JP2018094085A - Golf club shaft and golf club - Google Patents
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Abstract
Description
本発明はゴルフクラブシャフトに関する。 The present invention relates to a golf club shaft.
ゴルフクラブシャフトの構造として、プリプレグを積層して中空円筒状に形成する構造が知られている。このようなゴルフクラブシャフトは軽量化の点で有利である。特許文献1〜3には、積層体中に振動を吸収する層を設けて、ゴルファの打撃時のフィーリングを改善することが提案されている。 As a structure of a golf club shaft, a structure in which prepregs are laminated to form a hollow cylinder is known. Such a golf club shaft is advantageous in terms of weight reduction. Patent Documents 1 to 3 propose that a layer that absorbs vibration is provided in the laminated body to improve the feeling at the time of hitting a golfer.
振動を吸収する層を設けるとシャフト重量が増加する。従来のゴルフクラブシャフトは、シャフト重量の増加を抑制しつつ、打撃時のフィーリングを改善する点で改善の余地がある。 Providing a layer that absorbs vibration increases the weight of the shaft. Conventional golf club shafts have room for improvement in terms of improving the feel at impact while suppressing an increase in shaft weight.
本発明の目的は、シャフト重量の増加を抑制しつつ、打撃時のフィーリングを改善することにある。 The objective of this invention is improving the feeling at the time of impact, suppressing the increase in a shaft weight.
本発明によれば、例えば、
ヘッドの装着側である先端と、グリップの装着側である後端と、を有するゴルフクラブシャフトであって、
前記先端から前記後端に渡って前記シャフトを構成する複数のプリプレグを含む本体層と、
前記本体層に対して外側に配置され、前記ヘッドの装着部位を少なくとも含む領域を補強する補強層と、
前記本体層と前記補強層との間に配置された弾性シート層と、を備え、
前記補強層および前記弾性シート層は、前記グリップの装着領域よりも前記先端側に配置され、
前記後端から前記弾性シート層までの距離は、前記後端から前記補強層までの距離以下である、
ことを特徴とするゴルフクラブシャフトが提供される。
According to the present invention, for example,
A golf club shaft having a front end that is a mounting side of the head and a rear end that is a mounting side of the grip,
A main body layer including a plurality of prepregs constituting the shaft from the front end to the rear end;
A reinforcing layer that is disposed outside the main body layer and reinforces a region including at least a mounting portion of the head;
An elastic sheet layer disposed between the main body layer and the reinforcing layer,
The reinforcing layer and the elastic sheet layer are disposed closer to the tip than the grip mounting region,
The distance from the rear end to the elastic sheet layer is not more than the distance from the rear end to the reinforcing layer.
A golf club shaft is provided.
本発明によれば、シャフト重量の増加を抑制しつつ、打撃時のフィーリングを改善することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the feeling at the time of impact can be improved, suppressing the increase in a shaft weight.
<第一実施形態>
図1は本発明の一実施形態に係るゴルフクラブ1の外観図である。ゴルフクラブ1は、ヘッド2と、グリップ3と、シャフト4とを含む。図1のゴルフクラブ1は、ドライバー等のウッド型ゴルフクラブであるが、本発明はアイアン型ゴルフクラブや、ユーティリティー型(ハイブリッド型)ゴルフクラブ等、他の種類のゴルフクラブにも適用可能である。
<First embodiment>
FIG. 1 is an external view of a golf club 1 according to an embodiment of the present invention. The golf club 1 includes a
シャフト4は先端4aと、後端4bと有する円筒状のロッドであり、先端4aから後端4bへ向かって外径が増加している。シャフト4の全長L0(先端4aから後端4bまでの長さ)は例えば800mm〜1150mmである。先端4aはヘッド2の装着側の端であり、先端4aから距離L1の範囲がヘッド2内に挿入された装着部位とされている。距離L1は例えば25〜45mmである。ヘッド2はホゼル部2aを含み、シャフト4は、先端4aからホゼル部2aに挿入される。シャフト4とホゼル部2aとは例えば接着剤により固定される。後端4bはグリップ3の装着側の端であり、後端4bから距離L2の範囲がグリップ3の装着領域である。距離L2は例えば200〜300mmである。
The
図2(A)は図1のI-I線断面図であり、ホゼル部2a内におけるシャフト4の断面形状を示している。図2(B)は図1のII-II線断面図であり、ホゼル部2aよりも後端4b側に少し離れた位置におけるシャフト4の断面形状を示している。図2(C)は図1のIII-III線断面図であり、図2(B)の切断線II-IIの位置から更に後端4bに離れた位置におけるシャフト4の断面形状を示している。
2A is a cross-sectional view taken along the line I-I in FIG. 1, and shows a cross-sectional shape of the
本実施形態の場合、シャフト4はその長手方向(軸方向)の部位によって構造が異なっている。図2(A)に示すようにホゼル部2a内においては、シャフト4は、その径方向内側から順に、本体層4A、弾性シート層4B、補強層4Cに大別された構造を有している。図2(B)に示すようにホゼル部2a外で、ホゼル部2aに近い部位においては、シャフト4の構造は図2(A)と同じである。図2(C)に示すようにホゼル部2aから離れた部位においては、弾性シート層4Bおよび補強層4Cは存在せず、本体層4Aによりシャフト4が構成されている。補強層4Cは、シャフト4の先端4a側を補強する層であり、シャフト4に部分的に設けられている。そして、本実施形態では、図2(C)の部位から後端4bに至るまで、本体層4Aでシャフト4が構成され、グリップ3の内周面には本体層4Aが隣接している。
In the case of this embodiment, the structure of the
打撃時の振動は、ヘッド2からシャフト4およびグリップ3を介してゴルファーの手元に伝達される。本実施形態では、シャフト4における振動の伝達経路の一つとして、シャフト4の表層(外周面側の層)における振動の伝達に着目しており、以下に説明するように、この振動の伝達を抑制することにより、ゴルファーの手元への振動伝達を低減する。
The vibration at the time of hitting is transmitted from the
補強層4Cはホゼル部2aの内周面に隣接しており、打撃時の振動はホゼル部2aから補強層4Cへ入力される。弾性シート層4Bは、本体層4Aと補強層4Cとの間に配置されており、補強層4Cへ入力された振動は弾性シート層4Bを介して本体層4Aに伝達される。したがって、本体層4Aに伝達される振動が弾性シート層4Bにより減衰される。本実施形態の場合、弾性シート層4Bは、その外周側では補強層4Cと隣接し、内周側では本体層4Aと隣接している。また、本実施形態の場合、弾性シート層4Bは、補強層4Cと本体層4Aとが直接接触しないように配設されている。このため、補強層4Cへ入力された振動が、弾性シート層4Bを通らずに本体層4Aに伝達されない。
The reinforcing
補強層4Cは、グリップ3よりも先端4a側に位置しており、補強層4Cからグリップ3へ振動が直接伝達することはない。このため、ホゼル部2aから補強層4Cへ入力された振動は、補強層4Cの配設範囲内で減衰され、シャフト4の表層を伝搬してゴルファーの手元へ伝達することが抑制される。弾性シート層4Bもグリップ3よりも先端4a側の部位において部分的に設けられているので、シャフト4の重量増を抑えられる。特に、弾性シート層4Bは補強層4Cと本体層4Aとの接触を断つ範囲で設けることで、シャフト4の重量増を更に抑えられる。
The reinforcing
図3は、シャフト4の構成部品の展開図であり、本体層4A、弾性シート層4Bおよび補強層4Cの構造を例示している。シャフト4は複数のプリプレグ41〜48および弾性シート49の積層体である。なお、各距離L0〜L5はこれらを巻いた後の距離を意味する。
FIG. 3 is a development view of components of the
シャフト4は、例えば、シートワインディング法により製造することができる。シートワインディング法は、複数のプリプレグ41〜48および弾性シート49を芯金に巻き付けて加熱硬化させ、その後に芯金を抜くことでシャフト4を製造できる。
The
各プリプレグ41〜48は、例えば、強化繊維にマトリクス樹脂を含浸させたシートであり、芯金に一又は複数回巻き回される。図中の細線は繊維方向を例示している。強化繊維としては、例えば、カーボン繊維、ガラス繊維、金属繊維、アラミド繊維、炭化けい素繊維、アルミナ繊維、ボロン繊維等の1種以上を挙げることができる。また、マトリクス樹脂としては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等の1種以上を挙げることができる。さらに、副資材として硬化剤、硬化促進剤、充填材、離型剤、顔料などを用いることができる。
Each of the
弾性シート49は、例えば、ゴム、ウレタン樹脂、シリコン樹脂等を材料としたシートである。ゴム材料としては、IIR(臭化ブチル組成物)、NBR(アクリロニトリルブタジエンゴム)、天然ゴム、シリコンゴム、スチレン系ゴム等が挙げられる。ウレタン樹脂材料としては、熱可塑性ポリウレタン等が挙げられる。シートの厚さは例えば0.05mm〜0.3mmである。ゴム材料の場合、剥離防止の点で、厚さは0.05mm〜0.2mmが好ましく特に0.05mm〜0.15mmが好ましい。ウレタン樹脂の場合、剥離防止の点で厚さは0.05mm〜0.2mmが好ましく特に0.05mm〜0.10mmが好ましい。
The
本実施形態における本体層4Aは、シャフト4の径方向内側から順に積層される複数のプリプレグ41〜46によって形成される。プリプレグ41は最内周において、繊維方向がシャフト軸方向と平行なストレート層を形成する。プリプレグ41はシャフト4の先端4aから後端4b側へ部分的に配置される。
The
プリプレグ42〜46は先端4aから後端4bに渡ってシャフト4を構成する。プリプレグ42および43は繊維方向がシャフト軸方向に対して傾斜したアングル層を形成する。シャフト軸方向に対する繊維方向の角度は、例えば、30度〜60度の範囲内の角度であり、プリプレグ42とプリプレグ43でシャフト軸方向に対する繊維方向の角度が反転する。プリプレグ44〜46は繊維方向がシャフト軸方向と平行なストレート層を形成する。
The
本実施形態における弾性シート層4Bは、一枚の弾性シート49によって形成される。本実施形態の弾性シート49は、後端4bから距離L3の位置から先端4aまでの領域に延在している。本実施形態の場合、この領域は、グリップ3の装着領域(距離L2の領域)よりも先端4a側の領域であって、ヘッド2の装着部位(距離L1の部位)を少なくとも含む。弾性シート層4Bは本体層4Aに隣接しており、弾性シート49はプリプレグ46の外周面に接している。
The
本実施形態における補強層4Cは、シャフト4の径方向内側から順に積層される複数のプリプレグ47、48によって形成される。本実施形態の場合、補強層4Cは、先端4aから距離L5の範囲まで形成されている。距離L5は、例えば、45mm〜950mm、あるいは、シャフト全長L0の3%〜83%である。
The reinforcing
プリプレグ47、48はいずれも繊維方向がシャフト軸方向と平行なストレート層を形成する。プリプレグ47は、そのシャフト軸方向の全長が距離L5であり、後端4bから距離L4の位置から、先端4aまでの領域に延在している。本実施形態の場合、この領域は、グリップ3の装着領域(距離L2の領域)よりも先端4a側の領域であって、ヘッド2の装着部位(距離L1の部位)を少なくとも含む。補強層4Cは弾性シート層4Bに隣接しており、プリプレグ47は弾性シート49の外周面に接している。
Each of the
プリプレグ48はシャフト4の先端4a側に部分的に配置される。本実施形態の場合、プリプレグ48は先端4aから後端4bへ向かって延在し、そのシャフト軸方向の全長は、例えば、45mm〜250mm、あるいは、シャフト全長L0の3%〜32%である。
The
次に、弾性シート層4Bと補強層4Cとの関係について説明する。弾性シート層4Bを構成する弾性シート49は補強層4Cと同形または補強層4Cよりも大きな形状を有しており、本実施形態の場合、補強層4Cと本体層4Aとの接触を断つよう、補強層4Cは、その径方向内側においては弾性シート層4Bのみに接している。詳細には、弾性シート49は、補強層4Cの周縁を規定するプリプレグ47と同形状またはプリプレグ47よりも大きな形状を有しており、それらの位置は距離L3≦L4の関係にある。距離L3、L4は、例えば、200mm〜1105mm、あるいは、シャフト全長L0の17%〜97%である。本実施形態の場合、シャフト軸方向の全長で弾性シート49の方がプリプレグ47よりも長い。
Next, the relationship between the
図4(A)は弾性シート49とプリプレグ47とを重ねた状態を示している。シャフト4の製造過程においては、図4(A)に示すように弾性シート49とプリプレグ47とを予め重ねておき、本体層4Aが巻かれている芯材に巻き付けることができる。弾性シート49はプリプレグ47と全体的に重なっており、かつ、後端4b側の端部において幅Wだけプリプレグ47からはみ出した露出部位49aを有している。幅Wは、例えば、0mm<W≦15mmである。
FIG. 4A shows a state where the
図4(B)は、完成後のシャフト4の一部外観を示しており、露出部位49aの近傍を示している。露出部位49aは、完成後のシャフト4においてもプリプレグ47(補強層4C)から露出している。露出部位49aの後端4b側の縁は、シャフト軸線に対して傾斜している。露出部位49aを設けたことで、シャフト軸方向で、補強層4Cと本体層4Aとが接触することをより確実に回避できる。これにより、打撃時にシャフト4の表層を振動が伝搬してゴルファーの手元に伝達することを、より低減することができる。
FIG. 4B shows a partial appearance of the completed
露出部位49aの近傍には、シャフト4の製造過程の途中においては層間の微小段差(プリプレグ47−弾性シート49間の段差、弾性シート49−プリプレグ46間の段差)が生じ得る。しかし、シャフト4の仕上げ工程における表面研磨によってこの段差を解消し、シャフト4の外周面は面一(平滑)にされる。露出部位49aの後端4b側の縁が、シャフト軸線に対して傾斜していることで、面一に仕上げやすくなると共に、プリプレグ47の後端4b側の縁にかかる応力を分散することができる。
In the vicinity of the exposed
<第二実施形態>
第一実施形態では、補強層と弾性シート層の組をヘッド2の装着部位側に配置したが、同様の構造をグリップ3の装着領域側に配置してもよい。図5はその一例を示すシャフト4’の構成部品の展開図である。以下、第一実施形態と異なる構成について説明する。
<Second embodiment>
In the first embodiment, the set of the reinforcing layer and the elastic sheet layer is disposed on the mounting portion side of the
本実施形態のシャフト4’は、補強層4Dが追加されており、弾性シート層4Bは、補強層4Dと重なる位置に形成されている。本実施形態における補強層4Dは、シャフト4’の手元側を補強する目的で形成されており、一枚のプリプレグ50によって形成される。本実施形態の場合、補強層4Dは、後端4bから距離L6の範囲まで形成されている。距離L6は、例えば、200mm〜1105mm、あるいは、シャフト全長L0の17%〜97%である。
The shaft 4 'of the present embodiment is provided with a reinforcing layer 4D, and the
プリプレグ50は繊維方向がシャフト軸方向と平行なストレート層を形成する。プリプレグ50は、そのシャフト軸方向の全長が距離L6であり、先端4aから距離L4’の位置から、後端4bまでの領域に延在している。本実施形態の場合、この領域は、ヘッド2の装着部位(距離L1の部位)よりも後端4b側の領域であって、グリップ3の装着領域(距離L2の領域)を少なくとも含む。補強層4Dは弾性シート層4Bに隣接しており、プリプレグ50は弾性シート49’の外周面に接している。
The
本実施形態における弾性シート層4Bは、一枚の弾性シート49’によって形成される。本実施形態の弾性シート49’は、先端4aから距離L3’の位置から、後端4bまでの領域に延在している。本実施形態の場合、この領域は、ヘッド2の装着部位(距離L1の部位)よりも後端4b側の領域であって、グリップ3の装着領域(距離L2の領域)を少なくとも含む。弾性シート層4Bは本体層4Aに隣接しており、弾性シート49’はプリプレグ46の外周面に接している。
The
次に、弾性シート層4Bと補強層4Dとの関係について説明する。弾性シート層4Bを構成する弾性シート49’は補強層4Dと同形または補強層4Dよりも大きな形状を有しており、本実施形態の場合、補強層4Dと本体層4Aとの接触を断つよう、補強層4Dは、その径方向内側においては弾性シート層4Bのみに接している。詳細には、弾性シート49’は、補強層4Dの周縁を規定するプリプレグ50と同形状またはプリプレグ50よりも大きな形状を有しており、それらの位置は距離L3’≦L4’の関係にある。距離L3’、L4’は、例えば、45mm〜950mm、あるいは、シャフト全長L0の3%〜83%である。本実施形態の場合、シャフト軸方向の全長で弾性シート49’の方がプリプレグ50よりも長い。
Next, the relationship between the
本実施形態の場合、打撃時の振動はホゼル部2aから補強層4Cへ入力される。第一実施形態と異なり、弾性シート層4Bは、本体層4Aと補強層4Cとの間に配置されていないため、補強層4Cへ入力された振動は本体層4Aに伝達され、シャフト4の表層を伝搬してゴルファーの手元側へ向かう。しかし、グリップ3の装着領域においては、弾性シート層4Bと補強層4Dとが積層されており、本体層4を伝搬した振動は弾性シート層4Bを介して補強層4Dに伝達される。したがって、補強層4Dに伝達される振動が弾性シート層4Bにより減衰される。本実施形態の場合、弾性シート層4Bは、その外周側では補強層4Dと隣接し、内周側では本体層4Aと隣接している。また、本実施形態の場合、弾性シート層4Bは、補強層4Dと本体層4Aとが直接接触しないように配設されている。このため、本体層4Aを伝搬した振動が、弾性シート層4Bを通らずに補強層4Dに伝達されない。
In the case of this embodiment, vibration at the time of impact is input from the
このため、本体層4Aを伝搬した振動がゴルファーの手元へ伝達することが抑制される。弾性シート層4Bはヘッド2よりも後端4b側の部位において部分的に設けられているので、シャフト4の重量増を抑えられる。特に、弾性シート層4Bは補強層4Dと本体層4Aとの接触を断つ範囲で設けられればよいので、シャフト4の重量増を更に抑えられる。
For this reason, it is suppressed that the vibration propagated through the
図5は、また、弾性シート49’とプリプレグ50とを重ねた状態も示している。シャフト4の製造過程においては、図5に示すように弾性シート49’とプリプレグ50とを予め重ねておき、本体層4Aが巻かれている芯材に巻き付けることができる。弾性シート49’はプリプレグ50と全体的に重なっており、かつ、先端4a側の端部において幅W’だけプリプレグ50からはみ出した露出部位49a’を有している。幅W’は、例えば、0mm<W≦15mmである。
FIG. 5 also shows a state in which the
この露出部位49’も図4(A)および図4(B)を参照して説明した露出部位49と同様の効果を発揮する。また、第一実施形態と同様に、シャフト4の仕上げ工程における表面研磨によって層間の段差を解消し、シャフト4の外周面は面一(平滑)にされる。第一実施形態と同様、露出部位49a’の先端4a側の縁が、シャフト軸線に対して傾斜していることで、面一に仕上げやすくなると共に、プリプレグ50の先端4a側の縁にかかる応力を分散することができる。
This exposed portion 49 'also exhibits the same effect as the exposed
1 ゴルフクラブ、2 ヘッド、3 グリップ、4 シャフト 1 golf club, 2 heads, 3 grips, 4 shafts
Claims (9)
前記先端から前記後端に渡って前記シャフトを構成する複数のプリプレグを含む本体層と、
前記本体層に対して外側に配置され、前記ヘッドの装着部位を少なくとも含む領域を補強する補強層と、
前記本体層と前記補強層との間に配置された弾性シート層と、を備え、
前記補強層および前記弾性シート層は、前記グリップの装着領域よりも前記先端側に配置され、
前記後端から前記弾性シート層までの距離は、前記後端から前記補強層までの距離以下である、
ことを特徴とするゴルフクラブシャフト。 A golf club shaft having a front end that is a mounting side of the head and a rear end that is a mounting side of the grip,
A main body layer including a plurality of prepregs constituting the shaft from the front end to the rear end;
A reinforcing layer that is disposed outside the main body layer and reinforces a region including at least a mounting portion of the head;
An elastic sheet layer disposed between the main body layer and the reinforcing layer,
The reinforcing layer and the elastic sheet layer are disposed closer to the tip than the grip mounting region,
The distance from the rear end to the elastic sheet layer is not more than the distance from the rear end to the reinforcing layer.
A golf club shaft characterized by that.
前記弾性シート層の前記後端側の端部は、前記補強層から露出している、
ことを特徴とするゴルフクラブシャフト。 The golf club shaft according to claim 1,
An end portion on the rear end side of the elastic sheet layer is exposed from the reinforcing layer.
A golf club shaft characterized by that.
前記補強層は、前記シャフトの径方向で前記弾性シート層のみと隣接している、
ことを特徴とするゴルフクラブシャフト。 The golf club shaft according to claim 1,
The reinforcing layer is adjacent to only the elastic sheet layer in the radial direction of the shaft,
A golf club shaft characterized by that.
前記弾性シート層は、ゴムシート、または、ウレタン樹脂シートである、
ことを特徴とするゴルフクラブシャフト。 The golf club shaft according to claim 1,
The elastic sheet layer is a rubber sheet or a urethane resin sheet.
A golf club shaft characterized by that.
前記シャフトの外周面は面一である、
ことを特徴とするゴルフクラブシャフト。 The golf club shaft according to claim 1,
The outer peripheral surface of the shaft is flush.
A golf club shaft characterized by that.
前記弾性シート層の前記後端側の縁は、前記シャフトの軸線に対して傾斜している、
ことを特徴とするゴルフクラブシャフト。 The golf club shaft according to claim 1,
The edge on the rear end side of the elastic sheet layer is inclined with respect to the axis of the shaft.
A golf club shaft characterized by that.
前記先端から前記後端に渡って前記シャフトを構成する複数のプリプレグを含む本体層と、
前記本体層に対して外側に配置され、前記グリップの装着領域を少なくとも含む領域を補強する補強層と、
前記本体層と前記補強層との間に配置された弾性シート層と、を備え、
前記補強層および前記弾性シート層は、前記ヘッドの装着部位よりも前記後端側に配置され、
前記先端から前記弾性シート層までの距離は、前記先端から前記補強層までの距離以下である、
ことを特徴とするゴルフクラブシャフト。 A golf club shaft having a front end that is a mounting side of the head and a rear end that is a mounting side of the grip,
A main body layer including a plurality of prepregs constituting the shaft from the front end to the rear end;
A reinforcing layer that is disposed outside the main body layer and reinforces an area including at least a mounting area of the grip;
An elastic sheet layer disposed between the main body layer and the reinforcing layer,
The reinforcing layer and the elastic sheet layer are disposed on the rear end side with respect to the mounting portion of the head,
The distance from the tip to the elastic sheet layer is not more than the distance from the tip to the reinforcing layer,
A golf club shaft characterized by that.
前記シャフトは、
前記先端から前記後端に渡って前記シャフトを構成する複数のプリプレグを含む本体層と、
前記グリップよりも前記先端側において前記本体層に対して外側に配置され、前記ヘッドの装着部位を少なくとも含む領域を補強する補強層と、
前記グリップよりも前記先端側において前記本体層と前記補強層との間に配置され、前記本体層と前記補強層との接触を断つ弾性シート層と、を備える、
ことを特徴とするゴルフクラブ。 A golf club comprising a head, a grip, and a shaft having a front end that is a mounting side of the head and a rear end that is a mounting side of the grip,
The shaft is
A main body layer including a plurality of prepregs constituting the shaft from the front end to the rear end;
A reinforcing layer that is disposed outside the main body layer on the tip side of the grip and reinforces a region including at least a mounting portion of the head;
An elastic sheet layer that is disposed between the main body layer and the reinforcing layer on the tip side of the grip and cuts off contact between the main body layer and the reinforcing layer;
A golf club characterized by that.
前記シャフトは、
前記先端から前記後端に渡って前記シャフトを構成する複数のプリプレグを含む本体層と、
前記ヘッドの装着部位よりも前記後端側において前記本体層に対して外側に配置され、前記グリップの装着領域を少なくとも含む領域を補強する補強層と、
前記ヘッドの装着部位よりも前記後端側において前記本体層と前記補強層との間に配置され、前記本体層と前記補強層との接触を断つ弾性シート層と、を備える、
ことを特徴とするゴルフクラブ。 A golf club comprising a head, a grip, and a shaft having a front end that is a mounting side of the head and a rear end that is a mounting side of the grip,
The shaft is
A main body layer including a plurality of prepregs constituting the shaft from the front end to the rear end;
A reinforcing layer that is disposed outside the body layer on the rear end side of the head mounting portion and reinforces a region including at least the grip mounting region;
An elastic sheet layer disposed between the main body layer and the reinforcing layer on the rear end side of the mounting portion of the head and breaking the contact between the main body layer and the reinforcing layer;
A golf club characterized by that.
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