JP2018092294A - 演算装置、演算方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

演算装置、演算方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成で双曲線正接関数を精度良く近似して演算することが可能な演算装置を提供する。【解決手段】入力xに対して双曲線正接の演算を行って出力yを出力する双曲線正接関数を、2のn乗(n=−2,−1,0)の傾きを有し、前記入力xの値が±2のk乗(k=−1,0,1)を境界として前記傾きが変わる折れ線で近似する演算部を備え、前記入力x及び出力yは浮動小数点形式の値であり、前記演算部は、前記折れ線における異なる傾きを有する複数の区間における演算を1つの演算式で行う、演算装置が提供される。【選択図】図1

Description

本開示は、演算装置、演算方法及びコンピュータプログラムに関する。
ニューラルネットワークの分野においては、双曲線正接関数(tanh)が用いられることが多い。双曲線正接関数は、以下の数式で表される関数であり、例えば所定の閾値を超えたかどうかの判定に用いられる。
Figure 2018092294
双曲線正接関数は非線形な関数であり、双曲線正接関数の演算を容易にするために、例えば特許文献1〜3には、双曲線正接関数を一次式などで近似する技術が開示されている。
特開平06−215021号公報 特表2005−509371号公報 特表2012−513724号公報
双曲線正接関数を精度良く近似しようとすると回路規模が大きくなる。ニューラルネットワークの活性化関数として双曲線正接関数の回路を並列処理するような場合には、回路規模が大きくなるので、並列数が大きくできない。その一方、双曲線正接関数を粗く近似すると誤差が大きくなり、ニューラルネットワークの活性化関数として用いると誤差が蓄積されて認識精度が低下する。
そこで、本開示では、簡易な構成で双曲線正接関数を精度良く近似して演算することが可能な、新規かつ改良された演算装置、演算方法及びコンピュータプログラムを提案する。
本開示によれば、入力xに対して双曲線正接の演算を行って出力yを出力する双曲線正接関数を、2のn乗(n=−2,−1,0)の傾きを有し、前記入力xの値が±2のk乗(k=−1,0,1)を境界として前記傾きが変わる折れ線で近似する演算部を備え、前記入力x及び出力yは浮動小数点形式の値であり、前記演算部は、前記折れ線における異なる傾きを有する複数の区間における演算を1つの演算式で行う、演算装置が提供される。
また本開示によれば、プロセッサが、入力xに対して双曲線正接の演算を行って出力yを出力する双曲線正接関数を、2のn乗(n=−2,−1,0)の傾きを有し、2のk乗(k=−1,0,1)の値を境界とする折れ線で近似することを含み、前記入力x及び出力yは浮動小数点形式の値であり、前記プロセッサは、前記折れ線における異なる傾きを有する複数の区間における演算を1つの演算式で行う、演算方法が提供される。
また本開示によれば、コンピュータに、入力xに対して双曲線正接の演算を行って出力yを出力する双曲線正接関数を、2のn乗(n=−2,−1,0)の傾きを有し、2のk乗(k=−1,0,1)の値を境界とする折れ線で近似することを実行させ、前記入力x及び出力yは浮動小数点形式の値であり、前記コンピュータに、前記折れ線における異なる傾きを有する複数の区間における演算を1つの演算式で行わせる、コンピュータプログラムが提供される。
以上説明したように本開示によれば、簡易な構成で双曲線正接関数を精度良く近似して演算することが可能な、新規かつ改良された演算装置、演算方法及びコンピュータプログラムを提供することが出来る。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の実施の形態に係る演算装置の構成例を示す説明図である。 双曲線正接関数と、双曲線正接関数の近似に用いる折れ線とを示す説明図である。 双曲線正接関数を近似する折れ線のそれぞれについての一次式を表した説明図である。 演算部110の具体的な回路構成例を示す説明図である。 図4に示した演算部110に入力されるパラメータを示す説明図である。 半精度浮動小数点形式の入力に対して双曲線正接関数の近似演算を行う演算部110の回路構成を示す説明図である。 演算部110の回路構成例を示す説明図である。 演算部110の回路構成例を示す説明図である。 演算部110の回路構成例を示す説明図である。 演算部110の回路構成例を示す説明図である。 演算部110の回路構成例を示す説明図である。 同実施の形態に係る演算装置100を用いることによる効果を示す説明図である。 同実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.本開示の実施の形態
1.1.概要
1.2.構成例
1.3.動作例
1.4.変形例
2.ハードウェア構成例
3.まとめ
<1.本開示の実施の形態>
[1.1.概要]
本開示の実施の形態について詳細に説明する前に、本開示の実施の形態の概要について説明する。
上述したように、ニューラルネットワークの分野においては、双曲線正接関数(tanh)が用いられることが多い。双曲線正接関数は非線形な関数であり、双曲線正接関数の演算を容易にするために、例えば特許文献1〜3には、双曲線正接関数を一次式などで近似する技術が開示されている。
双曲線正接関数を精度良く近似しようとすると、多項式近似や平方根関数など回路規模が大きくなる演算器が必要となる。ルックアップテーブルを使って双曲線正接関数を近似する場合も回路規模が大きくなる。ニューラルネットワークの活性化関数として双曲線正接関数の回路を並列処理するような場合には、回路規模が大きくなるので、並列数が大きくできない。
その一方、3区間近似などの手法により双曲線正接関数を粗く近似すると、双曲線正接関数の本来の値との誤差が大きくなり、ニューラルネットワークの活性化関数として用いると誤差が蓄積されて認識精度が下がり、また誤差の偏りも大きい。
そこで本件開示者は、上述した点に鑑みて、簡易な構成でありながら、双曲線正接関数を精度良く近似して演算することが出来る技術について鋭意検討を行った。その結果、本件開示者は、以下で説明するように、ビット操作と簡単なビット演算によって、簡易な構成でありながら、双曲線正接関数を精度良く近似して演算することが出来る技術を考案するに至った。
以上、本開示の実施の形態の概要について説明した。続いて、本開示の実施の形態について詳細に説明する。
[1.2.構成例]
図1は、本開示の実施の形態に係る演算装置の構成例を示す説明図である。以下、図1を用いて本開示の実施の形態に係る演算装置の構成例について説明する。
本開示の実施の形態に係る演算装置100は、双曲線正接関数(tanh)の演算を行う演算部110を含んで構成される。演算部110は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを含んで構成されうる。
演算部110には、浮動小数点形式のデータが入力される。演算部110は、双曲線正接関数の演算を行って、浮動小数点形式のデータを出力する。演算部110は、双曲線正接関数の演算を行う際に、所定のルールで双曲線正接関数を近似した折れ線を用いた演算を行う。そのルールについて説明する。
本実施形態では、双曲線正接関数は、7区間の折れ線で近似する。その傾きは2のn乗(n=−1、0、1)であり、2のk乗(k=−2、−1、0)の値を境界とする入力区間で近似する。図2は、双曲線正接関数と、本実施形態で演算部110が双曲線正接関数の近似に用いる折れ線とを示す説明図である。
図2に示したように、双曲線正接関数は、xが正の場合はyが正であり、xが負の場合はyは負である。従って演算部110は、入力xの符号x_sと同じ符号y_sを出力yの符号として出力する。なお、符号ビットは0で正を、1で負を表す。
入力xは、指数部x_eを有し、そのビット幅はEWである。IEEE754形式では、指数部x_eが0の場合に非正規化数を表し、x_eの全ビットが1である最大値の場合に無限大か非数を表し、それ以外の場合に正規化数を表す。また入力xは、仮数部x_mを有し、そのビット幅はMWである。IEEE754形式では、正規化数の場合、本来の仮数の最上位ビット(MW+1ビット目)の1が省略されている。なお、指数部が表現する最大の指数値をEMAXとする。
IEEE754形式で表現する値は、半精度の場合は(−1)x_s×2x_e−15×(1+x_m/210)、単精度の場合は(−1)x_s×2x_e−127×(1+x_m/223)、倍精度の場合は(−1)x_s×2x_e−1023×(1+x_m/252)、4倍精度の場合は(−1)x_s×2x_e−16383×(1+x_m/2112)である。
また図2に示したように、演算部110が双曲線正接関数の近似に用いる折れ線は、入力xが−0.5〜0.5の間、すなわち−2−1〜+2−1の間の区間では、傾きが1、すなわち2である。この区間の折れ線は原点を通るため、入力xが−0.5〜0.5の間、すなわち−2−1〜+2−1の間の区間では、演算部110は、入力xと同じ値を出力yとして出力することになる。演算部110は、入力xと同じ値を出力yとして出力することで、IEEE754形式の非正規化数(指数部が0)にそのまま対応できる。
また入力xが−1〜−0.5の間及び0.5〜1の間、すなわち−2〜−2−1の間及び+2−1〜+2の間の区間では、傾きが0.5、すなわち2−1である。また入力xが−2〜−1の間及び1〜2の間、すなわち−2〜−2の間及び+2〜+2の間の区間では、傾きが0.25、すなわち2−2である。なお、入力xが−2以下の場合はy=−1であり、入力xが2以上の場合はy=1である。
図3は、双曲線正接関数を近似する折れ線のそれぞれについての一次式を表した説明図である。入力xが−2以下の場合はy=−1であるのは上述した通りである。また、入力xが−2〜−1の場合はy=x/4−1/2であり、入力xが−1〜−0.5の場合はy=x/2−1/4であり、入力xが−0.5〜+0.5の場合はy=xであり、入力xが+0.5〜+1の場合はy=x/2+1/4であり、入力xが+1〜+2の場合はy=x/4+1/2である。入力xが+2以上の場合はy=1であるのは上述した通りである。
そして本実施形態に係る演算部110は、加減乗除の演算器を用いず、入力xのビットの並び替えと、定数のみで作る信号とをセレクタで選択することにより、双曲線正接関数の近似演算を行うことを特徴としている。以下の説明では、D[i]をD信号のiビット目の1ビットの数値(0または1)とし、D[e:b]は以下の数式で表した値とする。
Figure 2018092294
また、入力xの区間を、xの指数部x_eを用いて以下のように判定する。入力xの指数部x_eのMSBが1なら、入力xの絶対値|x|が|x|≧2の区間と判定する。また入力xの指数部x_eのMSBが0で、かつ入力xの指数部x_eのMSBとLSBとの間の各ビットが全て1なら、入力xの絶対値|x|が2>|x|≧0.5の区間と判定する。また、入力xの指数部x_eのMSBが0で、かつ入力xの指数部x_eのMSBとLSBとの間のビットに0が1つ以上含まれるなら、入力xの絶対値|x|が0.5≧|x|≧0の区間と判定する。
(1)入力xの絶対値が2以上の区間の場合
入力xの絶対値が2以上の区間の場合は、yは+1または−1である。従って、この場合は1を表現する浮動小数点形式データの仮数部の値を出力yの仮数部y_mとし、1を表現する浮動小数点形式データの指数部の値を出力yの指数部y_eとする。
(2)入力xの絶対値が0.5以上2未満の区間の場合
本実施形態では、入力xの絶対値が0.5〜1の間と、1〜2の間とで、それぞれ異なる一次関数で双曲線正接関数を近似するが、この2つの区間を1つにまとめて演算することができる。
入力xの絶対値が0.5以上2未満の区間の場合、入力xの指数部x_eの最下位ビット(LSB)(x_e[0])を出力yの仮数部y_mの最上位ビット(MSB)とし、入力xの仮数部のLSB(x_m[0])を削った残りのビット列を連結したデータ{x_e[0],x_m[MW−1:1]}を出力yの仮数部y_mとする。また、0.5を表現する浮動小数点形式データの指数部の値を、出力yの指数部y_eとする。
すなわち、y_m={x_e[0],x_m[MW−1:1]}であり、y_e=EMAX−1であり、y_s=x_sである。言い換えれば、x及びyは以下の数式で表すことが出来る。
x=(−1)x_s・2x_e−EMAX・(2MW+x_m[MW−1:0])/2MW
=(−1)x_s・2x_e−EMAX・(1+x_m[MW−1:0]/2MW
y=(−1)y_s・2y_e−EMAX・(2MW+y_m[MW−1:0])/2MW
=(−1)x_s・2−1・(2MW+x_e[0]2MW−1+x_m[MW−1:1])/2MW
=(−1)x_s・(1/2+x_e[0]2−2+x_m[MW−1:1]2−2/2MW−1
=(−1)x_s・(1/2+(x_e[0]+x_m[MW−1:1]/2MW−1)/4)
入力xの指数部x_e=EMAX(x_e[0]=1)の場合、すなわちy=x/4±1/2の区間では、x及びyは以下の数式で表すことが出来る。
x=(−1)x_s・(1+x_m[MW−1:0]/2MW
y=(−1)x_s・(1/2+(1+x_m[MW−1:1]/2MW−1)/4)
≒(−1)x_s・(1/2+(1+x_m[MW−1:0]/2MW)/4)
=(−1)x_s・1/2+(−1)−x_s・(1+x_m[MW−1:0]/2MW)/4
=(−1)x_s/2+x/4
また、入力xの指数部x_e=EMAX(x_e[0]=0)の場合、すなわちy=x/4±1/2の区間では、x及びyは以下の数式で表すことが出来る。
x=(−1)x_s・2−1・(1+x_m[MW−1:0]/2MW
=(−1)x_s・(1/2+x_m[MW−1:0]/2MW+1
y=(−1)x_s・(1/2+(0+x_m[MW−1:1]/2MW−1)/4)
=(−1)x_s・(1/2+x_m[MW−1:1]/2MW+1
≒(−1)x_s・(1/2+x_m[MW−1:0]/2MW+1/2
=(−1)x_s・(1/4+(1/2+x_m[MW−1:0]/2MW+1)/2)
=(−1)−x_s・1/4+(−1)−x_s・(1/2+x_m[MW−1:0]/2MW+1)/2
=(−1)x_s/4+x/2
従って、入力xの絶対値が0.5〜1の間と、1〜2の間とで、それぞれ異なる一次関数で双曲線正接関数を近似するが、この2つの区間を1つにまとめて演算することができる。
(3)入力xの絶対値が0以上0.5未満の区間の場合
入力xの絶対値が0以上0.5未満の区間の場合は、入力xの仮数部x_mを出力yの仮数部y_mとする。つまり、y_m=x_mである。また、入力xの指数部x_eを出力yの指数部y_eとする。つまりy_e=x_eである。すなわち上述したように、入力xの絶対値が0以上0.5未満の区間の場合は、入力xをそのまま出力yとする。
以上を踏まえて、演算部110による、双曲線正接関数の近似演算を擬似的にコードで現すと以下の通りとなる。
if(x_e[EW-1]){
y_e
= EMAX

y_m = 0
}else
if(x_e[EW-2] & x_e[EW-3] & ... & x_e[2] & x_e[1]){

y_e = EMAX-1

y_m = {x_e[0],x_m[9:1]}
}else{

y_e = x_e

y_m = x_m
}
y_s =
x_s
場合分けを入力xの指数部のビット判定ではなく入力xの値で行っても良い。その場合のコードは以下の通りとなる。
if(x >= 2.0){

y_e = EMAX

y_m = 0
}else
if(x >= 0.5){

y_e = EMAX-1

y_m = {x_e[0],x_m[9:1]}
}else{

y_e = x_e

y_m = x_m
}
y_s =
x_s
このように演算部110は、このように双曲線正接関数を一次関数に近似して演算することで、簡易な構成でありながら、双曲線正接関数を精度良く近似して演算することができる。
続いて、演算部110の具体的な回路構成例を説明する。
図4は、演算部110の具体的な回路構成例を示す説明図である。図4は、入力として入力xの符号x_s[0]、入力xの指数部x_e[EW−1:0]、入力xの仮数部x_m[MW−1:0]が演算部110に入力され、出力として出力yの符号y_s[0]、出力yの指数部y_e[EW−1:0]、出力yの仮数部y_m[MW−1:0]が演算部110から出力される様子が示されている。
上述したように、入力xの符号x_s[0]は、そのまま出力yの符号y_s[0]となる。
セレクタ111は、入力xの指数部x_e[EW−1:0]と、EMAX−1とのいずれかを出力するよう構成されるセレクタである。セレクタ111には、入力xの指数部のビット判定の結果(x_e[EW-2] & x_e[EW-3]
& ... & x_e[2] & x_e[1])が入力される。セレクタ111は、x_e[EW-2] &
x_e[EW-3] & ... & x_e[2] & x_e[1]=1の場合は、EMAX−1を出力し、0の場合はx_e[EW−1:0]を出力する。
セレクタ112は、ビット列{x_e[0],x_m[MW−1:1]}か、入力xの仮数部x_m[MW−1:0]のいずれかを出力するよう構成されるセレクタである。セレクタ112には、セレクタ111同様に、入力xの指数部のビット判定の結果(x_e[EW-2] & x_e[EW-3]
& ... & x_e[2] & x_e[1])が入力される。セレクタ112は、x_e[EW-2] &
x_e[EW-3] & ... & x_e[2] & x_e[1]=1の場合は、ビット列{x_e[0],x_m[MW−1:1]}を出力し、0の場合はx_m[MW−1:0]を出力する。
セレクタ113は、パラメータEMAXと、セレクタ111の出力とのいずれかを出力して、出力yの指数部y_e[EW−1:0]とするよう構成されるセレクタである。セレクタ113には、入力xの指数部x_eのMSBであるx_e[EW−1]が入力される。セレクタ113は、x_e[EW−1]=1の場合は、パラメータEMAXを出力し、0の場合は、セレクタ111の出力を出力する。
セレクタ114は、0と、セレクタ112の出力とのいずれかを出力して、出力yの仮数部y_m[MW−1:0]とするよう構成されるセレクタである。セレクタ114には、セレクタ113と同様に、入力xの指数部x_eのMSBであるx_e[EW−1]が入力される。セレクタ114は、x_e[EW−1]=1の場合は0を出力し、1の場合は、セレクタ113の出力を出力する。
このように、演算部110は、ビット操作を行うブロックと、ビット和を取るブロックと、セレクタとで構成される。従って、演算部110は、簡易な構成でありながら、双曲線正接関数を精度良く近似して演算することができることがわかる。
図5は、図4に示した演算部110に入力されるパラメータを示す説明図である。半精度、単精度、倍精度、四倍精度の場合で、それぞれパラメータを変えることで、演算部110は双曲線正接関数を精度良く近似して演算することができる。以下では、半精度の場合を例に挙げて演算部110の回路構成を示す。
図6は、半精度浮動小数点形式の入力に対して双曲線正接関数の近似演算を行う演算部110の回路構成を示す説明図である。図5に示したように、半精度浮動小数点形式の場合は、指数部のビット幅EWは5,仮数部のビット幅MWは15、最大指数EMAXは15(5ビットで表すと「01111」)である。従って、それぞれのパラメータを演算部110の回路構成に当てはめると図6に示した通りとなる。
演算部110の回路構成は図4に示したものに限定されない。図7〜10は、演算部110の回路構成例を示す説明図である。
図7は、場合分けを入力xの指数部のビット判定ではなく入力xの値で行う場合の、演算部110の回路構成例である。この場合、セレクタ111、112は、入力xの値が0.5以上であれば「1」の方を出力し、0.5未満であれば「0」の方を出力するよう構成される。またセレクタ113、114は、入力xの値が2以上であれば「1」の方を出力し、2未満であれば「0」の方を出力するよう構成される。
図8は、図7と同様に、場合分けを入力xの指数部のビット判定ではなく入力xの値で行う場合の、演算部110の回路構成例である。この場合、セレクタ111、112は、入力xの値が0.5以上であれば「1」の方を出力し、0.5未満であれば「0」の方を出力するよう構成される。またセレクタ113、114は、入力xの値が2以上であれば「1」の方を出力し、2未満であれば「0」の方を出力するよう構成される。
図9は、図7と同様に、場合分けを入力xの指数部のビット判定ではなく入力xの値で行い、かつ図7の回路からセレクタ111、112の出力を逆にした場合の、演算部110の回路構成例である。すなわち、セレクタ111、112は、入力xの値が0.5未満であれば「1」の方を出力し、0.5以上であれば「0」の方を出力するよう構成される。
図10は、入力xが0.5以上かどうかの場合分けを別のビット判定({x_e[EW−2:1],1’b1}==EMAX)で行う場合の、演算部110の回路構成例である。セレクタ111、112は、{x_e[EW−2:1],1’b1}==EMAXであれば「1」の方を出力し、{x_e[EW−2:1],1’b1}==EMAXでなければ「0」の方を出力するよう構成される。
ここまでは、セレクタ111〜114の入力を1ビットにした場合の演算部110の回路構成例を示したが、本開示は係る例に限定されるものではない。セレクタの入力は2ビットであってもよい。
図11は、演算部110の回路構成例を示す説明図である。図11には、2ビットの入力を受けるセレクタ121、122が設けられた演算部110が示されている。
セレクタ121は、入力xの指数部のビット判定の結果(x_e[EW-2] & x_e[EW-3]
& ... & x_e[2] & x_e[1])を1ビット目、入力xの指数部x_eのMSBであるx_e[EW−1]を2ビット目の入力とした2ビットの入力を受けて、その入力結果に応じて1つの出力を選択する。セレクタ121は、2ビット目(x_e[EW−1])が1の場合は、パラメータEMAXを出力し、0の場合は、1ビット目(x_e[EW-2] & x_e[EW-3]
& ... & x_e[2] & x_e[1])が1であればパラメータEMAX−1を出力し、0であればx_m[MW−1:0]を出力する。
セレクタ122は、セレクタ121と同様に入力xの指数部のビット判定の結果(x_e[EW-2] & x_e[EW-3]
& ... & x_e[2] & x_e[1])を1ビット目、入力xの指数部x_eのMSBであるx_e[EW−1]を2ビット目の入力とした2ビットの入力を受けて、その入力結果に応じて1つの出力を選択する。セレクタ122は、2ビット目(x_e[EW−1])が1の場合は、0を出力し、0の場合は、1ビット目(x_e[EW-2] & x_e[EW-3]
& ... & x_e[2] & x_e[1])が1であればビット列{x_e[0],x_m[MW−1:1]}を出力し、0の場合はx_m[MW−1:0]を出力する。
このように、2ビットの信号を入力して入力した信号に応じて出力を選択するセレクタ121、122を備えることによっても、演算部110は、ビット操作を行うブロックと、ビット和を取るブロックと、セレクタと、を備える簡易な構成でありながら、双曲線正接関数を精度良く近似して演算することができることがわかる。
なお、図11に示した演算部110の構成を、図7〜10等に示す変形例のように、場合分けを入力xの指数部のビット判定ではなく入力xの値で行ったり、セレクタ121、122の出力を入れ替えたりするものとしてもよいことは言うまでもない。
演算部110に入力されるデータの形式は、例えば指数部のビットが反転されたものであってもよい。指数部のビットが反転されている場合は、演算部110では、上述した指数部におけるビット判定処理も反転することになる。
演算部110に入力されるデータの形式は、例えばIEEE754における指数部に所定のビットが付加されたようなものであってもよい。この場合は、演算部110では、パラメータEMAXの値を変更して、表現するレンジを変化させることで対応することが可能となる。例えばIEEE754における指数部に2ビットデータが付加されていれば、演算部110では、パラメータEMAXに2を追加すれば良い。
上述の説明では、演算部110に入力されるデータは浮動小数点形式のデータであるとしたが、本開示は係る例に限定されるものではない。例えば、演算部110に入力されるデータは固定小数点形式のデータであってもよい。固定小数点形式のデータが入力される場合、演算部110は、固定小数点形式のデータを浮動小数点形式のデータに変換する回路を備えていても良い。
本開示の実施の形態に係る演算装置100は、ビット操作を行うブロックと、ビット和を取るブロックと、セレクタと、を備える演算部110を有することにより、簡易な構成でありながらも双曲線正接関数を精度良く近似して演算することができる。演算部110の構成が簡易なものであるため、例えば演算部110を複数搭載して並列処理をさせても、演算装置100の回路規模の増加が少なく済む。
本開示の実施の形態に係る演算装置100は、演算部110の構成が簡易なものであるため、例えば固定小数点形式のデータを浮動小数点形式のデータに変換するモジュールに演算部110を組み込んだ場合でもパイプラインのステージ追加が不要である。
本開示の実施の形態に係る演算装置100は、入力される浮動小数点形式のデータにおける仮数部の正規化処理が不要である。従って、正規化処理のための回路(CLZ(Count Leading Zero)回路やシフタ回路)が不要となる。
本開示の実施の形態に係る演算装置100は、7区間で傾きが変わる折れ線で双曲線正接関数を近似するために、これより傾きが変わる区間が少ない折れ線で双曲線正接関数を近似する場合に比べて近似の精度が大きく向上する。また本開示の実施の形態に係る演算装置100は、近似の際の誤差の偏りも少なくなる。
図12は、本開示の実施の形態に係る演算装置100を用いることによる効果を示す説明図である。図12には、3区間折れ線近似、3区間階段関数近似、そして本開示の実施の形態に係る演算装置100で用いる7区間折れ線近似のそれぞれにおける誤差が示されている。符号131が3区間折れ線近似による誤差を示し、符号132が3区間階段関数近似による誤差を示し、符号133が7区間折れ線近似による誤差を示している。図12に示したように、演算装置100で用いる7区間折れ線近似の場合は、他の近似方法に比べて誤差が極めて小さく、また誤差が現れたとしても正負双方に現れているので、近似を繰り返すことによる誤差の増大も抑えることができる。
本開示の実施の形態に係る演算装置100は、パラメータの設定により、IEEE754形式の非正規化数(指数部が0)にも自動的に対応することが出来る。また本開示の実施の形態に係る演算装置100は、シグモイド関数((tanh(x/2)+1)/2)の近似を、双曲線正接関数の近似を使って求めることにも使える。すなわち、tanh(x/2)/2は、演算装置100への入出力の指数部から1を減じる操作のみで演算することができる。従って、本開示の実施の形態に係る演算装置100は、演算装置100への入出力の指数部から1を減じ、出力結果に1/2を加算することで、シグモイド関数の演算を行うことができる。
<2.ハードウェア構成例>
次に、図13を参照して、本開示の実施形態に係る演算装置100が設けられる情報処理装置のハードウェア構成について説明する。図13は、本開示の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
情報処理装置900は、CPU(Central Processing unit)901、ROM(Read Only Memory)903、およびRAM(Random Access Memory)905を含む。また、情報処理装置900は、ホストバス907、ブリッジ909、外部バス911、インターフェース913、入力装置915、出力装置917、ストレージ装置919、ドライブ921、接続ポート923、通信装置925を含んでもよい。さらに、情報処理装置900は、必要に応じて、撮像装置933、およびセンサ935を含んでもよい。情報処理装置900は、CPU901に代えて、またはこれとともに、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、またはFPGA(Field-Programmable Gate Array)などの処理回路を有してもよい。
CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、ROM903、RAM905、ストレージ装置919、またはリムーバブル記録媒体927に記録された各種プログラムに従って、情報処理装置900内の動作全般またはその一部を制御する。ROM903は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータなどを記憶する。RAM905は、CPU901の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータなどを一次記憶する。CPU901、ROM903、およびRAM905は、CPUバスなどの内部バスにより構成されるホストバス907により相互に接続されている。さらに、ホストバス907は、ブリッジ909を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス911に接続されている。
入力装置915は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチおよびレバーなど、ユーザによって操作される装置である。入力装置915は、例えば、赤外線やその他の電波を利用したリモートコントロール装置であってもよいし、情報処理装置900の操作に対応した携帯電話などの外部接続機器929であってもよい。入力装置915は、ユーザが入力した情報に基づいて入力信号を生成してCPU901に出力する入力制御回路を含む。ユーザは、この入力装置915を操作することによって、情報処理装置900に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりする。
出力装置917は、取得した情報をユーザに対して視覚や聴覚、触覚などの感覚を用いて通知することが可能な装置で構成される。出力装置917は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)または有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどの表示装置、スピーカまたはヘッドフォンなどの音声出力装置、もしくはバイブレータなどでありうる。出力装置917は、情報処理装置900の処理により得られた結果を、テキストもしくは画像などの映像、音声もしくは音響などの音声、またはバイブレーションなどとして出力する。
ストレージ装置919は、情報処理装置900の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置919は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)などの磁気記憶部デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、または光磁気記憶デバイスなどにより構成される。ストレージ装置919は、例えばCPU901が実行するプログラムや各種データ、および外部から取得した各種のデータなどを格納する。
ドライブ921は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体927のためのリーダライタであり、情報処理装置900に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ921は、装着されているリムーバブル記録媒体927に記録されている情報を読み出して、RAM905に出力する。また、ドライブ921は、装着されているリムーバブル記録媒体927に記録を書き込む。
接続ポート923は、機器を情報処理装置900に接続するためのポートである。接続ポート923は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)ポートなどでありうる。また、接続ポート923は、RS−232Cポート、光オーディオ端子、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)ポートなどであってもよい。接続ポート923に外部接続機器929を接続することで、情報処理装置900と外部接続機器929との間で各種のデータが交換されうる。
通信装置925は、例えば、通信ネットワーク931に接続するための通信デバイスなどで構成された通信インターフェースである。通信装置925は、例えば、LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、Wi−Fi、またはWUSB(Wireless USB)用の通信カードなどでありうる。また、通信装置925は、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、または、各種通信用のモデムなどであってもよい。通信装置925は、例えば、インターネットや他の通信機器との間で、TCP/IPなどの所定のプロトコルを用いて信号などを送受信する。また、通信装置925に接続される通信ネットワーク931は、有線または無線によって接続されたネットワークであり、例えば、インターネット、家庭内LAN、赤外線通信、ラジオ波通信または衛星通信などを含みうる。
撮像装置933は、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)またはCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子、および撮像素子への被写体像の結像を制御するためのレンズなどの各種の部材を用いて実空間を撮像し、撮像画像を生成する装置である。撮像装置933は、静止画を撮像するものであってもよいし、また動画を撮像するものであってもよい。
センサ935は、例えば、加速度センサ、角速度センサ、地磁気センサ、照度センサ、温度センサ、気圧センサ、または音センサ(マイクロフォン)などの各種のセンサである。センサ935は、例えば情報処理装置900の筐体の姿勢など、情報処理装置900自体の状態に関する情報や、情報処理装置900の周辺の明るさや騒音など、情報処理装置900の周辺環境に関する情報を取得する。また、センサ935は、GPS(Global Positioning System)信号を受信して装置の緯度、経度および高度を測定するGPS受信機を含んでもよい。
以上、情報処理装置900のハードウェア構成の一例を示した。なお、情報処理装置900のハードウェア構成は、実施する時々の技術レベルに応じて適宜変更されうる。
<3.まとめ>
以上説明したように、本開示の実施の形態によれば、簡易な構成でありながらも双曲線正接関数を精度良く近似して演算することができる演算装置100が提供される。
本開示の実施の形態に係る演算装置100は、簡易な構成でありながら双曲線正接関数を精度良く近似して演算することができるので、例えば、双曲線正接関数を用いることが多いニューラルネットワークの分野で幅広く活用されうる。
各装置に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアを、上述した各装置の構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供されることが可能である。また、機能ブロック図で示したそれぞれの機能ブロックをハードウェアで構成することで、一連の処理をハードウェアで実現することもできる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
入力xに対して双曲線正接の演算を行って出力yを出力する双曲線正接関数を、2のn乗(n=−2,−1,0)の傾きを有し、前記入力xの値が±2のk乗(k=−1,0,1)を境界として前記傾きが変わる折れ線で近似する演算部を備え、
前記入力x及び出力yは浮動小数点形式の値であり、
前記演算部は、前記折れ線における異なる傾きを有する複数の区間における演算を1つの演算式で行う、演算装置。
(2)
前記演算部は、前記入力xに対するビットの演算並びに並び替え及び定数を用いて前記出力yを生成する、前記(1)に記載の演算装置。
(3)
前記演算部は、前記kの値が−1〜1の間の区間における演算を1つの演算式で行う、前記(1)または(2)に記載の演算装置。
(4)
前記演算部は、前記入力xの指数部と、前記入力xの最大指数とのいずれかを、前記入力xの指数部に対する所定のビット演算の結果に基づいて出力する第1のセレクタを備える、前記(1)〜(3)のいずれかに記載の演算装置。
(5)
前記演算部は、前記入力xの最大指数から1減算したものと、前記第1のセレクタの出力とのいずれかを、前記指数部の最上位ビットの値に基づいて出力する第2のセレクタを備える、前記(4)に記載の演算装置。
(6)
前記演算部は、前記入力xの仮数部と、前記入力xの指数部の最下位ビットに前記入力xの仮数部の最下位ビット以外のビット列を連結したデータとのいずれかを、前記入力xの指数部に対する所定のビット演算の結果に基づいて出力する第3のセレクタを備える、前記(1)〜(5)のいずれかに記載の演算装置。
(7)
前記演算部は、0と、前記第3のセレクタの出力とのいずれかを、前記指数部の最上位ビットの値に基づいて出力する第4のセレクタを備える、前記(6)に記載の演算装置。
(8)
前記演算部は、前記入力xの指数部と、前記入力xの最大指数と、前記入力xの最大指数から1減算したものとのいずれかを、前記入力xの指数部に対する所定のビット演算の結果及び前記入力xの指数部の最上位ビットの値に基づいて出力する第1のセレクタを備える、前記(1)〜(3)のいずれかに記載の演算装置。
(9)
前記演算部は、0と、前記入力xの仮数部と、前記入力xの指数部の最下位ビットに前記入力xの仮数部の最下位ビット以外のビット列を連結したデータとのいずれかを、前記入力xの指数部に対する所定のビット演算の結果及び前記入力xの指数部の最上位ビットの値に基づいて出力する第2のセレクタを備える、前記(8)に記載の演算装置。
(10)
プロセッサが、入力xに対して双曲線正接の演算を行って出力yを出力する双曲線正接関数を、2のn乗(n=−2,−1,0)の傾きを有し、2のk乗(k=−1,0,1)の値を境界とする折れ線で近似することを含み、
前記入力x及び出力yは浮動小数点形式の値であり、
前記プロセッサは、前記折れ線における異なる傾きを有する複数の区間における演算を1つの演算式で行う、演算方法。
(11)
コンピュータに、入力xに対して双曲線正接の演算を行って出力yを出力する双曲線正接関数を、2のn乗(n=−2,−1,0)の傾きを有し、2のk乗(k=−1,0,1)の値を境界とする折れ線で近似することを実行させ、
前記入力x及び出力yは浮動小数点形式の値であり、
前記コンピュータに、前記折れ線における異なる傾きを有する複数の区間における演算を1つの演算式で行わせる、コンピュータプログラム。
100 演算装置
111、112、113、114、121、122 セレクタ

Claims (11)

  1. 入力xに対して双曲線正接の演算を行って出力yを出力する双曲線正接関数を、2のn乗(n=−2,−1,0)の傾きを有し、前記入力xの値が±2のk乗(k=−1,0,1)を境界として前記傾きが変わる折れ線で近似する演算部を備え、
    前記入力x及び出力yは浮動小数点形式の値であり、
    前記演算部は、前記折れ線における異なる傾きを有する複数の区間における演算を1つの演算式で行う、演算装置。
  2. 前記演算部は、前記入力xに対するビットの演算並びに並び替え及び定数を用いて前記出力yを生成する、請求項1に記載の演算装置。
  3. 前記演算部は、前記kの値が−1〜1の間の区間における演算を1つの演算式で行う、請求項1に記載の演算装置。
  4. 前記演算部は、前記入力xの指数部と、前記入力xの最大指数とのいずれかを、前記入力xの指数部に対する所定のビット演算の結果に基づいて出力する第1のセレクタを備える、請求項1に記載の演算装置。
  5. 前記演算部は、前記入力xの最大指数から1減算したものと、前記第1のセレクタの出力とのいずれかを、前記指数部の最上位ビットの値に基づいて出力する第2のセレクタを備える、請求項4に記載の演算装置。
  6. 前記演算部は、前記入力xの仮数部と、前記入力xの指数部の最下位ビットに前記入力xの仮数部の最下位ビット以外のビット列を連結したデータとのいずれかを、前記入力xの指数部に対する所定のビット演算の結果に基づいて出力する第3のセレクタを備える、請求項1に記載の演算装置。
  7. 前記演算部は、0と、前記第3のセレクタの出力とのいずれかを、前記指数部の最上位ビットの値に基づいて出力する第4のセレクタを備える、請求項6に記載の演算装置。
  8. 前記演算部は、前記入力xの指数部と、前記入力xの最大指数と、前記入力xの最大指数から1減算したものとのいずれかを、前記入力xの指数部に対する所定のビット演算の結果及び前記入力xの指数部の最上位ビットの値に基づいて出力する第1のセレクタを備える、請求項1に記載の演算装置。
  9. 前記演算部は、0と、前記入力xの仮数部と、前記入力xの指数部の最下位ビットに前記入力xの仮数部の最下位ビット以外のビット列を連結したデータとのいずれかを、前記入力xの指数部に対する所定のビット演算の結果及び前記入力xの指数部の最上位ビットの値に基づいて出力する第2のセレクタを備える、請求項8に記載の演算装置。
  10. プロセッサが、入力xに対して双曲線正接の演算を行って出力yを出力する双曲線正接関数を、2のn乗(n=−2,−1,0)の傾きを有し、2のk乗(k=−1,0,1)の値を境界とする折れ線で近似することを含み、
    前記入力x及び出力yは浮動小数点形式の値であり、
    前記プロセッサは、前記折れ線における異なる傾きを有する複数の区間における演算を1つの演算式で行う、演算方法。
  11. コンピュータに、入力xに対して双曲線正接の演算を行って出力yを出力する双曲線正接関数を、2のn乗(n=−2,−1,0)の傾きを有し、2のk乗(k=−1,0,1)の値を境界とする折れ線で近似することを実行させ、
    前記入力x及び出力yは浮動小数点形式の値であり、
    前記コンピュータに、前記折れ線における異なる傾きを有する複数の区間における演算を1つの演算式で行わせる、コンピュータプログラム。

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