JP2018082304A - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザに係るプライバシリスクを特定すること可能な、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供する。【解決手段】ユーザの行動状態を示す行動情報に基づいて、前記ユーザに係るプライバシリスクを示すプライバシリスク情報を特定するプライバシリスク特定部、を備える情報処理装置。【選択図】図3

Description

本開示は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
ヘッドホンやイヤホン等における音漏れを抑制するための技術が知られている。例えば、特許文献1には、筐体外の周辺音声を収音して音漏れを評価し、音漏れ評価結果に基づいて、音の筐体外への漏れを抑制することが開示されている。
一方、ユーザの能動的な操作によらずにコンテンツを出力(提示)する、所謂プッシュ型の出力機能を有するデバイスが広く用いられている。プッシュ型で出力されるコンテンツは様々であるが、例えば、メールや電話の着信の情報、ソーシャルメディアに係る通知情報等、ユーザの個人的な情報を含むコンテンツがユーザの能動的な操作によらずに出力される場合も多い。
特開2008−160506号公報
しかし、例えば、情報提示対象であるユーザ以外の人物にも視認可能なディスプレイ、ユーザ以外の人物にも聴取可能に音響出力するスピーカ等により、プッシュ型の出力が行われる場合、ユーザのプライバシが侵害される恐れがある。ユーザのプライバシを保護するためには、当該ユーザの置かれた状況における当該ユーザのプライバシが侵害されるリスク(以下、ユーザに係るプライバシリスク、または単にプライバシリスクと呼ぶ場合がある)が把握されることが望ましい。
そこで、本開示では、ユーザに係るプライバシリスクを特定すること可能な、新規かつ改良された情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提案する。
本開示によれば、ユーザの行動状態を示す行動情報に基づいて、前記ユーザに係るプライバシリスクを示すプライバシリスク情報を特定するプライバシリスク特定部、を備える情報処理装置が提供される。
また、本開示によれば、ユーザの行動状態を示す行動情報に基づいて、前記ユーザに係るプライバシリスクを示すプライバシリスク情報を特定すること、を含む情報処理方法が提供される。
また、本開示によれば、コンピュータに、ユーザの行動状態を示す行動情報に基づいて、前記ユーザに係るプライバシリスクを示すプライバシリスク情報を特定する機能、を実現させるための、プログラムが提供される。
以上説明したように本開示によれば、ユーザに係るプライバシリスクを特定すること可能となる。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の一実施形態に係る情報処理装置を有する情報処理システムの構成を示す説明図である。 同実施形態に係る情報処理装置10の概略的な構成の一例について説明するための説明図である。 同実施形態に係る情報処理装置10の機能構成の一例を示すブロック図である。 同実施形態に係るノイズ種別を説明するための説明図である。 同実施形態に係るプライバシリスク特定部116によるプライバシリスクレベルの特定方法の一例を示す表である。 同実施形態に係るプライバシ性と、プライバシ性に対応するコンテンツの一例を示す表である。 同実施形態に係るプライバシリスクレベルに応じた出力ルールの一例を示す表である。 同実施形態に係る情報処理装置10の動作例を示すフローチャート図である。 同実施形態に係るプライバシリスク特定部116によるプライバシリスク特定処理の詳細を説明するためのフローチャート図である。 ハードウェア構成例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
<<1.概要>>
<<2.機能構成>>
<2−1.全体構成>
<2−2.制御部の詳細>
<<3.動作>>
<<4.変形例>>
<4−1.変形例1>
<4−2.変形例2>
<4−3.変形例3>
<4−4.変形例4>
<4−5.変形例5>
<<5.ハードウェア構成例>>
<<6.むすび>>
<<1.概要>>
まず、図面を参照しながら本開示の一実施形態の概要を説明する。図1は、本開示の一実施形態に係る情報処理装置を有する情報処理システムの構成を示す説明図である。
図1に示したように本開示の一実施形態に係る情報処理システム1は、通信網5、情報処理装置10、及びサーバ20を有する。また、情報処理システム1は、情報処理装置10のユーザへ、コンテンツを出力(提供)する。
通信網5は、通信網5に接続されている装置から送信される情報の有線、または無線の伝送路である。例えば、通信網5は、インターネット、電話回線網、衛星通信網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などを含んでもよい。また、通信網5は、IP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)などの専用回線網を含んでもよい。図1に示すように、情報処理装置10とサーバ20は、通信網5を介して相互に接続される。
情報処理装置10は、ユーザに様々なコンテンツを出力する。情報処理装置10が出力するコンテンツは、図1に示すサーバ20から通信網5を介して取得されてもよいし、情報処理装置10が備える記憶部に記憶されていてもよい。また、情報処理装置10は、テキスト情報を含むコンテンツを取得し、音声合成技術によるテキスト情報の読み上げを行うことで、コンテンツを出力してもよい。
サーバ20は、情報処理装置10へコンテンツを提供する情報処理装置である。例えば、サーバ20は、情報処理装置10からの要求に応じて情報処理装置10へコンテンツを提供するだけでなく、情報処理装置10からの要求によらずに情報処理装置10へコンテンツを提供してもよい。係る構成により、情報処理装置10は、ユーザの能動的な操作によらず、所謂プッシュ型のコンテンツ出力が可能となる。
図2は、本実施形態に係る情報処理装置10の概略的な構成の一例について説明するための説明図である。図2では、情報処理装置10がユーザに装着されるネックバンド型のウェアラブルデバイスである例を示している。より具体的には、情報処理装置10は、一部が開口したリング状の形状(換言すると、カチューシャ状、または、U字状の形状)を成し、リング状の部分の内面のうち少なくとも一部が、ユーザの首の一部に当接するように(即ち、首に掛けるように)当該ユーザに装着される。
また、情報処理装置10は、集音部(例えばマイクロホン等)を備え、当該集音部からユーザが発する音声を含み得る周囲の音響を、音響信号(音響情報)として集音する。例えば、図2に示す例では、情報処理装置10は、複数の集音部140A〜140Dを備える。より具体的には、集音部140A〜140Dは、例えば、情報処理装置10の筐体101により支持される。
また、情報処理装置10は、音響出力部(例えばスピーカ等)を備え、当該音響出力部から、コンテンツに基づく音響(例えば音声合成によるコンテンツの読み上げ音声)を出力する。例えば、図2に示す例では、情報処理装置10は、2の音響出力部170A、170Bを備え、音響出力部170A、170Bから出力される音響はユーザ以外の人物にも音響が聞こえ得る。より具体的には、音響出力部170A、170Bは、開放型のスピーカ(オープンスピーカ)であり、例えば、情報処理装置10の筐体101により支持される。
なお、図2は一例であり、情報処理装置10が備える集音部、及び音響出力部の数は、図2に示す例に限定されない。また、集音部、及び音響出力部が設けられる位置も図2に示す例に限定されない。また、集音部、及び音響出力部は、情報処理装置10とは別個のデバイスであってもよい。
図2に示すように、ユーザが携行可能なウェアラブルデバイスである情報処理装置10は、例えば、自宅、オフィス、屋外等のように利用シーンが多岐にわたり、当該情報処理装置10の周囲の環境が動的に変化する状況が想定される。また、情報処理装置10の備える出力部が、例えば図2に示す音響出力部170A、170Bのように開放型のスピーカである場合、周囲の環境によっては、情報処理装置10から出力されるコンテンツが当該ユーザ以外の人物にも認識され得る。
したがって、情報処理装置10から出力されるコンテンツに、ユーザの個人的な情報が含まれる場合、周囲の環境によっては、ユーザのプライバシが侵害される恐れがある。例えば、ユーザの操作によらないプッシュ型のコンテンツ出力が行われる場合、ユーザの意図と関係なくコンテンツが出力されるため、当該ユーザの個人的な情報が当該ユーザ以外にも認識されてしまう恐れがある。
そこで、上記事情を一着眼点にして本実施形態を創作するに至った。本実施形態によれば、ユーザに係るプライバシリスクを特定し、プライバシリスクに基づいて出力が制御されることにより、ユーザのプライバシが侵害されることを抑制することが可能である。以下、このような効果を有する本実施形態に係る構成、及び動作について順次詳細に説明する。
<<2.機能構成>>
図3は、本開示の一実施形態に係る情報処理装置10の機能構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、本実施形態に係る情報処理装置10は、制御部110、動き情報取得部120、位置情報取得部130、集音部140、通信部150、記憶部160、及び音響出力部170を備える。以下、情報処理装置10の全体構成を説明した後に、制御部110について詳細に説明する。
<2−1.全体構成>
制御部110は、情報処理装置10の各構成を制御し、様々なアプリケーションを実行させる。また、制御部110は、動き情報取得部120から入力されるユーザの動きに関する動き情報、及び集音部140から入力される音響信号に基づいて、ユーザの行動状態を示す行動情報を取得する。行動情報については後述するが、例えば行動情報はユーザの移動状態を示す移動情報や、発話状態を示す情報を含んでもよい。
また、制御部110は、位置情報取得部130から入力される位置情報、及び集音部140から入力される音響信号に基づいて、ユーザの周囲の環境に関する環境情報を取得する。環境情報については後述するが、例えば環境情報は、ユーザが位置するエリアを示すエリア情報や、ユーザの周囲のノイズに関する情報を含んでもよい。
また、制御部110は、上述した行動情報、及び、環境情報に基づいて、ユーザに係るプライバシリスクを示すプライバシリスク情報を特定し、プライバシリスク情報に基づいて、後述する音響出力部170による音響出力を制御する。制御部110の詳細については後述する。
動き情報取得部120は、情報処理装置10に係るユーザの動きに関する動き情報をセンシングにより取得する。動き情報取得部120は、例えば加速度センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ等のモーションセンサを含み、動き情報は、加速度、角加速度、方位等の情報を含んでもよい。
位置情報取得部130は、情報処理装置10の位置を示す位置情報を取得する。なお、本実施形態において、情報処理装置10はユーザにより携行されることを想定しているため、位置情報取得部130により取得される情報処理装置10の位置情報は、ユーザの位置情報としても扱われる。
例えば、位置情報取得部130は、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機、及び/または通信装置等を含み得る。GNSSは、例えばGPS(Global Positioning System)、GLONASS(Global Navigation Satellite System)、BDS(BeiDou Navigation Satellite System)、QZSS(Quasi-Zenith Satellites System)、またはGalileo等を含み得る。また、通信装置は、例えばWi−fi、MIMO(Multi-Input Multi-Output)、セルラー通信(例えば携帯基地局を使った位置検出、フェムトセル)、または近距離無線通信(例えばBLE(Bluetooth Low Energy)、Bluetooth(登録商標))等の技術を利用して位置情報を取得する。
集音部140は、例えばマイクロフォンのように、外部環境の音響(即ち、外部環境を伝搬して到達する音響)を集音するための集音デバイスである。なお、ユーザからの音声入力についても、集音部140により集音されることで、情報処理装置10に取り込まれる。また、本実施形態に係る集音部140は、図2に示したように、複数の集音デバイスを含んでもよい。集音部140は、外部環境の音響の集音結果に基づく音響信号を制御部110に出力する。なお、集音部140から出力される音響信号は、例えば、アンプ等によりゲインが調整され、AD変換によりアナログ信号からデジタル信号に変換されたうえで、制御部110に入力されてもよい。
通信部150は、他の装置との間で情報の通信を行う。通信部150が他の装置との間で情報を通信することで、例えば、図1に示したサーバ20から、コンテンツを受信することができる。
記憶部160は、情報処理装置10の各構成が機能するためのプログラムやパラメータを記憶する。また、記憶部160は、コンテンツを記憶していてもよい。
音響出力部170は、制御部110の制御に従い、音響出力を行う。音響出力部170は、例えば図2に示したように、開放型のスピーカであってもよい。
<2−2.制御部の詳細>
以上、本実施形態に係る情報処理装置10の全体的な機能構成例について説明した。続いて、図3に示した制御部110の機能構成をより詳細に説明する。図3に示すように、制御部110は、行動認識部111、エリア特定部112、分離部113、発話検出部114、ノイズ解析部115、プライバシリスク特定部116、通信制御部117、及び出力制御部118としても機能する。
行動認識部111は、動き情報取得部120から入力されるユーザの動きに関する動き情報に基づいて、行動認識を行う。行動認識の手法については、多くの文献に記載されているため、ここでの詳細な説明は省略する。本実施形態において、行動認識部111は、公知の行動認識技術の任意の構成を採用することが可能である。
行動認識部111が行う行動認識で認識される行動の種類(行動認識結果)は、多様であるが、例えば行動認識により、ユーザの移動状態を示す移動情報が取得されてもよい。なお、以下では、行動認識部111が行う行動認識により、サイクリング、ジョギング、ウォーキング、静止のうちいずれかの移動状態を示す移動情報が得られる例を説明する。また、行動認識部111により取得された移動情報は、プライバシリスク特定部116に入力される。
エリア特定部112は、位置情報取得部130から入力される位置情報に基づいて、ユーザが位置するエリアを特定し、当該エリアを示すエリア情報を取得する。エリア特定部112は、例えば実世界のエリアについての仮想的な境界として設定されるジオフェンスの内側にユーザが位置するか否かを判定し、ユーザが位置するエリアを特定してもよい。以下では、自宅、または職場の仮想的な境界としてジオフェンスが設定され、エリア特定部112が、ユーザの位置するエリアとして、自宅、職場、またはその他(自宅、及び職場のジオフェンスの外側)のいずれかを特定する例を説明する。また、エリア特定部により取得されたエリア情報は、プライバシリスク特定部116に入力される。
なお、自宅や職場等のエリアは、例えばユーザにより予め設定されてもよいし、位置情報の履歴等に基づいて自動的に推定されてもよい。例えば、長時間滞留している場所を滞留点とみなし、さらに滞留している時間帯等の情報に基づいて、当該滞留点を中心とする所定半径を自宅、職場等のエリアと推定することが可能である。
分離部113は、複数の集音部140から入力される音響信号を、ユーザの音声に係る音声信号と、周囲のノイズ(雑音)に係るノイズ信号とに分離する。分離部113は、例えばビームフォーミング法に基づき、ユーザの方向から集音された音響に基づく音響信号を音声信号とし、ユーザ以外の方向から集音された音響に基づく音響信号をノイズ信号として取得してもよい。取得された音声信号は発話検出部114に入力され、ノイズ信号はノイズ解析部115に入力される。
発話検出部114は、分離部113から入力される音声信号に基づいて、ユーザの発話を検出し、ユーザの発話状態を示す情報を取得する。例えば、ユーザの発話状態は、発話あり、または発話無し、のいずれかであってよい。取得された発話状態を示す情報(行動情報の一例)はプライバシリスク特定部116に入力される。なお、情報処理装置10は、発話検出部114により発話が検出された場合に、発話の内容を認識する機能を有してもよい。
ノイズ解析部115は、分離部113から入力されるノイズ信号を解析し、ノイズに関する情報を取得する。例えば、ノイズ解析部115は、ノイズ信号の周波数成分解析により、ノイズ信号に含まれるノイズの種別(ノイズ種別)を特定し、ノイズ種別を示す情報をノイズに関する情報として取得してもよい。
図4は、ノイズ種別を説明するための説明図である。図4には、それぞれピンクノイズ型のノイズ信号G12、バブルノイズ型のノイズ信号G14、ホワイトノイズ型のノイズ信号G16が、それぞれ各ノイズ種別に分類されるノイズの一例として示されている。
ピンクノイズ型のノイズ信号G12は、低域のパワーが大きく、例えば道路、線路脇等のように、走行車両が付近に存在する屋外で発生する傾向にある。したがって、ピンクノイズ型のノイズ信号が取得される場合、プライバシリスクは低いと考えられる。
バブルノイズ型のノイズ信号G14は、中域のパワーが大きく、例えば駅(改札内、ホーム等)、街中や雑踏等の屋外、カフェ等の屋内施設、といった人の会話(発話)が行われる環境で発生する傾向にある。したがって、バブルノイズ型のノイズ信号が取得される場合、他の人が付近に存在する可能性が高く、プライバシリスクは高いと考えられる。
ホワイトノイズ型のノイズ信号G16は、低域から高域まで広い周波数帯にパワーを有し、例えばオフィスや家庭内で発生する傾向にある。オフィスでは、ユーザ以外の人に情報処理装置10の出力音響が聞こえ得るため、プライバシリスクは高いと考えられる。一方、家庭内には、ユーザ、またはユーザにとって信頼できる人(例えば家族)のみが存在する可能性が高いと考えられるため、プライバシリスクは低いと考えられる。したがって、ホワイトノイズ型のノイズ信号が取得される場合、ノイズ種別の情報以外の情報と組み合わせてプライバシリスクが特定されることが望ましい。
ノイズ解析部115は、例えば、ノイズ信号に係る周波数毎のパワーの平均値と、所定の閾値を比較して、ノイズ種別を特定してもよい。例えば、所定の閾値より、ノイズ信号に係る周波数毎のパワーの平均値が小さい場合に、当該ノイズ信号のノイズ種別としてピンクノイズ型を特定してもよい。
また、ノイズ解析部115により特定されたノイズ種別の情報(ノイズに関する情報の一例)は、プライバシリスク特定部116に入力される。
図3に示すプライバシリスク特定部116は、行動情報(移動情報、発話状態を示す情報)と、環境情報(エリア情報、ノイズに関する情報)と、に基づいて、プライバシリスクを評価し、プライバシリスクを示すプライバシリスク情報を特定する。
例えば、ユーザの移動速度が大きい場合、ユーザと当該ユーザ以外の人の相対速度も大きい可能性が高く、情報処理装置10による出力を、当該ユーザ以外の人に認識される可能性は低いと考えられる。そのため、プライバシリスク特定部116は、移動情報が、より大きい移動速度の移動状態を示す程、プライバシリスクがより低くなるようにプライバシリスク情報を特定してもよい。例えば、上述した移動状態において、サイクリング、ジョギング、ウォーキング、静止、の順で移動速度が大きい移動状態である。
また、ユーザが発話を行っている場合、ユーザの付近にユーザの会話相手が存在する可能性が高いと考えられる。そのため、プライバシリスク特定部116は、発話状態が「発話あり」である場合に、発話状態が「発話なし」である場合より、プライバシリスクが高くなるようにプライバシリスク情報を特定してもよい。
また、ユーザが自宅に位置する場合、周囲には、ユーザ、またはユーザにとって信頼できる人(例えば家族)のみが存在する可能性が高いと考えられるため、プライバシリスクは低いと考えられる。そのため、プライバシリスク特定部116は、例えばユーザの位置するエリアが自宅である場合に、ユーザの位置するエリアが職場またはその他のエリアである場合より、プライバシリスクが高くなるようにプライバシリスク情報を特定してもよい。
また、上述したように、ピンクノイズ型のノイズ信号が取得される場合、プライバシリスクは低いと考えられる。そのため、プライバシリスク特定部116は、ピンクノイズ型のノイズ信号が取得された場合に、他のノイズ種別のノイズ信号が取得された場合より、プライバシリスクが低くなるように、プライバシリスク情報を特定してもよい。
なお、上記ではノイズに関する情報として、ノイズ種別の情報が用いられる例を説明したが、ノイズに関する情報は、ノイズの大きさ(例えばノイズ信号に係る音圧レベル)等の情報を含んでもよい。周囲のノイズが大きい程、情報処理装置10から出力される情報がユーザ以外の人に認識されやすくなると考えられる。そのため、プライバシリスク特定部116は、ノイズの大きさが大きい程、プライバシリスクが低くなるように、プライバシリスク情報を特定してもよい。
プライバシリスク特定部116により特定されるプライバシリスク情報は、例えばプライバシリスクを数値化したプライバシリスクレベルであってもよい。以下では、プライバシリスク特定部116が特定するプライバシリスクレベルは、1〜4の値であり、プライバシリスクが高い程、プライバシリスクレベルが大きい値をとるものとして説明を行う。
また、プライバシリスク特定部116は行動情報と環境情報に基づき、移動状態、発話状態、エリア、ノイズ種別の4項目の組み合わせに応じて、プライバシリスクレベルを特定してもよい。図5は、プライバシリスク特定部116によるプライバシリスクレベルの特定方法の一例を示す表である。図5に示す表において、“−”は、プライバシリスクレベルが当該項目に依存せずに特定されることを意味する。
なお、図5に示すプライバシリスクレベルの特定方法は一例であって、プライバシリスク特定部116によるプライバシリスクレベルの特定方法は係る例に限定されない。例えば、プライバシリスク特定部116は、図5に示す項目ごとにスコアを特定し、当該スコアの合計値に基づいてプライバシリスクレベルを特定してもよい。
図3に示す通信制御部117は、通信部150による通信を制御する。例えば、通信制御部117の制御により、通信部150は、図1に示したサーバ20から、コンテンツを受信することができる。
出力制御部118は、プライバシリスク特定部116により特定されるプライバシリスク情報に基づいて、音響出力部170による音響出力を制御する。例えば、出力制御部118は、制御部110が実行するアプリケーションに係る処理に応じて、通信部150を介してサーバ20から取得されたコンテンツ、または記憶部160に記憶されたコンテンツを出力させてもよい。また、出力制御部118は、コンテンツにテキスト情報が含まれる場合、当該テキスト情報を音声合成技術により音声信号に変換して、音響出力部170に音響出力(読み上げ)させてもよい。
例えば、出力制御部118は、コンテンツが含む情報のプライバシ性に基づいて、コンテンツに係る出力を制御してもよい。コンテンツが含む情報のプライバシ性は、例えば当該コンテンツに対応付けられてサーバ20、または記憶部160から提供されてもよい。図6は、プライバシ性と、プライバシ性に対応するコンテンツの一例を示す表である。図6に示すように、本実施形態において、プライバシ性は例えば「高」、「中」、「低」のいずれかであってもよい。
なお、上記では、コンテンツが含む情報のプライバシ性は、当該コンテンツに対応付けられて提供される例を説明したが、本技術は係る例に限定されない。例えば、コンテンツが含む情報のプライバシ性は、コンテンツに対応付けられた当該コンテンツの種類等のメタデータに応じて特定されてもよいし、コンテンツの解析により特定されてもよい。
例えば、出力制御部118は、プライバシリスクレベル(プライバシリスク情報の一例)に応じた、プライバシ性に関する出力ルールに従って、コンテンツを出力させてもよい。図7は、プライバシリスクレベルに応じた出力ルールの一例を示す表である。出力制御部118は、コンテンツのプライバシ性と、図7に示す出力ルールに従って、当該コンテンツの出力可否を判定し、出力可能な場合にコンテンツを出力させる。図7に示す例では、プライバシリスクレベルが高い(大きい)程、プライバシ性の高い情報が出力されないように、コンテンツの出力が制御され得る。
以上、本実施形態に係る情報処理装置10の機能構成例について説明した。なお、図3に示す情報処理装置10の機能構成は一例であって、本実施形態はこれに限定されない。例えば、情報処理装置10は、ユーザ、または周囲の環境に関する情報を取得するために、生体センサ、気圧センサ、人感センサ、カメラ、深度カメラ等を備えてもよい。また、情報処理装置10は、ユーザインタフェースとして、タッチパネルディスプレイや物理ボタン等をさらに備えてもよい。また、本実施形態による制御部110の各機能は、通信部150を介して接続される他の情報処理装置が有してもよい。また、情報処理装置10は、視覚情報を表示出力するディスプレイ、光を出力するランプ、振動を出力する振動デバイス等、音響出力部以外の出力部を備え、出力制御部118が当該出力部による出力を制御してもよい。
<<3.動作>>
続いて、本実施形態に係る情報処理装置10の動作例について、図8を参照して説明する。
図8は、本実施形態に係る情報処理装置10の動作例を示すフローチャート図である。図8に示すように、動き情報、位置情報、及び音響信号がそれぞれ動き情報取得部120、位置情報取得部130、及び集音部140により取得される(S10)。続いて、行動認識部111が、動き情報に基づいて移動状態を推定する(S11)。さらに、エリア特定部112が位置情報に基づいてユーザが位置するエリアを特定する(S12)。
続いて、分離部113が音響信号を分離して得られた音声信号、及びノイズ信号に基づいて発話検出部114による発話検出と、ノイズ解析部115によるノイズ種別の特定が行われる(S13、S14)。
続いて、プライバシリスク特定部116が、移動状態、エリア、発話状態、及びノイズ種別を示す情報に基づいて、プライバシリスクを特定する(S15)。図9は、プライバシリスク特定部116によるプライバシリスク特定処理(S15)の詳細を説明するためのフローチャート図である。
図9に示すように、まず移動状態による判定が行われる(S150)。ステップS150において、移動状態がウォーキング、または静止であった場合、発話状態による判定(発話ありであるか否かの判定)が行われる(S151、S152)。
ステップS151、及びステップS152において、発話状態が発話なし(NO)であった場合、エリアによる判定が行われる(S153、S154)。ステップS153において、エリアがその他(自宅、職場以外)であった場合、ノイズ種別による判定(ピンクノイズ型であるか否かの判定)が行われる(S155)。
ステップS150において、移動状態がサイクリング、ジョギングのいずれかであった場合、または、ステップS153、S154においてエリアが自宅であった場合、プライバシリスクレベルは1と特定される(S156)。
また、ステップS155において、ノイズ種別がピンクノイズ型であった(YES)場合、プライバシリスクレベルは2と特定される(S157)。
また、ステップS153においてエリアが職場であった場合、ステップS154において、エリアが職場/その他のいずれかであった場合、またはステップS155において、ノイズ種別がピンクノイズ型ではなかった(NO)場合、プライバシリスクレベルは3と特定される(S158)。
また、ステップS151、及びステップS152において、発話状態が発話あり(YES)の場合、プライバシリスクレベルは4と特定される(S159)。
以上、プライバシリスク特定部116によるプライバシリスク特定処理(S15)について詳しく説明した。以下、図8に戻って説明を続ける。続くステップS16において、出力制御部118がコンテンツが含まれる情報のプライバシ性と、プライバシリスクレベルに応じて、コンテンツの出力可否が判定される(S16)。コンテンツの出力が可能である場合(S16においてYES)、当該コンテンツが出力され(S17)、コンテンツの出力が可能でない場合(S16においてNO)、当該コンテンツは出力されず、処理は終了する。
以上、本実施形態に係る情報処理装置10の動作例を説明した。なお、図8,9に示した処理の流れは一例であって、本実施形態に係る情報処理装置10の動作は係る例に限定されない。例えば、ステップS11〜S14の処理は、図8に示す順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。また、上述したステップS10〜S17の処理は、繰り返されてもよい。
<<4.変形例>>
以上、本開示の一実施形態を説明した。以下では、本開示の一実施形態の幾つかの変形例を説明する。なお、以下に説明する各変形例は、単独で本開示の実施形態に適用されてもよいし、組み合わせで本開示の実施形態に適用されてもよい。また、各変形例は、本開示の実施形態で説明した構成に代えて適用されてもよいし、本開示の実施形態で説明した構成に対して追加的に適用されてもよい。
<4−1.変形例1>
上記実施形態では、情報処理装置10が音響出力部170を備えて音響出力を行う例を説明したが、本技術は係る例に限定されない。例えば情報処理装置10は、視覚情報を表示出力するディスプレイ、光を出力するランプ、振動を出力する振動デバイス等、音響出力部以外の出力部を備え、出力制御部118が当該出力部による出力を制御してもよい。
例えば、ディスプレイにコンテンツに含まれるユーザの個人的な情報が表示される場合、ディスプレイの設置位置や大きさ等によっては、ユーザ以外の人物に視認されるため、表示出力は、音響出力と同様にユーザのプライバシが侵害される恐れがある。一方、例えば、コンテンツを受信したことや、新たなコンテンツが存在することを光、または振動により通知する出力が行われる場合、仮にユーザ以外の人物に認識されたとしても、ユーザの個人的な情報は理解されず、プライバシは侵害され難いと考えられる。
そこで、出力制御部118が複数の出力方式(音響出力、表示出力、光出力、振動出力等)による出力を制御可能な場合、出力制御部118は、プライバシリスク情報に応じた出力方式でコンテンツに係る出力を行わせてもよい。以下の説明では表示出力(例えばテキスト表示)、及び音響出力(例えば音声による読み上げ)を、プライバシが侵害され易い出力方式とする。また、光出力、または振動出力により、コンテンツを受信したことや、新たなコンテンツが存在することを通知する出力を、プライバシが侵害され難い出力方式とする。
例えば、出力制御部118は、プライバシリスクが高い(例えば、プライバシリスクレベルが所定値以上である)場合、プライバシが侵害され難い出力方式により、コンテンツに係る出力を行わせてもよい。また、出力制御部118は、プライバシリスクが低い(例えば、プライバシリスクレベルが所定値未満である)場合、プライバシが侵害され易い出力方式により、コンテンツに係る出力を行わせてもよい。なお、出力制御部118は、プライバシリスクが低い場合には、プライバシが侵害され易い出力方式による出力に加えて、プライバシが侵害され難い出力方式による出力をあわせて行わせてもよい。
係る構成によれば、例えばプライバシリスクが高い場合に、ユーザはコンテンツの存在を把握したうえで、自身の判断により操作を行う等により、コンテンツを確認することが可能となり、プライバシが守られつつ、コンテンツを受け取ることが可能となる。
なお、上記では、プライバシリスクに応じた出力方式の切り替えについて説明したが、同様に、出力制御部118は、プライバシリスクとプライバシ性とに応じて、出力方式を切り替えてもよい。
また、上記では、プライバシが侵害され易い出力方式の例として、音響出力、表示出力を挙げたが、音響出力、及び表示出力は、出力に係るデバイスによってはプライバシが侵害され難い出力方式ともなり得る。例えば、密閉型のイヤホンによる音響出力や、コンテンツの存在を通知する効果音の音響出力はプライバシが侵害され難い出力方式であると考えられる。また、小型のディスプレイへの表示出力や、装着型のディスプレイ(例えばメガネ型のウェアラブルデバイスのディスプレイ)への表示出力は、プライバシが侵害され難い出力方式であると考えられる。
<4−2.変形例2>
また、上記実施形態では、出力制御部118はコンテンツに係る出力を制御する例を説明したが、本技術は係る例に限定されない。例えば、出力制御部118は、プライバシリスク特定部116により特定されたプライバシリスクに係る出力を制御してもよい。
例えば、出力制御部118は、プライバシリスクレベルが所定値より高い場合に、プライバシリスクが高いことを示す通知を出力させてもよい。また、出力制御部118は、現在のプライバシリスクを示す通知(例えばプライバシリスクレベルの音声読み上げ)を出力させてもよい。係る構成によれば、ユーザはプライバシリスクを把握することが可能であり、例えばプライバシリスクの低い環境へ移動する等の行動をとることで、自身のプライバシを能動的に守ることが可能となる。また、例えば、上述したようにプライバシリスクレベルとプライバシ性とに応じたコンテンツの出力制御が行われる場合、ユーザは、プライバシリスクが高いことにより、プライバシ性の高い情報が通知されない可能性があることを把握し得る。
<4−3.変形例3>
上記実施形態では、情報処理装置10が図2に示すようなネックバンド型のウェアラブルデバイスである例を説明したが、本技術は係る例に限定されない。例えば、情報処理装置10は、メガネ型、時計型等のウェアラブルデバイスであってもよいし、スマートフォン、PC(Personal Computer)、ロボット等であってもよい。
また、ユーザの周囲の情報を取得する装置と、コンテンツを出力する装置が異なる装置であってもよい。係る場合、例えば、ユーザの周囲の情報を取得する装置によりプライバシリスクが特定され、特定されたプライバシリスクを示す情報に基づいて、コンテンツを出力する装置が出力制御を行ってもよい。
<4−4.変形例4>
また、上記実施形態では、行動認識部111により認識される移動状態に基づいて、プライバシリスクが特定される例を説明したが、本技術は係る例に限定されない。例えば、プライバシリスク特定部116は、動き情報に基づいて得られるユーザの移動速度を示す情報(行動情報の一例)に基づいて、プライバシリスクを特定してもよい。上述したように、ユーザの移動速度が大きい場合、ユーザと当該ユーザ以外の人の相対速度も大きい可能性が高く、情報処理装置10による出力を、当該ユーザ以外の人に認識される可能性は低いと考えられる。そのため、プライバシリスク特定部116は、ユーザの移動速度がより大きい程、プライバシリスクがより低くなるように、プライバシリスク情報を特定してもよい。
<4−5.変形例5>
また、上記実施形態では、情報処理装置10が動き情報、位置情報、及び音響信号を周囲から取得して、プライバシリスクを特定する例を説明したが、本技術は係る例に限定されない。例えば、情報処理装置10は、ユーザ、またはユーザの周囲の情報を取得するために、生体センサ、気圧センサ、人感センサ、カメラ、深度カメラ等のさらなるセンサを備え、当該センサにより取得される情報に基づいてプライバシリスクが特定されてもよい。
例えば、人感センサやカメラにより取得される情報に基づき、周囲に情報処理装置10に係るユーザ以外の人が存在するか否かが判定されてもよい。また、通信部150により取得される無線通信に係る電場強度に基づいて、周囲に人(通信デバイスを有する人)が存在するか否かが判定されてもよい。また、係る場合、プライバシリスク特定部116は、周囲に人が存在するか否かを示す情報に基づいてプライバシリスク情報を特定してもよく、例えば周囲に人がいる場合にプライバシリスクがより高くなるように、プライバシリスク情報を特定してもよい。
<<5.ハードウェア構成例>>
以上、本開示の実施形態を説明した。最後に、図10を参照して、本実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成について説明する。図10は、本実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。なお、図10に示す情報処理装置900は、例えば、図1、図3に示した情報処理装置10、サーバ20を実現し得る。本実施形態に係る情報処理装置10、サーバ20による情報処理は、ソフトウェアと、以下に説明するハードウェアとの協働により実現される。
図10に示すように、情報処理装置900は、CPU(Central Processing Unit)901、ROM(Read Only Memory)902、RAM(Random Access Memory)903及びホストバス904aを備える。また、情報処理装置900は、ブリッジ904、外部バス904b、インタフェース905、入力装置906、出力装置907、ストレージ装置908、ドライブ909、接続ポート911、通信装置913、及びセンサ915を備える。情報処理装置900は、CPU901に代えて、又はこれとともに、DSP若しくはASIC等の処理回路を有してもよい。
CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って情報処理装置900内の動作全般を制御する。また、CPU901は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM902は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM903は、CPU901の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。CPU901は、例えば、制御部110を形成し得る。
CPU901、ROM902及びRAM903は、CPUバスなどを含むホストバス904aにより相互に接続されている。ホストバス904aは、ブリッジ904を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス904bに接続されている。なお、必ずしもホストバス904a、ブリッジ904および外部バス904bを分離構成する必要はなく、1つのバスにこれらの機能を実装してもよい。
入力装置906は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチ及びレバー等、ユーザによって情報が入力される装置によって実現される。また、入力装置906は、例えば、赤外線やその他の電波を利用したリモートコントロール装置であってもよいし、情報処理装置900の操作に対応した携帯電話やPDA等の外部接続機器であってもよい。さらに、入力装置906は、例えば、上記の入力手段を用いてユーザにより入力された情報に基づいて入力信号を生成し、CPU901に出力する入力制御回路などを含んでいてもよい。情報処理装置900のユーザは、この入力装置906を操作することにより、情報処理装置900に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力装置907は、取得した情報をユーザに対して視覚的又は聴覚的に通知することが可能な装置で形成される。このような装置として、CRTディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置、プラズマディスプレイ装置、ELディスプレイ装置及びランプ等の表示装置や、スピーカ及びヘッドホン等の音声出力装置や、プリンタ装置等がある。出力装置907は、例えば、情報処理装置900が行った各種処理により得られた結果を出力する。具体的には、表示装置は、情報処理装置900が行った各種処理により得られた結果を、テキスト、イメージ、表、グラフ等、様々な形式で視覚的に表示する。他方、音声出力装置は、再生された音声データや音響データ等からなるオーディオ信号をアナログ信号に変換して聴覚的に出力する。出力装置907は、例えば音響出力部170を形成し得る。
ストレージ装置908は、情報処理装置900の記憶部の一例として形成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置908は、例えば、HDD等の磁気記憶部デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス又は光磁気記憶デバイス等により実現される。ストレージ装置908は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含んでもよい。このストレージ装置908は、CPU901が実行するプログラムや各種データ及び外部から取得した各種のデータ等を格納する。上記ストレージ装置908は、例えば、記憶部160を形成し得る。
ドライブ909は、記憶媒体用リーダライタであり、情報処理装置900に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ909は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体に記録されている情報を読み出して、RAM903に出力する。また、ドライブ909は、リムーバブル記憶媒体に情報を書き込むこともできる。
接続ポート911は、外部機器と接続されるインタフェースであって、例えばUSB(Universal Serial Bus)などによりデータ伝送可能な外部機器との接続口である。
通信装置913は、例えば、ネットワーク920に接続するための通信デバイス等で形成された通信インタフェースである。通信装置913は、例えば、有線若しくは無線LAN(Local Area Network)、LTE(Long Term Evolution)、Bluetooth(登録商標)又はWUSB(Wireless USB)用の通信カード等である。また、通信装置913は、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ又は各種通信用のモデム等であってもよい。この通信装置913は、例えば、インターネットや他の通信機器との間で、例えばTCP/IP等の所定のプロトコルに則して信号等を送受信することができる。通信装置913は、例えば、通信部150を形成し得る。
センサ915は、例えば、加速度センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ、光センサ、音センサ、測距センサ、力センサ等の各種のセンサである。センサ915は、情報処理装置900の姿勢、移動速度等、情報処理装置900自身の状態に関する情報や、情報処理装置900の周辺の明るさや騒音等、情報処理装置900の周辺環境に関する情報を取得する。また、センサ915は、GPS信号を受信して装置の緯度、経度及び高度を測定するGPSセンサを含んでもよい。センサ915は、例えば、動き情報取得部120を形成し得る。
なお、ネットワーク920は、ネットワーク920に接続されている装置から送信される情報の有線、または無線の伝送路である。例えば、ネットワーク920は、インターネット、電話回線網、衛星通信網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などを含んでもよい。また、ネットワーク920は、IP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)などの専用回線網を含んでもよい。
以上、本実施形態に係る情報処理装置900の機能を実現可能なハードウェア構成の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材を用いて実現されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより実現されていてもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用するハードウェア構成を変更することが可能である。
なお、上述のような本実施形態に係る情報処理装置900の各機能を実現するためのコンピュータプログラムを作製し、PC等に実装することが可能である。また、このようなコンピュータプログラムが格納された、コンピュータで読み取り可能な記録媒体も提供することができる。記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等である。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信されてもよい。
<<6.むすび>>
以上、説明したように、本開示の実施形態によれば、ユーザに係るプライバシリスクを特定し、プライバシリスクに応じたコンテンツの出力制御を行うことで、ユーザのプライバシが侵害されることを抑制することが可能である。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態における各ステップは、必ずしもフローチャート図として記載された順序に沿って時系列に処理される必要はない。例えば、上記実施形態の処理における各ステップは、フローチャート図として記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
ユーザの行動状態を示す行動情報に基づいて、前記ユーザに係るプライバシリスクを示すプライバシリスク情報を特定するプライバシリスク特定部、を備える情報処理装置。
(2)
前記情報処理装置は、前記プライバシリスク情報に基づいて、出力を制御する出力制御部をさらに備える、前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記出力制御部は、コンテンツが含む情報のプライバシ性にさらに基づいて、前記コンテンツに係る出力を制御する、前記(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記出力制御部は、前記プライバシリスク情報に応じた、前記プライバシ性に関する出力ルールに従って、前記コンテンツに係る出力を制御する、前記(3)に記載の情報処理装置。
(5)
前記出力制御部は、少なくとも音響出力を制御する、前記(2)〜(4)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(6)
前記出力制御部は、前記プライバシリスク情報に応じた出力方式により、出力を行わせる、前記(2)〜(5)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(7)
前記出力制御部は、前記プライバシリスク情報に応じて、音響出力、または振動出力のうちいずれかの出力方式により、出力を行わせる、前記(6)に記載の情報処理装置。
(8)
前記行動情報は、ユーザの移動状態を示す移動情報を含む、前記(1)〜(7)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(9)
前記プライバシリスク特定部は、前記移動情報が、より大きい移動速度の移動状態を示す程、前記プライバシリスクがより低くなるように前記プライバシリスク情報を特定する、前記(8)に記載の情報処理装置。
(10)
前記行動情報は、ユーザの発話状態を示す情報を含む、前記(1)〜(9)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(11)
前記プライバシリスク特定部は、前記発話状態が、発話ありである場合に、前記発話状態が発話なしである場合より、前記プライバシリスクが高くなるように前記プライバシリスク情報を特定する、前記(10)に記載の情報処理装置。
(12)
前記行動情報は、ユーザの移動速度を示す情報を含む、前記(1)〜(11)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(13)
前記プライバシリスク特定部は、前記移動速度がより大きい程、前記プライバシリスクがより低くなるように前記プライバシリスク情報を特定する、前記(12)に記載の情報処理装置。
(14)
前記プライバシリスク特定部は、前記ユーザの周囲の環境に関する環境情報にさらに基づいて前記プライバシリスク情報を特定する、前記(1)〜(13)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(15)
前記環境情報は、前記ユーザが位置するエリアを示すエリア情報を含む、前記(14)に記載の情報処理装置。
(16)
前記環境情報は、前記ユーザの周囲のノイズに関する情報を含む、前記(14)または(15)に記載の情報処理装置。
(17)
前記ノイズに関する情報は、前記ノイズの種別を示す情報を含む、前記(16)に記載の情報処理装置。
(18)
前記プライバシリスク特定部は、周囲に人が存在するか否かを示す情報にさらに基づいて、前記プライバシリスク情報を特定する、前記(1)〜(17)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(19)
プロセッサが、ユーザの行動状態を示す行動情報に基づいて、前記ユーザに係るプライバシリスクを示すプライバシリスク情報を特定すること、を含む情報処理方法。
(20)
コンピュータに、ユーザの行動状態を示す行動情報に基づいて、前記ユーザに係るプライバシリスクを示すプライバシリスク情報を特定する機能、を実現させるための、プログラム。
1 情報処理システム
5 通信網
10 情報処理装置
20 サーバ
110 制御部
111 行動認識部
112 エリア特定部
113 分離部
114 発話検出部
115 ノイズ解析部
116 プライバシリスク特定部
117 通信制御部
118 出力制御部
120 情報取得部
130 位置情報取得部
140 集音部
150 通信部
160 記憶部
170 音響出力部

Claims (20)

  1. ユーザの行動状態を示す行動情報に基づいて、前記ユーザに係るプライバシリスクを示すプライバシリスク情報を特定するプライバシリスク特定部、を備える情報処理装置。
  2. 前記情報処理装置は、前記プライバシリスク情報に基づいて、出力を制御する出力制御部をさらに備える、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記出力制御部は、コンテンツが含む情報のプライバシ性にさらに基づいて、前記コンテンツに係る出力を制御する、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記出力制御部は、前記プライバシリスク情報に応じた、前記プライバシ性に関する出力ルールに従って、前記コンテンツに係る出力を制御する、請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記出力制御部は、少なくとも音響出力を制御する、請求項2に記載の情報処理装置。
  6. 前記出力制御部は、前記プライバシリスク情報に応じた出力方式により、出力を行わせる、請求項2に記載の情報処理装置。
  7. 前記出力制御部は、前記プライバシリスク情報に応じて、音響出力、または振動出力のうちいずれかの出力方式により、出力を行わせる、請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記行動情報は、ユーザの移動状態を示す移動情報を含む、請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記プライバシリスク特定部は、前記移動情報が、より大きい移動速度の移動状態を示す程、前記プライバシリスクがより低くなるように前記プライバシリスク情報を特定する、請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記行動情報は、ユーザの発話状態を示す情報を含む、請求項1に記載の情報処理装置。
  11. 前記プライバシリスク特定部は、前記発話状態が、発話ありである場合に、前記発話状態が発話なしである場合より、前記プライバシリスクが高くなるように前記プライバシリスク情報を特定する、請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記行動情報は、ユーザの移動速度を示す情報を含む、請求項1に記載の情報処理装置。
  13. 前記プライバシリスク特定部は、前記移動速度がより大きい程、前記プライバシリスクがより低くなるように前記プライバシリスク情報を特定する、請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記プライバシリスク特定部は、前記ユーザの周囲の環境に関する環境情報にさらに基づいて前記プライバシリスク情報を特定する、請求項1に記載の情報処理装置。
  15. 前記環境情報は、前記ユーザが位置するエリアを示すエリア情報を含む、請求項14に記載の情報処理装置。
  16. 前記環境情報は、前記ユーザの周囲のノイズに関する情報を含む、請求項14に記載の情報処理装置。
  17. 前記ノイズに関する情報は、前記ノイズの種別を示す情報を含む、請求項16に記載の情報処理装置。
  18. 前記プライバシリスク特定部は、周囲に人が存在するか否かを示す情報にさらに基づいて、前記プライバシリスク情報を特定する、請求項1に記載の情報処理装置。
  19. プロセッサが、ユーザの行動状態を示す行動情報に基づいて、前記ユーザに係るプライバシリスクを示すプライバシリスク情報を特定すること、を含む情報処理方法。
  20. コンピュータに、ユーザの行動状態を示す行動情報に基づいて、前記ユーザに係るプライバシリスクを示すプライバシリスク情報を特定する機能、を実現させるための、プログラム。
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