JP2018101887A - 伝送システム - Google Patents

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秀之 高橋
僚介 杉村
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Abstract

【課題】伝送路または伝送装置において異常が発生した場合でも、伝送装置間における制御データの授受を継続できる伝送システムを提供する。
【解決手段】環状に接続される複数の伝送装置Nであって、伝送装置が、第1及び第2ポートと中継部と制御部とを備える。中継部は、親局の伝送中継器番号を含むループ検知パケットを、第1ポートを介して上流側の伝送装置から受信し、受信したループ検知パケットを、第2ポートを介して下流側の伝送装置に送信し、かつ、第1又は第2ポートを介して、制御データを受信した場合、所定ポートを介して他の伝送装置に対して、受信した制御データを送信する。制御部は、受信した制御データが全ての伝送装置に送信されるように、第1ポートまたは第2ポートを所定ポートに設定し、受信したループ検知パケットが含む伝送中継器番号により識別される親局が自装置である場合、第1ポートを介した制御データの送受信を禁止する。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、伝送システムに関する。
スター型ネットワークとして、IEEE802.3規格で規定されるイーサネット(登録商標)のうち、ツイストペアケーブルや光ケーブルを使用する10Base-T、100Base-tx、1000Base等がある。
特開2005−168126号公報 特開平9−28001号公報 特開2004−96159号公報
ところで、列車編成を構成する鉄道車両間の通信にスター型ネットワークを適用した場合、論理トポロジーはバス型の伝送路となる。このため、伝送路または当該伝送路上の伝送装置に1箇所でも異常が発生すると、データの伝送方向において当該箇所より下流側に存在する伝送装置に対してデータを送信することができなくなり、システムのダウンにつながる。システムのダウンを避けるためには、伝送路および伝送装置を二重化する必要がある。
実施形態の伝送システムは、列車編成を構成する鉄道車両が有する複数の伝送装置が環状に接続される伝送システムであって、伝送装置が、第1ポートと、第2ポートと、中継部と、制御部と、を備える。第1ポートは、所定の伝送方向において上流側の伝送装置と接続される。第2ポートは、所定の伝送方向において下流側の伝送装置と接続される。中継部は、複数の伝送装置それぞれの伝送中継器番号のうち親局の伝送装置の伝送中継器番号を含むループ検知パケットを、第1ポートを介して上流側の伝送装置から受信し、当該受信したループ検知パケットを、第2ポートを介して下流側の伝送装置に送信し、かつ第1ポートまたは第2ポートを介して、他の伝送装置から、鉄道車両の制御に関する制御データを受信した場合、所定ポートを介して、他の伝送装置に対して、当該受信した制御データを送信する。制御部は、受信した制御データが伝送システム内の全ての伝送装置に送信されるように、第1ポートまたは第2ポートを所定ポートに設定し、受信したループ検知パケットが含む伝送中継器番号により識別される親局が自装置である場合、第1ポートを介した制御データの送受信を禁止する。
図1は、本実施形態にかかる伝送システムの構成の一例を示す図である。 図2は、本実施形態にかかる伝送システムが有する伝送装置の機能構成の一例を示す図である。 図3は、本実施形態にかかる伝送システムの列車編成への搭載例を示す図である。 図4は、本実施形態にかかる伝送システムにおいて異常が発生した場合における伝送処理の一例を説明するための図である。
以下、添付の図面を用いて、本実施形態にかかる伝送システムについて説明する。
図1は、本実施形態にかかる伝送システムの構成の一例を示す図である。図1に示すように、本実施形態にかかる伝送システムは、列車編成を構成する複数の鉄道車両S(図3参照)それぞれに搭載される複数の伝送装置N1〜Nx(xは、1以上の整数である。以下、伝送装置N1〜Nxを区別する必要が無い場合には、伝送装置Nと記載する)が、円環状(環状の一例)の伝送路M1〜My(yは、1以上の整数である。以下、伝送路M1〜Myを区別する必要が無い場合には、伝送路Mと記載する)を介して互いに接続されている。伝送路Mには、10Base-T、100Base-tx、1000Base-T等のツイストペアケーブル、10Base-FX、100Base-FX、1000Base-SX、1000Base-LX等の光ファイバーケーブル等を用いる。
図2は、本実施形態にかかる伝送システムが有する伝送装置の機能構成の一例を示す図である。図2に示すように、伝送装置Nは、第1幹線伝送送受信器ポート201と、第2幹線伝送送受信器ポート202と、第1伝送送受信器ポート203と、第2伝送送受信器ポート204と、伝送制御装置205と、伝送部206と、を有する。本実施形態では、伝送装置Nの内部に伝送部206が設けられているが、伝送装置Nの外部に伝送部207が設けられていても良い。
第1幹線伝送送受信器ポート201(第1ポートの一例)は、伝送路Mにおける所定の伝送方向(例えば、時計回り)において、当該第1幹線伝送送受信器ポート201が搭載された伝送装置Nの上流側の伝送装置Nと接続されたポートである。第2幹線伝送送受信器ポート202(第2ポートの一例)は、所定の伝送方向において、当該第2幹線伝送送受信器ポート202が搭載された伝送装置Nの下流側の伝送装置Nと接続されたポートである。
第1伝送送受信器ポート203(中継部の一例)は、第1幹線伝送送受信器ポート201を介して、上流側の伝送装置Nから、ループ検知パケットを受信する。ここで、ループ検知パケットは、伝送システムが有する伝送装置Nのうち親局の伝送装置Nの伝送中継器番号を含むパケットである。また、第1伝送送受信器ポート203は、受信したループ検知パケットを、第2幹線伝送送受信器ポート202を介して、下流側の伝送装置Nに送信する。また、第1伝送送受信器ポート203は、第1幹線伝送送受信器ポート201または第2幹線伝送送受信器ポート202を介して、制御データを受信する。ここで、制御データは、列車編成を構成する鉄道車両Sの制御に関する情報である。そして、第1伝送送受信器ポート203は、第1幹線伝送送受信器ポート201または第2幹線伝送送受信器ポート202である所定ポートを介して、他の伝送装置Nに対して、当該受信した制御データを送信する。ここで、所定ポートは、受信した制御データが伝送システム内の全ての伝送装置Nに送信されるように、後述する伝送制御装置205により設定される。
また、本実施形態では、第1伝送送受信器ポート203は、受信した制御データを、伝送部206に出力する。さらに、本実施形態では、第1伝送送受信器ポート203は、伝送部206から入力される制御データを、第1幹線伝送送受信器ポート201および第2幹線伝送送受信器ポート202を介して、他の伝送装置Nに送信する。
第2伝送送受信器ポート204(中継部の一例)は、第1幹線伝送送受信器ポート201を介して、上流側の伝送装置Nから、ループ検知パケットを受信する。第2伝送送受信器ポート204は、受信したループ検知パケットを、第2幹線伝送送受信器ポート202を介して、下流側の伝送装置Nに送信する。第2伝送送受信器ポート204は、第1幹線伝送送受信器ポート201または第2幹線伝送送受信器ポート202を介して、制御データを受信する。そして、第2伝送送受信器ポート204は、第1幹線伝送送受信器ポート201または第2幹線伝送送受信器ポート202である所定ポートを介して、他の伝送装置Nに対して、当該受信した制御データを送信する。本実施形態では、第2伝送送受信器ポート204は、受信した制御データを、伝送部207に出力する。また、本実施形態では、第2伝送送受信器ポート204は、伝送部207から入力される制御データを、第1幹線伝送送受信器ポート201および第2幹線伝送送受信器ポート202を介して、他の伝送装置Nに送信する。
伝送制御装置205(制御部の一例)は、第1伝送送受信器ポート203または第2伝送送受信器ポート204による制御データおよびループ検知パケット等の各種情報の送受信を制御する。具体的には、伝送制御装置205は、受信した制御データが伝送システム内の全ての伝送装置Nに送信されるように、第1幹線伝送送受信器ポート201または第2幹線伝送送受信器ポート202を、所定ポートに設定する。これにより、伝送路Mまたは伝送装置Nにおいて異常が発生して、伝送システム内において制御データを転送できない箇所が発生しても、所定ポートを切り換えることで、全ての伝送装置Nに制御データが送信できるので、伝送路Mまたは伝送装置Nにおいて異常が発生した場合でも、伝送装置N間における制御データの授受を継続できる。伝送部206は、第1伝送送受信器ポート203から、受信した制御データを取得する。また、伝送部206は、第1伝送送受信器ポート203に対して、制御データを出力する。外部の伝送部207も、第2伝送送受信器ポート204から、受信した制御データを取得する。また、外部の伝送部207は、第2伝送送受信器ポート204に対して、制御データを出力する。
次に、図2および図3を用いて、伝送装置Nまたは伝送路Mにおいて障害(異常)が発生していない場合における、伝送システムにおける各種情報の伝送処理について説明する。図3は、本実施形態にかかる伝送システムの列車編成への搭載例を示す図である。ここでは、6両の鉄道車両S1〜S6(以下、鉄道車両S1〜S6を区別する必要が無い場合には、鉄道車両Sと記載する)から構成される列車編成に搭載された伝送システムの伝送処理について説明するが、複数の鉄道車両Sから構成される列車編成に搭載された伝送システムであれば、同様に伝送処理を実行可能である。
本実施形態では、先頭の鉄道車両S1には、2つの伝送装置N1,N8が搭載されている。また、後端の鉄道車両S6にも、2つの伝送装置N4,N5が搭載されている。中間車の鉄道車両S2には、伝送装置N2が搭載されている。中間車の鉄道車両S4には、伝送装置N3が搭載されている。中間車の鉄道車両S5には、伝送装置N6が搭載されている。中間車の鉄道車両S3には、伝送装置N7が搭載されている。
伝送装置N2は、伝送路M1を介して、所定の伝送方向において伝送装置N1の下流側に接続されている。伝送装置N3は、伝送路M2を介して、所定の伝送方向において伝送装置N2の下流側に接続されている。伝送装置N4は、伝送路M3を介して、所定の伝送方向において伝送装置N3の下流側に接続されている。伝送装置N5は、伝送路M4を介して、所定の伝送方向において伝送装置N4の下流側に接続されている。伝送装置N6は、伝送路M5を介して、所定の伝送方向において伝送装置N5の下流側に接続されている。伝送装置N7は、伝送路M6を介して、所定の伝送方向において伝送装置N6の下流側に接続されている。伝送装置N8は、伝送路M7を介して、所定の伝送方向において伝送装置N7の下流側に接続されている。伝送装置N1は、伝送路M8を介して、所定の伝送方向において伝送装置N8の下流側に接続されている。これにより、鉄道車両S1〜S6それぞれに搭載された伝送装置N1〜N8は、伝送路M1〜M8を介して、円環状に接続されている。
本実施形態では、列車編成を構成する鉄道車両Sのうち端部に位置する鉄道車両S(すなわち、鉄道車両S1,S6)に搭載される伝送装置Nが、列車編成の制御に関する車両制御情報を生成して、当該生成した車両制御情報を、伝送路Mを介して接続される外部の伝送装置Nに対して送信する。よって、一方の端部に位置する鉄道車両Sに搭載される伝送装置Nが故障して車両制御情報を送信できなくなっても、他方の端部に位置する鉄道車両Sに搭載される伝送装置Nが車両制御情報を送信し続けることができる。本実施形態では、列車編成を構成する鉄道車両Sのうち端部に位置する2つの鉄道車両Sに搭載される伝送装置Nが、車両制御情報を、伝送路Mを介して接続される外部の伝送装置Nに対して送信しているが、列車編成を構成する鉄道車両Sのうち1つの鉄道車両Sに搭載される伝送装置Nが、車両制御情報を、伝送路Mを介して接続される外部の伝送装置Nに対して送信しても良い。
また、本実施形態では、伝送装置N1〜N8には、それぞれ、当該伝送装置Nを識別可能とする伝送中継器番号が予め設定されている。伝送装置N1には、伝送中継器番号:0が設定されている。伝送装置N2には、伝送中継器番号:1が設定されている。伝送装置N3には、伝送中継器番号:2が設定されている。伝送装置N4には、伝送中継器番号:3が設定されている。伝送装置N5には、伝送中継器番号:4が設定されている。伝送装置N6には、伝送中継器番号:5が設定されている。伝送装置N7には、伝送中継器番号:6が設定されている。伝送装置N8には、伝送中継器番号:7が設定されている。
伝送路Mおよび伝送装置Nに異常が発生していない場合、伝送装置N1〜N8のうち最も小さい伝送中継器番号(本実施形態では、伝送中継器番号:0)が設定された伝送装置N1が、親局として動作する。伝送装置N1の第1伝送送受信器ポート203は、伝送装置N1の伝送中継器番号:0を含むループ検知パケットを、第2幹線伝送送受信器ポート202を介して、伝送装置N2に送信する。また、伝送装置N1の第1伝送送受信器ポート203は、第1幹線伝送送受信器ポート201を介して、伝送装置N8から、ループ検知パケットを受信し、第2幹線伝送送受信器ポート202を介して、ループ検知パケットを、再度、伝送装置N2に送信する。本実施形態では、伝送装置N1の伝送制御装置205は、所定周期で、ループ検知パケットを、伝送装置N2に送信する。また、伝送装置N1の伝送制御装置205は、第1幹線伝送送受信器ポート201を介して、伝送装置N8から、制御データを受信した場合、第2幹線伝送送受信器ポート202を所定ポートに設定する。そして、伝送装置N1の第1伝送送受信器ポート203は、当該受信した制御データを、第2幹線伝送送受信器ポート202を介して、伝送装置N2に送信する。一方、伝送装置N1の伝送制御装置205は、第2幹線伝送送受信器ポート202を介して、伝送装置N2から、制御データを受信した場合、第1幹線伝送送受信器ポート201を所定ポートに設定する。そして、伝送装置N1の第1伝送送受信器ポート203は、当該受信した制御データを、第1幹線伝送送受信器ポート201を介して、伝送装置N8に送信する。さらに、伝送装置N1の伝送制御装置205は、自装置が親局であるため、第1幹線伝送送受信器ポート201を介した制御データの送受信を禁止する。これにより、伝送システム内を伝送される制御データが、伝送路Mおよび伝送装置Nにより形成される円環状のネットワーク内を繰り返し回り続けることを防止できる。
親局以外の子局の伝送装置N2の第1伝送送受信器ポート203は、伝送装置N1から、第1幹線伝送送受信器ポート201を介して、ループ検知パケットを受信する。次いで、伝送装置N2の第1伝送送受信器ポート203は、受信するループ検知パケットを、第2幹線伝送送受信器ポート202を介して、伝送装置N3に送信する。また、伝送装置N2の伝送制御装置205は、第1幹線伝送送受信器ポート201を介して、伝送装置N1から制御データを受信した場合、第2幹線伝送送受信器ポート202を所定ポートに設定する。そして、伝送装置N2の第1伝送送受信器ポート203は、第2幹線伝送送受信器ポート202を介して、伝送装置N3に対して、当該受信した制御データを送信する。一方、伝送装置N2の伝送制御装置205は、第2幹線伝送送受信器ポート202を介して、伝送装置N3から、制御データを受信した場合、第1幹線伝送送受信器ポート201を所定ポートに設定する。そして、伝送装置N2の第1伝送送受信器ポート203は、第1幹線伝送送受信器ポート201を介して、伝送装置N1に対して、当該受信した制御データを送信する。他の子局の伝送装置N3〜N8の第1伝送送受信器ポート203も、伝送装置N2と同様に、ループ検知パケットおよび制御データを送受信する。これにより、伝送装置N1〜N8が互いに制御データを送受信可能な初期状態となる。
また、上述したように、親局の伝送装置N1の第1伝送送受信器ポート203は、伝送装置N8から、ループ検知パケットを受信する。すなわち、伝送装置N1の第1伝送送受信器ポート203は、最終的に、伝送路Mおよび伝送装置Nにより形成される円環状のネットワークを循環したループ検知パケットを受信する。これにより、伝送装置N1の伝送制御装置205は、伝送装置Nおよび伝送路Mにより形成される円環状のネットワークに異常が生じていないことを検出できる。本実施形態では、伝送装置N1の伝送制御装置205は、伝送装置N1の伝送中継器番号:0を含むループ検知パケットを受信した場合、当該ループ検知パケットを、第2幹線伝送送受信器ポート202を介して、伝送装置N2への送信を行わず、当該ループ検知パケットを破棄しても良い。また、本実施形態では、伝送装置N1の伝送制御装置205は、伝送装置Nおよび伝送路Mにより形成される円環状のネットワークに異常が生じていないことを検出した場合、ループ検知パケットに、伝送路Mおよび伝送装置Nが正常であることを示すループ検出情報を含めるものとする。
次に、図4を用いて、伝送路Mにおいて異常が発生した場合における伝送システムにおける各種情報の伝送処理について説明する。図4は、本実施形態にかかる伝送システムにおいて異常が発生した場合における伝送処理の一例を説明するための図である。
伝送路M2において異常が発生した場合、親局の伝送装置N1は、第2幹線伝送送受信器ポート202を介して、下流側の伝送装置N2との間において、制御データおよびループ検知パケット等の各種情報を送受信できるが、所定の伝送方向において、異常が発生した伝送路M2より下流側の伝送装置N3〜N8とは各種情報を送受信できない。よって、子局の伝送装置N3〜N8も、親局の伝送装置N1との間において、制御データおよびループ検知パケット等の各種情報を送受信できない。
この場合、子局の伝送装置Nが、仮親局として動作する。本実施形態では、子局の伝送装置Nのうち、いずれかの伝送装置N(例えば、伝送装置N3)が、仮親局として動作する。具体的には、伝送装置N3の伝送制御装置205は、第1幹線伝送送受信器ポート201を介して、伝送装置N2から、所定時間以上、ループ検知パケットを受信しなかった場合、伝送路Mまたは伝送装置Nの異常を検出する。そして、伝送装置N3の伝送制御装置205は、自装置を仮親局へ遷移させる。伝送装置N3の第1伝送送受信器ポート203は、伝送装置N3の伝送中継器番号:2を含むループ検知パケットを、第2幹線伝送送受信器ポート202を介して、伝送装置N4に送信する。また、伝送装置N3の伝送制御装置205は、第1幹線伝送送受信器ポート201を介して、伝送装置N2から制御データを受信した場合、第2幹線伝送送受信器ポート202を所定ポートに設定する。そして、伝送装置N3の第1伝送送受信器ポート203は、当該受信した制御データを、第2幹線伝送送受信器ポート202を介して、伝送装置N4に送信する。一方、伝送装置N3の伝送制御装置205は、第2幹線伝送送受信器ポート202を介して、伝送装置N4から制御データを受信した場合、第1幹線伝送送受信器ポート201を所定ポートに設定する。そして、伝送装置N3の第1伝送送受信器ポート203は、当該受信した制御データを、第1幹線伝送送受信器ポート201を介して、伝送装置N2に送信する。さらに、伝送装置N3の伝送制御装置205は、第1幹線伝送送受信器ポート201を介した制御データの送受信を禁止する。
子局の伝送装置N4〜N8の第1伝送送受信器ポート203は、上流側の伝送装置Nから、第1幹線伝送送受信器ポート201を介して、ループ検知パケットを受信する。そして、伝送装置N4〜N8の第1伝送送受信器ポート203は、受信したループ検知パケットを、第2幹線伝送送受信器ポート202を介して、下流側の伝送装置Nに送信する。また、伝送装置N4〜N8の伝送制御装置205は、第1幹線伝送送受信器ポート201を介して、上流側の伝送装置Nから制御データを受信した場合、第2幹線伝送送受信器ポート202を所定ポートに設定する。そして、伝送装置N4〜N8の第1伝送送受信器ポート203は、第2幹線伝送送受信器ポート202を介して下流側の伝送装置Nに対して、当該受信した制御データを送信する。また、伝送装置N4〜N8の伝送制御装置205は、第2幹線伝送送受信器ポート202を介して、下流側の伝送装置Nから、制御データを受信した場合、第1幹線伝送送受信器ポート201を所定ポートに設定する。そして、伝送装置N4〜N8の第1伝送送受信器ポート203は、第1幹線伝送送受信器ポート201を介して、上流側の伝送装置Nに対して、当該受信した制御データを送信する。これにより、伝送路Mにおいて異常が発生した場合でも、伝送システム内の伝送装置Nは互いに制御データを送受信することができる。
ただし、この時、親局の伝送装置N1の第1伝送送受信器ポート203は、第1幹線伝送送受信器ポート201を介して、制御データを送受信することができない。そのため、伝送システム内に形成されるネットワークは、伝送装置N1,N2が制御データを互いに送受信可能なネットワークと、伝送装置N3〜N8が制御データを互いに送受信可能なネットワークとに分断された状態となる。
しかし、伝送路M2の異常が検出された場合、親局の伝送装置N1の第1伝送送受信器ポート203は、伝送装置N1の伝送中継器番号:0を含むループ検知パケットを受信することができなくなる。また、伝送装置N1の第1伝送送受信器ポート203は、親局の伝送装置N3から送信される、伝送中継器番号:2を含むループ検知パケットを受信することになる。そこで、この場合、伝送装置N1の伝送制御装置205は、伝送路Mの異常を検出し、伝送装置N1を仮子局へ遷移させて、第1幹線伝送送受信器ポート201を介した制御データの送受信の禁止を解除する。これにより、伝送装置N3,N4,N5,N6,N7,N8,N1,N2が互いに制御データを送受信可能な状態となる。そして、伝送装置N3が親局として動作し、他の伝送装置N1,N2,N4,N5,N6,N7,N8は子局として動作する。
本実施形態では、伝送路Mの異常が検出された場合、伝送装置N3が親局として動作する例について説明したが、子局として動作する伝送装置N3以外の伝送装置Nが仮親局として動作しても良い。仮に、伝送装置N3以外の伝送装置N(例えば、伝送装置N4)が、伝送装置N3よりも先に仮親局となった場合、伝送装置N4は、伝送装置N3から、自装置の伝送中継器番号より小さい伝送中継器番号を含むループ検知パケットを受信することになり、再び、子局に戻る。そのため、最終的には、伝送路Mにおいて異常が検出された位置に最も近い伝送装置Nが親局となる。また、伝送装置Nは、受信するループ検知パケットが含む伝送中継器番号に基づいて、伝送路M上において異常が検出されたこと、および異常が検出された伝送路Mまたは伝送装置Nを検出することができる。ここでは、伝送路M上で異常が検出された場合に、子局であった伝送装置Nが仮親局として動作しかつ親局であった伝送装置Nが仮子局として動作する例について説明したが、伝送装置Nにおける異常が検出された場合も、同様に、子局であった伝送装置Nが仮親局として動作しかつ親局であった伝送装置Nが仮子局として動作する。
次に、図3を用いて、伝送装置Nまたは伝送路Mが復旧した場合における伝送システムにおける各種情報の伝送処理について説明する。伝送路M2が復旧すると、仮親局の伝送装置N3の第1伝送送受信器ポート203は、第1幹線伝送送受信器201を介して、上流側の伝送装置N2から、当該伝送装置N3の伝送中継器番号:2を含むループ検知パケットを受信することになる。この状態でも、伝送装置N3の伝送制御装置205は、第1幹線伝送送受信器ポート201を介した制御データの送受信を禁止している。そのため、伝送装置N3,N4,N5,N6,N7,N8,N1,N2の順にループ検知パケットを転送する状態となる。なお、伝送装置N3の伝送制御装置205は、伝送中継器番号:2を含むループ検知パケットを受信した場合、ネットワークが正常であることを示すループ検出情報を、伝送装置N4に送信するループ検知パケットに含める。
よって、伝送路Mが復旧した場合、伝送装置N3から送信されるループ検知パケットは、ループ検出情報および伝送中継器番号:2を含む。伝送装置N1の第1伝送送受信器ポート203は、第1幹線伝送送受信器ポート201を介して、上流側の伝送装置N8から、ループ検出情報および伝送中継器番号:2を含むループ検知パケットを受信する。この場合、伝送装置N1の伝送制御装置205は、再び、伝送装置N1を親局として動作させる。具体的には、伝送装置N1の第1伝送送受信器ポート203は、伝送装置N1の伝送中継器番号:0を含むループ検知パケットを、第2幹線伝送送受信器ポート202を介して、下流側の伝送装置N2に送信する。また、伝送装置N1の伝送制御装置205は、第1幹線伝送送受信器ポート201を介した制御データの送受信を禁止する。
また、仮親局として動作している伝送装置N3の伝送制御装置205は、第1幹線伝送送受信器ポート201を介して、伝送装置N2から、ループ検知パケットを受信して、伝送路Mの復旧を検出した場合、第1幹線伝送送受信器ポート201を介した制御データの送受信の禁止を解除する。例えば、伝送装置N3の伝送制御装置205は、第1幹線伝送送受信器ポート201を介して、上流側の伝送装置N2から、当該伝送装置N3の伝送中継器番号:2より小さい番号(伝送中継器番号:0)を含むループ検知パケットを受信すると、伝送装置N1が再び親局として動作し始めたことを検知する。そして、伝送装置N3は、再び、子局として動作し始める。
これにより、伝送路Mまたは伝送装置Nの復旧が検出された場合、伝送装置N1〜N8が互いに制御データを送受信可能な初期状態となる。本実施形態では、伝送路Mまたは伝送装置Nの復旧が検出された場合、初期状態に戻しているが、伝送路Mまたは伝送装置Nの復旧が検出された場合でも、子局であった伝送装置Nを親局として動作させかつ親局であった伝送装置Nを子局として動作させる状態を維持しても良い。
このように、本実施形態にかかる伝送システムによれば、伝送路Mまたは伝送装置Nにおいて異常が発生した場合でも、伝送装置N間における制御データの授受を継続できる。また、伝送システム内を伝送される制御データが、伝送路Mおよび伝送装置Nにより形成される円環状のネットワーク内を繰り返し回り続けることを防止できる。
なお、本実施形態の伝送装置Nで実行されるプログラムは、ROM(Read Only Memory)等に予め組み込まれて提供される。本実施形態の伝送装置Nで実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施形態の伝送装置Nで実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の伝送装置Nで実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
本実施形態の伝送装置Nで実行されるプログラムは、上述した各部(第1幹線伝送送受信器ポート201、第2幹線伝送送受信器ポート202、第1伝送送受信器ポート203、第2伝送送受信器ポート204、伝送制御装置205、および伝送部206)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(Central Processing Unit)が上記ROMからプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、第1幹線伝送送受信器ポート201、第2幹線伝送送受信器ポート202、第1伝送送受信器ポート203、第2伝送送受信器ポート204、伝送制御装置205、および伝送部206が主記憶装置上に生成されるようになっている。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
M 伝送路
N 伝送装置
S 鉄道車両
201 第1幹線伝送送受信器ポート
202 第2幹線伝送送受信器ポート
203 第1伝送送受信器ポート
204 第2伝送送受信器ポート
205 伝送制御装置
206 伝送部
207 伝送部

Claims (4)

  1. 列車編成を構成する鉄道車両が有する複数の伝送装置が環状に接続される伝送システムであって、
    前記伝送装置は、
    所定の伝送方向において上流側の前記伝送装置と接続される第1ポートと、
    前記所定の伝送方向において下流側の前記伝送装置と接続される第2ポートと、
    前記複数の伝送装置それぞれの伝送中継器番号のうち親局の前記伝送装置の前記伝送中継器番号を含むループ検知パケットを、前記第1ポートを介して前記上流側の伝送装置から受信し、当該受信したループ検知パケットを、前記第2ポートを介して前記下流側の伝送装置に送信し、かつ前記第1ポートまたは前記第2ポートを介して、他の前記伝送装置から、前記鉄道車両の制御に関する制御データを受信した場合、所定ポートを介して、他の前記伝送装置に対して、当該受信した制御データを送信する中継部と、
    受信した前記制御データが前記伝送システム内の全ての前記伝送装置に送信されるように、前記第1ポートまたは前記第2ポートを前記所定ポートに設定し、受信した前記ループ検知パケットが含む前記伝送中継器番号により識別される前記親局が自装置である場合、前記第1ポートを介した前記制御データの送受信を禁止する制御部と、
    を備えた伝送システム。
  2. 前記伝送中継器番号が最も小さい前記伝送装置が前記親局として動作し、
    前記親局の前記中継部は、所定周期で、前記ループ検知パケットを、前記下流側の伝送装置に送信する請求項1に記載の伝送システム。
  3. 前記親局以外の子局の前記伝送装置の前記制御部は、前記ループ検知パケットを所定時間受信できず、前記伝送装置または前記複数の伝送装置を接続する伝送路の異常を検出した場合、前記子局を仮親局へと遷移させて、前記第1ポートを介した前記制御データの送受信を禁止し、
    前記親局の前記制御部は、前記伝送装置または前記伝送路の異常が検出された場合、前記親局を仮子局へと遷移させて、前記第1ポートを介した前記制御データの送受信の禁止を解除する請求項1または2に記載の伝送システム。
  4. 前記仮親局の前記制御部は、前記第1ポートを介して前記ループ検知パケットを受信して、前記伝送装置または前記伝送路の復旧を検出した場合、前記第1ポートを介した前記制御データの送受信の禁止を解除し、
    前記仮子局の前記制御部は、前記伝送装置または前記伝送路の復旧が検出された場合、前記第1ポートを介した前記制御データの送受信を禁止する請求項3に記載の伝送システム。
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