JP2018096913A - 端末装置、情報処理方法、端末装置用プログラム、情報処理装置、および、情報処理装置用プログラム - Google Patents

端末装置、情報処理方法、端末装置用プログラム、情報処理装置、および、情報処理装置用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】経路案内開始後にサーバ装置との通信環境が悪くなった場合でも、渋滞情報を考慮した到着予想時刻の情報を提供できる端末装置等を提供する。【解決手段】外部と通信可能な端末装置であって、目的地への経路に含まれるリンクについてのみ、当該リンクの所要時間を示す所要時間情報を外部から受信し、所要時間情報に基づいて、目的地への到着予定時刻を算出し、現在時刻において有効な所要時間情報が受信できていない場合に、リンクにおける所要時間情報の統計データに基づいて到着予定時刻を算出する(S7からS13)。【選択図】図7

Description

本願は、端末装置、情報処理方法、端末装置用プログラム、情報処理装置、および、情報処理装置用プログラムの技術分野に属する。
車両に搭載されたナビゲーション装置により、ユーザに目的地までのルート情報等が提供されている。例えば、下記特許文献1には、通信型ナビゲーション装置からルート探索要求を受信し、ルート探索を実行して探索ルートのルート情報を作成し、探索ルートに従って進行するために必要なメッシュを含むブロックを特定し、特定されたブロックの識別情報及び更新情報、並びにルート情報を通信型ナビゲーション装置へ送信するサーバ装置が開示されている。
特開2003−77095号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されている技術では、ブロックの更新情報を利用して必要なメッシュデータを取得することにより地図データの更新を行い、メッシュデータとは道路データと、背景データと、注記データとから成るが、渋滞に関するデータを含むとの開示がないため、経路案内開始後にサーバとの通信環境が悪くなった場合に、渋滞データを考慮した到着予想時刻を算出することができなかった。
そこで本願は、上記の各問題点に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、経路案内開始後にサーバとの通信環境が悪くなった場合でも、渋滞情報を考慮した到着予想時刻の情報を提供できる端末装置等を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、外部と通信可能な端末装置であって、目的地への経路に含まれるリンクについてのみ、当該リンクの所要時間を示す所要時間情報を前記外部から受信する受信手段と、前記所要時間情報に基づいて、前記目的地への到着予定時刻を算出する算出手段と、を備え、前記算出手段は、現在時刻において有効な前記所要時間情報が受信できていない場合に、前記リンクにおける所要時間情報の統計データに基づいて前記到着予定時刻を算出することを特徴とする。
また請求項7に記載の発明は、外部と通信可能な端末装置において実行される情報処理方法であって、受信手段が、目的地への経路に含まれるリンクについてのみ、当該リンクの所要時間を示す所要時間情報を前記外部から受信する受信ステップと、
算出手段が、前記所要時間情報に基づいて、前記目的地への到着予定時刻を算出する算出ステップと、を含み、前記算出ステップにおいて、現在時刻において有効な前記所要時間情報が受信できていない場合に、前記リンクにおける所要時間情報の統計データに基づいて前記到着予定時刻を算出することを特徴とする。
また請求項9に記載の発明は、外部の端末装置から受信した目的地への経路に含まれるリンクについてのみ、リアルタイムの交通情報に基づいて算出した、当該リンクの所要時間を示す所要時間情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された前記リンクの前記所要時間情報を、前記端末装置に送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
また請求項12に記載の発明は、抽出手段と、通信手段と、を備えた情報処理装置において実行される情報処理方法であって、前記抽出手段が、外部の端末装置から受信した目的地への経路に含まれるリンクについてのみ、前記リアルタイムの交通情報に基づいて算出した、当該リンクの所要時間を示す所要時間情報を抽出する抽出ステップと、前記通信手段が、前記抽出手段により抽出された前記リンクの前記所要時間情報を、前記端末装置に送信する送信ステップと、を含むことを特徴とする。
実施形態に係る端末装置の概要構成の一例を示すブロック図である。 実施例に係るナビゲーションシステムの概略構成の一例を示す模式図である。 図2の車載ナビゲーション装置の概要構成の一例を示すブロック図である。 図3の車載ナビゲーション装置のデータベースの一例を示す模式図である。 図2のサーバ装置の概要構成の一例を示すブロック図である。 図5のサーバ装置のデータベースの一例を示す模式図である。 実施例に係るナビゲーションシステムの動作の一例を示すフローチャートである。 探索されたルートの一例を示す模式図である。 ルート上のリンクの一例を示す模式図である。 車載ナビゲーション装置の表示部における表示の一例を示す模式図である。 サーバ装置との通信が途絶えた場合の到達予定時刻の一例を示す模式図である。 リルートの一例を示す模式図である。 リルートの一例を示す模式図である。
本願を実施するための形態について、図1を用いて説明する。なお図1は、実施形態に係る端末装置の概要構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、端末装置1は、外部と通信可能な端末装置であって、受信手段1aと、算出手段1bと、を備えて構成されている。
端末装置1は、例えば、移動体に搭載されたナビゲーション装置、携帯端末装置等が挙げられる。携帯端末装置は、例えば、スマートフォンを含む携帯型無線電話機やPDA等が挙げられる。移動体の一例として、例えば、自動車、自転車、人、鉄道、船舶、航空機等が挙げられる。
外部は、交通情報を提供する例えばサーバ装置、クラウドコンピュータ等である。交通情報は、例えば、道路交通情報通信システム(VICS(登録商標):Vehicle Information and Communication System)が提供する交通情報(例えば、主要道路の交通情報)、他の移動体から集計された交通情報等が挙げられる。端末装置1は、外部とは、移動体通信網等の無線により接続する。交通情報の一例として、通過時間、渋滞情報、通行止めや交通渋滞の発生箇所等の道路規制情報等が挙げられる。なお、外部の一例として、VICSのFM多重放送や、電波ビーコン、光ビーコン等でもよい。
この構成において受信手段1aは、目的地への経路に含まれるリンクについてのみ、当該リンクの所要時間を示す所要時間情報を外部から受信する。
端末装置1は、ユーザから目的地を受け付ける。端末装置1は、現在位置から受け付けた目的地への経路(ルート)を探索したり、現在位置および目的地の情報に関する情報を外部のサーバ装置等に送信し、外部のサーバ装置等が探索したルート情報を受信したりする。
リンクとは、移動体が車両の場合、地図データ上において、道路の交差点、曲がり角な等の結節点(ノード)において、ノード同士を結んだ道路の区間である。他の移動体の場合、リンクとは、何かしらの特徴を示すノードにおいて、ノード同士を結んだ区間である。なお、リンクは直線でも、道路の曲がり具合いに沿った曲線でもよい。各ノードには、ノードID(例えば、ノード番号等)が割り振られている。また、各リンクには、リンクID(例えば、リンク番号、リンクの両端のノードのいずれかのノード番号等)が割り振られている。
リンクの所要時間の一例として、例えば、移動体の車両が、リンクに対応する道路の区間を通過する時間である。リンクの所要時間は、リンクの上り方向を通過する所要時間と、リンクの下り方向を通過する所要時間とを含んでもよい。所要時間情報は、所要時間の他に、リンクID、測定時刻等が含まれてもよい。所要時間情報は、交通情報に含まれ、外部から受信する。交通情報には、リンク毎にリンクを通過する所要時間、イベントが発生しているリンク等の情報が含まれる。なお、ルート情報には、ルートに含まれるリンク情報(例えば、リンクID等)が含まれる。
目的地への経路に含まれるリンクの一例は、目的地への経路を構成するリンクである。また、目的地への経路に含まれるリンクの一例は、移動体が経路上を進行すると、移動体の現在位置から目的地までの経路上にあるリンクである。
算出手段1bは、所要時間情報に基づいて、目的地への到着予定時刻を算出する。例えば、目的地への経路の上にある各リンクの所要時間を加算して、到着予定時刻を算出する。移動体が経路上を進行した場合、移動体の現在位置から目的地までの経路上にある各リンクの所要時間を加算して、到着予定時刻を算出する。
算出手段1bは、現在時刻において有効な所要時間情報が受信できていない場合に、リンクにおける所要時間情報の統計データに基づいて到着予定時刻を算出する。
現在時刻において有効な所要時間情報の一例として、現在時刻が、所要時間が含まれる交通情報の測定時刻から、有効時間(例えば、10分、15分、20分、30分等)内である所要時間情報である。有効時間を過ぎた所要時間情報は利用しない。なお、測定時刻の他に、外部からの交通情報の受信時間を起点としてもよい。
所要時間情報が受信できていない場合の一例として、端末装置1を搭載した移動体がトンネルに入った場合、移動体通信網の電波が届かない範囲に移動体が移動した場合等が挙げられる。なお、端末装置1のVICS情報の受信機が、VICSのFM多重放送や、電波ビーコン、光ビーコン等を受信できない場合でもよい。
これらの場合、端末装置1が、外部との通信の接続が切れて、通信不能となる。例えば、端末装置1が受信する電波強度が、所定値以下ならば、接続中でないと判定される。また、外部のサーバ装置等にリクエストしてから、サーバ装置からのレスポンス時間が所定時間を超えた場合、接続中でないと判定されてもよい。
リンクにおける所要時間情報の統計データの一例として、リンクの平均所要時間、分散、サンプル数等のデータが挙げられる。これらの所要時間情報の統計データは、リンクの所要時間を含む交通情報が測定された時間帯、天候、VICS対応道路か否か等により類別されていてもよい。
なお、所要時間情報の統計データに、直前まで受信していた所要時間情報を含めてもよい。直前まで受信していた所要時間情報の傾向から現在の所要時間を推定して、推定の各リンクの所要時間も利用して加算して、到着予定時刻を算出してもよい。この場合、より正確に到着予定時刻を算出できる。
また、端末装置1は、リンクにおける所要時間情報の統計データを記憶する記憶手段を更に備えてもよい。記憶手段の一例として、ハードディスクドライブ、シリコンディスクドライブ等が挙げられる。端末装置1が記憶手段を備える代わりに、端末装置1が搭載する移動体内の外部記憶装置から、端末装置1が所要時間情報の統計データを取得してもよい。
また、端末装置1は、外部との通信が不能な場合に、所要時間情報の統計データに基づいて、目的地への経路を探索する探索手段を備えてもよい。例えば、端末装置1は、リンクの最新の所要時間情報の代わりに、所要時間情報の統計データを用いて、距離、時間、料金、燃費等のコストが最小になるように、目的地への経路ルート計算を行い、ルート情報を生成する。
また、端末装置1は、目的地への経路の再探索(リルート)を行うか否かを判定する判定手段を備えてもよい。例えば、現在位置が予定ルートから逸脱した場合、進行方向のルート上で交通渋滞等が発生したため、当初の予定到達時刻に対して、大幅に予定到達時刻が遅くなる場合、ユーザが目的地を変更した場合等に該当するかにより、端末装置1は、リルートの必要性がある否かを判定する。
また、受信手段1aは、判定手段が再探索を行うと判定し、且つ、外部との通信が可能な場合に、外部のサーバ装置により再探索された経路を受信すると共に、当該経路に含まれるリンクについてのみ、当該リンクの所要時間情報を外部から受信してもよい。
また、受信手段1aは、外部との通信が可能な場合に、経路に含まれるリンクの所要時間情報を、所定時間毎に外部から受信してもよい。あるいは、移動体がトンネルから出る、移動体が移動体通信網の電波が届かない範囲から届く範囲に移動する、ユーザによる受信操作を受け付ける等の条件を満たした場合に、即時受信することとしてもよい。これにより、有効なタイミングで外部との通信が可能になる。
また、受信手段1aは、予め設定された通信データ量に基づいて、目的地への経路に含まれるリンク以外のリンクの所要時間情報を、外部から受信してもよい。予め設定された通信データ量の一例として、1ヶ月等の契約料金における通信データ量の上限がある場合、所定の通信データ量から料金が使用に応じて料金が増加する場合等が挙げられる。予め設定された通信データ量までに、余裕がある場合(例えば、残りのデータ量が50パーセント以上、60パーセント以上等)、目的地への経路の周りのリンクの所要時間情報を、外部から受信する。目的地への経路に含まれるリンク以外のリンクの一例として、目的地への経路から一定幅に含まれるリンク、想定されるリルート結果に含まれるリンク、第2候補以降のルート上のリンク等が挙げられる。なお、端末装置1は、通信データ量の累計を測定する累計手段を備えてよい。
以上説明したように、実施形態に係る端末装置1の動作によれば、リンクにおける所要時間情報の統計データに基づいて到着予定時刻を算出することが可能であるため、経路案内開始後にサーバ装置との通信環境が悪くなった場合でも、渋滞情報を考慮した到着予想時刻の情報を提供できる。
[1.ナビゲーションシステムSの構成および機能概要]
次に、上述した実施形態に対応する具体的な実施例について、図を用いて説明する。なお以下に説明する実施例は、移動体の一例である車両におけるナビゲーションシステムSに対して、本願を適用した場合の実施例である。
図2は、ナビゲーションシステムSの構成例を示す模式図である。
図2に示すように、本実施例のナビゲーションシステムSは、車両5(移動体の一例)に搭載された車載ナビゲーション装置10(端末装置の一例)と、車載ナビゲーション装置10に、車両5が走行する予定のルート上の交通情報等を提供するサーバ装置20(情報処理装置の一例)と、サーバ装置20に詳細な渋滞情報等を提供する交通情報提供サーバ装置SVと、を含んで構成される。
車載ナビゲーション装置10は、目的地の入力を受付、目的地までのルート情報、到達予定時刻等を表示する。車載ナビゲーション装置10は、サーバ装置20と通信可能な場合、リンクの所要時間を示す所要時間情報や、サーバ装置20が計算したルート情報等をサーバ装置20から受信する。なお、車載ナビゲーション装置10は、無線基地局を有するネットワーク3と無線で通信を行う。
サーバ装置20は、交通情報提供サーバ装置SVから、各道路の最新の交通情報を、取得する。サーバ装置20は、所定時間(例えば、1分、3分、5分等)間隔で交通情報提供サーバ装置SVから交通情報を取得する。また、サーバ装置20は、過去の交通情報に関するデータベースを有している。
交通情報提供サーバ装置SVは、VICSの各道路の交通情報、他の車両5の車載ナビゲーション装置10から収集した交通情報等を、サーバ装置20に提供する。例えば、サーバ装置20は、リアルタイムに交通情報を交通情報提供サーバ装置SVから取得する。サーバ装置20は、所定の時間間隔(例えば、0.1秒単位、秒単位等)で交通情報を取得してもよい。
車載ナビゲーション装置10、サーバ装置20、および、交通情報提供サーバ装置SVは、ネットワーク3を介して、例えば、通信プロトコルにTCP/IP等を用いて相互にデータの送受信が可能になっている。なお、ネットワーク3は、例えば、インターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(基地局等を含む)、およびゲートウェイ等により構築されている。
[2.各装置の構成および機能]
(2.1 車載ナビゲーション装置10の構成の構成および機能)
次に、車載ナビゲーション装置10の構成および機能について、図3を用いて説明する。図3は、車載ナビゲーション装置10の構成例を示すブロック図である。
図3に示すように、コンピュータとして機能する車載ナビゲーション装置10は、通信部11と、記憶部12と、表示部13と、操作部14と、センサ情報取得部15と、制御部16と、を有する。
通信部11は、ネットワーク3に接続して、サーバ装置20との通信状態を制御するようになっている。通信部11は、サーバ装置20との通信のため、電波による無線通信による通信を行う。通信部11は、サーバ装置20と通信状態を測定する。
記憶部12は、例えば、ハードディスクドライブ、シリコンディスクドライブ等により構成されている。記憶部12は、地図データベース(地図DB)12a、渋滞情報データベース(渋滞情報DB)12b等を有する。
地図データベース12aは、道路、施設、交差点、交通規制の位置等のナビゲーションに必要な情報が記憶されている。例えば、道路の情報として、各リンクの位置情報(例えば、リンクの両端のノードの位置座標等)、リンクの距離、道幅、道路名等が挙げられる。
図4に示すように、渋滞情報データベース12bには、各リンクを特定するリンクIDに関連付けられて、VICS対応道路上のリンクであるか否かの情報、時間帯、測定されたときの天候、統計データとしての平均所要時間等が記憶されている。例えば、VICS対応道路上のリンクである場合(図中”○”)、全天候(晴れも含む全ての天候)のときの平均所要時間、雨のときの平均所要時間、雪の時の平均所要時間が記憶されている。天候が晴れのときの平均所要時間が記憶されていてもよい。
VICS対応道路上のリンクでない場合(図中”×”)、リンクを特定するリンクIDに関連付けられて、例えば、時間帯に関係なく、全天候(晴れも含む全ての天候)のときの平均所要時間が記憶されている。
車載ナビゲーション装置10は、これらのデータを、例えば、サーバ装置20から取得する。車載ナビゲーション装置10は、日単位、週単位、月単位、年単位で、これらのデータを取得してもよい。車載ナビゲーション装置10は、サーバ装置20に接続できるときに、リクエストしてこれらのデータを取得してもよい。また、これらのデータは、CD、DVD等の記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。また、リンクの進行方向(例えば、上り、下り等)毎に、リンクIDが設けられてもよいし、進行方向毎にフラグを設定してもよい。
なお、天候が晴れのときの平均所要時間が記憶されていてもよい。また、時間帯は、1時間単位や、2時間単位でもよい。また、時間帯別の平均所要時間のデータがなくてもよい。また、渋滞情報データベース12bに、統計データとして、平均所要時間の他に、分散、サンプル数等のデータが記憶されていてもよい。
記憶部12には、サーバ装置20から送信された最新の交通情報が記憶されていてもよい。この交通情報は、例えば、目的地までのルート上の各リンクを通過する所要時間、通行止めや交通渋滞の発生箇所等の道路規制情報等である。なお、制御部16のRAMに、サーバ装置20から送信された最新の交通情報が記憶されていてもよい。
記憶部12は、車載ナビゲーション装置10を制御するための各種プログラム等を記憶する。各種プログラムは、オペレーティングシステム、ナビゲーションや、音楽再生用のアプリケーションソフト等が挙げられる。なお、各種プログラムは、例えば、無線通信網等のネットワークを介して取得されるようにしてもよいし、CD、DVD等の記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。
表示部13は、カーナビゲーション装置の表示手段であり、例えば、液晶表示素子またはEL素子等によって構成されている。
センサ情報取得部15は、車両5に備え付けられたGPSセンサ、方位センサ、速度センサ、高度センサ、タイマーから、車両5の位置情報(緯度・経度情報)、移動方向の情報、速度情報、高度情報、現在時刻等の情報を取得する。
操作部14は、例えば、操作ボタン等によって構成されている。なお、表示部13がタッチパネルのようなタッチスイッチ方式の表示パネルの場合、操作部14は、ユーザが接触または近接した表示部13の位置情報を取得する。
制御部16は、例えば、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)と、を有する。制御部16は、車載ナビゲーション装置10の各部の動作を制御する。
なお、車載ナビゲーション装置10は、VICS情報の受信機を有し、VICSのFM多重放送や、電波ビーコン、光ビーコン等により、車両5の周辺や進行方向の所定距離の交通情報を受信してもよい。VICS情報の受信機から取得する交通情報は、サーバ装置20から提供される交通情報より、情報量が少なくてもよい。
(2.2 サーバ装置20の構成および機能)
次に、サーバ装置20の構成および機能について、図5および図6を用いて説明する。
図5は、サーバ装置20の概要構成の一例を示すブロック図である。図6は、サーバ装置20のデータベースの一例を示す模式図である。
図5に示すように、コンピュータとして機能するサーバ装置20は、通信部21と、記憶部22と、表示部23と、操作部24と、制御部25と、を有する。
通信部21は、ネットワーク3に接続して、車載ナビゲーション装置10等の通信状態を制御するようになっている。
記憶部22は、例えば、ハードディスクドライブ、シリコンディスクドライブ等により構成されている。
記憶部22は、地図データベース(地図DB)22aと、渋滞情報データベース(渋滞情報DB)22b等を有する。
地図データベース22aには、道路、施設、交差点の位置等のナビゲーションに必要な情報が記憶されている。
図6に示すように、渋滞情報データベース22bには、各リンクを特定するリンクIDに関連付けられて、時間帯、測定されたときの天候、統計データとしての平均所要時間等が記憶されている。例えば、各時間帯に対して、全天候(晴れも含む全ての天候)、雨、雪等の天候毎の平均所要時間が記憶されている。このように、地図データベース22aには、地図データベース12aと異なり、VICS対応道路でなくても、天候毎の平均所要時間が記憶されている。
渋滞情報データベース22bのデータは、交通情報提供サーバ装置SVからの交通情報を、リンク毎に、時間帯、天候に応じて集計して、生成される。また、天候データは、ネットワーク3を介して、気象サーバ(図示せず)から取得してもよい。
なお、渋滞情報データベース22bに、統計データとして、平均所要時間の他に、分散、サンプル数等のデータが記憶されていてもよい。
記憶部22には、交通情報提供サーバ装置SVから提供された最新の交通情報が記憶されていてもよい。この交通情報は、例えば、地図上のリンク毎のリンクを通過する所要時間、事故情報等である。なお、制御部25のRAMに、交通情報提供サーバ装置SVから提供された最新の交通情報が記憶されていてもよい。
また、記憶部22は、オペレーティングシステムおよびサーバプログラム等の各種プログラム等を記憶する。なお、各種プログラムは、例えば、他のサーバ装置等からネットワーク3を介して取得されるようにしてもよいし、記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。
表示部23は、例えば、液晶表示素子またはEL素子等によって構成されている。
操作部24は、例えば、キーボードおよびマウス等によって構成されている。
制御部25は、例えば、CPU、ROM、RAM等を有する。制御部25は、サーバ装置20の各部の動作を制御する。制御部25は、記憶部22に記憶された各種プログラムを読み出し実行することにより、各種処理等を実行する。
[3.ナビゲーションシステムSの動作]
次に、実施例に係るナビゲーションシステムSの動作について図7から図13を用いて説明する。
図7は、ナビゲーションシステムSの動作の一例を示すフローチャートである。図8は、探索されたルートの一例を示す模式図である。図9は、ルート上のリンクの一例を示す模式図である。図10は、車載ナビゲーション装置10の表示部における表示の一例を示す模式図である。図11は。サーバ装置20との通信が途絶えた場合の到達予定時刻の一例を示す模式図である。図12および図13は、リルートの一例を示す模式図である。
図7に示すように、ナビゲーションシステムSは、ルート探索を開始する(ステップS1)。具体的には、車載ナビゲーション装置10の制御部16が、センサ情報取得部15から現在位置(ルート案内を始めるときは出発地)の情報を取得し、目的地の情報を取得し、ルート探索の処理を開始する。車両5のユーザがナビゲーションの利用を始める場合、制御部16が、例えば、車両5のユーザが操作部14を操作して、目的地の入力を受け付ける。リルートの場合、制御部16は、例えば、記憶部12または制御部16のRAMから、設定されている目的地の情報を取得する。
次に、ナビゲーションシステムSは、サーバ装置20に接続中か否かを判定する(ステップS2)。具体的には、車載ナビゲーション装置10が、通信部11が、ネットワークの基地局から受信する電波の強度、サーバ装置20のレスポンス時間等に基づき、サーバ装置20に接続中か否かを判定する。例えば、通信部11が受信する電波強度が、所定値以下ならば、接続中でないと、車載ナビゲーション装置10の制御部16が判定する。また、サーバ装置20にリクエストしてから、サーバ装置20からのレスポンス時間が所定時間を超えた場合、接続中でないと、車載ナビゲーション装置10の制御部16が判定する。
サーバ装置20に接続中の場合(ステップS2;YES)、ナビゲーションシステムSは、ルート計算処理をして、計算結果を送信する(ステップS3)。具体的には、車載ナビゲーション装置10が、センサ情報取得部15から取得した、車両5の現在位置の情報と、目的地の情報とを、サーバ装置20に送信する。サーバ装置20は、車両5の現在位置の情報と、目的地の情報とから、交通情報提供サーバ装置SVからリアルタイムで取得した交通情報に基づき、ルートを計算する。このとき、サーバ装置20は、距離、時間、料金、燃費等のコストが最小になるように、ルート計算を行い、ルート情報を生成する。例えば、図8に示すように、サーバ装置20が、ナビゲーション開始位置の出発地("Origin")と、目的地("Destination")とから、マップM上のルートR1を計算する。ルートR1は、図9に示すように、ルートR1上の複数のリンクLが存在する。
サーバ装置20は、交通情報提供サーバ装置SVから提供された最新の交通情報に基づき、計算されたルート上を車両5が進んだ場合の到達予定時刻を計算してもよい。ナビゲーション開始位置の時刻”[9:05]”を起点として、交通情報提供サーバ装置SVから提供された最新の交通情報に基づいたルートR1上のリンクLの所要時間を加算して、目的地への到着予定時刻”[10:15]”が計算される。
記憶部22または制御部25のRAMに記憶されている、各リンクの所要時間情報は、交通情報提供サーバ装置SVから提供された最新の交通情報に基づき、更新される。この交通情報には、交通情報が測定された測定時刻が含まれていている。
サーバ装置20は、計算したルート情報、計算したルートのみに含まれるリンクの所要時間情報を含む交通情報を、車載ナビゲーション装置10に送信する。車載ナビゲーション装置10が、ルートのみに含まれるリンクの交通情報をサーバ装置20からダウンロードする。
サーバ装置20に接続中でない場合(ステップS2;NO)、ナビゲーションシステムSは、統計データ等を用いてルートを計算する(ステップS4)。具体的には、車載ナビゲーション装置10の制御部16が、渋滞情報データベース12bを参照して、車両5の現在位置の情報と、目的地の情報と、リンクの距離、天候や時間帯に応じたリンクの平均所要時間等とから、ルートを計算する。このとき、例えば、車載ナビゲーション装置10は、距離、時間、料金、燃費等のコストが最小になるように、ルート計算を行う。車載ナビゲーション装置10は、渋滞情報データベース12bを参照して、現在時刻、天気等に基づき、計算されたルート上にあるリンクの平均所要時間を読み出し、加算して、目的地までの予定所要時間を算出する。
次に、ナビゲーションシステムSは、ルートの案内を開始する(ステップS5)。具体的には、車載ナビゲーション装置10が、図10に示すように、表示部13に、計算されたルートおよび到着予定時刻を表示する。車載ナビゲーション装置10が、ユーザから了解の入力を受け付けたら、目的地までのルートの案内を開始する。なお、図10に示すように、表示部13のマップMには、車両5の現在位置の地点Vと、進行方向のルートR1等が表示される。
次に、ナビゲーションシステムSは、所要時間の計算を開始する(ステップS6)。具体的には、車載ナビゲーション装置10が、現在位置から目的地までのルートR1上の各リンクLの所要時間を加算して、到着予定時刻を計算する処理を開始する。更に具体的には、車載ナビゲーション装置10の制御部16が、所定の時間間隔(例えば、1秒、数秒単位)で、センサ情報取得部15から現在位置の情報を取得し、現在位置に対応するルートR1上のリンクLを特定する。特定されたリンクLから、目的地までのルートR1上のリンクLの各所要時間を加算して、現在位置から目的地までの到着予定時刻を算出する。
サーバ装置20に接続中の場合、サーバ装置20から提供される各リンクの所要時間(できるだけ最新の交通情報に含まれる所要時間)から、車載ナビゲーション装置10は、到着予定時刻を計算する。サーバ装置20に接続中でない場合、車載ナビゲーション装置10は、渋滞情報データベース12bの統計データの各リンクの平均所要時間から、時間帯や天候に応じた到着予定時刻を計算する。なお、サーバ装置20に接続中でない場合でも、できるだけ最新で、有効時間内の交通情報が、記憶部12または制御部16のRAMにあるならば、車載ナビゲーション装置10は、この交通情報の各リンクの所要時間から、到着予定時刻を計算してもよい。
次に、ナビゲーションシステムSは、一定時間が経過した否かを判定する(ステップS7)。車載ナビゲーション装置10の制御部16が、タイマー機能により、所要時間の計算を開始して、一定時間(例えば、1分、3分、5分、10分、15分、30分、1時間等)が経過した否かを判定する。この一定時間は、サーバ装置20を介して、記憶部12または制御部16のRAMに記憶されている交通情報を更新する周期である。なお、更新する周期は一定でなくてもよい。
一定時間が経過した場合(ステップS7;YES)、ナビゲーションシステムSは、サーバ装置2に接続中か否かを判定する(ステップS8)。具体的には、車載ナビゲーション装置10が、ステップS2のように、サーバ装置20に接続中か否かを判定する。
サーバ装置2に接続中の場合(ステップS8;YES)、ナビゲーションシステムSは、ルート上の交通情報を抽出し、送信する(ステップS9)。具体的には、車載ナビゲーション装置10が、現在位置から目的地までのルートR1上の各リンクLの最新の所要時間の情報を送信するように、サーバ装置20にリクエストを送信する。サーバ装置20が、記憶部22等を参照して、現在位置から目的地までのルートR1上の各リンクLの最新の所要時間等の交通情報を抽出する。サーバ装置20が、抽出した交通情報を車載ナビゲーション装置10に送信する。なお、記憶部22等の交通情報は、交通情報提供サーバ装置SVからリアルタイムで取得した交通情報に基づき更新されている。
車載ナビゲーション装置10は、受信したルートR1上の各リンクLの交通情報を、記憶部12または制御部16のRAMに記憶して、最新の交通情報を更新する。
次に、ナビゲーションシステムSは、有効時間内の交通情報である否かを判定する(ステップS10)。具体的には、車載ナビゲーション装置10の制御部16が、現在時刻が、記憶部12または制御部16のRAMに記憶されている最新の交通情報の測定時刻から、有効時間(例えば、10分、15分、20分、30分等)内であるか否かを判定することにより、記憶部12または制御部16のRAMに記憶されている交通情報が、有効時間内の交通情報であるか否かを判定する。なお、制御部16が、サーバ装置20からの交通情報の受信時間を起点として、現在時刻が有効時間内であるか否かを判定してもよい。
例えば、図11に示すように、地点P1(時刻[09:11])に、サーバ装置20との接続が切れたとする。記憶部12または制御部16のRAMに記憶されている交通情報が、時刻[09:10]に測定された交通情報とする。有効時間が15分とする場合、車両5の現在位置が地点V(現在時刻[09:27])のとき、制御部16が、記憶部12または制御部16のRAMに記憶されている最新の交通情報が、有効時間内の交通情報でないと判定する。
ステップS10の処理は、一定時間が経過していない場合(ステップS7;NO)、サーバ装置2に接続中でない場合(ステップS8;NO)、サーバ装置2に接続中の場合(ステップS8;YES)でステップS9の処理の後、実行される。
有効時間内の交通情報である場合(ステップS10;YES)、ナビゲーションシステムSは、ダウンロード済み交通情報を用いて所要時間を算出する(ステップS11)。具体的には、車載ナビゲーション装置10の制御部16が、記憶部12または制御部16のRAMに記憶されている、現在位置から目的地までのルートR1上の各リンクの交通情報を読み出し、これらの各リンクの所要時間を現在時刻に加算して、目的地までの到着予定時刻を計算する。制御部16が、計算された到着予定時刻を表示部13に表示する。
有効時間内の交通情報でない場合(ステップS10;NO)、ナビゲーションシステムSは、統計データ等を用いて所要時間を算出する(ステップS12)。具体的には、車載ナビゲーション装置10が、渋滞情報データベース12bを参照して、現在位置から目的地までのルートR1上の各リンクの平均所要時間を読み出す。
更に具体的には、車載ナビゲーション装置10が、現在位置から目的地までのルートR1上の各リンクに対して、VICS対応道路上のリンクか否かを判定する。VICS対応道路上のリンクの場合、車載ナビゲーション装置10が、渋滞情報データベース12bを参照して、現在の天候(各リンクで予想される天候でもよい)、現在時刻の時間帯(各リンクに到達する予定時刻でもよい)に応じた平均所要時間を読み出す。VICS対応道路上のリンクでない場合、車載ナビゲーション装置10が、渋滞情報データベース12bを参照して、平均所要時間を読み出す。
車載ナビゲーション装置10が、読み出した各平均所要時間を現在時刻に加算して、現在位置から目的地までの到達予定時刻を計算する。例えば、図11に示すように、車両5の現在位置(地点V)からルートR1上の各リンクLの所要時間(平均所要時間)を現在時刻[09:27]に加算して、到達予定時刻[10:17]を計算する。制御部16が、計算された到着予定時刻を表示部13に表示する。
ステップS11またはステップS12の処理の後、ナビゲーションシステムSは、リルートである否かを判定する(ステップS13)。例えば、車載ナビゲーション装置10が、リルートが必要か否かを判定する。例えば、現在位置が予定ルートから逸脱した場合、進行方向のルート上で交通渋滞等が発生したため、当初の予定到達時刻に対して、大幅に予定到達時刻が遅くなる場合、ユーザが目的地を変更した場合等に該当するかにより、車載ナビゲーション装置10が、リルートの必要性がある否かを判定する。
例えば、図12に示すように、ルートR1上に通行止めや交通渋滞が発生した場合、図13に示すように、車両5がルートR1を逸脱し始めた等である。
リルートでない場合(ステップS13;NO)、ナビゲーションシステムSは、目的地に到着したか否かを判定する(ステップS14)。例えば、車載ナビゲーション装置10が、現在位置が、目的地を中心に所定の距離の範囲に入っているか否かで判定する。
リルートである場合(ステップS13;YES)、ナビゲーションシステムSは、ステップS1の処理に戻り、現在位置を起点として、設定されている目的地までのルートを新たに探索する。
図12に示すように、ルートR1上に通行止めや交通渋滞が発生した場合、車載ナビゲーション装置10またはサーバ装置20が、ステップS3またはステップS4において、迂回するルートR2を計算する。図13に示すように、車両5がルートR1を逸脱した場合、車載ナビゲーション装置10またはサーバ装置20が、ステップS3またはステップS4において、リカバリーするルートR3を算出する。
図13に示すように、地点P2で、サーバ装置20との通信の接続が切れて、車両5がルートR1を逸脱した場合、車載ナビゲーション装置10は、ステップS4の処理により、統計データ等を用いてルートR3を計算する。この場合、車載ナビゲーション装置10は、ステップS12の処理により、ルートR3上のリンクに関して、統計データ等を用いて所要時間を算出する。なお、車両5がルートR1を逸脱したと同時に、サーバ装置20との通信の接続が切れた場合、車載ナビゲーション装置10は、ステップS4の処理により、統計データ等を用いてルートR3を計算する。
図12に示すように、新たなルートR2上の各リンクの所要時間から、車載ナビゲーション装置10が、到達予定時刻を計算して、表示部13に表示をする。図13に示すように、新たなルートR3上の各リンクの所要時間から、車載ナビゲーション装置10が、到達予定時刻を計算して、表示部13に表示をする。
なお、図13に示すように、地点P2(時刻[09:20])において、サーバ装置20との接続が切れて、地点P3(時刻[10:15])において、サーバ装置20との接続が復活した場合、ステップS8からステップS9の処理において、車載ナビゲーション装置10が、交通情報をリクエストして、サーバ装置20から最新の交通情報を受信する。
目的地に到着した場合(ステップS14;YES)、ナビゲーションシステムSは、ダウンロード済み交通情報を破棄する(ステップS15)。具体的には、車載ナビゲーション装置10が、記憶部12または制御部16のRAMに記憶されている最新の交通情報を消去する。
目的地に到着していない場合(ステップS14;NO)、ナビゲーションシステムSは、ステップS6の所要時間の計算を開始する処理に戻り、ステップS11またはステップS12において、現在位置から目的地までの所要時間を算出する。表示部13に、最新の到達予定時刻が表示される。
以上説明したように、実施例に係る動作によれば、サーバ装置20と、現在時刻において有効な所要時間情報が受信できていない場合に、リンクにおける所要時間情報の統計データに基づいて到着予定時刻を算出することが可能であるため、経路案内開始後にサーバ装置20との通信環境が悪くなった場合でも、渋滞情報を考慮した到着予想時刻の情報を提供できる。
目的地への経路に含まれるリンクについてのみ、リンクの所要時間を示す所要時間情報を外部から受信するので、より少ない通信データ量で、到着予定時刻を算出できる。
また、サーバ装置20等の外部との通信が不能な場合に、所要時間情報の統計データに基づいて、目的地への経路を探索する場合、外部との通信ができなくても、目的地までの経路が探索できる。
また、リンクにおける所要時間情報の統計データを記憶する記憶手段を更に備えた場合、サーバ装置20と通信不可能でも、統計データを利用できる。
また、目的地への経路の再探索を行うと判定し、且つ、外部との通信が可能な場合に、外部のサーバ装置20により再探索された経路を受信すると共に、当該経路に含まれるリンクについてのみ、当該リンクの所要時間情報を外部から受信する場合、より少ない通信データ量により、正確な所要時間が計算できる。
また、外部との通信が可能なときに、経路に含まれるリンクの所要時間情報を、所定時間毎に外部から受信する場合、最新の所要時間情報により、より正確な到着予定時刻を算出できる。
また、サーバ装置20(情報処理装置の一例)が、外部の車載ナビゲーション装置10(端末装置の一例)から受信した目的地への経路に含まれるリンクについてのみ、リアルタイムの交通情報に基づいて算出した、当該リンクの所要時間を示す所要時間情報を抽出し、抽出されたリンクの所要時間情報を、車載ナビゲーション装置10に送信することにより、通信データ量を抑えつつ、交通情報に応じた所要時間情報を提供できる。
更新された所要時間情報を、所定時間毎に端末装置に送信する場合、最新の所要時間に更新されるので、到着予定時刻がより正確になる。
端末装置から現在位置および目的地に関する情報を受信し、リアルタイムの交通情報に基づいて、現在位置から目的地までの経路を探索し、探索された目的地への経路に含まれるリンクについてのみ、リアルタイムの交通情報に基づいて算出した、当該リンクの所要時間を示す所要時間情報を抽出し、探索された経路、および、当該探索された経路に含まれるリンクの所要時間情報を、端末装置に送信する場合、通信データ量を抑えつつ、最新の交通情報に応じた的確な経路と、この経路に含まれるリンクの所要時間情報とを提供できる。
なお、車載ナビゲーション装置10は、予め設定された通信データ量に基づいて、目的地への経路に含まれるリンク以外のリンクの所要時間情報を、外部のサーバ装置20から受信してもよい。
車載ナビゲーション装置10は、通信の契約単位(例えば、月単位)で、サーバ装置20等の外部との通信データ量の累計を計算する。契約している通信データ量に余裕がある場合(例えば、残りのデータ量が50パーセント以上、60パーセント以上等)、目的地への経路の周りのリンクの所要時間情報も、サーバ装置20と接続中にサーバ装置20から受信して、記憶部12または制御部16のRAMに記憶する。
ステップS4においてリルートを計算する際、車載ナビゲーション装置10は、リンクの平均所要時間等の統計データだけでなく、ルートR1の周辺のリンクの最新の所要時間情報も利用して、ルートを計算する。この場合、より正確なリルートを計算できる。
ステップS10において、車載ナビゲーション装置10は、ルートR1の周辺のリンクの交通情報に関しても、有効時間内の交通情報である否かを判定する。
ステップS12において所要時間を算出する際、車載ナビゲーション装置10は、リルートした、例えば、ルートR2、R3上のリンクで、ルートR1の周辺のリンクに含まれるリンクに関して、有効時間内であるならば、リンクの平均所要時間等の統計データでなく、リンクの最新の所要時間情報も利用して、目的地までの到着予定時刻を算出する。
予め設定された通信データ量に基づいて、目的地への経路に含まれるリンク以外のリンクの所要時間情報を、外部から受信する場合、経路から外れてリルートが必要になった場合でも、より正確な到着予定時刻を算出できる。また、所定の限られたリンクについて、リンクの所要時間を示す所要時間情報を外部から受信するので、少ない通信データ量で、到着予定時刻を算出できる。
1:端末装置
1a:受信手段
1b:算出手段
3:ネットワーク
5:車両(移動体)
10:車載ナビゲーション装置(端末装置)
12b:渋滞情報データベース
20:サーバ装置(情報処理装置)
22b:渋滞情報データベース
S:ナビゲーションシステム

Claims (13)

  1. 外部と通信可能な端末装置であって、
    目的地への経路に含まれるリンクについてのみ当該リンクの所要時間を示す所要時間情報を前記外部から受信する受信手段と、
    前記所要時間情報に基づいて、前記目的地への到着予定時刻を算出する算出手段と、
    を備え、
    前記算出手段は、現在時刻において有効な前記所要時間情報が受信できていない場合に、前記リンクにおける所要時間情報の統計データに基づいて前記到着予定時刻を算出することを特徴とする端末装置。
  2. 請求項1に記載の端末装置において、
    前記リンクにおける所要時間情報の統計データを記憶する記憶手段を更に備えたことを特徴とする端末装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の端末装置において、
    前記外部との通信が不能な場合に、前記所要時間情報の統計データに基づいて、前記目的地への経路を探索する探索手段を備えることを特徴とする端末装置。
  4. 請求項3に記載の端末装置において、
    前記目的地への経路の再探索を行うか否かを判定する判定手段と、
    前記受信手段は、前記判定手段が再探索を行うと判定し、且つ前記外部との通信が可能な場合に、前記外部のサーバ装置により再探索された経路を受信すると共に、当該経路に含まれるリンクについてのみ、当該リンクの前記所要時間情報を前記外部から受信することを特徴とする端末装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の端末装置において、
    前記受信手段は、前記外部との通信が可能な場合に、前記経路に含まれるリンクの前記所要時間情報を、所定時間毎に前記外部から受信することを特徴とする端末装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の端末装置において、
    前記受信手段は、予め設定された通信データ量に基づいて、前記目的地への経路に含まれるリンク以外のリンクの前記所要時間情報を、前記外部から受信することを特徴とする端末装置。
  7. 外部と通信可能な端末装置において実行される情報処理方法であって、
    受信手段が、目的地への経路に含まれるリンクについてのみ、当該リンクの所要時間を示す所要時間情報を前記外部から受信する受信ステップと、
    算出手段が、前記所要時間情報に基づいて、前記目的地への到着予定時刻を算出する算出ステップと、
    を含み、
    前記算出ステップにおいて、現在時刻において有効な前記所要時間情報が受信できていない場合に、前記リンクにおける所要時間情報の統計データに基づいて前記到着予定時刻を算出することを特徴とする情報処理方法。
  8. コンピュータを、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の端末装置として機能させることを特徴とする端末装置用プログラム。
  9. 外部の端末装置から受信した目的地への経路に含まれるリンクについてのみ、リアルタイムの交通情報に基づいて算出した、当該リンクの所要時間を示す所要時間情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された前記リンクの前記所要時間情報を、前記端末装置に送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  10. 請求項9に記載の情報処理装置において、
    前記送信手段は、更新された前記所要時間情報を、所定時間毎に前記端末装置に送信することを特徴とする情報処理装置。
  11. 請求項9または請求項10に記載の情報処理装置において、
    前記端末装置から現在位置および前記目的地に関する情報を受信する受信手段と、
    前記リアルタイムの交通情報に基づいて、前記現在位置から前記目的地までの経路を探索する探索手段と、
    を更に備え、
    前記抽出手段は、前記探索手段により探索された前記目的地への経路に含まれるリンクについてのみ、前記リアルタイムの交通情報に基づいて算出した、当該リンクの所要時間を示す所要時間情報を抽出し、
    前記送信手段は、前記探索手段により探索された経路、および、当該探索された経路に含まれる前記リンクの前記所要時間情報を、前記端末装置に送信することを特徴とする情報処理装置。
  12. 抽出手段と、通信手段と、を備えた情報処理装置において実行される情報処理方法であって、
    前記抽出手段が、外部の端末装置から受信した目的地への経路に含まれるリンクについてのみ、前記リアルタイムの交通情報に基づいて算出した、当該リンクの所要時間を示す所要時間情報を抽出する抽出ステップと、
    前記通信手段が、前記抽出手段により抽出された前記リンクの前記所要時間情報を、前記端末装置に送信する送信ステップと、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  13. コンピュータを、請求項9または請求項11に記載の情報処理装置として機能させることを特徴とする情報処理装置用プログラム。
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