JP2018089361A - 手荷物用品用伸縮式牽引ハンドル - Google Patents

手荷物用品用伸縮式牽引ハンドル Download PDF

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Abstract

【課題】手荷物用品(100)のための伸縮式牽引ハンドル(130)を提供する。【解決手段】牽引ハンドルには、第1と第2のチューブ(136、138)と、回転機構(254)と、第1と第2のチューブに連結されたハンドグリップ(132)とを含む、少なくとも1つのチューブ構造(134)が含まれる。第1のチューブは第2のチューブ内に収容されて、第2のチューブに対して選択的に回転可能である。回転機構は、第1のチューブを第2のチューブに対して回転させるように操作可能である。第1のチューブを第2のチューブに対して回転させて、少なくとも第1のチューブの一部を第2のチューブの一部に連結させて、第1のチューブの第2のチューブに対する軸方向移動を選択的に摩擦ロックさせる。【選択図】図2

Description

本開示は一般にホイール付きの手荷物用品に関し、より具体的には手荷物用品用の伸縮式牽引ハンドルに関する。
ホイール付き手荷物用品には、床や地面などの支持面上での手荷物ケースの操縦の助けとなる伸縮式牽引ハンドルが含まれることが多い。典型的な伸縮式牽引ハンドルは折りたたみ式であり、外側部材又はチューブ内にスライド可能に収容された内側部材又はチューブが含まれていて、ハンドルの遠位端の牽引ハンドルグリップの高さを手荷物ケースに対してユーザが使用しやすい予め設定された高さに調節するようになっている。残念ながら、容易にスライドさせるための内側と外側のチューブ間の隙間及び/又はロック係合は、ユーザが扱う時に牽引ハンドルにより動くか又は揺動するようなものである場合がある。さらには、ロック係合は外しにくい場合もある。また、牽引ハンドルの事前設定された高さは、特に背が高いか又は低いユーザに取っては好ましくない位置であることもある。
様々な伸縮式牽引ハンドルを含むことで本開示に関係し得る文献としては、米国特許第7670072号明細書、米国特許第7407337号明細書、米国特許第6761501号明細書、米国特許第5692856号明細書、米国特許第5549407号明細書、米国特許第5622446号明細書、米国特許第5417511号明細書、米国特許第5407295号明細書、米国特許第5011319号明細書、米国特許第5048998号明細書、米国特許第4824302号明細書、米国特許第4653142号明細書、米国特許第4329076号明細書、欧州特許第0006258号明細書、米国特許第4076437号明細書、米国特許第3515418号明細書、及び米国特許第2949692号明細書がある。
したがって、改良された手荷物用品の提供が望まれる。より具体的には、上記の課題の1つまたは全てに対処し、および/またはより一般的には既存の構成の改良または代替を提供する、改良された伸縮式牽引ハンドルの提供が望まれる。手荷物用品は値段と重量によって影響を受けやすいので、直線移動と静音性の改良の両方において優れた性能を示す、滑らか、高効率、軽量で、かつ費用効果の高いホイールの作製が重要である。
本開示は、以下に記述され、添付の特許請求の範囲に規定されるような手荷物用品のための伸縮式牽引ハンドルを提供する。本開示は有利には、容易かつ選択可能に異なる長さでロック可能な牽引ハンドルを提供する。したがって牽引ハンドルがロック配置に配置されると、ハンドグリップの高さが比較的単純かつ従来とは異なる方法で、好ましくは牽引ハンドルのスライド部品間に過度の(あるいは減少した)揺動を伴わずにロック可能である。牽引ハンドルには、外側チューブと、その外側チューブ内にスライド可能に収容された内側チューブとが含まれる。以下で詳細を説明するように、内側と外側のチューブは、チューブの一方(あるいはその一部)を他方(あるいはその一部)に対して回転させるとチューブ同士を選択的に締着させて、チューブ間の相対的軸方向移動を防止するようになっていてもよい。そのような構成によって、牽引ハンドルはチューブの長さに沿った任意の所望の高さで手荷物用品に対して選択的に摩擦ロックすることができる。
本開示の実施形態は、手荷物用品のための牽引ハンドルを含む。牽引ハンドルは、それぞれが第1と第2のチューブを含み、第1のチューブは第2のチューブ内にスライド可能に収容されてそれに対して選択的に回転可能である、少なくとも1つのチューブ構造と、第1のチューブを第2のチューブに対して回転させるように操作可能な回転機構と、好ましくはユーザが牽引ハンドルを把持するための、第1と第2のチューブの1つに連結されたハンドグリップと、を備える。牽引ハンドル及び第1と第2のチューブは、第1のチューブが第2のチューブに対して回転すると、第1のチューブの少なくとも一部が第2のチューブの一部に(例えば直接係合及び/又は間接係合によって)係合するように連結されて、第2のチューブに対する第1のチューブの軸方向移動が選択的に摩擦ロックされる。
いくつかの実施形態では、第1と第2のチューブは各チューブ構造の長さの大部分に沿って連結される。他の実施形態では、チューブは各チューブ構造の長さの離散した部分に沿って係合する。
いくつかの実施形態では、牽引ハンドルは、第1と第2のチューブの一方に回転可能に連結され、かつ第1と第2の他方と選択的に連結可能であって、第1と第2のチューブの間に選択的な摩擦連結を生成するカラーを含む。この牽引ハンドルは、カラーを第1か第2のチューブのいずれかの一部に沿って軸方向に配置するための手段を含む。第1と第2のチューブ間の選択的摩擦連結には、カラーと、第1と第2のチューブの一方との間にあって、第1の摩擦係数を含む第1の摩擦界面と、カラーと、第1と第2のチューブの他方との間にあって、第1の摩擦係数より大きい第2の摩擦係数を含む第2の摩擦界面とが含まれる。第1の摩擦界面は、カラーと第1のチューブの間にあり、第2の摩擦界面は、カラーと第2のチューブの間にある。
いくつかの実施形態では、カラーを軸方向に配置するための手段は、第1又は第2のチューブの一部に結合するストッパを含み、ストッパはカラーがストッパに対応してスライドするように、カラーの少なくとも一部を収容するための環状リセスをその中に画定する。ストッパは第1か第2のチューブのいずれかの端部に隣接して画定される。ストッパは第1のチューブが第2のチューブに対して延伸することを制限する。
いくつかの実施形態では、第1のチューブ又はストッパは、カラーに対する第1のチューブ又はストッパの少なくとも一部の回転が、カラーと第2のチューブの内側表面との間の係合を増加させるようになる、変動する半径を有する外側表面を含む。第2のチューブの内側表面は、カラーの外側表面に対応する変動半径を含む。カラーは第2のチューブから収縮して離れるように付勢される。いくつかの実施形態では、第1のチューブ又はストッパの少なくとも一部がカラーに対して回転することで、カラーを拡張させて、カラーを第2のチューブの内側表面に係合させる。
いくつかの実施形態では、カラーには、第1のチューブ又はストッパのいずれかの外側表面に係合するように配置された内側表面と、第2のチューブの内側表面に係合するように配置された外側表面が含まれる。カラーの内側表面はストッパ又は第1のチューブの外側表面に平行である。カラーの外側表面は第2のチューブの内側表面に平行である。ストッパ又は第1のチューブの外側表面は第2のチューブの内側表面に平行である。
いくつかの実施形態では、回転機構は少なくとも1つのチューブ構造を移動させて、この少なくとも1つのチューブ構造の第1と第2のチューブが相互にスライド可能であるスライド配置と、第1と第2のチューブの相互のスライド移動が制限されるロック配置とを取らせる。ハンドグリップの少なくとも一部の回転によって好ましくは、回転機構が少なくとも1つのチューブ構造をスライド配置又はロック配置のいずれかに配置させる。ハンドグリップ又はハンドグリップの少なくとも一部は、少なくとも1つのチューブ構造に対してある角度で配向された軸上にあり、かつその軸を中心に回転する。
いくつかの実施形態では牽引ハンドルは、第2のチューブに対して第1のチューブの軸方向移動を摩擦ロックするために、少なくとも1つのチューブ構造をロック配置などへ付勢するように操作可能な付勢アセンブリを含む。少なくとも1つのチューブ構造に摩擦ロックするために、付勢アセンブリはハンドグリップの少なくとも一部の回転を付勢する捩りばねを含む。
いくつかの実施形態では、第1のチューブが外側輪郭を含み、第2のチューブが内側輪郭を含んで、第1のチューブの外側輪郭の少なくとも一部は、第2のチューブの内側輪郭の少なくとも一部に選択的に係合する。第1のチューブの外側輪郭は、第2のチューブの内側輪郭と一致してもよい。あるいは、第1のチューブの外側輪郭は、第2のチューブの内側輪郭とは異なっていてもよい。第2のチューブの内側輪郭、第1のチューブの外側輪郭、又はその両方は増加する半径を有する面で画定されてもよい。いくつかの実施形態では、第1のチューブの外側輪郭と第2のチューブの内側輪郭の内の少なくとも1つは、チューブの回転軸から増加する半径位置に周面を含む。第2のチューブの内側輪郭、第1のチューブの外側輪郭、又はその両方は、楕円形状、一重のカタツムリ又は螺旋形状、多重のカタツムリ又は螺旋形状、及び波形形状の内の少なくとも1つによって画定される。いくつかの実施形態では、第2のチューブの外側輪郭、第1のチューブの内側輪郭、又はその両方は円形である。
いくつかの実施形態では、第2のチューブは回転的に固定され、第1のチューブが回転する。いくつかの実施形態では、第1のチューブは第2のチューブに対して偏心回転する。
いくつかの実施形態において牽引ハンドルは、それぞれが外側チューブ内にスライド可能又は折りたたみ式に収容される内側チューブを含む、第1と第2のチューブ構造を含む。第1と第2のチューブ構造は相互に平行であってよく、又ハンドグリップによって一端で互いに接続されていてもよい。第1と第2のチューブ構造の1つあるいは好ましくは両方が、外側チューブに対して内側チューブを回転させることで内側チューブの少なくとも一部を外側チューブの一部に係合させて、内側チューブの外側チューブに対する軸方向移動を選択的に摩擦ロックする。
さらなる実施形態と特徴が以下の説明で部分的に説明される。それは当業者には、本明細書の精査により明らかとなるか、または開示の主題の実行により習得されるであろう。本明細書の残りの部分、及びこの開示の一部を構成する図面を参照することにより、本開示の本質及び利点をさらに理解できるであろう。当業者であれば、本開示の様々な態様および特徴のそれぞれが、ある場合には個別に、また他の場合には本開示の他の態様および特徴と組み合わせて、有利に使用し得ることを理解するであろう。
説明は、以下の図面を参照してより完全に理解されるであろう。図面では構成要素は縮尺通りには描かれていない。図は本開示の様々な実施形態として示されており、本開示の範囲を完全に列挙するものとして解釈されるべきではない。
本開示のいくつかの実施例による牽引ハンドルを含む手荷物用品の後方等角図である。 本開示のいくつかの実施例による、展開位置にある2本チューブ牽引ハンドルを有する図1の手荷物用品の拡大部分図である。 本開示のいくつかの実施例による、展開位置にある1本チューブ牽引ハンドルを有する図1の手荷物用品の拡大部分図である。 本開示のいくつかの実施例による、スライド配置にある牽引ハンドルの横断面図である。 本開示のいくつかの実施例による、ロック配置にある図4の牽引ハンドルの横断面図である。 本開示のいくつかの実施例による牽引ハンドルの縦断面図である。 本開示のいくつかの実施例による更なる牽引ハンドルの縦断面図である。 本開示のいくつかの実施例による、図6Aの牽引ハンドルの切断線A−Aに沿った横断面図である。 本開示のいくつかの実施例による、図6Aの牽引ハンドルの切断線A−Aに沿った更なる横断面図である。 本開示のいくつかの実施例による、図6Aの牽引ハンドルの切断線A−Aに沿った更なる横断面図である。 本開示のいくつかの実施例による、図6Aの牽引ハンドルの切断線A−Aに沿った更なる横断面図である。 本開示のいくつかの実施例によるロック機構の斜視図である。 本開示のいくつかの実施例による更なるロック機構の斜視図である。 本開示のいくつかの実施例による更なるロック機構の斜視図である。 本開示のいくつかの実施例による更なるロック機構の斜視図である。 本開示のいくつかの実施例による、スライド配置にある更なる牽引ハンドルの横断面図である。 本開示のいくつかの実施例による、ロック配置にある図15の牽引ハンドルの横断面図である。 本開示のいくつかの実施例による、スライド配置にある更なる牽引ハンドルの横断面図である。 本開示のいくつかの実施例による、ロック配置にある図17の牽引ハンドルの横断面図である。 本開示のいくつかの実施例による、スライド配置にある更なる牽引ハンドルの横断面図である。 本開示のいくつかの実施例による、ロック配置にある図19の牽引ハンドルの横断面図である。 本開示のいくつかの実施例による、スライド配置にある更なる牽引ハンドルの横断面図である。 本開示のいくつかの実施例による、ロック配置にある図21の牽引ハンドルの横断面図である。 本開示のいくつかの実施例による図1の手荷物用品の側面図である。
本開示によれば、関連する手荷物ケースに対して任意の所望の高さに摩擦ロックすることができる、伸縮式の牽引ハンドル(プルハンドルとも呼ばれる)が提供される。以下で説明するように牽引ハンドルには、それぞれが内部にスライド可能に収容されて相互に選択的に回転可能な複数のチューブを含む1つ以上のチューブ構造が含まれる。チューブ(又はその部分)を相対的に回転させることで、チューブ間の相対的な軸方向移動を選択的に摩擦ロックする直接又は間接的な係合などを介して、チューブが選択的に連結又は締着される。隣接するチューブ間の選択的摩擦係合は、チューブの1つ、例えばチューブの1つに結合されたストッパへ回転可能に連結されたカラーによって画定されてもよい。カラーは結合されたチューブに対して半径方向には自由に回転してもよい。ただし、カラーは、例えばカラーの上下に配置された構造(1つ以上のリブなど)を介して、結合されたチューブ上を軸方向へ移動することは制限されてもよい。内側チューブの回転は、カラーを外側チューブに選択的に係合させてもよい。係合すると、カラーはカラーと1つのチューブとの間に十分な摩擦を提供して、その2つのチューブ間の相対的軸方向移動を阻止してもよい。ただし、カラーともう一方のチューブとの間の径方向の摩擦は制限されるので、ユーザが両チューブを相対的に回転させて、随意に摩擦係合をより容易に解除することを可能とする。
図1を参照すると、本開示の実施形態による手荷物用品100には、ユーザの持ち物を搬送する内室と格納容積を画定する、複数の壁面またはパネルで構成される手荷物ケース102が含まれる。図に示すように、手荷物用品100には、集合的に手荷物ケース102の外部構造を画定する、対向する正面パネル104と背面パネル106、対向する頂部パネル108と底部パネル110、及び対向する左パネル112と右パネル114が含まれる。コーナー領域116は、手荷物ケース102の任意の2つまたは3つの隣接パネルの交差により画定される。例えば、図1の手荷物ケース102には4つの下部コーナー領域116があり、それぞれが、底部パネル110と、左パネル112と右パネル114と、正面パネル104および/または背面パネル106との交差で形成される。図に示すように、スピナーホイールアセンブリであってよい複数のホイールアセンブリ118が、手荷物ケース102に連結されてもよい。例えば、手荷物ケース102には、少なくとも底部パネル110の、例えばコーナー領域116に連結された、4つのホイールアセンブリ118が含まれてよい。手荷物用品100には、典型的には1つの側面に1つ(図示せず)と手荷物用品(100)の頂部にもう1つ(354)の1つ以上のキャリーハンドル354も含まれて、ユーザが持ち運べるようになっていてもよい。
引き続き図1を参照すると、手荷物用品100には、手荷物用品100に取付けられた伸縮式又は折りたたみ式の牽引ハンドル130も含まれる。これは好ましくは図に示すように背面パネル106などの手荷物ケース102の少なくとも1つのパネルに取付けられる。図に示すように牽引ハンドル130には、ハンドグリップ132と、それぞれが相互にスライド可能に収容された複数のチューブを含む少なくとも1つのチューブ構造134(例えば、図3に示すような1本チューブ構造134、図1及び図2に示すような2本チューブ構造134、など)が含まれる。例えば、各チューブ構造134には第1のチューブ136と第2のチューブ138が含まれる。第1と第2のチューブ136、138は、第1のチューブ136が第2のチューブ138内にスライド可能に収容されるような伸縮式となっている。いくつかの実施形態では、第1と第2のチューブ136、138は同心的に配置されてよい。特定の用途に応じて任意の数のチューブが考えられる。例えば図7〜図10を参照すると、各チューブ構造134には第3のチューブ140が含まれて、第2のチューブ138が第3のチューブ140内にスライド可能に収容されてもよい。各チューブ構造134を後続のチューブ内にスライド可能に収容するこの方式は、例えば、特定のケースの大きさに対するチューブ構造134の所望の延伸長さというような、特定の特性が達成されるまで続いてもよい。特に断らない限り以下の説明は、第1と第2のチューブ136、138のみを含む実施形態に向けたものである。後続する各チューブ(例えば第3のチューブ140)は同様に構成されて同様に追加されてよい。例えば3つのチューブを含む実施形態において、第3のチューブ140は以下で説明する第2のチューブ138と同様に構成されてよいし、第2のチューブ138は以下で説明する第1のチューブ136と同様に構成されてもよい。このようにして、各チューブ構造134は内側のチューブ構成を変更することなくモジュール式に構成され、そうして例えば組み立てコストや複雑さが低減されてもよい。あるいは、チューブの幾つか又は2つだけをそのように構成し、その他を例えばロック穴とピンを用いてより旧式に位置ロックしてもよい。
図6A〜図10を参照すると、第1と第2の各チューブ136、138は、それぞれ長さLとLを有する細長の部材である(図2参照)。内側チューブと称してもよい第1のチューブ136は、対向する内側表面152と外側表面154を画定する壁150を含んでいる。同様に、外側チューブと称してもよい第2のチューブ138は、対向する内側表面158と外側表面160を画定する壁156を含んでいる。以下で説明するように、第1のチューブ136の少なくとも一部は第2のチューブ138の少なくとも一部と、例えば係合して(更なる例としては直接係合及び/又は間接係合して)選択的に連結されるようになっていて、第2のチューブ138に対して第1のチューブ136の軸方向移動を選択的に摩擦ロックする。これによりユーザによる手荷物用品100の支持面上の牽引が可能となる。例えば、以下でより完全に説明するように、第1と第2のチューブ136、138の内の少なくとも1つ(例えば第1のチューブ136の外側表面154と第2のチューブの内側表面158)は、非同心及び/又は非回転対称の輪郭をしていて、第1のチューブ136が第2のチューブ138に対して回転すると第1と第2のチューブ136、138を一緒に選択的に摩擦ロックする。いくつかの実施形態では、第1と第2のチューブ136、138は軽量となるような寸法と形状であり、及び/又は強度が増加されていてもよい。例えば、第1と第2のチューブ136、138のそれぞれは、実質的に中空であるか、軽量材料(例えば特に、硬質プラスチック、アルミニウム又は他の軽金属、又はカーボンファイバ)で形成されているか、捩れ強度及び/又は曲げ強度を(例えば機械的な断面形状の設計により)増加させるように構成されているかであり、あるいはそれらの任意の組み合わせであってよい。
以下で詳細に述べるように、各チューブ構造134の第1と第2のチューブ136、138は相互に軸方向に移動して、手荷物ケース102からの距離を変化させて牽引ハンドル130を延伸させ、頂部パネル108の上における高さを変える。そのような実施形態では、各チューブ構造134は手荷物ケース102に(例えば、内室の中(図2参照)であっても、手荷物ケース102の外面沿い(図3参照)であっても、少なくとも背面パネル106に)連結されて、第1のチューブ136がハンドグリップ132に連結される。以下で詳細を述べるように、ユーザはハンドグリップ132を操作して、第1のチューブ136を第2のチューブ138に対してスライドさせ、牽引ハンドル130を所望通りに延伸または縮めてもよい。このようにして、第1のチューブ136を第2のチューブ138に対してスライドさせてハンドグリップ132を手荷物ケース102から離れる距離に延伸し、例えばハンドグリップ132を把持して手荷物用品100を支持面上で引っ張るなどして、手荷物用品100を支持面(例えば地面又はフロア)上で操作可能とする。以下で詳細を述べるように、第1と第2のチューブ136、138は相互にスライドして、ユーザの好みや希望に基づき、また第1と第2のチューブ136、138の長さL、Lに従って、ハンドグリップ132を手荷物ケース102から離れた任意の所望の距離(例えば高さ)に位置させる。牽引ハンドル130には複数のチューブ構造134が含まれ得るが、参照を容易にするために特記しない限り1つのチューブ構造134についてのみ議論する。各チューブ構造134は実質的に同じ構成であってよい。いくつかの実施形態では、左のチューブ構造134は配向及び操作において右のチューブ構造134の鏡像となっていてもよい。例えば、チューブ構造134のロックは、左のチューブ構造を一方向(例えば時計方向)に回転させさせながら右のチューブ構造を反対方向(例えば反時計方向)に回転させることにより達成されてもよい。
第1と第2のチューブ136、138の少なくとも1つは、半径が変化する面を含み、第1のチューブ136を第2のチューブ138に対して回転させるとチューブ間(例えば第1のチューブ136の外側表面154と第2のチューブ138の内側表面158との間)の隙間が減少して、それらの間に摩擦係合を生じさせる。後で説明するように、摩擦係合は、完全に延伸した位置と完全に縮退した位置を含むその間の任意の所望位置に各チューブ構造134をロックする。いくつかの実施形態では、第1と第2のチューブ136、138の少なくとも1つが、一重のカタツムリ又は螺旋形状(図4、図5参照)、多重のカタツムリ又は螺旋形状(図15、図16参照)、波形形状(図17、図18参照)、長円又は楕円形状(図19、図20参照)などの非円形断面又は輪郭を有してもよい。その追加又は代替で、第1のチューブ136は第2のチューブ138に対して(例えばその内部で)偏心回転して、同様に隙間を減少させてもよい(図21、図22参照)。
本明細書で述べるように、チューブ構造134はスライド配置(例えば図4、7、15、17、19、21を参照)とロック配置(例えば図5、9、16、18、20、22を参照)の間を回転してもよい。後でより完全に説明するように、スライド配置においては第1のチューブ136が第2のチューブ138に対して軸方向に移動して、チューブ構造134の長さLを増加又は減少させる(図2参照)。所望の長さになると、第1のチューブ136をロック配置への第1の方向(例えば図5の時計方向)に回転させて第1と第2のチューブ136、138の間の隙間を減少させ、例えば第2のチューブ138に対する第1のチューブ136の軸方向移動を制限することにより、第1と第2のチューブ136、138を一緒に固定する。後で説明するように、第1のチューブ136をスライド配置への第2の方向(例えば図5の反時計方向)に回転させて第1と第2のチューブ136、138の間の隙間を増加させ、チューブ136、138を相互にスライドさせる。摩擦ロックされている場合、第1と第2のチューブ136、138は各チューブ構造134の長さLの大部分に沿って互いに係合してもよいし、あるいは各チューブ構造134の長さLの僅かな部分に沿ってのみ互いに係合してもよいし、あるいは各チューブ構造134の長さLの2つ以上の部分に沿って互いに係合してもよい。
図4と図5は第1と第2のチューブ136、138のそれぞれの長さの少なくとも一部の間の摩擦係合の一例を示す。図4と図5の実施形態においては、第1のチューブ136の外側表面154の少なくとも一部が第2のチューブ138の内側表面158の少なくとも一部に、摩擦、噛み合わせ、干渉などによって直接係合する。互いに係合する各チューブの部分は、実質的にチューブの全長であってもよいし、チューブの比較的短い長さのみであってもよい。第1のチューブ136と第2のチューブ138のこれらの各部分の係合は摩擦界面を形成し、この例では軸方向の相対移動を阻止する。
各チューブの断面輪郭はチューブ周囲の周りに変動する半径を画定してもよい。この例では各チューブの内側表面と外側表面が同一輪郭を有する、螺旋又は「カタツムリ形」又は「アンモナイト形」として示されている。他の例では、内側表面と外側表面が異なる形状であって、異なる輪郭であってもよい。例えば、第2のチューブ138の内側表面がカタツムリ形の輪郭を有し、第2のチューブの外側表面が円形輪郭であってもよい。同様に、第1のチューブ136の外側表面がカタツムリ形の輪郭を有し、第1のチューブ136の内側表面が円形輪郭であってもよい。チューブの全外周が変動する半径を有する輪郭形状を形成してもよいし、チューブの外周の一部のみが変動する半径を有する輪郭形状を形成してもよい。
そのような実施形態において、第1のチューブ136の外側表面の変動する半径は、外側表面と第2のチューブ138の内側表面との間の隙間を減少させるように構成され、第1のチューブ136を第2のチューブ138に対して回転させるとこれらの相互の面どうしが係合する。このようにして、第1と第2のチューブ136、138の一方を他方に対して回転させることで、チューブ136、138を選択的に摩擦締着させて(図5参照)、ユーザが牽引ハンドルを用いて手荷物ケースを十分に引っ張ることができるようにする。第1のチューブ136を第2のチューブ138に対して軸方向に移動させて牽引ハンドルの長さを調節するために、第1と第2のチューブ136、138を回転させて両チューブ間の摩擦係合を解除する配列にしてもよい。
図6A〜図10は第1と第2のチューブ136、138の間の摩擦係合の別の例を示す。図6Aと図6Bを参照すると、各チューブ構造134に、第1と第2のチューブ136、138の半径方向の間に位置する第1の摩擦部材又はカラー168が含まれる。第1のカラー168は、第1と第2のチューブ136、138の一方に回転可能に連結され、第1と第2のチューブ136、138の他方と選択的に係合可能であって、両者の間に選択的摩擦係合を生成する。図6Aと図6Bに示すように、第1と第2のチューブ136、138の間の選択的摩擦係合には、第1のカラー168と第1と第2のチューブ136、138の一方との間(例えば第1のカラー168と第1のチューブ136の間)の第1の界面と、第1のカラー168と第1と第2のチューブ136、138の他方との間(例えば第1のカラー168と第2のチューブ138の間)の第2の界面が含まれる。第1の界面は、低摩擦界面とも称されるが、第1の摩擦係数を含む。そして第2の界面は、高摩擦界面とも称されるが、第2の摩擦係数を含む。特定の用途に応じて、第1と第2の摩擦係数は等しくてもよいし、異なっていてもよい。例えば第2の摩擦係数が第1の摩擦係数よりも大きくてもよいし、その逆であってもよい。例えば一実施形態において、第2の摩擦係数は1つのチューブ(例えば第2のチューブ138)に対する第1のカラー168の軸方向移動を制限するように構成され、他方で、第1の摩擦係数はもう1つのチューブ(例えば第1のチューブ136)に対する第1のカラー168の半径方向移動を許容するように構成されてもよいし、その逆であってもよい。
第1のカラー168が第1と第2のチューブ136、148から離脱することを少なくとも制限するために、牽引ハンドル130には、第1または第2のチューブ136又は138のいずれかの一部に沿って第1のカラー168を軸方向に配置するための手段が含まれる。例えば、牽引ハンドル130には、第1のチューブ136の下端172に結合する(例えば連結する)(図6A参照)か、または第2のチューブ138の上端173に結合する(例えば一体に形成された)(図6B参照)ようにして、第1又は第2のチューブ136又は138の一部と結合する、例えば第1のストッパ170のようなストッパが含まれる。後で説明するように、ストッパ(例えば第1のストッパ170)は、第1又は第2のチューブ136又は138のいずれかの軸方向の長さに沿って、第1のカラー168を配置する。以下で説明するように、第1のストッパ170は第1のカラー168が第1か第2のチューブ136又は138に対して軸方向に移動することを制限する。第1のストッパ170は、第1又は第2のチューブ136又は138の一部として一体的に形成されてもよい。あるいは、第1又は第2のチューブ136又は138に連結された別部品であってもよい。第1のストッパ170は第2のチューブ138に結合してもよいが、以下では第1のストッパ170は第1のチューブ136に結合しているとして説明する。第1のカラー168は第1のストッパ170に結合しているとして説明されるが、第1のカラー168は、同じようにして第1又は第2のチューブ136又は138に直接結合していてもよい。したがって、第1のストッパ170に関する全ての記述は第1のチューブ136又は第2のチューブ138の構造にも当てはまり得る。
図6Aの実施形態では、第1のチューブ136に軸方向に整列している第1のストッパ170は、対向する第1と第2の部分174、176を含む。内部部分と称され得る第1の部分174は、第1のチューブ136内に(例えば第1のチューブ136の下端172内に)、例えば摩擦又は締り嵌めなどを介して第1のチューブ136の回転が第1のストッパ170の対応する回転を起こすようにして収容される。そのような実施形態では、外部部分と称され得る第2の部分176が第1のチューブ136の下端172に当接する。図に示すように、第1のストッパ170(例えば、第1のストッパ170の第2の部分176)は上部リブ178、下部リブ180、及びその上部リブ178と下部リブ180の間に延在する係合シリンダ182を含む。上部リブ178と下部リブ180は、係合シリンダ182よりも大きい寸法の環状であって、両者の間に環状リセス184が画定される(図6A参照)。第1のストッパ170が第2のチューブ138と結合するとすれば、上部リブ178と下部リブ180は係合シリンダ182よりも小さい寸法の環状であって、両者の間に環状リセス184が画定される(図6B参照)。図6Aでは第1のチューブ136に連結し、図6Bでは第2のチューブ138に一体形成されているとして示されて説明されたが、第1のストッパ170は単一要素として第1のチューブ136に一体形成されるか、または第2のチューブ138に連結されてもよい。ただし、第1のストッパ170を個別の要素として有することは、たとえば、任意のタイプのチューブ及び/又は実質的に任意の断面形状を有するチューブに対して、摩擦係合を適用可能とし得る。代替的に、第1と第2の部分174、176、したがって上部と下部のリブ178、180は、第1又は第2のチューブと、と一体的に形成されてもよい。
図6Aと図6Bに示すように、環状リセス184はその中に第1のカラー168を収容するような寸法と形状である。第1のチューブ136が第2のチューブ138に対して軸方向にスライド移動するとき、上部と下部のリブ178、180は第1のカラー168が第1のストッパ170に対応してスライドするようにして、第1のカラー168が第1のストッパ170から離脱することを制限する。第1のストッパ170を第1のチューブ136に対して適切に配置するために、例えば上部リブ178は第1のチューブ136の下端172に当接してもよい。その追加または代替として、上部リブ178は第1のチューブ136の壁150よりも大きい環状の寸法であって、第1のチューブ136が第2のチューブ138から離脱することを制限し、及び/又は第2のチューブ138に対する第1のチューブ136の選択的に最大の延伸長さを画定してもよい。例えば、第1と第2のチューブ136、138の離脱を制限するために、上部リブ178は第2のチューブ138上に画定された停止限界に係合する。停止限界は、第2のチューブ138の内側表面158上に画定された環状収縮部や柱や小突起など、又は第2のチューブ138の端部に配置されたブッシュ、等によって画定されてもよい。
図7〜図10の実施形態において、第2のチューブ138及び第1のストッパ170の係合シリンダ182のそれぞれは、非円形断面輪郭(例えばカタツムリ形断面)を含み、係合シリンダ182の外側表面210と第2のチューブ138の内側表面158が、各部材の変動半径を画定する。例えば、図7を参照すると、第2のチューブ138の内側表面158は、第2のチューブ138の半径線に沿って少なくとも部分的に延在する限界壁212によって分断されて画定される。そうして内側表面158が最小半径RMINと最大半径RMAXとを含む。同様に、係合シリンダ182の外側表面210は、係合シリンダ182の半径線に沿って少なくとも部分的に延在する当接壁214によって分断されて画定される。そうして係合シリンダ182が最小外径ODMINと最大外径ODMAXを含む(図9参照)。係合シリンダ182が少なくとも非円形形状であるために、第1のカラー168の外側表面232と第2のチューブ138の間のギャップは、第1のチューブ136が第2のチューブ138に対して回転するとともに減少する。第1のカラー168の外側表面232が第2のチューブ138の内側表面158と係合すると、第1のカラー168はもはや回転しない。そして係合シリンダ182がさらに回転すると、第1のカラー168と第2のチューブ138の内側表面158との間の係合が、一実施形態における第1のカラー168の拡張に依る場合のようにさらに増加し、そうして第2のチューブ138と第1のカラー168の間の摩擦が増加する。例えば、以下で詳細を述べるように、第1のチューブ136が第2のチューブ138に対して回転すると、第1のカラー168が選択的に拡張し、係合シリンダ182の外側表面210と第2のチューブ138の内側表面158との間に第1のカラー168を挟み込んで、第1と第2のチューブ136、138とを共に固定する。
第2のチューブ138の内側表面158は、概略的にも厳密にも係合シリンダ182の外側表面210に対応し(ただしアンロック位置では、半径が僅かに大きくてそこから離間し得るが)、したがって第2のチューブ138に対して第1のストッパ170が回転すると、第1のストッパ170と第1のカラー168と第2のチューブ138との間に十分な面係合を提供する。いくつかの実施形態では、係合シリンダ182の外側表面210は第2のチューブ138の内側表面158に実質的に平行であってよい。そうして後で説明するように、第1のストッパ170と第1のカラー168との間、及び第1のカラー168と第2のチューブ138との間に最大の面係合を提供する。いくつかの実施形態では、第2のチューブ138の内側表面158は、係合シリンダ182の外側表面210とは非平行であってよい。したがって、第2のチューブ138の内側表面158と係合シリンダ182の外側表面210の径方向距離は、第1のストッパ170の周りの異なる回転位置で変化するようになる。第2のチューブ138の内側表面158と係合シリンダ182の外側表面210との間が非平行関係となるのは、第1のカラー168が変動する厚さと半径を有し得ることによる。そのような実施形態では、厚さの減少は半径の減少よりも小さい。図に示すように第1のカラー168が第1のストッパ170に向かってばね作用を有する。すなわち、第1のストッパ170により提供される拡張力がないと、第1のカラー168は第2のチューブ138の内側表面158から離れて収縮して第1のストッパ170の外側表面210に向かって付勢されてもよい。これは後で完全に説明する。
第1のカラー168は、第1のチューブ136、第1のストッパ170、及び/又は第2のチューブ138の断面形状に実質的に一致する寸法と形状であってよい。図7〜図10の実施形態において、第1のカラー168はカタツムリ形の断面を有して、第1のカラー168が第1のチューブ136(例えば係合シリンダ182)と第2のチューブ138の間に位置するようになってもよい。後で説明するように、第1のチューブ136(例えば第1のストッパ170)を第1のカラー168に対して選択的に回転させることで、第1のカラー168を、第2のチューブ168の内側表面158と、係合シリンダ182の外側表面210の両方に選択的に係合させてもよい。図に示す実施形態では、第1のカラー168は、第2のチューブ138の限界壁212と係合シリンダ182の当接壁214にそれぞれ係合可能な、対向する第1と第2の自由端220、222を含む帯ばね状の部材である。例えば、第1の自由端220は限界壁212に当接し、第2の自由端222は当接壁214に当接して、各チューブ構造134のスライド配置を画定する。ロック配置に位置するときは、第1のチューブ136は、第1のストッパ170の当接壁214が第1のカラー168の第2の自由端222から離間するように回転されて、その間に空間を画定する(図8及び図9参照)。追加または代替として、第1のカラー168は第2のチューブ138に対して回転して、第1の自由端220が第2のチューブ138の限界壁212から離間して、その間に追加的な空間を画定する(図9及び図10参照)。
引き続き図7〜図10を参照すると、第1のカラー168は内側表面230と外側表面232を含んでよい。内側表面230は、係合シリンダ182の外側表面210に係合するように配置され、外側表面232は第2のチューブ138の内側表面158に係合するように配置される。いくつかの実施形態では、第1のカラー168の外側表面232は、少なくともチューブ構造134がスライド配置にあるときには、第2のチューブ138の内側表面158に実質的に平行であってよい。同様に、第1のカラー168の内側表面230は、係合シリンダ182の外側表面210に実質的に平行であって、係合シリンダ182と第1のカラー168の間、及び第1のカラー168と第2のチューブ138の間に十分な係合を提供する。
第1のカラー168の内側表面230は第1の摩擦係数を有する。これは低摩擦係数材料(例えばポリアミド、ポリオキシメチレン(POM)など)で形成又は被覆されたような、低摩擦係数である。第1のカラー168の外側表面232は第2の摩擦係数を有する。これは高摩擦係数材料(例えば熱可塑性ポリウレタン(TPU)など)で形成又は被覆されたような、高摩擦係数である。さらに又はあるいは、第1のカラー168の内側表面230は研磨され、第1のカラー168の外側表面232は粗化されて、内側と外側の表面230、232とが異なる面粗さを有するようになっていてもよい。第1と第2の摩擦係数は、所望の機能特性を提供するために等しくてもよいし、異なっていてもよい。例えば、第2の摩擦係数が第1の摩擦係数より大きくて、第1のカラー168と第1のストッパ170の間と、第1のカラー168と第2のチューブ138との間で異なる摩擦特性が提供されてもよい。こうして、チューブ構造134がロック配置にあるとき、第1のカラー168は係合シリンダ182の周りをまたはそれに対して比較的容易にスライドし、その一方で第1のカラー168に対する第2のチューブ138のスライド移動は比較的困難である。これについては後で完全に説明する。こうして、チューブ構造134がロック配置におかれると、第1のカラー168は第1のチューブ136が第2のチューブ138に対して軸方向にスライドすることを制限又は阻止し、その一方で同時に第1のチューブ136が第2のチューブ138に対して回転することを可能として第1と第2のチューブ136、138との間の摩擦係合を自在に解除してもよい。言い換えると、第1のカラー168は、第1のカラー168と第2のチューブ138の間に十分な摩擦を提供して垂直方向には軸方向移動に抵抗するようにし、その一方で第1のチューブ136と第1のカラー168との間の半径方向の摩擦を制限して相対回転を可能とするように配置される。
図7〜図10を参照すると、第2のチューブ138をスライド可能に収容する第3のチューブ140などの、3つ以上のチューブを含む実施形態において、チューブ構造134には、第3のチューブ140と選択的に係合するための、第2のチューブ138に(例えば第2のチューブ138の下端に)連結された第2のストッパ240が含まれる。いくつかの実施形態では、チューブ構造134は、第3のチューブ140に(例えば第3のチューブ140の下端に)連結された第3のストッパ242を含む。第2のストッパ240は第1のストッパ170と同様に構成されて、第2のチューブ138と第3のチューブ140との間に摩擦係合を生成する。第3のストッパ242は第1と第2のストッパ170、240と同様に構成されて、第3のチューブ140と手荷物ケース102との間(例えば、第3のチューブ140と牽引ハンドルのハウジング244(図2及び図3参照)との間)に摩擦係合を生成する。例えば、第2と第3のストッパ240、242は、第1のカラー168と同様に、それぞれが第2の摩擦部材すなわちカラー246と、第3の摩擦部材すなわちカラー248を含む。例えば、第2のカラー246は第3のチューブ140に対して第2のチューブ138の軸方向スライドを選択的に制限又は阻止し、その一方で同時に第2のチューブ138が第3のチューブ140に対して回転することを可能として、第2と第3のチューブ138、140との間の摩擦係合を自在に解除する。同様に、第3のストッパ242及び/又は第3のカラー248は第3のチューブ140が手荷物ケース102に対して(例えば、牽引ハンドルのハウジング244に対して)軸方向にスライドすることを選択的に制限又は阻止し、その一方で同時に、第3のチューブ140が手荷物ケース102に対して回転することを可能として、第3のチューブ140と手荷物ケース102との間の摩擦係合を自在に解除する。いくつかの実施形態では、第3のチューブ140は手荷物ケース102に対して固定されて、牽引ハンドルのハウジング244、底部蹴板、手荷物ケース102の内部フレームなどに取り付けられる。いくつかの実施形態では、第3のチューブ140の下端は、異なる断面(例えば正方形断面)を含むようにスエージ加工されて手荷物ケース102に容易に固定取付けされるようになっていてもよい。後で説明するように、第2と第3のチューブ138、140の間、及び第3のチューブ140と手荷物ケース102との間の摩擦係合は、第1と第2のチューブ136、138との間の摩擦係合の後となるようにされてもよい。いくつかの実施形態では、第1、第2、第3のチューブ136、138、140は、実質的に同時または実質的に任意の順序でスライド配置とロック配置とされてもよい。
図1〜図3を参照すると、牽引ハンドル130は、少なくとも2つのチューブ(例えば第1と第2のチューブ136、138)と結合してその間に摩擦係合を生成するロック機構250を含む。追加または代替として、ロック機構250はチューブ構造134をスライド配置とロック配置のいずれかに配置するように操作可能である。ロック機構250はハンドグリップ132を含む。又はその代わりにハンドグリップ132と付勢アセンブリ252を含み、付勢アセンブリ252が各チューブ構造134をロック配置に付勢するように操作可能であってもよい。図2の実施形態では、ハンドグリップ132が第1のチューブ136に連結されて、チューブ構造134に対してある角度で延伸し、あるいはそれに対してある角度で配向した軸Hを中心に回転する。いくつかの実施形態では、軸Hはチューブ構造134の回転軸Rに対して実質的に直角、又は鋭角、又は鈍角である(図2参照)。第1と第2のチューブ136、138のそれぞれは回転軸を含み、第1と第2のチューブ136、138の回転軸は好ましくは回転Rの軸を画定する。別のあまり好ましくない実施形態では、回転軸Rは第1と第2のチューブ136、138の軸の1つ又は両方と同じではない。また、第1のチューブ136の軸は第2のチューブ138の軸とは共通でなく、第1と第2のチューブ136、138が回転するとき、それが他方と係合して、チューブの相対的な軸方向移動を防止または制限する選択的係合を提供するようになっていてもよい。後で説明するように、ハンドグリップ132の少なくとも一部が軸Hを中心に回転することで、好ましくは、各チューブ構造134(例えば第1のチューブ136)に回転軸Rを中心とする対応する回転を生じさせる。例えば、ハンドグリップ132の少なくとも一部が軸Hを中心に回転すると、軸Rを中心に第1のチューブ136を回転させて、第1のカラー168を第2のチューブ138の内側表面158に係合又は解除をさせる。同様に、第1のカラー168が第2のチューブ138に係合しているとき、軸Hを中心にハンドグリップ132を引き続き回転させると、第2のチューブ138が軸Rを中心に回転して、第2のカラー246を第3のチューブ140の内側表面と係合させるか解除させるかのいずれかとなってもよい。そのような実施形態では、ハンドグリップ132はチューブのセクションごとにある角度だけ軸Hを中心に回転して、チューブ間の摩擦係合を係合及び/又は解除させる。例えば、ハンドグリップ132は軸Hを中心にして、摩擦係合ごとに約15度と約45度の間(好ましくは約30度)だけ回転する。例えば、ハンドグリップ132は約30度回転して、第1と第2のチューブ136、138の間の摩擦係合を係合させるか又は解除させる。ハンドグリップ132は軸Hを中心にもう30度回転して、後で詳細を述べるように、第2と第3のチューブ138、140の間の摩擦係合を、係合又は解除させる。チューブ構造134をロックするために、ハンドグリップ132は軸Hを中心に第1の回転方向(例えば図23の時計方向)に回転する。チューブ構造134をアンロックするために、ハンドグリップ132は軸Hを中心に第2の回転方向(例えば図23の反時計方向)に回転する。
いくつかの実施形態では、ハンドグリップ132は回転機構254を含み、ハンドグリップ132の作動などによって第1のチューブ136を第2のチューブ138に対して回転操作可能である。本明細書に既述したように、ハンドグリップ132の少なくとも一部が、移動(とりわけ、回転、スライド、及び/又は押下)して回転機構254を作動させる。例えば、図11と図14の実施形態を参照すると、回転機構254は傘歯車又は自在継手装置をそれぞれに含む。図11に示すように回転機構254はハンドグリップ132の可動部分(例えば回転可能グリップ部)へ連結された第1のギヤ256と、第1のチューブ136に連結された第2のギヤ258を含む。このような実施形態においては、第1のギヤ256は、一方の回転が他方を回転させるように第2のギヤ258と噛み合わせ係合するように構成される。第1と第2のギヤ256、258のそれぞれは、円錐形をして約90度離れて配置される。もちろん、特定の用途に応じて第1と第2のギヤ256、258の間の他の角度が考慮されてもよい。図14を参照すると、ハンドグリップ132の可動部が自在継手構造260を介して第1のチューブ136に連結される。そのような実施形態では、自在継手構造260はハンドグリップ132の少なくとも一部の回転運動を、第1のチューブ136に対するハンドグリップ132の配向に関係なしに第1のチューブ136に伝達する。
付勢アセンブリ252はハンドグリップ132を付勢して第1の回転方向に回転させ、各チューブ構造134をロック配置に向かって付勢する。例えば、付勢アセンブリ252は、ハンドグリップ132を付勢して第1の回転方向に回転させるように構成されたラジアルばね又は捩りばね262を含む(図11参照)。そのような実施形態では、捩りばね262にはハンドグリップ132の可動部に固着された第1の端部264と、牽引ハンドル130の別の部分(ハンドグリップ132の固定部、又は最外チューブ(例えば第2又は第3のチューブ138、140)などの一部のチューブ構造134)に固着された第2の端部266が含まれる。捩りばね262はチューブの間の摩擦係合を維持するのに十分なロックトルクを提供する。例えば、捩りばね262は約2N・mと約10N・mの間(好ましく約5N・m)のトルクを提供する。チューブ構造134をアンロックするために、ユーザは捩りばね262によって与えられたロックトルクより大きなアンロックトルクを与えて、ハンドグリップ132を後で詳述する第2の回転方向に回転させる。
図23に示すように、ノブ268を含むハンドグリップ132は、各チューブ構造134がロック配置となる休止位置を含む。休止位置は、ハンドグリップ132とチューブ構造134との間の係合、及び/又はチューブ間の摩擦係合によって画定される。休止位置ではハンドグリップ132はチューブ構造134から回転して離れ、例えばハンドグリップ132を回転のための人間工学的な位置とするために、チューブ構造134とノブ268の間に角度θが画定されてもよい。図に示すように角度θは、特定の用途に応じて約5度と約15度の間(好ましくは約10度)である。そのような実施形態では、ハンドグリップ132はチューブ構造134から離れるように(すなわち図23の時計方向に)回転して、チューブ構造134をスライド配置とする。角度θは、支持面上を手荷物用品100を移動させるときにハンドグリップ132を把持するユーザが、チューブ構造134をロック配置に維持するように構成される。例えば、支持面上を移動させるためにユーザが手荷物用品100を傾斜させるときに、少なくともノブ268の位置取りによって、ハンドグリップ132の把持がチューブ構造134をロックする第1の回転方向にハンドグリップ132を回転させる傾向をもたらす。もちろん、ノブ268を付加することがこの助けとなりかつ好ましいが、ノブ268はいくつかの他のあまり好ましくない実施形態に対しては必須ではない。追加または代替として、捩りばね262は、ユーザが手荷物用品100を支持面上で移動させる間、ハンドグリップ132が第1の回転方向に回転することを妨げるような寸法および形状となっていてもよい。各実施形態において、ユーザは、ノブ268を手荷物ケース102の背面パネル106から離れる方向に回転させるような第2の方向へハンドグリップ132を回転させて、捩りばね262の付勢力を超えてロックを解除し、チューブ構造134を所望通りの長さに調節する。ユーザがハンドグリップ132を離すと、捩りばね262がハンドグリップ132を第1の回転方向に回転させ、チューブ構造134を自動ロックさせる。このようにして、ユーザは迅速かつ容易に牽引ハンドル130を再構成して、手荷物ケース102の上方向に離れた任意の所望の高さにハンドグリップ132を配置してもよい。
次に牽引ハンドル130の操作をより詳細に議論する。各チューブ構造134をロック配置にするために、第1のチューブ136は捩りばね262の付勢力を介するなどして第1の方向へ回転させられる。これにより第1のストッパ170の対応する回転が生じる。前述したように、第1のストッパ170(すなわち、係合シリンダ182)は、第1のカラー168、又はその内側表面230の少なくとも低摩擦材料/被覆により、第1のカラー168内で自由に回転できる。第1のストッパ170が第1のカラー168内で第1の方向に回転すると、係合シリンダ182の変動半径によって第1のカラー168の外側表面232と第2のチューブ138との間の空隙が減少して、例えば第1のカラー168が、少なくとも第1のカラー168の外側表面232と第2のチューブ138の内側表面158との係合によって回転できなくなる。第1のストッパ170を第1の方向へさらに回転させると、少なくとも第1のカラー168の一部への当接が強められて、第2のチューブ138の内側表面158に係合される。そうして第2のチューブ138と第1のカラー168の間の摩擦を増加させる。図8に示すように、第1のストッパ170はロック角αを回転して第1のカラー168を第2のチューブ138に係合させる。ロック角αは約15度と約45度の間(好ましくは約30度)である。一旦第2のチューブ138と係合すると、第1のカラー168の外側表面232は、第1のカラー168の第2のチューブ138に対する移動を制限又は阻止し、その結果第2のチューブ138に対する第1のチューブ136の移動を制限又は阻止する。例えば、第1のカラー168と第2のチューブ138との間の係合は、第2のチューブ138に対する第1のチューブ136の軸方向(例えば垂直方向)の移動を制限又は阻止する。
第1と第2のチューブ136、138が一緒に固定されると、第1のチューブ136の更なる第1の方向への回転により、第2のチューブ138がそれに応じて回転する。第2のチューブ138が回転すると第2のストッパ240を第1のストッパ170と同じように回転させる。第2のストッパ240が第2のカラー246内で回転すると、第2のストッパ240の変動半径が第2のカラー246の外側表面と第3のチューブ140との間の空隙を減少させ、例えば第2のカラー246が、少なくとも第2のカラー246の外側表面と第3のチューブ140の内側表面270との係合によって回転できないようになる。第2のストッパ240が引き続き第1の方向に回転すると、第2のカラー246が拡張などにより第3のチューブ140の内側表面270にさらに係合して第2のカラー246と第3のチューブ140との間の摩擦をさらに増加させる。図9に示すように、第2のストッパ240はロック角βを回転して第2のカラー246を第3のチューブ140に係合させる。ここでロック角βは約15度と約45度の間(好ましくは約30度)である。いくつかの実施形態では、ロック角βはロック角αと実質的に同じであってもよい。一旦第3のチューブ140と係合すると、第2のカラー246の外側表面は、第3のチューブ140に対する第2のカラー246の移動を制限又は阻止し、その結果第3のチューブ140に対する第2のチューブ138の移動を制限又は阻止する。例えば、第2のカラー246と第3のチューブ140の間の係合は、第3のチューブ140に対する第2のチューブ138の軸方向(例えば垂直方向)の移動を制限又は阻止し、各チューブ構造134を所望の位置に解放可能にロックする。
第3のチューブ140が手荷物ケース102に固定的に取付けられていない実施形態では、第1、第2、第3のチューブ136、138、140が一緒に固定されると、第1のチューブ136が第1の方向に引き続き回転すると、第3のチューブ140をそれに対応して回転させる。第3のチューブ140が回転すると第3のストッパ242を第1、第2のストッパ170、240と同じように回転させる。例えば、第3のストッパ242の第1の方向への回転は第3のカラー248を外側に拡張させて、外側チューブ又は手荷物ケース102の一部(例えば牽引ハンドルのハウジング244の一部)に係合させる。追加又は代替として、第3のストッパ242の回転は、第3のストッパ242を手荷物ケース102に直接係合させてもよい。手荷物ケース102に係合すると、第3のカラー244及び/又は第3のストッパ242は手荷物ケース102に対する第3のチューブ140の移動を制限又は阻止する。例えば、第3のカラー244及び/又は第3のストッパ242と手荷物ケース102との係合は、第3のチューブ140が手荷物ケース102に対して軸方向(例えば垂直方向)へ移動することを制限又は阻止する。そうして各チューブ構造134を所望位置に解放可能に固定する。
各チューブ構造134のアンロックは実質的に上記の順序の逆で達成される。例えば、各チューブ構造134をスライド配置にするために、ユーザはハンドグリップ132の回転機構254を作動させて第1のチューブ136を第2の方向に回転させてもよい。これが第1のストッパ170の対応する回転を生じさせる。第1のカラー168の内側表面230が少なくとも低摩擦材料でできているか低摩擦被覆されているために、第1のカラー168が第2のチューブ138に係合しているときには第1のストッパ170は第1のカラー168内で回転できる。第1のストッパ170が第1のカラー168内で第2の方向に回転すると、係合シリンダ182の変動半径は第1のカラー168を収縮させて第2のチューブ138の内側表面158から離して係合を解除させる。第1のチューブ136が第2の方向に引き続き回転すると、第1のストッパ170の当接壁214を第1のカラー168の第2の自由端222に係合させ、そうして次に第1のカラー168の第1の自由端220を第2のチューブ138の限界壁212に係合させて第2のチューブ138を駆動回転させる。
第1のカラー168が第2のチューブ138の限界壁212に係合すると、第1のチューブ136を第2の方向に引き続き回転させることにより第2のチューブ138がそれに対応して回転させられる。前述したように、第2のチューブ138の回転は第2のストッパ240を第2のカラー246内で回転させる。第2のストッパ240が第2のカラー246内で回転すると、第2のストッパ240の変動半径は第2のカラー246を収縮させて第3のチューブ140の内側表面270から離して係合を解除させる。第1のチューブ136を第2の方向に引き続き回転させると、上記の説明と同様に第2のカラー246が第3のチューブ140に当接してそれを対応して回転させる。前の説明と同じように、第3のチューブ140の第2の方向への回転は、第3のチューブ140と手荷物ケース102との間の摩擦係合を解放する。4つ以上のチューブを含む実施形態では、プロセスが反復されて最後にすべてのチューブが係合から外れる(すなわちスライド配置となる)。
チューブがスライド配置におかれると、チューブは相互にスライドしてチューブ構造134の全体長さLを調節する。例えば、第1のチューブ136が第2のチューブ138に対してスライドし、第2のチューブ138が第3のチューブ140に対してスライドする、などにより、手荷物ケース102から離れた上方の所望の高さにハンドグリップ132を配置してもよい。図に示すように、チューブは、例えば各ストッパの上部リブ178が連続する次のチューブ内に画定された停止限界に係合するまで相互にスライドしてもよい。所望の位置に配置されると、ハンドグリップ132を回転させて前述した位置にチューブ構造134をロックする。このようにして、チューブ構造134がハンドグリップ132を手荷物ケース102から離れた上方の実質的に任意の位置に配置するように無限に調節可能である。さらには、各チューブ構造134内のチューブは選択的に一緒に摩擦係合されるので、少なくともチューブ間の隙間が選択的に低減されて操作時に相互に揺動することが制限又は阻止される。
図12および図13は、回転機構554、854の更なる実施形態を示す。後で記述することを除けば、図12と図13の回転機構554、854は、図11と図14を参照して説明した回転機構254と同じである。したがって、特定の例では上記の説明及び図11〜図14に照らして当業者に明らかな場合には同様な特徴の説明は省略する。参照の便宜上、同様な構造は適切に増分を加えた参照番号で表す。
図12を参照すると、ハンドグリップ432の少なくとも一部が可動であって、この例では押し込まれると回転機構554が第2のチューブ138に対して第1のチューブ136を回転させる。非制限的な一例では、回転機構554には、例えばハンドグリップ432の上に配置された押しボタン282が含まれる。押しボタン282には、押し込み可能な第1の部分284と、押しボタン282を作動させると(例えばユーザが第1の部分284を押すと)第1の部分284に対してスライドするようになった第2の部分286とが含まれる。図に示すように、第1と第2の各部分284、286には、それぞれ斜面288、290が含まれる。ユーザが第1の部分284を押すと、第1と第2の部分284、286の斜面288、290が、第2の部分286をチューブ構造134からスライドさせて離す。第2の部分286は、例えば第1のチューブ136に取り付けられたディスク294に接続された紐又は単一繊維292を介して第1のチューブ136に連結され、第2の部分286の軸方向移動によって第1のチューブ136が第2のチューブ138に対して回転させられるようになっている。
図13を参照すると、回転機構854には回転可能ボタン300が含まれる。回転可能ボタン300には、グリップ部302、グリップ部302から延伸するシャフト304、シャフト304に偏心接続されたカム306、及びカム306と第1のチューブ136に接続された操作コード308が含まれる。このような実施形態では、グリップ部302が回転するとカム306を偏心回転させて操作コード308を回転ボタン300から離れる方向または近づく方向に縮退または延伸させる。操作コード308の運動は、前述の図12の実施形態と同様に、第2のチューブ138に対して第1のチューブ136を回転させる。
図15〜図22は、摩擦係合の更なる実施形態であって、第1のチューブ136の相対移動が、第1のカラー168の少なくとも一部を外方向に拡張させて第2のチューブ138の内側表面158に係合させるなどして、第1のカラー168と第2のチューブ138の内側表面158との間の摩擦係合を増加させる。以下に述べる例外はあるが、図15〜図22の摩擦係合は図7〜図10を参照して前に説明した摩擦係合と類似している。したがって、特定の例においては上記の説明及び上記の図に照らして当業者に明らかな場合には同様な特徴の説明は省略する。参照の便宜上、同様な構造は適切に増分を加えた参照番号で表す。
図15と図16を参照すると、摩擦係合は、第1のチューブ436、第1のカラー468、及び第2のチューブ438から成る複数カタツムリ構成によって画定される。本明細書に規定されるように、複数カタツムリ又は複数カタツムリ構成は、複数のカタツムリ部分を有する断面形状を含んでいる。そのような実施形態では、第1のカラー468は複数のカラー小片278を含み、そのそれぞれが拡張可能であって、各カタツムリ部分で第2のチューブ438の内側表面458と係合する(図16参照)。
図17と図18を参照すると、摩擦係合は、第1のチューブ736、第1のカラー768、及び第2のチューブ738の波形部分280により画定される。そのような実施形態では、第1のチューブ736の回転により、第1のカラー768が各波形部280で外方向に拡張させられて、第2のチューブ738の内側表面758に係合する(図18参照)。
図19と図20を参照すると、摩擦係合は楕円構成で画定される。図に示すように、第1のチューブ1036、第1のカラー1068、及び第2のチューブ1038のそれぞれは楕円断面を有する。そのような実施形態では、第1のチューブ1036の回転により、第1のカラー1068(例えば第1のカラー1068の少なくとも第1の自由端1120)が外方向に拡張させられて、第2のチューブ1038の内側表面1058に係合する(図20参照)。
図21と図22を参照すると、摩擦係合は第2のチューブ1338内で偏心回転する第1のチューブ1336によって画定される。そのような実施形態では、第1のチューブ1336の偏心回転により、第1のカラー1368の一部(例えば第1のカラー1368の少なくとも第1の自由端1420)が外方向に拡張させられて、上記と同じようにして第2のチューブ1338の内側表面1358に係合する(図22参照)。
図15〜図22の実施形態では上記のようにチューブ間に位置するカラーが含まれるが、第1のチューブ136の外側表面154が、摩擦、噛み合せ、干渉などにより、第2のチューブ138の内側表面158に直接係合するように配置されてもよい。そのような実施形態では、第1のチューブ136が第2のチューブ138に対して回転すると、第1のチューブ136の変動半径が第1と第2のチューブ136、138の間の隙間を減少させるようになっていて、両者の間に摩擦係合を生じさせてもよい。
牽引ハンドル130は様々な材料及び手段によって形成されてよい。例えば、第1のストッパ170、第1のカラー168、及びハンドグリップ132は、なかでも熱可塑性材料(自己強化型または繊維強化型の)、ABS、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリスチレン、PVC、ポリアミド、及び/又はPTFEで形成されてもよい。同様に、第1と第2のチューブ136、138は、アルミニウム又は他の類似の金属から押出し成形されてもよい。さらに、第1と第2のチューブ136、138は、繊維強化エポキシ、樹脂又は類似の材料で形成されてもよい。牽引ハンドル130は、プラグ成形、ブロー成形、インジェクション成形、押出し鋳造などの任意の好適な方法によって成形または鋳造されてもよい。
手荷物ケース102は実質的に任意の種類の手荷物用品(例えば、バッグ、ケース、ローラー付きのバックパックなど)であってよい。ただし、好適な実施形態では手荷物ケース102は直立型のスピナーケースである。そのような実施形態では、手荷物ケース102は、基部350、基部350に枢動可能に結合された蓋部352、及び少なくとも1つのキャリーハンドル354などの、利便のための他の特徴を含む(図1参照)。手荷物ケース102は、成形可能な硬質側面材料、軟質側面材料、または硬質側面材料と軟質側面材料の組合せであってもよい。軟質側面材料はとりわけ、ナイロン、キャンバス、ポリエステル、革、PVC、ポリプロピレン、ポリエチレン、及び/又はPTFEであってもよい。硬質側面材料はとりわけ、熱可塑性材料(自己強化型または繊維強化型の)、ABS、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリスチレン、PVC、ポリアミド、及び/又はPTFEであってもよい。牽引ハンドル130と同様に、手荷物ケース102は、プラグ成形、ブロー成形、射出成形などの任意の好適な手法によって成形、又は鋳造されてもよい。
すべての相対的で方向性を持つ参照用語(上側、下側、上方向、下方向、左、右、左方向、右方向、上部、底部、側、上、下、前、中、後、垂直、水平などを含む)は、本明細書で記述した特定の実施形態を読者が理解する助けとするための例として与えられるものである。これらは、特許請求の範囲に特に明記されない限りは、特に位置、方向、または使用に関する要件または制限として解釈されるべきではない。接続に関する参照用語(取り付ける、連結する、接続する、接合する、など)は、広義に理解されるべきであって、要素同士の接続、および要素同士の相対運動の間に中間的な部材が含まれていてもよい。そのように、接続を表す参照用語は、特許請求の範囲に特に明記されない限り、2つの要素が直接接続されて相互に固定関係にあることを必ずしも暗示するものではない。
ここに開示した実施形態は一例として教示するものであって、限定として教示するものではないことを当業者は理解するであろう。したがって、上記の説明に含まれる事項または添付の図面に示される事項は例示として解釈されるべきであり、限定的な意味で解釈されるべきではない。以下の特許請求の範囲は、本明細書に記載したすべての一般的特徴および特定の特徴、並びに、言葉の問題としてその中間に属すると言われる場合もある本方法とシステムの範囲のすべての記述を包含することが意図される。

Claims (15)

  1. 手荷物用品のための伸縮式の牽引ハンドルであって、前記牽引ハンドルは、
    それぞれが第1のチューブと第2のチューブを含み、前記第1のチューブは前記第2のチューブ内にスライド可能に収容されて、前記第2のチューブに対して選択的に回転可能である、少なくとも1つのチューブ構造と、
    前記第1のチューブを前記第2のチューブに対して回転させるように操作可能な回転機構と、
    ユーザが前記牽引ハンドルを把持するための、前記第1と第2のチューブの1つに連結されたハンドグリップと、 を備え、
    前記牽引ハンドルと前記第1と第2のチューブは、前記第2のチューブに対する前記第1のチューブの回転によって、前記第1のチューブの少なくとも一部を前記第2のチューブの一部に連結させて、前記第2のチューブに対する前記第1のチューブの軸方向移動を選択的に摩擦ロックするように構成された、伸縮式の牽引ハンドル。
  2. 前記第1と第2のチューブは、前記少なくとも1つのチューブ構造の長さの大部分に沿って連結する、請求項1に記載の牽引ハンドル。
  3. 前記第1と第2のチューブの一方に回転可能に連結されて、前記第1と第2のチューブの他方と選択的に連結可能であって、前記第1と第2のチューブの間に選択的摩擦連結を生成するカラーと、
    前記第1又は第2のチューブのいずれかの一部に沿って前記カラーを軸方向に配置するための手段と、をさらに備える、請求項1又は請求項2に記載の牽引ハンドル。
  4. 前記第1と第2のチューブとの間の前記選択的摩擦連結は、
    前記カラーと、前記第1と第2のチューブの一方との間にあって、第1の摩擦係数を有する第1の摩擦界面と、
    前記カラーと、前記第1と第2のチューブの他方との間にあって、前記第1の摩擦係数より大きい第2の摩擦係数を有する第2の摩擦界面と、を備える、請求項3に記載の牽引ハンドル。
  5. 前記第1の摩擦界面は、前記カラーと前記第1のチューブの間にあり、
    前記第2の摩擦界面は、前記カラーと前記第2のチューブの間にある、請求項4に記載の牽引ハンドル。
  6. 前記カラーを軸方向に配置するための前記手段は、前記第1又は第2のチューブの一部に結合するストッパを含み、前記ストッパは前記カラーが前記ストッパに対応してスライドするように、前記カラーの少なくとも一部を収容するための環状リセスを前記ストッパの中に画定する、請求項3〜請求項5のいずれか一項に記載の牽引ハンドル。
  7. 前記ストッパは、前記第1又は第2のチューブのいずれかの端部に隣接して画定される、請求項6に記載の牽引ハンドル。
  8. 前記第1のチューブ又は前記ストッパは、前記カラーに対する前記第1のチューブ又は前記ストッパの少なくとも一部の回転が、前記カラーと前記第2のチューブの内側表面との間の係合を増加させるような、変動半径を有する外側表面を含み、
    前記第2のチューブの前記内側表面は、前記カラーの前記外側表面に対応する変動半径を含む、請求項6または請求項7に記載の牽引ハンドル。
  9. 前記カラーは、前記第1のチューブ又は前記ストッパのいずれかの外側表面に係合するように配置された内側表面を含み、
    前記カラーは、前記第2のチューブの内側表面に係合するように配置された外側表面を含む、請求項6〜請求項8のいずれか一項に記載の牽引ハンドル。
  10. 前記カラーの前記内側表面は、前記ストッパ又は前記第1のチューブの前記外側表面に平行であり、
    前記カラーの前記外側表面は、前記第2のチューブの前記内側表面に平行である、請求項9に記載の牽引ハンドル。
  11. 前記ストッパ又は前記第1のチューブの前記外側表面は、前記第2のチューブの前記内側表面に平行である、請求項9に記載の牽引ハンドル。
  12. 前記回転機構は前記少なくとも1つのチューブ構造を、前記少なくとも1つのチューブ構造の前記第1と第2のチューブが相互にスライド可能であるスライド配置と、前記第1と第2のチューブの相互のスライド移動が制限されるロック配置との間を移動させ、
    前記ハンドグリップの回転が、前記回転機構に前記少なくとも1つのチューブ構造をスライド配置又はロック配置のいずれかに配置させる、請求項1〜請求項11のいずれか一項に記載の牽引ハンドル。
  13. 前記ハンドグリップは、前記少なくとも1つのチューブ構造に対してある角度で配向された軸(H)上にあり、かつ前記軸を中心に回転する、請求項12に記載の牽引ハンドル。
  14. 前記少なくとも1つのチューブ構造を付勢して、前記第2のチューブに対する前記第1のチューブの軸方向移動を摩擦ロックするように操作可能な付勢アセンブリをさらに備える、請求項1〜請求項13のいずれか一項に記載の牽引ハンドル。
  15. 前記付勢アセンブリは、前記少なくとも1つのチューブ構造を摩擦ロックするために前記ハンドグリップの回転を付勢する捩りばねを含む、請求項14に記載の牽引ハンドル。
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