい。
なお、期間表示によって表示されるタイミングは3以上であってもよい。
また、あるリーチが発生すると必ず3回演出表示を行い、別のリーチが発生すると必ず2回演出表示を行うというように、リーチに対応して演出表示が行われるところを固定してもよいし、同じリーチであってもあるときは3回演出表示を行い、あるときは1回しか演出表示を行わないというように演出表示を行うところが変動するようにしてもよい。その場合、「たくさんタイミングを報知している」場合の方が、「あまり報知していない」場合よりも大当りとなりやすくてもよく、逆にはずれやすくなってもよい。また、大当りのなりやすさはタイミングを報知した数によって変わらなくてもよい。また、演出表示が行われた回数が多いほど大当りとなりやすいようにしてもよい。
また、第二のタイミングは、第一のタイミングの後のタイミングであってもよいし、第二のタイミングは、第一のタイミングの前のタイミングであってもよいし、第一のタイミングと第二のタイミングが同じタイミングであってもよい。
また、『 前記第一の演出表示は、第一の予告表示[例えば、図29(18)に示すレバー演出による予告等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第三の表示であり、
「前記第一の表示の少なくとも一部が視認困難となる場合」とは、「前記第三の表示によって前記第一の表示の少なくとも一部がオーバーラップされた場合」のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 表示手段は、複数の表示手段から構成された手段であり、
前記表示手段は、第一の表示手段のことであり、
前記第一の表示手段は、前記期間表示を表示する場合がある手段であり、
前記第二の表示手段は、演出動作を行う場合がある手段であり、
前記第二の表示手段によって、前記期間表示の少なくとも一部がオーバーラップされる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、表示手段は、複数の表示手段のみから構成されたものであってもよいし、複数の表示手段以外によっても構成されたものであってもよい。また、表示手段は、複数の表示手段から必ず構成されたものであってもよいし、複数の表示手段から構成されない場合があるものであってもよい。
また、第一の表示手段は、期間表示のみを表示する場合があるものであってもよいし、期間表示以外の表示も表示する場合があるものであってもよい。また、第一の表示手段は、期間表示を必ず表示するものであってもよいし、期間表示を表示しない場合があるものであってもよい。
また、第二の表示手段は、演出動作のみを行う場合があるものであってもよいし、演出動作以外の動作も行う場合があるものであってもよい。また、第二の表示手段は、演出動作を必ず行うものであってもよいし、演出動作を行わない場合があるものであってもよい。
また、第二の表示手段によって、期間表示の少なくとも一部のみがオーバーラップされる場合があってもよいし、第二の表示手段によって、期間表示の少なくとも一部以外にもオーバーラップされる場合があってもよい。また、第二の表示手段によって、期間表示の少なくとも一部が必ずオーバーラップされる場合があってもよいし、第二の表示手段によって、期間表示の少なくとも一部がオーバーラップされない場合があってもよい。
また、以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、サブ表示装置208S、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N、ミニ表示装置208P、POVディスプレイ224I等]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の表示[例えば、図38(A1)〜同図(A9)に示すナビキャラクタYMによる演出等]であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第二の表示[例えば、図38(A4)〜同図(A9)に示す会話予告における爺の会話画像CI2の表示等]であり、
前記第一の表示と前記第二の表示は、別の表示であり、
前記第一の表示の少なくとも一部の表示態様[例えば、図38(A1)に示すナビキャラクタYMの吹き出しに表示された残時間表示メータMT1の表示態様等]が第一の速度[例えば、10秒でゲージがなくなる速度等]で変化する場合があり、
前記第二の表示の少なくとも一部の表示態様[例えば、図38(A4)に示す爺の会話画像CI2における残時間表示メータMT2の表示態様等]が第二の速度[例えば、5秒でゲージがなくなる速度等]で変化する場合があり、
前記第一の速度と前記第二の速度は、異なる速度である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
近年は、表示手段に表示がたくさん表示されており、遊技に不慣れな遊技者やその機種を始めて遊技する遊技者は、どこに注目すればよいかわからないという問題が生じている。この遊技台では、第一の速度と第二の速度を異ならせることで、表示態様が変化する速度が速い(遅い)表示に遊技者に視線を自然と誘導させ、上記の問題を抱える遊技者も演出を楽しませることができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があるものであってもよい。
また、期間表示は、リーチ演出表示が行われている期間のうちの或る期間においてのみ表示される場合があるものであってもよいし、リーチ演出表示が行われている期間のうちの或る期間以外の期間においても表示される場合があるものであってもよい。また、期間表示は、リーチ演出表示が行われている期間のうちの或る期間において必ず表示されるものであってもよいし、リーチ演出表示が行われている期間のうちの或る期間において表示されない場合があってもよい。
また、期間表示は、第一のタイミングのみを報知するものであってもよいし、第一のタイミング以外のものも報知するものであってもよい。また、期間表示は、第一のタイミングを必ず報知するものであってもよいし、第一のタイミングを報知しない場合があるものであってもよい。
また、期間表示の表示が開始されてから第一のタイミングとなる前に、期間表示のみが消去される場合があってもよいし、期間表示の表示が開始されてから第一のタイミングとなる前に、期間表示以外の表示も消去される場合があってもよい。また、期間表示の表示が開始されてから第一のタイミングとなる前に、期間表示が必ず消去される場合があってもよいし、期間表示の表示が開始されてから第一のタイミングとなる前に、期間表示が消去されない場合があってもよい。
また、期間表示の表示が開始されてから第一のタイミングとなる前にのみ、期間表示が消去される場合があってもよいし、期間表示の表示が開始されてから第一のタイミングとなる前以外にも、期間表示が消去される場合があってもよい。
また、『 前記第一の表示は、時間表示[例えば、図38(A1)に示す残時間表示メータMT1におけるゲージの表示等]を含む表示であり、
前記第二の表示は、前記時間表示[例えば、図38(A4)に示す残時間表示メータMT2におけるゲージの表示等]を含む表示であり、
前記時間表示は、或る期間[例えば、操作有効期間等]における時間の経過に応じて表示態様が変化する表示である[例えば、図38(A1)に示す残時間表示メータMT1や図38(A4)に示す残時間メータMT2は、操作有効期間が開始してからの時間に応じてゲージが減っていく等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、表示態様の変化の速度を容易に認識させることができる場合がある。
ここで、第一の表示は、時間表示のみを含むものであってもよいし、時間表示以外のものも含むものであってもよい。また、第一の表示は、時間表示を必ず含むものであってもよいし、時間表示を含まない場合があるものであってもよい。
また、第二の表示は、時間表示のみを含むものであってもよいし、時間表示以外のものも含むものであってもよい。また、第二の表示は、時間表示を必ず含むものであってもよいし、時間表示を含まない場合があるものであってもよい。
また、時間表示は、或る期間における時間の経過に応じてのみ表示態様が変化するものであってもよいし、或る期間における時間の経過以外にも応じて表示態様が変化するものであってもよい。また、時間表示は、或る期間における時間の経過に応じて必ず表示態様が変化するものであってもよいし、或る期間における時間の経過に応じて表示態様が変化しない場合があるものであってもよい。
また、『 前記第一の表示と前記第二の表示の両方が表示されている場合がある[例えば、図38(A4)〜同図(A7)に示すように、ナビキャラクタYMの吹き出しにボタン画像136a1と残時間表示メータMT1が表示された演出表示と、会話予告における爺の会話画像CI2に表示された操作促進報知画像の両方が表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の表示と第二の表示の両方が表示されることにより、演出を賑やかにすることができる場合がある。
ここで、第一の表示と第二の表示の両方のみが表示されている場合があってもよいし、第一の表示と第二の表示の両方以外にも表示されている場合があってもよい。また、第一の表示と第二の表示の両方が必ず表示されていてもよいし、第一の表示と第二の表示の両方が表示されない場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、第三の表示[例えば、図38(A9)に示すナビキャラYMの吹き出しにおける「激熱」の文字表示等]であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第四の表示[例えば、図38(A9)に示す爺の会話画像CI2における「激熱ですぞ」の文字表示等]であり、
前記第三の表示と前記第四の表示は、別の表示であり、
前記第一の表示は、第一の時間[例えば、10秒等]が経過するまで少なくとも一部の表示態様が変化可能な表示であり、
前記第二の表示は、第二の時間[例えば、5秒等]が経過するまで少なくとも一部の表示態様が変化可能な表示であり、
前記第一の表示が表示開始してから前記第一の時間が経過すると、前記第三の表示が表示される場合があり、
前記第二の表示が表示開始してから前記第二の時間が経過すると、前記第四の表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の表示は、第一の時間が経過するまで少なくとも一部の表示態様のみが変化可能なものであってもよいし、第一の時間が経過するまで少なくとも一部の表示態様以外の表示態様も変化可能なものであってもよい。また、第一の表示は、第一の時間が経過するまで少なくとも一部の表示態様が必ず変化するものであってもよいし、第一の時間が経過するまで少なくとも一部の表示態様が変化しない場合があるものであってもよい。
また、第二の表示は、第二の時間が経過するまで少なくとも一部の表示態様のみが変化可能なものであってもよいし、第二の時間が経過するまで少なくとも一部の表示態様以外の表示態様も変化可能なものであってもよい。また、第二の表示は、第二の時間が経過するまで少なくとも一部の表示態様が必ず変化するものであってもよいし、第二の時間が経過するまで少なくとも一部の表示態様が変化しない場合があるものであってもよい。
また、第一の表示が表示開始してから第一の時間が経過すると、第三の表示のみが表示される場合があってもよいし、第一の表示が表示開始してから第一の時間が経過すると、第三の表示以外の表示も表示される場合があってもよい。また、第一の表示が表示開始してから第一の時間が経過すると、第三の表示が必ず表示されてもよいし、第一の表示が表示開始してから第一の時間が経過すると、第三の表示が表示されない場合があってもよい。
また、第二の表示が表示開始してから第二の時間が経過すると、第四の表示のみが表示される場合があってもよいし、第二の表示が表示開始してから第二の時間が経過すると、第四の表示以外の表示も表示される場合があってもよい。また、第二の表示が表示開始してから第二の時間が経過すると、第四の表示が必ず表示されてもよいし、第二の表示が表示開始してから第二の時間が経過すると、第四の表示が表示されない場合があってもよい。
なお、第三の表示と第四の表示が同じ表示態様であってもよいし、異なる表示態様であってもよい。
また、第三の表示と第四の表示では、第四の表示の方が大当りの信頼度が高くてもよいし、低くてもよい。また、第三の表示と第四の表示で、大当りの信頼度が同じであってもよい。
また、『 前記第一の表示は、カウントダウン表示[例えば、図40(A1)に示す第1のタイマ予告表示TM1のタイマ表示におけるカウントダウンの表示等]であり、
前記第二の表示は、前記カウントダウン表示[例えば、図40(A1)に示す第2のタイマ予告表示TM2のタイマ表示におけるカウントダウンの表示等]であり、
前記カウントダウン表示とは、或る演出[例えば、疑似連演出の表示等]が行われるまでのタイミングを報知する表示のことである[例えば、図40(A1)に示す第1のタイマ予告表示TM1及び第2のタイマ予告表示TM2は、疑似連が発生するまでの時間をカウントダウン表示により報知する等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、カウントダウン表示は、或る演出が行われるまでのタイミングのみを報知するものであってもよいし、或る演出が行われるまでのタイミング以外のものも報知するものであってもよい。また、或る演出が行われるまでのタイミングを必ず報知するものであってもよいし、或る演出が行われるまでのタイミングを報知しない場合があってもよい。
また、『 遊技者により操作が可能な操作手段[例えば、演出ボタン136(チャンスボタン136)等]を備え、
前記第一の表示は、操作有効期間表示であり、
前記第二の表示は、前記操作有効期間表示であり、
前記操作有効期間表示とは、前記操作手段の操作を有効とする期間を示す表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、操作手段は、遊技者のみにより操作が可能なものであってもよいし、遊技者以外によっても操作が可能なものであってもよい。また、操作手段は、遊技者により必ず操作されるものであってもよいし、遊技者により操作されない婆があるものであってもよい。
また、操作有効期間表示は、操作手段の操作を有効とする期間のみを示すものであってもよいし、操作手段の操作を有効とする期間以外のものも示すものであってもよいまた、操作有効期間表示は、操作手段の操作を有効とする期間を必ず示すものであってもよいし、操作手段の操作を有効とする期間を示さない場合があるものであってもよい。
また、『 前記第一の表示は、期間表示[例えば、図35(A1)に示す第1チャンスアップメータCMTa等]であり、
前記第二の表示は、前記期間表示[例えば、図35(A1)に示す第2チャンスアップメータCMTb等]であり、
前記期間表示とは、第一のタイミング[例えば、図35(A2)に示すボゥイのキャラクタBOYによるチャンスアップの予告が開始されるタイミング等]を報知する表示であり、
前記第一のタイミングとは、第一の期間[例えば、図35(A1)〜同図(A2)に示す剣豪リーチにおける決闘シーンのアニメーションが行われる期間等]において或る演出[例えば、図35(A2)に示すボゥイのキャラクタBOYによるチャンスアップの予告の表示等]が行われる可能性があるタイミングのことであり、
前記第一の期間が開始されてから終了するまでの間に、前記第一のタイミングが報知される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、期間表示は、第一のタイミングのみを報知するものであってもよいし、第一のタイミング以外のものも報知するものであってもよい。また、期間表示は、第一のタイミングを必ず報知するものであってもよいし、第一のタイミングを報知しない場合があるものであってもよい。
また、第一のタイミングは、第一の期間において第六の表示のみが表示開始される可能性があるものであってもよいし、第一の期間において第六の表示以外の表示も表示開始される可能性があるものであってもよい。また、第一のタイミングは、第一の期間において第六の表示が必ず表示開始されるものであってもよいし、第一の期間において第六の表示が表示開始されない場合があるものであってもよい。
また、第一の期間が開始されてから終了するまでの間に、第一のタイミングのみが報知されてもよいし、第一の期間が開始されてから終了するまでの間に、第一のタイミング以外のものも報知されてもよい。また、第一の期間が開始されてから終了するまでの間に、第一のタイミングが必ず報知されてもよいし、第一の期間が開始されてから終了するまでの間に、第一のタイミングが報知されない場合があってもよい。
また、第一の期間が開始されてから終了するまでの間にのみ、第一のタイミングが報知されてもよいし、第一の期間が開始されてから終了するまでの間以外にも、第一のタイミングが報知されてもよい。
また、『 時間の経過に応じて、前記第二の表示の少なくとも一部の表示態様が前記第一の速度で変化する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、時間の経過に応じて、第二の表示の少なくとも一部の表示態様が第一の速度でのみ変化する場合があってもよいし、時間の経過に応じて、第二の表示の少なくとも一部の表示態様が第一の速度以外の速度で変化する場合があってもよい。また、時間の経過に応じて、第二の表示の少なくとも一部の表示態様が第一の速度で必ず変化してもよいし、時間の経過に応じて、第二の表示の少なくとも一部の表示態様が第一の速度で変化しない場合があってもよい。
また、時間の経過に応じて、第二の表示の少なくとも一部の表示態様のみが第一の速度で変化する場合があってもよいし、時間の経過に応じて、第二の表示の少なくとも一部の表示態様以外のものが第一の速度で変化する場合があってもよい。
また、『 前記第二の表示の少なくとも一部の表示態様が前記第一の速度で変化する場合よりも、該第二の表示の少なくとも一部の表示態様が前記第二の速度で変化した場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、第二の表示の少なくとも一部の表示態様が第二の速度で変化した場合には、最終的に必ず大当り図柄が確定表示されてもよいし、第二の表示の少なくとも一部の表示態様が第二の速度で変化した場合でも、最終的に大当り図柄が確定表示されない場合があってもよい。
また、『 前記第一の表示は、演出表示[例えば、図38(A1)〜同図(A9)に示すナビキャラクタYMによる演出表示等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の表示は、演出表示[例えば、図38(A4)〜同図(A9)に示す会話予告における爺の会話画像CI2の表示等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えばパチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、スロットマシン[例えば、スロットマシン1000等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、サブ表示装置208S、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N、ミニ表示装置208P、POVディスプレイ224I等]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の表示[例えば、図41(A1)に示すタイマ予告表示TM1等]であり、
前記第一の表示は、カウントダウン表示[例えば、図41(A1)に示すタイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンの表示等]を含む表示であり、
前記カウントダウン表示とは、或る演出が行われるまでのタイミングをカウントダウンを行うことにより報知する表示のことであり[例えば、図41(A1)〜同図(A7)に示すように、タイマ予告表示TM1のタイマ表示におけるカウントダウンにより、疑似連が行われるタイミングを報知している等]、
前記カウントダウン表示の表示中に、前記第一の表示の表示態様が第一の表示態様[例えば、図41(A1)に示されるタイマ予告表示TM1の小サイズの表示態様等]から第二の表示態様[例えば、図41(A3)に示されるタイマ予告表示TM1の大サイズの表示態様等]に変化する場合があり、
前記第一の表示態様と前記第二の表示態様は、異なる表示態様である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、カウントダウン表示の表示態様を変化させることで演出のバリエーションが増えるので、或る演出が行われるまでの間も遊技者を楽しませることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、カウントダウン表示の表示態様を変化させることで、カウントダウン表示自体に注目を集めることができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示は、カウントダウン表示のみを含むものであってもよいし、カウントダウン表示以外の表示も含むものであってもよい。また、第一の表示は、カウントダウン表示を必ず含むものであってもよいし、カウントダウン表示を含まない場合があってよい。また、第一の表示がカウントダウン表示であってもよいし、第一の表示がカウントダウン表示でなくてもよい。
また、カウントダウン表示は、或る演出が行われるまでのタイミングをカウントダウンを行うことによってのみ報知するものであってもよいし、或る演出が行われるまでのタイミングをカウントダウンを行うこと以外によっても報知するものであってもよい。また、カウントダウン表示は、或る演出が行われるまでのタイミングをカウントダウンを行うことにより必ず報知するものであってもよいし、或る演出が行われるまでのタイミングをカウントダウンを行うことにより報知しない場合があるものであってもよい。
また、カウントダウン表示の表示中に、第一の表示の表示態様が第一の表示態様から第二の表示態様にのみ変化する場合があってもよいし、カウントダウン表示の表示中に、第一の表示の表示態様が第一の表示態様から第二の表示態様以外の表示態様にも変化する場合があってもよい。また、カウントダウン表示の表示中に、第一の表示の表示態様が第一の表示態様から第二の表示態様に必ず変化してもよいし、カウントダウン表示の表示中に、第一の表示の表示態様が第一の表示態様から第二の表示態様に変化しない場合があってもよい。
また、カウントダウン表示の表示中にのみ、第一の表示の表示態様が第一の表示態様から第二の表示態様に変化する場合があってもよいし、カウントダウン表示の表示中以外にも、第一の表示の表示態様が第一の表示態様から第二の表示態様に変化する場合があってもよい。
なお、カウントダウン表示は、タイマ表示であってもよい。
また、カウントダウン表示の開始とは、例えば、第一の表示が表示開始されるタイミングであり、また、カウントダウン表示の終了とは、例えば、第一の表示の表示が終了されるタイミングのことであってもよい。また、カウントダウン表示の開始とは、例えば、第一の表示が開始された後、カウントダウンが開始されるタイミングであり、また、カウントダウン表示の終了とは、例えば、カウントダウンが終了するタイミングであってもよい。
また、『 図柄変動表示の実行中に前記カウントダウン表示が開始され、該図柄変動表示が終了するまでに該カウントダウン表示が終了する[例えば、図20(1)〜同図(7)に示すように、タイマ予告表示TM1のタイマ表示におけるカウントダウンの表示は、図柄変動表示の実行中に開始され、当該図柄変動表示中に終了している等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、或る演出が行われるまでのタイミングを報知するカウントダウン表示が1回の図柄変動表示の実行中に完結するので、演出が冗長とならない場合がある。
ここで、図柄変動表示の実行中にカウントダウン表示が開始され、当該図柄変動表示が終了するまでにカウントダウン表示のみが終了してもよいし、図柄変動表示の実行中にカウントダウン表示が開始され、当該図柄変動表示が終了するまでにカウントダウン表示以外の表示も終了してもよい。また、図柄変動表示の実行中にカウントダウン表示が開始され、当該図柄変動表示が終了するまでにカウントダウン表示が必ず終了してもよいし、図柄変動表示の実行中にカウントダウン表示が開始され、当該図柄変動表示が終了するまでにカウントダウン表示が終了しない場合があってもよい。
また、図柄変動表示の実行中にカウントダウン表示が開始され、当該図柄変動表示が終了するまでにのみカウントダウン表示が終了してもよいし、図柄変動表示の実行中にカウントダウン表示が開始され、当該図柄変動表示が終了するまで以外にもカウントダウン表示が終了してもよい。
また、『 前記第一の表示態様とは、前記第一の表示が第一の表示サイズ[例えば、小サイズ等]で表示されている表示態様のことであり、
前記第二の表示態様とは、前記第一の表示が第二の表示サイズ[例えば、大サイズ等]で表示されている表示態様のことであり、
前記第一の表示サイズと前記第二の表示サイズでは、該第二の表示サイズの方が大きい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、カウントダウン表示の表示サイズが大きくなることによって、カウントダウン表示に対する期待度を変化させる(表示サイズが大きくなったカウントダウン表示へ注目させる)ことができる場合がある。
ここで、第一の表示態様は、第一の表示が第一の表示サイズでのみ表示されている表示態様であってもよいし、第一の表示が第一の表示サイズ以外の表示サイズでも表示されている表示態様であってもよい。また、第一の表示態様は、第一の表示が第一の表示サイズで必ず表示されている表示態様であってもよいし、第一の表示が第一の表示サイズで表示されていない場合がある表示態様であってもよい。
また、第二の表示態様は、第一の表示が第二の表示サイズでのみ表示されている表示態様であってもよいし、第一の表示が第二の表示サイズ以外の表示サイズでも表示されている表示態様であってもよい。また、第二の表示態様は、第一の表示が第二の表示サイズで必ず表示されている表示態様であってもよいし、第一の表示が第二の表示サイズで表示されていない場合がある表示態様であってもよい。
なお、表示サイズの大きさは同じであってもよく、例えば、同じ表示サイズだが、枠や文字等の色や形状が異なってもよい。
また、第一の表示サイズが第二の表示サイズよりも大きくてもよい。
また、『 前記カウントダウン表示の表示が開始された際[例えば、図20(3)に示すように、タイマ予告表示TM1のタイマ表示におけるカウントダウンの表示が開始された際等]に、前記第一の表示が前記第一の表示態様で表示される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、カウントダウン表示の表示が開始された際に、第一の表示が第一の表示態様でのみ表示されてもよいし、カウントダウン表示の表示が開始された際に、第一の表示が第一の表示態様以外の表示態様でも表示されてもよい。また、カウントダウン表示の表示が開始された際に、第一の表示が第一の表示態様で必ず表示されてもよいし、カウントダウン表示の表示が開始された際に、第一の表示が第一の表示態様で表示されないばあいがあってもよい。
また、カウントダウン表示の表示が開始された際にのみ、第一の表示が第一の表示態様で表示されてもよいし、カウントダウン表示の表示が開始された際以外にも、第一の表示が第一の表示態様で表示されてもよい。
また、『 前記第一の表示の表示が開始された際[例えば、図20(2)に示すように、タイマ予告表示TM1のフレームインが開始された際等]に、該第一の表示が前記第一の表示態様で表示される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の表示の表示が開始された際に、第一の表示が第一の表示態様でのみ表示されてもよいし、第一の表示の表示が開始された際に、第一の表示が第一の表示態様以外の表示態様でも表示されてもよい。また、第一の表示の表示が開始された際に、第一の表示が第一の表示態様で必ず表示されてもよいし、第一の表示の表示が開始された際に、第一の表示が第一の表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、第一の表示の表示が開始された際にのみ、第一の表示が第一の表示態様で表示されてもよいし、第一の表示の表示が開始された際以外にも、第一の表示が第一の表示態様で表示されてもよい。
また、『 前記カウントダウン表示の表示中に、前記第一の表示が前記第一の表示態様から前記第二の表示態様に必ず変化する[例えば、図41(A2)〜同図(A3)に示すように、タイマ予告表示TM1のタイマ表示におけるカウントダウンの表示の表示中に、タイマ予告表示TM1のタイマ表示が残り3秒であることを示す「03:00」となった場合に、タイマ予告表示TM1が小サイズから大サイズに変化している等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、カウントダウン表示中に表示態様が変化することに期待を持たせることができる場合がある。
ここで、カウントダウン表示の表示中に、第一の表示が第一の表示態様から第二の表示態様にのみ必ず変化してもよいし、カウントダウン表示の表示中に、第一の表示が第一の表示態様から第二の表示態様以外の表示態様にも必ず変化してもよい。また、カウントダウン表示の表示中に、第一の表示が第一の表示態様から第二の表示態様に変化しない場合があってもよい。
また、カウントダウン表示の表示中にのみ、第一の表示が第一の表示態様から第二の表示態様に必ず変化してもよいし、カウントダウン表示の表示中以外にも、第一の表示が第一の表示態様から第二の表示態様に必ず変化してもよい。
また、『 前記第一の表示が前記第一の表示態様から前記第二の表示態様に変化しない場合よりも、該第一の表示が該第一の表示態様から該第二の表示態様に変化した場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の表示が第二の表示態様に変化することに対する期待感を持たせることができる場合がある。
なお、第一の表示が第一の表示態様から第二の表示態様に変化した場合には、最終的に必ず大当り図柄が確定表示されてもよいし、第一の表示が第一の表示態様から第二の表示態様に変化した場合でも、最終的に大当り図柄が確定表示されない場合があってもよい。
また、『 前記第一の表示は、表示位置が変化する場合がある表示である[例えば、図41(A2)〜同図(A3)に示すように、タイマ予告表示TM1は、装飾図柄表示装置208の表示画面の略右側中央から略中央に表示位置が変化している等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の表示の表示位置が変化することにより、視覚的な変化を与え、演出効果が向上する場合がある。
ここで、第一の表示は、表示位置のみが変化する場合があるものであってもよいし、表示位置以外のものが変化する場合があるものであってもよい。また、第一の表示は、表示位置が必ず変化するものであってもよいし、表示位置が変化しない場合があるものであってもよい。
また、『 前記第一の表示が前記第一の表示態様から前記第二の表示態様に変化すると、該第一の表示の表示位置が変化する[例えば、図41(A2)〜同図(A3)に示すように、タイマ予告表示TM1は、小サイズから大サイズに表示サイズが変化すると、装飾図柄表示装置208の表示画面の略右側中央から略中央に表示位置が変化している等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の表示の表示態様が変化するとともに、表示位置も変化するので、第一の表示により注目させることができる場合がある。
ここで、第一の表示が第一の表示態様から第二の表示態様に変化すると、第一の表示の表示位置のみが変化してもよいし、第一の表示が第一の表示態様から第二の表示態様に変化すると、第一の表示の表示位置以外のものも変化してもよい。また、第一の表示が第一の表示態様から第二の表示態様に変化すると、第一の表示の表示位置が必ず変化してもよいし、第一の表示が第一の表示態様から第二の表示態様に変化すると、第一の表示の表示位置が変化しない場合があってもよい。
また、第一の表示が第一の表示態様から第二の表示態様に変化する場合にのみ、第一の表示の表示位置が変化してもよいし、第一の表示が第一の表示態様から第二の表示態様に変化する場合以外の場合にも、第一の表示の表示位置が変化してもよい。
また、『 前記第一の表示は、移動表示[例えば、タイマ予告表示TM1の拡大表示のアニメーションの表示等]が行われる場合がある表示であり、
前記移動表示が行われることにより、前記第一の表示の表示位置が変化する[例えば、図41(A2)〜同図(A3)に示すように、タイマ予告表示TM1は、拡大表示のアニメーションにより拡大表示し、表示位置も変化する等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の表示の移動表示により視覚的な変化を与えることができるので、演出効果が向上する場合がある。
ここで、第一の表示は、移動表示のみが行われる場合があるものであってもよいし、移動表示以外の表示も行われる場合があるものであってもよい。また、第一の表示は、移動表示が必ず行われるものであってもよいし、移動表示が行われない場合があってもよい。
また、移動表示が行われることにより、第一の表示の表示位置のみが変化してもよいし、移動表示が行われることにより、第一の表示の表示位置以外のものの表示位置も変化してもよい。また、移動表示が行われることにより、第一の表示の表示位置が必ず変化してもよいし、移動表示が行われることにより、第一の表示の表示位置が変化しない場合があってもよい。
また、移動表示が行われることによってのみ、第一の表示の表示位置が変化してもよいし、移動表示が行われること以外のことによっても、第一の表示の表示位置が変化してもよい。
また、『 前記移動表示の表示中も、前記カウントダウン表示によるカウントダウンが進行する、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、移動表示の表示中も、カウントダウン表示によるカウントダウンのみが継続されてもよいし、移動表示の表示中も、カウントダウン表示によるカウントダウン以外のものも継続されてもよい。また、移動表示の表示中も、カウントダウン表示によるカウントダウンが必ず継続されてもよいし、移動表示の表示中も、カウントダウン表示によるカウントダウンが継続されない場合があってもよい。
また、移動表示の表示中にのみ、カウントダウン表示によるカウントダウンが継続されてもよいし、移動表示の表示中以外にも、カウントダウン表示によるカウントダウンが継続されてもよい。
また、『 前記移動表示の表示中において、前記カウントダウン表示によるカウントダウンが中断される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、移動表示の表示中において、カウントダウン表示によるカウントダウンのみが中断されてもよいし、移動表示の表示中において、カウントダウン表示によるカウントダウン以外のものも中断されてもよい。また、移動表示の表示中において、カウントダウン表示によるカウントダウンが必ず中断されてもよいし、移動表示の表示中において、カウントダウン表示によるカウントダウンが中断されない場合があってもよい。
また、移動表示の表示中においてのみ、カウントダウン表示によるカウントダウンが中断されてもよいし、移動表示の表示中以外においても、カウントダウン表示によるカウントダウンが中断されてもよい。
また、『 前記カウントダウン表示は、前記或る演出が行われるまでの時間のカウントダウンを行う表示である[例えば、図41(A2)〜同図(A7)に示すように、タイマ予告表示TM1のタイマ表示におけるカウントダウンにより、疑似連が行われるタイミングを報知している等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、カウントダウン表示は、或る演出が行われるまでの時間のカウントダウンのみを行うものであってもよいし、或る演出が行われるまでの時間のカウントダウン以外も行うものであってもよい。また、カウントダウン表示は、或る演出が行われるまでの時間のカウントダウンを必ず行うものであってもよいし、或る演出が行われるまでの時間のカウントダウンを行わない場合があってもよい。
また、『 前記カウントダウン表示において0を示す表示が表示されることにより、前記或る演出が行われるタイミングとなったことが報知される[例えば、図41(A7)〜同図(A8)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が0になると、タイマ予告表示TM1に「注目」の文字が表示されて疑似連が行われることが報知される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、カウントダウン表示において0を示す表示が表示されることにより、或る演出が行われるタイミングとなったことのみが報知されてもよいし、カウントダウン表示において0を示す表示が表示されることにより、或る演出が行われるタイミングとなったこと以外のことも報知されてもよい。また、カウントダウン表示において0を示す表示が表示されることにより、或る演出が行われるタイミングとなったことが必ず報知されてもよいし、カウントダウン表示において0を示す表示が表示されることにより、或る演出が行われるタイミングとなったことが報知されない場合があってもよい。
また、カウントダウン表示において0を示す表示が表示されることによってのみ、或る演出が行われるタイミングとなったことが報知されてもよいし、カウントダウン表示において0を示す表示が表示されること以外のことによっても、或る演出が行われるタイミングとなったことが報知されてもよい。
また、『 前記カウントダウン表示において0を示す表示が表示された後で、該カウントダウン表示が消去されるように構成されている[例えば、図41(A7)〜同図(A11)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が0になった後、タイマ予告表示TM1が消去される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、カウントダウンが終了したらカウントダウン表示を消去することで、演出が冗長とならない場合がある。
ここで、カウントダウン表示において0を示す表示が表示された後で、カウントダウン表示のみが消去されるように構成されてもよいし、カウントダウン表示において0を示す表示が表示された後で、カウントダウン表示以外の表示も消去されるように構成されてもよい。また、カウントダウン表示において0を示す表示が表示された後で、カウントダウン表示が必ず消去されるように構成されてもよいし、カウントダウン表示において0を示す表示が表示された後で、カウントダウン表示が消去されない場合があるように構成されてもよい。
また、カウントダウン表示において0を示す表示が表示された後でのみ、カウントダウン表示が消去されるように構成されてもよいし、カウントダウン表示において0を示す表示が表示された後以外にも、カウントダウン表示が消去されるように構成されてもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、第二の表示[例えば、図41(A8)に示すタイマ予告表示TM1における「注目」の文字の表示等]であり、
前記第二の表示は、前記或る演出には含まれない表示であり、
前記カウントダウン表示において0を示す表示が表示された場合に、前記第二の表示が表示された後で、該カウントダウン表示が消去されるように構成されている[例えば、図41(A7)〜同図(A11)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が0になった後、タイマ予告表示TM1ではタイマ表示に換えて「注目」の文字が表示され、その後、タイマ予告表示TM1が消去される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、カウントダウン表示が消去されるときに第二の表示が表示されることで、カウントダウン表示の消去に対する演出効果を向上させることができる場合がある。
ここで、第二の表示は、或る演出のみには含まれないものであってもよいし、或る演出以外の演出にも含まれないものであってもよい。また、第二の表示は、或る演出には必ず含まれないものであってもよいし、ある演出に含まれる場合があるものであってもよい。また、第二の表示は、ある演出に含まれてもよい。
また、カウントダウン表示において0を示す表示が表示された場合に、第二の表示が表示された後で、カウントダウン表示のみが消去されるように構成されてもよいし、カウントダウン表示において0を示す表示が表示された場合に、第二の表示が表示された後で、カウントダウン表示以外の表示も消去されるように構成されてもよい。また、カウントダウン表示において0を示す表示が表示された場合に、第二の表示が表示された後で、カウントダウン表示が必ず消去されるように構成されてもよいし、カウントダウン表示において0を示す表示が表示された場合に、第二の表示が表示された後で、カウントダウン表示が消去されない場合があるように構成されてもよい。
また、カウントダウン表示において0を示す表示が表示された場合にのみ、第二の表示が表示された後で、カウントダウン表示が消去されるように構成されてもよいし、カウントダウン表示において0を示す表示が表示された場合以外にも、第二の表示が表示された後で、カウントダウン表示が消去されるように構成されてもよい。また、カウントダウン表示において0を示す表示が表示された場合に、第二の表示が表示された後でのみ、カウントダウン表示が消去されるように構成されてもよいし、カウントダウン表示において0を示す表示が表示された場合に、第二の表示が表示された後以外でも、カウントダウン表示が消去されるように構成されてもよい。
また、『 前記表示手段は、複数の表示手段から構成された手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第一の表示手段[例えば、サブ表示装置208S等]であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第二の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]であり、
前記第一の表示態様の前記第一の表示が表示される場合には、該第一の表示が前記第一の表示手段に表示される[例えば、図42(A1)に示すように、小サイズのタイマ予告表示TM1がサブ表示装置208Sに表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の表示態様の第一の表示が表示される場合には、第一の表示が第一の表示手段にのみ表示されてもよいし、第一の表示態様の第一の表示が表示される場合には、第一の表示が第一の表示手段以外の表示手段にも表示されてもよい。また、第一の表示態様の第一の表示が表示される場合には、第一の表示が第一の表示手段に必ず表示されてもよいし、第一の表示態様の第一の表示が表示される場合には、第一の表示が第一の表示手段に表示されない場合があってもよい。
また、第一の表示態様の第一の表示が表示される場合にのみ、第一の表示が第一の表示手段に表示されてもよいし、第一の表示態様の第一の表示が表示される場合以外の場合にも、第一の表示が第一の表示手段に表示されてもよい。
また、『 前記第一の表示手段に表示されている前記第一の表示態様の前記第一の表示が前記第二の表示態様に変化するときに、該第一の表示が前記第二の表示手段に表示される場合がある[例えば、図42(A2)〜同図(A3)に示すように、タイマ予告表示TM1が小サイズから大サイズに変化するときに、タイマ予告表示TM1が装飾図柄表示装置208に表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の表示の表示態様が変化するときに表示する表示手段を変更するので、視覚的に面白く演出効果を向上することができる場合がある。
ここで、第一の表示手段に表示されている第一の表示態様の第一の表示が第二の表示態様に変化するときに、第一の表示が第二の表示手段にのみ表示される場合があってもよいし、第一の表示手段に表示されている第一の表示態様の第一の表示が第二の表示態様に変化するときに、第一の表示が第二の表示手段以外の表示手段にも表示される場合があってもよい。また、第一の表示手段に表示されている第一の表示態様の第一の表示が第二の表示態様に変化するときに、第一の表示が第二の表示手段に必ず表示される場合があってもよいし、第一の表示手段に表示されている第一の表示態様の第一の表示が第二の表示態様に変化するときに、第一の表示が第二の表示手段に表示されない場合があってもよい。
また、第一の表示手段に表示されている第一の表示態様の第一の表示が第二の表示態様に変化するときにのみ、第一の表示が第二の表示手段に表示される場合があってもよいし、第一の表示手段に表示されている第一の表示態様の第一の表示が第二の表示態様に変化するとき以外のときにも、第一の表示が第二の表示手段に表示される場合があってもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、スロットマシン[例えば、スロットマシン1000等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、これまでに説明したカウントダウン表示は、当該図柄変動表示の実行中でのみ行われる表示であってもよいし、先読み予告として行われる場合があってもよい。すなわち、カウントダウン表示は、当該図柄変動表示の予告としても機能するし、先読み予告としても機能する場合があるということができる。ここで、先読み予告としてのみ行われる場合があってもよい。
また、カウントダウン表示が先読み予告として行われる場合において、当該図柄変動表示と次に行われる図柄変動表示との間の期間においてカウントダウン表示が表示されてもよい。その場合において、図柄停止表示中は、カウントダウン表示による時間の報知を停止・中断・中止してもよいし(例えば、図柄の確定停止のタイミングの時間を図柄停止表示中も表示する(但し、カウントダウンをしていない)とか、時間の表記を止めてしまうとかしてもよい。図柄停止表示中もカウントダウン表示による時間の報知を継続させるようにしてもよい。また、図柄停止表示中も内部的にカウントダウンを行ってもよいが、図柄停止表示中は内部的にカウントダウンをストップさせてもよい。
また、先読み予告としてカウントダウン表示を表示する場合において、保留数によって変動時間が変化する保留(例えば、変動時間が不定の保留)が保留内にある場合には、カウントダウン表示が行われないようにしてもよい。これは、図柄変動表示時間が不定だと、どのタイミングでカウントダウンが0になるかがわからなくなってしまう可能性があるので、例えば、発生タイミングを合わせる必要が或る演出(疑似連や、リーチの発展等)のときは、当該図柄変動表示でのみ行うようにするのが好ましい。
一方、変動時間が不定の保留が保留内にある場合もカウントダウン表示が行われてもよい。この場合は、例えば、突発的に発生しても問題の生じない演出(例えば、保留アイコンの表示態様の変化、大当り中のラウンド昇格等の演出、「激アツ接近中」等のテロップ表示など先読み対象の保留の消化が終了するまでにタイマのカウントダウンが終了すれば足りるもの等)において適用することができる。また、タイミングを合わせる必要がある演出が発生するときでもあるタイミング(例えば、先読み対象となった保留の図柄変動表示の開始等)n強制的に時間を帳尻合わせするような演出を行うようにしてもよい。
また、カウントダウン表示は大当り中に表示される場合があってもよい。この場合、ラウンド間インターバルを跨いで表示を継続するようにしてもよい。ここで、大当り遊技中において、1ラウンドの期間は不定であるため、カウントダウンの時間を適宜設定することが好ましく、例えば、最終ラウンドではカウントダウン表示が発生しないようにするとか、大当り終了インターバル中(最終ラウンドが終了してから大当り終了表示期間が終了し、かつ次のタイマ割り込み(例えば、4ms)の期間)でタイマが0になるようにするとか、あるラウンドとなった場合に、強制的に帳尻合わせした時間(例えば、カウントダウン表示において0ではなくても強制的に「00:00」を表示して、演出を発生させる等)を表示するようにしてもよい。
また、一斉演出やRTCによる演出等が開始するまでの時間をカウントダウン表示によって報知するようにしてもよい。
また、表示装置は、透過液晶によって構成されてもよく、さらに、透過液晶の背面側に演出可動手段や装飾部材などの演出手段や、ドラムやLCD等の他の表示装置が配置され、透過液晶を介してこれらが視認可能となるように構成されてもよい。このとき、透過液晶を液晶シャッタによって背面側を視認可能な状態と視認困難な状態に切り換え可能に構成されてもよい。
また、カウントダウン表示による時間の報知に応じて役物といった演出可動手段の動作態様が変化したり、ランプの発光態様が変化してもよい。
また、カウントダウン表示自体に影響(例えば、タイマの加算/減算、中断、早送り/巻き戻し、カウントダウン表示の拡大/縮小、色や形状の変化等)を与える演出を行うかもしれないことを予告する表示(例えば、ミニキャラによって何かが発生するかもしれないと煽るような演出等)を行うようにしてもよい。例えば、ミニキャラが出現するとカウントダウン表示に何らかが起こる場合(実際には何も行わない場合と何かを行う場合)があり、さらに他のキャラクタが出てくると何かを必ず行うような演出を行ってもよいし、さらに他のキャラクタが出てくると何かを必ず行うような演出を行ってもよい。このとき、例えば、キャラクタの出現数が多いほど大当りとなりやすくしてもよい。
また、カウントダウン表示の表示数が多い場合には最終的に大当りとなりやすくしてもよいし、チャンスアップの予告が行われると最終的に大当りとなりやすくしてもよい。
また、チャンスアップメータについて、メータの一部又は全部を拡大/縮小したり、昇格演出(例えば、色や形状が変化したり、現在位置を示すキャラクタやマーカーが変化する等)が行われてもよい。
また、以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の演出表示[例えば、図29(4)に示す、ボゥイのキャラクタBOYの出現による予告等]であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、期間表示[例えば、図29(2)に示すチャンスアップメータCMTの表示等]であり、
前記期間表示は、リーチ演出表示が行われている期間のうちの或る期間において表示される場合がある表示であり[例えば、図29に示すように、チャンスアップメータCMTは、剣豪リーチが行われている期間において表示される場合がある等]、
前記期間表示は、カーソル表示[例えば、図29(2)に示すサボハニのキャラクタSBH等]を含む表示であり、
前記カーソル表示が開始位置[例えば、図29(2)に示される、開始地点SPで示される位置等]から第一の位置[例えば、図29(2)に示される、第1チェックポイントCP1で示される位置等]を経て終了位置[例えば、図29(2)に示される、最終地点GPで示される位置等]まで移動することによって、前記或る期間の開始から終了までが報知されるように構成されており、
前記カーソル表示が前記第一の位置に到達することで、第一のタイミング[例えば、図29(4)に示す、ボゥイのキャラクタBOYの出現による予告が開始される第1チェックポイントCP1で示されるタイミング等]であることが報知され、
前記第一のタイミングとは、前記リーチ演出表示において前記第一の演出表示の表示が開始される可能性があるタイミングのことであり、
前記期間表示は、第一のチャンスアップ表示[例えば、図29(6)に示す、第1チェックポイントCP1の上方の「UP」の表示等]が表示される場合がある表示であり、
前記第一のタイミングで前記第一の演出表示が表示開始された場合に、前記第一の位置に対応した表示位置(以下、「第一の表示位置[例えば、図29(6)に示す、第1チェックポイントCP1の上方の「UP」の表示位置等]」という。)に前記第一のチャンスアップ表示が表示され、
前記第一のチャンスアップ表示が表示された場合において、前記カーソル表示が少なくとも前記終了位置に到達するまで、該第一のチャンスアップ表示が継続して表示されるように構成されており[例えば、図29(25)に示すように、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達するまで、第1チェックポイントCP1の上方の「UP」の表示が継続して表示されている等]、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第三の演出表示[例えば、図33(A2)に示す爺のカットインの表示や図33(A2b)に示すエフェクト画像の表示等]であり、
前記第三の演出表示は、前記第一の演出表示とは異なる演出表示であり、
前記期間表示の表示が開始されてから前記第一のタイミングとなる前に、前記第三の演出表示の表示が開始される場合があり[例えば、図33(A1)〜同図(A2)及び図33(A2b)に示すように、チャンスアップメータCMTによる演出において、サボハニのキャラクタSBHが第3チェックポイントCP3に到達する前に図33(A2)に示す爺のカットインの表示や図33(A2b)に示すエフェクト画像の表示が行われる場合がある等]、
前記第三の演出表示の表示中において、前記期間表示が非表示となる[例えば、図33(A1)〜同図(A2)及び同図(A2b)に示すように、図33(A2)に示す爺のカットインの表示や図33(A2b)に示すエフェクト画像の表示が行われるとチャンスアップメータCMTが消去される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
また、『 前記期間表示は、第一のチェックポイント表示[例えば、図29(4)に示す、第1チェックポイントCP1の表示等]を含む表示であり、
前記第一のチェックポイント表示は、前記第一の位置を示す表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第一のチェックポイント表示は、前記カーソル表示が前記終了位置に到達するまで表示される表示である[例えば、図29(2)〜同図(25)に示すように、第1チェックポイントCP1は、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達するまで表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第三の演出表示が表示された場合の方が、該第三の演出表示が表示されない場合よりも最終的に大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、第二の演出表示[例えば、図29(18)に示す、レバー画像136Vaの表示]であり、
前記カーソル表示が前記第一の位置と第二の位置[例えば、図29(2)に示される、第3チェックポイントCP3で示される位置等]の両方を経て前記終了位置まで移動するように構成されており、
前記カーソル表示が前記第二の位置に到達することで、第二のタイミング[例えば、図29(18)に示す、レバー画像136Vaの表示が開始される第3チェックポイントCP3で示されるタイミング等]であることが報知され、
前記第二のタイミングとは、前記リーチ演出表示において前記第二の演出表示の表示が開始される可能性があるタイミングのことであり、
前記期間表示は、第二のチャンスアップ表示[例えば、図29(19)に示す、第3チェックポイントCP3の上方の「UP」の表示等]が表示される場合がある表示であり、
前記第二のタイミングで前記第二の演出表示が表示開始された場合に、前記第二の位置に対応した表示位置(以下、「第二の表示位置[例えば、図29(19)に示す、第3チェックポイントCP3の上方の「UP」の表示位置等]」という。)に前記第二のチャンスアップ表示が表示され、
前記第二のチャンスアップ表示が表示された場合には、前記カーソル表示が少なくとも前記終了位置に到達するまで、該第二のチャンスアップ表示が継続して表示されるように構成されている[例えば、図29(25)に示すように、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達するまで、第3チェックポイントCP3の上方の「UP」の表示が継続して表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第一の演出表示が表示開始された場合にのみ、前記第一のチャンスアップ表示が表示され[例えば、図29(4)〜同図(6)に示すように、ボゥイのキャラクタBOYの出現による予告が開始された場合は、第1チェックポイントCP1の上方に「UP」の表示が行われるが、図30(4a)〜同図(7a)に示すように、第1チェックポイントCP1にサボハニのキャラクタSBHが到達してもチャンスアップの予告が開始されない場合には、第1チェックポイントCP1の上方に「UP」の表示は行われない等]、
前記第二の演出表示が表示開始された場合にのみ、前記第二のチャンスアップ表示が表示される[例えば、図29(18)〜同図(19)に示すように、レバー画像136Vaの表示が開始された場合は、第3チェックポイントCP3の上方に「UP」の表示が行われるが、図30(17b)〜同図(20b)に示すように、第3チェックポイントCP3にサボハニのキャラクタSBHが到達してもレバー画像136Vaの表示が開始されない場合には、第3チェックポイントCP3の上方に「UP」の表示は行われない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記期間表示は、第一の非チャンスアップ表示[例えば、チャンスアップの予告が行われなかったことを示す「×」の表示等]が表示される場合がある表示であり、
前記期間表示は、第二の非チャンスアップ表示[例えば、チャンスアップの予告が行われなかったことを示す「×」の表示等]が表示される場合がある表示であり、
前記第一のタイミングで前記第一の演出表示が表示開始されなかった場合に、前記第一の表示位置に前記第一の非チャンスアップ表示が表示され[例えば、図30(7a´´)に示すように、第1チェックポイントCP1においてチャンスアップの予告が行われなかった場合には、「UP」の表示に換えてチャンスアップの予告が行われなかったことを示す「×」の表示が行われる等]、
前記第二のタイミングで前記第二の演出表示が表示開始されなかった場合に、前記第二の表示位置に前記第二の非チャンスアップ表示が表示される[例えば、第3チェックポイントCP3においてチャンスアップの予告が行われなかった場合には、「UP」の表示に換えてチャンスアップの予告が行われなかったことを示す「×」の表示が行われる等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記期間表示は、第二のチェックポイント表示[例えば、図29(4)に示す、第3チェックポイントCP3の表示等]を含む表示であり、
前記第二のチェックポイント表示は、前記第二の位置を示す表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記期間表示は、前記カーソル表示が前記終了位置に到達することで、当否判定結果が導出されることを示唆する表示を含む表示である[例えば、図29(4)に示す、第3チェックポイントCP3の表示等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第三の演出表示が表示されて前記期間表示が非表示となった後、前記或る期間において該第三の演出表示の表示が終了すると、該期間表示が再度表示されるように構成されている[例えば、図33(A2a)〜同図(A3a)に示すように、姫のキャラクタのカットインの表示によってチャンスアップメータCMTが消去された後、姫のキャラクタのカットインの表示が終了して決闘シーンのアニメーション表示が表示されたときにチャンスアップメータCMTが再度表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記期間表示が非表示となった後、前記或る期間において該期間表示は表示されないように構成されている[例えば、図33(A2)〜同図(A5)に示すように、爺のキャラクタのカットインの表示によってチャンスアップメータCMTが消去された後は、当該図柄変動表示ではチャンスアップメータCMTは表示されない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記或る期間とは、スーパーリーチの実行中の期間のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
続いて、図49〜図116を用いて、これまで説明した図1に示すパチンコ機100等の遊技台に適用可能な演出の例について詳細に説明する。ここで、技術的思想としては、図49〜図116に示す技術的思想を、図1〜図48、図117〜図193に示す技術的思想に適用することは可能であり、またその逆に、図1〜図48、図117〜図193に示す技術的思想を、図49〜図116に示す技術的思想に適用することも可能である。その際、同じ符号を付しているもの同士は、同じ構成要素として取り扱える場合があり、置換することができる場合もある。
図49を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部電源投入時処理について説明する。図49(a)は主制御部電源投入時処理のフローチャートであり、図49(b)は復帰起動処理のフローチャートであり、図49(c)は初期起動処理のフローチャートである。上述したように、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って主制御部メイン処理を実行する。
まずステップS101では、スタックポインタ初期設定を行う。このスタックポインタ初期設定では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)を行う。
続いて、ステップS102では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(本例では9V)以上であるか否かを判定する。電源の電圧値が所定値未満である場合には(ステップS102:No)、電源の電圧値が所定値以上になるまでウエイトし、所定値以上となった場合には(ステップS102:Yes)、ステップS103に進む。
ステップS103では、内部レジスタ初期設定を行う。この内部レジスタ初期設定では、WDT314の起動や、RAM308のアクセス許可や、後述する主制御部タイマ割込処理の実行周期を決める数値をタイマ回路312の各レジスタへ設定する処理や、主制御部300と払出制御部600との間のシリアル通信の初期設定や、ハードウェア乱数の最大値設定等の処理を行った後にステップS104に進む。
ステップS104では、電源基板に設けたRAMクリアスイッチ180を遊技店の店員などが操作した場合に送信されるRAMクリア信号がオン(操作があったことを示す)であるか否かを判定する。すなわちRAMクリアが必要であるか否かを判定し、RAMクリア信号がオンの場合(RAMクリアが必要な場合)には(ステップS104:Yes)、基本回路302を初期状態にすべくステップS108に進み、後述する初期起動処理を実行する。一方、RAMクリア信号がオフの場合(RAMクリアが必要でない場合)には(ステップS104:No)、ステップS105に進む。
ステップS105では、RAM308に設けた電源ステータス記憶領域に記憶した電源ステータスの情報を読み出し、この電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報であるか否かを判定する。そして、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報でない場合には(ステップS105:No)、基本回路302を初期状態にすべくステップS108に進み、後述する初期起動処理を実行する。一方、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報である場合には(ステップS105:Yes)、ステップS106に進む。
ステップS106では、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出し、算出したチェックサムの結果が特定の値(例えば0)であるか否か(チェックサムの結果が正常であるか否か)を判定する。そして、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)の場合(チェックサムの結果が正常である場合)には(ステップS106:Yes)、電断前の状態に復帰すべくステップS107に進み復帰起動処理を実行する。一方、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)以外である場合(チェックサムの結果が異常である場合)には(ステップS106:No)、パチンコ機100を初期状態にすべくステップS108に進み、後述する初期起動処理を実行する。
ここで、図49(b)を参照して、復帰起動処理について説明する。復帰起動処理が開始されると、ステップS201では、復帰起動時の初期設定を行う。具体的には、電源ステータスの情報に「復帰起動」を示す情報を設定する処理や、磁気検知異常フラグをオフに設定する処理や、デバイスエラー(磁気検知や入賞異常等によるエラーのフラグ)をクリアする処理や、前回デバイスエラーステータスをクリアする処理や、セキュリティ信号用のデバイスエラーステータスをクリアする処理等を行う。
続いて、ステップS202では、ステップS201で初期設定を行った記憶領域以降のアドレスを、RAMクリアを開始するアドレスとして設定した後に、復帰起動処理を終了する。
その他、復帰起動処理では、例えば、電断時にRAM308に設けられたスタックポインタ退避領域に記憶しておいたスタックポインタの値を読み出し、スタックポインタに再設定(本設定)する。また、電断時にRAM308に設けられたレジスタ退避領域に記憶しておいた各レジスタの値を読み出し、各レジスタに再設定した後、割込許可の設定を行う。以降、CPU304が、再設定後のスタックポインタやレジスタに基づいて制御プログラムを実行する結果、パチンコ機100は電源断時の状態に復帰する。また、主制御部300のRAM308には、送信情報記憶領域が設けられており、この送信情報記憶領域に、復電コマンドをセットする。この復電コマンドは、電源断時の状態に復帰したことを表すコマンドであり、後述する、主制御部300のタイマ割込処理におけるサブコマンド送信処理において、第1副制御部400へ送信される。
次に、図49(c)を参照して、初期起動処理について説明する。初期起動処理が開始されると、ステップS301では、ソフト乱数の初期設定を行う。具体的には、特図や普図の抽選で使用されるソフト乱数の初期設定を行う。
続いて、ステップS302では、ステップS301で初期設定を行った記憶領域以降のアドレスを、RAMクリアを開始するアドレスとして設定した後に、初期起動処理を終了する。
その他、初期起動処理では、例えば、割込禁止の設定、スタックポインタへのスタック初期値の設定(本設定)等を行う。さらにここで、主制御部300のRAM308に設けられた送信情報記憶領域に正常復帰コマンドをセットする。この正常復帰コマンドは、主制御部300の初期起動処理が行われたことを表すコマンドであり、復電コマンドと同じく、主制御部300のタイマ割込処理におけるコマンド設定送信処理(ステップS405)において、第1副制御部400へ送信される。
図49(a)に示すように、復帰起動処理又は初期起動処理が実行された後、ステップS109では、RAMクリア処理を行う。このRAMクリア処理では、上述したようにして設定されたRAMクリア開始アドレス以降のRAM308の記憶領域についてクリア(初期化)を行う。
続いて、ステップS110では、サブ制御関連起動設定を行う。このサブ制御関連起動設定では、第1副制御部400の起動待ちカウンタの設定等を行うとともに、本実施形態では、主制御部300から第1副制御部400にサブコマンドを3回送信する構成としているため、RAM308に記憶しているサブ制御コマンド連続送信カウンタの初期値を設定する処理等も行う。
ステップS111では、出力ポート設定を行う。この出力ポート設定では、図柄データ、発射位置指定信号、エラー状態信号、賞球信号、普図当り信号、普通電動役物(第2特図始動口232、電チュー)作動中信号、普図作動中信号、入賞容易状態信号、特図当り信号、特図小当り信号(但し、小当り搭載機種に限る)、特図変動中信号、特図変動時間短縮状態信号、特別電動役物(可変入賞口234、アタッカ)作動中信号、条件装置作動中信号、役物連続作動装置作動中信号、大入賞口ソレノイド信号、普通電動役物ソレノイド信号、図柄LEDデータ、外部端子板信号等が設定される出力ポートの設定等を行う。また、このステップS111の処理を終えた後は、主制御部メインループ処理に移行する。ここで、入賞容易状態とは、電サポ状態のことを示していてもよい。
次に、図50を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部メインループ処理について説明する。主制御部メインループ処理のフローチャートである。
主制御部300は、上述の主制御電源投入時処理の実行を終了すると、次に、この主制御部メインループ処理の実行を開始する主制御部メインループ処理のステップS401では、割込禁止の設定を行った後、ステップS402では、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動(リスタート)する。ステップS403では、基本乱数初期値更新処理を行う(ステップS403)。この基本乱数初期値更新処理では、特図決定用乱数カウンタの初期値や普図決定用乱数カウンタの初期値を生成するための初期値生成用乱数カウンタを更新する処理等を行う。初期値生成用乱数カウンタの更新は、例えば、基本乱数値として取り得る数値範囲が0〜20とすると、RAM308に設けた乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が21であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。
ステップS404では、割込許可の設定を行った後、ステップS405では、サブコマンド送信処理を行う)。このサブコマンド送信処理では、第1副制御部400に送信すべきコマンドがあるか否かを確認し、送信すべきコマンドがある場合には当該コマンドを送信する処理等を行う。ステップS406では、その他判定乱数更新処理を行った後、ステップS407に進む。その他判定乱数更新処理では、特図変動時間判定用乱数と普図変動時間判定用乱数の更新等の処理を行う。
ステップS407では、電源制御部660から主制御部300に供給されている電源の電圧値が所定値(例えば、9V)以上であるか否かを判定し、所定値以上の場合には(ステップS407:Yes)、ステップS401に戻って主制御部メインループ処理を継続し、所定値未満の場合には(ステップS407:No)、ステップS408に進む。ステップS408では、電断処理を行う。この電断処理では、割込禁止に設定した後、電源ステータス情報を「サスペンド」に設定する。また、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出してRAM308の所定の記憶領域に記憶する。その後、RAM308へのアクセスを禁止する設定を行った後に、HALT状態となる。
次に、図51を参照して、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。図51は、主制御部タイマ割込処理のフローチャートである。
主制御部300は、所定の周期(本実施形態では約2msに1回)でタイマ割込信号を発生するタイマ回路312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。ステップS501では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理等を行う。
ステップS502及びステップS503では、基本乱数初期値更新処理及び基本乱数更新処理を行う。これらの基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理では、上記ステップS403で行った初期値生成用乱数カウンタの値の更新を行い、次に主制御部300で使用する、特図決定用乱数カウンタ、特図変動時間決定用乱数カウンタ、および普図変動期間決定用乱数カウンタを更新する。例えば、ある乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けたその乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。また、取得した値に1を加算した結果、乱数カウンタが一周していると判定した場合にはそれぞれの乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタの値を取得し、乱数カウンタの記憶領域にセットする。例えば、0〜100の数値範囲で変動する乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算した結果が、RAM308に設けた所定の初期値記憶領域に記憶している前回設定した初期値と等しい値(例えば7)である場合に、その乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタから値を初期値として取得し、その乱数カウンタにセットすると共に、その乱数カウンタが次に1周したことを判定するために、今回設定した初期値を上述の初期値記憶領域に記憶しておく。なお、本実施形態において、特図1の乱数値を取得するためのカウンタと特図2の乱数値を取得するためのカウンタとを別に設けるようにしてもよい。
ステップS504では、割込機能限定中か否か(第1副制御部400が起動しているか否か)を判定し、割込機能限定中の場合(第1副制御部400が起動していない場合)には(ステップS504:Yes)、ステップS519に進み、割込機能限定中ではない場合(第1副制御部400が起動している場合)には(ステップS504:No)、ステップS505に進む。ここで、割込機能限定中とは、電源投入時処理のステップS110で設定された第1副制御部400の起動待ちカウンタが0になっていないことであり、すなわち、ステップS504において、第1副制御部400の起動待ちカウンタが0になっていると判定した場合には、第1副制御部400が起動したと判断して、ステップS505に進む。なお、第1副制御部400と双方向通信可能に構成されている場合には、第1副制御部400に起動しているか否かを確認するためのコマンドを送信し、第1副制御部400から確認コマンドの返信があれば第1副制御部400が起動したと判断するようにしてもよい。ステップS505では、特定のエラー(本実施形態では、磁気検知エラー)の発生中であるか否かを判定し、特定のエラーの発生中の場合には(ステップS505:Yes)、ステップS520に進み、特定のエラーの発生中ではない場合には(ステップS505:No)、ステップS506に進む。
ステップS506では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普図表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、第1特図表示装置212に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図1表示図柄更新タイマ、第2特図表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図2表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放期間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
ステップS507では、入力ポート状態更新等処理を行う。この入力ポート状態更新等処理では、I/O310の入力ポートを介して、特図始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)、普図始動口228、アウト口240、可変入賞口(アタッカ)234、入賞口(一般入賞口226)などのスイッチに関する信号の入力の有無を監視し、RAM308に設けた信号状態記憶領域に記憶する。
球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。また、始動口、入賞口への入賞が異常であると判定した場合には、当該入賞は無効であるとして信号状態記憶領域に記憶した情報を消去する。
また、ステップS508では、入賞口入賞処理を行う。この入賞口入賞処理では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。
一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、上述のステップS507では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。本実施形態では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号が入力されてから所定時間(例えば100μs)継続して検出ありとなった場合には、入賞があったと判定する。なお、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定するようにしてもよい。
主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。このステップS507では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、可変入賞口234、第1特図始動口230、および第2特図始動口232への入球、または普図始動口228の通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口226、234やこれらの始動口230、232、228への入賞があったと判定する。
例えば、一般入賞口226への入球を検出する一般入賞口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、一般入賞口226へ入賞があったと判定し、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。
なお、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(本実施形態では、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。
また、ステップS508の入賞口入賞処理では、入賞口カウンタ更新処理も行う。この入賞口カウンタ更新処理では、入賞口226、可変入賞口234、特図1始動口230、特図2始動口232への入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
また、ステップS508の入賞口入賞処理では、入賞受付処理も行う。この入賞受付処理では、第1特図始動口230、第2特図始動口232、普図始動口228および可変入賞口234への入賞があったか否かを、入賞判定パターン情報と一致するか否かの判定結果を用いて判定する。第1特図始動口230へ入賞があった場合且つRAM308に設けた対応する保留数記憶領域が満タンでない場合、カウンタ回路318の当選用カウンタ値記憶用レジスタから値を特図1当選乱数値として取得するとともに特図1乱数値生成用の乱数カウンタから値を特図1乱数値として取得して対応する乱数値記憶領域に格納する。
また、第2特図始動口232へ入賞があった場合且つRAM308に設けた対応する保留数記憶領域が満タンでない場合、カウンタ回路318の当選用カウンタ値記憶用レジスタから値を特図2当選乱数値として取得するとともに特図2乱数値生成用の乱数カウンタから値を特図2乱数値として取得して対応する乱数値記憶領域に格納する。普図始動口228へ入賞があった場合且つRAM308に設けた対応する保留数記憶領域が満タンでない場合、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を普図当選乱数値として取得して対応する乱数値記憶領域に格納する。可変入賞口234へ入賞があった場合には、可変入賞口用の入賞記憶領域に、可変入賞口234に球が入球したことを示す情報を格納する。なお、特図の乱数が取得された場合は、特図先読み処理(当否判定、図柄、変動時間の先読み抽選)も行う。特図先読み処理については詳しくは後述する。
ステップS509では、入賞関連エラーチェック処理を行う。この入賞関連エラーチェック処理では、入賞関連の異常を確認・監視し、処理の結果に応じて異常を設定する処理などを行う。なお、スイッチによっては、異常を検出しないものもあってもよい。ステップS510では、アウトスイッチ入力更新処理を行う。このアウトスイッチ入力更新処理では、アウト口240に設けられたセンサを通過した遊技球の数を検出し、更新する処理などを行う。このアウトスイッチの入力結果は、主に演出に使用される。
ステップS511では、シリアルコマンド管理処理を行う。このシリアルコマンド管理処理では、払出制御部600からのコマンドを受信する処理や、払出制御部600にコマンドを送信する処理などを行う。なお、主制御部300が払出制御部600に送信するコマンドとしては、電源投入後の第1副制御部400の起動待ち時間の経過後に送信される通信確認コマンド(払出制御部600との通信状態の確認、主制御部300の起動方法(初期起動、復帰起動)を通知するコマンド)や、指定賞球分の遊技球の払出しを指示する賞球数コマンドなどがある。
また、主制御部300が払出制御部600から受信するコマンドとしては、通信確認戻りコマンド(主制御部300からのコマンドを払出制御部600が受信したことを示す応答用コマンド)や、試射試験信号用のコマンド(賞球信号出力要求)や、払出系エラーの発生状況(エラーなしを含む)の情報を含むコマンドや、賞球払出動作状態コマンド(賞球の払出の動作中/非動作中を示すコマンドや、払出中であることを示す表示(LEDなど点灯・非点灯)を第1副制御部400に指示する)がある。
次いで、ステップS512では、特図1および特図2についての特図状態更新処理を行う。特図状態更新処理は、特図の処理状態に応じて次の8つの処理のうちの1つの処理を実行する。特図状態更新処理については、図52を参照して後述する。
ステップS513では、普図状態更新処理を行う。この普図状態更新処理は、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における普図状態更新処理では、普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、当りフラグがオンの場合には、当たり図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、当りフラグがオフの場合には、外れ図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。
また、主制御部300のRAM308には、普図状態更新処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は、当り図柄および外れ図柄のうちいずれか一方の図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500msの間)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された図柄が所定期間停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、普図変動遊技の結果が当りであれば、後述するように、普図当りフラグがオンされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、第2特図始動口232の羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材2321を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)、羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド332に、羽根部材2321を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果が外れであれば、後述するように、普図外れフラグがオンされる。この普図外れフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。普図非作動中の場合における普図状態更新処理では、何もせずに次のステップS514に移行するようにしている。
また、ステップS513では、普図関連抽選処理も行う。この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および第2特図始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定をおこない、当選とする場合にはRAM308に設けた当りフラグにオンを設定する。不当選の場合には、当りフラグにオフを設定する。また、当り判定の結果に関わらず、次に上述の普図タイマ乱数値生成用の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置210に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。
ステップS514では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、ステップS507において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、所定のエラーの有無を監視し、所定のエラーを検出した場合に、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、エラーの有無を示すデバイス情報を設定する。また、各種ソレノイド332を駆動して第2特図始動口232や、可変入賞口234の開閉を制御したり、表示回路324、326、330を介して普通図柄表示装置210、第1特別図柄表示装置212、第2特別図柄表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。
ステップS515では、外部出力信号管理処理を行う。この外部出力信号管理処理では、外部端子板信号を送信する準備を行う処理などを行う。ステップS516では、サブコマンド管理処理を行う。このサブコマンド管理処理では、各種のコマンドを第1副制御部400に送信する準備を行う。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報(サブコマンド)は、例えば16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(本実施形態では、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、大当り開始コマンド、大当りラウンド数指定コマンド、復電コマンド、RAMクリアコマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオン、オフするようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始コマンドの場合であればコマンドデータに、15R大当りフラグの値、特図確率変動フラグの値、特図関連抽選処理で選択したタイマ番号などを示す情報を含み、図柄変動停止コマンドの場合であれば、15R大当りフラグの値、特図確率変動フラグの値などを含み、入賞演出コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、特図確率変動フラグの値などを含み、大当りラウンド数指定コマンドの場合であれば特図確率変動フラグの値、大当りラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、第1特図始動口230への入賞の有無、第2特図始動口232への入賞の有無、可変入賞口234への入賞の有無などを含む。本実施形態では、可変入賞口234への入賞があった場合には、大入賞口入賞コマンドが設定される。
また、上述の回転開始設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、15R大当りフラグの値、特図確率変動フラグの値、特図1関連抽選処理および特図2関連抽選処理で選択したタイマ番号、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の回転停止設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、15R大当りフラグの値、特図確率変動フラグの値などを示す情報を設定する。上述の入賞演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、入賞演出期間中に装飾図柄表示装置208・遊技盤用ランプ442・遊技台枠用ランプ452・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。
また、上述の終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に装飾図柄表示装置208・遊技盤用ランプ442・遊技台枠用ランプ452・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口開放設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口閉鎖設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。また、このステップS516では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、コマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、予告情報(事前予告情報、偽事前予告情報、または事前予告無情報のいずれか)を設定する。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。
ステップS517では、表示器表示設定処理を行う。この表示器表示設定処理では、普図および特図の「保留球数、図柄組合せ」、状態(電サポ中、または非電サポ中)、右打ち状態などの表示(LEDの点灯パターン)について、出力するデータを設定する処理などを行う。ステップS518では、出力管理処理を行う。この出力管理処理では、各処理で設定された制御信号をソレノイドやLEDに出力する処理や、準備されたコマンドを第1副制御部400や払出制御部600に向けて送信する処理などを行う。
ステップS519では、サブ制御起動待ちウエイト処理を行う。このサブ制御起動待ちウエイト処理では、第1副制御部400が起動して通信可能状態になるのを待つために、サブ制御の起動待ちカウンタを1つ減算し、この起動待ちカウンタが0になった場合は、所定のコマンドを送信する準備を行う。なお、所定のコマンドとしては、電源投入コマンドや、払出制御部600に関するコマンドのうちのいずれか1以上のコマンド(例えば、全エラー解除状態であることを示すコマンド、下皿満タンエラーが発生状態であることを示すコマンド、払出球数不足エラーが発生状態であることを示すエラー、主制御通信エラーコマンド(払出制御部600との通信が異常状態であることを示すコマンド)、CRユニット未接続エラーが発生状態であることを示すコマンド、発射位置コマンド(状態に応じて発射位置を報知するためのコマンド)などがある。
ステップS520では、タイマ割込終了処理を行う。このタイマ割込終了処理では、ステップS501で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行い、その後、主制御部メインループ処理に復帰する。
次に、図52を参照して、主制御部タイマ割込処理における特図状態更新処理(ステップS512)について説明する。図52は、特図状態更新処理のフローチャートである。
ステップS601では、特図処理状態アドレスの取得・保存を行い、次のステップS602では、RAM308に記憶している特図処理状態が示す値に応じた処理を実行する。具体的には、ここでは、特図処理状態が示す値に基づいて、後述する、図53(a)に示す特図関連抽選処理、図54に示す図柄変動中処理、図55に示す特図表示確定ウエイト処理、図56(a)に示す当り開始ウエイト処理、図57に示す特電役作動処理、図60に示す特電役残存球検出処理、図61に示す特電役作動終了処理、図62に示す当り終了表示ウエイト処理、のいずれかの処理を実行する。
ステップS603では、入賞容易ステータスをONに設定する。また、ステップS604では、特図処理状態の状態変化を判定し、次のステップS605では、特図処理状態の状態変化(特図処理状態が示す値の変化)の有無を判定し、特図処理状態の状態変化が無かった場合(特図処理状態が示す値が変化していない場合)には(ステップS605:No)、特図状態更新処理を終了し、特図処理状態の状態変化があった場合(特図処理状態が示す値が変化している場合)には(ステップS605:Yes)、ステップS606に進む。
ステップS606では、特図処理状態が「変動待ち状態」に設定されているか否かを判定し、該当する場合には(ステップS606:Yes)、ステップS608に進み、該当しない場合には(ステップS606:No)、ステップS607に進む。ステップS607では、特図処理状態が「当り開始表示ウエイト状態」に設定されているか否かを判定し、該当する場合には(ステップS607:Yes)、ステップS608に進み、該当しない場合には(ステップS607:No)、特図状態更新処理を終了する。
ステップS608では、サブコマンドの送信要求を設定(本実施形態では、特図および普図の遊技状態を含む遊技状態コマンドの送信要求を設定した後に、右打ち状態か否かの情報を含む発射位置コマンドの送信要求を設定)した後に特図状態更新処理を終了する。なお、サブコマンドの送信要求の順番は、本例に限定されず、送信要求の順番を逆にしてもよいし、一の処理で複数のコマンドの送信要求を一度にまとめて行ってもよい。
続いて、図53(a)を参照して特図状態更新処理について説明する。図53(a)は、特図状態更新処理において実行される特図関連抽選処理のフローチャートである。
この特図関連抽選処理は、特図状態更新処理のステップS602において、特図処理状態に設定されている情報が「変動待ち状態」を示している場合に呼び出されて実行される処理である。
特図関連抽選処理のステップS701では、RAM308に記憶している特図2保留球数を取得し、次のステップS702では、取得した特図2保留球数が0か否かを判定し、0の場合(特図2変動遊技の保留が無い場合)には(ステップS702:Yes)、ステップS703に進み、0以外の場合(特図2変動遊技の保留が有る場合)には(ステップS702:No)、特図2に関する処理を実行すべく、ステップS705に進む。
ステップS703では、RAM308に記憶している特図1保留球数を取得し、次のステップS704では、取得した特図1保留球数が0か否かを判定し、0の場合(特図1変動遊技の保留が無い場合)には(ステップS704:Yes)、特図関連抽選処理を終了し、0以外の場合(特図1変動遊技の保留が有る場合)には(ステップS704:No)、特図1に関する処理を実行すべく、ステップS705に進む。
ステップS705では、特図2に関する処理を実行する場合には、RAM308に記憶している特図2保留球数の値を1つ減算し、特図1に関する処理を実行する場合には、RAM308に記憶している特図1保留球数の値を1つ減算する。ステップS706では、特図乱数移行処理を実行する。この特図乱数移行処理では、特図2に関する処理を実行する場合には、特図2の保留2〜4に対応する乱数記憶領域に記憶している乱数値を、特図2の保留1〜3に対応する乱数記憶領域にシフトするとともに、特図2の保留4に対応する乱数記憶領域をクリアし、特図1に関する処理を実行する場合には、特図1の保留2〜4に対応する乱数記憶領域に記憶している乱数値を、特図1の保留1〜3に対応する乱数記憶領域にシフトするとともに、特図1の保留4に対応する乱数記憶領域をクリアする。このように、本実施形態における遊技台(パチンコ機)は、特図2優先変動機である。また、特図2及び特図1はそれぞれ4つまで保留を記憶することができる。
ステップS707では、特図当り抽選処理を行う。詳細は後述するが、この特図当り抽選処理では、特図2変動遊技(または、特図1変動遊技)の当否判定などを行う。ステップS708では、表示図柄抽選処理を行う。この表示図柄抽選処理では、特図2図柄決定用テーブル(または、特図1図柄決定用テーブル)を参照し、ステップS707の特図当り抽選処理の結果と乱数値に基づいて、第2特図表示装置214(または、第1特図表示装置212)に停止表示する特図表示図柄データの抽選を行う。
本実施形態のパチンコ機100では、各種のカスタマイズを行うことができる。
図63は、本実施形態のパチンコ機100で行うことができるカスタマイズの内容を示す図である。
本実施形態のパチンコ機100では、図柄変動表示が停止してから一定時間(例えば、30秒)経過しても図柄変動表示が開始されない場合は、デモンストレーションモードに移行し、装飾図柄表示装置208はデモ画面になる。なお、特図の図柄変動表示が停止してからデモンストレーションモードに移行するまでの間は、装飾図柄表示装置208に、装飾図柄の停止図柄の組合せが表示され続け、チャンスボタン136等の操作手段を操作すると、専用のアニメーションが表示される場合もある。デモ画面では、専用のアニメーションが表示されたり、装飾図柄の停止図柄の組合せ(装飾図柄がキャラクタ等の画像と文字画像(数字を含む)から構成されている場合、デモ画面では、キャラクタ等の画像のみが表示され、文字画像が非表示となっていてもよいし、キャラクタ等の画像と文字画像の両方が表示されていてもよい)が表示されたり、機種タイトルを含むムービー(なお、期待度の高い予告や期待度の高いリーチ等が紹介される演出紹介ムービーが含まれていてもよい)が表示されたりする他、メニューアイコン、音量調整アイコン、および輝度調整アイコンが表示される期間もある。なお、デモンストレーションモードに装飾図柄の停止表示の組合せが表示された状態が含まれていてもよい。
メニューアイコン、音量調整アイコン、および輝度調整アイコンが表示されている状態で、チャンスボタン136を操作すると、装飾図柄表示装置208には、オプションメニューが表示される。また、操作キーユニット137の左右キーを操作することで、装飾図柄表示装置208には、音量調整ウィンドウが表示され、スピーカ120の音量を増減させることができる。さらに、操作キーユニット137の上下キーを操作することで、装飾図柄表示装置208には、輝度調整ウィンドウが表示され、遊技盤用ランプ442または/および遊技台枠用ランプ452といったLEDの光量を増減させることができる。ここで、遊技盤用ランプ442は、図14等に示す導光板ILが含まれているが、含まれていなくてもよい。なお、音量調整ウィンドウが表示されている状態で、操作キーユニット137の上下キーを操作すれば、輝度調整ウィンドウが表示され、反対に、輝度調整ウィンドウが表示されている状態で、操作キーユニット137の左右キーを操作すれば、音量調整ウィンドウが表示される。
詳しくは後述するが、オプションメニューの中には、「デモ画面に戻る」ためのアイコンが用意されており、このアイコンにカーソルを合わせた状態で、チャンスボタン136を操作すれば、デモ画面に戻ることができる。また、特図の図柄変動表示が開始されれば、自動的にオプションメニューは終了し、装飾図柄表示装置208には、装飾図柄の変動表示が表示される。さらに、オプションメニューを表示させた状態で一定期間(例えは1分間)無操作であった場合には、自動的にデモ画面に戻る。
また、操作キーユニット137の左右キーを操作後にチャンスボタン136を押下した場合には、音量が決定され、音量調整ウィンドウからデモ画面に戻り、操作キーユニット137の上下キーを操作後にチャンスボタン136を押下した場合には、光量が決定され、輝度調整ウィンドウからデモ画面に戻る。さらに、チャンスボタン136を押下しなかった場合であっても、左右キーあるいは上下キー操作後一定期間(例えば、10秒間)経過後には、自動的にデモ画面に戻る。また、特図の図柄変動表示が開始されれば、ここでも自動的に、音量調整ウィンドウや輝度調整ウィンドウが消え、装飾図柄表示装置208には、装飾図柄の変動表示が表示される。
図63(b)は、オプションメニューの構成を示す図である。
オプションメニューでは、大まかに分けて、「演出カスタマイズ」、「キャラクタ選択」、「保留枠選択」、「保留表示選択」、「背景表示選択」を行うことが可能である。
「演出カスタマイズ」のうちの「オートボタンモード」とは、チャンスボタン136等の操作手段を操作しなくても、チャンスボタン136等の操作手段を操作した時と同じ応答演出が行われる場合があるモードのことである。なお、図63(b)の「選択肢」に記されたON/OFFは、設定/非設定や有効/無効の意味である。「長押しオート連打」とは、チャンスボタン136等の操作手段に対して長押しを行っておくだけで、長押しを行っている期間中、高速での押下を繰り返している(連打している)時と同じ応答演出を行う機能のことであり、連打の速さを選択することができる。「群予告」とは、通常予告(当該変動の予告)の一種であり、このオプションメニューでは、群予告の大当りの信頼度(期待度)を遊技者が選択することができる。例えば、群予告が表示された変動が大当りとなる可能性が信頼度100%!?よりも低いが、群予告が当該変動の予告として登場する頻度を上げたい場合は信頼度50%に設定し、群予告が当該変動の予告として登場する頻度が信頼度50%に設定した時よりも低いが、大当り濃厚(大当り確定)の予告として当該変動に表示されて欲しい場合は信頼度100%!?に設定する。「入賞音予告」は特図始動口に入賞して保留が増加した時の先読み予告の一種である。なお、入賞音予告は、当該変動の予告としてもよい。裏ボタンとは、チャンスボタン136等の操作手段の操作有効期間が開始されていること、および/または操作手段の操作有効期間中であることを報知してくれないことであるが、「裏ボタンナビ」をON(設定)しておくと、例えば、操作手段の操作有効期間にチャンスボタンランプ138が点灯したり、「操作手段を操作すると良いことがあるかもしれないよ」といった文字表示が表示されるようになる。「先読み予告なし」とは、保留アイコンの表示態様による先読み予告以外の先読み予告(例えば、可動手段(演出可動体)による先読み予告や表示手段による保留アイコン以外の先読み予告表示)全てについて行わない(「ON」に相当)ようにする設定である。「プレミアアップ」とは、大当り濃厚あるいは大当り確定の演出の出現頻度を上昇させる(「ON」に相当)ようにする設定である。「保留変化なし」とは、保留アイコンの表示態様による先読み予告を行わない(「ON」に相当)ようにする設定である。「一発告知」とは、大当り濃厚あるいは大当り確定についての特定の予告のことである(例えば、演出可動体による演出動作や、音出力手段による大当り濃厚(大当り確定)音、枠または遊技盤の一部または全部の装飾LEDによる発光演出による予告が挙げられる。)。
なお、本明細書における「大当り確定」とは、大当り確定の当該予告および/または先読み予告予告が表示された場合に、大当り確定の予告が表示された図柄変動または、先読み対象保留の図柄変動に向けて大当り確定の先読み予告が表示されると当該変動または先読み対象保留が必ず大当りとなることを示している(以下の説明においても同じ)。
また、本明細書における「大当り濃厚」とは、大当りへの期待度が高い状態のことであって、大当り濃厚の当該予告および/または先読み予告予告が表示されても、大当り濃厚の予告が表示された図柄変動または、先読み対象保留の図柄変動に向けて大当り濃厚の先読み予告が表示されてもハズレとなる場合があることを示している(以下の説明においても同じ)。また、大当り濃厚は、大当り確定のことを示していてもよい(以下の説明においても同じ)。
さらに、本明細書における「熱い」という記載も、大当りへの期待度が高い状態のことであるが、熱いの当該予告および/または先読み予告予告が表示されても、熱い予告が表示された図柄変動または、先読み対象保留の図柄変動に向けて熱いの先読み予告が表示されてもハズレとなる場合があることを示している(以下の説明においても同じ)。また、「熱い」は、大当り濃厚よりも、大当りの期待度が低いことを示してもよいし、「激熱」は、大当り濃厚、あるいは大当り確定のことを示していてもよい(以下の説明においても同じ)。
また、図63(b)中に記載のある「ダイトモ」とは、会員登録をして、インターネット回線を通じてWebサーバとアクセスをする会員サービスのことであり、経験値を貯めることでレベル(lv)が上がり、レベルに応じて種々の特典を獲得することができるといったサービスである。この「ダイトモ」の会員サービスを実行する場合には、パチンコ機100はユーザモードに設定される。パチンコ機100の中には、「ダイトモ」の会員サービスに対応していない仕様のものもある。「ダイトモ」の会員サービスに対応している仕様の機種では、ユーザモードに設定し、ダイトモのレベルが15レベルに達していれば、演出カスタマイズの一種として裏ボタンナビの設定が開放される。また、図63(b)中、「ダイトモ設定」と記されている項目は、会員登録をして、ユーザモードに設定するだけで開放される。したがって、ダイトモ入会時でレベルが0であっても、ユーザモードに設定するだけで、例えば、保留枠選択であれば、保留枠Bを使用可能になる。ここで、保留枠とは、図14等に示す第1UI部280と第2UI部281を合わせたものに相当する。なお、「初期設定」とは、ユーザモードに設定していない場合に自動的に選択されることを意味する。また、「ダイトモ」は、正式な会員登録の前に入会体験することができ、入会体験者には、お試しプレイとして、キャラクタ選択において、爺のキャラクタが使用可能になる。
また、ダイトモの上記特典の一つとして、ダイトモのレベルを上げないと選択することができない項目がある。すなわち、「キャラクタ選択」、「保留枠選択」、「保留表示選択」、「背景表示選択」のうち、「開放条件」にダイトモのレベル(lv)が表示されている項目は、表示されたレベル(lv)に到達して初めて選択することがができるようになる項目である。
図64は、会員サービスを利用していない状態におけるオプションメニュー画面の遷移図である。
操作キーユニット137の上キー又は下キーを操作することで、装飾図柄表示装置208に表示されたオプションメニュー画面では、カーソルが上下する。「演出カスタマイズ」、「キャラクタ選択」、「保留枠選択」、「保留表示選択」、「背景表示選択」、「初期化」、「デモ画面に戻る」の各項目のうち、矢印で結ばれた相互間は、操作キーユニット137の上キー又は下キーを操作することでカーソルが移動し、チャンスボタン136を押下したときにカーソルが表示されていた項目に応じた画面が表示される。すなわち、「演出カスタマイズ」の項目にカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、装飾図柄表示装置208では、オプションメニュー画面から演出カスタマイズ画面に切り替わる。また、「デモ画面に戻る」の項目にカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、装飾図柄表示装置208では、オプションメニュー画面からデモ画面に切り替わる。
一方、「演出カスタマイズ画面」、「キャラクタ選択画面」、「保留枠選択画面」、「保留表示選択画面」、「背景表示選択画面」、「初期化確認画面」それぞれには、"戻る"のアイコンが表示されており、その"戻る"のアイコンにカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、オプションメニュー画面に戻ることができる。また、"戻る"のアイコンにカーソルを合わせなくても、操作キーユニット137のキャンセルキーを押下しても、オプションメニュー画面に戻ることができるようにしてもよい。
なお、この遷移図では表されていないが、特図始動口212,214に入賞があって、特図の図柄変動表示が開始されれば、オプションメニュー画面であっても、「演出カスタマイズ画面」、「キャラクタ選択画面」、「保留枠選択画面」、「保留表示選択画面」、「背景表示選択画面」、「初期化確認画面」であっても、装飾図柄の変動表示の画面に移行する。
続いて、図63及び図64を用いて説明した事項につき、具体的に、装飾図柄表示装置208における表示例を用いて説明する。
図65は、デモ画面から、オプションメニュー画面、音量調整ウィンドウ、輝度調整ウィンドウを呼び出す一例を示す図である。ここで説明する例は、「ダイトモ」の会員サービスに対応していない仕様のパチンコ機100についての例であり、図63(b)の開放条件は、無視され、最初からいずれの項目についても選択可能である。なお、以降の実施形態において、装飾図柄表示装置208に、操作キーユニットの十字キー(上キー、下キー、左キー、右キーの)の外観を示すアイコンやチャンスボタンの外観を示すアイコンが表示されている場合に、無色且つ無模様のアイコンが操作不可の操作手段を示し、それ以外の態様(有色または/および模様有り)で表示されているアイコンが操作可能な操作手段を示している。
図65(1)に示す装飾図柄表示装置208には、海の背景表示に保留枠UIが表示されており、ナビキャラクタYMも表示されている。また、第1装飾図柄(第3図柄)にも第2装飾図柄(第5図柄)にも装飾図柄のハズレの組合せ(「装飾4」−「装飾1」−「装飾7」)が表示されており、特図の図柄変動表示は停止中である。さらに、装飾図柄表示装置208の右上隅部に表示された第2保留数表示では、特図1の保留数も特図2の保留数も0である。すなわち、保留が無く、特図の停止図柄の確定表示が行われてから図柄変動表示が開始されていない状態である。この状態で、一定時間(例えば、30秒間)が経過すると、図65(1)に示す、メニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIの表示が開始される。なお、一定時間経過前であっても、特図の停止図柄の確定表示期間が終了し、次の図柄変動表示が開始されていない状態(例えば、保留が無い状態における特図の停止図柄の確定表示期間経過直後)であれば、操作手段(例えば、チャンスボタン136や操作ユニットの十字キー等)を操作することで、これらのアイコンMI,VI,BIが表示されるようにしてもよいし、特図の停止図柄の確定表示期間が終了してから或る定まった期間(例えば、10秒間)経過したことを条件に加えて、これらのアイコンMI,VI,BIが表示されるようにしてもよい。あるいは、これらのアイコンMI,VI,BIの表示が開始されても一定期間(例えば、3秒間)は、チャンスボタン136および操作キーユニット137の十字キーを操作しても、オプションメニュー画面や音量調整ウィンドウや輝度調整ウィンドウが表示されないようにしてもよい。
また、メニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIに、カスタマイズを行っている内容の表示(文字表示や画像表示)が含まれていてもよい。例えば、メニューアイコンMIであれば、演出カスタマイズの文字表示やアイコン表示、音量調整アイコンVIであれば音量のレベルを表すゲージの表示、輝度調整アイコンBIであれば光量のレベルを表すゲージの表示が含まれていてもよい。さらに、メニューアイコンMIに、図63(b)に示す大項目の表示(例えば、「キャラクタ選択」等)が含まれていてもよいし、図65(1)に示すように含まれていなくてもよい。
図65(2)では、操作キーユニットの下キー137dが操作される。なお、上キー137uが操作されても同じである。なお、十字キーは、無操作の状態では白色点灯であるが、押下されたキーは赤色点灯に変化するが、十字キーに装飾ランプが設けられていなくてもよい。
下キー137dが操作されたことで、図65(3)に示す装飾図柄表示装置208には、輝度調整ウィンドウBWが表示されている。輝度調整ウィンドウBWは、輝度調整アイコンBIよりも大きな表示であり、図65(3)に示す装飾図柄表示装置208では、メニューアイコンMIが消え、音量調整アイコンVIがメニューアイコンMIの位置にシフトして、輝度調整アイコンBIの4倍程度の大きさの輝度調整ウィンドウBWが表示されている。この例では、遊技盤用ランプ442または/および遊技台枠用ランプ452といったLEDの光量を5段階で調整可能であり、初期値は最も明るい5レベルである。
図65(4)では、下キー137dがもう一度操作され、同図(5)に示す輝度調整ウィンドウBWでは、一段階下がり4レベルになっている。
図65(6)では、操作キーユニット137の上キー137uが操作され、同図(7)に示す輝度調整ウィンドウBWでは、一段階上がり5レベルに戻っている。5レベルの状態で、上キー137uを操作しても、それ以上、光量は上がらない。また、1レベルの状態で、下キー137dを操作しても、それ以上、光量は下がらない。また、一定期間(例えば、10秒)何も操作をしないと、3つのアイコンMI,VI,BIが表示されたデモ画面に戻るが、上キー137d又は下キー137uを操作すると、その一定期間のカウント開始を更新することができる。すなわち、デモ画面に戻るまでの期間を延ばすことができる。なお、1レベルよりも下の0レベルまで設定可能であってもよい。この0レベルでは、LEDは消灯状態を維持することになる。
図65(8)では、操作キーユニット137の右キー137rが操作される。なお、左キー137lが操作されても同じである。
右キーが操作されたことで、図65(9)に示す装飾図柄表示装置208には、音量調整ウィンドウVWが表示されている。音量調整ウィンドウVWは、音量調整アイコンVIよりも大きな表示であり、図65(9)に示す装飾図柄表示装置208では、音量調整ウィンドウVWがメニューアイコンMI側に、音量調整アイコンVIの4倍程度まで拡大表示され、メニューアイコンMIは無くなって、輝度調整アイコンBIは表示されている。この例では、スピーカ120からの音量を5段階で調整可能であり、初期値は中間の音量の3レベルである。
図65(10)では、操作キーユニット137の右キーがもう一度操作され、同図(11)に示す音量調整ウィンドウVWでは、一段階上がり4レベルになっている。なお、最も音の大きな5レベルの状態で、右キーを操作しても、それ以上、音量は上がらない。また、1レベルの状態で、左キーを操作しても、それ以上、音量は下がらない。また、一定期間(例えば、10秒)何も操作をしないと、3つのアイコンMI,VI,BIが表示されたデモ画面に戻るが、左キー又は右キーを操作すると、デモ画面に戻るまでの期間を延ばすことができる。なお、1レベルよりも下の0レベルまで設定可能であってもよい。この0レベルでは、スピーカ120は消音(ミュート)を維持することになる。
最後の操作があってから一定期間(例えば、10秒)が経過したことにより、図65(13)に示す装飾図柄表示装置208では、3つのアイコンMI,VI,BIが表示されたデモ画面に戻っている。
図65(14)では、チャンスボタン136が操作され、チャンスボタン136が操作されたことで、図65(15)に示す装飾図柄表示装置208には、オプションメニュー画面が表示されている。なお、チャンスボタン136は、内蔵されているチャンスボタンランプ138が、押下されたことにより赤色に発光しているが、押下される前から赤色に点灯していてもよい。このオプションメニュー画面では、背景表示、保留枠UI、ナビキャラクタYM、第1装飾図柄(第3図柄)、および第2装飾図柄(第5図柄)全てが消え、「メニュー」の文字表示の下に、縦一列に上から順に、演出カスタマイズアイコン、キャラクタ選択アイコン、保留枠選択アイコン、保留表示選択アイコン、背景表示選択アイコン、初期化アイコン、およびデモ画面に戻るための戻るアイコンといった7種類のアイコンが表示されている。これら7種類のアイコンのうちのいずれか一つのアイコンの左横には、操作キーユニット137の上下キーで上下することができるカーソルアイコンcsが表示されている。図65(14)では、一番上の演出カスタマイズアイコンの左横にカーソルアイコンcsが表示され、他のアイコンが白表示であるのに対して、演出カスタマイズアイコンは赤色に点灯している。また、オプションメニュー画面では、右下に、選択操作や決定操作に用いることができる操作手段の絵柄が表示されている。すなわち、操作キーユニット137のうち、選択操作に用いられる十字キーの絵柄と、決定操作に用いられるチャンスボタン136の絵柄が表示されている。さらに、チャンスボタン136と、十字キーのうち、カーソルアイコンcsやカーソル表示の移動に用いる上下キー137u,dの絵柄は、赤色に表示されている。なお、決定操作には、チャンスボタン136とともに操作キーユニット137の決定キーも用いることができるようにしてもよいし、チャンスボタン136に代えてその決定キーを用いることができるようにしてもよい。
ここで、図65(2)〜同図(12)の、輝度調整中や音量調整中に、チャンスボタン136を操作しても、オプションメニュー画面は表示されないが、表示されるようにしてもよい。また、オプションメニュー画面表示開始時のカーソルアイコンcsの初期位置は、一番上の演出カスタマイズアイコンであってもよいし、戻るアイコンであってもよいし、その他のアイコンであってもよい。あるいは、カスタマイズを現在行っている項目のアイコンであってもよい。
図65(16)では、演出カスタマイズアイコンにカーソルアイコンcsが表示されている状態で、チャンスボタン136が押下され、図65(17)に示すように、装飾図柄表示装置208には、演出カスタマイズ画面が表示される。演出カスタマイズ画面には、5行のリストが表示され、そのリストには、図63(b)に示す演出カスタマイズにおける小項目の表示の上から5つ分(「01 オートボタンモード」〜「05 裏ボタンナビ」)と、それぞれの選択肢(例えば、「OFF ON」等)が表示されている。すなわち、5行のリストの1行につき1項目が表示されている。さらに、その下には、設定変更を保存するための確定アイコン、オプションメニュー画面に戻るための戻るアイコン、設定を一括して初期値に戻すための初期化アイコンが左側から順に横一列に配置されている。また、演出カスタマイズ画面では、カーソルアイコンに代えてカーソル表示が用いられている。演出カスタマイズ画面表示開始時のカーソル表示の初期位置は、オプションメニュー画面に戻るための戻るアイコンである。カーソル表示が表示されている戻るアイコンは、枠が強調表示され、さらに赤色に点灯表示されている。また、表示されている選択肢のうち現在設定されている選択肢も赤色に表示されている。例えば、図65(17)に示す演出カスタマイズ画面では、オートボタンモードは非設定(OFF)である。さらに、演出カスタマイズ画面の右下にも、選択操作に用いられる十字キーの絵柄と、決定操作に用いられるチャンスボタン136の絵柄が表示されている。なお、演出カスタマイズ画面では、十字キーのうち全てのキー137u,d,l,rの絵柄が、赤色に表示されている。
図65(18)では、下キー137dが操作され、カーソル表示は、オートボタンモードの項目に移動する。すなわち、図65(19)に示す演出カスタマイズ画面では、オートボタンモードの項目の枠が強調表示され、さらに、吹き出し表示が追加され、オートボタンモードの説明が表示されている。
図65(20)では、オートボタンモードの項目にカーソル表示が表示されている状態で、右キー137rが操作される。その結果、図65(21)に示すように、オートボタンモードの現在設定されている選択肢がONに変化する。すなわち、OFFからONに切り替えられた。なお、現在設定されている選択肢がOFFの状態で、左キー137lが操作された場合は、そのキー操作は無効になるが、右キー137rが操作された場合と同じ結果になってもよい。
図65(22)では、下キー137dが操作され、カーソル表示は、オートボタンモードの1つ下の項目(長押しオート連打)に移動する。すなわち、図65(23)に示す演出カスタマイズ画面では、長押しオート連打の項目の枠が強調表示され、さらに、吹き出し表示が追加され、この項目に関する説明が表示されている。なお、下キー137dではなく上キー137uが操作されると、カーソル表示は、設定変更があった場合には、確定アイコンに移動し、設定変更がなかった場合には、戻るアイコンに移動する。ただし、設定変更があってもなくても確定アイコンに移動してもよいし、あるいは戻るアイコンに移動してもよい。
その後、下キー137dが3回操作され、カーソル表示は、一番下の裏ボタンナビの項目に移動する。すなわち、図65(25)に示す演出カスタマイズ画面では、裏ボタンナビの項目の枠が強調表示され、さらに、吹き出し表示が追加され、この項目に関する説明が表示されている。
図65(26)では、さらにもう1回、下キー137dが操作され、図65(27)に示すように、5行のリストの更新が行われ、図63(b)では01であったオートボタンモードの項目が消え、代わりに新たに追加された、図63(b)では06であった先読み予告なしの項目にカーソル表示が移動している。
図65(28)では、さらに下キー137dが操作され続ける。
図66は、図65に示す例の続きを示す図である。
下キー137dの操作に合わせてリストの更新が行われ、図65(28)に続く図66(29)に示す演出カスタマイズ画面では、図63(b)における演出カスタマイズの最後の小項目である09の一発告知の項目にカーソル表示が移動している。
図66(30)に示すように、下キー137dがもう一回操作されると、図66(31)に示すように、カーソル表示は確定アイコンに移動し、確定アイコンは、枠が強調表示され、さらに赤色に点灯表示されている。
図66(32a)では、決定操作としてチャンスボタン136が操作され、同図(33a)に示す装飾図柄表示装置208では、演出カスタマイズの設定完了を報知する報知画面が、演出カスタマイズ画面に前側から重ねて表示される。なお、演出カスタマイズの設定を更新することを確認する確認画面(例えば、キャンセルアイコンと更新アイコンが表示された画面)が表示されてもよい。図66(33a)に示す報知画面には、オプションメニュー画面に戻るための戻るアイコンが表示されており、カーソル表示はそのアイコンに表示されている。
図66(34)ではチャンスボタン136が操作され、同図(35)に示すように、オプションメニュー画面に戻る。
なお、図66(33a)に示す報知画面における戻るアイコンは、演出カスタマイズ画面に戻るためのアイコンであってもよく、演出カスタマイズ画面に配置されている戻るアイコンを操作することで、オプションメニュー画面に復帰できるようにしてもよい。
オプションメニュー画面に戻った後、図66(36)に示すようにオプションメニュー画面が表示されている状態で、下キー137dが再び操作されると(同図(37)参照)、図66(38)に示すように、それまで演出カスタマイズアイコンに表示されていたカーソルアイコンcsは一つ下に移動し、今度は、キャラクタ選択アイコンの左横にカーソルアイコンcsが表示され、そのキャラクタ選択アイコンは赤色に点灯する。
図66(39)では、キャラクタ選択アイコンにカーソルアイコンcsが表示されている状態で、チャンスボタン136が押下され、図66(40)に示すように、装飾図柄表示装置208には、キャラクタ選択画面が表示される。キャラクタ選択画面にも、5行のリストが表示され、そのリストには、図63(b)に示すキャラクタ選択における選択肢の表示の上から5つ分(「01 吉宗」〜「05 ハニ」)が表示されている。すなわち、5行のリストの1行につき1項目が表示されている。図66(40)では、カーソル表示は、吉宗の項目に表示されており、キャラクタ選択画面の左側には、カーソル表示が表示されている項目のキャラクタの絵柄(ここでは吉宗の絵柄)がプレビュー表示されている。なお、73(b)に示すように、キャラクタ選択の初期設定は、吉宗であるが、この初期設定自体を無くしてしまってもよい。また、キャラクタ選択画面の右下には、オプションメニュー画面に戻るための戻るアイコンと、選択操作に用いられる十字キー(上下キー137u,dのみ赤色)の絵柄と、決定操作に用いられる赤色のチャンスボタン136の絵柄も表示されている。
ここでのキャラクタ選択で設定されたキャラクタは、常時表示されるようになったり、演出時には必ず登場するようになったり、出現頻度が他のキャラクタより高くなったりする。
図66(41)に示すように、下キー137dが一回操作されると、図66(42)に示すように、カーソル表示は、吉宗の1つ下の項目の爺に移動し、爺の絵柄がプレビュー表示されている。
図66(43)では、下キー137dがさらに5回操作され、下キー137dの操作に合わせてリストの更新が行われ、図66(44)に示すキャラクタ選択画面では、図63(b)におけるキャラクタ選択の最後の選択肢である07のコパンダの項目にカーソル表示が移動している。
図66(45)に示すように、下キー137dがもう一回操作されると、図66(46)に示すように、カーソル表示は戻るアイコンに移動し、戻るアイコンは、枠が強調表示され、さらに赤色に点灯表示されている。
ここで、チャンスボタン136ではなく、下キー137dが一回だけ操作されると(図66(47))、リストの更新が行われて、図66(48)に示すように、01の吉宗が先頭にくる最初のリストに戻り、カーソル表示はその吉宗の項目に移動している。そして、図66(49)では、チャンスボタン136が操作される。図66(50)に示すキャラクタ選択画面では、プレビュー表示が行われていた領域で、キャラクタを決定することを示すアニメーション表示が行われている。なお、キャラクタの設定を更新することを確認する確認画面(例えば、キャンセルアイコンと更新アイコンが表示された画面)が表示されてもよいが、この例では、キャラクタを決定することを示すアニメーション表示が終了すると、選択したキャラクタの設定の更新が自動的に行われ、図66(51)に示すように、オプションメニュー画面に戻る。
なお、キャラクタを決定することを示すアニメーション表示が終了してもキャラクタ選択画面のままであり、キャラクタ選択画面に配置されている戻るアイコンを操作することで、オプションメニュー画面に復帰できるようにしてもよい。
オプションメニュー画面に戻った後、オプションメニュー画面が表示されている状態で、下キー137dが再び操作されると(図66(52)参照)、図66(53)に示すように、それまでキャラクタ選択アイコンに表示されていたカーソルアイコンcsは一つ下に移動し、今度は、保留枠選択アイコンの左横にカーソルアイコンcsが表示され、その保留枠選択アイコンは赤色に点灯する。
図66(54)では、保留枠選択アイコンにカーソルアイコンcsが表示されている状態で、チャンスボタン136が押下され、図66(55)に示すように、装飾図柄表示装置208には、保留枠選択画面が表示される。保留枠選択画面にも、5行のリストが表示され、そのリストには、図63(b)に示す保留枠選択における選択肢の表示の上から5つ分(「01 保留枠A」〜「05 保留枠E」)が表示されている。すなわち、5行のリストの1行につき1項目が表示されている。図66(55)では、カーソル表示は、保留枠Aの項目に表示されており、保留枠選択画面の左側のウィンドウには、カーソル表示が表示されている項目の保留枠が保留アイコンと変動アイコンとともにプレビュー表示されている。なお、73(b)に示すように、保留枠選択の初期設定は、保留枠Aであるが、この初期設定自体を無くしてしまってもよいし、あるいはここでは選択することができない専用の保留枠を用意してもよい。また、保留枠選択画面の右下には、オプションメニュー画面に戻るための戻るアイコンと、選択操作に用いられる十字キー(上下キー137u,dのみ赤色)の絵柄と、決定操作に用いられる赤色のチャンスボタン136の絵柄も表示されている。
ここでの保留枠選択で設定された保留枠は、装飾図柄表示装置208の下部に、第1UI部280と第2UI部281として表示されるようになる。
図66(56)では、下キー137dが一回操作される。
図67は、図66に示す例の続きを示す図である。
図66(55)から続く図66(56)に示す、下キー137dの一回の操作を受けて、図67(57)に示す装飾図柄表示装置208では、カーソル表示は、保留枠Aの1つ下の項目の保留枠Bに移動し、左側のウィンドウには、保留枠Bがプレビュー表示されている。
図67(58)では、チャンスボタン136による決定操作が行われる。図67(59)に示す保留枠選択画面では、プレビュー表示が行われている左側のウィンドウを囲むようなエフェクト表示Ed1が発生し、そのエフェクト表示Ed1が消えると、選択した保留枠の設定の更新が自動的に行われ、図67(60)に示すように、オプションメニュー画面に戻る。なお、保留枠の設定を更新することを確認する確認画面(例えば、キャンセルアイコンと更新アイコンが表示された画面)が表示されてもよい。また、エフェクト表示Ed1が消えても保留枠選択画面のままであり、保留枠選択画面に配置されている戻るアイコンを操作することで、オプションメニュー画面に復帰できるようにしてもよい。
オプションメニュー画面に戻った後、オプションメニュー画面が表示されている状態で、下キー137dが再び操作されると(図67(61)参照)、図67(62)に示すように、それまで保留枠選択アイコンに表示されていたカーソルアイコンcsは一つ下に移動し、今度は、保留表示選択アイコンの左横にカーソルアイコンcsが表示され、その保留表示選択アイコンは赤色に点灯する。この状態で、チャンスボタン136が押下され、図67(63)に示すように、装飾図柄表示装置208には、保留表示選択画面が表示される。保留表示選択画面にも、5行のリストが表示され、そのリストには、図63(b)に示す保留表示選択における選択肢の表示の上から5つ分(「01 アイコンA」〜「05 アイコンE」)が表示されている。すなわち、5行のリストの1行につき1項目が表示されている。図67(63)では、カーソル表示は、アイコンAの項目に表示されており、保留表示選択画面の左側のウィンドウには、カーソル表示が表示されている項目のアイコンが保留枠とともにプレビュー表示されている。なお、73(b)に示すように、保留表示選択の初期設定は、アイコンAであるが、この初期設定自体を無くしてしまってもよいし、あるいはここでは選択することができない専用のアイコンを用意してもよい。また、保留表示選択画面の右下には、オプションメニュー画面に戻るための戻るアイコンと、選択操作に用いられる十字キー(上下キー137u,dのみ赤色)の絵柄と、決定操作に用いられる赤色のチャンスボタン136の絵柄も表示されている。
ここでの保留表示選択で設定されたアイコンは、保留枠UIに、保留アイコンh1〜h4として表示されたり、変動アイコンh0として表示されるようになる。
その後、下キー137dが二回操作され、カーソル表示は、アイコンCに移動し、左側のウィンドウには、アイコンCがプレビュー表示されている。この状態で、チャンスボタン136による決定操作が行われ、図67(65)に示す保留表示選択画面では、プレビュー表示が行われている左側のウィンドウを囲むようなエフェクト表示Ed1が再び発生し、そのエフェクト表示Ed1が消えると、選択したアイコンの設定の更新が自動的に行われ、図67(66)に示すように、オプションメニュー画面に戻る。なお、アイコンの設定を更新することを確認する確認画面(例えば、キャンセルアイコンと更新アイコンが表示された画面)が表示されてもよい。また、エフェクト表示Ed1が消えても保留表示選択画面のままであり、保留表示選択画面に配置されている戻るアイコンを操作することで、オプションメニュー画面に復帰できるようにしてもよい。
オプションメニュー画面に戻った後、オプションメニュー画面が表示されている状態で、下キー137dがまた操作されると(図67(67)参照)、図67(68)に示すように、それまで保留表示選択アイコンに表示されていたカーソルアイコンcsは一つ下に移動し、今度は、背景表示選択アイコンの左横にカーソルアイコンcsが表示され、その背景表示選択アイコンは赤色に点灯する。
図67(69)では、背景表示選択アイコンにカーソルアイコンcsが表示されている状態で、チャンスボタン136が押下され、図67(70)に示すように、装飾図柄表示装置208には、背景表示選択画面が表示される。背景表示選択画面にも、5行のリストが表示され、そのリストには、図63(b)に示す背景表示選択における5つの選択肢全て(「01 背景A」〜「05 背景E」)が表示されている。すなわち、5行のリストの1行につき1項目が表示されている。図67(70)では、カーソル表示は、背景Aの項目に表示されており、背景表示選択画面の左側のウィンドウには、カーソル表示が表示されている項目の背景がプレビュー表示されている。なお、73(b)に示すように、背景表示選択の初期設定は、背景Aであるが、この初期設定自体を無くしてしまってもよいし、あるいはここでは選択することができない専用の背景を用意してもよい。また、背景表示選択画面の右下には、オプションメニュー画面に戻るための戻るアイコンと、選択操作に用いられる十字キー(上下キー137u,dのみ赤色)の絵柄と、決定操作に用いられる赤色のチャンスボタン136の絵柄も表示されている。
ここでの背景表示選択で設定された背景は、装飾図柄表示装置208における通常状態の背景表示として表示されるようになる。ここにいう通常状態の背景表示には、先読みモードにおける背景表示や、当該変動の大当りの予告としての背景表示や、電サポ状態における背景表示は含まれない。ただし、電サポ状態における背景表示に限っては、含まれるようにしてもよい。
その後、下キー137dが四回操作され、カーソル表示は、背景Eに移動し、左側のウィンドウには、背景E(空の背景)がプレビュー表示されている。この状態で、チャンスボタン136による決定操作が行われ、図67(72)に示す保留表示選択画面では、プレビュー表示が行われている左側のウィンドウを囲むようなエフェクト表示Ed1がまた発生し、そのエフェクト表示Ed1が消えると、選択した背景の設定の更新が自動的に行われ、図67(73)に示すように、オプションメニュー画面に戻る。なお、背景の設定を更新することを確認する確認画面(例えば、キャンセルアイコンと更新アイコンが表示された画面)が表示されてもよい。また、エフェクト表示Ed1が消えても背景表示選択画面のままであり、背景表示選択画面に配置されている戻るアイコンを操作することで、オプションメニュー画面に復帰できるようにしてもよい。
オプションメニュー画面に戻った後、オプションメニュー画面が表示されている状態で、下キー137dが2回操作されると(図67(74a)参照)、図67(75)に示すように、それまで保留表示選択アイコンに表示されていたカーソルアイコンcsは一番下まで移動し、デモ画面に戻るための戻るアイコンの左横にカーソルアイコンcsが表示され、その戻るアイコンは赤色に点灯する。
図67(76)では、戻るアイコンにカーソルアイコンcsが表示されている状態で、チャンスボタン136が押下され、図67(77)に示すように、装飾図柄表示装置208には、デモ画面が表示される。ここでのデモ画面には、カスタマイズした結果が反映されている。すなわち、背景は、空の背景に変更されており、保留枠UIは、図65(1)に示す保留枠UIと異なっており、画面右上の枠RW内には、演出カスタマイズでONに設定したモード名(ここではオートボタンモード)が表示されている。なお、2つのモードをONに設定した場合には、カスタマイズの番号の若い順に交互に表示される。例えば、01のオートボタンモードと05の裏ボタンナビをONにしていたら、オートボタンモードと裏ボタンナビが画面右上の枠RW内に交互に表示される。なお、デフォルト設定と同じときは、枠RW内に表示しないようにしてもよいが、同じであっても表示してもよい。また、何の設定も行っていない場合には、枠RW内にOFFと表示してもよいし、何も表示しなくてもよい。また、信頼度の設定の群予告や、連打の速さの設定の長押しオート連打については、設定しても枠RW内に表示しないようにしてもよい。さらに、設定しているモードを細かく表示せず、例えば「演出カスタマイズ中」とだけ表示するようにしてもよい。
図67(79)には、普通図柄表示装置210、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普通図柄保留ランプ216、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、および第4図柄表示装置284も示されている。図67(79)に示す普通図柄表示装置210、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214のいずれも停止表示中である。また、図67(79)に示す装飾図柄表示装置208における第1装飾図柄(第3図柄)も第2装飾図柄(第5図柄)も停止表示中であり、図67(79)に示す第4図柄表示装置284も停止表示を表している。さらに、図67(79)に示す普通図柄保留ランプ216、第1特図保留ランプ218、および第2特図保留ランプ220はいずれも全て消灯しており、装飾図柄表示装置208の右上隅部に表示された第2保留数表示でも、特図1の保留数も特図2の保留数も0である。したがって、保留が無く、停止図柄の確定表示が行われてから図柄変動表示が開始されていない状態である。
図67(80)に示すタイミングで、第1特図始動口230に1球入球があり、図67(80)に示す第1特図表示装置212は、図柄変動表示を開始している。ただし、図67(80)に示す、副制御部400,500側によって制御される装飾図柄表示装置208における第1装飾図柄(第3図柄)も第2装飾図柄(第5図柄)も装飾図柄の変動表示を開始しておらず、同じく副制御部400,500側によって制御される第4図柄表示装置284も停止表示を表したままである。なお、図67(80)に示す第4図柄表示装置284は、黒い四角が第1装飾図柄(第3図柄)の停止表示中を表し、灰色の丸が第2装飾図柄の(第5図柄)の停止表示中を表し、白い四角が第1装飾図柄(第3図柄)の変動表示中を表し、白い丸が第2装飾図柄(第5図柄)の変動表示中を表す。
図67(81)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄は依然として停止表示したままであるが、第2装飾図柄は変動表示を開始し、右上隅部に表示された第2保留数表示では、特図1の保留数が一瞬、「1」と表示されている。
図67(82)に示す装飾図柄表示装置208では、第2保留数表示のうちの、先に一瞬「1」と表示された特図1の保留数が「0」になっている。なお、第1特図始動口230に入賞してすぐに消化されるため、第2保留数表示が一瞬たりとも「1」と表示されず、「0」のままであってもよい。
図67(83)では、第一の保留アイコンh11の増加アニメーションが開始されている。
図68は、図67に示す例の続きを示す図である。
図67(83)から続く図68(84)では、増加アニメーションが終了し、第一の保留アイコンh11が表示されている。図68(84)に示す第一の保留アイコンh11は、演出カスタマイズの保留表示選択で新たに設定されたアイコンであり、デフォルトの表示態様(菱形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。
図68(85)では、未だ、第1装飾図柄の変動表示は開始されていないが、第1特図表示装置212における図柄変動表示の開始から遅れて、メニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIといった3つのアイコンの消去が開始され、透化表示になっている。ここでの消去は、アニメーション仕立てであってもよいが、必ずしも消去アニメーションである必要はなく、図68(86)では、これら3つのアイコンMI,VI,BIの消去が完了している。
図68(87)では、第一の保留アイコンh11が、変動アイコン表示領域の台座hs0に向けて移動を開始しており、同図(88)では、第一の保留アイコンh11の移動が完了し、変動アイコン表示領域の台座hs0には、デフォルトの表示態様(菱形の無模様かつ白色の表示態様)の変動アイコンh0が表示されている。そして、図68(89)で、ようやく第1装飾図柄の変動表示が開始され、第1装飾図柄は低速変動中である。なお、第1装飾図柄の変動表示の開始にあたって詳しくは、左図柄が一番最初に変動表示を開始し、次いで中図柄が変動表示を開始し、最後に右図柄が変動表示を開始する。しかしながら、左図柄、中図柄、および右図柄の変動表示開始の順番はこの順番に限定されず、これら3つの左図柄、中図柄、および右図柄が同時に変動表示を開始するようにしてもよい。また、第1装飾図柄の変動表示が開始される前に、装飾図柄によるアニメーション(例えば、装飾図柄が一度大きく表示されてから元々の大きさに戻るアニメーションや、装飾図柄がキャラクタ等の画像と文字画像(数字を含む)から構成されている場合、第1装飾図柄の変動が開始するまでにキャラクタ等の画像がアニメーションを行う等が挙げられる)が表示されてもよい。
図68(91)では、第1装飾図柄は高速変動中になる。特図表示装置212,214における図柄変動表示が開始された後であっても、操作キーユニット137の左キー137l又は右キー137rを操作すると(図68(92)参照)、図68(93)に示すように、保留枠UIの上には音量調整用のバー表示VBが表示されている。この音量調整用のバー表示VBは、第1装飾図柄(第3図柄)の少なくとも一部、変動アイコンh0の少なくとも一部、およびナビキャラクタYMの少なくとも一部に前側から重なるように表示されている。音量調整用のバー表示VBが表示されている状態で、左キー137lを操作するとバー表示が1レベル減って音が小さくなり、右キー137rを操作するとバー表示が1レベル増えて音が大きくなり、音量調整可能である。
本実施形態では、特図表示装置212,214における図柄変動表示が開始された後であっても、音量調整のみは常時可能である。なお、音量調整が常時可能であっても、音量調整用のバー表示VBが表示されないように構成されていてもよい。また、大当り遊技中であっても、音量調整のみは常時可能である。ただし、或る期間だけ規制されていてもよい。例えば、大当り遊技の開始演出中や、ラウンド間インターバル中や、大当り遊技の終了演出中や、スーパーリーチ演出の実行中や、特図表示装置212,214における図柄の確定表示中や、装飾図柄の確定表示中や、ハズレの図柄の確定表示中や、大当り図柄の確定表示中や、電サポ(時短)状態の終了時(例えば、ST終了時)のリザルト画面(例えば、出球数又は/及び連荘数等を表示する画面)の表示中や、左右キー137l,137rを演出で使用する期間は、規制されてもよい。なお、スーパーリーチ演出が勝負演出であった場合には、勝敗の結果が報知されるまで規制され、その後は調整可能としてもよいし、3つの装飾図柄が揃って揺れ表示を開始した後は調整可能としてもよいし、スーパーリーチ演出から停止表示が行われるまでの期間は全て規制してもよい。
なお、本実施形態では、特図表示装置212,214における図柄変動表示が開始された後の音量調整は、特図低確普図低確状態に限って可能としてもよい。また、特図表示装置212,214における図柄変動表示が開始された後に、操作キーユニット137の上キー137u又は下キー137dを操作しても、光量調整は不能であるが、光量調整用のバー表示を音量調整用のバー表示VBと同様に表示し、光量調整可能としてもよいし、バー表示は行わずに光量調整可能としてもよい。さらに、特図表示装置212,214における図柄変動表示が開始された後であっても、演出カスタマイズや、キャラクタ選択等も設定可能であってもよい。
また、音量調整アイコンVI等が消えている状態、すなわち図柄変動中に、左キー137l又は右キー137rを操作した場合、本実施形態のように音量調整用のバー表示VBを表示することなく、音量調整を可能であってもよい。音量調整用のバー表示VBは、一定期間(例えば10秒間)操作しないと消去されるように構成されているが、一定期間が経過する前に再度左キー137l又は右キー137rが操作された場合は、その一定期間のカウント開始を更新することができる(すなわち、デモ画面に戻るまでの期間を延ばすことができる)ように構成されていてもよい。図柄の変動が開始されることにより音量調整アイコンVI等が消去されるアニメーションの実行中に、左キー137l又は右キー137rの操作があった場合には、消去アニメーションを途中でキャンセルして、即座に音量調整アイコンVI等を消し、代わりに音量調整用のバー表示VBを表示してもよい。あるいは、消去アニメーションをキャンセルせず、音量調整アイコンVI等を再表示してもよいし、消去アニメーションを最後まで行った後に音量調整用のバー表示VBが表示されてもよい。
さらに、特図表示装置212,214における図柄変動表示が開始された後であっても、第1装飾図柄の変動表示が開始されるまでは、3つのアイコンMI,VI,BIの表示の有無に関わらず、光量調整可能としてもよいし、演出カスタマイズや、キャラクタ選択等も設定可能としてもよい。
また、図柄変動中に音量調整および/または輝度調整が行える場合であっても、調整用のバー表示が表示されないように構成されていてもよい。
図69は、図66を用いて説明した例の変形例を示す図である。
図66(32a)に示すチャンスボタン136の操作に代えて、図69(32b)に示すように右キー137rを操作した場合には、図69(33b1)に示すように、カーソル表示は戻りアイコンに移動し、戻りアイコンは、枠が強調表示され、さらに赤色に点灯表示される。この状態で、チャンスボタン136が操作されると(図69(33b2))、オプションメニュー画面に戻るか否かの確認画面が、演出カスタマイズ画面に前側から重ねて表示される(図69(33b3))。この確認画面には、オプションメニュー画面に戻ることを了承する戻るアイコンと、オプションメニュー画面に戻ることを中止するキャンセルアイコンとが表示されており、図69(33b2)では、カーソル表示はキャンセルアイコンに表示されている。
そして、図69(33b4−1)に示すように右キー137rを操作して、カーソル表示を戻るアイコンに移動させるか(図69(33b5−1)、カーソル表示がキャンセルアイコンに表示されている状態で、図69(33b4−2)に示すようにチャンスボタン136を操作して、演出カスタマイズ画面に戻す(図69(33b5−2))ことができる。
図66(32a)に示すチャンスボタン136の操作に代えて、図69(32c)に示すように右キー137rを操作した場合には、図69(33c1)に示すように、カーソル表示は戻りアイコンに移動し、右キー137rをさらにもう1回操作すると(図69(33c2))、図69(33c3)に示すようにカーソル表示が初期化アイコンに移動する。この状態で、チャンスボタン136が操作されると(図69(33c4))、演出カスタマイズを初期化するか否かの確認画面が、演出カスタマイズ画面に前側から重ねて表示される(図69(33c5))。この確認画面には、初期化することを了承する"はいアイコン"と、初期化することを中止する"いいえアイコン"とが表示されており、図69(33c5)では、カーソル表示は"いいえアイコン"に表示されている。そして、図69(33c6−1)に示すように右キー137rを操作すると、カーソル表示が"はいアイコン"に移動し(図69(33c7−1)、この状態で、図69(33c8−1)に示すようにチャンスボタン136を操作すると、演出カスタマイズの初期化が実行される。ここでの初期化は、遊技者が演出カスタマイズで設定したこと全てについて初期値に戻される。なお、特に何も設定していないときであっても初期化を行うことは可能であるが、できないようにしてもよい。初期化が完了すると、初期化完了画面が、演出カスタマイズ画面に前側から重ねて表示される(図69(33c9−1))。続いて、チャンスボタン136が操作されると(図69(33c6−2))、初期化が反映された演出カスタマイズ画面が表示される。この例では、特に何も設定していなかったが、各項目は全て、初期値のOFFになっている。
図70は、その他の変形例を示す図である。
図67(74a)に示す下キー137dの2回操作に代えて、図70(74b1)に示すように下キー137dを1回だけ操作した場合には、図70(74b2)に示すように、カーソルアイコンcsが初期化アイコンの左横に表示され、その初期化アイコンが赤色に点灯する。
図70(74b3)では、初期化アイコンにカーソルアイコンcsが表示されている状態で、チャンスボタン136が押下され、図70(74b4)に示すように、装飾図柄表示装置208には、全ての設定を初期化するか否かの確認画面が、オプションメニュー画面に前側から重ねて表示される。この確認画面には、初期化することを了承する"はいアイコン"と、初期化することを中止する"いいえアイコン"とが表示されており、図70(74b4)では、カーソル表示は"いいえアイコン"に表示されている。
そして、図70(74b5−1)に示すように右キー137rを操作して、カーソル表示を"はいアイコン"に移動させるか(図70(74b6−1)、カーソル表示が"いいえアイコン"に表示されている状態で、図70(74b5−2)に示すようにチャンスボタン136を操作して、オプションメニュー画面に戻す(図70(74b6−2))ことができる。
図70(74b6−1)に示すようにカーソル表示が"はいアイコン"に表示されている状態でチャンスボタン136を操作すると(図70(74b7−1))、全ての設定の初期化が実行される。ここでの初期化は、遊技者が設定したことが全て初期値に戻される。なお、特に何も設定していないときであっても初期化を行うことは可能であるが、できないようにしてもよい。初期化が完了すると、初期化完了画面が、オプションメニュー画面に前側から重ねて表示される(図70(74b8−1))。続いて、チャンスボタン136が操作されると(図70(74b9−1))、図70(74b10−1)に示すようにオプションメニュー画面に戻る。
なお、遊技者が各種のカスタマイズを行ってから、オプションメニュー画面に戻さずに、一定期間(例えば5分間)、チャンスボタン136や操作キーユニット137の操作、あるいは球発射ハンドル134の操作がない場合は、各種設定を初期化してもよい。また、図70(74b6−1)の確認画面に代えて、図69(33c5)の確認画面が表示されてもよい。また、確認画面から"はいアイコン"を無くして、確認画面が表示されてから一定期間が経過したら初期化されるようにしてもよい。また、"はいアイコン"があっても、無操作の場合には、確認画面が表示されてから一定期間が経過したら初期化されるように構成してもよい。あるいは、確認画面で「初期化すること」を選んだ場合(ここでは、カーソル表示が"はいアイコン"に表示されている状態で、チャンスボタン136を操作した場合)にのみ初期化されてもよい。
また、音量調整や輝度調整についても、初期化に関しては同様であってもよく、さらには、各種設定の初期化設定と音量および/または輝度の初期化を同じタイミングで行うようにしてもよく、一方を他方よりも先に初期化するようにしてもよい。また、各種設定の初期化設定と同じタイミングで音量の初期化や輝度の初期化を行う場合には、音量の初期化や輝度の初期化については、初期化の確認画面を表示しないようにしてもよいし、各種設定、音量、および輝度すべての設定を初期化するような確認画面を表示するようにしてもよい。
さらに、演出カスタマイズの設定を初期化するかを確認する表示が図柄変動中に自動的に表示されるようにしてもよい。例えば、100変動に1回表示されたり、最後に表示されてから定まった回数の変動が行われたり、あるいは、最初に開始された変動から定まった回数の変動が行われた場合に、必ず表示されたり、ランダム(例えば表示抽選で当選した場合に)に表示されるようにしてもよい。
図70(I)〜同図(V')は、大当りラウンド中にカスタマイズが行える例を示す図である。
この例では、例えば、1ラウンド目、または2ラウンド目に遊技者は楽曲選択を行うことができ、2ラウンド目以降の或るラウンドに到達して、次のラウンドからカスタマイズを行うことができる。ここでの或るラウンドとは、Vアタッカーに入賞可能になるラウンドのことであり、具体的には、5ラウンドである。図70(I)では、5ラウンド目の装飾図柄表示装置208が示されており、Vアタッカーへの入賞を煽るVの文字が表示されている。また、楽曲選択によって選択された楽曲のタイトルが画面左下に表示されている。
図70(II)は、Vアタッカーが閉じ、ラウンド間インターバルに相当する期間である。なお、5ラウンドと6ラウンドの間のラウンド間インターバルであっても、装飾図柄表示装置208には未だ5ラウンドと表示されている。また、アタッカーは閉じているが、右打ち報知が継続されている。
図70(III)では、アタッカーが開放を開始し、6ラウンド目が開始されている。この図70(III)に示す装飾図柄表示装置208には、演出カスタマイズを実行可能であることを報知する文字表示と、チャンスボタン136の絵柄が表示されている。すなわち、この例では、Vアタッカーに入賞可能になる5ラウンドの次のラウンドである6ラウンド目に演出カスタマイズを実行可能になる。なお、6ラウンド目に限って実行可能であってもよいし、6ラウンド目以降の複数ラウンドにわたって実行可能であってもよい。
図70(IV)では、チャンスボタン136が押下され、同図(V)に示す装飾図柄表示装置208には、図65等に示す演出カスタマイズ画面が縮小表示され、5行のリストが表示されている。
また、図70(V)の変形例として示す同図(V')では、5行のリストのうちの1行のみ(1項目のみ)に関する表示(ここではオートボタンモードに関する表示)が表示されている。この変形例では、操作キーユニット137の上下キー137u,137dで項目をスクロールし、左右キー137l、137rで表示されている項目のON/OFFを切り替えることで、全ての演出カスタマイズを変更可能である。
なお、図70(V)の例にしても、同図(V')の例にしても、一部の演出カスタマイズのみ変更可能であってもよい。
以上説明した例では、或るラウンド(例えば、いわゆるV確機でV入賞を行うラウンド)の次のラウンドからカスタマイズが行える。なお、V確機に限らず、或るラウンドからカスタマイズが行えてもよい。
また、大当り遊技中に楽曲選択を行うことができる期間は、カスタマイズを行うことができず、選択した楽曲が出力されるラウンドからカスタマイズを行うことができる構成であってもよい。楽曲選択は、ラウンドの途中で完了し、ラウンドの途中から選択した楽曲が出力される場合もあり、この場合には、楽曲選択を行ったラウンドであっても、選択した楽曲が出力されれば、当該ラウンド内でカスタマイズを行うことができる。
また、特定ラウンドの終了で楽曲が決定される場合もあり、この場合には、特定ラウンドが終了した以降にカスタマイズを行うことができる。細かくいえば、特定ラウンドの終了と同時からカスタマイズを行うことができてもよく、特定ラウンドの次のラウンドの開始からカスタマイズを行うことができてもよく、特定ラウンドとその次のラウンドの間のラウンド間インターバルからカスタマイズを行うことができてもよい。
さらに、カスタマイズは、大当りラウンド中はいつでも実行可能であってもよい。また、カスタマイズは、大当り遊技中はいつでも実行可能であってもよい。ここにいう大当り遊技中とは、大当り開始から大当り終了まで軒間であってラウンド中を含む期間のことである。
なお、大当り図柄が確定表示されてから1ラウンド目が開始されるまでの期間とは、主制御部300から見れば、役物連続作動装置がオフからオンになってから、特別電動役物(アタッカ)がオフからオンになるまでの間の期間であるが、大当り遊技開始演出が実行されている期間が含まれる。なお、大当り遊技開始演出で表示されたいた表示(例えば、スペシャルボーナスの表示)が1ラウンドが開始されても引き続き表示されている場合もあるが、アタッカーが最初の開放を開始するまでが1ラウンド目が開始されるまでの期間になる。また、大当り図柄の確定表示は、装飾図柄の確定表示ではなく、特図表示装置212,214における図柄の確定表示を基準にする。また、アタッカーが開放される前から右打ち報知を行う(例えば、特図1の初当りの場合や大当りする度毎)遊技台であれば、この右打ち報知が開始されたタイミングも、大当り図柄が確定表示されてから1ラウンド目が開始されるまでの期間中に含まれる。
大当り図柄が確定表示されてから1ラウンド目が開始されるまでの期間中は、カスタマイズが行えないように構成されていてもよいし、反対に行えるように構成されていてもよい。
また、最終ラウンドが終了してから最短で図柄変動が開始されるまでの期間において、カスタマイズが行えないようにしてもよい。例えば、大当り終了演出中は、カスタマイズが行えないようにしてもよい。
さらに、プリペイドカード取り忘れ警告表示中は、カスタマイズが行えないように構成されていてもよいし、反対に行えるように構成されていてもよい。
また、特定の演出中(例えば、V入賞演出や楽曲選択、確変示唆演出等々)中は、カスタマイズが行えないように構成されていてもよい。また、演出選択(例えば、楽曲選択、演出モード選択等)が行える期間において、カスタマイズが行えないように構成されていてもよい。さらに、カスタマイズで使用する操作手段を用いる演出の実行期間中も、カスタマイズが行えないように構成されていてもよいし、その演出が開始される前からカスタマイズを規制してもよい。こうすることで、カスタマイズの規制が、その演出の予告として機能する。
さらに、図70(I)〜同図(V')に示す例とは逆に、或るラウンドに到達したら、カスタマイズが行えないように構成されていてもよい。例えば、1R〜14Rまではカスタマイズを行うことができるが、15Rになったらできなくなってもよい。あるいは、5R〜12Rまではカスタマイズを行うことができるが、13R以降はできなくなってもよい。
また、二次元コードの表示中は、カスタマイズが行えないように構成されていてもよい。例えば、大当り遊技中の或る一定期間において二次元コードが表示されている場合や、遊技者の操作によって二次元コードを表示しているとき(例えば、「ボタンを押して二次元コード表示」と表示されているときにボタン操作で二次元コードを出したとき)には、カスタマイズが行えないように構成されていてもよい。あるいは反対に、二次元コードの表示中であっても、カスタマイズが行えるように構成されていてもよい。二次元コードとカスタマイズに関する表示の全部または一部が重なる位置に表示されていてもよいし、重ならない位置に表示されていてもよい。すなわち、二次元コードの一部又は全部が、カスタマイズに関する表示の一部又は全部に前側から重なるように表示されていてもよいし、その逆に、カスタマイズに関する表示の一部又は全部が、二次元コードの一部又は全部に前側から重なるように表示されていてもよい。
なお、図70(I)〜同図(V')では、確変領域を有する可変入賞口を備えたパチンコ機の大当り演出について説明したが、確変領域がない可変入賞口を備えたパチンコ機の大当りにも適用可能であり、V入賞することで大当りが開始するいわゆる1種2種の機種の大当りについても適用可能である。
図70(VI)〜同図(VIII)は、図柄変動表示中にカスタマイズが行える例を示す図である。
図70(VI)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄(第3図柄)および第2装飾図柄(第5図柄)がともに、リーチ状態ではなく、3つの装飾図柄とも高速変動中である。また、図70(VI)に示す装飾図柄表示装置208の画面右上の枠RW内には、現在、オードボタンモードがカスタマイズ設定されていることが表示されており、その下に、演出カスタマイズを実行可能であることを報知する文字表示と、チャンスボタン136の絵柄が表示されている。
図70(VII)では、チャンスボタン136が押下され、同図(VII)に示す装飾図柄表示装置208では、画面右上の枠RWが消え、代わりに、図70(V')で示した1行のみ(1項目のみ)に関する表示(ここではオートボタンモードに関する表示)が表示されている。この例でも、操作キーユニット137の上下キー137u,137dで項目をスクロールし、左右キー137l、137rで表示されている項目のON/OFFを切り替えることで、全ての演出カスタマイズを変更可能である。
図70(IX)〜同図(XI)は、図柄変動表示中にカスタマイズが行える他の例を示す図である。
図70(IX)に示す装飾図柄表示装置208でも、第1装飾図柄(第3図柄)および第2装飾図柄(第5図柄)がともに、リーチ状態ではなく、3つの装飾図柄とも高速変動中である。さらに、図70(IX)には、装飾図柄表示装置208(第1表示装置に相当)の上に第2表示装置208Pが配置されている。第2表示装置208Pは、装飾図柄表示装置208よりも表示画面が小さなものである。なお、第2表示装置208Pは、装飾図柄表示装置208よりも前側に配置されており、図70(IX)に示す第2表示装置208Pは、初期位置にあり、昇降動作可能なものである。第2表示装置208Pは、初期位置でも、一部が装飾図柄表示装置208の一部に重なっており、初期位置から降下すると、装飾図柄表示装置208との重なり具合が大きくなる。
この第2表示装置208Pには、機種タイトルが表示されており、その機種タイトルに前側から重なるようにして、現在、オードボタンモードがカスタマイズ設定されていることを表す表示RW'が表示されている。また、その表示RW'の下に、演出カスタマイズを実行可能であることを報知する文字表示と、チャンスボタン136の絵柄が表示されている。
図70(X)では、チャンスボタン136が押下され、同図(XI)に示す第2表示装置208Pでは、全画面が、図65等に示す演出カスタマイズ画面と同じ画面に切り替わっている。なお、図65等に示す演出カスタマイズ画面の一部の内容(例えば、実行中のカスタマイズ表示)が装飾図柄表示装置208に表示され、残りの内容が第2表示装置208Pに表示されてもよい。また、図65等に示す演出カスタマイズ画面と同じ画面が、装飾図柄表示装置208と第2表示装置208Pに跨って表示されてもよい。さらに、第2表示装置208Pを用いた表示については、大当り遊技中のカスタマイズに関する表示にも適用可能である。
なお、カスタマイズは、図柄変動表示中であればいつでも実行可能であってもよい。例えば、スーパーリーチ演出の表示中であっても、カスタマイズが行えるように構成されていてもよい。あるいは反対に、スーパーリーチ演出の表示中は、カスタマイズが行えないように構成されていてもよい。ここにいうスーパーリーチ演出には、リーチ状態になってから、決闘演出等のジャッジ演出が始まるまでの煽り部分の演出や前兆演出も含まれる。例えば、リーチ状態に突入して仮定した装飾図柄の左図柄と右図柄が表示位置を変更する演出や、スーパーリーチへの発展を示唆する文字表示が行われる前の演出も含まれる。また、決闘演出等のジャッジ演出から装飾図柄の表示画面に切り替わる場合は、装飾図柄の表示画面に切り替わるまでスーパーリーチ演出に含まれる。
なお、煽り部分の演出や前兆演出でも、カスタマイズが行えるようにしてもよいし、反対に行えないようにしてもよい。また、ジャッジ演出の結果表示画面や、ジャッジ演出から装飾図柄の表示画面に切り替わった後には、カスタマイズが行えるようにしてもよいし、反対に行えないようにしてもよい。
また、複数の遊技台で実行される一斉演出中であっても、カスタマイズが行えるようにしてもよいし、反対に一斉演出中は行えないようにしてもよい。また、装飾図柄の仮停止中はカスタマイズが行えるようにしてもよいし、反対に行えないようにしてもよい。さらには、装飾図柄の仮停止中のうち、最終的に大当りになる場合に限って、カスタマイズが行えるようにしてもよいし、反対に行えないようにしてもよいし、最終的にハズレになる場合に限って、カスタマイズが行えるようにしてもよいし、反対に行えないようにしてもよい。また、保留がある状態で、図柄変動表示が終了して次の図柄変動表示が開始するまでの間についても、カスタマイズが行えるようにしてもよいし、反対に行えないようにしてもよい。また、図柄変動表示中の特定の演出の実行中(例えば、先読みモード中)は、カスタマイズが行えるようにしてもよいし、反対に行えないようにしてもよい。
さらに、図柄変動表示中にカスタマイズが行われた場合には、当該図柄変動表示から設定変更が適用されるようにしてもよいし、次の図柄変動表示から設定変更が適用されるようにしてもよい。
また、ユーザーモード(ダイトモ)の設定中に遊技者操作(例えば、チャンスボタンで表示、矢印キーで切替等)で、達成しているミッション一覧や遊技履歴(回転数、出球数、ミッションクリア数、今回プレイの大当り数、今回プレイの最大連荘回数等)を表示することができるように構成されていたり、ユーザーが設定したキャラクタや背景、保留枠、保留表示等の変更ができるように構成されていてもよい。さらにユーザーモード(ダイトモ)の設定中であって、ユーザーモード(ダイトモ)の設定中に遊技者操作(例えば、チャンスボタンで表示、矢印キーで切替等)で、達成しているミッション一覧や遊技履歴(回転数、出球数、ミッションクリア数、今回プレイの大当り数、今回プレイの最大連荘回数等)を表示することができるように構成されていたり、ユーザーが設定したキャラクタや背景、保留枠、保留表示等の変更ができるように構成されていてもよい。
また、ユーザーモードの設定中に、ミッションが達成した場合には、ミッションが達成したことを報知するアイコンが表示されてもよい。
次に、「ダイトモ」の会員サービスに対応している仕様のパチンコ機100についての例を説明する。この仕様のパチンコ機100では、図63(b)の開放条件が採用される。また、この仕様のパチンコ機100には、トップメニューが用意されている。このトップメニューは、デモ画面が表示されている状態で、チャンスボタン136を操作すると呼び出すことができる。なお、トップメニューは、デモ画面を経由しなくても、チャンスボタン136を操作するだけで呼び出すことができる場合があってもよい。あるいは、チャンスボタン136を操作しなくても、デモ画面から自動的に切り替わって表示される場合があってもよい。さらには、デモ画面をこのトップメニューに置き換えてもよい。
トップメニューには、ダイトモアイコン、機種カスタマイズアイコン、初期化アイコン、戻るアイコンが用意されている。
図71(1)は、トップメニュー画面の遷移図である。
装飾図柄表示装置208に表示されるトップメニュー画面でも、操作キーユニット137の上キー137u又は下キー137dを操作することでカーソルが上下する。「ダイトモ」、「機種カスタマイズ」、「初期化」、「デモ画面に戻る」の各項目のうち、矢印で結ばれた相互間は、操作キーユニット137の上キー又は下キーを操作することでカーソルが移動し、チャンスボタン136を押下したときにカーソルが表示されていた項目に応じた画面が表示される。すなわち、「ダイトモ」の項目にカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、装飾図柄表示装置208では、トップメニュー画面からダイトモ画面に切り替わる。また、「デモ画面に戻る」の項目にカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、装飾図柄表示装置208では、トップメニュー画面からデモ画面に切り替わる。
一方、「ダイトモ画面」、「機種カスタマイズ画面」、「初期化確認画面」それぞれには、"戻る"のアイコンが表示されており、その"戻る"のアイコンにカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、トップメニュー画面に戻ることができる。また、"戻る"のアイコンにカーソルを合わせなくても、操作キーユニット137のキャンセルキーを押下しても、トップメニュー画面に戻ることができるようにしてもよい。
なお、この遷移図では表されていないが、特図始動口212,214に入賞があって、特図の図柄変動表示が開始されれば、トップメニュー画面であっても、「ダイトモ画面」、「機種カスタマイズ画面」、「初期化確認画面」であっても、装飾図柄の変動表示の画面に移行する。
図71(2)は、機種カスタマイズ画面の遷移図である。
この図71(2)に示す機種カスタマイズ画面の遷移図は、図64に示すオプションメニュー画面の遷移図と、一番下の「トップメニューに戻る」とその右横の「トップメニュー画面」を除けば同じであるため、重複する説明は省略する。「トップメニューに戻る」の項目にカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、装飾図柄表示装置208では、機種カスタマイズ画面からトップメニュー画面に切り替わる。
図72は、ダイトモ画面の遷移図である。
ダイトモ画面でも、操作キーユニット137の上キー137u又は下キー137dを操作することでカーソルが上下する。「お試しプレイ」、「パスワード入力」、「データ保存」、「データクリア」、「クイックスタート」、「トップメニュー画面に戻る」の各項目のうち、矢印で結ばれた相互間は、操作キーユニット137の上キー又は下キーを操作することでカーソルが移動し、チャンスボタン136を押下したときにカーソルが表示されていた項目に応じた画面が表示される。すなわち、「お試しプレイ」の項目にカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、装飾図柄表示装置208では、ダイトモ画面からお試しプレイ画面に切り替わる。お試しプレイ画面からは、十字キー137u,d,l,rの選択操作によるカーソルの移動とチャンスボタン136の決定操作によって、新規登録画面に移行したり、お試しプレイを開始するためにトップメニュー画面に戻ることができる。さらに、新規登録画面からは、十字キー137u,d,l,rの選択操作によるカーソルの移動とチャンスボタン136の決定操作によって、パスワード入力画面に移行したり、ダイトモ画面に戻ったりすることができる。
「パスワード入力」の項目にカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、装飾図柄表示装置208では、ダイトモ画面からパスワード入力画面に切り替わる。パスワード入力画面では、正しいパスワードが入力されるまで表示が繰り返され、入力したパスワードが正しければ、一定期間経過後にダイトモモードに設定されたデモ画面に切り替わる。
「データ保存」の項目にカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、装飾図柄表示装置208では、ダイトモ画面からデータ保存確認画面に切り替わる。データ保存確認画面では、十字キー137u,d,l,rの選択操作によるカーソルの移動とチャンスボタン136の決定操作によって「はい」が決定された場合には二次元コード発行画面に移行し、ここでも同様に「はい」が決定された場合には、二次元コードが発行され、ダイトモモードが設定されていないデモ画面に移行可能である。一方、データ保存確認画面にしても、二次元コード発行画面にしても、十字キー137u,d,l,rの選択操作によるカーソルの移動とチャンスボタン136の決定操作によって「いいえ」が決定された場合は、それぞれの表示が繰り返される。
「データクリア」の項目にカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、装飾図柄表示装置208では、ダイトモ画面からデータクリア確認画面に切り替わる。
「クイックスタート」の項目にカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、装飾図柄表示装置208では、ダイトモ画面からクイックスタート開始画面に切り替わる。クイックスタート開始画面では、一定期間経過後にダイトモモードに設定されたデモ画面に切り替わる。
一方、「お試しプレイ画面」、「パスワード入力画面」、「データ保存確認画面」、「データクリア確認画面」、「クイックスタート開始画面」それぞれには、"戻る"のアイコンが表示されており、その"戻る"のアイコンにカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、ダイトモ画面に戻ることができる。また、"戻る"のアイコンにカーソルを合わせなくても、操作キーユニット137のキャンセルキーを押下しても、ダイトモ画面に戻ることができるようにしてもよい。
なお、この遷移図では表されていないが、特図始動口212,214に入賞があって、特図の図柄変動表示が開始されれば、ダイトモ画面であっても、「お試しプレ画面」等であっても、装飾図柄の変動表示の画面に移行する。
また、図72に示すかっこ書きの符号は、図73におけるかっこ書きの図番と対応付けられている。
図73は、トップメニュー画面およびダイトモ画面を示す図である。
図73(a)に示す装飾図柄表示装置208には、トップメニュー画面が表示されている。このトップメニュー画面では、背景表示、保留枠UI、ナビキャラクタYM、第1装飾図柄(第3図柄)、および第2装飾図柄(第5図柄)全てが消え、「メニュー」の文字表示の下に、縦一列に上から順に、ダイトモアイコン、機種カスタマイズアイコン、初期化アイコン、およびデモ画面に戻るための戻るアイコンといった4種類のアイコンが表示されている。また、図72(a)では、一番下の戻るアイコンの左横にカーソルアイコンcsが表示され、他のアイコンが白表示であるのに対して、戻るアイコンは赤色に点灯している。トップメニュー画面の表示が開始される際のカーソルアイコンcsの初期位置は、戻るアイコンになる。また、トップメニュー画面でも、右下に、選択操作に用いられる十字キー(上下キー137u,dのみ赤色)の絵柄と、決定操作に用いられる赤色のチャンスボタン136の絵柄が表示されている。
図73(b1)に示す装飾図柄表示装置208に表示されている画面は、同図(a)に示すトップメニュー画面において、ダイトモアイコンにカーソルアイコンcsが表示されている状態で、チャンスボタン136が押下されることで表示されたダイトモ画面である。このダイトモ画面には、「ダイトモ」の文字表示の下に、縦一列に上から順に、お試しプレイアイコン、パスワード入力アイコン、データ保存アイコン、データクリアアイコン、クイックスタートアイコン、およびトップメニュー画面に戻るための戻るアイコンといった6種類のアイコンが表示されている。また、図72(b1)では、カーソル表示が、一番上のお試しプレイアイコンに表示され、お試しプレイアイコンは、枠が強調表示され、さらに赤色に点灯表示されている。また、縦一列に配置された6種類のアイコンの右横には、吉宗のキャラクタが登場し、お試しプレイについての説明が表示されている。また、その説明の表示の下には、選択操作に用いられる十字キー(上下キー137u,dのみ赤色)の絵柄と、決定操作に用いられる赤色のチャンスボタン136の絵柄が表示されている。この状態でチャンスボタン136が押下されると、装飾図柄表示装置208には、図73(b1−1)に示すお試しプレイ画面が表示される。
図73(b1−1)に示すお試しプレイ画面では、ダイトモの入会体験の特典として、各種のカスタマイズで選択が可能になる選択肢が表示されている。その表示の下には、その下には、設定変更を保存するための確定アイコン、ダイトモ画面に戻るための戻るアイコン、お試しプレイを始める"開始するアイコン"、新規に会員登録を行う新規登録アイコンが左側から順に横一列に配置されている。カーソル表示は、"開始するアイコン"に表示されており、この位置が初期位置になる。この状態で、右キー137rを一回操作すると、カーソル表示は、"新規登録アイコン"に移動し、そでこチャンスボタン136を押下して決定操作を行うと、装飾図柄表示装置208には、図73(b1−2)に示す新規登録画面が表示される。
図73(b1−2)に示す新規登録画面には、左側に大きく二次元コードQR1が表示され、右側には、撮影機能付きの通信端末で二次元コードを読み取って、その二次元コードQR1に埋め込まれているURLのWebサイト(ダイトモサイト)にアクセスし、そこからパスワードを取得することを勧める文章が表示されている。またその文章の表示の下には、パスワード入力アイコンと、ダイトモ画面に戻るための戻るアイコンが表示されている。なお、この例では、新規登録画面は、お試しプレイ画面経由で表示されるが、お試しプレイ画面を経由しなくても表示可能にしてもよい。例えば、図73(b1)に示すダイトモ画面に、お試しプレイアイコン等とは別に、新規登録アイコンを設け、この新規登録アイコンが選択されてチャンスボタン136が操作されると、図73(b1−2)に示す新規登録画面が表示されるようにしてもよい。
図73(b2)に示すダイトモ画面では、カーソル表示が、パスワード入力アイコンに表示されており、右側には、パスワード入力についての説明が表示されている。この状態でチャンスボタン136が押下されると、装飾図柄表示装置208には、図73(b2−1)に示すパスワード入力画面が表示される。
図73(b2−1)に示すパスワード入力画面には、8ケタのパスワード入力領域pwと、その下に、アルファベット、記号、数字の文字盤kwが表示されている。パスワードを入力する者は、十字キー137u,d,l,rを用いてカーソル(灰色に表示され、図73(b2−1−1)ではTを指定中)を移動させ、カーソルによって指定した文字を、チャンスボタン136による決定操作でパスワード入力領域pwに入力する操作を、ダイトモサイトから取得したパスワードにしたがって一文字ずつ行っていく(図73(b2−1−1)参照)。文字盤kwの下には、ダイトモ画面に戻るための戻るアイコンと、パスワード入力領域pwの入力文字を消去するための消去アイコンと、パスワードの入力完了を表す完了アイコンが左側から順に横一列に配置されている。
パスワードの入力操作が終了すると、カーソル表示を完了アイコンに表示させた状態で、チャンスボタン136を操作する。パスワードの入力が間違っていれば、図73(b2−1−2)に示す入力ミスのウィンドウが表示され、このウィンドウが消えると、再度、パスワードの入力操作が可能になる。前回入力したパスワードはパスワード入力領域pwからクリアされてもよいし、そのまま残っていてもよい。また、パスワードの入力が正しければ、装飾図柄表示装置208では、図73(b2−1−3)に示す入力完了のウィンドウが一定期間表示された後、ダイトモモードに設定されたデモ画面に切り替わる。
図73(b3)に示すダイトモ画面では、カーソル表示が、データ保存アイコンに表示されており、右側には、データ保存についての説明が表示されている。この状態でチャンスボタン136が操作されると、装飾図柄表示装置208には、図73(b3−1)に示すデータ保存確認画面が表示される。なお、お試しプレイやクイックスタートが行われている場合や、パスワード入力が行われていない場合には、データ保存アイコンを選択することができないようにしたり、このデータ保存確認画面が表示されないようにしてもよいが、反対に、選択可能であってもよいし、表示可能であってもよい。
図73(b3−1)に示すデータ保存確認画面には、データを保存することを了承する"はい"アイコンと、データを保存しない"いいえ"アイコンとが表示されている。"はい"アイコンを選択して、チャンスボタン136を操作すると、二次元コードQR2がパチンコ機100によって生成され、発行される(図73(b3−2))。この二次元コードQR2には、ダイトモサイトのURLの他、遊技者のID、今回の遊技履歴情報(例えば、ゲーム回数、出球数、大当り回数、連荘数、ダイトモモードのレベル、経験値、ミッション達成情報等も含む)等が埋め込まれており、この二次元コードQR2を撮影機能付きの通信端末で読み取って、その二次元コードQR2に埋め込まれているURLのWebサイト(ダイトモサイト)にアクセスすると、データがダイトモサイトのサーバに保存される。なお、このデータ保存確認画面の右下には、終了アイコンが表示されており、二次元コードQR2の読み取りが完了した場合には、終了アイコンを選択してチャンスボタン136を操作すると、終了確認画面が表示される。
図73(b3−2−1)には、その終了確認画面が表示されており、終了することを了承する"はい"アイコンと、終了しない"いいえ"アイコンとが表示されている。"はい"アイコンを選択してチャンスボタン136を操作すると、装飾図柄表示装置208では、ダイトモモードが設定されていないデモ画面に切り替わる。
なお、二次元コードQR2に埋め込んだデータは、今回の遊技履歴情報等のデータは、二次元コードQR2の生成が終了するとパチンコ機から消去されてもよいし、図73(b3−2−1)の"はい"アイコンを選択してチャンスボタン136を操作した段階でパチンコ機100から消去されてもよいし、後述するデータクリアが行われるまで消去されなくてもよい。
図73(b4)に示すダイトモ画面では、カーソル表示が、データクリアアイコンに表示されており、右側には、データクリアについての説明が表示されている。この状態でチャンスボタン136が操作されると、装飾図柄表示装置208には、図73(b4−1)に示すデータクリア確認画面が表示される。なお、お試しプレイやクイックスタートが行われている場合や、パスワード入力が行われていない場合には、データクリアアイコンを選択することができないようにしたり、このデータクリア確認画面が表示されないようにしてもよいが、反対に、選択可能であってもよいし、表示可能であってもよい。
図73(b4−1)に示すデータクリア確認画面には、今回の遊技履歴情報等のデータを消去することを了承する"はい"アイコンと、データを消去しない"いいえ"アイコンとが表示されている。"はい"アイコンを選択して、チャンスボタン136を操作すると、データがパチンコ機から消去され、消去完了画面が表示される。
図73(b4−1−1)には、その消去完了画面が表示されており、この消去完了画面は一定期間表示されると消え、ダイトモ画面に戻る。
図73(b5)に示すダイトモ画面では、カーソル表示が、クイックスタートアイコンに表示されており、右側には、クイックスタートについての説明が表示されている。この状態でチャンスボタン136が操作されると、装飾図柄表示装置208には、図73(b5−1)に示すクイックスタート開始画面が表示される。このクイックスタート開始画面は一定期間表示されると消え、装飾図柄表示装置208では、ダイトモモードに設定されたデモ画面に切り替わる。
図73(b6)に示すダイトモ画面では、カーソル表示が、戻るアイコンに表示されており、右側には、トップメニュー画面に戻ることが表示されている。この状態でチャンスボタン136が操作されると、装飾図柄表示装置208は、トップメニュー画面に切り替わる。
図74は、機種カスタマイズ画面を示す図である。
図73(a)に示すトップメニュー画面の上から2つ目の機種カスタマイズアイコンが選択されてチャンスボタン136が操作されると、装飾図柄表示装置208には図74(c)に示す機種カスタマイズ画面が表示される。この機種カスタマイズ画面には、「機種カスタマイズ」の文字表示の下に、縦一列に上から順に、演出カスタマイズアイコン、キャラクタ選択アイコン、保留枠選択アイコン、保留表示選択アイコン、背景表示選択アイコン、初期化アイコン、およびトップメニュー画面に戻るための戻るアイコンといった7種類のアイコンが表示されている。これら7種類のアイコンのうちのいずれか一つのアイコンの左横には、カーソルアイコンcsが表示されている。図74(c)では、一番上の演出カスタマイズアイコンの左横にカーソルアイコンcsが表示され、他のアイコンが白表示であるのに対して、演出カスタマイズアイコンは赤色に点灯している。また、機種カスタマイズ画面では、右下に、選択操作に用いられる十字キーの絵柄と、決定操作に用いられるチャンスボタン136の絵柄が表示されている。さらに、チャンスボタン136と、十字キーのうち、カーソルアイコンcsやカーソル表示の移動に用いる上下キー137u,dの絵柄は、赤色に表示されている。なお、決定操作には、チャンスボタン136とともに操作キーユニット137の決定キーも用いることができるようにしてもよいし、チャンスボタン136に代えてその決定キーを用いることができるようにしてもよい。
図74(c1)には、演出カスタマイズ画面が表示されているが、図65(17)に示す演出カスタマイズ画面とは、入力音予告の選択肢と裏ボタンナビの選択肢が、未解放である点が相違する。ダイトモのパスワードが入力されていないか、開放条件を満足するレベルに到達していないと、図74(c1)に示すような画面になる。
図74(c2)には、キャラクタ選択画面が表示されているが、図66(40)に示すキャラクタ選択画面とは、吉宗の選択肢を除いて、他の選択肢が全て未解放であり、他の選択肢はどんなキャラクタであるのかさえも表示されていない点が相違する。なお、未解放の選択肢であってもキャラクタ画像の一部または全部を表示してもよいし、キャラクタの形をしたシルエット画像が表示されてもよく、選択可能なキャラクタが認識可能な表示態様(例えば、「ダイトモLv.20で姫が開放」等)を含む表示が表示されていてもよい。ここで、未解放の選択肢に関する表示については、他のカスタマイズ表示(本例では、保留枠、保留表示、背景表示)についても適用可能である。ダイトモのパスワードが入力されていないと、図74(c2)に示すような画面になる。この画面では、吉宗しか選択することができない。
一方、図74(c2')に示すキャラクタ選択画面では、パスワード入力を行うか、お試しプレイを選択しているため、爺のキャラクタも選択可能になっている。ただし、03以降は、開放条件を満足するレベルに到達していないため、選択することができない。
図74(c3)には、保留枠選択画面が表示されているが、図66(55)に示す保留枠選択画面とは、保留枠Aの選択肢を除いて、他の選択肢が全て未解放であり、他の選択肢はどんな保留枠の名称であるのかさえも表示されていない点が相違する。ダイトモのパスワードが入力されていないと、図74(c3)に示すような画面になる。この画面では、保留枠Aしか選択することができない。
一方、図74(c3')に示す保留枠選択画面では、パスワード入力を行っているため、保留枠Bも選択可能になっている。ただし、03以降は、開放条件を満足するレベルに到達していないため、選択することができない。
図74(c4)には、保留表示選択画面が表示されているが、図67(63)に示す保留表示選択画面とは、アイコンAの選択肢を除いて、他の選択肢が全て未解放であり、他の選択肢はどんな保留表示の名称であるのかさえも表示されていない点が相違する。ダイトモのパスワードが入力されていないと、図74(c4)に示すような画面になる。この画面では、アイコンAしか選択することができない。
一方、図74(c4')に示す保留表示選択画面では、パスワード入力を行っているため、アイコンBも選択可能になっている。ただし、ここでも03以降は、開放条件を満足するレベルに到達していないため、選択することができない。
図74(c5)には、背景表示選択画面が表示されているが、図67(70)に示す背景表示選択画面とは、背景Aの選択肢を除いて、他の選択肢が全て未解放であり、他の選択肢はどんな背景の名称であるのかさえも表示されていない点が相違する。ダイトモのパスワードが入力されていないと、図74(c5)に示すような画面になる。この画面では、背景Aしか選択することができない。
一方、図74(c5')に示す背景表示選択画面では、パスワード入力を行っているため、背景Bも選択可能になっている。ただし、ここでも03以降は、開放条件を満足するレベルに到達していないため、選択することができない。
図74(d1)には、全ての設定を初期化するか否かの確認画面が表示されているが、図70(74b6−1)に示す確認画面と同じであるため説明は省略する。また、図74(d2)には、初期化完了画面が表示されているが、図70(74b8−1)に示す初期化完了画面と同じであるため説明は省略する。
図74(e1)は、ダイトモモードに設定されたデモ画面の一例を示す図ある。
図74(e1)に示す装飾図柄表示装置208には、海の背景表示に保留枠UIが表示されており、ナビキャラクタYMも表示されている。また、第1装飾図柄(第3図柄)にも第2装飾図柄(第5図柄)にも装飾図柄のハズレの組合せ(「装飾4」−「装飾1」−「装飾7」)が表示されており、特図の図柄変動表示は停止中である。さらに、装飾図柄表示装置208の右上隅部に表示された第2保留数表示では、特図1の保留数も特図2の保留数も0である。すなわち、保留が無く、特図の停止図柄の確定表示が行われてから図柄変動表示が開始されていない状態である。さらに、第2保留数表示の下には、現在のダイトモモードのレベル(ここではレベル1)と、経験値(EXP)(ここでは0)が表示されている。すなわち、図74(e1)に示すダイトモモードに設定されたデモ画面は、例えば、新規登録してデモ画面に移行した直後の画面に相当する。
また、図74(e1)に示すスピーカ120からは、対応する効果音が出力されている。例えば、クイックスタートが設定されてこのデモ画面が表示された場合には、「ダイトモ開始」という音声が出力され、お試しプレイが設定されてこのデモ画面が表示された場合には、「お試しプレイ開始」という音声が出力され、パスワード入力が完了してこのデモ画面が表示された場合には、「ダイトモ開始。今日も頑張ろう」という音声が出力される。なお、対応する効果音がお試しプレイによってダイトモが開始された場合と、クイックスタートによってダイトモが開始された場合、およびパスワード入力によってダイトモが開始された場合とで異なる効果音が出力されているが、全て同じ効果音が出力されてもよく、2つの場合で同じ効果音が出力されてもよい。また、ダイトモのレベルや、前回の遊技状況等によって効果音が変わってもよい。また、機種カスタマイズを経て、この図74(e1)に示すダイトモモードに設定されたデモ画面に戻る場合は、効果音が出力されなくてもよく、専用の効果音が出力されてもよい。また、対応する効果音とともに、あるいは対応する効果音に代えて、アニメーションが表示されてもよい。効果音やアニメーションが行われているときに、図柄変動開始が開始された場合は、対応する効果音やアニメーションを途中で中断(キャンセル)してもよいが、そのまま最後まで出力してもよい。
また、クイックスタートが設定されてこのデモ画面が表示された場合や、お試しプレイが設定されてこのデモ画面が表示された場合や、パスワード入力が完了してこのデモ画面が表示された場合のうち少なくともいずれか一つの場合には、一定期間は、図73(a)に示すトップメニュー画面や、図74(c)に示す機種カスタマイズ画面を呼び出すことができないようにしてもよいし、一定期間を待つことなく図73(a)に示すトップメニュー画面や、図74(c)に示す機種カスタマイズ画面を呼び出せるように構成されていてもよい。あるいは、上記の場合の総てで、一定期間は、図73(a)に示すトップメニュー画面や、図74(c)に示す機種カスタマイズ画面を呼び出すことができないようにしてもよい。
図74(e1−1)は、同図(e1)に示すデモ画面が表示されてから一定期間経過したことによりメニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIが追加表示された様子を示す図である。
なお、図73(a)に示すトップメニュー画面を表示してから、一定期間(例えば、1分間)は、メニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIが追加表示されないように規制してもよい。また、この一定期間に、チャンスボタン136の操作や、十字キー137u,d,l,rの操作が行われた場合は、その操作は無効とされる。ただし、有効とされる場合があってもよい。
また、メニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIの非表示中であっても(例えば、保留がない状態で図柄変動表示が停止した直後や停止して間もない間)、図65に示す音量調整ウィンドウVWや輝度調整ウィンドウBWは呼び出すことが可能である。また、音量調整ウィンドウVWや輝度調整ウィンドウBWを呼び出して一定期間操作がなかった場合には、図74(e1−1)に示す画面に戻るようにしてもよい。
また、保留が無い状態で、停止図柄が表示しされた場合は、一定期間、メニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIは表示されず、また、一定期間は、図74(c)に示す機種カスタマイズ画面を呼び出すことができないようにしてもよい。
また、図73(a)に示すトップメニュー画面や、図74(c)に示す機種カスタマイズ画面を呼び出すことができない期間であっても、図65に示す音量調整ウィンドウVWや輝度調整ウィンドウBWは呼び出すことが可能であてもよい。
さらに、図65に示す音量調整ウィンドウVWや輝度調整ウィンドウBWと、図74(e1−1)に示す画面との切り替え時は、これらのウィンドウVW,BWも図74(e1−1)に示す画面もどちらも表示されない状態があり、この状態であっても、音量や輝度の調整操作は実行可能であってもよいし、実行できないように規制してもよい。
図74(e2)は、図73(b3−2)で二次元コードを発行した後に、図73(b3−2−1)を経由して表示されるデモ画面の一例を示す図ある。ここでのスピーカ120からの出力音は、「お疲れ様でした」という音声が出力される。また、このデモ画面が表示される前の状態によって、出力される効果音が変わってもよい。
図75は、変動アイコンを用いた演出の一例を示す図である。
ここで、変動アイコンh0について、もう一度まとめておく。変動アイコンh0は、保留が消化されて特図変動遊技が開始された後に表示される、当該特図変動遊技に対応するアイコン、言い換えれば、実行中の図柄変動表示に関するアイコンである。すなわち、保留アイコンが、その保留アイコンに対応した特図変動遊技の開始と同時に変動アイコンh0になる。より厳密には、始動入賞が最も古い第一の保留アイコンh11が保留アイコン表示領域HISから変動アイコン表示領域CISに移動する場合、移動中のアイコンを変動アイコンと称したり、変動アイコンが移動すると表現してもよい。あるいは、変動アイコン表示領域CISへの移動が完了した後のアイコンを変動アイコンと称してもよい。この変動アイコンh0は、保留アイコンh11とは異なる表示サイズ(保留アイコンよりも大きい表示サイズあるいは小さい表示サイズ)で表示される。これにより、変動アイコンh0と保留アイコンh11との識別が容易になる場合があるが、同じサイズであってもよい。また、変動アイコンh0は、保留アイコンh11の表示態様と関連した表示態様からなる場合がある。変動アイコンh0は、その表示態様によって当該変動の当否についての予告(当該変動予告)が可能であり、基本的には当該変動の当否結果が報知されるタイミングで消去される。したがって、変動アイコンh0は、保留に関するアイコンと見ることができ、特図変動遊技の当否結果の報知を保留しているという意味では保留アイコンの一種と考えることもできる。なお、消去タイミングは、当該変動の当否結果が報知されるタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、同じタイミングであってもよいし、後のタイミングであってもよい。また、変動アイコンh0の表示態様は、デフォルトの表示態様(例えば、丸形の無模様かつ白色の表示態様)の他、通常予告の表示態様として複数種類用意されており、表示態様に応じて、大当りの信頼度(期待度)が異なる。大当りの信頼度が高ければ高いほど、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくなる。なお、以降の説明では、色によって大当りの期待度の高低を表す。デフォルトの白は、変動アイコンh0の表示態様についての演出抽選にて「変化なし」が選択された場合である。デフォルトの白の変動アイコンでは大当りの期待度を予告していないが、大当りの期待度を予告してもよい(その場合、大当りの期待度が最も低いアイコンの色となる)。白点滅は、大当りの期待度が最も低い(0%又は0%以上1%未満)。通常予告の表示態様の色としては、大当りの期待度が低い順に、白点滅、青色、緑色、赤色、金色、七色に変化するいわゆるレインボーカラー(虹色)になる。金色は、大当り濃厚であり、虹色はそれよりも大当りの期待度が高く、例えば、大当り確定とまで言える場合があってもよい。なお、この色の関係は、保留アイコンによる先読み予告の表示態様の色でも同じである。以下、赤色以上といった場合は、赤色、金色、虹色のことになる。
図75(あ1)に示す装飾図柄表示装置208では、中央領域で第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動を行っている。また、左上では第2装飾図柄(第5図柄)が変動表示を行っている。また、図75(あ1)に示す装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dには、保留枠UIが表示されている。この保留枠UIは、保留アイコン表示領域HIS、変動アイコン表示領域CIS、演出アイコン表示領域DISを有する。変動アイコン表示領域CISは中央に設けられ、変動アイコン表示領域CISには、台座hs0が配置されている。保留アイコン表示領域HISは、変動アイコン表示領域CISの左側に設けられ、左ベースアイコンbIlの上に4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)が配置されている。演出アイコン表示領域DISは、変動アイコン表示領域CISの右側に設けられ、右ベースアイコンbIrの上に、図75(あ1)では、殿様のキャラクタのナビキャラクタYMが表示されている。演出アイコン表示領域DISでは、アイコンやミニアイテム等の様々な表示が行われる。図75(あ1)に示すナビキャラクタYMは、連続する複数の図柄変動表示を跨いで表示される場合がある表示である。例えば、或る図柄変動表示の開始と同時に表示が開始され、その図柄変動表示の表示中、継続して表示されていてもよいし、一時的に消えたり、見えなくなってもよい。また、その図柄変動表示が終了し、停止表示の表示中も継続して表示されていてもよいし、一時的に消えたり、見えなくなってもよい。そして、連続して開始される次の図柄変動表示の表示中、継続して表示されていてもよいし、一時的に消えたり、見えなくなってもよい。あるいは、次の図柄変動表示の表示中に表示が終了する場合があってもよい。また、一回の図柄変動表示の表示中の全期間のうち一部又は全部の期間でしか表示されず、次の図柄変動表示の表示中には表示されない場合があってもよい。このナビキャラクタYMは、いわゆる常時表示のキャラクタということもできるが、いかなる場合であっても表示され続けるものでなくてもよい。さらに、ナビキャラクタYMは、表示が続く中で、表示態様が変化する場合がある。この点については、詳細は後述する。
また、図75(あ1)に示す装飾図柄表示装置208には、特図1の保留アイコン(第1保留アイコンh11)が第1ステージhs1に表示されている。この第1保留アイコンh11の表示態様は、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)である。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、変動アイコンh0が表示されている。この変動アイコンh0の表示態様も、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)である。
図75(あ2−1)では、演出アイコン表示領域DISに、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が表示される。変化予告表示とは、その表示がなされると、他のアイコン等が変化するかもしれないことを表す予告に相当する。他のアイコン等としては、ナビキャラクタYMであったり、保留アイコンh11であったり、変動アイコンh0であったり、装飾図柄であったりする。すなわち、変化予告表示の表示が開始される前から表示されているアイコン等が変化させる対象になる。ただし、変化予告表示の表示開始と同時に表示が開始されたものや、後から表示が開始されたものであっても、変化させる対象にしてもよい。変化予告表示の表示が開始された時点では、何が変化されるか、遊技者はわかっていてもよいし、わからなくてもよい。また、何を変化させるかの示唆があってもよい。さらには、変化予告表示が表示されても、変化予告表示によっては何も変化しない、偽の予告である場合があってもよい。また、変化予告表示は変化させる対象物は一つに決まっていてもよく、必ず変化させると決まっていてもよい。
図75(あ2−1)に示す宝箱のアイコンI1は絨毯のアイコンI2に乗って出現する。この絨毯のアイコンI2は、出現時にのみ表示され、宝箱のアイコンI1が演出アイコン表示領域DISの表示位置に到達すると、その場で消えたり、画面外に飛んでいったりする。この変化予告表示のアイコンの出現タイミングとしては、第1装飾図柄が高速変動になった時、図柄変動開始時、変動アイコンh0の移動完了時、特図始動口への入賞時(保留増加時)、入賞時先読み予告の開始時、或る演出の成功時、第1装飾図柄の第1停止時、擬似連演出における仮停止時あるいは継続時(再変動開始時)、リーチ状態開始時、スーパーリーチ開始時、スーパーリーチ中等を列挙することができる。すなわち、変化予告表示のアイコンの出現タイミングとしては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。また、宝箱のアイコンI1の表示態様も複数あってもよく、例えば、宝箱や絨毯の表示態様(大きさ、色、アニメーションの違い)によって、ナビキャラクタYM等の変化のしやすさが変化してもよい。また、絨毯のアイコンI2のように、登場時や退場時にのみ表示される演出表示について、表示態様が通常の表示態様と異なっていると、変化させる確率が高くなったり、遊技者にとって有利な状態や表示態様に変化させる確率が高くなってもよい。例えば、大当りの期待度が高い表示態様に変化させる確率が高くなってもよい。また、変化予告表示は、ナビキャラクタのみを変化させる表示であってもよいが、ナビキャラクタ以外の演出表示(保留アイコン、変動アイコン、当該変動の予告表示,先読み予告表示等)を変化させる場合があってもよい。また、ナビキャラクタ以外の演出表示(保留アイコン、変動アイコン、当該変動の予告表示(タイマ予告、会話予告、チャンスアップメータ等)、先読み予告表示(タイマ予告、先読みモード用背景表示等)等のうちの一の演出表示、複数の演出表示、または全ての演出表示)を変化させる予告表示によって、ナビキャラクタが変化されないように構成されていてもよいが、ナビキャラクタが変化される場合があってもよい。また、変化予告表示は、ナビキャラクタ以外の演出表示を変化させるよりもナビキャラクタを変化させる頻度が多いように構成されていてもよいが、逆にナビキャラクタを変化させる頻度がナビキャラクタ以外の演出表示を変化させる頻度よりも少なくてもよく、2つの頻度が同じ頻度で行われるようにしてもよい。ここで、「演出表示を変化させる予告(変化予告表示、ナビキャラクタ以外の演出表示を変化させる予告表示。以下、予告Aという。)」によって演出表示(ナビキャラクタ、ナビキャラクタ以外の演出表示)が変化される場合に、予告Aによって変化される頻度の低い演出表示が、該予告Aによって変化された場合は、予告Aによって変化される頻度が高い演出表示が該予告Aによって変化された場合よりも大当りしやすいように構成されていてもよいし、構成されていなくてもよい。
図75(あ3−1)では、絨毯のアイコンI2が消え、宝箱のアイコンI1が残っている。この宝箱のアイコンI1は、ナビキャラクタYMの右横に表示されている。図75(あ4−1)では、宝箱のアイコンI1の表示態様が変化する。すなわち、変化アニメーションが表示され、宝箱が開いて、中から、エフェクトの煙画像が出現し、その煙画像によって、ナビキャラクタYMの一部又は全部が隠され、煙画像が出現する前よりも明らかに視認困難になる。なお、ナビキャラクタYM以外のアイコン等の表示がなされている場合には、煙画像が、ナビキャラクタYM以外のアイコン等の表示の一部又は全部を前側から覆ってもよい。また、宝箱が開放しない場合があってもよい。さらには、宝箱が開放しても他の予告が行われる場合があってもよい。図75(あ5−1)では、煙画像が消失し、ナビキャラクタYMの表示態様が変化している。すなわち、ナビキャラクタYMの殿様がこれまで着ていた紺色(デフォルト色)の着物が赤色の着物に変化している。ナビキャラクタYMの殿様の着物が赤色の着物に変化したことで、当該変動で変動アイコンh0が赤色に変化しやすいことが示唆されている状態であってもよい。なお、宝箱のアイコンI1が表示された時点で、ナビキャラクタYMの表示態様が変化することが確定してもよい。また、赤色の着物以外にも、金色の着物や、虹色の着物に変化してもよい。また、白点滅、青色、緑色に変化してもよい。また、保留アイコンおよび/または変動アイコンの色に対応して、ナビキャラクタYMの表示態様が変化してもよい(例えば、保留2に緑色の保留が表示された場合は、ナビキャラクタYMが緑色の着物に変化するなど)。ここで、ナビキャラクタの色が変動アイコンおよび/または保留アイコンの色に対応している場合であって、保留アイコンおよび/または変動アイコンの表示態様が複数変化している場合は、先に消化される保留アイコンまたは変動アイコンの色とナビキャラクタの色が対応するように構成されていてもよく、後に消化される保留アイコンの色とナビキャラクタの色が対応するように構成されていてもよく、大当り期待度の高い色を優先的に表示してもよく、逆に大当り期待度の低い色を優先的に表示してもよく、保留アイコンや変動アイコンの自体の色に関係なく大当りの期待度が高い保留アイコンまたは変動アイコンの色が表示されてもよく、保留アイコンや変動アイコンの自体の色に関係なく大当りの期待度が低い保留アイコンまたは変動アイコンの色が表示されてもよく、変化している保留アイコンおよび/または変動アイコンの色が全てナビキャラクタの色に反映されていてもよく、ナビキャラクタの色が、変化している保留アイコンおよび/または変動アイコンの色の中からランダムで表示されてもよい。また、表示態様が変化したナビキャラクタYMの横には、蓋が開いたままの宝箱のアイコンI1が依然として表示されたままである。なお、この宝箱のアイコンI1は、煙画像の出現と同時に消えてもよいし、煙画像と一緒に消えてもよい。図75(あ6−1)のタイミングで宝箱のアイコンI1が消え、演出アイコン表示領域DISには、赤色の着物を着た殿様のナビキャラクタYMのみが表示されている。ここまで、第1装飾図柄は高速変動表示を続けている。
図75(あ7)では、第1装飾図柄がリーチ状態になり、左図柄、右図柄ともに「装飾7」が揺れ表示(仮停止)されている。なお、第2装飾図柄では、仮停止は行われておらず、3つの装飾図柄が変動表示を継続している。図75(あ8)では、スーパーリーチ演出(剣豪リーチ演出)に発展し、装飾図柄表示装置208の背景画面が、荒野の背景画面に変化し、仮停止している左図柄が装飾図柄表示装置208の左上へ移動し、同じく仮停止している右図柄が装飾図柄表示装置208の右上へ移動する。荒野の背景画面hには、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙している決闘シーンが表示されている。また、保留枠UIのうち、保留アイコン表示領域HISの左ベースアイコンbIlおよび4つのステージhs1〜hs4は消え、第1保留アイコンh11も消えている。また、変動アイコン表示領域CISの台座の高さが低くなってはいるものの、低くなった台座hs0'は表示されており、その上に変動アイコンh0も表示されたままである。さらに、演出アイコン表示領域DISには、右ベースアイコンbIrの上に赤色の着物を着た殿様のナビキャラクタYMが表示されている。なお、スーパーリーチ演出中は、保留枠UI全体が非表示になってもよい。すなわち、変動アイコン表示領域CISの台座hs0'および演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrも非表示になってもよい。さらに、スーパーリーチ演出中は、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも非表示になってもよい。また、スーパーリーチ演出中は、ナビキャラクタYM、保留アイコン、および変動アイコンh0のうちのいずれか1つ又は2つが非表示になってもよい。さらには、スーパーリーチ演出中は、ナビキャラクタYM、保留アイコン、および変動アイコンh0総てを非表示にして、保留枠UI(左ベースアイコンbIl、4つのステージhs1〜hs4、台座hs0(hs0')、右ベースアイコンbIr)は表示してもよいし、あるいは、この逆に、ナビキャラクタYM、保留アイコン、および変動アイコンh0総てを表示して、保留枠UIを非表示にしてもよい。
図75(あ9)では、それまで正面を向いて立っていた殿様のナビキャラクタYMが、変動アイコンh0の方を向き、刀を抜いて構えているポーズに変化する。図75(あ10)では、殿様のナビキャラクタYMの刀から波動が発振され、同図(あ11)では、それまで白色であった変動アイコンh0が赤色に変化している。上述の如く、赤色の表示態様の変動アイコンは、現在行われている図柄変動表示での大当りの期待度がかなり高いことになる。図75(あ12)では、殿様のナビキャラクタYMが正面を向いて立っている姿勢に戻っている。図75(あ12)に示す殿様のナビキャラクタYMは、赤色の着物の表示態様のままであるが、デフォルトの表示態様(紺色の着物の表示態様)に戻っていてもよい。
図75(あ13)では、図示省略したが、ボタン演出が開始される。すなわち、装飾図柄表示装置208では、ボタン画像と残時間表示メータが表示され、チャンスボタン136の操作有効期間が開始すると、遊技者によるチャンスボタン136の操作を受付可能な状態となる。残時間表示メータでは、上記操作有効期間が開始されてゲージが減っていく。その後、チャンスボタン136が上記操作有効期間内に押下されると、装飾図柄表示装置208には、殿様のカットイン画像が表示され、大当りの信頼度が高いことを報知する予告演出が行われる。殿様のカットイン画像は、決闘シーンのアニメーション表示にオーバーラップしており、殿様のカットイン画像が表示されていない場合と比べると視認困難とされている。なお、殿様のカットイン画像は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に表示されるものであってもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも表示されるものであってもよい。
その後、装飾図柄表示装置208では、殿様のカットイン画像が消去され、決闘シーンのアニメーション表示が継続し、ボタン画像と残時間表示メータが表示され、スーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出が開始される。その後、チャンスボタン136の操作有効期間が開始すると、遊技者によるチャンスボタン136の操作を受付可能な状態となる。
残時間表示メータでは、上記操作有効期間が開始されてゲージが減っていく。なお、スーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出における操作有効期間は、スーパーリーチに発展してから1回目のボタン演出における操作有効期間よりも短くてもよく、この場合、スーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出における残時間表示メータにおけるゲージの減る速度がスーパーリーチに発展してから1回目のボタン演出における残時間表示メータにおけるゲージの減る速度よりも速くてもよい。また、スーパーリーチに発展してから1回目のボタン演出における操作有効期間がスーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出における操作有効期間よりも短くてもよいし、スーパーリーチに発展してから1回目のボタン演出における操作有効期間とスーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出における操作有効期間とが同じ長さであってもよい。
チャンスボタン136が上記操作有効期間内に押下されると、装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示からエフェクト画像の表示に切り換えられるとともに、図14(a)に示す第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ装飾図柄表示装置208の前面側でオーバーラップする。エフェクト画像や第1装飾図柄の左図柄及び右図柄は、それぞれ第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdによってオーバーラップされ、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdによってオーバーラップされていない状態である場合に比べると視認困難とされている。また、第2装飾図柄と第2保留数表示も、それぞれ第1大盤振舞役物224Gaと第2大盤振舞役物224Gbによって少なくとも一部がオーバーラップされ、視認困難とされている。なお、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdのうちの一部のみが動作してもよいし、全部が動作してもよく、例えば、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作する数によって信頼度が異なるようにしてもよい。この第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作する演出は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に表示されるものであってもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも表示されるものであってもよい。また、エフェクト画像の表示と第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作のうちのいずれか一方のみが行われる場合があってもよい。また、エフェクト画像の表示と第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作の両方が行われる場合は、エフェクト画像が表示された後で第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作が開始されてもよいし、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作が開始された後でエフェクト画像が表示されてもよいし、エフェクト画像の表示と第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作が同時に開始されてもよい。また、操作有効期間内にチャンスボタン136が押下された場合に、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作する演出が行われずにハズレとなる演出表示が行われてもよく、さらに、ハズレとなる演出表示が行われた後で復活演出を表示して大当りとなる演出表示が行われるようにしてもよい。なお、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作する演出が開始されると、表示されていた変動アイコンh0が非表示となるが、引き続き表示してもよい。
その後、図14(a)に示す千両箱役物224Hが動作して下方に移動し、装飾図柄表示装置208及び第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの前面側にオーバーラップする。さらに、その後、導光板ILの発光が行われる。なお、エフェクト画像の表示、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作、千両箱役物224Hの動作、導光板ILの発光の開始する順序については、上述したものに限定されず、適宜に設定することができる。また、エフェクト画像の表示、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作、千両箱役物224Hの動作、導光板ILの発光のうちの全部が行われてもよいし、一部が行われない場合があってもよい。
導光板ILの発光が終了した後、千両箱役物224Hは初期位置に向かって上昇を開始する。その後、エフェクト画像がフェイドアウトし、続いて、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdがそれぞれ初期位置に向かって移動を開始する。このとき、装飾図柄表示装置208では、表示が中断された決闘シーンのアニメーション表示がフェイドインしながら再開する。このとき、変動アイコンh0の表示も再開される。
その後、決闘シーンのアニメーション表示は、図75(あ14−1)まで継続する。図75(あ14−1)では、殿様と剣豪が斬り合った後の場面が表示されている。
図75(あ9)〜同図(あ12)のナビキャラクタYMのアニメーションは、変動アイコンh0の表示態様を変化させる演出(以下、「変化演出」という。)に相当する。この変化演出は、スーパーリーチ演出の一部と見ることもできるが、スーパーリーチ演出の開始を契機にして開始された、スーパーリーチ演出とは別の演出とも見ることができる。変化演出の開始タイミングとしては、スーパーリーチ演出中の他、第1装飾図柄が高速変動になった時、図柄変動開始時、変動アイコンh0の移動完了時、特図始動口への入賞時(保留増加時)、入賞時先読み予告の開始時、或る演出の成功時、第1装飾図柄の第1停止時、擬似連演出における仮停止時あるいは継続時(再変動開始時)、リーチ状態開始時、スーパーリーチ開始時等を列挙することができる。すなわち、変化演出の開始タイミングとしては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。
また、変動アイコンh0が変化するタイミングも、スーパーリーチ演出中の他、第1装飾図柄が高速変動になった時、図柄変動開始時、変動アイコンh0の移動完了時、特図始動口への入賞時(保留増加時)、入賞時先読み予告の開始時、或る演出の成功時、第1装飾図柄の第1停止時、擬似連演出における仮停止時あるいは継続時(再変動開始時)、リーチ状態開始時、スーパーリーチ開始時等を列挙することができる。すなわち、変動アイコンh0が変化するタイミングとしては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。さらに、変動アイコンh0が変化するタイミングは、上述したボタン演出におけるボタン有効期間中と重なってもよい。なお、スーパーリーチ演出中の或る期間以降は、変動アイコンの表示態様が変化しないようにしてもよい。ここで説明したスーパーリーチ演出も勝負演出であって、ボタン演出を含んでおり、主人公か敵のどちらかが勝利する、いわゆる最終ジャッジ演出の一種である。最終ジャッジ演出の結果が表示された以降は、変動アイコンの表示態様が変化しないようにしてもよい。また、ナビキャラクタYMによって、変動アイコンの表示態様を変化させようとするアニメーションが行われた場合は、変動アイコンh0の表示態様を必ず変化する様にしてもよいし、あるいは、失敗があるようにしてもよい。すなわち、変化演出は、変動アイコンh0の表示態様を必ず変化させる演出であってもよいし、変動アイコンh0の表示態様を変化せる場合(成功する場合)と、変化させない場合(失敗する場合)とがあってもよい。
また、ナビキャラクタYMによる変動アイコンの変化アニメーションが行われない場合があってもよい。その場合、スーパーリーチ演出の終了時に、スーパーリーチ演出の終了画面と、装飾図柄が表示された画面とがワイプによって切り替えられた後に、変動アイコンh0の表示態様が変化していてもよい。また、ナビキャラクタYMの表示態様は、ワイプによって切り替えられた後に、デフォルトの表示態様(紺色の着物の表示態様)に戻っていてもよいし、ナビキャラクタYMは次の図柄変動表示の先読み予告として、そのままの表示態様(赤色の着物の表示態様)を維持してもよい。
図75(あ15−1)では、敵役の剣豪が倒れ、主人公の殿様が勝利した場面が表示され、殿様のナビキャラクタYMも勝利のポーズをとっている。ただしまだ、中図柄は表示されておらず、同図(あ16−1)で「装飾7」の中図柄が表示されているが、赤色の変動アイコンh0は未だ表示されており、第2装飾図柄も変動表示中である。しかも、同図(あ16−1)の段階では、第1装飾図柄の各図柄(左中右図柄)はいずれも仮停止(揺れ変動)中である。なお、図75(あ15−1)では、主人公の殿様による大当り用のアニメーションが実行されてもよい。
ここで、中図柄が表示される前の図75(あ15−1)までがスーパーリーチ演出と見ることもできるが、中図柄が表示されて一応勝利が確定したように見える(あ16−1)までがスーパーリーチ演出と見ることもできるし、さらに進んで、停止表示が行われる直前までスーパーリーチ演出と見ることもできる。また、上述のごとく、ここでのスーパーリーチ演出は最終ジャッジ演出の一例に相当し、最終ジャッジ演出の結果が確定するまで(例えば、停止表示が行われる直前まで)、スーパーリーチ演出の実行中としてもよい。その後、装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示がフェイドアウトし、第1装飾図柄が「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組合せで揺れ変動が開始される。なお、第2装飾図柄は左図柄、中図柄、右図柄のいずれも依然として変動表示が行われている。ここでの背景は、非表示であってもよいし、スーパーリーチが行われるまでとは異なる背景画像であってもよいし、スーパーリーチが行われる前と同じ背景画像であってもよい。また、このとき、変動アイコンh0や特図1の保留アイコンは表示されていないが、変動アイコンh0や特図1の保留アイコンは表示されていてもよい。また、ナビキャラクタYMの表示も行われていないが、ナビキャラクタYMの表示が行われてもよい。
その後、不図示の第1特図表示装置212が特図Aの表示態様で表示される。なお、第1特図表示装置212は停止表示されたが、第1副制御部400は、主制御部300からの図柄変動停止コマンドを受信していない状態であるので、図柄確定停止と判断していないため、第1装飾図柄では揺れ変動が継続しており、第2装飾図柄や第4図柄表示装置284では未だ変動表示中となっている。
その後、第1副制御部400が図柄変動停止コマンドを受信すると、第1装飾図柄及び第2装飾図柄がそれぞれ「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示するとともに、第4図柄表示装置では、図柄が停止した旨の態様での表示が行われる。
その後、大当り遊技が開始して主制御部300から第1副制御部400に入賞演出開始コマンドが送信されると、装飾図柄表示装置208では、大当り開始演出表示が開始される。
なお、スーパーリーチ中は変動アイコンh0とナビキャラクタYMの両方が表示されている。ここで、最終ジャッジ演出であるボタン演出が開始された場合、保留枠UIの一部又は全部が非表示あるいは消えるように構成されていてもよい。例えば、右ベースアイコンbIrがそれまでは表示されていたが、最終ジャッジ演出が開始されると、右ベースアイコンbIrが非表示あるいは消えるように構成されていてもよい。また、最終ジャッジ演出が開始されると、変動アイコh0が非表示あるいは消えるように構成されていてもよく、ナビキャラクタYMが非表示あるいは消えるように構成されていてもよく、変動アイコh0とナビキャラクタYMの両方が非表示あるいは消えるように構成されていてもよい。また、保留アイコンをそれまで表示している場合には、保留アイコンも最終ジャッジ演出が開始されると非表示あるいは消えるように構成されていてもよい。さらに、演出アイコン表示領域DISに表示されているその他のアイコンやミニキャラも、それまで表示している場合には、最終ジャッジ演出が開始されると非表示あるいは消えるように構成されていてもよい。
図75(あ2−1)に代えて同図(あ2−2)に示すように、殿様のナビキャラクタYMに「変化!?」といった吹き出し表示が追加される場合があったり、同図(あ2−3)に示すように、「変化準備中」といった吹き出し表示が追加される場合もある。この後、図75(あ3−1)に戻り、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が表示される。ナビキャラクタYMの吹き出し表示は、変化予告表示の開始の予告演出(前兆演出)に相当する。すなわち、「変化!?」のようにナビキャラクタ自身が変化する可能性があることを示唆する予告であったり、「変化準備中」のようにナビキャラクタがこれから(「変化準備中」が表示された変動内または、「変化準備中」が表示された変動の次変動以降に)必ず変化することを示唆する予告であったりする。
また、図75(あ3−1)に代えて同図(あ3−2−1)に示すように、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が一旦、演出アイコン表示領域DISに表示されながら、再び絨毯のアイコンI2が登場し、宝箱のアイコンI1がその絨毯のアイコンI2に乗って飛び去ってしまう場合もある。この場合には、ナビキャラクタYMの表示態様は変化せず、いわゆる失敗パターンに相当する。
また、図75(あ4−1)に代えて同図(あ4−2)に示すように、煙画像が赤色の場合もある。変化予告表示における変化アニメーションの種類によって、ナビキャラクタYMの変化する態様や変化しやすさを予告してもよい。図75(あ4−2)の場合は、ナビキャラクタYMが、煙と同じ色の着物を着た表示態様に変化する可能性があることが予告されている。また、変化予告表示における変化アニメーションの種類によって、当該変動または保留内の大当りの期待度を予告してもよい。
また、図75(あ5−1)に代えて同図(あ5−2)に示すように、ナビキャラクタYMの着物の色が変化するのではなく、ナビキャラクタYM自身が大きくなる場合もある。このように、ナビキャラクタYMの表示態様の変化は、色の変化の他に、大きさの変化であってもよいし、形状(例えば、ポーズ)の変化であってもよい。なお、図75(あ5−2)に示す、大きくなったナビキャラクタYMの着物の色は、紺色(デフォルト色)であってもよいが、赤色に変化していてもよい。図75(あ5−2)に示す大きくなったナビキャラクタYMの一部は、宝箱のアイコンI1の一部に前側から重なっている。なお、ナビキャラクタYMの一部が、宝箱のアイコンI1の全部に前側から重なっていてもよい。あるいは、宝箱のアイコンI1の少なくとも一部が、大きくなったナビキャラクタYMの少なくとも一部に前側から重なっていてもよい。
また、変動アイコンh0を変化させる確率、引いては大当りの期待度としては、デフォルトの色で小さい表示態様よりも、デフォルトの色で大きい表示態様の方が高く、赤色で小さい表示態様よりも、赤色で大きい表示態様の方が高くてもよい。また、大きさと色であれば、色の方が優先されてもよく、例えば、デフォルトの色で大きい表示態様よりも、赤色で小さい表示態様の方が高くてもよい。あるいは反対に、大きさの方が優先されてもよく、例えば、赤色で小さい表示態様よりも、デフォルトの色で大きい表示態様の方が高くてもよい。さらに、ナビキャラクタYMの大きさ(表示サイズ)については、大きい場合と小さい場合の他、その中間サイズ等複数のサイズがあってもよい。
なお、ナビキャラクタYMが、赤い着物を着た表示態様であるときは変動アイコンh0は赤色に変化し、金色の着物を着た表示態様であるときは、変動アイコンh0は金色に変化し、虹色の着物を着た表示態様であるときは、変動アイコンh0は虹色に変化する場合があってもよい。また、ナビキャラクタYMが、赤い着物を着た表示態様であるときは、変動アイコンh0は、大当りの期待度が赤以上の色(赤、金、虹)に変わりやすくてもよい。すなわち、変動アイコンh0の変化が成功するなら、赤以上の色に変化することが確定してもよいし、赤以上の色に変化すること自体が確定してもよい。ただし、ナビキャラクタYMが、赤い着物を着た表示態様であっても、大当りの期待度が赤より下の色(緑、青、白点滅、白)に変わってしまう場合があってもよい。さらに、ナビキャラクタYMが、プレミアの色である虹色の着物を着た表示態様であるときは、変動アイコンh0の色も必ず虹色に変化してもよい。すなわち、ナビキャラクタYMが虹色の着物を着た表示態様であるときは、ナビキャラクタYMの表示態様によって、直接的に大当りすることを報知していることになり、ナビキャラクタYMが他の色(例えば、赤)の着物を着た表示態様であるときは、変動アイコンの表示態様が変化すれば、結果的に大当りしやすいことになり、ナビキャラクタYMの表示態様によって大当りのしやすさを間接的に報知することができる。
また、ナビキャラクタYMは、表示態様が変化していないときでも、変動アイコンh0を変化させる場合があってもよい。あるいは、表示態様が変化したときのみ変動アイコンh0を変化させてもよい。さらに、主人公の殿様のキャラクタは、いわゆる常時表示のキャラクタであるが、変動アイコンh0を変化させるナビキャラクタYMは、変動アイコンh0を変化させるときのみ表示されるキャラクタであってもよい。また、予告を行うときのみ表示されるキャラクタであってもよい。さらに、上述したカスタマイズにおけるキャラクタ選択で遊技者が設定したキャラクタが、変動アイコンh0を変化させるキャラクタとして使用できるようにしてもよいし、カスタマイズにおけるキャラクタ選択で遊技者が設定したキャラクタのみが、変動アイコンh0を変化させるキャラクタとして使用できるようにしてもよい。
図76は、図75に示す例の変形例を示す図である。
図75(あ6−1)に続いて、図76(あ6−2−1)〜同図(あ6−2−3)を経て、図75(あ7)に戻るように、変化予告表示である宝箱のアイコンI1が非表示になるまで、ナビキャラクタYMは、複数回変化してもよい。図76(あ6−2−1)に示すナビキャラクタYMは赤色の着物であるが、同図76(あ6−2−2)に示すナビキャラクタYMは、金色の着物である。なお、宝箱のアイコンI1は、一度消えて、また新たに表示されてもよい。また、複数変動に亘って変化予告表示が表示されていてもよい。この場合、宝箱のアイコンI1は、開放したり閉鎖したりすることを繰り返す。
また、図75(あ6−1)に続いて、図76(あ6−3−1)〜同図(あ6−3−2)のような変化アニメーションが表示されてもよい。すなわち、変化予告表示とは別の予告(ここではUFOアイコンUFI)によって、ナビキャラクタYMがさらに昇格してもよい。図76(あ6−3−2)から続く同図(あ6−3−3a)では、飛来してきたUFOアイコンUFIから金色のビームが、赤色の着物を着たナビキャラクタYMに向けて照射され、図76(あ6−3−4a)に示すようにナビキャラクタYMは、金色の着物を着た表示態様に変化している。あるいは、図76(あ6−3−2)から続く同図(あ6−3−3b)では、飛来してきたUFOアイコンUFIから灰色のビームが、赤色の着物を着たナビキャラクタYMに向けて照射され、図76(あ6−3−4b)に示すようにナビキャラクタYMは、赤色の着物を着たまま大きくなっている。
なお、ここでは昇格について説明したが、ビームが照射されてもナビキャラクタYMに変化がない場合(いわゆる失敗パターン)があってもよく、あるいは、ビームが照射されると、デフォルトの表示態様や、青色の着物を着た表示態様や、小さくなってしまう場合(降格してしまう場合)があってもよい。
また、スーパーリーチ演出おける、殿様と剣豪が斬り合った後の場面である図75(あ14−1)に続いて、図76(あ14−2−1)が表示されてもよい。すなわち、中図柄として、左右図柄(「装飾7」)とは異なる「装飾6」が大きく表示(揺れ表示)され、続く同図(あ14−2−2)では、左図柄、中図柄、右図柄の装飾図柄総てが、通常の濃さよりも一旦薄く表示される。また、同図には、殿様が倒れたシーンが表示されている。図76(あ14−2−3)では、左図柄、中図柄、右図柄の装飾図柄総てが再び通常の濃さで表示され、同図(あ14−2−4)では、ワイプ演出が行われ、スーパーリーチの演出場面(演出表示)と、通常背景(図75(あ1)等に示す、スーパーリーチ演出の開始前の背景)との切り替えが行われる。ワイプ演出では、図76(あ14−2−5)に示すように、装飾図柄表示装置208の表示画面が一旦、無模様同一色のワイプ表示になる。このワイプ表示では、変動アイコンh0や、ナビキャラクタYMは消え、第2装飾図柄と、第2保留数表示は表示されている。また、左隅には機種タイトルが表示されている。なお、変動アイコンh0や、ナビキャラクタYMも表示されていてもよい。図76(あ14−2−6)では、ワイプアウトし、背景が通常背景に戻るとともに、ナビキャラクタYMの表示態様もデフォルトの表示態様に戻っている。なお、ナビキャラクタYMの表示態様は、ワイプ演出開始時(図76(あ14−2−4)のタイミング)でデフォルトの表示態様に戻っていてもよい。図76(あ14−2−7)では、ワイプ演出が終了し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの組合せである「装飾7」−「装飾6」−「装飾7」が揺れ表示されている。また、保留枠UIも表示され、変動アイコンh0も第1保留アイコンh11も表示されている。図76(あ14−2−7)に示す変動アイコンh0は、赤色の表示態様のままであるが、デフォルトの表示態様に戻っていてもよく、あるいは、変動アイコンh0自身が消去されていてもよい。一方、ナビキャラクタYMの表示態様は、赤色の着物を着た表示態様のままであってもよい。なお、本例では、ナビキャラクタの表示態様が変化した状態からデフォルトの状態に戻る表示がナビキャラクタが非表示のため視認できないが、ナビキャラクタの表示態様が変化した状態からデフォルトの状態に戻る表示が視認可能であってもよい。(例えば、ナビキャラクタの表示態様が変化した状態からデフォルトの状態へ切り替わる表示や、ナビキャラクタの表示態様が変化した状態からデフォルトの状態へ戻るアニメーション表示などが挙げられる。)
なお、ワイプアウト時(図76(あ14−2−6)〜同図(あ14−2−7))に、変動アイコンh0および/またはナビキャラクタYMが表示されているが、表示されていない場合があってもよく、表示されているときは、表示されていない場合よりも、復活演出が行われやすい構成であってもよい。あるいは、表示されているときは、復活演出が必ず行われる構成であってもよく、表示されていない場合には、復活演出が行われたり、行われなかったりしてもよい。
さらに、図76(あ14−2−1)〜同図(あ14−2−3)では、保留枠UIの一部(台座hs0'や右ベースアイコンbIr)が表示されているが、保留枠UIの全部が非表示になってもよいし、一部のみが非表示になってもよい。また、変動アイコンh0が非表示になってもよいし、ナビキャラクタYMが非表示になってもよい。あるいは、変動アイコh0とナビキャラクタYMの両方が非表示になってもよい。また、保留アイコンをそれまで表示している場合には、保留アイコンも非表示になってもよい。さらに、演出アイコン表示領域DISに表示されているその他のアイコンやミニキャラも、それまで表示している場合には、非表示になってもよい。
図77は、図75に示す例の他の変形例を示す図である。
図75(あ16−1)に続いて、図77(あ16−2−1)〜同図(あ16−2−2)のような表示が行われてもよい。すなわち、図77(あ16−2−2)に示す装飾図柄表示装置208では、画面全体が薄くなり始めている。この後、再抽選演出で一度消えて、再び、図77(あ16−2−1)に示す画面(殿様勝利の画面)が表示されてもよいし、あるいは図75(あ14−2−3)に示す画面(殿様敗北の画面)が表示されてもよいし、同図(あ16−2−3)に示すような、通常背景で、装飾図柄の組合せ(大当りの組合せの場合やハズレの組合せの場合がある)が揺れ表示されている画面が表示されてもよい。
また、再表示された画面でも、ナビキャラクタYMや変動アイコンh0は表示されており、ナビキャラクタYMまたは/および変動アイコンh0の表示態様が赤い表示態様であれば、有利な大当り確定(例えば、確変大当りやラウンド数が長い大当り)が確定であってもよい。あるいは、表示態様が変化していないと、有利な大当りは確定ではないが、表示態様が昇格していると、有利な大当りが確定であってもよいし、表示態様が金色や虹色のプレミアムであると、有利な大当りが確定であってもよい。
また、図77(い1)〜同図(い12)は、ナビキャラクタYMが、複数変動を跨いで表示され、先読み予告としても機能する例を示す図である。
図77(い1)には、赤色の着物を着た表示態様のナビキャラクタYMが表示されている。また、第1装飾図柄は高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。さらに、特図1の保留は2つ貯まっており、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。2つの保留アイコンh11,h12ともデフォルトの表示態様である。
図77(い2)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。赤色の着物を着た表示態様のナビキャラクタYMは表示されたままである。図77(い3)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。次の図柄変動表示が開始されても、赤色の着物を着た表示態様のナビキャラクタYMは表示されたままである。
図77(い4−1)では、ナビキャラクタYMを用いた変動アイコンh0の変化アニメーションが開始される。すなわち、それまで正面を向いて立った姿勢(初期姿勢)であった殿様のナビキャラクタYMが、変動アイコンh0の方を向き、刀を抜いて構えているポーズに変化する。図77(15)では、殿様のナビキャラクタYMの刀から波動が発振されるが、同図(い6)では、変動アイコンh0の表示態様はデフォルトのままであり、変化演出は失敗に終わっている。図77(い7)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。赤色の着物を着た表示態様のナビキャラクタYMは、再び初期姿勢で表示されている。
図77(い8)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が再び開始されている。3回目の図柄変動表示が開始されても、赤色の着物を着た表示態様のナビキャラクタYMは表示されたままである。図77(い9)では、ナビキャラクタYMを用いた変動アイコンh0の変化アニメーションが再び開始される。図77(い11)では、それまで白色であった変動アイコンh0が赤色に変化しており、通常予告が開始されている。同図(い12)では、ナビキャラクタYMは、赤色の着物を着た表示態様のまま初期姿勢に戻っている。この後、図示省略しているが、現在行われている図柄変動表示で大当り図柄が確定表示される。
また、図77(い4−1)の代わりに同図(い4−2−1)では、ナビキャラクタYMが、図柄変動表示中に、演出アイコン表示領域DISから保留アイコン表示領域HISに移動し、同図(い4−2−2)では、保留アイコンに対する変化アニメーションが開始されている。ナビキャラクタYMの移動はアニメーションであってもよいし、瞬間的に表示位置が切り替わる態様であってもよい。また、ナビキャラクタYMが演出アイコン表示領域DISから出て行った場合には、演出アイコン表示領域DISにおいてナビキャラクタYMが表示されていた位置(初期位置)に別の表示(例えば、看板に「出張中」と記載されているアイコン表示)が表示されていてもよい。
なお、ナビキャラクタYMによる保留アイコンに対する変化演出は失敗する場合(保留アイコンの表示態様が変化しない場合)があってもよく、あるいは反対に、必ず成功(保留アイコンの表示態様が変化)してもよい。また、先読み対象の保留アイコンに対してのみ変化演出を行ってもよい。例えば、保留数が1の状態に限って、第1保留アイコンh11を対象に行われてもよいし、複数の保留アイコン(変動アイコンを含んでいてもよい)を対象に行われてもよい。さらに、ナビキャラクタYMによる保留アイコンに対する変化演出は、先読み対象保留に対して表示態様が変化するまで(成功するまで)何回でも行ってよいし、1回失敗したらもう一度行わないようにしてもよい。
また、変化演出によって、表示態様が一度変化した保留アイコンに対して、再度、変化演出を行ってもよい。これは、保留アイコンに限らず、変動アイコンh0ついても同様である。
さらに、変動アイコンh0に対する変化演出でも、ナビキャラクタYMは、演出アイコン表示領域DISから移動してもよい。また、ナビキャラクタYMは、演出アイコン表示領域DISから出ないにしても、演出アイコン表示領域DIS内で移動してもよい。さらに、ナビキャラクタYMは、保留枠UI内に限って移動可能であってもよいし、保留枠UIから外にも移動可能であってもよい。
なお、本例では、ナビキャラクタYMを用いた変動アイコンh0の変化アニメーションがナビキャラクタYMの色が赤色になった変動の次の変動から先読み対象の保留の変動まで毎変動行われているが、ナビキャラクタYMの色が赤色になった変動の次の変動から先読み対象の変動までの間に変化アニメーションを行わない変動があってもよい。また、ナビキャラクタYMが赤色になった変動も変化アニメーションがおこなわれてもよい。
図78は、ナビキャラクタYMによる保留アイコンの変化演出と変動アイコンの変化演出の組合せの例を示す図である。
図78(う1)には、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMが初期姿勢で表示されている。また、第1装飾図柄は高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。さらに、特図1の保留は2つ貯まっており、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。2つの保留アイコンh11,h12ともデフォルトの表示態様である。
図78(う2)では、演出アイコン(ここではUFOアイコンUFI)が保留枠UI外に出現し、保留枠UIに接近してくる。なお、演出アイコンは、保留枠UI内に出現してもよい。図78(う3)に示すように、UFOアイコンUFIから白色のビームが第2保留アイコンh12に向けて照射され、同図(う4)に示すように、第2保留アイコンh12の表示態様が、デフォルトの表示態様から白点滅の表示態様に変化する。すなわち昇格演出に成功している。なお、演出アイコンは複数種類あり、出現する演出アイコンによって、昇格演出の成功確率が変わってもよい。例えば、第一の演出アイコンが出現した場合は、昇格演出に必ず成功するようにしてもよく、第二の演出アイコンが出現した場合は、昇格演出に80%以上成功するようにしてもよく、第三の演出アイコンが出現した場合は、昇格演出に50%未満しか成功しないようにしてもよい。図78(う4)では、UFOアイコンUFIは消えている。図78(う5)では、3つの装飾図柄が仮停止状態となっている。図78(う6)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMは、初期姿勢で表示されている。図78(う7)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されており、同図(う8)では第1装飾図柄が高速変動中である。次の図柄変動表示が開始されても、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMは初期姿勢で表示されたままである。
図78(う9)では、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMが、弓を引くポーズに変化し、ナビキャラクタYMによる保留アイコンの昇格演出が開始される。ここでの昇格演出もアニメーション表示である。図78(う10)では、矢が発射され、矢は、変動アイコンh0を越えて飛んでいき、同図(う11)では、白点滅の表示態様である第1保留アイコンh11に命中し、同図(う12)では、第1保留アイコンh11の表示態様が、白点滅から青色の表示態様に変化し、昇格演出は成功する。なお、ここでの昇格演出も、失敗する場合(保留アイコンの表示態様が変化しない場合)があってもよく、あるいは反対に、必ず成功(保留アイコンの表示態様が変化)してもよい。また、保留数が1の状態に限って、第1保留アイコンh11を対象に行われてもよいし、複数の保留アイコン(変動アイコンを含んでいてもよい)を対象に行われてもよい。さらに、昇格演出は、先読み対象保留に対して表示態様が変化するまで(成功するまで)何回でも行ってよいし、1回失敗したらもう一度行わないようにしてもよい。また、昇格演出によって、表示態様が一度変化した保留アイコンに対して、再度、昇格演出を行ってもよい。なお、ナビキャラクタによる昇格演出は、保留アイコンが複数表示されていても、そのうちの一の保留アイコンについてのみ行われる演出であってもよい(つまり、保留の減少に伴い保留アイコンAの位置が移動しても、保留アイコンAについてのみナビキャラクタによる昇格演出がおこなわれる。)し、保留アイコン表示領域に表示されている複数の保留アイコンおよび/または変動アイコンに対して行われる演出であってもよい。図78(う13)で、ナビキャラクタYMは初期姿勢に戻り、同図(う14)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMは、初期姿勢で表示されている。図78(う15)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されており、同図(う16)では第1装飾図柄が高速変動中である。次の図柄変動表示が開始されても、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMは初期姿勢で表示されたままである。変動アイコンh0は、先の昇格演出で青色の表示態様に変化した第1保留アイコンh11から変化したアイコンであり、同じく、青色の表示態様で台座hs0に表示されている。
図78(う17)では、演出アイコン表示領域DISに、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が絨毯のアイコンI2に乗って出現し、同図(う18)では、絨毯のアイコンI2が消え、宝箱のアイコンI1が残る。図78(う19)では、変化アニメーションが開始され、宝箱が開いて、中から、エフェクトの煙画像が出現し、その煙画像によって、ナビキャラクタYMの一部又は全部が隠され、ナビキャラクタYMは、煙画像が出現する前よりも明らかに視認困難になる。図78(う20−1)では、煙画像が消失し、ナビキャラクタYMは、デフォルトの表示態様から赤色の着物を着た表示態様に変化している。図78(う21)のタイミングで宝箱のアイコンI1が消え、演出アイコン表示領域DISには、赤色の着物を着た殿様のナビキャラクタYMのみが表示されている。ナビキャラクタYMの表示態様の色は、現在行われている図柄変動表示の大当りの信頼度(期待度)を表すものである。あるいは、変動アイコンの表示態様の変化のしやすさ(昇格)を表すものであってもよい。さらには、ここでは保留アイコンは表示されていないが、保留アイコンが表示されている場合には、保留アイコンの表示態様の変化のしやすさ(昇格)を表すものであってもよい。
図78(う23)では、リーチ状態に突入し、同図(う24)ではスーパーリーチ演出に発展する。スーパーリーチ演出に発展すると、保留枠UIのうち、保留アイコン表示領域HISの左ベースアイコンbIlおよび4つのステージhs1〜hs4は消え、保留アイコンが残っている場合には保留アイコンも消える。また、図78(う24)に示す演出アイコン表示領域DISでは、右ベースアイコンbIrが消え、赤色の着物を着た殿様のナビキャラクタYMの足部分は消えている。また、変動アイコン表示領域CISにおける台座が沈んできてはいるものの、青色の表示態様の変動アイコンh0は表示されている。スーパーリーチ中の図78(う25)では、ナビキャラクタYMが完全に消え、低くなった台座hs0'の上に青色の表示態様の変動アイコンh0は表示されている。なお、ここでは、ナビキャラクタYMが消えてしまっているが、図75に示す例のように表示されていてもよい。また、台座hs0'および変動アイコンh0の両方が消えてもよいし、一方のみが消えてもよい。
図78(う27−1)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ演出の続きとして、荒野の背景画面hに、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙している決闘シーンが表示されている。ここでも、台座hs0'および変動アイコンh0の両方が表示されている。
図79は、図78に示す例の続きと変形例等を示す図である。
図79(う29)では、左図柄、中図柄、右図柄の装飾図柄総てが、通常の濃さよりも薄く表示されるとともに、殿様が倒れたシーンが表示されている。ここでも、台座hs0'および変動アイコンh0の両方が表示されている。図79(う30)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ演出が終了し、通常背景に戻り、第2装飾図柄および第2保留数表示と、台座hs0'および変動アイコンh0が表示されている。図79(う31)では、左図柄と右図柄の表示が復活し、今まで沈んでいた台座が、変動アイコンh0を乗せたまま上昇は始めている。図79(う32)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の組合せが揺れ表示されており、保留枠UIも再表示されている。また、ナビキャラクタYMは、デフォルトの表示態様で表示されている。
また、図78(う20−1)に代えて、図79(う20−2)では、ナビキャラクタYMが、プレミアの虹色の着物を着た表示態様に変化している。この場合は、変動アイコンh0の表示態様(色)に関係なく、ナビキャラクタYMの表示態様が虹色なので大当り確定である。なお、変動アイコンの表示態様も、赤色以上の表示態様に変化させてもよく、プレミアの虹色に変化させてもよい。また、ナビキャラクタYMが先読み予告として機能する場合には、その先読み対象の保留アイコンの表示態様も、赤色以上の表示態様に変化させてもよく、プレミアの虹色に変化させてもよい。
また、図78(う27−1)に代えて、図79(う27−2)では、演出アイコン表示領域DISに右ベースアイコンbIrが表示され、さらに、赤色の着物を着た表示態様のナビキャラクタYMが表示されている。ここで表示されているナビキャラクタYMは、表示されているだけで何もしなくてもよい。あるいは、ナビキャラクタYM自身が単独で自身の表示態様を昇格させたり、変動アイコンの表示態様を変化させたりしてもよい。あるいは、ナビキャラクタYMが他の予告表示によって変化してもよい。
ここで、演出アイコン(ここではUFOアイコンUFI)および/または変化予告表示(ここでは宝箱のアイコンI1)による予告は、1つの装飾図柄(例えば、左図柄)が仮停止表示となる前までに行われており、1つの装飾図柄が仮停止表示となった後は演出アイコンおよび/または変化予告表示による予告が行われないように構成されているが、1つの装飾図柄が仮停止状態となった後も演出アイコンおよび/または変化予告表示が行われる場合があってもよい。なお、1つの装飾図柄と記載したが複数の装飾図柄であってもよく、全ての装飾図柄であってもよい。また、図柄(特別図柄表示装置による変動表示)が完全に停止した状態では演出アイコンおよび/または変化予告表示による予告が行われないように構成されているが、行われる場合があってもよい。
図79(え1)〜同図(え4−1)は、ナビキャラクタYM自身が単独で自身の表示態様を変化させる例である。
図79(え1)には、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMが初期姿勢で表示されている。また、第1装飾図柄は高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。さらに、デフォルトの第1保留アイコンh11が表示されている。
図79(え2)では、ナビキャラクタYMのポーズが変化し、扇子を持った手を上げている。図79(え3−1)では、ナビキャラクタYM自身が、灰色の煙画像に包まれ、視認困難になり、同図(え4−1)では、赤色の着物を着た表示態様に変化している。
また、図79(え3−1)に代えて同図(え3−2)では、ナビキャラクタYM自身が、赤色の煙画像に包まれており、この後、ナビキャラクタYMは、赤色の着物を着た表示態様に変化する。このように、変化アニメーション自体が、ナビキャラクタYMが変化する表示態様(色)を予告してもよい。また、赤色の煙画像は、ナビキャラクタの変化が成功すれば赤色以上の表示態様に変更されることを予告する予告表示であってもよく、赤色以上の表示態様に変化することが確定される予告表示であってもよい。
また、図79(え3−1)に代えて同図(え3−3)では、ナビキャラクタYM自身が、虹色の煙画像に包まれており、現在行われている図柄変動表示、あるいはこの後開始される図柄変動表示で大当り確定(大当り濃厚であってもよい)になる。このように、変化アニメーション自体で通常予告あるいは先読み予告を行ってもよい。なお、虹色の煙画像は、ナビキャラクタの変化が成功すれば虹色の表示態様に変更されることを予告する表示であってもよく、この場合虹色の煙画像が表示されても虹色の煙画像が表示された図柄変動および/または保留内が大当り確定(大当り濃厚であってもよい)とならなくてもよい。
また、図79(え4−1)に代えて同図(え4−2)では、ナビキャラクタが、別のナビキャラクタに変化している。ここでは、姫のナビキャラクタに変化している。変化するキャラクタの種類は、上述したカスタマイズにおけるキャラクタ選択で遊技者が設定したキャラクタであってもよいし、カスタマイズにおけるキャラクタ選択で遊技者が設定したキャラクタのみであってもよい。
また、図79(え4−2)に代えて同図(え4−3)では、ナビキャラクタが、遊技者が選択不能なナビキャラクタ(例えば、番長のキャラクタ)に変化している。なお、番長のナビキャラクタの方が、ナビキャラクタYMよりも保留アイコンおよび/または変動アイコンの昇格演出が行われやすいように構成されていてもよいし、ナビキャラクタが変化した図柄変動および/または保留内の大当りの期待度が高いように構成されていてもよい。
なお、姫(番長)のナビキャラクタの方が、ナビキャラクタYMよりも保留アイコンおよび/または変動アイコンの昇格演出が行われやすいように構成されていてもよいし、ナビキャラクタが変化した図柄変動および/または保留内の大当りの期待度が高いように構成されていてもよいし、姫(番長)が登場する予告および/またはスーパーリーチ演出が発生しやすい(または、必ず発生する)ように構成されていてもよい。
なお、ナビキャラクタYMが別のナビキャラクタに変化する場合、遊技者が選択可能なナビキャラクタのみに変化するように構成されていてもよく、遊技者が選択不可のナビキャラクタに変化されるように構成されていてもよく、遊技者が選択可能なナビキャラクタに変更される場合と遊技者が選択不可のナビキャラクタに変更される場合の両方の場合があってもよい。遊技者が選択可能なナビキャラクタに変更される場合と遊技者が選択不可のナビキャラクタに変更される場合の両方の場合がある場合において、遊技者が選択可能なナビキャラクタよりも遊技者が選択不可のナビキャラクタの方が保留アイコンおよび/または変動アイコンの昇格演出が行われやすいように構成されていてもよいし、ナビキャラクタが変化した図柄変動および/または保留内の大当りの期待度が高いように構成されていてもよい。逆に、遊技者が選択可能なナビキャラクタに変更される場合と遊技者が選択不可のナビキャラクタに変更される場合の両方の場合がある場合において、遊技者が選択不可のナビキャラクタよりも遊技者が選択可能なナビキャラクタの方が保留アイコンおよび/または変動アイコンの昇格演出が行われやすいように構成されていてもよいし、ナビキャラクタが変化した図柄変動および/または保留内の大当りの期待度が高いように構成されていてもよい。
さらに、図79(え4−1)に代えて同図(え4−4)では、キャラクタが変化せず、自身の変化演出に失敗している。
なお、この例では、ナビキャラクタYM自身が単独で自身の表示態様を変化させる例であって、変化予告表示の宝箱のアイコンI1は絡まなかったが、変化予告表示の宝箱のアイコンI1の色によって、ナビキャラクタYMが変化する表示態様(色)を予告してもよい。例えば、赤色の宝箱のアイコンI1が出現した場合は、ナビキャラクタYMは赤色、あるいは赤色以上の表示態様に変化することが確定であってもよい。
さらに、宝箱のアイコンI1の色によって、現在行われている図柄変動表示、あるいはこの後開始される図柄変動表示における大当りの期待度を予告してもよい。すなわち、宝箱のアイコンI1の色によって、通常予告あるいは先読み予告を行ってもよい。
図80は、保留枠が一時的に視認不能になる演出例を示す図である。
図80(お1)に示す装飾図柄表示装置208には、海の背景が表示されている。また、図80(お1)に示す初期姿勢のナビキャラクタYMは、デフォルトの表示態様である。また、第1装飾図柄は高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。さらに、特図1の保留は2つ貯まっており、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。2つの保留アイコンh11,h12ともデフォルトの表示態様である。
図80(お2)では、特図1の保留が増加し、第3保留アイコンh13が追加表示されている。この第3保留アイコンh13もデフォルトの表示態様である。
図80(お4)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMは初期姿勢で表示されたままである。また、図80(お4)に示す装飾図柄表示装置208には、海の背景が依然として表示されている。
図80(お5)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が開始されており、海の背景が依然として表示されている。
図80(お6)では、先読予告の一種である背景変化予告が開始される。ここでの背景変化予告の対象(先読み対象保留)は、図80(お2)のタイミングで増加した保留(このタイミングでは第2保留)になる。背景変化予告では、左右から襖の画像が出現し、襖が閉じられるアニメーションによって、表示画面全体が襖の画像になる(図80(お7)参照)。このため、保留枠UIも、保留アイコンh11,h12も、変動アイコンh0も、ナビキャラクタYMも、襖の画像によって前側からオーバーラップされ、視認不能になる。なお、襖の画像に代えて、保留枠UI、保留アイコンh11,h12、変動アイコンh0、ナビキャラクタYMの一部に前側からオーバーラップする画像が出現してもよい。あるいは、保留枠UI、保留アイコンh11,h12、変動アイコンh0、ナビキャラクタYMには、何ら画像がオーバーラップしない演出であってもよい。
なお、背景変化予告は、先読み対象保留の入賞時(図80(お2)のタイミング)で開始されてもよい。この例では、入賞した変動の次の変動中に開始されるが、次の変動に限らず、先読み対象保留の変動が終わるまでに開始されればよい。例えば、先読み対象保留の変動開始で背景変化予告と同じ背景が表示されてもよい。
また、背景変化予告では、出現画像(ここでは襖の画像)色によって、先読み対象保留の大当り期待度を表してもよく、あるいは、襖の色と同じ色のナビキャラクタYMが出現していれば、そのナビキャラクタYMが変化する予告として機能し、変化予告表示に相当する。また、襖の色が緑なら山の背景に変化するといった背景自体の予告としても機能してよい。さらに、背景変化予告は、複数種類用意されていてもよい。
図80(お8)では、襖が開き、保留枠UI、保留アイコンh11,h12、変動アイコンh0、ナビキャラクタYMが見え始め、同図(お9)では、完全に襖が開き、襖画像は消えている。背景変化予告によって、装飾図柄表示装置208の背景は、夜の背景に変化している。また、背景変化後のナビキャラクタYMは、変化した背景に依存するキャラクタに変化している。ここでは、殿様のキャラクタから、ロボットのキャラクタに変化している。なお、この例では、一種類の背景に対して一種類のキャラクタが対応しているが、一種類の背景に対して複数種類のキャラクタが対応していてもよい。
図80(お11)では、リーチ状態に突入している。また、図80(お9−1)から同図(お11)までの間に変動アイコンh0の表示態様が、デフォルトの表示態様から赤色の表示態様に変化している。なお、リーチ状態突入を契機に変動アイコンh0の表示態様が、デフォルトの表示態様から赤色の表示態様に変化してもよい。なお、保留枠UIは表示されているものの、保留アイコンh11、h12は総て消えている。その後、スーパーリーチ演出に発展し、スーパーリーチ演出の背景(ここでは荒野の背景)に変化する。図80(お13)に示す装飾図柄表示装置208には、荒野の背景で、殿様が敗北した場面が表示されている。なお、倒れた殿様に、ロボットのナビキャラクタYMがオーバーラップし、視認困難になっている。
図80(お14)では、ワイプ演出が開始され、ワイプインによって、装飾図柄表示装置208はワイプ表示になっている。図80(お15)に示すように、ここでのワイプ表示では、変動アイコンh0も、ナビキャラクタYMも消え、さらに、第2装飾図柄も、第2保留数表示も消え、左隅には機種タイトルが表示されているのみである。図80(お16)では、ワイプアウトし、背景が夜の背景に戻るとともに、ナビキャラクタYMも見え始めている。
図80(お17)では、ワイプ演出が終了し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの組合せである「装飾7」−「装飾6」−「装飾7」が揺れ表示されている。また、保留枠UIも表示され、赤色の表示態様の変動アイコンh0も、保留アイコンh11,h12も表示が再開されている。
図80(お18)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの組合せである「装飾7」−「装飾6」−「装飾7」が停止表示されている。
その後、第1保留が消化され、ハズレの図柄が停止表示された後、図80(お20−1)に示すように、次の図柄変動表示が開始される。装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が開始されており、先読み対象保留の図柄変動が終了したが、背景は夜の背景のままである。
図80(お21)では、背景変化予告が再び開始され、左右から襖の画像が出現し、襖が閉じられるアニメーションによって、ここでも表示画面全体が襖の画像になる(図80(お22)参照)。図80(お23)では、襖が開き、保留枠UI、保留アイコンh11,h12、変動アイコンh0、ナビキャラクタYMが見え始め、同図(お24)では、完全に襖が開き、襖画像は消えている。図80(お24)に示すように、装飾図柄表示装置208の背景は、海の背景に戻っており、ナビキャラクタYMも、殿様のキャラクタに戻っている。
また、図80(お9−1)に代えて同図(お9−2)では、ロボットのナビキャラクタYMの表示態様が、デフォルトとは異なる表示態様に変化している。背景依存するキャラクタの表示態様(例えば、色、形状、大きさ等)も、大当りの信頼度に応じて変化してもよい。あるいは、元々変化していてもよい。
なお、先読み予告の背景によらず、演出背景に依存してナビキャラクタYMが変化してもよい。例えば、海岸背景、城下町背景、城内背景が順番に出現する場合に、それぞれの背景に依存するナビキャラクタYMに変化していてもよい。なお、複数種類の背景は、出現順番がランダムであってもよい。また、遊技者によって演出モードを変化させる場合も背景変化に依存してナビキャラクタYMが変化してもよい。また、演出背景に依存するナビキャラクタと異なるナビキャラクタが表示される場合があってもよい。例えば、演出背景AにおいてナビキャラクタAが表示され、演出背景BにおいてナビキャラクタBが表示される場合、演出背景AにおいてナビキャラクタBが表示される場合があってもよい。ここで、演出背景と一致しないナビキャラクタが表示された場合は、演出背景と一致するナビキャラクタが表示された場合よりも保留アイコンおよび/または変動アイコンの昇格演出が行われやすいように構成されていてもよいし、ナビキャラクタが変化した図柄変動および/または保留内の大当りの期待度が高い(または、大当り確定(大当り濃厚であってもよい))ように構成されていてもよいし、演出背景と一致しないナビキャラクタが登場する予告および/またはスーパーリーチ演出の発生頻度が高い(または、必ず発生する)ように構成されていてもよい。
あるいは逆に、背景変化が行われてもナビキャラクタYMの種類が変化しない場合があってもよいし、絶対に変化しなくてもよい。
図81は、演出アイコン表示領域DISに複数のナビキャラクタYMが出現する演出の一例を示す図である。
図81(か1)には、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMが初期姿勢で表示されている。また、第1装飾図柄は高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。さらに、デフォルトの第1保留アイコンh11が表示されている。
図81(か2−1)には、ナビキャラクタYMに、仲間を呼ぶ台詞の吹き出しが追加表示されている。この吹き出しの表示は、現在表示されている殿様のナビキャラクタYMが行う、他のキャラクタ(爺又は姫)が表示されることの予告に相当する。図81(か3−1)に示す演出アイコン表示領域DISには、殿様のナビキャラクタYMの他に、姫のナビキャラクタYM1の表示が追加され、姫を呼ぶのに成功してる。姫のキャラクタの登場は、アニメーション表示であってもよいし、瞬間的に登場する態様であってもよい。アニメーション表示の場合には、煙画像による当初はキャラクタが見えないアニメーションであってもよいし、画面の右端から歩いて登場するアニメーションであってもよい。この姫のナビキャラクタYM1もデフォルトの表示態様である。
図81(か4)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。ともにデフォルトの表示態様である、殿様のナビキャラクタYMと、姫のナビキャラクタYM1は、初期姿勢で表示されている。図81(か5)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。次の図柄変動表示が開始されても、二人のナビキャラクタYM,YM1は表示されたままである。このように、複数のナビキャラクタの表示は、複数変動に跨ってもよい。ただし、ナビキャラクタYM1が登場した図柄変動表示で、登場したナビキャラクタYM1は消えてしまってもよい。この場合であっても、先に表示されていたナビキャラクタ(ここでは殿様のナビキャラクタYM)は、複数変動に跨って表示される。
図81(か5)では、今度は、二人のナビキャラクタYM,YM1に、爺を呼ぶ台詞の吹き出しが追加表示され、同図(か6−1)に示す演出アイコン表示領域DISには、二人のナビキャラクタYM,YM1の他に、爺のナビキャラクタYM2の表示が追加され、爺を呼ぶのに成功してる。すなわち、これで三人全員が揃ったことになる。この演出では、ナビキャラクタが一人でも多く集まる方が、変動アイコンh0が変化する確率が高くなったり、プレミア若しくはプレミアに近い色に変化させる確率が高くなったり、当該変動で大当りする期待度が高くなったり、次変動以降で大当りする期待度が高くなったりしてもよい。また、三人全員が揃った場合は、プレミアの虹色が確定したり、大当りが確定したりしてもよい。図81(か7−1)では、三人全員が揃った状態で、第1装飾図柄がリーチ状態になり、左図柄、右図柄ともに「装飾7」が揺れ表示(仮停止)されている。
また、図81(か2−1)に代えて、同図(か2−2−1)では、ナビキャラクタYM自身以外の予告が行われている。すなわち図81(か2−1)では、ナビキャラクタYMの台詞が予告になっていたが、この例では、演出アイコン表示領域DISにルーレット表示アイコンRIが追加表示され、ルーレット予告が開始されている。ここでのルーレット予告は、他のナビキャラクタの出現予告専用であってもよいし、他の予告(保留変化予告等)も行うものであってもよい。図81(か2−2)では、ルーレット表示アイコンRIに姫の文字が表示されている。この後、姫のナビキャラクタYM1が登場する場合もあるが、何のナビキャラクタも登場しない場合(いわゆる失敗の場合)があってもよいし、異なるナビキャラクタ(例えば、爺のナビキャラクタYM2)が登場する場合があってもよい。なお、ルーレット表示アイコンRIは、すでに登場しているキャラクタの文字が表示されないように構成されているが、すでに登場しているキャラクタの文字が登場するように構成されていてもよい。その場合、ルーレット表示アイコンRIに文字が表示された数に応じて同じキャラクタが複数表示されてもよく(例えば、ルーレット表示アイコンRIに姫の文字が3回停止表示されたら、姫のナビキャラが3人表示される等)、ルーレット表示アイコンRIに文字が表示された数に応じてすでに登場しているキャラクタの昇格演出が行われてもよい(例えば、ルーレット表示アイコンRIに姫の文字が3回停止表示されたら、1回目で姫が登場し、2回目で姫の着物が赤色に変化し、3回目で姫の着物が金色に変化する等)。
また、図81(か3−1)に代えて、同図(か3−2)に示すように、何のナビキャラクタも登場せず失敗する場合もある。
また、図81(か3−1)に代えて、同図(か3−3)では、姫のナビキャラクタYM1ではなく、爺のナビキャラクタYM2が登場している。このように、登場する順番は決まっておらず、隣に表示されるナビキャラクタによって、異なるアニメーションが行われてもよい。例えば、図81(か3−1)では、殿様のナビキャラクタYMは、姫のナビキャラクタYM1が来ると思っていたのに、爺のナビキャラクタYM2が来て、ビックリしているアニメーションが表示されており、姫より先に爺が来るのはプレミア演出であってもよい。またキャラクタの登場する順番によって、変動アイコンh0が変化する確率が変わったり、プレミア若しくはプレミアに近い色に変化させる確率が変わったり、当該変動で大当りする期待度が変わったり、次変動以降で大当りする期待度が変わったり、あるいは、まったくこれらに影響しなくてもよい。
また、図81(か3−1)に代えて、同図(か3−4−1)に示すように、キャラクタによって表示位置が予め定まっていてもよい。すなわち、図81(か3−4−1)に示す演出アイコン表示領域DISでは、左端に殿様のナビキャラクタYMが表示され、一人分あけて、姫のナビキャラクタYM1が表示されている。そして、図81(か3−4−3)に示す演出アイコン表示領域DISでは、一人分あけてあった位置に、爺のナビキャラクタYM2が表示されている。このように、表示位置の順番(殿様、爺、姫)が定まっている場合であっても、その順番が崩れる場合(殿、姫、爺)があってもよく、この場合には、プレミア演出(大当り確定演出)であったり、大当り濃厚であってもよい。
また、図81(か3−1)に代えて、同図(か3−5−1)に示すように、ナビキャラクタが増えた場合、増えたことを文字表示で報知(ここでは「姫ストック」)してもよいし、あるいはスピーカから音声で報知してもよいし、ランプの点滅等によって報知してもよい。また、図81(か3−5−3)では、全員集合したことを文字表示で報知している。なお、全員集合に成功した場合に、いつもは「全員集合」の文字表示であるのに対して、異なる文字表示(例えば、「激アツだ」あるいは「全員集合リーチだ」等)が表示された場合は、プレミア演出(大当り確定演出)であったり、大当り濃厚であってもよく、あるいは、特定のリーチ態様が必ず開始されるようにしてもよい。また、ここでも、文字表示の報知とともに、あるいは文字表示の報知に代えて、スピーカから音声で報知してもよいし、ランプの点滅等によって報知してもよい。
また、図81(か6−1)に代えて、同図(か6−2)に示すように、殿様、姫、爺以外のキャラクタ(ここでは、サボテンを模した埴輪のキャラクタYM3)が増えた場合、プレミア演出(大当り確定演出)であったり、大当り濃厚であってもよい。
なお、「姫」を指定して呼んだにも関わらず、「爺」が表示された場合は、プレミア演出(大当り確定演出)であったり、大当り濃厚であってもよく、「姫」を呼んでいるのに「爺」が表示される頻度の方が多ければ、呼んだとおりのキャラクタ(「姫」)がでると、大当り濃厚(または大当り確定)であってもよい。また、他のナビキャラクタを呼ぶナビキャラクタ(この例では、殿様)の表示態様によって、他のナビキャラクタが登場(ストック)しやすかったり、あるいは登場(ストック)しにくい場合があってもよい。また、他のナビキャラクタを呼ぶナビキャラクタの種類によって他のナビキャラクタが登場(ストック)しやすかったり、あるいは登場(ストック)しにくい場合があってもよい。例えば、殿様のナビキャラクタよりも、姫のナビキャラクタが呼んだ方が、他のナビキャラクタが登場(ストック)しやすくてもよい。また、登場(ストック)するキャラクタは、異なる種類のキャラクタに限らず、同じ種類のナビキャラクタであってもよい。例えば、殿様のナビキャラクタYMが複数表示される場合があってもよいし、殿様×3と表記される場合があってもよい。また、同じ種類のナビキャラクタであっても、表示態様(色、形、ポーズ、大きさ)が異なっていてもよい。さらに、キャラクタによって、表示された後に行われる演出が異なってもよい。例えば、演出アイコン表示領域DISからキャラクタが放出される演出が行われる場合には、殿様を放出すると疑似連演出開始、姫を放出すると保留が昇格、爺を放出するとタイマ予告開始であってもよい。また、複数のキャラクタを放出してもよい。さらに、複数のキャラクタを同時に放出すると、単体の放出と異なる演出を行ってもよい。例えば、殿様と姫を同時に放出すると、殿様単体よりも熱い疑似連演出が開始されてもよい。
図82は、図81に示す変形例等を示す図である。
図82(き1)には、デフォルトの表示態様の殿様のナビキャラクタYMが初期姿勢で表示されており、その右隣には、デフォルトの表示態様の姫のナビキャラクタYM1が初期姿勢で表示されている。また、姫のナビキャラクタYM1の右横には、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が表示されている。また、第1装飾図柄は高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。さらに、デフォルトの第1保留アイコンh11が表示されている。
図82(き2−1)では、宝箱のアイコンI1が開き、中から、煙画像が出現し、殿様のナビキャラクタYMと姫のナビキャラクタYM1のうち、姫のナビキャラクタYM1のみが、その煙画像に包まれている。すなわち、殿様のナビキャラクタYMには煙画像は及んでいない。図82(き4)では、煙画像が消失し、姫のナビキャラクタYM1は、赤色の着物を着た表示態様に変化している。図82(き5)では、宝箱のアイコンI1が消えている。
図82(き2−1)に代えて同図(き2−2−1)では、殿様のナビキャラクタYMのポーズが変化し、扇子を持った手を上げている。図82(き2−2−2)では、殿様のナビキャラクタYMが煙画像を出現させ、姫のナビキャラクタYM1のみが、その煙画像に包まれている。図82(き2−2−3)では、煙画像が消失し、姫のナビキャラクタYM1は、赤色の着物を着た表示態様に変化している。また、殿様のナビキャラクタYMは初期姿勢に戻っている。
図82(き3−1)に代えて同図(き3−2−1)では、宝箱のアイコンI1の中から出現した煙画像が、殿様のナビキャラクタYMと姫のナビキャラクタYM1の両方のナビキャラクタを包んでいる。そして、図82(き3−2−2)では、煙画像が消失し、殿様のナビキャラクタYMも姫のナビキャラクタYM1も、赤色の着物を着た表示態様に変化している。すなわち、二人とも表示態様が変化している。ここでは、二人とも同じ色に変化しているが、異なる色に変化してもよい。例えば、片方が赤色で、もう一方が金色に変化してもよい。あるいは、煙画像に二人とも包まれるものの、一方のみ変化し、他方は、デフォルトのままであってもよい。
なお、ナビキャラクタが複数表示される場合に、一方のナビキャラクタ(例えば、姫)が昇格可能で、他方のナビキャラクタ(例えば、吉宗)が昇格不可であってもよい。また、両方のナビキャラクタが昇格可能であってもよい。その場合、或る一方のキャラクタ(例えば、姫)が変化した方が、他方のキャラクタ(例えば、吉宗)が変化した場合よりも熱くてもよく、大当りの期待度は同じであってもよい。また、両方のキャラクタが変化した方が、片方のキャラクタが変化した場合よりも熱くてもよい。また、変化態様によって片方のキャラクタが変化した方が両方のキャラクタが変化したよりも熱くてもよい。例えば、デフォルトの表示態様の殿様のナビキャラクタYMおよび虹色の着物を着た表示態様の姫のナビキャラクタYM1の組合せと、赤色の着物を着た表示態様の殿様のナビキャラクタYMおよび同じく赤色の着物を着た表示態様の姫のナビキャラクタYM1の組合せとでは、前者の組合せの方が後者の組合せよりも大当りしやすくてもよい。また、両方のキャラクタが必ず変化する様にしてもよい。その場合、同じ色に変化するように構成されていてもよいし、異なる色に変化する様に構成されていてもよい。また、変化するキャラクタによって、変化後のキャラクタが持つ意味が変わってもよい。例えば、赤色の着物を着た表示態様の殿様のナビキャラクタYMであれば、当該変動が熱く、赤色の着物を着た表示態様の姫のナビキャラクタYM1であれば、スーパーリーチに発展しやすくてもよい。また、虹色の着物を着た表示態様の殿様のナビキャラクタYMであれば、大当り確定であり、虹色の着物を着た表示態様の姫のナビキャラクタYMであれば、確変付き大当り確定(有利な大当り確定)であってもよい。
なお、本例は、常時表示されているナビキャラクタが1つで、そのナビキャラクタによって新たに別のナビキャラクタが呼び出される場合や、ナビキャラクタが常時複数表示されている場合、ナビキャラクタYMが表示されない期間があり特定タイミングで1または複数のナビキャラクタが表示される場合にも本実施例が適用可能である。
図82(く1−1)〜同図(く7)は、ナビキャラクタYMにボタン演出を絡めた演出例を示す。
図82(く1−1)には、デフォルトの表示態様の殿様のナビキャラクタYMが初期姿勢で表示されている。また、第1装飾図柄は高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。さらに、デフォルトの第1保留アイコンh11が表示されている。
図82(く2−1)に示すナビキャラクタYMに、ボタン表示アイコン136Dが追加される。ボタン表示アイコン136Dは吹き出しの表示態様であり、ナビキャラクタYM自身による予告に相当する。ボタン表示アイコン136Dには、チャンスボタン136の操作有効期間の残期間を表す残期間メータMTも表示されている。図82(く3)では、操作有効期間が開始され、同図(く4)では、残期間メータが少し減少している。図82(く5)では、チャンスボタン136が操作され、同図(く6)では、チャンスボタン136の操作を受けて、ナビキャラクタYMの変化アニメーションが開始され、エフェクト画像によって殿様のキャラクタが視認困難になっている。図82(く7)では、赤色の着物を着た表示態様の殿様のナビキャラクタに変化している。
図82(く1−2−1)にも、デフォルトの表示態様の殿様のナビキャラクタYMが初期姿勢で表示されているが、ここでは、ボタン表示アイコン136Dは表示されていない。すなわち、裏ボタン演出が行われており、図82(く1−2−2)で、チャンスボタン136が操作されると、同図(く1−2−3)では、チャンスボタン136の操作を受けて、ナビキャラクタYMの変化アニメーションが開始されている。このように、裏ボタン演出によってナビキャラクタの表示態様が変化してもよい。
なお、裏ボタン演出と、他のボタン演出(ボタン表示あり)と重なったときは両方変化してもよく、裏ボタン演出を優先してもよく、もう一つのボタン演出を優先させてもよい。また、裏ボタン重複時も同様であってもよい。
また、先読みボタン予告と、当該変動のボタン予告(通常予告)とが重なった場合には、先読みボタン予告を優先させてもよいし、あるいは、当該変動のボタン予告を優先させてもよい。
また、図82(く2−1)に代えて同図(く2−2)では、ナビキャラクタYMに、ボタン表示アイコン136Dが追加されるのではなく、ナビキャラクタYMから離れた位置であって、演出アイコン表示領域DIS外でもあり、保留枠UIの外でもある位置に、ボタン画像136aと残期間メータMTが表示されている。ここでの、ボタン画像136aと残期間メータMTの表示は、ナビキャラクタYM自身による予告とは異なる予告であり、この異なる予告によっても、ナビキャラクタYMの表示態様が変化してもよい。なお、ボタン画像136aと残期間メータMTの表示は、常時表示されていてもよく、有効期間が開始される前に表示されてもよい。
図83は、ナビキャラクタYMにボタン保留アイコンの演出を絡めた演出例を示す。
図83(く−3−1)には、デフォルトの表示態様の殿様のナビキャラクタYMが初期姿勢で表示されている。また、第1装飾図柄は高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。さらに、第1保留アイコンh11が表示されている。図83(く−3−1)に示す第1保留アイコンh11は、ボタン保留アイコンであり、白色の丸表示の上にボタン画像136aが表示されている。なお、残期間メータMTは表示されていないが、表示されてもよい。ここでのチャンスボタン136の操作有効期間は、当該変動の期間内である。図83(く1−3−2a)で、チャンスボタン136が操作されると、同図(く1−3−3a)に示すように、エフェクトの煙画像が出現し、その煙画像によって、ナビキャラクタYMの一部又は全部が隠され、煙画像が出現する前よりも明らかに視認困難になる。ここで、第1保留アイコンh11の上に表示されていたボタン画像136aが消去されており、第1保留アイコンh11は何の変化(例えば、表示態様の変化)も生じない。すなわち、ボタン保留アイコンの表示中にチャンスボタン136が表示された場合に、第1保留アイコンh11の表示態様を変化せず、ナビキャラクタYMを変化させる、ボタン保留アイコンによる変化演出に成功したパターンである。なお、操作有効期間外にチャンスボタン136を操作した場合は、ナビキャラクタおよび/またはボタン保留アイコン自体が変化しないように構成されている。ただし、図83(く1−3−3a)に示す状態を経由して、後述する同図(く1−3−4)に移行する場合もあり得る。
また、図83(く1−3−2a)で、チャンスボタン136が操作された場合、同図(く1−3−3b1)に示すように、ボタン保留アイコンについて、ボタン画像136aが消えるとともに、第1保留アイコンh11にエフェクト画像がかかり、変化アニメーションが開始される場合がある。この場合、図83(く1−3−3b2)に示すように、第1保留アイコンh11の表示態様が白色の丸表示から青色の丸表示の表示態様に変化することがある。なお、白色の丸表示の表示態様のままである場合(結局、失敗したパターン)もあり得る。また、図83(く1−3−2a)で、チャンスボタン136が操作された場合、同図(く1−3−3b1)を経由しないで、この図83(く1−3−3b2)に示すように、ボタン保留アイコンであったアイコンが、変化アニメーションを伴わず、青色の丸表示の表示態様に変化することもある。
あるいは、図83(く1−3−3b1)から、同図(く1−3−4)に示すように、第1保留アイコンh11の表示態様が白色の丸表示のまま変化しないものの、ナビキャラクタYMが、赤色の着物を着た表示態様に変化する場合もある。ここでの、ナビキャラクタYMの表示態様の変化は、図83(く1−3−3b1)を経由した場合は変化アニメーションではなく、瞬間的に表示態様が切り替わり、同図(く1−3−3a)を経由した場合は煙画像のエフェクトによる変化アニメーションが実行された後に表示される。ただし、図83(く1−3−3b1)を経由した場合に煙画像等のエフェクト画像を伴う変化アニメーションが実行されてもよい。なお、チャンスボタン136が操作された直後に変化する場合と、少し遅れて変化する場合があってもよい。また、図83(く1−3−2a)で、チャンスボタン136が操作された場合、同図(く1−3−3b1)を経由しないで、図83(く1−3−4)に示すように、ナビキャラクタYMの表示態様が変化する場合もある。
また、ボタン保留アイコンが表示されていても、チャンスボタンを操作せず(図83(く1−3−2b1))、次変動が開始されてしまった場合(第1装飾図柄の変動はまだ開始されていないが第2装飾図柄の変動は開始されている場合)には、同図(く1−3−2b2)に示すように、変動アイコンh0がボタン保留アイコンになる場合がある。この場合、次変動にボタン演出が持ち越されたことになり、操作有効期間内にチャンスボタン136を操作すると、図83(く1−3−2b3')に示すように、ボタン画像136aが消えるとともに、ボタン画像136aが表示されていた白色の丸表示が、青色の丸表示の表示態様に変化することがある(成功パターン)。なお、変化に際しては、煙画像等のエフェクト画像を伴う変化アニメーションが実行されてもよい。また、ナビキャラクタYMの表示態様は変化していないが、変化する場合があってもよい。一方、チャンスボタン136を操作しても、変動アイコンh0について、ボタン画像136aは消えるももの、ボタン画像136aが表示されていた白色の丸表示には何の変化(例えば、表示態様の変化)も生じない場合もある。すなわち、ボタン保留アイコンからの変化演出に失敗したパターンである。なお、ナビキャラクタYMの表示態様も変化していないが、ナビキャラクタYMの表示態様は変化する場合があってもよい。なお、ボタン保留アイコンが表示されていてもチャンスボタンを操作せず、次変動が開始されてしまった場合には、ボタン保留アイコンが変化しないように構成されていてもよく、ボタン保留アイコンがチャンスボタンを操作しなくとも次変動が開始された後に自動的に変化されるように構成されていてもよい。
また、ボタン保留アイコンが表示されていても、チャンスボタンを操作せず(図83(く1−3−2b1))、次変動が開始されてしまった場合には、同図(く1−3−2b2')に示すように、変動アイコンh0にエフェクト画像がかかり、変化アニメーションが開始される場合がある。この場合、先の図83(く1−3−2b3')に移行する場合もあれば、図83(く1−3−2b3)に移行する場合もある。
なお、図83(く−3−1)に示すナビキャラクタYMは、デフォルトの表示態様であったが、昇格した表示態様のナビキャラクタYMであっても同じである。すなわち、図83(く1−3−4)では2回目の昇格が行われることになる。また、保留アイコンが複数ある場合には、ボタン保留アイコン以外のアイコンを変化させてもよい。また、すでに変化している保留アイコンを、ボタン保留アイコンが表示されていることによるボタンの操作で変化させてもよい。
また、保留アイコンが8個表示される場合には、例えば、N個貯まると保留アイコンが一部又は全てボタン保留アイコンに変化し、そのボタン操作に応じて保留アイコンや変動アイコン、ナビキャラクタYMが変化するように構成されていてもよい。これは、保留アイコンが4個しか表示されない場合にも、適用可能である。
図84は、ナビキャラクタYMが表示されない期間がある例を示す図である。
図84(け1)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。さらに、特図1の保留は2つ貯まっており、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。2つの保留アイコンh11,h12ともデフォルトの表示態様である。図84(け1)に示す装飾図柄表示装置208には、ナビキャラクタYMが表示されていない。
図84(け2)では、特図1の保留が増加し、第3保留アイコンh13が追加表示されている。この第3保留アイコンh13もデフォルトの表示態様である。
図84(け3)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。この停止表示中も、装飾図柄表示装置208には、ナビキャラクタYMが表示されていない。
図84(け4)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が開始されている。また、この図柄変動表示の開始に応じて第2保留アイコンh11の表示態様が青色の表示態様に変化している。なお、図柄変動表示が開始されても、装飾図柄表示装置208には、ナビキャラクタYMが表示されていない。
図84(け5−1)に示す演出アイコン表示領域DISには、煙画像が表示され、同図(け6−1)では、煙画像が消失し、演出アイコン表示領域DISに殿様のナビキャラクタYMが表示されている。図84(け6−1)に示す殿様のナビキャラクタYMはデフォルトの表示態様である。ここで、ナビキャラクタYMは、先読み対象保留に対応する予告(先読み予告および/または当該変動の予告)である。
なお、ナビキャラクタYMの登場は、先読み対象保留の入賞時(図84(け2)のタイミング)で開始されてもよい。この例では、入賞した変動の次の変動中に開始されるが、次の変動に限らず、先読み対象保留の変動が終わるまでに開始されればよい。また、ナビキャラクタYMは、先読み対象保留があったら必ず表示されるようにしてもよいし、演出抽選に当選した場合に限って表示されるようにしてもよい。
図84(け7)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。ここで停止表示した図柄変動表示中に表示が開始されたデフォルトの表示態様のナビキャラクタYMは初期姿勢で表示されたままである。
次いで、次の図柄変動表示が開始され、図84(け9−1)に示す演出アイコン表示領域DISには、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMの横に、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が表示されている。ナビキャラクタYMは、図75(あ4−1)に示す変化アニメーションと同じ変化アニメーションによって、表示態様が赤い着物を着た表示態様に変化している(図84(け11))。なお、変化アニメーションは実行されても、ナビキャラクタYMの表示態様はデフォルトの表示態様のままである場合があってもよい。また、宝箱のアイコンI1が出現せず、ナビキャラクタYMの表示態様が変化してもよい。すなわち、変化予告表示が行われない場合があってもよい。
図84(け13)では、先読み対象保留の変動が開始されており、青色の表示態様の変動アイコンh0が表示されている。また、赤い着物を着た表示態様のナビキャラクタYMは、この変動中も表示されている。したがって、ナビキャラクタYMは最初表示されていなかったが、表示された後は、複数変動に跨って常時表示されている。
なお、現在行われている、先読み対象保留の変動が終了すると、ナビキャラクタYMは消えてもよい。この場合、ナビキャラクタYMは、先読み対象保留の装飾図柄の変動における、3つの図柄か仮停止(揺れ表示)してから図柄停止するまでの間に消えてもよいし、1または2つの装飾図柄が仮停止(第一停止又は第二停止)したら消えてもよい。
また、ナビキャラクタYMは、図84(け7)の停止表示のタイミングで消え、変動を跨いで表示されなくてもよい。
また、図84(け5−1)に代えて、同図(け5−2)に示すように、ナビキャラクタYMが表示される場所は、演出アイコン表示領域DISだけとは限らず、保留アイコン表示領域HISに表示されてもよい。また、ナビキャラクタYMが表示される場所は、複数あってもよく、変動アイコン表示領域CISにも表示される場合があってもよい。さらに、ナビキャラクタYMは、表示される位置によって異なる演出を実行してもよい。例えば、保留アイコン表示領域HISに表示された場合には保留アイコンを変化させ、変動アイコン表示領域CISに表示された場合には変動アイコンを変化させてもよい。また、表示位置によって、変動アイコンを変化させる確率が異なってもよく、引いては、大当りの信頼度が異なってくることになってもよい。なお、ナビキャラクタYMが表示される場所は必ず一の表示領域(例えば、演出アイコン表示領域DIS、保留アイコン表示領域HIS、変動アイコン表示領域CISなど)のみであってもよい。
また、図84(け5−1)に代えて、同図(け5−3)に示すように、ナビキャラクタYMは、保留アイコン表示領域HIS内(左ベースアイコンbIl内)で移動可能であって、保留アイコンが表示されている場合には、保留アイコンの前側を移動してもよい。すなわち、保留アイコンに前側から重なるように表示される。
一方、図84(け5−1)に代えて、同図(け5−4)に示すように、ナビキャラクタYMは、保留アイコンの後ろ側を移動してもよい。すなわち、今度は、保留アイコンが、ナビキャラクタYMに前側から重なるように表示される。
なお、ナビキャラクタは、複数の表示領域(例えば、演出アイコン表示領域DIS、保留アイコン表示領域HIS、変動アイコン表示領域CISなど)を移動するアニメーションをおこなってもよい。
図85は、ナビキャラクタYMが表示されない他の期間がある例を示す図である。
図85(け6−2−1)に示す装飾図柄表示装置208には、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMが表示されている。また、第1装飾図柄は高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。さらに、特図1の保留は2つ貯まっており、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。2つの保留アイコンh11,h12ともデフォルトの表示態様である。
その後、保留消化が続き、図85(け6−2−3a)に示す装飾図柄表示装置208では、保留がない状態で、ハズレの装飾図柄の組合せが揺れ表示されている。デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMは表示されている。そして、図85(け6−2−4)に示す装飾図柄表示装置208では、保留がない状態で、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMは依然として表示されている。
図85(け6−2−6)では、保留がない状態で、第1特図始動口230に入賞があり、図柄変動表示が開始され、第1装飾図柄はまだ変動を開始していないが、第2装飾図柄は変動を開始している。この時点では、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMは表示されている。
図85(け6−2−7)に示す装飾図柄表示装置208では、既に消化されている保留(開始された図柄変動表示の保留)を表す保留アイコンの増加アニメーションが表示されている。図85(け6−2−7)に示すナビキャラクタYMは、薄く表示されており、ナビキャラクタYMの消去アニメーションが開始されている。図85(け6−2−8)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄は未だ変動を開始せず、保留増加アニメーションによって増加した保留アイコンh11が、第1ステージhs1に表示されている。この段階で、ナビキャラクタYMは完全に消えている。なお実際は、図85(け6−2−6)〜同図(け6−2−8)は一瞬の間の出来事であるが、ナビキャラクタYMの消去アニメーションが行われてもよい。
装飾図柄表示装置208の表示にはタイムラグがあるものの、保留がない状態からの図柄変動表示の開始でナビキャラクタYMは消えている。ここでの消えるタイミングは、第1装飾図柄の変動表示の開始より前であってもよいし、第1装飾図柄の変動表示の開始と同時であってもよいし、第1装飾図柄の変動表示の開始より後であってもよい。また、保留増加アニメーションが行われる場合には、保留増加アニメーションの開始前であってもよいし、保留増加アニメーションの開始と同時であってもよいし、保留増加アニメーションの開始より後であってもよい。
また、図85(け6−2−3a)に代えて、同図(け6−2−3b1)に示すように、リーチ状態に突入する場合もあり、ナビキャラクタYMの表示態様は、リーチ状態中には変化しないように構成されていてもよいし、あるいは反対に、リーチ状態中に変化する場合があってもよい。また、変動アイコンの表示態様も、ナビキャラクタYMによって、リーチ状態中には変化しないように構成されていてもよいし、あるいは反対に、リーチ状態中に変化する場合があってもよい。
図85(け6−2−3b2)では、スーパーリーチ演出に発展し、同図(け6−2−3b3)では、殿様と敵役の剣豪が対峙している決闘シーンが表示されている。この図85(け6−2−3b3)でも、ナビキャラクタYMはデフォルトの表示態様のまま表示されている。
なお、ナビキャラクタYMは、スーパーリーチに発展した場合は、表示態様が昇格してもよく、反対に、スーパーリーチに発展せず、ノーマルリーチの場合には、表示態様が昇格しないように構成されていてもよい。あるいは反対に、ノーマルリーチであっても、ナビキャラクタYMは、表示態様が昇格する場合があってもよい。例えば、次変動以降の先読み予告として昇格する場合があってもよい。また、ノーマルリーチ時に中図柄に「ナビキャラ昇格」図柄が停止した場合は、表示態様が昇格する。さらに、当該変動の予告(通常予告)として表示態様が昇格する場合があってもよい。
その後、図85(け6−2−3b4)では、図76(あ14−2−4)〜同図(あ14−2−6)を用いて説明したワイプ演出等が実行され、図85(け6−2−3b5)に示す装飾図柄表示装置208には、ハズレの組合せである「装飾7」−「装飾6」−「装飾7」が揺れ表示されている。また、ナビキャラクタYMの表示態様は、デフォルトの表示態様のままである。そして、図85(け6−2−3b6)に示す装飾図柄表示装置208では、ハズレの組合せである「装飾7」−「装飾6」−「装飾7」が停止表示され、ナビキャラクタYMもデフォルトの表示態様のまま表示されている。
図85(け6−2−1)〜(け6−2−8)、(け6−2−3b1)〜(け6−2−3b6)をまとめると、先読み対象保留の図柄変動が終了し、保留が0になった場合であっても先読み対象保留に対応する予告(先読み予告および/または当該変動の予告)として表示されたナビキャラクタは非表示とならず、次の変動が開始された際に消去されている。なお、ナビキャラクタは、先読み対象保留の図柄変動が終了する前(例えば、装飾図柄が1または複数仮停止表示となる前、仮停止となったと同時、または仮停止となった後や、装飾図柄が全て(本例では左図柄、中図柄、右図柄の3つ)が仮停止表示となる前、仮停止となったと同時、仮停止となった後、図柄(特図)が停止表示となる前など)に消去されてもよいし、先読み対象保留の図柄変動が終了した後(図柄(特図)が停止表示となったと同時、または停止表示となった後)に消去されてもよい。
図86は、保留アイコンが最大8個表示される例を示すである。
図86に示す装飾図柄表示装置208の保留枠UIでは、左端に変動アイコン表示領域CISが設けられ、台座hs0が配置されている。また、右端に演出アイコン表示領域DISが設けられている。保留アイコン表示領域HISは、変動アイコン表示領域CISと演出アイコン表示領域DISの間に位置しており、ベースアイコンbImが延在している。このベースアイコンbImに8つのステージが配置され、各ステージに保留アイコンが表示される。図86(こa1)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄は高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。また、第2保留数表示には、特図1の保留数が「3」、特図2の保留数が「2」であることが表示されており、保留アイコンは全部で5個表示されている。これら5個の保留アイコンはいずれも、デフォルトの表示態様である。
図86に示す保留枠UIでは、保留が5個のときは、6個目の保留に対応するステージが1〜5個目のステージと同じ表示態様(例えば、白色)で表示され、7個目、8個目のステージhs7,hs8は異なる表示態様(例えば、灰色)で表示されている。また、保留が3つ貯まるまでは、4個目のステージまで白色で、5個目以降のステージは灰色であり、保留が4つ貯まると、5個目のステージまで白色で、6個目以降のステージは灰色になる。このように、保留数に応じてステージの表示態様が変化するが、保留数に関係なくステージは、常時同じ表示態様であってもよい。
また、図86(こa1)に示す装飾図柄表示装置208には、ナビキャラクタYMが表示されていない。
図86(こa2)では、特図2の保留が1つ増加し、同図(こa3)では保留増加アニメーションが行われ、同図(こa4)に示す装飾図柄表示装置208では、保留アイコンが6個表示されている。なお、追加された6個目の保留アイコンh6も、デフォルトの表示態様である。また、7個目のステージhs7は白色に変化し、灰色のステージは8個目のステージhs8のみになる。
図86(こa5)に示す装飾図柄表示装置208には、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMが出現し、「あと2個で満タン」という吹き出しが付加されている。ナビキャラクタYMは、保留がN個以上(この例では6個以上)になると出現する。
図86(こa6)では、特図1の保留が1つ増加し、同図(こa7)に示す装飾図柄表示装置208では、保留アイコンが7個表示され、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMに「あと1個で満タン」という吹き出しが付加されている。なお、追加された7個目の保留アイコンh7も、デフォルトの表示態様である。また、最後の8個目のステージhs8も白色に変化し、灰色のステージは消滅している。
図86(こa8)では、特図2の保留が1つ増加し、同図(こa9)に示す装飾図柄表示装置208では、保留アイコンが8個表示され、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMに「満タン」という吹き出しが付加されている。なお、追加された8個目の保留アイコンh8も、デフォルトの表示態様である。なお、この例では、ナビキャラクタYMは、保留数に関する報知を吹き出しを用いて行っているが、行わなくてもよい。
この例では、保留が8個貯まると(満タンになると)、ナビキャラクタYMが変化する場合がある。図86(こa10)では、ナビキャラクタYMが煙画像に包まれている。この煙画像は、ナビキャラクタYMが変化する予告に相当する。ただし、ナビキャラクタYMが煙画像に包まれても、必ず変化するとは限らず、変化しない場合があってもよい。また、煙画像自体が出現しない場合があってもよいし、煙画像は必ず出現してもよい。あるいは、保留が満タンになると、ナビキャラクタYMが必ず変化してもよい。また、ナビキャラクタYMが煙画像に包まれると、必ず変化するように構成されていてもよい。
図86(こa11)では、ナビキャラクタYMが赤い着物を着た表示態様に変化し、そのナビキャラクタYMには、「保留内が熱いぞ」という吹き出しが付加され、先読み予告が実行されている。なお、吹き出しに表示された予告は、当該変動の予告であってもよい。また、吹き出しに表示された予告によって、保留内の大当りへの期待度を予告してもよい。また、本例では保留が満タンとなった図柄変動でナビキャラクタが変化するが、保留が満タンとなった図柄変動の次変動にてナビキャラクタが変化するように構成されていてもよい。また、ナビキャラクタは図柄変動毎に変化する場合があってもよく、ナビキャラクタが変化することによってその図柄変動の予告を行ってもよい。
なお、ナビキャラクタYMの変化は、色に限らず、表示サイズやポーズや形状であってもよい。また、出現するキャラクタが複数種類あって、キャラクタによって、熱さが違ってもよい。例えば、赤い着物を着た表示態様の殿様のナビキャラクタよりも赤い着物を着た表示態様の姫のナビキャラクタの方が熱かったり、殿様のナビキャラクタよりも番長のナビキャラクタの方が熱くてもよい。
図87は、ナビキャラクタYMに普図の装飾図柄を絡めた演出例を示す。
図87(こb1)では、第1装飾図柄は高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。さらに、特図1の保留を表す、丸印の特図1第1保留アイコンh11が表示されている。なお、特図1第1保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様である。また、図87(こb1)では、ナビキャラクタYMが表示されていないが、演出アイコン表示領域DISにはルーレット表示アイコンRIが表示されている。ここでのルーレット表示アイコンRIは普図の装飾図柄の変動表示を表示するものであり、出目としては、「○」,「×」の他、当該変動の特図の大当り予告としての「激アツ」も含まれている。図87(こb2)では、ルーレット表示アイコンRIに「○」が表示されており、普図抽選に当選したことが報知されている。
図87(こb3)では、演出アイコン表示領域DISに、ナビキャラクタYMが出現する。このナビキャラクタYMはデフォルトの表示態様であり、普図抽選に当選したことを契機に出現している。続く図87(こb4)では、普図抽選に当選したので、電チューが開放し、ナビキャラクタYMは、電チュー開放中であることを報知している。図87(こb5−1)では、電チューが開放中であることにより、特図2始動口232に続けて入賞があり、特図2の保留数が満タンの4つまで増える。図87(こb6−1)では、第2保留数表示には、特図1の保留数が「1」、特図2の保留数が「4」であることが表示されており、特図2の保留を表す、菱形の保留アイコンが4つ表示されている(特図2第1保留アイコンh21〜特図2第4保留アイコンh24)。なお、4つの特図2保留アイコンh21〜h24は、いずれもデフォルトの表示態様である。このパチンコ機100は、特図2優先変動機であり、保留アイコンも特図2の保留アイコンの方が特図1の保留アイコンよりも優先表示され、特図2の保留アイコンが、特図1の保留アイコンの一部に前側から重なるように表示されている。
図87(こb7)では、ナビキャラクタYMによる電チュー開放中の報知が終了し、続く同図(こb8)では、電チューの開放時間が終了したため、ルーレット表示アイコンRI自体が、下方に消えていっている。なお、特図2の保留の図柄変動表示が総て終了するまで、ルーレット表示アイコンRIは表示されていてもよい。図87(こb9)では、ルーレット表示アイコンRIが、完全に消えている。
その後、図87(こb11)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。デフォルトの表示態様であるナビキャラクタYMは初期姿勢で表示されている。図87(こb12)では、特図2第1保留アイコンh21の保留が消化され、図柄変動表示が開始され、同図(こb13)に示す装飾図柄表示装置208では、特図2の変動アイコンとして菱形の変動アイコンが台座hs0に表示されている。
図87(こb14)では、ナビキャラクタYMが煙画像に包まれている。この煙画像は、ナビキャラクタYMが変化する予告に相当する。ただし、ナビキャラクタYMが煙画像に包まれても、必ず変化するとは限らず、変化しない場合があってもよい。また、煙画像自体が出現しない場合があってもよいし、煙画像は必ず出現してもよい。あるいは、保留が満タンになると、ナビキャラクタYMが必ず変化してもよい。また、ナビキャラクタYMが煙画像に包まれると、必ず変化するように構成されていてもよいし、煙画像に包まれても変化しない場合があってもよい。
図87(こb15−1)では、ナビキャラクタYMが赤い着物を着た表示態様に変化し、そのナビキャラクタYMには、「この変動は熱い」という吹き出しが付加され、通常予告が実行されている。また、ナビキャラクタYMの表示態様によっても、通常予告が実行されている。
また、図87(こb15−1)に代えて、図87(こb15−2−1)では、ナビキャラクタYMはデフォルトの表示態様のままであり、変化演出は失敗している。また、ナビキャラクタYMには、「この変動は」という吹き出しが付加されている。
その後、特図2の保留消化が進み、図87(こb15−2−3)に示す装飾図柄表示装置208では、最後の特図2の図柄変動表示が行われている。ここでも、ナビキャラクタYMには、「この変動は」という吹き出しが付加されており、先の図87(こb15−2−1)から継続して、ナビキャラクタYMによる演出が行われている。図87(こb15−2−4)では、ナビキャラクタYMには、「さらばじゃ」という吹き出しが付加されており、ナビキャラクタYMによる演出が終了することが報知されている。図87(こb15−2−5)に示す装飾図柄表示装置208からは、ナビキャラクタYMが消えている。なお、熱いときは、ナビキャラクタYMは消えず、ナビキャラクタYMによる演出がさらに継続してもよいが、反対に、ナビキャラクタYMは必ず消えてもよい。また、図87(こb15−2−1)〜同図(こb15−2−4)の間にスーパーリーチ演出が開始された場合でも、ナビキャラクタYMによる演出は継続し、ナビキャラクタYMは表示され続けてもよいし、あるいは反対に、ナビキャラクタYMによる演出は終了し、ナビキャラクタYMは消えてよい。
なお、図87(こb1)〜同図(こb15−1)、同図(こb15−2−1)〜同図(こb15−2−4)にて説明したナビキャラクタYMは、当該変動の予告のみを行い、先読み予告を行わないが、先読み予告を行う場合があってもよい。
図88は、変化予告表示が待機表示される例を示す図である。
図88(さ1)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。さらに、特図1の保留は2つ貯まっており、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。2つの保留アイコンh11,h12ともデフォルトの表示態様である。図88(さ1)に示す装飾図柄表示装置208には、ナビキャラクタYMが表示されていない。
図88(さ2)では、特図1の保留が増加し、第3保留アイコンh13、第4保留アイコンh14が追加表示されている。この第3保留アイコンh13および第4保留アイコンh14もデフォルトの表示態様である。ここで、本例では、第4保留アイコンh14が表す保留4が先読み対象保留である。
図88(さ3)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。この停止表示中も、装飾図柄表示装置208には、ナビキャラクタYMが表示されていない。
図88(さ4)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が開始されている。なお、図柄変動表示が開始されても、装飾図柄表示装置208には、ナビキャラクタYMが表示されていない。
図88(さ5)に示す演出アイコン表示領域DISでは、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が絨毯のアイコンI2に乗って出現している。変化予告表示の宝箱のアイコンI1は、ナビキャラクタYMの表示態様を変化させる予告表示であるが、この例では、ナビキャラクタYM自体が表示されていない。ただし、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が出現したことによって、いずれはナビキャラクタYMも出現する可能性があることが報知(予告)されていることになる。変化予告表示の宝箱のアイコンI1は、ナビキャラクタYMが出現するまで、待機表示になる。宝箱のアイコンI1の待機表示は、絨毯のアイコンI2に乗ったままでの表示になる。
図88(さ7)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。ナビキャラクタYMは未だ出現せず、変化予告表示の宝箱のアイコンI1は待機表示されたままである。
図88(さ8)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。図柄変動表示が開始されても、ナビキャラクタYMは出現せず、変化予告表示の宝箱のアイコンI1は待機表示されたままである。
図88(さ9−1)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。ナビキャラクタYMは未だ出現せず、変化予告表示の宝箱のアイコンI1は待機表示されたままである。
図88(さ10−1)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。図柄変動表示が開始されても、ナビキャラクタYMは出現せず、変化予告表示の宝箱のアイコンI1は待機表示されたままである。このように、宝箱のアイコンI1は待機表示は、複数変動に跨って行われる場合がある。
図88(さ11−1)に示す演出アイコン表示領域DISには、煙画像が表示され、同図(さ12)では、煙画像が消失し、演出アイコン表示領域DISに殿様のナビキャラクタYMが表示されている。図88(さ12)に示す殿様のナビキャラクタYMはデフォルトの表示態様である。なお、ここでの煙画像は、ナビキャラクタYMが出現する予告に相当する。ただし、煙画像が表示されても、ナビキャラクタYMが必ず出現するとは限らず、出現しない場合があってもよい。また、煙画像自体が表示されない場合があってもよいし、煙画像は必ず表示されてもよい。また、煙画像が表示されると、ナビキャラクタYMが必ず出現するように構成されていてもよい。
なお、ナビキャラクタYMの登場は、先読み対象保留の入賞時(図88(さ2)のタイミング)で開始されてもよい。この例では、入賞した変動の次の変動中に開始されるが、次の変動に限らず、先読み対象保留の変動が終わるまでに開始されればよい。また、ナビキャラクタYMは、先読み対象保留があったら必ず表示される様にしてもよいし、演出抽選に当選した場合に限って表示されるようにしてもよい。なお、本例では変化予告表示の宝箱のアイコンおよびナビキャラクタYMは同じ先読み対象保留(本例では、図88(さ2))に示す第4保留アイコンh14が表す保留4)について行う先読み予告であるが、変化予告表示の宝箱のアイコンとナビキャラクタYMの先読み対象保留が異なってもよい。
図88(さ12)において、殿様のナビキャラクタYMが出現すると、その後、絨毯のアイコンI2のみが消え去り、宝箱のアイコンI1は、演出アイコン表示領域DISに残る。すなわち、変化予告表示の宝箱のアイコンI1は待機表示は終了する。
図88(さ14)では、先読み対象保留の変動が開始されている。宝箱のアイコンI1を用いた変化アニメーションは、先読み対象保留の変動中に行われる。図88(さ15−1)では、宝箱が開いて、中から煙画像が出てきて、殿様のナビキャラクタYMを包み込んでいる。図88(さ16)では、煙画像が消失し、殿様のナビキャラクタYMの表示態様は、デフォルトの表示態様から赤色の着物を着た表示態様に変化している。赤色の着物を着た表示態様に変化したナビキャラクタYMは、当該変動の予告(通常予告)として機能する。
なお、宝箱のアイコンI1を用いたナビキャラクタYMの変化演出は、先読み対象保留の入賞時(図88(さ2)のタイミング)に開始されてもよい。また、ナビキャラクタYMは、先読み対象保留があったら必ず表示される様にしてもよいし、演出抽選に当選した場合に限って表示されるようにしてもよい。
また、図88(さ10−1)に代えて、同図(さ10−2−1)では、殿様のナビキャラクタYMが出現していないが、絨毯のアイコンI2が消え去り、変化予告表示の宝箱のアイコンI1は待機表示は終了している。図88(さ10−2−2)に示す演出アイコン表示領域DISには、煙画像が表示され、ここでの煙画像は、ナビキャラクタYMの表示位置を越えて変動アイコンh0まで延び、ナビキャラクタYMの表示位置および変動アイコンh0が煙画像によって前側から覆われている。図88(さ10−2−3)では、煙画像が消失し、ナビキャラクタYMは出現していないが、変動アイコンh0の表示態様が赤色の表示態様に変化している。ここで、ナビキャラクタYMが出現して、変動アイコンh0の表示態様が変化しない場合があってもよいし、ナビキャラクタYMも出現し、変動アイコンh0の表示態様も変化する場合があってもよいし、あるいは反対に、ナビキャラクタYMも出現せず、変動アイコンh0の表示態様も変化しない場合があってもよい。
また、図88(さ11−1)に代えて、同図(さ11−2)では、煙画像は表示されているものの、またナビキャラクタYMは見えていない状態で、絨毯のアイコンI2が消え去り、変化予告表示の宝箱のアイコンI1は待機表示は終了している。このように、待機表示は終了するタイミングは、ナビキャラクタYMが登場する前であってよい。また、待機表示は終了するタイミングは、ナビキャラクタYMの登場と同時であってもよい。さらには、装飾図柄の仮停止のタイミングや、装飾図柄の停止表示のタイミングや、装飾図柄の変動開始のタイミングであってもよい。なお、変化予告表示の待機表示が終了した後は、同じ先読み対象保留についてナビキャラクタが表示されないが、変化予告表示の待機表示が終了した後であっても同じ先読み対象保留についてナビキャラクタが表示される場合があってもよい(例えば、待機表示が終了した変動の次変動以降の変動や、待機表示が終了した変動内が挙げられる)。また、変化予告表示の待機表示が終了した後も同じ先読み対象保留について変化予告表示が表示されないが、同じ先読み対象保留について再度変化予告表示が表示される場合があってもよい(例えば、待機表示が終了した変動の次変動以降の変動や、待機表示が終了した変動内が挙げられる)。
さらに、図88(さ13)に代えて、同図(さ13−2−1)では、絨毯のアイコンI2が消え去り、宝箱のアイコンI1と、ナビキャラクタYMが表示されているが、同図(さ13−2−2)では、宝箱が開くこともなく、またナビキャラクタYMが変化することもなく、変動アイコンh0の表示態様を変化させることもなく、宝箱のアイコンI1とナビキャラクタYMの両方が消えている。このように、ナビキャラクタYMは登場したものの、何も起こらず、両方のアイコンが消えてしまう場合もある。この場合には、変化予告表示の宝箱のアイコンI1は偽予告であったことになる。なお、宝箱のアイコンI1とナビキャラクタYMのアイコンのうち、宝箱のアイコンI1のみが消えてしまう場合もあるし、ナビキャラクタYMのみが消えてしまう場合もある。また、両方のアイコンが消えてしまう場合には、両方同時に消えてもよいし、宝箱のアイコンI1が先に消えてもよいし、ナビキャラクタYMが先に消えてもよい。
図89は、これまで説明した保留枠とは異なる保留枠を用いた演出例を示す図である。
図89(し1)に示す保留枠UIは、演出表示領域208d全体に拡がった、クローズドタイプのものである。すなわち、これまで説明した保留枠UIと構成要素(台座hs0等)は同じであるが、図89(し1)の状態では、装飾図柄表示装置208の表示画面のうち、保留枠UIの領域と、それ以外の領域が、が左フレームUIf1、上フレームUIf2、および右フレームUIf3によってしっかりと区別され、それ以外の領域に海の背景が表示されており、保留枠UI内には、海の背景は表示されていない。なお、図89(し1)に示す保留枠UIは、左フレームUIf1、上フレームUIf2、右フレームUIf3、さらには、左ベースアイコンbIlおよび右ベースアイコンbIrは総て白色表示であり、保留枠UIは、これらの色が変化することで昇格する。
なお、図89(し1)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。ここで、第1装飾図柄よりも、保留枠UIは手前に表示されており、高速変動する装飾図柄の最下端部が、保留枠UIの上フレームUIf2によって前側からオーバラップされている。ただし、この逆で、装飾図柄が、保留枠UIを前側からオーバーラップする場合があってもよい。さらに、デフォルトの表示態様の第1保留アイコンh11が表示されている。また、演出アイコン表示領域DISには、ナビキャラクタYMが表示されている。
図89(し2−1)では、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が絨毯のアイコンI2に乗って出現し、同図(し3)では、絨毯のアイコンI2のみが消え、宝箱のアイコンI1は、演出アイコン表示領域DISに残る。図89(し4)では、宝箱のアイコンI1が開き、中から「枠昇格」と文字表示が表示されたアイコンが出現し、保留枠UIの昇格を報知(予告)している。図89(し5)では、保留枠UIが昇格し、左フレームUIf1、上フレームUIf2、右フレームUIf3、左ベースアイコンbIl、および右ベースアイコンbIrが総て赤色表示になる。なお、「枠昇格」のアイコンが出現しても、保留枠UIは昇格しない場合もある。また、「枠昇格」のアイコンが出現すると、保留枠UIは必ず昇格してもよい。
また、図89(し2−1)に代えて、同図(し2−2−1)では、海の背景が表示されている領域に、巨大なパンダの下半身が表示される。この巨大なパンダの下半身によって、第1装飾図柄の変動表示が前側からオーバーラップされる。ただし、第2装飾図柄及び第2保留数表示は、パンダの下半身よりも前側に表示されている。この巨大なパンダは、上から下に向けて通過中であり、やがて保留枠UIの領域にも入り込み、保留枠UIの一部又は全部が、巨大なパンダによって前側からオーバーラップされる、図89(し−2−2)に示す状態では、保留枠UIの左上と右上それぞれのほんの一部が、パンダの画像にまだオーバーラップされていないが、同図(し−2−3)に示す状態では、保留枠UIの全体がパンダの画像にオーバーラップされている。画面のほぼ全体を覆うような巨大なパンダの出現は、変化予告の一種である。なお、保留枠UIは、巨大なパンダによって全体をオーバーラップされるが、巨大なパンダが保留枠UIの全体をオーバーラップしないサイズで表示されてもよい。
図89(し2−2−4)には、巨大なパンダが通過し終わった後の装飾図柄表示装置208の一態様が示されており、第1保留アイコンh11が青色の表示態様に変化(昇格)しており、ナビキャラクタYMも赤色の着物を着た表示態様に変化(昇格)しており、保留枠UIも赤色表示に昇格している。なお、変動アイコンも表示態様が変化(昇格)していてもよい。また、左フレームUIf1等、保留アイコン、変動アイコンh0、ナビキャラクタYMのうち、全部が変化してもよいし、一部のみが変化してもよい。例えば、左フレームUIf1等のみ赤色に変化して保留枠UIが昇格するだけであってもよい。あるいは、後述するように、保留枠UI外でも変化が生じてもよい。
図89(し2−2−4')には、巨大なパンダが通過し終わった後の装飾図柄表示装置208の他の態様が示されており、保留枠UI内での変化に加えて、保留枠UI外でも変化が生じている。すなわち、第1装飾図柄の左図柄、中図柄、右図柄それぞれに付されたレベル表示Lvのレベルが上昇している。このレベルが上昇すると、リーチ演出が開始さやすくなったり、擬似連演出が開始されやすくなったり、図柄の態様が確変付き大当りの時に出現する態様の図柄に切り替わったりする。また、このレベルが高い状態でリーチ演出が開始されると大当りの期待度が高くなる。なお、背景が変化してもよい。
なお、巨大なパンダの出現が、大当り予告の場合は、パンダの画像よりも手前に表示されるようにして、第1装飾図柄が、通過するパンダの画像に前側から重なってもよいし、大当り予告であっても第1装飾図柄が、通過するパンダの画像にオーバーラップされてもよい。
また、図89(し2−1)に代えて、同図(し2−3−1)では、保留枠UIにワイプ演出用の襖画像が付加されており、同図(し2−3−1)に示す状態は、襖画像が全閉した状態(ワイプイン状態)である。一方、同図(し2−3−2)に示す状態は、襖画像が全開した状態(ワイプアウト状態)である。
図90は、これまで変化予告報知のアイコンとして使用されてきた宝箱のアイコンI1が、保留アイコンとして出現する例を示す図である。
図90(す1−1)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。また、演出アイコン表示領域DISには、ナビキャラクタYMが表示されている。さらに、第1保留アイコンh11として宝箱のアイコンが表示されている。
図90(す2−1)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されており、同図(す3)では、宝箱のアイコンの第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。宝箱のアイコンの第1保留アイコンh11は、変動アイコンh0として台座hs0に表示されているが、ここでの変動アイコンh0としても、宝箱のアイコンが表示されている。
図90(す4)では、変動アイコンh0である宝箱のアイコンの宝箱が開き、中から煙画像が出現し、その煙画像は、演出アイコン表示領域DISに表示されているナビキャラクタYMを前側から覆い、変化アニメーションが実行されている。図90(す5)では、煙画像が消失し、ナビキャラクタYMが、赤い着物を着た表示態様に変化している。この例では、変動アイコンh0によってナビキャラクタYMが変化されている。なお、煙画像は変化予告に相当するが、煙画像が、変化候補である変動アイコンh0にオーバーラップしなくてもよく、あるいは、煙画像が出現しなくてもよい。
また、図90(す1−1)に代えて同図(す1−2−1)では、デフォルトの表示態様の第2保留アイコンh12も表示されている。この第2保留アイコンh12は、宝箱のアイコンの第1保留アイコンh11によってオーバーラップされている。すなわち、大当りの期待度が相対的に高い保留アイコンの少なくとも一部が、相対的に低い保留アイコンの少なくとも一部に前側から重なっている。なお、先読み予告態様の保留アイコンの少なくとも一部が、デフォルトの表示態様の保留アイコンの少なくとも一部に前側から重なってもよい。あるいは、大当りの期待度とは関係なく、先に消化される保留アイコンの少なくとも一部が、後に消化される保留アイコンの少なくとも一部に前側から重なってもよい。図90(す1−2−2)では、第1保留アイコンh11である宝箱のアイコンの宝箱が開き、変化アニメーションが実行されている。すなわち、煙画像が出現し、その煙画像が、第2保留アイコンh12にオーバーラップしている。図90(す1−2−3)では、煙画像が消失し、煙画像がオーバーラップしていた第2保留アイコンh12の表示態様が変化している。
また、図90(す2−1)に代えて同図(す2−2−1)では、第1保留アイコンh11である宝箱のアイコンの宝箱が開き、変化アニメーションが実行されている。ここでの変化アニメーションでは、煙画像が、変動アイコンh0およびナビキャラクタYMにオーバーラップし、同図(す2−2−2)では、煙画像が消失し、変動アイコンh0もナビキャラクタYMも表示態様が変化している。ここでは、両方とも同じ赤色に変化しているが、異なる色に変化してもよい。例えば、片方が赤色で、もう一方が金色に変化してもよい。あるいは、煙画像に二人とも包まれるものの、一方のみ変化し、他方は、デフォルトのままであってもよい。
また、図90(す2−1)に代えて同図(す2−3−1)では、第1保留アイコンh11である宝箱のアイコンの宝箱が開き、ここでも変化アニメーションが実行されている。ただし、ここでの変化アニメーションは、煙画像が、変動アイコンh0およびナビキャラクタYMのうち変動アイコンh0のみにオーバーラップしている。図90(す2−3−2)では、煙画像が消失し、煙画像がオーバーラップしていた変動アイコンh0の表示態様のみが変化している。
なお、煙画像によってオーバーラップされていないアイコン(保留アイコン、変動アイコン)および/またはナビキャラクタも、煙画像が消失した後に煙画像によってオーバーラップされたアイコン(保留アイコン、変動アイコン)および/またはナビキャラクタの表示態様の変化に伴って(表示態様の変化と同時であってもよく、表示態様の変化の後であってもよい)表示態様が変化する場合があってもよい。
図91は、ナビキャラクタYMにメータ演出を絡めた演出例を示す。
図91(せ1−1)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。また、特図1の保留は2つ貯まっており、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。2つの保留アイコンh11,h12ともデフォルトの表示態様である。さらに、演出アイコン表示領域DISには、ナビキャラクタYMが表示されており、その横には、メータ枠mfが白色の白メータ表示MWが表示されている。図91(せ1−1)に示す白メータ表示MWは、空の状態である。このメータ表示は、満タンになると、ナビキャラクタYMを昇格させる。なお、メータ枠mfの表示態様(例えば、色や枠の形状等)が変化することにより、メータの貯まりやすさを予告したり、先読み予告および/または当該変動の予告をおこなってもよい。
図91(せ2)では、第1装飾図柄における左図柄の仮停止(第1停止)が行われ、「装飾4」が揺れ表示されている。この「装飾4」の図柄には、白色のメータ上昇アイテムUpIが付加されており、図91(せ3)では、そのメータ上昇アイテムUpIが、白メータ表示MWに移動し、白メータ表示MWにオーバーラップして表示されている。図91(せ4)に示すように、白メータ表示MWに移動したメータ上昇アイテムUpIは、白メータ表示MWに取り込まれ(ストックされ)、白メータ表示MWは1レベル上昇する。なお、メータ上昇アイテムは色によってメータの上昇度が異なる。白色のメータ上昇アイテムUpIは白メータ表示MWに対して1レベルアップさせる。
図91(せ4)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示され、同図(せ5−1)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が開始されている。
図91(せ7−1)では、白メータ表示MWの上にルーレット表示アイコンRIが出現し、ルーレット演出が開始される。ここでのルーレット演出は、必ず何かが起きる場合(ハズレ無しの場合)と何かが起きない場合(ハズレの場合)がある。何かの例としては、保留アイコン変化、通常予告(当該変動の予告)等があげられる。また、例えば、スーパーリーチの一種類として、殿スーパーリーチ、姫スーパーリーチ、爺スーパーリーチを含むキャラクタ系スーパーリーチがあった場合、上記何かの例としては、発展するスーパーリーチの種類(例えば、キャラクタ系スーパーリーチ)の予告、具体的なスーパーリーチ(例えば、殿スーパーリーチ)の予告等もあげられる。
図91(せ8)では、ルーレット表示アイコンRIに青色のメータ上昇アイテムUpIbが停止表示され、図91(せ9)では、その青色のメータ上昇アイテムUpIbが、白メータ表示MWに移動し、白メータ表示MWにオーバーラップして表示されている。図91(せ10)に示すように、白メータ表示MWに移動した青色のメータ上昇アイテムUpIbは、白メータ表示MWに取り込まれ(ストックされ)、白メータ表示MWは2レベル上昇する。青色のメータ上昇アイテムUpIbは白メータ表示MWに対して2レベルアップさせる。この結果、図91(せ10)に示す白メータ表示MWは3レベルになっている。
図91(せ11)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示され、同図(せ12)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が開始されている。
図91(せ11)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示され、同図(せ12)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が開始されている。
図91(せ13)に示すナビキャラクタYMに、ボタン表示アイコン136Dが追加される。ボタン表示アイコン136Dは吹き出しの表示態様であり、ナビキャラクタYM自身による予告に相当する。ボタン表示アイコン136Dには、チャンスボタン136の操作有効期間の残期間を表す残期間メータMTも表示されている。ボタン表示アイコン136Dの一部は、白メータ表示MWの一部(メータ枠mfの一部)にオーバーラップしている。なお、ボタン表示アイコン136Dが、メータ表示の全部にオーバーラップしてもよいし、メータ表示にオーバーラップしない位置に表示されてもよい。
図91(せ14)では、チャンスボタン136の操作有効期間が開始され、同図(せ15)では、残期間メータが減少している。図91(せ16)では、チャンスボタン136が操作され、同図(せ17)では、チャンスボタン136の操作を受けて、ナビキャラクタYMに、応答表示としてのメータ上昇アイコンMUIが追加される。メータ上昇アイコンMUIは吹き出しの表示態様であり、図91(せ17)に示すメータ上昇アイコンMUIには、緑色のメータ上昇アイテムUpImが表示されている。このメータ上昇アイコンMUIも、先のボタン表示アイコン136Dと同じく、白メータ表示MWの一部(メータ枠mfの一部)にオーバーラップしている。なお、メータ上昇アイコンMUIが、メータ表示の全部にオーバーラップしてもよいし、メータ表示にオーバーラップしない位置に表示されてもよい。
なお、操作有効期間内にチャンスボタン136が操作されなかった場合でも、応答表示を表示してもよいし、表示しなくてもよい。また、応答表示はメータ上昇アイコンMUI以外の表示もあり、操作有効期間内にチャンスボタン136が操作されなかった場合に、応答表示は表示されないが、特定の演出(例えば、メータ上昇アイコンMUIの表示)のみ応答表示として表示されてもよい。また、応答表示が表示されなくても、メータが増えるように構成されていてもよいし、応答表示が表示された場合のみメーターが増えて、応答表示が表示されなかった場合はメータが増えない様に構成されていてもよい。
図91(せ18)では、メータ上昇アイコンMUI中の緑色のメータ上昇アイテムUpImが、白メータ表示MWに移動し、白メータ表示MWにオーバーラップして表示されている。図91(せ19)に示すように、白メータ表示MWに移動した緑色のメータ上昇アイテムUpImは、白メータ表示MWに取り込まれ(ストックされ)、白メータ表示MWは3レベル上昇し、図91(せ19)に示す白メータ表示MWは満タンになっている。図91(せ20−1)では、白メータ表示MWが「昇格」という文字表示に変化し、不図示の変化アニメーションが開始され、同図(せ21)では、ナビキャラクタYMの表示態様が赤色の着物を着た表示態様に変化(昇格)している。ここで変化したナビキャラクタYMの着物の色は、図91(せ20−1)に示す、「昇格」という文字表示の背景色と一致しており、図91(せ20−1)の段階でナビキャラクタYMが変化する表示態様が予告されている。なお、変化アニメーションは省略されてもよい。また、同図(せ21)に示す白メータ表示は、空の状態に戻っているが、満タン状態のままであってもよい。また、メータ表示が満タンになると、ナビキャラクタYMの表示態様が必ず変化(昇格)してもよいし、変化(昇格)しない場合(失敗の場合)があってもよい。
図91(せ1−1)に代えて、同図(1−2−1)に示すように、メータ表示は常時表示されていなくてもよい。図91(せ1−2−2)に示すようにメータ表示が表示されていな状態でもメータ上昇アイテムUpIが出現する場合がある。この場合にも、メータ上昇アイテムUpIは、図91(せ1−2−3)に示すように、演出アイコン表示領域DIS内の定まった位置に移動する。そして、図91(せ1−2−4)に示すように、メータ上昇アイテムUpIの移動が完了した後にメータ表示(ここでは白メータ表示MW)が出現する。この場合、メータ上昇アイテムUpIの出現は、メータ表示が表示される予告になる。また、メータ上昇アイテムUpIの出現に応じてメータ表示が表示されてもよい。例えば、メータ上昇アイテムUpIの出現と同時であってもよいし、図91(せ1−2−2)と同図(せ1−2−3)の間のタイミングで表示されてもよい。
図91(せ1−2−5)では、メータ上昇アイテムUpIによって、白メータ表示MWが1レベルアップしている。なお、図91に示す例では、メータ表示が表示されると、その後、メータが必ず上昇しているが、メータ表示が表示されても、メータが上昇しない場合(偽に相当)があってもよいし、あるいは、メータ上昇アイテムが出現しない場合があってもよい。さらには、メータ上昇アイテムが出現してもメータが上昇しない場合があってもよい。
また、メータ表示は、メータ上昇アイテムが出現する図柄変動表示よりも前の図柄変動表示から表示されていてもよく、この場合には、メータ表示は、メータが貯まる可能性があることの先読み予告になる。あるいは、メータ表示は、メータ上昇アイテムが出現する図柄変動表示の開始と同時、またはその図柄変動中に表示されてもよく、この場合には、メータ表示は、当該変動内でメータが貯まる可能性があることの予告になる。
図92は、図91を用いて説明した例の変形例を示す図である。
図91(せ1−1)に代えて、図92(せ1−3−1)では、保留がない状態で、第1装飾図柄が高速変動中であり、空の状態の白メータ表示MWが表示されている。図91(せ1−1)に表示されていた白メータ表示MWは6レベルで満タンであったのに対して、この図92(せ1−3−1)に表示されている白メータ表示MWは5レベルで満タンである。
図92(せ1−3−3a)では、ナビキャラクタYMにメータ上昇アイコンMUIが追加される。図92(せ1−3−3a)に示すメータ上昇アイコンMUIには、金色のメータ上昇アイテムUpIgが表示されている。図92(せ1−3−4a)に示す白メータ表示MWは、金色のメータ上昇アイテムUpIgによって、一気に満タンになっている。この後、ナビキャラクタYMが変化するアニメーションが開始される。その際、メータは空の状態になってもよいし、貯まったままであってもよい。なお、メータ表示における、メータ枠mfの中で増加するメータ自身(ゲージmg)の色は青色であるが、貯まったままの状態である場合には、青色のゲージで満タン状態であってもよいし、金色のメータ上昇アイテムUpIgによって一気に満タンになったことによって、金色のゲージで満タン状態であってもよい。
一方、図92(せ1−3−3b)でも、ナビキャラクタYMにメータ上昇アイコンMUIが追加され、ここでは、虹色のメータ上昇アイテムUpInが表示されている。図92(せ1−3−4b)に示す白メータ表示MWも、虹色のメータ上昇アイテムUpInによって、一気に満タンになっている。この後、ナビキャラクタYMが変化するアニメーションが開始される。その際、メータは空の状態になってもよいし、貯まったままであってもよい。なお、貯まったままの状態である場合には、青色のゲージで満タン状態であってもよいし、虹色のメータ上昇アイテムUpInによって一気に満タンになったことによって、虹色のゲージで満タン状態であってもよい。
メータ上昇アイテムとしては、白色、青色、緑色、赤色、金色、虹色のアイテムが用意されている。これらのアイテムのうち、虹色のメータ上昇アイテムUpInと、金色のメータ上昇アイテムUpIgのみが、1個でメータを一気に5レベル上昇させるアイテムである。なお、白色のメータ上昇アイテムUpIは1レベルアップ、青色のメータ上昇アイテムUpIbは2レベルアップ、緑色のメータ上昇アイテムUpImは3レベルアップ、赤色のメータ上昇アイテムUpIrは4レベルアップさせる。
加えて、虹色のメータ上昇アイテムUpInは、大当り確定の予告としても機能する。一方、金色のメータ上昇アイテムUpIgは、そのような機能はない。したがって、虹色のメータ上昇アイテムUpIn1個でメータを満タンにした場合と、金色のメータ上昇アイテムUpIn1個でメータを満タンにした場合、あるいはその他の色(白色、青色、緑色、赤色)のメータ上昇アイテムの組合せでメータを満タンにした場合とでは、意味合いが異なる。
なお、メータ表示における、メータ枠mfの中で増加するメータ自身(ゲージ)の色は、白色、青色、緑色、赤色のメータ上昇アイテムで、メータが、上昇するときや満タンになったときには、青色のゲージであってもよい。
なお、メータ上昇アイテムの色で通常予告又は先読み予告としての機能を併せ持っていてもよい。また、色によって、大当りの期待度が表されてもよい。
また、メータ上昇アイテムの色とナビキャラクタYMの表示態様の色がリンクしている場合があってもよいし、必ずリンクしていてもよい。例えば、金色のメータ上昇アイテムUpIgが出現すると、ナビキャラクタYMも金色の着物を着た表示態様に変化しやすかったり、必ず変化したり、その逆に、ナビキャラクタYMが金色の着物を着た表示態様であると、金色のメータ上昇アイテムUpIgが出現しやすかったり、必ず出現したりしてもよい。
さらに、メータ上昇アイテムの出現の順番や色の組合せが、先読み予告として機能してもよいし、通常予告として機能してもよい。また、メータ上昇アイテムの出現の順番や色の組合せが、大当りの期待度を表してもよい。あるいは反対に、メータ上昇アイテムの出現の順番や色の組合せは、大当りの期待度とは全く無関係であってもよい。
また、この例では、メータが15(メータが3回満タン)になるまで貯まる。なお、図91の6レベルで満タンになるメータ表示では、メータが18(こちらもメータが3回満タン)になるまで貯まる。ここで、メータ上昇アイテムが表示されることでメータがオーバーフローした場合(例えば、メータが3つ貯まっているときに赤Upアイコンが表示された場合)、ナビキャラを昇格させつつ、メータを0にして貯めていない分を貯まるようにしてもよい。例えば、メータが3つ貯まっているときに赤色のメータ上昇アイテムUpItが表示されると、メータが1回満タンになって、さらにメータが2レベル貯まった状態になる。
なお、メータが2回満タンになった状態で、メータがオーバーフローしてしまった場合は、メータを満タンにして、貯まりきらなかった分をメータに表示してもよい。例えば、先読み対象変動又は当該変動が終了したらメータを0に戻してもよいし、あるいは、先読み対象変動又は当該変動に関係なく表示したままでもよい。また、貯まりきらなかった分切り捨ててもよい。例えば、メータを貯めす、その際のメータは0の状態であってもよいし、満タンの状態であってもよいし、特別な表示であってもよいし、メータ非表示であってもよい。さらには、オーバーフローしないように構成されていてもよい。例えば、すでに3つ貯まっているときは、白色のメータ上昇アイテムUpIが2個か、あるいは青色のメータ上昇アイテムUpIbが1個しか表示されないように構成されている。
図91(せ1−1)に代えて、図92(せ1−4−1)から始まる例では、同図(せ1−4−2)では、飛来してきたUFOアイコンUFIから赤色のビームが、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMに向けて照射され、図(せ1−4−3)に示すようにナビキャラクタYMは、赤色の着物を着た表示態様に変化し、「Up高確中」という吹き出しが付されている。この「Up高確中」によって、メータ上昇アイテムが貯まりやすい状態であることが報知されている。
なお、ナビキャラクタYMを変化させる予告の表示態様によって、「Up高確中」の報知が発生する場合があったり、必ず発生してもよい。また、ナビキャラクタYMが変化したら、必ず「Up高確中」の報知を行うようにしてもよく、「Up高確中」の報知を含む複数種類の演出表示(予告表示)を行ってもよく、「Up高確中」の報知を含む演出表示を行わないようにしてもよい。
また、ナビキャラクタYMの表示態様(色)によって、ナビキャラクタYMによって行われる演出が異なってもよい。例えば、赤のナビキャラクタYMであれば「Up高確中」の報知が行われ、金のナビキャラクタYMであれば激熱表示が表示され、虹色のナビキャラクタYMであれば鉄板表示が表示されてもよい。なお、表示態様の異なるナビキャラクタYMが同じ予告(同じ種類の予告)を行う場合があってもよい。
図91(せ5−1)に代えて、図92(せ5−2−1)では、白メータ表示MWのゲージは白点滅で1レベルであり、ナビキャラクタYMの着物は同じく白点滅している。その後、一旦メータが満タンになって、空の状態に戻った後、図92(せ5−2−3)では、ナビキャラクタYMの表示態様が緑色の着物を着た表示態様に変化し、白メータ表示MWのゲージも緑色に変化し、3レベルに上昇している。その後、再びメータが満タンになって、空の状態に戻った後、図92(せ5−2−5)では、ナビキャラクタYMの表示態様が虹色の着物を着た表示態様に変化し、白メータ表示MWのゲージも虹色に変化し、満タンになっている。このように、メータの貯まり具合とナビキャラクタYMの表示態様が一致するように構成されていてもよい。また、ゲージの色とナビキャラクタYMの色も対応していてもよい。
なお、メータが全部貯まると、大当り確定、あるいは大当りの期待度が高いパターンと、メータが貯まって放出されて演出が行われるパターンが別途用意されていてもよい。後者の例としては、例えば、メータが2レベルまで貯まっているときに放出されると、青色相当の演出が行われ、メータが4レベルまで貯まっているときに放出されると、赤色相当の演出が行われる。
図93は、図91を用いて説明した例のさらに別の変形例を示す図である。
図91(せ6−1)に代えて、図93(せ6−2)では、メータ枠mfが白色に点滅する白点滅メータ表示MW'の上に、ルーレット表示アイコンRIと、メータ上昇アイコンMUIが表示されているが、ルーレット表示アイコンRIの一部にメータ上昇アイコンMUIの一部が前側からオーバーラップしており、図93(せ6−2)に示すルーレット表示アイコンRIは、図91(せ7−1)に示すルーレット表示アイコンRIに比べて視認困難である。一方、図91(せ7−1)に示すメータ上昇アイコンMUIには、緑色のメータ上昇アイテムUpImが表示されている。なお、ルーレット表示アイコンRIの全部にメータ上昇アイコンMUIが前側からオーバーラップしてもよいし、その反対に、メータ上昇アイコンMUIの少なくとも一部にルーレット表示アイコンRIの少なくと一部が前側からオーバーラップしてもよい。なお、前側に表示する優先順位としては、ナビキャラクタYMに付加されたアイコンの方がその他のアイコンより高くてもよい。なお、本例ではルーレット表示アイコンの表示中などのメータ上昇アイコンが表示される可能性がある予告が行われる場合は、メータ枠を白色に点滅させる白点滅メータを表示させることでメータ上昇アイコンが表示される可能性があることを報知しているが、メータ上昇アイコンが表示される可能性がある予告が行われる場合であってもメータ枠により報知されない場合があってもよく、メータ枠によってメータ上昇アイコンが表示される可能性があることを報知されないように構成されていてもよい。また、メータ上昇アイコンが表示される可能性があることを報知する予告はメータ枠に限らず他の表示や演出手段によって行われてもよい。
図91(せ7−1)に代えて、図93(せ7−2)では、ルーレット表示アイコンRIに青色のメータ上昇アイテムUpIbが停止表示されている。しかしながら、依然としてメータ上昇アイコンMUIがオーバーラップしているため、視認困難である。このように、メータ上昇アイコンどうしがオーバーラップしてもよい。なお、メータ上昇アイコンどうしがオーバーラップする場合、前側に表示する優先順位は、メータ上昇アイコンの表示順であってもよいし、メータ上昇度が高い方が優先されてもよいし、メータ上昇度が低い方が優先されてもよい。また、ナビキャラクタYMには、メータ上昇アイコンは前側からオーバーラップしないが、オーバーラップする場合があってもよい。
また、図91(せ7−1)に代えて、図93(せ7−3−1)では、ルーレット表示アイコンRIの中に、メータ上昇アイコンが表示されることを報知(予告)する画像up'が表示される。ただし、この段階では、何色のメータ上昇アイコンが表示されるかは不明であり、この後、ルーレット表示アイコンRIの中に、何色かのメータ上昇アイコンが表示される。このようにして、ルーレット演出で、何色かは不明であるがメータ上昇アイコンが表示されることが報知されると、図93(せ7−3−2)に示すように、ルーレット表示アイコンRIに前側からオーバーラップするようにして、オーラが付与されたエフェクト表示Ed1が表示される。続く図93(せ7−3−3)では、エフェクト表示Ed1が変化し、青色のメータ上昇アイコンを拡大したような表示になる。この段階では、ルーレット表示アイコンRIの中に、何色のメータ上昇アイコンが表示されているのかはわからない。なお、この段階で、ルーレット表示アイコンRIの中にも、青色のメータ上昇アイコンが表示されていてもよい。
図93(せ7−3−4)では、ルーレット表示アイコンRIをオーバーラップしていた、青色のメータ上昇アイコンを拡大したような表示が、青色のメータ上昇アイコンUpIbになり、白点滅メータ表示MW'に移動し、白点滅メータ表示MW'にオーバーラップして表示されている。また、ルーレット表示アイコンRIはフェードアウトして表示が薄くなって徐々に消えていく。なお、ルーレット表示アイコンRIの中に表示されるメータ上昇アイテムは何色であったか不明のままであってもよい。この後、青色のメータ上昇アイテムUpIbは、白点滅メータ表示MW'に取り込まれ(ストックされ)、白点滅メータ表示MW'はレベルアップする。
なお、ルーレット表示アイコンRIの中に青色のメータ上昇アイテムUpIbが出現して、それが白点滅メータ表示MW'に取り込まれてもよい。この場合、ルーレット表示アイコンRIの中に、青色のメータ上昇アイテムUpIbが、エフェクト表示Ed1が表示される前に表示されていてもよいし、表示されると同時に表示されていてもよいし、表示された後に表示されていてもよい。あるいは、ルーレット表示アイコンRIの中に、青色のメータ上昇アイテムUpIbが、青色のメータ上昇アイコンを拡大したような表示が、表示される前に表示されていてもよいし、表示されると同時に表示されていてもよいし、表示された後に表示されていてもよい。
図91(せ20−1)に代えて、図93(せ−20−2−1)では、満タン状態の白メータ表示MWが、「ストック」という文字表示に一旦変化し、空の状態の白メータ表示MWに戻ると、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が絨毯のアイコンI2に乗って出現している。この例では、メータは満タンになったものの、宝箱が開くまでナビキャラクタYMの表示態様は変化せず、ナビキャラクタYMの表示態様の変化が遅らされている。なお、宝箱のアイコンI1が開放することによりナビキャラクタYMの表示態様のみを変化させる、ナビキャラクタ以外のアイコン(保留アイコン、変動アイコン)や他の演出表示を変化させてもよい。
図94は、ナビキャラクタYMにテロップ演出を絡めた演出例を示す。
図94(そ1)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。また、特図1の保留は2つ貯まっており、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。2つの保留アイコンh11,h12ともデフォルトの表示態様である。さらに、演出アイコン表示領域DISには、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMが表示されている。
図94(そ2−1)では、第1装飾図柄の上方に、テロップ表示trpが表示されている。このテロップ表示trpには、ナビキャラクタYMが変化する可能性があることが文字表示され、変化予告表示の一例に相当する。例えば、「ナビキャラ変化高確中」といった表示や、「ナビキャラ変化高確準備中」といった文字表示が、画面の右から左に向けて流される。なお、この他にも、テロップ表示trpには、無地で何も文字が表示されず、テロップ表示によって「○○高確中」、「××&○○高確中」、「○○高確準備中」、「××又は○○高確準備中」、「高確準備中」等が表示される可能性があることを事前に報知する場合があってもよい。ここで無地のテロップ表示trpが表示されても「○○高確中」、「××&○○高確中」、「○○高確準備中」、「××又は○○高確準備中」、「高確準備中」等が表示されない場合があってもよい。また、「○○高確準備中」、「××又は○○高確準備中」、「高確準備中」等を表示し、これからテロップ表示された演出について高確率状態が発生するかもしれないことを事前に報知してもよい。ここで記載した「××」や「○○」は各種演出(例えば、保留(保留アイコンおよび/または変動アイコン)変化、疑似連、期待度の高い色での予告、大当りへの期待度が高い予告(いわゆる激アツ予告)など)の名称を示している。
なお、ここで記載した演出についての高確率状態とは、テロップ表示により高確率状態と報知された予告が、テロップ表示によって高確率状態と報知されていない場合よりもテロップにて報知された演出が行われる頻度が高くなる状態を示している。つまり、図94(そ1)〜同図(そ14)、同図(そ2−2)、同図(そ2−3)、同図(そ8−2)の「ナビキャラ変化高確中」とは、テロップ表示にて「ナビキャラ変化高確中」と報知されていない場合よりもナビキャラクタの表示態様が変化しやすい状態を示している。また、前述した「○○高確準備中」、「××又は○○高確準備中」、「高確準備中」等に含まれている「高確準備中」は、テロップ表示にて報知されている演出が高確率状態にこれから(「高確準備中」を含むテロップの表示が開始された変動の次変動以降の変動または「高確準備中」を含むテロップの表示が開始された変動内)なること(または、高確率状態になる可能性があること)を報知している。
図94(そ3)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。なお、テロップ表示trpは、第2装飾図柄よりも手前に表示されており、第2装飾図柄の下端部が、テロップ表示trpによって前側からオーバラップされている。ただし、この逆で、第2装飾図柄が、テロップ表示trpを前側からオーバーラップする場合があってもよい。
図94(そ4)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が開始されている。その後、ハズレ図柄が停止表示され、図94(そ6)でも、図柄変動表示が開始されている。テロップ表示trpは、継続中である。
図94(そ7)では、ナビキャラクタYMの変化アニメーションが開始され、ナビキャラクタYMは煙画像に包まれている。図94(そ8−1)では、煙画像が消失し、ナビキャラクタYMは、赤色の着物を着た表示態様に変化している。ナビキャラクタYMの変化演出が成功しても、テロップ表示trpは、継続中である。その後、ハズレ図柄が停止表示され、図94(そ10)でも、図柄変動表示が開始され、同図(そ11)でもテロップ表示trpは依然として継続中である。
なお、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が出現し、変化アニメーションが開始され、宝箱のアイコンI1の宝箱が開いてナビキャラクタYMが変化してもよい。この場合には、テロップ表示trpの「ナビキャラ変化高確中」といった表示は、宝箱のアイコンI1の出現、あるいは変化アニメーションの開始を予告しているといえる。
図94(そ12)では、ナビキャラクタYMの変化アニメーションが再度開始され、ナビキャラクタYMは煙画像に包まれている。図94(そ13)では、煙画像が消失し、ナビキャラクタYMは、金色の着物を着た表示態様に変化している。ナビキャラクタYMの2回目の変化演出が成功しても、テロップ表示trpは、継続中である。
テロップ表示trpの表示中は、ナビキャラクタYMの変化演出を何度行ってもよいが、テロップ表示trpの表示中にナビキャラクタYMが1回変化してしまうと、その後は、ナビキャラクタYMが変化しないように構成されていてもよい。
図94(そ14)では、リーチ状態に突入しているが、テロップ表示trpは依然として継続中である。テロップ表示trpの表示が消えるタイミングとしては、スーパーリーチ開始時(例えば、図78(う24))、装飾図柄の仮停止時(例えば、第1停止時、第2停止時、第3停止時]、図柄停止字、次変動開始時等があげられる。
なお、本例では、ナビキャラクタ自身により変化演出が行われているが、変化予告表示によってナビキャラクタが変化される場合があってもよく、変化予告表示のみによりナビキャラクタ変化されるように構成されていてもよく、ナビキャラクタ自身による変化演出のみ行われるように構成されていてもよい。
また、図94(そ2−1)に代えて、同図(そ2−2)に示すように、テロップ表示trpは上下二段で行われてもよい。そして、上のテロップ表示trpと下のテロップ表示trpとでは、異なる内容を表示してもよい。
なお、テロップ表示では、他の予告についても高確中表示を表示してもよい。同じ先読み対象保留についてであれば、表示されるタイミングは同じであってもよく、一方が他方よりも後であってもよい。また、「○○高確中」のテロップ表示が1つ出ている場合は、別の先読み対象保留についてテロップ表示が表示されないようにしてもよいし、表示される場合があってもよい。その場合、同じ予告に関するテロップ表示(例えば、「ナビキャラ高確中」)を別に表示してもよく、同じテロップ表示の表示期間が延長される様に構成されていてもよい。また、表示の開始順にテロップ表示の表示位置が決まってもよいし、テロップ毎の表示位置が固定されていてもよい。
また、図94(そ2−1)に代えて、同図(そ2−3)に示すように、上のテロップ表示trpと下のテロップ表示trpとで同じ内容を表示してもよい。すなわち、同じテロップ表示を複数表示してもよい。複数表示した方が、1つしか表示しない場合よりも、大当りの期待度が高いことをアピールすることができる場合がある。ただし、複数表示しても、1つしか表示しない場合と、実際には、大当りの期待度が同じであってもよい。また、同じテロップ表示を複数表示することを、繰り返してもよい。すなわち、テロップ表示の表示が開始される度に、同じ内容の複数のテロップ表示を表示するようにしてもよい。
また、図94(そ8−1)に代えて、同図(そ8−2)に示すように、ナビキャラクタYMの変化が行われてた場合(1又は複数回)、これ以上変化しないことを、テロップ表示trpで報知してもよい。この例では、「完了」という文字表示を表示している。しかしながら、この報知が行われていても、ナビキャラクタYMがさらに変化する場合があってもよい。
図95は、図14(b)に示す演出装置206による、ナビキャラクタYMを絡めた演出の一例を示す図である。
図95(た1a−1)には、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208Nが示されている。なお、向かって右側の第3装飾図柄表示装置208Nで、第2装飾図柄と第2保留数表示が行われている。
図95(た1a−1)に示す中央の第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。また、特図1の保留は4つ貯まっており、4つの保留アイコンh11〜h14が表示されている。これら4つの保留アイコンh11〜h14はいずれもデフォルトの表示態様である。さらに、演出アイコン表示領域DISには、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMが表示されている。
図95(た2a−1)では、第1装飾図柄がリーチ状態になり、左図柄、右図柄ともに「装飾7」が揺れ表示(仮停止)されており、同図(た3a)では、スーパーリーチ演出に移行し、第1装飾図柄表示装置208Lからは総ての表示が消えている。すなわち、第1装飾図柄、保留枠UI、保留アイコンh11〜h14、変動アイコンh0、およびナビキャラクタYMが消えている。
図95(た4a)では、第1装飾図柄表示装置208Lには、敵役の剣豪の絵柄が画面全体に表示されている。一方、第2装飾図柄表示装置208Mには、縮小表示された第1装飾図柄、変動アイコンh0、ナビキャラクタYMが表示されている。なお、変動アイコンh0とナビキャラクタYMはそれぞれ別の装飾図柄表示装置に表示されてもよい。
図95(た5a)では、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nにわたって、スーパーリーチ演出の背景表示になる荒野の背景が表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lには、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙している決闘シーンが表示されている。
ここで、図95(た1a−1)に代えて、同図(た1a−2)では、保留枠UIの一部が拡大表示されて、第2装飾図柄表示装置208Mと第1装飾図柄表示装置208Lを跨いで表示されている。すなわち、保留アイコン表示領域HISが、第2装飾図柄表示装置208Mと第1装飾図柄表示装置208Lを跨いで表示されており、変動アイコン表示領域CISは第1装飾図柄表示装置208Lの右端に表示されている。また、第1保留アイコンh11、第2保留アイコンh12は、第1装飾図柄表示装置208Lに拡大表示され、第4保留アイコンh14は、第2装飾図柄表示装置208Mに拡大表示され、第3保留アイコンh13は、第1装飾図柄表示装置208Lと第2装飾図柄表示装置208Mに跨って拡大表示されている。さらに、ナビキャラクタYMは、第3装飾図柄表示装置208Nに拡大表示されている。なお、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nは表示画面を囲むフレームがあるため、このフレームが邪魔をして、跨って表示された画像を分断してしまっている。
また、ナビキャラクタYMが拡大表示された第3装飾図柄表示装置208Nには、右ベースアイコンbIrが表示されていないが、右ベースアイコンbIrも、ナビキャラクタYMと一緒に拡大表示されてもよい。
なお、図95(た1a−2)に示すように拡大表示されていなくても、複数の表示装置を跨ぐ場合があってもよい。例えば、表示当初から跨いでいるパターンや、元の位置から移動して跨いで表示されるパターンや、画像が変化して跨いで表示されるパターンや、画像が拡大していって跨いで表示されるパターンや、反対に画像が縮小していって跨いで表示されるパターン等があげられる。また、図95(た1a−2)に示すように拡大表示さると、大当りの期待度が高くなったり、保留アイコンが変化しやすくなったり、変動アイコンが変化しやすくなったり、あるいはナビキャラクタYMが変化しやすくなってもよい。また、ナビキャラクタYMが複数の表示装置を跨いで表示されてもよい。ここで、複数の表示装置を跨いで演出表示が表示されている場合であって、手前にある表示装置Aによって表示装置Bの表示領域の一部がオーバーラップされている場合に、表示装置Bにおける表示装置Aによってオーバーラップされている表示領域に表示装置Bの表示領域に表示された画像の一部が表示されていてもよい。
以上、図95(た1a−2)を用いて説明した事項は、これまで説明した演出例にも適用可能であるし、この後に説明する演出例にも適用可能である。
また、図95(た1a−1)に代えて、同図(た1a−3)では、保留枠UIの一部が移動表示されている。すなわち、演出アイコン表示領域DISが第3装飾図柄表示装置208Nに移動しており、右ベースアイコンbIrも第3装飾図柄表示装置208Nに表示されている。また、右ベースアイコンbIrの上には、ナビキャラクタYMも表示されている。
このように、ナビキャラクタYMが他の表示装置に移動すると、ナビキャラクタYMが変化しやすくなってもよいし、大当りの期待度が高くなってもよいし、他の演出の変化(例えば、保留アイコンや変動アイコンの変化等)が行われやすくなってもよい。また、ナビキャラクタYMの移動先によって、ナビキャラクタYMの変化のしやすさや、大当りの期待度の高さや、他の演出の変化(例えば、保留アイコンや変動アイコンの変化等)のしやすさが異なってもよいし、全く影響がなく同じであってもよい。例えば、第3装飾図柄表示装置208Nに移動した場合の方が、第2装飾図柄表示装置208Lに移動した場合よりも、ナビキャラクタYMが変化する確率が高くなってもよい。以上は、ナビキャラクタYMの移動について説明したが、保留アイコンが他の表示装置に移動したり、変動アイコンが他の表示装置に移動する場合でも同様である。
また、図95(た1a−3)に示す例では、保留枠Uiが分割された(割れた)と見ることもできる。すなわち、演出アイコン表示領域DISが割れて、第3装飾図柄表示装置208Nに移動しているが、第1装飾図柄表示装置208Lの別の場所に移動してもよい。
以上、図95(た1a−3)を用いて説明した事項は、これまで説明した演出例にも適用可能であるし、この後に説明する演出例にも適用可能である。
また、図95(た1a−1)に代えて、同図(た1a−4)では、ナビキャラクタYMが移動した際に分裂している。すなわち、第1装飾図柄表示装置208Lから他の表示装置に移動する場合に、2つに分裂し、第2装飾図柄表示装置208Mにも、第3装飾図柄表示装置208Nにも表示されている。これは、ナビキャラクタYMの増加と見ることもできる。
このように、ナビキャラクタYMが分裂(増加)すると、ナビキャラクタYMが変化しやすくなってもよいし、大当りの期待度が高くなってもよいし、他の演出の変化(例えば、保留アイコンや変動アイコンの変化等)が行われやすくなってもよい。
また、ナビキャラクタYMが表示される箇所には、右ベースアイコンbIrも表示されていることから、演出アイコン表示領域DISも分裂(増加)しているといえる。
以上、図95(た1a−4)を用いて説明した事項は、これまで説明した演出例にも適用可能であるし、この後に説明する演出例にも適用可能である。すなわち、他の演出例でも、ナビキャラクタYMが、分裂(増加)する場合があってもよく、必ず分裂(増加)すしてもよい。
図96は、図14(b)に示す演出装置206による、ナビキャラクタYMを絡めた他の演出の一例を示す図である。
図96(た1b)では、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nにわたって海の背景が表示されている。また、図95(た1a−1)に示す中央の第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。また、特図1の保留は4つ貯まっており、4つの保留アイコンh11〜h14が表示されている。これら4つの保留アイコンh11〜h14はいずれもデフォルトの表示態様である。さらに、演出アイコン表示領域DISには、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMが表示されている。
図96(た2b)では、ナビキャラクタYMの変化アニメーションが開始され、ナビキャラクタYMが煙画像によってオーバーラップされている。また、図96(た2b)に示す左右の第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nでは、海の背景表示が消えている。
図96(た3b)では、煙画像が消失し、演出アイコン表示領域DISから、ナビキャラクタYMがいなくなり、代わりに「捜索中」という看板のアイコンが表示されている。また、海の背景表示が消えた右側の第3装飾図柄表示装置208Nには、ナビキャラクタYMと同じキャラクタ(殿様)YM'が表示され、走っている。また、その上には、捜索中という文字表示が表示されている。同じく海の背景表示が消えた左側の第2装飾図柄表示装置208Mには、クエスチョンマークの画像とともにシルエット表示sltが表示されている。
「捜索中」という看板のアイコンは、ナビキャラクタYMの変化演出(昇格演出)に成功する可能性が高いことを表す報知であってもよい。また、看板の色が白色よりも青色の方が成功確率は高く、青色よりも赤色の方が成功確率が高い。なお、赤色であれば、昇格確定であってもよい。また、この看板は、色や表示文字等が変化してもよいが、変化しないものであってもよい。また、看板の表示態様によって、ナビキャラクタYMが変化する可能性がある表示態様を示唆していてもよい。例えば、看板が青色であれば、ナビキャラクタYMは青色の着物を着た表示態様に変化する可能性がある。
図96(た4b)では、これまで全開状態(初期状態)であった、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが、互いに近づくように第1装飾図柄表示装置208Lの前を移動してくる。なおこの期間は、煽り演出の期間に相当する。
図96(た5b−1)では、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nが或る位置まで移動し、停止する。ここでは、互いに接する全閉状態の位置(最大移動位置)まで移動し、停止するが、接する前の位置であってもよい。
図96(た6b−1)は、昇格成功パターンの例を示す図であり、第3装飾図柄表示装置208Nでは、走っていたキャラクタ(殿様)YM'が親指を立てたポーズをとり、その上にはレベルアップを表す文字表示が表示されている。一方、第2装飾図柄表示装置208Mでは、シルエット表示sltが実物表示に変化し、千両箱が表示されている。なお、千両箱の表示態様によって、ナビキャラクタYMが変化する可能性がある表示態様を示唆していてもよい。例えば、千両箱が青色であれば、ナビキャラクタYMは青色の着物を着た表示態様に変化する可能性がある。また、この千箱箱は、色や開閉状態等が変化してもよいが、変化しないものであってもよい。図96(た7b)では、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されているキャラクタ(殿様)YM'が、赤い着物を着た表示態様に変化している。
そして、図96(た8b)では、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nそれぞれが、互いに離れるように第1装飾図柄表示装置208Lの前を移動し、初期状態に復帰する。第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nそれぞれが初期状態に復帰すると、それぞれの装飾図柄表示装置208M,Nでワイプ演出が行われる。図96(た9b)に示す第2装飾図柄表示装置208Mでも第3装飾図柄表示装置208Nでもワイプインの途中であり、同図(た10b)では、ワイプインが完了し、第2装飾図柄表示装置208Mにも第3装飾図柄表示装置208Nにも、機種タイトルのみが表示されたワイプ表示が表示されている。また、図96(た10b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、それまで看板のアイコンが表示されていた位置には、煙画像が表示されている。
図96(た11b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの演出アイコン表示領域DISでは、煙画像が消え、赤い着物を着た表示態様に変化したナビキャラクタYMが表示されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとではそれぞれワイプアウトが開始されている。なお、この例では、ワイプインのアニメーション(左右から閉じるアニメーション)と、ワイプアウトのアニメーション(内側から外側に開くアニメーション)は異なっているが、同じアニメーションであってもよい。図96(た12b)では、ワイプアウトが完了し、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nにわたって海の背景が表示されている。なお、一の装飾図柄表示装置において、本例の3つの装飾図柄表示装置に表示された演出表示が行われてもよい。また、第2装飾図柄表示装置208Mおよび/または第3装飾図柄表示装置208Nは、液晶表示装置を含まない1または複数の演出可動体に置換可能である(例えば、演出可動体が演出動作を行うと、ナビキャラクタが昇格するような演出が挙げられる。)。
なお、この図96を用いて説明したナビキャラクタYMの変化演出(昇格演出)は、これまで説明した演出例にも適用可能であるし、この後に説明する演出例にも適用可能である。
図97は、図14(b)に示す演出装置206による、ナビキャラクタYMを絡めたさらに他の演出の一例を示す図である。
図97(た1a−3−1)に示す中央の第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。また、特図1の保留は4つ貯まっており、4つの保留アイコンh11〜h14が表示されている。これら4つの保留アイコンh11〜h14はいずれもデフォルトの表示態様である。さらに、演出アイコン表示領域DISには、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMが表示されている。
図97(た1a−3−2)では、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていたナビキャラクタYMが、第3装飾図柄表示装置208Nに移動する移動アニメーションが表示されている。この図97(た1a−3−2)では、ナビキャラクタYMが丁度、第1装飾図柄表示装置208Lと第3装飾図柄表示装置208Nとの間に位置しており、第1装飾図柄表示装置208Lと第3装飾図柄表示装置208Nを跨いで表示されている。なお、ここでも、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面を囲むフレームがあるため、このフレームが邪魔をして、跨って表示されたナビキャラクタYMを分断してしまっている。図97(た1a−3−3)に示す第3装飾図柄表示装置208Nには、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていたときと同じ表示サイズのナビキャラクタYMが表示されている。
一方、図97(た1a−3−2')には、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていたナビキャラクタYMが、第3装飾図柄表示装置208Nに移動し、第3装飾図柄表示装置208Nでは拡大表示される例が示されている。図97(た1a−3−2')に示す第3装飾図柄表示装置208Nには、ナビキャラクタYMの右手と右足のつま先のみが表示されているが、この右手と右足のつま先は拡大表示されており、ナビキャラクタYMは、第3装飾図柄表示装置208Nに入り込んだ部分から即座に拡大表示されていく。図97(た1a−3−3')に示す第3装飾図柄表示装置208Nには、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていたときよりも大きな表示サイズのナビキャラクタYMが表示されている。このようにナビキャラクタYMが拡大表示された場合は、拡大表示されなかった場合に比べて、ナビキャラクタYMが変化しやすくなってもよいし、大当りの期待度が高くなってもよいし、他の演出の変化(例えば、保留アイコンや変動アイコンの変化等)が行われやすくなってもよいし、あるいは、全く影響がなく同じであってもよい。また、ナビキャラクタYMが第3装飾図柄表示装置208Nに表示される場合には、必ず拡大表示されてもよいし、拡大表示されない場合があってもよい。
なお、この図97を用いて説明したナビキャラクタYMの移動アニメーションは、これまで説明した演出例にも適用可能であるし、この後に説明する演出例にも適用可能である。
また、図96(た8b)に代えて、図97(た5b−2)には、ナビキャラクタYMの変化演出(昇格演出)に失敗したパターンが示されている。図96(た4b)で、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが、互いに近づくように移動を開始し、或る位置に到達する前に両者208M,208Nが停止した場合には、失敗である。途中で停止した第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nも、初期状態に復帰するが、変化演出(昇格演出)失敗の報知は、初期状態に戻ってから行われる。図97(た5b−2)に示す第3装飾図柄表示装置208Nでは、キャラクタ(殿様)YM'が後ろを向き落ち込んでいるポーズをとっている。なお、初期状態に復帰する途中で、失敗の報知を開始してもよい。あるいは、或る位置に到達する前に停止してしまった段階で失敗の報知を開始してもよい。
また、或る位置に到達する前に両者208M,208Nが停止した場合は、必ず失敗であってもよいが、ナビキャラクタYMが昇格する場合があってもよい。また、この変化演出(昇格演出)に失敗しても、他の演出によってナビキャラクタYMが昇格する場合があってもよい。このことは、これまで説明した成功と失敗に分かれる演出についても言えることである。
また、ここでの変化演出(昇格演出)に失敗すると、ナビキャラクタYMは当分の間(例えば、背景表示が変化するまでであったり、昇格失敗からN回の変動が終了するまでであったり、昇格失敗に関連する先読み対象保留の変動が終了するまで等)、変化することが規制されてもよい。
また、図96(た6b−1)に代えて、図97(た6b−2)には、或る位置(例えば、全閉状態の位置)まで第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nが移動したにも関わらず、変化演出(昇格演出)に失敗したパターンが示されている。図97(た6b−2)に示す第3装飾図柄表示装置208Nにも、先と同様に、後ろを向き落ち込んでいるポーズのキャラクタ(殿様)YM'が表示されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、シルエット表示sltが実物表示に変化し、そこにはみかん箱が表示されている。
このように、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nが或る位置まで移動しても、昇格演出に失敗する場合があってもよい。あるいは反対に、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nが或る位置まで移動したら、ナビキャラクタYMは必ず昇格してもよい。また、図97(た6b−2)に示す状態になっても、ナビキャラクタYMは昇格する場合があってもよいし、反対に、この状態になれば、失敗確定であってもよい。
図98は、装飾図柄表示装置208(第1表示装置)の下方に第2表示装置が設けられた演出装置206による、ナビキャラクタYMを絡めた演出の一例を示す図である。
図98(た1c)に示す装飾図柄表示装置208には海の背景が表示されている。一方、装飾図柄表示装置208(第1表示装置)の下方に設けられた第2表示装置208Sには、海の背景は表示されておらず、この第2表示装置208Sに保留枠UIが表示されている。すなわち、保留アイコン表示領域HIS、変動アイコン表示領域CIS、演出アイコン表示領域DISが設けられ、変動アイコン表示領域CISには、台座hs0が配置されている。保留アイコン表示領域HISでは、ベースアイコンbInの上に4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)が配置されている。また、演出アイコン表示領域DISには、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMが表示されている。なお、第2表示装置208Sは固定されたものであってもよく、昇降動作可能なものであってもよい。
また、図98(た1c)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が第2表示装置208Sに表示されている。さらに、デフォルトの第1保留アイコンh11も第2表示装置208Sに表示されている。
図98(た2c)に示す第2表示装置208Sには、ワイプ演出用の襖画像が表示されており、同図(た3c)に示す状態は、襖画像が全閉した状態(ワイプイン状態)である。図98(た4)に示す第2表示装置208Sでは、ワイプアウトが始まり、同図(た5c)に示す第2表示装置208Sでは、襖画像が全開した状態(ワイプアウト状態)である。ワイプ演出が終了した図98(た5c)に示す第2表示装置208Sには、保留枠UIも、保留アイコンh11も、変動アイコンh0も、ナビキャラクタYMも表示されておらず、代わりに、殿様によるミニゲームのアニメーションが表示されている。すなわち、ワイプ演出によって、保留枠UIも、保留アイコンh11も、変動アイコンh0も、ナビキャラクタYMも非表示になり、ナビキャラクタYMの表示態様の変化(昇格)を賭けた(占う)ゴルフのミニゲームが開始されている。なお、同じミニゲームであっても、成功したるスーパーリーチ演出が開始されるミニゲームがあってもよい。図98(た4c)の段階では、第2表示装置208Sでミニゲームが開始されていることはわかるが、何を賭けた(占う)ミニゲームであるのかわからず、図98(た5c)の段階になるまでわからない。このため、ミニゲームについての説明(ここでは「カップに入れば吉宗昇格」)が行われるまでは少なくとも第2表示装置208Sに注目させておくことができる場合がある。
図98(た6c−1)に示す第2表示装置208Sでは、カップインに見事成功する。カップインに成功すると、再びワイプ演出が開始され、図98(た7c)では襖画像が再び閉まり始め、同図(た8c)に示す状態は、襖画像が全閉した状態(ワイプイン状態)である。図98(た9c)に示す第2表示装置208Sでは、ワイプアウトが始まり、同図(た10c)に示す第2表示装置208Sでは、襖画像が全開した状態(ワイプアウト状態)である。再度ワイプアウトした図98(た10c)に示す第2表示装置208Sでは、保留枠UI、保留アイコンh11、変動アイコンh0、及びナビキャラクタYMが表示されている。このようにワイプアウトが完了してから、第2表示装置208Sでは、ナビキャラクタYMの変化アニメーションが表示される(図98(た11c))。ここでの変化アニメーションでは、ナビキャラクタYMが煙画像によってオーバーラップされ、図98(た12c)では、煙画像が消失し、ナビキャラクタYMが赤色の着物の表示態様に変化している。
また、図98(た6c−1)に代えて同図(た6c−2)では、カップインに失敗してしまう。このように、ナビキャラクタYMの表示態様の変化(昇格)を賭けたミニゲームに失敗した場合は、ナビキャラクタYMが絶対に昇格することはなくてもよいが、昇格する場合があってもよい。また図98(た6c−1)に示すようにミニゲームに成功した場合は、ナビキャラクタYMが絶対に昇格してもよいが、昇格しない場合があってもよい。
なお、図98(た8c)からワイプアウトする際、ナビキャラクタYMが昇格する可能性を遊技者に示唆することができるワイプ演出であってもよく、あるいは、ナビキャラクタYMが変化する表示態様を示唆することができるワイプ演出であってもよい。
また、図98(た10c)でワイプアウトした時点で、すでにナビキャラクタYMが変化(昇格)していてもよい。
また、ミニゲームの実行中に第2表示装置208Sが演出動作を行ってもよい。また、成功時(本例だと図98(た6c−1))と失敗時(本例だと図98(た6c−2))や煽り演出(本例だと図98(た5c))で異なる演出動作が行われてもよい。なお、第2表示装置208Sの代わりに演出可動体による演出動作が行われてもよい。
なお、この図98を用いて説明したミニゲームは、これまで説明した演出例にも適用可能であるし、この後に説明する演出例にも適用可能である。
図99は、遊技者によって選択された演出の実行中に他の演出が実行された場合の一例を示す図である。
この説明におけるパチンコ機100では、上述したカスタマイズ設定が行われている。すなわち、図63(b)に示す「キャラクタ選択」では07の「コパンダ」が設定されており、「保留枠選択」では02の「保留枠B」が設定されており、「保留表示選択」では03の「アイコンC」が設定されており、背景表示選択では05の「背景E」が設定されている。
図99(アa1)に示す装飾図柄表示装置208には、保留枠Bの保留枠UIが表示され、その演出アイコン表示領域DISには、ナビキャラクタYMとしてコパンダが表示されている。また、特図1の保留は1つ貯まっており、アイコンCのデフォルトの表示態様である第1保留アイコンh11が表示されている。さらに、図99(アa1)に示す装飾図柄表示装置208では、背景Eの背景(空の背景)が表示されている。
図99(アa2)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、第1装飾図柄は高速変動中であり、アイコンCのデフォルトの表示態様である変動アイコンh0が表示されている。なお、コパンダのナビキャラクタYMも表示されている。
図99(アa3−1)では、演出アイコン表示領域DISに、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が絨毯のアイコンI2に乗って出現し、同図(アa4−1)では、絨毯のアイコンI2が消え、宝箱のアイコンI1が残っている。図99(アa5)では、変化アニメーションが開始され、宝箱が開いて、中から、エフェクトの煙画像が出現し、その煙画像によって、ナビキャラクタYMの一部又は全部が隠され、ナビキャラクタYMは、煙画像が出現する前よりも明らかに視認困難になる。なお、変化アニメーションは、チャンスボタン136の操作によって開始されてもよい。この場合、裏ボタンであってもよいし、操作促進報知が行われてもよい。図99(アa6)では、煙画像が消失し、ナビキャラクタYMは、コパンダから番長に変化している。ナビキャラクタYMにおける番長のキャラクタは、図63(b)に示すように、遊技者によって選択できないキャラクタである。なお、遊技者によって選択可能なキャラクタ(例えば、爺や姫等)に変わる場合があってもよいし、遊技者によって選択できないキャラクタに必ず変化するようにしてもよい。
図99(アa7)では、宝箱のアイコンI1が消え、同図(ア8)では、リーチ状態に突入する。図99(アa8)に示す番長のナビキャラクタYMには、擬似連演出を示唆する「NEXT」の吹き出しアイコンが付加されている。
図99(アa9)では、第1装飾図柄の中図柄に、擬似連図柄(殿様のキャラクタの図柄)が仮停止し、同図(ア10)では、殿様のキャラクタと「継続」の文字表示とからなるカットイン表示が行われる。本実施形態では、このようにして、疑似連図柄が停止表示されることにより、疑似連が実行されることを報知する。ここで、疑似連とは、装飾図柄の変動開始及び仮停止表示を1回の特図の変動表示において複数回実行する装飾図柄の変動表示態様である。本実施形態では、疑似連が実行される回数が多いほど大当りとなりやすいように構成されている。
その後、図99(アa11)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が再度開始される。このとき、装飾図柄表示装置208では、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始されたことを示す「×2」が、第1装飾図柄にオーバーラップするようにして大きく表示される。次いで、図99(アa12)に示す装飾図柄表示装置208では、「×2」の表示が縮小されて第2装飾図柄の下方に移動している。
図99(アa13)に示す番長のナビキャラクタYMには、擬似連演出を示唆する「NEXT」の吹き出しアイコンが再度付加されており、擬似連の継続にまだ期待がもてる。その後、0回、又は1回又は複数回の仮停止表示が行われた後、リーチ状態に突入し、さらにスーパーリーチ演出(剣豪リーチ演出)へと発展する。図99(アa15)に示す装飾図柄表示装置208の背景画面は、剣豪リーチ演出の背景表示である荒野の背景に変化し、その装飾図柄表示装置208には、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙している決闘シーンが表示されている。また、保留枠UIのうち、保留アイコン表示領域HISの左ベースアイコンbIlおよび4つのステージhs1〜hs4は消えている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0は表示されており、その上に変動アイコンh0も表示されたままである。さらに、演出アイコン表示領域DISには、右ベースアイコンbIrの上に番長のナビキャラクタYMが表示されている。
図99(アa16)に示す番長のナビキャラクタYMには、大当りを煽る「チャンス」の吹き出しアイコンが付加されており、番長のナビキャラクタYMは、煽り演出を実行している。
図99(アa18)に示す装飾図柄表示装置208には、スーパーリーチ演出おいて、殿様と剣豪が斬り合った後の場面が表示され、ここでは、殿様が倒れており、中図柄として、左右図柄(「装飾7」)とは異なる「装飾6」が大きく表示(揺れ表示)されている。なお、変動アイコン表示領域CISの台座の高さが低くなってはいるものの、低くなった台座hs0'は表示されており、その上に変動アイコンh0も表示されたままである。また、演出アイコン表示領域DISには、番長のナビキャラクタYMも表示されたままである。その後、ワイプ演出が開始され、図99(アa19)に示す装飾図柄表示装置208ではワイプインの途中であり、同図(アa20)では、ワイプインが完了し、続いてワイプアウトが開始され、同図(アa21)では、背景Eの背景(空の背景)に戻るとともに、コパンダのナビキャラクタYMも見え始めている。図99(アa22)では、ワイプ演出が終了し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの組合せである「装飾7」−「装飾6」−「装飾7」が揺れ表示されている。また、保留枠Bの保留枠UIも表示され、アイコンCのデフォルトの表示態様である変動アイコンh0も表示が再開されている。また、第1保留アイコンh11として青色の保留アイコン(先読み保留アイコン)が表示されている。
なお、図79(え2)〜同図(え4−1)に示すように、ナビキャラクタYM自身が単独で自身の表示態様を変化させる場合もある。この例では、変化予告表示の宝箱のアイコンI1を用いた変化アニメーションが実行されながらもハズレてしまっているが、ナビキャラクタYMの表示態様が、宝箱のアイコンI1を用いた演出によって変化した場合の方が、宝箱のアイコンI1を用いずに変化(例えば、自分自身で変化)する場合よりも、最終的に遊技者にとって有利な状態に移行されやすくてもよい。ここにいう、有利な状態とは、大当り遊技状態への移行や、さらには、出球数の多い大当り遊技状態への移行や、確変状態や電サポ状態への移行までもを含む。
本例では、保留アイコンの非表示中に保留が増加した場合であっても、保留アイコンが非表示から表示となった場合に、保留アイコンの非表示中に増加した保留に対応する保留アイコンについて先読み予告が行われる場合がある。なお、保留アイコンの非表示中に保留が増加した場合に、その保留が消化されるまで(変動アイコン表示領域に表示されるまでであってもよく、変動アイコン表示領域から消去されるまでであってもよい)保留アイコンの非表示中に増加した保留に対応する保留アイコンによる先読み予告および/または当該変動の予告を規制するように構成されていてもよいし、保留が増加した変動での対象となる保留アイコンによる先読み予告を規制し、保留が増加した変動の次変動以降から先読み予告および/または当該変動の予告が行われる場合があるように構成されていてもよい。
本例では、一の保留アイコンによる先読み予告の実行中に、他の保留アイコンによる先読み予告が行われる場合があるが、一の保留アイコンによる先読み予告の実行中に他の保留アイコンによる先読み予告が、該一の保留アイコンに対応する保留が消化されるまで(変動アイコン表示領域に表示されるまでであってもよく、変動アイコン表示領域から消去されるまでであってもよい)規制されていてもよい。
本例では、遊技者によって選択されたナビキャラクタによって当該変動の予告および/または先読み予告が行われる場合があるが、遊技者によって選択されたナビキャラによって当該変動の予告および/または先読み予告が行われないようにしてもよい。また、遊技者によって選択されたナビキャラによってチュートリアル表示が行われる場合があってもよい(例えば、吹き出しアイコンによってチュートリアル表示が行われる等)が、遊技者によって選択されたナビキャラによってチュートリアル表示が行われないようにしてもよい。また、本例では、遊技者によって選択できないナビキャラクタによって当該変動の予告および/または先読み予告が行われる場合があるが、当該変動の予告および/または先読み予告が行われなくてもよい。また、遊技者によって選択可能なナビキャラクタよりも遊技者によって選択できないナビキャラクタの方が保留アイコンおよび/または変動アイコンの昇格演出が行われやすいように構成されていてもよいし、ナビキャラクタが変化した図柄変動および/または保留内の大当りの期待度が高い(または、大当り確定(大当り濃厚であってもよい))ように構成されていてもよいし、そのナビキャラクタが登場する予告および/またはスーパーリーチ演出の発生頻度が高い(または、必ず発生する)ように構成されていてもよい。
図100は、図99に示す例の変形例を示す図である。
図99(アa3−1)に代えて、図100(アa3−2)では、宝箱のアイコンI1に代えて、導光板ILの発光によって変化予告表示を行っている。すなわち、ナビキャラクタYMが変化することを、そのナビキャラクタYMが表示された演出手段(ここでは装飾図柄表示装置208)とは別の演出手段で予告してもよい。
また、図99(アa3−1)に代えて、図100(アa3−3)では、宝箱のアイコンI1に代えて、可動手段(ここでは、家紋役物224E)の演出動作によって変化予告表示を行っている。すなわち、家紋役物224Eが、初期位置から上昇した位置まで移動して、変動アイコンh0、ナビキャラクタYMにオーバーラップする。なお、ここでは保留アイコンはないが、保留アイコンがある場合には保留アイコンにもオーバーラップする。その後、家紋役物224Eは、時計方向(図中矢印参照)に回転する。なお、家紋役物224Eは、初期位置において回転してもよい。また、家紋役物224Eが、回転とともに、あるいは、回転に換えて、振動するようにしてもよい。また、上昇のみ行い、回転及び振動を行わないようにしてもよい。また、ナビキャラクタYMをオーバーラップ中に変化させてもよく、あるいは、家紋役物224Eの演出動作の終了後、すなわち家紋役物224Eが初期位置に戻ってから変化させてもよい。また、家紋役物224Eに設けられたLEDによる発光演出によって、ナビキャラクタYMへの変化しやすさや、変化後の表示態様の色を報知してもよい。
また、図99(アa3−1)に代えて、図100(アa3−4)では、宝箱のアイコンI1に代えて、スピーカ120からの音出力で変化予告表示を行っている。なお、遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452によって、変化予告表示を行ってもよい。
また、図99(アa4−1)に代えて、図100(アa4−2)に示すように、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が一旦、演出アイコン表示領域DISに表示されながら、宝箱のアイコンI1が絨毯のアイコンI2に乗って飛び去ってしまう場合もある。この場合には、ナビキャラクタYMの表示態様は変化せず、いわゆる失敗パターンに相当する。
また、図99(アa6−1)に代えて、図100(アa6−2)では、宝箱のアイコンI1の宝箱が開いたにも関わらず、ナビキャラクタYMの表示態様は変化せず、これもいわゆる失敗パターンに相当する。
また、図99(アa6−1)に代えて、図100(アa6−3)では、コパンダのナビキャラクタYMが、同じコパンダでありながら、洋服の色が異なるコパンダ(ここでは、赤色の洋服のコパンダ)に変化し、ナビキャラクタYMの変化演出(昇格演出)に成功している。
また、図99(アa3−1)に代えて、図100(アb1)では、図98に示した例と同じく、装飾図柄表示装置208(第1表示装置)の下方に第2表示装置208Sが配置されており、この第2表示装置208Sに、保留アイコン表示領域HIS、変動アイコン表示領域CIS、演出アイコン表示領域DISが設けられ、変動アイコン表示領域CISには、台座hs0が配置されている。また、保留アイコン表示領域HISでは、ベースアイコンbInの上に4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)が配置されている。また、演出アイコン表示領域DISには、コパンダのナビキャラクタYMが表示されている。さらに、図100(アb1)に示す装飾図柄表示装置208では、爺のキャラクタと「ナビキャラが変化」という文字表示の予告による会話予告が行われており、この会話予告によって変化予告表示が行われている。すなわち、ナビキャラクタYMが変化することが、そのナビキャラクタYMが表示された演出手段(ここでは第2表示装置208S)とは別の演出手段(ここでは、装飾図柄表示装置208)によって予告されている。図100(アb2)に示す第2表示装置208Sでは、ナビキャラクタYMが、コパンダから、遊技者によって選択できないキャラクタである番長に変化している。
また、図99(アa2)に代えて、図100(アc1)では、スピーカ120が示されている。また、遊技者が図65(9)に示す音量調整ウィンドウVWで設定した音量レベルと、図65(3)に示す輝度調整ウィンドウBWで設定した輝度(光量)レベルが、「ユーザ設定値」として装飾図柄表示装置208の左下に記されている。この例では共に3レベルである。また、この例におけるパチンコ機100では、遊技者が設定した音量や輝度が、演出に実行時に強制的に変更されて、スピーカ120から出力されたり、遊技盤用ランプ442または/および遊技台枠用ランプ452といったLEDが発光する場合があるため、「実設定値」として装飾図柄表示装置208の右下に記されている。このことは、以降の例においても同じである。図100(アc2)では、「激熱」予告が行われる可能性があることを、「激熱」予告が行われる可能性がある演出手段とは別の演出手段であるスピーカ120で報知している。この際のスピーカ120の音量(実設定値)は、ユーザ設定値に一致している。その後、図100(アc3)では、「激熱」予告が実行され、装飾図柄表示装置208には「激熱」という文字が大きく表示され、スピーカ120から音出力が行われるとともに、遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452が発光している。「激熱」予告実行時の音量(実設定値)は、ユーザ設定値を越え、レベル5であり、輝度(実設定値)も、ユーザ設定値を越え、レベル5である。すなわち、遊技者が設定した音量レベルよりも大きな音量で出力され、遊技者が設定した輝度レベルよりも高い輝度で発光している。なお、演出実行時に、音量や輝度が、ユーザ設定値を越える他、強制的にユーザ設定値を下回る場合もある(以下、同じ)。また、音量や輝度が強制的に変化するタイミングは、この例に限定されず、例えば、激熱接近中の音が出力されるタイミングで輝度も変化してもよいし、激熱接近中の音が出力される間に音量や輝度が変化してもよい。また、或る特定の演出実行時には、音量と輝度のうち音量のみがユーザ設定値を越えて出力される場合もあれば、輝度のみがユーザ設定値を越えて発光する場合もあれば、この例のように両方が越える場合もある。
なお、音量と輝度のユーザ設定は、図65を用いて説明したような便利な音量調整ウィンドウVWや輝度調整ウィンドウBWが用意されていない遊技台であっても可能な場合があり、遊技者が音量や輝度を設定できる遊技台であればよい。また、ここにいう画像の解像度や、画像の色合い等を遊技者が設定(調整)できる場合にも、ここでの技術的思想を適用することができる(以下、同じ。)。
以上、図100を用いて説明した種々の技術的思想は、これまで説明した演出例にも適用可能であるし、この後に説明する演出例にも適用可能である。
図101は、スピーカ120から出力可能な楽曲についてまとめた表である。
ここでの例における遊技台では、スピーカ120から出力される楽曲をユーザが選択することができる場合がある。図101の表における通し番号の1〜11は、大当りの連荘回数に応じて、ユーザが選択可能になる楽曲である。例えば、大当りを15連荘しないと、楽曲「大盤振舞じゃ」は選択することができない。また、複数の楽曲が選択可能になってもよい。例えば、大当りを15連荘すると、通し番号の1〜11の総ての楽曲が選択可能になる。
また、通し番号の12の楽曲は、大当り開始インターバル中(大当り開始演出実行中)にチャンスボタン136を5回操作すると選択可能になる楽曲であり、裏ボタンナビモードに設定されている場合は、大当り開始インターバル中に、チャンスボタン136を操作することについての案内が報知されるが、裏ボタンナビモード非設定の場合は報知されない。なお、裏ボタンナビモード設定時も案内が報知されなくてもよいし、反対に裏ボタンナビモード非設定の場合にも案内が報知されてもよい。
また、通し番号の13と14の楽曲は、特定リーチで大当りした場合を条件に選択可能になる楽曲である。ここにいう「コラボSP」とは、複数のキャラクタが共演するスーパーリーチ演出(例えば、剣豪リーチにて吉宗とパンダが共演するスーパーリーチ演出など)のことであり、「SPリーチ中に楓登場で大当り」とは、スーパーリーチ中のカットイン画像でプレミアキャラクタの「楓」が登場して大当りしたことである。
図102は、図101を用いて説明した楽曲選択が行われる例を示す図である。
図102(イ1)では、確変状態(特図高確率普図高確率状態)であり、第1装飾図柄の高速変動中である。図102(イ1)に示す装飾図柄表示装置208の表示画面の右下には第2保留数表示が表示されており、特図1の保留数は3であり、特図2の保留数も3である。また、このパチンコ機100は特図2優先変動機であり、図102では、特図2の保留アイコンh21〜h23のみ図示している。これら3つの保留アイコンh21〜h23はいずれも、デフォルトの表示態様である。また、大当り3連荘目である。さらに、図102(イ1)に示す装飾図柄表示装置208の表示画面の右上の曲名表示部MNには、現在出力されている楽曲の曲名(ここではデフォルトの「そこにあるかもしれない」)が表示されており、スピーカ120からは、その曲名の楽曲が出力されている。すなわち、ここで出力されている楽曲は、確変状態中で出力されている楽曲になる。さらに、曲名表示部MNの左側には、操作キーユニット137の上下キー137u,dのアイコンが表示されており、上下キー137u,dを操作することによって楽曲選択可能なことが報知されている。また、装飾図柄表示装置208には宇宙の背景画面が表示されており、宇宙の背景画面は、確変状態用の背景画面である。
図102(イ2)では、操作キーユニット137の下キー137dが操作され、同図(イ3)では、曲名表示部MNの曲名が「メガ ギガ サマー」に変更されている。なお、楽曲選択操作から少し遅れて(例えば、500m秒)、スピーカ120から楽曲が出力されるため、曲名表示部MNの曲名と実際にスピーカ120から出力されている楽曲が異なる期間がある。なお、曲名表示部MNの曲名と実際にスピーカ120から出力されている楽曲が一致するように構成されていてもよい。図102(イ4)では、スピーカ120からも「メガ ギガ サマー」の楽曲が出力されている。楽曲変更が行われると、楽曲が先頭から出力されるが、例えば、電源投入やRTC(Real Time Clock)演出によって曲が流れるタイミングや時間が決まっている場合や前回出力されたときの続きから出力される場合には、途中から出力されてもよい。
図102(イ5)では、特図2の保留が増加し、特2は満タンになる(装飾図柄行事装置208の右下に表示されている保留数表示が4に更新されている)が、第4保留アイコンの表示開始は保留数表示が4に更新されるよりも少し遅れており、同図(イ6)では、先読み予告の表示態様(白点滅)の第4保留アイコン24が表示されている。その後、特図2の保留が3個消化され、図102(イ8)では、特図2の図柄停止が行われ、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。なお、特図2の残り保留数は1であり、第1保留アイコンh21は、赤色の表示態様に変化している。
図102(イ9)では、特図2の最後の保留が消化され、装飾図柄表示装置208では装飾図柄の変動表示が開始されている。図102(イ10)の状態でも、選択されている楽曲は依然として「メガ ギガ サマー」であり、同図(イ11)では、番長のキャラクタC11が出現し、楽曲変更予告が行われている。楽曲変更予告は、遊技者が選択した楽曲を他の楽曲に強制的に変更してしまう演出を含んだ大当り予告であって、通常予告であってもよいし、先読み予告に適用してもよい。本例では、楽曲変更予告が表示されたことにより、楽曲変更予告が表示された図柄変動について大当り確定(または、大当り濃厚)を予告しているが、楽曲変更予告が表示された図柄変動がはずれの場合があってもよい。例えば、登場したキャラクタの番長のテーマソングである「轟けDREAM」が出力されれば成功(大当りの期待度が高い、または大当り確定(大当り濃厚であってもよい))であるが、「轟けDREAM」が出力されない場合は失敗となり、楽曲変更予告が表示された図柄変動がはずれとなる場合があってもよい。なお、「轟けDREAM」が出力されず楽曲変更予告が失敗となった場合であっても他の演出(例えば、復活演出)によって大当りが確定されたことを報知してもよい。また、楽曲変更予告が表示されることで楽曲変更予告が表示された図柄変動の次変動以降について大当り確定(または大当り濃厚)/または楽曲変更予告以外の予告が行われた場合よりも大当りの期待度が高いことを予告する先読み予告を行ってもよい。また、楽曲変更予告が失敗した場合であっても、他の演出(例えば、復活演出)によって必ず大当り確定であることが報知されるように構成されていてもよい。ただし、楽曲変更予告は、遊技者が選択した楽曲を強制的に代えてしまうという、場合によっては遊技者にとって迷惑な演出になりかねないため、その代償として、楽曲変更予告が開始されれば大当り確定としてもよい。
図102(イ12)に示すスピーカ120からは、曲変更演出効果音が出力されている。また、スピーカ120にて出力されていた「メガ ギガ サマー」の楽曲の出力も行われていないが、「メガ ギガ サマー」の楽曲が出力されていてもよい。なお、楽曲変更予告で登場した番長のキャラクタC11は片手を上げ、その手が、曲名表示部MNの一部にオーバーラップしている。
図102(イ13)では、曲名表示部MNの曲名が「Distance」に変更されているが、スピーカ120からは何の楽曲も出力されていない。なお、図102(イ12)〜同図(イ15−1)の全ての期間または一部の期間において「メガ ギガ サマー」の楽曲の出力が同図(イ11)に引き続きそのまま出力されてもよいし、楽曲変更予告によって変更された「Distance」がスピーカ120から出力が開始されてもよい。ここで、図101に示すように、「Distance」は、「メガ ギガ サマー」の次に開放される楽曲ではなく、「轟けDREAM」とも異なる楽曲である。ただし、「Distance」は、開放順序でいえば「轟けDREAM」の一つ前の楽曲である。ここでの楽曲変更予告では、このような「Distance」の楽曲を間に挟んで、最終的に「轟けDREAM」が出力されるといった演出になる。なお、図102(イ13)の段階で曲名表示部MNに「轟けDREAM」が表示されていてもよい。
図102(イ14)では再び、スピーカ120から、曲変更演出効果音が出力され、番長のキャラクタC11は片手を上げている。曲名表示部MNの曲名が「Distance」に変更されてから一定期間がたってもスピーカ120からは「Distance」の楽曲は出力されていないが、出力されるようにしてもよい。
図102(イ15)では、曲名表示部MNの曲名が「轟けDREAM」に変更され、スピーカ120からは、また曲変更演出効果音が出力されている。曲名表示部MNに「轟けDREAM」が表示された段階で楽曲変更予告は成功としてもよく、図102(イ16)では、スピーカ120から「轟けDREAM」の楽曲が出力されている。すなわち、曲名表示部MNに「轟けDREAM」が表示されると、スピーカ120から「轟けDREAM」の楽曲が必ず出力される。なお、「轟けDREAM」が表示されても、スピーカ120から「轟けDREAM」の楽曲が出力されず失敗する場合を設けてもよい。
また、本例では、楽曲変更予告が表示されると、必ず「轟けDREAM」が出力されるが、図102(イ15)で、曲名表示部MNに、元の「メガ ギガ サマー」が表示された場合は失敗(はずれ)であり、その後スピーカ120からも「メガ ギガ サマー」が出力されてもよい。あるいは、図102(イ15)のタイミングで曲名表示部MNに、「Distance」が表示されたままである場合も失敗(はずれ)であり、その後スピーカ120からも「Distance」が出力されてもよいし、遊技者が選択していた曲名表示部MNに、元の「メガ ギガ サマー」が表示され、「メガ ギガ サマー」の楽曲の出力が開始されてもよい。
なお、図102(イ13)のタイミングで曲名表示部MNに、「Distance」が表示されるか、「メガ ギガ サマー」の次に開放される「君のカケラ」が表示されるかによって、当該変動および/または保留内の図柄変動について大当りの期待度を表してもよい。すなわち、「Distance」が表示された場合の方が、「君のカケラ」が表示された場合より、大当りの期待度が高くでもよい。
なお、楽曲変更予告による楽曲の変更回数によって当該変動および/または保留内の図柄変動について大当りの期待度を表してもよい。例えば、楽曲変更予告により楽曲が1回変更された場合よりも、楽曲が2回変更された場合の方が当該変動および/または保留内の図柄変動について大当りしやすいように構成されていてもよい。また、楽曲変更予告により特定回数(例えば、7回)楽曲が変化した場合は、当該変動および/または保留内の図柄変動が大当り確定(または大当り濃厚)であってもよい。逆に楽曲変更予告により特定回数(例えば、1回)楽曲が変化した場合はハズレ確定であってもよい。
また、図102(イ16)に示す装飾図柄表示装置208には、「轟けDREAM」のアニメーションも表示されている。そして、図102(イ19)に示す装飾図柄表示装置208には、確変付き大当りの組合せである「装飾7」−「装飾7」−「装飾7」が揺れ表示されており、同図(イ20)では、その組合せで確定表示されている。この例では、楽曲変更予告が表示されると、必ず楽曲が「轟けDREAM」に変更され、その後スピーカ120から「轟けDREAM」の楽曲が出力されて、装飾図柄表示装置208に「轟けDREAM」のアニメーション(歌詞表示を含む)が表示されて大当りとなる。なお、楽曲変更予告が表示されて、楽曲が「轟けDREAM」となっても、スピーカ120から「轟けDREAM」の楽曲が出力される、および/または、装飾図柄表示装置208に「轟けDREAM」のアニメーションが表示されない場合があるように構成されていてもよい。つまり、楽曲変更予告が表示され特定の楽曲に変更されても、次にその楽曲に対応する演出表示が行われなければハズレとなる場合があってもよい。
図103は、図102に示す例の続きを示す図である。
図103(イ21)に示す装飾図柄表示装置208には、大当り遊技の開始画面が表示され、スピーカ120からは、大当り開始BGMが出力されており、大当り開始インターバル中(大当り開始演出実行中)である。
図103(イ22)のタイミングは、1ラウンド目が開始された直後のタイミングである。この例における大当り遊技演出では、1ラウンド目と2ラウンド目が楽曲セレクト期間になる。装飾図柄表示装置208には、1ラウンド目が開始されると、自動的に楽曲セレクト画面が表示される。なお、楽曲セレクトを遊技者の意志で開始できるようにしてもよく、この場合には、チャンスボタン136の操作等で楽曲セレクト画面を呼び出すことができるようにしてもよい。なお、楽曲セレクト期間であっても、楽曲の選択が終了すれば、楽曲セレクト画面が消えて、ラウンド演出が開始される。なお、装飾図柄表示装置208には、1ラウンド目であることを表す表示(「1R」)や、出球数(賞球数)の表示(0pt)も行われている。
楽曲セレクト画面には、楽曲開放リストGRが表示されている。今回の大当りで4連荘を達成したことから、楽曲開放リストGRには、「キセキの宇宙」が新たに追加され、選択可能になっている。この「キセキの宇宙」の表示には「New」のマークが付されている。なお、本例では、新たに追加された楽曲を楽曲開放リストGRの二段目に表示するように構成されているため、すでに開放されている「そこにあるかもしれない」および「メガ ギガ サマー」が非表示となっている。ここでは、新たに開放された「キセキの宇宙」が選択されている状態であり、スピーカ120からは、「キセキの宇宙」のサビの部分が出力されている。この楽曲開放リストGRには、先の「轟けDREAM」は表示されておらず、「轟けDREAM」は選択不能である。ただし、「轟けDREAM」の演出が実行された場合は、「轟けDREAM」が開放されてもよい。この場合、「轟けDREAM」の、楽曲開放リストGRにおける表示位置は、前回までに開放された曲(「君のカケラ」)の直下の位置であってもよいし、今回開放された「キセキの宇宙」の直下の位置であってもよい。あるいは、図103に示すように開放順番が6番目の楽曲であるため、先頭の曲から数えて6曲目の位置であってもよいが、この場合には、クエスチョンマークが3つ並んだ表示に挟まれることになる。また、「轟けDREAM」の演出が実行された場合は、今回の連荘数に対応して解放される楽曲(「キセキの宇宙」)と、「轟けDREAM」の楽曲のうち、「轟けDREAM」のみが開放されてもよく、あるいは両方の楽曲が開放されてもよい。
図103(イ24)では、下キー137dを操作して、楽曲開放リストGR中の、「キセキの宇宙」の表示の下のクエスチョンマークが3つ並んだ表示にカーソルcsdが合わせられている。クエスチョンマークが3つ並んだ表示は、未解放の表示であり、曲名も不明である。すなわち、楽曲開放リストGRでは、この先、何の楽曲が開放される予定であるかは不明である。なお、図103(イ24)のタイミングでは、アタッカーに遊技球が入賞し始めている。
クエスチョンマークが3つ並んだ表示にカーソルcsdが合わせられると、自動的に下方に向けたスクロールが開始され(図103(イ25))、カーソルcsdは末尾まで行って、先頭の「そこにあるかもしれない」に戻る。なお、自動的に下方に向けたスクロールに代えて、遊技者自身の操作でスクロールするようにしてもよい。また、クエスチョンマークが3つ並んだ表示に代えて、将来開放予定の曲名を薄く表示してもよい。あるいは反対に、開放されていない曲があること自体を報知しなくてもよい。すなわち、楽曲開放リストGRには、クエスチョンマークが3つ並んだ表示自体は表示されず、開放された曲名のみが表示されていてもよい。
図103(イ27)でも、自動スクロールは終了せず、スピーカ120からは「キセキの宇宙」のサビの部分が繰り返し出力されている。なお、楽曲セレクト中は、各楽曲の一部(この例ではサビ部分)がループするように出力されるが、ループしなくてもよく、例えば、ある一定期間の出力が終わったら、次の楽曲に自動的に移ってもよいし、次が選択されるまで楽曲が出力されなくてもよい。また、各楽曲の先頭から全部を出力してもよく、楽曲の途中(例えばサビの部分)から後ろを全部出力してもよい。
図103(イ28)でも、自動スクロールは終了しておらず、カーソルcsdは先頭の「そこにあるかもしれない」に戻っていないが、スピーカ120からは、「キセキの宇宙」に代えて「そこにあるかもしれない」のサビの部分の出力が開始されている。なお、「そこにあるかもしれない」にカーソルcsdが合わせられるまで「そこにあるかもしれない」の楽曲が出力されないように構成されていてもよい。図103(イ30)には、カーソルcsdが自動スクロールによって、楽曲開放リストGRの末尾まで到達した様子が示されており、同図(イ31)では、カーソルcsdが先頭の「そこにあるかもしれない」に戻っており、自動スクロールが終了している。本来であればカーソルcsdが対象となる楽曲の表示にカーソルが合わせられた後(合わせられたと同時であってもよく、合わせられる前であってもよい)にスピーカ120から楽曲の表示に対応する楽曲の出力が開始されるが、「そこにあるかもしれない」が自動スクロールの途中で出力されているため、図103(イ31)では同図(イ30)の時点で出力されていた楽曲の続きがそのまま出力されている。なお、カーソルcsdが「そこにあるかもしれない」に合わせられた後(合わせられたと同時であってもよく、合わせられる前であってもよい)に、新たに「そこにあるかもしれない」の楽曲が「そこにあるかもしれない」のサビの部分の先頭(すなわち、楽曲セレクトで出力される楽曲の先頭)から新たに開始されてもよい。
その後、下キー137dが一回操作され、カーソルcsdは、図103(イ33)に示すように「メガ ギガ サマー」の表示に合わされる。この状態で、図103(イ34)に示すようにチャンスボタン136が操作され、「メガ ギガ サマー」に決定される。図103(イ35)に示す楽曲開放リストGRでは、決定された「メガ ギガ サマー」の表示が赤色に表示されており、スピーカ120からは楽曲決定音が出力されている。
こうして楽曲が決定されると、楽曲セレクト画面から、ラウンド演出画面に切り替わる。図102(イ36)に示す装飾図柄表示装置208には、2ラウンド目のラウンド演出画面が表示されており、装飾図柄表示装置208の左下に選択された楽曲のタイトル「メガ ギガ サマー」が表示されている。また、スピーカ120からは、「メガ ギガ サマー」の楽曲が出力されている。選択された楽曲は、ラウンド演出開始時に先頭から出力される。なお、楽曲選択時に、サビ部分だけでなく楽曲の先頭から全部出力される場合は、ラウンド演出開始時に、その続きから出力されるようにしてもよい。
また、図102(イ15−1)に代えて、図103(イ15−2−1)では、装飾図柄表示装置208ので曲名表示部MNに、「CREA」の曲名が表示されている。この曲名の楽曲は、図101に示す表に入っていない楽曲である。すなわち遊技者が選択不能な楽曲である。図102(イ15−2−2)に示すスピーカ120からは、「CREA」の楽曲が出力されており、装飾図柄表示装置208には、「CREA」のキャラクタのアニメーションが表示されるとともに、「CREA」の楽曲の歌詞も表示されている。このように、遊技者が選択不能な楽曲が出力されるようになった場合は、大当りの期待度が高い、あるいは大当り確定であってもよい。ただし、ハズレる場合を含んでいてもよい。また、その後の、遊技者による楽曲選択において、「CREA」の楽曲は、一度出力されたことから、楽曲開放リストGR中に選択可能な楽曲の一つとして追加されてもよいし、あるいは反対に、追加することが禁止されてよい。また、大当り遊技中の楽曲選択では選択可能とし、図柄変動中の楽曲選択では選択不能としてもよいし、その逆に、大当り遊技中の楽曲選択では選択不能とし、図柄変動中の楽曲選択では選択可能としてもよい。
図104は、図14(b)に示す演出装置206による演出の一例を示す図である。
図104(ウa1)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。また、特図1の保留は1つ貯まっており、デフォルトの表示態様の第1保留アイコンh11が表示されている。さらに、演出アイコン表示領域DISには、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMが表示されている。
また、この図104では、図100(アc1)と同様に、各図の装飾図柄表示装置208の左下に「音量」および「輝度」の「ユーザ設定値」を記し、右下に「音量」および「輝度」の「実設定値」を記している。また、実際に実行されている演出のうちの「BGM」、「SE(効果音)」、「発光」の種類も記している。
図104(ウa1)では、図柄変動用BGMが、ユーザ設定値と同じ3レベルでスピーカ120から出力されており、図柄変動用ランプパターンに従って遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452が、ユーザ設定値と同じ3レベルの輝度で発光している。
なお、音量や輝度を強制的に実設定値にするには、演出制御データ自身が、ユーザ設定値を無視して演出データで規定した値で実行することを指示してもよいし、ユーザ設定値を無視する演出がまとめられたテーブルによって副制御部400,500側が自己管理してもよいし、主制御部300からのコマンドに基づいて管理してもよい。
図104(ウa3)では、スーパーリーチ演出(剣豪リーチ演出)に発展し、装飾図柄表示装置208で仮停止している左図柄が装飾図柄表示装置208の左上へ移動し、同じく仮停止している右図柄が装飾図柄表示装置208の右上へ移動する。図104(ウa3)では、スーパーリーチ発展用BGMが、ユーザ設定値と同じ3レベルでスピーカ120から出力されており、スーパーリーチ発展用ランプパターンに従って遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452が、ユーザ設定値と同じ3レベルの輝度で発光している。
図104(ウa4)では、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ初期位置から装飾図柄表示装置208の前側に向けて進出し、装飾図柄表示装置208に前側からオーバーラップしている。この状態で、導光板ILの発光が行われ、導光板IL上に所定のエフェクト画像を模した模様が視認容易な態様で現されている。図104(ウa4)では、BGMは消え、スーパーリーチ発展時時役物可動時効果音が、ユーザ設定値と同じ3レベルでスピーカ120から出力されており、スーパーリーチ発展時役物可動時ランプパターンに従って遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452が、ユーザ設定値と同じ3レベルの輝度で発光している。このように、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdや、導光板ILといった役物が演出動作を行っているが、音量、輝度はユーザ設定値のままである。
なお、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdは、適宜のタイミングで、初期位置に一旦戻る。
図104(ウa6)に示す装飾図柄表示装置208には、荒野の背景画面で、主人公の殿様と敵役の剣豪が決闘を行い、殿様と剣豪が斬り合った後の場面が表示されている。図104(ウa6)では、スーパーリーチ用BGMが、ユーザ設定値と同じ3レベルでスピーカ120から出力されており、スーパーリーチ用ランプパターンに従って遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452が、ユーザ設定値と同じ3レベルの輝度で発光している。
図104(ウa7−1)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aと残時間表示メータMTが表示され、ボタン演出が開始されている。図104(ウa8)では、チャンスボタン136の操作有効期間が開始され、同図(ウa9)では残時間表示メータMTのゲージが減っており、その後、同図(ウa10)に示すように、操作有効期間内のタイミングで、チャンスボタン136が操作される。この間(図104(ウa7−1)〜図104(ウa11−1)では、スーパーリーチ用BGMが、ユーザ設定値と同じ3レベルでスピーカ120から出力されるとともに、スーパーリーチ結果煽り用効果音も、ユーザ設定値と同じ3レベルでスピーカ120から出力されており、図柄変動用ランプパターンに従って遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452が、ユーザ設定値と同じ3レベルの輝度で発光している。なお、ボタン演出は、音量、輝度の設定が変わる演出が開始するかもしれないといった示唆に相当する場合があってもよい。
図104(ウa10)でチャンスボタン136が操作されことに応じて、図104(ウa11−1)に示す装飾図柄表示装置208では、殿様と剣豪が斬り合った後の場面の表示からエフェクト画像Ed2の表示に切り換えられる。チャンスボタン136が操作されことに応じた図104(ウa11−1)では、BGMが消え、大当り確定効果音が、ユーザ設定値を越えて5レベルでスピーカ120から出力されており、大当り確定用ランプパターンに従って遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452が、これもユーザ設定値を越えて5レベルの輝度で発光している。すなわち、音量、輝度ともに強制的に上がっている。
なお、操作有効期間内にチャンスボタン136が操作されなくても、図104(ウa11−1)で説明した演出は実行される。ただし、操作有効期間内にチャンスボタン136の操作がなかった場合は、一旦ハズレ図柄を仮停止して、復活演出を行うようにしてもよい。
図104(ウa12)では、再び、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ初期位置から装飾図柄表示装置208の前側に向けて進出し、装飾図柄表示装置208に前側からオーバーラップしている。そして、図104(ウa13)では、千両箱役物224Hが動作して初期位置から下方に移動し、装飾図柄表示装置208及び第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの前面側でオーバーラップし、同図(ウa14)では、導光板ILの発光が再び行われ、導光板IL上に所定のエフェクト画像を模した模様が視認容易な態様で現されている。この間(図104(ウa12)〜図104(ウa14))も、図104(ウa11−1)と同じく、スピーカ120からは、大当り確定効果音が、ユーザ設定値を越えて5レベルで出力され、遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452が、大当り確定用ランプパターンに従って、これもユーザ設定値を越えて5レベルの輝度で発光している。
なお、役物が故障等で演出動作を行わなかった場合も、音量・輝度は、ユーザ設定値から変化してもよいし、この場合は変化せずにユーザ設定値のままでもよい。
また、図104(ウa7−1)等、ボタン画像136が表示されているときに、音量や輝度が強制的に変化してもよい。すなわち、役物が動作する演出が行われる前に音量や輝度が強制的に変化してもよい。ここでの変化は、ボタン演出の結果予告(引いては大当り予告)になり、このような前変化は、大当り確定演出の一つとして取り扱ってもよい。
また、ここでは、ボタン演出におけるチャンスボタン136の操作に応じて音量や輝度が強制的に変化したが、千両箱役物224H等の役物の動作開始や、その役物の演出位置への移動完了に応じて音量や輝度を強制的に変化させてもよいし、役物の動作タイミング以外のタイミングでも音量や輝度を強制的に変化させることがあってもよい。また、1回の図柄変動で複数回、音量や輝度を強制的に変化させてもよいし、1回の図柄変動で最大1回のみ音量や輝度を強制的に変化させてもよい。また、ここでは、音量と輝度が揃って変化しているが、音量のみが変化する場合があってもよく、輝度のみが変化する場合があってもよい(以降においても同じ)。
やがて、図104(ウa15)では、導光板ILの発光が終了し、千両箱役物224Hを初期位置に戻すコマンドを副制御部400,500側が受信したことを受けて、千両箱役物224Hが上方に向けて移動を開始し、初期位置に戻っていく。ここで、スピーカ120からの大当り確定効果音が、ユーザ設定値まで引き下げられ、大当り確定用ランプパターンに従って発光している遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452の輝度も、ユーザ設定値まで引き下げられている。これは、副制御部400,500側が、千両箱役物224Hを初期位置に戻すコマンドを受信したことによってユーザ設定値に戻っている。
次いで、図104(ウa16)に示す装飾図柄表示装置208では、エフェクト画像Ed2がフェードアウトして薄くなって徐々に消えていき、図104(ウa17)に示す装飾図柄表示装置208では、殿様と剣豪が斬り合った後の場面の表示がフェードインしてくる。また、このタイミングで第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdは初期位置に戻り始めている。この間(図104(ウa16)〜図104(ウa17))も、図104(ウa15)と同じく、スピーカ120からは、大当り確定効果音が、ユーザ設定値の音量で出力されており、大当り確定用ランプパターンに従って発光している遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452も、ユーザ設定値の輝度で発光している。
なお、図104(ウa11−1)〜同図(ウa17)のように同じ音データおよび/または発光データである期間において、音量および/または輝度がユーザ設定値から変化し、別の音データおよび/または発光データに切り替わった際に音量および/または輝度がユーザー設定値に戻るように構成されていてもよい。逆に音データおよび/または発光データが1または複数回切り替わる期間をまたいで音量および/または輝度がユーザ設定値から変化してもよい。
図105は、図104に示す例の続きを示す図である。
図105(ウa18)に示す装飾図柄表示装置208では、殿様と剣豪が斬り合った後の場面の表示が完全に復活している。また、このタイミングでは、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdは、初期位置で停止している。図105(ウa18)では、スーパーリーチ勝利用BGMが、ユーザ設定値と同じ3レベルでスピーカ120から出力されており、スーパーリーチ勝利用ランプパターンに従って遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452が、ユーザ設定値と同じ3レベルの輝度で発光している。なお、音量および輝度が元に戻るタイミングは、図104(ウa15)のタイミング(役物(千両箱役物224H)が演出位置から初期位置に向けて戻り始めるタイミング)に限らず、このタイミング(背景表示の切り替えタイミング)であってもよいし、決闘シーンの勝利が確定するタイミング(図105(ウa19−1)のタイミング)であってもよいし、大当りの装飾図柄の組合せが停止表示するタイミングであってもよい。
図105(ウa19−1)では、敵役の剣豪が倒れ、主人公の殿様が勝利した場面が表示され、殿様のナビキャラクタYMも勝利のポーズをとっている。図105(ウa19−1)では、スーパーリーチ勝利用BGMが、ユーザ設定値と同じ3レベルでスピーカ120から出力されるとともに、主人公の「やったぜ」という音声も、ユーザ設定値と同じ3レベルでスピーカ120から出力され、スーパーリーチ勝利用ランプパターンに従って遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452が、ユーザ設定値と同じ3レベルの輝度で発光している。
この後、装飾図柄表示装置208では、大当りの装飾図柄の組合せが停止表示し、確定表示が行われる。
また、図104(ウa11−1)に代えて、図105(ウa11−2)では、図104(ウa10)でチャンスボタン136が操作されことに応じて、殿様と剣豪が斬り合った後の場面の表示から、中図柄として、左右図柄(「装飾7」)とは異なる図柄(「装飾6」)が大きく表示(揺れ表示)されている表示に切り換えられる。これは、ボタン演出失敗を示唆する表示であり、このときは、スーパーリーチ敗北用BGMが、ユーザ設定値と同じ3レベルでスピーカ120から出力され、スーパーリーチ敗北用ランプパターンに従って遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452が、ユーザ設定値と同じ3レベルの輝度で発光している。このように、演出が失敗したときや、ハズレ濃厚あるいはハズレ確定のときには、音量および/または輝度をユーザ設定値から変化させなくてもよいが、音量および/または輝度をユーザ設定値から変化させてもよい。
また、図104(ウa11−1)に代えて、図105(ウa11−2')に示す装飾図柄表示装置208の表示画面は、同図(ウa11−2)に示す装飾図柄表示装置208の表示画面と同じであるが、この例では、音量がユーザ設定値よりも低いレベルになり、輝度もユーザ設定値よりも低いレベルになっている。このように、演出が失敗したときや、ハズレ濃厚あるいはハズレ確定のときには、音量および/または輝度を低下させてもよい。また、演出が成功したときや、大当り濃厚あるいは大当り確定のときに音量および/または輝度を低下させてもよい。
図104(ウa7−1)に代えて、図105(ウa7−2−1)では、ボタン演出は開始されず、同図(ウa7−2−2)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様のキャラクタが拡大表示が表示され、勝利したことを報知している。このように、チャンスボタン136等の操作手段や、千両箱役物224H等の役物(可動手段)を用いた演出が絡まない場合であっても、特定の演出表示が表示された場合には、音量および/または輝度を強制的に変化させてもよい。また、図105(ウa7−2−3)に示す装飾図柄表示装置208では、殿様と剣豪が斬り合った後の場面の表示に戻っており、音量や輝度もユーザ設定値と同じレベルに戻っている。
なお、役物や表示に限らず、他の演出手段による演出に応じても、音量又は/および輝度を強制的に変化させることがあってもよい。ここにいう他の演出手段としては、導光板IL、バーサライタ(POVディスプレイ)、発光手段(例えば、各種ランプ)、第2表示手段(例えば、サブ液晶表示装置)等があげられ、また、特定の入賞口(例えば、一般入賞口、始動口、アタッカ)への入賞や、特定のゲートの通過に応じても、音量又は/および輝度を強制的に変化させることがあってもよい。さらに、演出用センサへの遊技球の進入時に行われる演出においても音量又は/および輝度を強制的に変化させることがあってもよい。
また、図105(ウa19−1)に代えて、同図(ウa19−2−1)から続く例では、同図(ウa19−2−1)の装飾図柄表示装置208に表示された、主人公の殿様が勝利した場面の表示が、同図(ウa19−2−3)に示すようにフェードアウトし、その後、同図(ウa19−2−4)に示すように、第1装飾図柄が「装飾7」−「装飾7」−「装飾7」の装飾図柄の組合せで揺れ表示される。この例では、図104(ウa11−1)で音量および輝度を強制的に変化させた後、その状態を図105(ウa19−2−3)まで継続し、その後、ユーザ設定値に戻る。すなわち、音量および輝度を強制的に変化させた状態を、スーパーリーチ演出が終了するまで、あるいは同じ装飾図柄が3つ並んで揺れ表示が開始されるまで継続する。また、その揺れ表示が終了するまで継続してもよい。また、最終ジャッジ演出が終了するまで、音量および輝度が強制的に変化した状態を継続してもよい。
なお、役物動作時等に音量又は/および輝度を強制的に大きくしているが、小さくしてもよい。また、ユーザー設定値が最大値又は最小値の場合、音量又は/および輝度が変化しなくてもよい。あるいは、遊技者が設定不可の音量や輝度を用意しておき、この場合には、ユーザー設定値である最大値よりも大きな値やユーザー設定値である最小値よりも小さな値に変化させてもよい。
また、輝度が高くなって、音量が低くなる場合があってもよく、反対に、音量が高くなって、輝度が低くなる場合があってもよい。また、輝度が変化して、音量が変化しない場合があってもよく、反対に、音量が変化して、輝度が変化しない場合があってもよい。また、音量又は輝度変化時に、音量又は輝度の調整(設定)画面を表示した場合、遊技者が設定した時の値のままであってもよいし、強制的に変化させている値が表示されてもよい。また、音量又は輝度変化時に、遊技者による音量又は輝度の調整が可能であってもよいし、音量又は輝度変化時は、調整不可であってもよい。
図104(ウb)は、保留アイコンの表示態様が変化する際に、音量又は/および輝度を強制的に変化させてもよい例である。この例では、第2保留アイコンh12の表示態様が変化している。なお、変動アイコンの表示態様が変化する際であってもよい。なお、音量又は/および輝度が強制的に変化されない、保留アイコン又は変動アイコンの表示態様の変化があってもよい。例えば、大当りの期待度がさほど高くない表示態様へ変化する場合は、音量又は/および輝度が強制的に変化させなくてもよい。例えば、大当りの期待度が、白点滅、青、緑、赤、金、虹色の順に上がって行く場合には、赤色以上の変化でないと、音量又は/および輝度が強制的に変化させなくてもよい。あるいは反対に、保留アイコン又は変動アイコンの表示態様が変化する際には、音量又は/および輝度を強制的に必ず変化させてもよい。
図104(ウc)は、大当りの期待度が高い演出(熱い演出)の出現時に音量又は/および輝度を強制的に変化させてもよい例である。図104(ウc)に示す装飾図柄表示装置208には、赤色の枠で囲まれた会話予告が出現している。熱い演出としては、赤、金、虹色が用いられた演出であり、この場合には、音量又は/および輝度を強制的に変化させてもよい。また、その変化量は、赤のとき(例えば、1レベルアップ)、金のとき(例えば、2レベルアップ)、虹色のとき(例えば、最大レベルまでアップ)で異なってもよいし、同じであってもよい。
図104(ウd)は、ハズレの装飾図柄が一回仮停止された後、復活演出が開始されると、音量又は/および輝度を強制的に変化させてもよい例である。図104(ウd−2)に示す装飾図柄表示装置208では、この後、ワイプ演出を伴う復活演出が実行される。この場合、結果表示よりも先に音量又は/および輝度を変化させてもよい。すなわち、復活演出の開始と同時に音量又は/および輝度を強制的に変化させてもよい。
図106は、遊技者が選択した保留枠が変更される例を示す図である。
図106及び図107におけるパチンコ機100では、上述したカスタマイズ設定が行われている。すなわち、図63(b)に示す「キャラクタ選択」では07の「コパンダ」が設定されており、「保留枠選択」では、ワイプ演出用の襖画像が付加された04の「保留枠D」が設定されており、「保留表示選択」では03の「アイコンC」が設定されており、背景表示選択では05の「背景E」が設定されている。
なお、ここでの説明では、演出で用いられる色は、大当りの期待度の高さを表し、大当りの期待度が、白点滅、青、緑、赤、金、虹色の順に上がっていく。例えば、保留アイコンや変動アイコンの表示態様としての色等があげられる。以下、大当りの期待度が高くなる方向に色が変化することを昇格と称することがある。このことは、以下の説明においても同じである。なおこのことは、これまでの説明にも適用できる。
図106(エ1)に示す装飾図柄表示装置208には、保留枠Dの保留枠UIが表示され、その演出アイコン表示領域DISには、ナビキャラクタYMとしてコパンダが表示されている。また、特図1の保留は1つ貯まっており、アイコンCのデフォルトの表示態様である第1保留アイコンh11が表示されている。さらに、図106(エ1)に示す装飾図柄表示装置208では、背景Eの背景(空の背景)が表示されている。
その後、特図1の保留が2個増加し、図106(エ3)に示す、停止表示中の装飾図柄表示装置208には、3つの保留アイコンh11〜h13が表示されている。ここで、先読み予告対象の保留は、第2保留アイコンh12の保留である。
図106(エ4)では、保留が1つ消化され、図柄変動表示が開始される。図106(エ4)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄はまだ変動を開始していないが、第2装飾図柄は変動を開始している。また、第1保留アイコンh11の台座hs0へ向けての移動や、保留アイコンh12,h13のシフト移動はまだ開始されていない。
図106(エ5)に示す保留枠UIでは、第1保留アイコンh11の台座hs0へ向けての移動アニメーションや、保留アイコンh12,h13のシフト移動アニメーションが開始されているが、ワイプ演出用の襖画像が左右から出現している。なお、ワイプ演出用の襖画像の出現中に第1保留アイコンh11の台座hs0へ向けての移動アニメーションや、保留アイコンh12,h13のシフト移動アニメーションは行われなくてもよい。図106(エ6)では、襖画像が全閉した状態(ワイプイン状態)であり、保留枠UIは見えなくなっている。図106(エ7)では、第1装飾図柄も変動表示を開始し、同図(エ8)では、第1装飾図柄は高速変動を行っている。この図106(エ8)でも、保留枠UIはワイプイン状態)である。
図106(エ9−1)では、ワイプアウトが開始され、ワイプ演出用の襖画像が開き始めており、同図(エ10)では、襖画像が全開した状態(ワイプアウト状態)である。ここでのワイプ演出では、保留枠が変化している。すなわち、図106(エ10)に示す保留枠UIは、遊技者がカスタマイズ設定で選択した「保留枠D」とは異なる「保留枠R」であり、周囲が赤色のフレームで囲まれている保留枠になる。「保留枠R」は、カスタマイズ設定では選択することができない保留枠であるが、選択できるようにしてもよい。なお、この赤色のフレームによって、ナビキャラクタYMの足は見えなくなっている。「保留枠R」は、保留アイコンの表示態様が変化しやすい状態にあることを報知する機能をもった保留枠であり、ナビキャラクタYMのコパンダの横には、「保留変化!?タイム」という文字表示が表示されている。なお、先読み予告対象の保留は、図106(エ4)で保留が1つ消化された関係で、第1保留アイコンh11の保留になる。ここで、「保留変化!?タイム」とは、前述した「演出についての高確率状態」に相当する。
図106(エ12)に示す装飾図柄表示装置208には、右端から爆撃機アイコンI3が登場し、保留枠UIの上を通過する。爆撃機アイコンI3は、保留アイコンに向けてミサイルを発射し、そのミサイルは、先読み予告対象の保留の第1保留アイコンh11に命中する。ミサイルが命中した第1保留アイコンh11は表示態様が変化し、図106(エ13)に示す第1保留アイコンh11は、青色の表示態様に変化し、昇格演出に成功している。なお、爆撃機アイコンI3が登場しても、ミサイルが発射されなかったり、いずれの保留アイコンや変動アイコンにもミサイルが命中しなかったり、ミサイルが命中しても表示態様が変化しなかったりする場合があってもよい。これらは総て昇格演出の失敗に相当する。
図106(エ15)ではリーチ状態になり、同図(エ16)では、第1装飾図柄の中図柄には、保留変化図柄が仮停止している。保留変化図柄は、赤色の図柄と、青色の図柄があり、赤色の保留変化図柄が仮停止すると、保留アイコンの表示態様が2段階昇格し、青色の保留変化図柄が仮停止すると、保留アイコンの表示態様が1段階昇格する。図106(エ16)には、赤色の保留変化図柄が仮停止しており、同図(エ17)では、保留変化アニメーションが開始されている。すなわち、図106(エ17)に示す第1保留アイコンh11は、エフェクト画像Ed3によって前側からオーバーラップされ、同図(エ18)では、そのエフェクト画像Ed3が消失し、第1保留アイコンh11は、赤色の表示態様に変化している。図106(エ19)に示す装飾図柄表示装置208では、これまで赤色の保留変化図柄であった中図柄が「装飾2」に変化し、「装飾1」−「装飾2」−「装飾1」の組合せが変動表示(仮停止)されている。図106(エ20)では、その装飾図柄の組合せのまま停止表示され、ハズレが確定する。
図106(エ22)では、これまで第1保留アイコン11であった赤色の保留アイコンが、台座hs0へ移動し、赤色の表示態様の変動アイコンh0として表示されている。先読み予告対象の保留が消化されても、保留枠UIには、「保留変化!?タイム」という文字表示が表示され続けている。図106(エ23)では、ナビキャラクタYMから金色の光線が変動アイコンh0に向けて照射され、同図(エ24)では、これまで赤色であった変動アイコンが金色に変化している。
図106(エ26)では、リーチ状態になり、同図(エ28)では、スーパーリーチ演出に発展している。スーパーリーチ演出では、空の背景が荒野の背景に切り替わり、決闘シーンが表示されている。スーパーリーチ状態では、保留枠UIは、台座hs0の残して残りは総て消え、保留アイコンも消えている。ただし、変動アイコンh0は消えておらず、変動アイコンh0は、台座hs0に乗った状態で表示されている。図106(エ28)に示す台座hs0は、ワイプ演出で変化する前の「保留枠D」の台座である。すなわち、元の台座である。ただし、ワイプ演出で変化した後の「保留枠R」の台座であってもよい。また、スーパーリーチ中、あるいはノーマルリーチ状態(図106(エ26))から、台座hs0や変動アイコンh0を表示しないようにしてもよい。また、保留枠UI全部、保留アイコンも表示しないようにしてもよい。さらに、スーパーリーチ演出が終了すると、保留枠UIや保留アイコン等、非表示になっていたものは表示されてもよいし、スーパーリーチ演出の終了後は保留枠Rが表示され、次の図柄変動表示の開始から保留枠Dが表示されてもよい。
なお、この例では、リーチ状態になっても、保留枠UIのフレームの色は赤色のままであったが、保留枠UIのフレームの色も変化すると、大当りの期待度が上昇するようにしてもよい。
なお、遊技者により選択された保留枠(例えば、「保留枠D」)に先読み保留アイコンが表示された場合よりも、遊技者によって選択されていない保留枠(例えば、「保留枠R」)に先読み保留アイコンが表示された場合の方が、その先読み保留アイコンに対応する図柄変動において最終的に大当り図柄態様が表示されやすいように構成されていてもよいし、遊技者により選択された保留枠(例えば、「保留枠D」)に先読み保留アイコンが表示された場合よりも、遊技者によって選択されていない保留枠(例えば、「保留枠R」)に先読み保留アイコンが表示された場合の方が、同じ先読み保留アイコンの表示態様であってもその先読み保留アイコンに対応する図柄変動において最終的に大当り図柄態様が表示されやすいように構成されていてもよい。
図107は、図106に示す例の変形例等を示す図である。
図106(エ9−1)に代えて、図107(エ9−2−1)では、保留アイコンも変動アイコンも特殊態様(キャラクタ)に一旦変化している。また、ナビキャラクタYMもパンダに変化している。この例では、この後、大当りの期待度が反映された各色の表示態様に変化する。ここで一旦表示されたキャラクタの態様によって、大当りの期待度の高い色への変化のしやすさが決まっている。
図107(エ9−2−2)では、ナビキャラクタYMのパンダとのミニゲームが行われる。ミニゲームに勝利したキャラクタが、大当りの期待度の高い色のアイコン(保留アイコン又は変動アイコン)へ変化する。爺のキャラクタは50%の確率で勝利し、姫のキャラクタは75%の確率で勝利し、殿様のキャラクタは100%の確率で勝利する。なお、殿様のキャラクタの他に、プレミアキャラクタを設けておいてもよい。プレミアキャラクタは、大当り確定の色(ここでは虹色)のアイコンに変化する。
図107(エ9−2−3)では、ミニゲームとしてジャンケンゲームが行われ、皆一斉にジャンケンを行った。その結果、爺のキャラクタが2人とも負け、殿様のキャラクタが勝利した。なお、複数のキャラクタが勝利する場合があってもよい。
図107(エ9−2−4)では、再びワイプ演出が開始され、同図(エ9−2−5)の襖画像が全閉した状態(ワイプイン状態)を経て、ワイプアウトし(同図(エ9−2−6))、同図(エ9−2−7)に示す保留枠UI内では、第2保留アイコンh12が、青色の保留アイコンに変化している。なお、保留枠UIは、「保留枠D」のままである。
図107(オ1)〜同図(オ12)には、ナビキャラクタYMおよび変化予告表示の宝箱のアイコンI1が複数変動跨いで表示される例を示す図である。
図107(オ1)に示す装飾図柄表示装置208には、保留枠Dの保留枠UIが表示され、その演出アイコン表示領域DISには、ナビキャラクタYMとしてコパンダが表示されている。また、特図1の保留は2つ貯まっており、アイコンCのデフォルトの表示態様である第1保留アイコンh11と、第2保留アイコンh12が表示されている。さらに、図107(オ1)に示す装飾図柄表示装置208では、背景Eの背景(空の背景)が表示されている。
図107(オ2)では、特図1の保留が1つ増加し、第3保留アイコンh13が増加している。ここで、先読み予告対象の保留は、この第3保留アイコンh13の保留である。図107(オ3)では、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されており、同図(オ4)では、保留が1つ消化され、同図(オ4)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始されている。図107(オ5)では、演出アイコン表示領域DISに、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が絨毯のアイコンI2に乗って出現する。この例では、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が待機表示される。その後、保留が1つ消化され、先読み予告対象の保留は、第1保留アイコンh11の保留になる。図107(オ7)では、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されており、演出アイコン表示領域DISには、絨毯のアイコンI2の上に乗ったまま宝箱のアイコンI1が表示され続けている。
図107(オ9)では、先読み予告対象の保留である、第1保留アイコンh11の保留が消化され、同図(オ9)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始されている。演出アイコン表示領域DISには、絨毯のアイコンI2の上に乗ったまま宝箱のアイコンI1が依然として表示されており、この宝箱のアイコンI1は、複数変動を跨いで表示されていることになる。図107(オ10)では、絨毯のアイコンI2が消え去り、宝箱のアイコンI1の待機表示が終了し、変化アニメーションが開始される。すなわち、図107(オ11)では、宝箱のアイコンI1の宝箱が広き、中から煙画像が出現し、ナビキャラクタYMはその煙画像に前側から覆われている。図107(オ12)では、その煙画像が消失し、上述したカスタマイズ設定で遊技者が選択したコパンダのナビキャラクタYMは番長のナビキャラクタYMに変化している。番長のナビキャラクタYMは、カスタマイズ設定では選択することができないキャラクタであるが、選択できるようにしてもよい。
なお、この例では、特図の図柄変動表示といった真の図柄変動表示を跨いで、ナビキャラクタYMの他、変化予告表示の宝箱のアイコンI1も表示されているが、擬似連演出における仮停止と再変動を跨いで、ナビキャラクタYMや変化予告表示が表示されてもよい。例えば、当該変動で変化予告表示(宝箱のアイコンI1、絨毯のアイコンI2)が表示され、疑似連3回目で、変化予告表示によって常時表示のナビキャラクタYMが変化したり、当該変動よりも前の変動で変化予告表示(宝箱のアイコンI1、絨毯のアイコンI2)が表示され、疑似連2回目まで変化予告表示が表示され続け、疑似連3回目で、変化予告表示によって常時表示のナビキャラクタYMが変化してもよい。
図108は、オートボタンモードに設定に設定されたパチンコ機における演出例を示す図である。
この例におけるパチンコ機100は、オートボタンモードに設定されおり、装飾図柄表示装置208の右上には、オートボタンモードに設定されていることが表示されている。
図108(A1)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、海の背景に、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。また、特図1の保留は1つ貯まっており、デフォルトの表示態様である第1保留アイコンh11が表示されている。なお、保留枠UIの演出アイコン表示領域DISには、ナビキャラクタYMが表示されている。また、装飾図柄表示装置208の左下には、チャンスボタン136が示されている。図108(A1)に示すチャンスボタンは通常の白色点灯を行っている。なお、本例では、チャンスボタンの操作有効期間外であってもチャンスボタンランプ138が常時点灯しているように構成されているが、チャンスボタンの操作有効期間外ではチャンスボタンランプが常時消灯状態であってもよい。
図108(A2)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始され、その後、会話予告が開始されている。会話予告が開始されると、殿様のキャラクタとともに「チャンス」という文字表示が表示された殿様の会話画像CI1が表示される。この、殿様の会話画像CI1の表示は、会話予告の第1段階となっている。その後、図108(A5−1)に示す装飾図柄表示装置208では、会話予告が更新され、殿様の会話画像CI1が縮小表示されて第2装飾図柄の表示位置の下方に表示され、爺のキャラクタとともにボタン演出画像が表示された爺の会話画像CI2が表示される。ボタン演出画像は、チャンスボタン136を操作有効期間内に押下することを促す画像であり、チャンスボタン136を模したボタン画像136aと、上記操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータMTとによって構成されている。なお、図108(A5−1)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、チャンスボタン136が操作されてもこれに応じた表示は行われない。第1装飾図柄は、爺の会話画像CI2によって隠されてしまっているが、遊技者は、第4図柄表示装置284や第2装飾図柄等によって特図が変動中であることを認識することができる場合がある。なお、装飾図柄が隠されないように、装飾図柄の表示位置を爺の会話画像CI2や殿様の会話画像CI1とは重ならない位置に移動させるようにしてもよい。また、図108(A5−1)に示すように、殿様の会話画像CI1は、爺の会話画像CI2によって少なくとも一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも、殿様の会話画像CI1の表示態様が視認困難とされている。この例では、会話予告が行われた場合の方が、会話予告が行われない場合よりも、大当りとなりやすくなっている。また、会話予告が更新される際に殿様の会話画像CI1が縮小表示されなくてもよく、殿様の会話画像CI1が消去されてもよい。また、後から表示された会話画像が先に表示された会話画像と異なる大きさ(大きい又は小さい)であってもよく、表示されると大当りへの期待度が高い会話予告Aが、この会話予告Aよりも大当りへの期待度が低い会話予告Bと異なる大きさ(大きい又は小さい)であってもよい。
その後、図108(A6)に示すタイミングで操作有効期間が開始される。遊技者は、図108(A6)のタイミング以降にチャンスボタン136を操作することにより、操作に応じた演出を見ることができる場合がある。図108(A6)に示すチャンスボタン136は、白色で点滅を開始している。
図108(A7)のタイミングで、特図1の保留が増加する。ただし、まだこのタイミングでは保留アイコンは表示され始めていない。また、操作有効期間が開始されてから時間が経過したことで、残時間表示メータMTは少し減っている。図108(A8−1)では、第1保留アイコンが表示されている。図108(A8−1)に示す第1保留アイコンは、ボタン保留アイコンであり、白色の丸表示の上に赤色のボタン画像136aが表示されている。なお、残期間メータMTは表示されていないが、表示されてもよい。図108(A8−1)に示すチャンスボタン136は、ボタン保留アイコンの出現に応じて、青色点灯に変化するとともに振動を開始している。
図108(A10)では、会話予告におけるボタン演出の操作有効期間が開始されてから一定期間が経過する。すると、会話予告におけるボタン演出に対してオートボタンモードが機能し、図108(A11)に示すように、爺の会話画像CI2が更新され、オートボタンに対する応答表示として「夏休みまだかの〜」という文字表示が表示される。なお、ボタン保留アイコンについては、オートボタンモードが機能しておらず、遊技者がチャンスボタン136を実際に操作しないと、応答表示は表示されない。図108(A12)〜同図(A13)に示すように、ボタン保留アイコンに対する操作促進態様として、チャンスボタン136は、青色点灯しながら振動を継続している。
図108(A15)に示す装飾図柄表示装置208では、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。また、図108(A15)に示すチャンスボタン136は、振動が終了しており、青色点灯から通常の白色点灯に戻っている。より詳細には、図108(A14)の或るタイミングで、チャンスボタン136は振動が終了し白色点灯に戻っている。これは、ボタン保留アイコンの操作有効期間が終了したことによる。ボタン保留アイコンの操作有効期間は、例えば、予め定められた有効期間が経過したことによって終了してもよいし、装飾図柄が第1停止を行ったことで終了してもよいし、装飾図柄の確定表示が行われたことで終了してもよい。ただし、第1保留アイコンh11は、未だボタン保留アイコンの表示態様である。そして、図108(A16)では、ボタン保留アイコンである第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始される。図108(A16)に示す装飾図柄表示装置208では、第2装飾図柄が変動表示を開始しているが、第1装飾図柄はまだ変動表示を開始しておらず、ボタン保留アイコンの表示態様の第1保留アイコンh11もまだ表示されている。
図108(A17)では、保留減少アニメーションが開始され、ボタン保留アイコンの表示態様の第1保留アイコンh11が、変動アイコン表示領域CISの台座hs0に向けて移動を開始し、同図(A18)では、ボタン保留アイコンの表示態様のまま台座hs0の上に到達し、同図(A19)において、台座hs0上で変化アニメーションが開始され、同図(A20)では、青色の表示態様の変動アイコンh0に変化している。
図109は、図108に示す例の続き等を示す図である。
その後、図109(A22)で、第1装飾図柄の変動表示が開始され、同図(A23)では第1装飾図柄は高速変動を行っている。
この例では、オートボタンモードにずっと設定されているが、オートボタンモードの設定の有無に関わらず、ボタン保留アイコンに変化した図柄変動表示が確定表示されるまでにチャンスボタン136が操作されなかった場合は、保留減少アニメーションの後、自動的に表示態様が変化する。すなわち、ボタン保留アイコンの表示態様の保留アイコンである間は、チャンスボタン136の操作に応じて、青色の表示態様の保留アイコンに変化するが、保留減少アニメーションが開始されてしまうと(変動アイコンh0になったと見ることもでき、変動アイコンh0になってしまうと)、チャンスボタン136の操作に応じては表示態様は変化しない。
また、オートボタンモード中にチャンスボタン136の操作で、オートボタンモードが終了するように構成されていてもよい。その場合、残期間メータMTの表示中は、チャンスボタン136を操作しても、オートボタンモードが終了しないように構成されていてもよいし、残期間メータMTの表示中であってもチャンスボタン136を操作すると、オートボタンモードが終了してもよい。
また、チャンスボタン136の操作がなかった場合は、ボタン保留アイコンと同じ態様で変動アイコンh0が表示されてもよいし、青色の表示態様の変動アイコンh0に変化しないようにしてもよいし、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0に変化してもよい。また、チャンスボタン136が振動を終了し白色点灯に戻っても、操作有効期間は終了していない場合があってもよい。さらに、チャンスボタン136の操作がなかった場合に青色の表示態様の変動アイコンh0に変化しないことは、オートボタンモード中であっても、非オートボタンモード中であっても同じである。ただし、変化するようにしてもよく、さらには、オートボタンモード中には変化するが、非オートボタンモード中には変化しない、あるいはその反対であってもよい。
さらに、オートボタンモードに未設定の状態において、操作有効期間内にチャンスボタン136の操作がなかった場合は、図108(A11)に示すようにな、「夏休みまだかの〜」という文字表示の爺の会話画像CI2に更新されない。ただし、更新されるようにしてもよい。
また、図108(A5−1)に代えて、図109(Aa5−2−1)では、ナビキャラクタYMに、ボタン表示アイコン136Dが追加される。ボタン表示アイコン136Dには、チャンスボタン136の操作有効期間の残期間を表す残期間メータMTも表示されている。また、図109(Aa5−2−1)には、メータ表示MW'も表示されている。ボタン表示アイコン136Dは、チャンスボタン136が操作されないと変化しない予告であり、当該変動の予告であってもよい。図109(Aa5−2−2)では、ボタン演出画像が表示された爺の会話画像CI2とともに、ボタン表示アイコン136Dが表示されている。上述のごとく、会話予告におけるボタン演出に対してオートボタンモードが機能するため、図109(Aa5−2−2)に示すボタン表示アイコン136Dは、ボタン操作しなくても変化する予告と重複している。
また、図108(A5−1)に代えて、図109(Aa5−3)では、複数のボタン演出画像(ボタン画像136a,残時間表示メータMT)が表示されている。この場合は、チャンスボタン136を複数回操作する必要が生じ、チャンスボタン136を複数回操作する必要がある演出のときもオートボタン機能が働かなくてもよい。なお、特定回数(例えば1回)操作したら、残りのボタン演出画像についてオートボタン機能が働くようにしてもよい。
また、図108(A5−1)に代えて、図109(Aa5−4)では、装飾図柄表示装置208(第1表示装置)の下方に配置された第2表示装置208Sでボタン演出画像(ボタン画像136a,残時間表示メータMT)が表示されている。図109(Aa5−4)の例では、第2表示装置208Sに表示されたボタン演出画像は一つであるが、第2表示装置208Sに表示された一又は複数のボタン演出画像には、オートボタン機能が働かないようにしてもよい。
また、図108(A5−1)に代えて、図109(Aa5−5−1)では、装飾図柄表示装置208にチャンスボタン136の連打を促す報知が行われている。図109(Aa5−5−2)では、ボタン連打演出が開始され、装飾図柄表示装置208には、ボタン演出画像(ボタン画像136a,残時間表示メータMT)と、連打メータRHMが表示されている。ボタン連打演出には、オートボタン機能が働かず、図109(Aa5−5−2)に示すチャンスボタン136は、振動を開始するとともに青色点灯に変化し、操作を促している。やがて、図109(Aa5−5−5)では、チャンスボタン136の連打が開始され、同図(Aa5−5−6)に示す連打メータRHMは上昇し、応答表示が行われている。図109(Aa5−5−5)でチャンスボタン136の連打が開始され、連打メータRHMの上昇といった応答表示も行われているが、同図(Aa5−5−6)に示すチャンスボタン136は、振動を継続するとともに青色点灯も継続している。これまでの例では、チャンスボタン136を一回操作すればよかったが、この例では、連打が必要なため、チャンスボタン136の振動と青色点灯は継続されている。なお、長押しの場合も、連打と同様にチャンスボタン136の操作が長くなるため、ここでの技術的思想を適用することができる。図109(Aa5−5−7)のタイミングは、操作有効期間が経過し、残時間表示メータMTが0になった瞬間である。チャンスボタン136の振動と青色点灯は、残時間表示メータMTが0になるまで継続する。チャンスボタン136はこの後、即座に振動を停止し、白色点灯に戻る。なお、1回以上操作した場合にオートボタン機能が働くように構成されていてもよい。また、本例では、オートボタン機能は働かないが、長押しオート連打機能は働くように構成されており、長押しを一定期間行うことで連打操作を行っているときと同じ応答表示を行うように構成されていてもよいが、オートボタン機能が働かない場合には長押しオート連打機能も働かないように構成されていてもよい。
図110は、図108に示す例の変形例を示す図である。
図108(A8−1)に代えて、図110(Aあ8−2−1)から続く例では、ボタン保留アイコンの操作有効期間が開始した後であって、会話予告におけるボタン演出に対してのオートボタン機能が働く前に、チャンスボタン136が一回操作された例である。この場合には、ボタン保留アイコンの応答演出と、会話予告におけるボタン演出の応答演出の両方が表示される。すなわち、ボタン保留アイコンの応答演出として、ボタン保留アイコンは変化し、会話予告におけるボタン演出の応答演出として、爺の会話画像CI2の更新が行われている。ボタン保留アイコンの変化は、先読み予告に相当し、会話予告における爺の会話画像CI2の更新も、先読み予告に相当する。なお、会話予告は、通常予告であってもよい。また、図108(A20)におけるボタン変動アイコンの変化は、通常予告に相当する。
なお、オートボタン機能が働かない方の応答演出のみ表示されるようにしてもよい。すなわち、ボタン保留アイコンの変化アニメーションのみ表示を行い、爺の会話画像CI2の更新は行われないようにしてもよい。あるいは反対に、オートボタン機能が働く方の応答演出のみ表示されるようにしてもよい。
また、チャンスボタン136の一回の操作では、オートボタン機能が働かない方の応答演出のみ表示され、二回目の操作で、オートボタン機能が働く方の応答演出が表示されるようにしてもよいし、その逆で、チャンスボタン136の一回の操作では、オートボタン機能が働く方の応答演出のみ表示され、二回目の操作で、オートボタン機能が働かない方の応答演出が表示されるようにしてもよい。
さらに、図110(Aあ8−2−1)〜同図(Aあ8−2−4)を用いた上記説明は、オートボタンモード設定中における説明であったが、オートボタンモード未設定中においても同様である。
また、図108(A8−1)に代えて、図110(Aa8−3)では、オートボタンモード未設定時でも、チャンスボタン136は、振動するとともに、特別色(ここでは青色)で発光する例を示す。なお、オートボタン未設定時とオートボタン設定時で異なる報知を行ってもよい。
また、図108(A8−1)に代えて、図110(Aa8−3')では、オートボタンモード未設定時は、チャンスボタン136は、振動せず、通常色(ここでは白点滅)で発光する例を示す。
また、その他の例として、図110(Ab1)では、大当り遊技中に、装飾図柄表示装置208にチャンスボタン136の連打を促す報知がなされている。図110(Ab2)に示す装飾図柄表示装置208には、3ラウンド目の表示とともにボタン演出画像(ボタン画像136a,残時間表示メータMT)が表示されているが、大当り遊技中は、オートボタン機能を働かないようにしてもよいし、あるいは反対に、オートボタン機能が働くようにしてもよい。
図110(Ba1−1)〜同図(Ba5)は、裏ボタンに関する演出例を示す図である。図110(Ba1−1)のタイミングで、チャンスボタン136を操作すると、ナビキャラクタYMによる演出が開始される。しかしながら、チャンスボタン136は通常の白色点灯であり、振動もしておらず、裏ボタンの報知がなされていない。図110(Ba2)では、オートボタン機能が働かないボタン保留アイコン(第1保留アイコンh11)が出現したことにより、チャンスボタン136は、振動を開始するとともに青色点灯に変化し、操作を促す。図110(Ba3)では、チャンスボタン136が操作され、ボタン保留アイコンであった、第1保留アイコンh11の表示態様が変化している(図110(Ba1−5)参照)。
図110(Ba1−2)は、図110(Ba1−1)に示す状態と同じ状態であるが、唯一異なる点は、図110(Ba1−2)では、チャンスボタン136が、振動を開始するとともに青色点灯に変化し、裏ボタンを報知している点になる。
なお、これまで説明してきた操作有効期間の残期間を表す残期間メータMTについて、さらに詳述する。ここでの記載は、これまで説明した残期間メータMTが表示される演出例のいずれにも適用可能である。残期間メータMTは、時間の経過に応じて表示態様が変化する(本例では、減少表示を行う)残時間表示領域MT1と、残時間表示領域の奥にあり時間の経過に応じて表示態様が変化する(本例では増加表示を行う)経過時間表示領域MT2の2つから構成されている。ここで、残時間表示領域MT1および/または経過時間表示領域MT2の表示態様(例えば、色や形状など)がデフォルトの表示態様と異なる特別な表示態様で表示される場合があってもよい。例えば、残時間表示領域MT1の表示態様がデフォルトの色(本例では青色)ではなく赤色で表示された場合や経過時間表示領域MT2の表示態様がデフォルトの色(本例では白色)ではなく赤色で表示された場合などが挙げられる。残時間表示領域MT1が特別な表示態様で表示されている場合であって、時間の経過に伴い残時間表示領域MT1が減少表示される場合は、時間の経過に伴い特別な表示態様で表示される領域が減るので、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)に注目させることができる場合がある。逆に経過時間表示領域MT2の表示態様が特別な表示態様で表示されている場合であって、時間の経過に伴い経過時間表示領域MT2の表示領域が増加表示される場合は、時間の経過に伴い特別な表示態様で表示される領域が増えるので、経過時間表示領域MT2による特別な表示態様を見たい遊技者はすぐに操作手段(本例ではチャンスボタン136等)を操作しないなど、演出の楽しみ方のバリエーションを増加させ遊技者の遊技への参加意欲を向上させることができる場合がある。なお、残時間表示領域MT1および/または経過時間表示領域MT2の表示態様は、残期間メータが最初に表示された時点で(なお、残時間表示領域MT1の場合は残時間メータが最初に表示された時点のことであってもよく、経過時間表示領域MT2の場合は、残期間表示領域MT1が減少し初めて経過時間表示領域MT2が視認可能となった時点のことであってもよい)特別な表示態様が表示されてもよいし、操作有効期間が経過してから一定期間が経過した場合にデフォルトの表示態様から特別な表示態様に変化するように構成されていてもよい。
また、これまで説明してきたナビキャラクタYMについて、さらに補足する。ここでの記載は、これまで説明したナビキャラクタYMが表示される演出例のいずれにも適用可能である。まず、ナビキャラクタによって各種予告が行われないように構成されていてもよい。また、ナビキャラクタ(以下、「ナビキャラクタA」)の表示中に、他のナビキャラクタ(以下、「ナビキャラクタB」)が表示されてもよい。その場合、先に表示されていたナビキャラクタAに後から表示されたナビキャラクタBがオーバーラップする場合があるように構成されていてもよく、逆に後から表示されたナビキャラクタBが先に表示されたナビキャラクタAにオーバーラップされてもよく、ナビキャラクタAとナビキャラクタBがそれぞれをオーバーラップしない位置に表示されてもよい。例えば、常時表示されているナビキャラクタYMを一または複数変動の間、当該変動の予告および/または先読み予告を行うナビキャラクタによってオーバーラップする場合などが挙げられる。さらに、ナビキャラによって変化予告表示が表示される可能性があることを示唆する演出表示が行われることで、変化予告表示が行われる場合があってもよい。
図111は、皿満タンエラーの発生によって報知される球抜き報知の表示と、輝度調整ウィンドウBWそれぞれの、他の表示とのオーバーラップ関係について説明する図である。
図111(α1)に示す装飾図柄表示装置208には、海の背景表示に保留枠UIが表示されており、ナビキャラクタYMも表示されている。また、第1装飾図柄(第3図柄)にも第2装飾図柄(第5図柄)にも装飾図柄のハズレの組合せ(「装飾4」−「装飾1」−「装飾7」)が表示されており、特図の図柄変動表示は停止中である。さらに、装飾図柄表示装置208の右上隅部に表示された第2保留数表示では、特図1の保留数も特図2の保留数も0である。すなわち、保留が無く、特図の停止図柄の確定表示が行われてから図柄変動表示が開始されていない状態であり、第1装飾図柄の下部に前側からオーバラップするように、メニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIが表示されている。また、第1装飾図柄の下部に前側からオーバラップするように、「球を抜いてください」といった球抜き報知が表示されている。この球抜き報知の表示は、少し透明な表示であり、球抜き報知の表示が前側からオーバラップするように表示された場合、後ろ側の表示は少し見える状態になる。以下、前側から重なるように表示されていること、あるいは前側のレイヤに表示されていることを、単に「オーバラップする」と表現する場合がある。なお、球抜き報知の表示は、後ろ側の表示が全く見えなくなるような表示であってもよい。さらに、スピーカ120からも「球を抜いてください」といった音声が出力されている。
球抜き報知の表示は、左上の第2装飾図柄や右上の第2保留数表示とは表示位置がズレており、これらの表示にはオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、第2装飾図柄または/および第2保留数表示に絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。また、球抜き報知の表示は、現在の設定状態を報知する画面右上の枠RWとも表示位置がズレており、この枠RWにもオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、この枠RWに絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。また、球抜き報知の表示は、保留枠UIとも表示位置がズレており、この保留UIにもオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、この保留枠UIに絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。
図111(α2)では、操作キーユニットの下キーが操作され、輝度調整ウィンドウBWが表示されている。輝度調整ウィンドウBWは、球抜き報知の表示よりも後から表示されたものであるが、球抜き報知の表示が優先し、輝度調整ウィンドウBWは、球抜き報知の表示よりも後ろ側のレイヤに表示されている。すなわち、球抜き報知の表示は、輝度調整ウィンドウBWにオーバーラップしている。
やがて、図柄変動表示が開始され、輝度調整ウィンドウBWも、メニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIも非表示になり、図111(α3)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が行われている。しかしながら、未だ球抜き操作を行わず、球抜き報知の表示は継続されている。なお、球抜き操作を行って、一旦は皿満タンエラーを解消したものの再度皿満タンエラーが発生し、球抜き報知の表示が新たに表示された場合も同様である。球抜き報知の表示は、第1装飾図柄の変動表示にオーバーラップしている。また、図111(α3)では、操作キーユニットの左右キーが操作され、保留枠UIの上には音量調整用のバー表示VBが表示されている。この音量調整用のバー表示VBは、第1装飾図柄の少なくとも一部、変動アイコンh0の少なくとも一部、およびナビキャラクタYMの少なくとも一部に前側から重なるように表示されている。なお、以下の説明で、音量調整用のバー表示VBが表示されている場合は、その都度、左右キーが操作されて表示されているものとする。また、操作キーユニットの上下キーを操作することで、輝度調整用のバー表示を表示させることができ、この輝度調整用のバー表示は音量調整用のバー表示VBと同じ位置に表示されるため、以下の音量調整用のバー表示VBについての説明は、輝度調整用のバー表示に当てはめることができる。ただし、輝度調整用のバー表示と音量調整用のバー表示VBは同時に表示されてもよい。また、音量調整用のバー表示VBにしても、輝度調整用のバー表示にしても、常時表示可能であってもよいし、一定期間に限って表示可能であってもよい。また、左右キー又は上下キーを操作している間だけ表示可能であってもよい。
また、音量調整用のバー表示VBと、球抜き報知の表示は、重ならない位置に表示されている。球抜き報知の表示は、音量調整用のバー表示VBに絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。
さらに、球抜き報知の表示は、保留アイコンとも変動アイコンとも表示位置がズレており、これらのアイコンにもオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、保留アイコンまたは/および変動アイコンに絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。また、球抜き報知の表示は、ナビキャラクタYMの表示とも表示位置がズレており、ナビキャラクタYMの表示にもオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、ナビキャラクタYMの表示に絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。
図111(α4)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ演出が行われており、荒野の背景での決闘シーンが表示されている。こここでも球抜き報知の表示が表示されてり、左上に移動した「装飾7」の左図柄と、右上に移動した「装飾7」の右図柄それそれに、球抜き報知の表示はオーバーラップしている。また、球抜き報知の表示は、荒野の背景での決闘シーンの表示にもオーバーラップして表示されている。なお、スーパーリーチ中でも、音量調整は可能であり、図111(α4)に示す装飾図柄表示装置208には、音量調整用のバー表示VBが表示されている。この音量調整用のバー表示VBも、荒野の背景での決闘シーンの表示にオーバーラップしている。
図111(α5)に示す装飾図柄表示装置208には、大当り遊技の開始画面が表示されているが、ここでの大当り開始演出表示にも球抜き報知の表示はオーバーラップしている。また、大当り遊技中でも、音量調整は可能であり、図111(α5)に示す装飾図柄表示装置208には、音量調整用のバー表示VBが表示されている。この音量調整用のバー表示VBも、大当り開始演出表示にオーバーラップしている。一方、球抜き報知の表示は、画面左上の右打ち示唆表示(右打ち警告とは異なる表示。前述の図18(52)のミニ右打ち表示に相当。)とは表示位置がズレており、右打ち示唆表示にオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、右打ち示唆表示に絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。右打ち示唆表示は、大当り遊技の開始画面で表示されていなくてもよい。
図111(α6)に示す装飾図柄表示装置208には、遊技者に右打ちを指示する右打ち指示画面が表示されている。本例では右打ち指示画面は、初回大当り(通常状態(特図低確普図低確状態)での大当りの状態から1回目(1連荘目)の大当りのことであるが、潜伏確変状態(特図高確普図低確)からの1回目(1連荘目)の大当りや、突然確変状態(特図高確普図高確)からの1回目(1連荘目)の大当りも含んでもよい。なお、上記に記載の潜伏確変状態および/または突然確変状態とは、通常状態から移行した状態のみを示し、確変状態や時短状態において発生したものを除いている)のみ表示されているが、大当り毎に右打ち指示画面が表示されてもよい。ここでの右打ち指示画面には、球抜き報知の表示がオーバーラップされているが、一方で右打ち示唆表示は球抜き報知の表示によってオーバーラップされていない。なお、本例では、右打ち指示画面の表示中に右打ち警告表示(前述の図17(60)の右打ち報知、後述する図116の打ち方警告の右打ち時の液晶表示に相当)が行われないが、右打ち指示画面の表示中に右打ち警告表示が行われてもよい。また、右打ち指示画面の表示中に左打ち警告表示(後述する図116の打ち方警告の左打ち時の液晶表示に相当))は表示されないが、表示される場合があってもよい。また、右打ち指示画面の表示中に右打ち示唆表示が行われているが、右打ち指示画面の表示中に右打ち示唆表示が行われなくてもよい。
図111(α7)では、1ラウンド目が開始され、ラウンド演出が表示されている。球抜き報知の表示および音量調整用のバー表示VBは、ラウンド演出の表示にオーバーラップしている。なお、球抜き報知の表示は、画面右上のラウンド数表示とは表示位置がズレており、このラウンド数表示にオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、ラウンド数表示に絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。また、球抜き報知の表示は、画面右下の出球数表示(0pt)とも表示位置がズレており、この出球数表示にオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、出球数表示に絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。
4ラウンド目の図111(α8)では、5ラウンド目において第2可変入賞口が長時間開放となってV通過しやすい状態となる大チャンスが到来するか否かを示唆する昇格演出が行われ、その結果、昇格演出に成功したことを表す成功演出が実行されている。すなわち、確変移行条件が成立しやすい大当り遊技であることが報知されている。球抜き報知の表示および音量調整用のバー表示VBは、この成功演出の表示にオーバーラップしている。また、図111(α8)に示す装飾図柄表示装置208では、星印の「VチャンスGET」の表示も表示が開始されている。球抜き報知の表示は、この星印の「VチャンスGET」の表示とは表示位置がズレており、この表示にオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、星印の「VチャンスGET」の表示に絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。
図111(α9)では、5ラウンド目が開始され、装飾図柄表示装置208では、大当り遊技の5ラウンド目であることの表示が行われるとともに、このラウンドでV通過を行わせることを促す旨の「Vを狙え」という表示が行われる。これにより、遊技者にV通過を確実に行わせることができる場合がある。球抜き報知の表示は、「Vを狙え」という表示にオーバーラップしている。
そして、図111(α10)に示すタイミングで、第2可変入賞口内の確変作動領域への遊技球の通過(V通過)があり、装飾図柄表示装置208には、確変獲得が確定した旨の報知である「V」の表示が大きく表示されている。すなわち、この確変獲得が確定した旨の報知である「V」の表示は、V通過があったことに基づいて表示されるものである。球抜き報知の表示および音量調整用のバー表示VBは、この「V」の表示にオーバーラップしている。なお、図111(α10)に示すタイミングでは、星印の「VチャンスGET」の表示が非表示になってもよい。
5ラウンド目が終了すると、図111(α11)に示すような態様で大当り遊技の終了演出が行われる。上述した大当り遊技においては、5ラウンド目にV通過したことにより、確変移行条件が成立したので、大当り遊技の終了後に一定回数の図柄変動表示が行われる間、確変状態(特図高確率普図高確率状態)に移行する。そのため、大当り遊技の終了演出では、確変状態に移行する旨を表す「吉宗RUSH突入」の表示(確変中演出)が行われる。球抜き報知の表示および音量調整用のバー表示VBは、この「吉宗RUSH突入」の表示にオーバーラップしている。なお、大当り遊技の終了演出でも、右打ち示唆表示が表示されているが、表示されなくてもよい。
図111(α12)に示す装飾図柄表示装置208には、プリペイドカード取り忘れ警告表示(前述の図18(57)の注意喚起表示に相当)が表示されている。球抜き報知の表示および音量調整用のバー表示VBは、このプリペイドカード取り忘れ警告表示にオーバーラップしている。なお、プリペイドカード取り忘れ警告表示の終了演出でも、右打ち示唆表示が表示されているが、表示されなくてもよい。
図111(α13)に示す装飾図柄表示装置208には、画面左上の右打ち示唆報知のすぐ下に大当り連荘数の表示(BONUS×3)が表示されている。また、画面右上には、曲名表示部MNが表示されるとともに、その左側には、操作キーユニットの上下キーのアイコンが表示されている。さらに、第2保留数表示は、画面右下に表示されている。
球抜き報知の表示は、大当り連荘数の表示とは表示位置がズレており、この表示にオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、大当り連荘数の表示に絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。また、球抜き報知の表示は、曲名表示部MNとも表示位置がズレており、曲名表示部MNにもオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、曲名表示部MNに絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。また、球抜き報知の表示は、上下キーのアイコンとも表示位置がズレており、上下キーのアイコンにもオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、上下キーのアイコンに絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。また、球抜き報知の表示は、画面右下の第2保留数表示とも表示位置がズレており、この第2保留数表示にもオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、このの第2保留数表示に絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。
また、図111(α13)に示す音量調整用のバー表示VBは、保留アイコンの一部にオーバーラップしているが、オーバーラップしない位置に表示されていてもよい。
また、図111(α14)では、大当り遊技の開始画面が表示され、同図(α15)に示す装飾図柄表示装置208には、図103に示す楽曲セレクト画面が表示されている。球抜き報知の表示および音量調整用のバー表示VBは、楽曲開放リストGRにオーバーラップしている。
また、図111(α16)では、楽曲選択が終了し、ラウンド演出が開始されている。図111(α16)に示す装飾図柄表示装置208の左下には、現在選択中の楽曲の曲名が表示されている。球抜き報知の表示は、曲名表示とは表示位置がズレており、この曲名表示にオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、曲名表示に絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。
また、4ラウンド目の図111(α17)では、画面右横に「次のRでVを狙え」という表示が表示されており、5ラウンド目の図111(α18)では、画面右横に「Vを狙え」という表示が表示されており、球抜き報知の表示は、画面右横に表示されたこれらの表示にオーバーラップしている。ここで、図111(α17)は、4ラウンド終了時、主制御部300の残存球検出期間終了に対応してもよい。また、図111(α18)は、5ラウンド開始時であり、主制御部300の特電役作動中信号がオフからオンになったときに対応してもよい。なおこの場合、図111(α17)と図111(α18)の間の期間は、4ラウンド終了から5ラウンド開始までのラウンド間インターバルの期間に相当し、主制御部300の特電役作動中信号がオンからオフになっている期間になる。
また、図111(α19)では、画面右横に、V通過があったことに基づく「V」の表示が表示されており、球抜き報知の表示は、この「V」の表示にオーバーラップしている。ただし、音量調整用のバー表示VBは、この「V」の表示にはオーバーラップしていない。
なお、図111(α20)は、5Rの実行中で、V通過があってから一定期間経過したときの状態であってもよいし、5ラウンド終了時(例えば、主制御部の残存球検出期間終了に対応した期間)の状態であってもよい。
その後、15ラウンドまで大当り遊技が進み(図111(α21)〜同図(23))、図111(α24)では、同図(α11)と同様に、「吉宗RUSH突入」の表示(確変中演出)が表示され、球抜き報知の表示および音量調整用のバー表示VBは、この「吉宗RUSH突入」の表示にオーバーラップしている。この図111(α24)は、ラウンド間インターバルの終了後に大当り終了表示期間が開始され表示されているものである。
なお、主制御部300からコマンドを送信し、第1副制御部400が受信して、各種制御を行う関係上、主制御部300でのタイミングと実際のタイミングはタイムラグが生じる。
また、図111では、ラウンド間インターバル中に前のラウンド表示をそのまま表示している。例えば、5ラウンドと6ラウンドの間のラウンド間インターバル中は「5R」を表示するが、ラウンド間インターバル中にラウンド表示の全部または一部を非表示にしてもよい。例えば、Rだけ表示して数字部分を非表示にしてもよい。
また、15ラウンド終了時も同様であり、ラウンド間インターバルの期間はラウンド表示を行ってもよく、非表示にしてもよい。
なお、本例では大当り中に右打ち警告表示が表示される場合があるが、一方で左打ち警告表示が表示されないが、左打ち警告表示が表示される場合があってもよいし、打ち方警告に関する報知が行われないように構成されていてもよい。
以上、球抜き報知の表示を例にあげて説明したが、ここでの説明は、球抜き報知の表示に限らず、他のエラー(例えば、図114や図115のリストに挙げた各種エラー)に関する報知の表示に適用可能である。
図112は、球抜き報知の表示例を示す図である。
図112(β)に示す球抜き報知の表示は、球抜き報知の表示の後ろ側の表示が全く見えなくなるような表示である。
図112(γ1)に示す球抜き報知の表示は、輝度調整ウィンドウBWの他に、音量調整アイコンVIにもオーバーラップしている。すなわち、図112(γ1)に示す球抜き報知の表示は、輝度調整ウィンドウBWの一部と、音量調整アイコンVIの一部にオーバーラップしている。なお、球抜き報知の表示は、輝度調整ウィンドウBWの全部にオーバーラップしてもよいし、音量調整アイコンVIの全部にオーバーラップしてもよい。また、図112(γ1)に示す球抜き報知の表示は、図111に示す球抜き報知の表示と同じく、少し透明な表示であり、後ろ側の表示が少し見える状態にある。ただし、図112(β)に示す球抜き報知の表示のように、後ろ側の表示が全く見えなくなるような表示であってもよい。
図112(γ2)に示す球抜き報知の表示は、図柄変動表示中に表示された音量調整用のバー表示VBにオーバーラップしている。この球抜き報知の表示は、ナビキャラクタYMにはオーバーラップしていないが、ナビキャラクタYMには音量調整用のバー表示VBがオーバーラップしている。また、図112(γ1)に示す球抜き報知の表示も、同図(β)に示す球抜き報知の表示のように、後ろ側の表示が全く見えなくなるような表示であってもよい(以下、同じ。)。なお、音量調整用のバーに限らず、図柄変動中に遊技者によって設定可能な機能や前述のダイトモ等に関する表示(前述の図65(V)および(V')等に示した演出カスタマイズ画面、図102(イ1)等に示した曲名表示部MN、輝度調整用のバー、ユーザーモード(ダイトモ)の設定中であって図柄の変動状況に関わらず遊技者操作によって、達成しているミッション一覧や遊技履歴(回転数、出球数、ミッションクリア数、今回プレイの大当り数、今回プレイの最大連荘回数等)を表示する表示、ユーザーが設定したキャラクタや背景、保留枠、保留表示等の設定・変更が行える表示など)にも適用可能である。
図112(γ3−1)に示す球抜き報知の表示は、変動アイコンh0、保留アイコンh11、ナビキャラクタYMそれぞれにオーバーラップしている。そして、図112(γ3−1)に示す状態で、操作キーユニットの左右キーが操作されと、音量調整用のバー表示VBが表示されるが、同図(γ3−2)に示すように、球抜き報知の表示と音量調整用のバー表示VBとでは、球抜き報知の表示の方が優先され、前側に表示される。なお、音量調整用のバー表示VBの方が優先されて前側に表示されてもよい。また、いずれにしても、音量調整用のバー表示VBも、変動アイコンh0、およびナビキャラクタYMそれぞれにオーバーラップしており、保留アイコンh11にもオーバーラップしてもよい。
図112(γ4)では、図112(γ3−2)とは逆に、球抜き報知の表示が、音量調整用のバー表示VBにオーバーラップされている。
図112(δ3−1)には、演出アイコン表示領域DIS上にナビキャラクタYMが表示されており、同図(δ3−2)では、そのナビキャラクタYMがアニメーションによってジャンプすることで、球抜き報知の表示に重なっている。ここでは、球抜き報知の表示がナビキャラクタYMにオーバーラップしているが、ナビキャラクタYMが球抜き報知の表示の一部にオーバーラップしてもよい。また、ナビキャラクタYMは、球抜き報知の表示の全部または一部にオーバーラップされるようなアニメーションを行わないようにしてもよい。この技術的思想は、後述する他のエラーに関する表示にも適用可能である。
図112(ε)では、球抜き報知の表示が枠表示がなく、文字だけで表示されている。
図112(ζ1)は、球抜き報知の表示が、文字表示と、球排出レバー132周辺の周辺画像表示132Gとで構成されている例を示す。この周辺画像表示132Gによって、第1装飾図柄、および、メニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIそれぞれの一部がオーバーラップされている。
図112(ζ2)では、周辺画像表示132Gが、図111(α9)に示す「Vを狙え」の文字表示と同じ文字表示にオーバーラップしてその文字表示を隠している。
図112(ζ3)では、周辺画像表示132Gが、図111(α17)に示す右側の「次のRでVを狙え」の表示と同じ表示の一部にオーバーラップしている。
図112(η1)では、周辺画像表示132Gが、「Vを狙え」の文字表示および星印の「VチャンスGET」の表示に跨ってオーバーラップしている。
図112(η2)では、周辺画像表示132Gが、右側に表示された「次のRでVを狙え」の表示にオーバーラップしていない。
図112(θ1)では、周辺画像表示132Gが、音量調整用のバー表示VBの一部にオーバーラップし、音量調整用のバー表示VBの一部を隠している。すなわち、この例では、ゲージ部分全体のみが隠されている。ただし、周辺画像表示132Gが、音量調整用のバー表示VBの全部にオーバーラップしてもよい。なお、この例では、周辺画像表示132Gが、「Vを狙え」の文字表示および星印の「VチャンスGET」の表示にはオーバーラップしていない。
図112(θ2)では、周辺画像表示132Gが、音量調整用のバー表示VBのゲージ部分全体と、右側の「次のRでVを狙え」の一部にオーバーラップしている。
図113は、複数種類のエラー表示が表示される例を示す図である。
図113に示すエラーA〜エラーEについての一例は後述する。これらエラーA〜エラーEの中に球抜き報知が含まれていてもよいし、含まれていなくてもよい。
図113(ι1)では、エラーA報知の透過性表示が表示され、スピーカ120からは、エラーA報知の警告音が出力されている。
図113(ι1')では、エラーA報知の不透過性表示が表示されている。
図113(ι2)では、エラーA報知の透過性表示が、図112(γ3−1)と同様に、変動アイコンh0、保留アイコンh11、ナビキャラクタYMそれぞれにオーバーラップしており、その他の点については、図112(γ3−1)における説明と同様である。
図113(ι3−1)には複数種類のエラー表示(エラーA報知〜エラーE報知の透過性表示)がエラー発生順に表示されている。すなわち、新たに発生したエラーほど、下に表示され、この例では、一番最初に発生したエラーはエラーAになる。スピーカ120からは、一番新しいエラーEの警告音が出力されている。なお、表示されている総てのエラーについて発生した順番に警告音を出力してもよい。
図113(ι3−2)では、エラーEが解消されたため、エラーE報知の透過性表示が消え、スピーカ120からはエラーDの警告音が出力されている。すなわち、最後に発生したエラーが解除されると、その前に発生したエラーの警告音が出力される。
図113(ι3−2')では、音量調整用のバー表示VBが、複数の種類のエラー表示(エラーA報知〜エラーE報知の透過性表示)の一部にオーバーラップしている。ここでは、一番下のエラーE報知の透過性表示に音量調整用のバー表示VBがオーバーラップしており、エラーEの文字表示が隠されている。なお、複数の種類のエラー表示が、音量調整用のバー表示VBにオーバーラップしてもよい。
図113(ι4−1)では、エラーABCDEの順にエラーが発生した場合に、報知すべき優先順位の高いエラーを上に表示し、スピーカ120からは、最も優先順位が高いエラーの警告音が出力される。優先順位の高いエラーとは、重要度の高いエラー(例えば、遊技店にとっての重大エラー)のことであり、具体的には、図114に記載のリストの順番であったりする。図113(ι4−1)では、エラーBが最も優先順位が高いエラーになる。
図113(ι4−2)では、エラーBが解消されたため、エラーB報知の透過性表示が消え、スピーカ120からは、これまでは2番目であったエラーEの警告音が出力されている。
図113(ι5−1)では、エラーAが発生し、エラーA報知の透過性表示が表示され、スピーカ120からは、エラーA報知の警告音が出力されている。この状態で、エラーZが発生する。エラーZは、遊技を停止させるエラーであり、図113(ι5−2)に示す装飾図柄表示装置208では、ブルースクリーンになっており、エラーZに関する表示を除いて、すべての表示が表示されなくなっている。ここにいう遊技を停止させるエラーとは、主制御部300が各種抽選を行わなくなるエラー(例えば、磁気(磁石)検知エラー)である。すなわち、主制御部300が各種抽選を行うことができなくなったり、行うことができてもあえて行わないようにするエラーである。エラーZのように装飾図柄表示装置208の表示領域全体で表示されるエラーは、遊技を停止させるエラーに限らず、例えば、後述する演出可動手段エラーや、払出動作を停止するエラーなどであってもよい。また、後述する図116のリストに記載された各種エラーの一部または全部がエラーZであってもよいが、逆に図116のリストに記載された各種エラーのうちの一部または全部のエラーはエラーZの表示態様で表示されないようにしてもよい。また、主制御部300が各種抽選を行わなくなると、副制御部400,500側にコマンドが送信されなくなるため、副制御部400,500側でも結果的に各種抽選を行わなくなる。
図113(κ1)では、エラー表示の位置が変更されている。すなわち、装飾図柄表示装置208の左端に、複数種類のエラー表示(エラーA報知〜エラーE報知の不透過性表示)がエラー発生順に表示されている。なお、図113(κ1)のエラー表示は、該エラー表示の後ろ側の表示が全く見えなくなるような表示であるが、少し透明な表示であり、球抜き報知の表示が前側からオーバラップするように表示された場合、後ろ側の表示は少し見える状態になってもよい。
図113(κ2)では、同図(κ1)に示す状態で、球抜き報知の表示が追加されている。ここで、球抜き報知のエラー(皿満タンエラー)は、複数種類のエラー(エラーA〜エラーE)には含まれていないが、複数種類のエラー(エラーA〜エラーE)に含まれていてもよい。なお、球抜き報知のエラーに代えて、発生頻度が高いエラーを、複数種類のエラー(エラーA〜エラーE)と区別して表示してもよい。
図113(κ2)に示す球抜き報知のエラーの一部は、左端に表示された複数種類のエラー表示によってオーバーラップされている。なお、球抜き報知のエラーの全部が、左端に表示された複数種類のエラー表示によってオーバーラップされていてもよい。
一方、図113(κ2)に示す球抜き報知のエラーは、左端に表示された複数種類のエラー表示にオーバーラップしている。
なお、副制御部400,500側の制御に関するエラー報知表示が、主制御部部300の制御に関するエラー報知表示によって、オーバーラップされてもよく、あるいはその逆であってもよい。例えば、打ち方警告表示が球抜き報知の表示によってオーバーラップされたり、逆に球抜き報知の表示が打ち方警告表示によってオーバーラップされることが挙げられる。また、副制御部400,500側の制御に関するエラー報知表示と、主制御部部300の制御に関するエラー報知表示が互いに重ならないような位置に、両エラー報知表示が表示されるように構成されていてもよい。
図113(λ1−1)は、図柄変動表示中であり、図柄変動表示の途中から、複数の遊技台で実行される一斉演出が開始される。図113(λ1−2)には、通常時(エラー未発生かつ第1停止前)の一斉演出の表示画面の一例を示す。図113(λ1−2)に示すように、通常時であれば、装飾図柄表示装置208の背景表示は、一斉演出の背景表示にかわる。なお、音量調整用のバー表示VBは、一斉演出の背景表示にオーバーラップして表示されてもよい。ただし、その逆であってもよい。また、エラー表示については、後述する図113(λ2')に示す例があるが、一斉演出の背景表示にオーバーラップして表示されてもよい。ただし、その逆であってもよい。
図113(λ2)には、スーパーリーチ演出中に一斉演出が発生した場合の一例を示す。スーパーリーチ演出中は、一斉演出の表示が、装飾図柄表示装置208の表示画面中の別枠表示部OFDに表示され、遊技者は、スーパーリーチの演出を楽しむことができるとともに、一斉演出についても見ることができる。なお、第2表示装置208Sや、第2装飾図柄表示装置208M、あるいは第3装飾図柄表示装置208Nを備える遊技台であれば、それらの表示装置208S,208M,208Nに一斉演出の表示が表示されてもよい。
図113(λ2')には、エラー報知表示中に一斉演出が発生した場合の一例を示す。ここでは、さらにスーパーリーチ演出中という状況も重なっているが、装飾図柄の第1停止前であったり、ノーマルリーチ状態中であっても同じであってもよい。一斉演出の表示は、別枠表示部OFDに表示され、複数種類のエラー表示(エラーA報知〜エラーE報知の透過性表示)が、一斉演出発生前とかわることなく表示されており、別枠表示部OFDにおける一斉演出の表示は、複数種類のエラー表示にオーバーラップされている。
なお、音量調整用のバー表示VBは、別枠表示部OFDにおける一斉演出の表示にオーバーラップしてもよい。あるいは反対に、音量調整用のバー表示VBはに、別枠表示部OFDにおける一斉演出の表示がオーバーラップしてもよい。
また、第2表示装置208Sや、第2装飾図柄表示装置208M、あるいは第3装飾図柄表示装置208Nを備える遊技台では、それらの表示装置208S,208M,208N(以下、「第二表示手段」という。)が、装飾図柄表示装置208あるいは第1装飾図柄表示装置208L(以下、「第一表示手段」という。)にオーバーラップしているとき、第二表示手段の移動に応じて、第一表示手段における表示の一部が、第二表示手段に表示される場合がある。この場合に、第二表示手段に、エラー表示が表示されてもよいし、エラー表示のみ表示されなくてもよい。
以上、図111〜図113を用いた説明の中で、「エラー」という言葉や「警告」という言葉を用いているが、両者を区別する必要はなく、エラーが発生していることの報知であったり、発生したエラーを解消するように指示していることの報知であってもよい。また、エラーと記載されているものは、警告と記載されているものよりも優先度が高く設定されていてもよい。
<エラー報知/主制御部が検出可能なエラー>
次に、図114を用いて、パチンコ機100の主制御部300が検出可能なエラーについて説明する。図114は、パチンコ機100の主制御部300が検出可能なエラーの一例を示した図である。
本例のパチンコ機100の主制御部300が検出可能なエラーとしては、磁気(磁石)検知エラー、スイッチ(センサ)未接続エラー、磁界(電波)検知エラー、スイッチ(センサ)レベル異常エラー、入賞率(一般入賞口、始動口2(電チュー)、大入賞口(アタッカー))異常エラー、大入賞口排出超過エラー、大入賞口入賞超過エラー、衝撃異常エラー、ソレノイド異常エラーなどが挙げられる。
磁気(磁石)検知エラーは、電源投入状態(PW_WATCH信号がオン)で磁気検知信号がオフからオンに変化し、その状態が所定期間(例えば、10ms)継続した場合に発生し、電源を再投入した場合に復帰するエラーである。スイッチ(センサ)未接続エラーは、電源投入状態(PW_WATCH信号がオン)で特図1・2始動口、普図始動口(ゲート)、アタッカーのいずれかが未接続(ハーネスが断線またはコネクタ抜け)の状態が所定期間(例えば、4ms)継続した場合に発生し、電源投入状態(PW_WATCH信号がオン)で未接続の装置(特図1・2始動口、普図始動口、アタッカー)が接続状態であることが検知された場合に復帰するエラーである。磁界(電波)検知エラーは、磁界(電波)検知センサにより、磁界(電波)を検知した際に発生するエラーである。
スイッチ(センサ)レベル異常エラーは、デカ玉ゴトが疑われる場合に発生するエラーである。入賞率異常エラーのうち、一般入賞口のエラーは、一般入賞口(例えば、一般入賞口226)への入賞数が異常値だった場合に発生するエラーであり、始動口2のエラーは、普通電動役物(例えば、第2特図始動口232)が未作動のときに、遊技球が所定数検知された場合に発生するエラーであり、大入賞口のエラーは、大入賞口(例えば、可変入賞口234、図194や図200に示す第1可変入賞口234、第2可変入賞口235)への入賞数が異常値だった場合に発生するエラーである。
大入賞口排出超過エラーは、確変領域有効期間中および確変領域有効期間外において、排出数>入球数となった場合に発生し、大入賞口排出超過エラーが発生した次の主制御部タイマ割り込み処理が発生した場合に復帰するエラーである。
大入賞口入賞超過エラーは、残存球検出時間の経過後(特電役作動間隔タイマが0の場合)に、入球数>排出数となった場合に発生し、入球数=排出数となった場合、あるいは電源再投入をした場合に復帰するエラーである。大入賞口入賞超過エラーの復帰処理では、確変領域関連通過数を0に設定する。
衝撃異常エラーは、スイッチ電源確認信号がOFF(=電源がON)の間、かつ確変領域(特定領域)有効期間中に、衝撃センサのレベルがOFFからONに変化し、ONである状態が所定時間(例えば、12ms)継続した場合に発生し、衝撃センサのレベルがONからOFFに変化した場合、もしくは確変領域有効期間中から確変領域有効期間外に変化した場合に復帰するエラーである。
ソレノイド異常エラーは、確変領域有効期間中に、フォトセンサが1回もOFFからONに変化する動作あるいはONからOFFに変化する動作を行わなかった場合に発生し、ソレノイド異常エラーが発生した次のタイマ割り込み処理が発生した場合に復帰するエラーである。
本例では、図114の最上段(磁気(磁石)検知エラー)は、主制御部300が動作禁止(遊技不可)となるため最優先エラーであり、以下、最下段に向かって順次エラーの優先度が低くなるが、他のエラーが最優先エラーであってもよく、優先度の高さが図114に記載のリストの順番でなくてもよい。また、各エラーの発生条件、復帰条件、主制御部300における検出時動作、主制御部300における復帰時動作の詳細は、同図に示す通りである。なお、大入賞口(アタッカー)の入賞率異常エラーの復帰条件の「当り終了表示期間が終了したとき」とは、大当りまたは小当りの終了表示期間が終了したときのことである。
<エラー報知/払出制御部が検出可能なエラー>
次に、図115を用いて、パチンコ機100の払出制御部600が検出可能なエラーについて説明する。図115は、パチンコ機100の払出制御部600が検出可能なエラーの一例を示した図である。
本例のパチンコ機100の払出制御部600が検出可能なエラーとしては、下受け皿満タンエラー(下皿満タンエラー、皿満タンエラー)、払出数不足エラー、払出個数スイッチエラー、不正払出エラー、払出超過エラー、CRユニット通信エラー、主制御通信エラー(主制御部300からの通信確認コマンドが所定時間(本例では1000ms)、受信できなかった場合のエラー)、CRユニット未接続エラー、ガラス枠開放エラー、内枠開放エラー、扉開放エラーのほか、図示しない、磁気異常エラー、外部クロック異常エラー、磁界異常エラー、スイッチレベル異常エラー、スイッチ未接続エラー、衝撃センサエラーなどが挙げられる。
また、各エラーの発生条件、復帰条件、払出装置152における払出動作、発射装置110における発射動作は、図115(a)に示す通りである。なお、同図に示す項目「発射停止」に記載の「停止する。」とは、発射許可信号をオフにすることと同義である。
図115(b)は、扉開放エラーの発生条件であるガラス枠開放エラーと内枠開放エラーの組み合わせを示した図である。扉開放エラーは、ガラス枠開放エラーおよび内枠開放エラーの少なくとも一方が発生状態の場合に、発生状態となり、ガラス枠開放エラーおよび内枠開放エラーの両方が解除状態の場合に、解除状態となるエラーである。
<エラー報知/その他の例>
なお、上述の磁気(磁石)検知エラーは、他のエラー(例えば、磁界(電波)検知エラー、スイッチ未接続エラー(主制御部が制御する装置のコネクタ抜けや断線に関するエラー)、衝撃異常エラー、払出制御通信エラー、スイッチレベル異常エラー、入賞率異常エラー、扉開放エラー、上皿満タンエラー)よりも優先度が高いエラーであってもよいが、優先度が同じであってもよい。
また、例えば、磁気(磁石)検知エラーと、優先順位の低いエラー(例えば、磁界検知エラー)が同時に発生した場合において、出力条件を先に磁界(電波)検知エラーが満たす場合は、磁界(電波)検知エラー用の動作を実行した後に、磁気(磁石)検知エラーの動作を実行するようにしてもよい。その場合、装飾図柄表示装置208や、ランプ418、532,542、スピーカ120による報知が、磁界(電波)検知エラー用から磁気(磁石)検知エラー用に報知を行う全ての装置(装飾図柄表示装置208、ランプ418、532,542、およびスピーカ120など)が切り替わる(データを上書きする)ように構成してもよく、一または複数の一部の装置のみ(例えば、スピーカ120)が上書きされ、他の一または複数の装置が磁界(電波)検知エラー用の報知を継続するようにしてもよい。
<エラー報知/報知態様の具体例>
次に、図116を用いて、エラー報知の報知態様の具体例について説明する。図116は、パチンコ機100によるエラー報知の報知態様の一例を示した図である。
図116に記載されている液晶表示とは、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)によるエラー表示を示しており、『』内に記載された文字表示を表示する。ここで、表示手段によるエラー表示は、エラーが解除されるまで表示され、エラーが解除されたら非表示になるように構成されているが、エラーが解除された後も一定期間(例えば、10秒間)表示されるように構成されていてもよいし、エラーが解除されていなくてもエラー発生から一定期間(例えば、30秒間)が経過すると非表示になるように構成されていてもよい。なお、表示手段による表示は、装飾図柄表示装置208による表示に限らず、セグメントや各種ランプの点灯によるエラー表示や導光板による発光表示、POVディスプレイによる表示であってもよい。
図116に記載されている効果音とは、音出力手段(本例では、スピーカ120)による報知であってもよく、『』内を音声にて繰り返し出力する。ここで、音声による報知は、エラーが解除されるまで繰り返し出力されるように構成されているが、エラーが解除されていなくてもエラーが発生してから一定期間(例えば、30秒間)が経過したら音声が出力されないように構成されていてもよく、エラーが解除されてから一定期間(例えば、15秒間)音声が出力される様に構成されていてもよい。
図116に記載されているエラー照明LEDとは、前面枠扉106の表側(遊技者が視認可能な位置)に設けられたLEDであり、払出に関するエラーが発生した場合のみ点灯するように構成されているが、電源、主制御、サブ制御(副制御)に関する各種エラーの一部または全部で点灯するように構成されていてもよいし、一部または全部で点灯しないように構成されていてもよい。また、サブ制御に関する警告(本例では、衝撃警告、打ち方警告)では、エラー照明LEDが点灯されないように構成されているが、点灯してもよい。なお、エラー照明LEDは、常時点灯状態であってもよく、エラーが発生した場合に消灯することでエラーが発生していることを報知してもよい。図116に記載されている払出照明LEDとは、前面枠扉106の表側(遊技者が視認可能な位置)に設けられたLEDであり、払出装置152による払い出しが行われている期間において点灯し、払出装置152による払い出しが行われていない期間は消灯する。また、払出照明LEDは払出に関する一部のエラー(本例では、払出数不足エラー)の発生時にも点灯するが、払出装置152による払い出しが行われている期間においてのみ点灯してもよいし、払出に関するエラーが発生した場合に点灯するように構成されていてもよい。図116に記載されている装飾LEDとは、遊技盤200や枠(本例では、前面枠扉106の枠ランプ122。本体104(内枠)および/または外枠102に装飾LEDが設けられていてもよく、設けられていないように構成されていてもよい)に設けられたランプのことであり、各種演出に応じて発光演出を行う。また、図116に記載されている装飾LEDは、エラーの発生時に発光演出を行っていても、該発光演出を中止しエラー用の発光パターンで点灯する場合がある。(復帰時の例として、エラー中も発光演出を別のレイヤで進行させ、エラーから復帰した際にエラー復帰時点の発光演出が復帰するように構成されていてもよいが、エラーから復帰しても復帰しやすいタイミング(例えば、新たな発光演出の開始時)までは発光演出を行わないように構成されていてもよく、エラーが発生した時点の演出データから復帰するように構成されていてもよい)ここで、各種LEDが点灯することによるエラー報知は、エラーが解除されるまで点灯または点滅し、エラーが解除されたら消灯されるように構成されているが、エラーが解除された後も一定期間(例えば、10秒間)点灯または点滅するように構成されていてもよいし、エラーが解除されていなくてもエラー発生から一定期間(例えば、30秒間)が経過すると消灯するように構成されていてもよい。
本例のパチンコ機100が検出可能なエラーは、(1)払出(払出制御部600)に関するエラー、(2)電源(電源制御部660)に関するエラー、(3)主制御(主制御部300)等に関するエラー、(4)サブ制御(第1副制御部400、第2副制御部500)に関する警告、の4つに大別することができる。以下、各々について説明する。
<エラー報知/報知態様の具体例/払出に関するエラー>
最初に、払出に関するエラーについて説明する。本例の「払出(払出制御部600)に関するエラー」としては、下受け皿満タンエラー(以下、皿満タンエラーともいう。)、ガラス枠開放エラー、払出数不足エラー、払出超過エラー、不正払出エラー、払出個数スイッチエラー、主制御通信エラー、CRユニット未接続エラー、CRユニット通信エラー、扉開放エラーが挙げられる。ここで、払出エラー表示用7セグメントLEDは、払出制御基板(払出基板170)に設けられており、外枠102に対して本体104が開放された場合にのみ視認可能(透明または透過度の高い樹脂によって構成された払出基板ケース172を介して視認可能)である。
本例では、下受け皿満タンエラーが発生した場合には、発光手段(本例では、払出制御基板(払出基板170)に設けられた払出エラー表示用7セグメントLED)に、数字の「2」を表示することで発光手段による報知を行うとともに、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)による報知(本例では、下受け皿満タンエラーが発生した旨の文字の表示)と、音出力手段(本例では、スピーカ120)による報知(本例では、下受け皿満タンエラーが発生した旨の効果音の出音)を行う。なお、この例では、上皿126と下皿128とを有するパチンコ機100において、下皿128が満タンの場合に、下受け皿満タンエラーが発生する場合を説明している。しかしこれに限らず、上皿126のみを有する(貯留皿が1つの)パチンコ機100の場合は、上皿126が満タンの場合にこのエラー(皿満タンエラー)が発生するようにしてもよい。
また、ガラス枠開放エラーが発生した場合には、第一の発光手段(本例では、払出制御基板(払出基板170)に設けられた払出エラー表示用7セグメントLED)に、数字の「1」を表示することで第一の発光手段による報知を行うとともに、第二の発光手段(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ))による報知(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ)の点滅)と、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)による報知(本例では、ガラス枠開放エラーが発生した旨の表示)と、音出力手段(本例では、スピーカ120)による報知(本例では、ガラス枠開放エラーが発生した旨の効果音の出音)を行う。
また、扉開放エラーが発生した場合には、第一の発光手段(本例では、払出制御基板(払出基板170)に設けられた払出エラー表示用7セグメントLED)に、数字の「1」を表示することで第一の発光手段による報知を行うとともに、第二の発光手段(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ))による報知(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ)の点滅)と、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)による報知(本例では、扉開放エラーが発生した旨の表示)と、音出力手段(本例では、スピーカ120)による報知(本例では、扉開放エラーが発生した旨の効果音の出音)を行う。
また、扉開放エラーの報知とは、ガラス枠開放エラーの報知のことであってもよく、ガラス枠開放エラーと内枠開放エラーの一部の報知態様(例えば、表示手段による報知)を異ならせ、他の報知を同じにしてもよく、全ての報知態様を異ならせるようにしてもよい。また、前面枠扉106を開放した場合には、遊技球の払い出しを中断するようにし、内枠を開放したときに遊技球の払い出しを継続するようにしていてもよい。
また、払出数不足エラーが発生した場合には、第一の発光手段(本例では、払出制御基板(払出基板170)に設けられた払出エラー表示用7セグメントLED)に、数字の「3」を表示することで第一の発光手段による報知を行うとともに、第三の発光手段(本例では、払出照明用のLED)による報知(本例では、払出照明用のLEDの点灯)を行う。なお、払出に関するその他のエラー報知の報知態様と、各エラーの原因、エラー中の遊技機(パチンコ機100)の状態、および、措置は、図116に示す通りである。
<エラー報知/報知態様の具体例/電源に関するエラー>
次に、電源に関するエラーについて説明する。本例の「電源(電源制御部660)に関するエラー」としては、ヒューズ切れ1、ヒューズ切れ2、ヒューズ切れ3が挙げられる。本例では、電源に関するエラーが発生した場合には、エラー報知を行わないようにしている。なお、各エラーの原因、エラー中の遊技機(パチンコ機100)の状態、および、措置は、図116に示す通りである。なお、電源に関するエラーについて、本例では報知を行っていないが、表示手段や音出力手段、各種LEDによる報知を行ってもよい。また、電源基板に電源状態確認LEDが設けられていてもよい。ここで、電源状態確認LEDは電源投入から常時点灯状態であり、エラーが発生した場合に消灯されるように構成されていてもよく、逆に電源投入から消灯状態であり、エラーが発生した場合に点灯されるように構成されていてもよい。
<エラー報知/報知態様の具体例/主制御等に関するエラー>
次に、主制御等に関するエラーについて説明する。本例の「主制御(主制御部300)等に関するエラー」としては、磁気(磁石)検知エラー、外部クロック異常エラー、磁界(電波)検知エラー、スイッチレベル異常エラー、スイッチ未接続エラー、衝撃異常エラー、入賞率異常エラー、大入賞口入賞超過エラー、大入賞口排出超過エラー、ソレノイド異常エラー(大入賞口異常エラー)が挙げられる。
本例では、磁気(磁石)検知エラーが発生した場合には、発光手段(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ))による報知(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ)の点滅)と、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)による報知(本例では、磁気(磁石)検知エラーが発生した旨の文字の表示)と、音出力手段(本例では、スピーカ120)による報知(本例では、磁気(磁石)検知エラーが発生した旨の効果音の出音)を行う。
また、磁界(電波)検知エラーが発生した場合には、発光手段(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ))による報知(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ)の点滅)と、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)による報知(本例では、磁界(電波)検知エラーが発生した旨の文字の表示)と、音出力手段(本例では、スピーカ120)による報知(本例では、磁界(電波)検知エラーが発生した旨の効果音の出音)を行う。また、異常が解消した場合は、30秒経過後にエラーを自動で解除する。
また、衝撃異常エラーが発生した場合には、発光手段(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ))による報知(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ)の点滅)と、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)による報知(本例では、衝撃異常エラーが発生した旨の文字の表示)と、音出力手段(本例では、スピーカ120)による報知(本例では、衝撃異常エラーが発生した旨の効果音の出音)を行う。また、異常が解消した場合は、30秒経過後にエラーを自動で解除する。
また、大入賞口入賞超過エラーが発生した場合には、発光手段(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ))による報知(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ)の点滅)と、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)による報知(本例では、大入賞口入賞超過エラーが発生した旨の文字の表示)と、音出力手段(本例では、スピーカ120)による報知(本例では、大入賞口入賞超過エラーが発生した旨の効果音の出音)を行う。
また、大入賞口排出超過エラーが発生した場合には、エラー報知を行わないようにしている。なお、エラー報知(発光手段(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ))による報知(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ)の点滅)と、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)による報知(本例では、大入賞口排出超過エラーが発生した旨の文字の表示)と、音出力手段(本例では、スピーカ120)による報知(本例では、大入賞口排出超過エラーが発生した旨の効果音の出音))を行うようにしてもよい。
また、ソレノイド異常エラー(大入賞口異常エラー)が発生した場合には、発光手段(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ))による報知(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ)の点滅)と、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)による報知(本例では、ソレノイド異常エラーが発生した旨の文字の表示)と、音出力手段(本例では、スピーカ120)による報知(本例では、ソレノイド異常エラーが発生した旨の効果音の出音)を行う。また、異常が解消した場合は、30秒経過後にエラーを自動で解除する。
なお、入賞率異常エラーは、一般入賞口(本例では、一般入賞口226)、始動口2(本例では、第2特図始動口232)および大入賞口(本例では、可変入賞口234)について同じエラー報知を行うように構成されているが、エラーが発生した入賞口によって異なるエラー報知を行ってもよい。また、入賞率エラーに対応する他のエラーとして、異常入賞エラーがある。異常入賞エラーとは、対象となる入賞口(例えば、一般入賞口226、第2特図始動口232、可変入賞口234など)に或る特定の条件下(例えば、N球発射時、大当り中以外、電サポ(普図高確状態)中以外など)で特定個数以上の入賞が検出された場合に発生するエラーである。異常入賞エラーの発生時は、入賞率異常エラーと同様の遊技機の状態、報知、措置であってもよい。
なお、主制御等に関するエラーに、扉開放エラーが含まれても良い。その場合、扉開放エラーが発生した場合には、発光手段(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ))による報知(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ)の点滅)と、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)による報知(本例では、扉開放エラーが発生した旨の表示)と、音出力手段(本例では、スピーカ120)による報知(本例では、扉開放エラーが発生した旨の効果音の出音)を行う。なお、主制御等に関するその他のエラー報知の報知態様と、各エラーの原因、エラー中の遊技機(パチンコ機100)の状態、および、措置は、図116に示す通りである。
<エラー報知/報知態様の具体例/サブ制御に関する警告・エラー>
次に、サブ制御に関する警告・エラーについて説明する。本例の「サブ制御(第1副制御部400、第2副制御部500)に関する警告・エラー」としては、衝撃警告、打ち方警告、演出可動手段エラーが挙げられる。本例では、衝撃警告が発生した場合には、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)による報知(本例では、衝撃警告が発生した旨の文字の表示)を行うが、発光手段による報知は行わない。
また、打ち方警告が発生した場合には、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)による報知(本例では、打ち方警告が発生した旨の文字の表示)と、音出力手段(本例では、スピーカ120)による報知(本例では、打ち方警告が発生した旨の効果音の出音)を行うが、発光手段による報知は行わない。
演出可動手段エラーとは、電源投入時に各種演出可動手段(本例では、演出可動体224、遮蔽手段246、家紋役物224E、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hなどの遊技盤に設けられた演出可動手段。(本例では、前面枠扉106。本体104や外枠102に設けられていてもよい)なお、枠に演出可動手段が設けられている場合は、枠の演出可動手段を含むが、含まなくてもよい。また、枠に演出可動手段が設けられていなくてもよい)の初期動作を行った際に異常があったと判定された場合に発生するエラーである。ここで言う異常とは、初期動作が正常に行われなかった場合を示しているが、例えば、各演出可動手段の初期位置にあるセンサ(初期位置にある場合はON)がOFFの状態であり、1または複数回リトライ動作を行ってもONにならなかった場合や、センサがONの状態が継続していると判定された場合を示していてもよい。また、初期動作とは、原点復帰動作、センサチェック動作、フルストローク動作の全てまたはいずれか1つまたは2つの動作から構成されていてもよい。ここで、原点復帰動作とは、初期位置のセンサの状態を確認し、初期位置のセンサがOFF(初期位置にない)の演出可動手段のみを初期位置に戻す動作のことである。また、センサチェック動作とは、センサの故障を確認するための動作であり、センサがONからOFFへ切り替えられる最低限の動作を行う動作である。また、フルストローク動作とは、演出可動手段が動作可能な最大位置まで移動し、初期位置に戻る動作である。なお、原点復帰動作とフルストローク動作を一の動作で行ってもよい。(例えば、原点位置にない演出可動手段を初期位置に戻し、そのままフルストローク動作を行うなど)また、センサチェック動作とフルストローク動作を一の動作で行ってもよい。また、全ての演出可動手段について原点復帰動作が行われた後に、センサチェック動作および/またはフルストローク動作が予め決められた順番で行われるように構成されていてもよい。(例えば、演出可動体A→演出可動体B→演出可動体Cの順番で初期動作が行われる場合であって、演出可動体Bが初期位置にない場合は、演出可動体A〜Cについて原点復帰動作が行われた後(見た目上は、演出可動体Bについて動作)に、演出可動体A→演出可動体B→演出可動体Cの順番でセンサチェック動作および/またはフルストローク動作が行われる。)また、原点位置にない演出可動手段について初期動作で行われた後に、他の演出可動手段について初期動作を行うように構成されていてもよい。(例えば、演出可動体A→演出可動体B→演出可動体Cの順番で初期動作が行われる場合であって、演出可動体Bの初期位置のセンサがOFFの場合、演出可動体Bについて初期動作が行われ、その後に演出可動体A→演出可動体Cの初期動作が行われる。)なお、複数の演出可動手段が初期位置にないと判定した場合、優先順位の高い演出可動手段から初期動作(原点復帰動作または原点復帰動作を含む初期動作)が行われるように構成されていてもよい。
また、演出可動手段エラーは、演出可動手段のコネクタが接続が正しく接続されていない場合や演出可動手段のハーネスの断線またはコネクタの損傷などにより演出可動手段が各種回路(例えば、駆動回路422など)に正常に接続されていない状態でも発生するエラーである。なお、「演出可動手段の接続不良(配線不良)に関するエラー」と「電源投入時に各種演出可動手段の初期動作を行った際に異常があったと判定された場合に発生するエラー」を別々のエラーに分けて報知してもよい。
また、演出可動手段エラーは、後述する復帰中表示の表示中に表示される場合があるエラーであるが、復帰中表示の表示中に表示されないように構成されていてもよい。
なお、サブ制御に関するエラーは、主制御や払出に関するエラーと同じ表示態様(表示領域やフォントの大きさ、色、画像の形状、表示位置等)でエラー表示が行われてもよく、異なる表示態様でエラー表示が表示されてもよい。また、サブ制御に関する警告は、サブ制御に関するエラー表示と異なる表示態様で表示されてもよいが、同じ表示態様で表示されてもよい。また、サブ制御に関する警告は、主制御に関するエラー表示と異なる表示態様で表示されてもよいが、同じ表示態様で表示されてもよい。また、サブ制御に関する警告は、払出制御に関するエラー表示と異なる表示態様で表示されてもよいが、同じ表示態様で表示されてもよい。
また、サブ制御に関するエラー(本例では、演出可動手段エラー)で、表示手段によるエラー表示の他に、枠や遊技盤200に設けられた装飾LEDが点灯または点滅するように構成されていてもよいし、音出力手段によりエラーが報知されるように構成されてもよいし、その両方を行ってもよい。
また、サブ液晶に関するエラー報知は、遊技者による操作手段(例えば、演出ボタン136(チャンスボタン136)(チャンスボタン))の操作によってエラー報知の一部または全部が終了するように構成されていてもよい。(エラー報知の一部が終了するとは、例えば、演出可動手段エラーの発生中に演出ボタン136(チャンスボタン136)を操作した場合に、エラー表示はそのまま表示されるが、音出力手段によるエラー報知は終了し、遊技盤の装飾LEDによる点滅表示が終了し、枠の装飾LEDも一部が消灯し、他の一部による点滅がそのまま継続するなど。このように操作手段を操作することで、演出手段Aのエラー報知は継続、演出手段Bのエラー報知は終了、演出手段Cの一部が終了し、他の一部がそのまま継続する場合が考えられる。演出手段A〜Cは、音出力手段、表示手段、装飾LEDなどが該当する。)
なお、電源投入時に液晶ローディング表示を表示する場合に、液晶ローディング表示中にエラー表示が表示されないように構成されていてもよく、表示される場合があってもよい。ここで、液晶ローディング表示とは、第2副制御部500のROM506に記憶されたデータを読み込みしている状態を示す表示のことである。第2副制御部500のRON506に記憶されたデータの読み込みが完了すると、図柄停止表示(デモ画面または図柄変動表示間に表示される図柄停止表示)または復帰中表示(準備中表示)が表示される。復帰中表示は、図柄変動中や大当り中に遊技制御が復帰した場合に表示される表示であり、図柄変動中であれば図柄が停止するまで(特図表示確定タイマが0になるまで)、大当り中であれば大当りが終了するまで(当り終了表示タイマが0となるまで)表示される。なお、図柄変動中の特定のタイミング(例えば、スーパーリーチ演出の開始や3つの装飾図柄の仮停止表示など)で復帰中表示から図柄変動表示に復帰するように構成されてもよい。また、大当り中の特定のタイミング(例えば、特定のラウンドの開始または終了、大当り開始演出の開始または終了、大当り終了表示の開始または終了)で復帰中表示から各種大当り表示が表示されてもよい。ここで、復帰中表示の表示中に、上述したエラー表示の全部または一部についても表示される場合があってもよいが、他のエラー表示の全部または一部について表示されないように構成されていてもよい。また、液晶ローディング表示の表示中に上述の全てのエラー表示が表示されないように構成されているが、一部または全てのエラー表示が液晶ローディング表示の表示中に表示される場合があってもよい。
なお、変化演出表示とは、変化予告表示のことであってもよい。
なお、保留アイコンの表示態様が遊技者によってアイコンAに選択されている場合において、保留先読み予告が開始されるとアイコンAが遊技者が選択可能なアイコンB〜アイコンGに強制的に変化する場合があってもよいし、保留先読み予告が開始されるとアイコンAが遊技者が選択不可のアイコンの態様に変化する場合があってもよい。
なお、演出に関する操作手段が複数設けられていてもよい。ここで、操作手段A(例えば、チャンスボタン136)と操作手段B(レバー)が設けられている場合、操作手段Aの操作を促す画像(または、操作手段Aの外観を示す画像や「操作手段Aを押せ」等の文字表示。以下、「操作手段画像A」という。)が表示された場合の方が、操作手段Bの操作を促す画像(または、操作手段Bの外観を示す画像や「操作手段Bを押せ」等の文字表示。以下、「操作手段画像B」という。)が表示された場合よりも最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよいが、大当り図柄態様が確定表示されやすい操作手段に関する画像が逆であってもよく、大当り図柄態様が確定表示されやすさが変わらなくてもよい。ここで、操作手段Aについてオートボタン機能が働くが操作手段Bについてはオートボタン機能が働かなくてもよく、オートボタン機能が働く操作手段が逆であってもよく、両方の操作手段についてオートボタン機能が働いてもよく、両方の操作手段についてオートボタン機能が働かなくてもよい。また、操作手段画像Bが表示された方が操作手段画像Aが表示された場合よりもナビキャラクタの表示態様の変化が成功しやすいように構成されていてもよいが、逆であってもよく、表示された操作手段画像によってナビキャラの表示態様の変化の成功度が異ならないように構成されていてもよい。(つまり、同じであってもよい。)また、操作手段画像Bが表示された方が操作手段画像Aが表示された場合よりもナビキャラクタの表示態様が大当り期待度の高い表示態様に変化しやすいように構成されていてもよいが、逆であってもよく、表示された操作手段画像によってナビキャラクタが変化しやすい表示態様が異ならないように構成されていてもよい。(つまり、同じであってもよい。)また、操作手段画像Aが表示される頻度が操作手段画像Bが表示される頻度よりも多いが、逆であってもよく、同じであってもよい。また、操作手段画像Aが操作手段画像Bに変化する演出(昇格演出または降格演出)が行われる場合があってもよい。ここで、操作手段画像Aが操作手段画像Bに昇格する期間は、操作手段Aの操作有効期間の有効期間外かつ操作手段Bの操作有効期間が開始される前であってもよく、操作手段Aの操作有効期間の期間外かつ操作手段Bの操作有効期間の期間中であってもよく、操作手段Aの操作有効期間の期間中かつ操作手段Bの操作有効期間の有効期間外であってもよく、操作手段Aの操作有効期間の期間中かつ操作手段Bの操作有効期間の期間中であってもよい。なお、操作手段画像Bから操作手段画像Aに変化する場合についても同様である。以上、ここでの説明では、操作手段Aと操作手段Bの2つの操作手段を例にあげて説明したが、操作手段は3つ以上でも同様である。
なお、遊技者によって選択可能な演出は、特図始動口、普図始動口、一般入賞口および/または演出用ゲート(ゲート内に進入し、センサ検知されても賞球が行われず、演出のみ行われるゲート)を通過したことによって得られたポイントに応じて増加する場合があってもよい。ここで、通過したことによって得られたポイント数と獲得される演出は一対一関係であってもよく、通過したことによって得られたポイントが特定のポイントになると、例えば装飾図柄表示装置208にて「これから獲得される演出を抽選する演出を行う表示(ガチャ演出)」が行われ、第1副制御部400による演出抽選により当選した演出が獲得されるように構成されていてもよい。
なお、遊技者が操作手段(例えば、チャンスボタン136)を操作することによって、ナビキャラクタの表示と非表示が切り替え可能に構成されていてもよい。ナビキャラクタの表示・非表示の切り替えは常時可能であってもよく、ナビキャラクタの表示中のみ可能であってもよく、図柄の変動開始から一定期間が経過するまで(例えば、一または複数、若しくは全ての装飾図柄が仮停止する等)可能であってもよく、スーパーリーチ演出の実行中はナビキャラクタの表示・非表示の切り替えができないように構成されていてもよく、スーパーリーチ演出の実行中ナビキャラクタの表示・非表示の切り替えができるように構成されていてもよく、図柄停止中(特図の停止中)のみ表示・非表示が切り替えられるように構成されていてもよい。
以上、本発明をパチンコ機(弾球遊技機)に適用させた例について詳細に説明したが、本発明の遊技台は、これに限るものではなく、例えば、メダルや遊技球(パチンコ球)を使用する回胴遊技機(スロットマシン)にも適用可能である。すなわち、これまでに説明したパチンコ機100は、ぱちんこ(1種+1種)であるが、他のぱちんこ(例えば、1種、2種、3種、1種+2種等)でもよく、スロット等(パロット、じゃん球)でもよい。より具体的には、メダル(遊技媒体)を投入してスタートレバーを操作することでリールを回転させるとともに、内部抽選によって役を内部決定し、ストップボタンを操作することでリールを停止させたときに、図柄表示窓上に内部決定に応じて予め定められた図柄の組み合わせが表示されると役が成立し、メダルの払い出しを伴う役が成立した場合には、規定数のメダルを払い出すなど遊技者に特典が与えられるようした回胴遊技機(スロットマシン)であってもよい。あるいは、所定数の遊技球を封入球として封入し、前記封入球を遊技領域へ発射して遊技を行い、所定の進入領域に前記封入球が入賞したことに基づいて遊技者に所定の遊技価値を付与し、前記所定の進入領域に入賞した前記封入球または入賞しなかった前記封入球を再び前記遊技領域へ発射して循環使用可能な封入球式遊技台であってもよい。
このように、本発明は、様々な種類の遊技台に適用可能であり、以下、図面を用いてさらに具体的に説明する。
以上の記載では、
『 表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208Lのみ、あるいは第1〜第3装飾図柄表示装置208L〜Nのうちの複数の組合せ(全部を含む)、第2表示装置208S等]を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第一のアイコン[例えば、変動アイコンh0]であり、
前記第一のアイコンとは、実行中の図柄変動表示[例えば、当該図柄変動表示]に関するアイコン(以下、「変動アイコン」という。)のことであり、
前記変動アイコンは、第一の表示態様[例えば、デフォルト(白色)の表示態様]で表示される場合があるアイコンであり、
前記変動アイコンは、第二の表示態様[例えば、白色点滅、青色、緑色、赤色、金色、虹色の表示態様等]で表示される場合があるアイコンであり、
前記第二の表示態様の前記変動アイコンが表示された場合の方が、前記第一の表示態様の該変動アイコンが表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすく[例えば、大当りの期待度が高い]、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第二のアイコン[例えば、ナビキャラクタYMのアイコン等]であり、
前記第二のアイコンは、連続する図柄変動表示を跨いで表示される場合があるアイコンであり[例えば、図77(い1)〜同図(い12)等]、
前記第二のアイコンは、前記変動アイコンを前記第一の表示態様から前記第二の表示態様へ変化させる演出[例えば、図77(い−9)〜同図(い11)に示す演出等]に用いられる場合があるアイコンであり、
前記第二のアイコンは、第三の表示態様[例えば、デフォルトの色の着物を着た殿様の表示態様、殿様の表示態様、コパンダの表示態様]で表示される場合があるアイコンであり、
前記第二のアイコンは、第四の表示態様[例えば、白色点滅、青色、緑色、赤色、金色、虹色の着物を着た殿様の表示態様、姫の表示態様、番長の表示態様、ロボットの表示態様]で表示される場合があるアイコンであり、
前記第三の表示態様と前記第四の表示態様が異なる、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
ここで、前記変動アイコンは、前記表示手段におけるアイコン表示領域に表示される場合があるアイコンであり、前記第二のアイコンは、前記アイコン表示領域に表示される場合があるアイコンであってもよい。また、前記変動アイコンと前記第二のアイコンは、前記アイコン表示領域に同時に表示される場合があるアイコンであってもよい。すなわち、前記第二のアイコンは、第一の期間の間、前記アイコン表示領域に前記変動アイコンと同時に表示されるアイコンであってもよい。さらに、前記第二のアイコンは、前記アイコン表示領域の外に表示される場合があるアイコンであってもよい。あるいは、前記アイコン表示領域は、移動可能な表示領域であってもよいし、分割されて互いに異なる位置に移動する場合がある表示領域であってもよい。
また、「跨いで」とは、図柄の停止表示の期間(変動停止期間)を間に挟むことである。また、前記第二のアイコンは、図柄変動表示の表示中に継続して表示されるアイコンであってもよいし、途中で一旦消えるアイコンであってもよい。また、図柄の停止表示の表示中も、継続して表示されるアイコンであってもよいし、途中で一旦消えるアイコンであってもよいし、あるいは該停止表示の表示中は消え続けているアイコンであってもよい。
また、「連続する図柄変動表示を跨いで表示される場合があるアイコン」とは、「常時表示されているアイコンであり、一旦消去されて、再表示される場合があるアイコン」のことである。
また、前記第二のアイコンは、前記第三の表示態様から前記第四の表示態様へ変化する場合があってもよい。
なお、前記表示手段は、複数種類の表示を必ず表示する手段であってもよい。
また、
『 前記第二のアイコンは、一回の図柄変動表示に限って表示される場合もあるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第二のアイコンは、或る条件を満たした場合に表示されるアイコンであってもよい。ここにいう或る条件の一例として、保留n個以上であること、先読み予告が行われている保留があること、遊技者によるカスタマイズが行われていること、或る予告(例えば、タイマ予告、会話予告等)が表示されていること、前記第二のアイコンが先読み予告の予告表示であること、前記第二のアイコンがストックされていること、実行中の図柄変動表示における大当りの期待度が高いこと、予告抽選に当選したこと等を列挙することができる。すなわち、前記或る条件としては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。
また、
『 前記第二のアイコンは、前記変動アイコンとは別のアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、変化演出表示[例えば、宝箱のアイコンI1、UFOアイコンUFI、ボタン保留アイコン、メータ表示MW,MGのアイコン、巨大なパンダ、爺のキャラクタによる「ナビキャラが変化」という文字表示を含む会話予告、襖の画像、ワイプ演出用の襖画像等]であり、
前記変化演出表示は、前記第二のアイコンを前記第三の表示態様から前記第四の表示態様へ変化させる演出[例えば、図75(あ3−1)〜同図(あ6)、図76(あ6−3−2)〜同図(あ6−3−4a)、図83(く1−3−1)〜同図(く1−3−4)、図91に示すメータ演出、図89(し2−2−1)〜同図(し2−2−3)、図100(アb1)〜(アb2)、図80(お6)〜同図(お8)、図107(エ9−2−1)等]に用いられる場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
すなわち、前記変化演出表示は、前記第二のアイコンが前記第三の表示態様で表示されている状態で表示される場合がある表示であり、前記変化演出表示は、前記第二のアイコンの表示態様が前記第三の表示態様から前記第四の表示態様へ変化することについての予告表示である。
また、前記変化演出表示は、前記変動アイコンの表示態様を変化させる演出に用いられる場合があるアイコンであってもよい。あるいは反対に、前記変化演出表示は、前記変動アイコンの表示態様を変化させる演出には用いられないアイコンであってもよく、この場合には、前記変化演出表示は、前記第二のアイコンの表示態様を変化させる演出にのみ用いられるアイコンであってもよい。
また、前記第二のアイコンは、前記変化演出表示が表示されると、前記第三の表示態様から前記第四の表示態様へ必ず変化するアイコンであってもよい。
また、前記変化演出表示は、前記第二のアイコンが非表示の状態でも表示される場合がある表示であってもよい。
また、
『 前記第二のアイコンは、前記変化演出表示が表示されても、表示態様が変化しない場合[例えば、図75(3−2−1)〜同図(3−2−2)、図83(く1−3−1)〜同図(く1−3−3b2)、図100(ア4−2)、図100(ア6−2)]もあるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第四の表示態様の前記第二のアイコンが表示されている場合の方が、前記第三の表示態様の該第二のアイコンが表示されている場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい[例えば、大当りの期待度が高い]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、「前記第三の表示態様の該第二のアイコンが表示されている場合」とは、「前記第三の表示態様の該第二のアイコンが表示され、該第二のアイコンが該第四の表示態様へ変化しない場合」のことであってもよい。
また、前記第二のアイコンが前記第三の表示態様で表示されている状態は、前記第二のアイコンが前記第四の表示態様で表示されている状態よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されにくくてもよい。
また、
『 前記第二のアイコンは、実行中の図柄変動表示における大当りについての予告表示[例えば、図78(う20−1)、図87(こb15−1)]である場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、「前記第二のアイコンは、実行中の図柄変動表示における大当りについての予告表示である場合がある、」とは、「実行中の図柄変動表示における大当りの予告が、第二のアイコンによって行われる」ことであってもよい。
ここで、前記第三の表示態様は、デフォルトの表示態様であってもよく、前記第四の表示態様は、実行中の図柄変動表示における大当りについての予告の表示態様であってもよい。
また、
『 前記第二のアイコンは、先読み予告の予告表示[例えば、図83(け5−1)〜同図(け13)、図86(こアa11)]である場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、「前記第二のアイコンは、先読み予告の予告表示である場合がある」とは、「第二のアイコンによって先読み予告が行われる」ことであってもよい。
ここで、前記第三の表示態様は、デフォルトの表示態様であってもよく、前記第四の表示態様は、先読み予告の表示態様であってもよい。
また、前記第二のアイコンは、前記変動アイコンとしても機能するアイコンであってもよい。すなわち、この場合には、前記第一のアイコンと前記第二のアイコンとによって2種類の変動アイコンが表示されていることになる。
また、前記第二の表示態様の前記変動アイコンと、前記第四の表示態様の前記第二のアイコンの両方のアイコンが表示された場合の方が、該両方のアイコンが表示されない場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすくてもよい。
また、前記第二の表示態様の前記変動アイコンと、前記第四の表示態様の前記第二のアイコンの両方のアイコンが表示された場合の方が、該両方のアイコンのうちのいずれか一方のアイコンのみが表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすくてもよい。
また、前記第二の表示態様の前記変動アイコンと、前記第四の表示態様の前記第二のアイコンとのうちのいずれか一方のアイコンが表示された場合の方が、いずれのアイコンも表示されない場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすくてもよい。
また、前記第二の表示態様の前記変動アイコンと、前記第四の表示態様の前記第二のアイコンの両方のアイコンが表示された場合の方が、該両方のアイコンが表示されない場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすくてもよい。
また、デフォルトの表示態様とは異なる表示態様(例えば、前記第二の表示態様)の前記変動アイコンと、デフォルトの表示態様(例えば、前記第三の表示態様)の前記第二のアイコンが表示されている状態の方が、デフォルトの表示態様(例えば、前記第一の表示態様)の前記変動アイコンと、デフォルトの表示態様とは異なる表示態様(例えば、前記第四の表示態様)の前記第二のアイコンが両方表示されている状態よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすくてもよい。
あるいは反対に、デフォルトの表示態様とは異なる表示態様(例えば、前記第二の表示態様)の前記変動アイコンと、デフォルトの表示態様(例えば、前記第三の表示態様)の前記第二のアイコンが表示されている状態の方が、デフォルトの表示態様(例えば、前記第一の表示態様)の前記変動アイコンと、デフォルトの表示態様とは異なる表示態様(例えば、前記第四の表示態様)の前記第二のアイコンが両方表示されている状態よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすくてもよい。
また、前記変動アイコンは、第五の表示態様で表示される場合があるアイコンであり、前記変動アイコンが前記第五の表示態様で表示された場合、最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されてもよい。また、前記第二のアイコンは、第六の表示態様で表示される場合があるアイコンであり、前記第二のアイコンが前記第六の表示態様で表示された場合、最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されてもよい。なお、前記変動アイコンが前記第五の表示態様で表示されているのに対して前記第二のアイコンは前記三の表示態様、あるいは前記第四の表示態様で表示されている場合があってもよい。また、前記第二のアイコンが前記第六の表示態様で表示されているのに対して前記変動アイコンは前記一の表示態様、あるいは前記第二の表示態様で表示されている場合があってもよい。
さらには、前記変動アイコンが前記第五の表示態様で表示され、前記第二のアイコンが前記第六の表示態様で表示されている場合があってもよい。この場合、例えば、有利な大当りが確定(例えば、確変付き大当り確定、長いラウンドの大当り確定)したり、レアなリーチ(例えば、全回転リーチ等)が出現しやすかったり、他のプレミア演出が出現しやすかったり、復活大当りしやすかったりしてもよい。あるいは逆に、復活大当りしにくくてもよい。また、操作手段の態様が変化(例えば、ボタンが飛び出したり、回転したり、凹んだり、内蔵ランプがレアな発光態様(例えば、七色に変化するレインボー発光態様)で発光したり)してもよい。また、演出カスタマイズの特典が手に入ったり、大当り遊技中に選択することができる演出の数が増えたり、特別なスーパーリーチが開始されたり、特別な大当りラウンド(例えば、第二のアタッカーが開放するラウンド)が開始されたりしてもよい。
また、前記変動アイコンの表示態様と、前記第二のアイコンの表示態様の組合せによって、演出の種類(例えば、スーパーリーチの種類等)が示唆される場合があってもよい。例えば、前記変動アイコンの表示態様が殿様で、前記第二のアイコンの表示態様が剣豪であった場合には、殿様と剣豪が決闘する剣豪リーチに発展することが示唆されてもよい。あるいは、前記変動アイコンの表示態様が兜で、前記第二のアイコンの表示態様が殿様であった場合には、2つのアイコンが表示されて初めて、当該変動の予告(通常予告)として機能するように構成されていてもよい。
また、前記変動アイコンの表示態様と、前記第二のアイコンの表示態様の組合せによって、大当りの信頼度(期待度)が異なってもよい。例えば、前記第一の表示態様の前記変動アイコンと、前記第四の表示態様の前記第二のアイコンの組合せと、前記第二の表示態様の前記変動アイコンと、前記第三の表示態様の前記第二のアイコンの組合せとでは、大当りの信頼度(期待度)が異なってもよい。
また、
『 前記第四の表示態様の前記第二のアイコンが表示されている場合の方が、前記第三の表示態様の該第二のアイコンが表示されている場合よりも、前記変動アイコンが前記第一の表示態様から前記第二の表示態様に変化しやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第一の表示態様の前記変動アイコンが前記第二の表示態様に変化する確率は、前記第四の表示態様の前記第二のアイコンによって該第一の表示態様の該変動アイコンが該第二の表示態様に変化する場合の方が、前記第三の表示態様の該第二のアイコンによって該第一の表示態様の該変動アイコンが該第二の表示態様に変化する場合よりも高くてもよい。
ここで、「前記第三の表示態様の該第二のアイコンが表示されている場合よりも」とは、「第三の表示態様の第二のアイコンによって変動アイコンを第一の表示態様から第二の表示態様へ変化させる演出が行われた場合よりも」のことであってもよい。
また、前記第四の表示態様の前記第二のアイコンが表示された場合には、前記変動アイコンが前記第一の表示態様から前記第二の表示態様に必ず変化してもよい。また、前記第三の表示態様の前記第二のアイコンが表示された場合には、前記変動アイコンが前記第一の表示態様から前記第二の表示態様に、必ず変化しなくてもよいし、変化する場合があってもよい。
また、前記第六の表示態様の前記第二のアイコンが表示された場合の方が、前記第四の表示態様の前記第二のアイコンが表示された場合よりも、前記変動アイコンが前記第五の表示態様に変化しやすくてもよい。
以上説明したように、前記第二のアイコンの表示態様が変化していると、前記変動アイコンの表示態様も変化しやすい場合があってもよいし、該変動アイコンの表示態様が必ず変化してもよい。
さらに、前記第二のアイコンの表示態様によって、変化しやすい表示態様の前記変動アイコンが異なってもよい。また、前記第二のアイコンの表示態様によって、出現しやすい予告(擬似連予告、タイマ予告、先読み予告)が変わってもよい。
また、
『 前記第二のアイコンが複数表示される場合[例えば、図81に示す例、図82(き1)〜同図(き5)に示す例等]がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第二のアイコンが複数表示されることで、大当りしやすかったり、保留アイコンや前記変動アイコンの表示態様が変化しやすかったりしてもよい。
また、複数の前記第二のアイコンの組合せ(同じ表示態様の前記第二のアイコンの組合せや、異なる表示態様の前記第二のアイコンの組合せ)によって、大当りしやすかったり、保留アイコンや前記変動アイコンの表示態様が変化しやすかったり、出現しやすい予告(擬似連予告、タイマ予告、先読み予告)が変わったりしてもよい。
また、
『 遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段[例えば、チャンスボタン136等]を備え、
前記第二のアイコンは、前記操作手段が操作されると、表示態様が変化する場合[例えば、図82(く1−1)〜図82(く7)に示す例]があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、例えば、前記操作手段の操作に応じて、前記第三の表示態様から前記第四の表示態様に変化する場合があってもよい。
また、前記第二のアイコンは、前記操作手段に関する表示態様であり、該操作手段の操作に応じて、表示態様が変化してもよい。なお、前記操作手段に関する表示態様とは、前記操作手段を模した表示態様であってもよいし、該操作手段を操作することを促す表示態様(操作促進表示態様)であってもよいし、該操作手段の操作有効期間に関する表示態様(より具体的には、該操作有効期間の残期間の表示態様(残期間表示態様))であってもよいし、該操作手段を連想させる表示態様であってもよいし、これらの表示態様の組合せであってもよいし、これらの表示態様のうちの少なくともいずれか一つを含む表示態様であってもよい。
また、前記表示手段は、メータ表示を表示可能な手段であって、前記メータ表示の状態に応じて前記操作手段の操作が受け付けられ、該操作手段の操作が受け付けられると、前記第二のアイコンの表示態様が変化してもよい。
さらに、前記操作手段の操作有効期間であっても該操作手段を操作することを促す報知がなされない、いわゆる裏ボタン状態で、該操作手段が操作されると、前記第二のアイコンの表示態様が変化してもよい。
また、第二のアイコンは、演出モードの変更に応じて表示態様が変化してもよい。
また、第二のアイコンは、遊技者によるカスタマイズ操作で表示態様を変更することができるアイコンであってもよい。
また、
『 前記第三の表示態様は、遊技者が選択した表示態様[例えば、73(b)のキャラクタ選択]であり、
前記第四の表示態様は、遊技者が選択していない表示態様[例えば、図79(え4−3)に示す番長の表示態様]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第三の表示態様は、遊技者が選択することができる表示態様であり、前記第四の表示態様は、遊技者が選択することができない表示態様であってもよいし、遊技者が選択することができる表示態様であってもよい。
また、
『 前記第二のアイコンは、他の表示による演出を伴うことなく、表示態様が変化する場合[例えば、図79(え1)〜同図(え3−1)、図82(く2−1)〜同図(く7)]があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、「前記第二のアイコンは、他の表示による演出を伴うことなく、表示態様が変化する場合がある」とは、「第二のアイコンによる演出によって、該第二のアイコンの表示態様が変化する場合がある」のことであってもよい。
また、
『 前記変動アイコンは、他の表示による演出を伴うことなく、表示態様が変化する場合[例えば、図90(す3)〜同図(す4)]があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、「前記変動アイコンは、他の表示による演出を伴うことなく、表示態様が変化する場合がある」とは、「変動アイコンによる演出によって、該変動アイコンの表示態様が変化する場合がある」のことであってもよい。
また、
『 前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第三のアイコン[例えば、保留アイコンh11〜h14等]であり、
前記第三のアイコンとは、保留球数に応じたアイコン(以下、「保留アイコン」という。)のことであり、
前記保留アイコンは、複数種類の表示態様[例えば、図63(b)の保留表示選択のアイコンA〜アイコンG、図78(う2)、同図(う3)、同図(う12)、デフォルトの表示態様、白点滅、青色、緑色、赤色、金色、虹色等]で表示される場合があるアイコンであり、
前記第二のアイコンは、前記保留アイコンとは別のアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記保留アイコンは、前記第一の表示態様で表示される場合があるアイコンであってもよいし、前記保留アイコンは、前記第四の表示態様で表示される場合があるアイコンであってもよい。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以上の記載では、
『 表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208Lのみ、あるいは第1〜第3装飾図柄表示装置208L〜Nのうちの複数の組合せ(全部を含む)、第2表示装置208S等]を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第一のアイコンであり、
前記第一のアイコンとは、保留表示に関するアイコン[例えば、保留アイコンh11〜h14,h21〜h24や変動アイコンh0等]のことであり、
前記第一のアイコンは、第一の表示態様[例えば、デフォルト(白色)の表示態様]で表示される場合があるアイコンであり、
前記第一のアイコンは、第二の表示態様[例えば、白色点滅、青色、緑色、赤色、金色、虹色の表示態様等]で表示される場合があるアイコンであり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第二のアイコン[例えば、ナビキャラクタYMのアイコン等]であり、
前記第二のアイコンは、連続する図柄変動表示を跨いで表示される場合があるアイコンであり[例えば、図77(い1)〜同図(い12)等]、
前記第二のアイコンは、前記第一のアイコンを前記第一の表示態様から前記第二の表示態様へ変化させる演出[例えば、図77(い−9)〜同図(い11)に示す演出等]に用いられる場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
また、
『 前記第二のアイコンは、第三の表示態様[例えば、デフォルトの色の着物を着た殿様の表示態様、殿様の表示態様、コパンダの表示態様]で表示される場合があるアイコンであり、
前記第二のアイコンは、第四の表示態様[例えば、白色点滅、青色、緑色、赤色、金色、虹色の着物を着た殿様の表示態様、姫の表示態様、番長の表示態様、ロボットの表示態様]で表示される場合があるアイコンであり、
前記第二のアイコンは、前記第三の表示態様から前記第四の表示態様に変化する場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二のアイコンは、他の表示による演出を伴うことなく、表示態様が変化する場合[例えば、図79(え1)〜同図(え3−1)、図82(く2−1)〜同図(く7)]があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。 また、
『 前記第二のアイコンは、一回の図柄変動表示に限って表示される場合もあるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二のアイコンは、前記第一のアイコンとは別のアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、変化演出表示[例えば、宝箱のアイコンI1、UFOアイコンUFI、ボタン保留アイコン、メータ表示MW,MGのアイコン、巨大なパンダ、爺のキャラクタによる「ナビキャラが変化」という文字表示を含む会話予告、襖の画像、ワイプ演出用の襖画像等]であり、
前記変化演出表示は、前記第二のアイコンを前記第三の表示態様から前記第四の表示態様へ変化させる演出[例えば、図75(あ3−1)〜同図(あ6)、図76(あ6−3−2)〜同図(あ6−3−4a)、図83(く1−3−1)〜同図(く1−3−4)、図91に示すメータ演出、図89(し2−2−1)〜同図(し2−2−3)、図100(アb1)〜(アb2)、図80(お6)〜同図(お8)、図107(エ9−2−1)等]に用いられる場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二のアイコンは、前記変化演出表示が表示されても、表示態様が変化しない場合[例えば、図75(3−2−1)〜同図(3−2−2)、図83(く1−3−1)〜同図(く1−3−3b2、図100(ア4−2)、図100(ア6−2))]もあるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二のアイコンは、実行中の図柄変動表示における大当りについての予告表示[例えば、図78(う20−1)、図87(こb15−1)]である場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二のアイコンは、図83(け5−1)〜同図(け13)、先読み予告の予告表示[例えば、図86(こアa11)]である場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二のアイコンが複数表示される場合[例えば、図81に示す例、図82(き1)〜同図(き5)に示す例等]がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段[例えば、チャンスボタン136等]を備え、
前記第二のアイコンは、前記操作手段が操作されると、表示態様が変化する場合[例えば、図82(く1−1)〜図82(く7)に示す例]があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一のアイコンは、他の表示による演出を伴うことなく、表示態様が変化する場合[例えば、図90(す3)〜同図(す4)]があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、「前記第一のアイコンは、他の表示による演出を伴うことなく、表示態様が変化する場合がある」とは、「第一のアイコンによる予告によって、該第一のアイコンの表示態様が変化する場合がある」のことであってもよい。
また、
『 上に記載の「保留表示に関するアイコン」とは、「保留アイコンと変動アイコンの両方を含む概念のアイコン」のことであり、
前記保留アイコンとは、未消化の保留を表すアイコン[例えば、保留アイコンh11〜h14,h21〜h24]のことであり、
前記変動アイコンとは、消化済みの保留を表すアイコン[例えば、変動アイコンh0]のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 上に記載の「保留表示に関するアイコン」とは、「保留アイコン」のことであり、
前記保留アイコンとは、未消化の保留を表すアイコン[例えば、保留アイコンh11〜h14,h21〜h24]のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、上に記載の「保留表示に関するアイコン」とは、「変動アイコン」のことであり、前記変動アイコンとは、消化済みの保留を表すアイコン[例えば、変動アイコンh0]のことであってもよい。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以上の記載では、
「 演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208Lのみ、あるいは第1〜第3装飾図柄表示装置208L〜Nのうちの複数の組合せ(全部を含む)、第2表示装置208S、スピーカ120、遊技盤用ランプ442、遊技台枠用ランプ452、千両箱役物224H等]と、
操作手段[例えば、チャンスボタン136、操作キーユニット137、第二チャンスボタン、レバータイプの操作手段等]と、
を備え、
前記演出手段は、複数種類の演出を実行可能な手段であり、
前記複数種類の演出のうちの一の種類の演出は、第一の演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一の種類の演出は、第二の演出であり、
非オートボタンモードにおける第一の期間[例えば、操作有効期間]の期間中に前記操作手段の操作が行われると、前記第一の演出[例えば、図108(A11)の「夏休みはまだかの〜」の応答表示]が実行される場合があり、
オートボタンモードにおいて、前記第一の期間が開始されてから第一の時間[例えば、オートボタン機能発動時間(図108(A6)〜同図(A11)直前までの時間)]が経過すると、前記第一の演出が実行される場合があり、
前記非オートボタンモードにおける第二の期間[例えば、操作有効期間(図108(A8−1)〜同図(A14)の期間]の期間中に前記操作手段の操作が行われると、前記第二の演出[例えば、保留アイコンが青色の表示態様に変化する演出、図109(Aa5−5−6)〜同図(Aa5−5−7)の連打メータRHMが上昇する応答表示]が実行される場合があり、
前記オートボタンモード中において、前記第二の期間が開始されてから第二の時間[例えば、オートボタン機能発動時間]が経過しても、前記第二の演出が実行されず[例えば、図108の例、図109(Aa5−5−2)および同図(Aa5−5−4)の連打メータRHMの状態]、
前記オートボタンモード中において、前記第二の期間が開始されてから前記第二の時間が経過するまでに前記操作手段の操作が行われると、前記第二の演出が実行されるように構成されており、
前記操作手段の状態を第一の状態および第二の状態のうちの一方の状態[例えば、白色点灯]から他方の状態[例えば、特別色(青色)点灯]へ変化可能に構成されており、
前記オートボタンモード中における前記第二の期間の期間中において、前記操作手段の状態が前記一方の状態から前記他方の状態へ変化される場合[例えば、図108(A8−1)〜同図(A14)の場合等]がある、
ことを特徴とする遊技台。」
について説明した。
この記載の発明によれば、操作手段に特徴を持った遊技台を実現できる。より具体的には、前記オートボタンモードにおける前記第二の期間の期間中に前記操作手段の状態が変化する場合があるので、該操作手段に視線を誘導させ、該操作手段の操作を促すことができる場合がある。
ここで、オートボタンモードとは、前記操作手段の操作がなくても該操作手段の操作に応じた演出が行われる場合があるモードのことである。なお、非オートボタンモードとは、オートボタンモードに設定されていない状態のことである。
オートボタンモード中も前記操作手段の操作を受け付け(無効にしなく)てもよいし、受け付ける場合と受け付けない場合とがあってもよいし、一切受け付けなくてもよい。受け付ける場合と受け付けない場合とは、Aの演出では受け付けてBの演出では受け付けない、あるいはAの期間では受け付けてBの期間では受け付けなくてもよい。さらには、Aの操作手段(例えば、チャンスボタン136)の操作では受け付けて、Bの操作手段(例えば、操作キーユニット137、第二チャンスボタン、レバータイプの操作手段等)の操作は受け付けなくてもよい。
また、前記第二の期間の期間中において、前記操作手段以外の演出手段(例えば、表示手段による表示、可動手段、発光手段等)が変化するように構成されていてもよい。
また、
「 前記非オートボタンモード中における前記第二の期間の期間中において、前記操作手段の状態が前記一方の状態から前記他方の状態へ変化される場合[例えば、図110(Aa8―3)の場合]がある、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
こうすることで、前記非オートボタンモード中における前記第二の期間の期間中に前記操作手段の状態が変化する場合があるので、操作手段に視線を誘導させ、操作手段の操作を促すことができる場合がある。また、オートボタンモードの設定の有無に関わらず、第二の期間の期間中においては操作手段の操作をしないと第二の演出が実行されないことに気づかせ、操作手段の操作意欲を向上させることができる場合がある。
また、
「 前記第一の期間の少なくとも一部の期間が前記第二の期間の少なくとも一部の期間と重なる場合がある[例えば、図108(A8−1)〜同図(A11)の直前、図109(Aa5−2−2)、図110(Aa8−2−1)]、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
また、
「 前記オートボタンモードにおける前記第一の期間の少なくとも一部の期間と前記第二の期間の少なくとも一部の期間とが重なる期間[例えば、図108(A8−1)〜同図(A11)の直前までの期間、図109(Aa5−2−2)、図110(Aa8−2−1)]において、前記操作手段の操作があった場合に、前記第一の演出および前記第二の演出のうちの少なくとも一方の演出が実行される[例えば、図110(Aa8−2−3)〜同図(Aa8−2−4)]、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
ここで、前記第一の演出および前記第二の演出のうちの両方の演出が実行されてもよいし、該第一の演出のみ実行されてもよいし、該第二の演出のみ実行されてもよい。
なお、前記第一の期間が開始されてから前記第一の時間が経過するまでに前記操作手段を操作すると、前記第一の演出および前記第二の演出の両方の演出が実行されてもよいし、該第一の演出のみが実行されてもよいし、該第二の演出のみが実行されてもよい。
例えば、前記オートボタンモード中にボタン表示が2つ表示されている場合に、一方のボタン表示はオートボタンモードの機能が働き、ボタン操作に応じて応答表示が表示され、他方のボタン表示はオートボタンモードの機能が働かず、自分でボタンを操作しなければならないといった違和感が生じ、遊技の興趣が向上する場合がある。
また、
「 前記非オートボタンモードにおける前記第一の期間の少なくとも一部の期間と前記第二の期間の少なくとも一部の期間とが重なる期間において、前記操作手段の操作があった場合に、前記第一の演出および前記第二の演出のうちの少なくとも一方の演出が実行される、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
ここで、前記第一の演出および前記第二の演出のうちの両方の演出が実行されてもよいし、該第一の演出のみ実行されてもよいし、該第二の演出のみ実行されてもよい。
また、
「 前記非オートボタンモードにおける前記第一の期間[例えば、操作有効期間]の期間中に前記操作手段の操作が行われなかった場合には、前記第一の演出が実行されない、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
なお、前記第一の期間が終了するまでの間に操作がなくても、前記第一の演出が実行されてもよい。
また、
「 前記非オートボタンモードにおける前記第二の期間[例えば、操作有効期間]の期間中に前記操作手段の操作が行われなかった場合には、前記第二の演出が実行されない、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
なお、前記第二の期間が終了するまでの間に操作がなくても、前記第二の演出が実行されてもよい
また、
「 前記演出手段とは、画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208Lのみ、あるいは第1〜第3装飾図柄表示装置208L〜Nのうちの複数の組合せ(全部を含む)、第2表示装置208S等]のことであり、
前記複数種類の演出とは、複数種類の表示のことであり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、応答表示であり、
前記応答表示とは、前記操作手段の操作があった場合に表示される場合がある表示であり、
前記第一の演出とは、前記応答演出のうちの第一の応答表示[例えば、図108(A11)の「夏休みはまだかの〜」の応答表示]のことであり、
前記第二の演出とは、前記応答演出のうちの第二の応答表示[例えば、保留アイコンが青色の表示態様に変化する演出]のことである、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
また、
「 前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、操作表示であり、
前記操作表示とは、操作手段の操作に関する表示であり、
前記操作表示として第一の操作表示[例えば、図108(A5−1)等に示されているボタン演出画像(ボタン画像136a及び残時間表示メータMT)]の表示が行われている場合に前記操作手段の操作が行われると、前記第一の応答表示が表示される場合があり、
前記操作表示として第二の操作表示[例えば、図108(A8−1)等に示されているボタン画像136a]の表示が行われている場合に前記操作手段の操作が行われると、前記第二の応答表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
なお、前記操作表示は、前記操作手段の外観を表す画像[例えば、ボタン画像136a]を含む表示であってもよいし、前記操作手段の操作を促す表示[例えば、残時間表示メータMT、PUSHの文字表示、「押せ」の文字表示、操作方向を示す矢印の表示等]を含む表示であってもよい。
また、
「 前記第一の演出および前記第二の演出のうちの少なくとも一方は、実行中の図柄変動表示についての演出[例えば、当該図柄変動表示における大当りについての予告演出(通常予告)]である、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
なお、前記第一の演出および前記第二の演出のうちの両方がそうあってもよいし、前記第一の演出のみがそうであってもよいし、前記第二の演出のみがそうであってもよい。
また、
「 前記第一の演出および前記第二の演出のうちの少なくとも一方は、実行中の図柄変動表示が終了し、その後に開始される図柄変動表示についての演出[例えば、次に開始される図柄変動表示であったり、次の次に開始される図柄変動表示であったり、次の次の次に開始される図柄変動表示における大当りについての予告演出(先読み予告)]である、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
なお、前記第一の演出および前記第二の演出のうちの両方がそうあってもよいし、前記第一の演出のみがそうであってもよいし、前記第二の演出のみがそうであってもよい。
また、
「 前記第一の期間とは、前記操作手段の操作を有効とする期間(以下、「第一の操作有効期間」という。)のことであり、
前記第二の期間とは、前記操作手段の操作を有効とする期間(以下、「第二の操作有効期間」という。)のことである、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
なお、前記第一の操作有効期間および前記第二の操作有効期間のうちの少なくともいずれか一方の操作有効期間を示すメータ表示[例えば、図108(A5−1)に示す残期間メータMTの表示]が、前記オートボタンモード中も表示されていてもよい。なお、図108(A8−1)に示すボタン保留アイコンにも、残期間メータMTの表示を加えてもよい。
また、前記メータ表示として、ゲージによる表示(増減するバー表示)であってもよいし、時間経過に応じて表示色の濃淡が変化し、例えば、残期間が無くなるとグレーアウトする表示であってもよい。
あるいは反対に、操作有効期間を示すメータが前記非オートボタンモード中にのみ表示され、前記オートボタンモード中には表示されなくてもよい。例えば、オートボタンモード中の図108(A5−1)に示す爺の会話画像CI2のうち残期間メータMTを省略し、反対に、非オートボタンモード中の図110(Aa8−3)に示すボタン保留アイコンに残期間メータMTを付加してもよい。
また、前記オートボタンモードであるか否かを問わず、前記操作有効期間を示すメータが表示される場合[例えば、図108〜図110に示す会話予告]とされない場合[例えば、図108〜図110に示すボタン変動アイコンやボタン保留アイコン]があってもよい。
また、
「 前記操作手段は、演出動作[例えば、発光、振動等]を行う場合がある手段である、ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
また、前記第一の状態は、前記演出動作を行っていない状態[例えば、消灯状態や白色点灯状態、振動停止状態]であり、前記第二の状態は、演出動作を行っている状態[例えば、点灯状態や青色点灯状態、振動状態]であってもよい。
また、前記第一の状態は、前記操作手段が停止している状態のことであってもよい。
また、前記演出手段は、演出可動手段[例えば、振動子]が内部に設けられたものであり、前記演出動作は、前記演出可動手段が動作する動作[例えば、振動]のことであってもよい。
また、前記第二の状態は、変形[例えば、突出したり凹んだり)したり、前記演出可動手段が動作している状態[例えば、進出状態、後退状態、振動中状態、回転中状態、硬化状態等]であってもよい。
前記操作手段は、発光手段が設けられた手段であってもよい。
前記発光手段は、点灯、点滅、あるいは消灯といった駆動動作を実行可能な手段であり、
前記第一の状態は、前記発光手段が第一の態様で前記駆動動作を行っている状態であり、
前記第二の状態は、前記発光手段が第二の態様で前記駆動動作を行っている状態であり、
前記第一の態様と前記第二の態様は異なる態様であってもよい。
前記第一の態様は、消灯している態様であり、前記第二の態様は、点灯している態様であってもよい。
前記第一の態様は、第一の色で点灯している態様であり、前記第二の態様は、第二の色で点灯している態様であってもよい。
前記第二の態様は、点滅している態様であってもよい。
また、
「 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
また、
「 前記遊技台は、スロットマシン[例えば、スロットマシン1000]である、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
以上の記載では、
『 演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208Lのみ、あるいは第1〜第3装飾図柄表示装置208L〜Nのうちの複数の組合せ(全部を含む)、第2表示装置208S、スピーカ120、遊技盤用ランプ442、遊技台枠用ランプ452、千両箱役物224H等]を備えた遊技台であって、
前記演出手段は、複数種類の演出を少なくとも実行可能な手段であり、
前記複数種類の演出のうちの一の種類の演出は、第一の演出であり、
前記第一の演出とは、遊技者によって選択された演出のこと[例えば、図63(b)の(b)キャラクタ選択の各選択肢による演出、(c)保留枠選択の各選択肢による演出、(e)保留表示選択の各選択肢による演出、(f)背景表示選択の各選択肢による演出、図101に示す曲名の楽曲出力演出]であり、
前記複数種類の演出のうちの一の種類の演出は、第二の演出[例えば、ナビキャラクタYMによる演出、楽曲出力演出、保留枠UI演出、保留演出、背景演出、]であり、
前記第一の演出の実行中において、第三の演出[例えば、宝箱のアイコンI1による変化予告、楽曲変更予告、ワイプ演出、背景変化予告等]が実行されると、該第一の演出から前記第二の演出へ変更される場合[例えば、図99(アa3−1)〜同図(アa6−1)、図102(イ11)〜同図(イ15−1)、図106に示す例、図80(お1)で遊技者によって背景Aが選択されている場合に同図(お6)〜同図(お7)の背景変化予告(ワイプ演出用の襖画像のワイプインおよびワイプアウト)を経て、同図(お8)〜同図(お21)で表示されている先読み予告の背景に変化する等]がある、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
ここで、前記第三の演出は、前記複数種類の演出のうちの一の種類の演出であって、前記演出手段で実行される演出であってもよい。あるいは、前記第三の演出は、前記演出手段(例えば、表示手段)では実行されず、該演出手段とは異なる他の演出手段(例えば、音出力手段)で実行される演出であってもよい。
また、前記第一の演出は、図柄変動表示が一定時間開始されないと移行するデモンストレーションモードで選択可能なカスタマイズ系の演出であってもよいし、図柄変動表示の実行中でも選択可能な演出であってもよい。さらに、前記第一の演出は、遊技者によって選択可能な、スーパーリーチ演出や大当り遊技中のラウンド演出であってもよい。
また、前記第三の演出は、例えば、島一斉演出等の一斉演出が開始されるまでの残り時間報知の演出であってもよい。
前記演出手段の一例として、表示手段(例えば、液晶表示装置、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタ等)、発光手段、音出力手段、可動手段等を列挙することができる。また、側方から光が入射し前方に向けて発光する導光板、残像効果によって絵柄を表示可能なPOVディスプレイも一例として列挙することができる。前記演出手段としては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。
また、前記演出手段は、発光演出を行うデバイスであってもよく、この場合は、モードによって発光態様(色、点灯パターン、発光色によって表示される発光表示等)が異なるものであってもよい。
また、
『 前記演出手段は、画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208Lのみ、あるいは第1〜第3装飾図柄表示装置208L〜Nのうちの複数の組合せ(全部を含む)、第2表示装置208S等]であり、
前記第一の演出とは、第一の演出表示[例えば、図63(b)の(b)キャラクタ選択の各選択肢による演出表示または(c)保留枠選択の各選択肢による演出表示、(e)保留表示選択の各選択肢による演出表示、(f)背景表示選択の各選択肢による演出表示、図102の曲名表示部MNに表示された図101に示す曲名]のことであり、
前記第二の演出とは、第二の演出表示[例えば、ナビキャラクタYMによる演出表示、保留枠UIによる演出表示、図102(イ13)〜同図(イ14)の曲名表示部MN「Distance」、図102(イ15−1)の曲名表示部MN「轟けDREAM」]のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記演出手段は、複数の画像表示手段であってもよい。
また、
『 前記第三の演出とは、第三の演出表示[例えば、宝箱のアイコンI1、UFOアイコンUFI、ボタン保留アイコン、メータ表示MW,MGのアイコン、巨大なパンダ、爺のキャラクタによる「ナビキャラが変化」という文字表示を含む会話予告、襖の画像、ワイプ演出用の襖画像、図102(イ11)〜同図(イ15−1)の番長のキャラクタC11等]のことであり、
前記画像表示手段によって前記第三の演出表示が行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第三の演出表示の少なくとも一部と前記第一の演出表示の少なくとも一部が重なる場合があってもよい。すなわち、前記第三の演出表示の一部のみと前記第一の演出表示の一部のみが重なる場合があってもよいし、前記第三の演出表示の一部のみと前記第一の演出表示の全部が重なる場合があってもよいし、前記第三の演出表示の全部と前記第一の演出表示の一部のみが重なる場合があってもよいし、前記第三の演出表示の全部と前記第一の演出表示の全部が重なる場合があってもよい。また、前記第三の演出表示の少なくとも一部が、前記第一の演出表示の少なくとも一部に前側(遊技者側)から重なる場合があってもよいし、反対に、前記第一の演出表示の少なくとも一部が、前記第三の演出表示の少なくとも一部に前側(遊技者側)から重なる場合があってもよい。
また、画像表示装置には、装飾図柄の変動表示や、装飾図柄の停止表示や、保留球数に応じたアイコン(保留アイコン)や、実行中の図柄変動表示に関するアイコン(変動アイコン)が表示される場合がある。前記第三の演出表示は、装飾図柄の変動表示よりも前記第一の演出表示の近くに表示される場合があってもよいし、装飾図柄の停止表示よりも前記第一の演出表示の近くに表示される場合があってもよいし、保留アイコンよりも前記第一の演出表示の近くに表示される場合があってもよいし、変動アイコンよりも前記第一の演出表示の近くに表示される場合があってもよい。
また、
『 前記第三の演出が実行されなくても、前記第一の演出から前記第二の演出へ変更される場合がある[例えば、図79(え1)〜同図(え3−1)、図82(く2−1)〜同図(く7)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段を備え、前記第一の演出は、前記操作手段が操作されると、前記第二の演出へ変更される場合があってもよい。
また、前記第一の演出から前記第二の演出への変更は演出モードの変更であってもよく、該第一の演出は遊技者が設定した演出モードに相当し、演出モードの変更は、操作手段の操作に応じて変更が行われる場合と、例えば、先読み予告の実行開始に応じて変更が行われる場合(先読みモード(第二の演出表示に相当)への突入)とがあってもよい。
また、
『 前記第三の演出が実行されたことにより前記第一の演出から前記第二の演出に変更された場合[例えば、図99(アa4−1)〜同図(アa6−1)の場合]の方が、該第三の演出が実行されずに該第一の演出から該第二の演出に変更された場合[例えば、図79(え2)〜同図(え4−1)の場合]よりも、最終的に遊技者にとって有利な状態[例えば、大当り遊技状態、出球数の多い大当り遊技状態、確変状態、電サポ状態]に移行されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第三の演出が実行されると遊技者にとって有利な状態に必ず移行する構成であってもよい。あるいは反対に、前記第三の演出が実行されても、遊技者にとって有利な状態に移行しない場合があってもよい。
また、前記有利な状態として、図柄変動表示の表示中であれば、大当り遊技状態があげられる。また、スーパーリーチ状態であってもよいし、擬似連演出状態であってもよい。一方、前記有利な状態として、大当り遊技の実行中であれば、大当り遊技の終了後における確変状態あるいは電サポ状態があげられる。また、ラウンド数が見た目上増加したラウンド昇格状態であってもよい。
また、
『 遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段[例えば、チャンスボタン136等]を備え、
前記操作手段の操作があった場合に、前記第一の演出が選択される場合[例えば、図66(37)〜同図(50)の場合]があり、
前記操作手段の操作があった場合に、前記第三の演出が実行される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の演出の実行中において、前記第三の演出が実行されても、該第一の演出から前記第二の演出へ変更されない場合[例えば、図75(3−2−1)〜同図(3−2−2)、図83(く1−3−1)〜同図(く1−3−3b2)、図100(ア4−2)、図100(アa6−2)の場合]がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
例えば、前記演出手段が表示手段である場合には、前記第三の演出が実行されても、前記第一の演出表示から前記第二の演出表示へ変更されない場合があってもよく、前記演出手段が発光手段である場合には、前記第三の演出が実行されても、前記第一の発光演出から前記第二の発光演出へ変更されない場合があってもよく、前記演出手段が音出力手段である場合には、前記第三の演出が実行されても、前記第一の音出力演出から前記第二の音出力演出へ変更されない場合があってもよく、前記演出手段が可動手段である場合には、前記第三の演出が実行されても、前記第一の動作演出から前記第二の動作演出へ変更されない場合があってもよい。
あるいは反対に、前記第一の演出の実行中において、前記第三の演出が実行されると、該第一の演出から前記第二の演出へ必ず変更されてもよい。
また、
『 前記第二の演出は、遊技者によって選択可能な演出の一つである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
あるいは反対に、前記第二の演出は、遊技者によって選択不能な演出であってもよい。
また、
『 楽曲を出力可能な音出力手段[例えば、スピーカ120]を備え、
前記演出手段は、表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208Lのみ、あるいは第1〜第3装飾図柄表示装置208L〜Nのうちの複数の組合せ(全部を含む)、第2表示装置208S等]であり、
前記表示手段は、楽曲表示を表示可能な手段[例えば、図102(イ15−1)の曲名表示部MNや同図(イ16)〜同図(イ18)等]であり、
前記楽曲表示とは、前記音出力手段によって出力される楽曲に関する表示[例えば、曲名や歌詞の表示]のことであり、
前記第一の演出とは、第一の楽曲表示[例えば、「メガ ギガ サマー」]のことであり、
前記第二の演出とは、第二の楽曲表示[例えば、「轟けDREAM」]のことである、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の演出とは、第二のアイコン[例えば、ナビキャラクタYMのアイコン]が第三の表示態様[例えば、デフォルトの表示態様]で表示される演出のことであり、
前記第二の演出とは、前記第二のアイコンが第四の表示態様[例えば、白色点滅、青色、緑色、赤色、金色、虹色の着物を着た殿様の表示態様]で表示される演出のことであり、
前記第二のアイコンは、連続する図柄変動表示を跨いで表示される場合[例えば、図99(アa1)〜同図(アa2)の場合]があるアイコンであり、
前記第三の表示態様と前記第四の表示態様が異なる、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、「跨いで」とは、図柄の停止表示の期間(変動停止期間)を間に挟むことである。また、前記第二のアイコンは、図柄変動表示の表示中に継続して表示されるアイコンであってもよいし、途中で一旦消えるアイコンであってもよい。また、図柄の停止表示の表示中も、継続して表示されるアイコンであってもよいし、途中で一旦消えるアイコンであってもよいし、あるいは該停止表示の表示中は消え続けているアイコンであってもよい。
また、
『 前記演出手段は、表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208Lのみ、あるいは第1〜第3装飾図柄表示装置208L〜Nのうちの複数の組合せ(全部を含む)、第2表示装置208S等]であり、
前記表示手段は、複数種類のアイコンを表示可能な手段であり、
前記複数種類のアイコンのうちの一の種類のアイコンは、第一のアイコンであり、
前記複数種類のアイコンのうちの一の種類のアイコンは、第二のアイコンであり、
前記複数種類のアイコンのうちの一の種類のアイコンは、第三のアイコンであり、
前記第一のアイコンとは、実行中の図柄変動表示に関するアイコン(以下、「変動アイコン」という。)のこと[例えば、変動アイコンh0]であり、
前記第二のアイコンとは、連続する図柄変動表示を跨いで表示される場合があるアイコン[例えば、ナビキャラクタYMのアイコン]のことであり、
前記第三のアイコンとは、保留球数に応じたアイコン(以下、「保留アイコン」という。)のこと[例えば、保留アイコンh11]であり、
前記第二のアイコンは、前記変動アイコンとは異なるアイコンであり、
前記第二のアイコンは、前記保留アイコンとも異なるアイコンであり、
前記変動アイコンは、前記表示手段におけるアイコン表示領域[例えば、保留アイコン表示領域HISと変動アイコン表示領域CISと演出アイコン表示領域DISを有する保留枠UIのうちの変動アイコン表示領域CIS]に表示される場合があるアイコンであり、
前記第二のアイコンは、前記アイコン表示領域[例えば、保留枠UIのうちの演出アイコン表示領域DIS]に表示される場合があるアイコンであり、
前記保留アイコンは、前記アイコン表示領域[例えば、保留枠UIのうちの保留アイコン表示領域HIS]に表示される場合があるアイコンであり、
前記第一の演出とは、前記アイコン表示領域が第一の態様[例えば、「保留枠D」]で表示される演出のことであり、
前記第二の演出とは、前記アイコン表示領域が第二の態様[例えば、「保留枠R」]で表示される演出のことであり、
前記第一の態様と前記第二の態様が異なる、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記アイコン表示領域は、領域アイコンが表示されている領域であってもよいし、保留枠が表示されている領域であってもよいし、ユーザインターフェース(UI)が表示されている領域であってもよい。なお、領域アイコンは、土台アイコンであってもよいし、ステージアイコンであってもよいし、枠アイコン等であってもよい。また、領域アイコンは複数のアイコンからなるものであってもよい。また、前記アイコン表示領域は、保留アイコン表示領域、変動アイコン表示領域、第二のアイコン(たとえば、ナビキャラクタアイコン)表示領域を含む領域であってもよい。
また、前記第三の演出は、前記アイコン表示領域の態様を切り換える演出であってもよい。また、前記第三の演出は、前記アイコン表示領域に前側から重なる表示が表示される演出であってもよい。
また、
『 前記複数種類の演出のうちの一の種類の演出は、第四の演出であり、
前記第四の演出とは、前記第三の演出が実行される前に該第三の演出が実行されることについての予告演出[例えば、図94に示すテロップ表示trp]のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第三の演出は、実行中の図柄変動表示における大当りについての予告演出[例えば、宝箱アイコンの色による通常予告の演出、番長のキャラクタC11による大当り確定(または、大当り濃厚)予告]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第三の演出は、先読み予告の演出[例えば、宝箱アイコンの色による先読み予告の演出]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、スロットマシン[例えば、スロットマシン1000]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、上記で装飾図柄の変動表示と記載のあることは、図柄(より具体的には特図)の変動表示であってもよく、装飾図柄の停止表示と記載のあることは、図柄(より具体的には特図)の停止表示であってもよい。
また、上記で「〜場合がある」とは、「必ず〜する」、「必ず〜される」、あるいは「必ず〜になる」等に置き換えてもよく、上記で「○○可能」とは、「必ず○○する」に置き換えてもよい。
また、以上説明した、実施形態や実施例や変形例や各種の例や付記等の記載それぞれにのみ含まれている構成要件であっても、その構成要件を他の、実施形態や実施例や変形例や各種の例や付記等に適用してもよい。すなわち、適用させることを妨げる要因がない限りは、実施形態や実施例や変形例や各種の例や付記等の記載それぞれにのみ含まれている構成要件を他の、実施形態や実施例や変形例や各種の例や付記等に適用しても、一つのまとまりのある技術的思想として成り立つ。
続いて、これまで説明した図1に示すパチンコ機100に適用可能な演出の例について図117〜図193を用いて説明する。技術的思想としては、図117〜図193に示す技術的思想を、図1〜図48、図49〜図116に示す技術的思想に適用することは可能であり、またその逆に、図1〜図48、図49〜図116に示す技術的思想を、図117〜図193に示す技術的思想に適用することも可能である。その際、同じ符号を付しているもの同士は、同じ構成要素として取り扱える場合があり、置換することができる場合もある。
以下に説明する演出の例では、表示手段(例えば、第1装飾図柄表示装置208L〜第3装飾図柄表示装置208Mのいずれか一つ又は二つ又は全部の装飾図柄表示装置)に、予告アイコン、予告表示、ミニゲームA用アイコン、ミニゲームB用アイコン、保留アイコン、変動アイコン、アイコン変化予告表示が表示される。まずは、これらについて順に説明していく。
図117は、各種予告アイコンと各種予告表示を示す図である。
図117(a)には、5種類の予告アイコンが示されている。これら5種類の予告アイコンのうち、4種類は箱形のアイコンであり、残り一種類は操作手段タイプ(ボタンタイプ)のアイコンである。
箱形のアイコンには、色が異なる、箱アイコン、赤箱アイコン、金箱アイコン、および虹箱アイコンの4種類があり、それぞれ2種類の態様(態様aと態様d)が用意されている。態様aは、箱が閉じた表示態様であり、態様dは、箱が開いた表示態様である。
なお、これまでの説明や、以降の説明では、色の違いや表示の仕方によって種類や表示態様が異なる場合がある。例えば、第1種類や第1表示態様の色は白色であり、第2種類や第2表示態様の色も白色であるが、第2種類や第2表示態様は表示の仕方が点滅(白色と他の色(例えば、背景色や黒色)との交互表示)である。なお、第1種類や第1表示態様はデフォルトの種類や表示態様に相当する。第3種類や第3表示態様の色は青色であり、第4種類や第4表示態様の色は緑色であり、第5種類や第5表示態様の色は赤色であり、第6種類や第6表示態様の色は金色であり、第7種類や第7表示態様の色は虹色である。各種アイコンや、各種表示には、第1〜第7の種類や表示態様が用意されている場合があり、各種LED等の発光手段は、第1表示態様〜第7表示態様で発光可能な場合がある。第1〜第7の種類や表示態様のうち、数字が大きな種類や表示態様ほど(第7が最も大きい)、遊技者にとって有利な表示態様に、なる場合があったり、必ずなる。例えば、数字が大きな種類や表示態様ほど、大当りの期待度(信頼度)が高いことを表していたり、或る演出が開始されやすいことを表していたりする場合がある。以下の説明では、第n表示態様から第n+1表示態様に変化することを1段上がる又は1段昇格すると言う場合がある。また、第n表示態様から第n+m表示態様に変化することを、表示態様がm段階上がる又は昇格すると言う場合がある。さらに、nの数が相対的に大きな表示態様を上の表示態様と言い、nの数が相対的に小さな表示態様を下の表示態様と言う場合がある。なお、nにしてもmにしても1以上の自然数である(以下の説明においても同じ。)。
ボタンタイプのアイコン(ボタンアイコン)は、1種類しかないが、4種類の態様(態様a、態様b、態様c、態様d)が用意されている。態様aは、チャンスボタン136を模したボタン画像のみからなる表示態様である。態様b及びcは、ボタン画像の下に、チャンスボタン136の操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータが追加された表示態様である。態様aは、態様b及びcにはある残時間表示メータがないことから、チャンスボタン136を操作しても無効であることを表す態様である。また、態様bは、残時間表示メータが満タン表示(操作有効期間が全期間残っている表示)であり、態様cは、残時間表示メータが0表示(操作有効期間が全く残っていない表示)である。すなわち、態様bは、操作有効期間の計時(カウントダウン)開始前か、計時開始直後の態様になる。また、態様cは、チャンスボタン136を操作せずに操作有効期間が経過した時点か、経過後の態様になる。操作有効期間の計時が開始されると、第3表示態様のメータが時間の経過に応じて減り始める。態様dは、ボタン画像や操作有効期間表示を隠してしまうエフェクト画像(ここでは煙画像)の表示態様である。なお、ボタンアイコンは、箱型のアイコンと同様に種類が異なるアイコンが複数種類あってもよい。例えば、色が異なる、デフォルトのボタンアイコン、赤ボタンアイコン、金ボタンアイコン、および虹ボタンアイコンがあってもよい。
また、予告アイコンやボタンアイコンの種類は色だけに限らず、アイコンの大きさや形状が異なるアイコンがあってもよく、アイコンの大きさ、形状、色等の複数の要素のうちのいずれか二以上が組み合わされてもよい。例えば、No.1の箱アイコンの他に、宝箱アイコン、図14に示す千両箱役物224Hを模した千両箱アイコンといった種類の違うアイコンがあってもよい。また、信頼度が高くなるほどアイコンの大きさが大きくなるようにしてもよい(例えば、赤箱アイコンよりも金箱アイコンの方が大きい)。また、赤箱アイコンと金箱アイコン箱とで箱の形状が異なっていてもよい。
予告アイコンは、最初に表示開始された表示位置から、表示位置を変えて表示される場合がある。すなわち、第1ポジションから第2ポジションに移動し、第2ポジションで継続して表示(ストック)される場合がある。第2ポジションは、ストック表示位置になる。なお、表示位置を変えずに継続して表示(ストック)される場合があってもよい。態様aは、ストック開始時の態様であるが、表示開始時の態様でもある。態様dは、予告アイコンが使用された場合の態様である。すなわち、図117(a)に示す予告アイコンは、演出で使用されると、表示態様が態様dに変化する。箱形のアイコンは、予め定められたタイミングになると使用され、態様dに変化する。ボタンアイコンは、操作有効期間内にチャンスボタン136が操作されると使用され、態様dに変化する。ただし、操作有効期間内にチャンスボタン136が操作されなくても、操作有効期間が経過した以降に、ボタンアイコンは態様cから態様dに必ず変化するが、変化する場合と変化しない場合があってもよい。また、操作有効期間内にチャンスボタン136が操作されなかった場合に、ボタンアイコンが態様dに変化しなくてもよい。その場合、ボタンアイコンは消去されてもよく、態様aのまま表示され続けてもよく、態様bまたは態様cの残時間表示メータのみが非表示となった表示(周囲の縁の部分が態様aとは異なる表示)が表示されてもよく、態様dに変化するが後述する予告表示が表示されないように構成されていてもよい。また、操作有効期間内にチャンスボタン136が操作されると、一旦態様cが表示されてから、態様dが表示されてもよい。
各種類の予告アイコン毎に、出現率と信頼度が異なる。出現率は、A、B、C、Dの記載順に表示されやすい。すなわち、Aが最も表示されやすい(表示される頻度が高い)ことを表す。なお、図117(a)には示されていないが、Eが最も表示されにくい(表示される頻度が低い)ことを表す。信頼度は、大当りの信頼度を表し、アイコンが使用される図柄変動表示における大当りの信頼度(通常予告の信頼度)であったり、先読み対象の図柄変動表示における大当りの信頼度(先読み予告の信頼度)であったりする。この信頼度は、当確、A、B、C、D、E、Fの記載順に大当りしやすい。すなわち、当確が最も大当りしやすいこと(必ず大当りする=信頼度100%)を表し、Fが最も大当りしにくいことを表す。上述した第1種類や第1表示態様が表す信頼度はFになり、第2種類や第2表示態様が表す信頼度はEになり、第3種類や第3表示態様が表す信頼度はDになり、第4種類や第4表示態様が表す信頼度はCになり、第5種類や第5表示態様が表す信頼度はBになり、第6種類や第6表示態様が表す信頼度はAになり、第7種類や第7表示態様が表す信頼度は当確になる。なお、信頼度Fは、0%であってもよいし、0%より高くてもよい。仮に、信頼度Fが0%であった場合には、大当りすることを予告しているとは言えないが、この明細書では、信頼度0%のものも含めて予告と称する場合がある。
図117(b)には、31種類の予告アイコンが示されている。これら31種類の予告アイコンについての説明は、図中の演出内容の概要に記した通りであるが、この記載中、「必ず行われる」とあるのは、変形例では、「行われない場合があってもよい。」に読み替えることができる。また、「〜場合もある」や「〜場合がある」といった記載は、変形例では、「必ず〜。」に読み替えることができる。
また、「演出内容の概要」に記載されている「VS剣豪リーチ」は、図17や図75等に示す剣豪リーチであり、「全員集合リーチ」は、図81(か3−5−3)から発展する不図示のスーパーリーチである。なお、「全員集合リーチ」が行われた場合の方が「VS剣豪リーチ」が行われた場合よりもスーパーリーチが行われた図柄変動表示が大当りとなりやすいように構成されていてもよい。「千両箱(役物)」は、図14等に示す千両箱役物224Hになり、「家紋(役物)」は、図14等に示す家紋役物224Eになる。
また、図117(b)に示す31種類の予告アイコンは、予告表示としても機能する場合がある。予告表示は、予告アイコンが使用された場合に表示が開始される表示である。例えば、図117(a)に示す箱形のアイコンが態様dに変化して、中から予告表示が出現する場合がある。この場合には、箱形のアイコンが態様dに変化するまで、どのような予告表示が出現するのかがわからない。すなわち、予告アイコンと予告表示の関係が、予め一対一の関係あるいは多対一の関係に定められておらず、一対多あるいは多対多の関係になっている。ただし、予告アイコンと予告表示の関係が、予め一対一の関係あるいは多対一の関係に定められているものがあってもよい。例えば、赤箱の予告アイコンと赤変化の予告表示(No.7)が予め一対一の関係に定められており、赤箱の予告アイコンが表示された場合は、その後、必ず、赤箱の予告アイコンは態様dに変化して赤変化の予告表示が中から出現することが決まっていてもよいし、あるいは、赤箱の予告アイコンが態様dに変化する場合と、変化せずに態様aのまま消えてしまう場合があり、態様dに変化した場合には、赤変化の予告表示が必ず出現してもよい。また、予告アイコンである箱形のアイコンとして、中味が見える透明な箱形のアイコンが用意されていて、この透明な箱形のアイコンには一又は複数種類の予告表示が入っているのが見えてもよい。一種類の予告表示しか入っていない場合は、態様dに変化した場合に出現する予告表示の種類を遊技者は予め知ることができるが、複数種類の予告表示が入っている場合は、知ることができない。なお、複数種類の予告表示が入っている場合は、透明な箱の中でルーレット表示されていてもよい。また、図117(a)に示す箱形のアイコン等の"どのような予告表示が出現するのかがわからない態様の予告アイコン"によって、"予告アイコンが使用された場合に表示される可能性のある予告表示"を予告してもよい。例えば、箱の予告アイコンによって吹き出し等で「激アツ」が表示(予告)されていると、箱の予告アイコンが使用された場合に「激アツ」の予告表示が必ず表示されてもよいし、表示される場合と表示されない場合があってもよい。また、箱の予告アイコンによって吹き出しやルーレット表示等で「激アツ」と「?」が表示(予告)されていると、箱の予告アイコンが使用された場合に「激アツ」と「?」のうちのいずれか一方の予告表示が必ず表示されてもよく、両方とも表示されなくてもよく、表示されているものと異なる予告表示が表示されてもよい。このように複数の選択肢を予告アイコン(および/または予告アイコンとは異なる予告)によって事前に予告し、その中から一または複数の予告表示が表示されるように構成されていてもよい。
なお、図117(b)に示すアイコンが予告アイコンの場合は、予告アイコンと予告表示の関係が、予め一対一の関係に定められていることになり、予告アイコンが態様dに変化すれば、その予告アイコンが予告表示として機能する。予告アイコンと予告表示の違いは、予告アイコンは、或る予告の予告に相当し、予告表示は、或る予告に相当する。すなわち、予告アイコンは、予告表示の予告に相当する。
図117(b)における演出内容の概要の記載中、「表示された変動にて」とあるのは、アイコンが予告表示として機能している場合の記載であり、アイコンが予告アイコンとして機能している場合には、「予告アイコンが使用された変動にて」に読み替える。すなわち、予告表示は、表示された図柄変動表示の中で使用されるのに対し、予告アイコンは、表示された図柄変動表示より後に開始される図柄変動表示まで持ち越される場合がある。
図117(b)では、態様Aと態様Bが示されているが、予告表示として機能している場合は態様Aのみであり、予告アイコンとして機能している場合は、態様Aは、ストックされている状態における態様であり、態様Bは、予告アイコンが使用された場合の態様であり、態様Aに丸印が追加された態様になっている。予告アイコンは、一回使用されても、消えずに、再度使用可能な場合もある。この場合は、態様Aから態様Bに変化した後、再び態様Aに戻るが、態様Bで表示されている期間は、その予告アイコンの使用はできず、態様Aに戻ってから、使用可能になる。また、態様Bが用意されていない予告アイコン(No.1,27〜31)もあるが、これら予告アイコンは、使用されると消えてしまうアイコンである。
図117(b)に示す31種類の予告アイコン又は予告表示は、色違いアイコンや色違い表示があり、表示される色によって、上述の表示態様で説明したように、大当りの信頼度が異なる。すなわち、「デ」で表されたデフォルト色の「変化」(No.7)よりも、赤色(第5表示態様)の「赤変化」(No.8)の方が、大当りの信頼度は高い。
また、図117(b)には出現率も示されているが、この出現率は、図117(a)で説明した出現率と同じである。なお、No.16の「○○高確中予告」については、○○の中身によって出現率が異なる。例えば、「保留アイコン変化高確中予告」や「予告アイコンストック高確中予告」は、出現率がBである。なお、「予告アイコンストック高確中予告」は、予告アイコンストック用演出の実行中のみ表示される場合があったり、予告アイコンストック用演出が開始される前に表示される場合があったりする。また、「激アツ演出高確中予告」や「タイマ予告高確中予告」や「役物動作高確中予告」は、出現率がCになる。ただし、出現率は、○○の中身が違っても同じであってもよい。この「○○高確中予告」は、表示されていないよりも表示されている方が○○が実行されやすいが、表示されていれば○○が必ず実行されてもよい。
なお、No.2の「チャンス」アイコンやNo.3の「赤チャンス」アイコンが予告表示として機能している場合、他の予告演出によって「チャンス」と予告されても、リーチ演出が発生しない場合があるが、「チャンス」アイコンや「赤チャンス」アイコンによって「チャンス」が予告された場合は、ノーマルリーチ演出は必ず発生するように構成されていてもよい。また、他の予告演出(例えば、会話予告などの出現頻度の高い予告演出)や、予告表示による予告よりも出現頻度が高い予告演出や、図柄変動表示が短縮変動の場合に表示される予告演出によって「チャンス」と予告された場合(「チャンス?」あるいは「チャンス!?」のような確定的でない予告がされた場合も含む)よりも、「チャンス」アイコンや「赤チャンス」アイコンによって「チャンス」が予告された場合の方が、リーチ演出(ノーマルリーチ演出であってもよいしスーパーリーチ演出であってもよい)が発生しやすいように構成されていてもよいし、あるいは、両方の場合に差はなく発生確率は同じであってもよい。
図117を用いて説明した予告アイコンは、ミニゲームの演出が行われた結果、表示される場合があるアイコンである。ミニゲームは演出表示の一種であり、2種類のミニゲームが用意されている。2種類のミニゲームとしては、吉宗お宝獲得予告のミニゲーム(ミニゲームA)と、じゃんけん対決予告のミニゲーム(ミニゲームB)が用意されている。それぞれのミニゲームでは、専用のアイコンが用いられる。ミニゲームは開始条件が整えば、自動的に開始され、ミニゲームの結果は、当否判定結果や、先読みの結果に従って決められている。
図118は、ミニゲーム用アイコンを示す図である。
図118(a)には、4種類のミニゲームA用アイコンが示されている。これら4種類のミニゲームA用アイコンいずれにも、図117(a)に示す箱形のアイコンの画像(箱画像)が含まれている。「箱」アイコンには、第1表示態様の白色の箱画像、すなわち白箱の予告アイコンが含まれている。「赤箱」アイコンには、第5表示態様の赤色の箱画像、すなわち赤箱の予告アイコンが含まれている。「金箱」アイコンには、第6表示態様の金色の箱画像、すなわち金箱の予告アイコンが含まれている。「虹箱」アイコンには、第7表示態様の虹色の箱画像、すなわち虹箱の予告アイコンが含まれている。これら4種類のアイコンのうち、「虹箱」アイコンを除く残り3種類のアイコンそれぞれには、4つの態様(態様a〜態様d)が用意されており、「虹箱」アイコンには、これら4つの態様のうちの2つの態様(態様c、態様d)のみが用意されている。態様a〜態様cは、絨毯の上にそれぞれの予告アイコンが乗り、その上に、ヒットポイント(HP)のメータ表示が示された態様である。ミニゲームAでは、吉宗のキャラクタが絨毯を攻撃し、攻撃が有効であると、このヒットポイント(HP)が減少し、HPが0になると、お宝(予告アイコン)を獲得することができる。態様aのメータ表示では、第3表示態様(青色)のゲージが満タン状態であり、HPが100ポイントである。態様bのメータ表示では、第4表示態様(緑色)のゲージが半分の状態であり、HPが50ポイントである。態様cのメータ表示では、第5表示態様(赤色)のゲージが少しだけ表示された状態であり、HPが10ポイントである。そして、態様dは、HPが0になった以降に表示される態様であり、絨毯がなくなるとともにメータ表示も消え、それぞれの予告アイコンが表示され、その下に、予告アイコンを獲得したことを表す「Get!!」の文字が表示された態様である。
ミニゲームAでは、4種類のミニゲームA用アイコンが、いずれかの態様で表示が開始される。すなわち、態様aで表示が開始されると、表示開始時(登場時)の残りHPは100/100であることになり、態様bで表示が開始されると、表示開始時の残りHPは50/100であることになり、態様cで表示が開始されると、表示開始時の残りHPは10/100であることになる。図118(a)には、各態様ごとの出現率が示されているが、ここでの出現率を表すアルファベットも、図117(a)で説明した出現率を表すアルファベットと同じである。虹箱のミニゲームA用アイコンは、表示開始時から残りHPがわずかであり、お宝(予告アイコン)を必ず獲得することができるが、その他のアイコンは、お宝(予告アイコン)を、獲得することができる場合もあれば、できない場合もある。なお、虹箱のミニゲームA用アイコンは、表示が開始された図柄変動表示中に、予告アイコンを獲得することができる場合もあれば、その図柄変動表示の次に開始される図柄変動表示中に、予告アイコンを獲得することができる場合もある。ただし、予告アイコンを、表示が開始された図柄変動表示中に必ず獲得できるようにしてもよいし、あるいは、次に開始される図柄変動表示でなければ獲得することができないようにしてもよい。
図118(b)には、図柄変動表示の開始時における残りHPのポイント数と、予告アイコンの獲得確率の関係が示されている。ミニゲームA用アイコンは、連続する図柄変動表示を跨いで表示される場合がある。すなわち、表示が開始された図柄変動表示よりも後に開始される図柄変動表示まで持ち越して表示される場合がある。ミニゲームA用アイコンの表示が開始された時の態様におけるメータ表示は、絨毯への有効な攻撃が決まるたびに10ポイントずつ減っていく。したがって、虹箱のミニゲームA用アイコンは、一回有効な攻撃が決まれば、予告アイコンを獲得することができる。
ミニゲームA用アイコンの表示が開始された図柄変動表示よりも後に開始される図柄変動表示の開示時に、残りHPのポイント数が、60ポイント以上であれば、メータ表示は第3表示態様(青色)で表示され、開始された図柄変動表示中に予告アイコンを獲得することができる確率は10%である。図柄変動表示開始時に、残りHPのポイント数が、30ポイント以上50ポイント以下であれば、メータ表示は第4表示態様(緑色)で表示され、開始された図柄変動表示中に予告アイコンを獲得することができる確率は50%である。図柄変動表示開始時に、残りHPのポイント数が、10ポイントか20ポイントであれば、メータ表示は第5表示態様(赤色)で表示され、開始された図柄変動表示中に予告アイコンを獲得することができる確率は100%である。
図118(c)には、2種類のミニゲームB用の対戦相手アイコンが示されている。2種類のミニゲームB用の対戦相手アイコンのうちの一種類のアイコンは、剣豪のキャラクタアイコンであり、もう一種類のアイコンは、パンダのキャラクタアイコンである。剣豪のキャラクタアイコンの出現率はAであり、パンダのキャラクタアイコンの出現率はBである。ここでの出現率を表すアルファベットも、図117(a)で説明した出現率を表すアルファベットと同じである。したがって、パンダのキャラクタアイコンよりも剣豪のキャラクタアイコンの方が出現しやすい。じゃんけん対決予告のミニゲームBでは、或るキャラクタのアイコンと、これらの対戦相手のアイコンが、じゃんけん対決を行い、或るキャラクタが勝利した場合(対戦相手が敗北した場合)には、予告アイコンを獲得することができ、反対に、或るキャラクタが敗北した場合(対戦相手が勝利した場合)には、予告アイコンを獲得することができない。
また、対戦相手のキャラクタアイコンそれぞれには、態様a〜態様fが用意されている。態様aは、ミニゲーム開始前の態様であったり、ミニゲームが開始された後であっては、待機の態様である。態様bは、じゃんけん対決でグーを出したときの態様であり、態様cは、チョキを出したときの態様であり、態様dは、パーを出したときの態様である。また、態様eは、じゃんけん対決で対戦相手のキャラクタが敗北したとき(或るキャラクタが勝利したとき)の態様であり、態様fは、反対に、じゃんけん対決で対戦相手のキャラクタが勝利したとき(或るキャラクタが敗北したとき)の態様である。
図118(d)には、ミニゲームBにおける予告アイコンの獲得期待度が示されている。上述では、或るキャラクタとしたが、ミニゲームBでは、対戦相手のキャラクタと、じゃんけん対決するキャラクタ(上述の或るキャラクタに相当するキャラクタ)として、村人のキャラクタと、爺のキャラクタと、吉宗のキャラクタが用意されている。したがって、対戦カードとしては、図118(d)に示す6通りになり、それぞれ獲得期待度が定まっている。Aは獲得期待度が100%であることを表し、Bは80%であることを表し、Cは60%であることを表し、Dは40%であることを表し、Eは20%であることを表し、Fは10%であることを表し、Gは0%より大きく1%未満であることを表す。パンダのキャラクタアイコンは、剣豪のキャラクタアイコンよりも対戦相手のキャラクタとして出現しにくいが、予告アイコンの獲得期待度は、剣豪のキャラクタアイコンよりも高い。また、吉宗対パンダの対決になれば、予告アイコンの種類に関わらず、100%の確率で予告アイコンを獲得することができる。なお、虹箱の予告アイコンは、大当りのときのみ選択される。図118(d)中の「−」表示は、虹箱の予告アイコンが出現しないこと(獲得期待度0%)であることを表す。
図119は、保留アイコンと変動アイコンを示す図である。
保留アイコンは、未消化の図柄変動表示に関するアイコンであり、変動アイコンは、消化された図柄変動表示に関するアイコンであり、いずれのアイコンも、図柄変動表示に関するアイコンである。ここで、「○○保留の変動」とは、「○○保留に対応する図柄変動表示」のことである。
図119(a)には、保留アイコンと変動アイコンについて、種類ごとの各態様を表している。各種類のアイコンの説明は、図中の備考に記した通りであるが、No.1は、デフォルトの態様であり、No.2〜No.7は、予告態様である。すなわち、保留アイコンであれば、先読み予告の態様になり、変動アイコンであれば、通常予告の態様になる。先読み予告態様の保留アイコンは、表示開始時(始動入賞時)から表示されてもよいし、図柄変動開始時に変化することで表示されてもよいし、図柄変動表示中の演出によって変化することで表示されてもよい。通常予告態様の変動アイコンは、表示開始時(図柄変動開始に応じたタイミング)から表示されてもよいし、図柄変動表示中の演出によって変化することで表示されてもよい。
保留アイコン及び変動アイコンは、デフォルトの態様>白点滅>青>緑>赤>金>虹の順に一段階ずつ変化(ランクアップ)可能に構成されている。例えば、青保留のときにランクアップする場合には緑保留に変化する。なお、保留アイコン及び変動アイコンは、必ずしも一段階ずつ変化するものではなくてもよい。例えば、後述するアイコン変化予告表示には、アイコンの態様の変化が成功した場合に、変化対象のアイコンの態様によらず、変化する態様が予め定められたものがある(例えば、図119(b)のNo.2〜No.3、No.5〜No.6、No.8〜No.10)。デフォルトの態様のアイコン自身による変化予告が行われると、通常、白点滅にランクアップするが、デフォルトの態様のアイコンがアイコン変化予告によって変化される場合は、白点滅に変化せず、青保留にランクアップする。また、デフォルトの態様のアイコンが、No.2〜No.7、No.14〜No.19のアイコンや、後述する図129のVS表示態様や、さらに後述する図180の「SP」の文字が付されたアイコン表示態様に変化する場合があるが、No.2〜No.7のアイコンが、NO.14〜No.19のアイコンや図129に示すVS表示態様や、後述する図180に示す「SP」の文字が付されたアイコン表示態様に変化する場合はないが、変化する場合があってもよい。また、No.8〜No.13の表示態様は、入賞時からその態様で表示されることが想定されているが、他の表示態様のアイコン(例えば、No.1〜No.7及び/又はNo.14〜No.19のアイコン)から変化する場合があってもよい。また、デフォルトの態様のみ変化可能であってもよい。
変動アイコンの表示態様をどのような表示態様にするかは、当否判定結果に従って決められることであるが、当否判定の結果がハズレの場合であっても、表示態様をデフォルトの表示態様以外にする演出が実行されることがある。また、複数表示されている保留アイコンのうち、いずれの保留アイコンの表示態様をどのような表示態様にするかについては、先読みの結果に従って決められることであるが、先読みの結果がハズレの場合であっても、表示態様をデフォルトの表示態様以外にする演出が実行されることがある。また、複数の保留アイコンについて表示態様が変化する場合もある。
No.8とNo.9は、ボタン演出(例えば、ボタン予告演出)開始時または開始前、あるいはボタン演出中に表示される場合があるアイコンである。ここで、No.8の「ボタンA」の備考に記載された(1)の機能と(2)の機能について補足する。ボタンAアイコンが(1)の機能を持つ場合、ボタンAアイコンに対応する図柄変動表示が開始されるまでは、チャンスボタン136の操作が行われた場合であっても該ボタンAアイコンの表示態様が青〜虹のいずれかに変化しないように構成されおり、ボタンAアイコンに対応する図柄変動表示が開始された後(または直後あるいは同時)から操作有効期間が開始され、該操作有効期間が終了するまでの間にチャンスボタン136の操作があるか、該操作有効期間が終了すると、該ボタンAアイコンの表示態様が青〜虹のいずれかに変化するように構成されている。なお、操作有効期間中にチャンスボタン136の操作が無かった場合は、ボタンAアイコンの表示態様が変化しないように構成されていてもよい。ボタンAアイコンが(2)の機能を持つ場合、ボタンAアイコンが表示されてからボタンAアイコンに対応する図柄変動表示が開始される前(つまり、ボタンAアイコンに対応する図柄変動表示の前の図柄変動表示)までにチャンスボタン136の操作が行われた場合に、該ボタンAアイコンの表示態様が青〜虹のいずれかに変化するように構成されている。ここで、ボタンAアイコンが(2)の機能を持つ場合において、図柄停止中にチャンスボタン136を操作してもボタンAアイコンの表示態様が変化しないように構成されているが、変化する場合と変化しない場合があってもよく、必ず変化するように構成されていてもよい。また、ボタンAアイコンが(2)の機能を持つ場合において、ボタンAアイコンに対応する図柄変動表示中にも操作有効期間が設定されていてもよい。すなわち、(1)の機能と同じ機能を含んでいてもよい。、No.9の「ボタンB」の備考に記載された(1)の機能と(2)の機能についても、No.8の「ボタンA」の備考に記載された(1)の機能と(2)の機能と同様である。
No.10は、タイマ演出(例えば、タイマ予告演出)開始時または開始前、あるいはタイマ予告演出中に表示される場合があるアイコンである。
No.11は、後述する図156(Ec1)〜同図(Ec8)および図156(Ec5−2−1)〜同図(Ec5−2−5)における的保留の昇格演出の開始時または開始前、あるいはその昇格演出中に表示される場合があるアイコンである。
No.12は、後述する図151(A1−2−1)〜同図(A1−2−12)におけるルーレット保留(N択保留)の演出の開始時または開始前、あるいはその演出中に表示される場合があるアイコンである。本例のルーレットアイコンは、ルーレットで止まった態様にルーレットアイコン自身が変化するが、ルーレットで止まった態様にルーレットアイコンとは別のアイコンが必ず変化するように構成されていてもよく、ルーレットアイコン自身が変化する場合とルーレットアイコンとは別のアイコンが変化する場合があってもよい。
No.13は、メータ演出の開始時または開始前、あるいはそのメータ演出中に表示される場合があるアイコンであり、保留アイコンであれば消化されるまで、変動アイコンであれば消えるまでに、メーターが減る演出が行われてメータ表示が0になれば成功であって、何らかの変化や何かが起きる。すなわち、メータ表示は、減っていくタイプのものである。なお、メータ表示が最終的に0にならなかった場合は、越後屋の画像とHPメータ画像の両方が表示された状態でそのまま表示され、HPメータ画像は、最終的な残りHPを示す状態となっている。また、保留アイコンである場合に、該保留アイコンに対応する図柄変動表示においてもメータ表示が減る演出が行われ、メータ表示が0になる場合があってもよい。また、保留アイコンである場合に、1または複数の図柄変動表示においてメータが減る演出が行われてもよく、メータが減る演出が行われる変動と、行われない変動があってもよい。また、保留アイコンとして表示された場合であっても、実際にメータが減る演出が行われるのは該保留アイコンに対応する図柄変動表示のみであってもよい。また、これまでの説明でも、メータ表示は減っていくタイプのものであったが、増えていくタイプのものであってもよい。増えていくタイプのものであれば、有効期間内にメータ表示が満タンになれば成功である。
No.14〜No.16は、図118(a)及び同図(b)を用いて説明したミニゲームAの吉宗お宝獲得予告において表示されるアイコンである。すなわち、ミニゲームAの開始時または開始前、あるいはミニゲームA中に表示される場合があるアイコンである。予告アイコンが乗った絨毯を、このアイコンを用いて攻撃する。態様aは、待機のポーズであり、態様bは構えのポーズであり、態様cは矢を発射したポーズである。No.17〜No.19は、図118(c)及び同図(d)を用いて説明したミニゲームBのじゃんけん対決予告において表示される或るアイコン(図118(c)に示す対戦相手のキャラクタアイコンと対決するキャラクタアイコン)である。すなわち、ミニゲームBの開始時または開始前、あるいはミニゲームB中に表示される場合があるアイコンである。態様aは、ミニゲーム開始前の態様であったり、ミニゲームが開始された後であっては、待機の態様である。態様bは、じゃんけん対決でグーを出したときの態様であり、態様cは、チョキを出したときの態様であり、態様dは、パーを出したときの態様である。また、態様eは、じゃんけん対決で敗北したとき(対戦相手のキャラクタが勝利したとき)の態様であり、態様fは、反対に、じゃんけん対決で勝利したとき(対戦相手のキャラクタが敗北したとき)の態様である。なお、No.14〜No.19のアイコンは、白点滅アイコンに相当する。
図119(a)に示すNo.14〜No16はミニゲームA専用のアイコンであり、No.17〜No19はミニゲームB専用のアイコンであることから、これらの専用のアイコンが登場すれば、遊技者は、ミニゲームが開始されることがわかり、これらの専用のアイコンは、ミニゲームの予告としても機能する。
また、図119(a)には、出現率と信頼度も示されているが、ここでの出現率を表すアルファベットも、図117(a)で説明した出現率を表すアルファベットと同じであり、ここでの信頼度を表す記号も、図117(a)で説明した信頼度を表す記号と同じである。
なお、この図119(a)に示した種類以外にも、保留アイコンや変動アイコンの種類はある。
図119(b)には、アイコン変化予告表示が示されている。アイコン変化予告表示は、保留アイコンや変動アイコンの態様を変化させる演出に用いられる表示である。すなわち、アイコンの態様を変化させる変化アニメーションに登場する表示である。また、保留アイコンや変動アイコンの態様を変化させようとして失敗する演出にも用いられる表示である。すなわち、アイコンの態様変化に失敗し、アイコンの態様が変化しない不変化アニメーションにも登場する表示である。各種類のアイコン変化予告表示についての説明は、図中の備考に記した通りである。
No.1〜No.16の各表示における態様aは、変化アニメーション開始時の態様(アイコン変化予告表示の表示開始時の態様であってデフォルトの態様)であり、態様bは、アイコンを変化させるときの態様である。また、No.11〜No.15の各表示における態様cは、アイコンの態様変化に成功したときの態様であり、変化アニメーションで表示される場合がある態様である。一方、No.11〜No.15の各表示における態様dは、アイコンの態様変化に失敗したときの態様であり、不変化アニメーションで表示される場合がある態様である。No.17の表示は、図89(し2−2−1)〜同図(し2−2−3)に表示された巨大なパンダの表示であり、出現時から変化時にかけて態様の変化はない。
図119(b)には、各種類の表示の出現率が示されているが、ここでの出現率を表すアルファベットも、図117(a)で説明した出現率を表すアルファベットと同じである。また、図119(b)には、態様を変化させるアイコンの種別についても記されている。すなわち、No.1〜No.10の各表示は、変動アイコンの態様を変化させる場合もあれば、保留アイコンの態様を変化させる場合もある。一方、No.11〜No.16の各表示は、変動アイコンの態様のみを変化させ、No.17のパンダの表示は、保留アイコンの態様のみを変化させる。なお、No.11〜No.16の各表示は、保留アイコンの態様のみを変化させるように変更してもよいし、変動アイコンの態様を変化させる場合もあれば、保留アイコンの態様を変化させる場合もあるように変更してもよい。また、No.17のパンダの表示は、変動アイコンの態様のみを変化させるように変更してもよいし、保留アイコンの態様を変化させる場合もあれば、変動アイコンの態様を変化させる場合もあるように変更してもよい。
また、No.1〜No.3の気球系の各表示や、No.4〜No.6の爆撃機系の各表示や、No.7〜No.10の飛空艇の各表示や、No.12〜No.15の吉宗系の各表示は、色違い表示がある。ここでの色違いは、表示される色によって、アイコンの態様変化の成功確率、すなわち、アイコンの態様変化が無い場合の確率と有る場合の確率(アイコン変化割合)が異なる場合もあれば、同じ場合もある。また、アイコンの態様変化が行われる場合であっても、表示される色によって、態様変化されるアイコンの個数が異なる場合がある。図119(b)では、アイコンの態様変化の成功確率として「アイコン変化割合」が示されるとともに、態様変化されるアイコンの個数の確率として「変化するアイコン数の確率」も示されている。例えば、No.4〜No.6の爆撃機系の各表示では、「デ」で表されたデフォルト色の表示(No.4)が、他の色の表示(No.5,6)よりも、アイコンの態様変化の成功確率は高い。しかしながら、デフォルト色の爆撃機表示(No.4)は、アイコンの表示態様を1段階しか上げることができない。すなわち、第n表示態様から第n+1表示態様に変化させる。例えば、白点滅の態様(第2表示態様)の保留アイコンの態様を変化させる場合には、青色の態様(第3表示態様)に変化させ、青色の態様(第3表示態様)の保留アイコンの態様を変化させる場合には、緑色の態様(第4表示態様)に変化させる。ただし、デフォルトの態様(第1表示態様)の保留アイコンの態様を変化させる場合に限って、青色の態様(第3表示態様)に変化させる。一方、赤色(第5表示態様)の爆撃機表示(No.5の「赤爆撃機」)は、爆撃機表示が開始されたときの保留アイコンの態様に関わらず、態様を変化させる場合には、一律に、自身と同じ表示態様(第5表示態様)に必ず変化させる。すなわち、第n表示態様から第5表示態様に必ず変化させる。例えば、デフォルトの態様(第1表示態様)の保留アイコンであっても、青色の態様(第3表示態様)の保留アイコンであっても、態様変化させる場合には、赤色の態様(第5表示態様)に必ず変化させる。また、金色(第6表示態様)の爆撃機表示(No.6の「金爆撃機」)も、爆撃機表示が開始されたときの保留アイコンの態様に関わらず、態様を変化させる場合には、一律に、自身と同じ表示態様(第6表示態様)に必ず変化させる。すなわち、第n表示態様から第6表示態様に必ず変化させる。例えば、デフォルトの態様(第1表示態様)の保留アイコンであっても、緑色の態様(第4表示態様)の保留アイコンであっても、態様変化させる場合には、金色の態様(第6表示態様)に必ず変化させる。また、「赤爆撃機」表示(No.5)は、「金爆撃機」表示(No.6)よりも、アイコンの態様変化の成功確率は高い。すなわち、No.4〜No.6の爆撃機系の表示では、表示態様が上がるほど、アイコンの態様変化の成功確率は低くなるものの、変化したアイコンに対応した図柄変動表示で大当りしやすくなる。なお、No.1〜No.3の気球系の表示でも同じである。ただし、爆撃機系の表示では、デフォルト色の表示(No.4)では、アイコンの態様変化の成功確率は100%であり、デフォルト色の爆撃機が表示されれば、アイコンの態様は必ず変化する。しかも、デフォルト色の爆撃機は、デフォルト色の爆撃機が表示される図柄変動表示の開始時点でアイコンが2つ以上表示されていれば、5%の確率で2つのアイコンの態様を変化させる。例えば、変動アイコンの態様と一つの保留アイコンの態様それぞれが変化する場合もあるし、二つの保留アイコンの態様それぞれが変化する場合もある。なお、デフォルト色の爆撃機が表示される図柄変動表示が開始されてからアイコンが2つとなった場合は、デフォルト色の爆撃機が2つアイコンを変化させることはないが、デフォルト色の爆撃機が表示される図柄変動表示が開始されてからデフォルトの色の爆撃機が表示されるまでの間に2つ目のアイコンが表示された場合は、表示されている2つのアイコンが変化する場合があってもよい。このなお書きについては、No.7〜No.10の飛空艇系の表示および/またはNo.17の「パンダ」の表示にも適用可能である。一方、気球系の表示では、デフォルト色の表示(No.1)では、アイコンの態様変化の成功確率は30%であり、アイコンの態様が変化する場合には、一つのアイコンに限って態様が変化する。
また、No.7〜No.10の飛空艇の各表示では、表示態様(表示色)に関わらず、アイコンの態様変化の成功確率は100%であり、色に関係なく飛空艇が表示されれば、アイコンの態様は必ず変化する。しかも、デフォルト色の飛空艇(No.7)は、デフォルト色の飛空艇が表示される図柄変動表示の開始時点でアイコンが2つ以上表示されていれば、50%の確率で2つのアイコンの態様を変化させる。ただし、ここでも、デフォルト色の飛空艇は、アイコンの表示態様を1段階しか上げることができない。一方、デフォルト色以外の飛空艇(No.8〜No.10)は、一つの或るアイコンの表示態様を、自身と同じ表示態様に必ず変化させる。したがって、No.7〜No.10の飛空艇の表示では、表示態様が上がるほど、変化したアイコンに対応した図柄変動表示で大当りしやすくなる。なお、アイコンが2つ以上表示されているタイミングは、デフォルト色の飛空艇が表示される図柄変動表示の開始時点に限らず、デフォルト色の飛空艇が表示された時点であってもよい(以下においても同様。)。
さらに、No.12〜No.15の吉宗の表示では、「デ」で表されたデフォルト色の表示(No.12)と赤色の表示(No.13の「赤吉宗」)ではともに、変動アイコンの態様変化の成功確率は50%である。なお、吉宗の表示の変化対象は変動アイコンに限られ、変動アイコンは一つしか表示されないため、2つ以上のアイコンの態様を変化させる場合はない。また、金色の表示(No.14の「金吉宗」)では、変動アイコンの態様変化の成功確率は25%であり、「赤吉宗」の表示よりも、成功確率が低下している。しかしながら、虹色の表示(No.15の「虹吉宗」)では、変動アイコンの態様変化の成功確率は100%であり、「金吉宗」の表示よりも、成功確率が上昇している。また、吉宗の表示でも、デフォルト色以外の吉宗(No.13〜No.15)は、変動アイコンの表示態様を、自身と同じ表示態様に変化させる。
番長の表示(No.16)では、変動アイコンの態様変化の成功確率が100%であり、この番長の表示が表示されると、変動アイコンの態様は、1段階必ず上がる。
パンダの表示(No.17)では、保留アイコンの態様変化の成功確率が100%であり、このパンダの表示が表示されると、保留アイコンの態様は、1段階必ず上がる。しかも、該パンダの表示が行われる図柄変動表示の開始時点で保留アイコンが2つ以上表示されていれば、50%の確率で2つの保留アイコンの態様を変化させる。なお、この図119(b)に示す例では、アイコンを最大2つまでしか変化させないが、3つ以上のアイコンを変化させる場合があってもよいし、数に関係なく、表示されている全ての保留アイコン、あるいは、表示されている全てのアイコンを変化させる場合があってもよい。
続いて、図117〜図119を用いて説明した各種のアイコンや表示が使用される演出について具体例を用いて説明する。
図120は、ミニゲームBにおいて勝利することで予告アイコンがストックされ、ストックした予告アイコンが使用されることで予告表示が表示されて変動アイコンの表示態様が変化する例を段階的に示した図である。
図120では、通常状態(非確変状態且つ非電サポ状態(非時短状態))であり、以降の演出例においても、特に断らない限り、通常状態における演出例である。また、図120には、3つの装飾図柄表示装置208L〜208Nのうち第1装飾図柄表示装置208Lのみを示すが、この第1装飾図柄表示装置208Lは、装飾図柄表示装置208であってもよい(以降の図においても同じ。)。
図120(あ1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動を行っている。また、左上では第2装飾図柄(第5図柄)が変動表示を行っている。また、図120(あ1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、演出表示領域208dに、保留枠UIが表示されている。この保留枠UIは、保留アイコン表示領域HIS、変動アイコン表示領域CIS、演出アイコン表示領域DISを有する。変動アイコン表示領域CISは中央に設けられ、変動アイコン表示領域CISには、台座hs0が配置されている。保留アイコン表示領域HISは、変動アイコン表示領域CISの左側に設けられ、左ベースアイコンbIlの上に4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)が配置されている。演出アイコン表示領域DISは、変動アイコン表示領域CISの右側に設けられ、演出アイコン表示領域DISには、右ベースアイコンbIrが配置されている。さらに、図120(あ1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、特図1の保留アイコンが第1ステージhs1と第2ステージhs2それぞれに表示されている。すなわち、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。これらの特図1の保留アイコンh11,h12の表示態様はいずれも、図119(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。第1装飾図柄表示装置208Lの右上には、特図1及び特図2の第2保留数表示(ここでは「2」と「0」)が表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0の上には、変動アイコンh0が表示されている。変動アイコンh0の表示態様も、図119(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。なお、図120(あ1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの背景画面は白一色であるが、この白一色は背景画面を図示省略していることを表している。以降の図では、背景画面が示されている場合もあるが、白一色の場合には、この図120(あ1)と同じように、背景画面が図示省略されていることを表す。
図120(あ2)では、特図1始動口230に入球があり、特図1の保留が一つ増加し、全部で3つになる。図120(あ2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの第2保留数表示では、特図1の保留数が「3」と表示されている。
図120(あ3−1)では、第3保留アイコンh13が第3ステージhs3に表示されている。第3保留アイコンh13は、デフォルトの表示態様で増加アニメーションによって追加表示されているが、この第3保留アイコンh13が表す第3保留が先読み予告の対象保留になる。図120(あ3−1)では、これまでデフォルトの表示態様であった第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12がともに、図119(a)のNo.17に記した村人の種類の態様aのアイコンに変化している。なお、ここでは、デフォルトの表示態様のアイコンが村人の種類の態様aのアイコンに変化したが、先読み予告の表示態様(例えば、図119(a)のNo.3に記した青色の表示態様やNo.4に記した緑色の表示態様)のアイコンが、村人の種類のアイコンに変化してもよい。この場合、下の表示態様(例えば、第3表示態様の青色の表示態様)よりも、上の表示態様(例えば、第4表示態様の緑色の表示態様)の方が、村人の種類のアイコンよりも爺の種類のアイコンになりやすく、さらに上の表示態様(例えば、第5表示態様の赤色の表示態様)の方が、吉宗の種類のアイコンになりやすい。また、先読み予告の対象保留を表す第3保留アイコンh13は、デフォルトの表示態様であるが、この第3保留アイコンh13も、村人の種類のアイコンに変化してもよい。さらに、第1保留アイコンh11のみが、村人の種類のアイコンに変化してもよいし、第2保留アイコンh12のみが、村人の種類のアイコンに変化してもよい。すなわち、村人の種類のアイコンに変化するアイコンの個数は一個であってもよいし、複数個であってもよい。なお、第1保留アイコンh11および第2保留アイコンh12が村人の種類のアイコンに変化することで、第1保留アイコンh11および第2保留アイコンh12にそれぞれ対応する図柄変動表示においてミニゲーム(特定のミニゲーム(本例の場合、ミニゲームB)または不特定のミニゲーム(本例の場合、ミニゲームA、ミニゲームB、またはその他のミニゲーム等))が行われることを予告してもよい。また、ミニゲームBを開始する図柄変動表示(本例の場合、第1保留アイコンh11に対応する図柄変動表示)の開始と同時または開始された後(直後であってもよい)にミニゲームを行うアイコンが変化するように構成されていてもよい。
図120(あ4)では、図柄変動表示が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾1」−「装飾7」)を停止表示し、左上の第2装飾図柄も、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾1」−「装飾7」)を停止表示している。
図120(あ5)では、これまで第1保留であった保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。図120(あ5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域の第1装飾図柄は停止表示したままであるが、左上の第2装飾図柄では、変動表示が開始され、右上の第2保留数表示では、特図1の保留数が1つ減って「2」になっている。また、これまで何も表示されていなかった、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrでは、ミニゲームB用の対戦相手アイコンの登場アニメーションが開始され、エフェクト画像EF1が表示されている。また、図120(あ5)では、保留アイコンの移動アニメーションも開始されている。すなわち、これまで第1ステージhs1に表示されていた村人のキャラクタの第1保留アイコンh11が、変動アイコン表示領域CISの台座hs0に向けて移動を開始し、これまで第2ステージhs2に表示されていた村人のキャラクタの第2保留アイコンh12が、第1ステージhs1に向けて移動を開始し、これまで第3ステージhs3に表示されていた、デフォルトの表示態様ではあるが先読み予告対象保留の第3保留アイコンh13が、第2ステージhs2に向けて移動を開始している。なお、対戦相手アイコンの登場アニメーションと、保留アイコンの移動アニメーションは、同時に開始されてもよいし、対戦相手アイコンの登場アニメーションの方が先に開始されてもよいし、あるいは反対に保留アイコンの移動アニメーションの方が先に開始されてもよい。
図120(あ6)でも、中央領域の第1装飾図柄は依然として停止表示したままであるが、保留アイコンの移動アニメーションは終了し、変動アイコンh0として、村人の種類の態様a(待機の態様)のアイコンが表示されている。この変動アイコンh0の村人のキャラクタは、待機アニメーション(デフォルトのアニメーション)を実行している。また、対戦相手アイコンの登場アニメーションも終了し、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrでは、エフェクト画像EF1が消え、対戦相手アイコンTIとして、図118(c)に示すパンタの種類の態様a(待機の態様)のアイコンが表示され、この対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタも、待機アニメーション(デフォルトのアニメーション)を実行している。また、対戦相手アイコンTIの右横には、第一の領域である出現領域ASが枠に囲まれて表示されている。この出現領域ASには、「景品」という文字表示が表示され、ミニゲームBのじゃんけん対決に勝利すると獲得することができる予告アイコンYIが表示されている。すなわち、予告アイコンYIの表示開始位置は、この出現領域AS内の位置になる。また、見方を変えれば、第一の領域は、ミニゲームBで獲得することができるアイコンを予告する予告領域であるともいえる。図120(あ6)に示す出現領域ASには、図117(a)に示すNo.1の「箱」の予告アイコンYIが表示されている。さらに、出現領域ASの上には、第二の領域であるストック領域SSが設けられており、図120(あ6)では点線で囲んだ領域になる。この例では、出現領域ASとストック領域SSは重なっている。なお、出現領域ASとストック領域SSが重ならないように構成されていてもよい。また、対戦相手アイコンTIの登場アニメーションと、保留アイコンの移動アニメーションは、同時に終了してもよいし、対戦相手アイコンTIの登場アニメーションの方が先に終了してもよいし、あるいは反対に保留アイコンの移動アニメーションの方が先に終了してもよい。また、対戦相手アイコンTIの登場と、予告アイコンYIの出現は、同時であってもよいし、対戦相手アイコンTIの方が先に登場してもよいし、あるいは反対に予告アイコンYIの方が先に出現してもよい。
図120(あ7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域において、第1装飾図柄の変動表示が開始される。第1装飾図柄の変動表示が開始されると、その後に、ミニゲームBのじゃんけん対決が開始される。ミニゲームBでは、変動アイコンh0の村人のキャラクタと、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタがじゃんけん対決を行い、変動アイコンh0の村人のキャラクタが勝利すれば、出現領域ASに表示されている予告アイコンYIを獲得することができる。なお、ミニゲームBのじゃんけん対決は、第1装飾図柄の変動表示の開始と同時に開始されてもよいし、第2装飾図柄の変動表示が開始されると開始されてもよい。ここでのじゃんけん対決は、村人対パンダであって、景品は「箱」の予告アイコンYIであることから、図118(d)に示す獲得期待度によれば、C(60%)の確率で獲得することができる。すなわち、60%の確率で村人が勝利する。
図120(あ8−1)では、変動アイコンh0の村人のキャラクタと、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタによる、じゃんけん対決アニメーションが行われ、変動アイコンh0が、村人の種類の態様b(グーを出したときの態様)のアイコンに変化している。一方、対戦相手アイコンTIは、パンダの種類の態様c(チョキを出したときの態様)のアイコンに変化している。この結果、変動アイコンh0の村人のキャラクタの勝利となる。なお、第1保留アイコンh11は、村人の種類の態様a(待機の態様)のアイコンであり、待機アニメーションが実行されている。
図120(あ9−1)では、変動アイコンh0が、村人の種類の態様f(勝利したときの態様)のアイコンに変化し、対戦相手アイコンTIは、パンダの種類の態様e(敗北のときの態様)のアイコンに変化し、図120(あ9−1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、変動アイコンh0の村人のキャラクタが勝利したことを祝うアニメーションを実行している。なお、第1保留アイコンh11では、待機アニメーションが継続されているが、ミニゲームの結果が出た場合には、その結果に応じたアニメーションが実行されてもよい。すなわち、変動アイコンh0と同じキャラクタのアイコンに変化した保留アイコンでも、ミニゲームに勝利したことを祝うアニメーション、あるいは敗北したことを悲しむアニメーション、またはミニゲームに勝利したことを祝うアニメーションに限って実行されてもよい。また、変動アイコンh0と同じキャラクタではなく異なるキャラクタのアイコンに変化した保留アイコンでも、同様に、ミニゲームの結果に応じたアニメーションが実行されてもよい。
図120(あ10)では、変動アイコンh0の村人のキャラクタが勝利したことにより、出現領域ASに表示されていた予告アイコンYIのストックアニメーションが開始されている。すなわち、出現領域ASに表示されていた、図117(a)に示すNo.1の「箱」の予告アイコンYIが、その出現領域ASから出て、一旦大きく表示されて、ストック領域SS内の或る位置(ストック位置)まで移動し、その或る位置に表示(ストック表示)される(図120(あ11)参照)。図120(あ12)では、変動アイコンh0の村人のキャラクタが勝利したことを祝うアニメーションを継続しているが、敗れた対戦相手アイコンTIは、パンダの種類の態様a(待機の態様)のアイコンに変化し、パンダのキャラクタは、待機アニメーション(デフォルトのアニメーション)を実行している。
図120(あ13)では、図柄変動表示が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾6」−「装飾4」−「装飾1」)を停止表示し、左上の第2装飾図柄も、ハズレの装飾図柄の同じ組み合せを停止表示している。
図120(あ14)は、停止表示中(確定表示中)であり、変動アイコンh0では、村人のキャラクタが勝利したことを祝うアニメーションを継続したまま、消去アニメーションが開始されており、変動アイコンh0の村人のキャラクタは、台座hs0の中に徐々に消えていく。図120(あ15)も、停止表示中(確定表示中)であり、変動アイコンh0が完全に消えている。
ミニゲームBは、図柄変動表示の終了と同時に終了してもよいし、第1装飾図柄の変動表示の終了と同時に終了してもよいし、第1装飾図柄の確定表示の終了と同時に終了してもよい。
図120(あ16)では、これまで第1保留であった保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。図120(あ16)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域の第1装飾図柄は停止表示したままであるが、左上の第2装飾図柄では、変動表示が開始され、右上の第2保留数表示では、特図1の保留数が1つ減って「1」になっている。また、図120(あ16)では、保留アイコンの移動アニメーションも開始されている。すなわち、これまで第1ステージhs1に表示されていた村人のキャラクタの第1保留アイコンh11が、変動アイコン表示領域CISの台座hs0に向けて移動を開始し、これまで第2ステージhs2に表示されていた、デフォルトの表示態様ではあるが先読み予告対象保留の第2保留アイコンh12が、第1ステージhs1に向けて移動を開始している。
図120(あ17)でも、中央領域の第1装飾図柄は依然として停止表示したままであるが、保留アイコンの移動アニメーションは終了し、変動アイコンh0として、村人の種類の態様a(待機の態様)のアイコンが表示されている。また、この例では、先に対戦した相手がそのまま表示されており、対戦相手アイコンTIは、パンダのキャラクタのアイコンになる。したがって、村人対パンダになる。ただし、対決ごと(図柄変動表示ごと)に、対戦相手のキャラクタは変化してもよい。また、この例では、保留アイコンが最初に変化したキャラクタ(村人のキャラクタ)のまま対戦が行われるが、保留が消化されるたびに(シフト移動するたびに)、キャラクタが変わってもよい。例えば、村人から爺に変化し、爺から吉宗に変化したり、村人から吉宗に変化したり、あるいは爺から村人に変化する場合があってもよい。図118(d)を用いて説明したように、吉宗対パンダの対決になれば、予告アイコンの種類に関わらず、100%の確率で予告アイコンを獲得することができる。また、図120(あ17)に示す出現領域ASには、図117(a)に示すNo.2の「赤箱」の予告アイコンYIが出現している。
図120(あ18)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域において、第1装飾図柄の変動表示が開始されており、2回目となるミニゲームBのじゃんけん対決も開始されている。2回目のじゃんけん対決は、村人対パンダであって、景品は「赤箱」の予告アイコンYIであることから、図118(d)に示す獲得期待度によれば、D(40%)の確率で獲得することができる。すなわち、1回目よりも確率は低下して40%の確率で村人が勝利する。
図120(あ19−1)では、変動アイコンh0の村人のキャラクタと、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタによる、じゃんけん対決アニメーションが行われ、変動アイコンh0が、村人の種類の態様b(グーを出したときの態様)のアイコンに変化している。一方、対戦相手アイコンTIは、パンダの種類の態様d(パーを出したときの態様)のアイコンに変化している。この結果、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタの勝利となる。
図120(あ20)では、変動アイコンh0が、村人の種類の態様e(敗北のときの態様)のアイコンに変化し、対戦相手アイコンTIは、パンダの種類の態様f(勝利したときの態様)のアイコンに変化し、図120(あ21)に示す第1装飾図柄表示装置208Lに表示された台座hs0では、村人のキャラクタの表示態様と、デフォルトの表示態様の入替アニメーションが開始されている。すなわち、これまで変動アイコンh0の表示態様であった村人のキャラクタが徐々に消えていくのと同時に、デフォルトの表示態様のアイコンが徐々に出現してくる。言い換えれば、入替アニメーションは、変動アイコンh0の表示態様の変化アニメーションである。また、対戦相手アイコンTIは、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrから徐々に消えていく。さらに、じゃんけん対決に敗れたことから、出現領域ASに表示されていた「赤箱」の予告アイコンYIを獲得することができず、図120(あ21)では、出現領域ASを囲む枠とともに出現領域AS自体が、画面の右端に徐々にフェードアウトしており、「赤箱」の予告アイコンYIも画面から徐々に消えていく。図120(あ22)では、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されており、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrには何も表示されていない。
図120(あ23)では、図柄変動表示が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾4」−「装飾7」)を停止表示し、左上の第2装飾図柄も、ハズレの装飾図柄の同じ組み合せを停止表示している。
図120(あ24)は、これまで第1保留であった先読み予告対象保留が消化され、先読み対象変動となる図柄変動表示が開始されている。図120(あ24)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄も第2装飾図柄も変動表示を開始しており、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。なお、保留アイコンは1つもなく、特図1及び特図2の第2保留数表示はともに「0」が表示されている。
図120(あ25)では、第1装飾図柄表示装置208Lにおいて、通常予告としての会話予告が開始される。なお、ミニゲームBが行われている期間は、他の演出が行われていなかったが、ミニゲームBが行われている期間であっても、会話予告等の他の演出も行われてもよい。ここでの会話予告は、図16(10)〜同図(12)に示す会話予告と同じである。すなわち、会話予告が開始されると、殿様のキャラクタとともに「チャンス」という文字表示が表示された殿様の会話画像CI1が、中央領域に表示される。この、殿様の会話画像CI1の表示は、会話予告の第1段階となっている。また、この殿様の会話画像CI1は、第1装飾図柄にオーバーラップしており、第1装飾図柄にオーバーラップしていない状態である場合よりも、第1装飾図柄が視認困難とされている。一方、殿様の会話画像CI1は、ストック表示されている予告アイコンYIにはオーバーラップせず、予告アイコンYIの方が手前に表示されている。すなわち、ストック領域で継続表示されていた予告アイコンYIは、殿様の会話画像CI1よりも前から表示されていたにも関わらず、殿様の会話画像CI1の一部に前側からオーバーラップしている。
なお、第1装飾図柄表示装置208Lの全画面を用いて行われる予告演出の表示(例えば、スーパーリーチの演出表示等)でも、予告アイコンYIは、その予告表示にオーバーラップされることなく、ストック表示され続けてもよい。あるいは反対に、全画面を用いて行われる予告演出の表示には、オーバーラップされて、一旦非表示になる期間があってもよい。例えば、予告アイコンYIが使用される予告演出の表示であれば、予告アイコンYIはオーバーラップされることなく、ストック表示され続ける。また、図68(93)等に示した図柄変動中のユーザカスタマイズの画面においても、音量調整用のバー表示VBによって、予告アイコンYIは、オーバーラップされてもよいし、あるいは反対に、音量調整用のバー表示VBにオーバーラップしてもよい。また、図114〜図116を用いて説明した各種のエラーに関する表示や警告に関する表示によって、予告アイコンYIは、オーバーラップされてもよいし、あるいは反対に、エラーに関する表示や警告に関する表示に、オーバーラップしてもよい。例えば、エラーや警告の重要度が低かったり、不正行為との関係性が低い場合には、予告アイコンYIの表示が優先され、予告アイコンYIはオーバーラップされることなく、ストック表示され続けてもよい。
図120(あ26)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、会話予告が更新されている。会話予告では、殿様の会話画像CI1が縮小表示されて第2装飾図柄の表示位置の下方に表示され、爺のキャラクタとともに操作促進報知画像が表示された爺の会話画像CI2が表示される。操作促進報知画像は、チャンスボタン136を操作有効期間内に操作することを促す画像であり、チャンスボタン136を模したボタン画像136aと、上記操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータMTとによって構成されている。なお、図120(あ26)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、チャンスボタン136が操作されてもこれに応じた表示は行われない。第1装飾図柄は、爺の会話画像CI2によって隠されてしまっているが、ストック表示されている予告アイコンYIは爺の会話画像CI2よりも手前に表示されており、爺の会話画像CI2によって隠されていない。
やがて、操作有効期間が開始され、図120(あ27)に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始してある程度の時間が経過したときの表示態様で示されている。
図120(あ28)のタイミングは、上記操作有効期間内であり、このタイミングで、遊技者がチャンスボタン136を操作する。
図121は、図120に示す演出例の続きを段階的に示す図と、その演出例の変形例を示す図である。
図120(あ28)から続く図121(あ29)では、チャンスボタン136が上記操作有効期間内に操作されたことに応じて、爺の会話画像CI2が、操作促進報知画像から、リーチ演出が開始されることを予告する「リーチじゃ!」の文字表示に変化している。なお、「リーチじゃ!」といった予告の文字表示は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に表示されるものであってもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも表示されるものであってもよい。
図121(あ30−1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様の会話画像CI1及び爺の会話画像CI2が消去されて会話予告が終了し、第1装飾図柄が視認容易になっている。
図121(あ31−1)では、リーチ演出が開始され、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208cそれぞれで「装飾6」が揺れ変動している。やがて、リーチ状態で、ストック表示されていた予告アイコンYIが使用される。すなわち、図121(あ32)に示すように、箱が閉じた表示態様である態様aの予告アイコンYIは、使用されると、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中から予告表示YHが飛び出すアニメーションが表示される。ここで出現した予告表示YHは、図117(b)に示すNo.7の赤色の「赤変化」の予告表示であって、「赤変化」の予告表示は、保留アイコンや変動アイコン等の表示態様が2段階変化されることを予告する表示である。なお、予告アイコンYIが使用される前、すなわち箱が開く前に、箱が開くことを事前に予告する演出(例えば、箱がカタカタと振動するアニメーション演出等)を行ってもよい。また、このような演出を行った場合、実際に箱は、必ず開いてもよいし、開かない場合があってもよい。
図121(あ33)では、使用された予告アイコンYIが消え、赤色の「赤変化」の予告表示YHは、右図柄表示領域208cに表示されている。図121(あ34)では、その予告表示YHを用いた変動アイコン変化アニメーションが開始される。図121(あ34)では、「赤変化」の予告表示YHが、右図柄表示領域208cで光の玉YHbに変化している。図121(あ35)では、その光の玉YHbが、変動アイコンh0めがけて飛んでいき、変動アイコンh0にぶつかっている。図121(あ36)では、変動アイコン変化アニメーションが終了し、アニメーション開始前までデフォルトの表示態様であった変動アイコンh0の表示態様が、図119(a)のNo.3に記した青色の表示態様に変化している。すなわち、変動アイコンh0の表示態様が、通常予告の表示態様に変化している。
図121(あ37)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面では、ノーマルリーチ演出の表示が表示されている。なお、青色の表示態様に変化した変動アイコンh0は表示され続けている。図121(あ38)では、ノーマルリーチ演出が終了し、中図柄表示領域208bに、「装飾6」ではない「装飾5」が揺れ変動している。すなわち、装飾図柄のハズレ図柄の組合せが揺れ変動している。
図121(あ39)では、「装飾6」−「装飾5」−「装飾6」の組合せのまま停止表示し、同図(あ40)では、確定表示される。青色の表示態様に変化した変動アイコンh0は、確定表示が開始されるまで表示され続けており、確定表示が開始されると消える。なお、変動アイコンh0の消えるタイミングは、確定表示前であってもよい。
続いて、これまで説明した、図120(あ1)〜図121(あ40)の演出例の変形例について説明する。以下、これまで説明した演出例との相違点を中心に説明し、重複する点については説明を省略する場合がある。
第1変形例は、図120(あ7)までは同じであり、図120(あ8−1)に代えて図121(あ8−2−1)に示すように、この第1変形例では、変動アイコンh0の村人のキャラクタが、グーを出したときの態様bであるのに対し、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタは、パーを出したときの態様dであり、変動アイコンh0の村人のキャラクタの負けとなる。図121(あ8−2−2)では、変動アイコンh0が、村人の種類の態様e(敗北のときの態様)のアイコンに変化し、対戦相手アイコンTIは、パンダの種類の態様f(勝利したときの態様)のアイコンに変化し、負け演出(敗北したことを悲しむアニメーション)が行われている。
第1装飾図柄の変動表示中である図121(あ8−2−3)では、変動アイコンh0の村人のキャラクタが負けたことにより、出現領域ASに表示されていた予告アイコンYIが、出現領域ASから消え、変動アイコンh0の村人のキャラクタも、対戦相手アイコンTIのパンダキャラクタも、待機アニメーション(デフォルトのアニメーション)を実行している。この結果、予告アイコンYIは、ストック領域SSに表示されない。
図121(あ8−2−4)では、図柄変動表示が終了し、ハズレの装飾図柄の組み合せが停止表示され、図120(あ8−2−5)は、ハズレの装飾図柄の組み合せの停止表示中(確定表示中)であり、変動アイコンh0の村人のキャラクタは、消去アニメーションによって、台座hs0の中に徐々に消えていく。図121(あ8−2−6)も、停止表示中(確定表示中)であり、変動アイコンh0が完全に消えている。
その後、図119(あ16)〜図120(あ19−1)と同じく、2回目のじゃんけん対決が行われ、2回目のじゃんけん対決でも、変動アイコンh0の村人のキャラクタが負けてしまう。図121(あ8−2−7)では、図121(あ8−2−2)と同じく、変動アイコンh0の村人のキャラクタの負け演出が行われている。図121(あ8−2−8)では、図120(あ21)と同じく、村人のキャラクタの表示態様と、デフォルトの表示態様の入替アニメーションが開始され、対戦相手アイコンTIは、徐々に消えていく。また、出現領域ASとともに「赤箱」の予告アイコンYIも画面から徐々に消えていっている。やがて、図121(あ8−2−9)に示すように、図柄変動表示が終了し、ハズレの装飾図柄の組み合せが停止表示された後、図121(あ8−2−10)では、先読み対象変動となる図柄変動表示が開始されている。
以上説明した第1変形例は、ミニゲームBがいわゆるガセであった例になる。
続いて、第2変形例について説明する。図121(あ22)では、ストックされていた予告アイコンYIが使用されれば、予告アイコンYIは態様dに変化した(箱が開いた)が、この第2変形例では、チャンスボタン136の操作が関係してくる。
第2変形例は、図121(あ31−1)までは同じであり、図121(あ31−2−1)は、図121(あ31−1)と同じく、リーチ演出が開始された状態である。リーチ演出が開始されると、この第2変形例では、図121(あ31−2−2)に示すように、ストックされていた予告アイコンYIの左側に、操作促進報知画像が表示される。ここでの操作促進報知画像も、チャンスボタン136を操作有効期間内に操作することを促す画像であり、チャンスボタン136を模したボタン画像136aと、上記操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータMTとによって構成されている。なお、図121(あ31−2−2)のタイミングは、操作有効期間の開始前であり、残時間表示メータMTは、操作有効期間の開始前には表示されなくてもよく、操作有効期間の開始と同時に表示されるようにしてもよい。
図121(あ31−2−3)のタイミングで、操作有効期間が開始され、図121(あ31−2−4)に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始してある程度の時間が経過したときの表示態様で示されている。
図121(あ31−2−5)のタイミングは、上記操作有効期間内であり、このタイミングで、遊技者がチャンスボタン136を操作する。チャンスボタン136が上記操作有効期間内に操作されたことに応じて、図121(あ31−2−6)では、箱が閉じた表示態様である態様aであった予告アイコンYIが、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中から予告表示YHが飛び出すアニメーション(箱開放アニメーション)が表示される。以降の例は、図121(あ33)以降の例と同じである。
ここで、ボタン画像136aと残時間表示メータMTによって構成されてた操作促進報知画像は、残時間表示メータMTが0になってから非表示になってもよいし、チャンスボタン136操作時点で非表示になってもよい。また、操作促進報知画像の消去アニメーションが、箱開放アニメーションと同時に開始されたり実行されてもよいし、消去アニメーションが先に開始されたり実行されてもよいし、箱開放アニメーションが先に開始されたり実行されてもよい。
なお、予告アイコンYIの、箱が開いた表示態様である態様dへの変化は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に実行されてもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも実行されてもよい。また、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも実行される構成では、チャンスボタン136が操作有効期間内に操作されたか否かで上記箱開放アニメーションを異ならせてもよい。あるいは、操作有効期間内のチャンスボタン136の操作の有無に関わらず、上記箱開放アニメーションは同じアニメーションであってもよい。さらに、予告アイコンYIの態様dへの変化は、チャンスボタン136が操作有効期間内に操作された場合にのみ実行されるようにしてもよい。
図122は、図120(あ1)〜図121(あ40)の演出例の第3変形例〜第6変形例を示す図である。
第3変形例では、予告アイコンYIが、「箱」のアイコンではなく、図117(a)に示すNo.5の「ボタン」のアイコンである。この「ボタン」のアイコンは、出現領域ASに最初から表示されてもよいし、出現領域AS内で、他のアイコンから変化したアイコンであってもよいし、ストック領域内で、他のアイコンから変化したアイコンであってもよい。
図122(あ31−3−1)に示す「ボタン」の予告アイコンYIは、残時間表示メータがないことから、チャンスボタン136を操作しても無効であることを表す態様aのアイコンである。すなわち、ボタン136aのみの態様である。
図122(あ31−3−2)では、「ボタン」の予告アイコンYIの態様が、残時間表示メータMTが加わった態様bに変化している。ただし、残時間表示メータMTは満タン表示であり、操作有効期間の開始前である。なお、残時間表示メータMTが非表示の態様であってもよい。
図122(あ31−3−3)では、操作有効期間が開始され、同図(あ31−3−4)では、残時間表示メータMTが少し減っている。
図122(あ31−3−5)のタイミングは、上記操作有効期間内であり、このタイミングで、遊技者がチャンスボタン136を操作する。チャンスボタン136が上記操作有効期間内に操作されたことに応じて、図122(あ31−3−6)では、「ボタン」の予告アイコンYIの態様が、エフェクト画像(煙画像)の表示態様に変化し、同図(あ31−3−7)では、エフェクト画像(煙画像)が消え、赤色の「赤変化」の予告表示が出現している。チャンスボタン136が操作されてからの、予告アイコンYIの態様変化は、アニメーション(操作後アニメーション)の表示である。以降の例は、図121(あ33)以降の例と同じである。
なお、「ボタン」の予告アイコンYIの、エフェクト画像(煙画像)の表示態様への変化は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に実行されてもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも実行されてもよい。また、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも実行される構成では、チャンスボタン136が操作有効期間内に操作されたか否かで上記操作後アニメーションを異ならせてもよい。あるいは、操作有効期間内のチャンスボタン136の操作の有無に関わらず、上記操作後アニメーションは同じアニメーションであってもよい。さらに、予告アイコンYIの態様dへの変化は、チャンスボタン136が操作有効期間内に操作された場合にのみ実行されるようにしてもよい。
第4変形例では、予告表示が、ミニゲームの進行と並行して、変動アイコンではなく保留アイコンの表示態様を変化させる。
第4変形例は、図120(あ18)までは同じであり、図122(あ19−2−1)は、図120(あ19−1)と同じく、ミニゲームBのじゃんけん対決で、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタが勝利した状態である。図122(あ19−2−2)では、ミニゲームBがまだ継続している状態で、ストック表示されていた予告アイコンYIが使用される。すなわち、箱が閉じた表示態様である態様aの予告アイコンYIは、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中から予告表示YHが飛び出すアニメーションが表示される。ここで出現した予告表示YHは、図117(b)に示すNo.6のデフォルト色の「変化」の予告表示であり、右図柄表示領域208cに表示され、その予告表示YHを用いた保留アイコン変化アニメーションが開始される。
図122(あ19−2−3)では、図120(あ20)と同じく、変動アイコンh0の村人のキャラクタの負け演出が行われている。また、図122(あ19−2−3)では、ミニゲームBの途中に使用された予告アイコンYIがそのミニゲームBの途中で消えており、保留アイコン変化アニメーションによって、デフォルト色の「変化」の予告表示YHは、図121(あ34)に示すように、右図柄表示領域208cで光の玉YHbに変化し、その光の玉YHbが、先読み予告対象の保留を表す第1保留アイコンh11めがけて飛んでいき、第1保留アイコンh11にぶつかっている。
図122(あ19−2−4)では、ミニゲームBにおける、村人のキャラクタの負け演出が続く中、保留アイコン変化アニメーションが終了し、アニメーション開始前までデフォルトの表示態様であった第1保留アイコンh11の表示態様が、図119(a)のNo.2に記した白点滅の表示態様に変化している。すなわち、先読み予告対象の保留を表す保留アイコンh11の表示態様が、先読み予告の表示態様に変化している。その後、図120(あ21)と同じく、村人のキャラクタの表示態様と、デフォルトの表示態様の入替アニメーションが開始され、対戦相手アイコンTIは、徐々に消えていく。また、出現領域ASとともに「赤箱」の予告アイコンYIも画面から徐々に消えていっている。やがて、図柄変動表示が終了し、ハズレの装飾図柄の組み合せが停止表示された後、先読み対象変動となる図柄変動表示が開始される。
第5変形例では、予告表示が、第1装飾図柄の停止図柄の組合せ態様を変化させる。
第5変形例は、図120(あ18)までは同じであり、図122(あ19−3−1)は、図120(あ19−1)と同じく、ミニゲームBのじゃんけん対決で、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタが勝利した状態である。図122(あ19−3−2)では、ミニゲームBがまだ継続している状態で、ストック表示されていた予告アイコンYIが使用される。すなわち、箱が閉じた表示態様である態様aの予告アイコンYIは、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中から予告表示YHが飛び出すアニメーションが表示される。ここで出現した予告表示YHは、図117(b)に示すNo.12の「チャンス目」の先読み予告表示であり、右図柄表示領域208cに一旦表示される。ここでの「チャンス目」の先読み予告表示は、この後の第1装飾図柄の確定表示時にチャンス目の組み合わせが確定表示される先読み予告の発生を予告する表示である。
図122(あ19−3−3)では、使用された予告アイコンYIが消え、「チャンス目」の予告表示YHは、右図柄表示領域208cに表示されている。図122(あ19−3−4)に示すように、「チャンス目」の予告表示YHは、予告アイコンYIの箱が開いてから(出現してから)しばらくの間は、右図柄表示領域208cに表示される。一方、じゃんけん対決に敗れたことから、村人のキャラクタの表示態様と、デフォルトの表示態様の入替アニメーションが開始され、対戦相手アイコンTIは、徐々に消えていく。また、出現領域ASとともに「赤箱」の予告アイコンYIも画面から徐々に消えていっている。図122(あ19−3−5)では、第1装飾図柄の変動表示が高速変動から低速変動になる。この例では、第1装飾図柄の変動表示が低速変動になってから、チャンス目消化演出が開始されるが、「チャンス目」の予告表示YHが出現してからすぐにチャンス目消化演出が開始されてもよい。図122(あ19−3−6)に示すように、第1装飾図柄の変動表示が低速変動になってから、「チャンス目」の予告表示YHは、右図柄表示領域208cで光の玉YHbに変化している。図122(あ19−3−7)では、その光の玉YHbが、低速変動している第1装飾図柄めがけて飛んでいき、中図柄表示領域208bの装飾図柄にぶつかっている。図122(あ19−3−8)では、低速変動している3つの装飾図柄全てにエフェクト画像EF2が表示され、図122(あ19−3−9)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が、チャンス目である「装飾1」−「装飾3」−「装飾5」が揺れ変動している。なお、「装飾1」−「装飾3」−「装飾5」のチャンス目は、「装飾2」−「装飾4」−「装飾6」や「装飾3」−「装飾5」−「装飾7」のチャンス目と同じく、先読み対象変動(次の図柄変動表示)で、相対的に大当りしにくい弱チャンス目であり、相対的に大当りしやすい強チャンス目は、「装飾7」−「装飾1」−「装飾1」、「装飾3」−「装飾5」−「装飾8」、「装飾4」−「装飾2」−「装飾8」である。図122(あ19−3−10)では、「装飾1」−「装飾3」−「装飾5」のチャンス目が停止表示することを報知するエフェクト画像EF3が表示され、同図(あ19−3−11)では、「装飾1」−「装飾3」−「装飾5」のチャンス目が停止表示されている。
第6変形例では、図117(b)のNo.2の「チャンス」の予告表示YHに、図106を用いて説明した、第1装飾図柄の中図柄に保留変化図柄が仮停止する先読み予告が複合した例になる。
図122(あ19−4−1)は、ミニゲームBのじゃんけん対決で、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタが勝利した状態である。図122(あ19−4−2)では、第1装飾図柄でリーチ演出が開始され、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208cそれぞれで「装飾6」が揺れ変動している。なお、じゃんけん対決に敗れたことから、村人のキャラクタの表示態様がデフォルトの表示態様に変化し、対戦相手アイコンTIは消えている。また、出現領域ASとともに「赤箱」の予告アイコンYIも消えている。やがて、図122(あ19−4−3)に示すように、リーチ状態で、予告アイコンYIが使用され、「チャンス」の予告表示YHが出現する。すなわち、「チャンス」の予告表示YHはリーチ開始後に出現したことになり、ここでの「チャンス」の予告表示YHは、現在行われている図柄変動表示での大当りの信頼度を上昇させる通常予告の一種に相当する。現在行われている図柄変動表示は、先読み予告対象変動の図柄変動表示よりも一回前の図柄変動表示になり、「チャンス」の予告表示YHは、先読み予告対象変動の図柄変動表示とは異なる図柄変動表示についての通常予告に相当する。「チャンス」の予告表示YHが表示された後、図122(あ19−4−4)に示すように、使用された予告アイコンYIは消える。なお、予告アイコンYIは消去アニメーションで消えていってもよいし、消去アニメーションを用いずに一瞬で消えてもよい。また、図122(あ19−4−5)では、リーチ状態のまま、「チャンス」の予告表示YHが消えている。
そして、図122(あ19−4−6)では、第1装飾図柄の中図柄に、保留変化図柄HHZが仮停止している。保留変化図柄HHZには、赤色の図柄と、青色の図柄があり、赤色の保留変化図柄が仮停止すると、表示されているいずれかの保留アイコン(ここでは第1保留アイコンh11)の表示態様が2段階昇格し、青色の保留変化図柄が仮停止すると、保留アイコンの表示態様が1段階昇格する。図122(あ19−4−6)では、青色の保留変化図柄HHZが仮停止しており、この後、図106(エ17)に示すような保留変化アニメーションが開始され、デフォルトの表示態様である第1保留アイコンh11は、第2表示態様(白点滅の表示態様)に変化する。なお、保留変化図柄HHZは、第1保留アイコンh11に関する先読み予告である。
図123は、図120(あ1)〜図121(あ40)の演出例の第7変形例〜第10変形例を示す図である。
第7変形例は、図121(あ30−1)までは同じであり、図123(あ31−4−1)は、図121(あ31−1)と同じく、先読み予告対象変動であった図柄変動表示でリーチ演出が開始されている。図123(あ31−4−2)では、リーチ開始後に、予告アイコンYIが使用され、図117(b)のNo.2の「チャンス」の予告表示YHが出現する。ここで出現した「チャンス」の予告表示YHは、先読み予告対象変動であった図柄変動表示での大当りの信頼度を上昇させる通常予告になる。なお、「チャンス」の予告表示YHが表示された後、図123(あ31−4−3)に示すように、使用された予告アイコンYIは消える。
第8変形例は、保留アイコンの一つが、対戦相手アイコンTIに変化する例である。すなわち、図123(あ3−2−1)に示すように、先読み予告の対象となる保留(第3保留)の入賞時に、先読み予告対象保留よりも前の保留を表す保留アイコンが、対戦相手アイコンTIに変化する。また、その対戦相手アイコンTIのキャラクタと戦うキャラクタ(ここでは村人のキャラクタ)にも、先読み予告対象保留よりも前の保留を表す保留アイコンが変化する。この第8変形例では、第1保留アイコンh11が対戦相手アイコンTIに変化している。すなわち、パンダのキャラクタの種類のアイコンに変化している。また、第2保留アイコンh12が、村人のキャラクタの種類のアイコンに変化している。図123(あ3−2−2)では、図柄変動表示が終了し、同図(あ3−2−3)では、保留アイコンの移動アニメーションが開始されるとともに、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrでは、エフェクト画像EF1が表示されている。その結果、図123(あ3−2−4)に示すように、変動アイコンh0が対戦相手アイコンTIになり、第1保留アイコンh11が、その対戦相手アイコンTIのキャラクタと戦うキャラクタ(ここでは村人のキャラクタ)のアイコンになっている。また、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrには、枠で囲まれた出現領域ASが出現し、中には、ミニゲームBのじゃんけん対決に勝利すると獲得することができる予告アイコンYIが表示されている。
図123(あ3−2−5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されており、ミニゲームBのじゃんけん対決も開始されている。図123(あ3−2−6)では、変動アイコンh0である対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタと、第1保留アイコンh11の村人のキャラクタによる、じゃんけん対決アニメーションが行われ、第1保留アイコンh11の村人のキャラクタが勝利する。図123(あ3−2−7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1保留アイコンh11の村人のキャラクタが勝利したことを祝うアニメーションが開始されており、続く同図(あ3−2−8)では、出現領域ASに表示されていた予告アイコンYIのストックアニメーションが開始されている。図123(あ3−2−9)では、予告アイコンYIがストック位置に表示されている。
図123(あ3−2−10)では、ミニゲームBが終了し、保留アイコン表示領域HISの第1ステージhs1では、村人のキャラクタの表示態様と、デフォルトの表示態様の入替アニメーションが開始されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0では、パンダのキャラクタのアイコンと、デフォルトの表示態様の変動アイコンの入替アニメーションが開始されている。ここでのぞれぞれの入替アニメーションでは、村人のキャラクタやパンダのキャラクタに変化する前の表示態様に戻るアニメーションであってもよいし、変化前の表示態様とは異なる別の表示態様との入替アニメーションであってもよい。例えば、変化前がデフォルトの表示態様であっても、先読み予告あるいは通常予告の表示態様に入れ替えられてもよい。図123(あ3−2−11)では、変動アイコンh0も第1保留アイコンh11も、デフォルトの表示態様になっている。また、予告アイコンYIは、ストック表示されたままである。この予告アイコンYIは、図123(あ3−2−11)では第2保留になる保留を先読み予告対象にした予告アイコンであり、第2保留に対応する図柄変動表示の実行中に使用される。ただし、現在行われている図柄変動表示で使用されてもよいし、村人のキャラクタのアイコンであった第1保留に対応する図柄変動表示の実行中に使用されてもよい。
第9変形例は、途中まで第8変形例と同じである。すなわち、図123(あ3−2−7)までは同じであり、図123(あ3−2−8b1)も、図123(あ3−2−8)と同じである。この第9変形例では、出現領域ASから出た予告アイコンYIが、一旦大きく表示された後、ストック領域SS内に移動せずに、保留アイコン表示領域HISに移動し、それまでデフォルトの表示態様であった、先読み予告の対象保留を表す第2保留アイコンh12に置き換わって、保留アイコン表示領域HISでストック表示されるこになる(図123(あ3−2−8b2)〜同図(あ3−2−8b3)参照)。なお、第2保留アイコンh12の表示態様が、予告アイコンYIの表示態様に変化したと見ることもできる。また、出現領域ASから出た予告アイコンYIは、一旦、ストック領域SS内に移動してから、保留アイコン表示領域HISに移動してもよい。また、保留アイコン表示領域HISがストック領域SSを兼ねていてもよい。
図123(あ3−2−8b4)では、保留が消化されていき、第2保留アイコンh12に置き換わった予告アイコンYIが、変動アイコンh0になって、変動アイコン表示領域CISの台座hs0に表示されている。図123(あ3−2−8b5)では、変動アイコンh0である予告アイコンYIが、台座hs0で使用され、箱が開いた態様dに変化し、中から、図117(b)のNo.2の「チャンス」の予告表示YHが出現する。図123(あ3−2−8b5)は、リーチ開始前であるため、ここでの「チャンス」の予告表示YHは、現在行われている図柄変動表示でノーマルリーチ以上のリーチ演出が行われることを予告する表示になる。
なお、予告アイコンYIは、出現領域ASに表示されたまま、あるいは一旦、ストック領域SSに表示されてから、先読み予告対象保留の図柄変動表示中に、台座hs0に移動し、変動アイコンh0と置き換わってもよいし、先読み予告対象保留の図柄変動表示よりも前の図柄変動表示中あるいは停止表示中に、保留アイコン表示領域HISに移動して、先読み予告対象保留の保留アイコンと置き換わってもよい。
また、予告アイコンYIは、保留アイコンの状態で使用され、先読み予告の予告表示YHが出現する場合があってもよい。この場合にも、予告アイコンYIは、出現領域ASに表示されたまま、あるいは一旦、ストック領域SSに表示されてから、先読み予告対象保留の図柄変動表示よりも前の図柄変動表示中あるいは停止表示中に、保留アイコン表示領域HISに移動して、先読み予告対象保留の保留アイコンと置き換わってもよい。
第10変形例も、途中まで第8変形例と同じである。すなわち、図123(あ3−2−7)までは同じであり、図123(あ3−2−8c1)も、図123(あ3−2−8)と同じである。この第10変形例でも、出現領域ASから出た予告アイコンYIが、一旦大きく表示された後、ストック領域SS内に移動せずに、保留アイコン表示領域HISに移動する。そして、第10変形例では、ミニゲームBを行った、村人のアイコンの第1保留アイコンh11に、予告アイコンYIが置き換わる。すなわち、先読み予告対象保留を表す保留アイコンとは別の保留アイコンに置き換わる。なお、複数の予告アイコンを獲得する場合もあり、その場合には、獲得数分の保留アイコンと置き換わってもよい。すなわち、一個の予告アイコンYIが一つの保留アイコンと置き換わる構成であってもよい。あるいは、複数の予告アイコンYiが、一つの保留アイコンとまとめて置き換わり、保留アイコンに置き換わった複数個分の予告アイコンには、該複数個の個数を表す数字が示されていたり、あるいは、保留アイコンに置き換わった複数個分の予告アイコンを、該複数個の個数を表す色で表示してもよい。さらに、予告アイコンYIは、変動アイコンh0に置き換わってもよい。
図123(あ3−2−8c3)では、ミニゲームの勝利を祝うアニメーションのうちの「やったね」の文字が残っているが、村人のアイコンの第1保留アイコンh11は、予告アイコンYIに置き換わっている。なお、変動アイコンh0である対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタは、態様eのままであり、態様aに変化するタイミングで「やったね」の文字が消える。なお、「やったね」の文字は、村人のアイコンの第1保留アイコンh11が予告アイコンYIに置き換わると同時に消えてもよいし、村人のアイコンの第1保留アイコンh11が予告アイコンYIに置き換わる前から消えていてもよい。例えば、図123(あ3−2−8c2)のタイミングで消えてもよい。
図123(あ3−2−8c4)では、第1保留アイコンh11に置き換わった予告アイコンYIが、変動アイコンh0になって、変動アイコン表示領域CISの台座hs0に表示されている。図123(あ3−2−8c4)で行われている図柄変動表示は、先読み予告の対象変動よりも前の図柄変動表示になる。この図柄変動表示の実行中に、予告アイコンをストックするアニメーションが開始される。図123(あ3−2−8c4)に示す変動アイコンh0は、予告アイコンYIであるが、先読み予告の対象変動で使用される予告アイコンではない。ここで開始されるアニメーションでは、先読み予告の対象変動で使用される予告アイコンをストックするアニメーションになる。図123(あ3−2−8c4)に示す変動アイコンh0は、先読み予告の対象変動で使用される予告アイコンのストック確定のアイコンとして機能する。
図123(あ3−2−8c5)では、変動アイコンh0の表示態様が変化し、先読み予告の対象変動で使用される予告アイコンがストックされることを報知するエフェクト画像EF4が表示される。なお、このエフェクト画像EF4の後ろには何らかのアイコンがうっすらと見え始めている。図123(あ3−2−8c6)では、エフェクト画像EF4が変動アイコンh0から飛び出し、ストック領域SSに移動する。一方、変動アイコンh0は、デフォルトの表示態様に変化している。このデフォルトの表示態様は、変動アイコンh0が保留アイコン(第3保留アイコンh13)として表示開始されたときの表示態様である。すなわち、表示開始後に表示態様が色々と変化したが、変化する前の表示態様に戻っている。なお、変化する前の表示態様以外の表示態様で表示されてもよい。
図123(あ3−2−8c5)では、エフェクト画像EF4が、ストック領域SS内で、先読み予告の対象変動で使用される予告アイコンYIとして表示されている。
なお、図123(あ3−2−8c3)に示す第1保留アイコンh11として表示された予告アイコンYIは、変動アイコンになる前に使用されてもよい。また、第1保留アイコンh11として表示された予告アイコンYIを、先読み予告対象保留を表す第2保留アイコンh12に移動させるアニメーションを保留アイコン表示領域HIS内で行い、予告アイコンYIが使用される図柄変動表示を予告するようにしてもよい。図123(あ3−2−8c7)の後は、図120(あ22)に続く。
図124は、図120(あ1)〜図121(あ40)の演出例のその他の変形例を示す図である。
第11変形例では、変動アイコン表示領域CISと演出アイコン表示領域DISが、ミニゲーム専用の領域になっている。この第11変形例は、図120(あ2)までは同じであり、図124(あ3−3−1)では、変動アイコン表示領域CISの台座hs0が消え、変動アイコン表示領域CISと演出アイコン表示領域DISがつながっている。以下、変動アイコン表示領域CISと演出アイコン表示領域DISがつながった領域をまとめてミニゲーム専用領域MGSと称する。図124(あ3−3−1)に示すミニゲーム専用領域MGSには、第一の領域である出現領域ASが枠に囲まれて表示されている。また、ミニゲーム専用領域MGSのうちの変動アイコン表示領域CISには、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタが態様aで表示されている。ここでは、現在行われている図柄変動表示に対応する変動アイコンh0は、この対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタに変化している。なお、出現領域ASの奥には、キャラクタが出入りする出入り口が設けられている。
図124(あ3−3−2)では、図柄変動表示が終了しているが、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタは待機アニメーションによって表示され続けている。すなわち、この例では、変動アイコンh0が対戦相手アイコンTIに変化した場合は、対応する図柄変動表示が終了しても、対戦相手アイコンTIとして表示され続けることなる。言い換えれば、パンダのキャラクタのアイコンは、図柄変動表示中は、変動アイコンh0と対戦相手アイコンTIの両方の役割を担っているが、図柄変動表示が終了すると、対戦相手アイコンTIのみの役割を担うことになる。なお、パンダのキャラクタのアイコンは、対戦相手アイコンTIの役割のみを担っており、変動アイコンh0が消去された状態であってもよい。
図124(あ3−3−3)では、図柄変動表示が開始され、保留アイコン表示領域HISに表示されていた村人のキャラクタアイコンである第1保留アイコンh11が、ミニゲーム専用領域MGSに向けて移動を開始する。図124(あ3−3−4)では、今まで第1保留アイコンh11であった村人のキャラクタアイコンが、ミニゲーム専用領域MGSのうちの変動アイコン表示領域CISに変動アイコンh0として表示されている。一方、前図柄変動表示で変動アイコンであったパンダのキャラクタのアイコンは、対戦相手アイコンTIとして表示され続けており、村人対パンダのじゃんけん対決が開始される(図124(あ3−3−5))。じゃんけん対決が開始されると、出現領域ASに予告アイコンYIが出現する。なお、じゃんけん対決の開始と同時に予告アイコンYIが出現してもよいし、じゃんけん対決の開始前から予告アイコンYIが出現していてもよい。
図124(あ3−3−6)では、変動アイコンh0の村人のキャラクタが勝利し、同図(あ3−3−7)では、出現領域ASに表示されていた予告アイコンYIのストックアニメーションが開始されている。また、じゃんけん対決に勝利したことを祝うアニメーションも開始されている。図124(あ3−3−8)では、予告アイコンYIがストック領域SSに表示されており、同図(あ3−3−9)では、じゃんけん対決に勝利したことを祝うアニメーションが終了する。このアニメーションが終了すると、図124(あ3−3−10)に示すように、変動アイコンh0である村人のキャラクタのアイコンは、出現領域ASの奥に設けられた出入り口から退場し、その後、図柄変動表示が終了する(図124(あ3−3−11))。なお、変動アイコンh0である村人のキャラクタのアイコンは、図柄変動表示が終了した後に出現領域ASの奥に設けられた出入り口から退場してもよい。一方、対戦相手アイコンTIであるパンダのキャラクタのアイコンは、全てのじゃんけん対決が終了するまで表示され続ける。ただし、途中で剣豪のキャラクタのアイコンと交代する場合があってもよい。なお、村人のキャラクタのアイコンの退場タイミングは、図柄変動表示と同時であってもよい。また、じゃんけん対決がこの後も続く場合には、村人のキャラクタのアイコンは退場せずに、全てのじゃんけん対決が終了するまでミニゲーム専用領域MGSにストック表示されてもよい。なお、出入り口から対戦相手アイコンTIおよび/または退場した変動アイコンh0であるキャラクタのアイコンが入場する場合があってもよい。また、ミニゲームが終了する際に対戦相手アイコンTIが退場するアニメーションが行われてもよい。
図124(あ9−2−1)および同図(あ9−2−2)に示す変形例では、変動アイコンh0が、図119(a)のNo.19に示す吉宗のキャラクタのアイコンになっており、対戦相手アイコンTIはパンダのキャラクタのアイコンである。このため、図118(d)に示すように、100%の確率でじゃんけん対決に勝利し、しかも、この例では、大当り確定の「虹箱」の予告アイコンが出現領域ASに表示されている。図124(あ9−2−2)では、「虹箱」の予告アイコンがストック表示されたまま、図柄変動表示が終了している。「虹箱」の予告アイコンは、大当りの信頼度が当確であり、先読み予告として機能している。なお、「虹箱」の予告アイコンは、当該変動の予告として機能する場合があってもよい。
また、箱形の予告アイコンでは、箱の中に入っている予告表示(アイテム)が、「箱」よりも「赤箱」の方が、遊技者にとって有利(例えば、スーパーリーチに発展しやすい予告表示であったり、大当りの信頼度が高い予告表示)であり、「赤箱」よりも「金箱」の方が、遊技者にとって有利である。したがって、箱形の予告アイコンが表示されるだけで、その箱形の予告アイコンの色によって、予告表示が実際に出現するか否かは別として、予告表示が出現すれば、どの程度有利な予告表示であるかを予め推測することができる。また、図117(a)を用いて説明したように、箱形の予告アイコンの色によって、大当りの信頼度も決まっているため、箱形の予告アイコンの色は、大当りのしやすさと、遊技者にとって有利な予告表示の獲得のしやすさの両方を示すものである。なお、予告アイコンの表示態様によって、有利な予告表示の獲得のしやすさのみが示されてもよく、大当りのしやすさのみが示されてもよい。
図124(あ3−4)に示す変形例は、先読み予告対象保留の保留アイコンも、ミニゲームに使用される場合がある例である。すなわち、図124(あ3−4)では、先読み予告対象保留を表す第3保留アイコンh13も、村人のキャラクタのアイコンに変化しており、じゃんけん対決に参加する。その結果、じゃんけん対決に勝利すれば、先読み予告対象保留の図柄変動表示の実行中に使用される予告表示を獲得する場合がある。また、先読み予告対象保留よりも後ろの保留を表す保留アイコンも、ミニゲームに参加することができるアイコンに変化してもよい。この場合、先読み予告対象保留の保留アイコンが変動アニメーションに変化して、ミニゲームが行われた場合には、そのミニゲーム終了まで、あるいは、先読み予告対象保留の図柄変動表示が終了するまで、ミニゲームに参加することができるアイコンの態様であってもよく、その後は、元の表示態様に戻ってもよい。また、ミニゲーム(例えば、ミニゲームB)が終了した後は、該ミニゲーム(例えば、ミニゲームB)に参加することができる専用のアイコンには変化しないが、新たなミニゲーム(同じ種類のミニゲーム(例えば、ミニゲームB)であってもよいし異なる種類のミニゲーム(例えば、ミニゲームA)であってもよい)に参加することができる専用のアイコンに変化する場合があってもよい。
図124(あ3−5)に示す変形例は、ミニゲームに参加することができるアイコンとして表示される保留アイコンは、1種類のアイコンに限らない例である。すなわち、図124(あ3−4)では、第1保留アイコンh11が、爺のキャラクタの種類のアイコンで表示され、第2保留アイコンh12が、図119(a)に示すNo.18の村人のキャラクタの種類のアイコンで表示されている。
図124(あ3−6)に示す変形例は、ミニゲームに参加することができるアイコンとして表示された、先に消化される保留アイコンが、同じくミニゲームに参加することができるアイコンとして表示された、後に消化される保留アイコンに少なくとも一部がオーバーラップする場合がある例である。すなわち、図124(あ3−6)では、第1保留アイコンh11が、図119(a)に示すNo.19の吉宗キャラクタの種類のアイコンで表示され、第2保留アイコンh12も、同じ吉宗のキャラクタの種類のアイコンで表示されており、第1保留アイコンh11である吉宗のキャラクタのアイコンの後ろ足が、第21保留アイコンh12である吉宗キャラクタのアイコンの前足にオーバーラップしている。
また、このオーバーラップの関係は逆であってもよく、あるいは、大当りの信頼度が高い保留アイコンが手前に表示されるようにしてもよい。さらに、表示されている保留アイコンによって、先読み対象変動の期待度が示唆される場合があってもよい。例えば、吉宗のキャラクタの保留アイコンが一つしか表示されていない場合よりも、二つ表示されている場合の方が、先読み対象変動で大当りしやすくてもよい。
図124(あ31−5−1)〜同図(あ31−5−3)に示す変形例では、ストック表示されている予告アイコンYIにカーソルCSが使用される例である。図124(あ31−5−1)は、図121(あ31−1)と同じ状態であり、図124(あ31−5−2)では、箱が閉じた表示態様である態様aの予告アイコンYIを、カーソルCSの表示が指している。このカーソルCSの表示は、これから予告アイコンYIが使用されることを予告する表示である。図124(あ31−5−3)の後は、図121(あ33)に続く。なお、カーソルCSの表示が指した場合は、予告アイコンYIは必ず使用される構成であってもよいし、使用されない場合がある構成であってもよい。また、箱が開くことを事前に予告する演出(例えば、箱がカタカタと振動するアニメーション演出等)と、カーソルCSの表示を組み合わせて使用してもよいし、さらには、第2変形例を示す図121(あ31−2−2)のように、操作促進報知画像の表示を組み合わせて使用してもよい。
図124(あ31−5−3)では、カーソルCSの表示が消え、代わりに箱開放アニメーションが表示され、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中から予告表示YHが飛び出してきている。
図124(あ30−2−1)〜同図(あ30−2−4)に示す変形例では、箱が開くことを事前に予告する演出が実行される例である。図124(あ30−2−1)は、図121(あ30−1)と同じ状態であり、図124(あ30−2−2)では、予告アイコンYIとして表示されている箱のアイコンがカタカタと振動するアニメーション演出が実行されている。このアニメーション演出によって、予告アイコンYIが使用されるかもしれないことを煽っている。なお、このアニメーション演出は、第1装飾図柄の変動表示において第1仮停止が行われる前から開始される。なお、第1仮停止と同時に開始されてもよいし、第1仮停止の後に開始されてもよい。また、このアニメーション演出は、リーチ演出が開始される前に開始されてもよいし、リーチ演出と同時に開始されてもよいし、リーチ演出が開始された後に開始される場合があってもよい。さらに、このアニメーション演出は、箱形の予告アイコンが使用される場合は、必ず実行されるアニメーションであってもよいし、実行されない場合があるアニメーションであってもよい。加えて、このアニメーション演出は、連続する図柄変動表示を跨いで実行されてもよい。すなわち、図柄変動停止中も実行されていてもよいし、図柄変動停止中は一旦中止し、図柄変動表示が再び開始されたらこのアニメーション演出も開始されてもよい。あるいは、このアニメーション演出は、一回の図柄変動表示の期間内で開始され終了し、連続する図柄変動表示を跨いで実行されなくてもよい。
図124(あ30−2−3)ではリーチ状態になっているが、箱のアイコンがカタカタと振動するアニメーション演出は継続されており、リーチ状態中に、このアニメーション演出から箱開放アニメーション演出に切り替わり、図124(あ30−2−4)に示す予告アイコンYIは、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中から予告表示YHが飛び出してきている。その後、図121(あ33)に続く。
なお、箱が開くことを事前に予告する演出は、この例のようにリーチ演出を跨いで実行されてもよいし、リーチ演出を跨がなくてもよい。また、箱が開くことを事前に予告する演出が実行されれば、予告アイコンYIの箱は必ず開いてもよいし、開かない場合があってもよい。
図124(あ30−3−1)〜同図(あ30−3−4)に示す変形例では、箱が開くことを事前に予告する演出の変形例が実行される例である。この例では、箱のアイコンがカタカタと振動するアニメーション演出は、振動の大きさによって、予告アイコンYIが使用されるタイミングが近いのか遠いのかを表す。すなわち、図124(あ30−3−2)に示すように弱振動であれば、予告アイコンYIが使用されるタイミングは遠く、予告アイコンYIが使用されるタイミングが近くなると、図124(あ30−3−3)に示すように強振動に変化する。言い換えれば、使用タイミングが近づくほど振動が大きくなる。図124(あ30−3−4)では、振動が最大になったところで、予告アイコンYIの箱が開き、中から予告表示YHが飛び出してきている。その後、図121(あ33)に続く。
なお、振動の強弱で、予告アイコンYIが使用される信頼度や、中に入っている予告表示の有利度を表してもよい。すなわち、信頼度や有利度が高いほど振動が大きくなるようにしてもよい。
図124(あ30−3−4')は、振動が最大になったにも関わらず、予告アイコンYIの箱が開かなかった例を示す。このように、箱のアイコンがカタカタと振動するアニメーション演出では、ガセの演出が行われる場合がある。ハズレの装飾図柄が停止表示すると、予告アイコンYIは消える。
続いて、予告アイコンが複数個ストックされる例を説明する。
図125は、ミニゲームBにおいて勝利することで予告アイコンが複数個ストックされ、ストックした複数個の予告アイコンが使用されることで予告表示が表示されて変動アイコンの表示態様が変化する例を段階的に示した図である。
ここでの説明は、予告アイコンが1個しかストックされなかった、図120(あ1)〜図121(あ40)の演出例との相違点を中心に説明する。
図125(い1−1)では、図120(あ4)と同じく、図柄変動表示が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾1」−「装飾7」)を停止表示し、左上の第2装飾図柄も、ハズレの装飾図柄の同じ組み合せを停止表示している。図125(い1−1)に示す第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12はともに、図119(a)のNo.17に記した村人の種類の態様aのアイコンに変化している。また、先読み予告の対象保留を表す第3保留アイコンh13は、デフォルトの表示態様である。
図柄変動表示が開始された後の図125(い2)では、図120(あ7)と同じく、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrには、対戦相手アイコンTIとしてパンタの種類の態様aのアイコンが表示され、さらに、第一の領域である出現領域ASに、「箱」の予告アイコンYIが表示されている。さらに、出現領域ASの上には、第二の領域であるストック領域SSが設けられており、図125(い1−2)では点線で囲んだ領域になる。この例におけるストック領域SSには、第1ストック位置SS1、第2ストック位置SS2、第3ストック位置SS3が設けられており、第3ストック位置SS3の一部は、出現領域ASの一部と重なっている。
図125(い3)は、図120(あ8−1)と同じく、ミニゲームBのじゃんけん対決アニメーションが行われ、変動アイコンh0の村人のキャラクタが勝利している。図125(い4)では、変動アイコンh0の村人のキャラクタが勝利したことを祝うアニメーションが実行されており、同図(い5)では、出現領域ASに表示されていた、図117(a)に示すNo.1の「箱」の予告アイコンYIが、ストック領域SS内の第1ストック位置SS1(図125(い2)参照)に表示されている。
図125(い6)は、図120(あ15)と同じく、図柄変動表示が終了し、ハズレの装飾図柄の組み合せが停止表示中(確定表示中)であり、変動アイコンh0も消えている。
図柄変動表示が開始された後の図125(い7)では、2回目となるミニゲームBのじゃんけん対決が開始されている。また、図125(い7)に示す出現領域ASには、図117(a)に示すNo.1の「箱」の予告アイコンYIが表示されている。図125(い8)では、ミニゲームBのじゃんけん対決アニメーションが行われ、変動アイコンh0の村人のキャラクタが2勝目をあげている。図125(い9)では、変動アイコンh0の村人のキャラクタが勝利したことを祝うアニメーションが実行されており、同図(い10)では、出現領域ASに表示されていた、図117(a)に示すNo.1の「箱」の予告アイコンYIが、出現領域ASから出て、一旦大きく表示されている。続く図125(い11)では、2つ目となる「箱」の予告アイコンYIが、ストック領域SS内の第2ストック位置SS2(図125(い2)参照)に表示されている。すなわち、新たにストックされる予告アイコンYIは、1つ前にストックされていた予告アイコンYIの下に表示されていく。第1ストック位置SS1と第2ストック位置SS2の間隔は、予告アイコン一個分の高さ未満の間隔である。なお、第1ストック位置SS1や第2ストック位置SS2を設けずに、空いている領域にランダムにストックしていってもよい。また、3個目の予告アイコンYIがストックされる前に、1個目の予告アイコンYI(第1ストック位置SS1にストックされていた予告アイコンYI)が使用された場合(ストック領域SSから放出された場合)に、3個目の予告アイコンYIは、第1ストック位置SS1にストックされてもよい。
図125(い12)は、図120(あ23)と同じく、図柄変動表示が終了し、ハズレの装飾図柄の組み合せが停止表示されている。図125(い13)は、図120(あ24)と同じく、先読み対象変動となる図柄変動表示が開始され、図125(い14−1)では、図120(あ25)と同じく、通常予告としての会話予告が開始される。図125(い14−1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、殿様の会話画像CI1が、中央領域に表示されている。ストック領域SS内の2つの予告アイコンYIは、殿様の会話画像CI1の一部に前側からオーバーラップしている。殿様の会話画像CI1が表示された後、図125(い15)に示すように、先にストックされた1個目の予告アイコンYI(第1ストック位置SS1にストックされていた予告アイコンYI)が使用され、1個目の予告アイコンYIは、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中から「リーチ」の予告表示YHが飛び出してきている。この「リーチ」の予告表示YHも、殿様の会話画像CI1の一部に前側からオーバーラップしている。このタイミングでの「リーチ」の予告表示YHは、現在行われている図柄変動表示でノーマルリーチ以上のリーチ演出が行われることを予告する表示になる。
図125(い16)では、図120(あ26)と同じく、会話予告が更新されている。会話予告では、殿様の会話画像CI1が縮小表示されて第2装飾図柄の表示位置の下方に表示され、爺のキャラクタとともに操作促進報知画像が表示された爺の会話画像CI2が表示されている。図120(あ26)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、チャンスボタン136が操作されてもこれに応じた表示は行われない。箱が開いた表示態様である1個目の予告アイコンYIは、図125(い16)では、まだ消去されていないが、同図(い17)では消去されている。なお、「リーチ」の予告表示YHは表示されたままである。同図(い17)でも操作有効期間は開始されていない。このように、1個目の予告アイコンYIは、操作有効期間の開始前に消去されてもよいが、操作有効期間の開始と同時に消去されてもよく、操作有効期間が開始された後に消去されてもよい。
やがて、操作有効期間が開始され、図125(い18)に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始してある程度の時間が経過したときの表示態様で示されている。
図125(い19)のタイミングは、上記操作有効期間内であり、このタイミングで、遊技者がチャンスボタン136を操作する。
図125(い20)では、図120(い20)と同じく、チャンスボタン136が上記操作有効期間内に押下されたことに応じて、爺の会話画像CI2が、操作促進報知画像から、現在行われている図柄変動表示でリーチ演出が開始されることを予告する「リーチじゃ!」の文字表示に変化している。したがって、「リーチ」の予告表示YHとは別の予告(ここでは爺の会話画像CI2)によっても、同じこと(現在行われている図柄変動表示でリーチ演出が開始されること)が予告されていることになる。また、このように2種類の予告が行われる場合には、一方の予告が他方の予告よりも信頼度が高い予告であってもよい。あるいは、先に表示された「リーチ」の予告表示YHでノーマルリーチの発生を予告し、後に表示された会話予告では、スーパーリーチの発生を予告するようにしてもよい。このような時系列での予告を行うことで、演出(リーチ種別)が昇格しているように見える場合がある。あるいは反対に、先に表示された「リーチ」の予告表示YHでスーパーリーチの発生を予告し、後に表示された会話予告では、ノーマルリーチの発生を予告するようにしてもよく、こうすると、リーチ種別)が降格しているように見える場合がある。ただし、同一変動内でのリーチ演出についての予告であるため、どちらが先も良い場合もある。また、例えば、予告表示YHが「リーチ」と予告し、会話予告が、擬似連演出を予告する「継続」と表示した場合は、リーチが発生した後に擬似連予告(例えば、擬似連図柄が停止)が発生し、擬似連演出が開始されることまで予告することができる。
また、図柄変動表示中の一区切り(図柄変動開始〜擬似連用の仮停止までの期間)の中で、擬似連予告が予告表示YHと他の予告により2回行われたとしても、擬似連が1回(すなわち仮停止が1回)しか行われないように構成されていてもよいし、予告が行われた回数だけ擬似連が発生(仮停止が発生)するように構成されていてもよい。
このように、予告表示YHと他の演出による予告を組み合わせることで、一回の図柄変動表示内で、昇格演出や降格演出を行うことができる。例えば、擬似連演出では、擬似連回数が増えていくのにつれて、昇格演出を行うことができる。例えば、擬似連回数1回目の変動では第3表示態様の予告を行い、擬似連回数2回目の変動では第5表示態様の予告を行ってもよい。なお、擬似連回数2回目の変動では第3表示態様の予告を行ってもよく、さらには、降格演出として、擬似連回数2回目の変動では第2表示態様の予告を行う場合があってもよい。また、擬似連演出でない場合は、一回の図柄変動表示内で、最初に、第3表示態様の予告を行い、次に第5表示態様の予告を行ってもよいし、あるいは反対に、最初に、第5表示態様の予告を行い、次に第3表示態様の予告を行ってもよい。
なお、爺の会話画像CI2における「リーチじゃ!」といった予告の文字表示は、操作有効期間内にチャンスボタン136が操作された場合のみ表示されるものである。ただし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも表示される場合があってもよい。
図125(い22)では、図121(あ30−1)と同じく、殿様の会話画像CI1及び爺の会話画像CI2が消去されて会話予告が終了し、第1装飾図柄が視認容易になっている。なお、殿様の会話画像CI1と爺の会話画像CI2は同時に消えてもよいし、奥側に表示されていた殿様の会話画像CI1が先に消えてもよいし、手前側に表示されていた爺の会話画像CI2が先に消えてもよい。
図125(い23)では、予告通り、リーチ演出が開始され、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208cそれぞれで「装飾6」が揺れ変動している。やがて、リーチ状態で、2番目にストックされた予告アイコンYIが使用される。すなわち、図125(い24)に示すように、予告アイコンYIの箱が開き、中から「変化」の予告表示YHが飛び出してくる。この例では、予告アイコンYIがストックされた順番に、予告アイコンYIが使用されたが、予告アイコンYIは、ストック順に関わらず使用されてもよい。例えば、有利度が高い予告表示YHが出現する予告アイコンYIほど先に使用されてもよいし後から使用されてもよい。また、予告アイコンYIの種類に応じた信頼度が高いものほど先に使用されてもよいし、後から使用されてもよい。また、ここで、出現した「変化」の予告表示YHは、仮停止している右図柄(ここでは「装飾6」に重なっており、重ならない場合比べて視認困難になっている。ただし、「変化」の予告表示YHが右図柄に前側からオーバーラップしている。これは、第1ストック位置SS1にストックされていた予告アイコンYIから放出された予告表示YHではなく、第2ストック位置SS2にストックされていた予告アイコンY2から放出された予告表示YHであることが関係している。
図125(い25)では、使用された予告アイコンYIが消え、「変化」の予告表示YHは依然として表示されている。続く図125(い26)では、その予告表示YHを用いた変動アイコン変化アニメーションが開始される。図125(い26)では、「変化」の予告表示YHが、仮停止している右図柄にオーバーラップしている状態のまま、光の玉YHbに変化する。図125(い27)では、その光の玉YHbが、変動アイコンh0めがけて飛んでいき、変動アイコンh0にぶつかっている。ここでも、予告表示YHが放出された予告アイコンYIの位置が影響して、図121(あ34)〜同図(あ35)に示す例とは異なる位置で光の玉YHbに変化し、異なる軌跡で変動アイコンh0めがけて飛んでいっている。ただし、予告表示YHが放出される予告アイコンYIの位置が異なっても、予告表示YHは同じ位置(例えば、図121(あ32)に示す「変化」の予告表示YHの位置)に放出され、当該位置で光の玉YHbに変化し、同一の軌跡で変動アイコンh0めがけて飛んでいくようにしてもよい。
図125(い28)では、変動アイコン変化アニメーションが終了し、アニメーション開始前までデフォルトの表示態様であった変動アイコンh0の表示態様が、図119(a)のNo.2に記した白点滅の表示態様に変化している。すなわち、変動アイコンh0の表示態様が、通常予告の表示態様に変化している。その後、図125(い16)に続く。
なお、図125に示す例では、「リーチ」の予告表示YHが表示され、リーチ演出が行われることを予告し、実際にリーチ演出が開始されているが、リーチ演出が開始されない図柄変動表示よりも、リーチ演出が開始された図柄変動表示の方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすく、このことは、結果として、「リーチ」の予告表示YHが表示されない図柄変動表示よりも、「リーチ」の予告表示YHが表示された図柄変動表示の方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすいことになる。
図126は、図125に示す演出例の変形例と、吉宗お宝獲得予告のミニゲームAの演出例を示す図である。
図126(い14−2−1)〜同図(い14−2−3)に示す変形例では、図126(い14−2−1)に示す状態は、図125(い14−1)に示す状態と同じ状態であり、図126(い14−2−2)では、使用される予告アイコンYIをカーソルCSの表示が指している。ここでは、第1ストック位置SS1(図125(い2)参照)にストックされている予告アイコンYIをカーソルCSの表示が指している。なお、カーソルCSの表示も、殿様の会話画像CI1に前側からオーバーラップしている。
図126(い14−2−3)では、カーソルCSの表示は消え、それまでカーソルCSの表示が指していた、第1ストック位置SS1にストックされていた予告アイコンYIの箱が開き、箱の中から「リーチ」の予告表示YHが飛び出してきている。
なお、予告アイコンYIの箱は、チャンスボタン136の操作によって開いてもよい。この場合、チャンスボタン136の操作を促す操作促進報知画像は表示されていてもよいし、表示されず裏ボタンであってもよい。さらに、カーソルCSの表示位置を十字キー181aのうちの上下キーで操作して、予告アイコンYIを遊技者が選択可能にし、カーソルCSで選んだ予告アイコンYIが、チャンスボタン136の操作によって開くようにしてもよい。あるいは、使用されない方の予告アイコンYIをカーソルCSの表示が指してもよい。また、カーソルCSが表示される場合と、表示されない場合があってもよい。この場合、カーソルCS、が表示されない場合よりも表示される場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくてもよいし、あるいは反対に、最終的に大当り図柄が確定表示されにくくてもよいし、両者で差がなくてもよい。その後、図125(い16)に続く。
図126(い14−3−1)〜同図(い14−3−3)に示す変形例では、図126(い14−3−1)に示す状態は、図125(い14−1)に示す状態と同じ状態であり、図126(い14−3−2)では、カーソルCSの表示が2つ表示され、両方の予告アイコンYIをそれぞれ指している。この結果、どちらの予告アイコンYIが先に使用されるかが分からなくなっている。
図126(い14−3−3)では、2つのカーソルCSの表示は両方とも消え、第1ストック位置SS1にストックされていた予告アイコンYIの箱が開き、箱の中から「リーチ」の予告表示YHが飛び出してきている。
図126(い14−4−1)〜同図(い14−4−3)に示す変形例では、図126(い14−4−1)に示す状態は、図125(い14−1)に示す状態と同じ状態であり、図126(い14−4−2)でも、カーソルCSの表示が2つ表示され、両方の予告アイコンYIをそれぞれ指している。この例では、図126(い14−4−3)に示すように、2つのカーソルCSの表示が両方とも消えた後、それまで2つのカーソルCSの表示が指していた両方の予告アイコンYIの箱が開き、第1ストック位置SS1にストックされていた予告アイコンYIの箱の中からは「リーチ」の予告表示YHが飛び出し、第2ストック位置SS2(図125(い2)参照)にストックされていた予告アイコンYIの箱の中からは「変化」の予告表示YHが飛び出してきている。両方の予告アイコンYIの箱は、同時に開いてもよいし、ストック順に開いてもよいし、有利度が高い予告表示YHが出現する方が先に開いてもよいし後から開いてもよい。また、予告アイコンYIの種類に応じた信頼度が高いものほど先に開いてもよいし、後から開いてもよい。その後、図125(い20)のように「リーチ」の予告表示YHが消去され、一方で図125(い26)のように「変化」の予告表示YHが、仮停止している右図柄にオーバーラップしている状態のまま、光の玉YHbに変化する。その後、変動アイコン変化アニメーションが終了し、アニメーション開始前までデフォルトの表示態様であった変動アイコンh0の表示態様が、図119(a)のNo.2に記した白点滅の表示態様に変化している。なお、変動アイコン変化アニメーションの終了が「リーチ」の予告表示YHの消去よりも先であってもよく、同時に消去されてもよく、後に消去されてもよい。
図126(い1−2−1)〜同図(い1−2−4)に示す変形例では、予告アイコンYIの最大ストック数について説明する例である。
図126(い1−2−1)では、特図1の保留数は上限の4つであり、4つの保留アイコンh11〜h14が表示されている。これらの保留アイコンのうち、例えば、第3保留が先読み予告対象保留であり、第1保留アイコンh11〜第3保留アイコンh13が全て、ミニゲームに参加することができるアイコン(村人のキャラクタのアイコン)に変化している。予告アイコンYIの最大ストック数は、特図1又は特図2の最大保留数である4よりも少ない「3」(最大保留数−1)である。ただし、特図1又は特図2の最大保留数と同じ数であってもよいし、特図1の最大保留数と特図2の最大保留数を合わせた合計数と同じ数であってもよいし(例えば、8)、その合計数よりも1少ない数であってもよい。また、最大保留数よりも多くてもよいし、上記合計数よりも多くてもよい。
図126(い1−2−2)では、既に、予告アイコンYIを2つ獲得している状態で、さらにミニゲームBに勝利している。この結果、図126(い1−2−3)に示すように、3つ目となる予告アイコンYIが、出現領域ASから出て、一旦大きく表示されている。この状態で、3つ目となる拡大表示された予告アイコンYIは、第2ストック位置SS2にストックされている予告アイコンYIに前側からオーバーラップしている。この結果、第2ストック位置SS2にストックされている予告アイコンYIが一瞬、視認困難になっている。ただし、出現領域ASから出てくる予告アイコンYIの位置を、第2ストック位置SS2から離した位置にすることで、第2ストック位置SS2にストックされている予告アイコンYIにオーバーラップしないようにすることもできる。
図126(い1−2−4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ストック領域SSに設けられた、第1ストック位置SS1、第2ストック位置SS2、および第3ストック位置SS3(図125(い2)参照)それぞれに、予告アイコンYIが表示されている。図126(い1−2−4)に示す第3ストック位置SS3に表示された予告アイコンYIの一部は、出現領域ASの一部に前側からオーバーラップしている。
一方、図126(い1−2−4')に示す出現領域ASの一部は、第3ストック位置SS3に表示された予告アイコンYIの一部に前側からオーバーラップしており、第3ストック位置SS3に表示された予告アイコンYIの下半分は視認困難になっている。
なお、出現領域ASにオーバーラップしたり、あるいは出現領域ASにオーバーラップされたりすることがないよういに、出現領域ASと重ならない位置に、ストック領域SSを設ければよい。例えば、第2装飾図柄表示装置208Mや第3装飾図柄表示装置208Nにストック領域SSを設けてもよい。
図126(う1)以降に示す演出例は、吉宗お宝獲得予告のミニゲームAの演出例を段階的に示す図である。
図126(う1)では、図120(あ1)と同じく、第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動を行っている。また、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。これらの特図1の保留アイコンh11,h12の表示態様はいずれも、図119(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。また、変動アイコンh0の表示態様も、図119(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。
図126(う2)では、図120(あ2)と同じく、特図1始動口230に入球があり、特図1の保留が一つ増加し、全部で3つになる。図126(う2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの第2保留数表示では、特図1の保留数が「3」と表示されている。
図126(う3)では、第3保留アイコンh13が第3ステージhs3に表示されている。第3保留アイコンh13は、デフォルトの表示態様で増加アニメーションによって追加表示されているが、この第3保留アイコンh13が表す第3保留が先読み予告の対象保留になる。図121(う3)では、これまでデフォルトの表示態様であった第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12がともに、図119(a)のNo.14に記した吉宗(弓)の種類の態様aのアイコンに変化している。第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12の表示態様の変化は、先読み予告の対象保留の第3保留アイコンh13が増加表示される前に行われてもよいし、その増加表示と同時に行われてもよいし、その増加表示の後に行われてもよい。より詳細には、第3保留アイコンh13の増加アニメーションが開始される前に、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12の表示態様の変化(保留アイコンの変化)が完了していてもよいし、その増加アニメーションが開始されると同時に、保留アイコンの変化が完了してもよいし、その増加アニメーションが開始された後に、保留アイコンの変化が完了してもよい。また、保留アイコンの変化が変化アニメーションで行われる場合には、その増加アニメーションが開始される前に、変化アニメーションが開始されてもよいし、その増加アニメーションと同時に、変化アニメーションが開始されてもよいし、その増加アニメーションが開始された後に、変化アニメーションが開始されてもよい。なお、第1保留アイコンh11および第2保留アイコンh12が吉宗(弓)の種類の態様aのアイコンに変化することで、第1保留アイコンh11および第2保留アイコンh12にそれぞれ対応する図柄変動表示においてミニゲーム(特定のミニゲーム(本例の場合、ミニゲームA)または不特定のミニゲーム(本例の場合、ミニゲームA、ミニゲームB、またはその他のミニゲーム等))が行われることを予告してもよい。また、ミニゲームAを開始する図柄変動表示(本例の場合、第1保留アイコンh11に対応する図柄変動表示)の開始と同時または開始された後(直後であってもよい)にミニゲームを行うアイコンが変化するように構成されていてもよい。
図126(う4)では、図柄変動表示が終了し、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾1」−「装飾7」)が停止表示されている。
図126(う5)では、これまで第1保留であった保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。図126(う5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域の第1装飾図柄は停止表示したままであるが、左上の第2装飾図柄では、変動表示が開始され、右上の第2保留数表示では、特図1の保留数が1つ減って「2」になっている。また、これまで何も表示されていなかった、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrでは、図118(a)に示すミニゲームA用アイコンの登場アニメーションが開始され、画面右端にわずかにアイコンAI'が表示され始めている。また、図126(う5)では、保留アイコンの移動アニメーションも開始されている。すなわち、これまで第1ステージhs1に表示されていた吉宗(弓)のキャラクタの第1保留アイコンh11が、変動アイコン表示領域CISの台座hs0に向けて移動を開始し、これまで第2ステージhs2に表示されていた吉宗(弓)のキャラクタの第2保留アイコンh12が、第1ステージhs1に向けて移動を開始し、これまで第3ステージhs3に表示されていた、デフォルトの表示態様ではあるが先読み予告対象保留の第3保留アイコンh13が、第2ステージhs2に向けて移動を開始している。ここで、吉宗(弓)のキャラクタの第1保留アイコンh11が、変動アイコン表示領域CISの台座hs0に向けて移動を開始すると、台座hs0が少し下がる。なお、ミニゲームA用アイコンの登場アニメーションと、保留アイコンの移動アニメーションは、同時に開始されてもよいし、ミニゲームA用アイコンの登場アニメーションの方が先に開始されてもよいし、あるいは反対に保留アイコンの移動アニメーションの方が先に開始されてもよい。
図126(う6)でも、中央領域の第1装飾図柄は依然として停止表示したままであるが、保留アイコンの移動アニメーションは終了し、変動アイコンh0として、吉宗(弓)の種類の態様a(待機の態様)のアイコンが表示されている。この変動アイコンh0の吉宗(弓)のキャラクタは、待機アニメーション(デフォルトのアニメーション)を実行している。一方、ミニゲームA用アイコンの登場アニメーションは継続しており、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrには、絨毯の上に、第1表示態様の白色の箱画像(図117(a)に示すNo.1の「箱」の態様aの予告アイコンYI)が表示されたアイコンAI'が表示されている。このアイコンAI'は、図118(a)に示すミニゲームA用アイコンAIとは異なる。
図126(う7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始される。また、この図126(う7)では、ミニゲームA用アイコンの登場アニメーションが継続されており、この登場アニメーションの中で、アイコンAI'に、ヒットポイント(HP)のメータ表示MThが追加表示される。ただし、ここで追加表示されたメータ表示MThは空の状態(0の状態)である。
図126(う8)でも、ミニゲームA用アイコンの登場アニメーションが継続されており、ここでは、先に追加された空のメータ表示MThに、登場アニメーションの一部として、ヒットポイント(HP)が表示されるアニメーションが実行される。図126(う8)では、僅かではあるが、青色のゲージgagが見え始めている。なお、図118(b)を用いて説明したように、HPのポイント数に応じてゲージの色が変化する。ここでのアニメーションは、最初から青色のゲージであるため、HPのポイント数が60以上になることがゲージの色を見た段階で分かる。しかも、図118(a)に示すように、ミニゲームA用アイコンAIには、ゲージが満タン状態の態様aと、ゲージが半分の状態の態様bと、ゲージが少しだけの状態の態様cと、態様dしかないことから、青色のゲージgagが見えた段階で、ゲージは満タン状態まで増加することが予想できる。ここで、HPの表示が完了してから(ゲージの増加が止まってから)、ゲージの色を、そのHPのポイント数に応じた色に変化させてもよいし、ゲージの増加に合わせて、ゲージの色がその時その時のポイント数に応じた色で表されてもよい。図126(う9)では、青色のゲージgagは半分まで増加してきており、図126(う10)では、青色のゲージgagが満タンまで増加している。すなわち、残りHPのポイント数は100であり、これで、ミニゲームA用アイコンの登場アニメーションが終了する。結局、この例では、態様aの「箱」アイコンがミニゲームA用アイコンAIとして登場したことになる。
図126(う11)では、変動アイコンh0の吉宗(弓)のキャラクタの態様は、弓を構えた態様bに変化しており、第1保留アイコンh11の吉宗(弓)のキャラクタの態様も、変動アイコンh0の吉宗(弓)のキャラクタとは少し異なる、弓を構えた態様bに変化している。図126(う12)では、変動アイコンh0の吉宗(弓)のキャラクタも、第1保留アイコンh11の吉宗(弓)のキャラクタも、矢を発射し、態様cに変化している。
図126(う13)では、ミニゲームA用アイコンAIに近かった、変動アイコンh0の吉宗(弓)のキャラクタが発射した矢が、絨毯に刺さっており、第1保留アイコンh11の吉宗(弓)のキャラクタが発射した矢は、絨毯に向かって飛んでいる。図126(う14−1)では、1保留アイコンh11の吉宗(弓)のキャラクタが発射した矢も、絨毯に刺さっており、両方の矢が見事に絨毯に命中している。
図127は、吉宗お宝獲得予告のミニゲームAの演出例の続きを段階的に示す図である。
図126(う14−1)から続く図127(う15−1)では、ダメージ計算が行われ、2本の矢が刺さったことにより、ダメージが60ポイントになる。図127(う15−1)では、ダメージポイント報知(「60」という数字)が表示されており、同図(う16)では、満タン状態(100ポイント)であった青色のゲージgagが減り始めている。なお、ゲージgagが減り始めると、ダメージポイント報知の表示は薄くなり始め、徐々に消えていく。図127(う17)に示すメータ表示MThでは、ゲージgagが残り40ポイントまで減少している。ゲージgagの色は、50ポイント以下になった時点から、それまでの青色から緑色に変化する。なお、矢が絨毯に刺さった段階で、ダメージ計算を開始してもよい。すなわち、一本目の矢が絨毯に命中した図126(う13)のタイミングでダメージ計算を開始し、ゲージgagを減少させてもよい。
矢を発射した変動アイコンh0の吉宗(弓)のキャラクタも、第1保留アイコンh11の吉宗(弓)のキャラクタも、共に態様cのままで表示され続けているが、待機の態様aに変化してもよい。
図127(う18)では、図柄変動表示が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾6」−「装飾4」−「装飾1」)を停止表示し、左上の第2装飾図柄も、ハズレの装飾図柄の同じ組み合せを停止表示している。
図127(う19)は、停止表示中(確定表示中)であり、変動アイコンh0の消去アニメーションが開始されており、変動アイコンh0の吉宗(弓)のキャラクタは、台座hs0の中に徐々に消えていく。図127(う20)も、停止表示中(確定表示中)であり、変動アイコンh0が完全に消えている。
図127(う21)では、これまで第1保留であった保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。図127(う21)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄は停止表示したままであるが、左上の第2装飾図柄では、変動表示が開始されている。矢を発射した第1保留アイコンh11の吉宗(弓)のキャラクタは、図柄変動表示が開始されると、態様cから、待機(デフォルト)の態様aに変化する。そして、図127(う22)では、保留アイコンの移動アニメーションが開始されており、これまで第1ステージhs1に表示されていた吉宗(弓)のキャラクタの第1保留アイコンh11が、変動アイコン表示領域CISの台座hs0に向けて移動を開始し、これまで第2ステージhs2に表示されていた、デフォルトの表示態様ではあるが先読み予告対象保留の第2保留アイコンh12が、第1ステージhs1に向けて移動を開始している。また、図127(う22)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの右上の第2保留数表示では、特図1の保留数が1つ減って「1」になっている。
図127(う23)でも、第1装飾図柄は依然として停止表示したままであるが、保留アイコンの移動アニメーションは終了し、変動アイコンh0として、吉宗(弓)のキャラクタのアイコンが表示されている。図127(う24)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されており、同図(う25)では、変動アイコンh0の吉宗(弓)のキャラクタの態様は、弓を構えた態様bに変化している。図127(う26)では、変動アイコンh0の吉宗(弓)のキャラクタが、矢を発射し、態様cに変化している。図127(う27)では、変動アイコンh0の吉宗(弓)のキャラクタが発射した矢が、絨毯に刺さっており、ダメージ計算が行われ、同図(う28)では、ダメージポイント報知(「40」という数字)が表示されており、同図(う29)では、残り40ポイントであった緑色のゲージgagが減り始め、20ポイント以下になった時点から、それまでの緑色から赤色に変化している。また、ゲージgagが減り始めると、ダメージポイント報知は薄くなり始め、徐々に消えていく。図127(う30)に示すメータ表示MThでは、0ポイントまで減少し、ゲージgagが消えている。こうして、ミニゲームA開始当初は100ポイントであったヒットポイント(HP)を0ポイントまで減らすことに成功しており、お宝(予告アイコン)を獲得することができる。なお、与えたダメージ数が、残りHPのポイント数を上回ってもよい。
図127(う31)では、メータ表示MThが0になったミニゲームA用アイコンAIがエフェクト画像EF5によって覆われ、同図(う32)では、エフェクト画像EF5が消え、態様dのミニゲームA用アイコンAIが表示されている。そして、図127(う33)に示すように、態様dのミニゲームA用アイコンAIがストック領域SS(同図(う32)参照)に向けて移動を開始すると、態様dのミニゲームA用アイコンAIは、図117(a)に示すNo.1の「箱」の態様aの予告アイコンYIに変わり、図127(う34)に示すように、箱が閉じた態様aの予告アイコンYIがストック領域SSに表示される。
やがて、図127(う35)では、図柄変動表示が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾4」−「装飾7」)を停止表示し、左上の第2装飾図柄も、ハズレの装飾図柄の同じ組み合せを停止表示している。
図127(う36)〜同図(う37)は、停止表示中(確定表示中)であり、変動アイコンh0の消去アニメーションが開始されており、変動アイコンh0の吉宗(弓)のキャラクタは、台座hs0の中に徐々に消えていく。またここでは、それまで少し下がっていた台座hs0が元の高さに向けて上昇してきている。図127(う38)も、停止表示中(確定表示中)であり、変動アイコンh0が完全に消え、台座hs0は元の高さに戻っている。なお、ストック領域SSにストックされた予告アイコンYIは使用されずに、表示されている。以降、図120(あ24)に続く。なお、本例では、ヒットポイントが回復することがないが(例えば、図127(う17)では残りヒットポイントが40で、同図(う21)〜(う24)でも残りヒットポイントが40)、ヒットポイントが回復する場合があってもよい。例えば、次の図柄変動表示が開始された場合にヒットポイントが回復する場合があってもよい。
図128は、図126(う1)〜図127(う38)の演出例の第1変形例〜第3変形例の途中までを示す図である。
第1変形例は、予告アイコンの一発獲得の例であり、図126(う14−1)までは同じである。図128(う15−2−1)では、本来であれば、ダメージポイント報知が表示されるが、ここでは表示されず、同図(う15−2−2)では、メータ表示MThが満タン状態の態様aのミニゲームA用アイコンAIがエフェクト画像EF5によって覆われ、同図(う15−2−3)では、エフェクト画像EF5が消え、態様dのミニゲームA用アイコンAIが表示されている。すなわち、ダメージポイント報知の表示や、ゲージgagが減っていくアニメーション表示が省略され、一気に態様dのミニゲームA用アイコンAIが表示されている。なお、ダメージポイント報知の表示と、ゲージgagが減っていくアニメーション表示とのうち、ダメージポイント報知の表示のみが省略されてもよいし、ゲージgagが減っていくアニメーション表示のみが省略されてもよい。
図128(う15−2−4)に示すように、態様dのミニゲームA用アイコンAIがストック領域SS(同図(う15−2−3)参照)に向けて移動を開始すると、態様dのミニゲームA用アイコンAIは、図117(a)に示すNo.1の「箱」の態様aの予告アイコンYIに変わり、図128(う15−2−5)に示すように、箱が閉じた態様aの予告アイコンYIがストック領域SSに表示される。
やがて、図128(う15−2−6)では、図柄変動表示が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾6」−「装飾4」−「装飾1」)を停止表示し、左上の第2装飾図柄も、ハズレの装飾図柄の同じ組み合せを停止表示している。
図128(う15−2−7)では、これまで第1保留であった保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。図128(う15−2−7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄は停止表示したままであるが、左上の第2装飾図柄では、変動表示が開始されている。矢を発射した第1保留アイコンh11の吉宗(弓)のキャラクタは、図柄変動表示が開始されると、態様cから、待機(デフォルト)の態様aに変化する。そして、図128(う15−2−8)では、保留アイコンの移動アニメーションが開始されており、これまで第1ステージhs1に表示されていた吉宗(弓)のキャラクタの第1保留アイコンh11が、変動アイコン表示領域CISの台座hs0に向けて移動を開始し、これまで第2ステージhs2に表示されていた、デフォルトの表示態様ではあるが先読み予告対象保留の第2保留アイコンh12が、第1ステージhs1に向けて移動を開始している。また、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrでは、ミニゲームA用アイコンの登場アニメーションが再び開始され、画面右端にわずかにアイコンAI'が表示され始めている。
図128(う15−2−9)でも、中央領域の第1装飾図柄は依然として停止表示したままであるが、保留アイコンの移動アニメーションは終了し、変動アイコンh0として、吉宗(弓)の種類の態様a(待機の態様)のアイコンが表示されている。また、図128(う15−2−9)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの右上の第2保留数表示では、特図1の保留数が1つ減って「1」になっている。さらに、ミニゲームA用アイコンの登場アニメーションは継続しており、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrには、絨毯の上に、第1表示態様の白色の箱画像(図117(a)に示すNo.1の「箱」の態様aの予告アイコンYI)が表示されたアイコンAI'が表示されている。図128(う15−2−10)では、ミニゲームA用アイコンの登場アニメーションが継続されており、この登場アニメーションの中で、アイコンAI'に、ヒットポイント(HP)のメータ表示MThが追加表示される。ただし、ここで追加表示されたメータ表示MThは空の状態(0の状態)である。図128(う15−2−11)でも、ミニゲームA用アイコンの登場アニメーションが継続されており、ここでは、先に追加された空のメータ表示MThに、登場アニメーションの一部として、ヒットポイント(HP)が表示されるアニメーションが実行され、青色のゲージgagが満タンまで増加している。すなわち、残りHPのポイント数は100であり、これで、ミニゲームA用アイコンの登場アニメーションが終了する。結局、ここでも、態様aの「箱」アイコンがミニゲームA用アイコンAIとして登場したことになる。
図128(う15−2−12)では、第1保留アイコンh11の吉宗(弓)のキャラクタの態様が、弓を構えた態様bに変化しており、その後、第1保留アイコンh11の吉宗(弓)のキャラクタから弓が発射される。図128(う15−2−13)では、第1保留アイコンh11の吉宗(弓)のキャラクタが発射した矢が、絨毯に刺さっており、ここでも、ダメージポイント報知の表示と、ゲージgagが減っていくアニメーション表示が省略されて、図128(う15−2−14)では、メータ表示MThが満タン状態の態様aのミニゲームA用アイコンAIがエフェクト画像EF5によって覆われ、同図(う15−2−15)では、エフェクト画像EF5が消え、一気に態様dのミニゲームA用アイコンAIが表示されている。
図128(う15−2−16)に示すように、態様dのミニゲームA用アイコンAIがストック領域SS(同図(う15−2−3)参照)に向けて移動を開始すると、態様dのミニゲームA用アイコンAIは、図117(a)に示すNo.1の「箱」の態様aの予告アイコンYIに変わり、図128(う15−2−17)に示すように、箱が閉じた態様aの予告アイコンYIが、同図(う15−2−5)で先にストックされた予告アイコンYIの下に表示される。こうして、連続して、予告アイコンの一発獲得に成功し、2つの予告アイコンYIがストックされる。
図128(う15−2−2b1)〜同図(う15−2−2b5)に示す第2変形例では、図126(う14−1)までは同じである。ここでの変形例も、予告アイコンの一発獲得の例であるが、この例では、ダメージポイント報知の表示も、ゲージgagが減っていくアニメーション表示も省略されずに実行される。図128(う15−2−2b1)では、ダメージポイント報知(「100」という赤色の数字)が表示されている。また、図128(う15−2−2b2)では、満タン状態(100ポイント)であった青色のゲージgagが減り始め、ゲージgagが残り50ポイントまで減少し、ゲージgagの色が、それまでの青色から緑色に変化し、緑色のゲージgagはさらに減少を続けている。なお、ゲージgagが減り始めると、ダメージポイント報知の表示は薄くなり始め、徐々に消えていく。
なお、ダメージポイント報知の表示や絨毯の色によって予告を行ってもよい。例えば、ダメージポイント報知の表示色が虹色だと、絨毯の上に乗っている予告アイコンが「虹箱」の予告アイコンでなくても、「虹箱」の予告アイコンを獲得することができ、「虹箱」の予告アイコンの特性から先読み対象変動の大当りが確定になる。あるいは、ダメージポイント報知の表示色が虹色であった場合の図柄変動表示は、大当り確定になってもよい。あるいは、ダメージポイントの表示色が特定の色(例えば、赤色)であった場合の方が、デフォルトの色であった場合よりも予告アイコンの獲得確率が高くてもよい。あるいは、ダメージポイントの表示色が特定の色(例えば、赤色)であった場合の図柄変動表示の方が、デフォルトの色であった場合の図柄変動表示よりも大当りとなりやすくてもよい。また、絨毯の色の場合についても同様であってもよい。
図128(う15−2−2b3)では、緑色のゲージgagが減少を続け、ゲージgagが残り20ポイントまで減少し、ゲージgagの色が、それまでの緑色から赤色に変化し、赤色のゲージgagはさらに減少を続けている。また、ダメージポイント報知の表示は、ほとんど消えかかっている。
図128(う15−2−2b3)では、緑色のゲージgagが減少を続け、ゲージgagが残り20ポイントまで減少し、ゲージgagの色が、それまでの緑色から赤色に変化し、赤色のゲージgagはさらに減少を続けている。また、ダメージポイント報知の表示は、ほとんど消えかかっている。図128(う15−2−2b4)に示すメータ表示MThでは、0ポイントまで減少し、ゲージgagが消えている。
メータ表示MThが0になると、図128(う15−2−2b5)に示すようにミニゲームA用アイコンAIがエフェクト画像EF5によって覆われ、以降は、図128(う15−2−3)等と同じになり、予告アイコンYIを獲得することができる。
第3変形例における図128(う15−3−1)〜同図(う15−3−3)までは、第1変形例における図128(う15−2−1)〜同図(う15−2−3)と同じである。この第3変形例は、次のミニゲームA用アイコンAIの出現が、第1変形例よりも早く、次変動の開始を待たずに、ミニゲームA用アイコンの登場アニメーションが再び開始される。すなわち、図128(う15−3−4)に示すように、態様dのミニゲームA用アイコンAIがストック領域SSに向けて移動を開始すると、次変動で行われるミニゲームA用のアイコンの登場アニメーションが再び開始され、画面右端にわずかにアイコンAI'が表示され始めている。そして、図128(う15−3−5)では、ストック領域SSに予告アイコンYIが表示され、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrには、絨毯の上に、第1表示態様の白色の箱画像(図117(a)に示すNo.1の「箱」の態様aの予告アイコンYI)が表示されたアイコンAI'が表示される。なお、予告アイコンYIのストック表示と、アイコンAI'の全体表示は、同じであってもよいし、ストック表示の方が早くてもよいし、あるいは反対に全体表示の方が早くてもよい。なお、アイコンAI'にメータ表示MThが追加されるのは、次変動が開始されてからになる。
やがて、図128(う15−3−6)では、図柄変動表示が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾6」−「装飾4」−「装飾1」)を停止表示し、左上の第2装飾図柄も、ハズレの装飾図柄の同じ組み合せを停止表示している。
図129は、図126(う1)〜図127(う38)の演出例の第3変形例の続きと、第4変形例〜第5変形例の途中までを示す図である。
第3変形例の続きとなる図129(う15−3−7)では、停止表示中(確定表示中)であり、吉宗(弓)のキャラクタのアイコンであった変動アイコンh0が完全に消えている。
次の図柄変動表示が開始された図129(う15−3−8)では、アイコンAI'に、空の状態のHPのメータ表示MThが追加表示され、続く図129(う15−3−9)では、空のメータ表示MThに、HPが表示されるアニメーションが実行され、青色のゲージgagが満タンまで増加している。以降は、図128(う15−2−12)等と同じ流れになる。
第4変形例における図129(う15−4−1)〜同図(う15−4−5)までは、第3変形例における図128(う15−3−1)〜同図(う15−3−5)と同じである。この第4変形例では、一回の図柄変動表示内で、ミニゲームA用アイコンの登場アニメーションが複数回実行され、複数個のミニゲームA用アイコンAIが出現する。なお、ミニゲームA用アイコンAIの出現数は、予告アイコンYIの最大ストック数を上限としてもよい、最大ストック数未満であってもよいし、上記最大ストック数を越えてもよい。ただし、上記最大ストック数を越える場合は、新たな予告アイコンYIを獲得する前に、ストックしてあった予告アイコンYIが使用されるか、ガセのミニゲームAが行われ、新たな予告アイコンYIを獲得することができない。
図128(う15−4−6)では、既に1個の予告アイコンYIを獲得した図柄変動表示内で、新たなアイコンAI'に、空の状態のHPのメータ表示MThが追加表示され、続く図128(う15−4−7)では、空のメータ表示MThに、HPが表示されるアニメーションが実行され、青色のゲージgagが満タンまで増加している。図柄変動表示はまだ継続しており、図128(う15−4−8)では、これまで態様cであった、変動アイコンh0の吉宗(弓)のキャラクタも第1保留アイコンh11の吉宗(弓)のキャラクタも、ともに弓を構えた態様bに変化し、新たなミニゲームA用アイコンAIの絨毯を狙っている。この第4変形例では、一回の図柄変動表示の中で、複数回の攻撃を行うことができる。例えば、同じミニゲームA用アイコンAIについても、複数回攻撃を行うことができる。ただし、複数回攻撃を行うことができるとしても、同じミニゲームA用アイコンAIについては1回しか攻撃することができないようにしてもよい。
やがて、二人のキャラクタそれぞれから矢が発射され、図128(う15−4−9)では、変動アイコンh0の吉宗(弓)のキャラクタから発射された矢も、第1保留アイコンh11の吉宗(弓)のキャラクタから発射された矢も、絨毯に刺さっており、ダメージ計算が行われて、ダメージポイント報知(「40」という数字)が表示されており、満タン状態(100ポイント)であった青色のゲージgagが、同図(う15−4−10)では減り始めている。図128(う15−4−11)に示すメータ表示MThでは、ゲージgagの色が青色のまま残り60ポイントまで減少している。ここでは、メータ表示MThが0ポイントまで減少する前に、図128(う15−4−12)に示すように、図柄変動表示が終了してしまうが、メータ表示MThが0ポイントになって、2個目の予告アイコンYIを獲得することも可能である。また、図128(う15−4−12)に続く第1保留アイコンh11に対応する図柄変動表示において、ミニゲームAが継続しており、2個目の予告アイコンを獲得することも可能である。なお、ミニゲームA用アイコンAIの出現数について説明したのと同じように、予告アイコンYIの獲得数も、最大ストック数を基準に色々と設定することができる。すなわち、予告アイコンYIの獲得数も、最大ストック数を上限としてもよい、最大ストック数未満であってもよいし、上記最大ストック数を越えてもよい。
第5変形例は、ミニゲームAの専用領域が用意された例である。
図129(う1−2−1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、これまでは図示省略してきた背景画面が表示されている。この背景画面は、海の背景画面である。この図129(う1−2−1)では、図126(う1)と同じく、第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動を行っている。また、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。これらの特図1の保留アイコンh11,h12の表示態様はいずれも、図119(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。また、変動アイコンh0の表示態様も、図119(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。
図129(う1−2−1)では、図126(う2)と同じく、特図1始動口230に入球があり、特図1の保留が一つ増加し、全部で3つになる。図129(う1−2−1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの第2保留数表示では、特図1の保留数が「3」と表示されている。
図129(う1−2−3)では、第3保留アイコンh13が第3ステージhs3に表示されている。第3保留アイコンh13は、図119(a)に示されていない表示態様の保留アイコンである。すなわち、VSと文字表示された表示態様(VS表示態様)であり、この表示態様の保留アイコンの保留より前の保留に対応した図柄変動表示で、ミニゲームAが行われることを予告する表示態様である。すなわち、第3保留アイコンh13が、VS表示態様で表示されれば、第1保留および/または第2保留に対応する図柄変動表示でミニゲームAが実行されることになる。なお、VS表示態様の保留アイコンが表示された場合は、ミニゲームAが、必ず実行されてもよいし、あるいは実行されない場合があってもよい。なお、VS表示態様の保留アイコンの保留が先読み予告の対象保留になり、VS表示態様も先読み予告の表示態様の一種である。
図129(う1−2−4)では、図柄変動表示が終了し、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾1」−「装飾7」)が停止表示されている。
図129(う1−2−5)では、これまで第1保留であった保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。図129(う1−2−5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域の第1装飾図柄は停止表示したままであるが、左上の第2装飾図柄では、変動表示が開始され、右上の第2保留数表示では、特図1の保留数が1つ減って「2」になっている。
図129(う1−2−6)でも、中央領域の第1装飾図柄は依然として停止表示したままであるが、この図129(う1−2−6)では、ミニゲームAの専用領域出現アニメーションが開始されている。すなわち、ミニゲームAの専用領域出現アニメーションが開始されると、保留枠UIが表示されていた演出表示領域208dに、炎のエフェクト画像EF6が表示され、保留アイコンも、このエフェクト画像EF6によって覆い隠されている。図129(う1−2−7)では、炎のエフェクト画像EF6が薄くなり、エフェクト画像EF6の奥にあるアイコン等がうっすらと見え始めている。
図129(う1−2−8)では、ミニゲームAの専用領域出現アニメーションが終了し、炎のエフェクト画像EF6が完全に消え、演出表示領域208dには、保留枠UIに代わって、ミニゲームAの専用領域MSSが出現している。図129(う1−2−8)に示すミニゲームAの専用領域MSSには、2つの吉宗(弓)のアイコンYMI1,YMI2が表示されている。これら2つのアイコンYMI1,YMI2は両方とも、態様a(待機の態様)で表示されている。また、ミニゲームAの専用領域MSSの右端には、絨毯の上に予告アイコンが乗ったアイコンAI'が表示され、さらに、ヒットポイント(HP)のメータ表示MThの専用領域が設けられ、その専用領域内にメータ表示MThが表示されている。図129(う1−2−8)に示すメータ表示MThは、青色のゲージgagが満タンである。すなわち、残りHPのポイント数は100である。
図129(う1−2−9)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始される。第1装飾図柄の変動表示が開始されると、ミニゲームAの専用領域MSSではミニゲームAが開始される。なお、第1装飾図柄の変動表示の開始と同時にミニゲームAが開始されてもよいし、第1装飾図柄の変動表示が開始された後にミニゲームAが開始されてもよいし、第1装飾図柄の変動表示が開始される前にミニゲームAが開始されてもよい。ミニゲームAが開始されると、ミニゲームAの専用領域MSSは一旦、ミニゲームオープニング画像で覆われる。ミニゲームオープニング画像は、半透明な画像であり、ミニゲームの対戦カードが文字表示(ここでは「吉宗」VS「絨毯」)されている。
図129(う1−2−10)では、ミニゲームオープニング画像が消え、同図(う1−2−11)では、これまで態様aであった2つのアイコンYMI1,YMI2の吉宗(弓)のキャラクタは、ともに弓を構えた態様bに変化し、ミニゲームA用アイコンAIの絨毯を狙っている。ここで、吉宗(弓)のアイコンの数が多ければ多いほど、次変動でもミニゲームAが行われる可能性が高い。この例では、吉宗(弓)のアイコンが2つ表示されているため、吉宗(弓)のアイコンが1つしか表示されていない場合よりも、次変動でもミニゲームAが行われる可能性が高い。また、吉宗(弓)のアイコンの数は、予告アイコンYiを獲得できる期待度を表していてもよい。すなわち、吉宗(弓)のアイコンの数が多ければ多いほど、予告アイコンYiを獲得できる期待度が高くなる。
あるいは、吉宗(弓)のアイコンの数は、VS表示態様の保留アイコンより前の保留アイコンの数に対応していてもよい。すなわち、VS表示態様の保留アイコンより前の保留アイコンの数が3つであれば、吉宗(弓)のアイコンの数も3つになり、この例のように、VS表示態様の保留アイコンより前の保留アイコンの数が2つであれば、吉宗(弓)のアイコンの数も2つになる。また、吉宗(弓)のアイコン一つに対して、絨毯1つ、あるいは一回の攻撃のように、VS表示態様の保留アイコンより前の保留アイコンの数に応じて対決できる回数が決まり、その回数がミニゲームAの専用領域MSSに表示されていてもよい。
やがて、2つのアイコンYMI1,YMI2それぞれから矢が発射され、図129(う1−2−12)では、2本の矢が絨毯に刺さっており、ダメージ計算が行われて、ダメージポイント報知(「40」という数字)が表示されており、満タン状態(100ポイント)であった青色のゲージgagが、同図(う1−2−13)では減り始めている。
図130は、図126(う1)〜図127(う38)の演出例の第5変形例の続きと、ストックされた予告アイコンYIが昇格する演出例を段階的に示す図である。
第5変形例の続きとなる図130(う1−2−14)では、一回の図柄変動表示中における一回の攻撃が終了したことから、「次変動に続く」といった半透明な予告画像が表示されている。ミニゲームAの専用領域MSSは一旦、この予告画像で覆われている。なお、この予告画像は表示されない場合があってもよい。
図130(う1−2−15)では、予告画像が消え、同図(う1−2−16)では、図柄変動表示が終了し、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾6」−「装飾4」−「装飾1」)が停止表示されている。
図130(う1−2−17)は、停止表示中(確定表示中)であり、絨毯から、刺さった矢が消え、同図(う1−2−18)でも、中央領域の第1装飾図柄は依然として停止表示したままであるが、これまで第1保留であった保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。図130(う1−2−18)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、左上の第2装飾図柄では、変動表示が開始されている。
その後、2つのアイコンYMI1,YMI2それぞれから矢が発射され、図130(う1−2−19)では、2本の矢が絨毯に刺さっており、続く図130(う1−2−20)に示すメータ表示MThでは、0ポイントまで減少し、ゲージgagが消えている。メータ表示MThが0になると、図130(う1−2−21)に示すようにミニゲームA用アイコンAIがエフェクト画像EF5によって覆われる。図130(う1−2−22)では、エフェクト画像EF5が消え、態様dのミニゲームA用アイコンAIが表示されている。そして、図130(う1−2−23)に示すように、態様dのミニゲームA用アイコンAIがストック領域SS(同図(う1−2−22)参照)に向けて移動を開始すると、態様dのミニゲームA用アイコンAIは、図117(a)に示すNo.1の「箱」の態様aの予告アイコンYIに変わり、図130(う1−2−24)に示すように、箱が閉じた態様aの予告アイコンYIがストック領域SSに表示される。また、予告アイコンYIのストックが完了すると、ミニゲームAの専用領域消失アニメーションが開始される。すなわち、ミニゲームAの専用領域消失アニメーションが開始されると、ミニゲームAの専用領域MSSに、炎のエフェクト画像EF6が徐々に出現してくる。図130(う1−2−24)では、ミニゲームAの専用領域MSSが、半透明な炎のエフェクト画像EF6によって覆われており、同図(う1−2−25)では、炎のエフェクト画像EF6によって覆い隠されている。なお、予告アイコンYIのストックが完了する前に、ミニゲームAの専用領域消失アニメーションが開始されてもよい。例えば、態様dのミニゲームA用アイコンAIがストック領域SSに向けて移動を開始した直後に、ミニゲームAの専用領域消失アニメーションが開始されてもよい。また、予告アイコンYIのストックが完了すると同時に、ミニゲームAの専用領域消失アニメーションが開始されてもよい。
図130(う1−2−26)では、ミニゲームAの専用領域消失アニメーションが終了し、炎のエフェクト画像EF6が完全に消え、演出表示領域208dは、ミニゲームAの専用領域MSSが出現する前の構成に戻っている。すなわち、保留枠UIが表示されており、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。このデフォルトの表示態様の変動アイコンh0は、図129(う1−2−3)〜同図(う1−2−5)に示す第2保留アイコンh12に相当する。また、変動アイコン表示領域CISの第1ステージhs1には、デフォルトの表示態様の第1保留アイコンh11が表示されている。このデフォルトの表示態様の第1保留アイコンh11が、図129(う1−2−3)〜同図(う1−2−5)に示す、VS表示態様で表示されていた第3保留アイコンh13に相当する。なお、VS表示態様で表示されていた第3保留アイコンh13に相当する第1保留アイコンh11が、VS表示態様のままで表示されていてもよいし、青色〜虹色のうちのいずれかのアイコン態様で表示されていてもよい。
なお、VS表示態様で表示されていた第3保留アイコンh13よりも後の保留(第4保留)が、先読み予告の対象保留になり、図130(う1−2−26)に示す、ストックされている予告アイコンYIを、第4保留の図柄変動表示中に使用する場合があってもよい。また、第2保留アイコンh12がVS表示態様で表示され、第2保留の図柄変動表示中までミニゲームが行われる場合があってもよい。
やがて、図130(う1−2−27)では、図柄変動表示が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾4」−「装飾7」)を停止表示し、左上の第2装飾図柄も、ハズレの装飾図柄の同じ組み合せを停止表示している。
続いて、ストックされた予告アイコンYIが昇格する演出例について説明する。
図130(え1−1)では、態様dのミニゲームA用アイコンAIが表示されている。また、変動アイコンh0は、吉宗(弓)のキャラクタのアイコンであるが、第1保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様のアイコンである。この変形例でも、第1保留アイコンh11の保留が、先読み予告対象保留になる。また、態様dのミニゲームA用アイコンAIは、ストック領域SSに向けて移動を開始する。
図130(え2)では、態様dのミニゲームA用アイコンAIから変わった予告アイコンYIがストック領域SSにストックされている。ここでストックされている予告アイコンYIは、図117(a)に示すNo.1の「箱」の態様aの予告アイコンである。また、図柄変動表示が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾4」−「装飾7」)を停止表示し、左上の第2装飾図柄も、ハズレの装飾図柄の同じ組み合せを停止表示している。さらに、変動アイコンh0の吉宗(弓)のキャラクタは消えている。
図130(え3)では、これまで第1保留であった保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。ここで開始された図柄変動表示は、ストック領域SSにストック表示されている予告アイコンYIが使用される図柄変動表示である。図130(え3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄は停止表示したままであるが、左上の第2装飾図柄では、変動表示が開始されている。そして、保留アイコンの移動アニメーションが開始され、図130(え4)では、これまで第1ステージhs1に表示されていた吉宗(弓)のキャラクタの第1保留アイコンh11が、変動アイコンh0として表示されている。変動アイコンh0になった吉宗(弓)のキャラクタは、態様cから待機(デフォルト)の態様aに変化している。
図130(え5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されている。第1装飾図柄の変動表示が開始されると、ストック表示されている予告アイコンYIを昇格させるミニゲームが開始される。ここでのミニゲームは、これまで説明したミニゲームAとは少し異なり、的アイコンが落下傘にぶら下がった予告アイコン昇格専用アイコンYSIが登場する。図130(え6)では、的アイコンが落下傘にぶら下がった予告アイコン昇格専用アイコンYSIが、画面右上から降下してきており、同図(え7)に示す変動アイコンh0の吉宗(弓)のキャラクタは、弓を構えた態様bに変化して、的アイコンを狙っており、やがて、吉宗(弓)のキャラクタから矢が発射される。図130(え8)では、吉宗(弓)のキャラクタから発射された矢が、的アイコンに命中しており、ストック表示されている予告アイコンYIの昇格が確定になる。図130(え9)では、予告アイコン昇格専用アイコンYSIの横に、昇格確定を報知する「Lv.UP」の文字は表示されている。なお、変動アイコンh0の吉宗(弓)のキャラクタから発射された矢は、予告アイコン昇格専用アイコンYSIの的アイコンに、必ず命中するようになっていてもよいし、命中しない場合があってもよい。
図130(え10)では、ストック表示されていた予告アイコンYIがエフェクト画像EF7で覆われ、そのエフェクト画像EF7が消えると、予告アイコンYIは、これまでの図117(a)に示すNo.1の「箱」から、図117(a)に示すNo.2の「赤箱」の予告アイコンに昇格している(図130(え11))。
やがて、図130(え12)に示すように予告アイコン昇格専用アイコンYSIが消え、続く同図(え13)では、昇格した予告アイコンYIが使用される。すなわち、箱が閉じた表示態様である態様aの「赤箱」の予告アイコンYIは、使用されると、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中から予告表示YHが飛び出すアニメーションが表示される。ここで出現した予告表示YHは、図117(b)に示すNo.7の赤色の「赤変化」の予告表示であって、保留アイコンや変動アイコン等の表示態様が2段階変化されることを予告する表示である。
図130(え13)では、使用された予告アイコンYIが消え、赤色の「赤変化」の予告表示YHを用いた変動アイコン変化アニメーションが開始される。図130(え14)では、赤色の「赤変化」の予告表示YHが、光の玉YHbに変化している。
図131は、ストックされた予告アイコンYIが昇格する演出例の続きと、その演出例の変形例を示す図である。
図130(え14)から続く図130(え15)では、赤色の「赤変化」の予告表示YHが変化した光の玉YHbが、吉宗(弓)のキャラクタのアイコンである変動アイコンh0めがけて飛んでいき、変動アイコンh0にぶつかり、変動アイコンh0はエフェクト画像EF8で覆われ、そのエフェクト画像EF8が消えると、変動アイコンh0は、図119(a)に示すNo.4の「緑」の変動アイコンに変化している(図130(え16))。
なお、この例では、ストック表示されている予告アイコンYIを昇格させるミニゲームが行われたが、予告アイコンをさらに獲得するミニゲームが合わせて行われてもよい。あるいは、予告アイコンYIが使用される図柄変動表示では、予告アイコンをさらに獲得するミニゲームは行われず、ストック表示されている予告アイコンYIを昇格させるミニゲームのみが行われてもよい。
また、この例では、予告アイコン昇格専用アイコンYSIといった専用アイコンが出現したが、保留アイコンが予告アイコン昇格用のアイコンに変化したり、あるいは、変動アイコンが予告アイコン昇格用のアイコンに変化する場合があってもよい。さらには、ミニゲーム用アイコンAIのような予告アイコン獲得用のアイコンが、予告アイコン昇格用のアイコンに変化する場合があってもよい。また、予告アイコン昇格専用アイコンYSIの出現は、予告アイコンが昇格するかもしれないことを予告する報知になり、予告アイコンYIを昇格させるミニゲーム自身も、予告アイコンが昇格するかもしれないことを予告する演出に相当する。そうすると、ここでは、変動アイコンh0を用いて、予告アイコンが昇格するかもしれないことを予告する演出を実行したことになるが、変動アイコンh0や保留アイコン以外を用いて予告する場合があってもよいし、必ず予告するようにしてもよい。
次に、ストックされた予告アイコンYIが昇格する演出例の変形例について説明する。
図131(え1−2−1)では、態様dのミニゲームA用アイコンAIが表示されている。なお、変動アイコンh0も、第1保留アイコンh11も、吉宗(弓)のキャラクタのアイコンである。第1保留アイコンh11の保留が、先読み予告対象保留になる。また、態様dのミニゲームA用アイコンAIは、ストック領域SSに向けて移動を開始する。
図131(え1−2−2)では、図柄変動表示が継続しており、態様dのミニゲームA用アイコンAIから変わった、「箱」の態様aの予告アイコンYIがストック領域SSにストックされている。
図131(え1−2−3)では、特図1始動口230に入球があり、特図1の保留が一つ増加し、全部で2つになる。図131(え1−2−3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの第2保留数表示では、特図1の保留数が「2」と表示されている。
図131(え1−2−4)では、第2保留アイコンh12が第2ステージhs2に表示されている。この、増加した第2保留を表す第2保留アイコンh12の表示態様は、吉宗(弓)のキャラクタの表示態様である。なお、現在行われている図柄変動表示に、予告アイコンを獲得するミニゲームが行われた場合は、この第2保留アイコンh12の吉宗(弓)のキャラクタは使用できないようにしてもよいし、反対に使用できるようにしてもよい。すなわち、保留増加があった図柄変動表示中には、増加した保留のアイコンを、予告アイコンを獲得するミニゲームに使用することを禁止してもよいし、禁止しなくてもよい。
図131(え1−2−5)では、ストック表示された予告アイコンYIが使用されないまま、図柄変動表示が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾4」−「装飾7」)を停止表示し、左上の第2装飾図柄も、ハズレの装飾図柄の同じ組み合せを停止表示している。さらに、変動アイコンh0の吉宗(弓)のキャラクタは消えている。
図131(え1−2−6)では、これまで第1保留であった保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。ここで開始された図柄変動表示は、ストック領域SSにストック表示されている予告アイコンYIが使用される図柄変動表示である。図131(え1−2−6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄は停止表示したままであるが、左上の第2装飾図柄では、変動表示が開始されている。そして、保留アイコンの移動アニメーションが開始され、図131(え1−2−7)では、これまで第1ステージhs1に表示されていたデフォルトの表示態様の第1保留アイコンh11が、デフォルトの表示態様のまま変動アイコンh0として表示されている。
図131(え1−2−8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されている。第1装飾図柄の変動表示が開始されると、ストック表示されている予告アイコンYIを昇格させるミニゲームが、この変形例でも開始される。図131(え1−2−9)では、的アイコンが落下傘にぶら下がった予告アイコン昇格専用アイコンYSIが、画面右上から降下してきており、同図(え1−2−10)に示す、この変形例では第1保留アイコンh11の吉宗(弓)のキャラクタが、弓を構えた態様bに変化して、的アイコンを狙っている。図131(え1−2−11)では、保留アイコンの吉宗(弓)のキャラクタから矢が発射され、同図(え1−2−12)では、発射された矢が、的アイコンに向かって飛んでいっている。図131(え1−2−13)では、吉宗(弓)のキャラクタから発射された矢が、的アイコンに命中しており、ストック表示されている予告アイコンYIの昇格が確定になる。図131(え1−2−14)では、予告アイコン昇格専用アイコンYSIの横に、昇格確定を報知する「Lv.UP」の文字は表示されており、図131(え1−2−15)では、ストック表示されていた予告アイコンYIがエフェクト画像EF7で覆われ、そのエフェクト画像EF7が消えると、予告アイコンYIは、これまでの「箱」から「赤箱」の予告アイコンに昇格している(図131(え1−2−16))。
図131(え1−2−17)では、リーチ演出が開始され、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208cそれぞれで「装飾6」が揺れ変動している。やがて、「赤箱」に昇格した予告アイコンYIが、リーチ状態で使用される。すなわち、図131(え1−2−18)に示すように、予告アイコンYIの箱が開き、中から、図117(b)に示すNo.19の「VS剣豪リーチ」の予告表示YHが飛び出してくる。「VS剣豪リーチ」の予告表示YHは、剣豪のキャラクタの顔アイコンであり、表示された変動で、VS剣豪リーチのスーパーリーチ演出が行われることを予告する表示である。図131(え1−2−19)では、使用された予告アイコンYIが消えるが、「VS剣豪リーチ」の予告表示YHは依然として表示されている。
図131(え1−2−20)では、「VS剣豪リーチ」の予告表示YHが消えているが、その予告表示YHが消えと同時に、予告通り、VS剣豪リーチのスーパーリーチ演出が開始される。なお、「VS剣豪リーチ」の予告表示YHが表示されると、VS剣豪リーチのスーパーリーチ演出が必ず開始されてもよいし、開始されない場合があってもよい。図131(え1−2−21)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、敵役の剣豪の画像が大きく表示されており、続く同図(え1−2−22)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、主人公の吉宗と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。なお、スーパーリーチ演出が開始されると、保留枠UIは、台座hs0の一番上の板を残して全て非表示になる(消える)。また、保留アイコンも非表示になる(消える)。しかし、変動アイコンh0は消えずに、残った一番上の板の上で表示され続ける。さらに、第2装飾図柄および第2保留数表示も表示され続ける。なお、保留枠UI全体を消してもよいし、あるいは反対に保留枠UI全体を表示し続けてもよい。また、変動アイコンh0も消してもよいし、保留アイコンを表示し続けてもよい。
その後、図131(え1−2−23)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、吉宗が敗北したシーンとともに、中図柄としての「装飾5」が大きく表示されている。続く図131(え1−2−24)では、図76(あ14−2−4)〜図76(あ14−2−5)を用いて説明したワイプ演出と同じ演出が行われ、図131(え1−2−24)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面が一旦、無模様同一色のワイプ表示になる。このワイプ表示によって、変動アイコンh0は消えるが、第2装飾図柄と、第2保留数表示は表示されている。また、左隅には機種タイトルが表示されている。なお、変動アイコンh0は表示されていてもよい。
143(え1−2−25)では、ワイプアウトし、背景が通常背景に戻るとともに、吉宗(弓)のキャラクタの表示態様であった第1保留アイコンh11も、デフォルトの表示態様に戻っている。ただし、第1保留アイコンh11は、消化されるまで、吉宗(弓)のキャラクタの表示態様であってもよいし、別のタイミングで表示態様が変化してもよい。
143(え1−2−26)では、「装飾6」−「装飾5」−「装飾6」の装飾図柄の組合せで停止表示している。
なお、この変形例でも、予告アイコンをさらに獲得するミニゲームが合わせて行われてもよい。あるいは、予告アイコンYIが使用される図柄変動表示では、予告アイコンをさらに獲得するミニゲームは行われず、ストック表示されている予告アイコンYIを昇格させるミニゲームのみが行われてもよい。
また、この変形例でも、保留アイコンが予告アイコン昇格用のアイコンに変化したり、あるいは、変動アイコンが予告アイコン昇格用のアイコンに変化する場合があってもよい。さらには、ミニゲーム用アイコンAIのような予告アイコン獲得用のアイコンが、予告アイコン昇格用のアイコンに変化する場合があってもよい。また、予告アイコン昇格専用アイコンYSIの出現は、予告アイコンが昇格するかもしれないことを予告する報知になり、予告アイコンYIを昇格させるミニゲーム自身も、予告アイコンが昇格するかもしれないことを予告する演出に相当する。そうすると、この変形例では、保留アイコンを用いて、予告アイコンが昇格するかもしれないことを予告する演出を実行したことになるが、変動アイコンh0や保留アイコン以外を用いて予告する場合があってもよいし、必ず予告するようにしてもよい。
図132は、予告アイコンYIからボタンの予告表示YHが出現する演出例を段階的に示す図である。
図132(おa1)では、先読み対象変動となる図柄変動表示が開始されている。図132(おa1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄も第2装飾図柄も変動表示を開始しており、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。なお、保留アイコンは1つもなく、特図1及び特図2の第2保留数表示はともに「0」が表示されている。また、2つの予告アイコンYIがストック表示されている。
図132(おa2)では、先にストックされた1個目の予告アイコンYI(第1ストック位置にストックされていた予告アイコンYI)が使用され、1個目の予告アイコンYIは、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中から、図117(b)に示すNo.21の「ボタン」の予告表示YHが飛び出してきている。この「ボタン」の予告表示YHは、チャンスボタン136を模したボタン画像であり、表示された図柄変動表示で、ボタン演出が行われることを予告する表示であるが、ガセの場合もあり、表示されても、ボタン演出が実際には行われない場合もある。
図132(おa3)では、箱が開いた表示態様である1個目の予告アイコンYIが消去されているが、「ボタン」の予告表示YHは表示されたままである。続く図132(おa4)では、「ボタン」の予告表示YHが、光の玉YHbに変化し、同図(おa5)に示すように、その光の玉YHbが、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrの右端部分に飛んでいく。図132(おa6)では、その右端部分に、デフォルトの表示態様(第1表示態様)のボタン画像アイコン136aIが表示されている。また、そのボタン画像アイコン136aIの上には、まだボタン操作を受け付けない状態であることを表す「準備中」の文字が表示されている。したがって、このボタン画像アイコン136aIと「準備中」の文字の表示は、ボタン演出がストックされていることを表す表示でもあり、現在行われている図柄変動表示の中で、ボタン演出が行われることを予告する表示でもある。
図132(おa7)では、リーチ演出が開始され、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208cそれぞれで「装飾6」が揺れ変動している。図132(おa8)では、スーパーリーチ演出に移行する前に、左図柄表示領域208aで揺れ変動していた「装飾6」が第2装飾図柄の下に移動し、右図柄表示領域208cで揺れ変動していた「装飾6」が第2保留数表示の下に移動する。次いで、いままで右下隅に表示されていた、ボタン画像アイコン136aIと「準備中」の文字を、スーパーリーチ演出に移行する前に、左下隅に移動させる。図132(おa9)では、移動途中に、ボタン画像アイコン136aIと変動アイコンh0が重なっている。すなわち、ボタン画像アイコン136aIが、変動アイコンh0の奥側を通過している。この結果、ボタン画像アイコン136aIの一部に、変動アイコンh0が前側からオーバーラップしている。なお、ボタン画像アイコン136aIが、変動アイコンh0の手間側を通過するようにして、変動アイコンh0に、ボタン画像アイコン136aIの一部が前側からオーバーラップするようにしてもよい。あるいは、ボタン画像アイコン136aIと「準備中」の文字を、変動アイコンh0と重ならないように移動させてもよい。あるいは、ボタン画像アイコン136aIと「準備中」の文字を移動させるアニメーションを行わず、移動位置へ瞬間的に移動するようにしてもよい。すなわち、表示位置の瞬間的な切り替えを行ってもよい。この場合は、図132(おa9)に示すの状態はなくなる。図132(おa10)では、デフォルトの表示態様のボタン画像アイコン136aIと「準備中」の文字の、左下隅への移動が、完了している。
やがて、スーパーリーチ演出が開始され、ここではVS剣豪リーチが開始されている。図132(おa11)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、敵役の剣豪の画像が大きく表示されており、続く同図(おa12)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、主人公の吉宗と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。
決闘シーンのアニメーションの途中では、図132(おa13)に示すように、後にストックされ、今まで残っていた2個目の予告アイコンYI(第2ストック位置にストックされていた予告アイコンYI)が使用され、中から、図117(b)に示すNo.20の「UP」の予告表示YHが飛び出してきている。この「UP」の予告表示YHは、表示された図柄変動表示で、演出が昇格することを予告する表示であり、「UP」の予告表示YHが表示されると、演出が、必ず昇格してもよいし、昇格しない場合があってもよい。「UP」の予告表示YHが表示されると、即座にその予告表示YHは使用され、図132(おa14)に示すように、ボタン画像アイコン136aIの昇格アニメーションが開始される。すなわち、この昇格アニメーションが開始されると、左下隅に表示されていた、デフォルトの表示態様(第1表示態様)のボタン画像アイコン136aIが、「準備中」の文字とともに、炎のエフェクト画像EF6'によって覆われ、視認困難になっている。図132(おa15)では、ボタン画像アイコン136aIの昇格アニメーションが終了し、炎のエフェクト画像EF6'が消え、ボタン画像アイコン136aIは、第5表示態様(赤色)のボタン画像アイコン136aIに昇格している。
決闘シーンのアニメーションは、カットイン画像CI3等が表示されながら、継続している(図132(おa16))。図132(おa17)では、ボタン画像アイコン136aIの昇格アニメーション再び開始されている。この2回目のボタン画像アイコン136aIの昇格は、何の予告も行われることなく、ボタン画像アイコン136aIが昇格する。ただし、他の予告によって、昇格が予告される場合があってもよいし、必ず予告されてもよいし、絶対に予告されなくてもよい。図132(おa17)では、第5表示態様(赤色)のボタン画像アイコン136aIが、「準備中」の文字とともに、再び、炎のエフェクト画像EF6'によって覆われ、視認困難になっている。図132(おa18)では、ボタン画像アイコン136aIの昇格アニメーションが終了し、炎のエフェクト画像EF6'が消え、ボタン画像アイコン136aIは、レバー画像アイコン139aIに昇格している。なお、パチンコ機100でも、操作レバーは不図示であるが、遊技者が操作可能な位置に操作レバーが設けられている。また、操作レバーに代えて、前後方向に回動可能な透過部191や、第2チャンスボタン137であってもよい。
図132(おa19)では、カットイン画像CI3が消え、決闘シーンのアニメーションがそろそろ終盤を迎えつつあり、ボタン演出開始の時期も近づいてきている。図132(おa20)では、レバー画像アイコン139aIが徐々に拡大されていくアニメーションが開始される。レバー画像アイコン139aIは、このアニメーションによって、レバー画像139aになる。このアニメーションが開始されると、「準備中」の文字は消え、同図(おa21)を経て、同図(おa22)では、レバー画像139aが一旦最大まで大きくなっている。その後、図132(おa23)では、レバー画像139aは少し小さくなり、操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータMTが追加表示される。なお、図132(おa23)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、レバー操作されてもこれに応じた表示は行われない。やがて、ボタン演出が開始となり、操作有効期間が開始される(図132(おa24))。ここでのボタン演出は、最終ジャッジ演出の一種になる。図132(おa25)に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始してある程度の時間が経過したときの表示態様で示されている。
図132(おa26)のタイミングは、上記操作有効期間内であり、このタイミングで、遊技者が操作レバー139を操作する。すると、図17に示した例と同じように、図132(おa27)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、決闘シーンのアニメーション表示からエフェクト画像の表示に切り換えられるとともに、図14に示す第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの前面側でオーバーラップする。エフェクト画像や第1装飾図柄の左図柄及び右図柄等は、それぞれ第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdによってオーバーラップされ、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdによってオーバーラップされていない状態である場合に比べると視認困難とされている。また、第2装飾図柄と第2保留数表示も、それぞれ第1大盤振舞役物224Gaと第2大盤振舞役物224Gbによって少なくとも一部がオーバーラップされ、視認困難とされている。さらに、図14に示す千両箱役物224Hが動作して下方に移動し、第1装飾図柄表示装置208L及び第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの前面側にオーバーラップする。加えて、導光板ILの発光も行われている。図14に示す千両箱役物224Hによる役物演出は、大当り確定演出である。
なお、図132(おa27)における各種役物等を用いた演出は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に実行されてもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも実行されてもよい。
その後、各種役物は初期位置に戻り、導光板ILの発光も終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクト画像の表示から、最終ジャッジ結果の表示に切り替えられる。図132(おa28)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、吉宗が勝利したシーンとともに、中図柄としての「装飾6」が大きく表示されている。この後、大当り図柄が確定表示される。
図133は、ボタン演出の実行回数がストックされていく演出例を段階的に示す図である。
図133(おb1)では、VS剣豪リーチのスーパーリーチ演出が開始され、図133(おb1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、敵役の剣豪の画像が大きく表示されている。また、2つの予告アイコンYIがストック表示されている。続く図133(おb2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、主人公の吉宗と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。また、先にストックされた1個目の予告アイコンYI(第1ストック位置にストックされていた予告アイコンYI)が使用され、1個目の予告アイコンYIは、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中から、「ボタン」の予告表示YHが飛び出してきている。この演出例における「ボタン」の予告表示YHは、「ボタン」の予告表示YH自体がストックされることを予告する表示である。
図133(おb3)では、箱が開いた表示態様である1個目の予告アイコンYIが消去されているが、「ボタン」の予告表示YHは表示されたままである。続く図133(おb4)では、「ボタン」の予告表示YHが、光の玉YHbに変化し、同図(おa5)に示すように、その光の玉YHbが、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrの右端部分に飛んでいく。図132(おa6)では、その右端部分に、デフォルトの表示態様(第1表示態様)のボタン画像アイコン136aIが表示されている。また、そのボタン画像アイコン136aIの上には、ストック数を表す「×1」の文字が表示されている。一個のストックに対して、1回のボタン演出が実行される。ここでは、ボタン画像アイコン136aIをストックしていくが、要するに、ボタン演出の実行回数をストックしていることになる。
図133(おb7)では、後にストックされた2個目の予告アイコンYI(第2ストック位置にストックされていた予告アイコンYI)が使用され、箱の中から、再び、「ボタン」の予告表示YHが飛び出してきている。図133(おb8)では、箱が開いた表示態様である2個目の予告アイコンYIが消去され、さらに、「ボタン」の予告表示YHが、光の玉YHbに変化し、その光の玉YHbが、右下隅に表示されているボタン画像アイコン136aIめがけて飛んでいき、ボタン画像アイコン136aIにぶつかっている。図133(おb9)では、ボタン画像アイコン136aIの上のストック数は「×3」になっている。これは、図133(おb8)で光の玉YHbがボタン画像アイコン136aIにぶつかったときに、ボタン画像アイコン136aIが2個ストックされたことになる。上述の如く、「ボタン」の予告表示YHは、「ボタン」の予告表示YH自体がストックされることを予告する表示であって、「ボタン」の予告表示YHが表示されることで、何個のボタン画像アイコン136aIがストックされるかは予告しておらず、このように、一回の「ボタン」の予告表示YHに対して、複数のボタン画像アイコン136aIがストックされる場合がある。例えば、一回の「ボタン」の予告表示YHに対して、最大10個のボタン画像アイコン136aIがストックされるように構成してもよい。ただし、一回の「ボタン」の予告表示YHに対して1つのボタン画像アイコン136aIしかストックされないように構成してもよい。また、「ボタン」の予告表示YHの表示態様に応じて、ボタン画像アイコン136aIのストック数が決められていてもよい。例えば、第1表示態様の「ボタン」の予告表示YHでは、ボタン画像アイコン136aIのストック数は1であるが、第5表示態様の「ボタン」の予告表示YHでは、ボタン画像アイコン136aIのストック数は5であってもよい。なお、ボタン画像アイコン136aIの最大ストック数は、例えば、10個である。これを言い換えれば、ボタン演出の実行回数の最大ストック数は10回になる。
図133(おb10)では、ボタン画像アイコン136aIにエフェクト画像EF9が追加され、ボタン演出が開始されることが予告されている。図133(おb11)では、大き目のボタン画像136aが表示されている。なお、ボタン画像アイコン136aIの上のストック数は、この段階で「×3」から「×2」に減っている。その後、図133(おb12)では、ボタン画像136aが少し小さくなり、操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータMTが追加表示されている。なお、図133(おb12)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、ボタン操作されてもこれに応じた表示は行われない。やがて、ボタン演出が開始となって、操作有効期間が開始される(図133(おb13))。図133(おb14)に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始して少し時間が経過したときの表示態様で示されている。
図133(おb15)のタイミングは、上記操作有効期間内であり、このタイミングで、遊技者がチャンスボタン136を操作する。すると、図16に示した例と同じように、図133(おb16)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、決闘シーンのアニメーション表示から非表示の画面に切り換えられるとともに、図14に示す第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの前面側でオーバーラップする。また、導光板ILの発光も行われている。
なお、図133(おb16)における各種役物等を用いた演出は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に実行されてもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも実行されてもよい。
図133(おb17)では、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdそれぞれは初期位置に戻り、導光板ILの発光も終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ演出の昇格が行われている。すなわち、VS剣豪リーチにおいて、主人公の吉宗を助けるために、パンダが参戦することが予告されている。こうして、図133(おb18)では、パンダが参戦した状態で、決闘シーンのアニメーションは継続し、図133(おb19)では、ボタン画像アイコン136aIにエフェクト画像EF9が再び追加され、二度目のボタン演出が開始されることが予告されている。図133(おb20)では、二度目のボタン演出が開始されており、ボタン画像136aが表示されるとともに、残時間表示メータMTも表示され、操作有効期間が開始してから少し時間が経過している。また、ボタン画像アイコン136aIの上のストック数は、「×2」から「×1」に減っている。
図133(おb21)のタイミングは、上記操作有効期間内であり、このタイミングで、遊技者がチャンスボタン136を操作する。すると、図133(おb22)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lには、第6表示態様(金色)で「Go!!Go!!」と記された金カットイン画像GCTが表示され、大当りの期待度がかなり高いことが予告される。
なお、図133(おb22)における金カットイン画像GCTの表示は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に実行されてもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも実行されてもよい。
図133(おb23)では、金カットイン画像GCTが消え、決闘シーンのアニメーションに戻り、続く図133(おb24)では、決闘シーンのアニメーションがそろそろ終盤を迎えつつある。図133(おb25)では、最終ジャッジ演出が開始され、この最終ジャッジ演出の一部として、第1装飾図柄表示装置208Lには、大き目のデフォルトのボタン画像136aが表示されている。そして、図133(おb26)では、ボタン画像アイコン136aIにエフェクト画像EF9が三度追加され、三度目のボタン演出が開始されることが予告されている。図133(おb27)では、ボタン画像136aの昇格演出が行われ、大き目のデフォルトのボタン画像136aにエフェクト画像EF10が付加され、同図(おb28)では、第5表示態様(赤色)のボタン画像136に昇格している。第5表示態様(赤色)のボタン画像136に昇格したことで、大当りの期待度が一段と高まる。なお、図133(おb27)の段階で、ボタン画像アイコン136aIとストック数の表示は消えている。
図134は、ボタン演出の実行回数がストックされていく演出例の続きと、その他の演出例を示す図である。
図133(おb28)から続く図134(おb29)では、第5表示態様(赤色)のボタン画像136aが少し小さくなり、操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータMTが追加表示されている。なお、図134(おb29)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、ボタン操作されてもこれに応じた表示は行われない。やがて、ボタン演出が開始となって、操作有効期間が開始される(図134(おb30))。図134(おb31))に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始して少し時間が経過したときの表示態様で示されている。
図134(おb32)のタイミングは、上記操作有効期間内であり、このタイミングで、遊技者がチャンスボタン136を操作する。すると、図17に示した例と同じように、図132(おa27)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、決闘シーンのアニメーション表示からエフェクト画像の表示に切り換えられるとともに、図14に示す第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの前面側でオーバーラップする。エフェクト画像や第1装飾図柄の左図柄及び右図柄等は、それぞれ第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdによってオーバーラップされ、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdによってオーバーラップされていない状態である場合に比べると視認困難とされている。また、第2装飾図柄と第2保留数表示も、それぞれ第1大盤振舞役物224Gaと第2大盤振舞役物224Gbによって少なくとも一部がオーバーラップされ、視認困難とされている。さらに、図14に示す千両箱役物224Hが動作して下方に移動し、第1装飾図柄表示装置208L及び第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの前面側にオーバーラップする。加えて、導光板ILの発光も行われている。図14に示す千両箱役物224Hによる役物演出は、大当り確定演出である。
なお、図134(おb33)における各種役物等を用いた演出は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に実行されてもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも実行されてもよい。
その後、各種役物は初期位置に戻り、導光板ILの発光も終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクト画像の表示から、最終ジャッジ結果の表示に切り替えられる。図134(おb34)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、吉宗が勝利したシーンとともに、中図柄としての「装飾6」が大きく表示されている。この後、大当り図柄が確定表示される。
なお、この例では、画面右下にストックされているボタン画像アイコン136aIが一つ消化(使用)されると、図133(おb12)等に示すように、ボタン画像136aと残時間表示メータMTを含む操作促進報知画像が表示されている。あるいは、図134(おb30)に示すように、操作促進報知画像として表示されるボタン画像136aのボタンが昇格する場合があるが、画面右下にストックされているボタン画像アイコン136aIが一つ消化(使用)された場合にボタン画像136aと残時間表示メータMTを含む操作促進報知画像が必ず表示されるように構成されてもよいし、画面右下にストックされているボタン画像アイコン136aIが一つ消化(使用)された場合に操作促進報知画像として表示されるボタン画像136aのボタンが必ず昇格するように構成されていてもよい。また、この例では、ボタン画像アイコン136aIが一つ消化(使用)されると操作促進報知画像が一つ表示されるが、ボタン画像アイコン136aIが一つ消化(使用)されると、操作促進報知画像が二つ以上表示される場合と一つ表示される場合があってもよく、二つ以上表示されるように構成されていてもよい。ここで、操作促進報知画像のボタン画像136aの昇格に合わせて、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138の発光色が昇格していってもよい。あるいは、操作促進報知画像のボタン画像136は昇格せず、チャンスボタンランプ138の発光色のみが昇格していってもよい。チャンスボタンランプ138の発光色は、ストックされているボタン画像アイコン136aIが一つ消化されると、デフォルト色から赤色に変化し、二つ消化されると、赤色から金色に変化してもよい。なお、チャンスボタン136の場合はチャンスボタンランプ138になるが、チャンスボタン136とは異なる操作手段(例えば、操作レバー139等)の場合であれば、それらの操作手段を発光させる発光手段の発光色が昇格していく。
なお、この例では、操作促進報知画像として、ボタン画像136aと残時間表示メータMTが表示されるが、操作促進報知画像としてボタン画像136aのみが表示されてもよく、操作促進報知画像として残時間表示メータMTのみが表示されてもよく、操作促進報知画像として「ボタンを押せ」や「PUSH」、「連打」、「長押し」などの文字表記(操作方法を指示する文字表記であってもよい。)とボタン画像136aが表示されてもよく、操作促進報知画像として該文字表記のみが表示されてもよく、操作促進報知画像として該文字表記と残時間表示メータMTが表示されてもよく、操作促進報知画像として該文字表記とボタン画像136aと残時間表示メータMTが表示されてもよい。また、操作促進報知表示として、操作手段の形状を模した画像(例えば、ボタン表示136a)、操作手段の操作有効期間の時間の経過および/または操作有効期間の残り時間を示す画像(例えば、残時間表示メータMT)、操作に関する文字表示(例えば、「ボタンを押せ」や「PUSH」、「連打」、「長押し」)および上記以外の画像表示(例えば、1または複数の「操作手段の形状を模した画像と異なるキャラクタ画像表示(操作促進報知表示としてキャラクタ画像が表示されることで、表示されない場合よりも表示された図柄変動表示が最終的に大当りとなりやすくてもよい。)」など。)のうちの一または複数の画像表示が表示されてもよい。
図134(おc1)〜同図(おc7)は、ボタン操作に応じてミニゲームが開始される第一の例を段階的に示す図である。
図134(おc1)では、中央領域の第1装飾図柄は停止表示しているが、保留アイコンの移動アニメーションは終了し、変動アイコンh0として、村人の種類の態様a(待機の態様)のアイコンが表示されている。また、第1保留アイコンh11としても、村人の種類の態様a(待機の態様)のアイコンが表示されている。さらに、第2保留アイコンh12も表示されているが、この第2保留アイコンh12は、デフォルトの表示態様で表示されている。また、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrには、ミニゲームB用の対戦相手アイコンとして、図118(c)に示すパンタの種類の態様a(待機の態様)のアイコンが表示され、この対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタも、待機アニメーション(デフォルトのアニメーション)を実行している。また、出現領域ASには、図117(a)に示すNo.1の「箱」の予告アイコンYIが表示されている。
図134(おc2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域において、第1装飾図柄の変動表示が開始される。第1装飾図柄の変動表示が開始されると、その後に、ミニゲームBのじゃんけん対決が開始される。この例では、ミニゲームBのじゃんけん対決は、チャンスボタン136の操作によって行われる。図134(おc3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、じゃんけん対決を行う予定の、変動アイコンh0である村人のキャラクタのアイコンと、対戦相手アイコンであるパンタのキャラクタのアイコンの間に、ボタン画像136aと残時間表示メータMTを含む操作促進報知画像が表示されている。なお、図134(おc3)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、ボタン操作されてもこれに応じた表示は行われない。やがて、ボタン演出が開始となって、操作有効期間が開始される(図134(おc4))。図134(おc5))に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始して少し時間が経過したときの表示態様で示されている。
図134(おc6)のタイミングは、上記操作有効期間内であり、このタイミングで、遊技者がチャンスボタン136を操作する。すると、チャンスボタン136の操作に応じて、じゃんけん対決が開始され、じゃんけん対決アニメーションが行われる。図134(おc7)では、変動アイコンh0の村人のキャラクタが勝利している。その後、図120(あ9−1)に続く。
なお、じゃんけん対決の開始は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に実行されてもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも実行されてもよい。すなわち、チャンスボタン136が操作有効期間内に操作された場合に限って、ミニゲームが開始されてもよいし、操作有効期間内に操作されなくてもミニゲームは開始されるが、チャンスボタン136を操作有効期間内に、操作しなかった場合よりも、操作した場合の方が、ミニゲームに勝利しやすい、すなわち予告アイコンYIを獲得しやすいように構成されていてもよい。
図134(おd1)〜同図(おd7)は、ボタン操作に応じてミニゲームが開始される第二の例を段階的に示す図である。
図134(おd1)〜同図(おd2)は、予告アイコンYIがストックされている点以外は、図134(おc1)〜同図(おc2)と同じ状態である。
図134(おd3)では、ストックされていた予告アイコンYIが使用され、中から「ボタン」の予告表示YHが出現している。図134(おd4)では、使用された予告アイコンYIが消えるが、「ボタン」の予告表示YHは依然として表示されており、同図134(おd5)では、「ボタン」の予告表示YHが、じゃんけん対決を行う予定の、変動アイコンh0である村人のキャラクタのアイコンと、対戦相手アイコンであるパンタのキャラクタのアイコンの間に向けて移動してくる。図134(おd6)では、「ボタン」の予告表示YHが、変動アイコンh0である村人のキャラクタのアイコンと、対戦相手アイコンであるパンタのキャラクタのアイコンの間に位置している。
図134(おd7)では、「ボタン」の予告表示YHに、操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータMTが追加表示されている。なお、図134(おd7)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、ボタン操作されてもこれに応じた表示は行われない。やがて、操作有効期間が開始され、以降は、図134(おc6)等と同じである。
図135は、予告アイコンYIから放出される予告表示YHが、放出前から分かる演出例を示す図である。
図135(かa1)では、図柄変動表示が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾1」−「装飾7」)を停止表示し、左上の第2装飾図柄も、ハズレの装飾図柄の同じ組み合せを停止表示している。図135(かa1)に示す第1保留アイコンh11は、図119(a)のNo.17に記した村人の種類の態様aのアイコンに変化している。一方、先読み予告の対象保留を表す第2保留アイコンh12は、デフォルトの表示態様である。
図135(かa2)では、これまで第1保留であった保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。図135(かa2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域の第1装飾図柄は停止表示したままであるが、左上の第2装飾図柄では、変動表示が開始され、右上の第2保留数表示では、特図1の保留数が1つ減って「1」になっている。また、これまで何も表示されていなかった、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrでは、ミニゲームB用の対戦相手アイコンの登場アニメーションが開始され、エフェクト画像EF1が表示されている。また、図135(かa2)では、保留アイコンの移動アニメーションも開始されている。すなわち、これまで第1ステージhs1に表示されていた村人のキャラクタの第1保留アイコンh11が、変動アイコン表示領域CISの台座hs0に向けて移動を開始し、これまで第2ステージhs2に表示されていたデフォルトの表示態様の第2保留アイコンh12が、第1ステージhs1に向けて移動を開始している。
図135(かa3−1)でも、中央領域の第1装飾図柄は依然として停止表示したままであるが、保留アイコンの移動アニメーションは終了し、変動アイコンh0として、村人の種類の態様a(待機の態様)のアイコンが表示されている。この変動アイコンh0の村人のキャラクタは、待機アニメーション(デフォルトのアニメーション)を実行している。また、対戦相手アイコンの登場アニメーションも終了し、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrでは、エフェクト画像EF1が消え、対戦相手アイコンTIとして、図118(c)に示すパンタの種類の態様a(待機の態様)のアイコンが表示され、この対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタも、待機アニメーション(デフォルトのアニメーション)を実行している。また、出現領域ASには、図117(b)に示すNo.6の「変化」の予告アイコンYIが表示されている。なお、図117(b)に示すNo.6の「変化」は、図121等に示す例では、予告アイコンYIから放出される予告表示YHであったが、ここでは、予告アイコンYIとして取り扱われる。なお、厳密には、予告表示YHの場合は、変化の文字を囲む枠表示がないが、予告アイコンYIの場合は、その枠表示がある。「変化」の予告アイコンYIは、デフォルト色の「変化」の文字表示が行われているため、遊技者は、出現領域ASが表示された時点で、じゃんけん対決に勝利して獲得した予告アイコンから放出される予告表示YHがわかる。
図135(かa4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域において、第1装飾図柄の変動表示が開始される。第1装飾図柄の変動表示が開始されると、その後に、ミニゲームBのじゃんけん対決が開始される。図135(かa5)では、変動アイコンh0の村人のキャラクタと、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタによる、じゃんけん対決アニメーションが行われ、変動アイコンh0の村人のキャラクタが勝利している。
図135(かa7)では、変動アイコンh0の村人のキャラクタが勝利したことにより、出現領域ASに表示されていた予告アイコンYIのストックアニメーションが開始されている。すなわち、出現領域ASに表示されていた、「変化」の予告アイコンYIが、その出現領域ASから出て、一旦大きく表示され、図135(かa8)に示すように、ストック領域SSまで移動し、ストック表示される。こうしてストック表示された予告アイコンYIにも、デフォルト色の「変化」の文字表示が行われている。
図135(かa9)に示す第1装飾図柄表示装置208Lに表示された台座hs0では、村人のキャラクタの表示態様と、デフォルトの表示態様の入替アニメーションが開始されている。また、対戦相手アイコンTIは、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrから徐々に消えていく。さらに、空になった出現領域ASが、画面の右端に徐々にフェードアウトしている。図135(かa10)では、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されており、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrには何も表示されていない。
図135(かa11)では、図柄変動表示が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾4」−「装飾7」)を停止表示し、左上の第2装飾図柄も、ハズレの装飾図柄の同じ組み合せを停止表示している。
図135(かa12)は、これまで第1保留であった先読み予告対象保留が消化され、先読み対象変動となる図柄変動表示が開始されている。図135(かa12)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄も第2装飾図柄も変動表示を開始しており、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。また、これまで、「変化」の予告アイコンYIはストック表示されている。
図135(かa14)では、それまでストック表示されていた「変化」の予告アイコンYIを用いた変動アイコン変化アニメーションが開始される。この変動アイコン変化アニメーションでは、図135(かa14)に示すように、「変化」の予告アイコンYIに、これから予告アイコンYIが使用されることを報知するエフェクト画像EF11が付加されている。「変化」の予告アイコンYIは、このエフェクト画像EF11が付加された段階で、「変化」の予告表示YHに相当することになる。図135(かa15)では、そのエフェクト画像EF11が付加された「変化」の予告アイコンYI(「変化」の予告表示YH)が、変動アイコンh0めがけて飛んでいき、変動アイコンh0にぶつかっている。図135(かa16)では、変動アイコン変化アニメーションが終了し、アニメーション開始前までデフォルトの表示態様であった変動アイコンh0の表示態様が、図119(a)のNo.2に記した白点滅の表示態様に変化している。
なお、この例では、「変化」の予告アイコンYIそのものが、変動アイコンh0にぶつかっていると見てもよい。
図135(かa3−2)に示す例は、出現領域ASに同じ種類の予告アイコンYIが表示されている例である。ここでは、「変化」の予告アイコンYIが3つ表示されている。
図135(かa3−3)に示す例は、出現領域ASに異なる種類の予告アイコンYIが表示されている例である。ここでは、「赤変化」の予告アイコンYIと、「激アツ」の予告アイコンYIと、「SP」の予告アイコンYIが表示されている。なお、全部異なる種類に限らず、一部異なる種類であってもよい。例えば、「変化」の予告アイコンYIと、同じく「変化」の予告アイコンYIと、「SP」の予告アイコンYIが表示されていてもよい。
図135(かb)に示す例は、ストック領域SSに、同じ種類の予告アイコンYI(ここでは、「変化」の予告アイコンYI)が複数ストックされている例である。
図135(かb)に示す例は、ストック領域SSに、異なる種類の予告アイコンYI(が複数ストックされている例である。ここでは、「赤変化」の予告アイコンYIと、「激アツ」の予告アイコンYIと、「SP」の予告アイコンYIが表示されている。なお、全部異なる種類に限らず、一部異なる種類であってもよい。例えば、「変化」の予告アイコンYIと、同じく「変化」の予告アイコンYIと、「SP」の予告アイコンYIが表示されていてもよい。なお、図117(a)に示す「箱」の予告アイコンYIと、「赤箱」の予告アイコンYIと、「ボタン」の予告アイコンYIが、ストックされる場合があってもよいし、「箱」の予告アイコンYIと、同じく「箱」の予告アイコンYIと、「金箱」の予告アイコンYIが、ストックされる場合があってもよい。
図135(かd)、同図(かe)、同図(かf)それぞれに示す例はいずれも、出現領域ASに、図117(a)に示す中身が分からない箱形の予告アイコンYIが、複数表示されている例である。図135(かd)に示す例は、出現領域ASに、図117(a)に示す「箱」の予告アイコンYIが3つ表示されている例である。すなわち、同じ種類の箱形のアイコンが表示されている。図135(かe)に示す例は、出現領域ASに、「箱」の予告アイコンYIと、同じく「箱」の予告アイコンYIと、「赤箱」の予告アイコンYIが、表示されている例である。すなわち、同じ種類の箱形のアイコンと異なる種類の箱形のアイコンが組み合わされて表示されている。図135(かf)に示す例は、出現領域ASに、「箱」の予告アイコンYIと、「赤箱」の予告アイコンYIと、「金箱」の予告アイコンYIが、表示されている例である。すなわち、全て異なる種類の箱形のアイコンが表示されている。
ここで、図135(かa3−2)、(かa3−3)、(かd)、同図(かe)、同図(かf)に示す例は、ミニゲームが成功すれば、出現領域ASに表示されている予告アイコンYIが全て獲得できる例である。なお、ミニゲームが成功すれば、出現領域ASに表示されている予告アイコンYIのうちのいずれか1つまたは2つが獲得可能に構成されていてもよい。また、出現領域ASにおいて獲得可能な予告アイコンYIを順番に表示するルーレット予告が行われ、ミニゲームが開始される前/ミニゲームの実行中/ミニゲームが成功した後のいずれかにおいて、ルーレットが停止し、獲得可能な(または獲得する)予告アイコンが確定するように構成されていてもよい。
続いて、ストックしている一の予告アイコンを複数回使用する演出例について説明する。
図136は、ストックしている一の予告アイコンを複数回使用する演出例を段階的に示す図である。
図136(ア1−1)は、第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動中であり、デフォルトの表示態様の第1保留アイコンh11が表示されている。この第1保留アイコンh11が表す第1保留が先読み予告の対象保留になる。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されており、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrには何も表示されていない。
図136(ア2)では、その右ベースアイコンbIrにおいて、図119(b)に示すアイコン変化予告表示の出現アニメーションが開始され、煙のようなエフェクト画像EF12が表示されている。図136(ア3)では、アイコン変化予告表示の登場アニメーションが終了し、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrには、図119(b)に示すNo.16の「番長」のアイコン変化予告表示IYHが表示されている。アイコン変化予告表示は、予告アイコンYIを獲得することを予告したり、アイコンの表示態様が変化することを予告したりする。ここでの「番長」のアイコン変化予告表示IYHは、予告アイコンYIを獲得することを予告する表示であり、図136(ア4)では、アイコン変化予告表示IYHの番長のキャラクタが、「箱」の予告アイコンYIを獲得したことを報知し、同図(ア5)では、「箱」の予告アイコンYIが、ストック領域SSに表示されている。すなわち、この例では、ミニゲームを行わずに予告アイコンYIを獲得している。やがて、図136(ア6)に示すように、図柄変動表示が終了し、ハズレの装飾図柄の組み合せが停止表示された後、同図(ア7)では、先読み対象変動となる図柄変動表示が開始されている。
先読み対象変動となる図柄変動表示が開始されると、図136(ア8−1)に示すように、前回の図柄変動表示でストックされた予告アイコンYIが使用され、箱が閉じた表示態様である態様aの予告アイコンYIが、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中から予告表示YHが飛び出すアニメーションが表示される。ここで出現した予告表示YHは、図117(b)に示すNo.6のデフォルト色の「変化」の予告表示であって、保留アイコンや変動アイコン等の表示態様が1段階変化されることを予告する表示である。
これまでの演出例では、予告アイコンYIが一回使用されて、箱が開いた表示態様である態様dに変化すると、そのまま消去されていたが、この演出例では、図136(ア9)に示すように、予告アイコンYIは、箱が開いた表示態様である態様dから箱が閉じた表示態様である態様aに変化し、消去されない。予告アイコンYIの箱が閉じた態様に戻ったことは、箱が開いた図柄変動表示内、すなわち、現在行われている先読み対象変動となる図柄変動表示内で、箱が再度開く可能性があることを予告していることになる。なお、予告アイコンYIの箱が閉じた態様に戻った場合であっても、箱が、再度開かない場合があってもよく、あるいは必ず再度開いてもよい。また、連続して開かなくても(すぐに開かなくても)、先読み対象変動となる図柄変動表示が継続している中で、開く場合がある。あるいは、先読み対象変動となる図柄変動表示に関係なく特定期間(例えば、連続する図柄変動表示を跨いだ特定期間)の間に、再度開く場合がある。さらには、ここでは、再度開くことを説明したが、再度開いた場合はまた閉じて、2回より多い回数、開く場合もある。
図136(ア10)では、予告アイコンYIから放出された「変化」の予告表示YHが使用され、これまでデフォルトの表示態様(第1表示態様)であった変動アイコンの表示態様が、白点滅の表示態様(第2表示態様)に変化している。
また、図136(ア11)では、一旦、閉じた表示態様である態様aに戻った予告アイコンYIが、再度、開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中から2つ目になる予告表示YHが放出されている。ここで放出された予告表示YHは、図117(b)に示すNo.17の「リーチ」の予告表示であって、この「リーチ」の予告表示は、表示された図柄変動表示で、ノーマルリーチ以上、又はリーチ煽り演出が行われることを予告する表示である。このように、1回目(前回)の予告表示YHの種類とは異なる種類の予告表示が出現する場合もある。ただし、同じ種類の予告表示YHが連続して出現する場合もある。また、前回あるいは一回出現した種類と異なる種類の予告表示しか出現しないように構成されていてもよいし、1回目の予告表示YHの種類と同じ種類の予告表示しか出現しないように構成されていてもよい。なお、「リーチ」の予告表示によって、ノーマルリーチが行われることを予告してもよく、その場合「リーチ」の予告表示が行われると、該予告表示が表示された図柄変動表示において、ノーマルリーチが発生することが確定することとなる。
図136(ア12)では、予告アイコンYIは、再び、箱が閉じた表示態様である態様aに変化し、消去されない。また、予告表示YHは、出現後、或る定まった表示期間を経過すると消えるが(図136(ア13))、「リーチ」の予告表示YHであれば、リーチ演出が行われる場合には、リーチ演出が開始されるまで表示され続けてもよい。
やがて、図136(ア14)に示すように、リーチ演出が開始され、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208cそれぞれで「装飾6」が揺れ変動している。なお、本例では、「リーチ」の予告表示YHが出現した場合に、リーチ演出が必ず行われるが、「リーチ」の予告表示YHが出現したからといって、リーチ演出が必ず行われるわけではなく、「リーチ」の予告表示YHが出現してもリーチ演出が行われずに、図柄変動表示が終了する場合もあってもよい。図136(ア15)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面では、ノーマルリーチ演出の表示が開始されている。このノーマルリーチ演出中に、予告アイコンYIは、開いた表示態様である態様dにまた変化し、箱の中から3つ目になる予告表示YHが放出されている(図136(ア16))。ここで放出された予告表示YHは、図117(b)に示すNo.2のデフォルト色の「チャンス」の予告表示である。デフォルト色の「チャンス」の予告表示が、リーチ中に表示されると、当該変動で大当りする信頼度の上昇を予告する表示になる。ここでも、2回目(前回)の予告表示YHの種類とは異なる種類の予告表示が出現している。これは、すでにリーチ演出が開始されているため、再び「リーチ」の予告表示YHは出現させることができないからであり、このような事情がなければ、同じ種類の予告表示YHが出現してもよい。なお、リーチ演出の実行中において再び「リーチ」の予告表示YHが表示されてもよい。例えば、ノーマルリーチ中に再び「リーチ」の予告表示YHが表示された場合に、「リーチ」の予告表示YHが表示されることでスーパーリーチに発展することが予告されてもよく、その場合にスーパーリーチに必ず発展してもよく、スーパーリーチに発展する場合としない場合があってもよい。また、スーパーリーチBよりも大当りへの信頼度が低いスーパーリーチAの実行中に「リーチ」の予告表示YHが表示された場合に、スーパーリーチAからスーパーリーチBに発展することが予告されてもよく、その場合にスーパーリーチBに必ず発展してもよく、スーパーリーチBに発展する場合としない場合があってもよい。また、リーチ演出は、出現する予告表示が限定されていてもよい。なお、この例では、同一の予告アイコンYIから出てくる予告表示YHの数には上限が設けられており(例えば、最大5個まで)、その上限数までの範囲で予告表示YHが出現する。このように、上限が設けられてはいるが、同一の予告アイコンYIから出てくる予告表示YHの数が多ければ多いほど、あるいは、同一の予告アイコンYIから出てくる予告表示YHの種類が多ければ多いほど、大当りの信頼度が、高くてもよいし、逆に低くてもよいし、あるいは大当りの信頼度は数や種類に関係なくてもよい。なお、この例では、同一の予告アイコンYIから出てくる予告表示YHの上限数の方が予告アイコンYIの最大ストック数よりも多いように構成されているが、同じ数であってもよく、逆に予告アイコンYIの最大ストック数の方が同一の予告アイコンYIから出てくる予告表示YHの上限数よりも多いように構成されていてもよい。
図136(ア17)に示すように、この例では、3個目の予告表示YHを放出した予告アイコンYIは、閉じた表示態様である態様aに戻ることなく消えている。予告アイコンYIは、リーチ中に一回開くと必ず消えるように構成されていてもよい。あるいは、上限の個数まで予告表示YHを放出すると必ず消えるように構成されていてもよい。さらには、上限の個数まで予告表示YHを放出したとしても、消えずに表示され続けてもよい。これは、上限の個数まで予告表示YHを放出していなくても同じである。また、閉じた表示態様である態様aに戻って、再び開くことなく表示され続けてもよいし、開いた表示態様である態様bのまま表示され続けてもよい。
図136(ア18)では、ノーマルリーチ演出が終了し、中図柄表示領域208bに、「装飾6」ではない「装飾5」が揺れ変動している。すなわち、装飾図柄のハズレ図柄の組合せが揺れ変動している。
図136(ア19)では、「装飾6」−「装飾5」−「装飾6」の組合せのまま停止表示し、同図(ア20)では、確定表示される。青色の表示態様に変化した変動アイコンh0は、確定表示が開始されるまで表示され続けており、確定表示が開始されると消える。なお、変動アイコンh0の消えるタイミングは、確定表示前であってもよい。
ここで説明した例では、「リーチ」の予告表示YHが表示され、リーチ演出が行われることを予告し、実際にリーチ演出が開始されているが、リーチ演出が開始されない図柄変動表示よりも、リーチ演出が開始された図柄変動表示の方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすく、このことは、結果として、「リーチ」の予告表示YHが表示されない図柄変動表示よりも、「リーチ」の予告表示YHが表示された図柄変動表示の方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすいことになる。また、最初、図136(あ8−1)で「変化」の予告表示が放出され、2回目に同図(ア11)で「リーチ」の予告表示が放出されているが、この2回目に、「変化」の予告表示が放出されてもよいし、「変化」の予告表示と同じ種類の「赤変化」の予告表示(図117(b)に示すNo.7の予告表示)が放出されてもよい。
続いて、ストックされている同一の予告アイコンYIから、同じ種類の予告表示YHが複数放出される例について説明する。
図136(ア7)までは同じであり、先読み対象変動となる図柄変動表示が開始されると、図136(ア8−2−1)に示すように、ストックされている予告アイコンYIが使用され、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中から予告表示YHが放出される。ここで放出された予告表示YHは、図117(b)に示すNo.27の「小判」の予告表示であり、この小判」の予告表示は、所定枚数(ここでは3枚)集めることができれば、スーパーリーチ演出あるいは図132(おa27)等に説明した千両箱役物の演出が行われることを予告する表示あるが、所定枚数を集めることができない場合もある。また、所定枚数を集めてもスーパーリーチ演出も千両箱役物の演出も行われない場合もある。ただし、1枚出現すれば、所定枚数必ず集めることができてもよいし、所定枚数集めれば、スーパーリーチ演出か千両箱役物の演出の少なくともどちらかの演出が必ず行われてもよい。「小判」の予告表示YHは、出現すると、第2装飾図柄表示の横の領域(小判ストック領域KS)にストック表示される(図136(ア8−2−2))。この小判ストック領域KSは、予告アイコンYIをストックするストック領域SS(図136(ア5)参照)とは異なる領域であって、これら2つの領域は一部も重なっていない。ただし、これら2つの領域は少なくとも一部が重なっていてもよく、全く同一の領域であってもよい。また、ストックされた予告アイコンYIとストックされた「小判」の予告表示YHも重ならないが、少なくとも一部が重なってよく、全部が重なることがあってもよい。
図136(ア8−2−2)に示すように、「小判」の予告表示YHを放出した予告アイコンYIは、閉じた表示態様である態様bに戻り、同図(ア8−2−3)では図柄変動表示が継続されている。なお、「小判」の予告表示YHは、一回の図柄変動表示に1枚しかストックすることができないように構成されていてもよい。
図136(ア8−2−4)では、一旦、閉じた表示態様である態様aに戻った予告アイコンYIが、再度、開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中から2つ目になる予告表示YHが放出されている。ここで放出された予告表示YHは、「小判」の予告表示YHではなく、図117(b)に示すNo.7の「赤変化」の予告表示であって、この「赤変化」の予告表示は、保留アイコンや変動アイコン等の表示態様が2段階変化されることを予告する表示である。図136(ア8−2−5)では、予告アイコンYIは、再び、箱が閉じた表示態様である態様aに変化し、消去されない。また、「赤変化」の予告表示YHが使用され、これまでデフォルトの表示態様(第1表示態様)であった変動アイコンの表示態様が、青色の表示態様(第3表示態様)に変化している。
図136(ア8−2−6)では、予告アイコンYIが、開いた表示態様である態様dにまた変化し、箱の中から3つ目になる予告表示YHが放出されている。ここでは、「小判」の予告表示YHが2枚一気に放出されている。このように、予告表示YHは、1回の放出で複数個放出される場合もある。ただし、1回の放出で1個しか放出されないようにしてもよい。図136(ア8−2−7)では、これら2枚の「小判」の予告表示が、小判ストック領域KSにストック表示されており、図136(ア8−2−7)に示す小判ストック領域KSには、所定枚数となる3枚の「小判」の予告表示YHがストックされている。この例では、一つの予告アイコンYIから複数回(この例では2回)、「小判」の予告表示YHが放出されたが、一つの予告アイコンYIから1回しか「小判」の予告表示YHが放出されないように構成してもよい。また、一つの予告アイコンYIから「小判」の予告表示YHのみが放出されないように構成されてもよい。
図137は、ストックされている同一の予告アイコンYIから、同じ種類の予告表示YHが複数放出される例の続きと、その他の演出例を示す図である。
図136(ア8−2−7)から続く図137(ア8−2−8)では、小判ストック領域KSに、所定枚数となる3枚の「小判」の予告表示YHがストックされたことにより、これら3枚の「小判」の予告表示YHが使用されている。すなわち、所定枚数となる3枚の「小判」の予告表示YHが貯まった時点で即座に使用されている。ここでは、図117(b)に示すNo.28の「小判3枚」の予告表示YHの態様で、画面中央に比較的大きく再表示されている。No.28の「小判3枚」の予告表示YHは、スーパーリーチA、スーパーリーチB、VS剣豪リーチ、あるいは全員集合リーチ以上のスーパーリーチが行われることを予告する表示である。ただし、「小判3枚」の予告表示YHが表示されても、スーパーリーチ演出が行われない場合もあり、あるいは、「小判3枚」の予告表示YHが表示されると、スーパーリーチ演出が必ず行われてもよい。
なお、所定枚数となる3枚の「小判」の予告表示YHが貯まった時点で即座に使用されるのではなく、3枚の「小判」の予告表示YHをストックしたままの状態が継続した後で、使用されてもよい。また、「小判」の予告表示YHは、図柄変動表示を跨いでストックされることが可能であり、先読み対象の図柄変動表示までストック可能であるが、先読み対象の図柄変動表示までに3枚貯まらなかった場合には、先読み対象の図柄変動表示が終了する時点で、それまでストックされていた小判」の予告表示YHは、小判ストック領域KSから消去される。あるいは、3枚貯まらなくても別に使用される場合があってもよい。なお、「小判」の予告表示YHのストックは、図柄変動表示を跨がないように構成されていてもよく、その場合「小判」の予告表示YHがストックされた図柄変動表示が終了すると、「小判」の予告表示YHが消去されるように構成されている。
なお、図117(b)に示すNo.30の「キャラクタストック」の各予告表示(「殿」、「爺」、「姫」)についても、ここで説明した「小判」の予告表示と同様である。キャラクタの予告表示をストックする領域は、小判ストック領域KSとは別の領域として設けられていてもよいし、小判ストック領域KSと共通して設けられていてもよい。
図117(b)に示すNo.27の「小判」やNo.30の「キャラクタストック」の各アイコン(「殿」、「爺」、「姫」)は、予告表示YHとして表示された後に各ストック領域(小判ストック領域KSや不図示のキャラクタストック領域)にストックされることで、予告アイコンとして機能する。なお、予告アイコンYIから予告アイコンYIが放出され、その予告アイコンYIがストックされる場合があってもよい。すなわち、予告表示YHを介さず、予告アイコンYIのままストックされる場合があってもよい。
図137(ア8−2−9)では、「小判3枚」の予告表示YHが消え、リーチ演出が開始されてる。すなわち、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208cそれぞれで「装飾7」が揺れ変動している。そして、図137(ア8−2−10a)では、予告通り、VS剣豪リーチのスーパーリーチ演出が開始され、第1装飾図柄表示装置208Lには、主人公の吉宗と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。スーパーリーチ演出が開始されても、ストック領域SSでは、予告アイコンYIのストック表示が継続しているが、スーパーリーチ演出が開始されると、消えてもよい。
スーパーリーチ演出中の図137(ア8−2−11)でも、予告アイコンYIが、開いた表示態様である態様dにまた変化し、箱の中から予告表示YHが放出されている。ここで放出された予告表示YHは、図117(b)に示すNo.4の「激アツ」の予告表示である。リーチ演出が開始された後に表示された「激アツ」の予告表示は、現在行われている図柄変動表示での大当りの信頼度をかなり上昇させる通常予告の一種に相当する。
図137(ア8−2−12)では、予告アイコンYIは、閉じた表示態様である態様aに戻ることなく消えているが、「激アツ」の予告表示YHは表示されている。しかしながら、この例では、図137(ア8−2−13)を経て、同図(ア8−2−14)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、吉宗が敗北したシーンとともに、中図柄としての「装飾6」が大きく表示されており、その後、「装飾7」−「装飾6」−「装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せが確定表示される。
図137(ア8−2−10b1)〜同図(ア8−2−10b11)は、スーパーリーチ演出中のワイプ演出を跨いで予告アイコンYIが使用される例を示す図である。
図137(ア8−2−9)までは同じであり、図137(ア8−2−10b1)も図137(ア8−2−10a)と同じ状態である。続く図137(ア8−2−10b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、吉宗が敗北したシーンとともに、中図柄としての「装飾6」が大きく表示されているが、ストック領域SSには、閉じた態様の予告アイコンYIが依然としてストック表示されている。
図137(ア8−2−10b3)では、ワイプ演出が開始され、同図(ア8−2−10b4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面が一旦、無模様同一色のワイプ表示になる。このワイプ表示では、変動アイコンh0が消えるとともに、ストック表示されていた予告アイコンYIも消えるが、第2装飾図柄と、第2保留数表示は表示されている。また、左隅には機種タイトルが表示されている。図137(ア8−2−10b5)では、ワイプアウトし始め、徐々に、奥の表示が見え始めている。ここでは、揺れ変動している第1装飾図柄(「装飾7」−「装飾6」−「装飾7」)が見え始めている。続く図137(ア8−2−10b6)では、ストック領域SSに表示されている予告アイコンYIの下半分が見え始めている。遊技者は、ここで予告アイコンYIが見え始めたことにより、ワイプアウト完了後(ワイプ演出終了後)に、予告アイコンYIからさらに予告表示YHが放出されたり、図130(え10)に示したような予告アイコンYI自体の昇格を期待する。なお、ワイプアウトの段階で、予告アイコンYIが消えたままになり、再表示されない場合もある。なお、ワイプ演出の実行中もストック表示されている予告アイコンYIが表示されていてもよい。また、ワイプ演出の実行中にストック表示されている予告アイコンYIが使用され、予告表示YHが放出される場合があってもよいが、ワイプ演出の実行中に予告アイコンYIのストック表示の有無に問わず、予告アイコンが使用されないように構成されていてもよい。さらに、ここで説明した予告アイコンYIは1回以上使用されている予告アイコンYIであったが、未使用の予告アイコンYI(例えば、図120(あ11)等における予告アイコンYI)についても同様である(以下においても同じ)。
図137(ア8−2−10b7)では、ワイプアウトし、背景が通常背景に戻っているが、変動アイコンh0は、第3表示態様(青色)のままである。また、第1装飾図柄では、「装飾7」−「装飾6」−「装飾7」の組み合わせが揺れ変動している。さらに、ストック領域SSには、閉じた態様の予告アイコンYIが表示されている。なお、予告アイコンYI自体の昇格は生じていないが、例えば、「箱」の種類から「赤箱」の種類に昇格していることがあってもよい。
図137(ア8−2−10b8)では、予告アイコンYIが、開いた表示態様である態様dにまた変化し、箱の中から予告表示YHが放出されている。ここで放出された予告表示YHは、図117(b)に示すNo.5の「鉄板」の予告表示である。この「鉄板」の予告表示は、先読み対象の図柄変動表示、すなわち現在行われている図柄変動表示で、大当りが確定していることを予告する表示である。なお、ここで「変化」の予告表示が放出され、変動アイコンYIが1段階昇格し、後述する復活演出へとつながる場合があってもよい。あるいは、デフォルトの表示態様の変動アイコンであっても、「赤変化」の予告表示が放出されて、後述する復活演出へとつながる場合があってもよい。さらに、揺れ変同時における予告表示の放出は大当り確定になってもよい。
図137(ア8−2−10b9)では、予告アイコンYIは、閉じた表示態様である態様aに戻ることなく消えているが、「鉄板」の予告表示YHは表示されている。図137(ア8−2−10b10)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、復活演出が開始され、同図(ア8−2−10b11)では、「装飾7」−「装飾7」−「装飾7」の大当りの装飾図柄の組合せが揺れ表示されている。その後、この組合せのまま確定表示される。
なお、予告アイコンYIは、次変動に持ち越される場合があってもよい。また、この例のように予告アイコンがワイプ演出を跨いで表示されていても、予告アイコンが使用されずに、当該図柄変動表示終了時に非表示になる場合があってもよい。さらには、大当り演出や大当り終了後の遊技状態へ、予告アイコンYIが持ち越される場合があってもよいし、このような持ち越しは禁止してもよい。上述の如く、以上のことも、未使用の予告アイコンYI(例えば、図120(あ11)等における予告アイコンYI)についても同様である。
図137(ア1−2−1)〜同図(ア1−2−6)は、スーパーリーチ演出中のワイプ演出を跨いで予告アイコンYIが使用される他の例を示す図である。
図137(ア1−2−1)は、図136(ア1−1)と同じく、第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動中であり、デフォルトの表示態様の第1保留アイコンh11が表示されている。この第1保留アイコンh11が表す第1保留が先読み予告の対象保留になる。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されており、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrには何も表示されていない。
この後、図136(ア2)〜同図(ア7)および図136(ア8−2−1)〜同図(ア8−2−11)に示す演出と同じ演出が行われ、図137(ア1−2−2)では、図137(ア8−2−10b1)に示す状態と同じ状態である。その後、図137(ア8−2−10b2)に示す状態と同じ状態を経て、ワイプ演出が開始されている(図137(ア1−2−3))。ここでのワイプ演出は、図137(ア8−2−10b3)〜図137(ア8−2−10b6)に示したワイプ演出と同じである。
図137(ア1−2−4)では、ワイプ演出が終了し、背景が通常背景に戻っているが、変動アイコンh0は、第3表示態様(青色)のままである。また、第1装飾図柄では、「装飾7」−「装飾6」−「装飾7」の組合せが揺れ変動している。さらに、ストック領域SSには、閉じた態様の予告アイコンYIが表示されている。なお、予告アイコンYIは、ワイプアウトの段階で、消えたままになり、次変動が開始されると再表示されたり、あるいは大当り遊技中に再表示される場合があってもよい。なお、大当り遊技中に表示された予告アイコンYIは、使用が禁止されたり、あるいは図柄変動表示中と同じように使用されてもよい。また、そもそも、大当り遊技中は、予告アイコンYIの表示を規制(禁止)し、表示されないようにしてもよい。
図137(ア1−2−5)では、予告アイコンYIが、開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中から予告表示YHが放出されている。ここで放出された予告表示YHは、「赤変化」の予告表示である。ここでの「赤変化」の予告表示は、図117(b)に示すNo.7の「赤変化」の予告表示とは異なり、自身の表示態様と同じ表示態様まで変化させることを予告する表示である。
図137(1−2−6)では、変動アイコンh0の表示態様に変化はなく、保留アイコンh11の表示態様が、「赤変化」の予告表示の表示態様と同じ表示態様(第5表示態様である赤色の表示態様)に変化している。すなわち、ここでは4段階昇格したことになる。この例では、復活演出が行われることなく、このまま、「装飾7」−「装飾6」−「装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せが確定表示される。
この例によれば、先読み対象の図柄変動表示であった現在の図柄変動表示ではなく、さらなる先読み予告として、予告アイコンYIが用いられたことになる。現在の図柄変動表示よりも後ろの図柄変動表示の方が、先読みの結果、大当りの期待度が高い場合(例えば、変動時間の長い変動であればよく、大当り変動であってもハズレ変動であってもよい)には、この例のようになる場合がある。この例では、ハズレとなった第3表示態様(「青色」の表示態様)の変動アイコン(図137(1−2−6)参照)よりも、上の表示態様(ここでは第5表示態様)に保留アイコンh11の表示態様を変化させている。ただし、ハズレとなる変動アイコンの表示態様と同等の表示態様(第3表示態様)に、保留アイコンの表示態様を変化させる場合があってもよく、あるいは、ハズレとなる変動アイコンの表示態様よりも下の表示態様(例えば、第2表示態様)に、保留アイコンの表示態様を変化させる場合があってもよい。また、ハズレ変動の変動アイコンが、第3表示態様以上の場合に、この例のようになる場合があってもよいし、第3表示態様以下の場合に、この例のようになる場合があってもよく、さらには、ハズレ変動の変動アイコンの表示態様に関係なく、この例のようになる場合があってもよい。また、先読み予告は保留アイコンの表示態様変化に限らず、他の先読み予告が予告されてもよい(例えば、チャンス目、先読み背景変化(赤ステージチェンジ)等)。
なお、ここでは「赤変化」の予告表示が放出されているが、「変化」の予告表示が放出される場合があってもよい。また、変動アイコンh0の表示態様よりも上(例えば、一段又は複数段)上の表示態様(例えば、この例では青よりも一段上の緑)に変化することを予告する予告表示が放出されてもよい。
図138は、複数の予告アイコンYIがストックされた例を段階的に示す図である。
図138(ア1−3−1)は、第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動中であり、第1保留アイコンh11および第2保留アイコンh12が表示されている。これらの保留アイコンh11,12はともに、デフォルトの表示態様である。また、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0も表示されている。なお、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrには何も表示されていない。
この後、保留が消化され、特図の保留がなくなった状態における図柄変動表示中の様子を表す図138(ア1−3−2)では、ストック領域SSに、2つの予告アイコンYIがストックさている。図138(ア1−3−3)では、先にストックされた1個目の予告アイコンYIが使用され、1個目の予告アイコンYIは、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中から「赤変化」の予告表示YHが放出されている。図138(ア1−3−4)では、予告アイコンYIは、箱が閉じた態様aに戻っている、また、「赤変化」の予告表示YHが使用され、変動アイコンh0の表示態様が、第3表示態様(「青色」の表示態様)に変化している。
続いて、図138(ア1−3−5)では、後にストックされた2個目の予告アイコンYIが使用され、2個目の予告アイコンYIは、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中から「リーチ」の予告表示YHが放出されている。図138(ア1−3−6)では、2個目の予告アイコンYIは消え、「リーチ」の予告表示YHが表示されており、同図(ア1−3−7)では、「リーチ」の予告表示YHが消え、リーチ演出が開始され、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208cそれぞれで「装飾6」が揺れ変動している。図138(ア1−3−8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面では、ノーマルリーチ演出の表示が開始されている。このノーマルリーチ演出中に、残った予告アイコンYIは、開いた表示態様に再び変化し、箱の中から2つ目になる予告表示YHが放出されている(図138(ア1−3−9))。ここで放出された予告表示YHは、デフォルト色の「チャンス」の予告表示である。図138(ア1−3−10)では、1個目の予告アイコンYIも消え、「チャンス」の予告表示YHが表示されている。
図138(ア1−3−11)では、ノーマルリーチ演出が終了し、中図柄表示領域208bに、「装飾6」ではない「装飾5」が揺れ変動している。すなわち、装飾図柄のハズレ図柄の組合せが揺れ変動しており、その後、確定表示される。
以上説明した例では、ストック順に予告アイコンYIが使用されたが、ストック順によらずに予告アイコンYIが使用されてもよい。また、予告アイコンYIの使用回数が、先にストックされた予告アイコンYIは2回であったのに対して、後からストックされた予告アイコンYIは1回のみであった。このように、予告アイコンYIによって使用回数が異なってもよいが、同じであってもよい。なお、予告アイコンYIの使用回数が同じ場合に、予告アイコンが1個ストックされてから、複数の予告アイコンの全てが使用されるまでの期間において使用回数が同じであってもよい。例えば、先にストックされた予告アイコンが2回使用された場合には、後にストックされた予告アイコンも2回使用され、先にストックされた予告アイコンが3回使用された場合には、後にストックされた予告アイコンも3回使用される。このように、他のアイコンの使用回数に合わせてもよい。また、使用回数が予め定められていてもよい。この場合には、何個ストックされても、どの予告アイコンも予め定められた回数だけ必ず使用される。さらに、先にストックされた予告アイコンYIの方が後にストックされた予告アイコンYIよりも予告アイコンYIの使用回数が多いように構成されていてもよく、逆に少ないように構成されていてもよい。
また、最大使用回数が、予め定められていてもよいし、変化してもよい。最大使用回数が変化する場合には、遊技状態(通常状態、電サポ状態(時短状態)、確変状態))によって変化してもよいし、或る先読みゾーンの状態では最大使用回数が増加してもよい。また、或る遊技状態(例えば、通常状態。ただし、電サポ状態(時短状態)であってもよいし、確変状態であってもよい)では、予告アイコンがストックされないようにしてもよい。
図138(ア1−4−1)〜同図(ア1−4−11)は、複数の予告アイコンYIがストックされた他の例を段階的に示す図である。
図138(ア1−4−1)〜同図(ア1−4−4)は、同図(ア1−3−1)〜同図(ア1−3−4)と同じ状態であり、図138(ア1−4−5)では、先にストックされた1個目の予告アイコンYIが連続して使用されている。この結果、「リーチ」の予告表示YHが放出されている。図138(ア1−4−6)では、連続して使用された1個目の予告アイコンYIは消え、「リーチ」の予告表示YHが表示されており、同図(ア1−4−7)では、「リーチ」の予告表示YHが消え、リーチ演出が開始されている。図138(ア1−4−8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面では、ノーマルリーチ演出の表示が開始されており、このノーマルリーチ演出中に、これまで使用されていなっかた、後からストックされた2個目の予告アイコンYIが使用され、デフォルト色の「チャンス」の予告表示YHが放出される(図138(ア1−4−9))。図138(ア1−4−10)では、残っていた予告アイコンYIも消え、「チャンス」の予告表示YHが表示されている。
図138(ア1−4−11)では、ノーマルリーチ演出が終了し、装飾図柄のハズレ図柄の組合せが揺れ変動しており、その後、確定表示される。
この例のように、ストック順に予告アイコンYIが消えていってもよい。すなわち、先にストックされた予告アイコンYIを使い切ったら、次にストックされた予告アイコンYIの使用が開始されるように構成されていてもよい。
図139は、予告アイコンYIから放出される予告表示YHが、放出前から分かる状態で、その予告アイコンYIが複数回使用される例を示す図である。
図139(イa1)〜図139(イa3)は、図136(ア1−1)〜図136(ア3)と同じ状態であり、図139(イa4)では、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrに、「番長」のアイコン変化予告表示IYHが表示されている。ここでの「番長」のアイコン変化予告表示IYHも、予告アイコンYIを獲得することを予告する表示であるが、図135を用いて説明した演出例と同じく、図117(b)に示すNo.6の「変化」の予告アイコンYIが表示されている。すなわち、「番長」のアイコン変化予告表示IYHは、図117(b)に示すNo.6の「変化」の予告アイコンYIを獲得したことを表示しており、遊技者は、その表示を見るだけで(文字を読み取るだけで)、予告アイコンから放出される予告表示YHが「変化」の予告表示であることを認識する。
図139(イa5)では、「変化」の予告アイコンYIが、ストック領域SSに移動し、同図(イa6)では、そのストック領域SSに表示されている。やがて、図139(イa7)に示すように、図柄変動表示が終了し、ハズレの装飾図柄の組み合せが停止表示された後、同図(イa8)では、先読み対象変動となる図柄変動表示が開始されている。
先読み対象変動となる図柄変動表示が開始されると、図120を用いて説明したような通常予告としての会話予告が開始される。詳しい説明は、これまでの説明に譲り、ここでは簡単に説明すると、図139(イa9)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様の会話画像CI1が、中央領域に表示されている。この、殿様の会話画像CI1の表示は、ストック表示されている予告アイコンYIにはオーバーラップせず、予告アイコンYIの方が手前に表示されている。図139(イa10)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、会話予告が更新され、ボタン画像136aと残時間表示メータMTとによって構成された操作促進報知画像が表示された爺の会話画像CI2が表示されている。なお、図139(イa10)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、チャンスボタン136が操作されてもこれに応じた表示は行われない。また、爺の会話画像CI2は、ストック表示されている予告アイコンYIからズレた位置に表示されており、両者は重なっていない。
やがて、操作有効期間が開始され、図139(イa11)に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始してある程度の時間が経過したときの表示態様で示されている。
図139(イa12)のタイミングは、上記操作有効期間内であり、このタイミングで、遊技者がチャンスボタン136を操作する。図139(イa13)では、チャンスボタン136が上記操作有効期間内に操作されたことに応じて、爺の会話画像CI2が、操作促進報知画像から、リーチ演出が開始されることを予告する「リーチじゃ!」の文字表示に変化している。なお、「リーチじゃ!」といった予告の文字表示は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に表示されるものであってもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも表示されるものであってもよい。
また、「リーチじゃ!」の文字表示に変化した爺の会話画像CI2が表示されている状態で、変動アイコン変化アニメーションが開始される。すなわち、図139(イa14)に示すように、「変化」の予告アイコンYIに、これから予告アイコンYIが使用されることを報知するエフェクト画像EF11が付加されている。図139(イa15)では、ストック領域SSから光の玉が変動アイコンh0めがけて飛んでいき、変動アイコンh0にぶつかっている。光の玉がぶつかった変動アイコンh0は、第2表示態様(白点滅の表示態様)に変化している。
図139(イa15)のストック領域SSに表示されている「変化」の表示は、予告表示YHに相当し、同図(イa16)では、「変化」の予告表示YHが図117(b)に示す態様bに変化している。すなわち、使用されたことを表す態様に変化している。なお、態様bの間は、予告表示YHであることから、予告アイコンYIとしての使用はできない。
図139(イa17)では、態様bの予告表示YHから予告アイコンYIに変化しており、再度の使用が可能になっている。図139(イa18)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様の会話画像CI1及び爺の会話画像CI2が消去されて会話予告が終了し、第1装飾図柄が視認容易になっている。
図139(イa19)では、リーチ演出が開始され、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208cそれぞれで「装飾6」が揺れ変動している。図139(イa20)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面では、ノーマルリーチ演出の表示が開始されている。このノーマルリーチ演出中に、変動アイコン変化アニメーションが開始され、予告アイコンYIには、エフェクト画像EF11が再び付加され(図139(イa21))、図139(イa22)では、ストック領域SSから光の玉が変動アイコンh0めがけて飛んでいき、変動アイコンh0にぶつかっている。光の玉がぶつかった変動アイコンh0は、今度は、第3表示態様(青色の表示態様)に変化している。
図139(イa22)のストック領域SSに表示されている「変化」の表示は、予告表示YHに相当し、同図(イa23)では、「変化」の予告表示YHが図117(b)に示す態様bに再び変化しているが、同図(イa24)では、予告アイコンYIに戻っており、再度の使用が可能になっている。また、この図139(イa24)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ発展演出が表示され、続く同図(イa25)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、VS剣豪リーチのスーパーリーチ演出が開始され、敵役の剣豪の画像が大きく表示されている。そして、図139(イa26)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、主人公の吉宗と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。スーパーリーチ演出が開始されても、変動アイコンh0は表示されており、ストック領域SSには予告アイコンYIがストック表示されている。図139(イa27)に示すように、決闘シーンのアニメーションの途中で、変動アイコン変化アニメーションが開始され、予告アイコンYIに、エフェクト画像EF11がまた付加され、図139(イa28)では、ストック領域SSから光の玉が変動アイコンh0めがけて飛んでいき、変動アイコンh0にぶつかっている。
図140は、図139から続く演出例等を示す図である。
図139(イa28)から続く図140(イa29)では、変動アイコン変化アニメーションの中で、光の玉がぶつかった変動アイコンh0が、第4表示態様(緑色の表示態様)に変化している。また、「変化」の予告表示YHが態様bにまた変化しているが、図140(イa30)では、予告アイコンYIに戻っており、使用可能になっている。
図140(イa31)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、吉宗が敗北したシーンとともに、中図柄としての「装飾5」が大きく表示されているが、ストック領域SSには、予告アイコンYIが依然としてストック表示されている。
そして、ここでもワイプ演出が開始され(図140(イa32))、同図(イa33)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面が一旦、無模様同一色のワイプ表示になる。このワイプ表示では、変動アイコンh0が消えるとともに、ストック表示されていた予告表示YHも消える。図140(イa34)では、ワイプアウトし始め、徐々に、奥の表示が見え始めている。ここでは、揺れ変動している第1装飾図柄(「装飾6」−「装飾5」−「装飾6」)が見え始めている。続く図140(イa35)では、ストック領域SSに表示されている予告アイコンYIの下半分が見え始めている。
図140(イa36)では、ワイプアウトし、背景が通常背景に戻っているが、変動アイコンh0は、第4表示態様(緑色)のままである。また、第1装飾図柄では、「装飾6」−「装飾5」−「装飾6」の組合せが揺れ変動している。さらに、ストック領域SSには、予告アイコンYIが表示されている。
図140(イa37)では、予告アイコンYIが消えている。なお、予告アイコンYIは、ワイプ演出前に消える場合があってもよいし、ワイプアウトの段階で消えたままになりそのまま再表示されない場合があってもよいし、ワイプ演出の終了と同時に消える場合があってもよいし、スーパーリーチ演出が終了するまで消えない場合があってもよいし、確定表示されるまで消えない場合があってもよい。なお、ワイプ演出の実行中もストック表示されている予告アイコンYIが表示されていてもよい。また、ワイプ演出の実行中にストック表示されている予告アイコンYIが使用され、予告表示YHが放出される場合があってもよいが、ワイプ演出の実行中に予告アイコンYIのストック表示の有無に問わず、予告アイコンが使用されないように構成されていてもよい。
図140(イa38)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が、「装飾6」−「装飾5」−「装飾6」の組合せで確定表示されている。
続いて、複数の予告アイコンYIがストックされる例について説明する。
図139(イa6)までは同じであり、その後、図柄変動表示が終了する前までに、図117(b)に示すNo.21の「ボタン」の予告アイコンYIと、No.17の「リーチ」の予告アイコンYIを連続してストックした後、図139(イb1)に示すように、図柄変動表示が終了し、ハズレの装飾図柄の組み合せが停止表示される。その後、図139(イb2)に示すように、先読み対象変動となる図柄変動表示が開始される。この例では、表示を見るだけ、あるいは文字を読み取るだけで、予告アイコンから放出される予告表示YHが何なのかを認識することができる複数の予告アイコンを、次変動(先読み対象変動となる図柄変動表示)に持ち越している。
先読み対象変動となる図柄変動表示では、図139(イa9)〜同図(イa17)等、これまで何度も説明してきた会話予告と同じ会話予告が開始される(図140(イb3))。ここでは、会話予告の説明は、必要最小限にし、ストックされている予告アイコンYIについての説明を行う。図140(イb4)では、「変化」の予告アイコンYIと、「ボタン」の予告アイコンYIと、「リーチ」の予告アイコンYIの3つの予告アイコンYIのうち、「ボタン」の予告アイコンYIと、「リーチ」の予告アイコンYIそれぞれに、これから予告アイコンYIが使用されることを報知するエフェクト画像EF11が付加されている。図140(イb5)では、それぞれからエフェクト画像EF11が消え、態様bの「ボタン」の予告表示YHになるとともに、同じく態様bの「リーチ」の予告表示YHになる。ここで、ストック領域SSでは、互いの態様bの丸印が一部重なり合っているが、重ならないように表示されてもよい。また、ストックされた順番が早い方が、遅い方にオーバーラップされてもよいし、その逆に、遅い方が、早い方にオーバーラップされてもよい。図140(イb5)では、「ボタン」の予告表示が使用されたことから、会話予告の中で、ボタン演出が実行される。すなわち、ボタン画像136aと残時間表示メータMTとによって構成された操作促進報知画像が表示されている。図140(イb6)では、「ボタン」の予告表示YHも、「リーチ」の予告表示YHも、予告アイコンYIに戻っており、再度の使用が可能になっている。
そして、操作有効期間内に、チャンスボタン136が操作される(図140(イb7)。すると、操作促進報知画像から、「リーチ」の予告表示が使用されたことから、リーチ演出が開始されることを予告する「リーチじゃ!」の文字表示に変化している。
会話予告が終了すると、図140(イb10)では、第1装飾図柄において左図柄の第1停止が行われている。第1停止が行われると、「リーチ」の予告アイコンYIにエフェクト画像EF11が付加されている。なお、このエフェクト画像EF11は「リーチ」の予告アイコンYIに、第1停止が行われる前に付加されてもよいし、第1停止が行われるのと同時に付加されてもよいし、第1停止が行われるた後、第2停止が行われる前(すなわちリーチ状態発生前)に付加されてもよい。図140(イb11)では、エフェクト画像EF11が消え、態様bの「リーチ」の予告表示YHになっている。図140(イb12)では、第1装飾図柄において右図柄の第2停止が行われ、リーチ状態になっている。ている。
リーチ状態になると、今度は、変動アイコン変化アニメーションが開始され、図140(イb13)に示すように、「変化」の予告アイコンYIにエフェクト画像EF11が付加されている。そして、図140(イb14)では、光の玉が変動アイコンh0めがけて飛んでいき、変動アイコンh0にぶつかり、同図(イb15)では、光の玉がぶつかった変動アイコンh0が、第2表示態様(白点滅の表示態様)に変化している。また、「変化」の予告表示YHが態様bにまた変化しているが、図140(イa16)では、予告アイコンYIに戻っており、使用可能になっている。
図140(イb17)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面では、ノーマルリーチ演出の表示が開始されている。このノーマルリーチ演出中に、変動アイコン変化アニメーションがまた開始され、「変化」の予告アイコンYIにエフェクト画像EF11が再び付加されている(図139(イb18))。
図141は、複数の予告アイコンYIがストックされる例の続きを示す図である。
図140(イb18)から続く図141(イb19)では、光の玉が変動アイコンh0めがけて飛んでいき、変動アイコンh0にぶつかり、同図(イb20)では、光の玉がぶつかった変動アイコンh0が、第3表示態様(青色の表示態様)に変化している。また、「変化」の予告表示YHが態様bにまた変化しているが、図141(イb21)では、予告アイコンYIに戻っており、使用可能になっている。また、この図141(イb21)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ発展演出が表示され、続く同図(イb22)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、VS剣豪リーチのスーパーリーチ演出が開始され、敵役の剣豪の画像が大きく表示されている。そして、図141(イb23)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、主人公の吉宗と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。スーパーリーチ演出が開始されても、変動アイコンh0は表示されており、ストック領域SSには依然として3つの予告アイコンYIがストック表示されている。図141(イb24)に示すように、決闘シーンのアニメーションの途中で、「ボタン」の予告アイコンYIにエフェクト画像EF11が付加されており、続く図141(イb25)では、第1装飾図柄表示装置208Lに、チャンスボタン136を模したボタン画像136aと、操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータMTとによって構成されている操作促進報知画像が表示されている。なお、図141(イb25)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、ボタン操作されてもこれに応じた表示は行われない。また、「ボタン」の予告表示YHが態様bにまた変化しているが、その後に、予告アイコンYIに戻り、使用可能になっている。やがて、ボタン演出が開始となって、操作有効期間が開始される(図141(イb26))。図141(イb27)に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始して少し時間が経過したときの表示態様で示されている。
図141(イb28)のタイミングは、上記操作有効期間内であり、このタイミングで、遊技者がチャンスボタン136を操作する。ここでのボタン操作は、図17(32)に示す殿様のカットイン画像CI3が出現するか否かを占う操作であり、この例では、殿様のカットイン画像CI3は出現せず、決闘シーンのアニメーションが進行するに留まる(図141(イb29)〜同図(イb31)。なお、ボタン操作に応じて、変動アイコン変化アニメーションが開始され、「変化」の予告アイコンYIにエフェクト画像EF11が付加され、変動アイコンの表示態様が変化する場合があってもよい。
図141(イb32)では、「ボタン」の予告アイコンYIにエフェクト画像EF11が再び付加されており、続く図141(イb33)では、第1装飾図柄表示装置208Lに、チャンスボタン136を模したボタン画像136aと、操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータMTとによって構成されている操作促進報知画像が表示されている。やがて、ボタン演出が開始となって、操作有効期間が開始され、図141(イb34)に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始して少し時間が経過したときの表示態様で示されている。また、「ボタン」の予告表示YHが態様bにまた変化しているが(図141(イb33))、その後に、予告アイコンYIに戻り、使用可能になっている。
図141(イb35)のタイミングは、上記操作有効期間内であり、このタイミングで、遊技者がチャンスボタン136を操作する。こでのボタン演出は、最終ジャッジ演出であり、図141(イb36)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、吉宗が敗北したシーンとともに、中図柄としての「装飾5」が大きく表示されている。この後、第1装飾図柄表示装置208Lには、図140(イa32)以降で行われるワイプ演出が行われ、同図(イa37)のように予告アイコンYIが消去された後に、「装飾6」−「装飾5」−「装飾6」のハズレの装飾図柄の組み合わせが確定表示される。
なお、図141(イb36)に示す最終ジャッジ画面の表示は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に実行されてもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも実行されてもよい。
図142は、予告アイコンストック用のルーレット演出の例を段階的に示す図である。
図142(ウ1)に示す状態は、特図の保留がない状態であり、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われていない。また、図142(ウ1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lにおける、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrには、予告アイコンストック用のルーレットRLTが設けられている。このルーレットRLTは左と右の領域に分かれており、左側の領域には、図117(b)に示す各種の予告アイコンYIのうちのいずれか一つの予告アイコンYIの名称(アイコン名)が止まる。一方、右側の領域には、バツマーク、クエスチョンマーク、ビックリマークのいずれかが止まる。また、左側の領域にしても右側の領域にしても、複数の領域の色(例えば、白、青、緑、赤、金)が用意されており、アイコン名とマーク(記号)を組み合わせて使用される。図142(ウ1)に示すルーレット表示RLTには、左領域に、緑背景に「変化」のアイコン名が表示され、右領域に、白背景にバツマークが表示されており、この組み合わせでは、予告アイコンYIを獲得することはできない。すなわち、バツマークが表示された場合は、予告アイコンを獲得することができない。
その後、特図1始動口230に入球があり、図142(ウ2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域の第1装飾図柄は停止表示したままであるが、左上の第2装飾図柄では、変動表示が開始されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0では、変動アイコンの増加アニメーションが開始され、図142(ウ3)に示す台座hs0には、デフィルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。
図柄変動表示が開始されると、予告アイコンストック用のルーレットRLTでもルーレット表示(変動表示)が開始される(図142(ウ4))。ここでは、第1装飾図柄の変動表示の開始前にルーレット表示が開始されているが、ルーレット表示の開始は、第1装飾図柄の変動表示の開始と同時であってもよいし、第1装飾図柄の変動表示の開始後であってもよい。
図142(ウ5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域において、第1装飾図柄の変動表示が開始される。第1装飾図柄の変動表示が開始された後、ルーレットRLTの左領域の変動表示が停止し、緑背景に「リーチ」のアイコン名が表示されている(図142(ウ5))。一方、右領域の変動表示は継続している。やがて、図142(ウ7−1)に示すように、右領域の変動表示も停止し、緑背景にクエスチョンマークが表示されている。この組み合わせは、「リーチ?」という予告アイコンを獲得することができ、図142(ウ8)に示すストック領域SSには、「リーチ?」の予告アイコンYIがストックされている。「リーチ?」の予告アイコンYIは、リーチ演出が行われるかもしれない程度の弱予告のアイコンであり、「リーチ」の予告アイコンYIが使用された場合よりもリーチ演出が行われない場合が多い。
なお、「リーチ?」の予告アイコンYIが獲得されると、ルーレットRLTの表示を消してもよいが、この例では、表示し続けている。なお、この例では、ルーレットRLTの表示が左領域および右領域の変動表示が停止された状態で図柄変動表示を跨いでいるが、ルーレットRLTの表示が左領域および/または右領域の変動表示が行われた状態で図柄変動表示を跨いでもよい。また、図柄の停止表示中は、RLTの表示(左領域および/または右領域の変動表示が行われている状態や左領域および/または右領域の変動表示が停止されている状態)が表示されないように構成されていてもよい。
図142(ウ9−1)では、第1装飾図柄の第1停止が行われ、左図柄に「装飾6」が仮停止している。この図柄変動表示では、「リーチ?」の予告アイコンYIは使用されず、リーチ演出は行われないまま、図142(ウ10)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「装飾6」−「装飾4」−「装飾1」のハズレの装飾図柄の組み合わせが揺れ変動しており、同図(ウ11)では、その組み合わせで確定表示されている。ここでは、後続の保留がないため、確定表示が行われると、「リーチ?」の予告アイコンYIは消えてしまう。ただし、後続の保留がある場合は、次変動に持ち越す場合があってもよいし、必ず持ち越されてもよい。あるいは、後続の保留がある場合でも、持ち越されなくてもよい。
なお、ルーレットの変動回数は、一回の図柄変動表示につき、ここでは1回であったが、複数回変動してもよい。また、先読み対象変動の図柄変動表示と、それより前の図柄変動表示では、一回の図柄変動表示におけるルーレットの変動回数に差を設けてもよく、例えば、先読み対象変動の図柄変動表示の方が、それより前の図柄変動表示よりも、ルーレットの変動回数を多くしてもよいし、あるいは反対に少なくしてもよい。例えば、先読み対象変動の図柄変動表示より前の図柄変動表示では、先読み予告としてルーレット表示を1回行い、先読み対象変動の図柄変動表示では、通常予告としてルーレット表示を3回行ってもよい。ただし、これらの回数は定まったものではなくてもよく、0回の場合があってもよい。
また、ここで説明したルーレット表示とは別の演出(例えば、じゃんけん対決等のミニゲーム)によっても、予告アイコンYIがストックされてもよいし、ルーレット表示が行われている間は、予告アイコンYIを獲得することが可能なミニゲーム等の演出は行われなくてもよい。また、ルーレット表示が行われた、あるいは行われる図柄変動表示では、予告アイコンYIを獲得することが可能なミニゲーム等の演出は行われなくてもよい。
続いて、リーチ煽り演出について説明する。
図142(ウ8)までは同じであり、図142(ウ9−2−1)では、「リーチ?」の予告アイコンYIに、これから予告アイコンYIが使用されることを報知するエフェクト画像EF11が付加されている。続く図142(ウ9−2−2)では、リーチ煽り演出が開始され、第1装飾図柄において煽り変動が行われる。すなわち、ここでは、第1装飾図柄における左図柄と右図柄が低速変動に切り替わり、左図柄は上回転し、右図柄は下回転し、上下方向中央位置で仮停止するかの演出が実行されている(図142(ウ9−2−3)。しかしながら、図142(ウ9−2−4)に示すように仮停止は行わず、リーチ煽り演出は失敗に終わる。なお、エフェクト画像EF11は、リーチ煽り演出が開始されると消えてしまっているが、リーチ煽り演出中、継続して「リーチ?」の予告アイコンYIに表示されていてもよい。図142(ウ9−2−5a)に示す「リーチ?」の予告アイコンYIは、使用されたことを表す丸印が示されているが、この丸印はすぐに消え、予告アイコンYIは再使用可能になる。また、図142(ウ9−2−5a)における第1装飾図柄では、3つの装飾図柄全てが低速変動になり、同図(ウ9−2−6a)では、「装飾7」−「装飾7」−「装飾8」のハズレの装飾図柄の組み合わせが揺れ変動し、その組み合わせで確定表示されている(図142(9−2−6a))が、「リーチ?」の予告アイコンYIは、装飾図柄が確定表示する前に非表示になる。
なお、この例では、予告アイコンYIに、これから予告アイコンYIが使用されることを報知するエフェクト画像EF11が付加されているが、使用開始前、あるいは使用開示時に、予告アイコンYI自体の態様が変化してもよい。例えば、予告アイコンYI自体が大きくなったり、予告アイコンYI自体がの色が変わったりしてもよい。また、使用中は、元の態様に戻してもよいし、態様が変化したままであってもよい。
次に、リーチ煽り演出の他の例について説明する。
図142(ウ9−2−4b)は、図142(ウ9−2−4a)と同じ状態であり、リーチ煽り演出に失敗した後の状態である。この例では、3つの装飾図柄全てが、このまま低速変動になるのではなく、逆に高速変動に切り替わり(図142(ウ9−2−5b)、「リーチ?」の予告アイコンYIに示されていた丸印が消えた図142(ウ9−2−6b)では再び、「リーチ?」の予告アイコンYIにエフェクト画像EF11が付加されている。続く図142(ウ9−2−7b)では、第1装飾図柄において煽り変動が再び開始され、ここでは、第1装飾図柄における左図柄と右図柄それぞれが、高速変動を続けている中図柄に向かって移動を始め、中図柄を互いに通り越すことなく、中図柄の手前で、左図柄と右図柄それぞれが拡大表示され(図142(ウ9−2−9b))、その後、仮停止が行われ、リーチ状態が成立し(図142(ウ9−2−10b))、最終的には、リーチ煽り演出は成功している。なお、図142(ウ9−2−2)から同図(ウ9−2−4a)または同図(ウ9−2−4b)で行われるリーチ煽り演出と同図(ウ9−2−5b)から同図(ウ9−2−9b)または後述する同図(ウ9−2−9b´)のリーチ煽り演出は、一連のリーチ煽り演出であってもよい。
次に、リーチ煽り演出において、煽り変動が再び開始されたにもかかわらず失敗する例について説明する。
先の図142(ウ9−2−8b)に示すように、左図柄と右図柄それぞれが、高速変動を続けている中図柄に向かって移動を始め、図142(ウ9−2−9b'1)では、左図柄も右図柄も、中図柄を互いに通り越してしまっており、(図143(ウ9−2−9b))に示すような、中図柄手前における拡大表示は行われず、結局、仮停止も行われないで、3つの装飾図柄全てが低速変動になり(図142(ウ9−2−9b'2))、同図(ウ9−2−9b'3)では、「装飾7」−「装飾7」−「装飾8」のハズレの装飾図柄の組み合わせが揺れ変動し、その組み合わせで確定表示されている。
なお、エフェクト画像EF11は、新たな煽り変動が開始される度に、「リーチ?」の予告アイコンYIに付加されているが、一連の演出としてリーチ煽り演出が事項され、エフェクト画像EF11は、最初の一回のみ、「リーチ?」の予告アイコンYIに付加されるようにしてもよい。
図143は、予告アイコンストック用のルーレットRLTを用いた他の演出と、ボタン操作を伴う演出例を示す図である。
図143(ウ9−2−4c)は、図142(ウ9−2−3)から続く例であり、リーチ煽り演出の成功例を示す。ここでは、上下方向中央で左図柄と右図柄が揃い、仮停止前に、左図柄と右図柄それぞれが拡大表示され(図143(ウ9−2−4c))、その後、仮停止が行われ、リーチ状態が成立している(図143(ウ9−2−5c))。
また、図143(ウ7−2−1)は、図142(ウ6)から続く例であり、この図143(ウ7−2−1)では、ルーレットRLTの右領域には、赤背景にビックリマークが表示されている。この結果、緑背景に「リーチ」のアイコン名と、赤背景にビックリマークの組み合わせになる。この組み合わせでは、「リーチ?」の予告アイコンYIよりも信頼度が高い「リーチ」の予告アイコンYIを獲得することができる。また、赤背景に「リーチ」のアイコン名と、緑背景にクエスチョンマークの組み合わせでは、「リーチ?」の予告アイコンYIしか獲得することができないようにしてもよいし、「リーチ」の予告アイコンYIを獲得することができるようにしてもよい。なお、赤背景に「リーチ」のアイコン名と赤背景にビックリマークが表示されて「リーチ」の予告アイコンYIを獲得した場合の方が、緑背景に「リーチ」のアイコン名と赤背景にビックリマークが表示されて「リーチ」の予告アイコンYIを獲得した場合よりも「リーチ」の予告アイコンを使用する図柄変動表示が大当りとなりやすいように構成されていてもよい。また、赤背景に「リーチ」のアイコン名と緑背景にクエスチョンマークが表示されて「リーチ」の予告アイコンYIを獲得した場合の方が、緑背景に「リーチ」のアイコン名と赤背景にクエスチョンマークが表示されて「リーチ」の予告アイコンYIを獲得した場合よりも「リーチ」の予告アイコンを使用する図柄変動表示が大当りとなりやすいように構成されていてもよい。すなわち、アイコン名が表示される背景色の方が、マーク(記号)が表示される背景色よりも大当りの信頼度に関係している。したがって、赤背景に「リーチ」のアイコン名と緑背景にビックリマークが表示されて「リーチ」の予告アイコンYIを獲得した場合の方が、緑背景に「リーチ」のアイコン名と緑背景にビックリマークが表示されて「リーチ」の予告アイコンYIを獲得した場合よりも「リーチ」の予告アイコンを使用する図柄変動表示が大当りとなりやすい。さらに、赤背景に「リーチ」のアイコン名と緑背景にビックリマークが表示されて「リーチ」の予告アイコンYIを獲得した場合と、赤背景に「リーチ」のアイコン名と緑背景にビックリマークが表示されて「リーチ」の予告アイコンYIを獲得した場合では、「リーチ」の予告アイコンを使用する図柄変動表示が大当りになるなりやすさは同じである。ただし、アイコン名が表示される背景色と、マーク(記号)が表示される背景色は、大当りの信頼度への関係性は同じであってもよい。あるいは、マーク(記号)が表示される背景色の方が、アイコン名が表示される背景色よりも大当りの信頼度に関係していてもよい。
なお、以上の説明における色の名称は表示態様で表すことができる。すなわち、「赤」は第5表示態様であり、「緑」は第4表示態様である(以下の説明においても同じ。)。
また、図143(ウ7−3−1)も、図142(ウ5)から続く例であり、この図143(ウ7−3−1)では、ルーレットRLTの左領域には、赤背景に「リーチ」のアイコン名が表示され、右領域には、赤背景にビックリマークが表示されている。この組み合わせをもって、はじめて「リーチ」の予告アイコンYIを獲得することができるようにしてもよい。すなわち、背景色が左領域も右領域もともに赤背景でなければ、「リーチ」の予告アイコンYIを獲得することができず、片方が緑背景であれば、信頼度の低い「リーチ?」の予告アイコンYIになってしまう。また、この場合において、赤背景が先に止まった方が、緑背景が先に止まった場合よりも、もう片方に赤背景が止まりやすいように構成されていてもよく、あるいは、確率的に同じであってもよい。
また、図143(ウ7−4−1)も、図142(ウ5)から続く他の例であり、この図143(ウ7−4−1)では、ルーレットRLTの左領域には、図117(a)に示す箱のアイコンが表示され、、右領域には、ストック数が表示されている。この例では、図117(a)に示す「箱」のアイコンを1個獲得することができる。なお、ストック数としては0〜3個である。また、左領域には、「箱」かバツマークのどちらかが表示され、右領域には、色(白、赤、金、虹)が表示されてもよい。この場合には、例えば、バツマークと虹であれば、箱形の予告アイコンYIを獲得することができず、「箱」と赤であれば、「赤箱」の予告アイコンYIを獲得することができる。
また、図143(ウ7−5−1)も、図142(ウ5)から続く他の例であり、この図143(ウ7−5−1)では、ルーレットRLTの左領域には、金(第6表示態様)背景に「リーチ」のアイコン名が表示され、右領域には、金背景にビックリマークが表示されている。この組み合わせでは、図143(ウ7−5−2)に示すように、金色の「リーチ」の予告アイコンYIを獲得することがきる。金色の「リーチ」の予告アイコンは、通常の「リーチ」の予告アイコンに比べて、信頼度が高い。あるいは、大当りの信頼度も高くてもよい。
なお、このように左領域と右領域がともに金背景であったとしても、左領域と右領域がともに赤背景であった場合に獲得することができる予告アイコンと同じ予告アイコンしか獲得することができないようにしつつも、先読み対象変動について金背景の方が赤背景よりも大当りしやすくてもよい。
また、ルーレットRLTの表示と、ストックされた予告アイコンYIに矛盾を生じさせてもよい。例えば、ルーレットRLTの表示は「リーチ」と「?」であるのに、予告アイコンYIは「リーチ」の予告アイコンであったり、ルーレットRLTの表示は「リーチ」と「!」であるのに、予告アイコンYIはスーパーリーチを表す「SP」の予告アイコンであったり、ルーレットRLTの表示で背景が金背景なのに、予告アイコンYIは緑表示のアイコンであったりしてもよい。このような矛盾は、矛盾が生じないよりも、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくてもよいし、あるいは反対に、最終的にハズレ図柄が確定表示されやすくてもよい。また、ルーレットRLTの表示で背景が金背景なのに、予告アイコンYIは緑表示のアイコンであった場合等は、大当り確定であってもよい。
また、ルーレットの再変動を行ってもよい。例えば、ルーレットRLTの表示が「リーチ」と「×」で止まっても、右領域を再変動させることによって最終的に「リーチ」と「!」の組み合わせになってもよい。また、ルーレットRLTの表示が「リーチ」と「?」で止まっても、左領域を再変動させることによって最終的に「SP」と「?」の組み合わせになってもよい。さらに、ルーレットRLTの表示が、図117(a)に示す「箱」のアイコンと「×1」で止まっても、両方の領域を再変動させることによって最終的に「赤箱」のアイコンと「×2」の組み合わせになってもよい。さらに、左領域と右領域のうち一方のみが変動中で他方が停止した場合であっても、停止した他方を再変動させてもよい。
以上、ルーレット演出について説明したが、ここでの例では、アイコン名はいずれも「リーチ」であったが、図117(b)に示す各種の予告アイコンYIの名称であっても同様である。ただし、アイコン名によっては、緑色の背景色にはクエスチョンマークのみ、あるいはクエスチョンマークかバツマークのみが表示されたり、赤色及び金色の背景色にはビックリマークのみ、あるいはビックリマークかバツマークのみが表示されてもよい。さらに、図117(b)に示すNo.5やNo.23やNo.24といった大当り確定につながる予告アイコンのアイコン名は、クエスチョンマークと組み合わされることがないようにしてもよい。すなわち、「パトランプ」と「バツマーク」の組み合わせか、「パトランプ」と「ビックリマーク」の組み合わせしか表示されないようにしてもよい。また、大当りの信頼度が相対的に高くなることにつながる予告アイコンのアイコン名(例えば、No.3の「赤チャンス」やNo.4の「激アツ」やNo.5の「鉄板」のアイコン名)のときには、「ビックリマーク」のみと組み合わされてもよい。また、大当り確定につながる予告アイコンのアイコン名は、アイコン名の背景色もマーク(記号)の背景色もともに、虹色(第7表示態様)であってもよい。
また、大当り確定につながる予告アイコンのアイコン名(例えば、No.5の「鉄板」のアイコン名)の背景色によって、マーク(記号)を予告するようにしてもよい。例えば、先に止まった「鉄板」の背景色が、緑色であった場合には、バツマークの停止もあり得ることの予告になり、虹色であった場合にはビックリマークの停止が確定してもよい。
さらに、アイコン名(この例では左領域)が必ず先に停止するようにしてもよいし、あるいは反対にマーク(この例では右領域)が必ず先に停止するようにしてもよい。また、どちらが先に停止するかわからないときに、マークが先に停止する場合には、バツマークは停止しないようにしてもよい。
また、ルーレット演出において予告アイコンがストックされたら、その予告アイコンは必ず使用されるようにしてもよい。
続いて、ボタン操作を伴う演出例について説明する。
図143(エa1)は、特図の保留が無い状態で、先読み対象の図柄変動表示が行われており、ストック領域SSには、「箱」の予告アイコンYIが一つだけストックされている。図143(エa2)では、ストックされていた予告アイコンYIの左側に、操作促進報知画像が表示される。ここでの操作促進報知画像も、チャンスボタン136を操作有効期間内に操作することを促す画像であり、チャンスボタン136を模したボタン画像136aと、上記操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータMTとによって構成されている。なお、図121(あ31−2−2)のタイミングは、操作有効期間の開始前であり、残時間表示メータMTは、操作有効期間の開始前には表示されなくてもよく、操作有効期間の開始と同時に表示されるようにしてもよい。
図143(エa3)のタイミングで、操作有効期間が開始され、同図(エa4)に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始してから少し時間が経過したときの表示態様で示されている。
図143(エa5)のタイミングは、上記操作有効期間内であり、このタイミングで、遊技者がチャンスボタン136を操作する。チャンスボタン136が上記操作有効期間内に操作されたことに応じて、図143(エa6)では、予告アイコンYIがエフェクト画像EF13で覆われた後、同図(エa7)に示すように、そのエフェクト画像EF13が消え、箱が閉じた表示態様である態様aであった予告アイコンYIが、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中から「変化」の予告表示YHが飛び出すアニメーション(箱開放アニメーション)が表示される。
なお、予告アイコンYIの、箱が開いた表示態様である態様dへの変化は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に実行されてもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも実行されてもよい。
この演出例では、図143(エa8)に示すように、予告アイコンYIは、箱が開いた表示態様である態様dから箱が閉じた表示態様である態様aに変化し、消去されない。図143(エa9)では、予告アイコンYIから放出された「赤変化」の予告表示YHが使用され、これまでデフォルトの表示態様(第1表示態様)であった変動アイコンの表示態様が、青色の表示態様(第3表示態様)に変化している。
図143(エa10)では、ストックされている予告アイコンYIの左側に、操作促進報知画像が再び表示され、その後、操作有効期間が開始されて、同図(エa11)に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始してから少し時間が経過したときの表示態様で示されている。
図143(エa12)のタイミングは、上記操作有効期間内であり、このタイミングで、遊技者がチャンスボタン136を操作する。チャンスボタン136が上記操作有効期間内に操作されたことに応じて、図143(エa13)では、予告アイコンYIが箱が開いた態様dに変化し、中から「リーチ」の予告表示YHが放出されている。そして、図143(エa14)では、予告アイコンYIが、閉じた態様aに戻ることなく消えている。
なお、この例では、操作促進報知画像がその都度、表示されているが、操作促進報知画像が表示されず、いわゆる裏ボタン演出が行われてもよい。
図144は、ボタン操作に応じて「ボタン」の予告アイコンYIの表示態様が変化する例と、その他の例を示す図である。
図144(エb1)では、VS剣豪リーチのスーパーリーチ演出が実行されており、第1装飾図柄表示装置208Lには、主人公の吉宗と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。また、図144(エb1)では、図117(b)に示すNo.21の「ボタン」の予告アイコンYIがストックされている。図144(エb2)では、その「ボタン」の予告アイコンYIに、エフェクト画像EF11が付加されており、図144(エb3)では、第1装飾図柄表示装置208Lの中央領域に、大きめ目にボタン画像136aが表示され、その後、ボタン画像136aは少し小さくなって、残時間表示メータMTが追加される(図144(エb4))。また、この例では、チャンスボタン136を連続操作することを要求する「連打」の文字と、吉宗と剣豪の優劣を表す対決メータMTVも表示されている。対決メータMTVは吉宗側(左側)が青メータであり、剣豪側(右側)が赤メータである。対決メータMTVの表示開始時には、青メータが半分、赤メータが半分になっている。なお、図144(エb4)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、ボタン操作されてもこれに応じた表示は行われない。やがて、ボタン演出が開始となって、操作有効期間が開始される(図144(エb5))。図144(エb6)に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始して少し時間が経過したときの表示態様で示されている。なお、対決メータMTVは、変動アイコンh0の一部によってオーバーラップされているが、変動アイコンh0をオーバーラップするように対決メータMTVが表示されてもよく、変動アイコンh0をオーバーラップしない位置に対決メータMTVが表示されてもよい。
図144(エb7)のタイミングは、上記操作有効期間内であり、このタイミングで、遊技者がチャンスボタン136を操作する。すると、図144(エb8)に示すように、「ボタン」の予告アイコンYIにエフェクト画像EF11が付加されており、予告アイコンYIの表示態様に変化が生じている。しかしながら、ここでのにエフェクト画像EF11は、これから予告アイコンYIが使用されることを報知するものではない。
連打操作を要求されていることから、図144(エb9)のタイミングでも遊技者がチャンスボタン136を操作する。すると、図144(エb10)でも、「ボタン」の予告アイコンYIにエフェクト画像EF11が付加されており、予告アイコンYIの表示態様に変化が生じている。このエフェクト画像EF11はすぐに消え(図144(エb11))、図144(エb12)のタイミングでも遊技者がチャンスボタン136を操作する。すると、図144(エb13)でも、「ボタン」の予告アイコンYIにエフェクト画像EF11が付加されており、予告アイコンYIの表示態様に変化が生じている。遊技者のボタン操作を間隔が短くなれば、予告アイコンYIへのエフェクト画像EF11の付加と消滅が高速で行われることになり、エフェクト画像EF11は常時点灯しているように見える。
チャンスボタン136の操作回数に応じて対決メータMTVの青メータは増加する。しかしながら、この対決メータMTVでは、操作有効期間が開始されると、時間の経過に応じて、剣豪の赤メータが自動的に増えてくる。この赤メータの増加スピードに負けないようにチャンスボタン136を連打すれば、赤メータの増加に青メータの増加が勝って、青メータが増えていくことになる。図144(エb13)に示すように全てが青メータになると、図144(エb13)に示すよう吉宗のカットイン画像CI3が出現する。一方、全てが赤メータになると、ここでは不図示の剣豪のカットイン画像が出現する。
なお、「ボタン」の予告アイコンYIにエフェクト画像EF11が付加されるタイミングは、チャンスボタン136が1回操作される度ではなく、対決メータMTVで青メータが1目盛り増加する度にしてもよい。
続いて、予告アイコンYIのストック数が表示される例について説明する。
図144(オa1)は、図120(あ9−1)に示す状態と同じ状態であり、変動アイコンh0の村人のキャラクタのアイコンが、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタのアイコンに勝利しており、図144(オa2)では、変動アイコンh0の村人のキャラクタが勝利したことにより、出現領域ASに表示されていた予告アイコンYIのストックアニメーションが開始されている。すなわち、出現領域ASに表示されていた、図117(a)に示すNo.1の「箱」の予告アイコンYIが、その出現領域ASから出て、一旦大きく表示されている。この段階で、第1装飾図柄表示装置208Lの第2装飾図柄と第2保留数表示との間には、ストック数の表示(ここでは「ストック×1」)が開始されている。すなわち、予告アイコンYIが、ストック領域SSに到達する前に、ストック数の表示が開始されており、出現領域ASを見ただけでは、予告アイコンを何個獲得することができたか不明な場合には、ストック領域SSに予告アイコンYIが表示される前に、このストック数の表示によって獲得数を知ることができる。図144(オa3)では、予告アイコンYIがストック領域SSに表示されている。図144(オa3)では、予告アイコンYIがストック領域SSに表示されている。
この後、保留が消化され、特図の保留がなくなった状態における図柄変動表示中の様子を表す図144(オa4)では、ストック領域SSに、1つの予告アイコンYIがストックさており、ストック数の表示も「ストック×1」である。
図144(オa5)では、リーチ演出が開始され、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208cそれぞれで「装飾6」が揺れ変動している。やがて、リーチ状態で、ストック表示されていた予告アイコンYIが使用される。すなわち、図144(オa6)に示すように、予告アイコンYIは箱が開いた態様dに変化し、箱の中から「変化」の予告表示YHが放出されている。このように予告アイコンYIが使用されたことにより、ストック数の表示は、「ストック×0」に一旦なって(図144(オa6))から、ストック数の表示自体が消えている(図144(オa7))。その後、図121(あ33)に続く。なお、同じ予告アイコンYIが繰り返し使用される場合は、ストック数の表示は変化せず、この場合であれば「ストック×1」が表示され続ける。なお、同じ予告アイコンYIが繰り返し使用される場合であっても、一回使用されれば、ストック数の表示を一旦「ストック×0」にして、すぐに「ストック×1」に戻してもよい。なお、予告アイコンのストック数が0となった場合に「ストック×0」を表示せず図144(オa7)のようにストック数の表示自体を消去するように構成されていてもよい。
また、ストック領域SSは複数設けられていてもよい。以下に示す例では、ストック領域SSとして、右側の第1ストック領域SSRと、左側の第2ストック領域SSLの2つが設けられている。
図144(オb1)も、図120(あ9−1)に示す状態と同じ状態であり、変動アイコンh0の村人のキャラクタのアイコンが、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタのアイコンに勝利しており、図144(オa2)では、予告アイコンYIのストックアニメーションが開始され、「箱」の予告アイコンYIが出現領域ASから出て、一旦大きく表示されている。その後、右側の第1ストック領域SSRと、左側の第2ストック領域SSLそれぞれに、「箱」の予告アイコンYIが1つずつストックされる(図144(オa3)。なお、一旦大きく表示された「箱」の予告アイコンYIが分裂するアニメーションが表示されてもよいが、右側の第1ストック領域SSRと、左側の第2ストック領域SSLそれぞれに、瞬間的に表示されてもよい。ここでは、獲得した予告アイコンYIの数は、あくまで1個である。
この後、保留が消化され、特図の保留がなくなった状態における図柄変動表示中の様子を表す図144(オb4)でも、左側の第1ストック領域SSLにも、右側の第2ストック領域SSRにも、「箱」の予告アイコンYIが1つずつストックされている。
図144(オb5)では、リーチ演出が開始され、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208cそれぞれで「装飾6」が揺れ変動している。やがて、リーチ状態で、ストック表示されていた予告アイコンYIが使用される。この際、2つの予告アイコンYIのうち片方の予告アイコンYIのみが使用されてもよい。また、どちらの予告アイコンYIが使用されるか(どちらの箱が開くか)を占う演出や、予告する演出が行われてもよい。ここでは、両方の予告アイコンYIが同時に使用される。すなわち、図144(オb6)に示すように、両方の予告アイコンYIが、箱が開いた態様dに同時に変化し、それぞれの箱の中から「変化」の予告表示YHが放出されている。そして、図144(オa7)に示すように、2つの予告アイコンYIが同時に消えている。
図145は、図144から続く演出例と、同じ予告アイコンを複数の態様で表示する例を示す図である。
図144(オb7)から続く図145(オb8)では、左右それぞれに放出された「変化」の予告表示YHが、それぞれ光の玉YHbに変化している。したがって、左と右に一つずつ光の玉YHbが表示されている。図145(オb9)では、左側の光の玉YHbも右側の光の玉YHbも、変動アイコンh0に向かって飛んでいき、変動アイコンh0で一つになって、変動アイコンh0の表示態様を変化させるようなアニメーションが表示されている。図145(オb10)に示す変動アイコンh0は、第1表示態様から第3表示態様に変化している。これは、二つ分の予告アイコンYIがもとになっていることから、2段階分変化している。なお、1段階分しか変化しないようにしてもよい。その後、図121(あ37)に続く。
なお、予告アイコンYIのストックの仕方によって、大当りの信頼度が異なってもよい。すなわち、通常はストック領域SSの定まった位置から順にストックされていく。例えば、第1ストック位置、第2ストック位置、第3ストック位置の順にストックされていく。しかしながら、この順番とは逆に、第3ストック位置、第2ストック位置、第1ストック位置の順でストックされる場合があってもよく、このような変則的な場合には、通常の場合に比べて、大当りの信頼度が高くなってもよいし、あるいは反対に低くなってもよい。また、通常は、右側の第1ストック領域SSRと、左側の第2ストック領域SSLの両方にストックされるのに対し、変則的に、一方のストック領域のみ(例えば、左側の第2ストック領域SSL)にしかストックされない場合があってもよい。このような変則的な場合にも、通常の場合に比べて、大当りの信頼度が高くなってもよいし、あるいは反対に低くなってもよい。さらには、右側の第1ストック領域SSRと、左側の第2ストック領域SSLのどちらの領域にストックされるのかによって、大当りの信頼度が異なってもよい。例えば、右側の第1ストック領域SSRの方が、通常であってり、優先される場合には、左側の第2ストック領域SSLにストックされた場合は、大当りの信頼度が高くなってもよいし、あるいは反対に低くなってもよい。
また、獲得した予告アイコンYIは「白色」の予告アイコンであっても、白色の予告アイコンYIをそれぞれの領域SSL,SSRに表示する場合に、2つとも白色の予告アイコンYIを表示する場合と、白色の予告アイコンYIと赤色の予告アイコンYIを表示する場合があってもよい。後者の場合には、獲得した予告アイコンYIから放出される予告表示YHに期待がもてる場合がある。例えば、2つとも白色の予告アイコンYIが表示されている場合には、図117(b)に示すNo.6のデフォルト色の「変化」の予告表示が放出されるが、白色の予告アイコンYIと赤色の予告アイコンYIが表示されている場合には、図117(b)に示すNo.7の赤色の「赤変化」の予告表示が放出される場合があってもよい。
図145(オc1)〜同図(オd)は、同じ予告アイコンを複数の態様で表示する例を示す図である。
図145(オc1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、これまでは図示省略してきた背景画面が表示され、図129(う1−2−1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lと同じく、海の背景画面が表示されている。この図145(オc1)では、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrに、「番長」のアイコン変化予告表示IYHが表示され、この「番長」のアイコン変化予告表示IYHは、図139(イa4)に示す「番長」のアイコン変化予告表示IYHと同じく、図117(b)に示すNo.6の「変化」の予告アイコンYIを獲得したことを表示している。
図145(オc2)では、「変化」の予告アイコンYIが、ストック領域SSに移動し、同図(オc3)では、そのストック領域SSに表示されている。また、この例では、背景画面の左側に帯アイコンOBIが表示され、その帯アイコンOBIにも、獲得した予告アイコンYIの名称(ここでは「変化」)を表示している。したがって、この例では、獲得した予告アイコンYIに関する表示が2箇所で行われている。なお、帯アイコンOBIは背景画面に表示されるアイコンであるため、いずれの表示(例えば、第1装飾図柄の表示や第2装飾図柄の表示や、ここでは不図示の第2保留アイコンh12〜第4保留アイコンh14の表示等)よりも奥側に表示されている。
やがて、図145(オc4)に示すように、図柄変動表示が終了し、ハズレの装飾図柄の組み合せが停止表示された後、同図(オc5)では、先読み対象変動となる図柄変動表示が開始されている。先読み対象変動となる図柄変動表示が開始されると、予告アイコンYIが使用される。図145(オc6−1)では、その予告アイコンYIを用いた変動アイコン変化アニメーションが開始される。すなわち、図145(オc6−1)に示すように、「変化」の予告アイコンYIにエフェクト画像EF11が付加され、同図(オc7)では、ストックされていた「変化」の予告アイコンYIが消える。続いて図145(オc8)では、ストック領域SSから光の玉が変動アイコンh0めがけて飛んでいき、変動アイコンh0にぶつかっている。光の玉がぶつかった変動アイコンh0は、図145(オc9)に示すように、第2表示態様(白点滅の表示態様)に変化している。一方、帯アイコンOBIでは何の演出も行われておらず、その帯アイコンOBIに表示された、獲得した予告アイコンYIの名称の表示にも、何の変化も生じていない。ただし、帯アイコンOBIでも変動アイコン変化アニメーション等の何らかのアニメーションが実行され、獲得した予告アイコンYIの名称の表示にも、何らかの変化(例えば、点滅表示や表示色変化等)が生じてもよい。
ストック領域SSにおける予告アイコンYIは、使用とともに早々に消えてしまっているが、帯アイコンOBIは、変動アイコンh0が実際に変化するまでは少なくとも表示されでおり、図145(オc10)に示すように、変動アイコンh0の変化後に消えている。
図145(オc6−2−1)以降に示す例は、「変化」の予告アイコンYIが再使用される例である。図145(オc6−1)から続く、同図(オc6−2−1)では、これまで予告アイコンYIであったものが、図117(b)に示す態様bの「変化」の予告表示YHに変化しているが、同図(オc6−2−2)では、予告アイコンYIに戻っており、使用可能になっている。図145(オc6−2−3)では、リーチ演出が開始され、同図(オc6−2−3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ノーマルリーチ演出の表示が表示されている。ノーマルリーチ演出が開始されると、海の背景画面からノーマルリーチ演出の背景画面に切り替わり、これに伴い、獲得した予告アイコンYIの名称が表示されている帯アイコンOBIが消える。一方、ノーマルリーチ演出中も、ストック領域SSに表示されている予告アイコンYIは表示され続けている。
図145(オc6−2−5)では、ノーマルリーチ演出が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lには、海の背景画面が再び表示されており、予告アイコンYIの名称が表示された帯アイコンOBIの表示も復活している。このように、予告アイコンYIの名称が表示された帯アイコンOBIの表示は、リーチ演出を跨いで表示される。その後、装飾図柄の揺れ変動中に、言い換えれば図145(オc6−2−7)〜同図(オc6−2−8)に示す確定表示が行われる前に、帯アイコンOBIの表示は消える。また、ストック領域SSに表示されていた予告アイコンYIの表示も消える。なお、この例では、後続の保留がなく、予告アイコンYIに関する表示(帯アイコンOBIの表示、ストック領域SSの予告アイコンYIの表示)が消えたとも見ることができるが、後続の保留があっても、確定表示前に、予告アイコンYIに関する表示(帯アイコンOBIの表示、ストック領域SSの予告アイコンYIの表示)は消えてもよいし、あるいは反対に、後続の保留がある場合には、予告アイコンYIに関する表示は確定表示まで継続して表示されてもよい。
図145(オd)は、複数の予告アイコンYIがストックされている場合を示す図である。この例では、ストック領域SSの予告アイコンYIの表示の他に、帯アイコンOBIを用いた表示も行われている。すなわち、一つの予告アイコンYIにつき一つの帯アイコンOBIによる表示が行われている。
これまでの例では、帯アイコンOBIは背景表示として表示されていたが、図146(オe)に示す例では、帯アイコンOBIによって、第1装飾図柄の表示領域が狭められている。なお、第2装飾図柄の表示は、帯アイコンOBIの上部で行われている。
図146(オf)に示す例では、最大ストック数である3つの予告アイコンYIがストックされており、3つの帯アイコンOBIが表示されている関係で、第1装飾図柄の表示領域は、1/4程度に狭められており、ストック表示されている予告アイコンYIによって第1装飾図柄はオーバーラップされている。ただし、第1装飾図柄を優先させ、第1装飾図柄が予告アイコンYIにオーバーラップするようにしてもよい。なお、第2保留数表示は帯アイコンOBIにオーバーラップされていない。また、変動アイコンh0も保留アイコンh11も視認可能である。この例では、第1装飾図柄、背景表示、保留枠UIの表示、変動アイコンh0、および保留アイコンは、狭められているが、第2装飾図柄の表示、第2保留数表示、ストックされている予告アイコンYIの表示は、狭められていない。なお、帯アイコンOBIの表示によって狭められる表示の一例として、第1装飾図柄、背景表示、保留枠UIの表示、変動アイコンh0、保留アイコン、各種予告表示(例えば、前述の会話予告(殿様の会話画像CI1、爺の会話画像CI2、ミニゲーム、アイコン変化予告、タイマ予告演出、メータ表示(前述の白メータMW、後述のメータ表示MDなど))等を列挙することができる。すなわち、帯アイコンOBIの表示によって狭められる表示としては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。また、帯アイコンOBIの表示によって狭められない表示の一例として、第2装飾図柄の表示、第2保留数表示、ストックされている予告アイコンYI、音量調整用のバー表示VB、演出カスタマイズでONに設定したモード名の表示(例えば、前述の画面右上の枠RWと枠RW内に表示されているモード名)、各種エラー表示(図114〜図116を用いて説明した各種のエラーに関する表示や警告に関する表示)、メニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBI、図74(e1)の「現在のダイトモモードのレベル(ここではレベル1)と、経験値(EXP)(ここでは0)」の表示、一斉演出の表示等を列挙することができる。すなわち、帯アイコンOBIの表示によって狭められない表示としては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。
図146は、第1装飾図柄表示装置208Lの下方に表示手段が配置された構成による演出例等を示す図である。
これまで、第1装飾図柄表示装置208Lの中心した説明を行ってきたが、第1装飾図柄表示装置208Lに表示される内容は、第2装飾図柄表示装置208Mや第3装飾図柄表示装置208Nに表示されてもよい(以下の説明においても同じ。)。また、表示手段の配置は、横並びに限らず、縦並びでも同じである。すなわち、単にハードウェアの構成が異なるだけで、この明細書で説明する技術を適用することができないわけではなく、技術的思想としてとらえれば、表示手段の配置が横並びであっても、縦並びであっても適用可能である。以下、表示手段の縦並びの一例として、第1装飾図柄表示装置208Lの下方に表示手段が配置された例を用いて説明する。ここでは、下方に配置された表示手段を第4表示手段208M'と称して説明する。
図146(カa1)には、第1装飾図柄表示装置208Lの下方に配置された第4表示手段208M'が示されている。図146(カa1)に示す第4表示手段208M'は、初期位置にある状態である。この第4表示手段208M'は、表示画面の周囲をフレームfmで囲まれており、初期位置にある第4表示手段208M'におけるフレームfmの上縁は、第1装飾図柄表示装置208Lの下端部分に前側からオーバーラップしている。第4表示手段208M'は、第1装飾図柄表示装置208Lよりも前側(遊技者側)に配置されており、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面中央部分に前側からオーバーラップする動作位置(図146(カa2')の第4表示手段208M'の位置参照)に向けて初期位置から移動可能である。すなわち、第4表示手段208M'は昇降動作可能な可動手段でもある。また、昇降動作に加えて、第2装飾図柄表示装置208M、や第3装飾図柄表示装置208Nのように左右方向に移動可能であってもよい。なお、第4表示手段208M'の変形例として、初期位置に固定配置されたものであってもよい。
図146(カa1)に示す第4表示手段208M'には、これまで第1装飾図柄表示装置208Lの演出表示領域208dに表示されていた保留枠UIと似た構成の保留枠UI'が表示されている。この保留枠UI'も、保留アイコン表示領域HIS&'、変動アイコン表示領域CIS'、演出アイコン表示領域DIS'を有する。変動アイコン表示領域CIS'には、台座hs0'が配置されている。保留アイコン表示領域HIS'は、変動アイコン表示領域CIS'の左側に設けられ、左ベースアイコンbIl'の上に4つのステージ(第1ステージhs1'〜第4ステージhs4')が配置されている。演出アイコン表示領域DIS'は、変動アイコン表示領域CIS'の右側に設けられ、演出アイコン表示領域DIS'には、右ベースアイコンbIr'が配置されている。
また、図146(カa1)に示す第4表示手段208M'では、特図1の保留アイコンが第1ステージhs1'と第2ステージhs2'それぞれに表示されている。すなわち、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。これらの特図1の保留アイコンh11,h12の表示態様はいずれも、図119(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。なお、第1装飾図柄表示装置208Lの右上には、特図1及び特図2の第2保留数表示(ここでは「2」と「0」)が表示されている。また、変動アイコン表示領域CIS'の台座hs0の上には、変動アイコンh0が表示されている。変動アイコンh0の表示態様も、図119(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。
さらに、図146(カa1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、背景画面が表示されている。この背景画面は、海の背景画面である。一方、第4表示手段208M'の背景画面は白一色であるが、この白一色は背景画面を図示省略していることを表している
図146(カa1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動中である。この図146(カa1)の状態は、例えば、図120(あ1)に対応する。
図146(カa2)では、特図1始動口230に入球があり、特図1の保留が一つ増加し、全部で3つになる。図146(カa2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの第2保留数表示では、特図1の保留数が「3」と表示されている。この特図の保留増加に合わせて、あるいはこの特図の保留増加とは無関係に、図146(カa2)に示す第4表示手段208M'では、これまでデフォルトの表示態様であった第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12がともに、図119(a)のNo.17に記した村人の種類の態様aのアイコンに変化している。また、第3保留アイコンh13が第3ステージhs3'に表示されている。第3保留アイコンh13は、デフォルトの表示態様で増加アニメーションによって追加表示されているが、この第3保留アイコンh13が表す第3保留が先読み予告の対象保留になる。この図146(カa2)の状態は、例えば、図120(あ3−1)に対応する。
図146(カa3)に示す第4表示手段208M'における演出アイコン表示領域DIS'の右ベースアイコンbIr'には、対戦相手アイコンTIとして、図118(c)に示すパンタの種類の態様a(待機の態様)のアイコンが表示されている。また、左上隅には、出現領域ASが枠に囲まれて表示されており、中には、図117(a)に示すNo.1の「箱」の予告アイコンYIが表示されている。この図146(カa3)の状態は、例えば、図120(あ6)に対応する。
図146(カa4)に示す第4表示手段208M'では、ミニゲームBのじゃんけん対決が行われ、変動アイコンh0の村人のキャラクタが、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタに勝利しており、出現領域ASに表示されていた予告アイコンYIのストックアニメーションが開始されている。すなわち、出現領域ASに表示されていた、「箱」の予告アイコンYIが、その出現領域ASから出て、一旦大きく表示されている。この図146(カa4)の状態は、例えば、図120(あ10)に対応する。
第4表示手段208M'には、予告アイコンYIをストックしておく、ストック領域SSも用意されており、図146(カa5)に示す第4表示手段208M'では、そのストック領域SSに、予告アイコンYIが表示されている。この図146(カa5)の状態は、例えば、図120(あ11)に対応する。
図146(カa6)では、保留の消化が進み、特図の保留がなくなった状態における図柄変動表示中の様子が示されている。ここで行われている図柄変動表示は、先読み対象変動となる図柄変動表示である。なお、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタも、出現領域ASも消えている。また、変動アイコンh0はデフォルト表示態様である。この図146(カa6)の状態は、例えば、図120(あ24)に対応する。
図146(カa7)では、箱が閉じた態様aの予告アイコンYIが使用され、箱が開いた態様dに変化し、箱の中から「リーチ」の予告表示YHが放出されており、同図(カa8)では、使用された予告アイコンYIが消え、「リーチ」の予告表示YHは表示されている。予告表示YHは、出現後、或る定まった表示期間を経過すると消え、図146(カa9)では、「リーチ」の予告表示YHが消えている。この後、リーチ演出が行われる場合もあれば、行われない場合もある。なお、リーチ演出が行われる場合には、「リーチ」の予告表示YHは、リーチ演出が開始されるまで表示され続けてもよい。
続いて、変形例について説明する。図146(カa4)までは同じであり、図146(カa5')では、予告アイコンYIが、第1装飾図柄表示装置208Lのストック領域SSに表示されている。ここでの予告アイコンYIのストックアニメーションでは、第4表示手段208M'の出現領域ASに表示されていた予告アイコンYIが、第4表示手段208M'から第1装飾図柄表示装置208Lまで移動する様子のアニメーションが再生される。この際、予告アイコンYIは、第4表示手段208M'と第1装飾図柄表示装置208Lに跨って表示される期間がある。ただし、第4表示手段208M'と第1装飾図柄表示装置208Lを跨がずに、第4表示手段208M'から第1装飾図柄表示装置208Lに一気に飛び越える(瞬間移動する)ようなアニメーションであってもよい。
図146(カa2')に示す第4表示手段208M'は、点線で示した初期位置から動作位置まで移動しており、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の中央領域を前側から覆っている。第4表示手段208M'は、初期位置から、ミニゲームの開始前に移動してもよいし、ミニゲームの開始と同時に移動してもよいし、ミニゲーム中に移動してもよいし、ミニゲームで勝利した場合に限って、ミニゲーム終了後に移動してもよい。また、ミニゲームの結果が出る前に、ミニゲームの結果の予告として移動する場合があってもよい。この場合には、移動した方が、移動しないよりも、ミニゲームに勝利しやすくてもよいし、あるいは反対に勝利しにくくてもよい。なお、第4表示手段M'は、ミニゲームの実行中において一または複数の図柄変動表示を跨いで動作位置で静止状態となるように構成されていてもよい。ここで、複数の図柄変動表示を跨いでミニゲームが行われる場合に、その図柄変動表示におけるミニゲームの結果が出てから各図柄変動表示が終了するまでの間に動作位置から初期位置(または動作位置および初期位置とは異なる位置)に第4表示手段M'が移動するように構成されていてもよい。また、第4表示手段M'は、図柄停止表示中に動作位置から移動しない(つまり、動作位置にて静止状態となる)ように構成されている。ただし、第4表示手段M'は、図柄停止表示中に動作位置から移動する場合があってもよい。また、第4表示手段M'は、初期位置と最大移動位置との間で移動中であっても、図柄変動表示が確定表示している期間のうちの少なくとも一部の期間、あるいは全部の期間において、静止状態を維持するように構成されている。なお、擬似連演出における仮停止の状態や、確定表示前の揺れ変動の状態では、移動を継続してもよいし、停止してもよい。また、第4表示手段M'で装飾図柄の変動表示が行われている場合に限って、上記のように停止動作するようにしてもよい。さらに、図柄変動表示が確定表示するタイミングに合わせて、第4表示手段M'は、初期位置、あるいは最大移動位置、あるいは所定の停止位置に位置して停止するように構成されていてもよい。
図146(カb1)は、第4表示手段208M'の初期位置が、第1装飾図柄表示装置208Lの上方である例を示す。この例では、第1装飾図柄表示装置208Lに保留枠UIが表示されており、ミニゲームも第1装飾図柄表示装置208Lで行われる。図146(カb1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lにおける演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrには、「番長」のアイコン変化予告表示IYHが表示されている。また、図146(カb1)に示す第4表示手段208M'には、背景画像が図示省略されずに表示されている。続く図146(カb2)に示す第4表示手段208M'には、ストックした予告アイコンYMの名称(ここでは「変化」)が、帯アイコンOBI'として表示されている。すなわち、予告アイコンYMがストックされると、第4表示手段208M'にもその名称が表示される。なお、表示の仕方は、帯アイコンOBI'に限らず、全画面であってもよい。
図146(カb3')に示す例は、第4表示手段208M'から第1装飾図柄表示装置208Lにかけて帯アイコンOBI''が表示されており、その帯アイコンOBI''には、ストックした予告アイコンYMの名称(ここでは「変化」)が示されている。帯アイコンOBI''における予告アイコンYMの名称は、第4表示手段208M'と第1装飾図柄表示装置208Lを跨いで表示されている。
なお、図146(カb3')に示す例についても、図145(オe)や同図(オf)を用いて説明した、第1装飾図柄の表示領域を狭めながら帯アイコンOBIを表示する仕方を適用可能である。すなわち、帯アイコンOBI''のうちの、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている部分が、第1装飾図柄の表示領域を狭めることになる。なお、第4表示手段208M'が移動し、第1装飾図柄表示装置208Lにオーバーラップする領域が拡大していく場合にも、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている第1装飾図柄の表示領域を、第4表示手段208M'の移動に合わせて、同様に狭めるようにしてもよい。
以上説明した第4表示手段208M'は、第2装飾図柄表示装置208Mに置き換えることもできるし、第3装飾図柄表示装置208Nに置き換えることもできるし、他の表示手段(例えば、導光板IL、後述するPOVディスプレイ224I等)にも置き換えることができる。
続いて、他の演出手段を用いた演出例について説明する。
図146(カc1)に示す状態は、図120(あ7)に示す状態と同じであり、続く図139(カc2)では、第1装飾図柄表示装置208Lの左右に、ミニゲーム専用役物225が出現している。ミニゲームBのじゃんけん対決は、変動アイコンh0の村人のキャラクタと対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタの表示によるだけではなく、このミニゲーム専用役物225によっても行われる。ミニゲーム専用役物225では、左側が変動アイコンh0の村人のキャラクタになり、右側が対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタになる。ミニゲーム専用役物225の演出動作は、じゃんけん対決アニメーションが開始された後に開始されてもよいし、じゃんけん対決アニメーションの開始と同時に開始されてもよいし、じゃんけん対決アニメーションが開始さる前から開始されていてもよい。なお、ミニゲームに勝利した場合に、その勝利を盛り上げる演出を、ミニゲーム専用役物225によって行ってもよいし、その他の可動演出手段(例えば、第4表示手段208M'や、図14に示す千両箱役物224H等)による可動演出によって行ってもよいし、発光手段による発光演出によって行ってもよい。
また、他の表示手段(例えば、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N、第4表示手段208M、導光板IL、後述するPOVディスプレイ224I等)によっても、ミニゲームに関連する演出が行われてもよい。
図146(カd1)〜同図(カd5)は、POVディスプレイ224Iを用いた演出例を示す図である。
この例では、第1装飾図柄表示装置208Lよりも前側に、図15を用いて説明した、演出可動体としてのPOV(Persistence Of Vision)ディスプレイ224Iが設けられている。POVディスプレイ224Iは、バーサライタとも称され、上下方向に移動可能であって、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側にオーバーラップ可能に構成されている。
図146(カd1)〜同図(カd3)に示す状態は、図120(あ7)〜図120(あ9−1)に示す状態と同じであり、図146(カd4)では、図120(あ9−1)に示す状態と同じ状態、すなわち、ミニゲームBのじゃんけん対決が行われ、変動アイコンh0の村人のキャラクタが、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタに勝利した状態である。図146(カd4)では、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側にPOVディスプレイ224Iが出現し、そのPOVディスプレイ224Iには、ミニゲームに勝利して獲得した予告アイコンYIの絵柄と「GET」の文字が表示されている。ここで、POVディスプレイ224Iが定速で回転している状態であっても、POVディスプレイ224Iの奥側の表示領域(第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域)は視認可能であり、その表示領域で演出表示を行ってもよい。また、POVディスプレイ224Iが静止状態から定速状態に達するまでの加速中の状態や、定速状態から静止状態に戻るまでの減速中の状態は、定速状態よりも、上記表示領域がより見えやすく、加速中の状態や減速中の状態でも、上記表示領域で演出表示を行ってもよい。あるいは、加速中の状態や減速中の状態に限って、上記表示領域で演出表示を行ってもよい。また、加速中の状態や減速中の状態では、少なくとも上記表示領域(第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面全域であってもよい)を暗くしてPOVディスプレイ224Iの表示を目立たせるようにしてもよい。あるいは、加速中の状態では上記表示領域に演出表示を行っておき、定速状態になったら少なくとも上記表示領域を暗くしてもよい。
図146(カd5)では、POVディスプレイ224Iは、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側の位置から初期位置に戻っており、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面が視認容易になっている。
図147は、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nを用いた演出例を示す図である。
図147(カe1)に示す状態は、図120(あ1)に示す状態と同じである。ただし、第2装飾図柄と第2保留数表示は、第2装飾図柄表示装置208Nに表示されている。図147(カe1)に示す第2装飾図柄表示装置208Mも第3装飾図柄表示装置208Nも、互いの初期位置にあり、開いた状態(離間した状態)であって、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面は視認可能である。
図147(カe2)に示す状態は、図120(あ3−1)に示す状態と同じであり、図147(カe3)に示す状態は、図120(あ4)に示す状態と同じである。
図147(カe4)に示す状態は、これまで第1保留であった保留が消化され、図柄変動表示が開始されている状態である。図147(カe4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている第1装飾図柄は停止表示したままであるが、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されている第2装飾図柄では、変動表示が開始され、同じく第3装飾図柄表示装置208Nに表示されている第2保留数表示では、特図1の保留数が1つ減って「2」になっている。
図147(カe5)では、ミニゲームB用の対戦相手アイコンの登場アニメーションが開始されており、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nに、エフェクト画像EF1'が分かれて表示されており、第1装飾図柄表示装置208Lには表示されていない。
図147(カe6)では、それまで初期位置にあった第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nが、互いに接近し始めており、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている第1装飾図柄の両端に第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nが、オーバーラップしている。
図147(カe7)では、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nが当接し、完全に閉まった状態であり、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面は見えなくなっている。第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nが当接することで、これまで分かれていたエフェクト画像EF1'が一つになって表示されている。
図147(カe8)では、エフェクト画像EF1'が消え、第2装飾図柄表示装置208Mには変動アイコンh0の村人のキャラクタが表示され、第3装飾図柄表示装置208Nには対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタが表示されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの左上隅には、出現領域ASが枠に囲まれて表示されており、中には、図117(a)に示すNo.1の「箱」の予告アイコンYIが表示されている。第3装飾図柄表示装置208Nには、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタの上に、ミニゲームBのじゃんけん対決の回数表示(ここでは「1回目」)が示されている。なお、ここでの回数表示は、現在の対決回数を示すものであるが、この後、じゃんけん対決が何回行われるかを予告する回数表示(例えば、「あと3回」)であってよい。この例によれば、保留アイコンが非表示になっている。
図147(カe9)に示す状態は、図120(あ3−7)に示す状態と同じであり、ミニゲームBのじゃんけん対決が開始される。
図147(カe10)に示す状態は、図120(あ9−1)に示す状態と同じであり、変動アイコンh0の村人のキャラクタが、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタに勝利した状態である。
図147(カe11)に示す状態は、図120(あ10)に示す状態に相当する状態であり、予告アイコンYIのストックアニメーションが開始され、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nを跨ぐようにして、予告アイコンYIが一旦大きく表示されている。大きく表示された予告アイコンYIの一部によって、変動アイコンh0の村人のキャラクタの一部も、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタの一部も、オーバラップされている。
図147(カe12)に示す状態は、図120(あ11)に示す状態と同じ状態であり、予告アイコンYIは、第3装飾図柄表示装置208Nに設けられたストック領域SS内の第1ストック位置に表示(ストック表示)されている。なお、この例では、出現領域ASとストック領域SSは異なる図柄表示装置にて表示されているが、同じ図柄表示手段に表示されてもよい。
図147(カe13)に示す状態は、現在行われている図柄変動表示におけるミニゲームBのじゃんけん対決が終了したことにより、変動アイコンh0の村人のキャラクタは消え、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタは次変動でのじゃんけん対決を待っており、待機アニメーションを実行している。なお、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていた変動アイコンh0はここでは見えないが、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nが開き、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面が視認可能になった場合には、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が、変動アイコン表示領域CIS'の台座hs0の上には表示されている。
図147(カe14)に示す状態は、図柄変動表示が終了した状態であり、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタは依然として待機アニメーションを継続している。やがて、次変動が開始されると、第2装飾図柄表示装置208Mには変動アイコンh0の、村人のキャラクタが表示される。なお、変動アイコンh0のキャラクタとしては、図119(a)に示すNo.18の爺のキャラクタであったり、No.19の吉宗のキャラクタであったりもする。そして、2回目のじゃんけん対決が行われる。
なお、第2装飾図柄表示装置208Mも第3装飾図柄表示装置208Nも、図柄停止表示中に動作位置から移動しない(つまり、動作位置にて静止状態となる)ように構成されている。ただし、第2装飾図柄表示装置208Mも第3装飾図柄表示装置208Nも、図柄停止表示中に動作位置から移動する場合があってもよい。また、第2装飾図柄表示装置208Mも第3装飾図柄表示装置208Nも、初期位置と最大移動位置との間で移動中であっても、図柄変動表示が確定表示している期間のうちの少なくとも一部の期間、あるいは全部の期間において、静止状態を維持するように構成されている。なお、擬似連演出における仮停止の状態や、確定表示前の揺れ変動の状態では、移動を継続してもよいし、停止してもよい。また、第2装飾図柄表示装置208Mで装飾図柄の変動表示が行われている場合に限って、あるいは第3装飾図柄表示装置208Nで装飾図柄の変動表示が行われている場合に限って、上記のように停止動作するようにしてもよい。さらに、図柄変動表示が確定表示するタイミングに合わせて、第2装飾図柄表示装置208Mや第3装飾図柄表示装置208Nは、初期位置、あるいは最大移動位置、あるいは所定の停止位置に位置して停止するように構成されていてもよい。
図147(カe15)に示す状態は、出現領域ASに、図117(a)に示すNo.2の「赤箱」の予告アイコンYIが表示されているが、2回目のじゃんけん対決で、変動アイコンh0の村人のキャラクタが、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタに敗れた状態である。この図147(カe15)に示す第3装飾図柄表示装置208Nには、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタの上に、ミニゲームBのじゃんけん対決の回数表示として「2回目」が示されている。
図147(カe16)では、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nに跨るようにして、じゃんけん対決が終了したことが報知されている。図147(カe17)では、これまで閉まっていた第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nが開き始め、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面が見えている。図147(カe18)では、第2装飾図柄表示装置208Mも第3装飾図柄表示装置208Nも初期位置に戻っており、図147(カe18)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「装飾4」−「装飾4」−「装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせが確定表示されている。
以上説明した第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nは、、図146に示す第4表示手段208M'に置き換えることもできるし、他の表示手段(例えば、導光板IL、後述するPOVディスプレイ224I等)にも置き換えることができる。
また、これまでの説明では、図117(b)に示すデフォルト色の「変化」の予告表示では、表示態様のレベルを1段上げる予告の表示であり、第1表示態様(デフォルトの表示態様)で表示されていれば、第2表示態様(白点滅の表示態様)に変化することを予告し、実際にも第2表示態様(白点滅の表示態様)に変化していたが、第1表示態様(デフォルトの表示態様)で表示態様されている場合に限って、2段階上げる予告の表示とし、第3表示態様(青の表示態様)に変化させるようにしてもよい。なお、第2表示態様(白点滅の表示態様)以上で表示態様されている場合には、1段上げる予告の表示であり、実際にも1段階しか変化させないようにする。
なお、或るミニゲームの実行中において、該ミニゲームとは別の予告によって予告アイコンがストックされる場合があってもよいが、ミニゲームの実行中においては該ミニゲームとは別の予告によって予告アイコンがストックされないように構成されていてもよい。
なお、ミニゲームが発生する可能性があることを他の予告(例えば、ミニゲーム準備中表示や「ミニゲーム高確中」と記載されたテロップ表示などで)事前に報知してもよい。
なお、ミニゲームが開始される前またはミニゲームの実行中において、予告アイコンが獲得されやすい状況であることを他の予告(例えば、「予告アイコン獲得高確中」と記載されたテロップ表示などで)によって報知してもよい。ここで、予告アイコンが獲得されやすい状況とは、他の予告によって予告アイコンが獲得されやすい状況であることが報知されていない場合よりも予告アイコンが獲得されやすいことを示している。
なお、予告アイコンが或る組合せでストックされた場合(例えば、最大3つの予告アイコンがストック出来る場合において、「箱」、「赤箱」、「金箱」がストックされる組合せや「金箱」が3つストックされる組合せ)に、予告アイコンが全て消化される図柄変動表示において大当りが確定するように構成されていてもよい。この場合、予告アイコンは、先読み予告に関するアイコンとして使用される場合があってもよいし、通常予告に関するアイコンとして使用される場合があってもよい。
なお、予告アイコンを獲得するミニゲームにおいて、当該変動の予告が行われる場合があってもよい。例えば、図126(う13)等に示す絨毯は静止状態であるが、その絨毯が矢から逃げるようなアニメーションが表示された場合には、そのアニメーションの表示が、そのときに行われている図柄変動表示における大当りに関する予告(通常予告)に相当する。また、このアニメーションの表示が出現率が低い表示であれば、大当り確定の予告であってもよい。
また、図126(う13)に示す状態で、絨毯が矢から逃げるようなアニメーションが表示され、その変動でスーパーリーチ演出が行われたにも関わらず、その変動でハズレてしまった場合には、ミニゲームAは終了してしまう場合があってもよい。この場合には、第1保留アイコンh11であった吉宗(弓)のアイコンが、デフォルトの表示態様の保留アイコンに変化してもよいし、吉宗(弓)のアイコンのままであってもよい。吉宗(弓)のアイコンのままである場合には、白点滅対応(第2表示態様レベル)の保留アイコンになる。また、デフォルトの表示態様への変化タイミングは、上記スーパーリーチ中(例えば、ワイプ演出中)であってもよい。また、次変動開始時に、デフォルトの変動アイコンh0として表示されてもよい。さらに、絨毯が矢から逃げるようなアニメーションが表示されたときに変動アイコンh0であった吉宗(弓)のアイコンは、上記スーパーリーチ中(例えば、ワイプ演出中)に消えてもよいし、上記スーパーリーチ中(例えば、ワイプ演出中)に一旦消えて、デフォルトの表示態様で再表示されてもよい。
なお、予告アイコンがb個(a<b)ストックされている方が、a個(aは0以上の整数)ストックされている場合よりも予告アイコンが全て消化される図柄変動表示にて大当りとなりやすいように構成されていてもよい。
図148は、図119(b)に示すアイコン変化予告の表示を用いた演出例を段階的に示す図である。
図148(A1−1)は、特図1について第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動中であり、特図1の第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。これら2つの保留アイコンh11,h12はともにデフォルトの表示態様(第1表示態様)で表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様(第1表示態様)の変動アイコンh0が表示されている。
図148(A2−1)では、図119(b)に示すNo.5の「赤爆撃機」のアイコンIHIが画面右端に登場し、アイコン変化アニメーションが開始される。すなわち、ここで表示された「赤爆撃機」のアイコンIHIがアイコン変化予告の表示に相当する。アイコン変化アニメーションでは、「赤爆撃機」のアイコンIHIが右から左に向かって飛行する間に、保留アイコンめがけて銃弾を発射する。なお、「赤爆撃機」のアイコンIHIは、目標となる保留アイコンの手前で一時停止する場合もある。また、この一時停止は、対象となるアイコンを偽装するガセの一時停止である場合もある。なお、「赤爆撃機」のアイコンIHIは、前述したストック領域SSを通過するアニメーションを行っている。ここで、予告アイコンがストックされている場合に、ストックされた予告アイコンによって「赤爆撃機」のアイコンIHIがオーバーラップされてもよく、逆に「赤爆撃機」のアイコンIHIによってストックされた予告アイコンがオーバーラップされてもよい。
図148(A3−1)では、赤色の爆撃機のアイコンRBIから赤色の銃弾アイコンBTIが発射されている。すなわち、「赤爆撃機」のアイコンIHIは、赤色の爆撃機のアイコンRBIと赤色の銃弾アイコンBTIから構成されている。ここでの目標は第1保留アイコンh11である。図148(A4−1)では、その第1保留アイコンh11に、銃弾アイコンBTIが前側からオーバーラップしている。図148(A5)では、銃弾アイコンBTIが第1保留アイコンh11に命中し、第1保留アイコンh11がエフェクト画像EF14によって覆われている。そして、図148(A6)では、エフェクト画像EF14が消え、第1保留アイコンh11が、デフォルトの表示態様から、「赤爆撃機」と同じ表示態様である赤色の表示態様(第5表示態様)へ変化している途中であり、同図(A7)において、その変化が完了している。この例では、アイコン変化アニメーションは、図148(A2−1)〜同図(A7)直前までのアニメーションになる。なお、この例では、「赤爆撃機」のアイコンIHIが画面から消え去った後に、アイコンの表示態様変化が完了しているが、「赤爆撃機」のアイコンIHIが画面から消え去る前に、アイコンの表示態様変化が完了してもよいし、「赤爆撃機」のアイコンIHIが画面から消え去るのと同時に、アイコンの表示態様変化が完了してもよい。
なお、赤色の爆撃機のアイコンRBIからは、赤色の銃弾アイコンBTIが必ず発射される構成であってもよいし、他の色の銃弾アイコンBTIが発射される構成であってもよい。この場合、爆撃機の色によって、アイコンの変化態様が決まってもよいし、銃弾の色によって、アイコンの変化態様が決まってもよい。あるいは、赤色の爆撃機のアイコンRBIから金色の銃弾アイコンBTIが発射された場合は、上位の方(ここでは金色)の色によって、アイコンの変化態様が決まってもよいし、下位の方(ここでは赤色)の色によって、アイコンの変化態様が決まってもよい。
図148(A1')では、特図1について第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動中であり、特図1の第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。これら2つの保留アイコンh11,h12のうち、第1保留アイコンh11は緑色の表示態様(第4表示態様)で表示されており、第2保留アイコンh12はデフォルトの表示態様(第1表示態様)で表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様(第1表示態様)の変動アイコンh0が表示されている。
図148(A2')では、図119(b)に示すNo.4の「爆撃機」のアイコンIHIが画面右端に登場し(表示され)、アイコン変化アニメーションが開始される。ここでのアイコン変化アニメーションでも、先の例と同じく、銃弾アイコンBTIが第1保留アイコンh11に命中し、第1保留アイコンh11がエフェクト画像EF14によって覆われている(図148(A5'))。この例では、アイコン変化予告の表示として「爆撃機」のアイコンIHIが用いられているため、緑色の表示態様(第4表示態様)に対しては表示態様を1段階上げる。図148(A7)では、緑色の表示態様(第4表示態様)であった第1保留アイコンh11が、赤色の表示態様(第5表示態様)に変化している。なお、「爆撃機」のアイコンIHIによるアイコン変化アニメーションでは、デフォルトの表示態様(第1表示態様)の保留アイコンであれば、1回目の攻撃に限っては白点滅を飛ばして青色まで昇格させることができるが、2回目以降の攻撃では1段階ずつしか上げることができないため、赤色の表示態様(第5表示態様)の保留アイコンまで昇格させるには、合計3回の攻撃(デフォルト色→青色→緑色→赤色)が必要になる。なお、1回目の攻撃でも1段階しか上げない(つまり、デフォルト色→白点滅)ように構成されていてもよい。
図148(A3−2−1)は、図148(A2−1)から続く変形例であり、「赤爆撃機」のアイコンIHIを用いたアイコン変化アニメーションが開始されている。このアイコン変化アニメーションでは、目標は、デフォルトの表示態様で表示されている変動アイコンh0になる。図148(A3−2−3)では、銃弾アイコンBTIが変動アイコンh0に命中し、変動アイコンh0がエフェクト画像EF14によって覆われ、同図(A3−2−4)では、変動アイコンh0が、赤色の表示態様(第5表示態様)へ変化している。
なお、ここでの例は、「赤爆撃機」のアイコンIHIを用いた例であったが、図148(A2')に示す「爆撃機」のアイコンIHIを用いたアイコン変化アニメーションでも変動アイコンh0が目標にされる場合がある。この場合、目標がデフォルトの表示態様で表示されている変動アイコンh0であれば、その変動アイコンh0は青色の表示態様に変化するが、目標が緑色の表示態様で表示されている変動アイコンh0であれば、その変動アイコンh0は赤色の表示態様に変化する。
図148(A4−2−1)は、図148(A2−1)から続く変形例であり、「赤爆撃機」のアイコンIHIを用いたアイコン変化アニメーションが開始されている。このアイコン変化アニメーションでは、図148(A4−2−1)〜同図(A4−2−3)に示すように、赤色の爆撃機のアイコンRBIが、赤色の銃弾アイコンBTIを発射してからアイコン(ここでは第1保留アイコンh11)の表示態様の変化が終了するまで、目標となる保留アイコンの手前で一時停止する。そして、赤色の爆撃機のアイコンRBIは、図148(A4−2−4)〜同図(A4−2−6)に示すように、アイコンの表示態様の変化が終了すると、画面左端に向けて飛び去っていく。
図148(A2−2−1)は、図148(A1−1)から続く変形例である。ただし、この変形例では、第1保留アイコンh11の表示態様が、白点滅の表示態様(第2表示態様)である。白点滅の表示態様は、表示開始後、表示態様が変化する可能性があることを示唆する表示態様であってもよい。すなわち、第2表示態様(白点滅の表示態様)は、第1表示態様よりも、表示開始後に表示態様が変化しやすく、第3表示態様よりも、表示開始後に表示態様が変化しやすい表示態様であってもよい。第2表示態様(白点滅の表示態様)のアイコンが表示されている状態で、図119(b)に示すアイコン変化予告の表示が表示されると(例えば、「赤爆撃機」のアイコンIHIが登場すると)、第2表示態様(白点滅の表示態様)のアイコンに注目が集まる。
図148(A2−2−2)では、第1保留アイコンh11に向けて銃弾アイコンBTIが発射され、銃弾アイコンBTIが第1保留アイコンh11に命中し、同図(A2−2−4)では、その第1保留アイコンh11が、赤色の表示態様(第5表示態様)へ変化している。
なお、第2表示態様(白点滅の表示態様)のアイコンが変化するのではなく、他のアイコン(この場合であれば、第1保留アイコンh11の隣のアイコンである第2保留アイコンh12、あるいは変動アイコンh0)が変化する場合があってもよく、あるいは、第2表示態様(白点滅の表示態様)のアイコンとともに他のアイコンも変化してもよい。また、第2表示態様のアイコンが表示されていても、アイコンの表示態様の変化が生じない場合(ガセ演出の場合)があってもよい。あるいは反対に、第2表示態様のアイコンが表示されている場合には、アイコンの表示態様の変化が必ず生じるように構成してもよい。なお、第2表示態様のアイコンが表示されている場合に、該第2表示態様のアイコンの隣のアイコン(例えば、第2表示態様のアイコンが第1保留アイコンであれば第2保留アイコン。変動アイコンであってもよい。)が変化しやすい状態であることが予告されていてもよい。ここでは、第2表示態様(白点滅の表示態様)の第1保留アイコンh11を基準に、その隣のアイコン(第2保留アイコンh12あるいは変動アイコンh0)のみが変化してもよいし、第1保留アイコンh11とともにその隣のアイコンも変化してもよいことを説明したが、第2表示態様といった汎用性のある表示態様ではなく、他の態様(例えば、戦車の態様)であってもよい。戦車の態様であれば、その戦車の主砲が向くアイコンが変化するかもしれないことを予告してもよい。また、戦車の態様に代えて、図119(a)に示す、No.10の「タイマ」の種類の表示態様であってもよく、No.8の「ボタンA」の種類の表示態様やNo.9の「ボタンB」の種類の表示態様であってもよい。
図149は、図148に示した演出例の変形例を示す図である。
図149(A3−3−1)は、図148(A2−1)から続く変形例であり、「赤爆撃機」のアイコンIHIが登場しても、アイコン変化アニメーションが開始されない例である。すなわち、この例では、「赤爆撃機」のアイコンIHIを用いた、アイコン不変化アニメーションが開始される。ここでのアイコン不変化アニメーションでは、銃弾アイコンBTIが発射されず、赤色の爆撃機のアイコンRBIが、保留枠UIの上を飛び去るだけである(図149(A3−3−1)〜同図(A3−3−3))。したがって、表示されている全ての保留アイコンの態様が変化していない。また、変動アイコンh0の態様も変化していない。なお、アイコン不変化アニメーションでは、「赤爆撃機」のアイコンIHIが途中で非表示になってもよい。
この例のように、赤色の爆撃機のアイコンRBIが素通りした場合であっても、赤色の爆撃機のアイコンRBIが登場しなかった場合に比べて、全ての保留アイコン(デフォルトの表示態様の保留アイコンも含む)が、大当りの信頼度が高い先読み予告であってもよい。また、変動アイコンh0についても同様に、大当りの信頼度が高い通常予告であってもよい。あるいは、表示されているアイコンの中に、白点滅の表示態様等の先読み予告の表示態様の保留アイコンがあれば、それらの保留アイコンが、赤色の爆撃機のアイコンRBIが登場しなかた場合に比べて、大当りの信頼度が高い先読み予告であってもよく、変動アイコンの表示態様が通常予告の表示態様であれば、変動アイコンが、赤色の爆撃機のアイコンRBIが登場しなかた場合に比べて、大当りの信頼度が高い通常予告であってもよい。
図149(A3−4−1)も、図148(A2−1)から続く変形例であり、ここでも、アイコン不変化アニメーションが実行される。このアイコン不変化アニメーションでは、赤色の爆撃機のアイコンRBIから赤色の銃弾アイコンBTIが発射されるが、銃弾アイコンBTIは、いずれのアイコンh0、h11,h12にも命中しない。すなわち、赤色の爆撃機のアイコンRBIから発射された赤色の銃弾アイコンBTIは、図149(A3−4−2)〜同図(A3−4−4)に示すように、保留アイコンの上を飛んでいって、画面外に消えたり、あるいは、保留アイコンや変動アイコンにオーバーラップするものの、そのまま斜め下に抜けていってもよい。また、発射された銃弾アイコンBTIが、目標となるアイコンとは異なるアイコンにオーバーラップするものの、エフェクト画像EF14が発生しないまま、画面外に飛んでいってしまう場合があってもよい。さらには、発射された銃弾アイコンBTIが、保留アイコンが表示されていれば保留アイコンにオーバーラップする軌跡であるが、保留アイコンが表示されていないため(図149(A3−4−3)の点線参照)、保留アイコンにオーバーラップしない(命中しない)軌跡を通って画面外に飛んでいってしまう場合があってもよい。。この図149(A3−4−4)では、表示されている全ての保留アイコンの態様が変化していない。
なお、図149(A3−4−3)では、銃弾アイコンBTIよりも赤色の爆撃機のアイコンRBIの方が、先に画面外に飛び去っているが、この逆であってもよいし、同じであってもよい。
また、図149(A3−3−1)〜同図(A3−3−3)に示す例や、図149(A3−4−1)〜同図(A3−4−4)に示す例は、「赤爆撃機」のアイコンIHIを用いた例であったが、図148(A2')に示す「爆撃機」のアイコンIHIを用いたアイコン不変化アニメーションが実行される場合もある。さらに、図119(b)に示すNo.6の「金爆撃機」のアイコンを用いたアイコン変化アニメーションやアイコン不変化アニメーションが実行される場合もある。
また、変動アイコンh0を目標に銃弾アイコンBTIが発射されたが、その変動アイコンh0に命中せず、いずれの保留アイコンh11,h12にも命中しないアイコン不変化アニメーションが実行される場合もある。
また、「爆撃機」のアイコンIHI等のアイコン変化予告の表示が表示されても、アイコン変化予告の表示を用いたアニメーションは行われず、表示されたアイコン変化予告は、静止したままの表示を行った後、消えてもよい。さらに、「赤爆撃機」のアイコンIHIによってアイコン変化アニメーションが行われなかった場合や、「赤爆撃機」のアイコンIHIによってアイコン不変化アニメーションが行われなかった場合であっても、「赤爆撃機」のアイコンIHI表示されなかった場合よりも「赤爆撃機」のアイコンIHIが表示される図柄変動表示の開始時点で表示されているアイコンが最終的に「赤色」表示態様に変化しやすいように構成されていてもよいし、「赤爆撃機」のアイコンIHI表示されなかった場合と「赤色」表示態様の変化のしやすさが同じであってもよい。
また、アイコン変化予告の表示による保留変化が失敗しても、保留変化をしようとした対象の保留(この例では第1保留アイコンh11の保留)は、保留変化の対象にならなかった保留(この例では第2保留アイコンh12の保留)よりも、大当りしやすい保留であってもよい。また、同じ表示態様の保留アイコン(例えば、白点滅の表示態様(第2表示態様)の保留アイコン)であっても、白点滅から青に変化するのを失敗して白点滅のままである保留アイコンのほうが、保留変化の対象にならなかった白点滅の保留アイコンよりも、大当りの信頼度が高い先読み予告であってもよい。また、変動アイコンh0についても同様に、大当りの信頼度が高い通常予告であってもよい。
図149(A3−5−1)も、図148(A2−1)から続く変形例であるが、ここでは、アイコン不変化アニメーションのように見えて、最後には銃弾アイコンBTIが命中するアイコン変化アニメーションの一例である。すなわち、先のアイコン不変化アニメーションのシーン(図149(A3−4−2))と同じシーン(図149(A3−5−2)が表示されるが、銃弾アイコンBTIは戻ってきて、第1保留アイコンh11に命中し(同図149(A3−5−3)では、第1保留アイコンh11がエフェクト画像EF14によって覆われている。この後は、図148(A7)と同じである。このアイコン変化アニメーションでは、途中までアイコン不変化アニメーションと同じシーンが再生されており、銃弾アイコンBTIの軌道も、アイコン不変化アニメーションにおける銃弾アイコンBTIの軌道と途中までは一致している。ただし全く別の軌道を通って戻ってきて目標アイコンに命中してもよい。あるいは、銃弾アイコンBTIは一旦画面から消え去った後に、戻ってきて目標アイコンに命中してもよい。図149(A3−5−4)の後は、図148(A7)に続く。
図149(A3−6−1)も、図148(A2−1)から続く変形例であるが、ここでは、ボタン画像がアイコン変化予告の表示に付加され、ボタン演出との複合演出になる。
最初、赤色の爆撃機のアイコンRBIが登場し、アイコン変化アニメーションあるいはアイコン不変化アニメーションが開始される。その後、赤色の爆撃機のアイコンRBIは、目標となる保留アイコンの手前で一時停止する(図149(A3−6−1))。すると、赤色の爆撃機のアイコンRBIにボタン画像136aが付加される(図149(A3−6−2))。ここでは、操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータMTは付加されていないが、付加されていてもよい。また、ボタン画像136aが付加された時点から操作有効期間が開始していてもよいし、しばらく経ってから開始してもよい。
図149(A3−6−3)のタイミングは、上記操作有効期間内であり、このタイミングで、遊技者がチャンスボタン136を操作する。チャンスボタン136が上記操作有効期間内に操作されたことに応じて、図149(A3−6−4)では、赤色の爆撃機のアイコンRBIから赤色の銃弾アイコンBTIが発射されている。なお、銃弾アイコンBTIの発射は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に実行されてもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも実行されてもよい。また、銃弾アイコンBTIの発射は、チャンスボタン136が操作有効期間内に操作された場合にのみ発射されてもよい。さらには、銃弾アイコンBTIの発射は、チャンスボタン136が操作があってもなくても行われるが、チャンスボタン136の操作がなかった場合は、チャンスボタン136の操作があった場合に比べて、目標のアイコンに命中しにくくてもよいし、チャンスボタン136の操作がなかった場合は、目標のアイコンに絶対に命中しなくてもよい。また、銃弾アイコンBTIが目標のアイコンに命中しなかった場合には、別のアイコン変化アニメーションあるいはアイコン不変化アニメーションが行われてもよい。
図149(A3−7−1)も、図148(A2−1)から続く変形例であるが、ここでは、第1保留アイコンh11が、ボタン画像の態様である。すなわち、図119(a)に示すNo.8の「ボタンA」のアイコンである。この「ボタンA」のアイコンは、ボタン操作によるアイコン変化予告が行われることを予告するアイコンである。続く、図149(A3−7−2)では、図149(A3−6−2)と同じく、赤色の爆撃機のアイコンRBIにボタン画像136aが付加されている。なお、ここでも残時間表示メータMTは付加されていないが、付加されていてもよい。
図149(A3−7−3)のタイミングは、上記操作有効期間内であり、このタイミングで、遊技者がチャンスボタン136を操作する。チャンスボタン136が上記操作有効期間内に操作されたことに応じて、図149(A3−7−4)では、赤色の爆撃機のアイコンRBIから赤色の銃弾アイコンBTIが発射されている。銃弾アイコンBTIは、「ボタンA」のアイコンである第1保留アイコンh11めがけて飛んでいく(図149(A3−7−5))。続く、図149(A3−7−6)では、銃弾アイコンBTIが第1保留アイコンh11に命中し、第1保留アイコンh11がエフェクト画像EF14によって覆われている。図149(A3−7−7)では、「ボタンA」のアイコンであった第1保留アイコンh11が、赤色の表示態様(第5表示態様)へ変化している。
図149(A3'−2−1)は、図148(A2')から続く変形例である。すなわち、第1保留アイコンh11は、緑色の表示態様(第4表示態様)であり、第2保留アイコンh12は、デフォルトの表示態様(第1表示態様)である。この変形例では、図149(A3'−2−1)に示すように、白色の爆撃機のアイコンWBIが複数の白色の銃弾アイコンBTIを発射する。複数の銃弾アイコンBTIの発射は、同時であってもよいし、1発ずつ順番に発射されてもよい。ここでは2発の白色の銃弾アイコンBTIが、同時に発射されている。2発の銃弾アイコンBTIは、一部が互いに重なっている。ここでの目標のアイコンは、一つのアイコンであってもよいし、複数のアイコンであってもよい。すなわち、一発の銃弾アイコンBTIで一つの保留アイコンが攻撃される場合もあれば、複数発の銃弾アイコンBTIで一つの保留アイコンが攻撃される場合もある。この例では、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が目標のアイコンになる。第2保留アイコンh12を狙う銃弾アイコンBTIが手前に表示されており、第1保留アイコンh11を狙う銃弾アイコンBTIが奥側に表示されている。なお、この関係は逆であってもよい。また、複数の銃弾アイコンBTIが重ならないようにしてもよい。
図149(A3'−2−3)では、第1保留アイコンh11にも第2保留アイコンh12にも、銃弾アイコンBTI,BTIが一発ずつ命中し、第1保留アイコンh11も第2保留アイコンh12もそれぞれ、エフェクト画像EF14によって覆われている。図149(A3−7−7)では、緑色の表示態様(第4表示態様)であった第1保留アイコンh11が、赤色の表示態様(第5表示態様)へ変化し、デフォルトの表示態様(第1表示態様)であった第2保留アイコンh12が、青色の表示態様(第3表示態様)へ変化ている。
図150は、図148に示した演出例等の変形例を示す図である。
図150(A3−2−1)〜同図(A3−2−4)に示す演出例は、図149(A3'−2−1)〜図149(A3'−2−4)に示す演出例の変形例である。ここでは、「赤爆撃機」のアイコンIHIが登場している。また、第1保留アイコンは、白点滅の表示態様(第2表示態様)である。図150(A3−2−1)では、赤色の爆撃機のアイコンRBIが2発の赤色の銃弾アイコンBTIを発射している。発射された2発の銃弾アイコンBTIのうち1発は、第1保留アイコンh11に命中し、もう1発は、いずれのアイコンにも命中していない(図150(A3−2−3))。すなわち、先読み予告が行われている保留アイコンには命中し、先読み予告が行われていない保留アイコン(第2保留アイコンh12)には命中していない。図150(A3−2−3)では、命中した方の第1保留アイコンh11のみがエフェクト画像EF14によって覆われており、続く図150(A3−2−4)では、エフェクト画像EF14が消え、第1保留アイコンh11のみが、赤色の表示態様(第5表示態様)へ変化している。
なお、先読み予告が行われていない保留アイコンにも、銃弾アイコンBTIが命中する場合はある。また、先読み予告が行われていない保留アイコンのみに、銃弾アイコンBTIが命中する場合もある。あるいは、先読み予告が行われていない保留アイコンには、銃弾アイコンBTIが必ず命中してもよい。あるいは反対に、先読み予告が行われている保留アイコンには、銃弾アイコンBTIが必ず命中してもよい。
ここで、先読み予告が行われていない保留アイコン(第1表示態様の保留アイコン)に赤色の銃弾アイコンBTIが命中し、白点滅の表示態様(第2表示態様)である先読み予告が行われていた保留アイコンには銃弾アイコンBTIが命中しなかった場合は、先読み予告が行われていなかった保留アイコンの方が、これまで先読み予告が行われていた保留アイコンよりも、大当りの期待度が高い保留アイコンに変化したことになる。このように、表示態様が異なるアイコンに対しては、いずれのアイコンが赤色の表示態様に変化するのか、全てのアイコンが赤色の表示態様に変化するのか、あるいは、複数の赤色の銃弾アイコンBTIが発射されておきながら一つのアイコンも変化しないのか、といった色々なパターンが考えられ、煽り演出として有効に機能する場合がある。
なお、先読み予告が行われている保留アイコンの方が、先読み予告が行われていない保留アイコンよりも、銃弾アイコンBTIが命中しやすい、すなわち保留変化しやすいように構成されていてもよい。また、変動アイコンの方が、保留アイコンよりも、銃弾アイコンBTIが命中しやすい、すなわち保留変化しやすいように構成されていてもよい。
さらに、複数の銃弾アイコンBTIの発射は、図119(b)に示す「金爆撃機」のアイコンにも適用可能である。
図150(A3−8−1)も、図148(A2−1)から続く変形例であるが、ここでは、赤色の爆撃機のアイコンRBIが、変動アイコンh0の真上で一時停止する。そして、一時停止したのまま、赤色の爆撃機のアイコンRBIは、銃弾アイコンBTIを発射せず、図柄変動表示が終了する(図150(A3−8−2)。そして、次の図柄変動表示が開始されても、赤色の爆撃機のアイコンRBIは変動アイコンh0の真上で一時停止したままである。すなわち、ここでの赤色の爆撃機のアイコンRBIは、連続する図柄変動表示を跨いで表示されている。赤色の爆撃機のアイコンRBIは、次変動が開始されると、図150(A3−8−4)に示すように、第1保留アイコンh0に向けて赤色の銃弾アイコンBTIを発射する。このように、図柄変動表示を跨いだ場合は、アイコン変化に必ず成功するようにしてもよいし、図柄変動表示を跨いだ場合であっても、失敗する場合があってもよい。また、図柄変動表示を跨いだ場合は、保留アイコンはアイコン変化し、変動アイコンはアイコン変化しないようにしてもよいし、あるいはその逆に、変動アイコンはアイコン変化し、保留アイコンはアイコン変化しないようにしてもよい。
図150(A3−9−1)〜同図(A3−9−5)は、図149(A3−8−1)〜図149(A3−8−4)の変形例である。この例は、連続する図柄変動表示を跨いだ後の図柄変動表示であっても、銃弾アイコンBTIを発射する演出もしないで、「赤爆撃機」のアイコンIHIが飛び去っていく例である。
なお、連続する図柄変動表示を跨いだ後の図柄変動表示では、命中するかしないかは別として(アイコン変化するかしないかは別として)、銃弾アイコンBTIを発射する演出は必ず行われるようにしてもよい。
図150(A3−10−1)も、図148(A2−1)から続く変形例である。この例では、先読み対象変動の保留は、図150(A3−10−1)に示す第2保留アイコンh12が表す第2保留になる。保留アイコンの手前になる、変動アイコンh0の真上で一時停止した赤色の爆撃機のアイコンRBIは、その第2保留アイコンh12を目標に赤色の銃弾アイコンBTIを発射するが、命中せず(図150(A3−10−2))、図柄変動表示が終了する(図150(A3−10−3))。そして、次の図柄変動表示が開始されても、赤色の爆撃機のアイコンRBIは、変動アイコンh0の真上で一時停止しており(図150(A3−10−4)、)先読み対象変動の保留となる第1保留アイコンh11を目標に、赤色の銃弾アイコンBTIを発射するが、ここでも命中せず(図150(A3−10−5))、また図柄変動表示が終了する(図150(A3−10−6))。今度は、先読み対象変動であった保留が消化され、図柄変動表示が開始される。すなわち、ここで開始された図柄変動表示が、先読み対象変動であったことになり、変動アイコンh0を目標のアイコンとすべく、赤色の爆撃機のアイコンRBIは宙返りを行い、変動アイコンh0の手前の位置に戻り、変動アイコンh0を目標に、赤色の銃弾アイコンBTIを発射し(図150(A3−10−8))、画面左端に向かって飛び去っていく。ここで発射された銃弾アイコンBTIは、変動アイコンh0に命中し、第1保留アイコンh11がエフェクト画像EF14によって覆われている(図150(A3−10−10))。図示省略するが、変動アイコンh0は、エフェクト画像EF14が消えると、赤色の表示態様(第5表示態様)に変化している。
なお、図150(A3−10−9')は、同図(A3−10−8)から続く変形例であるが、最終変動でも、命中しない場合がある。この結果、3回とも全て失敗したことになる。なお、この例では同じアイコンに対して赤色の爆撃機のアイコンによるアイコン不変化アニメーションが複数回行われているが、異なるアイコンに対して赤色の爆撃機アイコンによるアイコン不変化アニメーションが複数回行われてもよい。また、アイコン変化アニメーションについても、同じアイコンに対して複数回行われてもよいし、異なるアイコンに対して複数回行われてもよい。
図150(A2−3−1)は、図柄変動表示160(A1−1)から続く例であるが、アイコン変化予告の表示が複数登場してもよい。すなわち、図150(A2−3−1)では、「爆撃機」、「赤爆撃機」、「金爆撃機」といった全種類となる3種類の爆撃機のアイコンIHIが登場している。なお、登場するアイコン変化予告の表示の種類は、この例のように全部異なってもよいし、全部同じであってもよい。また、爆撃機といった系統は揃えてもよいし、揃えなくてもよい(例えば、「赤気球」、「金爆撃機」「赤飛空艇」)。
このように、複数の爆撃機のアイコンIHIが登場した場合には、全機でアイコン変化演出を行ってもよいが、図150(A2−3−2)に示すように、一機の爆撃機のアイコン(ここでは、「赤爆撃機」のアイコン)IHIのみが、アイコン変化演出を行ってもよいし、あるいは、一部となる複数の爆撃機のアイコンIHIが、アイコン変化演出を行ってもよい。
図150(A2−3−3)では、デフォルトの表示態様であった変動アイコンが、赤色の表示態様に変化しており、アイコン変化演出に成功したことになる。ただし、失敗する場合もある。また、複数の爆撃機のアイコンIHIによってアイコン変化演出を行う場合には、複数のアイコンが変化する場合があってもよいし、一のアイコンのみ変化する場合があってもよい。
また、「爆撃機」のアイコンであったり、図119(b)に示すNo.7の「飛空艇」のアイコンであったりする場合には、一機で2個のアイコンの変化を行うことができる。
図151は、図148に示した演出例等の変形例を示す図である。
図151(A1−2−1)は、特図1について第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動中であり、特図1の第1保留アイコンh11が表示されている。この保留アイコンh11はデフォルトの表示態様(第1表示態様)で表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様(第1表示態様)の変動アイコンh0が表示されている。
図151(A1−2−2)では、特図1始動口230に入球があり、特図1の保留が一つ増加し、全部で2つになる。図151(A1−2−2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの第2保留数表示では、特図1の保留数が「2」と表示されている。
図151(A1−2−3)では、第2保留アイコンh12が第2ステージhs2に表示されている。第2保留アイコンh12は、図119(a)に示すNo.12の「ルーレット」の表示態様のアイコンである。この「ルーレット」の表示態様のアイコンは、2択〜5択(青、緑、赤、金、虹)の中で選ばれたN択の表示態様が順番に切り替わって表示され、ルーレットで止まった表示態様に、この保留アイコン自身が変化する。この例では、青、緑、赤の3択であって、「青→緑→赤→青→」の順番に切り替わって表示される。すなわち、図151(A1−2−3)に示す「ルーレット」の表示態様の第2保留アイコンh12では「青色」の表示態様のアイコンが表示されており、同図(A1−2−4)に示す「ルーレット」の表示態様の第2保留アイコンh12では、「緑色」の表示態様のアイコンが表示されており、同図(A1−2−5)に示す「ルーレット」の表示態様の第2保留アイコンh12では、「赤色」の表示態様のアイコンが表示されている。以降の図面では、変動中を表す矢印のマークで表す。図151(A1−2−7)では、図柄変動表示が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾1」−「装飾7」)を停止表示し、左上の第2装飾図柄も、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾1」−「装飾7」)を停止表示している。
図151(A1−2−8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域において、第1装飾図柄の変動表示が開始されている。第1保留アイコンh11は、「ルーレット」の表示態様のアイコンである。また、この第1装飾図柄表示装置208Lには、「赤爆撃機」のアイコンIHIが表示されており、アイコン変化アニメーションが開始されている。すなわち、第1保留アイコンh11を目標に、赤色の爆撃機のアイコンRBIから赤色の銃弾アイコンBTIが発射される。
図151(A1−2−10)では、第1保留アイコンh11に、銃弾アイコンBTIが命中し、第1保留アイコンh11がエフェクト画像EF14によって覆われている。そして、図148(A1−2−11)では、エフェクト画像EF14が消え、第1保留アイコンh11では、「赤色」の表示態様のアイコンが見えている。図148(A1−2−11)に続く同図(A1−2−12)では、第1保留アイコンh11は、「赤色」の表示態様に変化している。また、「赤爆撃機」のアイコンIHIが画面左隅に消えようとしている。なお、「赤爆撃機」のアイコンIHIによってアイコン変化アニメーションが行われなかった場合や、「赤爆撃機」のアイコンIHIによってアイコン不変化アニメーションが行われなかった場合、すなわち、「赤爆撃機」を用いたアニメーションが行われなかった場合であっても、「赤爆撃機」のアイコンIHI表示されなかった場合よりも第1保留アイコンh11が「赤色」表示態様に変化しやすいように構成されていてもよいし、「赤爆撃機」のアイコンIHI表示されなかった場合と「赤色」表示態様の変化のしやすさが同じであってもよい。
図151(A1−3−1)〜同図(A1−3−7)に示す例は、図94を用いて説明したテロップ演出が実行される例である。
図151(A1−3−1)では、図柄変動表示が停止表示されており、同図(A1−3−2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域において、第1装飾図柄の変動表示が開始されている。続く図151(A1−3−3)では、テロップ演出が開始される。すなわち、第1装飾図柄の上方に、テロップ表示trpが表示されている。このテロップ表示trpには、保留アイコンの表示態様が変化する可能性が高いことが文字表示されており、アイコン変化予告の表示の一例に相当する。ここでのテロップ表示trpは、「保留変化高確中」といった文字表示が、画面の右から左に向けて流され続ける。
テロップ演出が開始された後、図151(A1−3−4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lには、「赤爆撃機」のアイコンIHIが表示されており、アイコン変化アニメーションが開始されている。すなわち、テロップ演出が続く中、図151(A1−3−4)に示すように、第1保留アイコンh11を目標に、赤色の爆撃機のアイコンRBIから赤色の銃弾アイコンBTIが発射される。「保留変化高確中」といったテロップ表示trpが表示されている状態で、アイコン変化予告の表示としてのアイコン(ここでは「赤爆撃機」のアイコンIHI)が表示されると、「保留変化高確中」といったテロップ表示trpが表示されていない状態よりも、保留アイコンの表示態様が変化しやすいように構成されていてもよい。
図151(A1−3−7)では、第1保留アイコンh11に、銃弾アイコンBTIが命中し、第1保留アイコンh11がエフェクト画像EF14によって覆われている。やがて、エフェクト画像EF14が消えると、第1保留アイコンh11は、「赤色」の表示態様に変化している。
続いて、保留アイコンのシルエット予告が実行されている例について説明する。
図151(A1−4−1)では、図柄変動表示が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾1」−「装飾7」)を停止表示し、左上の第2装飾図柄も、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾1」−「装飾7」)を停止表示している。
図151(A1−4−2)では、これまで第1保留であった保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。図151(A1−4−3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域の第1装飾図柄は停止表示したままであるが、左上の第2装飾図柄では、変動表示が開始され、右上の第2保留数表示では、特図1の保留数が1つ減って「2」になっている。また、保留アイコン表示領域HISおよび変動アイコン表示領域CISを覆うように、エフェクト画像EF15が発生し、保留アイコンも変動アイコンも見えなくなっている。
図151(A1−4−3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域において、第1装飾図柄の変動表示が開始される。第1装飾図柄の変動表示が開始されると、エフェクト画像EF15が消え、保留アイコン表示領域HISおよび変動アイコン表示領域CISではシルエット予告が開始される。すなわち、保留アイコン表示領域HISおよび変動アイコン表示領域CISにわたって小屋silが出現する。この小屋silの内部の様子は、シルエット表示によって表示される。図151(A1−4−3)では、変動アイコンh0と、第1保留アイコンh11と、第2保留アイコンh12が、シルエット表示によって表示されている。シルエット表示は、アイコン等の色が、普段の色ではなく、影を表す色で表示されている。ここで開始されたシルエット予告は、保留アイコンの表示態様が変化しやすい状態であることを示す予告であったり、大当りの期待度が高い表示態様に変化する可能性がある保留アイコンが存在していることを示唆する予告であったりする。
シルエット予告が開始された後、図151(A1−4−4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lには、「赤爆撃機」のアイコンIHIが登場し、アイコン変化アニメーションが開始される。すなわち、シルエット予告が行われている状態で、図151(A1−4−4)に示すように、赤色の爆撃機のアイコンRBIが、小屋silに近づいてくる。やがて、赤色の爆撃機のアイコンRBIは、小屋silをかすめながら通過し、通過中に、赤色の銃弾アイコンBTIを発射する。発射された銃弾アイコンBTIは、小屋の中に入ってシルエット表示によって表示される。
図151(A1−4−7)では、第1保留アイコンh11に、銃弾アイコンBTIが命中しそうな様子がシルエット表示によって表示されている。また、図151(A1−4−8)では、銃弾アイコンBTIが第1保留アイコンh11に命中し、第1保留アイコンh11がエフェクト画像EF14によって覆われている様子がシルエット表示によって表示されている。そして、図151(A1−4−9)では、第1保留アイコンh11が、「赤色」の表示態様に変化したことがわかるようにシルエット表示によって表示されている。なお、シルエット予告が終了するまでどの表示態様に変化したか分からないようにシルエット表示で表示されてもよい。
図152は、保留アイコンのシルエット予告が実行されている例の続きと、その他の演出例を示す図である。
図152(A1−4−10)では、図柄変動表示が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾6」−「装飾4」−「装飾1」)を停止表示し、左上の第2装飾図柄も、ハズレの装飾図柄の同じ組み合せを停止表示している。
図152(A1−4−11)は、停止表示中(確定表示中)であり、変動アイコンh0が消え、同図(A1−4−12)も、停止表示中(確定表示中)であり、同図(A1−4−13)では、これまで第1保留であった保留、すなわち、「赤色」の表示態様に変化した第1保留アイコンの保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。図152(A1−4−13)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域の第1装飾図柄は停止表示したままであるが、左上の第2装飾図柄では、変動表示が開始され、右上の第2保留数表示では、特図1の保留数が1つ減って「1」になっている。また、小屋silの中では、保留アイコンの移動アニメーションがシルエット表示で表示され、「赤色」の表示態様に変化した第1保留アイコンが、変動アイコンh0の位置に表示されていることがわかる。
図152(A1−4−14)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域において、第1装飾図柄の変動表示が開始されており、第1装飾図柄の変動表示が開始された後に、シルエット予告は終了し、図152(A1−4−15)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、赤色の表示態様に変化した変動アイコンh0が表示されている。
なお、「赤爆撃機」のアイコンIHIを用いたアイコン変化アニメーションによる演出によって、シルエット予告の演出自体も昇格する場合があってもよい。例えば、小屋silが昇格して家になって、保留アイコンが変化しやすくなったり、小屋silの色が赤色に変化して、保留アイコンの表示態様も赤色の表示態様になりやすくなってもよい。そして、シルエット予告が終了した後(小屋silが非表示となった後)、あるいは終了と同時に、保留アイコンの表示態様が変化してもよい。
図152(B1−1)〜同図(B8)は、アイコン変化予告の表示が表示されてから、そのアイコン変化予告の表示自体が昇格する例を示す図である。
図152(B1−1)は、特図1について第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動中であり、特図1の第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。これら2つの保留アイコンh11,h12はともにデフォルトの表示態様(第1表示態様)で表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様(第1表示態様)の変動アイコンh0が表示されている。
図152(B2)では、アイコン変化予告の表示であるデフォルト色の「爆撃機」のアイコンIHIが画面右端に登場し(表示され)、アイコン変化アニメーションが開始される。ここでのアイコン変化アニメーションでは、「爆撃機」のアイコンIHIが、図152(B3−1)に示すように、変動アイコンh0の上で一時停止し、同図(B4)に示すように、「爆撃機」のアイコンIHIに、変化を煽る閃光表示がなされた後、「赤爆撃機」のアイコンIHIに昇格している。なお、この他にも、同じ爆撃機の系統内で昇格する場合(「爆撃機」のアイコンIHIが「金爆撃機」のアイコンIHIに昇格したり、「赤爆撃機」のアイコンIHIが「金爆撃機」のアイコンIHIに昇格したりする場合)があったり、異なる系統に変化する場合(「爆撃機」のアイコンIHIが「飛行艇」のアイコンIHIに昇格したり、「爆撃機」のアイコンIHIが「赤飛行艇」のアイコンIHIに昇格したりする場合)があってもよい。
図152(B6)では、赤色の爆撃機のアイコンRBIから赤色の銃弾アイコンBTIが発射されている。図152(B7)では、発射された銃弾アイコンBTIは、第1保留アイコンh11に命中し、第1保留アイコンh11がエフェクト画像EF14によって覆われている。そして、図152(B8)では、エフェクト画像EF14が消え、第1保留アイコンh11は、「赤色」の表示態様に変化している。
図152(B3−2−1)〜同図(B3−2−5)は、アイコン変化予告の表示自体がボタン演出によって昇格する例を示す図である。
図152(B3−2−1)は、図152(B2)から続く例であり、この図152(B3−2−1)に示す状態は、図152(B3−1)に示す状態と同じである。図152(B3−2−2)では、アイコン変化予告の表示である「爆撃機」のアイコンIHIの上にボタン画像136aが付加される。ここでは、操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータMTは付加されていないが、付加されていてもよい。また、ボタン画像136aが付加された時点から操作有効期間が開始していてもよいし、しばらく経ってから開始してもよい。
図152(B3−2−3)のタイミングは、上記操作有効期間内であり、このタイミングで、遊技者がチャンスボタン136を操作する。チャンスボタン136が上記操作有効期間内に操作されたことに応じて、図149(B3−2−4)では、「爆撃機」のアイコンIHIに、変化を煽る閃光表示がなされた後、「赤爆撃機」のアイコンIHIに昇格している(図149(B3−2−5))。。その後、図152(B6)に続くが、保留アイコンの表示態様が変化しない場合があってもよい
なお、「爆撃機」のアイコンIHIの昇格は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に実行されてもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも実行されてもよい。また、「爆撃機」のアイコンIHIの上にボタン画像136aが付加されていたが、ボタン画像136aが付加されず、いわゆる裏ボタン演出として実行されてもよい。
図152(B3−3−1)〜同図(B3−3−5)は、アイコン変化予告の表示自体が予告アイコンYIから放出された予告表示YHによって昇格する例を示す図である。
図152(B3−3−1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ストック領域SSに予告アイコンYIがストックされている。図152(B3−3−2)では、その予告アイコンYIが使用され、箱が開いた態様dに変化し、箱の中から、図117(b)に示すNo.20の「UP」の予告表示YHが放出されており、同図(B3−3−3)では、使用された予告アイコンYIが消え、「UP」の予告表示YHは表示されている。「UP」の予告表示YHが、光の玉YHbに変化し、図152(B3−3−4)に示すように、その光の玉YHbが、変動アイコンh0の上で一時停止している「爆撃機」のアイコンIHIめがけて飛んでいき、その「爆撃機」のアイコンIHIにぶつかる。すると、図152(B3−3−5)では、「爆撃機」のアイコンIHIが、「赤爆撃機」のアイコンIHIに昇格している。図149(B3−3−6)の後は、図152(B6)に続くが、保留アイコンの表示態様が変化しない場合があってもよい。
図153は、アイコン変化予告の表示自体が、複数変動にわたって、途中で昇格に失敗しながら昇格する例等を示す図である。
図153(B3−4−1)は、図152(B2)から続く例であり、この例では、先読み対象変動の保留は、図153(B3−4−1)に示す第2保留アイコンh12が表す第2保留になる。
図153(B3−4−1)に示す状態は、図152(B3−1)に示す状態と同じであり、アイコン変化予告の表示であるデフォルト色の「爆撃機」のアイコンIHIは、変動アイコンh0の真上で一時停止している。また、図152(B3−4−2)に示す状態は、図152(B4)に示す状態と同じであり、「爆撃機」のアイコンIHIに、変化を煽る閃光表示がなされている。この例では、ここでは昇格に失敗し、閃光表示が消えた図153(B3−4−3)では、「爆撃機」のアイコンIHIのままである。やがて、図151(B3−4−3)では、図柄変動表示が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾1」−「装飾7」)を停止表示し、左上の第2装飾図柄も、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾1」−「装飾7」)を停止表示している。
そして、次の図柄変動表示が開始されても、「爆撃機」のアイコンIHIは変動アイコンh0の真上で一時停止したままである(図153(B3−4−5))。続く図153(B3−4−6)では、「爆撃機」のアイコンIHIに、変化を煽る閃光表示が再びなされ、今度は昇格に成功し、閃光表示が消えた図153(B3−4−7)では、「赤爆撃機」のアイコンIHIに昇格している。昇格に成功した赤色の爆撃機のアイコンRBIは、第1保留アイコンh0に向けて赤色の銃弾アイコンBTIを発射するものの、図153(B3−4−8)に示すようにここでは命中せず、図153(B3−4−9)では、図柄変動表示が終了し、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾6」−「装飾4」−「装飾1」)が停止表示されている。
今度は、先読み対象変動であった保留が消化され、図柄変動表示が開始される(図153(B3−4−10))。すなわち、ここで開始された図柄変動表示が、先読み対象変動であったことになり、変動アイコンh0を目標のアイコンとすべく、赤色の爆撃機のアイコンRBIは宙返りを行い、変動アイコンh0の手前の位置に戻り、変動アイコンh0を目標に、赤色の銃弾アイコンBTIを発射する(図153(B3−4−11))。その後、図148(A3−2−2)に続くが、変動アイコンの表示態様が変化しない場合があってもよい。
なお、この例では、2回目に昇格に成功しているが、昇格に成功することなく演出が終了する場合があってもよい。また、「赤爆撃機」のアイコンIHIから更に「金爆撃機」のアイコンIHIに変化してもよい。また、この例では、昇格してから銃弾アイコンBTIが発射されているが、昇格前でも銃弾アイコンBTIが発射される場合があってもよい。例えば、図153(B3−4−3)のタイミングで銃弾アイコンBTIが発射されてもよい。
図153(B1−2−1)〜同図(B1−2−10)は、タイマ予告演出を経由してアイコン変化予告の表示自体が昇格する例を示す図である。
図153(B1−2−1)は、特図1について第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動中であり、特図1の第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。これら2つの保留アイコンh11,h12はともにデフォルトの表示態様(第1表示態様)で表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様(第1表示態様)の変動アイコンh0が表示されている。
図153(B1−2−2)では、タイマ予告演出が開始され、第1装飾図柄表示装置208Lの右端には、タイマ予告表示TYHが表示される。図153(B1−2−2)に示すタイマ予告表示TYHには、昇格演出開始の基準となる時間までの残時間(ここでは5秒)が表示されており、同図153(1−2−3)ではカウントダウンが開始されている。ここで開始されたタイマ予告演出は、昇格演出の予告に相当する。タイマ予告演出が開始された後、図153(B1−2−4)に示すように、アイコン変化予告の表示であるデフォルト色の「爆撃機」のアイコンIHIが表示され、変動アイコンh0の真上まで飛んできて一時停止し(図153(B1−2−5))、待機状態になる。図153(B1−2−6)に示すタイマ予告表示TYHは、残時間が無くなり(0秒になり)、続く同図(B1−2−7)では、タイマ予告表示TYHが「注目」の文字に切り替わっている。タイマ予告表示TYHの残時間が無くなる(0秒になる)と同時に、昇格演出は開始されている。なお、タイマ予告表示TYHの残時間が無くなった後で、昇格演出が開始される場合(タイムラグがある場合)があってもよい。
図153(B1−2−8)では、タイマ予告表示TYHに「注目」の文字が表示されている状態で、これまで待機状態であった「爆撃機」のアイコンIHIに、変化を煽る閃光表示が表示されている。やがて、その閃光表示が消え、閃光表示が消えた図153(B1−2−9)では、「赤爆撃機」のアイコンIHIに昇格している。タイマ予告演出経由の方が、タイマ予告演出を経由しない場合よりも、アイコン変化予告の表示自体が昇格しやすい。なお、タイマ予告演出を経由した場合には、アイコン変化予告の表示自体が必ず昇格するようにしてもよい。図153(B1−2−10)では、タイマ予告演出が終了し、タイマ予告表示TYHが非表示になっている。なお、このタイマ予告表示TYHを利用して、アイコン変化予告の表示が昇格する種類を予告してもよい。例えば、「注目」の文字表示に代えて「赤」の文字表示を行うようにしてもよい。
なお、タイマ予告表示TYHの残時間が無くなる(0秒になる)と、アイコン変化予告の表示(例えば、「爆撃機」のアイコンIHI)が登場してもよい。すなわち、タイマ予告表示TYHが、アイコン変化予告の表示が行われるかもしれない予告に相当する。またさらに、タイマ予告表示TYHの背景色等を使って、登場するアイコン変化予告の表示の色を予告してもよい。例えば、白背景であれば「爆撃機」のアイコンIHIの登場を予告しており、赤背景であれば「赤爆撃機」のアイコンIHIの登場を予告しており、金背景であれば「金爆撃機」のアイコンIHIの登場を予告してもよい。ただし、このような予告が行われなくてもよい。
また、この例は、タイマ予告演出と昇格演出が組み合わさった例であったが、両者は独立しており、タイマ予告演出開始後に、「爆撃機」のアイコンIHIが登場し、タイマ予告表示TYHの残時間が無くなっても、昇格演出が開始されず、タイマ予告表示TYHに対応した別の予告や演出が開始されてもよい。この場合、「爆撃機」のアイコンIHIの昇格演出は、タイマ予告演出とは無関係である。また、タイマ予告表示TYHの残時間が無くなるタイイミングと、「爆撃機」のアイコンIHIが保留変化させるタイミングが、偶然にも一致する場合があってもよい。
次に、メータ演出を経由してアイコン変化予告の表示自体が昇格する例について説明する。
図153(B1−3−1)は、特図1について第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動中であり、特図1の第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。これら2つの保留アイコンh11,h12はともにデフォルトの表示態様(第1表示態様)で表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様(第1表示態様)の変動アイコンh0が表示されている。また、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrには、図91等に示すメータ表示と同様なメータ表示MDが表示されている。図153(B1−3−1)に示すメータ表示MDは、6目盛りで満タンのところ、5目盛りまで既に貯まっている状態である。このメータ表示MDは、満タンになると、アイコン変化予告の表示である「爆撃機」のアイコンIHIを昇格させる。なお、このメータ表示MDは、スーパーリーチ演出が実行されている等の特定の状態を除いて、常時表示されている表示であってもよいし、表示開始条件を満足すると表示が開始される表示であってもよい。
やがて、図153(B1−3−2)では、図柄変動表示が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾1」−「装飾7」)を停止表示し、左上の第2装飾図柄も、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾1」−「装飾7」)を停止表示している。
そして、次の図柄変動表示が開始されても、右ベースアイコンbIrには、5目盛りまで貯まったメータ表示MDが表示されている(図153(B1−3−3))。次の図柄変動表示が開始されると、図153(B1−3−4)に示すように、「赤爆撃機」のアイコンIHIが画面右端に登場する。すなわち、ここで表示された「赤爆撃機」のアイコンIHIは、図117(b)に示すNo.20の「up」の予告表示YHを搭載しており、同図(B1−3−5)では、メータ表示MDの上を通過する際に、その「up」の予告表示YHを落下させ、「up」の予告表示YHはメータ表示MDに取り込まれる。その結果、図153(B1−3−6)に示すように、メータ表示MDは満タンになり、続く同図(B1−3−7)では、メータ表示MDが、「昇格」という文字表示に変化している。
図154は、メータ演出を経由してアイコン変化予告の表示自体が昇格する例の続きと、その他の演出例を示す図である。
図153(B1−3−7)から続く図154(B1−3−8)では、メータ表示MDが満タンになったことに応じて、デフォルト色の「爆撃機」のアイコンIHIに、変化を煽る閃光表示がなされ、閃光表示が消えた図154(B1−3−9)では、「赤爆撃機」のアイコンIHIに昇格している。ここで変化したアイコン変化予告の表示の色は、メータ表示MDにおける「昇格」という文字表示の背景色と一致しており、図153(B1−3−7)の段階でアイコン変化予告の表示が変化する表示態様が予告されている。続く、図154(B1−3−10)に示すメータ表示MDは、空の状態に戻っている。なお、メータ表示MDが満タンになると、アイコン変化予告の表示の表示態様が必ず変化(昇格)してもよいし、変化(昇格)しない場合(失敗の場合)があってもよい。
図153(B1−4−1)〜同図(B1−4−4)は、メータ演出におけるメータ表示が満タンになると、アイコン変化予告の表示が登場する例について説明する。
図153(B1−4−1)に示す演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrには、メータ表示MDが表示されている。このメータ表示MDは、6目盛りで満タンのところ、5目盛りまで既に貯まっている状態である。また、図柄変動表示中の図153(B1−4−1)では、「UP」の予告表示YHが表示されている。続く図153(B1−4−2)では、その「up」の予告表示YHがメータ表示MDに取り込まれ、メータ表示MDは満タンになり、続く同図(B1−4−3)では、メータ表示MDが、赤背景の「爆撃」という表示に変化している。ここでは、アイコン変化予告の表示として、背景色の爆撃機のアイコンが登場することが予告されている。なお、金背景の「爆撃」という表示に変化すれば、「金爆撃機」のアイコンが表示される場合があり、白背景の「爆撃」という表示に変化すれば、「爆撃機」のアイコンが表示される場合がある。また、登場するアイコン変化予告の表示の予告は行われなくてもよく、この場合であっても、メータ表示MDが満タンになると、「爆撃機」のアイコン、「赤爆撃機」のアイコン、あるいは「金爆撃機」のアイコンが表示される場合がある。
そして、図154(B1−4−4)では、「赤爆撃機」のアイコンIHIが画面右端に登場している。
なお、メータ表示MDによる、アイコン変化予告の表示の出現予告が行われると、アイコン変化予告の表示が、必ず出現してもよいし、出現しない場合があってもよい。
図154(C1)〜同図(C13)は、アイコン変化予告の表示が、複数の図柄変動表示を跨いで表示される例を示す図である。
図154(C1)では、図柄変動表示が停止表示し、第1装飾図柄表示装置208Lには、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。この停止表示中、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrには、何も表示されていない。
図154(C2)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、第1装飾図柄表示装置208Lが開始されている。第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されている。図柄変動表示が開始される時点でも、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrには、何も表示されていないが、第1装飾図柄の変動表示が開始されると、図154(C3)に示すように、演出アイコン表示領域DISには、煙画像が表示され、同図(C4)では、煙画像が消失し、演出アイコン表示領域DISに、図119(b)に示すNo.13の赤色の「赤吉宗」のアイコンIHIが表示されている。この「赤吉宗」のアイコンは、アイコン変化予告の表示に相当し、以下、「赤爆撃機」のアイコン等に用いた符号と同じ符号を付して説明する。「赤吉宗」のアイコンIHIは、アイコンの変化に成功すると、そのアイコンの表示態様を自身と同じ表示態様、すなわち赤色の表示態様(第5表示態様)に変化させるアイコンである。したがって、保留アイコンの表示態様を変化させるのであれば、先読み予告の予告に相当し、変動アイコンの表示態様を変化させるのであれば、通常み予告の予告に相当する。
図154(C5)では、「赤吉宗」のアイコンIHIを用いた変動アイコンh0の変化演出が開始される。すなわち、それまで、図119(b)に示すデフォルトの態様である態様(a)であった「赤吉宗」のアイコンIHIが、態様(b)に変化している。すなわち、正面を向いて立った姿勢であった「赤吉宗」のアイコンIHIが、変動アイコンh0の方を向き、刀を抜いて構え、その刀から波動が発振されている。図154(C6)でも、「赤吉宗」の刀から波動が発振されているが、変動アイコンh0の表示態様はデフォルトのままであり、同図(C7)では、「赤吉宗」のアイコンIHIは態様aに戻っており、変化アニメーションは終了している。すなわち、ここでの変化演出は失敗に終わっている。図154(C8)では、図柄変動表示が停止表示し、第1装飾図柄表示装置208Lには、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。「赤吉宗」のアイコンIHIは、態様aのまま右ベースアイコンbIrに表示されている。
図154(C9)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が再び開始されている。図柄変動表示が開始されても、「赤吉宗」のアイコンIHIは、態様aのまま右ベースアイコンbIrに表示されており、連続する図柄変動表示を跨いで表示されていることになる。図154(C10)では、「赤吉宗」のアイコンIHIを用いた変動アイコンh0の変化演出として、変化アニメーションが開始される。図154(C11)では、それまでデフォルトの表示態様であった変動アイコンh0が、赤色の表示態様に変化しており、通常予告が開始されている。図154(C12−1)では、「赤吉宗」のアイコンIHIが、態様bから態様cに変化し、変化演出に成功したことをアピールしている。変化演出に成功すると、アイコン変化予告の表示であった「赤吉宗」のアイコンIHIは、右ベースアイコンbIrから消えている。
以上説明した「赤吉宗」のアイコンIHIは、図77や図84等に示された、赤色の着物を着た表示態様のナビキャラクタYMと同じであり、図77や図84等に示す演出例と、相互に適用可能である。
なお、「赤吉宗」のアイコンIHIが表示されると、アイコンの表示態様は、失敗することなく赤色の表示態様に必ず変化してもよいし、この例のように失敗することはあるが最終的には赤色の表示態様に必ず変化してもよいし、あるいは、最終的にも失敗する場合があってもよい。
図154(C12−2)は、変動アイコンh0の表示態様を赤色の表示態様に変化させることができず、最終的にも変化演出に失敗した後の様子であり、「赤吉宗」のアイコンIHIが、態様bから態様dに変化し、変化演出に失敗したことを報知している。
続いて、図119(b)に示されていないアイコン変化予告の表示を用いた例について説明する。
図154(D1)は、特図1について第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動中であり、特図1の第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。これら2つの保留アイコンh11,h12はともにデフォルトの表示態様(第1表示態様)で表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様(第1表示態様)の変動アイコンh0が表示されている。
図154(D2)では、「赤雷雲」のアイコンが、保留アイコンh11,h12の上に小さく表示され始める。この「赤雷雲」のアイコンは、アイコン変化予告の表示に相当し、以下、「赤爆撃機」のアイコン等に用いた符号と同じ符号を付して説明する。「赤雷雲」のアイコンは、「赤爆撃機」のアイコンや「赤吉宗」のアイコンと同じく、アイコンの変化に成功すると、そのアイコンの表示態様を自身と同じ表示態様、すなわち赤色の表示態様(第5表示態様)に変化させるアイコンである。
「赤雷雲」のアイコンは、表示開始後に、成長アニメーションによって大きな雷雲へと成長する。なお、大きな雷雲へ成長しない場合があってもよく、この場合は、ガセの表示になり、あるいは、必ず大きな雷雲へと成長するようにしてもよい。
図154(D3)に示す「赤雷雲」のアイコンIHIは、変動アイコン表示領域CISから保留アイコン表示領域HISにかけての領域を上から覆うまでに成長しており、この「赤雷雲」のアイコンIHIの下に、変動アイコンh0も、保留アイコンh11,h12も表示されている。
図154(D4)では、「赤雷雲」のアイコンIHIから、第1保留アイコンh11に向けて雷が落ちており、続く同図(D5)では、雷が落ちた第1保留アイコンh11はエフェクト画像EF16によって覆われ、そのエフェクト画像EF16が消えた同図(D6)では、第1保留アイコンh11の表示態様に変化はなく、デフォルトの表示態様のままであり、変化演出に失敗している。「赤雷雲」のアイコンIHIは、保留アイコンあるいは変動アイコンの一又は複数のアイコンに向けて、同時にあるいは順次に雷を落とし、変化演出が成功する場合には、雷が落ちたアイコンの表示態様が、赤色の表示態様に変化する。なお、図154(D6)では、図柄変動表示が停止表示し、第1装飾図柄表示装置208Lには、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されているが、「赤雷雲」のアイコンIHIは表示されている。
図154(D7)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。図柄変動表示が開始されても、「赤雷雲」のアイコンIHIは表示されており、この「赤雷雲」のアイコンIHIも、連続する図柄変動表示を跨いで表示されていることになる。
図155は、図119(b)に示されていないアイコン変化予告の表示を用いた例の続きと、その他の演出例を示す図である。
図154(D7)にから続く図155(D8)では、図柄変動表示が停止表示し、第1装飾図柄表示装置208Lには、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。ここでは、特図の保留が無くなり、次変動は入賞待ちの状態である。しかしながら、「赤雷雲」のアイコンIHIは依然として表示されている。
保留が0の状態で特図の停止図柄の確定表示が行われてから図柄変動表示が開始されていない状態で、第一の時間(例えば、30秒間)が経過すると、図柄デモが開始される(図155(D9))。この図柄デモでは、停止表示した装飾図柄の組み合わせが表示され続けている。また、背景画面は、図示省略されているが、図154(D7)の図柄変動表示から変更されることなく表示され続けている。ただし、図柄デモの背景画面に切り替わってもよい。さらに、図柄デモが開始されると、メニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIの表示が開始される。なお、これらのアイコンMI,VI,BIの表示開始タイミングは、図柄デモの開始より前であってもよく、図柄デモの開始と同時でもよく、図柄デモの開始より後であってもよい。これらのアイコンMI,VI,BIについての詳しい説明は、図65等を用いて行われているため、ここでは省略する。
また、図155(D9)に示すように、図柄デモ中であっても、「赤雷雲」のアイコンIHIは依然として表示されている。
保留が0の状態で特図の停止図柄の確定表示が行われてから図柄変動表示が開始されていない状態で、メニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIの表示が開始され、さらにその状態のまま第二の時間(例えば、15秒間)が経過すると、図柄デモからアニメデモに切り替わる。アニメデモが開始されると、背景画面が変化し、アニメーションのデモ画面に切り替わる(図155(D10))。このアニメーションのデモ画面に切り替わると、「赤雷雲」のアイコンIHIは非表示になる。一方、この例では、アニメーションのデモ画面に切り替わっても、メニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIは、切り替え前と同じ位置に表示されたままである。ただし、アニメーションのデモ画面に切り替わると、これらのアイコンMI,VI,BIは表示位置が変更されてもよいし、非表示になっってもよい。
なお、上記第一の時間(例えば、30秒間)が経過した時点で、アニメーションのデモ画面に切り替わってもよい。この場合には、アニメーションのデモ画面に切り替わると同時に、「赤雷雲」のアイコンIHIが非表示になってもよいし、切り替わってから上記第二の時間は表示されていてもよい。
やがて、特図1始動口230に入球があり、特図1の保留が一つ増加し、図柄変動表示が開始される。第1装飾図柄表示装置208Lでは、アニメーションのデモ画面から図155(D11)に示す表示画面に切り替わる。この結果、大きく成長した「赤雷雲」のアイコンIHIが再表示されている。ただし、上記図柄デモあるいは上記アニメデモを挟んだ場合には、「赤雷雲」のアイコンIHIが表示されないように構成されていてもよい。
図155(D8)では、同図(D11)で開始された図柄変動表示が停止表示し、第1装飾図柄表示装置208Lには、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されているが、同図(D11)で開始された図柄変動表示の実行中に、特図1始動口230にもう1球入球があり、特図1の保留数が1になって、第1保留アイコンh11が表示されている。このため、すぐに次変動が開始され、ここでの図柄変動表示以降、特図1の保留が貯まり始め、連続して図柄変動表示が実行される。この間、図155(D13)に示すように、「赤雷雲」のアイコンIHIは表示され続けている。
図155(D14)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄において第1停止が行われており、左図柄が揺れ変動している。「赤雷雲」のアイコンIHIは、図柄変動表示が予め定められた回数行われると、消去アニメーションが開始される。ここでの回数のカウントは、上記図柄デモあるいは上記アニメデモを挟んでも変わることはない。ただし、上記図柄デモあるいは上記アニメデモを挟むことで、上記回数がリセットされてもよい。消去アニメーションの開始タイミングは、図柄変動表示が予め定められた回数行われた次の図柄変動表示の開始と同時であってもよいし、開始後であってもよいし、第1停止が行われたタイミングであってもよい。消去アニメーションでは、「赤雷雲」のアイコンIHIが徐々に小さくなっていき、最終的には、消えてなくなる(図155(D16))。この例では結局、「赤雷雲」のアイコンIHIによる変化演出は一度も成功することなく終了している。
なお、この例では、図示省略したが、毎変動ごと、雷をいずれかのアイコンに落としている。ただし、アイコン変化が行われる場合のみ、雷を落としてもよい。また、雷雲系のアイコンの種類として、デフォルト色の雷雲のアイコンと、金色の雷雲のアイコンも用意されている。ただし、雲の色は同じにし、雷の色で種類を分けてもよい。すなわち、赤い雷が落ちたアイコンは、変化演出が成功する場合には、赤色に変化するようにしてもよい。この場合、雷が落ちるまで、アイコン変化予告の表示の種類がわからず、雷雲のアイコンに注目させることができる場合がある。また、デフォルト色の雷が落ちた場合に限って、いずれの表示態様に変化するかわからないように構成してもよい。例えば、デフォルト色のアイコンにデフォルト色の雷が落ちた場合であっても、赤色に変化する場合があってもよい。一方、その他の色(表示態様)では、雷の色(表示態様)と同じ色(表示態様)に変化するため、変化する表示態様の予告としても機能する。
図155(Ea1)〜同図(Ea9)は、「タイマ」の表示態様のアイコンとアイコン変化予告の表示を組み合わせた演出例を示す図である。
図155(Ea1)は、特図1について第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動中であり、特図1の第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。特図1の第1保留アイコンh11は、図119(a)に示すNo.10の「タイマ」の表示態様のアイコンである。この「タイマ」の表示態様のアイコンは、タイマが0になると、アイコンが第4表示態様以上の表示態様に変化するアイコンである。ただし、タイマが0になっても変化しない場合があってもよいし、あるいはタイマが0になると必ず変化してもよい。167(Ea1)に示す「タイマ」の表示態様の第1保留アイコンh11の態様は、カウントダウン開始前の態様aである。一方、第2保留アイコンh12はデフォルトの表示態様(第1表示態様)で表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様(第1表示態様)の変動アイコンh0が表示されている。
図155(Ea2−1)では、図119(b)に示すNo.4のデフォルト色の「爆撃機」のアイコンに、Timerの文字が付された専用態様のアイコンが画面右端に登場している。以下、このアイコンを「タイマ作動専用爆撃機」のアイコンIHIと称する。「タイマ作動専用爆撃機」のアイコンIHIは、アイコン変化予告の表示に相当する。「タイマ作動専用爆撃機」のアイコンIHIは、保留アイコン又は変動アイコンが、「タイマ」の表示態様のアイコンで表示されている場合に登場する場合があり、「タイマ」の表示態様のアイコンで表示されている場合であっても登場しない場合もある。ただし、「タイマ」の表示態様のアイコンが表示されている場合には必ず登場するようにしてもよい。図155(Ea2−1)では、登場した「タイマ作動専用爆撃機」のアイコンIHIを用いたアイコン変化アニメーションが開始されている。なお、アイコン変化アニメーションが開始されても、第1保留アイコンh11のタイマはカウントダウンを開始せず、態様aのまま表示されている。
図155(Ea3)では、Timerの文字が付された爆撃機のアイコンTBIからデフォルト色の銃弾アイコンBTIが発射されている。ここでの目標は、「タイマ」の表示態様の第1保留アイコンh11である。なお、Timerの文字が付された爆撃機のアイコンTBIが、「タイマ」の表示態様のアイコン以外を目標にすることはないが、目標にする場合があってもよい。この場合には、銃弾アイコンBTIが命中すると、「タイマ」の表示態様に変化してもよい。
図155(Ea5)では、「タイマ」の第1保留アイコンh11に、銃弾アイコンBTIが命中し、その第1保留アイコンh11がエフェクト画像EF14によって覆われている。そして、図155(Ea6)では、エフェクト画像EF14が消え、第1保留アイコンh11が、カウントダウン開始前の態様aからカウントダウン中の態様bに変化する。すなわち、銃弾アイコンBTIが命中して始めてカウントダウンが開始される。この例では、アイコン変化アニメーションは、図155(Ea2−1)〜同図(Ea6)直前までのアニメーションになる。なお、銃弾アイコンBTIがアイコン変化予告の表示に相当するものと見ることもでき、その場合には、Timerの文字が付された爆撃機のアイコンTBIから発射されることで、表示が開始され、その後、命中して態様bへの変化が完了する直前までのアニメーションが、アイコン変化アニメーションに相当することになる。
図155(Ea7)では、「タイマ」の第1保留アイコンh11の態様が、タイマが0になった態様になり、タイマが0になると同時に、同図(Ea8)に示すように、第1保留アイコンh11は煙画像に覆われている。図155(Ea8)では、この煙画像が消え、「タイマ」の表示態様であった第1保留アイコンは、緑色の表示態様(第4表示態様)に変化している。なお、「タイマ」の保留アイコンは、「タイマ作動専用爆撃機」のアイコンIHIによって攻撃されなくても、タイマが作動開始する場合があってもよい。この場合、「タイマ作動専用爆撃機」のアイコンIHIによって作動が開始された場合よりも、大当りの信頼度が高い先読み予告であってもよく、あるいは反対に、大当りの信頼度が低い先読み予告であってもよく、大当りの信頼度は同じであってもよい。また、「タイマ」の保留アイコンは、「タイマ作動専用爆撃機」のアイコンIHIによって攻撃がされなくてもタイマが必ず作動開始してもよいし、反対に、「タイマ作動専用爆撃機」のアイコンIHIによって攻撃されない限りは、タイマが作動開始しなくてもよい。
図155(Ea2−2−1)では、「タイマ」の表示態様のアイコンが表示されている状態で、「タイマ作動専用爆撃機」のアイコンIHIではなく、汎用される「赤爆撃機」のアイコンIHIが登場している。図155(Ea2−2−2)では、「赤爆撃機」のアイコンIHIから銃弾アイコンBTIが発射されており、発射された銃弾アイコンBTIは、「タイマ」の表示態様の第1保留アイコンh11に命中する。すると、「タイマ」の第1保留アイコンh11ではカウントダウンが開始される。図155(Ea2−2−3)では、「タイマ」の第1保留アイコンh11の態様が、タイマが0になった態様になり、タイマが0になると同時に、同図(Ea2−2−4)に示すように、第1保留アイコンh11は煙画像に覆われている。この例では、タイマが0になることで、第1保留アイコンの表示態様が「赤爆撃機」のアイコンIHIの表示態様と同じ赤色の表示態様(第5表示態様)に変化することが確定する。図155(Ea2−2−5)では、煙画像が消え、「タイマ」の表示態様であった第1保留アイコンは、赤色の表示態様(第5表示態様)に変化している。
図156は、或る種類の保留アイコンとアイコン変化予告の表示を組み合わせた演出例を示す図である。
図156(Eb1)〜同図(Eb8)は、図119(a)に示されていない種類の「爆弾」の種類の保留アイコンとアイコン変化予告の表示を組み合わせた例を示す図である。
図156(Ea1)は、特図1について第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動中であり、特図1の第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。特図1の第1保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様(第1表示態様)で表示されている。一方、第2保留アイコンh12は、図119(a)に示されていない種類の「爆弾」の種類のアイコンになる。この「爆弾」の種類のアイコンは、爆弾が爆発するとアイコンの表示態様が変化するアイコンであり、この点では「タイマ」のアイコンと似ているが、「タイマ」のアイコンは、カウントダウンが行われて0になったらアイコンの表示態様が変化することから、表示態様の変化のタイミングがわかりやすいのに対して、「爆弾」では、いつ爆発するかがわかりにくく、その結果、表示態様の変化のタイミングもわかりにくい点で両者は異なる。「爆弾」の種類のアイコンでは、導火線が出ており、「爆弾」を額発させるには、この導火線に引火する必要がある。
図156(Eb2)では、アイコン変化予告の表示である「赤爆撃機」のアイコンIHIが画面右端に登場し、アイコン変化アニメーションが開始される。図156(Eb3)では、着火用アイコンCYIを搭載した赤色の爆撃機のアイコンRBIが、「爆弾」の第1保留アイコンh11に徐々に近づいてきており、同図(Eb4)では、第1保留アイコンh11である爆弾のアイコンの導火線めがけて着火用アイコンCYIを投下する。なお、「赤爆撃機」のアイコンIHIは、火炎放射器を固定配備したアイコンであってもよく、この場合には、銃弾アイコンBTIや着火用アイコンCYIといったような、機体から分離されるものはなくなる。「爆弾」の第1保留アイコンh11は、着火用アイコンCYIが投下されても、導火線にうまく引火する場合と、しない場合がある。図156(Eb5)に示す第1保留アイコンh11である爆弾のアイコンの導火線は、引火されており、同図(Eb6)では、導火線が燃えて短くなってきている。やがて、図156(Eb7−1)に示すように、「爆弾」の第1保留アイコンh11は爆発し、同図(Eb8)に示すように、第1保留アイコンh11は、「赤爆撃機」のアイコンIHIの表示態様と同じ赤色の表示態様に変化している。
図156(Eb7−2−1)は、同図(Eb6)から続く変形例であり、同図(Eb6)では、導火線が燃えて短くなってきているものの、図156(Eb7−2−1)では、導火線の火が途中で消えてしまっている。このため、「爆弾」の第1保留アイコンh11は爆発することがなく、表示態様の変化も起こらない。導火線の火が途中で消えてしまった「爆弾」のアイコンは、その態様のまま表示され続ける。導火線の火が途中で消えてしまった「爆弾」の態様は、第2表示態様(「白点滅」の表示態様)に相当する。図156(Eb7−2−2)では、図柄変動表示が終了し、同図(Eb7−2−3)では、導火線が途中で消えてしまった態様の「爆弾」のアイコンが変動アイコンh0として表示されている。なお、導火線が途中で消えてしまった場合であっても、次変動以降の変動で、途中で消えてしまった導火線が再び引火される場合があってもよい。図156(Eb7−2−3)に続く同図(Eb7−2−4)では、ハズレの装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。
なお、「爆弾」のアイコン(保留アイコン又は変動アイコン)は、「赤爆撃機」のアイコンIHI等のアイコン変化予告の表示によって攻撃されなくても、導火線が自然に着火される場合があってもよい。この場合、アイコン変化予告の表示によって着火された場合よりも、大当りの信頼度が高い先読み予告であってもよく、あるいは反対に、大当りの信頼度が低い先読み予告であってもよく、大当りの信頼度は同じであってもよい。また、「爆弾」のアイコンは、アイコン変化予告の表示によって攻撃がされなくても導火線が必ず自然に着火してもよいし、反対に、アイコン変化予告の表示によって攻撃されない限りは、導火線が着火しなくてもよい。
なお、アイコン変化予告によって、アイコン(保留アイコンおよび/または変動アイコン)が図119(a)に示すNo.2〜No.19のアイコン、および前述した「爆弾」のアイコン、VS表示態様の保留アイコン、後述する「パトランプ」のアイコンに変化することを予告してもよい。
図156(Ec1)〜同図(Ec8)は、図119(a)に示すNo.11の「的」のアイコンと図119(b)に示されていない種類のアイコン変化予告の表示を組み合わせた例を示す図である。
図156(Ec1)は、特図1について第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動中であり、特図1の第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。特図1の第1保留アイコンh11は、図119(a)に示すNo.11の「的」の表示態様のアイコンである。この「的」の表示態様のアイコンでは、的アイコンに矢が刺さらなかった場合には、図119(a)に示す態様aのままであり、その的アイコンに対応する図柄変動表示における大当りの信頼度は第2表示態様(白点滅の表示態様)のレベル程度であるが、的アイコンに矢が刺さると、図119(a)に示す態様bに変化し、その的アイコンに対応する図柄変動表示における大当りの信頼度が第6表示態様(金色の表示態様)のレベルにまで上昇する。一方、第2保留アイコンh12はデフォルトの表示態様(第1表示態様)で表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様(第1表示態様)の変動アイコンh0が表示されている。
図156(Ec2)では、表示画面の右上に、落下傘を背負った吉宗のアイコンYMPが登場する。この落下傘を背負った吉宗のアイコンYMPは、アイコン変化予告の表示の一種であるが、図119(b)に示されていない種類のアイコン変化予告の表示になる。図119(b)では、アイコン変化アニメーションが開始されており、落下傘を背負った吉宗のアイコンYMPにおける吉宗が、弓矢を構えて、第1保留アイコンh11である的アイコンを狙っており、同図(Ec3)では、矢のアイコンYYIが発射される。発射された矢のアイコンYYIは、第1保留アイコンh11である的アイコンに命中し、図156(Ec5−1)では、第1保留アイコンh11がエフェクト画像EF14によって覆われている。続く図156(Ec6)では、エフェクト画像EF14が消え、第1保留アイコンh11の表示態様が、図119(a)に示す態様bに変化している。この例では、第1保留アイコンh11に対応した図柄変動表示における大当りの信頼度が第6表示態様(金色の表示態様)のレベルにまで上昇している。図156(Ec7−1)では、落下傘を背負った吉宗のアイコンYMPが、第1保留アイコンh11の上を通過していき、やがて、そのアイコンTMPは、表示画面から消え去る(図156(Ec8))。
図156(Ec5−2−1)は、同図(Ec4)から続く変形例であり、同図(Ec5−2−1)では、発射された矢のアイコンYYIが、第1保留アイコンh11である的アイコンに命中しておらず、続く同図(Ec5−2−2)では、第1保留アイコンh11の表示態様が、これまでの態様のまま表示されている。そして、その後は命中したときと同じように、落下傘を背負った吉宗のアイコンYMPが、第1保留アイコンh11の上を通過していき(図156(Ec5−2−3))、やがて、そのアイコンTMPは、表示画面から消え去る(図156(Ec5−2−4))。このように、一回の図柄変動表示内で、一回失敗すると、再挑戦することはできずにそのまま終了になる。ただし、次変動で再び、落下傘を背負った吉宗のアイコンYMPが登場し、的アイコンを狙う変化演出が実行されてもよいし、別の演出によって変化演出が実行されてもよい。なお、一回の図柄変動表寺内で一回失敗しても所定の回数(例えば、再挑戦を含め2回、3回…)まで再挑戦できる場合があってもよく、一回失敗しても所定の回数まで必ず再挑戦できるように構成されていてもよい。
図157は、アイコン変化予告の表示として爆撃機系のアイコンを用いたその他の演出例を示す図である。
図157(Ed1)〜同図(Ed5)は、図119(a)に示されていない種類のアイコンと、同じく図119(b)に示されていない種類のアイコン変化予告の表示を組み合わせた例を示す図である。
図157(Ed1)は、特図1について第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動中であり、特図1の第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。特図1の第1保留アイコンh11は、図119(a)に示されていない種類の「パトランプ」の種類のアイコンになる。この「パトランプ」の種類のアイコンは、パトランプのアイコンが作動すると、そのパトランプのアイコンに対応する図柄変動表示における大当りの信頼度が第7表示態様(虹色の表示態様)のレベル、すなわち大当り確定のレベルまで上昇する。一方、第2保留アイコンh12はデフォルトの表示態様(第1表示態様)で表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様(第1表示態様)の変動アイコンh0が表示されている。
また、図157(Ed1)では、図119(b)に示すNo.4のデフォルト色の「爆撃機」のアイコンに、パトランプが装着されるとともにpatの文字が付された専用態様のアイコンが画面右端に登場している。以下、このアイコンを「パトランプ作動専用爆撃機」のアイコンIHIと称する。「パトランプ作動専用爆撃機」のアイコンIHIは、アイコン変化予告の表示に相当する。「パトランプ作動専用爆撃機」のアイコンIHIは、保留アイコン又は変動アイコンが、「パトランプ」の表示態様のアイコンで表示されている場合に登場する場合があり、「パトランプ」の表示態様のアイコンで表示されている場合であっても登場しない場合もある。ただし、「パトランプ」の表示態様のアイコンが表示されている場合には必ず登場するようにしてもよい。図157(Ed1)では、登場した「パトランプ作動専用爆撃機」のアイコンIHIを用いたアイコン変化アニメーションが開始されている。
図157(Ed2)では、パトランプが装着されるとともにpatの文字が付された爆撃機のアイコンPBIからデフォルト色の銃弾アイコンBTIが、「パトランプ」の表示態様の第1保留アイコンh11を目標に、発射されている。図157(Ed3)では、銃弾アイコンBTIが「パトランプ」の第1保留アイコンh11に命中し、第1保留アイコンh11がエフェクト画像EF14によって覆われている。そして、図157(Ea4)では、エフェクト画像EF14が消え、第1保留アイコンh11のパトランプのアイコンが作動しており、第1保留が大当り確定の保留であることが報知されている。なお、「パトランプ作動専用爆撃機」のアイコンIHIは、画面左側に飛び去っており、図157(Ea5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには表示されていない。
図157(Fa1)〜同図(Fa5)は、可動役物等を用いて、アイコン変化予告の表示の出現予告が行われている例を示す図である。
図157(Fa1)は、特図1について第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動中であり、特図1の第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。これら2つの保留アイコンh11,h12はともにデフォルトの表示態様(第1表示態様)で表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様(第1表示態様)の変動アイコンh0が表示されている。
図157(Fa2−1)では、図14等を用いて説明した、第1装飾図柄表示装置208Lの四隅に配置されている大盤振舞役物のうち、右下に配置されている第4大盤振舞役物224Gdが、初期位置から、第1装飾図柄表示装置208Lに前側からオーバーラップする位置に向けて進出し始め、第4大盤振舞役物224Gdの進出に合わせて、第1装飾図柄表示装置208Lにおける、第4大盤振舞役物224Gdにオーバーラップされた部分の周囲には、赤色のエフェクト画像EF17が表示されている。この第4大盤振舞役物224Gdの動作は、第4大盤振舞役物224Gdの付近からアイコン変化予告の表示が出現することを予告する動作になり、第1装飾図柄表示装置208Lにおけるエフェクト画像EF17の表示は、何色のアイコン変化予告の表示が出現するかについての予告になる。すなわち、アイコン変化予告の表示の出現自体を役物とエフェクト画像EF17で予告し、出現位置を役物で予告するとともに出現する表示の表示態様についてエフェクト画像EF17で予告している。
なお、役物が動作した場合の方が、しない場合よりも、アイコンの表示態様の変化が起こりやすいように構成されていてもよいが、起こりやすさは変わらなくてもよい。また、動作した役物の数に応じて、アイコンの表示態様の変化が起こりやすいように構成されていてもよいが、起こりやすさは変わらなくてもよい。
図157(Fa3)では、第4大盤振舞役物224Gdが最大進出位置まで移動し、同図(Fa4)では、最大進出位置まで移動した第4大盤振舞役物224Gdが、初期位置に向けて戻り始めている。なお、図157(Fa2)〜同図(Fa4)に示すように、第4大盤振舞役物224Gdの移動動作に合わせて、エフェクト画像EF17の表示位置も変化している。最大進出位置まで移動した第4大盤振舞役物224Gdが、初期位置に向けて後退を開始すると、その奥に、アイコン変化予告の表示としての「赤爆撃機」のアイコンIHIの表示が見え始める。こうして、「赤爆撃機」のアイコンIHIが出現し、図157(Fa5)以降は、図148(A3−1)以降と同じような演出が実行されるが、変動アイコンの表示態様が変化しない場合があってもよい。
図157(Fa2−2−1)〜同図(Fa2−2−5)は、POVディスプレイ224Iを用いて、アイコン変化予告の表示の出現予告が行われている例を示す図である。
図柄変動表示中の図157(Fa2−2−1)では、第1装飾図柄表示装置208Lの前側に、これまで初期位置にあって隠れていたPOVディスプレイ224Iが出現しており、回転動作する前の状態である。
図157(Fa2−2−2)では、第1装飾図柄表示装置208Lの前側で、POVディスプレイ224Iが回転動作を始め、定速回転に達するとPOVディスプレイ224Iには、「赤爆撃機」のアイコンIHIが表示され、「赤爆撃機」のアイコンIHIの出現が予告されている。
図157(Fa2−2−3)では、POVディスプレイ224Iは定速回転を続けており、「赤爆撃機」のアイコンIHIが表示されたままであるが、その奥側には、「赤爆撃機」のアイコンIHIの出現している。「赤爆撃機」のアイコンIHIが出現すると、POVディスプレイ224Iは回転を停止し(図157(Fa2−2−4))、初期位置に戻る(図157(Fa2−2−5))。こうして、「赤爆撃機」のアイコンIHIが出現し、図157(Fa2−2−5)以降は、図148(A3−1)以降と同じような演出が実行されるが、変動アイコンの表示態様が変化しない場合があってもよい。
なお、POVディスプレイ224Iが定速で回転している状態であっても、POVディスプレイ224Iの奥側の表示領域(第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域)は視認可能であり、その表示領域で演出表示を行ってもよい。また、POVディスプレイ224Iが静止状態から定速状態に達するまでの加速中の状態や、定速状態から静止状態に戻るまでの減速中の状態は、定速状態よりも、上記表示領域がより見えやすく、加速中の状態や減速中の状態でも、上記表示領域で演出表示を行ってもよい。あるいは、加速中の状態や減速中の状態に限って、上記表示領域で演出表示を行ってもよい。また、加速中の状態や減速中の状態では、少なくとも上記表示領域(第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面全域であってもよい)を暗くしてPOVディスプレイ224Iの表示を目立たせるようにしてもよい。あるいは、加速中の状態では上記表示領域に演出表示を行っておき、定速状態になったら少なくとも上記表示領域を暗くしてもよい。ここで記載したなお書きは、以降のPOVディスプレイ224Iの例についても適用可能である。
また、POVディスプレイ224Iの定速回転の終了タイミングと、「赤爆撃機」のアイコンIHIの出現タイミングは、定速回転の終了タイミングの方が早くてもよいし、アイコンの出現タイミングの方が早くてもよいし、両者は同じタイミングであってもよい。
また、ここではPOVディスプレイ224Iを用いた出現予告を説明したが、導光板ILや他の表示手段(第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N、、図146に示す第4表示手段208M'等)によって上記出現予告を実行してもよいし、別の予告を実行してもよい。
図158は、アイコン変化予告の表示に関する各種の予告の例等を示す図である。
図158(Fb1)〜同図(Fb9)は、アイコンの表示態様の変化の成功率を、役物演出を用いて予告する例を示す図である。
図158(Fb1)に示す状態は、図148(A1−1)に示す状態と同じであり、装飾図柄の変動表示が行われている。図158(Fb2)に示す状態は、図148(A1−2)に示す状態と同じであり、「赤爆撃機」のアイコンIHIが出現し、アイコンの表示態様の変化演出が開始されている。
図158(Fb3)では、赤色の爆撃機のアイコンRBIが銃弾アイコンBTIを発射する前に、役物演出が開始されている。ここでの役物演出は、図14等を用いて説明した、第1装飾図柄表示装置208Lの四隅に配置されている大盤振舞役物のうち、左下に配置されている第3大盤振舞役物224Gcと、右下に配置されている第4大盤振舞役物224Gdが、それぞれの初期位置から、第1装飾図柄表示装置208Lに前側からオーバーラップする位置に向けて進出し始める。この役物演出は、アイコンの表示態様が変化す直前まで続けられるが、予告として機能は、銃弾アイコンBTIを発射する前まである。この役物演出では、4つある大盤振舞役物224Ga〜224Gdのうち何個の大盤振舞役物が動作するかによって、アイコンの表示態様の変化の成功率を予告している。すなわち、4つ全てが動作すれば100%の確率で成功し、3つ動作すれば75%の確率で成功し、2つしか動作しなければ50%の確率で成功し、1つしか動作しなければ25%の確率でしか成功しないことを予告している。
なお、4つある大盤振舞役物224Ga〜224Gdのうち、第1大盤振舞役物224Gaが動作すれば最も成功確率が高く、第2大盤振舞役物224Gbが動作すれば次に成功確率が高く、第3大盤振舞役物224Gdが動作すれば三番目に成功確率が高く、第4大盤振舞役物224Geが動作すれば最も成功確率が低いようにしてもよい。あるいは、初期位置からどの位置まで進出するかによって成功確率を予告することもできる。例えば、最大進出位置に近づくほど成功確率が上がるようにしてもよい。
また、役物が動作した場合の方が、しない場合よりも、アイコンの表示態様の変化が起こりやすいように構成されていてもよいが、起こりやすさは変わらなくてもよい。また、動作した役物の数に応じて、アイコンの表示態様の変化が起こりやすいように構成されていてもよいが、起こりやすさは変わらなくてもよい。
図158(Fb8)に示すように、役物演出は、アイコンの表示態様の変化が完了すると終了する。
図158(Fc1)〜同図(Fc6)は、アイコン変化予告の表示自体の昇格を予告する例を示す図である。
図158(Fc1)では、デフォルト色の「爆撃機」のアイコンIHIが出現し、アイコンの表示態様の変化演出が開始されている。ここでは、「爆撃機」のアイコンIHIが一時停止する前に、予告演出が開始される。ここでは、図157(Fa2−1)〜同図(Fa4)に示す演出と同様に、右下に配置されている第4大盤振舞役物224Gdが、初期位置から、第1装飾図柄表示装置208Lに前側からオーバーラップする位置に向けて進出し始め、第4大盤振舞役物224Gdの進出に合わせて、第1装飾図柄表示装置208Lにおける、第4大盤振舞役物224Gdにオーバーラップされた部分の周囲には、エフェクト画像EF17が表示される。ここで、エフェクト画像EF17の表示態様が、デフォルト色の「爆撃機」のアイコンIHIが昇格する表示態様を予告していることになる。ここでは、赤色のエフェクト画像EF17が表示されており、図158(Fc5)では、「赤爆撃機」のアイコンIHIに昇格している。図158(Fc6)の後は、図152(B6)に続くが、保留アイコンの表示態様が変化しない場合があってもよい。
この例では、第4大盤振舞役物224Gdの動作は予告には関係なく、煽り演出の一種であるが、役物が動作した場合の方が、しない場合よりも、昇格が起こりやすいように構成されていてもよい。ただし、起こりやすさは変わらなくてもよい。また、動作した役物の数に応じて、昇格が起こりやすいように構成されていてもよい。すなわち、動作した役物の数が多ければ多いほど、昇格が起こりやすいように構成されていてもよい。ただし、ここでも起こりやすさは変わらなくてもよい。
図158(Fd1)〜同図(Fd6)は、POVディスプレイ224Iを用いた、アイコンの表示態様の変化演出の一例を示す図である。
図柄変動表示中の図158(Fa1)では、第1装飾図柄表示装置208Lの前側に、これまで初期位置にあって隠れていたPOVディスプレイ224Iが出現しており、回転動作する前の状態である。なお、特図1の第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されており、これら2つの保留アイコンh11,h12はともにデフォルトの表示態様(第1表示態様)で表示されている。
図158(Fd2)では、第1装飾図柄表示装置208Lの前側で、POVディスプレイ224Iが回転動作を始め、定速回転に達するとPOVディスプレイ224Iには、「赤色の爆撃機のアイコンRBIと、デフォルトの表示態様の第1保留アイコンh11が表示されている。なお、POVディスプレイ224Iの回転範囲は、第1保留アイコンh11の表示位置には完全にオーバーラップし、第2保留アイコンh12の表示位置には一部がオーバーラップする。
図158(Fd3)に示すPOVディスプレイ224Iには、第1保留アイコンh11を目標にして、赤色の爆撃機のアイコンRBIから赤色の銃弾アイコンBTIが発射された様子が表示されており、同図(Fd4)に示すPOVディスプレイ224Iには、銃弾アイコンBTIが第1保留アイコンh11に命中し、第1保留アイコンh11がエフェクト画像EF14によって覆われている様子が表示されている。
そして、図158(Fd5−1)に示すPOVディスプレイ224Iには、赤色の爆撃機のアイコンRBIとともに、赤色の表示態様に変化した第1保留アイコンh11が表示されている。
この例では、POVディスプレイ224Iが定速の回転動作を行っている間は、その奥側となる、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面は、視認可能であってもよいし、視認不可能であってもよい。POVディスプレイ224Iが定速の回転動作を行っている間に、定速回転するPOVディスプレイ224Iの裏側となる表示画面の部分に「赤爆撃機」のアイコンIHIおよび/またはエフェクト画像EF14が表示されていてよいし、表示されていなくてもよい。
図158(Fd6)では、POVディスプレイ224Iは回転を停止しており、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面には、赤色の表示態様の第1保留アイコンh11と、デフォルトの表示態様の第2保留アイコンh12が表示されており、「赤爆撃機」のアイコンIHIは表示されていない。ただし、「赤爆撃機」のアイコンIHIが表示されている場合があってもよい。
なお、第1保留アイコンh11の表示態様は、POVディスプレイ224Iが定速の回転動作を行っている間に変化してもよいし、POVディスプレイ224Iが定速の回転動作を停止すると同時に変化してもよいし、POVディスプレイ224Iが定速の回転動作を停止した後に変化してもよい。
また、ここではPOVディスプレイ224Iを用いた例を説明したが、導光板ILや他の表示手段(第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N、図146に示す第4表示手段208M'等)によって上記表示を実行してもよい。すなわち、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている場面の一部をPOVディスプレイ224Iに拡大表示することもでき、例えば、図158(Fd2)に示すPOVディスプレイ224Iの表示は、図148(A2−1)と同図(A3−1)の間の場面の拡大表示に相当し、図158(Fd3)に示すPOVディスプレイ224Iの表示は、図148(A3−1)場面の拡大表示に相当していてもよい。この場合、拡大表示を行うのは、POVディスプレイ224Iに限らず、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N、図146に示す第4表示手段208M'や導光板IL等であってもよく、あるいは、POVディスプレイ224Iとの併用であってもよい。また、このような拡大表示は、第1装飾図柄表示装置208Lで行うことも可能である。
また、図157や図158に示す例では、アイコン変化予告の表示に関する予告であったが、予告アイコンの出現予告にも適用することができる。例えば、4つある大盤振舞役物224Ga〜224Gdのうち何個の大盤振舞役物が動作するかによって、予告アイコンが出現する確率を表してもよい(動作する役物が多い程、出現確率は高くなる)。
図159は、第1装飾図柄表示装置208Lと、他の表示手段との組み合わせの例を示す図である。
図159(Fd5−2−1)〜同図(Fd5−2−2)に示す例は、先の図158(Fd5−1)〜図158(Fd6)の変形例である。図159(Fd5−2−1)に示すPOVディスプレイ224Iの表示は、アイコン変化予告の表示(「赤爆撃機」のアイコンIHI)と、変化したアイコンの表示態様を示す表示であって、いずれのアイコンが変化したかまでを表示しているものではない。なお、図159(Fd5−2−1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第2保留アイコンh12がエフェクト画像EF14によって覆われている様子がわずかに見えている。
図159(Fd5−2−2)では、POVディスプレイ224Iは回転を停止しており、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面には、デフォルトの表示態様の第1保留アイコンh11と、赤色の表示態様の第2保留アイコンh12が表示されている。この例では、POVディスプレイ224Iによって、対象のアイコンまでは不明であるが、アイコンの表示態様の変化演出に成功したか否かの表示が表示されていることになる。そして、POVディスプレイ224Iによって、アイコンの表示態様の変化演出の成功が表示されると、第1装飾図柄表示装置208Lでは、対象のアイコンの表示態様が実際に変化する。
なお、POVディスプレイ224Iにおける保留アイコンの表示態様の変化の表示と、第1装飾図柄表示装置208Lにおける保留アイコンの表示態様の変化の表示は、同時に行われてもよく、逆に、第1装飾図柄表示装置208Lの方が先に行われた後にPOVディスプレイ224Iの方が行われてもよい。
また、この例は、POVディスプレイ224Iによって、対象のアイコンまでは不明であるが、アイコンの表示態様の変化演出に成功するか否かの予告としても使用可能である。
以下、図159では、第1装飾図柄表示装置208Lと、図146に示す第4表示手段208M'とを組み合わせた装置構成における演出例について説明するが、図146でも説明したように、単にハードウェアの構成が異なるだけで、この明細書で説明する技術を適用することができないわけではなく、技術的思想としてとらえれば、表示手段の配置が横並びであっても、縦並びであっても適用可能である。
図159(Fe1)〜同図(Fe6)は、第1装飾図柄表示装置208Lにおける表示は第1装飾図柄表示装置208Lの中だけで完結し、第4表示手段208M'における表示は第4表示手段208M'の中だけで完結している例を示す図である。
図159(Fe1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの状態は、図146(カa1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの状態と、背景画面が表示されているかいないかの違いを除けば同じである。また、図159(Fe1)に示す第4表示手段208M'の状態は、図146(カa1)に示す第4表示手段208M'の状態と同じである。
図159(Fe2−1)に示す第4表示手段208M'では、アイコン変化予告の表示としての「赤爆撃機」のアイコンIHIの先端部分が画面右端に登場しており、同図(Fe3)に示す第4表示手段208M'では、「赤爆撃機」のアイコンIHIを用いたアイコン変化アニメーションが開始されている。図159(Fe4)に示す第4表示手段208M'では、赤色の爆撃機のアイコンRBIから赤色の銃弾アイコンBTIが発射されており、同図(Fe5)に示す第4表示手段208M'では、銃弾アイコンBTIが第1保留アイコンh11に命中し、第1保留アイコンh11がエフェクト画像EF14によって覆われている。そして、図159(Fe6)に示す第4表示手段208M'では、第1保留アイコンh11の表示態様が赤色の表示態様に変化している。一方、図159(Fe1)〜同図(Fe6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が継続して行われている。
図159(Fe2−2−1)〜同図(Fe2−2−6)は、第1装飾図柄表示装置208Lにおける表示の一部が、第4表示手段208M'に入り込む例を示す図である。
図159(Fe2−2−1)は、図159(Fe2−1)からの続きであり、同図(Fe2−2−1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、アイコン変化予告の表示としての「赤爆撃機」のアイコンIHIが画面右端に登場しており、同図(Fe2−2−2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「赤爆撃機」のアイコンIHIを用いたアイコン変化アニメーションが開始されており、赤色の爆撃機のアイコンRBIから赤色の銃弾アイコンBTIが発射されている。図159(Fe2−2−3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、銃弾アイコンBTIが、初期位置にある第4表示手段208M'におけるフレームfmの上縁部分にオーバーラップされている下端領域に表示されているため、一瞬見にくくなっている。図159(Fe2−2−4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、銃弾アイコンBTIが、初期位置にある第4表示手段208M'の表示画面内に移動してきており、第4表示手段208M'には、銃弾アイコンBTIの先端部分が表示されている。なお、初期位置にある第4表示手段208M'におけるフレームfmの上縁部分にオーバーラップされて見えないが、第1装飾図柄表示装置208Lには、銃弾アイコンBTIの後端部分が表示されている。ただし、表示されていなくてもよい。図159(Fe2−2−5)に示す第4表示手段208M'では、銃弾アイコンBTIの先端部分が、変動アイコン表示領域CIS'の台座hs0'に表示されているデフォルトの表示態様(第1表示態様)の変動アイコンh0の一部にオーバーラップしている。この状況は、赤色の爆撃機のアイコンRBIが第1装飾図柄表示装置208Lに表示され、銃弾アイコンBTIが第4表示手段208M'に表示されている。図159(Fe2−2−6)に示す第4表示手段208M'では、変動アイコンh0の表示態様が赤色の表示態様に変化している。一方、図159(Fe2−2−6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、「赤爆撃機」のアイコンIHIは表示されていない。
なお、表示態様が変化した変動アイコンh0が、第4表示手段208M'の表示画面の大きさを超えて拡大され、第4表示手段208M'と第1装飾図柄表示装置208Lの両方に跨って表示される場合があってもよい。また、「赤爆撃機」のアイコンIHIが第4表示手段208M'と第1装飾図柄表示装置208Lの両方に跨って表示される場合があってもよい。
図160は、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nを用いた演出例を示す図である。
図160(Ff1)に示す状態は、図148(A1−1)に示す状態と同じである。ただし、第2装飾図柄と第2保留数表示は、第2装飾図柄表示装置208Nに表示されている。図160(Ff1)に示す第2装飾図柄表示装置208Mも第3装飾図柄表示装置208Nも、互いの初期位置にあり、開いた状態(離間した状態)であって、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面は視認可能である。
図160(Ff2)に示す状態は、図148(A2−1)に示す状態に相当し、ここでは、第3装飾図柄表示装置208Nに、アイコン変化予告の表示としての「赤爆撃機」のアイコンIHIが登場し始めており、同図(Ff3)に示す第3装飾図柄表示装置208Nには、「赤爆撃機」のアイコンIHI全体が表示されている。
図160(Ff4)に示す第3装飾図柄表示装置208Nでは、赤色の爆撃機のアイコンRBIが左方向に移動しており、続く同図(Ff4)に示す第3装飾図柄表示装置208Nは、赤色の爆撃機のアイコンRBIが左方向に移動する代わりに、第3装飾図柄表示装置208N自体が左方向に移動を開始している(同図(Ff5)〜Ff6))。すなわち、赤色の爆撃機のアイコンRBIの本来の移動表示に合わせて第3装飾図柄表示装置208Nが移動している。やがて、第3装飾図柄表示装置208Nは、最大移動位置に到達し、左方向にそれ以上移動することができなくなる。すると、今度は、図160(Ff7)に示すように、赤色の爆撃機のアイコンRBIが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面内に移動してきており第1装飾図柄表示装置208Lには、赤色の爆撃機のアイコンRBIの先端部分が表示され、第3装飾図柄表示装置208Nには、赤色の爆撃機のアイコンRBIの後ろ側の部分が表示されている。すなわち、赤色の爆撃機のアイコンRBIは、第1装飾図柄表示装置208Lと第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示されている。なお、奥側となる第1装飾図柄表示装置208Lでは、赤色の爆撃機のアイコンRBIの全体が表示されていてもよい。
図160(Ff8)では、最大移動位置に到達した第3装飾図柄表示装置208Nが初期位置に向けて移動を開始しており、赤色の爆撃機のアイコンRBIの2/3程度は、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されており、目標の第1保留アイコンh11の手前の位置に到達したことから、赤色の爆撃機のアイコンRBIから赤色の銃弾アイコンBTIが発射されている。図160(Ff9)では、第1保留アイコンh11に、銃弾アイコンBTIが前側からオーバーラップしている。また、赤色の爆撃機のアイコンRBI全体が第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている。
図160(Ff10)では、銃弾アイコンBTIが第1保留アイコンh11に命中し、第1保留アイコンh11がエフェクト画像EF14によって覆われている。また、赤色の爆撃機のアイコンRBIは、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されている。図160(Ff11)では、第1保留アイコンh11の表示態様が赤色の表示態様に変化している。また、赤色の爆撃機のアイコンRBIは、第2装飾図柄表示装置208Mからさらに左側に飛び去ろうとしており、図160(Ff12)では、赤色の爆撃機のアイコンRBIが第2装飾図柄表示装置208Mから消え去っている。
以上説明した例では、複数の表示手段に跨って一つの画像が表示されることはあったが、複数の表示手段に同じ画像が表示されることはない。例えば、第1装飾図柄表示装置208Lと第2装飾図柄表示装置208Mに一部が同じ画像が表示されることはないが、表示されることがあってもよい。
なお、アイコン不変化アニメーションが行われる場合であっても、第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lを経て第2装飾図柄表示装置208Mに赤色の爆撃機のアイコンRBIを表示するアニメーションが行われる場合があるが、アイコン不変化アニメーションが行われる場合は、赤色の爆撃機のアイコンRBIが、第3装飾図柄表示装置208Nのみに表示されるように構成されていてもよいし、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nにのみ表示されるようにしてもよい。
図160(Fg)では、第3装飾図柄表示装置208Nに、複数のアイコン変化予告の表示として「爆撃機」のアイコンIHI,「赤爆撃機」のアイコンIHI,および「金爆撃機」のアイコンIHIが表示されている。これらの爆撃機は、図150(A2−3−1)に示した例のように一斉に移動アニメーションを開始してもよいが、ストック表示されているだけであって、一機ずつ移動アニメーションが実行されてもよい。
なお、保留アイコンや変動アイコン自身がアイコン変化予告の表示を兼ねてもよく、この場合には、自身で自身が変化することを予告したり、あるいは自身とは異なる他のアイコン(保留アイコン又は変動アイコン)が変化することを予告したりすることになる。
また、アイコン変化予告の表示が、保留されている図柄変動表示のうちのいずれかの図柄変動表示で行われること、あるいは現在行われている図柄変動表示で行われることを報知する予告表示(アイコン変化予告準備中表示)が行われてもよい。アイコン変化予告準備中表示としては、例えば、「爆撃機」のアイコンIHIの先端部分だけが画面右端に見えていたり、爆撃機」のアイコンIHIが登場し、専用のストック領域(待機領域)に待機している表示があげられる。また、図151(A1−3−3)に示すテロップ表示trpで予告してもよい。また、アイコン変化予告準備中表示は、複数個表示されていてもよい。また、アイコン変化予告の表示が複数種類ある場合において、アイコン変化予告の表示の表示態様ごとにアイコン変化予告準備中表示が表示されていてもよい。また、アイコン変化予告準備中表示のストック表示を行う専用領域があってもよい。また、アイコン変化予告準備中表示が表示される領域の少なくとも一部(全部を含む)が、アイコン変化予告の表示と重なる領域に表示されていてもよく、重ならない領域に表示されていてもよい。
また、アイコン変化予告(「爆撃機」のアイコン等の他の予告表示によるアイコン変化予告や変化するアイコン自身によるアイコン変化予告)の表示が行われる前に、当該変動の予告および/または先読み予告として、「アイコン変化予告を経て表示態様が変化するアイコン(保留アイコンおよび/または変動アイコン)」が、アイコン変化予告によって変化する表示態様とは別の表示態様(例えば、拡大表示態様等)に変化することで、アイコン変化予告によって変化するアイコンであることを予告してもよいし、「アイコン変化予告を経て表示態様が変化するアイコン」にカーソル表示等の他の表示によってそのアイコンの表示態様が変化することを示唆する表示を表示することで、アイコン変化予告によって変化するアイコンであることを予告してもよい。
また、アイコン変化予告(「爆撃機」のアイコン等の他の予告表示によるアイコン変化予告や変化するアイコン自身によるアイコン変化予告)の表示が行われた後に、当該変動が大当りであることを報知する予告(液晶表示装置などの各種表示装置による予告表示や各種ランプ(枠ランプ122、盤ランプ)による発光(色や発光パターン)、スピーカによる予告音、操作手段や各種デバイスの予告動作等)の実行中において、本明細書内で説明した各種予告が行われる場合がある。例えば、スピーカ120から当該変動の大当り確定音が出力されている状態で、変動アイコンh0の表示態様が変化する場合があってもよい。あるいは、大当り確定音が出力されている状態で、アイコン変化アニメーションが表示されてもよい。しかしながら、当該変動が大当りであることを報知する予告の実行中において該各種予告が行われないようにしてもよい。また、当該変動が大当りであることを報知する予告の実行中においてのみ行われる各種予告があってもよい。
島一斉演出の実行中に各種予告が行われないように構成されていてもよいが、行われる場合があってもよい。また、島一斉演出の実行中にのみ行われる各種予告があってもよい。
また、演出背景または演出モードによって、行われる各種予告と行われない各種予告があってもよく、逆に演出背景に依らずに必ず行われる各種演出があってもよい。例えば、海の背景画面では、アイコン変化予告(「爆撃機」のアイコン等の他の予告表示によるアイコン変化予告や変化するアイコン自身によるアイコン変化予告)の表示が表示されるが、城下町の背景画面では、アイコン変化予告の表示が表示されないようにしてもよい。また演出背景は、遊技者によって選択可能であってもよく、この場合には、アイコン変化予告の表示を表示させるか否かを選択可能であることにもなる。
以上、図117〜図119を用いて説明した各種のアイコンや表示、あるいはそれらのアイコンや表示以外のアイコンや表示を用いた演出例を説明したが、最後にまとめて、7つの演出例について説明する。
図161は、各種のアイコンや表示が使用される7つの演出例を大まかに示す図である。この図161では、演出が進んでいく様子を、図の左から右に向かって段階的に示す。また、図161にも、3つの装飾図柄表示装置208L〜208Nのうち第1装飾図柄表示装置208Lのみを示す。この第1装飾図柄表示装置208Lは、装飾図柄表示装置208であってもよい。
図161(1)及び同図(2)には、図118を用いて説明したミニゲームBの演出例が大まかに示されている。
図161(1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。これらの特図1の保留アイコンh11,h12の表示態様はいずれも、図119(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。第1装飾図柄表示装置208Lの右上には、特図1及び特図2の第2保留数表示(ここでは「2」と「0」)が表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0の上には、変動アイコンh0が表示されている。変動アイコンh0の表示態様も、図119(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。
また、図161(1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、演出アイコン表示領域DISに配置された右ベースアイコンbIrの上に、ミニゲーム専用のミニゲームウィンドゥMGWが表示され、そのミニゲームウィンドゥMGW内で、ミニゲームB(じゃんけん対決)が行われている。ミニゲームウィンドゥMGW内の左側には、吉宗のキャラクタのアイコンが表示されている。この吉宗のキャラクタのアイコンは、図119(a)に示す、保留アイコン又は変動アイコンの一種であるNo.19の「吉宗(じゃんけん)」のアイコンと同じであり、図161(1)の左側に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、態様aの吉宗のキャラクタのアイコンが表示されている。一方、ミニゲームウィンドゥMGW内の右側には、図118(c)に示す、対戦相手としての剣豪のキャラクタのアイコンが表示されている。図161(1)の左側に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、態様aの剣豪のキャラクタのアイコンが表示されている。図161(1)の中央に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、図161(a)に示すNo.19の態様cのアイコンと同じ吉宗のキャラクタのアイコンと、図118(c)に示す態様dの剣豪のキャラクタのアイコンが表示されている。すなわち、このじゃんけん対決では、吉宗がチョキを出し、剣豪がパーを出したことになり、ミニゲームウィンドゥMGW内には「吉宗勝利」の文字も表示されている。図161(1)の右側に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、図119(a)に示すNo.19の態様fのアイコンと同じ吉宗のキャラクタのアイコンが、「吉宗勝利」の文字とともに表示され、その吉宗のキャラクタのアイコンには、「保留変化」と記された吹き出しも表示され、それまでデフォルトの表示態様であった第1保留アイコンh11の表示態様が、図119(a)のNo.3に記した第3表示態様(青色の表示態様)に変化している。
図161(2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、演出アイコン表示領域DISに配置された右ベースアイコンbIrの上にミニゲームウィンドゥMGWが表示されておらず、ミニゲームB(じゃんけん対決)は、保留アイコン表示領域HISに配置された左ベースアイコンbIlの上で行われる。すなわち、保留アイコンを用いてミニゲームBが行われる。図161(2)の左側と中央それぞれに示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1保留アイコンh11が、図118(c)に示す、対戦相手としての剣豪のキャラクタのアイコンであり、第2保留アイコンh12が、図119(c)に示す、No.19の「吉宗(じゃんけん)」のアイコンである。
図161(2)の左側に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1保留アイコンh11が、態様aの剣豪のキャラクタのアイコンで表示され、第2保留アイコンh12が、態様aの吉宗のキャラクタのアイコンで表示されている。図161(2)の中央に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1保留アイコンh11が、態様dの剣豪のキャラクタのアイコンで表示され、第2保留アイコンh12が、態様cの吉宗のキャラクタのアイコンで表示されている。すなわち、このじゃんけん対決では、剣豪がパーを出し、吉宗がチョキを出したことになり、吉宗が勝利したことになる。図161(2)の右側に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第2保留アイコンh12が態様fの吉宗のキャラクタのアイコンで表示されるとともに、その吉宗のキャラクタのアイコンに「保留変化」と記された吹き出しも表示されている。そして、その隣の第1保留アイコンh11は、今まで剣豪のキャラクタのアイコンであったが、図119(a)のNo.3に記した第3表示態様(青色の表示態様)に変化している。この図161(2)に示す例では、保留アイコンを用いたミニゲームBが行われ、ミニゲームBに用いられた保留アイコンの表示態様が変化している。すなわち、対戦相手のアイコンで表示されていた保留アイコンが先読み対象保留のアイコンになる。
以上説明したように、図161(2)に示すように保留アイコンでミニゲームを行う場合と、図161(1)に示すように別領域でミニゲームを行う場合があってもよい。また、ここでの例は、保留アイコンの表示態様が変化するか否かのミニゲームの例であったが、図117に示す各種の予告アイコンを取得できるか否かのミニゲームであってもよい。
図161(3)及び同図(4)には、図119(b)のNo.16の「番長」の変化予告表示BCHによって、保留アイコンの表示態様が変化することを予告する演出例が大まかに示されている。
図161(3)及び同図(4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、特図1の保留アイコン(第1保留アイコンh11)が第1ステージhs1に表示され、変動アイコンh0が変動アイコン表示領域CISの台座hs0の上に表示されている。また、図161(3)及び同図(4)の左側に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1保留アイコンh11も変動アイコンh0も、図119(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様で表示されている。さらに、図161(3)及び同図(4)の左側に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、演出アイコン表示領域DISに配置された右ベースアイコンbIrの上に、図119(b)のNo16に記された態様aの「番長」の変化予告表示BCHが表示されている。ここでの「番長」の変化予告表示BCHには、「保留変化」と記された吹き出しが付加されており、保留アイコンの表示態様が変化することが予告されている。
図161(3)の中央に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、右ベースアイコンbIrの上から「番長」の変化予告表示BCHが消え、第1保留アイコンh11の表示態様が、第3表示態様(青色の表示態様)に変化している。なお、「番長」の変化予告表示BCHが消えるタイミングと、第1保留アイコンh11の表示態様が変化するタイミングは同じであってもよいし、「番長」の変化予告表示BCHが消えるタイミングの方が早くてもよいしあるいは反対に、第1保留アイコンh11の表示態様が変化するタイミングの方が早くてもよい。
図161(4)の中央に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、右ベースアイコンbIrの上から「番長」の変化予告表示BCHは消えず、「番長」の変化予告表示BCHに付加された吹き出しが、「もう1回」と記された吹き出しに変化しており、保留アイコンの表示態様がもう一回変化することが予告されている。また、第1保留アイコンh11の表示態様が、第3表示態様(青色の表示態様)に変化している。なお、「番長」の変化予告表示BCHに付加された吹き出しが変化するタイミング(再予告の開始タイミング)と、第1保留アイコンh11の表示態様が変化するタイミングは同じであってもよいし、再予告の開始タイミングの方が早くてもよいしあるいは反対に、第1保留アイコンh11の表示態様が変化するタイミングの方が早くてもよい。図161(4)の右側に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、右ベースアイコンbIrの上から「番長」の変化予告表示BCHが消え、第1保留アイコンh11の表示態様が、第4表示態様(緑色の表示態様)に変化している。なお、この例では、一回の図柄変動表示の中で、保留アイコンの表示態様が2回変化しているが、保留アイコンの表示態様が1回変化した図柄変動表示の次の図柄変動表示で保留アイコンの表示態様が再変化する場合があってもよい。また、一回の図柄変動表示の中で、保留アイコンの表示態様が3回以上変化する場合があってもよい。さらに、図161(4)に変化予告表示BCHとして用いられた「番長」のアイコンは、再予告のために消えずに再度用いられているが、予告対象となるアイコンや表示が消えるまで(非表示になるまで)、変化予告表示は何回も使用されてもよい。例えば、予告対象となるアイコンが保留アイコンであれば、その保留アイコンが変動アイコンになるまで、さらにはその変動アイコンが消えるまで、言い換えれば、先読み対象変動の図柄変動表示が開始されるか該図柄変動表示が終了するまで、変化予告表示は使用され、表示態様が繰り返し変化していってもよい。また、予告対象となるアイコンや表示は、予告アイコンでもよく予告表示でもよく、予告アイコンや予告表示が消えるまで、予告アイコンや予告表示の表示態様が繰り返し変化していってもよい。また、変化予告表示BCHが表示されていても、保留アイコンや変動アイコンの表示態様が一つも変化しない場合があってもよい。また、図柄変動表示173(4)の中央に示す「番長」の変化予告表示BCHが表示されても、保留アイコンや変動アイコンの表示態様が再度変化しない場合があってもよい。すなわち、「番長」の変化予告表示BCHが、予告対象となるアイコンを変化させるために再度用いられなくてもよい。
図161(5)及び同図(6)には、図119(b)のNo.4及び5の爆撃機系の変化予告表示によって、保留アイコンの表示態様が変化するこを予告する演出例が大まかに示されている。
図161(5)及び同図(6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、特図1の保留アイコン(第1保留アイコンh11)が第1ステージhs1に表示され、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が変動アイコン表示領域CISの台座hs0の上に表示されている。図161(5)の左側に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1保留アイコンh11は、図119(a)のNo.4に記した第4表示態様(緑色の表示態様)で表示されている。また、図161(5)の左側に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、図119(b)のNo.4に記したデフォルト色の「爆撃機」のアイコンIHIが登場しており、その「爆撃機」のアイコンIHIを用いたアイコン変化アニメーションが開始されている。図161(5)の中央に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第4表示態様(緑色の表示態様)の第1保留アイコンh11に向けて銃弾アイコンBTIが発射されており、発射された銃弾アイコンBTIは第1保留アイコンh11に命中し、図161(5)の右側に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1保留アイコンh11が第5表示態様(赤色の表示態様)に変化している。デフォルト色の「爆撃機」のアイコンIHIによるアイコンの表示態様の変化では一段階しか上がらないため、第4表示態様のアイコンでなければ第5表示態様のアイコンに変化させることはできない。
一方、図161(6)の左側に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1保留アイコンh11は、図119(a)のNo.1に記した第1表示態様(デフォルトの表示態様)で表示されている。また、この第1装飾図柄表示装置208Lには、図119(b)のNo.5に記した赤色の「赤爆撃機」のアイコンIHIが登場しており、その「赤爆撃機」のアイコンIHIを用いたアイコン変化アニメーションが開始されている。さらに、演出アイコン表示領域DISに配置された右ベースアイコンbIrの上にはチュートリアル表示が表示されている。このチュートリアル表示は、変化予告表示を用いた、アイコンの表示態様の変化演出についてのチュートリアル表示であり、変化演出が開始されるまで表示されその後は非表示になってもよいし、銃弾アイコンBTIが発射されるまで表示されその後は非表示になってもよいし、アイコンの表示態様の変化が完了するか変化失敗が確定するまで表示され続けてもよい。図161(6)の中央に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1表示態様(デフォルトの表示態様)の第1保留アイコンh11に向けて銃弾アイコンBTIが発射されており、発射された銃弾アイコンBTIは第1保留アイコンh11に命中し、図161(6)の右側に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1保留アイコンh11が第5表示態様(赤色の表示態様)に変化している。赤色(第5表示態様)の「赤爆撃機」のアイコンIHIによるアイコンの表示態様の変化では、変化前のアイコンの表示態様がどのレベルであっても、第5表示態様のアイコンに変化させることができる。
図161(7)には、図120(あ12)に示す状態で、皿満タンエラーが発生し、第1装飾図柄表示装置208Lには、「球を抜いてください」といったエラーメッセージ(警告メッセージ)の表示(以下、「エラー表示EWM」という。)が表示されている。このエラー表示EWMは、予告アイコンYIの少なくとも一部に前側からオーバーラップしており、予告アイコンYIの少なくとも一部を隠してしまっている。なお、エラー表示EWMは、予告アイコンYIの全部に前側からオーバーラップする場合があってもよい。また、エラー表示EWMは、予告アイコンYIが使用された後(例えば、図117(a)に示す態様dの表示)に限って、少なくとも一部に前側からオーバーラップしてもよいし、予告アイコンYIが使用される前(例えば、図117(a)に示す態様aの表示)に限って、少なくとも一部に前側からオーバーラップしてもよい。また、エラー表示EWMは、予告アイコンYIの少なくとも一部に前側から、エラー表示EWMの表示期間の、全期間にわたってオーバーラップする場合があってもよく、一部の期間(例えば、エラー表示EWMの開始後一定期間等)に限ってオーバーラップする場合があってもよい。
あるいは反対に、予告アイコンYIは、エラー表示EWMはの少なくとも一部に前側からオーバーラップする場合(例えば、エラー表示EWMの重要度が低い場合や不正行為との関係性が低い場合等)があってもよいし、このことは、予告アイコンYIが使用された後に限ってでもよく、予告アイコンYIが使用される前に限ってでもよい。また、図161(7)に示す例は、予告アイコンとの関係であるが、予告表示との関係も、ここで説明したことと同様である。
図161(8)には、図148(A2−1)に示す状態で、皿満タンエラーが発生し、第1装飾図柄表示装置208Lには、「球を抜いてください」といったエラー表示EWMが表示されている。このエラー表示EWMは、アイコンの表示態様の変化演出にはオーバーラップしていない。すなわち、エラー表示EWMは、アイコンの表示態様の変化演出に用いられるアイコン(赤色の爆撃機のアイコンRBIや銃弾アイコンBTI等)の表示位置からズレた位置に表示されている。より具体的には、エラー表示EWMは、変化予告表示と重ならない位置に表示されている。また、エラー表示EWMは、ミニゲーム(例えば、ミニゲームに登場するキャラクタのアイコンや表示)にもオーバーラップしない。
ただし、エラー表示EWMは、アイコンの表示態様の変化演出の少なくとも一部(例えば、変化予告表示の少なくとも一部)や、ミニゲームの少なくとも一部(例えば、ミニゲームに登場するキャラクタのアイコンや表示の少なくとも一部)に前側からオーバーラップする場合があってもよく、エラー表示EWMの表示期間の、全期間にわたってオーバーラップする場合があってもよく一部の期間(例えば、エラー表示EWMの開始後一定期間等)に限ってオーバーラップする場合があってもよい。
また、図161(7)および同図(8)は、「球を抜いてください」といったエラー表示EWMの例であったが、図114〜図116を用いて説明した各種のエラーに関する表示や警告に関する表示についても同様である。
なお、図117〜図161を用いて説明した遊技台(パチンコ機100)では、ハズレの場合(ガセの場合)は、1つの予告アイコンしか表示させず、大当りの場合は、遊技を盛り上げるため、複数の予告アイコンを表示させるように構成されている。
以上、図117〜図161を用いた説明は、図113等を用いて説明した一斉演出や音量調整表示(例えば、前述の音量調整用のバー表示VB)と組み合わせることができる。また、図155を用いて説明したように、メニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIによるカスタマイズの場面とも組み合わせることができる。
また、図117〜図161を用いた説明では、パチンコ機(弾球遊技機)に適用させた例であったが、本発明の遊技台は、これに限るものではなく、例えば、メダルや遊技球(パチンコ球)を使用する回胴遊技機(スロットマシン)にも適用可能である。すなわち、これまでに説明したパチンコ機100は、ぱちんこ(1種+1種)であるが、他のぱちんこ(例えば、1種、2種、3種、1種+2種等)でもよく、スロット等(パロット、じゃん球)でもよい。より具体的には、メダル(遊技媒体)を投入してスタートレバーを操作することでリールを回転させるとともに、内部抽選によって役を内部決定し、ストップボタンを操作することでリールを停止させたときに、図柄表示窓上に内部決定に応じて予め定められた図柄の組み合わせが表示されると役が成立し、メダルの払い出しを伴う役が成立した場合には、規定数のメダルを払い出すなど遊技者に特典が与えられるようした回胴遊技機(スロットマシン)であってもよい。あるいは、所定数の遊技球を封入球として封入し、前記封入球を遊技領域へ発射して遊技を行い、所定の進入領域に前記封入球が入賞したことに基づいて遊技者に所定の遊技価値を付与し、前記所定の進入領域に入賞した前記封入球または入賞しなかった前記封入球を再び前記遊技領域へ発射して循環使用可能な封入球式遊技台であってもよい。
このように、本発明は、様々な種類の遊技台に適用可能であり、例えば、図268を用いて説明する封入式のパチンコ機にも適用可能である。また、図269を用いて説明するスロットマシンにも適用可能である。
以上の記載では、
『 表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、および第3装飾図柄表示装置208Nの全部、あるいはこれら3つの装飾図柄表示装置208L〜Nのうちのいずれか一つ、あるいは二つ、第4表示手段208M'、導光板IL、POVディスプレイ224I等]を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、第一のアイコンが表示される場合がある手段であり、
前記第一のアイコンは、図柄変動表示に関するアイコン[例えば、保留アイコンh11〜h14、変動アイコンh0]であり、
前記表示手段は、第二のアイコンが表示される場合がある手段であり、
前記表示手段は、予告アイコン[例えば、図117(a)に示す各種の予告アイコンYI、図117(b)に示す各種の予告アイコンYI]が表示される場合がある手段であり、
前記第二のアイコンは、前記予告アイコンとは別の種類のアイコン[例えば、図118(a)に示すミニゲームA用アイコン、図118(c)に示すミニゲームB用アイコン]であり
前記予告アイコンは、表示されている数によって保留数を表すアイコンではなく、
前記表示手段は、演出表示が表示される場合がある手段であり、
前記演出表示は、表示されている前記第一のアイコンのうちのいずれかのアイコン[例えば、1又は複数(全部又は一部)のアイコン]と、前記第二のアイコンが用いられた演出の表示[例えば、ミニゲームA又はBの表示]であり、
前記演出表示が表示された後に、前記予告アイコンが表示される場合[例えば、図120(あ11)、図123(あ3−2−9)、同図(あ3−2−8c1)、同図(あ3−2−8c7)、図125(い11)、図127(う34)、図128(う15−2−17)、図130(う1−2−24)、図135(かa8)等]がある、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
この遊技台によれば、2つのアイコンが用いられた演出表示が表示されたことをきっかけに、予告アイコンの獲得有無の過程に注目させ、遊技者を楽しませることができる場合がある。
前記第一のアイコンは、保留の数に対応して表示される場合があるアイコンであってもよい。例えば、保留の数=0に対応して表示される変動アイコンであってもよいし、保留の数=1に対応して表示される第1保留アイコン、保留の数=2に対応して表示される2番目の第2保留アイコン、保留の数=3に対応して表示される3番目の第3保留アイコン、保留の数=4に対応して表示される4番目の第4保留アイコンであってもよい。また、前記予告アイコンは、上記変動アイコンや上記保留アイコンとは別の種類のアイコンであってもよい。
ここで、保留数とは、図柄変動表示の開始が保留されている数のことであり、前記第一のアイコンは、前記保留アイコンの他に、変動アイコンを一例としてあげることができる。前記変動アイコンは、実行中の図柄変動表示に関するアイコンであり、消化済みの保留を表すアイコンのことである。すなわち、未消化の保留を表す保留アイコンによって表されていた保留に対応する図柄変動表示が開始された後に、該保留アイコンは、開始された図柄変動表示に対応する変動アイコンとして表示される。
なお、表示されている前記第一のアイコンの数によって、保留数が表示される場合があり、表示されている前記予告アイコンの数によっては、保留数は表示されることはなくてもよい。
前記演出表示は、表示されている前記第一のアイコンのうちのいずれかのアイコンと、前記第二のアイコンとを用いた演出の表示であってもよい。
前記演出表示が行われると、前記予告アイコンが表示される場合があってもよい。
前記いずれかのアイコンは、一の第一のアイコンであってもよいし、複数の第一のアイコンであってもよい(例えば、表示されている全部又は一部の前記第一のアイコン)。
前記第二のアイコンは、演出用のアイコン(例えば、キャラクタのアイコン)であってもよいし、保留アイコンであってもよいし、変動アイコンであってもよい。より具体的には、上記演出用のアイコンとして、予告演出の開始を予告するアイコンであってもよく、ミニゲーム専用のアイコンであってもよいし、保留アイコンを兼ねたアイコンであってもよいし、変動アイコンを兼ねたアイコンであってもよい。
前記演出表示としては、表示されている前記第一のアイコンのうちのいずれかのアイコンと、前記第二のアイコンとを用いたミニゲームの演出があげられる。すなわち、前記いずれかのアイコンと前記第二のアイコンとを用いたミニゲームの演出が行われた結果、前記予告アイコンが表示される場合があってもよい。
「前記予告アイコンが表示される場合がある、」とは、前記予告アイコンが表示されない場合もあることを意味する。さらに、「前記予告アイコンが表示されない場合がある」には、前記予告アイコンが表示されず、該予告アイコン以外の別の表示が表示される場合があることが、含まれていてもよいし、含まれていなくてもよい。以下の説明においても、この考え方は適用される。
また、前記予告アイコンは、表示の開始がされた後、表示位置を変えて表示(ストック)される場合があってもよいし、表示位置を変えずに表示され続ける(ストックされる)場合があってもよい。例えば、表示手段には、予告アイコンの表示が開始される出現領域と、予告アイコンがストックされるストック領域が設けられており、出現領域とストック領域は異なる領域である(一部が重なっていてもよいが、全部が重なることはない)。ストック領域は、予告アイコンが表示され続ける表示領域である。予告アイコンは、出現領域からストック領域に移動し、ストック領域内で使用され、ストック領域内で消える場合もあれば、表示態様が変化する場合もある。あるいは、ストック領域から出て、消える場合もあれば、表示態様が変化する場合もある。
前記演出表示は、前記いずれかのアイコンと前記第二のアイコンとを同時に用いる演出(例えば、ミニゲーム)であってもよいし、該いずれかのアイコンと該第二のアイコンのうちのいずれか一方のアイコンを先に用いて、該一方に対する他方のアイコンを後に用いる演出(例えば、ミニゲーム)であってもよい。
また、前記予告アイコンは、表示されている前記第一のアイコンのうちのいずれかのアイコンだけが用いられた演出の表示によって、必ず表示されてもよいし、表示される場合があってもよい。また、前記予告アイコンは、前記第二のアイコンだけが用いられた演出の表示によって、必ず表示されてもよいし、表示される場合があってもよい。
また
『 前記予告アイコンとして、複数種類の予告アイコンが用意されており[例えば、図117(a)に示す各種の予告アイコンYI、図117(b)に示す各種の予告アイコンYI]、
前記表示手段は、予告表示が表示される場合がある手段であり、
前記予告表示として、複数種類の予告表示が用意されており[例えば、図117(b)に示す各種の予告表示YH]、
前記複数種類の予告表示のうちの一の種類の予告表示は、第一の予告表示[例えば、No6.「変化」の予告表示]であり、
前記複数種類の予告表示のうちの一の種類の予告表示は、第二の予告表示[例えば、No.17「リーチ」の予告表示]であり、
前記複数種類の予告アイコンのうちの或る予告アイコン[例えば、No.1「箱」の予告アイコンYI]が使用された場合に、前記第一の予告表示が表示される場合があり[例えば、図121(あ33)、図126(い14−4−3)]、
前記或る予告アイコンが使用された場合に、前記第二の予告表示が表示される場合がある[例えば、図125(い15)、図126(い14−2−3)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、前記或る予告アイコンが使用されるまでどの予告表示が表示されるのか(前記第一の予告表示が表示されるのか、前記第二の予告表示が表示されるのか)が分からないので、該或る予告アイコンが使用されるまで注目させることができる場合ある。すなわち、予告アイコンと予告表示の関係が一対一で予め定まっておらず、遊技者は、予告アイコンの種類を見ただけでは、いずれの予告表示が表示されるのか認識することができないため、予告表示が表示されるまで、予告アイコンを興味を持って見続ける場合がある。
ここで、そもそも、前記或る予告表示が表示されるまで、前記予告表示が表示されること自体が不明であってもよい。すなわち、前記予告表示が表示される場合と、該予告表示が表示されない場合があり、どちらの場合になるか不明であってもよい。前記予告表示が表示されること自体が不明であるということは、結果として、複数種類の予告表示のうちのいずれの種類の予告表示が表示されるのかも不明であることになる。
また、前記予告アイコンとして、一種類の予告アイコンしか用意されていなくてもよい。この場合には、前記予告アイコンが使用された場合に、複数種類の予告表示のうちの或る予告表示が表示される場合があり、前記予告表示が表示されるまで、該予告表示が表示されること自体が不明であってもよい。
前記表示手段は、前記或る予告アイコンが使用された場合に、使用された該或る予告アイコンの種類に対応する種類の前記予告表示を表示可能な手段であってもよい。すなわち、予告アイコンが表示されている時点で、該予告アイコンが使用された後に表示される予告表示が複数種類の予告表示のうちのいずれの予告表示であるかが分かる態様であってもよい。要するに、予告アイコンと予告表示の関係が一対一で予め定まっている態様であってもよい。
また、「或る予告アイコンが使用された場合」とは、例えば、前記或る予告アイコンが演出で使用された場合のことであり、より具体的には、該或る予告アイコンの表示態様が変化した場合のことであったり、該或る予告アイコンが消えた場合(非表示になった場合)のことであってもよい(以下においても同じ。)。
また、前記予告表示は表示の開始がされた後、表示位置を変えて表示(ストック)される場合があってもよいし、表示位置を変えずに表示され続ける(ストックされる)場合があってもよい。
なお、複数種類の予告アイコンのうちの或る予告アイコンが使用された場合に、複数種類の予告表示のうちの一の種類の予告表示(以下、「或る予告表示」という。)が表示される場合があり、前記或る予告表示が表示されるまで、複数種類の予告表示のうちのいずれの種類の予告表示が表示されるのかが不明であってもよい。
また、前記或る予告アイコンが表示されただけでは、前記第一の予告表示が表示されることが予告されていない場合があってもよいし、前記第二の予告表示が表示されることが予告されていない場合があってもよい。あるいは反対に、前記或る予告アイコンが表示されただけで、前記第一の予告表示が表示されることが予告されている場合があってもよいし、前記第二の予告表示が表示されることが予告されている場合があってもよい。
また
『 前記第一の予告表示が表示されると、表示されている前記第一のアイコンのうちのいずれかのアイコンの表示態様が変化する場合がある[例えば、図121(あ36)の場合]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
すなわち、前記第一の予告表示は、表示されている前記第一のアイコンのうちのいずれかのアイコンの表示態様を変化させる表示であってもよい。例えば、前記第一のアイコンのうちのいずれかのアイコンの表示態様は、予告の表示態様に変化する。この場合には、前記第一の予告表示は、前記第一のアイコンによる予告の予告として機能する。
この遊技台によれば、前記演出表示が終わった後も前記第一のアイコンに注目させることができる場合がある。
ここで、「表示されている前記第一のアイコンのうちのいずれかのアイコン」とは、前記演出表示に用いられた第一のアイコンのことであってもよいし、前記演出表示に用いられていない第一のアイコンのことであってもよい。また、前記いずれかのアイコンは、複数のアイコンであってもよいし、一のアイコンであってもよい(例えば、表示されている全部又は一部の前記第一のアイコン)。
また、前記演出表示に用いられた第一のアイコンは、該演出表示を行ったままの表示態様であってもよいし、該演出表示を行った表示態様から変化した表示態様であってもよい。例えば、前記演出表示に用いられた第一のアイコンの表示態様が、前記演出表示に用いられる前の表示態様と、該演出表示を行った表示態様とで異なる場合には、該演出表示を行った後に、前の表示態様に戻る場合があってもよいし、前の表示態様に戻らずにそのままの表示態様である場合があってもよいし、該演出表示を行った表示態様からさらに別の表示態様に変化する場合があってもよい。また、前記演出表示に用いられた第一のアイコンの表示態様が、前記演出表示に用いられる前の表示態様と、該演出表示を行った表示態様で同じ場合には、該演出表示を行った後に、表示態様が変化する場合があってもよいし、変化せずに依然として同じ表示態様である場合があってもよい。以上説明したいずれの場合であっても、前記第一の予告表示が表示されると、前記演出表示に用いられた第一のアイコンの表示態様が変化する場合があってもよい。
なお、前記第一の予告表示が表示されると、表示されている前記第一のアイコンのうちのいずれかのアイコンの表示態様が必ず変化してもよいし、表示されている前記第一のアイコンのうちのいずれのアイコンの表示態様も変化しない場合があってもよい。また、前記第一の予告表示が表示されない場合よりも、該第一の予告表示が表示された場合の方が、表示されている前記第一のアイコンのうちのいずれかのアイコンの表示態様が変化しやすくてもよい。
また、前記演出表示には、複数種類の演出表示があり、表示されている前記第一のアイコンのうちのいずれかのアイコンの表示態様を変化させる種類の演出表示よりも、該いずれかのアイコンの表示態様も変化させない種類の演出表示の方が、出願頻度が高くてもよいし、反対に低くてもよいし、あるいは、両者の出現頻度は同じであってもよい。さらに、複数種類の演出表示のうちの一の種類の演出表示は、第一の演出表示であり、前記第一の演出表示が表示されない場合よりも、該第一の演出表示が表示された場合の方が、表示されている前記第一のアイコンのうちのいずれかのアイコンの表示態様が変化しやすくてもよい。
また
『 前記第二の予告表示は、該第二の予告表示が表示された図柄変動表示に関する予告[例えば、リーチが行われることの予告]を行う表示であり、
前記第二の予告表示が表示されない図柄変動表示よりも、該第二の予告表示が表示された図柄変動表示の方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
すなわち、前記第二の予告表示が表示されたからといって、必ずしも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されるとは限らず、前記第二の予告表示が表示された図柄変動表示でも、最終的にハズレの図柄態様が確定表示される場合があってもよい。あるいは反対に、前記第二の予告表示(例えば、プレミア予告等)が表示されれば、該第二の予告表示が表示された図柄変動表示で、最終的に大当りの図柄態様が必ず確定表示されてもよい。
なお、前記表示手段は、第三の予告表示が表示される場合がある手段であり、前記第三の予告表示は、先読み予告を行う表示(例えば、チャンス目先読み予告等)であり、前記第三の予告表示が表示されない場合よりも、該第三の予告表示が表示された場合の方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすくてもよい。すなわち、前記第三の予告表示が表示されたからといって、必ずしも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されるとは限らず、前記第三の予告表示が表示された図柄変動表示でも、最終的にハズレの図柄態様が確定表示される場合があってもよい。あるいは反対に、前記第三の予告表示が表示されれば、該第三の予告表示が表示された図柄変動表示で、最終的に大当りの図柄態様が必ず確定表示されてもよい。
また
『 前記第一のアイコンは、複数種類の表示態様[例えば、図119(a)に示すNo.1〜No.19の表示態様]のうちの一の種類の表示態様で表示開始されるアイコンであり、
前記複数種類の表示態様のうちの一の種類の表示態様は、第一の表示態様[例えば、「デフォルト」の表示態様]であり、
前記複数種類の表示態様のうちの一の種類の表示態様は、第二の表示態様[例えば、「村人」(じゃんけん)の表示態様、吉宗(弓)の表示態様]であり、
前記第二の表示態様は、前記第一の表示態様とは異なる表示態様である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記第一の表示態様は、デフォルトの表示態様であってもよい。また、前記第二の表示態様は、前記演出表示に用いられる表示態様であってもよい。例えば、前記演出表示に用いられる場合がある表示態様であってもよく、前記演出表示に用いられる専用の表示態様であってもよい。
また
『 前記演出表示は、表示されている前記第二の表示態様の前記第一のアイコン[例えば、「村人」(じゃんけん)の表示態様の保留アイコンあるいは変動アイコン、吉宗(弓)の表示態様の保留アイコンあるいは変動アイコン]と、前記第二のアイコン[例えば、パンダの対戦相手アイコンTI、ミニゲームA用アイコンAI]が用いられた演出の表示[例えば、図125(あ8−1)から開始されているじゃんけん対決アニメーション、図126〜図127に示す吉宗お宝獲得の表示]であり、
前記演出表示は、前記第一の表示態様の前記第一のアイコンが用いられない演出の表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また
『 前記第二の表示態様の前記第一のアイコンが表示されることによって、前記演出表示が表示されることが予告される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記演出表示が表示されることが予告されたからといって、該演出表示の表示中および/または終了後に、前記予告アイコンが表示されることまで予告するわけではない。すなわち、前記第二の表示態様の前記第一のアイコンが表示されるだけでは、前記演出表示の表示中および/または終了後に、前記予告アイコンが表示されることまで予告するわけではない。
また、前記第一のアイコンが前記第二の表示態様で表示されると、前記演出表示が表示され、前記第一のアイコンが前記第一の表示態様で表示されると、前記演出表示が表示されず、前記第一の表示態様で前記第一のアイコンが表示されたことのみによっては、前記予告アイコンが表示されることが予告されない構成であってもよい。
ここで、前記第一のアイコンが前記第二の表示態様で表示されると、前記演出表示が必ず表示されてもよいし、あるいは反対に、前記演出表示が表示されない場合があってもよい。
前記第二の表示態様で前記第一のアイコンが表示されたことのみによっては、この後、前記予告アイコンが表示されるのかが不明であってもよい。
また、前記第二の表示態様で前記第一のアイコンが表示されている場合のみ、前記第二のアイコンも表示されている場合があってもよい。
ここで、前記第二の表示態様で表示される前記第一のアイコンと前記第二のアイコンは、同時に表示開始されてもよいし、該第二の表示態様で表示される該第一のアイコンの方が先に表示開始されてもよいし、該第二のアイコンの方が先に表示開始されてもよい。
なお、前記第二の表示態様で表示される前記第一のアイコンが表示されていなくても、前記第二のアイコンが表示されている場合があってもよい。また、前記第二の表示態様で表示される前記第一のアイコンが表示されていなければ、前記第二のアイコンも表示されていない場合があってもよい。あるいは、前記第二の表示態様で表示される前記第一のアイコンが表示されていなくても、前記第二のアイコンが表示されていてもよい。
また、前記第二の表示態様で表示される前記第一のアイコンが表示されている場合のみ、前記第二のアイコンも必ず表示されていてもよい。さらに、前記第二の表示態様で表示される前記第一のアイコンが表示されている場合に、前記第二のアイコンも必ず表示されていてもよい。
さらに、前記第二のアイコンは、前記第一のアイコンが表示されていない状態では、表示されなくてもよいし、反対に表示される場合があってもよい。すなわち、前記第二のアイコンは、単体で出現するこがなくてもよいし、反対に単体で出現する場合があってもよい。
また
『 前記第一のアイコンが前記第二の表示態様で表示された後に、前記第二のアイコンの表示が開始される場合がある[例えば、図120(あ5)から開始されている対戦相手アイコンの登場アニメーション、図126(う5)から開始されているミニゲームA用アイコンの登場アニメーション]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここにいう「第二のアイコン」は、前記保留アイコンではなく、該保留アイコンを兼ねたアイコンでもなく、前記変動アイコンでもなく、該変動アイコンを兼ねたアイコンでもない。すなわち、「第二のアイコン」は、前記演出表示に用いられる表示態様(以下、「演出表示用の表示態様」という。)であってもよい。
前記第一のアイコンが前記第二の表示態様で表示された後に、前記第二のアイコンの表示が開始されない場合があってもよい。ここにいう「前記第二のアイコンの表示が開始されない場合」であっても、前記第二のアイコンの表示が、前記第一のアイコンが前記第二の表示態様で表示される前から開始されている場合や、該第一のアイコンが該第二の表示態様で表示されると同時に開始される場合がある。
前記第一のアイコンの表示態様が変化した場合(例えば、前記第二の表示態様に変化した場合)に、前記第二のアイコンが必ず表示されてもよい。あるいは、前記第二のアイコンが表示された後に、前記第二の表示態様の前記第一のアイコンが表示される場合があってもよい。
前記第二のアイコンが上記変動アイコンや上記保留アイコンの場合(上記変動アイコンや上記保留アイコンを兼ねる場合も含む)は、前記第二の表示態様の前記第一のアイコンが表示された後に前記第二のアイコンが第三の表示態様(例えば、デフォルトの表示態様)から第四の表示態様(例えば、演出表示用の表示態様)に、変化する場合があってもよいし、必ず変化してもよい。また、前記第二の表示態様の前記第一のアイコンが表示される前に前記第二のアイコンが第三の表示態様(例えば、デフォルトの表示態様)から第四の表示態様(例えば、演出表示用の表示態様)に、変化する場合があってもよいし、必ず変化してもよい。あるいは、前記第二の表示態様の前記第一のアイコンが表示されると同時に前記第二のアイコンが第三の表示態様(例えば、デフォルトの表示態様)から第四の表示態様(例えば、演出表示用の表示態様)に、変化する場合があってもよいし、必ず変化してもよい。
前記第二のアイコンが表示されるタイミングは、1パターン(例えば、第二の表示態様の前記第一のアイコンが表示された後のみ、第二の表示態様の前記第一のアイコンが表示される前のみ、あるいは第二の表示態様の前記第一のアイコンが表示されると同時のみ)しかなくてもよいし、複数パターン(例えば、第二の表示態様の前記第一のアイコンが表示された後、第二の表示態様の前記第一のアイコンが表示される前、および第二の表示態様の前記第一のアイコンが表示されると同時のうちの或る定まった2又は3の組合せ)あってもよい。
なお、前記第二の表示態様の前記第一のアイコンが表示される前に、前記第二のアイコンが表示されていてもよいし、該第二の表示態様の該第一のアイコンが表示された後に、該第二のアイコンが表示されてもよいし、該第二の表示態様の該第一のアイコンが表示されると同時に、該第二のアイコンも表示されてもよい。
また
『 前記第二の表示態様の前記第一のアイコンが複数表示される場合がある[例えば、図120(あ3−1)、図126(う3)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第二の表示態様の前記第一のアイコンが1つのみ表示される場合があってもよい。また、前記第一の表示態様の前記第一のアイコンも複数表示される場合があってもよいし、1つのみ表示される場合があってもよい。さらに、前記第二のアイコンは1つのみ表示される場合があってもよいし、複数表示される場合があってもよい。
また
『 前記演出表示として、第一の演出表示が表示される場合があり、
前記演出表示として、第二の演出表示が表示される場合があり、
前記第一の演出表示が表示された後には、前記予告アイコンが表示され[例えば、図120(あ11)]、
前記第二の演出表示が表示された後には、前記予告アイコンが表示されない[例えば、図121(あ8−2−3)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
すなわち、前記第二の演出表示は、いわゆる偽の演出表示である。
また
『 複数の予告アイコンが表示される場合がある[例えば、図125(い11)、図128(う15−2−17)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
例えば、前記演出表示が一又は複数回表示された後に、複数の予告アイコンが表示される場合があってもよい。すなわち、複数の予告アイコンがストックされる場合があってもよい。例えば、前記演出表示が一回行われただけで、複数の予告アイコンが表示される場合があってもよいし、前記演出表示が一回行われる度に、0又は一の予告アイコンが表示され、前記演出表示が複数回行われることで、複数の予告アイコンが表示される場合があってもよい。また、前記予告アイコンは、前記演出表示以外の他の演出によっても表示(ストック)される場合があってもよい。
また
『 第一の数の予告アイコンが表示されるよりも、第二の数の予告アイコンが表示された方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記第二の数の予告アイコンが表示された場合であっても、最終的にハズレの図柄態様が確定表示される場合があってもよい。あるいは、前記第二の数の予告アイコンが表示された場合には、最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されてもよい。
前記予告アイコンが第一の予告態様で表示されているよりも、該予告アイコンが第二の予告態様で表示されている方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい場合があってもよい。
また
『 遊技者が操作可能な操作手段[例えば、チャンスボタン136、操作レバー139、透過部191、第2チャンスボタン137等]を備え、
前記演出表示の表示中に前記操作手段が操作されると、予告アイコンが表示される場合がある[例えば、図134(おc7)から続く図120(あ9−1)以降の流れ]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記操作手段が操作されなくても、予告アイコンが表示される場合があってもよいし、反対に、該操作手段が操作された場合のみ、予告アイコンが表示されてもよい。
前記演出表示の表示中に、前記操作手段の操作ができる場合とできない場合があってもよく、できない場合よりも、できた場合の方が、予告アイコンが表示されやすくてもよいし、あるいは反対に、予告アイコンが表示されにくくてもよい。また、予告アイコンが表示される確率は、できた場合とできない場合で同じであってもよい。
前記演出表示の表示中に、前記操作手段に関する表示(以下、「操作表示」という。)が表示されていてもよいし、表示されていなくてもよい。ここにいう操作表示とは、前記操作手段を模した画像を含む表示であってもよいし、該画像のみの表示であってもよいし、該操作手段の操作を促す表示(操作促進表示)を含む表示であってもよいし、該操作促進表示のみであってもよいし、該操作手段の操作有効期間を表す表示(操作有効期間表示)を含む表示であってもよいし、該操作有効期間表示のみであってもよい。さらに、前記操作表示の表示態様として、複数種類の表示態様が用意されており、該複数種類の表示態様には、前記操作手段自体の態様変更(例えば、色の変更や、突出量の変更や、形状の変更や、位置の変更や、姿勢の変更等)に対応した表示態様が含まれていてもよい。
また
『 演出可動手段[例えば、図146(カc1)]を備え、
前記演出表示の表示が開始[例えば、図146(カc2)に示すミニゲーム専用役物225]された後に前記演出可動手段が演出動作を行う場合があるように構成されており、
前記演出動作が行われると、予告アイコンが表示される場合がある[例えば、図146(カc2)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記演出表示が表示された後に前記演出可動手段が演出動作を行う場合があるように構成されていてもよい。すなわち、前記演出表示の表示が終了した後に該演出可動手段が演出動作を行う場合があるように構成されていてもよい。あるいは、前記演出表示の表示中に前記演出可動手段が演出動作を行う場合があるように構成されていてもよい。
前記演出動作が行われると、該演出動作が行われなかった場合よりも予告アイコンが表示されやすい場合があってもよいが、該演出動作が行われても予告アイコンが表示されない場合があってもよい。あるいは、前記演出動作が行われると、予告アイコンが必ず表示されてもよい。
前記演出動作が行われると、先読み予告が開始される場合があってもよいし、通常予告(該演出動作が行われた際に実行されている図柄変動表示に関する予告)が開始される場合があってもよい。また、前記演出動作が行われると、該演出動作が行われなかった場合よりも先読み予告が開始されやすい場合があってもよいが、該演出動作が行われても該先読み予告が開始されない場合があってもよい。あるいは、前記演出動作が行われると、前記先読み予告が必ず表示されてもよい。さらに、前記演出動作が行われると、該演出動作が行われなかった場合よりも通常予告が開始されやすい場合があってもよいが、該演出動作が行われても該通常予告が開始されない場合があってもよい。あるいは、前記演出動作が行われると、前記通常予告が必ず表示されてもよい。
ただし、前記演出表示の表示中には、前記演出可動手段が前記演出動作を絶対行わない構成であってもよいし、該演出表示の表示とは全く関係なく該演出可動手段が該演出動作を行う場合があってもよい。
また
『 前記予告アイコンは、複数種類の予告態様[例えば、図117(a)に示す「箱」、「赤箱」、「金箱」、「虹箱」]のうちの一の種類の予告態様で表示開始されるアイコンであり、
前記予告アイコンが第一の予告態様[例えば、「箱」]で表示されているよりも、該予告アイコンが第二の予告態様[例えば、「赤箱」]で表示されている方が、該予告アイコンが使用された際に実行されている図柄変動表示において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい場合がある[例えば、図117(a)に示す信頼度]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記予告アイコンが、該予告アイコンによる予告の対象になる図柄変動表示(以下、「予告対象変動」という。)が開始される前に使用された場合、該予告アイコンによる予告は、先読み予告である場合もあれば通常予告である場合もあるが、該予告アイコンによる予告を見ただけでは、該予告が、先読み予告であったのか通常予告であったのかが不明であってもよい。
前記予告アイコンは、前記予告対象変動が終了するまでに、演出で必ず使用されてもよい。この場合も、該予告アイコンによる予告が、先読み予告として使用されてもよいし、通常予告として使用されてもよい。
前記予告アイコンが前記第一の予告態様で表示されている方が、該予告アイコンが前記第二の予告態様で表示されているよりも、前記予告表示が表示されやすい場合があってもよいし、或る表示(該予告表示とは異なる表示)が表示されやすい場合があってもよい。
また
『 前記表示手段は、変動アイコン[例えば、変動アイコンh0]が表示される場合がある手段であり、
前記変動アイコンとは、実行中の図柄変動表示に関するアイコンのことであり、
前記第二のアイコンは、前記変動アイコンとは別のアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また
『 前記第一のアイコンは、前記変動アイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第一のアイコンは、前記変動アイコン専用のアイコンであってもよいし、該変動アイコンを兼ねたアイコンであってもよい。
また
『 前記表示手段は、保留アイコン[例えば、特図1の第1保留アイコンh11〜第4保留アイコンh14]が表示される場合がある手段であり、
前記保留アイコンとは、表示されている数によって保留数を表すアイコンのことであり、
前記第二のアイコンは、前記保留アイコンとは別のアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また
『 前記第一のアイコンは、前記保留アイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以上の記載では、
『 表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、および第3装飾図柄表示装置208Nの全部、あるいはこれら3つの装飾図柄表示装置208L〜Nのうちのいずれか一つ、あるいは二つ、第4表示手段208M'、導光板IL、POVディスプレイ224I等]を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、保留アイコンが表示される場合がある手段であり、
前記保留アイコンとは、保留の数に対応して表示されるアイコン[例えば、特図1の第1保留アイコンh11〜第4保留アイコンh14]であり、
前記表示手段は、予告アイコンが表示される場合がある手段であり、
前記予告アイコンは、前記保留アイコンとは別の種類のアイコン[例えば、図117(a)に示す各種の予告アイコンYI、図117(b)に示す各種の予告アイコンYI]であり
前記表示手段は、予告表示[例えば、予告表示YH]が表示される場合がある手段であり、
前記予告表示として、複数種類の予告表示が用意されており[例えば、図117(b)に示す各種の予告表示YH]、
前記予告アイコンが使用された場合に、前記複数種類の予告表示のうちの一の種類の予告表示が表示される場合があり[例えば、図121(あ32)、図130(え13)、図131(え1−2−18)、図136(ア8−1)、図136(ア8−2−1)、図138(ア1−3−3)、図139(イa15)、同図(イa28)等]、
前記予告アイコンが使用されると、該予告アイコンが非表示となる場合があり[例えば、図121(あ35)、図131(え15)、図131(え1−2−20)等]、
前記予告アイコンが使用されても該予告アイコンが非表示とならずに該予告アイコンが演出で再度使用され、前記複数種類の予告表示のうちの或る予告表示が表示される場合がある[例えば、図136(ア11),同図(ア16)、図136(ア8−2−4),同図(ア8−2−6)、図138(ア1−3−9)、図139(イa28)等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
この遊技台によれば、前記予告アイコンが使用された後もその予告アイコンの表示状況に注目させることができ、遊技者を楽しませることができる場合がある。
「予告アイコンが使用された場合」とは、例えば、前記予告アイコンが演出で使用された場合のことであり、より具体的には、該予告アイコンの表示態様が変化した場合のことであったり、該予告アイコンが消えた場合(非表示になった場合)のことであってもよい(以下においても同じ。)。
前記予告アイコンが一回使用されると、該予告アイコンが非表示となる場合があり、前記予告アイコンが一回使用されても該予告アイコンが非表示とならずに該予告アイコンが演出で再度使用され、或る予告表示が表示される場合があってもよい。
また
『 前記予告アイコンとして、複数種類の予告アイコンが用意されており[例えば、図117(a)に示す各種の予告アイコンYI、図117(b)に示す各種の予告アイコンYI]、
前記複数種類の予告表示のうちの一の種類の予告表示は、第一の予告表示[例えば、No6.「変化」の予告表示]であり、
前記複数種類の予告表示のうちの一の種類の予告表示は、第二の予告表示[例えば、No.17「リーチ」の予告表示]であり、
前記複数種類の予告アイコンのうちの或る予告アイコン[例えば、No.1「箱」の予告アイコンYI]が使用された場合に、前記第一の予告表示が表示される場合があり[例えば、図136(ア8−1)、図138(ア1−3−3)、図139(イa15)、同図(イa28)等]、
前記或る予告アイコンが使用された場合に、前記第二の予告表示が表示される場合がある[例えば、図136(ア11)等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記予告アイコンが使用される前に、前記予告表示が表示されること自体が予告されなくてもよい。
また、前記予告アイコンが使用される前に、前記複数種類の予告表示のうちのいずれの種類の予告表示が表示されるのかも予告されない構成であってもよい。
また、前記或る予告アイコンが表示されただけでは、前記第一の予告表示が表示されることが予告されていない場合があってもよいし、前記第二の予告表示が表示されることが予告されていない場合があってもよい。あるいは反対に、前記或る予告アイコンが表示されただけで、前記第一の予告表示が表示されることが予告されている場合があってもよいし、前記第二の予告表示が表示されることが予告されている場合があってもよい。
また
『 前記複数種類の予告アイコンのうちの或る種類の予告アイコンが使用されると、該或る種類の予告アイコンに対応付けられた種類の予告表示が表示されるように構成されている[例えば、図117(b)に示す各種の予告アイコンYIは、図117(b)に示す各種の予告表示と一対一の関係で対応付けられている]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記複数種類の予告表示と前記複数種類の予告アイコンは互いに、種類ごとに対応付けられていてもよい。
前記複数種類の予告表示と前記複数種類の予告アイコンは互いに、種類ごとに、一対一で対応付けられていてもよいし、多対一で対応付けられていてもよいし、一対多で対応付けられていてもよいし、多対多で対応付けられていてもよい。
また
『 前記或る種類の予告アイコンが一回使用されても非表示にならず、該或る種類の予告アイコンが非表示になるまで該或る種類の予告アイコンが複数回使用され、該或る種類の予告アイコンに対応付けられた種類の予告表示が複数回表示される[例えば、図139(イa15)と(イa28)等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また
『 前記第二の予告表示は、該第二の予告表示が表示された図柄変動表示に関する予告[例えば、リーチが行われることの予告]を行う表示であり、
前記第二の予告表示が表示されない図柄変動表示よりも、該第二の予告表示が表示された図柄変動表示の方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また
『 前記予告アイコンが最初に使用された場合に表示された予告表示の種類[例えば、図117(b)に示すNo.27の「小判」の予告表示YH]と、該予告アイコンがN回目(Nは2以上の自然数)[例えば、3回目]に使用された場合に表示された予告表示の種類は同じことがある[例えば、図136(ア8−2−2)と同図(ア8−2−6)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ただし、異なることがあってもよいし、必ず異なる種類の予告表示が表示されてもよい。あるいは反対に、必ず同じであってもよい。
また
『 遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段[例えば、チャンスボタン136、操作レバー139、透過部191、第2チャンスボタン137等]を備え、
前記表示手段は、操作表示が表示される場合がある手段であり、
前記操作表示とは、前記操作手段を模した画像を少なくとも含む表示[例えば、ボタン画像136aと残時間表示メータMTとによって構成された操作促進報知画像]のことであり、
予告アイコンが使用された場合[例えば、図140(イb4)]に、前記操作表示が表示される場合がある[例えば、図140(イb5)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また
『 遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段[例えば、チャンスボタン136、操作レバー139、透過部191、第2チャンスボタン137等]を備え、
前記表示手段は、操作表示が表示される場合がある手段であり、
前記操作表示とは、前記操作手段を模した画像[例えば、ボタン画像136a]を少なくとも含む表示[例えば、操作促進報知画像の表示]のことであり、
前記操作表示が表示[例えば、図121(あ31−2−2)、図143(エa2)]された後に、前記予告アイコンが使用される場合がある[例えば、図121(あ31−2−6)、図143(エa7)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記操作表示は、前記操作手段を模した画像のみの表示であってもよいし、該操作手段の操作を促す表示(以下、「操作促進表示」という。)も含む表示であってもよいし、該操作手段の操作有効期間を表す表示(以下、「操作有効期間表示」という。)も含む表示であってもよいし、該画像と該操作促進表示のみであってもよいし、該画像と該操作有効期間表示のみであってもよい。さらに、前記操作表示の表示態様として、複数種類の表示態様が用意されており、該複数種類の表示態様には、前記操作手段自体の態様変更(例えば、色の変更や、突出量の変更や、形状の変更や、位置の変更や、姿勢の変更等)に対応した表示態様が含まれていてもよい。
また
『 遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段[例えば、チャンスボタン136、操作レバー139、透過部191、第2チャンスボタン137等]を備え、
前記操作手段を操作すると[例えば、図121(あ31−2−5)、図143(エa5)]、前記予告アイコンが使用される場合がある[例えば、図121(あ31−2−6)、図143(エa7)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また
『 遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段[例えば、チャンスボタン136、操作レバー139、透過部191、第2チャンスボタン137等]を備え、
前記操作手段が操作されると、予告アイコンが表示される場合がある[例えば、図134(おc7)から続く図120(あ9−1)以降の流れ]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また
『 演出可動手段[例えば、図14等に示す、家紋役物224E、千両箱役物224H]を備え、
前記予告アイコンが使用された場合に、前記予告表示として、前記演出可動手段が演出動作を行うことを予告する表示[例えば、図117(b)に示すNo.24の「千両箱役物動作」、No.25の「家紋役物動作」]が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記演出可動手段が演出動作を行うことを予告する表示は、演出動作予告表示という。
また
『 複数の予告アイコンが表示される場合がある[例えば、図125(い11)、図128(う15−2−17)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また
『 第一の数の予告アイコンが表示されるよりも、第二の数の予告アイコンが表示された方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また
『 前記予告アイコンは、複数種類の予告態様[例えば、図117(a)に示す「箱」、「赤箱」、「金箱」、「虹箱」]のうちの一の種類の予告態様で表示開始されるアイコンであり、
前記予告アイコンが第一の予告態様[例えば、「箱」]で表示されているよりも、該予告アイコンが第二の予告態様[例えば、「赤箱」]で表示されている方が、該予告アイコンが使用された際に実行されている図柄変動表示において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい場合がある[例えば、図117(a)に示す信頼度]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以上の記載では、
『 表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、および第3装飾図柄表示装置208Nの全部、あるいはこれら3つの装飾図柄表示装置208L〜Nのうちのいずれか一つ、あるいは二つ、第4表示手段208M'、導光板IL、POVディスプレイ224I等]を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、保留アイコンが表示される場合がある手段であり、
前記保留アイコンとは、保留の数に対応して表示されるアイコン[例えば、特図1の第1保留アイコンh11〜第4保留アイコンh14]のことであり、
前記保留アイコンは、第一のアイコン表示態様[例えば、図119(a)に示すNo.1の「デフォルト」のアイコンの表示態様、あるいはNo.2の「白点滅」のアイコンの表示態様、あるいは図151(A1−2−3)等に示す「ルーレット」の表示態様、またあるいは図119(a)に示すNo.10の「タイマ」の表示態様]で表示される場合があるアイコンであり、
前記保留アイコンは、第二のアイコン表示態様[例えば、図119(a)に示すNo.5の「赤」のアイコンの表示態様]で表示される場合があるアイコンであり、
前記第一のアイコン表示態様で表示されている保留アイコンに対応する図柄変動表示よりも、前記第二のアイコン表示態様で表示されている保留アイコンに対応する図柄変動表示の方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすく[例えば、図119(a)に示す信頼度]、
前記表示手段は、変化予告表示[例えば、図119(b)に示す各種のアイコン変化予告の表示]が表示される場合がある手段であり、
前記変化予告表示が用いられた第一の変化アニメーションが行われる場合があり、
前記第一の変化アニメーションは、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様を変化させるアニメーション[例えば、アイコン変化アニメーション]であり、
前記変化予告表示は、第一の変化予告態様[例えば、図119(b)に示すNo.4の「爆撃機」のアイコンの態様]で表示される場合がある表示であり、
前記変化予告表示は、第二の変化予告態様[例えば、図119(b)に示すNo.5の「赤爆撃機」のアイコンの態様]で表示される場合がある表示であり、
前記第一の変化予告態様の前記変化予告表示(以下、「第一の変化予告表示」という。)[例えば、図119(b)に示すNo.4の「爆撃機」のアイコンIHI]が表示された後で前記第一の変化アニメーションが行われる場合があり、
前記第一の変化予告表示が用いられた前記第一の変化アニメーションが行われると、表示されている保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様が前記第二のアイコン表示態様に変化される場合があり[例えば、図149(A3'−2−4)に示す第1保留アイコンh11のように赤色の表示態様ではない青色の表示態様に変化される場合もあるが、図148(A6')に示すように赤色の表示態様に変化される場合もある]、
前記第二の変化予告態様の前記変化予告表示(以下、「第二の変化予告表示」という。)[例えば、図119(b)に示すNo.5の「赤爆撃機」のアイコンIHI]が表示された後で前記第一の変化アニメーションが行われる場合があり、
前記第二の変化予告表示が用いられた前記第一の変化アニメーションが行われると、表示されている保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様が前記第二のアイコン表示態様に変化される[例えば、図148(A6)、図148(A4−2−3)、図148(A2−2−4)図149(A3−5−4)、図149(A3−7−7)、図150(A3−2−4)、図152(B8)、図155(Ea2−2−5)、図158(Fd6)、図159(Fe6)、図160(Ff11)に示すように赤色の表示態様に必ず変化される]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
前記変化予告表示が用いられた第四の変化アニメーションが行われる場合があり、前記第四の変化アニメーションは、予告アイコンの種類および/または態様を変化させるアニメーションであっってもよい。また、前記変化予告表示が用いられた第五の変化アニメーションが行われる場合があり、前記第五の変化アニメーションは、予告表示の種類および/または態様を変化させるアニメーションであっってもよい。
前記第一の変化予告表示が用いられた前記第一の変化アニメーションが行われると、表示されている保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様が、前記第二のアイコン表示態様以外のアイコン表示態様(例えば、後述する第三〜第五のアイコン表示態様のうちの一のアイコン表示態様であったり、第六のアイコン表示態様)に変化される場合があってもよい。
第nの変化予告表示が用いられた第mの変化アニメーションとは、前記第nの変化予告表示による前記第mの変化アニメーションのことであり、また前記第nの変化予告表示が登場する前記第mの変化アニメーションのことである(nとmはいずれも1以上の自然数であり、以下においても同じ。)。
前記変化予告表示として、複数種類の変化予告表示が用意されており、前記複数種類の変化予告表示のうちの一の種類の変化予告表示は、第一の変化予告表示であり、前記複数種類の変化予告表示のうちの一の種類の変化予告表示は、第二の変化予告表示である。前記第一の変化予告表示が、前記第一の変化予告態様で表示される場合があってもよいし、前記第二の変化予告態様で表示される場合があってもよい。あるいは、前記第二の変化予告表示が、前記第一の変化予告態様で表示される場合があってもよいし、前記第二の変化予告態様で表示される場合があってもよい。さらに、前記第二の変化予告表示が表示された場合よりも、前記第一の変化予告表示が表示された場合の方が、前記第一の変化アニメーションが実行されやすくてもよい。
なおここでは、前記第一の変化アニメーションが、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様を変化させているが、前記変化予告表示が、該いずれかの保留アイコンの態様を変化させているとも解釈することができる場合がある。
前記保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンは、複数の保留アイコンであってもよいし、一の保留アイコンであってもよく、例えば、表示されている全部又は一部の保留アイコンであってもよい(以下においても同じ。)。
前記いずれかの保留アイコンの変化前の態様は、前記第一のアイコン表示態様であってもよいし、第三のアイコン表示態様等であってもよい。すなわち、前記いずれかの保留アイコンにおける、前記変化予告表示の表示が開始された時の態様は、デフォルトの態様とは限らない。
また、
「 表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、保留アイコンが表示される場合がある手段であり、
前記保留アイコンとは、保留の数に対応して表示されるアイコンのことであり、
前記保留アイコンは、第一のアイコン表示態様で表示される場合があるアイコンであり、
前記保留アイコンは、第二のアイコン表示態様で表示される場合があるアイコンであり、
前記第一のアイコン表示態様で表示されている保留アイコンに対応する図柄変動表示よりも、前記第二のアイコン表示態様で表示されている保留アイコンに対応する図柄変動表示の方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすく、
前記表示手段は、変化予告表示が表示される場合がある手段であり、
前記変化予告表示が用いられた第一の変化アニメーションが行われる場合があり、
前記第一の変化アニメーションは、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様を変化させるアニメーションであり、
前記変化予告表示は、第一の変化予告態様で表示される場合がある表示であり、
前記変化予告表示は、第二の変化予告態様で表示される場合がある表示であり、
前記第一の変化予告態様で表示されている前記変化予告表示が用いられた前記第一の変化アニメーションよりも、前記第二の変化予告態様で表示されている該変化予告表示が用いられた該第一の変化アニメーションの方が、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様を、前記第二のアイコン表示態様に変化させやすい、
ことを特徴とする遊技台。」
であってもよい。
この遊技台によれば、前記変化予告表示の態様によって、前記保留アイコンの態様がどのような態様(ここでは第二のアイコン表示態様)に変化する可能性があるかを推測させることができ、遊技者を楽しませることができる場合がある。例えば、前記変化予告表示の態様は、前記保留アイコンの変化後の態様と関係しており、前記変化予告表示の態様が赤色の態様(ここでは第二の変化予告態様)であれば、前記保留アイコンの変化後の態様も赤色の態様(ここでは第二のアイコン表示態様)になるのではないかと推測させることができる。
なお、前記第二の変化予告態様で表示されている前記変化予告表示が用いられた前記第一の変化アニメーションでは、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様を、前記第一のアイコン表示態様および前記第二のアイコン表示態様以外の態様(例えば、第六のアイコン表示態様等)に変化させる場合があってもよいし、前記第六のアイコン表示態様に変化させるよりも前記第二のアイコン表示態様に変化させやすくてもよい。
前記第二の変化予告態様で表示されている前記変化予告表示が用いられた前記第一の変化アニメーションでは、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様を、前記第一のアイコン表示態様および前記第二のアイコン表示態様以外の態様(例えば、第七のアイコン表示態様等)に変化させる場合があってもよい。この第七のアイコン表示態様は、大当り確定の態様(プレミアの態様)であってもよい。すなわち、前記第一の変化予告態様で表示されている前記変化予告表示が用いられた前記第一の変化アニメーションでは、前記いずれかの保留アイコンの態様を、先読み予告の態様であるが大当り確定とまではいかない態様(例えば、第二のアイコン表示態様)に変化させやすいが、前記第二の変化予告態様で表示されている前記変化予告表示が用いられた前記第一の変化アニメーションでは、大当り確定の態様(プレミアの態様)に変化させる場合がある。なお、大当り確定の態様(プレミアの態様)に必ず変化させてもよい。また、第七のアイコン表示態様は本来、大当り確定の態様ではないが、大当り確定の態様として扱われる場合があってもよい。この場合には、通常時と矛盾した先読み予告になり、この矛盾がプレミアになって、大当りすることになる。
なお、前記第二のアイコン表示態様は、前記第一のアイコン表示態様とは異なる態様であってもよい。前記第一のアイコン表示態様は、デフォルトの態様であってもよい。前記デフォルトの態様とは、最も表示される頻度が高い態様のことである。前記第二のアイコン表示態様は、先読み予告の態様であってもよい。また、前記変化予告表示が、前記第一の変化予告態様で表示された場合よりも、前記第二の変化予告態様で表示された場合の方が、前記第一の変化アニメーションが実行されやすくてもよい。
また
『 前記保留アイコンは、第三のアイコン表示態様[例えば、図119(a)に示すNo.3の「青」のアイコンの表示態様]で表示される場合があるアイコンであり、
前記第三のアイコン表示態様で表示されている保留アイコンに対応する図柄変動表示よりも、前記第二のアイコン表示態様で表示されている保留アイコンに対応する図柄変動表示の方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすく[例えば、図119(a)に示す信頼度]、
前記第一の変化予告表示が表示されることで、該第一の変化予告表示が用いられた前記第一の変化アニメーションが行われれば、前記保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様が前記第三のアイコン表示態様に変化される場合がある[例えば、図149(A3'−2−4)に示す第1保留アイコンh11のように青色の表示態様(第3表示態様)に変化される場合がある]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記第三のアイコン表示態様も、先読み予告の態様であってもよい。
前記第一のアイコン表示態様で表示されている保留アイコンに対応する図柄変動表示よりも、前記第三のアイコン表示態様で表示されている保留アイコンに対応する図柄変動表示の方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすくてもよい。
前記第一の変化予告表示が用いられた前記第一の変化アニメーションは、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンを、前記第二のアイコン表示態様よりも前記第三のアイコン表示態様に変化させやすくてもよい。なお、前記第二のアイコン表示態様に変化させる確率は0%であってもよい。

また
『 前記第二の変化予告表示が用いられた前記第一の変化アニメーションが行われても、表示されている全ての保留アイコンの態様が前記第三のアイコン表示態様に変化されない[例えば、図148(A6)、図148(A4−2−3)、図148(A2−2−4)図149(A3−5−4)、図149(A3−7−7)、図150(A3−2−4)、図152(B8)、図155(Ea2−2−5)、図156(Eb8)、図158(Fd6)、図159(Fe6)、図160(Ff11)に示すように緑色の表示態様に変化された保留アイコンはない]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また
『 前記変化予告表示が用いられた第一の不変化アニメーション[例えば、アイコン不変化アニメーション]が行われる場合があり、
前記第一の変化予告表示が表示されても、該第一の変化予告表示が用いられた前記第一の不変化アニメーションが行われれば、表示されている全ての保留アイコンの態様が変化せず[例えば、]、
前記第二の変化予告表示が表示されても、該第二の変化予告表示が用いられた前記第一の不変化アニメーションが行われれば、表示されている全ての保留アイコンの態様が変化しない[例えば、図149(A3−3−3)、図149(A3−4−4)に示すように全ての保留アイコンの表示態様が変化しない]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また
『 前記第一の不変化アニメーションは、表示されている保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様を、前記第二の変化予告表示によって変化させることに失敗したシーン[例えば、図149(A3−3−2)〜同図(A3−3−3)のシーン、図149(A3−4−2)〜同図(A3−4−4)のシーン]が含まれているアニメーションである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また
『 前記変化予告表示が用いられた第三の変化アニメーションが行われる場合があり、
前記第三の変化アニメーションは、途中までは前記第一の不変化アニメーション[例えば、図149(A3−4−1)〜同図(A3−4−2)]と同じアニメーションであり[例えば、図149(A3−5−1)〜同図(A3−5−2)]、
前記第三の変化アニメーションは、表示されている保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様を、前記第二の変化予告表示によって変化させることに最終的には成功したシーン[例えば、図149(A3−5−3)〜同図(A3−5−4)のシーン]が含まれているアニメーションである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また
『 前記第一の変化アニメーションは、表示されている保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様を、前記第二の変化予告表示によって変化させることに成功したシーン[例えば、図148(A4−1)〜同図(A5)のシーン等]が含まれているアニメーションである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、
「前記変化予告表示が用いられた第一の不変化アニメーションが行われる場合があり、
前記変化予告表示は、複数の変化予告アイコンによって構成された表示であり、
前記複数の変化予告アイコンのうちの一のアイコンは、第一の変化予告アイコンであり、
前記複数の変化予告アイコンのうちの一のアイコンは、第二の変化予告アイコンであり、
前記第一の不変化アニメーションは、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様を変化させることに失敗したシーン(以下、「第一のシーン」という。)が含まれているアニメーションであり、
前記第一のシーンは、前記第二の変化予告アイコンを用いて失敗したシーンであり、
前記第一の変化アニメーションは、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様を変化させることに成功したシーン(以下、「第二のシーン」という。)が含まれているアニメーションであり、
前記第二のシーンは、前記第二の変化予告アイコンを用いて成功したシーンである、
ことを特徴とする遊技台。」
であってもよい。
前記第一の変化アニメーションは、前記第一の変化予告アイコンが用いられた第一のシーンと、該第一の変化予告アイコンが用いられた第二のシーンとのうちのいずれか一方のシーンが表示される場合があるアニメーションであり、前記第一の不変化アニメーションも、前記第一のシーンと前記第二のシーンとのうちのいずれか一方のシーンが表示される場合があるアニメーションであり、前記第一のシーンが表示された場合よりも、前記第二のシーンが表示された場合の方が、前記成功したシーンが表示されやすくてもよい。あるいは、両場合の間に、前記成功したシーンの表示のされやすさの違いはなくてもよい。
また、前記第一の変化アニメーションは、前記第一の変化予告アイコンが用いられた第二のシーンが表示される場合があるアニメーションであり、前記第一の変化アニメーションは、前記第一の変化予告アイコンが用いられた第一のシーンが表示されることがないアニメーションであり、前記第一の不変化アニメーションは、前記第一のシーンが表示される場合があるアニメーションであり、前記第一の不変化アニメーションは、前記第二のシーンが表示されることがないアニメーションであり、前記第二のシーンが表示されると、前記成功したシーンが必ず表示され、前記第一のシーンが表示されると、前記失敗したシーンが必ず表示されてもよい。
さらには、前記第一の変化アニメーションは、前記第一の変化予告アイコンが用いられた第一のシーンと、該第一の変化予告アイコンが用いられた第二のシーンとのうちのいずれか一方のシーンが表示される場合があるアニメーションであり、前記第一の不変化アニメーションは、前記第一のシーンが表示される場合があるアニメーションであり、前記第一の不変化アニメーションは、前記第二のシーンが表示されることがないアニメーションであり、前記第二のシーンが表示されると、前記成功したシーンが必ず表示され、前記第一のシーンが表示されても、前記失敗したシーンが必ず表示されるとは限らない態様であってもよい。
或る位置に表示された前記保留アイコンに対する前記第一の変化予告アイコンを用いたシーンは、一つのみであってもよい。
また、
「 前記変化予告表示が用いられた第三の変化アニメーションが行われる場合があり、
前記第三の変化アニメーションは、途中までは前記第一の不変化アニメーションと同じアニメーションであり、
前記第三の変化アニメーションは、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様を変化させることに最終的には成功したシーン(以下、「第三のシーン」という。)が含まれているアニメーションであり、
前記第三のシーンは、前記第二の変化予告アイコンを用いて最終的には成功したシーンである、
ことを特徴とする遊技台。」
であってもよい。
前記第三の変化アニメーションは、保留アイコンの態様変化に失敗と思わせて、成功するアニメーションである。この第三の変化アニメーションは、前記第一の変化アニメーションよりも出現頻度は低い。ただし、反対に高くてもよいし、同じであってもよい。
前記第三の変化アニメーションによって前記第二のアイコン表示態様に変化した保留アイコンに対応する図柄変動表示よりも、前記第一の変化アニメーションによって該第二のアイコン表示態様に変化した保留アイコンに対応する図柄変動表示の方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい(大当りの信頼度(期待度)が高い)場合があってもよいし、あるいは反対に、最終的に大当り図柄態様が確定表示されにくい(大当りの信頼度(期待度)が低い)場合があってもよいし、両者で大当りの信頼度(期待度)が同じであってもよい。
また
『 前記第一の変化予告表示が用いられた前記第一の変化アニメーションによって態様が変化した保留アイコンに対応する図柄変動表示よりも、前記第二の変化予告表示が用いられた該第一の変化アニメーションによって態様が変化した保留アイコンに対応する図柄変動表示の方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい場合がある[例えば、変化前が同じデフォルトの表示態様の保留アイコンであれば、第一の変化予告表示が用いられた第一の変化アニメーションでは第3表示態様に変化するが(図149(A3'2−4)に示す第2保留アイコンh12)、第二の変化予告表示が用いられた第一の変化アニメーションでは第5表示態様に変化する(図149(A7)に示す第1保留アイコンh11)ため、図119(a)に示す信頼度]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また
『 前記第一の変化予告表示が、前記第二の変化予告表示に変化する場合がある[例えば、図152(B4)〜同図(B5)、図152(B3−2−1)〜同図(B3−2−5)、図152(B3−3−3)〜同図(B3−3−5)、図153(B1−2−5)〜同図(B1−2−9)、図153(B1−3−6)〜図154(B1−3−9)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記第一の変化予告態様で表示開始された前記変化予告表示の態様が、前記第二の変化予告態様に変化する場合があってもよいし、該第一の変化予告態様に変化した前記変化予告表示の態様が、前記第二の変化予告態様にさらに変化する場合があってもよい。また、前記第一の変化アニメーションの中で、該第二の変化予告態様に変化する場合があってもよいし、該第一の変化アニメーションが開始される前に、該第二の変化予告態様に変化する場合があってもよいし、該第一の変化アニメーションが終了した後に、該第二の変化予告態様に変化する場合があってもよい。
なお、前記第一の変化予告態様で表示された前記変化予告表示の態様が前記第二の変化予告態様へ変化する場合の頻度よりも、該第一の変化予告態様で表示されたまま変化しない場合の頻度の方が、高いように構成されていてもよいが、この頻度の関係は逆であってもよいし、両者の頻度は同じであってもよい。
前記第一の変化予告態様で表示された変化予告表示の態様が、他の態様へ変化しないように構成されていてもよい。
前記第二の変化予告態様で表示された変化予告表示の態様が、前記第一の変化予告態様へ、変化しないように構成されていてもよいし、あるいは反対に、変化する場合があってもよい。
前記第二の変化予告態様(例えば、赤色の態様)で表示された変化予告表示の態様が第三の変化予告態様(例えば、金色の態様や虹色の態様)へ変化する場合があってもよい。また、前記第二の変化予告態様で表示された前記変化予告表示の態様が前記第三の変化予告態様へ変化する場合の頻度よりも、該第二の変化予告態様で表示されたまま変化しない場合の頻度の方が、高いように構成されていてもよいが、この頻度の関係は逆であってもよいし、両者の頻度は同じであってもよい。
前記変化予告表示が最初から前記第二の変化予告態様で表示されている場合よりも、該変化予告表示が前記第一の変化予告態様から該第二の変化予告態様へ変化した場合の方が、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンを前記第二のアイコン表示態様へ変化させる前記第一の変化アニメーションが実行されやすくてもよい。あるいは、その逆に、前記変化予告表示が前記第一の変化予告態様から前記第二の変化予告態様へ変化した場合よりも、該変化予告表示が最初から該第二の変化予告態様で表示されている場合の方が、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンを前記第二のアイコン表示態様へ変化させる前記第一の変化アニメーションが実行されやすくてもよい。さらには、両方の場合で、前記いずれかの保留アイコンを前記第二のアイコン表示態様へ変化させる前記第一の変化アニメーションの実行確率に差はなく該実行確率は同じであってもよい。
最初から前記第二の変化予告態様で表示されている前記変化予告表示が用いられた前記第一の変化アニメーションによって態様が変化した保留アイコンに対応する図柄変動表示よりも、前記第一の変化予告態様から該第二の変化予告態様へ変化した該変化予告表示が用いられた該第一の変化アニメーションによって態様が変化した保留アイコンに対応する図柄変動表示の方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい(大当りの信頼度(期待度)が高い)場合があってもよいし、あるいは反対に、最終的に大当り図柄態様が確定表示されにくい(大当りの信頼度(期待度)が低い)場合があってもよいし、両者で大当りの信頼度(期待度)が同じであってもよい。
また
『 前記表示手段は、変動アイコンが表示される場合がある手段であり、
前記変動アイコンとは、実行中の図柄変動表示に関するアイコン[例えば、変動アイコンh0]のことであり、
前記変化予告表示が用いられた第二の変化アニメーションが行われる場合があり、
前記第二の変化アニメーションは、前記変動アイコンの態様を変化させるアニメーション[例えば、アイコン変化アニメーション]であり、
前記第一の変化予告表示が表示されることで、該第一の変化予告表示が用いられた前記第二の変化アニメーションが行われれば、表示されている変動アイコンの態様が前記第二のアイコン表示態様に変化される場合があり、
前記第二の変化予告表示が表示されることで、該第二の変化予告表示が用いられた前記第二の変化アニメーションが行われれば、表示されている変動アイコンの態様が前記第二のアイコン表示態様に変化される[例えば、図148(A3−2−4)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記変動アイコンは、消化済みの保留を表すアイコンであってもよい。
なお、前記変動アイコンは、保留の数=0に対応して表示されるアイコンと見ることもでき、広義には保留アイコンの一種であるといえるが、ここでは、保留アイコンと区別して限定する。ただし、変動アイコンの態様は、保留アイコンの態様と共通にし、第nのアイコン表示態様という。
また、これまで説明してきた「保留アイコン」は「変動アイコン」に置き換えることができ、「第一の変化アニメーション」は、「第二の変化アニメーション」に置き換えることができ、この後に説明する「保留アイコン」も「変動アイコン」に置き換えることができ、「第一の変化アニメーション」も、「第二の変化アニメーション」に置き換えることができる。これらのことは以降においても同じである。
また、前記変化予告表示が、前記第一の変化予告態様で表示された場合よりも、前記第二の変化予告態様で表示された場合の方が、前記第二の変化アニメーションが実行されやすい構成であってもよい。この構成によれば、前記第二の変化アニメーションが実行されれば、現在行われている図柄変動表示で大当りの期待を持つことができ、前記第一の変化アニメーションが実行されれば、この後に開始される図柄変動表示で大当りの期待を持つことができ、遊技者は、該第一の変化アニメーションと該第二の変化アニメーションのうちのいずれの変化アニメーションが実行されるかに興味を持ち、遊技の興趣が向上する場合がある。
また
『 前記変化予告表示が用いられた第二の不変化アニメーション[例えば、アイコン不変化アニメーション]が行われる場合があり、
前記第一の変化予告表示が表示されても、該第一の変化予告表示が用いられた前記第二の不変化アニメーションが行われれば、表示されている変動アイコンの態様が変化せず、
前記第二の変化予告表示が表示されても、該第二の変化予告表示が用いられた前記第二の不変化アニメーションが行われれば、表示されている変動アイコンの態様が変化しない[例えば、図149(A3−3−3)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここにいう第二の不変化アニメーションは、前記変動アイコンの態様が変化しないアニメーションであり、前記変動アイコンの態様が変化することを成功と見れば、前記第二の変化アニメーションが表示された場合は成功に相当し、前記第二の不変化アニメーションが表示された場合は失敗に相当する。
また
『 遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段[例えば、チャンスボタン136、操作レバー139、透過部191、第2チャンスボタン137等]を備え、
前記第一の変化予告態様とは、前記操作手段に関する表示[例えば、ボタン画像136aの表示]を含む態様[例えば、図152(B3−2−2)に示す態様]のことであり、
前記第一の変化予告表示の表示中に、前記操作手段の操作があった場合に、該変化予告表示の態様が、前記第一の変化予告態様から前記第二の変化予告態様に変化する場合がある[例えば、図152(B3−2−5)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記第一の変化アニメーションによって前記いずれかの保留アイコンが、第八のアイコン表示態様へ、変化する場合があってもよいし、変化する場合がなくてもよい。また、前記第二の変化アニメーションによって前記変動アイコンが、第八のアイコン表示態様へ、変化する場合があってもよいし、変化する場合がなくてもよい。ここにいう第八のアイコン表示態様とは、前記操作手段に関する表示を含む態様のことである。
前記操作手段は、操作有効期間が設定される手段であり、前記操作手段に関する表示(以下、「操作表示」という。)は、前記操作有効期間の間は少なくとも表示され、該操作有効期間内に該操作手段の操作があった場合に、前記変化予告表示の態様が、該操作に応じて、前記第一の変化予告態様から前記第二の変化予告態様に変化し、該操作有効期間内に該操作がなかった場合には、該操作有効期間が経過した以降に、該第一の変化予告態様から該第二の変化予告態様に変化してもよい。また、前記保留アイコンあるいは前記変動アイコンの態様が、該操作に応じて、前記第八のアイコン表示態様から前記第二のアイコン表示態様に変化し、該操作有効期間内に該操作がなかった場合には、該操作有効期間が経過した以降に、該第八のアイコン表示態様から該第二のアイコン表示態様に変化してもよい。
ただし、前記操作有効期間内に前記操作がなかった場合には、前記変化予告表示、前記保留アイコンあるいは前記変動アイコンの態様は、前記第二の変化予告態様あるいは前記第二のアイコン表示態様に変化しなくてもよい。若しくは、前記操作有効期間が経過したタイミングとは別のタイミングで、前記第二の変化予告態様あるいは前記第二のアイコン表示態様に変化してもよいし、前記変化予告表示は、前記第一の変化予告態様で再度、表示開始されてもよいし、前記保留アイコンあるいは前記変動アイコンは前記第八のアイコン表示態様で再度、表示開始されてもよい。また、前記変化予告表示は、前記操作があるまで、前記第一の変化予告態様で表示され続けてもよいし、前記保留アイコンあるいは前記変動アイコンは、該操作があるまで、前記第八のアイコン表示態様で表示され続けてもよい。
なお、前記操作表示は、前記操作手段を模した画像を含む表示であってもよいし、該画像のみの表示であってもよいし、該操作手段の操作を促す表示(操作促進表示)を含む表示であってもよいし、該操作促進表示のみであってもよいし、該操作手段の操作有効期間を表す表示(操作有効期間表示)を含む表示であってもよいし、該操作有効期間表示のみであってもよい。さらに、前記操作表示の表示態様として、複数種類の表示態様が用意されており、該複数種類の表示態様には、前記操作手段自体の態様変更(例えば、色の変更や、突出量の変更や、形状の変更や、位置の変更や、姿勢の変更等)に対応した表示態様が含まれていてもよい。
また、前記第一の変化予告態様で表示されている前記変化予告表示の表示中に、前記操作手段の操作があった場合に、該変化予告表示の態様が、該第一の変化予告態様から前記第二の変化予告態様に必ず変化してもよい。あるいは、該第一の変化予告態様から前記第二の変化予告態様に、変化する場合と、変化しない場合(例えば、該第一の変化予告態様のまま)があってもよい。
また
『 前記変化予告表示は、連続する図柄変動表示を跨いで表示される場合がある表示である[例えば、図150(A3−8−1)〜同図(A3−8−3)、図150(A3−9−1)〜同図(A3−9−3)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここにいう「跨いで」とは、図柄の停止表示の期間(変動停止期間)を間に挟むことである。また、前記変化予告表示は、図柄変動表示の表示中に継続して表示される表示であってもよいし、途中で一旦消える表示であってもよい。また、図柄の停止表示の表示中も、継続して表示される表示であってもよいし、途中で一旦消える表示であってもよいし、あるいは該停止表示の表示中は消え続けている表示であってもよい。
「連続する図柄変動表示を跨いで表示される場合がある表示」とは、「常時表示されている表示」のことであるが、「一旦消去されて、再表示される場合がある表示」も含まれる。例えば、スーパーリーチ演出中は一旦消去されて、スーパーリーチ演出が終了すると再表示される場合があってもよい。
また
『 前記変化予告表示[例えば、「赤雷雲」のアイコンIHI]は、保留の数が0であって停止表示した装飾図柄が表示されている状態で少なくとも表示されている表示である[例えば、図155(D9)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記変化予告表示は、保留の数が0であって停止表示した装飾図柄が表示されている状態のみで表示されている表示であってもよいし、他の状態でも表示されている表示であってもよい。
また
『 前記変化予告表示[例えば、「赤雷雲」のアイコンIHI]は、予め定められた回数の図柄変動表示の間、表示されている場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記変化予告表示は、予め定められた回数の図柄変動表示が終了すると、消える表示(非表示になる表示)であってもよい。
また
『 前記変化予告表示[例えば、「赤雷雲」のアイコンIHI]は、前記予め定められた回数の図柄変動表示の間であっても、一時的に消える場合[例えば、図155(D10)に示すアニメーションのデモ画面が表示されている場合]がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
例えば、前記変化予告表示は、スーパーリーチ演出の一部又は全部の期間で、一時的に消える場合があってもよいし、必ず消えてもよい。
前記変化予告表示は、例えば、ナビキャラクタ(説明表示等を行うキャラクタ)の表示であってもよい。
また、前記変化予告表示は、或る期間の間中、常時表示されている表示であってもよい。前記或る期間は、先読み予告の対象となる保留が消化されるまでの期間、あるいは先読み予告の対象となる保留に対応した図柄変動表示が終了するまでの期間であってもよいし、規定回数の図柄変動表示が終わるまでの期間であってもよい(以下、同じ)。
前記変化予告表示は、保留がない状態での図柄停止中や、デモ表示中は、非表示になってもよい。すなわち、或る期間に、保留がない状態での図柄停止中の期間や、デモ表示期間は含まれない。ただし、保留がない状態での図柄停止中でも、前記変化予告表示が表示される場合があってもよい。
前記変化予告表示は、或る期間の中で、一旦消えることがある表示であってもよい。
また
『 前記変化予告表示が表示されても、前記第一の変化アニメーションが表示されない場合[例えば、第一の不変化アニメーションや第二の変化アニメーションや第二の不変化アニメーションが表示される場合や、変化予告表示が静止したまま非表示になってしまう場合]がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記変化予告表示が表示されても、前記第二の変化アニメーションが表示されない場合があってもよい。
前記変化予告表示が表示され、前記第一の不変化アニメーションが行われる場合があり、前記第一の不変化アニメーションは、前記第一の変化アニメーションと途中まで同じアニメーションであってもよい。また、前記変化予告表示が表示され、前記第二の不変化アニメーションが行われる場合があり、前記第二の不変化アニメーションは、前記第二の変化アニメーションと途中まで同じアニメーションであってもよい。上述の如く、前記第一の不変化アニメーションが表示された場合は失敗に相当するが、途中まで(例えば、少なくとも最初の部分、あるいは前半部分や、保留アイコンの態様が変化するかしないかのシーンを除いた部分)同じアニメーションであるため、遊技者は、最初は、前記第一の変化アニメーションの表示が開始されたのか、前記第一の不変化アニメーションの表示が開始されたのかを見分けることができず、遊技の興趣が向上する場合がある。
また、前記変化予告表示が表示されても、前記第一の変化アニメーションも、前記第一の不変化アニメーションも表示されない場合があってもよい。
また
『 前記第一の変化アニメーションの表示が開始される前に、表示されている保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様が変化しやすい状態にあることを報知する場合がある[例えば、図151(A1−3−3)に示すテロップ表示trpによる報知]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記いずれかの保留アイコンの態様が変化しやすい状態にあることの報知(以下、「変化事前報知」という。)は、前記変化予告表示が、前記第二の変化予告態様で表示された場合に報知されてもよい。例えば、前記第二の変化予告態様が、前記変化事前報知の表示を含んだ態様であってもよい。すなわち、前記変化予告表示が、前記変化事前報知を兼ねた表示であってもよい。あるいは、前記変化予告表示とは別に前記変化事前報知が行われる場合があってもよい。前記変化予告表示が行われた方が、該変化事前報知が行われないよりも、前記第一の変化アニメーションが実行されやすくてもよい。すなわち、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様が変化されやすくてもよい。あるいは反対に、実行されにくくてもよいし、実行のされやすさは同じであってもよい。
また、前記変化事前報知は、前記変化予告表示が表示されてから前記第一の変化アニメーションの表示が開始されるまでの間に、報知が開始されてもよいし、報知されてもよい。あるいは、前記変化事前報知は、前記変化予告表示が表示される前に、報知が開始されてもよいし、報知されてもよい。
また
『 前記第一の変化アニメーションは、表示されている保留アイコンのうちのいずれか複数の保留アイコンの態様を変化させる場合もあるアニメーションである[例えば、図149(A3'−2−1)〜同図(A3'−2−4)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記第一の変化アニメーションは、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれか複数の保留アイコンの態様を変化させることに成功したシーンが含まれているアニメーションであり、前記第一の不変化アニメーションは、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれか複数の保留アイコンの態様を変化させることに失敗したシーンが含まれているアニメーションであってもよい。
前記第一の変化アニメーションと前記第一の不変化アニメーションが同時に実行され、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれか一つ又は複数の保留アイコンの態様が変化する場合があってもよい。この場合、一又は複数の保留アイコンの態様を変化させるシーンと、一又は複数の保留アイコンの態様を変化させることに失敗したシーンが表示される場合がある。
また、前記第一の変化アニメーションは、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれか複数の保留アイコンの態様を必ず変化させるアニメーションであってもよい。前記第一の不変化アニメーションは、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれか複数の保留アイコンの態様を必ず変化させないアニメーションであってもよい。
また
『 前記第二の変化予告表示が表示された場合は、前記第一の変化アニメーションが必ず実行される[例えば、図119(b)に示す、アイコン変化割合が100%のNo.8の「赤飛空艇」]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記変化予告表示が用いられた第一の不変化アニメーションが行われる場合があってもよい。ここにいう第一の不変化アニメーションは、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれの保留アイコンの態様も変化させないアニメーションであり、前記保留アイコンの態様が変化することを成功と見れば、前記第一の変化アニメーションが表示された場合は成功に相当し、前記第一の不変化アニメーションが表示された場合は失敗に相当する。
また、前記第一の変化アニメーションは、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様を変化させることに成功したシーンが含まれているアニメーションであり、前記第一の不変化アニメーションは、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様を変化させることに失敗したシーンが含まれているアニメーションであってもよい。
また
『 前記保留アイコンは、第四のアイコン表示態様で表示される場合があるアイコンであり、
前記第四のアイコン表示態様は、該第四のアイコン表示態様の保留アイコンの態様が変化する可能性があることを示唆する態様[例えば、図156(Eb1)等に示す「爆弾」の表示態様]であり、
前記第四のアイコン表示態様で表示されている保留アイコンの態様が、前記第二の変化予告表示が用いられた前記第一の変化アニメーションの中で、前記第二のアイコン表示態様に変化する場合がある[例えば、図156(Eb8)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また
『 前記保留アイコンは、第五のアイコン表示態様で表示される場合があるアイコンであり、
前記第五のアイコン表示態様は、前記第四のアイコン表示態様の保留アイコンにおける態様変化が失敗したことを表す表示態様[例えば、図156(Eb7−2−1)に示す導火線の火が途中で消えてしまった「爆弾」の表示態様]であり、
前記第四のアイコン表示態様で表示されている保留アイコンの態様が、前記第二の変化予告表示が用いられた前記第一の変化アニメーションの中で、前記第五のアイコン表示態様に変化する場合がある[例えば、図156(Eb6)から続く同図(Eb7−2−1)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記第四のアイコン表示態様で表示されている前記保留アイコンの態様が、前記第二の変化予告態様で表示されている前記変化予告表示が用いられた前記第一の変化アニメーションの中で、前記第一のアイコン表示態様に変化する場合があってもよい。
また、前記第四のアイコン表示態様は、前記保留アイコンの態様が変化するまでの残時間の長さを表す表示(例えば、デジタル時計表示、アナログ時計表示、バー表示等の時間経過に応じて形状や大きさや長さや色等が変化する表示)を含む態様であってもよい。←ダイナマイトは導火線の長さが変化する表示
さらに、前記第四のアイコン表示態様で表示されている前記保留アイコンでは、前記第二の変化予告態様で表示されている前記変化予告表示が用いられた前記第一の変化アニメーションが開始されたことを契機に、前記残時間が経過していく様子を表す表示(例えば、カウントダウン表示や、時間経過に応じた、形状や大きさや長さや色等の変化表示)が行われてもよい。
また
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、上記で装飾図柄の変動表示と記載のあることは、図柄(より具体的には特図)の変動表示であってもよく、装飾図柄の停止表示と記載のあることは、図柄(より具体的には特図)の停止表示であってもよい。
また、上記で「〜場合がある」とは、「必ず〜する」、「必ず〜される」、あるいは「必ず〜になる」等に置き換えてもよく、上記で「○○可能」とは、「必ず○○する」に置き換えてもよい。
続いて、これまで説明した図1に示すパチンコ機100に適用可能な演出の例について説明する。
以下に説明する演出の例では、表示手段(例えば、第1装飾図柄表示装置208L〜第3装飾図柄表示装置208Mのいずれか一つ又は二つ又は全部の装飾図柄表示装置)に、予告アイコン、予告表示、ミニゲームA用アイコン、ミニゲームB用アイコン、保留アイコン、変動アイコン、アイコン変化予告表示、チャンスアップメータ、タイマ予告等が表示される。まずは、これらについて順に説明していく。
まず、図162を用いて説明した各種のアイコンや表示が使用される演出について具体例を用いて説明する。
図162は、チャンスアップメータを用いた演出の一例を段階的に示した図である。
図162では、通常状態(非確変状態且つ非電サポ状態(非時短状態))であり、以降の演出例においても、特に断らない限り、通常状態における演出例である。また、図162には、3つの装飾図柄表示装置208L〜208Nのうち第1装飾図柄表示装置208Lのみを示すが、この第1装飾図柄表示装置208Lは、図3に示す装飾図柄表示装置208であってもよい(以降の図においても同じ。)。
図162(A1)〜同図(A15)に示す演出例は、チャンスアップメータが表示される前にチャンスアップメータ準備中表示が表示され、チャンスアップメータが表示されることを予告する演出が行われている様子が示されている。
図162(A1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が高速変動を行っている。また、左上では第2装飾図柄が変動表示を行っている。また、図162(A1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、演出表示領域208dに、保留枠UIが表示されている。この保留枠UIは、保留アイコン表示領域HIS、変動アイコン表示領域CIS、演出アイコン表示領域DISを有する。変動アイコン表示領域CISは中央に設けられ、変動アイコン表示領域CISには、台座hs0が配置されている。保留アイコン表示領域HISは、変動アイコン表示領域CISの左側に設けられ、左ベースアイコンbIlの上に4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)が配置されている。演出アイコン表示領域DISは、変動アイコン表示領域CISの右側に設けられ、演出アイコン表示領域DISには、右ベースアイコンbIrが配置されている。さらに、図162(A1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、特図1の保留アイコンが第1ステージhs1に表示されている。すなわち、第1保留アイコンh11が表示されている。特図1の保留アイコンh11の表示態様は、図119(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。第1装飾図柄表示装置208Lの右上には、特図1及び特図2の第2保留数表示(ここでは「1」と「0」)が表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0の上には、変動アイコンh0が表示されている。変動アイコンh0の表示態様も、図119(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。なお、図162(A1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの背景画面は白一色であるが、この白一色は背景画面を図示省略していることを表している。以降の図では、背景画面が示されている場合もあるが、白一色の場合には、この図162(A1)と同じように、背景画面が図示省略されていることを表す。
図162(A2)では、炎のエフェクトEF101が保留アイコン表示領域HISの全体を覆うように表示されている。これにより、チャンスアップメータ(以下、「CUM」という場合がある。)準備中表示が表示される可能性があることを予告している。なお、炎のエフェクトEF101が表示されることなくCUM準備中表示が表示される場合があってもよい。また、炎のエフェクトEF101が表示されると必ずCPU準備中表示が表示されてもよい。また、この演出例では、炎のエフェクトEF101が保留アイコン表示領域HISの全体を覆うようにしたが、保留アイコン表示領域HISの一部のみ覆うようにしてもよいし、変動アイコン表示領域CISの全体あるいは一部も覆うようにしてもよいし、演出アイコン表示領域DISの全部あるいは一部も覆うようにしてもよい。また、炎のエフェクトEF101は裏側が視認不能な不透明により表示したが、半透明により表示し、裏側に表示された画像が視認可能とされるようにしてもよい。
図162(A3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、炎のエフェクトEF101が消去されてCUM準備中表示MTYが表示された様子が示されている。CUM準備中表示MTYには、メータの一端に開始地点SPが表示されるとともに、メータの他端に最終地点GPが表示されている。また、開始地点SPにはサボハニのキャラクタSBHが待機している様子が示されており、「STANDBY」の文字が付された吹き出しも表示されている。すなわち、チャンスアップメータが表示されることを予告している。このCUM準備中表示MTYは、チャンスアップメータの表示位置と同じ位置に表示されている。なお、この演出例では、チャンスアップメータを用いたチャンスアップメータ演出において表示されるチャンスアップポイントを報知していない様子が示されている。また、このとき、CUM準備中表示MTYにより保留アイコン表示領域HISの全部が覆われて非表示とされている一方、変動アイコン表示領域CISと演出アイコン表示領域DISは表示態様が変化せずに視認可能とされている。なお、変動アイコン表示領域CIS及び演出アイコン表示領域DISの少なくとも一方の表示態様が変化してもよい。また、この演出例では、リーチとなる前の図柄変動表示中にCUM準備中表示MTYが表示開始されたが、リーチとなった後のリーチ演出表示の表示中にCUM準備中表示MTYが表示開始される場合があってもよい。
図162(A4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄と右図柄にそれぞれ「装飾7」が停止表示されてリーチ状態が形成され、揺れ変動表示が行われている様子が示されている。ここで、揺れ変動表示が行われている装飾図柄がCUM準備中表示の一部に重なるようにしてもよいし、装飾図柄がCUM準備中表示に重ならない位置に表示するようにしてもよい。
図162(A5)では、スーパーリーチ演出に移行する前に、左図柄表示領域208aで揺れ変動していた「装飾7」が第2装飾図柄の下に移動し、右図柄表示領域208cで揺れ変動していた「装飾7」が第2保留数表示の下に移動する。また、この演出例では、スーパーリーチ演出に移行する間もCUM準備中表示MTYも引き続き表示されている。なお、スーパーリーチ演出に移行する演出が開始されると、CUM準備中表示MTYを非表示とするようにしてもよい。また、スーパーリーチ演出に移行する演出が開始されると、CUM準備中表示MTYを表示する場合と非表示とする場合があってもよい。また、図162(A5)では、保留枠UIの下方への移動が開始されており、変動アイコン表示領域CISの台座hs0を残して表示画面の下方にフレームアウトしていく様子が示されている。図162(A6)は、変動アイコン表示領域CISの台座hs0を残した状態で保留枠UIが完全に下方にフレームアウトした様子が示されている。
図162(A7)では、VS剣豪リーチのスーパーリーチ演出が開始されている様子が示されている。このときも、CUM準備中表示MTYも引き続き表示されている。なお、ここで、CUM準備中表示MTYが表示されない場合には、チャンスアップメータ演出が行われないこととなる。なお、CUM準備中表示MTYが表示されない場合でも、チャンスアップメータ演出が行われる場合があってもよい。同図(A7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、敵役の剣豪の画像が大きく表示されており、同図(A8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。なお、スーパーリーチ演出が開始されると、保留枠UIは、台座hs0の一番上の板を残して全て非表示になる(消える)。また、保留アイコンも非表示になる(消える)。しかし、変動アイコンh0は消えずに、残った一番上の板の上で表示され続ける。さらに、第2装飾図柄および第2保留数表示も表示され続ける。なお、保留枠UI全体を消してもよいし、あるいは反対に保留枠UI全体を表示し続けてもよい。また、変動アイコンh0も消してもよいし、保留アイコンを表示し続けてもよい。
図162(A9)では、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わっている様子が示されている。すなわち、チャンスアップメータCMTは、スーパーリーチの序盤(導入時)に表示される表示である。チャンスアップメータCMTは、例えば、リーチ演出の進行状況を示すメータであり、開始地点SPから最終地点GPまでの間をサボハニのキャラクタSBHが移動し、その位置によって現在のリーチ演出の進行状況を概略的に報知している。チャンスアップメータCMTは、スーパーリーチのタイムラインという場合があってもよい。また、チャンスアップメータCMTは、チャンスアップメータCMTを用いた演出を説明演出という場合がある。ここで、サボハニのキャラクタSBHの進行速度は、一定ではなく、演出の進行状況により可変する場合があるが、一定であってもよい。なお、図162(A9)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2及び第3チェックポイントCP3が配置されている。これら第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3は、特定の予告が発生する場合があることを示すものであり、遊技者に期待感を持たせるようにしている。すなわち、サボハニのキャラクタSBHが移動する道中で第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3にそれぞれ到達すると、特定の予告が発生する場合がある。換言すれば、第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3は、チャンスアップ発生箇所を示すチャンスアップポイントの表示ということができ、チャンスアップメータCMTは、リーチ中(スーパーリーチ中)のチャンスアップの発生箇所を示唆してくれるメーターの表示であるということもできる。また、最終地点GPでは、プラカードが回転表示しており、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達することにより、大当り及びハズレのいずれかの結果が導出されることを示唆している。なお、この演出例では、決闘シーンのアニメーション表示が開始したときにチャンスアップメータCMTの表示を開始するようにしたが、図162(A7)に示されるスーパーリーチに発展した様子の表示が開始されたタイミングで表示を開始してもよいし、リーチ状態となったときに表示を開始してもよいし、リーチ状態が発生するよりも前に表示を開始してもよいし、装飾図柄の変動表示が開始されたときに表示を開始してもよい。また、各チェックポイントCP1〜CP3が表示されるタイミングは、チャンスアップメータCMTが表示される前であってもよいし、チャンスアップメータCMTが表示されるのと同時であってもよいし、チャンスアップメータCMTが表示された後であってもよい。また、プラカードが表示開始されるタイミングは、チャンスアップメータCMTが表示される前であってもよいし、チャンスアップメータCMTが表示されるのと同時であってもよいし、チャンスアップメータCMTが表示された後であってもよい。
図162(A10)は、カーソルとして機能するサボハニのキャラクタSBHが移動を開始した様子が示されている。このとき、サボハニのキャラクタSBHの近傍には、「START!!」と書かれた吹き出しが表示されることにより、サボハニのキャラクタSBHの移動開始を報知している。なお、「START!!」の吹き出しは、CUM準備中表示MTYが表示された後にチャンスアップメータCMTが表示された場合にのみ表示されてもよいし、CUM準備中表示MTYが表示されるか否かに拘らずチャンスアップメータCMTが表示された場合に必ず表示されてもよいし、表示されない場合があってもよい。また、「START!!」の吹き出しが表示されることにより、チェックポイントCP1〜CP3においてチャンスアップ予告が発生しやすいことを予告してもよい。
図162(A11)は、図29(2)に示す演出例と同じ演出例である。その後は、図29(3)〜図29(25)に示す演出が行われ、その後、図162(A12)に示す演出が行われる。
図162(A12)〜同図(A13)は、図29(26)〜同図(27)に示す演出と同様の演出が行われている。
その後、図162(A14)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「装飾7」が3つ揃った状態で揺れ変動が行われている様子が示されている。このとき、背景が大当りとなった場合に表示される大当り専用の背景が表示されている。なお、デフォルト(通常)の背景や、先読みモード中の背景や、スーパーリーチの発展を示唆する背景等が表示されてもよく、また、リーチとなったときに表示されている背景が表示されてもよい。
その後、図162(A15)に示すように、「装飾7−装飾7−装飾7」の大当りの装飾図柄の組み合わせ(大当り図柄態様)で確定表示される。ここで、スーパーリーチ終了後は、チャンスアップメータCMTが必ず非表示とされているが、表示される場合があってもよい。この場合、大当りの装飾図柄の組み合わせ(大当り図柄態様)で停止表示されているときにチャンスアップメータCMTが表示されている場合には、確変大当りに昇格することが確定となるようにしてもよい。
この演出例では、図162(A9)に示すタイミングでCUM準備中表示からチャンスアップメータCMTに切り替わるようにしたが、これに限定されず、例えば、図柄変動表示中である図162(A3)〜同図(A4)のタイミングで切り替わってもよいし、ノーマルリーチからスーパーリーチへ移行する期間である図162(A5)〜同図(A6)のタイミングで切り替わってもよいし、スーパーリーチの開始後、スーパーリーチの実行中である図162(A7)〜同図(A13)において切り替わってもよいし、スーパーリーチ終了後に切り替わってもよい。この場合、スーパーリーチ中に発生したチャンスアップ予告の発生を事後報知する形となる。
この演出例では、チャンスアップメータCMTによる演出がスーパーリーチ演出中に行われることから、チャンスアップメータCMTによる演出が開始されることを予告するCUM準備中表示が表示されることで、リーチ演出表示が表示されることが予告されるということができる。
なお、この演出例では、全てのチェックポイントにてチャンスアップ予告が発生して大当りとなっているが、いずれか1以上のチェックポイントにてチャンスアップ予告が発生しない場合(全てのチェックポイントでチャンスアップ予告が発生しない場合や一部のチェックポイントでチャンスアップ予告が発生する場合)があっても大当りとなる場合があってもよい。例えば、図30(18b)においてレバー画像136Vaが表示されずチャンスアップ予告が発生しない場合でも、大当りとなる例が示されている。また、チェックポイントにてチャンスアップ予告が多く発生した方が、全て及び/又は一部のチェックポイントでチャンスアップ予告が発生しない場合よりも最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすいようにしてもよい。また、チャンスアップ予告の発生数と大当りのなりやすさには関係がなくてもよい。
本実施形態では、CUM準備中表示MTYが表示されてチャンスアップメータCMTが表示された場合の方が、CUM準備中表示MTYが表示されないでチャンスアップメータCMTが表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすくなっている
図162(B1)〜同図(B8)に示す演出例は、図29(22)に続く別の演出例であり、図29(18)〜同図(22)に示すレバー演出において、遊技者により演出レバー136Vが操作されたが、演出に失敗した様子が示されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、中図柄に「装飾6」が表示され、「装飾7−装飾6−装飾7」のハズレの組合せとなってハズレとなることが報知される。また、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達するが、プラカードはハズレとなることを示す「×」の文字が示され、サボハニのキャラクタSBHは、がっかりした表情となっている。
その後、図162(B2)に示すように、左図柄、中図柄、右図柄の装飾図柄総てが、通常の濃さよりも一旦薄く表示される。また、同図には、殿様が倒れたシーンが表示されている。図162(B3)では、左図柄、中図柄、右図柄の装飾図柄総てが再び通常の濃さで表示され、同図(B4)では、ワイプ演出が行われ、スーパーリーチの演出場面(演出表示)と、通常背景(図162(A1)等に示す、スーパーリーチ演出の開始前の背景)との切り替えが行われる。ワイプ演出では、図162(B5)に示すように、装飾図柄表示装置208の表示画面が一旦、無模様同一色のワイプ表示になる。このワイプ表示では、変動アイコンh0や、チャンスアップメータCMTは消え、第2装飾図柄と、第2保留数表示は表示されている。また、左下隅には機種タイトルが表示されている。なお、変動アイコンh0や、チャンスアップメータCMTも表示されていてもよい。図162(B6)では、ワイプアウトし、背景が通常背景に戻る様子が示されている。図162(B7)では、ワイプ演出が終了し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの組合せである「装飾7」−「装飾6」−「装飾7」が揺れ表示され、その後、図162(B8)に示すように、ハズレの図柄態様で確定表示される。また、保留枠UIも表示され、変動アイコンh0も第1保留アイコンh11も表示されている。また、チャンスアップメータCMTは消去されている。なお、ワイプアウト時(図162(B6)〜同図(B7))に、チャンスアップメータCMT及び/又はCUM準備中表示MTYが表示される場合があってもよく、表示されているときは、表示されていない場合よりも、復活演出が行われやすい構成であってもよい。あるいは、表示されているときは、復活演出が必ず行われる構成であってもよく、表示されていない場合には、復活演出が行われたり、行われなかったりしてもよい。また、CUM準備中表示MTYが表示されている場合には、次変動以降にスーパーリーチに移行する可能性があることを示唆するようにしてもよい。
なお、この演出例では、全てのチェックポイントにてチャンスアップ予告が発生してハズレとなっているが、いずれか1以上のチェックポイントにてチャンスアップ予告が発生しない場合(全てのチェックポイントでチャンスアップ予告が発生しない場合や一部のチェックポイントでチャンスアップ予告が発生する場合)があってもハズレとなる場合があってもよい。また、チェックポイントにてチャンスアップ予告が多く発生した方が、全て及び/又は一部のチェックポイントでチャンスアップ予告が発生しない場合よりも最終的に大当り図柄態様が確定表示されにくいようにしてもよい。
なお、この演出例では、CUM準備中表示MTYが表示された場合は、必ずチャンスアップメータCMTが表示されるようにしたが、チャンスアップメータCMTが表示される場合とされない場合とがあってもよい。
また、例えば、先読み予告としてCUM準備中表示MTYが表示されているときに電断復電が発生した場合は、次変動で消去されてもよいし、次変動開始で再度表示されてもよい。また、次変動開始時のCUM準備中表示MTYの表示は、電断復電後の表示画面の復帰時点で表示されていてもよいし、表示画面が復帰してから再表示される(例えば、アニメーションによる再表示/アニメーション無)ようにしてもよい。
図163は、チャンスアップメータを用いた演出の一例を段階的に示した図である。
図163(A1)〜同図(A8)に示す演出例は、背景変化予告が行われている様子が示されている。また、図163(A1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、海の背景が表示されている。また、図163(A1)に示すタイミングでは、「装飾4−装飾1−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせで停止表示中に図柄変動表示が開始した直後の様子が示されている。このとき、第2装飾図柄が変動を開始している。
図163(A2)では、装飾図柄の変動表示が開始した様子が示されている。
図163(A3)では、予告(当該変動予告)の一種である背景変化予告が開始される。ここでの背景変化予告の対象は、実行中の図柄変動表示である。背景変化予告では、左右から襖の画像が出現し、襖が閉じられるアニメーションによって、表示画面全体が襖の画像になる(図163(A4)参照)。このため、保留枠UIも、保留アイコンh11も、変動アイコンh0も、襖の画像によって前側からオーバーラップされ、視認不能になる。なお、襖の画像に代えて、保留枠UI、保留アイコンh11、変動アイコンh0の一部に前側からオーバーラップする画像が出現してもよい。あるいは、保留枠UI、保留アイコンh11、変動アイコンh0には、何ら画像がオーバーラップしない演出であってもよい。なお、背景変化予告は、当該変動予告の他、ステージチェンジの演出、先読み予告あるいはスーパーリーチ示唆背景等への変更が行われる際に実行されることがある。
なお、背景変化予告では、出現画像(ここでは襖の画像)の表示態様(例えば、色や形状、模様等)によって、大当り期待度を表してもよい。また、襖の色が緑なら山の背景に変化するといった背景自体の予告としても機能してよい。また、襖の表示態様によって、先読みゾーンが発生することを予告してもよい。ここで、先読みゾーンとは、保留内に先読み対象の保留がある場合に、専用の先読み背景が表示される演出モードのことをいう。さらに、背景変化予告は、複数種類用意されていてもよい。
図163(A5)では、襖が開き、保留枠UI、変動アイコンh0が見え始めているが、保留アイコン表示領域HISに替えて、CUM準備中表示MTYが現れる様子が示されている。また、このとき、背景が海の背景からスーパーリーチの背景に変更されている。すなわち、スーパーリーチの背景に変更されることにより、当該変動においてスーパーリーチへ移行することを予告している。なお、先読み予告として先読み対象変動にてスーパーリーチへ移行することを予告してもよい。スーパーリーチが複数種類用意されている場合には、表示された背景に対応するスーパーリーチに必ず発展することを示唆してもよい。なお、スーパーリーチに発展しない場合があってもよいし、リーチとなったことを条件に表示された背景に対応するスーパーリーチに必ず発展することを示唆するようにしてもよい。また、別の種類のスーパーリーチに移行する場合があってもよい。
図163(A6)では、完全に襖が開き、襖画像は消えている。背景変化予告によって、第1装飾図柄表示装置208Lの背景は、スーパーリーチの背景に変化している。なお、CUM準備中表示MTYは、完全に表示されており、チャンスアップメータCMTの表示が予告されている。なお、襖画像が完全に開いた後でCUM準備中表示MTYが表示開始してもよい。また、スーパーリーチの背景が表示されてもチャンスアップメータCMTが表示されない場合があってもよいし、必ず表示されてもよい。
図163(A7)では、左図柄及び右図柄にそれぞれ「装飾7」が停止表示し、リーチ状態となった様子が示されている。
図163(A8)では、左図柄表示領域208aで揺れ変動していた「装飾7」が第2装飾図柄の下に移動し、右図柄表示領域208cで揺れ変動していた「装飾7」が第2保留数表示の下に移動している様子が示されている。また、スーパーリーチ演出に移行する間もCUM準備中表示MTYも引き続き表示されている。また、図163(A8)では、変動アイコン表示領域CISの台座hs0を残した状態で保留枠UIが完全に下方にフレームアウトした様子が示されている。この演出例は、リーチ移行演出が特殊である例を示している。なお、通常の背景が表示されたときと同じ経緯を経てスーパーリーチに移行するようにしてもよい。このときに、変動アイコンの表示領域CISが移動するアニメーションが行われる。その後、図162(A8)〜同図(A15)に示す演出が行われる。
図163(B1)〜同図(B3)は、図163(A1)〜同図(A8)を経て図162(A8)〜同図(A11)の演出を行った結果、殿様が剣豪に敗れ、中図柄に「装飾6」が表示されてハズレとなる演出例を示している。
図163(B1)は、殿様が剣豪に敗れ、中図柄に「装飾6」が表示されている様子が示されている。すなわち、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中図柄に「装飾6」が表示され、「装飾7−装飾6−装飾7」のハズレの組合せとなってハズレとなることが報知される。また、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達するが、プラカードはハズレとなることを示す「×」の文字が示され、サボハニのキャラクタSBHは、がっかりした表情となっている。その後、図162(B2)〜同図(B5)の演出が行われた後、図163(B2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ワイプアウトし、背景が図柄変動開始時の背景である海の背景に戻る様子が示されている。図163(B3)では、ワイプ演出が終了し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの組合せである「装飾7」−「装飾6」−「装飾7」が揺れ表示され、その後、ハズレの図柄態様で確定表示される。また、ワイプアウト後、チャンスアップメータCMTは消去されている。なお、ワイプアウト時に、背景が特殊背景(例えば、スーパーリーチの背景等)であった場合に、大当り確定とされてもよい。
図163(C1)〜同図(C7)は、CUM準備中表示MTYが、チャンスアップメータCMTによる演出の先読み予告として行われる様子が示されている。ここで、図163(C1)〜同図(C3)に示す演出は、図162(A1)〜同図(A3)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図163(C4)は、左図柄、右図柄、中図柄の順に装飾図柄が停止表示した結果、「装飾4−装飾1−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせで停止表示し、揺れ変動が行われている様子が示されている。このとき、CUM準備中表示MTYが消去されるが、表示されたままであってもよい。
その後、図163(C5)では、「装飾4−装飾1―装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせで確定表示している様子が示されている。このとき、変動アイコンは消去される。このときも、CUM準備中表示MTYは非表示とされているが、装飾図柄が確定表示されている間にCUM準備中表示MTYが表示されるようにしてもよい。
その後、保留アイコンh11に対応する図柄変動表示が開始した後、図163(C6)に示すように、炎のエフェクトEF101が再表示され、保留アイコン表示領域HISの全体を覆うように表示されている。ここで、炎のエフェクトEF101が再表示される際には、前回の図柄変動表示で表示されていた態様と同じ態様で炎のエフェクトEF101が表示されてもよいし、異なる表示態様(アニメーション)で再表示されてもよく、また、アニメーションを伴うことなく炎のエフェクトEF101が表示されるようにしてもよい。その後、炎のエフェクトEF101が消去されると、図163(C7)に示すように、CUM準備中表示MTYが再び表示される。
すなわち、この演出例では、図163(C1)〜同図(C3)における炎のエフェクトEF101の表示及びCUM準備中表示MTYの表示が次変動におけるチャンスアップメータによる演出の先読み予告として機能し、図163(C6)〜同図(C7)における炎のエフェクトEF101の表示及びCUM準備中表示MTYの表示が実行中の図柄変動表示におけるチャンスアップメータによる演出の予告として機能しているということができる。
なお、この演出例では、図柄変動表示が開始する毎にCUM準備中表示MTYの表示を行ってチャンスアップメータによる演出の先読み予告(連続予告)を行ったが、例えば、チャンスアップメータによる演出が行われるまでの図柄変動表示の回数をカウントダウン(例えば、「あと2変動」、「あと1変動」などと表示)し、先読み予告の対象となった図柄変動表示となったときにチャンスアップメータが表示されるようにしてもよい。すなわち、このようなカウントダウンの表示によりCUM準備中表示MTYと同様の機能を持たせることができる場合がある。また、保留アイコンの表示態様をチャンスアップメータによる演出が行われる旨を示唆する表示態様とすることにより先読み予告を行うようにしてもよい。これによってもCUM準備中表示MTYと同様の機能を持たせることができる場合がある。そして、先読み予告の対象となった図柄変動表示となり、変動アイコンがチャンスアップメータによる演出が行われる旨を示唆する表示態様で表示されている場合において、チャンスアップメータによる演出が開始されるときに変動アイコンを消去してもよい。なお、先読み予告の対象となった図柄変動表示となり、変動アイコンがチャンスアップメータによる演出が行われる旨を示唆する表示態様で表示されている場合において、チャンスアップメータによる演出が開始されるときに変動アイコンを消去しなくてもよい。また、チャンスアップメータが表示された後やチャンスアップメータが表示されるタイミングで、変動アイコンの一部又は全部の表示態様を変化(例えば、チャンスアップメータによる演出が行われる旨を示唆する表示態様からデフォルトの表示態様に変化)させるようにしてもよい。
また、図柄変動表示が開始する毎にCUM準備中表示MTYの表示を行ってチャンスアップメータによる演出の先読み予告(連続予告)を行っている場合において、先読み予告の対象である図柄変動表示よりも前の図柄変動表示においてチャンスアップメータによる演出が開始された場合、チャンスアップメータの表示中は、CUM準備中表示MTYを表示しないようにしてもよいし、CUM準備中表示MTYを表示するようにしてもよいし、CUM準備中表示MTYを表示する場合と表示しない場合があってもよい。また、チャンスアップメータの表示中にCUM準備中表示MTYを非表示とする場合において、チャンスアップメータが表示される前にCUM準備中表示MTYの表示を非表示にするようにしてもよいし、チャンスアップメータが表示されるタイミングでCUM準備中表示MTYが非表示とされるようにしてもよい。また、チャンスアップメータの表示中もCUM準備中表示MTYが表示される場合において、CUM準備中表示MTYがチャンスアップメータと重なる位置に表示されてもよいし、重ならない位置に表示されてもよい。また、先読み予告の対象である図柄変動表示において行われるスーパーリーチの種類と、先読み予告の対象である図柄変動表示よりも前の図柄変動表示であってチャンスアップメータが表示される図柄変動表示において行われるスーパーリーチの種類とが同じであってもよいし、異なってもよいし、同じである場合と異なる場合があってもよい。
図163(D1)〜同図(D7)は、CUM準備中表示MTYが、チャンスアップメータCMTによる演出の先読み予告として行われる様子が示されている。ここで、図163(C1)〜同図(C3)に示す演出は、図162(A1)〜同図(A3)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図163(D4)〜同図(D5)では、図163(C4)〜同図(C5)は異なり、装飾図柄の揺れ変動中及び確定表示中においてもCUM準備中表示MTYが継続して表示されている様子が示されている。なお、CUM準備中表示MTYにおいてアニメーション表示が行われてもよく、この場合、図柄停止中もアニメーションが継続して行われてもよいし、図柄停止中では異なるアニメーションが行われるようにしてもよい。また、アニメーションが行われず、静止表示してもよい。
その後、保留アイコンh11に対応する図柄変動表示が開始した後は、図163(D6)〜同図(D7)に示すように、CUM準備中表示MTYが引き続き表示されている。
図164は、チャンスアップメータ準備中表示MTYの表示開始態様の一例を段階的に示した図である。
図164(A1)〜同図(A7)は、CUM準備中表示MTYが、チャンスアップメータCMTによる演出の先読み予告として行われる別の例について示されている。ここで、図164(A1)に示す演出は、図162(A1)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図164(A2)では、第1特図始動口230に遊技球が入賞して、図柄変動表示の開始が1つ保留され、保留数が2となった様子が示されている。その後、図164(A3)に示すように、第2保留アイコンh12が表示されるが、第2保留アイコンh12は、青色の表示態様で表示されており、すなわち、保留表示による先読み予告が行われている様子が示されている。なお、この演出例では、青保留による保留アイコンの表示が行われたが、他の表示態様(例えば、図119(a)に示した保留アイコンの表示態様等)による保留アイコンの表示が行われてもよいし、デフォルトの表示態様の保留アイコンが表示されてもよい。
その後、左図柄、右図柄、中図柄が停止表示すると、図164(A4)に示すように、「装飾4−装飾1−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせで確定表示されている様子が示されている。
続いて、図164(A5)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の最先の保留に基づいて装飾図柄の変動表示が開始している。その後、図164(A6)に示すように、炎のエフェクトEF101が保留アイコン表示領域HISの全体を覆うように表示されている。これにより、CUM準備中表示MTYが表示される可能性があることを予告している。その後、図164(A7)では、炎のエフェクトEF101が消去されてCUM準備中表示MTYが表示されている。
このように、この演出例では、先読み予告の対象である保留が発生したときに実行中の図柄変動表示では、CUM準備中表示MTYが表示されず、その次に開始される図柄変動表示においてCUM準備中表示MTYが表示される様子が示されている。この演出例では、CUM準備中表示MTYが先読み予告として機能しているが、先読み予告の対象である保留が1つ目の保留である場合、次に開始される図柄変動表示においてCUM準備中表示MTYが当該変動におけるチャンスアップメータCMTの予告として機能する。なお、CUM準備中表示MTYが先読み予告として機能し、当該予告としては機能しなくてもよい。また、CUM準備中表示MTYが当該予告として機能し、先読み予告としては機能しなくてもよい。また、CUM準備中表示MTYが先読み予告として機能する場合と、当該予告として機能する場合があってもよい。
場合がある。
図164(B1)〜同図(B11)は、CUM準備中表示MTYが、チャンスアップメータCMTによる演出の先読み予告として行われる別の例について示されている。
図164(B1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が高速変動を行っている。また、左上では第2装飾図柄が変動表示を行っている。また、図164(B1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、演出表示領域208dに、保留枠UIが表示されている。図164(B1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留が0であるので、保留アイコン表示領域HISでは保留アイコンは1つも表示されていない。第1装飾図柄表示装置208Lの右上には、特図1及び特図2の第2保留数表示(ここでは「0」と「0」)が表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0の上には、変動アイコンh0が表示されている。変動アイコンh0の表示態様も、図119(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。
図164(B2)では、第1特図始動口230に遊技球が入賞して、図柄変動表示の開始が1つ保留され、保留数が1となった様子が示されている。その後、図164(B3)に示すように、第1保留アイコンh11が表示されるが、第1保留アイコンh11は、青色の表示態様で表示されており、すなわち、保留表示による先読み予告が行われている様子が示されている。なお、保留アイコンが表示されずに図164(B4)に示す炎のエフェクトEF101が表示されるようにしてもよい。また、保留アイコンの増加アニメーションの実行中に図164(B4)に示す炎のエフェクトEF101が表示されるようにしてもよい。また、保留アイコンが表示されずに図164(B4)に示す炎のエフェクトEF101が表示される場合と保留アイコンが表示されてから及び/又は保留アイコンの増加アニメの実行中に図164(B4)に示す炎のエフェクトEF101が表示される場合があってもよい。
すると、図164(B4)に示すように、炎のエフェクトEF101が保留アイコン表示領域HISの全体を覆うように表示されている。これにより、CUM準備中表示MTYが表示される可能性があることを予告している。その後、図164(B5)では、炎のエフェクトEF101が消去されてCUM準備中表示MTYが表示されている。
図164(B6)は、左図柄、右図柄、中図柄の順に装飾図柄が停止表示した結果、「装飾4−装飾1−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせで停止表示し、揺れ変動が行われている様子が示されている。このとき、CUM準備中表示MTYの表示が維持されている。
その後、図164(B7)では、「装飾4−装飾1―装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせで確定表示している様子が示されている。このとき、変動アイコンは消去されるが、CUM準備中表示MTYは表示されたままとなっている。
その後、第1保留アイコンh11に対応する図柄変動表示が開始されると、図164(B8)〜同図(B11)に示すように、保留消化アニメが開始され、CUM準備中表示MTYに隠されていた第1保留アイコンh11が変動アイコン表示領域CISの台座hs0の上面中央に向かって移動する変動アイコン移動アニメが行われている様子が示されている。なお、この演出例では、CUM準備中表示MTYが表示されているか否かに拘らず、同じ変動アイコン移動アニメが行われるようにしているが、CUM準備中表示MTYが表示されている場合には、異なる変動アイコン移動アニメが行われるようにしてもよく、例えば、図164(B9´)に示すように、台座hs0の中央から変動アイコンh0が沸いて出てくるアニメーションが行われるようにしてもよい。なお、CUM準備中表示MTYが表示されているか否かに拘らず、複数の変動アイコン移動アニメのうちの一のアニメが選択されて実行されるようにしてもよい。
このように、先読みの対象である図柄変動表示が保留された際に実行中の図柄変動表示においてチャンスアップメータによる演出の先読み予告としてCUM準備中表示が表示されるようにしてもよい。
図164(C1)〜同図(C4)は、CUM準備中表示MTYの表示開始アニメが行われている様子を示す図である。ここで、図164(C1)に示す演出は、図162(A1)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図164(C2)では、CUM準備中表示MTYの表示開始アニメが開始され、CUM準備中表示MTYが表示画面の下方からせり上がってくる様子が示されている。このとき、保留アイコン表示領域HISは、CUM準備中表示MTYに持ち上げられる態様で上昇する。その後、図164(C3)に示すように、保留アイコン表示領域HISは、CUM準備中表示MTYの視認性に影響を与えないように、CUM準備中表示MTYの上部に配置される。なお、図164(C3)に示すタイミングでは、特図1の保留は1つであり、第1保留アイコンh11のみが表示されているが、説明を容易にするため、第2保留アイコンh12〜第4保留アイコンh14を破線で示している。
その後、CUM準備中表示MTYの表示開始アニメが完了すると、図164(C4)に示すように、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「STANDBY」の文字が付された吹き出しが表示され、チャンスアップメータCMTの表示を予告している。このとき、吹き出しが、保留アイコン(図164(C4)に示す例では、第2保留アイコンh12及び第3保留アイコンh13)の一部をオーバーラップするように表示されている。なお、4つの保留アイコンのうちの少なくとも1つの保留アイコンの全体が吹き出しにオーバーラップされるように表示してもよいし、4つの保留アイコン全体が吹き出しにオーバーラップされるように表示してもよい。また、この演出例では、吹き出しが保留アイコン表示領域HISの一部についてもオーバーラップするようにしているが、保留アイコン表示領域HISの全部に対してオーバーラップするようにしてもよい。
なお、図164(C3)に示すCUM準備中表示MTYに替えて、図164(C3´)に示すような態様でCUM準備中表示MTYを表示してもよい。具体的には、CUM準備中表示MTYの枠を上方に延出させ、この枠の上面で保留アイコン表示領域HISを指示するように表示するようにしてもよい。このCUM準備中表示MTYは、スーパーリーチ中において表示されるCUM準備中表示MTYとは異なる表示態様としてもよい。
図164(D1)〜同図(D2)は、例えば、図162(A1)に続く演出の一例であり、CUM準備中表示MTYの表示を予告する炎のエフェクトの別の表示例について示されている。
図164(D1)では、図162(A2)に示す炎のエフェクトEF101とは異なる大炎のエフェクトEF102が表示されている様子が示されている。この大炎のエフェクトEF102は、保留枠UI全体を視認困難に覆うように表示されるエフェクト表示である。この大炎のエフェクトEF102によってもCUM準備中表示が表示されることを予告している。なお、大炎のエフェクトEF102が表示された場合は、図162(A2)に示す炎のエフェクトEF101が表示された場合よりも大当り図柄態様が確定表示されやすいようにしてもよいし、チェックポイントでチャンスアップ予告が発生しやすいようにしてもよい。
その後、図164(D2)に示すように、大炎のエフェクトEF102が消去されると、CUM準備中表示MTYが表示される。このとき、保留枠UIは、変動アイコン表示領域CISの台座hs0を残して下方にフレームアウトしている。また、このとき、変動アイコンh0の表示態様は変化せず、デフォルトの表示態様とされているが、大炎のエフェクトEF102の表示前後で変動アイコンh0の表示態様が変化してもよい。また、大炎のエフェクトEF102の表示前後で変動アイコンh0の表示態様が必ず変化するようにしてもよい。その後は、例えば、図162(A4)〜同図(A11)に示す演出が行われた後、図29(3)〜同図(25)に示す演出が行われ、その後、図162(A12)〜同図(A15)又は図162(b1)〜同図(B8)に示す演出が行われる。
図165は、チャンスアップメータ準備中表示MTYの表示開始態様の一例を段階的に示した図である。
図165(A1)〜同図(A3)は、例えば、図162(A1)に続く演出の一例であり、炎のエフェクトEF101の表示中にCUM準備中表示をシルエット表示する演出例について示している。
図165(A1)に示す演出例は、図162(A2)に示す演出例と同じである。その後、図165(A2)では、炎のエフェクトEF101の表示中に、CUM準備中表示MTYを模したCUM準備中シルエット表示MTYaが炎のエフェクトEF101の背面側で表示される態様で表示されている。このとき、CUM準備中シルエット表示MTYaは、全体が黒色で表示されあたかもシルエットによる表示が行われている様子が示されている。このCUM準備中シルエット表示MTYaの表示もチャンスアップメータCMTによる演出が行われることの予告として機能している。なお、このCUM準備中シルエット表示MTYaの表示態様を複数種類用意しておき、表示態様が変化(昇格)することで、チャンスアップメータCMTによる演出においてチャンスアップ予告の発生率が上昇することを示唆するようにしてもよいし、大当りの信頼度が上昇することを示唆するようにしてもよい。
その後、リーチ状態が形成し、図165(A3)では、スーパーリーチに移行した様子が示されている。この間も、CUM準備中シルエット表示MTYaは継続して表示されている。なお、炎のエフェクトEF101の表示中にCUM準備中シルエット表示MTYaが消去されるようにしてもよく、この場合、例えば、CUM準備中シルエット表示MTYaが非表示となる際に消去アニメが行われるようにしてもよいし、消去アニメが行われることなく非表示とされてもよい。この後は、例えば、図162(A11)に示す演出が行われた後、図29(2)〜同図(25)に示す演出が行われ、その後、図162(A12)〜同図(A15)又は図162(B1)〜同図(B8)に示す演出が行われる。
図165(B1)〜同図(B6)は、例えば、図162(A1)に続く演出の一例であり、CUM準備中表示MTYの表示開始態様の別の演出例について示している。
図165(B1)では、ワイプ演出が開始している様子が示されている。このワイプ演出は、表示画面の左下隅部から右上隅部にかけて、あたかもカレンダーが捲られる感じの表示態様で表示画面が漸次切り替わっていく表示である。図165(B1)では、海の背景が表示されている状態においてワイプ演出が開始されるが、ワイプ演出の前後でも背景が変化していない。ところが、図165(B1)では、保留アイコン表示領域HISが表示されていた位置にCUM準備中表示MTYが表示されており、これにより、チャンスアップメータによる演出が開始されることが予告される。なお、図165(B1)に示すタイミングでは、CUM準備中表示MTYの一部が視認可能な態様で表示されている。なお、ワイプ演出の前後で背景が変更されてもよい。
その後、図165(B2)に示すタイミングでは、切替後(捲れた裏側)の表示の領域が拡大しており、CUM準備中表示MTYの大部分が視認可能とされている。なお、切替後の表示領域において、チャンスアップメータCMTに関する予告が行われてもよいし、チャンスアップメータCMTとは関係のない先読み予告あるいは当該変動予告が行われてもよい。
図165(B3)では、切替後の表示領域がさらに拡大した様子が示されている。なお、ワイプ演出において背景が捲れるとCUM準備中表示MTY以外のチャンスアップメータCMTに関する予告やチャンスアップメータCMTとは関係のない予告が一部視認可能としてもよいし、背景が捲れるとCUM準備中表示MTY及び他の予告が視認可能としてもよい。その後は、図165(B4)〜同図(B6)に示すように、背景が捲れるようにして切替後の表示領域が拡大し、図165(B6)に示すタイミングで、切替後の表示領域が全部視認可能な状態とされる。その後は、例えば、図162(A4)〜同図(A11)に示す演出が行われた後、図29(3)〜同図(25)に示す演出が行われ、その後は、図162(A12)〜同図(A15)又は図162(B1)〜同図(B8)に示す演出が行われる。なお、図165(B1)の状態において、ワイプ演出の開始前からCUM準備中表示MTYが表示されていてもよく、その場合、ワイプ演出後にCUM準備中表示MTYが引き続き同じ表示態様で表示されていてもよい。また、ワイプ演出後に後述するランクアップしたCUM準備中表示MTYが表示されていてもよい。また、ワイプ演出後にCUM準備中表示MTYが引き続き同じ表示態様で表示される場合と、ランクアップしたCUM準備中表示MTYが表示される場合があってもよい。
図165(C1)〜同図(C4)は、図162(A1)に続く演出の一例であり、CUM準備中表示MTYの表示開始態様の別の演出例について示している。
図165(C1)では、背景画面の切替演出が開始されている様子が示されている。この背景画像の切替演出は、図165(C1)に示すように、切替前の背景画像を縮小表示した後、図165(C2)に示すように、切替前の背景画像の右側が奥行方向に移動し、右側が奥行方向に向かっている態様で表示するとともに、切替後の背景画像が表示画面の右側に出現する。この切替後の背景画像は、左側が奥行方向に向かっている態様で表示されている。切替後の背景画像では、切替前の背景画像における保留アイコン表示領域HISの表示位置にCUM準備中表示MTYが表示されている様子が示されている。なお、切替前の背景画像と切替後の背景画像が並べて表示された状態で、切替後の背景画像が表示されず、切替前の背景画像が再び表示されるようにしてもよい。すなわち、CUM準備中表示MTYが表示されない場合があってもよい。この演出例では、この背景画面の切り替え演出において、CUM準備中表示MTYを表示するようにしたが、CUM準備中表示MTY以外の表示(例えば、保留アイコンの表示態様が変化する等)が切替後の背景画像において表示されるようにしてもよい。また、切替後の背景画像が予告の背景画像であってもよく、例えば、激熱予告が表示されている背景画像が表示されてもよい。
その後、図165(C3)では、切替前の背景画像が消去されるとともに、CUM準備中表示MTYを含む切替後の背景画像が正面に向いた態様で表示されている様子が示されている。このとき、切替後の背景画像は縮小表示されている。その後は、切替後の背景画像が拡大表示され、図165(C4)に示すように表示画面全体に表示され、その後は、例えば、図162(A4)〜同図(A11)に示す演出が行われた後、図29(3)〜同図(25)に示す演出が行われ、その後、図162(A12)〜同図(A15)又は図162(B1)〜同図(B8)に示す演出が行われる。
図165(D1)は、図162(A2)に続く演出の一例であり、炎のエフェクトEF101が表示されたが、CUM準備中表示MTYが表示されず、ガセの予告表示が行われた後の様子が示されている。なお、炎のエフェクトEF101が表示された場合には、必ずCUM準備中表示MTYが表示されるようにしてよい。なお、ガセの予告表示が行われた図柄変動表示はハズレ確定であってもよい。また、ガセの予告表示が行われた図柄変動表示において、大当りとなる場合があってもよい。なお、ガセの予告表示が行われた図柄変動表示が開始される時点で保留が1以上ある場合において、ガセの予告表示が行われた次の変動以降において、炎のエフェクトEF101が表示されてもよい。この場合において、先読み予告の対象となる図柄変動表示が開始されるまでガセの予告表示が行われるパターン(CUM準備中表示MTYが最後まで表示されないパターン)と、先読み予告の対象となる図柄変動表示において、最終的にCUM準備中表示MTYが表示されるパターンがあってもよい。
図165(E1)〜同図(E9)は、例えば、図162(A1)に続く演出の一例であり、タイマ予告演出が行われている様子について示している。
図165(E1)〜同図(E2)では、保留アイコン表示領域HISの下方からタイマ予告表示TMYが下方からせり上がり、タイマ予告表示TMYにより保留アイコン表示領域HISを持ち上げる様子が示されている。このとき、タイマ予告表示TMYには「STANDBY」の文字が表示され、タイマ予告の開始が保留されている様子が示されている。この演出例におけるタイマ予告表示TMYによるタイマ予告演出が行われると、保留アイコンあるいは変動アイコンが変化することが予告される。図164(C2)に示す演出例と比較すると、サボハニのキャラクタSBHが出現するかしないかによりCUM準備中表示MTYが表示されるか否かが把握できる場合がある。なお、CUM準備中表示MTYが表示されるのかタイマ予告表示TMYが表示されるのかが特定困難としてもよい。なお、CUM準備中表示MTY及びタイマ予告表示TMYが表示される前に、例えば、炎のエフェクトEF101が表示され、炎のエフェクトEF101が消去されると、CUM準備中表示MTYとタイマ予告表示TMYのいずれかが表示されるようにしてもよい。なお、この演出例におけるタイマ予告は、保留アイコン(変動アイコン)の変化を予告するものであるが、図20〜図27、図38、図40〜図48に示すようなタイマ予告が行われた結果実行されるいかなる予告演出についても行うことができることはいうまでもない。また、タイマ予告表示の表示態様は、図165に示すものに限定されず、上述したいかなるタイマ予告表示の表示態様についても適用可能である。また、この演出例において、保留アイコン表示領域HISの下方においてタイマ予告表示TMYとCUM準備中表示MTYの両方が行われる場合があってもよく、この場合、CUM準備中表示MTYが表示される領域とタイマ予告表示TMYが表示される領域とが重複して表示されてもよいし、これらが重複しないように表示されてもよい。
図165(E3)では、タイマ予告表示TMYにおける表示が「10:00」に変更され、その後、カウントダウンが開始される。すなわち、タイマ予告表示におけるカウントダウンが開始されて10秒が経過すると保留アイコン(変動アイコン)の表示態様が変化する可能性があることが示唆されている。なお、タイマ予告表示におけるカウントダウンの開始のタイミングは、上述したものに限定されず、例えば、「STANDBY」の表示から秒数表記に変更した後、しばらくカウントダウンの開始が待機されてもよい。また、タイマ予告表示TMYの表示が開始された段階から秒数表記がなされてもよく、この場合、タイマ予告表示TMYの表示アニメが完了した後でカウントダウンが開始されてもよいし、タイマ予告表示TMYの表示が開始された段階からカウントダウンが開始されてもよい。
図165(E4)は、カウントダウンが開始してから、0.01秒が経過した様子が示されている。その後、カウントダウンが開始してから10秒が経過すると、図165(E5)に示すように、タイマ表示が「00:00」となる。
すると、図165(E6)に示すように、タイマ予告表示TMYでは、「00:00」の表示から「変化!!」の文字表示に切り替わり、第1保留アイコンh11の少なくとも一部にオーバーラップするようにエフェクトEF103が表示されて保留アイコンの変化アニメが開始される。これにより、第1保留アイコンh11の表示態様が変化することが示唆される。ここで、「変化!!」の文字表示に切り替わった後で保留アイコンの変化アニメが開始されてもよいし、保留アイコンの変化アニメが開始した後で「変化!!」の表示が行われてもよいし、「変化!!」の文字表示に切り替わるタイミングで保留アイコンの変化アニメが開始されてもよい。
その後、保留アイコンの変化アニメが終了してエフェクトEF103が消去されると、図165(E7)に示すように、デフォルトの表示態様の第1保留アイコンh11が青色保留の表示態様に変化している。すなわち、保留アイコンのランクが2段階アップした様子が示されている。なお、保留アイコンの変化アニメの前後で保留アイコンのランクが1段階アップしてもよいし、3段階以上アップしてもよい。また、ランクダウンする場合があってもよい。
その後、タイマ予告表示TMYは、図165(E8)〜同図(E9)に示すように表示画面の下方にフレームアウトするフレームアウトアニメが行われる。このフレームアウトアニメにより、保留アイコン表示領域HISも下降し、デフォルトの表示位置に戻る。
なお、この演出例において、タイマ予告表示TMYとCUM準備中表示の両方が表示される場合があってもよく、例えば、タイマ予告表示TMYがさらに上方に移動表示されて、タイマ予告表示TMYの下方にCUM準備中表示MTYが表示されるようにしてもよい。また、タイマ予告演出の終了後の同一図柄変動内において再度保留アイコン表示領域HISが移動表示して、CUM準備中表示MTYが表示されてもよい。また、タイマ予告演出の終了後の次に開始される図柄変動以降に保留アイコン表示領域HISが移動表示してCUM準備中表示MTYが表示されてもよい。
図165(F1)〜同図(F2)は、例えば、図162(A2)に続く演出の一例であり、CUM準備中表示MTYの別の表示態様について示している。
図165(F1)に示す演出例は、図162(A3)に示す演出例に対応している。すなわち、この演出例では、CUM準備中表示MTYのメータ部分にチャンスアップ予告が発生する可能性のあるチェックポイント(この演出例では、第2チェックポイントCP2)の位置を、チャンスアップメータCMTが表示されるよりも前に報知している様子が示されている。この場合において、CUM準備中表示MTYにより予め報知されているチェックポイントでは、チャンスアップ予告が必ず行われるようにしてもよい。また、CUM準備中表示MTYによりチェックポイントが予め報知されている場合は、報知されていない場合よりもチャンスアップ予告が発生しやすいようにしてもよい。また、CUM準備中表示MTYにおいて、チャンスアップメータCMTにおいて表示されるチェックポイントの一部又は全部が必ず表示されてもよい。この場合、チャンスアップ予告の発生確率によりチェックポイントが表示されてもよいし、発生確率に関係なくチェックポイントが表示されてもよい。その後は、図162(A4)〜同図(A7)に示す演出が行われた後、図165(F2)に示す演出が行われる。なお、図165(F2)に示す演出は、図162(A8)に示す演出と、CUM準備中表示MTYにチェックポイントが表示されていること以外は同じであるので、説明を省略する。なお、CUM準備中表示MTYの表示開始時にチェックポイントが表示されるほか、CUM準備中表示MTYの表示開始後、所定タイミング(例えば、リーチの発生やスーパーリーチへの移行の際等)で表示するチェックポイントを増加するようにしてもよい。
図166は、チャンスアップメータ準備中表示MTYの表示態様の変形例を示す図である。
図166(A1)〜同図(A3)は、例えば、図162(A3)に続く演出の一例であり、CUM準備中表示MTYの表示中においてチェックポイントの少なくとも一部を表示し、しかもそのチェックポイントで必ずチャンスアップ予告が実行される様子が示されている。
図166(A1)に示す演出例は、図165(F1)に対応する演出例である。図166(A1)では、CUM準備中表示MTYに表示された第2チェックポイントCP2が赤色でマーキングされるとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその情報に表示されている様子が示されており、これは、図29(6)に示して上述したように、チャンスアップ予告が発生したことを報知する表示態様となっている。すなわち、この演出例では、この表示を行うことにより、チャンスアップ予告が必ず行われることを報知している。なお、実際にチャンスアップ予告が行われなくてもよく、この場合、チャンスアップ予告が行われたものとして遊技が進行するようにしてもよい。
図166(A2)に示す演出例は、図165(F2)に示す演出例に対応している。図22(A2)に示すように、スーパーリーチに移行した後も、第2チェックポイントCP2は赤色でマーキングされて表示されたままである。
その後、図166(A3)に示すように、CUM準備中表示MTYがチャンスアップメータCMTに切り替わると、表示されていなかった他のチェックポイント(第1チェックポイントCP1、第3チェックポイントCP3)が表示され、チャンスアップメータによる演出が開始される。なお、この場合において、例えば、図166(A3´)に示すように、第2チェックポイントCP2の表示をデフォルトの表示態様にクリアするようにしてもよい。図166(A3)又同図(A3´)の後、例えば、図29(3)〜同図(25)に示す演出が行われ、その後、図162(A12)〜同図(A15)又は同図(B1)〜同図(B8)に示す演出が行われる。なお、CUM準備中表示MTYによってチェックポイントの一部又は全部を表示されている場合において、表示されたチェックポイントによってチャンスアップ予告が行われなくてもよく、この場合、表示されたチェックポイントにおいてチャンスアップ予告が必ず行われてもよいし、チャンスアップ予告が行われる場合と行われない場合があってもよい。また、CUM準備中表示MTYによってチェックポイントの一部又は全部が表示されている場合において、実際にチャンスアップ予告が行われないがチャンスアップ予告が行われたものとして遊技が進行してもよく、この場合、チャンスアップが行われたものとみなされたチェックポイントはチャンスアップ予告が発生したことを報知してもよいし、報知しなくてもよいし、報知する場合と報知しない場合があってもよい。
図166(B1)は、図166(A1)に示す演出例の変形例である。図166(B1)では、CUM準備中表示MTYにおいて第2チェックポイントCP2を赤色でマーキングされた態様で表示されているが、予告が出現したことを示す「UP」の表示が行われていない例が示されている。この場合、例えば、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に到達してチャンスアップ予告が発生してから「UP」の表示が行われるようにしてもよい。
図166(C1)は、図166(A1)に示す演出例の変形例である。図166(C1)では、CUM準備中表示MTYにおいて第2チェックポイントCP2が表示されるが、赤色でマーキングされておらず、また、「UP」の文字も表示されておらず、「UP」の文字に替えて「クエスチョンマーク」が表示されている様子が示されている。これにより、チャンスアップメータCMTによる演出において、一部のチェックポイントにおいてチャンスアップ予告が発生する可能性があることを示唆している。例えば、「クエスチョンマーク」<「!」<「UP」の順でチャンスアップ予告の出現率を変化させるようにしてもよい。
図166(D1)は、図166(A1)に示す演出例の変形例である。図166(D1)では、CUM準備中表示MTYにおいて、チャンスアップメータCMTに表示されるチェックポイントの全部が表示され、チェックポイント毎に「クエスチョンマーク」、「!」、「UP」等の文字を付記してチェックポイント毎のチャンスアップ予告の発生の期待度を示唆するようにしてもよい。
図166(E1)は、図162(A3)に示す演出例の変形例である。図166(E1)では、CUM準備中表示MTYにおける吹き出しが「STANDBY」から「チャンスアップ高確中」に変化している様子が示されている。この表示が行われた場合には、チャンスアップメータCMTによる演出において各チェックポイントにおいてチャンスアップ予告が発生しやすいことが示唆される。なお、吹き出しにおいて、「STANDBY」を1回表示した後に「チャンスアップ高確中」に変化してもよいし、「STANDBY」の表示と「チャンスアップ高確中」の表示を交互に切り換えて表示してもよい。また、「STANDBY」を表示せずに「チャンスアップ高確中」の表示が表示されてもよい。
図166(F1)は、図162(A3)に示す演出例の変形例である。図166(F1)では、CUM準備中表示MTYにおける吹き出しが「STANDBY」から「チャンスアップ1回確定」に変化している様子が示されている。この表示が行われた場合には、チャンスアップメータCMTによる演出においてチャンスアップ予告が必ず1回発生することが示唆される。このように、この演出例では、チャンスアップ予告がどのチェックポイントにおいて発生するかについて特定困難な態様とされているが、チャンスアップ予告が必ずn回(この演出例では、1回)発生することを予告している。なお、必ず発生させるチャンスアップ予告の回数は、1回であってもよいし、2回以上であってもよい。また、吹き出しにおいて、「STANDBY」を1回表示した後に「チャンスアップ1回確定」に変化してもよいし、「STANDBY」の表示と「チャンスアップ1回確定」の表示を交互に切り換えて表示してもよい。また、「STANDBY」を表示せずに「チャンスアップ1回確定」の表示が表示されてもよい。
図166(G1)は、図162(A3)に示す演出例の変形例である。図166(G1)では、CUM準備中表示MTYにおける最終地点GPに「V」が表示されたプラカードが配置され、大当り確定であることを報知している。また、「V」以外にも、例えば、「発展」が表示されたプラカードが配置される場合があってもよく、この場合、スーパーリーチが発展することが確定することを報知してもよい。また、「クエスチョンマーク」が表示されたプラカードを配置することで、サボハニのキャラクタが最終地点に到達したときに何らかの演出(例えば、スーパーリーチの発展、スーパーリーチの発展を煽りつつ発展する/しないパターンの演出等)が行われることを示唆してもよい。また、プラカードにより何らかの演出が行われることが報知された場合であっても、何らの演出が行われる場合と行われない場合があってもよい。
図166(H1)は、図162(A3)に示す演出例の変形例である。図166(H1)では、CUM準備中表示MTYにおける最終地点GPに「激熱」が表示されたプラカードが配置され、(a)CUM準備中表示MTYが表示された図柄変動表示に関する予告報知が行われる場合、あるいは、(b)チャンスアップメータCMTが表示される図柄変動表示に関する先読み予告及び/又は予告報知が行われる場合があってもよい。なお、上述の(a)の場合のみ行われてもよいし、上述の(b)の場合のみ行われてもよい。
図166(I1)は、図162(A3)に示す演出例の変形例である。図166(I1)では、CUM準備中表示MTYにおける最終地点GPに「V」が表示されたプラカードが配置されるとともに、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達している表示が行われることで、大当り確定であることを報知している。この場合、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わった場合に、サボハニのキャラクタSBHを開始地点SPに表示されて移動表示がなされるようにしてもよいし、最終地点GPで表示されたままとされてもよい。また、プラカードに「V」が表示された場合であっても、大当りとなる場合と大当りとならない場合があってもよい。また、(a)CUM準備中表示MTYが表示された図柄変動表示に関する予告報知が行われる場合、あるいは、(b)チャンスアップメータCMTが表示される図柄変動表示に関する先読み予告及び/又は予告報知が行われる場合があってもよい。なお、上述の(a)の場合のみ行われてもよいし、上述の(b)の場合のみ行われてもよい。
図166(J1)は、図166(I1)に示す演出例の変形例であり、サボハニのキャラクタSBHが開始地点SPにも表示されている様子が示されている。すなわち、サボハニのキャラクタSBHが開始地点SPと最終地点GPの両方に配置されている様子が示されており、これにより、大当り確定であることを報知している。この場合、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わった場合に、開始地点SPのサボハニのキャラクタSBHを移動表示させるようにしてもよいし、移動表示させないようにしてもよいし、開始地点SPのサボハニのキャラクタSBHを消去させ、最終地点GPに表示されているサボハニのキャラクタSBHのみが表示されたままとされてもよい。
図166(K1)〜同図(K2)は、例えば、図162(A2)に続く演出の一例であり、CUM準備中表示MTYの表示中も他の予告表示が行われている様子が示されている。図166(K1)は、図162(A3)に示す演出例に対応している。その後、図166(K2)に示すように、CUM準備中表示MTYの表示中に会話予告が開始している様子が示されている。会話予告が開始されると、殿様のキャラクタとともに「チャンス」という文字表示が表示された殿様の会話画像CI1が表示される。なお、CUM準備中表示TMYの表示中において、会話予告以外の予告が行われてもよいことはいうまでもない。なお、この演出例では、CUM準備中表示TMYが他の予告よりも先に開始されているが、CUM準備中表示TMYよりも必ず先に開始される他の予告(例えば、保留アイコンや変動アイコンなどのアイコンの表示態様が変化する予告や変動開始時に開始される予告など)があってもよく、CUM準備中表示TMYと必ず同時に開始される他の予告表示があってもよい。また、同じ種類の他の予告であっても、CUM準備中表示TMYよりも先に表示開始される場合と同じタイミングで表示開始される場合と後に表示開始される場合があってもよい。なお、CUM準備中表示TMYの表示中では、他の予告が行われないようにしてもよいし、複数種類の予告のうちの特定の予告のみ実行可能であり、特定の予告以外の予告については実行されないようにしてもよい。例えば、CUM準備中表示TMYの表示中では、非表示とされている保留アイコンの表示態様の変化演出が行われないようにしてもよいし、行われるようにしてもよい。具体的には、CUM準備中表示TMYの表示中において、図121や図122に示す「箱」の予告アイコンYIから「変化」の予告表示が出現し、その後に、保留アイコンや変動アイコンの表示態様を変化させる予告演出が行われてもよいし、行われないようにしてもよい。また、CUM準備中表示TMYの表示中において、図148〜図161に示す「爆撃機」のアイコンIHIによるアイコン変化予告が実行されてもよく、この場合、例えば、「爆撃機」のアイコンIHIや銃弾アイコンBTIや爆撃された保留アイコンや変動アイコンに表示されるエフェクトがCUM準備中表示TMYにオーバーラップされるように表示してもよいし、オーバーラップするように表示してもよい。
図166(L1)〜同図(L2)は、例えば、図162(A3)に続く演出の一例であり、CUM準備中表示として、CUM準備中表示MTYの一部の表示のみを表示する例を示している。図166(L1)では、CUM準備中表示MTYのうちのサボハニのキャラクタSBH及び「STANDBY」の吹き出しのみが表示されており、その他の構成については非表示とされた態様とされている。これにより、チャンスアップメータCMTの表示を予告するようにしてもよい。なお、表示する構成は上述したものに限定されず、CUM準備中表示MTYを構成する要素の一部であれば、いずれを表示してもよい。図166(L2)は、その後、スーパーリーチに移行した様子が示されている。図166(L2)に示すように、CUM準備中表示として一部の表示が行われた後、その表示態様をチャンスアップメータCMTが表示されるまで維持するようにしてもよいし、例えば、時間の経過に応じてCUM準備中表示の構成要素が付加される態様で表示態様が変化するようにしてもよい。
図166(M1)〜同図(M7)に示す演出例は、図29(3)〜同図(8)に示す演出例に対応している。すなわち、図29(3)では、チャンスアップメータCMTによる演出が開始された後、サボハニのキャラクタSBHがメータ上を進行する様子が示されているが、図166(M1)では、内部ではチャンスアップメータCMTによる演出が行われているものの、チャンスアップメータCMTは表示されず、CUM準備中表示MTYが表示されたままとなっている。その後、図29(4)に対応する図166(M2)では、ボゥイのキャラクタBOYが表示画面の左側から出現し、右側に向かって移動する様子が示されている。すなわち、ボゥイのキャラクタBOYの出現によるチャンスアップ予告が行われている様子が示されている。しかしながら、チャンスアップメータCMTが表示されておらず、CUM準備中表示MTYが表示されたままとなっているので、チャンスアップメタCMTにおける演出の進捗が認識困難とされている。また、図29(5)では、「チャンスアップ BOY通過」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップ予告の発生を報知しているのに対し、図166(M3)では、CUM準備中表示MTYが表示されたままであるので、このような報知も行われない。その後、図29(6)に対応する図166(M4)においても、CUM準備中表示MTYは表示されたままとなっている。一方、図29(6)では、チャンスアップメータCMTにおける第1チェックポイントCP1が赤色でマーキングされるとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、予告が発生したことの履歴が示される。その後、図166(M5)では、依然としてCUM準備中表示MTYが表示されたままとなっている。一方、図166(M5)に対応する図29(7)では、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始している。その後、図166(M6)に示すように、サボハニのキャラクタSBHの吹き出しが消去され、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに切り替わることが示唆される。図166(M7)は、図29(8)に示す演出例に対応している。この演出例では、上述したように、内部ではチャンスアップメータCMTによる演出が行われており、第1チェックポイントCP1においてチャンスアップ予告が発生した履歴として、第1チェックポイントCP1が赤色でマーキングされるとともに、「UP」の文字も表示されている。なお、サボハニのキャラクタSBHの位置は、第2チェックポイントCP2の近傍まで到達しており、第2チェックポイントCP2に対応するチャンスアップ予告が発生する可能性があることを報知している。
このように、図166(M1)〜同図(M7)に示す演出例では、内部ではスーパーリーチの開始とともにチャンスアップメータCMTによる演出が進行しているが、表示としてはスーパーリーチが行われている途中でCUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに切り替わっている様子が示されている。このとき、CUM準備中表示MTYの表示中に発生した第1チェックポイントCP1に対応するチャンスアップ予告(ボゥイの出現)については、チャンスアップ予告が発生したとしてチャンスアップメータCMTが表示された後で履歴として表示するようにしている。なお、履歴として表示しないようにしてもよい。また、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに切り替わるタイミングがスーパーリーチが開始するタイミングである場合があってもよいし、スーパーリーチの途中のタイミングである場合があってもよい。スーパーリーチの開始のタイミングである場合の方が、スーパーリーチの途中のタイミングである場合よりも大当り図柄態様が確定表示されやすくしてもよいし、またその逆であってもよい。また、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに切り替わるタイミングが必ずスーパーリーチが開始するタイミングであってもよいし、必ずスーパーリーチの途中のタイミングであってもよい。
図167は、チャンスアップメータ準備中表示の表示態様の変形例を示す図である。
図167(A1)〜同図(A9)は、CUM準備中表示の表示態様の変形例が示されている。なお、図167(A1)〜同図(A2)に示す演出は、図162(A1)〜同図(A2)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図167(A3)では、炎のエフェクトEF101が消去されて、図162(A3)に示すCUM準備中表示MTYとは異なる態様のCUM準備中表示MTYbが表示された様子が示されている。図167(A3)に示すCUM準備中表示MTYbは、その表示位置がチャンスアップメータCMTの表示位置に重なる位置に表示されている。なお、チャンスアップメータCMTの表示位置と同じ位置に表示されてもよい。CUM準備中表示MTYbは、方形状の枠内に「メータ準備中」の文字が付された態様で表示される。その後、図167(A4)〜同図(A8)に示す演出が行われる。なお、図167(A4)〜同図(A8)に示す演出は、CUM準備中表示MTYbの表示態様が図162に示すCUM準備中表示MTYの表示態様と異なる点を除き、図162(A4)〜同図(A8)に示す演出を同じであるので、説明を省略する。
図167(A9)では、CUM準備中表示MTYbからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わっている様子が示されている。このとき、例えば、チャンスアップメータ切替アニメにより、CUM準備中表示MTYbが消去し、チャンスアップメータCMTが出現する表示が行われてもよい。チャンスアップメータ切替アニメは、例えば、エフェクトを表示してCUM準備中表示MTYbを隠した後、エフェクトが消去されるとチャンスアップメータCMTが出現するような態様であってもよい。なお、チャンスアップメータ切替アニメを行わず、CUM準備中表示MTYbからチャンスアップメータCMTに切替表示が行われてもよい。その後は、例えば、図162(A10)〜同図(A15)に示す演出又は図162(B1)〜同図(B8)に示す演出が行われることとなる。なお、この演出例において、チャンスアップメータCMTによる演出が開始したときに、「START!!」の文字が付された吹き出しが表示されてもよいし、吹き出しが表示されなくてもよい。
図167(B1)〜同図(B5)は、図167(A3)に示すCUM準備中表示MTYbが出現する別の態様を示している。図167(B1)は、例えば、図168(A1)に続く演出である。
図167(B1)〜同図(B2)では、保留アイコン表示領域HISの下方からCUM準備中表示MTYbが下方からせり上がり、CUM準備中表示MTYbにより保留アイコン表示領域HISを持ち上げる様子が示されている。
図167(B3)では、左図柄及び右図柄に「装飾7」が停止表示してリーチ状態となった様子が示されている。
図167(B4)では、スーパーリーチ演出に移行する前に、左図柄表示領域208aで揺れ変動していた「装飾7」が第2装飾図柄の下に移動し、右図柄表示領域208cで揺れ変動していた「装飾7」が第2保留数表示の下に移動する。また、この演出例では、スーパーリーチ演出に移行する間もCUM準備中表示MTYbも引き続き表示されている。また、図167(B4)では、消去アニメが開始され、保留枠UIが下方へ移動する。このとき、保留アイコン表示領域HISは、CUM準備中表示MTYbの背面側に隠れるように下方へ移動し、その後、図167(B5)に示すように、視認困難となる。また、変動アイコン表示領域CISは、台座hs0を残して表示画面の下方にフレームアウトされる。すなわち、図167(B5)では、変動アイコン表示領域CISの台座hs0を残した状態で保留枠UIが完全に下方にフレームアウトした様子が示されている。なお、この演出例では、保留アイコンを非表示にするタイミングで消去アニメを行うようにしたが、消去アニメを行わずに保留アイコンを表示にするようにしてもよい。
図168は、チャンスアップメータ準備中表示の表示態様の変形例を示す図である。
図168(A1)〜同図(A11)は、CUM準備中表示MTYの表示位置についての変形例を示している。なお、図168(A1)に示す演出は、図162(A1)に示す演出を同じであるので、説明を省略する。
図168(A2)では、爆発のエフェクトEF104が表示画面の左側中央部分に表示され、CUM準備中表示登場アニメが開始されている様子が示されている。すなわち、この演出例では、保留アイコン表示領域HISにCUM準備中表示MTYが表示開始されず、表示画面の左側上部に表示開始される様子が示されている。なお、爆発のエフェクトEF104は、装飾図柄の一部にオーバーラップするように表示されている。また、CUM準備中表示登場アニメが行われずにCUM準備中表示MTYが出現するようにしてもよい。すなわち、爆発のエフェクトEF104が表示されることなくCUM準備中表示MTYが表示されるようにしてもよい。
すると、図168(A3)に示すように、爆発のエフェクトEF104が消去されると、CUM準備中表示MTYが出現する。このCUM準備中表示MTYの表示位置は、図162(A3)とは異なり、表示画面の左端部の略中央となっている。この演出例では、CUM準備中表示MTYの表示位置が、チャンスアップメータCMTの表示位置と異なっている様子が示されている。
図168(A4)では、左図柄及び右図柄に「装飾7」が停止表示してリーチ状態となった様子が示されている。このとき、CUM準備中表示MTYは、装飾図柄よりも手前側にオーバーラップして表示されており、CUM準備中表示MTYにより装飾図柄がオーバーラップされていない状態よりも装飾図柄が視認困難とされている。なお、CUM準備中表示MTYが装飾図柄の後側に配置され、装飾図柄にオーバーラップされるようにして表示されてもよい。また、装飾図柄と重なる位置に表示されないようにしてもよい。
図168(A5)では、スーパーリーチ演出に移行する前に、左図柄表示領域208aで揺れ変動していた「装飾7」が第2装飾図柄の下に移動し、右図柄表示領域208cで揺れ変動していた「装飾7」が第2保留数表示の下に移動する。また、この演出例では、スーパーリーチ演出に移行する間もCUM準備中表示MTYも引き続き表示されている。このとき、CUM準備中表示MTYは、装飾図柄よりも手前側にオーバーラップして表示されている。なお、図168(A4)に示すタイミングにおいて、CUM準備中表示MTYが装飾図柄よりも手前側にオーバーラップして表示されていたとしても、図168(A5)に示すタイミングでCUM準備中表示MTYが装飾図柄よりも後側にオーバーラップされて表示されてもよい。また、装飾図柄と重なる位置に表示されないようにしてもよい。また、図168(A5)では、保留枠UIの下方への移動が開始されており、変動アイコン表示領域CISの台座hs0を残して表示画面の下方にスクロールアウトしていく様子が示されている。その後、図168(A6)〜同図(A8)に示す演出が行われる。なお、図168(A6)〜同図(A8)に示す演出は、CUM準備中表示MTYの表示位置が異なる点を除き、図162(A6)〜同図(A8)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図168(A9)では、CUM準備中表示MTYが下方に移動する移動アニメが開始している様子が示されている。その後、図168(A10)に示すように、CUM準備中表示MTYが表示画面の左下隅部まで移動すると移動アニメが完了する。
すると、図168(A11)に示すように、CUM準備表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わる。なお、この演出例では、移動アニメが完了した後でCUM準備中表示MTYがチャンスアップメータCMTに表示が切り替わり、その後、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始する(前者)が、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに切り替わると同時にサボハニのキャラクタSBHが移動を開始する(後者)ようにしてもよい。また、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始するタイミングは、前者の場合と後者の場合があってもよく、前者のみ行うようにしてもよいし、後者のみ行うようにしてもよい。その後は、例えば、図162(A10)〜同図(A15)又は図162(B1)〜同図(B8)に示す演出が行われる。
図168(B1)〜同図(B5)は、例えば、図168(A2)に続く別の演出例について示している。
図168(B1)では、図168(A3)とは異なり、CUM準備中表示MTYがチャンスアップメータCMTの大きさよりも縮小したサイズで表示されている様子が示されている。なお、チャンスアップメータCMTよりも拡大したサイズで表示されてもよい。また、CUM準備中表示MTYの表示サイズがチャンスアップメータCMTの表示サイズと同じ場合と異なる場合とがあってもよい。また、CUM準備中表示MTYの表示サイズとチャンスアップメータCMTの表示サイズが必ず同じであってもよいし、必ず異なってもよい。
図168(B2)は、縮小したサイズのCUM準備中表示MTYが表示された状態で、スーパーリーチに移行している様子が示されている。その後、図168(B3)に示すタイミングでCUM準備中表示MTYが移動する移動アニメが開始される。このとき、「STANDBY」が付された吹き出しが消去される。なお、吹き出しは、移動アニメが開始する前に消去されてもよいし、移動アニメが開始した後で消去されてもよいし、移動アニメが開始するタイミングで消去されてもよい。また、後述するように、CUM準備中表示MTYが拡大表示された後で吹き出しが消去されてもよいし、拡大表示される前に吹き出しが消去されてもよい。
図168(B4)は、移動アニメが完了し、CUM準備中表示MTYがチャンスアップメータCMTの表示位置まで移動した様子が示されている。このとき、CUM準備中表示MTYは拡大表示され、表示サイズがチャンスアップメータCMTの表示サイズと同じになる。なお、移動アニメを行わずに、表示位置を切り替えてもよく、この場合、表示位置の切替前後でCUM準備中表示MTYの表示サイズが縮小されたサイズからチャンスアップメータCMTと同じ表示サイズとなるようにしてもよい。また、移動アニメが完了した後でCUM準備中表示MTYが拡大表示するようにしてもよいし、拡大表示した後で移動アニメが開始してもよいし、移動アニメによってCUM準備中表示MTYが移動している間に漸次拡大する表示を行うようにしてもよい。移動アニメが完了し、CUM準備中表示MTYがチャンスアップメータCMTの表示位置まで移動すると、図168(B5)に示すように、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに切り替わり、その後、チャンスアップメータCMTによる演出が開始される。
図168(C1)〜同図(C4)は、例えば、図168(A2)に続く別の演出例について示している。
図168(C1)では、図168(A3)とは異なり、CUM準備中表示として、CUM準備中表示MTYの一部の表示のみを表示する例を示している。図168(C1)では、CUM準備中表示MTYのうちのサボハニのキャラクタSBH及び「STANDBY」の吹き出しのみが表示されており、その他の構成については非表示とされた態様とされている。これにより、チャンスアップメータCMTの表示を予告するようにしてもよい。なお、表示する構成は上述したものに限定されず、CUM準備中表示MTYを構成する要素の一部であれば、いずれを表示してもよい。
図168(C2)は、その後、スーパーリーチに移行した様子が示されている。その後、図168(C3)に示すタイミングで、CUM準備中表示からチャンスアップメータCMTに切り替わるアニメーションである切替アニメが開始される。切替アニメが開始されると、CUM準備中表示に重なるようにして爆発のエフェクトEF105が表示され、CUM準備中表示が消失する様子が表示される。
その後、爆発のエフェクトEF105が消去されると、CUM準備中表示も消去され、図168(C4)に示すように、表示画面の左下隅部にチャンスアップメータCMTが表示される。なお、切替アニメが行われることなくCUM準備中表示からチャンスアップメータCMTに切替表示されるようにしてもよいし、切替アニメが行われてCUM準備中表示からチャンスアップメータCMTに切替表示される場合と、切替アニメが行われることなくCUM準備中表示からチャンスアップメータCMTに切替表示される場合があってもよい。
図169は、チャンスアップメータ準備中表示の表示態様の変形例を示す図である。
図169(A1)〜同図(A11)は、CUM準備中表示の表示態様及び表示位置についての変形例を示している。なお、図169(A1)に示す演出は、図162(A1)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図169(A2)では、爆発のエフェクトEF106が表示画面の左側中央部分に表示され、CUM準備中表示登場アニメが開始されている様子が示されている。すなわち、この演出例では、保留アイコン表示領域HISにCUM準備中表示MTYが表示開始されず、表示画面の左側上部に表示開始される様子が示されている。さらに、この演出例では、後述するように、CUM準備中表示MTYcの表示態様が異なっている。なお、爆発のエフェクトEF106は、装飾図柄の一部にオーバーラップするように表示されている。また、CUM準備中表示登場アニメが行われずにCUM準備中表示MTYcが出現するようにしてもよい。すなわち、爆発のエフェクトEF106が表示されることなくCUM準備中表示MTYcが表示されるようにしてもよい。
図169(A3)では、CUM準備中表示MTYcが表示されている様子が示されている。このCUM準備中表示MTYcの表示態様は、図168(A3)とは異なる表示態様であり、方形状の枠内にメータ準備中の文字が表示された態様とされている。
図169(A4)では、左図柄及び右図柄に「装飾7」が停止表示してリーチ状態となった様子が示されている。このとき、CUM準備中表示MTYcは、装飾図柄よりも手前側にオーバーラップして表示されており、CUM準備中表示MTYcにより装飾図柄がオーバーラップされていない状態よりも装飾図柄が視認困難とされている。なお、CUM準備中表示MTYcが装飾図柄の後側に配置され、装飾図柄にオーバーラップされるようにして表示されてもよい。また、装飾図柄と重なる位置に表示されないようにしてもよい。その後、図169(A5)〜同図(A8)に示す演出が行われる。なお、図169(A5)〜同図(A8)に示す演出は、図168(A5)〜同図(A8)に示す演出と、CUM準備中表示MTYcの表示態様が異なっている点を除いて同じであるので、説明を省略する。
その後、図169(A9)に示すタイミングで、CUM準備中表示MTYcからチャンスアップメータCMTに切り替わるアニメーションである切替アニメが開始される。切替アニメが開始されると、CUM準備中表示MTYcに重なるようにして爆発のエフェクトEF106が表示され、CUM準備中表示MTYcが消失する様子が表示される。なお、この切替アニメの表示態様は、図169(A2)に示して上述したCUM準備中表示登場アニメと同様であるが、異なる表示態様であってもよい。また、切替アニメの表示態様とCUM準備中表示登場アニメとで同じ表示態様である場合と異なる表示態様である場合とがあってもよい。また、切替アニメを行わないようにしてもよい。
続いて、切替アニメが完了すると、図169(A10)に示すように、炎のエフェクトEF101が表示されてチャンスアップメータCMTが出現する出現アニメが開始される。なお、出現アニメを行わずにチャンスアップメータCMTを表示するようにしてもよい。また、出現アニメが行われる場合と行われない場合があってもよい。
その後、出現アニメが完了して炎のエフェクトEF101が消去されると、図169(A11)に示すように、チャンスアップメータCMTが表示され、その後、チャンスアップメータCMTによる演出が開始される。
図169(B1)〜同図(B8)は、タイマ予告表示がCUM準備中表示として機能する例を示している。
図169(B1)では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図169(B1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第1保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコン表示領域CISでは変動アイコンh0も表示されている。また、図169(B1)では、タイマ予告演出が開始されており、例えば、タイマ予告表示TM1が表示画面の左端からフレームインし、表示画面の中央左側に表示されている。このタイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は「60:00」となっている。タイマ予告表示TM1では、その後、タイマ表示のカウントダウンが開始される。
図169(B2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄と右図柄にそれぞれ「装飾7」が停止表示されてリーチ状態が形成され、揺れ変動表示が行われている様子が示されている。このとき、タイマ予告表示TM1は、装飾図柄よりも手前側にオーバーラップして表示されており、タイマ予告表示TM1により装飾図柄がオーバーラップされていない状態よりも装飾図柄が視認困難とされている。なお、タイマ予告表示TM1が装飾図柄の後側に配置され、装飾図柄にオーバーラップされるようにして表示されてもよい。また、装飾図柄と重なる位置に表示されないようにしてもよい。また、このタイマ予告表示TM1が表示されている間に、本明細書に開示されている他の種類のタイマ予告表示が表示される場合があってもよい。この場合、タイマ予告表示の表示態様が図169(B2)に示されるタイマ予告表示TM1と同じであってもよいし、異なってもよい。また、タイマ予告表示TM1の表示位置は常に同じ位置に表示されるようにしてもよいし、表示位置が異なる場合があってもよい。また、タイマ予告表示TM1の表示位置によってタイマ表示のカウントダウンが「00:00」となった結果行われる予告の種類が異なってもよい(例えば、タイマ予告表示TM1が表示画面の左側に表示された場合は、このタイマ予告表示TM1がCUM準備中表示として機能し、タイマ予告表示TM1が表示画面の右側に表示された場合は、タイマ表示のカウントダウンが行われた結果、疑似連が実行されてもよい)。なお、図169(B2)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は「15:00」となっている。
図169(B3)では、スーパーリーチ演出に移行する前に、左図柄表示領域208aで揺れ変動していた「装飾7」が第2装飾図柄の下に移動し、右図柄表示領域208cで揺れ変動していた「装飾7」が第2保留数表示の下に移動する。また、この演出例では、スーパーリーチ演出に移行する間もタイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンも引き続き表示されている。なお、スーパーリーチ演出に移行する演出が開始されると、タイマ予告表示TM1を非表示とするようにしてもよいし、表示する場合と非表示とする場合があってもよい。なお、図169(B3)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は「10:57」となっている。また、図169(B3)では、保留枠UIの下方への移動が開始されており、変動アイコン表示領域CISの台座hs0を残して表示画面の下方にフレームアウトしていく様子が示されている。図169(B4)は、変動アイコン表示領域CISの台座hs0を残した状態で保留枠UIが完全に下方にフレームアウトした様子が示されている。なお、図169(B4)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は「09:21」となっている。
図169(B5)では、VS剣豪リーチのスーパーリーチ演出が開始されている様子が示されている。このときも、タイマ予告表示TM1も引き続き表示されている。なお、図169(B5)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は「05:53」となっている。同図(B5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、敵役の剣豪の画像が大きく表示されており、同図(B6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。なお、スーパーリーチ演出が開始されると、保留枠UIは、台座hs0の一番上の板を残して全て非表示になる(消える)。また、保留アイコンも非表示になる(消える)。しかし、変動アイコンh0は消えずに、残った一番上の板の上で表示され続ける。さらに、第2装飾図柄および第2保留数表示も表示され続ける。なお、保留枠UI全体を消してもよいし、あるいは反対に保留枠UI全体を表示し続けてもよい。また、変動アイコンh0も消してもよいし、保留アイコンを表示し続けてもよい。
図169(B7)では、スーパーリーチ演出の実行中にタイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となった様子が示されている。すると、図169(B8)に示すように、タイマ予告表示TM1からチャンスアップメータCMTに切り替わるアニメーションである切替アニメが開始される。切替アニメが開始されると、タイマ予告表示TM1に重なるようにして爆発のエフェクトEF106が表示され、CUM準備中表示が消失する様子が表示される。その後は、例えば、図169(A10)〜同図(A11)に示す演出が行われる。なお、この演出例では、タイマ予告表示TM1が表示され、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となった場合は、必ずチャンスアップメータCMTが表示されるが、チャンスアップメータCMTは表示される場合と表示されない場合(タイマ予告表示によるガセの予告表示)があってもよい。また、タイマ予告表示TM1が表示され、タイマ予告表示TM1におけるタイマ予告表示が「00:00」となった場合に、チャンスアップメータCMTが表示される場合と他の予告が行われる場合があってもよい。
図170は、スーパーリーチ演出中にチャンスアップメータ演出が行われている様子を示す図である。ここで、図170(A1)〜同図(A5)に示す期間において行われる演出は、図162(A1)〜同図(A8)において行われる演出と同じであり、図170(A6)〜同図(A14)に示す期間において行われる演出は、図29(2)〜同図(11)において行われる演出と同じであるので、説明を省略する。
その後、図170(A15)に示すタイミングで、遊技者により演出ボタン136(チャンスボタン136)が押下されると、図170(A16)に示すように、殿様のカットイン画像(弱カットイン画像CI3b)が表示される。ここで、この演出例におけるカットイン画像CI3bは、弱カットイン画像、不図示の赤カットイン画像(弱カットイン画像及び金カットイン画像と異なる表示態様のカットイン画像)、金カットイン画像CI3の3種類があり、弱カットイン画像、赤カットイン画像、金カットイン画像の順に大当りの信頼度が高くなる。なお、大当り確定を示唆するカットイン画像が表示される場合があってもよい。この弱カットイン画像CI3bは、図29(13)に示す殿様のカットイン画像(金カットイン画像CI3)とは異なる表示態様のカットイン画像であり、金カットイン画像CI3よりも縦方向の長さが短く、緑色の枠で囲まれるとともに、「いくぜ!」の掛け声とともに剣を振りかぶる様子が示される弱カットイン画像である。この弱カットイン画像CI3bは、金カットイン画像CI3よりも信頼度は低いが大当りの信頼度が高いことを示唆しているが、信頼度に変化がないことを示唆するものであってもよい。すなわち、この演出例では、第2チェックポイントCP2において発生する可能性のある金カットイン画像CI3が表示されず、チャンスアップ予告が発生しなかった様子が示されている。そのため、図170(A17)に示すように、第2チェックポイントCP2では、赤色のマーキングが付されず、また、第2チェックポイントCP2の上方に、チャンスアップ予告が発生しなかったことを示す「×」の表示が表示され、チャンスアップ予告が発生しなかったことの履歴が示される。なお、チャンスアップ予告が発生しなかった場合にチャンスアップ予告が発生しなかったことの履歴を残さなくてもよい(例えば、図30(7a)に示すようにサボハニのキャラクタSBHが第1チェックポイントCP1をそのまま通過し、第1チェックポイントCP1におけるマーキングや「UP」の文字の表示も行われなくてもよく、図30(7a´)に示すように、第1チェックポイントCP1の表示を消去するようにしてもよい。また、チャンスアップ予告が発生しなかった場合に、履歴を残す場合と残さない場合があってもよい。このことは、本明細書に記載されたいずれの実施形態においても適用可能である。なお、図170(A16)に示されるこの弱カットイン画像CI3bは、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作有効期間内において操作されたことを条件に表示される場合があってもよいし、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作有効期間内において操作された場合に必ず表示されてもよい。また、図170(A16)に示されるこの弱カットイン画像CI3bは、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも表示される場合があってもよいし、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されることなく操作有効期間が経過した場合に必ず表示されてもよいし、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されることなく操作有効期間が経過した場合には表示しないようにしてもよい。また、操作有効期間において演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されると金カットイン画像CI3が表示される場合において、操作有効期間が経過すると弱カットイン画像CI3bが表示されるようにしてもよい。
その後、図170(A18)に示すタイミングで、サボハニのキャラクタSBHが第3チェックポイントCP3に到達すると、図170(A19)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チャンスアップ予告としてのレバー画像136Vaではなく、ボタン画像136aと残時間表示メーターMTが表示され、ボタン演出による予告が開始されたことを報知している。その後、図170(A20)に示すタイミングで、演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作有効期間が開始すると、遊技者による演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作を受付可能な状態となる。その後、図170(A21)に示すように、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始しており、最終地点GPの手前に位置している。また、残時間表示メータMTでは、操作有効期間が開始されてゲージが減っている様子が示されている。なお、遊技者による演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作が行われるか、操作有効期間が経過するまでサボハニのキャラクタSBHを第3チェックポイントCP3で停止させるようにしてもよい。この演出例では、チャンスアップ予告としてのレバー画像136Vaが表示されなかったので、チャンスアップメータCMTにおける第3チェックポイントCP3では、赤色のマーキングが付されず、また、第3チェックポイントCP3の上方に、チャンスアップ予告が発生しなかったことを示す「×」の表示が表示され、チャンスアップ予告が発生しなかったことの履歴が示される。
その後、図170(A22)に示すタイミングで、遊技者により演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されるが、図29(23)に示されるような各種演出可動体の動作が行われず、図170(A23)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中図柄に「装飾6」が表示され、「装飾7−装飾6−装飾7」のハズレの組合せとなってハズレとなることが報知される。また、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達するが、プラカードはハズレとなることを示す「×」の文字が示され、サボハニのキャラクタSBHは、がっかりした表情となっている。
その後、図170(A24)に示すように、左図柄、中図柄、右図柄の装飾図柄総てが、通常の濃さよりも一旦薄く表示される。また、同図には、殿様が倒れたシーンが表示されている。図170(A25)では、左図柄、中図柄、右図柄の装飾図柄総てが再び通常の濃さで表示される。その後は、例えば、図162(B4)〜同図(B8)に示す演出が行われる。なお、この演出例では、第3チェックポイントCP3においてチャンスアップ予告が発生せず、ボタン画像136aが表示され、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されるものの、ハズレの結果が導出される様子が示されているが、この演出例において、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されて、図29(23)に示されるような各種演出可動体が動作し、大当りの結果が導出される場合があってもよい。また、第3チェックポイントCP3においてチャンスアップ予告が発生しなかった場合には、ハズレが確定していることを示唆していてもよい。なお、この演出例における演出が行われた場合に、最終的にハズレとなる場合と大当りとなる場合があってもよく、その場合において最終的にハズレ表示態様が表示される場合の方が、最終的に大当り表示態様が表示される場合よりもこの演出例の演出が発生しやすいように構成されていてもよい。
この演出例では、3つのチェックポイントCP1〜CP3のうち、1つだけチャンスアップ予告が行われ、その後ハズレが導出された様子が示されているが、3つのチェックポイントCP1〜CP3のいずれにおいてもチャンスアップ予告が行われ、その後ハズレが導出される場合があってもよいし、いずれのチェックポイントにおいてもチャンスアップ予告が行われずにハズレが導出される場合があってもよい。また、CUM準備中表示MTYが表示された場合には、少なくともチャンスアップ予告が1回以上は必ず行われるようにしてもよいし、CUM準備中表示MTYが表示されても1回もチャンスアップ予告が発生しない場合があってもよいし、チャンスアップ予告が1回以上発生する場合があってもよいし、全てのチェックポイントにおいて必ずチャンスアップ予告が発生するようにしてもよい。このことは、本明細書において開示されたいずれのチャンスアップ予告演出の実施例においても適用可能であることはいうまでもない。
図171は、スーパーリーチ演出中に行われるチャンスアップメータ演出の別のパターンが行われている様子を示す図である。ここで、図171(A1)〜同図(A2)に示す演出は、図170(A1)〜同図(A2)において行われる演出と同じであるので、説明を省略する。
図171(A3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、炎のエフェクトEF101が消去されてCUM準備中表示MTYが表示された様子が示されている。この演出例では、図170(A3)に示す演出例とは異なり、サボハニのキャラクタSBHの近傍に表示された吹き出しの背景色が赤色となっており、吹き出しの背景色が白色で表示された場合よりもチャンスアップ予告が発生しやすくなっており、また、大当り図柄態様が確定表示されやすくなっている。なお、吹き出しの背景色が赤色の場合には、表示されたチェックポイント(例えば、この演出例では、3つのチェックポイントCP1〜CP3)の全てにおいてチャンスアップ予告が発生してもよいし、3つのチェックポイントのうちの1つまたは2つにおいてのみチャンスアップ予告が発生する場合があってもよい。また、吹き出しの背景色が赤色となっても、チャンスアップ予告が1度も発生しない場合があってもよい。また、吹き出しの背景色が赤色である場合には、チャンスアップメータCMTによる演出においてチャンスアップ予告が必ずn回(n=1以上)発生するようにしてもよい。また、吹き出しの背景色は、赤色や白色以外の色で表示されてもよく、例えば、虹色で表示された場合には、大当りが確定するようにしてもよい。また、この演出例では、吹き出しの背景色を変化する例を示したが、吹き出しの形状を変化させるようにしてもよい。その後は、図171(A4)〜同図(A14)に示す演出が行われる。なお、図171(A4)〜同図(A14)に示す演出は、吹き出しの背景色が異なる点を除いて、図170(A4)〜図170(A14)と同じであるので、説明を省略する。
その後、図171(A15)に示すタイミングで、遊技者により演出ボタン136(チャンスボタン136)が押下されると、図171(A16)に示すように、図29(13)に示して上述した金カットイン画像CI3が表示される。なお、本タイミングでは、演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作があった場合にのみ弱カットイン画像CI3b、不図示の赤カットイン画像、または、金カットイン画像CI3のいずれか表示され、金カットイン画像CI3が表示された場合にのみ、金カットイン画像CI3が表示された場合又は金カットイン画像CI3が表示されなくても金カットイン画像CI3が表示されることが決定されていた場合にチャンスアップ予告が発生したことを示す報知(例えば、図171の「チャンスアップ 金カットイン」の文字が付記された吹き出し)が表示され、弱カットイン画像CI3b及び赤カットイン画像が表示されることが決定されていた場合又は表示された場合にチャンスアップが発生したことを示す報知が表示されないが、赤カットイン画像についても金カットイン画像CI3と同様に報知が行われてもよく、その場合、赤カットイン画像が表示されたことを示す報知と金カットイン画像が表示されたことを示す報知は、文字表記のみが異なり、その他の表示態様(例えば、吹き出しなど)が異なってもよい。その後、図171(A16)〜同図(A26)に示す演出が行われる。なお、図171(A16)〜同図(A26)の期間において行われる演出は、図29(13)〜同図(26)に示す演出と同様であるので、説明を省略する。その後は、例えば、図162(A13)〜同図(A15)に示す演出が行われる。なお、この演出例において、図171(A23)に示すタイミングで演出レバー136Vが操作されても、図171(A24)に示す各種演出可動体が動作せずにハズレが導出される場合があってもよく、その場合において最終的に大当り表示態様が表示される場合の方が、最終的にハズレ表示態様が表示される場合よりもこの演出例の演出が発生しやすいように構成されていてもよい。
図172は、チャンスアップメータ準備中表示の表示態様の変化演出の例について説明する図である。
図172(A1)〜同図(A3)は、図171(A3)の変形例であり、図167(A1)〜同図(A9)に示すCUM準備中表示MTYbが別の表示態様で表示されている様子を示している。
図172(A1)は、図167(A2)に続く演出である。図172(A1)では、炎のエフェクトEF101が消去されてCUM準備中表示MTYbが表示されている様子が示されている。図172(A1)に示すCUM準備中表示MTYbは、図167(A3)に示すCUM準備中表示MTYbと同じであるが、背景色が赤色となっており、CUM準備中表示MTYbの背景色が白色の場合よりもチャンスアップ予告が発生しやすくなっており、また、大当り図柄態様が確定表示されやすくなっている。なお、CUM準備中表示MTYbの背景色が赤色の場合には、表示されたチェックポイント(例えば、この演出例では、3つのチェックポイントCP1〜CP3)の全てにおいてチャンスアップ予告が発生してもよいし、3つのチェックポイントのうちの1つまたは2つにおいてのみチャンスアップ予告が発生する場合があってもよい。また、CUM準備中表示MTYbの背景色が赤色となっても、チャンスアップ予告が1度も発生しない場合があってもよい。また、CUM準備中表示MTYbの背景色が赤色である場合には、チャンスアップメータCMTによる演出においてチャンスアップ予告が必ずn回(n=1以上)発生するようにしてもよい。また、CUM準備中表示MTYbの背景色は、赤色や白色以外の色で表示されてもよく、例えば、虹色で表示された場合には、大当りが確定するようにしてもよい。また、この演出例では、CUM準備中表示MTYbの背景色を変化する例を示したが、CUM準備中表示MTYbの形状を変化させるようにしてもよい。その後は、図172(A2)〜同図(A3)に示す演出が行われる。なお、図172(A1)〜同図(A3)の期間において行われる演出は、CUM準備中表示MTYbの背景色が異なる点を除いて、図167(A3)〜同図(A9)に示す演出と同様であるので、説明を省略する。
図172(B1)〜同図(B4)は、図171(A3)の変形例であり、CUM準備中表示MTYの表示中において、吹き出しの背景色が変化する様子を示している。なお、図172(B1)に示す演出は、図162(A3)と同じであるので、説明を省略する。
図172(B2)では、CUM準備中表示MTYが表示開始された後、サボハニのキャラクタSBHが赤色の炎に包まれるエフェクトEF107の表示が行われ、CUM準備中表示MTYがランクアップすることが報知されている。すなわち、この演出例では、CUM準備中表示MTYの構成要素であるサボハニのキャラクタSBHによりCUM準備中表示MTYのランクアップの演出が行われている様子が示されている。
すると、図172(B3)に示すように、サボハニのキャラクタSBHの近傍に表示されている吹き出しの背景色が白色から赤色に変化し、CUM準備中表示MTYがランクアップしたことが報知される。なお、この演出例では、炎のエフェクトEF107の色を、ランクアップ後の吹き出しの背景色に合わせて赤色で表示したが、赤色以外の色で表示してもよい。また、炎のエフェクトEF107の表示色により、ランクアップ後のCUM準備中表示MTYのランクを予告するようにしてもよく、例えば、炎のエフェクトEF107の表示色が虹色である場合には、ランクアップ後のCUM準備中表示MTYの吹き出しの背景色も虹色に変化し、大当りが確定することが報知されるようにしてもよい。すなわち、炎のエフェクトEF107が虹色で表示された場合には、その時点で大当りが確定することが報知されてもよいということもできる。また、エフェクトEF107によるCUM準備中表示MTYのランクアップの予告が行われても、CUM準備中表示MTYがランクアップしない場合があってもよい。
その後、図172(B4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図171(A4)の変形例であり、左図柄と右図柄にそれぞれ「装飾7」が停止表示されてリーチ状態が形成され、揺れ変動表示が行われている様子が示されている。CUM準備中表示MTYにおける吹き出しの色は、引き続き赤色で表示されている。
図172(C1)〜同図(C6)は、CUM準備中表示MTYの表示中において、吹き出しの背景色が変化する別の演出パターンを示している。
図172(C1)は、図162(A3)に続く演出であり、予告アイコンYIがストックされている様子が示されている。この予告アイコンYIは、例えば、図120〜図147に示されるいずれの演出例により出現されるものである。
その後、図172(C2)に示すように、箱が閉じた表示態様である態様aの予告アイコンYIが使用され、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中からランクアップを予告する「UP」の予告表示が飛び出すアニメーションが表示される。ここで出現した「UP」の表示は、CUM準備中表示MTYのランクアップを予告する表示である。なお、予告アイコンYIが使用される前、すなわち箱が開く前に、箱が開くことを事前に予告する演出(例えば、箱がカタカタと振動するアニメーション演出等)を行ってもよい。また、このような演出を行った場合、実際に箱は、必ず開いてもよいし、開かない場合があってもよい。
図172(C3)では、使用された予告アイコンYIが消え、「UP」の予告表示が右図柄表示領域208cに表示されている。図172(C4)では、その「UP」の予告表示を用いた昇格アニメが開始される。図172(C4)では、「UP」の予告表示が、右図柄表示領域208cで光の玉EF108に変化した後、CUM準備中表示MTYのサボハニのキャラクタSBHの近傍に表示されている吹き出しにめがけて飛んでいき、吹き出しにぶつかっている様子が示されている。なお、この演出例において、昇格アニメが行われることなくCUM準備中表示MTYがランクアップしてもよいし、昇格アニメが行われてCUM準備中表示MTYがランクアップする場合と、昇格アニメが行われることなくCUM準備中表示MTYがランクアップする場合とがあってもよい。このように、この演出例では、CUM準備中表示MTYの構成要素以外の要素により予告表示を行い、CUM準備中表示MTYのランクアップが行われている様子が示されている。
すると、図172(C5)に示すように、サボハニのキャラクタSBHの近傍に表示されている吹き出しの背景色が白色から赤色に変化し、CUM準備中表示MTYがランクアップしたことが報知される。なお、CUM準備中表示MTYのランクアップ後は、吹き出しの背景色が白色から赤色に変化する場合に限らず、他の色に変化する場合があってもよい。また、昇格アニメが行われたにも拘らず、CUM準備中表示MTYがランクアップしない場合があってもよい。
その後、図172(C6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄と右図柄にそれぞれ「装飾7」が停止表示されてリーチ状態が形成され、揺れ変動表示が行われている様子が示されている。CUM準備中表示MTYにおける吹き出しの色は、引き続き赤色で表示されている。
図172(D1)〜同図(D3)は、CUM準備中表示MTYの表示中において、吹き出しの背景色が変化する別の演出パターンを示している。なお、図172(D1)に示す演出は、図162(A3)と同じであるので、説明を省略する。
図172(D2)では、CUM準備中表示MTYが表示開始された後、CUM準備中表示MTYの全体が大きな炎に包まれるエフェクトEF109の表示が行われ、CUM準備中表示MTYがランクアップすることが報知されている。すなわち、この演出例では、CUM準備中表示MTYの構成要素以外の要素により予告表示を行い、CUM準備中表示MTYのランクアップが行われている様子が示されている。
すると、図172(D3)に示すように、サボハニのキャラクタSBHの近傍に表示されている吹き出しの背景色が白色から赤色に変化し、CUM準備中表示MTYがランクアップしたことが報知される。なお、CUM準備中表示MTYのランクアップ後は、吹き出しの背景色が白色から赤色に変化する場合に限らず、他の色に変化する場合があってもよい。また、エフェクトEF109によるCUM準備中表示MTYのランクアップの予告が行われても、CUM準備中表示MTYがランクアップしない場合があってもよい。また、図172(D2´)に示すように、炎のエフェクトEF109の色を変化後のCUM準備中表示MTYの吹き出しの背景色と同じ色(この演出例では、赤色)にしてもよく、これにより、ランクアップ後のCUM準備中表示MTYのランクを予告するようにしてもよい。さらに、図172(D3´)に示すように、ランクアップ後のCUM準備中表示MTYの吹き出しの色が虹色に変化する場合があってもよく、この場合、大当り確定であることが報知される。なお、図171(A3)に示すように、CUM準備中表示MTYの吹き出しの色が最初から虹色で表示されてもよい。
図172(E1)〜同図(E6)は、CUM準備中表示MTYの表示中において、タイマ予告が行われた結果、吹き出しの背景色が変化する演出パターンを示している。なお、図172(E1)に示す演出は、図162(A3)と同じであるので、説明を省略する。
図172(E2)では、タイマ予告演出が開始されており、例えば、タイマ予告表示TM1が表示画面の右端からフレームインし、表示画面の中央右側に表示されている。このタイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は「03:00」となっており、タイマ表示のカウントダウンが開始された後、3秒後に或る予告(この演出例では、CUM準備中表示MTYのランクアップ)が行われることが示唆されている。タイマ予告表示TM1では、その後、タイマ表示のカウントダウンが開始される。すなわち、この演出例では、CUM準備中表示MTYの構成要素以外の要素により予告表示を行い、CUM準備中表示MTYのランクアップが行われている様子が示されている。
その後、図172(E3)〜同図(E4)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンは、「00:00」となるまで継続して行われる。
タイマ予告表示TM1における表示が「00:00」となり、カウントダウンが完了すると、図172(E5)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示に替えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。
すると、図172(E6)に示すように、サボハニのキャラクタSBHの近傍に表示されている吹き出しの背景色が白色から赤色に変化し、CUM準備中表示MTYがランクアップしたことが報知される。なお、CUM準備中表示MTYのランクアップ後は、吹き出しの背景色が白色から赤色に変化する場合に限らず、他の色に変化する場合があってもよい。
図173は、チャンスアップメータ準備中表示の表示態様の変化演出の別のパターンについて説明する図である。
図173(A1)〜同図(A7)は、CUM準備中表示MTYの表示がチャンスアップメータCMTによる演出の先読み予告であり、CUM準備中表示MTYが複数回の図柄変動に跨いで表示される場合においてランクアップする演出パターンを示している。なお、図173(A1)〜同図(A6)に示す演出は、図163(C1)〜同図(C6)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
その後、炎のエフェクトEF101が消去されると、図173(A7)に示すように、CUM準備中表示MTYが再び表示されるが、この演出例では、再表示された結果、CUM準備中表示MTYのサボハニのキャラクタSBHの近傍に表示される吹き出しの背景色が白色から赤色に変化しており、CUM準備中表示MTYがランクアップしている様子が示されている。なお、CUM準備中表示MTYのランクアップ後は、吹き出しの背景色が白色から赤色に変化する場合に限らず、他の色に変化する場合があってもよい。この演出例における吹き出しの背景色は、例えば、白色(デフォルト色)、赤色(期待度大)、虹色(大当り確定)の3種類が用意されており、再表示前と再表示後でいずれも白色で変化しないパターンと、再表示前と再表示後でいずれも赤色で変化しないパターンと、再表示前と再表示後でいずれも虹色で変化しないパターンと、再表示前は白色で再表示後は赤色に変化するパターンと、再表示前は白色で再表示後は虹色に変化するパターンと、再表示前は赤色で再表示後は虹色に変化するパターンと、第1段階では白色で表示され、第1回目の再表示後で赤色に変化し、第2回目の再表示後で虹色に変化するパターンとのいずれかの表示パターンで表示されるように構成されている。また、白色の背景色の吹き出しと赤色の背景色の吹き出しの間の期待度である表示態様の吹き出しや、赤色の背景色の吹き出しと虹色の背景色の吹き出しの間の期待度である表示態様の吹き出しが用意されてもよい。また、吹き出しの背景色が変化する可能性があることを示唆する吹き出しの表示態様(例えば、白点滅の表示態様の吹き出し)があってもよい。このことは、本明細書において記載されたいずれの実施形態においても適用可能である。
図173(B1)〜同図(B8)は、CUM準備中表示MTYの表示がチャンスアップメータCMTによる演出の先読み予告であり、CUM準備中表示MTYが複数回の図柄変動に跨いで表示される場合においてランクアップする別の演出パターンを示している。なお、図173(B1)〜同図(B6)に示す演出は、図163(D1)〜同図(D6)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図173(B7)では、保留アイコンh11に対応する図柄変動表示が開始した後、サボハニのキャラクタSBHが赤色の炎に包まれるエフェクトEF107の表示が行われ、CUM準備中表示MTYがランクアップすることが報知されている様子が示されている。なお、サボハニのキャラクタSBHが炎に包まれるエフェクトEF107が表示開始されてCUM準備中表示MTYのランクアップ演出が開始されるタイミングは、上述したものに限定されず、適宜のタイミングで開始することができ、例えば、装飾図柄の仮停止表示中であってもよいし、装飾図柄の確定表示中であってもよいし、他のリーチ演出中であってもよい。また、CUM準備中表示MTYがランクアップするタイミングも上述したいずれのタイミングであってもよい。
上述したようにしてCUM準備中表示MTYのランクアップ演出が完了すると、図173(B8)に示すように、サボハニのキャラクタSBHの近傍に表示されている吹き出しの背景色が白色から赤色に変化し、CUM準備中表示MTYがランクアップしたことが報知される。なお、この演出例では、炎のエフェクトEF107の色を、ランクアップ後の吹き出しの背景色に合わせて赤色で表示したが、赤色以外の色で表示してもよい。また、炎のエフェクトEF107の表示色により、ランクアップ後のCUM準備中表示MTYのランクを予告するようにしてもよく、例えば、炎のエフェクトEF107の表示色が虹色である場合には、ランクアップ後のCUM準備中表示MTYの吹き出しの背景色も虹色に変化し、大当りが確定することが報知されるようにしてもよい。すなわち、炎のエフェクトEF107が虹色で表示された場合には、その時点で大当りが確定することが報知されてもよいということもできる。また、エフェクトEF107によるCUM準備中表示MTYのランクアップ演出が行われても、CUM準備中表示MTYがランクアップしない場合があってもよい。
図173(C1)〜同図(C4)は、ランクアップしたCUM準備中表示MTYの別の表示態様を示している。
図173(C1)は、例えば、図162(A2)に続く演出であり、CUM準備中表示MTYが表示開始された様子が示されている。この演出例では、CUM準備中表示MTYの表示態様が、図171(A3)に示すCUM準備中表示MTYの表示態様と異なっており、CUM準備中表示MTYを構成するメータ部分の色が赤色となっており、メータ部分の色が白色の場合よりもチャンスアップ予告が発生しやすくなっており、また、大当り図柄態様が確定表示されやすくなっている。なお、メータ部分の色が赤色の場合には、表示されたチェックポイント(例えば、この演出例では、3つのチェックポイントCP1〜CP3)の全てにおいてチャンスアップ予告が発生してもよいし、3つのチェックポイントのうちの1つまたは2つにおいてのみチャンスアップ予告が発生する場合があってもよい。また、メータ部分の色が赤色となっても、チャンスアップ予告が1度も発生しない場合があってもよい。また、メータ部分の色が赤色である場合には、チャンスアップメータCMTによる演出においてチャンスアップ予告が必ずn回(n=1以上)発生するようにしてもよい。また、メータ部分の色は、赤色や白色以外の色で表示されてもよく、例えば、虹色で表示された場合には、大当りが確定するようにしてもよい。また、この演出例では、メータ部分の色を変化する例を示したが、メータ部分の形状を変化させるようにしてもよい。その後は、図173(C2)〜同図(C4)に示す演出が行われる。なお、図173(C2)〜同図(C4)に示す演出は、CUM準備中表示MTYの表示態様が上述した点で異なっている他は、図171(A4)〜同図(A6)と同じであるので、説明を省略する。なお、この演出例では、図173(C4)に示すように、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに切り替わると、メータ部分が白色となりデフォルトの表示態様となる。なお、チャンスアップメータCMTに切替表示された後も、メータ部分の色が赤色とされてもよい。
図173(D1)〜同図(D4)は、ランクアップしたCUM準備中表示MTYの別の表示態様を示している。
図173(D1)は、例えば、図162(A2)に続く演出であり、CUM準備中表示MTYが表示開始された様子が示されている。この演出例では、CUM準備中表示MTYの表示態様が、図171(A3)に示すCUM準備中表示MTYの表示態様と異なっており、CUM準備中表示MTYを構成するサボハニのキャラクタSBH自体の色が赤色となっており、サボハニのキャラクタSBHの色がデフォルト色である場合よりもチャンスアップ予告が発生しやすくなっており、また、大当り図柄態様が確定表示されやすくなっている。なお、サボハニのキャラクタSBHの色が赤色の場合には、表示されたチェックポイント(例えば、この演出例では、3つのチェックポイントCP1〜CP3)の全てにおいてチャンスアップ予告が発生してもよいし、3つのチェックポイントのうちの1つまたは2つにおいてのみチャンスアップ予告が発生する場合があってもよい。また、サボハニのキャラクタSBHの色が赤色となっても、チャンスアップ予告が1度も発生しない場合があってもよい。また、サボハニのキャラクタSBHの色が赤色である場合には、チャンスアップメータCMTによる演出においてチャンスアップ予告が必ずn回(n=1以上)発生するようにしてもよい。また、サボハニのキャラクタSBHの色は、赤色やデフォルト色以外の色で表示されてもよく、例えば、虹色で表示された場合には、大当りが確定するようにしてもよい。また、この演出例では、サボハニのキャラクタSBHの色を変化する例を示したが、サボハニのキャラクタSBHの形状を変化させるようにしてもよい。また、サボハニのキャラクタSBHとは別のキャラクタが表示されてもよい。その後は、図173(D2)〜同図(D4)に示す演出が行われる。なお、図173(D2)〜同図(D4)に示す演出は、CUM準備中表示MTYの表示態様が上述した点で異なっている他は、図171(A4)〜同図(A6)と同じであるので、説明を省略する。なお、この演出例では、図173(D4)に示すように、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに切り替わると、サボハニのキャラクタSBHの色がデフォルト色となりデフォルトの表示態様となる。なお、チャンスアップメータCMTに切替表示された後も、サボハニのキャラクタSBHの色が赤色とされてもよい。
図174は、チャンスアップメータ準備中表示の表示態様の変化演出の別のパターンについて説明する図である。
図174(A1)〜同図(A4)は、CUM準備中表示MTYの別の表示態様を示している。
図174(A1)は、例えば、図162(A2)に続く演出であり、CUM準備中表示MTYが表示開始された様子が示されている。この演出例では、CUM準備中表示MTYの表示態様が、図162(A3)に示すCUM準備中表示MTYの表示態様と異なっており、CUM準備中表示MTYを構成するサボハニのキャラクタSBHが姫のキャラクタHMEに変更されており、ハズレ図柄表示態様が確定表示される場合よりも大当り図柄表示態様が確定表示される場合の方が、サボハニのキャラクタSBHが表示される場合よりも姫のキャラクタHMEに表示されやすくなっている。なお、姫のキャラクタHMEが表示された場合には、表示されたチェックポイント(例えば、この演出例では、3つのチェックポイントCP1〜CP3)の全てにおいてチャンスアップ予告が発生してもよいし、3つのチェックポイントのうちの1つまたは2つにおいてのみチャンスアップ予告が発生する場合があってもよい。また、姫のキャラクタHMEが表示されても、チャンスアップ予告が1度も発生しない場合があってもよい。また、姫のキャラクタHMEが表示された場合には、チャンスアップメータCMTによる演出においてチャンスアップ予告が必ずn回(n=1以上)発生するようにしてもよい。また、姫のキャラクタHMEが表示された場合には、大当りが確定するようにしてもよい。また、この演出例では、サボハニのキャラクタSBHのに替えて姫のキャラクタHMEが表示される例を示したが、姫のキャラクタHMEとは別のキャラクタが表示される場合があってもよい。また、CUM準備中表示MTYにおいて表示されるキャラクタを予め遊技者が選択できるようにしてもよく、例えば、遊技者が、予め姫のキャラクタHMEが登場するように設定した場合には、CUM準備中表示MTYにおいて姫のキャラクタHMEが表示されるようにしてもよく、登場するキャラクタが選択されていない場合には、デフォルトのキャラクタとしてサボハニのキャラクタSBHが表示されるようにしてもよい。その後は、図174(A2)〜同図(A4)に示す演出が行われる。なお、図174(A2)〜同図(A4)に示す演出は、CUM準備中表示MTYの表示態様が上述した点で異なっている他は、図171(A4)〜同図(A6)と同じであるので、説明を省略する。なお、この演出例では、図174(A4)に示すように、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに切り替わると、姫のキャラクタHMEからサボハニのキャラクタSBHに切り替わっている。なお、チャンスアップメータCMTに切替表示された後も、引き続き姫のキャラクタHMEが表示されていてもよい。
図174(B1)〜同図(B7)は、CUM準備中表示MTYのランクアップ演出の別のパターンを示している。
図174(B1)は、例えば、図162(A2)に続く演出であり、CUM準備中表示MTYが表示開始された様子が示されている。
その後、図174(B2)では、CUM準備中表示MTYを構成するサボハニのキャラクタSBHの近傍に表示される吹き出しの近傍に小さいサイズのボタン画像136asと小さいサイズの残時間表示メータMTsとが表示開始され、演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作を促している様子が示されている。なお、図174(B2)に示すタイミングでは、操作有効期間は未だ開始されていない。
その後、図174(B3)に示すタイミングで演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作有効期間が開始され、図174(B4)では、操作有効期間が開始されてからの経過時間に応じて残時間表示メータMTsのゲージが減っている様子が示されている。なお、この小さいサイズのボタン画像136asを含み、複数のボタン画像が表示される場合があってもよく、この場合、演出ボタン136(チャンスボタン136)の1回の操作により、表示されているボタン画像の全てに対応する操作が受け付けられてもよいし、いずれか一つのボタン画像に対応する操作のみが受け付けられてもよい。また、先読み予告の実行に係るボタン演出と実行中の図柄変動表示の予告(以下、「当該変動予告」という場合がある)の実行に係るボタン演出とが同時に行われている場合には、演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作により当該変動予告にかかるボタン演出に対応する演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作を優先するようにしてもよいし、先読み予告にかかるボタン演出に対応する演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作を優先するようにしてもよいし、1回の演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作で、当該変動予告に係るボタン演出に対応する演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作と先読み予告に係るボタン演出に対応する演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作の両方が有効とされるようにしてもよい。また、先読み予告に係るボタン演出が複数同時に行われている場合において、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されると、いずれか一つの先読み予告に係るボタン演出に対応する演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作のみを有効としてもよいし、実行中の複数の先読み予告に係るボタン演出に対応する演出ボタン136(チャンスボタン136)の全ての操作を有効としてもよい。また、当該変動予告に係るボタン演出が複数同時に行われている場合において、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されると、いずれか一つの当該変動予告に係るボタン演出に対応する演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作のみを有効としてもよいし、実行中の複数の当該変動予告に係るボタン演出に対応する演出ボタン136(チャンスボタン136)の全ての操作を有効としてもよい。
その後、図174(B5)に示すタイミングで、遊技者により演出ボタン136(チャンスボタン136)が押下されると、図174(B6)に示すように、吹き出しが爆発するエフェクトEF110が表示される切替アニメが行われ、CUM準備中表示MTYがランクアップすることが報知されている。すなわち、この演出例では、CUM準備中表示MTYの構成要素とは別のボタン演出によりCUM準備中表示MTYのランクアップの演出が行われている様子が示されている。なお、切替アニメが行われなくてもよい。
その後、爆発のエフェクトEF110が消去されると、図174(B7)に示すように、CUM準備中表示MTYのサボハニのキャラクタSBHの近傍に表示される吹き出しの背景色が白色から赤色に変化しており、CUM準備中表示MTYがランクアップしている様子が示されている。なお、CUM準備中表示MTYのランクアップ後は、吹き出しの背景色が白色から赤色に変化する場合に限らず、他の色に変化する場合があってもよい。なお、この演出例では、操作有効期間において演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されることによりCUM準備中表示MTYがランクアップするようにしたが、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されることなく操作有効期間が経過してもCUM準備中表示MTYがランクアップしてもよいし、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にはCUM準備中表示MTYがランクアップされなくてもよい。また、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にはCUM準備中表示MTYがランクアップする場合としない場合があってもよい。また、図174(B2)に示すようにボタン演出の表示が行われた場合には、必ずCUM準備中表示MTYがランクアップしてもよい。
図174(C1)〜同図(C6)は、チャンスアップメータCMTによる演出の別のパターンを示している。
図174(C1)は、例えば、図171(A5)に続く演出であり、CUM準備表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わっている様子が示されている。この演出例では、チャンスアップメータCMTにおいてチェックポイントが4つ配置されている点で図171(A5)に示すチャンスアップメータCMTとは異なっており、第1チェックポイントCP1と第2チェックポイントCP2との間に第4チェックポイントCP4が配置されている。すなわち、第4チェックポイントCP4にカーソルであるサボハニのキャラクタSBHが到達するとチャンスアップ予告が発生する可能性があることが報知されている。なお、CUM準備中表示MTYがランクアップされた表示態様で表示された場合には、図171(A5)に示すデフォルトの表示態様のチャンスアップメータCMTよりも、チェックポイントの数が増加したチャンスアップメータCMTが表示されやすいようにしてもよい。また、CUM準備中表示MTYがランクアップされた表示態様で表示された場合には、図171(A5)に示すデフォルトの表示態様のチャンスアップメータCMTよりも、チェックポイントの数が減少したチャンスアップメータCMTが表示されやすいようにしてもよい。また、CUM準備中表示MTYがランクアップされた表示態様で表示された場合と、CUM準備中表示MTYがデフォルトの表示態様で表示された場合とで、チャンスアップメータCMTにおけるチェックポイントの数が同じである場合があってもよい。また、CUM準備中表示MTYがランクアップされた表示態様で表示された場合には、図171(A5)に示すデフォルトの表示態様のチャンスアップメータCMTよりも、チェックポイントの数が増加したチャンスアップメータCMTが必ず表示されるようにしてもよい。また、CUM準備中表示MTYがランクアップされた表示態様で表示された場合には、図171(A5)に示すデフォルトの表示態様のチャンスアップメータCMTよりも、チェックポイントの数が減少したチャンスアップメータCMTが必ず表示されるようにしてもよい。
図174(C2)では、第1チェックポイントCP1でチャンスアップ予告が発生し、サボハニのキャラクタSBHがメータ上を進んでいる様子が示されている。
その後、図174(C3)に示すように、サボハニのキャラクタSBHが第4チェックポイントCP4に到達すると、殿様が構えている剣の刃先がキラキラと輝いているアニメーションが開始される。すなわち、この演出が第4チェックポイントCP4におけるチャンスアップ予告となっており、ハズレ図柄態様が確定表示される場合よりも大当り図柄態様が確定表示される場合の方がこのチャンスアップ予告が発生しやすくなっている。
すると、図174(C4)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ 切味のよい剣」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップ予告が行われたことを報知している。なお、剣先が輝くアニメが開始するタイミングとサボハニのキャラクタSBHの吹き出しの表示開始のタイミングとが同じであってもよいし、剣先が輝くアニメが開始した後でサボハニのキャラクタSBHの吹き出しが表示されてもよいし、サボハニのキャラクタSBHの吹き出しの表示が開始された後で剣先が輝くアニメが開始されてもよい。なお、サボハニのキャラクタSBHは、剣先が輝くアニメの実行中は、第4チェックポイントCP4で停止するが、停止しないようにしてもよい。
その後、図174(C5)に示すように、チャンスアップメータCMTにおける第4チェックポイントCP4が赤色でマーキングされるとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、予告が発生したことの履歴が示される。なお、「UP」の表示は、サボハニのキャラクタSBHによりオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。また、発生した予告の内容を表示するようにしてもよい。
図174(C6)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始した様子が示されている。このとき、「UP」の表示の一部についてオーバーラップが解消されたので、一部が視認可能とされている。
なお、この演出例において、サボハニのキャラクタSBHやチャンスアップメータCMTの表示態様がいずれもランクアップしていないデフォルトの表示態様とされているが、サボハニのキャラクタSBH及びチャンスアップメータCMTにおけるメータ部分のうちの少なくともいずれか一方がランクアップした表示態様で表示される場合があってもよい。この場合、チャンスアップメータCMTが表示開始した段階でサボハニのキャラクタSBHあるいはメータ部分がランクアップしていてもよいし、チャンスアップメータCMTが表示開始した段階ではサボハニのキャラクタSBHだけがランクアップしていて、チャンスアップメータCMTによる演出が行われている途中でメータ部分がランクアップする場合があってもよい。また、チャンスアップメータCMTが表示開始した段階ではメータ部分だけがランクアップしていて、チャンスアップメータCMTによる演出が行われている途中でサボハニのキャラクタSBHがランクアップする場合があってもよい。また、チャンスアップメータCMTが表示開始した時点でのみランクアップの表示態様で表示される場合があり、チャンスアップメータCMTによる演出が行われている最中では、ランクアップが行われないようにしてもよい。
図175は、チャンスアップメータによる演出中にチャンスアップメータがランクアップする様子を示す図である。ここで、図175(A1)〜同図(A5)に示す演出は、図170(A1)〜同図(A5)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図175(A6)では、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わっている様子が示されている。この演出例では、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わるタイミングで、チャンスアップメータCMTのメータ部分がデフォルト色である白色からランクアップした色である赤色で表示されている。すなわち、チャンスアップメータCMTがランクアップしている様子が示されている。これにより、各チェックポイントにおいてチャンスアップ予告が発生しやすく、また、最終的に大当り図柄態様で確定表示されやすくなることが示唆される。その後は、図175(A7)〜同図(A26)に示す演出が行われる。なお、図175(A6)及び図175(A7)におけるチャンスアップメータCMTのメータ部分の表示は、同じ表示態様となっている。また、図175(A7)〜同図(A26)に示す演出は、チャンスアップメータCMTにおけるメータ部分の色が異なる点を除いて、図171(A7)〜同図(A26)と同じであるので、説明を省略する。なお、ハズレ図柄態様が確定表示される場合よりも大当り図柄態様が確定表示される場合の方が、チャンスアップメータCMTの一部又は全部の表示態様がデフォルトの表示態様(例えば、デフォルト色、サボハニのキャラクタSBH等)よりもランクアップした表示態様(例えば、赤色、姫のキャラクタHME等)で表示されやすいように構成されていてもよい。
図176は、ランクアップしたチャンスアップメータの表示態様について説明する図である。
図176(A1)は、例えば、図175(A5)に続く演出であり、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに切り替わった様子が示されている。この演出例では、チャンスアップメータCMTが表示開始された段階で、サボハニのキャラクタSBH自体の色が赤色となっており、サボハニのキャラクタSBHの色がデフォルト色である場合よりもチャンスアップ予告が発生しやすくなっており、また、大当り図柄態様が確定表示されやすくなっている。すなわち、チャンスアップメータCMTがランクアップしている様子が示されている。なお、サボハニのキャラクタSBHの色が赤色の場合には、表示されたチェックポイント(例えば、この演出例では、3つのチェックポイントCP1〜CP3)の全てにおいてチャンスアップ予告が発生してもよいし、3つのチェックポイントのうちの1つまたは2つにおいてのみチャンスアップ予告が発生する場合があってもよい。また、サボハニのキャラクタSBHの色が赤色となっても、チャンスアップ予告が1度も発生しない場合があってもよい。また、サボハニのキャラクタSBHの色が赤色である場合には、チャンスアップメータCMTによる演出においてチャンスアップ予告が必ずn回(n=1以上)発生するようにしてもよい。また、サボハニのキャラクタSBHの色は、赤色やデフォルト色以外の色で表示されてもよく、例えば、虹色で表示された場合には、大当りが確定するようにしてもよい。また、この演出例では、サボハニのキャラクタSBHの色を変化する例を示したが、サボハニのキャラクタSBHの形状を変化させるようにしてもよい。また、サボハニのキャラクタSBHとは別のキャラクタが表示されてもよい。
図176(B1)は、図175(A5)に続く演出であり、ランクアップしたチャンスアップメータCMTの別の表示態様について示している。図176(B1)では、最終地点GPに配置されているプラカードの背景色がデフォルト色(例えば、白色)から赤色に変化しており、これによってもチャンスアップメータCMTがランクアップしていることを報知することができる。このとき、例えば、プラカードの特定の面(例えば、「V」や「発展」が表示された面)の背景色のみを赤色に変化させ、「×」が表示された面についてはデフォルト色で表示するようにしてもよいし、「×」が表示された面についても背景色を赤色に変化させるようにしてもよい。なお、この演出例では、最終地点GPの表示態様を変化させるようにしたが、開始地点SPの表示態様を変化させてチャンスアップメータCMTがランクアップしたことを報知するようにしてもよい。
図176(C1)は、図175(A5)に続く演出であり、ランクアップしたチャンスアップメータCMTの別の表示態様について示している。図176(C1)では、第2チェックポイントCP2がデフォルトの表示態様(方形状で白色の表示態様)とは異なる表示態様で表示されている様子が示されている。すなわち、チャンスアップメータCMTの一部又は全部の表示態様を異ならせてチャンスアップメータCMTがランクアップしていることを示唆する表示が行われている様子が示されている。この演出例では、第2チェックポイントCP2の表示態様が丸形で赤色の表示態様とされており、例えば、第2チェックポイントCP2に対応するチャンスアップ予告が必ず発生することを報知している。なお、他のチェックポイントの表示態様がランクアップした態様に変化してもよい。また、この演出例では、チェックポイントの形状および色を変化させるようにしたが、形状のみ変化してもよいし色のみが変化してもよい。
図176(D1)〜同図(D2)は、図162(A10)〜同図(A11)に示す演出に対応する演出を示しており、チャンスアップメータCMTによる演出が開始し、この演出例では、サボハニのキャラクタSBHの移動を開始することを報知する「START!!」の吹き出しの背景色が赤色となっている様子が示されており、これにより、チャンスアップメータCMTがランクアップしている様子が示唆されている。この「START!!」の吹き出しは、図176(D2)に示すように、その後消去される。この演出例では、「START!!」の吹き出しが表示されている時間が短いので、遊技者に「START!!」の表示に注目させやすくなる場合がある。なお、この演出例では、「START!!」の吹き出しが表示された後、所定時間が経過すると消去されるようにしたが、吹き出しがランクアップした表示態様である場合には、消去されないで、そのまま表示が維持されるようにしてもよい。また、この演出例では、吹き出しの背景色を変化させるようにしたが、吹き出しの文字の色が変化してもよい。また、吹き出しに表示される文字の内容が変化してもよいし、そのままの文字表記でもよい。
図176(E1)〜同図(E6)は、例えば、図175(A5)に続く別の演出例を示しており、図170(A6)〜同図(A11)に示す演出に対応している。
図176(E1)は、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに切り替わった様子が示されている。この演出例では、チャンスアップメータCMTを構成するサボハニのキャラクタSBHが姫のキャラクタHMEに変更されており、これにより、チャンスアップメータCMTがランクアップしていることを報知している。なお、姫のキャラクタHMEの近傍には、「START!!」の文字が表示された吹き出しがデフォルトの表示態様で表示されている。ここで、図176(E1)に示すチャンスアップメータCMTが表示される前に表示されていたCUM準備中表示MTYにおいて表示されていたキャラクタはサボハニのキャラクタSBHであってもよいし、姫のキャラクタHMEであってもよいし、その他のキャラクタであってもよい。この演出例では、CUM準備中表示MTYにおいてはサボハニのキャラクタSBHが表示されており、チャンスアップメータCMTに切り替わったときに姫のキャラクタHMEに変更された様子が示されている。その後は、図176(E2)〜同図(E6)に示す演出が行われる。なお、図176(E2)〜同図(E6)に示す演出は、チャンスアップメータCMTにおいて表示されているキャラクタが異なる点を除いて、図170(A7)〜同図(A11)と同じであるので、説明を省略する。
図176(F1)〜同図(F7)は、例えば、図175(A5)に続く別の演出例を示しており、チャンスアップメータCMTによる演出の実行中にチャンスアップメータCMTがランクアップする様子を示している。
図176(F1)は、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに切り替わった様子が示されている。この演出例では、予告アイコンYIがストックされている様子が示されている。この予告アイコンYIは、例えば、図120〜図147に示されるいずれの演出例により出現されるものである。
図176(F2)は、図175(A10)に対応する演出である。すなわち、図176(F1)〜同図(F2)の期間では、例えば、予告アイコンYIが表示されている点を除いて、図175(A6)〜同図(A10)に示して上述した演出が行われている。その後、図176(F3)では、第1チェックポイントCP1においてチャンスアップ予告が発生した後、演出が進行し、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に向かっている様子が示されている。
その後、図176(F4)に示すように、箱が閉じた表示態様である態様aの予告アイコンYIが使用され、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中からランクアップを予告する「UP」の予告表示が飛び出すアニメーションが表示される。ここで出現した「UP」の表示は、チャンスアップメータCMTのランクアップを予告する表示である。なお、予告アイコンYIが使用される前、すなわち箱が開く前に、箱が開くことを事前に予告する演出(例えば、箱がカタカタと振動するアニメーション演出等)を行ってもよい。また、このような演出を行った場合、実際に箱は、必ず開いてもよいし、開かない場合があってもよい。
図176(F5)では、使用された予告アイコンYIが消え、「UP」の予告表示が右図柄表示領域208cに表示されている。図176(F5)では、その「UP」の予告表示を用いた昇格アニメが開始される。図176(F6)では、「UP」の予告表示が、右図柄表示領域208cで光の玉に変化した後、チャンスアップメータCMTにめがけて飛んでいき、チャンスアップメータCMTにぶつかっている様子が示されている。このとき、チャンスアップメータCMTの少なくとも一部を覆うように爆発のエフェクトEF111が表示される。なお、この演出例において、昇格アニメが行われることなくチャンスアップメータCMTがランクアップしてもよいし、昇格アニメが行われてチャンスアップメータがランクアップする場合と、昇格アニメが行われることなくチャンスアップメータCMTがランクアップする場合とがあってもよい。このように、この演出例では、チャンスアップメータCMTの構成要素以外の要素により予告表示を行い、チャンスアップメータCMTのランクアップが行われている様子が示されている。
すると、図176(F7)に示すように、チャンスアップメータCMTのメータ部分の色が白色から赤色に変化し、チャンスアップメータCMTがランクアップしたことが報知される。なお、チャンスアップメータCMTのランクアップ後は、メータ部分が白色から赤色に変化する場合に限らず、他の色に変化する場合があってもよい。また、昇格アニメが行われたにも拘らず、チャンスアップメータCMTがランクアップしない場合があってもよい。
図176(G1)〜同図(G7)は、例えば、図175(A5)に続く別の演出例を示しており、タイマ予告によりチャンスアップメータCMTがランクアップする様子を示している。
図176(G1)は、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに切り替わった様子が示されている。チャンスアップメータCMTは、デフォルトの表示態様とされている。
図176(G2)は、図175(A10)に対応する演出である。すなわち、図176(G1)〜同図(G2)の期間では、例えば、図175(A6)〜同図(A10)に示して上述した演出が行われている。その後、図176(G3)では、第1チェックポイントCP1においてチャンスアップ予告が発生した後、演出が進行し、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に向かっている様子が示されている。また、この演出例では、タイマ予告演出が開始されており、例えば、タイマ予告表示TM1が表示画面の右端からフレームインし、表示画面の中央右側に表示されている。このタイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は「03:00」となっており、タイマ表示のカウントダウンが開始された後、3秒後に或る予告(この演出例では、チャンスアップメータCMTのランクアップ)が行われることが示唆されている。タイマ予告表示TM1では、その後、タイマ表示のカウントダウンが開始される。すなわち、この演出例では、チャンスアップメータCMTの構成要素以外の要素により予告表示を行い、チャンスアップメータCMTのランクアップが行われている様子が示されている。なお、タイマ表示のカウントダウンは、タイマ予告表示TM1が表示されてから開始されてもよいし、タイマ予告表示TM1が出現するアニメーションの実行中に開始されてもよい。
その後、図176(G4)〜同図(G5)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンは、「00:00」となるまで継続して行われる。
タイマ予告表示TM1における表示が「00:00」となり、カウントダウンが完了すると、図176(G6)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示に替えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。なお、この演出では、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となった後、「注目」の文字を表示した後で、チャンスアップメータCMTのランクアップを行うが、「注目」の文字を表示することなく、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となると、チャンスアップメータCMTのランクアップが行われてもよい。また、「注目」の文字が表示されてからチャンスアップメータCMTのランクアップが行われる場合と、「注目」の文字が表示されることなくチャンスアップメータCMTのランクアップが行われる場合があってよい。
すると、図176(G7)に示すように、チャンスアップメータCMTのメータ部分の色がデフォルト色である白色から赤色に変化し、チャンスアップメータCMTがランクアップしたことが報知される。なお、チャンスアップメータCMTのランクアップ後は、メータ部分の色が白色から赤色に変化する場合に限らず、他の色に変化する場合があってもよい。
図177は、チャンスアップメータのランクアップの別のパターンについて説明する図である。
図177(A1)〜同図(A7)は、例えば、図175(A5)に続く別の演出例を示しており、チャンスアップメータCMTによる演出の実行中にチャンスアップメータCMTがランクアップする様子を示している。
図177(A1)は、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに切り替わった様子が示されている。このとき、チャンスアップメータCMTは、デフォルトの表示態様とされている。
図177(A2)は、図175(A10)に対応する演出である。すなわち、図177(A1)〜同図(A2)の期間では、例えば、図175(A6)〜同図(A10)に示して上述した演出が行われている。その後、図177(A3)では、第1チェックポイントCP1においてチャンスアップ予告が発生した後、演出が進行し、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に向かっている様子が示されている。
その後、図177(A4)では、サボハニのキャラクタSBHがメータ上で立ち止まり、ランクアップアニメが開始される様子が示されている。ランクアップアニメが開始されると、図177(A5)に示すように、サボハニのキャラクタSBHの全体を覆うように、スモークのエフェクトEF112が表示される。
すると、図177(A6)に示すように、チャンスアップメータCMTを構成するサボハニのキャラクタSBH自体の色がデフォルト色から赤色に変化し、チャンスアップ予告が発生しやすくなっており、また、大当り図柄態様が確定表示されやすくなっていることが示唆される。なお、サボハニのキャラクタSBHの色が赤色の場合には、表示されたチェックポイント(例えば、この演出例では、3つのチェックポイントCP1〜CP3)の全てにおいてチャンスアップ予告が発生してもよいし、3つのチェックポイントのうちの1つまたは2つにおいてのみチャンスアップ予告が発生する場合があってもよい。また、サボハニのキャラクタSBHの色が赤色となっても、チャンスアップ予告が1度も発生しない場合があってもよい。また、サボハニのキャラクタSBHの色が赤色である場合には、チャンスアップメータCMTによる演出においてチャンスアップ予告が必ずn回(n=1以上)発生するようにしてもよい。また、サボハニのキャラクタSBHの色は、赤色やデフォルト色以外の色で表示されてもよく、例えば、虹色で表示された場合には、大当りが確定するようにしてもよい。また、この演出例では、サボハニのキャラクタSBHの色を変化する例を示したが、サボハニのキャラクタSBHの形状を変化させるようにしてもよい。また、サボハニのキャラクタSBHとは別のキャラクタが表示されてもよい。その後は、図177(A7)に示すように、サボハニのキャラクタSBHがメータ上の進行を再開し、第2チェックポイントCP2に向かう。なお、この演出例において、ランクアップアニメが行われたにも拘らず、サボハニのキャラクタSBHの表示態様が変化しない場合があってもよい。
図177(B1)〜同図(B8)は、例えば、図171(A5)に続く別の演出例を示しており、チャンスアップメータCMTによる演出の実行中にチャンスアップメータCMTがランクアップする様子を示している。なお、図177(B1)〜同図(B2)に示す演出は、図177(A1)〜同図(A2)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図177(B3)は、チャンスアップメータCMTのメータ上を進行するサボハニのキャラクタSBHの近傍に「次のポイント チャンスアップ演出高確率」の文字が付された吹き出しが表示されている様子を示している。この吹き出しの表示により、サボハニのキャラクタSBHが次に到達する第2チェックポイントCP2において、チャンスアップ予告が発生しやすいことを報知している。なお、例えば、図177(B3)に示す吹き出しに替えて、図177(B3´)に示すように、「次のポイント チャンスアップ演出発生!!」の文字が付された吹き出しが表示される場合があってもよく、これにより、第2チェックポイントCP2において必ずチャンスアップ予告が発生することを報知するようにしてもよい。また、図177(B3´´)に示すように、「次のポイント チャンスアップ演出発生か」の文字が付された吹き出しが表示される場合があってもよく、この場合は、第2チェックポイントCP2において、チャンスアップ予告が発生する場合もあるが、発生しない場合もあることを示唆することができる。図177(B3´´)に示す吹き出しが表示された場合は、例えば、図177(B3)に示す吹き出しが表示された場合よりも第2チェックポイントCP2でチャンスアップ予告が発生し難いようにしてもよい。また、吹き出しに「高確率中」のみ表示することにより、特定のチェックポイントに拘らず、いずれのチェックポイントにおいてもチャンスアップ予告が発生しやすいことを示唆するようにしてもよい。なお、図177(B3)の「次のポイント チャンスアップ演出高確率」の文字が付された吹き出しのみが表示されてもよく、図177(B3´)の「次のポイント チャンスアップ演出発生!!」の文字が付された吹き出しのみが表示されてもよい。また、図177(B3)の「次のポイント チャンスアップ演出高確率」の文字が付された吹き出し及び/又は図177(B3´)の「次のポイント チャンスアップ演出発生!!」の文字が付された吹き出しが表示される場合と、図177(B3´´)の文字が付された吹き出しが表示される場合があってもよい。
すると、図177(B4)に示すように、第2チェックポイントCP2の表示態様がデフォルトの表示態様からチャンスアップの表示態様(丸形で赤色の表示態様)に変化する。すなわち、チャンスアップメータCMTの一部又は全部の表示態様を異ならせてチャンスアップメータCMTがランクアップしていることを示唆する表示が行われている様子が示されている。なお、表示態様が変化してランクアップしたチェックポイントにおいてチャンスアップ予告が必ず発生してもよい。その後、図177(B5)〜同図(B8)に示す演出が行われる。なお、図177(B5)〜同図(B8)の期間において行われる演出は、チャンスアップメータCMTの第2チェックポイントCP2の表示態様が異なっている点以外は、図171(A12)〜同図(A17)に示して上述した演出と同じであるので、説明を省略する。
図177(C1)〜同図(C6)は、例えば、図170(A24)に続く別の演出例を示しており、復活演出が行われている様子を示している。
図177(C1)は、スーパーリーチが行われた結果、殿様が剣豪に倒され、左図柄、中図柄、右図柄の装飾図柄総てが再び通常の濃さで表示された様子が示されている。
その後、図177(C2)では、最終地点GPにいるサボハニのキャラクタSBHが何かに気づく様子が示されている。すなわち、サボハニのキャラクタSBHにより復活演出が発生することを予告している。
すると、図177(C3)に示すように、姫のキャラクタとともに「頑張って!!」の文字が付された復活カットインPCIが表示され、その後、図177(C4)に示すように、大きく表示された殿様のキャラクタYMNが刀を持って出現する。このとき、殿様のキャラクタYMNは、チャンスアップメータCMTの一部の前面側に重なるように表示されており、一部が視認困難とされている。なお、殿様のキャラクタYMNの一部がチャンスアップメータCMTによってオーバーラップされ、殿様のキャラクタYMNの一部が視認困難とされてもよい。また、殿様のキャラクタYMNがチャンスアップメータCMTに重ならない位置に表示されるようにしてもよいし、殿様のキャラクタYMNとチャンスアップメータCMTとが重なる場合と重ならない場合とがあってもよい。また、殿様のキャラクタYMNが出現すると、殿様のキャラクタYMNとチャンスアップメータCMNとが必ず重なるようにしてもよい。なお、この演出例では、サボハニのキャラクタSBHにより復活演出が発生することを予告された後に復活カットインPCIが表示されているが、サボハニのキャラクタSBHによって復活演出が発生することが予告されずに復活カットインPCIが表示されてもよいし、サボハニのキャラクタSBHにより復活演出が発生することを予告してから復活演出が発生する場合と、サボハニのキャラクタSBHによる復活演出が発生することを予告せずに復活演出が発生する場合があってもよい。
その後、図177(C5)に示すように、殿様のキャラクタYMNは、表示画面の左上隅部から右下隅部にかけて刀を切り付け、停止表示している中図柄としての「装飾6」を切断する演出が行われる。
すると、図177(C6)に示すように、中図柄が「装飾6」から「装飾7」に変更され、「装飾7−装飾7−装飾7」の大当りの装飾図柄の組み合わせが導出され、大当りとなったことが報知される。このとき、チャンスアップメータCMTの最終地点GPにおけるプラカードは、「×」の表示から「V」の表示に変更され、この表示においても大当りとなったことが報知されている。
この演出例では、例えば、ハズレの装飾図柄の組み合わせが導出されたときにチャンスアップメータCMTが消去されずに表示が維持されると、復活演出が行われる様子が示されている。なお、この場合において、復活演出が行われない場合があってもよい。
図178は、ランクアップしたチャンスアップメータ準備中表示MTYがチャンスアップメータCMTに切り替わっても引き続きランクアップされた表示態様で表示されている様子を示す図である。
図178(A1)〜同図(A5)は、図175(A3)に続く演出であり、CUM準備中表示MTYを構成するメータ部分の色が赤色となっている状態でチャンスアップメータCMTに切り替わった場合に、チャンスアップメータCMTのメータ部分が引き続き赤色となっている様子を示している。なお、図178(A1)〜同図(A3)に示す演出は、図173(C1)〜同図(C3)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図178(A4)では、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わっている様子が示されている。この演出例では、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わってもチャンスアップメータCMTのゲージ部分は引き続き赤色となっている。すなわち、CUM準備中表示MTYがチャンスアップした場合には、チャンスアップメータCMTに表示が切り替わってもチャンスアップの状態が引き継がれる様子が示されている。その後は、図178(A5)に示す演出が行われる。なお、図178(A5)に示す演出は、図175(A7)と同じであるので、説明を省略する。
図178(B1)〜同図(B5)は、図175(A3)に続く演出であり、CUM準備中表示MTYを構成するサボハニのキャラクタSBHの色が赤色となっている状態でチャンスアップメータCMTに切り替わった場合に、チャンスアップメータCMTのサボハニのキャラクタSBHが引き続き赤色となっている様子を示している。なお、図178(B1)〜同図(B3)に示す演出は、図173(D1)〜同図(D3)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図178(B4)では、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わっている様子が示されている。この演出例では、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わってもチャンスアップメータCMTのサボハニのキャラクタSBHは引き続き赤色となっている。その後は、図178(B5)に示すように、サボハニのキャラクタSBHが赤色の表示態様の状態で開始地点SPからの移動を開始する。
図178(C1)〜同図(C5)は、図175(A3)に続く演出であり、CUM準備中表示MTYを構成するサボハニのキャラクタSBHに替えて姫のキャラクタHMEが表示されている状態でチャンスアップメータCMTに切り替わった場合に、チャンスアップメータCMTを構成するキャラクタも姫のキャラクタHMEとなっている様子を示している。なお、図178(C1)〜同図(C3)に示す演出は、図174(A1)〜同図(A3)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図178(C4)では、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わっている様子が示されている。この演出例では、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わっても表示されるキャラクタは引き続き姫のキャラクタHMEとなっている。その後は、図178(C5)に示すように、チャンスアップメータCMTを構成するキャラクタが姫のキャラクタHMEのまま、開始地点SPからの移動を開始する。
なお、図178に示す演出例は、本明細書に示すCUM準備中表示MTY及びチャンスアップメータCMTの演出例のいずれにも適用可能であることはいうまでもない。
また、本実施形態では、CUM準備中表示MTYがランクアップした場合の方が、ランクアップしていない場合よりも、チャンスアップメータCMTがランクアップしやすいように構成されている。また、CUM準備中表示MTYがランクアップしない場合は、ランクアップした場合よりも、チャンスアップメータCMTがデフォルトの表示態様で表示されやすいように構成されている。なお、最終的に大当り図柄態様が確定表示される場合の方が、最終的にハズレ図柄態様が確定表示される場合よりもCUM準備中表示MTY及び/又はチャンスアップメータCMTがランクアップしやすいように構成されてもよい。例えば、(1)CUM準備中表示MTYがデフォルトの表示態様であり、チャンスアップメータCMTがデフォルトの表示態様であるパターン、(2)CUM準備中表示MTYがデフォルトの表示態様であり、チャンスアップメータCMTがランクアップした表示態様であるパターン、(3)CUM準備中表示MTYがランクアップした表示態様であり、チャンスアップメータCMTがデフォルトの表示態様であるパターン、(4)CUM準備中表示MTYがランクアップした表示態様であり、チャンスアップメータCMTがランクアップした表示態様であるパターンが用意されている場合において、(1)のパターンで表示される場合よりも(2)のパターンで表示される場合の方が大当り図柄態様で確定表示されやすく、(3)のパターンで表示される場合よりも(4)のパターンで表示される場合の方が大当り図柄態様で確定表示されやすくてもよい。また、(2)のパターンで表示される場合よりも(3)のパターンで表示される場合の方が大当り図柄態様で確定表示されやすくてもよいし、(3)のパターンで表示される場合よりも(2)のパターンで表示される場合の方が大当り図柄態様で確定表示されやすくてもよい。また、(2)のパターンで表示される場合よりも(1)のパターンで表示される場合の方がハズレ図柄態様で確定表示されやすく、(4)のパターンで表示される場合よりも(3)のパターンで表示される場合の方がハズレ図柄態様で確定表示されやすくてもよい。また、(2)のパターンで表示される場合よりも(3)のパターンで表示される場合の方がハズレ図柄態様で確定表示されやすくてもよいし、(3)のパターンで表示される場合よりも(2)のパターンで表示される場合の方がハズレ図柄態様で確定表示されやすくてもよい。
図179は、チャンスアップメータ準備中表示が表示されることを予告する演出例を示す図である。
図179(A1)〜同図(A8)は、会話予告によりCUM準備中表示MTYの表示を予告している様子を示している。なお、図179(A1)は、図162(A1)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図179(A2)では、会話予告が開始している様子が示されている。会話予告が開始されると、殿様のキャラクタとともに「チャンス」という文字表示が表示された殿様の会話画像CI1が表示される。この、殿様の会話画像CI1の表示は、会話予告の第1段階となっている。また、この殿様の会話画像CI1は、第1装飾図柄にオーバーラップしており、第1装飾図柄にオーバーラップしていない状態である場合よりも、第1装飾図柄が視認困難とされている。
その後、図179(A3)では、会話予告が更新されている。具体的には、殿様の会話画像CI1が縮小表示されて第2装飾図柄の表示位置の下方に表示され、爺のキャラクタとともに操作促進報知画像が表示された爺の会話画像CI2が表示される。操作促進報知画像は、演出ボタン136(チャンスボタン136)を操作有効期間内に押下することを促す画像であり、演出ボタン136(チャンスボタン136)を模したボタン画像136aと、上記操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータMTとによって構成されている。なお、図179(A3)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されてもこれに応じた表示は行われない。第1装飾図柄は、爺の会話画像CI2によって隠されてしまっているが、遊技者は、第4図柄表示装置284や第2装飾図柄等によって特図が変動中であることを認識することができる場合がある。なお、装飾図柄が隠されないように、装飾図柄の表示位置を爺の会話画像CI2や殿様の会話画像CI1とは重ならない位置に移動させるようにしてもよい。また、図179(A3)に示すように、殿様の会話画像CI1は、爺の会話画像CI2によって少なくとも一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも、殿様の会話画像CI1の表示態様が視認困難とされている。この演出例では、会話予告が行われた場合の方が、会話予告が行われない場合よりも、CUM準備中表示MTYは表示されやすくなっている。また、会話予告が更新される際に殿様の会話画像CI1が縮小表示されなくてもよく(例えば、図179(A2)と同じ大きさの表示が表示されたまま)、殿様の会話画像CI1が消去されてもよい。また、後から表示された会話画像が先に表示された会話画像と異なる大きさ(大きい又は小さい)であってもよく、表示されると大当りへの期待度が高い会話予告Aが、この会話予告Aよりも大当りへの期待度が低い会話予告Bと異なる大きさ(大きい又は小さい)であってもよい。演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作有効期間は、その後開始される。
図179(A4)に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始して所定時間が経過したときの表示態様で示されており、その後、図179(A5)に示すタイミングで、遊技者が、演出ボタン136(チャンスボタン136)を押下されると、図179(A6)に示すように、爺の会話画像CI2では、操作促進報知画像に替えて「スタンバイ!!」の文字が表示される場合がある。これにより、CUM準備中表示MTYが表示されることが予告される。なお、「スタンバイ!!」といった予告の文字表示は、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されたことを条件に表示されるものであってもよいし、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されることなく操作有効期間が経過した場合には、爺の会話画像CI2による「スタンバイ!!」の文字が表示されないようにしてもよく、この場合、CUM準備中表示MTYも表示されないようにしてもよく、CUM準備中表示MTYも表示されてもよい。また、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されることなく操作有効期間が経過しても「スタンバイ!!」の文字が表示され、さらに、CUM準備中表示MTYも表示されるようにしてもよい。また、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作された場合に、「スタンバイ!!」以外の文字表示や予告が行われる場合があってもよい。なお、爺の会話画像CI2によって「スタンバイ!!」の文字が表示される場合のみ、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されることなく操作有効期間が経過しても「スタンバイ!!」の文字が表示され、爺の会話画像CI2によって「スタンバイ!!」以外の文字表示や予告が行われる場合は操作有効期間内に演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作があった場合のみ表示されてもよい。また、爺の会話画像CI2にお文字表示や予告によらず、演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作があった場合にのみ爺の会話画像CI2の文字表示や予告が表示されるように構成されていてもよいし、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されることなく操作有効期間が経過しても爺の会話画像CI2の文字表示や予告が表示されるように構成されていてもよい。このことは、本明細書に記載されたいずれの会話予告についても適用可能である。
その後、図179(A7)に示すように、殿様の会話画像CI1及び爺の会話画像CI2が消去されて会話予告が終了し、第1装飾図柄が視認容易とされ、また、炎のエフェクトEF101が保留アイコン表示領域HISの全体を覆うように表示される。その後、図179(A8)に示すように、CUM準備中表示MTYが表示される。なお、図179(A7)〜同図(A8)に示す演出は、図162(A2)〜同図(A3)に示す演出を同じであるので、詳細な説明については省略する。
図179(B1)〜同図(B5)は、予告アイコンYIによる演出表示によりCUM準備中表示MTYの表示を予告している様子を示している。
図179(B1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が高速変動を行っている。また、左上では第2装飾図柄が変動表示を行っている。また、図179(B1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、演出表示領域208dに、保留枠UIが表示されている。この保留枠UIは、保留アイコン表示領域HIS、変動アイコン表示領域CIS、演出アイコン表示領域DISを有する。変動アイコン表示領域CISは中央に設けられ、変動アイコン表示領域CISには、台座hs0が配置されている。保留アイコン表示領域HISは、変動アイコン表示領域CISの左側に設けられ、左ベースアイコンbIlの上に4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)が配置されている。演出アイコン表示領域DISは、変動アイコン表示領域CISの右側に設けられ、演出アイコン表示領域DISには、右ベースアイコンbIrが配置されている。さらに、図179(B1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、特図1の保留アイコンが第1ステージhs1に表示されている。すなわち、第1保留アイコンh11が表示されている。特図1の保留アイコンh11の表示態様は、図119(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。第1装飾図柄表示装置208Lの右上には、特図1及び特図2の第2保留数表示(ここでは「1」と「0」)が表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0の上には、変動アイコンh0が表示されている。変動アイコンh0の表示態様も、図119(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。また、この演出例では、例えば、図120〜図147に示して上述した要領で予告アイコンYIが出現し、表示画面の右上隅部に表示されている。
その後、図179(B2)に示すように、箱が閉じた表示態様である態様aの予告アイコンYIが使用され、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中からサボハニの予告表示SHが飛び出すアニメーションが表示される。ここで出現したサボハニの予告表示SHは、CUM準備中表示MTYが表示されることを予告する表示である。なお、予告アイコンYIが使用される前、すなわち箱が開く前に、箱が開くことを事前に予告する演出(例えば、箱がカタカタと振動するアニメーション演出等)を行ってもよい。また、このような演出を行った場合、実際に箱は、必ず開いてもよいし、開かない場合があってもよい。
図179(B3)では、使用された予告アイコンYIが消え、サボハニの予告表示SHが右図柄表示領域208cに表示されている。
すると、図179(B4)に示すように、サボハニの予告表示SHが使用され、サボハニの予告表示SHが消去されるとともに、炎のエフェクトEF101が保留アイコン表示領域HISの全体を覆うように表示される。その後、図179(B5)に示すように、CUM準備中表示MTYが表示される。なお、図179(B4)〜同図(B5)に示す演出は、図162(A2)〜同図(A3)に示す演出を同じであるので、詳細な説明については省略する。
図179(C1)〜同図(C4)は、ナビキャラクタによる予告演出によりCUM準備中表示MTYの表示を予告している様子を示している。
図179(C1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が高速変動を行っている。また、左上では第2装飾図柄が変動表示を行っている。また、図179(C1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、演出表示領域208dに、保留枠UIが表示されている。この保留枠UIは、保留アイコン表示領域HIS、変動アイコン表示領域CIS、演出アイコン表示領域DISを有する。変動アイコン表示領域CISは中央に設けられ、変動アイコン表示領域CISには、台座hs0が配置されている。保留アイコン表示領域HISは、変動アイコン表示領域CISの左側に設けられ、左ベースアイコンbIlの上に4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)が配置されている。演出アイコン表示領域DISは、変動アイコン表示領域CISの右側に設けられ、演出アイコン表示領域DISには、右ベースアイコンbIrが配置されている。さらに、図179(C1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、特図1の保留アイコンが第1ステージhs1に表示されている。すなわち、第1保留アイコンh11が表示されている。特図1の保留アイコンh11の表示態様は、図119(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。第1装飾図柄表示装置208Lの右上には、特図1及び特図2の第2保留数表示(ここでは「1」と「0」)が表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0の上には、変動アイコンh0が表示されている。変動アイコンh0の表示態様も、図119(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。また、この演出例では、演出アイコン表示領域DISにおいて殿様のキャラクタによるナビキャラクタYMが表示されている。このナビキャラクタYMは、遊技の進行に応じて様々な演出や予告を行うものである。
図179(C2)では、ナビキャラクタYMによるナビキャラ予告が行われている様子が示されていれる。具体的には、ナビキャラ予告が開始すると、ナビキャラクタYMの近傍に「スタンバイ!!」の文字が表示された吹き出しが表示され、CUM準備中表示MTYが表示されることを予告している。
すると、図179(C3)に示すように、ナビキャラクタYMが消去され、炎のエフェクトEF101が保留アイコン表示領域HISの全体を覆うように表示される。なお、ナビキャラクタYMが消去されなくてもよい。その後、図179(C4)に示すように、CUM準備中表示MTYが表示される。なお、図179(C3)〜同図(C4)に示す演出は、図162(A2)〜同図(A3)に示す演出を同じであるので、詳細な説明については省略する。
図179(D1)〜同図(D7)は、ミニゲームに成功した結果が表示されることによりCUM準備中表示MTYの表示を予告している様子を示している。
図179(D1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が高速変動を行っている。また、左上では第2装飾図柄が変動表示を行っている。また、図179(D1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、演出表示領域208dに、保留枠UIが表示されている。この保留枠UIは、保留アイコン表示領域HIS、変動アイコン表示領域CIS、演出アイコン表示領域DISを有する。変動アイコン表示領域CISは中央に設けられ、変動アイコン表示領域CISには、台座hs0が配置されている。保留アイコン表示領域HISは、変動アイコン表示領域CISの左側に設けられ、左ベースアイコンbIlの上に4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)が配置されている。演出アイコン表示領域DISは、変動アイコン表示領域CISの右側に設けられ、演出アイコン表示領域DISには、右ベースアイコンbIrが配置されている。さらに、図179(D1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、特図1の保留アイコンが第1ステージhs1に表示されている。すなわち、第1保留アイコンh11が表示されている。特図1の保留アイコンh11の表示態様は、図119(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。第1装飾図柄表示装置208Lの右上には、特図1及び特図2の第2保留数表示(ここでは「1」と「0」)が表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0の上には、変動アイコンh0が表示されている。変動アイコンh0の表示態様も、図119(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。また、この演出例では、演出アイコン表示領域DISにおいてミニゲームが開始されている様子が示されている。具体的には、図179(D1)に示すように、演出アイコン表示領域DISに、方形状のミニゲーム表示領域MGDが形成され、このミニゲーム表示領域MGDでは、ミニゲームのタイトルである「じゃんけん対決」の文字と、殿様のキャラクタと剣豪のキャラクタとが対峙している様子が表示されている。すなわち、ミニゲーム表示領域MGDにおいて、じゃんけん対決のミニゲームが開始されている様子が示されている。
その後、図179(D2)では、「じゃ〜んけん」の文字が表示され、ミニゲームの結果が導出されることが報知されている。
図179(D3)では、「ぽん」の文字が表示されるとともに、殿様のキャラクタと剣豪のキャラクタがそれぞれじゃんけんのポーズをとっている様子が示されている。具体的には、殿様のキャラクタは「チョキ」を出しており、剣豪のキャラクタは「パー」を出している。したがって、殿様のキャラクタが剣豪のキャラクタに勝利した結果が導出されている。すると、図179(D4)に示すように、ミニゲーム表示領域MGDでは、殿様のキャラクタが勝利したことを示す「吉宗勝利」の文字が表示され、その後、図179(D5)に示すように、剣豪のキャラクタが消去されるとともに、殿様のキャラクタの近傍に「スタンバイ!」の文字が付された吹き出しが表示され、CUM準備中表示MTYが表示されることを予告している。
その後、図179(D6)に示すように、炎のエフェクトEF101が保留アイコン表示領域HISの全体を覆うように表示される。なお、このとき、ミニゲーム表示領域MGDは表示された状態となっているが、炎のエフェクトEF101が表示開始される前に消去されてもよいし、炎のエフェクトEF101が表示開始されるタイミングで消去されてもよいし、炎のエフェクトEF101が表示開始された後で消去されてもよい。また、ミニゲーム表示領域MGDは、CUM準備中表示MTYが表示されるまで表示されてもよい。その後、図179(D7)に示すように、CUM準備中表示MTYが表示される。なお、図179(D7)に示す演出は、図162(A3)に示す演出と同じであるので、詳細な説明については省略する。
図179(E1)〜同図(E3)は、ミニゲームに失敗した結果が表示される様子を示している。ここで、図179(E1)は、図179(D2)に続く演出である。
図179(E1)では、「ぽん」の文字が表示されるとともに、殿様のキャラクタと剣豪のキャラクタがそれぞれじゃんけんのポーズをとっている様子が示されている。この演出例では、殿様のキャラクタは「チョキ」を出しており、剣豪のキャラクタは「グー」を出している。したがって、殿様のキャラクタが剣豪のキャラクタに敗北した結果が導出されている。すると、図179(E2)に示すように、ミニゲーム表示領域MGDでは、殿様のキャラクタが敗北したことを示す「吉宗敗北」の文字が表示され、その後、図179(E3)に示すように、ミニゲーム表示領域MGDが消去され、CUM準備中表示MTYは表示されない。なお、ここで、炎のエフェクトEF101が表示されるが、CUM準備中表示MTYが表示されないアニメーションを行ってもよい。また、殿様のキャラクタが敗北したにも拘らず、炎のエフェクトEF101が表示され、その後CUM準備中表示MTYが表示される場合があってもよい。
本実施形態では、CUM準備中表示MTYの出現を予告するこれらの予告演出が行われることで、CUM準備中表示MTYの出現の予告が行われない場合よりも最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすいことを示唆している。
図180は、チャンスアップメータ準備中表示が表示されることを予告する他の演出例を示す図である。
図180(A1)〜同図(A6)は、保留変化アニメの一例が行われている様子を示している。ここで、図180(A1)は、図162(A1)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図180(A2)では、図119(b)に示すNo.4の「爆撃機」のアイコンIHIが画面右端に登場し、保留変化アニメが開始される。すなわち、ここで表示された「爆撃機」のアイコンIHIが保留変化予告の表示に相当する。保留変化アニメでは、「爆撃機」のアイコンIHIが右から左に向かって飛行する間に、保留アイコンめがけて銃弾を発射(爆撃)する。なお、「爆撃機」のアイコンIHIは、目標となる保留アイコンの手前で一時停止する場合もある。また、この一時停止は、対象となるアイコンを偽装するガセの一時停止である場合もある。また、この演出例では、「爆撃機」のアイコンIHIに「SP」の文字が付されており、保留アイコンの表示態様が変化した場合に変化後の保留アイコンの表示態様がスーパーリーチの先読み予告を示す表示態様となることが示唆されている。なお、「爆撃機」のアイコンIHIによる保留変化アニメが行われた場合には、保留アイコンに対する爆撃に成功して保留アイコンの表示態様が必ず変化してもよいし、保留アイコンに対する爆撃に失敗して保留アイコンの表示態様が変化しない場合があってもよい。
図180(A3)では、白色の爆撃機のアイコンから白色の銃弾アイコンが発射されている。すなわち、「爆撃機」のアイコンIHIは、白色の爆撃機のアイコンと白色の銃弾アイコンから構成されている。ここでの目標は第1保留アイコンh11である。図180(A4)では、その第1保留アイコンh11に、銃弾アイコンが前側からオーバーラップしている。図180(A5)では、銃弾アイコンが第1保留アイコンh11に命中し、第1保留アイコンh11がエフェクト画像EF112によって覆われている。そして、図180(A6)では、エフェクト画像EF112が消え、第1保留アイコンh11が、デフォルトの表示態様から、スーパーリーチが行われることを先読み予告する「SP」の表示態様に変化する。その結果、スーパーリーチが行われることを先読み予告することで、チャンスアップメータCMT及び/又はCUM準備中表示MTYが表示されることについても間接的に先読み予告している。なお、「SP」の表示態様に表示した第1保留アイコンh11に対応する図柄変動表示においてスーパーリーチが行われた場合でも、チャンスアップメータCMTが表示されない場合があってもよい。この演出例では、保留アイコンの表示態様を変化することにより、スーパーリーチの発生を先読み予告し、その結果として、チャンスアップメータCMTやCUM準備中表示MTYの表示についても間接的に先読み予告を行うようにしたが、保留アイコンや他の種類の先読み予告によりスーパーリーチの先読み予告を行って、チャンスアップメータCMTやCUM準備中表示MTYの表示についての間接的な先読み予告を行ってもよいし、変動アイコンや他の種類の当該変動予告により、実行中の図柄変動表示におけるスーパーリーチの予告を行って、チャンスアップメータCMTやCUM準備中表示MTYの表示についての間接的な予告を行うようにしてもよい。
図180(B1)は、会話予告においてCUM準備中表示MTYが表示されることを予告する様子を示している。図180(B1)は、例えば、図179(A2)に続く演出である。
図180(B1)では、会話予告が更新されている様子が示されている。具体的には、殿様の会話画像CI1が縮小表示されて第2装飾図柄の表示位置の下方に表示され、この演出例では、爺の会話画像CI2ではなく、サボハニのキャラクタとともに「STANDBY」の文字が表示されたサボハニの会話画像CIshが表示される。第1装飾図柄は、サボハニの会話画像CIshによって隠されてしまっているが、遊技者は、第4図柄表示装置284や第2装飾図柄等によって特図が変動中であることを認識することができる場合がある。なお、装飾図柄が隠されないように、装飾図柄の表示位置をサボハニの会話画像CIshや殿様の会話画像CI1とは重ならない位置に移動させるようにしてもよい。また、図180(B1)に示すように、殿様の会話画像CI1は、サボハニの会話画像CIshによって少なくとも一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも、殿様の会話画像CI1の表示態様が視認困難とされている。この演出例では、CUM準備中表示MTYを構成するサボハニのキャラクタを含むサボハニの会話画像CI1が表示されることにより、CUM準備中表示MTYが表示されることを報知している。また、会話予告が更新される際に殿様の会話画像CI1が縮小表示されなくてもよく(例えば、図179(A2)と同じ大きさの表示が表示されたまま)、殿様の会話画像CI1が消去されてもよい。また、後から表示された会話画像が先に表示された会話画像と異なる大きさ(大きい又は小さい)であってもよく、表示されると大当りへの期待度が高い会話予告Aが、この会話予告Aよりも大当りへの期待度が低い会話予告Bと異なる大きさ(大きい又は小さい)であってもよい。また、この演出例において、サボハニの会話画像CIshが表示された場合には、必ずCUM準備中表示MTYが表示されてもよいし、CUM準備中表示MTYが表示されないガセ演出である場合があってもよい。
図180(C1)〜同図(C3)は、会話予告においてCUM準備中表示MTYの表示が予告されるが、CUM準備中表示MTYが表示されないガセ予告が行われている様子を示している。なお、図180(C1)は、例えば、図179(A2)に続く演出である。
図180(C1)では、会話予告が更新されている様子が示されている。具体的には、殿様の会話画像CI1が縮小表示されて第2装飾図柄の表示位置の下方に表示され、爺の会話画像CI2が表示される。この演出例では、爺の会話画像CI2には、演出ボタン136(チャンスボタン136)aと残時間メータの表示に替えて、「スタンバイ」の文字にクエスチョンマークが付された文字表示が行われており、CUM準備中表示MTYが表示される可能性があることを示唆している。
その後、図180(C2)に示すように、殿様の会話画像CI1及び爺の会話画像CI2が消去されて会話予告が終了し、第1装飾図柄が視認容易とされ、また、炎のエフェクトEF101が保留アイコン表示領域HISの全体を覆うように表示される。しかしながら、この演出例では、その後、図180(C3)に示すように、炎のエフェクトEF101は消去されるが、CUM準備中表示MTYが表示されない。すなわち、CUM準備中表示MTYが表示されない、ガセの会話予告が行われている様子が示されている。なお、CUM準備中表示MTYが表示される場合があってもよい。また、この演出例は、先読み予告にも適用可能であり、ガセの先読み予告対象保留(結果的に、CUM準備中表示MTYを表示しない、あるいは、チャンスアップメータCMTも表示しない)やCUM準備中表示MTYを表示する先読み予告対象保留の変動まで1変動毎に実行されてもよい。
図180(D1)〜同図(D2)は、例えば、図179(A6)に続き、タイマ予告表示TM1によりタイマ予告が行われることを予告するタイマ予告の準備中表示が行われている様子を示している。
図180(D1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が高速変動を行っている。また、左上では第2装飾図柄が変動表示を行っている。また、図180(D1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、演出表示領域208dに、保留枠UIが表示されている。この保留枠UIは、保留アイコン表示領域HIS、変動アイコン表示領域CIS、演出アイコン表示領域DISを有する。変動アイコン表示領域CISは中央に設けられ、変動アイコン表示領域CISには、台座hs0が配置されている。保留アイコン表示領域HISは、変動アイコン表示領域CISの左側に設けられ、左ベースアイコンbIlの上に4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)が配置されている。演出アイコン表示領域DISは、変動アイコン表示領域CISの右側に設けられ、演出アイコン表示領域DISには、右ベースアイコンbIrが配置されている。さらに、図180(D1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、特図1の保留アイコンが第1ステージhs1に表示されている。すなわち、第1保留アイコンh11が表示されている。特図1の保留アイコンh11の表示態様は、図119(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。第1装飾図柄表示装置208Lの右上には、特図1及び特図2の第2保留数表示(ここでは「1」と「0」)が表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0の上には、変動アイコンh0が表示されている。変動アイコンh0の表示態様も、図119(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。また、この演出例では、タイマ予告表示TM1が表示画面の右端からフレームインするアニメーション(フレームインアニメ)が行われている様子が示されている。
その後、フレームインアニメが完了すると、図180(D2)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示が表示されず、「STANDBY」の文字が表示され、タイマ予告が開始されることの予告表示が行われている。なお、タイマ予告の開始の予告表示ではなく、CUM準備中表示MTYが表示されることを予告表示する場合があってもよい。その後は、タイマ予告表示TM1では、「STANDBY」の表示から時間の表示に切り替わり、タイマ予告が開始される。なお、会話予告表示などの他の予告表示によって「スタンバイ」が表示される予告が行われた場合に、必ずCUM準備中表示MTYが表示されてもよいし、CUM準備中表示MTYが表示される場合とタイマ予告演出の準備中表示などの他の演出の準備中である旨の準備中表示が表示される場合があってもよい。このことは、図180(E1)〜同図(E3)や、図180(F1)〜同図(F3)に示す演出例においても同様である。
図180(E1)〜同図(E3)は、炎のエフェクトEF101が表示された後、CUM準備中表示MTYが表示されず、タイマ予告が開始される様子を示している。
図180(E1)は、図162(A2)に示す演出に対応しており、炎のエフェクトEF101が保留アイコン表示領域HIS全体を覆うように表示されている様子が示されている。
その後、炎のエフェクト101が消去されると、図180(E2)〜同図(E3)に示すように、保留アイコン表示領域HISの下方からタイマ予告表示TMYが下方からせり上がり、タイマ予告表示TMYにより保留アイコン表示領域HISを持ち上げる様子が示されている。このとき、タイマ予告表示TMYには「STANDBY」の文字が表示され、タイマ予告の開始が保留されている様子が示されている。なお、図180(E2)〜同図(E3)に示す演出例は、図165(E1)〜同図(E2)と同様であるので、説明を省略する。その後は、例えば、図165(E3)以降に示す演出が行われる。この演出例では、CUM準備中表示MTYの表示を予告する炎のエフェクトEF101により、タイマ予告の開始を予告する様子が示されている。
図180(F1)〜同図(F3)は、チャンスボタン演出が行われることを予告するチャンスボタン準備中表示が表示される様子を示している。
図180(F1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が高速変動を行っている。また、左上では第2装飾図柄が変動表示を行っている。また、図180(F1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、演出表示領域208dに、保留枠UIが表示されている。この保留枠UIは、保留アイコン表示領域HIS、変動アイコン表示領域CIS、演出アイコン表示領域DISを有する。変動アイコン表示領域CISは中央に設けられ、変動アイコン表示領域CISには、台座hs0が配置されている。保留アイコン表示領域HISは、変動アイコン表示領域CISの左側に設けられ、左ベースアイコンbIlの上に4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)が配置されている。演出アイコン表示領域DISは、変動アイコン表示領域CISの右側に設けられ、演出アイコン表示領域DISには、右ベースアイコンbIrが配置されている。さらに、図180(F1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、特図1の保留アイコンが第1ステージhs1に表示されている。すなわち、第1保留アイコンh11が表示されている。特図1の保留アイコンh11の表示態様は、図119(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。第1装飾図柄表示装置208Lの右上には、特図1及び特図2の第2保留数表示(ここでは「1」と「0」)が表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0の上には、変動アイコンh0が表示されている。変動アイコンh0の表示態様も、図119(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。また、この演出例では、演出アイコン表示領域DISにおいて光のエフェクトEF113が表示されてボタン画像表示アニメが開始されている様子が示されている。
すると、図180(F2)に示すように、光のエフェクトEF113の背面側でボタン画像136aが出現し、その後、図180(F3)に示すように、光のエフェクトEF113が消去されるとともに、演出ボタン136(チャンスボタン136)aの上方に「準備中」の文字が表示され、チャンスボタン演出が開始されることを予告(チャンスボタン演出予告)している。なお、操作有効期間は開始していないので、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されても何も起こらない。なお、このチャンスボタン演出予告が表示された後に、チャンスボタン演出が開始され、このチャンスボタン演出において演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作された結果CUM準備中表示MTYが表示されるようにしてもよい。また、光のエフェクトEF113が表示された後、CUM準備中表示MTYが表示されることを予告する表示が行われる場合があってもよい。
図181は、チャンスアップメータにおいて示されていないチェックポイントにおいてチャンスアップ予告が行われる演出例を示す図である。
図181(A1)〜同図(A7)は、例えば、図162(A11)に続き、チャンスアップメータCMTによる演出において、メータに示されていないチェックポイントにおいて、チャンスアップ予告(切れ味のよい剣の予告表示)が行われる様子を示している。なお、図181(A1)〜同図(A2)の期間において行われる演出は、図170(A6)〜同図(A10)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図181(A3)は、サボハニのキャラクタSBHが第1チェックポイントCP1から第2チェックポイントCP2に向かっており、第1チェックポイントCP1と第2チェックポイントCP2の略中間地点にいる様子が示されている。このとき、殿様のキャラクタが構えている刀の刃先がキラキラと輝いており、切れ味鋭い様子が示されている。すなわち、チャンスアップ予告(切れ味のよい剣のチャンスアップ予告)が行われている様子が示されている。
すると、図181(A4)に示すように、チャンスアップメータCMTのメータ部分におけるサボハニのキャラクタSBHが位置している場所でエフェクトEF114が表示され、第4チェックポイントCP4が発生するアニメーションが開始している様子が示されている。なお、エフェクトEF114が表示されることなく第4チェックポイントCP4が表示されるようにしてもよく、例えば、第4チェックポイントCP4がフェイドインするフェイドインアニメにより第4チェックポイントCP4が表示されるようにしてもよい。また、一部のチェックポイントが増加する表示を行わず、チャンスアップメータCMT全体を切り替え表示し、切り替え後のチャンスアップメータCMTに第4チェックポイントCP4が表示されるようにしてもよい。また、切れ味のよい剣のチャンスアップ予告が開始する前に第4チェックポイントCP4を表示するなどして事前報知(予告)を行うようにしてもよい。
図181(A5)では、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ 切味のよい剣」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップ予告が行われたことを報知している。なお、剣の刃先が輝く表示が開始するタイミングとサボハニのキャラクタSBHの吹き出しの表示開始のタイミングとが同じであってもよいし、剣の刃先が輝く表示が開始した後でサボハニのキャラクタSBHの吹き出しが表示されてもよいし、サボハニのキャラクタSBHの吹き出しの表示が開始された後で剣の刃先が輝く表示が表示されてもよい。なお、サボハニのキャラクタSBHは、剣の刃先が輝く表示による予告が行われている間は、第4チェックポイントCP4で停止するが、停止しないようにしてもよい。
その後、図181(A6)に示すように、チャンスアップメータCMTにおける第4チェックポイントCP4が赤色でマーキングされるとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、予告が発生したことの履歴が示される。その後、図181(A7)に示すように、サボハニのキャラクタSBHは移動を開始し、第2チェックポイントCP2に向かっていく。なお、この演出例では、チャンスアップメータCMTに示されていないチェックポイントにおいてチャンスアップ予告が行われているが、チャンスアップメータCMTに示されたチェックポイントにおいてのみチャンスアップ予告が行われるように構成されていてもよい。
図181(B1)〜同図(B7)は、チャンスアップメータCMTによる演出において、メータに示されていないチェックポイントにおいて、チャンスアップ予告(切れ味のよい剣の予告表示)が行われる別の演出パターンを示している。なお、図181(B1
)〜同図(B3)に示す演出は、図181(A1)〜同図(A3)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図181(B4)は、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ 切味のよい剣」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップ予告が行われたことを報知している様子を示している。この演出例では、チャンスアップ予告が行われたことの報知は行うが、当該チャンスアップ予告に対応するチェックポイントの表示が行われていない。なお、チャンスアップメータCMTにおいて、予めチェックポイントが示された地点以外の地点においてチャンスアップ予告が行われた場合に、チャンスアップの発生を報知する吹き出しを表示しないようにしてもよい。
その後、図181(B5)に示すように、吹き出しが消去された後、図181(B6)に示すように、サボハニのキャラクタSBHは、第2チェックポイントCP2に向かって進行を開始する。この演出例では、チェックポイントの表示は行われないが、チャンスアップ予告が行われたタイミングに対応するメータの位置に「UP」の文字を表示しており、大当りの信頼度がアップしていることを示唆している。ここで、「UP」の表示は、サボハニのキャラクタSBHによりオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。なお、「UP」の文字も表示しないようにしてもよく、例えば、チャンスアップメータCMTにおいて、予めメータ部分に表示されたチェックポイントに対応するタイミングでチャンスアップ予告が発生した場合にのみ、対応する位置に「UP」の文字を表示するようにしてもよい。
図181(B7)は、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に到達した様子が示されている。その後は、例えば、図29(9)以降に示す演出が行われる。
図182は、チャンスアップメータを用いた別の演出例について段階的に示した図である。
図182(A1)は、図162(A8)に続く別の演出例である。図182(A1)に示す演出例では、図162(A9)に示される演出例とはチャンスアップメータの表示態様が異なっている。具体的には、チャンスアップメータCMTaのゲージ部分が緑色の棒状に構成され、サボハニのキャラクタSBHに換えて、マーカーMRKaの位置により現在のリーチ演出の進行状況を概略的に報知する。このとき、ゲージ部分におけるマーカーMRKaの進行済み部分については、色が緑色から白色に変化する。また、マーカーMRKaの進行速度は、一定ではなく、演出の進行状況により可変する場合があるが、一定であってもよい。また、この演出例では、図31(2f)に示すチャンスアップメータとは異なり、第1チェックポイントCP1a〜第3チェックポイントCP3aでは、それぞれ無地の白丸の表示態様のマークが表示されている。なお、図31(2f)に示すように、マークにクエスチョンマーク等の文字や記号が付加されて表示されてもよい。この場合、例えば、「クエスチョンマーク」、「!」、「UP」の文字・記号、あるいは、チャンスアップ予告に関連する予告や、高確率状態等の文字を表示することで、チャンスアップ予告の発生しやすさを示唆するようにしてもよい。また、マーク内に「!」、「クエスチョンマーク」、「熱」などの予告表示を行い、チャンスアップ予告の発生しやすさを示唆する表示に加えて、あるいは、チャンスアップ予告の発生のしやすさの示唆とともに大当りのしやすさを予告するようにしてもよい。また、開始地点と最終地点は、チャンスアップメータCMTaのゲージ部分の始端と終端とによって示されている。
図182(A2)では、マーカーMRKaが開始地点からの移動を開始している様子が示されている。
その後、図182(A3)では、マーカーMRKaが第1チェックポイントCP1aに到達している様子が示されている。このとき、マーカーMRKaは、第1チェックポイントCP1aで停止表示される。すると、図182(A4)に示すように、ボゥイのキャラクタBOYが表示画面の左側から出現し、右側に向かって移動する様子が示されている。また、第1チェックポイントCP1aのマークが消去される。なお、マーカーMRKaが第1チェックポイントCP1aに到達するタイミングで第1チェックポイントCP1aのマークが消去されてもよいし、マーカーMRKaが第1チェックポイントCP1aに到達する前にマークが消去されてもよいし、マーカーMRKaが第1チェックポイントCP1aに到達した後でマークが消去されてもよい。また、ボゥイのキャラクタBOYが出現する前にマークが消去されてもよいし、ボゥイのキャラクタBOYが出現するタイミングでマークが消去されてもよいし、ボゥイのキャラクタBOYが出現した後でマークが消去されてもよい。
ボゥイのキャラクタBOYが出現すると、図182(A5)に示すように、マーカーMRKaの近傍に「チャンスアップ BOY通過!!」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップ予告が行われたことを報知している。なお、マーカーMRKaは、図182(A5)〜同図(A6)に示すように、ボゥイのキャラクタBOYが出現し、少なくとも吹き出しが表示されている間は第1チェックポイントCP1aで待機している。
その後、図182(A7)〜同図(A8)では、マーカーMRKaが移動を開始した様子が示されている。このとき、第1チェックポイントCP1aにおけるマークの表示に換えて、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がゲージ部分に重ねて表示される。なお、ボゥイのキャラクタBOYは、図182(A8)に示すタイミングで表示画面の右側からフレームアウトしている。
その後、図182(A9)に示すタイミングで、マーカーMRKaが第2チェックポイントCP2aに到達すると、図182(A10)では、ボタン画像136aと残時間表示メーターMTが表示され、ボタン演出が開始される。このとき、マーカーMRKaは、第2チェックポイントCP2aで停止表示される。また、図182(A10)に示すタイミングでは、演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作有効期間は開始されておらず、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されても、何らの演出も行われない。その後、演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作有効期間が開始されて、遊技者による演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作を受付可能な状態となる。
図182(A11)に示す残時間表示メータMTでは、上記操作有効期間が開始されてゲージが減っている様子が示されており、その後、図182(A12)に示すタイミングで、遊技者が、演出ボタン136(チャンスボタン136)を押下している様子が示されている。すると、図182(A13)に示すように、弱カットイン画像CI3bが表示される。すなわち、この演出例では、第2チェックポイントCP2aにおいて発生する可能性がある金カットイン画像CI3が表示されず、チャンスアップ予告が発生しなかった様子が示されている。
すると、図182(A13)に示すように、第2チェックポイントCP2aのマークが消去されるが、ゲージ部分に「UP」の文字は表示されない。ここで、チャンスアップ予告が発生しなかったことを報知する表示を行うようにしてもよいし、行わなくてもよい。なお、マーカーMRKaが第2チェックポイントCP2aに到達するタイミングで第2チェックポイントCP2aのマークが消去されてもよいし、マーカーMRKaが第2チェックポイントCP2aに到達する前にマークが消去されてもよいし、マーカーMRKaが第2チェックポイントCP2aに到達した後でマークが消去されてもよい。また、ボタン画像136a表示される前にマークが消去されてもよいし、ボタン画像136aが表示されるタイミングでマークが消去されてもよいし、ボタン画像136aが表示された後でマークが消去されてもよい。また、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されるタイミングでマークが消去されてもよいし、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作された後でマークが消去されてもよい。また、弱カットイン画像CI3bが表示される前にマークが消去されてもよいし、弱カットイン画像CI3bが表示されるタイミングでマークが消去されてもよいし、弱カットイン画像CI3bが表示された後でマークが消去されてもよい。
その後、図182(A14)に示すように、マーカーMRKaが第2チェックポイントCP2aからの移動を開始し、図182(A15)に示すように、マーカーMRKaが第3チェックポイントCP3aに到達すると、図182(A16)では、チャンスアップ予告としてのレバー画像136Vaではなく、ボタン画像136aと残時間表示メーターMTが表示され、ボタン演出による予告が開始されたことを報知している。その後、演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作有効期間が開始すると、遊技者による演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作を受付可能な状態となる。その後、図182(A17)に示すように、チャンスアップメータCMTaでは、マーカーMRKaが移動を開始しており、最終地点の手前に位置している。また、残時間表示メータMTでは、操作有効期間が開始されてゲージが減っている様子が示されている。なお、遊技者による演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作が行われるか、操作有効期間が経過するまでマーカーMRKaを第3チェックポイントCP3aで停止させるようにしてもよい。この演出例では、チャンスアップ予告としてのレバー画像136Vaが表示されなかったので、チャンスアップメータCMTaにおける第3チェックポイントCP3aでは、マークが消去されるとともに、ゲージ部分に「UP」の文字は表示されない。
その後、図182(A18)に示すタイミングで、遊技者により演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されるが、図29(23)に示されるような各種演出可動体の動作が行われず、図182(A19)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中図柄に「装飾6」が表示され、「装飾7−装飾6−装飾7」のハズレの組合せとなってハズレとなることが報知される。また、チャンスアップメータCMTaでは、マーカーMRKaが最終地点GPに到達している様子が示されている。なお、マーカーMRKaが第3チェックポイントCP3aに到達するタイミングで第3チェックポイントCP3aのマークが消去されてもよいし、マーカーMRKaが第3チェックポイントCP3aに到達する前にマークが消去されてもよいし、マーカーMRKaが第3チェックポイントCP3aに到達した後でマークが消去されてもよい。また、ボタン画像136a表示される前にマークが消去されてもよいし、ボタン画像136aが表示されるタイミングでマークが消去されてもよいし、ボタン画像136aが表示された後でマークが消去されてもよい。また、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されるタイミングでマークが消去されてもよいし、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作された後でマークが消去されてもよい。また、中図柄が表示される前にマークが消去されてもよいし、中図柄が表示されるタイミングでマークが消去されてもよいし、中図柄が表示された後でマークが消去されてもよい。
その後、図182(A20)に示すように、左図柄、中図柄、右図柄の装飾図柄総てが、通常の濃さよりも一旦薄く表示される。また、同図には、殿様が倒れたシーンが表示されている。図182(A21)では、左図柄、中図柄、右図柄の装飾図柄総てが再び通常の濃さで表示される。その後は、例えば、図162(B4)〜同図(B8)に示す演出が行われる。なお、この演出例では、第3チェックポイントCP3aにおいてチャンスアップ予告が発生せず、ボタン画像136aが表示され、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されるが、ハズレの結果が導出される様子が示されているが、この演出例において、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されて、図29(23)に示されるような各種演出可動体が動作し、大当りの結果が導出される場合があってもよい。また、第3チェックポイントCP3aにおいてチャンスアップ予告が発生しなかった場合には、ハズレが確定していることを示唆していてもよい。
図182(B1)〜同図(B6)は、図182(A1)から続く別の演出パターンを示している。なお、図182(B1)に示す演出は、図182(A2)に示す演出と同じであり、また、図182(B1)に示す演出が行われてから同図(B2)に示す演出が行われる前に行われる演出は、図182(A2)〜同図(A9)に示す演出が行われる。
図182(B2)では、マーカーMRKaが第2チェックポイントCP2aに到達し、ボタン演出が開始されている様子が示されている。また、この演出例では、チャンスアップメータCMTaにおけるゲージ部分の第2チェックポイントCP2aに対応する部分に「激アツ!!!」の文字の表示のうちの「激」の部分が表示されている様子が示されている。すなわち、この演出例では、チャンスアップメータCMTaにおけるゲージ部分において、チャンスアップ予告が行われたことを示す「UP」の表示の他に、当該変動予告(「激アツ!!!」の文字の表示)が表示される場合がある様子が示されている。その後は、例えば、図182(A9)〜同図(A13)に示す演出が行われる。この間も、チャンスアップメータCMTaにおけるゲージ部分において「激アツ!!!」文字が継続して表示され、マーカーMRKaの進行に応じてゲージが緑から白色に変化していくにつれて、「激アツ!!!」の文字が徐々に表れていく。その後、図182(B3)に示すように、「激アツ!!!」の文字が完全に表れるようになる。遊技者は、これを見ることにより、大当りになることに対する期待感をより一層向上させることができる場合がある。その後は、例えば、図171(A19)〜同図(A23)に示す演出が行われる。なお、このとき、図171(A19)に示すチャンスアップメータCMTに替えて、図182(B3)に示すチャンスアップメータCMTaが表示されていることはいうまでもない。なお、図171(B2)においてチャンスアップ予告が発生した場合において、チャンスアップ予告が行われたことを示す「UP」の表示によって「激アツ!!!」の文字の一部又は全部がオーバーラップされていてもよい。
そして、レバー演出において遊技者により演出レバー136Vが操作されると、図182(B4)に示すように、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hが作動し、導光板ILの発光が行われ、第1装飾図柄表示装置208Lではエフェクト画像が表示される。すなわち、大当りとなることが報知される。このとき、チャンスアップメータCMTaは、非表示となるが、表示してもよい。
その後、導光板ILの発光が終了し、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hがそれぞれ初期位置に戻り、第1装飾図柄表示装置208Lではエフェクト画像がフェイドアウトする。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示が中断された決闘シーンのアニメーション表示がフェイドインしながら再開する。なお、決闘シーンのアニメーション表示のフェイドインに伴い、チャンスアップメータCMTもフェイドインするが、決闘シーンのアニメーション表示のフェイドインが完了してからチャンスアップメータCMTが再表示されるようにしてもよい。なお、この動作は、例えば、図17(38)〜同図(44)に示して上述した要領で行われる。
図182(B5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、決闘シーンのアニメーション表示のフェイドインが完了して再開された様子が示されている。具体的には、決闘シーンのアニメーション表示では、敵役の剣豪が悶絶する表情を見せ、今にも敗れるといった様相を呈している。また、チャンスアップメータCMTaでは、マーカーMRKaが最終地点に到達している。また、この演出例では、第3チェックポイントCP3aにおいてレバー画像136Vaが表示されるチャンスアップ予告が発生したので、「UP」の文字がゲージ部分に重ねて表示されている。この演出例では、図182(B5)に示すタイミングで、マーカーMRKaのゲージ部分に表示される全容が初めて視認可能とされる様子が示されている。なお、図182(B5)に示すように、決闘シーンのアニメーション表示が再開されるタイミングでマーカーMRKaのゲージ部分における表示が消去されてもよいし、チャンスアップメータCMTa自体が消去されてもよい。このことは、ハズレの結果が導出される場合も同様である。
その後、図182(B6)では、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、中図柄に「装飾7」が表示され、大当りとなることが報知される。その後は、例えば、図162(A13)〜同図(A15)に示す演出が行われる。
図183は、チャンスアップメータを用いた演出の別のパターンについて示す図である。
図183(A1)〜同図(A6)は、図182(B1)〜同図(B6)に示す演出の別の演出パターンを示している。
図183(A1)では、マーカーMRKaが開始地点からの移動を開始している様子が示されている。この演出例では、図182(B1)に示す演出例とは異なり、ゲージ部分におけるマーカーMRKaの進行済み部分が、緑色から白色でなく、虹色に変化している様子が示されている。この虹色の表示は、大当り確定の予告表示となっており、ゲージ部分が虹色に変化することで、大当り確定であることが報知される。この演出例では、ゲージにおけるマーカーMRKaの進行済み部分が、緑色から虹色に変化している例を示したが、他の色に変化してもよく、変化する色によって大当りの信頼度が変化するようにしてもよい。例えば、マーカーMRKaの進行済み部分を、緑色から緑色に変化しないようにして、白色に変化する場合よりも大当り図柄態様が確定表示されやすいようにしてもよいし、緑色から赤色や金色に変化してもよい。また、マーカーMRKaの進行済み部分に模様が出現するようにしてもよい。また、この演出例では、マーカーMRKaの進行済み部分の表示態様で大当り予告を行っているが、例えば、チャンスアップ予告の発生のしやすさや発生回数を示唆するといったように、チャンスアップ予告に関する予告が行われてもよい。その後は、図183(A2)〜同図(A6)に示す演出が行われる。なお、図183(A2)〜同図(A6)に示す演出例は、マーカーMRKaの進行済み部分の色が異なり、また、第2チェックポイントCP2aにおいて「激アツ!!!」の文字が表示されていない点を除いて、図182(B2)〜同図(B6)に示す演出例と同じであるので、説明を省略する。
図183(B1)〜同図(B16)は、図162(A1)〜同図(A15)に示す演出の別の演出例を示しており、チャンスアップメータCMTcにおいて、チャンスアップ予告が発生するタイミングを明示しないが発生する回数を報知している様子を示している。
図183(B1)に示す演出例は、例えば、図162(A2)に続く演出であり、図162(A3)に示す演出に対応している。この演出例では、CUM準備中表示MTYaの表示態様が図162(A3)に示すCUM準備中表示MTYと異なっており、図183(B1)に示すCUM準備中表示MTYaは、図162(A3)に示すCUM準備中表示MTYよりも上方に延出し、ゲージも上方に配置されており、下方に文字情報を表示可能な情報表示領域が形成されている。なお、この情報表示領域において、チャンスアップ予告が発生する回数や大当り予告を行うようにしてもよい。その後は、図162(A3)〜同図(A7)に示す演出と同様の演出が行われる。
図183(B2)は、図162(A8)に対応する演出である。図183(B2)に示す演出は、CUM準備中表示MTYaの表示態様が異なる点を除いて図162(A8)と同様であるので、説明を省略する。
図183(B3)では、CUM準備表示MTYaからチャンスアップメータCMTcに表示が切り替わっている様子が示されている。この演出例では、チャンスアップメータCMTcのゲージ部分にチェックポイントが表示されておらず、チャンスアップ予告が発生するタイミングや発生する可能性のある回数が認識困難となっている。また、チャンスアップメータCMTcもCUM準備中表示MTYaと同様に、上方に延出しており、また、ゲージも上方に配置され、ゲージの下方に情報表示領域が形成されている。
その後、図183(B4)に示すように、チャンスアップメータCMTcの情報表示領域において「あと3か所」の文字が表示され、チャンスアップ予告の発生タイミングは明らかではないが、3回のチャンスアップ予告が行わる可能性があることが報知されている。また、図183(B4)では、カーソルとして機能するサボハニのキャラクタSBHが移動を開始した様子が示されている。このとき、サボハニのキャラクタSBHの近傍には、「START!!」と書かれた吹き出しが表示されることにより、サボハニのキャラクタSBHの移動開始を報知している。この吹き出しは、図183(B5)に示すように、その後、消去される。
その後、図183(B6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボゥイのキャラクタBOYが表示画面の左側から出現し、右側に向かって移動する様子が示されている。すなわち、ボゥイのキャラクタBOYの出現によるチャンスアップ予告が行われている様子が示されている。
すると、図183(B7)では、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ BOY通過!!」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップ予告が行われたことを報知している。すなわち、遊技者には、このタイミングが第1チェックポイントであると理解することができる場合がある。また、チャンスアップメータCMTcの情報表示領域では、「あと2か所」の文字に表示が変更され、チャンスアップ予告があと2回発生する可能性があることが報知されている。なお、ボゥイのキャラクタBOYが出現する前に情報表示領域におけるチャンスアップ予告の発生回数の表示が変更されてもよいし、ボゥイのキャラクタBOYが出現するタイミングで情報表示領域におけるチャンスアップ予告の発生回数の表示が変更されてもよいし、ボゥイのキャラクタBOYが出現した後で情報表示領域におけるチャンスアップ予告の発生回数の表示が変更されてもよい。また、サボハニのキャラクタSBHの吹き出し表示が表示される前に情報表示領域におけるチャンスアップ予告の発生回数の表示が変更されてもよいし、サボハニのキャラクタSBHの吹き出し表示が表示されるタイミングで情報表示領域におけるチャンスアップ予告の発生回数の表示が変更されてもよいし、サボハニのキャラクタSBHの吹き出し表示が表示された後で情報表示領域におけるチャンスアップ予告の発生回数の表示が変更されてもよい。
その後、図183(B8)では、チャンスアップ予告が発生したタイミングに対応する位置に赤色でマーキングされた第1チェックポイントCP1が表示されるとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、チャンスアップ予告が発生したことの履歴が示される。なお、「UP」の表示は、サボハニのキャラクタSBHにより一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。また、発生した予告の内容を表示するようにしてもよい。
図183(B9)は、図171(A19)に対応する演出である。なお、この演出例では、特に図示しないが、2つ目のチャンスアップ予告である金カットイン画像CI3が上述した要領で表示されており、金カットイン画像CI3が表示されたタイミングに対応する位置に赤色でマーキングされた第2チェックポイントCP2及び「UP」の文字が表示され、また、チャンスアップメータCMTcの情報表示領域におけるチャンスアップ予告の発生回数の表示も「あと1か所」に変更されている。
その後、図183(B10)では、レバー画像136Vaが表示されるとともに、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ レバー」の文字が付記された吹き出しが表示され、レバー演出によるチャンスアップ予告が開始されたことを報知している。このとき、チャンスアップメータCMTcの情報表示領域では、チャンスアップ予告の発生回数の表示が「あと0か所」に変更され、これ以上のチャンスアップ予告の発生の可能性がないことが報知されている。なお、「あと0か所」と表示された後でチャンスアップ予告が発生する場合があってもよい。また、レバー画像136Vaが表示される前に情報表示領域におけるチャンスアップ予告の発生回数の表示が変更されてもよいし、レバー画像136Vaが表示されるタイミングで情報表示領域におけるチャンスアップ予告の発生回数の表示が変更されてもよいし、レバー画像136Vaが表示された後で情報表示領域におけるチャンスアップ予告の発生回数の表示が変更されてもよい。
その後、図183(B11)では、レバー画像136Vaに加えて残時間表示メーターMTが表示され、レバー演出が開始される。このとき、チャンスアップ予告が発生したタイミングに対応する位置に赤色でマーキングされた第3チェックポイントCP3が表示されるとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、チャンスアップ予告が発生したことの履歴が示される。このとき、チャンスアップメータCMTcの情報表示領域に表示されていた「あと0か所」というチャンスアップ予告の発生回数の表示が消去されている。なお、「あと0か所」の表示を消去させずに表示を継続するようにしてもよい。また、図183(B11)に示すタイミングでは、演出レバー136Vの操作有効期間は未だ開始していない。その後、演出レバー136Vの操作有効期間が開始して遊技者による演出レバー136Vの操作を受付可能な状態となる。
図183(B12)に示す残時間表示メータMTでは、上記操作有効期間が開始されてゲージが減っている様子が示されており、その後、図183(B13)に示すタイミングで、遊技者が、演出レバー136Vを操作すると、図183(B14)に示すように、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hが作動し、導光板ILの発光が行われ、第1装飾図柄表示装置208Lではエフェクト画像が表示される。すなわち、大当りとなることが報知される。このとき、チャンスアップメータCMTcは、非表示となるが、表示してもよい。
その後、導光板ILの発光が終了し、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hがそれぞれ初期位置に戻り、第1装飾図柄表示装置208Lではエフェクト画像がフェイドアウトする。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示が中断された決闘シーンのアニメーション表示がフェイドインしながら再開する。この動作は、例えば、図17(38)〜同図(44)に示して上述した要領で行われる。
図183(B15)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、決闘シーンのアニメーション表示のフェイドインが完了して再開された様子が示されている。具体的には、決闘シーンのアニメーション表示では、敵役の剣豪が悶絶する表情を見せ、今にも敗れるといった様相を呈している。また、チャンスアップメータCMTcでは、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達し、プラカードは大当りとなることを示す「V」の文字を示している。また、情報表示領域では、「おめでとう!!」と表示されており、大当りが導出されることを祝福している。なお、「おめでとう!!」の表示を行わなくてもよい。また、ハズレの結果が導出される場合には、例えば、「残念」といった文字を表示し、遊技者を慰める表示を行うようにしてもよいし、情報表示領域に何らの表示も行わないようにしてもよい。また、例えば、図177(C1)〜同図(C6)に示されるような復活演出を行う場合には、情報表示領域に「!!!」といった表示を行い、復活演出が行われる可能性があることを示唆するようにしてもよい。
その後、図183(B16)では、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、中図柄に「装飾7」が表示され、大当りとなることが報知される。その後は、例えば、図162(A13)〜同図(A15)に示す演出が行われる。
図184は、図183に示すチャンスアップメータを用いた演出の変形例について示す図である。
図184(A1)〜同図(A3)は、図183(B1)〜同図(B2)に示すCUM準備中表示MTYaにおける情報表示領域において、チャンスアップ予告の発生回数を予告する表示を行う演出例を示している。具体的には、図184(A1)に示すCUM準備中表示MTYaでは、ゲージ部分の下方に設けられる情報表示領域に「あと3か所」の文字が表示されており、チャンスアップメータCMTcを用いた演出において、チャンスアップ予告が3回発生する可能性があることが報知されている。なお、情報表示領域において報知している回数とチャンスアップ予告の発生する回数とが必ず一致するようにしてもよいし、一致する場合と一致しない場合とがあってもよい。その後は、図184(A2)〜同図(A3)に示す演出が行われる。なお、図184(A1)〜同図(A3)に示す期間において行われる演出は、チャンスアップメータCMTcの表示態様が異なっている点を除き、図162(A3)〜同図(A8)と同様であるので、説明を省略する。
この演出例によれば、例えば、チャンスアップ予告が発生するタイミングがスーパーリーチ毎に固定されている場合には、発展するスーパーリーチの種類を推測できる場合がある。また、例えば、チャンスアップ予告が発生する回数が大当りの信頼度により異なる数で表示されるように構成されている場合には、スーパーリーチが発生する図柄変動に対する大当りの信頼度を推測することができる場合がある。
図184(B1)に示す演出は、図183(B4)に示す演出に対応している。図184(B1)では、チャンスアップメータCMTcの情報表示領域においてチャンスアップ予告の発生回数の表示が行われるのに加え、チェックポイントCP1〜CP3を表示し、チャンスアップ予告の発生タイミングを報知している。このように、チャンスアップ予告が発生するタイミングの一部又は全部がチャンスアップメータCMTcによって報知されるとともに、チャンスアップ予告の発生する回数が報知されてもよい。図183(B4)に示す表示に替えて、図184(B1)に示すような表示が行われてもよい。
図184(C1)〜同図(C4)は、チャンスアップメータCMTcの情報表示領域において、チャンスアップ予告の発生回数を表示せず、チャンスアップ予告が発生する可能性があることを予告している様子を示している。なお、この場合において、チャンスアップ予告の発生回数を表示するようにしてもよい。
図184(C1)では、カーソルとして機能するサボハニのキャラクタSBHが移動を開始した様子が示されている。このとき、サボハニのキャラクタSBHの近傍には、「START!!」と書かれた吹き出しが表示されることにより、サボハニのキャラクタSBHの移動開始を報知している。この吹き出しは、図184(C2)に示すように、その後、消去される。なお、この演出例では、図183(B4)〜同図(B5)に示す演出とは異なっており、チャンスアップメータCMTcの情報表示領域においてチャンスアップ予告の発生回数の表示が行われていない。
図184(C3)では、チャンスアップメータCMTcの情報表示領域において「そろそろBOYが登場」とともにクエスチョンマークが付された表示が行われており、第1チェックポイントCP1に対応するタイミングでボゥイのキャラクタCOYの出現によるチャンスアップ予告が発生する可能性があることを報知している。すなわち、この演出例では、タイミングが明確ではないが、チャンスアップ予告が発生する可能性があることを報知する様子が示されている。なお、特に発生するチャンスアップ予告の内容を報知せず、チャンスアップ予告が発生する可能性があることのみを報知するようにしてもよい。
その後、図184(C4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボゥイのキャラクタBOYが表示画面の左側から出現し、右側に向かって移動する様子が示されている。すなわち、ボゥイのキャラクタBOYの出現によるチャンスアップ予告が行われている様子が示されている。なお、チャンスアップメータCMTcの情報表示領域において「そろそろBOYが登場」の表示が行われた場合でもボゥイのキャラクタBOYが表示されず、チャンスアップ予告が発生しないガセの予告が行われる場合があってもよい。また、ボゥイのキャラクタBOYが表示されるタイミングでボゥイのキャラクタBOYの出現によるチャンスアップ予告とは別の種類のチャンスアップ予告が発生する可能性があることを報知する場合があってもよく、この場合は、例えば、大当り確定であってもよいし、チャンスアップ予告が発生せずにガセの予告となる場合があってもよい。
図184(C5)では、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ BOY通過!!」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップ予告が行われたことを報知している。このとき、チャンスアップメータCMTcの情報表示領域における「そろそろBOYが登場」の文字は消去されている。なお、情報表示領域における表示は、ボゥイのキャラクタBOYが表示される前に消去されてもよいし、ボゥイのキャラクタBOYが表示されるタイミングで消去されてもよいし、ボゥイのキャラクタBOYが表示された後で消去されてもよい。また、情報表示領域における表示は、サボハニのキャラクタSBHの吹き出しが表示される前に消去されてもよいし、吹き出しが表示されるタイミングで消去されてもよいし、吹き出しが表示された後で消去されてもよい。その後は、例えば、図183(B8)に示すように、第1チェックポイントCP1の表示や「UP」の表示を行い、チャンスアップ予告が発生したことの履歴を表示するようにしてもよい。なお、チャンスアップ予告が発生するタイミングの一部又は全部がチャンスアップメータCMTcによって報知されるとともに、チャンスアップメータCMTcによって報知されたタイミングに対応するチャンスアップ予告が行われる前に、この演出例のようにチャンスアップメータCMTcの情報表示領域において「そろそろBOYが登場」といったチャンスアップ予告が発生することを予告する表示が行われてもよい。つまり、チェックポイントを表示している場合に、ボゥイのキャラクタBOYが表示されるタイミングの前に「そろそろBOYが登場」が表示されてもよい。
図184(D1)〜同図(D5)は、図183(B8)に続く演出の別の演出パターンであり、チャンスアップメータCMTcによる演出においてチャンスアップ予告が発生する回数が増加することを報知する演出が行われている様子を示している。なお、図184(D1)に示す演出は、図183(B8)に示す演出を同じであるので、説明を省略する。
その後、図184(D2)では、最終地点GPに向かって進行するサボハニのキャラクタSBHの前方に煙が発生するエフェクト(煙のエフェクトEF115)が表示されている様子が示されている。
その後、煙のエフェクトEF115が消去されると、図184(D3)に示すように、チビ姫のキャラクタCHMが出現し、図184(D4)に示すように、チビ姫のキャラクタCHMの近傍に「1UP!」の文字が付された吹き出しが表示され、チャンスアップ予告が発生する回数が1回増加する可能性があることが報知されている。なお、チビ姫のキャラクタCHMによるチャンスアップ予告の発生回数を増加する演出が行われている間、サボハニのキャラクタSBHは、停止表示されているが、チビ姫のキャラクタCHMによるチャンスアップ予告の発生回数を増加する演出が行われている間も進行していてもよい。
その後、図184(D5)に示すように、チビ姫のキャラクタCHMが消去されると、チャンスアップメータCMTcの情報表示領域に表示されているチャンスアップ予告の発生回数の表示が「あと2か所」から「あと3か所」に変化し、チャンスアップ予告があと3回発生する可能性があることが報知される。なお、チビ姫のキャラクタCHMの「1UP!」の吹き出しが表示される前にチャンスアップ予告の発生回数の表示が更新されてもよいし、吹き出しが表示されるタイミングでチャンスアップ予告の発生回数の表示が更新されてもよいし、吹き出しが表示された後でチャンスアップ予告の発生回数の表示が更新されてもよい。また、チビ姫のキャラクタCHMが消去される前にチャンスアップ予告の発生回数の表示が更新されてもよいし、チビ姫のキャラクタCHMが消去されるタイミングでチャンスアップ予告の発生回数の表示が更新されてもよいし、チビ姫のキャラクタCHMが消去された後でチャンスアップ予告の発生回数の表示が更新されてもよい。また、サボハニのキャラクタSBHは、チビ姫のキャラクタCHMによるチャンスアップ予告の発生回数を増加する演出が行われている間は停止表示されていたため、実際のスーパーリーチの進捗に対し、サボハニのキャラクタSBHの位置が手前となっており、遅れているので、その後は、サボハニのキャラクタSBHが加速し、急いでいる様子を示す演出や、サボハニのキャラクタSBHをワープさせて実際のスーパーリーチの進捗に対応する位置に表示位置を変更させる等、サボハニのキャラクタSBHの表示位置の帳尻を合わせるようにしてもよいし、サボハニのキャラクタSBHの表示位置の帳尻を合わせないようにしてもよい。
この演出例では、チャンスアップメータCMTc関連の演出のみを行うチビ姫のキャラクタCHMを登場させてチャンスアップ予告の発生回数を増加する演出を行うようにしたが、チャンスアップメータCMTcを構成する他の要素(例えば、サボハニのキャラクタSBH)を用いて、例えば、上述したランクアップ演出と同じ要領でチャンスアップ予告の発生回数を増加する演出を行うようにしてもよい。また、チャンスアップメータCMTcを構成しない他の要素によってチャンスアップ予告の発生回数を増加する演出を行うようにしてもよく、例えば、上述したタイマ予告によりチャンスアップ予告の発生回数を増加するようにしてもよいし、予告アイコンYIによる演出によりチャンスアップ予告の発生回数を増加するようにしてもよいし、ミニゲームの結果によりチャンスアップ予告の発生回数を増加するようにしてもよいし、図179(C1)に示すナビキャラクタYMを用いた演出によりチャンスアップ予告の発生回数を増加するようにしてもよい。また、増加するチャンスアップ予告の発生回数は1回に限らず2回以上であってもよいし、例えば、「0UP!」などと表示され、チャンスアップ予告の発生回数が増加しないガセの演出が行われる場合があってもよい。このことは、チャンスポイントが表示されている場合にも適用可能である。
図185は、図183に示すチャンスアップメータを用いた演出の別の演出パターンについて示す図である。
図185(A1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が高速変動を行っている。また、左上では第2装飾図柄が変動表示を行っている。また、図185(A1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、演出表示領域208dに、保留枠UIが表示されている。この保留枠UIは、保留アイコン表示領域HIS、変動アイコン表示領域CIS、演出アイコン表示領域DISを有する。変動アイコン表示領域CISは中央に設けられ、変動アイコン表示領域CISには、台座hs0が配置されている。保留アイコン表示領域HISは、変動アイコン表示領域CISの左側に設けられ、左ベースアイコンbIlの上に4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)が配置されている。なお、図185(A1)では、保留アイコン表示領域HISの前面側にオーバーラップするように図183(B1)に示すCUM準備中表示MTYaが表示されており、視認困難とされている。演出アイコン表示領域DISは、変動アイコン表示領域CISの右側に設けられ、演出アイコン表示領域DISには、右ベースアイコンbIrが配置されている。さらに、図185(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留が1つであり、第2保留数表示では、「1」と「0」が表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0の上には、変動アイコンh0が表示されている。変動アイコンh0の表示態様は、図119(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様となっている。また、この演出例では、例えば、図120〜図147に示して上述した要領で予告アイコンYIが出現し、表示画面の右上隅部に表示されている。また、この演出例では、CUM準備中表示MTYaの情報表示領域に「メータ×1」の文字が表示されており、チャンスアップメータCMTcを用いた演出が1回行われることを予告している。
その後、図185(A2)に示すように、箱が閉じた表示態様である態様aの予告アイコンYIが使用され、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中からランクアップを予告する「UP」の予告表示が飛び出すアニメーションが表示される。ここで出現した「UP」の予告表示は、チャンスアップメータCMTcを用いた演出の発展回数の増加を予告する表示である。なお、予告アイコンYIが使用される前、すなわち箱が開く前に、箱が開くことを事前に予告する演出(例えば、箱がカタカタと振動するアニメーション演出等)を行ってもよい。また、このような演出を行った場合、実際に箱は、必ず開いてもよいし、開かない場合があってもよい。
図185(A3)では、使用された予告アイコンYIが消え、「UP」の予告表示が右図柄表示領域208cに表示されている。図185(A4)では、その「UP」の予告表示を用いた昇格アニメが開始される。図185(A4)では、「UP」の予告表示が、右図柄表示領域208cで光の玉EF116に変化した後、CUM準備中表示MTYaの情報表示領域にめがけて飛んでいき、情報表示領域の「メータ×1」における回数を示す「1」の部分にぶつかっている様子が示されている。このとき、CUM準備中表示MTYa全体が視認困難な態様とされてもよい。このとき、「メータ×1」における「1」の部分が視認困難な態様とされている。なお、この演出例において、昇格アニメが行われることなくチャンスアップメータCMTcを用いた演出の発展回数が増加してもよいし、昇格アニメが行われてチャンスアップメータCMTcを用いた演出の発展回数が増加する場合と、昇格アニメが行われることなくチャンスアップメータCMTcを用いた演出の発展回数が増加する場合とがあってもよい。
すると、図185(A5)に示すように、情報表示領域の「メータ×1」の表示が「メータ×2」となり、チャンスアップメータCMTcを用いた演出が1回発展し、2回行われる可能性があることが報知される。その後は、図162(A3)〜同図(A7)に示す演出と同様の演出が行われる。
図185(A6)に示す演出は、図183(B2)に示す演出に対応しており、チャンスアップメータCMTcの情報表示領域における表示が異なる点を除き、演出内容は同じであるので、説明を省略する。
図185(A7)では、CUM準備表示MTYaからチャンスアップメータCMTcに表示が切り替わっている様子が示されている。この演出例では、CUM準備中表示MTYaからチャンスアップメータCMTcに切り替わっても、チャンスアップメータCMTcの情報表示領域においてチャンスアップメータCMTcを用いた演出の発展回数が引き続き表示されている。また、図185(A7)では、CUM準備中表示MTYaからチャンスアップメータCMTcに表示が切り替わるタイミングで、情報表示領域の「メータ×2」の表示が「メータ×1」となり、チャンスアップメータCMTcを用いた1回目の演出が実行開始されたことが示されている。なお、CUM準備中表示MTYaからチャンスアップメータCMTcに表示が切り替わる前に情報表示領域の「メータ×2」の表示が「メータ×1」に切り替わってもよいし、CUM準備中表示MTYaからチャンスアップメータCMTcに表示が切り替わった後で情報表示領域の「メータ×2」の表示が「メータ×1」に切り替わってもよい。また、この演出例では、図162(A9)に示す演出と同様に、第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3が表示されており、チャンスアップ予告の表示回数と表示されるタイミングが示されている。
図185(A8)は、カーソルとして機能するサボハニのキャラクタSBHが移動を開始した様子が示されている。このとき、サボハニのキャラクタSBHの近傍には、「START!!」と書かれた吹き出しが表示されることにより、サボハニのキャラクタSBHの移動開始を報知している。なお、「START!!」の吹き出しが表示されないようにしてもよい。また、「START!!」が表示される場合とされない場合があるようにしてもよい。
その後、図185(A9)では、最終地点GPにおけるプラカードの表示が「クエスチョンマーク」で表示され、最終地点GPにサボハニのキャラクタSBHが到達すると、チャンスアップメータCMTcを用いた演出が発展する可能性があることを示唆している。その後は、例えば、図29(3)〜同図(16)に示す演出と同様の演出が行われる。
その後、図185(A10)では、図29(17)と同様の演出が行われている。なお、チャンスアップメータCMTcにおける最終地点GPにおけるプラカードの表示は、相変わらず「クエスチョンマーク」の表示となっている。
その後、図185(A11)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、レバー画像136Vaではなく、ボタン画像136aと残時間表示メータMTが表示され、チャンスアップの予告としてのレバー演出が開始されなかった様子が示されている。そのため、サボハニのキャラクタSBHの吹き出しは表示されず、また、図185(A10)〜同図(A12)に示すように、サボハニのキャラクタSBHは第3チェックポイントCP3をそのまま通過し、第3チェックポイントCP3におけるマーキングや「UP」の文字の表示も行われない。なお、図185(A11)に示すタイミングでは、演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作有効期間は、未だ開始されていない。演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作有効期間は、その後開始され、遊技者による演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作を受付可能な状態となる。
その後、図185(A12)に示す残時間表示メータMTでは、上記操作有効期間が減っている様子が示されている。一方、チャンスアップメータCMTcでは、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GP手前に位置している。
その後、上記操作有効期間内において、図185(A13)に示すタイミングで、遊技者が演出ボタン136(チャンスボタン136)を操作すると、図185(A14)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のキャラクタと敵役の剣豪が「外したか・・・」というセリフとともに、勝敗が決しない様子の表示が行われる。また、チャンスアップメータCMTcでは、最終地点GPにおけるプラカードに「発展」という文字表示が行われ、リーチ演出が発展することが報知される。これに伴い、チャンスアップメータCMTcによる演出が発展し、2回目の演出が開始されることが示唆される。
その後、図185(A15)に示される殿様のキャラクタによるカットイン画像CI4の表示が行われた後、図185(A16)に示すように、剣豪リーチにおいてパンダのキャラクタが助っ人として登場する旨の演出が開始される。また、チャンスアップメータCMTcでは、サボハニのキャラクタSBHが空飛ぶじゅうたんに乗って、開始地点SPに向かっていく様子が示されている。このとき、チャンスアップメータCMTcによる演出が発展し、2回目の演出が行われたとして、情報表示領域における「メータ×1」の表示が「メータ×0」に変化している。なお、カットイン画像CI4が表示される前に情報表示領域における表示が変化してもよいし、カットイン画像CI4が表示されるタイミングで情報表示領域における表示が変化してもよいし、カットイン画像CI4が表示された後で情報表示領域における表示が変化してもよい。また、パンダのキャラクタが助っ人として登場する旨の演出が開始する前に情報表示領域における表示が変化してもよいし、パンダのキャラクタが助っ人として登場する旨の演出が開始するタイミングで情報表示領域における表示が変化してもよいし、パンダのキャラクタが助っ人として登場する旨の演出が開始された後で情報表示領域における表示が変化してもよい。また、「メータ×0」に表示変化せず、「メータ×1」の表示を消去するようにしてもよい。
その後、図185(A16)〜同図(A18)に示すように、サボハニのキャラクタSBHが開始地点SPに向かう途上で、サボハニのキャラクタSBHによりオーバーラップさせながら、チャンスアップメータCMTcを変更する表示を行う。そのため、サボハニのキャラクタSBHの移動により、例えば、図185(A17)に示すように、変更後のチャンスアップメータCMTの一部が出現して第6チェックポイントCP6が出現し、図185(A18)に示すように、第5チェックポイントCP5が出現する。
図185(A18)では、サボハニのキャラクタSBHが再び開始地点SPに位置している様子が示されている。このとき、チャンスアップメータCMTcでは、第5チェックポイントCP5及び第6チェックポイントCP6が変化前の表示状態(赤色のマーキングが付されておらず、「UP」の文字表示も行われていない状態)となっている。そして、チャンスアップメータCMTcでは、サボハニのキャラクタSBHの移動が開始される。
その後、図185(A19)では、SP剣豪リーチに発展した様子が示されている。SP剣豪リーチは、剣豪リーチが発展して移行するリーチであり、剣豪リーチからSP剣豪リーチに発展しない場合よりも大当りとなりやすいリーチ演出である。SP剣豪リーチでは、図185(A19)に示すように、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する点では、発展前の剣豪リーチと同じであるが、主人公の殿様の助っ人としてパンダを従えている点と、背景に満月が表れている点で異なっている。さらに、図185(A19)では、サボハニのキャラクタSBHが第5チェックポイントCP5に到達するタイミングで、3匹のコパンダのキャラクタによって構成されるコパンダ応援団KPD48が応援している様子を示すチャンスアップ予告が行われており、SP剣豪リーチの大当りに対する信頼度が飛躍的に高くなっていることを報知している。なお、コパンダ応援団KPD48は、SP剣豪リーチにおいて必ず出現するようにしてもよいし、出現しない場合があってもよい。その後は、例えば、図30(31b)〜同図(34b)に示して上述した要領で演出が行われ、さらにその後は、例えば、演出レバー136Vが操作されると、図29(24)〜同図(28)に示して上述した要領で演出が行われて、大当りとなることが報知される。なお、ハズレとなることが報知されてもよい。
この演出例では、CUM準備中表示MTYaやチャンスアップメータCMTcの構成要素とは別の要素により、チャンスアップメータCMTcを用いた演出の発展回数を増加する演出を行うようにしたが、CUM準備中表示MTYaやチャンスアップメータCMTcの構成要素(例えば、サボハニのキャラクタSBH)を用いて、チャンスアップメータCMTcを用いた演出の発展回数を増加する演出を行うようにしてもよい。また、純粋にチャンスアップメータが表示される回数をストックし、これを表示するようにしてもよい。また、この演出例では、チャンスアップメータCMTcが表示される数がスーパーリーチが発展する回数に対応する例を示したが、チャンスアップメータCMTcが装飾図柄の変動表示中に表示されたり、スーパーリーチに移行したときに表示される等、チャンスアップメータCMTcが表示開始される場面が複数ある場合にも適用することができる。また、チャンスアップメータによる演出の実行が複数ストックされたときに、全て使用される場合と一部しか使用しない場合とがあってもよいし、チャンスアップメータによる演出の実行が複数ストックされた場合に、必ず全部使用されるように構成されてもよい。
図186は、チャンスアップメータ準備中表示を用いた先読み予告の一例を段階的に示した図である。
図186(A1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が高速変動を行っている。また、左上では第2装飾図柄が変動表示を行っている。また、図186(A1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、演出表示領域208dに、保留枠UIが表示されている。この保留枠UIは、保留アイコン表示領域HIS、変動アイコン表示領域CIS、演出アイコン表示領域DISを有する。変動アイコン表示領域CISは中央に設けられ、変動アイコン表示領域CISには、台座hs0が配置されている。保留アイコン表示領域HISは、変動アイコン表示領域CISの左側に設けられ、左ベースアイコンbIlの上に4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)が配置されている。演出アイコン表示領域DISは、変動アイコン表示領域CISの右側に設けられ、演出アイコン表示領域DISには、右ベースアイコンbIrが配置されている。さらに、図186(A1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、特図1の保留アイコンが第1ステージhs1及び第2ステージhs2に表示されている。すなわち、第1保留アイコンh11及び第2保留アイコンh12が表示されている。特図1の保留アイコンh11の表示態様は、図119(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。第1装飾図柄表示装置208Lの右上には、特図1及び特図2の第2保留数表示(ここでは「2」と「0」)が表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0の上には、変動アイコンh0が表示されている。変動アイコンh0の表示態様も、図119(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。その後は、図186(A2)〜同図(A5)に示す演出が行われる。なお、図186(A2)〜同図(A5)に示す演出は、特図1の保留数が異なる点を除き、図163(C2)〜同図(C5)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。なお、図163(D4)〜同図(D5)に示すように、図柄の仮停止表示中及び停止表示中もCUM準備中表示MTYが表示されてもよいし、図柄の仮停止表示中及び停止表示中にCUM準備中表示MTYが表示される場合と表示されない場合の両方があってもよい。このことは、図186(A10)〜同図(A11)に示す場合においても同様である。また、このことは、本明細書に記載したいずれの実施形態においても適用可能である。
図186(A6)では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11,h12の移動アニメーションが行われ、第1ステージhs1に配置されていた第1保留アイコンh11(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域CISの台座hs0上に移動して変動アイコンh0として表示され、第2ステージhs2に配置されていた第2保留アイコンh12が第1ステージhs1に移動して第1保留アイコンh11として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。その後は、図186(A7)〜同図(A8)に示す演出が行われる。なお、図186(A7)〜同図(A8)に示す演出は、特図1の保留数が異なる点を除き、図163(C6)〜同図(C7)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
その後、図186(A9)では、第2チェックポイントCP2に対応する位置に光のエフェクトEF117が表示され、チェックポイント出現アニメが行われている様子が示されている。
すると、図186(A10)に示すように、光のエフェクトEF117が消失し、第2チェックポイントCP2が出現する。このように、この演出例では、CUM準備中表示MTYの表示中にチャンスアップ予告が発生するタイミングを報知するチェックポイントが表示される様子が示されている。なお、この演出例では、チャンスアップメータCMTに表示されるチェックポイントのうちの一部のチェックポイント(第2チェックポイントCP2)のみをCUM準備中表示MTYに表示するようにしたが、チャンスアップメータCMTに表示されるチェックポイントのうちの全部のチェックポイント(第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3)がCUM準備中表示MTYに表示されるようにしてもよい。また、この演出例では、CUM準備中表示MTYの構成要素(ゲージ部分)を用いてチェックポイントが出現する演出を行うようにしたが、CUM準備中表示MTYの構成要素以外の要素(例えば、上述した予告アイテムYI、ミニゲーム、タイマ予告等)を用いた演出によりチェックポイントが出現するようにしてもよい。
その後、左図柄、右図柄、中図柄の順に第1装飾図柄が停止表示し、図186(A11)に示すように、「装飾6−装飾4―装飾1」のハズレの装飾図柄の組み合わせで確定表示される。このとき、変動アイコンは消去される。また、この演出例では、装飾図柄の確定表示中は、CUM準備中表示MTYが非表示とされているが、装飾図柄が確定表示されている間にCUM準備中表示MTYが表示されるようにしてもよい。
その後、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始され、図186(A2)に示す要領で炎のエフェクトEF101が表示された後、図186(A12)に示すように、CUM準備中表示MTYが再び表示される。このとき、前回の図柄変動表示における表示態様、すなわち、第2チェックポイントCP2が表示された態様でCUM準備中表示MTYが表示される。その後は、例えば、図162(A4)〜同図(A7)に示す演出と同様の演出が行われた後、図186(A13)に示す演出が行われる。なお、図186(A13)に示す演出は、CUM準備中表示MTYの表示態様が異なる点を除いて、図162(A8)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図186(A14)では、CUM準備表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わっている様子が示されている。このとき、CUM準備中表示MTYにおいて非表示とされていた第1チェックポイントCP1と第3チェックポイントCP3が出現する。なお、CUM準備中表示MTYにおいて出現済みのチェックポイント(第2チェックポイントCP2)についてもこのタイミングで新たに出現する演出を行うようにしてもよい。なお、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わる前にCUM準備中表示MTYにおいて非表示とされていたチェックポイントが出現するようにしてもよいし、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わるタイミングでCUM準備中表示MTYにおいて非表示とされていたチェックポイントが出現するようにしてもよいし、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わった後でCUM準備中表示MTYにおいて非表示とされていたチェックポイントが出現するようにしてもよい。その後、図186(A15)〜同図(A16)に示す演出が行われる。なお、図186(A15)〜同図(A16)に示す演出は、図162(A10)〜同図(A11)に示す演出を同じであるので、説明を省略する。
このように、この演出例では、複数回の図柄変動表示に亘ってCUM準備中表示MTYが表示される連続予告が行われ、CUM準備中表示MTYによる連続予告の実行中にCUM準備中表示MTYにおいてチェックポイントを出現する演出を行うようにしたが、CUM準備中表示MTYによる連続予告を行わず、実行中の図柄変動表示においてのみCUM準備中表示MTYが表示される演出が行われるようにしてもよい。この場合において、疑似連演出の実行中に、上述したようにしてCUM準備中表示MTYにチェックポイントが出現する演出が行われるようにしてもよい。また、CUM準備中表示MTYにおけるチェックポイントを出現する演出の他、出現したチェックポイントが消去される演出が行われる場合があってもよい。また、チェックポイントが出現する演出において、出現したチェックポイントに対応するチャンスアップ予告が必ず行われてもよいし、出現したチェックポイントに対応するチャンスアップ予告が行われないガセの演出が行われる場合があってもよい。また、チェックポイントが全部出現してもよい。このことは、図165(F1)に示す演出例や、図166(A1)〜同図(A3)、同図(B1)、同図(C1)、同図(D1)にそれぞれ示す演出例についても適用可能である。
図187は、チャンスアップメータの別の表示パターンについて説明する図である。
図187(A1)〜同図(A15)は、図162(A7)に続く別の演出例であり、チャンスアップメータCMTに、サボハニのキャラクタSBHの他、マーカーMRKbがカーソルとして表示されている様子を示している。
図187(A1)は、例えば、図162(A7)に続く演出であり、スーパーリーチ演出に移行している様子を示している。また、表示画面の左下部分には、CUM準備中表示MTYが表示されている。
その後、図187(A2)では、CUM準備表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わっている様子が示されている。この演出例では、カーソルとしてのサボハニのキャラクタSBHの他、サボハニのキャラクタSBHの足元に逆三角形からなるマーカーMRKbも表示されている。すなわち、スーパーリーチの進捗を2つのカーソルで表示する様子が示されている。なお、サボハニのキャラクタSBHは、マーカーMRKbに一部がオーバーラップされているが、マーカーMRKbがサボハニのキャラクタSBHにオーバーラップしない位置(例えば、ゲージの下方等)に表示するようにしてもよい。この演出例では、マーカーMRKbは、サボハニのキャラクタSBHと同期して移動している。その後、図187(A2)〜同図(A15)に示す期間では、例えば、図29(2)〜同図(26)に示す演出と同様の演出が行われる。なお、図187(A2)〜同図(A15)に示す期間において行われる演出は、チャンスアップメータCMTにマーカーMRKbが表示されている点を除いて、図29(2)〜同図(26)と同じであるので、説明を省略する。
なお、この演出例では、マーカーMRKbとサボハニのキャラクタSBHとが同期して移動しているが、例えば、ボタン演出やレバー演出の実行中にサボハニのキャラクタSBHがチェックポイントで待機するアニメーション(例えば、足踏みしているとかで進行しない状態を示すアニメーション等)が行われている間、マーカーMRKbは進行するようにし、マーカーMRKbとサボハニのキャラクタSBHとが同期して移動しない期間があってもよい。あるいは、マーカーMRKbとサボハニのキャラクタSBHのいずれか一方がスーパーリーチ演出の進捗に対応した位置に表示され、他方がスーパーリーチ演出の進捗に対応しない位置に表示される場合があってもよい。また、マーカーMRKbは、スーパーリーチ演出の進捗に対応した位置に表示され、サボハニのキャラクタSBHがチェックポイントにワープし、ワープしたチェックポイントに対応するチャンスアップ予告の発生を予告するようにしてもよい。また、或るチェックポイントでチャンスアップ予告が発生しなかった場合に、その後、サボハニのキャラクタSBHが当該発生しなかったチャンスアップ予告に対応する位置のチェックポイントにワープし、当該チェックポイントに対応するチャンスアップ予告が発生したことにして、大当りの信頼度がアップしたことを示唆するようにしてもよい。また、この演出例では、大当りとなる場合の例について説明したが、ハズレとなる場合も同様にしてマーカーMRKbの表示を行うこともできる。この場合、例えば、マーカーMRKb及び/又はサボハニのキャラクタSBH最終地点GPに到達しないで復活演出が開始する場合があってもよい。なお、この演出例では、CUM準備中表示MTYとしてサボハニのキャラクタSBHが表示されており、マーカーMRKが表示されていないが、CUM準備中表示MTYの表示中にマーカーMRKが表示されてサボハニのキャラクタSBHが表示されなくてもよく、CUM準備中表示MTYの表示中にサボハニのキャラクタSBH及びマーカMRKが表示されてもよい。さらに、(1)CUM準備中表示MTYにサボハニのキャラクタSBHのみが表示されるパターン、(2)CUM準備中表示MTYにマーカーMRKのみが表示されるパターン、(3)CUM準備中表示MTYにサボハニのキャラクタSBHとマーカーMRKの両方が表示されるパターンがある場合において、(1)の場合があってもよいし、(2)の場合があってもよいし、(3)の場合があってもよい。また、(1)の場合があってもよいし、(3)の場合があってもよい。また、(1)の場合があってよいし、(2)の場合があってもよい。
図187(B1)〜同図(B11)は、図167(A7)に続く別の演出パターンを示している。
図187(B1)〜(B2)は、例えば、図162(A7)に続く演出であり、スーパーリーチ演出に移行している様子を示している。また、表示画面の左下部分には、CUM準備中表示MTYが表示されている。
その後、図187(B3)では、CUM準備表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わっている様子が示されている。この演出例では、チャンスアップメータCMTにおけるゲージの構成が、図162(A9)に示すものと異なっている。具体的には、図187(B3)に示すチャンスアップメータCMTには、チェックポイントが1つ(第2チェックポイントCP2)のみ表示されており、最終地点GPaの表示態様も異なっている。すなわち、この演出例では、最終地点GPaが図柄変動表示の結果が導出されるタイミングに対応しておらず、スーパーリーチ演出の途中でチャンスアップメータCMTによる演出が開始し、終了する例を示している。換言すれば、この演出例では、スーパーリーチ演出中のある期間だけチャンスアップ予告が行われるタイミングを報知するチャンスアップメータCMTによる演出が行われる例が示されているということができる。
図187(B4)は、カーソルとして機能するサボハニのキャラクタSBHが移動を開始した様子が示されている。このとき、サボハニのキャラクタSBHの近傍には、「START!!」と書かれた吹き出しが表示されることにより、サボハニのキャラクタSBHの移動開始を報知している。このとき、ボタン画像136aと残時間表示メーターMTが表示され、ボタン演出による予告が開始されたことを報知している。すなわち、この演出例では、ボタン演出の開始から終了までの期間においてチャンスアップメータCMTによる演出が行われている様子が示されている。なお、この演出例では、開始地点SPから第2チェックポイントCP2までの期間が演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作を受け付ける操作有効期間に対応している。また、図187(B4)に示すタイミングでは、未だ操作有効期間は開始されておらず、操作有効期間は、その後開始される。
その後、図187(B5)に示す残時間表示メータMTでは、上記操作有効期間が減っている様子が示されている。一方、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが操作有効期間が開始されてからの時間に対応する位置まで移動している様子が示されている。
その後、図187(B6)に示すタイミングで、遊技者により演出ボタン136(チャンスボタン136)が押下されると、図187(B7)に示すように、図29(13)に示して上述した金カットイン画像CI3が表示される。このとき、サボハニのキャラクタSBHは、表示位置に拘らず、第2チェックポイントCP2まで加速移動する。なお、第2チェックポイントCP2までワープしてもよい。なお、操作有効期間が経過した場合にも金カットイン画像CI3が表示されるが、表示されないようにしてもよい。また、この演出例では、操作有効期間に演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作された場合に金カットイン画像CI3が表示されるようにしたが、例えば、サボハニのキャラクタSBHがゲージ上を進行し、チェックポイント(例えば、第2チェックポイントCP2)に到達するタイミングで演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作された場合に、金カットイン画像CI3が表示され、チェックポイントに到達するタイミングから外れたタイミングで演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作された場合には、金カットイン画像CI3が表示されないようにしてもよいし、金カットイン画像CI3に替えて、弱カットイン画像CI3bが表示されるようにしてもよい。
その後、図187(B8)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ 金カットイン」の文字が付記された吹き出しが表示され、金色の枠で囲まれたカットイン画像の表示による予告が行われたことを報知している。なお、サボハニのキャラクタSBHは、殿様のキャラクタ画像CI3が表示されている間も、第2チェックポイントCP2で停止するが、停止しないようにしてもよい。また、この演出例において、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に到達するタイミングとボタン演出が開始されるタイミングとが同じであってもよいし、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に到達した後でボタン演出が開始されてもよいし、ボタン演出が開始されてからサボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に到達してもよい。また、この演出例では、第2チェックポイントCP2によりチャンスアップ予告が発生するポイントを示しているが、最終地点GPaがチャンスアップ予告の発生するポイントして示すようにしてもよい。その場合、最終地点GPaに到達しない場合があってもよく、最終地点GPaにサボハニのキャラクタSBHが到達することでチャンスアップ予告が発生し、最終地点GPaにサボハニのキャラクタSBHが到達しない場合には、チャンスアップ予告が発生しないようにしてもよい。また、最終地点GPaに必ず到達するようにしてもよく、この場合は、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPaに到達すると必ずチャンスアップ予告が発生してもよいし、最終地点GPaに到達してもチャンスアップ予告が発生しない場合があってもよい。
その後、図187(B9)に示すように、チャンスアップメータCMTにおける第2チェックポイントCP2が赤色でマーキングされるとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、予告が発生したことの履歴が示される。なお、「UP」の表示は、サボハニのキャラクタSBHによりオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。
その後、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始し、図187(B10)では、最終地点GPaに到達した様子が示されている。すると、図187(B11)に示すように、チャンスアップメータCMTが消去され、スーパーリーチ演出は引き続き行われる。
なお、この演出例では、スーパーリーチにおける一部の期間においてチャンスアップメータCMTによる演出を行うようにしたが、スーパーリーチ以外の期間(例えば、ノーマルリーチにおける一部の期間や、リーチ状態となっていない図柄変動表示における一部の期間において行うようにしてもよい。
図188は、別のスーパーリーチにおいて実行されるチャンスアップメータの演出例について説明する図である。
図188(A1)〜同図(A16)は、例えば、図16(24)に続く別の演出例であり、上述したスーパーリーチの一例としての剣豪リーチとは別の姫リーチの演出が行われている様子を示している。
図188(A1)は、例えば、図16(24)に続く演出であり、スーパーリーチに移行する様子が示されている。
図188(A2)では、スーパーリーチの一例である姫リーチの演出が開始された様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lでは、姫のキャラクタが歌う曲である「そこにあるかも知れない・・・」のタイトル表示が行われ、第1装飾図柄が表示画面の右下隅部に移動している様子が示されている。
その後、図248(A3)では、姫のキャラクタが登場し、踊っている様子が示されるとともに、姫のキャラクタの前面側にオーバーラップするように、表示画面の中央やや下方に帯状の歌詞表示領域LYCが左右に延在して配置されている。そして、歌詞表示領域LYCには、姫のキャラクタが歌う曲の歌詞が横書きで表示されるとともに、歌詞の下方には三角形状のマーカーMRKcが表示されており、曲の進行に合わせてマーカーMRKcが右方向へ移動するように構成されており、歌い出しのタイミング等を報知している。図248(A3)に示す歌詞表示領域LYCでは、「だけど 本当の優しさが」が表示されており、そのうちの「優」の文字が他の文字と比べて太字でかつ大きいサイズで表示されている。すなわち、この演出例では、姫のキャラクタが「優」の部分を歌うタイミングで、チャンスアップ予告が発生する可能性があることを示唆している。換言すれば、「優」の文字が上述したチャンスアップメータCMTにおけるチェックポイントの機能を有しているということができる。なお、この演出例では、歌詞によりチャンスアップ予告の発生タイミングを示唆しているが、例えば、会話予告におけるセリフにおいて特定の文字の表示態様を他の文字と異ならせてセリフに合わせた音声を出力し、セリフにおける特定の文字に対応する音声が出力されるタイミングでチャンスアップ予告が発生する可能性があることを示唆するようにしてもよい。
図188(A4)は、姫のキャラクタの歌に合わせてマーカーMRKcが移動している様子が示されている。その後、図188(A5)では、姫のキャラクタが「優」の部分を歌うタイミングで歌詞表示領域LYCの上下の枠がデフォルトの表示態様である白色から赤色に変化し、チャンスアップ予告が行われている様子が示されている。
すると、図188(A6)では、「優」の文字の近傍に「チャンスアップ 歌詞枠が赤」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップ予告が行われたことを報知している。なお、歌詞表示領域LYCの表示態様が変化するタイミングで吹き出しが表示されてもよいし、歌詞表示領域LYCの表示態様が変化した後で吹き出しが表示されてもよいし、歌詞表示領域LYCの表示態様が変化する前に吹き出しが表示されてもよい。なお、歌詞枠が白色>赤色>金色>虹色の順にランクアップしてもよく、また、白色から金色といったように1又は2以上ランクを飛ばしてランクアップしてもよい。この場合、虹色>金色>赤色>白色の順で大当りの期待度が高くなっており、虹色の場合は大当り確定であってもよい。また、「優」などのタイミングを報知している文字によって、変化する態様を報知(例えば、「優」を赤色にする等)してもよい。また、この演出例では、チャンスアップ予告が発生するポイントが1つであるものについて説明したが、チャンスアップ予告が発生するポイントとが複数個あってもよい。また、歌詞枠の色によって同じリーチでもチャンスアップ予告が発生するポイントが変化してもよい。また、歌詞枠の色によらず、チャンスアップ予告が発生するポイントが同じであってもよい。
その後、図188(A7)では、引き続き、姫のキャラクタの歌に合わせてマーカーMRKcが移動しており、「だけど 本当の優しさが」のフレーズを歌い終えたタイミングを示している。なお、この演出例において、チャンスアップ予告が発生したことの履歴を、チャンスアップ予告が発生したときに表示されているフレーズの表示中にのみ表示するようにしたが、チャンスアップ予告が発生したときに表示されているフレーズから他のフレーズに切り替わった後も引き続きチャンスアップ予告が発生したことの履歴を表示するようにしてもよく、例えば、チャンスアップ予告が発生したフレーズを歌詞表示領域LYCとは別の表示領域に表示し、発生したチャンスアップ予告の種類を示唆するようにしてもよいし、チャンスアップ予告が発生した回数を表示するようにしてもよいし、発生したチャンスアップ予告の種類を明示的にあるいは暗示的に表示するようにしてもよい。
続いて、図188(A8)では、歌詞表示領域LYCにおける歌詞の表示が切り替わり、「そこにあるかも」のフレーズが表示されており、これらの文字はいずれも同一の表示態様とされている。
図188(A9)では、マーカーMRKcが姫のキャラクタの歌に合わせて移動しており、「そこにあるかも」のフレーズを歌い終えたタイミングを示している。
すると、図188(A10)では、ボタン画像136aと残時間表示メーターMTが表示され、ボタン演出による最終ジャッジ演出が開始された様子が示されている。また、ボタン演出が開始されると、歌詞表示領域LYCはいったん消去される。なお、図188(A10)に示すタイミングでは、未だ操作有効期間は開始されておらず、操作有効期間は、その後開始される。なお、歌詞表示領域LYCがそのまま表示されてもよい。
その後、図188(A11)に示す残時間表示メータMTでは、上記操作有効期間が減っている様子が示されている。
その後、図188(A12)に示すタイミングで、遊技者により演出ボタン136(チャンスボタン136)が押下されると、図188(A13)では、歌詞表示領域LYCが再び表示されるとともに、この歌詞表示領域LYCには、「知れない」のフレーズが表示され、最終ジャッジ演出に成功した様子が示されている。その後、姫のキャラクタの歌に合わせてマーカーMRKcが移動し、図188(A14)に示すタイミングで「知れない」のフレーズが歌い終わると、マーカーMRKcも「知れない」のフレーズの右側に位置するようになる。なお、ハズレとなる場合は、演出ボタン136(チャンスボタン136)が押下されると、例えば、画面が暗転し、曲を最後まで歌うことができず、最終ジャッジ演出に失敗した演出表示が行われることとなる。
図188(A15)では、歌詞表示領域LYCが消去され、曲を歌い切った様子が示されている。その後、図188(A16)に示すように、中図柄に「装飾7」が表示され、大当りとなることが報知される。
図188(B1)〜同図(B11)は、例えば、図162(A8)に続く別の演出例を示しており、チャンスアップメータCMTによる演出の実行中にチャンスアップ予告が発生することを事前に報知する様子を示している。
図188(B1)は、例えば、図162(A8)に続く演出であり、CUM準備表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わっている様子が示されている。図188(B1)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2及び第3チェックポイントCP3が配置されている。これら第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3は、チャンスアップ予告が発生する場合があることを示すものであり、遊技者に期待感を持たせるようにしている。すなわち、サボハニのキャラクタSBHが移動する道中で第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3にそれぞれ到達すると、特定の予告が発生する場合がある。また、最終地点GPでは、プラカードが回転表示しており、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達することにより、大当り及びハズレのいずれかの結果が導出されることを示唆している。また、この演出例では、ゲージ部分における第2チェックポイントCP2の上方に宝箱TRGが表示されている。この宝箱TRGは、サボハニのキャラクタSBHが近接すると開放し、チャンスアップ予告の発生を予告する可能性があることを示している。なお、図188(B1)〜同図(B2)における期間では、例えば、図29(2)〜同図(7)に示す演出と同様の演出が行われる。
図188(B3)では、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始した後、宝箱TRGに近づいた様子が示されている。すると、図188(B4)に示すように、宝箱TRGが開放し、宝箱TRGの中から「UP」の文字が出現する。これにより、第2チェックポイントCP2において、金カットイン画像CI3の表示によるチャンスアップ予告が発生することが予告される。なお、この演出例では、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に到達する前に宝箱を開放してチャンスアップ予告の発生を予告するようにしたが、第2チェックポイントCP2に到達した場合に宝箱TRGが開放するように構成されてもよい。すなわち、宝箱TRGが第2チェックポイントCP2に出現すること自体により、チャンスアップ予告が発生しやすいことを報知してもよい。
その後、図188(B5)では、宝箱TRGが「UP」の文字とともに消去され、サボハニのキャラクタSBHが引き続き第2チェックポイントCP2に向かっている様子が示されている。その後、図188(B6)〜同図(B11)に示す演出が行われる。なお、図188(B6)〜同図(B11)の期間において行われる演出は、図29(9)〜同図(16)に示す演出と同様であるので、説明を省略する。
この演出例では、宝箱TRGが開放して「UP」の文字が出現することにより対応するチェックポイントにサボハニのキャラクタSBHが到達するタイミングでチャンスアップ予告が発生することを事前に予告するようにしたが、例えば、チャンスアップ予告の発生とともに、より信頼度の高い態様となることを予告するようにしてもよい。また、宝箱TRGが配置されたチェックポイントにサボハニのキャラクタSBHが到達するタイミングで発生する可能性があるチャンスアップ予告の内容を示唆するアイコンが宝箱TRGから出現するようにしてもよく、例えば、第1チェックポイントCP1に宝箱TRGが配置されており、その宝箱TRGが開放されると、ボゥイのキャラクタBOYの顔のアイコンが出現して、ボゥイのキャラクタBOYが出現するチャンスアップ予告が行われることを予告するようにしてもよい。
図189は、チャンスアップメータによる演出の変形例について説明する図である。
図189(A1)〜同図(A6)は、一のチェックポイントにおいて複数のチャンスアップ予告が発生する様子を示している。
図189(A1)は、例えば、図29(1)に続く演出である。なお、図189(A1)〜同図(A2)に示す演出は、図29(2)〜同図(3)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図189(A3)では、サボハニのキャラクタSBHが第1チェックポイントCP1に到達するタイミングで、ボゥイのキャラクタBOYが表示画面の左側から出現し、右側に向かって移動する様子が示されている。すなわち、ボゥイのキャラクタBOYの出現によるチャンスアップ予告が行われている様子が示されている。また、この演出例では、さらに、表示画面の右端からコパンダのキャラクタKPDが出現し、コパンダのキャラクタKPDの出現によるチャンスアップ予告も行われている。ここで、コパンダのキャラクタKPDは、スーパーリーチ演出における剣豪のキャラクタにオーバーラップしている。なお、コパンダのキャラクタKPDが剣豪のキャラクタにオーバーラップされてもよい。ここで、ボゥイのキャラクタBOYが出現した後でコパンダのキャラクタKPDが出現してもよいし、コパンダのキャラクタKPDが出現した後でボゥイのキャラクタBOYが出現してもよいし、ボゥイのキャラクタBOYとコパンダのキャラクタKPDとが同時に出現してもよい。
すると、図189(A4)では、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ BOY通過!!」の文字が付記された吹き出しが表示され、さらにその上方に「チャンスアップ コパンダ登場!!」の文字が付記された吹き出しも表示されており、第1チェックポイントCP1において2つのチャンスアップ予告が発生したことが報知されている。なお、「チャンスアップ BOY通過!!」の吹き出しと「チャンスアップ コパンダ登場!!」の吹き出しとが同時に表示されてもよいし、「チャンスアップ BOY通過!!」の吹き出しが表示された後で「チャンスアップ コパンダ登場!!」の吹き出しが表示されてもよいし、「チャンスアップ コパンダ登場!!」の吹き出しが表示された後で「チャンスアップ BOY通過!!」の吹き出しが表示されてもよい。サボハニのキャラクタSBHの吹き出しは、ボゥイのキャラクタBOYとコパンダのキャラクタKPDが出現した後に表示されてもよいし、ボゥイのキャラクタBOYとコパンダのキャラクタKPDの出現中(例えば、出現アニメの表示中)に表示されてもよいし、ボゥイのキャラクタBOYとコパンダのキャラクタKPDの出現前に表示されてもよい。また、サボハニのキャラクタSBHは、ボゥイのキャラクタBOYとコパンダのキャラクタKPDの表示による予告が行われている間は、第1チェックポイントCP1で停止するが、停止しないようにしてもよい。また、例えば、「チャンスアップ BOY通過!andコパンダ登場!!」というように一の吹き出しによってチャンスアップ予告が複数発生したことを報知してもよい。
図189(A5)は、ボゥイのキャラクタBOYとコパンダのキャラクタKPDがフレームアウトのアニメにより消去され、サボハニのキャラクタSBHの吹き出しも消去されている様子が示されている。なお、ボゥイのキャラクタBOYとコパンダのキャラクタKPDが消去された後で吹き出しが消去されてもよいし、吹き出しが消去された後でボゥイのキャラクタBOYとコパンダのキャラクタKPDが消去されてもよいし、ボゥイのキャラクタBOYとコパンダのキャラクタKPDが消去している間(フレームアウトのアニメの表示中)に吹き出しが消去されてもよい。また、サボハニのキャラクタは、チャンスアップメータCMTのゲージ上の移動を開始している。その後は、図189(A6)に示す演出が行われる。なお、図189(A6)に示す演出は、図29(8)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。その後、例えば、図29(9)以降に示す演出が行われる。なお、この演出例では、複数のチャンスアップ予告が発生してもチャンスアップ予告が発生したことを示す「UP」の文字が1つしか表示されないが、発生したチャンスアップ予告の数に対応した数の「UP」(この演出例では、2つの「UP」の表示)が表示されてもよい。
図189(B1)〜同図(B7)は、スーパーリーチ中のチャンスアップメータによる演出においてチャンスアップ予告が発生しなかったチェックポイントがあった場合に、その後、当該チェックポイントでチャンスアップ予告が行われたことにする演出例を示している。なお、図189(B1)〜同図(B2)の期間では、例えば、図170(A6)〜同図(A17)に示す演出と同様の演出が行われている。
その後、図189(B3)に示すタイミングでサボハニのキャラクタSBHの動作が停止すると、図189(B4)に示すように、一時停止のアイコンPSEがチャンスアップメータCMTの一部を前面側で重なるように表示される。すなわち、この演出例では、一時停止のアイコンPSEがチャンスアップメータCMTに重なることで、チャンスアップメータCMTによる演出が一時停止した様子が示されている。なお、チャンスアップメータCMTの構成要素の一部又は全部によって一時停止であることを表示するようにしてもよい。
すると、図189(B5)に示すように、スーパーリーチの演出が中断されて姫のキャラクタが「リーチを書き換えるよ」と喋っている様子を示すカットインが表示される。このカットインの表示は、例えば、当該図柄変動表示において行われたリーチ演出について、他の内容の演出が行われたものとすることにより、大当りの信頼度を向上させる予告である。なお、このカットインの表示は、チャンスアップメータCMTには直接的に関連しない予告であるが、チャンスアップメータCMTに直接的に関係するチャンスアップの予告であってもよい。また、この演出例では、姫のカットインの表示が表示されている期間においても、一時停止のアイコンPSEとともにチャンスアップメータCMTを表示しているが、一時停止のアイコンPSE及びチャンスアップメータCMTを非表示としてもよい。また、一時停止のアイコンPSEを表示してチャンスアップメータCMTによる演出が一時停止される前に姫のカットインの表示するようにしてもよく、この場合、例えば、姫のカットインが表示されている期間において、チャンスアップメータCMTを非表示にし、姫のカットインの表示が終了してスーパーリーチの演出が再開されるときにチャンスアップメータCMTに一時停止のアイコンPSEを表示してチャンスアップメータCMTによる演出が一時停止する演出を行うようにしてもよい。また、一時停止のアイコンPSEが表示されている期間では、スーパーリーチの演出は一時停止される一方、チャンスアップメータCMTでは演出は停止されず、サボハニのキャラクタSBHが進行するようにしてもよいし、スーパーリーチの演出は一時停止されず、チャンスアップメータCMTにおける演出が一時停止するようにしてもよい。また、姫のキャラクタによるカットインの表示が行われる場合に、一時停止のアイコンPSEが表示されて演出が一時停止する場合と一時停止を行わない場合とがあってもよく、例えば、一時停止した場合は一時停止しなかった場合よりも大当り図柄態様が確定停止しやすいようにしてもよい。また、スーパーリーチ演出の進捗がチャンスアップメータCMTにおいて示すサボハニのキャラクタSBHの位置よりも進行しており、一時停止のアイコンPSEを表示してスーパーリーチ演出を一時停止させることにより、スーパーリーチ演出の進捗とサボハニのキャラクタSBHの位置との帳尻を合わせるような演出が行われてもよい。
図189(B6)では、姫のキャラクタによるカットインの表示が終了し、中断されていたスーパーリーチの演出が再開している様子が示されている。ただし、一時停止のアイコンPSEは表示されており、チャンスアップメータCMTによる演出は一時停止したままとなっている。
その後、図189(B7)に示すように、一時停止のアイコンPSEが消去され、チャンスアップメータCMTによる演出が再開する。このとき、リーチ演出が書き換えられており、チャンスアップ予告が発生しなかった旨の表示が行われていた第2チェックポイントCP2の表示が赤色でマーキングされた態様で表示されるとともに、チャンスアップ予告が発生したことを示す「UP」の文字も表示されている。すなわち、実際には、第2チェックポイントCP2に対応するチャンスアップ予告は行われていなかったが、行われたものとして表され、大当りの信頼度が向上している様子が示されている。なお、この演出例では、一時停止のアイコンPSEがチャンスアップメータCMTにオーバーラップしている様子が示されているが、例えば、チャンスアップメータに上述した情報表示領域が設けられた場合にあっては、当該情報表示領域に「一時停止」の文字が表示されてもよいし、チャンスアップメータCMTに「一時停止」の文字のみが表示され、バーの表示やサボハニのキャラクタSBH等のチャンスアップメータCMTを構成する画像が非表示とされてもよい。
図189(C1)〜同図(C6)は、チャンスアップメータの別表示態様について示している。
図189(C1)は、例えば、図29(1)に続く別の演出パターンを示している。具体的には、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に移行すると、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の下端に帯状に形成されたチャンスアップメータCMTxが左右に延在して表示される。このチャンスアップメータCMTxは、スーパーリーチの演出の進捗に応じて、開始地点SPxから最終地点GPxにかけて青色で表示されたゲージが左から右に向かって減少する態様で表示が変化する。なお、開始地点SPxの左側の領域では、「始」の文字が表示され、最終地点GPxの右側の領域では、「終」の文字が表示されており、チャンスアップメータCMTxの開始地点SPxと最終地点GPxが明示されている。また、チャンスアップメータCMTxの所定位置には、チェックポイントCPxが配置されており、後述するマーカーMRKxがチェックポイントCPxに到達するタイミングでチャンスアップ予告が行われる可能性があることを示している。なお、チェックポイントCPxは、白丸の中にクエスチョンマークが付された表示態様とされ、何らかのチャンスアップ予告が行われる可能性があることを示唆しており、遊技者に期待感を持たせることができる場合がある。なお、白丸の中にクエスチョンマークが付されていなくてもよいし、クエスチョンマークが付される場合と付されない場合とがあってもよい。また、白丸の中に、クエスチョンマークとは異なるマークや文字や記号が付されていてもよい。
図189(C2)は、チャンスアップメータCMTxによる演出が開始され、スーパーリーチの演出の進捗に応じてマーカーMRKxが開始地点SPxから最終地点GPxに向かって移動し、これに対応してゲージが減少している様子を示している。
その後、図189(C3)に示すタイミングでマーカーMRKxがチェックポイントCPxに到達すると、図189(C4)に示すように、楕円形の枠の中に「激熱」と付された吹き出しが殿様の顔の表示YSMNとともに表示され、大当りの信頼度の高いチャンスアップ予告(激熱予告)が行われる。なお、マーカーMRKxがチェックポイントCPxに到達してもチャンスアップ予告が行われない場合があってもよいし、他の種類のチャンスアップ予告が行われてもよい。また、チャンスアップ予告が行われている間は、マーカーMRKxがチェックポイントCPxの位置で待機するようにしてもよいし、待機せずに最終地点GPxに向かって進行していてもよい。
図189(C5)は、殿様の顔の表示YSMNが消去されてチャンスアップ予告が終了し、チャンスアップメータCMTxがスーパーリーチ演出の進捗に応じて進んでいる様子が示されている。
その後、図189(C6)に示すように、マーカーMRKxが最終地点GPxに到達すると、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、中図柄に「装飾7」が表示され、大当りとなることが報知される。なお、マーカーMRKxが最終地点GPxに到達すると、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗北する表示がおこなわれる場合があってもよい。
図189(D1)〜同図(D6)は、図189(C1)〜同図(C6)に示す演出の別の演出パターンを示している。この演出例では、図189(D1)に示すように、チェックポイントCPxにおける表示が、白丸の中に「熱」の文字が付された表示態様とされ、マーカーMRKxがチェックポイントCPxに到達するタイミングで、図189(D4)に示す激熱予告が行われることを予告している。なお、他の種類のチャンスアップ予告の発生を予告するようにしてもよい。また、白丸の中に「熱」の文字が付された表示態様である場合は、チャンスアップ予告が必ず発生してもよいし、発生しない場合があってもよい。また、図189(D1´)に示すように、チェックポイントCPxの近傍に「このタイミングで「激熱」予告が発生」の文字が表示された吹き出しを表示してもよい。なお、図189(D1)〜同図(D6)に示す演出は、チェックポイントCPxの表示態様が異なる点を除き、図189(C1)〜同図(C6)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。なお、マーカーMRKxがチェックポイントCPxに到達する前に、「クエスチョンマーク」から「熱」の文字に変化する場合があってもよい。
図190は、チャンスアップメータによる演出の別の演出パターンについて説明する図である。
図190(A1)〜同図(A4)は、チャンスアップメータCMTによる演出において、チャンスアップメータCMTの構成要素を用いてチャンスアップ予告とは別の予告を行う様子を示している。
図190(A1)は、例えば、図29(2)に続く演出である。なお、図190(A1)〜同図(A2)に示す演出は、図29(3)〜同図(4)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図190(A3)では、第1チェックポイントCP1においてボゥイのキャラクタBOYが出現したので、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ BOY通過」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップ予告が行われたことを報知している。このとき、吹き出しの背景色が赤色となっており、これにより、吹き出しの背景色がデフォルト色(白色)の場合よりも実行中の図柄変動表示において大当り図柄態様が確定表示されやすいことを示唆している。すなわち、吹き出しの背景色が赤色となることにより、予告が行われている様子が示されている。その後、図190(A4)に示す演出が行われる。なお、ハズレ図柄表示態様が確定表示される場合よりも大当り図柄表示態様が確定表示される場合の方が、吹き出しの背景色がデフォルト色(白色)よりも赤色で表示されやすいように構成されてもよい。
その後、チャンスアップ予告が終了すると、図190(A4)に示すように、第1チェックポイントCP1が赤色でマーキングされるとともに、チャンスアップ予告が発生したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字が表示され、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始する。
図190(B1)〜同図(B18)は、スーパーリーチ以外の図柄変動中にチャンスアップメータCMTによる演出が行われる演出例を示している。図190(B1)は、例えば、図162(A2)に続く演出例であり、図190(B1)に示す演出は、図162(3)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図190(B2)では、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わっている様子が示されている。この演出例におけるチャンスアップメータCMTは、例えば、装飾図柄の変動表示の進行状況を示しており、開始地点SPから最終地点GPまでの間をサボハニのキャラクタSBHが移動し、その位置によって現在の装飾図柄の変動表示の進行状況を概略的に報知している。この演出例における最終地点GPでは、プラカードが「×」の表示とクエスチョンマークの表示とを含んで回転表示しており、ハズレとなるか演出が発展するかについて遊技者に期待感を持たせている。ここで、サボハニのキャラクタSBHの進行速度は、一定ではなく、演出の進行状況により可変する場合があるが、一定であってもよい。なお、図190(B2)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2及び第3チェックポイントCP3が配置されている。これら第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3は、特定の予告が発生する場合があることを示すものであり、遊技者に期待感を持たせるようにしている。すなわち、サボハニのキャラクタSBHが移動する道中で第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3にそれぞれ到達すると、特定の予告が発生する場合がある。
図190(B3)〜同図(B4)では、カーソルとして機能するサボハニのキャラクタSBHが移動を開始した様子が示されている。このとき、サボハニのキャラクタSBHの近傍には、「START!!」と書かれた吹き出しが表示されることにより、サボハニのキャラクタSBHの移動開始を報知している。
図190(B5)では、会話予告が開始している様子が示されている。会話予告が開始されると、殿様のキャラクタとともに「チャンス」という文字表示が表示された殿様の会話画像CI1が表示される。この、殿様の会話画像CI1の表示は、会話予告の第1段階となっている。また、この殿様の会話画像CI1は、第1装飾図柄にオーバーラップしており、第1装飾図柄にオーバーラップしていない状態である場合よりも、第1装飾図柄が視認困難とされている。
その後、図190(B6)では、会話予告が更新されている。具体的には、殿様の会話画像CI1が縮小表示されて第2装飾図柄の表示位置の下方に表示され、爺のキャラクタとともに操作促進報知画像が表示された爺の会話画像CI2が表示される。操作促進報知画像は、演出ボタン136(チャンスボタン136)を操作有効期間内に押下することを促す画像であり、演出ボタン136(チャンスボタン136)を模したボタン画像136aと、上記操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータMTとによって構成されている。なお、図190(B6)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、演出ボタン136(チャンスボタン136)が操作されてもこれに応じた表示は行われない。第1装飾図柄は、爺の会話画像CI2によって隠されてしまっているが、遊技者は、第4図柄表示装置284や第2装飾図柄等によって特図が変動中であることを認識することができる場合がある。なお、装飾図柄が隠されないように、装飾図柄の表示位置を爺の会話画像CI2や殿様の会話画像CI1とは重ならない位置に移動させるようにしてもよい。また、図190(B6)に示すように、殿様の会話画像CI1は、爺の会話画像CI2によって少なくとも一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも、殿様の会話画像CI1の表示態様が視認困難とされている。また、会話予告が更新される際に殿様の会話画像CI1が縮小表示されなくてもよく、また、殿様の会話画像CI1が消去されてもよい。また、後から表示された会話画像が先に表示された会話画像と異なる大きさ(大きい又は小さい)であってもよく、表示されると大当りへの期待度が高い会話予告Aが、この会話予告Aよりも大当りへの期待度が低い会話予告Bと異なる大きさ(大きい又は小さい)であってもよい。演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作有効期間は、その後開始される。
図190(B7)に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始して所定時間が経過したときの表示態様で示されており、その後、遊技者により演出ボタン136(チャンスボタン136)が押下されると、図190(B8)に示すように、爺の会話画像CI2では、操作促進報知画像に替えて、その操作促進報知画像が表示されていた枠が金色に縁取られるとともに、「激アツですぞ!」の文字が表示される予告が行われる。そして、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ 金枠予告発生!!」の文字が付記された吹き出しが表示され、爺の会話画像CI2によるチャンスアップ予告が行われたことが報知される。なお、爺の会話画像CI2の表示態様が変化するタイミングで吹き出しが表示されてもよいし、爺の会話画像CI2の表示態様が変化した後で吹き出しが表示されてもよい。また、図190(B8)では、図119(b)に示すNo.6の「金爆撃機」のアイコンIHIが画面右端に登場し、保留変化アニメが開始される。すなわち、ここで表示された「金爆撃機」のアイコンIHIが保留変化予告の表示に相当する。この演出例における保留変化アニメでは、「金爆撃機」のアイコンIHIが右から左に向かって飛行する間に、変動アイコンh0めがけて銃弾を発射(爆撃)する。なお、「金爆撃機」のアイコンIHIは、目標となる変動アイコンh0の手前で一時停止する場合もある。また、この一時停止は、対象となるアイコンを偽装するガセの一時停止である場合もある。また、この演出例では、「金爆撃機」のアイコンIHIによる保留変化アニメが行われることにより、変動アイコンh0の表示態様が変化した場合に、変化後の保留アイコンの表示態様が金色の表示態様となることが示唆されている。なお、「金爆撃機」のアイコンIHIによる保留変化アニメが行われた場合には、変動アイコンh0に対する爆撃に成功して保留アイコンの表示態様が必ず変化してもよいし、変動アイコンh0に対する爆撃に失敗して変動アイコンh0の表示態様が変化しない場合があってもよい。この演出例において、爺の会話画像CI2の表示態様が変化した後で「金爆撃機」のアイコンIHIが登場して保留変化アニメが開始されてもよいし、保留変化アニメが開始された後で爺の会話画像CI2の表示態様が変化してもよい。すなわち、第1チェックポイントCP1に係るチャンスアップ予告が行われている期間と、第2チェックポイントCP2に係るチャンスアップ予告が行われている期間とが重なってもよい。また、サボハニのキャラクタSBHの吹き出しが表示された後で保留変化アニメが開始されてもよいし、保留変化アニメが開始された後で吹き出しが表示されてもよい。
その後、図190(B9)では、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始するとともに、第1チェックポイントCP1が赤色でマーキングされ、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、チャンスアップ予告が発生したことの履歴が示されている。また、図190(B9)では、金色の爆撃機のアイコンから金色の銃弾アイコンが発射されている様子が示されている。すなわち、「金爆撃機」のアイコンIHIは、金色の爆撃機のアイコンと金色の銃弾アイコンから構成されている。ここでの目標は変動アイコンh0である。その後、図190(B10)に示すように、銃弾アイコンが変動アイコンh0に命中し、変動アイコンh0がデフォルトの表示態様から金色の表示態様に変化する。また、このとき、サボハニのキャラクタSBHは、チャンスアップメータCMTのゲージ上を進行しており、変動アイコンh0の表示態様が変化するタイミングで第2チェックポイントCP2が到達する。なお、変動アイコンh0の表示態様が変化する前にサボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に到達してもよいし、変動アイコンh0の表示態様が変化した後にサボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に到達してもよい。なお、サボハニのキャラクタSBHは、第2チェックポイントCP2で停止し、待機している。
すると、図190(B11)では、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ 金保留」の文字が付記された吹き出しが表示され、変動アイコンh0が金色の表示態様となるチャンスアップ予告が発生したことが報知されている。なお、変動アイコンh0の表示態様が変化するタイミングで吹き出しが表示されてもよいし、変動アイコンh0の表示態様が変化した後で吹き出しが表示されてもよい。
その後、図190(B12)では、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始するとともに、第2チェックポイントCP2が赤色でマーキングされ、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、チャンスアップ予告が発生したことの履歴が示されている。
図190(B13)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄と右図柄にそれぞれ「装飾7」が停止表示されてリーチ状態が形成され、揺れ変動表示が行われている様子が示されている。ここで、揺れ変動表示が行われている装飾図柄がチャンスアップメータCMTの一部に重なるようにしてもよいし、装飾図柄がチャンスアップメータCMTに重ならない位置に表示するようにしてもよい。
図190(B14)では、スーパーリーチ演出に移行する前に、左図柄表示領域208aで揺れ変動していた「装飾7」が第2装飾図柄の下に移動し、右図柄表示領域208cで揺れ変動していた「装飾7」が第2保留数表示の下に移動した様子が示されている。このとき、サボハニのキャラクタSBHは、第3チェックポイントCP3に到達し、このタイミングで、精霊のキャラクタCLAを含む背景画像が表示される。なお、サボハニのキャラクタSBHが第3チェックポイントCP3に到達するタイミングで精霊のキャラクタCLAを含む背景画像が表示されてもよいし、サボハニのキャラクタSBHが第3チェックポイントCP3に到達した後で精霊のキャラクタCLAを含む背景画像が表示されてもよいし、精霊のキャラクタCLAを含む背景画像が表示された後でサボハニのキャラクタSBHが第3チェックポイントCP3に到達してもよい。
すると、図190(B15)では、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ クレア背景」の文字が付記された吹き出しが表示され、精霊のキャラクタCLAを含む背景画像が表示されるチャンスアップ予告が発生したことが報知されている。なお、精霊のキャラクタCLAを含む背景画像が表示されるタイミングで吹き出しが表示されてもよいし、精霊のキャラクタCLAを含む背景画像が表示された後で吹き出しが表示されてもよい。
その後、図190(B16)では、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始するとともに、第3チェックポイントCP3が赤色でマーキングされ、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、チャンスアップ予告が発生したことの履歴が示されている。また、図190(B16)では、精霊のキャラクタCLAを含む背景画像からデフォルトの背景画像に切り替わっている。なお、スーパーリーチの背景画像が表示されるまで精霊のキャラクタCLAを含む背景画像を継続して表示してもよい。また、図190(B16)では、保留枠UIの下方への移動が開始されており、変動アイコン表示領域CISの台座hs0を残して表示画面の下方にフレームアウトしていく様子が示されている。
図190(B17)では、変動アイコン表示領域CISの台座hs0を残した状態で保留枠UIが完全に下方にフレームアウトした様子が示されている。また、図190(B17)では、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達した様子が示されている。また、最終地点GPではプラカードが「SP」で表示された態様で表示されており、スーパーリーチに移行することが報知されている。
図190(B18)では、VS剣豪リーチのスーパーリーチ演出が開始されている様子が示されている。すると、チャンスアップメータCMTは目的を達成したとして消去される。なお、スーパーリーチに移行した後も、新たなチャンスアップメータによる演出が開始されてもよい。また、チャンスアップメータCMTは、スーパーリーチ演出が開始される前に消去されてもよいし、スーパーリーチ演出が開始された後で消去されてもよいしスーパーリーチ演出が開始されたタイミングで消去されてもよい。その後は、例えば、図29(2)以降に示す演出が行われる。この場合、必ずしもCUM準備中表示MTYが表示されなくてもよい。
図191は、確変状態において行われるチャンスアップメータによる演出の一例について説明する図である。
図191(A1)〜同図(A19)は、確変状態において先読み予告としてチャンスアップメータを用いた演出が行われる様子を示している。
図191(A1)は、大当り遊技終了後、1回目の特図2の図柄変動表示が行われている様子が示されている。図191(A1)〜同図(A19)に示す制御状態は、特図高確率普図高確率状態(電サポ付き確変状態)である。したがって、この電サポ付き確変状態における第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の中央下部に特図2の保留アイコンが表示される。図191(A1)では、特図2の保留数が4つであるので、4つの特図2の保留アイコン(第1保留アイコンh21〜第4保留アイコンh24)が横方向に並べて配置されており、左側の保留アイコンほど入賞が古い保留アイコンになる。なお、特図1の保留アイコンも表示されるようにしてもよい。また、この演出例では、電サポ付き確変状態における背景画像としてロケットが惑星に向かう演出が行われる宇宙の背景画像が表示されている。なお、この演出例では、全ての大当り遊技の終了後に50回転の電サポ付き確変状態が付与されるいわゆるST機に適用しているが、例えば、確変図柄で大当りした場合に次回の大当りが発生するまで電サポ付き確変状態となるスペックであってもよい。また、大当り遊技において可変入賞口に設けられた特定領域を通過すると所定回転(例えば、50回転)の電サポ付き確変状態が付与されるいわゆるV−ST機であってもよい。また、この演出例における遊技状態が電サポ付き確変状態ではなく、特図低確率普図高確率状態(電サポ状態)であってもよいし、特図低確率普図低確率状態であってもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の右下隅部には第2保留数表示が表示されており、特図1の保留数は3であり、特図2の保留数は4である。そして、左下隅部には第2装飾図柄が表示されており、第2装飾図柄も第1装飾図柄に合わせて変動表示が行われている。また、表示画面の左上隅部では、遊技者に遊技領域124の右側に向けて遊技球を打ち出すように指示する右打ち表示が行われるとともに、その下方には、普図低確率特図低確率状態において大当りが発生してから再度普図低確率特図低確状態となるまでに発生した大当りの回数である連荘回数が表示されており、図191(A1)に示すタイミングでは、3連荘目を示す「BONUS×3」が表示されている。また、連荘回数の表示の下方には、電サポ付き確変状態が維持される残り図柄変動回数が表示されており、図191(A1)に示すタイミングでは、残り50回を示す「あと50回」が表示されている。
また、この演出例では、第1装飾図柄表示装置208Lの右上隅部に曲名表示部MNが設けられており、現在出力されている楽曲の曲名(ここでは、デフォルトの「そこにあるかもしれない」)が表示されており、スピーカ120からは、その曲名の楽曲が出力されている。すなわち、ここで出力されている楽曲は、確変状態中で出力されている楽曲になる。さらに、曲名表示部MNの左側には、操作キーユニット137の上下キー137u,dのアイコンが表示されており、上下キー137u,dを操作することによって楽曲選択可能なことが報知されている。
図191(A2)では、特図2の図柄停止が行われ、第1装飾図柄表示装置208Lには、「装飾2−装飾3−装飾5」のハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。なお、特図2の残り保留数は4であり、いずれもデフォルトの表示態様とされている。
図191(A3)では、特図2の保留が消化され、第1装飾図柄表示装置208Lでは装飾図柄の変動表示を開始している様子が示されている。図191(A3)の状態でも、選択されている楽曲は依然として「そこにあるかもしれない」である。なお、楽曲変更予告による先読み予告あるいは当該変動予告が行われてもよく、楽曲変更予告により、遊技者が選択した楽曲を他の楽曲に強制的に変更してしまう演出が行われてもよい。
図191(A4)では、先読み予告の一種である背景変化予告が開始される。この演出例における背景変化予告は、連続予告が開始されることの予告である。ここでの背景変化予告の対象(先読み対象保留)は、図191(A2)に示す第4保留アイコンhs24に対応する保留になる。背景変化予告では、左右から襖の画像(FSML,FSMR)が出現し、襖が閉じられるアニメーションによって、表示画面全体が襖の画像になる(図191(A5)参照)。このため、保留アイコンh21,h22,h23、第1装飾図柄、曲名表示部MNが、襖の画像によって前側からオーバーラップされ、視認不能になる。このとき、スピーカ120から出力されていた楽曲はフェードアウトし、その後消音状態となる。なお、楽曲のみ出力を停止し、効果音は出力されてもよい。
なお、背景変化予告は、先読み対象の保留が発生したタイミングで開始されてもよい。この例では、入賞した変動の次の変動中に開始されるが、次の変動に限らず、先読み対象保留の変動が終わるまでに開始されればよい。例えば、先読み対象保留の変動開始で背景変化予告と同じ背景が表示されてもよい。
また、背景変化予告では、出現画像(ここでは襖の画像)色によって、先読み対象保留の大当り期待度を表してもよく、例えば、襖の色が緑なら山の背景に変化するといった背景自体の予告としても機能してよい。さらに、背景変化予告は、複数種類用意されていてもよい。
図191(A6)では、襖が開くアニメーションが行われている様子が示されている。その後、図191(A7)では、完全に襖が開き、襖の画像(FSML,FSMR)は消えている。この演出例では、背景変化予告によって、連続予告が開始される。第1装飾図柄表示装置208Lでは、連続予告の演出の内容を示す「大盤振舞できるかな」のタイトルが表示されるとともに、このタイトルの上方にチャンスアップメータCMTyが表示される。この演出例におけるチャンスアップメータCMTyは、開始地点SPy及び最終地点GPyとその間に第1チェックポイントCP1y及び第2チェックポイントCP2yが配置されており、それぞれ白丸の表示態様とされ、各地点間を帯状のゲージで結ばれている。また、最終地点GPyでは、白丸の中に「!」とクエスチョンマークからなる記号が付されており、最終地点GPyに対応する図柄変動についての先読み予告が行われている。すなわち、実行中の図柄変動表示を含め、4回の図柄変動表示後に大当りか否かを報知する最終演出である最終ジャッジ演出が行われることを予告している。なお、開始地点SPyは、実行中の図柄変動表示に対応しており、第1チェックポイントCP1yは、1つ目の保留に対応する図柄変動表示に対応しており、第2チェックポイントCP2yは、2つ目の保留に対応する図柄変動表示に対応しており、最終地点GPyは、先読み予告の対象である3つ目の保留に対応する図柄変動表示に対応している。なお、各地点のうち何らの表示も行われていない地点について、別の先読み予告が行われてもよい。また、各地点の表示態様は、当該連続予告の演出の終了まで変化しないが、例えば、図柄変動表示毎に表示態様が変化するようにしてもよい。また、第1チェックポイントCP1y及び第2チェックポイントCP2yにおいて、当該チェックポイントに到達した場合にチャンスアップ予告が行われることを予告するようにしてもよい。また、最終地点GPyの白丸の中の表示は、上述したものに限定されず、例えば、大当りの信頼度に応じて表示態様を変化させてもよく、例えば、「熱」が表示された場合には、「!」とクエスチョンマークからなる記号が表示されるよりも大当りとなりやすく、「当」が表示された場合には、先読み予告の対象の図柄変動表示において大当り図柄態様が確定表示されるようにしてもよい。また、各地点の白丸の中の表示態様により、スーパーリーチへの発展のしやすさや当該変動の予告を行うようにしてもよいし、スーパーリーチの種類を予告するようにしてもよい。また、最終地点GPyだけでなく、他の地点でも白丸の中で予告表示を行ってもよく、例えば、最終地点GPyで何かしらの予告表示が行われていても、その前のチェックポイント(白丸又は何かしらかの予告表示を行っているチェックポイント)に対応する図柄変動で大当りしてもよい。
すると、図191(A8)に示すように、開始地点SPyには、カーソルとして機能する殿様のキャラクタYMyが表示される。
その後、図191(A9)では、殿様のキャラクタが千両箱を担いでおり、物乞いをする百姓に施しを与えんばかりの演出表示が行われている。その後、演出表示に進展はなく、図191(A10)に示すように、「装飾4−装飾1−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせで停止表示する。
図191(A11)では、特図2の保留が消化され、装飾図柄の変動表示が開始されている様子が示されている。第2保留表示では、特図1の保留が3を示し、特図2の保留が2を示している。また、残り図柄変動回数の表示は、「あと48回」に更新されている。このとき、チャンスアップメータCMTyにおける殿様のキャラクタYMyが開始地点SPyから第1チェックポイントCP1yに移動している。また、千両箱を担いだ殿様のキャラクタは、顔を赤らめて千両箱を百姓に投げつけようと踏ん張っている様子が示されており、大当りに対する期待感を煽っている。その後、演出表示に進展はなく、図191(A12)に示すように、「装飾6−装飾4−装飾1」のハズレの装飾図柄の組み合わせで停止表示する。
図191(A13)では、特図2の保留が消化され、装飾図柄の変動表示が開始されている様子が示されている。第2保留表示では、特図1の保留が3を示し、特図2の保留が1を示している。また、残り図柄変動回数の表示は、「あと47回」に更新されている。このとき、チャンスアップメータCMTyにおける殿様のキャラクタYMyが第1チェックポイントCP1yから第2チェックポイントCP2yに移動している。また、千両箱を担いだ殿様のキャラクタは、千両箱を百姓に向かって投げつけた様子が示されており、大当りに対する一層の期待感を煽っている。その後、演出表示に進展はなく、図191(A14)に示すように、「装飾4−装飾4−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせで停止表示する。
図191(A15)では、特図2の保留が消化され、装飾図柄の変動表示が開始されている様子が示されている。第2保留表示では、特図1の保留が3を示し、特図2の保留が0を示している。また、残り図柄変動回数の表示は、「あと46回」に更新されている。このとき、チャンスアップメータCMTyにおける殿様のキャラクタYMyが第2チェックポイントCP2yから最終地点GPyに移動しており、最終ジャッジ演出が行われる変動であることが報知される。
図191(A16)では、最終ジャッジ演出の結果、殿様が投げた千両箱が百姓に到達し、千両箱から小判が散らばっている様子が示されている。すなわち、百姓に対する施しに成功したとして大当りの結果が導出されることが報知される。その後、図191(A17)に示すように、「装飾7−装飾7−装飾7」の大当りの装飾図柄の組み合わせが導出され、揺れ変動が行われている様子が示されている。その後、図191(A18)に示すように、「装飾7−装飾7−装飾7」の大当りの装飾図柄の組み合わせ(大当り図柄態様)で確定表示される。その後、図191(A19)に示すように、大当り開始演出が行われる。この大当り開始演出では、確変大当り(特別大当り)の図柄が揃ったことにより、確変大当りによる大当り遊技が開始されることを示す「スーパー吉宗ボーナス」が表示される。
なお、この演出例において、例えば、変動パターンテーブルによってST中の50回転目〜53回転目までは、必ずこの演出が行われてもよい。
なお、この演出例では、連続予告をチャンスアップメータによる演出にて行うようにしたが、このようなチャンスアップメータによる演出はスロットマシンにも適用することができる。例えば、正しい順序(押し順)でリールを停止させることにより高配当の払い出しが得られる制御が可能なスロットマシンであって、その正しい押し順を報知する有利な遊技状態であるAT(アシストタイム)状態において、表示上のAT残りゲーム数に応じてチャンスアップメータにおいてキャラクタを進行させ、最終地点をAT残りゲーム数が0であることに対応させ、最終地点における表示により、AT状態が継続するか、あるいは、AT状態の残りゲーム数が上乗せされるかの最終ジャッジ演出が行われる可能性があることを報知してもよい。この場合、最終地点における表示態様に応じて、AT状態の継続のしやすさ、あるいは、AT状態の残りゲーム数の上乗せのしやすさ、上乗せされるゲーム数の多さ等を示唆するようにしてもよい。また、開始地点、最終地点及びその間に配置された1又は複数のチェックポイントのそれぞれにおいて、レバーONや第1停止又は第2停止のタイミングで対応する白丸において成立役を表示したり、入賞役を履歴として白丸内に表示するようにしてもよい。
図191(B1)〜同図(B8)は、図191(A15)に続く演出であり、連続予告の結果、ハズレの結果が導出される様子を示している。
図191(B1)は、図191(A15)に続く演出である。なお、この演出例では、図191(A15)に示す演出が行われてから、図191(B1)に示す演出が行われるまでの間に、第2特図始動口232に遊技球が入賞し、特図2の保留が1つ増加している。図191(B1)では、ジャッジ演出の結果、殿様が千両箱を投げ損ねて百姓に到達せず、殿様の足元で千両箱がひっくり返り、殿様は意気消沈し、百姓は呆れた様子を示す演出が行われている。すなわち、百姓に対する施しに失敗したとしてハズレの結果が導出されることが報知される。その後、図191(B2)に示すように、「装飾7−装飾6−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせが導出され、揺れ変動が行われている様子が示されている。その後、図191(B3)に示すように、「装飾7−装飾6−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせで確定表示される。なお、ハズレの装飾図柄の組み合わせが導出された後、復活演出が行われて大当りの装飾図柄の組み合わせが導出される場合があってもよい。
その後、図191(B4)に示すように、特図2の保留が消化され、装飾図柄の変動表示が開始された後、図191(B5)では、背景を電サポ付き確変状態における背景に変化する背景変化演出が開始される。背景変化演出が開始されると、左右から襖の画像(FSML,FSMR)が出現し、襖が閉じられるアニメーションによって、表示画面全体が襖の画像になる(図191(B6)参照)。このため、第1装飾図柄やチャンスアップメータCMTyが襖の画像によって前側からオーバーラップされ、視認不能になる。このとき、スピーカ120から出力されていた連続予告演出用の楽曲はフェードアウトし、その後消音状態となる。なお、楽曲のみ出力を停止し、効果音は出力されてもよい。
図191(B7)では、襖が開き、第1装飾図柄の変動表示が見え始め、図191(B8)では、完全に襖が開き、襖画像は消えている。なお、このとき、特図2の保留が「0」であるため、保留アイコンは表示されていないが、特図2の保留がある場合には、襖が開くアニメの実行中に保留アイコンが見え始める。なお、襖が完全に開いた後で、保留アイコンを表示するようにしてもよい。また、図191(B8)に示すように、襖の開放後の背景画像は、城下町の背景画像となっている。なお、宇宙の背景画像となってもよい。
図192は、チャンスアップメータによる演出の予告を装飾図柄表示装置以外の表示装置にて行う例について説明する図である。
図192(A1)〜同図(A5)は、POVディスプレイ224Iを用いて、CUM準備中表示MTYの出現予告が行われている例を示す図である。
図柄変動表示中の図192(A1)では、第1装飾図柄表示装置208Lの前側に、これまで初期位置にあって隠れていたPOVディスプレイ224Iが出現しており、回転動作する前の状態(静止状態)を取っている。
図192(A2)では、第1装飾図柄表示装置208Lの前側で、POVディスプレイ224Iが回転動作を始め、定速回転に達するとPOVディスプレイ224Iに、「サボハニ」のアイコンSHが表示され、CUM準備中表示MTYの出現が予告されている。なお、POVディスプレイ224Iの加速中では、POVディスプレイ224Iのいずれの発光素子も発光していないので、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている第1装飾図柄の変動表示や保留枠UIが視認可能とされている。
図192(A3)では、POVディスプレイ224Iは定速回転を続けており、「サボハニ」のアイコンSHが表示されたままであるが、その奥側には、炎のエフェクトEF101が保留アイコン表示領域HISの全体を覆うように表示されている。
炎のアイコンEF101が表示されると、POVディスプレイ224Iは回転の減速動作を開始し、その後、図192(A4)に示すように、POVディスプレイ224Iは静止状態となり、その後、図192(A5)に示すように、初期位置に戻る。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lでは、炎のエフェクトEF101が消去されてCUM準備中表示MTYが表示される。このようにして、CUM準備中表示MTYの出現が予告されるが、CUM準備中表示MTYが出現しない場合があってもよい。なお、POVディスプレイ224Iの減速動作が開始された後で炎のエフェクトEF101からCUM準備中表示MTYに表示を切り替えてもよいし、炎のエフェクトEF101からCUM準備中表示MTYに表示を切り替えた後でPOVディスプレイ224Iの減速動作が開始されてもよいし、POVディスプレイ224Iの減速動作が開始されるタイミングで炎のエフェクトEF101からCUM準備中表示MTYに表示を切り替えてもよい。
なお、POVディスプレイ224Iが定速で回転している状態であっても、POVディスプレイ224Iの奥側の表示領域(第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域)は視認可能であり、その表示領域で演出表示を行ってもよい。また、POVディスプレイ224Iが静止状態から定速状態に達するまでの加速状態や、定速状態から静止状態に戻るまでの減速状態では、定速状態よりも、上記表示領域がより見えやすく、加速状態や減速状態でも、上記表示領域で演出表示を行ってもよい。あるいは、加速状態や減速状態に限って、上記表示領域で演出表示を行ってもよい。また、加速状態や減速状態では、少なくとも上記表示領域(第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面全域であってもよい)を暗くしてPOVディスプレイ224Iの表示を目立たせるようにしてもよい。あるいは、加速状態では上記表示領域に演出表示を行っておき、定速状態になったら少なくとも上記表示領域を暗くしてもよい。ここで記載したなお書きは、本明細書において開示されたPOVディスプレイ224Iを用いた演出例についても適用可能である。
また、POVディスプレイ224Iの定速回転の終了タイミングと、「サボハニ」のアイコンSHの出現タイミングは、定速回転の終了タイミングの方が早くてもよいし、アイコンの出現タイミングの方が早くてもよいし、両者は同じタイミングであってもよい。
また、ここではPOVディスプレイ224Iを用いた出現予告を説明したが、導光板ILや他の表示手段(第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N、図146に示す第4表示手段208M'等)によって上記出現予告を実行してもよいし、別の予告を実行してもよい。
図192(B1)〜同図(B2)は、第1装飾図柄表示装置208Lの下方に表示手段が配置された構成によりチャンスアップメータによる演出が行われる演出例を示している。
これまで、第1装飾図柄表示装置208Lの中心した説明を行ってきたが、第1装飾図柄表示装置208Lに表示される内容は、第2装飾図柄表示装置208Mや第3装飾図柄表示装置208Nに表示されてもよい(本明細書における他の実施形態における説明においても同じ。)。また、表示手段の配置は、横並びに限らず、縦並びであっても適用可能である。すなわち、単にハードウェアの構成が異なるだけで、この明細書で説明する技術を適用することができないわけではなく、技術的思想としてとらえれば、表示手段の配置が横並びであっても、縦並びであっても、表示手段の数が異なっていても適用可能であることはいうまでもない。以下、表示手段の縦並びの一例として、第1装飾図柄表示装置208Lの下方に表示手段が配置された例を用いて説明する。ここでは、下方に配置された表示手段を第4表示手段208M'と称して説明する。
図192(B1)には、第1装飾図柄表示装置208Lの下方に配置された第4表示手段208M'が示されている。図192(B1)に示す第4表示手段208M'は、初期位置にある状態である。この第4表示手段208M'は、表示画面の周囲をフレームで囲まれており、初期位置にある第4表示手段208M'におけるフレームの上縁は、第1装飾図柄表示装置208Lの下端部分に前側からオーバーラップしている。第4表示手段208M'は、第1装飾図柄表示装置208Lよりも前側(遊技者側)に配置されており、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面中央部分に前側からオーバーラップする動作位置(例えば、図146(カa2')に示す第4表示手段208M'の位置参照)に向けて初期位置から移動可能である。すなわち、第4表示手段208M'は昇降動作可能な可動手段でもある。また、昇降動作に加えて、第2装飾図柄表示装置208M、や第3装飾図柄表示装置208Nのように左右方向に移動可能であってもよい。なお、第4表示手段208M'の変形例として、初期位置に固定配置されたものであってもよい。
図192(B1)に示す第4表示手段208M'には、これまで第1装飾図柄表示装置208Lの演出表示領域208dに表示されていた保留枠UIと似た構成の保留枠が表示される。この保留枠も、保留アイコン表示領域、変動アイコン表示領域、演出アイコン表示領域を有する。変動アイコン表示領域には、変動アイコンが載置される台座が配置されている。保留アイコン表示領域は、変動アイコン表示領域の左側に設けられ、左ベースアイコンの上に4つのステージ(第1ステージ〜第4ステージ)が配置されている。演出アイコン表示領域は、変動アイコン表示領域の右側に設けられ、演出アイコン表示領域には、右ベースアイコンが配置される。なお、第1装飾図柄表示装置208Lの右上には、特図1及び特図2の第2保留数表示(ここでは「2」と「0」)が表示されている。この基本構成は、後述する図192(C1)〜同図(C2)においても同じである。
さらに、図192(B1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「装飾7」でリーチとなった後、スーパーリーチ演出(剣豪リーチ)に移行した様子が示されている。一方、第4表示手段208M'では、上述したCUM準備中表示MTYが表示されており、チャンスアップメータCMTによる演出の開始を予告している。なお、このとき、変動アイコンを含み保留枠は非表示とされているが、変動アイコンを表示するようにしてもよい。また、保留枠を表示するようにしてもよい。また、第4表示装置208M'にCUM準備中表示MTYあるいはチャンスアップメータCMTが表示されている期間では、変動アイコンを第1装飾図柄表示装置208Lに表示するようにしてもよい。あるいは、保留枠を第1装飾図柄表示装置208Lに表示するようにしてもよい。
図192(B2)に示す第4表示手段208M'では、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わっている様子が示されている。その後、チャンスアップメータCMTによる演出が第4表示手段208M'において行われる。
図192(C1)〜同図(C2)は、図168(A8)〜同図(A11)に示す演出を、第4表示手段208M'を用いて実現した例を示している。
図192(C1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、CUM準備中表示MTYが表示画面の左端部の略中央に表示されている。この演出例では、CUM準備中表示MTYの表示位置が、チャンスアップメータCMTの表示位置と異なっている様子が示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、「装飾7」でリーチとなった後、スーパーリーチ演出(剣豪リーチ)に移行した様子が示されている。一方、第4表示手段208M'では、スーパーリーチ演出の種類を報知する「VS 剣豪リーチ」が表示されている。
その後、CUM準備中表示MTYが第4表示手段208M'に向かって下方に移動する移動アニメが第1装飾図柄表示装置208Lにおいて行われ、その後、CUM準備中表示MTYが第4表示手段208M'に表示されると移動アニメが完了する。この場合において、CUM準備中表示MTYを第1装飾図柄表示装置208Lと第4表示手段208M'との間を移動させるようにしてもよい。具体的には、CUM準備中表示MTYがこれらの表示手段を跨ぐように表示してもよいし、これらの表示手段を跨がずに表示手段間をワープするように表示してもよいし、これらの表示手段間を跨ぐ場合と跨がない場合とがあるように構成してもよい。
その後は、図192(C2)に示すように、CUM準備表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わる。なお、この演出例では、移動アニメが完了した後でCUM準備中表示MTYがチャンスアップメータCMTに表示が切り替わり、その後、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始する(前者)が、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに切り替わると同時にサボハニのキャラクタSBHが移動を開始する(後者)ようにしてもよい。また、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始するタイミングは、前者の場合と後者の場合があってもよく、前者のみ行うようにしてもよいし、後者のみ行うようにしてもよい。
図193は、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nを用いた演出例を示す図である。
図193(A1)〜同図(A7)は、第1チェックポイントCP1において発生するボゥイのキャラクタBOYの出現によるチャンスアップ予告が行われている様子を示している。
図193(A1)では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている様子が示されている。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lでは、決闘シーンのアニメーションが表示されるとともに、表示画面の左下隅部にチャンスアップメータCMTが表示されている。チャンスアップメータCMTでは、演出が開始されており、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始している。また、表示画面の中央下部には、保留枠UIを構成する変動アイコン表示領域CISの台座hs0が表示されており、台座hs0にはデフォルトの表示態様の変動アイコンが載置されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nでは、上部に第2装飾図柄が変動表示しているとともに、その下方には第2保留数表示(ここでは、特図1が「1」で特図2が「0」を示している)が表示されている。
図193(A2)では、第2装飾図柄表示装置208Mに、チャンスアップ予告のキャラクタとしてのボゥイのキャラクタBOYが出現し、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の右端部に向かって進んでいく様子が示されている。
すると、図193(A3)に示す第2装飾図柄表示装置208Mは、ボゥイのキャラクタBOYが表示画面上で右方向に移動するのに合わせて右方向に移動を開始している様子が示されている。すなわち、ボゥイのキャラクタBOYの本来の移動表示に合わせて第2装飾図柄表示装置208Mが移動している様子が示されている。このとき、第1装飾図柄表示装置280Lにおける表示のうち、第2装飾図柄表示装置208Mに重なる部分については、その重なる部分の表示が第2装飾図柄表示装置208Mに表示される。すなわち、第1装飾図柄表示装置208Lにおいて表示されている殿様のキャラクタとチャンスアップメータCMTのうち、第2装飾図柄表示装置208Mに重なる部分については、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されるようになる。
そして、図193(A4)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Mの右端部が第1装飾図柄表示装置208Lの略中央となる位置まで第2装飾図柄表示装置208Mが移動し、第2装飾図柄表示装置208Mの最大移動位置に到達すると、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されているチャンスアップメータCMTを構成するサボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ BOY通過!!」が付記された吹き出しが表示される。なお、第2装飾図柄表示装置208Mが最大移動位置に到達する前に吹き出しが表示されてもよいし、第2装飾図柄表示装置208Mが最大移動位置に到達した後で吹き出しが表示されてもよいし、第2装飾図柄表示装置208Mが最大移動位置に到達するタイミングで吹き出しが表示されてもよい。
その後、図193(A5)に示すように、ボゥイのキャラクタが、第2装飾図柄表示装置208Mから第1装飾図柄表示装置208Lに跨ぐようにして右方向に移動するとともに、第2装飾図柄表示装置208Mが初期位置に向けて移動を開始する。第2装飾図柄表示装置208Mの移動に伴い、第2装飾図柄表示装置208Mにおける表示のうち、第1装飾図柄表示装置208Lと重ならなくなった部分については、第2装飾図柄表示装置208Mから第1装飾図柄表示装置208Lに表示位置を移行する。なお、ボゥイのキャラクタBOYが第2装飾図柄表示装置208Mから第1装飾図柄表示装置208Lに完全に移動した後で第2装飾図柄表示装置208Mが初期位置に向けて移動を開始してもよいし、ボゥイのキャラクタBOYが第2装飾図柄表示装置208Mから第1装飾図柄表示装置208Lに完全に移動する前に第2装飾図柄表示装置208Mが初期位置に向けて移動を開始してもよいし、ボゥイのキャラクタBOYが第2装飾図柄表示装置208Mから第1装飾図柄表示装置208Lに完全に移動したタイミングで第2装飾図柄表示装置208Mが初期位置に向けて移動を開始してもよい。
図193(A6)は、第2装飾図柄表示装置208Mが初期位置に戻った様子が示されている。このとき、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されていた殿様のキャラクタとチャンスアップメータCMTは、完全に第1装飾図柄表示装置208Lに表示されるようになる。また、ボゥイのキャラクタBOYは、引き続き表示画面の右方向に移動しており、第1装飾図柄表示装置208Lの右端部から第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示されるようになる。その後、第3装飾図柄表示装置208Nの右端部からフレームアウトする。
図193(A7)では、チャンスアップメータCMTにおける第1チェックポイントCP1が赤色でマーキングされるとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、予告が発生したことの履歴が示される。
図193(B1)〜同図(B4)は、図193(A3)〜同図(A6)に対応する演出例であり、チャンスアップメータCMTの表示が第2装飾図柄表示装置208Mにより隠される例が示されている。なお、図193(B1)は、図193(A2)に続く演出である。
図193(B1)に示す第2装飾図柄表示装置208Mは、ボゥイのキャラクタBOYが表示画面上で右方向に移動するのに合わせて右方向に移動を開始している様子が示されている。このとき、第1装飾図柄表示装置280Lにおける表示のうち、第2装飾図柄表示装置208Mに重なる部分については、その重なる部分の表示が第2装飾図柄表示装置208Mに表示されが、チャンスアップメータCMTについては、第2装飾図柄表示装置208Mが前面側で重なっても第2装飾図柄表示装置208Mには表示されず、したがって、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されたチャンスアップメータCMTが第2装飾図柄表示装置208Lにより隠されることとなる。その後は、図193(B2)〜同図(B4)に示す演出が行われる。なお、図193(B2)〜同図(B4)に示す演出は、チャンスアップメータCMTが第2装飾図柄表示装置208Mに表示されない点を除いて、図193(A4)〜同図(A6)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
なお、これまでの説明において、演出表示中に、例えば、図111〜図116に示すエラー、一斉演出が発生したり、音量・輝度調整が行われる場合には、図111〜図116に示して上述した要領で表示される。
以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N、第4表示手段208M'等]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、期間表示[例えば、図29(2)に示すチャンスアップメータCMT等]であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の演出表示[例えば、図29(13)に示す金カットインCI3等]であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の予告表示[例えば、図162(3)に示すCUM準備中表示MTY等]であり、
前記期間表示は、リーチ演出表示の表示中に開始される場合がある表示であり[例えば、図162(A9)に示すように、チャンスアップメータCMTは、スーパーリーチ演出中に表示開始されている等]、
前記期間表示は、前記リーチ演出表示の表示中における第一のタイミング[例えば、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に到達するタイミング等]を報知する表示であり、
前記第一のタイミングとは、前記リーチ演出表示の表示中において、前記第一の演出表示の表示が開始される可能性があるタイミングのことであり、
前記期間表示が表示される前に前記第一の予告表示が表示される場合があり[例えば、図162(3)〜同図(A9)に示すように、CUM準備中表示MTYは、チャンスアップメータCMTが表示される前に表示されている等]、
前記第一の予告表示は、前記期間表示が表示されることを予告する表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、期間表示によって或る期間が開始されることが報知される前に予告表示が表示されることで、期間表示が表示されるので、事前にある期間が開始されることが把握でき、期間表示の表示開始を見逃さないようにすることができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、期間表示は、リーチ演出表示の表示中にのみ開始される場合があるものであってもよいし、リーチ演出表示の表示中以外でも開始される場合があるものであってもよい。また、期間表示は、リーチ演出表示の表示中に必ず開始されるものであってもよいし、リーチ演出表示の表示中に開始されない場合があるものであってもよい。
また、期間表示は、リーチ演出表示の表示中における第一のタイミングのみを報知するものであってもよいし、リーチ演出表示の表示中における第一のタイミング以外のものも報知するものであってもよい。また、期間表示は、リーチ演出表示の表示中における第一のタイミングを必ず報知するものであってもよいし、リーチ演出表示の表示中における第一のタイミングを報知しない場合があってもよい。
また、期間表示が表示される前に第一の予告表示のみが表示される場合があってもよいし、期間表示が表示される前に第一の予告表示以外の表示も表示される場合があってもよい。また、期間表示が表示される前に第一の予告表示が必ず表示されてもよいし、期間表示が表示される前に第一の予告表示が表示されない場合があってもよい。
また、期間表示が表示される前にのみ第一の予告表示が表示される場合があってもよいし、期間表示が表示される前以外にも第一の予告表示が表示される場合があってもよい。
また、第一の予告表示は、期間表示が表示されることのみを予告するものであってもよいし、期間表示が表示されること以外のことも予告するものであってもよい。また、第一の予告表示は、期間表示が表示されることを必ず予告するものであってもよいし、期間表示が表示されることを予告しない場合があるものであってもよい。
なお、予告表示に替えて、演出可動体の動作や、スピーカによる音声出力や、発光手段による発光により予告を行うことも可能である。
また、予告表示を大当り遊技中に表示開始してもよい。
また、予告表示が期間表示の表示中に表示されてもよく、例えば、第一の演出表示が表示すること予告する予告表示として機能してもよい。
また、予告表示は、期間表示が表示された後で表示される場合があってもよく、例えば、予告表示が行われた後で期間表示が行われ、その後、予告表示が表示されるようにしてもよい。
また、予告表示は、期間表示が非表示となった後に表示されてもよく、例えば、期間表示が表示されていたことを報知する機能として表示するようにしてもよい。
なお、「複数種類の表示を表示可能な表示手段を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、期間表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の演出表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の予告表示であり、
前記期間表示は、或る期間における第一のタイミングを報知する表示であり、
前記第一のタイミングとは、前記第一の演出表示の表示が開始される可能性があるタイミングのことであり、
前記期間表示が表示される前に前記第一の予告表示が表示される場合があり、
前記第一の予告表示は、前記期間表示が表示されることを予告する表示である、
ことを特徴とする遊技台。」であってもよい。
また、「前記期間表示は、前記リーチ演出表示の表示中における第一のタイミングを報知する表示であり」は、「前記期間表示とは、チャンスアップ予告(または、チャンスアップ演出)が行われるタイミングを報知するメータ(チャンスアップタイミングメータ)の表示のことであり」であってもよい。
また、チャンスアップメータ準備中表示によってあるチャンスアップ演出が行われるタイミングが報知されることを特定できる場合として(すなわち、チャンスアップメータ準備中表示の表示態様によらず、チャンスアップメータ準備中表示が表示されただけでチャンスアップメータによって何かしらのチャンスアップポイントが報知される場合(例えば、チャンスアップ準備中表示が行われたら必ずチャンスアップメータが表示される場合や、チャンスアップメータによって必ず一回以上チャンスアップポイントを報知する場合等)として)、
(1)第一の予告表示は、期間表示によって第一のタイミングが報知されることを特定できる予告表示であってもよい。
(2)第一の予告表示は、第一のタイミングが報知される予告表示であってもよい。
(3)第一の予告表示は、第一のタイミングを含む複数の或る演出が行われるタイミングのうちの一以上のタイミングが期間表示によって報知されることが特定できる予告表示であってもよい。また、期間表示において報知されるタイミングの中で特定できないタイミングがあってもよい。
(4)第一の予告表示は、「全ての或る演出が行われるタイミング」が期間表示において報知されることを特定できる予告表示であってもよい。
(5)第一の予告表示は、「第一のタイミングを含む複数の或る演出が行われるタイミングのうちの一以上のタイミングが報知される予告表示であってもよい。また、期間表示において報知されるタイミングの中で報知されないタイミングがあってもよい。
(6)第一の予告表示は、期間表示において報知される「全ての或る演出が行われるタイミング」が報知される予告表示であってもよい。
また、チャンスアップメータ準備中表示によって或るチャンスアップ演出が行われるタイミングが報知されることを特定できない場合(例えば、チャンスアップ準備中表示にガセがある場合やチャンスアップメータが表示されても一度もチャンスアップポイントを報知しない場合等)として、
(1)第一の予告表示は、期間表示によって第一のタイミングが報知されることを特定できない予告表示であってもよい。
(2)第一の予告表示は、第一のタイミングが報知されない予告表示であってもよい。
(3)第一の予告表示は、「全ての或る演出が行われるタイミング」が報知されることを期間表示において特定できない予告表示であってもよい。
(4)第一の予告表示は、期間表示において報知される「全ての或る演出が行われるタイミング」を報知されない予告表示であってもよい。
また、期間表示によって、必ず一以上の或る演出が行われるタイミングが報知されてもよい。
また、期間表示によって、一以上の或る演出が行われるタイミングが報知される場合と一度も或る演出が行われるタイミングが報知されない場合があってもよい。
また、期間表示が表示が表示されると、既にカーソル表示が動いていてもよい。
期間表示が表示された後に、カーソル表示が動いてもよい。
また、『 前記期間表示は、カーソル表示[例えば、図162(A9)に示すチャンスアップメータCMTを構成するサボハニのキャラクタSBH等]を含む表示であり、
前記期間表示は、前記リーチ演出表示の表示中における或る期間[例えば、図162(A9)〜同図(A12)に示す、スーパーリーチにおける第一のタイミングから中図柄が導出されるまでの期間等]を報知する表示であり、
前記カーソル表示が、第二の位置[例えば、図162(A9)に示すチャンスアップメータCMTにおける開始地点SP等]から第一の位置[例えば、図162(A9)に示すチャンスアップメータCMTにおける第2チェックポイントCP2等]を経て第三の位置[例えば、図162(A9)に示すチャンスアップメータCMTにおける最終地点GP等]まで移動することによって、前記或る期間の開始から終了までが報知されるように構成されており、
前記カーソル表示が前記第一の位置に到達することで、前記第一のタイミングであることが報知される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の位置となるタイミングがわかりやすい場合がある。
ここで、期間表示は、カーソル表示のみを含むものであってもよいし、カーソル表示以外の表示も含むものであってもよい。また、期間表示は、カーソル表示を必ず含むものであってもよいし、カーソル表示を含まない場合があってもよい。
また、期間表示は、リーチ演出表示の表示中における或る期間のみを報知するものであってもよいし、リーチ演出表示の表示中における或る期間以外の期間も報知するものであってもよい。また、期間表示は、リーチ演出表示の表示中における或る期間を必ず報知するものであってもよいし、リーチ演出表示の表示中における或る期間を報知しない場合があるものであってもよい。
また、カーソル表示が、第二の位置から第一の位置を経て第三の位置まで移動することによって、或る期間の開始から終了までのみが報知されるように構成されてもよいし、カーソル表示が、第二の位置から第一の位置を経て第三の位置まで移動することによって、或る期間の開始から終了まで以外のことも報知されるように構成されてもよい。また、カーソル表示が、第二の位置から第一の位置を経て第三の位置まで移動することによって、或る期間の開始から終了までが必ず報知されるように構成されてもよいし、カーソル表示が、第二の位置から第一の位置を経て第三の位置まで移動することによって、或る期間の開始から終了までが報知されない場合があるように構成されてもよい。
また、カーソル表示が、第二の位置から第一の位置を経て第三の位置まで移動することのみによって、或る期間の開始から終了までが報知されるように構成されてもよいし、カーソル表示が、第二の位置から第一の位置を経て第三の位置まで移動すること以外のことによっても、或る期間の開始から終了までが報知されるように構成されてもよい。
また、カーソル表示が第一の位置に到達することで、第一のタイミングであることのみが報知されてもよいし、カーソル表示が第一の位置に到達することで、第一のタイミングであること以外のことも報知されてもよい。また、カーソル表示が第一の位置に到達することで、第一のタイミングであることが必ず報知されてもよいし、カーソル表示が第一の位置に到達することで、第一のタイミングであることが報知されない場合があってもよい。
また、カーソル表示が第一の位置に到達することのみで、第一のタイミングであることが報知されてもよいし、カーソル表示が第一の位置に到達すること以外のことでも、第一のタイミングであることが報知されてもよい。
なお、第一の位置と第二の位置と第三の位置の位置関係は、第一の位置>第二の位置>第三の位置であってもよいし、それ以外の位置関係であってもよく、カーソル表示が第二の位置>第一の位置>第三の位置の順で移動するように構成されていればよい。より正確に言うと、「カーソル表示が移動する際に先に到達する位置」が前、「カーソル表示が後に到達する位置」が後ろである。
また、『 前記期間表示は、チャンスアップ表示[例えば、図29(15)に示す赤色でマーキングされた第2チェックポイントCP2の表示や、チャンスアップ予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字の表示等]が表示される場合がある表示であり、
前記チャンスアップ表示とは、前記第一のタイミングで前記第一の演出表示の表示が開始されたことを報知する表示のことであり[例えば、図29(15)に示すように、第2チェックポイントCP2が赤色にマーキングされたり、「UP」の文字の表示が表示されることにより、第2チェックポイントCP2にサボハニのキャラクタSBHが到達したタイミングで金カットインCI3の表示によるチャンスアップ予告が表示開始されたことを報知している等]、
前記第一のタイミングで前記第一の演出表示の表示が開始された場合に、前記第一の位置に対応した表示位置に前記チャンスアップ表示が表示される[例えば、図29(15)に示すように、金カットインCI3の表示によるチャンスアップ予告が表示開始された場合に、第2チェックポイントCP2が赤色でマーキングされ、「UP」の文字が表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の演出表示が表示されたことがわかりやすい場合がある。
ここで、期間表示は、チャンスアップ表示のみが表示される場合があるものであってもよいし、チャンスアップ表示以外の表示も表示される場合があるものであってもよい。また、期間表示は、チャンスアップ表示が必ず表示されるものであってもよいし、チャンスアップ表示が表示されない場合があるものであってもよい。
また、第一のタイミングで第一の演出表示の表示が開始された場合に、第一の位置に対応した表示位置にチャンスアップ表示のみが表示されてもよいし、第一のタイミングで第一の演出表示の表示が開始された場合に、第一の位置に対応した表示位置にチャンスアップ表示以外の表示も表示されてもよい。また、第一のタイミングで第一の演出表示の表示が開始された場合に、第一の位置に対応した表示位置にチャンスアップ表示が必ず表示されてもよいし、第一のタイミングで第一の演出表示の表示が開始された場合に、第一の位置に対応した表示位置にチャンスアップ表示が表示されない場合があってもよい。
また、第一のタイミングで第一の演出表示の表示が開始された場合に、第一の位置に対応した表示位置にのみチャンスアップ表示が表示されてもよいし、第一のタイミングで第一の演出表示の表示が開始された場合に、第一の位置に対応した表示位置以外の表示位置にもチャンスアップ表示が表示されてもよい。
また、第一のタイミングで第一の演出表示の表示が開始された場合にのみ、第一の位置に対応した表示位置にチャンスアップ表示が表示されてもよいし、第一のタイミングで第一の演出表示の表示が開始された場合以外の場合にも、第一の位置に対応した表示位置にチャンスアップ表示が表示されてもよい。
なお、チャンスアップ表示が表示された場合において、カーソル表示が少なくとも第三の位置に到達するまで、該チャンスアップ表示が継続して表示されるように構成されてもよいし、チャンスアップ表示が表示された場合において、カーソル表示が第三の位置に到達するよりも前に、該チャンスアップ表示がするように構成されてもよい。
また、『 前記第一の予告表示は、移動表示を行う場合がある表示である[例えば、図168(A8)〜同図(A10)に示すように、CUM準備中表示MTYが移動表示している等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の予告表示が移動表示を行う場合があることで、視線を第一の予告表示に誘導させて第一の予告表示に注目させることができる場合がある。
ここで、第一の予告表示は、移動表示のみを行う場合があるものであってもよいし、移動表示以外の表示も行う場合があるものであってもよい。また、第一の予告表示は、移動表示を必ず行うものであってもよいし、移動表示を行わない場合があるものであってもよい。
また、『 前記第一の予告表示が前記移動表示を開始した後で前記期間表示の表示が開始される[例えば、図168(A8)〜同図(A11)に示すように、CUM準備中表示MTYが移動表示した後でCUM準備中表示MTYがチャンスアップメータCMTに切り替わっている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、期間表示の表示が開始されるタイミングが把握できる場合がある。
ここで、第一の予告表示が移動表示を開始した後で期間表示の表示のみが開始されてもよいし、第一の予告表示が移動表示を開始した後で期間表示の表示以外の表示も開始されてもよい。また、第一の予告表示が移動表示を開始した後で期間表示の表示が必ず開始されてもよいし、第一の予告表示が移動表示を開始した後で期間表示の表示が開始されない場合があってもよい。
なお、期間表示が移動表示してもよい。
また、第一の予告表示の移動表示が終了した後で、或る期間が開始されたことが報知されてもよい。
また、第一の予告表示の移動表示が開始されるタイミングは適宜設定することができる。
また、『 前記移動表示により前記第一の予告表示の表示位置が変更される[例えば、図168(A8)〜同図(A10)に示すように、CUM準備中表示MTYの移動表示により、CUM準備中表示MTYの表示位置が変更されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の予告表示の表示位置の変更により、第一の予告表示の表示に変化を持たせることができる場合がある。
ここで、移動表示により第一の予告表示の表示位置のみが変更されてもよいし、移動表示により第一の予告表示の表示位置以外にも変更されるものがあってもよい。また、移動表示により第一の予告表示の表示位置が必ず変更されてもよいし、移動表示により第一の予告表示の表示位置が変更されない場合があってもよい。
また、移動表示のみにより第一の予告表示の表示位置が変更されてもよいし、移動表示以外の表示によっても第一の予告表示の表示位置が変更されてもよい。
また、『 前記第一の予告表示は、第一の表示態様[例えば、図162(A3)に示すCUM準備中表示MTYのデフォルトの表示態様等]で表示される場合がある表示であり、
前記第一の予告表示は、第二の表示態様[例えば、図171(A3)に示すCUM準備中表示MTYを構成する吹き出しの背景色が赤色である表示態様や、図178(A1)示すCUM準備中表示MTYを構成するメータ部分が赤色である表示態様や、図178(B1)に示すCUM準備中表示MTYを構成するサボハニのキャラクタSBHが赤色である表示態様や、図178(C1)に示すCUM準備中表示MTYを構成するカーソルが姫のキャラクタHMEである表示態様等]で表示される場合がある表示であり、
前記第一の表示態様と前記第二の表示態様は、異なる表示態様であり、
前記第二の表示態様で前記第一の予告表示が表示された場合の方が、前記第一の表示態様で該第一の予告表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の予告表示の表示態様を見て、期間表示が表示される図柄変動表示に期待を持たせることができる場合がある。
ここで、第一の予告表示は、第一の表示態様でのみ表示される場合があるものであってもよいし、第一の表示態様以外の表示態様でも表示される場合があるものであってもよい。また、第一の予告表示は、第一の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、第一の表示態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、第一の予告表示は、第二の表示態様でのみ表示される場合があるものであってもよいし、第二の表示態様以外の表示態様でも表示される場合があるものであってもよい。また、第一の予告表示は、第二の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、第二の表示態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、第一の表示態様と第二の表示態様は、一部が異なる表示態様であってもよいし、全部が異なる表示態様であってもよい。
また、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合の方が、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様のみが確定表示されやすくてもよいし、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合の方が、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様以外の図柄態様も確定表示されやすくてもよい。また、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合の方が、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されやすくてもよいし、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合の方が、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されにくい場合があってもよい。
なお、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合は、最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されてもよいし、最終的に大当り図柄態様が確定表示されない場合があってもよい。また、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合は、最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されないようにしてもよいし、最終的に大当り図柄態様が確定表示される場合があってもよい。
また、第一の予告表示は、一の表示態様でのみ表示されるものであってもよい。
また、第三の表示態様<第二の表示態様<第一の表示態様の順で最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されてもよい。
また、第一の予告表示は、三以上の表示態様で表示可能に構成されてもよい。
また、第一の予告表示の表示態様によって大当り図柄態様の確定表示のされやすさが変わらなくてもよい。
また、『 前記第二の表示態様で前記第一の予告表示が表示された場合の方が、前記第一の表示態様で該第一の予告表示が表示された場合よりも、前記第一のタイミングで前記第一の演出表示の表示が開始されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の予告表示の表示態様により、第一の演出表示が表示されるか否かについて期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合の方が、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合よりも、第一のタイミングで第一の演出表示の表示のみが開始されやすくてもよいし、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合の方が、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合よりも、第一のタイミングで第一の演出表示の表示以外の表示も開始されやすくてもよい。また、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合の方が、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合よりも、第一のタイミングで第一の演出表示の表示が必ず開始されやすくてもよいし、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合の方が、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合よりも、第一のタイミングで第一の演出表示の表示が開始されにくい場合があってもよい。
なお、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合は、第一のタイミングで第一の演出表示の表示が必ず開始されてもよいし、第一のタイミングで第一の演出表示の表示が開始されない場合があってもよい。
また、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合は、第一のタイミングで第一の演出表示の表示が必ず開始されなくてもよいし、第一のタイミングで第一の演出表示の表示が開始される場合があってもよい。
また、『 前記第一の表示態様で表示された前記第一の予告表示が、前記第二の表示態様に変化する場合がある[例えば、図172(B1)〜同図(B3)に示すように、デフォルトの表示態様で表示されているCUM準備中表示MTYが、吹き出しの背景色が赤色に変化してランクアップしている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の予告表示が第一の表示態様で表示されても第二の表示態様に変化する期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、第一の表示態様で表示された第一の予告表示が、第二の表示態様にのみ変化する場合があってもよいし、第一の表示態様で表示された第一の予告表示が、第二の表示態様以外の表示態様にも変化する場合があってもよい。また、第一の表示態様で表示された第一の予告表示が、第二の表示態様に必ず変化してもよいし、第一の表示態様で表示された第一の予告表示が、第二の表示態様に変化しない場合があってもよい。
また、第一の表示態様で表示された第一の予告表示のみが、第二の表示態様に変化する場合があってもよいし、第一の表示態様以外の表示態様で表示された第一の予告表示も、第二の表示態様に変化する場合があってもよい。
なお、遊技者により操作が可能な操作手段の操作により、第一の予告表示の表示態様が変化してもよく、例えば、ボタン画像を含む操作促進表示が表示されて操作することにより表示態様が変化してもよいし、操作促進表示が表示されない裏ボタン操作受付状態において操作することにより表示態様が変化してもよい。
また、他の予告表示が行われた結果として、第一の予告表示の表示態様が変化してもよいし、特に予告表示等の演出が行われることなく、いきなり第一の予告表示の表示態様が変化してもよい。
また、期間表示によって第一の予告表示の表示態様が変化することが予告されてもよい。
また、変化後の第一の予告表示の表示態様が予告されてもよい。
また、『 前記期間表示は、第三の表示態様[例えば、図162(A11)に示すチャンスアップメータのデフォルトの表示態様等]で表示される場合がある表示であり、
前記期間表示は、第四の表示態様[例えば、図175(A6)に示すチャンスアップメータCMTを構成するメータ部分が赤色である表示態様や、図176(A1)に示すチャンスアップメータCMTを構成するサボハニのキャラクタSBHが赤色である表示態様や、図176(B1)に示すチャンスアップメータCMTを構成する最終地点GPにおけるプラカードの背景色が赤色である表示態様や、図176(C1)に示すチャンスアップメータCMTを構成する第2チェックポイントCP2が丸形で赤色である表示態様や、図176(D1)に示す「START!!」の吹き出しの背景色が赤色である表示態様や、図176(E1)に示すチャンスアップメータCMTを構成するカーソルとしての姫のキャラクタHMEが表示された表示態様等]で表示される場合がある表示であり、
前記第三の表示態様と前記第四の表示態様は、異なる表示態様であり、
前記第二の表示態様で前記第一の予告表示が表示された場合の方が、前記第一の表示態様で該第一の予告表示が表示された場合よりも、前記期間表示が前記第四の表示態様で表示されやすい[例えば、図178(A1)〜同図(A4)に示すように、CUM準備中表示MTYがランクアップした方が、チャンスアップメータCMTもランクアップされやすい等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台よれば、第一の予告表示の表示態様に期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、期間表示は、第三の表示態様でのみ表示される場合があるものであってもよいし、第三の表示態様以外の表示態様でも表示される場合があるものであってもよい。また、期間表示は、第三の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、第三の表示態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、期間表示は、第四の表示態様でのみ表示される場合があるものであってもよいし、第四の表示態様以外の表示態様でも表示される場合があるものであってもよい。また、期間表示は、第四の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、第四の表示態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、第三の表示態様と第四の表示態様は、一部が異なる表示態様であってもよいし、全部が異なる表示態様であってもよい。
また、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合の方が、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合よりも、期間表示が第四の表示態様でのみ表示されやすくてもよいし、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合の方が、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合よりも、期間表示が第四の表示態様以外の表示態様も表示されやすくてもよい。また、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合の方が、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合よりも、期間表示が第四の表示態様で必ず表示されてもよいし、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合の方が、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合よりも、期間表示が第四の表示態様で表示され難い場合があってもよい。
なお、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合は、期間表示が第四の表示態様で必ず表示されてもよいし、期間表示が第四の表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、第一の表示態様で代位の予告表示が表示された場合は、期間表示が第四の表示態様で必ず表示されなくてもよいし、期間表示が第四の表示態様で表示される場合があってもよい。
また、『 前記第一の表示態様で前記第一の予告表示が表示された場合の方が、前記第二の表示態様で該第一の予告表示が表示された場合よりも、前記期間表示が前記第三の表示態様で表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合の方が、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合よりも、期間表示が第三の表示態様でのみ表示されやすくてもよいし、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合の方が、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合よりも、期間表示が第三の表示態様以外の表示態様でも表示されやすくてもよい。また、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合の方が、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合よりも、期間表示が第三の表示態様で必ず表示されてもよいし、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合の方が、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合よりも、期間表示が第三の表示態様で表示されにくい場合があってもよい。
なお、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合は、期間表示が第三の表示態様で必ず表示されてもよいし、期間表示が第三の表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合は、期間表示が第三の表示態様で必ず表示されなくてもよいし、期間表示が第三の表示態様で表示される場合があってもよい。
また、第一の予告表示の表示態様によって、期間表示の表示態様が第三の表示態様で表示されるか第四の表示態様で表示されるかわからないようにしてもよく、例えば、第一の予告の表示態様が一つである場合、期間表示の表示態様が第三の表示態様で表示されるか第四の表示態様で表示されるかはわからない。
また、『 前記第四の表示態様で前記期間表示が表示された場合の方が、前記第三の表示態様で該期間表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、期間表示の表示多様が異なる場合があるので、期間表示を見ない遊技者にも予告として期間表示を注目させることができる場合がある。
ここで、第四の表示態様で期間表示が表示された場合の方が、第三の表示態様で期間表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様のみが確定表示されやすくてもよいし、第四の表示態様で期間表示が表示された場合の方が、第三の表示態様で期間表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様以外の図柄態様も確定表示されやすくてもよい。また、第四の表示態様で期間表示が表示された場合の方が、第三の表示態様で期間表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されやすくてもよいし、第四の表示態様で期間表示が表示された場合の方が、第三の表示態様で期間表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されにくい場合があってもよい。
なお、第四の表示態様で期間表示が表示された場合は、最終的に大当り図柄が必ず確定表示されてもよいし、最終的に大当り図柄が確定表示されない場合があってもよい。
また、第三の表示態様で期間表示が表示された場合は、最終的に大当り図柄が必ず確定表示されなくてもよいし、最終的に大当り図柄が確定表示される場合があってもよい。
また、『 前記期間表示は、第三の表示態様[例えば、図162(A11)に示すチャンスアップメータのデフォルトの表示態様等]で表示される場合がある表示であり、
前記期間表示は、第四の表示態様[例えば、図175(A6)に示すチャンスアップメータCMTを構成するメータ部分が赤色である表示態様や、図176(A1)に示すチャンスアップメータCMTを構成するサボハニのキャラクタSBHが赤色である表示態様や、図176(B1)に示すチャンスアップメータCMTを構成する最終地点GPにおけるプラカードの背景色が赤色である表示態様や、図176(C1)に示すチャンスアップメータCMTを構成する第2チェックポイントCP2が丸形で赤色である表示態様や、図176(D1)に示す「START!!」の吹き出しの背景色が赤色である表示態様や、図176(E1)に示すチャンスアップメータCMTを構成するカーソルとしての姫のキャラクタHMEが表示された表示態様等]で表示される場合がある表示であり、
前記第三の表示態様と前記第四の表示態様は、異なる表示態様であり、
前記第四の表示態様で前記期間表示が表示された場合の方が、前記第三の表示態様で該期間表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、期間表示の表示態様が異なる場合があるので、期間表示を見ない遊技者にも予告として期間表示を注目させることができる場合がある。
ここで、期間表示は、第三の表示態様でのみ表示される場合があるものであってもよいし、第三の表示態様以外の表示態様でも表示される場合があるものであってもよい。また、期間表示は、第三の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、第三の表示態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、期間表示は、第四の表示態様でのみ表示される場合があるものであってもよいし、第四の表示態様以外の表示態様でも表示される場合があるものであってもよい。また、期間表示は、第四の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、第四の表示態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、第三の表示態様と第四の表示態様は、一部が異なる表示態様であってもよいし、全部が異なる表示態様であってもよい。
また、第四の表示態様で期間表示が表示された場合の方が、第三の表示態様で期間表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様のみが確定表示されやすくてもよいし、第四の表示態様で期間表示が表示された場合の方が、第三の表示態様で期間表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様以外の図柄態様も確定表示されやすくてもよい。また、第四の表示態様で期間表示が表示された場合の方が、第三の表示態様で期間表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されやすくてもよいし、第四の表示態様で期間表示が表示された場合の方が、第三の表示態様で期間表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されにくい場合があってもよい。
なお、第四の表示態様で期間表示が表示された場合は、最終的に大当り図柄が必ず確定表示されてもよいし、最終的に大当り図柄が確定表示されない場合があってもよい。
また、第三の表示態様で期間表示が表示された場合は、最終的に大当り図柄が必ず確定表示されなくてもよいし、最終的に大当り図柄が確定表示される場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、第二の予告表示[例えば、図162(A2)に示す炎のエフェクトEF101の表示や、図163(A3)〜同図(A5)に示す襖演出や、図168(A2)に示す爆発のエフェクトEF104の表示や、図179(A2)〜同図(A6)に示す会話予告や、図179(B1)〜同図(B3)に示す予告アイコンYIによる予告や、図179(C1)〜同図(C2)に示すナビキャラYMによる予告や、図179(D1)〜同図(D5)に示すミニゲームによる予告等]であり、
前記第一の予告表示が表示される前に前記第二の予告表示が表示される場合があり、
前記第二の予告表示は、前記第一の予告表示が表示されることを予告する表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、段階的に視線を期間表示に注目させることができ、徐々に期待感を高めさせることができる場合がある。
ここで、第一の予告表示が表示される前に第二の予告表示のみが表示される場合があってもよいし、第一の予告表示が表示される前に第二の予告表示以外の表示も表示される場合があってもよい。また、第一の予告表示が表示される前に第二の予告表示が必ず表示されてもよいし、第一の予告表示が表示される前に第二の予告表示が表示されない場合があってもよい。
また、第二の予告表示は、第一の予告表示が表示されることのみを予告するものであってもよいし、第一の予告表示が表示されること以外のことも予告するものであってもよい。また、第二の予告表示は、第一の予告表示が表示されることを必ず予告するものであってもよいし、第一の予告表示が表示されることを予告しない場合があってもよい。
なお、第二の予告表示が表示されると必ず第一の予告表示が表示されてもよいし、第二の予告表示が表示されても第一の予告表示が表示されない場合があってもよい。
また、『 前記第二の予告表示が表示されてから前記第一の予告表示が表示された場合の方が、該第二の予告表示が表示されないで該第一の予告表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の予告表示が表示されることに対する期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、第二の予告表示が表示されてから第一の予告表示が表示された場合の方が、第二の予告表示が表示されないで第一の予告表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様のみが確定表示されやすくてもよいし、第二の予告表示が表示されてから第一の予告表示が表示された場合の方が、第二の予告表示が表示されないで第一の予告表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様以外の図柄態様も確定表示されやすくてもよい。また、第二の予告表示が表示されてから第一の予告表示が表示された場合の方が、第二の予告表示が表示されないで第一の予告表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されやすくてもよいし、第二の予告表示が表示されてから第一の予告表示が表示された場合の方が、第二の予告表示が表示されないで第一の予告表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されにくい場合があってもよい。
なお、第二の予告表示が表示されてから第一の予告表示が表示された場合は、最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されてもよいし、最終的に大当り図柄態様が確定表示されない場合があってもよい。
また、第二の予告表示が表示されないで第一の予告表示が表示された場合は、最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されなくてもよいし、最終的に大当り図柄態様が確定表示される場合があってもよい。
また、大当り図柄態様の確定表示のされやすさは、第二の予告表示が行われても行われなくても変わらなくてもよい。
また、『 前記第一の予告表示が表示されてから前記期間表示が表示された場合の方が、該第一の予告表示が表示されないで該期間表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の予告表示が表示されることに対する期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、第一の予告表示が表示されてから期間表示が表示された場合の方が、第一の予告表示が表示されないで期間表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様のみが確定表示されやすくてもよいし、第一の予告表示が表示されてから期間表示が表示された場合の方が、第一の予告表示が表示されないで期間表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様以外の図柄態様も確定表示されやすくてもよい。また、第一の予告表示が表示されてから期間表示が表示された場合の方が、第一の予告表示が表示されないで期間表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されやすくてもよいし、第一の予告表示が表示されてから期間表示が表示された場合の方が、第一の予告表示が表示されないで期間表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されない場合があってもよい。
なお、第一の予告表示が表示されてから期間表示が表示された場合は、最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されてもよいし、最終的に大当り図柄態様が確定表示されない場合があってもよい。
また、第一の予告表示が表示されないで期間表示が表示された場合は、最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されなくてもよいし、最終的に大当り図柄態様が確定表示される場合があってもよい。
また、『 前記第一の予告表示の表示態様と前記期間表示の表示態様は、少なくとも一部が同じ表示態様である[例えば、図162(A3)に示すCUM準備中表示MTYと図162(A9)に示すチャンスアップメータCMTとでは、サボハニのキャラクタSBHが配置されている点で少なくとも表示態様が同じである等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台よれば、第一の予告表示と期間表示との関連性を遊技者に想起させることができる場合がある。
ここで、第一の予告表示の表示態様と期間表示の表示態様は、一部が同じ表示態様であってもよいし、全部が同じ表示態様であってもよい。
また、『 前記第一の予告表示の表示態様と前記期間表示の表示態様は、別の表示態様である[例えば、図162(A9)に示すチャンスアップメータCMTは、ゲージにチェックポイント(第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3が表示されている点で少なくとも図162(A3)に示すCUM準備中表示MTYと表示態様が異なっている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の予告表示と期間表示とを区別して認識しやすくなる場合がある。
ここで、第一の予告表示の表示態様と期間表示の表示態様は、一部が異なる表示態様であってもよいし、全部が異なる表示態様であってもよい。
また、『 前記第一の予告表示が表示されることによって前記期間表示が表示されることが予告されることで、前記リーチ演出表示が表示されることが予告される[例えば、図162(A3)〜同図(A9)に示すように、CUM準備中表示MTYが表示することによりチャンスアップメータCMTによる演出が行われることが予告されることで、リーチ演出表示が表示されることが予告されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の予告表示が表示されることにより大当りに対する期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、第一の予告表示が表示されることによって期間表示が表示されることが予告されることで、リーチ演出表示が表示されることのみが予告されてもよいし、第一の予告表示が表示されることによって期間表示が表示されることが予告されることで、リーチ演出表示が表示されること以外のことも予告されてもよい。また、第一の予告表示が表示されることによって期間表示が表示されることが予告されることで、リーチ演出表示が表示されることが必ず予告されてもよいし、第一の予告表示が表示されることによって期間表示が表示されることが予告されることで、リーチ演出表示が表示されることが予告されない場合があってもよい。
また、第一の予告表示が表示されることによって期間表示が表示されることが予告されることで、リーチ演出表示のみが表示されることが予告されてもよいし、第一の予告表示が表示されることによって期間表示が表示されることが予告されることで、リーチ演出表示以外の表示も表示されることが予告されてもよい。
また、第一の予告表示が表示されることによって期間表示が表示されることが予告されることのみで、リーチ演出表示が表示されることが予告されてもよいし、第一の予告表示が表示されることによって期間表示が表示されることが予告されること以外のことでも、リーチ演出表示が表示されることが予告されてもよい。
また、第一の予告表示が表示されることによって期間表示のみが表示されることが予告されることで、リーチ演出表示が表示されることが予告されてもよいし、第一の予告表示が表示されることによって期間表示以外の表示も表示されることが予告されることで、リーチ演出表示が表示されることが予告されてもよい。
また、第一の予告表示のみが表示されることによって期間表示が表示されることが予告されることで、リーチ演出表示が表示されることが予告されてもよいし、第一の予告表示以外の予告表示が表示されることによって期間表示が表示されることが予告されることでも、リーチ演出表示が表示されることが予告されてもよい。
なお、「期間表示が表示されることが予告される場合」とは、「純粋に期間表示がこれから表示されることを予告している場合」のことであってもよいし、「期間表示がリーチ演出表示に付随する演出であり、直接的にはリーチ演出表示を予告していて、間接的に期間表示が表示されることを予告している場合」のことであってもよいし、「直接的には期間表示がこれから表示されることを予告しており、間接的にリーチ演出表示が行われることを予告している場合」のことであってもよい。
また、『 前記第一の予告表示と前記期間表示は、同じ図柄変動表示において表示開始される場合がある[例えば、図162(A3)〜同図(A9)に示すように、CUM準備中表示MTYとチャンスアップメータCMTは、同じ図柄変動表示の実行中に表示開始されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、期間表示が表示される時期が認識されやすくなる場合がある。
ここで、第一の予告表示と期間表示は、同じ図柄変動表示においてのみ表示開始される場合があってもよいし、第一の予告表示と期間表示は、異なる図柄変動表示において表示開始される場合があってもよい。また、第一の予告表示と期間表示は、同じ図柄変動表示において必ず表示開始される場合があってもよいし、第一の予告表示と期間表示は、同じ図柄変動表示において表示開始されない場合があってもよい。
なお、第一の予告表示は、装飾図柄が1個以上仮停止する前までに表示されてもよいし、装飾図柄が理知状態となる前に表示されてもよいし、リーチ演出表示が開始される前に表示されてもよいし、期間表示が表示される前に表示されてもよい。
また、第一の予告表示は、期間表示と同じ図柄変動表示にて必ず表示されてもよい。
また、第一の予告表示は、期間表示が表示される図柄変動表示と異なる図柄変動表示で表示されてもよく、例えば、期間表示が表示される図柄変動表示の前の図柄変動表示で表示されてもよいし、期間表示が表示される図柄変動表示の後の図柄変動表示で表示されてもよい。
また、『 前記第一の予告表示は、前記期間表示の表示が開始される図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示において表示開始される場合がある表示である[例えば、図186(A3)〜同図(A14)に示すように、チャンスアップメータCMTによる演出が行われる図柄変動表示よりも前にCUM準備中表示MTYが表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の予告表示が先読み予告として機能し、後で実行される図柄変動表示に対する期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、第一の予告表示は、期間表示の表示が開始される図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示においてのみ表示開始される場合があるものであってもよいし、期間表示の表示が開始される図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示以外の図柄変動表示においても表示開始される場合があるものであってもよい。また、第一の予告表示は、期間表示の表示が開始される図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示において必ず表示開始されるものであってもよいし、期間表示の表示が開始される図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示において表示開始されない場合があるものであってもよい。
なお、第一の予告表示は、期間表示が表示される図柄変動表示よりも前の図柄変動表示において必ず表示されてもよい。
また、第一の予告表示は、期間表示が表示される図柄変動表示と同じ図柄変動表示でも表示されてもよい。
また、第一の予告表示は、図柄停止表示中に表示される場合があってもよいし、図柄停止表示中に必ず表示されてもよい。
また、『 前記第一の予告表示は、図柄停止表示の期間中も表示される表示である[例えば、図163(D3)〜同図(D6)に示すように、CUM準備中表示MTYは図柄停止表示中も表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、図柄停止表示の期間中も期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、第一の予告表示は、図柄停止表示の期間中のみ表示されるものであってもよいし、図柄停止表示の期間中以外の期間中でも表示されるものであってもよい。また、第一の予告表示は、図柄停止表示の期間中に必ず表示されるものであってもよいし、図柄停止表示の期間中に表示されない場合があるものであってもよい。
また、『 前記第一の予告表示は、図柄停止表示の期間中は非表示となる表示である[例えば、図163(C3)〜同図(D7)に示すように、CUM準備中表示MTYは図柄停止表示中は非表示とされている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、図柄停止表示の期間中は第一の予告表示が非表示となるので、遊技にメリハリをつけることができる場合がある。
ここで、第一の予告表示は、図柄停止表示の期間中のみ非表示となるものであってもよいし、図柄停止表示の期間中以外の期間中も非表示となるものであってもよい。また、第一の予告表示は、図柄停止表示の期間中は必ず非表示となるものであってもよいし、図柄停止表示の期間中でも非表示とならない場合があるものであってもよい。
なお、図柄変動表示が開始されると、第一の予告表示が再度表示されるようにしてもよい。
また、『 前記第一の予告表示は、連続予告である[例えば、図186(A1)〜同図(A16)に示すように、チャンスアップメータCMTによる演出が行われる図柄変動表示よりも前に行われる複数回の図柄変動表示のそれぞれにおいてCUM準備中表示MTYが表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、連続して第一の予告表示が行われることにより、期待感を高揚させることができる場合がある。
また、『 前記第一の予告表示は、前記リーチ演出表示の表示中に表示開始される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、リーチ演出表示に対する期待感を向上させることができる場合がある。
ここで、第一の予告表示は、リーチ演出表示の表示中にのみ表示開始される場合があるものであってもよいし、リーチ演出表示以外の表示の表示中にも表示開始される場合があるものであってもよい。また、第一の予告表示は、リーチ演出表示の表示中に必ず表示開始されるものであってもよいし、リーチ演出表示の表示中に表示開始されない場合があるものであってもよい。
なお、第一の予告表示は、リーチ演出表示の表示中であって或る期間が開始されるまでの間に表示される場合があってもよいし、リーチ演出表示が開始される前に表示される場合があってもよい。
また、『 前記第一の予告表示は、前記リーチ演出表示の表示が開始される前に表示開始される場合がある表示である[例えば、図162(A3)〜同図(A4)に示すように、CUM準備中表示MTYは、リーチとなる前に表示開始されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、リーチ演出表示の表示が開始する前に第一の予告表示が表示されることで、期間表示が表示されるリーチ演出表示が表示されることに対する期待感を持たせることができる。
ここで、第一の予告表示は、リーチ演出表示の表示が開始される前にのみ表示開始される場合があるものであってもよいし、リーチ演出表示の表示が開始される前以外にも表示開始される場合があるものであってもよい。また、第一の予告表示は、リーチ演出表示の表示が開始される前に必ず表示開始されるものであってもよいし、リーチ演出表示の表示が開始される前に表示開始されない場合があるものであってもよい。
なお、第一の予告表示は、リーチ演出表示の表示中に表示開始される場合があってもよいし、リーチ演出表示が開始される前に表示開始され、リーチ演出表示の表示中も表示されるようにしてもよい。
また、リーチ演出表示がノーマルリーチとスーパーリーチの組み合わせからなるものであって、第一の予告表示は、スーパーリーチが開始される前に行われるノーマルリーチの実行中に表示開始されてもよいし、リーチ演出表示が開始される前の図柄変動表示中に表示開始され、リーチ演出表示におけるノーマルリーチが実行している期間まで表示されてもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『最終的に大当り図柄態様が確定表示されるか最終的にハズレ図柄態様が確定表示されるかは、図柄の変動開始の際に行われる大当り判定[例えば、図53(b)に示す特図当り抽選処理]によって決定されるように構成されており、前記大当り判定の結果は、前記変動アイコンの表示態様によって変化せず、前記大当り判定は、遊技盤に設けられた始動口[例えば、第1特図始動口230、第2特図始動口232]に遊技球が進入した場合に取得[例えば、図51に示す入賞口入賞処理(ステップS508)における入賞受付処理で取得]される乱数[例えば、特図1当選乱数値,特図1乱数値,特図2当選乱数値,特図2乱数値]を用いた大当り抽選の結果に応じて判定されるように構成されており、前記大当り抽選において大当りと判定される確率(以下、「大当り確率」という。)は、予め定められており[例えば、図10(a)に示す当否判定用高確率テーブル及び同図(b)に示す当否判定用低確率テーブルに定められており]、前記大当り確率は、前記変動アイコンの表示態様によって変化しない、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以下、これまでに説明したことも含めて付記する。
(付記1)
画像表示手段を備えた遊技台であって、
前記画像表示手段は、複数種類の表示を表示可能な表示手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第一の表示であり、
前記第一の表示は、或る演出が行われるまでの時間を報知する表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第二の表示であり、
前記第二の表示は、前記或る演出が開始されるまでの時間が変化することを予告する場合がある表示であり、
前記第一の表示の表示中に前記第二の表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、「或る演出」とは、表示、演出可動手段(サブ液晶、バーサライタ、導光板等の画像表示手段を含む)による演出であってもよい。
(付記2)
付記1に記載の遊技台であって、
前記第二の表示が表示される場合において、該第二の表示が表示された後に前記第一の表示の表示態様が変化するように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、第二の表示が表示されなくても、第一の表示の表示態様が変化する場合があってもよい。また、第二の表示が表示された場合のみ第一の表示の表示態様が変化してもよい。
(付記3)
付記1又は2に記載の遊技台であって、
前記画像表示手段は、複数の画像表示手段から構成された手段であり、
前記複数の画像表示手段のうちの一の画像表示手段は、第一の画像表示手段であり、
前記複数の画像表示手段のうちの一の画像表示手段は、第二の画像表示手段であり、
前記第二の画像表示手段が、前記第一の画像表示手段よりも手前にあるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記4)
付記3に記載の遊技台であって、
前記第二の画像表示手段において、前記第二の表示が表示される場合があり、
前記第二の表示が表示されている前記第二の画像表示手段によって、前記第一の画像表示手段がオーバーラップされる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記5)
付記1乃至4のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
第二の表示が表示されている場合も、第一の表示によって報知される時間が進んでいる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記6)
付記1乃至5のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
タイマが0になった後に、第二の表示とは別の表示が表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記7)
付記1乃至6のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
第二の表示が表示された方が、表示されない場合よりも大当りしやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記8)
付記1乃至7のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第三の表示であり、
前記或る演出とは、前記画像表示手段によって表示される前記第三の表示のことであり、
前記代サインの表示とは、演出表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記9)
付記1乃至7のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
演出可動手段を備え、
前記演出可動手段は、複数種類の動作を実行可能な手段であり、
前記複数種類の動作のうちの一の種類の動作は、演出動作であり、
前記或る演出とは、演出可動手段による演出動作のことである、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、演出動作以外の動作が実行されてもよく、演出動作以外の動作として、例えば、電源投入時の動作、初期位置戻し動作、あるいは、退避動作がある。また、演出可動手段は、遊技盤に設けられたものに限定されず、例えば、枠(前扉)に設けられたものであってもよい。
(付記10)
付記1乃至9のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記或る演出が発生した場合の方が、発生しない場合よりも大当りしやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記11)
付記1乃至10のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示が表示されてから前記第二の表示が表示されるまでの間に熱い演出表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記12)
付記1乃至11のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記13)
付記1乃至11のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記14)
画像表示手段を備えた遊技台であって、
前記画像表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第一の演出表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第二の演出表示であり、
前記期間表示は、リーチ中の或る期間において表示される表示であり、
前記期間表示は、前記第一の演出表示が表示される可能性があるタイミング(以下、「第一のタイミング」という。)を報知する表示であり、
前記第一のタイミングとなる前に、前記期間表示が消去される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、期間表示の表示される期間は、リーチ中に限らず、変動中、大当り中であってもよい。また、リーチ中であっても、第一のリーチでは表示されるが第二のリーチでは表示されないものであってもよい。
(付記15)
付記14に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第三の演出表示であり、
前記期間表示によって前記第三の演出表示が表示されるタイミングが報知されない場合があり、
前記第三の演出表示の表示中において、前記期間表示が非表示となる、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、演出表示以外にも、例えば、玉抜きエラー等のエラー報知、発射位置を指示する報知や、プリペイドカードの抜き忘れ防止報知等のエラー以外の報知、LEDによる発光、役物による演出動作が行われてもよい。また、第三の表示が表示されるタイミングを期間表示によって報知してもよい。また、第三の表示が表示されるタイミングは、期間表示によって報知されなくてもよい。
(付記16)
付記15に記載の遊技台であって、
前記第三の演出表示は、当否判定の結果が大当りとなる図柄変動(以下、「大当り図柄変動」という。)において表示される場合がある演出表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記17)
付記16に記載の遊技台であって、
前記第三の演出表示は、当否判定の結果がはずれとなる図柄変動(以下、「ハズレ図柄変動」という。)において表示される場合がある演出表示であり、
前記ハズレ図柄変動よりも前記大当り図柄変動の方が前記第三の演出表示が表示される頻度が高いように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記18)
付記15乃至17のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
演出可動手段を備え、
前記演出可動手段は、演出動作を行う場合がある手段であり、
前記第三の演出表示の表示中に、前記電出可動手段が前記演出動作を行う場合がある、ことを特徴とする遊技台。
(付記19)
付記14乃至18のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記期間表示が非表示になった後、該期間表示が視認容易な状態になる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記20)
付記14乃至19のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記リーチ中の或る期間が終了するまで前記期間表示が非表示となる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記21)
付記14乃至19のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記期間表示は、前記リーチ中の或る期間に必ず表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記22)
付記14乃至21のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記期間表示は、第二の演出表示を表示するタイミング(以下、「第二のタイミング」という。)を報知する表示である、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、期間表示によって表示されるタイミングは3回以上であってもよい。また、あるリーチが発生すると必ず3回、別のリーチが発生すると必ず2回チャンスアップを報知するというように、リーチに対応してチャンスアップを報知する箇所が固定されてもよいし、同じリーチであるときは3回報知し、あるときは1回しか報知しないというようにチャンスアップを報知する箇所が変動するようにしてもよい。その場合、「たくさんタイミングを報知している」場合の方が、「あまり報知していない」場合よりも大当りとなりやすくてもよいし、はずれやすくなっていてもよい。また、大当りのなりやすさはタイミングを報知した数によって変動しなくてもよい。また、チャンスアップが発生した数が多いほど大当りとなりやすいようにしてもよいし、チャンスアップが発生した数が少ないほど大当りとなりやすいようにしてもよい。
(付記23)
付記14乃至22のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記画像表示手段は、複数の画像表示手段から構成された手段であり、
前記複数の画像表示手段のうちの一の画像表示手段は、第一の画像表示手段であり、
前記複数の画像表示手段のうちの一の画像表示手段は、第二の画像表示手段であり、
前記第一の画像表示手段は、前記期間表示を表示する場合がある画像表示手段であり、
前記第二の画像表示手段は、演出動作を行う場合がある画像表示手段であり、
前記第二の画像表示手段によって、前記期間表示の少なくとも一部がオーバーラップされる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記24)
付記14乃至23のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記25)
画像表示手段を備えた遊技台であって、
前記画像表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第一の演出表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第二の演出表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第三の表示であり、
前記期間表示は、リーチ中の或る期間において表示される表示であり、
前記期間表示は、前記第一の演出表示が表示される可能性があるタイミング(以下、「第一のタイミング」という。)を報知する表示であり、
前記第一のタイミングとなる前に、前記第三の表示によって、前記第一の演出表示の少なくとも一部がオーバーラップされる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記26)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、第一の表示を表示可能な手段であり、
時間の経過に応じて、前記第一の表示の少なくとも一部の表示態様が第一の速度で変化し、
前記表示手段は、第二の表示を表示可能な手段であり、
時間の経過に応じて、前記第二の表示の少なくとも一部の表示態様が第二の速度で変化し、
前記第一の速度と前記第二の速度が異なる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記27)
付記26に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、時間表示であり、
前記時間表示とは、或る期間内における時間の経過に応じて該時間表示の少なくとも一部の表示態様が変化する表示のことであり、
前記時間表示のうちの一の表示は、前記第一の表示であり、
前記時間表示のうちの一の表示は、前記第二の表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記28)
付記26又は27に記載の遊技台であって、
前記第一の表示の表示中に前記第二の表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記29)
付記26乃至28のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、第一の時間が経過するまで表示態様が変化する表示であり、
前記第二の表示は、第二の時間が経過するまで表示態様が変化する表示であり、
前記第一の時間が経過すると、第三の表示が表示され、
前記第二の時間が経過すると、第四の表示が表示される、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、第三の表示と第四の表示とが同じであってもよいし、異なってもよい。また、第三の表示の方が第四の表示よりも信頼度が高くてもよいし、第四の表示の方が第三の表示よりも信頼度が高くてもよい。
(付記30)
付記26乃至29のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第一の種類の表示であり、
前記第一の種類の表示として、前記第一の表示及び前記第二の表示がある、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、第一の表示と第二の表示は異なる種類の表示であってもよい。
(付記31)
付記30に記載の遊技台であって、
前記第一の種類の表示とは、タイマ予告表示のことであり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第一の演出表示であり、
前記タイマ予告表示とは、前記第一の演出表示が表示されるまでの時間を報知する表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記32)
付記30に記載の遊技台であって、
操作手段を備え、
前記第一の種類の表示とは、操作有効期間表示のことであり、
前記操作有効期間表示とは、前記操作手段の操作を有効とする期間を示す表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記33)
付記30に記載の遊技台であって、
前記第一の種類の表示とは、期間表示のことであり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第二の演出表示であり、
前記期間表示とは、第一の期間において前記第二の演出表示が表示される可能性があるタイミング(以下、「第一のタイミング」という。)を報知する場合がある表示のことであり、
前記第一の期間が開始されてから終了するまでの間に、前記第一のタイミングが報知される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記34)
付記26乃至33のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記35)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、カウントダウン表示であり、
前記カウントダウン表示とは、或る演出が行われるまでの時間の報知(以下、「時間報知」という。)が実行される場合がある演出であり、
前記カウントダウン表示によって前記時間報知が実行されている場合に、該カウントダウン表示の表示態様が第一の表示態様で表示される場合があり、
前記カウントガウン表示によって前記時間報知が実行されている場合に、該カウントダウン表示が前記第一の表示態様から第二の表示態様に変化する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記36)
付記35に記載の遊技台であって、
前記第一の表示態様とは、前記カウントダウン表示が第一の表示サイズで表示されている表示態様のことであり、
前記第二の表示態様とは、前記カウントダウン表示が第二の表示サイズで表示されている表示態様のことであり、
前記第二の表示サイズが前記第一の表示サイズよりも大きい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記37)
付記35又は36に記載の遊技台であって、
前記カウントダウン表示の表示が開始した際に、該カウントダウン表示が第一の表示態様で表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記38)
付記35乃至37のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記カウントダウン表示が表示されると、前記第一の表示態様から前記第二の表示態様へ必ず変化する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記39)
付記35乃至37のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示態様のままで表示されるよりも、前記第二の表示態様に変化した場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記40)
付記35乃至39のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
一回の図柄変動表示の期間内で前記カウントダウン表示の開始と終了が行われる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記41)
付記35乃至40のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記カウントダウン表示が前記第一の表示態様から前記第二の表示態様へ変化すると、該カウントダウン表示が移動する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記42)
付記41に記載の遊技台であって、
前記カウントダウン表示の移動中も該カウントダウン表示による前記時間報知を継続する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記43)
付記41に記載の遊技台であって、
前記カウントダウン表示の移動中は該カウントダウン表示による前記時間報知を中断する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記44)
付記35乃至43のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記或る演出が行われるまでの時間が0になると、前記カウントダウン表示による該或る演出が行われるまでの時間が0であることを示す報知が行われ、
前記カウントダウン表示によって前記或る演出が行われるまでの時間が0であることを示す報知が行われた後に、該カウントダウン表示が消去されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記45)
付記44に記載の遊技台であって、
前記或る演出が行われるまでの時間が0になると、特定表示を表示してから非表示になる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記46)
付記35乃至45のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の表示態様へ変化しない場合もある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記47)
付記35乃至46のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、複数の表示手段から構成されており、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、第一の表示手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、第二の表示手段であり、
前記第一の表示手段によって前記第一の表示態様の前記カウントダウン表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記48)
付記47に記載の遊技台であって、
前記第二の表示手段によって前記第二の表示手段のカウントダウン表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記49)
付記35乃至48のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記50)
付記35乃至48のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記51)
複数種類の表示を表示可能な表示手段を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の表示であり、
前記第一の表示は、期間表示であり、
前記第一の表示は、リーチ演出表示が行われている期間のうちの或る期間において表示される場合がある表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第二の表示であり、
前記第二の表示は、予告表示であり、
前記第一の表示は、第一のタイミングを報知する表示であり、
前記第一のタイミングとは、前記第二の表示が表示開始される可能性があるタイミングのことであり、
前記第一の表示が表示開始されてから前記第一のタイミングとなる前に、該第一の表示が消去される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記52)
付記51に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第三の表示であり、
前記第三の表示は、演出表示であり、
前記第三の表示は、前記第二の表示とは異なる表示であり、
前記第一のタイミングとなる前に前記第三の表示が表示される場合があり、
前記第一の表示は、前記第三の表示が表示開始されるタイミングを報知しない表示であり、
前記第三の表示の表示中では、前記第一の表示が消去される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記53)
付記52に記載の遊技台であって、
前記第三の表示は、予告表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記54)
付記53に記載の遊技台であって、
前記第三の表示が表示された場合の方が、該第三の表示が表示されない場合よりも最終的に大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記55)
付記52乃至54のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
複数種類の動作を実行可能な演出可動手段を備え、
前記複数種類の動作のうちの一つは、第一の動作であり、
前記第一の動作は、演出動作であり、
前記第三の表示の表示中に、前記第一の動作が行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記56)
付記51乃至55のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示が消去された後で、該第一の表示が再度表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記57)
付記51乃至55に記載の遊技台であって、
前記第一の表示が消去された後、前記或る期間が経過するまでは該第一の表示は表示されないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記58)
付記51乃至55のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示が消去された後、前記或る期間が経過するまでに該第一の表示が再動表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記59)
付記51乃至58のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記或る期間とは、スーパーリーチの実行中の期間のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記60)
付記51乃至59のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第四の表示であり、
前記第四の表示は、演出表示であり、
前記第四の表示は、前記第二の表示とは異なる表示であり、
前記第一の表示は、第二のタイミングも報知する場合がある表示であり、
前記第二のタイミングとは、前記第四の表示が表示開始される可能性があるタイミングのことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記61)
付記51乃至60のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記62)
複数種類の表示を表示可能な表示手段を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の表示であり、
前記第一の表示は、カウントダウン表示を含む表示であり、
前記カウントダウン表示は、タイミング報知を含む場合がある表示であり、
前記タイミング報知とは、或る演出が行われるタイミングを前記カウントダウン表示の表示を更新することにより行わう報知のことであり、
前記カウントダウン表示の表示中に、前記第一の表示の表示態様が第一の表示態様から第二の表示態様に変化する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記63)
付記62に記載の遊技台であって、
前記第一の表示態様と前記第二の表示態様は、異なる表示態様である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記64)
付記63に記載の遊技台であって、
前記第一の表示態様とは、前記第一の表示が第一の表示サイズで表示されている表示態様のことであり、
前記第二の表示態様とは、前記第一の表示が第二の表示サイズで表示されている表示態様のことであり、
前記第一の表示サイズと前記第二の表示サイズでは、該第二の表示サイズの方が大きい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記65)
付記62乃至64のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記カウントダウン表示の表示が開始した際に、前記第一の表示が前記第一の表示態様で表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記66)
付記62乃至65のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記カウントダウン表示の表示中に、前記第一の表示が前記第一の表示態様から前記第二の表示態様に必ず変化する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記67)
付記62乃至65のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示が前記第一の表示態様から前記第二の表示態様に変化しない場合よりも、該第一の表示が該第一の表示態様から該第二の表示態様に変化した場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記68)
付記62乃至67のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
一回の図柄変動表示の実行中に前記第一の表示の表示が開始され、終了される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記69)
付記62乃至68のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、表示位置が変化する場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記70)
付記69に記載の遊技台であって、
前記第一の表示が前記第一の表示態様から前記第二の表示態様に変化すると、該第一の表示の表示位置が変化する、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、前記第一の表示態様の前記第一の表示が第一の位置に表示され、前記第二の表示態様の前記第一の表示が第二の位置に表示される、ことを特徴とする遊技台であってもよい。
(付記71)
付記69又は70に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、移動表示する場合がある表示であり、
前記移動表示により、前記第一の表示の表示位置が変化する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記72)
付記71に記載の遊技台であって、
前記移動表示の表示中も、前記カウントダウン表示の更新表示を継続する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記73)
付記71に記載の遊技台であって、
前記移動表示の表示中では、前記カウントダウン表示の更新表示が中断される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記74)
付記62乃至73のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記カウントダウン表示は、時間のカウントダウンの表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記75)
付記74に記載の遊技台であって、
前記タイミング報知は、前記カウントダウン表示において0を示す表示が表示されることにより、前記或る演出が行われるタイミングとなったことを報知する報知である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記76)
付記74又は75に記載の遊技台であって、
前記カウントダウン表示において0を示す表示が表示された後で、該カウントダウン表示が消去されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記77)
付記76に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第二の表示であり、
前記第二の表示は、前記或る演出には含まれない表示であり、
前記カウントダウン表示において0を示す表示が表示された場合に、前記第二の表示が表示された後で、該カウントダウン表示が消去されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記78)
付記62乃至77のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、複数の表示手段から構成された手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第一の表示手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第二の表示手段であり、
前記第一の表示態様の前記第一の表示が表示される場合には、該第一の表示が前記第一の表示手段に表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記79)
付記78に記載の遊技台であって、
前記第二の表示態様の前記第一の表示が、前記第二の表示手段に表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記80)
付記62乃至79のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記81)
付記62乃至79のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A1)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類のメータ表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類のメータ表示うちの一のメータ表示は、第一のメータ表示であり、
前記複数種類のメータ表示うちの一のメータ表示は、第四のメータ表示であり、
前記第一のメータ表示は、複数種類の状態を持つ表示であり、
前記第一のメータ表示における前記複数種類の状態のうちの一の状態は第一の状態であり、
前記第一のメータ表示における前記複数種類の状態のうちの一の状態は第三の状態であり、
前記第一のメータ表示は、前記第一の状態から前記第三の状態へ変化する場合がある表示であり、
前記第四のメータ表示は、複数種類の状態を持つ表示であり、
前記第四のメータ表示における前記複数種類の状態のうちの一の状態は第四の状態であり、
前記第四のメータ表示における前記複数種類の状態のうちの一の状態は第六の状態であり、
前記第四のメータ表示は、前記第四の状態から前記第六の状態に変化する場合がある表示であり、
前記第一のメータ表示が前記第一の状態から前記第三の状態に変化した場合は、該第一のメータ表示が該第一の状態から該第三の状態に変化しなかった場合よりも、大当りの期待度が高く、
前記第四のメータ表示が前記第四の状態から前記第六の状態に変化した場合は、該第四のメータ表示が該第四の状態から該第六の状態に変化しなかった場合よりも、大当りの期待度が高い、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A2)
付記A1に記載の遊技台において、
前記第四のメータ表示が前記第四の状態から前記第六の状態に変化する期待度は、前記第一のメータ表示が前記第一の状態から前記第三の状態に変化する期待度よりも高い、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A3)
付記A1又はA2に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、装飾図柄を表示可能な手段であって、
前記第一のメータ表示は、前記装飾図柄の停止中に表示される場合がある表示である、ことを特徴とする遊技台。
(付記A4)
付記A1乃至A3のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第四のメータ表示は、前記第四の状態で表示開始される表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A5)
付記A1乃至A4のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一のメータ表示における前記複数の状態のうちの一の状態は、第二の状態であり、
前記第一のメータ表示は、前記第一の状態から前記第二の状態に変化する場合がある表示であり、
前記第一のメータ表示は、前記第二の状態から前記第三の状態に変化する場合がある表示であり、
前記第一のメータ表示は、前記第一の状態で表示開始される場合がある表示であり、
前記第一のメータ表示は、前記第二の状態で表示開始される場合がある表示であり、
前記第一のメータ表示が、前記第一の状態で表示開始された場合よりも、前記第二の状態で表示開始された場合のほうが大当りの期待度が高い、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A6)
付記A1乃至A5のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうち、一の表示は第一のアイコンであり、
前記第一のメータ表示は、前記第一のアイコンが第一の回数表示されることによって、前記第一の状態から前記第三の状態へと変化する表示であり、
前記第四のメータ表示は、前記第一のアイコンが第二の回数表示されることによって、前記第四の状態から前記第六の状態へと変化する表示であり、
前記第二の回数は、前記第一の回数よりも少ない回数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A7)
付記A1乃至A6のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数の表示のうち一の表示は、大当り表示であり、
前記第一のメータ表示における前記第三の状態は、該第三の状態が表示された前記装飾図柄の変動において前記大当り表示が表示されることを示す表示の状態であり、
前記第四のメータ表示における前記第六の状態は、該第六の状態が表示された前記装飾図柄の変動において前記大当り表示が表示されることを示す表示の状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A8)
付記A7に記載の遊技台であって、
前記第一のメータ表示の前記第二の状態は、該第二の状態が表示された前記装飾図柄の変動において前記大当り表示が表示される場合があることを示す表示の状態であり、
前記第四のメータ表示の前記第五の状態は、該第五の状態が表示された前記装飾図柄の変動において前記大当り表示が表示される場合があることを示す表示の状態であり、
前記第二の状態よりも前記第五の状態が表示されている場合の方が、前記大当り表示が表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A9)
付記A1乃至A8のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、擬似連演出であり、
前記擬似連予告は、前記第一のメータ表示が前記第三の状態へ変化すると表示開始される場合がある表示であり、
前記擬似連予告は、前記第四のメータ表示が前記第六の状態へ変化すると表示開始される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A10)
付記A1乃至A9のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、前記操作手段の操作促進表示であり、
前記操作促進表示は、前記第一のメータ表示が前記第三の状態へ変化すると表示開始される場合がある表示であり、
前記操作促進表示は、前記第四のメータ表示が前記第六の状態へ変化すると表示開始される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A11)
付記A1乃至A10のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記表示手段は複数種類の演出を表示可能な手段であって、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、或る演出であり、
前記或る演出は、該或る演出が表示された前記装飾図柄の変動において、前記大当り表示が表示されやすい演出であり、
前記或る演出は、前記第一のメータ表示が前記第三の状態へ変化すると表示開始される場合がある演出であり、
前記或る演出は、前記第四のメータ表示が前記第六の状態へ変化すると表示開始される場合がある演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A12)
複数種類の表示を表示可能な表示手段を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、期間表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の演出表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、予告表示であり、
前記期間表示は、リーチ演出表示が行われる期間における或る期間の開始を報知する表示であり、
前記期間表示は、前記リーチ演出表示の表示中において、第一のタイミングを報知する表示であり、
前記第一のタイミングとは、前記リーチ演出表示の表示中において、前記第一の演出表示が開始される可能性があるタイミングのことであり、
前記予告表示とは、前記期間表示によって前記第一のタイミングが報知されることを予告する表示のことであり、
前記期間表示によって前記或る期間の開始が報知される前に、前記予告表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A13)
付記A12に記載の遊技台であって、
前記期間表示は、カーソル表示を含む表示であり、
前記カーソル表示が、第二の位置(開始位置)から第一の位置を経て第三の位置(終了位置)まで移動することによって、前記第一の期間の開始から終了までが報知されるように構成されており、
前記第二の位置は、前記第一の位置よりも前の位置であり、
前記第一の位置は、前記第三の位置よりも前の位置であり、
前記カーソル表示が前記第一の位置に到達することで、前記第一のタイミングであることが報知される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A14)
付記A13に記載の遊技台であって、
前記期間表示は、チャンスアップ表示(第一のチャンスアップ表示)が表示される場合がある表示であり、
前記チャンスアップ表示とは、前記第一のタイミングにおいて前記第一の演出表示が開始されたことを報知する表示であり、
前記第一のタイミングにおいて前記第一の演出表示の表示が開始された場合に、前記第一の位置に対応した表示位置に前記チャンスアップ表示が表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A15)
付記A12乃至A14のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記期間表示は、移動表示を行う場合がある表示である、
ことを長とする遊技台。
(付記A16)
付記A15に記載の遊技台であって、
前記期間表示によって或る期間の開始が報知される前に前記移動表示が行われる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A17)
付記A15又はA16に記載の遊技台であって、
前記移動表示が行われると、前記期間表示の表示位置が変化する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A18)
付記A12乃至A17のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告表示は、複数の表示態様で表示される場合があり、
前記複数の表示態様のうちの一の表示態様は、第一の表示態様であり、
前記複数の表示態様のうちの一の表示態様は、第二の表示態様であり、
前記予告表示が前記第二の表示態様で表示された場合の方が、前記第一の表示態様で表示された場合よりも最終的に(前記期間表示が表示される図柄変動表示にて)大当り図柄態様が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A19)
付記A18に記載の遊技台であって、
前記予告表示が前記第二の表示態様で表示された場合の方が、前記第一の表示態様で表示された場合よりも、前記第一のタイミングとなった場合に、前記第一の演出表示が開始されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A20)
付記A18又はA19に記載の遊技台であって、
前記第一の表示態様で表示された前記予告表示が、前記第二の表示態様に変化する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A21)
付記A12乃至A20のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記期間表示は、複数の表示態様で表示される場合があり、
前記複数の表示態様のうちの一の表示態様は、第三の表示態様(例えば、デフォメータ)であり、
前記複数の表示態様のうちの一の表示態様は、第四の表示態様(例えば、赤メータ)であり、
前記期間表示が前記第四の表示態様で表示された場合の方が、前記第三の表示態様で表示された場合よりも最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A22)
付記A21に記載の遊技台であって、
前記予告表示の表示態様によって、前記期間表示の表示態様が前記第三の表示態様で表示されるか前記第四の表示態様で表示されるかわからない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A23)
付記A21又はA22に記載の遊技台であって、
前記予告表示が前記第二の表示態様で表示された場合の方が、該予告表示が前記第一の表示態様で表示された場合よりも前記期間表示が前記第四の表示態様で表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A24)
付記A21乃至A23のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告表示が前記第一の表示態様で表示された場合の方が、該予告表示が前記第二の表示態様で表示された場合よりも前記期間表示が前記第三の表示態様で表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A25)
付記A12乃至A24のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第二の予告表示であり、
前記予告表示は、第一の予告表示であり、
前記第二の予告表示によって、前記第一の予告表示が表示されることが予告される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A26)
付記A25に記載の遊技台であって、
前記第二の予告表示によって前記第一の予告表示が予告された方がされてない場合よりも前記期間表示が表示される図柄変動表示が大当りになりやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A27)
付記A12乃至A26のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記期間表示が表示される前に前記予告表示が表示された場合の方が、該期間表示が表示される前に該予告表示が表示されない場合よりも最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A28)
付記A12乃至A27のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告表示は、前記期間表示の少なくとも一部によって行われる表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A29)
付記A12乃至A27のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告表示は、前記期間表示と別の表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A30)
付記A12乃至A29のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告表示によって前記リーチ演出表示が表示されることが予告されることで、前記期間表示が表示されることが予告される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A31)
付記A12乃至A30のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告表示は、前記期間表示と同じ図柄変動表示にて行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A32)
付記A12乃至A31のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告表示は、前記期間表示が行われる図柄変動表示よりも前の図柄変動表示にてお行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A33)
付記A12乃至A32のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告表示は、図柄停止表示が行われている期間も表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A34)
付記A12乃至A32のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告表示は、図柄停止表示が行われている期間に非表示となる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A35)
付記A12乃至A34のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告表示は、前記リーチ演出表示の表示中に表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A36)
前記予告表示は、前記リーチ演出表示が開始される前に表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
なお、上記で装飾図柄の変動表示と記載のあることは、図柄(より具体的には特図)の変動表示であってもよく、装飾図柄の停止表示と記載のあることは、図柄(より具体的には特図)の停止表示であってもよい。
また、上記で「〜場合がある」とは、「必ず〜する」、「必ず〜される」、あるいは「必ず〜になる」等に置き換えてもよく、上記で「○○可能」とは、「必ず○○する」に置き換えてもよい。
以下、図194〜図248を用いて、本発明に適用することができる遊技台(例えば、パチンコ機100等の弾球遊技機やスロットマシン等の回胴遊技機)他の例について詳細に説明する。ここで、技術的思想としては、図194〜図248に示す技術的思想を、図1〜図48、図49〜図116、図117〜図193に示す技術的思想に適用することは可能であり、またその逆に、図1〜図48、図49〜図116、図117〜図193に示す技術的思想を、図194〜図248に示す技術的思想に適用することも可能である。その際、同じ符号を付しているもの同士は、同じ構成要素として取り扱える場合があり、置換することができる場合もある。
図194は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。
詳細は後述するが、遊技領域124の略中央には、装飾図柄表示装置208と、人間の腕を模した演出可動体224を有する演出装置206を配設している。また、遊技領域124の右下には、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」、特別図柄を「特図」と称する場合がある。
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、本実施形態では液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。なお、装飾図柄表示装置208は、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
また、装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208c、演出表示領域208dを有して構成されている。左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像などを表示する。なお、各表示領域208a〜208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、本実施形態では7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、本実施形態では7セグメントLEDによって構成する。
普図保留ランプ216は、保留している普図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施形態では、普図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している特図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施形態では、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。高確中ランプ222は、遊技状態が大当りが発生し易い高確率状態であること、または高確率状態になることを示すためのランプであり、遊技状態を大当りが発生し難い低確率状態から高確率状態にする場合に点灯し、高確率状態から低確率状態にする場合に消灯する。
また、遊技領域124の下方領域には、所定の球進入口、例えば、一般入賞口226と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、第1可変入賞口234と、第2可変入賞口235を配設し、遊技領域124の右方領域には、普図始動口228とを配設している。
一般入賞口226は、本実施形態では遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、ぱちんこ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施形態では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施形態では遊技盤200の右側に1つ配設している。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、ぱちんこ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、本実施形態では遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、後述する払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、ぱちんこ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
第2特図始動口232は、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれ、本実施形態では遊技盤200の右下に1つだけ配設している。この第2特図始動口232は、左右に開閉自在な羽根部材232aを備え、羽根部材232aの閉鎖中は球の入球が不可能であり、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当たり図柄を停止表示した場合に羽根部材232aが所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、ぱちんこ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
第1可変入賞口234と第2可変入賞口235は、大入賞口またはアタッカーと呼ばれ、本実施形態では遊技盤200の中央部下方と右下にそれぞれ1つずつ配設している。これらの第1可変入賞口234と第2可変入賞口235は同一構造からなり、開閉自在な扉部材234a、235aを備え、扉部材234a、235aの閉鎖中は球の入球が不可能であり、特図変動遊技に当選して特図表示装置が大当たり図柄を停止表示した場合に扉部材234a、235aが所定の時間間隔(例えば、開放時間29秒、閉鎖時間1.5秒)、所定の回数(例えば15回)で開閉する。
本実施形態では、特図1変動遊技に当選した場合には、第1可変入賞口234の扉部材234aを所定の時間間隔、所定の回数で開閉し、特図2変動遊技に当選した場合には、第2可変入賞口235の扉部材235aを所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。また、第1可変入賞口234または第2可変入賞口235への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、第1可変入賞口234と第2可変入賞口235に入球した球は、ぱちんこ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をぱちんこ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
このぱちんこ機100は、遊技者が上皿126に貯留している球を発射レールの発射位置に供給し、遊技者の球発射ハンドル134の操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、第1可変入賞口234、第2可変入賞口235)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。
<演出装置206>
次に、ぱちんこ機100の演出装置206について説明する。この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設し、遊技球の転動不可能な領域に演出可動体224を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246(以下、扉と称する場合がある)を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208および遮蔽手段は、ワープ装置242、ステージ244、演出可動体224の後方に位置することとなる。
ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244にワープ出口242bから排出する。ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技盤200の釘などによって乗り上げた球などが転動可能であり、ステージ244の中央部には、通過した球が第1特図始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aを設けている。
演出可動体224は、本実施形態では人間の右腕の上腕と前腕を模した上腕部224aと前腕部224bとからなり、肩の位置に上腕部224aを回動させる不図示の上腕モータと肘の位置に前腕部224bを回動させる不図示の前腕モータを備える。演出可動体224は、上腕モータと前腕モータによって装飾図柄表示装置208の前方を円弧を描いて移動する。
遮蔽装置246は、格子状の左扉246aおよび右扉246bからなり、装飾図柄表示装置208および前面ステージ244の間に配設する。左扉246aおよび右扉246bの上部には、不図示の2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左扉246aおよび右扉246bは、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。遮蔽手段は、左扉246aおよび右扉246bを閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置208を視認し難いように遮蔽する。左扉246aおよび右扉246bを開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置208の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装飾図柄表示装置208の表示の全てを視認可能である。また、左扉246aおよび右扉246bは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。なお、左扉246aおよび右扉246bは、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置208の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明のレンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置208による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置208を全く視認不可にしてもよい。
次に、図195を用いて、ぱちんこ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。ぱちんこ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払い出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、ぱちんこ機100に供給される電源を制御する電源制御部660と、によって構成している。
まず、ぱちんこ機100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400についても同様である。基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用している乱数値生成回路318(この回路には2つのカウンタを内蔵しているものとする)と、所定の球検出センサ、例えば各始動口、入賞口、可変入賞口A(第1可変入賞口234および/又は第2可変入賞口235)を通過する遊技球を検出するセンサ、磁気センサ(広範囲磁気センサ)、別途記載の前面枠扉開放センサ109、内枠開放センサ、下皿満タンセンサをなど含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果を乱数値生成回路318および基本回路302に出力するためのセンサ回路322と、所定の図柄表示装置、例えば特図1表示装置212や特図2表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、所定の図柄表示装置、例えば普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、所定の可動部材、例えば特図2始動口232の羽根部材232aやアタッカーAの扉部材234a等を開閉駆動する各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334を接続している。
なお、特図1始動口230に球が入賞したことを球検出センサ320が検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号を乱数値生成回路318に出力する。この信号を受信した乱数値生成回路318は、特図1始動口230に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、特図1始動口230に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。また、乱数値生成回路318は、特図2始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、特図2始動口232に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、特図2始動口232に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、情報出力回路336を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にぱちんこ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(本実施例では9V)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インタフェースをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。また、主制御部300と払出制御部600との情報通信は双方向の通信であり、主制御部300は払出制御部600にコマンド等の信号を送信できるように構成し、払出制御部600からも主制御部300にコマンド等の信号を送信できるように構成している。
また、主制御部300は、情報出力回路336と外部端子板349を介して、外部装置(例えば、不図示のホールコンピュータやデータ表示器など)が備える情報入力回路350に、ぱちんこ機100の遊技情報などを示す外部端子板信号(詳細は後述)を出力する。なお、符号349を付した「外部端子板」は、スロットマシンにおいては「外部集中端子板」と称される場合があり、「外部端子板」の名称に限定されるものではない。
また、払出制御部600も、外部端子板349を介して、情報入力回路350に、外部端子板信号を出力する。
次に、ぱちんこ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えており、基本回路402には、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC416と、各種ランプ418(例えば、チャンスボタンランプ138)の制御を行うための駆動回路420と、遮蔽装置246の駆動制御を行うための駆動回路432と、遮蔽装置246の現在位置を検出する遮蔽装置センサ430と、チャンスボタン136の押下を検出するチャンスボタン検出センサ426と、遮蔽装置センサ430やチャンスボタンの検出部724からの検出信号を基本回路402に出力するセンサ回路428と、制御プログラムや各種演出データを記憶するためのROM406と、CPU404からの信号に基づいてROM406に記憶された画像データ等を読み出してVRAM436のワークエリアを使用して表示画像を生成して装飾図柄表示装置208に画像を表示するVDP434(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサー)と、を接続している。なお、ROM406は、制御プログラムと各種演出データとを別々のROMに記憶させてもよい。
次に、ぱちんこ機100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えており、基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512を搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラムおよびデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506が設けられている。
また、基本回路502には、演出可動体224の駆動制御を行うための駆動回路516と、チャンスボタンの駆動部708の駆動制御を行うための駆動回路517と、演出可動体224の現在位置を検出する可動体センサ424と、可動体センサ424からの検出信号を基本回路502に出力するセンサ回路518と、遊技盤用ランプ532の制御を行うための遊技盤用ランプ駆動回路530と、遊技台枠用ランプ542の制御を行うための遊技台枠用ランプ駆動回路540と、遊技盤用ランプ駆動回路530と遊技台枠用ランプ駆動回路540との間でシリアル通信による点灯制御を行うシリアル通信制御回路520と、を接続している。
次に、ぱちんこ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源制御部660について説明する。払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御すると共に、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払い出しが完了したか否かを検出すると共に、インタフェース部606を介して、ぱちんこ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。また、払出制御部600は、前面枠扉106の開放を検出する前面枠扉開放センサ109の検出結果を受け取り、受け取った結果を主制御部300に出力する。また、払出制御部600は、内枠(本体104)の開放を検出する不図示の内枠開放センサの検出結果を受け取り、受け取った結果を主制御部300に出力する。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射モータ(不図示)の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置(不図示)の制御を行う。
電源制御部660は、ぱちんこ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源制御部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、本実施形態では、電源制御部660から払出制御部600と第2副制御部500に所定電圧を供給し、払出制御部600から主制御部300と第1副制御部400と発射制御部630に所定電圧を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧を供給してもよい。
<図柄の種類>
次に、図196(a)〜(d)を用いて、ぱちんこ機100の第1特別図柄表示装置212、第2特別図柄表示装置214、装飾図柄表示装置208、普通図柄表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。同図(a)は特図1の停止図柄態様の一例を示したものであり、同図(b)は特図2の停止図柄態様の一例を示したものである。
第1特図始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、第2特図始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、第1特別図柄表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、第2特別図柄表示装置214は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」を行う。これらの「特図1の変動表示」および「特図2の変動表示」が本発明にいう図柄の変動表示の一例に相当する。
そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間(本発明にいう変動時間が相当)が経過すると、第1特別図柄表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間(これも本発明にいう変動時間が相当)が経過すると、第2特別図柄表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。したがって、「特図1の変動表示」を開始してから特図1の停止図柄態様を停止表示するまで、あるいは「特図2の変動表示」を開始してから特図2の停止図柄態様を停止表示するまでが本発明にいう図柄変動停止表示の一例に相当し、以下、この「特図1又は2の変動表示」を開始してから特図1又は2の停止図柄態様を停止表示するまでの一連の表示を図柄変動停止表示と称する。後述するように、図柄変動停止表示は複数回、連続して行われることがある。
図196(a)には、図柄変動停止表示における特図1の停止図柄態様として「特図A」から「特図E」までの5種類が示されており、同図(b)には、図柄変動停止表示における特図2の停止図柄態様として「特図a」から「特図d」までの4種類が示されている。なお、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
特図1の停止図柄態様のうち、「特図A」は15ラウンド(15R)特別大当たり図柄であり、「特図B」は15R大当たり図柄である。本実施形態のぱちんこ機100では、後述するように、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、特別大当りか否かの決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。大当りと特別大当りの違いは、次回の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(特別大当り)か低い(大当り)かの違いである。以下、この大当りに当選する確率が高い状態のことを特図高確率状態と称し、その確率が低い状態のことを特図低確率状態と称する。
また、15R特別大当たり遊技終了後および15R大当たり遊技終了後はいずれも時短状態に移行する。時短については詳しくは後述するが、時短状態に移行する状態のことを普図高確率状態と称し、時短状態に移行しない状態のことを普図低確率状態と称する。15R特別大当たり図柄である「特図A」は、特図高確率普図高確率状態であり、15R大当たり図柄である「特図B」は、特図低確率普図高確率状態である。これらの「特図A」および「特図B」は、遊技者に付与する利益量が相対的に大きな利益量になる図柄である。
他の特図1の停止図柄態様について説明すると、「特図C」は突然確変と称される2R大当たり図柄であり、特図高確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図A」と比べて、「特図C」は2Rである点が異なる。「特図D」は小当たり図柄であり、特図低確率普図低確率状態である。ここにいう小当たりは、2R時短無し大当たりと同じものに相当する。「特図E」は、はずれ図柄であり、遊技者に付与する利益量が相対的に小さな利益量になる図柄である。
また、特図2の停止図柄態様について説明すると、「特図a」は16R特別大当たり図柄であり、「特図b」は8R特別大当たり図柄であり、「特図c」は8R大当たり図柄であり、「特図d」は、はずれ図柄である。
図196(c)は装飾図柄の一例を示したものである。本実施形態の装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。第1特図始動口230または第2特図始動口232に球が入賞したこと、すなわち、第1特図始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、あるいは第2特図始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。
そして、「特図B」の15R大当たり、「特図c」の8R大当りを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに同じ装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾2−装飾2−装飾2」等)を停止表示する。また、「特図A」の15R特別大当たり、「特図a」の16R特別大当たり、「特図b」の8R特別大当たりを報知する場合には、同じ奇数の装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾3−装飾3−装飾3」や「装飾7−装飾7−装飾7」等)を停止表示する。
また、「特図D」の小当たりを報知する場合には、「装飾1−装飾2−装飾3」を停止表示し、「特図C」の突然確変と称される2R大当たりを報知する場合には、「装飾1−装飾3−装飾5」を停止表示する。一方、「特図E」や「特図d」のはずれを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに同図(c)に示す図柄組合せ以外の図柄組合せを停止表示する。
図196(d)は普図の停止表示図柄の一例を示したものである。本実施形態の普図の停止表示態様には、当たり図柄である「普図A」と、はずれ図柄である「普図B」の2種類がある。普図始動口228を球が通過したことを上述のゲートセンサが検出したことに基づいて、普通図柄表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」を行う。そして、普図変動遊技の当選を報知する場合には「普図A」を停止表示し、普図変動遊技の外れを報知する場合には「普図B」を停止表示する。この同図(d)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
<遊技中の表示の一例>
図197〜図199は、一遊技中の装飾図柄表示装置208における表示の一例を時系列に示した図である。
図197(a)、(b)を参照して、本実施形態の装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの下方の表示領域に、特図1の保留数を示唆する特図1保留アイコン表示領域900および変動アイコン表示領域800が設けられる。本実施例では、1つの特図1保留アイコン表示領域(保留アイコン表示領域)900に、特図1変動遊技の最大保留数である4個の保留アイコンを表示可能であり、当該表示領域900を第1領域900a、第2領域900b、第3領域900c、第4領域900dの4つの領域に大まかに分けている。第1領域900a〜第4領域900dは、それぞれ、特図1変動遊技の1番目〜4番目の保留順位に対応している。すなわち、第1領域900aには最先の(最も過去に記憶された)保留に対応する保留アイコンが表示可能となっており、同様に第2〜第4領域900b〜900dには2〜4個目の保留に対応する保留アイコンがそれぞれ表示可能となっている。
また、本実施形態では、一例として右図柄表示領域208cの右側の表示領域に、特図2の保留数を示唆する特図2保留アイコン表示領域902が設けられる。特図2保留アイコン表示領域902は、特図1保留アイコン表示領域900と同様に、特図2変動遊技の最大保留数である4個の保留アイコンを表示可能である。特図2保留アイコン表示領域902は、特図2の保留数が0の場合には非表示であり、特図2の保留が増加した場合に表示される。本実施形態の以下の説明においては、主に特図1の保留の増減に伴う各構成の状態の変化例(例えば、特図1保留アイコン表示領域900の表示変化の一例)について説明するが、特図2の保留の増減があった場合も同様に表示させることができる。また、説明の便宜上、特図1保留アイコン表示領域900を単に、保留アイコン表示領域900と称する場合がある。
また、本実施形態では、一例として特図2保留アイコン表示領域902上方の表示領域に、特図1変動遊技中(特図1の変動中)であることを示唆するための特図1用第四図柄表示領域208eと、特図2変動遊技中(特図2の変動中)であることを示唆するための特図2用第四図柄表示領域208fと、普図変動遊技中(普図の変動中)であることを示唆するための普図用第四図柄表示領域208gと、を有している。特図1用第四図柄表示領域208eは、特図1変動遊技中は○の画像を消灯(または点滅表示)し、特図1変動遊技が停止した場合は、○の画像を点灯表示する。同様に、特図2用第四図柄表示領域208fは△の画像を、普図用第四図柄表示領域208gは◇の画像を、それぞれの変動遊技中は消灯(または点滅表示)し、変動遊技が停止した場合は点灯表示する。
また、装飾図柄表示装置208の下方には、特図1表示装置212、特図2表示装置214および、普図表示装置210が設けられている。これらの表示装置の上方にはそれぞれ、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、普図保留ランプ216が設けられている。
これらの構成は、別の構成であることを特に言及しない限り、以下の全ての実施形態(実施例)において同様である。
図197(a)に示すタイミングは、第1特図表示装置212の図柄変動表示が終了し、停止図柄が表示されている。また、特図1保留ランプ218は2個のLEDを点灯し、特図1の保留が2個であることを報知している。特図2保留ランプ220と普図保留ランプ216のLEDの点灯数はいずれも0であり、特図2および普図の保留がいずれも0であることを報知している。
特図1用第四図柄表示領域208e(および特図2用第四図柄表示領域208f、普図用第四図柄表示領域208g)は画像を点灯表示し、変動遊技が停止したことを報知している。装飾図柄表示装置208の図柄表示領域208a〜208cでははずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾4−装飾1−装飾7」が停止表示されている。また、保留アイコン表示領域900(第1領域900aおよび第2領域900b)には、それぞれ特図1の保留アイコンPI1、PI2が示されている。
同図(a)に示すタイミングは、保留アイコン表示領域900の第1領域900aに、円形(球体)の保留アイコンPI1が表示される。また、第2領域900bに、円形の保留アイコンPI2が表示される。
次いで、同図(b)に示すタイミングは、特図1の保留が1つ消化されて、特図1変動遊技の保留が2から1に減少し、第1特図表示装置212では図柄変動表示が開始され、特図1保留ランプ218は2個のLEDのうち1個のLEDを消灯、1個のLEDを点灯し、特図1用第四図柄表示領域208eは、特図1変動遊技中は○の画像を消灯(または点滅表示)している状態を示している。
同図(c)に示すタイミングは、保留アイコン表示領域900では、消化された保留に対応する第1領域900aの保留アイコンPI1が変動アイコン表示領域800に移動する保留・変動アイコン間の移動アニメーション(または、保留アイコンの消去アニメーション)と、第2領域900bの保留アイコンPI2が第1領域900aに移動する保留アイコンの移動アニメーションが実行されている状態を示している。具体的には、保留アイコンPI1,PI2が右側に移動するアニメーションを実行している。
同図(d)に示すタイミングは、引き続き、保留・変動アイコン間の移動アニメーションと、保留アイコンの移動アニメーションが実行されている状態を示している。
同図(e)に示すタイミングは、保留・変動アイコン間の移動アニメーション、保留アイコンの移動アニメーションが完了した状態を示している。すなわち、変動アイコン表示領域800において変動アイコンCIが表示され、保留アイコン表示領域900の第1領域900aにおいて保留アイコンPI1が表示され、第2領域900bの保留アイコンPI2が消去されている。
同図(f)に示すタイミングは、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cにおいて、特図1の装飾図柄の変動表示が開始されている状態を示している。同図(b)〜同図(f)に示すように、本実施例では保留が消化された場合、先ず第1特図表示装置212では図柄変動表示が開始され、特図1保留ランプ218が消灯した後、特図1用第四図柄表示領域208eが、○の画像を消灯(または点滅表示)する。その後、保留アイコンPIが移動、変化、消去の各アニメーションを実行し、その後、図柄表示領域208a〜208cにおいて装飾図柄の図柄変動表示が開始される。しかしこの例に限らず、これらの状態変化は、順次実行される場合にはいずれが先であってもよく、どの順で実行されても(順序が入れ替わっても)よい。また少なくとも一部が同時に実行されてもよい。
同図(g)に示すタイミングは、チャンスボタン136の操作の受付期間が開始した状態を示しており、チャンスボタン136の操作に対応する第1の操作手段画像BG1(この例では、チャンスボタンを模した画像)を表示している。
また、この第1の操作手段画像BG1の表示とほぼ同じタイミングで、チャンスボタン136の操作の受付期間の経過時間を報知するための第1の経過時間報知画像TG1を、第1の色(この例では、青色)で第1の操作手段画像BG1の下方に表示している。このタイミングは、チャンスボタン136の操作の受付期間開始時点であって、第1の経過時間報知画像TG1の全て(左端部から右端部まで)が第1の色で塗り潰されている。また、キャラクタ(殿)の画像も合わせて表示している。
同図(h)に示すタイミングは、チャンスボタン136の操作の受付期間開始から時間(例えば、受付期間である6秒より短い時間)が経過した状態を示しており、第1の経過時間報知画像TG1は、チャンスボタン136の操作の受付期間の経過時間に合わせてメーターの目盛りが徐々に少なくなっていく画像を表示する(第1の経過時間報知画像TG1の減少表示を実行する)。
同図(i)に示すタイミングは、チャンスボタン136の操作の受付期間の開始タイミングからさらに時間が経過する前(例えば、受付期間である6秒が経過する前)の状態において(同図(h)のタイミングの後に)、チャンスボタン136の操作が行われた状態を示している。このタイミングでは、チャンスボタン136の操作が行われたことに基づき、第1の操作手段画像BG1と第1の経過時間報知画像TG1を消去した後に、予告演出に対応する画像730(この例では、「チャンスだ!」という文字表示と、キャラクタ画像(殿))を装飾図柄表示装置208の表示領域に表示している。なお、この予告演出は、チャンスボタン136の操作が行われずに操作の受付期間の開始タイミングから所定時間(6秒)が経過した場合に表示してもよい。また、本実施形態では予告演出を表示する場合を例に説明するが、他の演出表示であってもよい。
同図(j)、(k)に示すタイミングは、チャンスボタン136の操作が行われたことを契機として、当否判定結果、変動時間および当選した予告演出に応じた演出を開始している状態であり、同図(j)、(k)では装飾図柄の変動表示におけるリーチ表示の一例を示している。
同図(l)に示すタイミングは、スーパーリーチの演出開始状態であり、装飾図柄表示装置208の表示領域全体を白色に変色させ(ホワイトバック)、装飾図柄の変動表示を装飾図柄表示装置208の表示領域の例えば右下方に小さく表示(装飾図柄の縮小表示)する。また、保留アイコン表示領域900、変動アイコン表示領域800、保留アイコンPI、変動アイコンCIを非表示に(消去)している。なお、保留アイコン表示領域900、変動アイコン表示領域800、保留アイコンPI、変動アイコンCIの消去タイミング、ホワイトバックになるタイミングおよび装飾図柄の縮小表示のタイミングは、順次実行される場合にはいずれが先であってもよく、どの順で実行されても(順序が入れ替わっても)よい。また少なくとも一部が同時に実行されてもよい。また、スーパーリーチ演出中も保留アイコン表示領域900、変動アイコン表示領域800、保留アイコンPI、変動アイコンCIが表示されていてもよく、一部が非表示となっていてもよい。
同図(m)、同図(n)、図198(o)〜図198(q)に示すタイミングは、スーパーリーチの演出として、例えば、剣豪キャラクタと剣で対決する剣豪リーチ演出を実行開始している状態である。ここでは一例として剣豪キャラクタと「VS剣豪」の文字を表示した後(図197(m))、キャラクタ(殿)と剣豪キャラクタの対決シーンを表示している(図197(n)〜図198(q))。
図198(q)に示すタイミングは、キャラクタ(殿)が剣豪キャラクタに勝利したシーンを表示しており、同図(r)では、装飾図柄の縮小表示で大当り(確変大当り)の図柄組合せ(例えば「装飾7−装飾7−装飾7」)の揺れ変動表示を行っている。
同図(s)に示すタイミングは、装飾図柄表示装置208の表示領域全体を白色に変色させ、同図(t)に示すタイミングは、装飾図柄表示装置208の図柄表示領域208a〜208cに大当り(確変大当り)の図柄組合せ(例えば「装飾7−装飾7−装飾7」)を揺れ変動表示させた後、同図(u)に示すタイミングで装飾図柄の停止表示を行っている。さらに、同図(v)に示すタイミングでは、図柄表示領域208a〜208cの装飾図柄の停止表示を消去し、大当りの開始を報知する「確変大当り」の文字を表示している。
図198(t)´〜同図(v)´に示すタイミングは、図197(k)において、大当りのリーチ演出(装飾6のリーチ演出)が開始された場合の、図198(s)に続くタイミングである。このタイミングは、装飾図柄表示装置208の図柄表示領域208a〜208cに大当りの図柄組合せ(例えば「装飾6−装飾6−装飾6」)を揺れ変動表示させた後(同図(t)´)、装飾図柄の停止表示を行い(同図(u)´)、図柄表示領域208a〜208cの装飾図柄の停止表示を消去し、大当りの開始を報知する「大当り」の文字を表示している(同図(v)´)。
図199は、剣豪リーチ演出ではずれとなった場合の表示例を示している。
図199(a)に示すタイミングは、図198(p)に続くタイミングであり、キャラクタ(殿)が剣豪キャラクタに負けたシーンを表示している。また、図199(b)では、装飾図柄の縮小表示ではずれの図柄組合せ(例えば「装飾7−装飾6−装飾7」)の揺れ変動表示を行い、同図(c)に示すタイミングは、装飾図柄表示装置208の表示領域全体を白色に変色させている。
同図(d)に示すタイミングは、装飾図柄表示装置208の図柄表示領域208a〜208cにはずれの図柄組合せ(例えば「装飾7−装飾6−装飾7」)を揺れ変動表示させるとともに、保留アイコン表示領域900に保留アイコンPI1を再表示し、変動アイコン表示領域800に変動アイコンCIを再表示した状態を示している。また、同図(e)では、図柄表示領域208a〜208cにおいて装飾図柄の停止表示を行い、特図1用第四図柄表示領域208eにおいて○の画像を点灯表示する。
同図(f)、同図(g)に示すタイミングは、変動アイコン表示領域800において、当該特図変動遊技が終了して変動アイコンCIが消去されるときに実行される変動アイコンの消去アニメーションが実行された状態を示し、同図(h)に示すタイミングは、変動アイコンの消去アニメーションが完了した状態を示している。
なお、上記の例では、特別図柄の変動停止後に変動アイコンCIが消去されているが、変動アイコンCIの消去タイミングは、他のタイミング(例えば、装飾図柄の停止表示後や装飾図柄の変動中など)であってもよい。また、変動アイコンCIは、変動アイコンの消去アニメーションではなく、1フレームで消去されるものであってもよい。
<回数付き構造物確変機>
図200から図202を参照して、本実施形態の他の例に係る、回数付き構造物確変機(ぱちんこ機100)について説明する。なお、本実施形態の各実施例(変形例)および他の実施形態の各実施例(変形例)は互いに組み合わせて適用することができる。
回数付き構造物確変機は、構造物の動作(第1のアタッカー802、および不図示の第2のアタッカーの開閉動作)によって特定領域(確変作動領域、確変領域、V領域)への進入の可否が振り分けられる、ぱちんこ機100である。
図200は、本実施形態の他の例に係る遊技盤200を示す正面図である。遊技盤200は、この例では、図194に示す遊技盤200の第1可変入賞口(第1アタッカー)234、第2可変入賞口(第2アタッカー)235に替えて、アタッカーユニット810を設ける構成である。それ以外の同一構成要素は同一符号で示し、説明は省略する。
遊技盤200は、そのほぼ中央付近に装飾図柄表示装置208が配置され、その下方に第1特図始動口230およびアウト口240が配置され、装飾図柄表示装置208の下方右側に普図始動口228および第2特図始動口232が配置され、装飾図柄表示装置208の下方右側(第2特図始動口232の下方)にアタッカーユニット810が配置される。
このアタッカーユニット810は、構造物の動作(第2のアタッカー804の開閉動作)によって特定領域(確変作動領域808)への進入の可否が振り分けられる。
アタッカーユニット810は前面上方に設けられて遊技者に視認可能に開閉する扉部材802aを備えたアタッカー(第1のアタッカー)802と、第1のアタッカー802の下方内部で遊技者には視認不可に設けられシャッター式の扉部材を有するアタッカー(第2のアタッカー804)とを有している。
このアタッカーユニット810は、特図表示装置(特図1表示装置212、特図2表示装置214)に予め定められた図柄の組合せが表示されると大当りが開始される。そして、予め定められた「第2のアタッカー804が開放し、かつ、不図示の第2のアタッカー804の内部に設けられたVシャッタが開放する」ラウンドにおいて、遊技球が第2のアタッカー804内の遊技者に視認不可のV通過スイッチ(確変作動領域808、確変領域、V領域あるいはV入賞領域ともいう)に進入した場合に、大当り終了後の遊技状態として確変(特図高確普図高確)状態が付与される。なお、Vシャッタが閉鎖中であっても、確変作動領域が有効状態である場合にV通過スイッチを遊技球が通過すると、確変状態が付与される。このように、構造物確変機(V(入賞)確変機ともいう)は、第2のアタッカー804の開放パターンで確変作動領域808への遊技球の進入の可否を分けている。
つまり、本実施形態のぱちんこ機(V入賞確変機)100では、特図によって確変作動領域(V入賞領域)808に入賞しやすい第2のアタッカー804の開放パターンを行うラウンドを含む大当り遊技を開始するか、入賞困難となる第2のアタッカー804の開放パターンを行うラウンドを含む大当り遊技を開始するかが決定され、図柄毎に、第1のアタッカー802および第2のアタッカー804の開放パターンが決定されている。そして、大当り中の予め決められたラウンド(例えば、4R)で第2のアタッカー804が開放し、さらにその奥にあるシャッター(不図示)が開放して遊技球が確変作動領域808へ進入することで、大当り遊技の終了後から確変機能の作動が開始(確変状態に移行)する。
次に図201を参照して、本実施形態のぱちんこ機100(図200に示す回数付き構造物確変機、V入賞確変機)における第1特別図柄表示装置212、第2特別図柄表示装置214、装飾図柄表示装置208、普通図柄表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。同図(a)は特図1の停止図柄態様の一例を示したものであり、同図(b)は特図2の停止図柄態様の一例を示したものである。
図201(a)には、図柄変動停止表示における特図1の停止図柄態様として「特図A」から「特図C」までの3種類が示されており、同図(b)には、図柄変動停止表示における特図2の停止図柄態様として「特図a」および「特図b」の2種類が示されている。なお、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
特図1の停止図柄態様のうち、「特図A」は12ラウンド(12R)大当り図柄(実質8R確変大当り図柄)であり、「特図B」は12R大当り図柄(実質8R通常大当り図柄)であり、「特図C」は、はずれ図柄である。「特図A」、「特図B」のいずれも、特図高確率普図高確率状態であるが、「特図A」は、アタッカーユニット810の確変作動領域(V領域)808に遊技球が進入しやすい第2のアタッカー804の開放パターン(例えば、100ms開放→3400ms閉鎖→28000ms開放)の大当りであるのに対し、「特図B」は、確変作動領域(V領域)808に遊技球が進入しにくい第2のアタッカー804の開放パターン(例えば、100ms開放)の大当りである。ここで、本実施例における第2のアタッカー804内に設けられたシャッター(Vシャッタ)は、図柄に依らず一定の開放パターン(例えば、50ms開放→2950ms閉鎖→28500ms開放)で動作しているが、図柄毎に第2のアタッカー内に設けられたシャッター(Vシャッタ)の開放パターンを決定するようにしてもよい。また、「特図A」は、規定のラウンド数は12Rであるが、9R〜12Rは、大入賞口(第2のアタッカー804)の開放時間が1R〜8R(例えば、1〜3R、5〜8Rの開放パターンが29000ms開放)に比べて大幅に短く(例えば、100ms)、実質開放しないといえることから、「実質8R確変大当り図柄」ともいう。同様に、「特図B」は、規定のラウンド数は12Rであるが、9R〜12Rは、大入賞口の開放時間が1R〜3R、5〜8R(例えば、1〜3R、5〜8Rの開放パターンが29000ms開放)に比べて大幅に短く(例えば、100ms)、実質開放しないといえることから、「実質8R通常大当り図柄」ともいう。なお、本実施例では、特図Aと特図Bの9〜12Rの開放パターンを同じにしているが、特図Bの開放パターンを実質12R通常用の開放パターン(例えば、9R〜12Rが1〜3R、5〜8Rと同じ開放パターンなどのアタッカー内に遊技球が進入容易となる開放パターン。1〜3R、5〜8Rと異なる開放パターンであってもよい)にしてもよいし、逆に特図Aの開放パターンを実質12R確変用の開放パターンにしてもよい。
また、特図2の停止図柄態様について説明すると、「特図a」は16R特別大当たり図柄(実質16R確変大当り図柄)であり、「特図b」、はずれ図柄である。「特図a」は、特図高確率普図高確率状態であり、確変作動領域(V領域)808に遊技球が進入しやすいシャッター開放パターンの大当りである。また、「特図a」の場合、大当り遊技の終了後は電サポ(確変)状態に移行するため、「実質16R確変大当り図柄」ともいう。
なお、「特図A」、「特図B」、「特図a」のいずれも、確変作動領域808への遊技球の進入の有無に問わず、大当り遊技の終了後は電サポ状態(普図高確状態)に移行する。
図201(c)は装飾図柄の一例を示したものである。本実施形態の装飾図柄は、遊技状態(通常状態(非電サポ状態)あるいは電サポ(確変・時短)状態)によって異なる装飾図柄が表示される。同図(c)(1)に示すように、通常状態では、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。また、同図(c)(2)に示すように、電サポ状態では、通常状態とは異なる図柄の「装飾1」〜「装飾7」の7種類がある。
そして、同図(c)(3)に示すように、特図1の停止図柄態様において、「特図A」の実質8R確変大当りまたは、「特図B」の実質8R通常大当りを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、同図(c)(1)の装飾図柄であって、例えば「装飾7」以外の、同じ装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾2−装飾2−装飾2」等)を停止表示する。また、「特図A」の実質8R確変大当りを報知する場合には、例えば同図(c)(1)の装飾図柄の「装飾7」が3つ並んだ図柄組合せ(「装飾7−装飾7−装飾7」)を停止表示する。
また、特図2の停止図柄態様において、電サポ状態で「特図a」の実質16R確変大当りを報知する場合には、同図(c)(2)の装飾図柄の「装飾7」が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾7−装飾7−装飾7」)を停止表示する。また、通常状態で「特図a」の実質16R確変大当りを報知する場合には、同図(c)(1)の装飾図柄の「装飾7」が3つ並んだ図柄組合せ(「装飾7−装飾7−装飾7」)を停止表示する。
なお、電サポ状態で「特図A」または「特図B」の大当りを報知する場合には、同図(c)(2)の装飾図柄であって、例えば「装飾7」以外の、同じ装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾2−装飾2−装飾2」等)を停止表示する。また、この場合、同図(c)(2)の装飾図柄の「装飾7」が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾7−装飾7−装飾7」)以外であれば、同じ装飾図柄が3つ並ばないばらけ目の図柄組合せ(例えば「装飾1−装飾3−装飾5」)を停止表示してもよい。
一方、「特図C」や「特図b」のはずれを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに同図(c)に示す図柄組合せ以外の図柄組合せを停止表示する。なお、電サポ中に「特図A」または「特図B」の大当りを同じ装飾図柄が3つ並ばないばらけ目の図柄組合せ(例えば「装飾1−装飾3−装飾5」)で報知する場合、「特図C」や「特図b」のはずれでは、「特図A」または「特図B」の大当りを報知するばらけ目の図柄組合せを表示しないが、表示するようにしてもよい。また、電サポ中の「特図C」や「特図b」のはずれを報知する場合、特定の図柄組合せ(例えば「装飾2−装飾4−装飾6」)のみが表示されてもよいし、複数種類の図柄組合せのうちのいずれかが表示されるようにしてもよい。
図201(d)は普図の停止表示図柄の一例を示したものである。本実施形態の普図の停止表示態様には、当たり図柄である「普図A」と、はずれ図柄である「普図B」の2種類がある。普図始動口228を球が通過したことを上述のゲートセンサが検出したことに基づいて、普通図柄表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」を行う。そして、普図変動遊技の当選を報知する場合には「普図A」を停止表示し、普図変動遊技の外れを報知する場合には「普図B」を停止表示する。この同図(d)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
図201(e)は、第四図柄の報知の一例を示したものである。本実施形態では、特図1変動遊技中(特図1の変動中)であることを示唆するための特図1用第四図柄表示手段と、特図2変動遊技中(特図2の変動中)であることを示唆するための特図1用第四図柄表示手段を備えている。特図1用第四図柄表示手段と特図1用第四図柄表示手段は、それぞれLEDであり、当該LEDの点灯と消灯によってその示唆を行う。この例では、特図1用第四図柄と、特図2用第四図柄の報知態様はいずれも同じであり、変動遊技中にはLEDの点灯と消灯を繰り返し、大当りの場合は点灯表示し、はずれの場合は消灯する。
<演出表示の一例>
図202は、図200及び図201に示すぱちんこ機(回数付き構造物確変機)100における、演出表示の一例を時系列に示す図である。
図202(1)に示すタイミングは、通常状態(非電サポ状態)中の特図1の変動遊技の1回転目(初回)において、「特図A」(実質8R確変大当り図柄)に当選し、大当り演出が開始された状態である。
このタイミングでは、装飾図柄表示装置208の表示領域において、大当り開始演出を実行している。ここでは一例として「バトルボーナス」という文字の表示で、当該演出が実行中であることを示している。
また、本実施形態では、特図1変動遊技中(特図1の変動中)であることを示唆するための特図1用第四図柄表示手段(特図1用LED812)と、特図2変動遊技中(特図2の変動中)であることを示唆するための特図2用第四図柄表示手段(特図2用LED814)と、を有している。特図1用LED812は、特図1変動遊技中は点灯と消灯を繰り返し、特図1変動遊技が停止して大当りに当選した場合は点灯し、はずれの場合は消灯する。同様に、特図2用LED814は、特図2変動遊技中は点灯と消灯を繰り返し、特図2変動遊技が停止して大当りに当選した場合は点灯し、はずれの場合は消灯する(図201(e)参照)。このタイミングでは、特図1用LED812が点灯し、特図1変動遊技が停止するとともに大当りに当選したことを報知している。特図2用LED814は消灯している。
また、装飾図柄表示装置208の下方には、特図1表示装置212、特図2表示装置214および、普図表示装置210が設けられている。これらの表示装置の上方にはそれぞれ、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、普図保留ランプ216が設けられている。このタイミングでは、特図1表示装置212が「特図A」を停止表示している。
同図(2)に示すタイミングは、装飾図柄表示装置208の表示領域の右方に遊技盤200を模した画像を表示するとともに、装飾図柄表示装置208の表示領域において打ち方示唆表示を行っている。打ち方示唆表示は、遊技者に右打ちすべき期間または左打ちすべき期間が開始したことを報知する表示である。ここでは、右打ち示唆表示(例えば、表示領域の中央付近に設けられた第一打ち方示唆表示領域710における「右打ちだ!」の文字の表示と、遊技盤200に右打ちを示す矢印の表示)を行って、右打ちすべき期間が開始したことを報知している。なお、打ち方示唆表示は、大当り開始演出に含まれる演出表示であってもよいが、大当り開始演出とは別の演出であってもよい。また、遊技盤200や枠(前面枠扉106)に設けられたランプ(LED)やスピーカー120等の他の演出手段によって打ち方示唆演出(例えば遊技盤200の右側の遊技領域124のランプの点灯や、スピーカー120から「右打ちだ!」という音声(右打ち報知音)を出力するなど)を打ち方示唆表示が行われている際に行うようにしてもよい。
同図(3)に示すタイミングは、大当り遊技の1R目が開始した状態を示している。ここでは、装飾図柄表示装置208の第一打ち方示唆表示領域710における右打ち示唆表示(第一の右打ち示唆表示)を消去し(非表示とし)、表示領域においてバトル演出を実行している。この例では、表示領域に「バトル演出」の文字を表示し、当該演出が実行中であることを示している。また、表示領域の右上方に獲得球数(ここでは「0pt」)を表示し、表示領域の左上方の第二打ち方示唆表示領域712に、小さく右打ち示唆表示(ここでは、「右打ち」という文字と右向き矢印の表示)を行い、引き続き右打ちすべき期間中であることを報知している。
同図(4)に示すタイミングは、大当り遊技の3R目が開始した状態を示している。このタイミングでは、一例として、「特図A」の当選によって、遊技球が確変作動領域808へ進入しやすくなる状態であること(大当り遊技の終了後から確変状態に移行すること)を示唆する演出(V入賞示唆演出)を開始している。ここでは、「バトル勝利演出」の文字の表示で当該演出が実行中であることを示している。獲得球数は累積値(この例では、「252pt」)で表示され、第二打ち方示唆表示領域712においても右打ち示唆表示(第二の右打ち示唆表示)を継続している。
同図(5)に示すタイミングは、大当り遊技の4R目が開始した状態を示している。このタイミングでは、引き続きV入賞示唆演出(ここでは、「Vアタッカーを狙え!!」という文字と、アタッカーユニット810の位置を示す右下向きの矢印の表示))を行っている。また、第二打ち方示唆表示領域712においても右打ち示唆表示を継続している。なお、遊技盤200や枠(前面枠扉106)に設けられたランプ(LED)やスピーカー120等の他の演出手段によってV入賞示唆演出(例えばアタッカー周囲のランプの点滅や、スピーカー120から「Vアタッカーを狙え!!」等の音声(右打ち報知音)を出力するなど)を行ってもよい。
同図(6)に示すタイミングは、大当り遊技の4R目において、遊技球が確変作動領域808へ進入した状態(V入賞した状態)を示している。このタイミングでは、V入賞したことを報知する演出(ここでは、「V」という文字の表示)を行い、大当り遊技の終了後に確変状態となることを示唆している。また、第二打ち方示唆表示領域712においても右打ち示唆表示を継続している。
同図(7)に示すタイミングは、大当り遊技の6R目が開始した状態を示している。このタイミングでは、V入賞後のラウンド演出(残りのラウンド回数(規定の12R、実質8R)が終了するまでの演出)を実行している。ここでは一例として「バトル勝利後ラウンド演出」という文字の表示で、当該演出が実行中であることを示している。また、第二打ち方示唆表示領域712においても右打ち示唆表示を継続している。
同図(8)に示すタイミングは、大当り遊技の8R目が終了した状態を示している。このタイミングでは、V入賞後のラウンド演出を引き続き実行している。また、第二打ち方示唆表示領域712においても右打ち示唆表示を継続している。
同図(9)は、大当り遊技の9R目〜12R目に実行される演出を示している。この期間は、V入賞後のラウンド演出を引き続き実行している。また、第二打ち方示唆表示領域712においても右打ち示唆表示を継続している。「特図A」は規定のラウンド数は12Rの大当り図柄であるが、9R〜12Rはアタッカーユニット810の開放時間が著しく短く設定されており、実質8Rで大当り遊技は終了するため、獲得球数も8R以降は増加しない。第二打ち方示唆表示領域712では、右打ち示唆表示を継続している。
同図(10)に示すタイミングは、大当り遊技の終了を報知する演出(この例では、「吉宗RUSH突入!!」の文字の表示)を実行し、第二打ち方示唆表示領域712では、右打ち示唆表示を継続している。
なお、図202において、5R目(図202(6)と同図(7)の間)の期間も、4R目と同様のV入賞したことを報知する演出を引き続き実行している。
また、同図(6)の4R目においてV入賞しなかった場合は、5R目(図202(6)と同図(7)の間)では、V入賞しなかったことを報知する演出(例えば、表示領域の全体をグレーで表示するなど)を実行してもよい。
また、「特図B」(実質8R通常大当り)に当選した場合には、同図(4)に示すタイミングで、バトル失敗演出が実行され、同図(5)に示すタイミングでV入賞示唆演出は実行されない。また、その場合、同図(5)以降で、通常のラウンド演出(バトル勝利後のラウンド演出とは異なる演出で、残りのラウンド回数(規定の12R、実質8R)が終了するまでの演出)を実行するようにしてもよい。
<主制御部メインループ処理>
次に、本実施形態のぱちんこ機100の制御部が実行する処理について説明する。まず、図203を用いて、本実施形態の主制御部300のCPU304が実行する主制御部メインループ処理について説明する。図203は、主制御部メインループ処理のフローチャートである。
主制御部300は、主制御部メインループ処理の実行を開始する主制御部メインループ処理のステップS101では、割込禁止の設定を行った後、ステップS103では、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動(リスタート)する。ステップS105では、基本乱数初期値更新処理を行う。この基本乱数初期値更新処理では、特図決定用乱数カウンタの初期値や普図決定用乱数カウンタの初期値を生成するための初期値生成用乱数カウンタを更新する処理等を行う。初期値生成用乱数カウンタの更新は、例えば、基本乱数値として取り得る数値範囲が0〜20とすると、RAM308に設けた乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が21であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。
ステップS107では、割込許可の設定を行った後、ステップS109では、サブコマンド送信処理を行う)。このサブコマンド送信処理では、第1副制御部400に送信すべきコマンドがあるか否かを確認し、送信すべきコマンドがある場合には当該コマンドを送信する処理等を行う(詳細については後述する)。ステップS111では、その他判定乱数更新処理を行った後、ステップS113に進む。その他判定乱数更新処理では、特図変動時間判定用乱数と普図変動時間判定用乱数の更新等の処理を行う。
ステップS113では、電源制御部660から主制御部300に供給されている電源の電圧値が所定値(例えば、9V)以上であるか否かを判定し、所定値以上の場合には(ステップS113:Yes)、ステップS101に戻って主制御部メインループ処理を継続し、所定値未満の場合には(ステップS113:No)、ステップS115に進む。ステップS115では、電断処理を行う。この電断処理では、割込禁止に設定した後、電源ステータス情報を「サスペンド」に設定する。また、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出してRAM308の所定の記憶領域に記憶する。その後、RAM308へのアクセスを禁止する設定を行った後に、HALT状態となる。
<サブコマンド送信処理>
次に、図204および図205を参照して、主制御部メインループ処理で実行されるサブコマンド送信処理(ステップS109)について説明する。図204および図205(a)は、サブコマンド送信処理のフローチャートである。また、図205(b)は、サブコマンド送信のタイミングチャートである。
主制御部300から第1副制御部400に送信されるコマンド(サブコマンド)は、所定のバッファに記憶される。本実施形態のサブコマンド送信処理では、バッファのポインタが示すあるコマンドを3回(同じコマンドを3回)送信した後、ポインタが次に移動し、次のコマンドを送信する。このため、サブコマンドが記憶されているバッファは、次に送信(設定)するコマンドの記憶領域を示すサブコマンド設定ポインタと、既に送信済み(同じコマンドを3回送信した)コマンドの記憶領域を示すサブコマンド送信ポインタを有している。そして、サブコマンド設定ポインタがサブコマンド送信ポインタと一致している場合に、サブコマンド設定ポインタで示されるコマンドが送信済みとなる。
ステップS201では、サブコマンド設定ポインタを取得し、ステップS203に進む。ステップS203では、サブコマンド設定ポインタと、サブコマンド送信ポインタを比較し、ステップS205に進む。
ステップS205では、送信するサブコマンドの有無を判定する。すなわち、サブコマンド設定ポインタとサブコマンド送信ポインタが一致している場合は、次に送信するサブコマンドはないが、サブコマンド設定ポインタとサブコマンド送信ポインタが不一致の場合(例えば、サブコマンド設定ポインタの方が大きいアドレスの場合)には、バッファには次に送信するサブコマンドが設定されていることになる。本ステップにおいて、送信するサブコマンドがない場合はステップS245に進み、送信するサブコマンドが有る場合はステップS207に進む。
ステップS207では、次に送信するサブコマンドに移動するため、サブコマンド送信ポインタを取得して1を加算して更新し、ステップS209に進む。ステップS209では、サブコマンド連続送信カウンタから1を減算して更新する。サブコマンド連続送信カウンタには0〜3の数値が設定されており、サブコマンドを最初に送信する場合には「3」が設定されている。つまり、サブコマンドを最初に送信する場合(1回目の送信の場合)には、本ステップによってサブコマンド連続送信カウンタは「2」となる。また、サブコマンドの2回目の送信の場合には、本ステップによってサブコマンド連続送信カウンタは「1」となり、サブコマンドの2回目の送信の場合には、本ステップによってサブコマンド連続送信カウンタは「0」となる。
ステップS211では、同じサブコマンドの3回目の送信に該当するか(サブコマンド連続送信カウンタが「0」であるか)否かを判定し、同じサブコマンドの3回目の送信に該当する(「0」の場合)はステップS213に進み、そうでない場合はステップS219に進む。
ステップS213では、サブコマンド連続送信カウンタに初期値「3」を設定し、ステップS215に進む。ステップS215では、現在のサブコマンド送信ポインタ(ステップS207で取得したサブコマンド送信ポインタ)に対応するバッファのサブコマンド送信データをクリアし、ステップS217に進む。ステップS217では、サブコマンド送信ポインタを更新する(ステップS207において1を加算して更新したポインタに移動する)。
ステップS219では、ストローブ出力前ウエイトループ回数(期間)とコマンド送信回数を設定する。ここで、ストローブ出力前ウエイトループ回数(期間)には、図205(b)に示す、(1)の期間(例えば、ポートにデータをセットするために必要な時間(一例として60μs))が設定され、コマンド送信回数はこのタイミングでストローブ信号がオフとなり次にオンとなる回数(図205(b)に示す(1)と(2)のストローブ信号がオン、オフする回数)である「2」が設定される。
ステップS219に続くステップS221では、割込禁止の処理を行い、ステップS2223に進む。ステップS223では、サブコマンド連続送信カウンタを取得し、図205(a)に示すステップS225に進む。
図205(a)のステップS225では、サブコマンドの連続送信回数が1回目(サブコマンド連続カウンタが「3」)であるか否かを判定し、1回目の場合はステップS227に進み、1回目ではない場合はステップS231に進む。
ステップS227では、サブコマンドデータを出力し、ステップS229に進む。ステップS229では、設定されたループ回数(ステップS219で設定されたストローブ出力前ウエイトループ回数(期間)、またはステップS237で設定されるデータ保持ウエイトループ回数(期間))が0であるか(図205(b)に示す(1)の期間(t1からt2の期間)、または図205(b)に示す(2)の期間(t2からt3の期間)、(4)の期間(t4からt5の期間)、(6)の期間(t6からt7の期間)のそれぞれの期間が経過したか)否かを判定し、0であればステップS231に進み、そうでなければステップS227に戻る。ステップS227およびステップS229では、図205(b)に示す(1)、(3)の期間(t3からt4の期間)、(5)の期間(t5からt6の期間)の期間、または図205(b)に示す(2)、(4)、(6)のそれぞれの期間中、サブコマンドデータを出力し続ける。
ステップS231では、ステップS219で設定されたコマンド送信回数を1減算して更新し、ステップS233に進む。ステップS233では、コマンド送信回数が0であるか否かを判定し、0でない場合はステップS235に進み、0の場合はステップS239に進む。
ステップS235ではストローブ信号をオンに設定し、ステップS237に進む。ステップS237では、データ保持ウエイトループ回数(期間)を設定する。データ保持ウエイトループ回数(期間)は、図205(b)に示す(2)、(4)、(6)のそれぞれの期間である。ステップS237の後は、ステップS227に進む。
例えば、ステップS227およびS229において、ストローブ出力前ウエイトループ回数の期間(図205(b)に示す(1)の期間)中、サブコマンドデータを出力し続け(コマンド送信回数は「2」)、当該ループ回数が0になった場合(図205(b)に示す(1)の期間が経過した場合)には、ステップS231においてコマンド送信回数は「1」となり、ステップS237ではデータ保持ウエイトループの1回目の回数(図205(b)に示す(2)の期間)が設定され、ステップS227でサブコマンドデータが出力される。なお、この例において、ストローブ出力前ウエイトループ回数の期間(図205(b)に示す(1)の期間)中もサブコマンドデータは出力され続けるが、第1副制御部400が受信できるのは、ストローブ信号がオンになった以降の、データ保持ウエイトループの1回目の回数(図205(b)に示す(2)の期間)中に出力されるサブコマンドデータである。
ステップS239ではストローブ信号をオフに設定し、ステップS241に進む。ステップS241では、ステップS209において1を減算して更新したサブコマンド連続送信カウンタを設定し、ステップS243に進む。ステップS241は、ステップS233の判定においてコマンド送信回数が0の場合、すなわち、例えばデータ保持ウエイトループの1回目の回数(図205(b)に示す(2)の期間)が経過した後に進むステップであり、このステップにおいてサブコマンド連続送信カウンタに−1更新した値が設定される。つまり、サブコマンド連続送信の「1回目」は、ストローブ出力前ウエイトループ回数(期間)と、データ保持ウエイトループの1回目の回数(図205(b)に示す(1)と(2)の期間)で構成される。また、サブコマンド連続送信の「2回目」は、データ保持ウエイトループの1回目の回数(期間)後にストローブ信号がオフになる期間と、データ保持ウエイトループの2回目の回数(図205(b)に示す(3)と(4)の期間)で構成される。また、サブコマンド連続送信の「3回目」は、データ保持ウエイトループの2回目の回数(期間)後にストローブ信号がオフになる期間と、データ保持ウエイトループの3回目の回数(図205(b)に示す(5)と(6)の期間)で構成される。また、ステップS219で設定されるコマンド送信回数は、サブコマンド連続送信回数の1回目から3回目のそれぞれにおいてストローブ信号がオフとオンになる回数である「2」となる。
ステップS241の後はステップS243に進む。ステップS243ではS241で設定されたサブコマンド送信カウンタによってサブコマンドの連続送信回数が3回目である(すなわち、データ保持ウエイトループの3回目が終了した)か否かを判定し、サブコマンドの連続送信回数が3回目である場合はステップS245に進み、サブコマンドの連続送信回数が3回目でない場合はステップS247に進む。
ステップS245ではポートに設定されたサブコマンドデータをクリアし、ステップS247に進む。ステップS247では、サブコマンドデータを出力し、ステップS249に進む。ステップS249では割込許可の処理を行い、処理を終了する。なお、ステップS247で出力されるサブコマンドデータは、ステップS243の判定で「No」の場合(データ保持ウエイトループの1回目から3回目)に進むステップS247ではポートに設定されたサブコマンドデータであり、ステップS243の判定で「Yes」の場合にステップS245から進むステップS247では、S245にてサブコマンドデータがクリアされたため、ポートにデータが設定されていないことを示す信号(クリア信号)が出力される(図205(b)のt7以降)。
なお、この例では、データ保持ウエイトループの1回目の後のストローブ信号がオフの期間(図205(b)に示す(3)の期間)、およびデータ保持ウエイトループの2回目の後のストローブ信号がオフの期間(図205(b)に示す(5)の期間)は、サブコマンド送信処理を終了して図203に示す主制御部メインループ処理の次のステップ(その他判定乱数更新処理(ステップS111)に復帰し、主制御部メインループ処理内で再びサブコマンド送信処理(ステップS109)が実行されるまでの期間(例えば、90μs)となっている。図204および図205に示すフローでは、データ保持ウエイトループの1回目の前にポートにデータをセットする時間(一例として60μs)が必要となるため、サブコマンドの連続送信回数が1回目の場合にステップS225からステップS229の処理を実行するようにして、ポートにデータをセットする時間を確保している。一方、サブコマンドの連続送信回数が2回目および3回目の場合は、サブコマンド送信処理が終了すると主制御部メイン処理のループに復帰するため、サブコマンドの連続送信回数が1回目の場合の処理(ステップS227およびステップS229)は不要となる。
なお、本例では、同じサブコマンドを3回送信しているが、1回のみ送信する構成となっていてもよい。その場合、S209〜S217、S223〜S225、S241〜S243の処理が不要となる。また、同じサブコマンドを3以外の複数回送信するように構成されていてもよい。
<主制御部タイマ割込処理>
次に、図206を参照して、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。図206は、主制御部タイマ割込処理のフローチャートである。
主制御部300は、所定の周期(本実施形態では約2msに1回)でタイマ割込信号を発生するタイマ回路312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。ステップS301では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理等を行う。
ステップS303及びステップS305では、基本乱数初期値更新処理及び基本乱数更新処理を行う。これらの基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理では、上記ステップS105で行った初期値生成用乱数カウンタの値の更新を行い、次に主制御部300で使用する、特図決定用乱数カウンタ、特図変動時間決定用乱数カウンタ、および普図変動期間決定用乱数カウンタを更新する。例えば、ある乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けたその乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。また、取得した値に1を加算した結果、乱数カウンタが一周していると判定した場合にはそれぞれの乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタの値を取得し、乱数カウンタの記憶領域にセットする。例えば、0〜100の数値範囲で変動する乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算した結果が、RAM308に設けた所定の初期値記憶領域に記憶している前回設定した初期値と等しい値(例えば7)である場合に、その乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタから値を初期値として取得し、その乱数カウンタにセットすると共に、その乱数カウンタが次に1周したことを判定するために、今回設定した初期値を上述の初期値記憶領域に記憶しておく。なお、本実施形態において、特図1の乱数値を取得するためのカウンタと特図2の乱数値を取得するためのカウンタとを別に設けるようにしてもよい。
ステップS307では、割込機能限定中か否か(第1副制御部400が起動しているか否か)を判定し、割込機能限定中の場合(第1副制御部400が起動していない場合)には(ステップS307:Yes)、ステップS341に進み、割込機能限定中ではない場合(第1副制御部400が起動している場合)には(ステップS307:No)、ステップS309に進む。ここで、割込機能限定中とは、主制御部300の電源投入時に設定された第1副制御部400の起動待ちカウンタが0になっていないことであり、すなわち、ステップS307において、第1副制御部400の起動待ちカウンタが0になっていると判定した場合には、第1副制御部400が起動したと判断して、ステップS309に進む。なお、第1副制御部400と双方向通信可能に構成されている場合には、第1副制御部400に起動しているか否かを確認するためのコマンドを送信し、第1副制御部400から確認コマンドの返信があれば第1副制御部400が起動したと判断するようにしてもよい。ステップS309では、特定のエラー(本実施形態では、磁気検知エラー)の発生中であるか否かを判定し、特定のエラーの発生中の場合には(ステップS309:Yes)、ステップS339に進み、特定のエラーの発生中ではない場合には(ステップS309:No)、ステップS311に進む。
ステップS311では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普図表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、第1特図表示装置212に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図1表示図柄更新タイマ、第2特図表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図2表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放期間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
ステップS313では、入力ポート状態更新等処理を行う。この入力ポート状態更新等処理では、I/O310の入力ポートを介して、特図始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)、普図始動口228、アウト口240、第1可変入賞口(第1アタッカ)234、第2可変入賞口(第2アタッカ)235、入賞口(一般入賞口226)などのスイッチに関する信号の入力の有無を監視し、RAM308に設けた信号状態記憶領域に記憶する。
球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。また、始動口、入賞口への入賞が異常であると判定した場合には、当該入賞は無効であるとして信号状態記憶領域に記憶した情報を消去する。
また、ステップS315では、入賞口入賞処理を行う。この入賞口入賞処理では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。
一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、上述のステップS313では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。本実施形態では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号が入力されてから所定時間(例えば100μs)継続して検出ありとなった場合には、入賞があったと判定する。なお、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定するようにしてもよい。
主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。このステップS315では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、可変入賞口234、第1特図始動口230、および第2特図始動口232への入球、または普図始動口228の通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口226、234やこれらの始動口230、232、228への入賞があったと判定する。
例えば、一般入賞口226への入球を検出する一般入賞口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、一般入賞口226へ入賞があったと判定し、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。
なお、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(本実施形態では、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。
また、ステップS315の入賞口入賞処理では、入賞口カウンタ更新処理も行う。この入賞口カウンタ更新処理では、入賞口226、第1可変入賞口234、第2可変入賞口235、特図1始動口230、特図2始動口232への入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
また、ステップS315の入賞口入賞処理では、入賞受付処理も行う。この入賞受付処理では、第1特図始動口230、第2特図始動口232、普図始動口228および第1可変入賞口234、第2可変入賞口235への入賞があったか否かを、入賞判定パターン情報と一致するか否かの判定結果を用いて判定する。第1特図始動口230へ入賞があった場合且つRAM308に設けた対応する保留数記憶領域が満タンでない場合、カウンタ回路318の当選用カウンタ値記憶用レジスタから値を特図1当選乱数値として取得するとともに特図1乱数値生成用の乱数カウンタから値を特図1乱数値として取得して対応する乱数値記憶領域に格納する。
また、第2特図始動口232へ入賞があった場合且つRAM308に設けた対応する保留数記憶領域が満タンでない場合、カウンタ回路318の当選用カウンタ値記憶用レジスタから値を特図2当選乱数値として取得するとともに特図2乱数値生成用の乱数カウンタから値を特図2乱数値として取得して対応する乱数値記憶領域に格納する。普図始動口228へ入賞があった場合且つRAM308に設けた対応する保留数記憶領域が満タンでない場合、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を普図当選乱数値として取得して対応する乱数値記憶領域に格納する。第1可変入賞口234へ入賞があった場合には、第1可変入賞口用の入賞記憶領域に、第1可変入賞口234に球が入球したことを示す情報を格納する。第2可変入賞口235についても同様である。なお、特図の乱数が取得された場合は、特図先読み処理(当否判定、図柄、変動時間の先読み抽選)も行う。特図先読み処理については、後述する。
ステップS317では、入賞関連エラーチェック処理を行う。この入賞関連エラーチェック処理では、入賞関連の異常を確認・監視し、処理の結果に応じて異常を設定する処理などを行う。なお、スイッチによっては、異常を検出しないものもあってもよい。ステップS319では、アウトスイッチ入力更新処理を行う。このアウトスイッチ入力更新処理では、アウト口240に設けられたセンサを通過した遊技球の数(排出数)を検出し、更新する処理などを行う。このアウトスイッチの入力結果は、主に演出に使用される。
ステップS321では、確変領域関連設定処理を行う。確変領域関連設定処理については後述する。
ステップS323では、シリアルコマンド管理処理を行う。このシリアルコマンド管理処理では、払出制御部600からのコマンドを受信する処理や、払出制御部600にコマンドを送信する処理などを行う。なお、主制御部300が払出制御部600に送信するコマンドとしては、電源投入後の第1副制御部400の起動待ち時間の経過後に送信される通信確認コマンド(払出制御部600との通信状態の確認、主制御部300の起動方法(初期起動、復帰起動)を通知するコマンド)や、指定賞球分の遊技球の払出しを指示する賞球数コマンドなどがある。
また、主制御部300が払出制御部600から受信するコマンドとしては、通信確認戻りコマンド(主制御部300からのコマンドを払出制御部600が受信したことを示す応答用コマンド)や、試射試験信号用のコマンド(賞球信号出力要求)や、払出系エラーの発生状況(エラーなしを含む)の情報を含むコマンドや、賞球払出動作状態コマンド(賞球の払出の動作中/非動作中を示すコマンドや、払出中であることを示す表示(LEDなど点灯・非点灯)を第1副制御部400に指示する)がある。
次いで、ステップS325では、特図1および特図2についての特図状態更新処理を行う。特図状態更新処理は、特図の処理状態に応じて複数の処理のうちの1つの処理を実行する。特図状態更新処理については、図211を参照して後述する。
ステップS327では、普図状態更新処理を行う。この普図状態更新処理は、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における普図状態更新処理では、普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、当りフラグがオンの場合には、当たり図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、当りフラグがオフの場合には、外れ図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。
また、主制御部300のRAM308には、普図状態更新処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は、当り図柄および外れ図柄のうちいずれか一方の図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500msの間)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された図柄が所定期間停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、普図変動遊技の結果が当りであれば、後述するように、普図当りフラグがオンされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、第2特図始動口232のベロ部材2321の開閉駆動用のソレノイド(332)に、ベロ部材2321を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)、ベロ部材2321の開閉駆動用のソレノイド332に、ベロ部材2321を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果が外れであれば、後述するように、普図外れフラグがオンされる。この普図外れフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。普図非作動中の場合における普図状態更新処理では、何もせずに次のステップS329に移行するようにしている。
また、ステップS327では、普図関連抽選処理も行う。この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および第2特図始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定をおこない、当選とする場合にはRAM308に設けた当りフラグにオンを設定する。不当選の場合には、当りフラグにオフを設定する。また、当り判定の結果に関わらず、次に上述の普図タイマ乱数値生成用の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置210に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。
ステップS329では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、ステップS313において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、所定のエラーの有無を監視し、所定のエラーを検出した場合に、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、エラーの有無を示すデバイス情報を設定する。また、各種ソレノイド332を駆動して第2特図始動口232や、可変入賞口234,235の開閉を制御したり、表示回路324、326、330を介して普通図柄表示装置210、第1特別図柄表示装置212、第2特別図柄表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。デバイス監視処理の詳細については後述する。
ステップS331では、外部出力信号管理処理を行う。この外部出力信号管理処理では、外部端子板信号を送信する準備を行う処理などを行う。外部出力信号管理処理の詳細については後述する。ステップS333では、サブコマンド管理処理を行う。このサブコマンド管理処理では、各種処理にて送信要求があったコマンド(サブコマンド)を送信用バッファに設定し、第1副制御部400に送信する準備を行う。サブコマンド管理処理では、タイマ割込処理内の各処理にてサブコマンドの送信要求フラグが設定されている場合に、各処理に対応したコマンド種別に対応するサブコマンド(例えば、デバイス監視処理にてサブコマンドの送信要求フラグがオンとなった場合は、エラーコマンド。また、入賞口入賞処理内の特図乱数取得処理にてサブコマンド(特図1または2先読み情報コマンド)の送信要求がオンとなった場合は、対応する特図の先読みコマンド)をバッファへ設定し、サブコマンド設定ポインタを設定する処理を行う。
なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報(サブコマンド)は、例えば16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(本実施形態では、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、大当り開始コマンド、大当りラウンド数指定コマンド、復電コマンド、RAMクリアコマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
具体的には、ストローブ情報は上述のサブコマンド送信処理でオン、オフするようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始コマンドの場合であればコマンドデータに、15R大当りフラグの値、特図確率変動フラグの値、特図関連抽選処理で選択したタイマ番号などを示す情報を含み、図柄変動停止コマンドの場合であれば、15R大当りフラグの値、特図確率変動フラグの値などを含み、入賞演出コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、特図確率変動フラグの値などを含み、大当りラウンド数指定コマンドの場合であれば特図確率変動フラグの値、大当りラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、第1特図始動口230への入賞の有無、第2特図始動口232への入賞の有無、可変入賞口234,235への入賞の有無などを含む。本実施形態では、第1可変入賞口234及び第2可変入賞口235への入賞があった場合には、入賞口入賞処理内で大入賞口入賞コマンドの送信要求フラグがオンとなり、サブコマンド管理処理にて大入賞口入賞コマンドがバッファに設定される。
また、特図状態更新処理にて特図処理状態が変動待ち状態に更新された場合にサブコマンド(遊技状態コマンド)の送信要求フラグがオンとなり、コマンドデータにRAM308に記憶している、普図ステータス(普図の確変状態、時短状態および普通電動役物の開放延長状態(電チューの開放時間が延長された状態))の値、特図ステータス(特図確率変動フラグ、特図時短状態)の値、設定されている変動パターンテーブル、特図変動時間短縮変動回数(時短回数、本件では電サポ付確変状態が継続する回数(例えば、150回)と電サポ状態が継続する回数(例えば、100回))、特図処理状態などを示す情報を設定する。
特図当り抽選処理にてサブコマンド(特図変動開始コマンド)の送信要求フラグがオンに設定された場合、サブコマンド管理処理にて、コマンドデータにRAM308に記憶している、変動パターンテーブル、特図当り種別(例えば、図196の15R特別大当り図柄(特図A)、図201の12R大当り図柄(特図A)など)、特図種別(特図1または特図2)、特図1関連抽選処理および特図2関連抽選処理で選択したタイマ番号、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。
図柄変動中処理にてサブコマンド(特図変動停止コマンド)の送信要求フラグがオンに設定された場合、コマンドデータにRAM308に記憶している、特図当り種別、特図種別などを示す情報を設定する。
入賞口入賞処理にて、サブコマンド(入賞口入賞コマンド)の送信要求フラグがオンに設定された場合、コマンドデータに、RAM308に記憶している、スイッチ(センサ)がオンとなった入賞口またはゲートを示す情報を設定する。
また、特図表示確定ウエイト処理にてサブコマンド(当り開始コマンド)の送信要求フラグがオンとなった場合、コマンドデータに、RAM308に記憶している、特図当り種別などを示す情報を設定する。
特電役作動終了処理にてサブコマンド(当り終了コマンド)の送信要求フラグがオンとなった場合、コマンドデータに、RAM308に記憶している、特図当り種別などを示す情報を設定する。
特電役開放処理にてサブコマンド(大入賞口開放コマンド)の送信要求フラグがオンとなった場合、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数(特電役作動回数)、特図当り種別などを示す情報を設定する。
特電役作動処理にてサブコマンド(大入賞口閉鎖コマンド)の送信要求フラグがオンとなった場合、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、特図当り種別などを示す情報を設定する。
また、入賞口入賞処理内の特図乱数取得処理にてサブコマンド(特図1先読み情報コマンドまたは特図2先読み情報コマンド)の送信要求がオンとなった場合は、先読み対象となる特図に応じて、コマンドデータにRAM308に記憶している特図1および特図2の先読み保留球数、先読み当り判定結果、先読み当り種別、先読みタイマ番号などを設定する。
なお、サブコマンド管理処理にて、回転開始設定送信処理、回転停止設定送信処理、入賞演出設定送信処理、大入賞口開放設定送信処理、大入賞口閉鎖設定送信処理、終了演出設定送信処理等を行うようにしてもよい。例えば、上述の回転開始設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、15R大当りフラグの値、特図確率変動フラグの値、特図1関連抽選処理および特図2関連抽選処理で選択したタイマ番号、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の回転停止設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、15R大当りフラグの値、特図確率変動フラグの値などを示す情報を設定する。上述の入賞演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、入賞演出期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。また、上述の終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口開放設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口閉鎖設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。また、サブコマンド管理処理にて、一般コマンド特図保留増加処理も行われるようにしてもよい。この一般コマンド特図保留増加処理では、コマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、予告情報(事前予告情報、偽事前予告情報、または事前予告無情報のいずれか)を設定する。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。
ステップS335では、表示器表示設定処理を行う。この表示器表示設定処理では、普図および特図の「保留球数、図柄組合せ」、状態(電サポ中、または非電サポ中)、右打ち状態などの表示(LEDの点灯パターン)について、出力するデータを設定する処理などを行う。ステップS337では、出力管理処理を行う。この出力管理処理では、各処理で設定された制御信号をソレノイドやLEDに出力する処理や、準備されたコマンドを第1副制御部400や払出制御部600に向けて送信する処理などを行う。
ステップS339では、タイマ割込終了処理を行う。このタイマ割込終了処理では、ステップS301で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行い、その後、主制御部メインループ処理に復帰する。
また、ステップS341では、サブ制御起動待ちウエイト処理を行う。このサブ制御起動待ちウエイト処理では、第1副制御部400が起動して通信可能状態になるのを待つために、サブ制御の起動待ちカウンタを1つ減算し、この起動待ちカウンタが0になった場合は、所定のコマンドを送信する準備を行う。なお、所定のコマンドとしては、電源投入コマンドや、払出制御部600に関するコマンドのうちのいずれか1以上のコマンド(例えば、全エラー解除状態であることを示すコマンド、磁界(電波)検知エラーが発生状態であることを示すコマンド、磁気(磁石)検知エラーが発生状態であることを示すコマンド、下皿満タンエラーが発生状態であることを示すコマンド、払出球数不足エラーが発生状態であることを示すエラー、主制御通信エラーコマンド(払出制御部600との通信が異常状態であることを示すコマンド)、CRユニット未接続エラーが発生状態であることを示すコマンド、発射位置コマンド(状態に応じて発射位置を報知するためのコマンド)などがある。
<特図先読み処理>
図8に示す主制御部タイマ割込処理の特図先読み処理(ステップS224)では、主制御部300は、特図1および特図2のそれぞれにおいて増加した始動情報を先読みして、当否判定処理よりも前に停止図柄を事前判定し、事前判定結果(特図先読み結果)をRAM308内の先読み結果記憶部(図207(a)〜(c)、図208(a)〜(c)参照)に記憶する。なお、図207(a)〜(c)は、図194に示す遊技盤200および図196に示す停止図柄態様を有するぱちんこ機100の先読み結果記憶部の一例であり、図208(a)〜(c)は、図200に示す遊技盤200および図201に示す停止図柄態様を有するぱちんこ機100(回数付き構造物確変機)の先読み結果記憶部の一例である。
ここで、図207および図208に示すようにRAM308内には、特図1の先読み結果を記憶する特図1用先読み結果記憶部と、特図1用先読み結果記憶部に記憶されている特図1先読み結果の数を特図1先読み数として記憶する特図1先読み数記憶領域とが設けられている。特図1用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図1用先読み結果記憶部では、特図1先読み数が1つ減るごとに順位が最上位(最先)の特図1先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図1先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図1先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位(最後)の特図1先読み結果のデータの次の順位に新たな特図1先読み結果のデータが書き込まれる。
また、RAM308内には、特図2の先読み結果を記憶する特図2用先読み結果記憶部と、特図2用先読み結果記憶部に記憶されている特図2先読み結果の数を特図2先読み数として記憶する特図2先読み数記憶領域とが設けられている。特図2用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図2用先読み結果記憶部では、特図2先読み数が1つ減るごとに順位が最上位の特図2先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図2先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図2先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位の特図2先読み結果のデータの次の順位に新たな特図2先読み結果のデータが書き込まれる。
図8に示すように、特図先読み処理において、まず主制御部300は、特図2の始動情報が増加しているか否かを判定する(図8のステップS301)。特図2の始動情報が増加しているか否かの判定は、例えば、特図2保留数記憶領域に記憶されている特図2保留数と、特図2先読み数記憶領域に記憶されている特図2先読み数とを比較して行う。主制御部300は、特図2保留数が特図2先読み数よりも大きい場合には特図2の始動情報が増加していると判定し、特図2保留数が特図2先読み数と等しい場合には特図2の始動情報は増加していないと判定する。特図2の始動情報が増加していると判定した場合には図8のステップS303に進み、特図2の始動情報が増加していないと判定した場合には図8のステップS307に進む。
図8のステップS303では、増加した特図2始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を、主制御部タイマ割込処理(図206)の特図状態更新処理(ステップS325)で行う特図2関連抽選処理での当否判定処理よりも前に、特図2乱数値記憶領域から先読みする。そして、先読みした特図2始動情報と、例えば当否判定時に用いる当否判定用テーブルおよび特図決定用テーブルを用いて、当該始動情報に係る特図2変動遊技の停止図柄を、特図2関連抽選処理での当否判定処理よりも前に事前判定する。なお、この事前判定処理は、当否判定時に用いるテーブルではなく事前判定用の特別のテーブルを用いて行ってもよい。
図8のステップS303の次の図8のステップS305では、事前判定で得られた特図2先読み結果としての停止図柄情報をRAM308内の特図2用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、図8のステップS307に移行する。
図8のステップS307では、主制御部300は、特図1の始動情報が増加しているか否かを判定する。特図1の始動情報が増加しているか否かの判定は、例えば特図2と同様に、特図1保留数記憶領域に記憶されている特図1保留数と、特図1先読み数記憶領域に記憶されている特図1先読み数とを比較して行う。特図1の始動情報が増加していると判定した場合には図8のステップS309に進み、特図1の始動情報が増加していないと判定した場合には特図先読み処理を終了し、主制御部メイン処理に復帰する。
図8のステップS309では、RAM308内の各種フラグに基づいて、非電サポ中であるか否かを判定する。非電サポ中であると判定した場合には図8のステップS311に進み、非電サポ中でない(電サポ中(普図高確率状態)である)と判定した場合には図8のステップS315に進む。なお、本例では非電サポ中であるか否かを判定しているが、特図1先読み予告報知の実行条件を満たしているか否かを判定するようにしてもよい。例えば特図1先読み予告報知の実行条件としては、非電サポ中であること以外に、大当り遊技中でないこと等の条件が含まれる。
図8のステップS311では、増加した特図1始動情報(特図1当選乱数値および特図1乱数値の組)を、図206に示す主制御部タイマ割込処理の特図状態更新処理(ステップS325)で行う特図1関連抽選処理での当否判定処理よりも前に、特図1乱数値記憶領域から先読みする。そして、先読みした特図1始動情報と、例えば当否判定時に用いる当否判定用テーブルおよび特図決定用テーブルを用いて、当該始動情報に係る特図1変動遊技の停止図柄を、特図1関連抽選処理での当否判定処理よりも前に事前判定する。なお、この事前判定処理は、当否判定時に用いるテーブルではなく事前判定用の特別のテーブルを用いて行ってもよい。
図8のステップS311の次の図8のステップS313では、事前判定で得られた特図1先読み結果としての停止図柄情報をRAM308内の特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、特図先読み処理を終了して主制御部メイン処理に復帰する。
図8のステップS315では、増加した特図1始動情報を先読みせずに、始動情報を先読みしていないことを示す「未判定」情報を、停止図柄情報に代えてRAM308内の特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、特図先読み処理を終了して主制御部メイン割込処理に復帰する。
本実施の形態では、増加した始動情報のみを先読みして事前判定しているが、全ての始動情報を先読みして事前判定するようにしてもよい。また、上述のサブコマンド送信処理において、増加分の始動情報の先読み結果のみを第1副制御部400に送信してもよいし、特図1用および特図2用先読み結果記憶部内の全ての先読み結果を第1副制御部400に送信してもよい。
また、増加した特図2の始動情報については必ず先読みを実行し、増加した特図1の始動情報については電サポ中を除き必ず先読みを実行するようになっているが、増加した特図1および特図2の始動情報を先読みするか否かを抽選で決定するようにしてもよい。あるいは、主制御部300から先読み結果を受信した第1副制御部400において、例えば保留毎に先読み報知を実行するか否かを抽選で決定するようにしてもよい。また、遊技状態(例えば、非電サポ中であるか否か)等に関わらず、始動情報が増加した場合には必ず先読みを実行して先読み結果を先読み結果記憶部に記憶するとともに、該先読み結果を第1副制御部400に送信するように構成し、該第1副制御部400が該先読み結果を用いた抽選および演出を実行するか否かを判断するように構成してもよい。さらに、特図毎に始動情報および先読み結果を記憶する領域を設けずに、一の始動情報および先読み結果記憶部にそれぞれの特図の始動情報および先読み結果を記憶するように構成していても良い。
<先読み結果情報>
図207は、図194に示す遊技盤200および図196に示す停止図柄態様を有するぱちんこ機100において、図8に示した特図先読み処理の実行によりRAM308内の先読み結果記憶部に先読み結果情報等が記憶された状態を例示している。同図(a)は、特図1用先読み結果記憶部に特図1先読み結果情報が記憶された状態の一例を示している。同図(a)に示すように、特図1用先読み結果記憶部は、例えば特図1変動遊技の保留可能数と同数(本実施の形態では、4つ)の記憶領域を有している。各記憶領域は、特図1乱数値記憶領域の保留順序(保留1〜保留4)に対応付けられている。各記憶領域のそれぞれには、特図1の停止図柄情報が記憶されるようになっている。同図(a)に示す例において、記憶領域「保留1」には停止図柄情報として「特図E」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留2」には停止図柄情報として「特図E」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留3」には停止図柄情報として「特図D」(小当り)が記憶され、記憶領域「保留4」には停止図柄情報として「特図A」(15R特別大当り)が記憶されている。
同図(b)は、特図2用先読み結果記憶部に特図2先読み結果情報が記憶された状態の一例を示している。同図(b)に示すように、特図2用先読み結果記憶部は、例えば特図2変動遊技の保留可能数と同数(本実施の形態では、4つ)の記憶領域を有している。各記憶領域は、特図2乱数値記憶領域の保留順序(保留1〜保留4)に対応付けられている。各記憶領域のそれぞれには、特図2の停止図柄情報が記憶されるようになっている。同図(b)に示す例において、記憶領域「保留1」には停止図柄情報として「特図d」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留2」〜「保留4」には、停止図柄情報が記憶されていない。なお、同図(b)において、停止図柄情報が記憶領域に記憶されていない状態を「なし」と表記している。
同図(c)は、電サポ中における特図1用先読み結果記憶部の例を示している。同図(c)に示すように、記憶領域「保留1」には、停止図柄情報に代えて「未判定」情報が記憶されている。記憶領域「保留2」〜「保留4」には、停止図柄情報も「未判定」情報も記憶されていない。
図208は、図200に示す遊技盤200および図201に示す停止図柄態様を有するぱちんこ機100(回数付き構造物確変機)において、図8に示した特図先読み処理の実行によりRAM308内の先読み結果記憶部に先読み結果情報等が記憶された状態を例示している。図208(a)は、特図1用先読み結果記憶部に特図1先読み結果情報が記憶された状態の一例を示している。図208(a)に示すように、特図1用先読み結果記憶部は、例えば特図1変動遊技の保留可能数と同数(本実施の形態では、4つ)の記憶領域を有している。各記憶領域は、特図1乱数値記憶領域の保留順序(保留1〜保留4)に対応付けられている。各記憶領域のそれぞれには、特図1の停止図柄情報が記憶されるようになっている。図208(a)に示す例において、記憶領域「保留1」には停止図柄情報として「特図C」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留2」には停止図柄情報として「特図C」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留3」には停止図柄情報として「特図A」(実質8R確変大当り)が記憶され、記憶領域「保留4」には停止図柄情報として「特図C」(はずれ)が記憶されている。
図208(b)は、特図2用先読み結果記憶部に特図2先読み結果情報が記憶された状態の一例を示している。図208(b)に示すように、特図2用先読み結果記憶部は、例えば特図2変動遊技の保留可能数と同数(本実施の形態では、4つ)の記憶領域を有している。各記憶領域は、特図2乱数値記憶領域の保留順序(保留1〜保留4)に対応付けられている。各記憶領域のそれぞれには、特図2の停止図柄情報が記憶されるようになっている。図208(b)に示す例において、記憶領域「保留1」には停止図柄情報として「特図b」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留2」〜「保留4」には、停止図柄情報が記憶されていない。なお、図208(b)では、停止図柄情報が記憶領域に記憶されていない状態を「なし」と表記している。
図208(c)は、電サポ中における特図1用先読み結果記憶部の例を示している。図208(c)に示すように、記憶領域「保留1」には、停止図柄情報に代えて「未判定」情報が記憶されている。記憶領域「保留2」〜「保留4」には、停止図柄情報も「未判定」情報も記憶されていない。
以上の説明では、停止図柄のみを事前判定し、停止図柄情報のみを先読み結果記憶部に記憶する例を挙げたが、当否判定結果や変動時間等を事前判定し、それらの情報を先読み結果記憶部に記憶するとともに、先読み結果情報として第1副制御部400に送信するようにしてもよい。
<確変領域関連設定処理>
次に、図209から図210を参照して、主制御部タイマ割込処理における確変領域関連設定処理(ステップS321)について説明する。図210および図210は、確変領域関連設定処理のフローチャートである。なお、確変領域とは、図200に示す遊技盤200の第2のアタッカー804内の、遊技者に視認不可に設けられた確変作動領域808(V領域あるいはV入賞領域)をいう。
ステップS601では、大入賞口排出超過異常フラグおよびソレノイド異常フラグをクリアする。大入賞口排出超過異常フラグは、遊技領域124から排出される遊技球の数(排出数)が、大入賞口(例えば、図200に示す遊技盤200の第2のアタッカー804)に入賞した遊技球の数(入球数)よりも多い場合に設定される(オンとなる)フラグである。入球数は、ここでは、第2のアタッカー804に設けられた球検出センサ320(カウントスイッチSW)によって検出され、カウントされる。また、排出数は、第2のアタッカー804内の遊技者に視認不可に設けられたV通過スイッチ(確変作動領域(確変領域)808)に設けられた球検出センサ320(アウトスイッチSO1)、およびアウト口240に設けられた球検出センサ320(アウトスイッチSO2)によって検出され、カウントされる。入球数(カウントスイッチSW)の値と、排出数(アウトスイッチSO1、アウトスイッチSO2の合計)の値が等しいとき(両者の差が0のとき)が正常な状態である。
なお、この例では1つのカウントスイッチを有する場合を例に説明するが、複数のカウントスイッチ(カウントスイッチSW1、カウントスイッチSW2・・・)設けられていても良い。また、この例では、2つのアウトスイッチSO1,SO2を有する場合を例に説明するが、1つのアウトスイッチSOが設けられるものであってもよい。
また、ソレノイド異常フラグは、第1可変入賞口234および第2可変入賞口235、あるいはアタッカーユニット810のソレノイドが異常動作をした場合に設定される(オンとなる)フラグである。
ステップS603では、確変領域関連通過数(入球数から排出数を減算した数)を取得し、ステップS605に進む。ステップS605では、判定対象のスイッチ(例えば、第2可変入賞口235(大入賞口2)が有効の場合はカウントスイッチSW2、およびアウトスイッチSOのいずれか)のエッジ(スイッチのオン、オフの変化)が検出されたか否かを判定し、検出された場合はステップS607に進み、検出されない場合はステップS611に進む。
ステップS607では、エッジが検出されたスイッチが、この例では大入賞口2のカウントスイッチ(カウントスイッチSW2)であるか否かを判定し、カウントスイッチSW2である場合はステップS609に進み、そうでない場合はステップS615に進む。
ステップS609では、入球数(IN数)に1を加算して更新し、ステップS611に進む。ステップS611では更新結果を保存し、ステップS613に進む。ステップS613では、エッジが検出された判定対象のスイッチのうち未判定のスイッチがあるか否かを判定し、未判定のスイッチが有る場合はステップS605に進み、未判定のスイッチがない場合は、ステップS621に進む。
ステップS615では、エッジが検出されたスイッチがアウトスイッチであるため、入球数から1を減算して更新し、ステップS617に進む。ステップS617では、確変領域関連通過数が負であるか否かを判定し、負でない場合はステップS611に進み、負の場合は、ステップS619に進む。ステップS619では、大入賞口排出超過異常フラグをオンに設定し、ステップS621に進む。
ステップS621では、大入賞口入賞超過異常監視タイマが0であるか(エラーでないか)否かを判定し、0の場合(エラーでない場合)は、ステップS623に進み、そうでない場合はステップS625に進む。
ステップS623では、大入賞口入賞超過異常監視タイマを設定し、図210に示すステップS633に進む。
ステップS625では、これまでに更新した確変領域関連通過数を設定し、ステップS627に進む。ステップS627では、確変領域関連通過数が正であるか否かを判定し、正でない場合はステップS633に進み、正の場合は、入賞超過異常であるため、ステップS629に進む。ステップS629では、大入賞口入賞超過異常フラグをオンに設定し、図210に示すステップS633に進む。
図210を参照して、ステップS633では、確変領域の有効期間状態を取得し、ステップS635に進む。ステップS635では、確変領域の状態が有効に設定されているか否かを判定し、有効に設定されている場合はステップS637に進み、そうでない場合は処理を終了する。
ステップS637では、第2可変入賞口(第2のアタッカー)235に係る特別電動役物(特電役2)の試験信号出力タイマ(情報出力タイマ)を取得する。特電役2の試験信号出力タイマ(情報出力タイマ)は、第2可変入賞口(第2のアタッカー)235が閉鎖した後に所定の期間、遊技機の型式試験用の試験用信号を出力する(特電役2作動中信号に試験用信号を上乗せして出力する)ための情報出力タイマ(ここでは、例えば2秒)である。
ステップS639では、特電役2の信号出力タイマが0であるか(特電役2の有効が続いているか)否かを判定し、0の場合(有効が続いている場合)はステップS641に進み、そうでない場合はステップS643に進む。
ステップS641では、確変領域の開放回数および開放タイマをクリアし、確変領域の状態を無効に設定して処理を終了する。
ステップS643では、確変領域スイッチのエッジが検出されたか否かを判定し、検出された場合はステップS645に進み、検出されない場合は処理を終了する。
ステップS645では、当り中種別情報に応じて当り終了後設定データ(時短や確変の回数など)を設定する。本ステップでは図196または図201に示す当り中種別情報(当り図柄(例えば、特図A,特図B等))に応じてステータスを設定する。例えば、ステータスは、ステータス0(設定無し)、ステータス1(時短100回)、ステータス2(時短50回)、ステータス3(確変100回)、ステータス4(確変50回)などであり、確変領域を通過した場合には、当り図柄に応じて例えば、確変50回に対応するステータス4を設定する。
ステップS647では、サブコマンドの送信要求を設定し、ステップS649に進む。ステップS649では、当り中種別情報に応じて短開放時通過フラグを設定し、処理を終了する。短開放時通過フラグは、例えば、遊技球が入賞しにくいパターンでありながら入賞した場合などに、店員に遊技球の通過を報知するためのフラグである。
なお、図194に示す遊技盤200のでは、例えば、第1可変入賞口234と第2可変入賞口235とにそれぞれ入球数を検知するカウントスイッチSWと、排出数を検知するアウトスイッチSOがそれぞれ1つずつ設けられており、確変領域を有していない。このように、確変領域を有さない機種の場合は、確変領域に関する処理(確変領域関連設定処理(図209および図210)、確変領域制御処理(図212)が不要となる。この場合、大入賞口排出超過エラーおよび大入賞口入賞超過エラーを検出する処理が別途必要となる。大入賞口排出超過エラーおよび大入賞口入賞超過エラーを検出する処理の一例としては、図209に示す一連の処理において、ステップS623の後は処理を終了し、またステップS629の後は処理を終了するように構成するとよい(図210に示すステップS623以降の処理を実行しない処理にする)。なお、図209に示す「確変領域関連通過数」は既述の如く、入球数(カウントスイッチSWの値)から排出数(アウトスイッチSOの値)を減算した数でよい。また、図203以降の各処理において、ソレノイドに関する処理(ステップ)も不要となる。
<特図状態更新処理>
次に、図211を参照して、図206に示す主制御部タイマ割込処理における特図状態更新処理(ステップS325)について説明する。図211は、特図状態更新処理のフローチャートである。
ステップS701では、特図処理状態アドレスの取得・保存を行い、ステップS703に進む。ステップS703では特図処理状態が「変動待ち状態」であるか否かを判定し、「変動待ち状態」で有る場合にはステップS705に進み、そうでない場合には、ステップS707に進む。
ステップS705では、大入賞口入賞超過異常フラグがオンであるか否かを判定し、オンの場合には処理を終了し、オンでない場合にはステップS707に進む。このように、本実施形態では、特図処理状態が「変動待ち状態」の場合、すなわち、大当り終了後の図柄停止後のみ、大入賞口入賞超過異常フラグを判定する。そして、本ステップS705において大入賞口入賞超過異常フラグがオンの場合には、以降の処理が中断される。
ステップS707では、特図処理状態に応じた処理の実行前の特図処理状態をバッファへ保存し、ステップS709に進む。
次のステップS709では、RAM308に記憶している特図処理状態が示す値に応じた処理を実行する。具体的には、ここでは、特図処理状態が示す値に基づいて、後述する、図213(a)に示す特図関連抽選処理、図216に示す図柄変動中処理、図217に示す特図表示確定ウエイト処理、図218に示す当り開始表示ウエイト処理、図220に示す特電役作動処理、図223に示す特電役残存球検出処理、図224に示す特電役作動終了処理、図225に示す当り終了表示ウエイト処理、のいずれかの処理を実行する。
次のステップS711では、確変領域制御処理を実行し、ステップS713に進む。確変領域制御処理については後述する。ステップS713では、特図高確率ステータス(確変状態)及び、図柄停止時の特図変動時間短縮ステータス(特図変動遊技の状態(本実施形態では、通常遊技状態、確変遊技状態、時短遊技状態および潜伏確変遊技状態のいずれかの遊技状態)を示すステータス)に応じて特図ステータスを設定する。
ステップS715では、入賞容易ステータスをONに設定する。本ステップでは、開放延長ステータス、普図変動時間短縮ステータス及び普図高確率ステータスに応じて入賞容易ステータスを設定する。また、ステップS717では、特図処理状態に応じた処理の実行前と実行後の特図処理状態を比較し、次のステップS719では、特図処理状態の状態変化(特図処理状態が示す値の変化)の有無を判定し、特図処理状態の状態変化が無かった場合(特図処理状態が示す値が変化していない場合)には(ステップS719:No)、特図状態更新処理を終了し、特図処理状態の状態変化があった場合(特図処理状態が示す値が変化している場合)には(ステップS719:Yes)、ステップS721に進む。
ステップS721では、特図関連タイマの初期値を設定し、ステップS723に進む。ステップS721は、例えば、20ms(4ms×「5」)毎に更新するタイマ(例えば、図柄の変動時間タイマ、特図表示確定タイマ、当り開始表示タイマ、特電役作動遅延タイマ、特電役作動間隔タイマ、大当り終了表示タイマ…など)がある場合、アタッカーの開放時間が不定のため、特図のステータスの状態が変わる毎に初期値「5」を設定し直す。なお、全てのタイマについて4msごとに更新する構成の場合は、ステップS721は不要な処理である。
ステップS723では、特図処理状態が「変動待ち状態」に更新されたか否かを判定し、該当する場合には(ステップS723:Yes)、ステップS725に進み、該当しない場合には(ステップS723:No)、ステップS727に進む。特図処理状態は、一例として「当り開始表示ウエイト状態」が「7」、「残存球検出状態」が「3」、「変動待ち状態」が「0」などというように数値に対応して管理されており、本ステップでは当該数値が変更されたか否かを判定する。なお、特図処理状態は数値に対応して管理されていなくてもよい。ステップS725では、遊技状態と変動回数に応じて変動パターンテーブルを設定し、ステップS729に進む。
ステップS727では、特図処理状態が「当り開始表示ウエイト状態」に設定されているか否かを判定し、該当する場合には(ステップS727:Yes)、ステップS729に進み、該当しない場合には(ステップS727:No)、特図状態更新処理を終了する。
ステップS729では、サブコマンドの送信要求を設定(本実施形態では、特図および普図の遊技状態を含む遊技状態コマンドの送信要求を設定した後に、右打ち状態か否かの情報を含む発射位置コマンドの送信要求を設定)した後に特図状態更新処理を終了する。なお、サブコマンドの送信要求の順番は、本例に限定されず、送信要求の順番を逆にしてもよいし、一の処理で複数のコマンドの送信要求を一度にまとめて行ってもよく、他の処理フローにおけるサブコマンド送信要求についても同様である。
<確変領域制御処理>
続いて、図212を参照して確変領域制御処理について説明する。図212は、図211に示す特図状態更新処理において実行される確変領域制御処理のフローチャートである。
ステップS801では、確変領域の状態(有効か無効か)を取得し、ステップS803に進む。ステップS803では確変領域の状態が無効であるか否かを判定し、無効である場合はステップS825に進み、無効でない場合(有効の場合)ステップS805に進む。
ステップS805では、確変領域ソレノイド開閉タイマを取得し、ステップS807に進む。ステップS807では、確変領域ソレノイド開閉タイマが作動中であるか否かを判定し、確変領域ソレノイド開閉タイマ作動中の場合は処理を終了し、確変領域ソレノイド開閉タイマが非作動中の場合はステップS809に進む。一例として、大入賞口の開閉パターンが例えば、開放時間500msで開放後、閉鎖時間2000msで閉鎖し、開放時間27000msで開放する場合、確変領域ソレノイド開閉タイマの値は、500ms、2000ms、27000msであり、開放から閉鎖への切り替えのタイミング、及び閉鎖から開放への切り替えのタイミングが確変領域ソレノイド開閉タイマの非作動中のタイミングとなる。
ステップS809では確変ソレノイド信号をオフに設定し、ステップS811に進む。ステップS811では確変作動回数を取得し、ステップS813に進む。上記の例では確変作動回数は3回(500msの開放、2000msの閉鎖、27000msの開放)である。ステップS813では、確変領域の作動回数が特定回数(例えば、3回)であるか否かを判定し、特定回数である場合はステップS825に進み、そうでない場合は、ステップS815に進む。
ステップS815では、確変領域の作動回数に応じて確変領域開閉タイマを取得する。例えば、上記の例において確変領域の作動回数が「2」の場合、取得される確変領域開閉タイマは閉鎖状態となる2000msとなる。
次のステップS817では、取得したタイマが開放タイマ(開放情報が含まれるタイマ、例えば、27000ms)か否かを判定し、開放タイマである場合はステップS819に進み、そうでない場合(閉鎖タイマの場合)はステップS821に進む。ステップS819では確変ソレノイド信号をオンに設定し、ステップS821に進む。
ステップS821では取得した確変領域開閉タイマを設定し、ステップS823に進む。ステップS823では確変領域作動回数に1を加算して更新し、処理を終了する。またステップS825では、確変領域ソレノイド信号をオフに設定し、処理を終了する。
<特図関連抽選処理>
続いて、図213(a)を参照して特図関連抽選処理について説明する。図213(a)は、図211の特図状態更新処理において実行される特図関連抽選処理のフローチャートである。
この特図関連抽選処理は、図211の特図状態更新処理のステップS709において、特図処理状態に設定されている情報が「変動待ち状態」を示している場合に呼び出されて実行される処理である。
特図関連抽選処理のステップS901では、RAM308に記憶している特図2保留球数を取得し、次のステップS903では、取得した特図2保留球数が0か否かを判定し、0の場合(特図2変動遊技の保留が無い場合)には(ステップS903:Yes)、ステップS905に進み、0以外の場合(特図2変動遊技の保留が有る場合)には(ステップS903:No)、特図2に関する処理を実行すべく、ステップS909に進む。
ステップS905では、RAM308に記憶している特図1保留球数を取得し、次のステップS907では、取得した特図1保留球数が0か否かを判定し、0の場合(特図1変動遊技の保留が無い場合)には(ステップS907:Yes)、特図関連抽選処理を終了し、0以外の場合(特図1変動遊技の保留が有る場合)には(ステップS907:No)、特図1に関する処理を実行すべく、ステップS909に進む。
ステップS909では、特図2に関する処理を実行する場合には、RAM308に記憶している特図2保留球数の値を1つ減算し、特図1に関する処理を実行する場合には、RAM308に記憶している特図1保留球数の値を1つ減算する。ステップS911では、特図乱数移行処理を実行する。この特図乱数移行処理では、特図2に関する処理を実行する場合には、特図2の保留2〜4に対応する乱数記憶領域に記憶している乱数値を、特図2の保留1〜3に対応する乱数記憶領域にシフトするとともに、特図2の保留4に対応する乱数記憶領域をクリアし、特図1に関する処理を実行する場合には、特図1の保留2〜4に対応する乱数記憶領域に記憶している乱数値を、特図1の保留1〜3に対応する乱数記憶領域にシフトするとともに、特図1の保留4に対応する乱数記憶領域をクリアする。このように、本実施形態における遊技台(ぱちんこ機)は、特図2優先変動機である。また、特図2及び特図1はそれぞれ4つまで保留を記憶することができる。
ステップS913では、特図当り抽選処理を行う。詳細は後述するが、この特図当り抽選処理では、特図2変動遊技(または、特図1変動遊技)の当否判定などを行う。ステップS915では、表示図柄抽選処理を行う。この表示図柄抽選処理では、特図2図柄決定用テーブル(または、特図1図柄決定用テーブル)を参照し、ステップS913の特図当り抽選処理の結果と乱数値に基づいて、第2特図表示装置214(または、第1特図表示装置212)に停止表示する特図表示図柄データの抽選を行う。
図215(a)は特図1図柄決定用テーブルの一例を示した図であり、図215(b)は特図2図柄決定用テーブルの一例を示した図である。ステップS915の表示図柄抽選処理において特図1の表示図柄データを決定する場合には、図215(a)に示す特図1図柄決定用テーブルを参照し、ステップS913の特図当り抽選処理による特図1の当否結果と、乱数値の数値範囲に基づいて、特図1の表示図柄データを選択する。本実施形態では、特図1の当否結果が大当りの場合には、特図A、特図Bのうちからいずれか一つが選択され、特図1の当否結果がハズレの場合には、特図Cが選択される。
また、ステップS915の表示図柄抽選処理において特図2の表示図柄データを決定する場合には、図215(b)に示す特図2図柄決定用テーブルを参照し、ステップS913の特図当り抽選処理による特図2の当否結果と、乱数値の数値範囲に基づいて、特図2の表示図柄データを抽選する。本実施形態では、特図2の当否結果が大当りの場合には、特図aが選択され、特図2の当否結果がハズレの場合には、特図bが選択される。表示される図柄が決定された後、特図表示装置に表示される図柄データを設定する。ここで設定された図柄データは、図206に示す主制御部タイマ割込処理内の表示器表示設定処理(ステップS335)にて再度取得され、特図表示装置へ表示させる制御が行われる。図柄データが設定された後、決定した図柄(図柄種別情報)を判定し、ハズレであれば本処理は終了する。
決定した図柄(図柄種別情報)が大当りまたは小当りの図柄の場合、当り終了に設定されるデータを設定する処理(当り終了後データ設定処理)が行われる。当り終了後データ設定処理は、抽選によって決定された図柄に応じて、当り後に設定される遊技状態を設定する処理である。
図213(a)に戻って、ステップS917では、特図変動時間抽選処理を行う。この特図変動時間抽選処理では、不図示の変動時間テーブルを参照し、ステップS913の特図当り抽選処理による特図2(または、特図1)の当否結果と、乱数値の数値範囲に基づいて、特図変動時間のタイマを選択した後、特図関連抽選処理を終了する。
<特図当り抽選処理>
次に、図213(b)を参照して、特図当り抽選処理(ステップS913)について説明する。図213(b)は、同図(a)の特図関連抽選処理における特図当り抽選処理(ステップS913)のフローチャートである。
この特図当り抽選処理のステップS1001では、当否判定用テーブルを参照し、特図当り抽選を行う。本実施形態では、特図1及び特図2のいずれも同じ当否判定用テーブルを用いて特図当り抽選を行う例を説明するが、特図1と特図2とで別々の当否判定用テーブルを用意するようにしてもよい。
図214(a)は、当否判定用高確率テーブルの一例を示した図であり、図214(b)は、当否判定用低確率テーブルの一例を示した図である。ステップS1001の特図当り抽選処理において特図1の当否判定を行う場合には、特図高確率状態である場合には、図214(a)に示す当否判定用高確率テーブルを参照し、特図低確率状態である場合には、図214(b)に示す当否判定用低確率テーブルを参照する。そして、参照した当否判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図1変動遊技の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図1変動遊技の場合には、当否判定結果として大当り、小当り又はハズレが選択される。
また、ステップS1001の特図当り抽選処理において特図2の当否判定を行う場合も同様に、特図高確率状態である場合には、図214(a)に示す当否判定用高確率テーブルを参照し、特図低確率状態である場合には、図214(b)に示す当否判定用低確率テーブルを参照する。そして、参照した当否判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図2変動遊技の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図2変動遊技の場合には、当否判定結果として大当り又はハズレが選択される。
図213(b)に戻って、ステップS1003では、ステップS1001の特図当り抽選の当否判定結果(抽選結果)が「大当り」以外かどうかを判定し、「大当り」以外の場合には(ステップS1003:Yes)、ステップS1005に進み、「大当り」の場合には(ステップS1003:No)、ステップS1007に進む。ステップS1005では、小当り判定用テーブルを用いて、特図小当り抽選処理を行う。
図214(c)は、小当り判定用テーブルの一例を示した図である。ステップS1005の特図小当り抽選処理では、図214(c)に示す小当り判定用テーブルを参照し、参照した小当り判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図小当り抽選の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図当り抽選の当否判定結果(抽選結果)が特図1の場合には、当否判定結果として2000/65536の確率で小当りが選択され、63536/65536の確率でハズレが選択されるが、特図当り抽選の当否判定結果(抽選結果)が特図2の場合には、小当りが選択されることはない。
図213(b)に戻って、ステップS1007では、ステップS1001の特図当り抽選の当否判定結果(抽選結果)やステップS1005の特図小当り抽選の当否判定結果(抽選結果)に基づいて、RAM308に記憶している当否判定種別に、「大当り」、「小当り」及び「ハズレ」のうちのいずれかの情報を設定する。次のステップS1009では、特図処理状態に「特図変動中」を示す情報を設定する。これにより、次回の特図状態更新処理(図211)のステップS709では、図216に示す図柄変動中処理が呼び出されて実行される。
ステップS1011では、RAM308に記憶している特図判定乱数の値をクリアし、次のステップS1013では、サブコマンド(特図変動開始コマンド)の送信要求を設定し、次のステップS1015では、特図2(または特図1)の変動中であることを示す基本信号情報(試験用)を設定した後に、特図当り抽選処理を終了する。
なお、上記の特図関連抽選処理において、小当りがない場合は、ステップS1003およびステップS1005の処理は不要となる。
次に、本実施形態のぱちんこ機100で用いられる当否判定用テーブルおよび特図の図柄決定用テーブルについて図214および図215を用いて説明する。図214および図215に示すテーブルは、例えば主制御部300のROM306に記憶されている。図214(a)〜(b)は、主制御部タイマ割込処理の特図1または特図2関連抽選処理(ステップS229、S231)における特図1または特図2の当否判定処理で用いられる当否判定用テーブルの一例を示している。図214(a)は、特図高確率状態で用いられる当否判定用高確率テーブルを示し、図214(b)は、特図低確率状態で用いられる当否判定用低確率テーブルを示している。
図214(a)および図214(b)に示す当否判定用テーブルは、左から1列目に「特図確率」、2列目に「当否判定結果」、3列目に「乱数範囲」の項目で構成されている。図214(a)に示す1列目の「特図確率」での「高確率」は当否判定時の遊技状態が特図高確率状態であることを表している。2列目の「当否判定結果」は「大当り」と「はずれ」に区分されている。3列目の「乱数範囲」は、取得した特図当選乱数値と比較する乱数の数値範囲(0〜65535)を示している。「高確率」かつ「大当り」には、数値10001〜11638が割り当てられている。「高確率」かつ「はずれ」には、数値0〜10000と数値11639〜65535が割り当てられている。
図214(b)に示す1列目の「特図確率」での「低確率」は当否判定時の遊技状態が特図低確率状態であることを表している。2列目の「当否判定結果」は「大当り」と「はずれ」に区分されている。3列目の「乱数範囲」は、取得した特図当選乱数値と比較する乱数の数値範囲(0〜65535)を示している。「低確率」かつ「大当り」には、数値10001〜10162が割り当てられている。「低確率」かつ「はずれ」には、数値0〜10000と数値10163〜65535が割り当てられている。
主制御部300の基本回路302は、特図1または特図2の変動遊技の結果を当選(大当り)とするか、不当選(はずれ)とするかを決定するために、取得した特図当選乱数値に対して当否判定用テーブルを用いて当否判定を行う。例えば、基本回路302は、当否判定時の遊技状態が特図高確率状態である場合には図214(a)に示す当否判定用高確率テーブルをROM306から読み出し、当否判定時の遊技状態が特図低確率状態である場合には図214(b)に示す当否判定用低確率テーブルをROM306から読み出して、それぞれ参照するようになっている。
図214(c)は、小当り判定用テーブルの一例を示した図である。図213(b)に示す特図当り抽選処理の特図小当り抽選処理(ステップS1005)では、図214(c)に示す小当り判定用テーブルを参照し、参照した小当り判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図小当り抽選の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図当り抽選の当否判定結果(抽選結果)が特図1の場合には、当否判定結果として2000/65536の確率で小当りが選択され、63536/65536の確率でハズレが選択されるが、特図当り抽選の当否判定結果(抽選結果)が特図2の場合には、小当りが選択されることはない。
図215は、図柄変動終了後に停止表示される図柄を決定するために用いられる特図の図柄決定用テーブルを示している。図215(a)は、特図1図柄決定用テーブルを示している。図215(b)は特図2図柄決定用テーブルを示している。図215(a)において、特図1図柄決定用テーブルは、左列から「当否判定結果」、「停止図柄」、「乱数範囲」の項目で構成されている。左列の「当否判定結果」は「大当り」および「はずれ」に区分されている。「大当り」は図214(a)または図214(b)に示す当否判定用テーブルを用いた当否判定の結果、「大当り」と判定された場合を示し、「はずれ」は図214(a)または図214(b)に示す当否判定用テーブルを用いた当否判定の結果、「はずれ」と判定された場合を示している。
図215(a)に示すテーブルの中列の項目「停止図柄」は、特図1変動遊技における停止図柄を表している。当否判定結果が「大当り」に対して「特図A」、「特図B」の2つの停止図柄態様が対応している。また、「はずれ」には「特図C」の停止図柄態様が対応している。
図215(a)に示すテーブルの右列の項目「乱数範囲」は、取得した特図1乱数値と比較する乱数の数値範囲(0〜99)を示している。当否判定結果が「大当り」に関し、停止図柄「特図A」に数値0〜59、「特図B」に数値60〜99がそれぞれ割り当てられている。当否判定結果が「はずれ」の停止図柄「特図C」には乱数の全範囲の数値0〜99が割り当てられている。
このように、主制御部300の基本回路302は、特図1始動口230への入球に基づく当否判定結果が大当りの場合、特図1表示装置212に「特図A」か「特図B」のいずれの停止図柄態様を停止表示させるかを、取得した特図1乱数値に対して特図1図柄決定用テーブルを参照して決定する。また、主制御部300の基本回路302は、特図1始動口230への入賞に基づく当否判定結果がはずれの場合、特図1表示装置212に「特図C」の停止図柄態様を停止表示させることを決定する。
図215(b)において、特図2図柄決定用テーブルは、左列から「当否判定結果」、「停止図柄」、「乱数範囲」の項目で構成されている。左列の「当否判定結果」は「大当り」と「はずれ」に区分されている。「大当り」は図214(a)または図214(b)に示す当否判定用テーブルを用いた当否判定の結果、「大当り」と判定された場合を示しており、「はずれ」は図214(a)または図214(b)に示す当否判定用テーブルを用いた当否判定の結果、「はずれ」と判定された場合を示している。
図215(b)に示すテーブルの中列の項目「停止図柄」は、特図2変動遊技における停止図柄を表している。当否判定結果が「大当り」に対しては「特図a」の停止図柄態様が対応している。また、「はずれ」には「特図b」の停止図柄態様が対応している。
図215(b)に示すテーブルの右列の項目「乱数範囲」は、取得した特図2乱数値と比較する乱数の数値範囲(0〜99)を示している。当否判定結果が「大当り」に関し、停止図柄「特図a」に数値0〜99が割り当てられている。当否判定結果が「はずれ」の停止図柄「特図b」にも乱数の全範囲の数値0〜99が割り当てられている。
このように、主制御部300の基本回路302は、特図2始動口232への入球に基づく当否判定結果が大当りの場合、特図2表示装置214に「特図a」の停止図柄態様を停止表示させることを決定する。また、主制御部300の基本回路302は、特図2始動口232への入賞に基づく当否判定結果がはずれの場合、特図2表示装置214に「特図b」の停止図柄態様を停止表示させることを決定する。
例えば、特図2の関連抽選処理(図213(a))の場合には、主制御部300は、特図2乱数値記憶領域内の最先の(最も過去に記憶された)保留位置から特図2始動情報を取得し、取得した特図2始動情報内の特図2当選乱数値およびRAM308内の特図確率変動フラグの値などに基づいて、ROM306に記憶された図214に示す当否判定用テーブルを用いて大当りとするか否かの決定、はずれとするか否かの決定を行う。次いで、主制御部300は、ROM306に記憶された図215(b)に示す特図2図柄決定用テーブルを用いて特図2の変動表示後に停止表示する図柄(停止図柄)の決定を行い、ROM306に記憶された特図変動パターン抽選テーブル(図215.図216参照)およびタイマテーブル(図217参照)を用いて特図2変動遊技の変動時間を決定する。
主制御部300は、特図2乱数値記憶領域から最先の特図2始動情報を取り出した後、当該最先の特図2始動情報を特図2乱数値記憶領域から消去するとともに、特図2保留数記憶領域の特図2保留数を1減算する。このとき、特図2乱数値記憶領域から取り出した特図2始動情報をRAM308に設けた一時領域に記憶し、この一時領域に記憶している特図2始動情報に基づいて上述の決定を行うようにしてもよい。
また、特図2の関連抽選処理(図213(a))の後に、特図1の関連抽選処理(図213(a))が同様にして行われる。
以上の説明では、有利度の高い特図2変動遊技が有利度の低い特図1変動遊技よりも優先して開始され、特図2の保留が特図1の保留よりも優先して消化される特図2優先変動を例に挙げたが、有利度の低い特図1変動遊技が有利度の高い特図2変動遊技よりも優先して開始され、特図1の保留が特図2の保留よりも優先して消化される特図1優先変動であってもよい。また、特図2変動遊技および特図1変動遊技のいずれを優先することもなく、特図1および特図2それぞれの保留に係る特図変動遊技を始動口に入賞した順に開始する始動口入賞順変動であってもよい。始動口入賞順変動では、保留の上限数が特図1および特図2に関わらず8つになるため、特図1および特図2のそれぞれにおいて保留の上限数が4つとなる優先変動と比較して、保留数の実質的な上限を上げることができる場合がある。
<図柄変動中処理>
次に、図216を参照して、図211に示す特図状態更新処理において実行される図柄変動中処理について説明する。図216は、特図状態更新処理において実行される図柄変動中処理のフローチャートである。この図柄変動中処理は、図211に示す特図状態更新処理のステップ709において、特図処理状態に設定されている情報が「特図変動中」を示している場合に呼び出されて実行される処理である。
図柄変動中処理のステップS1101では、RAM308に記憶している特図作動種別(特図1又は特図2)を取得し、この特図作動種別に応じて、更新対象のRAMのアドレスを算出する。
ステップS1103では、ステップS1101で算出したアドレス先を参照することで、図213(a)に示す特図関連抽選処理のステップS917で設定した特図変動時間のタイマを取得し、この特図変動時間のタイマが0であるか否かを判定する。判定の結果、特図変動時間のタイマが0の場合(設定した特図変動時間が経過した場合)には(ステップS1103:Yes)、ステップS1109に進み、0でない場合(設定した特図変動時間が経過していない場合)には(ステップS1103:No)、ステップS1105に進む。ステップS1105では、特図表示図柄の更新タイミングでないかどうかを判定し、更新タイミングでない場合には(ステップS1105:Yes)、図柄変動中処理を終了し、更新タイミングの場合には(ステップS1105:No)、ステップS1107に進む。ステップS1107では、特図表示図柄データの更新を行った後に、図柄変動中処理を終了する。
この特図表示図柄データの更新処理により、特図1の場合には、第1特図表示装置212を用いて、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」が行われ、特図2の場合には、第2特別図柄表示装置214を用いて、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」が行われる。
ステップS1109では、図213(a)に示す特図関連抽選処理のステップS915で選択した特図表示図柄データを取得して設定し、次のステップS1111では、特図処理状態に「特図表示ウエイト状態」を示す情報を設定する。これにより、次回の特図状態更新処理(図211)のステップS709では、図217に示す特図表示確定ウエイト処理が呼び出されて実行される。
ステップS1113では、表示図柄更新データをクリアし、次のステップS1115では、特図2(または特図1)の変動停止中であることを示す基本信号情報(試験用)を設定し、次のステップS1117では、RAM308に記憶している図柄確定回数情報信号をONに設定することで、外部端子板349から図柄確定回数情報信号を出力する。
ステップS1119では、サブコマンド(特図変動停止コマンド)の送信要求を設定する。本ステップでは、サブコマンド(特図変動停止コマンド)の送信要求フラグがオンに設定された場合、例えば、コマンドデータにRAM308に記憶している、特図当り種別、特図種別などを示す情報を設定する。次のステップS1121では、RAM308に記憶している図柄種別情報(図194に示す遊技盤200を有するぱちんこ機100の場合は、図196(a)に示す特図1の図柄、または図196(b)に示す特図2の図柄のいずれか、図200に示す遊技盤200を有するぱちんこ機100の場合は図201(a)に示す特図1の図柄、または図201(b)に示す特図2の図柄のいずれか)を取得し、この図柄種別情報に基づいて、特図の停止表示を維持する時間を示す特図表示確定タイマを設定した後に、図柄変動中処理を終了する。
<特図表示確定ウエイト処理>
次に、図217を参照して、図211に示す特図状態更新処理において実行される特図表示確定ウエイト処理について説明する。図217は、特図状態更新処理において実行される特図表示確定ウエイト処理のフローチャートである。この特図表示確定ウエイト処理は、図211に示す特図状態更新処理のステップS709において、特図処理状態に設定されている情報が「特図表示ウエイト状態」を示している場合に呼び出されて実行される処理である。
特図表示確定ウエイト処理のステップS1201では、図柄変動中処理のステップS1121で設定した特図表示確定タイマが0よりも大きいか否かを判定し、0よりも大きい場合(特図表示確定時間が経過していない場合)には(ステップS1201:Yes)、特図表示確定ウエイト処理を終了し、そうでない場合(特図表示確定時間が経過した場合)には(ステップS1201:No)、ステップS1203に進む。
ステップS1203では、図216に示す図柄変動中処理のステップS1117で設定した図柄確定回数情報信号をクリアし(OFFに設定し)、次のステップS1205では、図柄停止時の特図変動時間短縮ステータス(特図変動遊技の状態(本実施形態では、通常遊技状態、確変遊技状態及び時短遊技状態のいずれかの遊技状態)を示すステータス)を、後述する保存特図変動時間短縮ステータスとしてRAM308に保存する。
ステップS1207では、図213(a)に示す特図関連抽選処理のステップS1007で設定した当否判定種別を取得し、次のステップS1209では、取得した当否判定種別が「大当り」であるか否かを判定する。この判定の結果、当否判定種別が「大当り」の場合には(ステップS1209:Yes)、ステップS1219に進み、当否判定種別が「大当り」以外の場合には(ステップS1209:No)、ステップS1211に進み、RAM308に記憶している特図の時短回数を更新(時短回数を1つ減算)する。
ステップS1213では、図213(a)に示す特図関連抽選処理のステップS1007で設定した当否判定種別を取得し、次のステップS1215では、取得した当否判定種別が「小当り」であるか否かを判定する。この判定の結果、当否判定種別が「小当り」の場合には(ステップS1215:Yes)、ステップS1219に進み、当否判定種別が「小当り」以外の場合には(ステップS1215:No)、ステップS1217に進み、特図処理状態に「変動待ち状態」を示す情報を設定する。これにより、次回の特図状態更新処理(図211)のステップS709では、図213(a)に示す特図関連抽選処理が呼び出されて実行される。
ステップS1219では、特図当否種別や図柄種別を示す基本信号情報(試験用)を設定し、次のステップS1221では、指定された範囲のRAMクリアを実行する。ここでは、当否種別、特電役の作動回数、大入賞口(第1可変入賞口234、第2可変入賞口235)の入賞数、特電役の動作パターン、特電役作動状態、当りトータル入賞数、大入賞口の入賞異常に関するフラグ、当り終了表示タイマ種別などの情報をクリアするとともに、大当り時には、さらに入賞容易ステータス、特図普図ステータスをクリアする。
ステップS1223では、特図処理状態に「当り開始表示ウエイト状態」を示す情報を設定する。これにより、次回の特図状態更新処理(図211)のステップS709では、図218に示す当り開始表示ウエイト処理が呼び出されて実行される。ステップS1225では、当りトータル入賞数を0に設定し、次のステップS1227では、サブコマンド(当り開始コマンド)の送信要求を設定する。本ステップでは、サブコマンド(当り開始コマンド)の送信要求フラグがオンに設定された場合、例えば、コマンドデータに、RAM308に記憶している、特図当り種別などを示す情報を設定する。
ステップS1229では、図柄種別情報を設定し、ステップS1231では、ステップS1229で設定した図柄種別情報に応じた当り開始表示タイマを設定し、ステップS1233では、ステップS1229で設定した図柄種別情報に応じた、その他の情報信号設定種別を設定した後に、特図表示確定ウエイト処理を終了する。
<当り開始表示ウエイト処理>
次に、図218を参照して図211に示す特図状態更新処理において実行される当り開始表示ウエイト処理について説明する。図218は、特図状態更新処理において実行される当り開始表示ウエイト処理のフローチャートである。この当り開始表示ウエイト処理は、特図状態更新処理(図211)のステップS709において、特図処理状態に設定されている情報が「当り開始表示ウエイト状態」を示している場合に呼び出されて実行される処理である。
当り開始表示ウエイト処理のステップS1301では、特図表示確定ウエイト処理のステップS1231で設定した当り開始表示タイマが0よりも大きいか否かを判定し、0よりも大きい場合(特図表示確定時間が経過していない場合)には(ステップS1301:Yes)、当り開始表示ウエイト処理を終了し、そうでない場合(特図表示確定時間が経過した場合)には(ステップS1301:No)、ステップS1303に進む。
ステップS1303では、後述する特電役開放処理を実行した後、当り開始表示ウエイト処理を終了する。
<特電役開放処理>
次に、図219を参照しながら、図218に示す当り開始表示ウエイト処理における特電役開放処理(ステップS1303)について説明する。図219は、当り開始表示ウエイト処理における特電役開放処理(ステップS1303)のフローチャートである。
この特電役開放処理のステップS1401では、特図処理状態に「特電役作動状態」を示す情報を設定する。これにより、次回の特図状態更新処理(図211)のステップS709では、図220に示す特電役作動処理が呼び出されて実行される。
ステップS1403では、RAM308における大入賞口の入賞数(以下、「主制御部入賞カウンタ」ということがある。)の値と特電役の作動状態をクリアし、次のステップS1405では、確変領域ソレノイドのエッジ検出回数をクリアする。次のステップS1407では、サブコマンド(特電役開放コマンド)の送信要求を設定する。これにより、第1副制御部400では、ラウンドが開始されたことを認識することができる。また、本ステップでサブコマンド(大入賞口開放コマンド)の送信要求フラグがオンとなった場合、例えば、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数(特電役作動回数)、特図当り種別などを示す情報を設定する。
なお、ステップS1403においてクリアされる主制御部入賞カウンタは、第1可変入賞口234及び第2可変入賞口235のうちの開放する可変入賞口に対応する主制御部入賞カウンタの値のみがクリアされ、開放しない可変入賞口に対応する主制御部入賞カウンタの値は維持されたままとなる。なお、いずれの主制御部入賞カウンタの値もクリアするようにしてもよい。ステップS1409では、図217に示す特図表示確定ウエイト処理のステップS1229で設定した図柄種別情報を取得し、次のステップS1411では、取得した図柄種別情報に基づいて、特電役動作パターンデータテーブルを設定する。
図222を参照して特電役動作パターンデータテーブルについて説明する。特電役動作パターンデータテーブルは、例えば、図222(a−1)〜同図(a−3)に示すように、大当り及び小当りとなる特図の種類の数だけ用意されている。なお、図222はそのうちの一部だけ例示的に示している。特電役動作パターンデータテーブルは、ラウンド毎の第1可変入賞口234及び第2可変入賞口235の開閉パターンを示す特電役作動データが格納されている。特電役作動データは、図222(b−1)〜同図(b−3)に示すように、第1可変入賞口234又は第2可変入賞口235の開閉状態を示す情報(開放タイマパターン、閉鎖タイマパターン)と、開放状態又は閉鎖状態を維持する時間の情報(特電役開閉タイマ)とからなるタイマパターンデータが1又は複数格納されて構成されている。これにより、1ラウンド中における第1可変入賞口234および第2可変入賞口235の開閉動作にさまざまなバリエーションを与えることができるようになる。
例えば、特図Aで大当りした場合の大当り遊技では、図222(a−1)に示すように、1R目〜15R目では、図222(b−1)に示される特電役作動データ1が参照され、開放タイマパターン2によって第1可変入賞口234(第2可変入賞口235)が29500ms開放した後、閉鎖タイマパターン3によって、第1可変入賞口234が閉鎖して動作が終了するように制御される。なお、本実施形態では、第1可変入賞口234と第2可変入賞口235とがラウンド毎に交互に開放されるように構成されている。
また、特図Cで大当りした場合の大当り遊技では、図222(a−2)に示すように、1R目〜4R目、6R目〜8R目、10R目〜15R目では、上述した特電役作動データ1が参照されて上述したような動作を行う一方、5R目、9R目では、図222(b−3)に示される特電役作動データ4が参照されて、第1可変入賞口234の開閉動作が制御される。すなわち、5R目及び9R目では、最初に開放タイマパターン1によって第1可変入賞口234が180msだけ開放した後、閉鎖タイマパターン1によって第1可変入賞口234が2820msだけ閉鎖状態が維持される動作を4回実行した後、開放タイマパターン3によって第1可変入賞口234が17500msだけ開放し、その後、閉鎖タイマパターン3によって、第1可変入賞口234が閉鎖して動作が終了するように制御される。
また、特図Eで大当りした場合の大当り遊技では、図222(a−3)に示すように、1R目〜4R目では、上述した特電役作動データ1が参照されて上述したような動作を行う一方、5R目〜15R目では、図222(b−2)に示される特電役作動データ2が参照されて、第1可変入賞口234あるいは第2可変入賞口235の開閉動作が制御される。すなわち、5R目〜15R目では、最初に開放タイマパターン1によって第1可変入賞口234(第2可変入賞口235)が180msだけ開放した後、閉鎖タイマパターン1によって第1可変入賞口234(第2可変入賞口235)が2820msだけ閉鎖状態が維持され、その後、閉鎖タイマパターン3によって、第1可変入賞口234(第2可変入賞口235)がそのまま閉鎖状態を維持されて動作が終了するように制御される。なお、閉鎖パターンタイマ3が設定される前に、他の閉鎖パターンタイマ(例えば、閉鎖パターンタイマ1等)を設定してもよい。
ステップS1413では、特電役の作動回数(ラウンド回数)を取得し、次のステップS1415では、取得した特電役の作動回数(ラウンド回数)を更新する。続いて、ステップS1417では、更新後の特電役の作動回数(ラウンド回数)に対応する特電役作動データを読み出して特電役の動作パターンを設定する。そして、ステップS1419では、特電役制御処理(詳細は後述)を行い、次のステップS1421では試験用の信号出力タイマ(試験信号出力タイマ)をクリアし、ステップS1423に進む。試験信号出力タイマはラウンド途中に0になる場合があるが、試験信号出力タイマが0になると試験信号がオフになってしまい、そのまま信号が出力されなくなってしまう場合がある。例えば、試験信号出力タイマ内に同じアタッカーが2回開放してしまう場合があると、アタッカーが開放しているのに出力信号がオフになってしまう。このような事象を防ぐため、ステップS1421において試験信号出力タイマを0にしている。なお、試験信号出力タイマは、図206に示す主制御部タイマ割込処理のタイマ更新処理(ステップS311)内で、0(1→0)になった場合、試験信号をオフにする処理を行っている。つまり、本ステップS1421で試験信号出力タイマをクリアすることにより、タイマ更新処理(ステップS311)内で、試験信号がオフにされることがなくなる。
ステップS1423では、特電役の入賞検出タイマをクリアした後に、ステップS1425に進む。ステップS1425では、特電役作動回数(ラウンド数)を取得し、ステップS1427に進む。ステップS1427では、確変領域が開放するラウンドであるか否かを判定し、そうで有る場合はステップS1429に進み、そうでない場合(確変領域が開放するラウンドでない場合)は処理を終了する。
ステップS1429では、確変領域ソレノイドが開放状態であるか否かを判定し、開放状態の場合にはステップS1431に進み、そうでない場合は処理を終了する。ステップS1429において、ラウンドが開始している時点(特電役開放処理が開始した時点)で既に確変領域ソレノイドが開放状態となっている場合は異常と判断する。
ステップS1431では、確変領域ソレノイド異常フラグを設定し、特電役開放処理を終了する。なお、上記の特電役開放処理のフローにおいて、アタッカーが1つの場合には、ステップS1421及びステップS1423は不要となる。
<特電役作動処理>
次に、図220を参照して、図211に示す特図状態更新処理において実行される特電役作動処理について説明する。図220は、特図状態更新処理において実行される特電役作動処理のフローチャートである。この特電役作動処理は、図211に示す特図状態更新処理のステップS709において、特図処理状態に設定されている情報が「特電役作動状態」を示している場合に呼び出されて実行される処理である。
特電役作動処理のステップS1501では、RAM308に記憶している今回開放するアタッカーの最大入賞数を取得し、ステップS1503では、RAM308に記憶している今回開放するアタッカーの入賞数を取得する。ステップS1505では、取得した最大入賞数と入賞数とを比較し、入賞数が最大入賞数よりも小さいか否かを判定し、小さい場合(入賞数<最大入賞数の場合)には(ステップS1505:Yes)、ステップS1507に進み、そうでない場合(入賞数>=最大入賞数の場合)には(ステップS1505:No)、ステップS1513に進む。
ステップS1507では、大入賞口が開放中であるか否か、すなわち、図219に示す特電役開放処理のステップS1417で設定された、実行中の特電役動作パターン(開放タイマパターンあるいは閉鎖タイマパターン)に対応する特電役開閉タイマが0以外であるか否かを判定し、0以外の場合(特電役開閉タイマが経過していない場合)には(ステップS1507:Yes)、特電役作動処理を終了し、そうでない場合(特電役開閉タイマが経過した場合)には(ステップS1507:No)、ステップS1509に進む。ステップS1509では、特電役制御処理(詳細は後述)を行い、次のステップS1511では、特電役開閉タイマパターンを取得し、取得した特電役開閉タイマパターンのうちの閉鎖タイマパターンを参照し、特電役作動中であるか否か(閉鎖タイマパターンが動作終了を示す情報(閉鎖タイマパターン3)に設定されていないかどうか)を判定する。
判定の結果、特電役作動中の場合(閉鎖タイマパターンが動作終了を示す情報(閉鎖タイマパターン3)に設定されていない場合)には(ステップS1511:Yes)、特電役作動処理を終了し、特電役作動中でない場合(閉鎖タイマパターンが動作終了を示す情報(閉鎖タイマパターン3)に設定されている場合)には(ステップS1511:No)、ステップS1513に進む。ステップS1513では、特図処理状態に「残存球検出状態」を示す情報を設定する。これにより、次回の特図状態更新処理(図211)のステップS709では、図223に示す特電役残存球検出処理が呼び出されて実行される。
ステップS1515では、RAM308に記憶している特電役作動間隔タイマを設定する。特電役作動間隔タイマは、あるラウンドにおいてアタッカーが最後に閉鎖(大入賞口ソレノイドが駆動を停止)してから当該ラウンドが終了するまで(当該アタッカーに係る特電役が作動を終了するまで)の間隔(例えば、100ms、20ms等)を決定するタイマであるり、アタッカーによらず予め定められた一のタイマである。なお、アタッカーの開放パターンに応じてタイマが異なるようにしても良いし、開放するアタッカーによって異なるようにしても良いし、大当り図柄によって異なるようにしてもよい。
ステップS1515に続くステップS1517では、サブコマンド(大入賞口閉鎖コマンド)の送信要求を設定する。本ステップでは、サブコマンド(大入賞口閉鎖コマンド)の送信要求フラグがオンとなった場合、例えば、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、特図当り種別などを示す情報を設定する。
次のステップS1519では、特電役情報信号(試験用信号)の情報出力タイマ(例えば、2秒)を設定し、ステップS1521に進む。
ステップS1521では、RAM308に記憶している特電役入賞検出タイマを設定する。ここで、特電役入賞検出タイマとは、大入賞口(第1可変入賞口234及び第2可変入賞口235)の閉鎖後に、大入賞口(第1可変入賞口234及び第2可変入賞口235)の内部に残存する遊技球を有効に検出するためのタイマのことである。ステップS1523では、大入賞口(第1可変入賞口234及び第2可変入賞口235)のソレノイド(332)を駆動するための駆動信号(大入賞口ソレノイド信号)をOFFに設定した後に、特電役作動処理を終了する。
このように、本実施形態では、第1可変入賞口234及び第2可変入賞口235は、入球容易状態となった後で、通過領域への最大入賞数の遊技球の通過があった場合に、入球困難状態に変化する可変入賞手段の一例として機能している。
<特電役制御処理>
次に、図221を参照しながら、特電役開放処理(図219)及び特電役作動処理(図220)において実行される特電役制御処理(図219のステップS1419,図220のステップS1509)について説明する。図221は、特電役開放処理及び特電役作動処理において実行される特電役制御処理のフローチャートである。
ステップS1601では、ROM306に記憶している特電役制御データを取得する。具体的には、特電役開放処理(図219)のステップS1417において特電役作動データが読み出されて設定された、実行される特電役の動作パターンのうち、今回実行する対象となる動作パターンの制御データを取得する。例えば、特電役作動データ1に示される特電役の動作パターンが設定されており、ラウンドの開始時であれば、図222(b−1)の「(1)」に示される「開放タイマパターン2」の制御データが取得されることとなる。また、図222(b−1)の「(1)」に示される制御データに示される動作パターンが終了した後では、図222(b−1)の「(2)」に示される「閉鎖タイマパターン3」の制御データが取得されることとなる。
続いて、ステップS1603では、取得した特電役の動作パターンの制御データに基づいて、可変入賞口(第1可変入賞口234,第2可変入賞口235)を開放させるか閉鎖させるかを示す開閉情報を取得する。例えば、「開放タイマパターン」であれば、第1可変入賞口234又は第2可変入賞口235を開放するためのデータ(開放情報)を取得し、「閉鎖タイマパターン」であれば、第1可変入賞口234又は第2可変入賞口235を閉鎖するためのデータ(閉鎖情報)を取得する。なお、本実施形態では、奇数ラウンドでは第1可変入賞口234が開放可能なラウンドとなっており、偶数ラウンドでは第2可変入賞口235が開放可能なラウンドとなっている。
そして、ステップS1605では、ステップS1601で取得した特電役の動作パターンの制御データと、ステップS1603で取得した開閉情報とに基づいて、特電役の開閉タイマを取得する。例えば、「開放タイマパターン2」が取得され、開閉情報が「開放情報」である場合には、29500msの開放タイマが取得される。また、「閉鎖タイマパターン1」が取得され、開閉情報が「閉鎖情報」である場合には、2820msの閉鎖タイマが取得される。
ステップS1607では、RAM308に記憶している特電役入賞可否状態に受付可能を示す情報を設定する。特電役入賞可否状態が受付可能を示す情報が設定されている場合に、遊技球が可変入賞口内に設けられた球検出センサ(第1可変入賞口234のカウントスイッチSW1や第2可変入賞口235のカウントスイッチSW2)を通過したことを受付可能であり、受付不可を示す情報が設定されている場合は、遊技球が可変入賞口内に設けられた球検出センサ(カウントスイッチSW1やカウントスイッチSW2)を通過しても無効となる。ここでは、第1可変入賞口234及び第2可変入賞口235のうちの開放する可変入賞口に対応するカウントスイッチだけが受付可能に設定される。ステップS1609では、特電役情報信号(試験用信号)を設定し、ステップS1611では特電役作動回数(ラウンド数)を取得し、ステップS1613に進む。ステップS1613では、確変領域が開放するラウンドであるか否かを判定し、開放するラウンドの場合には、ステップS1615に進み、そうでない場合にはステップS1617に進む。ステップS1615では、確変領域の状態を有効に設定し、ステップS1617に進む。
ステップS1617では、大入賞口ソレノイド信号の更新準備を行う。具体的には、第1可変入賞口234及び第2可変入賞口235に対応する大入賞口ソレノイドのbitのみをクリアし、駆動する大入賞口ソレノイドのbitに対して駆動データを設定する。この処理で、大入賞口ソレノイドの駆動に対する準備を行い、上述した図206に示す主制御部タイマ割込処理における出力管理処理(ステップS337)で駆動信号が出力されることとなる。ステップS1619では、特電役開閉タイマのうちの特電役開放タイマまたは特電役閉鎖タイマを設定した後、特電役制御処理を終了する。すなわち、この処理では、ステップS1605で取得された開放タイマ又は閉鎖タイマがセットされる。
<特電役残存球検出処理>
次に、図223を参照して、図211に示す特図状態更新処理において実行される特電役残存球検出処理について説明する。図223は、特図状態更新処理において実行される特電役残存球検出処理のフローチャートである。この特電役残存球検出処理は、特図状態更新処理(図211)のステップS709において、特図処理状態に設定されている情報が「残存球検出状態」を示している場合に呼び出されて実行される処理である。
特電役残存球検出処理のステップS1701では、図220に示す特電役作動処理のステップS1515で設定した特電役作動間隔タイマが作動中であるか否かを判定し、作動中の場合(特電役作動間隔時間が経過していない場合)には(ステップS1701:Yes)、特電役残存球検出処理を終了し、そうでない場合(特電役作動間隔時間が経過した場合)には(ステップS1701:No)、ステップS1703に進む。
ステップS1703では、RAM308に記憶している特電役作動遅延タイマを設定し、ステップS1705では、特図処理状態に「特電役作動終了状態」を示す情報を設定する。これにより、次回の特図状態更新処理(図211)のステップS709では、図224に示す特電役作動終了処理が呼び出されて実行される。すなわち、ラウンド間インターバルの状態となる。
本実施形態では、特電役作動遅延タイマにより設定された期間がラウンド間インターバルの期間となる。特電役作動遅延タイマにより設定された期間とは、1つのアタッカー(可変入賞口234)を有する場合、可変入賞口234に係る特別電動役物(特電役)が作動状態から未作動状態となってから次のラウンドで特電役が未作動状態から作動状態となるまでの期間である。
また、例えば、第1可変入賞口234と第2可変入賞口235があり、ラウンド毎に交互に両者が開閉動作する場合、第1可変入賞口234に係る特別電動役物(特電役1)が作動状態から未作動状態となってから次のラウンドで第2可変入賞口235に係る特別電動役物(特電役2)が未作動状態から作動状態となるまでの期間である。
ステップS1707では、特電役情報信号(試験用信号)をクリアした後に、特電役残存球検出処理を終了する。なお、特電役情報信号をクリアした後にサブコマンドの送信要求(例えば、ラウンド間インターバル開始コマンド)を設定してもよい。
<特電役作動終了処理>
次に、図224を参照して、図211に示す特図状態更新処理において実行される特電役作動終了処理について説明する。図224は、特図状態更新処理において実行される特電役作動終了処理のフローチャートである。この特電役作動終了処理は、特図状態更新処理(図211)のステップS709において、特図処理状態に設定されている情報が「特電役作動終了状態」を示している場合に呼び出されて実行される処理である。
特電役作動終了処理のステップS1801では、図223に示す特電役残存球検出処理のステップS1703で設定した特電役作動遅延タイマが作動中であるか否かを判定し、作動中の場合には(ステップS1801:Yes)、特電役作動終了処理を終了し、そうでない場合(特電役作動遅延タイマが0の場合)には(ステップS1801:No)、ステップS1803に進む。ステップS1803では特電役作動回数(ラウンド数)を取得し、ステップS1805に進む。ステップS1805では、確変領域が開放するラウンドであるか否かを判定し、開放するラウンドである場合はステップS1807に進み、そうでない場合はステップS1811に進む。ステップS1807では、確変領域ソレノイドの開放が1回も検知されていないか否かを判定し、1回も検知されていない場合はステップS1809に進み、そうでない場合はステップS1811に進む。ステップS1809では確変領域ソレノイド異常フラグを設定し、ステップS1811に進む。
ステップS1811では、図柄種別情報を取得して、特図当否種別が小当りであるか否かを判定し、小当りである場合には(ステップS1811:Yes)、ステップS1813で小当りに対応する当り終了表示タイマを取得した後、ステップS1823に進む。一方、特図当否種別が小当りでない場合には(ステップS1811:No)、ステップS1815に進み、RAM308に記憶している大入賞口最大開放回数に所定回数(例えば、8Rの場合「8」,16Rの場合「16」など)を設定する。ステップS1817では、大入賞口最大開放回数と特電役開放回数を比較し、特電役開放回数が大入賞口最大開放回数よりも少ない回数であるか、すなわち、当りが終了でないか否かを判定する。当りが終了していない場合には(ステップS1817:Yes)、ステップS1819に進んで上述した特電役開放処理(図219)を実行し、特電役作動終了処理を終了する。すなわち、次のラウンドを開始させるための処理が行われる。一方、当りが終了した場合には(ステップS1817:No)、ステップS1821に進む。
ステップS1821では、図柄種別情報に応じた当り終了表示タイマを取得し、ステップS1823では、ステップS1813またはステップS1821で取得した当り終了表示タイマを設定する。ステップS1825では、特図処理状態に「当り終了表示ウエイト状態」を示す情報を設定する。これにより、次回の特図状態更新処理のステップS709では、図225に示す当り終了表示ウエイト処理が呼び出されて実行される。ステップS1827では、サブコマンド(当り終了コマンド)の送信要求を設定する。本ステップでは、サブコマンド(当り終了コマンド)の送信要求フラグがオンとなった場合、例えば、コマンドデータに、RAM308に記憶している、特図当り種別などを示す情報を設定する。
例えば、第1可変入賞口234と第2可変入賞口235を有するぱちんこ機(例えば図194に示すぱちんこ機100)の場合、15ラウンド(15R)大当りの場合は、14Rにおいてアタッカー(例えば、第1可変入賞口234)が最後に閉鎖(第1可変入賞口234用のソレノイドが駆動を停止)してから特電役作動間隔タイマで設定された時間(例えば、20ms)が経過すると、当該アタッカーに係る特別電動役物(例えば特電役1)が未作動となり14Rが終了する。そして14Rが終了した後、特電役作動遅延タイマで設定された時間(例えば、1s等)が経過すると、15Rのアタッカー(例えば、第2可変入賞口235)に係る特別電動役物(例えば特電役2)が作動状態となり、当該アタッカーが開放(開閉動作が開始)するとともに15Rが開始する。そして、15Rにおいてアタッカー(例えば、第2可変入賞口235)が最後に閉鎖してから特電役作動間隔タイマで設定された時間が経過すると当該アタッカーに係る特別電動役物(例えば特電役2)が未作動となり15Rが終了し、その後、特電役作動遅延タイマで設定された時間が経過すると、上記のステップS1823で設定された当り終了表示タイマの時間が経過した後、次の処理(図225に示す特電役作動終了処理)が実行される。
また、16ラウンド(16R)の大当りの場合は、例えば、15Rにおいてアタッカー(例えば、第1可変入賞口234)が最後に閉鎖(第1可変入賞口234用のソレノイドが駆動を停止)してから特電役作動間隔タイマで設定された時間(例えば、20ms)が経過すると、当該アタッカーに係る特別電動役物(例えば特電役1)が未作動となり15Rが終了する。そして15Rが終了した後、特電役作動遅延タイマで設定された時間(例えば、1s等)が経過すると、16Rのアタッカー(例えば、第2可変入賞口235)に係る特別電動役物(例えば特電役2)が作動状態となり、当該アタッカーが開放(開閉動作が開始)するとともに16Rが開始する。そして、16Rにおいてアタッカー(例えば、第2可変入賞口235)が最後に閉鎖してから特電役作動間隔タイマで設定された時間が経過すると当該アタッカーに係る特別電動役物(例えば特電役2)が未作動となり16Rが終了し、その後、特電役作動遅延タイマで設定された時間が経過すると、上記のステップS1823で設定された当り終了表示タイマの時間が経過した後、次の処理(図225に示す特電役作動終了処理)が実行される。
なお、小当りがない場合は、上記のステップS1811およびステップS1813の処理は実行しない。
<当り終了表示ウエイト処理>
次に、図225を参照しながら、図211に示す特図状態更新処理において実行される当り終了表示ウエイト処理について説明する。図225は、特図状態更新処理において実行される当り終了表示ウエイト処理のフローチャートである。この当り終了表示ウエイト処理は、特図状態更新処理(図211)のステップS709において、特図処理状態に設定されている情報が「当り終了表示ウエイト状態」を示している場合に呼び出されて実行される処理である。
当り終了表示ウエイト処理のステップS1901では、図224に示す特電役動作終了処理のステップS1823で設定した当り終了表示タイマが作動中であるか否かを判定し、作動中の場合には(ステップS1901:Yes)、当り終了表示ウエイト処理を終了し、そうでない場合には(ステップS1901:No)、ステップS1903に進む。ステップS1903では、RAM308の所定の領域に記憶されている図柄種別情報をスタックエリアに退避し、ステップS1905では、基本信号情報(試験用)をクリアし、ステップS1907では、特図処理状態に「変動待ち状態」を示す情報を設定する。これにより、次回の特図状態更新処理のステップS709では、図213(a)に示す特図関連抽選処理が呼び出されて実行される。
ステップS1909〜ステップS1913では、表示図柄データ、図柄種別情報、当りトータル入賞数を、それぞれクリアする。ステップS1915では、退避した図柄種別情報を再設定し、ステップS1917では、小当りで終了したかどうかを判定し、小当りで終了した場合には(ステップS1917:Yes)、当り終了表示ウエイト処理を終了し、小当り以外で終了した場合(大当りで終了した場合)には(ステップS1917:No)、ステップS1919に進む。
ステップS1919では、当り終了後設定データ(確変、時短、隠れ確変)を取得し、ステップS1921では、当り終了後設定データに応じたデータ(確変ステータス(特図確率状態ステータス、普図確率状態ステータス)、時短回数(特図変動時間短縮変動回数、変動時間補正変動回数、入賞容易状態変動回数)、時短ステータス(特図変動時間短縮ステータス、普図変動時間短縮ステータス、開放延長ステータス)、変動時間抽選状態(変動時間抽選テーブルを決定するための情報等)を設定するとともに、当り終了後設定データをクリアした後に、当り終了表示ウエイト処理を終了する。なお、当り終了表示ウエイト処理において、サブコマンドの送信要求フラグをオンにしてもよい。この場合のサブコマンドは、当り終了コマンド(本実施形態では、特電役作動終了処理にて送信要求フラグをオンにしている)であってもよいし、当り終了演出が終了したことを示すサブコマンドであってもよい。
このように、本実施形態では、主制御部300のCPU304は、大当り遊技を実行可能な遊技制御手段の一例として機能している。
<デバイス監視処理>
次に、図226を参照しながら、図206に示す主制御部タイマ割り込み処理において実行されるデバイス監視処理(ステップS329)について説明する。図226は、デバイス監視処理のフローチャートである。
まず、ステップS2001では、大入賞口入賞超過異常フラグを取得してエラー情報に設定し、ステップS2003に進む。ステップS2003では、確変領域ソレノイド異常フラグを取得してエラー情報に設定する。
ステップS2005では、確変領域の状態が有効中に衝撃を検知したか否かを判定し、衝撃を検知した場合はステップS2007に進み、そうでない場合はステップS2009に進む。ステップS2007では、衝撃異常フラグを設定し、ステップS2010に進む。ステップS2009では、衝撃異常フラグをクリアし、ステップS2010に進む。このように、図柄変動中に衝撃を検知してもエラーとして出力せず(衝撃異常フラグをクリア)、確変領域が有効の場合のみ衝撃を検知した場合にエラーを出力(衝撃異常フラグを設定)する。
ステップS2010では、衝撃異常フラグを取得して衝撃異常エラー情報を「今回エラー情報」に設定し、次のステップS2011では、磁気検知異常フラグを取得して磁気検知エラー情報を「今回エラー情報」に設定し、次のステップS2012では、磁界検知異常フラグを取得して磁界検知エラー情報を「今回エラー情報」に設定し、次のステップS2013では、その他のエラーフラグを取得してその他のエラー情報を「今回エラー情報」に設定し、ステップS2014に進む。
ステップS2014では、エラーコマンド送信タイマが0である(送信周期タイミングになった)か否かを判定し、0の場合(送信周期タイミングである場合)は、ステップS2015に進み、そうでない場合(送信周期タイミング出ない場合)は、ステップS2017に進む。
ステップS2015では、「エラー情報」を初期化し、ステップS2016に進む。ここで「エラー情報」には、送信周期の1周期分(例えば100ms(25割込))の期間に上記のステップS2010〜ステップS2013で設定された「今回エラー情報」が蓄積(累積)されており(後述するステップS2018)、本ステップでは「エラー情報」に蓄積された「今回エラー情報」を全て初期化(クリア)する。
ステップS2016では、エラーコマンド送信タイマに初期値を設定する。一例として、送信周期が100msで4ms毎に主制御部タイマ割込処理が実行される場合、初期値として「25(=100/4)」が設定される。ステップS2017では、セキュリティ信号用のエラー情報を「今回エラー情報」に設定し、ステップS2018に進む。
ステップS2018では、「今回エラー情報」を「エラー情報」に設定する。ステップS2018では、送信周期の1周期分(例えば100ms(25割込))の期間、上記のステップS2010〜ステップS2013で検出されたエラー情報に対応するエラー情報が蓄積(累積)される。具体的には、ステップS2010〜ステップS2013で設定されるそれぞれの「今回エラー情報」には、エラー未検知の場合(エラーが解除された場合)「0」、エラーが検知された場合「1」が随時設定(更新)されており、ステップS2018ではこれらの「今回エラー情報」と「エラー情報」の論理和を「エラー情報」として設定(更新)する。
ステップS2019では、磁気検知異常フラグがオンであるか(設定されているか)否かを判定し、オンの場合はステップS2021に進み、オンでない場合はステップS2023に進む。ステップS2021ではサブコマンドの送信要求を設定し、処理を終了する。
ステップS2023では、エラーコマンドの送信タイミングであるか否かを判定し、送信タイミングである場合はステップS2025に進み、送信タイミングでない場合は処理を終了する。このように本実施形態では、磁気検知エラーについてはエラーコマンドの送信タイミングを判定せずに出力するが、磁気検知エラー以外は、エラーコマンドの送信タイミング毎に出力する。
ステップS2025では、前回記憶した「エラー情報」と今回、ステップS2018で設定された「エラー情報」とが一致するか否かを判定し、一致する場合は処理を終了し、一致しない場合はステップS2027に進む。ステップS2027では今回の「エラー情報」を前回の「エラー情報」バッファに記憶し、ステップS2029に進む。ステップS2029では、サブコマンドの送信要求を設定し、処理を終了する。
なお、上記の処理フローでは、ステップS2018において「今回エラー情報」と「エラー情報」の論理和を「エラー情報」として設定(更新)するため、ステップS2010〜ステップS2013のいずれかでエラーが検知され、その後各エラーが解除された場合には、各エラーの「今回エラー情報」は、随時「1」→「0」に更新されるが、「エラー情報」は一旦「1」が設定されると、その後に当該エラーが解除されても「1」が残ったままとなる。この場合、エラーコマンドの送信タイミングによらずサブコマンド(エラーコマンド)を送信する場合(磁気検知エラーなどの場合)はエラーの解除のサブコマンドが送信されるが、送信周期のタイミング毎にサブコマンド(エラーコマンド)を送信する場合(衝撃異常エラーなどの場合)には、エラーの解除のサブコマンドが送信されない。
そこで、ステップS2014において、送信周期のタイミングとなった場合(判定結果が「Yes」となった場合)に、ステップS2015において「エラー情報」を初期化し、送信周期のタイミングでエラーの解除となっていた場合には、当該エラー解除のサブコマンドを送信するようにしている。
<外部出力信号管理処理>
次に、図227を用いて、図206に示す主制御部タイマ割込処理における外部出力信号管理処理(ステップS331)について説明する。図227は、外部出力信号管理処理の流れを示すフローチャートである。
外部出力信号管理処理では、外部端子板信号1〜12(図228参照。詳細は後述)の設定、出力処理を行う。ぱちんこ機100から送信される外部端子板信号は、データ表示器など(不図示)を介して外部装置(例えば、ホールコンピュータ)へ伝達され、外部装置で収集・管理される。
ステップS2101では、セキュリティ情報信号出力設定処理を行う。このセキュリティ情報信号出力設定処理では、電源投入時または不正行為(例えば、磁気検知エラー、電波(磁界)検知エラー、デカ玉ゴトエラー)を検出した場合に、外部端子板信号10(セキュリティ情報信号)を出力するための設定を行う。
例えば、電波(磁界)検知エラーの発生中の場合(すなわち、図226のステップS2012のデバイス監視処理において、電波(磁界)検知エラーが検出されてエラーフラグがセットされている場合)、図206に示す主制御部タイマ割り込み処理を実行する毎にステップS331の外部出力信号管理処理において本ステップを実行する流れとなっており、電波(磁界)検知エラーを検出したことを示す外部端子板信号10(セキュリティ情報信号)を所定時間(例えば、30秒間)出力し続ける。
一方、磁気検知エラーの発生中の場合(すなわち、図226のステップS2011のデバイス監視処理において、磁気検知エラーが検出されてエラーフラグがセットされている場合)には、磁界検知エラーの検出直後の主制御部タイマ割り込み処理(図206)ではステップS331の外部出力信号管理処理において本ステップを実行し、磁気検知エラーを検出したことを示す外部端子板信号10(セキュリティ情報信号)を出力するが、次の主制御部タイマ割り込み処理では、ステップS309の判定でYesとなり、ステップS311からステップS337の処理はスキップされる。つまり、磁気検知エラーの発生中の場合には、磁気検知エラーを検出したことを示す外部端子板信号10(セキュリティ情報信号)は、例えば電断状態となるまで出力し続ける。
次のステップS2103では、図柄確定回数情報信号出力設定処理を行う。この図柄確定回数情報信号出力設定処理では、特図の変動が停止した場合に、外部端子板信号3(図柄確定回数情報信号)を出力するための設定を行う。
次のステップS2105では、アウト球情報信号出力設定処理を行う。このアウト球情報信号出力設定処理では、アウト口240への通過合計数が10個以上になった場合に、外部端子板信号11(アウト球情報信号)を出力するための設定を行う。次のステップS2107では、発射位置設定処理を行う。この発射位置設定処理では、電サポ中であるか否か、または右打ち状態であるか否かを判定し、いずれかの場合は右打ち(そうでない場合は、左打ち)の状態であること示す情報を設定し、試射試験信号や第1副制御部400に送信するコマンドに当該情報を送信するための処理などを行う。
次のステップS2109では、試射試験信号設定処理を行う。この試射試験設定処理では、試験機関用の機器に出力する信号(大当り中信号や、役物連続作動信号など)の設定を行う。
次のステップS2111では、大当り情報信号出力設定処理を行う。この大当り情報信号出力設定処理では、大当り情報信号(外部端子板信号4(大当り1情報信号)、外部端子板信号5(大当り2情報信号)、外部端子板信号6(大当り3情報信号))をクリア(初期化)し、大当り情報信号の設定を行う。この大当り情報信号の設定では、大当り図柄による大当りの場合には、外部端子板信号4(大当り1情報信号)を出力するための設定を行い、大当り図柄による大当り中、または時短中の場合には、外部端子板信号5(大当り2情報信号)を出力するための設定を行い、小当り図柄により特別電動役物が作動中の場合には、外部端子板信号6(大当り3情報信号)を出力するための設定を行う。
また、本ステップでは、その他情報信号の設定を行う。その他情報信号とは例えば、払出制御部600が出力する賞球情報信号(外部端子板信号1)や、扉開放情報信号(外部端子板信号2)、あるいは、その他情報信号(外部端子板信号12)を設定する。そして、ステップS2113では、外部出力信号設定処理を行い、ここまでの処理において設定された外部端子板信号を、情報出力回路336と外部端子板349(図195参照)を介して外部に出力した後、外部出力信号管理処理を終了する。
<外部部端子板信号>
次に、図228を用いて、ぱちんこ機100が外部端子板を介して外部に出力する外部端子板信号について説明する。図228は、外部端子板信号の信号番号、信号名、および出力条件を示した図である。
外部端子板349(図195参照)は、ぱちんこ機100の主制御部300や払出制御部600から出力される外部端子板信号を入力可能な複数(本例では、12個)の入力ポート(入力端子)と、ぱちんこ機100の外部装置(例えば、ホールコンピュータ)に外部端子板信号を出力可能な複数(本例では、12個)の出力ポート(出力端子)と、を備えている。
なお、本例では、外部端子板349は、外部装置へ信号を中継する基板であるが、外部端子板信号の受信(入力)により、外部装置へ信号を送信(出力)することを制御する制御手段であってもよい。また、外部端子板349の入力ポート(入力端子)や出力ポート(出力端子)は、入出力ポート(入出力端子)であってもよい。
ぱちんこ機100は、この外部端子板349を介して、1〜12の番号が付与された12種類の外部端子板信号を出力することが可能である。例えば、外部端子板信号1は、払出制御部600が出力する信号であり、賞球時に遊技球10個の払い出しが検知されたときに、外部端子板349の入力ポート(入力端子)に入力され、当該外部端子板349の出力ポート(出力端子)から外部装置に向けて出力される。また、外部端子板信号2は、払出制御部600が出力する信号であり、内枠または前面枠扉106の開放が検知されたときに、外部端子板349の入力ポート(入力端子)に入力され、当該外部端子板349の出力ポート(出力端子)から外部装置に向けて出力される。
一方、外部端子板信号3〜11は、主制御部300が出力する信号であり、図228に示す出力条件が成立したときに、外部端子板349の入力ポート(入力端子)に入力され、当該外部端子板349の出力ポート(出力端子)から外部装置に向けて出力される。例えば、外部端子板信号3は、特図の変動が停止したときに出力され、外部端子板信号4は、大当り図柄による大当り中であるときに出力される。また、外部端子番号10は、セキュリティ情報信号であり、電源投入時または不正行為を検出したとき(例えば、主制御部300が広範囲磁気センサ700から磁気検出信号を受信したとき)に出力される。その他の外部端子板信号は図に示した通りである。
また、外部端子板信号12は、主制御部300が必要に応じて出力する信号であり、上記以外の条件(その他の条件)が成立したときに、上記以外の情報が外部端子板349の入力ポート(入力端子)に入力され、当該外部端子板349の出力ポート(出力端子)から外部に出力される。また、外部端子板信号12は、外部端子番号3〜11のいずれかと同じ信号(出力条件も同じ)であってもよい。
<磁界(電波)エラーに関連する信号等のタイミングチャートおよび演出表示の一例>
次に、本実施形態におけるエラーに関連する信号等のタイミングチャートおよび演出表示の一例について説明する。
まず、図229は、主制御部300等に関する第一のエラー(磁界(電波)検知エラー)に関連し、送信周期T、第一のエラー(磁界検知エラー)フラグ、セキュリティ情報信号および第1副制御部400における第一のエラー(磁界検知エラー)の報知のタイミングチャートの一例である。セキュリティ情報信号は、既述の如く、外部端子板349の入力ポート(入力端子)に入力され、当該外部端子板349の出力ポート(外部端子番号10)から外部装置に向けて出力される信号であって、電源投入時または不正行為を検出したとき(例えば、主制御部300が磁気検知センサから磁気検出信号を受信したとき)に出力される信号である。
この例では、図226に示す電源投入後1回目のデバイス監視処理の1回目において、デバイスコマンド送信タイマ(送信周期T)が設定されてから周期が開始される場合を示す。なお、周期が開始されるタイミングは他のタイミングであってもよく、例えば、電源投入後1回目のタイマ更新処理から開始されてもよく、サブ制御起動待ちウエイト処理を抜けた次のタイマ割込処理の開始時から開始されてもよい。また、図206に示す主制御部タイマ割込処理のサブ制御起動待ちウエイト処理(ステップS341)の途中から周期が開始してもよく、例えば、サブ制御起動待ちウエイト処理では、第1副制御部400が起動して通信可能状態になるのを待つために、サブ制御の起動待ちカウンタを1つ減算し、この起動待ちカウンタが0になった場合は、所定のコマンドを送信する準備を行うが、ここでは一例として、電源投入から1回目の主制御部タイマ割込処理で、サブ制御の起動待ちカウンタを1つ減算してもよい。また、電源投入後1回目のサブコマンド管理処理から開始してもよい。なお、送信周期Tの1周期は、例えば100ms(25割込)である。
同図において、タイミングa、c、e、gはそれぞれ、主制御部300におけるサブコマンドの送信周期Tの終了/開始のタイミングである。まず同図に示す最初の送信周期Tの途中のタイミングにおいて主制御部300が磁界検知エラー(第一のエラー)を検出すると、タイミングbにおいて磁界検知エラーフラグおよびセキュリティ情報信号はオンとなる。磁界検知エラーフラグがオンとなると、図206に示す主制御部タイマ割込処理のデバイス監視処理(ステップS329)においてエラー検知のサブコマンドの送信要求(フラグ)が設定され(図226に示したデバイス監視処理のステップS2029)、主制御部タイマ割込処理のサブコマンド管理処理(ステップS333)において送信用バッファに磁界検知エラーのサブコマンドが設定されて、第1副制御部400に送信される。なお、各エラー検出用スイッチ(各種センサ320)の検出から主制御部300においてエラーと判定するまでにはタイムラグが発生している。
このように、磁界検知エラーフラグおよびセキュリティ情報信号は磁界検知エラーを検出した送信周期T内(同一の割込処理内)で、オンとなる。
そしてタイミングaを経過した次の送信周期T(割込処理)のタイミングdにおいて、第1副制御部400によるエラー報知が開始される。第1副制御部400によるエラー報知は、磁界検知エラーフラグを立てた割込処理が終了した後に行われる第1副制御部400のメイン処理において随時実行される。なお、主制御部300が第1副制御部400にエラーコマンドを送信するまでのタイムラグおよび第1副制御部400がコマンドを送信してから装飾図柄表示装置208やスピーカー120で表示・出力されるまでのタイムラグが発生している。
タイミングfは、磁界検知エラーがオフとなるタイミングである。なお、主制御部300においてエラーが解除されたと判定するまでのタイムラグが発生している。タイミングhは、第1副制御部400がエラー解除コマンドを受信したタイミングである。
タイミングfにおいて磁界検知エラーがオフとなると、主制御部タイマ割込処理のサブコマンド管理処理(ステップS333)において送信用バッファにエラー解除のサブコマンド(エラー解除コマンド)が設定されて、第1副制御部400に送信される。このように、磁界検知エラーがオフとなった送信周期T(割込処理)の次の送信周期T(割込処理)において、第1副制御部400がエラー解除コマンドを受信する。
タイミングiは、セキュリティ情報信号がオフとなるタイミングである。セキュリティ情報信号は、セキュリティ情報信号は、タイミングfにおいて磁界検知エラーフラグがオフとなってから一定期間(例えば、30秒、7500割込)が経過するとオフになる。なお、セキュリティ情報信号は、出力開始(タイミングb)から一定期間経過した場合にオフになるようにしてもよい。また、磁界検知エラーフラグがオフになった同一割込内でセキュリティ情報信号をオフにするようにしてもよい。
タイミングjは、第1副制御部400による磁界検知エラー報知が終了するタイミングである。磁界検知のエラー報知は、磁界検知エラーの解除(タイミングf)から一定期間(例えば、33秒)経過した後に終了する。なお、これに限らず、磁界検知エラーのエラー解除コマンドを主制御部300から第1副制御部400へ送信するまでのタイムラグおよび第1副制御部400における処理上のタイムラグを除いて、磁界検知エラーが解除(タイミングf)になった場合、エラー報知が即時に終了するようにしてもよい。また、装飾図柄表示装置208,スピーカー120、枠ランプ122等によって、エラー報知の終了タイミングを異ならせてもよく、全て同じでもよい。
図230は、図229に示したタイミングチャートに対応して装飾図柄表示装置208において磁界検知エラーを報知する演出表示の一例を時系列に示した図である。
同図(1)に示すタイミングは、特図(例えば、特図1)の変動遊技が停止した状態である。第1特図表示装置212の図柄変動表示が終了してはずれの停止図柄が表示されている。また、特図1保留ランプ218は3個のLEDを点灯し、特図1の保留が3個であることを報知している。特図2保留ランプ220と普図保留ランプ216のLEDの点灯数はいずれも0であり、特図2および普図の保留がいずれも0であることを報知している。また、特図変動遊技中(特図の変動中)であることを示唆する第四図柄表示手段2081、2082はいずれもLEDを消灯している。また、装飾図柄表示装置208の図柄表示領域208a〜208cでははずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾4−装飾1−装飾7」が停止表示され、装飾図柄表示装置208の表示領域の右下の縮小装飾図柄表示領域208hにおいて、図柄表示領域208a〜208cと同じ装飾図柄(例えば、「装飾4−装飾1−装飾7」)が停止表示されている。また、保留アイコン表示領域900には、特図1の保留アイコンPI1、PI2、PI3が表示されている。
同図(2)に示すタイミングは、特図1の保留が1つ消化され、主制御部300による特図表示装置(例えば、特図1表示装置212)を用いた特図変動遊技が開始している状態である。また、装飾図柄表示装置208の右下において、特図変動遊技中(特図の変動中)であることを示唆する第四図柄表示手段2081、2082のいずれか(この例では、特図1変動遊技中(特図1の変動中)であることを示唆する特図1用第四図柄表示手段2081)がLEDの点滅を開始している)。また、装飾図柄表示装置208では装飾図柄の停止表示が行われているが、縮小表示領域208hにおいては、装飾図柄の変動表示が開始している。
同図(3)〜(4)に示すタイミングは、装飾図柄表示装置208の図柄表示領域208a〜208cにおいて、装飾図柄の変動表示が開始している状態である。また、装飾図柄の変動表示の前面において、遊技状態に対応した演出表示(ここでは、キャラクタ(殿)と「越後屋らんど?」の表示)が表示を開始している。
同図(5)に示すタイミングは、主制御部300において磁界検知エラーを検出し、磁界検知エラーフラグおよびセキュリティ情報信号がオンとなったタイミング(図229のタイミングb)である。このタイミングでも、特図1表示装置212における特図1変動遊技と、装飾図柄表示装置208における装飾図柄の変動表示および、遊技状態に対応した演出表示(ここでは、キャラクタ(殿)と「越後屋らんど?」の表示)が継続して実行されている。
同図(6)に示すタイミングは、磁界検知エラーを検知した次の送信周期T(割込処理)中に、第1副制御部400によるエラー報知が開始された状態((図229のタイミングd)である。このタイミングでは、装飾図柄表示装置208の表示領域の最前面にエラー表示E1(ここでは「電波を検知しました」の文字の表示)を行い、磁気検知エラーを報知している。このタイミングでも、特図1表示装置212における特図1変動遊技と、装飾図柄表示装置208における装飾図柄の変動表示および、遊技状態に対応した演出表示(ここでは、キャラクタ(殿)と「越後屋らんど?」の表示)が継続して実行されている。
同図(7)に示すタイミングは、引き続き第1副制御部400によるエラー報知(エラ表示E1)を行っている状態である。このタイミングでも、特図1表示装置212における特図1変動遊技と、装飾図柄表示装置208における装飾図柄の変動表示および、遊技状態に対応した演出表示(ここでは、キャラクタ(殿)によるガイド表示)が継続して実行されている。
同図(8)に示すタイミングは、引き続き第1副制御部400によるエラー報知(エラー表示E1)を行っている状態であるが、磁界検知エラーがオフとなるタイミング(図229のタイミングf)である。このタイミングでも、特図1表示装置212における特図1変動遊技と、装飾図柄表示装置208における装飾図柄の変動表示および、遊技状態に対応した演出表示(ここでは、キャラクタ(殿)によるガイド表示)が継続して実行されている。
同図(9)に示すタイミングは、例えば保留が更に消化され、次の変動遊技が行われている状態で、第1副制御部400による磁界検知エラー報知が終了する直前(図229のタイミングjの直前)のタイミングである。このタイミングでは、引き続き第1副制御部400によるエラー報知(エラー表示E1)を行い、特図1表示装置212における特図1変動遊技と、装飾図柄表示装置208における装飾図柄の変動表示および、遊技状態に対応した演出表示(ここでは、キャラクタ(姫)の表示)が実行されている。
同図(10)に示すタイミングは、第1副制御部400によるエラー報知(エラー表示E1)が終了したタイミング(図229のタイミングj以降)である。このタイミングは、磁界検知エラーの解除(図229のタイミングf)から一定期間(例えば、33秒)経過した後であり、エラー表示E1を非表示としている。なお、このタイミングでも特図1表示装置212における特図1変動遊技と、装飾図柄表示装置208における装飾図柄の変動表示および、遊技状態に対応した演出表示(ここでは、キャラクタ(姫)の表示)は継続している。
図231は、図229に示すタイミングチャートの他の例であり、図231(a)が送信周期Tの途中でエラー解除となる場合のタイミングチャートの一例であり、図231(b)が磁気検知エラーと、それ以外の主制御部300等に関するエラーとが重複して発生した場合のタイミングチャートの一例である。
まず、図231(a)を参照して、ある送信周期Tの途中のタイミングにおいて主制御部300が磁界検知エラーを検出すると、次の送信周期Tのタイミングbにおいて磁界検知エラーフラグおよびセキュリティ情報信号がオンとなる。そしてこの例では、磁界検知エラーフラグおよびセキュリティ情報信号がオンとなった同じ送信周期T内のタイミングfにおいて、磁界検知エラーがオフとなる。
このように、同じ(1つの)送信周期T内において磁界検知エラーフラグがオンとオフに変化する場合には、次の送信周期Tに到達したタイミングcにおいて、磁気検知エラーフラグがオンとなったこと基づいたコマンド送信準備(磁気検知エラーのエラー報知のコマンド送信準備)を行い、当該送信周期T内のタイミングdで第1副制御部400によるエラー報知を開始する。そして、次の送信周期Tに到達したタイミングgにおいて、磁気検知エラーフラグがオフとなったこと基づいたコマンド送信準備(磁気検知エラーのエラー解除のコマンド送信準備)を行い、当該送信周期T内のタイミングhで第1副制御部400によるエラー報知を終了する。
なお、同一の送信周期T内において、磁界検知エラーフラグがオン→オフ→オンと変化した場合、次の送信周期Tに到達すると磁界検知エラーフラグがオンとなったことに基づくコマンド送信準備(磁気検知エラーのエラー報知のコマンド送信準備)を行うが、その次の送信周期Tに到達しても磁界検知エラーフラグがオフとなったこと基づくコマンド送信準備(磁気検知エラーのエラー解除のコマンド送信準備)を行なわず、磁界検知エラーフラグがオンの状態が継続しているものとみなす。
また、同一の送信周期T内において、磁界検知エラーフラグがオン→オフ→オン→オフと変化した場合には、同図(a)の場合と同様の処理を行う。
なお、同一の送信周期T内において、磁界検知エラーフラグがオン→オフ→オンと変化した場合、同図(a)の場合と同様に、磁界検知エラーフラグのオン/オフの状況に基づいてコマンド送信準備を行っても良い。
図231(b)を参照して、磁気検知エラー(第一のエラー)と、それ以外の主制御部300等に関するエラー(第三のエラー、例えば、大入賞口入賞超過エラーや、大入賞口排出超過エラーなど)とが重複して発生した場合の、第一のエラーフラグ、第一のエラー報知、第三のエラーフラグ、第三のエラー報知、セキュリティ情報信号のタイミングチャートの一例について説明する。
ある送信周期Tの途中のタイミングbにおいて、第一のエラー(磁気検知エラー)の検知に基づいて第一のエラーのエラーフラグ(磁界検知エラーフラグ)およびセキュリティ情報信号がオンとなると、次の送信周期Tのタイミングdにおいて、第1副制御部400による第一のエラーのエラー報知が開始される。
タイミングfにおいて第一のエラーのエラーフラグがオフとなると、第一のエラーの解除(タイミングf)から一定期間(例えば、33秒)経過後のタイミングiにおいて、第一のエラーのエラー報知が終了する。
一方、ある送信周期Tの途中のタイミングkにおいて、第三のエラーの検知に基づいて第三のエラーのエラーフラグがオンとなると、その次の送信周期Tのタイミングmにおいて、第1副制御部400による第三のエラーのエラー報知が開始される。
そしてタイミングnにおいて第三のエラーのエラーフラグがオフとなると、第三のエラーの解除(タイミングn)から一定期間(例えば、33秒)経過後のタイミングrにおいて、第三のエラーのエラー報知が終了する。
この例では、セキュリティ情報信号は、タイミングb(第一のエラーフラグがオンとなったタイミング)でオンとなり、タイミングqでオフとなるまでオンの状態が継続する。セキュリティ情報信号は1つしかないため、エラー毎に(第一のエラーと第三のエラーとで)対応させて出力させることができない。このように、主制御部300等に関するエラー(第一のエラーと第三のエラー)が重複して検知される場合、セキュリティ情報信号は最初にエラーが検出されたタイミングでオンとなり、最後に解除されるエラーの当該解除のタイミング(エラーフラグがオフとなったタイミング)から一定期間(例えば、30秒、7500割込)が経過したタイミングでオフになる。つまり、同図(b)に示す例では、セキュリティ情報信号は、最後に解除されるエラー(第三のエラー)のエラーフラグがオフとなったタイミングnから一定期間(例えば、30秒、7500割込)が経過したタイミングqでオフになる。なおセキュリティ情報信号は、第一のエラーのエラーフラグがオンとなったタイミング(タイミングb)で同時にオンとなり、オンから30秒が経過した時点でセキュリティ情報信号をオフにするようにしてもよい。
図232は、磁気検知エラーと、それ以外の払出に関するエラー(例えば、下受け皿満タンエラー、ガラス枠開放エラー、払出超過エラーなど)とが重複して発生した場合のタイミングチャートの一例である。
図232を参照して、磁気検知エラー(第一のエラー)と、それ以外の払出に関するエラー(第三のエラー、例えば、ガラス枠開放エラー)とが重複して発生した場合の、主制御部300におけるサブコマンドの送信周期T1、第一のエラーフラグ、第一のエラー報知、セキュリティ情報信号、前面枠扉開放センサ109(扉SW)、払出制御部600における払出コマンドの送信周期T2、第三のエラーフラグ(ガラス開放エラーフラグ)、第三のエラー報知(扉開放エラー報知)、扉開放情報信号のタイミングチャートの一例である。
タイミングa、c、g、l、v、oはそれぞれ、主制御部300におけるサブコマンドの送信周期T1の終了/開始のタイミングであり、タイミングA、B、k、C、n、D、Eはそれぞれ、払出制御部600における払出コマンドの送信周期T2の終了/開始のタイミングである。
ある送信周期T1の途中のタイミングbにおいて、第一のエラー(磁気検知エラー)の検知に基づいて第一のエラーのエラーフラグ(磁界検知エラーフラグ)およびセキュリティ情報信号がオンとなると、次の送信周期T1のタイミングdにおいて、第1副制御部400による第一のエラーのエラー報知が開始される。
タイミングfにおいて第一のエラーのエラーフラグがオフとなると、第一のエラーの解除(タイミングf)から一定期間(例えば、33秒)経過後のタイミングiにおいて、第一のエラーのエラー報知が終了する。
一方、ある送信周期T2の途中のタイミングsにおいて、前面枠扉開放センサ109が前面枠扉106の開放を検出するか、あるいは内枠開放センサが内枠の開放を検出するとと(扉SW 開放)、その次の送信周期T2のタイミングuにおいて、扉開放情報信号(外部端子板信号2)が出力(オン)される。扉開放情報信号は既述の如く、内枠または前面枠扉106の開放が検知されたときに払出制御部600が出力する信号であり、外部端子板349の入力ポート(入力端子)に入力され、当該外部端子板349の出力ポート(出力端子)から外部装置に向けて出力される。
扉開放情報信号がオンになると、次の送信周期T2のタイミングkで第三のエラーフラグ(扉開放エラーフラグ)がオンとなる。そして、第三のエラーフラグがオンとなった次のサブコマンドの送信周期T1のタイミングmで第三のエラー報知(扉開放エラー報知)が開始される。このように、第三のエラーフラグは払出コマンドの送信周期T2のタイミング(タイミングk)で出力されるが、第三のエラー報知は、第三のエラーフラグがオンとなった次のサブコマンドの送信周期T1のタイミング(タイミングm)でオンとなる。
そして、タイミングvにおいて前面枠扉開放センサ109が前面枠扉106の閉鎖を検出すると(扉SW 閉鎖)、タイミングwにおいて扉開放情報信号の出力が終了(オフ)し、扉開放情報信号がオフとなった次の払出コマンドの送信周期T2のタイミングnにおいて第三のエラーのエラーフラグがオフとなると、その送信周期T2内のタイミングrにおいて、第三のエラーのエラー報知が終了する。
また、この例では、セキュリティ情報信号は、タイミングb(第一のエラーフラグがオンとなったタイミング)でオンとなり、タイミングqでオフとなるまでオンの状態が継続する。扉開放エラーフラグがオンとなることにより、扉開放情報信号が出力される。このため、セキュリティ情報信号は第一のエラーフラグがオフとなった(エラー解除の)タイミングfから30秒経過した後のタイミングqでオフとなる。
なお、セキュリティ情報信号は1つしかないため、エラー毎に(第一のエラーと第三のエラーとで)対応させて出力させることができない。つまり、本例のように、主制御部300等に関するエラー(第一のエラー)と払出に関するエラー(第三のエラー)とが重複して検知される場合においても、セキュリティ情報信号は最初にエラーが検出されたタイミングでオンとなり、最後に解除されるエラーの当該解除のタイミング(エラーフラグがオフとなったタイミング)から一定期間(例えば、30秒、7500割込)が経過したタイミングでオフになるようにしてもよい。つまり、同図に示す例では、セキュリティ情報信号は、最後に解除されるエラー(第三のエラー)のエラーフラグがオフとなったタイミングnから一定期間(例えば、30秒、7500割込)が経過したタイミングqでオフになる。なおセキュリティ情報信号は、第一のエラーのエラーフラグがオンとなったタイミング(タイミングb)で同時にオンとなり、オンから30秒が経過した時点でセキュリティ情報信号をオフにするようにしてもよい。
また、上記の例では、扉開放情報信号は、前面枠扉開放センサ109が前面枠扉106の開放を検知すると即時に(送信周期T1,T2によらず)出力され、閉鎖を検知すると即時に(送信周期T1,T2によらず)出力が終了する例を説明したが、扉開放情報信号(払出に関するエラーの情報信号)については、払出コマンドの送信周期T2毎に出力するようにしてもよい。
図233は、図232に示したタイミングチャートに対応して装飾図柄表示装置208において磁界検知エラー及び扉開放エラーを報知する演出表示の一例を時系列に示した図である。
同図(1)〜(8)に示すタイミングは、図230(1)〜(8)に示すタイミングと同様であるので、説明は省略する。
同図(9)に示すタイミングは、前面枠扉開放センサ109が前面枠扉106の開放を検出するか、あるいは内枠開放センサが内枠の開放を検出し、扉SWが開放となったタイミング(図232のタイミングs)であり、同図(10)は、扉SWの開放に基づき、第三のエラーフラグがオンとなった次のサブコマンドの送信周期T1のタイミング(図232のタイミングm)において第三のエラー報知(扉開放エラー報知)が開始された状態である。このタイミングでは、装飾図柄表示装置208において、第一のエラー報知(磁界検知エラーのエラー表示E1)が引き続き実行されており、これと同時に、第三のエラー報知(扉開放エラーのエラー表示E2、ここでは「扉が開いています」の文字)が実行を開始している。このように、複数のエラー報知(エラー表示E1、E2)が同時に行われる場合は、先に表示されていたエラー報知(ここでは、磁気検知エラーに関するエラー表示E1)が上方に移動し、その下方に、後から報知されるエラー報知(ここでは、扉開放エラーに関するエラー表示E2)が表示される。なお、複数のエラー報知(エラー表示E1、E2)は、少なくとも一部が重畳して表示されてもよく、その場合、後から報知されるエラー表示が先のエラー表示の少なくとも一部を覆うようにしてもよいし、その逆でもよい。また、報知するエラーが増えた場合であってもエラー表示の表示位置を移動させないようにするために、予めエラーごとに表示位置が異なるように表示されていてもよいし、ランダムに表示されるものでもよい。
同図(11)に示すタイミングは、第三のエラーフラグがオフとなったタイミング(図232のタイミングn)である。このタイミングでは、第一のエラーフラグもオフとなっているが、第一のエラー報知(エラー表示E1)および第三のエラー報知(エラー表示E2)は、継続している。
同図(12)に示すタイミングは、第三のエラーフラグがオフとなったことに基づき、第三のエラー報知(エラー表示E2)が終了したタイミング(図232のタイミングr)である。このタイミングでは、第一のエラーフラグもオフとなっているが、第一のエラー報知(エラー表示E1)は、継続している。
同図(13)に示すタイミングは、第一のエラーフラグがオフ(図232のタイミングf)となったことに基づき、当該エラー解除のタイミングfから一定期間(例えば、33秒)経過した後に、第一のエラー報知(エラー表示E1)が終了したタイミングである。
<磁気(磁石)エラーに関連する信号等のタイミングチャートおよび演出表示の一例>
次に、主制御部300等に関する第二のエラー(磁気(磁石)検知エラー)が発生した場合について説明する。図234(a)は、主制御部300等に関する第二のエラー(磁気(磁石)検知エラー)に関連し、電源、電源投入状態(PW_WATCH)、送信周期T、第二のエラー(磁気検知エラー)フラグ、セキュリティ情報信号および第1副制御部400における第二のエラー(磁気検知エラー)の報知のタイミングチャートの一例であり、同図(b)は、同図(a)に対応した演出表示の一例を時系列に示す図である。
同図(a)を参照して、タイミングa、c、ζはそれぞれ、主制御部300におけるサブコマンドの送信周期Tの終了/開始のタイミングである。
電源投入状態(PW_WATCH信号がオン)で磁気検知信号がオフからオンに変化し、その状態が所定期間(例えば、10ms)継続した場合、主制御部300は磁気(磁石)検知エラー(第二のエラー)を検出する。これにより、ある送信周期Tのタイミングαにおいて磁気検知エラーフラグ(第二のエラーフラグ)およびセキュリティ情報信号はオンとなる。
そして、磁気検知エラーフラグおよびセキュリティ情報信号がオンになったことに基づき、即時に(例えば、当該同一の送信周期T内のタイミングβ)、磁気検知エラーのエラーコマンドが第1副制御部400に送信されて磁気検知エラー(第二のエラー)の報知が実行を開始する。このように、主制御部300等に関する第二のエラー(例えば、磁気検知エラー)の場合には、エラーが発生すると即時に第二のエラーの報知が開始される。
磁気検知エラーは、電源を再投入した場合に復帰(解除される)するエラーであり、タイミングγの直前のタイミングで電源が遮断され、主制御部300が電源遮断状態(PW_WATCH信号がオフ)を検出したタイミングγにおいて、磁気検知エラーフラグおよびセキュリティ情報信号がオフとなる。そして、磁気検知エラーフラグおよびセキュリティ情報信号がオフとなると即時に(タイミングδ)磁気検知エラーのエラー解除コマンドが第1副制御部400に送信されて、磁気検知エラーの報知が終了する。
磁気検知エラーの発生中は、図206に示す主制御部タイマ割り込み処理において、ステップS309の判定でYesとなり、ステップS311からステップS337の処理はスキップされる。つまり、磁気検知エラーは発生すると即時に当該磁気検知エラーの報知が開始され、また、タイマ更新処理(ステップS311)が実行されないため、セキュリティ情報信号はエラーフラグがオフになった後の所定期間(30秒、7500割込)がカウントされず、電断状態となるまで出力が継続する。
タイミングεにおいて、主制御部300が電源投入状態(PW_WATCH信号がオン)を検出すると、電源再投入後最初(1回目)のデバイス管理処理が開始されるタイミングζから、送信周期Tが再開する。なお、電源投入後の送信周期Tの開始タイミングは、電源再投入後1回目の主制御部タイマ割込処理から開始してもよいし、電源再投入後1回目の主制御部メイン処理において、主制御部タイマ割込処理の割込制限が終了した次の割込から開始してもよい。
同図(b)を参照して、同図(a)に対応した装飾図柄表示装置208における磁気検知エラーを報知する演出表示の一例を説明する。
同図(1)に示すタイミングは、図230(4)に示すタイミングと同様であるので、説明は省略する。
同図(2)に示すタイミングは、電源投入状態(PW_WATCH信号がオン)で磁気検知信号がオフからオンに変化し、その状態が所定期間(例えば、10ms)継続したことによって主制御部300が磁気(磁石)検知エラー(第二のエラー)を検出し、これに基づき磁気検知エラーフラグ(第二のエラーフラグ)およびセキュリティ情報信号がオンとなったタイミング(同図(a)のタイミングα)である。
磁気検知エラーフラグがオンとなると、主制御部300は、普通図柄表示装置210、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普通図柄保留ランプ216、第1特別図柄保留ランプ218および第2特別図柄保留ランプ220を全て消灯する(以下の実施例において、同様である)。
同図(3)に示すタイミングは、磁気検知エラーフラグがオンとなったことに基づき、即時に(同図(a)のタイミングβ)磁気検知エラー(第二のエラー)が報知を開始している状態である。磁気検知エラーの報知は、装飾図柄表示装置208の表示領域の全面において実行される。ここでは一例として、装飾図柄表示装置208の表示領域の全面をグレーの塗り潰しで表示すると共に、「磁石を検知しました」という文字を表示している。
同図(4)に示すタイミングは、電源遮断後のタイミング(同図(a)のタイミングδ)であり、同図(5)に示すタイミングは、電源再投入後のタイミング(同図(a)のタイミングε)であり、同図(6)のタイミングは、同図(a)のタイミングεからタイミングζの間のタイミングであり、同図(7)〜(9)は、同図(a)のタイミングζ以降のタイミングである。なお、同図(7)に示すタイミングは、磁気検知エラーが解除された状態である。磁気検知エラーの解除に伴い、主制御部300は、磁気検知エラーを検出したタイミングから消灯していた、普通図柄表示装置210、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普通図柄保留ランプ216、第1特別図柄保留ランプ218および第2特別図柄保留ランプ220を全て磁気検知エラーの検出前の状態に復帰させる。また、第四図柄表示手段2081(または、第四図柄表示手段2082)は点滅を開始させる(以下の実施例において、同様である)。
図235を参照して、主制御部300等に関する第一のエラー(磁界(電波)検知エラー)と第二のエラー(磁気(磁石)検知エラー)とが重複して発生した場合について説明する。
図235(a)は、主制御部300等に関する第一のエラー(磁界(電波)検知エラー)および第二のエラー(磁気(磁石)検知エラー)に関連し、送信周期T、第一のエラー(磁界検知エラー)フラグ、第一のエラー(磁界検知エラー)報知、第二のエラー(磁気検知エラー)フラグ、第二のエラー(磁気検知エラー)報知、およびセキュリティ情報信号のタイミングチャートの一例であり、同図(b)は、同図(a)に対応した演出表示の一例を時系列に示す図である。
同図(a)を参照して、タイミングa、cはそれぞれ、主制御部300におけるサブコマンドの送信周期Tの終了/開始のタイミングである。
ある送信周期Tの途中のタイミングbにおいて、磁界検知エラーフラグがオンとなると、同時にセキュリティ情報信号がオンとなる。そして、磁界検知エラーフラグがオンとなった後の(例えば、同一送信周期T内の)タイミングαにおいて磁気検知エラーフラグがオンとなると、即時に(タイミングβにおいて)磁界検知エラーのエラーコマンドが第1副制御部400に送信されて磁気検知エラーのエラー報知が実行を開始する。つまり、磁気検知エラーは、磁気検知エラーフラグがオンした後、次の送信周期Tを待たず即時に(例えば同一の送信周期T内で)報知を開始するが、磁界検知エラーは、磁界検知エラーがオンとなった送信周期Tの次の送信周期T(タイミングc後の送信周期T)で磁界検知エラーのエラーコマンドを第1副制御部400に送信し、その後磁界検知エラーのエラー報知が実行を開始する。
同図(b)を参照して、同図(a)に対応した装飾図柄表示装置208における磁界検知エラーおよび磁気検知エラーを報知する演出表示の一例を説明する。
同図(1)に示すタイミングは、図230(4)に示すタイミングと同様であるので、説明は省略する。
同図(2)に示すタイミングは、磁界検知エラーフラグがオンとなったタイミング(同図(a)のタイミングb)であり、同図(3)に示すタイミングは、磁気検知エラーフラグがオンとなったタイミング(同図(a)のタイミングα)である。
そして同図(4)に示すタイミングは、磁気検知エラーフラグがオンとなったことに基づき、即時に磁界検知エラーのエラーコマンドが第1副制御部400に送信されて磁気検知エラー(第二のエラー)が報知を開始している状態である(同図(a)のタイミングβ)。磁気検知エラーの報知は、装飾図柄表示装置208の表示領域の全面において実行される。ここでは一例として、装飾図柄表示装置208の表示領域の全面をグレーの塗り潰しで表示すると共に、「磁石を検知しました」という文字を表示している。
このように、磁界検知エラー(主制御部300等に関する第一のエラー)と磁気検知エラー(主制御部300等に関する第二のエラー)が重複して検知された場合、同図(b)(3)、(4)に示すタイミングでは磁界検知エラーフラグと磁気検知エラーフラグの両方がオンとなっているが、報知されるエラーは、磁気検知エラーのエラー報知(エラー表示E2)のみとなる。
図236を参照して、主制御部300等に関する第一のエラー(磁界(電波)検知エラー)と第二のエラー(磁気(磁石)検知エラー)とが重複して発生した場合の他の例について説明する。
図236(a)は、主制御部300等に関する第一のエラー(磁界(電波)検知エラー)および第二のエラー(磁気(磁石)検知エラー)に関連し、送信周期T、第一のエラー(磁界検知エラー)フラグ、第一のエラー(磁界検知エラー)報知、第二のエラー(磁気検知エラー)フラグ、第二のエラー(磁気検知エラー)報知、およびセキュリティ情報信号のタイミングチャートの他の一例であり、同図(b)は、同図(a)に対応した演出表示の他の一例を時系列に示す図である。
同図(a)を参照して、タイミングa、cはそれぞれ、主制御部300におけるサブコマンドの送信周期Tの終了/開始のタイミングである。
この例では、ある送信周期Tの途中のタイミングbにおいて、磁界検知エラーフラグがオンとなると、同時にセキュリティ情報信号がオンとなる。そして、磁界検知エラーフラグがオンとなった送信周期Tの次の送信周期Tのタイミングdにおいて、磁界検知エラーを報知するためのサブコマンドが主制御部300から第1副制御部400に送信され、磁界検知エラーのエラー報知(エラー表示E1)が開始する。
そして、磁界検知エラーのエラー報知(エラー表示E1)が開始された後のタイミングαにおいて、磁気検知エラーフラグがオンとなり、その後のタイミングβにおいて磁気検知エラーのエラー報知(エラー表示E2)が開始する。
同図(b)を参照して、同図(a)に対応した装飾図柄表示装置208における磁界検知エラーおよび磁気検知エラーを報知する演出表示の一例を説明する。
同図(1)に示すタイミングは、図230(4)に示すタイミングと同様であるので、説明は省略する。
同図(2)に示すタイミングは、磁界検知エラーフラグがオンとなったタイミング(同図(a)のタイミングb)であり、同図(3)に示すタイミングは、磁界検知エラーフラグがオンとなったことに基づき、磁界検知エラーのエラー報知(エラー表示E1)が開始されている状態((同図(a)のタイミングd)である。
そして、同図(4)に示すタイミングは、磁界検知エラーのエラー報知(エラー表示E1)が開始された後に、磁気検知エラーフラグがオンとなったタイミング(同図(a)のタイミングα)である。磁気検知エラーフラグがオンとなり、同図(5)に示すタイミングは、磁気検知エラーフラグがオンとなったことに基づき、磁気検知エラーのエラー報知(エラー表示E2)が開始されている状態((同図(a)のタイミングβ)である。
このように、磁界検知エラーのエラー報知(エラー表示E1)が開始された後に、磁気検知エラーフラグがオンとなった場合には、磁界検知エラーのエラー報知(エラー表示E1)を覆うように(磁界検知エラーのエラー報知(エラー表示E1)が非表示となるように)磁気検知エラーのエラー報知(エラー表示E2)を行う。
なお、同図(5´)に示すように、磁界検知エラーのエラー報知(エラー表示E1)が開始された後に、磁気検知エラーフラグがオンとなった場合には、磁界検知エラーのエラー報知(エラー表示E1)に重ねて(磁界検知エラーのエラー報知(エラー表示E1)も表示したまま)磁気検知エラーのエラー報知(エラー表示E2)を行う。この場合、同図(5´)に示すように磁界検知エラーのエラー報知(エラー表示E1)によって磁気検知エラーのエラー報知(エラー表示E2)の少なくとも一部を遊技者に視認困難にするようにしてもよいし、両者を遊技者に視認可能にするようにしてもよい。
<大入賞口入賞異常エラーに関連する信号等のタイミングチャートおよび演出表示の一例>
次に、主制御部300等に関するエラー(大入賞口入賞異常エラー)が発生した場合について説明する。以降の説明において、大入賞口入賞異常エラーとは、大入賞口入賞超過エラーをいう。大入賞口入賞超過エラーは、残存球検出時間の経過後(特電役作動間隔タイマが0の場合)に、入球数>排出数となった場合に発生し、入球数=排出数となった場合、あるいは電源再投入をした場合に復帰するエラーである。また、図237〜図239は例えば、図194に示すような遊技盤200を有するぱちんこ機100の一例であり、図243〜図247は、図200に示す遊技盤200を有するぱちんこ機(V入賞確変機)100の一例である。
図237は、大当り遊技中の例えば15ラウンド目に大入賞口入賞超過エラーが発生した場合の、特図の変動/停止の状態、役物連続作動装置および条件装置の作動/未作動の状態、大入賞口ソレノイドの駆動(開放)/停止(閉鎖)の状態、特別電動役物(特電役)の作動/未作動の状態、可変入賞口234に設けられた球検出センサ320(カウントスイッチSW)の有効/無効の状態、大入賞口入賞超過エラーフラグ、セキュリティ情報信号および第1副制御部400における大入賞口入賞超過エラー報知のタイミングチャートの一例である。
なお、この例では、大入賞口(アタッカー、可変入賞口234)が遊技盤200に1つだけ設けられている場合について、説明する。
タイミングAにおいて、特図表示装置(第1特図表示装置212および第2特図表示装置214のいずれか、以下同様)による図柄変動が停止し、例えば、15R確変大当りとなる図柄(例えば、「特図A」)が停止表示されると、特図表示確定タイマにより設定された期間が経過した後、タイミングBにおいて、条件装置及び役物連続作動装置が未作動状態から作動状態となる。ここで、役物連続作動装置とは、特別電動役物(この例では、可変入賞口234)を連続して作動させることができる特別の装置をいい、条件装置とは、その作動が役物連続作動装置の作動に必要な条件とされている装置で、特定の図柄の組合せが表示され、又は遊技球(役物連続作動装置が作動している時にその入口が開き、又は拡大した大入賞口に入賞したものを除く。)が大入賞口内の特定の領域を通過した場合に作動するものをいう。本実施形態では、役物連続作動装置も条件装置も作動が開始するタイミングと終了するタイミングが一致するので、同一のタイミングチャートにて表している。
すなわち、タイミングBで大当り遊技が開始される。そして、大当り開始演出が行われ、大当り開始演出が終了したタイミングCにおいて、大当り遊技1ラウンド目が開始され、特別電動役物が未作動状態から作動状態となる。そして、可変入賞口234は、1ラウンド目の開始から開放されるため、大入賞口ソレノイドもこのタイミングから駆動(開放)して可変入賞口234が開放状態となる。また、カウントスイッチSWは、特別電動役物が未作動状態から作動状態となるこのタイミングで無効状態から有効状態となる。これにより、可変入賞口234に入球した遊技球がカウントスイッチSWを通過したときにこれを有効に検出し、可変入賞口234へ有効に入賞したものと取り扱うことができるようになる。なお、カウントスイッチSWは、ラウンドが開始して最初に可変入賞口234が開放状態となるタイミングで無効状態から有効状態になるようにしてもよい。
その後、可変入賞口234への上述した最大入賞数の遊技球の入賞、又は、設定された特電役作動データ(例えば、「特図A」で大当りした場合の1ラウンド目に設定される「特電役作動データ1」)によって設定される開放タイマが経過すると、タイミングDにおいて大入賞口ソレノイドが駆動を停止(閉鎖)して可変入賞口234が閉鎖状態となる。このとき、特電役作動間隔タイマが設定されるとともに、可変入賞口234に係る特電役入賞検出タイマに所定時間(例えば、3秒)が設定される。なお、特別電動役物は、可変入賞口234が閉鎖状態となった後も、当該ラウンドが終了するまで、すなわち、特電役作動間隔タイマによって設定された期間が経過するまでは作動状態が継続する。そして、特電役作動間隔タイマによって設定された期間が経過したタイミングEにおいて、特別電動役物が作動状態から未作動状態となり、1ラウンド目が終了する。
1ラウンド目が終了すると(特別電動役物が作動状態から未作動状態になると)、特電役作動遅延タイマによって設定された期間の経過後のタイミングFにおいて再び特別電動役物が未作動状態から作動状態となり、2ラウンド目が開始され、大入賞口ソレノイドもこのタイミングにおいて駆動して可変入賞口234が開放状態となる。また、カウントスイッチSWは、特別電動役物が作動状態となるタイミングで無効状態から有効状態となる。以降、最終ラウンドの1つ前のラウンドである14ラウンドが終了するまで、上述した動作が繰り返し行われる。
この例において、14ラウンド目の途中において主制御部300が大入賞口入賞超過エラーを検出したとする。本実施形態では、この場合であっても、可変入賞口234の開放中は、大入賞口入賞超過エラーフラグはオンにならない。14ラウンド目では、可変入賞口234への上述した最大入賞数の遊技球の入賞、又は、設定された特電役作動データ(例えば、「特図A」で大当りした場合の14ラウンド目に設定される「特電役作動データ1」)によって設定される開放タイマが経過すると、タイミングGにおいて大入賞口ソレノイドが駆動を停止(閉鎖)し、可変入賞口234が閉鎖状態となる。このとき、特電役作動間隔タイマが設定されるとともに、可変入賞口234に係る特電役入賞検出タイマに所定時間(例えば、3秒)が設定される。そして、特電役作動間隔タイマによって設定された期間が経過したタイミングHにおいて、特別電動役物が作動状態から未作動状態となり、15ラウンド目が終了する。そして、このタイミングHにおいて、大入賞口入賞超過エラーフラグをオンにする。また同じタイミングHでセキュリティ情報信号がオンとなり、タイミングIにおいて主制御部300から第1副制御部400にエラー報知のサブコマンドが送信され、第1副制御部400による大入賞口入賞超過エラーの報知が開始する。
このように、本実施形態では、大当り遊技中(可変入賞口の開放中)に大入賞口入賞超過エラーを検知した場合であっても、即時に大入賞口入賞超過エラーフラグをオンにせず、当該ラウンドの終了時、より詳細には、特電役作動間隔タイマによって設定された期間が経過して特別電動役物が作動状態から未作動状態となったタイミング(同図のタイミングH)で、大入賞口入賞超過エラーフラグがオンに設定される。
14ラウンド目が終了すると、所定期間の経過後のタイミングJにおいて15ラウンド目が開始され、再び特別電動役物が未作動状態から作動状態となり、大入賞口ソレノイドもこのタイミングにおいて駆動して可変入賞口234が開放状態となる。また、カウントスイッチSWは、特別電動役物が作動状態となるタイミングで無効状態から有効状態となる。
その後、可変入賞口234への上述した最大入賞数の遊技球の入賞、又は、設定された特電役作動データによって設定される開放タイマが経過すると、タイミングKにおいて大入賞口ソレノイドの駆動が停止して可変入賞口234が閉鎖状態となる。このとき、上述した特電役作動間隔タイマが設定されるとともに、可変入賞口234に係る特電役入賞検出タイマに所定時間(例えば、3秒)が設定される。そして、特別電動役物は、可変入賞口234が閉鎖状態となった後も、ラウンドが終了するまで、すなわち、特電役作動間隔タイマによって設定された期間が経過するまで作動状態となっている。
特電役作動間隔タイマによって設定された期間が経過したタイミングLにおいて、特別電動役物が作動状態から未作動状態になり、カウントスイッチSWも有効から無効となった15ラウンド目が終了する。その後、特電役作動遅延タイマにより設定された期間が経過すると、大当り終了演出が開始され、当り終了表示タイマにより設定された期間が経過するまでこの大当り終了演出が行われる。
大当り終了演出が終了するタイミングMにおいて、役物連続作動装置及び条件装置が作動状態から未作動状態となり、大当り遊技が終了する。
大当り遊技が終了すると、一般的にはタイミングQ(大当り遊技終了のタイミングMから1割込後のタイミング)から、保留されている特図(特図1または特図2)の図柄変動が開始される。しかし、この例では、このタイミングにおいて大入賞口入賞超過エラーは解消されておらず(大入賞口入賞超過エラーフラグがオンの状態であるため)、第1副制御部400による大入賞口入賞超過エラーの報知が継続しており、保留されている特図(特図1または特図2)の図柄変動は待機状態となる。
そして、タイミングNにおいて、大入賞口入賞超過エラーフラグがオフとなり、大入賞口入賞超過エラーが解消されると、1割込後のタイミングOにおいて、保留されている特図(特図1または特図2)の図柄変動が開始される。そして、タイミングPにおいて、大入賞口入賞超過エラーのエラー解除コマンドが主制御部300から第1副制御部400に送信され、エラー解除(タイミングN)から一定期間(例えば、33秒)経過後に、第1副制御部400による大入賞口入賞超過エラーのエラー報知が終了する。
このように、本実施形態では、大当り遊技の途中で大入賞口入賞超過エラーが発生した場合には、エラーが発生したラウンドの終了時に大入賞口入賞超過エラーの表示(エラー表示E3)を行う。そして、所定のラウンド回数の大当り遊技が終了した場合であっても、大入賞口入賞超過エラーが発生している場合(大入賞口入賞超過エラーフラグがオンの状態であり、大入賞口入賞超過エラーが解消されていない場合)には、エラー表示E3を継続し、保留されている特図(特図1または特図2)があっても、その図柄変動が開始されず、待機状態とする。そして、大入賞口入賞超過エラーフラグがオフとなり、大入賞口入賞超過エラーが解消されると、次の割込で、保留されている特図(特図1または特図2)の図柄変動が開始される。エラー表示E3は、エラー解除(タイミングN)から一定期間(例えば、33秒)経過するまで、表示が継続される。
図238は、図237に示したタイミングチャートに対応して装飾図柄表示装置208において大入賞口入賞超過エラーを報知する演出表示の一例を時系列に示した図である。
同図(1)に示すタイミングは、特図表示装置(第1特図表示装置212および第2特図表示装置214のいずれか、以下同様)による図柄変動が停止し、例えば、15R確変大当りとなる図柄が停止表示され、装飾図柄表示装置208の表示領域において、この例では「確変大当り」の文字を表示して大当り遊技を開始している状態(図237のタイミングB)である。また、同図(2)に示すタイミングは、大当り開始演出(この例では、遊技者に右打ちであることを報知する「右打ちだ!」の文字の表示)が行われている状態である。
同図(3)に示すタイミングは、大当り開始演出が終了し、大当り遊技の1ラウンド目が開始された状態(図237のタイミングC)であり、特別電動役物が未作動状態から作動状態となる。そして、可変入賞口234は、1ラウンド目の開始から開放されるため、大入賞口ソレノイドもこのタイミングから駆動(開放)して可変入賞口234が開放状態となる。また、カウントスイッチSWは、特別電動役物が未作動状態から作動状態となるこのタイミングで無効状態から有効状態となる。また、装飾図柄表示装置208の表示領域では、大当り遊技の1ラウンド目のラウンド演出が実行されている。
同図(4)に示すタイミングは、最終ラウンドの1ラウンド前である14ラウンド目が開始した状態であり、装飾図柄表示装置208の表示領域において、14ラウンド目のラウンド演出が実行されている。
同図(5)に示すタイミングは、14ラウンド目が終了した(特別電動役物が作動状態から未作動状態となった)状態(図237のタイミングH)である。また、この例では、同図(4)から同図(5)までの期間において、主制御部300が大入賞口入賞超過エラーを検出している。しかし、上述したように本実施形態では、可変入賞口の開放中に主制御部300が大入賞口入賞超過エラーを検出した場合であっても、即時に大入賞口入賞超過エラーフラグをオンにせず、当該ラウンドの終了時、すなわち同図(5)に示すタイミング((図237のタイミングH)において、大入賞口入賞超過エラーフラグをオンにする。
同図(6)に示すタイミングは、主制御部300から第1副制御部400にエラー報知のサブコマンドが送信され、第1副制御部400による大入賞口入賞超過エラーの報知(この例では、「大入賞口入賞超過エラー」という文字によるエラー表示E3が開始されている状態(図237のタイミングI)である。なお、エラー表示E3は、装飾図柄表示装置208の表示領域におけるラウンド演出に重ねて(その前面に)表示される。
同図(7)に示すタイミングは、15ラウンド目が開始され、再び特別電動役物が未作動状態から作動状態となり、大入賞口ソレノイドもこのタイミングにおいて駆動して可変入賞口234が開放状態となり、カウントスイッチSWが、無効状態から有効状態となったタイミング(図237のタイミングJ)である。大入賞口入賞超過エラーは解消されておらず、装飾図柄表示装置208の表示領域においてラウンド演出と、これに重ねて大入賞口入賞超過エラーのエラー表示E3が継続している。
同図(8)は、大入賞口ソレノイドの駆動が停止して可変入賞口234が閉鎖状態となったタイミング(図237のタイミングK)であり、同図(9)は、特電役作動間隔タイマによって設定された期間が経過し、特別電動役物が作動状態から未作動状態になり、カウントスイッチSWも有効から無効となって15ラウンド目が終了した状態(図237のタイミングL)である。これらの期間においても、大入賞口入賞超過エラーは解消されておらず、装飾図柄表示装置208の表示領域においてラウンド演出と、これに重ねて大入賞口入賞超過エラーのエラー表示E3が継続している。
同図(10)に示すタイミングは、15ラウンド目が終了し、特電役作動遅延タイマにより設定された期間が経過して、大当り終了演出が開始された状態である。大当り終了演出はこの例では、装飾図柄表示装置208の表示領域において、確変状態に移行したことを示唆する表示(この例では「確変突入」)やプリペイドカードの取り忘れの注意喚起の報知(この例では、「プリペイドカードの取り忘れにご注意ください。」などの文字の表示)を含んでいる。また、このタイミングにおいても、大入賞口入賞超過エラーは解消されておらず、装飾図柄表示装置208の表示領域において大当り終了演出に重ねて大入賞口入賞超過エラーのエラー表示E3が継続している。大当り終了演出は、当り終了表示タイマにより設定された期間が経過するまで継続して行われる。なお、同図(10)に示す大当り終了演出において右打ち状態であること報知する右打ち報知(「右打ち」の文字と右矢印)は表示されていなくてもよい(以降の実施例においても同様である)。
同図(11)に示すタイミングは、当り終了表示タイマにより設定された期間が経過し、大当り終了演出が終了したタイミングである。この例では、このタイミングにおいて大入賞口入賞超過エラーは解消されておらず(大入賞口入賞超過エラーフラグがオンの状態であるため)、第1副制御部400による大入賞口入賞超過エラーの報知(エラー表示E3)が継続しており、保留されている特図(特図1または特図2)の図柄変動は待機状態となっている(主制御部300は、図柄変動制御を行っていない)。このため、大当たり終了演出の終了後は、装飾図柄表示装置208の表示領域において、デモ画面(図柄デモ、メーカーロゴなど)が表示されている。
同図(12)に示すタイミングは、役物連続作動装置及び条件装置が作動状態から未作動状態となり、大当り遊技が終了した状態(図237のタイミングM)である。このタイミングにおいても大入賞口入賞超過エラーは解消されておらず、第1副制御部400による大入賞口入賞超過エラーの報知が継続しており、保留されている特図(特図1または特図2)の図柄変動は待機状態となっているため、装飾図柄表示装置208の表示領域において、ロゴ(メーカーロゴ)画面(またはデモ画面等)が表示されている。
同図(13)に示すタイミングは、大入賞口入賞超過エラーフラグがオフとなり、大入賞口入賞超過エラーが解消されたタイミング(図237のタイミングN)である。また、同図(14)に示すタイミングは、大入賞口入賞超過エラーフラグがオフとなったタイミングの1割込後のタイミング(図237のタイミングO)であり、保留されている特図(例えば、特図1)の図柄変動が開始された状態である。このタイミングでは、大入賞口入賞超過エラーのエラー解除コマンドが主制御部300から第1副制御部400に送信されていないため、引き続きロゴ画面と、大入賞口入賞超過エラーのエラー表示E3が表示を継続している。なお、本例では、図柄変動が開始された状態においてロゴ画面が表示された状態であるが、装飾図柄の停止表示が表示された状態で図柄変動が開始されるように構成されていてもよい。
同図(15)に示すタイミングは、保留されている特図(例えば、特図1)の図柄変動の開始に伴い、(ロゴ表示に替えて)装飾図柄表示装置208の表示領域(図柄表示領域208a〜208c)において装飾図柄の停止表示が表示されている。なお、この例では、図柄デモは、前回の大当りの図柄組合せ(例えば、「装飾7−装飾7−装飾7」)の装飾図柄の停止表示と同じ表示を行っている。本実施形態では、同図(15)に示すように図柄デモを表示する場合には、図柄デモに替えて、装飾図柄の停止表示(例えば、前回の大当りの図柄組合せ(例えば、「装飾7−装飾7−装飾7」))を行っても良く、これは以下の実施例においても同様である。
また、装飾図柄の停止表示の状態が、第一のエラー(例えば、大入賞口入賞超過エラー)が発生している状態と当該エラーが発生していない状態(デモ中および/または図柄停止中)とで同じであってもよいし、異なるものであってもよい。例えば、第一のエラーが発生中の装飾図柄の停止表示の状態が静止画で、第一のエラーが発生していない状態の装飾図柄の停止表示の状態がアニメーションであってもよい。また、装飾図柄表示が「キャラクタ等の画像」と「数字または文字」から構成されている場合、第一のエラーが発生中の装飾図柄の停止表示の状態が「キャラクタ等の画像」と「数字または文字の画像」から構成され、第一のエラーが発生していない状態の装飾図柄の停止表示の状態が「キャラクタ等の画像」から構成されていてもよい。ここで「キャラクタ等の画像」や「数字または文字の画像」は、動画像であってもよく、静止画像であってもよい。また、デモ中と図柄停止中とでは、装飾図柄の停止表示の状態が異なってもよい。例えば、デモ中は装飾図柄の一部または全部がアニメーションを行い、図柄停止中は装飾図柄が静止画で表示されていてもよく、その逆であってもよい。ここで、第一のエラー中の装飾図柄の停止表示の態様が図柄停止中と同じであるが、デモ中と同じであってもよい。
また、第一のエラー(例えば、大入賞口入賞超過エラー)中は、装飾図柄が停止表示と同じ表示(装飾図柄が停止している)であってもよい。
また、第一のエラー(例えば、大入賞口入賞超過エラー)中は、装飾図柄が停止表示と異なる表示であってもよく、例えば、図柄デモ中の装飾図柄がアニメーションをしているような表示と同じであったり、第一のエラー(例えば、大入賞口入賞超過エラー)専用の装飾図柄表示パターンであってもよい。
同図(16)に示すタイミングは、大入賞口入賞超過エラーのエラー解除コマンドが主制御部300から第1副制御部400に送信され、エラー解除(タイミングN)から一定期間(例えば、33秒)経過後に、第1副制御部400による大入賞口入賞超過エラーのエラー報知が終了した状態(図237のタイミングP)である。装飾図柄表示装置208の表示領域(図柄表示領域208a〜208c)では装飾図柄の停止表示が表示されている。そして、このタイミング以降、装飾図柄表示装置208の表示領域(図柄表示領域208a〜208c)において、装飾図柄の変動表示が開始される。なお、同図(15)または同図(16)に示すタイミングから、装飾図柄表示装置208の表示領域(図柄表示領域208a〜208c)において、装飾図柄の変動表示が開始されるようにしてもよい。
このように、本実施形態では、大当り遊技の途中で大入賞口入賞超過エラーが発生した場合には、エラーが発生したラウンドの終了時に大入賞口入賞超過エラーの表示(エラー表示E3)を行う。そして、所定のラウンド回数の大当り遊技が終了した場合であっても、大入賞口入賞超過エラーが発生している場合(大入賞口入賞超過エラーフラグがオンの状態であり、大入賞口入賞超過エラーが解消されていない場合)には、エラー表示E3を継続し、保留されている特図(特図1または特図2)があっても、その図柄変動を待機する。そして、次の図柄変動を待機している期間に大当り終了演出が終了すると、ロゴ画面やデモ画面などを表示し、そのまま表示が停止する。大入賞口入賞超過エラーフラグがオフとなり、大入賞口入賞超過エラーが解消されると、次の割込で、保留されている特図(特図1または特図2)の図柄変動が開始される。エラー表示E3は、エラー解除(タイミングN)から一定期間(例えば、33秒)経過するまで、表示が継続される。
なお、仮に通常大当り用の装飾図柄の図柄組合せが揃った場合、大入賞口入賞超過エラーフラグがオンの期間中も、大当りラウンド中に確変昇格演出を行っても良い。
図239は、図238の演出表示の変形例を示す図である。図239(9a)〜同図(16a)は、それぞれ図238(9)〜同図(16)に対応する変形例である。
図239(9a)に示すタイミングは、15ラウンド目が終了した状態であり(図237のタイミングL)、ラウンド演出に重ねて大入賞口入賞超過エラーの報知(エラー表示E3)が行われている。また、同図(10a)は大当り終了演出が開始された状態であり、大当り終了演出に重ねて大入賞口入賞超過エラーの報知(エラー表示E3)が行われている。同図(10a)に示すように、大当り終了演出では、プリペイドカードの取り忘れの注意喚起の報知(例えば、「プリペイドカードの取り忘れにご注意ください。」などの文字の表示)を行わなくても良い。なお、初回大当りの大当り終了演出でプリペイドカードの取り忘れの注意喚起の報知を行い、2連荘目以降の大当りの大当り終了演出ではプリペイドカードの取り忘れの注意喚起の報知を行わないようにしてもよい。また、大当り終了演出でプリペイドカードの取り忘れの注意喚起の報知を行わず、大当り終了後、最初の図柄変動表示が開始された後にプリペイドカードの取り忘れの注意喚起の報知を行うようにしてもよい。なお、注意喚起の報知はプリペイドカードの取り忘れに限らず、他の注意喚起の報知(例えば、打ち方報知(右打ち、左打ち)など)であってもよい。
同図(11a)に示すタイミングは、大当り終了演出が終了した状態である。同図(11)に示すように、大当り終了演出後であっても大入賞口入賞超過エラーは解消されておらず、大入賞口入賞超過エラーの報知(エラー表示E3)が継続しており、保留されている特図(特図1または特図2)の図柄変動は待機状態となっている場合に、装飾図柄表示装置208の表示領域において保留内連荘を示唆する先読み予告(この例では、キャラクタ(殿)の表示と、「大盤振舞じゃ!」という文字の表示)を実行してもよい。ここで、本実施形態における「保留内連荘」とは、特図先読み処理の結果、現時点で保留されている特図変動遊技に対する先読み結果に大当りがある場合をいう。
なお、先読み予告が第一のエラー(例えば、大入賞口入賞超過エラー)が発生している状態と当該エラーが発生していない状態とで同じであってもよいし、異なるものであってもよい。
また、先読み予告が先読み対象となる変動まで表示されている場合において、先読み予告のアニメーションを行なわず、静止画的に先読み予告を行うものであってもよい。この場合の先読み予告は、高確率状態における先読み演出抽選によって選ばれた予告であってもよいが、低確率状態における先読み演出抽選によって選ばれた予告であってもよい。ここで、高確率状態、低確率状態は特図ステータスの状態に対応するが、特図ステータスが高確率状態であっても、第一のエラー(例えば、大入賞口入賞超過エラー)が解除され図柄の変動が開始するまでは低確率状態における先読み演出抽選が行われるようにしてもよい。
同図(12a)に示すタイミングは、大当り遊技が終了した状態(図237のタイミングM)である。このタイミングにおいても大入賞口入賞超過エラーは解消されておらず、第1副制御部400による大入賞口入賞超過エラーの報知(エラー表示E3)が継続しており、保留されている特図(特図1または特図2)の図柄変動は待機状態となっているため、装飾図柄表示装置208の表示領域において、保留内連荘を示唆する先読み予告が継続して表示されている。
同図(15a)に示すタイミングは、保留されている特図(例えば、特図1)の図柄変動の開始に伴い、装飾図柄表示装置208の表示領域(図柄表示領域208a〜208c)において大入賞口入賞超過エラーの報知(エラー表示E3)の背後で図柄デモ(この例では、前回の大当りの図柄組合せ(例えば、「装飾7−装飾7−装飾7」)の装飾図柄の停止表示)が行われている状態である。この場合、同図(15a)に示すように、装飾図柄表示装置208の表示領域において保留アイコンPIを表示してもよい。
同図(16a)に示すタイミングは、大入賞口入賞超過エラーのエラー解除に伴い、第1副制御部400による大入賞口入賞超過エラーのエラー報知が終了した状態(図237のタイミングP)であり、装飾図柄表示装置208の表示領域(図柄表示領域208a〜208c)において装飾図柄の変動表示が開始している。
この例においても、同図(9a)から同図(15a)に示す期間(大入賞口入賞超過エラーが解除されていない期間)、大入賞口入賞超過エラーのエラー表示E3は表示を継続している。
図239(12b)〜同図(b3−1α)は、図238(12)以降の変形例である。図239(12b)に示すタイミングは、図238(12)に示すタイミングと同様であり、大当り遊技が終了した状態(図237のタイミングM)である。
図239(b1)は、同図(12b)に続く状態である。このタイミングにおいても大入賞口入賞超過エラーは解消されておらず、第1副制御部400による大入賞口入賞超過エラーの報知(エラー表示E3)が継続しており、保留されている特図(特図1または特図2)の図柄変動は待機状態となっているため、装飾図柄表示装置208の表示領域において、ロゴ画面が表示され、そのまま表示が停止している。そして、図239(b1)に示すように、ロゴ画面に加えて、装飾図柄表示装置208の表示領域において、一斉演出を示す演出(この例では、「姫LIVE開催中というテロップ画像(アニメーション)(カットイン画像であってもよい)や、「一斉演出まで○秒」というカウントダウン表示(アニメーション)など)が表示されてもよい。
図239(b1´)は、同図(12b)に続く状態である。このタイミングにおいても大入賞口入賞超過エラーは解消されておらず、第1副制御部400による大入賞口入賞超過エラーの報知(エラー表示E3)が継続しており、保留されている特図(特図1または特図2)の図柄変動は待機状態となっているため、装飾図柄表示装置208の表示領域において、ロゴ画面が表示されている。そして、図239(b1´)に示すように、ロゴ画面に加えて、装飾図柄表示装置208の表示領域において、一斉演出を示す演出(この例では、キャラクタ(姫)のワイプ画像(アニメーション)や、「一斉演出まで○秒」というカウントダウン表示(アニメーション)など)が表示されてもよい。
図239(b2−1)は、同図(12b)に続く状態であり、図239(b2−2)は図239(b2−1)に続く状態である。図239(b2−1)、(b2−2)に示すように、大入賞口入賞超過エラーの報知(エラー表示E3)とロゴ画面に加えて、装飾図柄表示装置208の表示領域において、ユーザ設定画面(この例では、音量設定画面)が表示されてもよい。ここでは、図239(b2−1)において「2」であった音量(ユーザ設定値)を、同図(b2−2)において「3」に変更している状態を示している。なお、両図に示すように、ユーザによる音量設定(ユーザ設定値)の変更は可能であるが、実設定値は「5」のままである。なお、ユーザ設定値の変更に伴い、実設定値が変更されても良い。また、この例では、音量設定画面を例に示したが輝度設定画面であってもよい。なお、本例では、音量設定画面は左キーを操作すると音量を低くする調整を行えて、右キーの操作で音量が高くする調整が行えるように構成され、他のキー(上キー、下キー、チャンスボタン、決定ボタン)の操作では音量調整ができないようになっているが、音量調整画面において左キーまたは下キーの操作で音量を低くする調整が行えて、右キーまたは上キーの操作で音量を高くする調整が行えるように構成されていてもよい。
図239(b3−1)は、同図(12b)に続く状態である。図239(b3−1)に示すように、大入賞口入賞超過エラーの報知(エラー表示E3)とロゴ画面(図柄デモ画面)に加えて(すなわちデモ状態において)、図柄表示装置208の表示領域において音量設定や輝度設定等の設定変更アイコンおよびメニュー表示が表示されてもよい
図239(b3−2)、(b3−3)は、図239(b3−1)に続く状態であり、大入賞口入賞超過エラーの報知(エラー表示E3)と図柄デモ画面が表示されて所定時間が経過した後は、図柄デモ画面がアニメデモ画面に変更(図柄デモ状態がアニメデモ状態に変更)され(図239(b3−2))、更に所定時間が経過した後は、アニメデモ画面が図柄デモ画面に変更(アニメデモ状態が図柄デモ状態に変更)され(図239(b3−3))てもよい。この場合も、大入賞口入賞超過エラーが解除されていない場合は、大入賞口入賞超過エラーの報知(エラー表示E3)が継続する。
また、図239(b3−3´)は、図239(b3−2)に続く状態であり、大入賞口入賞超過エラーの報知(エラー表示E3)とアニメデモ画面が表示され(図239(b3−2))、所定時間が経過した後は、アニメデモ画面に替えて図柄デモ(装飾図柄の停止表示)が行われても良い(図239(b3−3´))。この場合も、大入賞口入賞超過エラーが解除されていない場合は、大入賞口入賞超過エラーの報知(エラー表示E3)が継続する。なお、この例では、音量設定や輝度設定等の設定変更アイコンおよびメニュー表示(実機カスタマイズメニューが表示可能であることを示す表示)を表示しているが、電サポ中は、音量設定や輝度設定等の設定変更アイコンおよびメニュー表示が表示されないようにしても良い。
また、図239(b3−1α)は、図239(b3−1)に続く状態であり、図239(b3−1)の状態においてメニュー表示に基づき操作手段を操作した場合、図239(b3−1α)に示すように実機カスタマイズメニューが表示されてもよいし、実機カスタマイズメニューが表示されなくてもよい。また、音量設定や輝度設定等の設定変更アイコンに基づき操作手段を操作した場合、図239(b2−1)に示すように音量設定画面や輝度設定画面が表示されるようにされていてもよいが、音量設定画面や輝度設定画面が表示されなくてもよい。また、1回の操作手段の操作で音量設定画面と輝度設定画面の両方が表示されるように構成されていてもよいし、対応する操作手段の操作があった場合のみ(例えば、音量設定画面は右キーまたは左キー、光量設定画面は上キーまたは下キー)、音量設定画面または輝度設定画面が表示されるように構成されていてもよい。
図240は、図238および図239に示す大入賞口入賞超過エラーの報知(エラー表示E3)期間中の演出表示の変形例を示す図である。図240(b3−2α)は、図239(b3−2)に続く状態であり、大入賞口入賞超過エラーの報知(エラー表示E3)とアニメデモ画面が表示されている場合、演出可動体224が動作をしても良い。この場合の演出可動体224は、同図に示すように多段階で可動範囲の全体を動くようにしてもよい。また、演出可動体224は、多段階で可動範囲の一部を動くようにしてもよいし、連続して(スムーズに)可動範囲の全体または一部を動くようにしてもよい。また、この例では、アニメデモ画面を表示しているが、図柄デモ画面を表示している場合に演出可動体224が動作をするようにしてもよい。
図240(b3−1β)は、図239(b3−1)に続く状態であり、大入賞口入賞超過エラーの報知(エラー表示E3)と図柄デモ画面が表示されている場合にチャンスボタン136を操作すると、裏ボタン操作による演出(ここでは、キャラクタ(ハニ)が装飾図柄表示装置208の表示領域の一方から登場するアニメーション)が実行されても良い。
図240(b4−1)、(b4−2)は、図239(12b)に続く状態であり、大入賞口入賞超過エラーの報知(エラー表示E3)と図柄デモ画面が表示されている場合、普図の演出(例えば、電チューのロング開放を期待させる演出(この例では、あみだくじ画像の表示(図240(b4−1))およびその当否判定結果(図240(b4−2)))を行っても良い。すなわち、大入賞口入賞超過エラーが解除されていない状態で待機させるのは、特図の変動遊技のみであり、普図の入賞およびそれに伴う普図の変動遊技(装飾図柄表示装置208やランプ(LED)による装飾図柄変動表示)は待機せず、実行されてもよい。
なお、普図の演出(例えば、上記のあみだくじ画像)は、普図低確状態でのみ行われる演出であり、普図高確状態では表示されないが、普図高確状態でも表示するようにしてもよい。
なお、普図の変動遊技は、第一のエラー(例えば、大入賞口入賞超過エラー)発生の有無にかかわらず行われても良いが、第一のエラー(例えば、大入賞口入賞超過エラー)中は行わないようにしてもよい。
図240(b4−1´)は同図(b4−1)の変形例であり、電チューのロング開放を期待させる演出(この例では、あみだくじ画像の表示)において、当否判定に係る予告や先読み予告(この例では「熱」の文字など)を表示してもよい。なお、この状態において、増加した保留についての先読み予告を行っても良い。
図240(12c)は図238(12)の変形例であり、大当り遊技終了演出後は、ロゴ画面を表示せず、大入賞口入賞超過エラーの報知(エラー表示E3)と大当り遊技終了演出の表示が継続されてもよい。また、このタイミング(図237のタイミングM)において、右打ち報知は表示を終了していても良い。
図240(10d)〜図240(12d)は、大当り遊技終了演出後(図237のタイミングM)に対応する図238(10)〜(12)の変形例であり、大当り遊技終了演出後のタイミング(図237のタイミングM)では、その後に開始される確変モードをユーザが選択できる演出が実行されてもよい。例えば、図240(10d)に示すように、装飾図柄表示装置208の表示領域において、殿モードと姫モードを示す画像と、操作ボタン(例えば、チャンスボタン136)の操作を促す操作手段画像BG(この例では、チャンスボタン136を模した画像)および操作ボタンの受付期間の経過時間(有効期間)を報知する経過時間報知画像(メータ表示)TGなどが表示され、殿モードを選択した場合には殿モードに突入したことを報知する画像を表示し(同図(d1))、当該表示が継続するようにしてもよい(同図(12d))。なお、この期間中、大入賞口入賞超過エラーの報知(エラー表示E3)も継続している。また、同図(12d)に示すタイミングで、プリペイドカードの取り忘れの注意喚起の報知(この例では「プリペイドカードの取り忘れにご注意ください。」の文字の表示)を行っても良いし、当該注意喚起の報知を行わなくても良い。
図240(15e)〜図240(16e)は、図238(15)〜図238(16)に対応する変形例である。大入賞口入賞超過エラーが解除された後(大入賞口入賞超過エラーフラグがオフとなった後)は、保留されている特図(例えば、特図1)の図柄変動の開始に伴い、装飾図柄表示装置208の表示領域(図柄表示領域208a〜208c)において大入賞口入賞超過エラーの報知(エラー表示E3)の背後で、図柄デモ(この例では、前回の大当りの図柄組合せ(例えば、「装飾7−装飾7−装飾7」)の装飾図柄の停止表示)が行われ(図240(15e))、図柄表示領域208a〜208cにおいて当該変動の装飾図柄の変動表示が開始された場合に、大入賞口入賞超過エラーの報知(エラー表示E3)および装飾図柄の変動表示に重ねて右打ち報知(この例では「右打ち→」の文字を大きく表示してもよい(図240(e1))。当該右打ち報知は、例えば、初回大当り時などに表示するものであってもよい。そして、大入賞口入賞超過エラーのエラー解除コマンドが主制御部300から第1副制御部400に送信され、エラー解除(タイミングN)から一定期間(例えば、33秒)経過後に、第1副制御部400による大入賞口入賞超過エラーのエラー報知は終了するが、装飾図柄の変動表示と右打ち報知は継続して表示される(図240(16e))。なお、大入賞口入賞超過エラーのエラー解除時も右打ち報知を表示してもよいが、エラー解除後は、右打ち報知を表示しないようにしてもよい。
図241は、図238(10)〜図238(14)に対応する大入賞口入賞超過エラーの報知(エラー表示E3)期間中の演出表示の変形例を示す図である。図241(10f)および同図(11f)は、はそれぞれ、図238(10)及び図238(11)と同様であるので説明は省略する。
図241(12f)から図241(14f)は、図238(12)から図238(14)に対応するタイミングである。まず、図241(12f)に示すように、大当り遊技が終了したタイミング(図237のタイミングM)において、大入賞口入賞超過エラーの報知(エラー表示E3)と図柄デモ(前回の大当りの図柄組合せ(例えば、「装飾7−装飾7−装飾7」)の装飾図柄の停止表示)を行っても良い。
また、図241(f1−1)、(f1−2)は、図241(12f)に続く状態であり、大当り遊技が終了したタイミング(図237のタイミングM)以降において、保留されている特図(例えば、特図1)の図柄変動が開始されてもよい。この場合、図柄デモは継続するが、保留が増加した場合には、保留アイコンPI(保留アイコンの増加アニメーション)を表示するようにしてもよい。この場合、保留アイコンの増加アニメ−ションが第一のエラー(例えば、大入賞口入賞超過エラー)が発生している状態と、当該エラーが発生していない状態とで同じでもよいし、異なっていても良い。
また、第一のエラー(例えば、大入賞口入賞超過エラー)が発生している状態の時、保留アイコンの増加アニメーションを行わないようにしてもよい。
また、特図1と特図2とで保留が同時に増加した場合、保留アイコンの増加アニメーションは、同時並行に行われてもよく、先に消化される保留に対応するアイコンの表示が開始された後に後に消化される保留アイコンの表示が開始されてもよい。また、特図2(または特図1)の保留を優先的に消化する機種(以下、優先消化機という。)の場合において、優先的に消化されない特図に対応する保留がある場合に、電サポ中において優先的に消化される特図に対応する保留(特図2優先消化機の場合は、特図2に対応する保留)の保留アイコンのみを表示するように構成されていてもよいし、優先的に消化されない保留も表示されるように構成されていてもよい。また、特図2(または特図1)優先消化機の場合において、優先的に消化されない特図に対応する保留がある場合に、通常中(特図低確普図低確)に優先的に消化される特図(特図2優先消化機の場合は、特図2に対応する保留)に対応する保留の保留アイコンと優先的に消化されない特図(特図2優先消化機の場合は、特図1に対応する保留)の両方を表示してもよいが、優先的に消化される特図に対応する保留の保留アイコンを表示しないように構成されていてもよい。なお、特図種別を問わず入賞した順番で保留を消化する機種(以下、入賞順消化機という。)である場合、特図種別を問わず全ての保留に対応する保留アイコンが表示されていてもよい。また、電サポ中(確変および/または時短)に全ての保留に対応する保留アイコンが表示されないように構成されていてもよい。
図241(13f)に示すタイミングは、大入賞口入賞超過エラーフラグがオフとなり、大入賞口入賞超過エラーが解消されたタイミング(図237のタイミングN)である。また、同図(14)に示すタイミングは、大入賞口入賞超過エラーフラグがオフとなったタイミングの1割込後のタイミング(図237のタイミングO)である。このタイミングでは、大入賞口入賞超過エラーのエラー解除コマンドが主制御部300から第1副制御部400に送信されていないため、引き続き装飾図柄の停止表示と、大入賞口入賞超過エラーのエラー表示E3が表示を継続している。
図241(f2)は、同図(12f)に続く状態である。同図に示すように、保留されている特図(例えば、特図1)の図柄変動が開始されて保留が増加した場合には、先読み予告の保留アイコンPIを表示するようにしてもよい。
図241(f3−1)、(f3−2)は、同図(12f)に続く状態である。同図に示すように、保留されている特図(例えば、特図1)の図柄変動が開始されて保留が増加した場合には、保留アイコンの待機アニメーション(この例では、キャラクタ(ハニ)による保留アイコンの待機アニメーション)を表示するようにしてもよい。この場合の保留アイコンPIは、通常の保留アイコンでもよいし、先読み予告を行う保留アイコンであってもよい。また、保留アイコンの待機アニメーションが第一のエラー(例えば、大入賞口入賞超過エラー)が発生している状態と当該エラーが発生していない状態とで同じであってもよいし、異なるものであってもよい。また、第一のエラー(例えば、大入賞口入賞超過エラー)が発生している状態の時、保留アイコンの待機アニメーションを行わないようにしてもよい(例えば、静止画像で表示されていてもよい)。
図241(f4)は、同図(12f)に続く状態である。同図に示すように、保留されている特図(例えば、特図1)の図柄変動が開始されて保留が増加した場合には、先読み予告として、導光板によって模様が表示されてもよい。なお、この例に示すような導光板による模様の表示発光は、デモ(図柄デモ、アニメデモ)中や、大当り終了演出中に行っても良い。例えば、大入賞口入賞超過エラーの発生中であっても、導光板が発光して模様を表示する→表示しない、を繰り返すようにしてもよい。また、導光板に限らず、各種演出用ランプが先読み用発光パターン(デモ用発光パターン)で発光するようにしてもよいし、大入賞口入賞超過エラーの発生中は、エラー用発光パターンで発光するようにしてもよい。なお、ユーザーによる輝度設定により、導光板に光を照射するLEDの輝度を調整できるように構成されていてもよい。
図241(f5−1)、(f5−2)は、同図(12f)に続く状態である。同図に示すように、保留されている特図(例えば、特図1)の図柄変動が開始されて保留が増加した場合には、先読み予告として、演出可動体224が動作を行うようにしてもよい。この場合、演出可動体224の可動範囲の一部の範囲を多段階で移動する動作(煽り動作)をするものであってもよく、可動範囲の全部の範囲を多段階出移動する動作をするものであってもよい。また、多段階動作ではなく、スムーズな移動をするものであってもよい。
図241(f6−1)、(f6−2)は、同図(12f)に続く状態である。同図に示すように、保留されている特図(例えば、特図1)の図柄変動が開始された場合には、曲の変更が可能となってもよい。この場合、操作手段(操作ボタン、キー)の操作によって曲名が表示され、所定時間経過後に曲名が消去されるようにしてもよいし、(例えば操作手段の操作をしない限り)曲名が消去されないようにしてもよい。また、各種演出設定(曲、演出モード等)が行えてもよい。また、演出モードの設定によって背景が変更されてもよい。なお、大入賞口入賞超過エラーの報知中は、操作手段の操作によって選択された楽曲がスピーカー120から出力されないように構成されていてもよい。ここで、大入賞口入賞超過エラーのスピーカー120による報知は、エラーが解除されてから30秒間まで継続されるように構成されていてもよいが、エラーが開始されてから一定期間(例えば、30秒間)が経過したら、スピーカー120による報知を終了し、操作手段の操作によって選択された楽曲(なお、操作手段の操作によって選択された楽曲に限らず、背景表示や各種演出(例えば、大当りラウンド等)に対応した楽曲)が出力されるように構成されていてもよいし、エラーが解除されるまで無音状態となるように構成されていてもよい。ここで、表示手段による表示やランプなどの発光手段による表示はエラーが解除されるまで継続されるように構成されているが、スピーカー120による報知と同様であってもよい。また、エラー状態ではないときよりも低い音量で楽曲が出力されるように構成されていてもよい。なお、上記に記載したスピーカー120によるエラー報知は、大入賞口入賞超過エラーに限らず、スピーカー120による報知を行う他のエラーにも適用可能であってもよい。
図241(12f´)は、同図(12f)に示すタイミングの変形例である。同図に示すように、大当り遊技が終了したタイミング(図237のタイミングM)において、図柄デモを行う場合、演出に関する操作手段画像BGを常に表示するようにしてもよい。また、このタイミング(図237のタイミングM)などにおいて、操作ボタン(例えば、チャンスボタン136)の操作が不可状態の場合には、操作手段画像BGをグレーなどで表示するとともに、操作ボタンの受付期間の経過時間を報知する経過時間報知画像(メータ表示)TGを非表示として操作ボタンの操作が不可状態であることを示唆するようにしてもよい。
図242は、大入賞口入賞超過エラーの報知(エラー表示E3)期間中の他の演出例を示す図である。まず、図242(f7−1)、(f7−2)は、図241(12f)に続く状態であり、大入賞口入賞超過エラーの報知(エラー表示E3)と図柄デモが表示されている場合に、裏ボタン演出を実行してもよい。この場合例えば、図242(f7−1)に示すように、操作手段画像BGと経過時間報知画像(メータ表示)TGを表示するが、メータ表示は時間が経過してもメータが減らず、裏ボタン(操作手段、チャンスボタン136)の操作によって、図242(f7−2)に示すように裏ボタン演出(この例では、キャラクタ(ハニ)が登場するアニメーション)が実行されるようにしてもよい。
また、図242(f8)は、図241(12f)に続く状態であり、大入賞口入賞超過エラーの報知(エラー表示E3)と図柄デモが表示されている場合に、保留されている特図(例えば、特図1)の図柄変動が開始されて保留が増加した場合には、表示(アニメーション)よる先読み予告(この例では、「激熱接近中」の文字が移動するアニメーション)を行っても良い。
また、図242(f9)は、図241(12f)に続く状態であり、大入賞口入賞超過エラーの報知(エラー表示E3)と図柄デモが表示されている場合に、保留されている特図(例えば、特図1)の図柄変動が開始されて保留が増加した場合には、先読み予告を複合して行っても良い。例えば、同図に示すように、表示(アニメーション)よる先読み予告(この例では、「激熱接近中」の文字が移動するアニメーション)と、保留アイコンによる先読み予告を行っても良い。
また、図242(11g)から同図(12g)は、図238(11)から図196(12)に対応する状態である。図242(11g)に示すタイミングは、大当り遊技が終了した状態(図237のタイミングM)であり、装飾図柄表示装置208の表示領域において、デモ画面(ロゴ画面)に重ねて大入賞口入賞超過エラーの報知(エラー表示E3)が行われている状態である。また、この例では、装飾図柄表示装置208に加えて、他の表示装置(例えば、液晶表示装置(サブ液晶表示装置)D)を備えている。液晶表示装置Dは、その外形を区画する枠部D1(ハッチングで示す)と、枠部D1の内側の表示領域D2とを備え、表示領域D2において各種演出(表示)を行う。液晶表示装置Dは移動可能に構成された可動装飾ユニットであってもよいし、移動不可に構成されたものであってもよい。
図242(g−1)は、同図(11g)の変形例であり、装飾図柄表示装置208と他の液晶表示装置Dの2つの表示領域を用いて一つのあるいは関連する画像を表示するようにしてもよい。この場合、大入賞口入賞超過エラーの報知(エラー表示E3)は、装飾図柄表示装置208にて行っても良く、液晶表示装置Dで行っても良く、両者で行っても良い。
また、図242(12g)は、同図(g−1)に続く状態(大当り遊技が終了したタイミング(図237のタイミングM))であり、装飾図柄表示装置208と他の液晶表示装置Dの2つの表示領域のそれぞれで別の画像を表示するようにしてもよい。ここでは、装飾図柄表示装置208において図柄デモを表示し、他の液晶表示装置Dにおいて保留アイコンを表示する例を示している。この場合、大入賞口入賞超過エラーの報知(エラー表示E3)は、装飾図柄表示装置208にて行っても良く、液晶表示装置Dで行っても良く、両者で行っても良い。
図242(g−1)の装飾図柄表示装置208および他の液晶表示装置Dの各表示領域における表示(ここでは襖が閉じている画像)は、同図(11g)から同図(12g)に移行する途中の表示である。このように、大入賞口入賞超過エラーの報知(エラー表示E3)の実行中に、その背後の表示が変更される場合(ここでは、同図(11g)に示すロゴ画像から同図203(g)に示す装飾図柄の停止表示に変更される場合、両者の間に移行用の表示(図242(g−1)の、例えば襖が閉じている画像)を表示しても良い。また、この移行用の表示(例えば、図242(g−1)の装飾図柄表示装置208の表示領域における表示)は、液晶表示装置Dを有していない構成の場合にも適用可能である。
図243は、例えば、図200に示すような2つの大入賞口(第1のアタッカー802および第2のアタッカー804)を有するぱちんこ機100において、大入賞口入賞超過エラーが発生した場合の、特図の変動/停止の状態、役物連続作動装置および条件装置の作動/未作動の状態、大入賞口2ソレノイドの駆動(開放)/停止(閉鎖)の状態、特別電動役物(特電役2)の作動/未作動の状態、特電役2の作動中信号(試験用)の作動/未作動の状態、特電役2入賞検出タイマの設定/未設定の状態、第2のアタッカー804に設けられた球検出センサ320(カウントスイッチSW2)の有効/無効の状態、確変領域ソレノイドの駆動(開放)/停止(閉鎖)の状態、確変領域の有効/無効の状態、大入賞口1ソレノイドの駆動(開放)/停止(閉鎖)の状態、特別電動役物(特電役1)の作動/未作動の状態、特電役1の作動中信号(試験用)の作動/未作動の状態、特電役1入賞検出タイマの設定/未設定の状態、第1のアタッカー802に設けられた球検出センサ320(カウントスイッチSW1)の有効/無効の状態、大入賞口入賞超過エラーフラグ、セキュリティ情報信号および第1副制御部400における大入賞口入賞超過エラー報知のタイミングチャートの一例である。この例では、大当り遊技中のあるラウンド(タイミング(2)からタイミング(4)の間)において、大入賞口入賞超過エラーが検出されるものとする。
同図に示すように、例えば、あるタイミング(1)において、役物連続作動装置及び条件装置及びが未作動状態から作動状態となり、大当り遊技が開始される。
そして、大当り遊技中のタイミング(2)において、特電役2が未作動状態から作動状態となる。なお、本実施形態では、特電役1と特電役2とが同時に作動することはない。そして、このタイミングで、大入賞口2ソレノイドも駆動(開放)して第2のアタッカー804が開放状態となる。また、カウントスイッチSW2は、特電役2が作動状態となるタイミングで無効状態から有効状態となる。これにより、第2のアタッカー804に入球した遊技球がカウントスイッチSW2を通過したときにこれを有効に検出し、第2のアタッカー804へ有効に入賞したものと取り扱うことができるようになる。
また、このタイミング(2)において特電役2作動中信号(試験用)も作動状態となり、確変領域ソレノイドが駆動(開放)して確変領域が無効状態から有効状態となる。
第2のアタッカー804が開放状態となった後のタイミング(3)において、特電役1入賞検出タイマが設定状態から未設定状態となり、カウントスイッチSW1が有効状態から無効状態となる。このように、本実施形態では、第2のアタッカー804が開放状態となった後において特電役1入賞検出タイマによって設定された期間(タイミング(3))が経過するまではカウントスイッチSW1が有効状態となっているので、第2のアタッカー804が開放状態となっているときに前のラウンドで第1のアタッカー802に入球した遊技球がカウントスイッチSW1を通過して入賞と検出される場合がある。なお、カウントスイッチSW2は、ラウンドが開始して最初に第2のアタッカー804が開放状態となるタイミングで無効状態から有効状態になるようにしてもよい。
その後、第2のアタッカー804への上述した最大入賞数の遊技球の入賞、又は、設定された特電役作動データによって設定される開放タイマが経過すると、タイミング(4)で大入賞口2ソレノイドの駆動が停止(閉鎖)して第2のアタッカー804が閉鎖状態となる。このとき、特電役作動間隔タイマ(残存球を検出するための期間を設定するタイマ、例えば100ms)が設定されるとともに、第2のアタッカー804に係る特電役入賞検出タイマ(特電役2入賞検出タイマ)に所定時間(例えば、3秒)が設定される。本実施形態では、この特電役2入賞検出タイマが設定されている状態では、特電役2が非作動状態となった後もカウントスイッチSW2が有効な状態に維持される。なお、特電役2は、第2のアタッカー804が閉鎖状態となった後も、ラウンドが終了するまで、すなわち、特電役作動間隔タイマによって設定された期間(例えば100ms)が経過するまでは作動状態となっている。
タイミング(5)は、特電役作動間隔タイマによって設定された期間が経過して特電役2が作動状態から未作動状態になり、当該ラウンドが終了するタイミングである。このタイミングで特電役作動遅延タイマが設定され、特電役2作動中信号(試験用)も作動状態から未作動状態となり、確変領域ソレノイドが駆動を停止し(閉鎖)、確変領域が有効状態から無効状態となる。なお、この例では、確変領域ソレノイドは、タイミング(2)から例えばタイミング(3)の間において開放状態(例えば、100ms間の開放)→閉鎖状態(例えば、1400ms間の閉鎖)→開放状態(例えば、28000ms間の開放)となっており、この間、確変領域は、有効状態が継続している。
また、この例では、タイミング(2)からタイミング(3)の間において、大入賞口入賞超過エラーが検出されており、タイミング(5)において大入賞口入賞超過エラーフラグがオンとなり、同時にセキュリティ情報信号がオンとなる。
タイミング(6)は、第1副制御部400による大入賞口入賞超過エラーのエラー報知が開始されたタイミングである。
タイミング(7)は、タイミング(5)において設定された特電役作動遅延タイマの期間が経過して次のラウンドが開始され、特電役1が未作動状態から作動状態となったタイミングである。このタイミングで、大入賞口1ソレノイドも駆動して第1のアタッカー802が開放状態となり、特電役1作動中信号(試験用)も未作動状態から作動状態となり、カウントスイッチSW1は、特電役1が作動状態となるタイミングで無効状態から有効状態となる。
第1のアタッカー802が開放状態となった後のタイミング(8)において、特電役2入賞検出タイマが設定状態から未設定状態となり、カウントスイッチSW2が有効状態から無効状態となる。このように、本実施形態では、第1のアタッカー802が開放状態となった後において特電役2入賞検出タイマによって設定された期間(タイミング(8))が経過するまではカウントスイッチSW1が有効状態となっているので、第1のアタッカー802が開放状態となっているときに前のラウンドで第2のアタッカー804に入球した遊技球がカウントスイッチSW2を通過して入賞と検出される場合がある。
なお、第1のアタッカー802と第2のアタッカー804とで同じ特電役作動データ(「特電役作動データ1」)を使用すると、第1のアタッカー802の開放時間と第2のアタッカー804の開放時間とが同じ時間となる。また、第1のアタッカー802と第2のアタッカー804とでそれぞれ異なる特電役作動データを設定するようにして、それぞれの開放時間を異ならせても良いし、第1のアタッカー802及び第2のアタッカー804のうち、いずれか一方でのみ使用される特電役作動データが用意されていてもよい。
その後、第1のアタッカー802への上述した最大入賞数の遊技球の入賞、又は、設定された特電役作動データによって設定される開放タイマが経過すると、タイミング(9)で大入賞口1ソレノイドの駆動が停止(閉鎖)して第1のアタッカー802が閉鎖状態となる。このとき、特電役作動間隔タイマ(例えば100ms)が設定されるとともに、第1のアタッカー802に係る特電役入賞検出タイマ(特電役1入賞検出タイマ)に所定時間(例えば、3秒)が設定される。本実施形態では、この特電役1入賞検出タイマが設定されている状態では、特電役1が非作動状態となった後もカウントスイッチSW1が有効な状態に維持される。なお、特電役1は、第1のアタッカー802が閉鎖状態となった後も、ラウンドが終了するまで、すなわち、特電役作動間隔タイマによって設定された期間(例えば100ms)が経過するまでは作動状態となっている。
タイミング(10)は、特電役作動間隔タイマによって設定された期間が経過して特電役1が作動状態から未作動状態になり、当該ラウンドが終了するタイミングである。このタイミングで特電役作動遅延タイマが設定され、特電役1作動中信号(試験用)も作動状態から未作動状態となる。
タイミング(11)は、タイミング(10)において設定された特電役作動遅延タイマの期間が経過して次のラウンドが開始され、特電役2が未作動状態から作動状態となったタイミングである。このタイミングで、大入賞口2ソレノイドも駆動して第2可変入賞口234が開放状態となり、カウントスイッチSW2は、特電役2が作動状態となるタイミングで無効状態から有効状態となる。
第2のアタッカー804が開放状態となった後のタイミング(12)において、特電役1入賞検出タイマが設定状態から未設定状態となり、カウントスイッチSW1が有効状態から無効状態となる。
その後、第2のアタッカー804への上述した最大入賞数の遊技球の入賞、又は、設定された特電役作動データによって設定される開放タイマが経過すると、タイミング(13)において大入賞口2ソレノイドの駆動が停止(閉鎖)して第2のアタッカー804が閉鎖状態となる。このとき、特電役作動間隔タイマ(例えば100ms)が設定されるとともに、第2のアタッカー804に係る特電役入賞検出タイマ(特電役2入賞検出タイマ)に所定時間(例えば、3秒)が設定される。
タイミング(14)は、特電役作動間隔タイマによって設定された期間が経過して特電役2が作動状態から未作動状態になり、当該ラウンドが終了するタイミングである。このタイミングで特電役作動遅延タイマが設定され、特電役2作動中信号(試験用)も作動状態から未作動状態となる。
タイミング(15)は、タイミング(14)において設定された特電役作動遅延タイマの期間が経過して次のラウンドが開始され、特電役1が未作動状態から作動状態となったタイミングである。このタイミングで、大入賞口1ソレノイドも駆動して第1のアタッカー802が開放状態となり、特電役1作動中信号(試験用)も未作動状態から作動状態となり、カウントスイッチSW1は、特電役1が作動状態となるタイミングで無効状態から有効状態となる。
タイミング(16)は最終ラウンドにおいて第2のアタッカー804への上述した最大入賞数の遊技球の入賞、又は、設定された特電役作動データによって設定される開放タイマが経過したことにより、大入賞口2ソレノイドの駆動が停止(閉鎖)して第2のアタッカー804が閉鎖状態となったタイミングである。このとき、特電役作動間隔タイマ(例えば100ms)が設定されるとともに、第2のアタッカー804に係る特電役入賞検出タイマ(特電役2入賞検出タイマ)に所定時間(例えば、3秒)が設定される。
タイミング(17)は、特電役作動間隔タイマによって設定された期間が経過して特電役2が作動状態から未作動状態になり、最終ラウンドが終了するタイミングである。このタイミングで特電役作動遅延タイマが設定され、特電役2作動中信号(試験用)も作動状態から未作動状態となる。
タイミング(18)は、役物連続作動装置および条件装置が作動状態から未作動状態となり、大当り遊技が終了したタイミングである。
タイミング(19)は、従来のぱちんこ機によれば破線で示すように、大当り遊技の終了に伴って次の特図の図柄変動が開始されるタイミングであるが、本実施形態では、このタイミングにおいて大入賞口入賞超過エラーフラグがオンのままであるため、タイミング(19)において特図の図柄変動は停止したままとなっている。
図244〜図246は、図202に示した演出表示例において、大入賞口入賞超過エラーが発生した場合の、装飾図柄表示装置208における演出表示の一例を時系列に示す図である。なお、図244〜図246に示すぱちんこ機100は、一例として、図200に示すように、第1のアタッカー802と第2のアタッカー804および確変領域(確変作動領域808)を有し、図201に示すような停止図柄態様で図柄(例えば「特図A」)が停止する。
図244(5a)〜図244(7a)に示すタイミングは、図202(5)〜図202(7)に示すタイミングに対応している。また、この例では、大当り遊技の4ラウンド目に大入賞口入賞超過エラーが発生したものとする。
同図(5a)に示すタイミングは、大当り遊技の4R目が開始した状態を示している。このタイミングでは、引き続きV入賞示唆演出(ここでは、「Vアタッカーを狙え!!」という文字と、アタッカーユニット810の位置を示す右下向きの矢印の表示))を行っている。
同図(6a)に示すタイミングは、大当り遊技の4R目において、遊技球が確変作動領域808へ進入した状態(V入賞した状態)を示している。このタイミングでは、V入賞したことを報知する演出(ここでは、「V」という文字の表示)を行い、大当り遊技の終了後に確変状態となることを示唆している。
同図(a0)に示すタイミングは、大当り遊技の4R目が終了した状態を示しており、V入賞したことを報知する演出を引き続き行っている。
同図(a1)に示すタイミングは、大当り遊技の4R目の終了後に、装飾図柄表示装置208の表示領域において、大入賞口入賞超過エラーを報知するエラー表示E3を行っている。このタイミングでは、V入賞したことを報知する演出に重ねて、大入賞口入賞超過エラーを報知するエラー表示E3を表示している。
同図(a2)に示すタイミングは、大当り遊技の5R目が開始した状態を示しており、V入賞したことを報知する演出に重ねて、大入賞口入賞超過エラーを報知するエラー表示E3を引き続き表示している。
同図(7a)に示すタイミングは、大当り遊技の6R目が開始した状態を示しており、V入賞後のラウンド演出に重ねて、大入賞口入賞超過エラーを報知するエラー表示E3を引き続き表示している。
同図(10a)に示すタイミングは、大当り遊技が終了する状態を示しており、大当り遊技の終了を報知する演出として大当り終了表示(この例では、「吉宗RUSH突入!!」の文字の表示)に重ねて、大入賞口入賞超過エラーを報知するエラー表示E3を引き続き表示している。同図(a3)に示すタイミングは、同図(10)に示すタイミングに続く状態であり、大入賞口入賞超過エラーが解除されていない状態を示ている。このように、大入賞口入賞超過エラーが解除されない場合は、大当り終了表示とエラー表示E3を表示したまま停止し、次の特図の図柄変動等は開始されない。
図245は、図202に示す演出表示例の2連チャン目以降の例えば4ラウンド目において、大入賞口入賞超過エラーが発生した場合の演出表示の一例を時系列に示す図である。
同図(1b)は、当り演出を開始した状態を示し、この例では、装飾図柄表示装置208の表示領域において「スーパー吉宗ボーナス」の文字を表示している。
同図(2b)に示すタイミングは、ラウンド演出の実行を開始した状態である。このラウンド演出は、例えば、その演出中にキャラクタ紹介演出表示を実行する演出である。この例では、装飾図柄表示装置208の表示領域の中央付近でラウンド演出を行い、表示領域の上方では大当り回数(連荘回数)の表示(ここでは「BONUS×1」の表示)と、獲得球数の表示と、ラウンド表示(ここでは「1R」の表示)を行っている。
同図(b1)に示すタイミングは、3ラウンド目が終了したラウンド演出の実行中の状態である。このタイミングでは、次のラウンド(4R)からアタッカーユニット810が開放することを示唆する表示(この例では「次のラウンドでVアタッカーを狙え」の文字と右下向きの矢印の表示)を行っている。
同図(5b)に示すタイミングは、4ラウンド目が開始したラウンド演出の実行中の状態である。このタイミングでは、アタッカーユニット810が開放中であることを報知する表示(この例では「Vアタッカーを狙え!!」の文字と右下向きの矢印の表示)を行っている。
同図(b2)に示すタイミングは、4ラウンド目が終了した状態を示しており、V入賞したことを報知する演出(ここでは、装飾図柄表示装置208の表示領域における「V」の文字の表示)を行っている。
同図(b3)に示すタイミングは、4ラウンド目の終了後に、装飾図柄表示装置208の表示領域において、大入賞口入賞超過エラーを報知するエラー表示E3を行っている。このタイミングでは、V入賞したことを報知する演出に重ねて、大入賞口入賞超過エラーを報知するエラー表示E3を表示している。
同図(b4)に示すタイミングは、5ラウンド目が開始した状態を示しており、V入賞したことを報知する演出に重ねて、大入賞口入賞超過エラーを報知するエラー表示E3を引き続き表示している。
同図(7b)に示すタイミングは、6ラウンド目が開始した状態を示しており、そうさボタンや曲名などを表示して遊技者に選曲が可能であることを報知する曲セレクト演出が実行されている。この状態でも曲セレクト演出に重ねて、大入賞口入賞超過エラーを報知するエラー表示E3を引き続き表示している。
同図(7b)に示す曲セレクト演出が行われている状態で同図(b5)に示すように、遊技者が操作ボタン(キー)を操作すると、同図(b6)に示すように表示される(選択可能な)曲が変化する。すなわち、同図(7b)に示す例では、選択可能な曲名として上段に「キセキの宇宙」、下段に「君のカケラ」と表示されているが、キー操作(同図(b5)によって同図(b6)に示すように、選択可能な曲名として上段に「君のカケラ」が移動し、下段に「そこにあるかもしれない」が表示される。また、同図(b6)において決定ボタンを操作すると操作したタイミングから選択された曲が再生されるように構成されていてもよく、次のラウンドから選択された曲が再生されるようにしてもよい。また、決定ボタンを操作しなくても曲を選択可能なラウンドが終了するとラウンドが終了する時点で選択されている曲が次のラウンドから開始されるように構成されていてもよい。また、曲を選択可能なラウンドが終了したときのみ、次のラウンドから再生される曲が決定されるように構成されていてもよい。
なお、大入賞口入賞超過エラーの報知中は、操作手段の操作によって選択された曲(楽曲)がスピーカー120から出力されないように構成されていてもよい。ここで、大入賞口入賞超過エラーのスピーカー120による報知は、エラーが解除されてから30秒間まで継続されるように構成されていてもよいが、エラーが開始されてから一定期間(例えば、30秒間)が経過したら、スピーカー120による報知を終了し、操作手段の操作によって選択された楽曲(なお、操作手段の操作によって選択された楽曲に限らず、背景表示や各種演出(例えば、大当りラウンド等)に対応した楽曲)が出力されるように構成されていてもよいし、エラーが解除されるまで無音状態となるように構成されていてもよい。ここで、表示手段による表示やランプなどの発光手段による表示はエラーが解除されるまで継続されるように構成されているが、スピーカー120による報知と同様であってもよい。また、エラー状態ではないときよりも低い音量で楽曲が出力されるように構成されていてもよい。なお、大入賞口入賞異常エラーの報知時に限らず、図柄変動中や大当り中においても、同図(7b)から同図(b6)に示すような曲セレクト演出が実行できるものであってもよい。
同図(b7)に示すタイミングは、7ラウンド目が開始した状態を示しており、装飾図柄表示装置208の表示領域において、キャラクタ紹介演出(キャラクタ紹介のための切り替え表示(例えば、本を開いた状態の画像と、「キャラクタ紹介」の文字の表示)が開始している。また、この状態でもキャラクタ紹介演出に重ねて、大入賞口入賞超過エラーを報知するエラー表示E3を引き続き表示している。
同図(b8)に示すタイミングは、最終ラウンドである16ラウンド目が終了した状態を示しており、装飾図柄表示装置208の表示領域において、キャラクタ紹介演出(この例では、キャラクタ「吉宗」の紹介演出)が開始している。また、この状態でもキャラクタ紹介演出に重ねて、大入賞口入賞超過エラーを報知するエラー表示E3を引き続き表示している。なお、大入賞口入賞超過エラー中にキャラクタ紹介演出が実行されなくてもよい。なお、ラウンド中における演出はキャラクタ紹介演出に限らず、再生されている曲に対応するアニメーションや動画等であってもよい。
このように、入賞口入賞超過エラーが解除されない場合は、複数のラウンド間に亘って大入賞口入賞超過エラーを報知するエラー表示E3が表示される。
同図(10b)に示すタイミングは、大当り遊技が終了した状態を示しており、大当り終了表示(ここでは、「吉宗RUSH継続!!」という文字)を表示し、これに重ねて大入賞口入賞超過エラーを報知するエラー表示E3を引き続き表示している。なお、大当り中に選択された曲が、大当り終了後にそのまま再生されるように構成されていてもよい。
このように、本実施形態のぱちんこ機100は、各ラウンド毎に大入賞口入賞超過エラーを検出し、当該エラーが発生し、当該エラーが解除されない場合には、主制御部300は、大当り(大当り遊技)が終了しても図柄変動制御を開始しないように構成している。そして図245に示す例では、最終ラウンドである16ラウンドでも大入賞口入賞超過エラーを検出した場合(16ラウンドでも大入賞口入賞超過エラーが解除されていなかった場合)、同図(b8)の状態で表示が停止し、主制御部300は図柄変動制御を開始しない(主制御部300は、保留されている特図(特図1または特図2)の図柄変動の制御を開始しない)。
ここで、「大当り遊技が終了した状態」について、図243のタイミングチャートを参照して更に説明すると、タイミング(17)において大入賞口入賞超過エラーの判定を行い、入球数と排出数が一致しない場合(入球数>排出数の場合)、大入賞口入賞超過エラーである(当該エラーが継続している)と判定し、特電役2が作動状態から未作動状態に立ち下がり、大当り遊技が終了した状態が図245(b8)に対応する。つまりこの状態では、特図の変動が停止した状態が継続しており、主制御部300は図柄変動制御を行っていない。
このように、本実施形態の図203〜図228を用いて説明した処理フローにおいて「大当り遊技が終了した状態」とは、主制御部300側において、大当り遊技が終了した状態であるといえる。
なお、図243のタイミングチャートのタイミング(17)で特電役2が作動状態から未作動状態に立ち下がった場合であっても、主制御部300における大当り遊技が終了していないとすることもできる。例えば、図223に示す残存球検出処理のステップS1701の判定で「No」の場合、図243のタイミングチャートではタイミング(17)で特電役2が作動状態から未作動状態に立ち下がった状態となるが、ステップS1703の前に、大入賞口入賞超過エラー中であるか否かを判定し、大入賞口入賞超過エラーが発生していた場合には、処理を終了するようにすると、大入賞口入賞超過エラーが発生していた場合には、特電役作動終了状態にならず、残存球検出状態のままとなる。また、ステップS1705の後に大入賞口入賞超過エラー中であるか否かを判定し、大入賞口入賞超過エラーが発生していた場合には、処理を終了するようにした場合であっても、大入賞口入賞超過エラーが発生していた場合には処理を終了する。一方、図211に示す特図状態更新処理のステップS705においても大入賞口入賞超過エラーを判定しているため、特図状態更新処理において、大入賞口入賞超過エラーと判定された場合も、主制御部300は大当り遊技の終了で図柄変動制御を行わないようにすることができる。つまり、図225の当り終了表示ウエイト処理のステップS1907の前に大入賞口入賞超過エラー中であるか否かを判定し、大入賞口入賞超過エラーが発生していた場合には、処理を終了するようにすることで、特図処理状態が「変動待ち状態」に設定されないため、主制御部300として大当り遊技が終了していない状態とすることができる。一方で、例えば、当り終了表示ウエイト処理のステップS1907の後に大入賞口入賞超過エラーを判定することで、特図処理状態は「変動待ち状態」に設定されるため、大当りが終了した状態とすることができる。
また、本実施形態における「大当りが終了する」とは、大当り中に出力される外部端子板信号がオフとなったとき、または、役物連続作動装置がオフになったときであってもよい。また、本実施形態における「大当りが終了する」とは、大当り終了後が時短または確変の場合には、普図低確率状態(大当り中)が普図高確率状態となった場合であってもよく、特図低確率状態(大当り中)が特図高確率状態となった場合であってもよい。また、大当り終了後に左打ちとなる機種の場合は、右打ちを報知する報知手段が右打ちの報知を終了した場合(例えば、右打ちランプが点灯状態から消灯状態となった場合)であってもよい。
図246は、図245の変形例を示す図である。図246(b7−2)は、図245(b7)に続くタイミングを示しており、例えば、7ラウンド目において、キャラクタ紹介演出(キャラクタ紹介のための切り替え表示)に重ねて大入賞口入賞超過エラーを報知するエラー表示E3が表示されている場合において、大入賞口入賞超過エラーが解除された場合には、大入賞口入賞超過エラーを報知するエラー表示E3は非表示となる。この場合、キャラクタ紹介演出(キャラクタ紹介のための切り替え表示)は引き続き表示され、以降は通常の演出表示が実行される。すなわち、同図(10b)に示すように、大当りが終了した場合に大当り終了表示(ここでは、「吉宗RUSH継続!!」という文字)が表示され、次回の装飾図柄の変動表示が実行される。
また、図246(b7−3)は、図245(b7)に続くタイミングを示しており、例えば、7ラウンド目において、キャラクタ紹介演出(キャラクタ紹介のための切り替え表示)に重ねて大入賞口入賞超過エラーを報知するエラー表示E3が表示されている場合において、QRコード(登録商標)を表示可能としても良い。この例では、図246(b7−3)に示すようにQRコード(登録商標)の表示を示唆する報知(この例では、装飾図柄表示装置208の表示領域の下方に「チャンスボタンを操作で、QRコード(登録商標)の表示コードを表示」の文字の表示)を行い、遊技者がチャンスボタン136を操作すると、装飾図柄表示装置208の表示領域の右下方にQRコード(登録商標)を表示する。この場合も、大入賞口入賞超過エラーが発生している(解除されていない)場合は、大入賞口入賞超過エラーを報知するエラー表示E3の表示を継続する。なお、この場合、他の操作(例えば、音量調整、輝度調整、曲変更、選択演出用画像の変更の設定操作など)ができるようにしてもよく、当該設定操作ができないようにしてもよい。
図247は、2つの大入賞口(第1のアタッカー802、第2のアタッカー804)を有するぱちんこ機100において、大入賞口入賞超過エラーが発生した場合の、特図の変動/停止の状態、役物連続作動装置および条件装置の作動/未作動の状態、大入賞口2ソレノイドの駆動(開放)/停止(閉鎖)の状態、特別電動役物(特電役2)の作動/未作動の状態、特電役2の作動中信号(試験用)の作動/未作動の状態、特電役2入賞検出タイマの設定/未設定の状態、第2のアタッカー804に設けられた球検出センサ320(カウントスイッチSW2)の有効/無効の状態、確変領域ソレノイドの駆動(開放)/停止(閉鎖)の状態、確変領域の有効/無効の状態、大入賞口1ソレノイドの駆動(開放)/停止(閉鎖)の状態、特別電動役物(特電役1)の作動/未作動の状態、特電役1の作動中信号(試験用)の作動/未作動の状態、特電役1入賞検出タイマの設定/未設定の状態、第1のアタッカー802に設けられた球検出センサ320(カウントスイッチSW1)の有効/無効の状態、大入賞口入賞超過エラーフラグ、セキュリティ情報信号および第1副制御部400における大入賞口入賞超過エラー報知のタイミングチャートの他の一例である。この例では、大当り遊技中のあるラウンド(タイミング(2)からタイミング(4)の間)において、大入賞口入賞超過エラーが検出されるものとする。
同図に示すように、例えば、あるタイミング(1)において、役物連続作動装置及び条件装置及びが未作動状態から作動状態となり、大当り遊技が開始される。
そして、大当り遊技中のタイミング(2)において、特電役2が未作動状態から作動状態となる。なお、本実施形態では、特電役1と特電役2とが同時に作動することはない。そして、このタイミングで、大入賞口2ソレノイドも駆動(開放)して第2のアタッカー804が開放状態となる。また、カウントスイッチSW2は、特電役2が作動状態となるタイミングで無効状態から有効状態となる。これにより、第2のアタッカー804に入球した遊技球がカウントスイッチSW2を通過したときにこれを有効に検出し、第2のアタッカー804へ有効に入賞したものと取り扱うことができるようになる。
また、このタイミング(2)において特電役2作動中信号(試験用)も作動状態となり、確変領域ソレノイドが駆動(開放)して確変領域が無効状態から有効状態となる。
第2のアタッカー804が開放状態となった後のタイミング(3)において、特電役1入賞検出タイマが設定状態から未設定状態となり、カウントスイッチSW1が有効状態から無効状態となる。このように、本実施形態では、第2のアタッカー804が開放状態となった後において特電役1入賞検出タイマによって設定された期間(タイミング(3))が経過するまではカウントスイッチSW1が有効状態となっているので、第2のアタッカー804が開放状態となっているときに前のラウンドで第1のアタッカー802に入球した遊技球がカウントスイッチSW1を通過して入賞と検出される場合がある。なお、カウントスイッチSW2は、ラウンドが開始して最初に第2のアタッカー804が開放状態となるタイミングで無効状態から有効状態になるようにしてもよい。
その後、第2のアタッカー804への上述した最大入賞数の遊技球の入賞、又は、設定された特電役作動データによって設定される開放タイマが経過すると、タイミング(4)で大入賞口2ソレノイドの駆動が停止(閉鎖)して第2のアタッカー804が閉鎖状態となる。このとき、特電役作動間隔タイマ(例えば20ms)が設定されるとともに、第2のアタッカー804に係る特電役入賞検出タイマ(特電役2入賞検出タイマ)に所定時間(例えば、3秒)が設定される。本実施形態では、この特電役2入賞検出タイマが設定されている状態では、特電役2が非作動状態となった後もカウントスイッチSW2が有効な状態に維持される。なお、特電役2は、第2のアタッカー804が閉鎖状態となった後も、ラウンドが終了するまで、すなわち、特電役作動間隔タイマによって設定された期間(例えば100ms)が経過するまでは作動状態となっている。
タイミング(5)は、特電役作動間隔タイマによって設定された期間が経過して特電役2が作動状態から未作動状態になり、当該ラウンドが終了するタイミングである。このタイミングで特電役作動遅延タイマが設定され、確変領域ソレノイドが駆動を停止(閉鎖)する。なお、この例では、確変領域ソレノイドは、タイミング(2)から例えばタイミング(3)の間において開放状態→閉鎖状態→開放状態となっており、この間、確変領域は、有効状態が継続している。
また、この例では、タイミング(2)からタイミング(3)の間において、大入賞口入賞超過エラーが検出されており、タイミング(5)において大入賞口入賞超過エラーフラグがオンとなり、同時にセキュリティ情報信号がオンとなる。
タイミング(6)は、第1副制御部400による大入賞口入賞超過エラーのエラー報知が開始されたタイミングである。
タイミング(7)は、タイミング(5)において設定された特電役作動遅延タイマの期間が経過して次のラウンドが開始され、特電役1が未作動状態から作動状態となったタイミングである。このタイミングで、大入賞口1ソレノイドも駆動して第1のアタッカー802が開放状態となり、カウントスイッチSW1は、特電役1が作動状態となるタイミングで無効状態から有効状態となる。また、この例ではこのタイミング(7)において、特電役1作動中信号(試験用)も未作動状態から作動状態となる。
タイミング(a)は、タイミング(5)において特電役2が未作動状態となった後に、特電役2作動中信号(試験用)が作動状態から未作動状態となるタイミングである。この例では、タイミング(4)にて設定される特電役作動間隔タイマが例えば20msと短いため(図243に示すタイミングチャートにおける特電役作動間隔タイマは例えば100ms)、信号の取りこぼしを防ぐために、第2可変入賞口(第2のアタッカー)235が閉鎖した後に所定の期間(例えば2秒)、特電役2作動中信号に試験用信号を上乗せして出力する(図209および図210に示す確変領域関連設定処理のステップS637参照)。
これにより、特電役2が未作動となるタイミング(5)に遅れて、タイミング(a)において特電役2作動中信号(試験用)が未作動状態となり、これに合わせて確変領域が有効状態から無効状態となる。
第1のアタッカー802が開放状態となった後のタイミング(8)において、特電役2入賞検出タイマが設定状態から未設定状態となり、カウントスイッチSW2が有効状態から無効状態となる。このように、本実施形態では、第1のアタッカー802が開放状態となった後において特電役2入賞検出タイマによって設定された期間(タイミング(8))が経過するまではカウントスイッチSW1が有効状態となっているので、第1のアタッカー802が開放状態となっているときに前のラウンドで第2のアタッカー804に入球した遊技球がカウントスイッチSW2を通過して入賞と検出される場合がある。
なお、第1のアタッカー802と第2のアタッカー804とで同じ特電役作動データ(「特電役作動データ1」)を使用すると、第1のアタッカー802の開放時間と第2のアタッカー804の開放時間とが同じ時間となる。また、第1のアタッカー802と第2のアタッカー804とでそれぞれ異なる特電役作動データを設定するようにして、それぞれの開放時間を異ならせても良いし、第1のアタッカー802及び第2のアタッカー804のうち、いずれか一方でのみ使用される特電役作動データが用意されていてもよい。
その後、第1のアタッカー802への上述した最大入賞数の遊技球の入賞、又は、設定された特電役作動データによって設定される開放タイマが経過すると、タイミング(9)で大入賞口1ソレノイドの駆動が停止(閉鎖)して第1のアタッカー802が閉鎖状態となる。このとき、特電役作動間隔タイマ(例えば20ms)が設定されるとともに、第1のアタッカー802に係る特電役入賞検出タイマ(特電役1入賞検出タイマ)に所定時間(例えば、3秒)が設定される。本実施形態では、この特電役1入賞検出タイマが設定されている状態では、特電役1が非作動状態となった後もカウントスイッチSW1が有効な状態に維持される。なお、特電役1は、第1のアタッカー802が閉鎖状態となった後も、ラウンドが終了するまで、すなわち、特電役作動間隔タイマによって設定された期間(例えば20ms)が経過するまでは作動状態となっている。
タイミング(10)は、特電役作動間隔タイマによって設定された期間が経過して特電役1が作動状態から未作動状態になり、当該ラウンドが終了するタイミングである。このタイミングで特電役作動遅延タイマが設定される。
タイミング(11)は、タイミング(10)において設定された特電役作動遅延タイマの期間が経過して次のラウンドが開始され、特電役2が未作動状態から作動状態となったタイミングである。このタイミングで、大入賞口2ソレノイドも駆動して第2可変入賞口234が開放状態となり、特電役2作動中信号(試験用)も未作動状態から作動状態となり、カウントスイッチSW2は、無効状態から有効状態となる。
タイミング(b)は、タイミング(10)において特電役1が未作動状態となった後に、特電役1作動中信号(試験用)が作動状態から未作動状態となるタイミングである。この例では、タイミング(9)にて設定される特電役作動間隔タイマが例えば20msと短いため(図243に示すタイミングチャートにおける特電役作動間隔タイマは例えば100ms)、信号の取りこぼしを防ぐために、第1可変入賞口(第1のアタッカー)234が閉鎖した後に所定の期間(例えば2秒)、特電役1作動中信号に試験用信号を上乗せして出力する(図209および図210に示す確変領域関連設定処理のステップS637参照)。
これにより、特電役1が未作動となるタイミング(10)に遅れて、タイミング(b)において特電役1作動中信号(試験用)が未作動状態となる。
第2のアタッカー804が開放状態となった後のタイミング(12)において、特電役1入賞検出タイマが設定状態から未設定状態となり、カウントスイッチSW1が有効状態から無効状態となる。
その後、第2のアタッカー804への上述した最大入賞数の遊技球の入賞、又は、設定された特電役作動データによって設定される開放タイマが経過すると、タイミング(13)において大入賞口2ソレノイドの駆動が停止(閉鎖)して第2のアタッカー804が閉鎖状態となる。このとき、特電役作動間隔タイマ(例え20ms)が設定されるとともに、第2のアタッカー804に係る特電役入賞検出タイマ(特電役2入賞検出タイマ)に所定時間(例えば、3秒)が設定される。
タイミング(14)は、特電役作動間隔タイマによって設定された期間が経過して特電役2が作動状態から未作動状態になり、当該ラウンドが終了するタイミングである。このタイミングで特電役作動遅延タイマが設定される。
タイミング(15)は、タイミング(14)において設定された特電役作動遅延タイマの期間が経過して次のラウンドが開始され、特電役1が未作動状態から作動状態となったタイミングである。このタイミングで、大入賞口1ソレノイドも駆動して第1のアタッカー802が開放状態となり、カウントスイッチSW1は、特電役1が作動状態となるタイミングで無効状態から有効状態となる。また、特電役1作動中信号(試験用)もこのタイミングで未作動状態から作動状態となる。
図248は、2つの大入賞口(第1のアタッカー802、第2のアタッカー804を有するぱちんこ機100において、大入賞口入賞超過エラーが発生した場合の、特図の変動/停止の状態、役物連続作動装置および条件装置の作動/未作動の状態、大入賞口2ソレノイドの駆動(開放)/停止(閉鎖)の状態、特別電動役物(特電役2)の作動/未作動の状態、特電役2の作動中信号(試験用)の作動/未作動の状態、特電役2入賞検出タイマの設定/未設定の状態、第2のアタッカー804に設けられた球検出センサ320(カウントスイッチSW2)の有効/無効の状態、確変領域ソレノイドの駆動(開放)/停止(閉鎖)の状態、確変領域の有効/無効の状態、大入賞口1ソレノイドの駆動(開放)/停止(閉鎖)の状態、特別電動役物(特電役1)の作動/未作動の状態、特電役1の作動中信号(試験用)の作動/未作動の状態、特電役1入賞検出タイマの設定/未設定の状態、第1のアタッカー802に設けられた球検出センサ320(カウントスイッチSW1)の有効/無効の状態、大入賞口入賞超過エラーフラグ、セキュリティ情報信号および第1副制御部400における大入賞口入賞超過エラー報知のタイミングチャートの他の一例である。ここでは、同じアタッカー(例えば、第2のアタッカー804)が開放されるタイミングが短い場合について説明する。また、この例では、大当り遊技中のあるラウンド(タイミング(2)からタイミング(4)の間)において、大入賞口入賞超過エラーが検出されるものとする。
同図に示すように、例えば、あるタイミング(1)において、役物連続作動装置及び条件装置及びが未作動状態から作動状態となり、大当り遊技が開始される。
そして、大当り遊技中のタイミング(2)において、特電役2が未作動状態から作動状態となる。なお、本実施形態では、特電役1と特電役2とが同時に作動することはない。そして、このタイミングで、大入賞口2ソレノイドも駆動(開放)して第2のアタッカー804が開放状態となる。また、カウントスイッチSW2は、特電役2が作動状態となるタイミングで無効状態から有効状態となる。これにより、第2のアタッカー804に入球した遊技球がカウントスイッチSW2を通過したときにこれを有効に検出し、第2のアタッカー804へ有効に入賞したものと取り扱うことができるようになる。
また、このタイミング(2)において特電役2作動中信号(試験用)も作動状態となり、確変領域ソレノイドが駆動(開放)して確変領域が無効状態から有効状態となる。
第2のアタッカー804が開放状態となった後のタイミング(3)において、特電役1入賞検出タイマが設定状態から未設定状態となり、カウントスイッチSW1が有効状態から無効状態となる。このように、本実施形態では、第2のアタッカー804が開放状態となった後において特電役1入賞検出タイマによって設定された期間(タイミング(3))が経過するまではカウントスイッチSW1が有効状態となっているので、第2のアタッカー804が開放状態となっているときに前のラウンドで第1のアタッカー802に入球した遊技球がカウントスイッチSW1を通過して入賞と検出される場合がある。なお、カウントスイッチSW2は、ラウンドが開始して最初に第2のアタッカー804が開放状態となるタイミングで無効状態から有効状態になるようにしてもよい。
その後、第2のアタッカー804への上述した最大入賞数の遊技球の入賞、又は、設定された特電役作動データによって設定される開放タイマが経過すると、タイミング(4)で大入賞口2ソレノイドの駆動が停止(閉鎖)して第2のアタッカー804が閉鎖状態となる。このとき、特電役作動間隔タイマ(残存球を検出するための期間を設定するタイマ、例えば20ms)が設定されるとともに、第2のアタッカー804に係る特電役入賞検出タイマ(特電役2入賞検出タイマ)に所定時間(例えば、3秒)が設定される。本実施形態では、この特電役2入賞検出タイマが設定されている状態では、特電役2が非作動状態となった後もカウントスイッチSW2が有効な状態に維持される。なお、特電役2は、第2のアタッカー804が閉鎖状態となった後も、ラウンドが終了するまで、すなわち、特電役作動間隔タイマによって設定された期間(例えば20ms)が経過するまでは作動状態となっている。
タイミング(5)は、特電役作動間隔タイマによって設定された期間が経過して特電役2が作動状態から未作動状態になり、当該ラウンドが終了するタイミングである。このタイミングで特電役作動遅延タイマが設定され、確変領域ソレノイドが駆動を停止する。なお、この例では、確変領域ソレノイドは、タイミング(2)から例えばタイミング(3)の間において開放状態→閉鎖状態→開放状態となっており、この間、確変領域は、有効状態が継続している。
また、この例では、タイミング(2)からタイミング(3)の間において、大入賞口入賞超過エラーが検出されており、タイミング(5)において大入賞口入賞超過エラーフラグがオンとなり、同時にセキュリティ情報信号がオンとなる。
タイミング(6)は、第1副制御部400による大入賞口入賞超過エラーのエラー報知が開始されたタイミングである。
タイミング(7)は、タイミング(5)において設定された特電役作動遅延タイマの期間が経過して次のラウンドが開始され、特電役1が未作動状態から作動状態となったタイミングである。このタイミングで、大入賞口1ソレノイドも駆動して第1のアタッカー802が開放状態となり、特電役1作動中信号(試験用)も未作動状態から作動状態となり、カウントスイッチSW1は、特電役1が作動状態となるタイミングで無効状態から有効状態となる。
その後、第1のアタッカー802への上述した最大入賞数の遊技球の入賞、又は、設定された特電役作動データによって設定される開放タイマが経過すると、タイミング(9)で大入賞口1ソレノイドの駆動が停止(閉鎖)して第1のアタッカー802が閉鎖状態となる。このとき、特電役作動間隔タイマ(例えば20ms)が設定されるとともに、第1のアタッカー802に係る特電役入賞検出タイマ(特電役1入賞検出タイマ)に所定時間(例えば、3秒)が設定される。本実施形態では、この特電役1入賞検出タイマが設定されている状態では、特電役1が非作動状態となった後もカウントスイッチSW1が有効な状態に維持される。なお、特電役1は、第1のアタッカー802が閉鎖状態となった後も、ラウンドが終了するまで、すなわち、特電役作動間隔タイマによって設定された期間(例えば20ms)が経過するまでは作動状態となっている。
タイミング(10)は、特電役作動間隔タイマによって設定された期間が経過して特電役1が作動状態から未作動状態になり、当該ラウンドが終了するタイミングである。このタイミングで特電役作動遅延タイマが設定される。
タイミング(11)は、タイミング(10)において設定された特電役作動遅延タイマの期間が経過して次のラウンドが開始され、特電役2が未作動状態から作動状態となったタイミングである。このタイミングで、大入賞口2ソレノイドも駆動して第2可変入賞口234が開放状態となる。
この例では、大入賞口1ソレノイドの開放時間(タイミング(7)〜タイミング(9)の期間)が短く、同じアタッカー(第2のアタッカー804)のラウンドインターバル(タイミング(5)〜タイミング(11)の期間)が短い。
このような場合において、図247のタイミングチャートで説明したように特電役2作動中信号に試験用信号を上乗せして出力するようにすると、不具合が生じる場合がある。つまり、タイミング(4)にて設定される特電役作動間隔タイマが例えば20msと短い場合は、信号の取りこぼしを防ぐために、第2可変入賞口(第2のアタッカー)235が閉鎖した後に所定の期間、特電役2作動中信号に試験用信号を上乗せして出力することが望ましいが、同じアタッカー(第2のアタッカー804)のラウンドインターバル(タイミング(5)〜タイミング(11)の期間)が短いと、後から開放される第2のアタッカー804の開放中に、特電役2作動中信号が非作動状態となってしまう場合がある。具体的には、本来、特電役2が未作動となるタイミング(5)で同時に未作動となる特電役2作動中信号(図243参照)に試験用信号を、図247にて説明したように例えば2秒間上乗せしたと仮定すると、特電役作業中信号(試験用)は、図248のタイミング(a)にて作動状態から未作動状態となる。つまり、タイミング(11)から開放される第2のアタッカー804が開放されているにもかかわらず、特電役作業中信号(試験用)は未作動状態となってしまう。これを防ぐために、図219のステップS1421において試験信号出力タイマを0とし、特電役2作動中信号(試験用)の出力期間を延長させて、第2のアタッカー804の開放中に、特電役2作動中信号が非作動状態とならないようにしている。
またこの例では、タイミング(11)において、特電役2入賞検出タイマは設定された時間が経過し、終了する。これは、タイミング(11)において第2のアタッカー804が開放するラウンドが開始する(特電役2が未作動状態から作動状態になる)ため、強制的に0を設定し、終了させているものである(図219のステップS1423参照)。
タイミング(b)は、タイミング(10)において特電役1が未作動状態となった後に、特電役1作動中信号(試験用)が作動状態から未作動状態となるタイミングである。この例では、タイミング(9)にて設定される特電役作動間隔タイマが例えば20msと短いため、信号の取りこぼしを防ぐために、第1可変入賞口(第1のアタッカー)234が閉鎖した後に所定の期間(例えば2秒)、特電役1作動中信号に試験用信号を上乗せして出力する(図209および図210に示す確変領域関連設定処理のステップS637参照)。
これにより、特電役1が未作動となるタイミング(10)に遅れて、タイミング(b)において特電役1作動中信号(試験用)が未作動状態となる。第2のアタッカー804が開放状態となった後のタイミング(12)において、特電役1入賞検出タイマが設定状態から未設定状態となり、カウントスイッチSW1が有効状態から無効状態となる。
その後、第2のアタッカー804への上述した最大入賞数の遊技球の入賞、又は、設定された特電役作動データによって設定される開放タイマが経過すると、タイミング(13)において大入賞口2ソレノイドの駆動が停止(閉鎖)して第2のアタッカー804が閉鎖状態となる。このとき、特電役作動間隔タイマ(例えば20ms)が設定されるとともに、第2のアタッカー804に係る特電役入賞検出タイマ(特電役2入賞検出タイマ)に所定時間(例えば、3秒)が設定される。
タイミング(14)は、特電役作動間隔タイマによって設定された期間が経過して特電役2が作動状態から未作動状態になり、当該ラウンドが終了するタイミングである。このタイミングで特電役作動遅延タイマが設定される。
タイミング(15)は、タイミング(14)において設定された特電役作動遅延タイマの期間が経過して次のラウンドが開始され、特電役1が未作動状態から作動状態となったタイミングである。このタイミングで、大入賞口1ソレノイドも駆動して第1のアタッカー802が開放状態となり、特電役1作動中信号(試験用)も未作動状態から作動状態となり、カウントスイッチSW1は、特電役1が作動状態となるタイミングで無効状態から有効状態となる。
タイミング(20)は、タイミング(13)で設定された特電役2信号出力タイマが0となり、特電役2作動中信号(試験用)が作動状態から未作動状態となるタイミングである。また、このタイミングで確変領域も有効状態から無効状態となる。この例では、タイミング(13)〜タイミング(20)の期間は、大入賞口2ソレノイドが閉鎖状態(第2のアタッカー804が閉鎖状態)であるにもかかわらず、確変領域は有効状態となっている期間である。また、この場合の確変領域は、タイミング(2)からタイミング(20)の期間において、3つのラウンドに亘って有効状態が継続している。
タイミング(21)では、特電役2入賞検出タイマは設定された時間が経過して終了し、カウントスイッチSW2が有効状態から無効状態となる。タイミング(22)では、大入賞口1ソレノイドの駆動が停止(閉鎖)して第1のアタッカー802が閉鎖状態となる。このとき、特電役作動間隔タイマ(例えば20ms)が設定されるとともに、第1のアタッカー802に係る特電役入賞検出タイマ(特電役1入賞検出タイマ)に所定時間(例えば、3秒)が設定される。
タイミング(23)は、特電役作動間隔タイマによって設定された期間が経過して特電役1が作動状態から未作動状態になり、当該ラウンドが終了するタイミングである。このタイミングで特電役作動遅延タイマが設定される。
なお、図238〜図248に示す実施形態において、主制御部300が第二のエラー(例えば、大入賞口排出超過エラー)が発生したと検出した場合であっても、大当り遊技が終了した後には、特図の変動制御(特図1または特図2の変動遊技)を開始する。なお、主制御部300が第二のエラー(例えば、大入賞口排出超過エラー)が発生したと検出した場合であって、大当り遊技が終了した後には、特図の変動制御(特図1または特図2の変動遊技)を開始しない場合があってもよい。
また、ぱちんこ機100は、第1可変入賞口234と第2可変入賞口235にそれぞれカウントスイッチSWおよびアウトスイッチSOを備え、第1可変入賞口234と第2可変入賞口235が交互に開放、閉鎖の動作を行うものであって、第1可変入賞口234及び第2可変入賞口235のうちの開放する可変入賞口に対応するカウントスイッチ(いずれか一方)だけが受付可能に設定されるものであってもよい。
また、本実施形態には、以下の変形例も適用可能である。例えば、図241(f4)で示したように、導光板によって模様が表示される場合、その模様が複数であってもよい。例えば、導光板に向かって発光する照射手段(例えば、LED)の位置で異なる模様が表示されるようにしてもよい。具体的には、例えば、上に配置されたLEDからの照射で模様Aが表示され、左に配置されたLEDからの発光で模様Bが表示されるなどである。
また、装飾図柄表示装置208および/または液晶表示装置Dは、回転、振動、移動などの動作を行うものであってもよい。また、装飾図柄表示装置208は、上記の実施形態において説明した各エラー中に動作するものであってもよく、その場合例えば、図240(b3−2α)の演出可動体224と同様に、例えば大入賞口入賞超過エラーの報知を行う際に、演出可動手段として装飾図柄表示装置208を動作させるようにしてもよい。また、液晶表示装置Dは、複数(例えば、2個、3個…)設けられていてもよい。ここで、液晶表示装置Dが複数設けられている場合、複数の液晶表示装置Dのうちの一の液晶表示装置のみが動作可能に構成され、複数の液晶表示装置Dのうちの他の一または複数の液晶表示装置は動作不能(固定されている)に構成されていてもよいし、複数の液晶表示装置Dのうちの一または複数の液晶表示装置Dが動作可能に構成され、複数の液晶表示装置Dのうちの他の一部の液晶表示装置が動作不能(固定されている)に構成されていてもよい。なお、装飾図柄表示装置208および/または液晶表示装置Dは、動作不能に構成されていてもよい。
また、本実施形態の演出可動手段(例えば、演出可動体224)は、演出可動手段の動作中にエラーが発生した場合も当該演出可動手段の動作を継続してもよいが、動作を中断して初期位置に戻るようにしてもよい。また、エラーの種類によって、エラーの発生時に演出可動手段が初期位置に戻るエラーと、エラーの発生時に演出可動手段が初期位置に戻らないエラーがあってもよい。初期位置に戻るエラーの例としては、磁気(磁石)検知エラーなどの遊技制御を停止するエラーがあり、初期位置に戻らないエラーの例として、は皿満タンエラーが挙げられるが、それに限らない。ここで、「遊技制御を停止する」とは、例えば、主制御部300が入賞や当否に関連する処理を実行していないことをいい、具体例として、図206に示す主制御部タイマ割り込み処理のタイマ更新処理(ステップS311)から出力管理処理(ステップS337)をスキップしている場合をいう。
また、初期位置に戻るエラーの他の例としては、磁界(電波)検知エラー、大入賞口排出超過エラー、大入賞口入賞超過エラー、デカ玉ゴトエラー、スイッチ(センサ)未接続エラー、スイッチ(センサ)レベル異常エラー、入賞率(一般入賞口、始動口2(電チュー)、大入賞口(アタッカー))異常エラー、衝撃異常エラー、ソレノイド異常エラー、皿満タンエラー(下受け皿満タンエラー、下皿満タンエラー、上皿満タンエラー)、払出数不足エラー、払出個数スイッチエラー、不正払出エラー、払出超過エラー、CRユニット通信エラー、主制御通信エラー(主制御部300からの通信確認コマンドが所定時間(本例では1000ms)、受信できなかった場合のエラー)、CRユニット未接続エラー、ガラス枠開放エラー、内枠開放エラー、扉開放エラー、外部クロック異常エラー、衝撃センサエラー、衝撃警告、打ち方警告などのいずれかであってもよい。
また、初期位置に戻らないエラーの他の例としては、磁気(磁石)検知エラー、磁界(電波)検知エラー、大入賞口排出超過エラー、大入賞口入賞超過エラー、デカ玉ゴトエラー、スイッチ(センサ)未接続エラー、スイッチ(センサ)レベル異常エラー、入賞率(一般入賞口、始動口2(電チュー)、大入賞口(アタッカー))異常エラー、衝撃異常エラー、ソレノイド異常エラー、払出数不足エラー、払出個数スイッチエラー、不正払出エラー、払出超過エラー、CRユニット通信エラー、主制御通信エラー(主制御部300からの通信確認コマンドが所定時間(本例では1000ms)、受信できなかった場合のエラー)、CRユニット未接続エラー、ガラス枠開放エラー、内枠開放エラー、扉開放エラー、外部クロック異常エラー、衝撃センサエラー、衝撃警告、打ち方警告などのいずれかであってもよい。
また遊技盤200に設けられる演出可動手段(例えば、演出可動体224)の変形例として、枠側(前面枠扉106)に設けた演出可動手段であってもよく、その演出可動手段により、先読み予告や当該変動の予告を行うように構成されていてもよい。演出可動手段は、操作手段ユニットの一部であってもよい。その場合、演出可動手段は、操作を行う部分(例えば、ボタンやレバー)であってもよく、上述のエラー報知時の演出可動手段の動作(例えば、図240(b3−2α)の演出可動体224の動作)の変形例として、ボタンやレバーが振動したり、突出したり、凹んだり、回転したり等の動作をしてもよい。これらの動作は、先読み予告やと当該変動の予告、一斉演出(RTC演出)やデモ演出などの各種演出で行ってもよい。
また、上記の実施形態では、保留アイコンによって保留の数を表示したがこれに限らず、LED等の発光手段の点灯により保留が表示されるように構成されていてもよい。その場合、発光手段の色により先読み予告を行ったり、特図種別(特図1、2)を分けて表示するように構成されていてもよい。
また、上記の実施形態に記載したエラー中も一般入賞口、始動口、アタッカーへの入球に応じた演出(例えば、入賞音の出力、ランプの点灯、液晶による表示)を行ってもよいが、エラー中は、一般入賞口、始動口、アタッカーへの入球に応じた演出の一部または全部を行わないように構成していてもよい。ここで、「一般入賞口、始動口、アタッカーへの入球に応じた演出」とは、大当り中の場合は、払出数表示(例えば、図238(4)のポイント(pt)表示)、装飾図柄表示装置208その他の表示装置による演出、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214および普図表示装置210やその他の7セグメント表示装置による演出、普通図柄保留ランプ216、第1特別図柄保留ランプ218および第2特別図柄保留ランプ220やその他のランプ(LED)の色や発光パターンなどによる演出や、オーバー入賞報知(音やランプ、装飾図柄表示装置208その他の表示装置による表示)などである。なお、オーバー入賞報知演出の場合は、音を出力しないようにしてもよいし、エラー用の音や発光パターンを出力するようにしてもよい。また「一般入賞口、始動口、アタッカーへの入球に応じた演出」とは、大当り終了後であれば、始動口や一般入賞口の入賞に応じた報知((音やランプ、装飾図柄表示装置208その他の表示装置による表示)などである。なお、上記の演出の全てを搭載していてもよく、いずれか一部を搭載していてもよい。
以上説明したように、本発明の実施形態にかかる遊技台(例えば、ぱちんこ機100)は、アタッカー(例えば、第1のアタッカー802、第2のアタッカー804、第1可変入賞口234、第2可変入賞口235)と、主制御手段(例えば、主制御部300)とを備えた遊技台であって、前記アタッカーは、入球センサ(例えば、球検出センサ320、カウントスイッチSW1、カウントスイッチSW2)が設けられたアタッカーであり、前記入球センサとは、遊技球の入球に応じて入球信号を出力可能なセンサであり、前記アタッカーは、排出センサ(例えば、球検出センサ320、アウトスイッチSO,SO1、SO2・・・)が設けられたアタッカーであり、前記排出センサとは、遊技球の排出に応じて排出信号を出力可能なセンサであり、前記主制御手段は、複数種類のエラーを判定する制御を実行可能な手段であり、前記複数種類のエラーのうちの一の種類のエラーは、第一のエラー(例えば、大入賞口入賞超過エラー)であり、前記第一のエラーとは、前記アタッカーに入球した遊技球の数(以下、「入球数」という。)が、該アタッカーから排出された遊技球の数(以下、「排出数」)よりも多いことを示すエラーのことであり、前記主制御手段は、図柄の変動制御(以下、「図柄変動制御(例えば、図216に示す図柄変動中処理、または図213(a)に示す特図関連抽選処理と図216に示す図柄変動中処理および図217に示す特図表示確定ウエイト処理)」という。)を実行可能な手段であり、前記図柄変動制御とは、図柄表示手段(例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214)において、図柄の変動表示を行わせる制御のことであり、前記主制御手段は、大当りが終了した場合に、前記図柄変動制御を開始する手段であり、前記主制御手段は、前記第一のエラーの発生中に前記図柄変動制御を開始しない手段である、ことを特徴とする遊技台である。
本発明によれば、主制御手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
すなわち、第一のエラー(例えば、大入賞口入賞超過エラー)が発生していることを店員や遊技者が気づきやすくすることができる場合がある。
また、第一のエラー(例えば、大入賞口入賞超過エラー)の発生中は図柄変動制御が開始されず、遊技者が遊技できない状態となるので、第一のエラー(例えば、大入賞口入賞超過エラー)の解除を店員が確実に行うことができ、メンテナンス性を向上させることができる場合がある。
なお、上記の実施形態における「大入賞口入賞超過エラー」の記載は、「大入賞口入出球不一致エラー」と読み替えることもできる。
また、表示手段(例えば、装飾図柄表示装置208、液晶表示装置D)を備え、前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、大当り終了表示(例えば、図238(10)の表示、図239(10a)〜図239(12a)の表示など)であり、前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、装飾図柄の変動表示(以下、「図柄変動表示(例えば、図240(16a)で下向き矢印で示す表示)」という。)であり、前記大当り終了表示が表示された後に、前記図柄変動表示が表示される場合があり、前記第一のエラーの発生中に大当りが終了しても、前記図柄変動表示を開始せず、前記大当り終了表示を継続して表示するように構成されている、ものであってもよい。
このような構成によれば、大当りが終了しても大当り終了表示(画面)がそのまま表示されるので、第一のエラー(例えば、大入賞口入賞超過エラー)が発生していることに気づきやすくすることができる場合がある。
ここで、本実施形態における装飾図柄の変動表示(図柄変動表示)の開始タイミングは、第1副制御部400が、主制御部300から図柄変動開始コマンドを受信したタイミング、または装飾図柄表示装置208の図柄表示領域208a〜208cの少なくともいずれかにおいて装飾図柄が変動を開始した(表示上、動き出した)タイミング、または装飾図柄表示装置208の図柄表示領域208a〜208cの全てにおいて装飾図柄が変動を開始した(表示上、動き出した)タイミングをいう。また、装飾図柄の変動表示(図柄変動表示)の終了タイミングは、第1副制御部400が、主制御部300から図柄変動停止コマンドを受信したタイミング、または装飾図柄表示装置208の図柄表示領域208a〜208cの少なくともいずれかにおいて装飾図柄が変動を停止した(表示上、停止した)タイミング、または装飾図柄表示装置208の図柄表示領域208a〜208cの全てにおいて装飾図柄が変動を停止した(表示上、停止した)タイミングをいう。
なお、大当り終了表示を行っている場合に、音量や光量(輝度)の設定変更ができるようにしてもよく、設定変更ができないようにしてもよい。
また、大当り終了表示を行っている場合に、演出モードの選択ができるようにしてもよく、演出モードの選択ができないようにしてもよい。
また、大当り終了表示を行っている場合に、ワイプなどによって一斉演出やRTC演出を実行してもよいし、一斉演出やRTC演出を実行しなくてもよい。なお、第一のエラー(例えば、大入賞口入賞超過エラー)発生中に一斉演出が開始された場合、一斉演出を全面やワイプで表示してもよいが、スピーカー120からは一斉演出音が出力されないようにしてもよい(一斉演出でBGMや効果音が出力されない機種は除く)。
また、大当り終了表示を行っている場合に、普図に関する演出を実行してもよいし、実行しなくてもよい。
また、ユーザーモードが設定可能な場合において、大当り終了表示を行っている場合に、特典の付与に関する演出を行ってもよい。ここで、ユーザーモードとは、遊技者が任意に設定可能なモードであり、ユーザーモードの設定が開始されてから終了するまでの間に行われた遊技の情報(変動回数、大当り回数、予め設定されたミッション(例えば、ミッション達成条件として連荘回数、大当り回数、変動回数等や特定のスーパーリーチや特定の予告の発生、特定の時間帯に遊技することなどが挙げられる))を達成すると、特典の付与(特典の付与に関する演出の例として、ユーザーレベルを上げるための経験値の付与や、遊技者によって選択(カスタマイズ)可能な演出(例えば、遊技のナビゲーションや予告を行うキャラクタ、各種演出表示(保留アイコン、背景表示、保留アイコンを表示する保留枠)や図柄変動中や大当り中に出力される楽曲やゲーム性(例えば、大当り確定の演出報知(一発告知やプレミア演出)や特定の演出(例えば、操作手段の動作や演出可動手段の動作、当該変動および/または先読み予告として発生すると大当りとなる可能性が高い予告演出)を発生しやすくするモードなど))がされるモードのことである。なお、ユーザーレベルの上昇に対応して、特典の付与がされるように構成されていてもよい。
また、前記第一のエラーの発生中に先読み予告(例えば、図239(11a)の「大盤振舞じゃ!」の文字などによる先読み予告)が行われる場合があるように構成されている、ものであってもよい。
このような構成によれば、先読み予告が行われているにも関わらず、大当り終了表示が継続して表示されているので、第一のエラー(例えば、大入賞口入賞超過エラー)を解除しなければ、次の遊技に進めないことを遊技者に気づきやすくさせることができる場合がある。
また、第一のエラー(例えば、大入賞口入賞超過エラー)が発生している場合には、先読み予告が表示されている画面で停止してもよく、それ以外の画面(例えば、プリペイドカードの取り忘れの注意喚起の報知を表示している画面や、ロゴ(メーカーロゴ)画面など)で停止してもよい。なお、注意喚起の報知(以下、「注意喚起報知」という。)は、「プリペイドカードの取り忘れ」に関するものに限らない。
ここで注意喚起報知とは、遊技の利益には直接的には無関係な事項について遊技者に注意を喚起する報知のことである。遊技の利益には遊技者に利益として付与される賞球およびそれに関する情報が含まれる。注意喚起報知の内容は遊技の利益に直結しないため、遊技者が注意喚起報知を無視したり注意喚起報知に従わない場合でも遊技の利益に影響はない。但し、注意喚起報知は、遊技の利益以外の遊技者の利益に影響を及ぼす可能性のある、例えば身体的、精神的、あるいは金銭的なものを含む。
なお、遊技者に利益として付与されるものは上述の賞球(所謂ぱちんこ球)に限るものではなく、例えばメダル等であってもよい。また、必ずしも賞球やメダル等の実物が遊技者に付与される必要は無く、例えば先ず電子的に利益が遊技者に付与され、当該電子的な利益を遊技者が遊技に用いたり、実物の賞球に変換できてもよい。もちろん遊技者に実物が付与されず、遊技者が電子的な利益を景品に交換できてもよい。また、遊技に関係する利益としては、当該利益を用いて、遊技台で再度遊技を行うことができるものと規定してもよい。逆に言えば、遊技に関係しない利益とは、当該利益を用いても遊技台で再度遊技を行うことができないものと規定してもよい。
注意喚起報知の例として、「年齢制限」、「攻略法」、「遊技時間」、「演出」、「二次利用制限」、「投資抑止」、「取り忘れ防止」、「破損防止」、「撮り忘れ防止(保存し忘れ防止)」などが挙げられる。
名称が「年齢制限」の注意喚起報知は、報知内容が「18歳未満の遊技および遊技場への入場は、法律で規制されております。」であり、報知タイミングは「デモ中」である。つまり、報知タイミングは、特図変動遊技が非作動中であること、およびアタッカが非作動中であることを前提としている。「年齢制限」の注意喚起報知に従わなかった場合に生じる遊技者の不利益として、遊技利益を得られたとしても、景品への交換が認められないという金銭的不利益がある。名称が「攻略法」の注意喚起報知は、報知内容が「悪質な攻略法販売にご注意ください。」であり、報知タイミングは「デモ中」である。「攻略法」の注意喚起報知に従わなかった場合に生じる遊技者の不利益として、無為な情報に金銭を支払う恐れがある金銭的不利益がある。
名称が「遊技時間」の注意喚起報知は、報知内容が「長時間遊技される場合には、適度に休憩を挟んでください。」であり、報知タイミングは「デモ中/遊技開始後2時間経過」である。「遊技時間」の注意喚起報知に従わなかった場合に生じる遊技者の不利益として、長時間の遊技による遊技者の身体機能の低下、疲労などの身体的不利益がある。
名称が「演出」の注意喚起報知は、報知内容が「光源を長時間直視しないようにしてください。演出装置に指など挟まないよう注意してください。適切な音量、光量で遊技をお楽しみください。」であり、報知タイミングは「デモ中/音量、光量調整中/音量、光量調整画面の表示中/音量、光量の設定変更アイコンの表示中など」である。「演出」の注意喚起報知に従わなかった場合に生じる遊技者の不利益として、大音量での遊技による聴力低下、高輝度のランプの点灯や点滅による光過敏性発作等の身体的不利益がある。
名称が「二次利用制限」の注意喚起報知は、報知内容が「本遊技機における写真や動画等のインターネットへのアップロードを禁止します。」であり、報知タイミングは「デモ中/演出実行時」である。「二次利用制限」の注意喚起報知に従わなかった場合に生じる遊技者の不利益として、法令違反による罰金や禁固刑等の金銭・社会地位的不利益がある。
名称が「投資抑止」の注意喚起報知は、報知内容が「過度の投資にご注意ください。パチンコ・パチスロは、適度に楽しむ遊びです。」であり、報知タイミングは「デモ中/前回の大当りから所定の回転数経過」である。「投資抑止」の注意喚起報知に従わなかった場合に生じる遊技者の不利益としては投資失敗による金銭的不利益がある。
名称が「取り忘れ防止」の注意喚起報知は、報知内容が「プリペイドカードの取り忘れにご注意ください」または「プリペイドカードの取り忘れや盗難にご注意ください。」であり、報知タイミングは「大当り終了時/電サポ状態終了時」である。「取り忘れ防止」の注意喚起報知に従わなかった場合に生じる遊技者の不利益として、取り忘れたプリペイドカード内の残金の逸失による金銭的不利益がある。なお、当該「取り忘れ防止」の注意喚起報知を上述のタイミング以外のタイミングで行ってもよい。例えば、通常遊技状態において発生した大当り(所謂「初当たり」)の終了時に「取り忘れ防止」注意喚起報知を報知し、当該大当りを契機として発生した連荘中の大当りの終了時には「取り忘れ防止」注意喚起報知を報知しなくてもよい。また、大当りが発生した場合であっても、当該大当りによって遊技者が得られる利益が他の大当りよりも小さかったり、利益が得られない大当りの場合には「取り忘れ防止」注意喚起報知が報知されなくてもよい。そもそも遊技者によるプリペイドカードの取り忘れは、プリペイドカードに残金が残った状態で、利益が付与された場合に、当該利益に遊技者の意識がいってしまい、残金が残っているプリペイドカードの存在を忘れてしまうことで発生するため、遊技者に利益が付与された直後に当該「取り忘れ防止」注意喚起が報知されることが望ましく、また、遊技者がプリペイドカードの存在を忘れてしまう程度の利益が付与された後で報知されることが望ましい。さらに、「取り忘れ防止」注意喚起報知が最も奏功する契機としては、遊技者が遊技をやめるタイミングであるため、連荘終了時(例えば、時短付与なしの通常大当りを引いた場合や、ST機におけるSTの終了時等の遊技者にとって有利な状態が終了するタイミング)に当該「取り忘れ防止」注意喚起報知が報知されることが望ましい。また、特図高確率状態(確変)に突入してから最初の大当りに基づく大当り遊技終了時(例えば、大当り終了演出中や大当り終了後1回転目の変動開始時)に「取り忘れ防止」注意喚起報知を報知してもよい。また、特図高確率状態(確変)でその後の遊技状態が特図低確率状態に移行する大当り(15R大当り、突然時短の大当り、突然通常の大当り)に基づく大当り遊技終了時に「取り忘れ防止」注意喚起報知を報知してもよい。また、特図低確率状態でその後の遊技状態が特図低確率状態に維持される大当り(15R大当り、突然時短の大当り、突然通常の大当り)に当選したことに基づく大当り遊技終了時に「取り忘れ防止」注意喚起報知を報知してなくてもよい。また、特図低確率状態でその後の遊技状態が特図低確率状態に維持される大当り(15R大当り、突然時短の大当り、突然通常の大当り)に当選したことに基づく大当り遊技終了時に「取り忘れ防止」注意喚起報知を報知してなくてもよい。また、小当りに当選したことに基づく小当り遊技終了時に「取り忘れ防止」注意喚起を報知しなくてもよい。
名称が「破損防止」の注意喚起報知は、報知内容が「破損の恐れがありますので、強い力で操作手段を操作しないでください。」であり、報知タイミングは「デモ中/演出実行時」である。「破損防止」の注意喚起報知に従わなかった場合に生じる遊技者の不利益として、操作手段の破損により怪我をするという身体的不利益がある。
名称が「撮り忘れ防止(保存し忘れ防止)」の注意喚起報知は、報知内容が「ユーザーモード設定中です。遊技終了時の2次元バーコードの撮り忘れにご注意ください。」であり、報知タイミングは「デモ中/ユーザーモード設定中(常時)」である。「撮り忘れ防止」の注意喚起報知に従わなかった場合に生じる遊技者の不利益として、設定したユーザーモードの内容が消えてしまうという遊技的不利益がある。ただし、金銭に関わる遊技不利益ではない。なお、上記の注意喚起報知の報知タイミングは、上述のタイミングで必ず実行されなくてもよい。
また、上述の報知タイミング以外のタイミングで実行される場合があってもよい。また、上記の注意喚起報知は例示であって、上記以外の注意喚起報知を実行してももちろんよい。
また、注意喚起報知(遊技の利益に少なくとも関係しない報知)は、例示したものに限らず、報知された内容に遊技者が従わなかった場合に、当該遊技者に遊技利益とは異なる不利益が発生するものであればよい。
また、表示手段(例えば、装飾図柄表示装置208)を備え、前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、装飾図柄の変動表示(以下、「図柄変動表示」という。)であり、前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、前記装飾図柄の停止表示(以下、「図柄停止表示(例えば、図241(12f)に示す図柄停止表示)」という。)であり、大当りが終了した際に、保留がある場合に、前記図柄停止表示が表示された後に前記図柄変動表示が開始されるように構成されており、大当りが終了した後の前記図柄停止表示の表示中において、前記第一のエラーが発生している場合に、前記保留があっても前記図柄変動表示の表示が開始されず、前記図柄停止表示の表示が継続するように構成されている、ものであってもよい。
また、保留がない場合は、大当り終了表示が表示された後、図柄の変動表示が開始されないように構成されていてもよい。また、保留がない場合には、図柄デモが表示されるように構成されていてもよい。
このような構成によれば、保留があっても図柄停止表示が表示されたままにするので、第一のエラー(例えば、大入賞口入賞超過エラー)が発生していることに気づきやすくすることができる場合がある。
なお、本実施形態における「保留」とは、始動情報に基づく各種判定処理(抽選処理等)の開始を保留することを意味する。
また、大当りが終了した際に保留がある場合に、該保留の数に応じた保留アイコンが表示される場合があるように構成されている、ものであってもよい。
このような構成によれば、先読み予告が行われているにも関わらず、大当り終了表示が継続して表示されているので、第一のエラー(例えば、大入賞口入賞超過エラー)を解除しなければ、次の遊技に進めないことを遊技者に気づきやすくさせることができる場合がある。
なお、本実施形態における「保留アイコン」は、主制御部300のRAM308に記憶されている始動情報に対応したものである。
また、大当りが終了した後、遊技状態(確変/時短/通常)および特図の種別によって保留が表示されない場合があってもよい。例えば、遊技状態(確変/時短/通常)によって、特図2の保留は表示されるが、特図1の保留は表示されない(あるいはその逆)場合があってもよい。
また、大当りが終了した後、遊技状態(確変/時短/通常)および特図の種別によらず、保留を表示するようにしてもよい。
また、前記第一のエラーの発生中における前記図柄停止表示の表示中に、前記保留アイコンとして先読み保留アイコン(例えば、図241(f2)に示す先読み保留アイコン)が表示される場合がある、ものであってもよい。
このような構成によれば、第一のエラー(例えば、大入賞口入賞超過エラー)の発生中も、先読み保留アイコンを表示される場合があるので、店員によって第一のエラーが解除されるまでの期間の間を持たせることができる場合がある。
また、先読み保留アイコンが表示されるので、第一のエラー(例えば、大入賞口入賞超過エラー)の解除を促すことができる場合がある。
なお、第一のエラー(例えば、大入賞口入賞超過エラー)の発生中における前記図柄停止表示の表示中に、先読み予告表示を行う場合があってもよい。この場合先読み予告表示は、増加した保留に対応する先読み予告表示であってもよい。また他の入賞時先読み予告の先読み予告表示であってもよい。
また、前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、エラー表示であり、
前記表示手段は、前記エラー表示として第一のエラー表示(例えば、図238(6)に示すエラー表示E1)を表示する場合がある手段であり、前記第一のエラー表示とは、前記第一のエラーの発生中に表示される表示であってもよい。
また、前記主制御手段は、前記大当りにおける或るラウンドが終了した後において、前記入球数が前記排出数よりも多い場合に、前記第一のエラーと判定する手段であってもよい。
また、前記主制御手段は、前記第一のエラーを解消したと判定した場合に、前記図柄変動制御を開始する制御を行うように構成された手段であってもよい。
また、前記排出センサは、複数のセンサから構成された手段であり、前記複数のセンサのうちの一のセンサは、第一の排出センサ(例えば、アウトスイッチSO1)であり、前記複数のセンサのうちの一のセンサは、第二の排出センサ(例えば、アウトスイッチSO2)であり、前記排出数とは、前記第一の排出センサが検知した遊技球の数と、前記第二の排出センサが検知した遊技球の数とを加算した数のことであってもよい。
なお、排出センサの数は1個であってもよいし、2個であってもよいし、3個以上であってもよい。
また、前記入球センサは、一のセンサから構成された手段であってもよい。
なお、入球センサの数は、1個であってもよいし、2個であってもよいし、3個以上であってもよい。
また、前記複数種類のエラーのうちの一の種類のエラーは、第二のエラー(例えば、大入賞口排出超過エラー)であり、前記第二のエラーとは、前記排出数が、前記入球数よりも多いことを示すエラーのことであり、前記主制御手段は、前記第二のエラーであると判定した場合であっても、大当りが終了した後に前記図柄変動制御を開始する場合がある手段であってもよい。
例えば、主制御手段は、第二のエラーであると判定した場合であっても、大当りが終了した後、保留が有る場合には、図柄変動制御を開始するようにしてもよい。
また、前記遊技台は、ぱちんこ機であってもよい。
また、大当りにおいて前記第一のエラーが発生しても、該大当りが継続するように構成されている、ものであってもよい。
例えば、大当りの或るラウンドで第一のエラーが発生しても、次のラウンド演出(最終ラウンドの場合は大当り終了演出)に進むものであってもよい。また、主制御手段は、大当りの或るラウンドにおいて第一のエラーが発生した場合に、該大当りが終了するまで大当り制御を継続する手段であってもよい。
また、前記主制御手段は、大当りが終了した際に保留がない場合に、前記図柄変動制御を開始しない手段であってもよい。
なお、上記実施形態において、第一のエラー(例えば、大入賞口入賞超過エラー)が発生しても、遊技状態は変化しなくてもよい(遊技制御を行わない、あるいは特図変動動作の中断をしなくてもよい)。
また、第一のエラー(例えば、大入賞口入賞超過エラー)の解除は、当該第一のエラーの検出から一定期間経過後に自動的に解除するものであってもよい。
また、上記の実施形態において、一定数保留があると開始される演出が行われてもよい。この演出は例えば、特図1と特図2を交互に振り分ける振分装置を含む始動口ユニット(エイトチャッカー)を備える入賞順消化の機種において、保留が8個溜まった場合に保留アイコンの表示態様が変化するような演出や、スピーカー120や装飾図柄表示装置208において、保留が8個溜まったことを報知する演出や、次変動から保留が8個溜まったことによる演出を行うことを報知する演出などがある。
また、上記の実施形態において、大当り中に出力されている楽曲がそのまま大当り終了後の図柄変動でも出力される場合、第一のエラー(例えば、大入賞口入賞超過エラー)中もそのまま継続して当該楽曲を出力してもよい。ここで、第一のエラー(例えば、大入賞口入賞超過エラー)中は、大当り中の楽曲の音量が0になった状態で制御上そのまま出力してもよいが、音量を小さくしてそのまま出力してもよい。また、第一のエラー(例えば、大入賞口入賞超過エラー)解除後に、楽曲の先頭から開始されるように構成されていてもよい。
また、以上説明したように、本発明の実施形態にかかる遊技台(例えば、ぱちんこ機100)は、第一の制御手段(例えば、主制御部300)と、第二の制御手段(例えば、第1副制御部400)と、を備えた遊技台であって、前記第一の制御手段は、前記第二の制御手段に複数種類のコマンドを送信する制御を実行可能な手段であり、前記複数種類のコマンドのうちの一の種類のコマンドは、エラー関連コマンドであり、前記第一の制御手段は、複数種類のエラーを判定可能な手段であり、前記複数種類のエラーのうちの一の種類のエラーは、第一のエラー(例えば、磁界(電波)検知エラー、振動エラー、スイッチ未接続エラー等の主制御部300の動作が停止しないエラー)であり、前記第一の制御手段は、前記第一のエラーと判定した場合に、第一のエラーフラグを設定する手段であり、前記第一の制御手段は、前記エラー関連コマンドを前記第二の制御手段へ送信する準備を行う処理(以下、「送信準備処理(例えば、図206の主制御部タイマ割込処理のデバイス監視処理(ステップS329)」という。)を第一の周期ごとに行う場合があるように構成された手段であり、前記第一の制御手段は、前記第一のエラーフラグが設定されている状態において、前記第一の周期に到達した場合に、前記エラー関連コマンドとして第一のエラーコマンドの前記送信準備処理を実行する手段である、ことを特徴とする遊技台である。
このような構成によれば、制御手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
すなわち、第一のエラーコマンド(例えば、磁界(電波)検知エラーのエラーコマンド)を周期的に送信することができるので、第一の制御手段の送信負担を軽減することが出来る場合がある。
また、前記複数種類のエラーのうちの一の種類のエラーは、第二のエラー(例えば、磁気(磁石)検知エラー等、主制御動作が停止するエラー)であり、前記第一の制御手段は、前記第二のエラーと判定した場合に、第二のエラーフラグを設定する手段であり、前記第一の制御手段は、前記第二のエラーフラグが設定された場合に、前記エラー関連コマンドとして第二のエラーコマンドの前記送信準備処理を実行する手段であってもよい。
また、前記第一の制御手段は、前記第二のエラーコマンドの前記送信準備処理を前記第一の周期の到達を待たずに実行するように構成された手段であってもよい。
このような構成によれば、エラーの種類によってエラーコマンドの送信周期を待つものと待たないものを設定可能に構成されているので、第二の制御手段へすぐにエラーコマンドを送信すべきエラーが発生した場合にも対応しつつも、第一の制御手段の送信負担を軽減することができる場合がある。
また、前記第一の制御手段は、前記遊技台の外部へ出力する信号(以下、「外部信号(例えば、セキュリティ情報信号)」という。)を出力する制御を実行可能な手段であり、前記第一の制御手段は、前記第一のエラーフラグが設定された場合に、前記外部信号を出力する制御を実行する手段であってもよい。
なお、第一の制御手段は、前記第一のエラーフラグが設定された場合に、セキュリティ情報信号は出力するが、他の信号(他の外部端子板信号)は出力しないようにしてもよい。また、第一の周期(主制御部300におけるサブコマンドの送信周期)の期間がセキュリティ情報信号が出力される期間(例えば、30秒)よりも短くても良く、長くても良く、同じであってもよい。
また、前記第一の制御手段は、前記外部信号を出力する制御を前記第一の周期の到達を待たずに実行するように構成された手段であってもよい。
このような構成によれば、外部信号は第一の周期(主制御部300におけるサブコマンドの送信周期)を待たずに送信されるので、店舗側が遊技台の異常が発生していることに気づきやすくすることができる場合がある。
また、前記第一の制御手段は、第二の周期で割込処理(例えば、主制御部タイマ割込処理)が実行される場合がある手段であり、前記割込処理とは、遊技の進行に関する処理を含む処理のことであり、前記第二の周期がN回繰り返されることで、前記第一の周期となるように構成されている、ものであってもよい。
また、表示手段(例えば、装飾図柄表示装置208)を備え、前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、エラー表示(例えば、エラー表示E1)であり、前記第二の制御手段は、前記第一のエラーコマンドを受信した場合に、前記表示手段に前記エラー表示として第一のエラー表示(例えば、図230(6)に示す「電波を検知しました」という文字によるエラー表示E1)を表示する場合がある手段であってもよい。
このような構成によれば、エラーが発生していることに気づきやすくすることができる場合がある。
なお、エラー表示を表示するエラーと表示しないエラーがあってもよい。
また、前記第一の制御手段は、前記第一のエラーが解除されたと判定された状態において、前記第一の周期に到達した場合に、前記エラー関連コマンドとしてエラー解除コマンドを送信する制御を実行する手段であってもよい。
また、前記遊技台は、ぱちんこ機であってもよい。
<演出の一例>
以下、図249〜図270を用いて、本発明に適用することができる遊技台(例えば、パチンコ機100等の弾球遊技機やスロットマシン等の回胴遊技機)他の例について詳細に説明する。ここで、技術的思想としては、図249〜図270に示す技術的思想を、図1〜図48、図49〜図116、図117〜図193、図194〜図248に示す技術的思想に適用することは可能であり、またその逆に、図1〜図48、図49〜図116、図117〜図193、図194〜図248に示す技術的思想を、図249〜図270に示す技術的思想に適用することも可能である。その際、同じ符号を付しているもの同士は、同じ構成要素として取り扱える場合があり、置換することができる場合もある。
まず、図249〜図251を参照して、図249〜図270を用いて説明する本実施形態の演出に共通する事項について説明する。
まず、図249は、本実施形態の演出表示に共通する図面上の表記の説明であり、同図(a)は、本実施形態に係るパチンコ機100に適用可能な演出装置206の構成の一例を示す図であって、図14に示した演出装置206と異なる点について説明する図である。また、同図(b)は、図柄変動表示の状態と図面上の表記の対応を示す図である。
同図(a)に示すように、本実施形態では、図14に示した演出装置206による演出の一例を説明するが、装飾図柄表示装置208の右側下方に設けられる第四図柄表示装置284は、同図(a)右図の表記を用いる。すなわち、四角の表記は特図1の第四図柄表示装置2841を示し、丸の表記は特図2の第四図柄表示装置2842を示し、白塗りの表記は、第四図柄表示装置284(2841,2842)が変動中であることを示し、グレーの塗りつぶしの表記は、第四図柄表示装置284(2841,2842)がハズレ停止していることを示し、黒の塗りつぶしの表記は、第四図柄表示装置284(2841,2842)が大当り停止していることを示す。これ以外は、図14(a)、(b)と同様である。なお、小当りを搭載したパチンコ機100の場合、第四図柄表示装置284(2841,2842)の小当りの表記は、ハズレ停止している場合と同じだが、大当り停止と同じであってもよい。また、ハズレ停止および大当り停止と異なる表記であってもよい。
また、同図(b)に示すように、装飾図柄の変動表示を下向きの白抜き矢印で表すが、細長矢印の場合は、装飾図柄が透過性を有する態様で高速変動していることを示し、短(太)矢印で表示されている場合は、装飾図柄が低速変動していることを示す。低速変動の場合は、装飾図柄の認識が可能な程度の速度であってもよい。また、装飾図柄が認識できるように表記されその下方に矢印が付されている場合も装飾図柄が低速変動していることを示す。また、装飾図柄の左上方および右下方に「揺れ」を示す表記を付している場合は、装飾図柄が揺れ変動表示(仮停止表示)していることを示す。なお、同図(b)における装飾図柄の画像は、低速変動と揺れ変動の表記の例を示すものであり、以下の例で説明する装飾図柄の画像とは異なっている。
図250は、演出装置206における演出表示の表示態様(色)と、本明細書および図面で使用する表記の対応関係を示すものであり、同図(a)が装飾図柄表示装置208における表示色との対応関係であり、同図(b)がフルカラーLED等の発光手段における発光色との対応関係である。
同図(a)に示すように、装飾図柄表示装置208における表示色について、装飾図柄表示装置208において「白点滅」で表示される場合を本明細書では「少点」の模様と記載し、図面上は少ない(粗い)ドット(点)のハッチングで示す。同様に、装飾図柄表示装置208において「青色」で表示される場合を本明細書では「斜線」の模様と記載し、図面上は斜線のハッチングで示し、装飾図柄表示装置208において「緑色」で表示される場合を本明細書では「ひし形」の模様と記載し、図面上はひし形のハッチングで示し、装飾図柄表示装置208において「赤色」で表示される場合を本明細書では「格子」の模様と記載し、図面上は格子のハッチングで示し、装飾図柄表示装置208において「金色」で表示される場合を本明細書では「縦線」の模様と記載し、図面上は縦線のハッチングで示し、装飾図柄表示装置208において「虹色(レインボーカラー)」で表示される場合を本明細書では「多点」の模様と記載し、図面上は多い(細かい)ドットのハッチングで示すか、あるいは「横線」の模様と記載し、図面上は横線のハッチングで示す。
また、装飾図柄表示装置208において「デフォルト(の色)」で表示される場合をこれら以外の表記(例えば、無模様かつ白色)で示す。
また、同図(b)に示すように、家紋役物224E等に内蔵されるフルカラーLED等の発光手段の発光色について、発光手段において「白点灯」で表示される場合を本明細書では「少点」の模様と記載し、図面上は少ない(粗い)ドット(点)のハッチングで示す。同様に、発光手段において「青色」で表示される場合を本明細書では「斜線」の模様と記載し、図面上は斜線のハッチングで示し、発光手段において「緑色」で表示される場合を本明細書では「ひし形」の模様と記載し、図面上はひし形のハッチングで示し、発光手段において「赤色」で表示される場合を本明細書では「格子」の模様と記載し、図面上は格子のハッチングで示し、発光手段において「金色」で表示される場合を本明細書では「縦線」の模様と記載し、図面上は縦線のハッチングで示し、発光手段において「虹色(レインボーカラー)」で表示される場合を本明細書では「多点」の模様と記載し、図面上は多い(細かい)ドットのハッチングで示すか、あるいは「横線」の模様と記載し、図面上は横線のハッチングで示す。また、発光手段において「消灯」されている場合を明細書では「白塗り」の模様と記載し、図面上はこれら以外の表記(例えば、無模様かつ白色)で示す。
また、図251は、例えば、図200に示すような2つの大入賞口(第1のアタッカー802および第2のアタッカー804)を有するぱちんこ機100において、大入賞口入賞超過エラーが発生する場合の、特図の変動/停止の状態、役物連続作動装置および条件装置の作動/未作動の状態、大入賞口2ソレノイドの駆動(開放)/停止(閉鎖)の状態、特別電動役物(特電役2)の作動/未作動の状態、特電役2の作動中信号(試験用)の作動/未作動の状態、特電役2入賞検出タイマの設定/未設定の状態、第2のアタッカー804に設けられた球検出センサ320(カウントスイッチSW2)の有効/無効の状態、確変領域ソレノイドの駆動(開放)/停止(閉鎖)の状態、確変領域の有効/無効の状態、大入賞口1ソレノイドの駆動(開放)/停止(閉鎖)の状態、特別電動役物(特電役1)の作動/未作動の状態、特電役1の作動中信号(試験用)の作動/未作動の状態、特電役1入賞検出タイマの設定/未設定の状態、第1のアタッカー802に設けられた球検出センサ320(カウントスイッチSW1)の有効/無効の状態、大入賞口入賞超過エラーフラグ、セキュリティ情報信号および第1副制御部400における大入賞口入賞超過エラー報知のタイミングチャートの一例である。この例では、大当り遊技中のあるラウンド(タイミング(b)からタイミング(g)の間)において、大入賞口入賞超過エラーが検出されるものとする。
同図に示すように、例えば、あるタイミング(a)において、役物連続作動装置及び条件装置及びが未作動状態から作動状態となり、大当り遊技が開始される。
そして、大当り遊技中のタイミング(b)において、特電役2が未作動状態から作動状態となり、或るラウンドが開始される。なお、本実施形態では、特電役1と特電役2とが同時に作動することはない。そして、このタイミングで、大入賞口2ソレノイドも駆動(開放)して第2のアタッカー(Vアタッカー)804が開放状態となる(Vアタッカー開放ラウンドが開始する)。また、カウントスイッチSW2は、特電役2が作動状態となるタイミングで無効状態から有効状態となる。これにより、第2のアタッカー804に入球した遊技球がカウントスイッチSW2を通過したときにこれを有効に検出し、第2のアタッカー804へ有効に入賞したものと取り扱うことができるようになる。
また、このタイミング(b)において特電役2作動中信号(試験用)も作動状態となり、確変領域ソレノイドが駆動(開放)して確変領域が無効状態から有効状態となる。
第2のアタッカー804が開放状態となった後のタイミング(c)において、大入賞口2ソレノイドの駆動が停止(閉鎖)して第2のアタッカー804が閉鎖状態となる(Vアタッカー開放ラウンドにてアタッカーが閉鎖する)。このとき、特電役作動間隔タイマ(残存球を検出するための期間(残存球検出期間t)を設定するタイマ、例えば100ms)が設定されるとともに、第2のアタッカー804に係る特電役入賞検出タイマ(特電役2入賞検出タイマ)に所定時間(例えば、3秒)が設定される。本実施形態では、この特電役2入賞検出タイマが設定されている状態では、特電役2が非作動状態となった後もカウントスイッチSW2が有効な状態に維持される。なお、特電役2は、第2のアタッカー804が閉鎖状態となった後も、ラウンドが終了するまで、すなわち、特電役作動間隔タイマによって設定された期間(例えば100ms)が経過するまでは作動状態となっている。
タイミング(d)は、残存球検出期間(t)が経過したタイミングである。残存球検出期間tが終了すると、主制御部300は、図206に示す主制御部タイマ割込処理における特図状態更新処理(ステップS325)において、入球数と排出数の一致・不一致を判定する。
タイミング(e)は、残存球検出期間(t)が経過したタイミング(タイミング(d))から、大入賞口入賞超過異常監視タイマとして設定されたT秒の遅延期間が経過したタイミングである。このタイミングで、入賞口入賞超過エラーフラグがオンとなり、セキュリティ情報信号がオンとなる。また、主制御部300から第1副制御部400へのエラーコマンドが送信される(例えば、エラーフラグがONとなり、サブコマンドの送信要求が行われた後で最初に行われるメインループ処理内のサブコマンド送信処理が行われることや、前述したエラーコマンド送信タイマが0になり、サブコマンドの送信要求が行われた後で最初に行われるメインループ処理内のサブコマンド送信処理が行われたこと等)された後に、第1副制御部400による大入賞口入賞超過エラーのエラー報知が開始される。 タイミング(f)は、入賞口入賞超過エラーフラグがオンとなり、セキュリティ情報信号が出力されたタイミングである。なお、タイミング(f)においてエラー報知が開始されている図となっているが、実際は主制御部300が第1副制御部400に、入賞口入賞超過エラーのエラーコマンドが送信され、第1副制御部400がエラーコマンドを受信し、エラー報知を行うための各処理を行うため、入賞口入賞超過エラーフラグのオンから入賞口入賞超過エラーのエラーコマンドを送信し、第1副制御部400によってエラー報知が開始するまでにはタイムラグがある。
また、このタイミングで特電役作動間隔タイマによって設定された期間が経過して特電役2が作動状態から未作動状態になり、当該ラウンドが終了する。このタイミングで特電役作動遅延タイマが設定され、特電役2作動中信号(試験用)も作動状態から未作動状態となり、確変領域ソレノイドが駆動を停止し(閉鎖)、確変領域が有効状態から無効状態となる。なお、この例では、確変領域ソレノイドは、V入賞後のラウンド演出(バトル演出)で成功(勝利)した場合には、実線で示すようにタイミング(b)から例えばタイミング(f)の間において開放状態(例えば、100ms間の開放)→閉鎖状態(例えば、1400ms間の閉鎖)→開放状態(例えば、28000ms間の開放)となっており、この間、確変領域は、有効状態が継続している。一方、確変領域ソレノイドは、V入賞後のラウンド演出(バトル演出)で失敗(敗北)した場合には、破線で示すようにタイミング(b)から例えばタイミング(f)の間において開放状態(例えば、100ms間の開放)→閉鎖状態(例えば、29400ms間の閉鎖)となっており、確変領域の有効状態は、タイミング(b)から例えば、100ms間継続する。
タイミング(g)は、タイミング(e)において設定された特電役作動遅延タイマの期間が経過して次のラウンドが開始され、特電役1が未作動状態から作動状態となったタイミングである。このタイミングで、大入賞口1ソレノイドも駆動して第1のアタッカー802が開放状態となり、特電役1作動中信号(試験用)も未作動状態から作動状態となり、カウントスイッチSW1は、特電役1が作動状態となるタイミングで無効状態から有効状態となる。
図252は、大入賞口入賞超過エラーのエラーフラグ(大入賞口入賞超過異常フラグ)を設定する特電役残存球検出処理の流れを示すフローチャートの一例である。
図194〜図248に示す例では、図209に示す確変領域関連設定処理において、確変領域関連通過数(入球数から排出数を減算した数)の取得、判定および大入賞口入賞超過異常フラグを設定していた。
これに対し、図249〜図270に示す例では、図252に示す特電役残存球検出処理(図194〜図248に示す例では、図223に示す特電役残存検出処理に対応する処理)にて、確変領域関連通過数(入球数から排出数を減算した数)の取得、判定および大入賞口入賞超過異常フラグの設定を行う。この特電役残存球検出処理は、特図状態更新処理のステップS709において、特図処理状態に設定されている情報が「残存球検出状態」を示している場合に呼び出されて実行される処理である。
すなわち、特電役残存球検出処理のステップS3001では、特電役作動処理(図220)のステップS1515で設定した特電役作動間隔タイマが作動中であるか否かを判定し、作動中の場合(特電役作動間隔時間が経過していない場合)には、特電役残存球検出処理を終了し、そうでない場合(特電役作動間隔時間が経過した場合)には、ステップS3002に進む。
ステップS302では、RAM308に記憶している確変領域関連通過数を取得し、ステップS3003では、取得した確変領域関連通過数から、入球数(IN数)より排出数(OUT数)が小さいか否か(入賞超過状態か否か)を判定し、IN数よりもOUT数が小さい場合(入賞超過状態の場合)には、ステップS3004に進み、IN数がOUT数以下の場合(入賞超過状態でない場合)には、ステップS3006に進む。
ステップS3004では、確変領域関連設定処理のステップS623で設定した大入賞口入賞超過異常監視タイマ(図251の期間T)が0よりも大きいか否かを判定し、該当する場合には、特電役残存球検出処理を終了し、該当しない場合には、ステップS3005に進む。ステップS3005では、大入賞口入賞超過異常フラグをONに設定した後に、特電役残存球検出処理を終了する。
ステップS3006では、RAM308に記憶している特電役作動遅延タイマを設定し、ステップS30では、特図処理状態に「特電役作動終了状態」を示す情報を設定する。これにより、次回の特図状態更新処理のステップS709では、図224に示す特電役作動終了処理が呼び出されて実行される。
ステップS3008では、特電役信号情報(試験用信号)をクリアし、ステップS3009では、RAM308に記憶している特定領域有効期間状態をクリアする。ステップS3010では、特定領域作動状態領域1有効信号をクリアし、ステップS3011では、特定領域ソレノイド関連データ(シャッタ806のソレノイド806cの動作状態や、シャッタ806の扉部材806a用の開閉タイマなど)をクリアする。
ステップS3012では、大入賞口入賞超過関連データ(大入賞口入賞超過監視タイマや大入賞口入賞超過異常フラグなど)をクリアし、ステップS3014では、遊技球が特定領域808を通過していないかどうかを判定し、通過していない場合には、特電役残存検出処理を終了し、通過している場合には、ステップS1615に進む。
ステップS3015では、図柄種別情報および保存特図変動時間短縮ステータスに応じた特電役作動遅延タイマを設定し、ステップS3016では、サブコマンド(特定領域当開始コマンド)の送信要求を設定した後に、特電役残存球検出処理を終了する。
次に、図253〜図267を参照して、図200及び図201に示すぱちんこ機(回数付き構造物確変機)100における、演出装置206における演出の一例について説明する。
<基本の演出例>
まず、図253〜図256は、図253〜図267に示す演出例の基本となる演出について時系列に示す図であり、特図低確率普図低確率状態(非電サポ状態)中の特図1の変動遊技の1回転目(初回)において、大当り図柄)に当選した状態の演出の一例である。
図253(1)に示すタイミングは、特図低確率普図低確率状態(非電サポ状態)中の特図1の変動遊技の1回転目(初回)において、大当り図柄(例えば、図201に示す「特図A」の12R大当り図柄(実質8R確変大当り図柄))に当選した状態である。
このタイミングにおける装飾図柄表示装置208には、「装飾6−装飾6−装飾6」の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。なお、ここでの背景は非表示であるが、例えば、図14(a)に示すようなデフォルトの背景画像(海岸の背景画像)が表示されている。以下の説明においても、背景が非表示の場合には、特に断らない限り、デフォルトの背景画像が表示されている。なお、デフォルトの背景画像とは異なる様々な背景画像(例えば、モードに応じた背景画像等)を表示してもよい。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には第2保留数表示が表示され、特図1の保留数が「1」、特図2の保留数が「0」であることを表示している。また、左上隅部には第2装飾図柄が表示されている。第2装飾図柄も第1装飾図柄の停止表示に合わせて、「装飾6−装飾6−装飾6」の装飾図柄の図柄組合せで停止表示されている。
なお、同図(1)に示すように、本図および以降の図面において、装飾図柄表示装置208の下方にそのタイミングにおける、装飾図柄表示装置208以外の演出装置206以下の状態(現象)について、併記する場合がある。装飾図柄表示装置208以外の演出手段206の状態(現象)を以下、「他の演出装置206の状態」と記載する。他の演出装置206の状態とは例えば、音出力手段(本例では、スピーカ120)および発光手段(本例では、演出可動体224に内蔵されたLEDや、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ)など)の状態とこれらの音量および輝度の設定値である。
また、他の演出装置206の状態は、主に他の演出装置206のいずれかの状態(現象)が変化した場合に記載し、この記載が無い場合は、その直前の状態(現象)が継続していることを示す。
例えば、同図(1)のタイミングでは、音量は、ユーザー設定値「3」、実設定値「3」に設定されている。また、輝度は、ユーザー設定値「3」、実設定値「3」に設定されている。また、音出力手段(スピーカ120)から出力されるBGM、効果音(SE)、エラー音はいずれも非出力あるいは無音(の出力)に設定されている。なお、本例において、音出力手段(スピーカ120)の状態として図面上「−」と記載した場合は、非出力あるいは無音(の出力)に設定されていることを意味し、同時に明細書中に「非出力」とのみ記載があっても「無音」でもよく、明細書中に「無音」とのみ記載があっても「非出力」でも良いことを示す。また、発光手段は、「大当り祝福ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
同図(2)に示すタイミングは、装飾図柄表示装置208の表示領域において、大当り開始演出の演出表示を実行している。ここでは一例として「バトルボーナス」という文字の表示で、当該演出が実行中であることを示している。
またこのタイミングにおける他の演出装置206の状態は、音量がユーザー設定値「3」、実設定値「3」に設定され、輝度がユーザー設定値「3」、実設定値「3」に設定されている。また、スピーカ120からはBGMとして「バトルボーナス開始BGM」が出力され、効果音(SE)として、「バトルボーナス開始SE」が出力され、エラー音は非出力(無音)となっている。例えば、「バトルボーナス開始BGM」は、大当り開始演出の実行期間中、継続して出力されており、「バトルボーナス開始SE」は例えば「バトルボーナスだ!」というような台詞の音声を一言出力してその後無音となる。なお、バトルボーナス開始BGM」は、大当り開始演出の実行期間の途中で終了しても良いし、「バトルボーナス開始SE」は例えば「バトルボーナスだ!」というような台詞の音声を大当り開始演出の実行期間繰り返して出力しても良い(以下の実施例において同様である)。
また、発光手段は「バトルボーナス開始ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。なお、以降の説明において、他の演出装置206の状態(特に、音量と輝度の設定)について、直前の状態と変化していない場合は、その説明も省略する場合がある。
また、このタイミングでは、装飾図柄表示装置208の表示領域において打ち方示唆表示を行っている。打ち方示唆表示は、遊技者に右打ちすべき期間または左打ちすべき期間が開始したことを報知する表示であり、ここでは、表示領域の左上方の第二打ち方示唆表示領域712に、小さく右打ち示唆表示(右打ちを指示するミニ右打ち表示(例えば、「右打ちだ!」の文字の表示と、右打ちを示す矢印の表示))を行って、打ちすべき期間が開始したことを報知している。なお、打ち方示唆表示は、大当り開始演出に含まれる演出表示であってもよいが、大当り開始演出とは別の演出であってもよい。
同図(3)に示すタイミングは、引き続き打ち方示唆表示を行っている状態であり、装飾図柄表示装置208の表示領域の右方に遊技盤200を模した画像を表示するとともに、装飾図柄表示装置208の表示領域において打ち方示唆表示を行っている。この例では、右打ち示唆表示として、表示領域の中央付近に設けられた第一打ち方示唆表示領域710における「右打ちだ!」の文字の表示と、遊技盤200に右打ちを示す矢印の表示を行って、右打ちすべき期間中であることを報知している。なお、同図(3)に示すタイミングにおいて、ミニ右打ち表示が非表示となっているが、表示されていてもよい。
またこのタイミングにおける他の演出装置206の状態は、スピーカ120からはBGMが非出力(無音)となっており、効果音(SE)として、「右打ち指示SE(例えば「右打ちだ!」という台詞の音声)」が出力され、エラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「右打ち指示用ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
同図(4)に示すタイミングは、開放されているアタッカー(例えば、図200に示す第1のアタッカー802)が開放状態となって大当り遊技の1R目が開始し、ラウンド演出(例えば、バトル演出)を実行(実行を開始)している状態である。
なお、本演出例のアタッカーユニット810(図200参照)は、特図表示装置(特図1表示装置212、特図2表示装置214)に予め定められた図柄の組合せが表示されると大当りが開始される。そして、予め定められた「第2のアタッカー804が開放し、かつ、不図示の第2のアタッカー804の内部に設けられたVシャッタが開放する」ラウンド(一例として、4R)において、遊技球が第2のアタッカー804内の遊技者に視認不可のV通過スイッチ(確変作動領域808、確変領域、V領域あるいはV入賞領域ともいう)に進入した場合に、大当り終了後の遊技状態として確変(特図高確普図高確)状態が付与される。なお、Vシャッタが閉鎖中であっても、確変作動領域が有効状態である場合にV通過スイッチを遊技球が通過すると、確変状態が付与される。このように、構造物確変機(V(入賞)確変機ともいう)は、第2のアタッカー804の開放パターンで確変作動領域808への遊技球の進入の可否を分けている。
つまり、本実施形態のぱちんこ機(V入賞確変機)100では、特図によって確変作動領域(V入賞領域)808に入賞しやすい第2のアタッカー804の開放パターンを行うラウンド(例えば、後述する図254(24)からの4R)を含む大当り遊技を開始するか、入賞困難となる第2のアタッカー804の開放パターンを行うラウンドを含む大当り遊技を開始するかが決定され、図柄毎に、第1のアタッカー802および第2のアタッカー804の開放パターンが決定されている。そして、大当り中の予め決められたラウンド(例えば、4R)で第2のアタッカー804が開放し、さらにその奥にあるシャッター(不図示)が開放して遊技球が確変作動領域808へ進入することで、大当り遊技の終了後から確変機能の作動が開始(確変状態に移行)する。
この例では、ラウンド演出として、表示領域に「吉宗勝利で吉宗RUSH突入」の文字を表示し、表示領域の右上方に獲得球数(ここでは「0pt」)を表示し、表示領域の左上方の第二打ち方示唆表示領域712に、ミニ右打ち表示を行い、引き続き右打ちすべき期間中であることを報知している。また表示領域の右上方に現在のラウンドである「1R」の表示が行われている。また、表示領域の左下隅部に大当りとなったときの装飾図柄の図柄組合せを示す「装飾6」の表示が行われている。
またこのタイミングにおける他の演出装置206の状態は、スピーカ120からは「ラウンド演出BGM」が出力され、効果音(SE)として、「説明SE(例えば「吉宗勝利で吉宗RUSH突入だ」という台詞の音声)」が出力され、エラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「ラウンド演出ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
同図(5)に示すタイミングは、引き続き大当り遊技の1R目のラウンド演出を実行している状態を示している。例えば、ラウンド演出(バトル演出)として、キャラクタ「殿(吉宗)」とキャラクタ「爺」のバトルシーンのアニメーション表示を実行している。
同図(6)に示すタイミングは、大当り遊技の1R目のラウンド演出の実行中に、開放されているアタッカー(例えば、図200に示す第1のアタッカー802)に、最大入賞数が入賞した状態を示しており、同図(7)に示すタイミングで、アタッカー(例えば、第1のアタッカー802)が開放状態から閉鎖状態となる。
同図(8)に示すタイミングは、大当り遊技の1R目が終了し、大当り遊技の1R目と2R目のラウンド間インターバルの状態を示している。本例では、ラウンド間インターバル中に前のラウンド(同図(8)では1R)の表記を行われており、次ラウンド(本例では2R)が開始されると、ラウンド表記が次ラウンドに切り替わるが、ラウンド間インターバル中にラウンド表記が行われなくてもよい。また、ラウンド間インターバル中は次のラウンド(本例では2R)の表記を行ってもよい。
同図(9)に示すタイミングは、アタッカー(例えば、第1のアタッカー802)が開放状態となり、2Rが開始した状態を示している。また、このタイミングでは、ボタン演出が実行を開始している。ボタン演出は例えば、装飾図柄表示装置208では、ボタン演出表示として表示領域に操作ボタン(例えば、チャンスボタン136)の操作を促す操作手段画像BG(この例では、チャンスボタン136を模した画像)および操作ボタンの受付期間の経過時間(操作有効期間)を報知する経過時間報知画像(メータ表示)TGと、「ボタンを押せ!」などの文字が表示される。
またこのタイミングにおける他の演出装置206の状態は、スピーカ120からは「ラウンド演出BGM」が出力され、効果音(SE)として、「ボタン操作促進SE(例えば「ボタンを押せ!」という台詞の音声)」が出力され、エラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「ラウンド演出ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
同図(10)に示すタイミングは、操作ボタンの受付期間(操作有効期間)が開始した状態を示している。
ここで、ボタン演出と操作ボタンの受付期間(操作有効期間)の関係について説明すると、本実施形態では、ボタン演出が開始されると、操作ボタンの受付期間(操作有効期間)が開始する。本例では、同図(9)に示すタイミングでは、経過時間報知画像(メータ表示)TGが表示されているが、有効期間の開始前(直前)であり、同図(10)に示すタイミングで有効期間が開始する。
なお、ボタン演出表示(経過時間報知画像(メータ表示)TG)の表示と同時に有効期間が開始してもよいし、ボタン演出表示(経過時間報知画像(メータ表示)TG)の後に有効期間が開始してもよい。
また、この例では、ボタン演出は大当り遊技の2R目で開始し、有効期間は当該2R内(アタッカーの最大開放時間より短い期間)で終了する。しかしながら、有効期間の終了タイミングはいつでもよく、大当り遊技の複数のラウンドに跨って有効期間が設定されていてもよい。このボタン演出と操作ボタンの受付期間(操作有効期間)の関係については、以降の演出例についても同様である。
同図(11)に示すタイミングは、操作ボタンの受付期間(操作有効期間)中の状態を示し、同図(12)に示すタイミングは、有効期間中に操作ボタン(チャンスボタン136)が操作された状態を示している。
同図(13)に示すタイミングは、ラウンド演出(例えば、バトル演出)において、成功(この場合は勝利)したことを報知している(バトル勝利演出を実行している)状態である。バトル勝利演出として、装飾図柄表示装置208では、バトルシーンのアニメーション表示に代えて、例えばエフェクト画像などが表示されている。
また、他の演出装置206の状態は、スピーカ120からは「ラウンド演出BGM」が出力され、効果音(SE)として、「バトル勝利役物動作SE」が出力され、エラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「バトル勝利役物動作ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
同図(14)に示すタイミングは、図14(a)に示す導光板ILの発光が行われ、導光板IL上に所定のエフェクト画像を模した模様が視認容易な態様で現されている様子が示されている。ここで、導光板ILの発光中は、装飾図柄表示装置208のバックライトや各種ランプの輝度を低下させる等して、導光板IL上に現れた模様をより視認しやすくするようにしてもよい。なお、導光板ILの発光ではなく、同図(13)に示すエフェクト画像が引き続き表示されるものであってもよい。
また、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ装飾図柄表示装置208の前面側でオーバーラップする。これにより、導光板ILやミニ右打ち表示は、それぞれ第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdによってオーバーラップされ、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdによってオーバーラップされていない状態である場合に比べると視認困難とされている。なお、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdのうちの一部のみが動作してもよいし、全部が動作してもよく、例えば、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作する数によって信頼度が異なるようにしてもよい。この第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作する演出は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に表示されるものであってもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも表示されるものであってもよい。また、導光板ILの発光と第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作のうちのいずれか一方のみが行われる場合があってもよい。また、導光板ILの発光と第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作の両方が行われる場合は、導光板ILが発光した後で第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作が開始されてもよいし、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作が開始された後で導光板ILが発光してもよいし、導光板ILの発光と第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作が同時に開始されてもよい。
その後、千両箱役物224Hが動作して下方に移動し、装飾図柄表示装置208及び第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの前面側にオーバーラップする。なお、エフェクト画像の表示、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作、千両箱役物224Hの動作、導光板ILの発光の開始する順序については、上述したものに限定されず、適宜に設定することができる。また、エフェクト画像の表示、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作、千両箱役物224Hの動作、導光板ILの発光のうちの全部が行われてもよいし、一部が行われない場合があってもよい。ミニ右打ち表示は少なくとも一部が、例えば、第1大盤振舞役物224Gaによってオーバーラップされたまま、表示領域の左上方に表示されている。
同図(15)に示すタイミングは、例えば、第1大盤振舞役物224Gaによってオーバーラップされていたミニ右打ち表示が、演出可動体224のいずれにも隠されない位置(この例では装飾図柄表示装置208の表示領域の中央下部)に移動し、遊技者に視認可能となっている状態を示している。なお、ミニ右打ち表示が第1大盤振舞役物224Gaによってオーバーラップされていたミニ右打ち表示が、演出可動体224のいずれにも隠されない位置に移動せず、表示領域の左上方に表示されたままの状態が継続してもよい。また、第1大盤振舞役物224Gaによってオーバーラップされていたミニ右打ち表示が、演出可動体224のいずれか一以上の演出可動体にオーバーラップされる移動してもよい。
同図(16)に示すタイミングは、例えば、演出可動体224をそれぞれ初期位置に戻す初期位置戻し動作が開始した状態を示している。この例ではまず、千両箱役物224Hは初期位置に向かって上昇を開始する。また、この例では、ミニ右打ち表示も初期位置(表示領域の左上方)に移動し、また初期位置戻し動作が開始されていない第1大盤振舞役物224Gaによって再びオーバーラップされ、遊技者に視認困難な状態となる。
同図(17)に示すタイミングは、導光板ILの発光が徐々に消灯され(あるいは、エフェクト画像がフェイドアウトし)、続いて、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdがそれぞれ初期位置に向かって移動を開始(初期位置戻し動作を開始)している状態を示し、同図(18)に示すタイミングは、装飾図柄表示装置208において、表示が中断されたバトルシーンのアニメーション表示がフェイドインしながら再開する状態を示している。なお、同図(16)〜同図(18)で行われる各演出可動体による初期位置に戻る動作は、同図(14)から開始される各演出可動体による一連の演出動作に含まれていてもよい。また、同図(16)〜同図(18)で行われる各演出可動体による初期位置戻し動作は、後述する初期位置戻し動作と同じ動作データにより行われる動作であってもよい。
なお、この場合、再開したバトルシーンのアニメーション表示では、バトル演出に勝利したことを示す「勝ち」の文字と、大当り遊技の3R目が開始したことを示すラウンド表示が表示される。
同図(19)に示すタイミングは、再開したバトルシーンのアニメーション表示(バトル演出に勝利したことを示す「勝ち」の文字と、大当り遊技の3R目が開始したことを示すラウンド表示)が通常の状態で表示された状態を示している。このように、本例では、演出可動体224の動作中(例えば、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの初期位置戻し動作中)の或るタイミングで、大当り遊技の3R目が既に開始されている。ここでは一例として、3R目開始後に、遊技球が1球入賞した状態である。
また、このタイミングでは、次のラウンド(4R目)が確変作動領域(V入賞領域)808に入賞しやすい第2のアタッカー804の開放パターンを行うラウンドであることの報知(V入賞報知VG)が実行されている。この例のV入賞報知VGはこの例では「Vget」の文字を表示するアイコンであり、大当りとなったときの装飾図柄の図柄組合せを示す「装飾6」にオーバーラップして表示される。V入賞報知VGは例えば、演出可動体224の動作(第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの初期位置戻し動作)が完了した後に表示されるが、当該動作中に表示されてもよい。
また、他の演出装置206の状態は、スピーカ120からは「ラウンド演出BGM」が出力され、効果音(SE)として、「バトル勝利SE(例えば「やったぜ」という台詞の音声)」が出力され、エラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「バトル勝利役物動作ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
同図(20)示すタイミングは、同図(19)に示すタイミングから所定期間が経過した状態を示し、同図(21)示すタイミングは、大当り遊技の3R目が終了した状態を示し、同図(22)示すタイミングは、3R目と4R目のラウンド間インターバルの状態を示している。
図254(23)に示すタイミングは、図253(22)に続くタイミングであり、大当り遊技の3R目と4R目のラウンド間インターバルでVアタッカーが開放したことを報知している(Vアタッカーの開放報知演出(V入賞示唆演出)を実行している)状態を示している。例えば、装飾図柄表示装置208の表示領域においては、「次のラウンドでVアタッカーを狙え!」という文字を表示する。
また、他の演出装置206の状態は、スピーカ120からは「ラウンド演出BGM」が出力され、効果音(SE)として、「次ラウンドV開放報知SE(例えば「次のラウンドでVアタッカーを狙え」という台詞の音声)」が出力され、エラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「チャレンジ成功ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
なお、3R目と4R目のラウンド間インターバルでVアタッカーの開放報知演出を実行する場合、当該インターバルは、他のラウンド間のインターバルよりも長くても良いし、同じであっても良い、短くても良い。
同図(24)に示すタイミングは、大当り遊技の4R目が開始した状態を示している。このタイミングでは、引き続きVアタッカーの開放報知演出(V入賞示唆演出)を実行している状態を示している。Vアタッカーの開放報知演出は、ここでは、装飾図柄表示装置208の表示領域において「Vアタッカーを狙え!!」という文字と、アタッカーユニット810の位置を示す右下向きの矢印の表示を行っている。
また、他の演出装置206の状態は、スピーカ120からは「ラウンド演出BGM」が出力され、効果音(SE)として、「V開放報知SE(例えば「Vアタッカーを狙え」という台詞の音声)」が出力され、エラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「Vアタッカー開放時発光パターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
同図(25)に示すタイミングは、大当り遊技の4R目において、遊技球が確変作動領域808へ進入した状態(V入賞した状態)を示している。このタイミングでは、V入賞したことを報知する演出(V入賞報知演出)を実行している。V入賞報知演出はここでは、装飾図柄表示装置208の表示領域において「V」という文字の表示を行い、大当り遊技の終了後に確変状態となることを示唆している。
また、他の演出装置206の状態は、スピーカ120からは「ラウンド演出BGM」が出力され、効果音(SE)として、「V入賞報知SE」が出力され、エラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「V入賞時発光パターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
同図(26)に示すタイミングは、大当り遊技の5R目が開始した状態を示し、同図(27)に示すタイミングは、大当り遊技の6R目が開始した状態を示しており、このタイミングでは、V入賞後のラウンド演出(残りのラウンド回数が終了するまでの演出)として、例えばバトル勝利後ラウンド演出を実行している。バトル勝利後ラウンド演出はここでは一例として装飾図柄表示装置208の表示領域において「バトル勝利後ラウンド演出」という文字の表示を行っている。
また、他の演出装置206の状態は、スピーカ120からは「ラウンド演出BGM」が出力され、効果音(SE)とエラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「ラウンド演ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
同図(28)に示すタイミングは、大当り遊技の8R目が開始した状態を示し、同図(29)に示すタイミングは、大当り遊技の8R目が終了した状態を示している。8R目では、引き続き、V入賞後のラウンド演出(バトル勝利後ラウンド演出)を実行している。
同図(29A)に示すタイミングは、大当り遊技の9R目〜12R目において、引き続き、V入賞後のラウンド演出(バトル勝利後ラウンド演出)を実行している状態を示している。
今回の大当り遊技は、一例として、図201に示す「特図A」の12R大当り図柄(実質8R確変大当り図柄)となって開始された大当り遊技であるので、9R〜12Rはアタッカーユニット810の開放時間が著しく短く設定されており、実質8Rで大当り遊技は終了するため、獲得球数も8R以降は増加しない。
同図(29A)に示すタイミングでは、このように9R〜12Rはアタッカーユニット810の開放時間が著しく短く設定されている場合に、9R目〜12R目においてバトル勝利後ラウンド演出を実行している状態を示している。
なお、12ラウンド(12R)大当り図柄(実質8R確変大当り図柄)は設定されていなくてもよい。すなわち、規定のラウンド数(8R)で終了する(8R大当り図柄が設定されている)構成であってもよいし、9R目〜12R目は遊技球が少なくとも1球が入賞可能な程度に短い開放間隔で開くラウンドであってもよい。
同図(30)に示すタイミングは、大当り遊技12R目が終了した状態、すなわち、大当り遊技が終了した状態を示しており、同図(31)に示すタイミングは、大当り遊技の終了と大当り終了演出のインターバルの状態を示しており、同図(32)に示すタイミングは、大当り終了演出が行われている状態を示している。今回の大当り遊技は、一例として、12R大当り図柄(実質8R確変大当り図柄)となって開始された大当り遊技であるので、大当り遊技終了後は、遊技状態が特図高確率普図高確率状態(電サポ付き確変状態)となる。そのため、大当り終了演出は、この例では装飾図柄表示装置208の表示領域において、大当り遊技の終了を示す大当り終了演出表示(この例では「吉宗RUSH突入!!」の表示)が行われ、電サポ付き確変状態に移行することが報知される。
また、他の演出装置206の状態は、スピーカ120からは「バトルボーナス終了BGM」が出力され、効果音(SE)は「バトルボーナス終了SE(例えば「吉宗RUSH突入」という台詞の音声)」が出力され、エラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「バトルボーナス終了ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
同図(33)に示すタイミングは、プリペイドカードの取り忘れについて注意喚起する演出(注意喚起演出)が行われている状態である。
注意喚起演出は、この例では、装飾図柄表示装置208の表示領域において、カードユニット608(図4参照)に挿入されているプリペイドカードの取り忘れについて注意喚起する表示(注意喚起表示)が行われる。なお、この注意喚起表示は、電サポ中でない遊技状態において大当りとなった初回大当りでの大当り遊技が終了した場合にのみ表示するようにしてもよいし、大当りとなった状況に拘らず、大当り遊技が終了した場合に必ず表示するようにしてもよい。
また、他の演出装置206の状態は、スピーカ120からは効果音(SE)として、「注意喚起報知SE(例えば「プリペイドカードの取り忘れにご注意ください」という台詞の音声)」が出力され、BGMとエラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「大当り終了ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。なお、エラー音が出力される各種エラーの発生中に注意喚起表示が表示されても、エラー音の出力が継続してもよい。また、注意喚起表示の表示中においてエラー音が出力される各種エラーが発生した場合に、注意喚起報知SEの出力が中断されエラー音が出力されるように構成されていてもよい。
ここで、本明細書における大当り終了演出について改めて説明する。大当り終了演出とは、最終ラウンドのラウンド間インターバルの終了後から前述した当り終了ウエイトタイマが設定されている期間において行われる演出(例えば、同図(32)から同図(33)で行われる演出、あるいは、同図(32)から同図(34)で行われる演出であってもよい)のことである。例えば、同図(34)に示すタイミングは、当り終了ウエイトタイマの期間中か、設定された当り終了ウエイトタイマが終了した後、主制御部300から第1副制御部400に大当り終了コマンドが送信され、それを受信した第1副制御部400が演出表示を切り替えるようなタイミングの場合もある。
なお、注意喚起演出の前にメーカーロゴが表示されてもよく、メーカーロゴと注意喚起報知が両方行われていてもよい。
同図(34)に示すタイミングは、大当り遊技が終了して電サポ付き確変状態に移行し、1回目の図柄変動表示が開始される前の様子を示している。電サポ付き確変状態では、背景画像が電サポ付き確変状態用の背景画像となっており、装飾図柄も通常遊技状態(特図低確率普図低確率状態)とは異なる表示態様となっている。また、表示画面の中央下部には、特図2の保留アイコン表示領域282が形成されており、表示されるアイコンの数によって特図2の保留数を報知している。ここで、特図2の保留アイコンのデフォルトの表示態様は、四角形の無模様かつ白色の表示態様であり、特図1の保留アイコンとは表示態様(例えば、形状)が異なっており、遊技者が一目見ただけで判別がつくようになっている。なお、特図1の保留アイコンのデフォルトの表示態様と、特図2の保留アイコンのデフォルトの表示態様とが同じであってもよい。なお、同図(34)〜同図(35)では、特図2の保留アイコン表示領域282に4つの保留アイコンが表示されていることをわかりやすくするために、実際には表示されていない保留アイコンを破線で示してある。また、同図(34)〜同図(35)では、説明を容易にするために、特図2の保留アイコン表示領域282を破線で区画して表しているが、実際にはこの破線は表示されない。また、電サポ付き確変状態では、特図1の保留アイコンが表示されていないが、表示するようにしてもよい。また、このタイミングでは、装飾図柄表示装置208では、表示画面の左上隅部にミニ右打ち表示が行われるとともに、その下方に連荘回数を示す「BONUS×○」の文字が表示されている。このタイミングでは、初回の大当り遊技が終了したので、その旨を示す「BONUS×1」の表示が行われている。
また、この例では、特図1の第四図柄表示装置2841と、特図2の第四図柄表示装置2842はハズレ停止の状態となっており、表示領域の右下隅部に第2保留数表示(特図1の保留が「4」、特図2の保留が「0」であること)が表示されている。
なお、このとき他の演出装置206の状態として、スピーカ120が「大当り終了時のBGM」を出力していてもよいし、発光手段が「大当り終了ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)していてもよい。
なお、大当り時に特図1および特図2の保留が0であった場合、同図(34)のように確変状態用の背景表示、ミニ右打ち表示、連荘回数を示す表示が表示され、装飾図柄が3つ停止表示された状態(大当り中に電断・復電が無かった場合は、通常状態用の装飾図柄に対応する確変状態用の図柄が3つ揃った状態で停止表示された状態である。一方で大当り中に電断・復電があった場合は、予め定められた確変状態用の装飾図柄の組合せが停止表示された状態で表示される。)で表示される。また、特図1および特図2の保留が0のため保留アイコンが表示されないが、表示領域の右下隅部に表示された第2保留数表示によって特図1および特図2の保留が「0」であることが表示される。
同図(35)に示すタイミングでは、特図1の保留が1つ消化され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始し、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始した後に、遊技者に右打ちを指示する右打ち報知演出が実行されている状態を示している。右打ち報知演出として、ここでは装飾図柄表示装置208の表示領域において、遊技者に右打ちを指示する右打ち報知(例えば、半透明の帯画像上に「右打ちしてください」の文字の表示)が行われている。右打ち報知は、装飾図柄にオーバーラップしており、オーバーラップしていない状態である場合よりも装飾図柄が視認困難とされている。右打ち報知は、初回の大当り遊技が終了して移行した電サポ状態においてのみ表示するが、初回の大当り遊技以外の大当り遊技が終了して移行した電サポ状態においても表示するようにしてもよく、例えば、大当り遊技が終了して電サポ状態に移行する毎に表示するようにしてもよい。また、電サポ状態に移行した後、左打ちしていることを検知した場合にも右打ち報知を表示するようにしてもよく、例えば、第1特図始動口230に入賞したことを検知した場合に左打ちが行われたと判断して右打ち報知を表示するようにしてもよい。また、表示領域の右下隅部に第2保留数表示(特図1の保留が「3」、特図2の保留が「0」であること)が表示されている。
また、他の演出装置206の状態は、スピーカ120からは「確変中BGM」が出力され、効果音(SE)とエラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「確変中ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
同図(36)に示すタイミングは、同図(35)から所定時間が経過し、特図1の図柄変動表示の保留が4つで特図2の図柄変動表示の保留が4つとなって装飾図柄が停止表示された状態である。すなわち、特図1保留ランプ218では、特図1の保留が4つであることを示すために4つのランプの全てが点灯し、特図2保留ランプ220では、特図2の保留が4つであることを示すために4つのランプの全てが点灯し、装飾図柄表示装置208では、特図2の保留アイコンh21〜h24が4つ表示されている。この例では、保留アイコンh21は、赤色(「格子」の模様)で表示され、保留アイコンh22〜h24は、デフォルト(白塗り)で表示されている。
また、第2保留数表示でも、特図1の保留数が4つであることを示す「4」と特図2の保留数が4つであることを示す「4」の表示が行われている。
同図(37)に示すタイミングでは、特図2の保留が1つ消化され、第2特図表示装置212における図柄変動表示が実行中であり、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が実行中の状態を示している。
同図(38)に示すタイミングでは、装飾図柄表示装置208の左図柄に「装飾7」が揺れ変動表示(仮停止表示)され、右図柄に「装飾7」が揺れ変動表示(仮停止表示)された状態を示している。
同図(39)に示すタイミングは、スーパーリーチ演出が実行中の状態である。装飾図柄表示装置208の表示領域では、例えばその全面を使用した演出が実行され、表示領域の左上隅部には、第1装飾図柄よりも小さい第2装飾図柄の左図柄と右図柄とがいずれも「装飾7」で停止表示されている。
同図(40)に示すタイミングは、第1装飾図柄が「装飾7−装飾7−装飾7」の大当りの装飾図柄の組み合わせ(大当り図柄態様)で確定表示された状態を示しており、同図(41)に示すタイミングでは、大当り開始演出が実行されている状態を示している。この大当り開始演出では、確変大当り(特別大当り)の図柄が揃ったことにより、確変大当りによる大当り遊技が開始されることを示す「スーパー吉宗ボーナス」の演出が実行される。「スーパー吉宗ボーナス」の演出として、装飾図柄表示装置208では、その表示領域の全面を使用した演出が実行される。
また、他の演出装置206の状態は、スピーカ120からは「SP吉宗ボーナス開始BGM」が出力され、効果音(SE)として「SP吉宗ボーナス開始SE(例えば、「スーパー吉宗ボーナス」などの台詞の音声)」が出力され、エラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「SP吉宗ボーナス開始ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
図255(42)に示すタイミングは、図254(41)に示すタイミングに続くタイミングである。この例における大当り遊技演出では、1ラウンド(1R)目と2ラウンド(2R)目が楽曲選択をすること可能な楽曲選択演出(楽曲セレクト演出)期間になる。1R目が開始されると、自動的に楽曲セレクト演出が開始され、装飾図柄表示装置208には楽曲セレクト画面が表示される。
ここで、楽曲セレクト演出は、1R目が開始したら楽曲セレクト演出を開始するようにしてもよいし、当り開始表示タイマが開始したら楽曲セレクト演出を開始するようにしてもよい。また、大当り演出が開始して楽曲セレクト演出に移行するタイミングは、特図の変動表示と停止表示のタイミングと合致していなくても良いし、合致していても良い。つまり、特図の変動表示が継続したままの状態で大当り開始表示が表示され、その後楽曲セレクト演出が開始された後に特図が停止表示してもよいし、特図が停止表示した後に大当り開始表示が表示され、その後が楽曲セレクト演出が開始されてもよい。また、1Rが開始する前に楽曲セレクト演出が開始されてもよい。
また、楽曲セレクトを遊技者の意志で開始できるようにしてもよく、この場合には、チャンスボタン136の操作等で楽曲セレクト画面を呼び出すことができるようにしてもよい。なお、楽曲セレクト期間であっても、楽曲の選択が終了すれば、楽曲セレクト画面が消えて、ラウンド演出が開始される。なお、装飾図柄表示装置208には、1ラウンド目であることを表す表示(「1R」)や、出球数(賞球数)の表示(990pt)や、今回の大当りで2連荘を達成したことを示す「BONUS×2」の表示も行われている。また、表示領域の右方には大当りとなったときの装飾図柄の図柄組合せを示す「装飾7」の表示が行われている。
楽曲選択(セレクト)演出では、装飾図柄表示装置208において楽曲セレクト画面が表示され、楽曲セレクト演出は、チャンスボタン136の操作あるいは、2R終了時に終了する。この例では、楽曲セレクト画面には、楽曲開放リストGRが表示され、連荘数が増えるごとに楽曲開放リストGRに新たな楽曲が1曲ずつ追加されて選択可能な楽曲が増える。また、例えば、新たに追加された楽曲をカーソルcsdの初期位置にしている。なお、カーソルcsdの初期位置については、前回選択した楽曲に合わせても良いし、当初から楽曲開放リストGRに存在する楽曲(それ以前に追加された楽曲)に合わせても良い。
また、楽曲セレクト画面では、楽曲の選択(変更)および決定の操作の示唆を行う、操作キーユニット(十字キー)137や、チャンスボタン(決定ボタン)136のアイコンが表示されている。一例として、、操作キーユニット(十字キー)137の上キー137uおよび下キー137dの操作でカーソルcsdを移動させ、楽曲の選択(選択の変更)が可能であり、チャンスボタン(決定ボタン)136の操作で、選択した楽曲に決定(選択の決定)をすることができる。
なお、最初から選択可能な複数の楽曲の全てが楽曲開放リストGRに追加され、無条件にあるいは裏ボタンの操作などによって全曲が選択可能となっていてもよい。また連荘数が増えるごとに楽曲開放リストGRに追加される楽曲は2曲ずつあるいはそれ以上であってもよい。
本例では、今回の大当りで2連荘を達成したことから、楽曲開放リストGRには、新たに2曲目となる楽曲「メガ!ギガ!サマー!」が新たに追加され、選択可能になっている。この「メガ!ギガ!サマー!」の表示には「New」のマークが付されている。なお、本例では、新たに追加された「メガ!ギガ!サマー!」は、楽曲開放リストGRの二段目に表示され、すでに開放されている「そこにあるかもしれない」が楽曲開放リストGRの一段目に表示されている。また、ここでは、カーソルcsdの初期位置は、新たに開放された「メガ!ギガ!サマー!」の表示に合わせられ、この楽曲が選択されている状態でる。また、楽曲セレクト画面において、クエスチョンマークが3つ並んだ表示は、未解放の表示であり、曲名も不明である。すなわち、楽曲開放リストGRでは、この先、何の楽曲が開放される予定であるかは不明である。
また、他の演出装置206の状態は、スピーカ120からは「楽曲セレクトBGM」として「メガ!ギガ!サマー!」の楽曲(サビの部分)が出力され、効果音(SE)とエラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「楽曲セレクト演出ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
同図(43)に示すタイミングは、下キー137dを操作している状態を示し、同図(44)に示すタイミングは、下キー137dの操作によって、楽曲開放リストGR中の、「メガ!ギガ!サマー!」の表示の下のクエスチョンマークが3つ並んだ表示にカーソルcsdが合わせられている。クエスチョンマークが3つ並んだ表示は、未解放の楽曲であるという表示であり、曲名も不明である。すなわち、楽曲開放リストGRでは、この先、何の楽曲が開放される予定であるかは不明である。
他の演出装置206の状態は、スピーカ120からは「楽曲セレクトBGM」として「メガ!ギガ!サマー!」の楽曲(サビの部分)が出力され、効果音(SE)とエラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「楽曲セレクト演出ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
なお、出力されている楽曲の先頭は、同図(60)にて出力開始される楽曲の先頭と一致していてもよく、異なってもよい。
同図(45)に示すタイミングは、クエスチョンマークが3つ並んだ表示にカーソルcsdが合わせられたことにより、下キー137dの操作を行わなくても、自動的に下方に向けたスクロールが開始されている状態を示している。
他の演出装置206の状態は、スピーカ120からは「楽曲セレクトBGM」として「メガ!ギガ!サマー!」の楽曲(サビの部分)が出力され、効果音(SE)とエラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「楽曲セレクト演出ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
なお、クエスチョンマークが3つ並んだ表示にカーソルcsdが合わせられている期間(自動的に下方に向けたスクロールの期間)は、スピーカ120から「楽曲セレクトBGM」として「メガ!ギガ!サマー!」の楽曲(サビの部分)が出力される。なお、自動的に下方に向けたスクロールの期間中(自動スクロール中)はBGMが無音であってもよく、また、カーソルcsdの移動の途中あるいは移動開始から次の楽曲が出力されてもよい(以下、自動スクロール中について同様)。
また、楽曲セレクト中は、各楽曲の一部(この例ではサビ部分)がループするように出力されるが、ループしなくてもよく、例えば、ある一定期間の出力が終わったら、次の楽曲に自動的に移ってもよいし、次が選択されるまで楽曲が出力されなくてもよい。また、各楽曲の先頭から全部を出力してもよく、楽曲の途中(例えばサビの部分)から後ろを全部出力してもよい。
同図(46)に示すタイミングは、引き続き自動的に下方に向けたスクロールが行われている状態を示し、スピーカ120から「楽曲セレクトBGM」として「メガ!ギガ!サマー!」の楽曲(サビの部分)が繰り返し出力されている。
同図(47)に示すタイミングは、カーソルcsdはクエスチョンマークが3つ並んだ表示の末尾までスクロールし、先頭の「そこにあるかもしれない」の楽曲に戻って自動スクロールが終了した状態を示している。
このタイミングでは、スピーカ120からは「楽曲セレクトBGM」として「そこにあるかもしれない」の楽曲(サビの部分)が出力され、効果音(SE)とエラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「楽曲セレクト演出ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
この例では、カーソルcsdが「そこにあるかもしれない」の表示に合わせられたタイミングで「そこにあるかもしれない」の楽曲の出力が開始されるが、カーソルcsdが「そこにあるかもしれない」の表示に合わせられてから特定時間(例えば、0.5秒など)が経過するまでは、直前の楽曲(この例では、「メガ!ギガ!サマー!」の楽曲)が出力されていてもよい。
同図(48)に示すタイミングは、自動スクロールが終了した後に、下キー137dを操作した状態を示しており、同図(49)に示すタイミングは、カーソルcsdが「メガ!ギガ!サマー!」の表示に合わせられた状態を示している。
このタイミングでは、スピーカ120からは「楽曲セレクトBGM」として「メガ!ギガ!サマー!」の楽曲(サビの部分)が出力され、効果音(SE)とエラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「楽曲セレクト演出ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
同図(50)に示すタイミングは、上キー137uを操作した状態を示しており、同図(51)に示すタイミングは、カーソルcsdが「そこにあるかもしれない」の表示に合わせられた状態を示している。
このタイミングでは、スピーカ120からは「楽曲セレクトBGM」として「そこにあるかもしれない」の楽曲(サビの部分)が出力され、効果音(SE)とエラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「楽曲セレクト演出ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
同図(52)〜同図(53)に示すタイミングは、引き続き、カーソルcsdが「そこにあるかもしれない」の表示に合わせられて所定時間が経過した状態を示し、同図(54)に示すタイミングは、カーソルcsdが「そこにあるかもしれない」の表示に合わせられてた状態で1R目の大当り遊技が終了した状態を示している。同図(52)〜同図(54)に示す期間は、スピーカ120からは「楽曲セレクトBGM」として「そこにあるかもしれない」の楽曲(サビの部分)が出力され、効果音(SE)とエラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「楽曲セレクト演出ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
同図(56)に示すタイミングは、引き続き、カーソルcsdが「そこにあるかもしれない」の表示に合わせられた状態で、2R目の大当り遊技が開始した状態を示し、同図(57)に示すタイミングは、引き続き、カーソルcsdが「そこにあるかもしれない」の表示に合わせられた状態で、2R目の大当り遊技において所定の期間が経過した状態をしめしている。同図(56)〜同図(57)に示す期間も、スピーカ120からは「楽曲セレクトBGM」として「そこにあるかもしれない」の楽曲(サビの部分)が出力され、効果音(SE)とエラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「楽曲セレクト演出ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
同図(58)に示すタイミングは、カーソルcsdが「そこにあるかもしれない」の表示に合わせられた状態で、チャンスボタン136が操作された状態を示し、同図(59)に示すタイミングは、チャンスボタン136が操作されたことによって、「そこにあるかもしれない」の楽曲選択が決定した状態を示している。このタイミングでは、同図(59)に示すように、装飾図柄表示装置208の楽曲開放リストGRにおいて、決定された「そこにあるかもしれない」の表示が白点滅(「少点」の模様、同図(59)右上参照)で表示(楽曲決定表示)されている。
また、スピーカ120からは「楽曲セレクトBGM」とエラー音は非出力(無音)とり、効果音(SE)として「楽曲決定SE」が出力されている。また、発光手段は「楽曲セレクト演出ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
同図(60)に示すタイミングでは、楽曲が決定されたことにより、ラウンド演出が開始している状態を示している。装飾図柄表示装置208の表示領域では、楽曲セレクト画面から、ラウンド演出画面(ラウンド演出表示)に切り替わる。この例では、2ラウンド目のラウンド演出表示が表示されており、この表示は決定された楽曲「そこにあるかもしれない」に対応したラウンド演出表示である。同図(60)においては、「ラウンド演出(そこにあるかもしれない)」と表記し、決定された楽曲「そこにあるかもしれない」に対応したラウンド演出表示であることを示している(以下の演出例においても同様である)。また、装飾図柄表示装置208の表示領域の左下に選択された楽曲のタイトル「そこにあるかもしれない」が表示されている。また、表示領域の右方には大当りとなったときの装飾図柄の図柄組合せを示す「装飾7」の表示も継続している。
また、スピーカ120からは、「ラウンド演出BGM」として、「そこにあるかもしれない」の楽曲が、先頭から出力され、効果音(SE)とエラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「楽曲演出「そこにあるかもしれない」ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
同図(61)に示すタイミングは、大当り遊技の2R目が終了した状態を示している。同図に示すように、装飾図柄表示装置208の表示領域の左下に表示されていた選択された楽曲のタイトル「そこにあるかもしれない」は、表示開始から一定時間経過後に非表示(消去)となる。あるいは楽曲のタイトルは、大当り遊技の2R目と3R目のインターバルや、大当り遊技の3R目が開始したときに非表示(消去)となってもよいし、別の曲が決定(選択の決定)されるまで、継続して表示されていてもよい。
なお、このタイミングにおいてもスピーカ120からは、「ラウンド演出BGM」として、「そこにあるかもしれない」の楽曲が、先頭から出力され、効果音(SE)とエラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「楽曲演出「そこにあるかもしれない」ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。なお、楽曲セレクトにて出力中のBGMが楽曲が選択(決定)された後にそのまま引き続き出力されるように構成されていてもよい。
なお、例えば、図254(40)に示したように第1装飾図柄が「装飾7−装飾7−装飾7」の大当りの装飾図柄の組み合わせ(大当り図柄態様)で確定表示され、確変大当りによる大当り遊技が開始されることが確定した場合には、図255(42)に示す楽曲セレクト画面の楽曲開放リストGRに1曲のみ表示してもよい。また、第1装飾図柄が「装飾6−装飾6−装飾6」などの大当りの装飾図柄の組み合わせ(大当り図柄態様)で確定表示された場合は、バトル勝利演出後に楽曲セレクト演出に移行しても良いし、楽曲セレクト演出に移行しなくてもよい。
なお、自動的に下方に向けたスクロールに代えて、遊技者自身の操作でスクロールするようにしてもよい。また、クエスチョンマークが3つ並んだ表示に代えて、将来開放予定の曲名を薄く表示してもよい。あるいは反対に、開放されていない曲があること自体を報知しなくてもよい。すなわち、楽曲開放リストGRには、クエスチョンマークが3つ並んだ表示自体は表示されず、開放された曲名のみが表示されていてもよい。また、楽曲開放リストGRは、開放されている楽曲に対応する枠のみが表示されていてもよい。
図256(62)に示すタイミングは、図255(61)に示すタイミングに続く状態であって、大当り遊技の2R目と3R目のインターバルの状態を示している。このタイミングでは引き続き、装飾図柄表示装置208では決定された楽曲「そこにあるかもしれない」に対応したラウンド演出表示が表示され、スピーカ120からは、「ラウンド演出BGM」として、「そこにあるかもしれない」の楽曲が出力され、効果音(SE)とエラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「楽曲演出「そこにあるかもしれない」ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
同図(63)に示すタイミングは、大当り遊技の3R目が開始した状態を示し、同図(64)は、3R目が開始された後に、次のラウンド(4R目)が確変作動領域(V入賞領域)808に入賞しやすい第2のアタッカー804の開放パターンを行うラウンドであることの報知(V入賞報知VG)が実行されている状態を示している。この例のV入賞報知は例えば、装飾図柄表示装置208の表示領域において、決定された楽曲「そこにあるかもしれない」に対応したラウンド演出表示とともに、「次のラウンドでVアタッカを狙え」という文字と、アタッカーユニット810の位置を示す右下向きの矢印の表示を行っている。
同図(65)に示すタイミングは、大当り遊技の3R目が終了した状態を示している。このタイミングでは、引き続き、決定された楽曲「そこにあるかもしれない」に対応したラウンド演出表示とV入賞報知VGが行われている。
また、スピーカ120からは、「ラウンド演出BGM」として、「そこにあるかもしれない」の楽曲が出力され、効果音(SE)として「次ラウンドV開放報知SE(この例では、「次のラウンドでVアタッカを狙え」などの音声)が出力されており、エラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「楽曲演出「そこにあるかもしれない」ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
同図(66)に示すタイミングは、大当り遊技の3R目と4R目のラウンド間インターバルの状態を示し、演出装置206はそれぞれ同図(65)と同様の演出を継続している。
同図(67)に示すタイミングは、大当り遊技の4R目が開始したタイミングで、Vアタッカーが開放したことを報知するVアタッカーの開放報知演出(V入賞示唆演出)を実行している状態を示している。Vアタッカーの開放報知演出として、この例では、装飾図柄表示装置208の表示領域において、決定された楽曲「そこにあるかもしれない」に対応したラウンド演出表示とともに、「Vアタッカを狙え!!」という文字と、アタッカーユニット810の位置を示す右下向きの矢印の表示を行っている。
また、他の演出装置206の状態は、スピーカ120からは「ラウンド演出BGM」として「そこにあるかもしれない」の楽曲が出力され、効果音(SE)とエラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「Vアタッカー開放時発光パターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
同図(68)に示すタイミングは、大当り遊技の4R目において、遊技球が確変作動領域808へ進入した状態(V入賞した状態)を示している。このタイミングでは、V入賞したことを報知する演出(V入賞報知演出)を実行している。V入賞報知演出として、この例では、装飾図柄表示装置208の表示領域において、決定された楽曲「そこにあるかもしれない」に対応したラウンド演出表示とともに、「V」という文字の表示を行い、大当り遊技の終了後に確変状態となることを示唆している。
また、他の演出装置206の状態は、スピーカ120からは「ラウンド演出BGM」として「そこにあるかもしれない」の楽曲が出力され、効果音(SE)として、「V入賞報知SE」が出力され、エラー音は非出力(無音)となっている。V入賞報知演出中は、「ラウンド演出BGM」の楽曲の出力を継続するが、楽曲を消音するか通常よりも音量を小さくして出力する。なお、V入賞報知演出中は「ラウンド演出BGM」の出力を中断し、V入賞報知演出の終了後に出力を再開してもよい。
また、発光手段は「V入賞時発光パターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
同図(69)に示すタイミングは、同図(68)に示すタイミングから所定の期間が経過した後の状態を示し、同図(70)に示すタイミングは、V入賞報知演出が終了した状態を示している。すなわち、同図(70)に示すタイミングでは、装飾図柄表示装置208の表示領域において、V入賞を報知する表示が非表示となり、決定された楽曲「そこにあるかもしれない」に対応したラウンド演出表示が継続している。
また、他の演出装置206の状態は、スピーカ120からは「ラウンド演出BGM」として「そこにあるかもしれない」の楽曲が出力され、効果音(SE)とエラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「楽曲演出「そこにあるかもしれない」ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
なお、図245(b1)、同図(b4)〜同図(7b)に示すように、V入賞報知演出の終了後(図245(b4))に、V入賞報知演出の開始前までに行っていた演出(図245(b1)に示すラウンド演出)とは別の演出(図245(7b)に示す楽曲選択(セレクト)演出)を行ってもよく(場合1)、本例のようにV入賞報知演出の前後で同じ演出(ラウンド演出)が行われてもよく(場合2)、場合1と場合2があってもよい。
同図(71)に示すタイミングは、大当り遊技の4R目が終了した状態を示し、同図(72)に示すタイミングは、大当り遊技の4R目と5R目のインターバルの状態を示し、同図(73)は、大当り遊技の5R目が開始した状態を示し、同図(74)は、大当り遊技の13R目が開始した状態を示し、同図(75)は、大当り遊技の16R目が開始した状態を示し、同図(76)は、大当り遊技の最終ラウンドである16R目が終了した状態を示し、同図(77)は、大当り遊技の16R目と、大当り遊技終了演出のインターバルの状態を示している。なお、同図(71)〜同図(77)の期間は、演出装置206において、同図(70)と同様の演出が継続している
同図(78)に示すタイミングは、大当り遊技終了演出が実行されている状態を示している。大当り遊技終了演出として、例えば、装飾図柄表示装置208の表示領域において、大当り終了表示(ここでは、「吉宗RUSH継続!!」という文字)を表示している。
また、他の演出装置206の状態は、スピーカ120からは「SP吉宗ボーナス終了BGM」が出力され、効果音(SE)として「SP吉宗ボーナス終了SE(例えば、「吉宗RUSH継続」の台詞の音声」が出力され、エラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「SP吉宗ボーナス終了ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
同図(79)に示すタイミングは、装飾図柄表示装置208において、装飾図柄の停止表示が表示された(表示を再開した)状態を示している。すなわち、装飾図柄表示装置208の表示領域では、第1装飾図柄が「装飾7−装飾7−装飾7」の大当りの装飾図柄の組み合わせ(大当り図柄態様)で確定表示され、特図2の保留アイコンh21〜h24が4つ表示されている。この例では、保留アイコンh21〜h24はいずれも、デフォルト(白塗り)で表示されている。また、第2保留数表示において、特図1の保留数が4つであることを示す「4」と特図2の保留数が4つであることを示す「4」の表示が行われている。
また、このタイミングは特図1の図柄変動表示の保留が4つで特図2の図柄変動表示の保留が4つとなって装飾図柄が停止表示された状態であり、特図1保留ランプ218では、特図1の保留が4つであることを示すために4つのランプの全てが点灯し、特図2保留ランプ220では、特図2の保留が4つであることを示すために4つのランプの全てが点灯している。また、大当り停止の特図2の第四図柄表示装置2842は大当り停止の状態となっている。特図1の第四図柄表示装置2841は変動をしておらずハズレ停止の状態である。
同図(80)に示すタイミングでは、特図2の保留が1つ消化され、第2特図表示装置212における図柄変動表示が実行中であり、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が実行中の状態を示している。
図257(a1)〜同図(a16)および、図257(b1)〜同図(b5)はそれぞれ、図253〜図256に示した上記の演出例(基本の演出例)の変形例を時系列に示す図である。
まず、図257(a1)〜同図(a16)は、図253(12)に示すチャンスボタン136操作の結果、ラウンド演出(例えば、バトル演出)において、失敗(この場合は敗北)した場合の演出例を示す。
図257(a1)に示すタイミングは、ラウンド演出(例えば、バトル演出)において、失敗(この場合は敗北)したことを報知している(バトル失敗演出を実行している)。すなわち、装飾図柄表示装置208では、バトル演出に敗北したことを示す「負け」の文字が表示される。
また、他の演出装置206の状態は、スピーカ120からは「ラウンド演出BGM」が出力され、効果音(SE)として、「バトル敗北SE(例えば「無念」という台詞の音声)」が出力され、エラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「チャレンジ失敗ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
同図(a2)に示すタイミングは、大当り遊技の2R目が終了した状態であり、同図(a3)に示すタイミングは、大当り遊技の2R目と3R目のインターバルの状態であり、同図(a4)に示すタイミングは、大当り遊技の3R目が開始した状態であり、同図(a5)に示すタイミングは、大当り遊技の3R目が終了した状態であり、同図(a6)に示すタイミングは、大当り遊技の3R目と4R目のインターバルの状態であり、同図(a5)に示すタイミングは、大当り遊技の3R目が終了した状態であり、同図(a5)に示すタイミングは、大当り遊技の3R目が終了した状態であり、同図(a5)に示すタイミングは、大当り遊技の3R目が終了した状態であり、同図(a5)に示すタイミングは、大当り遊技の3R目が終了した状態であり、同図(a5)に示すタイミングは、大当り遊技の3R目が終了した状態である。同図(a2)〜同図(a6)の期間は、演出装置206において同図(a1)と同様の演出が実行されている。なお、例えば同図(a4)に示す、大当り遊技の3R目の開始するタイミングにおいて、復活演出が行われ、V入賞ができる大当りであることを報知してもよい。
同図(a7)に示すタイミングは、大当り遊技の4R目が開始した状態であり、バトル演出敗北後のラウンド演出が実行されている。バトル演出敗北後のラウンド演出は、装飾図柄表示装置208では、バトル演出敗北後のラウンド演出表示(アニメーション等)が表示される。また、スピーカ120からは「ラウンド演出BGM」が出力され、効果音(SE)とエラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「ラウンド演出ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
同図(a8)に示すタイミングは、大当り遊技の8R目が終了した状態であり、同図(a9)に示すタイミングは、大当り遊技の8R目と9R目のインターバルの状態であり、同図(a10)に示すタイミングは、大当り遊技の9R目〜12R目の状態(図254(29A参照)であり、同図(a11)に示すタイミングは、大当り遊技の12R目が終了した状態であり、同図(a12)に示すタイミングは、大当り遊技の12R目と大当り終演出のインターバルの状態である。同図(a8)〜同図(a12)の期間は、演出装置206において同図(a7)と同様の演出(バトル敗北後ラウンド演出)が実行されている。
同図(a13)に示すタイミングは、大当り終了演出が実行されている状態を示している。今回の大当り遊技は、一例として、「特図B」(実質8R通常大当り)となって開始された大当り遊技(確変領域へ進入しにくいパターンでVシャッターが開く大当り)であり、大当り遊技終了後は、実質的には時短状態に移行する。しかし、イレギュラーで確変領域に遊技球が入ってしまった場合は確変状態へ移行する。つまり、大当り遊技終了後は、特定のラウンド(本例では4R)において確変領域に遊技球が進入しなかった場合は遊技状態が普図高確率状態(時短状態)となる。そのため、大当り終了演出は、この例では装飾図柄表示装置208の表示領域において、大当り遊技の終了を示す大当り終了演出表示(この例では「吉宗CHALLENGE突入!!」の表示)が行われ、時短状態に移行することが報知される。
また、他の演出装置206の状態は、スピーカ120からは「バトルボーナス終了BGM」が出力され、効果音(SE)は「バトルボーナス終了SE(例えば「吉宗チャレンジ突入」という台詞の音声)」が出力され、エラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「バトルボーナス終了ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
同図(a14)に示すタイミングは、プリペイドカードの取り忘れについて注意喚起する演出(注意喚起演出)が行われている状態である。注意喚起演出は、図254(33)と同様であるので、説明は省略する。
同図(a15)に示すタイミングは、大当り遊技が終了して時短状態に移行し、1回目の図柄変動表示が開始される前の様子を示している。時短状態では、背景画像が時短状態用の背景画像となっており、装飾図柄も通常遊技状態(特図低確率普図低確率状態)とは異なる表示態様となっている。また、表示画面の中央下部には、特図2の保留アイコン表示領域282が形成されており、表示されるアイコンの数によって特図2の保留数を報知している。ここで、特図2の保留アイコンのデフォルトの表示態様は、四角形の無模様かつ白色の表示態様であり、特図1の保留アイコンとは表示態様(例えば、形状)が異なっており、遊技者が一目見ただけで判別がつくようになっている。なお、特図1の保留アイコンのデフォルトの表示態様と、特図2の保留アイコンのデフォルトの表示態様とが同じであってもよい。なお、同図(a15)〜同図(a16)では、特図2の保留アイコン表示領域282に4つの保留アイコンが表示されていることをわかりやすくするために、実際には表示されていない保留アイコンを破線で示してある。また、同図(a15)〜同図(a16)では、説明を容易にするために、特図2の保留アイコン表示領域282を破線で区画して表しているが、実際にはこの破線は表示されない。また、時短態では、特図1の保留アイコンが表示されていないが、表示するようにしてもよい。また、このタイミングでは、装飾図柄表示装置208では、表示画面の左上隅部にミニ右打ち表示が行われるとともに、その下方に連荘回数を示す「BONUS×○」の文字が表示されている。このタイミングでは、初回の大当り遊技が終了したので、その旨を示す「BONUS×1」の表示が行われている。また、表示領域の右下隅部に第2保留数表示(特図1の保留が「4」、特図2の保留が「0」であること)が表示され、右上方に時短回数(残り回数)としてこの例では「残り99回」が表示されている。
同図(16a)に示すタイミングでは、特図1の保留が1つ消化され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始し、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始した状態を示している。また、表示領域の右下隅部に第2保留数表示(特図1の保留が「3」、特図2の保留が「0」であること)が表示されている。
また、他の演出装置206の状態は、スピーカ120からは「時短中BGM」が出力され、効果音(SE)とエラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「時短中ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
なお、この時短状態の終了後(時短回数が0回になった後)は、通常状態(例えば、図258(c8))に戻る。また、通常状態(例えば、図258(c8))に戻る前に、結果表示(例えば、図258(c6))を行うようにしてもよい。
図257(b1)〜同図(b5)は、図254(31)に示すインターバル期間の演出の変形例である。
図257(b1)に示すタイミングは、図254(31)に示すバトル勝利後ラウンド演出の実行中であって、大当り遊技の終了と大当り終了演出のインターバルの状態を示している。この例では、大当り遊技の終了と大当り終了演出のインターバルを、ラウンド間のインターバルよりも長い期間に設定し、その期間に例えば、選択演出(例えば確変中の演出モードを選択させるモード選択(セレクト)演出)を実行している。モード選択演出では、装飾図柄表示装置208の表示領域に、複数の演出モード(この例では「宇宙モード」、「越後屋おっかけモード」、「一発告知モード」)の表示と、操作ボタン(例えば、チャンスボタン136)の操作を促す操作手段画像BGを表示する。なお、モード選択演出は、1ラウンド内で行っても良いし、複数ラウンドに跨って行っても良い。
同図(b2)に示すタイミングは、チャンスボタン136が操作された状態を示し、同図(b3)に示すタイミングは、チャンスボタン136の操作によってカーソルcsdが移動し、「宇宙モード」から「越後屋おっかけモード」に選択が変更されている状態を示している。
同図(b4)に示すタイミングは、チャンスボタン136の操作によってカーソルcsdが移動し、「宇宙モード」に選択が変更されている状態を示し、同図(b5)に示すタイミングは、インターバル期間が終了した状態を示している。このタイミングでは、「宇宙モード」の選択が決定し、その表示が白点滅(「少点」の模様)で表示されている。このモード選択演出は、チャンスボタン136で選択の変更(カーソルcsdの移動)が可能であるが、インターバル期間の終了時点でカーソルcsdが位置している演出モードに選択される。例えば、同図(b5)では、インターバル期間の終了時点で、カーソルcsdが位置していた「宇宙モード」の選択が決定する。同図(b5)の状態の後は、図254(32)の状態に移行する。
なお、図257(b4)、同図(b5)に示すように、操作手段画像BGに、
操作ボタンの受付期間の経過時間(操作有効期間)を報知する操作有効期間表示として、経過時間報知画像TG(例えば、残り3秒を示す「3」の文字など)を表示してもよい。この操作有効期間表示は、インターバルの終了前の時間でもよいし、選択終了前の時間でもよい。
なお、本例では選択演出の一例としてモード選択演出の場合を説明したが、他の選択演出(例えば、楽曲セレクト演出)も同様に適用できる。
図258(a1)〜同図(a8)、図258(b)、および図258(c1)〜(c13)はそれぞれ、図253〜図256に示した上記の演出例(基本の演出例)の他の変形例を時系列に示す図である。
図258(a1)に示すタイミングは、図254(34)と同じタイミングを示しているが、選択演出(例えば、楽曲セレクト演出)を実行している点のみ異なっている。それ以外の構成は図254(34)と同様であるので、説明は省略する。
この例では、装飾図柄表示装置208の表示領域に、楽曲セレクト演出として曲名表示部MNと曲名表示部MNと操作キーユニット137のアイコンが表示されている。曲名表示部MNは、装飾図柄表示装置208の表示領域の例えば右上に設けられ、楽曲の曲名(ここではデフォルトの「そこにあるかもしれない」)が表示されている。さらに、曲名表示部MNの左側には、操作キーユニット137の上下キー137u,dのアイコンが表示されており、上下キー137u,dを操作することによって楽曲選択可能なことが報知されている。このように、曲名表示部MNと操作キーユニット137のアイコンの表示によって、楽曲セレクト演出が実行されている。
図258(a2)に示すタイミングは、図254(34)と同じタイミングを示しているため、図254(34)と異なる点のみ説明する。このタイミングでは、スピーカ120からは、曲名表示部MNに表示されている曲名の楽曲「そこにあるかもしれない」が出力され、効果音(SE)とエラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「確変中ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。なお、この例では、右打ちを指示する右打ち報知は行われていない。
図258(a3)に示すタイミングは、操作キーユニット137の下キー137dが操作された状態を示し、同図(a4)に示すタイミングは、曲名表示部MNの曲名が「メガ!ギガ!サマー!」に変更された状態を示している。また、スピーカ120からは、曲名表示部MNに表示されている曲名の楽曲「メガ!ギガ!サマー!」が出力され、効果音(SE)とエラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「確変中ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
図258(a5)に示すタイミングは、操作キーユニット137の下キー137dが操作された状態を示し、同図(a6)に示すタイミングは、曲名表示部MNの曲名が再び「そこにあるかもしれない」に変更された状態を示している。なお、選択可能な楽曲が複数ある場合、下キー137dを操作する毎に曲名が1曲ずつ変化する。この例では選択可能な楽曲が2曲であり、図258(a5)に示すタイミングで下キー137dを操作したことにより、同図(a6)に示すように元の曲名「そこにあるかもしれない」に戻っている。曲名表示部MNの曲名が変化すると、スピーカ120からは、出力される楽曲も曲名表示部MNに表示されている曲名に合わせて変化する。すなわち、同図(a6)に示すタイミングでは、スピーカ120から出力される楽曲も再び「そこにあるかもしれない」に戻っている。
図258(a7)に示すタイミングは、図254(38)に示すタイミングと同じタイミングを示しているため、図254(38)と異なる点のみ説明する。このタイミングでは、引き続き、スピーカ120から曲名表示部MNに表示されている曲名の楽曲「そこにあるかもしれない」が出力されている。
図258(a8)に示すタイミングは、同図(a7)に続くタイミングであり、曲名表示部MNと、操作キーユニット137のアイコンが非表示となった(消去された)状態を示している。このように、本変形例では、装飾図柄の変動表示中に楽曲セレクト演出を実行可能である(同図(a2))。この場合、楽曲セレクト演出は、リーチ演出が開始されると(同図(a8))終了し、楽曲選択が行えなくなる。なお、リーチ演出の実行中も楽曲セレクト演出が実行され、楽曲選択が行えるように構成しても良いし、リーチ演出の開始前(例えば、左図柄の仮停止表示の状態)で楽曲セレクト演出が終了し、楽曲選択が不可に構成してもよい。図258(a8)に示すタイミングの後は、図254(39)の状態に移行する。
なお、大当り中に楽曲セレクト演出が行われる場合に、非大当り中の一部または全部の状態(確変状態、時短状態、通常状態、電サポ状態、非電サポ状態、図柄変動中、図柄停止中、保留が0かつ図柄停止中のいずれか一以上の状態または全ての状態)において楽曲セレクト演出が実行可能に構成されていてもよい。また、大当り中にのみ楽曲セレクト演出が行われるように構成されていてもよい。また、非大当り中の一部または全部の状態(確変状態、時短状態、通常状態、電サポ状態、非電サポ状態、図柄変動中、図柄停止中、保留が0かつ図柄停止中のいずれか一以上の状態または全ての状態)において楽曲セレクト演出が実行可能に構成されていてもよい。
なお、確変状態、時短状態、通常状態、電サポ状態および非電サポ状態の一部または全ての状態において楽曲セレクト演出が行われる場合において、図柄変動中および図柄停止中の両方で楽曲の変更および/または選択が実行可能に構成されていてもよいが、図柄変動中のみ楽曲の変更および/または選択が実行可能に構成されていてもよいし、図柄停止中のみ楽曲の変更および/または選択が実行可能に構成されていてもよいし、保留0かつ図柄停止中のみ楽曲の変更および/または選択が実行可能に構成されていてもよい。
図258(b)は、他の変形例を示す図であり、このタイミングは、図254(34)と同じタイミングであるので図254(34)と異なる点のみ説明する。このタイミングにおいて、スピーカ120からはBGM、効果音(SE)およびエラー音のいずれも非出力(無音)となり、発光手段も消灯状態となってもよい。このタイミングの後は、図254(35)に移行する。
図258(c1)〜同図(c13)は、図254(34)以降の他の変形例を示す図である。この変形例は、例えば、大当り遊技において可変入賞口に設けられた特定領域を通過すると所定回転(例えば、50回転)の電サポ付き確変状態が付与されるいわゆるV−ST機の演出例である。
図258(c1)に示すタイミングは、図254(34)と同じタイミングであるので図254(34)と異なる点のみ説明する。このタイミングは、確変状態であり、装飾図柄表示装置208の表示領域の上方には、電サポ付き確変状態が維持される残り図柄変動回数(この例では「残り99回」)が表示されている。
図258(c2)〜同図(c4)に示すタイミングは、電サポ付き確変状態が維持される残り図柄変動回数が表示されている以外は、図254(35)〜図254(37)と同様である。そして、図258(c5)に示すタイミングでは、電サポ付き確変状態が維持される残り図柄変動回数が0(ここでは「残り0回」と表示)となって確変状態が終了し、装飾図柄表示装置208の第1装飾図柄が「装飾5−装飾2−装飾7」のハズレ図柄の組合せで揺れ変動表示(仮停止表示)している状態を示している。
図258(c6)に示すタイミングは、装飾図柄表示装置208の表示領域において、結果表示を行っている。結果表示は、連荘回数の表示(この例では「BONUS×1」の表示)や、獲得ポイントの表示(この例では「990pt獲得」の表示)などを行う。また、表示領域の右上方には、同図(c5)の第1装飾図柄と同じ図柄組合せの第2装飾図柄が、揺れ変動表示(仮停止表示)されている。また、表示領域の右下方には、第2保留数表示(ここでは、特図1の保留が「4」、特図2の保留が「3」であること)が表示されている。
図258(c7)に示すタイミングは、装飾図柄表示装置208の表示領域において、第2装飾図柄が「装飾5−装飾2−装飾7」のハズレ図柄の図柄組合せで停止表示(確定表示)されている状態を示している。またこのタイミングでも引き続き、表示領域において結果表示が継続している。このように、本変形例では、装飾図柄(例えば第2装飾図柄)の仮停止表示から確定停止までの期間において、結果表示が行われる。なお第1装飾図柄の仮停止表示から確定表示までの期間において、小さい結果表示を行っても良い。
図258(c8)に示すタイミングは、通常状態(非確変状態且つ非電サポ状態(非時短状態))表示に戻った状態を示している。装飾図柄表示装置208の表示領域では、第1装飾図柄のハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾5」−「装飾2」−「装飾7」)が停止表示されている。また、このタイミングは、これまで第1保留(入賞が最も古い保留)であった保留が消化され、装飾図柄表示装置208の表示領域の左上方で第2装飾図柄の変動表示が開始されている。表示領域中央下方の保留アイコン表示領域には、4つの保留アイコンh11,h12,h13,h14が表示され、右上の第2保留数表示では、特図2の保留数が1つ減って「2」が表示されている。
図258(c9)に示すタイミングは、左打ち報知演出が実行されている状態を示している。また、このタイミングでは、第1装飾図柄は変動表示を開始していないが、装飾図柄表示装置208の表示領域の左上方に表示される第2装飾図柄は変動表示を継続している。左打ち報知演出として、ここでは装飾図柄表示装置208の表示領域において、遊技者に左打ちを指示する左打ち報知(例えば、半透明の帯画像上に「←左打ちに戻してください」の文字の表示)が行われている。このように、次の装飾図柄(この例では、第2装飾図柄)の変動表示が開始された後に、左打ち報知が開始される。また、左打ち報知は、第1装飾図柄にオーバーラップしており、オーバーラップしていない状態である場合よりも第1装飾図柄が視認困難とされている。一方、第2装飾図柄は左打ち報知にオーバーラップされていない。
図258(c10)に示すタイミングは、装飾図柄表示装置208の表示領域において、第1装飾図柄が変動表示を開始した状態を示している。表示領域では引き続き、左打ち報知演出が実行されている。
図258(c11)に示すタイミングは、装飾図柄表示装置208の表示領域において、第1装飾図柄が停止表示した状態を示している。第1装飾図柄は例えば、「装飾4−装飾1−装飾7」のハズレ図柄の図柄組合せで停止表示されている。また、表示領域では引き続き、左打ち報知演出が実行されている。
図258(c12)に示すタイミングは、装飾図柄表示装置208の表示領域において、左打ち報知演出が終了し、第2装飾図柄も第1装飾図柄と同じ図柄組合せ(例えば、「装飾4−装飾1−装飾7」のハズレ図柄の図柄組合せ)で停止表示されている状態を示している。
同図(c13)に示すタイミングは、特図2の保留が1つ消化され、装飾図柄表示装置208の表示領域において、第1装飾図柄と第2装飾図柄が変動表示を開始した状態を示
している。
このように、本変形例では、装飾図柄(例えば、第2装飾図柄)の変動表示が開始された後に左打ち報知演出が開始され(同図(c9))、装飾図柄(例えば、第2装飾図柄)の停止表示まで、左打ち報知演出が継続する。なお、左打ち報知演出は、図柄の変動表示が開始されてから一定期間が経過すると終了するように構成されていてもよく、その場合左打ち報知が開始された図柄変動表示が終了する前に左打ち報知演出が終了してもよく、左打ち報知が開始された図柄変動表示の次以降の図柄変動表示まで継続していてもよい。また、左打ち報知演出は、予め定められた回数の図柄変動が終了すると終了してもよい。また、左打ち報知演出は、大当り終了後1回目の図柄変動表示の開始の有無に関わらず、大当り終了演出が終了すると開始されるように構成されていてもよい。
図259(a1)〜同図(a5)、図259(b1)〜同図(b7)、図259(c1)〜同図(c7)、および図259(d1)〜同図(d4)はそれぞれ、図253〜図256に示した上記の演出例(基本の演出例)の他の変形例を時系列に示す図である。
まず、図259(a1)〜同図(a5)は、図254(38)以降の変形例である。
図259(a1)に示すタイミングは、図254(38)とはリーチ状態の装飾図柄が異なる(本例では「装飾2」)以外は、図254(38)と同様である。
図259(a2)に示すタイミングは、第1装飾図柄が「装飾2−装飾2−装飾2」の大当りの装飾図柄の組み合わせ(大当り図柄態様)で確定表示された状態を示しており、同図(a3)に示すタイミングでは、大当り開始演出が実行されている状態を示している。この大当り開始演出では、確変大当りまたは通常大当りとなる図柄が揃ったことによる大当り遊技が開始されることを示す「吉宗ボーナス」の演出が実行される。「吉宗ボーナス」の演出として、装飾図柄表示装置208では、その表示領域の全面を使用した演出が実行される。
また、他の演出装置206の状態は、スピーカ120からは「吉宗ボーナス開始BGM」が出力され、効果音(SE)として「吉宗ボーナス開始SE(例えば、「吉宗ボーナス」などの台詞の音声)」が出力され、エラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「吉宗ボーナス開始ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
同図(a4)に示すタイミングは、大当り遊技の1R目が開始した状態を示している。この例における大当り遊技演出では、装飾図柄表示装置208の表示領域において、ラウンド演出表示が実行される。なお、装飾図柄表示装置208には、1ラウンド目であることを表す表示(「1R」)や、出球数(賞球数)の表示(990pt)や、今回の大当りで2連荘を達成したこと(大当りの回数)を示す「BONUS×2」の表示も行われている。
また、他の演出装置206の状態は、スピーカ120からは「ボーナス2回目ラウンド演出BGM」が出力され、効果音(SE)とエラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「ボーナス2回目ラウンドランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
図254(38)〜図255(42)の例では、大当り遊技の1R目が開始すると楽曲セレクト演出が開始していたが、本変形例では、大当り遊技の1R目が開始しても楽曲セレクト演出は開始しない。このように、楽曲セレクト演出が行われる大当りと楽曲セレクト演出が行われない大当りがあってもよい。例えば、ラウンド数が長い大当りの場合に楽曲セレクト演出を行い、ラウンド数が短い大当りの場合に楽曲セレクト演出を行わないようにしてもよい。また、ラウンド数が長い大当りの場合に楽曲セレクト演出を行わず、ラウンド数が短い大当りの場合に楽曲セレクト演出を行うようにしてもよい。また、V入賞をすることが確定している装飾図柄での大当りの場合に楽曲セレクト演出を行い、V入賞をすることが確定している装飾図柄での大当りの場合に大当りの場合に楽曲セレクト演出を行わないようにしてもよい。また、V入賞をすることが確定している装飾図柄での大当りの場合に楽曲セレクト演出を行わず、V入賞をすることが確定している装飾図柄での大当りの場合に大当りの場合に楽曲セレクト演出を行うようにしてもよい。
図259(a5)に示すタイミングは、大当り遊技の5R目と6R目のインターバルの状態を示している。このタイミングでは引き続き、ラウンド演出が行われている。これ以降は、例えば図254(32)に移行する。
また、図259(b1)〜同図(b7)は、図256(67)以降の他の変形例である。この変形例は、V入賞しない場合に時短状態となる演出の一例である。図259(b1)に示すタイミングは、図256(67)と同様である。
図259(b2)に示すタイミングは、アタッカーの最大開放時間が経過してもV入賞しなかった状態を示し、同図(b3)はそのまま大当り遊技の4Rが終了した状態を示している。
同図(b4)は、大当り遊技の16Rが終了した状態を示し、同図(b5)は、大当り遊技の16R目と、大当り遊技終了演出のインターバルの状態を示している。この例において、同図(b3)〜同図(b5)の期間は、装飾図柄表示装置208において、ラウンド演出が継続している。
同図(b6)に示すタイミングは、大当り遊技終了演出が実行されている状態を示している。大当り遊技終了演出として、例えば、装飾図柄表示装置208の表示領域において、大当り遊技の終了を示す大当り終了演出表示(この例では「吉宗CHALLENGE突入!!」の表示)が行われ、時短状態に移行することが報知される。
例えば、図201に示す「特図A」の12R大当り図柄(実質8R確変大当り図柄)に当選した場合、遊技球が第2のアタッカー804内のV通過スイッチ(確変作動領域808、確変領域、V領域あるいはV入賞領域)に進入しない場合には、大当り終了後の遊技状態として確変(特図高確普図高確)状態が付与されない。つまり通常状態では、V入賞領域に進入しないが、意図しない状況下で遊技球がV入賞領域に進入した場合には、大当り終了後の遊技状態として確変(特図高確普図高確)状態が付与されてしまう場合がある。本変形例は、そのような状況下において、アタッカーの最大開放時間が経過したにもかかわらずV入賞しなかった場合に、時短状態へ移行するものである。
続く図259(b7)に示すタイミングは、大当り遊技が終了して時短状態に移行し、1回目の図柄変動表示が開始される前の様子を示しており、図257(a15)と同様であるので説明は省略する。
また、図259(c1)〜同図(c7)は、図256(74)以降の他の変形例である。
図259(c1)に示すタイミングは、大当り遊技の13R目が開始した状態を示し、ボタン演出が追加で実行されている以外は、図256(74)と同様である。本例のボタン演出では、操作ボタン(チャンスボタン136)の操作によって、例えば確変中の演出モードを選択させるモード選択(セレクト)演出に移行することができる。
具体的には、ボタン演出として装飾図柄表示装置208の例えば表示領域の下方において、操作ボタン(例えば、チャンスボタン136)の操作を促す操作手段画像BGと、操作説明(ここでは、「ボタン操作でモードセレクトへ移行」の文字)を表示する。つまり、モード選択を行うか否かを、チャンスボタン136の操作で選択(選択の変更)することができる。
同図(c2)に示すタイミングは、チャンスボタン136が操作された状態を示し、同図(c3)に示すタイミングは、大当り遊技の13R目において、例えば確変中の演出モードを選択させるモード選択(セレクト)演出を実行している状態を示している。モード選択演出では、装飾図柄表示装置208の表示領域に、複数の演出モード(この例では「宇宙モード」、「越後屋おっかけモード」、「一発告知モード」)の表示と、操作ボタン(例えば、チャンスボタン136)の操作を促す操作手段画像BGを表示する。
同図(c4)に示すタイミングは、大当り遊技の16R目が開始し、引き続きモード選択演出が実行されている状態を示している。つまり、本例のモード選択演出は複数ラウンドに跨って行われている。なお、1ラウンド内のみで行われても良い。
同図(c5)に示すタイミングは、操作手段画像BGには操作有効期間表示(操作有効期間画像)TGとして、例えば、残り3秒を示す「3」などを表示している状態であり、同図(c6)に示すタイミングは、「宇宙モード」が選択(選択の変更)がされている場合に、操作有効期間が終了した状態(操作有効期間表示TGとして例えば、残り0秒を示す「0」を示している状態)を示している。
同図(c7)に示すタイミングは、大当り遊技の16R目と大当り終了演出のインターバルの状態を示している。本例ではこのタイミングでも引き続き「宇宙モード」の選択が決定し、その表示が白点滅(「少点」の模様)で表示されている状態が継続している。そしてこの後は、図256(78)に移行する。この場合は、チャンスボタン136の操作で、選択の変更(カーソルcsdの移動)を行い、操作有効期間が終了したことにより、選択の決定のための操作を別途行うことなく、カーソルcsdの位置にある演出モードが決定(選択の決定)される。なお、選択決定のための操作(例えば、チャンスボタン146の2度目の操作)などで選択の決定が行われるものであってもよい。
なお、本例では選択演出の一例としてモード選択演出の場合を説明したが、他の選択演出(例えば、楽曲セレクト演出)も同様に適用できる。また、選択演出として楽曲セレクト演出を例に説明した他の演出例においても、モード選択演出などの他の選択演出に変更して同様に適用できる。
また、図259(d1)〜同図(d4)は、図256(74)以降の他の変形例である。
図259(d1)に示すタイミングは、同図(c1)に示すタイミングと同様であり、同図(d2)は、大当り遊技の14R目が開始した状態を示し、同図(d3)は、大当り遊技の14R目の開始(同図(d2))から、一定期間が経過した状態を示している。同図(d1)〜同図(d3)の期間中、確変中の演出モードを選択させるモード選択(セレクト)演出に移行するためのボタン演出が実行中である。同図(d4)は、同図(d3)から更に期間が経過した後であり、ボタン演出が終了した状態を示している。
このように本例では、大当り遊技のあるラウンド(この例では13R目)にボタン演出が実行され、大当り遊技の14R終了時までにチャンスボタン136を操作すると、確変中の演出モードを選択させるモード選択(セレクト)演出に移行するが、14R終了時までにチャンスボタン136の操作を行わないとボタン演出は終了し、演出モード選択演出も実行されない。同図(d4)の後は、図256(76)に移行する。
図260は、図253〜図256に示した上記の演出例(基本の演出例)の他の変形例を時系列に示す図であり、図255(51)〜図255(52)の期間における演出の他の変形例である。
図260(a1)に示すタイミングは、図255(51)に示すタイミングと同様であり、図260(a2)に示すタイミングは、操作キーユニット137の右キー137rを操作した状態を示している。
図260(a3)に示すタイミングは、右キー137rの操作により、装飾図柄表示装置208の表示領域に、音量調節表示が表示された状態を示している。音量調節表示は、楽曲セレクト演出の楽曲セレクト画面の少なくとも一部(この例では、楽曲開放リストGRの少なくとも一部)にオーバーラップして表示され、これにより、楽曲セレクト画面の少なくとも一部が遊技者に視認困難となっている。音量調節表示が表示されている状態で、右キー137rまたは左キー137lを操作すると、同図(a3)の塗り潰しで示すように、音量調節が可能となる。この後は、図255(52)へ移行する。
このように、本例では、楽曲セレクト演出などの選択演出中であっても、音量調整表示および音量調節が可能となっている。
図260に示す例では、操作キーユニット137の上下キー137u,137dによって楽曲の選択(選択の変更)を行い、左右キー137l、137rによって、音量調整を行うが、楽曲セレクト演出の実行中は、輝度調整を行うことはできない。なお、上下キー137u,137dによって音量調整を行い、左右キー137l、137rによって、楽曲の選択(選択の変更)を行うものでもよい。
一方、デモ画面の表示中は、輝度調整と音量調整を行うことができるものとしてもよい。この場合、上下キー137u,137dによって輝度調整を行い、左右キー137l、137rによって、音量調整を行う。なお、上下キー137u,137dによって音量輝調整を行い、左右キー137l、137rによって、輝度調整を行うものでもよい。
また、楽曲セレクト演出の実行中は音量調整および輝度調整のいずれかを行うことができるものとしてもよい。この場合、使用する十字キーが重複する場合があるが、重複する場合は、常時調整が可能である(調整可能な機会が多い)機能を規制し、常時調整が不可である(調整可能な機会が少ない)機能に十字キーを割り当てる。
例えば、本変形例のように、通常の状態(楽曲セレクト演出の非実行中)において左右キー137l、137rを操作すると音量調整表示が表示される(音量調整が可能に設定されてる)場合、音量調整は常時調整が可能である(調整可能な機会が多い)機能である。
この場合、楽曲セレクト演出の実行中に、左右キー137l、137rが操作されたら、常時調整が可能である音量調整を規制し、常時調整が不可である輝度調整に優先的に、左右キー137l、137rを割り当てる。
あるいは、使用する十字キーが重複した場合は、常時調整が可能である機能(この例では音量調整)に割り当てるキーを変更し、例えば上下キー137u、137dで音量調整を行い、左右キー137l、137rで輝度調整を行うようにしてもよい。なお、ここに記載した割り当てに限らず、楽曲セレクト演出などの選択演出の操作、音量調整および輝度調整のそれぞれに操作キーユニット137の上下キー137u,137d、左右キー137l、137rを割り当てる場合、キーの組合せをそれぞれに入れ替えることができる。なお、このキーの割り当て(変更)の技術思想は、本明細書の全ての実施例において適用可能である。
<エラーを報知する場合の演出例>
次に、図261〜図267を参照して、エラーを報知する場合の演出例について説明する。
図261(a1)〜同図(a15)は、図253〜図256に示した上記の演出例(基本の演出例)の他の変形例を時系列に示す図であり、演出の実行中にエラーを報知する場合の演出例である。
図261(a1)に示すタイミングは、図253(5)に示すタイミングと同様であるが、本例では、このタイミングにおいてエラーAのエラーフラグがオンになっている。
ここで「エラーA」は、図114〜図116に示した各種エラー(一例を挙げると、大入賞口排出超過エラー、大入賞口入賞超過エラー、入賞率異常エラー、磁気(磁石)検知エラー、磁界(電波)エラー、ソレノイド異常エラー、皿満タンエラーなど)である。
図261(a2)に示すタイミングは、同図(a1)でエラーAのエラーフラグがオンになったことに基づき、エラーAが発生したことを報知するエラー報知を行っている。エラー報知は、装飾図柄表示装置208の表示領域に、エラーAが発生したことを示すエラー表示EA(ここでは「エラーA」の文字の表示)を行う。エラー表示EAは、各種演出表示(この場合は、ラウンド演出(バトル演出)のラウンド演出表示)にオーバーラップして表示される。
また、このタイミングにおける他の演出装置206の状態は、スピーカ120からはBGMと効果音(SE)が非出力(無音)となっており、エラー音は「エラーA報知音」が出力される。また、発光手段は「エラー報知ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)する。これにより、エラーAの発生を報知している。
このタイミングでは、引き続き大当り遊技の1R目のラウンド演出を実行している状態を示している。例えば、ラウンド演出(バトル演出)として、キャラクタ「殿(吉宗)」とキャラクタ「爺」のバトルシーンのアニメーション表示を実行している(図253(5)参照)。エラー表示EAは、ラウンド演出(表示)にオーバーラップして表示される。
同図(a3)および同図(a4)に示すタイミングは、大当り遊技の2R目においてボタン演出が実行を開始し、操作有効期間中にチャンスボタン136が操作された状態を示している(図253(9)、(10)参照)。本例では、エラーAの発生中であっても、チャンスボタン136の操作が有効に受け付けられる。
図261(a5)に示すタイミングは、ラウンド演出(例えば、バトル演出)において、成功(この場合は勝利)したことを報知している(バトル勝利演出を実行している)状態であり、バトル勝利演出として、装飾図柄表示装置208では、バトルシーンのアニメーション表示に代えて、例えばエフェクト画像などが表示されている(図253(13)参照)。
また、エラー表示EAはエフェクト画像にオーバーラップして表示を継続している。
図261(a6)に示すタイミングは、チャンスボタン136の操作が有効に受け付けられたことに基づき、エラーAの発生中であっても、演出可動体224が動作を開始している状態を示す。より詳細には、導光板ILの発光が行われ、導光板IL上に所定のエフェクト画像を模した模様が視認容易な態様で現される。また、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ装飾図柄表示装置208の前面側でオーバーラップする。その後、千両箱役物224Hが動作して下方に移動し、装飾図柄表示装置208及び第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの前面側にオーバーラップする。なお、エフェクト画像の表示、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作、千両箱役物224Hの動作、導光板ILの発光の開始する順序については、上述したものに限定されず、適宜に設定することができる。また、エフェクト画像の表示、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作、千両箱役物224Hの動作、導光板ILの発光のうちの全部が行われてもよいし、一部が行われない場合があってもよい。ミニ右打ち表示は少なくとも一部が、例えば、第1大盤振舞役物224Gaによってオーバーラップされたまま、表示領域の左上方に表示されている。また、このタイミングで、例えば、第1大盤振舞役物224Gaによってオーバーラップされていたミニ右打ち表示が、演出可動体224のいずれにも隠されない位置(この例では装飾図柄表示装置208の表示領域の中央下部)に移動し、遊技者に視認可能となっている状態を示している(図253(図15参照))。
演出可動体224の動作により、このタイミングではエラー表示EAが演出可動体224にオーバーラップされ、遊技者に視認不可(視認困難)となっている。
図261(a7)に示すタイミングは、演出可動体224をそれぞれ初期位置に戻す初期位置戻し動作が開始した状態を示している。例えば、千両箱役物224Hは初期位置に向かって上昇を開始する。また、この例では、ミニ右打ち表示も初期位置(表示領域の左上方)に移動し、また初期位置戻し動作が開始されていない第1大盤振舞役物224Gaによって再びオーバーラップされ、遊技者に視認困難な状態となる(図253(16)参照)。
同図(a8)に示すタイミングは、導光板ILの発光が徐々に消灯され(あるいは、エフェクト画像がフェイドアウトし)、続いて、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdがそれぞれ初期位置に向かって移動を開始(初期位置戻し動作を開始)している状態を示し(図253(17)〜同図(18)参照)、図261(a9)に示すタイミングは、装飾図柄表示装置208において、表示が中断されたバトルシーンのアニメーション表示がフェイドインしながら再開する状態を示している(図253(18)参照)。図261(a8)〜同図(a9)に示す期間、エラー表示EAもこれらの演出の演出表示にオーバーラップして表示される。
図261(a10)に示すタイミングは、再開したバトルシーンのアニメーション表示(バトル演出に勝利したことを示す「勝ち」の文字と、大当り遊技の3R目が開始したことを示すラウンド表示)が通常の状態で表示され(ラウンド演出が実行され)、V入賞報知VGが実行されている状態を示している(図253(19)参照)。
なお、図261(a10)に示すタイミングは、スピーカ120からはエラー音(エラーA報知音)のみが出力され、BGMおよび効果音SEは非出力(無音)となっている(同図(a2)の状態が継続している)。
しかし、以下の(1)〜(3)のいずれかであってもよい。
(1)エラー発生から特定時間経過した場合には、同図(a10)に示すラウンド演出においてラウンド演出音(例えば、「ラウンド演出BGM」)が出力されてもよい。
(2)エラーが解除されるまではラウンド演出音(例えば「ラウンド演出BGM」)が出力されず、エラー音(「エラーA報知音」)がそのまま出力され続けても良い。
(3)エラー発生中もラウンド演出音(例えば「ラウンド演出BGM」)の出力がそのまま行われてもよい。その場合、ラウンド演出音の音量はエラー発生前と同じであってもよくエラー発生前と異なってもよい(音量が小さくてもよく、音量が大きくてもよい)。
また、エラーAとしては、以下の(あ)〜(う)のいずれかであってもよい。
(あ)エラー解除までエラー音がそのまま出力されるエラー(例えば、エラー発生時にエラー音が出力される各種エラー。扉開放エラーや球抜きエラーが含まれていてもよい。)。
(い)エラー解除されてから特定時間が経過でエラー音が停止するエラー(例えば、扉開放エラー。エラー発生時にエラー音が出力される各種エラーや球抜きエラーであってもよい。)
(う)エラー中にラウンド演出音とエラー音の両方が出力されるエラー(例えば、球抜きエラー。エラー発生時にエラー音が出力される各種エラーや扉開放エラーであってもよい。)があってもよい。
また、(あ)〜(う)の全てのエラーについて、上記(1)〜(3)のいずれかであってもよい。
なお、この例ではエラー音と「ラウンド演出音(例えば、ラウンド演出BGM)」との関係について説明したが、この場合の「ラウンド演出音」は、他の演出音に置き換えることができる。この場合、演出音であればどのような音であってもよく、例えば、効果音(SE)や、演出可動体224の動作音(動作に基づき出力される音)などであってもよい。
同図(a11)に示すタイミングは、エラーAの発生(同図(a1))から特定期間(例えば、30秒)が経過した状態を示している(図253(20)参照)。このタイミングでは、エラーAは解消されてはおらず、装飾図柄表示装置208の表示領域において、エラー表示EAは継続してバトル演出の演出表示にオーバーラップして表示されている。また、発光手段は引き続き「エラー報知ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
一方、同図(a2)に示すタイミング以降、スピーカ120から出力されていたエラー音はこのタイミングで終了し、非出力(無音)となる。
このように、本例では、エラーAが発生中(解消されていない状態)であっても、エラー発生(同図(a2))から特定時間(例えば、30秒)経過すると、エラー音の出力は終了し、非出力(無音)状態となる。なお、エラーAの発生中はエラーAが解消されるまでエラー音の出力が終了されないように構成されていてもよい。また、エラーAの発生中であってもエラー発生から特定時間経過すると、エラー音の出力が終了し、ラウンド演出BGMが再開されてもよい。
なお、エラーAの発生中であっても、すなわち、音源IC416のエラー音用のチャンネルにエラー音の音データが設定されている状態でも、音源IC416の他のチャンネルに音量が0の状態でラウンド演出音の音データがそのまま設定された状態となっており、エラーが解除された後において、ラウンド演出音がエラー音の出力時間分だけ進んだ状態で出力されるが、エラー発生中はラウンド演出音の音データが消去され、エラー解除後にラウンド演出音がエラー発生前の続きから出力されるように構成されてもよいし、エラー解除後にラウンド演出音が先頭から出力されるように構成されていてもよい。このようにして、エラーの発生(エラー音の出力)によってラウンド演出音の出力が中断(または消去)され、エラーが解消した場合には、中断した続きから、あるいは先頭から、ラウンド演出音が出力される。
同図(a12)に示すタイミングは、大当り遊技の4R目が開始し、Vアタッカーの開放報知演出(V入賞示唆演出)を実行している状態を示している(図253(24)参照)。エラー表示EAは、V入賞示唆演出の演出表示にオーバーラップして表示を継続している。
同図(a13)に示すタイミングは、大当り遊技の4R目において、V入賞したことにより、V入賞報知演出を実行している状態である(図253(25)参照)。エラー表示EAは、V入賞報知演出の演出表示にオーバーラップして表示を継続している。
図261(a14)に示すタイミングは、同図(a13)から所定期間経過後に、エラーAが解消され、エラーAのエラーフラグがオフになった状態を示す。このタイミングでは、エラー表示EAは、V入賞報知演出の演出表示にオーバーラップして表示を継続している。
同図(a15)に示すタイミングは、エラーAの解消によりエラー表示EAの表示が終了した(非表示となった)状態を示している。装飾図柄表示装置208は、引き続き、V入賞報知演出の演出表示を実行している。
また、他の演出装置206の状態は、スピーカ120からは「ラウンド演出BGM」が出力され、効果音(SE)として、「V入賞報知SE」が出力され、エラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「V入賞時発光パターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。これ以降は、図253(26)に移行する。
図261(b1)〜同図(b7)は、図253〜図256に示した上記の演出例(基本の演出例)の他の変形例を時系列に示す図であり、演出の実行中にエラーを報知する場合の演出例である。
同図(b1)に示すタイミングは、図254(24)に示すタイミングに対応し、同図(b2)は、図254(25)に示すタイミングに対応する。
図261(b3)は、同図(b2)に続くタイミングであり、アタッカーが閉鎖した状態を示している。また、同図(b4)に示すタイミングは、主制御部300において大入賞口入賞超過エラーフラグがオンとなった状態である。図251に示すように、大入賞口入賞超過エラーフラグは、大入賞口2ソレノイドが閉鎖状態となり、残存球検出期間(t)および、大入賞口入賞超過異常監視タイマとして設定されたT秒の遅延期間が経過したタイミング(e)でオンとなるフラグである。
同図(b5)に示すタイミングは、大入賞口入賞超過エラーの報知を開始した状態である。大入賞口入賞超過エラーの報知は、装飾図柄表示装置208の表示領域において、「大入賞口入賞超過エラー」が発生したことを示す表示(エラー表示EA)を行う。エラー表示EAは、V入賞報知演出の演出表示にオーバーラップして表示される。
また、スピーカ120はBGMと効果音(SE)を非出力(無音)とし、エラー音として「入賞超過エラー報知音」を出力する。また、発光手段は「エラー報知ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
また、大当り遊技は、4R目で停止した状態となり、エラーが解消されるまで、次ラウンドには移行しない。
同図(b6)に示すタイミングは、大入賞口入賞超過エラーが解消し、主制御部300が大入賞口入賞超過エラーフラグをオフにした状態である。このタイミングでは、エラー表示EAは、V入賞報知演出の演出表示にオーバーラップして表示を継続している。
同図(b7)に示すタイミングは、装飾図柄表示装置208の表示領域においてエラー表示EAは非表示隣(消去され)、V入賞報知演出が表示を継続している。これ以降は、図254(26)に示す、大当り遊技の5R目に移行する。
図262(a1)〜同図(a11)は、図253〜図256に示した上記の演出例(基本の演出例)の他の変形例を時系列に示す図であり、演出の実行中にエラーを報知する場合の演出例である。
図262(a1)に示すタイミングは、図255(49)に示すタイミングと同様であるが、本例では、このタイミングにおいてエラーAのエラーフラグがオンになっている。ここで、「エラーA」は、図114〜図116に示す各種エラーが適用可能である。
図262(a2)に示すタイミングは、エラーAのエラーフラグがオンになったことに基づき、エラーAが発生したことを報知するエラー報知を行っている。エラー報知は、装飾図柄表示装置208の表示領域に、エラーAが発生したことを示すエラー表示EA(ここでは「エラーA」の文字の表示)を行う。エラー表示EAは、楽曲セレクト演出(表示)の少なくとも一部にオーバーラップして表示される。
また、スピーカ120はBGMと効果音(SE)を非出力(無音)とし、エラー音として、「エラーA報知音」を出力する。また、発光手段は「エラー報知ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
同図(a3)に示すタイミングは、操作キーユニット137の上キー137uを操作した状態を示しており、同図(51)に示すタイミングは、カーソルcsdが「そこにあるかもしれない」の表示に合わせられた状態を示している(図255(50)〜同図(51)参照)。
図262(a5)に示すタイミングは、カーソルcsdが「そこにあるかもしれない」の表示に合わせられた状態(同図(a4)の状態)で、チャンスボタン136が操作された状態を示し、同図(a6)に示すタイミングは、チャンスボタン136が操作されたことによって、「そこにあるかもしれない」の楽曲選択が決定した状態を示している。このタイミングでは、同図(59)に示すように、装飾図柄表示装置208の楽曲開放リストGRにおいて、決定された「そこにあるかもしれない」の表示が白点滅(「少点」の模様)で表示(楽曲決定表示)されている(図255(58)、同図(59)参照)。図262(a6)に示すタイミングでは、楽曲セレクト画像(楽曲開放リストGR)の少なくとも一部に、エラー表示EAがオーバーラップしている。
同図(a7)に示すタイミングは、楽曲が決定されたことにより、ラウンド演出が開始している状態を示している。装飾図柄表示装置208の表示領域では、楽曲セレクト画面から、ラウンド演出画面(ラウンド演出表示)に切り替わる。この例では、2ラウンド目のラウンド演出表示が表示されており、この表示は決定された楽曲「そこにあるかもしれない」に対応したラウンド演出表示である(図255(60)参照))。この場合、装飾図柄表示装置208の表示領域には引き続きエラー表示EAが表示され、ラウンド演出表示の少なくとも一部にオーバーラップしている。なお、ラウンド演出表示は行われているが、ラウンド演出(表示)に対応したBGM(楽曲)は、スピーカ120から出力されず、エラー音「エラーA報知音」が出力されている(同図(a2)から継続してエラー音が出力されている)。つまり、このタイミングでは、エラーAの発生中において、選択操作によって選択された演出(楽曲「そこにあるかもしれない」)が、演出手段(スピーカ120)によって実行されていない(スピーカ120から出力されていない)状態である。
また、発光手段も同図(a2)から継続して「エラー報知ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
図262(a8)に示すタイミングは、エラーAの発生(同図(a1))から特定期間(例えば、30秒)が経過した状態を示している(図255(60)参照)。このタイミングでは、エラーAは解消されてはおらず、装飾図柄表示装置208の表示領域において、エラー表示EAは継続してラウンド演出表示にオーバーラップして表示されている。また、発光手段は引き続き「エラー報知ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
一方、図262(a2)に示すタイミング以降、スピーカ120から出力されていたエラー音は、このタイミングで終了し、非出力(無音)となる。
このように、本例では、エラーAが発生中(解消されていない状態)であっても、エラー発生(同図(a2))から特定時間(例えば、30秒)経過すると、エラー音の出力は終了し、非出力(無音)状態となる。なお、エラー音の出力は終了して非出力(無音)状態となった場合、ラウンド演出に対応したBGM(この場合は「そこにあるかもしれない」の楽曲)がスピーカ120から出力される構成であってもよい。
同図(a9)に示すタイミングは、3R目が開始された後に、V入賞報知VGが実行されている状態を示している(図255(64)参照)。エラー表示EAは引き続き、ラウンド演出表示の少なくとも一部にオーバーラップして表示される。
図262(a10)に示すタイミングは、同図(a9)から所定期間経過後に、エラーAが解消され、エラーAのエラーフラグがオフになった状態を示す。このタイミングでは、エラー表示EAは、ラウンド演出表示にオーバーラップして表示を継続している。
同図(a11)に示すタイミングは、エラーAの解消によりエラー表示EAの表示が終了した(非表示となった)状態を示している。装飾図柄表示装置208は、引き続き、ラウンド演出表示を実行している。これ以降は、図255(65)に移行する。
図262(b1)〜同図(b8)は、図253〜図256に示した上記の演出例(基本の演出例)の他の変形例を時系列に示す図であり、図254(35)〜同図(36)の間のある変動遊技中に、演出可動体224(この例では、家紋役物224E)が動作(正常な動作)を行う場合の演出例である。
同図(b1)に示すタイミングは、特図1の保留が1つ消化され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始し、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄(第1装飾図柄)の変動表示が開始した後に、遊技者に右打ちを指示するミニ右打ち表示が表示されている状態である。また、表示領域の下方において特図2の保留アイコンh21〜h24が4つ表示され、右下隅部に第2保留数表示(特図1の保留が「4」、特図2の保留が「4」であること)が表示されている。また、曲名表示部MNと操作キーユニット137のアイコンが表示され、楽曲セレクト演出が実行されている。
また、他の演出装置206の状態は、スピーカ120からは「確変中BGM(選択中の「そこにあるかもしれない」の楽曲)」が出力され、効果音(SE)とエラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「確変中ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
同図(b2)に示すタイミングは、家紋役物224Eが上方に移動しながら回転する演出が実行されている状態を示している。またこのタイミングでは、装飾図柄の変動表示の前面に例えば、変動中の所定の演出表示850(例えば、「リーチ接近!?」というカットイン画像の表示、装飾図柄の変動表示とは別の演出表示など)が実行されている。
同図(b3)に示すタイミングは、移動および回転していた家紋役物224Eが停止し、初期位置に戻る初期位置戻し動作が実行されている状態を示している。
同図(b4)に示すタイミングは、家紋役物224Eの初期位置戻し動作が完了した状態を示している。このタイミングでは引き続き装飾図柄の変動表示の前面に演出表示が表示されている。
同図(b5)に示すタイミングは、演出表示850が非表示となり、当該演出表示850にオーバーラップされていた装飾図柄の変動表示が、遊技者に視認容易となっている。
同図(b6)に示すタイミングは、装飾図柄表示装置208の左図柄に「装飾6」が揺れ変動表示(仮停止表示)され、右図柄に「装飾6」が揺れ変動表示(仮停止表示)された状態を示している。
同図(b7)に示すタイミングは、特図1の変動遊技が停止し、第1装飾図柄が「装飾6−装飾5−装飾6」のハズレの装飾図柄の組み合わせで確定表示された状態を示している。
また、同図(b8)に示すタイミングは、図2の保留が1つ消化され、第2特図表示装置214における図柄変動表示が開始し、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄(第1装飾図柄)の変動表示が開始している状態である。また、表示領域の下方において特図2の保留アイコンh21〜h23が3つ表示され、右下隅部に第2保留数表示(特図1の保留が「4」、特図2の保留が「3」であること)が表示されている。これ以降は、図254(36)に移行する。
図263(a1)〜同図(a10)は、図253〜図256に示した上記の演出例(基本の演出例)の他の変形例を時系列に示す図であり、図254(35)〜同図(36)の間のある変動遊技中に、演出可動体224(この例では、家紋役物224E)が動作を行う場合の他の演出例である。前述の図262(b1)〜同図(b6)の演出例では、演出可動体224(家紋役物224E)が変動中に動作する例(正常な動作の例)について説明したが、本例では、演出可動体224(家紋役物224E)が動作中に異常となる場合について説明する。
図263(a1)に示すタイミングは、図262(b3)において移動および回転していた家紋役物224Eが停止し、初期位置に戻る初期位置戻し動作を開始したが、初期位置に戻らない異常が発生している状態を示している。
図263(a2)に示すタイミングは、図263(a1)に示すタイミングから所定時間経過後の状態であり、家紋役物224Eは動作を停止しているが、装飾図柄表示装置208においては演出が進行し、装飾図柄の変動表示にオーバーラップしていた演出表示850が非表示となり、装飾図柄の変動表示が遊技者に視認容易となっている。この例では、家紋役物224Eは、装飾図柄表示装置208の下方の初期位置に戻る途中で動作を停止しており、装飾図柄表示装置208の表示領域の少なくとも一部(例えば、特図2の保留アイコンh21〜h24の少なくとも一部)にオーバーラップしている。なお、家紋役物224Eが初期位置に戻る動作の途中でその動作を停止しているものであれば、同図に示す位置に限らない。
同図(a3)に示すタイミングは、装飾図柄表示装置208の左図柄に「装飾6」が揺れ変動表示(仮停止表示)され、右図柄に「装飾6」が揺れ変動表示(仮停止表示)されているが、家紋役物224Eは動作を停止している状態である。
同図(a4)に示すタイミングは、特図1の変動遊技が停止し、第1装飾図柄が「装飾6−装飾5−装飾6」のハズレの装飾図柄の組み合わせで確定表示されているが、家紋役物224Eは動作を停止している状態である。
同図(a5)に示すタイミングは、図2の保留が1つ消化され、第2特図表示装置214における図柄変動表示が開始し、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄(第1装飾図柄)の変動表示が開始している状態である。また、表示領域の下方において特図2の保留アイコンh21〜h23が3つ表示され(このタイミングでは少なくとも一部が家紋役物224Eにオーバーラップされている)、右下隅部に第2保留数表示(特図1の保留が「4」、特図2の保留が「3」であること)が表示されている。
また、このタイミング(変動開始時)に、家紋役物224Eの初期位置戻し動作が開始(再開)される。具体的には、主制御部300が第1副制御部400に変動開始コマンドを送信する。第1副制御部400は、変動開始コマンドを受信すると、家紋役物224Eの初期位置戻し動作を実行する。このタイミングは、主制御部300から第1副制御部400に変動開始コマンドが送信された状態(あるいは、第1副制御部400において変動開始コマンドを受信した状態)である。
なお、初期位置戻し動作は、変動終了時に行ってもよい。また、動作を停止している演出可動体224を別の演出において動作させる場合や、別のタイミングで実行する演出において動作させる場合に、初期位置戻し動作を行ってもよい。あるいは、演出可動体224の動作を監視するセンサがオフ(動作の停止)を検知してから一定時間経過で初期位置戻し動作を行うようにしてもよい。あるいは、演出可動体224が初期位置(原点位置)にあるか否かを検出するセンサ(初期位置にあるときはオンとなり、そうでない場合にオフとなるセンサ)がオフとなってから一定期間で初期位置戻し動作を行うようにしてもよい。
同図(a6)に示すタイミングは、初期位置戻し動作によって家紋役物224Eが初期位置に戻る動作を再開した状態を示す。上述のとおり、第1副制御部400は、主制御部300から変動開始コマンドを受信したことに基づき、このタイミングで家紋役物224Eの初期位置戻し動作の実行を開始する。
同図(a7)に示すタイミングは、家紋役物224Eの初期位置戻し動作が実行中の状態である。装飾図柄表示装置208では、装飾図柄(第1装飾図柄)の変動表示が開始している。
同図(a8)に示すタイミングは、家紋役物224Eの初期位置戻し動作が実行中において、操作キーユニット137の例えば上キー137uを操作した状態を示している。同図(a7)に示すように、この例では楽曲セレクト演出が実行されており、このタイミングにおける上下キー137u、137dの操作は、楽曲選択(変更)のための操作になる。
同図(a9)に示すタイミングは、上キー137uを操作によって、楽曲が変更(「そこにあるかもしれない」から「メガ!ギガ!サマ―!」に変更)された状態を示している。すなわち、装飾図柄表示装置208の曲名表示部MNでは、変更後の楽曲「メガ!ギガ!サマ―!」の曲名が表示され、スピーカ120は、「確変中BGM」として「メガ!ギガ!サマ―!」を先頭から出力している。また、効果音(SE)とエラー音は非出力(無音)となっている。また発光手段は、「確変中ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
このように、本例では、家紋役物224Eの初期位置戻し動作が実行中であっても、楽曲選択(変更)操作が有効となる。
同図(a10)に示すタイミングは、特図1の変動遊技が停止し、第1装飾図柄が「装飾6−装飾5−装飾6」のハズレの装飾図柄の組み合わせで確定表示されている。このタイミングでは、家紋役物224Eの初期位置戻し動作が完了している。
図263(b1)〜同図(b10)は、図253〜図256に示した上記の演出例(基本の演出例)の他の変形例を時系列に示す図であり、図254(35)〜同図(36)の間のある変動遊技中に、演出可動体224(この例では、家紋役物224E)が動作を行う場合の他の演出例であって、演出可動体224(家紋役物224E)が動作中に異常となる他の例について説明する。
図263(b1)に示すタイミングは、同図(a1)に示すタイミングと同様であり、家紋役物224Eが初期位置戻し動作を開始したが、初期位置に戻らない異常が発生している状態を示している。
同図(b2)、同図(b3)に示すタイミングはそれぞれ、同図(a4)、同図(a5)に示すタイミングと同様であるので、説明は省略する。
同図(b4)に示すタイミングは、同図(a6)に示すタイミングと同様であるが、ここでは、変動開始コマンドを受信した第1副制御部400が初期位置戻し動作を実行するが、家紋役物224Eが動作を行わない(停止を継続している)状態を示している。なおこのように第1副制御部400が初期位置戻し動作を実行しても家紋役物224Eが動作を行わない場合は、リトライ動作を行っても良い。リトライ動作は1回あるいは予め定めた所定回数を行うようにしてもよいし、家紋役物224Eが動作を開始するまで継続してリトライ動作を行っても良い。
同図(b5)に示すタイミングは、第1副制御部400が家紋役物224Eの初期位置戻し動作を行ったにもかかわらず家紋役物224が動作しなかったために、家紋役物224E(演出可動体224)の動作異常エラーを報知している状態である。
具体的には、装飾図柄表示装置208の表示領域において、動作異常エラーを報知するエラー表示EA(例えば「家紋役物異常エラー」という文字の表示)を行っている。またこの例では、スピーカ120は、「確変中BGM」として「メガ!ギガ!サマー!」の楽曲を出力し、効果音(SE)とエラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は、「確変中ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
このように、初期位置戻し動作を実行しても、家紋役物224E(演出可動体224)が初期位置に戻らなかった場合は、動作異常エラーの報知(エラー報知)を行っても良い。また、この例では、エラー報知として装飾図柄表示装置208のエラー表示EAのみを行う場合を説明したが、スピーカ120から動作異常エラーを報知するエラー音や効果音(SE)を出力したり、発光手段の発光態様で動作異常エラーを報知するようにしてもよい。
また、このエラー報知は、初期位置戻し動作を実行したにも関わらず、家紋役物224Eが動作しなかった場合はその直後にエラー報知を行うものでもよいし、同図(b4)において説明したリトライ動作を所定回数(あるいは所定時間)実行した後に、家紋役物224Eが動作しなかった場合にエラー報知を行うようにしてもよい。
ここで、本例同図(b1)〜同図(b5)に示す期間は、家紋役物224Eが初期位置動作を実行しない、動作異常エラーの発生中の期間であるが、楽曲セレクト演出は実行中となっている。この場合において、同図(a8)に示すように、操作キーユニット137の例えば上キー137uを操作すると、楽曲選択(選択の変更)が可能となる。
すなわち、本例では、選択演出(楽曲セレクト演出)の実行中において演出可動体224の動作異常エラーが発生してても、当該選択演出の選択操作(楽曲の選択の変更操作)が有効に受け付けられ、演出(楽曲)が選択されるように構成されている。また、本例の動作異常エラーは、図261〜図262を用いて説明した「エラーA」に適用することができる。
図263(b6)に示すタイミングは、動作異常エラーが継続した状態で(解消されない状態で)装飾図柄表示装置208の左図柄に「装飾7」が揺れ変動表示(仮停止表示)され、右図柄に「装飾7」が揺れ変動表示(仮停止表示)されてリーチ演出が実行されている状態である。
また、同図(b7)に示すタイミングは、動作異常エラーが継続した状態で(解消されない状態で)、SPリーチに発展し、SPリーチ演出が実行を開始した状態である。
同図(b8)に示すタイミングは、例えばSPリーチ演出の一部として、例えば、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ装飾図柄表示装置208の前面側でオーバーラップしている状態である。また、エラー表示EAも第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdによってオーバーラップされている。
この例では、家紋役物224Eは初期位置戻し動作が実行できずに動作異常エラーとなっているが、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdはそれぞれ所定の動作が可能となっている。なお、家紋役物224Eが動作を停止していることによって、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作した場合には、いずれかの役物(演出可動体244)が干渉する恐れがある。このような場合は、干渉する恐れがある第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの少なくともいずれか(干渉するそれがある一部の役物あるいは、干渉する恐れが無いものも含めた全部)の動作を規制し、干渉を回避するとよい。また、干渉する恐れがあっても、動作が可能なものについては所定の動作を実行させ、結果として干渉を容認するように構成してもよい。
同図(b9)に示すタイミングは、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作が完了した状態を示す。このタイミングにおいても、家紋役物224Eは動作を停止している。
同図(b10)に示すタイミングは、家紋役物224Eは引き続き動作を停止している(動作異常エラーは解消されていない)が、動作異常エラーを報知するエラー報知(この場合は、エラー表示EA)は終了した状態を示している。このように、動作異常エラーを報知するエラー報知(エラー表示EA)は、エラーの発生(同図(b1))から特定時間が経過した後(エラーの解消の有無によらず)終了するものであってもよい。また、エラーが解消されるまで、エラー報知を継続しても良い。またこの例では、エラー報知はエラー表示EAのみで行っているが、このタイミングで終了する(特定時間の経過後に終了する)エラー報知には、エラー音や発光手段によるエラー報知が含まれていてもよい。また、エラーが解消されるまで継続するエラー報知として、エラー音や発光手段によるエラー報知が含まれていてもよい。
なお、図262および図263では、動作の異常(初期位置戻し動作が実行できない異常)が発生する演出可動体224として家紋役物224Eの場合を例に説明したが、これ以外の演出を行う可動体、すなわち、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdや、千両箱役物224H、図14(b)に示す移動可能に構成された第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208N、導光板ILが移動可能に構成されている場合は導光板IL、その他、上記の例で説明した演出可動体224、の動作の異常であっても同様に適用できる。また、これらの演出を行う可動体の動作の異常とは、初期位置戻し動作の異常に限らず、他の動作の異常(例えば、演出中の予定されている動作を行わない異常、電源投入時の動作(フルストローク動作やセンサチェック動作など)を適切に行わない異常であってもよい。また、演出可動体224は、扉体(前面枠扉106)に設けられたものであってもよい。さらに、ここに記載した演出を行う可動体と、その動作異常についての説明は、以降の例においても同様に適用できる。
図264は、図253〜図256に示した上記の演出例(基本の演出例)の他の変形例を時系列に示す図であり、発生したエラーを解消するために電断・復電を行う場合の演出例である。
図264(a1)に示すタイミングは、図262(a7)と同様のタイミングであり、図255(60)に示したラウンド演出中にエラーAが発生し、このエラー報知を行っている状態である。具体的には、装飾図柄表示装置208の表示領域においてラウンド演出表示にオーバーラップするようにエラー表示EAを行い、スピーカ120からはエラー音「エラーA報知音」を出力し(ラウンド演出に対応したBGM(楽曲)は非出力または無音)、発光手段は「エラー報知ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)してエラー報知を行っている。
この場合のエラーAは、電断・復電によって解消するエラーである。電断・復電によって解消するエラーは、図114〜図116に記載したエラーのいずれかに適用できるが、一例を挙げると例えば、大入賞口排出超過エラー、大入賞口入賞超過エラー、入賞率異常エラーなどである。
図264(a2)に示すタイミングは、同図(a1)から所定期間が経過した状態であり、同図(a3)に示すタイミングは、電断・復電を行った状態である。電断・復電の直後は、装飾図柄表示装置208においては非表示の状態となり、スピーカ120は、BGM、効果音(SE)およびエラー音のいずれも出力していない。なお、電源投入音が出力されてもよい。また、発光手段も消灯される。このタイミングでエラーAは解消している。第四図柄表示装置2841,2842は、電断・復電後も電断前と同じ点灯態様で表示されているが、電断・復電後は電断前と異なる態様(例えば、両方ともハズレ態様)で表示されてもよい。
同図(a4)に示すタイミングは、演出可動体224(この例では、家紋役物224E、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd、千両箱役物224H)が、電源投入時動作を開始した状態である。ここで、「電源投入時動作」には、フルストローク動作やセンサチェック動作が含まれる。フルストローク動作とは、動作可能範囲の全範囲に亘って演出可動体224を移動させる動作であり、センサチェック動作とは、フルストロークで動作させることなく、動作を検知するセンサの検知範囲内で移動させる動作である。また、フルストローク動作がセンサチェック動作を兼ねている場合もある。また、演出可動体224が初期位置以外の位置で停止していた場合には、初期位置戻し動作が電源投入時動作に含まれていてもよく、初期位置戻し動作がフルストローク動作やセンサチェック動作を兼ねていてもよい。また、初期位置戻し動作が電源投入時動作も、演出可動体224による演出動作に含まれる。
ここでは一例として、演出可動体244(家紋役物224E、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd、千両箱役物224H)は、電源投入時動作としてセンサチェック動作を行った後に、フルストローク動作を行う場合について説明する。
すなわち、このタイミングでは、家紋役物224E、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdおよび千両箱役物224Hが一斉にセンサチェック動作を行っている。この例ではセンサチェック動作を行う役物の全てが、同時に動作させても互いに干渉しないために同時に動作させているが、干渉する役物がある場合は、タイミングをずらしてセンサチェック動作を実行する。
同図(a5)に示すタイミングは、センサチェック動作が終了し、装飾図柄表示装置208において電断からの復帰中であることを示す表示(復帰中表示)を行っている状態である。この例では復帰中表示として「準備中」の文字を表示している。このタイミングでは、主制御部300は動作(制御)を行っているが、副制御部(第1副制御部400、第2副制御部500)はこの状態を(どのような状態であるかを)認識できないため、復帰中表示を行っている。
同図(a6)に示すタイミングは、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdがフルストローク動作を開始した状態であり、同図(a7)に示すタイミングは第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdがフルストローク動作を完了した状態であり、同図(a8)に示すタイミングは、千両箱役物224Hがフルストローク動作を開始した状態である。
同図(a9)に示すタイミングは、千両箱役物224Hのフルストローク動作の実行中に、主制御部300の制御として大当り遊技の2R目と3R目のインターバルに復帰した状態であり、同図(a10)に示すタイミングは、千両箱役物224のフルストローク動作の実行中に、主制御部300の制御として大当り遊技の3R目が開始された状態である。なお、同図(a6)〜同図(a10)に示す期間中、装飾図柄表示装置208において復帰中表示は継続している。
同図(a11)に示すタイミングは、千両箱役物224Hのフルストローク動作は継続中であり、第1副制御部400および第2副制御部500が主制御部300から遊技あるいは演出などに関するコマンドを受信したことによって、大当り遊技の3R目に実行するラウンド演出が実行を開始した状態である。
ラウンド演出として例えば、装飾図柄表示装置208の表示領域では、3R目のラウンド演出表示が実行される。このラウンド演出表示は、デフォルトの楽曲(この例では「そこにあるかもしれない」)に対応したラウンド演出表示である。また、装飾図柄表示装置208の表示領域の左下にデフォルトの楽曲のタイトル「そこにあるかもしれない」が表示されている。また、ミニ右打ち表示、ラウンド数を表示する「3R」、大当りの回数表示(例えば、「BONUS×1」)の表示も行われている。
一方、電断・復電前の出球数(賞球数)の表示(ここでは千両箱役物224Hにオーバーラップされている)や、大当りとなったときの装飾図柄の図柄組合せを示す装飾図柄の表示の情報は、電断・復電(復帰起動処理又は初期起動処理)が実行された後のRAMクリア処理(図49(a)のステップS109)において設定されたRAMクリア開始アドレス以降のRAM308の記憶領域がクリア(初期化)されてしまってるため、初期値が表示される。具体的には、出球数(賞球数)は「0pt」(同図(a12)参照)と表示され、大当りとなったときの装飾図柄の図柄組合せを示す装飾図柄の表示は例えば、同図(a11)に示すように「?」が表示される。
また、スピーカ120からは、「ラウンド演出BGM」として、「そこにあるかもしれない」の楽曲が先頭から出力され、効果音(SE)とエラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「楽曲演出「そこにあるかもしれない」ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
なお、この例では、ラウンド演出BGMは、電断・復電前の楽曲の選択状況によらず、デフォルトの楽曲(ここでは、「そこにあるかもしれない」)が先頭から開始される。しかしこれに限らず、遊技者が選択した楽曲が先頭あるいは途中から開始されてもよいし、選択肢にないラウンド演出が開始されても良い。
また、本例はラウンドごとに復帰(電断・復電時が発生したラウンドの次のラウンドにて復帰)しているが、電断・復電時のラウンドによらず、特定のラウンド(例えば、6R目など)で復帰するように構成されていてもよい。
同図(a12)に示すタイミングは、引き続き千両箱役物224Hのフルストローク動作が継続中であり、またラウンド演出が進行している状態である。装飾図柄表示装置208では、V入賞報知VGが表示を開始している。
同図(a13)に示すタイミングは、千両箱役物224Hのフルストローク動作が完了した状態であり、同図(a14)に示すタイミングは、同図(a13)に示すタイミングから所定期間が経過した状態である。
同図(a15)に示すタイミングは、家紋役物224Eがフルストローク動作を実行している状態であり、同図(a16)に示すタイミングは、千両箱役物224Hのフルストローク動作が完了した状態であり、またこの例における電源投入時動作が完了した状態である。
同図(a17)に示すタイミングは、大当り遊技の3R目と4R目のインターバルの状態であり、同図(a18)に示すタイミングは、大当り遊技の4R目が開始し、例えば図256(67)と同様に、Vアタッカーの開放報知演出(V入賞示唆演出)を実行している状態である。また図示は省略するがスピーカ120からは「ラウンド演出BGM」として「そこにあるかもしれない」の楽曲が出力され、効果音(SE)とエラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「Vアタッカー開放時発光パターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
同図(a19)に示すタイミングは、大当り遊技の4R目において、例えば図256(68)と同様に、V入賞したことを報知する演出(V入賞報知演出)を実行している状態である。また図示は省略するが、スピーカ120からは「ラウンド演出BGM」として「そこにあるかもしれない」の楽曲が出力され、効果音(SE)として、「V入賞報知SE」が出力され、エラー音は非出力(無音)となっている。V入賞報知演出中は、「ラウンド演出BGM」の楽曲の出力を継続するが、楽曲を消音するか通常よりも音量を小さくして出力する。なお、V入賞報知演出中は「ラウンド演出BGM」の出力を中断し、V入賞報知演出の終了後に出力を再開してもよい。また、発光手段は「V入賞時発光パターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
同図(a20)に示すタイミングは、大当り遊技の最終ラウンドである16R目が終了し大当り遊技の16R目と、大当り遊技終了演出のインターバルの状態を示している。
同図(a21)に示すタイミングは、例えば図256(78)と同様に大当り遊技終了演出が実行されている状態を示している。大当り遊技終了演出として、例えば、装飾図柄表示装置208の表示領域において、大当り終了表示(ここでは、「吉宗RUSH継続!!」という文字)を表示している。また、図示は省略するが、スピーカ120からは「SP吉宗ボーナス終了BGM」が出力され、効果音(SE)として「SP吉宗ボーナス終了SE(例えば、「吉宗RUSH継続」の台詞の音声」が出力され、エラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「SP吉宗ボーナス終了ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
図264(a22)に示すタイミングは、装飾図柄表示装置208において、装飾図柄の停止表示が表示された(表示を再開した)状態を示している。すなわち、装飾図柄表示装置208の表示領域では、第1装飾図柄が「装飾1−装飾3−装飾5」のハズレの装飾図柄の組合わせで確定表示され、特図2の保留アイコンh21〜h24が4つ表示されている。この例では、保留アイコンh21〜h24はいずれも、デフォルト(白塗り)で表示されている。また、第2保留数表示において、特図1の保留数が4つであることを示す「4」と特図2の保留数が4つであることを示す「4」の表示が行われている。これ以降は図256(80)に移行する。
なお本例において、フルストローク動作は、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd→千両箱役物224H→家紋役物224Eの順で実行したが、フルストローク動作の動作順は、この順に限らない。また、フルストローク動作が干渉せずに同時に行える場合は同時でも良い。またここでは省略したが、センサチェック動作の前に初期位置戻し動作を行っても良い。
図265(a1)〜図265(a4)、図265(b)、図265(c)、図265(d1)〜図265(d9)、図265(e1)〜図265(e6)はそれぞれ、図253〜図256に示した上記の演出例(基本の演出例)の他の変形例を時系列に示す図である。
図265(a1)〜図265(a4)は、電断・復電後(図264(a3))の後から復帰中表示(図264(a5))の間に、電源投入表示を行う場合の例である。
図265(a1)に示すタイミングは、電断・復電(図264(a3))の後に、電源投入表示を行っている状態である。
パチンコ機100に電源が投入されると、第1副制御部400に起動信号が入力され、第1副制御部400による初期化処理が開始される。また、主制御部300は、主制御部電源投入時処理において初期起動処理などを行った後、主制御部メインループ処理や主制御部タイマ割込処理を開始し、割込機能が限定された状態となる(例えば、図264(a3)までの状態)。続いて、第1副制御部400が液晶ローディング処理を開始し、図265(a1)に示す電源投入表示(液晶ローディング表示)を行う。この例では、電源投入表示は、「Now Loading」という文字表示である。
また、この例では、電源投入表示中には演出可動体224(家紋役物224E、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd、千両箱役物224H)は、前述の電源投入時動作を行わないが、電源投入時動作を行うものとしてもよい。
なお、電源投入表示は図示したものに限らない。例えば、液晶ローディング処理の開始時点を0%、液晶ローディング処理の完了時点を100%とし、電源投入表示(液晶ローディング表示)として、液晶ローディング処理の進行度合いをパーセンテージ(%)で表現することが可能である。液晶ローディング処理の進行度合いと電源投入表示のパーセンテージ表示は対応していてもよく、例えば、0%〜100%まで1%ずつ増加していく連続的な表示や、0%、10%・・・、90%、100%のように10%ずつ増加していく段階的な表示を表示してもよい。また、液晶ローディング処理の進行度合いと電源投入表示の表示は必ずしも一致していなくてもよい。
また、電源投入表示として、遊技台の各種設定に関する説明表示(チュートリアル表示)を行うことが可能であり、例えば、説明表示として、音量設定のモード(節電力モード)を切り替えるためのDIPスイッチの設定方法を図示するとともに、切り替えを行うタイミングを示唆する表示を行ったり、液晶ローディング処理と関係しない表示を行ってもよい。また、説明表示に限らず、現在の時刻やパチンコ機100の第2出力設定スイッチ194の設定状況(音量調整や輝度調整のユーザーボリューム値の初期値の表示)や、節電力モードの設定状況などを表示してもよい。
同図(a2)に示すタイミングは、電源投入表示を開始してから所定時間が経過した後の状態であり、普通図柄表示装置210、第1特別図柄表示装置212、第2特別図柄表示装置214、普通図柄保留ランプ216、第1特別図柄保留ランプ218、第2特別図柄保留ランプ220が点灯(可能な)状態となっている。
同図(a3)は、第1副制御部400の液晶ローディング処理が完了し、装飾図柄表示装置208において電源投入表示を終了して復帰中表示(本例では、「準備中」という文字表示)を開始した状態を示している。
同図(a4)に示すタイミングは、家紋役物224E、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdおよび千両箱役物224Hが一斉にセンサチェック動作を行っている状態である。このタイミングにおいても復帰中表示は継続している。これ以降は、図264(a5)に移行する。
図265(b)、同図(c)に示すように、図264(a5)に示す復帰中表示において、右打ちに関する表示を行っても良い。具体的には、図265(b)に示すように、復帰中表示においてミニ右打ち表示を行っても良いし、図265(c)に示すように、復帰中表示において、右打ち報知演出と同様の右打ち報知(例えば、半透明の帯画像上に「右打ちしてください」の文字の表示)を行っても良い。また、図265(b)に示すミニ右打ち表示と図265(c)に示す右打ち報知を同時に行っても良い。
また、右打ちに関する表示(右打ち表示、右打ち報知)は、電源投入時であっても主制御部300による初期起動処理が行われた際には復帰表示中であっても表示されず、復帰起動処理が行われた際にのみ表示されるようにしてもよい。
また、復帰中表示の表示中に、右打ち表示のみが常に表示され、遊技状態に適した打ち方がされていないと判定された場合に右打ち警告表示が表示されるように構成されていてもよいが、遊技状態に適した打ち方がされていないと判定された場合であっても表示されないように構成されていてもよい。
図265(d1)から同図(d9)は、図255に示した楽曲セレクト演出実行時の他の演出例である。
図265(d1)に示すタイミングは、図255(42)に示すタイミングと同様である。
図265(d2)に示すタイミングは、大当り遊技の1R目において、楽曲セレクト演出の実行中に、V入賞したことを報知する演出(V入賞報知演出)を実行している状態である。
同図(d3)に示すタイミングは、同図(d2)に示すタイミングから所定期間の経過後にV入賞報知演出が終了し、再び楽曲セレクト演出が実行され、装飾図柄表示装置208において楽曲「そこにあるかもしれない」の選択(選択の変更)がされている状態である。
また、他の演出装置206の状態は、スピーカ120からは「楽曲セレクトBGM」として「そこにあるかもしれない」の楽曲が出力され、効果音(SE)とエラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「楽曲セレクト演出ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
同図(d4)に示すタイミングは、楽曲セレクト演出の実行中にエラーAのエラーフラグがオンになった状態であり、同図(d5)に示すタイミングは、装飾図柄表示装置208において、エラーAの発生を報知するエラー報知(この例では「エラーA」というエラー表示EA)が実行されている状態である。エラー表示EAは楽曲セレクト演出の一部(この例では楽曲開放リストGRの一部)にオーバーラップしている。なお、本例では、同図(d4)または同図(d5)に示すタイミングにおいて、操作キーユニット137の例えば左右キー137l、137rによって楽曲開放リストGR内でカーソルcsdを移動させ、楽曲の選択(選択の変更)が可能であり、また、チャンスボタン(決定ボタン)136の操作(あるいは選カーソルcsdで選択後に所定時間が経過した場合に)楽曲の選択決定をすることができる。
このように、選択演出(例えば、楽曲セレクト演出)の実行中においてエラー(ここではエラーA)が発生していても、選択操作が行われると演出(楽曲)が選択されるように構成されている。つまり、エラー(例えば、エラーA)の発生の有無によらず(エラーフラグのオン/オフに関わらず)、楽曲セレクト演出が実行され、楽曲選択(選択操作)が実行可能である。
同図(d5)のタイミング以降は、発生したエラーAを解消するために、図264(a3)〜図264(a10)に示した電断・復電時の動作および演出(表示等)が実行される。
同図265(d6)は、電断・復電後の状態であり、エラーAが解消され、大当り遊技の2R目が開始した状態である。この例では、電断前と同様の楽曲セレクト演出が実行されており、装飾図柄表示装置208において、2曲目(最新)の楽曲「メガ!ギガ!サマー!」が選択された状態となっている。また、スピーカ120からは「楽曲セレクトBGM」として選択されている「メガ!ギガ!サマー!」の楽曲が出力され、効果音(SE)とエラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「楽曲セレクト演出ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
そして、楽曲セレクト演出の実行中に、演出可動体244(ここでは、千両箱役物224H)の電源投入時動作(例えば、フルストローク動作)が実行されている。
またこの例では、電断・復電が行われても、電断前の遊技の状態を示す情報(例えば、ボーナス回数、獲得球数(出球数、賞球数)、楽曲セレクト演出において開放されている楽曲、大当りとなったときの装飾図柄の図柄組合せを示す装飾図柄など)が保持されいる。
すなわち、電断・復電(復帰起動処理又は初期起動処理)が実行された後のRAMクリア処理(例えば、図49(a)のステップS109)が実行されても、上記の遊技の状態を示す情報はクリア(初期化)されずに保持されおり、図265(d6)に示すように、復電後にこれらの情報が装飾図柄表示装置208に表示されている(この点については後述する)。なお、電断前の遊技の状態を示す情報は、一部のみが保持され、他の一部がリセットされていてもよい。
同図(d7)に示すタイミングは、千両箱役物224Hの電源投入時動作(例えば、フルストローク動作)が完了した状態であり、同図(c8)に示すタイミングは、家紋役物224Eの電源投入時動作(例えば、フルストローク動作)が実行中のタイミングであり、同図(d9)に示すタイミングは、家紋役物224Eの電源投入時動作(例えば、フルストローク動作)が完了した状態である。この後は、図255(57)の状態に移行する。
このように、本例では、演出可動体244(役物)の電源投入時動作が実行中であっても、選択演出(この例では、楽曲セレクト演出)を実行可能である。また、選択演出の実行中においてエラー(例えば、エラーA)が発生していても、該選択演出において選択操作(この場合は、楽曲選択操作)が行われると、演出(この場合は楽曲)が選択されるように構成されている。
図265(e1)から同図(e6)は、電断・復電後の他の演出例である。
図265(e1)に示すタイミングは、例えば、図264(a10)に示す復帰中表示が終了したタイミングであり、第1副制御部400および第2副制御部500が主制御部300から遊技あるいは演出などに関するコマンドを受信したことによって、大当り遊技の2R目に実行するラウンド演出が実行を開始した状態である。また、千両箱役物224Hのフルストローク動作が実行中である。
なお、例えば前述の図265(d5)に示すように、楽曲セレクト演出の実行中に電断・復電を行った場合、同図(d6)に示すように、同じ演出(楽曲セレクト演出)が実行される状態に復帰するようにしてもよいし、図265(d5)に示すように、楽曲セレクト演出の実行中に電断・復電を行った場合、本例に示すように、電断・復電前とは異なる演出(ここではラウンド演出)が実行される状態に復帰するようにしてもよい。
このラウンド演出として例えば、装飾図柄表示装置208の表示領域では、大当り遊技の2R目のラウンド演出表示が実行されている。このラウンド演出表示は、デフォルトの楽曲(この例では「そこにあるかもしれない」)に対応したラウンド演出表示である。また、装飾図柄表示装置208の表示領域の左下にデフォルトの楽曲のタイトル「そこにあるかもしれない」が表示されている。また、ミニ右打ち表示、ラウンド数を表示する「2R」、大当りの回数表示(例えば、「BONUS×1」)の表示も行われている。
一方、電断・復電前の出球数(賞球数)の表示(ここでは千両箱役物224Hにオーバーラップされている)や、大当りとなったときの装飾図柄の図柄組合せを示す装飾図柄の表示の情報は、電断・復電(復帰起動処理又は初期起動処理)が実行された後のRAMクリア処理(例えば、図49(a)のステップS109)においてRAM308の記憶領域がクリア(初期化)されてしまってるため、初期値が表示される。具体的には、出球数(賞球数)は「0pt」(同図(a12)参照)と表示され、大当りとなったときの装飾図柄の図柄組合せを示す装飾図柄の表示は例えば、同図(a11)に示すように「?」が表示される。
すなわち、電源投入時に主制御部300から送信されるコマンドによって取得できる情報や、RAMクリア処理で初期化されない情報については、復電後に装飾図柄表示装置208に表示することができる(これについては後述する)。
また、図示は省略するが、スピーカ120からは、「ラウンド演出BGM」として、「そこにあるかもしれない」の楽曲が先頭から出力され、効果音(SE)とエラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「楽曲演出「そこにあるかもしれない」ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
なお、この例では、ラウンド演出BGMは、電断・復電前の楽曲の選択状況によらず、デフォルトの楽曲(ここでは、「そこにあるかもしれない」)が先頭から開始される。しかしこれに限らず、遊技者が選択した楽曲が先頭あるいは途中から開始されてもよいし、選択肢にないラウンド演出が開始されても良い。
図265(e2)に示すタイミングは、千両箱役物224Hのフルストローク動作が完了した状態であり、同図(e3)に示すタイミングは、例えば、選択された楽曲の出力が終了し、装飾図柄表示装置208においても曲名を非表示にしている状態である。
同図(e4)に示すタイミングは、家紋役物224Eがフルストローク動作を実行している状態であり、同図(e5)に示すタイミングは、千両箱役物224Hのフルストローク動作が完了(電源投入時動作が完了)した状態である。また、Vアタッカーの開放報知演出(V入賞示唆演出)を実行し、図示は省略するがスピーカ120からは「ラウンド演出BGM」として「そこにあるかもしれない」の楽曲が出力され、効果音(SE)とエラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「Vアタッカー開放時発光パターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
同図(d6)に示すタイミングは、大当り遊技の最終ラウンドである16R目のラウンド演出が実行中の状態であり、これ以降は、図264(a21)に以降する。
図266(a1)〜図266(a5)、図266(b)、図266(c1)〜図266(c8)、図266(d1)〜図266(d6)はそれぞれ、図253〜図256に示した上記の演出例(基本の演出例)の他の変形例を時系列に示す図である。
図266(a1)〜同図(a4)に示す演出例では、電断・復電によって、大当り遊技のあるラウンドに復帰した場合であっても、大当り遊技が終了するまでは復帰中表示を継続する構成である。
図266(a1)に示すタイミングは、図264(a10)に示す千両箱役物224Hのフルストローク動作が完了した状態である。図264に示した演出例では、図264(a10)〜同図(a11)に示すように、大当り遊技のあるラウンド途中でが開始すると復帰中表示が終了し、ラウンド演出が実行される構成であった。これに対し、本例は、第1副制御部400および第2副制御部500が主制御部300から遊技あるいは演出などに関するコマンドを受信したことによって、大当り遊技のあるラウンドに復帰した場合であっても、図266(a1)〜同図(a4)に示すように大当り遊技が終了するまでは復帰中表示を継続する。なお、図266(a2)に示すように、電源投入時動作は実行する。
そして、同図(a4)に示すように大当り終了演出の実行期間が経過し、同図(a5)に示すように特図の変動遊技が開始した状態で、復帰中表示の表示を終了し、通常の演出表示を開始する。
なお、この例では、電断・復電(復帰起動処理又は初期起動処理)が実行された後のRAMクリア処理(図49(a)のステップS109)において、大当りとなったときの装飾図柄の図柄組合せもクリアされているため、同図(a5)では、デフォルトの装飾図柄の図柄組合せ(この例では「装飾1−装飾3−装飾5」)を表示している。このデフォルトの装飾図柄の図柄組合せは電源投入時に設定される。これ以降は、図256(80)に移行する。
なお、図258(a1)〜同図(a8)で説明した図柄変動中に選択演出(例えば、楽曲セレクト演出)が可能となる演出例においても、電断し、復電した後は図266(a1)〜同図(a4)に示す例が適用可能である。
また、大当りとなる図柄変動表示中に電断した場合、復電後は大当り開始時に復帰してもよく、その場合も図258(a1)〜同図(a8)で説明した図柄変動中の選択演出(例えば、楽曲セレクト演出)が可能となるように構成してもよいし、選択演出が不可能となるように構成してもよい。
また、大当りとなる図柄変動表示中に電断した場合、復電後は大当り終了後に復帰してもよく、その場合も図258(a1)〜同図(a8)で説明した図柄変動中の選択演出(例えば、楽曲セレクト演出)が可能となるように構成してもよいし、選択演出が不可能となるように構成してもよい。
また、図266(b)は、図265(d5)のエラー表示EAの他の例である。例えば、磁気(磁石)検知エラー、磁界(電波)検知エラーなど重要度の高いエラーの場合には、装飾図柄表示装置208の表示領域の全面を使用したエラー表示EAを行っても良い。この場合、エラーの表示中は、選択演出(例えば、図265(d5)に示すような楽曲セレクト演出)が実行中の場合には演出の実行が中断されるように構成してもよい。つまりこの場合は、選択演出自体が実行されず、エラーA(第一のエラー)の発生中において、選択操作によって選択された演出が、演出手段によって実行されていない状態であるといえる。
また、図266(c1)〜同図(c8)は、図264(a5)に示す復帰中表示以降の演出例においてエラーが発生した場合の例である。
図266(c1)に示すタイミングは、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdがフルストローク動作を開始した状態であり、同図(c2)に示すタイミングは第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdがフルストローク動作を実行中に、エラーAのエラーフラグがオンになった状態である。
同図(c3)に示すタイミングは、装飾図柄表示装置208において、エラーAの発生を報知するエラー報知(この例では「エラーA」というエラー表示EA)が実行されている状態である。エラー表示は一例として、復帰中表示に重ねて、その前面に表示される。また、このタイミングでは、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdがフルストローク動作が継続している。
このように、復帰中表示中にエラーA(例えば、電断・復電で解消されるエラー)が発生した場合であっても、そのときに実行中である演出可動体(役物)224の電源投入時動作(例えば、フルストローク動作やセンサチェック動作)はその実行を継続する。なお、電源投入時動作を継続せず、中止してもよい。
同図(c4)に示すタイミングは、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdのフルストローク動作が完了した状態を示し、同図(c5)に示すタイミングは、千両箱役物224Hのフルストローク動作が実行中の完状態であり、同図(c6)に示すタイミングは、千両箱役物224Hのフルストローク動作が完了した状態である。また、同図(c7)に示すタイミングは、家紋役物224Eのフルストローク動作が実行中の状態であり、同図(c8)に示すタイミングは、家紋役物224Eのフルストローク動作が完了した状態である。これ以降は、図264(a3)の状態に移行する。
図266(d1)〜同図(d5)は、図柄変動中にエラーが発生した場合にエラー報知を行う他の例である。
同図(d1)に示すタイミングは、ある変動遊技中の状態を示す。具体的には、装飾図柄表示装置208の表示領域では、第1装飾図柄および第2装飾図柄の装飾図柄の変動表示が行われている。また、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0が表示されている。
またこのタイミングにおける他の演出装置206の状態は、スピーカ120からは「通常時BGM」が出力され、効果音(SE)とエラー音は非出力(無音)となっている。また、発光手段は「通常時ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
同図(d2)に示すタイミングは、選択演出が実行されている状態である。すなわち、装飾図柄表示装置208の表示領域には2つの宝箱が表示され、操作ボタン(例えば、操作キーユニット137)の操作を促す操作手段画像BG(この例では、操作キーユニット137の例えば左右キー137l、137rを模したアイコン)および操作ボタンの受付期間の経過時間(操作有効期間)を報知する経過時間報知画像(メータ表示)TGと、「どっちの宝箱にする?」などの文字が表示される。なお、この例では、操作手段画像BGが表示された後に、操作ボタンの操作を受け付ける操作有効期間が開始する(操作手段画像BGの表示と同時に操作有効期間が開始してもよい)。
このように、選択演出の操作手段(操作ボタン)として、操作キーユニット137が用いられても良い。またこの例では左右キー137l、137rで選択操作を行う場合を示しているが、上下キー137u、137dで選択操作を行うものであってもよいし、上下キー137u、137dおよび左右キー137l、137rの全てを使用して選択操作を行うものであってもよい。
同図(d3)に示すタイミングは、選択演出の実行中にエラー(例えば、エラーA)が発生し、エラーAのエラーフラグがオンになった状態であり、同図(d4)に示すタイミングはエラーAの発生を報知するエラー報知を実行している状態である。この場合のエラー報知は、装飾図柄表示装置208の表示領域において、エラーAが発生したことを示すエラー表示EA(ここでは「エラーA」の文字表示)を、選択演出の演出表示にオーバーラップさせて行う。また、スピーカ120はエラーA報知音を出力し、BGMおよび効果音(SE)を非出力(無音)としている。また、発光手段は「エラー報知ランプパターン」の発光態様で発光(点灯、点滅等)している。
同図(d4)に示すタイミングは、操作キーユニット137の右キー137rが操作された状態を示し、同図(d5)に示すタイミングは、右の宝箱が選択され、結果が表示された状態を示している。なお、同図(d4)〜同図(d5)の期間に亘って、エラー報知は継続している。
このように、本例では、通常状態の図柄変動中に選択演出が実行される場合において、選択演出の実行期間中にエラーが発生した場合であっても、選択演出は継続され、選択操作も実行可能(エラーの発生後の選択操作も有効に受け付けられる)となっている。
<エラー(エラーA)に関する説明>
図249〜図270に示す例で説明した「エラーA(第一のエラー)」は、既述のとおり、図114〜図117に記載されている全部または一部のエラーに適用できる。
そして、図249〜図270に示す例で説明した、「電断・復電が行われら場合に解消されるエラー」も、図114〜図117に記載されている全部または一部のエラーに適用できる。また、パチンコ機100は、「電断・復電が行われた場合に解消されないエラー」を含んでいてもよい。
図249〜図270に示す例では、114〜図117に記載されている各エラーの復帰条件によらず、任意のエラーを電断・復電によって解消されるエラーに設定可能である。そして、主制御部300が電源投入時処理において実行するRAMクリア処理で、エラーを振り分けることで、任意の(所望の)エラー(のみ)を、電断・復電によって解消することができる。
図267は、電断・復電によって解消されるエラーを振り分ける処理の概要を示す図である。
例えば、同図(a)に示すように、RAM308の記憶領域を電断・復電によって解消されるエラーの記憶領域と、そうでないエラーの記憶領域に振り分ける。具体的には、RAM308のあるアドレスを基準アドレス(この例ではアドレス104番地)として、電断・復電によって解消されないエラーを基準アドレスより小さいアドレスに記憶し、電断・復電によって解消されるエラーを、基準アドレス以降に連続するように記憶する。
例えば、図49(a)に示す電源投入時処理では、復帰起動処理(ステップS107)または初期起動処理(ステップS108)を実行した後、RAMクリア処理(ステップS109)を実行する。この場合、例えば図49(b)に示す復帰起動処理ではステップS201において、磁気検知異常フラグをオフに設定する処理や、デバイスエラー(磁気検知や入賞異常等によるエラーのフラグ)をクリアする初期設定を行い、ステップS202において、ステップS201で初期設定を行った記憶領域以降のアドレスを、RAMクリアを開始するアドレスとして設定する処理を行っている。
つまり、図49の処理を利用する場合には、初期設定でエラーのクリアは行わず、図267(a)に示すようにエラーを振り分けて記憶した上で、図49(a)の電源投入時処理と同様にして、すなわち、RAMクリアを開始するアドレス(先頭アドレス)に基準アドレスの番地を設定し、それ以降のアドレスに記憶されているエラーをクリアする。
また、同図(b)に示すように、各エラーに対して電断・復電時に解消する場合にはオフ、電断・復電時に解消しない場合にはオン、などの解消フラグを設定しておき、当該解消フラグと共にRAM308に記憶する。そして、例えば、設定されたアドレスに記憶されている情報がエラーかどうかを判断し、エラーフラグがオフに設定されている場合のみクリアするようなRAMクリア処理を実行する。
また、同図(c)に示すように、各エラーに対して電断・復電時に解消するか否かの情報を含めてRAM308に記憶する。そして、順次、電断・復電時に解消するエラーであるか否かを判定して解消するエラーの場合のみクリアするようなRAMクリア処理を実行する。
以上説明したように、本発明にかかる遊技台(例えば、ぱちんこ機100)は、演出手段(例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ120など)と、可動手段(例えば、図14に示す家紋役物224E、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd、千両箱役物224H、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208N)と、を備えた遊技台であって、前記可動手段は、第一の動作を行う場合がある手段であり、前記第一の動作とは、演出に関する動作(以下、「演出動作」という。)のことであり、第一のエラー(例えば、図114〜図116に示すエラー)の発生中に、前記可動手段が前記演出動作を行う場合があり、前記演出手段は、選択演出(例えば、楽曲選択演出)が行われる場合がある手段であり、前記選択演出の実行中において、選択操作が行われると演出が選択されるように構成されており、前記選択演出の実行中において前記第一のエラーが発生していても(例えば、図265(d5)の状態)、前記選択操作が行われると演出が選択されるように構成されている、ことを特徴とする遊技台である。
本発明によれば、演出手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
また、選択演出の実行中に第一のエラーが発生した場合も選択操作が行えることで、第一のエラーが解消されるまで遊技者の間を持たせ、遊技の興趣の低下を防ぐことができる場合がある。
また、第一のエラーの発生中に可動手段による演出動作が行われる場合があることで、第一のエラーの発生中も演出効果を高めることができ、遊技の興趣の低下を防ぐことができる場合がある。
なお、第一の制御手段(主制御手段)を備え、第一の制御手段は、第一のエラーが発生したと判定した場合に第一のエラーに関する制御を実行する手段であってもよい。
また、操作手段(チャンスボタン136、操作キーユニット(十字キー)137(上下キー137u,137d、左右キー137l、137r))を備え、操作手段を操作することによって選択操作が行われるものであってもよい。
ここで、選択操作とは、演出を変更する(選択を変更する)操作を兼ねるものである。例えば、選択演出が行われる期間の終了で選択されていた(選択が変更されていた)演出が決定される(選択状態で一定期間が経過すると、選択の決定操作を別途行うこなく選択された演出に決定される)ような構成であってもよいし、演出を選択(選択の変更)をするとすぐに変更した演出が反映される(選択の変更(カーソルの移動など)が決定操作を兼ねている)構成などであってもよい。
また、選択操作とは、演出を決定(選択した演出に決定)する操作のことで、演出を変更する(選択を変更する)操作とは別の操作であってもよい。例えば、選択演出が行われる期間において、十字キーの操作で演出を変更(選択の変更)し、チャンスボタン操作で演出を決定(選択の決定)するものであり、選択の決定の操作(決定操作)が行われるまでは選択演出が終了しないものであってもよい。
また、選択操作は、演出を決定(選択の決定)をする操作、あるいは演出を変更(選択の変更)をする操作のいずれかであってもよい。例えば、選択演出が行われる期間において、十字キーの操作で演出を変更(選択の変更)し、チャンスボタン操作で演出を決定(選択を決定)する構成であってもよい。この場合、決定操作が行われなくても、選択演出が行われる期間の終了で演出が決定されるものであってもよい。
なお、第一のエラーは、図114〜図116に示した各種エラー(例えば、磁気(磁石)エラー、磁界(電波)エラー、入賞率異常エラー、大入賞口入賞超過エラー、大入賞口排出超過エラー、ソレノイド異常エラー、皿満タンエラー、扉開放エラー、演出可動体エラー(動作異常エラーを含む)など)に適用可能である
また、アタッカー(例えば、可変入賞口234,235)を備え、前記第一のエラーとは、前記アタッカーに関するエラー(例えば、大入賞口排出超過エラー、大入賞口入賞超過エラー、入賞率異常エラー)のことであってもよい。
また、前記アタッカーは、入球センサ(例えば、第1のアタッカー802、第2のアタッカー804、第1可変入賞口234、第2可変入賞口235)が設けられたアタッカーであり、前記入球センサとは、遊技球の入球に応じて入球信号を出力可能なセンサであり、前記アタッカーは、排出センサ(例えば、球検出センサ320、アウトスイッチSO,SO1、SO2・・・)が設けられたアタッカーであり、前記排出センサとは、遊技球の排出に応じて排出信号を出力可能なセンサであり、前記第一のエラー(例えば、大入賞口排出超過エラー、大入賞口入賞超過エラー)とは、前記アタッカーへ入球した遊技球の数が、該アタッカーから排出された遊技球の数と一致していないことを示すエラーであってもよい。
なお、遊技台は、一のセンサのみ設けられていてもよい。
また、第一のエラーは、入賞超過エラーであり、入賞超過エラーは、入球数が排出数を超えた場合に発生する(異常と判定される)エラーであってもよい。
また、第一のエラーは、排出超過エラーであり、排出超過エラーは、排出数が入球数を超えた場合に発生する(異常と判定される)エラーであってもよい。
また、前記選択演出の実行中において前記第一のエラーの発生している場合に、前記選択操作によって選択された演出(例えば、選択した楽曲に対応した表示(アニメーション)などの演出、図262(a7)、同図(a8)などに示すラウンド演出(表示)、音声(楽曲)出力など)が、前記演出手段によって実行される場合があってもよい。
この場合、「選択操作によって選択された演出」には、表示手段に表示されている楽曲に対応した表示(アニメーション)と、発光手段による発光態様のパターン(ランプパターン)も含むものであってもよい。
また、「選択操作によって選択された演出」には、(別途選択の決定操作を行うことなく)選択した(選択を変更した)状態で特定時間が経過した場合に実行が開始される演出や、選択した(選択を変更した)ことを契機として小音量で演出が実行される演出などが含まれてもよい。
また、前記選択演出の実行中において前記第一のエラーの発生している場合に、前記選択操作によって選択された演出(例えば、選択した楽曲に対応した表示(アニメーション)などの演出、図262(a7)、同図(a8)などに示すラウンド演出(表示)、音声(楽曲)出力など)が、前記演出手段によって必ず実行されるものであってもよい。
また、前記選択演出の実行中において前記第一のエラーの発生している場合に、前記選択操作によって選択された演出(例えば、選択した楽曲に対応した表示(アニメーション)などの演出、図262(a7)、同図(a8)などに示すラウンド演出(表示)、音声(楽曲)出力など)が、前記演出手段によって実行されない場合がないものであってもよい。
このような構成によれば、選択演出の実行中に第一のエラーが発生した場合も選択操作によって選択された演出が実行される場合があることで、第一のエラーが発生していても演出効果を高めることができ、遊技の興趣の低下を防ぐことができる場合がある。
また、前記第一のエラーの発生中において、前記選択操作によって選択された演出が、前記演出手段によって実行されない(例えば、図262(a7)において選択された楽曲が出力されない場合や、図266(b)において選択演出が実行されない場合)、ものであってもよい。
このような構成によれば、第一のエラーが発生していることを遊技者や店員に認識させることができ、第一のエラーの解消を促すことができる場合がある。
なお、第一のエラーが解消されると、選択された演出が実行される場合があってもよいし、第一のエラーが解消されると、選択された演出が必ず実行されるように構成されていてもよいし、第一のエラーが解消されると、選択された演出が実行される場合と実行されない場合があってもよい。
このような構成によれば、店員がエラーが解消されたことを把握しやすくなり、メンテナンス性が向上する場合がある。
また、第一のエラーが解消されるまでは、選択された演出が実行されないものであってもよい。
また、第一のエラーが解消されても選択された演出が実行されない場合があってもよい。
また、第一のエラーが解消されても選択された演出が実行されない場合があってもよい。
また、操作手段(例えば、チャンスボタン136、操作キーユニット137(上下キー137u,137d、左右キー137l、137r))を備え、前記操作手段の操作を有効とする期間において、該操作手段の操作があった場合に、前記可動手段による前記演出動作が行われる場合があり、前記第一のエラーの発生中であっても、前記操作手段の操作を有効とする期間において、該操作手段の操作(例えば、図261(a3)に示すボタン操作)があった場合に、前記可動手段による前記演出動作(例えば、図261(a6)に示す動作)が行われる場合があってもよい。
なお、操作手段の操作を有効とする期間が終了するまでの間に操作手段の操作がなかった場合であっても、該期間の終了後に可動手段による演出動作が行われるものであってもよい。
また、操作手段の操作を有効とする期間が終了するまでの間に操作手段の操作がなかった場合に可動手段による演出動作が行われないものであってもよい。また、操作手段の操作を有効とする期間が終了するまでの間に操作手段の操作がなかった場合に可動手段による演出動作が行われる場合と行われない場合があってもよい。
また、前記可動手段は、第二の動作(例えば、電源投入動作)を行う場合がある手段であり、前記第二の動作とは、電源が投入された場合に行われる動作であり、前記第二の動作が行われている場合に前記第一のエラーが発生しても、該第二の動作が継続される、ものであってもよい。
また、電源投入動作は、センサチェック動作を含むものであってもよいし、フルストローク動作を含むものであってもよい。また、電源投入動作は、センサチェック動作のみであってもよいし、フルストローク動作のみであってもよいし、センサチェック動作とフルストローク動作のみであってもよい。また、電源投入動作は、初期位置戻し動作を含むものであってもよい。
また、電源投入動作の中に、センサチェック動作、フルストローク動作および初期位置戻し動作のうちから選択された少なくとも2以上の動作を含む場合、これらが実行される順番は任意選択でき、その順番を入れ替えた場合についても適用可能である。
また、前記可動手段は、第三の動作(例えば、初期位置戻し動作)を行う場合がある手段であり、前記第三の動作とは、前記可動手段が初期位置にないと判定された場合に行われる動作のことであり、前記第三の動作が行われている場合に前記第一のエラーが発生しても、該第三の動作が継続される(例えば、図266(c3)の状態)ものであってもよい。
また、遊技盤(例えば、遊技盤200)を備え、前記可動手段は、前記遊技盤に設けられた手段であってもよい。
また、扉体(例えば、前面枠扉106)を備え、前記可動手段は、前記扉体に設けられた手段であってもよい。
なお、可動手段によって第一の動作が行われている場合において、扉体が開放されても第一の動作がそのまま継続されるものであってもよい。
また、可動手段によって第一の動作が行われている場合において、扉体が開放されると第一の動作が中断し、初期位置に戻るものであってもよい。
また、可動手段によって第二の動作が行われている場合において、扉体が開放されても第二の動作がそのまま継続されるものであってもよい。
また、可動手段によって第二の動作が行われている場合において、扉体が開放されると第二の動作が中断し、初期位置に戻るものであってもよい。
また、可動手段によって第三の動作が行われている場合において、扉体が開放されても第三の動作がそのまま継続されるものであってもよい。
また、可動手段によって第三の動作が行われている場合において、扉体が開放されると第三の動作が中断し、初期位置に戻るものであってもよい。
また、前記選択演出の実行中において第二のエラー(例えば、家紋役物異常エラー)が発生しても、前記選択操作が行われると演出が選択されるように構成されており、前記第二のエラーとは、前記可動手段に異常があることを示すエラーのことであってもよい。
なお、第二の制御手段(副制御部、第1副制御部400)を備え、第二の制御手段は可動手段に異常があると判定された場合に第二のエラーに関する制御を実行するものであってもよい。
また、大当りの実行中において、大当り演出として前記選択演出が行われる場合があってもよい。
なお、選択演出が大当り遊技以外(例えば、図266(d1)〜(d6)に示すような通常状態の装飾図柄の変動表示中など)で行われる場合があってもよい。
また、前記演出手段とは、音出力手段(例えば、スピーカ120)のことであってもよい。
また、前記第一のエラーが発生すると、該第一のエラーが発生していることを報知する第一のエラー音が出力されるように構成されている、ものであってもよい。
また、前記選択演出とは、音選択演出(例えば、楽曲選択演出)のことであり、前記選択操作が行われた後に、該選択操作によって選択された音が出力される場合があってもよい。
また、音選択演出は、楽曲(BGMを含む)の選択演出や、効果音(SE)の選択演出あるいはエラー音の選択演出を含むものであってもよい。
また、第一のエラーの発生中において、選択された音が出力されないように構成されているものであってもよい。
また、第一のエラーの発生中において、選択された音が出力されずに、第一のエラー音のみが出力されるように構成されているものであってもよい。
また、第一のエラーの発生中において、選択された音および第一のエラー音の両方が出力されるものであってもよい。
また、第一のエラーの発生中において、選択された音が第一の音量で出力され、第一のエラー音が第二の音量で出力される場合に、第一の音量が第二の音量より小さい音量であってもよい。また、第一の音量は、遊技者が設定した音量と異なる音量であってもよい。また、第一の音量は、遊技者が設定した音量と異なる音量である場合があり、例えば、遊技者が設定可能な値の最小値である場合があってもよい。
また、第一のエラーの発生中において、第一のエラーの発生から特定の時間が経過した場合に、エラー音の出力が終了し選択された音が出力される場合があってもよい。
また、第一のエラーの発生中において、第一のエラーの発生から特定の時間が経過した場合に、エラー音の出力が終了し無音状態となる場合があってもよい。
また、第一のエラーが解消されるまでは、選択された音が出力されない場合があってもよい。
また、第一のエラーが解消されても選択された音が出力されない場合があってもよく、例えば、選択された音の出力される期間が終了した場合があってもよい。
また、第一のエラーが解消されても選択された音が出力されない場合があってもよい。
また、選択演出は、音の選択演出に限らず、その他の演出(表示、発光、役物(可動体)動作など)の選択演出についても適用可能である。
また、前記選択演出の実行中において第三のエラー(例えば、磁気(磁石)エラー、磁界(電波)検知エラー、大入賞口排出超過エラー、入賞超過エラーなど)が発生すると、前記選択操作が行われても演出が選択できず、前記第三のエラーは、前記第一のエラーと異なるエラーであってもよい。
なお、可動手段による第一の動作の実行中に第三のエラーが発生しても、第一の動作はそのまま継続するものであってもよい。
また、可動手段による第一の動作の実行中に第三のエラーが発生すると、第一の動作は中断し可動手段が初期位置に戻るものであってもよい。
なお、可動手段による第二の動作の実行中に第三のエラーが発生しても、第二の動作はそのまま継続するものであってもよい。
また、可動手段による第二の動作の実行中に第三のエラーが発生すると、第二の動作は中断し可動手段が初期位置に戻るものであってもよい。
なお、可動手段による第三の動作の実行中に第三のエラーが発生しても、第三の動作はそのまま継続するものであってもよい。
また、可動手段による第三の動作の実行中に第三のエラーが発生すると、第三の動作は中断し可動手段が初期位置に戻るものであってもよい。
また、前記選択演出の実行中において第三のエラーが発生すると、該選択演出が中断する、ものであってもよい。
なお、第三のエラーは、電断し復電すると解消されるエラーであってもよい。また、電断・復電すると選択演出が再開されないものであってもよいし、選択演出が再開される場合と再開されない場合とがあってもよい。例えば、副制御部によって電断前の状態が記憶されていない場合や選択演出の期間の終了等の場合には、選択演出が再開される場合と再開されない場合とがあってもよる。
また、電断・復電すると選択演出が再開されず、選択演出と異なる演出が開始される場合があってもよい。例えば、大当りラウンド毎に演出が復帰する場合に、選択演出と異なる演出が再開される場合があってもよい。
また、電断・復電すると画像表示手段に復帰画面が表示される場合があり(必ず表示されるものであってもよいし、表示される場合と表示されない場合があってもよい)、復帰画面が終了した後に選択演出が再開される場合がある(必ず再開されるものであってもよいし、再開される場合と再開されない場合があってもよい)。
また、電断・復電を行わなくても第三のエラーが解消されると、選択演出が再開する場合があってもよい。
また、電断・復電を行わなくても第三のエラーが解消されると、選択演出が必ず再開するものであってもよい。
また、電断・復電を行わなくても第三のエラーが解消されると、選択演出が再開する場合としない場合があってもよい。
また、第三のエラーは、エラーが発生してから或る期間の経過で解消されるエラーであってもよい。
また、前記遊技台は、ぱちんこ機であってもよいし、前記遊技台は、スロットマシンであってもよい。
また、本発明に係る遊技台(例えば、ぱちんこ機100)は、演出手段(例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ120など)を備えた遊技台であって、前記演出手段は、選択演出(例えば、楽曲選択演出)が行われる場合がある手段であり、前記選択演出の実行中において、選択操作が行われると演出が選択されるように構成されており、前記選択演出の実行中において第一のエラー(例えば、図114〜図116に記載のエラー)が発生していても、前記選択操作が行われると演出が選択されるように構成されており、前記第一のエラーは、電断・復電が行われた場合に解消するエラーである、ことを特徴とする遊技台である。
本発明によれば、演出手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
すなわち、選択演出の実行中に第一のエラーが発生した場合も選択操作が行えることで、第一のエラーが解消されるまで遊技者の間を持たせ、遊技の興趣の低下を防ぐことができる場合がある。
また、アタッカー(例えば、可変入賞口234,235)を備え、前記第一のエラーとは、前記アタッカーに関するエラー(例えば、大入賞口排出超過エラー、大入賞口入賞超過エラー、入賞率異常エラー)のことであってもよい。
また、前記アタッカーは、入球センサ(例えば、第1のアタッカー802、第2のアタッカー804、第1可変入賞口234、第2可変入賞口235)が設けられたアタッカーであり、前記入球センサとは、遊技球の入球に応じて入球信号を出力可能なセンサであり、 前記アタッカーは、排出センサ(例えば、球検出センサ320、アウトスイッチSO,SO1、SO2・・・)が設けられたアタッカーであり、前記排出センサとは、遊技球の排出に応じて排出信号を出力可能なセンサであり、前記第一のエラー(例えば、大入賞口排出超過エラー、大入賞口入賞超過エラー)とは、前記アタッカーへ入球した遊技球の数が、該アタッカーから排出された遊技球の数と一致していないことを示すエラーであってもよい。
また、前記選択演出の実行中において前記第一のエラーの発生している場合に、前記選択操作によって選択された演出(例えば、選択した楽曲に対応した表示(アニメーション)などの演出、図262(a7)、同図(a8)のラウンド演出(表示)、楽曲の出力など)が、前記演出手段によって実行される場合があるものであってもよい。
また、前記第一のエラーの発生している場合に、前記選択操作によって選択された演出が、前記演出手段によって実行されない(例えば、図262(a7)において選択された楽曲が出力されない場合や、図266(b)において選択演出が実行されない場合)ものであってもよい。
また、第一の制御手段(例えば、主制御部300)を備え、前記第一の制御手段は、前記第一のエラーが発生したことを判定する制御を少なくとも実行可能な手段であり、前記第一の制御手段は、前記第一のエラーの発生中に電断・復電が行われた場合に、該第一のエラーを解除する制御(例えば、電源投入時処理のRAMクリア処理)を実行する手段である、ものであってもよい。
また、前記第一のエラーは、電断・復電が行われた場合に解消するエラーであってもよい。
なお、第二の制御手段を備え、第一の制御手段は、第二の制御手段にコマンドを送信する制御を少なくとも実行可能な手段であり、第二の制御手段は演出に関する制御を少なくとも実行可能な手段であってもよい。
また、前記選択演出の実行中において前記第一のエラーが発生している場合に、電断・復電が行われると該選択演出(例えば、図265(c1)に示す楽曲セレクト演出)が再開される場合があってもよい。
なお、選択演出の実行中において第一のエラーが発生している場合に、電断・復電が行われると該選択演出が再開されない場合(例えば、選択演出の期間が終了してしまった場合)があってもよい。
また、選択演出の実行中において第一のエラーが発生している場合に、電断・復電が行われると該選択演出が再開されず、該選択演出とは異なる演出が実行される場合があってもよい。
また、前記選択演出(例えば、図265(d5)に示す楽曲セレクト演出)の実行中において前記第一のエラーが発生している場合に、電断・復電が行われると該選択演出が再開されない(例えば、図265(e1)の状態)、ものであってもよい。
また、前記選択演出(例えば、図265(d5)に示す楽曲セレクト演出)の実行中において前記第一のエラーが発生している場合に、電断・復電が行われると該選択演出と異なる演出(例えば、図265(e1)に示すラウンド演出)が実行される、ものであってもよい。
また、表示手段(例えば、装飾図柄表示装置208)を備える、ものであってもよい。
また、前記表示手段は、復帰中表示(例えば、図264(a5)に示す表示)が表示される場合がある手段であり、前記復帰中表示は、電断・復電が行われた後に表示される場合がある表示であってもよい。
また、前記復帰中表示の表示中において、前記選択演出が行われない、ものであってもよい。
なお、復帰中表示の表示中において、選択演出が行われるものであってもよいし、復帰中表示の表示中において、選択された演出が実行されるもの(例えば、スピーカーから選択された音が出力される場合等)であってもよい。
また、復帰中表示の表示中において、選択された演出が実行されないもの(例えば、スピーカーから選択された音が出力されず、無音状態である等)であってもよい。
また、前記表示手段は、電源投入表示(例えば、図265(a1)に示す表示)が表示される場合がある手段であり、前記電源投入表示は、電断・復電が行われた後に表示される表示であってもよい。
また、大当りの実行中において、大当り演出として前記選択演出が行われる場合があってもよい。
また、前記演出手段とは、音出力手段(例えば、スピーカ120)のことであってもよい。
また、前記第一のエラーが発生すると、該第一のエラーが発生していることを報知する第一のエラー音が出力されるように構成されている、ものであってもよい。
また、前記選択演出とは、音選択演出(例えば、楽曲選択演出)のことであり、前記選択操作が行われた後に、該選択操作によって選択された音が出力される場合があってもよい。
また、前記選択演出の実行中において第三のエラー(例えば、磁気(磁石)エラー、磁界(電波)検知エラー、大入賞口排出超過エラー、入賞超過エラーなど)が発生すると、前記選択操作が行われても演出が選択できず、前記第三のエラーは、前記第一のエラーと異なるエラーであってもよい。
また、前記選択演出の実行中において前記第三のエラーが発生すると、該選択演出が中断する、ものであってもよい。
また、前記遊技台は、ぱちんこ機であってもよく、前記遊技台は、スロットマシンであってもよい。
また、本発明の実施形態にかかる遊技台(例えば、ぱちんこ機100)は、アタッカー(例えば、第1のアタッカー802、第2のアタッカー804、第1可変入賞口234、第2可変入賞口235)と、主制御手段(例えば、主制御部300)と、遊技者によって視認可能な位置に設けられた表示手段(例えば、装飾図柄表示装置208、液晶表示装置D)と、遊技者によって操作可能な位置に設けられた操作手段(例えば、図245(b5)に示す左キー、右キー、上キー、下キーや、チャンスボタン136、決定ボタン、操作ボタンなど)と、を備えた遊技台であって、前記アタッカーとは、入球センサ(例えば、球検出センサ320、カウントスイッチSW1、カウントスイッチSW2)が設けられたアタッカーのことであり、前記入球センサは、遊技球の入球に応じて入球信号を出力可能なセンサであり、前記アタッカーとは、排出センサ(例えば、球検出センサ320、アウトスイッチSO,SO1、SO2・・・)が設けられたアタッカーのことであり、前記排出センサは、遊技球の排出に応じて排出信号を出力可能なセンサであり、前記主制御手段は、複数種類のエラーを判定する制御を実行可能な手段であり、前記複数種類のエラーのうちの一の種類のエラーは、入出球不一致エラー(例えば、大入賞口入賞超過エラー)あり、前記入出球不一致エラーは、大当りにおいて発生するエラー(例えば、残存球検出時間の経過後(特電役作動間隔タイマが0の場合)に、入球数>排出数となった場合に発生するエラー)であり、前記入出球不一致エラーとは、前記アタッカーに入球した遊技球の数(以下、「入球数」という。)が、該アタッカーから排出された遊技球の数(以下、「排出数」という。)よりも多いことを示すエラーのことであり、前記入出球不一致エラーは、該入出球不一致エラーの発生中において、該入出球不一致エラーが発生していることが報知されるエラーであり、前記主制御手段は、図柄の変動制御(以下、「図柄変動制御(例えば、図216に示す図柄変動中処理、または図213(a)に示す特図関連抽選処理と図216に示す図柄変動中処理および図217に示す特図表示確定ウエイト処理)」という。)を実行可能な手段であり、前記図柄変動制御とは、図柄表示手段(例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214)において、図柄の変動表示を行わせる制御のことであり、前記主制御手段は、大当りが終了した場合に、前記図柄変動制御を開始する手段であり、前記主制御手段は、前記入出球不一致エラーの発生中において大当りが終了した場合に、前記図柄変動制御を開始しない手段であり、大当りにおいて前記入出球不一致エラーが発生しても、該大当りが進行する(例えば、図238(6)〜(9)に示す状態)ように構成されており、大当りにおいて前記入出球不一致エラーが発生すると、該入出球不一致エラーが発生していることを報知するエラー音が出力されるように構成されており、前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、エラー表示であり、前記入出球不一致エラーが発生した場合に、前記エラー表示として入出球不一致エラー表示(例えば、大入賞口入賞超過エラーのエラー表示E3)が表示されるように構成されており、前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、応答表示(例えば、図239(b2−1)、同図(b2−2)に示すユーザ設定画面(音量設定画面)のユーザ設定値(音量)、図239(b3−1α)に示す実機カスタマイズメニュー、図240(d1)に示す確変モードが殿モードに突入したことを報知する画像、図241(f6−1)、同図(f6−2)に示す曲名、図242(f7−2)に示す裏ボタン演出、図245(7b)、同図(b6)に示す曲セレクト演出の曲名、図246(b7−3)に示すQRコード(登録商標)、楽曲決定操作に応じて行われる背景表示や各種演出)であり、大当りは、該大当りの実行中において、大当り演出が行われるものであり、或る大当りを構成する複数のラウンドのうちの第一のラウンドにおいて、前記大当り演出として楽曲選択演出(例えば、図245(7b)に示す曲セレクト演出)が行われ、前記楽曲選択演出の実行中において、前記操作手段(例えば、図245(b5)に示す左キー、右キー、上キー、下キー)によって楽曲決定操作が行えるように構成されており、前記入出球不一致エラーの発生中であっても前記楽曲決定操作が行えるように構成されており、前記楽曲決定操作が行われると、前記応答表示として「決定された楽曲に対応する演出表示(例えば、背景表示や各種演出)」が開始されるように構成されており、前記楽曲決定操作が行える状態において、前記入出球不一致エラーの発生中である場合に、前記入出球不一致エラー表示が表示され、前記楽曲決定操作が行えない状態であっても、前記入出球不一致エラーの発生中である場合に、前記入出球不一致エラー表示が表示され、前記楽曲決定操作が行われた後に、前記決定された楽曲が出力されるように構成されており、前記楽曲決定操作が行われた後において、前記入出球不一致エラーが発生してから特定の時間が経過すると、前記エラー音が終了し、前記決定された楽曲が出力されるように構成されている、ことを特徴とする遊技台である。
また、前記或る大当りを構成する複数のラウンドのうちの第二のラウンドが終了すると、前記大当り演出として大当り終了演出が行われ、前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、大当り終了表示(例えば、図202(10)や図245(10b)、図246(10b)に示す「吉宗RUSH継続!!」、図238(10)〜(11)、図239(10a)の「確変突入」、図239(11a)〜同図(12a)の「大盤振る舞いじゃ!」などの表示)であり、前記大当り終了演出は、前記大当り終了表示を含んで構成された演出であり、前記大当り終了表示とは、大当りの最終ラウンドが終了してから該大当りが終了するまでの期間において表示される表示のことであり、前記或る大当りが終了すると、前記大当り終了表示が非表示になるように構成されており、前記入出球不一致エラーの発生中に大当りが終了すると、前記大当り終了表示(例えば、図245(10b)、図239(10a)〜同図(12a)の表示)が継続して表示されている、ものであってもよい。
また、前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、装飾図柄の変動表示(以下、「図柄変動表示(例えば、図240(16a)で下向き矢印で示す表示)」という。)であり、大当りが終了した際に保留があった場合に、前記図柄変動表示が表示されるように構成されており、前記入出球不一致エラーの発生中であって、大当りが終了した際に保留があった場合に、前記図柄変動表示が表示されず、前記入出球不一致エラーの発生中であって、大当りが終了した際に保留があった場合に、前記大当り終了表示が表示される、ものであってもよい。
また、前記主制御手段は、大当りにおける各ラウンドが終了した後において、前記入球数が前記排出数よりも多い場合に、前記入出球不一致エラーと判定する手段であってもよい。
また、前記主制御手段は、大当りが終了した後に前記入出球不一致エラーが発生していないと判定した場合に、前記図柄変動制御を開始する制御を行うように構成された手段であり、前記主制御手段は、大当りが終了した後も前記入出球不一致エラーが発生していると判定した場合に、該入出球不一致エラーを解消したと判定すると、前記図柄変動制御を開始する制御を行うように構成された手段であってもよい。
また、前記排出センサは、複数のセンサから構成された手段であり、前記複数のセンサのうちの一のセンサは、第一の排出センサ(例えば、アウトスイッチSO1)であり、前記複数のセンサのうちの一のセンサは、第二の排出センサであり(例えば、アウトスイッチSO2)、前記排出数とは、前記第一の排出センサが検知した遊技球の数と、前記第二の排出センサが検知した遊技球の数とを加算した数のことであってもよい。
また、前記入球センサは、一のセンサから構成されたセンサであってもよい。
また、前記複数種類のエラーのうちの一の種類のエラーは、排出超過エラー(例えば、大入賞口排出超過エラー)であり、前記排出超過エラーとは、前記排出数が、前記入球数よりも多いことを示すエラーのことであり、前記主制御手段は、前記排出超過エラーであると判定した場合であっても、大当りが終了した後に前記図柄変動制御を開始する場合がある手段であってもよい。
また、本発明の実施形態に係る遊技台(例えば、ぱちんこ機100)は、報知手段(例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカー120)を備えた遊技台であって、前記報知手段は、第一のエラー報知(例えば、図245(b3)に示す大入賞口入賞超過エラーを報知するエラー表示E3、スピーカー120によるエラー音の出力)を行う場合がある手段であり、前記第一のエラー報知とは、第一のエラーが発生した場合に行われる報知のことであり、前記第一のエラーが発生すると、前記第一のエラー報知が開始されるように構成されており、前記第一のエラーが発生してから特定の時間が経過した場合に、前記第一のエラー報知が終了する、ことを特徴とする遊技台である。
また、前記報知手段とは、音出力手段(例えば、スピーカー120)のことであり、前記第一のエラー報知とは、第一のエラー音のことであってもよい。
また、楽曲選択演出(例えば、図245(7b)に示す曲セレクト演出)が行われる場合があり、前記楽曲選択演出の実行中において、楽曲選択操作が行えるように構成されており、前記楽曲選択操作が行われた後に、前記音出力手段から選択された楽曲が出力される場合があるように構成されている、ものであってもよい。
また、前記楽曲選択操作が行われた後において、前記第一のエラーが発生してから特定の時間が経過した場合に、前記エラー音が終了し、前記選択された楽曲が出力されるように構成されている、ものであってもよい。
また、前記楽曲選択操作が行われた後において、前記第一のエラーが発生してから特定の時間が経過するまで、前記選択された楽曲が出力されないように構成されている、ものであってもよい。
また、前記楽曲選択操作が行われた後において、前記第一のエラーが発生中であっても前記選択された楽曲が出力される、ものであってもよい。
また、前記第一のエラーが発生中において、前記エラーが発生する前よりも低い音量で前記選択された楽曲が出力される場合があってもよい。
また、操作手段(例えば、図245(b5)に示す操作ボタン(キー)、左キー、右キー、上キー、下キー)によって楽曲選択操作を行うことができるものであってもよい。
また、請求項1に記載の「前記第一のエラーが発生してから特定の時間が経過した場合に、前記第一のエラー報知が終了する、」とは、「前記第一のエラーが発生してから特定の時間が経過すると、前記音出力手段から音が出力されない状態となる」ことである、ものであってもよい。
また、前記第一のエラー報知が終了しても前記第一のエラーが発生した状態は継続している場合がある、ものであってもよい。
また、前記第一のエラーが解除された場合に、前記第一のエラー報知が終了する、ものであってもよい。
また、前記報知手段は、第二のエラー報知(例えば、磁気(磁石)検知エラー、磁界(電波)検知エラーなどのスピーカー120によるエラー音の出力)を行う場合がある手段であり、前記第二のエラー報知とは、第二のエラーが発生した場合に行われる報知のことであり、前記第二のエラーが発生すると、前記第二のエラー報知が開始されるように構成されており、前記第二のエラーが発生してから特定の時間が経過した場合であっても、前記第二のエラー報知を継続する、ものであってもよい。
また、前記第二のエラーは、電源を再投入した場合に解除されるエラーであり、前記第二のエラーが解除された場合に、前記第二のエラー報知が終了する、ものであってもよい。
また、アタッカー(例えば、第1のアタッカー802、第2のアタッカー804、第1可変入賞口234、第2可変入賞口235)と、主制御手段(例えば、主制御部300)と、を備え、前記主制御手段は、図柄の変動制御(以下、「図柄変動制御(例えば、図216に示す図柄変動中処理、または図213(a)に示す特図関連抽選処理と図216に示す図柄変動中処理および図217に示す特図表示確定ウエイト処理)」という。)を実行可能な手段であり、前記アタッカーとは、入球センサ(例えば、球検出センサ320、カウントスイッチSW1、カウントスイッチSW2)が設けられたアタッカーのことであり、前記アタッカーとは、排出センサ(例えば、球検出センサ320、アウトスイッチSO,SO1、SO2・・・)が設けられたアタッカーのことであり、前記第一のエラーは、入球超過エラー(例えば、入出球不一致エラー、大入賞口入賞超過エラー)であり、前記入球超過エラーとは、前記アタッカーに入球した遊技球の数(以下、「入球数」という。)が、該アタッカーから排出された遊技球の数(以下、「排出数」という。)よりも多いことを示すエラーのことであり、前記主制御手段は、大当りにおける各ラウンドが終了した後において、前記入球数が前記排出数よりも多い場合に、前記入球超過エラーと判定する手段であってもよい。
また、前記主制御手段は、大当りが終了した後に前記入球超過エラーが発生していないと判定した場合に、前記図柄変動制御を開始する制御を行うように構成された手段であり、前記主制御手段は、大当りが終了した後も前記入球超過エラーが発生していると判定した場合に、該入球超過エラーを解消したと判定すると、前記図柄変動制御を開始する制御を行うように構成された手段であってもよい。
また、前記排出センサは、複数のセンサから構成された手段であり、前記複数のセンサのうちの一のセンサは、第一の排出センサ(例えば、アウトスイッチSO1)であり、前記複数のセンサのうちの一のセンサは、第二の排出センサであり(例えば、アウトスイッチSO2)、前記排出数とは、前記第一の排出センサが検知した遊技球の数と、前記第二の排出センサが検知した遊技球の数とを加算した数のことであってもよい。
また、前記入球センサは、一のセンサから構成されたセンサであってもよい。
また、前記主制御手段は、複数種類のエラーを判定する制御を実行可能な手段であり、前記複数種類のエラーのうちの一の種類のエラーは、排出超過エラーであり、前記排出超過エラーとは、前記排出数が、前記入球数よりも多いことを示すエラーのことであり、前記主制御手段は、前記排出超過エラーであると判定した場合であっても、大当りが終了した後に前記図柄変動制御を開始する場合がある手段であってもよい。
また、前記遊技台は、ぱちんこ機であってもよいし、前記遊技台は、スロットマシンであってもよい。
図268は、本発明を適用可能な封入式のパチンコ機の正面図である。
図268に示す封入式のパチンコ機900では、所定数の遊技媒体(例えば、遊技球)を遊技台内部で循環させる。すなわち、発射手段901から遊技領域902に発射された遊技媒体が、遊技領域902から排出されて再び発射手段901へ供給可能としている。また、遊技媒体の数(賞球、貸球、総持玉数等)の情報や、その他の情報を表示する表示手段903が遊技台前面の遊技領域902の下方に配設されており、図1に示す上皿126や下皿128は設けられていない。
なお、図1に示して上述したパチンコ機100の上皿126に上述した表示手段903がさらに設けられた態様を採用してもよく、さらに、この表示手段903にタッチパネルが設けられた態様であってもよい。すなわち、表示手段903に設けられたタッチパネルが操作手段として機能することができる。そして、タッチパネルによる1回のタッチ操作、連打操作あるいは長押し操作により、演出ボタン136(チャンスボタン136)の操作に係る演出が実行されてもよいし、長押しオート連打機能が有効な状態である場合には、タッチパネルが継続してタッチされ続けている状態で、タッチパネルに対する疑似的な連打操作が行われるように構成されてもよい。また、長押しオート連打機能を有効な状態にしないように構成されてもよい。また、一部の演出において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよい。換言すれば、タッチパネルにおいて長押しオート連打機能を作動させてもよいし、作動しないようにしてもよいし、作動させる演出が多いように構成されてもよいし、少ないように構成されてもよい。また、タッチパネルに対する連打操作による演出が複数あり、タッチパネルで行う場合には、長押しオート連打機能が有効な状態とならないことが多いように構成されてもよいし、少ないように構成されてもよい。
以上説明したように、図268に示すパチンコ機900は、球を封入し、封入した球をパチンコ機内で循環させて使用するものであって、封入した球を発射球として使用し、球の払出はクレジットによって実行されるものであってもよい。
次に、図269を用いて本発明に適用可能な遊技台としてのスロットマシン(回胴遊技機)についてに説明する。ここで、図269は、本発明に適用可能なスロットマシン1000を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
図269に示すスロットマシン1000は、本体1001と、本体1001の正面に取付けられ、本体1001に対して開閉可能な前面扉1002と、を備える。本体1001の中央内部には、(図269において図示省略)外周面に複数種類の図柄が配置されたリールが3個(左リール1010、中リール1011、右リール1012)収納され、スロットマシン1000の内部で回転できるように構成されている。これらのリール1010〜1012はステッピングモータ等の駆動手段により回転駆動される。
図269に示すスロットマシン1000は、各図柄は帯状部材に等間隔で適当数印刷され、この帯状部材が所定の円形筒状の枠材に貼り付けられて各リール1010〜1012が構成されている。リール1010〜1012上の図柄は、遊技者から見ると、図柄表示窓1013から縦方向に概ね3つ表示され、合計9つの図柄が見えるようになっている。そして、各リール1010〜1012を回転させることにより、遊技者から見える図柄の組み合せが変動することとなる。つまり、各リール1010〜1012は複数種類の図柄の組合せを変動可能に表示する表示手段として機能する。なお、このような表示手段としてはリール以外にも液晶表示装置等の電子画像表示装置も採用できる。また、図269に示すスロットマシン1000は、3個のリールをスロットマシン1000の中央内部に備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
各々のリール1010〜1012の背面には、図柄表示窓1013に表示される個々の図柄を照明するためのリールバックライト(図示省略)が配置されている。リールバックライトは、各々の図柄ごとに遮蔽されて個々の図柄を均等に照射できるようにすることが望ましい。なお、スロットマシン1000内部において各々のリール1010〜1012の近傍には、投光部と受光部から成る光学式センサ(図示省略)が設けられており、この光学式センサの投光部と受光部の間をリールに設けられた一定の長さの遮光片が通過するように構成されている。このセンサの検出結果に基づいてリール上の図柄の回転方向の位置を判断し、目的とする図柄が入賞ライン上に表示されるようにリール1010〜1012を停止させる。
入賞ライン表示ランプ1020は、有効となる入賞ライン1014を示すランプである。有効となる入賞ラインは、遊技媒体としてベットされたメダルの数によって予め定まっている。入賞ライン1014は5ラインあり、例えば、メダルが1枚ベットされた場合、中段の水平入賞ラインが有効となり、メダルが2枚ベットされた場合、上段水平入賞ラインと下段水平入賞ラインが追加された3本が有効となり、メダルが3枚ベットされた場合、右下り入賞ラインと右上り入賞ラインが追加された5ラインが入賞ラインとして有効になる。なお、入賞ライン1014の数については5ラインに限定されるものではなく、また、例えば、メダルが1枚ベットされた場合に、中段の水平入賞ライン、上段水平入賞ライン、下段水平入賞ライン、右下り入賞ラインおよび右上り入賞ラインの5ラインを入賞ラインとして有効としてもよい。以下、有効となる入賞ラインを有効ラインと呼ぶ場合がある。
告知ランプ1023は、例えば、後述する内部抽選において特定の入賞役(具体的には、ボーナス)に内部当選していること、または、ボーナス遊技中であることを遊技者に知らせるランプである。遊技メダル投入可能ランプ1024は、遊技者が遊技メダルを投入可能であることを知らせるためのランプである。再遊技ランプ1022は、前回の遊技において入賞役の一つである再遊技に入賞した場合に、今回の遊技が再遊技可能であること(メダルの投入が不要であること)を遊技者に知らせるランプである。リールパネルランプ1028は演出用のランプである。
メダル投入ボタン1030〜1032は、スロットマシン1000に電子的に貯留されているメダル(クレジットと言う)を所定の枚数分投入するためのボタンである。図269に示すスロットマシン1000は、メダル投入ボタン1030(ベットボタン1030)が押下される毎に1枚ずつ最大3枚まで投入され、メダル投入ボタン1031が押下されると2枚投入され、メダル投入ボタン1032が押下されると3枚投入されるようになっている。以下、メダル投入ボタン1032はMAXメダル投入ボタンとも言う。なお、遊技メダル投入ランプ1029は、投入されたメダル数に応じた数のランプを点灯させ、規定枚数のメダルの投入があった場合、遊技の開始操作が可能な状態であることを知らせる遊技開始ランプ1021が点灯する。
メダル投入口1041は、遊技を開始するに当たって遊技者がメダルを投入するための投入口である。すなわち、メダルの投入は、メダル投入ボタン1030〜1032により電子的に投入することもできるし、メダル投入口1041から実際のメダルを投入(投入操作)することもでき、投入とは両者を含む意味である。貯留枚数表示器1025は、スロットマシン1000に電子的に貯留されているメダルの枚数を表示するための表示器である。遊技情報表示器126は、各種の内部情報(例えば、ボーナス遊技中のメダル払出枚数)を数値で表示するための表示器である。払出枚数表示器1027は、何らかの入賞役に入賞した結果、遊技者に払出されるメダルの枚数を表示するための表示器である。本実施形態においては、貯留枚数表示器1025、遊技情報表示器1026、および払出枚数表示器1027は7セグメント(SEG)表示器で構成されている。
スタートレバー1035は、リール1010〜1012の回転を開始させるためのレバー型のスイッチである。即ち、メダル投入口1041に所望するメダル枚数を投入するか、メダル投入ボタン1030〜1032を操作して、スタートレバー1035を操作すると、リール1010〜1012が回転を開始することとなる。スタートレバー1035に対する操作を遊技の開始操作と言う。このスロットマシン1000において、スタートレバー1035が操作されたことに基づいて、複数種類の役のうち、いずれの役に当選しているか否かの抽選を行う内部抽選処理が実行され、スロットマシン1000を遊技者にとって相対的に有利な状態とするかあるいは相対的に不利な状態にするかが決定されてもよい。
ストップボタンユニット1036には、操作手段の一例としてのストップボタン1037〜1039が設けられている。ストップボタン1037〜1039は、スタートレバー1035の操作によって回転を開始したリール1010〜1012を個別に停止させるためのボタン型のスイッチであり、各リール1010〜1012に対応づけられている。以下、ストップボタン1037〜1039に対する操作を停止操作と言い、最初の停止操作を第1停止操作、次の停止操作を第2停止操作、最後の停止操作を第3停止操作という。また、第1停止操作の対象となるリールを第1停止リール、第2停止操作の対象となるリールを第2停止リール、第3停止操作の対象となるリールを第3停止リールという。なお、各ストップボタン1037〜1039の内部に発光体を設けてもよく、ストップボタン1037〜1039の操作が可能である場合、該発光体を点灯させて遊技者に知らせることもできる。
メダル返却ボタン1033は、投入されたメダルが詰まった場合に押下してメダルを取り除くためのボタンである。精算ボタン1034は、スロットマシン1000に電子的に貯留されたメダル、ベットされたメダルを精算し、メダル払出口1055から排出するためのボタンである。ドアキー孔1040は、スロットマシン1000の前面扉1002のロックを解除するためのキーを挿入する孔である。メダル払出口1055は、メダルを払出すための払出口である。
メダル投入ボタン1032の右側には、操作手段の一例としてのチャンスボタン1100が設けられている。チャンスボタン1100は、リール1010〜1012の動作に関連する操作が可能であったり、液晶表示装置1057の表示に関連する操作が可能であったりする。また、チャンスボタン1100は、上記実施例によるパチンコ機100と同様に複数の状態を取ることが可能であり、チャンスボタン1100の操作有効期間中に状態変化可能であってもよい。なお、チャンスボタン1100はパチンコ機100に設けられていた演出ボタン136に対応するボタンであってもよい。
情報表示ボタンユニット1050には、情報表示ボタン1046が設けられている。情報表示ボタン1046は、例えば、ユーザメニュー(例えば、遊技者個人の遊技履歴情報を設定するためのメニュー)を呼び出すための操作ボタンであり、複数のボタンから構成されている。本実施形態では、情報表示ボタン1046は、操作手段に相当する。なお、情報表示ボタンユニット1050は、操作キーユニット181に対応するボタンユニットであってもよい。
ストップボタンユニット1036の下部には、機種名の表示と各種証紙の貼付とを行うタイトルパネル1062が設けられており、タイトルパネルランプ1064は、タイトルパネル1062を点灯するランプである。タイトルパネル1062の下部には、メダル払出口1055、メダルの受皿1061が設けられている。
なお、図269に示すスロットマシン1000には、図1に示すパチンコ機100に設けられていた操作キーユニット181に対応する操作キーユニット1090が、MAXベットボタン1032とメダル投入口1034の間に設けられていてもよい。この操作キーユニット1090も、十字キーとOKボタンとキャンセルボタンを有する。 音孔1081はスロットマシン1000内部に設けられているスピーカの音を外部に出力するための孔である。前面扉1002の左右各部に設けられたサイドランプ1044は遊技を盛り上げるための装飾用のランプである。前面扉1002の上部には演出装置1060が配設されており、演出装置1060の上部には音孔1043が設けられている。この演出装置1060は、水平方向に開閉自在な2枚の右シャッタ1063a、左シャッタ1063bからなるシャッタ(遮蔽装置)1063と、このシャッタ1063の奥側に配設された液晶表示装置1057(図示省略、演出画像表示装置)を備えており、右シャッタ1063a、左シャッタ1063bが液晶表示装置1057の手前で水平方向外側に開くと液晶表示装置1057(図示省略)の表示画面がスロットマシン1000正面(遊技者側)に出現する構造となっている。
なお、液晶表示装置でなくとも、種々の演出画像や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、複数セグメントディスプレイ(7セグディスプレイ)、ドットマトリクスディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、リール(ドラム)、或いは、プロジェクタとスクリーンとからなる表示装置等でもよい。また、表示画面は、方形をなし、その全体を遊技者が視認可能に構成されている。本実施形態の場合、表示画面は長方形であるが、正方形でもよい。また、表示画面の周縁に不図示の装飾物を設けて、表示画面の周縁の一部が該装飾物に隠れる結果、表示画面が異形に見えるようにすることもできる。表示画面は本実施形態の場合、平坦面であるが、曲面をなしていてもよい。以上説明したスロットマシン1000では、操作手段としては、ベットボタン1030〜1032、スタートレバー1035、ストップボタン1037〜1039等の他、操作キーユニット1090(第一の操作手段や第三の操作手段の一例)や演出ボタン1091(第二の操作手段の一例)があげられる。さらに、図345に示すスロットマシン1000では、機器のタイトル等を表示した表示パネル1070が、前側に向かって突出可能である。また、表示パネル1070内部には、発光ダイオード(LED)が内蔵されている。図345に示す表示パネル1070は初期位置にある。この表示パネル1070は、前側に向かって突出してきた場合には、押し込み操作を行うことができ、透過部191と同じように、操作手段(ボタン)として機能し、操作手段の一例(例えば、第一の操作手段の一例)に相当するとともに、可動手段の一例にも相当する。また、操作キーユニット1090の各ボタンや、演出ボタン1091や、表示パネル1070は振動可能である。ただし、操作キーユニット1090の各ボタンは振動しないものであってもよい。
本発明に係る遊技台は図270(a)に示す、「紙幣投入口2002に紙幣を投入し、ベット2004およびスタート2006操作に基づいて抽選を実行し、抽選結果を抽選結果表示装置2008で表示し、当選時には特典コイン数を残クレジット数に加算し、キャッシュアウト2009が選択された場合には、レシート発行機2010から残クレジット数に対応するコードが記載されたレシートを発行するカジノマシン2000」であってもよい。
さらには、同図(b)に示すように、本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えている携帯電話機3000、同図(c)に示すように、本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えているポータブルゲーム機4000、本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えている家庭用テレビゲーム機5000、に適用してもよい。
より具体的には、同図(b)における携帯電話機3000は、遊技者によって操作される操作部と、ゲームに関するデータを携帯電話回線を通じで取得するデータ取得部と、取得したゲームに関するデータ(本発明を実現する電子データ)を記憶する記憶部と、記憶部に記憶したデータと操作部の操作とに基づいてゲームの制御を行う制御部を備えている。
同図(c)におけるポータブルゲーム機4000は、遊技者によって操作される操作部と、ゲームに関するデータを所定の記憶媒体(DVD等)から取得するデータ取得部と、取得したゲームに関するデータ(本発明を実現する電子データ)を記憶する記憶部と、記憶部に記憶したデータと操作部の操作とに基づいてゲームの制御を行う制御部を備えている。同図(d)における家庭用テレビゲーム機5000は、遊技者によって操作される操作部と、ゲームに関するデータを所定の記憶媒体(DVD等)から取得するデータ取得部と、取得したゲームに関するデータ(本発明を実現する電子データ)を記憶する記憶部と、記憶部に記憶したデータと操作部の操作とに基づいてゲームの制御を行う制御部を備えている。
さらには、同図(e)に示すように、本発明を実現する電子データを記憶したデータサーバ6000に適用してもよい。このデータサーバ6000からインターネット回線を介して同図(d)に示す家庭用テレビゲーム機5000に本発明を実現する電子データをダウンロードするような場合がある。
また、パチンコ機等の実機の動作を家庭用ゲーム機用として擬似的に実行するようなゲームプログラムにおいても、本発明を適用してゲームを実行することができる。その場合、ゲームプログラムを記録する記録媒体は、DVD−ROM、CD−ROM、FD(フレキシブルディスク)、その他任意の記録媒体を利用できる。
さらに、本発明は、遊技台としてパチンコ機およびスロットマシンを例にあげたが、これに限るものではなく、アレンジボール遊技機や、じゃん球遊技機、スマートボール等に適用してもよい。
また、第1副制御部400と液晶制御部700とは、それぞれ別基板として構成さているものであってもよいし、第1副制御部400を構成する基板(第1副基板160)にVRAM436や、VDP434等が搭載され、一つの第1副制御部400のCPU404によって演出制御も液晶制御も実行されるような構成であってもよい。
なお、これまでに説明した実施の形態および各種実施例(変形例)は、それぞれの構成の全部または構成の一部を相互に組み合わせ、あるいは入れ替えて実施可能である。
また、本発明に係る遊技台は、ぱちんこ機に限定されるものではなく、例えば、複数種類の図柄が施された複数のリールと、リールの回転を指示するためのスタートレバーと、各々のリールに対応して設けられ、リールの回転を個別に停止させるための停止ボタンと、複数種類の役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段と、抽選手段の抽選結果に基づいてリールの回転の停止に関する停止制御を行うリール停止制御手段と、抽選手段の抽選結果に基づいて停止されたリールによって表示される図柄組合せが、内部当選した役に対応して予め定めた図柄組合せであるか否かの判定をする判定手段と、図柄の停止態様が所定の入賞態様である場合、所定の入賞態様に対応する遊技媒体を払出す遊技媒体払出処理を行う払出制御手段と、を備えたスロットマシンなどにも好適である。
また、本発明に係る遊技台は、封入式遊技機に適用することもできる。ここで、「封入式遊技機」は、遊技機内に封入された遊技球を循環使用するものである。すなわち、ぱちんこ機は、球を封入し、封入した球をぱちんこ機内で循環させて使用する封入式ぱちんこ機であってもよく、この封入式ぱちんこ機は、封入した球を発射球として使用し、球の払出はクレジットによって実行されるものであってもよい。
また、主制御部、第1副制御部、および第2副制御部をワンチップで構成してもよいし、主制御部と第1副制御部で双方向の通信が可能に構成してもよい。また、主制御部と第1副制御部で双方向の通信を可能とする一方で、第1副制御部から第2副制御部への通信は一方向の通信としてもよい。
また、本発明の実施の形態に記載された作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用および効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。また、実施例に記載した複数の構成のうち、1つの構成に記載している内容を、他の構成に適用することでより遊技の幅を広げられる場合がある。
本発明に係る遊技台は、回胴遊技機(スロットマシン)や弾球遊技機(ぱちんこ機)などに代表される遊技台に適用することができる。
100 ぱちんこ機
102 外枠
104 内枠
120 スピーカ
156 主制御基板
160 第1副制御基板
170 払出制御基板
182 電源基板
208 装飾図柄表示装置
212 第1特図表示装置
214 第2特図表示装置
230 第1特図始動口
232 第2特図始動口
300 主制御部
304 CPU
306 ROM
308 RAM
600 払出制御部
708 RAM

Claims (19)

  1. 演出手段と、
    可動手段と、
    を備えた遊技台であって、
    前記可動手段は、第一の動作を行う場合がある手段であり、
    前記第一の動作とは、演出に関する動作(以下、「演出動作」という。)のことであり、
    第一のエラーの発生中に、前記可動手段が前記演出動作を行う場合があり、
    前記演出手段は、選択演出が行われる場合がある手段であり、
    前記選択演出の実行中において、選択操作が行われると演出が選択されるように構成されており、
    前記選択演出の実行中において前記第一のエラーが発生していても、前記選択操作が行われると演出が選択されるように構成されている、
    ことを特徴とする遊技台。
  2. 請求項1に記載の遊技台であって、
    アタッカーを備え、
    前記第一のエラーとは、前記アタッカーに関するエラーのことである、
    ことを特徴とする遊技台。
  3. 請求項2に記載の遊技台であって、
    前記アタッカーは、入球センサが設けられたアタッカーであり、
    前記入球センサとは、遊技球の入球に応じて入球信号を出力可能なセンサであり、
    前記アタッカーは、排出センサが設けられたアタッカーであり、
    前記排出センサとは、遊技球の排出に応じて排出信号を出力可能なセンサであり、
    前記第一のエラーとは、前記アタッカーへ入球した遊技球の数が、該アタッカーから排出された遊技球の数と一致していないことを示すエラーである、
    ことを特徴とする遊技台。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記選択演出の実行中において前記第一のエラーの発生している場合に、前記選択操作によって選択された演出が、前記演出手段によって実行される場合がある、
    ことを特徴とする遊技台。
  5. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記第一のエラーの発生中において、前記選択操作によって選択された演出が、前記演出手段によって実行されない、
    ことを特徴とする遊技台。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    操作手段を備え、
    前記操作手段の操作を有効とする期間において、該操作手段の操作があった場合に、前記可動手段による前記演出動作が行われる場合があり、
    前記第一のエラーの発生中であっても、前記操作手段の操作を有効とする期間において、該操作手段の操作があった場合に、前記可動手段による前記演出動作が行われる場合がある、
    ことを特徴とする遊技台。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記可動手段は、第二の動作を行う場合がある手段であり、
    前記第二の動作とは、電源が投入された場合に行われる動作であり、
    前記第二の動作が行われている場合に前記第一のエラーが発生しても、該第二の動作が継続される、
    ことを特徴とする遊技台。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記可動手段は、第三の動作を行う場合がある手段であり、
    前記第三の動作とは、前記可動手段が初期位置にないと判定された場合に行われる動作のことであり、
    前記第三の動作が行われている場合に前記第一のエラーが発生しても、該第三の動作が継続される、
    ことを特徴とする遊技台。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    遊技盤を備え、
    前記可動手段は、前記遊技盤に設けられた手段である、
    ことを特徴とする遊技台。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    扉体を備え、
    前記可動手段は、前記扉体に設けられた手段である、
    ことを特徴とする遊技台。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記選択演出の実行中において第二のエラーが発生しても、前記選択操作が行われると演出が選択されるように構成されており、
    前記第二のエラーとは、前記可動手段に異常があることを示すエラーのことである、
    ことを特徴とする遊技台。
  12. 請求項1乃至請求項11のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    大当りの実行中において、大当り演出として前記選択演出が行われる場合がある、
    ことを特徴とする遊技台。
  13. 請求項1乃至請求項12のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記演出手段とは、音出力手段のことである、
    ことを特徴とする遊技台。
  14. 請求項1乃至請求項13のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記第一のエラーが発生すると、該第一のエラーが発生していることを報知する第一のエラー音が出力されるように構成されている、
    ことを特徴とする遊技台。
  15. 請求項1乃至請求項14のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記選択演出とは、音選択演出のことであり、
    前記選択操作が行われた後に、該選択操作によって選択された音が出力される場合がある、
    ことを特徴とする遊技台。
  16. 請求項1乃至請求項15のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記選択演出の実行中において第三のエラーが発生すると、前記選択操作が行われても演出が選択できず、
    前記第三のエラーは、前記第一のエラーと異なるエラーである、
    ことを特徴とする遊技台。
  17. 請求項16に記載の遊技台であって、
    前記選択演出の実行中において第三のエラーが発生すると、該選択演出が中断する、
    ことを特徴とする遊技台。
  18. 請求項1乃至請求項17のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記遊技台は、ぱちんこ機である、
    ことを特徴とする遊技台。
  19. 請求項1乃至請求項17のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記遊技台は、スロットマシンである、
    ことを特徴とする遊技台。
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