JP2018094647A - 電動工具の安全装置 - Google Patents

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Koji Ishii
宏治 石井
覚 吉田
Satoru Yoshida
覚 吉田
建 平賀
Ken Hiraga
建 平賀
聡志 山本
Satoshi Yamamoto
聡志 山本
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Abstract

【課題】 電動工具又は電動工具使用者の装着具に光を発する発光器と、電動工具使用者の装着具又は電動工具に当該発光器の光を検出する光センサを取付けた安全装置であって、前記発光器の光を前記光センサが検出している間は電動工具が駆動し、前記発光器の光を前記光センサが検出できない場合に自動で電動工具の駆動が停止する安全装置を提供する。【解決手段】 光センサ4で前記発光器2の光を検出できない場合に、当該電動工具5の電源スイッチ5eを入れた状態で当該電動工具5の電動モータ8に供給する電気を遮断して当該電動モータ8が停止し、かつ該光センサ4で前記発光器2の光が検出されている間に、前記電動モータ8が駆動することを特徴とする。【選択図】 図1

Description

この発明は、研削や切断等を行うための手持ち式の電動工具を使用する際に、使用者が誤って怪我をしないようにするための安全装置に関するものである。

前記手持ち式の電動工具としては、電動ディスクグラインダ、電動ドリル、電動ノコギリ等があり、加工具として研削砥石やドリル刃、のこ刃等が取り付けられている。
前記手持ち式の電動工具は、電源スイッチを入れることにより内蔵されている電動モータを駆動させ、当該電動工具に取付けられた加工具を連続的に駆動させ、前記電源スイッチを切ることにより前記加工具が停止するようになっている。
例えば、手持ち式の電動ディスクグラインダは、電動モータを内蔵した本体部を把持して、加工具である砥石を回転させつつこれを被加工物に押し付けることにより研削加工等を行う。
このような電動工具は、工場や工事現場等で幅広く使用されているが、回転中の加工具が使用者自身の身体に接触することによる怪我のリスクがあるため、その使用に際しては使用者が安全に十分配慮して使用することと共に、更に安全性を向上させるための装置が求められている。
電動工具の安全装置の従来技術として、当該電動工具に各種センサを設け、該センサと連動して該電動工具の切込速度や駆動停止を制御する下記の従来技術が開示されている。
特許文献1(実開昭64−30158号公報)「自動バリ取り機におけるグラインダーの切込速度制御装置」には、回転砥石の近傍に光電センサーを配設し、バリ研削時に発生する火花の強弱を検出してグラインダーの切込速度を制御すべく構成してなる自動バリ取り機が開示されている。
特許文献2(特許第5214423号公報)「電動工具」には、駆動源としての電動モーターと、該電動モーターを起動状態にロックするためのロックオン機構と、加速度センサーを備えた電動工具であって、前記ロックオン機構によるロックオン状態における自由落下中の加速度を前記加速度センサにより検出し、これに基づいて前記電動モーターを停止させる電動工具が開示されている。
特許文献3(特許第3916872号公報)「電動工具」には、ハンマドリルに光を用いて駆動モーターの制御を行う光学式センサーが設けられ、ハンマドリルから被加工物までの距離を検出し、この距離が所定値になると、駆動モーターに停止信号を送るように構成された電動工具が開示されている。
実開昭64−30158号公報 特許第5214423号公報 特許第3916872号公報
電動工具使用者は、電動工具の電源スイッチを入れ、研削砥石等を回転させた状態で作業を行うが、当該作業中に他者から声を掛けられると、当該他者に顔を向けるため、電動工具から目を離すと同時に該電動工具を把持する力が抜けて回転する加工具の勢いで該電動工具が弾き飛ばされ、加工具である研削砥石や刃が被加工面以外の場所に接触して傷を付けたり、使用者自身の体の一部に当たって負傷することがある。
電動工具の安全装置として、下記の従来技術が開示されているが、上記のような使用者が電動工具から目を離した場合の労働災害を防止する従来技術は見当たらない。
特許文献1「自動バリ取り機におけるグラインダーの切込速度制御装置」は、グラインダーの回転砥石の近傍に光電センサーを設置し、モーターの駆動を制御する装置に関するものであるが、バリ研削時に発生する火花の強弱を検出して切込速度を制御するグラインダーに関するものであり、発光器と光センサを備え、該発光器が発する光を光センサで検出できない場合に自動的に駆動が停止する電動工具の安全装置に関するものではない。
特許文献2「電動工具」は、使用者がロックオン状態の電動工具を誤って落下させた場合に、自由落下中の加速度を当該電動工具の加速度センサーで検出して電動モータを停止させ、床面等の傷つきを少なくする電動工具に関するものであり、発光器と光センサを備え、該発光器が発する光を光センサで検出できない場合に自動的に駆動が停止する電動工具の安全装置に関するものではない。
特許文献3「電動工具」は、フレームの前部から被加工物までの距離を検出して所定値以下になると、電動工具の発光部から受光部に向けて光が発光され、駆動モータが停止する構成に関するものであるが、フレームの前部から被加工物までの距離が所定値になると電源が自動的にOFFする電動工具に関するものであり、電動工具使用者の視線が外れて発光器が発する光を光センサで検出できない場合に自動的に駆動が停止する電動工具の安全装置に関するものではない。
この発明の目的は、前述のような従来技術が有する問題点に鑑みてなされたもので、
電動工具又は電動工具使用者の装着具に光を発する発光器と、電動工具使用者の装着具又は電動工具に当該発光器の光を検出する光センサを取付けた安全装置であって、前記発光器の光を前記光センサが検出している間は電動工具が駆動し、前記発光器の光を前記光センサが検出できない場合に自動で電動工具の駆動が停止する安全装置を提供する。
請求項1の発明に係る安全装置は、
光を照射する発光器を電動工具に備えるか、又は該発光器を電動工具使用者の装着具に備え、かつ
該発光器が発する光を検出する光センサを前記電動工具に備えるか、又は該光センサを前記電動工具使用者の装着具に備えた安全装置であって、
該光センサで前記発光器の光を検出できない場合に、
当該電動工具の電源スイッチを入れた状態で当該電動工具の電動モータに供給する電気を遮断して当該電動モータが停止し、かつ
該光センサで前記発光器の光が検出されている間に、
前記電動モータが駆動することを特徴とする。
請求項2の発明に係る安全装置は、
請求項1記載の発光器及び光センサをともに前記装着具又は電動工具に取付けた安全装置であって、
前記発光器及び光センサを有していない電動工具又は装着具に、
当該発光器が発する光を反射させる反射体を備えていることを特徴とする。
請求項3の発明に係る安全装置は、
請求項1又は請求項2記載の光センサが、
請求項1又は請求項2記載の発光器に対応付けられた光センサであって、
前記発光器が発する光のみを検出することを特徴とする。
請求項4の発明に係る安全装置は、
請求項1又は請求項2記載の発光器及び光センサが、
請求項1又は請求項2記載の装着具若しくは電動工具に後付けで固定された発光器及び光センサであるか、又は
後付けで着脱自在に固定された発光器及び光センサであるか、又は
予め取付けられた発光器及び光センサであることを特徴とする。
請求項5の発明に係る安全装置は、
請求項1又は請求項2記載の電動工具の電気ケーブルと外部電源との間に自動開閉接続器を配置した安全装置であって、
当該自動開閉接続器が、
請求項1又は請求項2記載の光センサと連動し、
前記光センサが前記発光器が発する光を検出できない場合に、
外部電源から前記電動工具の電動モータに供給される電気の供給を自動で遮断する電気回路を備えていることを特徴とする。
請求項6の発明に係る安全装置を備えた電動工具は、
請求項1又は請求項2記載の光センサが前記発光器が発する光を検出できない場合に、
外部電源から当該電動工具の電動モータに供給される電気の供給を自動で遮断する電気回路を備えていることを特徴とする。
請求項1の発明に係る安全装置は、
光を照射する発光器を電動工具に備えるか、又は該発光器を電動工具使用者の装着具に備え、かつ
該発光器が発する光を検出する光センサを前記電動工具に備えるか、又は該光センサを前記電動工具使用者の装着具に備えた安全装置であって、
該光センサで前記発光器の光を検出できない場合に、
当該電動工具の電源スイッチを入れた状態で当該電動工具の電動モータに供給する電気を遮断して当該電動モータが停止し、かつ
該光センサで前記発光器の光が検出されている間に、
前記電動モータが駆動するので、
電動工具使用者が電動工具の使用中に他者から声を掛けられ、他者に顔を向けて電動工具から目を離した場合に、電動工具の駆動が自動的に停止し、誤って当該電動工具の回転中の砥石や刃が壁や突起物等に当たって電動工具が弾き飛ばされ、回転中の砥石や刃が使用者の体の一部に接触することによって発生する裂傷事故等を防止することが可能である。
請求項2の発明に係る安全装置は、
請求項1記載の発光器及び光センサをともに前記装着具又は電動工具に取付けた安全装置であって、
前記発光器及び光センサを有していない電動工具又は装着具に、
当該発光器が発する光を反射させる反射体を備えているので、
前記発光器及び光センサを有していない電動工具又は装着具に、反射板や反射鏡等の反射体を設けることにより、容易に電動工具使用時の安全を確保することが可能である。
請求項3の発明に係る安全装置は、
請求項1又は請求項2記載の光センサが、
請求項1又は請求項2記載の発光器に対応付けられた光センサであって、
前記発光器が発する光のみを検出するので、
日中の晴れた日の屋外や照明光等で照らされた屋内の作業においても、電動工具が太陽光や照明等で誤作動することがない。
請求項4の発明に係る安全装置は、
請求項1又は請求項2記載の発光器及び光センサが、
請求項1又は請求項2記載の装着具若しくは電動工具に後付けで固定された発光器及び光センサであるか、又は
後付けで着脱自在に固定された発光器及び光センサであるか、又は
予め取付けられた発光器及び光センサであるので、
発光器及び光センサを市販されている装着具若しくは電動工具に後付けすることにより、既存の電動工具に容易にかつ安価に後付けし、電動工具使用時の安全を確保することが可能である。
また、発光器及び光センサを予め組み込んだ装着具若しくは電動工具を使用することにより、従来の作業手順や方法を変えることなく、当該製品を購入し、作業を行うことで、電動工具使用時の安全を確保することが可能である。
請求項5の発明に係る安全装置は、
請求項1又は請求項2記載の電動工具の電気ケーブルと外部電源との間に自動開閉接続器を配置した安全装置であって、
当該自動開閉接続器が、
請求項1又は請求項2記載の光センサと連動し、
前記光センサが前記発光器が発する光を検出できない場合に、
外部電源から前記電動工具の電動モータに供給される電気の供給を自動で遮断する電気回路を備えているので、
市販の電動工具を改造することなく、容易に安全装置を導入することが可能である。
また、発光器や光センサは、外部電源に接続された自動開閉接続器から電気の供給を受けることができるため、当該発光器や光センサと外部電源を接続したり、発光器や光センサ自体に電池を内蔵することなく、該発光器や光センサの作業用の電気を確保することが可能である。
請求項6の発明に係る安全装置を備えた電動工具は、
請求項1又は請求項2記載の光センサが前記発光器が発する光を検出できない場合に、
外部電源から当該電動工具の電動モータに供給される電気の供給を自動で遮断する電気回路を備えているので、
電動工具の電気ケーブルに自動開閉接続器等の機器を追加で取付けることなく、電動工具使用時の安全を確保することが可能である。
本発明に係る安全装置1の(a)電動工具5駆動状態、(b)電動工具5停止状態の事例を示す概略図である。 電動工具5の電気ケーブル12aと外部電源9との間に自動開閉接続器13を配置した安全装置1の事例を示す概略図である。
本発明に係る電動工具の安全装置の実施形態例について図1から図2を参照しながら説明する。なお、本発明は下記の実施形態にのみ限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲で下記の構成要素の省略または付加、構成要素の形状等の実施形態の変更を加えることが出来るのはもちろんである。また、図は概略を示すもので、一部のみを描き詳細構造は省略した。
図1は、本発明に係る安全装置1であって、当該安全装置1は、光を照射する発光器2と、当該発光器2が発する光を検出する光センサ4で構成され、該発光器2が発する光を該光センサ4で検出できない場合に電動工具5の電動モータ8(図示しない)が停止する装置である。(a)は電動工具5の電動モータ8が駆動している状態、(b)は電動工具5の電動モータ8が停止している状態を示している。
発光器2を電動工具使用者U(以下、使用者U)の装着具3又は電動工具5に取付けた構成とするとともに、光センサ4を電動工具5又は電動工具使用者Uの装着具3に取付けた構成とする。発光器2又は光センサ4の個数は、通常1個であるが、必要であれば複数個設けても良い。図1は、1個の発光器2を装着具3、1個の光センサ4を電動工具5に取付けた事例を示している。
発光器2又は光センサ4は、保護眼鏡3a、ヘルメット3b、防塵マスク3c等の顔面又は顔面近傍の使用者Uの装着具3に装着する。また、該光センサ4は、電動工具使用者Uが他者から話し掛けられて顔を当該他者方向に向けること等により所定の範囲以上に顔を動かした場合に、該光センサ4が発光器2の照射範囲Lから外れる配置とする。図1は、発光器2を装着具3の1つである保護眼鏡3aに取付けた場合の事例である。
前記発光器2又は光センサ4を取付ける装着具3として、前掛け、手袋、安全靴等、使用者Uの顔が他者に向けられて電動工具5から目を離した場合に、該発光器2の照射範囲Lから光センサ4が外れない位置関係となるものは不適切である。
発光器2又は光センサ4を取付ける電動工具5は、手持ち式の電動ディスクグラインダ、電動ドリル、電動ノコギリ等とする。図1は、電動工具5として電動ディスクグラインダ5aを使用した場合の事例である。
光センサ4又は発光器2は、使用者Uが前記電動工具5で作業を行う場合に、当該光センサ4又は発光器2が使用者Uの手で覆われず、かつ使用者自身の身体の一部や装着具3等の陰に隠れない位置に取付けるものとする。電動ディスクグラインダ5aの場合、光センサ4又は発光器2の取付位置は、砥石5dのカバー5c近傍の本体部5b上部等が適切である。
このように電動工具5の安全装置1を構成することにより、電動工具使用者Uが電動工具5の使用中に他者から声を掛けられ、他者に顔を向けて電動工具5から目を離した場合に、電動工具5の駆動が自動的に停止し、誤って当該電動工具5の回転中の砥石や刃が壁や突起物等に当たって電動工具5が弾き飛ばされ、回転中の砥石や刃が使用者の体の一部に接触することによって発生する裂傷事故等を防止することが可能である。
ここまで発光器2を装着具3、光センサ4を電動工具5に取付けた電動工具の安全装置1の事例を示したが、発光器2を電動工具5、光センサ4を装着具3に取付けた安全装置1としても良い。
また、発光器2及び光センサ4をともに装着具3又は電動工具5に取付けた安全装置1とすることも可能であり、このような安全装置1とした場合は、該発光器2及び光センサ4を有していない電動工具5又は装着具3に、該発光器2が発する光を反射させる反射板や反射鏡等の反射体11(図示しない)を取付けた構成とする。
発光器2は、使用者Uが電動工具5に顔を向けている場合に、光センサ4又は反射体11に到達し、かつ光センサ4が検出可能な光を発するものとし、その光は断続光とする。当該発光器2は、1個の発光器に1個又は複数個の発光素子を備えているものとし、発光素子として発光ダイオード等を使用する。
また、光センサ4は、発光器2に対応付けられた光センサ4であって、発光器2が発する光又は反射体11で反射する光のみを検出するものとする。当該光センサ4には、フォトダイオード、フォトトランジスタ、CCD等を使用する。
発光器2が発する光は、LED光又はレーザー光であって、赤外線等の所定のパルス光とする。
また、発光器2に複数の発光素子を備え、各々の発光素子が異なる色の光を発光するか、又は互いに異なるタイミングで順次発光するようにしても良い。
いずれの場合も光センサ4は、前記発光器2が発する光の種類や発光パターンを識別して検出することが可能なものとする。
発光器2が発する光の種類や発光パターンについては、上記に限らず、種々の種類やパターンを採用することが可能である。
また、発光器2が発する光は、使用者Uが電動工具5使用時に顔面や肩等を微小に揺らした場合でも、光センサ4が検出できるように、光センサ4を覆うに足る程度の十分な発光広がり角を有すものとする。
上記のように、発光器2が発する所定の光のみを検出する光センサ4を使用することにより、例えば、日中の晴れた日の屋外や照明光等で照らされた屋内で電動工具5を使用した場合に、当該光センサ4が太陽光や照明等の光を検出して電動工具5が誤作動することがなく、安全に運用することが可能である。
発光器2及び光センサ4は、市販されている装着具3若しくは電動工具5に後付けで固定するか、又は市販されている装着具3若しくは電動工具5に後付けで着脱自在に固定するか、又は装着具3若しくは電動工具5に予め取付けることとする。
市販されている装着具3若しくは電動工具5に発光器2及び光センサ4を後付けで固定する場合は、接着剤等で外れないように固定する。
市販されている装着具3若しくは電動工具5に発光器2及び光センサ4を後付けで着脱自在に固定する場合は、面ファスナーやワンタッチベルト、ワイヤー等(図示しない)で装着具3又は電動工具5に取外しが容易にでき、かつ作業時に外れないように固定する。
発光器2及び光センサ4を装着具3若しくは電動工具5に予め取付ける場合は、該装着具3又は電動工具5に、該発光器2及び光センサ4を1部品として組み込み、製品化する。
また、発光器2又は光センサ4は、使用者Uが電動工具5を使用する場合に支障をきたさないよう、軽量で小型のものとする。
発光器2及び光センサ4を市販されている装着具3若しくは電動工具5に後付けすることにより、既存の電動工具5に容易にかつ安価に導入し、電動工具5使用時の安全を確保することが可能である。
また、発光器2及び光センサ4を予め組み込んだ装着具3若しくは電動工具5を使用することにより、従来の作業手順や方法を変えることなく、当該製品を購入し、作業を行うことで、電動工具5使用時の安全を確保することが可能である。
図2は、電動工具5の電気ケーブル12aと外部電源9との間に自動開閉接続器13を配置した安全装置1の事例を示す概略図である。
この安全装置1は、電動工具5の電源スイッチ5eを入れた状態で、電動モータ8の駆動又は停止を光の発光と検出により自動化するものである。電動工具5が電動ディスクグラインダ5aの場合、通常本体部5bの下側に電源スイッチ5eが配置されており、この電源スイッチ5eを入れると、電動ディスクグラインダ5aに内蔵された電動モータ8が駆動して砥石5dが回転する。
該自動開閉接続器13は、電気ケーブル14で光センサ4と接続されている。この電気ケーブル14は、給電用の電力ケーブル14aと、通信用の信号ケーブル14bとで構成され、当該電力ケーブル14aと信号ケーブル14bを同一被覆内に内包した一本のケーブルとした形態、又は電力ケーブル14aと信号ケーブル14bを分けて二本のケーブルに分離した形態のいずれでも良い。図2は電気ケーブル14を一本のケーブルとした事例を示している。
まず初めに、光センサ4が光を検出した場合に電動工具5が駆動する流れを説明する。前記自動開閉接続器13は、前記光センサ4と連動し、当該光センサ4によって発光器2が発する光が検出されている間は、自動開閉接続器13に内蔵された電気回路7の自動開閉スイッチ10b(図示しない)が切れずに、電動モータ8に給電されて駆動する。
次に、光センサ4が光を検出できない場合に電動工具5が停止する流れを説明する。光センサ4が光を検出できなくなった場合は、電気回路7が遮断され、電動モータ8に給電されずに停止する。
電動工具5が停止した場合は、再度光センサ4が発光器2の光を検出することにより、電動モータ8が再起動する。
なお、更に安全な装置とするために、電動工具5の電源スイッチ5eを切ることにより、前記電気回路7の遮断状態を解除するように構成しても良い。このように構成することにより、例えば、電源スイッチ5eが入った状態で一度停止した電動工具5の光センサ4が発光器2の光を再び検出し、予期せず電動モータ8が再起動することによって発生する使用者Uの負傷事故等を防止することが可能である。
この自動開閉接続器13は、電気ケーブル12bを設けて外部電源9に接続し、電源工具5への給電用電気及び該自動開閉接続器13の作動用電気を確保する。
この安全装置1は、市販の電動工具5を改造することなく、電気回路7が内蔵された自動開閉接続器13を購入するのみで、容易に導入可能である。
また、発光器2や光センサ4は、外部電源9に接続された自動開閉接続器13から電気の供給を受けることができるため、当該発光器2や光センサ4と外部電源9を接続したり、発光器2や光センサ4自体に電池を内蔵することなく、作動用の電気を確保することが可能である。
続いて、電動工具5に予め安全装置1を組み込んだ場合に、該安全装置1が作動する流れを説明する。
まず初めに、光センサ4によって、発光器2が発する光が検出されている間は、電動工具5に内蔵された電気回路6の自動開閉スイッチ10a(図示しない)が切れずに、外部電源9から電動工具5の電動モータ8に給電されて駆動する。
次に、光センサ4が光を検出できなくなった場合は、電気回路6が遮断され、電動モータ8に給電されずに停止する。
電動工具5が停止した場合は、再度光センサ4が発光器2の光を検出することにより、電動モータ8が再起動する。
なお、更に安全な装置とするために、電動工具5の電源スイッチ5eを切ることにより、前記電気回路6の遮断状態を解除するように構成しても良い。このように構成することにより、例えば、電源スイッチ5eが入った状態で一度停止した電動工具5の光センサ4が発光器2の光を再び検出し、予期せず電動モータ8が再起動することによって発生する使用者Uの負傷事故等を防止することが可能である。
電動工具5内部に、前記電気回路6を組み込むことにより、電気ケーブル12と外部電源9との間に自動開閉接続器13等を追加で接続する場合と比べて、電動工具5の取扱いが容易で、安全を確実に確保することが可能である。
以下、発光器2及び光センサ4を作動させるための電気を確保する方法の事例について説明する。
発光器2を電動工具5に後付けで取付ける場合又は装着具3に取付ける場合、その発光器2を作動させるための電気は、該発光器2に電気ケーブル(図示しない)等を設けて外部電源9に接続して確保するか、又は該発光器2に電池を内蔵して確保する。
光センサ4を装着具3に取付ける場合又は電動工具5に後付けで取付ける場合、その光センサ4を作動させるための電気は、該光センサ4と自動開閉接続器13を 電気ケーブル14で連結し、自動開閉接続器13を介して外部電源9により確保する。
発光器2又は光センサ4を電動工具5に予め取付ける場合、つまり内蔵する場合、その発光器2又は光センサ4を作動させるための電気は、電動工具5の電気ケーブル12aを外部電源9に接続して確保する。
また、前記発光器2に、発光のONとOFFを切り替えるスイッチ(図示しない)を設けても良い。
この発明に係る安全装置は、工場や工事現場等で使用されている電動工具において幅広く採用することが可能であり、上記の実施形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の構成変更が可能である。
1 安全装置
2 発光器
3 装着具
3a 保護眼鏡
3b ヘルメット
3c 防塵マスク
4 光センサ
5 電動工具
5a 電動ディスクグラインダ
5b 本体部
5c カバー
5d 砥石
5e 電源スイッチ
6 電動工具5の電気回路
7 自動開閉接続器13の電気回路
8 電動モータ
9 外部電源
10 自動開閉スイッチ
10a 電源回路6の自動開閉スイッチ
10b 給電回路7の自動開閉スイッチ
11 反射体
12 電気ケーブル
12a 電動工具5の電気ケーブル
12b 自動開閉接続器13の電気ケーブル
13 自動開閉接続器
14 電気ケーブル
14a 電力ケーブル
14b 信号ケーブル

U 電動工具使用者
L 光の照射範囲


Claims (6)

  1. 光を照射する発光器を電動工具に備えるか、又は該発光器を電動工具使用者の装着具に備え、かつ
    該発光器が発する光を検出する光センサを前記電動工具に備えるか、又は該光センサを前記電動工具使用者の装着具に備えた安全装置であって、
    該光センサで前記発光器の光を検出できない場合に、
    当該電動工具の電源スイッチを入れた状態で当該電動工具の電動モータに供給する電気を遮断して当該電動モータが停止し、かつ
    該光センサで前記発光器の光が検出されている間に、
    前記電動モータが駆動することを特徴とする電動工具の安全装置。
  2. 請求項1記載の発光器及び光センサをともに前記装着具又は電動工具に取付けた安全装置であって、
    前記発光器及び光センサを有していない電動工具又は装着具に、
    当該発光器が発する光を反射させる反射体を備えていることを特徴とする請求項1記載の電動工具の安全装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の光センサは、
    請求項1又は請求項2記載の発光器に対応付けられた光センサであって、
    前記発光器が発する光のみを検出することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電動工具の安全装置。
  4. 請求項1又は請求項2記載の発光器及び光センサは、
    請求項1又は請求項2記載の装着具若しくは電動工具に後付けで固定された発光器及び光センサであるか、又は
    後付けで着脱自在に固定された発光器及び光センサであるか、又は
    予め取付けられた発光器及び光センサであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電動工具の安全装置。
  5. 請求項1又は請求項2記載の電動工具の電気ケーブルと外部電源との間に自動開閉接続器を配置した安全装置であって、
    当該自動開閉接続器は、
    請求項1又は請求項2記載の光センサと連動し、
    前記光センサが前記発光器が発する光を検出できない場合に、
    外部電源から前記電動工具の電動モータに供給される電気の供給を自動で遮断する電気回路を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電動工具の安全装置。
  6. 請求項1又は請求項2記載の光センサが前記発光器が発する光を検出できない場合に、
    外部電源から当該電動工具の電動モータに供給される電気の供給を自動で遮断する電気回路を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電動工具の安全装置。

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