JP2018094084A - 体幹の運動状態を取得する方法、及び、腰用運動状態測定装置 - Google Patents

体幹の運動状態を取得する方法、及び、腰用運動状態測定装置 Download PDF

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秀夫 大高
侑亮 別所
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侑亮 別所
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Abstract

【課題】 被験者の体幹の運動状態を容易に、かつ正確に計測することができる体幹の運動状態を取得する方法を提供する。
【解決手段】 生体表面の変形量に基づいて体幹の運動状態を取得する方法であって、生体表面に規定された第1計測部位〜第3計測部位を含む少なくとも3か所の計測部位の変形量をセンサ装置によって測定し、前記変形量に基づいて、前記体幹の屈曲・伸展量、側屈量及び回旋量を算出することによって、体幹の運動状態を取得する方法。
【選択図】 図1

Description

本発明は、体幹の運動状態を取得する方法、及び、腰用運動状態測定装置に関する。
厚生労働省の国民生活基礎調査(平成25年)によれば、約10人に1人が腰痛の自覚症状を有しており、腰痛は社会問題となっている。
腰痛の発生原因は、骨、筋肉、神経などの障害による要因から精神的な要因まで様々である。しかし、腰痛の発生には、長時間に亘って頻繁に行われる腰の屈曲やひねり動作が大きく関与することが知られている。そのため、腰痛の予防には、腰にストレスを生じさせる屈曲やひねり動作を減らすことが有効と考えられる。
一方、身体の動きを計測する方法としては、モーションキャプチャが知られている(例えば、特許文献1参照)。モーションキャプチャは、運動解析に汎用されている手段であり、腰の運動状態を解析する場合にも有効な手段である。
国際公開第2005/096939号
しかしながら、モーションキャプチャによる計測では、大掛かりな設備(例えば、専用スタジオ等)が必要であり、計測可能な場所や空間に制限がある。また、設備が高額である、測定前に煩雑な準備が必要である等の点で誰もが容易に測定を行なえるわけではない。また、モーションキャプチャによる計測は、カメラから影になる部分の計測は行うことができない。
本発明者らは、このような状況のもと、腰の運動状態を含む、体幹の運動状態を取得する方法を提供すべく鋭意検討を行い、新たな技術的思想に基づき本発明を完成した。
(1)本発明は、生体表面の変形量に基づいて体幹の運動状態を取得する方法であって、
生体表面に規定された下記第1計測部位〜第3計測部位を含む少なくとも3か所の計測部位の変形量をセンサ装置によって測定し、上記変形量に基づいて、上記体幹の屈曲・伸展量、側屈量及び回旋量を算出することによって、体幹の運動状態を取得する方法である。
第1計測部位:立位姿勢において、脊柱に平行で、かつ上記脊柱から距離W1離間した部位。
第2計測部位:立位姿勢において、上記第1計測部位と反対側に上記脊柱から距離W2離間した部位であって、上記脊柱と平行で、かつ上記第1計測部位と同一高さの部位。
第3計測部位:上記第1及び第2計測部位のいずれとも平行でない部位。
本発明の体幹の運動状態を取得する方法(以下、体幹運動取得方法ともいう)によれば、生体表面における少なくとも3か所の所定の計測部位の変形量を測定することによって、被験者の体幹の屈曲・伸展量、側屈量及び回旋量を算出することができ、その結果に基づいて上記体幹の運動状態を取得することができる。
(2)上記体幹運動取得方法は、更に、下記第4計測部位を計測部位として含むことが好ましい。
第4計測部位:上記脊柱を基準として、上記第3計測部位と線対称の部位。
この場合、より正確に上記回旋量を算出することができる。
(3)上記体幹運動取得方法は、
上記体幹の運動状態が腰の運動状態であり、
上記第1計測部位〜上記第3計測部位のそれぞれとして、下記の部位を選択し、
腰の屈曲・伸展量、側屈量及び回旋量を算出することによって、腰の運動状態を取得することが好ましい。
第1計測部位:立位姿勢において、腰椎に平行で、かつ上記腰椎から距離W1離間した部位。
第2計測部位:立位姿勢において、上記第1計測部位と反対側に上記腰椎から距離W2離間した部位であって、上記腰椎と平行で、かつ上記第1計測部位と同一高さの部位。
第3計測部位:上記第1計測部位の一端と同一高さにある上記腰椎と重なる位置と、上記第1計測部位の他端とを結ぶ線分上の少なくとも一部の部位。
この場合、体幹の運動状態として、腰の運動状態を好適に取得することができる。
(4)上記体幹運動取得方法において、上記センサ装置は、
エラストマー製の誘電層と、上記誘電層の上面に形成された第1電極層と、上記誘電層の下面に形成された第2電極層とを含み、上記第1電極層及び上記第2電極層の対向する部分を検出部とし、一方向に伸縮可能で、かつ伸縮に応じて上記検出部の静電容量が変化するセンサシートを備える、ことが好ましい。
このようなセンサ装置は、生体表面の変形量を測定するセンサ装置として特に適している。
(5)本発明の腰用運動状態測定装置は、
腰の周囲に巻き付けられるサポート部材と、
上記サポート部材における下記第1計測部位〜第4計測部位に取付けられた腰の動きに追従して伸縮するセンサシートと、
上記センサシートの変形量を計測する解析装置と、
を備えた腰用運動状態測定装置である。
第1計測部位:上記サポート部材を装着した際に、立位姿勢において、腰椎に平行で、かつ上記腰椎から距離W1離間した部位。
第2計測部位:上記サポート部材を装着した際に、立位姿勢において、上記第1計測部位と反対側に上記腰椎から距離W2離間した部位であって、上記腰椎と平行で、かつ上記第1計測部位と同一高さの部位。
第3計測部位:上記サポート部材を装着した際に、上記第1計測部位の一端と同一高さにある上記腰椎と重なる位置と、上記第1計測部位の他端とを結ぶ線分上の少なくとも一部の部位。
第4計測部位:上記サポート部材を装着した際に、上記腰椎を基準として、上記第3計測部位と線対称の部位。
上記腰用運動状態測定装置によれば、当該腰用運動状態測定装置を装着した使用者の腰の運動状態を容易に、かつ正確に測定することができる。
本発明によれば、被験者の体幹の運動状態を容易に、かつ正確に計測することができる。
本発明の実施形態に係る体幹運動取得方法を説明するための図である。 (a)は、本発明の実施形態に係る体幹運動取得方法で使用するセンサシートを示す斜視図であり、(b)は(a)のA−A線断面図である。 (a)は、図2に示したセンサシートが有するセンサ素子を示す斜視図であり、(b)は(a)のB−B線断面図である。 (a)、(b)は、本発明の実施形態に係る体幹運動取得方法において、屈曲・伸展量を求める手法を説明するための図である。 (a)、(b)は、本実施形態に係る体幹運動取得方法において、側屈量を求める手法を説明するための図である。 (a)、(b)は、本実施形態に係る体幹運動取得方法において、回旋量を求める手法を説明するための図である。 (a)は、本発明の実施形態に係る体幹運動取得方法で使用することができる別のセンサ素子を示す斜視図であり、(b)は(a)のC−C線断面図である。 (a)は、本発明の実施形態に係る腰用運動状態測定装置の一例を示す斜視図であり、(b)は、(a)の腰用運動状態測定装置を被験者に装着した状態を示す斜視図である。 (a)〜(e)は、いずれも実施例1における評価1の結果を示すグラフである。 (a)〜(e)は、いずれも実施例1における評価2の結果を示すグラフである。 (a)〜(e)は、いずれも実施例1における評価3の結果を示すグラフである。 (a)〜(e)は、いずれも実施例1における評価4の結果を示すグラフである。 (a)〜(e)は、いずれも実施例1における評価5の結果を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態:体幹運動取得方法]
図1は、本発明の実施形態に係る体幹運動取得方法を説明するための図である。図2(a)は、上記体幹運動取得方法で使用するセンサシートを示す斜視図であり、(b)は(a)のA−A線断面図である。図3(a)は、図2に示したセンサシートが有するセンサ素子を示す斜視図であり、(b)は(a)のB−B線断面図である。
本実施形態では、体幹の運動状態として、腰の運動状態を取得する。
本実施形態では、図1に示すように、複数のセンサシート2(センサシート2A〜2D)と、センサシート2と接続され、計測器3A及び演算器3Bを備えた解析装置3と、解析装置3と接続された出力器4と、を備えたセンサ装置1を使用して、被験者の腰の運動状態を取得する。
具体的には、センサシート2A〜2Dのそれぞれを被験者の背中側、腰付近の所定の位置に貼り付け、被験者が運動した際に生じるセンサシート2A〜2Dを貼り付けた位置の変形量を計測し、この変形量に基づいて腰の屈曲・伸展量、側屈量及び回旋量を算出することによって、腰の運動状態を取得する。
なお、本発明の実施形態において、センサシートを脊柱(又は腰椎)に平行に貼り付けるとは、背面側からみて平行な位置に貼り付けることをいう。
センサシート2A〜2Dは、それぞれ第1〜第4計測部位に貼り付ける。
第1計測部位は、立位姿勢にある被験者の背中側、腰付近において、腰椎Yに平行で、かつ腰椎Yから距離W1離間した部位であり、この部位にセンサシート2Aを貼り付ける。
第2計測部位は、立位姿勢にある被験者の背中側、腰付近において、上記第1計測部位と反対側に上記脊柱から距離W2離間した部位であって、腰椎Yと平行で、かつ上記第1計測部位と同一高さの部位であり、この部位にセンサシート2Bを貼り付ける。なお、本実施形態では、W1=W2である。
第3計測部位は、立位姿勢にある被験者の背中側、腰付近において、上記第1計測部位の下端と同一高さにある腰椎Yと重なる位置Pと、上記第1計測部位の上端Q1とを結ぶ線分上の部位であり、この部位にセンサシート2Cを貼り付ける。
第4計測部位は、立位姿勢にある被験者の背中側、腰付近において、上記第2計測部位の下端と同一高さにある腰椎Yと重なる位置Pと、上記第2計測部位の上端Q2とを結ぶ線分上の部位であり、この部位にセンサシート2Dを貼り付ける。第4計測部位は、腰椎Yを基準として、上記第3計測部位と線対称の部位である。
本発明においては、単に立位姿勢という場合、解剖学的立位姿勢を意味する。
このとき、各センサシート2A〜2Dは、無伸長状態に対して、予めある程度伸長(プリテンション)させた状態で、所定の部位に貼り付ける。
センサシートが伸長した際にも収縮した際にも、上記センサシートの長さの変化量(検出部の変位量)を取得するためである。
上記センサシートを予め伸長させる場合、その伸長量(以下、プリテンション量ともいう)は、長さが20〜100%増大する量(伸長率:20〜100%)であることが好ましい。腰の運動状態を取得する場合、上記プリテンション量が20%未満では、センサシートが収縮する場合にセンサシートの長さの変化を確実に測定することができない場合がある。一方、上記プリテンション量が100%を超えると、センサシートがさらに伸長した場合に、破損しやすくなる。
センサ装置1は、センサシート2(センサシート2A〜2D)の検出部の変形量に基づいて、第1〜第4計測部位の変形量を測定する。
センサシート2は、図2(a)、(b)に示すように、センサ素子10と、センサ素子10の両面(おもて面及び裏面)に積層された絶縁素材からなる被覆部材21(21A、21B)とを有する。
センサシート2の裏側の最外層には、センサシート2を被験者に貼り付ける粘着層24が設けられている。
センサシート2は、帯状を有し、長手方向(図中、左右方向)を伸縮方向としている。
センサ素子10は、図3(a)及び(b)に示すように、誘電層、電極層、電極接続部などを備えた積層体である。センサ素子10は、長手方向(図中、左右方向)に伸縮可能に構成されている。
センサ素子10は、伸縮性を有するシート状の誘電層11と、誘電層11のおもて面に形成された第1電極層(表側電極層)12Aと、誘電層11の裏面に形成された第2電極層(裏側電極層)12Bと、第1電極層12Aに連結された上記長手方向に延びる第1配線(表側配線)13Aと、第2電極層12Bに連結された上記長手方向に延びる第2配線(裏側配線)13Bとを備える。
誘電層11は、ウレタンゴム等のエラストマーを含むエラストマー組成物からなる。第1電極層12A、第2電極層12B、第1配線13A及び第2配線13Bは、いずれも、カーボンナノチューブ等の導電材料を含む導電性組成物からなる。
更に、センサ素子10は、非伸縮性の樹脂シート17の上面に銅箔からなる2つの電極接続部(第1接続部16A、第2接続部16B)が形成されたシート状の接続部材18を備えている。センサ素子10では、第1配線13Aと第1接続部16A、及び、第2配線13Bと第2接続部16B、がそれぞれ導電性接着剤14A、14Bを介して電気的に接続されている。
誘電層11の表側及び裏側のそれぞれには、第1電極層12A及び第2電極層12Bを覆うように表側保護層15A及び裏側保護層15Bが形成されている。第1接続部16A、第2接続部16Bのそれぞれには、解析装置3と接続するためのリード線22が半田付けされている。更に、リード線22の第1、第2接続部16A、16Bと反対側の端部には、接続端子23(図2(a)、(b)参照)が設けられている。
第1電極層12Aと第2電極層12Bとは、同一の平面視形状を有しており、誘電層11を挟んで第1電極層12Aと第2電極層12Bとは全体が対向している。センサ素子10は、第1電極層12Aと第2電極層12Bとの対向した部分が検出部19となる。
上記センサ素子において、第1電極層と第2電極層とは、必ずしも誘電層を挟んでその全体が対向している必要はなく、少なくともその一部が対向していれば良い。
センサ素子10において、誘電層11は上記長手方向に伸縮可能である。従って、誘電層11は、表裏面の面積が変化するように変形することができる。また、誘電層11が変形した際には、その変形に追従して第1電極層12A及び第2電極層12B、並びに、表側保護層15A及び裏側保護層15B(以下、両者を合わせて単に保護層ともいう)も変形することができる。
そのため、センサ素子10では、検出部19の静電容量が誘電層11の変形量(電極層の面積変化)と相関をもって変化する。よって、上記検出部の静電容量の変化を検出することで、センサ素子10の変形量を検出することができる。
図2(a)、(b)に戻って、2枚の被覆部材21A、21Bは、それぞれセンサ素子10の表側及び裏側に粘着剤層(図示せず)を介して積層されている。
被覆部材21A、21Bは、いずれも伸縮異方性を有する布生地であり、センサシート2を平面視した際に、センサ素子10全体を覆うように設けられている。
伸縮異方性を有する被覆部材21A、21Bは、センサ素子10の長手方向に伸縮しやすく(易伸縮性)、上記長手方向に垂直な方向(幅方向)に伸縮しにくい(難伸縮性)部材である。
被覆部材21A、21Bを備えたセンサシート2は、センサ素子10が長手方向に伸長した際に、伸長量が増大するにしたがってセンサ素子10が上記幅方向に収縮することを抑制することができる。そのため、センサ素子10の伸長量が大きくなった場合や、センサ素子10を繰り返し伸縮させた際にも上記伸長量と上記静電容量との相関(比例関係)が維持され、センサ素子10はより正確な測定を行うのに適している。
センサシート2は、粘着層24を介して生体表面の所定の位置に貼り付けられている。そして、被験者が運動した際に生体表面が変形すると、その変形に追従してセンサシート2の検出部19も変形し、検出部19の静電容量が、センサシート2を貼り付けた部分の変形量と相関をもって変化する。
そのため、本実施形態では、検出部19の静電容量の変化に基づいて、センサシート2を貼り付けた部位の変形量を取得することができる。
図1に戻って、解析装置3は、検出部19の静電容量を計測する計測器3Aと、検出部19の静電容量の変化に基づいて、センサシート2A〜2Dの変位量を算出し、更に、センサシート2A〜2Dの変位量に基づいて、被験者が運動した際の屈曲・伸展量、側屈量及び回旋量を算出する演算器3Bとを有する。
計測器3Aは、静電容量計測回路として、例えば、静電容量を周波数信号に変換するためのシュミットトリガ発振回路と、周波数信号を電圧信号に変換するF/V変換回路とを組み合わせた回路を備えている。
演算器3Bは、後述する手法で、上記屈曲・伸展量等を算出する役割を有しており、演算回路や、記憶部等を備えている。
出力器4は、取得した運動状態を表示するモニターや、取得した運動状態に応じた情報を報知するスピーカー等を備えている。
本実施形態では、解析装置3において、被験者の腰の屈曲・伸展量、側屈量及び回旋量をそれぞれ算出する。
以下、それぞれの算出方法を例示する。
(屈曲・伸展量の算出)
上記屈曲・伸展量は、例えば下記の手法で算出する。
図4(a)、(b)は、本実施形態に係る体幹運動取得方法において、屈曲・伸展量を求める手法を説明するための図である。
被験者の屈曲・伸展量は、被験者の脊柱上のある位置(例えば、腰椎L5の位置)Rを回転中心、位置Rより上方に延びる仮想線分を第1リンク101、上記位置Rより下方に延びる仮想線分を第2リンク102とし、被験者の屈曲・伸展運動を、位置Rを回転中心とした第2リンク102に対する第1リンク101の回転運動とみなすモデルに基づいて算出することができる。
このモデルでは、被験者が図4(a)の状態から図4(b)の状態に屈曲すると、第2リンク102に対する第1リンク101の回転角度θに応じて、被験者の背中100の表面長さが伸長する。この場合、被験者の背中100の表面長さの変化量Δmと、回転角度θ1とは下記式(1)の関係にある。
θ1=(360×Δm)/2πr・・・(1)
式中、rは背中100と位置Rとの距離であり、本モデルにおける背中100の回転半径に相当する。上記rは、被験者ごとにゴニオメータやモーションキャプチャ等を用いて測定しても良いし、被験者の身長、体重、腹囲等を考慮して決定しても良い。
本モデルを採用した場合、背中100表面の脊柱に重なる位置における屈曲・伸展時の長さの変化Δmを測定することにより、被験者の屈曲・伸展量として上記θ1を算出することができる。
上記Δmは、第1計測部位に貼り付けたセンサシート2Aの変位量と、第2計測部位に貼り付けたセンサシート2Bの変位量の平均値を求めれば良い。
なお、図4(a)、(b)では、被験者の矢状面をモデル化して示している。
(側屈量の算出)
上記側屈量は、例えば下記の手法で算出する。
図5(a)、(b)は、本実施形態に係る体幹運動取得方法において、側屈量を求める手法を説明するための図である。なお、図5(a)、(b)は、被験者の前額面を背中側から視たモデルであり、Yは脊柱を示す。
被験者の側屈量は、被験者が側屈した際に、第1計測部位に貼り付けたセンサシート2A及び第2計測部位に貼り付けたセンサシート2Bの一方のセンサシートが伸長し、他方のセンサシートが収縮することから、下記の手法で算出することができる。
被験者が、立位姿勢から左側に側屈すると、図5(a)に示す状態にあるセンサシート2A、2Bのそれぞれが変形し、図5(b)に示す状態のように、センサシート2Aは伸長し、センサシート2Bは伸縮する。
このとき、上記側屈量が、センサシート2A、2Bのそれぞれの下端を通る直線201と、センサシート2A、2Bのそれぞれの上端を通る直線202とのなす角θ2で表されるとすると、側屈量としての上記θ2は、下記式(2)及び(3)で表すことができる。
変形後のセンサシート2A、2Bのそれぞれの長さを、L(2A)、L(2B)とすると、センサシート2A、2B間の距離に対する、センサシート2A、2Bの変形後の長さの差は、下記式(2)で表される。
そのため、θ2は、変形後のセンサシート2A、2Bのそれぞれの長さによって、下記式(3)で表される。
従って、被験者の側屈量としてのθ2は、変形後のセンサシート2A、2Bのそれぞれの長さL(2A)及びL(2B)から算出することができる。
(回旋量の算出)
上記回旋量は、例えば下記の手法で算出する。また、回旋方向の決定方法についても説明する。
図6(a)、(b)は、本実施形態に係る体幹運動取得方法において、回旋量を求める手法を説明するための図である。
図6(a)、(b)は、被験者の回旋時における、第1計測部位〜第4計測部位に貼り付けたセンサシート2A〜2Dのそれぞれの変位量の一例をプロットしたものである。ここで、横軸のプロット位置は、センサシート同士の距離に応じて離間しており、センサシート2Cはセンサシート2Aと脊柱との中点、センサシート2Dはセンサシート2Bと脊柱との中点に位置するものとしてプロットしている。更に、センサシート2A及び2Bの変位量の平均値Mをセンサシート2A及び2Bの横軸方向中点にプロットしている。
また、図6(a)は、被験者が左回旋した場合の例であり、図6(b)は、被験者が右回旋した場合の例である。
被験者が回旋した際の各センサの変位量は、センサシート2A及び2Bがマイナスの値になり、センサシート2C及び2Dは一方がプラスの値、他方がプラスの値になる。
被験者の回旋方向の決定は、センサシート2C及び2Dの変位量に基づいて行う。即ち、センサシート2Cがプラスの値となった場合は、左回旋と判定することができ、センサシート2Dがプラスの値となった場合には、右回旋と判定することができる。
被験者の回旋量は、下記の手順で算出することができる。
(1)センサシート2A、センサシート2C及びMを結ぶ三角形の面積n1(又はn3)、並びに、センサシート2B、センサシート2D及びMを結ぶ三角形の面積n2(又はn4)を算出する。
(2)面積n1と面積n2(又は面積n3と面積n4)を比較して大きい方の面積を選択する。
(3)(2)で選択した面積をセンサシート2Aとセンサシート2Bとの距離(W1+W2)で除して得られた値を被験者の腰の回旋量とする。
このような手法で回旋量を算出することができる理由は必ずしも定かではないが、このような手法で算出した回旋量は、モーションキャプチャで計測した回旋量とよく一致していた。
なお、ここで算出した回旋量は、両側の上前腸骨棘を結ぶ線分を基準軸とし、腰椎を通る前額−水平軸方向の線分を移動軸とした際の上記基準軸に対する上記移動軸の角度である。
本実施形態に係る運動状態取得方法は、上述した手法を採用することにより、被験者の屈曲・伸展量、側屈量及び回旋量のそれぞれを独立して算出することができ、得られた計測結果に基づいて、被験者の運動状態を取得することができる。
本実施形態で使用するセンサ素子は、センサ素子10に限定されず、図7(a)、(b)に示したような、センサ素子40であっても良い。
センサ素子40は、伸縮性を有するシート状の第1誘電層41Aと、第1誘電層41Aのおもて面に形成された第1電極層42Aと、第1誘電層41Aの裏面に形成された第2電極層42Bと、第1誘電層41Aの表側に第1電極層42Aを覆うように積層された第2誘電層41Bと、第2誘電層41Bのおもて面に形成された第3電極層42Cとを備える。
センサ素子40は、第1電極層42Aに連結された第1配線43Aと、第2電極層42Bに連結された第2配線43Bと、第3電極層42Cに連結された第3配線43Cとを備える。
センサ素子40は、銅箔からなる3つの電極接続部(第1接続部46A〜第3接続部46C)が非伸縮性の樹脂シート47の上面に形成された接続部材48を備え、第1配線43Aと第1接続部46A、第2配線43Bと第2接続部46B、及び、第3配線43Cと第3接続部46Cがそれぞれ導電性接着剤44A、44B、44Cを介して電気的に接続されている。
センサ素子40は、第1誘電層41Aの裏側及び第2誘電層41Bの表側のそれぞれに裏側保護層45B及び表側保護層45Aが形成されている。第1〜第3接続部46A〜46Cのそれぞれには、解析装置3と接続するためのリード線52が半田付けされている。
センサ素子40において、第1〜第3電極層42A〜42Cは、同一の平面視形状を有している。第1電極層42Aと第2電極層42Bとは第1誘電層41Aを挟んで全体が対向しており、第1電極層42Aと第3電極層42Cとは第2誘電層41Bを挟んで全体が対向している。
センサ素子40では、第1電極層42Aと第2電極層42Bとの対向した部分、及び、第1電極層42Aと第3電極層42Cとの対向した部分が検出部49となり、第1電極層42Aと第2電極層42Bとの対向した部分の静電容量と第1電極層42Aと第3電極層42Cとの対向した部分の静電容量との和が検出部49の静電容量となる。
センサ素子40を備えたセンサシートを使用し、シュミットトリガ発振回路を用いたCF発振回路を用いて静電容量を計測する場合、第2電極と第3電極とを電気的に接続しつつ、接地又は所定の固定電位に固定することで、ノイズによる測定誤差を排除しやすくなる。そのため、検出部49における静電容量の変化をより正確に計測することができる。
次に、上記センサ装置1の構成部材について説明する。
(センサシート)
<センサ素子>
<<誘電層>>
上記誘電層は、伸縮性を有している。このような誘電層としては、例えば、エラストマー組成物からなるものが挙げられる。
上記エラストマー組成物としては、例えば、エラストマーと、必要に応じて他の任意成分とを含有するものが挙げられる。
上記エラストマーとしては、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、ニトリルゴム(NBR)、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、クロロプレンゴム(CR)、シリコーンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴム、水素添加ニトリルゴム、ウレタンゴム等が挙げられる。これらは単独で用いても良いし、2種以上併用しても良い。
また、上記エラストマー組成物は、エラストマー以外に、可塑剤、酸化防止剤、老化防止剤、着色剤等の添加剤、誘電性フィラー等を含有しても良い。
上記誘電層の平均厚さは、静電容量を大きくして検出感度の向上を図る観点から、10〜1000μmが好ましい。より好ましくは、30〜200μmである。
上記誘電層は、無伸長状態から伸縮方向の長さが30%以上増大するように伸長可能であることが好ましい。
伸縮方向の長さが30%以上増大するように伸長可能であるとは、体幹の動きに追従して上記長さが30%増大しても破断することがなく、かつ、元の状態(無伸長状態)に復元することも可能である(即ち、弾性変形範囲にある)ことを意味する。
上記誘電層は、上記伸縮方向の長さが50%以上増大するように伸長可能であることがより好ましく、100%以上増大するように伸長可能であることが更に好ましく、200%以上増大するように伸長可能であることが特に好ましい。
上記誘電層の伸長可能な長さは、誘電層の設計(材質や形状等)により制御することができる。
<<電極層>>
上述した各電極層は、上記誘電層に追従して変形可能である。このような電極層は、導電材料を含有する導電性組成物から構成されている。
上記導電材料としては、例えば、カーボンナノチューブ、グラフェン、カーボンナノホーン、カーボンファイバー、導電性カーボンブラック、グラファイト、金属ナノワイヤー、金属ナノ粒子、導電性高分子等が挙げられる。これらは単独で用いても良いし、2種以上併用しても良い。
上記導電材料としては、カーボンナノチューブや、金属ナノワイヤーなどアスペクト比が大きいものが好ましい。誘電層の変形に追従して変形する電極層の形成に適しているからである。
上記導電性組成物は、上記導電材料以外に、例えば、導電材料のつなぎ材料として機能するバインダー成分や各種添加剤を含有しても良い。
上記添加剤としては、例えば、導電材料のための分散剤、バインダー成分のための架橋剤、加硫促進剤、加硫助剤、老化防止剤、可塑剤、軟化剤、更には着色剤等が挙げられる。
<<保護層>>
上記保護層の材質としては、例えば、上記誘電層の材質と同様のエラストマー組成物等が挙げられる。
<<接続部材>>
上記接続部材は、シート状の基材と、上記基材の上面に形成された複数の電極接続部とからなる。
上記シート状の基材としては、例えば、樹脂フィルムや樹脂板、不織布等の布生地等を使用することができる。また、上記基材は、繊維等からなるメッシュであっても良い。上記シート状の基材は、上記誘電層が伸縮した際に実質的に伸縮(変形)しないものが好ましい。当該基材が容易に変形すると、電極接続部等が破断する等の不都合が発生しやすくなる。
上記樹脂フィルムや樹脂板の樹脂材料としては特に限定されず、例えば、PET等のポリエステル、硬質ポリ塩化ビニル、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリカーボネート(PC)、ポリイミド(PI)等が挙げられる。
上記電極接続部としては、例えば、銅箔等の金属箔からなるもの等が挙げられる。更に、上記電極接続部は銅箔以外にも、例えば、金属材料からなる印刷層やメッキ層であっても良い。
上記電極接続部は、例えば、接着剤などを介して、上記基材に固定されている。
上記電極接続部は、電極層に接続された配線(第1配線、第2配線)と導電性接着剤を介して電気的に接続されている。上記導電性接着剤としては特に限定されず、従来公知の導電性接着剤を使用することができ、市販品も使用することができる。
このようなセンサ素子は、例えば、特開2016−90487号公報に記載されたセンサシートの作製方法と同様の方法を用いて、誘電層の表裏面に電極層と保護層とが積層された部材を作製した後、上記接続部材を取り付け、その後、電極層(配線)と電極接続部とを電気的に接続することにより製造することができる。
<被覆部材>
上記被覆部材は、上記センサ素子の周囲に設けられた絶縁性の部材である。
上記被覆部材としては、例えば、伸縮性を有する布生地や、エラストマー組成物からなる部材が挙げられる。上記被覆部材は、伸縮異方性を有する部材が好ましい。
上記伸縮性を有する布生地は特に限定されず、織物であっても良いし、編物であっても良く、更には不織布であっても良い。また、上記伸縮異方性を有する部材は、易伸縮性方向の5%モジュラスに対する難伸縮性方向の5%モジュラスの比が10以上であることが好ましい。
上記布生地は、アクリル系粘着剤、ウレタン系粘着材、ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤等の粘着剤を用いて上記センサ素子と一体化されている。ここで、上記粘着剤は、上記誘電層の伸縮を阻害しない柔軟性が必要である。
本発明の実施形態において、上記被覆部材は任意の部材であり、必要に応じて、センサ素子の両面又は片面に設けられていれば良い。
<粘着層(生体貼付用粘着層)>
上記センサシートは、裏側の最外層に、当該センサシートを生体表面に貼り付けるための粘着層が形成されている。
上記粘着層としては特に限定されず、例えば、アクリル系粘着剤、ウレタン系粘着材、ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤等からなる層が挙げられる。
ここで、各粘着剤は、溶剤型であっても良いし、エマルジョン型であっても良いし、ホットメルト型でも良い。上記粘着剤は、センサ装置の使用態様等に応じて適宜選択して用いれば良い。ただし、上記粘着層は、上記誘電層の伸縮を阻害しない柔軟性が必要である。
また、上記誘電層の伸縮を阻害しない柔軟性を有することから、例えば、テクノゲル(積水化成品工業社製)等のハイドロゲルも上記粘着層の材料として使用することができる。
(解析装置)
<計測器>
上記計測器は、上記センサシート(センサ素子)と接続されている。上記計測器は、上記検出部の静電容量を計測する。
上記静電容量を計測する方法としては、例えば、LCRメータなどの計測器で計測する方法等が挙げられる。また、例えば、自動平衡ブリッジ回路を利用したCV変換回路を用いた方法、反転増幅回路を利用したCV変換回路を用いた方法、半波倍電圧整流回路を利用したCV変換回路を用いた方法、シュミットトリガ発振回路を用いたCF発振回路を用いた方法、シュミットトリガ発振回路とF/V変換回路とを組み合わせて用いた方法などにより静電容量を電圧や周波数に変換した後、電圧測定器や周波数カウンター等の計測器で計測する方法、等が挙げられる。
上記計測器と上記センサ素子とを接続する場合、両者の接続方法は、下記の接続方法が好ましい。
図3に示したセンサ素子10と計測器3Aとを接続する場合には、センサ素子10の裏側保護層15B側を生体に近接する側とし、第1配線13Aに接続された第1接続部16Aをシグナルライン、第2配線13Bに接続された第2接続部16Bを基準ラインとして計測器3Aに接続することが好ましい。
また、図7に示したセンサ素子40を計測器3Aと接続する場合には、第1接続部46Aをシグナルライン、第2接続部46B及び第3接続部46Cを基準ラインとして計測器3Aに接続することが好ましい。このとき、センサ素子40は、表側保護層45A側及び裏側保護層45B側のいずれを生体に近接する側としても良い。
これらの接続方法において、上記基準ラインは、接地しても良いし、所定の固定電圧としても良い。
また、例えば、上記半波倍整流回路を利用したCV変換回路を用いて静電容量を計測する場合など、交流電圧をセンサ素子に入力して静電容量を計測する場合は、上記交流電圧を上記基準ラインを介して入力することが好ましい。ノイズによる測定誤差を排除するのにより適している。
<演算器>
上記演算器は、計測された静電容量に基づいてセンサシートの長さの変化量を算出し、更に、上記センサシートの長さの変化量から上述した手法を用いて、体幹の屈曲・伸展量、側屈量及び回旋量を算出する。
上記演算器としては、例えば、CPU、RAM、ROM、HDD等の記憶部、モニター、各種入出力インターフェイス等を備えたコンピュータを用いることができる。
例えば、パソコン、スマートフォン、タブレット等の端末機器を上記演算器として利用しても良い。
[第2実施形態:腰用運動状態測定装置]
図8(a)は、本発明の実施形態に係る腰用運動状態測定装置の一例を示す斜視図であり、(b)は、(a)の腰用運動状態測定装置を被験者に装着した状態を示す斜視図である。
本発明の実施形態に係る腰用運動状態測定装置60は、図8(a)に示すように、被験者の腰の周囲に巻き付けられるサポート部材61と、サポート部材61に取付けられた4つのセンサシート62(センサシート62A〜62D)と、センサシート62と接続された計測器103及び演算器(図示せず)を備えた解析装置と、上記解析装置と接続された出力器(図示せず)とを備える。
ここで、センサシート62は、第1実施形態で使用したセンサシート2とほぼ同様の構成を備えている。
センサシート62は、センサシート62をサポート部材61に取付けるための部材(以下、取付け部材ともいう)が、センサシート2とは異なる。即ち、センサシート62は、上記取付け部材として、サポート部材61に対して着脱自在な面ファスナ(図示せず)をセンサシート62の裏面側の両端部に備えている。そのため、腰用運動状態測定装置60では、被験者の体形等に応じてサポート部材61の所定の位置に各センサシート62A〜62Dを取付けることができる。
センサシート62が備える上記取付け部材は、上記面ファスナに限定されるわけではなく、第1実施形態で使用したセンサシート2と同様、粘着層であっても良い。
また、上記取付け部材は、スナップボタン、接着剤層等であっても良い。更に、センサシート62は、サポート部材61に糸で縫い付けられていても良い。但し、これらの場合は、センサシート62のサポート部材61に対する取付け位置の変更を容易に行うことができない。そのため、センサシート62の取付け位置を被験者に応じて容易に変更できる点から、上記取付け部材は、上記面ファスナであることが好ましい。
センサシート62A〜62Dのそれぞれのサポート部材61に対する取付け位置は、第1計測部位〜第4計測部位である。本実施形態における第1計測部位〜第4計測部位は、被験者がサポート部材を装着した状態において、第1実施形態の体幹運動取得方法における第1計測部位〜第4計測部位と同様である。
そのため、腰用運動状態測定装置60において、センサシート62A〜62Dは、腰用運動状態測定装置60を装着した被験者を当該被験者の背面側から視た際に、取付け位置が上記第1〜第4計測部位に相当する位置になるようにサポート部材61を介して取付けられている。
腰用運動状態測定装置60は、計測器103と演算器とを有する解析装置(図示せず)を備えている。ここで、計測器103と上記演算器とは、分離して設置されており、両者は無線で接続されている。即ち、計測器103はサポート部材に固定され、演算器は離れて設置されている。そのため、計測器103は発信機を備え、上記演算器は受信機を備えている。計測器103及び上記演算器のその他の構成は、第1実施形態の体幹運動取得方法で使用して計測器及び演算器と同様である。
腰用運動状態測定装置60は、上記解析装置と接続された出力器を備えている。上記出力器としては、第1実施形態で使用する出力器と同様のものを用いることができる。
腰用運動状態測定装置60は、図8(b)に示したように、被験者の腰回りに装着して使用する。
被験者が腰用運動状態測定装置60を装着したまま腰を動かす運動を行った場合、その動きに応じてセンサシート62A〜62Dのそれぞれが伸縮し、各センサシート62A〜62Dの検出部の静電容量が変化する。そのため、この静電容量の変化に基づき、第1実施形態の体幹運動取得方法と同様の手法により、被験者の屈曲・伸展量、側屈量、回旋量を算出することができ、腰の運動状態を取得することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、適宜変更することができる。
本発明の実施形態で用いられるセンサシートは少なくとも3つであれば良く、少なくとも3つのセンサシートが所定の部位に用いられていれば良い。
本発明の実施形態において、センサシートを4つ使用する場合、4つのセンサシートは、M字型に貼り付けられる必要はなく、例えば、逆M字型に貼り付けられても良い。この場合、回旋方向の判断手法においてプラス/マイナスが逆になる。
本発明の実施形態で取得される運動状態は、腰の運動状態に限定されず、体幹の運動状態であれば、他の部分の運動状態であっても良い。
本発明の実施形態において、第1計測部位及び第2計測部位のそれぞれの脊柱からの距離は必ずしも等距離である必要はなく、両者の距離は異なっていても良い。
以下、実施例によって本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
本実施例では、センサ素子10(図3(a)(b)参照)を備えたセンサシート2(図2(a)(b)参照)を4つ作製し、各センサシートを解析装置に接続してセンサ装置とした。
次に、4つのセンサシート2(センサシート2A〜2D)を被験者の背中側、腰付近に貼り付けて、被験者が所定の動きをした際の腰の運動状態を取得した(評価1〜5)。結果を図9〜図13に示した。
以下、本実施例で行った具体的手順について説明する。
<<センサ素子の作製>>
図2(a)及び(b)に示したセンサ素子10を作製した。
(1)誘電層の作製
ポリオール(パンデックスGCB−41、DIC社製)100質量部に対して、可塑剤(ジオクチルスルホネート)40重量部と、イソシアネート(パンデックスGCA−11、DIC社製)17.62重量部とを添加し、アジテータで90秒間撹拌混合し、誘電層用の原料組成物を調製した。
次に、原料組成物を2枚の保護フィルムの間に挟み込んだ状態で搬送しつつ、加熱装置(架橋炉)内で加熱した。ここでは、炉内温度70℃、炉内時間30分間の条件で架橋させ、保護フィルム付きの所定厚みのロール巻シートを得た。その後、70℃に調節した炉で12時間後架橋させ、ポリエーテル系ウレタンエラストマーからなる厚さ100μmのシートを作製した。得られたウレタンシートを14mm×80mm×厚さ100μmに裁断し、更に、角部の一か所を7mm×20mm×厚さ100μmのサイズで切り落とし、誘電層を作製した。
また、作製した誘電層について、破断時伸び(%)を測定したところ、破断時伸び(%)は505%であった。
ここで、上記破断時伸びは、JIS K 6251に準拠して測定した。
(2)電極層材料の調製
大陽日酸社製の高配向カーボンナノチューブ(層数4〜12層、繊維径10〜20nm、繊維長さ150〜300μm、炭素純度99.5%)30mgをイソプロピルアルコール(IPA)30gに添加し、ジェットミル(ナノジェットパル JN10−SP003、常光社製)を用いて湿式分散処理を施し、2倍に希釈して濃度0.05重量%のカーボンナノチューブ分散液を得た。
(3)保護層の作製
厚さが異なる以外は、上述した(1)誘電層の作製と同様の方法を用いて、ポリエーテル系ウレタンエラストマーからなるシートを作製した後、これを裁断して14mm×80mm×厚さ50μmの裏側保護層と、14mm×60mm×厚さ50μmの表側保護層とを作製した。
(4)接続部材の作製
14mm×10mm×厚さ0.05mmのポリイミドからなる樹脂シートを用意した。また、これとは別に、2mm×5mm×厚さ0.05mmの銅箔を2枚用意した。
次に、上記銅箔を両面粘着テープにより、上記樹脂シートの表面に貼り付け、接続部材とした。
(5)センサ素子の作製
まず、上記(3)の工程で作製した裏側保護層15Bの片面(おもて面)に、離型処理されたPETフィルムに所定の形状の開口部が形成されたマスクを貼り付けた。
上記マスクには、裏側電極層及び裏側配線に相当する開口部が設けられており、開口部のサイズは、裏側電極層に相当する部分が幅10mm×長さ50mm、裏側配線に相当する部分が幅5mm×長さ20mmである。
次に、上記(2)の工程で調製したカーボンナノチューブ分散液を単位面積(cm)あたりの塗布量が0.223gとなるようにエアブラシを用いて塗布した。続いて、100℃で10分間乾燥させ、第2電極層12B及び第2配線13Bを形成した。その後、マスクを剥離した。
次に、第2電極層12Bの全体及び第2配線13Bの一部を被覆するように、上記(1)の工程で作製した誘電層11を裏側保護層15B上に貼り合わせることにより積層した。
更に、誘電層11に表側に、第2電極層12B及び第2配線13Bの形成と同様の方法を用いて、第1電極層12A及び第1配線13Aを形成した。
次に、第1電極層12A及び第1配線13Aを形成した誘電層11の表側に、第1電極層12Aの全体及び第1配線13Aの一部を被覆するように、上記(3)の工程で作製した表側保護層15Aをラミネートにより積層した。
更に、裏側保護層15Bの端部と、接続部材18の一部が重なり合うように、接続部材18を裏側保護層15Bの裏側に積層し、その後、第1配線13Aと第1接続部16A、及び、第2配線13Bと第2接続部16B、それぞれを導電性接着剤14A、14Bを介して接続した。
その後、第1接続部16A及び第2接続部16Bにリード線22を半田で固定し、センサ素子10とした。
<布生地の準備>
布生地として、下記の布生地を用意した。
伸縮異方性生地:スーパーストレッチII(株式会社三徳より購入、品質:ナイロン90%、ポリウレタン10%、厚さ600μm)
<粘着層の準備>
布生地をセンサ素子10に貼り付けるための粘着層を下記の方法で準備した。
粘着剤(綜研化学社製、SKダイン1720)50重量部に、メチルエチルケトン(MEK)50重量部及び硬化剤(綜研化学社製、L−45)2質量部を添加し、あわとり練太郎(Thinky社製、型番:ARE−310)で混合(2000rpm、120秒)、脱泡(2000rpm、120秒)して混合物を得た。次に、得られた混合物を、表面が離型処理されたPETフィルム(藤森工業社製、50E−0010KF)にアプリケーターを用いて100μmのウエット膜厚で成膜した後、送風式のオーブンを用いて100℃、30分間の条件で硬化させ、硬化後の厚さが30μmの粘着層を作製した。
<ハイドロゲルの準備>
センサシートを生体表面に貼り付けるために、センサシートの最外層に設ける粘着層24の材料として、ハイドロゲル(積水化成品工業社製、テクノゲル HIT−BR3)を用意した。
<センサシート2の作製>
本実施例では、下記の方法によってセンサシート2(図2(a)、(b)参照)を作製した。
(1)上記伸縮異方性生地の片面に、上述した方法で作製した粘着層を転写した。
その後、上記伸縮異方性生地をヨコ115mm×タテ30mmのサイズで裁断した。このとき、ヨコが易伸縮方向、タテが難伸縮方向となるように裁断した。
(2)上述した方法で作製したセンサ素子10の裏面側に裁断した伸縮異方性生地(被覆部材)21Bを貼り付けた。このとき、伸縮異方性生地21Bの長手方向(ヨコ方向)の一端から15mmの位置に、センサ素子10の配線(第1配線13A及び第2配線13B)を形成した側と反対側の端部が位置するように伸縮異方性生地21Bを貼り付けた。
その後、静電容量検出シートのおもて面側にも上記(1)で裁断した伸縮異方性生地(被覆部材)21Aを貼り付け、2枚の布生地間に静電容量検出シートを挟み込んだ。
(3)予め用意しておいた上記ハイドロゲル(テクノゲル HIT−BR)をヨコ80mm×タテ15mmのサイズに切り出し、伸縮異方性生地21Bの裏側に貼り付けた。
このような工程を経てセンサシート2を作製した。センサシートとしては、4つのセンサシート2A〜2Dを作製した。
<センサ装置の組立>
4つのセンサシート2A〜2Dのそれぞれについて、センサシート2A〜2Dに接続されたリード線22をPowerLab 16/35,PL3516(AD INSTRUMENTS社製)に接続してセンサ装置とした。
このとき、各センサシートにおいては、第1接続部16Aに接続されたリード線をシグナルラインとし、第2接続部16Bに接続されたリード線をアースライン(基準ライン)とした。
[評価]
上記センサ装置を用いて、腰の運動状態を取得した。なお、下記の評価1〜5においてm、センサシート2A〜2Dの変位量に基づいて屈曲・伸展量、側屈量及び回旋量を算出する手法としては、上述した手法を採用した。
センサシート2A〜2Dは、それぞれ図1に示した位置に貼り付けた。
即ち、各センサシート2A〜2Dの貼り付け位置(計測部位)は、
センサシート2A:腰椎の右側において、腰椎と平行で、腰椎との距離W1が100mmで、センサシート2Aの一端(リード線を接続した側)を下端とし、当該下端が腰椎L5と同じ高さになる位置。
センサシート2B:腰椎の左側において、腰椎と平行で、腰椎との距離W2が100mmで、センサシート2Bの一端(リード線を接続した側)を下端とし、当該下端が腰椎L5と同じ高さ腰椎L5と同じ高さになる位置。
センサシート2C:センサシート2Aの下端と同じ高さに脊柱と重なる位置Pと、センサシート2Aの上端Q1を結ぶ線分と重なる位置。
センサシート2D:脊柱を基準としてセンサシート2Cと線対称にある位置。
なお、各センサシート2A〜2Dは、予め伸長させた状態で貼り付けた。このとき、プリテンション量(伸長率)は、40%とした。
また、被験者の腰の運動状態は、同時にモーションキャプチャ(NaturalPoint, Inc.社製、OptiTrack Flex3)でも測定した。
なお、モーションキャプチャでは、下記の角度をそれぞれ、屈曲、側屈、回旋の角度とした。
屈曲:矢状面において、尾骨−L5を結ぶ線分と、L1−L5を結ぶ線分とのなす角。
側屈:前額面において、左右の上前腸骨棘を結ぶ線分と、L5−T1を結ぶ線分とのなす角。なお、右側屈を正(+)、左側屈を負(−)とした。
回旋:L1を通る前額−水平軸方向の線分と、左右の上前腸骨棘を結ぶ線分とのなす角。
(評価1)
被験者に立位姿勢から屈曲し、その後、伸展して立位姿勢に戻る運動を複数回行ってもらい、その際の腰の運動状態を評価した。
結果を図9に示した。
図9中、(a)はモーションキャプチャによる測定結果、(b)はセンサシート2A〜2Dのそれぞれの変位量、(c)はセンサシート2A〜2Dの変位量に基づいて算出した屈曲・伸展量及びモーションキャプチャ(図中、mcと表記する)で計測した屈曲・伸展量、(d)はセンサシート2A〜2Dの変位量に基づいて算出した側屈量及びモーションキャプチャで計測した側屈量。(e)はセンサシート2A〜2Dの変位量に基づいて算出した回旋量及びモーションキャプチャで計測した回旋量。
図9に示した通り、本発明の実施形態に係る方法によれば、被験者が屈曲・伸展した際における、被験者の腰の運動状態を取得することができることが明らかとなった。
(評価2)
被験者に立位姿勢から右側に側屈し、立位姿勢に戻った後、今度は左側に側屈し、その後立位姿勢に戻る運動を複数回行ってもらい、その際の腰の運動状態を評価した。
結果を図10に示した。
図10中、(a)〜(e)に示す事項は、図9(a)〜(e)に示す事項と同様である。
図10に示した通り、本発明の実施形態に係る方法によれば、被験者が側屈した際における、被験者の腰の運動状態を取得することができることが明らかとなった。
(評価3)
被験者に立位姿勢から右側に回旋し、立位姿勢に戻った後、今度は左側に回旋し、その後立位姿勢に戻る運動を複数回行ってもらい、その際の腰の運動状態を評価した。
結果を図11に示した。
図11中、(a)〜(e)に示す事項は、図9(a)〜(e)に示す事項と同様である。
図11に示した通り、本発明の実施形態に係る方法によれば、被験者が回旋した際における、被験者の腰の運動状態を取得することができることが明らかとなった。
(評価4)
被験者に、立位姿勢から屈曲しつつ右側に回旋し、立位姿勢に戻った後、今度は屈曲しつつ左側に回旋し、その後立位姿勢に戻る運動を複数回行ってもらい、その際の腰の運動状態を評価した。
結果を図12に示した。
図12中、(a)〜(e)に示す事項は、図9(a)〜(e)に示す事項と同様である。
図12に示した通り、本発明の実施形態に係る方法によれば、被験者が屈曲しつつ回旋した際における、被験者の腰の運動状態を取得することができることが明らかとなった。
(評価5)
被験者に、立位姿勢から右側に側屈しつつ回旋し、立位姿勢に戻った後、今度は左側に側屈しつつ回旋し、その後立位姿勢に戻る運動を複数回行ってもらい、その際の腰の運動状態を評価した。
結果を図13に示した。
図13中、(a)〜(e)に示す事項は、図9(a)〜(e)に示す事項と同様である。
図13に示した通り、本発明の実施形態に係る方法によれば、被験者が側屈しつつ回旋した際における、被験者の腰の運動状態を取得することができることが明らかとなった。
1 センサ装置
2、2A〜2D、62、62A〜62D センサシート
3 解析装置
4 出力器
10、40 センサ素子
11 誘電層
12A、42A 第1電極層
12B、42B 第2電極層
13A 第1配線
13B 第2配線
14A、14B、44A〜44C 導電性接着剤
15A、45A 表側保護層
15B、45B 裏側保護層
16A、46A 第1接続部
16B、46B 第2接続部
17、47 樹脂シート
18、48 接続部材
19、49 検出部
21 被覆部材
22、52 リード線
24 粘着層
41A 表側誘電層(第1誘電層)
41B 裏側誘電層(第2誘電層)
42C 第3電極層
43A 第1配線
43B 第2配線
43C 第3配線
46C 第3接続部
60 腰用運動状態測定装置
61 サポート部材
103 計測器

Claims (5)

  1. 生体表面の変形量に基づいて体幹の運動状態を取得する方法であって、
    生体表面に規定された下記第1計測部位〜第3計測部位を含む少なくとも3か所の計測部位の変形量をセンサ装置によって測定し、前記変形量に基づいて、前記体幹の屈曲・伸展量、側屈量及び回旋量を算出することによって、体幹の運動状態を取得する方法。
    第1計測部位:立位姿勢において、脊柱に平行で、かつ前記脊柱から距離W1離間した部位。
    第2計測部位:立位姿勢において、前記第1計測部位と反対側に前記脊柱から距離W2離間した部位であって、前記脊柱と平行で、かつ前記第1計測部位と同一高さの部位。
    第3計測部位:前記第1及び第2計測部位のいずれとも平行でない部位。
  2. 更に、下記第4計測部位を計測部位として含む請求項1に記載の方法。
    第4計測部位:前記脊柱を基準として、前記第3計測部位と線対称の部位。
  3. 前記体幹の運動状態が腰の運動状態であり、
    前記第1計測部位〜前記第3計測部位のそれぞれとして、下記の部位を選択し、
    腰の屈曲・伸展量、側屈量及び回旋量を算出することによって、腰の運動状態を取得する請求項1又は2に記載の方法。
    第1計測部位:立位姿勢において、腰椎に平行で、かつ前記腰椎から距離W1離間した部位。
    第2計測部位:立位姿勢において、前記第1計測部位と反対側に前記腰椎から距離W2離間した部位であって、前記腰椎と平行で、かつ前記第1計測部位と同一高さの部位。
    第3計測部位:前記第1計測部位の一端と同一高さにある前記腰椎と重なる位置と、前記第1計測部位の他端とを結ぶ線分上の少なくとも一部の部位。
  4. 前記センサ装置は、
    エラストマー製の誘電層と、前記誘電層の上面に形成された第1電極層と、前記誘電層の下面に形成された第2電極層とを含み、前記第1電極層及び前記第2電極層の対向する部分を検出部とし、一方向に伸縮可能で、かつ伸縮に応じて前記検出部の静電容量が変化するセンサシートを備える
    請求項1〜3の何れかに記載の方法。
  5. 腰の周囲に巻き付けられるサポート部材と、
    前記サポート部材における下記第1計測部位〜第4計測部位に取付けられた腰の動きに追従して伸縮するセンサシートと、
    前記センサシートの変形量を計測する解析装置と、
    を備えたことを特徴とする腰用運動状態測定装置。
    第1計測部位:前記サポート部材を装着した際に、立位姿勢において、腰椎に平行で、かつ前記腰椎から距離W1離間した部位。
    第2計測部位:前記サポート部材を装着した際に、立位姿勢において、前記第1計測部位と反対側に前記腰椎から距離W2離間した部位であって、前記腰椎と平行で、かつ前記第1計測部位と同一高さの部位。
    第3計測部位:前記サポート部材を装着した際に、前記第1計測部位の一端と同一高さにある前記腰椎と重なる位置と、前記第1計測部位の他端とを結ぶ線分上の少なくとも一部の部位。
    第4計測部位:前記サポート部材を装着した際に、前記腰椎を基準として、前記第3計測部位と線対称の部位。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020174997A (ja) * 2019-04-19 2020-10-29 ナショナル タイワン ユニバーシティ 圧電パッチセンサ

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