JP2018084083A - 切断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】デッキプレート等を下側から切断する際に、切断作業を容易に行える切断装置を提供する。【解決手段】切断装置1はデッキプレート20を切断するものであり、取付部11、レベル調整部12、保持部13、スライドレール14、スライダ15、支持フレーム16、切断機高さ調整部17、切断機18等を有する。取付部11は切断装置1をデッキプレート20の下面に取付けるためのものである。レベル調整部12は、取付部11の長孔112に通したボルト121にナット122を締め込むことで取付部11に締結される。長孔112のどの位置にボルト121を通すかによってレベル調整部12のレベル調整ができる。スライドレール14はレベル調整部12に取付けた保持部13によって保持される。切断機18はデッキプレート20の切断を行うものであり、スライドレール14に沿って移動可能な支持フレーム16で支持される。【選択図】図1

Description

本発明は、天井部のデッキプレート等の切断作業を行うための切断装置に関する。
建築物の天井部の構造として、鉄骨梁の上にデッキプレートを敷き詰め、その上にコンクリートスラブを形成したものがある。改修工事の際、あるいは新築工事において設計変更が生じた際には、コンクリートスラブを残してデッキプレートのみ切断する作業を行うケースがある。このようなケースでは、ガス切断によりデッキプレートを切断する方法が一般的である(特許文献1参照)。
しかしながら、この場合、デッキプレートの切断時に上向きの姿勢でデッキプレートの下側から高所作業を行い、かつ火気を使用することになり、大規模な養生と十分な安全対策が必要であり工期が掛かる。
特許文献2の図1には、スライドレールをマグネットによってデッキプレートの下面に取付け、スライドレールに沿って回転刃を移動させながら当該回転刃によってデッキプレートの切断を行う切断装置が開示されている。この場合、火気を使用する必要が無いので安全性が向上し、特に建築物の使用を続けながら改修工事を行う場合などにおいて好ましい。
特開2004-116180号公報 特開2002-38719号公報
実際にデッキプレートの切断を行う場合、デッキプレートの下面は必ずしも同一高さになく、そのレベルに高低差がある場合も多い。そのため、上記の切断装置をデッキプレートの下面に取付けると、デッキプレートの下面の高低差に伴って回転刃の位置や姿勢が悪くなり、デッキプレートと回転刃が離れたり、刃先がデッキプレートの下面に対して直交せずデッキプレートを斜めに切込んだりして切断が難しくなる恐れがある。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、デッキプレート等の切断対象を下側から切断する際に、切断作業を容易に行える切断装置を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための本発明は、切断対象の切断を行う切断装置であって、前記切断対象の下面に前記切断装置を取付けるための取付部と、前記取付部に取付けられ、レベル調整が可能なレベル調整部と、前記レベル調整部に取付けられるスライドレールと、前記スライドレールに沿って移動可能な切断機と、を有することを特徴とする切断装置である。
本発明の切断装置では、スライドレールに沿って移動する切断機を用いてデッキプレート等の切断対象を下側から切断するケースにおいて、切断装置の取付時にレベル調整部を用いた高さ(レベル)の調整が可能である。そのため、切断対象の下面の高さやその変化に合わせて切断機を配置し、切断機の位置や姿勢を適切なものとして切断機による切断を容易に行うことができる。
前記切断機は、カッターによって前記切断対象の切断を行うものである。
カッターを用いることで火気を使用せずに切断作業を行うことができ、ガス切断を行う場合に比べて火災の危険性が低く、簡単に切断装置を設置して安全かつ容易に切断作業を行うことができる。
前記切断対象は、例えばデッキプレートである。
本発明は、デッキプレートの切断時のように、上向きの姿勢で高所作業を行うようなケースにおいて特に好適に利用可能である。
前記切断機は、前記スライドレールに沿って移動可能な支持フレームによって支持されることが望ましい。
このように、スライドレールに沿って移動する支持フレームで切断機を支持することで、切断機の姿勢を安定させることができる。
前記支持フレームは、複数の前記スライドレールに取付けられることが望ましい。
支持フレームを複数のスライドレールに取付けることで、支持フレームの姿勢を安定させることができる。また、デッキプレート等の切断対象の下面の高さが変化していても、レベル調整部によってこれらのスライドレールを同じ高さとし、支持フレームを水平に保つことができる。
前記切断機は前記支持フレームの一端に設けられ、前記支持フレームの他端に錘が設けられることが望ましい。
このように錘によってバランスをとることで、切断機の重量によって支持フレームが傾いたりするのを防止できる。
前記スライドレールは前記レベル調整部に取付けられた保持部によって保持され、前記保持部は、平面における向きの調整が可能であることが望ましい。
これにより、切断装置の取付時に、切断機による切断位置に合わせてスライドレールの向きを調整することができる。
前記切断装置は、前記切断機の高さを調整するための切断機高さ調整部をさらに有することが望ましい。また、前記切断機高さ調整部は下端部にハンドルを有し、前記ハンドルを回転させることで前記切断機の高さを調整できることが望ましい。
切断機高さ調整部によって切断機の高さを調整することで、切断対象に対して切断機を好適に着脱できる。切断機高さ調整部は、下端部のハンドルを回して高さの調整を行うものとすることで、手動での操作によって低所から細かな調整ができる。
また、前記取付部は一対の把持金具で前記切断対象を把持するものであり、前記把持金具に高さ方向の長孔が設けられ、前記レベル調整部は、前記長孔を用いて前記把持金具に取付けられることが望ましい。
これにより、把持金具によって切断装置を切断対象に容易に取付けることができる。また、把持金具に高さ方向の長孔を設けておくことで、これを用いてレベル調整部の取付高さを容易に調整可能である。
本発明により、デッキプレート等の切断対象を下側から切断する際に、切断作業を容易に行える切断装置を提供することができる。
切断装置1を示す図。 レベル調整部12、保持部13およびスライドレール14を示す図。 スライドレール14等の配置を示す図。 支持フレーム16および切断機18を示す図。 切断装置1の取付方法を説明する図。 切断装置1の取付方法を説明する図。 切断装置1の取付方法を説明する図。 保持部13およびスライドレール14を示す図。 切断装置1による切断方法を説明する図。 錘19を示す図。
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
(1.切断装置1)
図1は本発明の実施形態に係る切断装置1を示す図である。この切断装置1は、コンクリートスラブ100の下のデッキプレート20(切断対象)を下側から切断するものである。本実施形態では、デッキプレート20が複数のリブ21を下面に有する。これらのリブ21は、所定方向(図1の紙面法線方向に対応する)に沿って平行に延びる。
図1に示すように、切断装置1は、取付部11、レベル調整部12、保持部13、スライドレール14、スライダ15、支持フレーム16、切断機高さ調整部17、切断機18等を有する。
取付部11は、切断装置1をデッキプレート20の下面に取付けるためのものである。取付部11は、一対の把持金具111a、111bによってデッキプレート20のリブ21を両側から把持する。
把持金具111aはアングル材等によって構成され、高さ方向の長孔112を有する。また把持金具111aの上部にはブロック113が設けられ、下部にはブロック114が設けられる。
把持金具111bもアングル材等によって構成され、高さ方向の長孔112を有する。また把持金具111bの上部にはブロック113が設けられる。
リブ21は、デッキプレート20側の直線部分211とその下方の略三角形部分212を有する。取付部11では、把持金具111a、111aがリブ21を挟むように配置され、各把持金具111a、111bのブロック113がリブ21の直線部分211に当接する。把持金具111a、111bはボルトやナット等の締結具115によって締結される。
レベル調整部12はアングル材等から構成される。レベル調整部12は取付部11に取付けられ、レベル(高さ)調整が可能である。レベル調整部12は、取付部11の把持金具111a、111bの長孔112にボルト121を通し、その先端にナット122を締め込むことで取付部11に締結される。長孔112のどの位置にボルト121を通すかによってレベル調整部12のレベル調整ができる。
図2(a)はレベル調整部12を上から見た図である。図2(a)に示すように、レベル調整部12には、保持部13を取付けるための孔123が設けられる。孔123は、保持部13の位置調整ができるようレベル調整部12の長手方向に沿って複数設けられる。図2(a)の例では2つの孔123が設けられているが、その数は特に限定されず、例えば3つ、あるいは4つ以上設けてもよい。
保持部13はスライドレール14を保持するものである。保持部13は略C字状の断面を有する部材であり、内部にスライドレール14を通してこれを保持する。図2(b)に示すように、保持部13は、レベル調整部12の孔123(図2(a)参照)にボルト131を通し、その先端にナット132を締め込むことでレベル調整部12に取付けられる。そのため、保持部13は平面における向き(角度)の調整が可能である。
スライドレール14は略C字状の断面を有する長尺のレールであり、上記したように保持部13で保持され、保持部13を介してレベル調整部12に取付けられる。スライドレール14にはチャンネル材等が用いられる。
図3はスライドレール14等の配置を示す図であり、支持フレーム16、切断機高さ調整部17、切断機18の図示を省略してスライドレール14等を下から見た図である。
本実施形態では2本のスライドレール14が設けられており、各スライドレール14の両端が保持部13に通され、各保持部13がそれぞれレベル調整部12に取付けられる。従って、本実施形態では計4つのレベル調整部12が用いられており、レベル調整部12を取付ける取付部11も4つ設けられる。
スライダ15はスライドレール14に沿って走行するものであり、スライドレール14の内部の溝に設けられる。本実施形態では1本のスライドレール14に2つのスライダ15が設けられる。
図1に示すように、スライダ15は本体151にコロ152とボルト153を設けて構成される。ボルト153はスライドレール14の溝から下に延び、その先端を後述する支持フレーム16の本体フレーム161、162の孔165に通してナット154を締め込むことで、スライダ15が支持フレーム16に取り付けられる。
支持フレーム16は切断機18を支持するものであり、スライドレール14の長手方向に沿って移動可能である。支持フレーム16をスライドレール14に沿って移動させることで、切断機18がスライドレール14の長手方向に沿って移動可能である。
図4は支持フレーム16と切断機18を上から見た図である。支持フレーム16は、安定性を持たせるため、両側の本体フレーム161、162を連結材163で連結して構成される。
図1に示すように、一方の本体フレーム161はアングル材等を組み合わせてかぎ状に構成され、その一端に筒体164が設けられる。筒体164の内部には雌ネジが設けられる。
他方の本体フレーム162はアングル材等によって構成され、その一端に後述する切断機18の連結部184が設けられる。
図4に示すように、支持フレーム16の本体フレーム161、162の上面には孔165が設けられる。前記したように、スライダ15は1本のスライドレール14につき2つ設けられており、各スライダ15が本体フレーム161、162のそれぞれに前記したように取付けられる。
本実施形態では、こうして支持フレーム16が2本のスライドレール14にスライダ15を介して取付けられる。上記の孔165は本体フレーム161、162の長手方向に沿って複数設けられており、どの孔165にスライダ15を取付けるかで支持フレーム16の位置調整ができる。従って、切断機18の位置を変更したいときにスライドレール14等を改めて盛り替える必要は無い。
切断機高さ調整部17は切断機18の高さを調整するためのものであり、ボルト171を有する。ボルト171の上端部は後述する切断機18のアーム182に取付けられ、下端部にはハンドル172が設けられる。ボルト171は支持フレーム16の筒体164に通され、ボルト171の雄ネジと筒体164内部の雌ネジとが螺合する。
切断機18はデッキプレート20の切断を行うものであり、支持フレーム16の一端に設けられる。切断機18はモーター等の駆動部181にカッター185を設けて構成され、図4に示すように切断機18の両側にはアーム182、183も設けられる。アーム183の先端は連結部184によって支持フレーム16の本体フレーム162に取付けられ、切断機18は連結部184を中心として鉛直面内で回転可能である。
アーム182の先端には前記した切断機高さ調整部17のボルト171が取付けられる。ハンドル172を回転させるとボルト171が上下し、これにより切断機18が連結部184を中心として回転することで切断機18の高さを調整できる。こうしてカッター185の上端の位置を上下させ、切断対象であるデッキプレート20に対し着脱することができる。
(2.切断装置1の取付方法)
図5〜図8は切断装置1の取付方法を示す図である。本実施形態では、まず図5(a)の矢印に示すように、一対の把持金具111a、111bを、デッキプレート20のリブ21を両側から挟むように配置し、図5(b)に示すように各把持金具111a、111bのブロック113をリブ21の直線部分211に当接させる。そして締結具115によって把持金具111a、111b同士を締結することで、把持金具111a、111bによってリブ21が把持される。この時、把持金具111aのブロック114は把持金具111bに当接して把持金具111a、111bの間隔を保持する。
こうして把持金具111a、111bからなる取付部11がデッキプレート20のリブ21に取付けられる。前記したように本実施形態では4つの取付部11が用いられ、各取付部11がリブ21に取付けられる。
次に、図6(a)に示すようにレベル調整部12を各取付部11に取付ける。前記したように、レベル調整部12は、把持金具111a、111bの長孔112にボルト121を通し、その先端にナット122を締め込んで取付ける。レベル調整部12の取付に長孔112を用いることにより、デッキプレート20の下面の高さに合わせたレベル調整が可能である。
そのため、例えば図6(b)に示すようにデッキプレート20の下面の高さが変化しており、取付部11を取付けるリブ21の高さが異なる場合でも、その違いに合わせてレベル調整部12の取付高さを変えてレベル調整部12の高さを合わせることで、各レベル調整部12に取付けるスライドレール14の高さを合わせ、支持フレーム16の水平性を保ち、切断機18の姿勢を適切なものとできる。また図6(c)に示すようにデッキプレート20の下面の高さが変化しており、取付部11を取付ける位置と、切断機18による切断を行う位置(図の左側)とでデッキプレート20の下面の高さに違いがある場合でも、その違いに合わせてレベル調整部12の取付高さを変えることで、切断機18の位置を適切なものとできる。
こうしてレベル調整部12の取付を行った後、図7に示すようにレベル調整部12に保持部13を取付け、図3に示したようにスライドレール14の両端を保持部13の内部に通す。保持部13は前記したように平面における向きが調整可能であり、切断装置1の取付時に図8(a)に示すように保持部13の向きを調整することで、図8(b)に示すようにスライドレール14の向きを切断機18による切断位置に合わせて自由に調整できる。
この後、各スライドレール14の内部の2つのスライダ15を、切断機18および切断機高さ調整部17を設けた支持フレーム16に前記したように取付けることで、切断装置1のデッキプレート20への取付けが完了する。
(3.デッキプレート20の切断)
本実施形態では、上記のように取付けた切断装置1を用いてデッキプレート20の切断が行われる。図9は切断装置1によるデッキプレート20の切断方法について説明する図であり、切断装置1を切断機18側(図1の左側に対応する)から見た図である。
デッキプレート20の切断時は、図9(a)に示すように切断装置1を所望の位置にセットした後、切断機高さ調整部17のハンドル172を回転させてボルト171を上下させる。
すると、図9(b)に示すように切断機18が連結部184を中心として回転する。これにより切断機18の高さを調整してカッター185の上端をデッキプレート20に当接させることができる。
その後、カッター185を回転駆動させ、コンクリートスラブ100は残しつつデッキプレート20を切込みながら、切断装置1を矢印aに示すようにスライドレール14に沿って移動させる。こうしてデッキプレート20の切断を行うことができる。本実施形態では支持フレーム16を手で押してスライドさせることで切断装置1を移動させるが、高所作業を減らし安全性を高めるため、例えば、支持フレーム16にチェーン(不図示)を取付けて引張るなどして低所での作業により切断装置1を移動させることも可能である。
また、図10に示すように、支持フレーム16の他端(切断機18と反対側の端部)に切断機18と同程度の重さの錘19を設けることで、切断時にバランスをとり、支持フレーム16が切断機18の重量によって傾いたりするのを防止することができる。
以上説明したように、本実施形態の切断装置1では、スライドレール14に沿って移動する切断機18を用いてデッキプレート20を下側から切断するケースにおいて、切断装置1の取付時にレベル調整部12を用いた高さ(レベル)の調整が可能である。そのため、デッキプレート20の下面の高さやその変化に合わせて切断機18を配置し、切断機18の位置や姿勢を適切なものとして切断機18による切断を容易に行うことができる。
また、本実施形態ではカッター185を用いることで火気を使用せずに切断作業を行うことができ、切断時の切子火花は発生するが、ガス切断で心配されるような火災の危険性は低い。そのため、簡単に切断装置1を設置して安全かつ容易に切断作業を行うことができ、工期が長期化することもない。ただし、切断機18を切断トーチ等によるガス切断あるいはその他の手法による切断を行うものとすることは可能である。
また、本実施形態ではスライドレール14に沿って移動する支持フレーム16で切断機18を支持することで、切断機18の姿勢を安定させることができる。支持フレーム16は複数のスライドレール14に取付けられるので、支持フレーム16の姿勢を安定させることができる。また、各スライドレール14をそれぞれレベル調整部12に取付けることで、デッキプレート20の下面の高さが変化していても、これらのスライドレール14を同じ高さとし、支持フレーム16を水平に保つことができる。
また切断機18を支持フレーム16の一端に設け、支持フレーム16の他端に錘19を設けることで、錘19によってバランスをとり、切断機18の重量によって支持フレーム16が傾いたりするのを防止できる。
また、本実施形態ではスライドレール14がレベル調整部12に取付けられた保持部13によって保持され、保持部13の平面における向きが調整可能なので、切断装置1の取付時に、切断機18による切断位置に合わせてスライドレール14の向きを調整することができる。
また、本実施形態では切断機高さ調整部17によって切断機18の高さを調整することで、デッキプレート20に対して切断機18のカッター185を好適に着脱できる。切断機高さ調整部17は、下端部のハンドル172によって高さの調整を行うものとすることで、手動での操作によって低所から細かな調整ができる。
また、取付部11では一対の把持金具111a、111bでデッキプレート20のリブ21を把持することで切断装置1の取付を容易に行うことができ、またレベル調整部12が把持金具111a、111bの長孔112を用いて取付けられるので、レベル調整部12の取付高さを容易に調整可能である。
しかしながら、本発明はこれに限ることはない。例えば本実施形態ではデッキプレート20の切断に切断装置1を用いているが、これに限ることはなく、その他の各種の切断対象に切断装置1を取付けて下側からこれを好適に切断することができる。ただし、本実施形態の切断装置1は、デッキプレート20の切断時のように、上向きの姿勢で高所作業を行うようなケースにおいて特に好適に利用可能である。
また、取付部11の把持金具111a、111b、ブロック113、114のサイズや形状はリブ21のサイズや形状に合わせて製作することができ、特に限定されることはない。また、取付部11もデッキプレート20等の切断対象に取付可能なものであればよく、その構成も前記した把持金具111a、111bを用いるものに限らない。
また、本実施形態では把持金具111a、111bの長孔112を用いることでレベル調整部12の取付高さを調整可能にしているが、これに限ることはなく、その他の機構によってレベル調整部12の取付高さを調整可能にしてもよい。
また本実施形態では各レベル調整部12に1個の保持部13を設けているが、1個のレベル調整部12に複数の保持部13を取付けてもよい。また保持部13の構成も前記したものに限ることはなく、スライドレール14を保持できるものであればよい。例えば保持部13をボールジョイント等を用いてレベル調整部12に取付け、平面だけでなく鉛直面内においても向きを可変とし、スライドレール14を鉛直面内で傾斜して配置できるようにすることも可能である。
また本実施形態では1本のスライドレール14を2つの保持部13で保持しているが、3つ以上の保持部13で保持することも可能である。さらに、本実施形態では2本のスライドレール14を用いているが、場合によっては支持フレーム16を1本あるいは3本以上のスライドレール14に取付けて用いるといった構成も可能である。
また支持フレーム16の構成も前記したものに限ることはなく、スライドレール14に沿った移動と切断機18の支持を好適に行えるものであればよい。例えば、本実施形態では支持フレーム16の端部に切断機18を配置しているが、支持フレーム16の中央部に切断機18を配置することも可能である。ただし、切断機18を支持フレーム16の端部に設けることで、切断装置1の他の部分との干渉を防ぎやすいという利点がある。
また、本実施形態では切断機18による切断を直線状に行うが、支持フレーム16の一端に平面内で回転可能な延長部分を設けておき、当該延長部分に切断機18を配置することで切断機18による切断を行う向きを可変としてもよい。
また切断機高さ調整部17の構成も前記したものに限らず、切断機18の高さを調整できるものであればよい。例えば本実施形態ではハンドル172を回すことで切断機18の高さの調整を手動で行っているが、モーター等の機構を用いて自動で調整を行うようにしてもよい。
この場合、切断時に火花が飛び散るデッキプレート20の切断位置から離れた低所からの操作を行うことができる。切断機18のコード(不図示)を伸ばすことで、切断機18のカッター185の駆動のオンオフもデッキプレート20の切断位置から離れた低所で実施することができる。前記したようにチェーン等を用いて支持フレーム16を移動させるようにすれば、一連の作業を低所に居る一人の作業者によって行うことも可能である。
以上、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1:切断装置
11:取付部
12:レベル調整部
13:保持部
14:スライドレール
15:スライダ
16:支持フレーム
17:切断機高さ調整部
18:切断機
19;錘
20:デッキプレート
21:リブ
100:コンクリートスラブ
111a:把持金具
111b:把持金具
112:長孔
113、114:ブロック
115:締結具
121、131、153、171:ボルト
122、132、154:ナット
123、165:孔
151:本体
152:コロ
161、162:本体フレーム
163:連結材
164:筒体
172:ハンドル
181:駆動部
182、183:アーム
184:連結部
185:カッター

Claims (10)

  1. 切断対象の切断を行う切断装置であって、
    前記切断対象の下面に前記切断装置を取付けるための取付部と、
    前記取付部に取付けられ、レベル調整が可能なレベル調整部と、
    前記レベル調整部に取付けられるスライドレールと、
    前記スライドレールに沿って移動可能な切断機と、
    を有することを特徴とする切断装置。
  2. 前記切断機は、カッターによって前記切断対象の切断を行うものであることを特徴とする請求項1記載の切断装置。
  3. 前記切断対象はデッキプレートであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の切断装置。
  4. 前記切断機は、前記スライドレールに沿って移動可能な支持フレームによって支持されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の切断装置。
  5. 前記支持フレームは、複数の前記スライドレールに取付けられることを特徴とする請求項4記載の切断装置。
  6. 前記切断機は前記支持フレームの一端に設けられ、
    前記支持フレームの他端に錘が設けられたことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の切断装置。
  7. 前記スライドレールは前記レベル調整部に取付けられた保持部によって保持され、
    前記保持部は、平面における向きの調整が可能であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の切断装置。
  8. 前記切断機の高さを調整するための切断機高さ調整部をさらに有することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の切断装置。
  9. 前記切断機高さ調整部は下端部にハンドルを有し、前記ハンドルを回転させることで前記切断機の高さを調整できることを特徴とする請求項8記載の切断装置。
  10. 前記取付部は一対の把持金具で前記切断対象を把持するものであり、
    前記把持金具に高さ方向の長孔が設けられ、
    前記レベル調整部は、前記長孔を用いて前記把持金具に取付けられることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の切断装置。
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