JP2018097316A - ベルトユニット - Google Patents

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淳一 佐多
Junichi Sata
淳一 佐多
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Abstract

【課題】トナー等の付着によるベルトと駆動ローラ間の摩擦係数低下を防止し、ベルト斜行補正に必要な摩擦力を安定して得ることができるベルトユニットを提供する。【解決手段】中間転写ユニット44は、回転可能な駆動ローラ44aと、駆動ローラ44aの外周面に巻き掛けられて駆動ローラ44aにより回転移動されると共に、回転移動方向に交差する幅方向の中央部である第1の領域と、第1の領域の幅方向の両側部であり、第1の領域よりも剛性の高い第2の領域と、を有し、第2の領域の幅方向の外側端部同士の距離は駆動ローラ44aの外周面の幅方向の長さより長く設けられた無端状の中間転写ベルト51と、駆動ローラ44aの外周面に接触して設けられるクリーニング装置47と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、電子写真方式や静電記録方式等の画像形成装置に用いられるベルトユニットに関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置は、複写機、プリンタ、プロッタ、ファクシミリ、及びこれらの複数の機能を有する複合機等として広く応用されている。この種の画像形成装置では、現像装置において帯電したトナーを像担持体の一例である感光ドラムに近接させ、静電的にトナーを感光ドラム上の静電潜像に付着させることにより現像が行なわれ、画像が形成される。更に、感光ドラムに担持されたトナー像は、中間転写体の一例である中間転写ベルトに一次転写され、中間転写ベルトから記録材の一例であるシートに二次転写される。
この種の画像形成装置では、中間転写ベルトや、感光ドラムからのトナー像を転写するシートを搬送するシート搬送ベルトなどの無端状のベルトを備えている。ベルトは、例えば、張力を付与した状態で駆動ローラに巻き掛けられるが、ベルトの回転移動方向に直交する幅方向に片寄ることを回避するため、各種のベルトユニットが開発されている。例えば、中間転写ベルトの外周面のベルト幅方向の両端側に中間転写ベルトを補強する補強部材を設け、無端ベルトの幅方向の寄りを規制するベルトユニットが提案されている(特許文献1参照)。
特開2012−203008号公報
しかしながら、上述した特許文献1のベルトユニットでは、駆動ローラの外周面の汚染は考慮されていなかった。このため、例えば、長期間の使用により駆動ローラの外周面にトナー等が付着して、中間転写ベルトと駆動ローラの外周面との摩擦力が低下する可能性があった。この場合、ベルト斜行による速度増の際、必要とされる摩擦力が得られずスリップしてしまい、所望の速度増加が得られない虞があり、寄り補正性能が低下するという問題があった。
本発明は、トナー等の付着によるベルトと駆動ローラ間の摩擦係数低下を防止し、ベルト斜行補正に必要な摩擦力を安定して得ることができるベルトユニットを提供することを目的とする。
本発明のベルトユニットは、回転可能な駆動ローラと、前記駆動ローラの外周面に巻き掛けられて前記駆動ローラにより回転移動されると共に、回転移動方向に交差する幅方向の中央部である第1の領域と、前記第1の領域の前記幅方向の両側部であり、前記第1の領域よりも剛性の高い第2の領域と、を有し、前記第2の領域の前記幅方向の外側端部同士の距離は前記駆動ローラの前記外周面の前記幅方向の長さより長く設けられた無端状のベルトと、前記駆動ローラの前記外周面に接触して設けられるクリーニング手段と、を備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、クリーニング手段が駆動ローラの外周面に接触して設けられるので、トナー等の付着によるベルトと駆動ローラ間の摩擦係数低下を防止し、ベルト斜行補正に必要な摩擦力を安定して得ることができる。
第1の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 第1の実施形態に係るベルトユニットの概略構成を示す平面図である。 第1の実施形態に係るベルトユニットの概略構成を示す側面図である。 第1の実施形態に係るベルトユニットのブレードの概略構成を示す平面図である。 (a)は、第2の実施形態に係るベルトユニットのブレードの概略構成を示す平面図であり、(b)は、駆動ローラに対する圧力分布を示すグラフである。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態を、図1〜図4を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、ベルトユニットを、画像形成装置の一例としてタンデム型のフルカラープリンタに適用した場合について説明している。但し、本発明はタンデム型の画像形成装置の現像装置に限られず、他の方式の画像形成装置の現像装置であってもよく、また、フルカラーであることにも限られず、モノクロやモノカラーであってもよい。あるいは、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途で実施することができる。また、本実施形態では、画像形成装置1は、中間転写ベルト51を有し、感光ドラム81から中間転写ベルト51に各色のトナー像を一次転写した後、各色の複合トナー像をシートSに一括して二次転写する方式としている。但し、これには限られず、シート搬送ベルトで搬送されたシートに感光ドラムから直接に転写する方式を採用してもよい。
図1に示すように、画像形成装置1は、筐体としての画像形成装置本体(以下、装置本体という)10を備えている。装置本体10は、シート給送部30と、画像形成部40と、シート搬送部50と、シート排出部11と、制御部12と、を備えている。尚、記録材であるシートSは、トナー像が形成されるものであり、具体例として、普通紙、普通紙の代用品である樹脂製のシート、厚紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート等がある。
シート給送部30は、装置本体10の下部に配置されており、記録紙等のシートSを積載して収容するシートカセット31と、給送ローラ32とを備え、収容されたシートSを画像形成部40に給送する。
画像形成部40は、画像形成ユニット80と、トナーボトル41と、トナー容器42と、レーザスキャナ43と、中間転写ユニット(ベルトユニット)44と、二次転写部45と、定着装置46とを備えている。画像形成部40は、画像情報に基づいてシートSに画像を形成可能である。なお、本実施形態の画像形成装置1は、フルカラーに対応するものであり、画像形成ユニット80y,80m,80c,80kは、イエロー(y)、マゼンタ(m)、シアン(c)、ブラック(k)の4色それぞれに同様の構成で別個に設けられている。トナーボトル41y,41m,41c,41k及びトナー容器42y,42m,42c,42kも同様に、イエロー(y)、マゼンタ(m)、シアン(c)、ブラック(k)の4色それぞれに同様の構成で別個に設けられている。このため、図1中では4色の各構成について同符号の後に色の識別子を付して示すが、明細書中では色の識別子を付さずに符号のみで説明する場合がある。
トナー容器42は、トナーが収容され、各画像形成ユニット80の上方に、トナーボトル41を介して連結して配置されている。レーザスキャナ43は、帯電ローラ82により帯電された感光ドラム81の表面を露光して、感光ドラム81の表面上に静電潜像を形成する。
画像形成ユニット80は、4色のトナー画像を形成するための4個の画像形成ユニット80y,80m,80c,80kを含んでいる。各画像形成ユニット80は、トナー画像を形成する感光ドラム81と、帯電ローラ82と、現像装置20とを備えている。また、感光ドラム81と、帯電ローラ82と、現像装置20と、後述する現像スリーブ24とについても、イエロー(y)、マゼンタ(m)、シアン(c)、ブラック(k)の4色それぞれに同様の構成で別個に設けられている。
感光ドラム81は、アルミニウムシリンダの外周面に負極性の帯電極性を持つよう形成された感光層を有し、所定のプロセススピード(周速度)で回転する。帯電ローラ82は、感光ドラム81の表面に接触して、感光ドラム81の表面を、例えば、一様な負極性の暗部電位に帯電させる。感光ドラム81の表面では、帯電後、レーザスキャナ43によって画像情報に基づいて静電像が形成される。感光ドラム81は、形成された静電像を担持して、周回移動し、現像装置20の現像スリーブ24によってトナーで現像される。現像されたトナー像は、後述する中間転写ベルト51に一次転写される。
中間転写ユニット44は、画像形成ユニット80y,80m,80c,80kの上方に配置されている。中間転写ユニット44は、駆動ローラ44a、テンションローラ44t、1次転写ローラ44y,44m,44c,44k等の複数のローラと、これらのローラに巻き掛けられた中間転写ベルト51と、クリーニング装置47とを備えている。本実施形態では、中間転写ユニット44は、装置本体10に対して着脱可能になっている。1次転写ローラ44y,44m,44c,44kは、感光ドラム81y,81m,81c,81kにそれぞれ対向して配置され、中間転写ベルト51に当接する。
中間転写ベルト51に1次転写ローラ44y,44m,44c,44kを介して正極性の転写バイアスが印加されることにより、感光ドラム81y,81m,81c,81k上のそれぞれの負極性を持つトナー像が順次中間転写ベルト51に多重転写される。これにより、中間転写ベルト51は、感光ドラム81y,81m,81c,81kの表面で静電像を現像して得られたトナー像を転写して移動する。尚、中間転写ベルト51及びクリーニング装置47の詳細については、後述する。
二次転写部45は、二次転写内ローラ45aと、二次転写外ローラ45bとを備えている。二次転写外ローラ45bに正極性の二次転写バイアスを印加することによって、中間転写ベルト51に形成されたフルカラー画像をシートSに転写する。定着装置46は、定着ローラ46a及び加圧ローラ46bを備えている。定着ローラ46aと加圧ローラ46bとの間をシートSが挟持され搬送されることにより、シートSに転写されたトナー像は加熱及び加圧されてシートSに定着される。
シート搬送部50は、シート給送部30から給送されたシートSを画像形成部40からシート排出部11に搬送する。シート排出部11は、フェイスダウントレイになっており、排出口10aから矢印X方向に排出されたシートSを積載する。
制御部12はコンピュータにより構成され、例えばCPUと、各部を制御するプログラムを記憶するROMと、データを一時的に記憶するRAMと、外部と信号を入出力する入出力回路とを備えている。CPUは、画像形成装置1の制御全体を司るマイクロプロセッサであり、システムコントローラの主体である。CPUは、入出力回路を介して、シート給送部30、画像形成部40、シート搬送部50、操作部に接続され、各部と信号をやり取りすると共に動作を制御する。
次に、このように構成された画像形成装置1における画像形成動作について説明する。
画像形成動作が開始されると、まず感光ドラム81が回転して表面が帯電ローラ82により帯電される。そして、レーザスキャナ43により画像情報に基づいてレーザ光が感光ドラム81に対して発光され、感光ドラム81の表面上に静電潜像が形成される。この静電潜像にトナーが付着することにより、現像されてトナー画像として可視化され、中間転写ベルト51に転写される。
一方、このようなトナー像の形成動作に並行して給送ローラ32が回転し、シートカセット31の最上位のシートSを分離しながら給送する。そして、中間転写ベルト51のトナー画像にタイミングを合わせて、シートSが二次転写部45に搬送される。更に、中間転写ベルト51からシートSに画像が転写され、シートSは、定着装置46に搬送され、ここで未定着トナー像が加熱及び加圧されてシートSの表面に定着され、排出口10aから排出されてシート排出部11に積載される。
次に、中間転写ユニット44について、図1乃至図4に基づいて詳細に説明する。図1及び図2に示すように、中間転写ユニット44では、上述したように、中間転写ベルト51(ベルト)は、駆動ローラ44aと、テンションローラ44tと、二次転写内ローラ45aと、に巻き掛けられている。駆動ローラ44aは、装置本体10に対して回転可能なローラであり、画像形成装置1の不図示の駆動手段から駆動伝達され、中間転写ベルト51を回転移動させる。駆動ローラ44aの外周面は、中間転写ベルト51を搬送するために、摩擦係数の高いゴム層で形成されている。テンションローラ44tは、不図示の付勢ばねにより中間転写ベルト51が伸びる方向に付勢されている。二次転写内ローラ45aは、中間転写ベルト51の駆動搬送によって従動回転する。
中間転写ベルト51の基層は、ポリイミド(PI)やポリビニリデンフロライド(PVDF)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)等、引張強度が高い樹脂系素材で作られる。このように、中間転写ベルト51は、樹脂ベルトで構成されている。成形や強度、変形の容易さ等の要件から、基層は厚さ50μmから100μmの間で作られることが好ましい。また、トナーを転写する効率を高めるため、基層の外周面全体にわたって、ゴム層にコート層を張り合わせた多層構造の中間転写ベルト51も開発されている。本実施形態に係る中間転写ベルト51は、これらいずれの組成のベルトであっても構わない。
図2は、中間転写ベルト51と各ローラ44a,44t,45aとの位置関係を示す中間転写ベルト51の断面図である。図2に示すように、中間転写ベルト(無端状のベルト)51は、駆動ローラ44aの外周面に巻き掛けられて、駆動ローラ44aにより回転移動される。中間転写ベルト51は、回転移動方向に交差する幅方向Wの中央部である第1の領域51aと、第1の領域51aの幅方向Wの両側部であり、第1の領域51aよりも剛性の高い第2の領域51bと、を有している。尚、本実施形態では、幅方向Wは、中間転写ベルト51の回転移動方向に対して直交している。また、第2の領域51bの幅方向Wの外側端部同士の距離d1は、駆動ローラ44aの外周面の幅方向Wの長さ(ベルト搬送領域幅)d2より長く設けられている。即ち、d1>d2となる。また、本実施形態では、第2の領域51bの幅方向Wの内側端部同士の距離d3は、駆動ローラ44aの外周面の幅方向Wの長さd2よりも短く設けられている。即ち、d2>d3となる。
本実施形態では、d1>d2としているので、中間転写ベルト51が正規位置から幅方向Wに寄った際に、中間転写ベルト51の端部の少なくとも一方は駆動ローラ44aの縁から幅方向Wに突出するようになる。これにより、中間転写ベルト51の片寄り補正動作を、安定して発生させることができる。また、d2>d3としているので、両側の補強部53,53が駆動ローラ44aの両端部から同時に突出することはなく、少なくとも一方の補強部53,53が駆動ローラ44aに接触するようになる。これにより、中間転写ベルト51の片寄り補正動作を、安定して発生させることができる。
図2に示すように、中間転写ベルト51は、内周面が平滑な形状で形成される。ここで、内周面が平滑とは、中間転写ベルト51の幅方向Wの寄りを規制するために内周面から突出する突起状の突出部材(例えば、ガイド部材やリブ)を有していないことである。中間転写ベルト51は、厚さが均一な無端状のベルト本体52と、ベルト本体52の外周面の両縁部において全周に亘り設けられた補強部53と、を有している。補強部53は、ベルト本体52に対して接着により固定されている。補強部53は、例えば2〜3ミリ以上の幅を有することが好ましい。補強部53の厚みは、例えば10ミクロン以上であることが好ましい。また、各補強部53,53で、幅や厚みが異なっていたり、別の材質で形成されていてもよい。これにより、補強部53が設けられている領域が、高剛性の第2の領域51bとなり、補強部53同士の間の領域が、それより低剛性の第1の領域51aとなる。
ここで、中間転写ベルト51が補強部53により片寄り補正される機序について、以下に説明する。中間転写ベルト51が幅方向Wの一方に寄ると、寄る方向と反対方向に設けられた補強部53の幅方向Wにおける駆動ローラ44aに対する重なり領域の幅が増える。そして、重なり領域の幅が増えることで、剛性が増加して、中間転写ベルト51の伸び量が減少する。即ち、中間転写ベルト51が寄る側と反対側の重なり領域の単位幅あたりの内周面の内周長及び回転周期が短くなる。
一方、中間転写ベルト51が寄る方向に設けられた補強部53の幅方向Wにおける駆動ローラ44aに対する重なり領域の幅が減る。そして、重なり領域の幅が減ることで、剛性が減少して、中間転写ベルト51の伸び量が増加する。即ち、中間転写ベルト51が寄る側の重なり領域の単位幅あたりの内周面の内周長及び回転周期が長くなる。
これにより、中間転写ベルト51における寄る方向の部位の回転周期が、寄る方向と反対方向の部位の回転周期よりも長くなり、中間転写ベルト51の幅方向Wにおいて回転周期の差が生じる。即ち、回転周期の短い方の側部が早く、長い方の側部が遅く回転する。幅方向Wの側部の速度差の発生に伴い、早い方の側部が幅方向Wの外側から内側に入り込むような動きになり、搬送方向との間で進入角が発生する。この進入角の発生により、中間転写ベルト51は、寄っていた方向とは逆方向に寄るようになる。従って、中間転写ベルト51が片側に寄ろうとする速度と、中間転写ベルト51の回転周期の差によって生じる進入角が生み出す寄り速度とのバランスが取れたところで、中間転写ベルト51の寄りは止まる。
図3及び図4に示すように、クリーニング装置(クリーニング手段)47は、駆動ローラ44aの外周面に接触して設けられ、清掃する。クリーニング装置47は、駆動ローラ44aの外周面に先端部を接触させた弾性を有する弾性シート(シート状部材)48と、弾性シート48を支持する回収ボックス(支持部材)49と、を有している。本実施形態では、図4に示すように、クリーニング装置47は、駆動ローラ44aの外周面の幅方向Wの全域に接触する。また、弾性シート48としては、例えば、プラスチックやビニルなどの材質を適用することができる。
弾性シート48は、駆動ローラ44aの外周面を付勢して、装置本体10に着脱可能に支持された回収ボックス49に固定されている。弾性シート48は、回収ボックス49の駆動ローラ44a側の側壁に、例えば接着や挟み込みにより固定されている。弾性シート48のシート幅d4は、駆動ローラ44aの外周面の幅方向Wの長さ(ベルト搬送領域幅)d2に対して広く設定されている。これにより、駆動ローラ44aの回転と共に駆動ローラ44aの外周面に付着したトナーや微小な紙片等の異物を、弾性シート48により清掃し回収ボックス49に捕集することができる。これにより、中間転写ベルト51と、駆動ローラ44a間の滑りを防止して、摩擦力を一定に保持することができる。したがって、中間転写ベルト51の外周面の幅方向Wの両端側において中間転写ベルト51を補強する補強部53による寄り補正動作を、安定化することが可能となる。
上述したように本実施形態の画像形成装置1によれば、クリーニング装置47が駆動ローラ44aの外周面に接触して設けられている。このため、トナー等の付着による中間転写ベルト51と駆動ローラ44a間の摩擦係数低下を防止し、ベルト斜行補正に必要な摩擦力を安定して得ることができる。
また、本実施形態の画像形成装置1によれば、クリーニング装置47は、駆動ローラ44aの外周面の幅方向Wの全域に接触するので、駆動ローラ44aの外周面のベルト搬送領域幅の全体を清掃することができる。このため、トナー等の付着による中間転写ベルト51と駆動ローラ44a間の摩擦係数低下を、より確実に防止することができる。
また、本実施形態の画像形成装置1によれば、クリーニング装置47は、弾性シート48を有しているので、小型で安価なクリーニング装置47を実現することができる。尚、クリーニング手段としては、弾性シート48を利用するものには限られず、例えば、クリーニングパッドやクリーニングローラ等を利用するものであってもよい。
また、本実施形態の画像形成装置1によれば、中間転写ベルト51は、厚さが均一な無端状のベルト本体52と、ベルト本体52の外周面の両縁部において全周に亘り設けられた補強部53と、を有している。このため、第1の領域51a及び第2の領域51bを、簡易な構成で得ることができる。尚、中間転写ベルト51としては、ベルト本体52に設けた補強部53を有するものには限られず、例えば、ベルト本体52の両縁部を厚く構成したり、あるいは化学的に高剛性に形成するようにしてもよい。
尚、上述した画像形成装置1では、ベルトユニットのベルトを中間転写ベルト51に適用した場合について説明したが、これには限られない。例えば、シート搬送部50に用いられるベルトとしてもよい。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態を、図5を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、クリーニング装置147の弾性シート148の駆動ローラ44aへの接触圧を、幅方向Wの中央部で両端部より大きくしている点で、第1の実施形態と構成を異にしている。但し、それ以外の構成については、第1の実施形態と同様であるので、符号を同じくして詳細な説明を省略する。
本実施形態では、図5に示すように、クリーニング装置147は、駆動ローラ44aの外周面の幅方向Wの全域に接触する弾性シート(シート状部材)148と、回収ボックス(支持部材)149とを有している。弾性シート148は、回収ボックス149の駆動ローラ44a側の側壁に、例えば接着や挟み込みにより固定されている。弾性シート148が固定された回収ボックス149の側壁は、中央部の縁部が駆動ローラ44a側に突出した形状になっている。したがって、回収ボックス149は、弾性シート148の幅方向Wの中央部における弾性シート148の自由端の長さL1が、弾性シート148の幅方向Wの両端部における弾性シート148の自由端の長さL2より短くなるように、弾性シート148を支持する。これにより、駆動ローラ44aの外周面において、幅方向Wの中央部におけるクリーニング装置147の接触圧P1は、幅方向Wの両端部におけるクリーニング装置147の接触圧P2よりも大きくなる。
駆動ローラ44aの回転により、駆動ローラ44aの外周面に付着した異物を弾性シート148により清掃し、回収ボックス149に捕集する。ここで、中間転写ベルト51と駆動ローラ44aとの間の摩擦力が一定に保持されるとき、駆動ローラ44aの外周面に微小な摩耗が発生する。この時、発生する摩耗による外径変化は微小なため中間転写ベルト51の搬送速度への影響は微々たるものであるが、駆動ローラ44aの外周面の幅方向Wの中央部と両端部との外径差は、片寄り補正動作に影響する可能性がある。本願発明者が研鑽した結果、本実施形態のようなベルトユニットでは、特に幅方向Wの端部の外径より中央部の外径が大きくなると、片寄り補正能力が低下することが判明した。
これに対し、本実施形態の画像形成装置1では、駆動ローラ44aの外周面に接触する接触圧は、駆動ローラ44aの幅方向Wの中央部が両端部よりも大きくなっている。このため、駆動ローラ44aの外径の摩耗が耐久で進行しても、駆動ローラ44aの外径が幅方向Wの両端部の外径より中央部の外径が大きくなることはなく、中間転写ベルト51の片寄り補正動作を安定させることができる。
上述したように本実施形態の画像形成装置1によっても、クリーニング装置147が駆動ローラ44aの外周面に接触して設けられている。このため、トナー等の付着による中間転写ベルト51と駆動ローラ44a間の摩擦係数低下を防止し、ベルト斜行補正に必要な摩擦力を安定して得ることができる。
44…中間転写ユニット(ベルトユニット)、44a…駆動ローラ、47,147…クリーニング装置(クリーニング手段)、48,148…弾性シート(シート状部材)、49,149…回収ボックス(支持部材)、51…中間転写ベルト(無端状のベルト)、51a…第1の領域、51b…第2の領域、52…ベルト本体、53…補強部、W…幅方向。

Claims (7)

  1. 回転可能な駆動ローラと、
    前記駆動ローラの外周面に巻き掛けられて前記駆動ローラにより回転移動されると共に、回転移動方向に交差する幅方向の中央部である第1の領域と、前記第1の領域の前記幅方向の両側部であり、前記第1の領域よりも剛性の高い第2の領域と、を有し、前記第2の領域の前記幅方向の外側端部同士の距離は前記駆動ローラの前記外周面の前記幅方向の長さより長く設けられた無端状のベルトと、
    前記駆動ローラの前記外周面に接触して設けられるクリーニング手段と、を備える、
    ことを特徴とするベルトユニット。
  2. 前記クリーニング手段は、前記駆動ローラの前記外周面の前記幅方向の全域に接触する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のベルトユニット。
  3. 前記駆動ローラの前記外周面において、前記幅方向の中央部における前記クリーニング手段の接触圧は、前記幅方向の両端部における前記クリーニング手段の接触圧よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項2に記載のベルトユニット。
  4. 前記クリーニング手段は、前記駆動ローラの前記外周面に先端部を接触させた弾性を有するシート状部材である、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のベルトユニット。
  5. 前記シート状部材を支持する支持部材を備え、
    前記支持部材は、前記シート状部材の前記幅方向の中央部における前記シート状部材の自由端の長さが、前記シート状部材の前記幅方向の両端部における前記シート状部材の自由端の長さより短くなるように、前記シート状部材を支持する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のベルトユニット。
  6. 前記第2の領域の前記幅方向の内側端部同士の距離は、前記駆動ローラの前記外周面の前記幅方向の長さよりも短い、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のベルトユニット。
  7. 前記ベルトは、厚さが均一な無端状のベルト本体と、前記ベルト本体の外周面の両縁部において全周に亘り設けられた補強部と、を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のベルトユニット。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2588273A (en) * 2019-07-08 2021-04-21 Skf Ab Kingpin Unit
US11175609B1 (en) 2020-09-23 2021-11-16 Fujifilm Business Innovation Corp. Belt rotating device with cleaning device and image forming apparatus

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